「きょうだいげんか」について知りたいことや今話題の「きょうだいげんか」についての記事をチェック! (2/7)
結婚当初から、私たち夫婦は2人以上子どもが欲しいねと話していました。夫婦共に子どもが好きで、夫は2人きょうだい、私は3人きょうだいだったため、きょうだいがいる家庭が当たり前だと思っていたのです。そんな私たち夫婦の共通認識に変化が起きたキッカケは、1人目の妊活でした。1人目の妊活夫は既婚の友人が多く、私との結婚前から友人の妊活話を聞くことがあったようです。その中で、友人が奥さんから「今日排卵日だからよろしくね」と言われてセックスするというエピソードを、「俺はそんなふうにプレッシャーをかけられるのは絶対に嫌だ」と話していました。 そんな夫の気持ちを尊重して、約1年間は基礎体温と排卵検査薬から排卵日を予想し、排卵日前後にそれとなく私から誘っていました。 人生で一番つらい日々妊活を始めて最初の半年は特にストレスもなく過ごせていましたが、次第に夫は誘う私の手を眠いと言って払い除けるようになっていきました。そんな日もあるかと最初は気にしなかったものの、「勘弁してよ」「何? そんなにしたいの?」「んー(寝たフリ)」などと拒まれることが増え、次第に私は夫を誘うことが怖くなっていきました。 しかし夫との子どもが欲しかった私は何度も誘い、何度も拒否され……。女性としての自信を失い、愛されていないのでは?と思い悩む日々を送っていました。 子どもが欲しいと語る夫への提案拒まれる悲しさを夫に話すとその月は応じてくれましたが、私が言ったから仕方なくしているんじゃないかと思い、悲しみは消えませんでした。それでも共通の友人に子どもが欲しいと語る夫。そんな夫に私が提案したのは不妊治療でした。 最初は反対していた夫でしたが、検査の結果私に問題はなく、夫が乏精子症と診断されたことから不妊治療へ協力的に。結局タイミング法や人工授精では授かれず、体外受精で第1子を授かりましたが、あんなにつらい思いをするのであれば、もう子どもは1人でいいと考えるようになりました。 妊娠、出産、そして2人目妊活へ夫は妊娠中も産後も私の体を気づかってくれ、穏やかに過ごせました。そして育児に積極的に参加する夫の姿を見るうちに、もう1人子どもが欲しいと思うように。しかし、妊活のつらい記憶からなかなか踏み出せずにいました。 そんなときに見つけたのが、生理日から排卵日を予測してくれる携帯のアプリです。夫にもアプリをダウンロードしてもらうことで、私が生理日を入力すると妊娠しやすい時期を夫に共有できるようになりました。そして、私からは誘わずに夫のタイミングで誘ってもらうことで2人目妊活に踏み出せたのです。 夫に拒まれ続けたつらい記憶から2人目妊活に踏み出せずにいましたが、アプリのおかげで数年ぶりに夫から誘われ、2人目妊活を始めました。夫も自分の態度のせいで私につらい思いをさせてしまった罪悪感から、2人目妊活を言い出せなかったそうです。授かることができるかはわかりませんが、ストレスを溜めず、ゆったりとした気持ちで過ごしていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:小谷かずえ/女性・主婦。不妊治療を経て出産。現在3歳女児の母で元ウエディングプランナー。転勤族で九州在住し、ウエディング関係の記事や妊活に関する記事を執筆中。 ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年11月02日2023年10月18日、俳優の土屋神葉(つちや・しんば)さんがInstagramを更新。オフを満喫する姿を公開し、写真に反響が上がっています。共演歴のある作曲家の長谷川カオナシさんと食事をしたり、バンド『クリープハイプ』のライブに行ったりと、オフの日も感性を磨くようにしている新葉さん。ライブには、実姉であり俳優の土屋太鳳さんと参加!2人そろって笑顔の『姉弟ショット』を公開しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 土屋神葉(@simbatsuchiya_official)がシェアした投稿 2023年8月に、太鳳さんは音楽グループ『GENERATIONS from EXILE TRIBE』のメンバーである、歌手の片寄涼太さんとの子供を出産。現在は俳優と母親として活躍していますが、この日は1人の姉として、家族との楽しいひと時を過ごしたようです。2019年に映画『バンブルビー』で共演を果たすだけでなく、私生活での仲のいいエピソードも多い、神葉さんと太鳳さん。素敵な写真に対し、多くの人からコメントが寄せられました。・わー太鳳ちゃんだ!変わらず元気そうでよかった!・2人とも、かわいすぎて癒されました!素敵な写真をありがとうございます。・楽しそうで何よりです。そして、仲がよくてうらやましい!大人になるにつれて、自然と距離感が生じてしまうきょうだいは少なくありません。何歳になっても、こうして楽しい時間を共有できる土屋姉弟の姿に、多くの人が笑顔になったようです![文・構成/grape編集部]
2023年10月20日出産そして子育てに奮闘する小梅と、その夫で性格にやや難がある!?やっくんの物語です。電話をしている間に小梅の娘・麦ちゃんと姉がいなくなったことに気づいた小梅は、母に行き先を尋ねました。どうやら咲良は、麦ちゃんを連れて車で出て行ったようです。母は咲良に金銭的な援助を受けているため、「お姉ちゃんの言う通りにしてほしい」と言い出します。母は味方ではないと悟った小梅は、自分ひとりで麦ちゃんを探すと家を飛び出しました。咲良が行きそうなところは、やっぱりやっくんのところ。小梅は美容室へ向かい、やっくんが咲良に電話をするとーー。やっくんからの電話に出た咲良。やっくんからの電話を喜び、今日は新居に帰ってきてと伝えます。小梅とやっくんはまだ離婚すると決まっていませんが、咲良はすでに新居の準備を進めていました。咲良のペースに付いていけないやっくん。鬼気迫る様子に脅威を感じるものの、どうすることもできません。一方の小梅はやっくんから住所を聞き出し、娘の元へと急ぎます。ドアの前まで来ると、麦ちゃんの泣き声が……。ドアを叩くと咲良が顔を出しました。 子どもは私たちが育てると主張する姉 咲良の居場所を突き止めた小梅。部屋からは麦ちゃんの泣き声が聞こえるので、一刻も早く娘に会いたい……。しかし、咲良は部屋に入れたくない様子です。そこで小梅は、「私が離婚に応じなければ、離婚届を出せないよ?」と、自分がキーパーソンであり、自分がいないと2人が結婚できない事を匂わせました。やっくんと結婚したい咲良はしばらく考え、離婚届にサインすることを条件に小梅を部屋へ入れました。 麦ちゃんの元へ駆け寄る小梅。「お姉ちゃんは麦の伯母じゃない。夫の不倫相手に麦は渡せない」と咲良に伝えますが、麦ちゃんは私とやっくんで育てると聞きません。やっくんと咲良の2人で新生活を始めてほしいと小梅が言い返すも、小梅がシングルマザーになって子どもを育てられるはずがない、子どもには父親と母親が必要だと話します。1歳の子どもを育てながら仕事ができるのか?保育園に落ちたらどうするのか?贅沢な暮らしはさせられないよね?と小梅を質問責めに。 そして、自分とやっくんなら小梅にきょうだいを作ってあげられると言い出し……。自分たちと一緒にいた方が麦ちゃんは幸せになることを主張。やっくんだけでなく、麦ちゃんも差し出すように迫る咲良でした。 小梅とやっくんはまだ離婚話もしていませんが、咲良の暴走がどんどん激しくなっていますね。咲良の独りよがりの言動に周囲が振り回されていますが、小梅は麦ちゃんのことを思って手放すのか、それともシングルマザーとして育てていくのか。小梅の返事も気になるところです。 紙屋束実さんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実
2023年10月05日ひとりっ子の我が家は、学校での情報収集に躍起になっていました。何度か学校行事に参加するうち、お兄ちゃんがいるママと仲良くなり、何でも話す仲に。ですが、ママ友のある言葉がきっかけで疎遠になりました。ママ友と仲良くなりすぎて…ひとりっ子の我が家は、学校での情報収集に躍起になっていました。何度か学校行事に参加するうちに、お兄ちゃんがいるママと仲良くなりました。お兄ちゃんがいるので、勉強や学校生活についても先取りで教えてもらうことが多かったです。 何でも話す仲でしたが、違和感を感じるようになったのは夫婦生活のアドバイスをされたこと。うちはひとりっ子で満足しており、かつ私の健康面の問題があり2人目は難しいとお医者さんに言われていました。それなのにママ友は、「きょうだいはいいわよ」としつこく言うように……。 彼女と縁を切ることになったのは「きょうだいがいない〇〇くんがかわいそう」と言われたから。兄弟姉妹がいれば楽しいだろうと考えることはありましたが、ひとりっ子がかわいそうという偏見にびっくり。心の奥がすっと冷めるのを感じました。ママ同士は、子供同士の関係性で距離感を図るのが良いのかなと思いました。 ◇ ◇ ◇ ママ友同士、距離が近すぎると心地よい関係が壊れてしまうこともありますよね。ほどよい距離感で付き合いたいですが、仲良くなるとそれが難しいことも……。合わないと思ったら、少しずつ距離を置くという選択も必要ですね。 作画/森田家著者:伊藤和子パートで働く1児の母。
2023年09月22日レトルトや冷凍の食品トレイの匂いが気になる…嗅覚過敏のわが子たちわが家では、基本的に私がほとんどの食事を手づくりしています(たまに外食する事はあります)。夫がⅠ型糖尿病で食事内容に若干の制限があることと、子どもたちに嗅覚の過敏があり、レトルトや冷凍食品のトレイが電子レンジで温められたときの匂いを大変嫌うためです。Upload By 寺島ヒロスーパーのお惣菜やレトルト食品など出来合いで食べられるものを、いろいろ試して見つけ出すことができれば、私の家事の負担が減って良いかなーとは思います。でも、試しに買ってきたものを食べられないとなったとき、わが家の子どもたちは断固として残してしまうので、「食べ物を残すなんて!」という心理的負担に私が耐えきれず、結局いつも手づくりしてしまうのです。限界オカン、家事を放り出すの巻今年の3月、春にしては急に暑くなった日がありました。その暑さと疲れから、私には食事をつくるエネルギーがもう残っていませんでした。料理をするどころか、献立を考えるのも、お弁当を買いに行くのも面倒!と思った私は、夫に「今日は晩ごはんのこと考えたくない!お父さん、子どもたちと買い物に行ってなんか買ってきて済ませて!」とアバウトに言い放ち、暗い部屋で映画を観て寝落ちしてしまいました。夜中に目を覚ますと驚きの光景が……!少し寝てすっきりして、夜中に目を覚ますと……娘と息子が土気色(つちけいろ)の顔をして、オレンジの手元灯のみが照らす薄暗い部屋に並んで座っていました。四角いテーブルの一辺に並んで座っているのはちょっと異様な光景でした。Upload By 寺島ヒロ何があったのか夫に聞いてみた起きてきた夫に尋ねたところ、私が寝た後、子どもたちと一緒にショッピングモールに行き、それぞれが好きなレトルトカレーを選んで購入して、ご飯を炊いて食べたのだそうです。「ずっとごきげんだったよ?」という夫。娘と息子も、特に何かあったと認識しているわけではないらしく、私が起きていると気がつくといつも通りに会話をしてきました。しかし、明らかに元気がなく顔色が悪いのです。平気なつもりで体に不調が出てしまうその日から、2人の精神状態は大変不安定になってしまいました。息子と娘はそれぞれテストを控えていたのですが、息子は何度もストレスから嘔吐してしまい、脱水症状寸前に。娘も、今まで何も言っていなかったのに、「テストができなくて2年生に進級できなかったらどうしよう」と繰り返すようになり、寝つけなくなりました。テスト前日は2時間ほど布団の中で震えた後、薬を飲んで眠りにつきました。ルーティンが崩れたら体調も崩れる?どんなことでも、彼らは非常に繊細な感じがします。今回はテストは無事に受けられたものの、原因の分からないめまいや頭痛、だるさなどの体調不良に悩まされ、なかなか回復しませんでした。わが家の凸凹きょうだいには、私が目の前で料理して、その間ちょちょい話をして、一緒に食事をして、食べ終えたら「風呂に行きなさい」とか言う儀式がないとダメだったみたいです。ルーティンが完成しないと感じているのかもしれません。正直面倒なことこの上ないですが、こういうことも考慮して将来の自立について考えなければいけないのだなあと思うのでした。執筆/寺島ヒロ(監修:初川先生)ヒロさんの不調、そしてきょうだい2人の不調エピソードをありがとうございます。今年の夏は異様に暑かったですね。暑さにやられて、食事をつくるどころではない状態になるのも分かります(同じような思いをされた方も多いですよね、きっと)。さて、私はこれはルーティンが崩れたからきょうだい2人が不調になった面ももちろんあると思うのですが、そのほかにも要因がなかったかは検討してもいいかなと思いました。ヒロさんが不調で家事ができずに寝たことを2人はどう捉えたのか、それをお父さんは2人にどんな風に話したのか、そのあたりが気になりました。誰しも体調が悪くなることはありますが、それがすぐに治るものと捉えるか、何か良くないことが始まる前兆のように捉えるか、そのあたりは(大人だとニュートラルに捉えられますが)子どもだと悪いほうに捉えてしまうこともあるかもしれません。こういう場合に、例えば「いつもお母さんは元気とは限らないんだから、一人でも自分の食事くらい用意できるようになっておかないとね!」といった激励の言葉を仮にお父さんがかけたとすると、そのプレッシャーも感じてしまうかもしれません。そして、そもそもヒロさんが不調になるくらいの暑さなので、元々みんな調子崩しかけていたのかもとも思います。そこにテスト前という条件が重なっていたら、なかなかに厳しい状況だったのかなとも想像します。ルーティンを守ることは発達特性の強めのお子さん方が安定した日々の生活を営む上ではとても大事なことです。しかし、子どもは成長し、また親は歳を取ります。年月の経過以外にも今回のように突発的に何らかの出来事が生じることはあります。そうした場合に備えて、「ルーティンその2」のようなもの(非常用ルーティンのようなもの)を事前につくっておき元気なときに試しておくか、あるいは通常ルーティンにある程度の余白(柔軟に変更の入る余地)があるとよいのだろうなと感じました。ヒロさんがいつもいつも元気でいられたらいいのですが、それなしではきょうだいの安定が図られないのだとしたら、やはりそこには持続可能性という点で、長期的にリスクを抱えているようにも感じます。誰かが頑張ることで維持される仕組みは、実はそこが損なわれたときにみんなが苦しくなってしまう可能性があるのです。持続可能性という点から、ルーティンの点検をしてみることも、良い変化や気づきをもたらしてくれるかもしれませんね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年09月22日きょうだい児として育ったはちみつこさん。きょうだい児とは、障害や病気などを兄弟姉妹に持つ子どものこと。はちみつこさんにはふみちゃんという妹がいるのですが、子どものころから少し「あれ?」と感じることが多くありました。そんな矢先、「就職したはずの妹が解雇になった」と母親から電話を受けたはちみつこさん。結局ふみちゃんははちみつこさんが住むB市に引っ越すことが決まったものの、家賃はすべて母親持ち。自分とあまりにも違う扱いを不公平に感じ、はちみつこさんはふみちゃんへのイライラを抑えられません。はちみつこさんがふみちゃんにイラ立ちを募らせていたのは、当時の仕事上での待遇にも原因があったようで……?そして3年後。妹との関係は… しばらくの間ふみちゃんと距離をおいていたはちみつこさん。そんな2人の関係を変えるきっかけとなったのは、はちみつこさんの出産でした。母親から、ふみちゃんははちみつこさんにずっと憧れていること、女性としての幸せを望めない可能性があることなどを聞いたのです。親になったからこそ、母親のふみちゃんへの気持ちを理解できるようになったはちみつこさん。今ではピンチのときに助けてもらうなど、ふみちゃんを頼りにしています。まだふみちゃんを心配に思うこともあるはちみつこさんですが、限りある人生の中で、家族と暮らす「今」という時間を大切にしたいと思っているのでした。 はちみつこさんが感じたように、「親になって初めてわかった」という経験をしたことがある方は多いでしょう。たしかに、マイペースなふみちゃんとしっかりもののはちみつこさんに対し、母親の対応は平等ではなかったかもしれません。 ですが、母親はどちらの子のこともしっかりと愛していたはず。 人のきょうだい関係を羨ましく感じることもあるかもしれませんが、家族の存在は何にも代えがたいものです。 自分の家族だからこそ築ける、かけがえのない関係を大切にしていきたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター はちみつこ
2023年08月31日発達障害の姉と妹は仲良し姉妹わが家には3歳差の仲良し姉妹がいます。自閉スペクトラム症、ADHDがある姉(現在中1)は、小1~小3は通常学級(小1は加配あり)、小4~小6は特別支援学級(情緒)、中学進学後も特別支援学級(情緒)に引き続き通っています。普段は素直で優しい姉ですが、こだわり強め、癇癪頻発、また特性から1日中しゃべり続けていることもあります。記憶力が良いため昔のことをよく覚えていて、特につらく悲しい記憶が抜けない面があります。以前交流級の男子数名からいじめにあったことがあり、学校へ行くことが怖く現在は不登校を選んでいます。妹(現在小4)は、周りをよく見ていて常に気配りできる子どもです。いつも自然に姉の面倒を見てくれていて、声かけのタイミングや話の聞き方は療育の先生より上手と思えるほどです。二人の関係は良好です。妹が姉のやりたいことを優先してくれることもありますが、妹が対戦ゲームをしたいときなどは、姉を誘って一緒に遊んでもらうこともあります。姉は話を聞いてもらいたいタイプなのですが、脈絡なく話してしまったり、話が飛び飛びになったりもするし、聞き取りにくいことも多々あります。それでも妹は相づちを入れつつ「ちゃんと聞いているよ」という姿勢で姉との会話を楽しんでいるようです。このように妹は話の聞き方一つにしても、親以上に姉への対応が上手だなと感じています。それは4歳の頃から自然に身についていったように思えます。Upload By ユーザー体験談4歳から自然と身についていた姉への「声がけの仕方」妹は小さい頃から”周囲の人を助けたい”と思う性格のようで、園や学校のお友達が困っていると自然と手助けをしていましたし、姉のフォローもいつもすすんでしてくれています。姉は話しかけられても気づかないことが多いのですが、妹は4歳くらいの頃から、姉に話しかけるときは姉の視界に入る場所に移動して名前を呼び、一旦注目させてから話すということを自然と行っていました。普段私がそのように話しかけている様子を見て、自然に習得したようです。妹が年長くらいになると、出かける際、姉に「〇〇(姉の名前)、□□(場所)に行きます。あわてないで準備します」などと姉に声がけをするようになりました。姉のパニックや癇癪に事前に気づいてくれるまた、妹は姉のパニックや癇癪に対して、落ち着くまでそっとしておいたほうがいいときと声がけをしてあげたほうがいいときの違いを感覚的に掴み、対応してくれます。それも妹が4歳頃から自然と行っていたように思います。姉がパニックや癇癪を起こしたときは、落ち着くまで待つのが1番の対応になります。妹はそのときも何も話しかけずただ待っています。そして、おさまったタイミングで、「落ち着けてよかった」など声をかけて、パニックや癇癪を起こしたことは責めません。ちゃんと落ち着けたタイミングを見極められていることもすごいことだなぁと思います。また、姉がパニックを起こしそうになる状態に気づくのがとても早く、先生がそれに気づかず進めていると、「〇〇(姉の名前)大丈夫?ちょっと休む?」と絶妙なタイミングで声をかけています。妹の声かけがもう1分遅かったら癇癪を起こしていただろうと思うことが何度もありました。癇癪を起こしてしまうと長いし、本人も周りもつらいので、一瞬の表情の変化や動きで気づいて助けてくれる妹にはとても助かっています。また姉も「ありがとう、ちょっと休みたいな」と妹の声がけだと素直に応じられることが多いです。Upload By ユーザー体験談姉のパニックを最小限に抑えてくれる妹のすばやい状況理解と対応以前療育施設で、姉と妹だけ別の部屋に案内されたときの話です。案内された部屋には、学校の机と椅子があり、その部屋に案内された時、一瞬姉の動きが止まりました。瞬時に妹はその動きに気づき「やばい!」と思ったそう。やはり姉が癇癪起こす直前の状態、体が強張る様子になっていました。いじめられて不登校になった姉は、学校を思い出させる机と椅子がとてもつらく、耐え難いものでした。療育の先生はそのことを知らなかったということもあり、異変の理由に気づきませんでした。私は、姉が学校の机と椅子が嫌なことを妹には話していなかったのですが、妹は姉が学校を連想したのかもしれないとすぐ気づき、部屋に入る前に「このお部屋は学校みたいだから〇〇(姉の名前)は苦手みたい」と療育の先生に教えてくれました。また姉には「この部屋はいやだよね。無理しなくていいと思うよ」と穏やかに声をかけていました。Upload By ユーザー体験談その後、妹が姉にその後の予定を話し、落ち着かせようとしてくれました。姉も一旦落ち着きかけたのですが、少しパニックになってしまったため、その日の療育はそのまま終わってしまいました。ですが、あのまま案内された部屋に入っていたら、1週間は荒れていたと思います。妹の気づきと素早い対応のおかげで、その日1日荒れる程度で済みました。これからも仲良し姉妹で!姉は少しでも過ごしやすいように、妹には好きを優先してほしいこのように妹には姉だけでなく、私もとても助けてもらっています。ただ、優しすぎて自己主張が苦手な面がある妹。いつも負担や我慢ばかりさせているかと思うと、親として申し訳ない気持ちもあります。ですので、母と妹2人で出かけたり、ぎゅーっと抱きしめることは欠かせません。Upload By ユーザー体験談親としては、二人がこれからも仲良し姉妹でいてもらいたいというのが何よりの望みです。姉は、素直で優しい部分はそのままで、気持ちのコントロールを徐々にできるようになってもらい、悲しみばかりに囚われず少しでも過ごしやすくなってもらいたいです。妹は……いつも自分の気持ちよりも相手のことを優先しがちなので、もっと自分のやりたいこと、好きなことを優先できるようにになってもらいたいです。サポートには本当に助かっていますが、妹には妹の人生があると思うので、その部分は我慢をさせないように親としても注意して見守っていきたいです。また妹は、家では姉をサポートし、学校では特別支援学級の子をサポートしているようです。本人も人を助けたい思いが強く、大人になったら姉の通う療育施設の先生になろうかなと話しているので、療育の先生になって支援が必要な子やその家族の支えになる存在になってくれればと思っています。イラスト/カタバミエピソード参考/naco.(監修:森先生)とっても良い妹さんですね。お母さんから妹さんへの配慮も、大変素晴らしいと感じます。発達障害のある子どもが成長するためには、親だけでなく家族全員の協力が得られるとより良いですよね。親だけではケアできない部分もあり、同年代のきょうだいからケアしてくれることは、とっても助かるでしょう。ただし、パニックや癇癪の対応は、大人でも疲れてしまうこともあるくらい大変なことです。「きょうだい児」がどんなに優秀でも、親はそれに甘え過ぎないことが大切です。「きょうだい児」にも、安心して家族に甘えたり、ときに反抗したりすることも必要です。「きょうだい児」とのコミュニケーションも大切にして、ときに親と2人っきりで甘えられる時間を意識的にとってあげること。「お世話をしてくれるから」でなく、「その子自身を愛している」こと、「その子のやりたいことを応援している」ことを、これからも今の調子でしっかりと伝えられるといいのではないかと思います。
2023年08月31日きょうだい児として育ったはちみつこさん。きょうだい児とは、障害や病気などを兄弟姉妹に持つ子どものこと。はちみつこさんにはふみちゃんという妹がいるのですが、子どものころから少し「あれ?」と感じることが多くありました。そんな矢先、就職したはずの妹が「解雇になった」と母親から電話を受けたはちみつこさん。心配になり一人暮らしをするふみちゃんの部屋を訪れると、そこは自分の部屋とは雲泥の差の広さと設備の部屋でした。しかも母親がすべて準備したと知りはちみつこさんは自分への愛情の差を感じます。退去日の迫った部屋の退去準備もままならないふみちゃんの荷造りを手伝い、部屋を後にしましたが、その後、マイペースすぎる妹との同居を母親から提案され……。ふみちゃんの就職が決まるまで金銭的なサポートはすると母親は言いますが、仕事が忙しく心の余裕がないはちみつこさん。「いいよ。」と答えることはできませんでした。次に母親が提案してきたのは… はちみつこさんが住むB市にふみちゃんを住まわせることにした母親は、不動産の本契約を2人で行ってほしいとお願いします。 「一緒に住むよりはいいか……」と受け入れたはちみつこさんでしたが、ふみちゃんは相変わらずマイペース。加えて働いているはちみつこさんより好条件の物件に住むようです。 これまでの不満が募っていたこともあり、つい母親に文句の電話をかけてしまうはちみつこさん。 結局母親の気持ちを尊重することにしたものの、ふみちゃんの理解できない言動の数々に思わず本人にイライラをぶつけてしまうのでした。沈黙を貫くふみちゃんが本当はどう感じていたのかはわかりませんが、今の状況を姉からよく思われていないことは理解していたはず。一方のはちみつこさんにとっては、母親から手厚いサポートを受ける妹を疎ましく思う気持ちがあったのでしょう。お互い思うところはあるかもしれませんが、家族は唯一無二の存在です。助け合えるのも家族だからこそ。2人が仲直りして、関係が修復できるのを祈るばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター はちみつこ
2023年08月30日きょうだい児として育ったはちみつこさん。きょうだい児とは、障害や病気などを兄弟姉妹に持つ子どものこと。はちみつこさんにはふみちゃんという2つ下の妹がいるのですが、子どものころから少し「あれ?」と感じることが多くありました。そんな矢先、就職したはずの妹が「解雇になった」と母から電話を受けたはちみつこさん。急遽ふみちゃんに会いに行くことになったのですが……。居眠りを繰り返したことが原因で解雇されたというふみちゃん。妹は真面目だと思っていただけに、はちみつこさんにはその事実が信じられません。ですが、実はふみちゃんの居眠り癖は学生時代からあったようで……?久しぶりに会った妹の様子は… はちみつこさんがふみちゃんの体型以上に気になったのが、自分とは比較にならないほど広くてきれいな部屋でした。 母親がふみちゃんのためにいろいろ負担していたことを知り、はちみつこさんは妹への嫉妬心をにじませます。 一方のふみちゃんは部屋を退去しないといけない状況であるにもかかわらず、マイペースを崩しません。 そんなふみちゃんとの同居を母親に提案され、嫌な予感しかないはちみつこさん。「働きながらふみちゃんのサポートもしなければならないのでは……」と不安に感じてしまうのでした。 きょうだいのいる家庭では、親の愛情が平等ではないと感じたことがある人もきっといるでしょう。 親は同じように愛情を注いでいるつもりでも、子どもの性格によっては接し方を変えざるを得ない状況も。「なんで妹ばっかり」「私だけ愛情が薄い…」そんな言葉をもし子どもから掛けられたら、親としてはどう答えるのが正解なのでしょうか。 平等にしなければいけないとわかっていながらも、平等にするのが難しいきょうだい育児。 あなたが親なら、マイペースすぎるふみちゃんと、しっかりもののはちみつこさんのどちらとも平等に接することができますか?著者:マンガ家・イラストレーター はちみつこ
2023年08月29日忘れっぽい・片づけられない・口が達者な姉と、忘れられない・片づける・口下手な弟現在24歳の姉は、23歳のときに不注意優勢のADHD、15歳の弟は6歳の時に自閉スペクトラム症、13歳でLDと診断されました。姉の診断はつい最近ですが、小さい頃から忘れっぽい、片づけられない、そしてなにより口が達者でした。振り返ると特性があったと感じます。一方、弟はそんな姉とは正反対。いつまでも記憶が残り、几帳面で口下手、そして徹底してルールを守る性格です。昔はこの二人の間を取り持つのがとても大変でした。こちらを立てればあちらが立たず、まさに母である私は板挟み状態だったのです。姉を恐れる弟。母親を通して話しかけるようになったら姉が逆切れ。板挟みの私姉と弟は9歳年が離れています。そんな年齢差もあって、弟は姉を怖がって言いたいことも言えず、それが原因で癇癪を起こすことがありました……。姉が13歳くらい、弟が4歳くらいの頃のことです。弟が姉に話しかけたところ、姉が何かに夢中になっているタイミングだったようで、その際姉が「あーん?」「何?」とちょっと迷惑そうな、低い声で返事をしたそうなのです。その言い方が弟には怖かったようで、「もう少し優しく言って」とお願いしたそうなのですが、姉は特性もあって忘れてしまい、それから弟は返事が怖い、いつも怖い声の返事をされそうで話しかけられないと姉に怯えるようになってしまいました……。Upload By ユーザー体験談私からも姉に「優しく返事をして」とお願いしたのですが、何度言っても忘却の彼方。その後、弟は姉に話しかけたいときは私に「〇〇にこう言って欲しい」とお願いするようになりました。ですが、これに姉は「なぜ自分で言って来ないのか」と逆に腹を立てる始末。そして得意のよく回る口で弟を責め、弟はパニックに……。・弟は姉が何かに集中しているタイミングで声をかけない(4歳では難しかったと思いますが)・姉は怖い声ではなく、優しく返事をするという点がクリアできていれば防げていたんだろうな、と今となっては思います……。片づけられない姉 VS 絶対片づける弟また、弟は片づけが得意です。おもちゃを出してもキチンと片づけます。そんな弟と正反対の姉。やりたいゲームのカセットを探すために、持っているカセットを床に広げ、それを片づけないまま遊びだします。そうなると「今すぐ遊びたい姉 VS 何時までも出しっぱなしが許せない弟」です。お互い言葉の応酬となり、最終的には弟が大泣きして私が間に入ります。Upload By ユーザー体験談また、13歳で反抗期に入った姉は、警察さながら「片づけて」と取り締まる弟をよく思わず、さらに、私がキチンと片づける弟を褒める場面に出くわすたびにイライラしたようで、弟に対して、地味な嫌味を繰り広げていました。片づけが得意という弟も、まだ4歳です。片づけていても、欲しいパーツやミニカーがないと大騒ぎすることもあります。それを見た姉は、「片づけが上手いって言うのは、どこにどれがあるか分かっている人のことだよ。お前は片づけるのが下手!」と嫌な一言。この言葉には私も当然弟側に立ったのですが、どうしても年の離れた弟の肩を持つ私に対してもイライラするらしく、余計に口撃(口がよく回るので)が増えるだけになってしまいました。私は弟に、姉の言い方はよくないけれど、どこに何があるかわかるように、この箱にはミニカー、こっちはブロックをしまわない?などの助言をし、欲しい物がなくならない対応を提案したのですが、弟はこだわりが強く片づけ方を変えることは許してくれませんでした。このぶつかり合い、どうすれば解決できるのか……頭を抱えたものです。成長したきょうだい。24歳の姉、高校生になった弟とのトラブルは…今ではお互いに成長し、身体が娘より大きくなった弟は、言いたいこともズバッと言うようになりました。怯えていた幼い頃の姿はもうありません。ただ、片づけについては現在も正反対。二人とも自室があるのですが、姉の部屋は物が散乱し足の踏み場もない程ですが、弟はそれなりにきれいにしています。娘は客間に居座ることが多いのですが、それを息子は気に入らず「客間は、○○(姉の名前)の部屋じゃない。何でもやってもらえると思うなよ。自分の部屋をまず片づけろよ」と言っています。これに姉はうるさいなーという態度をとるくらいで、言い争いはありません。Upload By ユーザー体験談二人ともお互いの特性を理解し、今では仲が良くなりました。むしろ母はのけ者?最近は夜勤がある忙しい私のために二人して家事を分担して協力してくれたり、いつのまにか一緒に洋服を買いに行っていたり、ご飯を食べに行っていたり、ゲームの話を楽しそうに話したり……。むしろ母はのけ者扱いです。ここまで来るのにいろいろなストレスがありましたが、今なら「あんなこともあったよね」と笑い話ができる程になりました。Upload By ユーザー体験談二人きりの姉弟で、凸凹だらけ。だけど、できないところをできる人が埋めて上手くいくなら、協力しあって欲しいです。困っていることを声に出し周りに助けを求めることで、それに応えてくれる人が必ずいることを忘れずに、二人が前を向いて歩いて行ってくれることを母は願っています。イラスト/星河ばよエピソード参考/しのっぺ(監修:新美先生より)きょうだいそれぞれに特性が強いと、それぞれのこだわり・苦手ポイントがぶつかり合い、きょうだいげんかの収拾がつかないということはとてもよくありますね。一方にばかり我慢させたり、ひたすら対立しあったりしないしないよう、親としては両者の言い分をそれぞれ尊重したいものの、そう簡単にいかないこともありますよね。きょうだいでもモノや空間をできるだけ共有しないで、それぞれのテリトリーを確保するようにするというのは一つの方法です。それぞれ自分が尊重されているという実感が持てる状況で育つと、思春期を過ぎた頃には意外とほどよい距離間で、よい関係になっていくということはよく聞きます。一筋縄ではいかないものではありますが、教えていただいたエピソードのように、親御さんが両者の言い分を聞いて板挟みになりながらも、両方の思いを否定せず取り持っているうちに、いつの間にか関係がよくなってくれたというのはうれしいですね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年08月29日きょうだい児として育ったはちみつこさん。きょうだい児とは、障害や病気などを兄弟姉妹に持つ子どものこと。はちみつこさんには2つ下のふみちゃんという妹がいるのですが、妹は4歳のとき、先天性疾患のため手術をし1カ月にも及ぶ入院生活を送りました。妹の入院に付き添って母親が不在の間、父親とともに祖母宅で心細く寂しい生活を送ったはちみつこさん。無事に帰ってきたふみちゃんとともに過ごすうち、少し「あれ?」と感じることが多くなっていき……。小さいころからおっとりした性格のふみちゃん。マイペースな妹に、はちみつこさんはときどき腹が立つこともあったようです。うちの妹ってなんか変…? 片付けができなかったり会話がかみ合わなかったり、次第にふみちゃんへの違和感を募らせるはちみつこさん。 妹にイライラする自分を責めたこともあるそうですが、大きなトラブルにならなかったのは、弟・しんたのおかげ。きょうだいが3人いたことでうまくバランスが取れ、母親が不在の中でも仲良く過ごすことができたようです。ところがその数年後、就職して家を出たはちみつこさんに母親から連絡が。 真面目な性格のふみちゃんが仕事を解雇されたとの話を聞き、はちみつこさんは急遽実家に帰ることにしたのでした。きょうだい間のバランスとは不思議なもので、誰かが欠けたら成り立たないという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。はちみつこさんたちも、お互いが良い緩衝材になっていたのかもしれませんね。きょうだいとして、ときには喧嘩したり言い合ったりしたこともあるはずですが、きっとそれぞれが仲介役として仲を取り持ってきたのでしょう。ふみちゃんの解雇はびっくりする出来事ですが、今回もきょうだいの力を合わせて彼女を支えてあげてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター はちみつこ
2023年08月28日きょうだい児として育ったはちみつこさん。きょうだい児とは、障害や病気などを兄弟姉妹に持つ子どものこと。はちみつこさんには、ふみちゃんという妹がいるのですが……?先天性の疾患で4歳のときに手術をすることになったふみちゃん。その間、はちみつこさんの生活はというと……。一番大変なのはふみちゃんだから…我慢しなきゃ 母親や妹に会えないだけでなく、夜は父親も不在という1カ月間を過ごしたはちみつこさん。 寂しさや心細さを感じますが、子どもながらに我慢しなければいけない状況だということはわかっていたようです。 ようやくふみちゃんが入院生活を終え母親と一緒に家に帰ってきたあとは、安堵の涙を流しながら眠るほどだったそう。そして何事もなく日常生活は元通り……。かのように思ったはちみつこさんですが、このころからふみちゃんに違和感を覚えるようになったというのでした。 環境の変化を受け入れるしかなかった、当時6歳のはちみつこさん。自分のわがままが大好きな両親を困らせてしまうことを、よくわかっていたのでしょう。そして小さい体で手術や長い入院期間に耐えたのはふみちゃんも同様。頑張る2人の娘たちを見て、両親もさぞ心を痛めたのではないでしょうか。全員にとってつらい時期だったかもしれませんが、乗り越えられたのはお互いを思い合えるはちみつこさんの家族だからこそ。 これからは、幸せいっぱいの生活が待ち受けていることを祈るばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター はちみつこ
2023年08月27日今年9月に5人目の赤ちゃんが生まれたばかりの共働き夫婦です。上のきょうだいは9歳の長女、7歳の長男、5歳の次女、2歳の三女がいます。5人の子どもたちが毎日笑ったり泣いたりと目まぐるしいほどです。でも、良いことばかりではありません。上の子4人によるきょうだい喧嘩は日常茶飯事。ここではきょうだい喧嘩について、私たち夫婦が気をつけていることをお話しします。 ルールを事前に決めておくこれはどちらかというと、きょうだい喧嘩を「未然に防ぐ」のが目的です。きょうだい喧嘩の主な原因はおもちゃを使う順番や回数、テレビを見る順番。そこでおもちゃで遊び始めたときやテレビを見始めたときに、回数や時間を事前に決めて子どもたちに伝えるようにしています。このとき、できるだけ具体的にルールを伝えます。たとえば「3回遊んだら、おもちゃを貸す」とか「このテレビは長いから、15分のタイマーが鳴ったら次の人の順番」と事前に決めておくのです。こうすることで、自然と順番を守るようになり、きょうだい喧嘩を防げました。仮にきょうだい喧嘩が起きたとしても大ごとになるのを防げるので、事前のルール決めは本当に大事だと実感しています。 夫婦でルールを一致させる「お母さんに聞いたらダメって言われたけど、お父さんに聞いたらいいよって言われた」。この状況を発生させないように、ルールや順番を決めるときは夫婦で統一するようにしています。決められたルールは「お母さんやお父さんのルール」ではなく、「お家のルール」だと子どもたちにわかってもらうためです。 また、「夫婦間のルールの一致」がちゃんとできていないと、私たちが原因できょうだい喧嘩になることもあるので、このことに関しては徹底するようにしています。 暴力は絶対ダメ!わが家の場合はほとんど口喧嘩ですが、たまに喧嘩相手を叩いたり蹴ったりすることがあるので、このときは真剣に叱ります。基本的に私か夫のどちらかだけがきょうだい喧嘩の仲裁に入りますが、相手に暴力を振るった際には夫婦で叱ることもあります。それくらい暴力はダメなことだとわかってほしいからです。 私たちの思いが伝わっているのかはわかりませんが、今のところは「殴り合いのきょうだい喧嘩」は起きていません。ですので、これからも「暴力は絶対ダメ」ということを夫婦で子どもたちに伝えていきたいと考えています。 きょうだいが多いわが家は、「ほぼ毎日、誰かが誰かと喧嘩している」のが日常です。ですが、私と夫はきょうだい喧嘩が一概に悪いものとは思っていません。喧嘩の数だけ、「仲直り」もしているからです。とてもバタバタした毎日ですが、これからも「仲直り」の回数を増やしていきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 REIKOイラストレーター/CHIHIRO著者:守岡 みずほ
2023年08月25日「かわいい、かわいい」と言って育てたADHD次女は、自己肯定感が高い!わが家は3人きょうだいです。真面目で優等生な長女(29歳)、ユーモアがありいつもニコニコしている穏やかな長男(26歳)、そして14歳でADHDの診断を受けた次女(24歳)がいます。誕生を心待ちにされ、赤ちゃんの時から家族中で「かわいい、かわいい」と言って育てたためか、次女は自己肯定感が高く、むしろできないことだらけなのになぜそんなに自信満々?と不思議なほど。二次障害も起こらず、本当によかったと思っています。なぜそのように育ってくれたかといえば、次女が末っ子で、きょうだい仲良く育ったからだと思っています。Upload By ユーザー体験談きょうだい児である長女はみんなのお手本になってくれた存在、長男は次女と姉の橋渡し的役割を担ってくれました長女は、「お姉ちゃんは偉い」と下の子たちの尊敬を一気に集めている存在です。下の子たちは、いつも長女をお手本にしていました。ですので、親が言葉でガミガミ言わなくても「こうやればいいんだ」と自然に学んでいってくれたので、叱る場面が少なかったと思います。もちろん長女が完璧だというわけではないのですが、性格が真面目なので間違えたら自分で軌道修正をするタイプ。それをそのまま下の子たちは見習ってくれました。長女が長女であることは、私たち親にとって本当に僥倖でした。また、小さいころは2歳差の長男と次女が特に仲が良かったのですが、長男の明るいキャラクターが幸いしてか、次女と6歳違いの長女を仲間はずれにするということもありませんでした。娘2人で出かけたり、ガールズトークができるようになったのは、次女が高校生くらいになってからだったと思いますが、こうやって成長してから仲良くなれたのも、長男が長女と次女の間を取り持ってくれていたからでしょう。そして、次女。次女は、言い出したら聞かない、おこりんぼ、わがまま、そのくせ怒ったことをすぐ忘れて甘ったれてくる…そんな性格(特性?)がありますが、障害が分かるまでは次女のことは「絵に描いたような末っ子」だと思っていました(もちろん世の中の末っ子全員がそのような性格ではないですが)。「本当に末っ子だな~」と家族全員でほほえましく見守っていたのですが、それは長女、長男のおおらかさのおかげも大いにありました。次女が末っ子で本当によかったです!忘れ物、癇癪、忘れっぽい…特性によるトラブルはあったけれど、末っ子だから「あらあら…」程度でスルーできたそんな次女ですが、まったく特性によるトラブルがなかったわけではありません。次女のウィークポイントは忘れ物、失くし物、おねしょ、癇癪、その他服装などが若干だらしないところでした。小学校には制服があったのですが、上の子たちは帰宅後すぐに上着とスカート(ズボン)を脱いでハンガーにかけたのに、次女がそれをできるようになったのは、何百回も言ったあとでした(でも何百回か言えばできるようになることが分かったというのは、私にとっては収穫でした)。Upload By ユーザー体験談また、やりたくないことや嫌なこと、めんどうなことに限らず、楽しみにしていることでも忘れてしまいます。たとえば、学校から帰って「今日は○○ちゃんの家で遊ぶんだ~」と言ったのに、次の瞬間には本を読んでいて、「○○ちゃんの家に行くんじゃなかったの?」と声をかけると「あっ、そうだった」という感じです。上の子たちはそんな次女のことを「すごい難しいことを知っているのに、メチャクチャ赤ちゃんぽいところもある」、「みんなが知っていることを知らないで、誰も知らないことを知っている」と言っていました。そんな次女を上の子たちはリスペクト。次女に自信を与えてくれました。Upload By ユーザー体験談また、私にとって次女は3人目の子育て。最後の赤ちゃんだと思っていたので(実際そうなりました)、言葉が遅くてもおむつが取れなくても、「あんたはずっとしゃべらなくていいよ、ずっとおむつでいいよ」と言っていたくらいでした。次女は1歳くらいから上の子たちがしなかったイタズラはするし、1歳半になっても話さないし、いろいろ上の子どもたちと違うところは多かったです。ですが私も「あらあら…」という感じでめったにしかるようなことはなく、長女のときは「しっかり育てなければ」といろいろと厳しくしていましたが、2人目3人目になるにしたがっていい加減になってしまいました(笑)。でも、それが良かったのだと思います。現在国立大の医学部に通う次女。留年2年目、頑張っています!さて、次女は現在大学生です。一浪で国立大の医学部に入学し、一人暮らしをしています。でも留年をしてしまい現在は留年2年目で奮闘中です。一人暮らしの家でコロナ禍のオンライン授業に取り組むのは、次女の特性上非常に困難だったようです。今年度の始めに大学の相談室や学務課、担任の先生とたくさん相談して、いまは少しずつ受けられるようになりました。下宿の部屋も、これまで私が訪れると文字通り足の踏み場もない状況で、片づけるだけで3日くらいかかったのですが、一番最近行った時はかなり改善されていました。いきなり几帳面な人間に変身することはできないので、「これでは自分が損をする」という点から少しずつ良いほうに変わっていって欲しいと思って、いまは見守っています長女と長男はすでに社会人で、長女は結婚もしています。二人の子育ては完了、本当に素敵な大人になってくれました。母としては充分以上、感無量です。いまの子育ては次女一人。次女に集中できるようにしてくれて、助かっています。私の記憶する限り、一度もなかったきょうだいげんか。いつも「あんたたちの仲のいいことが、お母さんの自慢だから!」と言っていましたが、これからも言い続けていきたいです。Upload By ユーザー体験談イラスト/SAKURA※エピソード参考者のお名前はご希望により非公開とさせていただきます。(監修:森先生より)発達障害というものはあくまでも一つの個性であり、それ自体は良いものでも悪いものでもありません。環境が本人に合っていないと困りごとが出てくるというだけです。環境が合わずにストレスがかかってうつのような症状が出て本人が困ったり、環境に順応できずに暴れるなどして周囲の人が困ることは、一般に「二次障害」と呼ばれ、周りのサポートがしっかりしていて、周囲の人に受け入れられていると本人が感じられると、二次障害は起こりにくいと考えられます。また、身近にお手本となる人がいると、無理なく生活習慣を身につけることができますね。安心感を与えられると、「自分は大丈夫」という自信……自己肯定感が育ちます。自己肯定感が高いと、たとえ環境が変わっても、その都度その都度環境に適応できる方法を探っていくことができるのではないでしょうか。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2023年08月19日4人きょうだいの長男は当時高校生で部活も忙しく、下のきょうだいたちと遊ぶことはなかなかありませんでしたが、できるだけごはんはみんな一緒に食べるようにしていたわが家。長男はマイペースで、2歳差の長女はみんなのお世話をよくしてくれました。ある日の夕食のときに、長男から11歳離れた次女に対して、「このままだったら嫌われるよ」と話し出したのです……!次女はわがまま?長男と長女は2歳差ですが、長女と次女は9歳差で、その下に4歳差で次男がいます。上の子2人は初めての育児で余裕もなく、怒ってばかりの育児をしてきたせいか、わりとその場の空気を読んで対応します。 私としては、年が離れてできた下の子2人は上のきょうだいの協力もあり、育児の経験もあるので余裕を持って育てることができ、落ち着いて子育てができていると思っていました。 そんなある日の夕食のとき、長男が次女に「そんなわがままな性格のままだったら嫌われるよ!」と話し出したのです。 次女の性格は……当時6歳の次女はまだ甘えたい時期ということもあり、自分のやりたいことや食べたい物を主張することがありました。 そのタイミングが周りの空気を読まず自己主張だけをするので、長男はそこが気になったらしく、「例えば、僕がせっかくきょうだいの分もドーナツを買ってきてあげて、食べたい物を選んだはずなのに、次女はひと口食べて『もういらない』と言ったり、みんなで何を食べるか話しているときに全然違う物が食べたいと言ったり、そういうのは何か違うんじゃないか?」と。 次女は理解できるかな?長男は次女の気になったところを話し、「自分はそういうところが嫌いだから、もうやめたほうがいいよ」と。次女は腑に落ちない顔をしていたので、私がお風呂に次女と2人で入り、長男が言いたいことを次女が理解できるように話しました。 「まずは、人に何かしてもらったら『ありがとう』と感謝しよう。人に嫌な思いをさせてしまったら『ごめんなさい』と謝ろうね」と伝えました。 長男は次女が嫌いなわけではないけれど、嫌な思いをすることがあるから怒ったのだということを理解してもらいました。次女は「うん、わかった!」と言ってくれて、その後は自分の発言に気をつけているように感じます。 長男からすると、私たち夫婦が甘やかしている部分があるからじゃないかと思うようです。その点は私も反省し、まずは次女の態度に気をつけることにしました。次女はまだ自己主張をすることがありますが、その都度、一度話したことを思い出すように声かけをしています。長男のおかげで家族のなかで話すきっかけができてよかったです。これからも家族みんなで、お互いの良いところも悪いところも話し合っていきたいなと思います。 著者:松田みさと/女性・ライター。2004年生まれの長男、2007年生まれの長女、2015年生まれの次女、長男とは15歳差の2019年生まれの次男の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年08月07日今回、ご紹介するのは、『「おかあさんといっしょ」メモリアルベストだいすきなキミに』。第12代体操のお兄さんとして4年間たくさんの元気を届けてくれた誠お兄さんの卒業記念映像集です。今年4月1日に「おかあさんといっしょ」体操のお兄さんを卒業し、新しい一歩を踏み出した福尾誠さんにお話をうかがいました。※本記事は一部『「おかあさんといっしょ」メモリアルベストだいすきなキミに』のネタバレを含みます。ご注意ください。「いろんな席に座って見え方を確認します」【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 147『「おかあさんといっしょ」メモリアルベストだいすきなキミに』は、「おかあさんといっしょ」第12代体操のお兄さんとして、4年間たくさんの元気を届けてくれた誠お兄さんの卒業記念映像集です。「ドラネコロックンロール」「ミライクルクル」「もぐらトンネル」など、誠お兄さんが大活躍のうたクリップを収録。特典映像は「ガラピコにんじゃしゅぎょう」に加え、「からだダンダン」は「CG冒険編」「忍者編」「すわって からだダンダン」の三本立て!さらには、「そうぞうのへや」「しりたガエルのけけちゃま」のコーナーから誠お兄さん出演の名(迷!?)場面を厳選したほか、2月に行われた『「おかあさんといっしょ」ファミリーコンサート 高松公演』での卒業挨拶まで収録した豪華ラインナップ。ダイナミックなパフォーマンスやキレキレのダンスでかっこいい誠お兄さんも、ユニークでお茶目な誠お兄さんも、みんながだいすきな誠お兄さんの魅力たっぷりの決定版となっています。ーー『「おかあさんといっしょ」メモリアルベストだいすきなキミに』がリリースされると聞いたときのお気持ちを教えてください。福尾さん率直に申し上げて、ありがたいなと思いました。自分が活動してきた4年間をこのようなかたちで残していただいたことに感謝しております。ーーまずは、収録映像内の質問コーナーにつきまして、気になったところを深堀りさせていただきます。お気に入りの衣装は「ブー!スカ・パーティー!」と答えていらっしゃいました。具体的には、どのようなところがお気に入りですか?福尾さん頭です(笑)。面白くてかわいいおさるくんの顔が気に入っています。僕の顔ぴったりに作っていただいたので、自分自身がおさるくんになれたような気持ちになりました。ーー巨大なおさるくんの顔を被って踊るのは、難しいのでは?福尾さん大きいサイズで重さもあるので、距離感がつかめず、壁やほかのメンバーにぶつかってしまうことがありました。ーーもっともダンスを練習した、「ドラネコロックンロール」について教えてください。福尾さん新しいアクロバットを習得することが難しかったです。約2週間の練習期間で、できる限り良いものをお伝えしたいという気持ちで、頑張りました。ーー頑張ったあとに食べたいものは焼肉、そしてその後、ケーキだそうですね。どのようなケーキがお好きですか?福尾さんスポンジと生クリームが大好きなんです。スポンジに生クリームが塗ってあるだけで満足です。甘党で、よく甘いものを食べます。ーーコンサートの開演前は、必ずいろんな座席に座って見え方を確認されるそうですね。福尾さんある日、ステージ上から客席を見たとき、「あの席から、僕はどういうふうに見えているんだろう」と思ったんです。同じものをみなさんにお届けするわけですが、会場や席によってステージの見え方が違います。どこの席からでも、子どもたちが楽しい想い出を持って帰れるように、いろんな席に座って見え方を確認するようになりました。ーー『ファミリーコンサート』だけでなく、『だいすけお兄さんとまことお兄さんの世界迷作劇場 2023~24』のときも、同じことをされているのでしょうか?同じステージに立っている、横山だいすけお兄さんが、そのことについて何か反応されたことは?福尾さん子どもたちを楽しませたいという気持ちは同じですから、何も言わずとも、僕が見え方を確認していることはわかっていらっしゃると思います。「いろんな席に座って休憩しているな」とは思っていないはずです(笑)。ーー特典映像の卒業挨拶では、目に涙を浮かべていらっしゃいました。福尾さん僕が人前で涙を流すことは滅多にないんです。それが一生、こちらに映像として残ってしまうんですね(笑)。僕の夢は、体操のお兄さんになることでした。その夢が叶い、たくさんの方々に応援していただいたことを思い出して、涙が出てしまったのかもしれません。ーー『ファミリーコンサート』が終演し、舞台に幕が閉じられる寸前まで、誠お兄さんは幕の隙間から顔を見せてくれましたね。福尾さんあれはギリギリまで、少しでもみなさんとつながっていたい、「みんな、来てくれてありがとう。ああ、楽しい時間が終わっちゃう!」という自分の気持ちの表れなんです。ーー『「おかあさんといっしょ」ファミリーコンサート ~しれば・・・トモダチ?ぴょんぴょんびょ~ん!』では、ゲストとして、登場されています。福尾さん現役のメンバーたちが会場をあたたかくしてくれた空間にゲストとして迎え入れてもらえたことがうれしかったです。番組やコンサートでは体操の服を着て登場することが多かったのですが、このコンサートでは新たに作っていただいたオリジナルの衣装を着ています。いつ、どこから登場するのかも楽しみにしていただきたいです。ーー今後、どのような活動をしていきたいですか?福尾さん僕はこれまで体操を軸に、体を使って表現する活動を続けてきました。今後、この活動を続けながら、スポーツ健康科学の観点からも、体を動かすことの楽しさをたくさんの方々に伝えていきたいと思っています。インタビューのこぼれ話『だいすけお兄さんとまことお兄さんの世界迷作劇場2023~24』で一緒に出演している、横山だいすけお兄さんについて。「優しくて頼りになる方です。「おかあさんといっしょ」の歌のおにいさんとして長く(※在任期間は歴代最長の9年間)活動され、卒業後も第一線で活躍されている。 僕の意見を肯定して取り入れてくださったり、『世界迷作劇場』の出演メンバーのそれぞれ良いところを引き出そうとしてくださる。お兄さんのような存在です」(福尾さん)。Information『「おかあさんといっしょ」メモリアルベストだいすきなキミに』7月5日(水)より、ブルーレイ&DVD同時リリース出演:福尾 誠、秋元杏月、花田ゆういちろう、ながた まや、小野あつこ「ガラピコぷ~」の仲間たち(チョロミー、ムームー、ガラピコ)「ファンターネ!」の仲間たち(みもも、やころ、ルチータ)ブルーレイ:PCXK.50024/¥3,520(税込)DVD:PCBK-50153/¥3,520(税込)【収録時間】80分+特典映像50分企画・制作:NHKエデュケーショナル発行:NHKエンタープライズ販売元:ポニーキャニオン©2023 NHK・NED 「ファンターネ!」©NHK 「ガラピコぷ~」©NHK『「おかあさんといっしょ」ファミリーコンサート ~しれば・・・トモダチ?ぴょんぴょんびょ~ん!』8月9日(水)より、ブルーレイ&DVD&CDリリース出演:花田ゆういちろう、ながた まや、秋元杏月、佐久本和夢福尾 誠みもも、やころ、ルチータけけちゃま ほかブルーレイ:PCXK.50025/¥3,850(税込)DVD:PCBK-50155/¥3,850(税込)収録時間:64分+特典映像22分企画・制作:NHKエデュケーショナル発行:NHKエンタープライズ販売元:ポニーキャニオンCD:PCCG-02260/¥2,750(税込)企画・制作:NHKエデュケーショナル発売・販売:ポニーキャニオン「ファンターネ!」©NHK ©2023 NHK左から福尾誠さん、横山だいすけさん『だいすけお兄さんとまことお兄さんの世界迷作劇場 2023~24』2024年2月まで全国各地にて大人気公演中出演:横山だいすけ、福尾誠のだこころ、笠行眞綺、島田華衣、鈴木たけゆき、鈴木まゆり、瀬戸沙織、遠山美樹、仲西陸、森本めい、渡部光夏企画製作:アークスインターナショナル写真・園山友基文・田嶋真理 スタイリスト・山﨑厚見ヘアメイク・KEIKO(サブリメイション)写真・園山友基 文・田嶋真理 スタイリスト・山﨑厚見 ヘアメイク・KEIKO(サブリメイション)
2023年07月06日私には4人の子どもがいます。4人きょうだいの上2人にはついつい「自分でやってね!」と言ってしまったり、下の子たちの面倒もたくさん頼んでしまいます。一生懸命やってくれるけれど、本当は大変だよなぁ……と気づかされたことがあったのでご紹介したいと思います。「かわいいけどちょっと困る!」長男と次男は2歳半差。次男が生まれたときには「これがおめめ、これが鼻、あ~かわいいな~」なんてメロメロだった長男ですが、次男がハイハイを始めたころからかんしゃくが多発するようになりました。せっかく作った作品が壊されたり、おもちゃはよだれでベトベトにされたり。 赤ちゃん返りはほとんどなかったのですが、ふとしたときに長男が「○○ちゃんはかわいいけど、ちょっと困る!」と叫んでいて、お兄ちゃんは大変だなぁと思ったのでした。 「ばあばんちに行ってくる!」次男から2歳半差で、第3子が誕生! 次男に対しては着替えやトイレなどを「自分でやってね」と言うことが多くなり、できていないと長男が「そんなこともできないのか!」と少々強く言うこともありました。妹が少し成長しておもちゃの取り合いになると、気の強い妹が勝ち取ることが多く、次男は噛まれてしまうことも多々。 お兄ちゃんにはバカにされ、妹には喧嘩で負け、親は育児や家事で忙しそう。次男は家で過ごすのがつらかったのかもしれません。しばしば「ばあばんち行ってくる」と義実家で過ごしていました。家族で「次男の気持ちを大切にしよう」と話し合って、なるべく次男の話には耳を傾けるように意識するようになりました。 「お母さんにはわからないよ!!」第3子から2歳差で第4子が生まれ、ますますバタバタな毎日。お兄ちゃんたちは自分のことは自分でできて「当たり前」とされ、下の子のお世話や簡単な家事もどんどん任されるようになりました。 しかし次男は気に入らないことがあるとキーキー叫び、物を投げたりドアをバタンと強く閉めたり、とにかくグズり始めるとなかなか止まらず、私もイライラすることが多くなりました。 しかし、ある日長男が放った「お兄ちゃんは大変なの! お母さんにはわからないよ!!」のひと言。私自身が年の離れた3きょうだいの末っ子だったので、言ったのでしょう。長男だってまだ7歳、次男はまだ5歳、もっと甘えたいこともあるんだよな……と反省しました。 著者:小林まり元小学校教員で3男1女の母。第4子を出産後に一念発起して食育アドバイザーや保育士の資格を取り、現在は療育の現場で奮闘中。自身の体験を元に執筆している。
2023年06月21日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第144回目はキジトラのメロン(Melon)さまとトラのミルー(Milou)さまの登場です。まだ距離がある猫さまきょうだいの物語【フレンチ猫さま】vol.144猫さまの話をもっと聞かせて!メロンさまは4歳の女性、ミルーさまは生後6か月の男性猫さまです。メロンさまが語ります私たちはアパートの3階に住んでいます。普段の食事は『ロイヤルカナン』のカリカリです。もちろんおチビちゃんは子猫専用のものです。特別な食事としてパテを週2回いただきます。おやつはキャットファクションスナック、スティック状になっているものなどさまざまです。でも最近体重が6キロを超えたので注意が必要です。私は窓際の肘掛け椅子に座って外を見るのが好きですが、ミルーはまだ小さいので落ち着きがなくてよくわかりません。でも、ミルーは地面にあるものすべてで遊ぶのが好きです(ペットボトルのキャップ、ビニール袋など)。私たちは特別おもちゃは持っていませんが、私にとってのおもちゃはミルーです。それとダンボールが大好きです!ゴミ箱に捨てないで!!弟はとてもかわいいですが、彼を受け入れるにはまだ少し時間が必要です。飼い主から見たメロンさまとミルーさまとは2匹とも友だちからのプレゼントです。メロンは私が初めて飼った猫でした。私は長い間猫を飼いたいと思っていました。メロンはシャイで怠け者、親切で穏やかでおおらかな性格です。ミルーは好奇心旺盛で冒険好き。知的で学習能力が高いです。テレワークのおかげで、私の猫には親友がいることがわかりました。鳩が毎日私の家の窓辺を覗きに来ています。2匹の魅力は彼らの優しさです。私の気持ちをとてもよく理解しています。彼らは、私が悲しいときにハグをしてくれます。そして食べ物をもらう方法もよく知っています。メロンは私をルームメイト、親友だと思っているようです。小さなミルーは、私を母親だと思っているに違いありません。彼らは私の親友で、いつでも人生のすべてを分かち合うことにとても忠実です。ーーコロナで在宅勤務が多くなったかたもたくさんいらっしゃいますが、猫さまを飼っている家庭では日中楽しい発見がありますね。ビデオ会議に参加したり、書類を散らかしたり、いろいろな猫さまがいます。メロンさまとミルーさまの友だち(鳩)を発見した飼い主は、不在の時でも退屈していない時間を過ごしていると思ってちょっと安心したと言います。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2023年06月17日我が家は2人きょうだい。褒めるときにややこしいことがよく起きます。■一方を褒めるともう一方が…!片方を褒めると、もう片方が怒る!なんで!? 漫画は二太郎が怒ってますが、イチコが怒ることももちろん多々あります。別に「イチコはえらいね! それに引き換え二太郎は…」とか言ってないし! 言ったこともないし!「別にきょうだいを褒めたからってあなたができないって言ってるわけじゃないんやで」と何回説明しても、2人とも怒ります…。ということで、私はいつも褒めるときは…両方褒め。面倒くさいけど、これで平和が保たれるならいい…。「それにしてもなんで片方を褒めたら片方が怒るんやろ…」と思ってたところ、「ある現象と同じなのでは!」と気づきました。その現象とは…■この現象が起きる理由がわかれば…これ! この現象!比較したわけじゃないのに、勝手に比較されたと思って怒っちゃう感じ!…この現象に当てはめたら、私めちゃめちゃデリカシーないことしてるんかもしれない…!なぜこの現象が起こるかの理由がわかれば、子どもを平和に褒められる気がするー!ということで、自分なりに考えてみました。「比較したわけじゃないのに、比較されたと思って怒る現象」が起こりがちな理由・別の子を褒めたポイントが自分のコンプレックス(例:○○ちゃんの髪の毛、さらさらストレートでステキ! → どうせ私は天パよ!)・前に言ったことと矛盾する(例:○○ちゃんって前のテスト100点だったんだって! すごい! → 私にはテストの点数より生活面で自分でできることを増やす方が大事って言ってたのに!)・褒められた人と自分が同じ土俵に立ってると思っている(例:雲の上の存在の芸能人を褒めても何も思わないけど、友だちを褒めたらムッとする)他にもあるかもしれませんが、思いつくのはこれくらい…。ということで、きょうだいの片方を褒めるときのポイントはこちら!<きょうだいの片方を褒めるときのポイント>・もう片方のコンプレックスを刺激しない褒め方・前の発言と矛盾しないように気を配る・きょうだいの年齢差や性格の違いから、同じ土俵にはいないのをわかってもらえるように褒めるこんな褒め方面倒くさすぎる! 面倒くさすぎて褒められなくなるわ。本末転倒。ということで、これからも2人とも褒めようと思います!褒められてマイナスなことは子どもには起こらないだろうし、簡単に平和! 逆に言うと子どもたちは2倍褒められるチャンスがあるってことだしな! いいこといいこと。うんうん。「め、めんどくせぇ…」という本音は心の奥にしまい込んでがんばります…。(遠い目)
2023年05月29日自閉スペクトラム症の息子はパニック連発。そんなとき定型発達の娘は…わが家には自閉スペクトラム症のある息子と、息子より3歳年下の定型発達のがいます。息子は9歳で診断を受けました。息子は真面目で優しい子なのですが、予定変更が苦手で、とくに忘れ物をするとひどくパニックを起こしとても大変でした。忘れたら誰かに借りればいいと思うのですが、借りるという行為自体も許せないので、忘れ物をした日は、私の職場まで電話がかかってきて学校まで忘れ物を届けるということが、何度もありました。また、息子が学校から帰宅後、宿題や筆箱などを学校に忘れてきたことに気づくともっと大変です。このような場合は学校に取りに行くことになるのですが、出かけることによって帰宅後のルーティンが崩れてしまうことに息子はパニックを起こし大泣き!そんな息子を連れて、もしくは私一人で忘れ物を取りに行くことがよくあり、仕事帰りの大仕事に私はヘトヘトでした。それ以外にも宿題を間違えると、「もう終わりだ!」とこの世の終わりのように泣き叫びます。それをなだめる私は、心身共に疲れ切っていました。Upload By ユーザー体験談わが家のムードメーカー!明るい娘が息子と母親を笑わせてくれていた息子の度重なるパニックに振り回され、私がぐったりしたとき、よく定型発達の娘 が私の心をほぐしてくれました。例えば、そのころ流行っていたお笑い芸人の歌や踊りを完コピして踊ってくれたり、ダンボールなどを使ってビデオカメラやマイクをつくっては、カメラマンになってインタビューごっこをしてくれたり…。家庭の暗い雰囲気を察知すると、全然関係のないことで笑わせてくれる娘。今にして思えば、気をつかわせてしまっていたのだと思います。娘は、息子に対してもテレビのお笑いの話をしたり、一緒におもちゃの剣で遊んだり、ときには息子の背中にシールを貼ってイタズラをしていました。息子にも娘にも診断のことは伝えていませんでしたが、娘なりに息子の特性については理解していたようです。でもそのことを嫌がったり、バカにしたり、恨んだりする様子はありませんでした。娘が息子にこのように関わり続けてくれたことは、息子がほかの人と人間関係を築く上でとてもいい経験になったと思っています。Upload By ユーザー体験談「ママは私よりもお兄ちゃんの方が好きなんだよね」いつも明るい娘の言葉にショックそんな娘が、小1になったある日のことです。私と2人きりになったとき、突然娘が、「ママは私よりもお兄ちゃんの方が好きなんだよね」とボソッとつぶやきました。寂しそうな、あきらめている感じの表情を見て、私は頭が殴られたようなショックを受けました。私は息子、娘に対し平等に接していたつもりだったので、娘がそんな風に思っていたことに気づいていませんでした。ただ、息子に比べてなんでも1人でできてしまう娘を後回しにしてしまうなど、私も娘に甘えていたのかもしれません。娘はあまり泣いたりわがままを言ったりする方ではなかったので、ただただ我慢していたのでしょう。Upload By ユーザー体験談夜寝るときもそうです。私は息子と娘、2人の間に私が入って寝ていましたが、息子は寝るときもなかなか寝つけず、私はいつも息子の方を向いて機嫌を取っていました。息子を寝かせたあとに娘を見ると、すでに寝ているということが多くありました。娘は、寝るときも息子を優先している私の背中を見てどんな気持ちだったのか…それを思うと心が張り裂けそうでした。寂しい気持ちにさせていたことを、本当に申し訳なく思いました。Upload By ユーザー体験談もう寂しい思いはさせない!平等を心がけて、今は仲がいい兄妹を見守っていますこの件があってからは、以前よりも意識して娘のことを見て、相手をするように心がけたました。これが功を奏したのか分かりませんが、あれから娘がこのようなことを言ったことはありません。今は息子も中学生になり、だいぶ特性も目立たなくなってきました。また、娘と一緒に遊ぶ機会も減ってしまいましたが、娘は息子が家にいると何かにつけてちょっかいを出したりからかったりして関わっています。息子もそんな娘を無碍にせず、優しくつき合ってあげていて、本当に仲がいいと思います。私は今も「どちらかを優先することなく平等に」を心がけています。これからも2人仲良く、自分の決めた道を進んでいってほしいと思います。イラスト/SAKURAエピソード参考/ゆゆ(監修:藤井先生より)小1の娘さんの言葉は、私もいるよという娘さんのメッセージだったのかもしれませんね。その言葉を大事にして、娘さんとの時間を意識的に持たれたのだと思います。どうしても、発達障害の特性が強いお子さんの対応に追われてしまうことがあると思います。平等にと心がけていても、なかなか実行できないこともあるかと思います。複数お子さんがいる場合に、親御さんが一人ひとりのお子さんに長時間関わるのは難しいでしょう。しかし、お子さんからの話を手を止めて、体を向けて、心を向けて話を5分聞くことはできるかもしれません。1分間のハグはできるかもしれません。短い時間でも良いので、意識的に関わる時間を持つだけでも良いと思います。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年05月20日もちこさんは5人家族。もちこさんには、3歳上の兄と1歳上の姉がいます。父と母は物心ついたころから不仲で、家庭内別居状態。真面目で昔ながらの考え方をする母はノイローゼになり、子どもたちを虐待するようになったのです……。普段は愛情深くてやさしい母。しかしもちこさんたちが気に入らないことをすると、しつけといって虐待を繰り返していました。そして、直接的な暴力は日常茶飯事だったというのです。部屋を散らかしていたことで母に怒られたもちこさん。しかし怒鳴られただけでは済まず……。怒った母がいつも私たちにする「しつけ」とは… 部屋を散らかしていたもちこさんは、おしりを母に布団たたきで叩かれました。母に振るわれた暴力の中で、これが一番痛いものでした……。 叩かれたときはもちろん、そのあともジンジンと痛みは続きます。子どもたちの中では「布団たたきの刑」と呼ばれ、恐れられており、入浴時に姉に確かめてもらうと、もちこさんのおしりと太ももは真っ赤に腫れあがっていました……。 母による直接的な暴力は日常茶飯事。子どもたちは母親の恐怖支配からは逃れられませんでした。しかし、兄姉がいたことで打ち明けられる環境があったのはよかったのかもしれません。 しかし、何があっても子どもに手を上げるのはやめて欲しいです。恐怖で支配された子どもたちは親からの愛情を感じられないと思うかもしれません。育児に必要なものは恐怖ではなく、愛情です。 もちこさんの母にはまず自身がノイローゼになっていることを認識して、専門的なカウンセリングを受けるなどし、暴力や恐怖ではなにも解決できないことを自覚してほしいですね。 ▼児童相談所全国共通ダイヤル育児や子育てに悩んだときなどの相談窓口です。全国共通ダイヤル「189」に電話をかけると、発信した電話の市内局番等から当該地域を特定し、管轄する児童相談所に電話が転送されます。子どもが虐待されているかもと思ったとき、自分の子育てがつらくて子どもにあたってしまうときなどに、専門家に相談することができます。電話番号:189(いちはやく) ▼24時間子供SOSダイヤル いじめやその他の子どものSOS全てにおいて、子どもや保護者などが夜間・休日を含めて24時間、相談を受け付けている全国共通のダイヤル。都道府県及び指定都市教育委員会などにより運営されています。電話番号:0120-0-78310(なやみいおう)著者:マンガ家・イラストレーター もちこ再構築中のサレ妻。2歳差男児たちの母。ブログやインスタグラムで再構築の日常、育児漫画、実母から虐待されていた話、結婚詐欺にあった話、豊胸&脂肪吸引レポ等、自身の体験漫画を描いている。コミック『結婚生活の半分以上不倫サレてました 夫と不倫相手を地獄に堕とす』(KADOKAWA)発売中。
2023年05月19日保育士の中田馨さんが、きょうだいげんかについて教えてくれました。「なるべくなら見守りたい…」「どんなタイミンングで介入するべき?」など、パパやママはきょうだいげんかについて様々な疑問を抱えていることでしょう。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは。保育士の中田馨です。皆さんは、お子さん同士のきょうだいげんかで困っていることはありませんか?きょうだいげんかは、きょうだいだからこそ激しくなりがちです。お友だちとはほとんどけんかをしない子も、きょうだいなら容赦なく叩いたり、言って欲しくない言葉を言い合ったりするのではないでしょうか?そんな姿を見ていると、親もヒートアップすることも…!さて、どう対応したらよいでしょうか? 「お兄ちゃんだから…」「妹だから…」はNG!?「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」「まだあなたは小さいんだからできないでしょ」という言葉を使いがちではありませんか?子どもは好き好んで、兄姉、弟妹に生まれたわけではありません。ただ年齢が大きい、小さいという理由だけで「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」など言われても納得しないのではないでしょうか?例えばおもちゃの取り合いの場合、お兄ちゃんのおもちゃを妹が使ってけんかが起きた時には「お兄ちゃんに貸してって聞いたかな?」とまず妹に尋ねるのが筋でしょう。また、共用のおもちゃだった場合、先に使っている子が優先になるでしょう。一緒にあそんでいるときに、遊び方の意見が合わなくなった場合は「さて、どうしたらいいかな?」とじっくり話し合いをするのがよいでしょう。どの場面も、慌てて親が介入して解決する必要はなく、子どもの感情の動きを見つつ、親は「さあ、どうしようか?」など、少し介入する程度に留め、子どもの解決する力を信じて待ちましょう。ちなみに私の場合、息子には「女の子を叩くのはイヤ!」と言っていました。しかし、子どもにとっては「女の子だから」「男の子だから」というのは「妹がおもちゃ取ってきたのに、なんなんだよそれ!」と、少し理不尽に感じてしまっていたかもしれませんね。 まずはルール決めから始めてみましょう!「子どもの解決する力を信じて待ちましょう」と言ったものの、きょうだいげんかが毎日勃発したら…!本当にストレスになりますよね。分かります!分かります!私の家でもそんな時期がありましたから。そんな時にはまずは、子どもたち同士でルールを決めさせてみましょう。相手が使っているものを使いたくなったら「貸して」や「コレ使ってもいい?」など尋ねることから始まり、けんかをしても最後は「ごめんなさい」や握手をして仲直りすることなど。低年齢児のお子さんはまだ難しいかもしれませんが、ある程度年齢が上がると、親が一方的に決めるのではなく、子どもと一緒に話をしながら決められるはずです。また、介入する場合は「やめなさい!!」と親もいきなり頂点から介入するのではなく「あらら。どうしたの?」など尋ねるような言葉を使うことで、親の感情を揺さぶられずに対応することができますよ。 きょうだいげんかする中で子どもたちは、我慢や手加減、相手の気持ち、自分の気持ちを学ぶことができます。人間関係を学ぶよい機会だと思いつつ、親は見守れるとよいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年05月17日保育士の中田馨さんが、きょうだいげんかについて教えてくれました。小さな頃は特にきょうだいげんかをよくするという家庭も多いかもしれませんね。きょうだいげんかの対応に悩んでいる親御さんもいることでしょう。年代別の対応などもお話してくれているので、ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは。保育士の中田馨です。今日のテーマはきょうだいげんか。皆さんはお子さん同士のきょうだいげんかに困っていませんか?我が家の子どもたちは、18歳と14歳ですので、もうきょうだいげんかをすることはほとんどなくなりましたが、幼少期はよくけんかをしていました。きょうだいげんかは、きょうだいだからこそ激しくなりがちです。お友だちとはほとんどけんかをしない子も、きょうだいなら容赦なく叩いたり、言って欲しくない言葉を言い合ったりするのではないでしょうか?そんな姿を見ていると、親もヒートアップすることも…!さて、どう対応したらよいでしょうか? 上の子が幼児期の前半(1~3歳ごろ)のお子さんの場合そもそも、きょうだいげんかは止めた方がよいのでしょうか?きょうだいげんかは、基本的に「親は見守る」と良いと思います。ただ、それは年齢によって変わってきます。例えば、幼児期の前半(1~3歳ごろ)のお子さんの場合、人とのかかわり方がまだ分かっていません。その上、自分の気持ちを言葉で伝えることもまだ未熟です。ですので、叩く、押し倒す、引っ張る、噛むなどの行動に出ることがあります。そんな時は、間に入って「おもちゃを取られて嫌だったのね」と子どもの気持ちに共感しつつ「叩かれると痛いの。たたかないで欲しい」と伝えます。その際、「あなたはどうしていつもそうなの?」「本当に乱暴な子ね!」など、子どもを決めつけるような言葉を言わないようにしましょう。そうするに至った理由が必ずあるはずです。その理由(子どもの気持ち)を、親が見つけるだけで、子どもにかける言葉が変わってくるはずです。 幼児期の後半(4~6歳ごろ)のお子さんの場合お子さん(上の子)の年齢が幼児期後半(4~6歳)ごろになると、言葉が発達してきますし、これまで様々な経験をしてきていますので、感情のコントロールや手加減もできるようになってきます。ですので、ちょっとしたけんかでしたら「大人は見守る」が原則です。ただしきょうだいげんかですので、容赦なくいく場合もあります。力も強くなってきているので、手加減できないこともあります。「手が出始めたらきょうだいげんかの仲裁に入る」など、ある程度の目安をお父さんやお母さんの中で決めておくとよいでしょう。どの年齢でも、叩く、蹴る、噛む、暴言などはしっかり止めるが基本です。止める際に大切なのは、まずは子どもの行動を止めること。間に入ったり、抱き上げたり、少し離れた場所に連れて行ったりします。そして、子どもと正面で向き合い、目の高さにしゃがみ目を合わせながらして欲しくないことを伝えます。 きょうだいげんかする中で子どもたちは、我慢や手加減、相手の気持ち、自分の気持ちを学ぶことができます。人間関係を学ぶよい機会だと思いつつ、親は見守れるとよいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年05月14日きょうだいで遊んでいると、ついついケンカに発展してしまうこともありますよね。そんなとき、飼っているペットが“予想外の行動”を起こしたら?今回は、MOREDOOR読者が本当に体験した話をご紹介します。飼っていたウサギが……小学6年生のとき、投稿者さんの通う学校で飼っていたウサギが大繁殖。学校が子ウサギたちの里親を募集していたため、投稿者さんの家でもパンダウサギのオスを飼うことになり……。そばにいてくれたウサギこの言動に読者からは……?『これは癒される……。妹に謝る勇気をもらえそう!』(フリーランス)『動物がそばにいるだけで本当に気持ち的にかなり違う!きっともう1回ちゃんと謝ろうって思えただろうなぁ。』(アルバイト)『飼い主さんがいつも大切にしているからこそ、ウサギさんも励ましてくれたんじゃないかな……!この関係性素敵です……。』(学生)と大きな反響の声をいただきました。こんな風にされたら、もう一人きょうだいがいるみたいで、心が温かくなりますよね!いつしかかけがえのない存在に時間も忘れてしまうほど落ちこんでいるときに、寄り添ってくれたウサギ。皆さんなら、落ち込んでいるときペットがそばにいてくれたらどう感じますか?イラスト:なぁ様※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年05月06日スヌーピーが登場するコミック『ピーナッツ(PEANUTS)』をコンセプトとした中目黒の「ピーナッツ カフェ」は、アフタヌーンティー「スヌーピー&シブリングス パーティーセット(SNOOPY & SIBLINGS PARTY SET)」を2023年4月20日(木)より提供する。“スヌーピー&きょうだい達”テーマのアフタヌーンティー「スヌーピー&シブリングス パーティーセット」は、スヌーピーときょうだい達がテーマのアフタヌーンティー。ティースタンド上段には、赤い屋根のドッグハウスをイメージしたクリームたっぷりのフルーツサンド、スヌーピーの大好物であるアイスクリームがラインナップする。アイスクリームは、スヌーピーのこだわりで、チョコレートアイスとバニラアイスの順番で組み合わせた。下段には、スヌーピーのきょうだい達をモチーフとしたスイーツとセイボリーが揃う。ベルのトレードマーク“ハート&リボン”型チョコレートをトッピングした甘酸っぱいベリーのタルトや、けばだったアンディの毛をココナッツで表したバニラの香りがアクセントのカヌレ、食いしん坊オラフのふっくらとした見た目をミニサイズで表現した肉まんなどが展開される。【詳細】アフタヌーンティー「スヌーピー&シブリングス パーティーセット」販売開始日:2023年4月20日(木)~※2日前要予約場所:ピーナッツ カフェ 中目黒住所:東京都目黒区青葉台2-16-7価格:1名 4,950円TEL:03-6452-5882※メイン料理(+1,100円)が付くセットも用意※2階席のみでの提供© 2023 Peanuts Worldwide LLC
2023年04月23日“だいすけお兄さん”こと横山だいすけがライフワークにしている、『世界迷作劇場』が3年ぶりに復活。5月の大阪公演を皮切りに、全国約50か所で上演される。今回は、横山と同じ『おかあさんといっしょ』出身で、今年番組を卒業したばかりの第12代体操お兄さん・福尾誠も参加。そこで横山と福尾に話を訊いた。『世界迷作劇場 2023~24』チケット情報3年ぶりの上演決定について横山は、「もう嬉しくて、嬉しくてしょうがないです!」と満面の笑みを浮かべ、「やっぱり特別な存在ですよね。僕にとって子どもたちに音楽を届けられる『迷作劇場』は、ずっと自分の真ん中に置いておきたいことであり、それがついに再び動き出すわけですから。しかも“まことお兄さん”と一緒に!誠くんもコロナ禍で番組内ではなかなか子どもたちと関わることが出来なかったと思うので、その溜まっていたエネルギーをぜひ爆発させてもらいたいです!」と語る。当初、少し緊張気味の福尾だったが、今回の出演について訊ねると、「とにかく嬉しいです!」と一気ににこやかな表情に。「やっとみんなに会えるので…」と続ける口調には、コロナ禍での葛藤と子どもたちへの愛が滲む。横山との共演については、「番組では被っている期間がなく、やってきたことも違うので、お互いの良さを生かしつつ、ふたりでどんなことが出来るのか。今から楽しみです。とにかく僕は、だいすけさんよりたくさん動きます!(笑)」と意気込む。横山も「僕がこれまで“音楽”というものの楽しさとともに届けてきたものを、誠くんはきっと“体”というものを使って表現してくれるはず。そこにはまた全然違う楽しさがあると思うので、僕も楽しみです」と期待を寄せる。一方の福尾は…。「僕にとっては初のミュージカルで、人前で歌うのももちろん初めて」と少し緊張した表情を見せるも、「ただ新しいことにチャレンジし続けることは、自分の中でずっと大切にしてきた部分でもありますし、歌とともに物語も楽しんでもらえたらと思います」とアピールした。その物語だが、今回のテーマは『アラビアンナイト』とのことで、「みんなが知っているお話を、ちょっと面白おかしくするのが本シリーズの特徴。そこで今回は『シンドバッドの冒険』と『アラジン』をくっつけちゃいました。いいとこどりです!」と横山。これまで通り“本物”の歌やダンスにこだわるのはもちろん、ふたりの“お兄さん”でよりパワーアップした新生『世界迷作劇場』。その幕開けはもう間もなくだ。取材・文:野上瑠美子
2023年04月20日私たち夫婦は2歳の息子と生後10カ月の娘を育てています。結婚後なかなか赤ちゃんを授からず、やっと第1子を出産したのは結婚5年目のこと。そのとき私は35歳、夫40歳。不妊期間が長かったので、お互い思いのほか年をとっていました。本当は結婚後すぐ、30歳で1人目を産みたかった……。1人目を妊娠してから、年子を産むまでの思いをまとめました。1人目妊娠中に、2人目を急ごうと決めた体外受精で1人目を妊娠してすぐのこと。子どもは2人欲しいというのが夫婦の考えだったので、次の不妊治療を何年後にするか、夫と話していました。 夫は、子どもが小さいうちは思いきり一緒に遊んであげたいけれど、気づけばアラフォー。自分も元気に動き回れるうちに2人目が欲しいようでした。 加えて、私には子宮筋腫がありました。2人目を考えるなら筋腫が大きくならないうちに、と医師から言われていたこともあり、1人目を産む前から年子計画を進めることになったのです。 急ぐと言っても、1学年差は避けたい!息子は12月に生まれました。母体の回復に半年をかけ、育児にも慣れてきた翌年6月のこと。私はカレンダーとにらめっこしていました。もしもすぐ2人目を授かったら、出産は翌年3月。息子と2人目の子が1学年差で良いのかと考えていたのです。 成長して学生になったとき、息子が何かの事情で留年や浪人をするかもしれません。そのとき1学年下に妹や弟がいたら、2人はいわゆる“同級生”。その状況を息子が嫌がるかもしれない……。そう思い、翌年4月以降に出産できるように逆算して、不妊治療を再開しました。 子どもたちの気持ちを考えると不安も…娘は翌年4月に生まれました。夫婦の希望で年子を出産したものの、年の近い兄妹を子どもたちが喜んでくれるのかはわかりません。私には、8歳上の兄と5歳上の姉がいます。2人にはいろいろな面で助けられました。 年の離れた兄と姉がどんなことも先に経験してくれたから、私はその後をついていくことができました。それが、年の近いわが子たちの場合はどんな関係になるのでしょう。どうか仲良く、時には競い合って、お互いを認め合える兄妹になってほしいと願っています。 不妊のため、1人目を授かるのが遅くなった私たち夫婦。その分2人目は早めにと思い、2学年差の年子を出産しました。年の近いきょうだいがいなかった私は、子どもたちのこれからが楽しみでもあり、不安も。でもそんな私に、年子の妹を持つ友人が心強い言葉をくれました。「妹とは昔はケンカばかりだったけど、今では唯一無二の存在だよ」。うちの子どもたちも、お互いに影響を受けながら大きくなってほしいなと思います。 著者:おかもとえみ2歳男児、0歳女児のママ。接客業や事務職、広告制作会社を経て現在は主婦ライター。ずぼらでマイペースな子ども好き。
2023年04月05日2020年、2021年と新型コロナ感染の影響によりツアーが中止となってきた“だいすけお兄さん”こと横山だいすけが出演する大人気『迷作劇場』新シリーズが、3年という期間を経て再始動!『世界迷作劇場 2023~24』チケット情報4回目のツアーとなる今回は『世界迷作劇場 2023~24』として、横山だいすけと3月にNHK Eテレで放送されている幼児向け番組「おかあさんといっしょ」の卒業を発表した、元12代目“体操のお兄さん”こと福尾誠が共に全国を駆け巡る。世界の名作を題材にしたユーモア溢れるミュージカルが話題の本作。最新作のミュージカルテーマは、『アラビアンナイト』。日本では『千夜一夜物語』の名称でも広く知られ、「シンドバッドの冒険」、「アラジンと魔法のランプ」、「アリババと40人の盗賊」など、ふしぎで幻想的なお話が紡がれた千と一夜の物語。『アラビアンナイト』や物語中のひとつのお話をモチーフとした作品も数多くあり、世界中で親しまれている名作のひとつだ。迷作劇場では、はたしてどんな“迷作”が生まれるのか…!?だいすけお兄さんとまことお兄さんと一緒に大冒険の旅へ!ツアーは5月20日(土)大阪・豊中市立芸術文化センターを皮切りに、2024年2月まで全国各地で上演。チケットは、4月13日(木)23:59まで、横山だいすけ・福尾誠の各オフィシャルファンクラブにて先行を受付中。
2023年04月04日わが家の3歳の次男は、4人きょうだいの末っ子。年の差きょうだいということもあり、みんなにかわいがられています。しかし、次男が2歳ぐらいになると、やはりこれまでの子どもたちと同様にイヤイヤ期に突入。上の子たちで経験はしているものの、イヤイヤ期の対応はなかなか難しいもの。今回は、4人目にしてようやく慣れてきたイヤイヤ期の対応についてお話しします。 イヤイヤ期に頭を悩まされた日々わが家には高校生の長男と長女、7歳の次女、そして3歳の次男がいます。上の子たちにもあったように2歳になったころからイヤイヤ期が始まりました。長男と長女のときは、私も子育て経験がなかったため、どうしていいかわからず、イライラして毎日怒っていた日々でした。 そんな経験から3人目の次女のときは、少しは余裕をもって対応できましたが、泣かれるとやはり家族みんながイライラしていました。 ひとりで手に負えないときは次女が生まれたときから、特に長女が下の子のお世話をよくしてくれます。ですが、せっかく長女がお世話をしてくれていても、イヤイヤモードのときは「ママがいい」と泣くことも。着替えを出しても「いや!」出かける準備も「いや!」朝のバタバタのときに泣かれると、やっぱり私もイライラしてしまいます。 そんなときは、長女にバトンタッチ。すると、「これ着たらカッコいいかも」など声のかけ方がうまいのか着替えもスムーズで、準備もすんなりと終わったのです。 イヤイヤ期は成長過程だと思うと少しはラクにあるとき保育園の懇談会で、イヤイヤ期の悩みについて話をしていたときのこと。先生からは「イヤイヤは自己主張が始まった成長過程ですから、みんなで頑張りましょう」とアドバイスをもらいました。それ以降、私は先生たちの声のかけ方をまねしたり、長女のようにやってみたりと、感情的にならずにできるだけ冷静に対応するようことを心がけるように。 もしイライラしそうなときは、他の家族に任せるようにもなりました。長女もまた、イライラして無理そうなときは私に「お母さんお願い」とバトンタッチ。意外と次男は、歳の近い次女の言うことを聞いてくれることもあったのです。 当然うまくいくことばかりではなく、イヤイヤ言われるとどう声かけすればいいかわからなくなることもありました。しかし、そんなときは、家族や先生など周りに助けを求めることが大切だなと実感。周りに頼ることで気持ちに余裕が生まれ、以前より冷静に対応ができるようになった気がします。 イラストレーター/まっふ著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年04月03日彼氏を選ぶときの着眼点には、顔とか仕事とか身長とか色々あると思いますが、ぜひその男子のきょうだい構成を見て、自分が長子のときは末っ子の男子と、自分が末っ子のときは長男と付き合うようにしてみてください。今回は、なぜこのように兄弟構成に着目して交際相手を選ぶのが効果的なのかの理由をトップ3でご紹介していきます!■第3位:関係が心地良いきょうだい構成で彼氏を選ぶと、二人の関係がすごく自然で心地良くなります。きょうだい構成は、小さい頃に「歳の近い相手とどんな関係を築いていたか」の基礎なので、例えば末っ子の女子が長男と付き合えば自然と甘えられるし、逆のケースでは自然と彼氏をかわいがってあげられます。■第2位:ケンカも「上手」きょうだい構成がマッチしているカップルは、ケンカもとても上手です。誰でも子供の頃はきょうだいとケンカをしたことがあるはずですので、「子供の頃のケンカの仕方」を恋人関係にもそのまま適用できます。例えばきょうだいケンカでは、上の子が「ごめんね」と言い出してあげるのが基本ですけど、カップルでもこんなふうに仲直りの仕方が決まっているのは助かります。カップルにおいて「ケンカを上手にできるか」は大事なので、このメリットは大きいです。■第1位は...第1位は、同棲に最適化されているきょうだい構成がハマってるカップルは、同棲も超スムーズに始められます。子供の頃のきょうだいとの共同生活のスタイルをそのままカップルに応用すればいいだけなので、変なストレスもないし、お互いの距離感の取り方もバツグンです。どんなに仲がよく見えても、同棲をした途端にダメになっちゃうカップルが多いので、これはかなり重要です。■彼氏選びのチェックリストに顔、仕事、身長などのあなたの彼氏選びのチェックリストに、ぜひこれからは「きょうだい構成」を書き加えてください。実際に今までの恋愛を振り返ってみても、「たしかに長男の人とはうまくいってたな」と思い当たるところがあるはずですし、これはかなり参考になるはずですよ!(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2023年03月03日