いつも自分の食事が終わると、スマホを取り出してひとりの世界に入ってしまう夫。家族の時間よりスマホを優先し、注意されても不満そうな様子の夫に、私は憤りを感じていました。そんなある日、ショッピングセンターに出かけた私たちはフードコートで食事をしました。すると夫が食事後、またもやスマホを取り出したため、私の怒りはついに頂点に! 自分でもびっくりのひと言を発してしまったのです……! 自分の食事が終わるとスマホを取り出す夫私の夫はスマホ依存症とまではいきませんが、暇さえあればスマホを見ています。家事も育児も何でもしてくれるとてもやさしい夫なのですが、スマホを見ている時間が長いことだけは以前から気になっていました。 たとえば家族で食事をしているとき、夫は食べるスピードが速いため一番先に食べ終わるのですが、その後すぐにスマホを取り出すのです。そして私や息子たちの話に相づちを打ちながらも、その目線はスマホに……。私は夫のこの行為に嫌悪感を抱いていました。 私が注意したときの夫の様子は…私が夫に望んでいたことは、自分の食事が終わったら息子たちや私と会話をする、もしくは自分が使った食器を先に洗う、ということでした。そのため私は「子どもたちが食べ終わるまではスマホを見ないで。子どもたちと話すとか、自分が使った食器を洗うとかしてよ」と夫に伝えたことが何度かありました。すると夫は言った通りにはしてくれるのですが、そのときの表情がとても不満そうなのです。 私はその表情を見て、「なんで家族の時間よりスマホを見ることのほうが優先なの」と憤りを感じていました。しかし息子たちの前で喧嘩をして険悪な雰囲気にしたくなかったため、ぐっと堪えていました。 フードコートで私の怒りが爆発!そんなある日、家族でショピングセンターのフードコートで食事をしていたときのことです。いつものように夫が一番に食べ終わり、ここでもまたスマホを取り出しました。このとき夫の横では、まだじょうずにスプーンやフォークを使えない次男が食べるのに苦戦していました。しかし夫はスマホを見ているため次男の様子に気付きません。 私はそれを見て今までの怒りがついに爆発。「スマホにそんなにおもしろいことが書いてあるの!?」と周りの目も忘れ、夫に怒ったのです。夫は周囲の目が気になって恥ずかしくなったのか、そそくさとスマホをしまいました。これ以降、夫が同様の行為をすることはほとんどなくなりました。 自分でも「嫌な言い方だったかな」と思いますが、私と息子たちが蔑ろにされたようで、悲しく、腹立たしい気持ちからつい出てしまったひと言でした。私は家族でいるときは家族の時間を大切にしたいですし、夫にもそうしてほしいと思っています。でもそれを何度伝えてもわかってもらえないときは、周りの目があるなかでガツンと言うのも1つの方法だと感じた出来事でした。 著者:今岡めい6歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年05月26日わが家と義実家の距離は車で5分。近くに親戚の家も多く、田舎にありがちな距離の近い人づきあいもあって、頻繁に親戚が義実家に集まります。その集まりに呼ばれることも多いのですが、そこでは度々驚くような子育てアドバイスを受けることがあります。ある日、4歳の娘と生後半年の息子を連れて行った集まりで遭遇した「母乳信仰」の強い親戚に対し、私が抵抗したお話です。 「育児用ミルクはダメよ」の親戚集まりには親戚の若夫婦も来ていて、息子と同じころに生まれた女の子もいました。若夫婦にとってはその女の子が初めての子で、私は奥さんのRさんと子育ての苦労話に花を咲かせていました。そこへやってきたのが元保育士の親戚のおばさん。赤ちゃんたちをかわいがりながら、「それで、母乳?」といきなり聞いてきたのです。 「え……いきなり?」と思いつつ、私が「母乳ですよー」と答え、Rさんは「育児用ミルクです」と答えました。すると元保育士のおばさんは穏やかな顔で、「あらーそれはダメね。育児用ミルクはダメよ。ラクしないで」と言ってきました。 ダメって何!?ラクって何!?穏やかで、でも有無を言わせないような圧力に2人で思わず固まってしまいました。実はRさんは母乳が思うように出ず、育児用ミルクにしたという経緯があったのです。ちょうどその話をしていたところに、おばさんの育児用ミルクを否定する発言。 おばさんはそのままRさんに向かって「吸わせていれば出るでしょ?」「母乳で育てたいと思わなかったの?」「私は保育士をしていたけれど、やっぱり母乳が一番って実感したの」と責めるように話し始めました。どんどん顔を曇らせていくRさんを見て、どうしても私は我慢できなくなり……。 抵抗!気づかない!でもスッキリ「昔って育児用ミルクはそんなにダメだったんですか?!」と割って入りました。「育児用ミルクなんてお姑さんからきつく言われたものよ」とおばさんが言うので、「へぇ、ただでさえ育児が大変なのに、そんなことで責められるのはかわいそうですね」と返しました。 次におばさんはRさんに「育児用ミルクじゃ子どもをかわいいって思わないでしょ」と言うので、「え? 昔ってそんなこと言ったんですか!? 今じゃそんなこと言わないんでびっくりです~」と私は抵抗! 少し天然なおばさんなので、私の抵抗になかなか気づいてくれません。結局おばさんは最後まで私の「昔は」「今は」をつけた言葉に気づかず、母乳について語るだけ語って去っていきました。 おばさんには届かなかった私の抵抗ですが、Rさんは私が大げさにおばさんに抵抗していたのを見て「バレたらどうしようかと思ったじゃないですか!」と笑ってくれました。そして「もう、おばさんの母乳の話なんかどうでもよくなりました」と言ってくれたので、Rさんのために戦った甲斐があったかなと思います。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年05月22日私が、第2子の息子を妊娠していたときの話です。飲み会に出かける夫を送り出し、自分のごはんやお風呂を済ませて眠りにつくと、玄関チャイムの音で目が覚めました。時計を見ると、夜中の2時。夫は鍵を持って飲み会に行っているし、こんな時間にいったい誰!? 恐る恐るドアを開けてみると、そこには……。 息子が生まれる前からデレデレの夫私が息子を妊娠しているとき、夫はできる限り妊婦健診にも付き添い、両親教室にも積極的に参加し、毎日おなかの息子に話しかけるなど、息子が生まれる前からデレデレ。立ち会い出産ができる病院で出産予定だったので、「もし生まれそうになったら仕事中でも職場に電話してよ! 絶対行くから!」と何度も言っていたのです。 妊娠は順調に経過し、臨月に入ってすぐのころに、夫が友だちと飲みに行くことになりました。臨月だからと夫は行くのを躊躇していたようですが、「息子が生まれたら飲みに行く暇なんてなくなるだろうから、行っておいで!」と送り出しました。 夜中2時に玄関チャイムが! ドアを開けると……私は自分のごはんやお風呂を済ませ、妊娠中は眠気が強かったので夫の帰りを待たず寝ることに。眠っていると、いきなり「ピンポーン!」と玄関チャイムが鳴りました。時刻は深夜2時。「こんな時間に誰!?」と思いながら、恐る恐るドアを開けると、そこには警察官の姿が。「夫に何かあったのか?!」とすぐに外に出ると、そこには警察官と玄関にもたれる夫。 慌てている私に、警察官が「こちらの方は、ご主人でお間違いないですか? 道路で寝ている人がいると通報がありました」と説明してくれました。警察官に謝罪し、夫を受け取ると尋常ではないお酒の臭い。水を持ってきて飲ませ、すぐに夫をベッドに寝かせましたが、私は悲しいやら情けないやらで涙が出てきて一睡もできず。 私の怒りは爆発! 父親になる自覚ある?翌朝目を覚ました夫から「ごめんなさい」と言われましたが、気持ちの整理がついていなかった私はすぐに許すことができず、「立ち会い出産してほしくない」と伝えました。「どうして臨月の妻がいるのにそこまで飲むのか、他人にも迷惑をかけて恥ずかしいと思わないのか。理解できない!」と怒りが爆発し、それに対し「返す言葉がない。〇〇(私)の言う通り。本当にごめんなさい」と何度も謝罪する夫。 そこから2日間は本当に夫のことを受け入れることができず、同じ空気を吸うのも嫌なぐらいだったので避けていました。3日経って私の気持ちが落ち着き、今回の件は許しましたが、「次はない、同じようなことがあれば離婚も考える」と夫に伝えました。 せっかく気持ちよく送り出した夫の飲み会でしたが、最悪の結果になってしまいました。「私は妊娠してからお酒も飲めないのに……」など、いろいろな怒りがこみ上げましたが、最終的には夫の謝罪を受け入れ、立ち会い出産もしました。けれども、夫にも伝えたように、二度目はないと思っています。 著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年05月16日夫は育児・家事に協力的ですが、モラハラ気質なところがあります。夫は自分自身でもいけないことだと自覚しているようで、義実家ではモラハラな姿を隠すのです。夫の行動に腹が立った私は、ついにちょっとした反撃に出ることにしました。 周りと比べて俺はえらいと思っている夫夫は私が何も言わなくともお皿を洗ってくれたり、洗濯をして干してくれたり、自分のお弁当を作って持って行ってくれたりします。育児にも協力的で、夜泣きの対応で疲れている私のために、早朝から息子の面倒を見てくれるなど助かっています。そして夫はいつも「俺、えらくない? 男でこんなに育児も家事もしてくれる人いないよね。この前また会社の人に褒められちゃった」とよく私に誇らしげに言ってくるのです。 夫の協力には本当に感謝していますが、夫の発言に私はいろいろと言いたいことがありました。モヤモヤした気持ちを抑え、「〇〇(夫)はえらいよ! いつもありがとう」と夫をいつも煽てていました。 産後、夫にモヤモヤしていること夫は一度も息子の夜の寝かしつけや夜泣きの対応をしてくれたことがありません。次の日が休みの日や正月、GWなどの大型連休でも「俺の生活リズムが崩れる」と頑なに嫌がります。さらに息子の泣き声で起こされたくないからと産後以降、寝室が完全に夫婦別になりました。 そして、産後1カ月から夫は「いつ働くの? 俺の会社の人は産後3カ月で職場復帰してるよ。その人にできてお前にできないわけがない。早く働け」と、毎日のように私に言ってきました。さらに、夫は休日に午前中から友人と遊びに出かけ、夕方帰ってきたかと思うと趣味の筋トレを始め、ひと通り自分の時間を満喫。 夜になりやっと私は息子を夫に預けお風呂に入ると、「5分で上がれ!」と夫が催促してきたこともあります。育児・家事に協力的な夫ですが、このモラハラな言動にモヤモヤしてきました。 義実家では良い顔をする夫に逆襲家の中では私に対して理不尽なことを言ってくることが日常茶飯事の夫ですが、義実家ではとてもまともな人になります。育児・家事に協力的でやさしい夫だと思っている義家族は、「〇〇(夫)は育児も家事もしてえらい。〇〇ちゃん(私)がうらやましい」など夫を褒めまくります。 義実家に行くと毎回この時間が訪れることが私は苦痛でしたが、ついに私は夫にちょっとした反撃に出ました。義姉が「私の友達の夫が~」と義姉の友人の夫がありえないというエピソードを話し始めたので、私は今だ!と思い「私の友人の夫もありえなくて……」と夫にされた理不尽なモラハラを友人の夫という形で話しました。 義家族は全員「ありえない。それはひどい」と口をそろえて言っているなか、夫は思い当たる節があるようで、俯き携帯を見ながら、ばつの悪い顔をしていました。 義実家から帰宅後、夫から「あれ俺のこと?」と聞かれましたが、違うよと私は否定しました。しかし、夫は何かを感じ取ったらしく義実家での私の反撃があって以降、しばらくモラハラな言動は落ち着いています。夫の性格は変わらないだろうと思いますが、夫のこれからに期待して日々を送っています。 著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年05月15日私はコロナ禍に第1子となる男の子を出産しました。産後のダメージがあるなか、初めての育児に奮闘する毎日で、自分の身なりを気にする余裕はまったくありませんでした。そんな産後間もない時期に、わが家へ孫の顔を見に来た義母に言われた言葉を今も忘れられないでいます。 産後、慣れない育児でボロボロ産後は悪露が出続け、会陰切開の傷が痛み座るのも立つのもきつい状態でした。また、慣れない授乳で腰と首を痛めたり、抱っこのしすぎで腱鞘炎になり箸を持つのもつらかったりと、体へのダメージは産前に想像をしていたものを遥かに超えていました。 さらに体がボロボロのなか、昼夜問わず何時間も泣き続ける息子をあやしながら授乳やおむつ交換、ミルク作りなど慣れない育児に追われる日々。コロナ禍で里帰り出産はできませんでしたが、夫と2人で息子が無事に育ってくれるようなりふり構わず毎日必死でした。 パジャマ姿で義両親を迎える産後2週間が経ったある日、義両親がわが家に孫を見に来ました。その前日の夜中も息子は何をしても何時間も泣き続け、私は疲労困憊。夫は早朝から息子のお世話を替わってくれ、泣き止まない息子をずっとあやしてくれていました。義両親が朝からくることは覚えていましたが、朝ごはんを食べる気力もない私たちはパジャマ姿のまま義両親を迎えました。 義母が玄関のドアを開けて、私の姿を見るなりギョッとした顔で開口一番「寝てたの……?」と聞いてきたのです。「こんな時間まで寝てたのか」と言われてしまったような気がして、私はさすがにパジャマはまずかったかなと思う反面、息子のお世話で寝る暇すらなかったのに……と悔しいような悲しいような何とも言えない気持ちになりました。 義母の言葉にモヤモヤ……義母は息子をあやしながら夫にあきれた様子で「なんでまだパジャマなの? おじさんみたい。だらしない……」と言ったのです。夫は睡魔に襲われ頭が働いていない様子で義母の言葉は耳に入っていないようでした。義母の発言は夫に向けられたものでしたが、パジャマ姿の私にも同じことを思っていたのだろうと思います。 義母は産後2カ月で職場に復帰し、赤ちゃんを抱っこしながら仕事をしていたようで、昔も今もバリバリ働く方です。子育てと仕事を両立してきた義母からすると、私たちは怠けているように感じたのかもしれません。義両親が来るとわかっていたのにパジャマで出迎えてしまったことは失礼だったなとも思いますが、私たち夫婦は昼夜問わず息子を死なせないように物凄い緊張状態で連日過ごしているのに、そんな言い方しなくても……と私は義母の発言にモヤモヤしました。 1年後、義妹が出産したため義実家にお邪魔すると、義妹はパジャマ姿。義母は義妹のパジャマ姿は容認しているようで、「〇〇ちゃん(義妹)は寝られていないから」という発言には衝撃を受けました。これを反面教師にして、息子のお嫁さんには私と同じような気持ちに絶対させないよう気をつけようと強く感じたのでした。 著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年05月11日現在第2子妊娠中、3歳の長女を育てています。生まれた長女の手の特徴から、ピアノ講師の義母が「この子は将来ピアニスト!」と大喜び。その後、連絡のたびに「ピアニスト」を押し付けてくる義母にストレスを感じた体験談です。 生まれたとき指が長かった長女長女が生まれたとき、直後の分娩室で話題になったのは「指の長さ」でした。分娩室にいたのは夫と実母と助産師さん。3人で「すごい指が長いね~」としきりに言っていたのを、産後ヘロヘロになっていた私もはっきりと覚えています。 実際自分の状態が落ち着いてからわが子をよく見ると、本当に指がすらりと長かったです。私にも夫にもない特徴なので「おもしろいね~」と微笑ましく夫と話していました。 ピアノ講師の義母が歓喜!産後4日ほどしてから、義父母が病院にお見舞いにきました。夫が新生児室から長女を連れてきて義父母に見せると、指の長さに気付いた義母が歓喜の声をあげました。「すごい! 指が長い子なのね! これは将来ピアニストになるしかないわね!!」とのこと。 義母はピアノ講師なので、孫のこの特徴が本当にうれしかったようです。このときは「そうですねー」と相槌程度で済ませましたが、その後も病院にいる間、義母は繰り返し長女の指の長さを話題にしていました。 し、しつこい! 連絡のたびに毎回里帰り出産で産後の体調の戻りも悪かったので、私は2カ月ほど実家で子育てをしていました。その間、数日おきに義母から連絡がきていたのですが、その文章のなかには必ず「将来はピアニストね」「指が長くてピアニストに向いてるわ」「指を長く産んでくれてありがとう」と言った言葉の数々が……。 大部分は長女の写真に対するコメントだったり、長女の近況を知りたいという内容だったりするのですが、必ず文章のどこかに脈略なくこうした言葉がつくので、毎回小さなストレスでした。 私はとにかく毎回コメントに対する返信はしないようにしていました。そして里帰りから戻ってからは、すぐに会える距離にいるため連絡の頻度も少なくなり、指に関する言葉も徐々に消えていきました。 成長と共に長女の特徴だった指の長さも目立たなくなっていき、3歳の今では「特別長い指」ということもありません。義母は時々「生まれたときは孫ちゃんは指が長かったのにね」と残念そうにしていますが、私はこっそり「言われ続けなくてよかった」と心の中で思っています。 著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年04月19日ある休日、現在4歳の娘と生後8カ月の息子と私の3人で近くの公園に遊びに行っていました。そのとき、せっかくだからと親子3人でお揃いコーデをすることに。最近オシャレに目覚めた娘もお揃いコーデにご機嫌で遊んでいたのですが……。 義実家へ寄り道お揃いコーデは、下がジーンズにグレーのトップス、そしてそれぞれ違う色のニット帽という恰好。公園ではお友だちに「お揃いかわいいね!」など言われて娘もお揃いコーデがとても気に入ったようでした。 その公園遊び中に義母から連絡があり、渡したい物があるから家に寄るようにとのこと。そのため公園から帰宅する途中、義実家に寄ると義母も「まあまあ、みんな一緒の洋服でかわいいこと!」と、「かわいい!」を何度も言い、子どもたちの写真を撮っていました。 後日、義母とおでかけの日その後すぐ義母とおでかけをする予定があり、その際に義母から「この間のお揃いの服がかわいかったから、あの格好できて」との連絡がありました。娘に、「ばあばがお揃いの服また見たいって」と言うと「いいよ!」と娘もルンルン。義母の要望通り、公園の日と同じお揃いのコーデで向かいました。 そして義実家に着き、出迎えてくれた義母の格好を見て、私は言葉を失いました。玄関に出てきた義母は、私たちのコーデと同じような格好をしているのです! 私たちが何を言うよりも先に義母は「ばあばもお揃いにしちゃった♪」とのこと。普段の義母とは違う若作りな格好に私は何も言えずにいましたが、娘は「ばあばもお揃いだ!」と目をキラキラさせていました。 義母とお揃いは正直嫌だった…その日は義母+わが家の家族4人でおでかけ。夫以外はみんなお揃いの服です。出かけた先は近くのレジャースポットで、義母の知り合いに数人会い、そのたびに「みんなお揃いでかわいいわね」などと言われ義母は、「年甲斐もなくこんな格好しちゃった~」と言いつつも「もっと言って」と言わんばかりの満面の笑みでした。 義母と娘たちがお揃いの服を着るのはまったく問題ありません。しかし正直、嫁である私は義母とお揃いをするほど仲が良いわけではなく……。絶対に嫌だ!と言うわけではありませんが、私たちの親子に割って入られたような、義母とのお揃いが恥ずかしいような、なんとも言えない気持ちになりました。 義母は「孫とお揃いの服」という点にうれしさを感じていたようで、その延長に嫁である私とも同じ服になるということまではあまり考えていなかったようでした。夫には「なんかごめん」と言われ、モヤモヤとやり場のない複雑な気持ちに苛まれた日になりました。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年04月13日私たち夫婦に初めての赤ちゃんが誕生しました。私は慣れない初めての育児でしたが、手探りで頑張ってきたつもりです。夫は赤ちゃんのお世話に積極的ではなくどこか他人事で、赤ちゃんが泣くと「おい! 泣いているぞ!」と言い、あやす素振りはまったく見せずスマホのゲームをする日々が続いていました。 心ない夫の言葉に傷つくある日夫が早めに帰宅をしたので、夫に赤ちゃんを見てもらうようにお願いをして、私はひとりで入浴できることになりました。久しぶりにひとりで入浴できることがうれしくて、夫に感謝していたのですが……。私が入浴中に夫から、「赤ちゃんが泣いているから早く出てこい!」と言われました。 私はシャンプーを流している最中だったので、「少しだけ待ってて!」と言い、急いでシャンプーを流し赤ちゃんの元に駆け付けました。そのときに夫から、「出てくるのが遅すぎる! 本当におまえは自分のことしか考えていないんだな!」と、衝撃的な言葉が出てきたのです。私はとても不快な気持ちになりました。 育児をしようとしない夫夕飯作りのときに赤ちゃんがぐずり始め、私は抱っこをしてあやしながらごはんを作っていたのですが、なかなか泣き止みませんでした。すると夫は「あー! うるさい!! 外に出てくる!」と言い、そのまま外出してしまったのです。何時に帰ってくるのかもわからず泣き止まない赤ちゃんを抱きながら、途方に暮れました。 また、夫はおむつの交換もしないので、「なんか臭うぞ。おむつを取り替えろよ」と言うだけです。私は日々のこうした言動にストレスを重ね、ついに夫に自分の思いを打ち明けました。 育児ができないと思い込む夫「2人の子どもなのに、もう少し抱っこをしたりあやすことはできないの?」「私だって、初めての育児は大変で協力してもらわないと困るよ」と、私は夫に言いました。夫は「俺には育児ができない! 仕事もしているのに!」と言い赤ちゃんの世話を拒否するのです。 しかし私は諦めずに、「パパに抱っこしてもらったり、お風呂を入れてもらえたら赤ちゃんも喜ぶと思うな」と言い、夫に赤ちゃんと接する時間を増やしてもらおうと試行錯誤をしました。育児に協力的ではない夫ですが、2人で赤ちゃんで育てていきたいという私の強い気持ちがあったのです。 夫が育児をするようになる!子どもの成長は早く、徐々に赤ちゃんは表情豊かになり言葉を話すようになりました。赤ちゃんが夫にニコニコと笑いかける仕草が増え、夫は育児が少しずつ楽しいと感じるようになったようです。 夫が自ら「子どものお風呂は俺が入れる」と言ったときは、私はうれしくて涙が出そうになりました。長い時間がかかりましたが、私も根気強く夫に赤ちゃんと関わるように声をかけてきてよかったと思っています。 これからも夫には積極的に育児に関わってもらえるように、夫婦で話をする時間を作り協力して育児をしていきたいと思っています。育児の大変さ、うれしさや感動を、夫婦で共有できるような関係を作っていきたいです。 著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年03月31日4歳の娘と生後8カ月の息子を育てています。娘が3歳のとき、近所に住む年の近い姉妹と仲良くなり、よく一緒に公園で遊ぶようになりました。ほどなくして私が下の子を妊娠したのですが、そのときにちょっとモヤモヤすることが起こったのです……。 私のことが大好きな姉妹その姉妹はまったく人見知りをしない子たちで、2人とも誰にでも自分から話しかけに行くタイプ。そのなかでも私は特に気に入られていて、よく「○○(娘)ちゃんママ! 抱っこ!」と言ってきてくれました。 妊娠がわかってからしばらくはつわりなどで体調も悪かったので、公園に遊びに行きませんでした。安定期に入って体調が落ち着き、久しぶりに公園行くとその姉妹とママがいて、「久しぶり~」と言いながら遊び始めました。 私に抱っこをせがむ姉妹そのときすでにおなかが少し出てきていたので、相手のママも気付いて「あれ? 見ないと思ったらもしかして?」と言われ、「そうなんです~」と下の子の妊娠を打ち明けました。そしてしばらく仲良く遊んでいた子どもたちも遊びきって疲れてきたとき、娘が「お母さん疲れた~だっこ~」と言ってきました。 このときおなが大きくなってきて腰が痛かった私は、「お母さん腰がしんどいから座って抱っこならいいよ」と言ってベンチに座って娘を抱っこ。それを見た姉妹が、「あ!」という顔をして、「私も抱っこ!」と言ってきました。 抱っこしない私が悪いの?私は娘と同じように「座って抱っこね」と言うと、姉妹は「やだ! 立って抱っこして!」と私によじ登ってきます。私はおなかをガードしつつ「おなかに赤ちゃんがいるから」と言うと、姉妹は余計にヒートアップし「やだー!! 抱っこでしょ!!」と泣き始めました。 そんな子どもたちを見ていたママが姉妹に近づいたので、「あ、止めてくれるかな」と思ったら衝撃的な言葉を言ったのです。「私が下の子を妊娠してたときは、普通に上の子を立って抱っこしてたけどねぇ」と。そう言い、「○○(娘)ちゃんママ、抱っこできないってさ」とあきれたような口調で姉妹をなだめ始めました。私は「ごめんね」と姉妹に言い、その後も少し遊んで帰宅。ただ帰宅後も彼女の発言にモヤモヤが残りました。 この発言の後もこの親子と時々公園で遊びましたが、モヤモヤする発言はこの1回きりで普段は気の合うママです。ただこの発言に彼女の素を見た気がして、深くは付き合わないようにしています。妊娠中は体がしんどい人もいると思うので、私自身は妊婦さんに気を使える人でいようと思っています。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年03月28日義実家に帰省した際の体験談です。同居していないわが家は、帰省したときくらいは義両親に親孝行をしたいと思い、家の大掃除や修繕を夫婦でおこなっていました。しかし良かれと思ってしたことに対し、義母から思わぬ言葉をかけられてショックを受けたのです。 親孝行がしたい夫と私車や電車で数時間離れたところに住む義両親とは、お盆とお正月など年に数回会うだけの関係。夫は常々、「両親には感謝しているから老後の世話がしたい」「何らかの形で親孝行がしたい」と言っています。そんな夫と私は義実家に帰省すると、家の用事を積極的にするようにしています。 ある夏の日、帰省した私たち夫婦は義実家の軒先にハチの巣を見つけたのです! 高齢の義両親にとって、ハチの巣駆除は大変で危険な作業。私たちはさっそくハチの巣駆除の道具を購入してきて、退治することに。 感謝の言葉がなくショック!義実家のハチの巣はとても大きくなっていたので、退治するのは大変でした。ハチの巣がなくなれば、高齢の義両親に危険が及ばず安心。「良い親孝行ができた!」とうれしく思っていた私たち夫婦に、ショッキングな出来事が。 帰宅して夫からハチの巣駆除の報告を受けた義母が、「ハチなんか気になってなかった。放っておけばよかったのに!」と言ったのです。感謝の言葉もなく拒否するような義母の態度に、私はとてもショックを受けました。 義母なりの遠慮と感謝があった様子私以上に夫はショックを受けて怒っていました。喜んでもらえると思っていたのに、義母からありがとうを言われなかっただけでなく、余計なことをしたと言われたような気持ちになったようです。しかしその後、義母と話をして、私たちの受け取り方が間違っていたのかも?と気づいた私。 義母はせっかく帰省した息子夫婦にゆっくりしてほしかったのと、申し訳ない気持ちからあの発言になったようでした。照れ隠しで感謝の気持ちと反対のことを言ってしまった様子の義母。本心を聞くことができ、私と夫の親孝行は成功だったと思えました。 義母の発言に一喜一憂した私たち夫婦。義母から期待していた感謝の言葉がなかったので、良かれと思ってしたことが、相手にとっては必要ないことかもしれないと考えて不安になりました。しかし、子どもの気持ちを親はきっとわかってくれる。親にやってあげたいことは、遠慮せずにやっていこうと思いました。これからも夫と親孝行をしてこうと決めた私でした。 著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年03月23日夫は長男です。結婚して2年間は義両親と同居するという話は一切なく、平和に暮らしていました。義実家は市外の一軒家だったのですが、突然家をリフォームすると言ってきたのです。話を聞けば二世帯用に改築するとのこと。当然のように私たち夫婦と同居することを前提に話をしてくる義母。私は驚きを隠せませんでした。 いつから同居を考えていたの!?夫と結婚してから2年間、私たちは義実家からは車で1時間かかる、隣の市で平和に生活をしていました。義実家には2カ月に1度訪ねていて、程よい距離感で義両親とは付き合っていました。夫の話によると、ある日義母から同居をしたいと申し出があったそうです。 「急な話で今は同居は考えられない。考えさせてくれ」と夫は義母に返事をし、折を見て私に相談をしようと思っていたそうです。また、義父はリフォームには乗り気ではなかったようですが、義母の強い希望で、二世帯用のリフォームの話を推し進めていたことが発覚しました。 リフォーム工事が始まってしまう!本当に同居することになれば、義実家から夫の勤務先は遠いので通勤が困難になり、仕事を辞めることになるかもしれません。私も当時はパートをしていたので、同居になれば夫と同様に通勤が困難になるため、退職を考えなくてはいけない状態でした。 私たちの生活のことを考えずに、勝手に話を進めてしまった義母に怒りしか感じませんでした。私たち夫婦は、今ならまだ間に合うかもしれないと思い、義母に考え直してもらおうと話し合いをすることにしました。 自分勝手な義母の言い分…義母は「長男は親の面倒を見るのは当たり前」「同居を断る理由はない」と言ったのです。「こちらの生活のことも考えてほしい」と言っても伝わりません。そして、「同居を反対されそうだったから、リフォームの話を進めてしまえばあなたたちも諦めると思った」と言われました。 夫は、義母がこちらの同意を得ず、勝手に話を進めたことに怒り、「絶対に同居はしない!」と言い放ちましたが、義母は納得せず、そのままリフォーム工事はおこなわれました。 夫と義母はしばらく気まずい状態は続きましたが、義両親との交流は続いています。結局、義母の希望通り、リフォーム工事は終わりました。現在、義両親と同居はしていません。しかし、二世帯住宅なのに一世帯しか入居していない義実家を見るたびに、いつか将来、私たち家族もこの家に住む日がくると腹を決めるしかないのだと思っています。 著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年03月17日4歳の娘と生後7カ月の息子を育てています。娘がまだ1歳のとき、地域の子育て支援センターによく遊びに行っていました。そこで出会った1人のママ。同い年の女の子のママだったので自然と話すようになったのですが、このママのある発言がとても気になりました。 明るくて話しやすいママそのママはとても明るくて話しやすいので、いろいろと知り合いも多い人でした。子どもとも大きな声で笑いながら遊び、他の子たちもそのママと遊ぶのが大好き。子どもたちと一緒にふざけたりもして、私の娘もそのママのことがお気に入りでした。 ある日、そのママ友の子と私の娘が遊んでいて、2人でそれを見守っていました。いつものように雑談をしていたのですが、話の流れで子どもの顔が誰に似ているかという話題に。 「うちの子二重じゃないから」発言そしてママ友がさらっと驚くような発言をしました。「うちの子はパパ似で。だから二重じゃないでしょ? 女の子なのにかわいそうだよねー。まあ、それならそれでお笑い系に行くしかないよね!」と言うのです。ママ友ははっきりとした二重。そしてパパは一重で、パパのほうに目は似たのだそう。 そうだとしても「女の子なのに二重じゃないからかわいそう」と言われて、私は内心「ええっ!?」とびっくり。その場は驚きを隠しながら、「でもH(ママ友の子)ちゃんかわいい顔じゃない!」と明るく返すので私は精一杯でした。 悪気はないみたいだけれど…ママ友はいつもの調子で明るく、ニコニコと笑いながらこの発言をしていたので、本当に悪気はないようでした。しかし、何を隠そう目の前にいる私の娘も一重なのです。ママ友の発言を受けて「ということはうちの子もかわいそう? 女の子が一重だとかわいそうなの?」とショックでした。 ママ友はわが娘のことまで言及したわけではないので、単に自分の子の場合を言っただけだとは思います。けれど、ニコニコしながら「かわいそう」と言われ悲しい気持ちになりましたし、Hちゃんがこれから先この発言に傷つく日がこなければいいなと思いました。 傷つける意図がなくても、何気ない発言で少しショックを受けた出来事でした。この発言でママ友と疎遠になることはありませんでしたが、少しだけ心の距離ができたように思います。何より私は娘のことが大好き。一重でも二重でもたまらなくかわいい!と改めて思いました。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年02月22日コロナ禍でしたが私は無事に元気な男の子を出産。妊娠中は子どもが生まれてもきれいなママでいたいと思っていましたが、想像以上に壮絶な産後にそんなことは言ってられなくなりました。久しぶりに鏡で自分の姿を見ると、自分の老けように驚愕。さらに夫から追い打ちをかけるような言葉があったのです。 産後を完全にナメていた結果…私は妊娠する前、朝から深夜まで働き詰めで休日出勤は当たり前、インフルエンザで39度の熱が出ようが在宅で仕事をするなど濃いめのブラック企業に勤務。産後は大変だと聞いていましたが、過去に経験したハードな勤務経験よりもつらいことはないだろうと、当時の私は完全に産後をナメていたのです。しかし、息子を出産して産院を退院した初日から私は完全にキャパオーバー。 出産のダメージで体中が痛く、座るどころかまともに立つのもつらいなか、顔を真っ赤にして泣き叫ぶ息子を何時間も抱っこをしてあやしました。まとまって取れる睡眠時間は1~2時間のうえ、産後のホルモンバランスによる影響で感情のコントロールができない私。本当にちょっとしたことでイライラが爆発してしまったり、急に絶望的な気持ちになったり、勝手に涙が止まらなくなってしまったりしたのです。 鏡で見て驚愕!追い打ちを掛けた夫の言葉そんな日々が続き息子が生後1カ月のころ、久しぶりに自分の姿を鏡で見て驚愕。そこには疲れ切った老婆が映っており、私はあまりのショックで言葉を失いました……。 ある日、息子の動画や写真を夫と一緒に見ていたとき、iPhoneが〇年前の今日とピックアップした写真には、まだ私たち夫婦が交際中だったときの初々しい写真がありました。夫はそれを見て、「やっぱり産後って老けるんだな~」とひと言。そのひと言が、私を爆発させたのです。 夫は悪気があって言ったわけではないようでしたが、今までの自分の頑張りを全否定されたように感じてしまい私は怒りが爆発! 「命がけで出産、子育てしてるんだから当たり前でしょ! むしろ何であなたは何も変わってないのよ!」と八つ当たりにも似た言葉を夫に言ってしまったのです。私の怒り狂いように夫は焦って何かを言ってきましたが、その日は夫の言葉を無視して先に寝たのでした。 夫が毎日言ってくれるようになった言葉喧嘩をした翌日、「産後、〇〇(私)にばかり苦労をかけてしまってるからそりゃ大変でキラキラなんてできないよな、って意味で言ってしまった。本当にごめん」。夫が昨夜のことを改めて謝ってくれました。夫は育児の大変さも私の頑張りもすべてわかっていないと思い込んでいましたが、お互い言葉が足りなかっただけでした。誤解が解けたあと、夫は少し過剰なほど私を褒めてくるようになったのです。 テレビに出てきた女優さんをかわいいと私が褒めると、「〇〇のほうがかわいいよ」と夫がすかさず言ってくれることや、産後のおなかが戻らないと愚痴を言うと「俺はまったく気にならない。いつも〇〇はきれいだよ」と、かわいいやきれいなど毎日何度も言ってくれるように。夫の言葉は私のやる気と自信に繋がり、以前よりも少し前向きな気持ちで産後の毎日を過ごせる安定剤となったのでした。 息子は現在1歳1カ月になりましたが、夫は今も喧嘩をしているとき以外は毎日何度もかわいい、きれいと私を褒めてくれるのです。腹の内ではどう思っているかはわかりませんが、夫からの褒め言葉は私が毎日頑張るための活力の1つとなっています。 監修/助産師 松田玲子著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年02月21日息子が生後3カ月ごろ、よく笑うようになったので義母に息子と夫の写真を送りました。すると義母は勝手にその写真を地元の写真コンテストに応募! その写真には決して他の人に見られたくない、ある物が写っていたのです……。 許可なくコンテストに応募よく笑うようになった生後3カ月ごろの息子と夫の写真データを、義母に送りました。義母は初孫が生まれたことでハイテンションになっており、とにかく息子の様子をよくLINEで聞いてくるので、私も「写真を見て喜んでもらえたら……」という軽い気持ちで送ったのです。 すると写真のデータを送ってから2カ月後、義母から突然電話があり、「この間送ってくれた写真、地元の写真コンテストに選ばれたよ!」と衝撃のひと言を放ちました。 写真を確認すると…耳を疑うような義母の言葉に、私はとにかくショックを受けました。「なぜ許可もなく勝手に応募するの?」と怒りの気持ちが湧いてきましたが、私は義母に対して強く言える性格ではないのでなんとか気持ちを抑えて夫に相談することに。 そして私は夫に説明するため、義母に送った写真をもう一度確認したのですが、よく見るとそこには絶対に他人に見られたくない物が写っていました……。 写真に写っていた物私が義母に送ったのは、リビングで夫と息子が笑い合っている写真。しかし私がよく写真を確認すると、端のほうに取り込んだ洗濯物の山が写っていることに気付きました。洗濯物自体が写ってしまっていることもショックでしたが、なんとその洗濯物のなかには私の下着まで写っていたのです……。 夫と息子の顔を出している以上、知り合いが写真を見ればその下着が私のものだとわかるのは当然のこと。これには一緒に写真を確認していた夫もショックを受け、すぐ義母に電話をしてくれました。 反省してくれた義母夫が義母に電話で写真のことを伝えると、義母は勝手に写真を応募したことをすぐに反省して謝罪してくれました。「そこまで深く考えていなかった。ただ、いい写真だったから何も考えずに応募してしまった」とのこと。 私も義母が息子をかわいがってくれているのはわかっているし、何より義母に写真を送る前にしっかりと写っている物を確認しなかった私も悪かったので、義母にもその思いを伝えました。 それからは義母も反省してくれたのか、LINEのアイコンにしていた息子の写真もペットの写真に変更してくれて、息子の写真を表に出すことにとても慎重になってくれました。 写真に写り込んでしまった下着は、よくよく目を凝らさないと確認できないぐらいのもの。でも地元の広報誌に自分の下着が写った写真が載ってしまったのは、やはりすごくショックでした。このことがあってから、誰かに写真を送るときには見られたくないものが何も写っていないか、しっかりと確認してから送るように注意しています。 著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年02月20日最近、仕事の関係で夜勤務が続いている夫。毎日家族のために仕事を頑張ってくれているのは十分理解しています。しんどくて疲れているのはわかるけど……家事、育児は母親だけの仕事!? 私だって休みたいし、疲れています。そんなある日、私は夫に不満を爆発させてしまったのです……。 家のことはすべて私?わが家は小学2年生、年長、年少、生後7カ月児の4人の子どもがいます。家族のために毎日一生懸命夫は仕事を頑張ってくれています。最近は仕事の都合で夜の時間帯の勤務が増え、私や子どもたちとは生活リズムが反対になっています。 そのため子どもたちの学校への送迎やごはんの準備、身の回りのお世話やお風呂などすべて私がしていました。夫が夜勤務になったはじめのころはそれも仕方ないなと思っていましたが、ある日、分担できることもあるのでは?と思うことがいくつか出てきました。 分担できると気付いた日夫の夜勤務。生活リズムが私たちとは反対と言っても、完全に逆転しているわけではありません。私や子どもたちが起床する時間には帰宅し、リビングでくつろいでいる状態です。「おはよう!」と毎日朝のあいさつはかわします。当たり前のように私が朝ごはんを作り、子どもたちの学校の用意やゴミの日には捨てに行き、子どもたちの送迎バスを見送ります。 ある日のこと。「これ、私ひとりで忙しくしているけど、夫も1つくらい手伝ってくれても良いのでは?」と気付き、夫に「もうすぐ子どもたちの送迎バスがくるけど私が見送るの?」「しないといけないことがたくさんあって時間がない」と遠回しに伝えてみました。 遠まわしに言ってみたところ…夫の返事は「うん」、または無言でした。私は夫のように会社勤めはしていませんが、自宅で仕事をしています。夫と比べると融通がきくところも多々ありますが、私も忙しい。半分とは言わないまでも少しは手伝ってくれても良いのでは!?と思い、私の怒りも蓄積されていました。 その後も夫は平日は子どもの送迎などの時間には寝室で寝て、子どもたちが帰宅してひと息ついたころに起床する。週末休みの日には昼過ぎになっても起きてこない日もありました。 私が爆発した日子どもたちが夫を起こそうとしたところ、「休みの日しかゆっくり寝れないから寝かせて」と言ったのを聞き、私は夫に怒りをぶつけてしまいました。「疲れているのはわかる。でも私も疲れるときがある! 私だって思いっきり寝たいときに寝たいし、休めるときに休みたい! なぜ私がすべて何もかもしないといけないの?」と。私の溜まっていた不満を夫が聞き、しばらく気まずい時間が……。 しかし夫は反省したようでそれからはゴミが多いときは手伝ってくれたり、たまに子どもの送迎に行ってくれたり、子どもたちの面倒や家のことを進んでしてくれるようになりました。 ずっと我慢していて言うことができませんでしたが、いつか夫は気付いてくれるだろうと期待をしたり、遠まわしに話をしても、私のストレスが溜まるだけでした。私はこう思っている、とはっきりと気持ちを伝えるのは大切だなと思いました。 監修/助産師 松田玲子著者:中村 望8歳、6歳、3歳、0歳の4人育児中のママ。長年、事務員として勤務していたが出産を機に退職。1人目の育児が少し落ち着いたときに趣味として始めた習い事で、現在では指導者として教室を運営。ママ目線での執筆活動もおこなう。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年02月17日私は複数人のグループで付き合いがあるママ友がいます。そのママ友は、自分ができなかったことをしている人に対する悪口をよく言っています。ある日、私と仲が良いママ友の話題に。いつもは悪口を聞いても軽く流しているのですが、日ごろから感じていた不満が思わず口から出てしまった体験談と、その後の反応についてお伝えします。 悪口はうらやましい思いからママ友は、自分ができなかったことをしている人に関する悪口をよく言っています。例えば、会社の役職についている人を「仕事ばかりしてるからおしゃれに気をつかえていない」。 同じ資格を取りに行って、自分は落ちて合格した人を「すごいけど、男運がない」など。どの内容もうらやましい思いからきているということがよくわかり、私はいつものように軽く聞き流していました。 友人の悪口を言われていたある日、私が特に仲良くしている友人の話題に。社会人として働いたあとにワーキングホリデーに行って帰国後に結婚・出産・復職をした友人について、「職を転々として大変ね。長続きしないんだね」と悪口を言っていました。 そのママ友も20代前半にワーキングホリデーに行きたい思いがあったけれど、何かと理由をつけて行けなかったという話を聞いたことがあります。いつもは軽く流していましたが、友人の努力や葛藤を聞いて知っていた私は黙っていられず、軽く反撃する言葉を言ってしまっていました。 思わず反撃…!「それでも自分の夢を実行するってことはすごいよね。私は今まで無難な道を選んで過ごしてきた。20代の間にしかできないことを、何かと理由をつけて実行しなかったから、本当にすごいと思う。ずっとひとつの会社に勤めることもすごいけれど、夢を実行することは努力しないとできないよね。それをやり遂げた彼女はすごいし、とても尊敬できるよね」と言ってしまいました。 ママ友ができなかったことを、私ができなかったことのように置き換えて伝えたのです。そのように言われたママ友は、それ以上なにも言えなくなりました。 ママ友ができなかったことを、私ができなかったことのように置き換えて伝えることを何回か続けると、ママ友が悪口を言う頻度は減りました。ママ友は、自分ができなかったことをしている人へのうらやましい思いが悪口として出てきていることに気づいていなかったのかもしれません。うらやましい思いはうらやましいと伝えるか、何も言わないのが良いと感じました。 著者:大村じゅんこ急性期病院の看護師として働いており、現在は育休中。ファロー四徴症をもつ娘と在宅療養中。趣味は地元のJリーグ観戦。特技は字をきれいに書くこと。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年02月16日3人目の産後は、上の子たちの世話や家事は同居していた義母がしてくれるということで、自宅で過ごすことにした私。朝晩は食事を用意してくれましたが、「お昼はカップラーメン食べて」と出かける義母との感覚の違いに驚いた体験談です。 3人目の産後は自宅で過ごすことに上の子2人の出産時は実家に帰り、実母が産後の私を気づかい栄養のある食事を3食作ってくれました。そして、産後の1カ月健診が終わるまで実家にいて、その後自宅に帰りました。 3人目の産後は義父母と同居したこともあり、義母が産後の家事をしてくれるという話になったので、退院後は自宅で過ごすことに。産後の自分の体調に不安はありましたが、上の子2人の学校もあったため、子どもたちのことを考えるとそうせざるをえない状況でした。 帝王切開手術後の家事は難しい産前はほぼ私が家事をおこなっていたのですが、3人目の出産は初めての帝王切開手術だったので、思うように体が動かせませんでした。そのため義母が家事をしてくれて助かっていましたが、昼食だけなぜか作らないというスタイル。「カップラーメン食べてね!」と出かけてしまうのです。 ちょうど義父が入院中で、義母がお見舞いに行っていることは知っていましたが、病院には着替えを渡しに行く程度で、その後は自分の時間だからと遊びに行っているようでした。夫が義母に何をしているのか聞くと、「自分もストレスを発散させる時間が必要だから。家事はきちんとやっているから問題ないでしょう」と言ったのです。 夫が昼食作りを頑張ってくれて…退院から10日後、ちょうど上の子たちも夏休みに入り、昼食が必要になりました。それでも義母は昼食を用意することはなく、朝食が終わると身支度をして外出し、夕方まで帰ってきません。自分で家事ができたらサッと作るのですが、術後でもあり、生まれた子の世話だけて精いっぱいです。自分が動けない悔しさと、価値観の違う義母への感情で涙が溢れました。 上の子たちのこともありますし、カップラーメンでは……と夫に相談しました。すると、夫は仕事が夜勤で昼間は動けたので寝る時間をけずって買い物をし、昼食を作ってくれました。それを知った義母は、「家族のために息子がやるのは当然! 昼間は自分も用事があるから」と言ったのです。「産後の家事は義母に任せて」という話ではいつの間にかなくなっていました。 3人目を妊娠してからの同居だったので、上の子どもたちを自宅に残して実家に帰ることもできず、義母の行動にただただ驚いた産後でした。今は考え方の違いから義父母とは別居して程よい距離感で付き合い、穏やかな生活を楽しんでいます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年02月14日現在、2人の子どもを育てています。子どもたちはやさしいじいじとばあばが大好きなのですが、義理の両親のお金の使い方について、私にはちょっぴりモヤモヤすることがあります。結婚して両家の価値観の違いを感じた私の体験談をお伝えします。 結婚前からかわいがってくれた義理の両親義理の両親とは、学生時代に夫と付き合い始めてすぐのころからのお付き合いです。私の名前に「ちゃん」をつけてかわいがってくださり、結婚前から夫と一緒にいろいろなところに連れて行ってくれました。結婚が決まったときには本当に喜んでくれて、私も、娘になれるのがうれしかったのを覚えています。 義理の両親はサラリーマンの家庭です。夫が高校生のころ郊外にマイホームを購入し、大きな犬を買って、旅行は年に数回。複数の趣味も持っていて、毎日とても充実して幸せそうでした。私たちも義理の両親のように歳を重ねていきたいな、と思っていました。 結婚後も義理の両親に仕送り夫も私も結婚式には理想がありました。両家の両親に金銭的に頼ることなく理想の結婚式を挙げた私たちは、貯金を使い果たしてしまったため、少し切り詰めた新婚生活のスタートになりました。それでもとても幸せだったのですが、ひとつ気になることが……。 それは、夫が結婚前、実家にいたときに渡していたお金を、結婚後も変わらず渡していたこと。夫は自営業で収入に波があり決してラクな生活ではなかったのですが、義父は早期退職してそのときすでに働いていなかったので、仕方ないのかな? と思っていました。 価値観の違いを認識ところが義理の両親の生活は相変わらず、趣味に旅行に外食に……。わりとぜいたくしている感じがありました。私たち夫婦と食事に出かければ、お会計前、悪びれることなく先に「ごちそうさまー」と言われてしまうありさま。大切な夫の両親なので、親孝行したい気持ちはあるものの、あちらから言われてしまうとモヤモヤ。 私は「切り詰めて生活しているのに……」と、悲しくなってしまい、夫にやんわり言うと、嫌な顔をされてしまったり、時には喧嘩になったりすることもありました。私の父も早期退職していましたが、両親は節約を心がけながら暮らしていたので、両家の価値観の違いをとても感じました。 子どもたちが生まれてからは仕送りはなくなりましたが、出かけたときや、何かというと支払いはわが家です。しかし、わが家の収入が落ち着いてきたのもあり、義理の両親には子どもたちもとてもかわいがってもらっているので、今は親孝行と思えるようになりました。けれども、私たちは将来、子どもたちに「ちゃっかり」はしないようにしたいなと思っています。 著者:山本舞花2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年02月13日田舎に新築で建てた一軒家。子どもが成長し、今後の通学などを考えて別の場所へ新しい家を購入。以前の家はまだ築10年ほど。売却を考えていたので少しずつ荷物など整理をしていたところ、義両親が片付けを手伝ってくれることに。とても有難いと思っていたのですが……。 引っ越しをすることになった理由結婚してすぐに街の中心地から少し離れた田舎の場所に新築で建てた一軒家。夫と2人のころ、子どもは2人くらいかなと計画し購入。その後、子どもが4人になり、「小さいころはいいけど、大きくなってくると部屋が必要だよね。今の家だと部屋数が足りないね」となりました。 また田舎なので少し交通機関が不便な場所。「子どもたちの通学などを考えると便利な場所へ引っ越しするほうが良いね」と夫と話し合い、中心地のほうへ引っ越しすることになりました。 義両親のおかげでスムーズに引っ越し引っ越しを機に断捨離! 新しく購入した家へは必要最小限の荷物を持って行き、以前の家には大量の荷物がまだ置いた状態。時間があるときに片付けに行く生活をして数カ月が過ぎ、そろそろ売却を考えることにしました。そのとき、なかなか片付けが進まないのを見かねて、義両親が「片付けを手伝ってあげるよ」と言ってくれたのです。 必要な物だけど今すぐには使わない大きな荷物は売却が決まるまで、とりあえず前の家に置いておく。それ以外は処分と決め、なかなか進まなかった片付けは義両親のお陰ですぐに終わりました。 売却しようとしたら…いよいよ不動産屋さんへ売却してもらうために連絡しようかと思っていたところ……。義両親から「まだ片付けたい所があるから鍵を貸しておいてほしい」と連絡がありました。私は少し不思議に思っていたのですが鍵を貸すことを承諾し、義両親は私たちがいないときでも前の家を出入りするようになりました。 するとある日、売却が決まるまで置いておこうと言っていた私たちの荷物をすべて新しい家へ持ってきたのです。そして「家、きれいになったよ〜」と言われて写真を見せてくれたのですが驚きました。 私たちの家なのに!私たち夫婦が植えていた花壇の花や木はすべて抜かれ、義両親の好みの植物に植え替えられていました。さらに、家の中は義両親の荷物が入れられ、義母好みに飾られていました。そして「これ、ありがとう!」と言って渡していた鍵を返してくれたのですが、義両親はスペアキーを作っていたのです。 義両親なので私の口からは何も言えず、ただ驚くばかりでした。それと同時にひと言も断りもなく私たちの荷物をすべて出し、自分たちの家のように使っている義両親に対して怒りが沸々と湧いてきました。 売却を考えてから約1年。今でも義両親は自分たちの家のように月に2〜3回ほど、家に訪れては庭手入れや泊まりにきています。そのたびに夫へは「義両親はどのように思って使っているのか?」と聞いていましたが、旦那からはハッキリとした返事はなくモヤモヤした気持ちに。毎回思うのも疲れてしまうので、今ではもうあの家は義両親の家だと思うことにしています。 著者:中村 望8歳、6歳、3歳、0歳の4人育児中のママ。長年、事務員として勤務していたが出産を機に退職。1人目の育児が少し落ち着いたときに趣味として始めた習い事で、現在では指導者として教室を運営。ママ目線での執筆活動もおこなう。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年02月09日2人の子どもを育てています。娘がまだ1歳のとき、家族3人で大きな公園に遊びに行きました。途中、娘のおむつを替えるために夫が公園の多目的トイレに入ったところ、見知らぬおばあさんからとても衝撃的な言葉を言われた体験談です。 夫が娘を連れてトイレへ遊びに行ったのは大きな公園で、ちょっとした観光地でもありました。休日ということもあり、家族連れやおじいちゃんおばあちゃんなど、いろいろな人で賑わっていました。そんな中、夫が娘のおむつを替えるためにトイレへ。 その公園には男性用のトイレにおむつ替えの台がなかったので、多目的トイレでおむつを替えていました。そして夫がおむつを替え終わってトイレから出たときに、衝撃的なひと言を言われたのだそうです。 おばあさんの衝撃のひと言多目的トイレを出たところで、トイレの順番を待っていたのはおばあさんでした。そのおばあさんが娘を抱っこする夫を見上げてひと言。「男が子連れで多目的トイレなんか使うんじゃないよ! 母親は何してるんだい! 恥ずかしい!」夫は驚いて何も言い返せず……。 ぼうぜんとしている夫の横をずんずんと進んでおばあさんはトイレに入っていったそうです。帰ってきた夫に話を聞き私もびっくり。少し時間をおいて「なんでトイレを使っただけで怒られなきゃいけないんだ!?」と怒りにも似た感情がわいてきました。 考えはそれぞれだけど……「おばあさんの考え方は間違っている!」と言うつもりはありません。ただ、娘をトイレに連れて行っただけの夫が叱責される理由はないはずなのに……と夫の気持ちを考えると悲しくなりました。一方で当の夫は「まあいろんな人がいるよね」とあまり気にしていない様子。 夫がおばあさんにまで寛容な態度でいるので、余計にそんなやさしい夫が理不尽に叱責されたことがかわいそうに思えてしまいました。そしてそんなやさしい夫の代わりに私が怒るような形で、「なんか、納得いかないなぁ!」とその日はずっとモヤモヤしてしまいました。 確かに子育てに対する考え方は人それぞれですが、それを一方的にぶつけられるのは嫌な気持ちになります。けれども実際、私が子どもを連れていると一方的な考えを押しつけられることが今まで何度もあったのが現実。こうした出来事があっても、うまくかわせるように強くならなければなと思いました。 著者:山口 花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年01月28日親戚の集まりで会った20代後半の夫婦がいました。「結婚して数年経つのに子どもがいない」という話題で標的にされていました。そのとき私の娘が2歳で、よくおしゃべりもし、かわいい盛りだったこともあってか余計に比較され、「早く子どもを」と言われている状態で……。 子づくりの話題をずけずけと親戚のおばさんたちは「ちゃんと子づくりしてる?」「若いんだから3人くらいポンポン産んじゃいなさい」など、遠慮のない子づくりアドバイスをしていました。 おばさんたちの標的になっていたのは奥さんのYちゃんで、近くにいた私の娘を指しては「ほら、M(私)ちゃんのとこだって、こんなにかわいくて、子どもっていいわよねー?」など私に同意を求めてくるので、「いやーまあ、かわいいですけどねー」とあいまいに返事をしていました。 それは完全にNG発言!そんななか突然、おばさんたちの輪に酔った義父が入ってきました。そしてYちゃんに向かって「俺が子どものつくり方を教えてやろうか!」と発言したのです! おばさんたちは「いやだーもうー!」と言いながらゲラゲラ笑っていました。対して私やYちゃんは愛想笑いすらできず、視線を合わせてドン引き。 義父は普段は物静かで穏やかな人ですが、お酒を飲むと人が変わったようにとんでもない発言をしばしばする人です。義父はそこにドンと座って、まだ話し続けそうな勢いでした。 セクハラ発言は逃げるのみ私自身もそういったおばさんたちのずけずけと踏み込むような話や、義父のセクハラ発言を聞いていたくありませんでしたし、そうした話を娘に聞かせるのも嫌でした。そのため「ちょっと台所手伝ってきますー」と言って娘と退散。そして数秒後に戻り「Yちゃん! ちょっとお手伝いお願いしたいって!」と嘘をつき、なんとかYちゃんも一緒にその場を逃れました。 そして「ごめん、嘘ついちゃったからちょっと娘と遊んでよう」と別室に退避。Yちゃんは「ありがとうございます。私どうしようかと……」とホッとした表情でした。しばらく娘とYちゃんと過ごしてからしれっと部屋に戻ると、おばさんたちや義父はまったく別の話題で盛り上がっており、もうその日は子づくりについて聞かれることはありませんでした。 おばさんたちと義父のいるあの場所に居続けたら、セクハラ発言はもっとヒートアップしていたかもしれません。けれども嫁の立場ではどうにも場の雰囲気を壊すようなことを言えない私やYちゃん。そんなときはうまく逃げるのも正解だなと思った体験談でした。 著者:山口 花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年01月23日3歳の女の子と生後3カ月の男の子を育てています。長女が生後3カ月のころ、ほとんど知らない親戚がなぜかアポなしで家に頻繁に来るようになってしまい、とても困ったことがありました。親しくないゆえに強く拒否できず1カ月が経ち……そんなストレスが続いたときの体験談です。 ある日突然のアポなし訪問長女が生後3カ月のころ、ある日突然家のインターホンが鳴りました。出てみるとそこには、夫方の親戚の女性Aさんが立っています。「顔を知っている」ぐらいの認識のAさんがなぜ家に来たのか? とそのときは疑問しかありませんでした。Aさんは義父の妹で、そのAさんが「出産のお祝いを持ってきたの」と言いました。 聞くと義実家に行ったが誰もいなかったので、直接渡しにきたのだそう。アポなしでの訪問は困りましたが、そういった事情であれば仕方ないと、その日は長女の顔を見せお礼を言って終わり、一応義母と夫にはAさんが来たことを伝えました。 あれ? またAさんが来た?数日後またAさんがやってきました。「また??」と思って出てみると、「赤ちゃん元気? この前見たらまた会いたくなっちゃって」とのこと。そしてまたその2日後。再びAさんがアポなしでやってきたのです! 「また!?」と驚いていると、「お菓子を一緒に食べましょう」と今度は家に上がっていきました。 さすがにモヤモヤした気持ちになり義母に話すと、その人は元保育士で子どもが大好き。けれども孫がおらず、わが家の長女の誕生が自分に孫ができたようにうれしかったのだそうです。しかももともとどの家に行くにも事前連絡なしで来る人だとのこと。 アポなし訪問が続き、ストレスMAXその後1カ月、Aさんは数日おきにやってきてはわが家で長女を愛でて帰っていきました。もちろん私はストレスMAX。いつ来るかわからないし、来る時間もまちまちなので、長女を毎日規則的に過ごさせたいのにできません。せっかく寝かせた長女は起きてしまったり、自分の時間は削られてしまい……。 何よりよく知らない親戚なので強くも言えず、話も盛り上がらず、気疲れもしました。しかし私から義母に相談してもAさんのアポなし訪問は、一向に収まる気配がありません。 義父の介入でやっと収束そんなある日、珍しく義父から直接私に電話があり、開口一番に「Aがごめん!」と言われました。義父はAさんからわが家に「遊びに行ってあげてるの」と聞いたそうです。一方同じ話を義母に確認すると、義母からは「お嫁ちゃんは困っているみたいよ」と聞かされ、慌ててAさんに訪問をやめるよう言ってくれたとのことでした。 ちなみに義母はAさんが苦手で、Aさんの話題を義父にはしていなかったそうです。義父の介入でAさんの訪問はぴたりと止まりました。 このとき夫はちょうど仕事が多忙で休みもない生活だったので、相談すらできませんでした。そうすると私が頼りにできるのは普段から連絡を取り合う義母だけでしたが、その義母がまさかアポなし訪問収束のストッパーになっているとは……。変に義母を介さず、最初から直接義父に伝えていればよかったと思います。 著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年01月17日4歳の女の子と生後5カ月の男の子を育てています。子ども連れでスーパーに行くと、知らない人によく話しかけられます。その日は息子を抱っこして買い物をしていたのですが、話しかけてきたおばさんのとんでもない行動に思わず全力で逃げてしまいました。 ニコニコ話しかけてきたおばさんその日は3歳の娘と生後3カ月の息子を連れてスーパーにお買い物。息子はスリングで抱っこしており、しっかりと顔が出てキョロキョロとご機嫌にしていました。そんな子どもたちの様子を見て、話しかけてきた1人のおばさんがいました。 おばさんは「あらあらかわいいわねー」「今何カ月?」とニコニコ。話しかけられることは珍しくもないので、「ありがとうございます」「3カ月です」とこちらもニコニコ対応していました。 自分の指をペロッと舐めて…しかしその瞬間は急にやってきました。そのおばさんが「あら、お口のところにゴミがついてるね」と言ったので、私が息子の顔を覗き込むと、おばさんがおもむろに自分のマスクをずらし、自分の指をペロッと舐めました。 おばさんの行動が視界の端に入り、一気に不安がよぎります。次の瞬間おばさんがその指を息子の口あたりに持ってきました。おばさんは自分で舐めた指で息子の口当たりについているゴミをとろうとしたのです。 心の中で悲鳴をあげながら、私は咄嗟に体をひねらせておばさんの指を私の体でブロック。おばさんの腕に体当たりした格好に。私は「あ! すいません、ちょっと急ぐので!」と言って、娘の手を引いておばさんから逃げるように離れました。 失礼?でもありえない!おばさんからすれば「ゴミをとってあげよう」という、ただの親切心だったと思います。それを拒否するように逃げてしまったので、もしかしたら不愉快に思ったかもしれません。 しかし、コロナ禍というご時世を考えてもNGな行動だと思いますし、コロナ禍でなくても舐めた指を子どもの口に持っていかれるのは、やはり親としては嫌なものです。おばさんに対しては失礼だったかもしれませんが、自分の子どもを守るためには必要な行動だったと思っています。 小さい子どもがかわいくて話しかけたり触りたくなる気持ちはよくわかります。ただ、悪意はなくてもNGな行動をしてしまう人はいるので、できるだけ子どもと相手の距離をあけておくなど、予防策をとっておくことが必要だなと学んだ経験でした。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年01月15日長男が生後8カ月くらいのころ、自宅近くの支援センターで出会ったママ友の話です。第一印象がとても良く、すぐに家を行き来する仲になりました。しかしそのママ友から衝撃の言葉を聞き、徐々に疎遠になってしまいました。 支援センターで出会う当時私は近所に親も友達もいなかったため、支援センターに通い、他のママや職員の方と話して育児のストレスを発散するようにしていました。そんななかで声を掛けてくれたママ友のA子。 子ども同士の月齢も近かったので、お互いの子どもの成長を喜び合ったり、おすすめの育児グッズの話をしたりしました。その後も何度か支援センターで会ううちに、連絡先を交換することに。公園や家など、支援センター以外でも会うようになりました。 わが家で衝撃の発言わが家で遊ぶときは午前中に集合し、出前などで昼ごはんを済ませ、子どもが昼寝に入ると私たちはゆっくりコーヒーを飲むという流れでした。ある日のコーヒータイムに、「ちょっと最近思うことがあるんだけど」と切り出したA子。A子が仲良くしているママ友Bさんの話でした。私はBさんの顔は知っているけれど、話したことのない間柄でした。 「Bさんの旦那さんって、○○って会社らしいんだよ。ネットで調べたら年収○○円しかなくて。なのに、キャラものの高い洋服を子どもに着せてるの。やばくない?」というA子。私は突っ込みどころが多すぎて、絶句してしまいました。そして「私、Bさんのことよく知らないからわかんないや」と話を濁しました。 詮索されていたのかも…A子の発言を聞いて、わが家の年収も調べて他人に話したかもしれない、子どもの服や持ち物をそういう目で見られていたのかもしれないと思うと、不快でたまらなくなりました。過去の会話を思い出すと、A子は私の夫の職種や通勤している駅を聞いてきたり、私の学歴を聞いてきたり、「詮索されていたのかな?」と思う発言も多々ありました。 でも、A子自身が自分の家庭の話をよくするタイプだったので、私も聞かれたことには答えていたのです。その日から少しずつ距離をとるようにして、A子が引っ越したのを機に一切連絡を取るのをやめました。 「ママ友とは適度な距離を保つべき」と頭ではわかっていたのですが、振り返るとA子のことを信頼しすぎてしまっていたと気付きました。この出来事以来、付き合いの浅いママ友には安易に家庭の話をしないように気を付けています。 著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年01月14日「HSPがHSCを育てています」27話。無視されたことがきっかけとなり、夫と話し合うも、「苦手なことばっかりでどうすんの」「食わず嫌いはわがままだ」と主張。訓練ではどうにもならないと伝えるユキミさんの声には耳を貸しません。日に日にぶつかる2人。そんなとき夫が……。Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第27話前回。無視をされた怒りは収まらんがちょっと冷静になってきたとき、夫に話を切り出してみた。 夫がいつの間にかお昼ご飯を作ってくれたのだが、しかしメニューがきったんが食べるか非常に賭けであるお好み焼き……! 具が混ざったもの、ソースがかかったもの、普段あまり食宅で見かけないものがNGだったきったん。 しかし、実は夫、息子が生まれてからこのときまで約2年の間ずっとこんな調子だったわけではない。 最初は違った。 どうしてこんなことになってしまったのだろう。分かろうとしない夫が悪いのか、HSCとして育てている私が悪いのか……。ようやく育児の進むべき道が見え、明るい毎日が待っていると思っていたのに……。 「文句があるなら食べなくていい!」「食わず嫌いはわがままだから!」「この先ろくな大人にならんぞ!?」 夫の本音を知り、ユキミさんの目には思わず涙が……。 どうして夫には分かってもらえないのだろう。 悩んだユキミさんは次回、カウンセリングを受けにいきます。そしてこのカウンセリングがユキミさんにとって大きな意味を持つことになって……!? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2022年01月13日現在3歳の娘を育てています。まだ娘が1歳のとき、2人でスーパーに買い物に行ったときのこと。そこで出会った知らないおばさんから衝撃的なお叱りを受けました。予想外すぎるその内容に、私はただただ、あぜんとしてしまいました……。 スーパーで出会った知らないおばさんスーパーではいつも娘をカートの椅子に座らせて、おしゃべりしながら買い物をしていました。おしゃべりといっても娘はまだ1歳になりたて。もちろん会話ができるわけではなく、ほとんど私が一方的に娘に話しかけたり、娘が指さすものに対して私がリアクションしたりする形でした。 その日もいつものように私が娘に話しかけながらスーパーを歩いていると、突然知らないおばさんから声をかけられました。しかも「ちょっとあなた!」と怒っているような声です。内心「え? 何!?」と驚きながら「はい」と返事をしました。 突然のお怒り! その意外過ぎる理由振り向くと声をかけてきたおばさんは見るからにお怒りです。「気づかないうちに何かしちゃったかな?」とドキドキしていると、「ずっと聞いてたけど、何その言葉!」とおばさんは続けます。「えーっと……?」と私が理解できないでいると、おばさんは言葉を続けてきます。 「赤ちゃんはね、大人と同じ言葉で話してもわからないの! 靴は『くっく』! 外は『おんも』! ちゃんと赤ちゃんにわかる言葉で話しかけないと言葉が遅れるわよ!」と言われました。こう言われてすぐには頭が追い付かず、唖然としてしまいました。 そして最後、おばさんは捨て台詞のように「それから子どもはちゃんと自分の足で歩かせなさい!」と言って去って行ったのです。 ただただ唖然…確かに私は娘が小さいときから赤ちゃん言葉を使ったことがありません。大人と話すのと同じような言葉で話しかけてきましたが、まさかそのことを注意されるとは思ってもいませんでした。ただ私にとってあまりにも予想外な指摘だったので、叱責に対しての怒りはわかず、ただただあぜんとしてしまいました。 ちなみにこのとき1歳だった娘はハイハイ真っただ中。まだ自分で歩くことはできませんでしたので、おばさんの背中を見ながら「まだ歩けないんですよ……」と心の中でつぶやきました。 知らない人から一方的な育児アドバイスをもらうことは多々ありましたが、この指摘はかなり印象的でした。これを受けて私が言葉づかいを変えることはありませんでしたが、それでも娘は同年代のなかでもかなりおしゃべりな子に成長しました。「世の中にはいろいろな人がいるなぁ」と思った体験談です。 監修/助産師 松田玲子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2022年01月03日生後半年ほどの娘を連れて、ファミレスでママ友と楽しいランチの予定。ところが娘の異変に気づき、思いもよらぬ展開に。予期せぬ出来事に慌てふためきながらもなんとか切り抜けることができた、冷や汗ものの体験をご紹介します。 完璧に準備できている私地域でおこなわれた新米ママの交流会で知り合ったママ友と意気投合し、ファミレスでランチをすることに。子育ての経験も浅い私は娘を連れて2人で食事に行ったことはなく、ファミレスへ行くまでをシミュレーションし尽くし、思いつく限りの準備をして出かけました。 娘を車に乗せ、ファミレスについたら準備していたベビーカーに娘を乗せなおして荷物をもってファミレスへ。私、ちゃんとできてる! 完璧のはずでした。途中までは⋯⋯。 ファミレスで起きた想定外の出来事ファミレスの駐車場でママ友と合流し、一緒にファミレスの中へ。店員さんから2台のベビーカーとママ2人が座るのに十分な広さの席へ案内してもらい、ひと息ついているときに異変が。 娘のベビーカーから臭いがするのです。うんちが出たのだと思いトイレに行こうと思ったとき、さらに異変に気づきました。なんとうんちは、娘のおむつや衣類からはみ出してベビーカーの中まであふれ出していたのです。食事をとる場所で臭いや衛生面も気になるので、おむつ交換のためトイレへ急ぎました。 ベビーカーにあふれ出したうんちの処理ファミレスで娘がうんちをすることは想定内でしたが、おむつからあふれ出すほどのうんちをベビーカーの中でしてしまうことは想定外でした。とりあえず娘のおむつを替えて着替えをさせたのですが、ベビーカーの中の掃除や始末にてこずり、ママ友を長時間待たせてしまうことに……。 ママ友に遅くなってしまったことを謝ったものの、食事中にうんちについて話をするのも気が引けたので詳しいことは話しませんでしたが、察してくれたようでした。結局ファミレスでベビーカーの中を洗って掃除することはできないため、手持ちのおしり拭きなどできれいに拭いて準備していたタオルを敷いてごまかすことに。せっかくの楽しいランチもそれどころではなくなってしまいました。 娘が生まれて約半年、まさかの想定外の出来事で娘を連れて出かけることの大変さを思い知らされました。準備しておいてよかったと感じたのは、娘の着替えを1回分持ち歩いていたこと。歩いて移動する場合だと準備し過ぎても大荷物で困ってしまいますが、今回は車移動で、車内に着替えを置いていたので想定外の出来事に対応できよかったと感じました。 監修/助産師 松田玲子著者:佐藤かな1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年01月02日アレルギーの怖さに対する認識は未だ完全ではなく、軽視する人もいるんだなと実感した出来事をお話しします。私の義母もその1人で、息子の牛乳アレルギーを軽視し、干渉されていました。そんな義母の困った対応から解放されるために、私はある行動に出たのです。義母の干渉から救ってくれたのは、お医者さんからのあるひと言でした……。 息子の牛乳アレルギー私には1歳2カ月の息子がいます。息子が初めて牛乳を口にしたのは1歳になるころでした。初めて牛乳を与えた日に全身に湿疹が出てしまい、病院で血液検査をした結果、牛乳アレルギーだということがわかりました。 病院と相談しひとまず除去をすることになり、身内の理解も必要となってくるため、義母にもアレルギーについてと今後の方針についてしっかりと伝えていたはずなのですが……。 アレルギーは母親のせい?息子がアレルギーであることを伝えた翌日、突然インタホーンが鳴りモニターを見ると、買い物袋を抱えた義母が立っていました。リビングへ案内すると、買い物袋を広げ始め、そこには大量の乳製品が! 除去する方針であることを再度伝えると、「母親がそんなに神経質だから治るものも治らない! 食べさせていれば治る!」と義母は言うのです。 たしかに、少しずつ食べることでよくなることはあるとお医者さんも言っていたので、食物経口負荷試験後に徐々に始めると義母に伝えると、怒りはさらにヒートアップ。「昔は普通に食べていたんだから、そんなものは必要ない! あなたは神経質すぎる!」と声を荒らげました。 義母を連れて病院へ義母にその場では引き取ってもらい、後日義母に息子の健診へ一緒に行ってもらい、アレルギーの怖さについてお医者さんから説明を受けました。 お医者さんは「アレルギーの子にアレルギー物質を他人が食べさせるなんて殺人行為と同じだ」とはっきり言ってくださったので、義母も自分がした事の重大さに気づき、以降アレルギーに関して口出ししてくることはなくなりました。 身内同士だど、私も義母もお互いに感情的になってしまいアレルギーの怖さを理解してもらうのは不可能だと考え、専門的な知識を持つお医者さんから義母に説明してもらいました。間違った知識や偏った考えではなくアレルギーについて正しく理解を深められて、私は義母に健診へ一緒に行ってもらってよかったと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:伊藤あいり3歳の女の子と2歳の男の子の母。現在は、美容関係の営業職として働きながら、子育てに関する体験談を中心に執筆中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年01月01日結婚して3年。どんなに愛し合っていても、夫を必要な存在だと思っていても、私たち夫婦は1年に3回も離婚危機がありました。それはすべて夫からの思いやりのないひと言が原因だったのです。そんな夫のひと言と、どのように離婚の危機を回避したのかをご紹介します。 思いやりのかけらもないひと言夫も私も自宅での仕事で、私は日中は子育て、夫は1日中仕事をしています。たまに私も夫に頼りお願いごとをすることがあるのですが、そのときに必ず「やることあるから」のひと言。何だか私が何もしてないかのようなひと言で、一度だけ夫に「そういう言い方やめてほしい、何かすごくストレスなんだ」と言ったのです。 そうすると「ストレスだと感じているのは勝手に感じているだけだろ!」と言われ、何だか切ない気持ちでいっぱいでした。さらにその後、「なんで俺が合わせなきゃいけないの? 離婚だな」と捨て台詞をはいて自分の部屋にこもってしまったのです。 夫婦は他人で思いやりは必要不可欠夫婦であっても他人だし、育った環境や考え方はさまざまです。だからこそ、お互いを思いやることはすごく大切なことだと私は思っています。私たちはお互いに離婚経験者なので、また同じことを繰り返さないために、「思いやりはもちろん、やってもらって当たり前という考えはなくして感謝しようね」と子どもが生まれる前は話していました。 そのため、夫の言葉に関して私が不快に感じたのなら、夫は気を付けるべきだと思うし、もし私の発言や行動で夫が不快に感じる部分があれば気を付けて直していこうと思うのですが、夫にはそういう考えはないようです。 思いやりのないひと言は立派な離婚原因そのときの感情にまかせて夫が発してしまったひと言ですが、その言葉によって私は切なくもなり、正直私はこの人と一生生活はできないと思いました。これらからも夫から感情のままに思いやりのないひと言を言われると思ったら、苦痛でしかなかったのです。 安易に「離婚」という言葉を出し、相手を傷つける行為になっているとは夫は思っていません。私は、これからのために夫と話し合いの時間を設けました。 これからのために夫との話し合いまず私は夫に、「私はこれから先もあなたと生活していきたいと思う。私もまだまだ未熟だから、あなたが不快に思うこともあると思うけど、だからこそ自分本位ではなく、結婚したときに約束した思いやりを忘れずにしよう」と言ったのです。 夫は、「そうだよな、ごめん」と謝ってくれました。私は、「私たちは思いやりのない生活をしてきて、一度離婚して今がある。だからこそ失敗しないために、同じ経験はしないように、仲良くやっていこうね」と言いました。話し合いのあとは夫がやさしくギュッと抱きしてめてくれて、「本当にごめんな」と言ってくれて、その後思いやりのない言葉はなくなったのです。 たったひと言ですが、やはり言われた私はとてもつらいと感じてしまい、なんで感情まかせに発言してしまうのだろうと思いました。しかし、離婚はしたくないのが私の気持ちなので、夫とじっくりと話し合いをしたら謝罪してくれました。謝罪してくれたことで離婚は回避できたので、これからも仲良く生活していくために話し合いはとても大切なことだと思いました。 著者:のろ ゆうこ2歳女児をワンオペで育てる母。現在、シナリオライターとして活動中! 主に育児・家庭に関する記事を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2021年12月22日わが家は夫が休みの土日のどちらかは、お昼ごはんを済ませてから義実家へ遊びに行くことが多いです。そのたびに義母は息子たちへとお菓子を買っておいてくれます。しかし先日、お昼ごはんを一緒に食べようとお弁当を買って遊びに行ったとき、お菓子のことで義母とギクシャクしてしまい……。 お昼ごはんの前にお菓子を出した義母義実家へ着いてお弁当を食べようとしていたら、義母が台所からある物を持ってきました。「はい、◯◯くん、◯◯くん、ばぁばが買ってきたお菓子よ! いっぱいごはん食べたらお菓子を食べていいからね〜!」とお菓子を持ってきたのです。 たしかに、いつも遊びに行くとすぐに買ってくれたお菓子を持ってくるのですが、この日のように、ごはんの前に息子たちに見せてしまうとは誤算でした。それを見るなり、息子たちは「お菓子食べる!」と言ってお昼ごはんを食べたがりません。 お菓子はごはんのあと!嫌な雰囲気に…私はごはんをたくさん食べないとお菓子はあげないと決めているので、「ごはんの前にお菓子はだめ!」と息子たちに言いました。3歳になる長男はわかってくれましたが、このごろ「我」が強くなってきた次男はお菓子が食べたいとギャーギャー泣き出しました。つられて長男もグズグズな雰囲気に。 義母はそんなふうになるとは思わずお菓子を渡したのでしょうが、私はどうしてごはんの前に見せるんだろう……とイライラしてしまいました。お菓子を買ってくれるのはありがたいのですが、せめてごはんを食べたあとに出してほしかったのです。 お菓子を見せたら全部食べると思った義母義母は申し訳なさそうな顔をして「ごめんねー、お菓子を見せたらごはんをいっぱい食べるかと思ってたんだけど……」と言いました。たしかにその考えはわかりますが、子どもたちはまだ幼いのでお菓子を見たらすぐに食べたがってしまいます。「すみません、お菓子を最初に見せたらごはんを食べたがらないんですよね……」と私も謝りました。 そんなこんなでその日は子どもたちもなんとか機嫌を直し、ごはんを少しだけ食べてからお菓子を食べたのですが、義母にはもう少し配慮してほしかったなと思いました。 その後も義母とは良好な関係が続いていますが、今回のことのようにちょっとだけギクシャクした雰囲気になることがあります。ごはんを食べるまでお菓子は隠していてほしかった私と、お菓子を出せば頑張って食べると思っていた義母。どちらの考えが正解というわけではありませんが、これからもちょっとしたことでも会話を重ねながら良好な関係を続けていきたいと思っています。 著者:森下ミメカ3歳男児と1歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2021年12月20日