イザベル マラン(ISABEL MARANT)の2019-20年秋冬コレクションが、フランス・パリで2019年2月28日(木)に発表された。パワーショルダーの80年代を着想源に今シーズンのキーワードは「タイムレス 80’s」。ボリュームショルダーを繰り返し登場させ、80年代の特徴的なスタイルを現代に運んだ。トップスは贅沢に生地を使用し羽根のような広がりのあるショルダーラインに。ベストは斜めにカットアウトすることでツンと張った主張のある肩周りを完成させる。肉厚なニットは、ボディとアーム部分を立体的に組み合わせることで、80’sのシルエットを整えた。ワンピースも2ピーススタイルも、どちらもウエストマークすることで、美しい逆三角形のシルエットを作り上げている。旅人の勇敢さをマニッシュなスタイルで描くまた「旅」も今季を紐解くキーワードの一つである。何が起こるかわからない旅だからこそ、ワークパンツやミリタリーテイストのシャツ、オールインワンなどマニッシュな装いを登場させることで、旅に勇敢に立ち向かうアグレッシブな姿を描き出す。アースカラー×シルバーカラーはアースカラーが基本。ベージュ、カーキ、ブラウンなどほっこりとしたカラーに、キラキラと輝くシルバーを組み合わせた。パンツのサイドには、シルバーの立体的な装飾を並べ、シルバーのネックレスを重ね付け。また、洋服にハトメをあしらったり、ラメ入りのテキスタイルを起用しているルックもあった。
2019年03月06日現地時間2月13日、1991年の名作長編アニメーション映画『美女と野獣』で主人公ベルの声を演じた声優で歌手のペイジ・オハラが、フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートを訪問。野獣とダンスを踊った。記憶に新しいところでは『シュガー・ラッシュ:オンライン』(18)にて、再びベル役を演じたことでも注目を集めたペイジ・オハラ。バレンタインデーのために同リゾートのエプコットのフランス館に立ち寄り、ベルと野獣に対面。あのアニメーションの象徴的なシーン同様に、野獣とワルツを踊る一幕も。時を超えてファンが歓喜しそうな、本動画も公開となった。ペイジは、「わたしたちが映画を製作していた当時、ディズニー映画『美女と野獣』が特別なものになることはわかっていたけれど、これだけ長い間愛され続ける作品になるとは思ってもいなかったわ」とコメントした。なおペイジは、エプコットのワールド・ショーケースで開催する絵画、舞台、料理をテーマに数多くのアートに触れられるイベント、「エプコット・インターナショナル・フェスティバル・オブ・アート」にも参加予定。著名なディズニーアーティストの作品を目の前で見たり、多くのミュージカルパフォーマンス、繊細で美しい料理などが楽しめる人気のイベントで、芸術家でもあるペイジは滞在中、サインなどに応じるという。※画像はあくまでもイメージです。紹介したエンターテインメントや現地イベントの内容など全ての情報は予告なく変更になる場合があります。(text:cinemacafe.net)■関連作品:美女と野獣 2014年11月1日よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開© 2014 ESKWAD - PATHE PRODUCTION - TF1 FILMS PRODUCTIONACHTE / NEUNTE / ZWOLFTE / ACHTZEHNTE BABELSBERG FILM GMBH - 120 FILMS
2019年02月18日シチズン(CITIZEN)のプロマスター(PROMASTER)と、アウトドアブランド・モンベル(mont-bell)によるコラボレーションウオッチが、プロマスター販売店、全国のモンベルストアにて2019年3月上旬より数量限定で発売予定。3度目のコラボレーションとなる今回のモデルは、磁気や衝撃による時刻のズレを防ぐ機能「パーフェックス3000」を搭載した、コラボレーション初のワールドタイムエコ・ドライブ電波時計だ。ウオッチは、りゅうずを引いて秒針を都市名に合わせると、選択した都市時刻とカレンダーが表示されるダイレクトフライト機能を搭載。また、ケースには傷に強くさびにくいスーパーチタニウム素材を採用。グローバルなビジネスシーンから、アウトドアまで、幅広い場面で活躍する機能性を備えている。ラインナップは全3型。マットな質感のケースにブルーの文字板をあわせた「CB0171-11L」、独特の色味と艶のケースに肉厚のカーフ革バンドを合わせた「CB0177-23E」、バンドにもスーパーチタニウムを採用した「CB0171-89E」を用意。それぞれの文字盤、裏蓋には、同ブランドのコンセプトである“FUNCTION IS BEAUTY”のフォントとモンベルのロゴがコラボレーションの証として刻まれている。【詳細】シチズン プロマスター × モンベル コラボレーションモデル発売日:2019年3月上旬販売店舗:プロマスター販売店、全国のモンベルストア価格:・CB0171-11L 60,000円+税 ※500本限定・CB0171-89E 67,000円+税 ※700本限定・CB0177-23E 67,000円+税 ※500本限定【問い合わせ先】お客様時計相談室TEL:0120-78-4807(受付時間 9:30~17:30 祝日除く月~金)
2019年02月01日ベルスタッフ(Belstaff)とマクラーレンによるカプセルコレクションが、2019年1月25日(金)より発売される。英国のラグジュアリーファッションブランド・ベルスタッフと、ラグジュアリーかつハイパフォーマンスなスポーツカー、スーパーカーを製造するマクラーレン・オートモーティブ。2つの英国ブランドがコラボレーションするカプセルコレクションでは、レースや自動車設計で培ったマクラーレンの軽量性やパフォーマンス性を高める素材へのこだわりと、冒険者たちに親しまれてきたベルスタッフの伝統あるスタイルが融合。軽量性や通気性、防水性など、様々な天候に対応するアパレルが登場する。アイテムには、クルマの操縦時のみならず、ライフスタイルにおいて、人の動きに対応する機能性や軽量性を追求した革新的な素材を使用。また、デザインの細部に取り入れたメッシュによる通気性構造や、肩の動きを考慮した構造など、機能性とデザイン性を両立させた。コレクションでは、メンズ10型、ウィメンズ3型のアパレルがラインナップ。メンズのラインからは、軽量ストレッチ素材のスーツセットアップが登場。クルマのステアリングでもストレスにならない軽快な着心地が特徴だ。また、メンズとウィメンズ共に、トライレイヤーの素材を採用したフィールドジャケットと、新感覚のレザージャケットが展開される。【詳細】ベルスタッフ×マクラーレン カプセルコレクション発売日:2019年1月25日(金)価格例:メンズ・HYBRID LEATHER DRIVING JACKET 195,000円・HYBRID TAILORED JACKET 75,000円・HYBRID TAILORED TROUSERS 37,000円・HERO DRIVING JACKET 75,000円・PERFORMANCE SHELL HARRINGTON 82,000円・PERFORMANCE SHELL FIELD JACKET 132,000円・BASE LAYER MERINO TOP 26,000円・TECHNICAL STRECH POPLIN SHIRT 26,000円ウィメンズ・HYBRID LEATHER DRIVING JACKET 195,000円・PERFORMANCE SHELL FIELD JACKET 105,000円・HERO DRIVING JACKET 75,000円【問い合わせ先】ベルスタッフ 銀座ストアTEL:03-6263-9978
2019年01月18日イザベル マラン(ISABEL MARANT)が手掛ける初のビューティーコレクションが誕生。ロレアルとコラボレーションした「ロレアル パリ イザベル マラン コレクション」が、2018年12月15日(土)より発売となる。なお、 PLAZA、MINiPLA、ロフトでは12月8日(土)より先行発売。イザベル マラン初のビューティーコレクションイザベル・マランは、パリを代表するフランス人のファッションデザイナー。スタジオ・ベルソーでファッションデザインを学び、その4年後にはジュエリーコレクションを発表。1990年には、ジャージーやニットウェアのライン「Twen」を展開し、1994年に自らの名前を冠したブランド「イザベル マラン」を設立した。都会的でありながら、エフォートレスなデザインで、パリジェンヌをはじめ、世界中の女性たちの心をつかんでいる。そんなイザベル マランが初めて、ビューティーコレクションを展開。ロレアルとのコラボレーションによって、5色のリップスティックと1色のリップグロスを提案する。マット質感のリップスティック「ロレアル パリ イザベル マラン コレクション」のリップスティックは、マットな質感が特徴。イザベル・マラン自身が使いたいと思うカラーで構成され、深みのあるダークプラムや、華やかなベリープラム、キュートな印象のベリーレッド、王道のブライトレッド、大人っぽく決まるトゥルーヌードと、バリエーション豊富に揃う。スクエア型のパッケージは、ブラック&ホワイトで統一したシャープな仕上がり。「SMILE」のビッグロゴを大胆に配し、横にはコラボレーションの証としてISABEL MARANTのロゴを添えた。シアーピンクでツヤリップにリップグロスは、シアーピンクの1色。唇を透かしてみせるような透明感のある発色で、ツヤめく口元を叶えてくれる。リップスティック同様、モノトーンでまとめたパッケージには「AMAZE」のロゴを大きくあしらった。【詳細】「ロレアル パリ イザベル マラン コレクション」発売日:2018年12月15日(土)※PLAZA、MINiPLA、ロフトでは12月8日(土)より先行発売・マットリップスティック 全5色 各2,200円+税<編集部調べ>・リップグロス 全1色 2,000円+税<編集部調べ>【問い合わせ先】TEL:0570-783053
2018年12月10日イザベル マラン(ISABEL MARANT)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2018年9月27日(木)に発表された。チュイルリー公園での特別な夜イベントイザベル マランとロレアルがコラボレーション、ホットなニュースがお披露目となったパリの夜、市内のチュイルリー公園に設けられた特設会場でランウェイショーが開催。キラキラと輝くシルバーカラーでコーディネートされた空間は、まるでディスコ。ショーの間もリズミカルで懐かしいディスコミュージックが流されていた。当時の思い出を振り返るレトロなデザイン新作ピースも当時の時代を感じさせる、いまでは“レトロシック”なピース。キー素材となるのは洗いをかけたデニムで、白く抜かれたブルーデニムや柔らかいピンクデニム、ハードさも持ち合わせたブラックデニムで洋服はデザインされる。トップスはボリューミー、ボトムスは極短で。この“デコボコ”なシルエットが鍵を握る。ブルゾンは落ちたショルダーと太いアームホールで重量感たっぷり。キルティング風にステッチをいれたり、異なる色のボタンを配したり、襟に差し色をしたり…華美なデコレーションはせずにディテールで遊ぶ。ベストは袖口を大きく切り取りよりビックサイズに見立て、肩周りはピンっと立っているのが特徴的だ。コントラストの強いシルエット対象的にフェミニンなピースも登場。ホワイトのレースワンピースや、リネンとレースをコンビネーションさせたブラックワンピース。オフショルダー、ワンショルダーなどシルエットもバリエーション豊富に展開される。足元は飾るのはショート丈にぴったりな三角ヒールのルーズなブーツだ。キラキラシルバーで輝きをプラスデニムと並んでキー素材となったのは、キラキラ輝くシルバーのモデル。総スパンコールのパンツやギャザー入りのドレス、ボリューミーなアームのトップスなどが登場。また、“ボーイフレンドの洋服を借りてきた”かのような大きめサイズのニットを一枚で着こなすコーディネートは、モデルの華奢なボディを感じさせよりフェミニンに映る。
2018年10月01日異なる分野で活躍する2人の“達人”がそれぞれの「仕事の極意」について語り合う「SWITCHインタビュー達人達(たち)」。その7月21日(土)放送回に俳優の池松壮亮が出演。池松さんはフランスの映画監督、フランソワ・オゾンと対談する。本番組は単なる対談番組ではなく、番組の前半と後半でゲストとインタビュアーを“スイッチ”して語り合うクロス×インタビューが魅力。2003年、ハリウッド映画『ラスト サムライ』で映画初出演を飾り、2005年公開の映画『鉄人28号』では主人公・金田正太郎役に抜擢、映画初主演を果たした池松さん。その後、『愛の渦』『ぼくたちの家族』『紙の月』などで数々の映画賞を受賞、TVドラマから映画と広がった「MOZU」シリーズや『セトウツミ』『デスノート Light up the NEW world』、そして先日公開の『万引き家族』まで、幅広く活躍する俳優へと成長した。そんな“いま、気になる”俳優の池松さんが対談するお相手は、カトリーヌ・ドヌーヴやイザベル・ユペールらフランスの名女優が集結した『8人の女たち』や、新星マリーヌ・ヴァクト主演で話題を呼んだ『17歳』、妻の死をきっかけに自らの心が女性であると気づいていく主人公を描いた『彼は秘密の女ともだち』などで知られ、先日「フランス映画祭2018」のために来日した映画監督のフランソワ・オゾン。女性の繊細な心理描写に定評のあるオゾン監督に、池松さんが演出について尋ねると「身体はうそをつけない、だから私は俳優の身体に真実を語らせる」と話す。一方の池松さんも演技が「うそ」にならないよう心がけていることなどを語り、カメラの前で俳優はいかに振る舞うべきか、監督は何をすべきか、そしてフランス映画、日本映画の将来まで、2人が互いの人生から映画監督と俳優のあり方までを熱く語り合う。池松さんが主演した『君が君で君だ』は現在公開中。好きな女の子のために池松さんが「尾崎豊」、満島真之介が「ブラピ」、大倉孝二が「坂本龍馬」になりきるという衝撃の完全オリジナルラブストーリーとなり、韓国の実力派女優キム・コッピ、高杉真宙、向井理、YOUらも共演する。オゾン監督の最新作『2重螺旋の恋人』は8月4日(土)より全国にて公開。「SWITCHインタビュー達人達(たち)」は7月21日(土)22時~NHK総合で放送。(笠緒)
2018年07月21日いま世界一センセーショナルな映画監督と女優として注目を集める、ホン・サンスとキム・ミニの初めてのタッグ作『正しい日 間違えた日』。このほど、話題の2人がお互いへの想いを初めて語ったインタビューコメントがシネマカフェに到着した。現在、タッグを組んだ4作品が連続公開中の2人。第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、ホン・サンス監督が公式会見でキム・ミニへの愛を公言したことでも話題となった『それから』(公開中)、同じ年のカンヌ映画祭に2作品同時に出品されたイザベル・ユペールとの豪華共演作『クレアのカメラ』(7月14日公開)、キム・ミニが韓国俳優初のベルリン国際映画祭主演女優賞に輝いた『夜の浜辺でひとり』(公開中)、そしてロカルノ国際映画祭グランプリ受賞作の『正しい日 間違えた日』(公開中)。■『正しい日 間違えた日』はタッグ作の中でも異色のラブストーリー中でも本作は、運命的に出逢った男女が、タイミングの違いによってまったく異なるエンディングにたどりつくまでを、“前半”と“後半”、2通りの展開で見せる異色のラブストーリー。R18指定ながらも大ヒットとなった『お嬢さん』では体を張った演技をみせたキム・ミニが、本作ではアーティストタイプの“ふんわり系美女”となり、小悪魔のような演技で魅了。ホン・サンスは男と女の本音と建前、男の下心と女のプライドを見事に映し出している。しかも本作は、ホン・サンス監督とキム・ミニが運命的な出会いを果たした初タッグ作。妻子ある名匠とスター女優の熱愛に本国・韓国での報道が過熱する中、監督はキム・ミニを主演に精力的に作品を作り続け、今年2月にベルリン国際映画祭でワールドプレミアとなった最新作『Grass』(原題)で5作品目、さらなる新作も準備中という。■キム・ミニ「監督の映画の作り方はとてもユニーク」キム・ミニは、ホン・サンス監督と何度もコラボレーションすることについて、その喜びをインタビューで答えている。「ホン・サンス監督の映画に出られるとは思ってもいませんでした。一緒に仕事を出来て本当に嬉しいです。私にとっては監督と働くことは喜びですし、監督をとても尊敬しています」と語り、「ホン・サンス監督の映画の作り方はとてもユニークなんです。今後もぜひ一緒に仕事をしていきたいです」と、その作風に惹かれたことを明かす。前半と後半で同じシーンが繰り返される本作のような、ホン・サンス監督ならではの映画の撮り方についても、「ほかの映画監督は映画を撮る前にしっかり準備しますよね。映画の尺にあわせてきっちりとしたシナリオやストーリーボードを作って。大概、私たちはこうして用意されたシーンを、そっくりそのまま再現します。出来上がっているスキームに従うことを要求されるし、すぐにカットの声がかかります。だから演技に関して私たちはそんなに自由じゃないんです」と比較をしながら、「まさにそこがホン・サンス監督の全く違う点です。彼はかなり高い自由の余地を役者たちに残してくれます」と語っている。■「なに、この人?」と思いながら「絶対にうまくいくって確信できた」ホン・サンス監督は、撮影当日の朝までシナリオを用意しない独特のやり方で知られている。撮影開始時間も朝だったり、昼だったり、その日によって変わる。その上、長尺の長台詞シーンを繰り返しリハーサルする現場を、キム・ミニは驚きながらも楽しみ、監督の才能に感嘆した様子だ。「1カットがとても長いので、役者たちはより完全に物語の中に入り込むことができます。事前にシナリオを準備せず、当日の朝に書く、よく知られたそんな彼のやり方ですけど、実際に仕事を一緒にしてみるともう本当に驚きですよ。最初の撮影のときに完全にやられました。『なに、この人? 頭おかしいんじゃないかしら』って。でも、そう思うと同時に彼のことを完全に信頼してもいました。絶対にうまくいくって確信できたんです。私が驚いたのは、あれほど計算なしで撮影を進められる彼のその才能です」と、その作風に惚れ込んだという。そして、ホン・サンス監督との初めての仕事で演技に対する考え方に変化が起きたかという質問には、「監督とのこの最初のコラボレーションは、私にとってとても強烈でとても貴重な瞬間となりました。息がぴったりと合うというのは初めての経験でした。いま思い返してみれば、それは初恋のような体験です」と告白。「初めての感情、初めてのときめき。その時を想うと、なぜか空に浮かぶ小さなかわいらしい雲の姿が目に浮かびます。素朴で微笑ましい恋愛詩のようなものです。撮影の終わりはほんとうに辛かった。ずっと続いてくれたらいいのに、と思っていました」と熱い想いを口にした。■数々の名作を生み出したホン・サンス、キム・ミニは「創造の源」一方、キム・ミニから絶大な信頼をよせられるホン・サンスは、カンヌ国際映画祭で『それから』が上映された際の公式記者会見で、「韓国の会見で、『私は彼女を愛している』と言いました」と、キム・ミニへの愛を公言している。「そのとき、いろいろな感情がこみ上げてきました。キム・ミニと仕事をすることで、とても多くのインスピレーションを与えられました。彼女と続けて何本も仕事をしていますが、毎回、まったく違うことがどんどん浮かんでくるんです。退屈しない」と語り、「それは画家にとっての愛するモデルや、何度も繰り返し描く素材や場所があるのと同じかもしれません。画家のセザンヌが、何度も繰り返しサント・ヴィクトワール山を描いても、毎回違う絵になったのと同じです。創造の源なのです」と、セザンヌが生み出した名画にその関係性を例えた。その出会いがいかに運命的だったのか、2人の初タッグ作である本作を観ると一目瞭然。お互いを高め合う、監督と女優の名コンビが誕生した瞬間をぜひスクリーンで確かめてみてほしい。STORY予定より1日早く水原に到着してしまった映画監督のチュンス(チョン・ジェヨン)は、時間をつぶすために立ち寄った観光名所で、魅力的な女性ヒジョン(キム・ミニ)に出会う。2人はコーヒーを飲み、人生について語らい、お酒も入ってほろ酔い加減でいい雰囲気になるのだが…。『正しい日 間違えた日』はヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:それから(2018) 2018年6月9日よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開© 2017 JEONWONSA FILM CO. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年07月08日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)がテニスの4大国際大会の一つである全仏オープン「ローラン・ギャロス 2018」の優勝トロフィーを収めるトランクを制作。2017年に続いて2大会連続でトロフィーケースの制作を担当したルイ・ヴィトン。1854年の創業以来、ペインティングによるパーソナライゼーションがメゾンのDNAと伝統的なノウハウにおいて不可欠な要素となっており、2018年のトランクにはフランス出身のアーティスト、ファビエンヌ・ヴェルディエ(Fabienne Verdier)のデザインによる「ローラン・ギャロス 2018」のポスターが描かれた。歴史あるメゾンのアトリエで制作された二つのトランクは、ルイ・ヴィトンのシグネチャーであるモノグラムキャンバスや真鍮の留め具を用いたトラディショナルなデザインとなっている。現地時間の6月9日に開催された女子シングルス決勝では、女優のイザベル・ユペール(Isabelle Huppert)がトロフィーとトランクを伴いVIP観客席から登場。同じく、6月10日の男子シングルス決勝では、女優のレア・セドゥ(Léa Seydoux)がトロフィーを収めたトランクと共に登場し、会場に華を添えた。イザベル・ユペールレア・セドゥ仏テニス連盟のベルナール・ジウディセリ会長(Bernard Giudicelli)は大会開催前、「今年もまた、ルイ・ヴィトンとのコラボレーションを展開できることは、当連盟にとって非常に喜ばしいことです。スタジアムの新施設が完成し、最高の舞台が披露されるとき、トロフィーもまた、この美しいトランクによってさらにその輝きを増すことでしょう。このトロフィー贈呈セレモニーは、トーナメントの進化と見事なハーモニーを奏でてくれるでしょう」とコメント。また、ルイ・ヴィトンのマイケル・バーク(Michael Burke)CEOも、「昨年に引き続き仏テニス連盟と再びチームを組み、同大会において重要な役割を果たすことができることを、大変嬉しく思います。トロフィーケースをデザインし、トランクに2018年大会ポスターのペインティングを施し、今年もこうしてプロジェクトに参加できることは、メゾンにとって大変名誉なことです。ルイ・ヴィトンとトーナメントは、それぞれの歴史やノウハウを通して、今後ますます深い絆で結ばれることでしょう」と述べた。両氏の言葉通り、「ローラン・ギャロス 2018」は世界最高位のスポーツイベントとして成功を収め、栄光に輝いたシモナ・ハレプ(Simona Halep)選手とラファエル・ナダル(Rafael Nadal)選手が手にした優勝トロフィーと共に、ルイ・ヴィトンのトランクが圧倒的な存在感でセレモニーを華麗に彩っていた。
2018年06月11日第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された、アジアを代表する名匠ホン・サンス監督の最新作『それから』。主演をつとめるキム・ミニは、R18指定作品『お嬢さん』(パク・チャヌク監督)の妖しくミステリアスなお嬢さん役の大胆な演技で国際的に評価を高めた。現在ではホン・サンスの新たなるミューズとして、2015年の『正しい日 間違えた日』以降、4作品で主演を務めている。そんな彼女が監督のすごさを語るインタビューが、シネマカフェに到着した。いま世界から最も熱い視線を注がれる名監督×名女優コンビキム・ミニとホン・サンス監督の初タッグ作『正しい日 間違えた日』はロカルノ国際映画祭グランプリを受賞、続く『夜の浜辺でひとり』では韓国俳優史上初となるベルリン国際映画祭女優賞に輝く快挙を達成。また、『クレアのカメラ』ではフランスの大女優イザベル・ユペールとの共演を果たしており、いまキム・ミニには世界中から熱い視線が送られている。ホン・サンスとの4度目のタッグとなる最新作『それから』は、妻に浮気を疑われ、窮地に立たされている社長ボンワン(クォン・ヘヒョ)と、彼が経営する出版社に勤めることになったアルム(キム・ミニ)が織りなすヒューマンドラマ。出勤初日早々、社長の妻が会社を訪れ、アルムを夫の不倫相手と決めつけ騒ぎ立てる。同じ日の夜、彼女の前任者であり、社長の愛人であった女がひょっこり戻ってきたことで、事態は思わぬ方向へ…。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、かつてロベルト・ロッセリーニとイングリット・バーグマン、ジャン=リュック・ゴダールとアンナ・カリーナ、小津安二郎と原節子といった名監督と名女優のコンビが生み出してきた名作に連なる作品として喝采を浴びた。キム・ミニ「本当に面白い」、予測不能の撮影を明かすキム・ミニは、「この映画は前作『夜の浜辺でひとり』とは全く違います。『それから』でのわたしは、ストーリーから一歩引いた観察者の役割です。一番はじめにストーリーを聞かされたとき、私の演じるアルムはそんなに重要な人物じゃなさそう、これって本当に主役といえるのかしら、と思いました」と言う。「ホン・サンス監督はシナリオをちゃんと書きません。ストーリーを聞かされてもこれから話がどう変わってゆくか予測もつかないし、そもそも監督にだって分かっていないんです。主役なのか、そうでないのかってことすら結局分からない。実は、アルムという人物にもっと重要性を持たせようと監督が決めたのは撮影がある程度進んでからなんです。彼がすごいのはそういうところなんですね」と明かすキム・ミニ。「最後のシーンでアルムが会社に戻って、ボンワン社長とのとあるやりとりですべてがひっくりかえる、まさにどんでん返しです。最後になって過去と現在が同時に立ち現われてくる。こういうところが本当に面白いんですよ」。シナリオを書かないホン・サンス監督と “あうん”の呼吸ホン・サンス監督が『それから』を撮るきっかけとなったのは、“家に帰りたくない男”の存在を知ったことから。昨今、日本でもまっすぐ家に帰らない“フラリーマン”が話題となっているが、本作の舞台に使った極小出版社の主人が「家から逃れるため」に早朝4時半に事務所に出勤し、深夜まで帰らない、という生活に監督が衝撃を受けたことからスタートしているという。監督といえば、場所と俳優だけ決めて、撮影する日の朝までシナリオを書かないことで有名。とはいえ、主演女優としてこの物語の真実を知っていたのか、それとも最後の瞬間まで、監督は主演女優にも映画の全容を隠していたのか、気になるところ。すると、キム・ミニからは「わたしが彼に質問しても決してはっきりと答えてくれません。いつも『どうなるかよく分からないな』と返ってくるだけ。彼自身が知らない以上、わたしが知っているわけはありません」と超然とした回答が…。毎朝、監督からはその日の撮影分のシナリオを渡されて、シーンについて少し話すだけで撮影に入るそうだが、『それから』にはワンシーン・ワンカットで撮られた長回しのシーンも多々。とくに、キム・ミニ演じるアルムとクォン・ヘヒョ演じるボンワン社長が、信仰や人生観について語り合う場面の撮影には苦労をしたらしい。「あの日、シナリオを受け取ったのは朝の10時。約5分間のワンシーン・ワンカットになる予定でした」とキム・ミニ。「陽が差している時間は限られていたので、結局そのシーンは2テイクしか撮れませんでした。私は監督に、演技に満足いかないのでもう一度やらせてほしいと頼んだのですが、『いや、これでいい』と言われました。翌日もう1回チャンスをくれることもあるのですが、このシーンに関してはダメでした。結局その2つのテイクのうち最初のものが選ばれました」と明かしている。本作の見どころ、たった2テイク!ワンカット長回しシーンの裏側は…しかし、この場面は、まさかそんな即興的に撮られたとは思えないほど完成度の高いワンシーンであり、『それから』の大きな見どころの1つともなっている。実生活でも恋人同士であることを公言しているキム・ミニとホン・サンス監督のこと、プライベートな会話が基になっているのではと邪推してしまうが…、キム・ミニは「こんな会話を交わしたことなど全くありません」ときっぱり。では、どうして、ごく自然な会話劇となったのか、その答えは監督の演出にあったようだ。「朝の10時にシナリオを渡されて『じゃあこのシーンについてちょっと話をしよう』ということになりました。日常の会話で話すような事柄ではないですから、当然覚えるのに相当苦労しました。信仰や神について監督はたっぷり1時間くらいかけて自分の考えを説明してくれました。内容を理解していないとセリフだって覚えられないですから」。これまでも優れたタッグ作を世に送りだしてきた2人だが、こうしたホン・サンス監督の丁寧な演出の積み重ねで、キム・ミニとの信頼関係は確固たるものとなったのだろう。公私にわたるミューズのキム・ミニを得た恋愛映画の名手は、最新作『それから』では人間ドラマの名手へと昇華したとの評価が高まっている。本作は、まさに監督と女優の幸せなコラボレーションから生まれた名作といえそうだ。『それから』は6月9日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:それから(2018) 2018年6月9日よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開© 2017 JEONWONSA FILM CO. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年06月04日ホン・サンス監督の最新作『それから』の公開を記念して、彼の新ミューズで本作の主演、キム・ミニのヒット作『お嬢さん』が、6月2日(土)~8日(金)にヒューマントラストシネマ渋谷にて限定公開されることが緊急決定した。■ 『お嬢さん』“スペシャル・エクステンデッド版”で公開!『お嬢さん』は、「このミステリーがすごい!」で第1位を獲得したサラ・ウォーターズの「荊の城」を、『オールド・ボーイ』の奇才パク・チャヌクが大胆に映像化したエロティックサスペンス。キム・ミニ演じる美しく純真なお嬢さま・秀子の財産を狙う詐欺師と侍女の3人が、極限の騙し合いを繰り広げ、誰が騙し騙され、誰が愛されたのか、先の読めない物語展開と華麗で過激な官能世界に魅了される人が続出。R-18指定ながら、韓国でも記録的大ヒットを飛ばし、日本でもスマッシュヒットとなった話題作だ。また、今回は、パク・チャヌク監督自らが再編集を手掛け、通常本編より“24分間”長くなっているという「スペシャル・エクステンデッド版」での上映。日本では2週間しか上映されなかった貴重な「スペシャル・エクステンデッド版」を堪能できる機会となる。■ホン・サンスの新ミューズ! キム・ミニとは…モデル出身の抜群のスタイルとユニークな顔立ちが印象的なキム・ミニ。中学生の頃からモデルとして活動した後、90年代末からテレビドラマと映画で女優としての活動を開始。中でも、宮部みゆきの原作を韓国で映画化した『火車 HELPLESS』の演技が称賛され、パク・チャヌク監督の目に留まったことで『お嬢さん』への主演に抜擢。この演技が国際的に高く評価され、数々の受賞に輝いた。現在では、世界の映画祭が絶賛する名匠ホン・サンスの新たなるミューズとしてその存在感を確固たるものとし、すでにホン・サンス監督作で5作品の主演を務めている。■カンヌコンペに出品! ホン・サンス監督最新作『それから』そんなホン・サンスとキム・ミニが4度目のタッグを組んだ最新作、第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され話題となった『それから』が来月公開。妻に浮気を疑われ、窮地に立たされている社長ボンワン(クォン・ヘヒョ)が経営する出版社に勤めることになったアルム(キム・ミニ)。出勤初日早々、社長の妻がやってきて、アルムを夫の不倫相手と決めつけ騒ぎ立てる。同じ日の夜、前任者であり社長の愛人であった女がひょっこり戻ってきたことで、事態は思わぬ方向へ…というあらすじだ。■併せて観たい!ホン・サンス×キム・ミニ作品が一挙公開また今回、ホン・サンス×キム・ミニがタッグを組んだ3作品も公開される。6月16日(土)には、 キム・ミニが韓国俳優史上初となるベルリン国際映画祭主演女優賞(銀熊賞)に輝く快挙を達成した『夜の浜辺でひとり』。30日(土)には2人が初タッグを組んだ『正しい日 間違えた日』。そして、7月14日(土)には大女優イザベル・ユペールとの共演を果たした『クレアのカメラ』が公開される。『お嬢さん』スペシャル・エクステンデッド版は6月2日(土)~8日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷にて限定公開。『それから』は6月9日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:お嬢さん 2017年3月3日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 CJ E&M CORPORATION, MOHO FILM, YONG FILM ALL RIGHTS RESERVEDそれから(2018) 2018年6月9日よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開© 2017 JEONWONSA FILM CO. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年05月17日『エル ELLE』のイザベル・ユペールと『たかが世界の終わり』のギャスパー・ウリエルが共演する、第68回ベルリン映画祭コンペティション部門選出作品『エヴァ』が、7月7日(土)より日本公開されることが決定。この度、本作の誘惑と官能の予告編が解禁された。■ストーリー他人の戯曲を盗んで発表したことで、一躍成功をつかんだ男ベルトラン。2作目を期待されるがペンは進まず、パトロンからは矢の催促が。執筆の場である別荘に着くと、吹雪で立ち往生した男女が窓ガラスを割って入りくつろいでいた。腹を立てたベルトランは、バスタブにつかっていた娼婦エヴァに文句を言おうと近寄るが、彼女に一瞬で心を奪われる。次作の題材という名目でエヴァに近づくが、冷たくあしらわれ、思うようにならない関係に苛立ちを募らせたベルトランは、周囲の人間を巻き込み官能と破滅の道を突き進んでゆく…。■原作は“魔性の女”を描いたミステリー小説原作は、英国の人気作家ジェームズ・ハドリー・チェイスの小説「悪女イヴ」。『マリー・アントワネットに別れをつげて』でも知られる本作の監督ブノワ・ジャコーは、「初めて『悪女イヴ』を読んだのは13歳くらい。映画監督になることを真剣に考えはじめていたころだ。好奇心に駆られて読み始めたが、たちまち夢中になった。あのときからずっとこの小説を映画にすることを考えてきた」と語っており、そしてその強い思いは50年以上の歳月を経て、舞台をアメリカからフランス(パリとアヌシー)に移し映画化が実現した。■“フランスの至宝”イザベル・ユペールが主演! 「役ということを忘れてしまう」本作の主演を務めるのは、1972年のスクリーンデビュー以降、クロード・シャブロル、アンドレ・テシネ、ジャン=リュック・ゴダール、ミヒャエル・ハネケなど名だたる監督の作品に出演し、フランスを代表する演技派女優として国際的に活躍するイザベル。近年では『エル ELLE』で第89回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたことも記憶に新しい。今回謎の娼婦エヴァを演じるに当たりイザベルは、「大変だったのは、役ということを忘れてしまうこと。これはフィクションだということを忘れてしまうの」と本作にのめり込んでしまったと明かし、また「小説を読んだとき、ハドリー・チェイスは私のためにこれを書いたという感じがしたの」と何か自身と通ずるものがあったようだ。そして、彼女に魅了され堕ちていく作家ベルトラン役には、『ロング・エンゲージメント』『SAINT LAURENT/サンローラン』『たかが世界の終わり』のフランス美男ギャスパー・ウリエル、そのほか『流血の絆』のリシャール・ベリも出演する。■ギャスパーがイザベルにのめり込む…予告編公開!さらに到着した予告編では、エヴァとベルトランの偶然の再会シーンから始まる。ある運命的な出会いを経て、秘密を抱えたまま次作の創作の題材にとエヴァに近づくベルトランは、パトロンに自ら彼女に近づく思惑について語りながらも、エヴァに心を奪われのめり込むように…。また終盤では、ベルトランの「君を殺す」発言に、「面白い人ね」と返すエヴァの姿、そして、バスタブに沈められるシーンも!その後に映し出される、“罠”“嫉妬”などといったキーワードの意味も気になる。『エヴァ』は7月7日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年05月10日イザベル マラン(ISABEL MARANT)が、カプセルコレクション「LOGO A GOGO」を発売。銀座三越、新宿伊勢丹でポップアップストアを開催する。本カプセルコレクションは、イザベル マラン彼女自身のライフスタイルから生まれた限定コレクション。アイコニックなロゴにフォーカスしたスウェットやTシャツのほか、ディッシュウォッシュスポンジ、ガーデニンググローブやスイムキャップなどユニークなアイテムを展開する。銀座三越3階グローバルメッセージで4月25日から30日、伊勢丹新宿店本館2階グローバルクローゼット「イザベル マラン エトワール(ISABEL MARANT ÉTOILE)」で5月16日から29日まで開催されるポップアップストアでは、このカプセルコレクションのオリジナルロゴグッズを取り揃える。【イベント情報】“LOGO A GOGO” POPUP STORE at GINZA MITSUKOSHI 3F GINZAステージ会期:4月25日~30日会場:銀座三越3階 グローバルメッセージ“LOGO A GOGO” POPUP STORE at ISABEL MARANT ÉTOILEISETAN SHINJUKU 2F グローバルクローゼット会期:5月16日~29日会場:伊勢丹新宿店本館2階 グローバルクローゼット
2018年04月24日フランスの大邸宅に三世代で暮らすロラン家 ミヒャエル・ハネケ監督の5年ぶりとなる新作『ハッピーエンド』が、3月3日より公開中だ。前作『愛、アムール』で、老夫婦の愛と死に目を向けたハネケ監督。今作でも、『愛、アムール』に出演したジャン=ルイ・トランティニャンとイザベル・ユペールを起用し、フランスの大邸宅に三世代で暮らす、崩壊寸前の家族を描いている。 ハネケ作品の常連俳優、イザベル・ユペールが出演 フランス北部の町・カレーに住むブルジョワジーのロラン家。建築業を営んでいた家⻑のジョルジュ(ジャン=ルイ・トランティニャン)は、高齢のために仕事を引退。今は娘のアンヌ(イザベル・ユペール)が家業を継ぎ、辣腕を振るっている。アンヌの息⼦・ピエールも家業を手伝っているが、精神的に不安定でトラブル続き。アンヌの弟・トマは医者として働き、再婚した妻と幼い息子とともに、同じくロラン家で暮らしていた。そこへ、トマと前妻の間に生まれた娘・エヴがやって来ることになり……。 映画は冒頭で、スマートフォン画面上の動画をうつし出す。その画面上に、撮影者による短いコメントが矢継ぎ早に打ち込まれていく。何気ない日常を切り取った映像が、動画共有アプリの投稿によって垂れ流される様子は、遠くの人と瞬時につながりながらも、身近な人と親密につながれない現代人の孤独を表しているようにも見えてくる。 闇を抱えた少女を演じるのは、ハネケ監督に抜擢されたファンティーヌ・アルドゥアン もうすぐ13歳になる少女・エヴは、両親の離婚のため父と離れて暮らしていた。しかし、ある事件をきっかけに、父親の家族が暮らす豪邸に身を寄せることに。彼女の新たな居場所となったロラン家は、使用人家族を敷地内に住まわせるほど裕福だが、家庭内がうまくいっているとはいえない。表向きは互いに気遣い、愛情をもって接しているように振る舞いながらも、家族それぞれが抱える心の痛みや苦悩には、深く立ち入ろうとしない。 一家が迎える結末は、果たしてハッピーエンドなのかある秘密を隠しながら、周囲に心を閉ざす少女・エヴ。そんな彼女の闇に気付くのは、祖父のジョルジュだけだ。「死」に興味を持つ思春期の少女と、「死」にさしかかった老境の祖父が静かに対話するとき、ふたりはかすかに心を通わせる。 映画の終盤、閉ざされた大邸宅を出たロラン一家は、広々と空を見渡せる海沿いのレストランに集まる。その後、一家が迎える結末は、果たしてハッピーエンドなのか、そうでないのか。これまでのハネケ監督作品と同様、登場人物の心情や境遇をあまり多く説明しない本作は、観る者に解釈を委ねている部分が多い。だからこそ想像力を膨らませながら、ぜひ劇場でその結末を見届けてほしい。 © 2017 LES FILMS DU LOSANGE - X FILME CREATIVE POOL Entertainment GmbH - WEGA FILM - ARTE FRANCE CINEMA - FRANCE 3 CINEMA - WESTDEUTSCHER RUNDFUNK - BAYERISCHER RUNDFUNK- ARTE - ORF ■『ハッピーエンド』2018年3月3日(土)より、角川シネマ有楽町ほか全国順次公開中監督・脚本:ミヒャエル・ハネケ出演:イザベル・ユペール、ジャン=ルイ・トランティニャン、マチュー・カソヴィッツ、ファンティーヌ・アルドゥアン ほか提供:KADOKAWA、ロングライド配給:ロングライド
2018年03月18日2018年1月1日に始まった「Time’s Up!」は、性暴力やセクハラに対する「#MeToo」運動をさらに一歩進め、“女性の権利”を主張する運動だ。こうした動きが巻き起こった昨年、そして今年は女性が主人公となり、“ひとりの人として生きている”ということを証明する映画が数多く公開されている。そこで、本年度アカデミー賞最有力候補や現代の女性像を描き出した快作など、時には聖母のような優しさで、時には般若のような怒りを放つ、愛に満ちた女性たちが主演の映画をピックアップ。いまこの時代に生まれたからこそ強く、優しく、逞しい女性たちに迫った。1.『女は二度決断する』最愛の家族を失った母親の“決断”に魂が突き動かされる本年度ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞のドイツの名匠ファティ・アキン監督によるクライムサスペンス。舞台はドイツ、ハンブルク。人種差別主義者のドイツ人によるテロにより、突如として最愛の家族を失ってしまう主人公・カティヤ。裁判も思うように進まず、憎悪と絶望の中、カティヤはどんな決断を下すのかが注目どころだ。テロや人種差別問題についても描かれ、現代の抱える問題を浮き彫りにしている。主演のダイアン・クルーガー(『イングロリアス・バスターズ』『トロイ』などに出演)はハリウッドで活躍する一方、本作で初めて母国ドイツ語での演技に挑戦し、第70回カンヌ国際映画祭で主演女優賞に輝いた。『女は二度決断する』は4月14日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。2.『スリー・ビルボード』娘を無残に殺された母親による、徹底した復讐劇!フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェルという、いずれも演技派の3人を主要キャストに迎えた、アメリカの田舎町を舞台にしたヒューマンサスペンス。さびれた道路に立ち並ぶ、忘れ去られた3枚の広告看板に、ある日突然メッセージが現れる。それは、7か月前に娘を殺されたミルドレッド・ヘイズが、一向に進展しない捜査に腹を立て、エビング広告社のレッド・ウェルビーと1年間の契約を交わして出した広告だった――。小さな田舎町に現れた衝撃的な広告と、その町に住む人々を巡り、意外な方向へと向かう物語。一見、常軌を逸して見えても「目的のためには手段を選ばない」強い意志、その奥底にある悲しみや怒りがミルドレッドを突き動かす。演じたフランシスは第90回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされている。『スリー・ビルボード』は公開中。3.『女神の見えざる手』政府を影で動かすロビイスト、その戦略に誰もが驚愕!政治を影で動かす天才ロビイストをジェシカ・チャステインが演じる本作。大手ロビー会社に勤めるエリザベス・スローンは天性の才能や抜群のアイデアを持って成功へ導くが、突如彼女のプライベートが赤裸々にされたことで事態は一転。自分だけでなく、周囲をも危険に晒し、予想外の事件が勃発。そんな中、エリザベスが考えた究極の戦略は観る者の度肝を抜く!『ゼロ・ダーク・サーティ』『ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~』など、自らの意思をはっきりと伝える力をもつ女性を演じることの多いジェシカ。第74回ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた。『女神の見えざる手』は全国にて順次公開中、4月3日(火)ブルーレイ&DVDリリース。4.『エル ELLE』事件の真相よりも恐ろしい彼女の本性…世界中が衝撃を受けたポール・ヴァーホーヴェン監督×イザベル・ユペールによるエロティックスリラー。ある日、自宅で何者かに襲われた女性企業家のミシェル。動揺も見せず、何事もなかったかのように、自身がCEO 務める会社に出勤するが、徐々に襲われた時の記憶がフラッシュバックするように。ミシェルは自らの手で犯人を捕まえようと、思わぬ行動に出るのだが…。第74回ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞と外国語映画賞を受賞。イザベルはアカデミー賞にも初ノミネートされた。『エル ELLE』は3月2日(金)ブルーレイ&DVDリリース。5.『悪女/AKUJO』ターゲットは最愛の人。殺し屋になった女性の運命は!?カンヌ国際映画祭でも話題となったキム・オクビンの圧巻のアクション・ムービー。犯罪組織の殺し屋として育てられ、最愛の人を殺された女性スクヒ。国家直属の暗殺者として第2の人生を歩み、愛と裏切りに翻弄されながら最強無敵の“悪女”と化していく――。CGは一切使用されていないという、キムによるネクストレベルのアクションは必見。『悪女/AKUJO』は全国にて公開中。6.『シェイプ・オブ・ウォーター』心から愛しい。その思いだけで彼女は“彼”を守るため立ち向かうギレルモ・デル・トロ監督が放つファンタジーロマンス。政府の極秘研修所で働くイライザは、ある日密かに運び込まれた不思議な生きものを目撃する。一目でその“彼”に心を奪われたイライザは、こっそりと会いに行くように。幼少期のトラウマから声を失った彼女は、言葉を発することを必要としないコミュニケーションで“彼”と心を通わせていく。だが、ある日、“彼”が国家の威信をかけた実験の犠牲となることを知ったイライザは、ある決断をするのだが…。言葉だけでは表現しきれない、溢れ出る愛の力が差別や偏見を凌駕する。イライザを体当たりで演じたサリー・ホーキンスは第90回アカデミー賞主演女優賞にノミネート。『シェイプ・オブ・ウォーター』は3月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エルELLE 2017年8月25日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2015 SBS PRODUCTIONS - SBS FILMS - TWENTY TWENTY VISION FILMPRODUKTION - FRANCE 2 CINÉMA - ENTRE CHIEN ET LOUP女神の見えざる手 2017年10月20日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2016 EUROPACORP ー FRANCE 2 CINEMAシェイプ・オブ・ウォーター 2018年3月1日より全国にて公開ⓒ 2017 Twentieth Century Foxスリー・ビルボード 2018年2月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox
2018年02月27日イザベル マラン エトワール(ISABEL MARANT ETOILE)が2月21日、伊勢丹新宿店2階グローバルクローゼット内にオープンする。2018年春夏コレクションは、伝統的なアフリカのプリントやディティールをインスパイア。イザベルが感じたありのままのアフリカに今シーズンらしいスポーツ要素をMIX、カジュアルでいてフェミニン、そして遊び心のある世界観を演出する。店内ではウィメンズウエアの他、アクセサリー、シューズ、バックなどコレクションをフルラインアップで展開する。
2018年02月21日ベルスタッフ(BELSTAFF)とソフネット(SOPHNET.)がコラボレーションしたカプセルコレクションが、2018年1月31日(水)に発売される。2017年春夏シーズンにスタートしたカプセルコレクションは今回で3回目。今季は「モダン レガシー」をテーマに、1990年代の英国ストリートシーンとスポーティなテイストを取り入れたコレクションとなっている。ジャケットやライダースジャケット、デニムパンツ、スニーカー等を展開する。ブルーやレッドといった鮮やかなキーカラーをアクセントに、モダンなデザインに仕上げている。軽量なポリエステル素材を使い、日本人の細身のシルエットに合わせて仕立てた「ROADMASTER BXS」は、ベルスタッフのアイコニックな4ポケットジャケットをアップデートしたモデル。防水加工が施されたマウンテンパーカー「KERSBROOK BXS」は、背中から袖にかけて切り替えられたカラーブロックが活動的な印象を残す。機能的ながらも日常のコーディネートに取り入れやすい洗練されたデザインが特徴的だ。阪急メンズ東京では、カプセルコレクションを国内販売に先駆け、1月24日(水)から1月30日(火)までで行う期間限定ストアにて展開する。【詳細】ベルスタッフ×ソフネット発売日:2018年1月31日(水)・ROADMASTER BXS(4ポケットジャケット) 71,500円+税・KERSBROOK BXS(マウンテンパーカ) 82,000円+税・MARFIELD BXS(スエット) 28,000円+税・HEMPSTON BXS(ライダースジャケット) 140,000円+税・HYNTON BXS(Tシャツ) 10,000円+税・PAYNTER BXS(デニムパンツ) 35,000円+税・DILHAM BXS(スニーカー) 35,000円+税■阪急メンズ東京期間限定ストア期間:2018年1月24日(水)~2018年1月30日(火)場所:阪急メンズ東京1階イベントスペース住所:東京都千代田区有楽町2-5-1【問い合わせ先】阪急メンズ東京TEL:03-6252-1381
2018年01月20日例年、色とりどりのドレスをまとった女性セレブたちが勢ぞろいするゴールデン・グローブ賞のレッド・カーペットだが、今年は黒一色。異例の状況には理由があった。昨秋から、ハリウッドや各界で長年はびこっていたセクシャルハラスメントの告発が続いているが、差別やハラスメント、虐待によって沈黙を強いられた人々への連帯の証として、ゴールデン・グローブ賞授賞式に、女性たちが黒のドレスを着て出席することを計画しているという報道があったのは昨年12月。報じられた当初は、有志の女優たち30人ほどが黒を着用するということだったが、7日(現地時間)当日、授賞式前のレッドカーペットの装いはほぼ黒一色だった。女優たちはもちろん、ゲイリー・オールドマンやユアン・マクレガーら男優賞受賞者や候補者たちも黒づくめ。ハラスメントの被害者たちが声を上げた「#Me Too」に続いて、ナタリー・ポートマンらが立ち上げたキャンペーン「Time’s Up」(嫌がらせや虐待に沈黙させられた時代はもう終わり、という意味が込められている)に賛同し、スローガンのピンバッチを付けてレッドカーペットを歩いていた。通常、セレブたちはパートナーや家族など私生活で大切な人たちと出席するが、今年は女優たちが同伴したのは女性の活動家たち。誰がベストドレッサーなのかを競うより、差別やハラスメントへの「No」を主張する団結を示した形だ。黒というテーマが設定された分、ある意味ハードルが上がった感もあり、色で勝負できないところをアクセサリーやヘアスタイルで個性を演出。エメラルドやルビーなど色鮮やかな宝石を使ったネックレスやイヤリングも目を引いた。■ドレスの素材感&形、ヘアスタイルで魅せる!映画の部ミュージカル/コメディ部門で女優賞を受賞したシアーシャ・ローナン(『レディ・バード』原題)は「ヴェルサーチ(Versace)」のドレス。左側だけノースリーブで、左肩と右のウエスト部分にシルバーを効かせたデザイン。ミリー・ボビー・ブラウン(『ストレンジャー・シングス未知の世界』)は「カルヴァンクライン(Calvin Klein)」のシルクのミニドレスに、髪は編み込みのアップスタイル。主演の『女は二度決断する』が外国語映画賞に輝いたダイアン・クルーガーは、シースルーのケープがエレガントな「プラダ(Prada)」のドレス。惜しくも受賞は逃したが、ミュージカル/コメディ部門の主演女優候補だったマーゴット・ロビー(『I, Tonya』原題)は肩パッドが効いた1930年代風の「グッチ(Gucci)」のドレス。ウエストから下にクリスタルの刺繍が施してある。『Battle of the Sexes』(原題)で同じく主演女優賞候補だったエマ・ストーンは「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のワンショルダー。自身が演じた元テニス選手で活動家のビリー・ジーン・キングと出席した。プレゼンターを務めたアリシア・ヴィキャンデルも「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のヴィクトリア調のハイネックのドレスだった。監督賞のプレゼンターを務め、候補者が全員男性であることを指摘したナタリー・ポートマンは「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」。ベルベットのロングスリーブで、スクエアな胸元のカットが印象的。テレビの部ドラマ部門で主演女優賞受賞のエリザベス・モス(「The Handmaid’s Tale」原題)も「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」。くるぶしの見える丈のドレスはビジューカラーがアクセント。監督作『はじめに父が殺された』が外国語映画賞にノミネートされていたアンジェリーナ・ジョリーは次男のパックスを連れて出席。「アトリエ・ヴェルサーチ(Atelier Versace)」のロングドレスに「フォーエバーマーク(Forevermark)」のイヤリング。パックスはタキシードの左胸に「Time’s up」のピンをつけていた。■キラリ光るアクセサリーが素敵!御年101歳でハリウッドの生きる伝説であり、義父でもある名優カーク・ダグラスと映画部門脚本賞のプレゼンターを務めたキャサリン・ゼタ=ジョーンズは「ズヘア・ムラド(Zuhair Murad)」のオートクチュールに、エメラルドとダイアモンドをあしらった「ロレイン・シュワルツ(Lorraine Schwartz)」のイヤリング。テレビの部でミュージカル/コメディ部門女優賞候補だったイッサ・レイ(「インセキュア」)も「ロレイン・シュワルツ(Lorraine Schwartz)」のエメラルドとダイアモンドのネックレスを、「プラバル・グルン(Prabal Gurung)」のプランジネックのカスタムドレスに合わせた。昨年の映画の部ドラマ部門主演女優賞受賞者のイザベル・ユペールは「クロエ(Chloe)」のハイネックのドレス。ビーズ刺繍をほどこした華やかなデザインで、耳元には「ショパール(Chopard)」のエメラルド(34.88カラット)とホワイトダイアモンド(22.79カラット)のイヤリング。テレビの部で助演女優賞候補(「ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~」)だったゾーイ・クラヴィッツはサンローラン(Saint Laurent)のシンプルなドレスをチョイス、ピクシーカットに大きなエメラルドのイヤリングが映えた。■「黒」だけじゃない!カラフルな装いも黒以外の装いは、昨年のアカデミー賞授賞式でも露出度の高いドレスでレッドカーペットを賑わせた女優のブランカ・ブランコが今回も大胆な赤のドレスで登場したほか、ドイツのモデルのバーバラ・マイヤーがシースルーにフローラルな刺繍を前面にほどこし、パステルカラーのトレーンのドレス姿で現れた。また、ゴールデン・グローブ賞を主催するハリウッド外国人記者協会(HFPA)のメヘル・タトナ会長も花の刺繍をほどこした赤のドレス姿。インド出身のタトナ会長は「お祝い事のときに、黒は着ないのです。もし私が黒を着ていたら、私の母は愕然とするでしょう」と自身のルーツと文化を重んじたドレスのチョイスを「Entertainment Today」の取材に語った。実は映画の部のドラマ部門主演女優賞に輝いたフランシス・マクドーマンド(『スリー・ビルボード』)が着ていたドレスも、ミッドナイト・ブルー。ほとんど黒に近いほどの深い色だが、敢えて「黒一択」の流れに乗らない姿勢が、受賞作で演じた信念の女性と重なった。(text:Yuki Tominaga)
2018年01月09日「女性の年」ともいわれた2017年、世界中で大ヒットした『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』でカンヌ監督賞に輝いたソフィア・コッポラ、『光』で日本人監督最多8度のカンヌ参加となった河瀬直美など、女性監督の活躍や躍進が際立った。大物プロデューサーや大物俳優によるセクハラ・性犯罪の相次ぐ告発で映画界が揺れに揺れている中、そんな2017年をふり返りつつ、2018年も見逃せない女性監督の映画に注目した。■2017年をふり返り!女性監督が世界各国で活躍2017年を代表する『ワンダーウーマン』は、何かが変わる試金石となるのか?『ワンダーウーマン』は、男性ヒーローばかりのコミックスの世界に1941年に初登場し、長きにわたり世界中の女性たちを鼓舞してきた女性ヒーローの初実写化映画として大成功を収めた。世界興収8億ドル超え、女性監督作品として史上最高の記録を達成しただけでなく、「女性であろうと何であろうと、あなたはあなたで、特別で大切な存在」であることをスーパーヒーロー・アクション映画の中で描き、ハマリ役となった主演ガル・ガドットとのコンビは「現代のリアル“ワンダーウーマン”」ともいわれている。ジェンキンス監督は、2019年11月1日全米公開の『ワンダーウーマン』続編では監督・脚本・製作を務め、女性監督史上最高額の報酬を手にするといわれている。期待以上の仕事をしてみせたのだから、これは当然の結果。ちなみに続編は、ダイアナ/ワンダーウーマンが1980年代のアメリカで旧ソ連と関わる、といううわさも。いまの時代に先頭を切って走る“ワンダーウーマン”は、これからも性の格差問題や男性優位社会を“美しくぶっとばして”くれることを期待したい。2017年は若手/ベテラン問わず活躍。特にフランス映画界は女性監督が台頭インディペンデント映画やヨーロッパ映画、特にフランス映画界からは今年、日本にも多くの女性監督作品が上陸。監督、脚本家、女優の顔を持つ才女レベッカ・ミラーはジュリアン・ムーア、イーサン・ホーク、グレタ・ガーウィグが出演する『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』をディレクション。フランシス・フォード・コッポラの妻で、ソフィアの母であるエレノア・コッポラは、80歳にして長編劇映画の初監督を務めた『ボンジュール、アン』でフランスを舞台に爽やかなロードムービーを届けてくれた。フランス映画界では『エル ELLE』での怪演が圧巻だったイザベル・ユペールの主演作『未来よ こんにちは』のミア・ハンセン=ラヴ(1981年生)や、喪失と再生の物語を描いた『あさがくるまえに』のカテル・キレヴェレ(1980年生まれ)といった新鋭の作品も光った。ユペールの娘ロリータ・シャマーが主演した『静かなふたり』のエリーズ・ジラールは今作が長編2作目。次回作は2018年、日本で撮影するというから大いに期待したいところ。日本でも国内外で高い評価を得た女性監督作品多数日本でも、前述の『光』河瀬監督のみならず、生田斗真がトランスジェンダーの女性になりきった『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子は母子の愛と疑似家族の物語を丁寧に紡ぎ、ベルリン国際映画祭でテディ審査員特別賞を受賞した。また、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶという実力派キャストを揃えた三島有紀子監督『幼な子われらに生まれ』も、第41回モントリオール世界映画祭・審査員特別賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ている。女性監督×女性主役で、厳しい時代を生き抜いた女性たちの姿が描かれた新進女性監督の台頭が著しいなか、『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌによる『夜明けの祈り』は、フランス映画祭2017で「エールフランス観客賞」を獲得。注目女優ルー・ドゥ・ラージュを迎え、第二次大戦末期にソ連兵にレイプされ妊娠してしまったポーランドの修道女たちに希望の光を照らした。さらに、実写版『ムーラン』を手がけるニキ・カーロ監督のもと、ジェシカ・チャステインが『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』に主演し、来日も果たしてくれた。フォンテーヌ監督『ボヴァリー夫人とパン屋』で注目を集めたジェマ・アータートンは、『17歳の肖像』のロネ・シェルフィグのもと、ビル・ナイやサム・クラフリンと映画愛にあふれた『人生はシネマティック!』を創りあげた。クリストファー・ノーランの『ダンケルク』などの一方で、こうした女性監督×女性が主役の戦時下の映画も重要なトピックだったといえる。なお、ポーランドといえば、マウゴジャタ・シュモフスカ監督の『君はひとりじゃない』も見逃せない。巨匠アンジェイ・ワイダや『イレブン・ミニッツ』の俊英イエジー・スコリモフスキなどを輩出するポーランド映画界において最注目を集めるシュモフスカ監督は、Facebookを通じて演技初挑戦のユスティナ・スワラをスカウト。オリジナリティにあふれた世界観はベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞、ポーランドのアカデミー賞「イーグル賞」にもノミネートされた。▼2017年日本公開の主な女性監督作品(順不同)『ワンダーウーマン』パティ・ジェンキンス(アメリカ)『最初に父が殺された』アンジェリーナ・ジョリー(アメリカ)『未来よ こんにちは』ミア・ハンセン=ラヴ(フランス)『夜明けの祈り』アンヌ・フォンテーヌ『あさがくるまえに』カテル・キレヴェレ(コートジボワール)『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』レベッカ・ミラー(アメリカ)『君はひとりじゃない』マウゴジャタ・シュモフスカ(ポーランド)『静かなふたり』エリーズ・ジラール(フランス)『ボンジュール、アン』エレノア・コッポラ(アメリカ)『人生はシネマティック!』ロネ・シェルフィグ(デンマーク)『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』ニキ・カーロ(ニュージーランド)『ダンシング・ベートーベン』アランチャ・アギーレ(スペイン)『スウィート17モンスター』ケリー・フレモン・クレイグ (アメリカ)『光』河瀬直美(日本)『彼らが本気で編むときは』荻上直子(日本)『幼な子われらに生まれ』三島有紀子(日本)『勝手にふるえてろ』大九明子(日本)■2018年も注目の女性監督作品が続々登場。しかし映画賞は波乱の兆し…第75回ゴールデン・グローブ賞「監督賞」に“女性ゼロ”年明け早々、現地時間1月7日に発表される第75回ゴールデン・グローブ賞の監督賞ノミネートには女性監督の名前はなく、数多くのメディアがその件を取り上げていた。「ノミネートされるべき」と名前が挙がったのは、『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンスや、初監督作『LadyBird』(原題)(2018年公開)を手がけた『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグ(脚本賞にはノミネート)、高評価を得ている『デトロイト』(2018年1月26日公開)のキャスリン・ビグロー、『The Beguiled/ビガイルド』(2018年2月23日公開)のソフィア・コッポラ、メアリー・J・ブライジが注目を集めるNetflixオリジナル映画『マッドバウンド 哀しき友情』(Netflixにて配信中)の新鋭黒人監督ディー・リースなど。同じくNetflix『最初に父が殺された』で長男マドックス・ジョリー=ピットの出身地カンボジアの大量虐殺を描いたアンジェリーナ・ジョリーは監督賞ではなく、外国語映画賞でのノミネートとなった。過去20年間で同・監督賞にノミネートされたのは、『ハートロッカー』で史上初のオスカーを獲得したキャスリン・ビグローを含めてたった3人だとか。女性監督作品が数多く出品されているカンヌでさえも、女性の監督賞はソフィアでまだ史上2人目だという…。果たして、現地時間1月23日にノミネート発表される第90回アカデミー賞では、どうなるだろうか。今後のショーレースにも注目したい。(また、女性が主役の映画として、2017年最大のヒット作『美女と野獣』のエマ・ワトソン、『ワンダーウーマン』のガル・ガドッドなどもノミネートから漏れている。)2018年も女性監督作品が観逃せないそのほか2018年は、先に挙げた『The Beguiled/ビガイルド』『デトロイト』『LadyBird』などに加え、女優でもあるギャビー・デラル監督のもと、エル・ファニングがトランスジェンダーの少年を熱演した『アバウト・レイ 16歳の決断』の日本公開がようやく決定(2018年2月3日公開)。また6月にロンドンで行われた「グラマー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー・アワード」で、最優秀映画女優賞に選ばれたニコール・キッドマンは、18ヶ月に1回は“女性監督作品”に出演すると宣言。2018年、女性監督の草分け的存在である日系のカリン・クサマ(『ガールファイト』)の次回作、『Destroyer』(原題)にロス市警の警官役で主演を務める。日本では、河瀬監督がジュリエット・ビノシュと永瀬正敏を迎えた『Vision』も公開予定で、アメリカのインディペンデント・スピリット賞にて新人作品賞と主演女優賞(寺島しのぶ)にWノミネートされるなど、海外で大きな注目を集めている平柳敦子監督の『Oh Lucy!』がゴールデンウィークに公開予定となっている。「女性の時代」は、これからも続いていくのだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:未来よ こんにちは 2017年3月25日よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2016 CG Cinéma · Arte France Cinéma · DetailFilm · Rhône-Alpes Cinémaワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC彼らが本気で編むときは、 2017年2月25日より新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIEボンジュール、アン 2017年7月7日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) American Zoetrope,2016夜明けの祈り 2017年8月5日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) 2015 MANDARIN CINEMA AEROPLAN FILM MARS FILMS FRANCE 2 CINÉMA SCOPE PICTURES
2017年12月30日2017年は『美女と野獣』フィーバーが起こるなど、改めて日本での高い人気を証明したディズニー映画『美女と野獣』、そしてヒロインのベル。そして「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」(フロリダ州オーランド)のマジックキングダム・パークで開催中のスペシャル・イベント「ミッキーのベリー・メリー・クリスマス・パーティー」では、期間限定『美女と野獣』スペシャルメニュー、そして美しく聡明なベルとのグリーティングも実施中。実際に現地参加したリアルレポートをお届け。期間限定『美女と野獣』スペシャルメニューが楽しめるエリアは、ファンタジーランドにある「ガストンズ・タバーン(Gaston’s Tavern)」というレストラン。ここはディズニー映画『美女と野獣』に登場したガストンの酒場を見事に再現していて、夜でも雰囲気満点の人気レストランだ。店内では「ミッキーのベリー・メリー・クリスマス・パーティー」限定フードとして、特製デザートをオーダー。専用のメニューボードも光る。特製デザートはベルイエローのドレスをモチーフにしたケーキで、意外にも爽やかな口当たり。ホワイトチョコレートをベースにしているため、味は濃いものの、パークの疲れを癒してくれるような優しい甘みに大満足!店内にはガストンの肖像画も。2020年には東京ディズニーランドにもガストンの酒場をモチーフにしたレストランが!?という情報もあり、ディズニー映画『美女と野獣』のファンであれば楽しみなところ。実は同パーティー中は、お店の外でベルがグリーティングを実施中。町娘の衣装なので、エリアの雰囲気にもぴったり。特別営業のため夜遅めの時間ではあったものの、数多くのゲストがベルとのグリーティングを満喫!「ガストンズ・タバーン」の外にもクリスマスのリースが施され、夜はライトアップも。ちなみにベルのグリーティングはホリデーシーズンに関係なく実施しているので、WDWを訪問する予定がある場合は訪ねてみて!取材協力:ディズニー・ディスティネーション・インターナショナルAs to Disney photos,logos,properties:(C)Disney※画像はあくまでもイメージです。紹介したエンターテインメントや現地イベントの内容などすべての情報は予告なく変更になる場合があります。(text:cinemacafe.net)
2017年12月18日ミヒャエル・ハネケ監督映画『ハッピーエンド』が、2018年3月3日(土)に公開される。ミヒャエル・ハネケ最新作は、壊れゆく現代家族の物語物語の舞台は、難民が多く暮らすフランス北部の町、カレー。一見どこにでもいるような家族3世代だが、その裏には不倫や裏切りなど、それぞれに秘密をかかえながら暮らす姿を、ハネケ節たっぷりに描いた人間ドラマだ。キャストは、第85回アカデミー賞外国映画賞を受賞した『愛、アムール』で父と娘を演じたジャン=ルイ・トランティニャンとイザベル・ユペールが、本作でもある裕福な家族の父と娘を演じているほか、『アメリ』のマチュー・カソヴィッツら、フランスを代表する俳優たちが集結している。3世代が絡む複雑なキャラクターたち家族3世代が絡むキャラクターたちは、ジャン=ルイ・トランティニャン演じる一代で巨万の富を得た家長ジョルジュ・ロランを中心に、複雑な関係で構成される。イザべル・ユペール演じるジョルジュの娘アンヌは、のちに彼の後継者となる人物で、フランツ・ロゴフスキ演じる、専任職を任された息子ピエールを持つ。また、アンヌの弟で、マチュー・カソヴィッツ演じる医者のトマは、ローラ・ファーリンデン演じるアナイスと夫婦関係にある。しかし、ある事件をきっかけに、トマの元妻との間に生まれた、ファンティーヌ・アルドゥアン演じる14歳の娘エヴがロラン家に越してくることに……物語は、常に「死」が纏わりつく祖父ジョルジュとそんなエヴにスポットを当てて進んでいく。予告映像では、そんなロラン家に14歳のエヴが越してくるシーンから始まる。ジョルジュは、食事中のエヴに心ない発言を浴びせたり、突如銃の調達を命じるなど破天荒な老人として映し出される。他にも、薬物乱用で集中治療室に入れられた母親や、ハムスターの死体を携帯で映したショッキングなシーンなど、ロラン一家で巻き起こる“普通”ではない出来事を垣間見ることができる。物議を醸すハネケ節は健在89年に映画監督デビュー、『白いリボン』と『愛、アムール』でカンヌ最高賞パルムドールを2作連続で受賞しているほか、アカデミー賞外国語映画賞、セザール賞、英国アカデミー賞など、ありとあらゆる名誉ある映画賞をその手にしているミヒャエル・ハネケ。しかし、その一方で、過激なシーンや人間の愚かさや醜さを克明に描くことから、作品発表の度に物議を醸している。それは『ハッピーエンド』も例外ではなく、2017年に開催された第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映されると、様々な映画評が紙面を賑わせた。「“不快”な映画を作るときだ」当のハネケ本人は作品について「私の映画はすべてエモーショナルだ。ある意味、私はいつも同じような映画を作っている。映画監督とはそういうものじゃないか?だが、少しでも前より良いものを作っていきたいと願っている。とにかく、今回は“良い”映画を作ろう、とは思わなかった。“不快”な映画を作るときだ、とね」と、コメントを残している。ストーリーロラン家は建設会社を経営し、大きな邸宅に暮らしている。両親の離婚のため離れて暮らしていた孫娘のエヴは、父親トマと一緒に暮らすため、祖父ジョルジュたちの住むフランス北部のカレーに呼び寄せられる。不倫や裏切りなどそれぞれに秘密をかかえながら暮らす、壊れていく現代の家族の物語。作品情報映画『ハッピーエンド』公開日:2018年3月3日(土)脚本・監督:ミヒャエル・ハネケ『愛、アムール』『白いリボン』『ピアニスト』出演:イザベル・ユペール(『エル ELLE』『ピアニスト』)、ジャン=ルイ・トランティニャン(『愛、アムール』『男と女』)、マチュー・カソヴィッツ(『アメリ』)、トビー・ジョーンズ(『奇跡がくれた数式』)、ファンティーヌ・アルドゥアン(『少女ファニーと運命の旅』)原題:HAPPY END上映館:角川シネマ有楽町 ほか© 2017 LES FILMS DU LOSANGE - X FILME CREATIVE POOL Entertainment GmbH – WEGA FILM – ARTE FRANCE CINEMA - FRANCE 3 CINEMA - WESTDEUTSCHER RUNDFUNK - BAYERISCHER RUNDFUNK – ARTE - ORF Tous droits réservés
2017年12月08日2メートルのクリスマスツリーがお出迎えするイザベル マラン(ISABEL MARANT)のポップアップイベントが伊勢丹新宿店3階のザ・ステージで11月29日スタートした。12月5日まで行われる。「Glits Blitz」と題された今回のイベントはそのネーミング通り、スワロフスキーやラメを使用したニットやドレスなど、クリスマスに向けて気分が上がる、華やかな(Glitz)な襲撃(Blitz)。イザベル・マラン本人のプロデュースによるsapin du noel(フランス語でクリスマスツリーの意)は、今シーズンを象徴するモニュメント。2017-18年秋冬オリジナルファブリックによる三越伊勢丹限定のトートバックも数量限定で販売される。
2017年11月29日現在公開中の世界的人気ホラー『死霊館』シリーズ最新作『アナベル 死霊人形の誕生』。史上最も呪われた“実在する人形”アナベル誕生の秘密に迫った本作から、身の毛もよだつ本編映像がシネマカフェに到着した。つい先日、日本公開を迎えた本作は、週末3日間の興行収入2,209万円、動員数16,272人と大ヒットスタートを記録し、『死霊館』『アナベル死霊館の人形』『死霊館 エンフィールド事件』各シリーズのオープニング成績を上回る形となった。また、先週末スペインでも309館で公開し初登場1位を獲得、早くも全世界興行収入は3億ドルを突破し、シリーズも全世界興行収入11億ドル超えを達成。今作は本シリーズ最大のヒットが期待されている。今作では、死霊人形アナベルがなぜ生まれたか、そして呪いはいかにして始まったのか、謎に包まれていた起源がついに明かに。アナベルのターゲットとなるのは、新生活のために人形職人夫婦の屋敷を訪れた、シスターと孤児の少女6人。部屋の奥に封印されていたアナベルを目覚めさせてしまったことで、強大な呪いに追いつめられていくのだ。到着した映像は、アナベルの封印を解いてしまった足の不自由な少女ジャニスが、階段に取り付けられた電動イスで階下に逃げようとするが、呪いの力でイスが逆戻りを始めてしまう…という緊迫感満点のワンシーン。暗闇へ引き戻されそうになり必死で抵抗するジャニスの視線の先には、“アナベル人形に似た”謎の少女の姿が…。本作で誕生の秘密が明かされるアナベルだが、本シーンはその重要なヒントである少女が登場する見逃せないシーンだ。少女ジャニスを演じているのは、『フィフス・ウェイブ』や来年公開予定の『ジオストーム』など話題作への出演が続く若手女優タリタ・ベイトマン。『アナベル 死霊人形の誕生』の監督デイヴィッド・F・サンドバーグ前作『ライト/オフ』で、メインの子役を演じたガブリエル・ベイトマンの実姉でもある。本作がホラー映画初出演となる彼女は、劇中では批評家たちも大絶賛の迫真の演技を披露。特に足の不自由な少女という役作りについては、彼女自身で入念に行ったそうで、「良い仕事をしたかったから、撮影が始まる2週間前から杖をついて歩いていたの。自分の足を動かさずにね。シーンの中でそれが自然に感じられるようにしたかった」と語っている。さらに映画では、少女たちがアナベルの呪いに絶叫し追い詰められていく姿が描かれている。特にジャニスは、ほかの誰よりも強力な呪いと向き合うハメになり…!?ぜひ劇場でアナベル誕生の秘密を確かめてみて。『アナベル 死霊人形の誕生』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2017年10月22日史上最も呪われた“実在する”人形・アナベル誕生の秘密に迫るホラー『アナベル 死霊人形の誕生』。全米初登場1位でスタートを切り、大ヒットを記録している本作から、製作のジェームズ・ワンや監督のデイビッド・F・サンドバーグ、注目の若手女優タリタ・ベイトマンらが登場するスペシャル映像が解禁。彼らのインタビューやメイキング風景、そして身の毛もよだつ劇中シーンがふんだんに盛り込まれた映像となっている。『死霊館』シリーズとして、計4作で全世界興行収入11億ドル超えを達成し、名実ともに世界が認める“最恐”シリーズにして現代ホラーの新定番の1本となった本作。いよいよ10月“13日の金曜日”に日本公開を迎える本作では、世界を恐怖に陥れた“アナベル”の起源がついに明らかにされる。本映像によれば、製作陣を映画化へと駆り立てたのは、何よりも“彼女”の底知れぬ魅力にあったようだ。大ヒット作『死霊館』『ソウ』の監督でホラーマスターとして支持され、本作では製作を務めるワンは、“アナベル”には『死霊館』の時点で「もっと色々な恐ろしいストーリーがあると感じていた」と“彼女”のポテンシャルの高さに言及。『死霊館』シリーズを数多く手がけるプロデューサーのピーター・サフランもまた、「一度でも見たら頭から離れなくなる」とその魅力を語り、初登場時から騒がれてきた「アナベルは何者で、どこから来たか」を描くことは、とても自然な流れだったと語っている。満を持して製作された本作には、ほかにもワンに見出され『ライト/オフ』(’16)で長編デビューした注目株サンドバーグが監督、『アナベル 死霊館の人形』(’14)も担当したゲイリー・ドーベルマンが脚本を担当。そして、全米大ヒット中『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(11月3日(金・祝)公開)の作曲も手がけたベンジャミン・ウォルフィッシュが音楽を担当し、現代ホラーの名手と呼ぶべきプロフェッショナルたちが大集結。シリーズファンも納得する最強チームで、待望の“アナベル”誕生の物語を創り上げている。また、キャスト陣にも実力派が勢ぞろい。中でも、“アナベル”の封印を解いてしまう少女ジャニスを演じたのは、クロエ・グレース・モレッツ主演『フィフス・ウェイブ』や2018年1月19日(金)公開のディザスター大作の『ジオストーム』に出演するタリタ・ベイトマン。タリタは、「一見かわいい人形なのに、実はとても邪悪な力がある」として“彼女”の恐ろしさを誰よりも実感。ホラー映画初出演ながら、“アナベル”に狙われ追い詰められていく役を熱演しており、特別映像中でも衝撃シーンの一部を確認することができる。本編ではさらに、“アナベル”が異常現象と共に予期せぬ形で絶え間なく出現し、シスターや少女たちの恐怖はピークに!恐怖シーンもドラマ性も格段にアップし、『死霊館』シリーズ最高傑作との呼び声も高い本作を、期待して待っていて。『アナベル 死霊人形の誕生』は10月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月22日気になっていた作品を映画館で見逃してしまった、映画をより詳しく知りたい、トレンドにとらわれたくない、映画をより身近に感じたい!そんな方のためにシネマカフェでは都内のミニシアターの公開映画情報や、名画座ならではの名作特集、ユニークな“オールナイト上映”イベントなどを、編集部のオススメ目線でまとめてご紹介!【LINE UP】◆目黒シネマで「ラ・ラ・ライオン」上映!【2本立て】◆「チェコアニメ特集」がユジク阿佐ヶ谷に復活◆早稲田松竹「わたしだけが知っている世界の秘密」【2本立て】◆“孤独な女性の未来”飯田橋ギンレイホール【2本立て】◆YEBISU GARDEN CINEMA「エミール・クストリッツァ監督」特集◆『スティールパンの惑星』UPLINK渋谷【最新作】◆『ラ・ラ・ランド』&『LION/ライオン ~25年目のただいま~』目黒シネマ今年度第89回アカデミー賞で作品賞をはじめ6部門にノミネートされた『LION/ライオン~25年目のただいま~』、そして第89回アカデミー賞で監督賞をはじめ計5部門を受賞した『ラ・ラ・ランド』、そんな今年度のアカデミー賞を席捲した「ラ~」2作品が老舗名画座・目黒シネマに登場!5歳のときインドで迷子になり、オーストラリアに養子に出された男性の驚愕の実話を描く『LION/ライオン』で、主人公・サルーの養母を演じたニコール・キッドマンの“母の愛”が貫かれる名演技をぜひ劇場でチェックして。■上映概要期間:9月16日(土)~9月29日(金)『ラ・ラ・ランド』10:20/15:00/19:40(~終映21:55)『LION/ライオン~25年目のただいま~』12:45/17:25※2本立て上映◆「チェコアニメの夜2017」ユジク阿佐ヶ谷“東のディズニー”チェコアニメがユジク阿佐ヶ谷にて14日間、日替わりで14プログラム81作品を上映!期間中毎日20時30分から、その日のテーマに沿ってセレクトされたものが上映されるのでチェコアニメファンも、そうでない方も注目の2週間。仕事帰りに、可愛くてどこかノスタルジックなアニメに癒されて。上映終了後にはゲストによるトークショーも。同時に素敵なプレゼントが貰えるスタンプカードも実施され、さらにロビーにて可愛くてレアなチェコアニメグッズを販売されるそう!そして「チェコアニメ」以外もユジク阿佐ヶ谷では通常映画も随時公開中。ユジク内にある、オリジナルのイラストが可愛い看板の公開情報もぜひチェックしてみて。■上映概要期間:9月16日(土)~9月29日(金)20:30~上映作品:「かわいくてたまらない夜」「ポヤルの最高傑作の夜」「芸術の秋の夜」「ティールロヴァーの女の子の夢の夜」「おしゃれで大爆笑の夜」「可愛くてシュールな夜」「ポムネンカと雪女の夜」「クルテクとミレルのキラキラの夜」「パレチェクの美しい夜」「チャペックのおとぎ話の夜」「シュヴァンクマイエルのコメディの夜」「シュヴァンクマイエルの超ディープな夜」「とても怖い夜」「アマールカの夜」(全14プログラム・81作品)◆『パーソナル・ショッパー』&『メッセージ』早稲田松竹新宿区・高田馬場にある早稲田松竹では「わたしだけが知っている世界の秘密」をテーマに『パーソナル・ショッパー』&『メッセージ』を2本立て上映。「シャネル」が全面協力して製作された『パーソナル・ショッパー』は、ハイブランドの美しい衣装が続々と登場する中、本作で主演を務めるクリステン・スチュワートの、ストリート・カジュアルなスタイルを彼女らしくジェンダーレスに着こなす姿も披露され、まさにファッショニスタ必見の1作。『ブレードランナー 2049』の公開も控える、今年注目のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSF作品。アイスランドのコンポーザー、ヨハン・ヨハンソンが手掛ける劇中の音楽も素晴らしく、電子音とクラシックのオーケストラ・サウンドを融合させた音が、SFだけどドラマでもあるヴィルヌーヴ監督の本作の“メッセージ”性と絶妙にリンクしている。■上映概要期間:9月16日(土)~9月22日(金)『パーソナル・ショッパー』10:20/14:30/18:40『メッセージ』12:20/16:30/20:40(~終映22:40)※2本立て上映、入替制なし◆『マイ ビューティフル ガーデン』&『未来よ こんにちは』飯田橋ギンレイホール1974年創業の名画座・飯田橋ギンレイホールでは『マイ ビューティフル ガーデン』&『未来よ こんにちは』の爽やかなヨーロッパ作品を2本立てで上映。美しい庭とガーデニングをテーマに、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイを主演に迎え、豪華イギリス俳優陣で贈る『マイ ビューティフル ガーデン』。『未来よ こんにちは』は、『グッバイ・ファーストラブ』『EDEN/エデン』など、いまフランス映画を牽引する新鋭ミア・ハンセン=ラブ監督が、ゴダール作品やハネケ作品にも出演してきた往年のフランス女優イザベル・ユペールを主演に迎え、愛に満ちた感動の人間ドラマを描く。■上映概要期間:9月16日(土)~9月29日(金)『マイ ビューティフル ガーデン』10:10/14:05/18:00『未来よ こんにちは』12:05/16:00/19:50(~終映21:37)※2本立て上映さらにギンレイホールでは9月22日(金)~23日(土・祝)に“ミスター・ロンリー・ナイト”をテーマに、『FRANK -フランク-』をはじめとする3作品をオールナイト上映することも決定。いかにも“おひとり様向けのおひとり様映画”という感じだが、どこか抜けてて愛らしいキャラたちに、思わず元気をもらえるかも?■上映概要ギンレイ・オールナイト「名画座主義で行こう」日時:9月22日(金)~23日(土・祝)23:00~翌4:30予定タイトル:“ミスター・ロンリー・ナイト”作品:『FRANK -フランク-』『ミスター・ロンリー』『トッド・ソロンズの子犬物語』◆「ウンザ!ウンザ!クストリッツァ!2017」YEBISU GARDEN CINEMA最新作『オン・ザ・ミルキー・ロード』が15日(金)より公開され、来日&スペシャルライブも話題となったエミール・クストリッツァ監督の作品特集上映が決定!本特集上映では、クストリッツァ監督の代表作にして世界中で多くのファンを持つ『アンダーグラウンド』の完全版(5時間14分)が本邦初上映!それだけでなく『ジプシーのとき』『黒猫・白猫』『SUPER8』『アンダーグラウンド』(通常版)も併せて上映するので、まだ観たことがない人でもセルビアを代表するクストリッツァ監督を知れるまたとない機会。是非劇場でチェックしてみて。■上映概要期間:9月16日(土)~9月29日(金)作品:『ジプシーのときデジタル・リマスター版』『アンダーグラウンド完全版』『アンダーグラウンド通常版』『SUPER8』『黒猫・白猫』上映スケジュール:「ウンザ!ウンザ!クストリッツァ!2017」もしくは「YEBISU GARDEN CINEMA」公式HPをチェック※このほかの公開劇場については公式HPをチェック◆『スティールパンの惑星』9月23日よりアップリンクにて公開世界中の映画祭に出品され、数々の賞を獲得したトリニダード&トバゴ共和国発のドキュメンタリー映画が9月23日(土・祝)よりアップリンク渋谷にて公開!カリブ海最南端の島・トリニダードトバゴ発祥のドラム缶から作られた打楽器“スティールパン(以下、パン)”を巡り、パンの誕生からその歴史、そして最大120人編成のスティールバンドが200以上参加する、世界最大の熾烈なパンコンテスト“パノラマ”など、パンの持つ不思議な力が色々な角度で描かれた音楽ドキュメンタリー。■上映概要作品:『スティールパンの惑星』公開:9月23日(土・祝)よりアップリンク渋谷にて公開※上映スケジュールは「アップリンク渋谷」公式HPをチェック(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミスター・ロンリー 2008年2月2日よりシネマライズほか全国にて順次公開© 2006 O’South Limited, Love Streams agnes b. Productions, Metropolitan Film Productions Limited and Fuzzy Bunny Inc.FRANK -フランク- 2014年10月4日よりヒューマントラスト渋谷ほか全国にて公開(C) 2013 EP Frank Limited, Channel Four Television Corporation and the British Film InstituteLION/ライオン~25年目のただいま~ 2017年4月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) Long Way Home Holdings Pty Ltd and Screen Australiaラ・ラ・ランド 2017年2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.メッセージ 2017年5月19日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開未来よ こんにちは 2017年3月25日よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2016 CG Cinéma · Arte France Cinéma · DetailFilm · Rhône-Alpes Cinémaマイ ビューティフル ガーデン 2017年4月8日よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開(C) This Beautiful Fantastic UK Ltd 2016パーソナル・ショッパー 2017年5月12日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開(C) 2016 CG Cinema – VORTEX SUTRA – DETAILFILM – SIRENA FILM – ARTE France CINEMA – ARTE Deutschland / WDRオン・ザ・ミルキー・ロード 2017年9月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2016 LOVE AND WAR LLC
2017年09月15日『アナと雪の女王』の続編、『Frozen 2』(原題)の製作がついにスタートしたようだ。同作でアナの声を務めているクリスティン・ベルが「Radio Times」に語った。「ちょうど収録が始まったばかりなのよ」と明かすも「詳しくは何も言えないけどね。だって、間違いなくディズニーに監視されているはずだから」とクリステン。「台本を読んですっごくワクワクしたということだけは言えるわ!」。クリスティンによれば、続編は『アナと雪の女王』よりもずっと“深い”物語になるそうで、誰かがトラブルに巻き込まれて誰かが助けに行くというような、『アナと雪の女王』の単なる延長にはならないと断言している。2015年初め、ディズニーは『アナと雪の女王』の続編製作を発表。現在までに明らかになっているのは、2019年11月29日(現地時間)に公開予定あるということくらいだ。収録が始まったとはいえ、公開までは2年以上も先…。しかし、ディズニーも待ちくたびれたファンを喜ばせることを忘れてはいない。アメリカでは11月22日に、オラフが主役のショートムービー『Olaf’s Frozen Adventure』(原題)が公開される。ホリデーをテーマとした映画で、上映時間は21分。オリジナルキャストが集結し、挿入歌はすべて新曲という凝りっぷりだ。(Hiromi Kaku)
2017年09月14日浮世絵を融合した新感覚のプリザーブドフラワー「凛 by ベル・フルール」が、フラワーデザインカンパニーのベル・フルールより登場。2017年8月23日(水)より日本橋三越で先行発売、その後9月1日(金)から一般発売される。浮世絵桐箱×プリザーブドフラワー「凛」は、プリザーブドフラワーと浮世絵の描かれた桐箱を組み合わせた、新感覚のフラワーアレンジメント。工房利八による「浮世絵桐箱」は、天然の桐に最先端のレーザー加工技術で絵画のような浮世絵を描いたもの。箱は半年かけて乾燥させた天然木を使用しており、一つ一つに素材の表情が異なる。ふたを開けると、細かい凹凸感や陰影などが表現された浮世絵に繋がる、瑞々しいプリザーブドフラワーが出現。ベースに希少な苔のプリザーブドを使用することで、「日本庭園」「わびさび」を彷彿とさせる日本らしさを表現した。ふたを箱の縁に立てることで、花と浮世絵が一体となり躍動感あふれるインテリアに。葛飾北斎による「滝」「赤富士」「波」を表現作品はそれぞれ、葛飾北斎による「滝」「赤富士」「波」をモチーフにした。中でも「滝」を表現した作品は、まるで滝の飛沫が飛び出てくるような立体感と迫力がある一品。レーザーで彫った滝の曲線やエッジを隠さず、力強い線を生かしたデザインとなっており、ダイナミックな景観に生き生きとした苔をアレンジしている。サイズはサイコロ型、ペントレー型、置き・壁掛け両用と3種類を用意。ぜひ空間を華やかにするインテリアとして、ギフトとして、チェックしてみてはいかがだろう。【詳細】凛 by ベル・フルール発売日:2017年9月1日(金)※日本橋三越では8月23日(水)より先行発売価格:・凛(M)・波、 凛(M)・青富士、 凛(M)・赤富士 25,000円+税・凛(W)・赤富士、凛(W)・波 25,000円+税・凛(L)・格子 60,000円+税・凛(XL)・滝 150,000円+税取り扱い:■ベル・フルール銀座本店住所:東京都中央区銀座1-20-17 押谷ビル1F/2F■ベル・フルール虎ノ門店住所:東京都港区西新橋1-15-6 内幸町企画ビル1F■公式オンラインストア■有名百貨店内の各店舗 ※順次販売スタート・伊勢丹新宿店 5F(リビングデコール)・日本橋三越本店 5F(インテリア)・銀座三越店 7F(ブライダル・ギフトサロン)・松屋銀座店 7F(ギフトサロン)・大丸神戸店 7F(ギフトサロン)・三越名古屋栄店 3F(婦人トレンドクローゼット) ※2017年9月2日(土)オープン■日本橋三越 越後屋オンラインストア【問い合わせ先】株式会社ベル・フルールTEL:03-3965-5805
2017年08月26日8月もあと一週間で終わりですが、夏、満喫していますか?お盆のニュースで、海外旅行組が帰国して「○○○に行ってきました~!」とコメントしている映像を目にするたび、世の中の人はちゃんと夏休みをとって人生を謳歌しているんだなぁ、家族全員で海外旅行っていったいいくら使ったんだろう?羨ましさ100%です。と書きながら100%を1000%と打ってしまい、1000%と言えばカルロス・トシキ&オメガトライブの「君は1000%」じゃーん!と、昭和スイッチオン。(こういうとき、Amazon musicって便利ですよね)アルバム「Navigator」を聴きながら昭和感100%でこの原稿書いている古山エリーです。今宵もたわごとお付き合いくださいませ。料理をしない女であることはこのコラムで何度も書いてきましたが、八百屋さんにはときどき行きます。八百屋に行くと野菜がなんとも美味しそうに見えて、あれもこれも食べたくなって料理しようかなぁという気になる。そこで、レンジでチンの温野菜以外で、簡単に美味しく野菜を食べるには…と、たどり着いたのはグリル野菜でした(まったくひねりナシ…)。キッチンに備え付けの魚焼きグリルはあることはあるんです。でも、使った後の掃除が面倒で、一人暮らしをしてからは一度も使ったことがなかった。グリルを汚さずに夏野菜を食べるために…ええ、今回も形から入りましたとも。見た目が可愛くて、そのままテーブルにも出せちゃう陶器の薄型グリラー、その名も「GRILLER グリラー(イブキクラフト)」を購入。蓋付きなのでキッチンのグリルは汚れず、焼くだけなのに料理した気にさせてくれる優秀アイテムでした。バーミキュラと同じ運命をたどらないことを祈ります…。そんなこんなで家で過ごすことが多かった夏休みの楽しみと言えば、なかなか見られずにいた米ドラマ「メンタリスト(The Mentalist)」を見ること(地味すぎる…)。犯罪コンサルタントのパトリック・ジェーン(サイモン・ベイカー)が、CBI(カリフォルニア州捜査局)やFBIに協力して毎回事件を解決していくドラマで、人の心理を読むジェーンの思考&視点が面白くてハマっています。ジェーンはどんな人の心理も読み解いてしまうのね!と毎度感心させられているわけですが、先日ポール・ヴァーホーヴェン監督の新作映画『エル ELLE』を観て(この映画とドラマはまったく無関係ですが)、さすがのジェーンもこのヒロイン、ミシェル(イザベル・ユペール)の心理を解き明かすことは無理なんじゃないかなぁと。それほど強烈なキャラクターでした。ある日、自宅で覆面の男に襲われたミシェルは自分で犯人探しを始めます。いったい誰が犯人なの?という謎解きと並行して、ミシェルってどういう女性なの?彼女の本性があぶり出されていきます。彼女の言動が何を意味するのか、彼女の思考&心理を理解しようと試みるものの、あまりにも強烈でぶっ飛んでいて、理解するなんて到底無理だって気づく。クレイジーでエロティック、道徳的でも哲学的でもなく、愛情や友情があるのかさえもわからなくなって、ある種のおとぎ話として、こういう女もいるかもしれないね、と受け止めるしかないというか理解できなくてほっとするというか。味わったことのない感覚に襲われます。ふと思ったのは、ミシェルのことは理解できないし、できなくて構わないけれど、彼女のタフさはいまこの時代を生きる女性に必要なものなのかも…と。それにしても、強烈すぎる女ミシェルを演じたイザベル・ユペール、凄すぎました。今宵はここまで、また次回。(Elie Furuyama)
2017年08月25日◼︎衝撃作『エル ELLE』が世界中で物議を醸したワケ※本作は過激なレイプシーンを含んでおります。そのような描写が苦手な方や、嫌悪感のある方は鑑賞にご注意ください。第89回アカデミー賞・主演女優賞ノミネート、第74回ゴールデン・グローブ賞・主演女優賞、外国語映画賞受賞など全世界で125ノミネート、64の賞を受賞した話題作『エル ELLE』。壮絶なレイプシーンからスタートする衝撃的な本作。この作品が世界中で物議を醸している理由は、強烈なキャラクターを持つ主人公・ミシェルがレイプ犯に向けてとる「ある不可解な行動」にあります。そして、本作がサスペンスでありながら、全編を通じてウィットに富んだブラックユーモアに溢れ、コメディとして仕上がっている点も、賛否が分かれる一因といえるでしょう。被害者が「被害者らしく」あることを求められる世間に対し、常識やモラルなんてクソくらえ!と真っ向から挑みかけるようなミシェルの強烈なキャラクターは、「女性の権利にとって革命的である」と賛成派から多数の支持を集めています。しかし一方で、そのあまりに衝撃的な展開に異を唱える否定派も存在しているのです。◼︎身の毛もよだつ衝撃の展開『エル ELLE』のストーリーは?豪華な自宅で、猫とふたりで暮らす新鋭ゲーム会社の社長ミシェル(イザベル・ユペール)。ある日、彼女は自宅で覆面の男から暴行されてしまう。だがミシェルは警察にも通報せず、風呂に入ると、訪ねてくる息子・ヴァンサンのために、いつもと変わらぬ様子で寿司の出前の注文をする。翌朝もいつもと変わりなく出社したミシェルは、合間に病気の検査、そしてまた犯人が来たときのための武器を購入を済ませる。そしてその晩、協同経営者のアンナとその夫、そして自分の元夫・リシャールとのディナーの席で「昨日レイプされたの」とさらりとした報告をするのだった。そんなミシェルの元に、まるで見張っていたかのようなタイミングで送信者不明のメールが届く。さらに会社で残業中にも卑猥なメールが届き、ミシェルは周囲の人間に疑惑の目を向けていく。容赦なくダメ出しをするミシェルを恨んでいる会社の部下たち、元夫で売れない小説家のリシャール、セクシーな向かいの家の主人・パトリック……疑い始めるとキリがない。そんな中、39年前に衝撃的な犯罪で終身刑となったミシェルの父親が、仮釈放を申請したというニュースが流れる。当時10歳だったミシェルも、事件に何かしら関与しているのではないかという疑惑の目を向けられていたのだった。二度と警察には関わりたくないと、自ら犯人を探し出そうとするミシェル。だがついに、犯人が暴かれたとき、ミシェルがとった不可解な行動により、犯人よりも恐ろしい彼女の本性も明かされていく――。◼︎現在64歳!主演女優イザベル・ユペールの怪演に目が離せない本作の主演を務めるのは、フランスの大御所女優イザベル・ユペール。舞台やテレビを経て1972年に映画デビューしたユペールは、2001年の『ピアニスト』でカンヌ国際映画祭女優賞を、2002年の『8人の女たち』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したほか、これまで、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞の主演女優賞に史上最多の14回ノミネートされている演技派です。また、カンヌ国際映画祭の審査委員長や、フランス映画祭の団長、NHKの「ルーヴル美術館」でナビゲーターを務めるなどその活動は多岐に渡ります。本作『エル ELLE』の主人公について「ミシェルには破滅的なユーモアがあるの。まるで毒を乗せた皿を差し出し、”本当におかわりはいらないの?”と微笑んでいるようでしょう」と語るユペール。60代とはとても思えない若々しい美しさで、強靭なキャラクターで周囲を惑わせる主人公ミシェルを演じ、第89回アカデミー賞主演女優賞に初ノミネートされました。◼︎監督は79歳、オランダ出身の鬼才ポール・ヴァーホーヴェン世界に衝撃を与えた本作『エル ELLE』を監督したのは、オランダ・アムステルダム生まれのポール・ヴァーホーヴェンです。自国でキャリアをスタートしたヴァーホーヴェン監督は、1985年公開の『グレート・ウォリアーズ/欲望の剣』からアメリカに渡りました。続く87年公開の『ロボコップ』が大ヒットし、一躍その名を知られると、その後もアーノルド・シュワルツェネッガー主演のSFエンターテインメント『トータル・リコール』、シャロン・ストーン主演のエロティック・サスペンス『氷の微笑』などで大ヒットを記録します。その後も『スターシップ・トゥルーパーズ』などヒット作を監督するも、2000年の『インビジブル』以降は、ハリウッドでは自分の撮りたい作品は撮れないと、自国に戻り映画作りを続けていました。本作『エル ELLE』は、過激で衝撃的な作品を作り続けている同監督のエッセンスがぎゅっと凝縮された紛うことなき傑作です。◼︎衝撃の展開。『エル ELLE』が問いかけるもの女優イザベル・ユペールと、ヴァンホーヴェン監督は、『エル ELLE』を一種のおとぎ話だと捉えていたと言います。「これは物語だ。現実の生活でもないし、女性についての哲学的な映像でもない。すべての女性がミシェルと同じように行動するべきだと言っているわけでもない」「解釈とは、映画から与えられた要素を元に、観客がするものさ。さらに観客は、その解釈が正しいかどうかなんて確かめる必要もない」「すべては単なる可能性だ。それ以上でも、以下でもない。説明すべきはただひとつ、ミシェルの性格のあらゆる側面、それだけだ」とヴァーホーヴェン監督。この物語から何を感じるかは、見る人次第。スリリングでアブノーマルなサスペンスでありながら、なぜかエレガントな気品をも漂わせる本作に、あなたも戸惑い、翻弄され、そして常識が覆されるかもしれません。『エル ELLE』は8月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開です。◼︎『エル ELLE』公開情報『エル ELLE』8月25日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー監督:ポール・ヴァーホーヴェン『トータルリコール』『氷の微笑』原作:フィリップ・ディジャン『エル ELLE』『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』出演:イザベル・ユペール『ピアニスト』『8人の女たち』配給:ギャガ上映時間:131分公式サイト: © 2015 SBS PRODUCTIONS – SBS FILMS– TWENTY TWENTY VISION FILMPRODUKTION – FRANCE 2 CINÉMA – ENTRE CHIEN ET LOUP
2017年08月25日『氷の微笑』のポール・ヴァーホーヴェン監督と“フランスの至宝”イザベル・ユペールがタッグを組み、ハリウッドのみならず世界中で絶賛を受けた『エルELLE』。8月25日(金)よりついに日本公開されることに合わせて、主人公を襲ったとおぼしき異常者の影が忍び寄る本編映像がシネマカフェに到着した。到着した映像は、主人公の新鋭ゲーム会社の社長を務めるミシェル(ユペール)に、異常者の影が忍び寄るミステリアスな本編映像。自宅で覆面の男に襲われたミシェル。その衝撃の出来事からしばらくたったある深夜、会社に残って仕事をするミシェルのもとに犯人と思われる人物から卑猥な嫌がらせメールが届く。自分の身なりを指摘するその内容を不審に思った彼女は、犯人は近くにいると感じ、深夜の社内で人の気配がするほうに向かうと、そこでは仕事で対立している部下が残って撮影をしていた。実はこうしたメールが来るのは初めてではなく、ミシェルは身近な人物を怪しみ、自ら犯人捜しを始めていた。だが、次第に明らかになるのは、彼女の恐ろしい本性で…。ショッキングな事件に遭いながらも、犯人の影に怯える様子も見えず、自己破壊的になるわけでもない、こうしたミシェルの人物像についてヴァーホーヴェン監督は、「それだと型にはまり過ぎてしまう。そうしていたら僕たちはメロドラマや気怠いドラマに滑り落ちてしまっていただろう。他の監督や脚本家がしてきたことをそのまま繰り返すより、観客を驚かせるほうが面白いし愉快だと思ったんだ」と語っている。『エルELLE』は8月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月24日