大らかな家族写真家の鈴木竜馬さんは自宅の設計を依頼する際に具体的なリクエストはあまり出さず、建築家に大部分をまかせるかたちで臨んだという。「趣味のために使える空間はひとつほしいという話はお伝えしました。あとはこちらからいろいろと希望を出すよりもプロにお任せしてヒアリングしていただいことを設計に生かしていただこうと」設計を行った土田さんは鈴木さん一家の趣味や、好きな洋服、食事等々を聞き出したほか、家族それぞれの人柄にも接した結果「皆さんとてもおおらかなので、いろんなことを決めつけてしまうというか使い方を限定するような家にしてしまうと鈴木さんの家族にはフィットしないだろうなと」判断した。鈴木邸のアプローチ。外装材は窯業系サイディングを裏返しにしたものに撥水材を塗って使用している。玄関部分にかけられた庇がわりのオーニング。この下で食事をすることもあるという。奥に見えるのが裏山。家の中にあるもうひとつの家鈴木邸の玄関を入るとすぐ目の前に広がるのが家の中に施工途中の家が入っているような一見不思議な光景だ。これから壁をつくって窓をはめ込むところだろう――そんな印象を受けるこのつくりには「鈴木さんたちのおおらかさにフィットするように」という思いのほかに、また別の設計側の意図が込められている。「土間部分とLDKとを壁できちっと仕切るととたんにLDKの空間が限定されてしまう。それで土間自体もリビングのように感じられるようにしながらも、一方で人はある程度の縛りがないと落ち着かないところもあるので、少し囲まれている感覚をつくり出すためにケージのような空間を家のなかに設けました。このことで広がりがつねに感じ取れる空間になったのではと思います」(土田さん)玄関を入ったところから見る。家の中に入れ子状にもうひとつ家が入っているように見えるが、この内側にはLDKがつくられている。右の土間になった廊下を進むと突き当りの左手に奥さんのアトリエがある。キッチン側からリビングを見る。後ろの柱が廊下の土間スペースとリビングをゆるく仕切っている。さらに土田さんは「ケージのようにゆるく仕切られた空間の周りに土間があって、そこから建物を出ると庭がある。さらにその外側には裏山があって、リビングからいくつものレイヤーが裏山のほうまで広がっていくような感じで家族の居場所をイメージしていきました。リビングから裏山までどこでも居場所になるようにすれば鈴木さんの家族が伸びやかに生活できるのではないかと考えました」と続ける。キッチンには「ざっくりとつくられた雰囲気のなかに完成度が高くクールに感じられる場所をつくろう」(土田さん)ということで、通常は下地材として使われるフレキシブルボードが採用された。キッチンの壁に張られたのはモザイクタイル。「フレンチな雰囲気がほしい」という奥さんの希望から選ばれたもの。1階につくられたトイレと浴室。壁を隔ててこの左手にLDK、右手にアトリエがある。最小限の間仕切りゆるく仕切られているのはLDK部分だけではない。内部を仕切る壁の量が最小限に抑えられ家全体が1室空間に近いかたちになっている。1階はトイレと浴室を囲む壁を取ってしまえばまったく壁の無い空間になるし、2階の寝室には間仕切り兼用の収納が中央に置かれているのみだ。しかもこの間仕切り兼収納は移動することができる。これは鈴木さんたちが大らかに暮らせるための装置であるだけでなく、さらにまた別のファクターを考慮したうえでのアイデアだった。「これからも鈴木さんの趣味が増えていくだろうなと想定できたので、そうしたことにも対応し、かつ、将来お子さんが家を出ていくとかで家族の構成が変わっても対応できるように、家じゅうをフルに使い切れるようにしつつ、収納部分を移動できるようにして可変性のある空間のつくりを考えました」はじめは鈴木さんの趣味の部屋であったが、設計途中で彫金でアクセサリーを製作する奥さんのアトリエに変更された。廊下から裏山の方向を見る。設計途中で鈴木さんの部屋になったスペース。カメラ機材やキャンプ用品、自転車の部品、DIY用の道具などが置かれている。2階の寝室側からトイレを見る。トイレの並びは収納で衣類が収められている。左の収納には衣類が、右の収納には季節ものの家電やクリスマスツリーなどが収められている。どちらも可動で、家族構成の変化などに合わせて自由に空間を仕切ることができる。どこにいても気持ちよく過ごせる越してきてから2年半ほど。家ではリビングで過ごす時間が長いという鈴木さん。「仕切りがないので、リビングにいても2階や庭で遊んでいる子どもたちの声が聴こえてきて気配が感じられるのはすごくいいですね」と話す。さらに「1室空間のような感覚のこの家では、どこがいちばんいいということもなくどこにいても気持ちよく過ごせるし、椅子さえあればどこにいてもくつろぐことができる」という。裏山の草を刈り竹や木を切ってマウンテンバイクで走り回れるようにしたという鈴木さん。「きれいになった山で子どもと遊んだりできるのですごく楽しい」という。また「ある意味贅沢させてもらっているなと思います」とも。自宅の敷地内で自然を楽しみ満喫できる。鈴木さんの言葉通り、都内でこれほど「贅沢」なことができるのも珍しい。本当にうらやましいことだ、そう強く思った。このケージのようにゆるく仕切られたリビングから、土間、庭、裏山へと居場所が途切れなくつながりつつ広がっていく。鈴木邸設計no.555一級建築士事務所撮影鈴木竜馬所在地東京都八王子市構造木造規模地上2階延床面積103.85㎡
2020年06月22日楽しみが広がるインナーテラス自然豊かな住宅街の一角に、自宅兼アトリエを構えた建築家の加藤景さん・雪乃さん夫妻。住宅を設計するときに常に心掛けているのは、長い目で見て“暮らしやすい家”というお2人。そのコンセプトを明確に表現する家が完成した。現在、4歳の陽くん、1歳11か月の直ちゃんの子育て真っただ中のご夫妻。景さんが強く希望したのは、2階に広めのインナーテラスを設けること。屋内のリビングとほぼ同じ広さで、屋根もしっかり深めに付けた。「大きなリビングを造っても長年住んでいると慣れてしまいますが、屋外にもリビングがあるとできることが広がりますよね。今は子どもが小さいのでプールを置いたり、シャボン玉で遊んだりと、主に子どもの遊び場になっています。屋根もあるので、雨の日でも外で遊ぶことができ、子どもたちものびのび楽しんでいますね」(景さん)また、雪乃さんは、「家事をしていても、目の届くところで子どもたちが遊んでいるので安心です。道路に出る心配もないですから」と。「体のいい檻ですね」と景さんが大らかに笑う。「子どもが大きくなれば、また違った使い方ができると思いますね。イメージは東南アジアのリゾートホテル。多様な使い方ができ、贅沢に寛げる時間が過ごせるのではないでしょうか」(景さん)2階のリビングから一続きになったインナーテラス。ハンモックは子どもたちがブランコのようにして遊んでいるそう。陽くんと直ちゃんがどこからか乗り物を出して遊び始めた。ウッドデッキが気持ちよさそう。来客人数や用途で変幻自在2階リビングは、設計の打ち合わせやワークショップなどにも使用。ナラ材で造作した棚には、オモチャや絵本が楽しくディスプレイされている。これらは、陽くんと直ちゃんが遊ぶためだけのものではない。小さな子ども連れの来客も多いため、その子どもたちも自由に手に取り、遊べるようにと加藤さん夫妻の心遣いである。オーク材のテーブルは、210cm×90cmの細長いタイプと、90cm×90cmの正方形タイプの2卓を造作。2つ並べると3mの長いテーブルになり、10人以上の来客にも対応可能にした。また、脚の長さも2タイプ用意し、人数や用途に合わせてダイニングテーブルあるいはローテーブルと使い分けている。「外で使用できるちょうどよいソファがなかったので自分たちで造りました」というのが、テラスのベンチ。玄関まわりに使用して余っていた杉板で製作し、雨に強い屋外用クッションを置いた。アウトドアリビングとして活用することで、さらに多くの人数にも対応できる。打ち合わせスペースとしても使用している2階のLDK。棚の高さは自由に変更可能。左側の50音は、陽くんが最近文字に興味を持ち始めたことで登場。右側に陳列されたラジコンカーは景さんのもの。「子どもたちにはミニカー同様に扱われています」と苦笑い。ミニカーが整然と並べられた棚は、雪乃さんのお父様が作製したもの。ミニチュアのグランドピアノは本格的な演奏も可能。ピアノの先生である雪乃さんのお母様からのプレゼント。ナラ材を使用した勾配天井が高くて気持ちいい。奥の階段を昇るとロフトへと続く。ダイニング側にシナ材を貼り付けたキッチンは回遊性をもたせ、来客への対応もスムーズに。ロフトは、多彩な趣味をもつ景さんの部屋として設けた。パワーソースを抜いた安全なエアガンやギターが置かれ、乱入してきた子どもたちも自由に遊ぶ。オモチャなどを修理する作業台もある。ロフトから2階リビングを見下ろす。テーブルを2つ並べると3mの長さになり、ワークショップのときなどに重宝。キッチンやバスルームは低コストに雪乃さんがこだわったのは、「2階で家事を完結できること」。キッチンに隣接する位置に洗面所、洗濯機置き場、浴室を配置し、そのまま洗濯物を干すバルコニーへと出入りできるよう、リビングの開口とは別にドアを設けた。また、家族4人分のファミリークローゼットも2階に配置した。「クローゼットは全てハンガー収納にしました。洗濯したらハンガーにかけて干し、取り込むときはそのままクローゼットにかけるだけ。たたむ手間が省けて、とてもラクです。ハンガー収納にして、子どもたちが自分で洋服を選ぶようになりました」(雪乃さん)キッチンは、『TOTO』のリーズナブルなシステムキッチンをチョイス。ダイニング側にはシナ材を貼り付け、キッチン背面の棚の扉も同素材で造作した。LD側に座る来客からは、自然素材を使ったオリジナル感のあるキッチンに印象づける。「キッチンやバスルームというのは、どんなに手入れをしても年月とともに傷んでいくものです。10年くらい経ったら思い切って入れ替えることを前提に考え、どのメーカーにもある定番サイズのシステムキッチンを入れています。そのときのお好みでイメージチェンジもでき、コストダウンにもつながりますよ」(景さん)長く新鮮に住まう、ひとつの知恵といえそうだ。定番サイズのシステムキッチンは、傷みが出てきたらすっぽり入れ替える予定。背面のキッチンカウンターは、床と同じナラ材で統一。上部の棚には食器類を、下部の引き出しには食品のストック類までたっぷり収納可能。そのためパントリーは造らず、奥のスペースには冷蔵庫と、電子レンジや炊飯器などのゴチャゴチャしがちな家電をまとめた。キッチンの隣には、トイレや洗面台、洗濯機、ユニットバスが一列に並び、家事動線もスムーズ。奥のバスルームの手前(左側)からテラスへ出入りできる。家族4人分のファミリークローゼット。衣類は、全てハンガー収納に。「友人たちからの“おさがり”で、ほとんどいただきものです」という子ども服がズラリと並ぶ。1階の和室。押し入れ(奥)の襖は付けず、和紙のブラインドを採用。全開にすることができ、通気性もアップ。コストダウンにもつながっている。家族の成長により変化する“飽きない家”景さんと雪乃さんのアトリエは1階に配置。ひのきの玄関を開けると仕事の打ち合わせスペースがあり、左側は居住スペースとなる。仕事スペースは床にコンクリートを採用し、土足で行き来できるようにした。アトリエに続くスペースは20cm床を下げ、居住スペースと趣を変えて、気持ちの切り替えを促す工夫をしている。コンクリートの下には温水式の床暖房が入っていて、冬場はその場だけでなく、家全体をもほんのり暖めてくれる。穏やかな環境に馴染んで建つ加藤邸。真っ白い外観に、玄関ポーチと屋根の軒天に用いた明るい色の杉板があたたかな個性を放っている。玄関へと続くアプローチには3か所の植栽スペースを設け、訪れる人を出迎える。「最初はガーデンデザイナーの方に造っていただき、それから自分たちでプラスしています。子どもたちの“丸いのがいい”“ピンクが可愛い”という意見も取り入れながら植えていますが、こんなにハマると思いませんでした」(雪乃さん)屋内外にあるグリーンが目に優しく、手足に直接触れて感じる自然素材が心地良い。家づくりのヒントも満載で、訪れた人に惜しみなく開放している。「何十年も住み続ける家ですから、奇をてらったものよりも飽きの来ない家が重要だと考えます。自然素材だから生まれる経年美の趣を感じながら、家族の成長に合わせてこれからどのように変化していくのか、自分たちでもわからないだけに楽しみですね」(景さん)ゆるやかな角度の三角屋根とオレンジがかった明るい杉板がアクセントになった外観。手前右側のシンボルツリーはシマトネリコ。ひのきの玄関ドアは実は既製品。ドアの色に合わせて杉板を塗り、玄関を囲むように貼り付けた。駐車スペースとしても活用。雨の日には濡れずに荷物を出し入れできる。植栽スペースのひとつ。ユーカリやあじさいなど自ら加えていった。種から植えたオルラヤ(白い花)がきれいに咲いている。玄関を開けると、可愛らしい打ち合わせスペースがある。ウンベラータの緑が心地よい。左側は居住スペース、右側がアトリエへ。「ここに手すりがあったらな」と住み始めて気づき、取り付けた。カギやハンコなどが置けたら便利と浅い引き出しにした。階段下の収納。頻繁に使う靴やスリッパ、コートなどを収納。靴を干すときは什器ごと外に出すことができる。24時間換気をしているため、臭いもこもらない。景さんと雪乃さんのアトリエ。深夜に仕事をすることもあるため、床には足音がしないコンクリートを採用。デスク前の窓は玄関前につながっていて、子どもが外から開けてのぞくことも。一段下がった奥がアトリエへと続く。緑色の壁は加藤さん夫妻で塗った。ディスプレイされた帽子とバッグは景さんが日常的に使用するもの。会社のロゴ「けい」は、看板などの筆文字を書いて彫る仕事をしている雪乃さんのお父様が作製したもの。加藤邸設計一級建築士事務所 アトリエけい所在地神奈川県逗子市構造木造規模地上2階延床面積111.38㎡(ロフト含まず)
2020年06月15日ウッドデッキがおうちにあると、洗濯物を干すスペースができて家事も快適、またバーベキューやカフェタイムなど団らん時間も充実します。『アウトドアリビング』という使い方もできるように、ウッドデッキはもう一つの部屋のように利用できる魅力があるのです♪そんなウッドデッキを建てる際にチェックしたい『木材の選び方』について、メリットやデメリットを交えながら紹介します!家事にも団らんにも◎なウッドデッキ♪ウッドデッキを設置する際に注目したいのは、使われている木材について。腐敗やメンテナンスの大変さもあるため、どんな材木を選ぶべきかじっくり検討することが大切です!どんな素材があり、それぞれどんな特徴があるかメリットやデメリットを見てみましょう。【天然vs人工】手入れのしやすさ、デザイン性、特徴を比較まずウッドデッキに使われる木材は天然木と人工木の2種類あります。・天然木材文字通り、自然のままの木材のこと。メンテナンスの手間がかかりますが、自然の質感を楽しめることが魅力です。レッドシダーや杉など柔らかい素材のソフトウッド、ウリン、アマゾンジャラなど硬く加工が難しいハードウッドの2つに分かれます。・人工(樹脂)木材木粉と樹脂を混ぜ合わせて作る人工的な木材。耐久性が高いため扱いやすく、腐食や変形が少ないのが魅力です。それぞれには、質感のよさや手入れのしやすさなどの特徴があります。購入の際に気になるポイントを比較しながら見ていきましょう!価格は天然の方が安いがコスパがいいのは人工!まず、導入する際に気になるのは価格ですよね。素材によりますが、価格だけを見てみると天然木材の方が安価です。しかし、ウッドデッキを設置する際は、加工の工賃やメンテナンス費用などが必要になってくるのがポイント。人工木は加工しやすく長期間使用できる耐久性を有しているので、長い目で見ると人工木の方がコストパフォーマンスが優れているという見方もあります。見た目の美しさは天然木が◎印象が左右される見た目もこだわりたいところ。木材本来の風合いを楽しめるのは、やっぱり天然木材です。木目がしっかり確認できて木のあたたかみを感じられますね。人工木には、その素材感を出すのは難しいところ。カラーバリエーションも、汚れが気になる点や木粉樹脂の製造上、白系の明るい色が少ないのが現状です。「木材のよさを存分に楽しみたい!」という方は、天然木のウッドデッキがよいでしょう。耐久性がよくお手入れ簡単な人工木天然木の一番のデメリットは、腐ってしまうことや、ささくれができてしまうこと。耐久性が低く劣化しやすいため、専用の薬などを使って塗り直しや腐敗防止のメンテナンスが定期的に必要なのです。それに比べ、人工木は耐久性が高く経年劣化しにくいため、不具合の頻度が少なくお手入れが簡単。「メンテナンスが苦手だな……」という方は人工木を選んでみてはいかがでしょうか。雨や紫外線によるダメージはどちらも受けてしまう長持ちさせるのに大切な耐候性ですが、天然木は水分に弱く、人工木は紫外線に弱いなど劣化する原因が異なります。天然木は、日当りの良い場所に設置して、防水処理のメンテナンスをすることで腐食の早まりを防ぎましょう!そして、人工木は雨に濡れると滑りやすくなるため注意が必要です。熱がこもりやすいという弱点もあるため、直射日光が当たる場所にデッキを設置すると、素足で歩けないほどに熱くなってしまいます。しかし、そんなデメリットに加え質感も劣る人工木の弱点をカバーできるのが、『MINO』の『彩木』なんです。その魅力を事例と一緒にご紹介しますね!天然木と人工木の違いはこちらでも解説!彩木の魅力を活かしてこんなところで活躍!人工木材の彩木は、見た目や手入れのしやすさ、耐候性の高さから子どもがたくさんいる環境でも活躍していますよ♪美しい見た目が続く♪白色ウッドデッキも質感は、天然木と比べてみても大差ない豊かな表情。本物の質感とは異なってしまいますが、凹凸による手触り感が魅力で、お寺など日本の伝統的な建物にも採用されています!明るい色は汚れが目立ち、キレイな見た目を維持するのが大変な色も彩木にお任せ!人工木材ではあまり見かけない白茶のウッドデッキも、汚れを寄せ付けにくく掃除が簡単な彩木だからこそ実現。施工当時の美しさを保てる耐久性があるのです。お手入れのしやすさから保育園でも活躍!ウッドデッキが泥だらけになっても水で掃除ができ、メンテナンスが簡単なことからお子さんがたくさんいる保育園でも活躍しています。雨風にさらされても、ささくれ立たず、歪みや割れも生じないため、小さなお子さんが安全に遊べる環境づくりをサポートしています♪メンテナンスを怠り、紫外線などのダメージで変色してしまったウッドデッキも……耐候性のある彩木で復活!木材内部に水が浸透しない構造なので、変色する心配もありません。また、表面には木目を模した凹凸があるので、人工木の弱点である雨に濡れると滑りやすいこともカバーします。真夏でも安心してデッキでくつろげる彩木は熱を溜めにくいため、熱伝導率が低く裸足でも歩ける安全性も魅力。お客様からは「夏はひんやりして冬は温かみを感じる」との声をいただいているほどです。ウッドデッキに子ども用プールを置いて、夏は水遊びを楽しむことも可能ですよ♪彩木はこんなところで活躍♪より安全で楽しく過ごせるものを♪天然木や人工木ならではのよさがたくさんありましたね。DIYなどで手間をかけて自然な風合いを楽しみたいという方は天然木、メンテナンスや掃除のしやすさを重視するなら人工木を選んでみてください。さらに、耐候性に優れ汚れも付着しにくい彩木なら、ウッドデッキで過ごす時間がもっと快適になるはずです。MINOの公式サイトで彩木の魅力をさらに詳しくチェックしてみてくださいね♪MINOの公式サイトで彩木をチェックする資料請求はこちら!無料サンプルもプレゼント!
2020年06月07日気軽に持ち運べるラタンチェアや折り畳めるものなど、アウトドアにも使える家具をインドアに置くと、お部屋は一気に居心地の良いカジュアルな雰囲気に。ベランダや庭と緩やかにつながる解放感もあり、掃除の時に動かしやすいメリットも。外で過ごすことができない時でも、おうちの中でアウトドア気分を感じるのもあり!?ダイニングセットはオンラインショップで購入できます使えばつかうほど風合いを増し、日本でも古くから親しまれているラタン家具。軽いのでお部屋の中だけでなく、ときには屋外へも気軽に持ち出せます。ヴィンテージデザインの皮付きラタン製キャビネット。ラタンならではの優しい曲線を描く脚、前扉に施した手の込んだ透かし編みが、お部屋のアクセントに。足に柔らかくフィットし、履き心地抜群のスリッパはオフィスやベランダ履きにもGOOD。マットは雨の日でも夜でも、おうちでアウトドア気分を味わえる芝感覚。心地よく暮らすワンアイテムです。気軽に持ち運びできる、折りたたみ式ガーデンセット。カーブのついた背と座で掛け心地にもこだわりました。
2020年05月01日「スタイルのある家と暮らし」をテーマに情報発信する『100%LiFE』。クリエイティブな感性で暮らしと空間を楽しむ人たちのライフスタイルメディアとして2012年の7月にスタート、8周年を迎えます。そこで、今回、特別企画として、これまで取材した家の中で『100%LiFE』に集う読者の方々に人気のあった家を、テーマごと振り返ってみました。読者の皆さんが興味をもった家とは?第1回は、最近話題の「アウトドアリビングの家」、人気の10軒を紹介します。type1家にいながらアウトドアライフをキャンプの楽しさを家でも家でくつろぐ感覚を外でも部屋で使う家具をそのままアウトドアに持ち出して使えることをコンセプトにしたショップ『INOUT』オーナーの小林卓さんのアウトドアな家。type2海を愛する建築家の自邸海まで3分。カリフォルニアスタイルのヴィンテージハウス数々のカリフォルニアスタイルの家を手がけてきた建築家・岩切剣一郎さん。満を持しての自邸は、茅ヶ崎の築約40年の平屋のヴィンテージハウス。type3100年経っても色あせない家西海岸の空気感を感じながら暮らす緑に囲まれたテラスが心地良いK邸にはどこか西海岸の空気感が漂う。夫妻の「ライフスタイルと両立する家にしたい」そんな思いが込められている。type4雨が降ると池が出現子どもの成長を見守りながら外を感じて過ごせる家池田岳郎さん・亜希子さん夫妻のお宅の前庭には、雨水を溜めると大きな水盤が現れるシカケがある。夏はここで子ども達が存分に水遊びを楽しめる。type5車庫をギャラリーに鎌倉の森の隣に人が集まる場所を作る稲村ヶ崎の海を望む丘の上。既存の半地下の駐車場をギャラリーに改造し、1階をカフェに。住まいと、地域の人が集まる場所の両方が完成した。type6漫画の世界にも通ずる住空間リビングが外にあって、直接空を望める家で暮らす高橋邸が立つのは中央線沿線の「安くて小さい土地」。そこに設計者で漫画家の高橋さんが建てたのはリビングが外部にある家だった。type7モノを即物的に扱い混在させた家おおらかな自由さの中で居心地よく暮らす山田邸でまず目を引くのは、その外構部分。家づくりでは「このスチールの骨組みと緑からなる外構をいかにつくるか、そして家のほうはそれに向かっていかに生活できるようにするか」が出発点となった。type8見たことないつくりのRC住宅都会の狭小地で街とつながって暮らす建築家が正方形の敷地にほれ込んで建てた家は、梁と床・天井のスラブを大胆にずらしてつくられた、今までにない体験のできるコンクリート住宅だ。type9縁側は“外にある居間”逗子の戸外感覚溢れる家で暮らす緑あふれる逗子の地での家づくりを決めた老子夫妻。建築家へのリクエストのひとつは「家にいるのに外にいるような感じで暮らしたい」だった。type10逗子の自然に溶け込む本物の素材に包まれる上質な暮らしの心地よさ世田谷から逗子へ。共にインテリアデザイナーの高城さんご夫婦が選んだのは、自然の中に溶け込む暮らし。素材にこだわった上質な空間が完成した。
2020年04月28日みなさんは、『アウトドアリビング』をご存知でしょうか。屋外にできた“もう一つのリビング”は、住む人にとってさまざまな過ごし方ができる特別なスペースになります!そんなスペースを存分に有効活用したいなら、『彩木』という建材に注目。とっておきの機能で家族の団らんももっと楽しくなりますよ♪話題の『アウトドアリビング』ってどんなもの?デッキやベランダなど、外にある場所を屋内のリビングのように使えるスペースを『アウトドアリビング』と呼びます。ガーデニングやDIYをしたり、子どもの遊び場やバーベキューをしたりと楽しみ方はさまざま。家の外にあるもう一つのリビングとして、趣味や家族の団らんに活用できると人気なのです♪そんなアウトドアリビングを取り入れる際に注目したいのは、耐候性とメンテナンスのしやすさ。太陽を長時間浴びていると床面が熱くなってしまい出るのがおっくうに。また、ホコリや土がたまりがちなため、掃除を怠るとカビや腐敗の原因にもなってしまいます。そんな悩みを解決できるのが、今回ご紹介する『彩木』のウッドデッキ!彩木の魅力をのぞいてみよう♪便利でおしゃれ!彩木で作るアウトドアリビング彩木は、木の質感を素材から丁寧に作り上げたエクステリア用の建材。アウトドアリビングとして有効活用できる機能性がたくさんあるのです!さらに、人工木では再現しにくい木目の美しさや質感もポイント。さまざまな施工事例から、彩木の魅力をチェックしていきましょう。熱をもちにくいため、裸足でかけまわれる彩木は、熱を持ちにくいウレタン素材で作られており、長時間日が当たっていても裸足でかけ回れるほどの耐候性が特徴です。また、デッキでバーベキューをしている際に、火種が床に落ちてしまっても燃えにくい素材でできているため、家族の団らんも安心して楽しめますよ。掃除が楽チン♪ガーデニングにもおすすめ趣味のガーデニングをするのにもぴったりなスペース♪天然木は、土ぼこりや枯れ葉による汚れ、デッキ内部に水が侵入することで腐敗が進んでしまいます。それに比べ、彩木は汚れを吸着しない構造になっており、耐水性もあります。そのため、掃除は雑巾で乾拭きするだけでOKです。屋内と同じように好きな植物や家具を置いて、飾り付けをこだわるのもステキですね。彩木ウッドデッキの詳細はこちら強度が◎たくさん家具を置いてもしっかり保てる!割れやささくれが発生しにくいのも特徴なので、子どもやペットの遊び場としても安心。耐久性にも優れているので、重たい家具を設置してもデッキがゆがんで劣化するのを防ぎます。彩木のウッドデッキを取り付けることで、アウトドアリビングがより室内のリビングのように自由に過ごせるスペースとして活用できます。珍しい白地ウッドデッキも美しさをキープ!汚れが劣化が目立ちやすい白系も彩木にお任せ!天然木では一般的に、色を塗り直さないと変色してしまいます。しかし、耐候性や汚れに強い彩木なら色あせしにくく、汚れもキレイに落とせるため美しい見た目を長く楽しむことができるのです♪リビングが広く見える!カラー展開も豊富ウッドデッキとリビングの床の高さをそろえて施工すると、屋内外でも一体感のある仕上がりに。外と庭の高低差を埋める役割にもなり、外へ出やすくなりますね。階段や段差に合わせて切断、加工ができるため、設置場所を選ばずにウッドデッキを取り入れられます♪また、彩木はカラーリングが豊富にあることも魅力です。床の色味と合わせることで、リビングの延長としてスペースがさらに広く感じられ、開放感のある印象を与えられますよ。どんな建材にも馴染みやすい唐茶色もステキ♪アウトドアリビングに彩木を使って楽しく過ごそう♪彩木を使ったアウトドアリビングなら、メンテナンスがしやすく美しい見た目を長く楽しめます。さらに、季節を問わず裸足で歩き回れる安心感は、天然木の比べ物にはなりません。彩木の魅力を活かして、じぶんの家にどんなアウトドアリビングを作り上げるか考えただけでわくわくしませんか?みなさんもぜひ、彩木でステキなアウトドアリビングを楽しんでくださいね♪「自分の家にも彩木のアウトドアリビングが作りたい!」と、気になった方は、公式サイトもチェックしてみてください。資料請求・お問い合わせはこちら立法の無料サンプル【プレゼント中♪】株式会社 HP
2020年04月25日ズッカ(ZUCCa)とアウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)による、初のコラボレートコレクションが6月上旬より発売される。今回のコラボレートコレクションでは、バッグ2型とTシャツ2型の全4型をラインアップ。まずは、デイリーユースにぴったりな2種類のバッグからご紹介。ZUCCa Collaborates With OUTDOOR PRODUCTSデイパック(1万7,000円)カラー:ライトブラウン・オレンジ・ブラックダッフルバッグ(1万2,000円)カラー:ライトブラウン・オレンジ・ブラックアウトドアプロダクツの定番モデル「452U」のデイパックと「231LRG」のダッフルバッグをベースにしたバッグは、特殊加工のナイロン素材「コンブナイロン(KONBU®-N)」を採用。カラーは、鮮やかな発色のオレンジと落ち着いた印象のライトブラウン、ブラックの3色展開。製品染めによって生まれる独特の色ムラや風合いが、色調に味わい深さをプラスしている。加えて、独特なハリ、シワ感、マットな風合いが醸し出す高級感のある仕上がりに。また、見た目の良さだけでなく、持った瞬間に感じられる軽量感も見逃せない。乾燥コンブのようなパリッとした風合いとキャンバスのようなドライ感を楽しめる高機能・超軽量のストレスフリーなバッグは、撥水加工仕上げなので雨や汗対策も◎。汚れても洗濯機で丸洗いが可能なところも嬉しいポイントだ。続いては、ウェアアイテムにフォーカス。エンボスロゴTシャツ(ウィメンズ 1万4,000円、メンズ 1万5,000円)カラー:ホワイト×ピンク・ホワイト×ブラック・ベージュ×ホワイト・ベージュ×グリーン・ベージュ×ブルー・ブラック×ホワイト・ブラック×オレンジ・ブラック×ライトブルー全8色の豊富なカラーバリエーションが魅力の「エンボスロゴTシャツ」は、凸凹感のあるエンボス加工と光沢あるラバーのベタプリントで構成したアイコニックなデザイン。着まわしやすいスタンダードシルエットのTシャツに遊び心を取り入れたコラボTシャツ。生地とプリントの配色が異なるだけでも印象が全く異なるので、好みのカラーパターンを見つけたい。そして、もう1型のTシャツはこちらの「変形Tシャツ」。変形Tシャツ(ウィメンズ 9,500円)カラー:ホワイト×ブラック・ホワイト×オレンジ・ブラック×シルバー・ブラック×ピンクTシャツを真っ二つにカットし、ずらして繋ぎ合わせたような変形デザインの「変形Tシャツ」。身幅の広いボックスシルエットとドロップショルダーのデザインが、今っぽいレディライクな印象を与えてくれる。使い勝手のよいベーシックカラーのコンビネーションと、80年代を思わせるコントラストの強い配色デザインの全4種を展開。レイヤードなしでもコーデがサマになるこだわりのデザインTシャツは、夏のマストハブ。コラボバッグと合わせて、イットなカジュアルコーディネートにトライしてみたい。本コラボコレクションの取り扱いは、全国のZUCCa、CABANE de ZUCCa、HUMOR SHOPおよびECサイトにて、6月上旬より展開予定。なお、一部のアイテムは店舗限定にて販売。詳細は、こちら()から。
2020年04月20日ピロティで駐車がスムーズに松村さんご夫妻と長男(14歳)、長女(9歳)の4人が暮らすのは、東京・世田谷の閑静な住宅街。複数駅・路線が利用できるアクセス良好な地である。ここにはご主人が学生時代まで過ごした実家があり、ご両親が移り住んだ後、8年ほど生活。2年半前に、自分たちの家族構成やライフスタイルに合わせて建て替えた。設計を担当したのは、向山建築設計事務所の向山博さん。奥さまが自宅の町名で検索した際、向山さんが手がけた同じ町名の作品に出会ったという。「奇をてらわず、シンプルで住みやすそうなところに魅かれました」と話す。松村邸の敷地は、四方を住宅に囲まれた私道の奥に位置し、接道はわずか2m。「間口が狭いため、以前の家では、S字カーブを描くようにして車を入れていました。おかげでずいぶん運転技術が上がりましたよ(笑)。建て替える際の最初の希望は、簡単に駐車できるようにしてほしいということでした」(ご主人)この問題を解決するために向山さんが提案したのは、玄関前をピロティにすること。南側の庭まで連続した広々としたスペースを取り、車をまっすぐ入れてそのまま駐車できるようにした。「駐車が楽になったので、以前乗っていた四駆車に買い替えたいと思っています」とご主人。自転車を利用している奥さまにとっても、「雨ざらしにならずによい」と好評である。周囲を住宅に囲まれた私道の奥に建つ。控えめな開口の外観が印象的。玄関前をピロティにすることで、駐車が楽に。荷物の出し入れも雨に濡れず便利。2階の廊下の足元に設けた小窓から、長女が手を振ってくれた。開口が少なめのファサードの中にも遊び心が。階段下は大容量の靴を収納できるスペースを確保。アパレル関係に勤務するご主人の靴が多いそう。階段はフローリングと同じ無垢材を使用。玄関を入り、階段の反対側には子ども部屋が2つ並ぶ。子ども部屋の壁には有孔ボートが貼られ、各自が自由に使用。長女はショップのディスプレイ風にオシャレに整理整頓。主寝室。部屋の前の廊下から続く濃紺の絨毯が落ち着いた雰囲気。光を取り入れながらプライバシーを確保松村邸は1階に個室をまとめ、2階はダイニングキッチンを中心とした共有スペースとなっている。「もともとここに住んでいたので、日差しの具合や近隣の生活の様子を把握していました。以前の家は日中でも照明をつけなくてはいけないほど暗かったため、LDKは2階にすることが必須でした」(奥さま)「周囲の建物が近いため、外周の開口を極力減らし、2階中央に“光庭”を設けることを考えました」とは向山さん。リビング、ダイニングキッチン、ワークスペースを取り囲むように配置することで、各部屋のすみずみまで自然光が届き、プライバシーを守りつつも明るく開放的な空間を実現した。同時に、「テレビを見ながら食事したり、勉強したりする、だらしない状況を避けたい」という奥さまの考えにも対応。テレビを置いたリビングから、ダイニングやワークスペースを離し、光庭によってスペースをゆるやかに区切った。ガラスにより視線が抜けるため、圧迫感はなく、実際以上に広がりを感じられる。また、光庭越しになんとなく家族の様子を感じ取ることもでき、広いワンルームとは異なった、この程よい距離感が心地良さを生んでいる。リビングから光庭を通して、右奥のダイニング、正面のワークスペースが見える。光庭に面した窓はFIX窓を採用し、採光と眺めを重視した。中央の光庭を囲むようにワークスペース(奥)、ダイニング、左側のリビングへ続く。光庭の床は屋内よりも20cm高くし、ステージのような造りに。光庭前の廊下を通って、奥のリビングへ。三角形のFIX窓により、光庭から階段へたっぷりの日差しが入り、1階まで光を届けている。ワークスペースの背面には水回りと収納を集め、家事動線を考えた造りに。大型のウォーキングクローゼットも設置し、上部には約7畳のロフトも。ワークスペースを奥まった位置に配したことで、仕事や勉強への集中力もアップ。空を眺めて気分転換も。2階を見渡せる対面キッチン2階全体の様子が見渡せる位置に配したキッチンは、オールステンレスの対面式。背面の造り付け棚はネイビーをチョイスした。「以前の家はキッチンが独立していて、扉を介してダイニングだったので、その行き来が不便で、キッチンとダイニングの距離を短くしたかったんです(笑)。また、白っぽいキッチンも避けたいと思いました」(奥さん)無機質なステンレスの光沢を木製のヴィンテージテーブルやさりげなく飾られた植物が引き立てる。スタイリッシュでありながらあたたかみのあるカフェのような雰囲気を放っている。北沢産業でフルオーダーしたオールステンレスのキッチン。左側のベンチは家事の合間に腰掛けたり、物を置いたりするのにも便利とのこと。ダイニングテーブルは北欧のヴィンテージ。エクステンション付きで来客人数によって変更できる。オランダのスクールチェアをコーディネート。「早く炊けて、ふっくら美味しいですよ」と、ご飯はガスで炊く奥さま。あらかじめガス栓を設置した。鍋やフライパンもすっぽり入る、『AEG』の大型食洗機。「家事の時短には絶対的なアイテムですね。1回まわすだけで全て洗えますよ」(奥さま)。働く主婦の味方である。光庭からつながる贅沢な屋上ご主人の念願だった“屋上”は、光庭に設置された階段でつながり、ダイニングキッチンの真上に位置する。スペースもダイニングキッチンと同じ13畳という贅沢な広さで、天気の良い日は富士山や東京タワー、東京スカイツリーをひとり占めできる。夏場は大きなプールを置き、日焼けを楽しんでいるというご主人。「ぼくの部屋です(笑)」というほど、屋上で過ごす時間が長いと話す。「夏場でも水だと冷たいのでは、という話になり、工事中に突然、お湯が出る仕様に変更してもらいました。大正解でしたね」と嬉しそうに話すご主人。その居心地の良さがますます屋上での滞在時間を延ばしているようだ。夏休みには、奥さまの中学時代からの友人たちが子ども連れで泊まりに来るのが恒例行事に。ご主人が子どもたちのプールの監視員(?)と化し、奥さまたちは安心して光庭やキッチンまわりで話に花を咲かせているという。光庭を介して程よくつながり、さまざまな居場所がある松村邸。外観からは想像がつかない、閉じつつも開放感のある空間で、家族それぞれの時間を楽しんでいる。人工芝を敷いた屋上。サッカーボールを蹴ったり、バーベキューをしたり。夏場は大きなプールを設置する。夏場に登場するビッグサイズのプール。奥さまの友人のお子さんたちがみんなで入っても余裕の大きさ。(写真/ご家族提供)光庭からダイニングを見る。階段を上がれば屋上に。中学2年の長男はすでに180cmを超え、学年で1番の長身に。決して小柄ではないご主人よりも大きい。松村邸設計向山建築設計事務所所在地東京都世田谷区構造木造規模地上2階延床面積127.51㎡
2020年04月20日アフタヌーンティー・リビング(Afternoon Tea LIVING)は、2020年の「母の日ギフト」を2020年4月22日(水)に発売する。2020年の「母の日ギフト」のテーマは、“Thanks MOM~You are just like a Rose~”。テーマにあわせて「バラ」や「美」にまつわるギフトアイテムを揃える。日比谷花壇とコラボレーションした「バラ」のフラワーギフトは、見た目にも華やかなラインナップ。ティーカップにピンクのバラやパール調のビーズをあしらった、カップ入りプリザーブドフラワーをはじめ、ローズやアジサイ、かすみ草がゆらめくハーバリウム、プリザーブドフラワーをとじ込めたフォトフレームなど、インテリアが華やぐアイテムを用意する。その他にも、ローズやラベンダー、シトラスの香りのネイルオイルや、希少なダマスクローズのエッセンシャルオイルを配合したディフューザー、2種類のティーとクッキーをセットにしたティータイムセットなどが登場する。さらに、母の日に向けて、4月15日(水)からはピンクのバラモチーフを配した華やかなショッピングバッグや有料ギフトボックスなどが登場。ギフトを購入した人には、先着でメッセージカードも配付される。【詳細】アフタヌーンティー・リビング「母の日ギフト」発売日:2020年4月22日(水)※諸般の事情により、休業店舗や営業時間短縮等、実施内容が変更になる場合あり。アイテム例:・〈日比谷花壇コラボレーション〉カップ入りプリザーブドフラワー 4,500円・〈日比谷花壇コラボレーション〉フォトフレーム 4,000円・〈日比谷花壇コラボレーション〉ハーバリウムS 1,800円、ハーバリウムM 2,800円・ネイルオイル(ラベンダー) 1,900円、マルチオイル(ローズ) 4,900円・ディフューザー 2,600円・ティータイムセット(ピンク、パープル) 各1,200円※4月15日(水)~ピンクのバラのモチーフのショッピングバッグや有料ギフトボックスが登場。なくなり次第終了。店舗とオンラインショップでは運用が異なる。※4月15日(水)~ギフトを購入すると非売品メッセージカードをプレゼント(オンラインショップを除く)。なくなり次第終了。
2020年04月18日ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)とヘリノックス(Helinox)のコラボレーションによるアウトドアアイテムが登場。2020年4月11日(土)よりネイバーフッド正規取扱店およびオンラインストアにて発売される。ネイバーフッド×ヘリノックス - テーブルやチェア、テントなど今回のネイバーフッドとヘリノックスのコラボレーションでは、全9型のアウトドアアイテムを展開。“オリーブドラブ”をテーマカラーに、テーブルやチェアをはじめ、新作となる大型テントなど、キャンプシーンに欠かせないラインナップを揃える。E-SUNSET CHAIR高めの背もたれや座りやすさを重視したヘリノックスの「SUNSET CHAIR」が“オリーブドラブ”のカラーリングにアップデート。600デニールのポリエステル素材と背面部分のメッシュ素材の組み合わせが、蒸れの無い快適な座り心地をキープしてくれる。同時に登場するヘッドレストを装着することも可能だ。RS-SOLID TABLE「RS-SOLID TABALE」は、ハード素材の天板を採用し、アウトドアシーンでも安定感抜群。天板の中央にはネイバーフッドのブランドロゴを配置した。E-HANGER幅3メートル、高さ2.2メートル、奥行4.35メートルという巨大な空間を実現した「E-HANGER」は、ネイバーフッドとヘリノックスが1から共同開発した新作テント。前後の出入り口は、別に2本のポールを使用することでタープとしても展開可能に。両サイドには出入りと換気を目的とした開閉可能なハーフ窓、前後の上部にもメッシュ構造の換気窓を備えるなど、様々なシチュエーションに対応出来るユーティリティなテントとなっている。NHCM.ULTRA PLUS-M/A-LANTHANUM「NHCM.ULTRA PLUS-M/A-LANTHANUM」は、ネイバーフッド、ヘリノックスにランタンブランド・クレイモア(CRAYMORE)を交えたトリプルコラボレーションで製作したLEDライト。最大で2700ルーメンというアウトドア環境においてかつてない明るさを発揮するほか、USB端子も付属しておりモバイルバッテリーとしても使用することが出来る。フィッシングブランド・アブガルシアとのコラボもまた、ネイバーフッドは、ヘリノックスとのコラボレーションと同時に、スウェーデンのフィッシングブランド・アブガルシア(Abu Garcia)とのコラボレーションも実施。ネイバーフッドのオリジナルボディをベースに、アブガルシアのロゴを配したしたTシャツやジャケットなどを発売する。さらに、アブガルシアが誇る最新技術を導入したロッド2型をコラボレーションで製作。ヘリノックスとのコラボレーションアイテムと合わせて、洗練されたアイテムたちと共にアウトドアなアクティビティを楽しんでみては。【詳細】ネイバーフッド×ヘリノックス/アブガルシア発売日:2020年4月11日(土)販売店舗:ネイバーフッド正規取扱店、オンラインストア■ネイバーフッド×ヘリノックスE-HANGER 240,000円+税、E-COT HIGH 61,000円+税、E-SUNSET CHAIR 29,000円+税、E-HEADREST 6,000円+税、RS-SOLID TABLE 25,000円+税、RS-SOLID TOP 13,000円+税、 E-SIDE STRAGE-S 7,000円+税、E-SIDE STRAGE-M 11,000円+税、NHCM.ULTRA PLUS-M/A-LANTHANUM 13,000円+税■ネイバーフッド×アブガルシア・ウェアLAB/PE-JKT 38,000円+税、ID/C-TEE.LS 9,000円+税、ID/C-TEE.SS 8,000円+税・ラゲッジS&W/E-LUGGAGE 7,000円+税、3WAY TOOL BAG/PE-LUGGAGE 8,000円+税、ONE SHOULDER/PE-LUGGAGE 10,000円+税・フィッシングギアSPINNING/CF-ROD 40,000円+税、BAITCASTING/CF-ROD 40,000円+税、LURE BOX-S/P-CASE 1,600円+税、LURE BOX-R/P-CASE 1,600円+税、LURE BOX-D/P-CASE 1,800円+税、GEAR PROTECTION/PE-CASE 6,000円+税【問い合わせ先】ネイバーフッド 原宿TEL:03-3401-1201
2020年04月11日庭に佇む納屋のように多摩御陵へと続くケヤキ並木の参道沿い。自然に恵まれた、神聖な空気感の漂うこの場所に、ランドスケープデザイナーの石川洋一郎さんは4年前に自邸を構えた。「この辺りは風致地区なんです。まわりの景観にふさわしい家を建てることが求められる中で、風景をつくる人間として何ができるかを考えました」。ニオイシュロランをはじめ、世界各地からのグリーンが生い茂る庭に囲まれて、焼杉の外壁の家が佇んでいる。「庭と家をセットで考えました。リビングからインとアウトをどのように形づくるかを大事にしましたね」。ベタ基礎のレベルにコンクリートを敷いた土間のようなLDKから、そのまま地続きにつながる庭は、石川さんと、ガーデンデザイナーである妻・メアリーさんがデザイン。建物の設計は「shushi architects」の吉田周一郎さんに依頼した。「イメージしたのはBURN(農家の納屋)です。作物を育てて保存するための簡素で無駄のないデザインを、石川さん家族の暮らしにどうフィットさせるか試行錯誤しました」と吉田さんは言う。コンクリート敷きの土間のような大空間のLDK。南面に大開口が設けられ、庭との一体感が感じられる。モンステラやサンスベリアなどインドアグリーンが、庭との境界を曖昧にする。玄関は左手のシューズクローゼットの奥に。正面のソファーはハンス・J・ウェグナー。外壁の焼杉をDIYで納屋のようなシンプルな箱型の家を包む焼杉の外壁は、石川さんがセレクトした。「風景に溶け込む家にすることを考えたときに、自然素材は必須でした。焼杉なら焼いて炭化させることで経年変化のデメリットを防いでくれるし、メンテナンス性もいいんです」。驚くのは、その杉の木をDIYで焼いたということ。「山梨の知り合いに間伐材を製材してもらい、自ら実加工をし、現地で焼いて乾燥させて持ってきました。コストの面もありますが、自分がやりたいことを少しずつ、手をかけて形にしていきたい。だから箱だけを建ててもらって、未完の状態で引き渡してもらいました。今も進行中なので、この家はまだ竣工していないと思っています(笑)」。住み始めた時は、仕切りもドアもない状態だったという。石膏ボードのままの壁に漆喰を塗ったり、本棚を作って空間を仕切ったり、暮らしながら少しずつつくりあげてきた。「工事中も現場に入ってDIYをしていました。建築家、工務店の理解ができないとなかなかできないことですが」。庭とダイレクトにつながるリビング。コンクリートが蓄熱して冬も暖かい。セルジュ・ムーユのウォールランプの下は、Bang&Olufsenのスピーカー。地域に向けて開かれるファサード。南面のみ杉材で、他の3面に焼杉を使った。腐食しにくく約50年の耐久性があるという焼杉の外壁は、断熱性、清浄効果も高い。光と緑に包まれる家「動物の巣のように、住まいは主(あるじ)自身でつくられるのが本来の姿です。石川さんはデザインも施工もできる本来の住まいの作り手だと感じているので、こちらは空間構成、構造、工法、断熱など性能の設計に専念して、石川さんが自ら造りあげる“ハーフビルド”にお任せしました」(吉田さん)建築家・吉田さんは、隣家を避けて明るい日差しがリビングに届くよう、南面の西側に階段の吹き抜けと2階までの開口を設けることを提案。「庭に面した南向きの大開口は、太陽が高い位置を通る夏は日が中まで差し込まず、逆に冬はリビングの奥まで差し込んでくれて、効率的です。冬はペレットストーブ1台で、蓄熱も長く続き暖かく過ごせます」。リビングの奥にあるキッチンは、石川さんがデザインし、家具職人がモルタルの天板にクルミの木の面材で造作。壁にはイタリアから輸入した大理石をDIYであしらった。「キッチンの窓から庭の景色を眺めるのが好きなんです」。というのはアメリカ出身のメアリーさん。フランス、ニースで活動していた石川さんと出会い、結婚。南仏のアトリエのように光と緑に包まれたこの家で、双子の長女サフラン(蒼)ちゃん、次女インディゴ(藍)ちゃんとともに、ここでの暮らしを楽しんでいる。階段下の空間を利用してペレットストーブを設置。木質ペレットを燃料とするため、エコ暖房として注目されている。ソーラーパネルの設備も備え、エコロジーな暮らしを追求。ダイニングキッチンも庭続きの土間に。テーブルは天板にカットした脚を組み合わせて作ったもので、今後はより大きいものに作り変える予定。大理石、モルタル、クルミの木の異素材がミックスされたキッチン。右手の食器棚もDIYで。窓越しのグリーンが美しいキッチンで。ガラスの床を介して、2階の気配も感じられる。1階の奥にあるアトリエでは、メアリーさんが教室を開いたり、子供たちが遊んだり。1階のバスルームは、モルタルを使ったシンプルで清潔感のある空間。洗面台も造作。ハリー・ベルトイアのワイヤーチェアーは、メアリーさんがかつてアメリカで使っていたもの。吹き抜けに設けた開口から、光が差し込む。ペレットストーブの温かな空気も2階へ届けられる。廊下は自由に過ごせる共用部ベッドルームのある2階もまた、未完の状態からつくっていった。主寝室に子供部屋、ゲストルーム、シャワールームがあるが、それらをつなぐのは、廊下ではなく共用部。「余白を残しておきたいし、閉じこもる空間をなるべく減らしたい。だから廊下は要らないと思いました。廊下にあたるスペースにはソファーと本棚を置き、子供たちが読書などをして楽しんでいます」。床の一部には強化ガラスをはめ込んで、1階を見下ろせるように。ガラスを通して家族のコミュンケーションが図れるほか、屋根のトップライトからの光を、1階にまで届けることができる。「2階の床は、入居してからクルミの木をDIYで張ったんです。寝室のクローゼットもクルミの木を使い、後からつくりました」。天井まで届く高さの主寝室のクローゼットは、石川さんがデザインして家具職人が造作。ベッドフレームもDIYで作成した。読書スペースの窓の先には、これからデッキもつくる予定だという。ハーフビルドは続いている。廊下の概念を覆す共用部。DIYで設けた本棚は、奥のゲストルームの仕切り代わりにもなっている。共用部に置いたソファーで読書をするインディゴちゃん。シャワールームの扉はベニヤで仮につけたもの。階段を登ると現れる一角。集成材に色を塗りDIYで作った棚を本棚に。壁にはお子さんの作品を飾る。海外のファームハウスのような主寝室。ベッドはベニヤにベンガラ塗料を塗ってDIY。クルミの木のクローゼットも石川さんがデザイン。取っ手の代わりに手をかけられる凹みをつけた。ゲストルームには小上がりを設け、琉球畳を敷いた。クローゼットと棚の裏側は共用部の本棚になっており、壁代わりでもある。ロフトのある子供部屋。柵はテーブルの代わりにも。当初なかった階段はクルミの木でデザインし、後から大工さんと施工した。いつまでも完成はない1階のキッチンの奥には、メアリーさんが開く英語教室やワークショップのためのアトリエも設けた。「近所の子供たちがやってきて、いつも賑やかなんです。2階のゲストルームにはホームステイの学生も招いています。家という垣根なく、みんなが集える場所にするのが理想ですね」。リビングから続く庭にもいずれウッドデッキをつくる予定だが、今はタープを張り、近所の人を招いてバーベキューなどを楽しんでいるそうだ。「いつ竣工するんですかって聞かれるんですけど(笑)、住んでいるとどんどん新しくやりたいことが増えてきて、いつまでも完成はないんです。庭と同じように試行錯誤していくことが、こういうところに暮らすライフスタイルだと思っています」。TREEFORTE inc.代表・ランドスケープデザイナー、石川洋一郎さん。メキシコ原産のユッカなど、庭には立派なグリーンが多数。開け放った開口から、心地よい空気が流れる。人間は潜在的に植物に癒されるという、“バイオフィリア”の仮説に納得。近所の人も気軽に訪れるアウトドアリビング。ここで過ごす時間が長いそう。石川邸設計shushi architects所在地東京都八王子市構造木造規模地上2階延床面積150㎡
2020年04月06日春休みで学童も休みになり、娘たちとリビングで仕事をすることに。スマホさえあれば楽勝かと思いきや…!?■春休み、娘たちとリビング生活に■子どものスマホを甘く見ていた…!<最初の感想>「誰だ『子連れ出勤』とか言い出した人は!」もうすぐ4年生の子の我が家だって仕事に集中できないのに、もっと小さい子と一緒に仕事だとか絶対無理でしょ(涙)って思いました…。一度やってみてほしい、えらい人たちに!(そして、ちょっとうるさくても勉強や作業ができる集中力を身に付けるの、絶対やっといたほうがいいなって思ったよ)。そしてそして、学童のありがたさを再認識しています…。学童の先生たちのお給料あげてあげてぇ!(涙)
2020年03月21日小学校入学が近づくと、子どもの学習スペースをどこに用意するかで悩むことでしょう。わが家の2人の小学生は、リビング学習派、子ども部屋派とタイプが分かれました。今回の記事では、小学生2人の子ども両方にリビング学習をさせたことで起きたトラブルと、最終的に学習環境を2つ用意した理由を紹介します。わが家が最初に取り入れたのは「リビング学習」小学校に入学すると宿題が毎日出るため、子どもにどこで勉強させるかを考えておくことは大切な準備の1つです。「有名大学入学者にはリビング学習者が多い」という話題を目にする機会も多く、子どもの学習場所にリビングを選ぶ人も増えていると聞きます。例にもれず、わが家でも第1子の娘が小学校に入学した5年前、学習机は購入したものの、上述の理由でリビング学習を取り入れました。娘自身も、親の目の届くところで勉強できる、分からないときにはすぐ質問できるという環境が心地良かったのか、小学5年生の今でもリビング学習を続けています。そんな背景があったため、第2子の息子が今年小学校に入学した際にも、リビング学習を取り入れました。娘がリビング学習派で学習机をまったく使用していなかったこともあり、息子には学習机の購入を見送りました。すると、予想に反して、きょうだい間でちょっとしたトラブルが発生するようになったのです。リビング学習で集中できる姉vs集中できない弟わが家では、毎日の夕食後、1つのダイニングテーブルで子ども2人と私が着席し、それぞれ宿題や家庭学習を進める時間を設けています。その間、第3子の幼稚園児の息子は、ダイニングルームの横にあるおもちゃ部屋で遊んでいます。息子は小学校入学後、この勉強時間に毎日参加するようになったのですが、1年生で家庭学習慣れしていないということも関係あるのか気が散って、宿題がまったく進みません。1つの宿題を終わらせるのに、想像以上の時間がかかります。弟がおもちゃ部屋で自由に遊んでいる姿も気になるようです。しまいには、姉に話しかけたり、笑わせようとしてしまい、姉から「勉強の邪魔しないで!」と叱られる始末。特に顕著だったのは、夏休みの家庭学習でのこと。私の実家に帰省していたこともあり、学習環境が変わったからか、その日のタスクを終えるまで今まで以上に時間がかかるようになりました。学習スペースを子ども部屋に変えて生まれたよい効果「どうして息子はこんなに集中できないんだろう…」と悩んだ私。気が散る材料を減らすためにと代案を考えた結果、リビングではなく別部屋に置いてある私が学生時代に使っていた学習机で勉強させることを思いつきました。その間、私は息子と同じ部屋の中にいて、読書をしたり、自分の勉強をしたりして待つことに。早速取り入れてみると、あら不思議!まわりの音がシャットダウンされたからなのか、「今までの苦労は何だったんだろう?」と感じるくらい、しっかり集中してあっという間に問題を解くことができました。一方、娘はいつも通りリビング学習をしているのですが、ちょっかいをかけてくる弟がいないことで、より集中して学習できるようになりました。そして、末っ子は、姉の横でおもちゃ遊びを楽しんでいます。それ以来、わが家では、娘はリビング学習、息子は子ども部屋学習というスタイルが定着しました。娘が使わなかった学習机は、弟が使っています。最近では、息子も1人で勉強するのに慣れてきたのか、私もずっと付き添う必要はなくなりました。その代わり、15分おきくらいに子ども部屋にいる息子に声をかけ、進捗具合や質問の有無を確認するようにしています。子どもの性格や好みを見極めて学習スペースを用意しようわが家の場合、娘と息子で適している学習スタイルは、どうやらまったく異なっていたようです。・娘:集中力が高く、まわりの音が気にならない。むしろ人がいる環境のほうが勉強がはかどる⇒リビング学習・息子:まわりがザワザワしていると集中できない⇒子ども部屋学習ちなみに、自分の頃を思い出してみると、私は子ども部屋学習派でした。それなのに、娘での経験から「今の時代はリビング学習が主流」という意識が私の中で先行してしまっていました。息子に対して、小学校入学当初からリビング学習を取り入れてしまったのは、申し訳なかったなと反省しています。夏休みに実家で過ごした際、過去の自分が子ども部屋学習派だったというのをふと思い出し、息子にも取り入れられたのは大きな転機でした。息子には子ども部屋での学習スタイルが合っていたようで、今も集中して取り組めています。なお、リビング学習派の娘は、最近では好きな音楽をイヤホンで聴きながら勉強しています。静かな方が集中できる部屋学習派の私にとって、その姿を見たときは、「それで本当に勉強に身が入るの?」と衝撃的でした。しかし、娘いわく「そのほうがテンションが上がって勉強がはかどる」とのことです。実際、テストなどの成績もよいので、「娘にはその方法が合っているんだな」と割りきり、好きなように学習させています。子どもの集中力が続かないなと感じたら、もしかしたら学習スタイルが合っていないのかもしれません。「リビング学習⇔子ども部屋学習」と学習スペースを変えてみるのも、1つの解決策としておすすめです。<文・写真:ライターnanahi>
2020年03月20日大自然を感じながら冒険を楽しもう大分県日田市で、2020年3月19日にアウトドア施設「フォレストアドベンチャー・奥日田」がオープンします。「フォレストアドベンチャー・奥日田」は、樹上から滑り降りるジップスライドや樹上からネットに飛び移るターザンスイングなど、35のアクティビティが楽しめるアウトドア施設。森林をそのまま活用しているので、環境への負荷を最低限にとどめていることも特長です。アクティビティの利用は条件(小学4年生もしくは身長140cm以上)がありますが、子どもでも利用可能な遊具完備の公園もあるので年齢を問わず楽しめます。近隣には日本近代化遺産に認定された地底博物館「鯛生金山」があり坑道見学や砂金取り体験が可能。バンガローやキャンプ場、シャワー室、道の駅などもあるので宿泊や食事、お土産などの買いものにも便利です。アウトドア施設や自然の見どころが充実大分県は「フォレストアドベンチャー・奥日田」のほかにも標高850メートルの久住高原に位置する「花と星」や、大人のグランピングリゾート「Sense of wonder由布岳」、九州最大規模のグランピング施設「COMOREBI」などアウトドア施設が充実。国東半島沖6キロに浮かぶ姫島では5月~6月上旬には渡り蝶である「アサギマダラ」の飛来がみられ、くじゅう連山では6月初旬~中旬にかけて天然記念物「ミヤマキリシマ」が一面に咲き誇り山の斜面を彩ります。(画像はプレスリリースより)(画像はフォレストアドベンチャー・奥日田より)※オープン日は予定です。【参考】※大分県のプレスリリース/PR TIMES※フォレストアドベンチャー
2020年03月12日緑が近くにある環境を求めてファッションディレクターであり料理家としても活躍する内山しのぶさんが、2匹の愛犬と家族と暮らすのは、等々力渓谷の近くに建つ2階建ての家。この家が完成したのは2001年のこと。「緑に囲まれて暮らしたい」「当時の愛犬・チャイがのびのびと過ごせるように」と願い、東京のオアシス・等々力渓谷に近く、四季の自然を感じる環境に惹かれ、建築をオーダーした。「桜、ハナミズキ、マキの木が元から植わっていて、それが素敵だったんです。家を建ててからミモザも植えたので、春はピンクと黄色で息をのむほどに綺麗なんですよ」。設計をお願いしたのは、日影良孝建築アトリエの日影良孝さん。「日影さんとは長い付き合いの友達で、趣味やライフスタイルをわかってくださっているから、安心してお任せできましたし、どんな家になるかとても楽しみでした」。この家の間取りはシンプルだ。1階に寝室やバスルーム、書斎などのプライベートなスペースをまとめ、2階はフロア全体を開放的なリビング・ダイニングとした。そして、緑に囲まれたのびのびとした暮らしを生み出しているのが、リビングにつながる約16畳のウッドテラスだ。家を建てた時に居たチャイちゃんも、現在の愛犬・ルウルウちゃんとロンちゃんも、このテラスが大好きで、自由に駆け回ったり日向ぼっこを楽しんでいる。外観の3本のシンボルツリーは20年前よりだいぶ大きくなった。2階のテラスには外からも上がれるようになっていて便利。駐車場の屋根としての役割も併せ持つ。テラスでくつろぐロンちゃん(取材時4カ月の男の子)。見晴らしの良いテラスは、ルウルウとロンちゃんお気に入りの場所。暮らしに馴染んだ明るいリビング2階に上がると、そこはたっぷりの光と窓外の緑を心地よく感じる空間が広がる。南東のコーナーはL字型の掃き出し窓になっていて、開け放つと外のテラスと一体化する。視線がすっと抜け、室内でありながら空間の制限を感じないのは、設計の妙だ。しのぶさんは「本当に気持ちの良いリビングで、冬も太陽の光がたっぷり入るので暖かいんです」と笑顔で話す。また、内山さんは家づくりの打ち合わせ時に、好きな建築家として吉村順三氏の本を日影さんに見せ、理想とする空間を伝えたという。それを受けた日影さんは、シンプルで洗練されたデザインを追求。壁や天井の「白部」と床や建具の「木部」のバランスにこだわり、吉村順三氏が愛した暖炉をリビングに設置した。温もりや安らぎを感じるインテリアは、ほとんどが20年前の竣工時より前から長く大切に使い続けているもので、家具に合わせて設計。毎日の暮らしにしっくりと馴染んでいる。「犬の脚に負担をかけないように」と、床は無垢のカラマツに。20年の時を経て、味わいのある飴色になってきた。ルウちゃんとロンちゃんは、窓際の特等席でゆったりくつろぐ。リビングからは、ウッドテラスのグリーン、そして3本のシンボルツリーを望むことができ、四季の移ろいを感じられる。木製建具にはラワンをチョイスして、明るい雰囲気に仕上げた。リビングの一角には、白いポルトローナ・フラウのソファやジョージ・ネルソンのベンチを配したくつろぎコーナーが。白い梯子を登るとロフト。奥はキッチンになっている。ルイス・ポールセンの照明はヴィンテージ。20年前からずっとリビングを照らし続けている。奥の鏡は目黒通りのアンティークショップで見つけたもの。ローテーブルとして使っているネルソンベンチには花やキャンドルを飾り、インテリアの一部に。花の匂いを嗅いでいるのは、好奇心旺盛な4カ月(取材時)のロンちゃん(男の子)。白を基調としたモダンなデザインの暖炉。炉台は耐火性に優れたトラバーチンという石材。冬には火を入れて、揺れる炎や薪のはぜる音でリラックスする。アットホームな料理教室をスタート大手出版社の女性誌の編集長を歴任してきたしのぶさん。3年前に会社を辞め、今はフリーランスでEコマースや編集の仕事をしている。「これから迎える60歳から先の人生を考えた時に、何か軸がほしいと思ったんです。それで思い切って会社を辞め、自分らしく生き生きと過ごすにはどうしたら良いか考えました」そこで頭に浮かんだのが料理だった。『編集長のお家ごはん』(世界文化社、2013)というレシピ本を上梓したほど料理好き・もてなし好きのしのぶさんは、退社後に中国伝統医学を取り入れた薬膳料理、マクロビオティック、オーガニックなどについて勉強。調理師の免許を取得し、2018年の6月から自宅で月に2回の料理教室を開催している。「この家があったことが、背中を押してくれた部分もあると思います。この家を訪れる方は皆さん『居心地が良い』と言ってくださるので、生徒さんを迎えるのにもいいかなと思いました」。編集者として忙しい日々を送ってきたしのぶさんが教えるのは、素早く簡単につくれるけれど、おしゃれで、体に優しい料理。さらに2019年には国際中医薬膳師の資格も取得し、「体にパワーをくれる・体を整えてくれる食材を、シンプルな料理法で美味しくいただく」ことをテーマとしている。生徒さんからは「料理教室の日の翌朝は体の調子が良い」と、うれしい感想が届いている。また、友達の家に遊びに来たようなアットホームな雰囲気も特長で、教室が終わった後もゆったりとくつろいでいく人が多いという。慣れ親しんだ自宅で新たな挑戦を始めた内山しのぶさん。この家はこれからも、住まい手と愛犬たち、そして訪れるゲストを心地よく包んでくれるのだろう。ダイニングテーブルは、以前の住まいの時から愛用している「IDEE」のもの。手前のテーブルは、教室を始める際に買い足した。シャンデリアはオランダのブランド「moooi」のもので、料理教室を始めるにあたり、新しく購入した。白を基調としたキッチンは、緑が見える窓もあって明るい。ミーレの食洗機、AEGのオーブンなど、しのぶさんが厳選した機器がおさまる。壁面はモザイクタイルにしてあり、素材のグラデーションが楽しい。ガスコンロは、フランスの老舗キッチン機器ブランド「ROSIERES(ロジェール)」のもの。4口あって使わない時は蓋ができるので、とても使い勝手が良いそう。中医学薬膳料理教室SHINOBUTEIお問い合わせインスタグラム shinobutei内山邸設計日影良孝(日影良孝建築アトリエ)所在地東京都世田谷区構造木造規模地上2階建延床面積87.01㎡
2020年03月09日リビングを有効に活用するのに便利な可動式の間仕切り「ウォールドア」。実は今、注目されているのを知っていましたか?取り入れてみると、自宅の新たな使い方が見えてくるかもしれませんよ。今回は気になるウォールドアのメリットとデメリットを紹介します。ウォールドアってそもそも何?ウォールドアとは、壁のように部屋を間仕切りながら、ドアのように自由に開閉ができる可動式の間仕切り壁のこと。子ども部屋を設けるときや、子どもが独立し部屋が不要になったときなど、ライフスタイルの変化にあわせて間取りをフレキシブルに変えられる便利な設備です。その柔軟さに人気を集めるウォールドアですが、形やタイプもさまざま。作りたい空間のイメージによって、どんなウォールドアが合うのか考えてみましょう。目的によって使い分け!ウォールドアの種類に注目引き戸タイプや折れ戸タイプ、アルミ枠や木質の枠など、ウォールドアといっても種類は豊富にあります。今回はとくに、プライベート感があるモノとないモノとで違いをチェック。デザインによってインテリア性が高くなることにも注目です。透明:仕切りながらも開放感を実現ペットを飼っている場合、危険がある場所など入らせたくないスペースもありますよね。しかし、どんな様子でいるか姿は見ていたい…。そんなときに便利なのが、透明ガラスを使ったウォールドア。これなら視界を遮ることなく空間を仕切れます。プライベート感がほしい場合は不向きですが、透明だから圧迫感がなく、おしゃれ度もアップしますよ。半透明:適度なプライベート感空間は仕切りたいけれど、家族の気配は感じていたいとき。また圧迫感で部屋を狭く感じてしまうのを避けたいときなどにちょうどいいのが半透明タイプ。光が通り、ほどよく空間を間仕切ることができます。不透明:プライベート空間に不透明タイプは間仕切ったときに最もプライベート感が高く、子ども部屋が必要になったときに活躍してくれます。また来客があったときは即席で客室を作ることも可能。見えないようにしたいモノを収納するときにも便利です。ウォールドアのデメリット柔軟性が高く便利なウォールドアですが、使用するにはデメリットも伴います。まず、動かない固定された壁と比べると、すき間があるため防音性や保温性が低く、音漏れやすき間風が気になることも。また使わないときはドアを収納するので、そのためのスペースの確保が必要です。取り入れる前にしっかりチェックして、それぞれの家庭にあうかどうか考えてみてくださいね。部屋の仕切りがほしくなったらウォールドアを検討してみよう開放的な空間もプライベートな空間も、自在に操れるウォールドア。さまざまな状況にあわせて柔軟に対応できるので、自宅に取り入れておくといざというときに役立ちます。デメリットもあるけれど、利便性が高く、使い勝手の良いウォールドアは魅力たっぷり。気になる人は一度チェックしてみてくださいね。『ARUHIマガジン』では、このほかにも「住まい」や「お金」に関するさまざまな情報を掲載しています。専門家の書いた記事や役立つコラムを読めば、暮らしのさまざまな疑問について理解が深まりますよ。リフォームに関するトピックもたくさんあるので、ぜひのぞいてみてください。ARUHIマガジンはこちら
2020年03月07日アフタヌーンティー・リビング(Afternoon Tea LIVING)よりビームス デザイン(BEAMS DESIGN)監修のライフスタイルグッズが登場。2020年3月25日(水)より順次発売される。ビームス デザインは、セレクトショップのビームスがこれまで培ってきたノウハウを生かし、新たなデザインのスタンダードなアイテム創造するブランド。 同ブランドがアフタヌーンティー・リビングのアイテムをプロデュースするのは今回が初めてとなる。登場するのは、ランチボックスやボトル、タンブラー、保冷バック、スタッキングケースといった日々の生活で活躍してくれるアイテムたち。アーティスト・神山隆二のグラフィックアートをデザインに取り入れ、個性的なデザインに仕上げた。アイテムは、ビームス デザインのロゴカラーにちなんでオレンジを取り入れたほか、ピンク、ライトブルー、ネイビーといったカラフルなカラーで展開。デイリーシーンを明るく彩るようなプレイフルなルックスとなっている。【詳細】 アフタヌーンティー・リビング ビームス デザインプロデュースアイテム発売日:2020年3月25日(水)より順次<価格例>ランチボックスM 2,000円+税、ランチカトラリーセット 1,000円+税、ジップセット(8枚入) 1,200円+税、ペンシルボトル 140ml 1,600円+税/180ml 1,900円+税、ボトルキャップコップセット 1,500円+税、オクタゴンボトル 400ml 1,300円+税、プレート 1,200円+税、ミニトレー 1,800円+税、スリムトレー 1,200円+税、ステンレスタンブラー 300ml 2,500円+税、アルミポーチセット 2,300円+税、2WAYボトル(420ml) 各4,200円+税、スタッキングケース S 1,200円+税/L 1,400円+税、マルチスタッキングケース 4個セット 1,200円+税、スポンジセット 1,000円+税、かやふきん 1,000円+税、保冷トートバッグ 3,500円+税、スクエア保冷トートバッグ 2,300円+税、ケース付きクッションシート 各1,500円+税、レジャーシート、3,800円+税、コンパクトバッグ 1,500円+税、ボトルホルダー 1,800円+税
2020年02月22日全館空調を実現オーストラリアから来日して30年というマーク・ホドビーさんがご家族と暮らすのは、格式高い街並みが広がる、“城南五山”(東京)のひとつ島津山エリア。2年半ほど前、傾斜地に建つ築40年の外国人用賃貸住宅を購入し、フルリノベーションした。空が広がる高台ならではの景色を楽しんでいる。「それまでは同じ敷地に建つお隣に6年くらい住んでいました。隣人とは親しくしていて家を行き来していたので、この家の眺望の良さはよく知っていました(笑)。売却の話を聞いてリノベーションを前提に購入することにしたのです」(マークさん)設計は、近所の友人宅のリノベーションを手掛けた建築家の森吉直剛さんに依頼。ホドビー夫妻がまず希望したのは、「どこにいても暑すぎず寒すぎない家」で、全館空調にすることだった。「築年数が経っていたため、一度スケルトン状態まで解体し、内装も外装もすべてやり直しました。耐震補強をしつつ、ズレていた床レベルも調整。そして、全館空調にするには高気密高断熱が必要なため、開口部分は断熱サッシに交換し、耐熱材を隅々まで吹き付けました。さらに、温度調節だけでなく調湿機能ももった機器を設置。築40年の木造住宅のリノベーションで、全館空調を実現したのです」(森吉さん)住まわれて2年を過ぎたご夫妻は、「部屋も廊下もすべて適切な温度で管理されているので、季節に関係なく常に心地よく過ごせます」と大満足。最後まで悩んだ床暖房は、「入れない選択をして正解だった」(並子さん)という。木造2階建ての地上部分をリノベーション。屋根は太陽光パネルが取り付けられるよう補強済み。玄関ドアの脇にはブラックボードがあり、子どもたちが描いたイラストで客人をお出迎え。玄関ホール。上履きと下履きを分けられるように、墨モルタルの土間とカーペットで変化をつけた。崖側から見る。住居部分の下のスペースは、セキュリティ会社の会長を務めるマークさんの事務所。玄関脇の作業ルーム内に、全館空調機『デシカホームエア』(ダイキン)を設置。調湿換気機能付き。崖地が生み出す絶景のアウトドアリビングホドビー邸の最大の特徴は、都心の崖地という立地を生かした開放的な空間である。ご夫妻が口を揃える、「気軽に人を呼べる家」というコンセプトにもつながっている。以前は、2部屋に分かれていたリビングとダイニングだが、内壁を取り除いて広々としたワンルームにした。また、「オーストラリアではバーベキューを日常的に行うので、広いテラスは必須でした」というマークさんの希望から、リビングから続くテラス部分は倍に拡張。建具は木製の大きな窓から網戸まで壁に収納できる引込戸を採用し、ブラインドも天井のブラインドBOXに収納できるようにした。フルオープンできることで、室内と室外が一続きになり、アウトドアリビングとして活躍している。東側に開いたこのテラスで過ごす時間がお気に入りというマークさん。日の出を眺めたり、朝食を取ったり、コーヒー片手に読書したり、昼寝したり・・・と、テラスを満喫している。「そのままキャンプ用のテーブルを出して、ここで仕事をすることもありますよ(笑)」明るく開放的なLDK。目の前には東京・品川の街並みが広がる。四季折々の緑も楽しめる。フルオープンのサッシを開け放てば、LDKとテラスが一体化し、より開放的に。バーベキューグリル(右)は日常的に大活躍。ダイニングの椅子は広島の家具屋でオーダーしたもの。照明はイタリアの『ルミナベッラ』。強化ガラスを用いた手すりが視線を遮らず、景色を堪能できる。屋根もあるため、多少の雨でも大丈夫。人が集まるアイランドキッチンテラスと対面に配したキッチンはアイランドをセレクト。『キッチンハウス』で出会ったヴィンテージ風の木目のキッチンは、並子さんのイメージ通りだったという。「キッチンは家族や招いた人たちが囲めるタイプがいいなと思い、アイランドにしました。カウンター付きということもあってキッチンまわりには人が集まってきます。キッチンからの眺めも最高で、料理をしていても楽しくなりますね(笑)」(並子さん)つい先日も子どもから大人まで30人近くが集まり、バーベキューパーティをしたという。「大人たちはテラスやキッチンまわりでお酒を飲みながらおしゃべりしていて、子どもたちは暖炉の前のソファで遊んでいる・・・。大人も子どももそのときの気分で自由に寛げる居場所があり、それぞれが心地いい時間を過ごしているのが、見ているこちらも嬉しくなりますね」(並子さん)ヴィンテージ風の木目のキッチンを引き立たせる、ピュアホワイトの壁側収納も『キッチンハウス』でオーダー。オーブン料理が得意な並子さんのリクエストで、ミーレのオーブンが2つ。ワイングラスは専用のラックをつけて収納。「地震のときも安心です」(並子さん)食器洗い機もミーレ。「大型なので、フライパンやボウルなどまで入り、とても便利です」(並子さん)キッチンの奥はパントリー、サニタリールームと続く。水回りの動線を考え、回遊性をもたせた。手前の冷蔵庫は マーベ。前面にあるカスタムディスペンサーからウォーターフィルターを通した氷と水が出る。元は外国人用の賃貸住宅だったため、各ベッドルームにシャワールームがあるだけでお風呂はなかった。「老後を考えて、1階で生活が完結するようにお風呂を造りました」(並子さん)キッチンから玄関へと回遊できるようになっている。左の赤いタオルウォーマーはタオル以外も乾かせて重宝しているとのこと。2階のマスターベッドルームに併設したウォーキングクローゼット(左)と書斎。奥はトイレになっている。2階のマスターベッドルーム。左側の窓はリノベーションのときに設けた。ここからの眺めも絶景。減築して生まれた吹き抜け「パチパチという音や薪が燃えるにおい、また炎を見ていると癒されますね」という並子さん。広いリビングのアクセントにもなっている暖炉は、もともと設置してあったものを再利用。もとの壁は取り除き、耐震補強をしてレンガ調タイルを貼って仕上げた。リビング上部の吹き抜けは今回設けたもの。2階の一室を減築し、吹き抜けにしたことで光を取り込み、より明るく開放的な空間となった。1階と2階で会話をすることも楽しく、子どもたちが2階で過ごしているときでも気配を感じられるのが良いという。築40年の木造住宅を大々的にリノベーションし、マークさんご一家の生活スタイルに合わせた空間が誕生した。「今後は屋根に太陽光パネルをつけたり、新鮮な飲料水も確保できる貯水タンクを設置することも考えています。災害の多い日本では、ライフラインは自分たちで支えるようにしなければいけないと思いますからね」(マークさん)既存の住宅からあった暖炉。大きなソファは『IKEA』。家族4人で、だれが寝そべるか、取りあいだそう。吹き抜け部分。既存の梁をそのまま生かし、空間のアクセントに。斜めに入る光が心地よい。2階の寝室をひとつ減築して吹き抜け(右側)を造った。天井まで延びた書棚には子どもたちの楽しい本が収納されていた。インターナショナルスクールに通う花ちゃん(14歳)と海くん(12歳)の部屋。仕切るのはブラックボードの板で、遊び心満載。花ちゃんの部屋。勾配天井を生かし、可愛らしい空間に変身。海くんの部屋から花ちゃんの部屋を見る。2人ともラグビーに夢中とのこと。設計一級建築士事務所森吉直剛アトリエ所在地東京都品川区構造木造規模地上2階延床面積224㎡
2020年02月17日ソファのある生活にあこがれるけれど、存在感があるアイテムだけに「1度置いたらリビングのレイアウトが固定されそう……」なんて思ってしまうことも。実はそんなときにこそ取り入れたいのが○○式のソファなんです♪アレンジの自由度が高く、いろいろなシチュエーションに合わせてレイアウトも自在!居心地のいい空間づくりの参考になるアレンジのバリエーションなど、ソファ選びの際に知っておきたいアイデアをご紹介します。実は1台何役もこなせる?ソファ選びのポイントみなさんはソファを選ぶときに、どんなデザインのものを選びますか?2人掛けや3人掛けのタイプも人気ですが、ゆったり使える1人用も捨てがたいし、L字型に設置できるタイプも魅力的で迷ってしまいますよね。せっかくお気に入りを選んでも、引っ越して間取りが変わったりすると、うまく空間にフィットしないことも。そこでおすすめなのが、セパレートすることで使う人数に合わせてレイアウトを変えたり、用途に合わせて自在にアレンジできる『組み換え式』のソファなんです!ベッドやテーブルとしても使えるので、いろいろなシチュエーションで活用できるのが特長。気軽に動かせて、模様替えはもちろん普段の床掃除をしやすいのもうれしいポイントです♪シーンに合わせて、模様替えもラクちん♪組み換え式ソファでくつろぎ空間をつくろうでは組み換え式ソファを使ったアレンジにはどんなものがあるのでしょうか?ここからは5つのレイアウトパターンをご紹介します。ぜひ空間づくりの参考にしてみてください♪1. L字に置くまず取り入れやすいのが、リビングのコーナーにも置きやすいL字型のレイアウト。壁にくっつけて設置することでデッドスペースを減らし、限られた空間を有効活用することができますよ。相手の顔を見ながら会話できる配置なので、家族だんらんにもおすすめのアレンジです♪2. サイドテーブルをソファの横に置くお部屋がコンパクトでメインテーブルを置けないときには、サイドテーブルが活躍!読書の合間に読みかけの本を置いておいたり、ソファで飲み物を飲むときにも気軽にカップを置いたりできるので、ちょっとしたリラックスタイムにもぴったりです。サイドテーブルを2台のソファではさみ、ポップコーンやドリンクを用意すればプライベートシアター気分で映画鑑賞やスポーツ観戦などもできちゃいますよ♪3. 分割してパーソナルソファとして置く個人のスペースを大事にしたいときや来客時におすすめなのが、パーソナルソファとして使うアレンジ。ちょっとしたホテルのラウンジのようにおしゃれな雰囲気も演出できます♪クッションやカバーなどをあえて統一せず、バラバラのデザインにするのも個性的でステキですね。4. オットマンを組み合わせる足を伸ばしてくつろぎたいときやベッドとして使いたいときに便利なのが、足乗せ用のソファであるオットマンを組み合わせたスタイル。お昼寝タイムや来客時の簡易ベッドにもなります。画像ではソファとオットマンの2つをくっつけていますが、足元にもう1つソファを組み合わせれば、足を伸ばしたときにもさらにゆったりとした寝心地に!5. オットマンをテーブル使いするオットマンを簡単なテーブル代わりとして使うのもいいですね。カップなどを乗せるときはトレーを併用すると安定しやすくなりますよ♪足元にラグを敷けば床に座ってくつろげるので、いつもとちょっぴり違う気分を楽しめて◎。ここまでは組み換え式ソファのレイアウトパターンを5つご紹介しました。お部屋や用途に合ったアレンジを考えてみると、実際に設置したときの生活が想像できてワクワクしますね!お部屋にソファを取り入れよう!自分にぴったりのアイテムを一度に比較するには?どんな風にお部屋に置くかイメージがつかめたところで、いざソファを買うときにはデザインや機能面などが自分に合ったアイテムを選びたいですよね。そこでぜひチェックしていただきたいのが、実際に座り心地を試しながらソファを選べるイベント『第87回横浜グランドインテリアフェア』♪会場には総本革張りや布張りなど種類豊富に、輸入ソファから国内ブランドのソファまでさまざまなソファがそろいます。組み換え式ソファはもちろん、ラブチェアやパーソナルチェア、リクライニングソファなど、自分好みのアイテムを探すのにうってつけ!当日はスタッフが会場をご案内しますので、気軽に相談しやすい雰囲気の中、気になるデザインをその場で比較することができますよ♪ソファの他にもいろいろな家具を展示していますので、お部屋全体のインテリアコーディネートを考えながら見て回るのも◎。おうちでの時間をスペシャルに♪グランドインテリアフェアでお気に入りのソファに出会おう!『第87回横浜グランドインテリアフェア』の開催日程は、2020年2月8日(土)~11日(火・祝)の4日間♪会場は横浜港大さん橋ホールです。周辺にはマリンタワーや山下公園などのおでかけスポットも点在するので、観光がてらぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?参加には無料のWeb招待状が必要となりますので、まずは下のリンクから申し込みフォームをチェックしてみてくださいね!お気に入りのソファを選んで、リビングをもっと居心地のいい空間にしましょう♪『第87回横浜グランドインテリアフェア』Web招待状はこちら♪
2020年01月24日アフタヌーンティー・リビング(Afternoon Tea LIVING)から、“ネコ”を主役にしたコレクション「Cat’s NapTime produced by Cat’s ISSUE」が登場。2020年2月19日(水)より発売される。「キャッツイシュー」との人気コラボアイテムが復刻!「Cat’s NapTime produced by Cat’s ISSUE」は、ネコ好きクリエイターと共に、ネコへの偏愛を発信するプロジェクト「キャッツイシュー(Cat’s ISSUE)」とのタッグによって誕生した“ネコ雑貨”コレクション。2018年に続き、コラボレーション第5弾を迎える今回は、過去のコラボレーションから厳選した人気アイテムを限定復刻。プロジェクトメンバーのひとり 坂本美雨の愛猫「サバ美」をデザインしたクッションをはじめ、人気ネコ「コムタン」の顔型マグカップ、ネコが丸まっているように見えるティーコージー、毛足の長い“尻尾”がぶら下がるポーチなどが再登場する。新デザインの日常グッズもさらに2月22日(土)の“ネコの日”に向けた新作も登場。美濃焼、作山窯の陶器にオリジナルアートを施したカップ&ソーサーや、クッション、ステンレスボトルといった日常のアイテムが、これまでになかった“ネコ”デザインで展開される。3,000円以上の購入者には、スペシャルノベルティなお「Cat’s NapTime produced by Cat’s ISSUE」のアイテムを3,000円以上購入した人には、先着でミニサイズのマグカップをプレゼント。無くなり次第終了となるので、気になる人は早めに店頭へと急いで。詳細「Cat’s NapTime produced by Cat’s ISSUE」発売日:2020年2月19日(水)取扱:アフタヌーンティー・リビング店舗アイテム例:クッション 3,200円+税カップ&ソーサー 各2,200円+税<数量限定/店舗限定>ティーコージー 2,000円+税ダイカットポーチ 各2,300円+税マグカップ 各2,000円+税■スペシャルノベルティ「Cat’s NapTime produced by Cat’s ISSUE」アイテムの3,000円+税以上購入者に、先着でスペシャルノベリティ(ミニマグカップ)をプレゼント。※ノベルティは、無くなり次第終了。※ノベルティは一会計につき、1点限り。※オンラインショップでのノベルティと配布方法は異なる。
2020年01月18日アフタヌーンティー・リビング(Afternoon Tea LIVING)と「ピーナッツ(PEANUTS)」のコラボレーション第3弾が、2020年2月12日(水)より発売される。3回目となるアフタヌーンティー・リビングとピーナッツのコラボレーションは、バレンタインデーに向けて「HAPPINESS IS...」をテーマに展開。“ハグ”や“ハート”のモチーフ、メッセージとともに、幸せな気持ちを表現したアイテムを取り揃える。ラインナップするのは、ブック型スマートフォンケース、クリアボトル、タンブラーセット、多彩なサイズのポーチなど、どれも普段の生活に馴染むものばかり。また、ハート型に収納できるコンパクトバッグや、向き合わせるとハグする前の瞬間となるマグカップなど、ユニークなアイテムも登場する。さらに、ダイカットクッション、ハートをハグしたスヌーピーやウッドストックのぬいぐるみなどのインテリアアイテムも。“ハッピー”に溢れた部屋を演出してみては。【詳細】アフタヌーンティー・リビング×ピーナッツ 第3弾発売日:2020年2月12日(水)展開アイテム例:・ダイカットクッション 3,300円+税・ポーチセット 2,500円+税・マグ(280ml) 各1,500円+税・ミニタオル 700円+税・タンブラーセット 1,000円+税・ブック型フォンケース 3,000円+税・ミニ財布 3,300円+税・コンパクトバッグ 1,500円+税
2020年01月11日落ち着ける家を作りたい埼玉県入間市に、樹々の間に平屋の米軍住宅が並ぶ『ジョンソンタウン』と呼ばれる地区がある。広告やメディアの制作を行うクリエイティブディレクターの曽根原興史さんは、撮影の下見のためにここを訪れた際、いつかは住んでみたいと思ったそうだ。「とはいえ都内からは距離がありますし、妻はヘア&メイクなので、重いメイク道具持ってここから仕事場へ通うのは厳しいと反対するだろうと思っていました。ところが、以前住んでいた世田谷区の保育園問題で頭を悩ませていたのですが、ジョンソンタウンのすぐ側にある保育園には空きがあるとわかりました。さらに近所のスーパーマーケットや美味しい野菜が買える場所、自然豊かな環境などをリサーチして、ここに住むメリットを妻にプレゼンしました(笑)。めでたく採用となり、念願の米軍ハウス暮らしの夢が現実になりました」ジョンソンタウンの米軍ハウスは、賃貸でありながらリノベーションが可能なのも魅力なのだとか。「入居を決めた際、この家はちょうどリノベーションの途中でしたが、天井を抜いて欲しいというリクエストは間に合いました」そしてDIYで壁や扉を塗ったり、キッチンの扉を変えたり、好みの内装に仕上げていったそう。「この街の住人は、みなさん米軍ハウスが好きで住んでらっしゃる方ばかりなので、趣味が似ていることもあって、コミュニティの良さは抜群です。住民のカメラマンやロケバスの方と一緒に仕事をさせてもらっていますし、プロップ用にクルマを借りたり、大工仕事を手伝っていただいたりと、公私ともに仲良くさせていただいています」「アメリカのアンティークショップで、集合写真をたくさん買いました。その中に自分たちの写真をさりげなく混ぜています」リノベーションの際、天井を抜いた。「米軍住宅は、木造でも空間を広く取れる梁の構造になっています」曽根原さん一家は、興史さん、絵理子さん、7歳の翌太くん(登校中でこの日は不在)、2歳の百嶺ちゃんの4人家族。窓の向こうは以前のオーナーが増築した部分で、今はストックルームとして使っているそう。キッチンはリフォーム済みだったが、扉を曽根原さんの好みの木目のものに変えた。ドアをDIYでペイント。ペンキがところどころ剥がれてきて、いい感じの味が出ている。念願の平屋の米軍住宅。ファサードは以前の住人が増築している。庇に伸びたモッコウバラなど、植栽が素晴らしい。テラスには大きな屋根がかかっていて、アウトドアリビングとして気持ちよく過ごせるスペースになっている。玄関の扉はDIYでブルーにペイント。扉ののぞき窓のカーテンがかわいい。鍵は玄関入ってすぐの場所にとりつけたフックへ。仕事場の壁は自分でブルーにペイントひと部屋を曽根原さんの仕事場にしている。壁は自分でブルーにペイントしたのだそう。「漆喰にすることも考えたのですが、この時代のアメリカの住宅はペンキが似合うよとアドバイスいただきました。ペイントにして正解でした。ここで物撮りの撮影をする機会があるので、小物が映える色を選びました」米軍ハウスはDIYを楽しめる家でもあるのだとか。「DIYで家に手を入れるのが好きな方が向いていると思います。ありがたいことにDIYが得意な方が多く住んでらっしゃるので、いろいろと相談に乗っていただいてます」両袖のデスクに、レザーのイームズのアームシェルチェアを合わせて。「この事務所スペースも、前に住んでた方が増築しているようです」キャビネットの上の弾薬箱は小物の収納用に。「ミリタリーものには目がないです」横に長いデスクと、軍ものの折りたたみ式チェア。事務所スペースの外側には枕木が敷き詰めた。「枕木をネットで120本買い、自分で敷きました。引き取りに行って、運んで、敷いて……重労働でした(笑)」レンタルスタジオをリノベーション曽根原さんは、家から徒歩1〜2分、同じ『ジョンソンタウン』内にある撮影用のレンタルスタジオの運営もしている。「ここに越してきて5年が経った頃、以前もスタジオとして使われていたこの建物に空きが出まして、スタジオ経営に名乗りを上げました。内装デザインを新たに行ってリノベーションし、スタジオ『TACOMA』としてオープンさせました」日本の住宅は“センチ”を単位にして設計しているけれど、“インチ”を使うと、どこかしらアメリカらしい建物になるのだそう。「家具の制作や内装をお願いした『リクレイムドワークス』の岩田さんに、そんな重要なヒントをいただきました!」スタジオは撮影以外にも様々な使い方をしているのだそう。「ホームパーティをすることもあります。卓球台を持ち込むとかなり盛り上がります(笑)」「アメリカ西北部、ポートランドをイメージしてスタジオを作りました」「トラス構造は内部空間を広くとれることが特徴です。右側に見える柱2本は不要なのですが、スタジオとして空間を分けるために敢えて立てています」アメリカの古材で作ったダイニングテーブル。スツールで座ってちょうどいい高さにしている。トラス構造がよくわかる梁。壁を黄色に塗り分けた高さもインチで決めた。「バスルームはNY風のデザインにしました」
2019年12月30日子育てファミリーのリビングでありがちな「なんだかくつろげない」「片づけに時間がかかる」「キッズスペースのおもちゃが溢れる」といったお悩み。今回は、建築士で整理収納アドバイザーでもあるすはらひろこさんに、「小さい子がいるおうちのリビングを快適にする方法」を教えてもらいました。読者の皆さんの工夫も紹介します!イラスト/柴田ケイコ目指すべき理想はどんなリビング?今はSNSで「まるで、子どもがいないかのようにスッキリ整ったリビング」を公開しているママがたくさんいます。そうした人のノウハウを参考にするのは悪いことではありませんが、わが家と比べて「こんなにキレイにできない」と落ち込む必要はありません。もともと片づけが苦手な人が、そのレベルを目指そうとすると、苦行になってしまいます。片づけに追われる生活は楽しくないですよね。「リビングをもっと快適にしたい」と思ったとき、もっとも大切にしたいのはSNS映えではなく、「家族みんなが伸び伸びできて、居心地が良いこと」。そのためには、パパも一緒に、まず「どんなリビングにしたいか、どんなふうにリビングで過ごしたいか」、わが家の理想のリビングについて話し合ってみましょう。子どもが中学生くらいになれば、大人優先のインテリアにできますが、それまでは子どもも含め「ファミリーとしてどう過ごすか」という視点が重要です。お話を聞いたのは片づくおうちプランナー すはらひろこさん株式会社アビタ・クエスト代表取締役。一級建築士、インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー。All About収納ガイド。インターネットやテレビ、セミナーなどを通じて片付け術を広く伝えている。著書に『片づけ・収納・掃除・洗濯の教科書』他多数。大人がくつろげるリビングのポイントは「収納」にあり!片付けの目標は3分! だから収納は3歩以内に人は散らかっている場所では、ゆったりできないもの。「簡単に片付くリビング」にすることが、くつろげるリビングへの近道です。片づけの目標時間は3分。毎回3分以内で原状復帰できれば、ママも疲れませんよね。「3分なんてムリ!」という場合は、収納を見直してみましょう。物の定位置が決まっていなかったり、決まっていても使う場所から遠かったりすると片づけに時間がかかります。家族も自分で戻してくれず、つい出しっぱなしに…ということも起こりがちです。物の定位置は「使う場所から3歩以内」にするのがポイント。掃除道具もすぐ手に取れる場所にしまっておくといいですね。とは言っても、一般的なマンションや建売住宅の間取りは、リビングの収納が不足することが多いようです。リビングに置くべきものを洗い出し、収納の容量と比べて収納が不足していれば買い足しを検討して。必要な収納スペースを確保したら、物をそれ以上増やさないように気を付けましょう。収納がギュウギュウになると物を戻しにくくなるので、常にゆとりがある状態を目指しましょう。【読者のうちのPoint】リビング収納の工夫● 家具を少なくし、引き出しは全てラベリングしています。(なまけものこ)● 引き出し付きのダイニングテーブルにして、頻繁に使う小物はここに。リモコン、ペン、印鑑、爪切り、塗り薬、ハンドクリームなど、さっと出せて便利です。(ぽんぽこぽん)● ノートパソコン、保護者会役員の資料、DM、読みかけの本、製作途中のドールハウスなど、一時保管用にワゴンを買ったらスッキリ!(ままち)【読者のうちのPoint】ママ&パパのくつろぎタイム● インテリアはすべて夫の好みで統一。家にいる時間が少ない分、家では気持ち良く過ごしてもらいたいです。私は子どもが寝てからウエアラブルネックスピーカーで音を気にせず海外ドラマなどを楽しむのがストレス発散になっています。(あちゅ)● リビングのカウンター下に収納場所を作り、夫のCD入れにして、夜、自由に聞けるようにしています。(ももなし)● お父さんのコレクションシェルフを設置しました! これを話題に子どもたちとも話ができるようです。(ニンニン)リビングに置いている家具、本当に必要?リビングを窮屈に感じるなら、当たり前のように置いている家具を「これって本当に必要?」と疑ってみましょう。場所を取っている固定ソファを座椅子やクッションに替えたり、ダイニングテーブルをローテーブルに替えたりすると、空間が広く感じられますよ。通称「人をダメにするソファ」を置いています。(める)キッズスペースのルールは「子どもの目線」で考える子どもの発達に合った使いやすい収納をかつては子ども部屋におもちゃや絵本を置く人が多かったのですが、今はリビングの一部をキッズスペースにする家庭が増えています。リビング学習が広まり、その前段階としてリビング中心の生活にしている人も多いようです。キッズスペースはなんとなく作るのではなく、「ここがあなたの場所」と明確に分かるようにすることがポイント。ラグやマットを敷くと、子どもでも分かりやすいですね。おもちゃの収納は、子どもの発達に合わせて「自分で出せる&しまえる方法」に。園の収納方法をまねするのもおすすめです。幼児期は、その子が扱いやすい大きさ・重さの収納ボックスを。場所を移動して使うものはキャスター付きボックスに入れると便利です。中身が見えない収納ボックスにはラベルを付けたり、工作やブロックの制作途中で一時保管したいときの置き場所なども決めておくといいですね。「おもちゃが溢れて困る」という場合は、「収納に入る量だけにする(=溢れた分は処分)」というルールにしてみて。新しいおもちゃをほしがったら、「あの中に入るかな?」と子どもに考えてもらいましょう。自分のおもちゃを自分で管理させることは、しつけの一環にもなります。絵本も自分で出し入れ、飾る作品は親子で相談を絵本も「自分で出せる&しまえる方法」で。表紙が見えると選びやすいでしょう。棚に入れるときはピッタリ詰めず、余裕を持たせた方が出し入れがラクです。子どもの作品は、展示エリアを決め、その範囲内に収めて。新しい作品は飾るかどうかを子どもと相談を。最新作にこだわらず、お気に入りを飾ってあげたり、リビングではなく廊下などに飾ってもいいですね。キッズスペースの片づけは時間を決めるキッズスペースは子どもが自由に伸び伸び遊べることを最優先に。そのエリア内なら、どれだけおもちゃや絵本を出しても許してあげましょう。いつもキレイにしておく必要はなく、「パパが帰ってくる前」「寝る前」など1日に1回、時間を決めてきちんと片づければOKです。【読者のうちのPoint】おもちゃの収納● 子どもが片づけやすいように、おもちゃの収納ケースにそれぞれラベリングしました。(すみたいママ)● リビングの隅にキッズスペースを作り、なるべくそこで遊ぶようにしています。おもちゃは箱にしまうなどして散らからないように。(ゆずいち)● おもちゃの場所を一カ所に決めて箱を置き、子どもが片づけやすいように。ソファで隠れる高さと位置に配置し、リビングに入った瞬間はおもちゃが目に入らないようにしています。(かわだ)● ジャンルごとに収納箱があるので、子どももポイポイ収納でお片付けしてくれます。また棚の高さが低いので子どもでも見やすいです。(Tママ)【読者のうちのPoint】本の収納● 寝る前に読む習慣があるので、読みたい本を自分で出して片づけもできるように動線を考えて、リビングと寝室の近くに置いています。(まろ)● おもちゃと本の棚が一体化している収納があり、自分で本を取ってこれます。(ここねこ)【読者のうちのPoint】作品展示スペース● 子どもの作品スペースはリビングに設置してパパと共有してます! ここに飾れる分だけで、増えたら古いものはファイルにしまっています。(アップルパイ)● 額に飾ると大変だし、そのまま壁に貼ると作品が傷んでしまうので、学校用の作品掲示ケースを購入。絵をスポッと上からポケットに入れるだけです。(のルル)すはらひろこさんからメッセージくつろぎも片づけもパパとシェアしよう!「わが家の理想のリビング」についてパパと話し合ったら、それをどう実現するか、維持するかも相談しましょう。リビングは家族全員が使う場所。すべてをママが1人で担う必要はありません。リビングの片づけは、遅い時間に帰宅するパパでもできる家事。「平日は育児も家事もする時間がない」というパパにこそシェアしましょう。収納場所にラベルを付けておくと、パパでも片づけやすくなります。3分程度で片づくリビングにしておけば、仕事で疲れて帰ってきても無理な負担ではないはず。それでママの笑顔が増えれば、ハッピーな家事シェアですよね。
2019年12月12日街の一角に建つ癒しの空間「街の中の庭となる、そんな家にできたらなと思いました」。古谷デザイン建築設計事務所の古谷俊一さんのご自宅は、昭和の風情の残る街並みに、まるでオアシスのように緑を湛えて佇んでいる。「子供の頃から田舎というものをもっていなかったので、緑を渇望していたところがあるんです。20年くらい植物を育ててきた経験を活かして植栽のプランを立てました」。1階の外構から2階、3階のバルコニーまで、緑の溢れる外観は、古谷さんがリノベーションを担当した、向かい側の「大森ロッヂ」との連続性も考えられている。「8棟の木造住宅が並ぶエリアに、庭のようにつながる建物にしたいと考えました。ちょうど真向かいに建てた店舗付き住居と相対する形で、フロアのレベルや意匠も揃えています」。改修した長屋の立ち並ぶ路地の入り口にある、街に向けて開かれた建物は、住居でもありサテライトオフィスでもあり、グリーンのナーセリーでもある。敷地をぐるりと取り囲むようにグリーンが生い茂る。それぞれの方角に適したグリーンを植樹。住宅街の路地の一角に、向かい側の店舗付き住居と対峙するように建つ。3層の木造住居。3階までグリーンが連続し、街の中にひとつの景観を生み出すかのよう。日本の建築物を踏襲したいむき出しの軒柱に、建物の隅にそれぞれ設けられたバルコニー。空間に“欠け”のある独特の外観が開かれた印象を与える。「この辺りは準防火地域なので、柱を現しにはできないんです。そこを、通常より太い燃え代設計にすることでクリアしています」。現しにこだわったのは、親しみやすさ、分かりやすさ、だという。「今は何でも包み隠してしまうけれど、建物がどういう構造で建っているのか、現しにすれば分かりますよね。お寺や昔の日本家屋の良さを、できるだけ踏襲したいという思いがあります」。軒柱のあるバルコニーは、書院造りの濡れ縁のイメージ。ここを介して、中と外が曖昧に区切られる。そして家全体を、頂点から四隅へ同じ角度で傾斜する宝形屋根が包む。「向かい側の家のデザインに合わせているのですが、御神輿をかついでいるような雰囲気で、縁起がいいじゃないですか(笑)。雨よけにも合理的なんです」。軒柱を現した設計は、縁側のある昔の日本家屋を思い起こさせる佇まい。自邸の玄関側。自然な木目の外壁は“選びに選んだ”サイディング。「縦に張ったことでつなぎ目が目立ちにくくなっています」。玄関には京都の「BOLTS HARDWARE STORE」の照明を外灯に使い、カッティングボードで名前を貼ることで表札代わりに。内でも外でもない廊下1階のサテライトオフィスとグリーンのナーセリーから、外階段でつながる2階には、居室とバスルームが。ここは廊下を外部テラスに見立てた。「外構の延長として、外からつながっている感じにしたいと思いました。天井に照明をつけたり、ドアノブを取り付けたりすると一気に室内の感じが出てしまうので工夫しています」。照明の代わりに、床の上に小さなライトを行灯のように配置。夜にはほのかな明かりが、3階につながる階段まで誘導する。取っ手の形状にこだわったドアノブとモルタライクの床も、室内という雰囲気を和らげている。「室内でも外でもない、そういう曖昧な空間が好きなんです。できるだけそんな場所をつくりたいですね」。玄関脇にはマンガの書庫を設けることを決めていた。家族全員の愛読書は2000冊程。「ここにあるのは2軍なんです(笑)」。シューズインクローゼット。奥の鏡は扉のように手前に引くことができ、外出前に全身をチェックできる。「BOLTS HARDWARE STORE」の照明を行灯のように点在させて。廊下の床はモルタライク。半室内のような空間が3階LDKヘとつながる。天然の素材感が心地いい2階の主寝室。緻密に計算して棚を取り付けたクローゼットを、カーテンで仕切っている。バスルームはFRPで。床には冷たさを感じにくいLIXILのサーモタイルを使用。洗面、バルコニーに接続させて動線も確保。生活のしやすさをベースに「妻が“ルーフバルコニーは絶対に欲しい”と言ったことが、設計のスタートです。コンセプトは実は後付けで(笑)。住宅は生活しやすいことがいちばんなので、そこから入っていかないと」。空中庭園のようなバルコニーの先に街が広がる3階のLDKで、そう語る古谷さん。「とってつけたようにしたくない」と設計したバルコニーにより、結果、室内はジグザグの形状になり、リビングとダイニングキッチンが緩やかに分かれている。「これによって隣家との距離感が保たれる、という効果も生んでいます。ただ、すべて居心地のよさを考えた結果なんです」。上を見上げると屋根の稜線の先に青い空が広がる。外から見ても癒されるグリーンの建物は、中にいても心地よく、開放感を味わえる空間だった。宝形屋根の欠けの部分から光が差し込む3階のLDK。リビングにはセルジュ・ムーユのシーリングランプを。LDKからフラットにつながるバルコニーでは、南側北側の二隅に無機の土を盛って屋上緑化を図り、空中庭園を造園。保水力が高いためプランターよりよく育つそう。南側にはエゴノキやアメリカハナズオウ、北側にはハギやヤマボウシなどを植え、四季折々の表情を楽しんでいる。バルコニーの配置により、LDKはジグザグに分かれる。奥のダイニングキッチンは、カウンターが緩やかな仕切りに。システムキッチンのまわりにカウンターを造作したことでコストもカット。収納の扉はグレーとブルーのリバーシブルで、アレンジが可能。リビングには、あぐらをかいて座れるIDÉEのソファー・AGLASを。たくさんの本を整然と収納できるよう、予め本のサイズを計って棚を造作。飾り棚にはスリランカ、北欧、台湾など旅先で買ってきた雑貨をディスプレイ。ブラインドは斜めになった開口の形に合わせ、スイスの「CRÉATION BAUMANN」社にオーダーしたもの。古谷デザイン建築設計事務所代表の古谷俊一さん。1階のサテライトオフィスで。古谷邸設計古谷デザイン建築設計事務所所在地東京都大田区構造木造規模地上3階延床面積142.05㎡
2019年11月20日普通の家では面白くない東京・世田谷の閑静な住宅街に建つ加納邸。2年半ほど前に建て替えたというその家は、ガルバリウム鋼板の黒い外壁と、2階が浮いたように見えるキャンティレバー状の構造が異彩を放っている。「長年住んでいた以前の家は、中庭を囲むように建つユニークな構造でした。とても気に入っていたのですが、雨漏りや設備が老朽化したため、思い切って建て替えることにしたのです」と幸典さん。「普通の家では面白くない」と、感性の合う建築家を探したという。もともとインテリアが大好きで、ライフオーガナイザーの資格も持つ奥さま。愛読している住宅雑誌で目に留まったのが、設計事務所『ステューディオ2アーキテクツ』の住宅だった。「段差をうまく利用した住宅で、限られたスペースの中での空間使いが巧みで面白いと思ったのです。依頼すると、以前住んでいた家をじっくり見ながら、私たちの思いを聴いてくださいました。以前の家で気に入っているところは活かしつつ、住みにくい点はクリアするといった感じで家づくりが進んでいきました」(奥さま)。切妻の屋根なりの天井が開放感をアップ。ルーフテラスに続く“リビング階段”は奥さまのリクエスト。住宅が密集しているため、窓を最小限にした。道路からはルーフテラスが全く見えない。上がり框のないフラットな玄関ホール。墨を混ぜたモルタルがシックな印象。車が眺められるギャラリー風ガレージ。多様なニーズの高床“パレット”加納さん夫妻の要望は、まずは、広い2階リビングと大容量の収納。「収納を多くすると空間が狭くなると思ったのですが、“パレット”を提案してもらい、どちらも実現することができました」(奥さま)“パレット”とは、多様なニーズに応えるための高床になった仕掛けのこと。2階の中央部分には、70cm高く上げたステージのような“パレット”を配置。約18畳のその床座は、家族が寛ぐリビングでありながら、ルーフテラスやロフトに連動した子どもたちの遊び場であり、時には食事をする大きなテーブル、家事をする作業台などさまざまな目的に対応している。さらに、床座の下部は巨大な床下収納になっていて、季節行事やイベントのグッズ、客用の布団などから日常的に使用するものまで何でも収納。また、来客時にはさっと仕舞える一時保管のスペースとしても重宝しているという。3段ほど高くなった“パレット”。「アイロンをしたり、洗濯物を畳んだりするのも便利です」と奥さま。床暖房も入っている。リビングの下はすべて収納になっている。使用頻度が少ないものは奥に入れるなど工夫が見られる。床座はデスクスペースにもなる。キッチン側に大きめの引き出しが2つ。頻繁に使用するものを中心に収納している。一時保管場所としても便利。引き出しを外すと奥のワークスペースまでつながる。トンネル状になり、子どもたちの格好の遊び場に。空の眺めを日常に取り込む「以前の家では、中庭を眺めながら暮らしていたので、今回も周囲からの視線を気にせず、空を感じて暮らしたいというのがありましたね」と話す幸典さん。その要望は、屋根の一部をくり抜くようにして設けた広いルーフテラスにより叶えられた。高さ制限ぎりぎりまで上げた天井高は5m。テラスに面した大きなガラス窓にはカーテンやブラインドは一切つけず、大開口からたっぷり入る自然光を楽しんでいる。周囲の家が目に入ることなく空へと視界が広がり、光や雲の動き、季節の移ろいを感じられる空間となった。「キッチンに立ってリビングを見ると、家族の様子とともに空が視界に入り、気持ちいいですね」と奥さま。最もお気に入りの場所というキッチンは、奥さまの憧れのブランド『クッチーナ』を設置。幸典さんの知人を通して、モデルルームで使用していたものを格安で購入したという。「現品のみのため、もとはペニンシュラタイプだったものを大工さんの力でアイランドタイプに変えてもらいました」ダイニングキッチンのスペースは、このキッチンに合わせて設計された。アウトドアリビングとしても活躍するルーフテラスは、“空庭”と呼んでいる。周囲の視線を気にせず寛げる“空庭”。「月を見ながらビールを飲むのが至福の時です」と幸典さん。『クッチーナ』のキッチンと横並びに配したダイニング。テーブルはコンクリート製をセレクト。「けっこう無機質なものが好きなんです」(奥さま)キッチンに立つと、目の前に大開口が広がる。「料理の合間に椅子に座り、ボーッと空を眺めていることもありますね」(奥さま)キッチンの奥がサニタリールーム。家事動線を考え、水回りをつなげた。洗面台もモデルルームで使用していたものを購入し、持ち込み、設置してもらった。それぞれの居場所でコンサルティング会社(株式会社CAN)を経営する幸典さんは、自宅を仕事場にしている。1階に書斎はあるものの、ほとんど2階のワークスペースで仕事をするという。基本的には、早朝から子どもたちが留守の間に仕事をするそうだが、帰宅した子どもたちの近くで仕事をすることも楽しいという。「子どもたちが大きくなっても、部屋に籠るのではなく、勉強などもなるべく2階でしてくれたらいいなと思っています」(幸典さん)2階にはロフトもあり、現在は主にお嬢さん(5歳)の遊び場に。息子さん(9歳)はオモチャを広げて遊ぶことから卒業し、“パレット”をデスクにしてゲームをしていることが多いという。家族が同じ空間で過ごしながらも、それぞれが自由に好きなことをしていられる2階の“パレットリビング”。家族のほどよい距離感が心地良い時間を運んでいる。“空庭”と同じ高さのロフト。リビングから死角のため、オモチャを広げっぱなしでもOK。仕事、宿題、ゲーム、お絵描きなど、ワークスペースでは各自が好きなことをしている。1階の玄関奥は、家族の寝室とプレイルームがある。子どもの成長に合わせて部屋を分ける予定。玄関からウォークインクローゼットあるいは書斎を通って奥の部屋へ。1階は回遊できる設計に。コピー機等を置いた、1階の書斎。玄関から寝室への通路にもなっている。ほとんど2階で仕事をするが、家族がいる時間にスカイプでの打ち合わせが入ったときなど使用。2階から1階の玄関ホールを見下ろす。「手で触るところは黒にしてもらった」と、アクセントカラーは黒をリクエストした奥さま。上部の黒い収納は、安全面を考えた柵との兼用。加納邸設計ステューディオ2アーキテクツ所在地東京都世田谷区構造木造規模地上2階延床面積117.25㎡
2019年11月18日正面にスチールの骨組みと緑山田邸を訪れてまず目を引くのは、その外構部分だ。スチールで組み上げられた骨組みに階段が組み込まれ、それらの間から緑が顔を出す。そしてその背後にある住居部分が半ば隠れていてその全体像をつかむことができない。設計したのはこの家に住む建築家の山田紗子(すずこ)さん。この家は夫と息子、そして自らの両親とともに暮らす住まいとしてつくられたものだ。「環境さえつくれば家はどんな感じであってもある程度いいものになるのではないかと楽観的に考えました。なので、その環境の部分――外構というか庭というか――をいかにつくるか、そして家のほうはそれに向かっていかに生活できるようにするかが出発点となりました」と話す。「適度に都市と細かくつながりながら見え隠れしているようなあり方が面白いのではと思った」(紗子さん)。玄関周りの外壁面を正面から見る。2つのテラスを結ぶ階段がダイナミックに宙を飛ぶ。そして「土地の広さが109㎡ほどなので、その半分は庭にしないとそのようにはならないだろう」と、まずは敷地の半分程度を庭にあてて残りを住居のために使うことに。外構部分のテラスと階段についてはこう説明する。「住居部分のボリュームスタディを進める中で、地上3層プラス半地下にすることでようやく求められている居住空間を収めることができたのですが、その3層に対してどのように緑を配置しても、上の方のレベルでは庭にアクセスできない。それでは外構が借景のような感じになってしまうので、テラスを張り出して、さらにそのテラスに行くための階段をつくろうということになりました」反時計回りに階段が地上の1層目につくられた書斎の前のテラスを経て最上層へのテラスへと至る。外構部分の緑とスチールがプライバシーを守るバッファ的な役割も担っている。階段がぐるりと円弧を描いて最上層のテラスへと至る。地上1層目につくられたテラスから最上層のテラスの方向を見る。最上層に設けられた寝室とテラス。このテラスは夫のマサシさんのお気に入りの場所。マサシさんは「緑に水をあげたりなどの手間はかかありますが、気持ちのいい生活の場がそういうものをぜんぶ押しのけている」と話す。自由な空間スチールの骨組みと緑が無造作に混在しているように見える前庭を横切って内部に入ると、こちらもまた庭に劣らぬおおらかな自由さのようなものが横溢した空間が現れる。この自由さの印象は、表層部分をきれいに仕上げてソフィスティケートされた空気感をつくり上げるのではなく、その真逆を行くような、素材の即物的ともいえる扱い方や一見無頓着そうにみえる素材の混在のありようなどから受けたのだが、紗子さんが設計しながら考えていたのは次のようなことだったという。「あまり計画的にきれいにゴールを決めてしまうよりも、生活の中で必要だと思ったことや欲求にたいしてぱっと動けるような設計のアイデアを考えて積み上げていくほうが面白いし、永続的に使っていける家にもなるのではないかというイメージがありました。またある意味、即物的にやっていくほうが、住みながら住まいと住んでいる人が対話しているような部分も生まれるし、建築自体も変わっていって、住んでいる人もまたそれにかかわることができるのではないかと」室内に“外部”が入ってくるような感覚をつくり出すべく、主寝室の壁に外壁と同じガルバリウム鋼板を使用した。ダイニングとキッチンを見る。天井は骨組みだけでなく配線なども表に出して視覚的にわかるようにしている。外を見ながら料理ができるキッチン。この配置は家族皆で料理ができるようにするためのものでもあった。即物的なあり方とモノの混在即物的ともいえる扱いには「モノとモノがどう組み合わさってつくられているのかがわかるにほうがいい」という紗子さんの考え方も反映している。「建物の骨組みがつねに見えているほうが、何によって囲われていて何によって守られているのかが体感できて特に子どもにとってはいいのではないか」。この考えは2011年の震災の体験も踏まえてのものだという。「震災の時に見えないものに対する恐怖みたいなものを強く感じて、自分を支えているものがいったいなんなのか、どこからきているのかがわからない現代の生活に対して、もうちょっと可視化していけないかと」一見無頓着な素材の混在については「基本的に外も中もモノがなるべくバラバラに混在しつつ一個に成り立っているような状態をつくりたかった」と話す。たとえば階段の手すりが左右同じ素材だと、一個にまとまりすぎてボックスのように確固とした存在になってしまう。そう見えないように、なるべくモノがただそこに集まってきて、結果的に階段になっているくらいの存在感であってほしいという思いがあったという。左は高さ4mあるスチールの開き戸を開けた状態。今夏の朝と夜はだいたいこのように開けていたという。「朝と夜、25度くらいに下がった時にこのドアを開けると家の暖気がぜんぶ逃げていってすごく涼しかった」(紗子さん)という。リビングを見下ろす。階段の手すりにスチールパイプを使ったのには「なるべく外の風景とつながるように」との思いもあった。即物的にモノとモノがただ組み合わさって出来上がっている状態をつくるべく現場に通って直接職人さんと話し合ったという。ドアの前に斜材設計に関して夫のマサシさんからのリクエストはほぼゼロだったというが、マサシさんは「ドアの前に木材が斜めに入ると聞いて、そこは“ホントに?”と思った」という。しかし「実際住んでみると些細な問題で、ドアの前に木の斜材が入っていても生活にはなんの支障もない」と話す。。さらにこの家では「場所の区別がないかもしれない」とも。「場所がすべてひとつながりになっているような感じで、かつ個室が互い違いに置かれているので、家全体に家族の気配が下から上まで感じられるようになっている」このように語るマサシさんのお気に入りは最上層の寝室前に設けられたテラスだ。「あのテラスで椅子に座ってお茶飲んだりとか、ヨガマットを敷いて本を読んだりして」適度に外のざわめきを感じながら過ごすのがいいという。リビングでくつろぐ山田さん夫妻と息子さん。奥の書斎前に座っているのは紗子さんのお母様。山田邸は2世帯住宅だが、もともと一緒に暮らしていたため、「2世帯」であることは設計時には特にテーマとはならなかったという。リビングの奥から見る。玄関から見上げるとダイナミックな風景が目に入る。リビング方向を見る。左は開き戸を開けた状態。開けることで中を外へとぐっと誘導するような空間の質が生まれる。玄関部分を見下ろす。半地下につくられた紗子さんの事務所。手前は設計途中につくられたこの家の模型。事務所側から玄関と紗子さんのお父様の寝室を見る。原始の生活?「人が自由になれるきっかけみたいなものが家の中にあるだけでいい」とも住宅設計の理想を語る紗子さんの好きな場所は地上の1層目につくられたリビング。「設計中からたぶんここがいちばん気に入るだろうと思っていたんですが、その通りになりました。ダイニングは木のいちばん上のような場所にいてパーンと外に開け放たれた感覚がありますが、リビングのほうは少し森の中にいるような空気感で、適度な暗さもあって居心地がいいですね」ソフィスティケートされた空間を追求しがちな現代住居とは反対方向を向いているように思える山田邸での生活は「原始の、自然の中での暮らしの感覚に近いのかもしれない」とふと思い至ったが、この家の自由さのようなものをはらんだ居心地の良さからそのように思えたのかもしれない。紗子さんお気に入りのリビングスペース。2、3年後に緑のボリュームが増えるとさらに森の中にいるような空気感が増すだろう。山田邸設計山田紗子建築設計事務所所在地東京都世田谷区構造木造規模地上2階+地下1階延床面積138.5㎡
2019年11月13日子どもの成長と共に、家庭学習も重要になってきます。hanaさんの小学生と中学生の子どもは、6年ほどリビング学習を続けているそう。家事をしながらでも目の届きやすいダイニングテーブルで子ども達が勉強するのは、都合が良かったといいます。そんなhanaさんですが、最近になって新たな学習スペースを設置しました。新たな学習スペースの設置理由、学習スペース追加のメリット、そしてリビング学習の今後についてどう考えているのかを聞きました。■ 新たな学習スペースの設置理由は?リビングダイニングの広さは10畳強。コンパクトなリビングダイニングに更なる学習スペースの設置は避けたいところでした。でも、子どもが2人いてリビングダイニングですごす時間が長いとなると、ダイニングテーブルの上には必然的に子どものモノが増えてきます。新たなスペースはモノの移動の効率性を考えて設置しました。場所はテレビの脇。普段は使うことのないコーナーに座卓を置き、学習スペースとしました。このコーナーにはセット購入した歴史漫画や四字熟語などの学習漫画を並べています。気軽に手に取ってラグで寛ぎながら読んでもらえたら、そして自然に内容が頭に残れば良いなという欲張りな思惑で置いています。また、毎週届く子ども新聞、中高生新聞もこの座卓が定位置です。■ 学習スペース追加のメリットは?マック / PIXTA(ピクスタ)一人がダイニングテーブルいっぱいに教科書や問題集などを広げて勉強し始めると、決まってスペースの取り合いになります。そういうときに、もう一人がこの座卓で勉強できるようになったので、いざこざも解消し平和です。また絵を描くのが大好きな子どもなので、すみっこで誰にも邪魔されずに絵を描けるスペースがあるのは落ち着くようです。黙々と絵を描いている様子を見ると、このスペースを作ってよかったと思っています。また、以前はインテリアに馴染むように、本などは緩やかに隠す方法を模索していましたが、今は常に目に入り、必要なときに取れる場所にあるということを優先にしています。ダイニングテーブルの後ろに本棚もあるのですが、そこも入りきらなくなってきているので、読んで欲しいなと思う本はこの学習スペースに意識的に置いておこうと考えています。■ リビング学習スペースの今後家族の成長と共に、その都度柔軟に変化させていくリビング学習スペース。上の子どもは中学生。そろそろ自室での学習に移行してくる時期に差し掛かっている様子です。どんな形であっても、家族の心地良い空間であり続けるリビングダイニングづくりを心掛けたいと考えています。
2019年11月06日面積広めの旗竿敷地笹沼邸が立つのは旗竿敷地。敷地自体は約190㎡と広く、そのため土地の値段は当初の予算をオーバーしていたという。しかし「西側が開けていて、駅からの距離感や駅の規模感なども含めトータルで考えた時にいい敷地だと思った」と笹沼さんは話す。そして予算のオーバー分をうまくやりくりする手段として賃貸併用のアイデアに思い至ったという。賃貸のワンルームを2戸併設した笹沼邸の設計を依頼したのは奥さんの旧友であった北澤さん。建築のデザインに興味をもっていた笹沼さんは、北澤さんが妹島和世さん、西沢立衛さんのお2人が主宰するSANAAで働いていたこともあり「会ってみたい」と連絡を取って知り合ったのが5年ほど前のことだったという。2階右端と1階左端が賃貸部分。外壁は小波のガルバリウム。箱がずれたような構成になっているが、それをあまり強調したくなかったため、全体として大きな一軒の家のような連続性を感じさせる素材ということで選択された。ダイニング側から「まえにわ」を見る。この壁の裏側に2階の賃貸スペースへと上る階段がある。旗竿敷地に建てられた笹沼邸のエントランス部分。3つのリクエスト笹沼さんが北澤さんにこの家の設計でまずリクエストしたのは「友だちが来て楽しくなるような家にしてほしい」「外と中の関係をあいまいにしてほしい」「天井の高い家にしてほしい」の3点だった。はじめの2点が明確に表れているのはエントランス部分だ。上部に賃貸部分がつくられた「まえにわ」と呼ばれるスペースとダイニングキッチンのスペースがガラスの開口を介してつながっていて通常の玄関のように内と外との関係が切れていない。「そもそもスペースが限られた中で玄関をつくるのがもったいないと思い、縁側からスッと入るように外と中が連続するようなつくりにしました。正面にキッチンをつくったので1階は奥様がお店をやっているような感じになって、外と中とがつながりつつ楽しそうになっていいかなと」(北澤さん)エントランス側からダイニングキッチンを見る。2階はリビング。キッチンからエントランス側を見る。ハイサイドライトは朝日を入れるため施工途中で開けることに。このアイデアにたいして笹沼さんは「もともとふつうの家はいやだなと思っていたのと、建築によって生活が変わる楽しさみたいなのも許容しようと思っていたので楽しく受け入れました」と話す。外と中の関係があいまいということでは、2階上部にあるサンルームと呼ばれるスペースとテラスとのつながり、さらに、白い壁にところどころに開けられた開口を通して外部へと視線が気持ちよく抜けていく点も見逃せない。「リビングのハイサイドライトとか外からの視線が気にならないところは大きく開けてカーテンも付けていません。そうすると外の空気の動きとか天気の様子などが中にいてもすごく感じられて、体感として大きな外部環境にいるように感じられるのではないかと」(北澤さん)2階からダイニングキッチンを見下ろす。キッチンは奥さんの希望でアイランド式に。壁は塗装に見えるが薄手のクロスが貼られている。ずれつつ縦に展開天井の高さはダイニングキッチンが4745mmでリビングが4515mmとふつうの住宅よりも2mほど高い。笹沼さん曰く「どちらも住宅であまり経験したことがない高さでどんな感じになるのか全然イメージがわかなかった」。そしてまた天井が高いばかりでなく、ダイニングキッチンとリビングというプロポーションの近い箱状のスペースが2つ縦にずれながらつながり、さらにその上のサンルームへと、これもずれながらつながる構成も笹沼邸の大きな特徴だ。キッチンから2階へと上る階段を見る。ダイニングテーブルからの眺め。階段と2階部分の手すりにはさび止め効果のある常温亜鉛めっきが施されている。1階から見上げる。階段上部の梁だけが下の柱と揃えて白く天井が仕上げられている。2階リビングからサンルームに至る階段を見上げる。白の壁とそのほかの木の部分とのコントラストがきいている。2階のリビングからダイニングキッチンとその上につくられたサンルームを見る。サンルーム側からリビングを見下ろす。奥の木の扉を開けると左が書斎で、右はベッドルームに至る階段がある。奥さんは設計時には「子どももいるので階段が多いことなどに抵抗があった」というが、「住んでみたら各スペースの高さが違うことで室内でも見晴らしが良く、下に子どもがいても上の階から見えるので良かった」と思っているそうだ。笹沼邸では白い壁と天井などに使われた木のコントラストも特徴的だが、設計では当初、天井は梁を見せずに白い板を張って白い箱が連続しているようなイメージだったが、天井が減額対象となって、現状のような構造をそのまま見せるつくりとなった。抽象性の高いイメージから素材のコントラストを意識させるような構成へとシフトさせたということだろう。ダイニングキッチン上部につくられたサンルームからリビング方向を見る。湾曲した木の扉はトイレの扉。階段を上った先にはテラスがある。「いずれ、バーベキューパーティとかできたらいいなと思ってます」(笹沼さん)。テラスへと至る階段には家具的な佇まいも感じられる。「床がコンクリートということもあって、この1階のスペースには長い時間はいないかもと思っていたんですが、住んでみたら、人が来たときは皆ここに集まって、キッチンで何か作業をしながらでもお話がとてもしやすくて思っていたよりも好きな空間になりました。なので今はこの1階にいるのが長いですね」。奥さんはさらに、「夏は1階が涼しくて快適でしたが、冬は2階のリビングが長くなるのかな」と話す。季節により住む空間が変わる、というつくりも気に入っているようだ。奥さんはさらに「2階のリビングでゴロンとしてテレビを見るのも好き」と話すが、笹沼さんも「2階はプライバシーが他よりも保たれている場所なのでだらっとできる気持ちよさがある」としつつも1階の心地よさを強調する。「1階は天井が高いだけでなく光も溢れているし外気にも接することができて気持ち良く、いろんなことが体感できるので面白くて好きですね」と話す。「あとお風呂上りとかにテラスに出る階段に座って歯を磨くんですが、あそこは窓が3面開くので夜風がとても気持ちがいい」とも語る笹沼さん。「あそこでビールとか飲んだら気持ちいいだろうなって思ったりしますね」。これを実行するのは冷えたビールのうまい来夏あたりだろうか。奥さんが思っていた以上に好きになったと話すダイニングキッチンのスペース。どの方向にも視線が抜けて快適なスペースになっている。賃貸スペースを2つ併設した笹沼邸。北澤さんは「距離感がそれなりにありがながら関係性をうまくつくれる」ような構成を考えたという。敷地奥の1階にある賃貸スペースの前には「うしろにわ」がつくられている。内部は縦方向にずれながらつながっていたが、横方向でもずれつつつながる。笹沼邸設計北澤伸浩建築設計事務所所在地神奈川県横浜市構造木造規模地上2階延床面積159.6㎡(賃貸スペース含む)
2019年11月04日アフタヌーンティー・リビング(Afternoon Tea LIVING)から、2019年クリスマスアイテムが登場。2019年11月13日(水)より第1弾が発売される。今年のクリスマスのテーマは、“シェア クリスマス スピリット”。クリスマスを大切な人と共に、幸せな気持ちで過ごしてほしいという想いを込めた、特別なクリスマスグッズが展開される。まず第1弾として登場するのは、クリスマスの準備に欠かせないデコレーションアイテム。ハーフタイプや超ミニサイズのツリーをはじめ、LEDライト付きのタペストリー、手のひらサイズのスノードームなど、省スペースでも楽しめるキュートなアイテムが複数ラインナップする。またクリスマス仕様のテーブルウェアも充実。サンタやトナカイ、スノーマンをモチーフにした可愛らしいコースターは、家族や友人たちと揃えたい注目アイテム。またこれからの時期にぴったりな耐熱マグカップは、星や雪の結晶をモチーフにあしらった冬らしいデザインに仕上げている。マグカップにはボックスも付属するので、大切な人へのギフトにもオススメだ。なおデコレーションアイテムやラッピングのビジュアルを手掛けたのは、フィンランド在住のイラストレーター、マッティ・ピックヤムサ。北欧のクリスマスをイメージしたアートには、フィンランド北部の雪深い森に囲まれた家から見る外の風景や、キラキラとした自然、家族との幸せな時間などが表現されている。【詳細】アフタヌーンティー・リビングのクリスマス発売日:2019年11月13日(水)・タペストリーL(LEDライト付き) 6,000円+税・ガラスLEDツリー 1,000円+税・スノードーム 1,200円+税・ハーフツリーL(店舗限定販売) 11,000円+税・ツリーLL(LEDライト付き/店舗限定販売) 35,000円+税・ツリーL(LEDライト付き) 17,000円+税・ツリーSSS 2,000円+税・クリスマスモチーフコースター 540円+税・耐熱マグカップBOX入り 2,000円+税
2019年10月27日