保育士の中田馨さんが、子どもがお友だちを叩いてしまったり、物を壊してしまったときの対応について教えてくれました。「どうしてお友だちを叩いてしまうの……」、「なぜうちの子はこんなに乱暴なの?」と悩んでいるパパやママもいるかもしれませんね。中田先生が子どもの行動や心理について詳しくお話ししてくれています。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは。保育士の中田馨です。子育ては「楽しい!」「うれしい!」「すごい!」と思うことも多いですが、「あれ? どうすればいいのだろう?」と悩むこともあります。例えば、友だちを叩いたり、物を投げて壊したりする子どもの行動など。 そこで今回は、そういった少し乱暴に見える子どもの行動について考えてみましょう。 大切なことは、周りの大人が「そういう子」と思い込まないこと友だちを叩いたり、物を投げてしまうような行動は、成長の過程です。保育所の子どもたちを見ていても、多かれ少なかれどの子にもやってきます。子どもたちの様子を見ていると、それが大きく出て目立つ子と、それほど目立たない子がいるなと感じます。 みんなが通る道なので、「この子は乱暴なのではないか?」とは思わないでください。例えば、「あなたは、いつも乱暴ね!」なんて声かけをして、「乱暴な子」のレッテルをはらないでほしいなと思います。 とはいえ、何度注意しても何度も何度も同じことを繰り返されたら、「じゃあ、どうすればいいの??」と思ってしまいますよね。では、どうして子どもがそのような行動をするかを考えてみましょう。 友だちを叩いたり、物を投げたりするのはなぜ?あなたのお子さんは、なぜ友だちを叩いたり、物を投げたりすると思いますか? 理由はいろいろあるのではないかと思います。 「自分のおもちゃを友だちに急に取られた」「友だちのおもちゃが欲しくなった」という分かりやすいものもありますし、「投げてみたらおもしろかった!」なんて理由のこともあります。 以前に私の保育所で起きた出来事を例にお話しします。Aちゃん(1歳児)が何もしていないBちゃん(2歳児)を叩いたり、噛んだりすることが続きました。その理由は、これまで何度もBちゃんに自分が使っているおもちゃやあそびを取られたり、壊されたりしていたからです。その過去の記憶があるから、目の前をBちゃんが通っただけで「また、取られてしまう!」と思って自分の身を守るために叩いていたのです。 子どもの「今した行動」だけでなく、その前後や関係性にどういった思いがあったのかを見ることができると、子どもの行動が理解でき、大人の対応も変わってくるかもしれませんね。 どの月齢でも「あそび」や「良し」にしないこと私の保育所では、友だちを叩いたり、物を投げたりする行動をどの月齢でも「あそび」や「良いこと」と捉えないようにしています。 例えば0歳児を抱っこしているときに、大人のほっぺをペシペシ叩くことがありますね。こんなときは、「痛いよ。さすさすしてくれたらうれしいな」と子どもの手を持って一緒に「さすさす」します。物を投げたら「これは危ないから、ボールを投げてみよう」と、投げてもいい物と交換します。 ほっぺをペシペシされて笑顔で「痛い痛い~」と笑うと、赤ちゃんは「ペシペシしたら、ママ(パパ)が喜んでくれる! 楽しい!」と思ってしまいます。硬いおもちゃを投げて「じょうずに投げられたね!」と褒めたら、硬いおもちゃを投げてもいいと理解します。 子どもを叱る必要はなく、してもいい行動を伝える(教えてあげる)ようにできると良いですね。 感情的に怒らず、子どもの気持ちに寄り添いつつ「待つ」1歳児、2歳児になり、友だちと関わることが増えてくると、上記の方法では問題解決しなくなることもあります。 もし、友だちを叩いてしまったときには、まずは叩いたことに対して注意をして、子どもの行動を止め、声かけをします。「叩いたら痛い!」「叩いたら○○ちゃんがかわいそう」「叩くのはダメ!」など、お子さんへ伝わりやすい言葉でOKです。このときだけは、わざと大きめの声で叱ります。 そして、叩かれた友だちには、まず親が「痛かったねごめんね」とフォローを入れて、お子さんと向き合ってみましょう。このとき話しかける声は、できる限り静かな口調です。そして、叩いてしまった子どもには、まだ言葉でうまく伝えられない場合には、「どうして叩いたのかな?」「○○ちゃんのおもちゃが使いたかったの?」など子どもの気持ちを代弁します。「ママ(パパ)は、叩いたことがとっても悲しい」とママ(パパ)の気持ちも伝えましょう。そして、「○○ちゃんに謝ろうね」と一緒に謝ります。 今回は、とっても簡潔に書きましたが、子どもの気持ちはそんなに簡単に「謝る」方向には進みません。子どもの表情を観察しながらできる限り言葉数は少なく、「待つ」姿勢で声かけを行ってみましょう。もし、子どもが謝れなくても、そんなときもあるものですから大丈夫。代わりにママ(パパ)がしっかりと謝る姿を目の前で見せましょう。大切なのは、親が感情的に怒らないことです。 最後にお話しした方法は、少し親の「演技力」も必要になるかもしれません。感情的にならず、いかに簡単な言葉で子どもに伝わるように説明できるかも、子育てには大切かもしれませんね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2024年04月27日大学のサークルで知り合った慎司の第一印象は、「とにかく面倒見のいい人」というものでした。誰からも慕われる慎司は友だちが多く、そんな人と付き合える私は幸せ者だと思っていました。でも、結婚して子どもが生まれてわかりました。周囲に気配りのできる長所は、身内になると逆に厄介だと…。家族をほったらかしにしてまで、他人の面倒をみる必要あるのでしょうか?しかも、私に断りもなく冷蔵庫の中の作り置きを丸ごと持っていくってどういうこと!?次回に続く(全10話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています
2024年04月26日保育園での子ども同士のトラブルに悩んだ親御さんでしたが、無事に問題が解決したという体験談です。親としてどのように対処するべきか考え、おこなったことをご紹介しています。2歳になる息子は保育園に通いだしてからというもの、お友だちに顔や腕などを噛まれてしまい、ケガをして帰ってくることが多くなりました。本人はあまり気にしていないようでしたが、親としてはどうしても心配するものです。そんなときの対策について考えてみました。 息子が噛まれた!保育園に通い始めてからしばらく経ったある日、保育士さんが申し訳なさそうな顔で話しかけてきました。聞いてみると、息子が腕をお友だちに噛まれてしまったとのこと。痛々しく、歯形のあざができていました。痛かっただろうな……と思いました。 でも、もしかすると息子がお友だちが遊んでいたおもちゃを取ってしまったのかもしれない。息子もやり返しているかもしれない。2歳児のすることだし、仕方がない。その日はそんな気持ちで帰りました。 またまた噛まれてしまった…次の週、今度は顔を噛まれていました。その数日後は肩。その数日後は背中。その後も週に1回から2回噛まれることが3カ月ほど続きました。息子本人は噛まれた直後は痛くて泣くようですが、私と会うころには噛まれたことなど忘れている様子。 とはいえ、私がさすがに気になってしまい、なぜ噛まれているのか保育士さんに聞いてみました。すると「お友だちの1人がどうしても〇〇くん(私の息子)が近くにいると気になるようで、突然噛んでしまうんです。なるべく離すようにはしているのですが……」とのことでした。 息子がやり返していないのならよかったという気持ちと、この頻度で噛まれていると保育園を嫌いになってしまうのではという気持ちがわき上がりました。 親としての気持ちを保育園に伝える保育士さんたちは、できるだけのことをしてくれているのだと思います。また、噛んでくるお友だち自身も悪気があるわけではなく、かまってほしいとか、何か嫌なことがあったとか、さまざまな原因でそうしているのだろうと思います。 家族は「どの子に噛まれているんだ!」と相手を特定しようとしました。しかし、噛んでくるお友だちが誰かを知ったところで、「あの子は息子を噛む子」と嫌なイメージがつくだけで、何もすることはできません。ただ、「噛まれていることを心配に思っている」ということを保育園に伝えることだけはしておきました。 保育園がきちんと対応してくれた!3月はじめより、保育園のクラス分けがおこなわれ、今までと違う生活が始まりました。すると、息子がケガをして帰ってくることがなくなったではありませんか! おそらく保育園が、息子を噛んでしまうお友だちとはクラスを分けてくれたのだと思います。 子どもの保育園生活で不安なことがある場合は、園にきちんと伝えることで対応してもらえるのだと安心感が増しました。 今後も子ども同士のトラブルを見つけた場合は、園に相談してみようと思います。どうしても集団生活ではトラブルがつきものですが、息子の気持ちに寄り添いながら、保育園と協力して息子を見守っていきたいなと思いました。 イラスト/Michika著者:岩谷ともこ2歳男児を持つシングルマザー。社会人をしながら博士号取得中。育児・離婚・資産運用について執筆中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月11日保育士の中田馨さんが、集団行動での子どものトラブルや困りごとに対しての親のNG対応について教えてくれました。「すぐにお友だちに手を出してしまう……」、「なんでいつもお友だちとケンカするの……」とお悩みのパパやママはぜひチェックしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。保育所で子どもたちの遊ぶ様子を見ていると、お友だちが関わってきたときに何かしら「親が困ってしまうこと」が起こるものです。 2人、3人だと分かりにくいですが、集団になると見えてくることもあります。すぐにトラブルを起こしてしまう……とお悩みの親御さんもいるかもしれません。 そこで今回は、子どもが集団行動で起こした困りごとに対しての親の関わり方についてのお話をします。 友だちに手が出る、おもちゃを取る……こんなときは?集団で遊んでいると、あそび方が違ったり、相手のおもちゃが欲しくなったりして、手が出たりおもちゃの取り合いをすることがあります。相手のあることなので、どう対応すればよいか悩んでしまいますね。 自分の子が、叩いたり、おもちゃを取ったときは、お友だちをケガさせないためにも止めるとよいでしょう。「叩いたらダメ」、「お友だちのおもちゃを取らない」ことを伝えます。そして、子どもの「イヤだった」、「欲しかった」という、そのときの気持ちを代弁して共感しましょう。 「すぐに叩いて乱暴な子」とか「“かして”って言えない子」などとレッテルを貼らないようにしましょう。このとき、よく言うのが「お口で言って!」という言葉。「お口で言う」とぼやけた言い方をするのではなく、何をして欲しいか明確に伝えることも大切です。 ですので、何度も繰り返し「イヤなときは“イヤ”って言うんだよ」、「お友だちが持っているおもちゃは“かして”って聞こうね」など伝えます。 ケンカは悪いことではない!子どもがケンカを始めると、親はヒヤヒヤしますよね。「お友だちに嫌な思いをさせていないか?」、「ケガをさせていないか?」などが心配なことだと思います。 ここで大切なことは、「ケンカは悪いことではない」ということ。ケンカをすることで、相手には自分とは違う思いがあることが学べます。自分の意見も言えますし、自分の意見が通らないことを知ることができます。今、子どもは人間関係を身をもって学んでいるのです。 もし、気の知れたお子さんとのおもちゃの取り合いになったときは、親同士に余裕があるのなら、すぐそばで見守るのもよいでしょう。保育所では2歳半ば以降、特に3歳を過ぎたお子さんの場合、安全なケンカだと分かったら、すぐに助けられるところに行き、黙って2人がどうするかを見守ります。 言うとしたら「どうしたの?(理由を聞いて)そうなんだ。じゃあ、どうすればいいかなあ?」と考えてもらいます。2人で解決できることもあるし、別のお友だちが提案を持ってきて解決することもあります。すべてを大人が解決しようとせず、子どもたちにも解決できる力があることを信じて「待つ」ことも大切です。 「何だかうちの子、集団行動が難しいかも」と思ったときに、お母さんが思う「できている子」を見るのではなく、自分の子どもが集団行動の何に困っているかを観察してみてください。子どもが困っていることが分かれば、おのずと親が何をすればいいかの答えが見つかるはずです。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2024年04月10日放課後はよく、小学2年生の次女の友だちが家に遊びに来るのですが、ある日冷蔵庫のお菓子を友だちが勝手に食べていたことが発覚して……? 次女の友だちが、わが家でやりたい放題!?小学2年生の次女には、仲良しの友だちが3人います。わが家で遊ぶことが多く、私も快く受け入れていました。しかし私がテレワークで家にいたある日、3人の友だちが冷蔵庫を勝手に開けてお菓子を食べていたようです。私は別の部屋で仕事をしており気づかなかったのですが、長女がそのことに気づき次女に聞くと、「え? そうなの?」と知らない様子。台所にお菓子のゴミだけが投げ捨ててあり、「勝手に食べたのかな……」と私も次女もショックでした。 次の日、私は学校の先生に電話で相談。先生に確認してもらうと、3人は「勝手に食べました」と認めたそうです。そして、私も3人と話し、「勝手に食べたら泥棒になるんだよ!」と叱りました。すると「だっておなかが空いてたから…」とまさかの発言が! 私はあまりの非常識さに腹が立つ気持ちをなんとか押さえ、「そういうときは、私か娘ちゃんにひと言相談してね」と言いました。みんな反省している様子で、私も大ごとにはしたくないと思ったので、友だちの親へ話すことはしませんでした。しかし、よその子だからと遠慮せずきちんと話してよかったです。 よその子を叱ることに対して少しおっくうな気持ちもありましたが、時にはきちんと叱って教えてあげることが大切だと思いました。しかし、家にいたとはいえ子どもたちから目を離してしまった私もよくなかったと反省。この件以来、わが家で遊ぶ頻度を減らしてもらったり、家に招く際は子どもたちから目を離さないようにしたりしています。娘と友だちは相変わらず仲良く遊んでいるようです。 作画/Pappayappa著者:茂木 あずさ
2024年04月09日皆さんは、買い物中にトラブルに巻き込まれた経験はありますか?今回はベビーカーに乗り込む子どものエピソードとその感想を紹介します。(CoordiSnap編集部)ベビーカーに乗せて買い物主人公が子どもをベビーカーに乗せて、買い物をしていたときのことです。6歳くらいの見知らぬ子どもがやたらとついてきて…。見知らぬ子どもが乗り込む出典:CoordiSnapその子どもが、主人公の子どもが寝ているベビーカーに乗り込もうとしてきました。主人公は思わず「ちょっと!うちの子が寝てるのに」と叫びます。すると子どもの親はその状況に気づいているにもかかわらず、まったく注意しないのです。それどころか「うける(笑)」と笑いながら見ていました。どうしたらいいか悩み、店員に相談した主人公。すぐに店員が「他のお客さんの迷惑になります」と親を一喝してくれてスカッとしたのでした。読者の感想子どもが寝ているベビーカーに見知らぬ子どもが乗り込んできたら驚愕です。さらに親は笑いながら見ているなんて信じられませんでした。店員が注意してくれてよかったと思いました。(40代/女性)知らない子どもがベビーカーに乗り込もうとしてきたら、驚いて悲鳴をあげてしまいそうです。親はきちんと自分の子どもを見て、悪いことをしているときには注意してほしいと思います。(30代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。
2024年04月04日夫の転職がきっかけで、住み慣れた街を離れて暮らしていたライコミさん一家。人見知りな娘・ライコちゃんが小学校2年生のとき「リアムちゃん」という初めてのお友だちができました。ある日ライコちゃんが「リアムちゃんの家に行く」と出て行ったきり、門限を過ぎても帰らない事件が発生! 結局、20時を過ぎてからライコちゃんは帰宅します。以来、リアムちゃんと遊ばなくなったライコちゃん。中学校に進学したある日、リアムちゃんたちと遊ばなくなった理由をライコミさんへ話してくれました。ライコちゃんは、事件の数日前にライコミさんの妹・リサコさんからお小遣いをもらい、リアムちゃんとリアムちゃんのお姉ちゃん・ジュリアちゃんに自慢してしまいました。 すると「ショッピングモールにプリクラを撮りに行こう」と提案されます。しかし、ショッピングモールでお金を使い果たしたリアムちゃんとジュリアちゃんは「私たちの分も帰りのバス代出して」と言ってきたのです。全員分のバス代はなく、自分だけバスに乗ることもできなかったライコちゃんは結局、4時間かけて3人で歩いて帰らざるを得ない状況になったのでした。無事家にたどり着いたものの、門限を大幅に過ぎたことを叱られると思ったライコちゃんは、部屋に閉じこもります。 ライコミさんから「いつでもいいから話せるようになったら話してくれる?」とやさしく声をかけられて、ライコちゃんは安心して眠ってしまうのでした。 母親の気持ちを知った娘は 「ライコはライコなりに考えや事情があると思う。だから本人が言いたくないことは無理に聞かずに待ってあげたいの」 母親の想いを知ったライコちゃんは、当時の気持ちを思い返すように、改めてライコミさんに「ありがとう」と「ごめんなさい」を伝えます。 すべての真相を知ったライコミさんは、ライコちゃんがまっすぐ育ってくれたことにひと安心。「こちらこそ話してくれてありがとう。」と、娘と2人して泣き出してしまうのでした。 数年後。ライコミさんはスーパーで買い物をするリアムちゃんの姿を見かけます。リアムちゃんは大きなおなかを抱えながら、パートナーらしき人と幸せそうにしていたそう。楽しそうな彼女の笑顔に、ライコミさんと夫は、改めて子どもたち全員の幸せを願うのでした。小学生の子どもが門限を大幅に過ぎて帰ってきたら、つい理由を問い詰めたくなってしまうものでしょう。「もうあの子と遊ばないで!」と言ってしまうかもしれません。しかし、ライコミさんが何よりも大切にしたのは、娘の気持ちでした。 「信じて待つ」のはなかなかできることではありませんが、そんな母親のもとで育ったライコちゃんは、素直なやさしい子に成長しました。子育ては思いがけないことがいっぱい。子どもの友人関係につい口を出したくなることもあるかと思いますが、私たちも子どもの行動に干渉しすぎず、信じて待つ姿勢を見習いたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
2024年04月01日20歳で結婚・出産し、現在アラサーになった私は、学生時代の友だちグループと毎日やり取りをしていました。みんな同時期に子どもを産んだので、子育てのことや夫のこと、いつもたわいない話をしていたのですが……。男児2人のママであるA子の「女の子っていいよね」の発言に、次第にイライラするようになってしまいました。「いいなぁ~!女の子っていいよね~!次は女の子がいいなぁ」 学生時代の友人が育児の戦友に!心強い味方のはずが…? 学生時代に出会った私と友人たちの4人グループ。卒業後、私たち4人は同時期に結婚・出産をし、子どもが生まれてからも毎日連絡を取り合っていました。くだらないことや、子育ての悩み、夫の愚痴など……会う約束をしている前日から夜中まで盛り上がるほど! しかし、1つだけ気になることがあったのです。それは、男の子2人のママであるA子の「女の子が欲しかった」という発言。私より少し早く出産したA子は、自分の息子が生まれてすぐは「男の子ってかわいい!」と大絶賛。ところが、私ともうひとりの友だちが女の子を生むと、「女の子は大人しくていいなぁ」「女の子うらやましい」などの発言が増えていったのです。 A子はもともと、人のものをうらやましがる性格だったので、あまり気にはしていませんでした。ですが、A子が2人目を妊娠し、性別が男の子だとわかったとき「もうやだ」と言い出したのです。いくら女の子がうらましかったとしても、授かった命に対しての心ない発言に驚きました。その後も、連絡をとるたびに「女の子っていいな」という発言ばかり……。 何かにつけて「女の子が欲しい」という発想につなげるA子。価値観が合わないと感じ、私たちの間には次第に距離ができてしまいました。 今では連絡をとることも、会うこともなくなりました。いくら学生時代にずっと一緒に過ごしていたといっても、生活スタイルや環境が変わって、考え方や見え方が違ってくることもあるのだと実感した出来事です。 作画/Pappayappa著者:田中 里奈20歳で結婚出産を経験し、現在はアラサーの小学生ママ。現在は飲食店でパートをしながら、自宅で子育てコラムなどを執筆中。とにかくゲーマーで夜な夜なゲームをしています。
2024年04月01日長女が幼稚園でできた友だちと、そのママと私の家で遊んでいたときのことです。子どもたちのことを信じて、私とママ友が子どもたちの遊んでいる様子をよく見ていなかったために裏の家のおじいさんとトラブルになってしまいました……。 友だちと遊んでいたときのことわが家の庭は広いため、子どもたちは走りまわったり、サッカーをしたりします。天気が良ければよく庭で遊ぶ子どもたち。また庭はリビングのカーテンを開けると部屋から見えるようになっているので、子どもたちだけで庭で遊んで、私は部屋からその様子を見ているという状況がよくありました。 事件が起こった日も子どもたちだけで庭で遊び、私と長女の友だちのママは家の中でコーヒーを飲みながらゆっくりしゃべっている状態でした。 わが家の庭は2件の家と面しているのですが、そのうちの1件、裏に面しているおじいさんとトラブルになってしまったのです……。 子どもたちがやらかしていた驚愕の事実わが家の庭は、広い分、芝刈りをしたときに出るゴミが大量。そのため、ゴミ袋には入れず、死角になるところに積んでいました。なんと、子どもたちは私たちの目を盗んで裏の家のほうへ投げて遊んでいたのです……! そのため、裏の家の庭にも大量の芝生が入り込んでしまっていたようです。裏のおじいさんは子どもたちには怒らず、次の日私に直接、大量の芝生が家に入りこんだという旨を伝えにきました。伝え方の口調からとても怒っていることがよくわかりましたが、当然です……。 おじいちゃんは…完全に子どもたちの遊ぶ様子を見ていなかった私や子どもたちの行動に非があるので、とにかく謝りました。するとすぐに許してくださり、「これからは気をつけてね」 と言って去っていった裏のおじいさん。 今回はすぐに許してもらうことができて大きなトラブルには発展しなかったものの、子どもは予想もしないことを親の目を盗んでやらかしてしまうということを痛感。お友だちが遊びに来てテンションが上がっていたようで、しっかり見ていないといけないなと反省しました。 普段の様子から大丈夫だろうと思って油断していると、事件は起こるのだなと勉強になりました。これからはできるだけ細かに子どもの様子を見ようと心に決めた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:松谷 えりな3歳の息子と、年長・年少・1歳の娘たちの4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
2024年04月01日つっちさんは、2人の子どもを持つ主婦。2年生になったばかりの長女あるちゃんは、最近「リカちゃん」という新しいお友だちができたようです。ただつっちさんは、リカちゃんにだんだんと不信感を抱くようになります。リカちゃんが遊びに来た日、あるちゃんが集めていた消しゴムがひとつなくなりました。リカちゃんを送って行く帰り道、あるちゃんはリカちゃんのポケットが膨らんでいることに気づきます。勇気を出してリカちゃんに聞いてみると、やはりポケットの中にはあるちゃんの消しゴムが入っていました。しかしリカちゃんはとぼけて笑いながら軽く謝るだけ。あるちゃんは悲しくて悔しい気持ちを抑えて、笑ってリカちゃんを許したのでした。 マジでヤバい子じゃんリカちゃんを送って帰ってきた娘に元気がありません。理由を聞いてみると、リカちゃんとの消しゴムの一件を話してくれて……? つっちさんは、今までリカちゃんが来ている間に10分ほど家を空けたことが何度もあることを思い出しました。慌てて通帳と現金を確認するつっちさんですが、盗まれた形跡はないようです。 あるちゃんは、この事件をきっかけにリカちゃんと距離をとるようになりました。そして月日が経ち、3年生になったあるちゃん。リカちゃんとは違うクラスになったそうですが、他のお友だちにあるちゃんの悪口を言いふらしているようです。どこまでも最低な子だと憤慨するつっちさんですが、リカちゃんのことは相手にしないのが一番だとあるちゃんに伝えます。今回はたまたま未然に防げたけれど、現金や通帳などが盗まれていた可能性だってあります。たかが小学生だと思っていても、中には悪いことをするような子もいることを実感したつっちさんなのでした。 あるちゃんがリカちゃんと距離をとったことで、リカちゃんが家に遊びに来ることはなくなり、3年生になってクラスも離れたようで一安心ですね。 子ども同士が親しい間柄だと、親がどのように出ていくべきか悩むこともあると思います。ただ、その注意は子どもたちの将来のためになるはず。はじめは躊躇してしまうかもしれませんが、勇気を持って行動していきたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター つっち
2024年03月31日つっちさんは、2人の子どもを持つ主婦。2年生になったばかりの長女あるちゃんは、最近「リカちゃん」という新しいお友だちができたようです。ただつっちさんは、リカちゃんに、だんだんと不信感を抱くようになります。ある日、リカちゃんが約束もなく友だちのちかちゃんを連れて遊びに来ました。ちかちゃんは初めて来たお友だちの家だというのにやりたい放題。あまりの様子にさすがのつっちさんも厳しく注意します。そしてまたいつものように、遊びに来ていたリカちゃんにあるちゃんは集めている消しゴム見せ、トイレで離席。あるちゃんが戻るとリカちゃんは慌てた様子で今日はもう帰ると言い出します。その態度を不審に思い、引き出しを確認すると、買ったばかりの消しゴムがひとつなくなっていたのです。 友だちだと思っていたのに机の下を見ても消しゴムは落ちていなかったよう。もしかしてリカちゃんが消しゴムを盗んだのかと娘は疑い始めたのです。 帰ると言うリカちゃんをいつものように途中まで送って行く中、あるちゃんはリカちゃんのポケットが膨らんでいることに気づきました。違ったらどうしようと心配しつつも、思い切って消しゴムがなくなったことを切り出すあるちゃん。するとリカちゃんは、消しゴムなんて知らないとシラを切ります。ポケットに入っている物を見せてほしいと言うあるちゃんの言葉に急に焦り始めるリカちゃん。やはりポケットにはあるちゃんの消しゴムが入っていました……。 盗んでおきながら、「100個もあるんでしょ? 1個くらいいいと思ったー!」と、リカちゃんは笑いながら言います。リカちゃんの言動に傷ついて震えながらも、あるちゃんは笑って許したのでした……。 友だちを疑って真偽を確認するのはとても勇気のいる行動だったことでしょう。それなのに、リカちゃんはあるちゃんに軽く謝っただけ。リカちゃんは自分のしたことが、悪いことだと本当にわかっているのでしょうか。リカちゃんのひどい言動に傷つきながらも、ぐっとこらえて許してあげたあるちゃんを思うと胸が痛いですね。 「ちょっとぐらい……」「たくさんあるから……」なんてことは盗んでいもいい理由にはなりません。リカちゃんには自分のおこないをしっかりと反省してほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター つっち
2024年03月30日意識してよ!友だちから恋人に昇格する方法気になる彼にどうアプローチするか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?彼に気持ちを寄せていても、なかなかその思いが届かない時、心が折れそうになることもあるかと思います。そこで、彼の目に留まり、恋人ポジションへと昇格するためのコツを3つお教えします。彼にとっての理想の彼女を演出する普段から控えめな態度だと、彼に「自分に興味がないのかもしれない」と誤解されかねません。彼に自分が理想の彼女である可能性を感じさせることが重要だと考えられます。たとえば、彼女ならではの会話を取り入れるなどして、彼が自分のことを異性として意識するように仕向けましょう。「一緒にこんなデートをしたいな」という願望や「僕と付き合ったら楽しいと思うよ」という直接的なアプローチも一つの手段かもしれません。支えになる存在を目指す彼が何かにつまづいたり悩んでいる時は、大きなチャンスです。その状況でサポートをすることで、彼にとっての特別な存在へと近づけるかもしれません。前向きな言葉をかけることで、彼に活力を与え、彼の心に対するあなたの印象を強めることができます。彼があなたと一緒にいるときに安心感を感じれば、自然とあなたへの思いが強まり「本命の彼女」として見てもらえる可能性が高くなるでしょう。共通の趣味で距離を縮める彼の趣味について興味を持つことから、二人の関係を深めるきっかけが見つかるかもしれません。ただ話を聞くだけでなく、実際に共に趣味を楽しむことで、距離感が一気に縮まる場合があります。例えば、彼が映画を楽しむなら、一緒に鑑賞する計画を立ててみるのもいいでしょう。また、あなたの趣味を彼に紹介し、共に過ごす時間を持つことで、二人の絆をより深めることができるでしょう。すぐには諦めないまだ彼にとっての恋愛対象になっていない可能性がありますが、その為にさっそくに諦める必要はありません。異なるアプローチを試みることで、彼の心に少しずつ近づいていくことができるはずです。(愛カツ編集部)
2024年03月30日つっちさんは、2人の子どもを持つ主婦。2年生になったばかりの長女あるちゃんは、最近「リカちゃん」という新しいお友だちができたようです。ほぼ毎日のようにつっちさんの家に遊びに来ているリカちゃん。夕方遅くに帰ることもあり、親御さんが何も言わないのかと疑問に思ったつっちさんは、リカちゃんに聞いてみることに。すると両親は仕事で19時まで帰ってこないとの返答! リカちゃんから母親は胃がんで余命2年と聞かされていたつっちさん親子は驚きました。もう病気は治ったという見え透いた嘘をつくリカちゃんに、つっちさんはだんだんと不信感を抱くようになります。 はっ?なんだこのクソガキは!久しぶりにリカちゃんが来なかった日、娘と2人でおやつを食べようと私はウキウキ準備をしていました。すると玄関のチャイムが鳴って誰かが訪ねて来たのです。インターフォンを覗いた先にいたのは……? いきなり友だちのちかこちゃんを連れて突然遊びに来たリカちゃん。また何も言わずに家に上がろうとするリカちゃんに、つっちさんは以前より少し厳し目に注意します。 ちかこちゃんは初めて来た家にも関わらず、部屋を勝手に開けたり、おやつを要求したりとやりたい放題。あまりの非常識っぷりに腹が立ったつっちさんは、用事があるからとリカちゃんたちを早めに帰しました。その日を境に、娘のあるちゃんもリカちゃんに不信感を抱くようになったようです。そしてある日、いつものようにリカちゃんが学校帰りに遊びに来ました。あるちゃんが集めているという消しゴムを見せてもらった後、なぜか不敵な表情を浮かべるリカちゃん……。あるちゃんがトイレから戻ると、リカちゃんは慌てた様子で、今日はもう帰ると言い出しました。その態度を訝しく思ったあるちゃんは、引き出しの中を確認します。すると、買ったばかりの消しゴムがひとつなくなっていることに気づいたのでした。 大切な消しゴムがなくなったことに気づいたあるちゃん。リカちゃんの態度に違和感を覚えたあるちゃんは、リカちゃんが消しゴムを盗ったのではないかと考えました。ただあるちゃんの立場から考えれば、せっかくできた友だちを疑うのはつらいこと。もしリカちゃんが盗っていなかったとしても「自分の消しゴムを盗ったか?」と友人に聞く行為自体、友人関係が崩れてしまう場合もあり、どう行動するべきか迷いますよね。みなさんは、お子さんからこのような相談をされた場合、どのように対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター つっち
2024年03月29日つっちさんは、2人の子どもを持つ主婦。2年生になったばかりの長女あるちゃんは、最近「リカちゃん」という新しいお友だちができたようです。リカちゃんが遊びに来た日の帰りは、娘が途中まで送って行くのが日課になっていました。子ども2人だけで外を歩くことに不安を感じていたつっちさんは、雨の日の帰り道にリカちゃんを車で送って行くことにします。しかし、車に乗るときも家に到着したときもリカちゃんは一言のお礼も言いません。頻繁に家に遊びに来るだけにだんだんとモヤモヤが募っていくつっちさんなのでした。 えっ!絶対嘘でしょ…またもやリカちゃんが家に遊びに来ていたある日、18時近かったこともあり、私はリカちゃんにそろそろ帰るよう促しました。するとリカちゃんが娘にコソコソと何かを伝えていて……? 夕方の忙しい時間帯に車で送ってほしいと頼んでくるリカちゃんに不満を感じながらも、つっちさんは家まで送り届けていました。ほぼ毎日のように遊びに来ていて、リカちゃんのご両親は何も言わないのかとつっちさんは疑問に思うように。 そしてリカちゃんに聞いてみると、「お父さんもお母さんも仕事で19時まで帰ってこない」という返答が……!以前、お母さんが胃がんで余命2年だと聞かされていた娘とつっちさんは驚きを隠せません。しかしリカちゃんは、お母さんの病気が治ったと見え見えの嘘をついたのです。つっちさんは、それ以降リカちゃんに不信感を抱くようになりました。 リカちゃんが嘘をついていたとは驚きました。しかも、お母さんが余命2年だなんて……ついていい嘘と悪い嘘がありますよね。嘘をついたり、毎回のように車で送ってもらってもお礼を言わなかったりと、リカちゃんの言動には問題が多いように感じます。 娘の友だちだからと我慢してきたつっちさんですが、リカちゃんのためにも一度、ハッキリ伝えるのも良いかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター つっち
2024年03月28日つっちさんは、2人の子どもを持つ主婦。2年生になったばかりの長女あるちゃんは、最近「リカちゃん」という新しいお友だちができたようです。リカちゃんのお母さんの病気を知り、力になりたいと思うつっちさん。そんなある日、娘がリカちゃんを突然家に連れて来ました。リカちゃんが一度も家へ帰らずに遊びに来たことが気がかりだったつっちさんは、次からはお家の人に言ってから来るようリカちゃんに伝えます。しかしその数日後、リカちゃんはまたもランドセルを背負ったまま遊びに来たのです。 ちょっとはお礼とか言えないの…?私は一瞬、怪訝な表情を見せてしまいましたが、リカちゃんは遊びに来ることを家の人に言ってきたよう。さらに2人が一緒に宿題をすると聞いて私は納得しました。 料理をしていたつっちさんの耳に、答えを見ながら宿題をしている声が聞こえてきました。つっちさんがそっと覗いてみると、答えを見ているのはリカちゃんだけのよう。 他人の家庭のことに口出しはできないと、リカちゃんには何も言わなかったつっちさんですが、娘には答えを見ないように伝えます。リカちゃんが家に遊びに来た日の帰りは、娘が途中まで送って行くのが日課になっていましたが、子ども2人だけの外出を心配するつっちさん。雨の日はさすがに心配だったので、車でリカちゃんを送って行くことにしました。 しかし家に到着してもつっちさんにお礼を言うことなく去って行ったリカちゃん。だんだんとリカちゃんの言動にモヤモヤしたものを感じるつっちさんなのでした……。 まったくお礼を言わないリカちゃんが気になりますね。まだ幼いとはいえ、同じ小学2年生のあるちゃんはきちんとお礼を言っています。頻繁に遊びに来るだけにつっちさんのモヤモヤも募っているようです。 他人の家庭の教育方針に口を挟むべきかは難しい問題。ただ、子どもの将来のためにも挨拶やお礼などの基本的なマナーはお家でしっかり教えていきたいですよね。 著者:マンガ家・イラストレーター つっち
2024年03月26日つっちさんは、2人の子どもを持つ主婦。2年生になったばかりの長女あるちゃんは、最近「リカちゃん」という新しいお友だちができたようです。次の授業参観でリカちゃんの親御さんと話してみようとしたつっちさんですが、その日リカちゃんは授業参観を欠席しており、結局リカちゃんの親御さんと会えませんでした。それからしばらく経ったある日、つっちさんは娘から、リカちゃんのお母さんが胃がんで余命2年であることを聞かされました。まだ会ったことのないリカちゃんのお母さんですが、つっちさんとあるちゃんはショックを受けます。そしてつっちさんは、リカちゃんとお母さんの力になりたいと思うようになったのでした……。 おーい!!そんなある日、娘が約束もなくリカちゃんを家に連れて帰ってきて私は大慌て……! ※「なったりしん??」→「なったりせん??」 つっちさんは、大急ぎで家を片付け、リカちゃんを家に招き入れます。しかしリカちゃんは、「お邪魔します」や「こんにちは」の挨拶もなしに家に入りました。 少しイラっとしたつっちさんですが、リカちゃんの家の事情を思い出し、少しでも元気になってほしいとジュースやお菓子でもてなします。リカちゃんが一旦家に帰らず、学校帰りに直接遊びに来たことがどうしても気がかりだったつっちさん。今度からは、一度家にランドセルを置いて、お家の人に伝えてから遊びに来るように言います。しかし、その後またランドセルのまま家に遊びに来たリカちゃん。今回も挨拶はありません……。一瞬怪訝な表情になったつっちさんですが、2人で宿題をすると聞き、つっちさんは喜ばしいことだと納得したのでした。 家庭事情が大変なお友だちの力になりたいと思いつつも、親御さんに言わずに遊びに来ることがあると困ってしまいますよね。アレルギーがあったり、家庭ごとにルールも違うので、なるべく連絡はしておいてほしいもの。 そして挨拶をまったくしないリカちゃん……。他人のお家にお邪魔するときは挨拶するのが基本。本当は親がしっかり教えるべきことですが、小学生ともなると子どもの遊び先に同行することはなかなか難しいですよね。今後のトラブルを避ける意味でも、他人の家でのマナーを最低限でも教えてあげる、厳しい面を持って接する必要もあるかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター つっち
2024年03月24日つっちさんは、2人の子どもを持つ主婦。2年生になったばかりの長女あるちゃんは、最近「リカちゃん」という新しいお友だちができたようです。ある日、リカちゃんと学校の校庭で遊ぶ約束をしてきたあるちゃん。学校と家は少し離れており、心配だったつっちさんは車で送って行くことに。しかしその日、リカちゃんは遊ぶ約束を忘れていたそうで現れることはなかったのです。保育園のときのように保護者同士で連絡が取れないことをもどかしく感じたつっちさんは、次の授業参観でリカちゃんの親御さんと話してみようと決心したのでした。 えっ…?!リカちゃんの親御さんと仲良くなりたいと意気込んでいた私ですが、授業参観当日、リカちゃんはお休みしていて……? 授業参観日からしばらく経ったある日、リカちゃんのお母さんが胃がんであることを、娘・あるちゃんから聞いたつっちさん。学校に行くとリカちゃんの元気がなく、あるちゃんが理由を聞くと、お母さんが胃がんであること、余命2年であることを聞かされたといいます。しかし涙するリカちゃんの手の隙間からは、不敵な笑みが見え隠れしていたことにあるちゃんは気づいていなかったよう……。あまりの事実につっちさんもあるちゃんもショックを受けます。そしてつっちさんは、リカちゃんが授業参観の日にお休みしていたことや、あるちゃんと遊ぶ約束を守れなかったのはお母さんの病気が理由だったのだと考えます。まだ会ったことはないリカちゃんのお母さんですが、「力になりたい……ッ」と強く感じるつっちさんなのでした。 リカちゃんのお母さんが胃がんだったとはショックですよね……。まだ小学2年生のリカちゃんにとってもつらいことではないでしょうか。 子どものお友だちの家族が大変なとき、だれしもなにか力になれることはないかと考えますよね。その気持ちだけでも相手は救われるのではないでしょうか。またつっちさんは、あるちゃんからリカちゃんへの接し方を相談された際、「いつもどおり接すること」「つらそうなときはそばにいてあげること」を提案しましたが、みなさんがお子さんから同じような質問をされた場合、どう答えますか? >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター つっち
2024年03月23日つっちさんは、2人の子どもを持つ主婦。2年生になったばかりの長女あるちゃんは、最近「リカちゃん」という新しいお友だちができたようです。 楽しそうで良かった!小学2年生のころ、娘は同じクラスの「リカちゃん」という女の子と仲良くなりました。娘はリカちゃんと過ごす時間が増えていき……。 つっちさんの娘・あるちゃんは、小学校区域から少し離れた保育園に通っていたこともあり、女の子のお友だち作りはゼロからのスタートでした。1年生のころはうまくお友だちが作れず、学校が楽しくなかったよう。2年生になってリカちゃんと仲良くなってからは学校も楽しそうに通っており、つっちさんは安堵していました。ある日、あるちゃんは、学校の校庭でリカちゃんと遊ぶ約束をしたと言います。ただ、家から学校までは子どもの足で35分ほど。ひとりで行かせるのが心配だったつっちさんは、車で学校まで送り届けることにしました。 しかし、そこにリカちゃんの姿はなく、15分待っても一向に現れません。その日は諦めて帰宅し、つっちさんが翌日あるちゃんに聞くと……なんとリカちゃんは約束を忘れていたのです。娘を蔑ろにされたようで怒りを覚えるつっちさんですが、あるちゃんが許してあげているということで、納得しました。 保育園時代は送迎で保護者と顔を合わせる機会もあり、親同士も連絡が取れていました。ですが、小学生になるとなかなかそういった機会はありません。そこでつっちさんは、今度の授業参観でリカちゃんの親御さんと仲良くなる決心をしたのでした。 リカちゃんというお友だちができたことで、娘・あるちゃんの学校生活が楽しくなったのはよかったです。しかしリカちゃんは、あるちゃんと遊ぶ約束を忘れてしまう、少しルーズな性格のよう。 お子さんが小学生になると、親の目が行き届かない部分も多くなっていきますよね。今回の、お子さんの友だち付き合いもその1つではないでしょうか。みなさんは、お子さんが小学校に入学した際、不安だったことはありますか? またその不安を解消するためにどのようなことをされましたか? >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター つっち
2024年03月22日子どもが小学生になったばかりのとき。家族でBBQをする際に、子どもが友だちを呼びたいと言ってきました。なので、近所に住んでいるクラスメイト3人を呼ぶことにしたのですが……。 楽しいはずのBBQが…BBQに招いた3人のうち2人のご家庭は手みやげやアウトドア用品を持ってきてくださり、とても助かりました。 ところが、もう1人は自分の兄妹5人みんなでやってきて、なおかつ兄妹の友だちまで連れてきて……。 予想を超える大人数になった上、「あなたは一体誰!?」という知らないうちの子どもが家の庭で走り回っていました。そしてまた、その子たちがすごく食べるんです……。この日のために取り寄せたちょっといい魚貝やお肉をあっという間に平らげ、今食べなきゃ損!というような感じでたらふく食べたと思ったら、今度は家に上がっておもちゃで遊び始めました。 楽しくなるはずのBBQ。ホストのわが家は満足に食べられず、片付けに追われ、ただただ疲弊した1日に。 子どものクラスメイトとはいえ、家族ぐるみでの付き合いは慎重にしようと思いました。 ◇ ◇ ◇ 同じ子育て世代でも、家庭によって価値観は違いますよね。子どもが小さいうちは親同士の関わりも多く、どこか違うな……と感じたら、少し距離を置いてみるのもいいかもしれません。なるべく心の負担を少なく、穏やかに暮らしたいですね。 イラスト/さくら著者:小川ハナ
2024年03月14日子どもの入学式でのエピソードです。周りの目なんて気にしない親子誰もがわが子の入学式は楽しみです。しかし、とあるママは本当にわが子しか見えていないようでした。何かある度にわが子の名前を大きな声で呼んだり、子どもが振り返ってママを見るたびに大きく手を振っていました。厳かな雰囲気の入学式なので、その親子だけ浮いていて、周りからは白い目で見られていました。私も「いくら可愛いわが子とはいえ、入学式でそこまで親子のコンタクトを取る必要ないのでは?」と、思いました。 ◇◇◇ 子どもの晴れ舞台なので気合いを入れたくなる親の気持ちもわかります。しかし、厳粛な場なので周りへの配慮をして欲しいですよね。そして、主役は親ではなく子どもたちです。ママとパパは、子どもの成長を見届けることに専念して、心の中で新しい門出をお祝いして欲しいですね。 作画/まげよ著者:山田もあ30代、小学生の子供がいます。今は自営業の旦那の仕事を手伝いつつ主婦をしています。
2024年03月13日夫の転職がきっかけで、住み慣れた街を離れて暮らしていたライコミさん一家。人見知りな娘・ライコちゃんが小学校2年生のとき「リアムちゃん」という初めてのお友だちができました。ライコちゃんは、リアムちゃんと公園やリアムちゃんの家で遊ぶようになりました。ところがある日「リアムちゃんの家に行く」と出て行ったきり、門限をすぎても帰らない事件が発生! 結局、20時を過ぎてから帰宅したライコちゃんは「リアムちゃんとリアムちゃんのお姉ちゃん・ジュリアちゃんとバスでショッピングモールに行っていた」と泣きながら説明します。 その日以降、ライコちゃんはリアムちゃんと遊ばなくなったのです。そして数年が経ち、中学校に進学したある日、リアムちゃんたちと遊ばなくなった理由を話してくれたのです。 ライコちゃんは、事件の数日前にライコミさんの妹・リサコさんからお小遣いをもらい、リアムちゃんたちに自慢してしまいました。すると「ショッピングモールにプリクラを撮りに行こう」と提案されました。しかし、ショッピングモールでリアムちゃんとジュリアちゃんはお金を使い帰りのバス代がなくなってしまい、「私の分もバス代出して」と言ってきたのです。 全員分のバス代はなく、自分だけバスに乗ることもできなかったライコちゃん。結局、4時間かけて3人で歩いて帰らざるを得ない状況になったのでした。親が思ってもみなかった事件の真相は 帰り道も相変わらずマイペースに無茶苦茶な提案ばかりしてくる姉妹に、次第に嫌悪感が増すライコちゃん。ようやく家の近所に帰り着き「やっと解放される……」とホッとしたのも束の間、ライコちゃんは門限を大幅に過ぎていることに気づきます。 「ママ……怒ってるよね……?」不安に押しつぶされそうになりながら、ライコちゃんは急いで帰宅。しかし、家には誰もいません。 瞬時に「私を探しに行ってるのかな。ママ心配してるんだ……」と悟ったライコちゃんでしたが、その後すぐに帰ってきた母親の大きな声に驚き、つい自室に立てこもってしまいます。 そしてそのまま体力の限界を迎えたライコちゃん。母親がいつものようにやさしく話しかけてくれる声を聞き、安心して眠ってしまったのでした。 親として子どもを強く心配するあまり、つい大きな声を出して怒ってしまった経験を持つ方は多いはず。しかし、親に責められれば子どもの逃げ場はなくなります。 悪いことをしたときは叱ることも必要かもしれませんが、まずは子どもの考えを受け止めてあげることができるといいですね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
2024年03月12日夫の転職がきっかけで、住み慣れた街を離れて暮らしていたライコミさん一家。人見知りな娘・ライコちゃんが小学校2年生のとき「リアムちゃん」という初めてのお友だちができました。ライコちゃんは、リアムちゃんと公園やリアムちゃんの家で遊ぶようになりました。ところがある日「リアムちゃんの家に行く」と出て行ったきり、門限をすぎても帰らない事件が発生! 結局、20時を過ぎてから帰宅したライコちゃんは「リアムちゃんとリアムちゃんのお姉ちゃん・ジュリアちゃんとバスでショッピングモールに行っていた」と泣きながら説明します。 その日以降、ライコちゃんはリアムちゃんと遊ばなくなったのです。そして数年が経ち、中学校に進学したある日、遊ばなくなった理由を話してくれたのです。 ライコちゃんは、事件の数日前にライコミさんの妹・リサコさんからお小遣いをもらっていたそう。 そのことをリアムちゃんたちに自慢したライコちゃんは、ショッピングモールでプリクラを撮りに行こうと提案されて……?3人は意気揚々と出発! ワクワクが勝り、子どもだけでショッピングモールに行った3人。最初は楽しかったものの、ライコちゃんは夕方が近づくにつれ徐々に不安を感じ始めます。 「もう4時になりそうだから、そろそろ帰らない?」とライコちゃん。 ところが、ジュリアちゃんは「私の分もバス代出して」と言い出します。2人は持っていたお金を使ってしまい、帰りのバス代が足りなくなってしまった様子。1人で帰ることもできないライコちゃんは、歩いて帰ることにしたのでした。 行き慣れているならともかく、初めての場所に親へ相談もせずに、子どもたちだけで行ったのはよくなかったかもしれませんね。 ライコちゃん自身も楽しいお出かけから一転、こんな状況になるとは夢にも思わなかったことでしょう。 こういったリスクに備えて、親の連絡先を持たせておく・交番の場所を教えておくといった対策を日ごろから取っておきたいものですね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
2024年03月11日夫の転職がきっかけで、住み慣れた街を離れて暮らしていたライコミさん一家。人見知りな娘・ライコちゃんが小学校2年生のとき「リアムちゃん」という初めてのお友だちができました。ライコちゃんは、リアムちゃんと公園やリアムちゃんの家で遊ぶようになりました。ところがある日「リアムちゃんの家に行く」と出て行ったきり、20時過ぎまで帰らない事件が発生! 結局、20時を過ぎてから帰宅したライコちゃんは「リアムちゃんとリアムちゃんのお姉ちゃん・ジュリアちゃんとバスでショッピングモールに行っていた」と泣きながら説明します。 その日以降、ライコちゃんはリアムちゃんと遊ばなくなったのです。そして数年が経ち、中学校に進学したある日、2人が急に遊ばなくなった理由を話してくれたのです。 ライコちゃんは、ずっと家族に謝りたかったことがあるそうで……?ショッピングモールに行く数日前のこと… ライコちゃんによれば、あの日リアムちゃん・ジュリアちゃんとバスでショッピングモールに行くきっかけになったのは、ライコミさんの妹・リサコさんからもらったお小遣いだそう。 小学校2年生のライコちゃんは、初めて手にしたお札に感動し、リアムちゃん・ジュリアちゃんに自慢してしまいます。 すると、そのお札を見たジュリアちゃんが「これだけあればプリクラ撮りに行けるよ!」「バスで行けば門限までに帰ってこれるよ」と提案してきて、子どもたちだけでショッピングモールへ行くことになったのです。小学校2年生のライコちゃんは、初めてのお札を手に入れてうれしい気持ちを抑えきれなかったのでしょう。 リサコさんが悪いわけではありませんが、子どもがお金の価値を正しく認識できるようになるまでは、親にも伝えたうえでお小遣いをあげるのがベターかもしれませんね。 トラブルに巻き込まれないためには、お金の価値や大切さを親子でしっかりと話し合う時間を設けてもいいかもしれません。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
2024年03月10日夫の転職がきっかけで、住み慣れた街を離れて暮らしていたライコミさん一家。人見知りな娘・ライコちゃんが小学校2年生のとき「リアムちゃん」という初めてのお友だちができました。ライコちゃんは、リアムちゃんと公園やリアムちゃんの家で遊ぶようになりました。ところがある日「リアムちゃんの家に行く」と出て行ったきり、20時過ぎまで帰らない事件が発生! 遅くなった理由は「リアムちゃんとリアムちゃんのお姉ちゃんと、バスでショッピングモールに行っていた」と、何も言わず遠出していたことを知り「リアムちゃん一家とのつき合い方」について真剣に悩むライコミさん。 しかし、その日以降、ライコちゃんはリアムちゃんと遊ばなくなったのです。そして数年が経ち、中学校に進学したある日のこと。 「久しぶりにリアムちゃんを見た」と話し始めたライコちゃん。それをきっかけに、ライコミさんは、2人が急に遊ばなくなった理由を知ることになるのです。 当時、独占欲の強いリアムちゃんが他の友だちを寄せ付けず、クラスで孤立していたライコちゃん。2人で遊んでいるとリアムちゃんが意地悪を言われて嫌な思いをしていたそう。 しかし、リアムちゃんが学校を休んだある日、「本当はライコちゃんと遊びたいんだ!」と話しかけてきてくれて、クラスメイトの数名でリアムちゃんと遊ぶように!ライコちゃんがずっと謝りたかったこと 2人きりで遊ぶ時間が減ったことで、少しずつリアムちゃんに対する苦手意識が薄れてきたライコちゃん。 クラスメイトもすっかり、リアムちゃんやリアムちゃんの姉・ジュリアちゃんと打ち解けたようです。そのうちライコちゃんたちは、リアムちゃんの家で遊ぶことが増えていきます。 ときにはジュリアちゃんも含めて楽しい時間を過ごしていたようですが、ライコちゃんの中では「あの日」のできごとがずっと胸につかえていたそう。 「あの日」とは、ライコちゃんがリアムちゃん・ジュリアちゃんとバスでショッピングモールに行き、帰宅が遅くなってしまった日のこと。ライコちゃんは時間が経った今でも、家族に心配をかけたことを、深く反省していたのです。 当時はライコミさんも、幼い娘に負担をかけてはいけないと、深くは追求しませんでしたが、もしかしたらライコちゃんも、長年話を切り出すきっかけを探していたのかもしれません。 このことが、ライコミさん親子にとって過去のわだかまりを解消するきっかけになるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
2024年03月09日夫の転職がきっかけで、住み慣れた街を離れて暮らしていたライコミさん一家。人見知りな娘・ライコちゃんが小学校2年生のとき「リアムちゃん」という初めてのお友だちができました。ライコちゃんは、リアムちゃんと公園やリアムちゃんの家で遊ぶようになりました。ところがある日「リアムちゃんの家に行く」と出て行ったきり、20時過ぎまで帰らない事件が発生! 遅くなった理由は「リアムちゃんとリアムちゃんのお姉ちゃんと、バスでショッピングモールに行っていた」と、何も言わず遠出していたことを知り「リアムちゃん一家とのつき合い方」について真剣に悩むライコミさん。 しかしその日以降、ライコちゃんはリアムちゃんと遊ばなくなったのです。そして数年が経ち、中学校に進学したある日のこと。 「久しぶりにリアムちゃんを見た」というライコちゃんから、当時の話を聞きました。遊ばなくなった理由は「リアムちゃんと一緒にいるのがつらかったから」とのこと。 当時、独占欲の強いリアムちゃんが他の友だちを寄せ付けず、クラスで孤立していたライコちゃん。しかし、リアムちゃんが学校を休んだある日、「本当はライコちゃんと遊びたいんだ!」と話しかけてきてくれたのです。 2人の関係にも変化が… 「本当は2人とも遊びたい」というクラスメイトの本音を知り、ライコちゃんはクラスメートと和解します。さらにクラスメイトの計らいもあり、リアムちゃんも次第にみんなの輪に馴染めるように。 そして季節は変わり、風が冷たく、公園で遊ぶのがつらくなってきたある日のことです。 「寒いんだったらうちで遊ばない?」というリアムちゃんの提案を受けて、みんなでリアムちゃんの家へ行くことになりました。 少しだけ不安を覚えるライコちゃんでしたが「みんながいるのなら」と、自分もリアムちゃんの家で遊ぶことを決めます。 これまで2人きりになると、リアムちゃんから意地悪を言われたり、物を盗られていたライコちゃん。みんながいるとわかっていても「また何かされたらどうしよう」と、心配に思う気持ちがあったのでしょう。 ですが、みんなで遊ぶようになり、リアムちゃんの気持ちにも変化が出てきているようです。これからは、対等な関係で2人が付き合っていけるといいですよね。著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
2024年03月08日夫の転職がきっかけで、住み慣れた街を離れて暮らしていたライコミさん一家。人見知りな娘・ライコちゃんが小学校2年生のとき「リアムちゃん」という初めてのお友だちができました。ライコちゃんは、リアムちゃんと公園やリアムちゃんの家で遊ぶようになりました。ところがその日は「リアムちゃんの家に行く」と出て行ったきり、門限を過ぎても帰らず近所を探し回りました。 結局、ライコちゃんが帰ってきたのは20時を過ぎてから。「リアムちゃんとリアムちゃんのお姉ちゃんとバスでショッピングモールに行っていた」というライコちゃんの話を聞き「リアムちゃん一家とのつき合い方」について真剣に悩むライコミさん。 しかし、その日以降、ライコちゃんはリアムちゃんと遊ばなくなったのです。 そして数年が経ち、中学校に進学したある日のこと。 「久しぶりにリアムちゃんを見た」というライコちゃんから、ライコミさんは当時の話を聞くことになりました。「一緒にいるのがつらかった」娘の驚きの告白 「リアムちゃんと一緒にいても、つらいと思うことのほうが多かった」 ライコちゃんの発言に驚きを隠せないライコミさん。リアムちゃんは部屋で遊んでいるときに、ライコちゃんに対してわがままを言ったり、持ち物を欲しがったりということがよくあったそう。 中でも「自分のほうが優れている」と言われることが、ライコちゃんを苦しめていたようです。 そんな状況が変わったのは、リアムちゃんが学校を休んだ日のこと。クラスメイトから話しかけられたライコちゃんは、これまでクラスメイトが話しかけてこなかった理由を知ります。 気づかないうちに孤立していたライコちゃんですが、この日のできごとをきっかけに、リアムちゃんだけでなく新しい友だちとも遊ぶようになったのです。 リアムちゃんは、ライコちゃんのことが大好きで、いつも一緒にいたかったのかもしれませんね。わがままを言ったりわざと傷つけたりしたのも、ライコちゃんなら許してくれると感じていたからかも。 しかし、いくら仲が良くても、あまりにもモラルに欠ける言動は良くありません。信頼関係を強めるには、どんなときでも相手の気持ちを尊重し、思いやりのある行動を心がけていきたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
2024年03月07日子どもが小さいうちは、想像できないことをしたりするので、なかなか目を離せませんよね。今回は、子どもが起こしたトラブルエピソードを紹介します。子どもが3歳の頃バチッという音がして…後ろにいた息子を確認すると…?[nextpage title="`o[P0L…"]ピンセットをコンセントに…!慌てて止めると…ドライヤー中に停電…ブレーカーが落ちたと思い振り返った主人公。後ろでは息子が危険なイタズラをしていて…!?※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。作画:梅星なみね編集:愛カツ編集部
2024年03月05日夫の転職がきっかけで、住み慣れた街を離れて暮らしていたライコミさん一家。人見知りな娘・ライコちゃんが小学校2年生のとき「リアムちゃん」という初めてのお友だちができました。ライコちゃんは、リアムちゃんと公園やリアムちゃんの家で遊ぶようになりました。ところがある日「リアムちゃんの家に行く」と出て行ったきり、ライコちゃんが門限を過ぎても帰らなかったのです。 翌日、気持ちが落ち着いたライコちゃんから話を聞いたライコミさんは、娘がリアムちゃんと、姉・ジュリアちゃんとバスに乗って、ショッピングモールまで遠出していたことが発覚。プリクラを撮ったため帰りのバス代がなくなり、歩いて帰ってきたため帰宅が遅くなったのでした。 「リアムちゃん一家とのつき合い方を話し合ったほうが良いのかな」と悩むライコミさんでしたが、それ以降はリアムちゃん以外の友だちと遊ぶことが増え、リアムちゃんのことを話題にすることなく、結局そのまま小学校を卒業したのでした。そして、地元の中学校に進学 新しい交友関係が広がり、リアムちゃん以外に親しい友だちができたライコちゃん。そんなある日、ライコちゃんが唐突に「今日、久しぶりにリアムちゃん見たよ」と話し始めたのです。 どうやらリアムちゃんは、ライコちゃんと同じ中学校ではあるものの、小学生のうちからヤンキーな先輩とつるむようになってから雰囲気も変わり、あまり学校に来なくなったとのこと。 久しぶりにリアムちゃんを見かけたというライコちゃんは「相変わらずギャルってかヤンキーだった。でも一応元気そうだよ」と言います。 リアムちゃんは、ライコちゃんにとって初めてできた友だち。価値観や性格が合わないと感じることがあっても「一緒にいるもの」と思い込んでいたのかもしれませんね。 親としては、子どもの交友関係につい口を挟みたくなりますが、成長とともにつき合う人は変わるのが自然なことです。適度な距離で見守ってあげたいですね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
2024年03月04日皆さんは、子どもの運動会でトラブルが起きたことはありますか?今回は子どもの運動会でのトラブルエピソードを紹介します。イラスト:ハシカ子どもが小学生の頃リレーのときに…お酒を飲んでいる保護者まさかの行動!?運動会でお酒を飲み、自分の子どもと並走してしまった保護者。周囲への気遣いを忘れず、マナーを守った行動を心がけたいですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2024年03月04日旦那さんの転職がきっかけで、住み慣れた街を離れて暮らしていたライコミさん一家。見知らぬ土地で人見知りな娘・ライコちゃんに「リアムちゃん」という初めてのお友だちができました。ライコちゃんは、リアムちゃんと公園やリアムちゃんの家で遊ぶようになりました。その日も「リアムちゃんの家に行く」というライコちゃんを快く送り出しました。 しかし、門限の5時を1時間過ぎてもライコちゃんが帰宅せず、思いつく限りの場所を探すライコミさん。 偶然にもリアムちゃんの母・セリカさんに遭遇し、リアムちゃんの姉・ジュリアちゃんに電話をかけてもらうと、ライコちゃんがすでに帰ったと聞きます。 急いで帰宅したライコミさんは、娘が部屋にいるのを知ってひと安心。ですが、帰宅は夜8時をまわっていました。 翌朝、何があったのかをライコミさんが尋ねると、自宅から車で20分ほどかかるショッピングモールに、リアムちゃんとジュリアちゃんと行っていたことが判明したのです。そんなところまでどうやって行ったの!? 昨日は、リアムちゃん・ジュリアちゃんと、ショッピングモールへバスで行っていたというライコちゃん。 「バスでならライコのお小遣いでも行って帰ってこれる……」と納得するライコミさんでしたが、一番の疑問は「なぜあんなに帰りが遅くなったのか」ということでした。 その質問に、ライコちゃんは「プリクラを撮ったら帰りのバス代が足りなくなっちゃって……歩いて帰ってきたから」と説明します。 ライコミさんとしては、まだまだ聞きたいことはあったものの、泣きじゃくりながら謝るライコちゃんを前に、これ以上の話し合いはやめておくことにしたようです。 それ以降、ライコちゃんはリアムちゃんの話をしなくなり、そのまま小学校を卒業したのでした。 リアムちゃんの話をしなくなったというライコちゃん。「大変なことをしてしまった」という意識から、一緒にいるのがなんとなく気まずくなってしまったのかもしれませんね。 子どもの交友関係に、親がどこまで関与すべきかは難しいポイントです。しかし、少なくとも何かあった時のために一緒に遊ぶ友だちの名前や相手の親の連絡先程度は把握しておくと安心ですね。 まだ的確に状況を判断できない年齢だからこそ、子どもの安全はしっかりと親が確保してあげたいですね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ライコミ
2024年03月03日