イラストモニターのおすすめ14選!サイズと目の疲れにくさで選ぶ【2023年最新版】

パソコンでデザインをするためにおすすめの「イラストモニター」。モニターといってもサイズや性能もさまざまで、イラストに適したモニター選びも簡単ではありません。そこで今回は、パソコンに詳しい人に話を聞き、おすすめのイラストモニターをいくつかピックアップしました。


パソコンでデザインをするためにおすすめのイラストモニター。

モニターといってもサイズや性能もさまざまで、イラストに適したモニター選びもかんたんではありません。

モニターの発色やパネル方式、利用しているパソコン本体によっても選べる種類が変わってきます。

そこで、今回はパソコン関係に詳しい人に聞いた情報をまとめてイラストモニターの選び方やおすすめの商品をいくつかピックアップしてみました。

この記事を参考にして、ぜひ自分の利用状況にあった商品を見つけてみてください。

ママアイテム編集部


イラストモニターのおすすめな選び方6つ


では、さっそくモニターの選び方を見ていきましょう!イラストモニターの選び方のポイントは6つです。イラストに利用するからこそ拘りたいポイントもあるので参考にしてくださいね。


1.本格的にイラスト作成するなら気をつけて!発色の良さをチェック


デザイン関係の仕事の人やパソコンを使ってイラストを作成する場合、モニターの発色性能に拘りましょう。


イラストは、やはり色が大切ですよね?コスト重視で安いモニターを購入してしまうと、発色が悪い場合もあります。色の表現もデータですので、同じ価格帯の商品でも性能に差があります。


例えば、自分のモニターの発色が良くない場合、別のモニターで見たときに明るすぎたり暗すぎたりする色に見えてしまうなど、イラストとして致命的な問題もあるので注意が必要です。


おすすめは、解像度がフルHD以上のモニターで、色の表現が高いモニターを選ぶようにしましょう。発色性能の高いおすすめモニターは、この記事で紹介していますので参考にしてくださいね。


2.視野角が広く画質が高いIPSパネルがおすすめ


イラストモニターでもう一つ拘ったほうが良いポイントはパネルの種類です。モニターは、大きく分けると「TNパネル・VAパネル・IPSパネル」の3種類に分かれています。


何のためにモニターを購入したいかによっておすすめのモニターは変わりますが、イラストならIPS方式が一番おすすめです。以下の表を確認しておきましょう。


 TNパネルVAパネルIPSパネル
視野角狭い普通広い
色の表現少し角度がつくと画面が暗く見える。色表現は普通黒がきれいに表示される。角度によって見える色が大きく変わるどの角度から見ても端まできれいに見え、色の表現がきれい
応答速度早い早い遅い

視野角とは、モニター選びで必ず出てくる専門用語です。モニターを斜めから見たときに画面が正しく見える角度を表わしています。視野角が広い程どの角度から見てもきれいに表示されるので、イラスト向きです。


コストだけで選ぶとTNパネルがもっとも安い部類なのですが、表を見て分かるように極端に視野角が狭く、画面がきれいに見える角度も狭いため、イラストモニターとしてはおすすめしません。


VAパネルは視野角はTNパネルより上です。しかし、IPSパネルには発色では及びません。コントラストを高く設定でき応答速度も速いので、イラストではなくゲームに向いているパネルです。


それぞれパネルの特徴がありますが、イラスト用に絞ってモニターを検討する場合は、やはり視野角も広く、色の表現も正確なIPSパネルが最も優れているといえるでしょう。


3.映像が映えるグレアと長時間作業に向いているノングレア


イラスト制作に重要な画面の見やすさを観点に、モニターの特徴を分けて考えてみましょう。モニターには、グレア・ノングレアの2種類が主に利用されています。


 TNパネルVAパネルIPSパネル
視野角狭い普通広い
色の表現少し角度がつくと画面が暗く見える。色表現は普通黒がきれいに表示される。角度によって見える色が大きく変わるどの角度から見ても端まできれいに見え、色の表現がきれい
応答速度早い早い遅い

ふだんから多くの人が利用しているスマホに利用されているのがグレアの光沢タイプです。利用していると分かると思いますが、明るい場所でかなり見づらくなり、光を反射したり、人が写り込んだりしますね。


ノングレアタイプは、テレビやパソコンに利用されていることの多い非光沢タイプで、光を反射しにくい設計になっていて、その分目が疲れにくいメリットがあります。


グレアタイプは、ノングレアよりも光沢があるので見栄えが良いのですが、長時間モニターを見続けることの多いイラスト制作の場合は、ノングレアタイプがおすすめです。


4.作業効率や目の疲れ具合に関わる!液晶のサイズをチェック


作業効率を上げるなら、なるべく大きいサイズのモニターがおすすめです。イラスト制作をする場合、イラストソフトを利用できる範囲が広がる程、制作がやりやすくなるでしょう。


横長ワイドディスプレイなら、左側に資料を表示させ、右側で制作をするといった使い方もできますし、PhotoShopなどのソフトの機能が最大画面で利用しやすくなるので、一気に作業効率が上がります。


さらに、イラストを描けるスペースが一気に広がりますので、大きなイラスト制作もしやすくなります。細かい線や点の表示も画面が大きければ拡大できるので、目の負担を軽減することもできるでしょう。


ただし、大きすぎるモニターを選んでしまうと顔を動かさないといけなくなりますし、デスクスペースも狭くなってしまいますので、23〜30インチ程度位までのモニターをおすすめします。


5.机や椅子の高さによって調整できる!アジャスター機能をチェック


イラスト制作している机の高さに合わせて、モニターの高さや角度を調節できるアジャスター機能が付いているモニターがおすすめです。


長時間の制作になると同じ姿勢で椅子に座ることになるので、モニターの高さや角度が悪い体への負担が大きくなってしまいます。


モニターの角度が変えられる商品や、回転するタイプの商品。また、モニターアームを利用すればさらに自由にモニターの位置を調整することも可能です。


自分の身体をしっかり守るためにも、高さ調整できるモニターを選ぶことをおすすめします。


6.手持ちのPCに合わせて!入力端子をチェック


利用しているパソコンに対応した入力端子を搭載したモニターが必要です。新しいパソコンなら基本的に「HDMI」や「DisplayPort」を利用できますが、すべてのパソコンが対応しているわけではありません。


前もって自分のパソコン本体に接続できる端子を確認しておくと安心ですね。最新のモニターはHDMIやDisplayPortのみで、古い規格の「DVI」「D-sub」端子が搭載されていない商品もあります。


変換アダプターを利用すれば利用できますが、余計な出費になってしまいますので、最初から利用できる端子を搭載した商品の中から比較してモニターを選ぶよう注意してください。


イラストモニターのおすすめメーカー・ブランド


モニター選びで参考になる製造販売しているメーカーの情報も紹介しておきます。以下の3つの会社は、パソコンモニターを多く製造販売している人気メーカです。


1.EIZO(エイゾー)


石川県に本社を置くディスプレイの専門メーカーです。長くモニターを製造販売してきた実績と信頼があります。色の発色がきれいな商品が多くプロも利用している定番メーカーといえるでしょう。


2.iiyama(イイヤマ)


ディスプレイ制作の長い歴史を持ったメーカーです。手頃な価格帯で品質の高い商品を販売していて、取り扱っているモニターのサイズも15〜40の大型まで多くの種類を販売しています。


3.BenQ(ベンキュー)


台湾に本社のある電子機器メーカーで、液晶モニターは世界的なシェアを持っています。ビジネス用やゲーム用と性能も分かれていて、コストパフォーマンスの良い商品を多く販売しています。


今回の商品の選定ポイント

ここまで考えてきたイラストモニターの選び方を踏まえて、さっそくおすすめ商品を見ていきましょう!今回のポイントは以下の6つです。



  • 本体サイズ
  • 液晶サイズ
  • パネル方式
  • 入力端子
  • 解像度
  • ワット数

今、編集部がおすすめするイラストモニターはコレ!

イラスト制作に利用するモニターならやはり発色がよく、サイズや解像度が高いモニターが必要でしょう。今回ママアイテムが一番おすすめする商品は、ワイドモニター型の人気商品です。


EIZO(エイゾー)「FlexScan-EV2450」


画像出典:Amazon.co.jp
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  • 本体サイズ:573.6×473.5×233mm(幅×高さ×奥行き)
  • 液晶サイズ:527.0×296.5mm(横×縦)
  • パネル方式:IPS方式
  • 入力端子:DVI、D-sub、HDMI、DisplayPort
  • 解像度:1920x1080
  • ワット数:47

フレームレスデザインで長時間利用にも適したモデル


EIZOの「FlexScan-EV2450」は、フルHDに対応したフレームレスモデルのイラストに適したモニターです。ディスプレイ周りのベゼルはわずか1mmで設計されていて、より画面が大きく見えます。


長時間利用に向いている機能が多数搭載されているのも魅力です。自動で適切な明るさに変更してくれる「Auto EcoView」機能。疲れの原因になるチラつきを抑える「EyeCare調光」機能を搭載。また、疲れにくい位置へ自由にモニターの高さや角度を動かせるようになっていて、90度回転するピボット機能も搭載しているので、縦長のイラストでも問題無く制作できるでしょう。


もちろん視野角の広いIPSパネル方式で、用途に合わせたカラーモードの変更も可能。1677万色のフルカラー表示によって、鮮やかな色の表現をしてくれます。イラスト制作時に邪魔になる光の反射が少ない、ノングレアタイプモニターなのも良いポイントですね。


さらに、長時間利用するなら気になる消費電力も47Wとかなり抑えられています。Amazonなどのレビュー評価も高く、メーカー保証も5年付いていますので、初めてイラスト用モニターを購入する人や、まだモニターが決まっていない人にぜひおすすめしたい商品です。


資料を横に並べられるから見やすい!おすすめワイドイラストモニター10選

これから、イラスト制作時に便利なワイドタイプのおすすめイラストモニターを10商品紹介していきます。ワイド型の商品の中でも機能やパネルタイプ、解像度やワット数なども違いはさまざまです。しっかりと比較検討して自分にあった商品を見つけてくださいね。


1.EIZO(エイゾー)「FlexScan-EV2785」


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  • 本体サイズ:611.4×545.2×230mm(幅×高さ×奥行き)
  • 液晶サイズ:596.7×335.7mm(横×縦)
  • パネル方式:IPS方式
  • 入力端子:DVI、D-sub、HDMI、DisplayPort、USB Type-C
  • 解像度:3840x2160
  • ワット数:163ワット

Macノートからも接続しやすいUSB Type-C搭載


EIZOの「FlexScan-EV2785」は、USB Type-Cに対応した4K液晶モニターです。ノートPCと接続することでメインモニターとしてイラスト制作の効率を上げることができるでしょう。


映像を出力できるだけはなく、60W給電にも対応していますので、接続しながら充電することも可能です。表示対応色も多く1677万色に対応。ノングレアですので反射も気になりません。長時間利用しやすい機能も複数搭載されていて、ブルーライトを約80%カットでしてくれる「Paperモード」を搭載しています。4K対応モニターをノートPCに接続するのにおすすめです。


2.EIZO(エイゾー)「ColorEdge-CG318-4K」


画像出典:楽天
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  • 本体サイズ:735×583×245mm(幅×高さ×奥行き)
  • 液晶サイズ:698.0×368.1mm(横×縦)
  • パネル方式:IPS方式
  • 入力端子:HDMI、USB、DisplayPort
  • 解像度:4096×2160
  • ワット数:54〜140ワット

圧倒的な高画質を手に入れたい人に


EIZOの「ColorEdge-CG318-4K」は、映像関係の仕事をしているプロが利用する高画質モニター。圧倒的な高画質で制作したい人にぜひおすすめしたい商品です。


商品はもちろん4K対応で、利用できる端子も最新の物に限られています。パソコン本体にもそれなりのスペックが必要になりますが、すでに高スペックパソコンを利用しているなら問題なく利用できるでしょう。色の表現がより自然に近くなり、人間の目で見ている状況により近い映像を表示してくれます。色の管理は内蔵センサーで自動識別され、安定した色の表現を出せる最新機能が搭載されています。


3.EIZO(エイゾー)「ColorEdge-CG3145」


  • 本体サイズ:778×618×453.8mm(幅×高さ×奥行き)
  • 液晶サイズ:698.0×368.1mm(横×縦)
  • パネル方式:IPS方式
  • 入力端子:HDMI、USB、DisplayPort
  • 解像度:4096×2160
  • ワット数:472ワット

HDR映像に対応した高輝度モニター


EIZOの「ColorEdge-CG3145」は、4KのHDR映像をきれいに映し出すことができる高性能モニターで、HDR映像を制作する人に、ぜひおすすめしたい商品です。


一般的なHDR対応モニターよりもきれいに安定した輝度や色を表現できるので、白っぽい色の明暗表現がかなりきれいに映るシステムを搭載しています。「DCI-P3」のカバー率が99%と、かなり広い色の表現が可能なのもイラスト向きと言えるでしょう。もちろんIPSパネルですから画面の隅々まできれいに色を表示してくれますよ。


4.iiyama(イーヤマ)「ProLite-B2783QSU」


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  • 本体サイズ:622.5×530.5×230mm(幅×高さ×奥行き)
  • 液晶サイズ:335.7×596.7mm(横×縦)
  • パネル方式:TN方式
  • 入力端子:DVI、HDMI、DisplayPort
  • 解像度:2560x1440
  • ワット数:44ワット(通常起動時)

省エネや節電機能にも拘りたい人に


iiyamaの「ProLite-B2783QSU」は、TNパネル方式なので視野角は狭いですが、省エネ性能にかなり優れているモニターです。


元々の通常起動時のワット数も44ワットと小さく、そこからEcoモードを利用することで消費電力を最大48%カットすることができます。90度回転するピボット機能や高さ・角度の調整も可能です。ブルーライトやチラつきをカットする必要な機能も搭載していますので、正面からしかモニターを見て作業しないのであれば、この商品を選択肢に入れてもいいですね。


5.iiyama(イーヤマ)「ProLite-XU2390HS-2」


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  • 本体サイズ:532.5×387.5×180mm(幅×高さ×奥行き)
  • 液晶サイズ:286.4×509.2(横×縦)
  • パネル方式:AH-IPS方式
  • 入力端子:DVI、HDMI、D-sub
  • 解像度:1920x1080
  • ワット数:52ワット

Blue Light Reducer機能を搭載した目に優しいモニター


iiyamaの「ProLite-XU2390HS-2」は、これまでのIPSパネルよりも色表現や消費電力を削減できるAH-IPSパネルを搭載した液晶モニターです。


マルチモニター利用するのにピッタリなフルフラットデザインで、ベゼルもわずか12mmしかありません。イラスト制作でマルチモニター化を考えている人におすすめです。また、疲労の原因にもなるブルーライトを「Blue Light Reducer機能」によって50%以上カットすることができ、好みに合わせて調整可能です。目に優しいモニターになっています。


6.ASUS(エースース)「PB278Q」


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  • 本体サイズ:643×552.3×218mm(幅×高さ×奥行き)
  • 液晶サイズ:ー
  • パネル方式:PLS方式
  • 入力端子:DVI、HDMI、D-sub、DisplayPort
  • 解像度:2560x1440
  • ワット数:60ワット

IPSパネルよりも透過率の高いPLSパネル搭載


ASUSの「PB278Q」は、「2560x1440」のWQHD高解像度PLSパネルを搭載したイラスト向けモニターです。PLSパネルは、IPSパネルよりも透過率が高く、どの角度からモニターを見ても色の変化や色飛びが置きにくくなっているのもいいですね。


さらに消費電力も大幅にカットできるといったメリットもあります。HD画面「1280×720」なら同時に4つ画面に表示することも可能で、多くの画面を並べて作業効率を上げることもできるでしょう。ディスプレイポートも4種類と充実しているので少し古いパソコンでも利用できます。


7.ASUS(エースース)「PB298Q」


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  • 本体サイズ:700×376×218mm(幅×高さ×奥行き)
  • 液晶サイズ:ー
  • パネル方式:AH-IPS方式
  • 入力端子:DVI、HDMI、DisplayPort
  • 解像度:2560×1080
  • ワット数:30ワット

21:9ウルトラワイドでピボット機能搭載


ASUSの「PB298Q」は、かなり横長の29インチウルトラワイドディスプレイですが、さらにピボット機能にも対応していて、縦向きにして利用することが可能です。縦長のイラストやデザイン関係で利用するならピッタリの商品でしょう。


表示できる色も多く1677万色に対応していて「sRGB」のカバー率も100%です。消費電力を抑えられるAH-IPSパネル方式なのも魅力的。ウルトラワイドディスプレイならこの商品を選択肢に入れることをおすすめします。


8.Acer(エイサー)「CB281HKAbmiiprx」


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  • 本体サイズ:659x402-552x237mm(幅×高さ×奥行き)
  • 液晶サイズ:620.9×341.2mm
  • パネル方式:TN方式
  • 入力端子:DVI、HDMI、DisplayPort
  • 解像度:3840 x 2160
  • ワット数:41.50ワット

6軸色調整による色相補正が可能


Acerの「CB281HKAbmiiprx」は、さまざまな機能を搭載した美しい映像を表現できる4K対応もモニターです。4Kの高解像度に加えて、イラストに必要なカラ—表現にも優れていて、Acerの「Color-Plus」機能によって、6軸色調整などを利用し、より詳細なカラー表示ができるように設計されています。


4Kディスプレイなのでメリットを生かして、2画面表示にして作業効率を上げることもできますし、別々のパソコンの画面を2画面表示することも可能です。


9.LG(エルジー)「29UC97-S」


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  • 本体サイズ:700×376×218mm(幅×高さ×奥行き)
  • 液晶サイズ:673×284mm(横×縦)
  • パネル方式:AH-IPS方式
  • 入力端子:HDMI、DisplayPort、USB、Thunderbolt2
  • 解像度:2560×1080
  • ワット数:50ワット

湾曲型のウルトラワイドモニター


LGの「29UC97-S」は、幅の広いウルトラワイドモニターには嬉しい湾曲型のディスプレイを搭載した商品です。ゲーミングモニターとして製造された商品ですので、応答速度や他の動画を楽しむ機能などにも優れている特徴を持っています。湾曲しているので顔を動かさずに全体を見れるのも魅力です。


イラストにも十分利用できる発色性能を搭載していて、きれいな発色表現をしてくれます。さらに、フリッカーフリーやブルーライトカットの機能もあるので、長時間利用にも適しているおすすめモニターです。


10.BenQ(ベンキュー)「PD2700Q」


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  • 本体サイズ:641×547.32×239.65mm(幅×高さ×奥行き)
  • 液晶サイズ:596.74x335.66mm(横×縦)
  • パネル方式:IPS方式
  • 入力端子:HDMI、DisplayPort
  • 解像度:2560x1440
  • ワット数:58ワット

色表現10億色以上BenQのデザイナー向けモニター


BenQの「PD2700Q」は、モニターに表示できる色の種類が、なんと10億7000万色もあるデザイナーやイラストレーター向けのモニターです。


デザイン関係の仕事に向いている機能が多数搭載されていて、大きな解像度の画面で作業効率を上げることもできますし、デザインモードや暗室モードなど作業状況に合わせたモード選択ができます。


もちろん長時間利用することを考え、チラつきを抑えるフリッカーフリーや、ブルーライト軽減機能も搭載されているので安心です。コストパフォーマンスが非常に良いモニターなのでぜひ選択肢に入れてください。


縦型のイラスト制作にぴったり!おすすめスクエア型イラストモニター3選

縦長のイラストを作るときにワイドモニターよりもスクエア型のほうが利用しやすいことも考えられます。ここでは、そんなスクエア型イラストモニターを3種類紹介します。どれも違った特徴を持った商品ですので、スクエア型を探している人は参考にしてくださいね。


1.EIZO(エイゾー)「FlexScan-EV2730Q」


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  • 本体サイズ:497×613.5×245mm(幅×高さ×奥行き)
  • 液晶サイズ:475.7×475.7mm(横×縦)
  • パネル方式:IPS方式
  • 入力端子:DVI、DisplayPort、USB
  • 解像度:1920x1920
  • ワット数:64ワット

フルHDから縦に作業領域を増やせる


EIZOの「FlexScan-EV2730Q」は、フルHDでは少し足りない作業領域を縦に伸ばしてくれる便利なモニターです。高さ調整や角度も自分の快適な状態に調節可能。一般的なフルHDモニターよりも縦に長い商品を探しているなら、選択肢に入れてもいいでしょう。


パネルは視野角の広いIPSパネルで、色表示も1677万色とイラストに利用しても全く問題ない性能です。


2.iiyama(イーヤマ)「ProLite-E1980SD-2」


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  • 本体サイズ:411×402×189.5mm(幅×高さ×奥行き)
  • 液晶サイズ:301.05×376.32mm(横×縦)
  • パネル方式:TN方式
  • 入力端子:DVI、DisplayPort
  • 解像度:1280×1024
  • ワット数:28ワット

3種類のEcoモードを搭載した省電力モデル


iiyamaの「ProLite-E1980SD-2」は、環境に優しいEcoモードを売りにしたスクエア型モニターです。搭載されているEcoモードが3種類あり、それぞれの設定により最大35%消費電力をカットすることができます。


TNパネルですので視野角が狭く正面からの利用に限られますが、消費電力優先でスクエアモニターを検討している人には、おすすめの商品です。


3.アイ・オー・データ「LCD-AD192SEDW」


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  • 本体サイズ:407×407×178mm(幅×高さ×奥行き)
  • 液晶サイズ:374.748×299.8272mm(横×縦)
  • パネル方式:ADS方式
  • 入力端子:DVI、D-sub
  • 解像度:1280×1024
  • ワット数:23ワット

オフィスや学校向けのスクエアモニター


アイ・オー・データの「LCD-AD192SEDW」は、画像解像度は低いですが視野角が広い設計のモニターです。どの角度から見てもきれいに発色できるADS方式のパネルが採用されています。


また、長時間利用に対応できる機能も「フリッカーレス」・「ブルーリダクション」・「VDTモード」など搭載されていて、目に優しいモニターです。さらに「モニター先生」という変わった機能を搭載していて、1つのパソコンから一括で複数のモニターを操作したり、メニューをロックしたりすることができます。


イラストモニターを購入時の気になる疑問・質問


では、ここからは実際にイラストモニターを購入する前に解決しておきたい疑問についてお答えしましょう。4つの基本的な疑問をピックアップしてみましたので参考にしてください。


Q1:解像度を求めるならフルHDより4Kのほうがいいの?


4K出力可能なパソコン本体を持っている場合は、解像度も高い4K液晶をおすすめします。多くのモニターが4K表示に対応してきていますが、映像を出力する側が4Kに対応していなければ意味がありませんので、その場合はフルHD表示のモニターで十分です。


テレビと同じように、これから4K対応のパソコンが主流になっていくことも考えられますので、それに備えて4K対応モニターを先に購入しておくという選択肢もありですね。


Q::ワイドモニターとスクエアモニターどっちが良いの?


スペースの確保や縦長のイラスト制作に関しては、スクエアモニターもおすすめです。ワイド液晶モニターが現在主流になっているため、数は少ないですが会社や学校などで利用されていますね。


スクエアモニターは、基本4:3の画面比率になっていて、同じインチのワイドモニターより縦に長く作られています。その分、縦長のイラスト制作で、スクロールすることなくイラストが描けるのはメリットです。


さらに、ワイドモニターは幅も広いので置くとデスクが狭くなってしまいます。その点、比較的小さいスクエアモニターなら、小さなスペースでも設置できるのもメリットといえるでしょう。しかし、現在はワイドモニターが縦向きに回転する「ピボット機能」搭載型のモニターも多数販売されていますので、スクエアモニターにするメリットはあまり無くなってきています。


Q3:新しくイラストモニターを買ったら最初に設定することは?


モニターを購入したら、カラーマネジメントシステムの設定をしておくことをおすすめします。


カラーマネジメントシステムとは、印刷物を制作するときに、デジカメやモニター・プリンターなど、異なった機器の間で認識する色を統一させるシステムのことを意味しています。例えば、自分のモニターで認識している色と、印刷機で認識している色が違う場合、印刷して出てきたイラストは、自分の思っている色とは違う色で印刷されてしまいます。


制作したイラストを印刷する質用のある人は、とくに大切な設定ですので必ずしておきましょう。


Q4:スペースが狭くても大きなモニターを置くことはできる?


モニターアームがあれば可能です。モニターアームとは、机や壁に固定したアームにモニターを取りつけて自由な場所へ設置するための機器で、これがあればモニターをデスク上に置く必要がありません。自分の姿勢や座っている向きに合わせて自由に高さや角度を調節できますし、ディスプレイを並べて表示させたりマルチモニター環境もかんたんに作ることが可能です。


モニターアームを使えばデスクを自由に利用できるようになるので、デスクスペースが限られている人にとくにおすすめの方法といえます。


まとめ

今回は、おすすめのイラストモニターについてパソコン関係に詳しい人に聞いた情報をまとめて選び方をお伝えしました。探していたタイプはこの中にありましたか?


イラストモニターもサイズやパネルの種類によって大きく発色が異なります。解像度も大きな影響を与えるポイントです。自分の利用用途やデスク環境に合わせて選んでいくといいですね。今回紹介したモニターは、どれも魅力的な商品ばかりです。ぜひこの記事を参考に、モニターをしっかり比較検討し、良い商品を見つけてください。


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