お出かけの際はできるだけハンズフリーで快適に過ごしたい!そんな私は、なんでもポンポンしまえる大容量のリュックをよく使用します。これまで約10年、お気に入りのリュックを浮気もせず愛用してきました。(右側のブラックのリュックが10年以上愛用中のリュックです)一方で最近は、アンジェのあらゆる軽量アイテムの快適さにどハマり。今では「シンプルで軽量、欲を言えば機能的!」がモノ選びのポイントになっています(笑)。そんな中、10年越し、遂に出合ったのがSOLEIL(ソレイユ)のリュックでした。ただでさえ荷物が重くなりがちな秋冬に、快適な旅スタイルが期待できそうです。ガバッと開いて荷物の在りかもひと目で分かる。収納上手な機能派リュック。ファスナーを開いてビックリ!想像以上に大容量、そして、まるでバッグインバッグが一体化したかのような機能性。仕切りやポケットが充実しているので、荷物が整頓しやすい!たくさんの物を持ち運ぶ旅行シーンにぴったりです。ペットボトルや折り畳み傘などの細長いものが収納できるポケット付き。外側のポケットにもたっぷり収納可能。さて、こちらは私の1泊2日での平均的な荷物の量です。(私は普段から荷物が少ないので参考にならない方もいるかもしれませんが・・・)左上から時計回りに、長財布、キーケース、化粧ポーチ、巾着サブバッグ、ドリンク、圧縮トラベルポーチ。※化粧ポーチ、巾着サブバッグ、圧縮トラベルポーチはアンジェでも人気のボンモマンです。これらの荷物も余裕ですっぽり収納。詰め込み過ぎによる型崩れの心配もなさそうです。(隙間にまだスペースがあるので、旅行先のお土産も何とか収まりそう!)余談ですが、圧縮トラベルポーチはもう旅行にはなくてはならない必需品!圧縮するとここまで薄く、コンパクトにまとまります。旅行好きなら持っておきたい便利アイテムです。急な雨でも安心の撥水加工秋冬の急な天候不良。個人的な意見ですが寒い季節、突然の雨で湿ったバッグは冷たくテンションが下がります。でも、ソレイユのリュック表面には撥水加工が施されているので、急な雨でもサッとひと拭きすれば染み込む心配もありません。出先でそんなプチストレスに遭遇する心配がないのは嬉しいポイントです。秋冬はファッションも荷物も少し重くなりがち。できれば旅先での荷物の嵩張りや容量はスマートにしておきたいものです。もうすぐ12月、年末の旅行や帰省はもうすぐそこに!「お出かけ先での快適さ」について見直すいいタイミングかもしれません。 【ご紹介したアイテム】約420gと軽量なのに、ポケットや仕切りがたくさん。まるでバッグインバッグが一体化したかのような機能性。ひとり旅や帰省、レジャーやママバッグにも便利なバックパックです。⇒ ソレイユ 旅行にも使える 軽い 撥水 リュック トラベル 旅行/SOLEIL【本店送料無料】 M.yukie化粧品会社勤務。週末は趣味が合う夫と、大好きなお酒と共にサッカー観戦やキャンプを楽しんでいます。
2023年11月28日ポスターや商品のパッケージといった、平面の媒体に用いられるグラフィックデザイン。写真やイラスト、文字などを配して、必要な情報を伝達するデザインのことだが、とくに“文字”に注目すると、日本のグラフィックデザインのバリエーションは非常に豊か。漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット、縦組み、横組みと表現方法が多岐にわたり、文字をレイアウトするうえで様々な選択肢があるからだ。日本の“文字”によるデザインの多様さを体感しよう。21_21 DESIGN SIGHTで開催される「もじ イメージ Graphic展」は、そんな日本のグラフィックデザインを、文字とデザインの関係からひもとく企画展。近年のグラフィックデザインの歴史を探りながら、とくにパソコン上でデータ制作を行うDTPが主流となった、1990年代以降のデザインにスポットを当てる。展覧会ディレクターを務めるのは、グラフィックデザインに関する著書を手がける編集者の室賀清徳と、グラフィックデザインの研究を行う後藤哲也、グラフィックデザイナーの加藤賢策の3人。展示は、佐藤可士和、祖父江慎+コズフィッシュ、立花ハジメ、平林奈緒美ほか、国内外の約50組のグラフィックデザイナーやアーティストによるクリエイションが中心となる。ポスターや書籍、看板の実物展示、壁面を使った大型出力展示など、その数250点以上。街で見かけたことがある作品にも出合えるかも。ディレクターの一人である室賀は、バリエーション豊かな日本の文字について、「図像と自在に融合するレイアウトデザインにもつながっている」と言う。そんな視点を持つと、普段は何気なく見ていたグラフィックデザインの遊び心や奥深さ、多様さを、改めて感じられるはずだ。大日本タイポ組合「トイポグラフィ」(2007)BALCOLONY.「『魔法少女まどかマギカ』1完全生産限定盤 Blu‐ray」(2011)©MagicaQuartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS寄藤文平「東京メトロ マナーポスター『家でやろう』」(2008)大島依提亜映画「ヒッチコック/トリュフォー」(2016)イラストレーション:和田 誠投票ポスタープロジェクト「投票ポスター」(2022・抜粋)山田和寛書籍「作字百景 ニュー日本もじデザイン」(2019)もじ イメージ Graphic展21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2東京都港区赤坂9‐7‐6東京ミッドタウンミッドタウン・ガーデン11月23日(木)~2024年3月10日(日)10時~19時(入場は閉館の30分前まで)火曜(ただし12/26は開館)、12/27~1/3休一般1400円ほかTEL:03・3475・2121※『anan』2023年11月29日号より。文・保手濱奈美(by anan編集部)
2023年11月27日2023年11月24日、日比谷線「神谷町駅」と南北線「六本木一丁目駅」の間、“麻布台エリア”に新たなコンパクトシティ「麻布台ヒルズ」が開業しました。「森JPタワー」、「タワープラザ」「ガーデンプラザ」「レジデンス」で構成される麻布台ヒルズには、グルメやファッションなどの商業施設はもちろん、ホテルにギャラリー、オフィスに住宅、さらには教育機関や医療機関など、多様な都市機能が集まります。そんな今話題の「麻布台ヒルズ」に編集部が潜入。いったいどんな施設なのかいち早く体験してきました!■人と自然が調和したコンパクトシティ「麻布台ヒルズ」のコンセプトは、「”Modern Urban Village~緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街~”」。人々が自然と調和しながら、心身ともに健康で豊かに生きることを目指す街なのだそう。そのコンセプトの通り、ヘザウィック・スタジオのデザインによる低層部のダイナミックな建築物と緑が美しく調和し、街全体が緑に包まれた空間を体験することができます。地上64階、高さ330mという日本一の超高層ビル「森JPタワー」の前に広がる中央広場には、菜園や果樹園が設けられ、都会の真ん中にいながらも人の営みを感じることができますよ。■充実のアート施設で文化的な休日が過ごせる建築物としても魅力たっぷりな「麻布台ヒルズ」ですが、気になるのはどんな施設やショップが入っているかですよね。まずはアートや文化に触れられる施設をご紹介!昨年8月に惜しまれつつも閉館となったお台場の「チームラボボーダレス」が、新しい作品を引き下げ、2024年2月上旬に麻布台ヒルズにオープンします。無数のシャボン玉のような球体に埋め尽くされた空間が楽しめる新作「Bubble Universe」は、球体の中の光が“ぷるんぷるん”ときらめき、まるで宇宙空間に迷い込んだかのような感覚が体験できます。アートを楽しめるのは「チームラボボーダレス」だけではありません。ガーデンプラザAには、「麻布台ヒルズギャラリー」がオープン。開館記念展として、世界的にも注目されているデンマーク生まれのアーティスト・オラファー・エリアソンの展示が開催されます。「麻布台ヒルズギャラリー」と同じ、ガーデンプラザAには、初のリアル店舗となる「集英社マンガアートヘリテージ」が開業。出版社である集英社が手がける「マンガアート」のギャラリーで、人気マンガの「ONE PEACE」や「BLEACH」などの作画を、マンガ家と版元が監修し、最良のマテリアルと技術によって、妥協のないアートプリントとして施された作品を鑑賞・購入することができるスペースとなっています。中央広場や森JPタワーには、六本木の森美術館がキュレーションを手掛けたパブリックアートが登場。作品を眺めながらショッピングの休憩をしたり、購入したグルメを堪能したり……なんて楽しみ方もできそうです。■ランチにカフェ、ディナーまでを網羅する飲食店アートや文化に触れた後は、少し一休みしたいもの。麻布台ヒルズには、グルメやスイーツを楽しめる飲食店やカフェも盛りだくさん!京都発のスペシャリティーコーヒーショップ「%ARABICA(アラビカ)」が東京に進出。なんとガーデンプラザBとタワープラザに2店舗オープンします。ドリンクメニューの他、スイーツなども楽しめるので、ショッピングやアート施設を楽しんだ後の休憩にもぴったりです。タワープラザ3階にある「ラシーヌ」は、女子会やデートにおすすめのレストラン。ランチ、カフェ、アペロ、ディナーと時間帯によって、それぞれの空間と料理が楽しめるそう。麻布台ヒルズのオープンに合わせた限定メニューも登場するので、気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね。■雑貨店に書店、ライフスタイルショップも盛りだくさんアートにグルメときたら、ショッピングも欠かせない休日の過ごし方。タワープラザには、大型ライフスタイルショップや書店、フラワーショップなど衣食住を彩るショップが立ち並びます。タワープラザ2階には、「セオリー」や「ユナイテッドアローズ ウェメンズストア」など、最新トレンドをキャッチできるファッションショップが勢揃い。オープン記念や麻布台ヒルズ限定のオリジナルアイテムも登場するので、ぜひチェックしてみてくださいね。■今話題の「麻布台ヒルズ」を満喫しよう!今回紹介したエリアの他にも、アマンが手掛ける新ブランド「JANU(ジャヌ)」の世界第一弾となるラグジュアリーホテル「ジャヌ東京」や、世界トップクラスのデザイナ―が手掛ける住居スペースなど、衣食住が揃うコンパクトシティとなっています。来月12月9日からは、中央広場で「AZABUDAI HILLS CHRISTMAS MARKET2023」が開催されます。クリスマス気分を盛り上げる7店舗の雑貨店と麻布台ヒルズ内の店舗を含む10店舗の飲食店が、ここでしか買えない限定商品やメニューを用意しているそうですよ。このクリスマスは、今話題の「麻布台ヒルズ」に足を運んでみてはいかがでしょうか?(マイナビウーマン編集部)
2023年11月24日東京・上野にある東京都美術館で、2024年1月27日から「印象派モネからアメリカへウスター美術館所蔵」がはじまります。本展のオフィシャルサポーターは、俳優の鈴鹿央士さん。音声ガイドにも初挑戦された鈴鹿さんに、展覧会への熱い思いを語っていただきました!鈴鹿央士さんがオフィシャルサポーターに!鈴鹿央士さん【女子的アートナビ】vol. 319本展では、アメリカ・ボストン近郊にあるウスター美術館のコレクションを中心に、モネやルノワール、ピサロ、カサットなど印象派を代表する画家たちの油彩画約70点が集結。そのほとんどが初来日作品です。さらに、日本ではなかなか見ることができない「アメリカ印象派」の作品も多数展示されます。この展覧会が開催される2024年は、第1回印象派展から150周年を迎える記念の年。フランスで生まれた印象派が、アメリカ各地でどのように広がっていったのか、その影響を本展でたどることができます。本展のオフィシャルサポーターを務めるのは、鈴鹿央士さん。記者発表会に登壇した鈴鹿さんにインタビューも行い、展覧会への思いについて、お聞きしてきました!ワクワクしています!クロード・モネ《睡蓮》1908年油彩、カンヴァスウスター美術館Museum Purchase, 1910.26/Image courtesy of the Worcester Art Museum――まず、オフィシャルサポーターに選ばれて、いかがでしたか?鈴鹿さんはじめて展覧会のオフィシャルサポーターを務めさせていただくので、非常にワクワクしています。みなさんに気軽に楽しんでいただけるよう、また僕自身も楽しみながらやってみたいと思っています。――印象派については、どんなイメージをお持ちでしたか?鈴鹿さんあまり美術の知識はなかったので、今回のお話をいただいてから、学ばせてもらいました。それまでのイメージは、はっきりした絵というより、淡い色合いの風景を描いた作品が多いのかな、という感じで、モネの睡蓮ぐらいしか知りませんでした。――今回、印象派を勉強されたとのことで、何かイメージが変わりましたか?鈴鹿さん変わりました。印象派の歴史的背景を学んで、おもしろいと思いました。印象派が出てくる前は、風景画であっても戸外では下絵を描き、アトリエに持って帰って油彩画を仕上げる手法でしたが、印象派の画家たちは、その場で見た色やありのままの風景を描くのです。その一瞬を切り取るのがすごくステキだと思いました。すごく印象に残った言葉は…――今回、音声ガイドにも初挑戦されました。スペシャルトラックとして収録されたそうですが、いかがでしたか?鈴鹿さん収録のとき、たくさん噛みました(笑)。自分はこんなにしゃべれなかったかな、と思いながら収録しました。でも、ウスター美術館は地域と距離感が近い美術館だそうで、絵画以外にもいろいろな作品が展示されていて、地域の人たちが気軽に立ち寄る美術館とお聞きしました。その気軽な雰囲気を僕の声で出せたらな、と意識しながら収録していたので、楽しく録ることができました。――収録を終えて、印象に残っているセリフはありますか?鈴鹿さん画家の黒田清輝さんの言葉が印象に残っています。彼は、印象派を日本に持ち込むうえで大きなお仕事をされた方ですが、僕の言葉で要約すると、印象派というものがほかの土地に行ったときに、その土地のものになる、というようなことを仰っていたのです。フランスで生まれた印象派がアメリカに行ったら、それはアメリカの印象派になる、ということですよね。それは今にも通じることだと思いました。僕は、いろいろ無駄なことを考えるのが好きで、例えばお寿司は、日本では生のお魚ですけど、アメリカに行ったらカリフォルニアロールになって、それが寿司になっています。僕らもそれを受け入れる心が大事なんだな、と思いました。黒田さんの言葉がすごく大切な言葉だと感じながら収録しました。この部分のセリフは、ぜひ音声ガイドで聴いてみてください。気になる作品は…デウィット・パーシャル《ハーミット・クリーク・キャニオン》1910-16年油彩、カンヴァスウスター美術館Museum Purchase, 1916.57/Image courtesy of the Worcester Art Museum――今回、アメリカ印象派の作品も多く展示されます。作品を資料でご覧になって、気になる作品はありましたか?鈴鹿さんアメリカならではの広大な自然が描かれている作品が印象に残っています。特に気になる作品は、デウィット・パーシャルさんの《ハーミット・クリーク・キャニオン》です。グランド・キャニオンを描いたもので、太陽の光に淡いピンクやオレンジを使い、全体的に明るい印象を受けました。この絵が好きな理由は、エピソードがおもしろいのです。パーシャルさんが、この絵を描いてくださいといわれたとき、グランド・キャニオンまで目隠しをされて連れて行かれ、目隠しをとって見た景色がこの絵になっているそうです。なんでそんなことしたんだろう?と思ったのですが(笑)、そんな話を知ると、おもしろい絵だなと感じました。また、今回は北欧の人が描いた印象派作品も展示されるそうで、土地ごとの違いを見比べるのも楽しそうです。――フランスからはじまった印象派は、アメリカや北欧、日本など世界に影響を与えたのですね。鈴鹿さんでも、当時の絵画はきれいに描くというのが重要視され、印象派の粗いタッチは評価されなかったらしいのです。印象派の画家たちは、一瞬の自然や草の色は緑だと決めつけず、いろいろな色で表現していましたが、そのような絵を当時の社会で発表するのは勇気がいるものだと思いました。それでも、彼らの絵は世界中に広がる力と勢いがあった。やはり、印象派の技法とか、すごい衝撃だったのだろうと思います。僕も、よくカメラで風景を撮るので、一瞬を切り取るというのは通じるような気がします。――写真を撮るのがお好きなんですね。印象派の作品とつながる部分がありそうですね。鈴鹿さん僕はフィルムで風景の一瞬を撮るのですが、現像して振り返ってみると、撮ったその場所の空気感とか匂い、温度を思い出します。きれいにその場所を切り取るのではなく、そのときの自分の感覚を含めてその一枚を大切にするという思いがあります。例えば、モネの睡蓮は連作になっていますが、同じ場所の睡蓮でもいろいろな色や水面があり、写真とも似ているのかなと思いました。その風景の「一瞬」を追っているのだと思います。どんどん印象派にのめりこんだ!――ところで、本展のオリジナルグッズにウスターソースが出るそうですね。鈴鹿さん美術館の名前がウスターだからウスターソースを作ったそうで…ちょっと「そうなんですか」としか僕も返せなかったのですけど(笑)、そういうおもしろさもある展覧会ですね。僕の岡山の実家には、ウスターソースは常備していなかったので、これを機にウスターソースを使って料理してみたいです。――最後に、メッセージをお願いします。鈴鹿さん展覧会には初来日の作品も多く展示されるので、美術が好きな方も来ていただいて価値のあるものだと思います。僕自身、あまり美術の知識がなかった人ですけど、どんどん印象派の絵にのめりこんでいきました。その魅力を、まだあまり美術を知らない人にも、ぜひ楽しんでいただきたいです。たくさんの方に気軽に足を運んでいただきたいと思います。――ありがとうございました!取材を終えて…優しい笑顔がとてもステキだった鈴鹿さん。オフィシャルサポーターに選ばれてから印象派について学んだと仰っていましたが、本当にのめりこんでしまったそうで、その魅力について熱く語ってくれました。鈴鹿さんは、お声もソフトで優しいので、スペシャルトラックとして収録された音声ガイドを聴くのが楽しみです。音声ガイドではクイズの企画もあるそうなので、ぜひガイドを聴きながら展覧会を楽しんでみてください。Information会期:2024年1月27日(土)~4月7日(日)会場:東京都美術館(東京・上野公園)開室時間:9:30〜17:30金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)休室日:月曜日、2/13(火)※ただし2/12(月・休)、3/11(月)、3/25(月)は開室観覧料:一般¥2,200 (¥2,000)、大学生・専門学校生¥1,300(¥1,100) 、65歳以上¥1,500(¥1,300)・()内は前売料金。・高校生以下無料。※土日・祝日及び、4月2日(火)以降は日時指定予約制(当日の空きがあれば入場可)問い合わせ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)※本展は、東京都美術館で開催したあと、郡山市立美術館、東京富士美術館、あべのハルカス美術館に巡回します。This exhibition was organized by the Worcester Art Museum
2023年11月22日1960年代以降のデザイン界で、世界的に高い評価を受けたデザイナー倉俣史朗。彼は当時、一世を風靡した飲食店や服飾店の店舗デザインを手がけ、独創的な家具も発表。その作品は日本以上に、ヨーロッパで広く注目された。しかしキャリアの絶頂期だった’91年に、56歳の若さで、心不全により突如亡くなってしまう。その早すぎる死のため「伝説のデザイナー」とも呼ばれた彼の、作品と人物像に迫る展覧会が始まる。倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙倉俣は、父の勤務先である本郷の理化学研究所内の社宅で9歳まで育つ。当時の理研は研究棟から工場、テニスコートも完備されたひとつの街で、建物内には当時珍しかった洋式トイレや大理石のエントランスホールがあり、実験用のガラス瓶や金属も身近だった。倉俣と聞いてアクリルやガラスなどの素材を思い浮かべる人も多いが、それには幼少時代が大きく影響していると考えられる。本展では独立前のアパレル会社「三愛」時代の仕事に始まり、後の年代を4パートに区切り、彼の仕事をテーマごとに紹介する。なかには「倉俣史朗の私空間」として、愛蔵の書籍やレコードなども展示。エピローグでは、イメージ・スケッチとあまり公開されてこなかった夢日記や言葉をまとめて紹介し、倉俣史朗のデザインとその神髄を検証する。デザイン黎明期の日本にあって、なぜ倉俣は色褪せることのない名作をこれほど数多く残せたのだろうか。本展を見れば、その頭の中も覗くことができるかもしれない。倉俣史朗イメージスケッチ「ミス・ブランチ」 1980年代クラマタデザイン事務所蔵©Kuramata Design Office倉俣史朗スケッチブック「言葉 夢 記憶」より1980年代クラマタデザイン事務所蔵©Kuramata Design Office貴重なスケッチ画も。上は〈ミス・ブランチ〉構想中のスケッチ。下は夢の記憶が記されたもの。ポエティックな文章も魅力的。倉俣史朗《引出しの家具》1967年富山県美術館蔵©Kuramata Design Office椅子か収納かを問う「引出しの家具」シリーズの1作目。倉俣史朗ショップ「スパイラル」1990年撮影:淺川敏©Kuramata Design Office六本木のAXISビルにあったインテリア店もこの内装で有名に。倉俣史朗《ミス・ブランチ》1988年富山県美術館蔵撮影:柳原良平©Kuramata Design Office映画『欲望という名の電車』のミス・ブランチへのオマージュとして作った倉俣の代表作。倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙世田谷美術館 1階展示室東京都世田谷区砧公園1‐211月18日(土)~2024年1月28日(日)10時~18時(入場は閉館の30分前まで)月曜(1/8は開館)12/29~1/3、1/9休一般1200円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2023年11月22日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2023年11月21日東京・新宿のSOMPO美術館で、「ゴッホと静物画―伝統から革新へ」が開かれています。本展では、日本でも人気の高い画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~1890)が描いた静物画に焦点をあて、国内外から油彩画が集結。彼が影響を受けた画家たちの作品も見ながら、ゴッホの変遷をたどることができる展覧会です。静物画を見なければ、ゴッホは語れない!「ゴッホと静物画―伝統から革新へ」展示室入り口※本記事の写真は、プレス内覧会で許可を得て撮影しています。【女子的アートナビ】vol. 318本展では、ゴッホの画業のなかでも静物画にフォーカスして、彼の初期作から晩年の大作まで25点の油彩画を紹介。さらに、ヨーロッパにおける静物画の歴史のなかで、ゴッホが影響を受けたドラクロワやマネ、モネなど、著名な画家たちの作品もあわせて展示。出展作品全69点を通して、彼が何をどのように学んでいったのか、画業の変遷をたどることができます。展覧会を担当されたSOMPO美術館上席学芸員の小林晶子さんは、次のように述べています。小林さんゴッホは、当初、人物を描く画家になりたかったので、静物画に対してそれほど興味をもっていませんでした。絵を学ぶ鍛錬のためのものが静物画でした。鍛錬しているうちに自分の芸術を確立し、静物画のなかでも「ひまわり」が自分の代表作であると思うようになりました。本展のキャッチコピーは「静物画を見なければ、ゴッホは語れない」です。ゴッホがどんなふうに鍛錬して、代表作を描くまでに至ったのか、静物画の歴史もあわせてご覧いただけます。ハーグ時代の初期作からスタート!フィンセント・ファン・ゴッホ《麦わら帽のある静物》1881年クレラー=ミュラー美術館蔵、オッテルロー © 2023 Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands最初の章では、まずゴッホが油彩画に取り組み始めたハーグ時代の初期作からスタート。《麦わら帽のある静物》は1881年に描かれたものです。その前年、27歳のときに、ゴッホは画家になることを決意。ブリュッセルの王立美術アカデミーに通い、その後、オランダ南西部のハーグで、画家マウフェから指導を受けました。「ゴッホと静物画―伝統から革新へ」展示風景1章の前半では、17世紀のオランダ絵画もあわせて展示。ヨーロッパ絵画史のなかで、静物画というジャンルが確立したのは17世紀ごろといわれています。当時、市民階級が豊かになったネーデルランド(現在のオランダ)では、身の回りの事物や工芸品などをリアルに描いた小さな静物画が流行。市民たちは、それらを自宅に飾り楽しんでいました。静物画について、はじめは油彩を描くための修業としてとらえていたゴッホは、瓶や壺、鳥の巣など伝統的なモチーフを描いていました。ゴッホ、ドラクロワに学ぶ!「ゴッホと静物画―伝統から革新へ」展示風景1章の後半では、19世紀の静物画を展示。ドラクロワやピサロ、ルノワールなどの華やかな作品が並んでいます。ゴッホは、特にドラクロワ作品の色彩に感銘を受け、弟のテオに手紙で作品や制作姿勢について語っています。ドラクロワは、ゴッホの作品に大きな影響を与えた画家のひとり、といわれています。1886年、パリに移住したゴッホは、印象派の明るい作品からも影響を受け、初期のころと比べると、色彩も描き方も大きく変化しました。会場に展示されているパリ初期時代の花作品は、驚くほど色彩が鮮やか。ゴッホの画風の変化がよくわかります。ゴッホ、モンティセリに学ぶ!アドルフ=ジョゼフ・モンティセリ《花瓶の花》1875年頃 クレラー=ミュラー美術館、オッテルロー © 2023 Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands2章では、花の静物画に焦点を当てて紹介。ここで注目したいのが、ゴッホと同時代の画家、アドルフ=ジョゼフ・モンティセリ(1824-1886)の作品《花瓶の花》です。彼は、肖像画や静物画などを手がけ、筆跡が残るタッチや絵具を厚塗りする描き方など、当時としては珍しい表現をしていた画家です。ゴッホは、モンティセリの作品を収集し、表現方法や技法も参考にしたといわれています。モンティセリ作品に似たようなゴッホの絵も、近くに展示されています。ゴッホがモンティセリからどう学んだのか、描き方など比べてみるとおもしろいです。ゴッホの代表作が登場!フィンセント・ファン・ゴッホ、左:《アイリス》 1890年 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)、右:《ひまわり》 1888年 SOMPO美術館本展のハイライト、ゴッホの代表作《ひまわり》と《アイリス》は2章で登場!さまざまな画家の作品から影響を受け、静物画を通して修業していたゴッホが、いよいよ自身のスタイルを確立。《ひまわり》は1888年、《アイリス》は1890年に描かれています。強烈な色彩、荒々しいタッチ、厚塗りの絵具などは、ゴッホの代名詞ともいえる表現法ですが、本展を見ていくと、彼が独自に生み出したのではなく、さまざまな作品から学んでいたことがわかります。画風を確立したゴッホですが、《ひまわり》を制作した1888年に、画家仲間のゴーギャンと口論して、自分の耳を切り、アルルの病院に入院。その後、サン・レミ・ド・プロヴァンスにある病院で精神科の治療を受けました。《アイリス》を制作した後、1890年の7月に37歳で死去。銃で自らを撃ったと伝わっています。ゴッホに影響を受けた画家たちの作品も!「ゴッホと静物画―伝統から革新へ」展示風景最後の章では、ゴッホ、ポール・ゴーギャン、ポール・セザンヌなど「ポスト印象派」と呼ばれた画家たちの作品や、ゴッホから影響を受けたモーリス・ド・ヴラマンクの作品などを紹介。新しい静物画のスタイルを切り拓いていった画家たちの、自由で革新的な作品を楽しめます。静物画を通してゴッホの変遷をたどることができる展覧会は、2024年の1月21日まで開催。人気の展覧会なので、ぜひ日時指定予約をしてお出かけください。Information会期:~24年1月21日(日)会場:SOMPO美術館時間:10時~18時(ただし11月17日(金)と12月8日(金)は20時まで)※最終入場は閉館30分前まで休館日:月曜日(ただし1月8日は開館)、年末年始(12月28日~1月3日)観覧料:一般¥2,000(¥1800)、大学生¥1,300(¥1100)※()内は日時指定料金問い合わせ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年11月19日スポーツ・アウトドアイメージのアイテムを使っているのに、都会的でセンスあるおしゃれに見える人って何が違うの??――今回は、そんなテーマでスタイリングのポイントを考えます。おしゃれなのに動きやすくてトレンドを押さえた着こなし方を、コーデニスタたちに学びます。 ぜひ、今シーズンのお出かけの参考に。今季のトレンドを押さえたグレーコーデ出典:Instagramアクティブなお出かけの日は動きやすい服装に限るけれど、トレンドも意識したいならグレーのワントーンコーデがおすすめ。特に、ラフに着られるスウェットは、グレーのものを持っておいて損はないかも。バッグやシューズなどの小物をブラックで締めてあげると、ハンサムなスタイルに仕上がります。スポーティなのにレディな要素も♡出典:Instagramスニーカーにキャップ、そしてトラックTシャツといったスポーティなアイテムには、あえてラメの入ったキレイめなナロースカートを合わせてバランスを取るのが今季らしいアクティブコーデに。動きやすさの中にも、女性らしさや品の良さがしっかり表現された大人のアクティブコーデに仕上がります。オシャレに防寒対策ができるボアキルトコート出典:Instagram日中は気温の高い日もあるけれど、朝晩はかなり冷え込むようになりましたね。そんな時、欠かせないのはサラッと羽織れるキルトコート。アウトドア感やカジュアル感、メンズライクな要素の強いコートを合わせる時は女性らしさのあるフレアスカートで中和して。モノトーンカラーが増えてくる秋冬には、あえて明るいカラーのシューズを合わせるのもおしゃれ見えするポイント。街歩きにはこれ! シティアクティブコーデ出典:Instagramたくさんお買い物する日や食べ歩きなど、街でアクティブに過ごす日は、ジップアップニットにハーフパンツやスラックスなど履き慣れたボトムスをセレクトして、足元は歩きやすいスニーカーを。さらに、バッグなどの小物はスポーティなものを取り入れると簡単にシティアクティブコーデの完成です♡ アイウェアを足すとさらにこなれた雰囲気がUPしますよ。今回は、秋のお出かけにぴったりなアクティブコーデをご紹介しました。参考になりましたか? この秋は思う存分おしゃれしてお出かけを楽しんでくださいね♪※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事では@asammy_s様、@mguu__m様、@k664r様、@manamiiin___様のInstagram投稿をご紹介しております。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。writer:_c0502
2023年11月18日「猫を探していて、こうなりました」そんなひと言とともに、X(Twitter)に1枚の写真を投稿したのは、愛犬のくり蔵くんと暮らす、飼い主(@kurizo_chow)さんです。くり蔵くんは、飼い主さんとお出かけ中、野良猫を探していた様子。飼い主さんが撮影した写真が、こちらです。くり蔵くんは、外で『違う種族の友達』を作るのに、必死だったのでしょうか。壁の隙間に顔をねじ込み、しっぽを上げて、夢中で猫を探しているようです。フワフワのフォルムと、首元のお肉がたゆんでいるくり蔵くんの愛らしい姿に、自然と笑みがこぼれます!くり蔵くんの写真には、「猫が好きな気持ちがあふれている」「ぬいぐるみが挟まっていますね」「ムッチムチ!」などのコメントが集まりました。猫の姿を見ることはできたのか、無事に友達になれたのかは、くり蔵くんのみぞ知るところでしょう!くり蔵くんの2024年カレンダーが好評発売中大きくてフワフワな体、つぶらな瞳などチャーミングな容姿で多くのファンを持つ、くり蔵くんの2024年カレンダーが好評発売中です!卓上や壁掛けタイプの2種類が販売されているため、気になる人は覗いてみてくださいね。くり蔵 商店[文・構成/grape編集部]
2023年11月12日皆さんは、子どもとよくお出かけしますか?今回は「お出かけ中に子どもにキュンとした女性」のエピソードを紹介します。イラスト:miyako期間限定の都会生活夫の転勤で期間限定の都会生活を送ることになった主人公。子どもたちと「いっぱい遊ぼう!」と約束し、毎週末お出かけしていました。楽しそうにしている子どもたちを見て、主人公は安心していたのですが…。息子の様子に異変が…出典:愛カツある日、子どもたちと映画を見た帰り、息子の様子に異変が…。主人公が「どうしたの?」と聞くと、ずっと黙り込んでいた息子がジッと見つめてきます。そして息子は真剣な表情で「これってデートだよね」と言ったのです。息子のその言葉にキュンとした主人公なのでした。まさかの言葉にときめいた夫の転勤で子どもたちと都会の暮らしを満喫していた主人公。息子の一言に思わずときめいてしまった主人公のエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年11月12日皆さんは、家族でお出かけすることはありますか?今回は、自分の準備しかしない夫のエピソードを紹介します。イラスト:竹村風子どもの世話をしない夫お出かけをするときも…他人事のような態度妻の怒りが爆発!家族で出かけるのに、自分の準備しかしない夫。2人で協力し合って仲良く子育てできるといいですね。※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。(Grapps編集部)
2023年11月08日今や外国人観光客の多くが「日本の最大の魅力」と答えるほど、世界中が注目している和食。その本質に迫る特別展「和食~日本の自然、人々の知恵~」では、日本列島の自然が育んだ食材や、人々の知恵によって生み出された技術、和食の成り立ちなどを、バラエティ豊かな標本や資料とともに、科学や歴史など多角的な視点から全6章で解き明かしていく。知れば知るほど食べたくなる!和食が進化した理由。まず注目したいのは食材の豊富さ。食の基本となる水をはじめ、キノコ、山菜、野菜、海藻、魚介類と、恵まれた環境にある日本列島。この地がもたらす食材について、会場では実物大模型やレプリカ、標本などで紹介する。例えば、日本の野菜は実はほとんどが外国原産。その野菜がどうやって日本に渡ってきたのか、品種改良によってどれだけの種類が生まれたか、その系譜から驚くべき事実がわかる。また、昨今注目されている発酵の技術や、出汁についても、科学的な視点から解説する。もうひとつ、和食の発展を知る上で重要なのが歴史。会場では卑弥呼や徳川家康など、歴史上の偉人たちの食卓を再現模型で紹介するほか、江戸時代のファストフード・寿司、天ぷら、そばの屋台も再現。さらに、古代から発展し続けてきた道具と料理人の技術、そして四季折々の風景と美しい料理の映像インスタレーションも楽しめる。未来へと続く和食の展望紹介も、見どころのひとつだ。いつの時代も、日本の伝統食の基本にあったのはおもてなしの心。そんな心温まる事実を読み取ることができるのも本展の魅力だ。織田信長が徳川家康をもてなした本膳料理の再現模型 奥村彪生監修 御食国若狭おばま食文化館蔵信長が家康に用意した宴席では5つの膳に24種もの料理が並んだ。奈良時代の貴族の宴会料理の再現模型 奥村彪生監修 奈良文化財研究所蔵奈良時代の貴族の食事は米、海の幸、山菜など15品目も。多彩な地ダイコンのレプリカ(2020年の展示風景) 国立科学博物館蔵日本に流通する代表的な大根の種類を紹介。各地に固有種も。マグロの実物大模型(2020年の展示風景) 国立科学博物館蔵魚の多彩さは世界屈指。イワシからマンボウまで実物標本も。特別展「和食~日本の自然、人々の知恵~」国立科学博物館東京都台東区上野公園7‐20開催中~2024年2月25日(日)9時~17時(入場は閉館の30 分前まで)月曜(12/25、1/8、2/12、2/19は開館)、12/28~1/1、1/9、2/13休一般2000円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2023年11月8日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2023年11月06日東京・上野にある東京都美術館で、「永遠の都ローマ展」が開かれています。本展では、ローマの観光地としても人気のカピトリーノ美術館から多くの作品が来日。古代彫刻の傑作をはじめ、油彩画や版画、貨幣など多彩な作品を楽しめる展覧会です。歴史あるカピトリーノ美術館から来日!カンピドリオ広場のカピトリーノ美術館©Roma, Sovrintendenza Capitolina ai Beni Culturali【女子的アートナビ】vol. 317イタリアの首都、ローマにあるカピトリーノ美術館は、世界でもっとも古い公共美術館のひとつ。1471年に、時の教皇シクストゥス4世が《カピトリーノの牝狼》などの古代彫刻4点をローマ市民に寄贈したことからはじまり、その後、1734年にローマの古代遺物や彫刻、名家が所蔵していた美術品などが一般に公開されるようになりました。カピトリーノ美術館が建つカンピドリオ広場は、あの有名なミケランジェロが構想。美しい敷石のデザインなどが目を引く観光客にも人気のスポットです。そんな由緒ある美術館から、貴重な彫刻や絵画、版画など古代から近代までの作品が数多く来日。ほかにもローマ美術館など国内外の作品をあわせた約70点の展示作品を通して、ローマの芸術を堪能できます。ローマの建国者はオオカミに育てられた…?!《カピトリーノの牝狼(複製)》 20世紀(原作は前5世紀) ローマ市庁舎蔵本展は、5章構成。第1章、「ローマ建国神話の創造」では、ブロンズや大理石像、貨幣などの作品を通して、古代ローマ建国を伝える有名なエピソードを知ることができます。まず展示室に入ると、ローマのシンボルともいえる作品《カピトリーノの牝狼(複製)》が出迎えてくれます。古代ローマ神話によると、ローマの建国者ロムルスと弟レムスは、軍神マルスと巫女レア・シルウィアの間に生まれた双子。しかし、王位をめぐる争いに巻き込まれてローマのテヴェレ川に捨てられ、その後オオカミに乳を与えられて育ったと語られています。この伝説から、ローマ建国のシンボルとして、双子に乳を与える牝狼の姿が描かれた作品が多くつくられるようになりました。会場には、オオカミと双子がデザインされた紀元前の貨幣や鏡なども展示されています。高さ約1.8メートルの巨大な顔!「永遠の都ローマ展」展示風景第2章「古代ローマ帝国の栄光」では、頭部だけで高さが約1.8メートルもある巨大彫刻《コンスタンティヌス帝の巨像》の一部を原寸大で複製した作品が登場!この像は、先述したカピトリーノ美術館が誕生するきっかけとなった古代彫刻のひとつ。ローマ帝国の繁栄がダイレクトに伝わる迫力ある作品です。同じ展示室にある《コンスタンティヌス帝の巨像の左手(複製)》も、大きくて見ごたえ抜群。この左手がもっている球体は、ボールではないようです。本展公式サイト内の「ローマクイズ」によると、「地球・真珠・たまご」のうちのどれかが正解。ヒントは、支配者の象徴です。詳しくは、下記Information欄に載せた公式サイトでご確認ください。美しすぎる…!門外不出のヴィーナス初来日!《カピトリーノのヴィーナス》 2世紀カピトリーノ美術館蔵次の展示室に進むと、本展のハイライト作品《カピトリーノのヴィーナス》が登場!本作品は、ミロのヴィーナス(ルーヴル美術館)、メディチのヴィーナス(ウフィッツィ美術館)と並ぶ古代ヴィーナス像の傑作のひとつ。前かがみの姿勢で、手で胸元などを隠す“恥じらい”のしぐさが特徴的で、ドキドキするほどの美しさです。その美しさから、1797年、ナポレオンがローマに遠征した際、フランス軍により接収され、ルーヴル美術館に収蔵されてしまいました。ナポレオン敗北後はローマに返還され、1834年からカピトリーノ美術館に展示されています。その後は同館から出たことがほとんどなく、今回がなんと2回目とのこと。まさに門外不出の作品です。ちなみに、筆者は数年前にローマを訪れた際、カピトリーノ美術館で本作品を見てきました。八角形の「ヴィーナスの間」に展示されていたのは、本作品だけ。でも、その展示室には特に多くの観光客が集まり、みなさん熱心に鑑賞されていました。そんな美術館の顔ともいえる人気作品を、イタリアから遠く離れた日本に貸してくれるなんて、本当に奇跡。おそらく二度とないチャンスだと思います。見ごたえある絵画も!「永遠の都ローマ展」展示風景続く第3章「美術館の誕生からミケランジェロによる広場構想」では、カピトリーノ美術館の起源やミケランジェロの広場設計などについて紹介。カンピドリオ広場の設計を担当したミケランジェロのアイデアが伝わる版画作品などを見ることができます。絵画好きな人が特に楽しめるのは、第4章「絵画館コレクション」の展示室。16世紀から18世紀に活躍した画家たちによる見ごたえある油彩画が並んでいます。なかでも、イタリア・バロックの巨匠、ピエトロ・ダ・コルトーナが描いた《教皇ウルバヌス8世の肖像》は必見作のひとつ。教皇が着ている服やレースの質感などが驚くほど緻密に表現されています。「永遠の都ローマ展」展示風景第5章「芸術の都ローマへの憧れ─空想と現実のあわい」では、ナポレオンなどの為政者や多くの芸術家たちを魅了したローマ美術について、版画や模型などで紹介。イタリアの古代建築や風景などを数多く描いた画家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージによる3メートル近い細密版画《トラヤヌス帝記念柱の正面全景》などが展示されています。最後の「特集展示カピトリーノ美術館と日本」では、カピトリーノ美術館と日本とのつながりを紹介。1873年、明治政府が派遣した岩倉使節団がカピトリーノ美術館を視察し、彼らの経験は日本の博物館政策や美術教育に影響を与えました。意外なつながりを知ることで、よりカピトリーノ美術館が身近に感じられます。レストランとのコラボも!本展の開催を記念して、レストランとのコラボも実施されています。アトレ上野EAST1階にある「ブラッスリー・レカン」では、「永遠の都ローマ展」特別コラボレーションメニューを展開。古代ローマ時代から食されていた食材を使用したり、出品作品からインスピレーションを受けたシェフ特製のオリジナルコースがあったりして、展覧会の余韻にたっぷりひたれそう。「ブラッスリー・レカン」は、上野駅の旧貴賓室を利用した優雅な雰囲気の店内が大人気。おしゃれな空間でおいしい料理を味わいながら、古代ローマの芸術に思いをはせてみるのもよさそうです。「永遠の都ローマ展」の会期は12月10日(日)まで。Information会期:2023年9月16日(土)~12月10日(日)会場:東京都美術館休室日:月曜日開室時間:9:30~17:30、金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)観覧料:一般¥2,200 、大学生・専門学校生¥1,300 、65歳以上¥1,500※土日・祝日のみ日時指定予約制(当日の空きがあれば入場可)問い合わせ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年11月05日「今月は子どもとどこへ出かけよう?」と迷っているパパ・ママは必見! 今だから行きたいお出かけスポットを、編集部が月替わりでピックアップ。冬が近づいてきた11月は、ちょっぴり早いクリスマスイベントやイルミネーションも登場! 文化の秋にぴったりな映画祭など、ぜひ親子で足を運んでみて♪CONTENTS01【東京】⼆⼦⽟川エリア「キネコ国際映画祭」02【山梨】FUJI GATEWAY「JOYNT MARKET」03【東京】ITOCHU SDGs STUDIO「TIME CAPSULE DEPARTMENT」04【東京】丸の内エリア「Marunouchi Bright Christmas 2023」「Disney DREAMS & WISHES」05【東京】明治神宮「東京クリスマスマーケット2023 in明治神宮外苑」06【埼玉】ムーミンバレーパーク「ウインターワンダーランド イン ムーミンバレーパーク 2023」07【神奈川】横浜ワールドポーターズアクアリウム宇宙旅行「UNDER WATER SPACE」01【東京】⼆⼦⽟川エリア「キネコ国際映画祭」子どもから大人まで楽しめる国際映画祭毎年秋に開催される日本最大規模の子ども国際映画祭。二子玉川ライズや玉川髙島屋S・C、二子玉川公園などを中心とした二子玉川の街一帯が映画館に変身! 今回のテーマは「PLAY and PRAY for peace 〜遊ぼう。平和の祈りを込めて。〜」。世界中から集められた最新映画を子どもたちの年齢に合わせたプログラムで上映するほか、さまざまなワークショップが二子玉川の街で催される。0歳から楽しめる、子どもたちのシアター。玉川髙島屋S・C アレーナホールでは、日本を代表するアニメーションスタジオ「ドワーフ」による特別プログラムや、世界でいちばんやさしいサーカスと言われる「ふわふわサーカス」によるミニショーなどが行われる。※11月3日(金・祝)〜5日(日)限定多摩川河川敷の「野外上映ミズベリングシアター」では、日替わりで子ども向けの映画を上映。レジャーシートや防寒着の準備も忘れずに!※11月3日(金・祝)〜5日(日)限定、雨天中止、WEBチケット購入ページより入場券をご購入ください。CHECKキネコ国際映画祭会期:11月1日(水)〜6日(月)場所:二子玉川ライズや玉川髙島屋S・C、二子玉川公園などを中心とした二子玉川の街一帯※コンテンツによって開催日時や場所が異なります。詳しくはHPをご確認ください。【山梨】FUJI GATEWAY「JOYNT MARKET」人気ブランドが集結! 紅葉の富士山麓で野外マーケット「キッズ」をテーマに、アパレルや飲食、外遊びグッズなど約20ショップが一日限定で集う「JOYNT MARKET」。マーケットブースでは、ビームスの子ども服レーベル「こども ビームス」などが参加。アパレルスタッフや、子ども服ブランドによるフリーマーケットのほか、ブランドアイテムが特別プライスでゲットできるチャンス。親子で楽しめる自然ワークショップ、山梨県地域の魅力たっぷりなスーベニアショップなども登場!おしゃれなアイテムや掘り出し物に出合えるかも。自然と触れ合えるワークショップに、キッズたちも夢中になるはず!CHECKFUJI GATEWAY「JOYNT MARKET」会期:11月4日(土)場所:山梨県南都留郡富士河口湖町船津字剣丸尾6663-1【東京】ITOCHU SDGs STUDIO「TIME CAPSULE DEPARTMENT」2030年の世界に残していきたい「愛しき生活」を集めた、特別なデパート質の高い体験が叶うITOCHU SDGs STUDIOでは「ずっと残したい。愛しき生活、集めました。」というコンセプトのもと、衣食住遊さまざまな切り口で、日々の生活のなかの、愛しきモノ、コト、オモイを集めた「TIME CAPSULE DEPARTMENT」を開催中。各業界で活躍している著名人たちのメッセージや、2030年に成人する小学5年生5人による大人への本気のインタビューなどを展示。未来について考えるきっかけになるはず。これまで開催してきた企画展のなかから、未来に残したい愛しき生活を描いたグッズを厳選したギフトコーナーも用意。来場者自身の「未来に残したい瞬間」を記憶に残す写真撮影ブース。「大切な生活がもっと大切になるきっかけ」になるように、愛しきモノ、コト、オモイをカプセルにとじ込めて持って帰ろう!CHECKITOCHU SDGs STUDIO 「TIME CAPSULE DEPARTMENT」会期:11月26日(日)まで場所:東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden内EXHIBITION|ITOCHU SDGs STUDIO|伊藤忠商事株式会社04【東京】丸の内エリア「Marunouchi Bright Christmas 2023」「Disney DREAMS & WISHES」ひと足お先に堪能! ディズニーキャラたちのクリスマス12月15日に劇場公開されるディズニー100周年記念映画「ウィッシュ」にちなみ、丸の内エリア全体が”夢“と”願い“に包まれた特別なクリスマスに演出される。人々に夢や願いを伝え続けてきたディズニーの名作8選をキービジュアルに、作品をイメージしたツリーやフォトブースなどが登場。「白雪姫」や「ピノキオ」そして「アナと雪の女王2」などのキャラクターたちに出合えるかも!© 2023 Disney「アナと雪の女王」より、印象的なモチーフである雪の結晶をイメージしたクリスマスツリーを展示。※丸の内オアゾ、11:00~21:00(日・祝は20:00まで)© 2023 Disney「Disney DREAMS & WISHES」特設フォトウォールで、人気キャラクターたちとの撮影を楽しもう!※国際ビル 1階仲通り側エントランス、8:00~23:00(土は8:00~22:00、日・祝は11:00~20:00まで)CHECK「Marunouchi Bright Christmas 2023「Disney DREAMS & WISHES」会期:11月16日(木)~12月25日(月)場所:丸ビル、新丸ビル、丸の内オアゾ、丸の内ブリックスクエア、国際ビルなど※コンテンツによって開催日時や場所が異なります。詳しくはHPをご確認ください。【東京】明治神宮「東京クリスマスマーケット2023 in明治神宮外苑」日本とドイツの架け橋! 日本最大級のクリスマスマーケット日比谷公園から明治神宮に場所を移して開催される、2023年の「東京クリスマスマーケット」。その期間は、なんと過去最大の33日間! 紅葉とクリスマスの華やかなライトアップを一緒に楽しむことができるほか、最大の特徴である高さ14mの「クリスマスピラミッド」が外苑の夜空を明るく照らす。日本が誇る3人のパティシエによるスイーツやドイツの人気ぬいぐるみメーカー「シュタイフ」などのショップ巡りも楽しみ!ゴスペルやクリスマスの定番ソングなどのステージイベントも。楽しく華やかにステージを盛り上げてくれる。ドイツのクリスマスマーケットで名物のグリューワインやソーセージなど、さまざまなドイツフードもチェック!CHECK東京クリスマスマーケット2023 in 明治神宮外苑会期:11月23日(木・祝)~12月25日(月)場所:東京都新宿区霞ヶ丘2-3明治神宮外苑聖徳記念絵画館前総合球技場※コンテンツによって開催日時や場所が異なります。詳しくはHPをご確認ください。【埼玉】ムーミンバレーパーク「ウインターワンダーランド イン ムーミンバレーパーク 2023」冬の夜空にオーロラ出現! 音と光でムーミン谷の冬を堪能©Moomin Characters™ムーミンたちの世界観が楽しめる「ムーミンバレーパーク」では、期間限定でムーミン屋敷を幻想的に彩るプロジェクションマッピングなど、昼夜で楽しめるコンテンツを開催中。思わずカメラを向けたくなるようなフォトジェニックな演出や、冬の味覚を堪能できるフードメニュー、イベント限定のオリジナルグッズなど冬ならではのお楽しみがたくさん。可愛いキャラクターたちに会いに行こう!©Moomin Characters™冬をイメージする寒色や暖色で彩られたバルーンの回廊「ウインターワンダーロード」。夜はライトアップしてイメージが一変!CHECKムーミンバレーパーク 「ウインターワンダーランド イン ムーミンバレーパーク 2023」会期:11月2日(木)〜2024年1月8日(月・祝)場所:埼玉県飯能市宮沢327-6 メッツァ【神奈川】横浜ワールドポーターズアクアリウム宇宙旅行「UNDER WATER SPACE」日本初! 宇宙とアクアリウムのコラボレーション2020年に横浜ワールドポーターズにやってきた、アクアリウム宇宙旅行「UNDER WATER SPACE」は期間限定のアクアリウム。映像システムや音響、光、プロジェクションマッピングなどの最新のテクノロジーを取り入れた空間演出を楽しむことができる。プログラムのテーマである「100万年に一度開催される水の惑星パーリーナイト」へ、いざ出発!宇宙人のカチューシャをつけて船内へ! 好評につき何度も期間延長してきたこのイベントも、あとわずか。まだ行っていない人は、ぜひ訪れてみて。CHECK横浜ワールドポーターズアクアリウム宇宙旅行「UNDER WATER SPACE」会期:2024年1月15日(月)まで場所:神奈川県横浜市中区新港2-2-1横浜ワールドポーターズ 4Fドキドキワクワクする季節が近づいてきて、街は楽しいイベントでいっぱい! 子どもたちはもちろん、パパ・ママも寒さに負けず、お出かけを楽しんでね♪
2023年11月02日自然派フレグランス・ボディケアアイテムを展開する株式会社ボーテデュサエは、香り豊かな商品が揃った「お出かけクリスマスコフレ」を2023年11月1日(水)に販売開始いたします。いつでも華やかなローズブーケの香りを纏える香り豊かなクリスマスコフレ。今年のコフレはふわふわした感触のファーポーチが付いてきます。外出先でも使いやすいロールオンのパフュームオイル、オーガニックシアバター配合のハンドクリーム、毛先をしっとりとまとめ香りが広がるヘアミルクで冬のお出かけをより楽しく。ローズブーケの香りをメインとした幸せ感あふれるクリスマスコフレ■「お出かけクリスマスコフレ」の内容詳細1. ナチュラルパフュームド パフュームオイル(ローズブーケ)ベースはオイルなので手首や首などにくるくると塗布すると肌なじみもよく、華やかで優しい香りをふんわりと纏うことができます。2. ナチュラルパフュームド ハンドクリーム(ローズブーケ)オーガニックシアバター配合のハンドクリームは手指をしっとりふっくらとさせてくれます。3. ナチュラルパフュームド ヘアミルク(ローズブーケ)アルガンオイル、マカデミアナッツオイル配合のヘアミルク。毛先をしっとりまとめてふんわりいい香りを纏えます。4. ファーポーチベビーピンクのふわふわファーポーチ。取っ手のベロアリボンが可愛いです。■商品情報名称: お出かけクリスマスコフレ販売開始日: 2023年11月1日(水)販売料金: 8,800円(税込)取扱い場所: 伊勢丹新宿店、公式オンラインストア、楽天Fashion、アミューズボーテ等(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2023年10月31日東京のアートシーンを牽引する美術館とギャラリーなど50の参加施設を無料のシャトルバスでつなぐ現代アートの祭典「アートウィーク東京」が、11月2日(木)から5日(日)まで、4日間にわたって開催される。「アートウィーク東京(略称:AWT)」は、一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォームと世界最高峰のアートフェア「アートバーゼル」が提携して実施する国際的なアートイベント。日本の現代アートの創造性と多様性、そしてそのコミュニティを国内外に発信するプロジェクトとして発足し、今年は昨年よりもさらに規模が大きくなった。参加する39のギャラリーは、日本の現代アートの草分けとして歴史を紡いできた老舗やアート界に新風を吹き込む新進ギャラリー、海外に拠点をもつギャラリーやアーティストが運営するスペース、さらに企業が運営するインスティテューションなど、その多彩さが目を引く。参加美術館も、東京国立近代美術館や東京都現代美術館、森美術館など、国公立から私立まで個性あふれる11館が名を連ねる。今回新たに開始する「AWT FOCUS」では、アート市場の活性化を目指す“買える展覧会”として、歴史ある大倉集古館において『平衡世界日本のアート、戦後から今日まで』と題した展覧会が開催される。滋賀県立美術館ディレクター(館長)・保坂健二朗をアーティスティックディレクターに迎え、64名の作家による100点を超える作品を通して日本の近現代美術のキーワードを再考する同展は、参加ギャラリーを介して出展作品を購入できるユニークな企画となっている。そのほか、子供向け展覧会の開催や、建築と食とアートを五感で味わえる期間限定のコミュニティスペースの設置、映像作品の上映、シンポジウムやラウンドテーブルの開催、レクチャーのオンライン配信など、様々なプログラムが予定されている。アート通からビギナーまで、幅広い層に向けた盛りだくさんの内容だが、来場者の足を支えるのが無料のシャトルバスAWT BUSだ。各施設を結ぶ7つのルートで、午前10時から午後6時まで約15分おきに巡回し、どの停留所からでも乗り降り自由。いつもより気軽に、美術館やギャラリーをはしごして、東京のアートシーンを堪能したい。<開催情報>「アートウィーク東京」会期:2023年11⽉2⽇(⽊)〜11⽉5⽇(⽇)時間:10:00〜18:00会場:都内50の美術館/インスティテューション/ギャラリー大倉集古館(AWT FOCUS)、AWT BAR、ほか各プログラム会場公式サイト:
2023年10月30日自然派フレグランス・ボディケアアイテムを展開する株式会社ボーテデュサエ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:木村 小枝)は、香り豊かな商品が揃った「お出かけクリスマスコフレ」を2023年11月1日(水)に販売開始いたします。いつでも華やかなローズブーケの香りを纏える香り豊かなクリスマスコフレ。今年のコフレはふわふわした感触のファーポーチが付いてきます。外出先でも使いやすいロールオンのパフュームオイル、オーガニックシアバター配合のハンドクリーム、毛先をしっとりとまとめ香りが広がるヘアミルクで冬のお出かけをより楽しく。香り豊かなクリスマスコフレいつでも華やかなローズブーケの香りを。■「お出かけクリスマスコフレ」の内容詳細1. ナチュラルパフュームド パフュームオイル(ローズブーケ)ベースはオイルなので手首や首などにくるくると塗布すると肌なじみもよく、華やかで優しい香りをふんわりと纏うことができます。外出先でも使いやすいロールオン。2. ナチュラルパフュームド ハンドクリーム(ローズブーケ)オーガニックシアバター配合のハンドクリームは手指をしっとりふっくらとさせてくれます。オーガニックシアバター配合のハンドクリーム。3. ナチュラルパフュームド ヘアミルク(ローズブーケ)アルガンオイル、マカデミアナッツオイル配合のヘアミルク。毛先をしっとりまとめてふんわりいい香りを纏えます。毛先をしっとりまとめるヘアミルク4. ファーポーチベビーピンクのふわふわファーポーチ。取っ手のベロアリボンが可愛いです。■商品情報名称 : お出かけクリスマスコフレ販売開始日: 2023年11月1日(水)販売料金 : 8,800円(税込)取扱い場所: 伊勢丹新宿店、公式オンラインストア、楽天Fashion、アミューズボーテ等URL : ■株式会社ボーテデュサエについて天然の精油と良質な素材を使用した香り豊かなボディケアをメインに、フェイスやヘアケア商品、雑貨なども扱っている日本発のブランドです。日々頑張っている皆様を香りで癒し、日々の疲れを取っていただけるような商品を開発しております。お肌のケアだけでなく商品の見た目にもこだわり、ギフトであげて喜ばれるような可愛く素敵なデザインとなっております。皆様のライフスタイルをよりよくするためのアイテム作りをしており、心から笑顔にできるようなそんな商品開発を心掛けております。■会社概要商号 : 株式会社ボーテデュサエ代表者 : 代表取締役 木村 小枝所在地 : 〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-16-3設立 : 2017年4月事業内容: ナチュラルボディケア商品の開発企画販売オンライン運営資本金 : 1,000万円URL : 【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社ボーテデュサエTel:03-6427-8095 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月30日東京・六本木のサントリー美術館で、「激動の時代幕末明治の絵師たち」が開かれています。本展では、近年人気を集めている歌川国芳や河鍋暁斎、「血みどろ絵」で注目されている月岡芳年が手がけた個性的な作品などが集結。学芸員さんのお話や見どころなど、詳しくご紹介!迫力アートが集結!「激動の時代幕末明治の絵師たち」会場入り口※本記事の写真は、プレス内覧会で許可を得て撮影しています。【女子的アートナビ】vol. 316本展では、江戸後期から明治に移り変わる激動の時代に活躍した絵師たちに着目。江戸時代の伝統を受け継ぎながら、洋風の新たな表現なども取り入れた多彩な作品約170件が紹介されています。展覧会を担当されたサントリー美術館学芸員の内田洸さんは、次のように述べています。内田さん江戸後期は、天保の改革や流行り病、地震や災害、黒船来航、討幕運動など混沌とした時代でした。そのなかで、美術の世界では、劇的で迫真的な描写や怪奇的な画風が生まれ、西洋画の画法を本格的に取り入れた作品も出てきました。この時代に活躍した絵師は全国各地にいますが、本展では特に江戸・東京で活躍した絵師たちを特集しています。極彩色のアートからスタート!「激動の時代幕末明治の絵師たち」より、手前:狩野一信「五百羅漢図」百幅のうち六幅嘉永7~文久3年(1854-63)大本山増上寺所蔵【全期間展示】では、おもな見どころをご紹介。「第1章幕末の江戸画壇」では、19世紀の江戸で活躍した絵師たちの作品を展示。会場に入ると、鮮やかな極彩色で描かれた「五百羅漢図」が出迎えてくれます。これは狩野一信が描いたもので、増上寺が所蔵する全百幅のうち、選び抜かれた六幅が展示されています。伝統的な仏画ですが、洋風の陰影表現が取り入れられ、とてもインパクトのある作品です。江戸画壇で中心的な存在だった狩野派は、江戸後期になると、伝統を守るだけでなく、やまと絵や琳派、西洋画法なども幅広く取り入れるようになりました。その門下からは、狩野一信のように、従来の狩野派とは違う独創的な作品を描く絵師も出てきます。また、1章では、幕末の江戸で活躍していた谷文晁(たにぶんちょう1763~1840)一門の作品も展示。弟子のなかのひとり、「蛮社の獄」で捕らえられ、二年後に切腹した渡辺崋山の作品も出品されています。独特な洋風画も!「激動の時代幕末明治の絵師たち」展示風景「第2章幕末の洋風画」では、西洋画法を取り入れた絵師たちの作品を展示。葛飾北斎に学び、独自の洋風表現を確立した安田雷洲(やすだらいしゅう)の肉筆画などを見ることができます。当時の絵師たちについて、内田さんは次のように解説されています。内田さん江戸時代は、鎖国状態で海外の情報は限られていましたが、19世紀になると銅版画や洋書が流入し、陰影法や遠近法を取り入れた多彩な絵が描かれるようになります。当時の絵師たちは、それらを見ながら独特な洋風表現を生み出していきました。人気の国芳作品が登場!「激動の時代幕末明治の絵師たち」フォトスポット「第3章幕末浮世絵の世界」では、人気浮世絵師たちの作品が登場!19世紀になると、浮世絵の世界にも新たなジャンルが出てきます。それまでは役者絵や美人画が中心でしたが、葛飾北斎や歌川広重による名所絵や花鳥画が人気となり、さらに歌川国芳の武者絵も流行。彼らの弟子たちも含めて、多くの絵師たちが活躍しました。会場では、国芳が手がけた三枚続きのワイドな画面で構成された大判錦絵も楽しめます。さらに、国芳の人気作品《相馬の古内裏》がデザインされたフォトスポットもあります!遺体を観察して…「激動の時代幕末明治の絵師たち」より、左から、月岡芳年「風俗三十二相しなやかさう天保年間傾城之風俗」大判錦絵明治21年(1888)サントリー美術館蔵【展示期間:10/11~11/6】、月岡芳年「魁題百撰相菅谷九右ヱ門」大判錦絵慶応4年(1868)町田市立国際版画美術館【展示期間:10/11~11/6】最後の「第4章激動期の絵師」では、幕末明治期の作品を紹介。残酷な流血場面などを描いた「血みどろ絵」で人気を博した月岡芳年や、狩野派で学んだあと幅広い作品を描いた河鍋暁斎、幕臣として鳥羽伏見の戦いに参戦したあと浮世絵師となり、新しいスタイルの浮世絵「光線画」を生み出した小林清親など、近年注目を集める絵師たちの作品が集まっています。月岡芳年の作品について、内田さんは次のように解説。内田さん芳年は、歌川国芳の系譜を受け継ぎながら、幕末から明治に活躍した人です。今回展示している作品「魁題百撰相(かいだいひゃくせんそう)」は、彰義隊と新政府軍との間におこった上野戦争をモチーフにしたシリーズです。現実の戦争を描くことはできないので、歴史上の人物に重ねて表現しています。芳年は、実際に戦争のあと上野を訪れて、遺体が並ぶ様子を観察していたといわれています。12月3日まで開催本展では、作品保護のため、会期中に展示替えが行われます。「出品作品リスト」(PDF)は公式サイトでダウンロード可能。リストで展示期間なども確認できますので、気になる作品があればぜひご活用ください。会期は12月3日(日)まで。Information会期:2023年10月11日(水)~12月3日(日)会期中展示替を行います。休館日:火曜日※11月28日は18時まで開館開館時間:10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)※11月2日(木)、22日(水)は20時まで開館※いずれも入館は閉館の30分前まで会場:サントリー美術館観覧料:一般¥1,500 / 大学・高校生¥1,000
2023年10月27日あなたにエネルギーをチャージしてくれる、パワースポット。人生をよりよくしたいなら、運を開いてくれる場所へ足を運んでみてはいかがでしょうか。そこで今回は、12星座別に「開運お出かけスポット」をご紹介します。おひつじ座……子ども連れが多い公園幸福に満ちたオーラを高めたいなら、子ども連れが多い公園に出かけるのがおすすめ。公園を散策すると、恐れや不安などのネガティブなエネルギーが浄化され、癒しを与えてもらえるでしょう。ブランコに乗ってみたり、滑り台を眺めてみたりすれば、過去の自分は様々な人のお陰で成長できたという感謝の気持ちもわいてくるはず。自分自身を振り返る時間を過ごしてみてください。おうし座……大木のあるお寺もしも最近、何だか疲れやすい、元気が出ないと感じているのなら、大木のあるお寺まで足を運んでみると良いでしょう。樹齢の長い木が持つ生命のパワーがあなたに力を与えてくれるはず。その大きな木がこれまでに何を見てきたか、歴史を想像してみるのもおすすめです。それだけで、自分が抱える悩みが何だか小さく思えるかもしれません。新鮮な空気を胸いっぱいに吸いこめば、心身ともに浄化されるはず。ふたご座……近くの山や丘幸運を引き寄せる体質になりたければ、近場の山や丘に行ってみて。山は強い癒しと浄化のパワーがあふれているとされる場所です。少し登ってみるだけで人生への視点が変わったり、スピリチュアルなひらめきが降りてきたりすることも。現状を少しでも変えたいと望むなら、一度訪れてみるのがおすすめです。かに座……海の見える岬叶えたい願いがあるなら、岬など海の見える場所に行ってみましょう。潮の満ち引きの音に耳を澄ませることで心のダメージが回復し、柔らかいエネルギーが内面から湧いてくるはず。また、波間を眺めているとインスピレーションが磨かれて、最短距離で夢を叶えるために必要なコトが見つかるかもしれません。しし座……水量の多い滝滝は、あなたの持つ魅力を引き出してくれるスポットと言えます。特に水量が豊富なことで知られる滝であれば、いっそうエネルギーをもらえるはず。水煙が立ち込め、大きな音をとどろかせて水が流れ落ちていく景色は壮観でしょう。想像を超える絶景を眺めれば、自然と心が浄化されるような不思議な心地を味わえそうです。おとめ座……プラネタリウムパワーをチャージしたいときは、プラネタリウムに足を運んでみて。あなたにとってプラネタリウムは、宇宙の大きさと、自分の存在のありがたさを感じられるスポットだと言えます。星が映されたスクリーンを眺めるだけで、エネルギーが満ちあふれてくるはず。自分を変えたいと願うときこそ、宇宙とつながる静かな時間を過ごしてみてください。てんびん座……竹林あなたにとって竹林は、実は隠れたパワースポット。葉と葉が揺れて鳴る音は、あなたの中に眠る判断力や決断力を呼び覚ましてくれるでしょう。もしも今、苦しい出来事に身を焦がしているのなら、訪れてみるのも一つの手。その神秘的な音のハーモニーによって人生観が大きく変わり、強く新しい一歩を踏み出せるはずです。さそり座……縁結びのスポット好きなものを見つけると、人生の全てを投げうっても良いと思えるほど情熱的なあなた。運を開きたいなら、縁結びのスポットへ一度足を運んでみて。縁結びを願う対象は、人でも物でも出来事でも構いません。今あなたが心から望む縁を願うことで、成就させる力を授かれるはず。何だか心の奥底からパワーがあふれてくるような、不思議な温かさを感じられるでしょう。いて座……明け方の土手体調や気分がすぐれないときは、朝の土手を歩くのがおすすめ。陸地と川の境目である土手は、双方のエネルギーが打ち消しあうことからフラットな場所だと言えます。同時に明け方は新鮮な「気」が集まる場でもあるため、その中をウォーキングすれば心身ともに健全になれるはず。やぎ座……昔のお城、城跡あなたの品格と徳を高めるための最高のスポットは、お城。お城の多くは、風水的に「気」のバランスが良い場所に建てられているそう。そのため、お城全体がエネルギーに満ちあふれていると言えます。周囲を散策するだけでもその力を受け取ることができ、あなたのセンスがさらに光り輝くでしょう。みずがめ座……富士山が見える場所エネルギーを高めたいなら、日本のシンボルである富士山が見える場所に行ってみましょう。富士山は古くから信仰の対象とされてきた、強いエネルギーを発するパワースポット。直接登るのは難しくても、遠くから眺めることはできるはず。元気が出ないときは日本一の山からパワーをもらってみて。うお座……古い神社神秘的な出来事に遭遇しやすいあなたは、古い神社に向かうのがおすすめ。特に、日本の神話が息づくような、由緒ある神様をまつっている神社ならさらに良いでしょう。日本の歴史が受け継がれている神聖なパワースポットで、自分自身のこれまでを振り返ってみて。きっと大きな発見があるはずです。おわりにパワースポットのご利益を受け取るためには、自分自身のコンディションも大切だと言えます。ポジティブすぎず、ネガティブすぎず、ちょうどニュートラルな精神状態のときがベスト。自分が「ゼロ」のときこそ、自然から得られる吸収効率は最大になるはずです。脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター株式会社ヒューマン・ライフ出版代表取締役社長、企業占術鑑定士、大学講師、秀心寺住職。©beeboys/Adobe Stock©mimagephotos/Adobe Stock文・脇田尚揮
2023年10月26日こんにちは!riko yamamotoです♡私が住んでる愛知県になんと、チームラボが期間限定でイベントをしてたので、行ってきました♪そのご紹介をさせて頂きます!2023年12月3日(日)までの期間限定!金山南ビル美術館棟 (旧名古屋ボストン美術館)で開催中私は日曜日に行ったのですが、なんと土日は当日券の販売はなくて…ネット(チケットぴあ)のみでの販売だったので、土日祝日行く方はネットでの事前購入をおすすめします!平日は、当日券販売はあるみたいです…!平日は、大人:1,800円中高大生:1,300円子ども:800円(3歳~小学生)休日は、大人:2,000円中高大生:1,500円子ども:1,000円(3歳~小学生)です!テーマは未来の遊園地と、花と共に生きる動物たち花と共に生きる動物たち中に入ってからいくと、まず真っ暗な部屋でスクリーンを見ます。チームラボの説明が3分ほど…で子供には少し難しい内容かもです笑笑それが終わって、次の部屋にいくと横一面にお花で動物の模様が動いてて感動!!どこから見ても、とっても幻想的で素敵でした♡天才ケンケンパ水に浮かんだ◯△◻ の上に片足で着地しながらケンケンパをして跳んで楽しむエリアがありました!着地すると音が鳴って、水の上を走ってるみたいにスクリーンも動くのでとても面白くて2回やりました♡お絵かきフライト飛行機、ちょうちょの枠が書かれてる紙があるのでそれに色や模様を描き描き…完成したので、機械でスキャンするとスクリーンに動いて映るんです!!感動!!娘もめちゃ喜んでました♡こびとが住まう奏でる壁とテーブル磁石がついてるブロックを壁につけると、そこから壁に小人が出てきたり、ラッパが出てきたり…画面に出てくるキャラクターや模様の動きが面白くて大人もついついずっと見てられます!笑テーブルにも同じようなものがありました♪光のボールでオーケストラ目の前ボールだらけ!の部屋でした!!下に転がってるボールで遊べます♡ボールを叩くと、いろんな楽器の音が聞こえました♪娘もめちゃめちゃはしゃいでました♡写真スポットにめちゃ良かったです♡世界とつながったお絵かき水族館ここも描いたものがスクリーンに映るエリアです♡魚、亀、タツノオトシゴ、サメの枠が描かれてる紙を貰って、色を塗ったり、模様を書いたり…完成して、機械でスキャンするとスクリーンに映し出されて、本物のように動いているので娘も喜んでました♡私も一緒に書いたやつをスキャンしてもらって…娘と一緒にスクリーンに写してもらいました♡すべって育てる! フルーツ畑巨大滑り台を滑ると、滑り台がスクリーンになっているので反応して光るんです!!大人も滑れるので、一緒にしても◎という感じでした!親子で一緒に楽しめるので、とてもオススメです♡ぜひ行ってみてください!!ではでは〜!
2023年10月25日浮世絵以降、最も愛された版画家「世界のムナカタ」の大回顧展。「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」をご紹介します。ドキュメンタリー映像に残る、板に額をすりつけるように一心不乱に彫る姿は一度見たら忘れられない。現代を代表する版画家・棟方志功の大回顧展が始まる。故郷・青森、疎開先の富山、芸術活動の中心地・東京と、各地域との関わりを軸に、1956年のヴェネチア・ビエンナーレの大賞受賞作をはじめ、ゴッホに憧れた若き日の油彩画、生涯取り組んだ「倭画(やまとが)」(自作肉筆画の呼称)、名デザイナーの一面が覗く装丁まで「世界のムナカタ」の全容を紹介。子どもの頃から強度の近視で後に左目を失明。わずかに見える右目を頼りに創作を続けた棟方は、「板の声を聞き、板の生命を彫り起こす」という信念から自作の版画を「板画(はんが)」と称した。版木に残る鋸目(のこぎりめ)を生かした墨色の面、丸刀で彫った白い線というスタイルを確立。公共建築の壁画を手がけたことで浮世絵以来、本のように眺めて楽しむものだった版画の可能性を拡大した立役者とも。ドラマや戯曲の主人公として繰り返し演じられ、愛用の眼鏡や彫刻刀が「ムナカタ・モデル」として販売されるなど本人への注目度も高かったよう。幸福な作家人生の秘密はどこに?本物の熱量から感じて。棟方志功《飛神の柵》(とびがみのさく)1968年棟方志功記念館棟方志功《ホイットマン詩集抜粋の柵》「Perfections」》1959年(1961年摺)棟方志功記念館棟方志功《華厳松》1944年躅飛山光徳寺むなかた・しこう1903年、青森県に生まれる。1928年、油画《雑園》で帝展初入選。1932年以降、版画に道を定め、文士や民藝運動のメンバーと交流を深める。1956年、第28回ヴェネチア・ビエンナーレ国際版画大賞受賞。1970年、文化勲章受章。1975年没。撮影:原田忠茂生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー東京都千代田区北の丸公園3‐1開催中~12月3日(日)10時~17時(金・土曜は~20時。入館は閉館の30分前まで)月曜休一般1800円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2023年10月25日号より。文・松本あかね(by anan編集部)
2023年10月24日世界屈指の温泉地として知られる、大分県別府市。温泉を目指して市街を歩くと、至る所にアートがちらほら。そこは知る人ぞ知る、熱々の〈アートと温泉〉のまちでした。沸々と盛り上がる、まち全体のアート文化。近年、地方での芸術祭開催が活発化する中、地域性との親和を図りながら、地に足の着いたアート文化を発展させてきた大分県別府市。今や当たり前のようにアートが息づくまちづくりは、実は2005年から約20年もの年月をかけて行われ、その中心に、NPO法人「BEPPU PROJECT」の存在がある。「別府には(第2次世界大戦の)空襲を免れた歴史的背景があります。戦前からの古い路地や街並みが多く残るまちに、温泉を中心としたコミュニティや文化が受け継がれてきました。このまちをアーティストがどう捉え、表現するのか見てみたかったというのが活動のきっかけです。近年は温泉だけでなくアートのまちでもあるというイメージが浸透しつつあり、面白い活動やお店も増え、印象が大きく変わりました」(「BEPPU PROJECT」代表理事・中村恭子さん)また、移住者や留学生が多いことも特徴の一つ。移住支援を行う施設「TRANSIT」や、アーティストの居住・制作環境に活用されている元下宿アパート「清島アパート」をはじめ、移住者のサポートが充実している印象だ。「港町であり、観光地として発展してきた別府は、多様なものを受け入れることに慣れています。古くから、さまざまな国籍やバックグラウンドを持った人たちが共に暮らしてきたまちなので、アーティストも馴染みやすいのだと思います。昨今は移住してきたアーティストが地域で活躍する機会も増え、彼らの新たなものの見方や活動が、地域や社会に面白い影響を及ぼすことも。アーティストの移住・定住を促進することによって、彼らが地域に根差しながら小さな変化を起こし続けてくれることを願っています」さらに今年からは「Art Fair Beppu」もスタート。そんな別府の文化を全身で体感できるスポットを「BEPPU PROJECT」、「HAJIMARI Beppu」、編集部のリサーチでセレクトし、別府駅から徒歩圏内のエリアでおすすめします。ALTERNATIVE‐STATE[Onsenbouquet]/浴衣と、温泉などに用いられるタイルから着想を得た柄が、別府市内の至る所に出現。「ALTERNATIVE‐STATE」は、半年ごとに1組のアーティストを招聘し、4年間で8つの作品を制作するアートプロジェクト。現在までに3作品が公開。写真は、生活に根ざす柄や模様をモチーフに巨大絵画を生み出すアーティスト、マイケル・リンの作品。別府市元町4‐13ブルーバード会館の巨大壁画(別府市北浜1‐2‐12)ほか市内各所末広温泉/アート作品を通じて、別府の原風景を知る。地元の方々に愛され、休業を経て’21年に有志で営業を再開した、戦前からの歴史を誇る味わい深い公共温泉。別府市の「清島アパート」出身でもある画家、大平由香理さんが風呂場の壁面に直接ペイント。柔らかくも鮮やかなカラーで、由布岳(女湯、写真)、鶴見岳(男湯)が描かれている。入浴料1回¥200別府市末広町4‐20山田別荘/記憶を継いだステンドグラスが輝く内風呂。古き良き邸宅の雰囲気が残る温泉旅館「山田別荘」の建物はなんと1930年建造。なかでもひときわ華やぐのは女湯(写真)。かつて別府市鉄輪にあった大衆演劇場「ヤングセンター」のステンドグラス補完計画の一環で、当館に引き取られた。立ち寄り湯も可能(¥500/不定休)。別府市北浜3‐2‐18TEL:0977・24・2121青山珈琲舎/ランチは一面のサンドイッチに見惚れたい。うっとりしてしまう『青山珈琲舎』の名物「サンドイッチバイキング」。お皿にびっしり、テーブルいっぱいの陳列はもはや芸術。味は日替わり、常時30~40種類が揃うので飽きる心配もご無用。リピーターの多いコーヒーのドリップパックもお見逃しなく。50分¥1,300別府市青山町7‐58TEL:0977・25・8098(予約不可)@aoyamacoffeebeppuALTERNATIVE‐STATE[Watertower 10:Beppu City, 2023]9月22日に公開された「ALTERNATIVE‐STATE」3作目は、ブルックリン発のアーティスト、トム・フルーインの代表的なシリーズの最新作。カラフルな素材には、大分県内で集めたアクリルが再利用されている。プロジェクトは今後も順次拡大予定。北浜公園(別府市北浜1)夜間点灯は日没~23:00※『anan』2023年10月25日号より。写真・山口 明(by anan編集部)
2023年10月24日東京・上野にある東京国立博物館 平成館で、特別展「やまと絵 ―受け継がれる王朝の美―」が開かれています。本展では、245件もの日本美術の名品が集結。そのうち、7割以上が国宝・重要文化財という大変ゴージャスな展覧会です。見どころや展示風景、グッズ売り場の様子など、詳しくご紹介します!夢のような展覧会!特別展「やまと絵 ―受け継がれる王朝の美―」展示風景※本記事の写真は、プレス内覧会で許可を得て撮影しています。【女子的アートナビ】vol. 315特別展「やまと絵 ―受け継がれる王朝の美―」では、平安時代から室町時代までに制作されたやまと絵の名品、優品を展示。特に、日本絵巻の最高傑作といわれる「四大絵巻」が10月22日まで30年ぶりに東京国立博物館に集結したことが話題となっています。平安時代前期に成立したやまと絵は、平安時代から鎌倉時代頃は日本の人物や風景を描いた作品を指していました。中国由来の唐絵(からえ)や漢画(かんが)との交渉を繰り返しながら、やがてそれぞれの時代の最先端のモードを取り入れ、変化し発展していきました。本展について、東京国立博物館 学芸研究部調査研究課 絵画・彫刻室長の土屋貴裕さんは、次のように述べています。土屋さんやまと絵は、日本の美術史のなかでメインストリームとも呼ぶべき主題。やまと絵の歴史を見ることは、日本美術の歴史そのものを追うことになります。今回は、平安から室町時代までに限ってご紹介しているので、密度の濃い内容になっています。日本美術全集や教科書で見るようなものがほぼそろう、夢のような展覧会です。やまと絵の歴史をざっくり特別展「やまと絵 ―受け継がれる王朝の美―」展示風景より、手前は国宝《山水屛風》鎌倉時代・13世紀京都・神護寺所蔵展示期間:10月11日(水)~11月5日(日)では、見どころをピックアップしてご紹介。最初の「序章伝統と革新―やまと絵の変遷―」では、やまと絵の歴史をざっくりと捉え、屛風作品を中心に展示されています。ここでの必見作は、現存最古のやまと絵屛風といわれる国宝《山水屛風》(京都・神護寺蔵)。美しい山の景色のなかに、日本の貴族や庶民の営みなどが描かれている作品です。この章では、室町時代に描かれた重要文化財《浜松図屛風》(東京国立博物館蔵)も展示。金銀の色彩を使って浜辺と松の絵を描いたダイナミックな作品で、先述の国宝《山水屛風》と比べてみると、やまと絵が時代とともに変化したことがわかります。日本絵巻の最高傑作が登場!特別展「やまと絵 ―受け継がれる王朝の美―」展示風景より、国宝《鳥獣戯画》甲巻平安~鎌倉時代・12~13世紀京都・高山寺所蔵展示期間:10月11日(水)~22日(日)続く「第1章やまと絵の成立―平安時代―」では、平安時代末に制作された「四大絵巻」が登場!四大絵巻とは、《源氏物語絵巻》、《信貴山(しぎさん)縁起絵巻》、《伴大納言(ばんだいなごん)絵巻》、《鳥獣戯画》のことで、すべて国宝に指定されています。国宝《源氏物語絵巻》は、愛知・徳川美術館と東京・五島美術館が所蔵。紫式部の「源氏物語」を絵にしたもので、12世紀前半に制作されました。王朝貴族の雅な暮らしが伝わる美しい絵巻物です。国宝《信貴山縁起絵巻》は、平安時代末期作。奈良の信貴山朝護孫子寺が所蔵するもので、信貴山に毘沙門天をまつった僧、命蓮(みょうれん)の奇跡のストーリーを描いた絵巻です。米俵が空を飛んだり、村人たちの動きや表情がユーモラスに描かれていたりして、細部まで楽しめます。東京・出光美術館が所蔵する国宝《伴大納言絵巻》も、平安時代末期作。866年に起きた応天門の放火事件をめぐる物語を描いたもので、応天門が炎上する場面や、火事場に集まってくる人々の姿などが生き生きと描かれています。みんな大好きな国宝《鳥獣戯画》(京都・高山寺蔵)は、ウサギやカエルが出てくる甲巻が一番有名。擬人化された動物たちが水遊びをしたり、相撲をとったりする場面などが描かれています。なお、二週間ごとに展示替えがあり、何度も通えば次々と違う場面を楽しむことができます。第1章では、ほかに貴族たちの美意識が込められた美しい調度経本や能書たちによる貴重な書の作品、工芸品なども展示されています。紫式部や妖怪の絵巻も!特別展「やまと絵 ―受け継がれる王朝の美―」展示風景より、重要文化財《紫式部日記絵巻断簡》鎌倉時代・13世紀東京国立博物館所蔵「第2章やまと絵の新様―鎌倉時代―」では、鎌倉時代の新しいやまと絵を紹介。武家社会になり、写実的なものも好まれるようになった時代といわれますが、平安時代を懐かしむ作品も見ることができます。ここでの必見作は、来年のNHK大河ドラマで注目を集める紫式部に関する作品です。そのうちのひとつ、重要文化財《紫式部日記絵巻断簡》(東京国立博物館蔵)では、藤原道長と、その娘の彰子などが色彩豊かに描かれ、見ごたえがあります。特別展「やまと絵 ―受け継がれる王朝の美―」展示風景より、重要文化財《百鬼夜行絵巻》伝土佐光信筆室町時代・16世紀京都・真珠庵所蔵会期中、展示替えあり「第3章やまと絵の成熟―南北朝・室町時代―」では、成熟期のやまと絵を展示。金銀を使ったキラキラと輝く華やかな作品や、妖怪が出てくるユニークな絵巻《百鬼夜行絵巻》(重要文化財、京都・真珠庵蔵)も楽しめます。「第4章宮廷絵所の系譜」では、天皇の近くで絵を描いていた宮廷絵師の仕事を紹介。さらに「終章やまと絵と四季―受け継がれる王朝の美―」では、桜や柳、田園風景などを描いた美しい作品《日月山水図屛風》(重要文化財、東京国立博物館蔵)をはじめ、室町時代の屛風などが展覧会の最後を華やかに飾ります。長場雄さんとのコラボグッズが超クール!本展は、オリジナルグッズもゴージャスです。特に注目したいのは、人気アーティスト・長場雄さんと展示作品のコラボグッズ。国宝《鳥獣戯画 甲巻》(京都・高山寺蔵)と、重要文化財《土蜘蛛草紙》(東京国立博物館蔵)をモチーフに長場さんが描き下ろしたアートワークがTシャツやトートバッグなどのグッズになって登場しています!長場さんのシンプルな線で描かれた鳥獣戯画のウサギやカエルたちのイラストは、めちゃくちゃクール。ここでしか買えない貴重なグッズです。本展は、12月3日まで開催。一部作品の展示替えや絵巻の場面替えも多いので、ぜひ何度も足を運んでみてください。Information会期:2023年10月11日(水)~12月3日(日)会期中、一部作品の展示替えおよび巻替えあり休館日:月曜日(ただし本展のみ11月27日(月)は開館)開館時間:9時30分~17時00分※金曜・土曜は20時00分まで開館(総合文化展は17時00分閉館、ただし11月3日(金・祝)より、金曜・土曜は19時00分閉館)※最終入場は閉館の60分前まで会場:東京国立博物館 平成館観覧料:一般¥2,100 / 大学生¥1,300 / 高校生¥900 /中学生以下無料※土・日・祝日のみ事前予約制(日時指定)
2023年10月22日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。節約に人生をかける女の末路主人公はいつも節約のことを考えています。普段からできるだけ電気や水道も使わないようにしていました。ある日、主人公は娘を連れてバイキングへ行きます。娘とバイキングへ…出典:あしたのLaw〜スカッと法律漫画〜以前、バイキングに行ったとき「ある作戦」を思いついた主人公。そのため、バイキングが始まってすぐに娘とトイレにこもります。ここでクイズ主人公がバイキングに行った理由とは?ヒント!主人公は料理を持ち帰ろうと考えています。見事持ち帰りに成功出典:あしたのLaw〜スカッと法律漫画〜正解は…正解は「大量に食材を持って帰るため」でした。以前、バイキングで子どもをあやしていて、全然食べられなかった女性客を目撃。お店側はサービスとして、その女性客に料理の持ち帰りを許可したのです。それを見た主人公は、わざとトイレにこもって時間をつぶし…。同じように料理を持ち帰ることに成功します。そして、別のホテルでも同じことを繰り返していた主人公でしたが、ある日悲惨な末路を迎えるのでした。イラスト:あしたのLaw〜スカッと法律漫画〜※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(Grapps編集部)
2023年10月21日東京・江東区にある東京都現代美術館で、「デイヴィッド・ホックニー展」が開かれています。日本で27年ぶりとなる大型個展は、開幕当初から大人気。世界のファンが欲しがる画家公認グッズも注目されています。本展の見どころや会場の様子など、詳しくご紹介!86歳の現役アーティスト!「デイヴィッド・ホックニー展」展示風景、東京都現代美術館、2023年© David Hockney※本記事の写真は、プレス内覧会で許可を得て撮影しています。【女子的アートナビ】vol. 314デイヴィッド・ホックニーは、1937年イングランド北部のブラッドフォード生まれ。86歳の現役アーティストです。ロンドンの王立美術学校を首席で卒業したあとアメリカに拠点を移し、西海岸の陽光あふれる情景を描いて人気を博します。その後、ロンドンやパリ、ロサンゼルスなどで制作を続け、現在はフランスのノルマンディーに拠点をおいて新作を発表しています。世界で高い評価を受けているホックニーは、これまで欧米を中心に大規模な個展を開催。ロンドンのロイヤルアカデミーやパリのポンピドゥー・センターで開かれた展覧会では、来場者がそれぞれ60万人を突破。まさに、現代を代表するスター画家のひとりです。ホックニー作品の特徴について、本展の担当学芸員、楠本愛さんは次のように解説しています。楠本さんホックニーは、具象絵画を中心に制作を続けてきた画家です。目の前の世界をどのように見て、それをどのように描くのか。「見る」と「描く」というのは、絵画において根源的な探求です。また、近年の特徴のひとつは、iPadでの制作です。ホックニーは、2010年のiPad発売後すぐに入手して、制作に使っています。もうひとつの特徴は、デジタル写真を使った作品制作です。本展でも、これらの作品を見ることができます。感動的な花の作品からスタート!「デイヴィッド・ホックニー展」東京都現代美術館、2023年左:《花瓶と花》1969年東京都現代美術館所蔵、右:《NO.118、2020年3月16日「春の到来ノルマンディー2020年」より》2020年作家蔵© David Hockney展覧会は8章構成で、最初の1章は、二つの花の作品からはじまります。ひとつは、東京都現代美術館のコレクション。1969年のエッチング作品で、花瓶に入ったラッパ水仙とその影が描かれています。もうひとつは、2020年にiPadで描かれたラッパ水仙です。この小さな作品を最初に展示した理由について、楠本さんは次のように述べています。楠本さんこれらは、二つの意味において象徴的な作品です。ひとつは、本展のコンセプトとして、ホックニーの60年以上にわたる制作の根底にある一貫性をご紹介したいという思いがありました。彼の作品は、一見するとさまざまな表現、画材、技法を使っていますが、実は描いているモチーフは、目の前にある身近なモノです。ラッパ水仙や親しい友だち、家族や風景など、同じモチーフを異なる表現で描いているのです。そのことをお示しするために、50年前と現在のラッパ水仙の絵を並べて展示しています。もうひとつの意味は、2020年に制作されているという点です。2020年3月、コロナが始まった時期にノルマンディーでこの絵を描き、そのあとすぐオンライン上に作品が公開されました。そのときのヘッドラインが、本展最初の章タイトル「春が来ることを忘れないで」になっています。これは、ホックニーからのメッセージです。当時、毎日不安なニュースが流れるなかで、これからどうなるのか、世界がどうなるのか、とみなが思っていた時期に、非常に鮮やかな色彩で、すっくと伸びる花の絵を描きました。これを見た方々は、非常に励まされたと思います。小さな作品ですが、強い感動を見る人に与えてくれると思います。西海岸の作品は必見!「デイヴィッド・ホックニー展」東京都現代美術館、2023年左:《スプリンクラー》1967年東京都現代美術館所蔵、右:《ビバリーヒルズのシャワーを浴びる男》1964年テート所蔵© David Hockney続く前半の章は、おもに時系列で作品が並び、最近の作品も数点展示されています。ここでの必見作は、《スプリンクラー》。アメリカ西海岸にいる中産階級の日常を描いた作品のひとつです。鮮やかな緑の芝生の上でスプリンクラーが水しぶきを上げている場面を描写した作品ですが、人物は描かれておらず、少しミステリアスな雰囲気も漂っています。ロンドンからアメリカに移住したホックニーは、開放的な西海岸で明るい色彩の作品を次々と生み出し、脚光を浴びます。本作品《スプリンクラー》は、東京都現代美術館が所蔵する作品です。実は、同美術館は1995年の開館に合わせてホックニーの作品をまとめて所蔵し、現在150点ものコレクションがあります。これは国内だけでなく、世界の美術館のなかでも特別なことで、コレクションを通じて作家とも良い関係を構築。1996年にホックニーの版画展を開催し、今回の展覧会は2回目の大型個展となっています。(なお、本展のチケットで見られる「MOTコレクション」展の会場にも、現在ホックニーの作品が展示されています)幅90メートルの絵画も登場!「デイヴィッド・ホックニー展」東京都現代美術館、2023年<春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年>より© David Hockney後半の章では、2000年代以降に制作された作品が紹介されています。近年の作品は、すべて日本初公開。見ごたえある作品がそろっています。後半の必見作、ひとつは<春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年>。2011年冬の終わりから夏のはじめにかけて、移り行く季節を描いたシリーズです。このなかには、iPad作品のほか、油彩で描かれた絵も含まれています。油彩画は、32枚のカンヴァスを組み合わせた大きな絵画で、鮮やかな自然の中に没入できるような迫力ある作品です。「デイヴィッド・ホックニー展」東京都現代美術館、2023年《ノルマンディーの12か月》(部分)2020-2021年作家蔵© David Hockneyもうひとつの見どころは、横幅が90メートルもある風景画《ノルマンディーの12か月》です。長年、東洋の絵巻物に関心を持っていたホックニーは、コロナによるロックダウンが続くなかで身近な自然を見つめ、横長の壮大な絵巻風の作品を完成させました。展覧会のクライマックスを飾るこの大作は、写真撮影もOK。画家が見つめ続けた自然の世界を、ぜひ会場で体感してみてください。公式グッズも大人気!「デイヴィッド・ホックニー展」東京都現代美術館、2023年ホックニー展ショップ© David Hockney本展では、公式グッズも注目されています。ホックニー公認のグッズは、世界でも手に入れるのが難しいといわれているそうです。また、展覧会の公式カタログも、表紙がかわいいと大評判!サイズも手ごろな大きさで、展示作品のほか、ホックニーの対談なども収録されていて、読みごたえがあります。© David Hockney世界のホックニーファンが憧れる各種グッズを、ぜひ特設会場でご覧になってみてください。なお、グッズは品切れになっている場合もありますので、あらかじめご了承ください。Information会期:2023年7月15日(土)~11月5日(日)休館日:月曜日(10/9は開館)、10/10開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)会場:東京都現代美術館企画展示室 1F/3F観覧料:一般¥2,300 / 大学生・専門学校生・65歳以上¥1,600 / 中高生¥1,000 / 小学生以下無料
2023年10月13日ベビーとのお出かけ時、何を持ち歩いていますか? 今回、荷物が少ない派のママのバッグの中身を見せてもらいました! “本当に必要なものだけを持っていく”というママはどのようなものを持ち歩いているのでしょうか。荷物がコンパクトになるアイテムも必見です♡mama #01桃子ドーンさん&かなうくん2歳&0歳男の子のママJOB:会社員かなり大雑把な性格なので、バッグの中身は色で物の判別ができるように、なるべくカラフルにするのがマイルール。BABY BAG「元々の荷物が少ないのもありますが、省けるものはとことん省いてます。お尻拭きは厚みがなくコンパクトなものを、オムツは2~3枚持ち歩く程度。ほかにも、小さく畳める抱っこ紐やかさばらない使い捨てエプロンを使用しています」「『無印良品』のメッシュポーチは、丈夫で大容量なので子ども用品はすべてここにまとめています。メッシュ素材もお気に入り!」「『コストコ』の食事用ビブはかさばらず、使い捨てができる紙タイプ。子ども用食器の用意がない飲食店に行くことが多いので、カトラリーはスリムな『エジソン』のものを持ち歩いています」「お尻拭きはかさばらないものを、オムツは2〜3枚だけ持ち歩いています」「外出先で着替えることがあまりないので必要最低限の肌着だけ入れています。持ち歩かないこともあります」「今までいろいろな抱っこ紐を使ってきましたが『モンベル』の抱っこ紐がいちばん使いやすかったです。軽くて丈夫、洗ってもすぐ乾くので最高! お財布にやさしい価格なのも嬉しいです」「『モンベル』の抱っこ紐は、折りたたんでコンパクトに持ち運べるところもグッド!」MAMA BAG「メイクはリップのみなのでポーチは超コンパクトです。ベビーのものを入れた状態でも軽いバッグを目指しているので、荷物は選抜しています!」「IKEAとマリメッコのコラボバッグは、IKEAならではの素材と価格が魅力的。硬めの素材なのでベビーカー下に入れてもぐちゃっとならず、ファスナーが付いているところも便利!」「右下の『マルジェラ』のフラグメントケースは、キャッシュレス決済でサッと出したいカード類と少額の現金が入ってます。TEAのフォントが入った『メルローズアンドモーガン』のポーチには、ライトニングケーブルとイヤホンを入れています」「『ヘイ』のエコバッグは薄い素材かつビッグサイズでとても使いやすいです! 『ハブファン』×『シスターマーケット』のお財布はやわらかいレザーとイエローが可愛くてひと目惚れしました」「化粧品はすべて『無印良品』のクリアケースの中に。左上のパッケージは『スティモン』のリップ。コンシーラー、アイシャドウもあり、かさばらないので便利です。右下の『ジューシー』ティントリップは、塗るとら赤茶色に。『イソップ』の除菌スプレーは香りがいいので気分も上がります!」mama #02ヴィラロ佳奈さん&七桔ちゃん0歳女の子のママJOB:アパレル販売中身は自分で仕切りたい派! 『バグゥ』は全サイズ持っているほど愛用しています♡BABY BAG「ポーチはできるだけ薄手のものを選び、カテゴリーごとに分けて収納しています。『バグゥ』のバッグやポーチは見た目が可愛く、かさばらないので大活躍! お出かけするときは必ず持ち歩いています。外出前に離乳食を食べさせた場合は、ミルクグッズのみ持ち歩いています」「『スタジオケトル』のバッグは大容量で使い勝手抜群! シンプルなデザインだからパパも使えます。ポケットはなく、ポーチを使って自分でジャンル分けをしています」「『ブリットベビー』のオムツポーチはおすすめしたいグッズNo.1。オムツアイテムを収納できるうえに、これを敷けばどこでもオムツ替えができます。オムツは肌にやさしいオーガニックコットンのものを、お尻拭きは厚手で拭きやすい『コストコ』のものをまとめ買いしています」「『バグゥ』はエコバッグが有名ですが、ジップタイプのポーチもおすすめです。マチがしっかりあってたくさん入ります」「食事セットは『ダイソー』のメッシュポーチにまとめて入れています。軽量かつポケットがありとても便利。『スタッシャー』のシリコンバッグは、お湯を入れれば離乳食の湯煎もできます。『穂苅製作所』のシロクマのチューブ絞りは離乳食を最後まで絞り切ることができる便利アイテム」「オーガニックコットンと竹でできた『Luna Roo』のブランケットは、何回洗ってもフワフワで肌触りがとてもいいです! 柄違いで2個持ちしています。右の『アロベビー』のスプレーは日焼け止めと虫除けが一緒になっています」「『サーモス』の水筒はミルク用です。右は『メロウェア MATT』のサーモボトルです」「『ジェラートピケ』の母子手帳は妊娠中からずっと使っています。診察券や保険証などもはいるカード用の収納も付いてとても便利。クマさんにも癒されます」MAMA BAG「メイク直しはあまりしないのでコスメ系は最小限にしています。お出かけ用の『バグゥ』のなかに、お買い物袋用の『バグゥ』を入れています(笑)。コンパクトになるし、デザインも豊富で必須アイテムです」「『バグゥ』のベビーサイズはベビーカーにかけるのに最適なサイズ。エコバッグだけどエコバッグ感がなく、柄も豊富なので数枚買って使い回しています」「化粧ポーチは『セヤ』を買ったときの付属の巾着。『アディクション』のマットな質感のリップは長時間キープしてくれます。『ハレナ』のリップクリームは、オーガニックで塗りやすく保湿力もばっちり。『ヒンス』のファンデは少量ポンポンするだけでしっかりカバーしてくれます」「お財布はコンパクト派です。これは『キャンベルコール』のもの。手になじむサイズ感が使いやすく、かなり長く愛用しています。レザーの経年変化もお気に入りです。ハンカチは『ブリュメル』、キーチェーンはヴィンテージです」「お出かけするとき必ず持ち歩いている『バグゥ』のエコバッグ。コンパクトに持ち運べて、急な買い物があったときに使えるのでとても便利です」「子どもが産まれてから、ベビーカーを押しながら改札を通ったり、道を調べたりすることが多いので『トポロジー』のスマホストラップを買いました。とても便利なので買ってよかったです!」mama #03ryokoさん&karinちゃん0歳3歳男の子、0歳女の子のママJOB:アパレル販売巾着が好きなので、荷物は巾着にまとめています! 娘が卯年なので最近はウサギモチーフのものを集めています。BABY BAG「完母なのでミルクや離乳食セットは持ち歩いていません。スタイもほとんど持ち歩かず、汚れないように食べさせてあげています。ポーチの数は減らし、すっきりまとめるようにしています」「『アークテリクス』のリュックは軽くてコンパクトなうえに、大容量なのでとても重宝しています。ベビーカーにもかけやすいです」「オムツポーチはギフトでもらいました。娘の名前が刺しゅうされていてとてもお気に入りです」「娘が卯年なのでウサギのポーチを買いました。『相原暦』のものです。娘の顔を拭く洗浄綿やハンカチなどを入れています」「『イソップ』購入時の付属巾着に着替えセットを入れています。たくさん入って便利。荷物を最小限にしたいときはオムツやお尻拭きも一緒に入れています。スタイは『ラルフローレン』のものです」MAMA BAG「自分の荷物は必要最低限しか持ち歩きません。お財布、タオル、化粧品はリップのみ。すべて小さめの巾着に入れてコンパクトにまとめています」「『ベイビー』のポーチはピンクの猫がチャームがポイントです。タオル以外のママの荷物を入れています」「『テクラ』のタオルは色違いで何色も持ってます。財布は『メゾン マルジェラ』、サングラスは『モスコット』のものです」「リップは『トムフォード』と『リップモンスター』を重ね付けしています。ヘアゴムは『クロムハーツ』、日焼け止めは『イソップ』のもの」mama #04maikoさん&しっくん4歳女の子、0歳男の子のママJOB:会社員見た目だけでなく使い勝手も両方を兼ね備えたアイテムを集めています。BABY BAG「子連れだと化粧直しをする暇がないので、口紅とリップのみ持ち歩いています。お着替えもまだ赤ちゃんなので潔くロンパースしか入れていません。ポーチなどは薄手で、がしがし使えて洗えるタイプに。使い勝手優先です!」「『MM6』のバッグは、長女のときから使っています。とても軽くて気に入っています」「『こどもビームス』のポーチは、かさばらず軽いです。洗濯してもすぐ乾くところが気に入っています。レモン柄の『コンゲススロイド』のおくるみは、オムツ替えシートとして敷いています。大きさもちょうどよくて重宝しています」「『紀伊國屋』のポーチにはお菓子を入れています。ベビーカーの持ち手にかけることもでき、使い勝手がいいです。お菓子は『アイハーブ』で購入。このお店ではほかにもサプリやスキンケアアイテムを購入しています」「『デニムダンガリー』のお食事用エプロンは、金太郎みたいな形が可愛いです。スタイとしても使えるので重宝しています。『アカチャンホンポ』の離乳食スプーンは、ケース付きで持ち運びしやすく、スプーンの裏で具材を潰したりもできるのでとても便利」「お着替えは一枚でも可愛く見えるロンパースを持っていきます。『プチバトー』のロンパースは数枚持っており、何度洗濯してもヨレないところが気に入っています。お着替え用のポーチは『こどもビームス』のもの」「『アロベビー』のUVスプレーです」MAMA BAG「ママのバッグは常に肩にかけているので必要最低限のもののみ持ち歩きます。昔から『トーガ』の小物やアクセサリーが好きで、集めています」「『ポーター』 × 『トーガプルラ』のコラボバッグは収納がたくさんあり、軽量で、見た目も含めてすべて気に入っています!」「『ロエベ』の財布は誕生日プレゼントに夫にもらったものです。小さすぎずちょうどいいサイズが気に入っています」「『ブラン』のサングラスは3本目。日本人の骨格に合わせてつくられているので、とてもかけやすいです。『イソップ』のリップはUVもでき、硬めのテクスチャーで、暑い日に溶けることもなく香りにも癒されています。『アディクション』のリップは深いレッドで、塗りやすいうえに取れにくくおすすめ」「『バグゥ』のエコバッグは大きさ違いでもいくつか持っています。買い物したものだけでなく、子どものアイテムを入れたりと大活躍です」mama #05本川 恵美莉さん&りつちゃん6歳男の子、0歳女の子のママ主婦子どもの持ち物は統一感よりも「可愛い!」と思ったキャラクターや色物を選んでいます。BABY BAG「私自身の荷物が少ないので、バックパックにベビー用品とママのアイテムを一緒に入れています。食事用エプロンはかさばらないように折りたためるタイプに。哺乳瓶などミルクセットは、子連れではない友達と会うときだけ持ち歩いてます」「『イーエム』のバッグは収納ポケットが多いので使い勝手抜群。細かいポケットもあるので、ガーゼや財布、鍵などがバラバラにならず、取り出しやすいです。特に背中側にあるポケットは背負ったままでも手が届くので便利!」「『アルティプールコテージ』の巾着に『エロディ』の食事エプロン、離乳食、おやつ、スプーンをまとめて入れています」「ハグマグの付録のポーチにオムツとおしりふきを入れています。サイズがちょうどよく、年中使える色もお気に入り!」「鈴が鳴る『ソルビィ』のウサギは、掴みやすい硬さで娘のお気に入りです。『エイデンアンドアネイ』のガーゼはほどよい厚さで洗うたびにやわらかくなっていくので、お兄ちゃんのときからずっとお世話になっています。デザインが豊富なところも好きです」「『アンディザマウス』の着替えポーチは、洗濯ネット兼ポーチなので汚れた服を入れて、そのまま洗濯出来るのが楽です」MAMA BAG「リップなど細々したものはバッグのポケットに入れているので、ポーチに入れない分取り出しやすくかさばらないです。『イーエム』のバックパックは多機能で本当に使いやすいです」「リップは『マック』の617番。『ゾフ』のサングラスは吉田玲香さんとのコラボで、デザインとレンズの透け感がお気に入りで愛用しています。『無印良品』のヘアコームは、静電気が起きず、サラサラになります。コスパと持ち運びやすいサイズも◎」「『メゾン マルジェラ』の財布は、小さめのバッグを持つことが多いのでコンパクトなサイズがお気に入りです。ハンカチは『ビューティーアンドユース』で購入」mama #06さえりさん&いちくんさん1歳男の子のママJOB:美容師絶対使うもの以外入れません! 小袋や巾着活用しまくっています。BABY BAG「外で調達できるアイテムは持っていかず、身軽に動けるようにしています。食事エプロンはコンパクトな紙製のものに。ポーチはたくさんあるとかさばるのでひとまとめにしています」「『エルエルビーン』のランチボックスに、オムツや常備薬など子ども用のグッズを入れています。側面のファスナーでサイズ変更ができ、ポケットもたくさんあって使いやすいです。旅行のときもこのセットで持って行きます」「お食事ビブは『ムシエ』、マグは『コンビ』、ポーチは『STORM for kids』のものです」「レジャーシートは100均、マグは『コンビ』、日焼け止めは『アネッサ』で購入しました。急な公園や広場遊びに対応できるようにコンパクトなレジャーシートを持ち歩いていると便利です」「オムツは小さめのものを2、3個持ち歩いています」MAMA BAG「バッグはママとパパどちらも使えるデザインにしています。最小限かつ持ち運びやすさも重要なので肩に掛けられるシルエットはマストです!」「『グローブ・トロッター』のバッグはパパ、ママのどちらが持ってもファッションに違和感なく馴染んでくれるのがポイント。大容量でしっかりしていて、バッグの中で物がバラバラにならないところが気に入っています」「『アネッサ』の日焼け止めはおまけで付いてきたもの。小さくて便利です。全身使えるバームは『O skin & hair』のものです」「右下の『エルメス』のリップはルージュアレーヴルマットの33番です。右から2番目の『ジェーン・アイルデール』はレッドを使っています」「『ビゴター』のバッグは、ベビーカーから離れるとき用に貴重品や化粧品を入れています。財布は『ボッテガヴェネタ』、カードケースは『アー・ペー・セー』のもの」「ヨットのポーチのなかに、メイクポーチなどを入れてバッグを整理しています。ハンカチは『テネリータ』のものです」
2023年10月12日東京・上野の東京国立博物館の本館 特別5室で、特別展「京都・南山城の仏像」が開かれています。本展で仏像大使を務めているのは、イラストレーターのみうらじゅんさんと作家・クリエイターのいとうせいこうさん。大人気の展覧会オリジナルグッズを開発したお二人に、グッズ誕生話などを語っていただきました!仏像大使は、みうらじゅんさんといとうせいこうさん!左:いとうせいこうさん、右:みうらじゅんさん【女子的アートナビ】vol. 313特別展「京都・南山城の仏像」では、京都最南部に位置する南山城(みなみやましろ)地域にある浄瑠璃寺(じょうるりじ)や海住山寺(かいじゅうせんじ)、禅定寺(ぜんじょうじ)などに伝わるさまざまな仏像を紹介。平安時代につくられた国宝の《阿弥陀如来坐像(九体阿弥陀のうち)》や重要文化財の《十一面観音菩薩立像》など、平安から鎌倉時代までの貴重な名作仏像ばかりが集められています。本展で仏像大使を務めるのは、みうらじゅんさんといとうせいこうさん。展覧会のオリジナルグッズも開発されたお二人に、グッズ制作の秘話などを語っていただきました!Tシャツに込められた気持ちは…――今回、5つのグッズを開発されたとのことで、まずは神々しい阿弥陀如来坐像の絵がプリントされたTシャツについて教えてください。みうらさんこれは、僕が最初のグッズ企画会議のとき持ち込んだ絵。頼まれてもいないのに、描いてきたものです。先に開催された奈良国立博物館での展覧会でも、東京のほうでも好評と聞いていますよ(笑)。いとうさんそう、はやっているみたいだよね、みうらさんの絵。男性でも女性でも着やすいデザインだし、みうらさんと僕の後ろ姿も入っているので、宗教色だけにならずいい感じで、ばっちりでしたね。みうらさん絵の左下、“見仏”してるのがいとうさんの後ろ姿だとわかったうえで着ると、また気持ちが上がるんじゃないかな?いとうさんえ!?(笑)。どういうこと?みうらさんつまり、Tシャツを着ている人々のお腹のあたりにいとうさんがいるわけで、効力として胃腸を守ってくれてるわけで(笑)。いとうさんなるほど(笑)。ある種のおめでたさと、みなさんの健康を祈るという気持ちが入ったTシャツなんですね。爆売れ「おくすり手帳」誕生秘話――薬師如来坐像が表紙にデザインされたおくすり手帳も、奈良博のときに数千冊も売れたそうで、ネットでも話題になっていました。この企画は、どんなきっかけで生まれたのですか?いとうさん二人でやっている自主ラジオ番組の『ラジオご歓談!』で、あるとき、おくすり手帳の話になったんだよね。この「おくすり手帳」という名前自体が、妙齢の自分たちにはこそばゆい感じがした、とかそんな話になって。みうらさんそうそう。既製のものはいろいろあるけど、僕らが使えそうなグッとくるおくすり手帳がない。ちょうど展覧会にも薬師如来の仏像がお出ましだから、そりゃ薬師如来のおくすり手帳が欲しいよ、とね。いとうさん薬師如来は、手に薬壺を持っていて、そのなかに誰でも治せる万能の薬が入っている、というのが昔から伝わる信仰なんですよ。それで、ラジオでおくすり手帳の話をしたあと、薬剤師の人がメールをくれて、おくすり手帳のデザインに決まりはない、と教えてくれたんですよ。みうらさんだってね。だったら自由につくれると思ったんだよね。薬剤師さんも納得のデザインだと自負しています(笑)。いとうさん 誰でも使うものだから。家族みんなが必要ですよね。みうらさんこれなら、“見仏”の旅にも持っていけますね。急に病気になったとき、便利ですよ。朱印帳代わりにはなりませんが、このお弁当についているシール、ちょっとかわいいな、と思ったら、貼ってもいいですよね、思い出として。いとうさん思い出はやめてください(笑)。それは、高校生の女の子がやるようなものでしょ。これは薬剤師さんが見るものだから、違うシールが貼ってあったら困りますよ。みうらさん承知しました(笑)。お薬のシールだけにしてください。いとうさんでも、本当におくすり手帳は大好評だね。今後、おくすり手帳のマーケットを変える可能性がある商品でしたよね。みうらさん僕ら、仏像大使ではなく、結局グッズ大使ですからね(笑)。牛頭天王キャップのこだわりポイント――牛頭天王のワッペンがついたキャップも、人気があるそうですね。いとうさん当初から、牛頭天王を使いたいと思っていて。牛頭は、あやしい力を持つので、ぜひキャップにつけたいという想いが強くあったし、みうらさんはGOZUという文字を入れたいというこだわりがあったよね。みうらさんそう、ヘビーメタル感を入れたかったもんで(笑)。そもそも、キャップだけでも高いですから。お得だと思いますね、GOZUキャップ。いとうさん高いから、そんなに売れないと思っていたら、奈良では売り切れていたんだよね。みうらさんだってね。世の中、変わりましたね(笑)。ずいぶん前から、展覧会のグッズ企画を出してきましたけどね。僕ら下町ロケットはさ。いとうさん下町ロケット!?(笑)みうらさんいやいや、仏像ロケットですか(笑)。なかなかヒットは飛ばせなかったけど、今回は、こんな宣伝までさせてもらって本当、ありがたいですね。アクリルスタンドの使い方は…――不動明王立像のアクリルスタンドも、奈良では一時完売になったそうですね。いとうさんアクリルスタンドの時代がきていますね。この不動明王は、神童寺にあるもので、僕の“推し仏”のひとつです。不動明王は、邪悪なものに打ち勝つ炎を後ろに背負っています。このお寺の不動は、一般的なスタイルと少し異なり、童子のように膝小僧を出していて、昔、そのあたりを走っていた村の小僧のような雰囲気があるのです。これがアクリルスタンドになって、売れているのがうれしいですね。みうらさんこのアクリルスタンド、おしゃれなスイーツと一緒に写真を撮るといいですよ。僕、この前、はじめておしゃれなカキ氷を食べて、それがメロン1個まるごと入っているような感じで、まるで仏様の螺髪(らほつ)みたな状態でメロンが載っていて。このアクリルスタンドと一緒に写真を撮ってインスタに乗せるといいなぁって思いました(笑)。あとは、手のひらに収まるちょうどいい大きさだから、JRの改札もこれをピッとすれば通れるんじゃないかな?いとうさんSuicaじゃないですから(笑)。十一面観音の見分け方は…――定番グッズの光仏シリーズ、今回は十一面観音が光る仏様になっています。いとうさん光仏シリーズは、電気を消すと仏の姿が浮かび上がるのですが、今回はペンになっています。光る十一面観音が導いてくれます。みうらさん十一面観音は、頭に十の面がついていて、手には水瓶(すいびょう)を持っておられます。もし、街で水瓶を持っている人を見かけたら、「あっ、十一面観音だ!」と思いがちですが、違いますから(笑)。いとうさんそれは、ただ水瓶を持っている人なんですね(笑)。みうらさんですね。いとうさんじゃあ、もし、その人の頭上に十のお面がついていたら?みうらさんそれは、確実に十一面観音です。現世にお出ましになられたということになります。いとうさん救いがあるということですね(笑)。とにかく見てください!――最後に、仏像初心者の人に向けて、この展覧会の楽しみ方を教えていただけますか。いとうさん初心者の方は、仏像について、いろいろ知らなければとプレッシャーに感じるかもしれませんが、それは取り払って、とにかく見てください。仏像って、訳がわからないんですよ。なんで頭の上にたくさん顔があるんだろう、なんで手が千本もあるんだろうって、そのことにいちいち驚けばいいと思うのです。驚いてショックを受けたあと、本を読んでみてもいいし、千本もある手がすごいなと悪夢を見てもいい。美術として驚き続けることもできますし、信仰の気持ちがあってもいい。美術と信仰、片方でも両方でもいいんです。みうらさんこの展覧会のメインは、浄瑠璃寺の阿弥陀如来坐像です。今回、その仏像の修復が終わったことを記念して展覧会が開かれています。東京には一体が展示されていますが、実際現地に行くと、九体の阿弥陀如来が横並びにずらりと、ロイヤルストレートフラッシュ状態におられます。だから、この展覧会を見られた方は、ぜひ浄瑠璃寺に足を運んで、お堂ごと体感してほしいですね。おすすめです。――ありがとうございました!仏像大使は音声ガイドにもゲスト出演!仏友同士であるお二人のトーク、いかがでしたか。難しそうな仏像の話も、お二人が語ると身近で親しみやすく感じられます。本展の音声ガイドでも、みうらさんといとうさんの仏像トークを楽しめます。(音声ガイドナビゲーターは、俳優・タレントの横山由依さんです!)ぜひ、音声ガイドを聴きながら展覧会を楽しみ、見終わったあとはオリジナルグッズもご覧になってみてください。Information会期:2023年9月16日(土)~11月12日(日)会場:東京国立博物館本館特別5室開館時間:9時30分~17時00分(入館は閉館の30分前まで)※11月3日(金・祝)、4日(土)、10日(金)、11日(土)は19時00分時まで休館日:月曜日、10月10日(火)※10月9日(月・祝)は開館観覧料:一般 ¥1,500、大学生 ¥800、高校生 ¥500※本展は事前予約不要です
2023年10月08日東京・六本木にある国立新美術館で、「イヴ・サンローラン展時を超えるスタイル」がはじまりました。本展の音声ガイドナビゲーターは、声優・俳優の津田健次郎さん。今回、サンローランの服をステキに着こなされた津田さんに、展覧会のご感想やファッションのことなど、お聞きしてきました!津田健次郎さんが音声ガイドに!津田健次郎さん【女子的アートナビ】vol. 312本展は、“モードの帝王”と呼ばれ、ファッション界の第一線で活躍してきた天才デザイナー、イヴ・サンローラン(1936-2008)の没後日本ではじめて開催される大回顧展です。1958年、21歳の若さでディオールのデザイナーとしてデビューしたイヴ・サンローランは、1962年に自身のブランドを発表。2002年に引退するまで、世界のトップデザイナーとして走り続けました。彼の40年にわたる活動を、ルック110体を中心に、アクセサリーやドローイング、写真も含めた262点で紹介。イヴ・サンローラン美術館パリの全面協力を受けて開催される、眼福かつゴージャスな展覧会です。本展の音声ガイドナビゲーターを務めるのは、津田健次郎さん。本展の内覧会に登壇した津田さんにインタビューも行い、展覧会やファッションのことなど、いろいろお聞きしてきました!尖ったぶっ飛んだスタイルも!――まず、サンローランの服がとてもお似合いですね。着られてみて、いかがですか?津田さんスタイリッシュな感じがします。それに、ラインがきれいです。前から、サンローランはラインがきれいだと思っていましたが、着ると改めて実感しました。スタイルをよく見せてくれる洋服だと思います。――今回の展覧会をご覧になって、全体のご感想を教えていただけますか。津田さんすごくバリエーションが豊かです。12章立てになっているのですが、章ごとに雰囲気が違い、本当に豊かな世界が広がっているのです。現代でも着られるような洋服もかなり展示されていて、1点1点とてもステキでしたね。「イヴ・サンローラン展時を超えるスタイル」展示風景――お気に入りのルックはありましたか?津田さん展覧会のポスターにもなっている、モンドリアンの絵をモチーフにした作品は、かっこいいなと思いました。イヴ・サンローランのアートシリーズは、ほかにもゴッホなど芸術家の作品からインスピレーションを得て、再構築して洋服にされたものがあり、彼はアレンジャーとしてもすばらしい方だと思いました。また、男性のタキシードをアレンジして女性バージョンにしたものとか、その隣にあったジャンプスーツとかも本当にすばらしいと思います。尖ったぶっ飛んだスタイルもたくさんあり、楽しかったですね。「バブーシュカ」ウエディング・ガウン 1965年秋冬オートクチュールコレクション――ぶっ飛んだスタイルというのは、どのルックですか?津田さんマトリョーシカからインスピレーションを受けたウエディング・ガウンです。インスピレーションが爆発しているな、と感じました。かわいいのだけれど、きれいでもあるし、恐ろしく手が込んでいます。あのデザインを思いついて、本当に服にしてしまうというのがすごいし、パンチ力がありますね。ファッションは、商業ベースに絶対に乗せていかなければならない世界。彼は、商業思考の脳みそを持ちつつ、芸術家でもあり、このバランスが、いわゆる画家などのアーティストとはまた違う部分なのかな、と思います。また、彼は、フランスを中心としたファッション界でオートクチュール(仕立服)を成功させただけでなく、アメリカの大量消費社会でプレタポルテ(既製服)も受け入れられました。ヨーロッパだけでなくアメリカでも受け入れられたというのが、彼のすごいところのひとつだと思います。もうリスペクトしかない…――音声ガイドを担当されていますが、おすすめポイントはありますか。津田さん音声ガイドは、ナレーションがメインのものが多いですが、今回のガイドはナレーションだけでなく、サンローランの名言も出てきます。そこは声の雰囲気を変えているので、ぜひ多くの方に聴いていただきたいですね。まず、作品を見て、ご自分のインスピレーションでいろいろ感じていただいて、そのうえで作品にまつわる音声ガイドを聴いていただけると、また情報量が増えて、世界が深くなったりするので、その順番がおすすめです。「イヴ・サンローラン展時を超えるスタイル」展示風景――音声ガイドで、イヴ・サンローランの人生にも触れられていますが、彼の生き方についてはどう思われましたか。津田さん21歳でディオールを継ぐ、というのは驚異的だと思います。それで自身のメゾンを開いて、すごいスピードでファッション界に躍り出る。彼の才能が開花するスピードに衝撃を受けました。華やかな世界で、華やかな作品をたくさん世に生み出して、しかもトレンドの最前線で戦っていた人ですが、この方はめちゃくちゃ静かな方なのではないか、と音声ガイドをしていて思いました。恐ろしくナイーブな方なのだな、と。本展でも、「想像上の旅」という章がありますが、彼は頭の中で旅をするという作業が一番好きで、それがクリエイティブの根源にあったのではないかな、と思いました。あとは、ご本人がかっこいい。スーツとメガネが本当にステキですよね。あのメガネ売っていないかな(笑)買いたくなっています。――イヴ・サンローランは、仕事に対して完璧主義だったと伝わっていますが、その姿勢についてはどう思われますか?津田さんもう、リスペクトしかないですね。そこまで到達できる表現者は、やはりなかなかいないと思います。まずは、そういう仕事の環境を獲得できるのがすごいことです。あとは、尽きない情熱。最後の最後まで追い込んでいく、という姿勢です。特にファッションは、ひとりの作業でつくれるものではないので、職人さんとともに、もしくはカンパニーとして、ひとつひとつの洋服を本当に極限まで追い込んでつくっていく。その姿勢と、折れない表現の力、強い信念、すごく学ぶべきものがありますよね。今回、音声ガイドの仕事で彼のことを詳しく知り、今日、実際に作品を見せていただいて、「すごいっ!」とひれ伏したくなりました。表現というものは、時代とともについえていくものでもあるのですが、サンローランの服は残る気がします。地域や時代を超えて、残っていくすごみを感じました。感動して拍手したくなる「イヴ・サンローラン展時を超えるスタイル」展示風景――今回はファッションの展覧会ですが、アートの展覧会などにも行かれますか。津田さん芝居の仕事をするなかで、できるだけ自分のなかから出てくる独自のものを表現していきたいと思っているので、いろいろインプットするように心がけています。そのひとつが、美術館に行くことです。――どんな美術展に行かれましたか?津田さん今年は、マティスやシーレ、佐伯祐三などの展覧会に行きました。どれもすばらしかったですね。例えば、マティスは表現を突き詰めていった末、晩年に切り絵のスタイルになりますが、その切り絵が超ハッピーな感じなのです。おじいちゃんになって、新たにドーンと飛び出したような感じで。そんなポップな切り絵を展示室で見たとき、本当に感動して、拍手喝さいしたくなりました。ブラボーで、スタンディングオベーションしたくなるほどの気持ちでした。その後、最晩年にマティスはロザリオ礼拝堂の設計を手がけますが、切り絵で爆発したポップが教会のデザインに着地していくのです。美術館に行くと、キュレーターさんの想いも伝わり、それらも含めてすごく感動します。――津田さんの感動が伝わってきます。ほかにも、記憶に残る展覧会はありますか?津田さん以前見たゲルハルト・リヒター展は、特にすごかったです。なかでも、《ビルケナウ》という有名な絵がある展示空間は、本当にすばらしかったです。展示室内に4つの絵画作品が並び、その作品の複製が向かいに並び、その横には横長の鏡の作品があり、鏡の反対側にはアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所の写真があるのです。この空間自体がアートだな、と思いました。現代美術というのは、どんな角度で物事をとらえるのかが大事だと思うのですが、その部分をリヒターの作品で深く体験できました。リヒターという作家は幅が広くて、手法をどんどん変えいくのです。自分がやってきたものが膠着しそうになると、また技法を変えて試していく。絵画とは、アートとは何か、という彼の表現に対する恐ろしいほどの探究心に圧倒されました。――ありがとうございます。では、最後に、展覧会に来られる方にメッセージをお願いいたします。津田さん今回の「イヴ・サンローラン展時を超えるスタイル」、本当に写真だけでは伝わらない作品が多数ありますので、ぜひ実物を見に来ていただけたらと思います。刺繍やスパンコールのすごさとかも実物を見ていただきたいですし、超一流の職人さんが一年がかりでつくっている作品もあります。そして、ぜひ音声ガイドとともにご覧いただけたらうれしいです。――ありがとうございました!取材を終えて…上品なサンローランのスーツがとてもお似合いだった津田さん。イヴ・サンローランの才能や、好きなアートについて語るときの熱量が非常に高く、表現者としてさまざまな人や作品をリスペクトされているお姿に感銘を受けました。そんな津田さんの美しく魅力的なボイスがたっぷり聴ける音声ガイドとともに、展覧会を楽しんでみてください。©︎ Musée Yves Saint Laurent ParisInformation会期:~2023年12月11日(月)休館日:毎週火曜日会場:国立新美術館企画展示室1E時間:10:00〜18:00※毎週金・土曜日は20:00まで※入場は閉館の30分前まで観覧料:一般¥2,300大学生¥1,500高校生¥900音声ガイド貸出価格:¥650(税込)※お一人様一台につき
2023年10月07日ちょっとしたお出かけや旅行に便利な「お財布バッグ」をまだ持っていない人は【niko and ...(ニコアンド)】の「オリジナルソフトお財布2WAYバッグ」をチェックしてみてはいかがでしょうか。オールシーズン活躍して、スタイリングのアクセントにもぴったり。今回はスタッフさんのお手本コーデとともに、その魅力をお届けします♡長財布もしっかり収納できる「お財布バッグ」出典:.st「オリジナルソフトお財布2WAYバッグ」¥4,950(税込)は、お財布が一体型になった2WAYタイプのボストンバッグ。約440gと軽量で、柔らかい質感の素材も目を引きます。小さめの水筒や長財布、スマホなども収納できるサイズ感で、普段使いにもうってつけ。内側にカードポケットとファスナーポケットがあるので、お財布としても使えますよ。太めのショルダーストラップが今っぽい出典:.stストラップ付きでショルダーバッグとして使える2WY仕様も嬉しいところ。やや太めのストラップが肩への負担を軽減しつつ、トレンド感を演出してくれます。ブラックの「オリジナルソフトお財布2WAYバッグ」はどんなコーデにも馴染む万能さが魅力的。ライトブルーのシャツにネイビーのワイドパンツを合わせてパキっとした配色に仕上げれば、垢抜けた印象のハンサムコーデの完成です♡ブラック・アイボリー・ブラウンの3色展開出典:.st「オリジナルソフトお財布2WAYバッグ」は、ブラックのほかにアイボリー・ブラウンもラインナップしています。アイボリーカラーを選べば、淡色コーデにも大活躍。こちらは上下ホワイトコーデに、キャメルのコートを羽織ったほっこりとした色合いが目を引きます。カジュアルな着こなしとの相性◎出典:.stころんとした丸みのあるボストンシルエットなので、カジュアルコーデと相性ばっちり。ナチュラルテイストな上下スウェットコーデに、ブラウンの「オリジナルソフトお財布2WAYバッグ」が差し色になっています。バッグのファスナーはサイドまでぐるりと開くため、荷物の取り出しもスムーズ。ぜひこれからの時期の一軍バッグに仲間入りさせてみてはいかがでしょうか♡※すべての商品情報・画像は.st出典です。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。writer:nanami
2023年10月07日ビッグトレンドとしてレッドがストリートを圧巻する中、爽やかでエレガントな「ホワイト&クリーム」コーデにも注目が集まったミラノファッションウィーク。女性らしくイノセントなイメージを放つこのカラーは2023年秋冬も健在です。今回は、ミラノの街角でキャッチしたおしゃれさんの「映えホワイト」コーデをお届けします。秋冬のホワイトコーデは異素材ミックスがポイントレイヤードしても重くならず、おしゃれに決まるのがホワイトカラーの良いところです。彼女のようにホワイトのファーボトムにレザー風のベストジャケットを合わせてコーデに立体感を出すことで即おしゃれに仕上がります。白コーデにはゴールドのアクセでゴージャスな雰囲気を添えると完璧です。ほっこり可愛いファーボトムは透けトップスが相性◉難易度高めのファーボトムを上手く着こなしたおしゃれ上級者をキャッチ。ふわっとした素材感が魅力のファーですが、ボリュームが出やすいのが悩み。でも、彼女のようにトップスに透け感のある素材を合わせることで、すっきりと攻略できます。オールホワイトも着こなしに洗練さを与えてくれそう。ハンサムで可愛いリボンのジャケットセットアップにドキッどうしてもマニッシュに仕上がりがちなホワイトジャケットのセットアップですが、今年は「女っぽ」エッセンスを注入したいところ。彼女のように、さりげなく同色のリボンが施されたデザインや、デコルテの肌見せで女らしさを演出するのが効果的です。差し色にしたブラックの靴やベージュのバッグはカジュアルな雰囲気なものを合わせて今っぽく。ホワイトジャケットは軽やかなスカートでレディに昇華オンでもオフでも使えて華やかなホワイトのジャケットは上品すぎ!? なんて思っていませんか? 1枚羽織るだけで清楚できちんと感を演出してくれるので、ボトムはスカートがおすすめです。彼女のような透け感のあるレースのマキシスカートを合わせると、ドラマチック&今っぽく仕上がります。ホワイトは異素材をレイヤードしてコーデに奥行きを1枚でも存在感たっぷりなニットのマキシワンピに、マキシコートをレイヤードした大人っぽい雰囲気の彼女。温かみのあるクリームカラーなので、同じ丈感で重ねても重くなりすぎず今っぽく仕上がるのが嬉しい。質感の異なるレザーバッグやサンダルもコーデに抜け感を与えてくれるポイントです。 シーズンレスで楽しめるホワイト&クリームコーデは、ポイントを抑えることでおしゃれの幅がぐんと広がります。ぜひ、海外ファッショニスタの着こなしを参考にワードローブに追加してみては?
2023年10月07日10月29日(日)HugMug編集部にて、読者モデルのHugMugフレンズと編集部、HugMugで活躍するスタイリスト陣が出品するおしゃれなキッズ&ママ・パパのフリーマーケットを開催します。当日はファミリーSNAP撮影会や、ハロウィン直前ということで、子どもが楽しめる工作ワークショップも同時開催します。ぜひ遊びにきてね!#01|家族みんなで買い物しようHugMug FLEA MARKET昨年秋に大盛況だったHugMugフリーマーケットがパワーアップしてカムバック! 今年はキッズアイテムに加えてママ&パパのアイテムを出品します。家族みんなのアイテムが探せるのでぜひみんなで遊びに来てください♪ 今回は、読者モデルのHugMugフレンズ23名と、編集部メンバー、HugMugで活躍するスタイリストが出品します。※今年は室内で開催します出品者一覧〈HugMugフレンズ〉akane / aya / bonjojonbo / maiko / Rino / rui / ryoko / yurina / アユミ / おおぬきまりこ / ちえみ / みなみ / ゆき / 河原井 美幸 / 高橋唯子 / 上條裕美子 / 新井久美子 / 春海茜 / 瀬川愛 / 星河 / 長尾あずさ / 美里 / 木村さやこ / 與賀田真理央〈スタイリスト、編集部…etc〉塚田綾子(スタイリスト) / 番場直美(スタイリスト) / 清水洋子(TAKE TOKYOオーナー) / 森川雅代(スタイリスト) / 丸山理奈(ennpr.) / HugMug編集部※敬称略#02|家族の思い出写真を撮ろうHugMug FAMILY SNAP会場の屋外にてファミリーSNAP撮影会を開催します。ご来場いただいた方はどなたでも無料でご参加いただけます。後日撮影データをメールにてプレゼントさせていただきます。お気軽にご参加ください。家族でおしゃれをして遊びに来てくださいね!〈昨年のSNAPはこちら〉#03|ワークショップに参加しようHELLOWEEN WORK SHOPハロウィン直前の週末ということで、可愛くプチ仮装ができるカチューシャがつくれるワークショップと、塗り絵をしてオリジナルのキーホルダーがつくれるワークショップを開催します!(事前予約不要ですが、予定数に達し次第終了とさせていただきます)ワークショップ #01カチューシャづくりキッズサイズのカチューシャをベースに、モールや目玉パーツなどをつけてオリジナルのヘッドピースがつくれます。ご希望の方は顔にペイントもさせていただきます♪参加費:1点 300円(お支払い方法はPayPayのみとなります)ワークショップ #02塗り絵キーホルダーづくり5種類のイラストから好きな塗り絵を選んでオリジナルのキーホルダーを仕上げましょう! 色を塗っても、シールでデコレーションしてもOK♪参加費:1点 300円(お支払い方法はPaypayのみとなります)〈イベント概要〉HugMug FLEA MARKET〈開催日〉2023年10月29日(日)〈イベント開催時間〉◾︎フリーマーケット開催時間:11:00-17:00◾︎SNAP受付時間:11:00-16:00◾︎ワークショップ受付時間:11:00-16:30〈開催場所〉東京都千代田区九段南2-3-14 日本生命靖国九段南ビル1F(九段下駅から徒歩9分、市ヶ谷駅から徒歩10分)建物正面左のアーチ状に飛び出した部分が会場となります。当日のご注意点◾︎当日の混雑状況によっては整理券を配布し、入場を制限する場合がございます。当日は公式Instagramにてアナウンスいたします。◾︎お支払い方法はPayPayのみとなります。予めアプリをダウンロードして設定した上でお買い物をお願いします。◾︎お買い物袋はご自身でエコバッグなどをお持ちください。◾︎返品や交換は受け付けておりませんのでご注意ください。◾︎ワークショップは予定数に達し次第終了させていただきます。◾︎小さなお子さまからは目を離さないようにお願いします。〈主催〉HugMug編集部
2023年10月06日