心配性で産後も不安が尽きなかった私は、産後の手伝いに来ていた母に「赤ちゃんがかわいそう」といわれることがストレスに。ことあるごとに「かわいそう」と言われ、ストレスもマックス。そんな中、夫のひと言で気持ちがラクになったのです。 私の心を軽くした夫の言葉とは 昔から極度の心配性だった私。「無事に生まれてきてくれるかな」と不安ばかりの妊娠生活を送っていました。元気な男の子が生まれてひと安心だったのですが、産後は「どうして泣き止まないんだろう」など不安に襲われることが多くなったのです。事あるごとにオロオロする私。夫はそんな私に「大丈夫だよ」と言ってくれていたのですが、不安はつきません。産後は県外に住む実母が、2カ月ほど手伝いに来てくれていたのですが、そんな私に呆れた様子でした。 あまりにも心配ばかりする私に、母は「そんなに心配ばかりして……赤ちゃんがかわいそうじゃない!」とひと言。その日を境に、母は「かわいそう」と連発するようになりました。私は母の「かわいそうに」を聞くたびに、私が息子にかわいそうな思いをさせているのではないか……と、追い詰められていったのです。 「かわいそう」攻撃が始まって1週間ほどたった深夜、息子が急に泣き出しました。母と夫は2階で就寝中。私は1階のリビングやキッチンを歩き回り、息子をあやしていました。すると、息子の泣き声で目を覚ました母が降りてきて「まぁ、こんなに泣いてかわいそうに」と言ったのです。そのひと言に私は思わず「かわいそうって言わないで!」と怒鳴り、息子に負けない大声で泣いてしまいました。 すると、騒ぎを聞きつけた夫が2階から降りてきて「この子は世界一幸せな子です。こんなにも母親に愛されているんですから」とひと言。思わぬ夫の言葉に「悪かったわね……」と母は気まずそうにしていました。夫が私の気持ちを代弁してくれた気がして、うれし涙を流した私。それ以来、母は「かわいそう」という言葉を封印してくれました。気持ちに余裕がないときは、何気ないひと言もネガティブに受け止めてしまう人も多いと思います。この経験を通して相手に「かける言葉」には気をつけないといけないな、と感じました。 作画/yacco 著者:田所みさお
2023年04月18日就職を機に、引っ越して生活がガラリと変わることがあります。忍者ママ(mother_ninja_)さんの息子さんは、就職を機に引っ越す関係で、4年間勤めたアルバイト先を辞めることになりました。制服を返却するため、勤めていた飲食店を訪れた息子さんに、店長はあるものを作って…。アルバイト先の料理を味わってから旅立つ予定の息子さんは、注文した弁当と、店長がおまけとして入れてくれたカレーを持ち帰りました。弁当の後にカレーを食べてみると…いつもの味付けとは違い、息子さんが好きな甘口です。きっと息子さんのために、4年間をともに過ごした想いを込めて、店長が作ってくれたのでしょう。店長との思い出を振り返ると、胸が温まるものから、ツッコミどころ満載なものまでさまざま。別れのさびしさが込み上げて、息子さんは思わず涙をこぼしたのでした。店長からの愛情が伝わってくるエピソードに、多くのコメントが寄せられています。・店長ぉー!・マジでいい話。料理って思いやりだよなぁ。・別れのさびしさに寄り添うような、温かさがしみる。・まかないというより、わざわざ息子さんのために作ったんだろうなぁ。一緒に出かけるなど、親しく過ごしていた2人。会社で連休が取れた時などに、店まで顔を見せに行ったら、喜んで迎えてくれるはずです![文・構成/grape編集部]
2023年04月15日長男は1歳半ごろから落ち着きがなく、常に走り回るように。私は毎日手を焼いていました。そんなある日、子育て支援センターに発達相談員の先生が来たので、相談をしてみることに。すると先生の口からは思いがけない言葉が……。私の心をパッと明るくし、今でも子育ての支えにしている言葉をご紹介します。 常に走り回る長男と手を焼く私長男が歩き始めたのは生後11カ月のころでした。歩行が完全に安定した1歳半ごろからはスピードがどんどん速くなり、長男の移動は「歩く」から「走る」に変わっていきました。 長男は本当に落ち着きがなく、私が手をつなごうとしても強い力で振りほどこうとします。そのため、私は長男の横を、文字通り「並走」する毎日を送っていました。 長男は常にこんな調子で、いつ車道に飛び出して事故に遭うかわかりません。そのため平日に私ひとりで長男を公園に連れていくことは危険だと判断し、毎日のように子育て支援センターに通っていました。 発達相談員の先生に相談そんなある日、その子育て支援センターに発達相談員の先生が来ました。私は正直「時期がくるのを待つしかない」というような答えしかもらえないだろうなと思いつつも、長男のことを相談してみることに。 私が「落ち着きがなくて困っています」と相談すると、先生は「遊んでいる様子を少し見させてください」と言いました。そこで私と長男はいつも通りしばらく遊んでいました。 数分経つと先生は「確かにそうですね。きっと◯◯くん(長男)は今いろんなことに興味があって、遊びが転々とするのでしょう」と。私は「やっぱりそうか」と思いつつ、それ以上のアドバイスは期待していませんでした。 先生の口から出た思いがけない言葉しかし先生はこう続けました。 「でもねお母さん、◯◯くんを見てください。◯◯くんずっとニコニコしているでしょう? この笑顔はお母さんからもらったんですよ。お母さんが笑顔だから◯◯くんも笑顔なんですよ」と。 私はまさかそんなことを言ってもらえるとは思っておらず、思わず泣きそうになったのを今でも覚えています。母親である私のことまで気にかけてくれた先生の心づかいに感動したのです。 結局、長男に落ち着きが出てきたのは2歳半になってからでした。言葉や社会性の発達が遅いことに多少の不安はあったものの、私は先生に言われた言葉を心に支えにし、長男のタイミングを待つことができました。 今は当時住んでいた土地から引っ越してしまい、その先生に会うことはもう叶いません。ですが、「先生の言葉に勇気づけられました。ありがとうございました」とお礼を伝えたいです。これからも子育ての悩みはたくさん出てくると思いますが、そんなときでもできる限り笑顔を忘れずにいようと思わせてくれた言葉でした。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/山口がたこ著者:今岡めい6歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2023年04月15日長女が5歳のときに第2子を妊娠・出産した私。コロナ禍で産前産後の入院中の面会者は、夫と実母のみに制限されていました。娘との会話はテレビ電話がメイン。そのときは気丈にふるまっていた娘でしたが、実は…… ママを気遣うやさしい娘。でも本当は…? コロナ禍に第2子の出産を迎えた私。入院する病院では、夫と実母のみに面会が制限されていたので、当時5歳の長女は病院に来ることができませんでした。第2子となる男の子が生まれてからは、娘とテレビ電話で通話。画面越しに見る弟の姿に「早く会いたいな!」とお姉ちゃんぶりを発揮。家での様子を夫に尋ねても、寂しがるそぶりはないということだったので、私はすっかり安心していたのです。 ある日、娘が私の入院している産院にやってきました。中には入れないので、病院の外で、窓から顔をのぞかせる私を見上げながら電話でお話する形での面会。それでも娘はうれしそうに「体しんどくない?」「赤ちゃんのお世話は大変?」と私を気遣ってくれました。 その日の夜、夫から電話が。なんと娘は帰宅するなり「ママが元気でよかった」と目に涙を浮かべていたそう。ママを心配させたくない一心で、小さな体と心で、一生懸命寂しさと闘っていた娘のことを思うと、胸が張り裂けそうでした。 娘の本当の気持ちに気づけなかったことを猛省した私。2人の子育てをスタートするにあたり、「子どもの気持ちに寄り添うことを大切にしなければいけないな」と感じた出来事でした。 作画/Pappayappa著者:平のぞみ6歳女の子と0歳男の子を育てる30代ママ。上の子は外遊びが好きで、休日は家族で公園へ行くことが多い。公園遊びが楽しくなるグッズ集めが趣味。
2023年03月27日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。できる限りの誤飲対策をしていたのですが、ある日、ちょっと目を離した隙に誤飲をしてしまったとちちゃん。その事件もあり心に余裕がなくなっていたあんころさんを見て、長女のゆぴちゃんはやさしい言葉をかけてくれました。誤飲のことで頭がいっぱいになっていたあんころさんを救ってくれたのは、ゆぴちゃんの「一緒に頑張ろう」というやさしい言葉でした。 今までイライラしていたあんころさんは我に返り、落ち着きを取り戻しました。すると、家族にも変化が……。 タバコを置きっ放しにした夫だが‥ ※子どもが誤ってたばこを食べたり、ニコチンが溶け出した液体を飲んだりすると中毒を起こす危険性があります。子どもがたばこや吸い殻を誤飲することがないよう、子どもの目の前でたばこを吸わない、子どもの手の届くところにたばこや灰皿などを置かない、飲料の缶やペットボトルを灰皿代わりに使用しないなどの注意が必要です。 「一緒に頑張ろう」 長女のこの言葉のおかげで、あんころさんは自分を取り戻しました。 それからは、声を荒げることもなくなったあんころさん。家族と笑顔で会話をするようにしたり、頑張っているところを褒めてあげたり、できることを少しずつやっていくと家族間に大きな変化が現れ出しました。 家族みんなが協力し合い、とちちゃんの誤飲を気にかけるようになったのです。 この変化にあんころさんは、 「ありがとう。一緒にとちのことを考えてくれて」 と、感謝の気持ちを伝えられるようになりました。 その後、とちちゃんは1歳9カ月を迎え、口に物を入れることはだいぶ減ってきましたが、走り回るやんちゃな時期。家族みんなで、とちちゃんを見守るあんころさん一家でした。 夫婦間や家族間ですれ違いや溝を感じたときなどは、あんころさんのように相手の思いやりに気が付かず、イライラしてしまうことはよくあるのではないでしょうか。心に余裕がないときほど、立ち止まって落ち着いて考えることが大切なのだなと、考えさせられます。そして、家族に感謝の気持ちを伝えたり、助けを求めたり、しっかりコミュニケーションをとることがなによりも大事なことなのかもしれませんね。 ※赤ちゃんは、口に入れたり舐めたりする行為から、それらがどういったものであるかを認識して学習していると言われています。そのため、口に入れたり舐めたりする行為は赤ちゃんの成長にとってとても大切です。ただし、口に入れると危険な物もあるので注意が必要です。特に、直径39mm以下の物は赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因に。手が届く範囲に置かないよう徹底しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころ
2023年03月20日2023年3月7日、『宇宙航空研究開発機構(JAXA)』が、H3ロケット試験機1号機の打ち上げに失敗。同機に搭載されていた地球観測衛星『だいち3号』も失われたことが報じられると、期待していた多くの人々から落胆の声が上がっています。そんな中、とある企業が、密かに『JAXA』を応援していました。その企業は、コンビニエンスストアの『ファミリーマート(以下、ファミマ)』です。まずは、こちらの投稿をご覧ください。自信をもって販売中のファミマのコーヒー「やばい、コンビニでもここまでのクオリティになるのか」と思って頂けるようさらに進化して新摘みブレンドとして販売。まめはブラジル セラード産の最高等級豆。けっして甘くない審査を通ることができた旬なコーヒーをぜひご賞味ください pic.twitter.com/jMCkQBb6Yz — ファミリーマート (@famima_now) March 9, 2023 一見、『ファミマ』のコーヒーをアピールしているように見える、同社による投稿。投稿文を読んでみると、ところどころ、おかしなところで改行されています。特に「決して甘くない審査を通ることができた旬なコーヒーをぜひご賞味ください」の文章は、「なんでこんなところで改行したの?」と疑問に思いますよね。実は、各行の冒頭をつなげて読むと、このようになります、自やクさまけるな各行、冒頭の文字だけを縦につなげて読ませる『縦読み』で『ジャクサまけるな』とエールを送っていたのです!『ファミマ』がこのエールを投稿したのは、同月9日のことでした。『JAXA』の新規事業促進部は、『ファミマ』のエールをしっかりと受け取っていたようで、同月15日にこのような文章を投稿しています。ふゆも終わりあたたかくなってきましたが、みな様いかがお過ごしですか?まだ冷え込む日もありますが、寒さにも花粉にも負けずJAXAはがんばっています。とり急ぎ、ご挨拶まで — JAXA新事業促進部 (@jaxabiz) March 15, 2023 こちらも『ファミマ』と同様、縦読みでメッセージを返信したのでしょう。冒頭の文字に注目してみると、このように読むことができます。ふあみまありがと『ファミマありがと』と、読むことができますね!2社による温かいやり取りに気が付いたTwitterユーザーは多く、さまざまな声が上がりました。・『ファミマ』さん、粋なことをしますね。大好きになりました。・失敗は成功の母。頑張れ『JAXA』!『ファミマ』と同様に、僕も応援しているよ。・2社のやり取り、泣けてきてしょうがないな。・『JAXA』が打ち上げを失敗したことに対して、責め続けても仕方がない。私も『ファミマ』のように応援したいです。「『JAXA』負けるな」という、『ファミマ』をはじめとする多くの人の声援は、同職員たちにしっかりと届いたようです![文・構成/grape編集部]
2023年03月19日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故をニュースで見て、検索魔になるほど心配していたあんころさんは、できる限りの誤飲対策をしました。しかし、ある日、ちょっと目を離した隙に誤飲をしてしまったとちちゃん。長女にこの出来事を話してみると、思わぬ展開に。長女のゆぴちゃんのやさしさや思いに気づけていなかったあんころさん。自分の不甲斐なさに涙が止まりません。 それを見たゆぴちゃんは、ある言葉をかけてくれます。 その言葉が、私のお守り 心に余裕がなくなったあんころさんは、心配性の性格も相まって、家族に溝があるなどとネガティブなことを勝手に決めつけていました。しかし、それはただの妄想。 実際はそんなこともなく、むしろ家族はそんなあんころさんを心配していたのです。 「ママって人の気持ち決めつけることあるよね」「余裕なくてイライラして怒ってばっか」「ママ顔に出すぎ、態度に出すぎ」 と、ゆぴちゃんに痛いところを突かれるあんころさん。 「でもママが頑張ってるの知っているから」「一緒に頑張ろう」 このやさしい言葉に、あんころさんは肩の力が抜けて我に返ったのです。 子どもは親のことをちゃんと見ているんですね。「一緒に頑張ろう」という言葉は、ひとりで苦しんでいたあんころさんにすごく響いたと思います。この言葉をかけてくれたゆぴちゃんは、とてもやさしくて頼もしい存在ですね。あんころさんの心に余裕が生まれたのではないでしょうか。 ※赤ちゃんは、口に入れたり舐めたりする行為から、それらがどういったものであるかを認識して学習していると言われています。そのため、口に入れたり舐めたりする行為は赤ちゃんの成長にとってとても大切です。ただし、口に入れると危険な物もあるので注意が必要です。特に、直径39mm以下の物は赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因に。赤ちゃんの手が届く範囲に置かないよう徹底しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころ
2023年03月19日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故をニュースで見て、検索魔になるほど心配していたあんころさんは、できる限りの誤飲対策をしました。しかし、ある日、ちょっと目を離した隙に誤飲をしてしまったとちちゃん。この事件をきっかけに、あんころさんはある大事なことを思い出しました。長女のゆぴちゃんもまだ子ども。それなのに次女の誤飲のことばかり考えていたあんころさん……。今までのことを振り返り、ゆぴちゃんに素っ気ない態度をとっていたことに気付いたのです。 周りが見えてないのは自分!? あんころさんは、次女の誤飲のことばかり気にしてしまい、長女もまだ子どもだということを忘れかけていました。 ゆぴちゃんととちちゃんが遊んでいるときは、「そのおもちゃ、鈴とれたら怖いからとちに渡さないで」と言い、「宿題終わったから何か手伝うよ」、とゆぴちゃんが声をかけてくれたときは、「今は特にないかな。ドア開いてるから、とち見てきて!」と、言っていたあんころさん。 さらに、ゆぴちゃんのブロックがじょうずにできたときは、「今手が離せないからあとで見るね。終わったらブロック片付けてドア閉めてね」と、ゆぴちゃんの思いややさしさに気づいてあげられず素っ気ない態度をとっていました。 ゆぴちゃんのやさしさに甘えていた自分、家族の間に溝があると勝手に決めつけて背を向けていたのは自分だと気付いたあんころさん。 「ゆぴは全然悪くないよ。ママの方がごめんっ」 泣きながらゆぴちゃんに謝り、抱きしめたのでした。 心に余裕がなくなってしまうと、ひとつのことしか見えなくなりがち。思い込みも激しくなり、本当に大事だったものを失ってしまうのかもしれません……。ゆぴちゃんのおかげで気づくことができてよかったですね。自分自身にも目を向けて、心の余裕を保つようにしたいですね。 ※赤ちゃんは、口に入れたり舐めたりする行為から、それらがどういったものであるかを認識して学習していると言われています。そのため、口に入れたり舐めたりする行為は赤ちゃんの成長にとってとても大切です。ただし、口に入れると危険な物もあるので注意が必要です。特に、直径39mm以下の物は赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因に。赤ちゃんの手が届く範囲に置かないよう徹底しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころ
2023年03月18日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故をニュースで見て、検索魔になるほど心配していたあんころさんは、できる限りの誤飲対策をしました。しかし、ある日、ちょっと目を離した隙に誤飲しかけてしまったとちちゃん。最悪の事態は免れたものの、あんころさんは自分を責めるようになっていきます。誤飲しかけた話を長女のゆぴちゃんにすべて伝えることに。「そっか〜、それはとちこわかったね〜」と、ニコッと笑うゆぴちゃん。 その反応にあんころさんは納得できなかった様子で、ゆぴちゃんに八つ当たりを……。 「どうして笑うの?」 「ゆぴ、どうして笑うの?」 とちちゃんが危ない目にあったのにも関わらず、なんで笑えるの?とゆぴちゃんに強い口調で責めるあんころさん。 苛立ちは頂点に達し、「そんな風に笑わないでよ!」と声を荒げてしまいました。 親として最低な行為だとわかっていても、感情を抑えきれなかったあんころさん。 すると、ゆぴちゃんは笑った理由をゆっくり話し始めます。 「自分の状況がわからないのに、家族がすごい顔して向かってきたら、とちちゃんはすごく不安で怖いと思うの」「だからわたしは、とちに『大丈夫だよ』って伝えたくて笑ったの」 この言葉にハッとしたあんころさん。 ゆぴちゃんなりに考えた行動、ゆぴちゃんはまだ子どもなのに完璧を求めていた自分、当たり前のことを見失いかけていたことに気付かされました。 心配していたのはあんころさんだけじゃなかったようです。ゆぴちゃんなりにいろいろと考えて、とちちゃんと向き合っていたんですね。心に余裕がなくなると大事なことを忘れやすくなってしまいます。このタイミングで気づくことができてよかったですね。 ※赤ちゃんは、口に入れたり舐めたりする行為から、それらがどういったものであるかを認識して学習していると言われています。そのため、口に入れたり舐めたりする行為は赤ちゃんの成長にとってとても大切です。ただし、口に入れると危険な物もあるので注意が必要です。特に、直径3.9mm以下の物は赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因に。赤ちゃんの手が届く範囲に置かないよう徹底しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月17日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるように。誤飲事故をニュースで見て心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの対策をしました。しかし、夫や義母は真剣に事故を防ごうとしていないと感じ、あんころさんは神経を尖らせていました。そんなある日、鍋の火を止めてキッチンから部屋に戻ると、とちちゃんが何かを喉に詰まらせていました。口を開くと、引っ掛かっているものが見えたので、あんころさんはパニックになりながらも取り除きました。異物の正体は、かるたの説明書でした。あんころさんは、とちちゃんにはかるたの箱はまだ開けられないと思っていたため、手の届くところに置いていたのです。けれどもいつの間にか開けられるようになっていたとちちゃん。 とちちゃんが誤飲をしないよう家族に何度も注意していたのに、完璧じゃないのは私も一緒だった。そのせいで家族に歩み寄ることができず、心がバラバラになっている……とネガティブ思考になるあんころさん。 と、そのとき、長女のゆぴちゃんが学校から帰宅。誤飲しかけた話をしてみると……!? なんで笑うの? ゆぴちゃんが玄関を開けて中に入ると、とちちゃんを抱え泣いているあんころさんの姿がありました。 「どうしたの?」 心配するゆぴちゃん。 あんころさんは、誤飲しかけたことをすべて伝えることに。 すると、 「そっか〜、それはとちこわかったね〜」 と、ニコッとゆぴちゃんは笑みを浮かべとちちゃんに話しかけました。 ネガティブ思考になっているあんころさんは、この長女の反応に「またそうやって笑うんだ」と、ショックを受けたのでした……。 とちちゃんの命の危険すら感じてパニックになったあんころさん。ゆぴちゃんが笑ったことはショックだったようです。一方、ママであるあんころさんが泣いている姿を見て、ゆぴちゃん自身、本当はびっくりしたのではないでしょうか。それでも動揺をみせず、妹にやさしく微笑む姿がとても心強く感じます。あんころさんはひとりで抱え込んでしまったがために、ネガティブになっているのかもしれませんね。できる限り周りの人に話を打ち明けて、「助けて」と言える環境を作ることも大事なのだと気づかされます。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月16日妊娠中、医師から赤ちゃんが仙骨部分に巨大な腫瘍ができる仙尾部奇形腫(せんびぶきけいしゅ)と診断された、ゆーとぴあさん。その後、無事出産し、赤ちゃんの腫瘍を取る手術も終えました。退院後、義両親家族との生活を再スタートした、ゆーとぴあさんでしたが、だんだんと孤独を感じるようになり、友人に誘われ、子育て支援センターに通い始めました。 悩んでいるのは自分だけじゃなかった私と同時期に妊娠している友人は、4人いた。しかし、私のおなかの子の病気が判明してからは、ショックで連絡が取れておらず……。 その後、息子は5歳になり… 長くなりましたがたくさんの方に読んで頂きありがとうございます。マイナーな病気なのでたくさんの方にこんな病気もあるんだと知っていただきうれしかったです! ありがとうございました! 息子くんの病気がショックで、周りに話せなかったという、ゆーとぴあさん。しかし、勇気を出して話すと周りの人もいろいろなことに悩んでいることがわかりました。妊娠中や育児中はひとりで悩みを抱えてしまうこともあるかと思いますが、信用できる友人だけにでも悩みを話せると、心が少し軽くなるかもしれませんね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ男の子2人を育てるママ。長男くんは仙尾部奇形腫、次男くんは発達障害児。事実を基にした子育てに関するエピソードをマンガ化し、Instagramに投稿しています。
2023年03月16日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるように。誤飲事故をニュースで見て心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの対策をしました。しかし、夫や義母は真剣に事故を防ごうとしていないと感じ、あんころさんは神経を尖らせていました。そんなある日、鍋の火を止めてキッチンから部屋に戻ると、とちちゃんが何かを喉に詰まらせ苦しんでいるではありませんか!恐怖と不安に押しつぶされそうになりながらも、なんとかとちちゃんの喉に詰まっていた物を取り出しすことができたあんころさん。緊張状態から一気に解放され涙が溢れ出てきました。 その後、とちちゃんが誤飲してしまったものを調べ始めると……。 開けられないと思っていたのに… ※誤)完壁→正)完璧 ※誤)完壁→正)完璧 キョロキョロと辺りを見回していると、あんころさんの目にある物が止まりました。 それは、リビングの棚に収納していた「かるたの説明書」。とちちゃんはこの紙を破って飲み込んでしまったようです。 完璧な誤飲対策をしていたはずなのに、どうして……? このころのとちちゃんは、まだ箱を開けることができませんでした。 そのためあんころさんは、カルタやオセロ、ボードゲームなど箱に入ったおもちゃはとちちゃんが開けることはないだろうと思い、リビングの棚に収納していたのです。他に収納する場所はありましたが、出し入れするのがラクな場所にしまっていたことが今回の事件につながったようです。 家族に厳しく注意をしていたのに、「完璧じゃないのは私も一緒だった」と落ち込むあんころさん。とちちゃんが誤飲しかけたことにくわえ、自分のせいで家族の心がバラバラになっていると思い込み、ひとり苦しむあんころさんなのでした……。 「これなら大丈夫でしょ」という油断が仇となってしまった今回の事件。とちちゃんが無事で本当によかったですね。対策をしっかりしていたとしても、その後、子どもが成長したときに同じ対策では事故につながってしまうことがあるのですね。子どもの発達、成長も見据えたうえで対策する、定期的に今の対策で大丈夫なのか見直しをするということが大切ですね。 ※赤ちゃんは、口に入れたり舐めたりする行為から、それらがどういったものであるかを認識して学習していると言われています。ただし、口に入れると危険な物もあるので注意が必要です。特に、直径39mm以下の物は赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因に。子どもの手が届く範囲に置かないよう徹底しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころ
2023年03月15日妊娠中、医師から赤ちゃんが仙骨部分に巨大な腫瘍ができる仙尾部奇形腫(せんびぶきけいしゅ)と診断された、ゆーとぴあさん。その後、無事出産し、赤ちゃんの腫瘍を取る手術も終えました。退院後、義両親家族との生活を再スタートした、ゆーとぴあさんでしたが、だんだんと孤独を感じるようになり……。 それぞれの悩み友人に誘われて、訪れた「子育て支援センター」。 そこで出会った保育士さんに、息子の病気のことや自分自身の葛藤などを話すと「ちゃんと赤ちゃんでもわかってるから」「あなたは悪くない」と温かい言葉をもらった。 私は、その後も子育て支援センターに通い……。 子育て支援センターに通うようになり、友だちもできた。 また、ママ友の赤ちゃんと息子の誕生日が同じで盛り上がったことがきっかけで、息子の病気のことを話すことに。 すると、相手も育児中の悩みなどを打ち明けてくれ「みんなそれぞれ、いろいろな悩みがあるんだ」と感じた。 同じ子育て支援センターで同じ誕生日の赤ちゃんを育てるママに会うなんて、珍しいですよね! さらに、ゆーとぴあさんたちのように自分の子どもと年齢が近い子どもを持つママと悩みを共有できるのは、お互いに共感もしあえて、ストレス解消にもなっていいですよね。 みなさんは、子育て支援センターに訪れてよかったなと感じたことはありますか? 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ男の子2人を育てるママ。長男くんは仙尾部奇形腫、次男くんは発達障害児。事実を基にした子育てに関するエピソードをマンガ化し、Instagramに投稿しています。
2023年03月15日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるように。誤飲事故をニュースで見て心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの対策をしました。しかし、夫や義母は真剣に事故を防ごうとしていないと感じ、あんころさんは、自分がとちちゃんを守るしかないと、神経を尖らせるように。ある日、鍋の火を止めてキッチンから部屋に戻ると、苦しそうにしているとちちゃんの姿が!何かが喉に詰まっているのかと、背中を叩いてみますが、とちちゃんの口からは何も出てきません。不安が広がるあんころさん。 あお向けにして口を開いてみると、そこにはある物体が見えたのです……! 口の中に何かを発見! 掴み取ったが… とちちゃんの口を開けてみると、喉のあたりに黄色い物が見えました。これだ!と思ったあんころさんは、黄色い物を掴み、取り出そうとします。 助かった……と思った瞬間、 「ビリッ」 取り出す途中で半分ちぎれてしまいました! けれどもあんころさんは焦る気持ちを落ちつかせ、ちぎれた残りを取り出すことに成功しました。 その瞬間、とちちゃんは大泣きし、緊張状態から解放され安堵したあんころさんも涙が止まらなくなりました。 最悪の事態を免れてよかったですね。今回は詰まっていた物が見える場所にあったので取り出すことができましたが、見えない場合は一刻も早く救急車を呼ぶようにしましょう。判断ミスをしないように、少し気持ちを落ち着かせて対応することを忘れないようにしたいですね。 ※乳幼児の口の中に異物が見えており取れそうな場合は手を入れて掻き出しますが、異物が見えない状態で手を入れて掻き出そうとすると、口内を傷つけたり、嘔吐を誘発したりするほか、異物を奥に押し込んでしまう可能性もあるので危険です。奥まで手を入れることはしないようにしましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月14日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるように。誤飲事故をニュースで見て心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの対策をしました。しかし、ふと目を離した隙にとちちゃんが誤飲しかけてしまう事件が起こります。無事だったものの、大笑いする家族を見て、あんころさんは自分がとちちゃんを守るしかないと、以来、片時も目を離さないようになりました。ある日、調理中の吹きこぼれた鍋に気付き、あんころさんは慌てて火を止めました。そしてとちちゃんのもとへ戻ると、そこには目を疑う光景が……。「かっ」「けほ」と苦しそうな声を出しながら倒れているとちちゃん。あんころさんがキッチンに行ってちょっと目を離した隙に、何かを口に入れてしまったようです。 「何か飲み込んだのでは!?」と、慌てたあんころさんは、涙ぐみながら応急処置をしようとしますが――!? ずっとそばにいたのに…なんで!? 何かが詰まっているようで苦しそう声を出すとちちゃん。この事態に「なんで、なんで」と状況が飲み込めず、慌てるあんころさん。 「食べるものなんてなかったはずなのに……」 あんころさんが一番恐れていたことが起きてしまったのです。背中を叩いても何も出てこず、さらに苦しむとちちゃん……。 あんころさんは涙を流しながら、とちちゃんの口を開けてみました。 誤飲対策をしっかり整えていたはずなのに、とちちゃんは何かを飲み込んでしまったのでしょうか……。日本小児科学会によると、子どもの誤飲が疑われるときは、何を飲んだかによって緊急性の高さ、吐かせていいか悪いか、病院を受診するべきかどうかなどが異なるため、何を飲んだか確認することが大切なのだそうです。このときあんころさんは、冷静にならなくてはいけないとわかっていつつも、パニックになってしまったのだとか。対策をしていたつもりだったのですから、無理もありませんよね。不安なあんころさんの気持ちを思うと胸が痛くなりますね。 ※乳幼児の口の中に異物が見えており取れそうな場合は手を入れて掻き出しますが、異物が見えない状態で手を入れて掻き出そうとすると、口内を傷つけたり、嘔吐を誘発したりするほか、異物を奥に押し込んでしまう可能性もあるので危険です。奥まで手を入れることはしないようにしましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月13日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるように。誤飲事故をニュースで見て心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの対策をしました。しかし、ふと目を離した隙に、とちちゃんが毛糸のぽんぽんを口に入れてしまう事件が! 無事取り出すことができたものの、あんころさんはさらに神経質になっていきます。あんころさんの疲労は限界に達してしまいました。睡眠中もちょっとした物音で目を覚ますようになるほど、神経質になっていたあんころさん。十分な睡眠が取れない日が続き、ある日うたた寝してしまいました。 数分後、ハッと目覚めると、とちちゃんの様子に違和感が――!? ちょっと目を離した隙に…… 睡眠不足が原因でうたた寝をしてしまったあんころさん。あまりの気持ちよさに「もっとこのまま寝ていたい」と思っていた矢先、とちちゃんの誤飲しかけたシーンが脳裏をよぎります。 あんころさんはハッと意識を取り戻しました。 慌ててとちちゃんのほうを見てみると、何事もなく遊んでいる姿がありました。安心すると同時に、うたた寝してしまったことを深く反省します。 それからキッチンへ向かい、吹きこぼれた鍋の掃除をしていました。 「とちー、今日はぐっすり寝てくださいねー」 と、話しかけながらとちちゃんを見ました。 すると、なんととちちゃんは「かっ」「けほっ」と、苦しそうな声を出して倒れていたのです。 とちちゃんが誤飲をしないように毎日、片時も目を離さず、神経を尖らせていたあんころさん。その分、疲労も相当溜まっていたようですね。キッチンや洗面所など危ないものがあるところにはベビー用ゲートをつけて入れないようにしておく、誤飲しそうな小さなものを手の届くところに置かないなどが、あんころさんがお願いしていたように家族全員で徹底できていると、もう少しゆったり見守れたのかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月12日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故をニュースで見て心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの誤飲対策をしました。しかし、ふと目を離した隙に、とちちゃんが毛糸のぽんぽんを口に入れてしまう事件が! 無事取り出すことができたものの、この事件をきっかけに、あんころさんはさらに神経質になっていきます。何度言っても同じ場所にたばこを置く夫、おもちゃを出しっぱなしにする長女、洗面所の棚のドアを開けっぱなしにする義理の母。家族の「誤飲」への意識が低いことに、あんころさんは苛立ち「私がしっかりしないと」と強く思うように。 十分な睡眠時間が取れていないあんころさんにある日、とてつもない睡魔が襲ってきて……。 睡魔に勝てずついつい… 睡眠中もちょっとした物音で目を覚ますようになるほど、神経質になっていたあんころさん。1日の睡眠時間は、3時間もないような状況でした。 その過酷な状況が続いていたある日、とてつもない眠気が襲ってきました。昼寝をしようと思いましたが、そんなときに限って離乳食のストックがゼロ……。重い腰を上げて離乳食を作ることにしました。 「よしっ。30分ゆがいて出来上がり」 完成まであと少し。あんころさんはコーヒーを飲んでひと息つこうとしますが……。 「まんま」 絶妙なタイミングでとちちゃんが起床し、大好きなヨーグルトを求めてきたのです。 眠気を払いながら、とちちゃんにヨーグルトを食べさせるあんころさん。 「この眠気は生理が近いからかな」「ここ最近まともに眠れてないもんな」などと考えているうちに、意識がだんだん遠のいていき眠ってしまったのです。目を覚ましたあんころさんは自分が寝ていたことに驚きました。 子どもの安全面を第一に考えているからこそ、とちちゃんの行動に敏感になってしまう気持ちはとてもわかります。しかし、母親の体力が限界まできてしまうと、あとあと大惨事を招きかねません……。そんなことが起こらないよう、家族を頼ったり、行政・民間サービスを利用したりしながら、自分の身体の状態も大事にしていきたいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月11日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故を心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの誤飲対策をしました。しかしある日、ふと目を話した隙に、とちちゃんが毛糸のぽんぽんを口に入れてしまいます。なんとか必死の思いで口からぽんぽんを取り除いたあんころさんでしたが、今度は夫と長女が大笑いする様子に、ショックで呆然としてしまいます。その後も悶々とするあんころさんは、家族と溝ができてしまって――?あんころさんは「とちのことは私が守る」そう強く思うようになりました。そして、とちちゃんから片時も目を離しませんでした。長女には自分のこともかまってほしいと泣かれ、あんころさんはとちちゃんの現状を夫に相談します。 忙しい夫は「大丈夫だって」と真剣に考えてくれません。「どうしてもっと一緒に悩んでくれないの?」と、孤独を感じ、落ち込むあんころさん。 やがて、夫、長女、義母に強く注意をするようになりました。すると……。 夫と義母たちを注意するほどに深まる溝 ※子どもが誤ってたばこを食べたり、ニコチンが溶け出した液体を飲んだりすると中毒を起こす危険性があります。子どもがたばこや吸い殻を誤飲することがないよう、子どもの目の前でたばこを吸わない、子どもの手の届くところにたばこや灰皿などを置かない、飲料の缶やペットボトルを灰皿代わりに使用しないなどの注意が必要です。 ※直径39mm以下の物は赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因になります。小さな物や薬品などの危険な物は、子どもの手が届く範囲に置かないよう徹底しましょう。 とちちゃんはパパのたばこに手を伸ばそうとしていました。あんころさんは、たばこを置きっ放しにしていたことを夫に注意しました。けれども夫は、逆ギレ。 「わかってるけど忘れる時だってあるだろ? 完璧じゃないといけないわけ? 朝からそういうのほんっとやめて」 と言って仕事に向かいました。 長女のとちちゃんには小さなおもちゃの出しっぱなしを注意し、お義母さんには洗面所の洗剤が置いてある棚のドアを必ず閉めてほしいと伝えました。お義母さんは「はいはーい」と空返事。夫にはたばこのほかにも爪切り、綿棒、お財布もしまってほしいとお願いしました。 とちちゃんを誤飲から守るため、「私がしっかりしないと」という思いから家族に強く注意するようになったあんころさん。やがて家族との間に、どんどん溝が生まれていきました。 あんころさんは、長女のゆぴちゃんは子どもだから仕方がないにせよ、どうして大人たちにも伝わらないのかと、毎日もがいていたと言います。言い方もどんどん強くなって、まさに負のループに陥ってしまっていたようです。旦那さんだってとちちゃんの親なのだから、あんころさんとしては本当は一緒に家族に注意をしてほしいぐらいだったはず。あんころさんの心配な気持ちも、悲しい気持ちも伝わってきますね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころ
2023年03月10日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故を心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの誤飲対策をしました。しかしある日、ふと目を話した隙に、とちちゃんが毛糸のぽんぽんを口に入れてしまいます。なんとか必死の思いで口からぽんぽんを取り除いたあんころさん。騒ぎを聞きつけて駆けつけた旦那さんと長女ちゃんは、状況を知ると、大笑い。やっと恐怖から解放されたあんころさんは、そんな2人を見て、心配しているのは自分だけなんだと、孤独を感じてしまいました。 そして、とちちゃんは自分が守ると心に誓ったのですが――!? 夫に育児を相談したが… 「とちのことはママが守るからね……」 毛糸のぽんぽんをとちちゃんが口に入れた事件以来、あんころさんはますますとちちゃんを誤飲から守ろうと必死になりました。 料理をするときはおんぶをして、あんころさんがトイレに行くときも連れて行き、とちちゃんから片時も目を離さないようになりました。 誤飲の不安でいっぱいだったあんころさんでしたが、目を離さなければ不安が取り除けました。しかし、代わりに、他に手が回らないことが増えていきました。 「ママ、とちのことばっかり相手するね」 長女は泣きながら訴えました。あんころさんは、何度も本当はもっと長女のゆぴちゃんの相手をしたいこと、大好きなことを伝えました。何度も泣かれて、あんころさんも寂しい思いをさせていることをつらく感じるように。 夫にとちちゃんの誤飲について相談しても、「大丈夫だって。くいしんぼうだよね~」と言うのみ。まるで「その話はおしまい」と言われている感じがして、本当はもっととちちゃんのことも、ゆぴちゃんのことも相談したいのにこれ以上言えなくなってしまいました。 何が大丈夫? 何で大丈夫?どうしてもっと一緒に悩んでくれないの? あんころさんは悶々とするようになりました……。 このころの旦那さんは仕事が忙しくて、あんころさんは、「育児の話なんて」という態度をとられているように感じていたのだとか。育児は夫婦2人の問題だから、そんな風に流されてしまうと、とても寂しい気持ちになってしまいますね。あんころさんはどんどんネガティブになっていってしまったそうです。育児のサポートができないとしても、せめて、不安な気持ちに真剣に耳を傾けて、一緒に考える時間を作ってくれていたら、あんころさんの気持ちはまた違ったのかもしれませんね。 ※赤ちゃんは、口に入れたり舐めたりする行為から、それらがどういったものであるかを認識して学習していると言われています。そのため、口に入れたり舐めたりする行為は赤ちゃんの成長にとってとても大切です。ただし、口に入れると危険な物もあるので注意が必要です。特に、直径39mm以下の物は赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因に。子どもの手が届く範囲に置かないよう徹底しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころ
2023年03月09日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故をニュースで見て、検索魔になるほど心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの誤飲対策をしました。しかしある日、ふと目を話した隙に、とちちゃんが毛糸のぽんぽんを口に入れてしまう事件が!事態に気付いたあんころさんが、とちちゃんの口を開けて、目に涙をためながら必死になってぽんぽんを取り除きました。気が動転していて、取り除いた表紙に尻もちをするあんころさん。旦那さんと長女が、なにごとかとやってきました。 経緯を知った2人のリアクションに、あんころさんはショックを受けてしまうことに……。 なんで笑うの!? 旦那さんと長女に、とちちゃんの口の中に毛糸のぽんぽんが入っていたことを伝えたあんころさん。2人は一瞬固まります。 そして、なんと 「あははははは」 と、笑い出しました。 口の中にぽんぽんがあることに気付き、泣きながら、恐怖を感じながら、必死の思いでぽんぽんを取り除いたあんころさんは、2人のリアクションを見て呆然とします。 あんころさんがショックを受けていることにも気が付かず、2人はとちちゃんに笑って話しかけていました。 「いつのまに食べちゃったんだ?」「それはねーねのぽんぽんだから食べちゃだめだよー」「あははは」 あんころさんは、そんな2人の言動が信じられません。 「なんで笑えるの? 一歩間違えたらそこにとちはいなかったんだよ?」 あんころさんは、ぽんぽんを飲み込んでいたらとちちゃんの命が危なかったという怖さを感じていました。そして、そんな風に思うのは家族の中で自分だけだと思い、孤独に……。 あんころさんの「誤飲」の恐怖や不安はますます増してしまうのでした……。 旦那さんと長女ちゃんは、恐怖の場面に直面していないので、結果を聞いて大笑いという反応になったのだと思います。ただ、万が一のことがあったらと不安でたまらなかったあんころさんにとっては、とちちゃんのことを心配しているのは自分だけなのか、という淋しい心境になってしまったのかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月08日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故をニュースで見て、検索魔になるほど心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、できる限りの誤飲対策をしました。ある日、あんころさんは毛糸のぽんぽんを探しますが、見当たりません。ふと、とちちゃんを見ると、口からよだれがたれて「ごくり」と飲み込む音が! あんころさんは、もしやとちちゃんが口に入れたのではないかと、真っ青になりました。恐る恐るとちちゃんの口を開いてみました。すると……!? 口の中にぽんぽんが! どうしたらいい? あんころさんは恐る恐るとちちゃんの口を開けてみました。すると口の中に毛糸のぽんぽんが! 恐怖と心配のあまり、あんころさんの目には涙があふれました。 「ぽんぽんを取らなくては!」と思うと同時に、「取るために自分の手を離した瞬間に飲み込んでしまったらどうしよう」「取ろうとして押し込んでしまったらどうしよう」と不安がよぎります。 すると……。 「ごほっ」 とちちゃんが咳き込みました。 咳き込んだ拍子に飲み込んでしまうのではないかと焦ったあんころさんは、迷っている場合ではないと判断。ぽんぽんをつまみ、とちちゃんの口から取り出すことに! 無事、ぽんぽんを取り出すことができたのですが、あんころさんは勢いで倒れてしまいました。 その音に驚いてかけつけた旦那さんと長女ちゃん。あんころさんは震える手でぽんぽんを見せて、とちちゃんの口の中に入っていたことを2人に説明しました。 2人は驚いたのか、固まってしまったのでした。 あんころさんはとちちゃんの口にぽんぽんが入っていることに気付いたとき、恐怖でぐわっと涙があふれたそうです。そして恐怖を感じている時間はゆっくり流れているような感覚だったのだとか。今回は取り出せたからよかったのですが、赤ちゃんの誤飲事故に気を付けていても、ほんの少し目を離した隙や気が緩んだときなどに事故は起こってしまうものなのだなと考えさせられますね。 ※乳幼児の口の中に異物が見えており取れそうな場合は手を入れて掻き出しますが、異物が見えない状態で手を入れて掻き出そうとすると、口内を傷つけたり、嘔吐を誘発したりするほか、異物を奥に押し込んでしまう可能性もあるので危険です。奥まで手を入れることはしないようにしましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月07日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故をニュースで見て、検索魔になるほど心配していたあんころさんは、義母や夫に相談して、誤飲対策をすることに。家中にあった小さなゴミ箱を撤去したり、洗剤などが入ったドアにロックをつけたり、小さな部品のついたおもちゃを片付けたり、あらゆる対策をしたのでほっとしたあんころさん。 しかし、そこに置いておいたはずの毛糸のぽんぽんが見当たらないことに気が付きました……。さらに、ふと見た次女の姿には、どこか違和感があって――!? 何だろう、この違和感… ※口の奥まで手を入れるのは危険なのでやめましょう。口の中に異物が見えており取れそうな場合は手を入れて掻き出しますが、異物が見えない状態で手を入れて掻き出そうとすると、口内を傷つけたり、嘔吐を誘発したりするほか、異物を奥に押し込んでしまう可能性もあるので危険です。 さっきまで近くに置いてあった毛糸のぽんぽんが見当たりません。 みんなで探し始めたとき、あんころさんは、ふと、とちちゃんに目をやりました。じっとおすわりをしたまま背を向けているとちちゃん。 あんころさんは、とちちゃんの近くに寄ってみました。すると、 「ぞくっ」 あんころさんは、とちちゃんに違和感を覚えます。 何かおかしい……、何がおかしい……?反応……、雰囲気……、なんだろう……? 何かがおかしい気がしたものの、何がおかしいのかまではわかりませんでした。 すると、そのとき、 たらーーーー とちちゃんの口からよだれがだれたのです! もしかして、毛糸のぽんぽんが口の中に? そう頭によぎった瞬間……。 「ごくん」 今度は飲み込む音が! あんころさんは背筋が凍り付きました。そしてあわててとちちゃんの口を開いて、手を突っ込んだのでした。 消費者庁は、万が一子どもののどにおもちゃなどが詰まったときは、119番通報して異物を除去することを呼び掛けています。乳児の場合は、口の中に指を入れずに、片腕にうつ伏せに乗せてあごをしっかり支えながら、頭を低くして、もう一方の手のひらで、背中の真ん中を何度も連続してたたく方法がよいそうです。安全対策をしていても、いつ子どもがものをのどに詰まらせるかわからないので、もしものために応急処置の方法を覚えておくと安心ですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月06日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。次女のとちちゃんはハイハイするころ、何でも口に入れるようになりました。誤飲による事故をニュースで見て、検索魔になるほど心配していたあんころさんは、不安になり、とちちゃんが何かを口に入れるたびに声を荒げて注意するように。自己嫌悪に陥ったあんころさんは、同居の義母に相談して家の中に誤飲対策をおこなうことに。ありとあらゆる対策を終えて、ほっと安心したあんころさんでしたが―!? あれ? どこいった? ※ベビーカレンダーでは、「誤飲しかけた話」3話です。 義母に誤飲対策の了承を得たあんころさん。夫にも報告して、不安だった要素を1つずつ対策していきました。 家のあちこちにあった小さなゴミ箱を撤去したり、危険な物が入っているドアにはドアロックをつけたり、長女の細かいおもちゃは必ず長女の部屋から移動させないことを長女と約束をしたり……。 全部の対策が終わると、あんころさんは「これでもう大丈夫」。そんな気持ちになっていました。 もちろん本当は、完璧というわけではないことはあんころさんはわかっていました。けれど、少しだけほっとして、張り詰めていたものがゆるみかけていました。 夕ごはんを食べ終わったあと、あんころさんは、長女の手袋のぽんぽんが取れていたことを思い出しました。 「縫わないと!」 一緒に遊ぼうという長女を説得して、あんころさんはぽんぽんを縫うことに。 が、置いておいたはずのぽんぽんが見当たりません。あんころさんの気のゆるみをまるで見透かしたかのように、誤飲の危険が忍び寄っていたのでした……。 家族の理解も協力も得て、誤飲対策をおこなったあんころさん。と、言っても、お義母さんはご自身が買ったおもちゃが片付けられることには、ご不満だったようですが……。あんころさん、頑張って説得したのですね。長女ちゃんもおもちゃの片づけを約束してくれて、心強いですね。小さな子どもがいると、一瞬の気のゆるみが事故につながることも考えられるので、こうやって家族全員が認識を統一しておくことが大切なのかもしれませんね。 ※直径39mm以下のものは赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因になります。小さな物や薬品などの危険な物は、子どもの手が届く範囲に置かないよう徹底しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころ
2023年03月05日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。長女がハイハイするころ、誤飲による事故をニュースで見て、あんころさんはとても心配していました。しかし、長女は何も口に入れたりすることがなく、何事も起こらず大きくなりました。けれども次女のとちちゃんは、ある日を境に何でも口に入れるように。あんころさんは「ダメ!」と声を荒げるようになりました。自己嫌悪に陥ったあんころさんは、誤飲の対策をすることに。 しかし、それには同居の義母の理解が必要で――!? お義母さんへ相談したところ… とちちゃんが何かを口にいれるたびに、声を荒げては自己嫌悪に陥っていたあんころさん。 とちちゃんのためにも、あんころさんのためにも環境を変えないとと思い、家の中に誤飲を防止策を施すことに! 実は、あんころさんがこれまで家の中の対策をしてこなかったのには理由がありました。 旦那さんの実家で義母と完全同居のあんころさんは、この2カ月間、義母に相談していました。 「小さなゴミ箱をなくしたい」「洗剤の入っているドアにドアロックをつけたい」「床にぞうきんを置かないでほしい」 けれども義母は 「私は今までこうして生活してきたから」 と言って、協力してくれなかったのです。しかし、あんころさんは、とちちゃんを守るためにはやっぱり対策が必要だと強く感じていました。 そこで再度、義母に声をかけました。今までは「誤飲ために対策をしたい」と、義母に相談する形でしたが、今回は違いました。 「誤飲防止の対策をするから、協力してください」 と、はっきり伝えたのです。心臓がドキドキバクバクのあんころさんでしたが、義母はあっさり言いました。 「オッケー♪」 あんころさんは拍子抜け。そして、無事、誤飲防止対策に取り組むことになりました。 お義母さんと完全同居のあんころさんは、誤飲対策がしたくても、最初はお義母さんの協力が得られなかったようです。しかし今回、伝え方を変えただけで、すんなり理解してもらえました。お義母さんはもしかすると、以前は、自分がいろいろやらないといけないのかと思ったのかもしれませんね。相談の仕方、伝え方は大事ですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月04日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。長女がハイハイするころ、誤飲による事故をニュースで見て、あんころさんはとても心配していました。あんころさんは不安のあまり検索魔に……。けれども実際は長女は何も飲み込むことはなく、平和に過ぎました。そのため、次女がハイハイするころには、あまり心配していなかったのです。しかし、ある日、次女は――。 一瞬の出来事 ある日、次女のとちちゃんがご飯粒を口に入れてしまいました。ビックリしたあんころさんでしたが、とちちゃんは食べてしまったので、このときのあんころさんには余裕がありました。 しかし、この日からとちちゃんはなんでも口に入れるように。 大きさ関係なく気になった物を口に入れるとちちゃん。次第にあんころさんは、興味や関心が広がってきたとちちゃんの成長を喜びつつ、「口に入れちゃダメ」と注意するように。 「これはダメだって」「口に入れちゃダメだよ」「食べちゃダメ」「食べたらダメだって……!」「のどにつまったら息できないんだよ……」と、その都度とちちゃんに声をかけました。 成長した証だと思いつつ、何度注意をしても繰り返すとちちゃんに、あんころさんはイライラしてしまいます。 「何度言ったらわかるの……!!」 声を荒げる日が増えていったのでした……。 最初は小さな米粒ひとつでしたが、だんだんなんでも口に入れるようになったとちちゃん。ママとしては誤飲してしまうのではないかと、ヒヤヒヤしますね。手の届くところに誤飲してしまいそうな小さな物を何も置かないようにしていても、いつの間にか届くようになっていた!ということにもなりかねません。成長を見越して対策しておくと、少し安心できるかもしれませんね。 ※赤ちゃんは、口に入れたり舐めたりする行為から、それらがどういったものであるかを認識して学習しているといわれています。そのため、口に入れたり舐めたりする行為は赤ちゃんの成長にとってとても大切です。ただし、口に入れると危険なものもあるので注意が必要です。とくに、直径39mm以下の物は赤ちゃんの口に入るため、誤飲の原因に。子どもの手が届く範囲に置かないよう徹底しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころ
2023年03月03日2人の姉妹をもつあんころさんが、子どもの誤飲の恐怖に悩む体験マンガです。長女がハイハイするころ、誤飲による事故をニュースで見て、あんころさんはとても心配していました。あんころさんは不安のあまり検索魔に……。けれども実際は長女は何も飲み込むことはなく、平和に過ぎました。そのため、次女がハイハイするころには、あまり心配していなかったのです。 長女のときは検索魔、次女のときは油断 ※誤)陥いって→正)陥って 長女がハイハイを覚えたころ、あんころさんは「誤飲」に関する検索魔に陥っていました。 誤飲は赤ちゃんの命のも関わる恐ろしい事故だと、不慮の事故をニュースで知ってからというもの、長女が何かを誤飲したらどうしようと、不安でたまらなかったのです。 もともと「超」がつくほど心配性なあんころさんは、ネットで情報を検索しては、不安を膨らませてしまいます。 けれども、結局長女は何かを口に入れてしまったことはありませんでした。 そのため、次女がハイハイするようになったころ、あんころさんは「誤飲」に対してすっかり油断していたのです。 ◇◇◇ 子育て中の不慮の事故をニュースで見ると、いたたまれない気持ちになると同時に、しっかり対策しなくてはと気が引き締まりますよね。情報収集に便利な時代だからこそ、簡単に情報が得られて不安が増しやすいのかもしれません。情報量にこだわらず、医療機関や育児の専門家など、信頼できる情報源かどうかをチェックすることが大切なのかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あんころフルネームは蓬田あんころぴぷぺです。口癖「大丈夫」を直したい。
2023年03月01日妊娠中、医師から赤ちゃんが仙骨部分に巨大な腫瘍ができる仙尾部奇形腫(せんびぶきけいしゅ)と診断された、ゆーとぴあさん。その後、無事出産し、赤ちゃんの腫瘍を取る手術も終えました。そして、赤ちゃんと一緒に実家に里帰りしたのち、義実家での生活がスタートしました。 溜まってたことをすべて吐き出し…義実家での生活を始めてから、孤独を感じるようになった。 そんなとき、友人から「子育て支援センター」に一緒に行かないかという誘いが来て……。 初めて行った近所の支援センターで、ある保育士さんとの出会った。 息子が「仙尾部奇形種」という病気であることや、子どもへの思いを保育士さんに告げると、保育士さんからは「ちゃんと赤ちゃんでもわかってるから」「あなたは悪くない」と温かい言葉をもらった。 この保育士さんのお子さんも心臓を手術したらしく、お子さんのお話もしてくれ、初対面でとても泣いてしまったけれど良い出会いだった。 育児中のママは自分だけでなく、子どもに関しての悩みもつきないと思います。そんなとき、今回ゆーとぴあさんが出会った保育士さんのように、悩みや溜まっていることをすべて吐き出せるような場所は必要ですよね。みなさんは、自分の悩みや考え込んでいることを吐き出す場所はありますか? 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ男の子2人を育てるママ。長男くんは仙尾部奇形腫、次男くんは発達障害児。事実を基にした子育てに関するエピソードをマンガ化し、Instagramに投稿しています。
2023年02月28日妊娠中、医師から赤ちゃんが仙骨部分に巨大な腫瘍ができる仙尾部奇形腫(せんびぶきけいしゅ)と診断された、ゆーとぴあさん。その後、無事出産し、赤ちゃんの腫瘍を取る手術も終えました。そして、赤ちゃんと一緒に里帰りしたのですが……。 久しぶりに友人と会い…義実家にいても孤独感を感じ、泣き続ける息子にどうしていいのかもわからず……。 未だによく泣くので、今思うと息子・咲太郎は単純に、泣き虫なだけだったのかなと思う。でもこのときは何で泣いてるのかわからず、余裕が無かった。 そして、近所の初めて行った支援センターで体重測定をすることになり……。 泣き続ける息子に、どうしていいのかわからなくなったという、ゆーとぴあさん。同じ悩みを持ったことがあるママも多いのではないでしょうか。そんなとき、みなさんはどのように対応していましたか? 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ男の子2人を育てるママ。長男くんは仙尾部奇形腫、次男くんは発達障害児。事実を基にした子育てに関するエピソードをマンガ化し、Instagramに投稿しています。
2023年02月27日妊娠中、医師から赤ちゃんが仙骨部分に巨大な腫瘍ができる仙尾部奇形腫(せんびぶきけいしゅ)と診断された、ゆーとぴあさん。その後、無事出産し、赤ちゃんの腫瘍を取る手術も終えました。そして、赤ちゃんと一緒に里帰りしたのですが……。 赤ちゃんの言動の本当の意味夫の提案で赤ちゃんの退院後、実家に里帰りした。しかし、どこか孤独を感じ……。※生後まもない赤ちゃんを抱っこするときは、首とおしりを支えるように抱っこしてください。 実家に帰った後、義実家での生活が始まった。 夫は赤ちゃんが泣くと、家族の元へ行き、私はたくさん人がいる中で孤独を感じていた。 そして、赤ちゃんが8カ月になると、自分の頭を叩き始めるように。このときの私たちは、何も分からずノンキに捉えていた。 自分の頭を打ち付ける行為。それは赤ちゃんの自傷行為だったそう。うまく表現ができないからこそ、こういった行動に出てしまうのでしょうか。 助産師さん曰く、1〜2歳代の子が物にあたったり、自分自身にあたったりする行動は意外と多いのだとか。しかし、言葉で感情を表現できるようになってくれば、気にならなくなるそうです。 また自分に当たってしまう要因の1つは、まだ自分の気持ちを抑えるのが難しい時期だということ。この年齢の時期は、脳の表層にある前頭前野と呼ばれる、衝動的な欲求を抑える脳機能の中枢が未発達であり、この部分が機能していないうちは、欲求を抑えることがどうしてもできないと言われているそうです。 助産師さんからのアドバイスとしては、以下が挙げられています。まずは、『優しく心配している旨をお子さんに伝えること』。すぐにはやめられないかと思うのですが、根気強く繰り返し伝えていくことで、次第に赤ちゃんはダメなことだということを理解していくそう。また、ケガが心配な場合には、床にプレイマットやカーペットなどを敷いたり、家具の角に保護シートをつける対策も◎。お住まいの地域の保健師に相談して、受けられるサポートなどを紹介してもらうのも1つだと言われていました。 赤ちゃんの自傷行為は心配になってしまいますよね。少しでも「いつもと何か違うな」と感じたら、専門家や病院に頼るのもいいのかもしれません。ベビーカレンダーでも無料で専門家へのご相談が可能ですので、ぜひご利用ください。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ男の子2人を育てるママ。長男くんは仙尾部奇形腫、次男くんは発達障害児。事実を基にした子育てに関するエピソードをマンガ化し、Instagramに投稿しています。
2023年02月26日小学校の教員をしていた私は、息子が1歳になったタイミングで産休から復帰。育児と仕事の両立は思った以上に大変でした。そのうえ、未就学児のママ教員は私ひとりだけ。思いを共有できる人もおらず、孤軍奮闘する日々だったのですが……。 苦手だった学年主任からの意外なひと言勤め先の小学校の各学年には、教員を指揮する「学年主任」がいます。私が担任を務める学年の学年主任はK先生(女性・40代後半)。気が強く、人によって対応を変える先生でした。気が弱い私は嫌われていたのか、あいさつをしても無視。何か報告してもそっけなく返され、苦手意識は高まっていきました。 当時、担任を受け持っていた私は、下校時間まで児童につきっきりでした。児童の下校後も、保護者への連絡や書類作成などの雑務が山積み。それでも先生方や子どもたちに迷惑をかけてはいけないと、わずかな時間で授業の準備をしていました。 ところがあるとき、息子と私の体調不良が重なってしまい、仕事を1週間休むことに。休み中、授業の準備ができる状態ではなく、休み明けの授業はさんざん。「もう辞めたい」と印刷室でひとり泣いていると、なんとK先生が入ってきたのです。とっさに怒られると思いました。 そんな私にK先生は「あんたはよくやっているんだから、メソメソしない!」とひと言。まさかK先生に認められていると思っていなかったので、とても驚きました。 それ以来、私を気遣って声をかけてくれるようになったK先生。子育てをしながらの仕事は大変ですが、愛情あふれるK先生の言葉に救われた出来事でした。 作画/becomachi85著者:福島 はな30代で2人の男の子のママ。元・小学校の教員。現在はフリーランスでWebライターをしている。
2023年02月21日