パナソニックは1月8日、液晶テレビ「VIERA D320」シリーズを発表した。32V型の「TH-32D320」と24V型の「TH-24D320」をラインナップする。発売は1月22日で、価格はオープン。推定市場価格(税別)はTH-32D320が58,000円前後で、TH-24D320が45,000円前後。D320シリーズは、地上/BS/110度CSデジタルチューナー×2基を搭載したダブルチューナータイプの液晶テレビ。パネルの画素数はいずれも1,366×768で、TH-32D320のみ視野角の広いIPSパネルを採用している。「お部屋ジャンプリンク」のクライアント機能を搭載。無線LAN接続することで、別の部屋にあるレコーダーやテレビで録画した番組をD320シリーズから楽しめる(お部屋ジャンプリンクのサーバー機能を持ったDIGAやVIERAが必要となる)。録画番組だけでなく、放送転送機能を持ったDIGAもしくはVIERAから、放送番組の追っかけ再生を受信すれば、アンテナ線のない部屋でもほぼリアルタイムで放送番組を楽しめる。USB HDDへの録画機能を搭載。ダブルチューナーモデルなので、番組を視聴中に裏番組の録画も行える。なお、2番組の同時録画には対応していない。接続できるHDDは1台のみだが、登録は8台まで可能となっている。入力端子としてHDMI×2、D4×1、ビデオ×1を装備。HDMI端子のうち1基はARC(オーディオリターンチャンネル)に対応しており、ホームシアターシステムなどとケーブル1本で接続できる。
2016年01月08日パナソニックは1月6日、8Kフルスペック映像を1本で伝送できるコネクタ付きケーブルを、KAIフォトニクスと共同開発したと発表した。ケーブルにはプラスチック光ファイバーを採用している。パナソニックとKAIフォトニクスは、プラスチック光ファイバーのボールペン型接続技術を開発。これにより、8Kフルスペック映像をケーブル1本で伝送できるようになる。さらに、独自の広帯域信号多値化伝送技術を採用し、伝送速度100Gbps超を実現した。従来、受信機から8Kディスプレイに信号を送信する場合、HDMI規格のケーブル4本で4K映像を伝送し、画像処理ソフトで8K映像に組み合わせて表示していた。また、光ファイバーは光軸を完全に合わせることにより高速通信を実現するが、機器とケーブルコネクタが分離している場合に光軸を正確に合わせることが難しいため、コネクタ付の映像伝送用ケーブルへの採用は見送られていた。
2016年01月07日パナソニックは1月6日、光ディスクを用いたデータアーカイブシステム「freeze-ray」をFacebookと連携して開発したと発表した。新システムは、光ディスクシステムの特性である長寿命性、不変性、ドライブの後方互換性、低消費電力、環境変化への耐性などにより、データ完全性の保護とデータセンターのコスト削減を同時に実現する最適なコールドストレージを提供することが可能。今後、両社は新データアーカイブシステムが拡大することにより、データセンター業界に経済的なメリットをもたらすことができると考えている。この連携において、パナソニックは主に高密度光学技術、主要装置(光ディスク、ドライブ、関連ロボット)、そしてデータセンターでのシステム制御を容易にするライブラリーソフトの開発で貢献している。一方、Facebookは、データセンターのストレージシステムの設計、配備、管理、整備に関する比類のない専門知識の提供という形で新データアーカイブシステムの開発に協力。また、技術面や実際のデータセンターからの広範なフィードバック情報も開発の各段階で提供している。両社は2世代でfreeze-rayソリューションを検討。現在、Facebookは同社のデータセンターに第1世代となる100GBのBlu-rayディスクによるアーカイブシステムを配備ししており、2016年後半には第2世代の300GBディスクによるアーカイブシステムを配備する予定だ。両社は今後、エンドユーザーにとっての利益をさらに高めると同時に、データ産業業界にとっても今以上の便益をもたらす数ペタバイトのコールドストレージアーカイブシステムを実現するために、500GBあるいは1テラバイトというさらに高密度のアーカイブディスクを使用した次世代システムの研究および開発に向け、協力関係を継続していく方針だ。
2016年01月06日パナソニックは、米ラスベガスで1月6日(米国時間)から開催される「2016 International CES」(CES 2016)の出展概容を発表した。Ultra HDブルーレイ再生対応レコーダーや、LUMIXのコンパクトデジタルカメラ「DMC-ZS100」などの新製品を参考出品する。パナソニックブースは「Smart Home」「Stadium」「Business/Retail」と、エアライン向け技術などを紹介する「Mobility」の4つのエリアで構成され、ブース全体でスマートタウンを表現する。Smart Homeゾーンでは、Ultra HD Premium認証を受けた65型液晶テレビ「TX-65DX900」(2016年欧州発売)や、Ultra HDブルーレイ再生対応レコーダー(2016年米国発売)を展示。このほか、フリースタイルIHクッキングヒーターやコードレスキッチン家電の参考展示や、インテリアと調和する透明LCDディスプレイや、カーペット内蔵スピーカーの参考出品を行う。Stadiumゾーンでは、LUMIXのコンパクトデジタルカメラ「DMC-ZS100」「DMC-ZS60」を出展。DMC-ZS100は、ZSシリーズのフラグシップモデルで、1.0型高感度MOSセンサーと光学10倍ズームを採用。DMC-ZS60は、18M高感度MOSセンサーに光学30倍ズームを搭載している。ともに4K動画の撮影に対応し、2016年3月に米国で発売される。4K対応デジタルビデオカメラ「HC-WXF991」「HC-VX981」も発表。両製品では撮影した4K動画の一部を切り出してフルハイビジョン映像に変換し、特定の被写体の自動追尾や手ぶれ補正するなど、ビデオカメラ本体で動画を編集する機能を搭載している。またHC-WXF991のみ、スローズームや撮影中のフレームレート変更機能を備える。Business/Retailゾーンでは、テクニクス50周年を記念したダイレクトドライブターンテーブルシステム「SL-1200GAE」を公開する。SL-1200GAEは新開発のダイレクトドライブモーターと制御技術を採用することで、回転中の微小な振動や回転ムラを抑制。さらに、真鍮、アルミダイキャスト、デッドニングラバーからなる3層構造のプラッターを使用しており、滑らかな回転を実現する。2016年冬には、通常モデルという位置付けの「SL-1200G」を発売予定だ。
2016年01月06日パナソニックは12月21日、過酷な現場でも利用できる頑丈フィールドモバイル「TOUGHBOOK(タフブック)」のCF-20シリーズを2016年3月下旬より発売すると発表した。同PCは、頑丈ノートPCながらデタッチャブル(着脱式)&コンバーチブルに対応した、同社によると世界初の製品だという。タブレット、ノートPC、コンバーチブルPCの3通りの形態で利用でき、パナソニック独自の着脱機構(特許出願中)により、使用時には外れにくく、着脱時には外しやすくなっている。TOUGHBOOK CF-19の頑丈設計と拡張性を継承しつつ、タブレットとしても使える用途の拡大と、重量が約1.76kg(タブレット部は約0.95kg)で、さらなる軽量化と薄型化を図った。これにより、「現場におけるデバイスの複数持ちを解消できる」としている。また、現場のさまざまな要望には同社神戸工場で行う「コンフィグサービス」で、本体にオプションを内蔵するカスタマイズによって対応する。タブレット部には、 USBx1/HDMI/LAN/ヘッドセット/microSD、キーボード部には、USBx3/HDMI/LAN/外部ディスプレイ/シリアル/SDのインタフェースを備えている。同製品は法人向けだが、「パナソニックストア」法人向けで、1台からの購入が可能となる。価格はオープン。
2015年12月22日パナソニックの100%出資連結会社であるパナソニックESネットワークスは、雷サージ耐性を強化し、屋外設置のネットワークカメラや無線LAN用アクセスポイントにも適したPoE対応スイッチングハブとして24ポート品「Switch-M24PWR」、16ポート品「Switch-M16PWR」、12ポート品「Switch-M12PWR」の3機種を2016年1月8日から順次発売する。3機種ともに電源コード側から伝わる配線誘導雷サージだけでなく、UTPポート側(10/100BASE-TXポート)からの配線誘導雷サージ耐性を強化。それぞれのポートにサージ防護デバイス(SPD)を搭載することにより、特に落雷の影響を受けやすい屋外用のネットワークカメラや無線LAN用アクセスポイントを接続する場合などに有効だという。また、未使用ポートの電力を抑制する機能やPoEスケジューラ機能などの省エネ機能も備え、日本語表による設定変更、トラフィックのモニタができる「日本語WEB管理機能」のほか、周囲温度や本体のファンに異常が発生した場合にLEDで知らせる機能など運用面でも利便性を図った機能を搭載している。Switch-M24PWRの価格は19万8,000円(税別)で2016年1月8日、Switch-M16PWRの価格は17万5,000円(同)で同12日、Switch-M12PWRの価格は16万3,000円(同)で同下旬からそれぞれ発売を予定している。
2015年12月18日パナソニック サイクルテックは2016年1月下旬、次世代「リチウムイオンバッテリー」搭載の電動アシスト自転車「ビビ・EX」「ギュット・ミニ・EX」を発売する。この2車種に搭載されている「リチウムイオンバッテリー」は、従来モデルに比べバッテリー容量が約21%増量したにも関わらず体積は約23%小型化を達成。コンパクトでありながら、最長約54kmもの長距離走行を実現した。1回の充電で走行距離が伸びることによって、充電回数が減り、バッテリーの持ち運びの手間を軽減する。また、バッテリー本体がコンパクトになったことでフレームサイズの低床化を実現。従来モデルからサドルの高さが約2cm低くなり、より身長の低い人でも乗車しやすくなった。○約54kmの長距離走行を実現した「ビビ・EX」50代~70代向けショッピングモデル「ビビシリーズ」の最上位モデル「ビビ・EX」は、走行距離が往来モデルの約15%伸び、約54km(パワーモード時)。急な上り坂や重い荷物を載せたこぎだし時に、強いアシスト力を発揮する「ラクラクドライブユニット」も搭載。またバスケットを形状変更し、容量が往来モデルより約30%大きくなった。フレームカラーは「ジュエルローズ」「チタンシルバー」「ビターブラウン」「インディゴブルーメタリック」の4色展開。価格は、各13万7,000円(税別)。○子乗せモデル「ギュット・ミニ・EX」は「maarook」とコラボ20代~40代子育てママ向けモデル「ギュット・ミニ・EX」も、約50kmの長距離走行が可能に。子育て層に人気のアパレルブランド「maarook」とコラボレーションしたデザインとなっている。「ピュアマットブラック」「アクティブホワイト」「コーラルピンク」「ビターブラウン」「エンドレスブルー」「パウダーイエロー」の6色展開。価格は、各15万8,000円(税別)。新製品説明会であいさつに立った同社の丸山哲朗代表取締役社長は、「移動が非常に楽、乗るのが楽しい自転車を提供することによって、市場も広がると思います。本年度はコンパクトで大容量な新しいリチウムイオンバッテリーを実現しました」と話した。
2015年12月15日この男子おもろい!と思って、おもしろい男子に飛びついて交際するようになったら、じつはその男がDV男であった・・・・・・という、泣くに泣けない告白をしてくる女子がいます。若いうちは「恋愛ハウツー」でもよく紹介されているように、おもしろい男子って、女子の人気株でしょうから、ま、泣くに泣けない経験をする女子も多いのかもしれません。■本当のおもしろさとは本当のおもしろさとは、「よく考えていること」です。よく考えようと思えば、「考える元」が必要で、つまりそれなりにいろんな失敗をしている必要があります。失敗しそうなとき、人は視野が狭くなります。視野が狭くなると、当然、おもしろいことは言えません。あるいは、「究極の状況」を乗り越えた経験がないと、おもしろい発想は出てきません。究極の状況・・・・・・たとえば独立して事務所を構えたけれど、半年くらい仕事がまったくないとか、そういうことです。そういう状況を乗り越えたことのある男子は、腹が座っているし、さまざまな方向からものを見ることができるので、おもしろいことも言えます。あるいは、生まれつきのんびりとした家庭に育ち、両親がおもしろいと、自然とおもしろい男子になる、ということも、当然あるでしょう。■結婚となると、まずなにが必要か?さて、結婚となると、まずなにが必要か?生き延びるためのお金が必要。当たり前ですよね。生き延びるていどのお金ではなく、ちょっとばかり贅沢ができるお金もあったほうがいいでしょう。ないよりあったほうが、精神衛生上いいものです。でも、誰もがご存知のように、お金って「それを使う権利」のことですから、権利は、あるときもあれば、ないときもある。長い結婚生活には、それくらいの覚悟も求められます。であれば、なにが結婚生活に必要か?■「おもしろさ」をここでは提案したいと思います「おもしろさ」をここでは提案したいと思います。お金がなくなってくると、誰だって気持ちに余裕がなくなってきます。余裕がなくなりそうなときであっても、おもしろいことを言える男子と結婚したら、「それなりに」家庭はうまくまわります。そういう男子を旦那さんに持つと、ないものはないわけだから「お金がない」でケンカになりません。「貧しくとも楽しい我が家」になる可能性が高いです。■恋愛は、経済活動とセット恋愛は、経済活動とセットです。簡単に言えば、家賃も支払えないような女子の場合、家賃を支払ってくれそうな彼氏を探すしかないと・・・・・・こういう発想になりがちだろうと思います。まぁ、それはそれでいいわけですが(他人の恋愛にあれこれ言うのも品がないので)、要するに恋する気持ちというものは、お金と絶えずセットです。恋愛とお金のあいだの「緩衝材(クッション)」になるのが「おもしろさ」です。若いうちに、おもしろい男子をゲットする感度を高くしておくと、いざ結婚相手を探すときに、とても役に立ちます。「表面上おもろい男子」と「本当におもしろい男子(精神的に余裕がある男子)」の見極めはむずかしく、男子本人も「おれはなんちゃっておもろい男子」だとは言ってくれません。あなたの直感で探すしかありません。いつも心に少しの余裕を持つクセをつけておくと、「本当におもろい男子」を探しやすいということは言えます。(ひとみしょう/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年12月08日ソニーと東芝は12月4日、東芝が所有している大分県の半導体製造関連施設・設備および関連資産の一部を、ソニーの子会社であるソニーセミコンダクタへ譲渡することで正式に契約を締結した。10月28日に締結された意向確認書にもとづいたもの。関係当局の必要な承認および認可を条件とし、2016年3月末日までに本件譲渡を行う。このたび、東芝からソニーへ譲渡されるのは、東芝・大分工場の300mmウエハ生産ラインの製造関連施設・設備、その他関連資産。譲渡金額は190億円となる。譲渡完了後は、ソニーの完全子会社であるソニーセミコンダクタの製造拠点の一つとなり、主にCMOSイメージセンサー製造に使われる予定だ。譲渡対象の施設・設備での製造やCMOSイメージセンサーの設計などに関わっている、東芝と関係会社の従業員約1,100名については、ソニーグループへ移籍することで引き続き調整を行っていく。
2015年12月04日住宅設備・建材の総合メーカーであるLIXILは12月2日、東京大学大学院 情報学環ユビキタス情報社会基盤研究センター長である坂村健教授と共同で、住生活におけるIoTの活用に向けた「LIXIL IoT House プロジェクト」を開始したことを発表した。同社は、2020年までに「世界で最も企業価値が高く、革新的で信頼されるリビングテクノロジー企業となる」というビジョンを掲げており、このビジョンのもと、これまでも人やモノ、家が情報で結びついた「住生活の未来」について研究を重ねてきた。2009年に研究を開始した研究施設「U2-Home(ユースクウェアホーム)」では、センサーを使用し、生活シーンに合わせて住環境をコントロールするなど、情報化された住まいでの生活について研究してきた。LIXIL 代表取締役社長 兼 CEOの藤森義明氏は、「LIXIL IoT House プロジェクト」の開始に至った経緯について、次のように説明した。「われわれの競合や未来について考えたとき、今の競合相手は10年後、20年後の競合相手ではないだろう。今と同じ延長線上の2030年や2040年を考えると、今とはまったく違った競合がビジネスを持って行ってしまうのではないだろうか。本当の競争相手は、メーカーではなく、IoTやビッグデータを持っている大きな会社や、ソフトとハードを組み合わせていくような技術を持つ会社だ。今まさに、新しいことを考え出さないと、10年後、20年後の未来はなくなってしまうかもしれないという危機感が、IoT House プロジェクトを立ち上げるきっかけとなった」(藤森氏)本プロジェクトでは、社員モニターを活用した実生活での検証や、理想モデルに基づく実証実験施設での検証などを通じて、住まいの中でのIoTの可能性を追求していくとしている。LIXIL 取締役 専務執行役員 R&D本部長の二瓶亮氏は、住まいのIoTの可能性について、次のように述べた。「IoT Houseによって、新しい住生活や生活価値の向上、家自体の性能の向上、さらには今まで以上に地域社会とつながる豊かなコミュニティ社会の実現へと広げていくことができるだろう。例えば、人の排泄物にはたくさんの健康情報が含まれており、この情報をトイレがセンシングすることで、健康状態を人に伝えたり、予防医療や健康管理へつなげていくことができる。また、IoTで獲得した情報を使って、家の中で人の動きを見守り、安全・安心な暮らしの実現や、家の実年齢を把握しながら、最適な手当をすることで、家全体の性能の向上を図ることができる。さらに、IoT Houseを介して家に住まう人同士や、人と人とのつながりを地域コミュニティにつなげていくことで、リアルな社会での関わりが広がり、世の中を明るくすることにも貢献できるだろう」(二瓶氏)また、住まいのIoTに大切なこととして、「いつまでも使い続けられること」「プライバシーが守られていること」「非常時でも困らないこと」「簡単に設置し、簡単に使えること」が挙げられ、これらのポイントがクリアされるよう、検証を進めていくという。約30年前から住宅の未来について研究を重ねてきたという坂村教授は、今回のプロジェクトについて次のような意気込みをみせた。「80年代と比べて何が変化してきたかというと、コンセプトや機能は同じでも、実装技術が非常に変化してきた。例えば、半導体の大きさやネットワーク技術の進歩である。昔はコンピューターとセンサーをつなぐには大量の電線が必要だったが、IoT Houseは無線でつながってしまうだろう。すべてのものがインターネットにつながっているということは、住宅の部品全部が直接的に、インターネットに直結できる時代だということ。これは今までできないことだった。しかし、この部品が大量生産されないと、IoTの住宅を一般に普及させることはできない。IoTが住宅に適用できるかどうかは、部品メーカーにかかっている。これまでの研究の知見をこのプロジェクトにたたきこむことによって、LIXILと世界最高の住宅をつくる。2017年には、その時点で考えられる最高の未来住宅をつくる」(坂村氏)今後のロードマップとしては、まず第1フェーズ(2015年~2016年)で構想・予備実験を行い、第2フェーズ(2016年~2017年)では実証環境の構築、そして第3フェーズ(2017年~)では、実際に実証実験による有効性の検証が実施される予定となっている。
2015年12月03日パナソニックの100%出資連結会社であるパナソニックESネットワークスは11月26日、IEEE802.11ac Wave2などの高速無線LAN用のアクセスポイントとの接続に適したPoE Plus給電スイッチングハブ「XG-M8TPoE+」「XG-M12TPoE+」「XG-M16TPoE+」「XG-M24TPoE+」の4機種を2016年1月12日から順次発売すると発表した。新製品は、全ポートがギガビットに対応するとともに、UTP対応の10Gbpsアップリンクポートを標準装備。1ポートあたり最大30Wまで給電可能な10/100/1000BASE-Tインタフェースを各8~24ポート搭載しており、アップリンク用として10Gbps通信が可能な10GBASE-Tを2ポート、光ファイバー接続が可能なSFP+拡張スロットを2スロット搭載しているため、スマートデバイスの増加により、高速化が進む無線LANアクセスポイント接続用に適している。加えて、電源コード側から伝わる雷サージだけでなく、UTPポート側(10/100/1000BASE-Tポート)の雷サージ耐性を強化し、それぞれのポートにサージ防護デバイス(SPD)を搭載。ポート側(ツイストペアケーブル)から伝わる配線誘導雷サージをアースへ流することにより、特に落雷の影響を受けやすい屋外用の無線アクセスポイントを接続する場合などに有効だという。さらに、各ポートの接続状態を自動的に検知し、機器が接続されていないポートの電力消費を抑制する「MNOシリーズ省電力モード機能」やポートが接続状態でもデータ通信が行われていない時には電力を抑制する「省電力型イーサネット」にも対応し、運用時の消費電力の削減が図れる。加えて、無線アクセスポイントなどを使用しない時間帯にタイマー設定で自動ON/OFFが可能になるPoEスケジューラ機能も装備し、よりエネルギーの消費を抑えた運用が可能となる。XG-M16TPoE+の価格は36万9000円(税別)、XG-M24TPoE+は41万2000円(同)となり、いずれも2016年1月12日に発売を予定しているほか、XG-M8TPoE+の価格は29万7000円(同)で同年2月中旬、XG-M12TPoE+の価格は34万円(同)で同年4月以降にそれぞれ発売を予定。販売目標はXG-M8TPoE+とXG-M16TPoE+が年間1800台、XG-M12TPoE+が同1500台、XG-M24TPoE+が同600台を計画している。
2015年11月26日パナソニックは11月19日、「LUMIXで撮る! 冬のフォトコンテスト2015」の募集を開始した。テーマは「わたしのイチオシの一枚! 」。写真共有サイト「LUMIX CLUB PicMate」にて、2016年1月18日15時まで応募を受け付ける。LUMIXで撮影した作品に限定したコンテストで、今回より「瞬間ベストショット部門」と「街撮り・イルミネーション部門」を新設した。そのほか、フォトコンビギナー部門、オープン部門があり、計4部門で作品を募集する。審査員は写真家の森脇章彦氏、佐藤仁重氏などが務める。最優秀賞の賞品は、瞬間ベストショット部門と街撮り・イルミネーション部門が「DMC-FZ300」または交換レンズ1本(選択可能)、フォトコンビギナー部門とオープン部門が「DMC-FZ300」または単焦点レンズとなっている。4部門共通で、優秀賞には10,000円分、佳作には5,000円分のPanasonic Storeショッピングポイントを贈呈する。
2015年11月19日丸紅は、パナソニックの子会社でデジタルサイネージ分野で実績のあるピーディーシー(PDC)は、11月13日に資本提携の手続きを完了したと発表した。 丸紅は、パナソニックからの株式譲受により、PDCの発行済み普通株式の30.0%を取得した。PDCは、六本木ヒルズ、東京スカイツリー等の大型施設をはじめ国内1万箇所超への「配信運営実績」を持つデジタルサイネージ企業で、今後、スポット広告を簡単に配信できる「アドプラットフォーム」を国内だけでなくグローバルに展開し、事業拡大を図るため丸紅を提携パートナーに選んだという。丸紅は、100%子会社の丸紅テクノシステムを通じてPDCのデジタルサイネージ販売で過去より協業関係にあり、今回の資本提携を通じグローバル展開を拡大すると共に国内では2020年に向けた多言語サイネージや様々なデジタルデバイスと連携させたプラットフォームの拡販等、新たな事業機会への取組みを加速していくという。PDCは今回の資本提携により、パナソニックの子会社ではなくなるが、パナソニックが引き続き筆頭株主となる。
2015年11月17日富士通は11月12日、富士通研究所が開発した光ファイバー超多点温度センシング技術による火力発電所の設備異常検知システムを東北電力と共同で開発し、東北電力秋田火力発電所において実証実験を実施したと発表した。火力発電所の設備において安定稼働を維持していくためには、燃料配管やボイラー煙道などさまざまな場所での温度変化を監視し、その結果から設備の状況を常に把握しておくことが早期に異常を検知するうえで重要となる。しかし、半導体式温度センサーや熱電対式温度センサーなどの「ポイント式温度センサー」による異常検知では、センサーごとに通信ケーブルが必要となることや、火力発電所特有の厳しい制約により、設置可能なセンサーの場所や数に制限があった。光ファイバーによる温度測定は、数km以上の光ファイバー上を10cm間隔で連続的に温度測定できるうえ、電気ではなく光を用いた温度測定技術であるため、防爆にかかわる制約を受けず、発電所関連のさまざまな設備に導入できるというメリットがある。導入コストも、ポイント式温度センサーを活用した場合より抑えることが可能だ。富士通と東北電力は、2014年6月から2015年の3月にかけて光ファイバー超多点温度センシング技術を用いて、東北電力秋田発電所の燃料配管と蒸気配管、ボイラー煙道の温度変化を継続的に測定し、設備異常をより精微にリアルタイム検知する実証実験を行った。この結果、蒸気配管内の水蒸気の異常な液化や滞留の発生を検知することができたうえ、蒸気配管と燃料配管の温度上昇・低下タイミングの比較から、それぞれの配管が正常な状態であるかどうかを把握することにも成功した。また、120℃に達する高温の排気ガスが排出され、継続的な振動にさらされるボイラー煙道においても、60日間連続での温度監視を実現し、高温・高振動環境下でも同技術を活用したリアルタイム温度監視を行い、設備の異常検知が可能であることを実証できたとしている。富士通は今後、同システムをベースに、発電所だけでなく化学プラントなどのさまざまな施設・設備へのビジネス展開を目指していくという。
2015年11月12日パナソニックは、SSDポータブルナビゲーション「ゴリラ(Gorilla)」の新モデル「CN-GL705D」を発売した。価格はオープンで、推定市場価格は30,000円前後(税込)。CN-GL705Dは、ゴリラの誕生20周年を記念したモデル。2,000台の限定モデルで、在庫がなくなり次第、販売を終了する。ベースモデルは「CN-GP750D」。CN-GP750Dは12V車と24V車のどちらでも利用できるが、CN-GL705Dは12V車専用となっており、その分低価格化されている。本体部分は共通だ。液晶パネルは7V型のWVGA(800×480ドット)。16GBのSSDを使用しており、HDDナビ並みの地図情報や検索情報が収録されている。GPSとみちびき、グロナスという3種類の衛星からの信号を利用でき、Gジャイロも搭載。高い精度で自車位置を測定する。オプションのOBD2アダプターを接続すれば、車速情報にも対応可能。道路の情報は、高速・有料道路が2014年12月、国道・都道府県道が2014年10月のものとなっている。2年ごとの夏ごろに有償アップデートを予定。AV機能としては、ワンセグチューナーを内蔵するほか、音楽や動画の再生、静止画の表示も可能だ。サポートするのは、音楽がMP3形式とWMA形式、動画がMP4形式、静止画がJPEG形式。パナソニックのWebサイトで配布されているGアプリにも対応し、ゴリラ本体にさまざまな機能、ゲームを追加できる。電源は専用のシガーライターコードと、内蔵のリチウムイオンバッテリー。内蔵バッテリーでの動作時間は約1時間30分だ。本体サイズはW176×D19.5×H113.8mmで、質量は約355g。
2015年11月04日パナソニック、日本電信電話(NTT)、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)、パナソニック ソリューションテクノロジー、KDDI研究所、みらい翻訳の6社・法人は10月26日、これら各社・法人に8社を加えた14団体で「総務省委託研究開発・多言語音声翻訳技術推進コンソーシアム」を設立した。同コンソーシアムは、訪日外国人などが言葉の壁を感じることなくコミュニケーションが可能な多言語音声翻訳技術について、5年を目途に技術研究・開発を実施し、2020年までに社会実装の実現を目指す。同コンソーシアムは、総務省が平成27年度情報通信技術の研究開発である「グローバルコミュニケーション計画の推進 -多言語音声翻訳技術の研究開発及び社会実証- I.多言語音声翻訳技術の研究開発」の委託先として、上記6社・法人を選定したことを受けて設立したもの。この他に、東日本電信電話(NTT東日本)、日立製作所、パナソニック システムネットワークス、KDDI、富士通、富士通研究所、エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ(NTT-AT)、エヌ・ティ・ティ・データ経営研究所(NTTデータ経営研究所)の8社が加わる。主な活動内容は、「多言語音声翻訳技術を実用レベルで利用するための各種技術の研究開発」「多言語音声翻訳技術を2020年までに社会で実用化するための社会実証」「多言語音声翻訳技術が2020年以降も社会に根付き、利活用されるモデルの検討と試行」の3分野。各種技術の研究開発のうち雑音抑圧技術の研究開発では、音声入力デバイスにおける雑音抑圧のための集音技術をパナソニックが、多様な環境における雑音抑圧最適化技術をNTTが担当する。この他、翻訳自動学習技術の研究開発をNICTが、特殊文字認識技術の研究開発をパナソニック ソリューションテクノロジーが、位置情報を利用する翻訳精度向上技術の研究開発をKDDI研究所が、各研究開発技術を利用可能とする多言語音声翻訳プラットフォームの開発をみらい翻訳が、それぞれ担当する。社会実証では、防災分野をNTT東日本とNTTデータ経営研究所、鉄道分野を日立、ショッピング分野をパナソニック システムネットワークス、タクシー分野をKDDI、医療分野を富士通と富士通研が、それぞれ担当する。モデルの検討と試行では、NICTが開発し技術的に世界トップクラスの評価を得ているという「多言語音声翻訳システム」を、実用レベルで利用するための各種技術の研究開発を実施すると共に、実社会の各場面において社会実装に向けた実証を実施するとのこと。同コンソーシアムによる研究開発を通じて、2020年までに多言語音声翻訳技術を用いたサービスを病院・ショッピングセンター・観光地・公共交通機関などの生活拠点に導入し、日本語を理解できない外国人が日本国内で言葉の壁を感じることなく、生活で必要なサービスを利用できる社会の実現を目指すという。こうした社会の実現は、訪日外国人旅行者の満足度や安心感の向上、旅行者数増加やリピート率の上昇、さらには観光などによる地域経済への波及につながることが期待できるとしている。
2015年10月27日東芝とサンディスクは10月21日、NAND型フラッシュメモリを製造する四日市工場の新・第2製造棟の一部が竣工したことにあわせて、両社共同で設備投資を実施する正式契約を締結したと発表した。新・第2製造棟は3次元構造のNAND型フラッシュメモリ(3D NAND)の専用設備を設置する拡張スペースを確保するために建設が進められてきたもので、2015年度第4四半期より生産を開始する計画となっている。全体の竣工は2016年前半を予定しており、建屋面積は2万7300m2。同社では、竣工した建屋から順次生産体制を構築する計画だとしているが、具体的な生産能力や生産計画などについては市場動向を踏まえ、決定していくとしている。なお両社は2014年にも第5製造棟の第2期分の稼働を開始させるなど、NAND型フラッシュメモリの生産能力の継続的な引き上げを進めてきており、今後も3D NANDの生産体制の構築ならびに生産効率の向上をタイムリーに行っていくことで、メモリ事業の競争力強化を積極的に図っていくとしている。
2015年10月21日パナソニック システムネットワークスは14日、ガス爆発リスクのある場所でも使用できる、"防爆"仕様の5型タブレットを発表した。同社の頑丈タブレット「TOUGHPAD」シリーズの新製品で、過酷な屋内外の作業現場での利用を想定したもの。10月下旬に販売開始し、価格はオープン。本体を帯電防止構造とすることなどで、公益社団法人 産業安全技術協会による国内防爆検定を取得した、防爆仕様のタブレットPC。大型プラントや化学・製薬工場などの防爆エリアで利用できる。また、国内主要キャリアの音声通話/データ通信に対応し、無線LAN設備がなくとも通信可能。手袋をしたままの状態や、画面に水滴がついた状態での操作モードも備える。ラインナップは、NTTドコモ網対応の「FZ-E1BDCBACJ」および「FZ-X1ADABACJ」、KDDI(au)網対応の「FZ-E1BKCBACJ」および「FZ-X1ADABACJ」の4種類。「FZ-E1BDCBACJ」および「FZ-E1BKCBACJ」の主な仕様は、OSがWindows Embedded 8.1 Handheld Update2、CPUがQualcomm MSM8974AB(2.3 GHz)、メモリが2GB、ディスプレイが5型液晶(1280×720ドット、10点マルチタッチ対応)、カメラ機能が背面800万画素、前面130万画素、インタフェースがUSB 2.0、microUSB、microSDカードスロット、NFCなど。センサーは1次元/2次元バーコードリーダー、GPS、GLONASS、照度、近接、加速度など。バッテリは6200mAhで、バッテリ駆動時間は約14時間。ホットスワップにも対応する。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0。本体サイズはW101×D188×H4mm(ハンドストラップ除く)、重量は約600g。動作温度は-20度~40度。「FZ-X1ADABACJ」および「FZ-X1ADABACJ」では、上記仕様からOSがAndroid 4.2.2、CPUがQualcomm APQ8064T(1.7GHz)となる。
2015年10月16日パナソニックは10月15日、ファッションブランド「ハナエモリ・マニュスクリ」とコラボレーションしたヘッドホン「RP-HX550HM」を発表した。発売が2016年1月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別8,700円前後。カラーはピンクとブルーの2色。RP-HX550HMは、ファッションブランド「ハナエモリ・マニュスクリ」のデザイナー天津憂氏が監修したアラウンドイヤー型ヘッドホン。デザインには、ブランドアイデンティティーである蝶を使用している。DTSが開発したヘッドホン用サラウンド規格「Headphone:X」をサポートしており、2chのヘッドホンでありながら11.1chサラウンドサウンドを楽しめる。Headphone:X対応のコンテンツを再生するには、スマートフォンアプリ「Music Live」などが必要となる。ハウジング部はスイーベル機構になっており、フラットに折りたためる。イヤーパッドは耳の形状に合わせたオーバル型。ハウジングの密閉性を高めることで音漏れを防止する。イヤーパッドの素材はやわらかく、長時間リスニングの際も圧迫感を低減する。主な仕様は、再生周波数帯域が8Hz~26kHz、インピーダンスが40Ω、音圧感度が96dB/mW、最大入力が1,000mW、ケーブル長が約1.2m、重量が約260g(ケーブル含む)。ケーブルプラグはL型の3.5mmステレオミニとなっている。
2015年10月15日KDDIは10月14日、パナソニック システムネットワークス製の法人向けタブレットPC「TOUGHPAD FZ-E1(Windows Embedded 8.1 Handheld モデル)」と「TOUGHPAD FZ-X1(Androidモデル)」の提供を10月下旬より開始すると発表した。「TOUGHPAD FZ-E1/ FZ-X1」は、電気火花や高温度の物体などの点火源に触れると爆発や火災が起こる可能性がある危険な場所でも使用可能な「国内防爆検定」を取得したタブレットPC。人口カバー率99%超であるプラチナバンド(800MHz)の「4G LTE」に対応し、広いエリアでデータ通信を利用できるだけでなく、音声通話も可能となる。実利用面では「高感度近接検知タッチパネル」を搭載しており、画面が濡れていても手袋をしたままで画面操作ができる。そのため、大型プラントや石油・ガス貯蔵庫、化学工場といった作業現場における業務効率化に貢献できるとしている。
2015年10月15日●買い物は週1~2回派が増えているパナソニックは10月14日、報道関係者向けに「パナソニック冷蔵庫 保存方法による比較試食会」を開催した。テーマは、同社冷蔵庫の一部に搭載されている「微凍結パーシャル」機能。「味博士」ことAISSY 代表取締役社長 鈴木隆一氏が登場し、人間の味覚について解説したほか、微凍結パーシャルで保存した肉と冷凍保存した肉の比較試食会も行われた。○冷蔵庫にまつわる3つの悩みはじめに、パナソニック 冷蔵庫チームの山本秀子氏が登壇し、生鮮食品の保存と冷凍庫が抱える問題点について説明した。パナソニックが700人以上の既婚女性(※)を対象に行った「生鮮食品の保存に関する調査」によると、共働き女性の約45%が「週に1~2回」の頻度で買い物へ行き、約1週間分のまとめ買いをする。生鮮食品のうち、「購入頻度の高い食品」は、1位から順に豚肉、鶏モモ肉、鶏ムネ肉で、調査対象者の半数弱が、これらを冷凍しているという。※:週に3回以上自炊をする、関東圏に住む25歳から59歳までの既婚女性(有職)が対象。頻繁に使用されている冷凍機能だけに不満や悩みも。なかでも、鮮度やおいしさを本当に維持できているのか? という心配が多い。冷凍すると解凍に手間や時間がかかるうえ、解凍に失敗することもある、という不満も挙がった。さらに、調査対象の約46%が、自宅の冷凍庫に放置したままの「冷凍化石」が存在すると回答したという。パナソニックでは、冷凍冷蔵庫への不満点を「長期保存時のおいしさと鮮度の低下」、「解凍の手間と失敗」、「冷凍したまま忘れ去られる食材『冷凍化石』の存在」の3つだと分析している。●微凍結パーシャルで「味」も変わる山本氏は、前ページで挙げた3つの問題を、すべてパナソニックの「微凍結パーシャル」機能が解消してくれると説明した。微凍結パーシャルとは、冷蔵室・チルド室より低温で、冷凍室よりは高温の「冷蔵と冷凍と間の温度帯」といえる、-3℃~-1℃で食材を保存する機能。冷蔵室の最下段にある「パーシャル室」を利用する。微凍結パーシャルでは、冷蔵室やチルド室で保存するよりも鮮度が長持ちし、冷凍保存ほど食材がかたくならないので、解凍の手間もいらない。微凍結の状態を生かした調理といったメリットもある。○生肉の鮮度を7日間キープまず、1つめの不満点であった「長期保存時のおいしさと鮮度の低下」について。生肉を保存する場合、チルド室では2~3日しかもたないのに対し、微凍結パーシャルでは約7日間鮮度を保てる。もちろん、冷凍室の約31日という保存期間にはかなわないが、1週間分の食材をまとめ買いする家庭ならば、7日という保存期間は十分実用的だ。一般的な冷凍室で肉を冷凍すると、細胞の中に氷結晶が生成される。細胞内に氷結晶ができると細胞が傷つきやすく、解凍時は旨味成分を含んだドリップが流出しやすい。一方でパーシャル室で保存した微凍結状態の肉は、細胞と細胞の間にある外液が凍るだけ。そのため細胞も傷つきにくく、ドリップ流出も防げておいしさもキープできる。8月発表の新モデルから、冷気を勢いよく吹き付けて食品表面をすばやく微凍結させる「酸化ブロック冷却」を追加。微凍結状態になった表面がバリアとなり、酸素の侵入を防ぐので、油脂の酸化も抑制できる。肉なら7日、魚なら3日、買った日の鮮度をキープできるそうだ。○ほしい分だけサクサク切れる2つめの不満点「解凍の手間と失敗」について。微凍結状態の食品は、冷凍状態ほどかたくならない。取り出してすぐ包丁で切ったり、加熱したりといったことも可能だ。解凍作業そのものと無縁になるので、解凍ムラやドリップ流出などの失敗もなくなり、これまで解凍にかかっていた時間も短縮できる。微凍結パーシャルであれば、肉や魚などを塊のまま保存しても、調理する分だけサクッと切り分けられるので、「解凍するのを忘れたから、今日はあの食材を使うのやめよう」と思うことも減り、いつの間にか忘れ去られてしまう「冷凍化石」の問題も解決できるはずだ。●「味博士」が登場○人間が感じる「おいしさ」を数値化微凍結パーシャルの実力を証明するため、AISSY 代表取締役社長でもあり、慶応義塾大学 理工学部共同研究員でもある鈴木隆一氏が登壇した。鈴木氏は、「味博士」としてテレビなどでも活躍している。まず、鈴木氏は「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」「無味」の水が入ったカップを配って簡単な味覚テストを行ったあと、人間の味覚の基本ともいえる「5基本味」(甘味、塩味、旨味、酸味、苦味で構成される)について解説した。人間は各味の強さを感じ取る以外にも、「コーヒー(苦味)」に「砂糖(甘味)」を加えると苦味が抑制されたように感じたり、「ダシ(旨味)」に「塩(塩味)」を加えると旨味が増したように感じたり、「味同士の相互作用」という複雑な味覚処理をする。この味の相互作用もふまえて解析できる味覚センサー「レオ」を用いて、微凍結パーシャルの実力を検証したという。○いざ、試食!レオでの測定は、豚ロース肉、牛モモ肉、マグロの3種類の食材で実施。実験方法は、豚ロース肉と牛モモ肉は7日間、マグロは3日間、微凍結パーシャルと冷凍室、チルド室でそれぞれ保存する。その後、レオで5基本味とコク(味の総和のこと。5基本味がバランス良く含まれているとコクを感じる)を測った結果、甘味や塩味などはほぼ変化がなかったものの、旨味とコクについては全食材で微凍結パーシャルが冷凍保存に大きく差をつけた(※)。※:味覚データ分析平均において、0.2ポイント以上の差で、95%の人がちがいを認識できる。実験結果説明のあと、微凍結パーシャルと冷凍庫で7日間ずつ保存した、牛モモ肉の試食会も行われた。会場では「微凍結パーシャルのほうがジューシー」「冷凍の肉は食感がキシキシとする」「冷凍の肉は後味が生ぐさく感じる」などのコメントが出ていた。
2015年10月15日パナソニックは10月14日、ハイレゾ音源に対応したステレオヘッドホン「RP-HD5」を発表した。発売は11月14日。価格はオープンで、推定市場価格は12,000円前後(税別)。RP-HD5は、密閉型オーバーヘッドタイプのヘッドホン。2014年10月に発売された「RP-HD10」の設計思想を継承した、ハイレゾ対応のエントリーモデルだ。新開発のφ40mmHDドライバーを搭載。振動板の形状を最適化したことによって、応答性に優れるほか、低域から広域までバランス良く再生できるという。不要な振動や共振を抑える制振構造ドライバーフレームを採用。再生周波数帯域は4Hz~40kHzで、インピーダンスは44Ω。音圧感度は99dB/mWで、最大入力は1,000mWとなっている。独自のHS(Horizontal Slide)アジャスト機構を採用し、ヘッドバンドを水平方向にスライドさせることで、ハウジングとヘッドバンドを頭の形状にフィットするよう調整可能だ。ケーブルは片出しタイプで、長さは約1.2m。質量はケーブルを除いた状態で約228g、コードを含む状態で約240g。
2015年10月14日パナソニック ソリューションテクノロジーは、11月2日より、既存のソフトウェアやシステムにOCR機能を組み込むことができる開発キット(SDK)「マイナンバーカード認識ライブラリー」の提供を開始する。同製品は、パナソニックの「カラーOCRライブラリー」の新しいラインアップとなる。新製品は、パナソニック独自の高精度な活字認識技術をもとに開発したマイナンバー対応OCRエンジンを搭載。また、10月5日から配布が始まった通知カードや、来年1月以降支給される個人番号カードに記載された個人番号、氏名、住所、生年月日、性別、発行日の認識し文字コードに変換することが可能で、チェックデジット機能の搭載により、確認・修正作業を効率化する。そのほか、画像の歪みをパナソニック独自の画像処理技術(台形補正)で自動補正することで、スマートフォンやタブレット端末などのカメラで撮影した際の文字認識精度が向上する。提供価格は550,000円(税別)で、無料体験版(30日間利用可能)で事前検証が可能となっている。
2015年10月08日パナソニックは9月28日、ブルーレイディスクレコーダー「DIGA(ディーガ)」の新モデル「DMR-BRZ1010」「DMR-BRW1010」「DMR-BRW510」「DMR-BRS510」を発表した。DMR-BRS510は11月13日発売で、他の3製品は10月16日発売。価格はいずれもオープンで、推定市場価格はDMR-BRZ1010が80,000円前後、DMR-BRW1010が70,000円前後、DMR-BRW510が60,000円前後、DMR-BRS510が50,000円前後(いずれも税別)。4製品は、新番組の録り逃しを防ぐ新機能「新番組お知らせ」を搭載したBDレコーダー。同機能は、番組表を開いた際に、新番組の通知をポップアップで表示するもので、そこから情報確認や録画予約を行う。また、外出先からでも録画番組や放送中の番組の視聴が可能な「外からどこでもスマホで視聴」機能も搭載。専用アプリの「メディアアクセス」を使用することで、AndeoidやiOSに対応した端末から、ネットワーク経由でのストリーミング再生が可能だ。アドバンスドAVCエンコーダーのネット最適化技術により、低ビットレートでの画質と安定性を向上させている。4製品とも「お部屋ジャンプリンク機能(DLNAサーバー)」を搭載しており、録画番組や放送中の番組を、別室のスマートフォンなどで再生できる。DMR-BRS510を除く3製品の内蔵HDDは、テレビ放送を録画するだけでなく、ハイレゾ音源や4K動画の保存にも利用可能。ハイレゾ音源をダイレクトに再生するだけでなく、音楽サーバー機能を搭載しており、DLNAに対応したオーディオ機器からネットワーク経由で再生させることも可能だ。
2015年09月29日パナソニックは9月28日、品川シーズンテラスにて「ランニングビューティキャンペーン」の体験&試食会を開催した。イベントではエクササイズ機器「ビューティトレーニング(ラン・ウォーク用ウエスト) ES-WB60」(以下、ES-WB60)の体験のほか、トレーニング後に最適なアスリート食が振る舞われた。○ビューティトレーニングが無料で使えるチャンス今回の催しは、9月28日から12月10日まで行われる「走って、引き締めて、美味しい! 品川ランニングビューティキャンペーン」の先行体験会。キャンペーン期間中は、品川シーズンテラスにあるランナーサポート施設「10over9 RUNCUBE 品川シーズンテラス」にてES-WB60を無料でレンタルできる。さらに、同施設内にある「鹿屋アスリート食堂」では、鹿屋アスリート食堂とパナソニックの共同開発による、スポーツ栄養学にもとづいた「ビューティトレーニング定食」を限定発売する。また、10月23日と11月6日、11月20日は、ES-WB60とビューティトレーニング定食を楽しめるランニング会も開催予定だ(各回定員15名)。先行体験会では、ライフスタイルデザイナーの栗原冬子氏と、パナソニック アプライアンス社 コンシューマーマーケティングジャパン本部 スモールアプライアンスグループ ビューティ・ヘルスケアチーム 主事 岡橋藍氏、鹿屋アスリート食堂の管理栄養士である臼井里佳氏の3名が、対談形式でES-WB60やビューティトレーニング定食について説明をした。○走りながら効率的に腹筋トレーニング対談では、まずはじめにES-WB60について説明。ES-WB60は、ランニングやウォーキング中のウエストの「ひねり」を検出し、伸びている筋肉に電気刺激を与えるEMSエクササイズ機器だ。伸びようとする筋肉を電気刺激で収縮させるため、走る、歩くといった動作に通常よりも大きな負荷をかけられる。そのため、効果的に筋肉をトレーニングができ、ウエストのくびれ作りに有効なのだという。岡橋氏いわく、今までも「筋肉を一定のリズムで刺激するだけ」のEMS機器はあったが、ES-WB60は使用者の筋肉の状態をセンシングする。筋肉が「伸びる」タイミングに合わせて電気刺激を与えるのは、ES-WB60だけ。効率的にウエストをしぼるには、有酸素運動と筋肉トレーニングの両方が重要だそう。しかし、パナソニックの調べによると、ランニングなどの有酸素運動は得意だが、腹筋などの筋トレは苦手という女性が意外に多い。ES-WB60を使用すれば、ランニングやウォーキングをしながら腹筋と同じ負荷をかけられ、効率的にお腹まわりを引き締められるという。○実際にES-WB60を体験!いよいよES-WB60を実際に体験する。ES-WB60は、4つの粘着パットを搭載したウエストベルト部と、リモコンコントローラー、そしてセンサー部で構成されている。リモコンとセンサー部は取り外し可能で、汗で汚れやすいベルト部は水洗いもできる。ベルト内側にあるピンクのマークを自分のヘソに合わせ、面ファスナーを締めて装着。さらに、サイドベルトで締めるので、ベルトがピッタリと身体にフィットし、大きく動いてもずれにくい。最後に、センサー部をベルトわきのポケットにはさめば装着完了だ。リモコンで選択可能なモードは、「ラン」「ウォーク」「ツイスト」のほか、一定リズムで筋肉を刺激するだけの「センサーオフ」。今回は軽く歩く運動ということだったので「ウォーク」を選択した。モード選択後はEMSの刺激の強さを、1~50までの50段階で選べる。筆者は「3」でピリピリとした感覚をおぼえ、「20」だと強くわき腹を刺激されるように感じた。さらに徐々にレベルを上げたが、筆者は「35」あたりが刺激の限界だった。人によって刺激の感じ方は異なり、低周波の刺激に慣れていたり、脂肪が厚い人ほど強いレベルでも刺激を感じにくいという。参加者のなかには「7」で限界という人もいれば、最大レベルの「50」でも平気というツワモノも。ちなみに、ES-WB60は低周波に中周波を加えており、通常の低周波だけのEMSと比較すると不快な刺激を与えにくいとのことだ。実際にウォーキングをしてみると、動きに合わせて「ビビビ」という断続的な刺激や、「ビー」と長い刺激などがわき腹に伝わる。あまり広くはない敷地内を数分間歩いただけで、身体はまったく疲れていないにもかかわらず、腹部だけは腹筋運動をしたような疲労感があり「これは効いている」と実感できた。使用時間は1日30分まで。効率的に筋肉を付けるには、毎日使用するよりも1週間に2~3回程度のトレーニングが有効だという。○美しい身体を作るビューティトレーニング定食管理栄養士の臼井氏いわく、美しい身体作りには、運動だけでなく食も重要。そこで、今回のキャンペーンでは、運動後に最適な栄養バランスの「ビューティトレーニング定食」を開発した。今回のイベントではこの定食の試食会も行われた。試食会で提供されたのは、9月28日~11月3日まで発売予定の「秋メニュー」。ビタミンの多い「かぼちゃとスモークサーモンのサラダ」、美容に良いとされるビタミンやミネラル、カルシウムが豊富なアーモンドミルクを使用した「豆腐とキノコのアーモンドミルク煮」、そして、パナソニックビューティのカラーであるピンクをイメージした「蒸し鶏のピンクグレープフルーツソース」は、グレープフルーツに含まれるクエン酸で、疲労回復を促進してくれる。さらに、ご飯には独自ブレンドの「アス米(アスリート米)」を使用。キヌアなどの鉄分や食物繊維が豊富な雑穀をブレンドしている。雑穀をよく噛むと栄養素が吸収されやすくなるため、ご飯はかために炊くなどの工夫をしているという。
2015年09月29日パナソニックは、「ハッキング」や「なりすまし」などの「サイバー攻撃」から低リソース環境のIoT/M2Mデバイスを守るため、従来実装が困難とされてきたパソコン並のセキュリティを実現できる暗号・認証モジュールを開発したと発表した。開発した暗号・認証モジュールは、同社のAVCネットワークス社が開発したもので、同モジュールには決済端末などで実績のある同社独自の暗号実装技術を組み入れ、CPUやROM RAMなどのリソースに使用制約があるIoT/M2Mデバイスでも軽量・高速に動作することを可能としたという。また今回同時に、各種セキュリティ対策のサービス基盤を構築し、2015年10月より順次提供する予定だという。サービス基盤としては、IoT/M2Mデバイスへのなりすまし行為を防止する「端末証明書発行」、未知なるサイバー攻撃を防止する「サイバー攻撃検知・分析」、そしてログ収集や攻撃対策を行う「リモートメンテナンス」を準備する予定。なお、「端末証明書発行」はシマンテックと、「サイバー攻撃検知・分析」に関してはシマンテックなどセキュリティベンダー各社との協業により展開する予定で、同社製品では、"IP-PBX"や"監視カメラ"から展開を図り、将来的には、ネットワークへの接続が増大することが予想される、自動車産業、物理セキュリティ業界、エネルギーマネジメント業界、医療業界等の各種機器に対しても積極的に展開していくという。
2015年09月14日太陽光発電協会(JPEA)は9月11日、太陽光発電設備が水害によって被害を場合の対処に関する注意事項などをWebサイトを通じて公表した。水害によって被害を受けた太陽電池パネルに関しては、絶縁不良となっている可能性があり、接触すると感電する恐れがあるため、やむを得ず取り扱う必要がある場合は、ゴムの手袋や長靴を使用するなどの感電リスクの低減を行うことの必要性、ならび複数のパネルが接続活線状態であれば状況次第では、日射を受けて発電してしまい、高電圧/電流が発生する危険性があるため、周辺にロープを張るなど、不用意に近づけないような措置を講じることが必要としている。また、パワーコンディショナに関しては、浸水した場合、直流回路が短絡状態になる可能性があり、太陽電池パネルが活線状態の場合では、短絡電流が流れることで、ショートや発熱が生じる可能性があり、もしショートしている状態が見えるようであれば、販売施工業者などに連絡を行う必要があるとするほか、取扱いにおいては、感電対策を行った上での遮断器の解列が推奨されている。なお、被害への対処の実施については、50kW未満の施設の場合は販売施工事業者へ、50kW以上の施設の場合は選任されている電気主任技術者に連絡をしたうえで、対策をとってもらいたいとJPEAでは説明している。
2015年09月11日パナソニックは9月9日、水平・垂直の本体形状「キュービックフォルム」を採用したななめドラム洗濯機「Cuble(キューブル)」を発表した。発売は11月上旬。「NA-VG1000」のほか、全3タイプでいずれも価格はオープン。NA-VG1000の推定市場価格は税別290,000円前後だ。Cubleは、サニタリー空間(洗面台まわり)に調和するよう、水平・垂直の本体形状「キュービックフォルム」を採用したドラム式洗濯機。ななめ10°のドラム槽で培ってきた洗浄力・節水性はそのままに、本体形状を曲線から水平垂直の立方体風のデザインに変更している。扉上部に配置された操作部は、電源を入れると表示が浮き出る静電タッチパネル。凹凸のない「フラットフェイス」や、槽内が見やすい「クリアウィンドウ」など、使い勝手も考慮されたデザインになっている。新型バランサーの開発によって、衣類の投入口面積は従来比で約138%にアップ。直径は530mm。投入口最上部を約83mm高く配置し、衣類を出し入れしやすい。洗浄機能では、約15・40・60℃で温度設定可能な「温水機能」、泡立てた洗剤を繊維の奥まで浸透させ、ガンコな汚れを浮かせて落とす「即効泡洗浄」を搭載。乾燥機能では、ヒーター排気式の「低温風パワフル乾燥」を新たに搭載した。室温より約10℃高い低温風を、1分間に約3立法mという大風量でドラム後方から衣類に当て、衣類の縮みや傷み・シワを抑えながら乾かす。自動槽洗浄や「約30℃槽洗浄コース」などの機能も持つ。NA-VG1000L/Rの給・排水ホース含む本体サイズはW639×D665×H1,050mm。質量が72kg。洗濯~乾燥にかかる時間は195分、消費電力量は1,380Wh。カラーはシルバーとノーブルシャンパン。ラインナップは洗濯・脱水容量が10kg、乾燥容量が3kgの「NA-VG1000L/R」(左開き/右開き)のほか、洗濯・脱水容量が7kg、乾燥容量が3kgの「NA-VG700L/R」(同)、洗濯・脱水容量が10kgの「NA-VS1000L/R」(同)の全6機種。推定市場価格はNA-VG1000L/Rが290,000円前後、NA-VG700L/Rが250,000円前後、NA-VS1000L/Rが240,000円前後(価格はいずれも税別だ)。
2015年09月09日パナソニックは9月3日、ドイツ・ベルリンで開催される「IFA2015」での展示概要を明らかにした。「A Better Life, A Better World」をテーマに出展する。IFA2015は、9月4日から9日(現地時間)まで開催される。パナソニックブースのテーマは「A Better Life, A Better World」。「Future Lifestyle」コーナーでは、2018~2020年を想定した「憧れのくらし」を、キッチンとダイニング、リビング、ベッドルームの4つの住空間において提案。映像を表示する時以外は透明になるスクリーンや、カーペットに内蔵された「ラグスピーカー」、バイタルチェックなどもできる「インタラクティブミラー」といったコンセプトモデルが展示される。「Home Entertainment」コーナーでは、パナソニックが欧州で発売する65型有機ELパネル搭載の「TX-65CZ950」をはじめとする4K対応テレビ「VIERA」のラインナップを展示。また、現在開発中の、24型防水ポータブルテレビや、Ultra HD Blu-ray規格対応プレーヤーも参考出展される。このほか、Wi-Fi経由で、家庭内の複数の機器で同時に音楽を再生する「AllPlay」に対応した製品や、ハイレゾ対応製品、ネットワークカメラ「Nubo」などの新製品も展示する。「Imaging」ブースでは、4K動画の記録に対応したミラーレス一眼デジタルカメラ「LUMIX DMC-GX8」や、レンズ一体型デジタルカメラ「LUMIX DMC-FZ300」、単焦点レンズ「LUMIX G 25mm/F1.7」といったラインナップを展示。ブースではGX8に搭載した6コントロール手ブレ補正システムや、撮影後にフォーカス位置を自由に選択できる開発中の機能「フォーカスセレクト」のデモを実施する予定だ。重さ約45のウェアラブルカメラ「HX-A1H」なども体験できる。「Technics」コーナーでは、ブランド50周年を迎えるにあたって、これまでの歩みを映像で紹介。新開発「ダイレクトドライブモーター」を搭載したアナログターンテーブルの開発試作機も展示。サウンドでもを実施するための試聴ルームも用意する。このほか、「Beauty/Spa」コーナーではプロのスタイリストやスキンケアアドバイザーによる美容家電やナノイー搭載ドライヤーを体験できる展示、「Laundry」コーナーでは汚れを自動検知して最適な洗濯をするAutocare機能のパフォーマンス、「Cooking/Kitchen」コーナーではビルトイン機器やスロージューサーなど最新調理家電を紹介する。特設ステージで辻調理師学校の講師によるIHクッキングヒーターを用いた和食の料理デモも実施。
2015年09月03日パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズは9月2日、ストラーダシリーズのSDカーナビゲーション「ストラーダ美優Navi(ビューナビ)」4機種を発表した。発売は10月8日。価格はオープンで、推定市場価格はBDドライブ搭載の「CN-RX02WD」「CN-RX02D」が120,000円前後、DVDドライブ搭載の「CN-RS02WD」「CN-RS02D」が100,000円前後(いずれも税込)。○「CN-RX02WD」CN-RX02WDは、200mm幅ワイド画面を備えるほか、交通情報サービス「VICS WIDE」を標準搭載。リアルタイムのプローブ情報や統計プローブ情報などを利用しルートを探索する「スイテルート案内」により、交通状況の変化に素早く対応できる。さらに、レーン別の渋滞表示により、スムーズな交差点通過を可能にしている。このほか気象警報や災害速報の配信機能を用意し、ゲリラ豪雨や火災などの各種情報をナビ画面に割り込み表示。また、制限速度や標識の内容を音とディスプレイ表示で知らせる「安心運転サポート」機能を備える。ディスプレイは7V型ワイド液晶で、画素数は800×480ドット。タッチパネルは、表示が見やすい静電式を採用している。○「CN-RX02D」CN-RX02Dは、180mm幅の標準コンソールに対応したモデル。ハードウェアボタンの一部が省略されているほかは、CN-RX02WDと同一の機能を持つ。○「CN-RS02WD」CN-RS02WDは、200mm幅のワイドコンソールに対応したDVDドライブ搭載モデル。CN-RX02WDのタッチパネルは静電式だが、CN-RS02WDでは抵抗感圧式を採用している。○「CN-RX02D」CN-RS02Dは、180mm幅の標準コンソールに対応したモデル。ハードウェアボタンの一部が省略されているほかは、CN-RS02WDと同一の機能を持つ。
2015年09月02日