去る休日、久しぶりに家族でお出かけした。家族といっても、我が家にはまだ子供がいないため、メンバーは僕と妻のチー、そして愛犬のポンポン丸くんだ。お出かけの目的はドライブである。我が家はマイカーを所有しておらず、これまで車でどこかに出かけることは皆無に等しかった。だからチーは、かねてから「たまにはレンタカーでドライブしたい」と切に希望していたのだ。そんなリクエストに応えるべく、その日の僕はレンタカードライブを決行した。午前中に近所のレンタカーショップで車を借りて、いざ出発。チーとポンポンはよっぽどドライブが楽しみだったのか、朝からやけにハイテンションだった。ところが発進させてまもなく、ある計算違いが発覚した。チーはドライブ用のCDを大量に持ち込んでいたのだが、借りた車にはCD機器が装備されていなかったのだ。もっとも、これは僕にとってはほんの些細なことで、CDが聴けないならラジオを聴けばいいじゃないかと思うのだが、チーにはかなり堪えたようだ。せっかくCDをたくさん用意したのにすべて無駄になったという徒労感が、彼女の繊細な神経にずっしりのしかかったのか、チーはたちまち頬を膨らませ、みるみる不機嫌そうな表情になっていった。僕はチーの機嫌を回復させようと、慌ててFMのスイッチを押した。しかし、どの局からもチーが好きそうな音楽は流れてこない。それどころか、最近のFMはやけにトークの時間が長く、音楽目的で聴くこと自体が適していないのかもしれない。かくして僕らのドライブのBGMは、見知らぬ男性DJの妙な人生相談コーナーとなったわけだ。その後、チーはますますおとなしくなった。あれだけドライブがしたいと強く希望していたわりに、いざ実現しても嬉しそうな表情を見せない。僕としては、そんなチーの反応が気になって仕方なかった。たかだかCDぐらいで、そこまで落ち込むものなのか。それからしばらくして、ようやくチーの不機嫌の原因がわかった。さすがにCDの件だけではなく、それとは別の生理的な原因もあって気持ちが沈んでいたようだ。要するに、お腹が減っていたのである。これも一見些細なことだと笑われるかもしれないが、チーにとっては重大なことらしく、彼女はどういうわけか昔から腹が減ったり喉が渇いたりすると、極端に機嫌が悪くなってしまう。要するに子供なのだ。案の定、ほどなくして食べ物と飲み物を与えると、チーは一気にご機嫌になった。BGMがわりのFM番組からは相変わらず音楽が一切流れてこず、なぜかオカルトチックなテーマで謎のDJたちがトークを展開していたが、チーは空腹が満たされたことで心が寛容になったのだろう。いつのまにかBGMについて不満を漏らさなくなり、ようやく休日のドライブらしい楽しい空気が漂い始めた。よし、ここからが本番だ。僕はアクセルを強く踏み、車を快調に走らせた。前もって目的地を決めていたわけではないので、そのときの思いつきで富士五湖のあたり、中でも河口湖を目指す。今日は天気がいいから富士山が綺麗だろう。緑豊かな大自然に囲まれながら、河口湖でボートに乗る。静かにたゆたう水面と絶景の富士山が、忙しない都会で働く僕らの心身を癒してくれるはずだ。それが、このとき咄嗟に描いた青写真だった。東京の首都高速から中央道に入り、車は一路河口湖へ。1時間も走ると都会の喧騒は背後に消え、前方に美しい山々が広がってきた。遠くに富士山も見える。これだこれ、やっぱりドライブはこうでなくっちゃ。待望の絶景に、僕の胸はみるみる高鳴った。ところが一方のチーは、またもおとなしくなっていた。都会の景色から田舎の景色に移り変わっていくにつれ、どういうわけかテンションが下がっていく。おかしい、チーはこの絶景を見てなんとも思わないのか。僕はめちゃくちゃ楽しい気分だぞ。すると、ほどなくして原因が解明された。チーは生まれついての田舎育ちのため、こういう景色には逆に慣れており、心がまったく躍らないのだ。高校卒業まで大阪で育ち、以降も東京で15年以上生活している僕とは日常の心象風景が大きく違う。アスファルトの道路や高層ビル、街にひしめく人混みばかりを見て育った僕と、美しい山々や湖、牧歌的な田園風景ばかり見て育ったチー。田舎の景色に新鮮さを覚えるのは、当然僕のほうだ。しかもチーは田舎の退屈さに辟易して、東京に出てきた女性である。そう考えると、富士五湖の周辺はチーにとって退屈だった時代を思い出させる、言わばマイナス要因にもなりえる。少なくとも癒されることはないだろう。僕の独善的な勘違いだったのだ。それは河口湖畔に到着してからもしかりだった。昔からなぜか水辺が好きな僕は、ポンポンを連れて大はしゃぎするのだが、チーのテンションは依然として低いままだ。「見て見て、いい景色だよ! 」。僕がそう促しても、チーは「普通じゃない? 」と一蹴する。なんでも子供のころから自然に慣れ親しんできたため、多少の絶景では驚かないらしい。こうして僕らは、微妙な消化不良を感じながら河口湖をあとにした。もしかしたらチーとのドライブは東京都内で良かったのかもしれない。それを証拠に、夜に東京に戻って以降のチーは、渋谷や六本木を車で走りたいと一転して目を輝かせたのだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月18日広島県などでは、県内の国道2号線宮島口周辺の混雑緩和のためゴールデンウィーク中にパーク&ライドを実施する。日本三景・世界遺産の宮島方面に家族旅行をされる方は、目的地に早く到着できる快適なパーク&ライドを利用してみてはいかがだろう。【アクセス1】JR広島駅北口(徒歩約7分)無料駐車場からJRで●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●駐車場利用時間:9時~18時(入場は14時まで)19時以降は駐車場を施錠●宿泊される方はご利用できません。また,乗用車のみご利用いただけます。●JR広島駅から宮島口駅までの所要時間:約30分【アクセス2】広島港から高速船で●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●24時間まで無料(高速船往復利用者限定)●乗船券の購入時に窓口に駐車券を提示してください。●広島港から宮島港までの所要時間:約30分【アクセス3】廿日市市浄化センター(無料駐車場)からシャトルバスと広電電車で●実施日:5月3日(木)~5月6日(日)●利用時間:10時~18時(入場は15時まで)19時以降は駐車場を施錠します。●宿泊される方はご利用できません。また、乗用車のみご利用いただけます。●広電廿日市市役所駅から広電宮島口駅までの所要時間:約10分【アクセス4】ちゅーピーパーク駐車場(廿日市市大野)からシャトルバスで ●実施日:4月28日(土)~4月30日(月),5月3日(木)~5月6日(日) ●駐車料金:1,000円 ●駐車場から宮島口までの所要時間:約15分※パーク&ライド:自宅から自家用車で最寄りの駅等まで行き,車を駐車させた後,鉄道等の公共交通機関等を利用して目的地に向かう方法です。プレスリリース提供元: PR TIMES
2012年04月29日T&D保険グループのペット&ファミリー少額短期保険は、20~70代の愛犬家の男女928人を対象に、「愛犬とのお出かけ意識調査」(インターネット調査)を実施。ゴールデンウィーク到来にあたり、「愛犬とドライブして行楽(公園・ドッグラン・日帰り旅行など)に出かける際、どのように愛犬を乗せていますか?」と質問をしたところ、「そのまま乗せる」と答えた人が最も多いということがわかった。「そのまま乗せる」と答えた人が最も多く約4割(39.3%)、「自分または同乗者が抱きかかえる」(24.0%)と答えた人を合わせると約6割(63.3%)の人が、犬用リードや犬用シートベルト、キャリーバッグなどを使用せずにドライブをしている。さらに、「車を運転中に愛犬のとった行動により、危険を感じたことはありますか?」と質問いう質問に対し、5人に1人(21.8%)が危険を感じたことがあり、中には事故にあったことがある人もいるという。危ないとは知りつつも、愛犬を車にそのまま乗せてしまいがちな現状がみえる。自分自身は気をつけていても、突然クラクションを鳴らされたり、急ブレーキをかけたりするような状況が発生した場合、犬は人間以上に予測不能な動きをする可能性が高いと考えられる。同社では「大切な家族だからこそ、車内での危険性を防ぐ心づかいを持つことも飼い主として大きな責任。季節も暖かくなりドライブに出かけたくなるシーズン。愛犬とのドライブを楽しむ際は、安全運転はもちろん犬用リードや犬用シートベルト、キャリーバッグなどをしっかりと使用する習慣をつけていきましょう」と呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月26日イデーでは、パリ在住の新人アーティストHans Ito(伊藤ハンス)を日本に招き、丸の内「Delier IDEE(デリエ イデー)」で、初の個展を開催する。伊藤ハンスの驚きと魅力に溢れる世界。デリエ イデーの空間に突如として現れる「魅惑の小部屋」に足を踏み入れてみては?ハンスの住む小部屋に招き入れられた瞬間、彼のクリエイティビティの神秘のヴェールを揺らして、風が吹き抜けた。― 原田マハ「Hans Ito, ce passant charmant/伊藤ハンス:うつくしき通行人」よりリメイク、リユースと繰り返し使うことが善しとされる風潮の中、ただ再利用するだけがより良い生活に繋がるのだろうか。Hans Ito の作品は日常で使われてきた日用品が素材となっているが、そこには再利用する古い物への愛情と、ウィットに富んだ知性とが存在している。 ========================■Cabinet de Curiosites ― ハンスの魅惑の小部屋 開催期間:3月17日(土)~4月2日(月)開催場所:デリエ イデー 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル4F営業時間:平日11:00~21:00/日祝日11:00~20:00SHOP URL: ■Un apres-midi, autour d'un the en compagnie d'Hans ― ハンスのお茶会第1回:3月17日(土)15:00~18:00第2回:3月28日(水)18:00~21:00パリから来日中の作家本人が展示会場で皆さまをお迎えし、お茶とマドレーヌを振舞います。どなたでもご参加可能。※各日ともお茶とお菓子がなくなり次第終了【プロフィール】Hans Ito(伊藤ハンス)2008年 Ecole de la Chambre Syndicale de la Couture Parisienne 卒業。Maison Martin Margiela のスタジオでの勤務などを経て、現在パリを拠点に活動。2012年よりファッションとインテリアを基軸としたブランド「Ecole de Curiosites」をスタート。Delier IDEE における展示「Cabinet de Curiosites」がデビューコレクションとなる。東京生まれ。イベント詳細およびショップ情報はこちら プレスリリース提供元: PR TIMES
2012年03月14日六本木の街を舞台とした一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト2012」が、3月24日(土)10時から、3月25日(日)18時まで開催される。© 2010 六本木アートナイト実行委員会今年の「六本木アートナイト2012」のテーマは、「アートでつくろう、日本の元気」。このテーマのもとに、国内外様々なアーティストがメッセージ性の強い作品や、元気を与えるような作品を多数展開予定。Yayoi-chan, Ring-Ring © YAYOI KUSAMA 新作イメージ画像水玉をモチーフにした作品が印象的な前衛芸術家の草間彌生さんの参加が決定し、新作プロジェクト<愛はとこしえ、未来は私のもの!>を発表する。草間彌生さんは、バルーンを用いた全長10mの新作<ヤヨイちゃん~リンリン>を披露する他、ドットに彩られた「水玉カフェ」も登場し、六本木が草間ワールドに彩られる。©YAYOI KUSAMA他にも、京都を拠点に活動する気鋭のアーティスト「Antenna」は、ユニークなキャラクター「ジャッピー」をモチーフにした御輿や、お堂など祭りに関わる日本の伝統文化を表現する。Antenna《六本木伝承2012》 2012年また、美術館をはじめとする文化施設のオールナイト開館を含む開館時間延長、屋外でのインスタレーション、作品展示など、このオールナイトのアートの饗宴を安心して楽しめるよう、飲食店の営業時間延長や無料のバス運行なども行う予定。「六本木アートナイト2012」で、新しいアート・新しい六本木を感じ、特別な一夜を楽しんで。お問い合わせ: 六本木アートナイト2012公式サイト
2012年03月12日おうちスタイル教室 第6弾、親子で作る!モールアートワークショップを12月10日(土)に開催しました!会場は大阪、本町にある 保険市場本店 。保険市場は数ある保険会社から、公平な立場で自分にあった保険を選ぶお手伝いをしてくれるお店なんですよ~。広いエントランスに清潔で綺麗な受付、入り口には大きなクリスマスツリーがとても素敵でした! まず、モールアーティストのキタナカ アツシさんが最初にモールアートの『お約束』説明してくれました。 モールの端っこの針金先端で怪我をしないように、モールをてに取ったら一番最初にモールの端を2,3mm折り返しておきます。「こめつぶ」くらいという先生の説明に子どもたちはこの後、ずっとこの『端っこ折り返し』のお約束を「こめつぶ!」と呼んで忘れずにお約束を守れていました。次はいよいよ、モールアートの始まり。ウォーミングアップにモールで作る音符(♪)を作ります。音符はこれから作るモールアートの基礎になるテクニックが盛り込まれています。ふわふわの音符が完成! 音符、完成写真次は本番、ハートと星のストラップです。キタナカ先生の話をよく聞いて、お父さんと一緒に協力しながら作ります。 星は簡単そうに見えますが、意外とキレイに形を作るのは難しいんです…。次は大物、モールメガネ。キタナカ先生の見本、おヒゲと鼻水がいい感じ!最初はフレーム作りから…。基本のフレームができたら、パーツを作ってデコレーションしましょう。デコレーション用のパーツを作るのに追加の材料を選びます。何を作るか想像して慎重に選びます。飾りを考えるのってついつい夢中になっちゃいますよね!お父さんも一緒に仕上がりを確認中??みんな、デコパーツを次々製作中。ちょっと教えてもらっただけなのに、子どもの自由な発想でどんどん新しいものが生み出されていきます。カブト虫? 製作中。デコなら、お母さんも負けてませんよ~。かなりデコりましたね~。柄の上に載っているのは、なんとクリスマスツリー!!手際よく作っているので、お父さんにお話を伺ったら、普段から手作り大好きな女の子とのこと!さすがです。最後みんなで記念写真。みんなの笑顔でどんなに楽しかったか良く判りますね♪参加者のご感想は・・・「とても楽しかったです。少人数で落ち着いて作ることができました!」「作っていて失敗してもやり直しができるので、子どもも自由に作ることができました」「小さな子どもでも簡単に作れるのが良かったです。実際に幼稚園でも使っている素材なので自宅でも家族で楽しむつもりです」身近な素材で、扱いやすいモールはお子さんたちはもちろん、お母様たちにも好評だったようです!講師:モールアーティスト キタナカ アツシ建築事務所で勤務していた頃に担当した「まちづくりイベント」の企画で、ワークショップの楽しさと可能性を知る。 2009年「手作りの楽しさを簡単に」をコンセプトにクラフトジャムを設立。包装用モールを使ったモールアートを通して親子三世代で楽しめるワークショップを全国で実施。2010年キッズデザイン賞受賞。2011年NHK教育テレビ「すてきにハンドメイド」出演。2012 年春にはモールアート本を出版予定。協賛・会場: 保険市場本店 大阪市中央区瓦町3-5-7 野村不動産御堂筋ビル1階取材/おうちスタイル編集部
2011年12月13日250年の時を超えてなお、私たちをその素晴らしい音楽で魅了させる、天才モーツァルト。生誕の地として有名なザルツブルクから、原資料収集や学術研究で世界的に知られるコレクションが、この度日本へやってくる。モーツァルトが足掛け8年間を過ごした住家“舞踏教師の家”を、第一生命保険株式会社が復興事業支援によって、18世紀往時のままに復元したことから、その友好関係の証として、第一生命創業110周年の記念イベント、「モーツァルトの顔~18 世紀の天才をめぐる6つの物語」の開催が決定した。今回の展示会には、「ピアノに向かうモーツァルト」や、「トルコ行進曲」、「キラキラ星変奏曲」をはじめとする自筆譜、初版楽譜、家族の肖像画など、貴重な財団のコレクションがお目見えする。また、モーツァルトが生涯愛用した、ヴァイオリンとヴィオラも日本初上陸となる。写真左より:モーツァルト・ヴァイオリン、モーツァルト・ヴィオラ © Wolfgang Lienbacherこちらの楽器は、関連イベント「海老澤 敏 モーツァルト・レクチャー・コンサート」のみでの公開となり、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の名手たちによって、モーツァルト愛用楽器を使った演奏を実際に楽しむことが出来る。神童、家庭人、友人、知人、そして作曲家、ここでしか味わうことのできない様々なモーツァルトの“顔”を感じてほしい。モーツァルトの顔 ~18 世紀の天才をめぐる6つの物語~第一生命保険本社 1F ギャラリー東京都千代田区有楽町1-13-1 DNタワー2111月19日(土)~11月25日(金)9 時30分~19時30分 ※入館は閉館の30 分前まで (入場無料)展示品:日本初上陸のランゲによる肖像画『ピアノに向かうモーツァルト』、『トルコ行進曲』、『キラキラ星変奏曲』などの自筆譜、DNA鑑定を経た毛髪付きのリトグラフなど海老澤 敏 モーツァルト・レクチャー・コンサート~モーツァルトの愛したヴァイオリン&ヴィオラと共に~第一生命ホール (晴海トリトンスクエア内)東京都中央区晴海1-8-911月24日(木) 19:00開演 ※全席指定出演: 海老澤 敏(お話)フランク・シュタードラー(第1 ヴァイオリン) ※モーツァルト・ヴァイオリンを使用ヴェルナー・ノイゲバウアー(第2 ヴァイオリン)ヘルバート・リンツベルガー(ヴィオラ) ※モーツァルト・ヴィオラを使用フローリアーン・ジンマ(チェロ)
2011年11月10日今年で15周年を迎える、東京・原宿のギャラリーROCKET。9月16日、新しくキッチンスペースと2階を作り、「食」と「アート」を結ぶ空間として大きく生まれ変わった。 オープニングを飾ったのは、映画『かもめ食堂』や広告などでフードスタイリングを手がける飯島奈美さん。自身も初となる展示のテーマは“酵素”。酵素は取り入れることによって、健康に役立つさまざまな働きをしてくれるもの。新鮮な野菜やフルーツ、野草などに砂糖を入れ、手でかき混ぜることによって発酵させて作る。震災以降、体内の毒素を排出してくれるとして注目を集めている。 会場に入ると、手作り感のあるシンプルなキッチンが見える。これが“ポップアップキッチンギャラリー”。クリエイターが期間限定でオーナーとなり、作品としての食を体験できる場だ。今回は飯島さんご自身が昨年から作りはじめた、色とりどりの季節の果実や野菜の酵素がずらりと並び、実際に味わうことができる。メニューは酵ソーダ、かき氷、酵素の試食セットの3つ。酵ソーダは、かぼちゃやぶどうなど、約20種類のフルーツや野菜を使った秋の酵素、梅の酵素、ぶどうと梨の酵素のシロップをソーダで割ったもの。かき氷は、映画『めがね』に登場したかき氷機で作った氷にパイナップル、グレープフルーツの酵素をかけていただく。そして試食セットは、1年ものと1ヶ月ものの青唐辛子の一升漬けを豆腐にかけたもの、塩こうじを野菜スティックにつけて、食べ比べができる。(各¥500)青唐辛子の一升漬け、塩こうじはおかわりも可能。酵素ドリンクは日替わりで。酵素の試食券¥500 またキッチンには、愛用しているキッチン道具や世界各国から集めた珍しい品々が並び、飯島さんのアトリエが再現されている。古いルクルーゼの琺瑯鍋や土鍋など、おいしいものが生まれる道具は、とても興味深い。キューピーのCMなどをディレクションし、飯島さんとも関わりの深いデザインチームのファンタジスタが「はっこう団」として、会場構成と映像作品を手がけている。2階のスペースでも食べることが可能。ふとんが敷いてあり、ついついくつろいでしまう。 今後はオリジナルのエプロンや生活雑貨、食をテーマにセレクトされた書籍、オリジナルのグラノーラなどを販売するアートグロッサリーショップを設けたり、食とアートに関連するワークショップを定期的に行う予定。10月4日からは食とは直接関係のない、さまざまなアーティストがリレー方式で電磁をする「日替わりクリエイターズカフェ」を開催する。「ただ展示をするのではなく、食べることで会話が生まれ、みんなが笑顔で帰っていく。そんなコミュニケーションができるのが面白いなと感じています」とロケットの中村さん。食とアートの枠を超える、今後の展示にも期待だ。「ナミノ菌とはっこう団」会期:~10月2日(日) 12:00~20:00会場:ギャラリーロケット 東京都渋谷区神宮前6-9-6入場無料お問い合わせ:03-3499-1003 取材/赤木 真弓
2011年09月28日東京都写真美術館では、コレクション展「こどもの情景-こどもを撮る技術」を開催中だ。親は誰でも「こどもの今を永遠に残したい!」と思うもの。しかし、こどもはこちらの都合のいいように、静止してはくれない…。みなさんも日々ご苦労されているのではないだろうか?縄跳びするマリー・ルー ハロルド・ユージン・エジャートン 1940年写真が登場した19世紀、世界初の写真方式であるダゲレオタイプの技術では、瞬間を切り取ることができず、静止できないこどもたちの姿は当然の如くぶれていた。それでも、こどもを撮影する努力は続けられ、写真初期の技術において人々はいかにこども静止させるかを考え、その姿を写真に留めていたという。題不詳(家族像) 制作者不詳 1840-1859年また、演出写真や芸術写真にも、アノニマス(匿名的)なこどもの姿が登場していた。カメラを持つことが一般的でなかった時代にも、一握りの人々が様々な角度、視点、技術でこどものイメージを発信し続けたのだ。写真を撮るウーナ、1977年「いまだ失わざる楽園」あるいは「ウーナ3歳の年」 ≪静止した映画フィルム≫より ジョナス・メカス 1940年本展は『いかにしてこどもを撮影するか』を、多彩な作品と写真の歴史からひもとくとともに展示室内に体験コーナーも特設。こどもを中心に、観る・撮るの両面から写真を楽しめる空間を展開している。写真好きな親にとって、大変興味深い展示だ。愛い児 黒川翠山 1906-1910年頃また、9月には「おしゃべり鑑賞タイム」という、こどもたちと作品を目の前にして会話を楽しむ時間も設けられている。いつもの静寂な展示室とはちがう和やかな雰囲気の中で、名作ぞろいのコレクション作品をめぐり、親子やこども同士で会話を楽しむことができるという。このほか、小学生を対象にしたプログラム、 「写真のこどもに手紙を書こう。」 コンクールも展開中だ。家族連れで楽しめるコレクション展、ぜひカメラをご持参の上、訪れてみてはいかがだろうか。<展示構成>Chapter1:写真技術史とこどもChapter2:表現の中のこどもChapter3:光で変わるこどもの写真(体験コーナー) <主な出品作家>ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット、フェリーチェ・ベアト、ナダール、江崎 礼二、小島 柳蛙、下岡 蓮杖、ジュリア・マーガレット・キャメロン、ユージン・フランク、エドワード・ウエストン、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロバート・キャパ、ハロルド・ユージン・エジャートン、黒川 翠山、堺 時雄、大久保 好六、小川 月舟、河野 龍太郎、小石 清、東松 照明、森山 大道、篠山 紀信 ほか そのほか、カメラ・オブスキュラ、ダゲレオタイプカメラをはじめとするカメラや写真機材などの展示もあり。おしゃべり鑑賞タイム(9月)----------------------------------2011年9月2日(金) 15:00~18:002011年9月9日(金) 15:00~18:002011年9月16日(金) 15:00~18:00担当学芸員によるフロアレクチャー----------------------------------2011年9月2日(金) 14:00~2011年9月16日(金) 14:00~お問い合わせ:東京都写真美術館 取材/おうちスタイル編集部 ☆デジタル一眼カメラ「EOS Kiss X50」、リサ・ラーソンの猫デジカメなど豪華賞品が当たる!!おうちスタイルオープン記念プレゼントキャンペーンはこちら≫
2011年08月29日ペネロペ・クルスがロンドンで夫のハビエル・バルデ厶と食事に出かけ、懐妊でだいぶ大きくなってきたお腹をパパラッチたちに披露した。現在、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ第4作『Pirates of the Caribbean:On Stranger Tides』(原題)の撮影でロンドンに滞在しているペネロペは27日、メイフェアにある日本食レストラン「Sumosan」でハビエルとディナーを楽しんだ。全身黒ずくめのペネロペは妊娠5か月を過ぎているが、お腹を強調するようなぴったりしたTシャツを着用。その姿は母親になる喜びや誇りを感じさせる。ペネロペはまもなくクランクアップを控えた『Pirates of the Caribbean:On Stranger Tides』(原題)の後は産休に入る予定。5月の映画公開(全米)は待望の第1子とともに迎えることになる。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:それでも恋するバルセロナ 2009年6月27日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 Gravier Productions, Inc. and MediaProduccion, S.L.Pirates of the Caribbean:On Stranger Tides (原題)食べて、祈って、恋をして 2010年9月17日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開■関連記事:W・アレンの撮影現場は出会いを生む?ペネロペ&ハビエルに続くカップル誕生【ハリウッドより愛をこめて】ウディ・アレンがぼやき節!マイケル遺児は学校へ?ハビエル・バルデム、沈黙を破り、父親になる喜びを激白旅したいロケ地を投票!『食べて、祈って、恋をして』Tシャツを5名様プレゼント7月に極秘挙式したペネロペ・クルスが妊娠を発表!現在4か月半
2010年10月29日新作『マネーボール』(原題)をロサンゼルスで撮影中のブラッド・ピット。撮休の24日は、娘のザハラとお出かけしていた。父娘が出かけたのは「アメリカン・ガール・ストア」。服やアクセサリー、人形などあらゆる女の子向け商品を扱うストアではパーティなどのアレンジも行っており、この日はミュージシャン、クリス・コーネルの愛娘のバースデー・パーティが開かれ、ザハラが招待されたという。ブラピとザハラは正午頃に、同店が入っている高級ショッピングモール「Grove」にやって来たが、Twitterなどを通じてあっという間にうわさが広がり、パーティがお開きになって2人が外に出て来たところには黒山の人だかりになっていた。ザハラと手をつないだブラピはご機嫌な様子で集まったファンに手を振りながら迎えの車に乗り込んだ。車内に入るや、ザハラはパーティのお土産の包みを開くのが見えたという。家族だけで固まらず、新しい友達を作ることで社会性も身につき、世界も広がるはず。ブランジェリーナ家の子供たちにとって、こうした機会は得がたいものではないだろうか。(text:Yuki Tominaga)© Fame Pictures/AFLO■関連作品:マネーボール (原題) 2011年公開イングロリアス・バスターズ 2009年11月20日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2009 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:ブランジェリーナ、アンジー新作『ソルト』のL.A.プレミアにツーショットで登場!ブラピ、敏腕GMの役作りで慣れ親しんだあごひげとおさらばブラッド・ピットがサッカーW杯のアメリカ招致委員会に参加映画館大賞『グラン・トリノ』に栄冠!中谷美紀が選ぶ1本は『アンヴィル!』【アカデミー賞】助演男優賞は『イングロリアス・バスターズ』クリストフ・ヴァルツ!
2010年09月27日