※このコラムは『君が心をくれたから』3話までのネタバレを含んでいます。■雨だけでなく祖母も秘密を抱えていた心をくれた恩人であり最愛の人・太陽(山田裕貴)の命を救うため、謎の案内人・日下(斎藤工)と取引をし、五感を失うことになった雨(永野芽郁)。五感は余命宣告のように失くすタイミングを事前に伝えられ、一つずつ順番に失っていきます。それも徐々に味を感じなくなる、といったように、少しずつ失われるのではなく、スイッチを切るかのように、ある日ぷつりとなくなるのです。そして何も感じることができなくなり、最終的には心を失います。その辛さを誰にも共有せず、一人で抱えようとする雨。もちろんそんなことを知らない祖母は、「健康な心と体があるのだから働きなさい。時間を無駄にしたらもったいない!」と、側から見たらたただのニートである雨に、至極真っ当な言葉をかけます。しかし今はその全てが雨には残酷な言葉として刺さります。一方で祖母も秘密を抱えていました。実はがんを患っており、余命半年と宣告されていたのです。だからこそ、自分の生きている間に雨を立ち直らせたかったのでしょう。この状況で五感どころか、雨の絶対的な心の拠り所である祖母を失うことはさらなる悲劇を極めます……。太陽の父(遠藤憲一)はうんこ出てよかったな。快便第一!■千秋、太陽の母説案内人である千秋(松本若菜)が太陽の母なのではないか、という仮説。2話では、雨を心配する千秋に対し、日下が「彼女もじきに全てを諦めますよ」と、伝えていました。彼女「も」とは、千秋もこの苦しみの経験者なのでは?と思わせるような口ぶりです。前回の考察にも書いた、千秋が、案内人と取引をし、自分の命と引き換えに火災から太陽を救った説が事実だとした場合、その時に経験した苦しみや葛藤が、この「も」にかかっているのではないでしょうか。そして、千秋が妙に雨に肩入れし、感情移入しながら寄り添うのも、自分の経験から少しでも力になりたいと考えているのでは?海辺で太陽と案内人達がばったり出会ってしまった時も、日下は動じずにあの調子のままでしたが、千秋は気まずそうに、少し顔を背けていました。「太陽に姿を見せるな」という雨との約束からなのか、太陽が記憶を失ってはいるものの、自分が母であるということを隠したいからなのか。この状況に絶望し、全てを諦めようとする雨に対しても「思い出を作ることができる!あなた『には』まだ時間もある!忘れられない思い出は人生には必ずある」という言葉をかけていました。これもまるで実体験を踏まえたかのよう。「火事で命を失うことになった自分には、その時間がなかった」かのようにもとれます。果たしてその真相は……。■世界一幸せな二人を見て絶望する雨嗅覚にはにおいを感じるだけでなく、特定のにおいをかぐと過去の思い出が蘇る「プルースト効果」というものがあります。つまり嗅覚を失うということは、においに関する思い出を失うということ。結婚式場で日雇いバイトをした雨は、この瞬間世界で一番幸せなカップルを目の当たりにします。本来であれば、自分の将来を重ねてしまいたくなる幸せな絵面なのですが、新郎新婦のエピソードを聞き、五感を失う自分がどれだけ大切なものを失くすのかを実感させられます。クレープの香りをきっかけに、太陽との学園祭の記憶を思い出すことも、おいしいご飯を作ってあげることも、声を聞くことも、同じ景色を見ることもできなくなってしまうのです。自分は幸せになることができないのだと、まさか幸せな二人を見て絶望することになるとは……。そこで雨は自分は太陽を幸せにはできないと、身を引くことを決意します。■願いがかなったのに絶望の淵に立たされる雨高校生の頃、学祭の準備で疲れて寝ている太陽に、「夕陽が今までで一番きれいだって思えたのは太陽くんがいたからなんだね。ありがとう」と、こっそり本音を漏らし、手をつなぐ勇気がない代わりに小指同士をそっとくっつけた雨。2話では、寝てしまった雨に電話越しで、「好きだよ」と漏らした太陽。相手が寝ている時だけ本音が言える、奥手すぎる二人。こんなにも両思いなのに、奥手が恋路を阻みつつ、それがエモくもあります。そんな長い二人の恋物語に終止符を打つべく、太陽はとうとう雨に告白します。色覚障害である分、雨の好きな匂いや味、曲を知って、視覚以外の五感で気持ちを分かち合おうとしていたこと、世界で一番、君のことが好きだということを伝えます。人生で一番うれしい瞬間のはずなのに、五感を失う今の雨にとっては残酷な言葉になってしまいました……。しかもここは、寝ている太陽に雨がこっそり小指をくっつけた思い出の場所。そこで告白され、とうとう手もつないだというのに。昔、雨がお願いした恋ランタンの2つの絵馬。「好きな人の最愛の人になれますように」「初恋の人といつか手を繋げますように」どちらも確かにかなったのですが、まさかその先に未来がないなんて誰が予想したでしょうか。願いってその先に未来があるから、かなうとうれしいものなのだと、当たり前に未来がある前提で生きている私たちに気づかせてくれた瞬間でした。雨は太陽に「好きな人がいる」とうそをつき、これを一生の思い出として生きていこうと決意します。■身を引くことは本当に太陽のためになるのかいろんな感情に追い込まれてしまった雨は、同級生の望田(白州迅)に五感を失うことを漏らしてしまいます。太陽にはもちろん、祖母にも言えなかった五感のことを言えるのは、近すぎない距離で、何も思い入れがない相手だからなのでしょうか。「こんな自分と一緒にいても太陽くんは幸せじゃない」と考える雨ですが、本当は太陽が決めるべきことのように思います。責任を感じさせ、面倒を見る義務を負わせてしまうのは本意ではないので、太陽の命と引き換えに五感を失った事実は伏せるとしても、全てを背負ってでも雨といたいかどうかは太陽が判断すべきです。ましてや今回の場合、太陽のために五感を失ったわけですから、それを込みで雨と一緒にいるか彼に選択してもらうことは不自然ではありません。でも雨にとっては彼の命を救ったことは、大好きな人と一緒に過ごせる時間を延長したかったのではなく、ただ、太陽に元気に生きていてほしかっただけなのですね。太陽にうそをついたことで、太陽との思い出を作れる、残された短い時間すら放棄してしまった雨。これから二人の関係はどうなってしまうのでしょうか。(やまとなでし子)
2024年01月29日永野芽郁主演「君が心をくれたから」第3話が1月22日放送。高校時代の雨が太陽と“影”で手を繋ぐ様子に「ピュアで良かった」「むっちゃキュンキュン」などの声が続出。ラストで雨がついた“嘘”には「辛く切なすぎ」といった声も送られている。本作は永野さん演じる逢原雨が、山田裕貴演じる朝野太陽のため、自分の心を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な奇跡が引き起こすファンタジーラブストーリー。永野さん、山田さんのほか、雨をサポートする望田司に白洲迅。太陽の妹・春陽に出口夏希。太陽の父で・陽平に遠藤憲一。雨の祖母・雪乃に余貴美子。“案内人”日下に斎藤工。もう1人の“案内人”千秋に松本若菜といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2014年、祖母から太陽とはもう手を繋いだのか問われた雨は「繋ぐわけないでしょ。付き合ってないんだし」と答えるが、2人の純粋さにあきれた祖母から「手ぐらい繋いで思い出作れば?」と言われてしまう。その後、雨は高校のランタン祭りの企画として恋ランタンを提案、その企画が採用されることに。会議の帰り道、雨が太陽とともに海辺を歩いていると、曇っていた空が晴れ上がり太陽が顔をのぞかせる。夕焼けを見ながら「大げさなこと言っていい?今日の夕焼け、今までで一番きれい」と口にする雨。いつもと同じに見えると答える太陽に「言ったでしょ大げさだって」と返したうえで「でも、そう思ったの」と話す雨。どうしてそう思ったのか訊ねる太陽に「それは内緒」と答えると駆け出す雨。そんな雨を追いかける太陽。雨がふと後ろを振り返ると、そこには夕焼けに照らされた2人の影が。雨も太陽の少し後ろを歩きながら手を広げる。すると2人の手の影が重なり、まるで手を繋いでいるように…。太陽の影と自分の影を重ねて“手繋ぎ”する雨に「影で手を繋ぐ雨ちゃんもピュアで良かった」「影手繋ぎとかむっちゃキュンキュンしたぞ」「影で太陽くんと手繋いでるように見える事に気が付いて嬉しそうな雨ちゃん可愛すぎる」などの感想が続出。一方、倒れた陽平を見舞った太陽は病院で雪乃と遭遇。そして雪乃がガンでもうすぐ死を迎えることを知らされる。ショックを受ける太陽に雪乃は「あなたにお願いがあるの」と切り出し、雨の幸せを願う自らの気持ちを受け取って欲しいと懇願。その言葉を受けた太陽は雨に“告白”する決意を固めるのだが、いざ想いを伝えるも雨は「他に好きな人がいる」と告白を断る。どうして断ったのかと問う千秋に“好きという言葉が欲しかった”と答える雨。「好きって言葉さえあれば、頑張れる気がしたんです。五感を失くしても…」と話す雨。告白の直前、雨は千秋に“五感を失っていく自分と一緒にいても太陽は幸せじゃない”と語っており、太陽を思うがゆえの“嘘”をついた雨に「心から大好きな太陽くんの幸せを願っての嘘をつくなんて、雨ちゃん余計辛くなるに決まってるって…」「好きな人のために好きな人に嘘つくの辛すぎる ほんとにそれでいいの?」「全て太陽を思っての雨の行動だけど、五感だけでなく大切な人も失うのは辛く切なすぎ」など、SNSには視聴者からの悲痛な投稿が殺到している。【第4話あらすじ】雨は司に自身の“奇跡”について、五感を失ってしまう珍しい病気ですでに味覚がないと打ち明ける。「太陽にその話はしたのか」と問う司に、雨は「太陽のことが好きだから言うつもりはない」と答える。そんなある日、雪乃が辛そうにする姿が気になった雨は声をかける。その姿を見ていた日下は五感のことは雪乃に伝えるべきではないかと告げる…。「君が心をくれたから」は毎週月曜21時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2024年01月23日「ご尽力いただきありがとうございます」は、相手が力を尽くしてくれたことに対する感謝の言葉。何となく意味は分かっても、適切なシーンで正しく使えているでしょうか?この記事では「ご尽力いただきありがとうございます」の意味と使い方、言い換え表現を例文と共に紹介します。■「ご尽力いただきありがとうございます」の意味まずは、「ご尽力いただきありがとうございます」の意味を見ていきましょう。「尽力」とは、辞書で以下のように説明されています。じんりょく【尽力】ある目的の実現のために、力を尽くすこと。(『デジタル大辞泉』小学館)つまり「ご尽力いただきありがとうございます」は、目的実現のために力を尽くしてくれた人に対して、感謝の気持ちを伝えるフレーズです。参考記事はこちら▼「尽力」の意味とは?読み方&ビジネスシーンでの使い方を紹介■「ご尽力いただきありがとうございます」の使い方と例文「ご尽力いただきありがとうございます」は、力を尽くしてくれた相手に対して、丁寧に感謝を伝える表現です。ややかしこまったフレーズですが、口頭・文章どちらでも使えて汎用性は高いでしょう。例えば、プロジェクトを成功に導いてくれた取引先に対して。または、忙しい合間をぬって部下のために力を尽くしてくれた上司に対して。さらには、チームメンバーなど複数人に向けて使うこともできます。「いただく」を「もらう」の謙譲語である「~賜(たまわ)る」に変えて「ご尽力賜り」とすると、よりかしこまった印象となります。☆例文*・プロジェクト実現に向けて、ご尽力いただきありがとうございます。・お忙しい中、ご尽力賜りありがとうございます。・みなさまの並々ならぬご尽力に深く感謝申し上げます。*■「ご尽力いただきありがとうございます」の言い換え表現「ご尽力いただきありがとうございます」は、他の表現に言い換えることができます。シーンに応じて使い分けてみましょう。◇「お力添えいただきありがとうございます」「ご尽力いただきありがとうございます」は、「お力添えいただきありがとうございます」と言い換えることができます。ちから‐ぞえ〔‐ぞへ〕【力添え】[名](スル)他人の仕事を手助けすること。力を貸すこと。助力。援助。「よろこんでお—します」(『デジタル大辞泉』小学館)字のごとく、「尽力」は力を尽くすという意味に対して、「力添え」は援助するという意味です。仕事量や相手の立場などによって「ご尽力」と「お力添え」を使い分けてみましょう。☆例文*・この度は○○の件について、お力添えいただきありがとうございます。・○○さまをはじめ、みなさまのお力添えに深く感謝いたします。*参考記事はこちら▼「お力添え」の意味とは?正しい使い方と例文を紹介◇「ご支援いただきありがとうございます」「ご支援いただきありがとうございます」の「支援」とは、力を貸して助けるという意味。し‐えん〔‐ヱン〕【支援】読み方:しえん[名](スル)力を貸して助けること。「独立運動を—する」(『デジタル大辞泉』小学館)より幅広く全面的な手助けをしてもらった時に「ご支援いただきありがとうございます」を使うと良いでしょう。☆例文*・プロジェクト推進にあたってご支援いただきありがとうございます。・多大なご支援を賜り誠にありがとうございます。*◇「ご協力いただきありがとうございます」比較的カジュアルに感謝を伝えられるフレーズとして「ご協力いただきありがとうございます」があります。きょう‐りょく〔ケフ‐〕【協力】 の解説[名](スル)力を合わせて事にあたること。「—を仰ぐ」「事業に—する」(『デジタル大辞泉』小学館)☆例文*・この度はご協力いただきありがとうございます。・長期に渡りご協力いただきまして、誠にありがとうございます。*□「ご尽力いただきありがとうございます」を使いこなそう「ご尽力いただきありがとうございます」とは、目的実現のため力を尽くしてくれた相手に対して感謝を伝えるフレーズです。正しい使い方や言い換え表現をマスターして、ぜひビジネスシーンで使ってみてくださいね。(にほんご倶楽部)※画像はイメージです
2024年01月22日※このコラムは『君が心をくれたから』2話までのネタバレを含んでいます。■あの世でも進む、令和のデジタル化の波突然の事故にあった太陽(山田裕貴)の命を守るため、謎の案内人と取引をし、太陽の命と引き換えに五感を失うことになった雨(永野芽郁)。その取引とは、五感は順番になくなっていき、その先には何も感じなくなり、心を失うという激エグ条件。心を失ったまま、数十年生き続けることは、もはや死に値するのではないか、と想像するだけであまりにも残酷。そんな取引を飲むほどに、太陽に恩返しをしたいと考えていた雨。最初に失われるのは味覚です。パティシエを夢見ていた雨にとって、味覚を失うということは夢を失うということ。味覚を失うまでの時間は、謎の案内人から渡されたスマートウォッチのようなもので秒単位でカウントダウンし、正確に教えてくれるという謎の超親切システム。あの世もデジタル化が進んでいるようで、文明の利器を存分に活用されています。これが昭和なら「◯日の◯時に味覚を失います」とか事前告知されて、自分で時計を見て確認するようなシステムだったに違いありません。クソほど残酷な条件を突きつけてきながら、そこはめちゃくちゃ親切にスマートウォッチの予算まで割いてくれているあの世にジワります。■うれしい真実が辛い事実となった瞬間味覚を失う前に思い出すのは母との思い出。母のために作ったケーキと、「雨にはお菓子作りの才能がある」と喜び褒めてくれた母の姿。雨がパティシエを目指す最初のきっかけは母だったのですね。そして偶然にも働いていたお店のパティシエと、長崎で出会うことになった雨。そこで知ったのは自分には才能がないと思いこんでいたけれど、店の基準に達していなかっただけで、パティシエとしての見込みはあったという事実。これはきっと雨にとっては大きな衝撃だったでしょう。才能がないからやめたはずの夢が、実は自分の勘違いだったのですから。とはいえ、あのパティシエ達の罵倒の仕方はれっきとしたパワハラですし、許されるものではありませんが。ここで雨は、夢を諦めたことを大きく後悔したことでしょう。味覚を失うことさえ無ければ、夢への希望が開けるうれしい真実だったはずなのに。■マカロンと、まだ母をどこかで想っている雨次に、雨はトラウマの原因である母と向き合ってみようと思い立ち、祖母(余貴美子)に母の居場所を尋ねます。病院で心の病の治療に励む母。医師の判断でまだ直接会うことはかないませんでしたが、雨は祖母経由で母にあるものを渡します。それは手作りのマカロン。就職面接の当日に、太陽が雨のために贈ってくれたのがマカロンであり、それは雨の人生で特に思い入れのある食べ物です。そして、そこに込められた特別な意味。「あなたは特別な人」というお菓子言葉。雨の母は、雨の自己肯定感を奪い、心にたくさんの傷を負わせた張本人です。それにも関わらず、マカロンを贈るということは、雨はまだどこかで母のことを愛し、信じているのですね。そして、雨がいつも心の支えにしていた、お守りのような存在であるハンカチの刺繍が、母の手作りであることも知るところとなりました。実は知らないところで、母が雨の心を支えてくれていたのです。お互いの愛情が少しだけ形として現れた今回。この二人がいつか対面し、心を通わせる日は来るのでしょうか。■あの時と同じ母の言葉と、あの時とは違う雨雨と母との久々の再会は音声電話。一人で聞くのは怖いからか、太陽達と一緒にスピーカーフォンでの会話です。大きな音声を出すからでしょうか。周囲に迷惑がかからないよう配慮した環境、といえば車内ではなく、そう大自然の中ですよね。火曜サスペンス劇場で、犯人が刑事に罪を自白する場所を思わせる、人一人いない謎の広大な大自然で、なぜかスピーカーフォンを轟かせるシュールな絵面。そこで母から伝えられたのはあの時と同じ「雨にはお菓子作りの才能があるのね。たくさんの人を幸せにしてあげて」という、愛のある言葉。しかしあの時と違うのは、もう間も無く雨は味覚を失い、夢をかなえられなくなるという事実。それが分かっている中で聞くこの言葉のなんと残酷なことか。勘違いで諦めた夢も、母の期待にも、どうやっても応えられない。かなえられない。もどかしさと、悔しさと後悔でどうにかなりそうです。■太陽に以前もう一つ奇跡が起きていた説雨と太陽には共通点がたくさんあります。夢を目指すきっかけとなった理由が母であり、それぞれ理由は違えど、母という存在を失っています。そして心の奥底にある自分への自信のなさ、コンプレックス。そして、自分の作ったものでたくさんの人を幸せにしたい、という夢。そのように、母や夢が二人の大きな共通点であり、人生に影を落とす存在にもなっています。ある日、太陽は母を失った火災について、自分に原因があったことを知ってしまいます。母は太陽を助けるために亡くなったと。そして太陽には母の記憶がない。でも母との約束「立派な花火師になる」ことだけは覚えているのです。これ、もしかしてここでも奇跡起こってません?母が太陽救出のために一酸化炭素中毒になったのなら、それ以上に炎の中にいた太陽はなおさらでは?しかも太陽が、花火の火薬に静電気を起こして火災となったのであれば、太陽の居た場所が1番の火元です。火傷など、母以上に大怪我を負っていてもおかしくありません。でも太陽は無事。もしかするとここでも案内人がやってきて、母との記憶や母の命と引き換えに太陽の命が守られていた、なんてことがあってもおかしくありません。そして、その中で「記憶は消しても、大切な夢だけは消さないで」という交渉があったのかもしれませんね。そして会話から察するに、おそらくあの案内人(松本若菜)は太陽の母なのでは?という疑念も生まれます。■“メンヘラ太陽”に向けた雨の本気の叱咤火災の真実にショックを受け、「花火師になる資格なんかない」と夢を諦めると言い始めた太陽。そこに雨は今まで見たことないような感情的な姿で叱咤します。「資格なんてどうでもいい!自分の作ったものでたくさんの人を幸せにしたいと思ったんでしょ!だったらどうして簡単に挫けたりするの?許さないから!」これは太陽だけでなく、雨自身へのメッセージでもあったのでははないでしょうか。挫けて諦めてしまった夢、あの時諦めずに頑張っていれば、今頃違う未来があったかもしれない。どんなに後悔しても、味覚を失う今はもう、その夢をかなえられないのです。だからこそ、その全てを太陽に託したい!という気持ちもあるのかもしれません。太陽はそんな雨の激励でまた夢を諦めないことを決意します。花火師辞める、辞めないを短期間に繰り返し聞きまくっている、太陽の父(遠藤憲一)は、太陽の「辞める」発言を、メンヘラのどうせ別れない「別れる!」発言ばりに軽く感じているのでは?という懸念もありつつ。味覚を失う前に、雨が最後に作るのはもちろんマカロン。もちろんそれを贈る相手はもちろん太陽。そして静かに失われた味覚。雨は以前自分がしてもらったように、太陽にマカロンを贈っていましたが、あの時たくさんの勇気をもらったように、太陽がくれた心を返したい、という気持ちもあったのでしょうね。次回失うのは嗅覚。毎回エピソードがぎゅっと濃いこのドラマ。どんな過去が明らかになるのか、ドキドキしながら待ちましょう。(やまとなでし子)
2024年01月22日演歌歌手・細川たかし(73)の私服が話題を呼んでいる。きっかけは、細川の再婚を1月11日に報じた「FRIDAY」。1月中旬、奈良県でのコンサート後の私服姿の細川を写真に収めていたのだ。「FRIDAY」は《1月中旬、奈良県でコンサートを終えて会場を後にする細川》として写真を掲載。その際に細川が着ていたのは、カジュアルなデザインのセットアップ。黒と白を基調とし、トップスの中央にはなんとドクロの柄があしらわれている。「この服は、木村拓哉さん(51)がアンバサダーを務めるゴルフアパレル『MARK&LONA』のものです。大きなドクロ柄はブランドのロゴで、昨年の秋冬コレクションで発表されたボア素材の商品です。価格はトップスとボトムス合わせて、13万円以上すると言われています」(ファッション誌ライター)73歳とは思えないワイルドすぎるファッションがたちまち話題を呼び、15日にはレイザーラモンRG(49)が同じセットアップを着用した写真をXに投稿していた。細川も自身の服装が注目されていることを耳にしたようで、なんと19日にTikTokで《ベストも持っている》と、同じドクロ柄のベストを着用している動画を投稿したのだ。さらにこの動画に寄せられたユーザーからの《最近、Xのタイムラインが細川たかしコラ画像ばかりでしたよ》という声に、《そうみたいね》と反応。《ベストも持ってるんやぞ!ってRG挑発してるっぽい》との声にも《笑》と返していた。大御所歌手の大胆なファッションとお茶目なTikTokでの様子は、Xでも拡散。多くの人がにっこりしたようだ。《眩しいよ、似合ってるよ》《待ってwwwwwそれはw反則wwwwwww》《ベスト着てるだけで笑ったの初めてやわ》《夜中の2:17に自宅のトイレで声出して笑った。明日も頑張るわ。》《なんか元気出た金曜日乗り切れそうw》《この服を着こなせてるのすごい》
2024年01月19日永野芽郁主演ドラマ「君が心をくれたから」の公式SNSが、永野さんと共演の山田裕貴との撮影裏の様子を公開した。本作は、永野さん演じる主人公・逢原雨が、山田さん演じる愛する男性・朝野太陽のために、自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な奇跡が引き起こすファンタジーラブストーリー。「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」以来の共演となる、永野さんと山田さん。本作では、真逆の名前を持つも、一途に互いを思い合う役どころとなっている。今回SNSに公開されたのは、朝日を食べようとする2人のオフショットや、2人がしりとりをする待ち時間の一幕。ファンからは「あぁなんて癒される空間なんだ、あぁ幸せ」、「リズムガン無視で笑う」、「尊い」、「楽しいかわいい」、「自然と笑顔になれる」、「癒しが全部が詰まってる」、「本当に切ないシーンだったから、この可愛さでさらに泣けてきます」などと多くのコメントが寄せられている。▼第3話あらすじ(1月22日放送)長崎ランタンフェスティバルの名物のひとつ、恋愛成就の願い事を書くとそれが叶うという“恋ランタン”。高校時代、逢原雨(永野芽郁)は、朝野太陽(山田裕貴)と恋ランタンの話をした際に、太陽には初恋の人がいたことを知って悔しがっていた。味覚を失い、パティシエになるという夢が永遠に失われたことを痛感していた雨。そんな中、日下(斎藤工)は、ひとつの五感が失われるとその翌日の深夜0時に次に失われる感覚とタイミリミットが腕時計に表示されることを告げるが――。「君が心をくれたから」は毎週月曜日21時~フジテレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年01月18日永野芽郁主演の月9「君が心をくれたから」第2話が1月15日オンエア。太陽の母の死の真相にSNSでは驚きの声が広がるとともに、松本若菜演じる案内人・千秋と太陽の関係性についての考察も多数投稿されている。永野芽郁と山田裕貴が「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」以来に共演する本作は、パティシエの夢に挫折した主人公が、再会した愛する男性のために自分の“心”を差し出すことと引き換えに五感を失っていくという、過酷な奇跡が引き起こすファンタジーラブストーリー。キャストは交通事故に遭った太陽を救うのと引き換えに五感を失っていく逢原雨に永野さん。雨に自分が作った花火を見せたいと願う老舗煙火店の跡取り息子・朝野太陽に山田さん。帰省した雨をサポートする長崎市役所勤務の望田司に白洲迅。太陽の妹の春陽に出口夏希。幼い雨を虐待していた母親・霞美に真飛聖。太陽の父で朝野煙火工業の当主・陽平に遠藤憲一。霞美に代わり雨を育てた祖母・雪乃に余貴美子。雨に対し、太陽の命を救うのと引き換えに心を差し出すよう告げる“案内人”日下に斎藤工。日下と行動する“案内人”千秋に松本さんといった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2話の冒頭、幼い頃の太陽が火事に遭い助け出される場面が描かれる。太陽はその後、花火工場の火災を報じるニュース映像を見ながら春陽が語った言葉をきっかけに、火事の原因と母の死の真相について知った太陽は「俺が母さんを殺したの?あの火事、俺が起こしたんでしょ」と陽平に迫る。かつて朝野煙火工業の花火工場が火事となり、工場の中にいた太陽を救うために彼の母が火の中に飛び込んで犠牲になっていた。救出された太陽は母の写真を見ると過呼吸を起こすようになり、陽平は母の写真を全て燃やしてしまったという。火事の原因が自分にあること、そのせいで母を亡くし、写真がないことで妹の春陽が母の顔を知らないままなことに激しいショックを受けた太陽は号泣する…。「火事の原因、まさかだった。全然想像してなかった」「太陽くんが火事の真相を知ってしまう辛い回だった」「母を火事で亡くした原因子供の頃の太陽にあったってストレートにハードすぎない?」などの反応がSNS上にあふれるなか、「松本若菜さんが太陽くんのお母さんで、火事で瀕死の息子を救うために自分の心を差し出した~みたいな展開もあるかな?]「火事で亡くなるはずだったのは太陽君でお母さんが案内人と契約したとか」など、案内人の千秋が太陽の母なのでは? と推測するコメントも。終盤では味覚を失う直前の雨が太陽を呼び出し、「人生最後の最高傑作」と言って自分が作ったマカロンを渡す。その言葉を不思議がりつつマカロンを食べる太陽。その後、太陽は「もしよかったら」と雨にもマカロンを食べるよう促し、雨はマカロンを口にするのだが味覚を失った雨は、その味を感じることはできない…。この展開に「特別な人がくれた思い出の味だったマカロン。最後に食べさせて貰って口に入れた瞬間…味覚を失うなんて…」「マカロン見るたびに泣いてしまいそうになるな」「味がしないマカロンを美味しいと笑ってみせる永野芽郁さんの演技が素晴らしかった」など、このラストシーンにも多くの反響が寄せられている。【第3話あらすじ】味覚を失った雨はパティシエになるという夢が永遠に失われたことを痛感していた。そんな雨の前に現れた日下は、ひとつの五感が失われるとその翌日の深夜0時に次に失われる感覚とタイミリミットが腕時計に表示されると告げる。そして雨の時計に「鼻」のマークと11日後の午後9時というタイムリミットが表示される。「視覚」や「聴覚」ではなかったことにホッとしたという雨に対して日下は、嗅覚はただ匂いを感じるだけのものではなくもっと大切な意味があると告げ……。「君が心をくれたから」は毎週月曜21時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2024年01月16日※このコラムは『君が心をくれたから』1話までのネタバレを含んでいます。■自己肯定感が劇的に低い主人公・雨主人公の逢原雨(永野芽郁)は自己肯定感の低い女の子。暗い性格で友達もおらず、雨という自分の名前まで忌み嫌っています。その理由は母親に虐待されていた過去のせい。母親に刃物を向けられ自分の存在を否定されたことがトラウマとなり、自分は誰からも必要とされておらず、価値がない人間なのだと思い込んでいます。祖母(余貴美子)が愛情を持って育ててくれているのですが、その価値観や自信のなさは拭えないようです。そんな雨は、ある日同じ高校の先輩である朝野太陽(山田裕貴)と出会います。自分とは正反対の明るくまっすぐな太陽を、最初は疎ましく思っていたのですが、雨はだんだんと心を開き、気づけば友人と呼べるような相手となっていました。■雨に存在理由を与えてくれる存在・太陽太陽は雨にとって、自己肯定感を上げ、雨を必要としてくれることで、雨が存在する理由を与えてくれる人でした。例えば「雨なんて降るとジメジメするし鬱陶しいし、みんなに嫌われている……」と、雨という名前が嫌いだと漏らせば「俺は大好きだよ。雨のこと。雨がないと花だって育たない。飲み水にもなる。雨音を聞けば優しい気持ちになれる。雨はこの世界に必要だよ」と、気づいていなかった良い面にそっと光を当てて照らしてくれる、雨にとって本当の太陽のような人でした。また雨の過去のトラウマを知った太陽は、わざわざ校内放送で「(家業を継ぎ)立派な花火師になりたいと思わせてくれたのは君がいたから。だから君には価値がある。俺の人生を変えてくれたから。雨はこの世界に必要だよ」と、今度は天候の雨だけでなく、雨そのものも太陽にとって必要な人なのだと言葉にしてくれました。それ、二人きりで伝えるんじゃダメだったん?わざわざ校内放送にするの、行動力が有り余る変人では?と思ったんですけど、これきっと太陽の罪滅ぼしなんでしょうね。以前、うっかり校内放送のスイッチを入れてしまって、雨の会話を全校に放送してしまった太陽。雨に退学したいと思わせるほど恥ずかしい思いをさせてしまったから、自分も校内放送で気持ちを叫んだのかもしれません。その純粋でまっすぐな気持ちがかわいくてむず痒いですね。■それぞれの夢を目指す理由になったお互いの存在「もう付き合っちまえよ!」な、エモエモ青春学生生活なのですが、そうはいきません。二人はそれぞれの夢を10年後にかなえて再会することを約束し、雨は東京でパティシエに、太陽は地元・長崎で花火師になる夢に向かって進み始めます。その夢を目指すきっかけになったのもお互いの存在。太陽はまだ雨と知り合う前、花火を見つめる悲しい雨の横顔を偶然見たことをきっかけに、彼女を笑顔にする花火を作りたいと花火師を目指すことを決めました。そして偶然にも高校で雨に再会し、距離を縮めていったのでした。一方雨は、太陽に振る舞った手作りのお菓子を褒めてもらったことがきっかけ。パティシエへのあこがれはありつつ、自分の才能に自信が持てなかった雨ですが、太陽の後押しのおかげで、夢に一歩踏み出しました。その10年後。雨は太陽の花火を見に、長崎に戻ってくるところから展開が急変します。■突然の裏切り展開普通のラブストーリーならここで、「それぞれの夢をかなえた二人が再会。あの頃結ばれなかった恋を再度かなえていく」という感じなのでしょう。しかしここで視聴者は1手も2手も裏切られ、現実を突きつけられます。巡り巡って再会した二人ですが、二人の描いていた10年後の現実の姿は理想と大きくかけ離れていました。雨は夢見ていた有名店で、パティシエとして働くことができたものの、過去のトラウマなどが邪魔をして、早々にその夢を諦めていました。一方の太陽は、実は色覚障害があり、赤い色を判別できないというハンデから花火師の夢を諦めていました。太陽が赤い服を着ていたのは、色覚障害をあえて周囲に悟られないようにするためだったのでしょうか?それを打ち明けるのが皮肉にも、10年後、雨に見せると約束した大晦日の花火の下。別の誰かが作った花火の下で、実は太陽は挫折していたことを雨に伝えるのです。雨に存在価値を与え、太陽のように見えていた彼も、実は自分に自信がなく、雨に自分が存在する理由を与えてもらっていたのだと分かるシーンはグッとくるものがありました。そしてやっぱり雨を幸せにする花火を作りたい、と決心し、もう一度太陽は花火師を目指すことを誓います。しかし、雨を呼ぶためにあの人混みで爆竹ぶん投げて鳴らすのはマジでテロ。ヤンチャ小学生の所業。28歳男性、大晦日に捕まらなかったのを感謝すべき。いくら精霊流しの時に、「雨ちゃんとはぐれたら鳴らすね」と言ってたとはいえ、爆竹常備してるのも、火つけてバチバチ言わせてんのもマジで不審者の極み。■2つめの裏切り。激エグ条件のファンタジーその帰り、なんと太陽は車に轢かれてしまいます。そして突然雨の前に、案内人と名乗る男(斎藤工)が現れます。彼は「太陽の命を、雨の心と引き換えに救う」と言うのです。「人間の心を育む五感を、3か月かけて失うことを受け入れれば、太陽の命を救う」というとんでもない条件を、雨は受け入れます。「(太陽と過ごした時は)最高の3年だった。私を必要としてくれたから、君が心をくれたから」と。翌日、何事もなかったかのように無傷の太陽と、同じく何事もなかったかのような雨。五感は3か月かけて奪われるので、翌日はいつも通りの雨の姿に少しホッとしつつ、あまりにもグロい条件すぎて……。これを受け入れられるということは、雨にとって、いかに太陽が大きな存在であるかを改めて感じさせます。自分の存在意義をくれた太陽がいなくなるということは、雨にとって生きる意味を失ってしまう、ということなのでしょう。■交換条件で五感以上に失うものしかし、五感を奪われるということは、雨の夢であるパティシエの道は絶たれますし、太陽がいつか花火師の夢をかなえ、雨のために花火を打ち上げたとしても、それを見ることも、聞くことも、感じることもできないのです。太陽の命と引き換えに、二人の描く夢全てを失ってしまったようなこの取引。これは、雨にとっては最良の決断だったかもしれませんが、太陽にとってはきっと事実を知ったらそうではないでしょう……。青春爆エモ恋愛ドラマかと思って見ていたら、とんでもないファンタジー展開に全く先が読めません。次回は何が起きるのか。二人の恋や夢はどうなってしまうのか。楽しみに待ちましょう。(やまとなでし子)
2024年01月15日誰かの優しさに触れて嫌な気がする人はいないのではないでしょうか。今回は、上司から自分をかばってくれた年下男性と不倫関係に陥った38歳女性のエピソードをご紹介します。夫に不満を抱きつつも何も言えず…仕事と育児に追われる日々紀子さん(仮名・38歳)は結婚しているにもかかわらず、とある独身男性(佑さん・仮名・28歳)と現在不倫関係にあると言います。なぜ紀子さんは先行き不安な恋に走ってしまったのでしょうか。「うちは夫(克敏さん・仮名・40歳)と娘(朱莉さん・仮名・13歳)の三人家族です。夫は亭主関白の上嫉妬深くて、一緒にいても安らぎを感じることができません。しかも、子育てに協力的でないので私はずっとワンオペ育児を強いられてきました。それでも、おとなしい性格ということもあり、夫に不満を抱いていても文句ひとつ言えず…。ですので、この現状を仕方なく受け入れて生活するしかなかったのです」ここまで話を聞いても、浮気の気配すら感じないのですが…。「私は長年企画部で働いています。自分のアイデアが商品化されることにとてもやりがいを感じていました。しかしある日突然『君の企画を通す代わりに俺とカラダの関係を持たないか?』と上司に言い寄られて。最近私の考えた案はことごとく不採用になっていて…ちょうど自信を失っていたところだったのです。『そんなこと言われても困ります』と誘いを断るも、結局上司にしつこくされることに。それを見兼ねた後輩の佑さんが『あなた既婚者でしょう!なんてことを言うんですか!』と上司に釘を刺してくれました」その日を境に、上司は紀子さんに何も言ってこなくなったそう。「私は、身を挺して守ってくれた佑さんに思いを寄せるようになりました。『自分は既婚者だから…』と気持ちを押さえようとするも、それを止めることができなくて。でも、積極的なタイプではないので、最初は彼と休憩時間に談笑するだけで精一杯。その内容は夫の愚痴から始まり、近頃は悩みを相談する仲に。ある日『「娘の誕生日プレゼントを買いに行こう」と夫を誘ったけれど断られてしまった』と話すと、佑さんが『俺で良かったら一緒に行きますよ』と言ってくれたのです。思いがけない展開に私は心が躍りました」紀子さんは「ただ二人きりで会うだけだから何も問題はない」と考えていたのだとか。「彼は『今どきの中学生は大人っぽいものを好むようですよ』と言って、プレゼントにアクセサリーを勧めてくれて。『これなんてどう?』『もっとシンプルなデザインがいいのでは?』と二人で話し合って、娘に似合うネックレスを購入。その後、プレゼント選びに付き合ってくれたお礼に彼に食事をご馳走して…気がつくとあっという間に日が暮れていました」佑さんと楽しい時間を共にしたことで、紀子さんは家に帰るのが忍びなくなったと言います。「次の瞬間、私の気持ちを察したかのように彼がギュッと手を握ってきました。『もっと紀子さんと一緒にいたい』『これから二人きりになれる場所へ行きましょう』と誘われたのです。私は佑さんに好意があったので、言われるがままカラダの関係を持ってしまって…。『二人で会うのは一度きり』と決めていたのに、気づいたら毎週末彼と密会を重ねるようになっていました」そんなある日、紀子さんは再び上司に呼び出されます。「私はまた上司に誘われたらどうしようと思い悩んでいました。すると『次の企画は君に任せるよ』と言って、上司は私の肩をポンっと叩いたのです。地道な努力が認められ喜んだのもつかの間…私を心配して後を追ってきた佑さんがこの現場を見ていて。それが思わぬ出来事を引き起こすことになりました」上司との不倫を疑われて…その時彼が放った衝撃的な言葉とは…?「翌日、いつも通り彼とデートする予定でした。しかし、佑さんは鬼のような形相で現れて…私が『何かあった?』と聞くと『よくもそんなしらじらしいことが言えるな!』と怒鳴ったのです。さらに『昨日上司と廊下で見つめ合っていたじゃないか』『俺に隠れて二人は付き合っていたんだろう』とすごい剣幕で怒り出して。上司とは仕事の話をしていただけで、カラダの関係はないと説明しても、彼は聞く耳を持たず。『上司と好きなだけ不倫関係を続ければいいだろう』『俺たちもう終わりにしよう…君とは別れる』と捨て台詞を吐くと彼は足早にその場を去っていきました」本来の不倫相手である佑さんに「上司と不倫している」と誤解されたまま、突然別れを告げられた紀子さん。夫に不満があったとはいえ、自ら不倫に走ったのだから悲しい結果になっても仕方ないのではないでしょうか。©Imaging L/Adobe文・菜花明芽
2024年01月13日永野芽郁主演の月9ドラマ「君が心をくれたから」が1月8日より放送開始。宇多田ヒカルが23年ぶりに月9ドラマに主題歌を書き下ろしたことでも大きな注目を集めていたが、その第1話内で主題歌タイトル「何色でもない花」と、その音源が初公開。楽曲を使用したドラマの特別映像も公開された。今作は、永野さん演じる主人公・逢原雨が、かつて心を通わせた男性、朝野太陽(山田裕貴)のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、“過酷な奇跡”が引き起こすファンタジーラブストーリー。第1話の物語の終盤、太陽が雨に心を惹かれていく様子が描かれた場面で、宇多田さんによる主題歌「何色でもない花」が公開。主人公たちの気持ちに寄り添った楽曲が劇中で流れると、SNS上でも大きな反響を呼んだ。なお、本楽曲は2月12日(月)に配信リリース予定。さらに、主題歌のショートバージョンを使用した「君が心をくれたから」の特別映像もフジテレビ公式YouTubeにて公開中となっている。第1話では、人に心を開けないでいた主人公・雨と、彼女に想いを寄せる男性・太陽の2人が心を通わせていく恋愛模様が描かれ、SNSでも2人のピュアな姿に大きな反響があった。さらに謎に包まれてきた“過酷な奇跡”とは、事故に遭った太陽を救うために、雨が自分の“五感”を差し出す宿命を背負うということが分かった。雨と太陽、真逆の名前を持つ2人は、この“過酷な奇跡”にどう立ち向かっていくのか。宇多田さんからは「こんなにストレートなラブソングを書いたのはいつ振りだろう。何かを信じることが怖い人に届いてほしいです」とのコメントも到着している。宇多田ヒカル「君が心をくれたから」は毎週月曜21時~フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年01月09日永野芽郁主演、山田裕貴共演の月9「君が心をくれたから」が1月8日スタート。山田さん演じる太陽の“公開告白”シーンに「太陽くんの行動があまりにも少女漫画」「当て書きしたように山田裕貴」などの反応が続出している。永野さん月9ドラマ初主演作にして、山田さんと「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」以来に共演する本作は、永野さん演じる主人公が、かつて心を通わせた男性のために、自分の心を差し出す宿命を背負うというファンタジーラブストーリー。自分に自信が持てず、人に心を開けないでいたが、高校時代に太陽と出会いパティシエの夢に挑戦することになる逢原雨を永野さんが演じるほか、長崎で代々続く老舗煙火店の跡取り息子として生まれ、亡き母との約束を果たすため、雨に自分の作った花火を見せるため修行に励む朝野太陽には山田さん。帰省した雨と出会う、長崎市役所で働く望田司に白洲迅。明るく陽気な性格の太陽の妹・春陽に出口夏希。雨とは離れた場所で暮らす母親・霞美に真飛聖。太陽の父で師匠でもある花火師・陽平に遠藤憲一。母に代わり雨と暮らしていた祖母・雪乃に余貴美子。太陽を救いたいと願う雨に過酷な運命を背負わせる“案内人”日下に斎藤工。日下と共に現れた“案内人”千秋に松本若菜といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。2013年、長崎。自分に自信が持てない性格から、他人とは関わらないようにして生きていた雨は太陽と出会う。最初は太陽を拒んでいた雨だが次第に心ひかれていくのだが、太陽は雪乃から、雨が母親から虐待を受けていたことを明かされ「あの子の心を変えて」と頼まれる。そして太陽は高校の校内放送を使って、花火師になる夢があったが一度は諦めたこと。でも雨と出会って気持ちが変わったことを明かし、10年後立派な花火を空に上げてみせますと宣言。「君には誰にも負けない素敵な価値がある。俺の人生を変えてくれたから。雨はこの世界に必要だよ」と雨に自らの思いを伝える…。この“公開告白”ともいえるシーンにSNSでは「ちょっと太陽くんの行動があまりにも少女漫画でびっくりしちゃう」「この山田裕貴、無自覚に人をきゅんきゅんとさせるところがあるぞ~!!!!」「当て書きしたように山田裕貴w」などの反応が殺到。その後、雨は東京でパティシエの修行をするが挫折し帰郷。一方の太陽も花火師を諦める。再会した雨に太陽は自分が色覚に支障があり“赤が見えない”ことを告白したうえで、色覚の問題を言い訳にしないでもう1度夢に挑むと宣言する。だがその直後、赤信号が緑に見えた太陽は車道に歩き出し、交通事故に遭ってしまう…。この展開にも「なるほど赤が見えないから…」「わー。ここで赤が見えないの来るのか~」「赤と緑の見間違いがそこに繋がるの……」など、視聴者からの嘆きと悲しみの声が続々とタイムラインに届けられている。【第2話あらすじ】太陽が事故に遭い悲しみに暮れる雨の前に、“あの世からの案内人”日下が現れ「雨の五感を差し出す代わりに、太陽の命を助ける」と提案してくる。雨は太陽のためにその“奇跡”を受け入れるが、日下は雨の味覚はあと14日ほどで失われてしまうと告げる。太陽を見舞った雨は彼の妹・春陽が差し入れで持ってきたマカロンをもらう。マカロンは、高校時代に太陽がある“お菓子言葉”と共にくれた、想い出の味だった…。「君が心をくれたから」は毎週月曜21時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2024年01月09日不倫を繰り返す夫への仕返しとして、自分も不倫を始めた紗季さん(仮名)。しかし紗季さんの不倫中に、夫も新たに不倫をしていた事実が発覚。問い詰めたところ、夫はすでに紗季さんの不倫を知っており、「お前も不倫しているんだろう?」と開き直ったのです。その後、夫婦関係は思いもしなかった方向へと進んでいったそう…。心理カウンセラーの並木まきが、30代女性の不倫による転落劇をお届けします。夫から突然「離婚」の申し出「夫と私は、このままお互いに不倫を公認する関係になっていくのかな、と思っていました。しかし夫はいきなり、『もうこうなったら離婚しようよ』と、まるで週末にどこかに出かけようというような軽い口振りで提案をしてきたんです。まさか夫から“離婚”という言葉が出るとは思っていなかったので、この時点でかなり動揺しました」自分も不倫をしている立場なので、夫の新しい不倫を追求することができない紗季さんは、夫の言い分をまずは聞いたとのこと。夫は「もともと夫婦としてしっくりこないから、俺は浮気を繰り返した」、「君が不倫をするほど好きな人ができたなら、俺ではなくその人と幸せになってほしい」と言ってきて、強い離婚の意思を示したそうです。「最初は冗談かと思っていましたが、話を聞いているうちに夫は本気で離婚をしたいのだと感じました。だけど私の不倫は、夫への腹いせから始まったもので本気ではなかったので、夫に離婚をされたら困るのは私です。ここまで事態が悪化して初めて、私は自分がとんでもないことをしてしまったのだと気づきました」結婚してからパートや派遣社員で短期の仕事しかしてこなかった紗季さんは、離婚をしても自立をするだけの経済力がなく、夫と離婚をすれば生活への不安が強かったとのこと。しかし夫は、紗季さんの言葉にはまったく耳を傾けることなく「夫婦双方が不倫しているんだから、もうとっくに家庭崩壊だ」「頼むから離婚してくれ」の一点張りだったとか…。“腹いせの不倫”という理屈は通用しなかった「夫に対して『私の不倫は、あなたへの腹いせで本気ではない』と何度伝えても、夫の離婚意思が変わることはありませんでした。今思えば、夫は本当に家庭にうんざりしていて、息抜きのために不倫を繰り返していたのかもしれません。私が不倫をしていたことで、やっと離婚できる口実ができたとでも思ったのかというくらい、離婚と言い出してからの展開は早かったのです…」最後まで紗季さんは離婚に抵抗したそうですが、夫の提案した離婚条件をのむ形で協議離婚が成立。慰謝料はなく、婚姻期間に応じた財産分与のみでした。「財産分与のお金で、なんとか新生活の準備はできましたが、結婚してからずっとキャリアを中断していた私は、就職も思うようにいかず今もアルバイトをしています。あのとき、自分が腹いせで不倫をしていなければこんなことにはなっていなかったはずだし、夫だって再び不倫をすることはなかったかもしれません。夫婦関係を完全に壊す引き金を引いたのは、私なんだと思うと悔しくて仕方ありません。人づてに聞いた話では、夫も再婚はしていなくて、家事ができないので独り身で大変そうと聞いてはいます。私が不倫さえしなければ、夫婦の再構築だってできたかもしれない…と後悔しています」不倫のきっかけが“腹いせ”だったとしても、不倫は許されることではありません。夫婦としてこれまで築き上げてきたものを一瞬にして破壊してしまうほど、不倫には強い破壊力があるのです。©健二 中村/Adobe Stock ©takasu/Adobe Stock文・並木まき
2024年01月07日宇多田ヒカルの新曲「何色でもない花」が、2024年2月12日(月)に配信リリース。フジテレビ系月9ドラマ「君が心をくれたから」の主題歌となる。宇多田ヒカル、23年ぶりに月9ドラマ主題歌を書き下ろしデビュー25周年を記念した自身初となるベストアルバム「SCIENCE FICTION」の発売と、それを記念した約6年ぶりとなる全国ツアー「SCIENCE FICTION TOUR 2024」の開催発表で大きな話題を呼んだ宇多田ヒカル。主演・永野芽郁のドラマ「君が心をくれたから」主題歌にそのベストアルバムに先立ってリリースされる新曲は、2024年1月8日(月)に放送開始されるフジテレビ系月9ドラマ「君が心をくれたから」の主題歌として書き下ろされた楽曲。主演・永野芽郁、共演に山田裕貴を迎えた同作では、ノスタルジックな長崎を舞台にした、どこか懐かしくも新しい令和の月9ラブストーリーが描かれるという。なお、宇多田ヒカルが月9ドラマに書き下ろしで主題歌を提供するのは2001年に放送されたドラマ「HERO」以来23年ぶりのこと。楽曲については「こんなにストレートなラブソングを書いたのはいつ振りだろう。何かを信じることが怖い人に届いてほしいです。」とコメントに残している。作品情報宇多田ヒカル 新曲 ※タイトル未発表※フジテレビ系月9ドラマ「君が心をくれたから」主題歌配信リリース日:2024年2月12日(月)
2023年12月28日「教えてくれてありがとう」の敬語表現とはどんなものでしょうか?先輩や上司など、目上の人に何かを教えてもらった時、丁寧に感謝を伝えるフレーズを知っておくと便利です。この記事では、「教えてくれてありがとう」の敬語表現と類語を紹介します。■「教えてくれてありがとう」の敬語表現とは?「教えてくれてありがとう」をビジネスシーンでも使える敬語表現にするには、以下などが適切でしょう。◇「教えてくださりありがとうございます」「くれる」の尊敬語である「くださる」を使って、「教えてくださりありがとうございます」と敬語にすることができます。「もらう」の謙譲語である「いただく」を使って、「教えていただきありがとうございます」としても良いでしょう。◇「お教えいただき感謝いたします」「教えてもらう」と「ありがとう」をそれぞれ丁寧に言い換えて、「お教えいただき感謝いたします」とすることもできます。「お~いただく」は謙譲語の定型フレーズ 。「お教えいただき感謝申し上げます」とすると、さらにかしこまった印象になるでしょう。◇「ご教示いただきありがとうございます」「教えてもらう」を「ご教示いただく」と言い換えることもできます。きょう‐じ〔ケウ‐〕【教示】読み方:きょうじ[名](スル)《「きょうし」とも》知識や方法などを教え示すこと。示教。「御—を賜りたい」(『デジタル大辞泉』小学館)参考記事はこちら▼「ご教示」の意味と正しい使い方◇「ご教授くださりありがとうございます」専門的な知識や技術を教わった際には、「ご教授くださりありがとうございます」を使うことができます。きょう‐じゅ〔ケウ‐〕【教授】[名](スル)1 学問や技芸を教え授けること。「書道を—する」2 児童・生徒・学生に知識・技能を授け、その心意作用の発達を助けること。3 大学や高等専門学校・旧制高等学校などで、研究・教育職階の最高位。また、その人。「大学—」(『デジタル大辞泉』小学館)その場で何かを教えてもらった時など幅広く使えるのが「ご教示」、専門分野の知識や技術を教えてもらった時は「ご教授」というように、使い分けできるとベターです。参考記事はこちら▼「ご教示」「ご教授」の意味と使い方は?例文つきで解説!◇「ご指導いただきありがとうございます」「教える」を「指導」と言い換えて、「ご指導いただきありがとうございます」と表現するのも良いでしょう。し‐どう〔‐ダウ〕【指導】[名](スル)1 ある目的・方向に向かって教え導くこと。「演技の—にあたる」「—を受ける」「人を—する立場」「行政—」2 柔道の試合で、選手の軽微な違反行為に対する宣告。3回受けると反則負けとなる。組み手をいやがる、場外に出る(押し出す)など、23の事項がある。(『デジタル大辞泉』小学館)上司や講師などから、目標に対してどうすれば良いのか導いてもらった時に使うのが適切です。◇「ご指摘いただきありがとうございます」問題点やポイントについて教え示してくれた場合には、「ご指摘いただきありがとうございます」と言い換えられます。し‐てき【指摘】[名](スル)大切な点や注意すべきこと、欠点や過失などを具体的に取り上げて指し示すこと。「弱点を—される」(『デジタル大辞泉』小学館)ミスや欠点を指摘してもらった場合には、謝罪や反省の言葉もあわせて伝えると良いでしょう。参考記事はこちら▼「ご指摘ありがとうございます」の使い方とは?注意点と言い換え表現(例文つき)□「教えてくれてありがとう」は適切な傾向に言い換えを!「教えてくれてありがとう」は、尊敬語や謙譲語、または類語などを用いることで、シーンに合わせた言い換え表現が可能です。適切な敬語表現をマスターして、ビジネスシーンで活用してみてくださいね。(にほんご倶楽部)※画像はイメージです
2023年12月27日永野芽郁と山田裕貴が共演する新月9ドラマ「君が心をくれたから」の主題歌を、宇多田ヒカルが担当することが決定した。12月9日にシングル「Automatic/time will tell」でのデビューから25周年を迎えた宇多田さん。先日、デビュー25周年を記念した自身初となるベストアルバム「SCIENCE FICTION」のリリースや、約6年ぶりとなる全国ツアーの開催が発表されたばかり。ベストアルバムに先立ち、新曲が発表されることも決定。それが、ドラマ「君が心をくれたから」へ書き下ろしの主題歌だ。宇多田さんが月9ドラマに書き下ろしで主題歌を提供するのは、2001年放送の「HERO」以来、23年ぶり。フジテレビドラマの主題歌を担当するのは、2008年放送の「イノセント・ラヴ」以来、約16年ぶりだ。気になる新曲は、ドラマ初回放送でお披露目予定となっている。「君が心をくれたから」は2024年1月8日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送(※初回30分拡大)。(シネマカフェ編集部)
2023年12月25日12月20日、赤城乳業(埼玉県深谷市)は、2024年3月1日の出荷分から、「ガリガリ君シリーズ」など氷菓やアイスクリームの値上げを実施することを発表した。ガリガリ君1本入りの値上げは8年ぶりで、希望小売価格は現行の税抜き70円から80円になることに。背景には、原材料や容器包装、物流費、人件費などのコスト増があるという。ガリガリ君は年間4億本超の販売本数を誇るヒット商品。赤城乳業にとって、ガリガリ君の値上げは苦渋の決断だった。81年の発売開始当初から、「遊びに夢中の子供が片手で食べられる」というコンセプトを貫いてきたためだ。16年4月には、25年間据え置いてきた60円の価格を70円に値上げしているが、このときも社内では大きな議論を呼んだという。同社のマーケティング担当者は、当時の雑誌インタビューに次のようにコメントしている。「10円値上げするために、2年以上も議論した。こんな会社は他にないだろう」(日経ビジネス21年12月20日号)この値上げに際し、同社は「おわび広告」を展開した。すると、消費者からは不満どころか、「むしろ、よくこれまで頑張ってくれた」という声が寄せられたそうだ。あらゆる商品の値上げ傾向がなかなか収束しないなか、食料品やサービスの価格改定にはどうしても消費者からの批判の声があがるもの。ところが、「ガリガリ君」の値上げには今回もネット上で“応援”のコメントが散見されるのだ。《これはもうしょうがない。むしろ今までありがとうという気持ち》《でも80円ならまだまだ良心的な価格だと思うのでOK!》《もう少しあげていいからw》すでにお菓子や酒類の2024年中の値上げが発表されているほか、秋には郵便料金も改定の見通し。ガリガリ君でも抗えなかった値上げラッシュの猛威は、当面収まりそうもない。
2023年12月20日今年6月、約4年ぶりとなる5thアルバム『ありがとう』をリリースしたnever young beach。9月28日の東京・恵比寿LIQUIDROOMからスタートし、全国10都市を回るツアー『“ありがとう” Release Tour 2023』の、東京での追加公演となる豊洲PITでのライブが、12月8日に行われた。アルバム『ありがとう』は、3人編成(安部勇磨、巽啓伍、鈴木健人)にサポートメンバーを迎える体制となってから制作された初のアルバムだ。これまでもサポートギタリストとして森雄大(neco眠る)、山本幹宗(くるりサポート)、田中ヤコブ(家主)などさまざまな才能を迎え入れてきたが、2021年以降は岡田拓郎(ex. 森は生きている)、下中洋介(DYGL)でほぼ固定。そこに安部のソロアルバム『Fantasia』(2021年)でも大きな役割を果たしたキーボードの香田悠真を加え、事実上6人のバンドとして新たなネバヤンサウンドを作り上げてきた。アルバム『ありがとう』での親しみにあふれながらも音楽的なチャレンジを随所に散りばめられた世界を、多幸感あふれるネバヤンのライブに盛り込んでいくのに、約3カ月にわたるツアーはうってつけのものだったろう。この日の豊洲PITのステージは、前方に下中、安部、岡田のギタリスト3人、後方の一段高くなった舞台に香田、鈴木、巽が並ぶ立体的な構成。そして、広さのある豊洲PITの構造を活かした客席への花道がステージ中央から伸びていた。客電が落ちて、舞台に登場したメンバーが身を包むお揃いの衣装は水色と白のピンストライプシャツ。スラックスは白。1960年代のビーチ・ボーイズそっくりの格好で、音楽ファンならニヤリとしてしまうだろう。去年は全員、映画『男はつらいよ』のフーテンの寅(渥美清)で固めていた彼ら。そのときどきの安部勇磨の気分のモードと、お客さんに心から楽しんでもらいたいおもてなしの気持ちが、他のロックバンドとは一線を画したこんな遊び心を生んでいる。待ち侘びたファンのワクワクと本番を迎えるバンドのゾクゾクがシンクロしたかのように、「どうでもいいけど」のイントロがかき鳴らされる。安部は、喜びのすべてをぶちまけるように声をあげる。それはもはや日本語を超えた感情のほとばしりだ。彼らがアジアでも大きな人気を得ているのは、こういう言語の壁をものともしない自由な解放感のおかげでもある。その伸び伸びとしたやり方は、この日用意された花道の使い方にも表れていた。歌いながら安部は観客の近くまで駆け出し、下中は花道中央で熱いギターソロを弾きながら仁王立ち。普段はクールな岡田も花道に繰り出したし、巽もステージ上段からわざわざ降りてきて花道の快感を味わった。綿密なリハーサルをして、花道を行く順番や演出を決めたわけではなく、「行こうか?」「行きなよ?」みたいにアイコンタクトを交わしながら瞬時の判断とロック的な本能で足を踏み出すメンバーたちの姿がとても頼もしかった。1stアルバム『YASHINOKI HOUSE』のオープニングナンバー「どうでもいいけど」で始まって、いきなりテンションMAXに達した場内。そこから今度は新作『ありがとう』のオープニングナンバーである「哀しいことばかり」「Oh Yeah」へ。バンドのヒストリーを自然に表す流れがかっこいい。続く2nd『fam fam』(2016年)の「Motel」の60年代エレキインスト的なサウンドは、今回のビーチボーイズな衣装にばっちりハマる。そして新作からの「蓮は咲く」「毎日幸せさ」へ。ファンが集まっているから当たり前ではあるんだろうけど、新作『ありがとう』が心から愛されていることがわかる瞬間が目の前で続いた。続いても新作から、ゆったりとしたバラード「風を吹かせて」「こころのままに」は、勢いまかせではない表現力をしっかりと身につけたネバヤンの、もうひとつの真骨頂を見せる。安部がソロ作でも見せていた穏やかでセンチメンタルな表情を、バンドでもここまで自然に表現できるようになったことがうれしい。少し落ち着いたインターバル。安部がメンバーを紹介しながらそれぞれと話をする、その時間が好きだ。「どうだ?元気か?楽しんでるか?」とあいさつを交わすような態度は、もしかしたらステージの上でも日常会話でも変わらないんじゃないかと思えるほどだ。ハマりまくった「寅さん」の影響によってなのか、さらにステージでの振る舞いの親密さは増したような気がする。人気は大きくなっているのにネバヤンがいつまでも友達のような音楽でいられる秘訣でもあるだろう。さてここからはライブ後半。3rd『A GOOD TIME』(2017年)からの「なんかさ」からは、もう一気に最後までテンションの高いロックンロールが続く。「あまり行かない喫茶店で」から、新作収録曲としてはかなり早くから演奏されてきた「Hey Hey My My」、そしてワイルドに燃え盛る「Pink Jungle House」と人気曲が続く。勢い余って花道に飛び出した安部が、ステージ上のバンドに向かって「俺もこの音楽の中に入れてくれー!」と叫んだのは、この夜のハイライトのひとつだ。やってる自分が一番かっこよく思えるバンドにいるってことは、何物にも変え難い幸せだろう。「明るい未来」「fam fam」「お別れの歌」と、最後は2nd『fam fam』収録の必殺ナンバー3連発で熱狂の本編は終了。15曲を一気に駆け抜け、終わってみたら1時間も経っていなかった。でも全然不足がない。バンドも観客も、ネバヤンに何を望んでいるのか、このライブツアーがどういう意味を持つのか、をしっかりとわかっているからこそのバランスがよくてさわやかな満腹感があった。満場の拍手からアンコールへ。アンコール1曲目「帰ろう」。そして2曲目が始まろうとしたとき、「あれ?1人多くない?」と気がつく。香田の隣でキーボードに座るのは、谷口雄。このツアーの前半は、香田の代役を彼が務めたんだった。東京が地元なので、彼がゲストに加わるのは粋な演出だった。「この曲知ってる人いるかな」と安部がMCして始まったのは、ちょっと聴き覚えのないイントロ。しかしすぐに4th『STORY』(2019年)のタイトル曲だったと気がついた。コーラスを加えて緻密にサウンドを作り上げたこの曲は、リリース後のツアー以来、ライブでは少しご無沙汰だった(コロナ禍もあったし)。だけど、こうして新しいアンサンブルでまたレパートリーに帰ってくるのはすごく新鮮だし、いろんなことが変わってもバンドも人生もその先へ続くというメッセージは、ネバヤンが語り続けている物語そのものだからだ。その幸福感に包まれたまま、「夏のドキドキ」へ。ビーチボーイズスタイルで大団円……かと思いきや、この日はもうひとつサプライズがあった。会場の照明がすべて落ち、「わ!いったいどうしたんだ」とステージ上はうろたえる(?)。思わずスマホのライトで手助けしようとするお客さんたち(そういう気遣いがネバヤンのファンらしい)を「いや、そういうことじゃないんだ。逆に消して」と苦笑交じりに制止する安部。パッと照明がついて、ステージ中央には四角い箱。そこから顔を出したのは「スンスンが来てくれたー!」。9月に公開されたMV「らりらりらん」で安部と共演した、パペットスンスンがこの日のスペシャルゲスト!もう一度谷口も参加して、会場は熱狂に包まれた。熱狂?いや、違うな、この興奮はヤケドしそうな危険な温度ではなく、もっと楽しく人を包み、みなを心地よいまま家路に帰す暖かさだ。来年は結成10周年を迎えるネバヤン。2月には安部のソロではの初のUSツアー(11公演)も発表されるなど、変化はどんどん起きていきそうだ。でも、この感じなら大丈夫。今ネバヤンはいちばんいい時間を過ごしてる。そう思える、そんなライブだった。Text:松永良平Photo:Asami Nobuoka<公演情報>never young beach 5th Album “ありがとう” Release Tour at Toyosu Pitセットリスト01. どうでもいいけど02. 哀しいことばかり03. Oh Yeah04. Motel05. 蓮は咲く06. 毎日幸せさ07. 風を吹かせて08. こころのままに09. なんかさ10. あまり行かない喫茶店で11. Hey Hey My My12. Pink Jungle House13. 明るい未来14. fam fam15. お別れの歌En.1 帰ろうEn.2 STORYEn.3 夏のドキドキEn.4 らりらりらん guest: PUPPET SUNSUN<配信情報>この日の豊洲PIT スペシャルショーの模様をU-NEXTにて独占ライブ配信が決定! young beach"ありがとう" Release Tour 2023at TOYOSU PIT SPECIAL SET SHOW 12.08Live Streaming on U-NEXT配信:2024年1月11日(木)20:00~※U-NEXT 独占配信※月額会員 視聴無料※見逃し配信あり<ツアー情報>『Yuma Abe Tour 2024』2024年1月12日(金)東京・月見ル君想フ2024年1月25日(木)愛知・Tokuzo2024年1月26日(金)京都・磔磔チケット情報:()公式サイト:
2023年12月19日永野芽郁と山田裕貴が共演する新月9ドラマ「君が心をくれたから」より、場面写真が初公開された。本作は、永野さん演じる主人公・逢原雨が、かつて心を通わせた山田さん演じる朝野太陽のために、自分の心を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な奇跡が引き起こすファンタジーラブストーリー。今回公開されたのは、幻想的な風景が印象的な場面写真。制服姿で写る、雨と太陽の高校時代の一枚は、長崎のシンボル的な公園・長崎水辺の森公園で、指切りをしている。そんな2人の制服姿は、本編でもたっぷりと観ることができるようだ。また、眼鏡橋でのシーンは、ジャンケンをして勝つたびに両岸から真ん中へと一歩ずつ進む、というゲームをしている雨と太陽。次に勝つと、同じ石に立って密着してしまうことに気がつき、お互いに困惑する…そんな、出会ったばかりの様子が切り取られた。さらに、長崎の冬の風物詩としても有名な、美しく光るランタンを背にした2人の姿も。一見、幻想的でロマンチックな雰囲気に包まれているが、見つめ合う2人には、少し緊張したような表情が浮かんでいる。「君が心をくれたから」は2024年1月8日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送(※初回30分拡大)。(シネマカフェ編集部)
2023年12月14日「ありがとう」という感謝の言葉は、公私共に使う場面が多いフレーズですよね。だからこそ、深いお礼の気持ちを伝えたい時のために、ありきたりな表現ではなく他の言い回しも知っておきたいもの。今回は、「ありがとう」の言い換え表現と、語彙のバリエーションを増やすメリットについて解説します。■ありがとう以外の言葉で感謝を伝えるメリットとはそもそも感謝の言葉として「ありがとう」以外の言い回しを使うことには、どんなメリットがあるのでしょうか?◇(1)マンネリ防止になる「ありがとう」という言葉はすてきな表現ですが、よく使われるフレーズです。だからこそ、深い感謝の気持ちがあっても「ありがとう」の一言だけでは、どうしてもマンネリ化してしまい、相手にうまく思いが伝わらない可能性が出てきます。そんな時に他の言い回しを活用することで、言葉の細かいニュアンスを表現することができるようになるでしょう。また、「ありがとう」だけでは気持ちが伝わりきらないかもしれない、という不安を払拭することにもつながるはずです。◇(2)相手やTPOに合った言い回しができる「ありがとう」という感謝の言葉は、相手の立場やTPOによって柔軟に変える必要があります。例えば、フォーマルなシーンのあいさつや取引先へのお礼メールなどは、さらに丁寧な言い回しにすることが求められるでしょう。このようなことから、感謝の言葉のバリエーションを増やすことで、状況に合わせた言い換えができるというメリットが挙げられます。◇(3)スマートな印象を与えることができる言葉をさまざまな表現に言い換えることができる人は、それだけ語彙力がある証拠であり、知性を感じさせるのではないでしょうか。他の人とは違った言い回しでお礼を述べるのは、スマートな印象を与えるはずです。大人としての余裕や知性を演出できるため、相手への感謝を伝える上でバリエーションを持っておくことに損はないでしょう。■ありがとう以外の感謝の言葉ここからは、「ありがとう」と同じ意味合いの言い換え表現を紹介します。主に目上の人やビジネスシーンで使えるフォーマルな表現をまとめているため、お礼の伝え方に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。◇(1)「お礼申し上げます」お礼を申し上げるとは、感謝する気持ちを申したいという意味合いを持った丁寧な表現です。「このたびは心よりお礼申し上げます」といった形で用いることができ、特定の個人だけでなく、お客さまや会議の参加者といった不特定多数にも使いやすいフレーズといえます。◇(2)「深謝申し上げます」深謝(しんしゃ)とは、心から感謝しているという意味を持った言葉です。通常は「感謝申し上げます」の言い回しを用いることの方が多いですが、それよりもさらに深いお礼を伝えたい時に使用される表現です。どちらかといえば、話し言葉よりもビジネスメールや手紙などで使うことが多いでしょう。◇(3)「痛み入ります」「痛み入る」とは、恐縮すると同時に感謝を伝える表現です。目上の人に助けてもらったり、親切にしてもらったりと、お世話になったことへの深いお礼を述べる際に使われます。そのままの形でも使用可能ですが、「ご厚情痛み入ります」といった言い回しにすることも可能なので、バリエーションの1つとして覚えておくと良いでしょう。◇(4)「恐悦至極に存じます」恐悦至極(きょうえつしごく)とは、謹んで喜ぶという意味の言葉です。「至極」は、この上もない様子のことであるので、「この上ないほど謹んで喜んでいます」という表現になるでしょう。大きな喜びを目上の人に伝えたい時に使われます。◇(5)「お礼の言葉もございません」「お礼の言葉もございません」は、言葉で言い表せないほどの強い感謝の気持ちがあるという意味合いです。目上の人に褒めてもらったりお世話になったりと、深いお礼をしたい時に用いることが多いでしょう。◇(6)「お褒めにあずかり光栄です」「光栄」とは、輝くほどの誉(ほまれ)という意味の言葉で、「誉」とはとても名誉なことを示します。そのため、「お褒めにあずかり光栄です」は、目上の人から褒めてもらった、評価してもらった時などに使うと良いでしょう。大きな喜びの気持ちと同時に、感謝も伝わる表現です。◇(7)「感謝の限りです」直属の上司など、比較的身近な人に使う丁寧なお礼の言葉として、「感謝の限り」というフレーズもあります。ありがたいという気持ちの強さを込めたい時におすすめの言い回しです。■感謝の言葉をシーンによって使い分けよう「ありがとう」以外にも、感謝の気持ちを伝える表現はたくさんあります。また、言い回しを変えることで、お礼と同時に「うれしい」「誇らしい」といった他の感情も同時に届けることができるようになるというメリットも。その時の状況や相手に合わせて言葉を柔軟に選ぶことで、ビジネスシーンに役立てていってみてはいかがでしょうか。(にほんご倶楽部)※画像はイメージです
2023年12月13日来年1月より放送予定の永野芽郁主演新月9ドラマ「君が心をくれたから」の予告編が、公式Xほかにて公開された。本作は、長崎を舞台に、主人公・逢原雨が、愛する男性・朝野太陽のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な奇跡が引き起こすファンタジーラブストーリー。人気ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」以来の共演となる永野さんと山田裕貴が、一途に互いを想い合う雨と太陽を演じ、真逆の名前を持つ2人がピュアなラブストーリーを繰り広げる。ほかにも、市役所職員役で白洲迅、太陽の妹役で出口夏希、雨に過酷な奇跡を提示するあの世からの案内人役で斎藤工と松本若菜らが出演する。15秒と短いながらも、気になるシーンが詰まった今回の映像。放送を待つ視聴者からは「早く見たい」、「芽郁ちゃんの制服姿また見れてしまった」、「予告編で泣かせないでくださいー、、絶対にみます」、「待ち遠しい」、「もう既に良すぎるよ」、「待ってもう泣きそう」、「予告からもう泣けてくるし映像も綺麗で素敵だな~」、「なんかすごいドラマになる予感…」、「故郷が舞台なの本当に嬉しすぎる!!!」などと早くも“泣きそう”“泣いた”の声が多く見られる。また、山田さんも「ぜひ、家族で見てほしい」とXに投稿しており、ファンからも「家族で観ようと思います!」、「楽しみに家族と一緒に観ます」、「わかりました!家族でリアタイ楽しみです」などとメッセージが寄せられている。「君が心をくれたから」は2024年1月8日より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送(初回30分拡大)。(シネマカフェ編集部)
2023年12月12日赤城乳業は12月12日、 「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」を全国発売します。■ぜひ一度食べて、「これはソフト君だ!」と体感してみて!「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」は、北海道産生クリームやアッサム茶葉を使用した、アイスクリームグレードで濃厚なミルクティーの風味が楽しめる商品。「ガリガリ君リッチロイヤルミルクティー」発売(2009年)から14年ぶりに、ミルクティー味のガリガリ君シリーズが新商品で誕生します。内側のミルクティーアイスは、細かな氷と濃厚なミルクティーアイスクリームを混合し、ソフトな食感にこだわっています。同社では、「ぜひ一度食べて、ガリガリ君との違いを感じ、『これはソフト君だ!』と言っていただきたいと思います」とコメントしています。■商品概要「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」希望小売価格:216円種類別:アイスクリーム容量:95mlエネルギー:204kcal発売日:2023年12月12日発売エリア:全国(エボル)
2023年12月12日永野芽郁と山田裕貴が共演する、1月スタートの新月9ドラマ「君が心をくれたから」のポスタービジュアルが完成した。本作は、永野さんが演じる主人公・逢原雨が、山田さんが演じるかつて心を通わせた男性、朝野太陽のために、自分の心を差し出す宿命を背負うことから始まる、“過酷な奇跡”が引き起こすファンタジーラブストーリー。今回完成したのは、主人公・雨と、太陽が彼女に赤い傘を差し出す姿が写し出され、快晴の空に降る天気雨が印象的なポスター。“太陽”が差し込む空に降る天気“雨”という、2人の名前も表した空模様の下には、物語の舞台となる長崎の美しい風景も写る。また2人は、お互いを見つめて微笑んでいるが、目からは涙がこぼれている。アートディレクター・高垣美月は「晴れ空のなか雨が降っているというすこし不思議な状況や、切なくほほえみあう2人の表情から物語がどう展開していくか想像が膨らむビジュアルになったと思います」と話し、コピーライター・野田真知子は「どんなに過酷な状況になっても相手を想い続ける主人公の純粋でまっすぐな心情を、短いコピーで表現しました」とコメントしている。「君が心をくれたから」は2024年1月8日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送(※初回30分拡大)。(シネマカフェ編集部)
2023年12月11日赤城乳業「ガリガリ君」シリーズの新作アイスキャンディー「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」が、2023年12月12日(火)より全国で発売される。ガリガリ君から“ソフト食感”の濃厚ミルクティーアイス「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」は、北海道産生クリームやアッサム茶葉を使った濃厚ミルクティー風味の新作アイスキャンディー。なおミルクティー味のガリガリ君シリーズは、2009年の「ガリガリ君リッチロイヤルミルクティー」以来14年ぶりの発売となる。文字通り「ソフト君」なだけあり、内側に配したミルクティーアイスは細かな氷とミルクティーアイスクリームを組み合わせてソフトな食感に仕上げている。【詳細】「ソフト君伝説のロイヤルミルクティー」発売日:2023年12月12日(火)価格:216円発売エリア:全国【問い合わせ先】赤城乳業株式会社 お客様相談室TEL:0120-571-591(9:00〜17:00 日曜日、年末年始を除く)
2023年12月10日「先日はありがとうございました」は、以前お世話になった相手に改めてお礼を伝える言葉です。とはいえ、「先日」とは一体いつからいつまでのことを指しているのか、気になる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「先日はありがとうございました」の意味や正しい使い方、言い換え表現など解説します。感謝を伝える言葉のレパートリーを増やすためにも、ぜひ参考にしてください。■「先日はありがとうございました」の意味「先日はありがとうございました」とは、以前お世話になった人へ感謝の意を表すフレーズです。目上の相手にも使用可能な表現なので、覚えておくとビジネスシーンでも役立つはず。まずは、この言葉について詳しく見ていきましょう。◇「先日」とはいつからいつまで?「先日はありがとうございました」を使う際に、どれほどの過去までさかのぼって良いのか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。そこで、「先日」の意味を辞書でチェックしてみました。せんじつ【先日】近い過去のある日。このあいだ。過日。「―お会いしましたね」(出典:『デジタル大辞泉』小学館)結果的に、「先日」が表す期日に明確な定義はありません。しかし、一般的に数日前から長くても1カ月前を指すことが通常であり、昨日や一昨日といった直近にはあまり使用しないようです。もし昨日や一昨日の出来事に対するお礼を述べるのであれば、わざわざ「先日」という曖昧な表現にはせず、「昨日はありがとうございました」や「一昨日はありがとうございました」と述べるのが良いでしょう。■「先日はありがとうございました」の使い方【例文付き】「先日はありがとうございました」は、ちょっとした顔なじみの関係性から、ビジネス上でお世話になっている相手にも使用できる汎用性の高い表現です。会話やビジネスメール、あいさつ文にも活用できます。このフレーズを使う時は、何に対してのお礼なのか相手が理解しやすいよう、冒頭で感謝したい事柄を述べることが好ましいでしょう。また、「先日は〜ありがとうございました」のように、文章の間に入れるのも一案です。以下で具体的な例文を紹介します。☆例文「資料を作成していただいたようで、先日はありがとうございました」「先日はお越しいただきありがとうございました」「先日の親睦会では大変お世話になり、ありがとうございました」■「先日はありがとうございました」を使う時のポイントここからは、「先日はありがとうございました」を使用する際のポイントを紹介します。◇(1)1年以上前の出来事には使わない「先日」とは、「近い過去のある日」と明記されてはいるものの、どれほど前のことなのか明確な定義がありません。とはいえ、せめて1カ月前までが一般的でしょう。それ以上前のことともなれば、何のお礼なのか相手を混乱させてしまったり、今さらと思われてしまったりするかもしれません。そのため、「先日」が指すのは、過去1カ月ほど前までと認識しておくのがベターです。◇(2)具体的な日付を述べる方が親切ビジネスシーンでは、「先日のミーティングの件、ありがとうございました」といった形で使用する例が多く見られます。しかし、「先日」と曖昧に表記すると、相手はいつのミーティングに対するお礼なのかと記憶を巡らせることもあるかもしれません。そのため、状況によっては「〇月〇日のミーティングの件、改めてありがとうございました」と具体的な日付を述べるなど、詳細情報を伝えた方が親切でしょう。■「先日はありがとうございました」の言い換え表現ここからは、「先日はありがとうございました」と同じようなニュアンスを持つ言い換え表現を紹介します。ぜひマスターして、シーンに応じた使い分けをしてみましょう。◇(1)「先般はありがとうございました」「先日はありがとうございました」は、「先般はありがとうございました」に言い換えが可能です。「先日」は過去の日付、「先般(せんぱん)」は過去の出来事に重きを置いているという違いはあるものの、「この間」といった意味合いは同じ。また、「先般はありがとうございました」の方がかしこまった丁寧な言い回しになるため、上司や目上の相手に向けて使うのに好適です。その反面、同僚や部下にはやや適さない表現となることを覚えておきましょう。◇(2)「その節はありがとうございました」「その節はありがとうございました」は、口頭だけでなくメールなどの文章にも多く使用され、「先日はありがとうございました」と同様なじみがある表現ではないでしょうか。「その節」は「先日」と同じように、少し前までの出来事を指します。以前仕事でお世話になった相手に再会した時などに、あいさつとして「その節はありがとうございました」と述べると良いでしょう。□「先日はありがとうございました」は過去の出来事に対し感謝を伝える言葉「先日はありがとうございました」は、過去の出来事に対して改めて感謝を伝える言葉です。「先日」がいつまでを指すかという明確な定義はなく、少々曖昧な表現でもありますが、1カ月ほど前までとどめておくと良いでしょう。今回紹介した言い換え表現も含めて、感謝の気持ちを伝える言葉のレパートリーを増やしておけば、ビジネスシーンでのより良い人間関係の構築に役に立つはずですよ。(にほんご倶楽部)※画像はイメージです
2023年11月27日永野芽郁主演の新月9「君が心をくれたから」に、白洲迅が出演することが分かった。初回放送日も来年1月8日(月)に決定した。本作は、永野さん演じる主人公・逢原雨が、愛する男性・朝野太陽(山田裕貴)のために、自分の心を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な奇跡が引き起こすファンタジーラブストーリー。現在、菊池風磨(Sexy Zone)主演の『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』にレギュラー出演中で、5クール連続レギュラー出演となる白洲迅が演じるのは、長崎市役所で働く心優しい青年・望田司。自分に自信を失っていた雨と出会い、彼女の良き理解者として、度々相談に乗るようになる。そして、前を向こうと必死にもがく雨の姿を見ているうちに、彼女に恋心を抱くようになるが、彼女の気持ちは太陽に向いていることに気がついてしまう。ほかにも、明るく陽気な性格の太陽の妹・春陽役で出口夏希、雨がパティシエを目指すきっかけとなった、離れた場所で暮らす雨の母親・霞美役で真飛聖、度々衝突してしまう、太陽の父で師匠である花火師・陽平役で遠藤憲一、雨と暮らし、雨の背中をそっと押してくれる頼れる祖母・雪乃役で余貴美子も出演する。なお本作の音楽は、「大改造!!劇的ビフォーアフター」の挿入歌「TAKUMI/匠」を手掛け、連続ドラマは今作が初めてとなる松谷卓が担当することも決定した。「君が心をくれたから」は2024年1月8日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送(※初回30分拡大)。(シネマカフェ編集部)
2023年11月27日ドラマ『エルピス』で軽薄なようで内に熱いものを秘めたテレビプロデューサーを演じ、注目された岡部たかしさん。今さまざまなドラマでお見かけする“あの人”の正体とは?自分の普通の生活も、突き詰めて演じれば、人には面白く見えるんだなと。――もともと俳優を目指されたのは、どういう理由からですか?僕はバブル最後の頃に高校生だったんで、卒業後はわりといい会社に就職できたんですよ。でも、つまらなくて1年くらいで辞めちゃったんです。当時は会社に入ったら一生勤めるのが当たり前みたいな時代だから母親は大激怒。そこからバイトはしてたけど、23~24歳くらいになると周りと話が合わなくなって、田舎にいたくなくなるんですよ。そんなときに、芸能人になったらオモロいかなって…ただの現実逃避ですけどね。――でも芸能人になろうと思って、なれるものでもないですよね。だからまず劇団に入ろうと思うわけですよ。松田優作は文学座出身やったな、とか思って。でもそういう有名な劇団の研究所は授業料も高い。そんななか、非常に安かったのが柄本明さんの東京乾電池でした。でも当時は柄本さんのこともようわかってなかったです。ジャッキー・チェンは好きだったけど、映画をたくさん観てたわけでもないし、小津安二郎も黒澤明も観たのは東京に出てきてから。それも、観たら柄本さんと喋れるようになるのかなっていうくらいの理由でしたから。――東京乾電池というと、チェーホフなどの翻訳劇や、別役実の不条理劇などをやりますが、当時はそれも面白かったですか?僕は3年くらいしかいなかったんですけどね。別役さんも初めて知ったし、劇団内の作家が書いたホンもやってましたけど、あんまり意味はわかってなかったです。――でもお芝居は面白かった?城山羊の会(※山内ケンジさんが主宰、作・演出)の最初の頃と同じですけど、言葉も難しいし、苦しみしかなかったです。ただ、その頃所属していた事務所がホテルなどでミステリーイベントを製作していて、そこでお芝居するのは楽しかったんですよね。結構自由にやらせてもらえて。でも、“演劇”ってなると苦しみの方が大きくてどう楽しんでいいかって感じで。――でも辞めなかったわけで…。少しずつわかってきてはいたんでしょうね。でも、30代半ばぐらいになって、山内さんとやってきたこととかそれまでやってきたいろんなことと、自分の中の面白いと思えることとが、ようやく一致してきたというか。それまでもふざけてはいたんですけどね。――先ほどの話でいうと、フィットしない服をどうしたら面白がって着られるかをずっと模索し続けてきたのかなと思いました。本当に、面白くなかったらあかんっていうのはつねに思っていますね。何をするにも。――その頃には、演劇も面白くなってきたわけですか?城山羊の会で共演している岩谷(いわや)(健司)さんから、「あの瞬間から岡部がすべてわかった感じがした」と言われる舞台はあります。自覚はないんで「そうなんや」くらいですが。でも僕は感覚でやるタイプで、結局今でもノリなんですけど、岩谷さんは面白さを論理立ててやれる人なんですよね。――そんな岡部さんが、ご自身ですすんで出たいと思うような作品とか役はありますか?これはあまり言いたくない、というか恥ずかしいですけど、やっぱり城山羊の会にずっと出続けたいというのはあります。山内さんは、おもんなくなったら絶対呼んでくれへんやろなって思うんで。それは本人にもよう言わないですけど、山内さんが舞台をやるって聞いたら、声をかけられる前から勝手にスケジュールを空けて待ってます。でも少し前に、山内さんが長塚(圭史)さんと僕とで鼎談したときに「岡部さんとずっと一緒にやっているのは、やっぱり面白いからですよね」って長塚さんに聞かれて、「まあ、ずっといるからね」って答えたんですよ。少なくとも“いる”才能があってよかったと思ってます(笑)。でもそれ、なんかいい言葉やなと思ったんです。面白いですよね。――じつは昨年、出演者が自分の身に起きたことを演劇にして演じる『ワレワレのモロモロ』という舞台で、息子さんである俳優の岡部ひろきさんの回を拝見しまして。観ましたよ。――あれ(両親が離婚。久しぶりに会った父親の舞台を観て俳優を目指すお話)はどうご覧になりました?岩谷さんと村松(利史/としふみ)さんと午後の男優室というユニットで舞台をやっていたときも、自虐ものばかり作ってたんです。「自分のことじゃないと面白くない」というのは村松さんによく言われていて、それを書くのもどっか好きだったんですよね。自分の普通のあまり面白くない生活も、突き詰めて書いて自分で演じると、人には面白く見えるんだな、と。――そこは知らせないでよ、とかは思われなかったんですね。そうですね。本当のことですし、面白かったんでいいかなと(笑)。城山羊の会『萎れた花の弁明』は、12月8日(金)~17日(日)まで三鷹市芸術文化センター 星のホールにて上演。作・演出は、映画監督として『At the terraceテラスにて』なども発表している山内ケンジさん。本作では山内作品の常連である岩谷健司さん、岡部たかしさんのほか、岡部さんの息子である岡部ひろきさんも出演。おかべ・たかし1972年6月22日生まれ、和歌山県出身。劇団東京乾電池を経て、城山羊の会のほか、岩谷健司と共に、自身が演出も担当する演劇ユニット・切実を結成し活動。映像作品では、ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』のほか、『リバーサルオーケストラ』『ハヤブサ消防団』、現在放送中の連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK)などに出演。ジャケット¥81,400(カズキ ナガヤマ/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥24,200(ユハinfo@juha.tokyo.com)その他はスタイリスト私物※『anan』2023年11月29日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・浜田あゆみインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年11月25日近頃、頻繁にドラマでお見かけするようになった岡部たかしさん。でもご本人ときたら「気づかれても、たぶん名前は出てこないと思う」と自嘲する。でも間違いなくその存在が気になっている人、増えてます。役とノリが合わないときに助けてくれるのが、自分の体やったりするんですね。――連続テレビ小説『ブギウギ』をはじめ、近年ドラマでの存在感が光っています。ご自身ではその活躍をどう感じていますか?舞台でも映像でも、お仕事をいただけるのは光栄なことだと思っています。でもそんなに変化はないんです。店で隣り合わせて気づかれても、たぶん名前は出てこないし、呼ばれたと思ったら検索したスマホ画面が見えてたり(笑)。――仕事を引き受ける、引き受けない、の線引きはありますか?いや全然ないですね。こういう役をやりたいとか、やりたくないとか全くないんですよ。――そうなんですね。少しトボけた風味の笑える作品に出られている印象が強いので…。それは城山羊の会によく出ているからじゃないですか。――それはあるかもしれません。山内ケンジさんが主宰、作・演出する城山羊の会は、隠しきれない人間の本能や本性があぶり出される瞬間を笑いに包んで描く作風で人気の演劇ユニットです。城山羊の会には長いこと出してもらってるんで、山内さん、もう書くことなくなるんちゃうかって不安になったりすることはありますけど。どんな作品でも、声をかけてもらえるのは、嬉しいです。――山内作品を初めて観たとき、あまりにシュールで笑っていいのか迷ったんですが、岡部さんは当初から面白いと確信してました?面白いとは思っていましたけど、最初の頃は全然芝居ができないし、和歌山出身で標準語も慣れてなくて、苦労した覚えがあります。山内さんが求めるのは…今も一貫しているんですが、声のトーンと大きさ。とにかく役を作らないでくれ、と。でもやっぱり初めの頃は作っちゃう。それで「やりすぎ。そんなでっかい声でやるんだったら聞こえない方がマシ」って言われてました(笑)。当時、山内さんの舞台には亡くなった深浦加奈子さんが毎回出ていらして、深浦さんに相談したりしてたんですけど、「世界一面白い人と芝居やってるんだから、それを自覚しなさい」と言われたのは覚えています。――今やレギュラーメンバーです。稽古初日の台本の読み合わせから、やっぱり笑えるんですよ。山内さんは結構当て書きされる人で、その人が言うだけで面白かったりするんで、すごいんですよ。僕が面白くなってるかはわからないんですけど、その人にフィットしているセリフやから、無理にいじったり作ったり無理矢理着こなさない方がいいんかなって思います。――でもつい、面白く見せたいって気持ちになってしまいそうです。僕はむちゃくちゃなるんです。でも一回、本番でめちゃくちゃウケて終わった後に、「狙ってやってるのがムカつく」と言われました。バレないようにやってたつもりだったのに。だから最近はバレないように(笑)。そこはちょっとうまくなってきている気がします。――次回作『萎れた花の弁明』は、どんな作品になるんでしょうか。まだわからないんですが、前作がわりと王道だったので、次はめちゃくちゃなことをしたいと言ってましたから、楽しみにしています。ただ、過去には途中でお客さんが帰るくらい激しいものもありましたからね。まあ、山内さんはそれすらも喜んでましたけど(笑)。――出ている側としては?まあ面白いですよね(笑)。山内さんが喜んでるんやったらええか、みたいな感じです。――ちなみに岡部さんご自身は、どんなものを面白がるんですか?この間の『キングオブコント2023』のサルゴリラさんとか、ニッポンの社長さんとか好きでしたよ。ただ、単にネタだけじゃなく、やっぱり演技のうまさがきいてて、やってるその人自身が滲み出るような方が好きなんかなと思います。山内さんの言葉じゃないですけど、やっぱりその人に似合ってないことをやってると笑えなかったりするんですよ。――でも、自分にフィットする役がくるとは限りませんよね。役をもらって困ることがあるんですよ。自分と役のノリが全く合わなくて。いくら面白くしようとしても全然楽しくならない。でもそういうときに助けてくれるのが、自分の体やったりするんですね。じつはそういうことを考えたのはわりと最近なんですけど。たとえば、銀行員っていうとちゃんとせなあかんイメージありますけど、姿勢が崩れた人もいるわけじゃないですか。必ずしも感情から入らなくても、体から役のノリを作っていくのもありかなって。――なにかそこに気づいたタイミングがあるんでしょうか。いろいろなタイミングがあるんですけど、近いところだとドラマ『リバーサルオーケストラ』ですね。主人公を追いかけた後に、すごく長いセリフを喋るんですけど、どうも面白くない。それで追いかけるシーンで、必死になって本気で走ったんです。そしたらすごく滑稽な体になって、それがノリになって、セリフも喋れたってことがあって。体が変わったら感情が追いつくんやって、この歳になって発見するっていう(笑)。城山羊の会『萎れた花の弁明』は、12月8日(金)~17日(日)まで三鷹市芸術文化センター 星のホールにて上演。作・演出は、映画監督として『At the terraceテラスにて』なども発表している山内ケンジさん。本作では山内作品の常連である岩谷健司さん、岡部たかしさんのほか、岡部さんの息子である岡部ひろきさんも出演。おかべ・たかし1972年6月22日生まれ、和歌山県出身。劇団東京乾電池を経て、城山羊の会のほか、岩谷健司と共に、自身が演出も担当する演劇ユニット・切実を結成し活動。映像作品では、ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』のほか、『リバーサルオーケストラ』『ハヤブサ消防団』、現在放送中の連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK)などに出演。ジャケット¥81,400(カズキ ナガヤマ/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥24,200(ユハinfo@juha.tokyo.com)その他はスタイリスト私物※『anan』2023年11月29日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・浜田あゆみインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年11月25日永野芽郁主演の月9ドラマ「君が心をくれたから」に、月9初出演の斎藤工、2期連続となる松本若菜の出演が決定した。本作は、永野さん演じる主人公・逢原雨が、山田裕貴演じる愛する男性・朝野太陽のために自分の心を差し出す、宿命を背負うことから始まる“過酷な奇跡”が引き起こすファンタジーラブストーリー。斎藤さんと松本さんが演じるのは、雨に“過酷な奇跡”を提示する、あの世からの案内人役、日下と千秋。太陽が事故に遭い、悲しみに暮れる雨の目の前に突然現れ、「あなたの心を奪わせてください」と持ちかける謎めいた人物・日下。時に厳しい口調で雨に決断を迫る冷酷な一面も見せるが、物語にどんな影響を与えていくのか、正体は何者なのか注目だ。千秋は、日下と同じくミステリアスだが、雨に対して思いやる言動を見せる人間味のある一面がある。意外にも、本作が月9初出演となる斎藤さんは「外星人だったり“人ならざる者”と向き合う経験は多く頂いて来ました。不思議と自分でも何処(どこ)か腑(ふ)に落ちる感覚もあります。地に足が付かず、浮遊し漂い生きているからかも知れませんが、その不確かな己の特徴を活かし、"あの世からの案内人"として、作品に少しでも何かを献上出来たらと思います」とコメント。レギュラー出演中の「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」では逃亡犯を追う警部補を演じ、本作で2クール連続の月9出演となる松本さんは、「千秋はとても人間らしい人ですが、喜怒哀楽がとてもはっきりしています。ただ感情移入しやすいのが玉に瑕(きず)。かく言う私も似ている部分があるので、演じながら千秋が心配になってしまう時があります(笑)」とキャラクターについて明かし、「こんなに悲しく苦しい“奇跡”があるのでしょうか。素晴らしい奇跡が起きている一方で、誰かが傷ついているかも知れない。でも、そこにはきっと慈しみ深き愛があるはずです。皆様にもこの奇跡の行方を見守っていただきたいです」とメッセージを寄せている。「君が心をくれたから」は2024年1月、毎週月曜日21時~フジテレビにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年11月24日永野芽郁主演、山田裕貴共演によるファンタジーラブストーリー「君が心をくれたから」が、2024年1月期の月9ドラマとして放送されることが決定。永野さんは月9ドラマ初主演、山田さんと「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」以来の共演となる。今作は、永野さん演じる主人公・逢原雨(あいはら・あめ)が、愛する男性、朝野太陽(あさの・たいよう/山田裕貴)のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な“奇跡”が引き起こすファンタジーラブストーリー。ノスタルジックで幻想的な雰囲気に満ちた街・長崎を舞台に描かれる。◆雨と太陽、真逆の名前を持つ2人が“過酷な奇跡”に立ち向かう主人公・逢原雨は、悲しい過去から自分に自信が持てず、人に心を開けないでいた。しかし、故郷・長崎に戻ったある日、かつてただひとり心を通わせ、いまもなお忘れられない男性、朝野太陽と再会する。しかし、再会を喜んだのもつかの間、彼は事故に遭ってしまう…。悲しみに暮れる雨の前に、あの世からの“案内人”と名乗る男が現れてこう告げる。「君が“心を差し出す”ならば、いまから奇跡を起こしてあげよう」。しかし、案内人が提示した“心を差し出す”という条件は、雨にとって、あまりにも過酷なものだった…。果たして、“奇跡”と引き替えに雨が奪われる“心”とは?そして、案内人が起こす“奇跡”によって2人に何が起こるのか?一途に互いを想い合う雨と太陽、真逆の名前を持つ2人が織りなす、ピュアなラブストーリーが幕を開ける。◆永野芽郁、フジテレビドラマ初主演にして月9初主演!今作で“心を奪われる”という過酷な奇跡を背負う主人公・雨を演じるのは、永野芽郁。映画『俺物語!!』やNHK連続テレビ小説「半分、青い。」、「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」ほか、主演映画『そして、バトンは渡された』(2021年)で第45回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。SNS上でも圧倒的な人気を誇り、公式インスタグラムのフォロワー数は492万人(11月5日時点)を超えている。永野芽郁そんな永野さんが演じる雨は、過去のある経験から、自分に自信を持てずにいる女性。そんな彼女に、ただ1人明るく声をかけてくれたのが太陽だった。太陽と過ごすうちに、初めて人生に前向きになれた雨は、高校卒業と同時に、パティシエの夢を叶えるために上京。太陽には自分の想いを伝えないまま離れることに。しかし、雨はある理由で長崎へ帰ることになり、心の中で太陽と再会したいと願いながらも、いまの自分を見られたくないと葛藤していた…。すでに圧倒的な人気・実力を誇る永野さんが、2024年1本目の月9ドラマの主人公として過酷な奇跡に立ち向かう。「この役が私にできるんだろうかと不安もありました」と打ち明ける永野さん。「ただ、“今の自分の全てをかけて挑みたい”と思う作品に出会えたことが何より幸せで、すぐに“これはやりたい!”と思ったので、今撮影していてすごくうれしいです」とコメント。山田サントの共演は、「“一緒にいてくれてありがとうございます”という気持ちで過ごしています」と語る。◆山田裕貴はピュアで一途な花火師を演じる雨が高校時代から想いを寄せる太陽を演じるのは、山田裕貴。近年は映画『東京リベンジャーズ』シリーズや「ここは今から倫理です。」などに出演、今年は大河ドラマ「どうする家康」で本多忠勝を演じ、「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」では民放GP帯連続ドラマ初主演を務めるなど、大きな飛躍を見せている。主演の永野さんとは「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」で共演、先輩警察官役として永野さん演じる新人警察官を導いた。山田裕貴そんな山田さんが演じる太陽は、一人前の花火師になるという夢を持ち、明るく前を向いて生きる男。長崎で代々続く老舗煙火店の跡取り息子として生まれた太陽は、亡き母との約束を果たすため、父の跡を継ぐべく修行に励んでいる。元気で活発な性格だが、学生時代に気になっていた雨に対してだけは素直に話しかけられないような不器用な面も持つ。雨に自分の想いを伝えられないまま上京を見送ったが、離れていた8年の間、片時も彼女のことを忘れたことはなかった…。山田さんは、月9ドラマ「女神の教室 ~リーガル青春白書~」以来、1年ぶりの月9ドラマ出演となる。「僕自身もこういうお話はとても好きなので、オファーを受けた時は、“こういう作品がやりたかった”とうれしかった」と語り、「永野さんは近いところにいてくれるのでお芝居やそれ以外の面でも、とても助けられています。印象は以前から変わっていないのですが、今の方が(お互いに)すごく自然体でいられていると思います」と、居心地のよさを語った。◆幻想的な長崎を舞台に、「ミステリと言う勿れ」制作陣が新たに描く物語の舞台となるのは、異国情緒あふれるノスタルジックで幻想的な街、長崎。今作には、大浦天主堂をはじめ、眼鏡橋やハウステンボスなど、長崎の魅力あふれるスポットが登場。“夜景の街”や“雨の街”など、さまざまな顔を持つ長崎を堪能できる。脚本は、若い世代から絶大な支持を得る純愛小説の名手、宇山佳佑が手がけるオリジナル作品。宇山氏は、SNSを中心に「目が腫れるほど泣ける」と爆発的な注目を集めた小説「桜のような僕の恋人」(集英社文庫刊)や、映画の中から現実世界に飛び出してきたお姫様とのはかない恋を描いた映画『今夜、ロマンス劇場で』など、話題作を次々に送り出している気鋭の作家。宇山氏の描く世界は、「痛み」を伴う不条理な運命を描きながらも、そんな運命に巻き込まれたキャラクターをあたたかく包み込む、深い切なさとまっすぐな純粋さが特徴。演出するのは、興行収入44億円(11月5日時点)を突破した現在公開中の映画『ミステリと言う勿れ』や、『LIAR GAME』や月9ドラマ「信長協奏曲」など数々のヒット作を手掛けた松山博昭。プロデュースは「ミステリと言う勿れ」シリーズで松山監督とタッグを組んだ草ヶ谷大輔が務める。独自の世界観を作り上げる演出に定評のある松山監督が、長崎を舞台とした、どこか懐かしくて新しい令和の月9ラブストーリーを描く。「君が心をくれたから」は2024年1月、毎週月曜21時~フジテレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年11月08日自称・元サレ妻で、現在シングルマザーのマチさんによる、ブログのフォロワーさんのエグいサレ体験談を描いたマンガ。夫の不倫に気付き、相手の女に「夫と仕事以外の接触はしない」という合意書に署名捺印させた妻。しかし元不倫相手が間違いメールを何度も送って来たため、妻は敏腕弁護士に依頼しました。弁護士が作成したよりハードな内容の新合意書作成に、元不倫相手はあっさり署名捺印。そしてどんどん違約金が増えていったのです。内容を理解しているのか聞くと…妻が元不倫相手・ゆる子の行動を観察すると、予想通り新合意書の内容を理解しておらず、違約金が発生しまくっていました。そこでゆる子の複数のメールアドレスすべてに「確認したいことがある。至急、電話せよ」というメールを一斉送信。電話をかけてきたゆる子に「現在、違約金が○百万円になっていますが、大丈夫ですか?」と尋ねました。ゆる子は……。ゆる子に「現在、違約金が○百万円になっていますが、わかっていますか?」と尋ねると、「え?」という反応。また「え?」かよ!新合意書の内容を理解しているのか聞くと、「していません」と言うので、「これ、支払ってくれるんですよね?」と畳み掛けました。すると、「無理です。大変申し訳ないのですが、お支払いできません」と言うのです。私が「じゃあなぜ署名したんですか?払えないのに」と聞くと「弁護士が『合意しないなら裁判する』って言うから……」と答えたのです。-----------------------送られて来た新合意書の内容をろくに見もせずに署名捺印し、違約金が発生していることもまるでわかっていないとは、ゆる子はあまりにものんき過ぎ。もう何回も違約金を払っているのに、まだ状況がわかっていないようですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/マチブロガー。フォロワーのエグいサレ体験談、トラブル体験談をマンガで紹介している。貯金と節約が趣味。
2023年11月02日