セリーヌ(CELINE)は、2020年夏のメンズカプセルコレクションとして、ドイツを拠点に活動するアーティスト、アンドレ・ブッツァー(ANDRÉ BUTZER)とのコラボレートアイテムを5月15日より発売する。CELINE 2020 SUMMER MENS CAPSULE COLLECTIONTシャツ(5万4,000円)2020年メンズサマーコレクションで発表され話題となった、アンドレ・ブッツァーとのコラボレーションアイテムがついに発売。ドイツをベースに活動するアンドレは、ペインティングのリミットと可能性を最大限に探求し、自身の世界観を表現するアーティスト。戯画化されたキャラクターを登場させながら、戯画と抽象を行き来する作風が特徴的。ポロシャツ(6万2,000円)カラーは、他にイエローとブラックも展開。レトロムード漂うダスティーなブルーグレーが今の気分。クラシック パニエ ラージ(W28×H30×D16cm / 12万円)バスケットバッグは、モチーフで差をつけたい。バカンスはもちろん、タウンユースにもおすすめ。キャンバス&カーフスキン レースアップスニーカー(7万2,000円)ワードローブの鉄板アイテムにもアーティスティックな遊び心を取り入れて。バイフォルド ウォレット(W11×H10cm / 6万2,000円)まるで持ち歩くアートキャンバス! 時にはこんなユーモアのある財布を選んでみるのもいい。ジップド コンパクト カードホルダー(W13×H7cm / 4万6,000円)キャッシュレス派なら、カードホルダーはマスト。ギフトにもおすすめ。取り扱いは、セリーヌ表参道、セリーヌ公式オンラインストア()の他、伊勢丹新宿店メンズ館、阪急百貨店うめだメンズ大阪でも展開。各店舗の営業時間や休館日については、公式ホームページや電話にて要確認。なお、本記事内に記載の価格は、すべて予定価格となっている。>>この他のセリーヌの記事はこちらから
2020年05月12日KANAZAWAを料理に落とし込むこの【ア・レストラン】というのは、OPENSAUCE Inc.(注)の運営になるユニークなレストランで、ここをラボとして、さまざまなレシピをあつめて実験をし、それをオープンにして皆とともに食のすばらしさを紐解き、未来に適切なカタチで残していくことをテーマにしています。伝統を未来に継承する職人や食材にすぐれた金沢という場所でのこんな試みには大変興味があります。会場のレストランは繁華街片町、ビルの2階にありました。天井の高いレストランには多くのシェフたちが集い、今回のアンドレシェフと銭屋の髙木シェフとのコラボディナーが用意されています。料理をもりつける皿はseccaのオリジナル、集まったゲストは30人ほどでしょうか、場内はすでに熱を帯びています。舌をリセットしたら金沢カレーまずはカウンターにみんなが集まり味覚のリセットからはじまりました。ピュアな水を一杯いただいたあと、タブレットを口にいれます。これは6種類の味を順番に感じられるもので、淡・酸・甜・苦・塩、辣が順番に口中にあらわれます。人によって味覚はかわり、それを同時に体験してみるという試みで、兼六園の六勝ともかけて「六」とタイトル付けされています。味覚の再発見と多様性の再認識とでもいうべきアミューズです。テーブルにもどると、「霧」と名付けられた最初の皿として白いカクテルが出てきました。表面を覆う泡を割るとなかからカレーの香りが。これは金沢カレーをイメージしたカクテルだそうで、ベースはお米へのリスペクトを込めての米麹です。福神漬けがそえられていてこれでカレーライスの完成というわけです。洒落がきいていますね。軽いお遊びのあと、「生」と題された料理が登場しました。大自然の一片と表現された瓦状の皿の上に苔に似た料理が乗せられています。黒い手袋とへらが用意され、それで苔料理をすくうようにして食べます。多様な環境ではぐぐまれる山の幸、原始の記憶を想起させる生の一皿、との解説。アンドレの台湾の店【RAW】でもこれに似た演出を経験したことがあります。苔の正体は発酵ハーブやブロッコリー。土に見立てたのは茄子のピューレ、セップ茸のパウダー、ガーリックパウダーなど。乾燥エノキやシイタケなども配されています。添えられたオートミールのチップがパリパリとして甘く、そこに乗せて口に運ぶことで味が完成されていきます。合わせるお酒は百々登勢の30年もの。苔むす時間とお酒の熟成の長さがペアリングされます。なかなか味わい深いものです。次は「鮮」と題された八寸です。日本海の今を封じ込めたということで、これは髙木シェフの作です。最高の鮮度なら海の幸を封じ込めて持ってくることでしょうと、密閉した袋に入った冷えた缶詰が2つ出てきました。それぞれナンバーがふられていて、1はフグの刺身にポン酢のジュレ、2はフグの皮とあん肝が入っています。どちらもなじみのある味で、それがいい具合の冷たさで登場します。確かに冬の海を感じます。お酒は白ワイン、グリュナー・ヴェルトリーナー・フェダシュピール。オーストリアのビオディナミの代表格。フルーティなに中に火打石のとんがりを感じさせ、グラスをまわすときれいに香りがたついいワインです。セビーチェの慈雨その次に、ちょっとした趣向が加わります。タイトルは「雨」。金沢に来るといつも雨か雪なんだ、と語るアンドレ。ロゼのワインが運ばれます。ラングドックのch.ド・ラ・スジョールのダイレクトプレッシングされたもので、色は白ワインに近いものです。雨や雪はいろんなものが混じってるけど、色はやはり白かしら。なかなかうまいペアリングです。にわか雨だよ、とアンドレがテーブルにやってきて、お皿のうえにスープの雨を降らせます。お皿にはアジやエビが入っていてトリュフに覆われています。その上にスープを受ける皿があってそこから雨が降る仕掛け。トリュフの大地に降る雨は、やさしい色の恵みの雨のようです。この雨のスープはなんだろうと思って一口。え、セビーチェ?そう、セビーチェなのです。とするとこの雨はタイガーミルク、というわけでしょう。ペルーを代表するスープ料理であるセビーチェのベースは魚のつけ汁であるタイガーミルク。栄養と旨味の宝庫です。これはまさに慈雨ですね。少し甘くてとてもおいしい。トリュフに覆われた大地にタイガーミルクの雨。セビーチェの食感を豊かにするためのコーンもいい感じです。そして、シチリアのオレンジワインが出てきました。ロンガリコ。これもナチュラルな作り手の自然の力を感じるものです。合わせる料理のタイトルは「真」。真の日本料理なんてだれが定義できるの、とのメッセージをそえたコロッケの登場です。筍の皮につつまれた小さなコロッケが3つ。ちまき風です。金沢の名店、小松弥助の弥次喜多というお土産を彷彿とさせます。訊けばこれは未来のコンビニ食をイメージしたもので、決してジャンクなものではなく、また食べる際に着物を汚さず一口で食べられ、かつ、その所作までが美しく見えるように配慮されたものだということです。コロッケのなかみは蟹肉と蟹味噌にベシャメールソース、それに洋ナシ。銭屋の髙木シェフの作です。「コンビニっぽくといわれたんですが、コンビニで思いつくのはおにぎりと唐揚げとかだったので・・・実はアンドレからコンビニのふくろひとつ渡されて、これでなんか考えてと言われただけなんですよ。出す順番も途中で変えるし」と高木シェフは笑います。でもこの、あつあつのものを葉っぱから少し出しては食べる弁当感覚。ストリートフードの豊かさを感じます。雪つり、金継ぎ・・・伝統を未来につなぐ風景お腹が落ち着いた頃に雪つりが運ばれてきました。テーマは「雪」です。金沢の冬の風物詩である雪つりを模した器の上には白い大福のようなもの。これは3種の米でつくられていて、中身はなんと牛ヒレのロッシーニ。コメはパウダー米、クリスピーな米パフ、酢飯。お酒はかぶら寿司をイメージしたもので、天狗舞の山廃濁り酒に蕪ジュース、はちみつ、れもん、りんご酒。牛ヒレのロッシーニはピリ辛で、アンドレがいま力を入れている四川料理風。フランス料理を学んだ彼が、日本のコメででそれらを包み、四川料理のエッセンスを付与する。三位一体が完成しています。添えられたフォアグラのフラム、トリュフソースの茶わん蒸しは、濃厚なプリンのようで、お茶菓子のやさしさが加わります。暖かさ、優しさ、美味しさが、ぎっしりと白い風景の中に包み込まれています。太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。三好達治のあの詩が浮かび上がってきました。アンドレは静かにそこに雪をふらせていきます。デザートは「継」。金継ぎですね。伝統を未来へつなぐイメージでしょうか。アンドレと髙木シェフが二人でソースをあたため、それをテーブルに持ってきてお皿にかけてくれます。金継ぎは、陶磁器の修繕に使われる技法で、割れたり欠けたりした器を直すだけでなく、未来にその価値を繋いでいく行為です。それを2人のシェフが分業します。九谷焼の廃品を磨き上げたという、割れた瓦のような黒い皿の上に、それを修復するパテのようムースが乗っかっています。これはレンコンのムースで栗やヘーゼルナッツが添えられたやさしい甘さのもの。シェフたちがかけてくれたソースはミモザを煮出した金粉入りのもの。それを黒い皿にぬると輪島塗、漆塗りの芸術作品じゃないですか。わらびもちを感じさせる優しい味わいも、いや、これはさすがです。デザートワインは南アのクレイン・コンスタンシア。余韻が残ります。最後のお茶をいただきながら、シェフたちの達成感に満ちた表情を見ていると、この完成度の高いコラボレーションをつくりあげた皆さんに思わず拍手をしたくなりました。それはそこにいた全員の思いだったのか、そこかしこから拍手が起こり、なかなか鳴りやみません。食という最も身近なことを通じて伝統を未来につなげていく試み。ここにはまだまだ、いろんな可能性が眠っていることを強く感じた夜でした。(2020年2月9日)(注)OPENSAUCE Inc.は、数々のスタートアップを推進してきた「Mistletoe(ミスルトゥ)」のパーマカルチャー領域を担う会社で、レストランの他にも醸造事業「Alembic」、新しい農業のノマド・プラットフォームを目指す「KNOWCH」などを運営している。▼編集長後記バックナンバー
2020年05月08日ロン・ハワードが、ホセ・アンドレのドキュメンタリー映画を監督することになった。アンドレは、L.A.、ワシントンD.C.、ニューヨーク、マイアミ、ラスベガスなどでレストランを経営する有名シェフ。2010年のハイチ地震をきっかけに、被災者に無料で食事を提供する非営利団体ワールド・セントラル・キッチンを設立した。この団体は、現在も、コロナウィルスの影響で食べるものに困っている人々を助けている。ハワードの映画は、このチャリティ活動に焦点をあてるものになるようだ。製作はナショナル・ジオグラフィック。文=猿渡由紀
2020年04月17日グラフペーパー(Graphpaper)より、リプロダクションオブファウンド(REPRODUCTION OF FOUND)に別注した新作スニーカーが登場。2020年3月21日(土)より全国のグラフペーパー取扱店舗にて発売される。今回登場する新作シューズは、グラフペーパー2020年春夏コレクションのテーマである彫刻家カール・アンドレの作品から着想。1970~80年代のドイツ軍のトレーニングシューズ「ジャーマントレーナー」をベースに、ミニマルながら個性的な1足に仕上げた。シューズには、イタリア製の良質なスムースレザーとスエードを使用。クラシックな佇まいはそのままに、スロバキアにあるファクトリーでモダンに再現した。カラーは、3色をラインナップ。木材のベージュ、銅板のゴールド、アルミのシルバーといった作品の構成要素を、メタリックレザーやカラーで表現した。【詳細】ジャーマントレーナー発売日:2020年3月21日(土)販売店舗:全国のグラフペーパー取扱店舗カラー:ホワイト×ゴールド、ホワイト×ブラック、ホワイト×シルバーサイズ:36~44価格:28,000円+税
2020年03月20日3月2日(月)放送の日本テレビ「映画天国」では、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』や『若者のすべて』など数々の名作で知られる名匠ルキノ・ヴィスコンティ監督の『ベニスに死す』をオンエアする。1906年にイタリア・ミラノの貴族の家に生まれ、1942年に『郵便配達は二度ベルを鳴らす』で映画監督デビュー。その6年後には『揺れる大地』を発表。『ベリッシマ』『夏の嵐』、ドストエフスキーの小説を映画化した『白夜』などを世に送り出すと、アラン・ドロンらを起用した『山猫』ではカンヌ映画祭のパルム・ドールに輝き、『熊座の淡き星影』ではヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。1967年にはカミュの『異邦人』を映画化するなど、映画史に残る名作の数々を生み出してきたヴィスコンティ監督。彼が1971年に製作したのが本作となる。ドイツの高名な老作曲家アッシェンバッハ(ダーク・ボガード)は静養のために赴いたベニスで、究極の美を体現したような美少年タージオ(ビョルン・アンドレセン)に出会う。ゆるくカールした金髪と澄んだ碧眼の瞳。まるでギリシャ彫刻のようなタージオにアッシェンバッハは次第に心を奪われてゆく…というストーリー。アッシェンバッハ役には『召使』『ダーリング』で英国アカデミー賞に、『わが恋は終りぬ』ではゴールデングローブ賞にノミネート、ヴィスコンティ作品には本作のほか『地獄に堕ちた勇者ども』にも出演しているダーク・ボガード。タージオ役には本作への出演で一躍アイドル的な人気を博し、日本でも熱狂的なファンを生んだビョルン・アンドレセン。またタジオの母役で『デューン/砂の惑星』などのシルヴァーナ・マンガーノも出演する。映画天国『ベニスに死す』は3月2日(月)深夜25時59分~日本テレビで放送。(笠緒)
2020年03月02日いま、ハリウッドの製作陣が”最も組みたいクリエイター”のひとり、アリ・アスター監督の最新作『ミッドサマー』。この度、暗闇とは真逆の白夜に行われる祝祭を舞台にした“フェスティバル・スリラー”から、「祭りのはじまり」と題された本編映像の一部が解禁された。主人公ダニーを演じるのは、『ファイティング・ファミリー』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『ブラック・ウィドウ』と出演作が続く、若手女優フローレンス・ピュー。ダニーの恋人クリスチャンを『シング・ストリート 未来へのうた』のジャック・レイナーが演じるほか、『デトロイト』のウィル・ポールター、「グッド・プレイス」のウィリアム・ジャクソン・ハーパーに、『ベニスに死す』の名優ビョルン・アンドレセンらが出演。1月30日、31日にアスター監督来日による舞台挨拶付き先行上映イベントが実施されると、監督自ら「これはホラーではなく失恋映画だ!」「ラストの爽快感を楽しんでほしい」と発言。従来のスリラー映画の枠組みをはるかに飛び越えた傑作は大きな注目を集めている。そして今回解禁となった映像は、本作の舞台となるスウェーデン奥地の村・ホルガ村で開催される、90年に一度の大祝祭の催しものの一部をハイライトとして映し出したもの。白夜で煌々と照らされる中、村長のような女性の「乾杯の挨拶」や、奇妙な掛け声とともに踊る男女の姿。そして、シンメトリーな構図で、まるで何かの儀式のようにも感じられる食卓の様子など3つのシーンが描き出されている。フローレンス演じるダニーたちが足を踏み入れた“90年に一度の大祝祭”。一見華やかに見えるが、映像内に映し出される全てのものも、どこか意味ありげに不安を増殖させるものとなっている。『ミッドサマー』は2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2020年02月07日『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督がオスカー受賞後はじめて企画・製作し、ストーリー原案を担当した『スケアリーストーリーズ 怖い本』。今回、デル・トロに見出されたアンドレ・ウーヴレダル監督、そしてキャストの面々が、本作の魅力や撮影の裏側について語る特別映像が解禁された。まず、いかにも“何かが出そう”な廃墟となった屋敷を訪れる子どもたちの映像をバックに、「この映画は現代的なホラー映画と僕が見て育った、アンブリン(アンブリン・エンターテインメント)映画を融合したんだ」と話すのは、ウーヴレダル監督。彼は、ハリウッド映画は未経験ながらも、その独特な感性にデル・トロが惚れ込み、本作に大抜擢された。アンブリンとはスティーヴン・スピルバーグが1982年に設立した製作会社で、『E.T.』『グーニーズ』『グレムリン』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』などの作品でお馴染み。デル・トロは「キャラクターに対して素晴らしいセンスを持っていて、ユーモアのセンスも見事で、作品のテンポ感覚も最高なんだ。それにもちろん、すごく怖い」と、そんなウーヴレダル監督の過去作をべた褒め。本作についても「他のホラー映画とは違うタイプだ、ジェットコースターのように観客は恐怖を楽しむんだ」と、手に汗握りながら“怖い”を楽しめる仕掛けのあるアトラクション作品として太鼓判を押す。また、デル・トロは時代背景にもこだわり、その舞台に1968年を選んだ。この年は、ジョン・F・ケネディ大統領やキング牧師が暗殺され、長期化したベトナム戦争への反戦運動が高まり、世界各地でデモや暴動も多発した。1968年はそれまでの価値観が大きく覆り、かつて想像すらしなかったようなことが起こった激動の年だったのだ。その点について、作家志望のメガネっ子ヒロイン・ステラ役のゾーイ・コレッティは、「ここで描かれている時代は特殊、現実味を帯びている」と話し、1968年が“何が起こっても不思議ではない年”だったからこそ、この物語の舞台になったことを明かした。ラモン役マイケル・ガーザも「僕たちは時間をかけてキャラクターに深みを持たせ、リアルに作り上げていったんだ」と設定だけでなく、演技においても非現実の世界をよりリアルに近づけられるよう丁寧に役作りをしたと語っている。さらに映像内では、本作のストーリーを簡単に知ることができる。町外れの幽霊屋敷に忍び込んだステラたちは1冊の本を見つける。その“怖い本”には毎夜ひとりでに新たな物語が書かれていき、主人公になった者は消えていく。そんな“怖い本”の呪いにふり回されるステラたちはどうなるのか…。ステラの友人・チャック役オースティン・ザユルは「一度本に捕まれば恐怖からは逃げられない」とその怖さを語り、ウーヴレダル監督も「“怖い本”は恐怖を利用して物語を書く、彼らの中にある恐怖を現実にする」と、本作の恐怖は、実は襲われた人間が持つ恐怖心が源になっていることについて触れている。映像後半にはラモンが必死に何かから逃げようとするメイキングシーンもあり、ガーザは「アンドレは逃げ場のない感じを出すのがうまいんだ、彼はホラーをよく知っている」と苦笑いを浮かべ、大変だった撮影をふり返っている。「緊張と恐怖を作り出したかった、2時間 観客には怖がってほしい」と語る監督の手腕を、本映像からも確かめてみてほしい。『スケアリーストーリーズ 怖い本』は2月28日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年02月05日NY発のロブスターロール専門店「ルークス ロブスター(LUKE’S LOBSTER)」から、クリスマス限定メニュー「ホセ・アンドレ ロブスターロール」が登場。2019年12月2日(月)より販売される。10周年記念!世界的有名シェフ ホセ・アンドレとコラボ今年で創業10周年を迎える「ルークス ロブスター」が、アニバーサリーを記念して、世界的有名シェフ ホセ・アンドレとコラボレーション。ホセ・アンドレのルーツである伝統的なスペイン文化を融合させた、スペシャルなロブスターロールが誕生した。スモークパプリカ風味のソース×唐辛子のピクルスパンに挟んだたっぷりのロブスターには、スモークパプリカ風味のソースでスパイシーなアクセントをプラス。さらにバスク産唐辛子のピクルスを大胆に飾り付けて、アイキャッチな見た目に仕上げている。サイドメニューも充実またロブスターロールと合わせて注文したいサイドメニューも充実。ブレッドボウル入りのクラムチャウダーや、トリュフ風味に仕上げたフレンチフライをはじめ、ブルーベリーを飾ったチーズケーキやパイといったデザートメニューを用意する。詳細ルークス ロブスターのクリスマス限定メニュー発売日:2019年12月2日(月)メニュー例:・ホセ・アンドレ ロブスターロール 1,380円・ブレッドボウル クラムチャウダー 520円・フレンチフライ(トリュフフレーバー) 480円・ブルーベリーチーズケーキ 480円・ブルーベリーパイ 480円 ※新宿サザンテラス店限定販売<店舗一覧>・表参道店住所:東京都渋谷区神宮前6-7-1 1FTEL:03-5778-3747・渋谷Park Street店住所:東京都渋谷区神南1-15-5 1FTEL:03-5456-6957・渋谷ストリーム店住所:東京都渋谷区渋谷3-21-3 渋谷ストリーム 2FTEL:03-6419-9700・新宿EAST店住所:東京都新宿区新宿三丁目17-20 1FTEL:03-5366-8613・新宿サザンテラス店住所:東京都渋谷区代々木2-2-1 新宿サザンテラス2FTEL:03-6773-0423・銀座店住所:東京都中央区銀座3-4-16 1FTEL:03-5524-3010・心斎橋店住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-5-20 1FTEL:06-6121-8177・ミント神戸店住所:兵庫県神戸市中央区雲井通7丁目1-1TEL:078-251-5911福岡パルコ店住所:福岡県福岡市中央区天神2-11-1 福岡パルコ 本館1FTEL:092-235-7157※ミント神戸店、FOOD TRUCKは販売対象外※表参道店は、ホセ・アンドレ ロブスターロールのみの展開
2019年11月30日シェフプロフィールアンドレ・チャン(ANDRE・CHIANG)【RAW(ロウ)】 オーナーシェフ。フランスの【メゾン・ トロワグロ】をほか数々のレストランを経験した後、 2010年6月にシンガポールで【Restaurant André】をオープン(現在閉店)。その後2014年12月に故郷 台湾 に【RAW】オープン。「2019年アジアのベストレストラン50」30位、 2019年版「ミシュランガイド台湾」で二ツ星を獲得。リオネル・ベカ (LIONEL BECCAT)【エスキス(ESqUISSE)】エグゼクティブシェフ。【メゾン・トロワグロ】でスーシェフを務めたのち、2006年東京の【キュイジーヌ [S]ミッシェル・トロワグロ】オープンに伴い来日。シェフとなる。 2012年【エスキス】のシェフに就任。2013 年~2019年現在「ミシュランガイド東京」で二ツ星を獲得、2018年に「ゴ・エ・ミヨ」の"今年のシェフ賞″受賞。僕たちのコラボレーションは、料理で奏でる"ジャズセッション"―リオネルさんとアンドレさんは、17年前、【メゾン・トロワグロ】で一緒に働いたことがあると聞きました。お互いの印象はどうでしたか?リオネル・べカ(以下リオネル敬称略):アンドレは、17年前に出会ったときも今とまったく同じ目をしていました。先をまっすぐ見ている目が印象的だった。働き方を見ていても一つ一つの動きに無駄がない。凄いやつだと思いました。ですから、再会したときに彼はすでに世界的なシェフとなっていましたが、それについてまったく驚くことはありませんでした。アンドレ・チャン(以下アンドレ敬称略):僕はあまりほかの人と交わるタイプではないのですが、【メゾン・トロワグロ】に入ったとき、リオネルはすぐに話しかけてくれました。最初にできた友達ですね。僕はモンペリエからやってきて、彼はマルセイユ出身。南仏のノリで波長があった。リオネルは威張らず、どこにも属さず、正直でフェアでいろんな可能性にオープンな人だった。そんな印象は情熱的な部分も含めて今も変わらないです。「芸術、色、形」という言葉から始まり、「希望・思考」という言葉で終わる全6種のテーマを設定。そのテーマに沿って、各シェフが1品ずつつつくるというメニュー構成―今回のコースは印象的な言葉のテーマに沿って、二人が一品ずつつくるという内容でしたね。メニューはどのようにして決めましたか?リオネル:二人のコラボは今回が二回目。一回目は自分たちのルーツをテーマにしました。今回のテーマ【感覚―地球への視点ー】は、二人の日常で話していたこと。地球の環境問題から、美しさ、ともに経験した懐かしい日々。そんな二人だけの話を料理を通じてゲストに分かち合いたいと思ったんです。そこから得たインスピレーションで言葉をいくつか考えて、アンドレに渡しました。彼がその言葉に沿って料理を考えて僕に戻してくれたので、そこから自分の料理を考えていきました。アンドレ:【RAW】は台湾の食材と、台湾のホスピタリティを発信し体感してもらうレストランです。その基本スタンスはそのままに、彼から投げかけてもらった言葉の間を埋めていくように料理のイメージを膨らませました。第一回目が過去がテーマだとしたら、第二回目は"今"がテーマ。僕が興味のある"今"の要素―アートや形や考えや風景-を、リオネルの言葉にフィットさせるように料理を考えました。キッチンでの息もぴったり。リオネル・ベカシェフ(左)とアンドレ・チャンシェフ(右)―抽象的な言葉だけで、一つのコースを二人で作り上げていく。まとめていくのは、とても大変なことのように思います。”こうしよう”というルールなどがあったのでしょうか。リオネル:特にありません。例えば、猫は高い所から空中にジャンプしてもストンときれいに着地できるでしょ。お互いを信頼しているからうまく着地する。自分のことも相手のことも予想がつくから、”驚くこと”はあっても、”突拍子もない”ことはならないって確信していましたね。アンドレ:我々のコラボは、ジャズのセッションのよう。個々の練習は必要だけれど、二人の練習は必要ない。初めて演奏するにしても、どっちがソロをやるのかという順番も関係ない。違うことを違う楽器で演奏するのに、一つの曲として成立する。自由に奏でてそのときのバイブレーションで一体化する。そんな感覚です。「芸術・色彩・形状」というテーマに合わせて、リオネルシェフがつくった料理。なかは酒粕を入れた、フォアグラのムース。周りは薄くスライスしたマッシュルームフランスの魂を持ったアジア人、アジアの魂を持ったフランス人。正反対な二人だから、うまくいく―それにしても、お二人の料理はどちらも本当に美しいです。そしてとても調和していました。リオネル:前菜のマッシュルームの一皿は、パピヨン(蝶)が飛び立つイメージでつくりました。この皿の前に出すアンドレの料理が牛肉のタルタルで、鮮烈な赤、卵黄の黄色、キャビアの黒、と強いコントラストがあった。だから、僕は一切の色を無くそうと思った。折り紙のようなはかない生き物がそっと皿の上で羽化した。そんなイメージで生のエネルギーを感じてほしかった。シンプルに見えるけれど、この料理はいろいろな技術をつかってをつくっています。アンドレ:僕たちは、とても似ているけれど、とても違う。リオネルはフランス人だけれどアジアの魂を持っているし、僕はフランスの魂を持ったアジア人。料理の方法も正反対。彼の料理は一見エレガントでシンプルだけれど、中は驚くほどパワフル。私は逆に、パッションをもっとダイレクトに表現する。けれど中は静寂。インサイドアウトとアウトサイドイン。お互いが持っている反対の部分をよく理解していて、それがうまくかみ合ったと思います。「遺産、工芸、伝統」のテーマでアンドレがつくった『ニガウリとシリアル』。軽くマリネしたゴーヤの下には、鶏のだしで炊いた冷たいおかゆが隠れている。塩卵の黄身のクリームを添えて―アンドレさんのゴーヤの一皿も美しく、そして意外性がありました。ゴーヤの下はおかゆでしたね。アンドレ:「遺産・工芸・伝統」というワードから、台湾で子供時代に日常的に食べていたおかゆをつくりました。ゴーヤを重ねたのは、積み重ねてきた人生をなぞらえて。ゴーヤは体を冷やす食べ物だから、夏、台湾でも食卓によく登場する食材です。昔から伝わる食べ物にまつわる知恵は、DNAレベルで体が覚えていると思うのです。私たちの無意識下にあるルーツ、我々はどこから来たのか、そんなことを料理で伝えられたらと感じました。―メニューには、「アンドレの悪夢」や「もっと薄くできないの?」という面白いタイトルのものもありました。リオネル:「アンドレの悪夢」は、毎日毎日アンドレがなすを大量に仕込まなくてはいけなくて、"なすを見るとその時の悪夢がよみがえる"という、今だから笑える記憶から生まれたもの。同じように、「もっと薄くできないの?」は、僕が牛乳とレンネットで凝乳シートをつくる仕込みをしていると、ミッシェル・トロワグロ氏から「もっと薄くできないの?」といつも怒らていた僕のトラウマから生まれた料理です(笑)「風景、人生、要素」というテーマでリオネルがつくった『キンキ、梅、花ズッキーニ』。ウロコを立たせて仕上げたキンキに、肝でつくったソース。青梅のコンポートを添えて―リオネルさんの「風景、人生、要素」というのはどんなイメージでつくったのですか?リオネル:料理人て、頭が先行して、皿の上で自分自身を主張してしまうことがある。内省的になってしまい、料理に自分を投影してしまう。この一皿では、素材そのものをきちんと前に出る料理にしたいと思った。メイン食材はキンキ。だからキンキの良さを前面に出しました。なにも隠さないし、自分の意識は乗せない。食材の美しさを感じてもらうような料理を、コースの中で一皿は食べてもらいたい、これは【エスキス】で常に考えていることです。―しかし、内省的、つまり自分が今までなにを見てきたかの積み重ねは大切なのではないでしょうか。だからこそ、極限まで素材そのものにフォーカスしても、料理人の中につもってきた様々な経験が料理にあらわれる……。リオネル:そうした部分ももちろん大切です。美しさを見出だす目を養うこと。人に対して誠実であること。自分で自分のリズムを刻みつづけられるかということ。詩的なことに敏感であるかどうか。自分の内なる声を聴き、クリエイティブなところに自分をおけるかどうか。そうした経験の積み重ねが自分を形づくっているのですから。「美と儚さ」をテーマにアンドレがつくったデザート、『アイユー、タマリロ、ホエイ』。水分にアイユー(愛玉子)の果汁をいれると固まる性質を利用し、水に果汁をいれて固めたゼリーの上に、酒粕でつくったチュイルを添えて―「夢と儚さ」と名付けられたアンドレさんのデザートは、アイユー(愛玉子)と水のゼリーがメインでした。これはどういうメッセージが込められていますか?アンドレ:このデザートはこれからの食の未来を考えた一品です。アイユーは、台湾で昔はよく食べられてたゼリーに使う柑橘でした。けれど、最近は一昔前の食べ物として忘れられてしまっている。だから、そこに光をあてたかった。昔はあたりまえだったのに、今の生活からはじかれてしまっているノスタルジックな食べ物を今に引き戻す。それは自分の店のメニューづくりの考え方でもあります。リオネルとこれからの食について話したことがあったんです。とても大きなテーマですけれどね。僕は50年後に虫を食べなければいけない未来が待っているとは思えない。忘れられた食べ物に光をあてる、というのもそうですが、いろんな視点で未来は変えられる。台湾カカオの殻をお茶にする、というのは”使えないものを食べ物にする”という視点が未来につながると考え、最後に出しました。今日初めてお披露目したという、台湾カカオの殻のお茶。ほんのりとカカオの香りがするハーブティー―初めてお互いが出会ってから17年間。その間に自分自身も環境も、時代も変わってきました。これからどのように料理と向き合い、チャレンジしていきたいですか?リオネル:来日して13年、自分の視点は変わっていませんが、自分自身のパーソナリティは変わったと思います。日本で暮らす中で日本人的な感覚が身について、繊細さをより感じ取れるようになりました。最近は無駄のない、ピュアな料理にはまっています。程よいバランスとシンプルかつ力強さを見いだせる一皿を作りたい。そうはいっても料理で実現させることは難しい。まだまだチャレンジは続きます。アンドレ:僕の家族は父親が書家で母がシェフ、自分自身は彫刻と陶芸を勉強していた芸術一家でした。ですから僕は、クローズしたシンガポールの【アンドレ】、台湾【RAW】、四川か【ブリッジ】、マカオ【シチュアムーン】と別の絵を描くようにそれぞれのレストランをつくってきました。すべてのレストランは私の心です。そんな私にとって、今も昔も大切なことは、"いい世界を信じること"。その考え自体が正しいかどうかわからないけれど、ポジティブシンキングさえあればどんなこともやり遂げられる。なにかの経験が、驚くようなことに導くとは思っていません。日々の考え方の積み重ねが、自分がイメージする絵を描けるように導いてくれるのだと思います。今回のコラボレーションも大成功。より絆が深まった二人のシェフESqUISSE【エリア】銀座【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】15000円【ディナー平均予算】30000円【アクセス】銀座駅 徒歩1分
2019年09月19日誰もが愛したくて、愛されたくて、受け入れたくて、受け入れてほしくて……そして偏見がある。サンシャイン劇場で上演している舞台、三ツ矢雄二プロデュース LGBT THEATER Vol.1「MOTHERS AND SONS ~母と息子~」は、そんなひとりの女性とゲイカップルの家族の話だ。上演は8月4日(日)まで。【チケット情報はこちら】ニューヨークに住むキャル(大塚明夫)とウィル(小野健斗)は同性婚をし、バド(阿部カノン、中村琉葦ダブルキャスト)という11歳の息子と暮らしている。クリスマス前のある日、そこに突然、前触れなくキャサリン(原田美枝子)が訪ねてきた。彼女は、キャルのかつての恋人・アンドレの母親だ。アンドレは20年以上前にエイズで亡くなっており、最近に夫を亡くしたキャサリンは、喪失感のなか「なぜ息子は死んだの?なぜ自分は孤独で、あなた達は幸せなの?」とキャルや自分も追いつめていく……。本作は第68回トニー賞(2014年)戯曲賞にノミネートされた。近年、ブロードウェイではLGBTにまつわる作品が増えている。この舞台となるニューヨークで同性婚が合法となったのは、2011年7月。日本では今月同性婚を認めないのは重大な人権侵害」と日本弁護士連合会が意見書を国に提出したばかりと、ニューヨークに比べてかなり遅れている。そのため人によっては、本作内で交わされる会話に馴染みが少ないかもしれない。ただこれは、タイトルにもあるようにすべての“母親”という役割の女性と、誰かの息子たちの心を巡る物語だ。小ぎれいで広々としたリビングでの1時間40分の会話劇。互いに相容れない気持ちを持ちながら、拒絶することもせず同じ時間を過ごす。原田の不安定だけれど力強い佇まいが、大塚と小野演じるゲイカップルに対して際立つ。しかしその影で、3人それぞれが抱える偏見がちらほらと露呈もする。大人達の複雑な思いなどまだ知らず、少年・バドだけは輝くばかりの未来を見つめて微笑んでいる。素直でまっすぐで甘えん坊なバド。彼の幸せそうな様子から、ここがどんな温かい家庭で、キャルとウィルがどれだけ良い両親なのかが想像できる。バドがダブルキャストなので、演じる俳優によって男3人の家庭から受ける印象も変わるだろう。登場するのが同性愛カップルだからこそ、「血の繋がりや家族とはいったいなにか」という命題が立ち上る。愛し合うこと自体は複雑なことではないはずなのに、なぜ噛み合ないのか……今の時代に突きつけられた、大きな課題でもある。取材・文:河野桃子
2019年08月02日この夏必見の“海版『スタンド・バイ・ミー』”ともいえる、成長物語の新たな金字塔『ブレス あの波の向こうへ』。本作で鮮烈なデビューを飾った次世代スター候補サムソン・コールターの場面写真をシネマカフェが独占入手した。本作は、海外ドラマ「メンタリスト」パトリック・ジェーン役で知られる人気俳優サイモン・ベイカーが、原作に惚れ込み、初監督・製作・脚本、主演も務めた渾身作。サーフィンが重要となる本作でベイカーは、オーストラリア全土で大々的なプロモーションのもと集められた250人の中から、演技経験のない実際のサーファー、サムソン・コールターとベン・スペンスを抜擢。2人はサーファーならではの柔軟さと身体能力の高さを演技でも発揮しており、歳を重ねたことで渋みを増したベイカーとの共演で鮮烈な印象を残している。特にメインキャストであるパイクレット役を射止めたサムソン・コールターは、当時15歳。本作の製作にあたり、並みならぬ思い入れのあるベイカーは、自然の海を相手に肉体的にもタフであること、それに加え子どもらしくも、時に大人のような色気をも感じさせる等身大の少年を求め、1年にも及ぶ時間をキャスティングに要したとふり返っている。また、『華麗なるギャツビー』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』などに出演し、先日、クリストファー・ノーラン監督の新作への参加も発表された超絶美形女優エリザベス・デビッキは、共演者であるサムソンについて、「憎らしいほど美しい。演技もできて、サーフィンもこなせる彼は、まさにこの役のために生まれきたかのような逸材」と絶賛する。そんなサムソンは、名作『ベニスに死す』(’71)で名を馳せた絶世の美少年タジオ役のビョルン・アンドレセンを彷彿とさせる正統派で、ティモシー・シャラメに続く次世代イケメンスターの大本命として日本でも注目されている。数々のオファーが来ていることが予想されるが、サムソン自身は俳優を続けるとも、この1作のみで辞めるとも公言しておらず、現在はプロサーファーに戻り世界の大会に出場して活躍中。まったくの演技未経験ながら今後に期待が寄せられる次世代イケメンスターの誕生を、スクリーンで確かめてみてほしい。『ブレス あの波の向こうへ』は7月27日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブレス あの波の向こうへ 2019年7月27日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開© 2017 Screen Australia, Screenwest and Breath Productions Pty Ltd
2019年07月25日俳優、声優として活躍する三ツ矢雄二が、新たに“LGBT THEATER”を立ち上げ。第1弾として『MOTHERS AND SONS―母と息子―』を、7月26日(金)から、東京・サンシャイン劇場で上演する。そこで演出も手がける三ツ矢と、主演の原田美枝子に話を聞いた。【チケット情報はこちら】自らゲイであることを公言し、LGBTの活動にも協力している三ツ矢。その中で自分は何が出来るかを考えた結果、行き着いたのがLGBT THEATERだったと言う。「自分が出来ることって、やっぱり芝居しかないんですよね。ブロードウェイにはいいゲイの戯曲がいっぱいあるし、じゃあそれをやろうと。1本目をこれにしたのは、ゲイが笑いに走るものではなく、ちゃんとしたドラマをやりたいと思ったから。僕自身、とても感動した作品であり、LGBTの現状を知ってもらうためにもいい題材だと思ったんです」物語は、年の離れたキャル(大塚明夫)とウィル(小野健斗)という同性婚カップルのもと、キャルの元恋人アンドレの母親キャサリン(原田美枝子)が訪ねて来るところから始まる。キャルたちの間にはバド(阿部カノン・中村琉葦Wキャスト)という子供もおり、理想的な家庭を築いている一方、キャサリンは夫に先立たれ、息子のアンドレもエイズで亡くしている。原田が演じるのは、そんな複雑な感情を秘めたキャサリンだ。「親にとって1番の不幸って、子供が先に死ぬことだと思うんです。それこそキャサリンも身を切られるほどの想いだったろうと。そういう悲しみが怒りになり、孤独になり、さらにはエイズや同性愛に責任転嫁していってしまう。ただキャルもウィルも子供を育てるということにおいては、キャサリンと同じく、母性を理解し始めているんですよね。そのあたりの構成が、非常によくできた戯曲だと思います」原田のキャスティングについて三ツ矢は、「見た目はとてもたおやかで儚げですが、1本体幹に根性が座っている(笑)。それがキャサリンという女性にぴったりだと思ったんです」と全幅の信頼を寄せる。また原田も「“いいお母さん”というのが日本の母親役では主流ですが、これまで生きてきて思うのは、女の人ってもっといろんな面があって面白いということ。だから今、こういう母親役をやれるのはとても楽しみです」と期待に胸を膨らませる。最後に三ツ矢はこう言う。「LGBT THEATERをライフワークにしたい」と。さらに「回を重ねていくことで、LGBTだってなにも変わりはない。普通だよと。で、LGBTって言葉自体がなくなってしまうのが1番の理想だと思います」と展望を語る。そのための大きな一歩、ぜひ劇場で見届けたい。取材・文:野上瑠美子
2019年05月10日「亡くなった樹木希林さんと話したものですよ。『俳優としてこんなに生き延びるって思わなかったね』って。年を重ねると先に逝かれる人がいて、さびしいことです」そう語るのは、映画『家族はつらいよ』シリーズで、日本の平均的な家庭の父親を好演する橋爪功(77)。今回はフランス発、注目の舞台『Le Pere 父』(2月2~24日/東京・東京芸術劇場 シアターイースト、3月16・17日/兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールほか、上田、高知、名古屋、松本で公演)で、高齢の父親アンドレを演じる。80歳のアンドレは自分から望んでアパルトマンで一人暮らしをしているが、認知症を発症し、娘の気をもませている。「アンドレは女房に関しても悪態をつくんです。俺も言ってみたいよ。いや、うちは一緒にお酒を飲むくらい仲はいいんですけどね(笑)」(橋爪・以下同)脚本は、気鋭の劇作家、フロリアン・ゼレールだ。「台本を読んで、よくできたお芝居だな、と。書いた彼はまだ30代。たいしたもんです。ややサスペンスタッチだとも言えるし、複雑で面白い。読んでいて混乱してくるんですよ。よくできている台本だからこそ、ね」認知症を発症した家族に、周りの人たちは、どう向き合えばいいのか――読者にとっても人ごとではない。しかし、橋爪は「深刻にならなくていい」と語る。「思うんだけどさ、よく“赤ん坊に返る”っていうじゃない?そういう目線でお年寄りと接していけば、あたふたしなくてもいいんじゃないかな。高齢の親がへんてこなことを言ったとしても笑っていればいいと思う。昔は地域全体が『あのじいさんボケてるから』なんて言って受け流してた。最近の人は地域のつながりが少なくなって、全部を個人で引き受けなきゃいけないから大変だよね」物語は、記憶と現実にギャップができ困惑する父と、彼の変化に戸惑う娘の姿を描く。「それだけを表現するんじゃなく、むしろいろんな乱反射というかね、深刻な面に見え隠れするトンチンカンな現実をむしろ楽しめればいいね。キャッチコピーの『哀しい喜劇』って言葉はまさにそういうことだと思うんですよ」俳優としてのキャリアは50年以上。長く続ける秘訣は、「小さな事柄にいつまでもこだわらないこと」だそう。「楽観的でぼーっとしてるの、俺。気になることがあっても忘れるよう心がけている。というか、すぐ忘れる。こだわらないためのおまじないなんか考えちゃって。どんな、って?それは秘密。人に教えちゃダメなんですよ(笑)」
2019年02月04日登坂広臣と中条あやみが主演する大人のためのラブストーリー映画『雪の華』。この度、名作漫画「ベルサイユのばら」の作者・池田理代子が本作の世界を描いたオリジナルビジュアルが到着した。“ベルばら”の愛称で親しまれる「ベルサイユのばら」は、フランス革命の時代、激動な運命に翻弄される中で、男装の騎士オスカルと叶わない恋だとは知りつつも、運命の人オスカルを愛し見守り続けたアンドレの永遠の愛と革命のドラマを描いた作品。いまもなお燦然と輝き続け、多くの人たちを魅了して止まない不朽の名作だ。そんな名作を生み出した池田氏が、今回本作からインスパイヤされたオリジナルビジュアルを描き下ろし!フィンランドの煌びやかなオーロラと美しい雪景色の中、涙を流す美雪と彼女に寄り添う悠輔、そして手を繋ぎ、後ろを振り向く2人の姿の姿が描かれている。本作を観た池田氏は「恋の始まる美しい瞬間が、現代における清涼剤のようです。王道の恋物語、それに、登坂さん、中条さん、がぴったりとはまりました」と絶賛し、「ヒロインの命はいつまで続くのか、手をつないで見返りながら向こうに去っていく二人の姿に、私なりの回答をそえました」とビジュアルについてコメントを寄せている。『雪の華』は2月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:雪の華 2019年2月1日より全国にて公開©2019映画「雪の華」製作委員会
2019年01月18日衰えていく肉体と精神に困惑する老父とフォローに疲弊していく娘。父娘を軸に、観客自身も高齢者の視点を体験するという斬新な手法で書かれ、フランス演劇賞最高位のモリエール賞最優秀脚本賞を受賞した『Le Pere 父』が2019年2月に上演される。【チケット情報はこちら】作者フロリアン・ゼレールは教師から作家へと転身し、30代前半で今作を書き上げた俊才。現代版『リア王』とも呼ばれ、既に世界30か国以上で上演された戯曲の日本初演で主人公アンドレを演じるのは、舞台はもちろん映像作品でも第1線を走り続ける橋爪功だ。「薄紙に包まれた劇薬。戯曲を一読し、そんな感想を持ちました。人が、普段はできれば考えたくない、直視したくない生命体としての不安や孤独に満ちていて、観終えたあと、安易に感想を言い合ったりしたくならない作品。だからこそ信頼して観客に丸投げできるし、同時に俳優の立場からは四の五の言えない逃げ場のなさが、現実逃避しがちな自分に良い刺激になるんじゃないかと思って」とニヤリと笑う橋爪の口元には、既にフランス的皮肉なウィットが浮かんでいる。演出はオリジナル初演を手掛けたラディスラス・ショラー。橋爪は「所属する劇団は、かつて英・米・仏・北欧といった海外の演出家を招いた創作に熱心で、ひと通り手合わせした中でも、フランス人演出家は1番“言葉だけでは分かり合えない”印象が強かった。自分のスタイルが明確にあり、簡単には他人の意見に賛同しない。徹底した個人主義の文化圏から来る有能な若手演出家と、今の自分との間でどんな創造ができるのか楽しみですね」と、“はじめまして”から起こる化学反応を心待ちにしている様子だ。場が進むごとにアンドレの記憶や意識は混乱し、時間軸や彼を囲む人々の役割も曖昧になっていく構成は、演者にとってハードルになりそうだが「長く生きていると、前夜何時間も悩んでいたのに、寝て起きたらスッと楽になるようなことがある。人はそうやって自分の中に蓄えてきた経験や知識、後悔の念などを、老いと共に今度は希釈することで命を長らえる生き物。そう考えるとアンドレの身に起こることは自然だし、本人にとって苦痛だけでもないはずだけれど、家族にはそれが“父親が壊れていく”という恐ろしい現実として映る。一方向に時間が流れず、場面やせりふが行ったり来たりするので覚えにくさはあるけれど、人間特有の、生き物としての変容を演じることは興味深いですね」と、橋爪の中での戯曲分析はかなり進んでいるよう。人間なら誰しも避け得ない「老い」を巡る悲喜劇を、円熟の演技と艶で魅せてくれるであろう舞台を心待ちにしたい。公演は2019年2月2日(土)から24日(日)まで、東京芸術劇場 シアターイースト、3月16日(土)・17日(日)兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールほか、4か所にて上演。取材・文:尾上そら※『Le Pere 父』の正式表記は、「Pere」の「P」と「r」の間の「e」にアキュート・アクセントが付く
2018年09月05日舞台『大人のけんかが終わるまで』の公開抜き稽古が、東京・シアター1010にて行われ、鈴木京香、北村有起哉、板谷由夏、藤井隆、麻実れいが登場した。同作はシニカルな大人のコメディを描く劇作家ヤスミナ・レザの新作コメディ。破局寸前の不倫カップルであるアンドレア(鈴木)・ボリス(北村)と、偶然一晩居合わせることになったボリスの妻の友人カップルであるフランソワーズ(板谷)・エリック(藤井)、そしてエリックの母イヴォンヌ(麻実)のコミカルな会話劇となる。アンドレア役の鈴木は「やはり舞台に立ってみると稽古場の時よりも楽しさが増えてきた感じがします」と手応えを感じている様子。「演出の上村(聡史)さんのもとで、5人のキャラクターを皆でつくってきたので、私もアンドレを生き生きとした女性として演じたいですし、どのキャラクターにもイヤな人がいないと言いますか、どこか共感してもらえるところがあると思います」と語った。北村は「思った以上に疲弊する舞台」と表すが、「今回ほど不安な部分がない舞台も初めてで、どんなことが起こっても動揺しないで、リラックスして初日に臨めるかなと思います」と自信を見せる。板谷は「舞台の上ではずっとけんかをしているので、私は俯瞰で見ることが出来ないのですが、お客様がこの舞台で何を受け取ってくださるのか、私自身すごく興味がある」と明かした。エリック役の藤井は「緊張感がいまMAXの状態です」と告白。「今は客席に誰もいない状態でお稽古をしていますが、お客様に入っていただいたら、力をいただけるんじゃないかと思っておりますので、どうぞ劇場でお待ちしています」とメッセージを贈った。さらに麻実は「こういうちょっと辛口の楽しい作品にはなかなか出会えない」と称賛し、「是非この舞台はご夫妻でいらっしゃると面白いと思います」と勧めた。プレビュー公演はシアター1010にて6月30日〜7月1日で、東京公演はシアタークリエにて7月14日〜29日。また愛知、静岡、岩手、大阪、広島、福岡、愛媛、兵庫と全国ツアーを予定している。
2018年06月29日ポルトガルの夏を感じる3組の作り手による作品を紹介、展示販売する「MÃO/PORTUGAL “O verão”」展が、5月29日から31日まで、東京・下北沢のFog linen workにて開催。手仕事がとても盛んで、近年、近隣諸国からアーティストが続々と移住する魅力を持ち、“ヨーロッパ最後の田舎”と言われるヨーロッパ最西端の国、ポルトガル。ポルトガルでの旅行をきっかけに、その土地の手仕事と現地での暮らしぶりに魅了された女性二人組カステラノート(CASTELLA NOTE)は、フィールドワークを通じ、昔ながらに培われてきた手仕事と独自の哲学でインディペンデントに活動する若手の作家の作品を、現地で撮りためた写真とともにポップアップ形式で紹介する。ポルトガルで作り手を訪ねたり、現地で生活してみると「何もないけれどすべてある、その豊かさ」に驚かされる。ワインやパン、生ハムなど日々の暮らしに欠かせないものは全て自家製、北部では羊と暮らしながら農作業の傍らで糸を紡ぎ、毛糸で編み物をし、南部ではバスケットを編む。田舎にはまだそんな生活が当たり前に残っている。あるものを活かして直しながら使うなど、決してお金がある国ではないからこそ自分たちの手で作り出す、そんな暮らしの中で生まれた手仕事たちは、どれもどこか素朴で手のあたたかさと感触が色濃く残ったような質感がある。家族や友人たちとの日常を大切にするシンプルな暮らし、限られたものの中から生み出すクリエイティビティ。若い人たちにもその精神は受け継がれており、特に若手の作家たちが作るものづくりの根底に息づく。そうしたポルトガルの暮らしや風景、そこで培われたものづくりを伝えたいと2016年12月にスタートしたのが「MÃO/PORTUGAL」展だ。シルバーアクセサリー(イネス・ソブレイラ)4回目となる本展では、3ブランドを紹介。「イネス・ソブレイラ(INES SOBREIRA)」は、日本で初めての紹介となるアクセサリー作家。シルバーの糸を編み紡ぐ彼女の世界観はどこか詩的で柔らかく空気を編み込み、ときに驚きをもって小さな世界から語りかける。新作のセラミックシリーズ(マルガリーダ・ファブリカ)「マルガリーダ・ファブリカ(MARGARIDA FABRICA)」は、マルガリーダの透明感溢れるセラミックと、パートナーで夫のアンドレによるユニークで野性味あるペイントとのコラボレーションシリーズ「COLEÇÃO MAR / SEA COLLECTION」を本展限定で製作した。船乗りでアーティストあるアンドレが描き出す、ホエールにはじまるブルーのペイントが夏らしい作品。アルガルヴェ・バスケットポルトガルの最南アルガルヴェで出会ったおばあちゃんたちが編むバスケット「アルガルヴェ・バスケット(ALGARVE BASKET)」は、イザベルの作る「CaneBasket」と、オデッテが作る「PalmaBasket」を中心にお届け。全て手編みで自然の素材で作られたしなやかな質感のバスケットたち、そしてこれからの季節に持ちたくなる楽しい新型も並ぶ。この機会にポルトガルの手仕事に触れ、“ポルトガルの手の記憶、夏の空気”を感じてみては。【イベント情報】MÃO / PORTUGAL “ O verão ”(マオ/ ポルトガル “ウ・ヴェラオ”)会期:5月29日〜31日会場:FOG 2nd FLOOR住所:東京都世田谷区代田5-35-1 fog linen work 2F時間:12:00〜18:00(最終日は16:00まで)
2018年05月23日今回のコラボレーションは、日本の女性ファッションブランド「 pas de calais(パドカレ)」の名前の由来となった、フランス北部のパ・ド・カレ地方にあるルーヴル美術館ランス別館と、その周辺の観光促進ならびに伝統産業の発展、地域振興を目的としたプロジェクトALL(Autour de Louvre Lens)の一環です。 フランス北部のパ・ド・カレ地方とは? フランス北部に位置するパ・ド・カレ(Pas-de-Calais)地方は、ベルギーやイギリスに面しており、ロンドンからユーロトンネルで55分、イギリスに面しているオパール海岸、世界で4位を誇るナウシカ水族館などがあります。そこには、日本の建築家ユニットSANAA(西沢立衛・妹島和世)により設計された、ルーヴル美術館ランス別館をはじめとし、約85館にも及ぶ美術館がある文化的地域であり、以前は炭鉱が盛んだったことから世界遺産に登録された炭田地帯など、今でも多くの自然と観光資源が残っています。 ALL(Autour de Louvre Lens)とは? ルーヴル美術館ランス別館周辺ディスティネーションを中心に観光振興をするプロジェクトの総称です。消費者のニーズやウォンツの地域マーケティングし、その土地ならではのオリジナルグッズを生み、文化的アプローチとともに国際的市場を目指しています。今回、海外企業とコラボレーションを展開するのは初めての試みだそうです。 pas de calais(パドカレ)とは? 株式会社ギャラリー・ド・ポップが運営する女性ファッションブランドです。ブランド名の由来となっているフランス北部のパ・ド・カレ地方は、世界でもっとも美しいレースである“ダンテル・ド・カレ”を生む地。繊細でデリケートなレースと、その地に暮らす人々の自然に開かれたライフスタイルをイメージし、ブランドを名付けたのだそうです。pas de calais(パドカレ)は成熟した大人の女性をターゲットととし、ナイーブでどこか懐かしいエッセンスをモダンでカジュアルなデザインに加え、自然素材の優しくコンテンポラリーな世界を展開しています。 コラボレーション商品に大注目! ブランドの由来となり、兼ねてより親交のあった、“パ・ド・カレ”地方の想いに共鳴したファッションブランド「pas de calais(パドカレ)」が、ブランド20周年を迎えるタイミングで今回のコラボレーションが実現。自然の静けさに寄り添いながら自身の経験を反映させたジャン=ミッシェル・アンドレと、パリと東京を中心に活動するビジュアルディレクターでもあるモート・シナベル・アオキによる、パ・ド・カレ地方の風景写真をプリントしたものや、パ・ド・カレ地方の石炭を彷彿とする炭染めで濃淡を表現したものを含めた、全7型のストールを展開しています。リネンやカシミア、シルクといった天然素材を使用し、まるで空気に触れているかのような軽やかに仕上げられた職人の手つむぎ…こちらのストールには伝統産業である世界でもっとも美しい繊細でデリケートなレース“ダンテル・ド・カレ”がアクセントとしてあしらわれています。全ての商品には、コラボレーションネームとスペシャルリーフレットがつき、パ・ド・カレ産のリンネで作ったバックを入れて販売されるそうです。パ・ド・カレ地方の“身に纏うアート”を、ファッションとして取り入れ、自由に表現してみてはいかがでしょうか。 【商品情報】 パドカレ×ルーブル美術館 ランス別館 ストール発売日:2018年3月発売場所:直営店、期間限定ストア価格帯:22,000円+税~ 【店舗情報】コラボレーション商品の発売を記念して、全国6か所の百貨店にて期間限定ストアがオープン! ■札幌大丸期間:2018年3月14日(水)~3月20日(火)住所:北海道札幌市中央区 北5条西4丁目7 ■大阪タカシマヤ期間:3月21日(水)~3月27日(火)住所:大阪市中央区難波5丁目1番5号 ■東京ミッドタウン期間:3月28日(水)~4月8日(日)住所:東京都港区赤坂9丁目7−1 ■立川グランデュオ期間:4月4日(水)~4月10日(火)住所:東京都立川市柴崎町3丁目2−1 ■神戸大丸期間:4月4日(水)~4月10日(火)住所:兵庫県神戸市中央区明石町40 ■玉川タカシマヤ期間:4月13日(金)~4月22日(日)住所:東京都世田谷区玉川3丁目17番1号 【ブランド】pas de calais(パドカレ)
2018年04月08日魔夜峰央の人気ギャグマンガを原作にした舞台「パタリロ!」★スターダスト計画★が3月15日に開幕。それに先がけ初日会見と公開ゲネプロが行われ、会見には主演の加藤諒、青木玄徳、佐奈宏紀、脚本の池田テツヒロ、演出の小林顕作、そして魔夜峰央が登壇した。【チケット情報はこちら】舞台「パタリロ!」シリーズ第2弾となる本作。会見では、原作者である魔夜が「前作がとにかくむちゃくちゃ面白かったですから。今作それを上回ることは間違いない」と太鼓判を押す。今作で描かれる、原作でも人気の高いエピソードについて池田は「かなり泣けるお話ですし、原作を知らない方でも楽しんでもらえるはず」と自信をのぞかせた。初演に引き続きギャグマンガである原作の独特の世界観を見事に再現した小林は「1番稽古しているのは“間”。どうでもいいようなギャグばかり稽古してみんなを困らせています(笑)」とエピソードを披露した。初演から主人公・パタリロを演じ、魔夜にも「パタリロを演じられるのは諒くんしかいない」と言われた加藤は「いろんな人たちを巻き込んでいくお芝居を顕作さんから伝授していただきました。キャストも観客も巻き込むようなお芝居ができたら」、バンコラン役の青木は「2作目ということで少しのプレッシャーはあったのですが、稽古場でいつものメンツとさらに増えたキャストやスタッフの皆さんと、力を合わせて面白いものがつくれたと思います」、マライヒ役の佐奈は「今作はストーリーが動くのですが、そんなの全然どうでもいいっていうか、関係ないって感じで、僕はただただバンコランのためだけに生きようと思っています!」とそれぞれコメント。さらに会見後は、この秋の映画化が発表され、タマネギ部隊らと共ににぎやかにお祝いした。抜群のギャグセンスとダンス、歌でみせる耽美な世界はそのままに、今作はよりストーリー性の高い内容に。ロビー少尉(三津谷亮)がやさしく「♪Fly me to the Moon」と口ずさむシーンから始まる物語は、ときに切ないエピソードも描かれ、初めてみせるパタリロの姿も。それと同時にビョルン&アンドレセン(小林亮太)の強烈なキャラに、前作から一歩進んだバンコランとマライヒの関係性、タマネギ部隊11号(石田隼)がロビー少尉の前でみせるオフの一面、今回も大活躍の魔夜メンズ、突然挟まれる白泉社(原作の出版社)ネタ、そして本作ならではの楽曲&ダンスの数々と、ギャグとシリアスを高速移動するように展開し、あっという間にラストまで連れていかれる。このとにかく濃厚な時間をぜひ体感して!公演は、3月25日(日)まで東京・天王洲銀河劇場、3月30日(金)から4月1日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。(C)魔夜峰央/白泉社取材・文:中川實穂
2018年03月16日魔夜峰央の同名ギャグマンガの舞台化第2弾新作公演、舞台「パタリロ!」★スターダスト計画★が3月15日(木)に開幕する。その稽古場に潜入した。舞台「パタリロ!」★スターダスト計画★ チケット情報マリネラ王国国王のパタリロが巻き起こす騒動を描く本作。第2弾となる今回は、ビョルン&アンドレセン(小林亮太)やロビー少尉(三津谷亮)が登場する人気エピソードを基にしたストーリーとなる。キャストは、パタリロ役の加藤諒、バンコラン役の青木玄徳、マライヒ役の佐奈宏紀ら初演キャストに加え、小林亮太と三津谷亮、蒼木陣、富岡晃一郎が初参加。初演に続き脚本は池田テツヒロ、演出は小林顕作が務める。稽古場に入ると、パタリロとタマネギ部隊のかけ合いをつくっている最中だった。漫画のシーンが思い浮かぶコミカルな芝居に、演出の小林(顕作)はときに大笑いしながらも、台詞に合わせたポーズをつけたり、動きのリズムを整えたり、タイミングを調整したり…。細部にこそ徹底的に演出をつける姿が印象的だ。稽古は、シーンを通すたびに笑いが生まれる和やかで自由な雰囲気。中でも加藤の濃い芝居に小林(顕作)やキャストが吹き出し、小声でツッコむ姿がよく見られ、その空気もパタリロの愛らしくクレイジーなキャラをのびのびと育てているように感じた。また、初演で恋が始まったバンコランとマライヒは、今作では一歩進んだ関係に。力関係が若干変わった(!)新たなふたりが楽しめそうだ。稽古中、バンコランの歌&ダンスを見学しながらマライヒ役の佐奈が踊る様子にも、ふたりならではの関係性が感じられる。この空気感はそのまま舞台で堪能できるはず。初演でも好評だった音楽は、今作のための新曲もたっぷり。例えばビョルンの登場シーンなどは、自信過剰な美少年キャラ満載の歌&加藤をはじめとしたダンスが楽しい。楽曲により、原作を知らずともすぐにキャラクターが掴めるのも魅力だ。休憩中に三津谷が歌うと小林(亮太)と佐奈がハモり始める場面も見られた。美しいハーモニーが楽しめそう!全員同じビジュアルで登場するタマネギ部隊も、今作では一人ひとりのキャラが初演より濃厚に。「パタリロ!」で最もシリアスと言われるロビー少尉にまつわる物語にも大きく絡むので、その活躍にも期待してほしい。さらに、魔夜メンズ(魔夜峰央の世界観すべてを表現するスペシャルエキストラ)のスゴさも健在!あらゆるシーンで絶妙な存在感を放ち笑いを生んでいた。小林(顕作)は魔夜メンズの笑いに特に熱く指示を出していたので、そこもぜひ注目して。公演は3月15日(木)から25日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、3月30日(金)から4月1日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。取材・文:中川實穂
2018年03月09日パドカレ(pas de calais)と、ルーブル美術館 ランス別館のコラボレーションによるストールが、2018年3月より発売される。パ・ド・カレ地方の特色を取り入れたストール7型パドカレは日本のファッションブランド。ブランド名は、北フランスのパ・ド・カレ地方が由来となっている。そのパ・ド・カレにある、ルーブル美術館 ランス別館とのコラボレーションでは、パ・ド・カレ地方の風景や産業の特徴を取り入れた、ストール7型が展開される。なお、ルーブル美術館 ランス別館が海外企業とコラボレーションするのは今回が初めて。ストールには、リネンやカシミア、シルクといった繊細な天然素材を使用。パ・ド・カレ地方でかつて栄えた炭鉱にちなんで、炭染めで濃淡を表現した淡いグレーのリネンガーゼストールや、職人による手つむぎのシルクを炭染めしたストールなど、手の込んだ商品が作られる。また、ジャン=ミッシェル・アンドレとモート・シナベル・アオキ-という2名の写真家が撮影した、パ・ド・カレ地方の風景写真をプリントしたストールも展開される。期間限定ストアをオープンコラボレーション商品の発売を記念して、全国6か所の百貨店にて期間限定ストアがオープンする。2018年3月14日(水)から3月20日(火)まで札幌大丸、3月21日(水)から3月27日(火)まで大阪髙島屋、3月28日(水)から4月8日(日)まで東京ミッドタウン、4月4日(水)から4月10日(火)まで立川グランデュオと神戸大丸、4月13日(金)から4月22日(日)まで玉川高島屋で開催の予定だ。コラボレーション商品は、日本国内の直営店や期間限定ストアに加え、ルーブル美術館などでも販売される。詳細パドカレ×ルーブル美術館 ランス別館 ストール発売日:2018年3月発売場所:直営店、期間限定ストア価格帯:22,000円+税~<期間限定ストア>■札幌大丸期間:2018年3月14日(水)~3月20日(火)住所:北海道札幌市中央区 北5条西4丁目7■大阪タカシマヤ期間:3月21日(水)~3月27日(火)住所:大阪市中央区難波5丁目1番5号■東京ミッドタウン期間:3月28日(水)~4月8日(日)住所:東京都港区赤坂9丁目7−1■立川グランデュオ期間:4月4日(水)~4月10日(火)住所:東京都立川市柴崎町3丁目2−1■神戸大丸期間:4月4日(水)~4月10日(火)住所:兵庫県神戸市中央区明石町40■玉川タカシマヤ期間:4月13日(金)~4月22日(日)住所:東京都世田谷区玉川3丁目17番1号
2018年02月20日ファレル・ウィリアムス率いるロック・ユニット「N.E.R.D」が7年ぶりのニュー・アルバム『No_One Ever Really Dies / ノー_ワン・エヴァー・リアリー・ダイズ』を2017年12月15日(金)に世界同時発売する。N.E.R.DとはN.E.R.Dは、プロデューサー/ソングライターとして活躍するファレル・ウィリアムスとチャド・ヒューゴ、そして彼らの盟友シェイ・ヘイリー3名によるロックグループ。ファレルとチャドは「ザ・ネプチューンズ」として10代の頃からプロデューサー業に携わっており、ブリトニー・スピアーズやジェイ・Zなど数々のヒット曲を輩出。2004年度第46回グラミー賞では「最優秀プロデューサー(ノンクラシカル)」賞を受賞した。N.E.R.Dの1stアルバムは2001年にリリースされ、ヒップホップをベースにロックやR&Bを取り入れたサウンドで注目を集めた。7年ぶりニュー・アルバムはまるで「トランスフォーマー」?!通算5作目、そして7年ぶりとなる今作は「誰も本当の意味では死なない」というグループ名をタイトルとして掲げた。豪華ゲスト陣とコラボレートしており、先行シングル「レモン」でタッグを組んだリアーナに続き、ケンドリック・ラマー、エド・シーラン、グッチ・メイン、フューチャーなどが参加している。ファレルはアルバムに関して、「例えるなら『トランスフォーマー』のようなアルバム。俺達はただ、システムに挑戦するような曲・・・ある感情から、突然それが君達の耳の前で違うものに変化するような音楽を作りたかったんだ。例えるなら、『トランスフォーマー』を観ている時に、走ってきたトラックが突然君の耳の前で立ち上がってロボットに変身するようなものかな。最初はある一定のものとして始まって、それから曲がバラバラになって、それよりも少しアグレッシヴなものとして再構築されているんだよ。そして、最初から最後まで一貫して続いているのはメロディーなんだ。」と語っている。iTunesでは先行シングル「レモン」が入手できるアルバム予約注文がスタートしている。気になる人は是非チェックして。「N.E.R.D」Tシャツ発売アルバム発売を記念し、ヒューマンメイド(HUMAN MADE)とのコラボレーションTシャツが数量限定で登場。12月15日(金)から17日(日)まで、ラフォーレ原宿内のストア バイ ニゴーのみで販売される。Tシャツには、N.E.R.Dのメンバーの姿と「HUMAN MADE」「N.E.R.D」のロゴがデザインされている。11月に米カリフォルニア州ロングビーチで行われたイベントにて先行発売され、日本国内での販売は今回が初めてだ。なお期間中はストア バイ ニゴーの店舗内装もN.E.R.D仕様となるので、ファンはぜひ足を運びたい。【詳細】ニュー・アルバム『No_One Ever Really Dies / ノー_ワン・エヴァー・リアリー・ダイズ』発売日:2017年12月15日(金) 世界同時発売予定価格:国内盤CD(全11曲) 2,200円+税収録曲01. Lemon / レモン <ゲスト参加: リアーナ>02. Deep Down Body Thurst /ディープ・ダウン・ボディ・サースト03. Voila / ヴォワラ <ゲスト参加: グッチ・メイン&ワーレイ>04. 1000 / 1000 <ゲスト参加: フューチャー>05. Don’t Don’t Do It! / ドント・ドント・ドゥ・イット! <ゲスト参加: ケンドリック・ラマー>06. ESP / ESP07. Lightning Fire Magic Prayer / ライトニング・ファイア・マジック・プレイヤー08. Rollinem 7’s / ローリネム・セブンス <ゲスト参加: アンドレ3000>09. Kites / カイツ <ゲスト参加: ケンドリック・ラマー& M.I.A.>10. Secret Life Of Tigers / シークレット・ライフ・オブ・タイガーズ11. Lifting You / リフティング・ユー <ゲスト参加: エド・シーラン>※解説付き、初回特典: 歌詞対訳掲載ブックレット付【Tシャツ】N.E.R.D YOKOSUKA T-SHIRT<数量限定>販売期間:2017年12月15日(金)〜17日(日)販売場所:ストア バイ ニゴー住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿1F・2F価格:7,000円+税サイズ:S、M、L、XL(メンズサイズ)販売方法:12月15日(金)10:30から店舗横の駐車場入り口にて「入店整理券」を配布。入店整理券には数に限りがあるため無くなり次第、配布終了。なお徹夜・早朝から並ぶことは不可。※ヒューマンメイド オンラインストアでの販売は未定。※その他情報は随時ストア バイ ニゴーオフィシャルTwitterで更新予定。
2017年11月27日『虐殺器官』の「ジェノスタジオ」が、新たにTVアニメ3作品を手掛けることが先日発表され大きな話題となったが、この度、その3作品の最新情報が一挙解禁!1作目は堀尾省太の「刻刻」をアニメ化。来年1月より放送されることが明らかになった。伊藤計劃のデビュー作「虐殺器官」の映像制作のため、2015年に誕生したアニメスタジオ「ジェノスタジオ」。今回「ジェノスタジオ」が世に送り出すのは、TVアニメ3作品。テレビアニメ「刻刻」まず1作目は、「モーニング・ツー」にて連載されていた堀尾氏によるタイムストップSF「刻刻」。監督は「ギャラクシーエンジェル」の大橋誉志光、シリーズ構成は木村暢、キャラクター原案は梅津泰臣、アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督は「HUNTER×HUNTER」「神撃のバハムート」「牙狼」などの日向正樹が担当。そして、主題歌は「MIYAVI vs KenKen」による「Flashback」に決定した。また、メインキャラクターの声を担当する声優陣も決定。本作の主人公・佑河樹里役を務めるのは、「クズの本懐」の安済知佳。そして瀬戸麻沙美(間島翔子役)、山路和弘(じいさん役)、郷田ほづみ(佐河順治役)。そのほか、辻谷耕史、野島裕史、岩田龍門、内田夕夜、吉野裕行が出演する。なお、アニメ公式Webサイトもオープンし、主題歌もいち早く聴くことができるPV第1弾が公開されている。■イントロダクション永遠の6時59分…。佑河家に代々伝わる止界術。止界術を使うと、森羅万象が止まった“止界”に入ることが出来る。ある日、主人公樹里の甥と兄が、誘拐犯にさらわれてしまう。救出の為にやむを得ず“止界術”を使うが、そこにいるはずのない自分以外の“動く”人間たちに急襲される。彼らは、止界術を崇める「真純実愛会」。止界術を使用する際に必要な“石”をめぐり、止界の謎、佑河家の謎が徐々に解明されてゆく…。■コメント堀尾省太(原作)先日、制作途中のものを拝見し、漫画で描きたかった雰囲気を共有できていると思いました。例えば、カヌリニが出てくるシーン。漫画では西日を浴びた赤松をイメージして描きましたが、白黒なので、頭のなかで省略して表現した部分もあります。アニメでは、それがかなり近い形で再現されていました。同じ風景を見て、受け取る印象までも同じだった、という感じです。そんな製作陣の皆さんの技量に敬服しつつ、アニメ「刻刻」の放送、いまからとても楽しみにしています。大橋誉志光(監督)正に刻刻と変わっていく人間模様と、本来は動かすことが命題のアニメーションが描き出す静止した世界(案外大変なんですコレ)。原作同様、次のお話が待ち遠しいこと、請け合いです。オンエアーをお楽しみに。MIYAVI(主題歌)この一瞬を、止めたい。けれど、止められない。止めてはいけない。死にゆくアンドレを、刻の止まった世界で見守る樹里ちゃんの気持ち、痛み、もどかしさ、やるせなさ、無力感を表現させていただきました。アクション・シーンに関しては、「淡々と、刻が、流れていく」という、 無情で、暴力的な側面をオーケストレーション・ヒットと共に、形にしてみました。テレビアニメ「ゴールデンカムイ」続いて2作目は、「週刊ヤングジャンプ」にて連載中の野田サトル原作の「ゴールデンカムイ」。「Fate/Grand Order -First Order-」『それいけ!アンパンマン くろゆき姫とモテモテばいきんまん』の難波日登志が監督を務めるほか、シリーズ構成:高木登、キャラクターデザイン:大貫健一と、豪華スタッフ陣でアニメ化される。■コメント難波日登志(監督)野田サトル先生が「映像化、やれるもんならやってみろ」というつもりで漫画を描いているとおっしゃっていましたが、果敢にも無謀にもアニメ化を、そしてその監督をやらせていただくことになりました。もちろん野田先生がいわれているように厄介な作品ではありますが、チャレンジ精神でスタッフ一同と共に放送規制に挑みます!杉元とアシ(リ)パと仲間たちの金塊探し大冒険!ぜひ放送をお楽しみに!!高木登(シリーズ構成)脚色者にとって原作が面白いのは幸せなことです。自分はそうした機会に恵まれ、いくつもの原作に幸福な伴奏をすることができましたが、またあらたに1本、「ゴールデンカムイ」に関わらせていただくことになりました。この破天荒な面白さを最良のかたちでお届けするべく、監督以下スタッフのみなさんと知恵をしぼっているところです。どうかご期待くださいませ。森貴弘監督作品そして3作目は、人気アニメ「デュラララ!!」「夏目友人帳」の監督として知られる大森貴弘監督の新作であることが明らかに。詳細は未発表となっているが、「企画構想からおよそ10年。これは、不自由な世の中で互いを想い合う無垢な心を描いた物語。」と書かれたビジュアルが公開されている。■コメント大森貴弘(監督)今回描きたいのは、人は何を以てして生きると決めているのかというところです。一言で言えば糧と言うか、希望と言い換えてもいいかも知れない。次の作品の登場人物たちは皆、ごくか細い希望を生きる縁として、自らの活路を開こうともがいて行きます。長い間、映像化を夢見ていた企画です。もちろん、そのとき、取り掛かっている作品のことを常に第一に考えて仕事をしていますが、頭の隅にこの作品のことを置いて、引き出しを半分、開けたり閉めたりしていたように思います。その集積を表現出来たら、と願っています。「刻刻」は2018年1月よりTOKYO MX、BS11にて毎週日曜日24時30分~放送予定。Amazonプライム・ビデオにて日本・海外独占配信予定(第1話はテレビ放送に先駆け、約24時間先行配信)。(cinemacafe.net)
2017年10月16日劇団四季のミュージカル『オペラ座の怪人』が、12月27日(水)より6年ぶりに京都劇場で上演される。2015年より演出スーパーバイザーを務める北澤裕輔に、作品への思いや京都公演にかける意気込みを聞いた。劇団四季「オペラ座の怪人」チケット情報本作は、ガストン・ルルーの同名小説をもとにしたミュージカルで、パリ・オペラ座の地下に棲み、歌姫クリスティーヌに恋をする“怪人”の悲しい愛を描いた物語。『キャッツ』や『エビータ』なども手がける“21世紀のモーツァルト”アンドリュー・ロイド=ウェバーによる、美しくも重厚な旋律で紡がれる人気作だ。北澤も本作の楽曲に魅了され、劇団四季に入団したという。「元々、音楽大学でオペラ歌手を目指していたこともあり、クラシックに近い、オペラのような曲があることが、僕の琴線に触れました。全曲歌いたいし、聴いていたいと思える作品ですね」。四季入団後、同作ではアンサンブルから始まり、オペラ座の新しいスポンサーのラウル・シャニュイ子爵、支配人ムッシュー・アンドレなどを演じてきた北澤。演出スーパーバイザーとして関わる今、「ますます作品への愛が深まっている」という。「俳優として出ていると、演じることに一生懸命なので、本当の素晴らしさに気付いていなかったのかもしれません。今は曲を聴いているのもワクワクするし、だからこそ作品の立体感や曲のよさを引き立たせたい。今の四季の俳優たちは全体的に歌唱のレベルが上がっているので、高度なことが要求できます。彼らのポテンシャルを最大限に引き出して、お客様を圧倒したいと思います」。醜い容姿を隠すために仮面をつけ、オペラ座の地下深くに身を潜める“怪人”。そんな彼が見せるクリスティーヌへの一途な愛が、胸を締め付ける。「好きという感情を通り越して、恥も外聞もなく愛するあの姿に惹かれますよね。そんな風に生きてみたい。2幕は怪人が必死であればあるほど、ラストシーンがより印象深くなると思うんです。だからそこは感情にまかせて、とにかく必死に愛して、出し切ってほしいと伝えています」。『ノートルダムの鐘』でも演出スーパーバイザーを務めた北澤。京都劇場は「横に広くなく、音をダイレクトに伝えやすいから、緊張感と迫力で魅せたい」と語り、「観たことがない方にはぜひ劇場で圧倒されてほしいし、観たことがある方にも“やっぱりすごい!”と思っていただけるように作っていきたい」と意気込みを見せた。公演は、11月19日(日)まで広島上野学園ホールにて、12月27日(水)より京都劇場にて上演。チケットは発売中。取材・文:黒石悦子
2017年10月11日劇団四季のミュージカル「オペラ座の怪人」が4月29日、横浜・KAAT神奈川芸術劇場<ホール>での公演で日本初演から29周年を迎え、オペラ座支配人コンビ、ムッシュー・アンドレ役の増田守人とムッシュー・フィルマン役の青木朗が感謝の挨拶を述べた。仏作家ガストン・ルルーの同名小説を基にしたミュージカル「オペラ座の怪人」は、世界で最も有名なミュージカルの1つ。パリ・オペラ座の地下に棲み、歌姫クリスティーヌに恋をする怪人。その彼の悲しいまでの愛の様が、「キャッツ」「エビータ」など傑作ミュージカルを生み出してきたアンドリュー・ロイド=ウェバーの巧みな旋律によって紡がれていく。1986年10月9日、ロンドン・ウェストエンドで初演されて以来、これまで世界35か国、164都市、14言語以上で上演され、その総観客動員数は1億4,000万人以上。現在、“ミュージカルのメッカ”ブロードウェイにおいて自らが保持する最多観客動員、最多上演回数、最長ロングランの記録を塗り替えており、「世界で最も多くの人が観たミュージカル」といわれている。2004年には、怪人をジェラルド・バトラー、クリスティーヌをエミー・ロッサムが演じて映画化された。日本での同作の初演は、1988年4月29日の東京・日生劇場。以来、全国10都市で上演を重ね、総公演回数は6,764回、観客総動員数は669万人(2017年4月29日公演終了時点)におよび、「ライオンキング」「キャッツ」に次ぐ国内第3位を誇る。この日、昼公演時のカーテンコールでは、出演者を代表してパリ・オペラ座の支配人コンビ、ムッシュー・アンドレ役の増田さんと、ムッシュー・フィルマン役の青木さんが感謝のコメントをファンに向けて送った。なお、現在上演中の横浜公演は8月13日(日)まで。その後、9月14日(木)からは広島、12月からは京都での公演が決定している。■ムッシュー・アンドレ役/増田 守人本日は、ご来場いただき誠にありがとうございます。『オペラ座の怪人』は本日、日本上演29周年を迎えました。1988年の東京初演以来、全国10都市で上演。総公演回数は6,763回、のべ669万人ものお客様にご来場いただきました。これもひとえに、お客様の温かいご支援の賜物と、出演者・スタッフ一同心より御礼申し上げます。■ムッシュー・フィルマン役/青木 朗これからも皆様にこの作品の感動をお届けできるよう、精一杯努力して参ります。今後とも『オペラ座の怪人』により一層のご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。ミュージカル「オペラ座の怪人」横浜公演は8月13日(日)までKAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて上演中。(text:cinemacafe.net)
2017年05月01日横浜中華街内の商業施設「横浜大世界」のアートリックミュージアムにて、漫画『ベルサイユのばら』とコラボレーションした展示「ベルばらの部屋リターンズ」が、2017年12月16日(土)より期間限定にて開催される。2017年9月まで行われ、約20,000人を動員した展示「ベルばらの部屋」の反響を受けて復活した展覧会だ。アートリックミュージアムでは、錯視錯覚アートの世界を楽しめる体験型の作品を展示している。企画展「ベルばらの部屋」では、まるで大きなオスカルの手のひらに乗ったように見える作品や、アンドレに壁ドンされているかのように見えるトリックアートの作品が登場。オスカルにお姫様抱っこされているように見える錯視錯覚アートも、人気作品の一つだ。写真を撮ることで、コミックにもアニメにも登場しないオリジナルシチュエーションをリアルに楽しむことができる。「ベルばらの部屋リターンズ」のためだけに制作した完全オリジナルの新作も今後、登場予定となっている。また、オスカルやマリーアントワネットの衣装を着て記念写真を撮ることができる「ベルばら撮影プラン」が実施されたり、3階ミュージアムショップでは、ベルばらのオフィシャルグッズを販売したりと、ファン必見のコンテンツが目白押しとなっている。【詳細】「ベルばらの部屋リターンズ」期間:2017年12月16日(土)~期間限定場所:横浜大世界 アートリックミュージアム 5Fフロア住所:横浜市中区山下町97 横浜中華街 天長門正面営業時間:10:00~20:00(土日祝 10:00~20:30)※2017年12月29日(金)~2018年1月3日(水)は平日・土日祝ともに9:30~20:30※チケット販売は閉館45分前まで料金:大人 1,300円、中高生 1,000円、子供 600円(3歳以下無料)※アートリックミュージアムの入場料金【問い合わせ先】横浜大世界TEL:045-681-5588
2017年03月21日昨年末、オーストラリアのシドニーにジェイ・Z&ビヨンセ夫妻をテーマとしたレストラン「The Carter」がオープンした。カーターとは、ジェイ・Zの名字であり、ビヨンセやブルー・アイヴィーちゃんの名字でもある。「The Carter」のラウンジの壁面には夫妻の顔がアートとして描かれており、バー・ルームはジェイ・Zがマンハッタンで経営しているバー「The 40/40 Club」に感化されたと思われる黄金のアート・デコ・スタイルの装飾が目立つ。ドリンクメニューにもこだわり、有名人の名前を採用。コニャックベースのカクテルには「オバマ・アウト」、ウォッカには「キミエ」(キム・カーダシアンとカニエ・ウェストの愛称)、スパイスラムには「スヌープ・ライオン」(スヌープ・ドッグの別名)が付けられている。フードメニューの「ザ・カーター・チキンウィング」(“ベイ”のホットソース付き)もおいしそうだ。「The Carter」のマネージャーはオーストラリアのメディア「The Music」に、「『The Carter』は、ニューヨークの素晴らしい建築物や食べ物、論争を巻き起こすようなエンターテインメントによってインスパイアされています」と語っている。ハリウッドから遠く離れたシドニーという場所柄ではあるが、すでにロザリオ・ドーソンや彼女との交際がうわさされるコメディアンのエリック・アンドレがパーティーを開催するなど、「The Carter」は盛り上がっている様子。いまのところはビヨンセたちの訪問やコメントはないようだ。(Hiromi Kaku)
2017年03月14日この泥棒猫! 昨年のTBS系ドラマ『せいせいするほど、愛してる』の”捨て台詞”で視聴者を縮み上がらせた女優・木南晴夏(31)。テレビ東京系『勇者ヨシヒコ』シリーズをはじめ、数々の怪演ぶりで注目を集める木南が、歌手・一青窈の姉・一青妙のエッセイを原作とした映画『ママ、ごはんまだ?』(2月11日公開)の主演に挑んだ。演じるのは、原作者本人の一青妙。世間にイメージが浸透していない人物とどのように向き合い、表現したのか?台湾人の父と日本人の母、そしてかわいい妹。家族4人で暮らした家を取り壊す時、木箱の中にあった亡き母の台湾料理レシピ帳を手にした妙の心には、家族とのさまざまな思い出がよみがえる。今回、「怪演」「姉」「木南家の食と絆」のテーマで3回にわたってインタビュー。第2回は、『勇者ヨシヒコと導かれし七人』(テレビ東京系・16年)の第7話で初共演が実現した、実の姉で女優・木南清香との秘話を聞く(第1回は「この泥棒猫! 怪演で話題の木南晴夏、本当はどんな女性? 家族愛を演じる思い」)。――4つ歳上のお姉さんでしたよね。『勇者ヨシヒコと導かれし七人』の第7話で、初めて共演したことが話題になっていました。木南さんがアンドレ役で、お姉さんがアンサンブル。お二人は子供の頃、「ベルばら」ごっこに夢中だったそうですね。宝塚歌劇団を観て育ちました。初めて観たのが『ベルサイユのばら』。たしか、私が幼稚園生ぐらいで、姉が小学校3年生ぐらいだったと思います。布団を腰に巻いてお姫様になりきったり、トイレットペーパーの芯に引越し用のテープみたいなものを巻いてフィナーレで使う鈴を作ってみたり(笑)。それをシャンシャンシャンシャン使って。2人で仲良く踊ってたなぁ。姉は舞台にのめり込み、その流れで劇団四季に入って、今は『ミス・サイゴン』など東宝系ミュージカルで活躍しています。私は大人になるにつれて、テレビの方に。活躍する場が違うので、共演することは絶対にないだろうと思っていたんですけど……。福田(雄一)さんはミュージカルの演出もされるので、アンサンブルで登場した方々や姉とも面識があったそうです。『ヨシヒコ』の第7話の台本をいただいた時にミュージカルの回だと分かって、福田さんに「このアンサンブルに、お姉ちゃんを入れられませんか?」とお願いしてみたんです。福田さんは「ぜひぜひ!」「むしろ、ありがたいです!」とおっしゃってくださいました。二度とない……ラストチャンスのつもりでのお願いでした。前回のヨシヒコにて、幼少からの夢であった姉妹共演を果たしました。しかも二人の大好きなベルばらごっこ。ごっこにも関わらず夢が叶ったと号泣する姉に、いや叶ってないから!ヨシヒコだから!と、福田さん。ごもっともです。 pic.twitter.com/HFJU4xpv32— 木南晴夏 (@kinamiharuka) 2016年11月23日――お姉さんにはどのように伝わったんですか。私から直接伝えました。舞台のスケジュールと重なってしまったら出られなくなるので、一応先に聞いておかないと、と。姉はすぐに「出たい!」と即答でした。それを受けて、福田さんは正式に事務所を通してオファーをしてくださいました。――お姉さんは現場で涙されたそうですが、どのような状況だったんですか?私がアンドレの扮装をして現場に到着すると、そこにはオスカル役の壮(一帆)さんもいました。それを見た姉が「『ベルばら』だ!」と言いながらいきなり泣き出して(笑)。「本当に夢だったんですよ!」「宝塚の舞台に立つのが夢だったので、叶って良かった!」と。福田さんもたまらず、「いや、叶ってないから! 『ヨシヒコ』のコントだから!」とツッコミを入れてました(笑)。でも、コントとはいってもクオリティが高くて。実際のタカラジェンヌの方が相手役をやってくださって、すばらしいキャスティングでした。みなさん、夜中までダンスレッスンを重ねていたみたいで、姉も感謝していました。姉が私の仕事場を見たのも初めてでした。16歳の時に受かった事務所オーディションで、付き添いで来てくれたのが姉でした。その時も、私より先に号泣して(笑)。それから15年。「こんな立派にお芝居して……」「すばらしいスタッフさんに囲まれて……」みたいなことを言って。成長した妹の姿を見ることができたのもうれしかったみたいです。――今回の作品では木南さんが姉役。ご自身のそういう姉妹関係も参考になりましたか。そうですね。妹って両親の愛に疑問を抱かないというか。愛されることが当たり前じゃないですけど、そういうことにあまり不安を感じたことがないんです。でも、姉はなぜか「兄妹で一番愛されていない」みたいに言う。そういう不安や疑問を抱くみたいで、そのあたりは参考にしました。最終回となる第3回は木南家の食、そして家族との絆がテーマ(2017年2月16日掲載予定)。彼女が抱く理想の女優像、将来像が見えてくる。■プロフィール木南晴夏(きなみ・はるか)1985年8月9日生まれ。大阪府出身。2001年「第一回ホリプロ NEWSTAR AUDITION」でグランプリを受賞し、芸能界入り。堤幸彦監督作品『20世紀少年』(08年)で小泉響子役を演じ、注目を浴びる。 2013年に公開された、『百年の時計』で映画初主演。その後も、『闇金ウシジマくん Part2』(14年)、『エイプリルフールズ』(15年)、『秘密 THE TOP SECRET』(16年)などの映画に出演。これまでNHK連続テレビ小説『風のハルカ』(05年)、『てっぱん』(10年)、『マッサン』(15年)、テレビ東京系『勇者ヨシヒコ』シリーズのほか、近年では『火の粉』(フジテレビ系・16年)、『せいせいするほど、愛してる』(TBS系・16年)、『視覚探偵 日暮旅人』(日本テレビ系・17年)、などドラマに出演している。
2017年02月15日ナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップの初共演となる映画『プラネタリウム』が、2017年9月23日(土)に全国の劇場で公開される。ナタリー・ポートマンとリリー・ローズ・デップが、死者と交信ができる美しき姉妹という奇妙な役どころを演じる本作。1930年代のフランス・パリを舞台に、二人のに美女がショービジネスの世界に入り込んでいく過程をミステリアスに、そして美しい映像と共に描き出す。妹役のリリー・ローズ・デップは、2016年度カンヌ映画祭の「ある視点部門」に出品された『ザ・ダンサー/TheDancer』で主人公を惑わすダンサー役で出演し、若干16歳の若さでカンヌデビューを果たした新星。ジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの愛娘でもある彼女は、シャネルのキャンペーンモデルに抜擢されるなど、その美貌と圧倒的なオーラでスターダムを駆け上がる、今最も注目の若手女優のひとりだ。メガホンをとったのは、レア・セドゥ主演の『美しき棘』で監督デビューした女性監督・レベッカ・ズロトヴスキ。過去手掛けた長編2作品は、カンヌ国際映画祭の監督週間・ある視点部門とそれぞれ出品されており、本作への期待も高まっている。【作品情報】『プラネタリウム』公開時期:2017年9月23日(土)原題:PLANETARIUM監督:レベッカ・ズロトヴスキ出演:ナタリー・ポートマン、リリー・ローズ・デップ、ルイ・ガレルほか【ストーリー】1930年後半。アメリカ人のローラ(ナタリー・ポートマン)とケイト(リリー・ローズ・デップ)の姉妹は、降霊術のツアーでパリに来ていた。ケイトは霊感が強く、死者を呼び戻すことが出来るという。姉妹はある夜、フランスの大手映画会社のプロデューサー、アンドレ・コルベンと出会う。本当に霊に出会うというショッキングな体験をし、姉妹の才能の魅了されたアンドレは、二人を主人公に映画を制作すれば、正真正銘のゴースト映画が出来ると確信する。そこで二人と映画の出演契約を結び、自分の家に住まわせ、映画の撮影がスタートするが、彼女たちの運命の歯車はすでに狂い始めていた―。
2016年09月10日