太陽光発電設備を導入し、売電によって収入を得るためには電力会社との売電契約を結び、各ご家庭での売電価格を決定する必要があります。太陽光発電に関心をお持ちの方ならご存じかもしれませんが、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」によって定められる売電価格は年々変動していますから、次年度になれば売電価格も変わってしまいます。そこで今回は、太陽光発電の売電価格が契約によって確定するタイミングや、よりお得に売電するためのポイントをご紹介します。売電価格の確定時期はいつ?準備期間はどのくらい必要?各ご家庭に太陽光発電設備を設置し、売電価格が正式に確定するタイミングは「電力会社と売電契約を結んだ日時」ということになります。もし、今年度分の売電価格を適用したいとお考えであれば、年度末(翌年の3月末日)までには契約を結ぶ必要があります。ただし、太陽光発電設備の設置に関する手続きは思った以上に煩雑で、ご自分で行う必要がある項目は少ないにせよ、完了までにはかなりの期間を要することを押さえておくことが大切です。太陽光発電の売電価格は年々低下する傾向にあり、2017年度から2018年度に切り替わるタイミングでは1kwhあたり2円も低くなることがすでに決まっています。手続きの開始が遅れたために売電契約の締結が翌年度にずれ込んでしまい、ご自宅の売電価格が下がってしまう事態を避けるためにも、早めに準備を始めて期間に余裕を持った計画を立てましょう。ご自宅に太陽光発電設備を設置し、電力会社と売電契約を結ぶまでの過程とかかる期間は以下の通りとなります。トータルで最短でも2か月ほど、長くかかれば4か月ほどの期間となることもありますから、あとで慌てず済むよう早め早めに動くにこしたことはありません。【1.設置に関する費用の見積もり(2週間~1か月)】太陽光発電設備を取り扱う業者に、費用の見積もりを依頼します。業者単位で見積が出るまでには、2~3日ほどかかると想定しましょう。もし、複数の業者から相見積もりをとって比較検討しながら業者選びをしたい場合は、業者の確定までに半月から1か月ほどの期間を想定しておくことがおすすめです。【2.太陽光発電設備の施工業者と契約する(1週間ほど)】見積を取って業者を決定したら、施工の契約を結びます。このときに、資源エネルギー庁へ提出する書類などを作成するため、書類の完成までには5~7日ほどの期間をみておくとよいでしょう。【3.資源エネルギー庁の認定を取得する(2週間~1か月)】施工業者が申請書を資源エネルギー庁に提出し、認定が受けられるまでは半月から1か月ほどの期間を要します。認定通知書が届いてからでなければ電力会社と売電契約を締結できませんから、注意が必要です。【4.電力会社への売電申し込み→売電契約(1か月~長くて2か月程度)】認定通知書を受け取ったら、施工業者が管轄の電力会社へ認定通知書のコピーを添えて売電契約の申し込みを行います。電力会社は、受け付けた順に契約予定日を決めますが、申込が多く混んでいる時期にはかなり遅い日程にずれ込む可能性もあります。特に、年度末(3月末)は売電価格改訂のタイミングとなるため、駆け込みで申し込みが殺到する可能性があります。そのため、電力会社側でもあらかじめ申し込みの締切日が設定されることが慣例化していますから、可能な限り期日に余裕を持って申し込めるようにしておきましょう。太陽光発電の費用を無料で比較太陽光発電設備は早めに設置した方がお得?ここまでご説明した通り、太陽光発電の売電価格は年々下がっていく傾向にあります。すでに2018年度の家庭用太陽光発電の売電価格は1kwhあたり2円安くなることが決まっていますから、売電価格を少しでも高くしておきたいなら2017年度中に売電契約を済ませた方がお得になるでしょう。それに、太陽光発電設備の設置費用にも目を向けてみましょう。2011~2012年頃は売電価格も今よりかなり高額ではありましたが、設備の導入費用も現在の2倍近くかかるのが相場でした。また、設備にかかる費用がぐんと安くなった今の発電システムの方が、むしろソーラーパネルなどの性能は向上しています。そう考えれば、太陽光発電設備を安く設置できるようになり、発電効率も上がっている今がまさに検討のしどきともいえます。固定買取期間はいつまで?経過した後はどうなる?ご存じの方も少なくないでしょうが、太陽光発電設備で発電した電力を国が定めた売電価格で買い取ってもらえる「固定買取期間」は、家庭用(総出力10kW未満)太陽光発電設備の場合は電力会社との売電契約後10年間と決まっています。それを経過したあとは国による規制の対象外となりますから、各家庭と電力会社との合意によって任意の価格で売電契約をすることになるはずです。電力会社が自前で発電するコストより各家庭から電力を買い取るほうがローコストと判断すれば、引き続き売電を続けることは可能でしょう。また、2016年から始まった電力自由化によって売電先となる電力会社の選択肢も増えています。もちろん、ご自宅で消費される分の電力は引き続き太陽光発電で賄えます。もし余剰電力を売電しない選択をした場合でも、ご自宅の設備で蓄電を可能としておけばその都度電力を貯め、後から使うことができます。まとめこちらの記事では、家庭用太陽光発電設備による売電価格の確定のタイミングや、設備の導入を検討する際に主に期日の面で注意したいポイントについてご紹介しました。特に、これから設備の導入を考えている方の場合、売電契約の時期と年度末のタイミングが重なれば駆け込み契約による混雑が予想されます。手続きなどにかかる日数の目安を考慮し、十分に余裕を持って計画しましょう。太陽光発電の費用を無料で比較
2017年10月30日「ヘレンド展」が、2018年1月13日(土)から3月21日(水)まで、パナソニック汐留ミュージアムにて開催される。ヘレンドとは、1826年にハンガリーで創設された磁器製作所のこと。ハプスブルク皇帝の保護を受けて発展し、皇妃エリザベートをはじめとする王侯貴族たちが愛した名窯として、今日に至るまで高い評価を得ている高級磁器窯だ。ヘレンドの魅力は、その華やかな文様と繊細な絵付け、また、花々や草木を模る、透彫りや彫塑飾りといった精巧な装飾技術にある。さらに、ヨーロッパで流行した中国趣味のスタイルにおいても独自の発展をとげ、シノワズリーの作品はヘレンド磁器の中でも最も魅力的なものとして重要視されている。本展では、ヘレンドの誕生から現在まで、およそ190年にわたる歩みが、およそ150件230点の作品によって紹介される。ブタペスト国立工芸美術館が所蔵するヘレンド磁器コレクションを中心に、日本初公開作品を含む重要な作品が出展される。【詳細】「ヘレンド展 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯」会期:2018年1月13日(土)~3月21日(水)休館日:水曜日(ただし3月21日(水)は開館)会場:パナソニック汐留ミュージアム住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階入場料:一般 1,000円、65歳以上 900円、大学生 700円、中・高校生 500円、小学生以下無料※20名以上の団体は100円引き、障がい者手帳の提示者、その付添1名まで無料。※会期中に一部作品の入れ替えを行う。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2017年10月17日パナソニックの洗濯機は他のメーカーに比べ、多くの機能を搭載しています。ひとつひとつの機能にはそれぞれ意味があり、洗濯をする皆さんのお悩みを解決してくれること間違いなしです。ではどんな機能があるのでしょうか?パナソニックの担当者に詳しくお話をお聞きしました。毎日使う洗濯機が、使う人みんなの願いを叶えてくれる特別な使い心地だったら。お気に入りの洋服が満足な洗い上がりだったら、気持ちのいい1日を過ごせそうですね。洗濯の際、気になるのは干した時の「シワ」や「ニオイ」。パナソニックの洗濯機は、汚れがきっちり落ちて、さらにニオイもすっきりクリアにしてくれると評判なんです。多彩な機能のどこに注目すれば「プレミアムな使い心地」を日常で体験できるのでしょうか。主婦のみなさんが気になっていることを、まとめてパナソニック洗濯機担当山口さんにきいてみました。洗濯機でできることや、「えり・そでの汚れ、シミ汚れ」を確実にクリアにするための方法など、知って試して「気持ちのいい1日」を実現させましょう。■目次1.多彩な機能が満足のいくお洗濯へ導いてくれます2.簡単操作で使えます!3.あなたのお悩み何ですか?洗濯機にできること4.泡洗浄、採用するには理由がある5.洗濯機さらにご機嫌な洗い上がりをお届けする、ちょっとした気配り6.グッドデザイン賞受賞!おしゃれで使える洗濯機まとめ1. 多彩な機能が満足のいくお洗濯へ導いてくれます——洗濯の悩みを解決するために、便利な機能が充実しているパナソニックの洗濯機。便利そうですが混乱してしまうケースはないのでしょうか?「パナソニックではさまざまな機種を取り揃えていますが、まずは、ななめドラム洗濯乾燥機NA-VX9700を例に見ていきましょう。こちらの洗濯機では、洗濯機の基本である洗浄機能に加え、乾燥機能、清潔機能が搭載されています。洗浄機能は大きく分けると4つがあり、標準(おまかせ)、温水、おしゃれ着、毛布のコースから選ぶことができます。通常の洗濯の場合は、おまかせコースで洗濯しましょう。皮脂汚れ、黄ばみ、食べこぼしなど、とくに汚れや衣類のニオイが気になる場合は、温水のコースにすることでスッキリきれいに汚れを落とすことが可能です。確かに機能が満載ですが、使う人が困らないようコース名で用途が連想できるように工夫しています。」(山口さん)——具体的にどんなコースがありますか?「例えば、新機能の「約40℃においスッキリコース」だと、約2倍の高濃度洗剤と約40℃の温水で2回洗浄をするため、通常の洗濯では落としきれないニオイ原因菌まで落とせます。その結果、部屋干しなど生乾きの嫌なニオイの発生を抑えることができるのです。このコースなら、色柄物やデリケートな生地など幅広い衣類に対応してくれます。」——たくさんある機能をうまく使うコツはあるのでしょうか?「衣類を洗濯機に入れる前に、汚れや洗濯絵表示を確認するところがポイントです。VX9700はタッチパネルでコース詳細や洗える絵表示などがわかるように工夫しています。目的や衣類に応じて洗い分けることで、きっと満足な洗い上がりの衣類が手元に戻ってきます。また、ドラム式は乾燥機能も大きな魅力となっており、天候や住宅環境で外に干せない時などにも役立ちます。タオルなどはフカフカで気持ち良く仕上がりますよ。」2. 簡単操作で使えます!——お話から、使う人に寄り添った便利な機能が豊富だと感じました。逆にもっとシンプルにするべきという声はありますか?「コースの数だけで申しますと、非常に多彩ですのでシンプルにすべきというお声もありますね。一方で、使う人が洗濯機に求める機能も多様化しています。どちらの意見も考慮して、開発するときには『なるべくわかりやすい操作で使ってもらえること』を目標にしています。先ほどご紹介した「約40℃においスッキリコース」や、他にも「約30℃おしゃれ着コース」のように、ユーザーが使うシーンをイメージしやすいようなコース名にすること加え、操作は見やすいカラータッチパネルなので、タッチで選ぶだけで運転内容の変更も簡単。いつも「おまかせコース」を使うのであれば「スタート」ボタンを押すだけなので、操作に戸惑ったときは、説明書を探さなくてもタッチパネルがお困りを解消してくれますよ。」なるほど、分かりやすい工夫をされているのですね。操作案内をすぐ見ることができたり、エラーの対処法がわかったりするので、多彩なコース機能でも用途がわかりやすく、結果的にお気に入りの衣類をきれいに保つことができますね。とても嬉しい心配りです。3. あなたのお悩み何ですか?洗濯機にできること——主婦の皆さんからは、洗濯機に対してどんな悩みの声があがっているのでしょうか?また、それは最新の洗濯機に反映されていますか?「洗濯の悩みで多いのは、やはり「汚れ落ち」です。そんなお悩みを解決するため、基本の泡洗浄に加え、温水のコースや泥汚れを落とすコースなど、通常の洗濯よりもしっかり洗えるコースを搭載しています。」「例えば温水の「約40℃つけおきコース」は、普通の洗濯機や手洗いではできない約40度をキープできるので、つけおき洗いの時の「時間の経過とともに洗剤液の温度が下がってしまう」ことを解決してくれます。洗剤液中の酵素が活性化する温度は40℃からです。また、約37℃から衣類についた皮脂も溶け出します。この約40℃に温めた高濃度の洗剤に衣類を浸し、約6時間保温しながらつけおき洗いをします。こちらのコースなら今まで諦めていた黄ばんだTシャツも白く、枕カバーのしつこい皮脂汚れもしっかり洗い落とします。」「他にも「どろんこコース」では、高濃度の洗剤で表面の泥を落とす予洗いを洗濯機がしてくれます。そして1度排水するので、汚れの再付着や黒ずみを防止。その後、約60分の本洗いに入りガンコな泥汚れもスッキリ落とします。また「約60℃除菌コース」は、赤ちゃんのスタイなど白物で清潔に保ちたいグッズの除菌に効果抜群です。」4. 泡洗浄、採用するには理由がある——カタログでは泡洗浄が特徴、という印象を受けました。泡洗浄の洗濯機ができた背景を教えてください。「そもそも、洗濯機で衣類の汚れを落とすポイントは3つあります。1つ目は「洗剤の力」、2つ目は「水の力」、そして3つ目は「機械の力」です。3つ目の「機械の力」を強くすれば汚れ落ちはよくなりますが、衣類に対するダメージも出てきます。1つ目の「洗剤の力」は、洗剤そのものの洗浄力にもよりますが、洗剤の力を十分に発揮させるための機構が整っていることも大切です。高濃度の洗浄液を泡にし、衣類にふりかけ浸透させることが、洗浄に効く効果的なポイント。また、泡にすることで汚れにアタックする面積が増え、汚れを浮かせて落とすことができます。手洗いであれば洗剤泡をもみ込むこともできますが、洗濯機の場合は直接手を入れるわけにはいきません。その場合の手段として、2つ目の「水の力」を借りることで、洗剤液が衣類にしっかり浸透し汚れ落ちがよくなるのです。この3つをうまくかけ合わせることで、衣類を優しくきれいに洗い上げることができます。」——なるほど!泡洗浄はまさに理にかなった洗い方なのですね。「そうなんです!パナソニックの洗濯機では、まず「洗剤の力」と「水の力」をかけ合わせています。まず、「ジェットバブルシステム」で洗剤を泡にし、「浸透ジェットシャワー」で全方位から一気に噴射、泡を繊維の奥まで素早く浸透させ、汚れにアタック。そして「機械の力」の「スピンダンシング洗浄」のドラム槽の回転で、衣類を効果的に動かし洗浄します。」5. さらにご機嫌な洗い上がりをお届けする、ちょっとした気配り——落ちにくい汚れが落ちるという泡洗浄ですが、事前にもみ洗いなどでしっかり洗う必要性はないのでしょうか?「そうですね……。できれば、ひと手間を加えることをおすすめします。えり・そでの汚れ、シミ汚れ、頑固な皮脂汚れには事前に洗剤や漂白剤を塗る。泥汚れの場合はさらに表面の泥を払い落とし、軽くもみ洗いしてから洗濯機に入れるなど、ちょっとしたお手入れでさらに洗浄効果を高めることができますよ。」私たち使う人のちょっとした気配りで、汚れがグンと落ちるんですね。6. グッドデザイン賞受賞!おしゃれで使える洗濯機——パナソニックの洗濯機の中には、グッドデザイン賞を受賞したものもあるそうですが、いいデザインと機能性はどうのように両立しているのでしょうか?「Cuble(キューブル)という商品でグッドデザイン賞を受賞させていただきました。これは水平・垂直を活かしたキュービックフォルムと、細部にまでこだわったコンパクトで美しいデザインです。ドラム槽は斜めにして節水性を追求。楽な姿勢で衣類の出し入れや設定ができるよう、身体に優しい形に仕上げ、美しさと使いやすさを実現しました。」今までは、洗濯機のある空間はできれば人に見せたくない場所でした。昨今は、自宅のサニタリー空間もゲストが入る部屋(手を洗うなど)として、美しさにこだわりを持つ人が増えてきているのが現実。このCuble(キューブル)はおしゃれなサニタリー空間と、シンプルでありながら使いやすさを凝縮した洗濯機を目指し開発されたそうです。「洗濯機能は少しコース数が減りますが、温水泡洗浄などの基本コースや洗浄力は先ほど紹介したNA-VX9700と同等です。乾燥機能では、衣類の縮みや傷み・シワを抑えてふんわり乾かす低温風パワフル機能の容量を、いままでですと標準の3kgまででしたが、たっぷり設定の5kgまで選べるように。より多くの衣類でも乾きムラを抑え、乾燥することが可能です。容量を選べるようになったことで、様々な洗濯スタイルや環境にあわせて使用できます。」ドラム式洗濯機は欲しいけど、乾燥機能はなくてもよい方のためのCucle(キューブル)NA-VS1100もあるそうです。——洗濯機といえば槽内のお手入れも気になるところですが……。「ご安心ください!『約30℃槽洗浄コース』といって、水量やドラム回転数を見直し、約3時間で槽洗浄できるコースがあります。通常10時間以上かかるので、かなり短い時間で槽をきれいにすることができるんです。」これなら気軽に槽洗浄をして、きれいな洗濯槽をキープしておけますね!ドラム式洗濯機ならではの洗浄機能、乾燥機能、使い勝手、お手入れ性などが合わさった結果、実際に使っている人たちからも満足の声が上がっているとのことです。まとめ洗濯する人みんなの願いを叶えてくれる、夢のような洗濯機を見つけることができました。他にも、ここでは紹介しきれないほどたくさんの機能を搭載したパナソニックの洗濯機があります。生活環境に合わせ、上手に使いこなすことで、きれいな衣類やリネンに囲まれた日常を過ごすことができ、心おだやかな日々を送ることができるでしょう。このような相乗効果がうまれることによって、なにげないふだんの生活が気持ちよいサイクルで回り始めるかもしれません。心強い家事のパートナーとして、ふだんの生活をちょっぴりプレミアムにしてみませんか。回答者:パナソニック株式会社アプライアンス社コンシューマーマーケティングジャパン本部洗濯機商品課山口高宗様回答日:2017年3月6日
2017年04月14日パナソニック株式会社が、ツモリチサト(TSUMORI CHISATO)とコラボレーションしたLEDシーリングライト「ツモリチサト ライト(tsumori chisato light)」を発売。2017年2月17日(金)から数量限定で販売される予定だ。普段はあまり意識することはないけれど、朝から晩まで一日中空間を共にしているあかり。「tsumori chisato light」は、そんなあかりのパネル部分をデザイナー津森千里自身がキャンバスに見立て描いたものだ。一つ一つにメッセージを込められた美しく、温かいあかりは、日常を少し豊かなものに彩ってくれる。デザインは3種類で展開。カラフルな線描作品「HAPPY STUFF」は、デザイナーが思いつくまま自身の好きなものをかき寄せたもの。美しくカラフルな色彩と、見上げれば思わず微笑んでしまうような温かみがあるイラストは、どこか北欧の国々を思わせる。子供部屋や家族の空間に、笑顔が溢れる優しいデザインだ。ギリシャの日差しをイメージし、メタリックな太陽をあしらった「キラキラ太陽」も。インパクトがありながら、シンプルなあかりは、シックな大人用の部屋から子供部屋まで様々な部屋に合わせやすい。そして、惑星や星のモチーフを描いた「魔法のランプ」も登場。繊細に描かれたモチーフは、まるで金のレースのように美しくあかりを彩り、部屋にやわらかなムードを与える。また、この2つのデザインは消灯後、内側に星空が光って浮かびがるようになっている。【詳細】ツモリチサト ライト(tsumori chisato light)発売日:2017年2月17日(金)販売店舗:パナソニックのWEBショッピングサイト-Panasonic Store及び、TSUMORI CHISATO SHOPを展開している一部百貨店(主に家電売り場)※数量限定商品※取り扱い店舗は、「ツモリチサト ライト(tsumori chisato light)」公式WEBサイトを参照。アイテム:・「HAPPY STUFF」HH-CB1284AT1~12畳用、HH-CB0884AT1~8畳用・「キラキラ太陽」HH-CB1284AT2~12畳用、HH-CB0884AT2~8畳用・「魔法のランプ」HH-CB1284AT3~12畳用、HH-CB0884AT3~8畳用※アイテムは全てオープン価格
2017年02月02日パナソニックから、従来比(※1)出力(※2)2倍、高速時の回転数を1.5倍に向上させた7.2V対応の「充電スティックドリルドライバー」が新たにラインアップし、2017年2月1日より発売されます。※1 パナソニック従来品EZ7410との比較※2 出力=回転数×最大締付トルク×0.10477.2V対応で作業スピードが向上!本製品は、回転数及びトルクが従来比でそれぞれ1.5倍、1.4倍に向上されたことで作業時間を大幅に短縮することができます。また、作業用途やネジサイズに合わせたきめ細かな21段のクラッチ設定(オートストップ機能付)により、ネジ頭の飛ばしや締めすぎを軽減し、よりキレイな仕上げが可能です。さらに、電池パック内に制御回路を搭載し、電池セルを個別に監視することで、使いすぎによる過放電を防ぐとともに、高温になる前に給電を停止し、電池を保護します。また、暗い場所での作業をサポートする2WAY LEDライト、ネジ立てしやすくキレイなネジ締めが可能なスピードコントロール、最後の確認締めが手で行える手締め機能などを搭載し、より使いやすさを実現しています。<特長>1. 回転数及びトルクを向上させることで作業時間を大幅に短縮2. 2WAY LEDライト、スピードコントロール、手締め機能、21段クラッチ(オートストップ機能付)により使いやすさを実現3. 電池パック内に制御回路を搭載し、使いすぎによる過放電や高温化を防止し、電池を保護商品概要【品名】充電スティックドリルドライバー【品番】EZ7421LA2S-B(黒)/EZ7421LA2S-R(赤)【希望小売価格(税抜)】38,400円【発売日】2017年2月1日【販売目標】14,000台(2017年度)問い合わせ先照明と住まいの設備・建材 お客様ご相談センターフリーダイヤル:0120-878-709(受付 9:00~20:00)パナソニック株式会社 エコソリューションズ社 エナジーシステム事業部 パワー機器ビジネスユニット パワーツール商品部電話:06-6908-1131(代表 受付 9:00~17:30)
2016年12月09日東京都港区、パナソニック東京汐留ビルの4階にあるパナソニック 汐留ミュージアムで、2017年1月14日(土)~3月26日(日)まで「マティスとルオー展 ― 手紙が明かす二人の秘密 ―」が開催されます。20世紀前半のフランスを代表する画家、アンリ・マティスとジョルジュ・ルオーの半世紀にわたるふたりの厚き友情と芸術の軌跡を、近年発見された往復書簡や作品を通して紹介します。アートファンの方は必見ですよ。芸術家2人の友情を解き明かす!「マティスとルオー展 」が開催フランス近代絵画の巨匠として輝かしい足跡を残したアンリ・マティスとジョルジュ・ルオー。2人の厚い友情に焦点を当てた特別展「マティスとルオー展 ― 手紙が明かす二人の秘密 ―」が、2017年1月14日(土)からスタートします。全く異なる画風を確立したマティスとルオーでしたが、パリの美術学校で共に学び、生涯にわたって家族ぐるみの交流を続け、互いの創造活動を尊重し、支援し合いました。2人の友情は、マティスが亡くなる前年の1953年まで、断続的ながら実に約半世紀に渡って続いていたことが、近年発見された書簡より明らかになりました。本展では、2人や家族の手紙を紹介しながら、その時期の絵画作品を併せて展示。マティスの静物画《スヒーダムの瓶のある静物》をはじめとする貴重な初期の作品や、ルオーの重要な版画集『気晴らし』の油彩原画シリーズなど、油彩画、手紙、デッサン、版画、彫刻、絵付け陶磁器、タピスリーや、当時最高の技術と気概を持つ出版人との協働で生み出された美麗な挿絵本と、初来日作品を含む合計約140点を通して、偉大な2人の巨匠の友情の秘密に迫ります。展覧会の見どころをご紹介!豊かな美しさに満ちた堂々たる女性の姿を描いた、アンリ・マティス(1869-1954)の1939年の名作《ラ・フランス》と、印象的な赤い衣装をまとう、ジョルジュ・ルオー(1871-1958)の1943年の連作からの《赤と金の小姓》。フランスを代表する偉大な画家となった2人の輝かしい代表作は、第二次世界大戦中、しかもフランスの首都パリが陥落した危機の時代に描かれました。なぜ2人はこれらの絵を描かなければならなかったのか、また、これらの絵にいたるまでと、その後の更なる高みへの軌跡を、2人の間に交わされた手紙のやりとりを手がかりに、テーマによる章構成で展開します。●1.貴重な油彩画や直筆の手紙が初来日!パリのジョルジュ・ルオー財団から出品される、モロー教室時代のデッサン《〈学者たちの間の幼児イエス〉のための習作》(1894)や、救国の少女の姿でフランスを描いた油彩画《聖ジャンヌ・ダルク》「古い町外れ」(1951)をはじめとする、4点の絵画や3点のタピスリーなどのルオー作品のほか、マティスからルオーに宛てた直筆の手紙2点が初公開されます。 ●2.世界初の一挙公開が実現ルオーの『気晴らし』シリーズの油彩画全15点が、世界で初めて一挙に展示。このような全点展示はフランスでも未だ実現に至っていません。また、この作品を原画に制作された美麗な版画集も合わせて鑑賞できる貴重な機会となっています。●3.二人の知られざる友情と、絵に秘めた思いが明らかに約50年に及ぶ手紙のやり取りを手がかりに、2人の巨匠の家族ぐるみの友情の軌跡を辿っていきます。さらに、ナチスの侵攻を機に描かれた美しい絵画、マティスの《ラ・フランス》やルオーの『気晴らし』シリーズなどに、彼らが共に大切にしていた祖国への愛にも光を当てます。関連イベントも充実!会期中は「マティスとルオー展 」をより深く知り、楽しめる、様々なイベントが実施されます。●マティスとルオー展 記念講演会「マティスとルオーの手紙の発見」この手紙の発見者であり、「往復書簡集」の編者であるマンク氏が彼らの50年を語ります。2人の手紙のやり取りから、近年明らかになった意外な素顔も知ることができますよ。記念講演会「マティスとルオーの手紙の発見」詳細日時: 2017年1月14日(土)14:00~15:30(開場は13:30)会場:パナソニック東京汐留ビル5階ホール講師:ジャクリーヌ・マンク氏(パリ市立近代美術館学芸部長)※フランス語による講演、日本語同時通訳付き定員: 150名(要予約) 聴講費:無料(ただし本展の鑑覧券が必要)※未就学児は参加できません。受付開始日:11月1日(火)より(受付時間:8:00~22:00)申し込み方法 : 講演会はハローダイヤル03-5777-8600へ。電話で申し込んでください。●山田五郎アートトーク「マティスとルオー展を語る!」BS日テレの「ぶらぶら美術・博物館」などでもお馴染みの山田五郎氏が登場。本展を楽しく見るヒントが散りばめられた楽しいトークイベントです。山田五郎アートトーク「マティスとルオー展を語る!」詳細日時:2017年2月10日(金)14:00~15:00(開場は13:00)会場:パナソニック東京汐留ビル5階ホール講師:山田五郎氏(評論家)定員: 250名(要予約) 聴講費:無料(ただし本展の鑑覧券が必要)※未就学児は参加できません。受付開始日:12月5日(月)より(受付時間:8:00~22:00)申し込み方法 : 講演会はハローダイヤル03-5777-8600へ。電話で申し込んでください。●「ふみの日」プレゼント (各日先着50名)会期中の「ふみの日」にあたる、1月23(ふみ)日(月)、2月23 (ふみ)日(木)、3月23 (ふみ)日(木)に来館した方は、オリジナル絵はがきが貰えます。●ギャラリートーク担当学芸員によるギャラリートークも毎週開催されます。ギャラリートーク詳細開催日:2017年1月22日(日)、28日(土)/2月3日(金)、11日(土・祝)、17日(金)、26日(日)/3月3日(金)、10日(金)、16日(木)、21日(火)開催時間:いずれも14:00~(予約・参加費は不要ですが、本展の観覧券が必要です)※会場の混雑状況によってはスライドトークに変更になります。イベント詳細名称:マティスとルオー展― 手紙が明かす二人の秘密 ―会場:パナソニック 汐留ミュージアム住所:東京都港区東新橋1-5-1パナソニック東京汐留ビル4F会期:2017年1月14日(土)~3月26日(日)開館時間:10:00~18:00休館日:2017年1月18日(水)、25日(水)、2月1日(水)、8日(水)、15日(水)入館料:一般:1,000円、65歳以上:900円、大学生:700円、中・高校生:500円、小学生以下:無料公式サイト:
2016年11月14日パナソニック株式会社が、創業100周年にあたる2018年に向けて「パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館」の建替えを行う。新歴史館は2018年3月7日(水)に開館予定。なお、新歴史館の建設に伴い、現歴史館は2017年10月末に閉館する。現歴史館は、パナソニック(当時は「松下電器産業株式会社」)の創業50周年を記念して1968年に開館した企業博物館。一般にも公開されており、様々な企画展を行ってきた。そして、2018年に創業100周年を迎えるのを機に、次代に継承可能な歴史館にすることを目的として、建替えを決定。「松下幸之助に出逢える場所」をコンセプトに1933年当時の第3次本店社屋の外観を復元し、場所を第3次本店の跡地(現歴史館の東側空地)に移して新築する。新歴史館では、創業者・松下幸之助ゆかりの品や創業期から現代までの特徴ある製品・資料映像の展示とともに、創業者の生い立ちや会社の歴史を、同社の映像・音響技術を活用して分かりやすく案内。また、現歴史館にはなかった多目的スペース等を新設し、企画展示の充実を図っていく。【概要】パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館 新歴史館場所:大阪府門真市大字門真1006番地(第3次本店跡地:現歴史館の東側空地)開館:2018年3月7日(水)(2017年9月竣工)※予定外観:1933年に大阪市内から門真市に移転した際の、同社第3次本店社屋を復元住所:大阪府門真市大字門真1006
2016年11月04日ディズニー/ピクサーの映画を観た後に飛び出す「おもしろかった!」という言葉。公開作が続々と大ヒットを飛ばしている同スタジオにとっては、もはや「おもしろい」のが当たり前といった前提すら感じさせるが、そのクオリティは年々勢いを増すばかりであり、その“おもしろさ”が並大抵のものじゃないことは、夏休みの公開を毎年楽しみにしている子どもたちだけでなく、大人の映画ファンの間でも広く認識されている。日本でも興行的に大成功を収めた『ファインディング・ニモ』。魚たちをめぐる愉快なストーリーが、子どもたちをはじめ多くの観客を魅了したのはもちろんだが、そこには主人公のニモの成長や、父親であるマーリンの“親ごころ”が描かれており、楽しいだけではなく、人々の心を揺さぶる感動的なテーマがそこにはあった。そして、待望の続編として公開中の『ファインディング・ドリー』においても、観客を魅了するストーリーと感動的なテーマは健在。その“おもしろさ”は、2016年度洋画オープニングNo.1という記録を打ち出し、現在もなおより多くの観客の心を掴んでいる。シネマカフェのディズニー/ピクサー現地取材第3弾では、そんな並大抵じゃない“おもしろさ”の秘密、ディズニー/ピクサー流のストーリーの作り方を、『ファインディング・ドリー』でアンドリュー・スタントンとともに共同監督を務めたアンガス・マクレーンと、ストーリー・スーパーバイザーのマックス・ブレイスのインタビューを通してご紹介する。本作で晴れて長編アニメーション作品の監督デビューを果たすアンガスは、ピクサー・アニメーション・スタジオに1997年アニメーターとして入社後、『トイ・ストーリー2』をはじめ、『モンスターズ・インク』『Mr.インクレディブル』『ウォーリー』『トイ・ストーリー3』など多くの作品に参加。ピクサーにとって初のTV特番アニメーションとなった「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」の監督として、国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)ハリウッド支部からアニー賞優秀監督賞を受賞している。一方、マックス・ブレイスは、大学卒業直後の1996年7月にピクサー・アニメーション・スタジオに入社し、ストーリー・アーティストとして最初に『バグズ・ライフ』に参加。その後、『トイ・ストーリー2』『モンスターズ・インク』『カーズ』『ファインディング・ニモ』『Mr. インクレディブル』『ウォーリー』『メリダとおそろしの森』などにおいても才能を発揮し、ストーリー作成にあたって、監督とアーティストたちとのビジョンの共有に一役買う存在だ。『ファインディング・ドリー』への参加は、『メリダとおそろしの森』の完成パーティーのときにアンドリューから誘われ、「もちろん!ぜひ!」と答えたことから実現したとのこと。ディズニー/ピクサーのストーリー作りでは、監督や脚本家をはじめとする複数人のスタッフたちが意見を出しながらストーリーを構築していく“ブレイントラスト”と呼ばれる方法がとられている。一人の脚本家が書き上げる脚本を基に、監督をはじめとするスタッフが映画として仕上げていく、そういった一般的な映画作りのイメージとは異なり、ディズニー/ピクサーでは、民主的な空気の中で発揮されるチームワークによって物語が作られていくのだ。今回アンガスとマックスが解説してくれたのは、物語も後半に近づき、両親を探すために水族館の中を巡るドリーとハンクが、「タッチプール」と呼ばれる、子どもたちが海の生きものに触れることができるコーナーで、“恐ろしい目に”遭ってしまうというシーン。実際にどのような制作過程を経てストーリーが構築されていくのか、デモストレーションとともに披露された。「僕が息子を連れて水族館に行ったときに、息子とタッチプールに行ったんだ。そこで僕は、『魚の身になってみたらどうだろう?もしドリーがタッチプールの中に閉じ込められたら?』と考えたんだよ」。まずはマックスが、タッチプールのアイデアの発端を話し始めた。「僕たちは、何事に取りかかるときもまずはリサーチから始めるので、いくつかの水族館に行って、タッチプールの中にどういう生き物がいるのか、子どもたちがどうやってその生き物たちと触れ合っているのかなど、たくさんの写真を撮ってきたんだ。それをストーリー・チームのメンバーに見せ、そこで生まれるギャグや、中にいるキャラクターたちがどういった状況に置かれているのかなど、ブレインストーミングを通してアイデアをどんどん出し合ったんだ」。そして、そこで飛び出したギャグの1つが、「ヒトデの腕がちぎれる」というものだったと語るマックス。さらに、「ほかのキャラクターについてもいろいろとアイデアを出し合ったよ。人間に触られるのが大好きで、『気持ちいい~!』って叫ぶバットレイとかね(笑)」とマックスは続ける。ところどころで大人が笑えるギャグを挟んでいくのも、ディズニー/ピクサー流だ。「最終的に、ヒトデの腕がちぎれるのはちょっとこの作品にはブラック過ぎると思って、採用しなかったよ(笑)」と、ユーモラスにアンガスが合いの手を入れる。「それから、ドリーたちがどうやってここに巻き込まれるのかということを考えていったんだ。ハンクはドリーのパートナーになっているけれど、2匹がここから出られなくなったとしたらどうするか?彼らはどうやってここから出るのか?ハンクは自分の体の色を変えてカモフラージュ出来るので、お客さんの背中にくっついて運ばれていくというのはどうか?」と、マックスは当初のアイデアを次々と明かしていく。これらの様々なアイデアは脚本家に渡され、実際にストーリーとして形作られることになる。次に、書き上げられた脚本を基に、監督と絵コンテを作成するアーティストたちが各シーンの読み合わせを行い、そのシーンでは何を感じ取りたいのかが話し合われる。そして、アーティストたちは脚本に記された様々なアイデアを基に、構図や演技、照明、セット、編集など、あらゆる要素をビジュアル化した“サムネール・テンプレート”を作成する。ここで、最初に仕上がったタッチプール・シーンのサムネール・テンプレートが、マックスによって披露された。「それでは、シーンをプレゼンしてみましょう。この前のシーンでは、ドリーは隔離部屋に自分の家族がいるのではないかと思っていて、ハンクはドリーを隔離部屋に連れて行くことを渋々承諾しました。ハンクは『わかった、じゃあ行こう』と言って出発します。さて、ここからこのシーンに入っていきます」。「ハンクがパイプを通っていきます。ハンク『いいか。先に言っておく。いまから経験することは忘れられない思い出になるさ。たとえお前でもな』、ドリー『え?なんで?』、ハンク『ここが隔離部屋への近道だが、ここを通るのは簡単ではない。離れるなよ』。そしてハンクは上によじ登る。排水溝からハンクの頭が出るのが見える。そこはタッチプールの中。子どもたちの手が生き物の方にあちこちから“ぶしゅー”っと伸びてきている。画面はタッチプールの外に切り替わり、子どもたちがたくさん並んでいる。横にある看板には“タッチプール生き物には優しく”と書かれている。でも子どもたちは優しくなんかない。ヒトデの腕が子どもに引っ張られる。『ああ~!!腕が~!腕が~!』。ハンクはドリーを引っ張り上げて『どんなことがあっても上を見るな』と告げる。子どもたちの手が次々と伸びてくる。バットレイが叫ぶ。『もっと愛して~』(笑)。ハンクは後ろの壁まで来てプールの向こう側を見上げ、『あれが目的地の隔離部屋だ』と言う。プールの中ではドリーが子どもに触られて『あはは~!くすぐったい~』。『おい、彼女に触るな!お嬢ちゃん、しっかり水を吸い込めよー』。そしてハンクが子どもの手を掴むと子どもは『うわ、うわ~~~~~!!』と怖がって、ハンクを放り投げる。ハンクは空中を飛んで、ある男性客の背中に着地。ハンクが男性のシャツの柄と同じ模様にカモフラージュする。男性は気がつかずそのまま歩いて行く。ドリーはハンクに掴まっているが、水の中にいないので息が苦しくなる。そこでハンクは側にいた子どもが持っているジュースのカップを横取りし、ドリーを中に入れる。『あぁ~!冷たい~!』ハンクはドリーを隠して周囲を確認する。『もう少しだぞ~』。ハンクが隔離部屋の方へ飛び降りるが、そこにあった掃除バケツの中に落ちてしまった。ハンク『やったぞ!』、ドリー『なんだか隔離部屋じゃないみたいだけど』、ハンク『こうやって隔離部屋に入るのさ』。これでこのシーンは終わりです」。(取材陣、拍手。)マックスのプレゼンを経て、監督であるアンガスがフィードバックを加えていく。アンガスはここでもユーモラスに、当時の様子を再現してみせる。「とても良かったね。少し気になるところがあるんだけど、絵コンテの中で、ハンクが『たとえお前でもな』と言うセリフがあるね。ここは最後まで上を向いていたままで、下を見ない方がいいな。そしてヒトデが引っ張られているところはもっと暴力的でもいいね(笑)。あと、バットレイが『もっと愛して~』と言ったときにみんな笑ったけれど、ここまでずっと、“危険!”と来ていて、こいつだけが、“良いよ~”と言っていると、面白いかもしれないがペースを遅くしてしまうかもしれない。編集後にもう一度見てみて、残したいか考えてみよう。もうひとつは、ハンクは自分がやろうとしていることにとても慎重になっているのに、ドリーが『くすぐったい』と言っていると、彼女は自分の身の危険を心配していないように聞こえる。彼女は危険な状況を忘れてしまっているとも考えられるけど、もしかしたら身の安全について心配していなさすぎかもしれない」。このように、サムネール・テンプレートのプレゼンに対する監督からのフィードバックを経て、アーティストたちは再びそれぞれ自分の机に戻り、さらなる描き直しを加える。そしてまた、新たなサムネール・テンプレートが作成されるのだ。「我々のチームは10万3,000枚以上の絵コンテを編集チームに渡したよ。こういった絵コンテのアニメーションを3、4か月毎に上映し、ジョン・ラセターをはじめとする重役たちからのフィードバックを得る。この過程を3年半かけて進め、各シーケンスを作り上げ、作品のブループリントを作っていくんだ。だから、かなり長い間、映画はこの絵コンテの中で生きているんだよ」。そうマックスは語るように、先ほど取材陣に披露されたサンプルには、日付が2013年7月19日と記されていた。プレゼンを経てアンガスは、「いまふり返ると、これも作品のひとつのバージョン。後で『なぜこれを削除したんだろう?』と思うセリフやアイデアもあるけど、我々は常に主人公のための物語を追求しているので、物語がきちんと語られることを考えているんだ。だから、面白いギャグやジョークで脱線するのは避けて、それらは物語を引き立たせるものでなければいけない。良いアイデアはたくさんあるけれど、採用されないこともしばしばだよ。残念だけど、DVDに入れられるといいね」とふり返る。こうしてフィードバックが反映された各シーンのサンプルに、音声や音楽、効果音が加えられ、シーケンスが作成される。その後、編集スタッフによってそれらが繋げられ、監督をはじめとするスタッフがチェックし、随時変更を加えていく。また、その場で思いついたセリフやアイデアのスケッチはすぐに絵コンテとして新たに加えられ、再び仕上がりがチェックされる。このように、いかなる行程においても浮かんだアイデアはすぐに試され、実際にそれができる制作環境が整えられているのだ。当初のストーリー案にから劇的とも思えるほどの変化が加えられていく“ブレイントラスト”のプロセスだが、披露された第一稿も、さすがのディズニー/ピクサーだけあって、“おもしろい”ものではあった。しかし、その“おもしろい”をさらにブラッシュアップしていくのが、同スタジオのクリエイティブをさらなる上の次元に推し進めている。「ドリーのストーリーを語るということに注意を払い続けることが、何が必要で、何が必要ないかを教えてくれるんだ」。ストーリーを仕上げていく中で次々と加えられていく変更点について、アンガスは解説する。「どんなアートフォームでもそうだけど、足し算であると同じぐらい引き算が大切で、観客とエモーショナルなコネクションを作ることが、常にゴールなんだ。それを達成するまでは、僕らは何かを捨てることにオープンでいるよ」。「それに、どうしていいかわからなくなったとき、『ヘイ、カモン、これを一緒に解決しよう』と言ってくれる多くの人たちがいるのはナイスだよ」とマックスが続ける。「グループは、ひとりよりもうまくいく。自分の周りに人々がいることは、どんな問題を解決する上でも、常に役立つよ」。このチームワークが、ディズニー/ピクサー作品の並大抵じゃない“おもしろさ”を生み出しているのだ。最後に、タッチプール・シーンの第一稿として披露されたバージョンに対して加えられた、大きな変更点についておさらいしてみよう。■ハンクではなくドリーが主導権を握ること→ハンクが強調されていて、ドリーが脇役になっている。物語の主人公は常にドリーにしなければならない。■バットレイのジョークは削除→ジョークをウリにすることは出来たが、それにはもっとシーンを作り込む必要があり、それによってシーンのペースを遅くしてしまう。■タッチプールをもっと怖いところとして描く→危険な状況を加え、タッチプールが戦場であるかのように描く。これらの変更点を経て、実際にタッチプール・シーンはどのように仕上がったのか?それは是非、劇場で実際に見比べて見て欲しい。きっとピクサーの“おもしろさ”の秘密を覗くことができるだろう。『ファインディング・ドリー』は、全国にて公開中。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファインディング・ドリー(原題)
2016年07月30日ビームス(BEAMS)とパナソニックが共同開発した電動アシスト自転車「BP02」が7月下旬、300台限定で発売される。07年にも電動アシスト自転車を共同開発しているビームスとパナソニック。第1弾では、BMXをデザインソースに、“乗りたくなる電動アシスト自転車”「BP01」を製作。予約開始から2週間で限定数量200台に達し、好評のうちに完売した。パナソニックは「BP01」のデザインと仕様を継ぐモデル「EZ」を現在でも通常販売商品として販売している。今回発売されるのは、「BP01」の遊び心を継承しながら、機能性を向上し、洗練されたデザインに仕上げた新モデル「BP02」。ビーチクルーザーをイメージし、郊外でも街中でも、乗ること自体を楽しめる“クルーズする電動アシスト自転車”をテーマに開発された。マンションやマーケットプレイスでの駐輪台にも駐輪可能なスマートな太さのタイヤ、ゆったりとしたポジションのワイドなハンドル、クッション性が高い幅広で厚手のサドルを採用。タウンユースにも公園などアウトドアシーンでの使用にも、男女問わず幅広い年齢層が楽しめるスタイリッシュな電動アシスト自転車に仕上げられた。カラーはオレンジとホワイトの2色で各色150台、計300台の限定販売。価格は13万1,000円となっている。なお、パナソニックが開発した次世代リチウムイオンバッテリーを搭載しており、1回の充電で約46km走行が可能だ。6月17日より全国のビームス各店及びビームスオンラインショップで予約受付がスタート。それと同時に、新宿のビームス ジャパンでの展示も開始する。
2016年05月26日デジオンは4月5日、パナソニックのブルーレイディスクレコーダー「DIGA」専用のリモート視聴アプリ「DiXiM Play for DIGA Windows版」を発表した。発売は7月で、利用料金は月額200円。インストールはWindowsストアから行う。パナソニックのブルーレイディスクレコーダー「DIGA」で録画した番組を宅外からも再生できる「外からどこでもスマホで視聴」に対応したWindows用ネットワークプレーヤーアプリ。「DiXiM Play Windows ストアアプリ版」をベースに開発された。録画した番組だけでなく放送中の番組も視聴できる。チャプター単位でのスキップ再生や、字幕表示を行える。早見再生に対応し、速度は1.2倍速/1.5倍速/2.0倍速から選択可能。0.8倍速の遅見再生もサポートする。アプリの対応OSはWindows 8.1 / 10。対応するDIGAの機種は「DMR-BRX7020」「DMR-BRX4020」「DMR-BRX2020」だ。
2016年04月05日パナソニックは4月5日、マイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラ「LUMIX GX7 Mark II」(DMC-GX7MK2)を発表した。発売は5月18日で、価格はオープン。推定市場価格(税別)は、ボディ単体が90,000円前後、標準ズームレンズキットが100,000円前後、単焦点ライカDGレンズキットが130,000円前後。LUMIX GX7 Mark IIは、2013年に発売された「LUMIX GX7」の後継モデルだ。撮像素子は、ローパスフィルターを取り除いた1,600万画素の4/3型 Live MOSセンサーを搭載。画像処理エンジンのヴィーナスエンジンも刷新しており、解像感・質感を維持しつつノイズを抑える。手ブレ補正技術は、レンズ内の2軸補正とボディ内の5軸補正を組み合わせた「Dual I.S.」を採用。Dual I.S.は対応レンズ使用時にのみ有効となる。EVF(電子ビューファインダー)は約236万ドットの液晶で、チルト機能は持たない。背面のモニターは約104万ドット・3型液晶、タッチパネル付きとなっている。4K(30p/24p)の動画撮影が可能。また、撮影した4K動画のフレームから好みのコマを選ぶ「4K フォト」と、撮影後に好きなフォーカスポイントの写真を選べる「フォーカスセレクト」に対応している。また、新たなモノクロモード「L.モノクローム」を追加しており、フィルムカメラで撮影したようなモノクロ写真を得られるという。そのほかの主な仕様は、ISO感度がISO200~25600 (拡張ISO100)、シャッター速度が60~1/4000秒 (電子シャッターでは1~1/16000秒)。静止画の撮影可能枚数は約290枚 (CIPA規格)。Wi-Fi機能も搭載している。サイズはW122×H70.6×D43.9mm、重量は約383g (本体のみ)。本体色はブラックとシルバーの2種類を用意する。標準ズームレンズキットには「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」が、単焦点ライカDGレンズキットには「LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.」が付属する。
2016年04月05日パナソニックは3月16日、自宅で手軽にヘアカットができるメンズヘアカッターの新モデルを発表した。5月1日の発売を予定しており、価格はオープン。推定市場価格(税別)は、「ER-GC72」が10,000円前後、「ER-GC52」が8,000円前後、「ER-GC40」が5,500円前後。同社によるとヘアカッターの市場規模は拡大を続けており、2011年の年間82万台から、2016年には年間131万台へと、5年間で約1.6倍に成長。これを牽引しているのが男性の美意識の高まりだ。ヘアカッター利用者の約59%が理美容院に行く合間に自宅で「合間散髪」して、スタイルをキープしているという(同社調べ)。ER-GC72 / GC52 / GC40ともに、切れ味のよい鋭角45°の「プレシジョンカッティングブレード」を採用。刃先の段差が短いため、髪の毛を逃すことなく刈り残しを低減し、より素早くスタイリングできるという。また、頭部や後頭部のカットを、肘を上げることなくスムーズに行える新ヘッドアングルを採用。コンパクトなボディは、しっかりと握り込めるくびれや、滑りにくいテクスチャ、滑り止めパターンが施されており、より持ちやすく、カットしやすくなっている。上位モデルのER-GC72は、カット後の髪の長さを1~20mmまで38段階(0.5mm刻み)に調整可能。ER-GC52は1~10mmの19段階(同)、ER-GC40は3/6/9/12mmの4段階に調整できる。3モデルとも直刃でのカットは0.5mmとなる。3モデルともに髪をかき上げるだけで自然にボリューム調整ができる「ナチュラルアタッチメント」を同梱。スキバサミを入れたように、自然な仕上がり感を演出できる。また、本体の水洗いに対応。刃を外すことなく水洗いできる「ウォータースルー洗浄」機能を用意している。サイズと重さは、ER-GC72とGC52がW51×H173mm×D44mm/約157g、ER-GC40がW45×H178mm×D38mm/約157g。いずれもフル充電で連続40分の使用が可能だ。
2016年03月16日パナソニックは3月16日、風呂場でひげ剃りができる防水対応のカミソリシェーバー「ラムダッシュ」の新モデルを発表した。5月1日の発売を予定しており、価格はオープン。推定市場価格(税別)は「ES-ST8N」が19,000円前後、「ES-ST6N」が15,000円前後、「ES-ST2N」が12,000円前後。上位モデルの「ES-ST8N」と中位モデルの「ES-ST6N」は、ヘッド部が左右30°の範囲で動いて肌に密着する「密着スリングヘッド」を搭載。肌の凹凸の影響を受けずにひげをカットできるのが特徴だ。さらに「泡メイキングモード」を選ぶと、手のひらにとった洗顔剤から素早くシェービング用の泡を作ることができる。また、上位モデルの「ES-SR8N」のみ、ヘッドを肌の上で動かしたときにローラーが回転して、スムーズで優しい剃り心地を実現する「スムースローラー」を搭載している。今回発表された3モデルに共通しているのが「お風呂剃り」に対応すること。IPX7基準をクリアする防水機能を持ち、入浴時にひげを剃って、シャワーで流すスタイルで利用できる。使い勝手の面では、グリップ部に従来モデル以上に持ちやすくなった「スリムグリップ」を採用。最も太い部分のグリップ幅を約5%サイズダウンすることで、使用時の軽快感を向上させたという。ヘッドには「泡スルーヘッド」を採用しており、泡やジェルを肌と刃の間に届けやすい構造。また、自動でパワーをコントロールできる「ヒゲセンサー」機能も用意しており、肌への負担を低減しながらもしっかりと剃れる。内刃には30°鋭角ナノエッジ内刃を、外刃にはステンレス刃物鋼3枚刃を採用している。サイズと重さは、ES-ST8NがW65×H165×D55mm/約155g、ES-ST6NがW65×H160×D55mm/約155g、ES-ST2NがW65×H155×D50mm/約145g (いずれもシェーバーホルダーを除く)。
2016年03月16日パナソニックのグループ会社であるパナソニック システムネットワークスは3月4日、新開発の32チャンネル集音アレイマイクとIP対応の全方位カメラを組み合わせることで、約300m先から飛来するドローンを確認することができる「ドローン検知システム」を開発し、同月7日よりシステムの受注を開始すると発表した。同システムは、32個のマイクを円形に配置したマイクアレイ構成の「集音マイク」により、ドローンの飛来音を検知。ドローン特有のローター回転音、風切音などを全方位マイクで検知する。マイクへの入力音信号が特定方向に対して位相が揃う条件で信号加算を行い、ドローンの飛行音があれば信号強度が上昇することで検知する仕組みとなっている。これまで音による検知システムでは100mから200mの範囲が一般的だったが、同システムはマイクからの入力音信号に対し、信号バラつきを抑える設計や信号解析処理を組み合わせることにより、約300m先から飛来するドローンを飛行音で検知することができるという。また、円形に配置した「集音マイク」の中央部に9メガピクセルの「全方位カメラ」を搭載した一体型のため、可搬性を有する。そのため特定場所への常設のほか、イベントなど一定期間だけ設置が必要な場合にも活用を可能としている。さらに、設置場所の騒音環境を視覚的に把握し、より検知精度を高めることに貢献する「ヒートマップ機能」を搭載。同機能より、設置場所の騒音環境を視覚的に把握できるほか、ドローンが飛来する可能性がある区域以外を検知エリアから除外することでノイズ源の影響を低減し、飛来するドローンを早期に検知することができるという。そのほか、昼夜に対応した旋回・チルト、ズーム(光学30倍)が可能な監視カメラシステムと連携したシステムアップをすることが可能。これにより、集音マイクが捉えたドローンを映像で確認することができる。マイクにより検知したドローンをモニター画面で確認しながら追尾し、必要に応じて拡大表示することも可能だ。
2016年03月05日NTT東日本は3月3日、自治体などが提供するWi-Fi設備の屋外設置場所を確保するため、3月4日より公衆電話ボックスの一部スペースを有料で貸し出すことを発表した。貸し出しを行うエリアは、新潟県、長野県、山梨県、神奈川県以東の17都道県。貸し出しの条件は、「自治体などが主導して設置する公共性の高いWi-Fiアンテナなどの設置」となっており、土地所有者から設置許可が得られない場合など、貸し出しが不可能な場合もある。貸し出し料金は、設置場所や設置機器などによって異なる。
2016年03月04日テレビゲームをテーマにした企画展「GAME ON~ゲームってなんでおもしろい?~」が、5月30日(月)まで日本科学未来館にて開催中だ。同企画展は2002年に英・ロンドン市のバービカン・センターでの開催以来、世界中を巡回。200万人以上を動員してきた。今回は「ゲームってなんでおもしろい?」をテーマにオリジナルコンテンツを多数追加し、ゲームの進化を一望する展示をとりそろえている。会場では1972年の「PONG(ポン)」や、日本でも大ブームを巻き起こした「スペースインベーダー」をはじめとする貴重なアーケードゲームの筐体がせいぞろい。家庭用ゲーム機の数々やスマホゲーム、最新のVRゲームに至るまで、ゲーム創世記から現代のゲームまでを一気に体験することができる。展示された総タイトル数は135点。うち133点は実際にプレイすることができるのも魅力だ。開催に先駆けて行われた内覧会に参加できたので、会場の模様をレポートしていこう。内覧会記者発表に登壇した日本科学未来館の内田まほろ氏は、同企画展について「ゲームはテクノロジーと人間の"勝負したい"とか"うまくなりたい"とか"楽しみたい"という欲望が入れ子になり成長したカルチャーであり、ゲームが私たちとどう関わっているのかを考えたい」と趣旨を説明する。また、企画展のサポートとして参加した元月刊アスキー編集長の遠藤諭氏も登壇し、「僕らはゲームと一緒に育ってきたので、誰もがゲームの専門家みたいなところがある」と述べ、「ゲームは人間を相手にする専門のシステム。ITのモチベーションはコミュニケーションと言われるが、それはゲームがやってきたこと」とゲームの社会的な意義について強調した。今回の企画展は135点が展示され、うち133点がプレイアブル展示。77点が日本のタイトルとなっており、これは贔屓目なしに選んだ結果だという。遠藤氏は「最大の懸念は(遊ぶのに夢中で)帰らない人がいるんじゃないかということ(笑)」と冗談を飛ばして笑いを誘った。さて、ここからは実際に会場を回っていこう。企画展の会場は、テーマごとに分けられた複数のエリアで構成されている。ステージ1のテーマは「プレイの誕生」。1971年に世界で初めて作られたアーケードゲーム「コンピュータースペース」をはじめとするゲーム黎明期の筐体がずらりと並んでいる。続くステージ2は「ゲームセンターでプレイ」。日本で大ブームとなった「スペースインベーダー」や「マリオブラザーズ」、さらに「ストリートファイターII」や「Dance Dance Revolution」など各時代を象徴する名作アーケードゲームがプレイできる状態で設置されている。現在でも続くシリーズの原点を、当時のままの筐体でもう一度プレイしてみるのも面白い。ステージ3は「いろいろプレイ」。家庭用ゲーム機の登場でプレイのたびにお金を支払う必要がなくなり、ゲームは一気に多様な進化を遂げていった。ここでは「思考型」「アクション」「シミュレーション」の3つのタイプに人気ゲームを分類し、展示している。最新のゲームと古いゲームが隣り合わせに展示されているのもユニークだ。タイムマシンに乗った気分で数十年の時を一気に超えることができる。今や語り草にもなった「鉄騎」専用コントローラーは圧巻だ。ステージ4は「おうちでプレイ」。家庭用ゲーム機の進化を一望できる展示だ。ファミコンやプレイステーションといったハードはもちろん、黎明期に発売されていた様々なハードが展示されており、家庭用ゲーム機がどんな流れを経て現代に行き着いたのかが見て取れる。ファミコンに熱狂した小学生も今や30~40代。子どもと一緒に童心に返るのもいいだろう。ステージ5は「どこでもだれでもプレイ」。古くはゲームウォッチやゲームボーイから、プレイステーション・ポータブル、ニンテンドーDSに至るまでポータブルゲームの進化を知ることができるエリアだ。ずらっと並べられたゲームウォッチに涙する大人も多いのでは。ステージ6は「アートでプレイ」。過去の名作がどのようにして誕生したのか、そのコンセプトスケッチやデザイン資料、マーケティング資料、音楽資料などが展示されており、大人にとっても興味深いエリアとなっている。ステージ7は「作ってプレイ」。「マインクラフト」などをはじめ、誰もがゲームクリエイターになれる「作るゲーム」にスポットを当てたエリアだ。本企画展では、この「マインクラフト」を体験することができる。内覧会で実際にプレイしてみた。「マインクラフト」は様々なブロックを組み合わせて建物や自然などを作り上げることができるゲーム。作った後は実際に歩いて回ったり、配置したアイテムを集めたりできる。本企画展ではこのマインクラフトで日本科学未来館を再現。内部まで精巧に作られており、ただ中を歩くだけで楽しい。普段は入れないスタッフ専用のエリアにも、マインクラフトなら自由に出入りできる。体験では、このマインクラフトで作られた日本科学未来館の中にある4つの宝箱を見つけてアイテムを集めるというミッションを実行する。見つかると何が起きるのかはお楽しみだ。ステージ8は「みんなでプレイ」。インターネットの普及により当たり前になったマルチプレイ、そしてそこから生まれたコミュニティに注目し、リアルとバーチャルの垣根を破った新時代を象徴するゲーム「Ingress」も紹介している。最後は「ネクストステージ」。"未来をプレイ"をキーワードに、VR(バーチャルリアリティ・仮想現実)やAR(拡張現実)など、現在注目を集める次代の技術を体験できる。内覧会で筆者が体験したのは、VRを活用した対戦ゲーム。ヘッドギアをつけたプレーヤーが怪獣となり、他の3名がヒーローとなって対戦する。ヘッドギアをつければ、そこには360°違う空間が広がり、まるで自分が別世界にいるかのような疑似体験ができる。これがVRの醍醐味だ。怪獣役となった筆者も夢中で頭を振り回してしまった。VRの経験がない人はかなり驚くと思う。最新のテクノロジーをぜひこの機会に体験してみてほしい。「GAME ON~ゲームってなんでおもしろい?~」は3月2日から5月30日まで日本科学未来館で開催中。開館時間は10:00~17:00となる。
2016年03月03日パナソニックは2月15日、成田空港にてウェアラブルカメラと位置測位技術を活用したインタラクティブ警備システムの実証実験を行うと発表した。同システムは、人が多く集まる場所を狙ったテロなどの凶悪犯罪や混雑による雑踏事故に対する警備の強化を目的に、ウェアラブルカメラやスマートフォンなどを活用し、警備員の位置と現場映像を防災センターでリアルタイムに集中管理・確認。問題発生時に迅速で的確な対応を可能にする。また、警備に関連する画像やテキストメッセージなどの情報を警備員のスマートフォンに配信・共有することで、正確な情報伝達を行い効率的な警備を実現するとしている。実証実験の概要はウェアラブルカメラなどを装着したパナソニック社員および成田空港の警備員が空港内を移動し、位置測位精度の検証やシステムの有効性の確認を行う。実施期間は2月22日~3月4日まで、実施場所は第2旅客ターミナル1F~4F(一般エリア)となる。2月22日~同26日までは位置測位精度やウェアラブル映像伝送など技術検証を行い、同29日~3月4日の期間で実際の警備員で運用し、ウェアラブルカメラの使用感などを含めシステムの有効性など運用検証を実施する。
2016年02月15日パナソニックは、写真データを一元管理できる「パーソナルメモリーマネージャー(BN-SDPAP3)」の発売日を、当初予定の2月17日から延期する。発売日は未定。「パーソナルメモリーマネージャー」は、スマートフォンやデジタルカメラなどで撮影した写真・動画データを管理できる、据え置き型のストレージ。本体には32GBの内蔵メモリとSDカードスロットを備え、撮影した画像・動画データをUSBやWi-Fi経由で各種デバイスでと保存・共有できる。発表当初は、同社製レコーダー「DIGA」や液晶テレビ「VIERA」「プライベートビエラ」などとの接続をDLNAとしていたが、機器によってデータ連携できないことや、当初公開していた接続方式に誤りがあったとことから、同社製レコーダーやテレビとの接続は独自のDLNA機能「お部屋ジャンプLink」での接続とした。また、DIGAで再生できるのは写真のみとなるほか、プライベートビエラは写真・動画ともに再生不可だったため対象機器から省く。接続機器との動作検証において、アプリケーションソフトの修正が必要となったため、発売日も当初予定の2月17日から延期。発売日は未定で、改めて告知するという。
2016年02月10日NTTとパナソニックは2月9日、NTTが開発したデバイス機能仮想化技術と、パナソニックが試作した透過型ディスプレイを搭載したポータブル端末を活用し、おもてなしサービスの実現に向けた技術検証に着手したと発表した。両社は、今後増加が見込まれる訪日外国人に対するおもてなしサービス実現に向け、難しい操作を必要としない簡易な端末や、これを活用したサービスの需要が高まるとして、技術検証を行う。NTTは、エッジコンピューティング構想に基づき開発した端末における処理機能をエッジサーバで分散処理するための技術を開発。同技術により、アクセスポイントへのデータ収集処理機能の追加、スマートフォン周辺端末等への処理機能の追加が可能となる。今回、従来は端末に搭載するアプリケーション処理機能などをエッジサーバで分散処理することで、CPU・メモリ容量・通信機能などの処理系がスマートフォンに比較してシンプルな端末からでもおもてなしサービスが利用できるようにした。パナソニックが開発した透過型ディスプレイ搭載ポータブル端末(試作機)は、対象物をディスプレイに透過して見ながら、搭載したカメラのシャッターボタンを押すことで、対象物に関連する情報をディスプレイ上に同時表示をするもの。これを実現するには、透明度の高いディスプレイが必要になるため、ディスプレイ部に高透過率であり画像が鮮明な無機ELデバイスを用い、発光材料の薄膜生成の改良とガラス基板配線の最適化を行うことで、透明度を維持しながら無機EL現行品に比べて2倍の輝度を持つ高輝度、高透明度のデバイスを開発し、試作端末に搭載したという。両社は技術検証により、かざして情報が表示されるといった直感的操作を可能とした同端末により、おもてなしサービスの実現を目指す。
2016年02月10日ウエストエネルギーソリューションはこのほど、ヤフーが運営するインターネットオークション「ヤフオク!」に太陽光発電所設備を出品することを発表した。太陽光発電所設備そのものがインターネットオークションに出品されるのは、国内初。この太陽光発電所設備は、広島県三原市大和町に同社が保有する500kw相当の施設。2014年度「設備認定」取得済で、新設。電力買取価格は1kwhあたり32円(税別)。ヤフオク! 内の参加者限定型オークション「メンバーズオークション」にて、2016年2月12日から19日までの8日間の日程で入札者を募る。開始価格は1.61億円(税別)。オークション開催者(ウエストエネルギーソリューション)に資料請求し、審査(買取人として適格かどうかを確認)された後、詳細な資料が送付される。入札開始日以降に、オークションに参加(入札)できる。同社は今後も同様の「メンバーズオークション」を定期的に開催することで、ヤフーとともに既存の太陽光発電所設備の流通を推進していくという。○設備認定を受けている太陽光発電所の購入ニーズ2012年7月に、政府が推し進める再生可能エネルギー発電政策の一環として、発電した電気を電力会社に一定価格で買い取らせることを国が補償する「固定価格買取制度」が開始されたことに伴い、自宅や遊休地にソーラーパネルなどの太陽光発電所設備を備える個人や事業者が増加している。また4月にはいわゆる「電力自由化」の開始が決まっており、太陽光発電所設備で発電した電気だけを販売する事業業者も登場。「固定価格買取制度」における買取価格の単価は、経済産業省へ申請する「設備認定」を基準としているため、一例として2013年4月以前に「設備認定」を受理された施設で発電された電力は、2012年当初の「1kwhあたり40円(税別)」と、2013年5月以降の施設よりも高い単価での買取価格が20年間固定されるという制度設計になっている。「固定価格買取制度」は、電力会社が買い取る費用を電気を利用する国民が賦課金として負担し成立する制度設計となっているが、政府による国民負担の軽減を目的として、買取価格の平均単価は年々下落している状況とのこと。例えば2015年7月1日~は、1kwhあたり27円(10kwh以上の設備、税別)。そのため、新たに経済産業省に申請した上で太陽光発電所設備を建設するのではなく、すでに「設備認定」を受けている施設の購入ニーズが事業者間で高まっているという。
2016年02月03日パナソニックは1月29日、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、同社が開発した高解像度4Kネットワークカメラなどを活用した防犯カメラシステムの実証実験を、2月14日に市立吹田サッカースタジアムで実施すると発表した。今回の実証実験は、同社が開発した高解像度4Kネットワークカメラおよび9メガピクセル全方位ネットワークカメラなどを活用した防犯カメラシステムを、市立吹田サッカースタジアムに設置し、スタジアムに来場する観客の行動や混雑状況などを見守るというもの。カメラでは、スタジアム内で起こる観客の危険行為や混雑などの事案・事象を検知し、その事案・事象部分を最適な大きさに切り出し拡大表示するという。切り出された画像による事案・事象の視認性を評価することで、スタジアムにおける高解像度ネットワークカメラの有用性を確認するとしている。
2016年02月01日日立ソリューションズは1月29日、住宅設備・資材卸業の中堅企業に向け、業界特有の機能を持つ「FutureStage(フューチャーステージ) SaaS型 住宅設備・資材卸向け販売管理ソリューション」をクラウドサービスで提供開始した。価格は10ユーザーで月額8万円(税別)~。新サービスでは、住宅設備・資材卸業に適した機能からユーザーが必要とする機能を選択して利用することが可能で、申し込みから最短2日でユーザーの環境を構築、提供する。ユーザーは自社に設置したパソコンからインターネットを介し、クラウドサービスとして販売管理機能を利用できるためサーバアプリケーションの準備や保守・メンテナンスが不要となり、導入時・運用時の負荷の軽減が可能だという。新サービスの特長としてサイズや型番、メーカーといった業界特有の商品情報の管理、マスタ管理していない商品の受発注、単価未決定の状態での入出荷、業務上注意が必要な取引の自動チェック機能、貸し倒れや回収遅延による損失リスクの防止機能など、業務適合度の高い機能を提供する。そのほか、ユーザー数も業務の繁忙期や閑散期などにあわせて随時増減でき、ITコストを適正化できることに加え、セキュリティ対策やシステムバックアップなど充実した運用サービスにより、安心して利用することを可能としている。2020年度末までにFutureStage事業全体で累計200億円の受注を目指す。
2016年01月29日パナソニックは28日、2011年7月~2012年4月に製造したLet’snote用バッテリの一部に発煙・発火の可能性があるとして、リコールを行った。対象個数は17,613個。対象となるのは「CF-S9」「CF-S10」「CF-N8」「CF-N9」「CF-N10」「CF-F9」「CF-F10」「CF-J10」の一部機種に同梱したバッテリパックのほか、上記8シリーズに「CF-S8」「CF-J9」を加えた全10シリーズのオプション用バッテリパック。バッテリパックの過熱を原因としたノートPCおよびその周辺の焼損事故が発生したことを明かしており、対象製品のユーザーには、バッテリパックの取り外しと無料交換を呼びかけている。パナソニックは、2014年11月にもLet’snote用バッテリパックの一部に発煙・発火の恐れがあるとして、リコールを行っていた。
2016年01月29日パナソニックは1月22日、UHSスピードクラス3に対応したSDXCメモリーカードとmicroSDHC/SDXCメモリーカードを発表した。発売は2月19日で、価格はオープン。○RP-SDUC128JK「RP-SDUC128JK」は容量128GBのSDXCメモリーカード。UHS-Iに対応しており、リード最大95MB/秒、ライト最大90MB/秒という転送速度を実現した。UHSスピードクラス3もサポートしているため、対応機器を用いれば最低保証速度30MB/秒となる。IPX7相当の防水性能や耐静電気、耐磁石、耐エックス線、耐衝撃性能を持つ。-25℃から85℃の範囲で使用可能だ。カード内部の破損によって過電流や異常熱が発生してもヒューズが作動してカード本体の発熱や発火を防ぐ。推定市場価格は税別33,800円前後だ。○RP-SMGB64GJKとRP-SMGB32GJK「RP-SMGB64GJK」は容量64GB、「RP-SMGB32GJK」は容量32GBとなる。転送速度と耐久性などについてはRP-SDUC128JKと同様。推定市場価格(税別)はRP-SMGB64GJKが16,800円前後、RP-SMGB32GJKが8,800円前後だ。○RP-SMGB16GJK「RP-SMGB16GJK」は容量16GBのmicroSDHCメモリーカード。UHS-Iに対応しており、リード最大95MB/秒、ライト最大45MB/秒となる。耐久性についてはRP-SDUC128JKと同様。推定市場価格は税別4,600円前後だ。
2016年01月22日パナソニックは1月21日、同社の「ふだんプレミアム」シリーズのエアコンを題材として家族への愛を言葉で伝えることでどんな変化が人にもたらされるか実験したウェブ動画「LOVE THERMO #愛してるで暖めよう」を公開した。今回の実験に伴って実施した調査では、家族に「愛している」と言葉で伝えたことのない人は84.7%(2016年1月 パナソニック調べ)になるなど、ほとんどの人が愛を言葉で伝えていないことが判明した。動画の実験では、「家族に関するインタビュー」というテーマで会場に6組の家族が集められた。各家族のうち一人が仕掛け人となり、インタビューの途中で目の前の家族(被験者)への感謝の気持ちや愛の言葉を記した手紙を読み上げ、プレゼントを渡すというサプライズを行った。一連のやり取りの間、高性能なサーモパイル赤外線センサーが仕掛け人と被験者の体温の変化をリアルタイムに測定。その結果、感謝の気持ちや愛の言葉を伝えられた被験者の体温は平均約0.8℃上昇したことがわかった。
2016年01月21日パナソニックは19日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズのコンパクトデジタルカメラとして、「日常の感動を手軽に共有するコミュニケーションカメラ」を掲げる単焦点モデル「DMC-CM10」を発表した。2月25日に発売し、価格はオープン、推定市場価格は100,000円前後(税別)。DMC-CM10は、LTE通信機能(データ通信・SMS専用)とAndroid 5.0を搭載した、SIMロックフリー仕様のコンパクトデジタルカメラ。2015年3月に台数限定で発売した「DMC-CM1」から通話機能を省き、データ通信専用SIMに対応した。撮影した写真をプリインストールアプリで編集、自動オンライン保存、SNSへアップロードといった機能を持ち、Google Playからもアプリをダウンロードできる。LTE通信のSIM(microSIM)はユーザー側で用意するが、CM1やCM10専用となる「Wonderlink LTE Lシリーズ」をパナソニック ストアで販売する予定。例えば「L-5G」プランなら、初期費用が3,000円(税別)、基本使用料が1,480円/月(税別)、パケット通信料が5GB(下り最大150Mbps、上りはLTEスピード制限なし)となる。4G(LTE)の対応バンドは、FDD Band1、3、4、5、7、8、20だ。本体まわりに目を向けると、まず厚さが15.2~21.1mmと薄型で、幅が135.4mm、高さが68mm。撮像素子には1.0型 総画素数2,090万画素(有効2,010万画素)の高感度MOSセンサーを搭載し、1.0型センサー搭載のデジタルカメラとして世界最薄を掲げる(パナソニック調べ)。レンズは単焦点の「LEICA DC ELMARIT(エルマリート)」で、35mm判換算の焦点距離は28mm、開放F値はF2.8となる。マニュアル撮影に関する機能を充実させており、絞りやシャッタースピード、クリエイティブコントロールといった設定を行うコントロールリングを装備した。動画機能では、最大で4K(3,840×2,160ドット)/15p、MP4形式を撮影可能。プリインストールアプリの「4Kプリ連写」を使うと、シャッターボタンを押す前後1.5秒間を4K画質で撮影し、45枚の画像から気に入ったものを残せる。そのほか主な仕様は、DMC-CM1に準ずる。撮像素子が有効2,010万画素の1.0型高感度MOSセンサー、対応感度がISO125~ISO12800(拡張設定でISO100、ISO25600を利用可能)、シャッター速度が1/16,000~60秒、連写性能が最大約50コマ/秒、開放絞りがF2.8、最小絞りがF11、合焦範囲が10cm~∞となっている。背面のモニターは約622万ドット・4.7型の液晶方式(タッチパネル)だ。有効92万画素のインカメラも備える。OSはAndroid 4.4で、CPUに4コア/2.3GHzのQualcomm Snapdragon801を搭載。内蔵メモリは2GB RAMと16GB ROM。記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCカード。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0、NFC(近距離無線通信)などをサポート。
2016年01月19日パナソニックは14日、Webストア「Panasonic Store」で同社製モバイルノートPC「Let’snote」シリーズの2016年春モデル(Webモデル)の予約受付を開始した。価格は税別180,800円から。発売日は、Windows 10搭載の12.1型モデル「Let’snote SZ5」が1月23日から、このほかのモデルが1月29日から。カスタマイズが可能な「Let’snote」Webモデルは、最新OS「Windows 10 November update」を搭載した店頭モデルをベースに、全製品で最大16GBメモリ+512GB SSD搭載モデルを用意。第6世代Intel CoreプロセッサのvProモデルや、Windows 7ダウングレードモデルも提供する。また、天板カラーを変更できる「カラー天板」もオプションで選択できる。○Let’snote SZ5「Let’snote SZ5」は、DVDドライブ付きの12.1型ノートPC。プレミアムエディションでIntel Core i7-6600U vPro、通常モデルでIntel Core i5-6300U vProを搭載。ブルーレイディスク搭載モデルも用意する。ホイールパッドのカラーも選択可能。販売開始は1月23日からで、Windows 7 ダウングレードモデルは1月29日販売開始。価格はプレミアムエディションが税別271,828円から、カスタマイズできる通常モデルが税別215,800円から。店頭モデルの詳細はこちら。○Let’s note RZ5「Let’snote RZ5」は、コンバーチブルPCで世界最軽量の745gとなる10.1型2-in-1 PC。プレミアムエディションではCPUにIntel m7-6Y75 vProを、スタンダードモデルではIntel Core m5-6Y54を搭載。また、512GB SSDやLTE対応も選べるほか、キーボードのカラー選択も可能。販売開始は1月29日から。価格はプレミアムエディションが税別262,828円から、通常モデルが192,800円から。店頭モデルの詳細はこちら。○Let’snote MX5「Let’snote MX5」は、ディスプレイを背面に向かって回転させることで、タブレットに変形する12.5型2-in-1 PC。WebモデルではvPro版CPUを採用し、プレミアムエディションでIntel Core i7-6600U vPro、通常モデルでIntel Core i5-6300U vProを搭載する。店頭モデルにはないブラックカラーやLTE搭載モデルも選択可能。販売開始は1月29日から。価格はプレミアムエディションが税別325,028円から、通常モデルが税別234,800円から。店頭モデルの詳細はこちら。○Let’snote LX5「Let’snote LX5」は14型液晶と光学ドライブを搭載したノートPC。プレミアムエディションではIntel Core i7-6600U vProを、カスタマイズモデルではIntel Core i5-6300U vProを搭載し、512GB SSDや256GB SSD+750GB HDDなどの大容量ストレージも用意する。販売開始は1月29日から。価格はプレミアムエディションが税別266,628円から、通常モデルが税別180,800円から。店頭モデルの詳細はこちら。
2016年01月15日パナソニックは14日、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真などを保存 、管理、共有できるストレージデバイスとして、パーソナルメモリーマネージャー「BN-SDPAP3」を発表した。2月17日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は20,000円前後(税別)。BN-SDPAP3は、スマートフォンやデジタルカメラで撮った写真や動画を保存しておく据え置き型のストレージボックス。家族みんなの写真・動画を保存、管理、閲覧、共有することを目的に開発された。IEEE802.11b/g/n対応無線LAN(Wi-Fi)に対応しており、スマートフォンやWi-Fi対応デジタルカメラから直接データを転送して保存できる。同時接続台数は5台だ。内蔵ストレージ(32GB)のほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットを搭載し、128GBまでのSDXCメモリーカードに対応。デジタルカメラの写真・動画を記録したSDメディアから内蔵ストレージへと、データを手軽に保存できる。「差分取り込み」機能を使って、新しく追加された写真だけの転送も可能。取り込む対象となるファイルは、写真がJPEG、動画がMP4とMOV。本体の設定や操作は、スマートフォン用アプリ「メモリーマネージャー」を使って行う。このアプリは写真のオートリサイズ機能を持ち、オリジナルサイズの写真をBN-SDPAP3に転送し、スマートフォン内にはXGA(78.6万画素)サイズの写真を残せる。これにより、スマートフォンの内蔵ストレージ容量を節約できる。また、BN-SDPAP3本体に保存したデジタルカメラの写真についても、専用アプリで閲覧しつつXGAサイズの写真をスマートフォンに保存。デジタルカメラの写真を共有しながらも、スマートフォンのストレージ容量を圧迫しないようになっている。クラウドストレージとも連携し、写真や動画のクラウド保存をサポート。離れた場所にいる人と、写真や動画の共有も可能だ。BN-SDPAP3のインタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1、USB 3.0×1。本体サイズはW41×D129×H82mm、重量は約160g。専用アプリの対応OSはAndroid 4.1以降、iOS 8.0以降。■2016年2月10日追記パナソニックは、「パーソナルメモリーマネージャー」の発売日を当初予定の2月17日から延期しました。詳細をニュース記事に記載しています。パナソニック、「パーソナルメモリーマネージャー」を発売延期
2016年01月15日ラティス・テクノロジー(ラティス)は1月14日、製造設備や装置の開発を支援する新たなXVL/Vmechソリューションの提供を同日より開始した。同ソリューションは、製造設備の3DCADモデルを軽量なXVLで表現し、装置がどう稼働するかを動的干渉チェックで検証する新製品「XVL Kinematics Suite」と、これまで実機で検証していた制御ソフトを軽量XVLモデル上で仮想検証可能にする「XVL Vmech Simulator」の2製品が中核となる。「XVL Kinematics Suite」は、工程設計・検証、3Dデータ編集・閲覧を行うDMUツール「XVL Studio Standard」と、機構の定義・動作確認やタイミングチャートによるシナリオ動作・動的干渉チェックを行う「機構オプション」をパッケージ化したもの。3次元CADではできない大規模設備モデルの機構検証が可能となり、実機完成前にメカ設計の妥当性や制御仕様の妥当性を検証することができるようになる。販売価格は220万円(税別、ノードロックライセンス)で、年間保守費用が44万円(税別)。一方の「XVL Vmech Simulator」は「XVL Kinematics Suite」で作成された機構モデルに、モータやセンサなど制御デバイスの仮想モデルを関係付け、制御コントローラの接続設定を行うことで実装ソフトウェアの仮想デバッグを実現する。通信インタフェースは、使用するコントローラに合わせてオプション製品として提供される。また、制御デバイスとコントローラの入出力をモニタしたり強制変更(いじわるテスト)が可能なユーティリティをバンドルされた。販売価格は440万円(税別、ノードロックライセンス)で、年間保守費用が80万円。また、2製品に加えて新手法の導入に人的リソースが投入できない企業に向けて機構モデルの作成、制御ソフト検証環境の構築サービスなどを提供する「運用支援サービス」も開始。ラティスは「新製品とサービスの提供で、設備のメカ検証と制御ソフト検証を並列に進めることが可能になり、品質の高い設備の早期開発を実現することで、量産工場の垂直立ち上げに貢献します」とコメントしている。
2016年01月14日パナソニックは1月14日、スマートフォンやデジタルカメラなどで撮影した写真データを一元管理できる据え置き型の「パーソナルメモリーマネージャー BN-SDPAP3」を発表した。発売は2月17日で、価格はオープン。推定市場価格は税別20,000円前後だ。本体には32GBのメモリを内蔵し、各種デバイスで撮影した画像データを転送・保存しておける。データの転送は本体に備えられたSDカードスロットやUSB 3.0端子から行えるほか、Wi-Fi接続にも対応。スマートフォンやWi-Fi対応のパナソニック製デジタルカメラからWi-Fi経由でも写真や動画を転送できる。写真データを読み込む際は、新しく追加された画像のみを取り込む。本体前面にある写真データ読み取り用SDカードスロットのほか、本体底部にはデータ保存容量を拡張するためのSDカードスロットも搭載する。拡張用SDカードスロットは最大128GBのSDXCメモリーカードまで使用可能だ。スマートフォン向け専用アプリには「オートリサイズ」機能を搭載。XGAサイズに縮小された画像のみをスマートフォン内に残し、オリジナルサイズの画像はBN-SDPAP3へ転送する。SDメモリーカード経由でBN-SDPAP3に保存された画像を専用アプリから閲覧する場合、スマートフォンにはXGAサイズに縮小された画像を保存する。最大5ユーザーまでの個別フォルダでスマートフォン画像を管理できる。家族共用のフォルダと個人のフォルダを分けることで、プライバシーを守りながら使用できるという。デジタルカメラで撮影した画像については共用フォルダへ保存される。マイクロソフトのクラウド型データストレージサービス「OneDrive」と連携可能だ。BN-SDPAP3に取り込んだ写真データを、自動的にOneDriveにアップロードできる。パナソニック独自の「お部屋ジャンプリンク」にも対応。機能に対応したテレビやレコーダーを使用すれば、別の部屋にBN-SDPAP3があっても保存した写真をテレビやレコーダーから鑑賞できる。本体サイズはW41×D129×H82mm、重量は約160g。取り込み対象ファイルは静止画がJPEG、動画がMP4とMOV。■2016年2月10日追記パナソニックは、「パーソナルメモリーマネージャー」の発売日を当初予定の2月17日から延期しました。詳細をニュース記事に記載しています。パナソニック、「パーソナルメモリーマネージャー」を発売延期
2016年01月14日