悪意なき加害者からの質問「不倫の償いはいつ終わるのでしょうか?」42歳男性です。妻(38歳)と息子(10歳)と娘(4歳)がいます。娘が1歳の時に友人の女性と不倫をしてしまいました。その女性が離婚をしたため、話を聞いているうちに不倫関係となったのですが、半年ぐらいで妻にバレてしまい修羅場となりその後女性とは会っていません。妻には誠心誠意謝り、許してもらったのですが…。その後の3年間、家庭での私の人権はなく奴隷のような生活をしています。給料とスマホは管理され、GPSも付けられておりプライバシーはほとんどありません。平日も妻から連絡があれば10分以内に返信すること、休日の子育てと家事は私がやることを続けています。さすがにこの生活に疲れてきました。妻を傷つけたのは私なのですが、もう自分が何のために生きているのかわからなくなりました。妻と話し合おうとしても、妻は私からお金と時間の余裕を無くさないと不安だからという理由で許してくれません。自分が蒔いた種だと言われたら終わりなのですが、このままだと自分が壊れそうです。過ちはいつ許されるのでしょうか? どうすれば妻にこの気持ちをわかってもらえるでしょうか? 中川瑛からの回答「過ちを犯した人はいつ許されるのか」を紐解くと…加害者の目線から、ご質問ありがとうございます。私は「変わりたい」と願うモラハラ・DVなどの加害者が集まるコミュニティGADHAを主催しているのですが、そこには不倫によってパートナーを傷つけた人も参加しています。関係を修復していけた人もいますし、関係が悪化し続けて終了してしまう人もいますし、なんとか自分の苦しみや悲しみを吐露しながらケアに取り組み続けている人もいます。その中で、「過ちを犯した人は、いつ許されるのか?」という問いを考えなかった人はいないと思います。「それはお前が悪いんだから、そんなふうに考えるのがおかしいよ」とか「どれだけ相手を傷つけたと思ってんの?」とか言う人もいるかもしれませんが、私はそう考えません。苦しいと感じたり、疲れてしまう、壊れてしまうと思うことは、自然なことです。実際、その苦しみに耐えられずに離婚を選ぶ方もいます。それは「逃げ」「無責任」と言われることもあるかもしれませんが、仕方のないことだと思います。誰も、関係を強制することはできないからです(ただし、慰謝料や養育費など法的な責任が無くなるわけではありません)。被害者にとって許しとは? 2つの意味を考える被害者の目線からこのような前提を共有しつつ、次はパートナーの方の目線も想像してみたいと思います。私はGADHAに取り組む中で、不倫に限らず、精神的・経済的DVなど、傷つけられ方はさまざまですが、多くの被害者の方の声も伺ってきました。その中で、10人ほどの方と「被害者にとって、ゆるしとはなんなのか」と連続的に対話をさせていただいたことがありました。とても興味深かったのは、人によって「ゆるし」という言葉に持つイメージは広がりがあり、一つに定まるものではなかったことでした。ですから、これからここに書くことも、質問者のパートナーの方が考えていることを正確に捉えられているかは分かりません。しかし、何かヒントになることを願っています。まずわかったのは、ゆるしには大きく2つの意味、「許し」と「赦し」があるということです(漢字は便宜的に振っているものです)。最初の「許し」とは、関係を継続するか否かということです。「私は許さない」という時、その意味は「関係を終了する」という意味になります。別居や離婚、連絡も取らないなどの幅はあれ、とにかく「もう関わりたくない」という意味です。このような意味では、不倫によって関係が終わる人もいることを考えると、質問者さんはすでに許されています。子どもとの時間を持つこともできていて、パートナーの方との生活も続いているからです。もう1つの「赦し」とは、「傷つけられた痛みや苦しみについて考えたり、相手を憎んだり、相手に苦しみ抜いて欲しいといった感情に頭や心や体が支配される時間が減り、自分は幸せになってもいいんだとか、誰かを信じてもいいんだと思える時間が増えること」でした。「私はあの人を赦せません」というとき、そこで言っていることは「私の傷つきや痛み、怒りは和らぐことなく、いまも苦しく、幸せになれるとか、なっていいとか、思えない」という苦しみの吐露なのです。裏を返せば、この意味での「赦す」に至ることとは、穏やかで安心できる状況の中で、傷つけられたことが無くなったことには決してならないけれども、それでももう一度自分や周りの人を信じてみたい、幸せになっていいと思える、自分を大切にしたい、そんな感情を持てる時間が少しずつ増えていくことです。質問をパラフレーズして回答すると…?このように考えてみると、いただいた質問を言い換えると、以下のように言えるかと思います。私は不倫をした。関係を続けることは許されたが、奴隷のような生活が続いていてこのままだと苦しい。許されるだけではなく、赦される日は来るのだろうか? それまでの苦しみを相手はわかってくれるだろうか?」この質問に対し、大きく3つのことを述べて回答としたいと思います。1つ目は、赦される日は来るかもしれないということです。しかし、それがいつになるのかは、実は被害者もわかりません。被害者の方からこんなことを聞いたことがあります。「私だって、赦したくないから赦していないのではない。むしろ赦せるものなら赦したい。けれど、怖くてそれができない。そういう被害者の気持ちを知っておいて欲しい」と。上述の整理を踏まえれば、非常に理解できることです。つまり赦すことは自らが幸せになっていいと思えること、人をまた信じられるようになることです。そうなりたくない人などいるでしょうか。2つ目は、質問者の方ができること、した方が良いことは、罰を受けて苦しむことではないことを理解することです。加害者が罰を受けて苦しむことは、究極的には(少なくとも許した被害者にとっては)目的ではありません。このような局面で被害者が加害者に求めることは「赦せるような、安心できるような、もう一度信じてもいいと思えるような」関わりを、もう一度作ることです。一度裏切られた人をもう一度信じるより、他の人と0から関係を作った方が、簡単かもしれません。それでも、パートナーの方は、あなたとの関係をもう一度作りたいと思っています。それは、苦しみです。質問者にとってではなく、信じようとする被害者の方にとっての苦しみです。裏切られた痛みに加え、今度は「それでもと信じた時間が丸ごと無駄になるかもしれない」苦しみの中にいるからです。質問者の方は、いまパートナーが感じている苦しみが二重三重にもなっていること、そして質問者が苦しむこと自体ではそれが解決することはないこと、大事なことはパートナーや家族を幸せにしようとすることだと認識を転換することが必要かもしれません。不倫によって傷ついた前後で、パートナーの方はどんなふうに変わってしまいましたか? 質問者に対する態度ではありません。例えば趣味のことを楽しむ時間、笑ったり幸せそうにしている時間、そんな時間はどう変わってしまったでしょうか。そして、それらの時間を増やすために質問者さんは活動できていたでしょうか? ただ怒られ、責められ、叱られ、罰を与えられた気持ちになっているとき、その心は自分に向いています。でも、パートナーの方の喜びや安心に目を向けてみれば、実はもっとできることが見つかるかもしれません。「怒られないためにやる」のではなく、「安心してもらえるようにする」ことがきっとたくさんあるはずです。その先に、パートナーの方の赦しが、初めてあり得るのだと思います。最後に3つ目です。それは、償いというのは、とても苦しく、大変なことでありながら、それを被害者の方にわかってもらおうとすることは、更なる加害になることを理解することです。自分がやっていることが相手にとって伝わっているかわからなくて怖い。自分のこの努力が、苦痛が、苦しみが、結局良い関係につなががらないなら、やってられない……。そんなふうに思うことは、冒頭で書いた通り、本当に本当に自然なことです。同時に、それを被害者の方に伝えることは「赦すのか赦さないのかはっきりしてほしい。赦されないなら、こんなことはもうやめてしまいたい」と言っていることと同じなのだと理解する必要があります。「赦されないなら、こんなことはもうやめてしまいたい(別れたい)」と言ってくる人を、一度裏切られた上に、さらに信じることができるでしょうか。むしろ、そのように考えていること、それを自分に伝えてもいいんだと思っていること自体が、不信を生むことは想像できると思います。ですから、もしも質問者の方が家族との幸せな関係をもう一度築いていきたいと願うなら、自らの手によって不信と苦しみの中に陥れた人に、その贖罪(しょくざい)の苦しみを伝えるのはやめた方が良いと思います。でもその悲しみも苦しみも、全て誰にも否定されるものではありません。そう感じてはいけないということもないし、そんなのは反省していない証拠だと思う人がいるかもしれないけれど、僕はそう思いません。どうか、GADHAのような場所で、ご自身と似た状況にいる人に、今の苦しみを吐露してみてください。弱音を吐いてみてください。こんなのもう無理だ、このままだともう本当に続けられないです、と。GADHAの集まりでは、声が震える人もいます。涙を流す人もいます。同時に「自分だけじゃなかったんだ」と安堵したり、「もう少し頑張ってみます」とケアするエネルギーが湧いてくる人もいます。人を傷つけてしまった人、加害者も、ひとりの人間です。人間は誰もが不完全で過ちも犯します。許されるとも、赦されるとも限りません。それでも、それを引き受けて生きていこうと思う人たちがいます。ぜひそんな場に、質問者の方がつなががって欲しいと心から願っています。参考リンク 特定非営利活動法人 ASK GADHA
2023年12月22日山口県周南市は「おいでや!いなか暮らしフェア2023」に出展します。■日時:2023年7月22日(土)11:00~17:00■場所:大阪天満橋 OMMビル 2Fホール「おいでや!いなか暮らしフェア」とは?「おいでや!いなか暮らしフェア」は、全国各地の市町・団体が、移住を希望している人・興味のある人に対して、新しい暮らし方の提案や地域の紹介、移住に関する相談対応などを行う、移住マッチングイベントです。▼おいでや!いなか暮らしフェア周南市紹介ページ周南市|おいでや!!いなか暮らしフェア|大阪ふるさと暮らし情報センター : 今年の「おいでや!いなか暮らしフェア」の特徴は?今年のいなか暮らしフェアでは移住を考え始めたばかりの皆さんにもご参加いただきやすいように『地方移住へのあれこれ』が学べる企画が盛りだくさん!お目当ての地域がある方も「まだ悩み中…」な方も楽しめるイベントがあります!山口県周南市=自然と産業が調和したまち本州最西端に位置する山口県の中で、周南市は東南部に位置しています。平成15年に2市2町の合併により誕生し、山口県内では5番目に大きい656.29㎢の面積を有しています。南側は穏やかな瀬戸内海に面しており、瀬戸内海国立公園にも指定されているほか、臨海部にはわが国を代表する広大な石油化学コンビナートが林立。市街地はその瀬戸内海に沿う形で広がっています。一方、中国山地を背にした山間部は豊かな自然に恵まれており、四季折々に様々な表情を見せてくれます。周南市は、そんな自然と産業が調和したまちとなっています!「おいでや!いなか暮らしフェア2023」私たちが移住相談を承ります!~ここに”あったか”。~周南市は、山口県の東南部に位置し、北に中国山地、南に瀬戸内海を臨み、大規模なコンビナートが広がる、自然と産業が調和したまちです。周南市の多くのみなさんが語るまちの良さは、人の”あったか”さ。そんな、あたたかな人が暮らす私たちのまちのことを、たくさんの人にご紹介させていただきたいと思います。相談員名: 辻 亮平周南市生まれ周南育ち、大学進学を機に県外へ出たものの、働くのはやっぱり地元が良い!と周南市に戻ってきました。2人の娘に振り回されながらも子育て満喫中。毎週末、娘とどこに出かけようか考えるのが楽しみです。移住をご検討中のあなたに周南市のリアルな暮らしをお伝えします!ご来場をお待ちしております!相談員名: 髙月 ひなた山口県内で生まれ育ち、就職を機に周南市へ。社会人6年目、毎週末温泉を巡ってリフレッシュしています♪人のあたたかさと豊かな自然に囲まれ、のんびりとした時間を過ごすことができる周南市の暮らしについて、ディープな情報をご紹介します。ぜひお気軽にお立ち寄りください!お問い合わせ先【周南市への移住全般に関するご相談】シティプロモーション課〒745-8655 山口県周南市岐山通1丁目1番地シティプロモーション担当mail: citypro@city.shunan.lg.jp tel:0834-22-8238【中山間地域への移住に関するご相談】地域づくり推進課〒745-8655 山口県周南市岐山通1丁目1番地中山間地域振興室mail: chusankan@city.shunan.lg.jp tel:0834-22-8336 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月11日~全国各地の移住担当者と直接相談ができる!関西最大級の移住マッチングイベント~山口県周南市は、7月31日(日)大阪天満OMMビルにて開催される「おいでや!いなか暮らしフェア」に出展いたします。〜おいでや!いなか暮らしフェア2022〜「おいでや!いなか暮らしフェア」とは?「おいでや!いなか暮らしフェア」は、全国各地の市町・団体が、移住を希望している人・興味のある人に対して、新しい暮らし方の提案や地域の紹介、移住に関する相談対応などを行う、移住マッチングイベントです。おいでや!いなか暮らしフェア周南市紹介ページ 今年の「おいでや!いなか暮らしフェア2022」の特徴は?今年のいなか暮らしフェアでは移住を考え始めたばかりの皆さんにもご参加いただきやすいように『地方移住へのあれこれ』が学べる企画が盛りだくさん!お目当ての地域がある方も「まだ悩み中…」な方も楽しめるイベントがあります!1. ふるさと暮らし相談コーナー「どんな地域?」「どんな人が住んでいるの?」「どんな生活になる?」そんな疑問や不安は『ふるさと暮らし相談コーナー』で解消!山口県や県内市町村の地域をよく知る相談員が集結しています!ぜひこの機会を逃さず、お越しください!2. くらし・しごと・体験スペシャルイベント地方移住の第一歩として、また、より深い情報を得る機会として、1日限りのスペシャルイベントを会場内特設コーナーにて開催!!気になるテーマがあればぜひご参加ください♪3. 各団体おすすめ資料&情報コーナー参加団体の情報が詰まった資料や、おすすめイベントのお知らせなどを集めたコーナー。ぜひお手に取ってご覧ください♪気になる地域を見つけたら相談コーナーにもお越しください!山口県周南市=自然と産業が調和したまち本州最西端に位置する山口県の中で、周南市は東南部に位置しています。平成15年に2市2町の合併により誕生し、山口県内では5番目に大きい656.29㎢の面積を有しています。南側は穏やかな瀬戸内海に面しており、瀬戸内海国立公園にも指定されているほか、臨海部にはわが国を代表する広大な石油化学コンビナートが林立。市街地はその瀬戸内海に沿う形で広がっています。一方、中国山地を背にした山間部は豊かな自然に恵まれており、四季折々に様々な表情を見せてくれます。周南市は、そんな自然と産業が調和したまちとなっています!自然と産業が調和したまち【オンライン内覧受付中】須々万で暮らそう!周南市中山間地域移住者用住宅への入居者を募集しています!周南市須々万地区にある移住者用住宅をご紹介します!人口減少や高齢化に伴い、休耕田や休耕畑が徐々に増えてきた須々万地区。地元の皆さんで、荒地の整地による景観保全に乗り出しました。そして、せっかく整地したのだからと栽培を始めたのが黒豆。さらに、どうせ栽培するなら黒豆を須々万の新たな特産品にしようと「黒豆友の会」を結成。農業経験のない人がほとんどを占めるメンバーで黒豆作りを始めて3年、今ではJA山口県に出荷できるほど立派な黒豆が育つようになりました。3反から始まった畑は5反に広がり、メンバーの中で個人的に黒豆を栽培する人も!さらに、黒豆を使った手作り味噌も好評で、JA山口県の農産物直売所では人気商品に仲間入り! 須々万地区の敬老の日のお祝いの品に選ばれるなど、少しずつ認知度も上がっています。また「空き家対策プロジェクト」として空き家の利活用にも力を注いでいます。中心になるメンバーは、「里の案内人」と呼ばれる地域との橋渡しをするボランティアの方々。地域の良さの紹介や暮らしの相談に乗るなど、移住を検討されている方が地域に馴染めるようサポートをしていただいています。今回周南市では「里の案内人」さんのご協力をいただいて状態の良い物件を探し出し、所有者さんからお借りして改修。移住者用住宅として入居者を募集しています!見晴らしの良い高台にあり、窓から須々万の豊かな自然が一望できる5DK庭付き1戸建の物件です。ぜひ内覧にお越しください!オンライン内覧実施中!「おいでや!いなか暮らしフェア」に来場いただいた皆様は会場で内覧申し込みを承ります!ご興味のある方は、ぜひ山口県周南市のブースまでお越しください!【オンライン内覧受付中】須々万で暮らそう!周南市中山間地域移住者用住宅への入居者を募集しています! | しゅうなん地域づくり応援サイト : 「おいでや!いなか暮らしフェア2022」私たちが移住相談を承ります!私たちが移住相談を承ります!~ここに”あったか”。~周南市は、山口県の東南部に位置し、北に中国山地、南に瀬戸内海を臨み、大規模なコンビナートが広がる、自然と産業が調和したまちです。周南市の多くのみなさんが語るまちの良さは、人の”あったか”さ。そんな、あたたかな人が暮らす私たちのまちのことを、たくさんの人にご紹介させていただきたいと思います。相談員名: 辻亮平周南市生まれ周南育ち、大学進学を機に県外へ出たものの、働くのはやっぱり地元が良い!と周南市に戻ってきました。2人の子どもに振り回されながらも子育て満喫中。マイブームは娘との動物園デートです。移住をご検討中のあなたに周南市のリアルな暮らしをお伝えします!ご来場をお待ちしております!相談員名: 沖田妙子広島生まれ広島育ち、大学進学で晴れの国岡山へ。就職は山口県周南市にJターン!市役所勤務12年目のアラサー女子。休日の過ごし方は、徳山駅前図書館でスタバを買って読書タイムか、おひとりさまラーメンを楽しむこと!中山間地域で田舎暮らしをされたい方へ移住者用住宅をご紹介します♪ぜひお立ち寄りください!お問い合わせ先【周南市への移住全般に関するご相談】シティプロモーション課〒745-8655 山口県周南市岐山通1丁目1番地シティプロモーション担当 citypro@city.shunan.lg.jp Tel:0834-22-8238【中山間地域への移住に関するご相談】地域づくり推進課〒745-8655 山口県周南市岐山通1丁目1番地中山間地域振興室 chusankan@city.shunan.lg.jp Tel:0834-22-8336周南市シティプロモーションスペシャルサイト 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月28日