トラブル発生、親としてわが子にどう向き合うか の続きです。わが子がトラブルを起こしてしまった!トラブル=間違え。「人が生きていれば、必ず間違いは起こる。その時に素直に謝って、やり直せばいいやん」と、木村先生。けれども、「そんなこと、親として、とても言えない」という人が多いのではないだろうか。■「間違ったらやり直せばいい」と親が言えるか?「子どもには、たくさん失敗をさせてあげてください。今の子たちに欠けているのは、“失敗をする体験”です」。教育ライターとして取材を続ける中で、教育関係者の方からは、この手の話を耳にタコができるくらい聞いてきた。たしかに「失敗する体験」が子どもに必要なのは、よくわかる。何度となく記事にもしてきた。けれども、1人の母親としての自分自身に立ち戻ってみると「間違ったら、やり直せばいい」なんて、わが子に対してちっとも思えなかった。結果、「失敗しないように」と、ついつい子どもを管理してしまう。「頭ではわかっているけれど行動が伴っていない典型」のような子育てを、私はしていた。■常に新しいことが起こり続けている世の中そんな、いち母親としての私の心に、本気で響いた木村先生の言葉がある。今の社会はグローバル化によって急速に変化し続けています。常に新しいことが起こり続けているわけです。そうすれば、間違わないなんてことはありません。その時に間違ってはいけないなどと言うと非常に辛くなります。そうではなく、間違ったら素直にその間違いを認め、やり直す姿勢をつけることこそが大事なのです。そう考えたら、「先生、ここ間違っとったわ。ごめんな」と言って、やり直すことはとても大事なことだと思えませんか? それができれば、必ず教師を手本にして「ごめんなさい」と言い、その間違いから学べる子どもになっていきます。出典:『「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』(木村泰子・著/小学館)■木村先生が、大空小学校の「やり直し」第1号「みんなの学校」の映画の中で、木村先生は開校当時に問題を起こしていたある子どもに対して、「あの子さえいなければ」と感じたという告白をする。そんなこと、教育者たる人だったら普通は言えないだろう(実際、教育者でなくても、おおっぴらには言えない)。けれども、木村先生はこう言う。「あの告白なしにして、今の大空はありえない。やり直しの第1号は私かな」と。木村先生は、教育者である以前に、「本気で生きている人」である。そして、そんな木村先生の「本気」に触れると、「私も、もうちょっと本気を出して生きたいな」と、痛切に思うのだ。次回は、「うちの子が何をどう思って、その行為をしたのか?」ということを親がきちんと理解していない限り、子どもは「やり直し」ができない、というところに話を戻すことにしよう。■今回取材にご協力いただいた木村泰子先生の著書 『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』 (木村泰子・著/小学館 本体1,500円+税)
2016年11月08日突然だが、ドキュメンタリー映画 『みんなの学校』 をご存じだろうか?映画館での上映は1年以上前に終わっているのに、全国のママたちが今でも自主上映会を開催しているという異色の映画だ。それはつまり、ママたちが「私も、この映画のために何かしたい!」という気持ちになる、ママたちを「突き動かしている映画」ともいえる。右:『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』』(小学館)今、映画を中心とした輪は子を持つ親や教育関係者だけでなく、さまざまな分野の人にまで広がっている。たとえば、IT企業の社長。一見、子どもの教育とは何の関係もなさそうだが、経営者という立場からすると「人が育つ、人を育てるとは、どういうことなのか?」という点が気になり、無関心ではいられないそうだ。■広がる「みんなの学校」の輪『みんなの学校』の舞台は、大阪市立大空小学校。そう、公立の小学校だ。その地域に住む子どもなら誰でも通える。一般的な学校と少し違うところがあるとすれば、特別な支援が必要な子が全校児童220人中30人を超える(映画撮影時)こと。それでも、特別支援教室はつくらず、みんなが同じ教室で学んでいる。ただし、それだけなら、ほかにも同様の学校はあるだろう。大空小学校のすごいところ、それはこれだけ「賑やかな学校」なのに「不登校児が0人」なことだ。それぞれの子に、それぞれの居場所があるということに感動する。 そんな「みんなの学校」の劇中で輪の中心にいるのが、大阪市立大空小学校 初代校長の木村泰子さん。大阪市立大空小学校の校長を9年間勤め、「大空小学校の空気」を作り上げた。そして2015年春、45年間の教職歴をもって退職。現在は全国各地で講演活動に多忙な日々を送っている。そんな多忙な木村先生に、今回運良くお話を伺うことができた。■その子がその子らしく育つ以外に学校の目的はない「木村先生の話を、どこから始めよう?」今回、記事を書くにあたり悩んだポイントがそこだった。なぜなら、私自身が受けてきた「教育」(ごく一般的な日本の教育だ)と、木村先生の世界観は、かなりかけ離れているからだ。「今まで、自分が教育だと思っていたこと」を一旦、手放すくらいの気持ちがないと、木村先生の世界観は、すんなり入ってこない。「私が教育だと思っていたこと」と「木村先生の世界観」は、何が違うのか? それは、スタート地点だ。ひと言で言えば、木村先生は「子どもありき」の人。「その子が、その子らしく育つ以外に学校の目的ってないじゃないですか。視点は、そこにしかありません」(木村先生)親に言い換えれば、「我が子が、我が子らしく育つ以外に家庭の目的はない」ということになる。そんなこと、なかなか言えないし、思えない……。 結論として、今回の原稿は「取材テープを文章にし、それを微調整したもの」に留めた。取材前、記事の構成を練って作った企画書も、木村先生の言葉の前には何の意味もなかった。さて、まずは「わが子がトラブルを起こしたとき」のことから、話を始めてみよう。 ■わが子がトラブルを起こしてしまった! そのとき、親は?―― 先生は「人が生きる場所では必ずトラブルが起こる」とおっしゃっていますね。木村先生(以下、木村):あたりまえやん。「トラブルがない学校」なんて聞くと、私はひっくり返ります。トラブルはあって当たり前。トラブルは、すべて生きた学びになります。 ―― わが子がトラブルを起こしてしまったとき、親はまずどのような心持ちでいるのがよいのでしょう。木村:トラブルがあって、「お母さん、ちょっと来てください」という連絡があった場合、ほとんどの親は、学校から「来てください」と言われた時点で「うちの子は何かやってしまった、迷惑をかけた」というフィルターがかかりますね。けれど、そうしてフィルターをかけること自体、間違っているんです。―― どういう意味ですか?木村:「わが子がトラブルを起こした」というとき、親は迷惑をかけた相手や学校、つまりは「周りのこと」がまず気になるでしょ。でも、一番に見つめるべきは、「どうして、うちの子がそれをしたのか?」ということ。「うちの子が何をどう思って、その行為をしたのか?」ということを親がきちんと理解していない限り、子どもは「やり直し」ができません。「やり直し」とは、木村先生の教育観の大きな柱のひとつ。「人が生きていれば、必ず間違いは起こる。その時に素直に謝って、やり直せばいいやん」と、木村先生。次回に、木村先生の「やり直し」について説明しよう。■今回取材にご協力いただいた木村泰子先生の著書 『大人がいつも子どもに寄り添い、子どもに学ぶ!「みんなの学校」流 自ら学ぶ子の育て方』 (木村泰子・著/小学館 本体1,500円+税)
2016年11月07日カドカワはこのほど、同社が2016年4月に開校を予定している「N高等学校」学校説明会・個別相談会の臨時開催を発表した。○KADOKAWA 中経出版のオリジナル教材を使用以前にマイナビニュースでも紹介した「N高等学校」は、現在のネット社会に対応した新しい高校。授業やレポート提出をネットで行うため、生徒は時間を問わず自身のペースで授業を受けたり、ネットを通じて講師に質問することができる。同校では、大学進学を目指すためのオリジナルカリキュラム授業をネットを通して行う。学習参考書の出版社として約30年の歴史を持つ KADOKAWA 中経出版の全面協力によるオリジナル教材を用いて、大学受験に必要な実力を養う。また、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の著者で坪田塾塾長の坪田信貴氏がスペシャルサポーターを務める講師陣の指導も実施。これまでのネット授業にはなかった双方向性のある授業のため、同級生と一緒に教室で授業を受けている感覚で受講できるのも特徴だという。通常科目だけでなく、業界のプロフェッショナルから、多種多様な「課外授業」をネットで受講することも可能。ドワンゴのトップエンジニア陣から学ぶ「プログラミング授業」や、KADOKAWAから作品を出版する作家が教える「文芸小説創作授業」のほか、ゲーム、アニメなど、希望に沿ったカリキュラムを選択できる。○ネットオープンキャンパスも実施開校に先立ち、同社は11月1日にフクラシア東京ステーション、11月3日に梅田阪急ビルオフィスタワー26階で学校説明会を行うと発表していたが、東京開催の相談会が早期に定員に達したため、東京での臨時追加開催が決まった。追加開催日は11月7日、10時半~11時半に学校説明会、12時以降は個別相談会を行う。場所は1日と同じフクラシア東京ステーションを予定している。また、会場に来られない人のためにネットオープンキャンパスを開催。11月より月1回のペースでニコニコ生放送で配信する。初回となる11月9日21時配信分の講師は、Ruby開発者 まつもとゆきひろ氏。自身の高校生活、Ruby開発の発端、現在の取組み、開発中の新言語Streemについての課外授業を放送予定となっている。
2015年10月22日「ぴあ」調査による2015年2月20日、21日のぴあ映画初日満足度ランキングは、第68回文化庁芸術祭賞(テレビ・ドキュメンタリー部門)で大賞を受賞した『みんなの学校』がトップに輝いた。2位にインドのアカデミー賞に当たるインド・フィルムフェア賞で5部門に輝いたサスペンス映画『女神は二度微笑む』が、3位にクリント・イーストウッド監督の最新作『アメリカン・スナイパー』が入った。その他の写真1位の『みんなの学校』は“全ての子どもに居場所がある学校”を目指す大阪市住吉区にある公立小学校・大空小学校の取り組みに密着したドキュメンタリー。出口調査では「学校がオープンなスタイルで、学校に来られない子がいないというのは興味深く、ひとりひとりが支え合って学校生活を送っている姿が印象的だった」(26歳・男)、「学力重視に偏りがちな現代で、みんな違って当たり前だと、当たり前に言えることが大事だと感じた」(35歳・男)、「発達障害のある子どもがどのように受け入れられていくか、それぞれの子どもたちの心の動きが捉えられていて興味深かった」(31歳・女)、「障がい児と健常児が同じ教室で一緒に教育を受けるという理念はとても素晴らしいことだが、同時に難しい問題も多々ある。これからを担う若い方に観てほしい作品」(64歳・男)などの感想が寄せられた。2位の『女神は二度微笑む』は、失踪した夫を探すためにイギリスからやってきた女性の捜索劇を、二転三転する予測不可能な展開で描くサスペンス。観客からは「インド映画なんてB級ばかりだと思っている人たちに観てほしい秀作!」「うまくまとめられたサスペンス映画。敷かれた伏線が回収され、予想もしなかったどんでん返しがおこってビックリした」「歌って踊るシーンがないインド映画は新鮮で、見応えがあった」「何気ない風景を美しく映しており、そうした日常の中にとんでもないミステリーや事件が潜んでいるという点が楽しかった」などの声があがった。(本ランキングは、2月20日(金)、21日(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2015年02月23日ヘアメイク:JunJun 人気ヘアメイクアーティストの「JunJun」さんが、学校で男女共に評判なっちゃうキュートメイクを教えてくれました! 学校にピッタリのメイクやつけま選びって? コスメはもちろん、JunJunテクに注目です!!小梛準子メイク前メイク後メイクのコツ・ポイント眉はナチュラルに仕上がるため、毛のない部分をパウダーで埋める程度でピンクシャドウををアイホール全体と下まぶたに入れるピンクは目元のくすみを飛ばしてくれるので、明るい印象にペンシルアイライナーで粘膜部分のに埋め、表面にラインが見えないようにすることで、後からつけるつけまつげとのバランスをとるこのビューラーは、1プッシュで3段階カールができてまつ毛に優しいのでオススメです黒色のグルーは白浮きしないので、つけま初心者さんも使いやすいです目尻の長いタイプのつけまつげを平行に少し目尻をオーバーめにした状態でつけるつけたら、目を開けて、目尻の毛を少しタレ気味になるように調整するまつ毛をつけたら、隙間をリキッドアイライナーで埋めるチークはコーラルピンクをこのメイク動画のノーカット版と使用コスメ詳細を見る
2015年01月27日みんなのウェディングは20日、同社が運営する口コミサイト「みんなのウェディング」上で結婚式の気になるトレンドを調査した、「みんなのウェディング白書2012」を発表した。調査は5月24日~31日、過去1年以内に挙式・披露宴を実施した男女を対象に実施され、238の有効回答を得た。「結婚式・披露宴、最初に予定していた総額予算はいくらか」を聞いたところ、1位は250~300万円未満だった。「結婚式・披露宴で実際に支払った金額」の1位は300~350万円未満となり、予算よりも50万円ほど高くなっていることがわかった。「結婚式・披露宴で最終的に支払った金額」の1位は50万円未満で、「持ち出しは一切なかった」と合わせると37.3%となった。2位は50~100万円未満(24.6%)。予算より費用は若干上がってしまうものの、ご祝儀や親からの援助等で、最終的に約6割の人が「100万円未満」に賢く収めているようだ。「結婚式の日とは別に写真の前撮りをしましたか?」という設問では、約半数のカップルが「写真の前撮りをした」と回答。前撮りした人の内訳(複数回答)をみてみると、1位「和装(75.2%)」、2位「ウェディングドレス(38.5%)」、3位「カラードレス(36.7%)」となっている。「結婚式場を決定するとき、もっとも重視したポイント」という設問では、1位「ロケーション(景色・交通の便)(29.7%)」、2位「会場設備(19.5%)」、3位「料理(16.5%) 」だった。3位「料理」は、昨年の5位から順位を上げている。料理に最も重きを置くカップルも、少しずつ増えているようだ。同調査の詳細は、同サイト上で公開されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月22日男女別学校。学校にいけば異性がいたという共学校の出身者がいる一方で、あえて異性との関係を断ち切り、同性のみの学校へ通っていたという方もいると思います。共学校出身者からは謎のベールに包まれたあの塀の中では、いったいどんな日常が繰り広げられていたのでしょうか。マイナビニュース読者の男女別学校出身者にアンケートで、在学中のエピソードをお聞きしました。調査期間:2011/12/28~2012/1/5アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■女子高エピソード編「学校でエロ本を回し読み。いいところのページになぜかハローキティの付せんが……」(25歳/女性)ハローキティの付せんというところに女子力を感じます。でも、もっと根底の部分から女子を磨いた方がいいような……。「夏に使った水着が冬になってもロッカーに放置されたまま。女子だけだと、いろいろと気を抜きすぎる」(24歳/女性)使用済み水着というワードにドキドキ。でも半年前に使った水着って……。「卒業記念品が口紅を塗るためのブラシだった」(26歳/女性)女性らしい身だしなみまで教えるというのは、なかなか女子校らしいエピソード。■男子校エピソード編「女人禁制の寺に泊まる行事があった」(22歳/男性)そこまでして何を鍛えていたのでしょうか。「ジャージを持ち帰らず、ロッカーに放置していたら悪臭騒ぎが……」(25歳/男性)このほかにも「洗い立てのジャージを着ているやつを見ると、『今日何かあるの?』と声をかけてしまう」(28歳/男性)という方も。ジャージを洗っている人の方がマイノリティー……?「異性に飢え、出会いを求め、塾に通う」(23歳/男性)さぞかし勉強が身に入らなかったことと思います。「妹や姉のいるクラスメイトの家に行くことが流行る。かわいい姉妹がいるやつはヒーロー扱い」(27歳/男性)家に友達を招き入れていた当人はどんな気持ちだったんでしょうか……。異性と隔離された数年間を過ごした皆さん。一見寂しい学生生活だったのかと思いきや、学校生活は、「派閥もいじめもなく快適な3年間」(30歳/男性)、「女子だけのあの楽しさは二度とないと思う」(28歳/女性)と、その状況を楽しんでいた方も多く見受けられました。社会に出てから同姓だけで数年を過ごす経験なんてなかなかできないもの。思春期を特別な環境で過ごすということは、人生に二度とない貴重な経験だったのかもしれません。(山本莉会/プレスラボ)
2012年02月26日