「魔法のような風景がまだまだ地球にはあふれています。世界は美しい」写真家の上田優紀(@nature_yukiueda)さんは、そんなコメントとともに、X(Twitter)に写真を投稿しました。世界中を旅して、僻地や極地の風景を撮影している上田さん。南アフリカを訪れた際には、1年のうち数週間だけ現れるという『神々の楽園』と呼ばれる景色を撮影したそうです。まさに楽園という言葉がピッタリな、こちらの写真をご覧ください。色とりどりの花々が咲き誇る場所で、草をはむ1頭のシマウマ…。ファンタジーの世界に迷い込んだかのような、美しい絶景にみとれてしまいますね。写真の場所は、1年のほとんどが乾燥した砂漠ですが、春先に雨が降り注ぐと、荒涼とした景色から突如として多種多様な花々が咲き誇る花畑に変わるといいます。まさに天国を想像させるような3枚に、ネットでは「一度は訪れてみたい」「自然のすごさに感動する」「とても貴重で美しい」といった声が寄せられていました。自然が生み出した、奇跡の花畑は、多くの人の心を震わせたようです。[文・構成/grape編集部]
2024年03月27日タレントのモト冬樹が4日に自身のアメブロを更新。アフリカから帰国した妻でミセスモデルの武東由美の肌の状態に驚いた日のエピソードをつづった。この日、モトは「素顔のママで」というタイトルでブログを更新。「妻がアフリカ旅行から帰ってきた時あまりに肌がツヤツヤしていたので驚いたんだけど」とアフリカから帰国した際の武東の肌の状態に驚いたことを明かし「10日間スキンケアだけで一回もお化粧しなかったそうだ」と説明した。続けて「なるほど自然治癒力がアップしたってことか」と述べ「素顔がこんなにきれいだったらずっとお化粧しなくてもいいのにね」と武東の姿を写真で公開し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「お肌ツヤツヤでとっても綺麗」「素肌美人」「本当に素敵です」などのコメントが寄せられている。
2024年02月06日タレントのモト冬樹が29日に自身のアメブロを更新。アフリカから帰国した妻でミセスモデルの武東由美を心配する様子をつづった。この日、モトは「休む暇もない妻」というタイトルでブログを更新。「昨日は朝から家の中を掃除してずっと家でロケをしていた」と武東の様子を報告し「昨日アフリカから帰ってきたばかりなのにちょっと心配」とつづった。続けて「まぁ元気な妻なんで大丈夫とは思うけど、、明日もあるんだよなぁ」とコメントし「夜お化粧をおとしてホッとしている妻です」とすっぴんの武東の姿を公開し、ブログを締めくくった。
2024年01月30日株式会社ワークスタジオは、繊維リサイクルのPANECOが、アート作品の販売を通してファッション廃棄の終着駅のひとつであるアフリカのガーナの古着衣類大量廃棄問題に向き合い、ファッションロスゼロへ向けた取り組みを2023年末から開始したことをお知らせします。写真提供:(C) the Slum Studio/ Sel Kofiga【PANECO Art Project】--- ガーナの古着の大量廃棄問題と向き合う ---アートでアフリカのガーナの古着衣類大量廃棄問題に取り組むプロジェクトファッションロスゼロをガーナからToward Zero Fashion Waste From Ghana繊維リサイクルボード「PANECO」廃棄衣類を原料にしたPANECO boardにアーティストが描いた作品を販売し、その売上げの20%をガーナの【Hand Day Go, Hand Dey Come Project】に寄付をします。【Hand Day Go, Hand Dey Come Project】はガーナの人々に寄り添い、現地で真に求められる解決策を模索していきます。それは、パフォーマンスや押しつけの支援などではなく、現地の人々との共創です。PANECOチームは2022年と2023年にガーナに渡り、五感で現地の実情を感じてきました。現地を歩き、人々と語り合い、問題の本質と向き合うことへの試みを重ねました。同時に、行動へと移す方法を模索してきました。先進国で消費されたファッションの廃棄物を発展途上国に送る行為は、消費する国と廃棄物を受け入れる国が異なるという不公正を助長しています。現地の真の実情を理解し、ファッションの消費や廃棄について再考するきっかけとなることを願って、このプロジェクトはガーナから始動します。ファッションは、芸術や音楽のように、私たちの人生をより豊かにしてくれる欠かせないアイテムです。そのような素晴らしいファッションが次の世代に正しく受け継がれることを願って。※ PANECO Art は「PANECO Arts & Products」にて販売中です。 濱口瑛士『時塾のサイクル』【資源循環型 繊維リサイクルボード「PANECO(R)」】世界で年間約1億トン。「PANECO(R)」はこの深刻なファッションロス(Fashion Waste)の問題に、ディスプレイデザインの視点からアプローチした革新的な新素材です。・ファッション廃棄物の色や素材の質感をそのまま表現した美しく新しい繊維リサイクルボード・再リサイクルが可能な資源循環型ボード・廃棄衣類繊維含有率91.5%・木材のような加工性 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月26日ミセスモデルの武東由美が21日に自身のアメブロを更新。アフリカのホテルで禁止されていたことを明かした。この日、武東は「ジンバブエのホテルに到着しました」とアフリカのホテルに到着したことを報告。「広大な敷地にあるリゾートホテルです」と宿泊するホテルについて説明し、ホテル内の様子を写真で公開した。続けて「アフリカのホテルで禁止されたこと」というタイトルでブログを更新。「アフリカでは1人部屋です」と述べ「虫がこないようにスプレーをして窓は絶対にあけないこと!」とホテルで禁止されていたことを明かした。また「猿がすぐにお部屋に入ってくるらしいです」と説明し「猿の親子がすでにこちらを見ている」とコメント。さらに「見たことない鳥も歩いている」といい「お外へ1人ではでれません」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「流石アフリカですね」「遭遇したらパニックになりそう」「気をつけてね」などのコメントが寄せられている。
2024年01月23日農林水産省は、登山マナーとアフリカ豚熱(ASF)について学べるイベント『自然のなかで学ぼう 登山マナー ~アフリカ豚熱について学ぼう~』を、東京・高尾山麓で2023年10月15日(日)に開催します。会期当日はアルピニスト 野口 健氏によるトークショーと、子ども・親子向けクイズイベントの2つのプログラムを実施します。イベント『自然のなかで学ぼう 登山マナー ~アフリカ豚熱について学ぼう~』開催■アフリカ豚熱(ASF)とはアフリカ豚熱は、ウイルスがいのししや豚に感染すると発熱や全身の出血性病変を特徴とする致死率の高い伝染病です。日本では発生がなく、人に感染することはありませんが、いのししと豚との接触を避けることで発生の予防につながります。アフリカ豚熱(ASF)について:農林水産省(maff.go.jp) ■イベント概要イベント名:自然のなかで学ぼう 登山マナー ~アフリカ豚熱について学ぼう~日程 :2023年10月15日(日)内容 :アフリカ豚熱を学べるトークショー&子ども・親子向けクイズイベント主催 :農林水産省お問合せ先:自然のなかで学ぼう 登山マナー事務局( info@ASF_takao2023.com )<トークショー(参加費無料)>ゲスト : アルピニスト 野口 健 氏開催時間 : (1)10:00~10:30 (2)13:00~13:30 ※開場は開始時刻15分前会場 : タカオネ所在地 : 東京都八王子市高尾町2264URL : アクセス : 京王高尾線 高尾山口駅から徒歩1分/JR中央線 高尾駅から京王高尾線乗り換え、高尾山口駅 下車参加方法 : 申込フォームより事前予約制(先着)申込先 : アルピニスト 野口 健 氏<クイズイベント(参加費無料)>参加特典:全問回答でオリジナルノベルティ(トレッキングシューズブラシ)プレゼント実施時間:10:00~16:00参加方法:予約不要会場 :高尾登山電鉄 清滝駅前 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月27日南アフリカ共和国で、あらゆる野生動物に関するトラブルを解決する会社『Urban Raptor Project』を運営しているアーノルド・スラバート(Arnold Slabbert)さん。ある朝、アーノルドさんがコーヒーを飲みながら愛犬とくつろいでいると、彼の携帯電話が鳴りました。電話をかけてきたのはポート・エリザベスの港の職員で、「公衆トイレに動物が隠れているので助けてほしい」というのです。公衆トイレに野良犬や野良猫が入り込んでしまうのは、場所によっては珍しくないでしょう。しかし、そこは南アフリカ。生息している動物は日本とは違います。急いで現場に駆け付けたアーノルドさんは、通報どおり、トイレの個室の中に動物がいるのを確認してびっくり。なぜならそこにいたのは…ネコ科の中型動物であるカラカルだったからです!便器の後ろに隠れるようにしていたカラカルは、大人のメスだったそう。カラカルは攻撃的ではなく、単に怖がっているように見えます。アーノルドさんは仲間と協力して、狭いトイレの中でカラカルをスムースに捕獲することに成功。捕獲から25分後には近くの港の安全な場所で、カラカルを放してあげました。この投稿にはカラカルを無事に野生に帰してあげたアーノルドさんたちへの感謝の声が上がっています。・なんて美しい動物なんだろう!惚れ惚れするよ。・逃げていく時の足の速さに驚いた!・すごく怖がっているように見えるね。かわいそうに。・このカラカルを、まったく傷付けずに助けてくれてありがとう。カラカルはアフリカの大部分に生息しますが、アーノルドさんいわく、海に囲まれた港の公衆トイレの中で見つかるのは稀なのだとか。「公衆トイレのドアを開けて、中にこんなに大きな動物がいたら…」と想像すると、パニックになってしまいそうです。その場にいた人たちもカラカルも、ケガがなかったのが何よりですね。[文・構成/grape編集部]
2023年08月29日実業家のひろゆきこと西村博之氏がアフリカを旅する新番組『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』が、ABEMAで8月12日21時よりスタートする(毎週土曜・日曜配信、全9回)。同番組は、ひろゆき氏に「アフリカを横断して帰ってきてね」と伝え、ナミビアにあるナミブ砂漠のど真ん中に置き去りにし、10万円&陸路のみで無事ゴールまでたどり着けるかという挑戦を追うもの。言論界にて強烈なインパクトを残し続け、日本一ロジカルな男とも言えるひろゆき氏を、論理の通じない過酷な世界に10万円だけ渡して放り込んだらどうなるのか?移動手段は、ローカル路線バスやヒッチハイクなどの基本陸路のみ。旅の道中では、ひろゆき氏が人生初のヒッチハイクにチャレンジし、現地の人に囲まれ、怒鳴られ、大量の汗をかき、木に登り、びしょ濡れになり、そして、アクシデントにより暗闇のアフリカに放り出され……。旅を通して、「人はなぜ旅をするのか?」、「“人生”という旅の目的は?」を考えていく。ひろゆき氏と共に人生を考える旅のパートナーとして、俳優の東出昌大とアーティストのToshIも参加する予定となっていたが、アフリカの地を前にすべてが予想外の展開へ。果たしてひろゆき氏はゴールへ無事到着できるのか。スタートに先駆け、8月5日21時より、同番組の特別編としてEpisode0「人は、なぜ旅をするのか?」を公開。また、新番組発表を記念し、5日22時よりReHacQの公式YouTubeチャンネルにて、ひろゆき氏と同番組プロデューサーの高橋弘樹氏によるトークライブが生配信される。(C)AbemaTV,Inc.
2023年08月05日株式会社ナフコネクトフォーアフリカアンドザワールドは7月28日(金)・29日(土)・30日(日)、新宿住友ビル「三角広場」にて「AFRICAN FOOD AND MUSIC FESTIVAL」を開催いたします。「AFRICAN FOOD AND MUSIC FESTIVAL」についてアフリカンフード&ミュージックフェスティバルは3つの軸、Cultural Value文化価値・Unity in Diversity多様性の統一・Connecting to Tomorrow明日に繋げる為に…をコンセプトにアフリカのすべてとジョイントできる日本初の大規模イベントです。現代アフロビートのアーティストとして、昨年グラミー賞にノミネートされた「EDDY KENZO」、ナイジェリアで絶大な人気の「Tjay KARTEL」が初来日。その他多くの若手ミュージシャンがステージを盛り上げます。2020ミスユニバースジャパン準優勝Raimu Kaminashiプロデュースのアフリカンコスチュームファッションショーやアフロビートダンサーズのパフォーマンスなど見どころ満載です。会場ではライセンシーを持つ現地シェフたちが提供する本場のアフリカ料理が出店します。また、服飾雑貨でアフリカを発信している「CLOUDY」も出店。(予定)躍動感あふれる今のアフロビート音楽とアフリカンフードが一気に体感できる3日間です。(初日の会場前オープニングセレモニーとしてアフリカ各国の駐日大使閣下をお迎えしてイベントの開会式を開催いたします)■開催概要開催日時:2023年7月28日(12時開場13時開演)・29日(10時開演)・30日(10時開演)会場:新宿住友ビル「三角広場」圧倒的で広大な全天候型、屋内空間。入場料:VIP席50,000円(限定数量)ステージ側近席一般6,000円高校生以下3,500円小学生以下無料チケットぴあにて販売中。※プログラムが変更になることがございます。予めご了承ください。(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年06月15日近年、SDGsという言葉を聞く機会が増えました。世界のさまざまな社会問題に、世間からの関心が高まっているからだといえます。「自分には何ができるだろう?」と思っていても、行動に移すことは難しく感じる人も多いでしょう。チャリティ活動と聞くと、少し身近に感じる人もいるのではないでしょうか。テレビやラジオといった、マスコミによるチャリティ活動は盛んで、その種類は多岐にわたります。数あるチャリティ活動の中から1つをご紹介します。世界の子供たちのためにユニセフ(unicef=国際連合児童基金)を通じて支援活動を行っている、『FNSチャリティキャンペーン』をご存じでしょうか。FNSチャリティキャンペーンは、1974年に設⽴しました。フジテレビ系列全28局とビーエスフジが協⼒し、放送やイベント、SNSなどで募⾦活動を行っています。集まった募金はユニセフを通じ、厳しい環境で暮らす世界の子供のための、⽀援活動に役立てられているのです!毎年度、⽀援国を決め、情報番組等で募⾦への協⼒を呼びかけています。2022年度の支援対象は、モザンビーク共和国(以下、モザンビーク)です。モザンビークの現状モザンビークは、世界最貧国の1つ。近年では、鉱物資源による経済効果が見込まれています。しかし、その恩恵はいまだ国民には届いておらず、開発の遅れによる貧困層が多い状態です。国の発展レベルを測るための指標である『人間開発指数』は、189か国中181位。基礎的サービス等も、十分とはいえません。自然災害や北部の紛争による避難生活の長期化、さらには新型コロナウイルス感染症の感染拡大による栄養不良や休校は、モザンビークの子供や家族に深刻な影響を与えています。気温変動や物価の高騰も大きな打撃の一因となっており、相次ぐ危機に直面するモザンビークでは支援ニーズが極めて高い状況が続いています。子供たちに『平和』と『希望』を2022年9月に、フジテレビアナウンサーの堀池亮介(ほりいけ・りょうすけ)さんが、現地を訪れ取材。堀池アナウンサーのモザンビーク現地取材レポートは、10⽉18⽇、19⽇に情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で放送されました。FNSチャリティキャンペーンは、この現地取材レポートと連動。通販サイトのディノスと手を組み、『希望~Peace&Hope』のブーケを同年10月7日より販売しています。モザンビークの子供たちを支援する、チャリティ・ブーケです。商品代金の税込み3300円(+配送料)の中から500円が、モザンビークの子供たちを支援する募金となります!ご自宅にはもちろん、大切な人へのギフトにもぴったりな、明るい配色のブーケ。黄色のガーベラの花言葉は『希望』、オリーブの木の花⾔葉は『平和』です。たくさんの人が手を差し伸べることで、モザンビークの子供たちの希望や平和につながります。遠い国の子供たちへの支援につながる、『希望のブーケ』。気になる人は、ぜひご覧ください。『めざまし8』紹介 FNSチャリティキャンペーン連動企画「希望~Peace&Hope」のブーケFNSチャリティキャンペーン[文・構成/grape編集部]
2022年11月16日ほしふじクリエイティブの代表 本宮 美香は、アフリカ大陸の最高峰キリマンジャロに登って、旅行記を出版するための支援を募るクラウドファンディングを「CAMPFIRE」にて7月28日(木)に開始。9月30日(金)までプロジェクトを実施しております。「CAMPFIRE」クラウドファンディングサイト 難病を乗り越えて!キリマンジャロに登って、旅行記を出版したい!!■プロジェクトの背景間質性肺炎という難病を乗り越えて、5,895mの高峰キリマンジャロ登頂にチャレンジします。同じような病気を抱えて苦しんでいる人や、苦しい状況で夢をあきらめてしまった人が、私のチャレンジを見て、希望を持っていただけたら嬉しいです。私の旅行記を読んだ方が、自分も旅行に行ったような楽しくワクワクした気持ちになってもらえたら嬉しく思います。■プロジェクトの目的*間質性肺炎を克服!肺の細胞が石灰化してしまう難病です。多くの方が一生治らないとあきらめていると思います。でも、私のように克服して、大好きな山に登れるようになる人もいるのだということを、知っていただき、希望を持っていただけたら嬉しいです。*アフリカ大陸の最高峰キリマンジャロに登ります行ってみたいけど、情報も少ないし、なかなか手が届かないキリマンジャロ登山。私が実際に登って、その体験を本にして出版します。この本を読んでいただければ、きっと、自分もキリマンジャロに登ったかのような、楽しいワクワクした気持ちになっていただけると思います。私の本を参考にして、実際にキリマンジャロに登る人も出てきたら、とても嬉しいです。*キリマンジャロとタンザニアの現状をお伝えしますキリマンジャロ登山の他、セレンゲティ国立公園やンゴロンゴロ自然保護区でサファリをしたり、人気の観光地ザンジバル島を散策したりします。また、キリマンジャロのコーヒー畑を見学させていただいたり、地元住民の方の自宅を訪問させていただいたり、植林活動のお手伝いをさせていただいたりと、普通の観光では行くことができないところまで行ける可能性があります。現地の情報を取材して、本の中でお伝えいたします。■プロジェクト概要プロジェクト名: 難病を乗り越えて!キリマンジャロに登って、旅行記を出版したい!期間 : 2022年7月28日(木)~9月30日(金)URL : ■リターンについて3,000円 :旅の準備の情報、現地からの報告などをメールでお知らせします。5,000円 :キリマンジャロコーヒー豆(50g)、旅行記をダウンロードできます。10,000円:キリマンジャロコーヒー豆(100g)、タンザニアから絵葉書、旅行記をダウンロードできます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月18日カタール・サッカーW杯2022が開催される今年、一般社団法人アフリカファッション(本社:東京都杉並区、代表理事・CEO:中込 弥皇/なかごみ みお)は、スポーツとファッションの力でアフリカを支援する「アフリカファッションプロジェクト」を立ち上げ、クラウドファンディングによる資金募集を開始しました。このプロジェクトは、経済的支援を必要とするアフリカ・ルワンダの少年サッカーチーム「キミフルラフットボールクラブ(以下、キミフルラFC)」を支援するためにスタートしたもので、CAMPFIRE(株式会社CAMPFIRE)の社会問題解決型プラットフォーム「GoodMorning」を利用し、クラウドファンディングの募集を2022年4月12日から開始。募集終了は、5月31日まで。多くの方のご支援をお待ちしています。アフリカファッションプロジェクトは、SDGs理念に基づき、スポーツとファッションの力で、アフリカ少年サッカーを支援します。代表理事・中込 弥皇へのメディア取材をお願い申し上げます。当協会代表の中込は、日本大学経済学部で学ぶ20歳の大学2年生です。新型コロナウイルス感染拡大による渡航制限がかかる中、2021年8月、アフリカのルワンダで小中高生向けのサッカーチーム「キミフルラFC」を設立しました。「キミフルラFC」には、現在110名の子どもたち、5人のコーチが所属しています。ことのきっかけは、大学1年の夏休みに、別のNPO企画のためルワンダに行っていた中込が出会ったサッカー少年たち。「石、砂利、雑草だらけのグラウンド」「ネットのないゴール」「靴が買えないので裸足でサッカーをする少年」「4個しかないサッカーボール。うち2個は破れてパンク」など、かなりひどい練習環境でした。高校までサッカーをしていた中込は、急遽、指導をし、グラウンド整備、ゴール整備、ボールの寄贈などを行いました。しかし、クラブの安定した継続的運営のための経済的な支援が必要です。いい方法はないものかと、アルバイト先のシェアオフィスで知り合った起業投資家の持田 騎一郎(当協会顧問)に相談した結果、発案されたのが、「アフリカファッションプロジェクト」でした。中込は、プロジェクト実現のため「一般社団法人アフリカファッション」を2022年4月1日に起業、CAMPFIRE社の力を借りて、クラウドファンディングの組成を行いました。この「アフリカファッションプロジェクト」は、ルワンダ・キミフルラFCの子どもたちが着る「サッカーユニフォーム」を、今、ルイ・ヴィトン、クリスチャン・ディオールなど世界のトップブランドが注目する「アフリカファッション」と融合させることで、ブレイクスルーを起こすことを目指しています。仕組みとしては、アフリカファッション業界とコラボしたサッカーユニフォームを開発し、世界に向けた販売を目指します。ユニフォームの売上の一部を「キミフルラFC」に提供することで、持続可能なチーム運営と子どもたちの夢を支援します。アフリカファッションに注目した理由は、「少年たちが着るサッカーユニフォームに、アフリカデザインを加えることで、アフリカにオシャレな経済支援をする」ためです。将来的には、アフリカ54か国、全てのサッカー少年の支援を目指します。2022年4月12日よりクラウドファンディング「GoodMorning(株式会社CAMPFIRE)」を利用し、現地のアフリカファッション取材及びユニフォーム制作に向けたプロジェクトを開始いたしました。▼クラウドファンディング「アフリカファッションプロジェクト」 アフリカのサッカー少年に希望を【プロジェクト概要】アフリカファッションプロジェクトは、「サッカーユニフォーム」×「アフリカファッション」という新たな融合を目指します。プロジェクト概要まず、アフリカで2022年に開催される4つのファッション関連イベント(ファッションウィーク)の調査に行き、アフリカファッション業界とのコネクションを作り、商談を行います。今回のクラウドファンディングは、2つのシードを考えています。第1シード南アフリカ・ファッションウィーク(4~5月)ケニア・ファッションエキスポ(6月)への調査商談第2シードナイジェリア・ラゴスファッションフェア(9月)エジプト・スティッチ&テックス(10月)への調査商談ファッションウィークアフリカファッションイベントでコネクションができたデザイナー、テキスタイル製造者、縫製工場を連動させ、サッカーユニフォームを完成させます。これを「キミフルラFC」へ寄贈。さらに、レプリカを世界へ販売(主に、Amazonを利用)。売上の一部を中込が運営する「キミフルラFC」の活動資金として提供します。将来的には、キミフルラFCの成功パターンを、他のアフリカ諸国の少年サッカーチームに横展開をすることを考えています。現在、アフリカデザイナーによるサッカーユニフォームは、まだありません(2022年4月現在)。アフリカデザイナーにとってもサッカーユニフォームという新たな表現の場が生まれ、デザイナーとしての活動の場が増え、注目度が上がります。複数のデザイナーと提携を結ぶことを考えており、多種多様なユニフォーム開発を実現します。それにより魅力的なユニフォームが世界へと広がります。また、テキスタイルもアフリカのカラフルな「キテンゲ」という布地を利用し、縫製工場もアフリカを利用するなどすることで、アフリカ経済への支援も可能となると考えます。クラウドファンディング概要【クラウドファンディング概要】クラウドファンディング・プラットフォーム:GoodMorning(株式会社CAMPFIRE)プロジェクト名 : アフリカファッションプロジェクトURL : 解説動画(YouTube): 募集期間 : 2022年4月4日~5月31日目標金額 : 100万円資金使用目的 : アフリカ取材のための旅費、ユニフォームの製造販売、「キミフルラFC」へのユニフォームと活動資金の提供<リターン>クラウドファンディング支援者へのリターンは、一口5千円~15万円まで8コースとなります(詳細は をご覧ください)。【一般社団法人アフリカファッション】所在地: 東京都杉並区永福3-9-5TEL : 080-9462-0415Mail : mio.nakagomi@gmail.com HP : 【理事紹介】<代表理事・CEO 中込 弥皇(なかごみ みお)>東京都出身、日本大学経済学部2年キミフルラフットボールクラブ代表(アフリカ・ルワンダ)株式会社Brave EGGs 写ルン族プロジェクトメンバー<理事・顧問 持田 騎一郎(もちだ きいちろう)>東京都出身、起業投資家、薬事通販コンサルタント一橋大学 法学部 国際関係論学部卒株式会社RCTジャパン 社長セノリティクス製薬株式会社 CEO機能性表示食品検定協会 会長がん経済新聞 編集長日本先進医療臨床研究会 理事【本件に関するお問い合わせ先】一般社団法人アフリカファッション担当: 中込 弥皇TEL : 080-9462-0415Mail: mio.nakagomi@gmail.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月19日日本とアフリカカルチャーの交流プロジェクト「FACE.A-J(Fashion And Culture Exchange. Africa-Japan/フェイス.エージェー)」から、アフリカのニットブランド、マコサ アフリカ(MaXhosa Africa)が「TOKYO KNIT(東京ニット)」とタッグを組んだコレクションを発表。2021年9月3日(金)、渋谷パルコのルーフトップパークにて披露された。「FACE.A-J」アフリカと日本のクリエイティブを繋ぐ「FACE.A-J」は、アフリカと日本のクリエイティブをつなぐプロジェクト。ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)上級顧問の栗野宏文がプロジェクトディレクターを務める。ファッションを通じたアフリカと日本の文化交流促進を図るのに加え、平和や社会経済の発展に貢献し、両国のクリエーションを互いに刺激し合うことを目指している。2019年10月にRakuten Fashion Week TOKYOにて発表され、今回のコレクションで4期目となる。ニットブランド「マコサ アフリカ」コサ族の伝統から着想今回は、デザイナーのラデュマ・ノゴロが率いるアフリカのラグジュアリーニットウェアブランド、マコサ アフリカをフィーチャー。マコサ アフリカは、ラデュマのルーツであるコサ族に継承されてきたビーズワークの柄やシンボル、色彩から着想を得ており、デザインには美学や文化、言語、といったコサ族の伝統が反映されている。“ヒーロー”の不屈の精神、勇敢さを表現東京のニットファッションのプラットフォームを担う「TOKYO KNIT」とのタッグによる今回のコレクションでは、“私たちの時代におけるヒーローたち”をイメージ。デザイナーの母親であり、マコサ アフリカのリーダー的存在であった女性の勇敢さや不屈の精神からインスピレーションを得ている。“人の肖像”を配したプリーツスカートやガウン袖口や合わせを縁取るように幾何学模様を配したガウンの背面や、プリーツのニットスカート、しなやかなニットジャケットには、人の肖像を象徴的に配し、思わず目を引くようなインパクトのある佇まいに。ニットポロシャツとスカートのセットアップや、端正なブルーのスーツには、陰影のような単色で肖像があしらわれている。多彩な幾何学模様ジオメトリックパターンは多彩なバリエーションで登場。シンボリックな記号を格子状に並べた模様のハーフパンツや、モザイクやタイルのように色彩を配置したパンツ、一定の間隔で複数のモチーフを反復させたジャンプスーツなど、柄の鮮やかさ、多彩さが目を引く。モノトーンのワンピースは、ダイヤモチーフから、ストライプを織り交ぜた複雑な模様へと裾に向かって柄が変化。グラフィカルなエッセンスをプラスし、遊び心を効かせている。
2021年09月06日ベースマーク(BASE MARK)の2022年春夏コレクションが、楽天ファッション・ウィーク東京期間中に発表された。英国とアフリカの奏でる音楽を着想に“スタンダードをモードに遊ぶ”をコンセプトとするベースマークが、今季、インスピレーションとしたのは、パンクロックと、ジャマイカの伝統的な音楽であるスカが融合してできた、1970年代のイギリスで流行した音楽ジャンルである“2トーン”。ブリティッシュならではの洗練と端正な佇まい、そして色柄に溢れる陽気なアフリカンファッションの相反するとも思われる組み合わせで、多様性に満ちたコレクションを完成させた。ベースマークのブランドのシグネチャーはあくまで“スタンダード”を貫くもの。キー素材にはウールを、アイコンアイテムにはスーツスタイルを彷彿させるジャケットやスラックスを提案してきた。今季もその根底は変わらない。ウール素材には、英国の伝統を受け継ぐシェットランドウールを採用しており、ジャケットやパンツがメインアイテムとなっている。英国に見るクラシックと洗練“英国”の要素を抱合するのは、ジャケットとパンツのセットアップ。ジャケットは脇下に大きな穴が施されており、ケープのように着用するギミック。ワイドストレートのスラックスはハーフパンツのレイヤード風、あるいはサイドタックの変化によってスーツにユーモアを吹き込んだ。トレンチコートは、ディテールをデフォルメし、ほんのりジャマイカンな色とりどりのアクセサリー、ダイナミックな編み込みデザインのサンダルなどをあわせて、個性を継ぎ足していく。アフリカに見る陽気さと高揚感アフリカンなムードは、目に飛び込んでいるカラーパレットを見れば一目瞭然。オレンジ、パープル、イエロー、ブルー、グリーン……ボタニカルなモチーフも相まって、着る人に高揚感をもたらす。“手仕事”を感じさせるディテールも重要で、カットジャカードやノットのディテールもアフリカンムードを彷彿とさせる。また、ビーチリゾート地への旅の雰囲気をもたらすスウィムウェアの素材を採用したアイテムを展開。これらは、鮮やかなプリントが施され、英国的なジャケットのボトムスとしても登場している。2021年秋冬シーズンから引き続き、チェコのバッグブランド「ブラアシィ インダストリー(BRAASI INDUSTRY)」とのコラボレーションも登場した。鮮やかなネオンカラーのテープが目を引くバックパックとトートバッグが提案されている。
2021年09月04日アクメ ファニチャー(ACME Furniture)から、クラウディ(CLOUDY)とコラボレーションしたアフリカンテイストのテーブルランプが登場。2021年6月12日(土)より限定発売される。“アフリカンテイスト”のコラボランプクラウディは、アフリカの民族柄や伝統の織などを使用し、アフリカンテイストのファッションアイテムを展開するアパレルブランド。今回のコラボレーションでは、アクメ ファニチャーのオリジナルテーブルランプに、クラウディのテキスタイル生地を落とし込んだ。60年代ヴィンテージ風デザインベースとなっているのは、アクメ ファニチャーの「ベゼルランプ」。60年代のヴィンテージランプをモチーフにしており、点灯すると雰囲気のある明りが広がる。鉄素地や木部の素材感、ツイスターコードなど、細部まで忠実に再現しているのもポイントだ。ソケットは2段階調光スイッチ付きで、用途に応じて明るさ調節が可能。ベッドやソファー脇など、場所を選ばずにコーディネートを楽しむことができる。サイズは大小2種類、カラーはブラウン、ブルー、ホワイト、ネイビーの4種が揃う。アフリカンテイストのクッションもまた、テーブルランプの他に、アフリカンテイストのクッションも発売する。【詳細】クラウディ×アクメ ファニチャー コラボレーションランプ発売日:2021年6月12日(土)限定販売・BETHEL TABLE LAMP “CLOUDY”27,500円サイズ:W350×D350×H580cm・BETHEL LAMP SMALL “CLOUDY”23,100円サイズ:W160×D160×H553cmカラー:ブラウン/ブルー/ホワイト/ネイビー・CUSHION カバー 5,280円、中材 2,090円サイズ:W450×H450×D150cmカラー:ブラウン/ホワイト■期間限定ストア開催店舗・ジャーナル スタンダード ファニチャー 自由が丘店住所:東京都目黒区自由が丘2-17-7 1F / 03-5731-9715・ジャーナル スタンダード ファニチャー 神南店住所:東京都渋谷区神宮前6-19-13・ジャーナル スタンダード ファニチャー 日本橋店住所:東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋高島屋S.C.・ジャーナル スタンダード ファニチャー 堀江店住所:大阪府大阪市西区南堀江1-16-19※イベントの売上10%は、認定NPO法人Dooooooooを通してガーナ国内の雇用創出に向けたプロジェクト資金に寄付される。
2021年06月07日英王室は25日、前会計年度の財務報告書を公表した。ヘンリー王子とメーガン妃は昨年9月、10日間渡りアフリカを公式訪問した。南アフリカへ降り立った後、ボツワナ、アンゴラ、マラウイを歴訪し世界中の注目を集めたが、その渡航費用が25万ポンド(約3,360万円)に上っていたことがわかり、英国民の怒りを買っている。ここまで膨れあがった理由は単純で、プライベートジェットを使用したことによるものだ。Daily Mailによると、この金額は昨年度王室が公務として遂行した旅行の経費としては最高額だという。しかし、チャールズ皇太子も、今年1月にオマーン国のスルタン、カーブース・ビン・サイードが崩御した際は、弔問のためプライベートジェットを使用。その費用に21万345ポンド(約2,830万円)を要していることから、プライベートジェットの経費としてはヘンリー王子夫妻のアフリカ訪問のケースが特別高額であるというわけではなさそうだ。問題なのは、アフリカでの夫妻の行動だ。突如メディア批判を始めてスタッフや外交官の仕事を混乱させたばかりでなく、メーガン妃は「自分がいかに英王室から見放されているか」を語るためにドキュメンタリー映像の撮影クルーを密かに連れて歩いていたという。「見放されている」と主張する根拠は、王室メンバーが誰一人彼女に「大丈夫?」と訊いてくれなかったから、というもの。2019年度における王室の外国訪問にかかった渡航費の総計は530万ポンド(約7億1,200万円)で、前年度比で15.2%増加している。
2020年09月25日アフリカンスクエアー提供寒い季節、無性に食べたくなるチョコレート。暖かい部屋で飲むココアや、お気に入りのカフェで頼むホットチョコレートも冬の醍醐味ですが、甘いチョコレートはダイエットの天敵。大好きなチョコレートを毎日食べたいなら、選ぶのは、ハイカカオを使った純度の高いチョコレートがよいそう。おすすめはカカオ70%以上のブラックチョコレートアフリカンスクエアー提供チョコレートの原料となるカカオには、抗酸化作用があるポリフェノールなど、美容と健康に良い成分が含まれていて、摂り方にさえ注意すれば、本来は体にいい食べ物なんです。ところが、スーパーや量販店で販売しているチョコーレートには、砂糖や脂肪分が多く含まれているため、甘くて口当たりがよくても、たくさん食べると太るもとに。健康と美容に配慮しながら食べるなら、混ぜ物はなるべく少ないもので、カカオ70%以上のブラックチョコレートがおすすめ。近年はカカオの健康効果を意識した商品も多くなり、店頭でカカオ70%以上のハイカカオチョコレートを見かけることや、専門店も登場していますが、今回おすすめしたいのは、ロベール社が手がけるカカオ100%のダークチョコレートです。カカオ100% の本格派ダークチョコレートアフリカンスクエアー提供ロベール社は70年以上チョコレートをつくり続けている、チョコレート製造の老舗。彼らが手がけるナチュラルチョコレートは、マダガスカルカカオを100%使用することにこだわってつくられます。マダガスカルはアフリカの南東部にある島国で、上質なカカオがとれることで知られているそう。ローベル社の「ショコラマダガスカル」は、マダガスカルの北部に位置する熱帯林で栽培されるカカオ豆を使用。アフリカンスクエアー提供農薬を使わずに育てられたこのカカオ豆からできるチョコレートは、フルーティーな酸味と香りが特徴で、個性的かつ豊かな風味に仕上がります。無農薬栽培なので、自然にも体にも優しいチョコレートなのです。ショコラマダガスカルダークチョコレート100%アフリカンスクエアー提供:ダークチョコレート100%マダガスカルカカオ100%でつくられるハイカカオ・チョコレート。口の中に入れると、熱で溶けたチョコレートからカカオ本来の風味とアロマがゆっくりと広がります。オレンジやトロピカルフルーツを思わせる微かな酸味もクセになりそうです。ただし、食べ過ぎにはご注意を。純度の高いチョコレートは、一日に約50gまでが適量だそう。人によっては、食べるとびっくりするくらいカカオがぎゅっと詰まっていて、ひとカケラでもまるでエスプレッソを飲んだ時のように気合いが入ります。朝や、疲れたときにほんの少し食べるのがおすすめ。甘いチョコレートが苦手な人や、健康・美容を意識している人、元気になりたい人にぴったりのカカオ100%のチョコレートです。ショコラマダガスカルシリーズはこれもおすすめ!01.ヴィーガンカシューミルクチョコレート65%アフリカンスクエアー提供:ヴィーガンカシューミルクチョコレート65%植物性原料のみでつくる、カカオ65%のチョコレート。「ミルクチョコレート」ですが、乳製品は使わずカシューナッツを練りこんでいるのが特徴です。植物性原料のみを使用しているので、ヴィーガンにもおすすめ。砂糖の割合は17%と少なく、これはダークチョコレート85%と同じ量。すっきりした味わいで、ヘルシー。ダイエット中でも食べやすいチョコレートと言えるでしょう。※注:同一ラインで乳製品の扱いがあるため、乳成分の混入の可能性有。02.ショコラマダガスカル ホワイトゴールドチョコレート45%アフリカンスクエアー提供:ホワイトゴールドチョコレート45%自家製のナチュラルカカオバターでつくった、ホワイトチョコレート。現在日本に出回っているカカオバターは、ほぼ全て東南アジア産で、化学的な脱臭処理を施したものだと言われています。カカオバターは、そのままでは使用できないほど臭いがきつく、加工前にこのような脱臭処理を施すのが通常だそうですが、「ショコラマダガスカル」のチョコレートは、発酵・乾燥・焙煎を、時間をかけて丁寧に行うため、特別な処理は不要で、そのままチョコレートへ加工することができるそうです。バニラなどの香料、乳化剤も不使用。カカオバター、全粉乳、砂糖のみでつくられた特別なチョコレートは、一見チーズのようにも感じられ、ワインなどのお酒にもぴったり。レイズトレードへも取り組むローベル社これらの「ショコラマダガスカル」シリーズを手がけるローベル社は、その加工から商品化までを一貫して行うことで、フェアトレードより一歩先に進んだ「レイズトレード」に取り組んでいます。よいものをつくる生産者を大切にしながら、本格的なチョコレートを生み出しています。アフリカンスクエアー提供ひとカケラで元気いっぱいになるハイカカオのチョコレート。カカオ豆本来の風味と香りが楽しめて、本格チョコ好きな人におすすめです!《取り扱い》有限会社アフリカンスクエアーHP:五十嵐みずき
2020年01月16日Rakuten Fashion Week TOKYOにて、日本とアフリカカルチャーの交流プロジェクト「FACE.A-J(Fashion And Culture Exchange. Africa-Japan/フェイス.エージェー)」が、2019年10月16日(水)に開催された。「FACE.A-J」とは「FACE.A-J」は日本とアフリカのクリエイティブ・マーケットを繋げるための架け橋となる新プロジェクト。ファウンダーのブッキー・アデジョビと清子ウンバコが、今回のプロジェクトディレクターであるユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)上級顧問の栗野宏文に「アフリカファッションと東京ファッションを交流させたい」と依頼したことからスタートしたという。「“アフリカは貧しい国”というイメージを払拭し、アフリカにも素晴らしいクリエーションやそれを生み出すクリエーターたちがたくさんいるということを、日本人に知ってほしい」という想いのもとプロジェクト企画は発展。ファッションだけに留まらず文化的交流を促進することで、日本がアフリカの平和や発展に貢献していくこと、そして互いのクリエーションを刺激し合うことを目指す。初開催となる今回は、日本ブランドとしてサルバム(sulvam)、ワタル トミナガ(Wataru Tominaga)、コヨーテ(COYOTE)が参加し、アフリカブランドとしてテベ・マググ(Thebe Magugu/南アフリカ)、ケネス・イゼ(KENNETHIZE/ナイジェリア)、アニャンゴ・ムピンカ(Anyango Mpinga/ケニア)が参加した。サルバムサルバムは、「FACE.A-J」でのクリエーション発表にあたって民謡クルセイダーズ(MINYO CRUSADERS)とタッグを組んだ。民謡クルセイダーズは、日本民謡とラテンリズムを掛け合わせて演奏するライブバンドだ。そんな彼らが身に着けたのは、切りっぱなしのヘムや解れのディテールを取り入れたサルバムらしいにひねりのあるクラシックスタイル。その中に、淡くて明るいカラーリングと、時折和の文化が混ざり合う。そして今回のため、アフリカンクリエイティブにリスペクトを示したチェック柄のジャケットを作成した。日本にはない独特のカラフルな色彩で描かれるチェック柄と、片側に施したフリンジ状のディテールは、ケネス・イゼが用いていたデザインを参考にしたものだ。これはサルバムのデザイナーである藤田自身の希望から生まれたクリエーションの交流だった。コヨーテコヨーテの今コレクションは、リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の山縣良和がスタートしたファッションデザイン教室「ここのがっこう」の若手クリエイターたちによる初めてのクリエーションだ。今回は、参加クリエイターひとりひとりが考える「東京からみたアフリカ」「アフリカからみた東京」を寄せ集めて、まるでオブジェのような作品を作りあげた。意識したのはサステナブル。さらに、その上で“みんなでつくるひとつのカオス”をイメージしたという。独特な色彩のあチェック柄や自由に咲く花々、大地の色合いはアフリカのイメージからだろう。一方で、ほんのり見えるストリートカルチャーなどは東京らしさのあらわれだ。ワタル トミナガ大胆なプリントを得意とするワタル トミナガは、アフリカンカルチャーからのインスピレーションを得たことで、よりカラフルでダイナミックなプリントを完成させた。鮮やかなフラワーモチーフや、現代アートのようなグラフィック、波打つユニークなチェック柄など、個性的な柄と柄を融合させてワンルックを完成させた。ファウンダーの2人は、アフリカはとても広い国で、アフリカンカルチャーをひとくちに表すのは難しいと話す。そして、アフリカでは日本と同じように“個人のポリシー”を持ってファッションを楽しむ人たちが増えているとも。インターネットが普及し、クリエーションの交流も今までより盛んに行えるようになった今、ヨーロッパやアメリカ、そして日本のファッションが輸入されていると同時に、あえてアフリカンのプリミティブな部分に立ち返ったファッションも、脚光を浴びているようだ。そんな中「FACE.A-J」では、海外でファッションを学び翼を広げつつも、メイド・イン・アフリカを大切にする3つのファッションブランドを集めた。テベ・マググテベ・マググは、2019年度のLVMH プライズでグランプリを獲得した南アフリカ・ヨハネスブルクを拠点とするウィメンズブランド。「FACE.A-J」では唯一、ランウェイ形式で発表した。モダンなジャケット、コート、シャツ、ワンピースなどをメインに提案し、ディテールにはプリーツやスリット、カッティング、レース、グラフィックプリントを加えることで洗練された印象を醸しながらも、奥行きのある大胆なカラーやファブリックでアフリカンな部分を香らせた。ケネス・イゼケネス・イゼは、2019年度のLVMH プライズにノミネートされたアフリカ人デザイナーの1人。彼は服の製作にあたって、日本のシルクの織物を採用したという。さらにイギリスをはじめとする世界の糸を混合させ色鮮やかな色彩のワードローブを生み出した。さらに織物を採用した理由として、環境への配慮もあったと、ケネス・イゼは語る。アフリカではまだまだ停電が多く、停電が復活する際には排気ガスが何度も生ずる。しかし、電気を用いない織機であればその心配はない。自然にあふれる大地に恵まれたアフリカに住む彼らしい発想から生まれた地球に優しい服は、着る者にとって気分を高揚させてくれるようなカラーリングで提案されている。アニャンゴ・ムピンカケニア出身のアニャンゴ・ムピンカが提案したのは、クラシックをベースに、アレンジを効かせたワンピースを中心とするウィメンズファッション。特にメインで用いたのは、フォーマルストライプのテキスタイルで、自由に動くフリルやラッフル、クレイジーパターンを施して愉快な1着に仕上げた。ショーの中では音楽にあわせて自由に踊るモデルたちが身に着けることで、そのディテールがより強調されている。また、ストライプ以外に登場した、フラワーやボタニカルのモチーフは、エネルギッシュでパワー漲る印象で、アフリカらしさを表現している。Kadara Enyeasi会場には、ファッション以外にも絵画が披露されており、Kadara Enyeasiが参加した。彼はナイジェリアのラゴス在住の芸術写真家。今回は、日本やアフリカの風景を想起させるアートを織り交ぜたコラージュ作品を披露した。翌週にはアフリカでも開催「FACE.A-J」は、場所を変え翌週にナイジェリアのラゴスでも開催される。なお、ラゴスのイベントは、アフリカで最も有力なファッションプラットフォームであるラゴス・ファッションウィークおよび、アフリカ最高峰のセレクトショップ「ALARA」とコラボレーションにより実現する。
2019年10月20日23カ国で翻訳されたベストセラーを『それでも夜は明ける』『ドクター・ストレンジ』のキウェテル・イジョフォーが初監督した『風をつかまえた少年』。この度、本作で主人公のたくましい母親を演じたアイサ・マイガのインタビュー映像がシネマカフェに到着。美しく知性に溢れた、いま注目のホットな女優に注目した。2010年に日本でも出版され、世界を驚かせ興奮させたノンフィクションの映画化。2001年、干ばつによる貧困で中学を退学になった14歳の少年が、当時人口の僅か2%しか電気を使うことができないアフリカの最貧国のひとつマラウイで、自分の頭脳と手だけを頼りに発電することに成功。家族と村の人々を救うだけでなく、自身も大学へ進学し、2013年にタイム誌の「世界を変える30人」に選ばれた。世界を魅了した彼の物語は、日本の中学の英語教科書「NEW CROWN3」にも取り上げられている。カンヌのレッドカーペットを歩き、映画業界にはびこる人種差別を非難そんな主人公の母親役アグネス・カムクワンバを演じたのが、アイサ・マイガ。1975年、セネガル出身。4歳でフランスに移住し、アブデラマン・シサコ監督の『Bamako』(原題・’06・未)でアフリカ系フランス人女優として初めてセザール賞有望若手女優賞にノミネートされる。その後もミシェル・ゴンドリー監督『ムード・インディゴうたかたの日々』(’13)、Netflix製作の『アフリカン・ドクター』(’16)や『目元が似てる君へ』(’17)などに出演。2018年には、自身を含めた15人のフランスに住む黒人女優の物語を描いたアンソロジーエッセイ「Noire n’est pas mon me(仏:eに’)tier(私の職業は黒人ではない)」をカンヌ国際映画祭開催時に出版し、フランス中で話題を集めた。また、カンヌでは映画祭のレッドカーペットを黒人女優たち15人と共に歩き、仏映画業界にはびこる人種差別を非難した姿は様々なメディアに取り上げられた。こうした活躍に留まらず、ヨーロッパとアメリカの黒人女優を描いたドキュメンタリーの監督も自らつとめるなど、俳優に留まらず多彩な才能を見せている。尊敬するキウェテルとの仕事「アフリカこそが未来と感じるかも」解禁されたインタビュー映像では、アイサが演じた主人公の母親役アグネスについて、「アグネスは、子どもの教育に熱心なの。ウィリアムにはもちろん娘のアニーにもね。この作品に出演できてうれしいわ。力強いアフリカの母親を演じられるんだもの」とキャラクターや演じたことの喜びを語る。キウェテルが手掛けた脚本について「読んだ瞬間に恋に落ちた。知性が感じられるし、政治的な問題にも触れてる。生き生きとした家族の姿に共感できると思ったし、ウィリアムの人物描写も素晴らしかった」と大絶賛!続けてキウェテルとの仕事について「ひと言で表現するなら、監督の誕生に立ち会った感じ。俳優としてのキウェテルを尊敬してきたわ。彼の演技は芸術性があって知的さも兼ね備えてる。そんな彼が監督する作品に出られたのは、本当に素晴らしい体験よ」と俳優だけではなく、監督としての信頼も語る。最後に「作品を観る人たちはきっと、この家族に対して共感すると思う。アフリカの子どもの話だけど、普遍的な家族の姿を描いた作品でもあるわ。アフリカのよさも発見してもらえると思う。それに、アフリカこそが未来と感じるかも」と力強く語り、インタビューを締めくくる。女優としての活躍に留まらず、映画づくりや書籍の執筆などを通して人種差別への問題提起を投げかけるアイサ・マイガ。映画の鑑賞とあわせ、彼女の活躍にも注目してほしい。『風をつかまえた少年』はヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)
2019年08月03日夏休みシーズンへと本格的に突入し、思い出すことのひとつといえば、すべてに好奇心旺盛だった子ども時代。それに比べて、大人になるといろいろなことについブレーキをかけてしまいがち。そこで、そんな大人女子にオススメの映画をご紹介します。それは……。感動の実話を描いた『風をつかまえた少年』!【映画、ときどき私】 vol. 2492001年、アフリカ最貧国のマラウイ。ひどい干ばつに襲われたことによる貧困が原因で、学費が払えなくなった14歳の少年ウィリアムは通学を断念せざるを得なかった。それでも、勉強したいと願うウィリアムは、こっそり通っていた図書館で1冊の本と出会う。そこで、ウィリアムは風車の存在を知り、独学で風力発電を作ることを思いつく。電気で家族を助けたいという思いを抱くウィリアムだったが、周りからの理解を得ることができずにいた。はたして、自らの手で未来を切り開くことはできるのか……。「TEDグローバル」への招待をきっかけに世界的に知られることとなり、タイム誌の「世界を変える30人」にも選ばれたこともあるウィリアム・カムクワンバさん。本作はベストセラーの自伝を映画化したものですが、女優のアンジェリーナ・ジョリーさんも「非の打ち所のない作品」と絶賛しています。そこで、さらなる見どころをこちらの方にお話いただきました。監督・出演を務めたキウェテル・イジョフォーさん!『それでも夜は明ける』や、まもなく公開の映画『ライオン・キング』で悪役スカーの声を担当するなど、俳優としてさらなる活躍をみせているキウェテルさん。本作では、ウィリアムの父親役として出演するだけでなく、長編監督デビューをはたしています。今回は、完成までの思いや撮影での苦労などについて語っていただきました。―先日、ウィリアムさんが来日された際に、直接お話をさせていただく機会に恵まれましたが、非常に聡明な印象を受けました。キウェテルさんもウィリアムさんと接するなかで、印象に残っているやりとりや言葉はありましたか?キウェテルさん僕が感じたのは、彼はすごく正直で誠実な人であるということ。というのも、この作品が完成して初めて観てもらったとき、彼は感じたことをまっすぐに伝えてくれたからなんだ。映画を観ることで、人生の辛かったときのことを思い出すとも話していたけれど、それはいかに彼が誠実で、エモーショナルな知性を持っていて、洗練された人間なのかということの表れでもあると思うんだ。彼は僕にとって素晴らしいインスピレーションを与えてくれる存在。そんなふうに自分の気持ちを受け止めながら真実を掘り下げていくことができる人といることは、僕にとっても最高のレッスンとなったよ。―実際に撮影現場にもいらっしゃったんですか?キウェテルさんもちろん現場にも来てくれたよ。そのときは会話の内容よりも彼の人としての姿勢みたいなもののほうが印象に残ったかな。それは、物事に対して希望や好奇心を持つ気持ちであったりもするんだけど、決して軽い意味ではなくて、すごく良いエネルギーを持っていたから僕も助けられたよ。マラウイで気づかされたこととは?―この物語では、いくつもの感動的な要素が含まれていますが、キウェテルさんが一番惹かれたのはどういった部分ですか?キウェテルさん実は原作を読んだときと、実際にマラウイに着いたときの自分のリアクションというのは違っていたんだ。なぜなら、本を読んでいたときに深く心を打たれたのは、彼の言葉でいう“perseverance(やり抜く不屈の力)”。そして、人の役に立つために物を作ったり、行動したりといった具合に、いろいろなものを集めて形にしていく彼の姿に感動したんだ。でも、彼に会うためにマラウイへ行ってみると、物語と僕の間の“力学”に違うニュアンスが加わっていることに気が付いた。なかでも、ハッとしたのは、ウィリアムが作った風車が目に入ってきた瞬間。スピリチュアルな感覚に近いかもしれないけれど、彼が経験してきたものと深くつながっているように感じたんだ。それに彼の風車は、信じる気持ちや希望、知性、教育といったもののシンボルでもあったから、見たときはすごく心動かされたよ。―そういった思いを作品に反映した部分はありますか?キウェテルさん今回僕が受け取った気持ちは、グレワムクルというスピリチュアルなダンサーたちに表現してもらうことにしたんだ。そして、文化に深く影響を与えるということはどういうことなのか、どうやってそこに希望やインスピレーションをもたらすことができるのか、といった考えにつなげていったんだよ。―実際に現地に行ったからこそ感じることも多かったんですね。とはいえ、劇中に描かれているようにマラウイの厳しい現状も目の当たりにされた部分はあったと思いますが、撮影中に苦労したことはなかったでしょうか?キウェテルさん一番大変だったのは、インフラがなかったことくらい。あとは、マラウイでこの規模の撮影は初めてだったこともあり、今回はケニアや南アフリカ、ブラジル、イギリスといった国外から機材を持ち込んだり、スタッフを連れていかなければならなかったというのもあったかな。とはいえ、マラウイの人にもたくさん参加してもらうことができたから、マラウイに根差した空気感はあったし、そのうえでインターナショナルな現場になったのはよかったことだと思うよ。だからこそ、参加してくれた全員が「この少年の物語をみんなに届けたい!」というワクワクした気持ちを持つことができたんだ。現地の人たちがリアルな空間を作ってくれた―では、マラウイでなければ撮れなかったものもありましたか?キウェテルさんもちろん、マラウイでなければ不可能だったシーンもたくさんあったよ。例えば、大統領が村にやってくるシーンでは、エキストラが1000人くらいいたけれど、マラウイの方たちが参加してくれなければ生まれなかった場面と言えるよね。実際にあの当時の経験をしている人も大勢参加してくれただけに、群衆のリアクションだけでなく、歌や踊りもすごくリアルなものになったよ。もし、ほかの国で撮影していたとしたら、そういった部分はなくなっていたんじゃないかな。だからこそ、マラウイで撮ることが必要だったんだ。―ウィリアムさんは風車を作る過程でつらいこともあったそうですが、そのとき心の支えになっていたのは、「自分の問題は誰かの助けを待つのではなく、自分で解決するもの」という考えのおばあさまの存在だとうかがいました。キウェテルさんも初長編作品を完成させるまでに10年間かかっています。その間、支えになっていたものは何ですか?キウェテルさん面白い質問だなぁ、どうだろう。いま考えてみると、ウィリアム本人と彼が達成したことから受けたインスピレーション。そして、こういった物語をこういう形で綴った映画を自分がいままで観たことがなかったという思いかもしれないね。というのも、若いアフリカの少年の物語をユニークな形で描いた映画というのは、もっとあるべきだと感じているからなんだ。そういった現状を変えるべきだと思っていたし、僕はニュアンスの効いた物語としてたくさんの観客に響く作品を届ける自信もあったからね。あとは、作り始めたら参加してくれたみんなが楽しんでくれて、映画自体が自然と動力を持ち始めたんだけど、そういうことも支えになっていたんじゃないかな。人生で最も豊かでマジカルな瞬間を味わえた―とはいえ、厳しい出来事もあったのではないですか?キウェテルさん「製作費がちゃんと集まるだろうか」とか「マラウイで実際に撮影ができるのだろうか」といった不安も当然あったし、それはチャレンジでもあったよね。あとは、さっき話に出たダンサーのグレワムクルも秘密の団体だし、会うのもなかなか難しいほどの人たちだから出演は無理だと思っていたんだ。実際、ロケハンに行くたびに「いま村にはいません」と言われて何年も会えない状態が続いていたから。それでもある日、僕と数人だけが村に招待されたことがあって、そのときに彼らが僕たちのためだけにパフォーマンスを披露してくれたことがあったんだ。そんなふうに、自分たちが描きたいものを撮れないんじゃないかと思っていても、パッと扉が開いて、想像していた以上に素晴らしい体験をすることができる瞬間というのがあるものなんだよね。そのときは何世代にも渡って受け継がれてきたさまざまな文化的な踊りを全部見せてくれたのだけど、僕の人生の中でも最も豊かでマジカルな瞬間のひとつだったと言えるよ。だから、人生ってそういうものなんじゃないかな。―それはウィリアムさんも同じかもしれませんね。キウェテルさん彼も自分の目の前の問題を解決しようと始めたことが、村全体を救うことにまでつながっていくんだけど、確かにそれが人生の摂理なのかもしれないね。―本作からは大人になっても新しいことを学ぶこと、そして挑戦することの大切さを教えられると思うので、ぜひananweb読者へ向けて伝えたい思いをメッセージとしてお願いします。キウェテルさんまさにその通りだけど、付け加えるなら教育や不屈の努力、家族の絆、ルーツ、歴史といったものについても考えてもらえたらいいなと思っているよ。そういったところから、人間は進化をする能力をいかに持っているのかというのを感じられるものだから。つまり「僕たちは前に進むために過去を切り捨てる必要はない」とも言えるし、「自分の愛する伝統的な過去を損なうことなく、新しい道を見つけられるはずだ」という意味でもあるよね。だから、そのバランスをいかに見つけられるかが大切だと思うよ。僕は文化的な自分のルーツを断絶せずに、新しい時代に進んでいけると思っているし、僕たちの過去というのはこれからの未来の一部になっていいと信じているんだ。そんなふうに僕が感じたテーマというのを観客のみなさんにも感じてもらえたうれしいね。自分を信じて進めば道は開けるもの!困難に見舞われたとき、「自分ひとりの力では何も変えることはできない」と感じてしまうことはあるけれど、14歳の少年がたったひとりで世界を変える瞬間を目撃すれば、逃げていただけの自分に気づかされるはず。この夏は、自分にしかできないことに挑戦してみては?風を感じる予告編はこちら!作品情報『風をつかまえた少年』8月2日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他全国順次公開配給:ロングライド© 2018 BOY WHO LTD / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / THE BRITISH FILM INSTITUTE / PARTICIPANT MEDIA, LLC
2019年08月01日HaaT(ハート)の2019年春夏コレクションの展開がスタート。HaaTの2019年春夏コレクションは、アフリカで力強く生きる部族の肖像を捉えた「AT THE EDGES OF POWER」という写真集からインスピレーションを得た。テキスタイルやシルエットには、自然と共に生きる人々が織りなす力強さをモダンに表現している。コレクションの駆け出しとなる1月の新作には、アフリカの人々が愛する祭りを表現した、幾何学模様の「ジオポコエンブロ(GEO POKO EMBRO)」シリーズが登場。キュプラとウールのなめらかな生地に、同じ刺繍を4重に施すことで、まるで浮き出るような柄をつくりだした。同シリーズからは、トップ、ワンピース、パンツなど全4型を展開する。また、独特のフォルムと軽さを特徴とするのは「ラフィア(RAFFIA)」シリーズ。ラフィア椰子の繊維で作られたクス族のテキスタイルを、ジャカード織機を使ってスカートやワンピースに仕立てた。同シリーズは、HaaT 青山店限定での販売となる。さらに、三角柄を、ジャカード織でテキスタイル上に表現した「ツイスト トライアングル(TWIST TRIANGLE)」シリーズのほか、アフリカのテキスタイルから着想を得た刺繍のバッグシリーズなども展開する。【詳細】HaaT SPRING SUMMER 2019発売日:2019年1月5日(土)~取り扱い:青山店、イッセイ ミヤケ / 神戸、エルトブ テップ イッセイ ミヤケ / センバ、イッセイ ミヤケ ギンザ / ウラ発売日:2019年1月7日(月)~取り扱い:上記ショップ以外のHaaTショップ■アイテム価格・「ジオポコエンブロ」シリーズトップ 62,000円+税チュニック 68,000円+税ワンピース 90,000円+税パンツ 55,000円+税・「ラフィア」シリーズスカート 80,000円+税ワンピース 120,000円+税・「ツイスト トライアングル」シリーズトップ 53,000円+税ジャケット 60,000円+税チュニック 65,000円+税・「アフリカンビリ」シリーズトートバッグ 68,000円+税ショルダーバッグ 60,000円+税・「ダイヤモンド ステッチ」シリーズトートバッグ 大 38,000円+税、中 35,000円+税、小 26,000円+税©ISSEY MIYAKE INC.
2019年01月14日広告や様々なファッション誌で活躍するスタイリストの細沼ちえが、東京・原宿のハーサイド(herside)にて、アフリカの旅で出会った雑貨を展示販売するポップアップイベントを1月11日より開催する。昨年、旅で訪れたアフリカで人々のくらしや街並みに触れた細沼は、彼らとのコミュニケーションを通して、異国情緒あふれる大胆なテキスタイルやビビッドでカラフルな雑貨に深く魅了されたと話す。同イベントでは、現地のインスピレーションを受けて、日本のファッションやくらしに色鮮やかなカラーを取り入れることでマインドがアップするようなスタイル提案をする。シエラレオネで購入した生地を使用したポーチや、トートバッグ、その他、アクセサリーやヘアーコームなどのおしゃれ雑貨、部屋に彩りを与えるカラフルなバケツやジョウロなどをラインアップする。遠く離れたアフリカの文化から、彼女のフィルターを通してセレクトされた雑貨の数々。ぜひこの機会に手に取り触れてみては。【プロフィール】スタイリスト/細沼ちえ青木寿里加氏に師事。2009年独立。現在、雑誌や広告などで幅広く活躍中。インテリアやプロップのスタイリングも手掛ける。旅好きでも知られていて、民族衣装や海外の建築などからインスピレーションを受ける。【イベント情報】会期:1月11日〜 ※無くなり次第終了場所:herside住所:東京都渋谷区神宮前5-17-24 2階電話:03-5774-1440営業時間:12:00〜20:00
2019年01月11日様々なジャンルで活躍する方をゲストに迎えて、“すまい”にまつわるお話を伺うこのシリーズ。それぞれのライフスタイルの中で、「家に求めるもの」や「大切にしているもの」を深掘りしていきます。第11回目は、アフリカの少数民族を撮影し、『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』(小社刊)を上梓した写真家のヨシダナギさんが登場。ヨシダさんが考える住まいとは、どんな空間なのだろうか?■ アフリカの家は、ご近所さんもその家の家族のように過ごす場所「アフリカでは、家は大勢の人がいる空間。人とコミュニケートする場が、家なんですよ」裸族と心を通じさせるため、自らも服を脱ぎ捨て、裸になってシャッターを切る――。そんなユニークな撮影方法がメディアに取り上げられて、瞬く間に話題の人となったヨシダさんは、このように話した。「そこの家族とばかり思っていた人が、『じゃ、帰るね』と家を出て行って、実は近所のおばちゃんだったことが判明したり(笑)。アフリカの家は、ご近所さんもその家の家族のように過ごす場所。村人全員が、近所はどんな人たちが暮らし、どんな生活をしているかを把握していて、みんなで助け合って生きているんです」映画『三丁目の夕日』のような世界が、現在のアフリカには脈々と生き続けているのだ。「今はほとんどなくなってしまった昭和の下町文化めいたものが、アフリカではまだ生きている。『ちょっと調味料貸して』というような習慣が今も続いていて、それを借りに来た人が家に上がり込んで、ご飯までご馳走になる(笑)。何かあると、大勢が誰かの家に集まってワイワイやる。日本では、家はプライベートな空間だけど、アフリカではみんなの空間なんです」■ 将来は秘密基地っぽい家に住みたい!子どもの頃は、東京の下町で団地住まいだったというヨシダさん。お隣さんの家によく上がり込んで遊んでもらったりしたが、その一方でひとり暮らしに憧れていたという。「居間の片隅にあった丸椅子をテーブル代わりにしてお絵描きして遊んだり、自分の部屋がなかったのでひとり暮らしにはすごく憧れてました。ただ、昔の私は引きこもりで……。ところが21歳のとき、突然引っ越ししよう!と思い立って、実際やってみると性格が180度変わった。“明るい引きこもり”になったんです(笑)」初めてのひとり暮らしは、代々木のメゾネットタイプだった。「絶対に代々木に住む!と決めてました。私のすべての行動範囲が、代々木から電車一本で行ける場所にあるので。玄関のある1階を寝室にして、地下にキッチンなどの水回りがあって、“秘密基地感”のある部屋でした。天井が高く全面窓だったので、明るくて開放的。家で過ごす時間が楽しくて、また引っこもっちゃいました(笑)」そんなヨシダさんのお気に入りは、ボビー・ダズラーのぬいぐるみ。ロンドン在住のデザイナーが、古着を素材に、手作業でつくる一点物だ。タグにはおのおののキャラクターのストーリーが、手書きで記されている。「私の人形には『ラスベガスですべてを失った』と書かれてました(笑)。かわいいキャラもあるのに、私はなぜか“やさぐれ系” のぬいぐるみを買ってしまう。『飲むこと以外、楽しみなんてねぇ!』とか」(苦笑)ヨシダさんが住まいで重視するのは、立地はもちろん、場所の雰囲気だという。「住む場所が最優先ですね。その土地が持つ雰囲気というか、光の入り方や空気の流れとかを気にしますね。風水までいかなくて、感覚的なものですけど」こうした感覚を大事にしてきたからこそ、想定外の危険もあるアフリカで活動できるのだろう。そんなヨシダさんは、将来どんな家に住みたいのだろうか?「将来住みたいのは、秘密基地っぽい家。中二階があって一部が半地下だったり、小部屋がたくさんあったり……外に出なくても、楽しめるような家がいい。メインの部屋に大きな窓があって、無機質なのが好きなのでコンクリ打ち放しで、ちょっと薄汚れているくらいのほうが好み。シンプルな中に無垢さが感じられるのが大好きなんです。どこの高架下だよ?っていうくらい、むき出しで汚いほうがいいですね(苦笑)」ヨシダ ナギさん1986年生まれ、フォトグラファー。幼少期からアフリカ人に憧れ、「大きくなったら彼らのような姿になれる」と信じてきたが、10歳で日本人である事実を両親から突きつけられ挫折。その後、独学で写真を学び、2009 年にアフリカに渡航。以来、少数民族を撮影している。近著に写真集『SURI COLLECTION』(いろは出版)など撮影林 紘輝(扶桑社)『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』幼い頃、将来は「マサイ族になる!」と決めた“裸の美人フォトグラファー”が、アフリカ16か国を訪れ、「同じ格好をすれば、絶対に仲よくなれる」と少数民族を撮り続けた全記録。その紀行は笑いあり涙ありで、本当のアフリカを教えてくれる。小社刊価格/1620円・税込み
2019年01月05日『劇場版 ダーウィンが来た! アフリカ新伝説』が、2019年1月18日(金)よりユナイテッド・シネマ他全国ロードショー。NHK総合テレビの人気番組が初めて映画化される。TV番組「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」とは?『劇場版 ダーウィンが来た! アフリカ新伝説』の元となる、TV番組「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」は、2006年4月より放送を開始し、12年目を迎えるNHK総合テレビの人気番組。これまで灼熱の砂漠から赤道直下のジャングル、極寒の極地など、世界50か国以上の取材を行ってきた。最新機材を駆使して撮影された映像では、世界で初めて観察されたほど希少性の高い動物たちの行動などを捉えたものもある。誰も見たことがなかった生きものたちに出会えると、自然を取り上げたプログラムの中でも高い人気を誇る。劇場版では「アフリカ」にフォーカス『劇場版 ダーウィンが来た! アフリカ新伝説』では、500本以上の放送アーカイブの中から厳選し「アフリカ」に焦点を当てる。哺乳類だけでも1,000種類がいる、野生動物の宝庫・アフリカ。その厳しい自然の中で生き抜く、動物たちの「家族」の姿を捉える。ストーリーは3つの「家族」の物語で構成。一つは、群れから追放され、放浪の旅を続けながら群れの王を目指すオスライオンの話。そして、家族を失いたった1頭で幼い子どもを育てるメスライオンにもフォーカスを当てる。また、事故で片腕を失った子どもを優しく見守りながら暮らす「ゴリラ家族」も取材。優しく力強く生き抜くそれぞれの家族の姿は必見だ。また、アフリカならではの多様な暮らし方をしている「珍獣」たちも同時に紹介。「ダーウィンが来た!」だからこそ実現できた、貴重な映像をぜひ大スクリーンで楽しんで。葵わかながナレーションに『劇場版 ダーウィンが来た!アフリカ新伝説』のナレーションは、女優の葵わかなが担当。わずか20歳ながら映画、ドラマ、CMと多方面で活躍する葵わかなが、声で動物たちの姿を伝える。映画のナレーションは初挑戦だったが、「個人的にも動物が大好きなので、物語に感情移入しながら楽しんで音入れすることができました。」と収録を振り返りコメントしている。MISIA「AMAZING LIFE」がエンディングテーマエンディングテーマは、MISIAの新曲「AMAZING LIFE」。生き物たちが織り成す驚きの日常を描く映画の世界観を、エネルギッシュな歌声と壮大なメロディーで表現している。なお、MISIAの「AMAZING LIFE」は、2019年4月よりNHK総合テレビ「ダーウィンが来た! 生きもの新伝説」の新テーマソングにも、決定している。【詳細】『劇場版 ダーウィンが来た! アフリカ新伝説』公開日:2019年1月18日(金)ユナイテッド・シネマ他全国ロードショーナレーション:葵わかな音楽:内池秀和、加藤みちあき制作:NHKエンタープライズ映像提供:NHK製作・配給・宣伝:ユナイテッド・シネマ
2018年11月11日アフリカ・欧州中心に世界の都市を訪れ、オルタナティブな起業家のあり方や次世代のグローバル社会と向き合うヒントを探る、ノマド・ライター、マキです。Maki & Mphoという会社を立ち上げ、南アフリカ人クリエイターとの協業でファッション・インテリア雑貨の開発と販売を行うブランド事業と、「アフリカの視点」を世界に届けるメディア・コンテンツ事業の展開を行っています。筆者も昨年ナイロビを訪問した時に彼のレストランを何度か訪れました。もともとはナイロビで出会ったフォトグラファーの同級生ということでレスを紹介してもらったこともあり、彼の料理に対する思いや、おすすめメニューについて直接話を聞くことができました。ナイロビでも食の選択肢が増えてきてはいるものの、ローカルフードとなるとカジュアルなものが多かったり、少しおしゃれな空間のレストランとなると欧米風になりすぎていたりと、ローカルとグローバルの2つの要素をバランスよく組み合わせて提案している場所は、まだ多くありません。そういった提案をしながらシェフとしてのキャリアを積んでいるレスは、パイオニア的存在の一人です。彼がなぜナイロビ、ケニア、アフリカの食にこだわるのか。モダンなアフリカ料理という新しいフィールドを切り開こうとする彼の、これまでの軌跡や価値観は、日本でも新しい挑戦をしたいと考える人にとってのインスピレーションになるのではないでしょうか。シェフは天職。6歳のときにはすでに料理に惚れ込んでいたマキ:素敵だね。最初に出会ったシェフ以外にもロールモデルはいたのかな。レス:キャリアのいくつかのステップにおいて、ロールモデルがいたよ。シェフを真剣に志し始めてからいろんな師匠に出会ったけれど、その中でも特に僕にとって重要な人物は、当時ケニアでフェアモントホテルグループ(カナダに本社があるラグジュアリーホテルグループ)のレストランの総料理長を務めていたシェフ、カラン・スリ氏。マキ:ケニアの外食産業は、まだまだ成長期にあると思うけれど、著名なシェフたちも増えているのかな。レス:ケニアにも卓越したシェフたちはいる。ただ、グローバルには知られていないというのが現状。つまり、グローバルレベルで、影響力がある「インフルエンサー」の域にはいない。「単に欧米のやり方を追随することはしない」他のシェフとは違う道をマキ:若くして料理長を務めるシェフという意味で、ナイロビにおけるレスの活躍はパイオニア的にも思えるけど、自分ではどう思っているの。レス:自分のことはパイオニアだとは思ってないよ。どちらかというと、業界におけるキープレーヤーだと思っている。自分がケニアやアフリカの食における革命を起こしているという意味において。他のシェフたちがやっているみたいに、いわゆる主流のフレンチとかイタリアンとかの欧米のジャンルを追いかけることはしない。マキ:グローバル化した市場において、人々が自らのカルチャーではなく他のものに惹かれるというのは、稀な現象ではないとは思う。ただ、過去に話したケニアのファッションブランドの起業家たちも言っていたけれど、ケニアにおいては、ケニアブランドやローカルのものよりも外国のものの方がいいとする傾向がまだ強いみたいだね。でもレスが手がける「Nyama Mama」のメニューは、ローカルの人々にも受け入れられ始めているよね。レストランの代表的なメニューについて、説明してもらえるかな。レス:ウガリ・フライというメニューは典型的なフュージョン。(ウガリとは、トウモロコシの粉とお湯で茹でて、マッシュポテト状にしたもので、東アフリカや南アフリカの主食として親しまれている。日本食における白米のような位置づけ)つまり西洋料理の影響とローカルな素材を組み合わせて、誰もが親近感を持てるような料理にした。一方で、ケニアの伝統素材を使っているとはいえ、現地の人にとってもユニークな提案になってると思う。ウガリは、そのままウガリとして食べるのが普通で加工されたことはなかったからね。ピューレ状にして、チーズを混ぜて、揚げるといったように、ウガリをまったく違うものにして提案するということが、新しい。Instagramより他にも、ケニアで伝統的に食されているフラットブレッド「チャパティ」をトルティーヤの代わりに使って、南アメリカのラップやケサディア風にした料理もある。Instagramよりマキ:結果としては単純なことかもしれないけれど、今までになかったものを作るというのは挑戦であり、エキサイティングなことだね。最後に、ケニア料理をもっと世界に広めていくには、どうしたらいいと思う?レス:まずはケニアを訪問してもらうこと。そして地元の人たちが食べているものを見てもらうことかな。そして「Nyama Mama」のようなレストランに来てもらって、地元の料理を、新しい形に変えて、もっと親しみが持てて、面白い、楽しい料理として提案しているというやり方を見てもらいたいな。マキノマド・ライターMaki & Mpho LLC代表。同社は、南アフリカ人デザイナー・ムポのオリジナル柄を使ったインテリアとファッション雑貨のブランド事業と、オルタナティブな視点を届けるメディア・コンテンツ事業を手がける。オルタナティブな視点の提供とは、その多様な在り方がまだあまり知られていない「アフリカ」の文脈における人、価値観、事象に焦点を当てることで、次世代につなぐ創造性や革新性の種を撒くことである。
2018年08月22日アディダス オリジナルス(adidas Originals)は、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)とのコラボレートコレクション「アディダス オリジナルス =ファレル・ウィリアムス(adidas Originals = Pharrell Williams)」から、新作「SOLAR HU Collection」を8月18日発売する。今回のコレクションは、鮮やかなカラーを用いながら、アディダスのパフォーマンスを高める機能性や大胆なパターン、そしてランニングが人々の文化に浸透している東アフリカのスタイルを表現。ファレル・ウィリアムス氏は「ランニングが持つ平穏で瞑想的な性質が好きだ」と述べ、スポーツを通じてすべての人たちが人生を変えるためのパワーを持っているというアディダスと共通の信念を詰め込んでいる。5モデルのフットウエアと1モデルのアパレル、計6点のアイテムが登場。アクア、スカーレット、イエロー、カレッジエイトグリーンやカレッジエイトパープルといった自信に満ちたカラーパレットで表現されている。「SOLAR HU NMD」BB9531(2万8,000円)「SOLAR HU NMD」は、アイコニックなNMDに、トレイルランニングからインスパイアされた新しいアウトソールや、鮮やかなカラー、複雑なウェービングテクニックを用いたリブ付きのプライムニットが特徴的。各シューズのフロントデザインは、ランニングのビブスから着想を得ており、コントラストの効いたブラックとホワイトのパッチに“MOTHER”と“LAND”、 “EMPOWER”と“INSPIRE”、そしてスワヒリ語の“MIELE”と“MBELE”と言ったテキストのデザインを施した。TPUのレースケージは様々なカラーが目を引き、ミッドソールには優れた反発力を誇る革新的なBOOSTフォームを採用している。「SOLAR HU TENNIS V2」BB9542 (1万7,000円)「SOAR HU TENNIS V2」は、TENNIS HUのシルエットが東アフリカのインスピレーションによって再解釈。プライムニットのアッパーに施されたパターンは、ハンドメイドのようなデザインとタッチに仕上がっている。また、EVAのミッドソール、ヒール部分とトゥボックスに施されたスエードのオーバーレイ、ユニークなシューレースのメカニズムやレザーのレースホルダーも特徴的だ。「SOLAR HU TRACK TOP」DW9037(2万6,000円)「SOLAR HU TRACK TOP」は、アディダスの最新のイノベーションが注入され、ウーブンのトラックトップに軽量かつダブルレイヤードな仕上げによって、東アフリカのスタイルの特徴が詰め込まれた。ファレル・ウィリアムスの比類なきクリエイティビティにより、カルチャーとの深い繋がりを体現したエクスクルーシブなコレクション。取り扱いは、アディダス オリジナルス フラッグシップ ストア トウキョウ、アディダス オリジナルスショップ 六本木ヒルズ・GINZA SIX・ダイバーシティ東京プラザ・ラゾーナ川崎プラザ・札幌ステラプレイス・心斎橋・HEP FIVE・福岡、アディダス ブランドコア ストア渋谷・新宿・名古屋、アディダス オンラインショップ、BILLONAIRE BOYS CLUB、DOVER STREET MARKET GINZA、mita sneakers、Styles、UNDEFEATED、UNITED ARROWS & SONS、Dice&Dice、GR8 HARAJUKU、VA An Omnibus Shoe Store、西武渋谷店、阪急メンズ東京、伊勢丹新宿店 メンズ館、SWG、UNION TOKYOにて。
2018年08月09日アフリカ・欧州中心に世界の都市を訪れ、オルタナティブな起業家のあり方や次世代のグローバル社会と向き合うヒントを探る、ノマド・ライター、マキです。Maki & Mphoという会社を立ち上げ、南アフリカ人クリエイターとの協業でファッション・インテリア雑貨の開発と販売を行うブランド事業と、「アフリカの視点」を世界に届けるメディア・コンテンツ事業の展開を行っています。マキ:自分に合っている。アーティストとして自分ならではの媒体を見つけたってことなのかな。Brikicho:デジタル写真をやっている時は、なぜか自分の作品に思い入れを持つことができなかった。でもフィルムを始めてからは、構図とか写真そのものについてももっと真剣に考えるようになった。そして自分の作品にも思い入れを持つようになった。それが自分がフィルム写真から得られた価値だと思う。フィルム写真だと、自分が頭の中で想像したものとより近いものが表現できるんだ。マキ:なるほど。普段はどういったものを撮っているの?Brikicho:人物と風景。まぁ自分では、なんでも撮っていると思うんだけど、よく知られているのは人物、特にミュージシャンと風景かな。アーティストとよく仕事していて、その中でもミュージシャンをよく撮影しているんだ。マキ:ミュージシャンを撮るときに意識していることってある?つまり、彼らはサウンドを作っているわけだけど、Brikichoは音のないスティル(静止画)で表現している。どうやってミュージシャンの雰囲気を捉えているのかな。Brikicho:彼らを撮るのはとても楽しい。僕のやり方は、ステージ上などで彼らを撮るのではなくて、自分のセットの中に呼び込むこと。彼らの雰囲気やサウンドは、写真という媒体においては、光と色に置き換えることができる。どちらも同じアート。ただ媒体が違うだけなんだ。つまり、音からビジュアルへと変換するという作業は結構スムーズにできるものなんだよ。マキ:非常におもしろい見方だね。色覚障がいをきっかけに、色を音に変換するアンテナを頭蓋骨に埋め込んで、色を聴き、さらに世の中の音をビジュアル化することで、音を色として「聴く」という体験をさせてくれるビジュアルアーティストのニール・ハービソンのアート表現と何か共通点を感じる。Brikichoの今の話、例えば具体的な写真で説明してもらえる?Brikicho:例えばこれは最近のプロジェクトで、アーティストのThe Red Acapellaを撮ったもの。Instagramより彼らの音楽は、ゆっくりで、イージーな感じで、クール。だからちょっと寒色系をベースを使ったスタイリングをしたりした。マキ:とてもクールな写真だね。風景のほうはどんなプロジェクトに取り組んでいるの?Brikicho:自分のクリエイティブ・プロジェクトとしては2つあって、一つは、自分の故郷であるキリニャガ(ナイロビの北東約100kmに位置する地区)に関するもの。自分の故郷に敬意を示すような意味をもっている。キリニャガの日常や、友人を撮っている。もう一つは、「City of Dreamers(夢見るものたちの街)」というプロジェクト。これはFits Collectiveとしてやっているんだけど、ナイロビの街や人を記録している。ケニア、そしてアフリカは自分の故郷。自分を形成してきた要素。だからこそ、このアフリカ大陸を記録し続けたい。マキ:大きな存在になれることの意義ってなんだろう。Brikicho:自分たちの挑戦は小さくない。フィルム写真をアフリカ全体に広めたいと思っているんだ。まずは、ナイロビから、ケニアから、フィルム写真を広めていきたい。一緒にやっているセレナも言っているけど、、写真がいま(ケニアで)ブームになりつつあるからこそ、写真の基礎を改めて見直したり理解したり、周囲の環境や被写体の美しさを認識する必要がある。何か(結果だけ)が即座に評価されて、そのプロセスが見落とされてしまっているような、変化の激しい世の中におかれているからこそ。あとこれはマガティが言っていることだけど、(フィルム写真は)人々と都市の対比を表現するのであれ、人物のポートレート写真であれ、すべてが瞬間瞬間の微細なところに近づくことを可能にする行程(journey)なんだ。マキ:想いを共有する3人が作るコレクティブだからこそ、大きな挑戦ができるのかもしれないね。「Brikichoは、写真で物語を紡ぐ『作家』になるんだ」Brikichoが発する、フレッシュで荒削りな言葉、素直な回答には、何かアーティストがものを生み出すことの作業の本質的な部分があるように感じました。フィルム写真という媒体を使って生み出される彼の作品そのものも素晴らしいですが、フィルム写真に向き合うことで、自分自身と向き合っている彼の生き方そのものに、わたしは心を動かされました。そして何よりも彼は仕事や人生を楽しんでいるように見えます。BrikichoとFits Collectiveの存在が、これからもっと大きくなっていくその過程を観察し続けたいです。BrikichoInstagram(Brikicho)|Instagram(Fits Collective)フィルム写真にこだわり、ナイロビを拠点に活動する若手写真家。他2名の写真家とともに、フィルムでキャプチャーしたストリート写真を展開する、Fits Collectiveのメンバーでもある。▶︎ノマド・ライター マキが届ける『ナイロビ、クリエイティブ起業家の肖像』・#004 「アフリカンファッション=カラフル」は時代遅れ。ケニアの若者が“白黒”のアパレルブランドを始めた理由・#003 「物理は一番アーティスティックな学問」。“理系ジュエリーデザイナー”に聞く、想像を創造に変える方法・#002 誰もが知っている「ハンバーガー」で、アフリカのネガティブなイメージを刷新する起業家姉妹・#001 「正しいことをしているという確信」。選択肢がありすぎる現代でも道に迷わない観察者、ヴェルマ・ロッサ▶︎オススメ記事・ノーメイクで自然光。「リアルな女性の写真」で女性差別に立ち向かう愛に溢れるアクティビスト・カップル。・「男なら筋肉をつけるべきなの?」21歳の写真家が“男性解放”をテーマに写真展を企画した理由All photos via Brikicho Text by MakiーBe inspired!
2018年07月20日「アフリカフェスティバル」が2018年7月21日(土)、22(日)の2日間、代々木公園にて開催される。日本・コートジボワール友好デーに合わせて開催される「アフリカフェスティバル」は、アフリカのミュージシャンの生演奏や日本では珍しいアフリカ料理、お酒が楽しめる大規模イベントだ。アフリカ出身のミュージシャンによるライブパフォーマンスでは、迫力のある生演奏やダンスが披露され、アフリカのパワーを感じることができる。また、フードコートでは、日本ではあまりお目にかかれないアフリカ各国の料理やビールがずらりと並ぶ。アフリカ一色となった代々木公園に足を運んでみては。【詳細】第5回アフリカフェスティバル 2018~Africaʼs power to the world~日時:2018年7月21日(土)、22日(日)時間:10:00~19:00 ※雨天決行場所:代々木公園 野外音楽堂付近住所:東京都渋谷区神南2丁目2-3入場料:無料
2018年07月08日「アフリカ日比谷フェスティバル」が、2018年6月23日(土)・24日(日)の2日間東京・日比谷公園にて開催される。「アフリカ日比谷フェスティバル」最大の目玉となるのは、“アフリカはじめ世界の本場料理を食べつくそう!”をテーマにしたフードコート。 アフリカをはじめ世界各国の料理が勢ぞろいする。また、バザールでは、珍しい&カワイイ雑貨や民芸品を販売。アフリカの伝統太鼓ジェンベの体験コーナーや、生演奏ライブ・パフォーマンスを実施するステージも設けられる。6月23日(土)には、アフリカンパレードを開催。参加者は、アフリカやアフリカにルーツをもつ文化に興味のある方、アフリカに関わっている方、アフリカ出身の方、アフリカにルーツをもつ方など様々。パレードへ参加すると、アフリカ大陸がモチーフの巨大おみこしをアフリカの太鼓のリズムに合わせて運びながら、歌って、踊って、ワイワイと盛り上がることができる。【詳細】「アフリカ日比谷フェスティバル」開催期間:2018年6月23日(土)・24日(日)時間:10:00~21:00(最終日は17:30まで)場所:日比谷公園・大噴水広場住所:東京都千代田区日比谷公園入場料金:無料内相:ライブステージ・フードコート・バザール・ワークショップ・アフリカンパレード他
2018年05月05日アフリカ・欧州中心に世界の都市を訪れ、オルタナティブな起業家のあり方や次世代のグローバル社会と向き合うヒントを探る、ノマド・ライター、マキです。Maki & Mphoという会社を立ち上げ、南アフリカ人クリエイターとの協業でファッション・インテリア雑貨の開発と販売を行うブランド事業と、「アフリカの視点」を世界に届けるメディア・コンテンツ事業の展開を行っています。Mama Rocksを立ち上げたサマンサとナタリー筆者は、ナイロビで出会った知人の紹介で、Mama Rocksを訪ねたのがきっかけで、それ以来ナイロビを訪問するたびに必ず訪れています。その魅力は、こだわりの素材と独自のフレーバーが特徴のグルメバーガーそのものだけでなく、Mama Rocksブランドの背景にある、サマンサとナタリーのビジョンやミッションなのかもしれません。UK出身の二人が、どういったきっかけで、なぜナイロビで起業したのか、なぜバーガーなのか、なぜ地元のクリエイターたちと連携したブランド作りを行うのか。彼女たちの想いや起業のストーリー、そして人生設計に、私たちが「本当にやりたいこと」を見つけるためのヒントが隠れているかもしれません。「どんなレガシーを残したいか」。時間をかけて、じっくり自分と向き合うことで見えてきた、歩むべき道マキ:まずは起業に至るまでのストーリーを教えてもらえるかな。サマンサ:イギリスの大学を卒業した後、わたしもナタリーも人事系の仕事をしていたの。ナタリーはメディア業界、わたしはチャリティー業界で就職していた。マキ:今のバーガーショップのフィールドとは全く違うところからスタートしたんだね。サマンサ:そう。チャリティー業界で何年かキャリアを積んで、生活は充実していた。一方で、かなり残業もして忙しかった。でもあるとき、ふと立ち止まって振り返ってみる機会があって、あることに気がついて…。仕事に投資している自分のエネルギーや努力を、もっと自分のためになる何かに使いたいっていう気持ちが芽生えてきた。それから、自分の道を切り開くという選択肢が魅力的に思えてきたのもある。マキ:何か具体的な影響やきっかけがあったりしたのかな。サマンサ:共に起業家である両親の影響は強いと思う。常に「自分のボスになれ」と言われ続けてきた。両親には、いつもそういう風に鼓舞されてきたかな。マキ:身近に起業家のロールモデルがいるのは心強いね。でも、なんらかのロールモデルがいたとしても、本当に自分のやりたいことを明確にして、決断をしてキャリアを進めていくというのは、誰にとっても難しいことだと思う。サマンサ:両親の影響だけじゃなくて、すごく長い時間をかけて、自分自身についてもじっくり考えた。それによって自分のことを理解することができた。何によって自分が突き動かされるのか。あとそれから重要だったのは、自分が残したいレガシー(後世に残すもの)は何なのかについて考えたこと。つまり、より広い世界に対して、わたしはどのような影響を残せるのかということ。マキ:バーガーを一つのメディアとして捉えている点は面白いね。ナタリー:メディアとしてのバーガーは、わたしたちの価値観を表現するのに適切だっただけでなくて、アフリカ料理の様々なフレーバーを凝縮させて、発信するのにも好都合だったと思う。アフリカ料理は、まだまだグローバルに知られていないという事実もあるので。マキ:起業の場所として、ナイロビを選んだのはなぜ?サマンサ:父がケニア人で、両親も13年以上ケニアに住んでいるという影響は一つある。それから、わたしとナタリーもケニアを頻繁に訪問するなかで、明らかな経済成長を目にして、ビジネス機会としても魅力的だった。東アフリカの中では、もっとも大きい市場だし、中産階級の人口も拡大している。こうした中産階級の人々は、旅に慣れていて、食べ物やサービスに対する期待値も高い。それにもかかわらず、わたしたちがMama Rocksを立ち上げた当時は、彼らのニーズを満たすサービスは限られていた。それからナイロビは、アートシーンも盛り上がっていて、すごくエキサイティングな都市だったから、むしろナイロビじゃなかったらどこ?という感じもあった。マキ:生まれ育ったUKを離れて、ケニアでの起業というのは大きな変化だと思うけれど、どんなことが特に大変だった?サマンサ:個人的には、起業のために親元に戻らなければならなかったということが大きいかな。自立した社会人として今まで生活してきたのが、いきなり逆戻りして子どもになるような感覚は、あまり気持ちいいものではなかった。それから、文化的ギャップも経験した。男性は、ビジネスとなると、大概、他の男性に向かって話を始めて、なんか脇に追いやられる感じを味わったのも不快な経験。自立した強い女性としてやってきたという経験があるからね。実務的なチャレンジとしては、市場に高品質・高価格というグルメバーガー(Mama Rocksのバーガーは、900円前後)の位置づけを理解してもらうことや、そもそも高品質な食材を提供してくれるサプライヤーを探すことなどが大変だった。マキ:起業というと「自分のボスになる」という要素が強調されるけれど、そのプロセスにおいては、実際に経済的にも精神的にも、ある意味、自立とは逆に、人に頼らなくてはならない場面も多々あると思う。姉妹での起業というのは、強みになっているのかもしれないね。サマンサ:ナタリーと一緒に起業しようと思ったのは、自分たちの背景や影響が似ているから。わたしたちは大親友で、一緒に働くのは楽しいし、絶対的な信頼関係がある。ほかのビジネスパートナーは考えられないかな。「わたしたちも、Mama Rocksも主人公じゃない」。世界の若者を鼓舞し続けるためのドミノエフェクトをつくるマキ:「アンダーグラウンド」というのは、あまり大々的には発信しづらいということなのかな。ナタリー:文化的にも歴史的にも、アフリカにおいて、アート、芸術分野はあまり賞賛されたり、推奨されたりしてこなかった。生計を立てるのに適切な領域ではない、というのが上の世代の考えだった。若者がそういったフィールドに進むことも、推奨されない。自分が何にパッションがあって、どうやって自己表現するか、家族に自分が何者かをどう表現するかはアフリカの人にとってプライオリティではなかった。マキ:クリエイティブ業界のキャリアが、応援されづらいというのは、必ずしもアフリカに限ったことではないと思う。経済成長の過程にある国においては、より実務的なキャリアが優先されるのかもしれないね。クリエイティブにこだわるのはなぜ?ナタリー:わたしたちは、クリエイティビティや自己表現こそが、アフリカ大陸の成長や変化をもたらす要素だと思っていて。恥ずかしがらずに、才能を忌憚なく発揮させることが必要だと思う。同時に、若者がパッションに従ってやりたいことをやる、というのを推奨していきたいとも思う。若者、そして彼らのクリエイティビティが、アフリカを変えると思っているから。彼らのパッションに火をつけるブランドになりたい。サマンサ:クリエイティブな考え方の重要性は、必ずしもクリエイティブ業界とかクリエイターに限定される話ではなくて。既存の枠組みに囚われずに、新しいやり方を提案するっていくこと。例えばケニアではM-Pesa(エムペサ)というモバイル・マネーのサービスが普及していて、銀行口座を持っていない層にも普及している。クリエイティビティがなかったらこういったサービスが生まれたり、普及したりしなかったと思う。長い時間をかけて、自分の生い立ちや価値観にじっくり向き合う、そしてそこから自分がどんなレガシーを残したいかを考える。グルメバーガー事業というビジネスの表層からは想像できない、サマンサとナタリーの深い思いやパッションが非常に印象的でした。自分自身を深堀しつつ、最終的には自分自身やキャリアを超えたより広い世界に、情熱の矛先があるからこそ、揺るぎない信念のもと、自分の好きなことを継続し続けられるのかもしれません。Mama RocksWebsite|Facebook|Twitter|Instagramケニア人の父とナイジェリア人の母を持ち、UKで生まれ育った姉妹起業家ナタリーとサマンサが、ケニアの首都ナイロビで始めた、コンテンポラリーなアフリカンテイストのグルメバーガーショップ。 ▶︎ノマド・ライター マキが届ける『ナイロビ、クリエイティブ起業家の肖像』・#001 「正しいことをしているという確信」。選択肢がありすぎる現代でも道に迷わない観察者、ヴェルマ・ロッサ▶︎オススメ記事・15店目:「ポテトとジンジャーで世界を平和にする」。駒澤大学に佇む、他社と手を組みクラフトマンシップを発信するお店、Brooklyn Ribbon Fries。|フーディーなBi編集部オススメ『TOKYO GOOD FOOD』・保守的な国ケニアで“出る杭”として活躍する姉弟クリエイティブ起業家から学ぶ「日本人に欠けていること」All photos via Mama Rocks unless otherwise stated. Text by MakiーBe inspired!
2018年03月28日