「ウソつきなママ友から子供を守った話」について知りたいことや今話題の「ウソつきなママ友から子供を守った話」についての記事をチェック! (184/194)
子どもができたら、“ママ友”というお付き合いが増える……。人見知りの私にとってはため息案件でした。でも実際に子どもができてみると、同じ育児の話をできるほかのママたちの存在がなんとありがたいことか! その一方、お付き合いのなかでは私の苦手とする悪口もあり……悩んでしまった体験談をお伝えします。 ママさんに会いたくて児童館へ!初めての子育てで不安なことばかり……。そんなときに、児童館で出会ったのは息子に近い月齢の子どもがいるママさんたち。ハイハイが遅い、お風呂へゆっくり入れないなど共通の悩みも多く、人見知りの私でもすぐに打ち解けることができました。自分ひとりでは知り合うこともなかった人たちとのおしゃべりはとても新鮮で、息子も一緒に遊べるお友だちができてうれしそう。これから、こういう関係が増えていったらいいなと思っていました。 幼稚園入園! いろいろなママと出会って…幼稚園に入園してからは、誰とでも遊べる性格の息子のおかげで、たくさんのママと知り合うきっかけができました。でも、年齢が低かったときに比べて、ママたちの間で話題に上がる悩みも複雑に。幼稚園への不平不満や、ママ同士の教育方針の不一致が話題に上がることが増えていきました。自分が子どものころ悪口・陰口でとても傷ついた経験があった私は、その環境が徐々につらくなってしまい、自然と距離を置くようになってしまいました。 私のピンチを救ってくれたママ友に感謝!家に閉じこもりがちになった私ですが、それとなくママたちの輪には入っていました。あるとき、わが家全員でインフルエンザにかかってしまい、しかも最後に熱を出したのが私という状況に! 子どもたちの習い事の送迎ができず困っていたところ、あるママ友が「(子どもを)習い事に送って行くよ」と言ってくれました。ありがたくお願いすると、今度は別のママ友から家まで送っていくねという連絡が入り、お願いしたわけでもないのに息子の送迎を買って出てくれました。 この経験から、私が悪口だと思って耳を塞いでしまっていたものには、「幼稚園のこういうところを改善したほうがいい」「こういうお母さんがいるけど、どう対応したらいい?」といった問題点をそのままにしないという姿勢も含まれていたことに気が付きました。もっと視野を広く持って、私も困っている誰かを助けられたらいいなと思っています。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年05月03日定期的におこなわれる保育園、幼稚園の参観日や親睦会、小学校のPTAなどに、皆さんはどんな服装で出かけますか? 私は気合を入れ過ぎて大失敗をしたことがあります……。その苦い経験により、40代から似合うファッションについて考えてみました。キレイなママ友たちからの助言を受け、たどり着いた答えがあったので報告します! 幼稚園の親睦会、気合を入れ過ぎて浮いてしまう 私は下の子を38歳で産んだので、息子はまだ幼稚園児です。息子が通っている幼稚園では、参観日を利用してクラスの親睦会という名のランチ会がおこなわれます。息子のクラスは20代や30代前半のママが多く、平均年齢がとっても若い! おそらく私が一番年上……。できるだけ疲れたおばさんに見られないように当日は髪をキレイに巻いて、大ぶりのピアスを着け、服装も気合を入れて親睦会に向かいました。 しかし親睦会の会場に入ると、バリバリに決めているのはなんと私だけ。ほかのママたちはカジュアルなスタイルで、髪も後ろに束ねるくらいなのに、あふれんばかりの若さでキラキラして見えました。1人張り切った格好の自分が恥ずかしく、終始小さくなって過ごしたのです。さらに若い人たちの話題にも付いて行けず、家に帰ってから相当落ち込みました。 アパレルメーカーで働くママに泣きつく! 自分だけではまた暴走して若作りの服を買ってしまいそうなので、まずはアパレルメーカーで働いているママ友に相談。「客観的に見て、イタくない服を提案してほしい!」と泣きつくと、快くいろいろと提案してくれました。 今までの私は、若見えするようにカラフルな色を取り入れるようにしていました。しかし、提案してくれたのは白いシャツにシンプルなストンとしたスカート。「こんなの、さらに老け込むのでは?」と疑いましたが、試着すると意外や意外。しっくりとキマるのです。ママ友によると、歳を取ると値段は張るけれどいい素材のシンプルなものがキマるのだとか。自分の好きな服と似合う服は違うんだと実感しました。 同年代のおしゃれママからの厳しいアドバイス さらに、元補正下着メーカー勤務のおしゃれなママとランチに行ったときに、ファッションについて相談することに。親睦会でのエピソードを話すと、「20代と張り合おうなんて、おこがましい!」と一蹴されました。そして「40代には40代の魅力があるから、それを生かせば良いんだよ」とも。 彼女によると、若い子は肌の質感や筋肉の付き方など、それだけで魅力があるからどんな格好でもキマるのだとか。でも、40代は肌質が変わって贅肉が付き、またシルエットも変わってしまうから、似合う服も変わってくる。そんな40代の体型や落ち着いた雰囲気を生かすファッションを取り入れることが大事だと、力説されました。「なるほどー」と感心していると、「まあ、結局どんな高級な服を着ても、スタイルが悪いとなんにもならないけどね」とのこと。さすが、元補正下着メーカー社員……、この言葉が一番胸に突き刺さりました。 まとめ2人のおしゃれなママ友の助言を受けた私は、日々ヨガをしてスタイルキープに努め、シンプルながら素材のいい服を身に着けるようにしています。 フレッシュさでは20代には勝てませんが、40代は40代の魅力を引き出していけばいいのですね。そして「いい素材のシンプルなデザイン」と「スタイルのキープ」、この2つを意識しています。これからも体型に気を付けつつ、40代の自分の魅力を最大限に活かせるファッションを研究していこうと思っています。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 ウーマンカレンダー編集室ではアンチエイジングやダイエットなどオトナ女子の心と体の不調を解決する記事を配信中。ぜひチェックしてハッピーな毎日になりますように!著者: シロボシ高齢出産のため、下の子はまだ幼稚園。体にムチ打って遊びにつき合うが、年々きつく感じるアラフォー。子どもが成人したときにホッとして抜け殻にならないよう、生きがいと趣味を模索中。
2020年04月24日ベビーカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。 出産に関して、私が心配していたのは「陣痛」でした。と言っても、心配していたのは痛さではありません。古今東西、みんな痛いと言っているんだから、痛いのは間違いないんだろうと。それより、「陣痛がいつ・どんな感じで始まるのか」を気にしていた気がします。 タクシー会社や産院の電話番号を控える、散歩はするけど遠くには行かない、生理用ナプキンを持ち歩く、入院準備をしておく、等それなりにできることはやっていました。が、思いの他ささやかなおなかの痛みがやってきたときは「これは陣痛なのか?陣痛はこんなものじゃないはずだ。じゃあ、どうしよう?」と悩んでしまいました。 次回、迷いながらも私たちがとった行動をお伝えしたいと思います。 著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年04月23日子育てに奮闘するママの姿を笑いと涙たっぷりに描いたドキュメンタリー映画『ママをやめてもいいですか!?』。作品には、産後うつの不安を抱えていたり自分の子どもを抱きしめることができないと苦悩するママたちも登場します。さまざまな家族の姿を映し出してきた豪田トモ監督へのインタビューの後編では、ママたちの苦悩とその解決策について話を聞きました。 「産後うつ」から救ってくれたママ友たちの存在 ――『ママやめ』では、2度の産後うつを克服し、3人目を妊娠中のママが登場しています。厚生労働省によると、出産したママの10人に1人が「産後うつ」を患うそうです(※)。「うつ」とまでいかなくても、子育て中につらい気持ちや息苦しさを感じることもあります。解消の手立てはどこにあると思われますか。※「健やか親子21」における目標に対する最終評価・分析シート」より。「映画に出てくれた産後うつのママは、不妊治療を経て待望の第一子を妊娠。まさか自分が産後うつになるとは思っていなかったそうです。パパにもつらい気持ちを吐きだしていたけれど、思うように協力が得られなかったり、伝えたいことがうまく通じなかったりして、孤独感は解消されなかった。では、そのママはどうしたかというと、家に閉じこもるのをやめて、毎日時間を決めて公園に行くようにしたんです。 外に行けば、同じように子育てをしているママ友たちに出会えます。子どものことや夫に対する愚痴、つらいことなどを吐きだすことで、「大変なのは自分だけじゃない」と思えるようになったそう。ママ友に救われ、自然と産後うつを克服することができたと話してくれました」 ――女性は、友だちと話すことが一番のストレス発散になるとも聞きます。 「僕は『ママ友探しは宝探し』なんじゃないかなと思っています。ドラマやメディアの影響で、〝ママ友は全員悪魔〟のようなイメージがありますが、絶対にそんなことはない(笑)。ほとんどの人はお互い助け合いたいと思っていますし、気の合う友だちが1~2人いれば十分です。共感して話し合える相手がいることは大きな助けになります」 人には話せないヘビーなテーマだからこそ深く共感 ――『ママやめ』も「あなたはひとりじゃない」という大泉洋さんのナレーションが心に刺さりました。 「この映画が、ママ友との共感度とまた少し違うのは、より心の深淵にある暗い部分にも迫っていることかもしれません。母親から愛情を受けられなくて自尊心が低くなってしまった、わが子を受け入れられない、もっといいママになりたいのにうまくいかない……なんて、いきなり公園で繰りだす話題じゃないですよね(笑)。 誰にも話せないけれど心の中で思っていること、実は隣のママが抱えているかもしれないけれど聞き出せないこと――『ママやめ』では、そうしたヘビーな気持ちも代弁することができたのではないかな、と思っています」 子育ての問題は「第三者」が入ることで解決することも ――大泉洋さんも号泣したというのが、わが子を抱きしめてあげられないというママのシーン(写真)。子どもにどうやって愛情を伝えればいいかと苦悩する姿は、程度の差こそあれ、思い当たる人も多くいると思います。 「このママが子どもを抱きしめられないのには、自分自身が母親からの愛情表現を感じたことがなく、抱っこをされた記憶もほとんどないという理由がありました。親にされたことがないことを子どもにしてあげるのは、とてもハードルが高いことなんですよね。 彼女が“子どもを抱きしめる”という決意ができたのは、実はこの映画の撮影があったからなのだそうです。第三者である僕ら映画スタッフとの相談を重ねるうちに、わが子と向き合うきっかけをつかみ、自らの課題を解決することができたようです。 最初にお話しした産後うつのママも、“外”に解決を求めています。子育ての問題を家族だけでなんとかしようと思っても、単純にメンバーも知識も経験も、あらゆるものが足りませんよね。もしも、夫や実家との関係が悪かったら確実に行き詰ってしまう。ママ友と話してもダメだったら、保育園の先生でもいいし、カウンセラーなどを訪ねてもよいと思います。親子間、夫婦間、子育ての問題はほっておくと子どもに負担がかかってしまう。こんなことを他人に言ったら恥ずかしいと思わず、いろいろな人に相談して、出口を見つける努力は必要です」――『ママやめ』のオンライン上映を再開し、今後、自主上映会も予定されています。 「オンライン再上映の署名が1,000人に達したので、4月9日から再開しました。5月31日24時までを予定しています。6月以降は、作品に共感・賛同してくれた方たちによる自主上映会が開催され始めます。 これまで撮ってきたドキュメンタリー映画『うまれる』、『ずっといっしょ。』では全国2,000カ所以上で自主上映会がおこなわれ、地域のつながりが生まれていったようです。同じように『ママやめ』も上映会を通して、育児の悩みをわかち合う、ママたちの新しい出会いの場をつくることができるといいと思っています」 映画に登場した産後うつのママは、毎日公園に行くことでママ友と出会い、自然と産後うつから克服することができました。まさに「ママ友探しは宝探し」。『ママやめ』のオンライン上映、6月に予定されている『ママやめ』の自主上映会で、宝探しをしてみてはいかがでしょうか。
2020年04月20日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!5歳と2歳の姉妹を育てております、ぴなぱと申します。今回は、ママ友との会話についてのお話です。私は人付き合いが上手い方ではありませんが、それでも毎日長女の送り迎えで顔を合わすお母さん達や、同じ年頃の子を持つ近所のお母さん達とはそれなりに交流を持てるようになりました。会えば話をするし、地域のイベントなどがあれば誘い合ったり、ご近所さんならおすそわけをしあったり。2人でお茶したりどこかに遊びに行ったりというほどの仲良しはいませんが、ママ友とは言えるのかな…?くらいには親しくさせてもらってると思っています。そこでいつも迷うのが、ママ友と話す時は敬語かため口かという問題。最初からだったり徐々にだったりタイミングはそれぞれですが、多くのお母さんが仲良くなったらタメ語で話しているのかなという印象です。私の周りも例外ではなく、4月から年長さんになる長女の同級生ママ達は、入園したての頃こそ敬語か多かったですが今ではほとんどがため口です。そんな中、私はというと…完全に誰に対しても敬語を貫いています。どんなに付き合いが長くても(といっても3~4年ですが…)、相手がため口で話してくれていても、毎日会って話していても、例外なく敬語。もちろんそこまでかしこまった敬語ではないですが、基本的にはですます口調です。なぜかというと、敬語からため口に移行するのって難しいと思ってしまうからです。一般的に目上の人、多くは年上の人には敬語を使いますが、ママ友という関係では歳は関係ないと思いますし、年上だから敬語、年下だからため口というのはどちらにも失礼な気がします。じゃあ関係性に合わせて? とも思いましたが、親しくなったと思えるタイミングってどこだろうと考えると難しいです。しかも私の場合、もう周りはほとんどため口という状態なので、すでにタイミングを逃している感が否めません。私の姉は四児の母で、現在4人の子どもが高校生・中学生・小学生・園児。姉は元々社交的でもあるのでそれぞれの場所でしっかりとママ友関係を築いています。そんなママ友関係の大先輩である姉曰く、先のことを考えれば早い段階でため口にしてしまった方がいいとアドバイスを頂きました。姉はかなり早く第一子を出産しているので、始めは周りが年上ばかりだったこともあり敬語で話していたそうです。でも4人の子どもを育てていくうちに、歳は気にせずフランクに話した方が後々楽だと悟ったんだとか。ママ友間で助け合ったり、相談をしあったり、場合によっては迷惑をかけることもある。その時やっぱり普段から仲良くしていたらスムーズにことが運ぶこともあるし、敬語で話しているうちはどうしても少しは壁を感じてしまうというのが姉の意見でした。実体験としてとても参考になるし、姉の言うこともわかるのですが、やっぱり急に変えるのはハードルが高いし、徐々に崩していくのも私にとっては難しい…。そこでふと、私は1人のママさんのこと思い出しました。長女の同級生のお母さんなんですが、この方は役員をやったり地域の活動にも積極的に参加していて人脈が広く人望もあります。そして私と同じく、誰に対しても敬語派のお母さんです。同じ敬語派でも、私と違うのは明るくて話もうまくて楽しい人だということ。送り迎えの時間が違うのであまり会うことはないですが、それでもたまに一緒になると必ず話しかけてくれます。綿密な交流はないにも関わらず、もし何か悩みや相談があったらこの人に話したいなと思えるくらい、親しみやすい人で私は勝手に憧れています。敬語にしろため口にしろ、結局はその人の人柄が大事で、親しみやすい、話しやすいと思えれば信頼関係は築けるのかもしれないなと思いました。私は表情も豊かな方ではないし、特別明るくもないし、話すのも好きですが上手いとは言えません。でも、敬語かため口かを迷う前にまずはそこから意識して、明るく接するよう努めるのが第一歩かなと思っています。
2020年04月19日はじめに、ママ友と絶対仲良くならなくてはいけないわけではありません。ママ友は必要ないと割り切れる人であれば、ママ友の顔色を伺いながら、面倒だなぁと思いながら付き合う必要もありません。 でもそうはいっても、保育園や幼稚園に子どもを通わせたら自然と出てきてしまう付き合いというのもあるでしょうし、ママ友とうまくいかなかったがために、自分はまだしも、子どもがいじめられてしまうようなことがあっては困ります。そんな不安を抱えるママたちに、初対面のママ友にできれば避けたいことをお伝えします。 聞かれたこと以外の自分の話はしないよほどの話上手でないかぎり、聞き上手のほうが好かれると言われています。興味のない話をずっとする人より、興味深げに自分の話を聞いてくれたり、親身に話を聞いてくれたり、自分の話を楽しそうに聞いてくれた人に対してのほうが好感を持つのではないでしょうか。聞いてもらえると、自分を受け入れてもらえたと感じることができ、承認欲求を満たせることが大きく関わっています。そのため、初対面のママには基本は聞き手にまわることを意識すると良いでしょう。質問されたら、質問された内容に対してだけ答えるようにすることもポイントです。自分を知ってもらおうと、相手が知りたいと思っていないことも自ら進んで言うのは控えたほうが良いでしょう。多くの場合、自分を知ってもらおうとすると、自分や家族の良いところを伝えるか、夫の悪口など、話題として引きがありそうなことを選択してしまいがちです。下手をすると、「この人、自慢ばかりしている」、または「なんだか悪口ばかり言っている」と思われてしまいかねません。 黙りすぎはNG。話すことがなければ質問を!聞き上手とは、ただ聞いているだけの人のことではありません。話を盛り上げることができる人でもあります。話を盛り上げるというのは、決しておもしろい話をするということではなく、相手が話やすい雰囲気をつくってあげること。そのために有効なのは、“質問”です。しかしながら、初対面ですから、個人的なことを深堀りするような質問はNGです。外堀から埋める感じで質問していきましょう。 無関心や無表情は避けるこの人の話つまらないな、ちょっと苦手かも、と思うこともあるでしょう。その場合でも、無関心や無表情はできれば避けましょう。無表情だとなんだか何を考えているのかわからず、怖い印象を与えてしまいます。また、明らかに無関心だと思われる態度は良い印象を与えません。そうはいっても、どうしてもそうなってしまうこともあるかと思います。その場合は、同じ話題で他の人に質問をしてみるか、早々にその場を切り上げることを考えるほうが良いかもしれません。 初対面ではお互いに、どんな人かこれからどんな付き合いになるかはまったくわからない状態です。その点はお互い様なので、あまり肩に力を入れずにスタートしてみてください。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年04月18日ベビーカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。 出産予定日って、いろいろ気になりませんか?生まれてくるわが子の誕生日がこの日になるかも、と思うと「この日なら覚えやすくていいなあ」とか「星座は何になるのかなあ」とか、私はつい考えてしまいました。そして実際に予定日が近づいてくると、もうドキドキソワソワ……。 予定日はあくまで目安。前後して当たり前。それはわかっていても、こうなると私も夫も親たちも、「いつ生まれるの?」「なんで生まれないの?」「なにも問題ないの?」とますますハラハラドキドキ。その間毎日かかってくるWおばあちゃんからの電話!(※前話参照) 毎日、気が気じゃなかったです……。 著者:イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2020年04月18日仕事をしながら3人の子育てをしていますが、家事と育児と仕事の両立は答えの出ない永遠のテーマのようなもの。そんな私が自分なりに決めている、「これだけは守ろう!」と思っていることを3つご紹介します。 味噌汁は必ず作る仕事が忙しいときは、どうしてもお惣菜や冷凍食品に頼ってしまうこともしばしば……。たとえお惣菜や冷凍食品で済ませたとしても、味噌汁だけは必ず作るようにしています。 具材はその時々で違いますが、必ず3種類は入れています。そうすることで、子どもたちに必ず“母の味”を感じてもらうこともできるし、栄養面でもプラスになり、自分の罪悪感も軽減されます。 ながら掃除をする週に最低1回は必ず掃除の時間をつくっていますが、幼い子どもが数人いるとそれでは間に合わないほど汚れたり散らかったりします……。 そのため、お風呂に入ったついでにちょっと床を掃除、ごはんを作るついでにちょっとシンクを掃除と、“ながら掃除”を心がけています。 掃除も片付けも溜めないことが肝心なので、散らかった物はその日のうちに必ず片付け、定期的に不用品は処分します。他にも、休みの日に子どもたちに「雑巾がけ競争だー!」と促し、掃除を手伝ってもらうこともあります。 休日はパソコンを開かない自宅で仕事をしているため、パソコンを開けばすぐに仕事ができる状況ですし、実際は休日も仕事が溜まっている場合もあります。しかし、子どもたちがいるとパソコンを開いても邪魔をされるか、もしくは子どもたちをほったらかしにするかのどちらかです。 いずれにせよお互いにストレスが溜まるのは当然の結果なので、どんなに仕事が溜まっていても休日の日中はパソコンは開きません。スマホでも仕事のやりとりはしません。子どもたちとの“今”の時間を大切にしようと心がけています。 その分、子どもたちが寝てから仕事をすることはあります。 仕事・育児・家事の両立のコツは?などとよく聞かれたり、話題になったりしますが、そんなものは存在しない!と私は思っています。あるとすれば、自分のなかでいかに折り合いをつけ、いかに子どもたちやパパにも納得してもらうか。今も試行錯誤しながらの毎日です。 監修/助産師REIKOイラスト:manami.koiso 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2020年04月18日平成が終わり、令和時代が幕を開けた2019年。日本のどこかにあるベッドタウン「あさひが丘」を舞台にくり広げられる、3人のママたちの日常ストーリー。 前回 からのあらすじ友達を作るのが苦手なゆかりは、勇気を出してママ友グループに声をかけて…■第28話 ママ友グループに入れたけれど…学生時代と違って、お互い子連れというだけで…あれ…? また私はここでも愛想笑いをしている。こんなことで疲れちゃうのは、私だけなのかなぁ…>> 「峰ゆかり」のエピソード一覧
2020年03月26日幼稚園や小学校など、子どもの世界が広がると必然的にはじまるママ同士の付き合い。気軽に子どもの話ができるママ友だけど、ときにはトラブルに発展することも。ママ友派閥や、ママ同士のマウンティングなど、実際に自身が体験したことや人から聞いた、本当にあったママ友の怖い話を紹介します。ドラマより怖い展開が待ち受けているかも……!?ママ友のこわ~い話 その①自分だけ抜きのグループラインがある職場で聞いた話ですが、ラインのグループをみんなでつくっていたのに自分だけ抜きのグループもあったらしく、たまたまその人が友達と話していてその話題わからないな~という感じにしていたら、「ラインで伝えたじゃん! え、知らない? え、まさか!?」と、気まずい雰囲気になったらしい。(どりーむさん・長男1歳)ママ友のこわ~い話 その②子ども同士の些細なケンカから発展人から聞いた話ですが、ママ友の息子同士が同じクラスで、子ども同士が些細な事でケンカ。AがBを殴ってしまった、Bママは殴ったことについてだけ謝ってほしく、先生も介入しAに言ったが、Aママは逆ギレし、Bの悪いところを箇条書きにしてBママにラインしてきた。その後、母同士も子ども同士も仲直りできず。(サクママさん・長男3歳・長女0歳)ママ友のこわ~い話 その③ウワサ好きのママ友ウワサ好きなママがいて、どんなマンションに住んでいるか、両親の学歴や職歴を調べて、まわりの人にあることないこと、言ってないことなどを言いふらして、他のママ友との仲を壊すようなことをする人がいました。(やすさん・長女9歳)ママ友のこわ~い話 その④深夜に長文ラインを送ってくるママ友あるママの子どもが他の子にいじわるをしていたので騒ぎになり、やんわり「みんなでごめんなさいしましょうか」と言ったら、自分の子どもが非難されたと被害妄想を抱き、言ってないことを言ったとすごい剣幕で攻撃された。深夜に長文のラインを何度も送ってきて、関係ない子どものことまで引き合いに出して文句を言われました。私自身が幼稚園に行きたくないほど精神的に落ち込みましたが、私以外にも園に同じような被害にあったママがたくさんいて理解してくれたため、吹っ切れてそのママと距離を置き、残り数ヶ月の幼稚園生活を乗り切りました。(やすさん・長女9歳)ママ友のこわ~い話 その⑤サイコパス系の怖いママ友私を独占しようとして、まわりの幼稚園ママに私のことを悪く言って遠ざけようとしたり、私だけはあなたの味方と言ってきたり、まわりの人が私の悪口を言っているなどウソを言ってくる人がいた。最終的には幼稚園のママみんなから避けられ、引越ししていました。サイコパス系の怖い人だった。(矢口里奈さん・長女12歳・次女8歳)ママ友のこわ~い話 その⑥ママ仲間を疑うママ友聞いた話ですが、建売の家が何軒か並んでいて、入居も同じぐらい年代も同じくらいのママ友で、ご近所付き合いも良好ですが、その中のひとりのママは子どもを叱る声がやたら激しく大きめ。ある日そのママの家に突然児童相談所の職員が、近所から通報があったと訪問。職員が帰ったあと、ママ友に「通報したやつ誰だ?」とラインしてきたそう。結果誰も名乗り出なかったそうです。(サクママさん・長男3歳・長女0歳)ママ友のこわ~い話 その⑦プレ幼稚園のときからママ友の派閥がある人から聞いた話ですが、プレ幼稚園のときからママ友の派閥があるそうです。(はんど・めいさん・長男3歳・長女0歳)ママ友のこわ~い話 その⑧幼稚園に潜む上から目線のボスママ幼稚園には結構ボスママがいてカフェに誘われると大変なようです。また、幼児教室に通わせてるママさんがママ友から「それってどうなるの?」というような上から目線の言葉を言われたようです。子どもの発達だけでなく人との関わりやママの生活リズムなど気分転換になることだってあるのに、人がやることに対して指摘は受けたくないですね。(ざっきーさん・長男1歳)illustration/Chizuru Tsukasa
2020年03月13日最近では芸能人の不倫報道が話題になることも多いですが、世間では不倫は格好のネタとなりえます。では、もしママ友の夫が不倫していることがわかったら? ママ友にどのように接すればいいのでしょうか。 ママ友の夫を責めるのはNGまず、やってしまいがちですが、やってはいけないことの1つが「ひどい旦那さんね!」とママ友の夫を責めることです。ママ友に共感や同調を示すために言っていることがほとんどかと思いますが、夫がひどいことはすでにママ友は十分に知っています。友人にも言われることによって・ひどいことが強調される・そんな夫をもった自分がダメな気がしてくるなどの心理的重圧がかかってしまうことがあります。つらい気持ちに拍車をかけかねないのです。 「あなたのためを思って」は危険さらに危険なのは「あなたのためを思って」という気持ちでママ友に接することです。「あなたのためを思って言うけれど」と言う場合、実際は相手のためを思っているつもりなだけであって、自分の主張を伝えたいだけのことがほとんどです。たとえば、「あなたのためを思って言うけれど、離婚したほうがいいわ」「今後のあなたや子どものことしっかり考えたほうがいいわね」「旦那さんが改心するためにも○○したほうがいいわよ」などなど……。 不倫が発覚したばかりであればママ友は感情的になっていることが多く、まだ具体的な対応策を考えられない状況かもしれません。そんなときに畳み掛けるようにいろいろと言われてしまうと、せっかくの助言をどう受け止めるべきか、冷静ではない状況で考えなくてはならなくなります。 不倫が発覚してしばらく経ったあとであればママ友も生活がありますから、自分自身でいろいろと考えているでしょう。何か意見を言うのは、ママ友が助けを求めてアドバイスを求めたときにしましょう。 不倫されているママ友にはどう接すればいい?不倫をされてしまうと、プライドを傷つけられた状況である上、不倫をされた自分自身を恥ずかしく思い、そんな夫を選んでしまった自分や不倫された自分を責めてしまう状況にあることも。そんな気持ちだとしたら、他人の目は非常に痛くささります。興味津々で根堀り葉掘り聞くのは厳禁です。さらに、同情心いっぱいの目で見るのもやめましょう。同情されると惨めな気持ちが増幅しかねません。人に話してスッキリするママもいます。その場合は、余計なことは言わず、話を聞いてあげましょう。何より、いつも通りが一番。ママ友の家庭のことですから、ママ友が折り合いをつけるしかありません。他人は割り込めないと割り切りましょう。ママ友の真の友人であると自負するのであれば、何があろうとあなたの味方である、という気持ちで接することが何よりママ友の力となるでしょう。 不倫などのわかりやすい「悪」が目の前にあると、人は評論家になりがちです。他人の家庭のことはその人にしかわからないことが多くあります。つらいときは、正論が胸に痛くささることがあります。ママ友がつらそうにしていたら、正論を言うのではなく、そっと心に寄り添うようにしてあげてください。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年03月09日子どもと外出する時って、手をつないでいたり荷物も多かったりと、お財布を探して支払いをするのもひと苦労…。特に小さな子どもは、会計中にじっとしてくれるわけでもなく「早く会計をしないと~!」と焦ることも。子連れママにとって、これって実は “プチストレス” だったりしますよね。お財布を探すストレスから解放!買い物も「時短」しようそんなお悩み話をしたところ、仲の良いママ友が教えてくれたのが、アプリでできる支払いサービス。「〇〇payってよくわからない」、「使い方が難しそう」、「登録するのが面倒」などとずっと二の足を踏んできた私、二児のママでもある編集部K子が、誰でも(※)すぐに使えると話題の「au PAY」アプリを導入してみました!※スマートフォン、タブレット限定 ※3Gスマホ等一部対象外今まで苦手意識があって、なんとな~く避けてきたけれど、いざ使い始めてみたら買い物がめちゃくちゃ便利に(笑)これぞ、子育てママの時短ライフには欠かせないツール。子どもを待たせずに、スマホで手軽にサクッと会計を終えることができて気分がいい!\「au PAY」って、こんなに簡単、便利 /・携帯キャリアに関係なく、誰でも使える・アプリをダウンロードしてすぐ使える・難しい登録はなし・店頭で「au PAYで」と伝えるだけ・チャージもラクラク簡単私もアプリをダウンロードしてから、難しい登録作業もなく、すぐに使うことができました。詳しい登録方法は、 auユーザー登録方法ページ 、 他社登録方法ページ を参照してみてください。店頭での支払い方法は、お店によって以下の二通り。どちらも簡単に支払いが完了します!▼【コード支払い】自分の決済コードを提示→お店が読み込む会計時に「au PAYで!」と伝えて、アプリ起動後に自分の決済用コード画面をお店に読み込んでもらうだけ。(金額入力は不要)▼【スキャン支払い】お店のコードを読み込む→金額を入力 会計時に「au PAYで!」と伝えてアプリを起動。「スキャン支払い」を選んでお店のコードを読み取り、金額を入力するだけ。「au PAY」なら、子連れ買い物が快適に!毎週10億円もらえるキャンペーンを実施中「au PAY」アプリを使うようになってから、「お財布を探してレジ前で手間取る」というプチストレスからも解放され、子どもを連れて外出する際も心なしか気分が軽くなったよう。時短家電や家事コツなどを取り入れることに加えて、買い物もスマートに時短できる、誰もが使える支払いアプリ「au PAY」は、ママたちにぜひお勧めしたい便利なツール。イライラせずに、笑顔で子どもと一緒におでかけや買い物を楽しみたいですね。\今なら、誰でも毎週10億円!/キャンペーン実施中忙しいママの味方、スマホで簡単に決済ができる「au PAY」アプリは、携帯キャリアに関係なく誰もがご利用いただけます。今なら、毎週10億円がもらえるキャンペーンも実施中。(還元ポイントは、1日あたり最大6,000ポイント/auID・決済額200円(税込)ごとに40ポイント還元)誰もが参加できる、このお得なキャンペーンをお見逃しなく! \誰でも毎週10億円! /もらえるキャンペーン実施中 【au PAYについてはこちらから】 イラスト:じゃがいもころりん[PR] KDDI
2020年03月09日子供の一言にハッとさせられ、救われたことは無いですか?今回は新型コロナウイルスの影響で幼稚園も臨時休園。子供たちが暇を持て余していた時のお話です。この時も救われました…。外に連れて行ってあげたいのですが、人が多く集まるところに出向いて良いのか迷います。そんな時、ママンが困った顔をして帰ってきました。丁度この時、SNSを中心とした情報で、トイレットペーパーも店頭から姿を消していました。そんな事も知らないないわが家は、トイレットペーパーのストックが少なくプチパニックに。 我々も不安な顔をしていたんでしょうね。アリッサの一言にパパンもママンもハッとさせられました。アリッサの言う通り、こんな時こそ冷静に行動をするべきだと気持ちを切り替える良いキッカケに。その後、隣町の店舗に問い合わせたら、やはりトイレットペーパーの品不足が起きていること、在庫は十分にあるので後日すぐ入荷するとの情報を知りました。(おかげさまで、後日必要な分だけ無事購入できました。)実はテレビで聞いた情報をそのままママンに伝えてくれただけなのですが、なんだか子供から聞くと素直に心に響きます。困難にぶつかった時、不安というのは伝染しますが、そんな時こそ冷静に判断し、行動したいものですね。
2020年03月06日前回 からのあらすじある日インスタグラムを見ていると、私だけが参加していないママ会の写真を発見してしまい…めぐちゃんママから思いを打ち明けられてからさらに2か月が経ち、私は引っ越しも済んで平和な毎日を送っていました。もう、ママ友とのLINEやインスタグラムもそこまで気にならなくなりました。最初にママ友の良さを語っていた高校時代からの友達の話を聞きながら、やはり昔からの友達とは違いママ友というのは適度な距離感が必要なのだなと痛感しました。今回、私は、ママ友グループから無視をされるなどで嫌な思いをしました。しかし、きっかけを作ったのは私自身がママ友に対して自分の気持ちをすべて打ち明けて良い存在と思い込み、最初から信用しすぎて付き合う距離感を間違えたところにあると反省もしました。自分自身のことや、家庭の事情などをどこまで伝えるかなどは、ママ友との関係性でとても大切なことなのだと学んだ事件でした。(もちろん、子どもを通して付き合いがはじまったママ友でも、本音を話し合える友達になる人も出てくる可能性はあると思います)※この漫画はウーマンエキサイト読者の方からお寄せていただいたコメントを元に作成しています。※3月6日 イラストの位置を修正いたしました。 【私のママ友付き合い事情】 連載 「Vol.1」から読む ≫ 前回「Vol.2」のお話 ≫ 前回「Vol.3」のお話 ≫ 前回「Vol.4」のお話 ≫ 前回「Vol.5」のお話 ≫ 前回「Vol.6」のお話 ≫▼「義父母がシンドイんです!」過去連載記事えっ…困る! 義母からのいらないプレゼント【前編】【義父母がシンドイんです! Vol.1】無神経な義母に限界突破、「アレルギーなんてわがままでしょ…」【前編】\おすすめ動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪イラスト: 上野 りゅうじん
2020年03月05日前回からのあらすじ同級生だったイナガキとのランチで言われた「人の顔色を見ている」という言葉に戸惑う友里。幼稚園のお迎えではクラス委員長の上田から話しかけられるが、その内容とは… 「ママだから」に縛られていた。彼の一言に女としての自分を思い出す… ●登場人物●立花友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒だった。現在は人気デザイナー。上田:悠斗と同じ幼稚園に通うママで、うさぎ組のクラス委員長カオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてる※このお話はフィクションです■ママ友はスルーできるもの…?悠斗の幼稚園でクラス委員長を務める上田さん。いつだって平等にみんなと接していて、でも特別仲の良いママ友を作っているようにも見えない。一匹狼のようで、カッコ良いけど、なぜだか近づきづらかった。そんな彼女が、私のために時間を割き、何かを伝えようとしてくれているというのはわかった。「だって、立花さん、“困ってる”って顔してる。気がついてた? 朝だってそんな顔してたのよ」「はい……」「もし、自分の居心地の良いグループや人間関係であるならいいけれど、そうではないならうまくかわしたほうが振り回されないんじゃない? 他人の言葉って、スルーってこともできるものなのよ」あまりにストレートな問いかけに、私は答えに窮してしまう。上田さんは、園の扉を開けながらさらに言った。「立花さんって、仕事上の命令系統にある上司の言うことより、頼りになると信じてる人や発言力の強い人の言うことを聞いてしまうタイプなのかもしれないわね」私はハッとしてその場に立ち止まり、息子を引き取る上田さんの背中を見つめた…。*じつは、亮くんの転勤が決まったとき、上司から私も一緒に配属にならないか掛け合ってあげると打診された。その話は本当にありがたくて、仲良くしていた女の先輩につい話してしまったのだけど、先輩から返ってきた答えは意外なものだった。「そんなの、言ってみただけだってわからない? 周りみてごらんよ。うまくいったって人どれだけいると思ってるの?」先輩の言うとおりだった。夫婦で一緒に転勤するのはあまり例がなく、たいてい女性のほうが退職してしまうパターンが多かった。仕事では、上司のやり方よりも先輩のやり方のほうが効率がよかったのもあって、仕事の相談は先輩にするほうが多かったし、亮くんとの恋愛相談にも乗ってもらうこともあった。結局、退職することを決めて先輩に報告したとき、先輩の顔がわずかに歪んだ気がした。年齢があがってくるにつれて、自分の思いどおりに事を運ばせようと考える人は多くなる気がする。もしかしたら最初は本当に親切だったはずのことも、少しずつ気持ちは変化してしまうものだ。そんな当たり前のことに、私はずっと気がついてなかった…。■突然、夫が私をソファに押し倒した…とはいえ、人はそうすぐに変われない。翌朝もその翌朝も、そのまた翌週もカオルさんの言うことを聞いては落ち込み、グループLINEに一喜一憂する日々が続いた。だけど、少しずつそこに違和感を覚え、このままではいけないという思いも芽生え始めていた。そんななか――。ある日の夜、あまりに気分が沈んでいた私はお風呂上がりにイナガキくんからもらった香水をつけてみようと思いたち、私は箱から香水の瓶を取り出した。(これで、少しは気分が上がるといいな)そう思ってつけた瞬間……。ガラッと洗面所の扉が開いて、そこには、かなりお酒の入った亮くんが立っていた。「あ、おかえり……どうしたの?」亮くんの目は据わり気味で、私が手にしている瓶をじっと見ている。「これなんだよ! どういうこと?」「これは、友だちにもらったやつで……」そう言うなり、私は亮くんに瓶を持ってる手首を掴まれる。「なにいまさら色気づいてんだよ!!」あ! と思ったときには香水の瓶は床に落ち、濃い香水の香りが立ちのぼった…。亮くんは私をリビングまで連れていくと、そのままソファに押し倒した。「ちょ、ちょっと……亮くんってば……やめて、やめてよ……」と、次の瞬間。「ぐぉぉぉぉぉおおおおぉ、ごぉおおおおおおおぉおおぉぉお」(え? まさかの……い、び、き?)亮くんは、私の上に乗るなり急激な睡魔に襲われたのかそのまま寝てしまったようだ。何とか抜け出した私は、亮くんに毛布を掛けてあげながらもあっかんべーしてベッドに潜り込む。だけど、なかなか寝付けず、仕方なくスマホを取り出すと、イナガキくんからLINEが来ていたのに気がついた。「元気? あれからしばらく連絡取れなくてごめん。じつは、あと1ヶ月ほどでここを離れることになったんだ。仕事の目処もついたし、よかったら近いうちに会わない?」私は、急に苦い思いがこみ上げ、衝動的に通話ボタンを押していた――。■夫が私を雑に扱うワケは…翌朝。「いててててて……なんで俺ソファで寝てるんだろ」あきらかに二日酔いの亮くんは、頭を抱えながら私に水を持って来て欲しいようなジェスチャーをした。いつもなら、水を汲んであげるところだけど、私も泣きはらした目でそんなことする心の余裕がなかった。「友里、どうしたその目? ものもらいか?」亮くんは昨日やらかしたことを覚えていなかった。それだけでも腹が立つ。それもなんとか我慢して、亮くんがシャワーを浴びている間に私はソファ周りを整えた。すると……。置きっぱなしの亮くんのスマホを覗いた途端、例のアキって子からの「助けてください(´;ω;`)」というメッセージが目に飛び込んできた。(亮くんは、私を助けないで会社の子を助けるんだ……私にはあんなぞんざいな態度を取って……)シャワーから出てきた亮くんに、私は目すら合わせたくなくなっていた。とにかく、いまは早く亮くんに出勤してほしかったし、口も利きたくない。「なんだよ、その無愛想なの……まあいいや。行ってくる」ドアがバタンと閉じる音に、また涙があふれそうになるけれど、それをこらえて悠斗をいつものように送り届ける。途中、カオルさんに話しかけられた気がするけれど、「急いでるので」の一言だけでそそくさと帰ってきた。*(もっと早くこうすればよかったのかもしれない)そう思うと、うじうじと悩んでいたことが何だかとてもちっぽけなものになっていく気がした。私はずっと、自分を置き去りにしてしまった。昨日の亮くんの態度は、私が私を大事にしなくなった結果だ。もっと、私は自分を大事にしたい。そう思ったとき、ふとミシンセットが目に入った。(あ……しばらく私、デザイン描いてない)私はしまい込んでいたケント紙を出すと、無我夢中でクロッキーを描き始めた。何枚も、何枚も、紙にいまの気持ちをぶつけていた。我に返り、視線を落とす。躍動感にあふれるその絵には、自分の本心が映し出されている気がした。目の前が急に明るく開けたように感じ、進むべき道が照らし出されたような感覚をおぼえた。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第8話」のお話 ≫ 「ママだから」に縛られていた。彼の一言に女としての自分を思い出す… \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月03日前回 からのあらすじママ友ランチに参加したけれど、思うように会話ができない…結局ぐったり疲れてしまい…復職して数か月は仕事と家事育児でいっぱいいっぱいで、ママ友作りに悩んだ日々は私の中で、すっかり昔のことのようになっていました。保育園に入園してもお互い忙しく挨拶程度…この先もずっとママ友ゼロなのだろうかと不安を感じていたのですが、こんな近くで思ってもいない出会いが!…しかし、これこそ私がママ友との付き合い方を学ぶ試練の始まりでもあったのです。\次回は3月2日(月)更新予定!/イラスト: 上野 りゅうじん ※この漫画はウーマンエキサイト読者の方からお寄せていただいたコメントを元に作成しています。 【私のママ友付き合い事情】 連載 「Vol.1」から読む ≫ 「今日も誰とも仲良くできなかった」と焦る日々 【痛い失敗で学んだ大事なこと 第1話】 前回「Vol.2」のお話 ≫ ママ友ランチに参加したけど…違和感しかない時間【痛い失敗で学んだ大事なこと 第2話】 ▼「義父母がシンドイんです!」過去連載記事えっ…困る! 義母からのいらないプレゼント【前編】【義父母がシンドイんです! Vol.1】無神経な義母に限界突破、「アレルギーなんてわがままでしょ…」【前編】\おすすめ動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月01日前回 からのあらすじママ友を作ろうと努力するもののなかなかうまくいかない私。友達には良いママ友ができているようで「焦る、焦る、焦る!」児童館のママグループとはテンションが合わなかったようです…。その後、児童館からは足が遠のいてしまい、息子を連れて街をぶらぶらしたり、レジャー施設に遠出したりしていました。孤独な気持ちを抱えながら日々を過ごし、結局育休中は親しいママ友ができず、復職の日を迎えることになりました。しかし、私のママ友付き合いに思いがけぬ転機が訪れることになるのです。\次回は3月1日(日)15時更新予定!/イラスト: 上野 りゅうじん ※この漫画はウーマンエキサイト読者の方からお寄せていただいたコメントを元に作成しています。 【私のママ友付き合い事情】 連載 「Vol.1」から読む ≫ 「今日も誰とも仲良くできなかった」と焦る日々 【痛い失敗で学んだ大事なこと 第1話】 ▼「義父母がシンドイんです!」過去連載記事えっ…困る! 義母からのいらないプレゼント【前編】【義父母がシンドイんです! Vol.1】無神経な義母に限界突破、「アレルギーなんてわがままでしょ…」【前編】\おすすめ動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月29日突然ですが、あなたにとって“ママ友”とはどんな存在ですか?私は現在2歳の息子「りん」を子育て中のフルタイムワーママです。まだ私が育休中の話ですが…出産してから大人と話す時間が激減した私は、子どものことを話せるママ友が欲しくて仕方がありませんでした。当時、私にとってママ友とは、子育ての悩みを共有できたり、一緒にお出かけしたりいてくれるだけで心強い存在だと思っていました。それに自分自身が孤独にならないためにも、ママ友は積極的に作るべきだと考えていたのです。もちろん、児童館の0歳児クラスの集まりには参加するようにしていたのですが、ママ友作りはなかなか思い通りにはいかず…高校時代からの友達は気の合うママ友ができたようですが、私にはできない…、ママ友がいない人なんて…と自分を責める毎日。当時私には焦りしかありませんでした。\次回は2月29日(土)15時更新予定!/イラスト: 上野 りゅうじん ※この漫画はウーマンエキサイト読者の方からお寄せていただいたコメントを元に作成しています。▼「義父母がシンドイんです!」過去連載記事えっ…困る! 義母からのいらないプレゼント【前編】【義父母がシンドイんです! Vol.1】無神経な義母に限界突破、「アレルギーなんてわがままでしょ…」【前編】\おすすめ動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月28日今回は、妊婦さんだからこそ体験する、さまざまなトラブルやおもしろ体験を「妊娠中あるある」としてお伝えします。二児の母である私が「あんなことあった」「こんなだったよ」と、ママ友と共感して盛り上がったエピソードばかりを集めてみました。 【体の変化】おへそ消失&体毛が草原妊娠後期に入り、おなかが日増しに大きくなってくると、徐々におへそがなくなっていく……。おもしろいけれどなかなか衝撃的ですよね。私はおへその部分が真っ平らになったとき、オイルできれいにおそうじしました。 また、おなか周辺の体毛が濃くなる妊婦さんも多いですが、私もまさにそのタイプで、おなかに妊娠線予防のクリームを塗ると体毛で模様を描けるくらいに……。夫には「まるで草原だねー」と感動されました。 【トイレ】お出かけ先で常に場所を確認妊娠中は、トイレの回数が増えます。私の場合、ひどいときは10~20分に1回トイレに行くということもあり、いっそトイレで生活したほうが合理的なのではないか思うほどでした。 外出先でも常にトイレの場所を確認していたため、夫にもそのクセがついてしまい、妊娠していない今でも「あ! あそこにトイレあるよ!」「そこのトイレ、きれいなんじゃない?」「トイレは? トイレ大丈夫?」と、トイレトイレとちょっとうるさいです。 【睡眠】真夜中はいろいろなことが起こる夜中に胎動が強くなるという妊婦さんも多いようですが、私も気持ちよく寝ていたのに”ぐーにゅおー”っと動き出して眠れなくなることがよくありました。 夜中はマイナートラブルの代表格「こむらがえり」によく悩まされました。妊娠後期はほぼ毎晩激痛に見舞われました。激しい胎動と重なると、ちょっとした罰ゲームみたいなものですね。また妊娠中は「うつ伏せで寝たい!」といつも思っていました。 妊娠あるある、みなさんにも当てはまることがありましたか? 妊娠中はトラブルもありますが、いろいろな体験ができる特別な期間です。つらいことも笑いに変えて長いようで短い妊婦ライフを楽しみたいですね。 イラスト:sawawa著者:伊川 遥女の子と男の子の二児の母。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は読書、音楽、料理、ボルダリング、絵を描くこと。
2020年02月26日こんにちは、保育士の中田馨です。子どもを通じ知り合った友だちのことを「ママ友」という呼び方をします。赤ちゃんがお散歩に行けるような月齢になってくると、公園でよく見かけるママたちと「ママ友」になったほうがいいのか?「ママ友」って本当に必要なのか? と思うこともあるのではないでしょうか。今回は「ママ友」について深堀りします。 ママ友がいるといい点ママ友がいると良い点はいろいろあります。 ・気軽に子育ての話ができる子育てをしていると「離乳食メニューでおすすめはある?」「言葉っていつから話し始める?」など、ちょっとした疑問や不安があります。お医者さんに聞くためには病院に行かなければいけませんが、ママ友なら気軽に聞くことができます。 ・情報交換ができる「耳鼻科ならあそこがいい」「無料で遊べる室内の遊び場がある」など、それぞれのママたちが持っている情報を交換することができます。特に上の子がいるママはいろいろ知っているので、子育てのアドバイスを含めてとても頼りになります。・子どもの成長を共感できる子どもと遊びながらいつも会っているので、それぞれの子どもの成長を見ることができます。「ハイハイができるようになったのね!」「離乳食スタートしたんだ!」など、我が子のように嬉しくなることも。子どもたちの関わり方が年齢に応じて変わっていく様子も感じることができます。・身近な理解者が増える子どものことだけではありません。「今日の晩ごはん、何にしよう」「最近、眠りが浅くて」など、普段の何気ない会話ができることもストレス発散になります。急な用事があるときに子どもを預かってくれたりと、ママ友は身近な理解者です。 ママ友との出会いの場は?ママ友と出会う場といえば「公園」のイメージがありますが、公園だけではありません。例えば生まれる前の両親学級、子どもを産んだ産婦人科、児童館などの子育て広場、マタニティスイミングやベビースイミングなどの習い事、保育園や幼稚園などさまざまな場があります。また、最近ではネット上で交流してママ友ができるケースもあります。 私の友人は産婦人科で同じ時期に出産したママ友と10年以上定期的にランチをしているそうです。私の保育所でも、卒園してから時々会って情報交換をしているママたちもいます。このように、ママ友はさまざまな場所で出会うことができます。 ママ友とうまく付き合う3つのポイントママ友がいるととても頼りになって心強い存在なのですが、長く付き合っていくためには心得ておきたいポイントがあります。1.相手のことは詮索しない相手に興味があるからこそいろいろと聞きたいところですが、相手の家庭事情やプライバシーに関しては詮索しないようにしましょう。 2.相手の子育てに口出さない「それはしないほうが……」と相手の子育てに思わず言ってしまいそうになることもあるかもしれません。でも、子育ては100人いれば100人やり方が違います。「あ!」と思っても、あなたの子育てを押し付けてはいけません。 3.グチや他人の悪口を言い過ぎない子育て、夫、義父母のことなど、思わずグチを言ってしまいそうになりますが、言いすぎは注意です。また、他人のうわさや悪口を言うのも要注意。聞かされているほうは「そうだね」とも「それは違うのでは」とも、どちらも言いにくいものです。 ママ友を作るためにできることママ友がなかなかできずに不安に感じている人は、無理に「ママ友作り」に一生懸命にならなくても大丈夫です。まず、あなたができることは「挨拶」。「おはようございます」「さようなら」からスタートしてみましょう。 「ママ友を作らなくちゃ」と、無理に会話を見つけようとしなくても、砂場などの同じ空間の中で遊んでいるうちに、自然に会話が生まれる場合もあります。少しずつ話をしているうちにお互いの共通点で話が盛り上がったりするものです。 また、ママ友のグループが「少し疲れる」と感じたとき。そんなときは、そーっと離れる選択をしてもOKです。「疲れる」と感じるということは、ママ友との関係が多少なりとも負担になっているということ。自分の生活のリズムを崩さず付き合うことは、とても大切なことです。 ママ友は必要ないと思っていた私こんなことを書いている私ですが、実は「ママ友は必要ない」と思っていました。人付き合いが得意なほうではないので、初対面の方に話しかける勇気がありませんでした。最初に話しかけられないと、その後はそのままズルズルと話すきっかけを持てず、挨拶をするだけの関係ということがよくありました。息子が乳幼児のときは、公園でも幼稚園でもお誘いがなければ息子と私のペースで行動していました。私にとっては「息子と2人でいること」のほうがラクだったからです。私の性格上「このまま、ママ友はできないだろうな」と思っていたのです。でも10年前、突然1人のママがスーッと目の前に現れました。話した瞬間に意気投合! 彼女が現れてから、育児の相談や学校の情報交換などができる「ママ友」がとても心強い存在なのだと気付けました。 もし、今ママ友ができなくて悩んでいる人も、まだ運命のママ友に出会っていないだけかもしれません。いろいろな場所に行き、笑顔で挨拶をすることから始めてみてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年02月24日現在、5歳と2歳のやんちゃな男の子2人を育てています。子どもたちは2人ともYouTubeが大好きで、長男は3DSのゲームにも夢中になり始めました。時間を守らせたいのですが、なかなかすんなりとやめてくれません。そこでいろいろな方法で子どもに時間を守らせようとしています。そんなわが家の時間の守らせ方をご紹介します。 オフタイマーで管理!はじめは、テレビのオフタイマー機能で時間を管理していました。30分と時間を設定すれば自動でテレビが消えるので、時間管理がしやすいです。しかし、4歳ごろになると長男は知恵がついてきて、電源が切れたあとに勝手にまた電源をつけてしまうようになりました。「あれ? まだ30分経ってない?」と聞いても知らん顔。設定をみるとオフタイマー機能が設定されていない……などということが何度もありました。 見てわかりやすいように管理! 次に試したのが、テレビを見てよい1日の時間を視覚化することです。マグネットで作った電球に、テレビを見た時間分だけ黒いマグネットを貼っていきます。電球がすべて真っ黒になれば、「もうテレビさんは疲れちゃったからおしまいね。休ませてあげようね」と言ってテレビを消しました。テレビの形に切ったマグネットに「また明日ね」「疲れちゃった」などの吹き出しを付けるようにしました。かなり効果があったのですが、今度は長男が3DSのゲームで遊び始めたので、また新しい作戦を考えることになったのです。 チケット制で管理! 今年の夏から導入したのが、チケット制です。あらかじめ作っておいた「テレビ券」「ゲーム券」を各自に配り、遊ぶときには券を渡してからというルールを作りました。この作戦は子どもたちもおもしろがり、うまくいきました。今もこの方法で管理しています。一時期、長男が次男のチケットをとってしまうという事件がありましたが、2人の券の文字の色を変えて対策しました。このときは叱りながらも、子どもながらにいろいろ知恵を絞るものだと感心しました。 現在もこのチケット制で管理していますが、チケットを10分単位にしてしまったため、細かく管理しなければいけないので手間がかかります。まだまだ子どもたちと私のアイデア攻防は続きそうです。ただ、いろいろと対策することで子どもたちも「テレビやゲームの時間は守らなければいけない」という習慣は強く付いてきています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2020年02月22日第1子である長女を妊娠・出産したのは、私が20歳のときでした。周りの友人たちは、まだ独身ばかり。保育園のママたちは“怖い”というイメージがあり、仲良くなれず……。当時、私にはママ友と呼べる存在がいませんでした。 相談できる友人、同僚がいなかった私が20歳で第1子の妊娠・出産をした当時、周りの友人たちは、子どもはおろか結婚もしていませんでした。また、当時働いていた職場にも結婚している人や、子どもがいる人がいなかったのです。 私には実母がおらず、義理の母も遠方に住んでいるため、身近に妊娠や育児の相談をできる相手がいませんでした。育児でわからないことを聞くのは、もっぱら医師や保健師さん。もっと気軽に相談や話を聞いてくれる存在が欲しかったです。 他のママたちが怖く思えて避けるようにまだ若かった私は、他のママたちから良く思われないのではないかと思い、乳幼児健診や子どもが入園した保育園で、他のママたちとあまり接しないようにしていました。 また、“保育園のママたち=怖い”というイメージがあり、「ママ友なんて必要ない」と思っていたのです。そのため、第1子である長女が年長組(6歳)になるまで、保育園のママたちとはほとんど話したこともありませんでした。 先輩ママの助言を受け、ハッとした長女が6歳のとき、医療事務の資格を取るために職業訓練校に通ったのですが、そこで中学生の子どもをもつ女性と親しくなりました。その女性がいろいろと子どもの話をしてくれて、「子どもが小学校に入る前に、ママ友を作っておいたほうがいい」とアドバイスをくれたのです。 ママ友がいると情報共有や相談ができる他に、子どもの友だち作りにも役立つと言われ、ハッとしました。自分のことばかりで、子どものことを考えていなかったと気がついたのです。 考えを改めママ友づくりに挑戦!「若いから良く思われない」と思い、他のママたちとの交流をもたないまま、6年が経過していました。今から間に合うのかと不安に思いながらも、まずは長女と仲のいい友だちのママたちに話しかけてみることに。 するとフレンドリーなママたちばかりで、年長組の1年間であっという間に仲良くなれました。家に呼んでもらったり一緒に出かけたりするようになり、私だけではなく、子どもにも友だちが増えたのです。こんなことなら、最初から変な壁を作らなければよかったと後悔しました。 今では「若いから……」と、自分で周りに壁を作っていたことを後悔しています。6年間ママ友がいませんでしたが、先輩ママの助言と長女の交友関係のおかげで、今ではたくさんのママ友がいます。育児の相談や愚痴、保育園や学校でわからないことなど、気軽に話したり聞いたりすることができます。ママ友がいなかった時期より、今のほうが子育てをより楽しめています。 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年02月20日こんにちは、心理カウンセラーの佐藤栄子です。これまで、子育てや夫婦関係、ママ友トラブルや自分のココロの在り方についてなど、さまざまなテーマを心理カウンセラーの立場で取り上げてまいりました。そういった記事に寄せられた「もっと深掘りした内容が知りたい」「個々のケースで対応は変わるの?」といった皆様のお悩みにお答えする連載「ココロで読み解く『ママのお悩み相談室』」。今回は、 「『夏休み明け不登校』子どもが発するSOS、原因、対処法」 という記事に寄せられたお悩みです。記事では、長期休暇期間と登校期間の生活時間配分などに気をつけながら様子を見ていきましょうとお話ししましたが、今回寄せられたのが、「先生が原因で子供が不登校ぎみになっている場合」に対するご相談です。■質問:先生と合わない我が子「我慢しなさい」と言うしかないのか…小学5年の子どもをもつ母です。4年生までは、なんの問題もなく通っていた学校に、5年生に上がってから登校をグズるようになりました。進級と同時に担任が変わり、子どもにかけるような言葉ではない発言をされる先生で悩んでます。学校にも何度か相談しましたが改善しません。これからどうしていけばいいでしょうか? 子どもに「我慢しなさい」と言いきかせるほかはないのでしょうか? ■回答:まずは子どもの気持ちを受け止め「あなたの味方だよ」と伝える子どもの登校しぶりの原因が、担任の先生にありそうなことはわかっているのですね。では、もし子どもが学校を休みたいと言うならば、一旦気持ちを立て直す意味でも、お休みさせてよいと私は思います。親としては当然心配ですし、不安になる気持ちもあると思います。しかし、まずは「先生が何と言おうと、親は絶対にあなたの味方」ということを子どもに話し、安心させてあげることが先決です。おそらく、子どもは先生の心ない言葉で自信をなくしたり、傷ついているのでしょう。その気持ちを受けとめ癒してあげるほうが、無理して登校させるより大切だと感じます。そして、お母さん自身も一緒にゆっくり休んで元気を取り戻しましょう。■「先生だからといって絶対正しいわけではない」ことを話すでは、これからどうしていけばいいのでしょうか。子どもに「我慢しなさい」と言い聞かせることは、私はあまりおすすめしません。「先生の言葉に納得できないかもしれないけれど、あなた自身が学校で面倒な存在になってしまうから、無理にでも納得すべき」と子どもに我慢を強いてしまうと、「親は自分の味方にはなってくれない」と子どもに不信感を抱かせてしまうからです。子どもには「先生の言うことが、いつも絶対正しいわけではない。だからと言って、間違っているわけでもない。正誤ではなく、それがこの先生の考え方というだけ」と伝えるのはいかがでしょうか。例えば、先生が「男子のくせに、こんなこんなこともできないのか?」と発言したとします。しかし、それは真実でも正しいことでもなく、その先生が「男子=できて当然」と思っているだけ。世界中の人みんなが同じ考えではないのですから、「自分はダメだ」などと落ち込む必要はないのです。この先生が実際はどのような言葉をかけているのかはわかりませんが、おかしいと感じた時「どういうことですか?」「では、どうすればいいか教えてください」と子どもから聞き返すように促してもいいかもしれません。ただし、これは子どもの性格によってできる・できないがあるでしょう。先生の言葉があまりにも感情的な内容であれば、「真に受けなくていいよ」と聞き流すようにアドバイスするのもいいでしょう。本来、「先生」とは人格が優れ、周りのお手本となる存在であってほしいものですが、必ずしもそういう人ばかりが教職を選ぶわけではないのがとても残念ですよね。同じように感じている保護者がほかにもいるかもしれません。目に余る発言が続くようなら、ほかの保護者にも働きかけるなどして、学校へのアプローチは続けたほうがいいと思います。■不登校を防ぐ「反面教師からの学び」と「学校内の逃げ場」かつては、親や先生、上司の言うことを何も考えずに「はい、はい」と聞いていれば一生安泰で、穏やかな老後が待っていると大多数の人が考えていましたし、実際その通りの場合も多かったでしょう。しかし、現在は全く違う世界になりつつありますよね。変化の早い今の時代を生きていくためにも、子どもの頃から自分の頭で考え、行動する力が求められています。そういった力を養う意味で、この先生の言動を教材としてみてもいいのではないかと思います。子どもには「先生にどんなことを言われ、どんな風に嫌だったかをママに話してね」と伝えておき、子どもの言葉にきちんと耳を傾けましょう。子どもが先生の言葉をどうとらえ、それに対しどのような判断を持ったか、自分ならどのように相手に伝えようと思うかなどを聞きます。その子どもの考えを親が認めてあげたり、違う視点を提供したりすることで、子ども自身に自分で考え対応する力がついてくると思います。また、担任以外で、子どもの気持ちに寄り添ってくれる先生を学校内で見つけておくというのもいいでしょう。担任に何を言われても、気持ちをわかってくれる先生がほかにいるという「逃げ場」が学校にあると思えば、子どもも少し気が楽になるのではないでしょうか。今はつらいかもしれませんが、親が笑顔で子どもに「絶対に味方でいるから、あなたは何があっても大丈夫」と伝えてあげれば、子どもも少しずつ自信を取り戻すでしょう。先生より誰より、ママに信頼されていることが子どもにとっては一番励みになりますからね。これからも皆さんのお悩みに答えていきたいと思います。お気軽に、下の読者アンケートにお寄せください。お待ちしております。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年02月20日前回からのあらすじ幼稚園のママ友の逆鱗に触れ、怒りとともにどうしていいかわからなくなる友里。さらに夫の不穏な行動で不安になる。そんなとき同級生だったイナガキの誘いで出かけたのだが…。 「ママ友の逆鱗、夫の不穏な行動…心折れた私が頼ったのは」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒だった。現在は人気デザイナー。上田:悠斗と同じ幼稚園に通うママで、うさぎ組のクラス委員長カオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてる※このお話はフィクションです■意外なダメ出し。私は変わった…?レストランに着いた私は、店の外観にたじろいでしまった。子どもがいては到底利用できないラグジュアリー感。それは雰囲気的な問題もあるけれど、頭を掠めるのはやっぱりお金のこと。(これ、ランチだけで2000円超えてくるよね……)夫に食べさせてもらっている立場で、こんなところに行けるはずもなく思わず後ずさりしてしまう。「どうしたの? 入ろうよ」「うん……でも……」「いいからっ!」イナガキ君は私の後ろに回ると、背中をぐいっと押して無理やり店に入らせようとする。「わかったわかった、入る。入るからやめて」席に案内されると、イナガキ君はいきなり笑い出した。「だってさ~、友里ちゃんおかしかったんだもん。覚えてる? 高校3年のときの文化祭で隣のクラスがお化け屋敷やってて、怖がって入ろうとしなくて背中押したの」「うん、なんとなく」「あのときとなんか一緒の顔してたんだよなあ。もしかして、値段とか気にしてた?」図星を突かれて私は押し黙ってしまう。「大丈夫だよ。ここはランチだけはお得なんだ。ディナーに使うとそれなりにとられちゃうけど、メニュー見てみて。ランチセットはみんな千円札でおつり来ちゃうから」イナガキ君のそのセリフに店員さんが苦笑いした。「さ、好きなもの頼んでよ」そう言われてメニューを見ても、私は何も選べなかった。結局、イナガキ君がハンバーグステーキセットを頼んだので同じものを頼むことにした。*「で、どうしたの? さっきすごく浮かない顔してたよ」私はことの顛末を話した。すると――。「友里ちゃんってさ、いつからそんなに人の顔色窺うようになっちゃったの? 高校のときは、そんなんじゃなかった気がするよ」イナガキ君に私のよくない変化を指摘されて、口をつぐんだ。「あのさ、文化祭でコスプレ衣装作ったじゃない。そのときにどうしてもセルリアンブルーの布地が欲しいって電車で1時間半もかけて県庁近くの手芸用品店行ったじゃない。んで、めちゃくちゃかっこいいもの作るんだってクラスのみんな巻き込んでさ。すっごく大変だったんだけど、あのときの友里ちゃんはかわいかった」「えっ……」かわいかったとはっきり言われ、あっという間に耳まで真っ赤になる。「もう、褒められなれないコはすぐそうなっちゃうんだから。いくらでも言ってあげるよ。キミはかわいいって」その後もハンバーグをひとくち口に運ぶたびにかわいいとかステキとか連呼され、食べ終わるころには身体中が熱くてかなわなかった。「あー、おもしろかった。やっぱり友里ちゃんはからかいがいがあるなぁ」「もう、そういうところ小学生のときから変わってない」「でも……話戻しちゃうけど、顔色うかがうようになっちゃったのいつからなの? ママになってから? それより前あたり?」そう尋ねられて私は言葉に詰まってしまう。「まあいいや。そろそろ出ないと、幼稚園のお迎え間に合わないんじゃないの?」言われて時計を見ると、2時半近くになっていた。今日は延長保育を頼んであるから大丈夫と告げると、イナガキ君はじゃあ行きたいところがあるからと店を出て歩き出した。■人の顔色ばかりうかがうようになったのはナゼ?歩き始めてすぐに、高校近くの並木道ということに気がついた。「懐かしいよね……」私はそう水を向けるも、イナガキ君はさっきまでの様子とは打って変わって神妙な顔つきになっていく。互いに無言のままどれくらい歩いただろうか。そして、イナガキくんが不意に立ち止まるとこう切り出してきた。「あのさ、友里ちゃん。今日僕は友里ちゃんに伝えたいことがあって呼び出したんだけど、今のキミにとても話すことはできないって思った」「え……?」「キミは、いつの間にか顔色をうかがうことを覚えて正当なことと理不尽なことの区別がつかなくなってる。僕はまだしばらくホテルにいるから、できればこっちにいる間に……」そこまで言って、イナガキ君は口ごもり、少し俯いた。すぐに顔を上げると、さっきまでの明るい表情に戻っていた。「今日は僕が時間切れ。ホテルに戻ったらさっきの香水渡すから」ホテルに戻ると、イナガキくんは香水を取りに部屋に向かった。(正当なことと理不尽なことの区別……か)そんなこと考えたこともなかったなと思っているところに、イナガキ君が戻ってきた。「さっきはちょっとひどいこと言っちゃったけど、できればまた近いうちに会ってほしい。そのときは、この香水の感想を聞かせてね」わかったとうなずいて、私はホテルを後にした。■抜け出せない地獄と思っているのは、私だけ?イナガキ君の指摘を引きずりながら幼稚園に迎えに行くと、ちょうど上田さんと鉢合わせる格好になった。上田さんは、建築パースの仕事をしていて、ときどき延長保育を使っていることを保護者会の席で話していた。「あ、立花さん。今日は延長したんですね」「はい、ちょっと人に会う用事があって。個人的な用事で制度を使うのってあんまりよくはないんでしょうけど」「ちょっと待って、よくないって誰が決めたの?」「誰がってことはないですけど……先生方の負担を考えると申し訳なくて」私はとっさに言葉を濁す。脳裏に浮かんでいるのはカオルさんたちの姿で、しきりと園に甘えるのはよくない、母親なんだから自分のことは後回しにすべきだと言われたことが頭のなかで響いている。「あのね、制度として存在しているものに対して、“本当は使ってほしくないんじゃないか”と遠慮するの、自分の首を絞めるだけだと思うのね。だって、その制度をうたっているんだから、それを利用することのどこが悪いの? ルール違反はだめだけど、規約の範囲内なら罪悪感を持つ必要はないと思うわ」「……」「もし、もしもね、それに対して裏でグチグチいうような園だったら、私はここに入れていないと思うの。それに、『本当は嫌なんだけどね』なんて言い出すくらいなら、最初から制度化しなきゃいいだけの話だと思わない?」私は、ただ黙って上田さんの話を聞いていた。園の門にさしかかったとき、上田さんは一呼吸おいて私と向き合った。「ねえ、言いたくなかったら別に言わなくてもいいけど。もしかしたら園ママの誰かに“良妻賢母とは”みたいな感じの話をされた?」私はぎくりとした。まさにカオルさんにその説教を繰り返し言われているところだったから。「いえ、あの…。確かに、言われたこと、あります。でも、それがなにか……?」「あなたが言われた『理想のママ』というものが苦しかったのなら、それはスルーしちゃっていいと思うのよ」上田さんの凛とした、でもなぜだかもっと聞いていたくなる言い方に、わずかに心が動く。そんなふうに振る舞えたら、どんなにか楽だろう。周りの声を気にするがゆえに、クモの糸が絡みついたように身動きが取れなくなっているいまの自分を思い、にわかに焦りを感じ始めた。早くこの状況を抜け出さなければ……。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第7話」のお話 ≫ ママ友の逆鱗、夫の不穏な行動…心折れた私が頼ったのは \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月18日前回からのあらすじ夫を見送りに行った先で偶然出会ったのは、幼なじみで友里がひそかに好意を寄せていたイナガキだった! その出会いに驚きながらも、自分が忘れようとしていたある思いに駆られていく友里。そしてイナガキからホテルに誘われる…。 「夫への不信感、そして昔好きだった彼とLINE交換で私は…」 ●登場人物●立花友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないイナガキ:友里の幼なじみ。小学校~高校まで一緒で、現在は人気デザイナーカオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友で、友里を配下に置こうと考えてる上田:悠斗と同じ幼稚園に通うママで、うさぎ組のクラス委員長※このお話はフィクションです■ママ友からの激しい糾弾! そのとき助けてくれたのは…イナガキ君との待ち合わせ当日の朝。6時に起きてダイニングを覗くと、亮くんが飲んだと思しきコーヒーカップが置かれたままになっていた。(え……早出なんて聞いてないよ)いつの間にか出勤していた亮くん。私のなかに言いようのない不安が広がっていく。取り敢えず、悠斗だけはきちんと園に送り届けないと。そう思い、悠斗の前では普段どおりに振る舞った。「じゃあね、ママ。行ってきま~す」悠斗の無邪気な笑顔に心がチクリと痛みながら、踵を返す。すると、いつの間にかカオルさんが背後に立っていた。これまで見たことがない、まさに頭から湯気が立っている…という表現がぴったりの顔つきで。「お、おはようございます」「…………」カオルさんは無言で私を睨み、腕を掴むと、そのまま引っ張りながら歩き出す。「え、え、なにこれなにこれ……?」*状況が飲み込めないまま、連れて行かれたのは近くの月極駐車場だった。「あんた! あんな良いマンション住んでて招待しないってどういうことなのよ!!」「え……!?」「とぼけないで! この子がたまたま親戚の用事とかで近くを通りかかったら、悠斗と一緒に家に入ってくところ見たっていうんだから!!」カオルさんのとなりには、バツの悪そうな顔をしてる園ママがふたり。そのうちの一人は私が一番最初にお茶会に招待されたママ、佐々木さんだった。「あの、私、社宅だから無理って……?」「だから何だって言うの? オンボロ官舎の佐々木さんにかぶせて言ってくるからうっかり騙されたじゃない! 社宅は社宅でも借り上げマンションじゃないのよ、この卑怯者!」(どうしてここまで……あっ!!)とっさに、スーパーの生け垣でのことが思い浮かんだ。あのときから、私はこのふたりのどちらかにつけられていたのかもしれない…そう考えると急に悔しさと怒りがこみ上げてくる。「あの、お言葉ですけど……」私が言いかけた途端、誰かが駆け寄ってくる砂利の音が聞こえてきた。「あー、いたいた。カオルさん、園長先生がちょっと話がしたいって言ってたから探しちゃった」みんなが一斉に声の主を見ると、息を切らせた上田さんがいた。「えぇっ……なんなの、もう!」「私にもよくわからないけど、とにかくそういうことだから」カオルさんはしぶしぶと園のほうに戻っていき、園ママたちもモヤモヤした表情でその場を離れた。「……ありがとうございました」私が礼を言うと、上田さんは「なんのこと?」と笑顔で言いながら立ち去った。■なつかしい彼の背中嫌な気分を引きずったまま待ち合わせのホテルのロビーに着くと、イナガキ君とすぐさま目が合った。「ごめんね、急に呼び出したりして」「ううん、大丈夫だよ」「そっか、じゃ、行こうか」そう言って立ち上がるイナガキ君の顔を、つい見つめてしまう。「……ん? まさか友里ちゃん、僕の部屋に一緒に行くなんて思ってる?」そんなこと思ってもいなかったはずなのに、なぜだか心を見透かされたような気分になり、私は顔を真っ赤にしながら激しく首を横に振った。「あはは、冗談だよ。昔からそっち方面の話に弱いよね~」そう言いながらロビーを歩くイナガキ君の背中に、高校時代の思い出がよみがえる。いつも、私はイナガキ君にからかわれてた。軽口を叩かれ、ムキになって顔を赤くしながら怒ったりしてた。だけど、どこか居心地がよかった。ずっとこのままでいたいと思ってたけど、お互いに大学合格したのと同時にイナガキ君のご両親の離婚が決まり、よく遊びに行ってた家も取り壊されることになった。壊されていく家を見ながら、涙を流していたイナガキ君。私はどうしていいかわからずに、ただ見守ることしかできなかった――。その背中を抱きしめたいと思いながら…。■「彼にすがりたい!」セルリアンブルーは背徳の色?「セルリアンブルーだな、今日の空。季節が違うはずなのに、あのときの空の色に似てる気がするのは、友里ちゃんがいるからかな」一足先にロビーを出たイナガキ君が、そうつぶやくので私も空を仰ぎ見る。青い空はどこまでも眩しく目がチカチカと痛くなった。「お昼なんだけど、壁紙やナフキンなどに僕のテキスタイルを使ってくれてるレストランがあるからそこ行こう」私たちはエントランスに横づけにされているタクシーに乗り込み、イナガキ君は運転手に行き先を告げた。タクシーのなかは、少し寒さを感じるほどに冷房が効いていて、私は思わず「寒っ……」と身体を縮こませる。すると、「はい、これ羽織りな」ふわりとイナガキ君にジャケットを掛けられ、服についていたフローラル系の香りが鼻腔をくすぐった。「イナガキ君、これいい匂い……」「あ、気に入った? 先週出たばかりのフレグランスなんだけど、限定パッケージデザインを担当したんだ。ちょうど持ってきてたから後で戻ってきたときにあげるね」「いいの? ありがとう」タクシーは街道を進んでいく。すると、遠目にカオルさんとよく似た人が見えて思わず私は顔を伏せた。「なにしてんの? 別に僕たちはやましいことをしてるわけじゃない」「そうなんだけどね……」「う~ん、なんかあるっぽいな。着いたら話してよ」イナガキ君の優しい言葉に、つい私は涙腺が緩みそうになる。(ダメだあぁ! ここで泣くのはよくないって!)それでも、最近降りかかってきたいろいろなことで心が折れかけている私は、つい彼の言葉にすがってしまいたくなっていた。それが、どんな結果を招くのかも知らずに――。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第6回」のお話 ≫ 夫への不信感、そして昔好きだった彼とLINE交換で私は… \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年02月11日ウーマンエキサイトの読者の皆さん、こんにちは! 5歳、4歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです突然ですが私、自他ともに認めるズボラです。だけど幼稚園のママ友の前では、ズボラな自分を包み隠してオシャレなママとして生きています。(…そのつもり)しかし、究極のズボラ人間が、ズボラを隠し通せるはずがないことを実感する出来事があったのでした。■完璧だと思っていたら…!?幼稚園の送り迎えのとき、車からさっそうと降りる私。他のママさんたちに爽やかにあいさつをした。この日は幼稚園でイベントがあったので、バッチリお化粧して小綺麗な服を身にまとっていた。どこからどう見てもオシャレママにしか見えない。フフフ…完璧。オシャレママの仮面をかぶった私が、まさか家ではズボラ人間だなんて、きっと誰も思わないだろう。と、そのとき子ども達が後部座席のスライドドアを開けて降りてきた。■車汚え!シートのすき間にお菓子の食べかすや、手を拭いてそのまま落とされたお尻拭きの残骸。さらに、脱ぎ散らかしたいつかの靴下や、シートのポケットに突っ込まれたいらないものの数々。極めつけに、ドロドロの靴でそのまま乗るから床はドロドロ砂だらけ…スライドドアだからオープン全開になってしまい、キタナイ車の中が丸見え! いますぐにでもドアを閉めたい!しかし… ■友だちを招き入れるわが子「オレの車、8人乗りやで。乗る?」なんて言って、自慢げに車の中へとご招待しはじめた。そんな自慢するほど、すごい車じゃないのにハズカシイ! どこにでもある普通のミニバンだよ。いやね、お友だちが乗って遊んでくれるぶんには全然構わないのだけど、その子のママさんが見てるよお〜。汚い車の中を見てるよぉ…。私のオシャレママの仮面はいとも簡単にはがれ落ち、いつものズボラ主婦に元どおり。「車の中がいつもキレイな人は一体どうしてんの?」と、消え入りそうな意識で疑問に思った。最初からありのままの自分をさらけだせたらどれだけ楽なんだろう。でもなかなか、本当の自分を見せるって、私にとっては難しいな。とかいってるけど、自分のことを偽ってもすぐにボロが出ちゃうオカンなのであった。
2020年01月27日前回からのあらすじ幼稚園のママ友に誘われたお茶会は家チェックの場だった! さらにクラス委員長からの提案がさらなるLINE通知を加速していく…。そんなある日、幼稚園を休んだ友里は買い物中、背後に気配を感じるが…。 「幼稚園ママの詮索についていけない…夫があきれるママ友つきあい」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないカオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友。※このお話はフィクションです■もしかしたら外出先をチェックされていた!?家に帰ってひと息ついていると、カオルさんからグループLINEのほうにメッセージが来ていることに気がついた。『今日、幼稚園休んだんだって? 朝見かけなかったから心配になったけど、なんかあった?』予防接種のことは園に伝えてあるから別に問題ないはず。そう思ってありのままを伝えてみた。そうしたら…。『あのさー、幼稚園とはいえ学校なんだよ。自分の都合で休んじゃダメだよ。土曜日混むからとかどうせそんな理由で平日に予約入れたんだろうけど、それは我慢しなきゃ』私はドキッとした。『そうですよ。先生だって内心快く思ってないかもしれないですよね。それに、帰りに買い物なんてしてたらあんまりいい気持ちしてないと思いますよ』そう追い打ちをかけてきたのは、先日のお茶会で突然お邪魔させてもらったママさん。たしかに、そう言わればそうかもしれない。先生は、いいですよなんて言っていたけれど、あからさまに反対できる理由でもない。私は、グループLINEのなかで、以後気をつけますと送信した。翌朝、またいつものように悠斗を幼稚園に送り届けると、カオルさんが背後から話しかけてきた。「ちょっとあんたに話したいことがあるんだよね。いろいろ問題が起きないうちに伝えた方がいいって思ってさ。立ち話になるけどいい?」少しならと言って、カオルさんに連れられた公園には、マキちゃん以外のこの間のお茶会メンバーがそろっていた。「あんたさ、建前と本音の区別、ついてる?」カオルさんに指摘され、私は口ごもってしまった。たしかに、相手の言葉を額面通りに受け止めてしまうところはある。短絡的な思考を自覚しつつも、苦手なところに目を背けている部分はあった。「幼稚園としては、『親の都合で休んでも構わない』って言ってるけど、それは建前でしょう? 本音では、休んでくれるなってこと。そんなことも理解できないの?」私はいくつもの冷たい視線に晒され、何も反論できないまま、ただただカオルさんから幼稚園で過ごす上でのルールや「母親とは」という理想論にうなづくしかできなかった。結局、解放されたのは迎えの時間ぎりぎり……。こんなことがあってからというもの、私は次第に周りの顔色をうかがうようになってしまった。そうして、フルに幼稚園に預ける日々が始まったけれど、何かしら理由をつけられ、カオルさんたちに呼び出されては愛想笑いでダメ出しを受けるなんてことを繰り返すようになっていった。■夫のスマホに現れた不穏なメッセージある日の夜。悠斗を寝かしつけたあと、缶チューハイ片手に亮の帰りを待っていた。(ここのところ、ちょっと帰り遅いよね……どうしたんだろ)と、思っていたらちょうどよく玄関のドアが開いた。「ただいま~。今日は飯食ってきたからいらない。お風呂沸いてる?」そう言って、亮はスマホを無造作にテーブルの上に置くと、そそくさとお風呂に入っていく。(ごはん食べてくるならそう言ってくれればいいのに……)用意してある食事を片づけようと席を立った途端、亮のスマホの画面が光った。『先輩、今日はお食事ご一緒できてよかったです☆また今度……』(なんなの……これ? 、もしかして……)動揺しているところに、亮がお風呂から上がってきた。「ねえ、ビール出してくれない?」私は、いま見たことを切り出すわけにいかず、悶々とした気分が拭えない。■夫と入れ替わりに目の前に現れたのは…――朝起きると、亮がベッドにいなかった。あれ? と思い、リビングのカレンダーを見ると「大阪出張」と書かれてある。(昨日まで書かれてなかったのに……)悶々とした気分のまま、私は悠斗を幼稚園に送り届ける。悠斗は「あのね、きょうもひまりちゃんとあそぶんだよ~」と、上機嫌。「そっか~、よかったね」と私は話を合わせるけど、心のなかはまるで、ポケットに入れたまま洗濯してしまったハンカチみたいにぐちゃぐちゃだ。アイロンを使ってもどうしてもこのしわは消えそうにない。カオルさんと目が合う。彼女が満面の笑みで近づき、まさに口を開こうとした瞬間、私のスマホが鳴った。慌てて電話を取ると、亮からだった。「ごめーん、悠斗送って行ったばかりだと思うんだけど、リビングに封筒忘れたんだ。今日、大阪出張で使うやつなんだよね。あと1時間は駅で待てるから、悪いけど届けてくれない?」私はあいさつもそこそこに慌てて自転車に乗り自宅へ戻った。駅の新幹線口には、亮が困った表情を浮かべて立っていた。「ごめん、遅くなって」私は亮に封筒を手渡す。「助かったぁ……ありがと。それじゃ」と亮があっさりと封筒を受け取りホームに行こうとしたので、慌てて私も入場券を買って新幹線を待つことにした。だって昨日のことをまだ聞き出せていないから……。春の空気は、まだまだ冷たいときがある。のぞみが通過するたびに、びゅううっと風が吹いて、薄手の服ではまだまだ鳥肌が立ちそうだ。しかも、そのたびに話は遮られ、何を話せばいいのかわからなくなる。「なんだよ、友里」「……」亮が乗るひかりが着いた。ドアが開くと、次々と人が下りてくる。「じゃ、見送りありがと。行ってくるね」と言いながら亮が乗り込むとき、鮮やかな色彩の服に身を包み、柔らかなフローラルの香りをまとった男の人とすれ違う。そして、新幹線は、発車ベルとともにホームを離れた。「行っちゃった」私が、踵を返したそのとき、さっきすれ違った男の人と目が合った。「……あれ? ねえ、友里ちゃんだよね!!」その言葉に思わず私は立ち止まって、彼の顔を見た。まじまじと見ると、急に懐かしさが込み上げる。「あ……もしかして、イナガキ君? 久しぶり」――小学校6年間、高校3年間をともに過ごした友だちと、こんなタイミングで再会するなんて思ってもみなかった。込み上げる思いを抑えつつ、しばらく心地良い会話を交わした。まだ春のはずなのに、どうしてだか澄み切ったセルリアンブルーの青空が広がったような気がした。あの日、たしかにすぐ隣にあった青い糸で結んだ絆を密かに感じながら。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第4話」のお話 ≫ 幼稚園ママの詮索についていけない…夫があきれるママ友つきあい \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年01月21日子どもを産むまでは「ママ友なんて別にいらない」と思っていた私ですが、実際に子どもができると、同じ悩みを共有するためにも“ママ友っていいな”と思い始めました。今ではたくさんのママ友がいますが、そういえばママ友ってどういうふうにできたっけ……? 今回は、私がどうやって気の合うママと知り合ったかをご紹介します。 子育て支援センターや児童館で!定番中の定番といえば、やっぱり住んでいる地域の支援センターや児童館でママ友ができるパターンです。支援センターは規模が大きく、その分来館されるママさんたちも多いと思います。児童館は地域密着型なので、規模は小さいけれどより近所のママさんと仲良くなるきっかけになりました。 私の場合、最初は支援センターで知り合ったママさんと児童館で偶然お会いできて、そのことがきっかけで一緒にランチに行くなど、仲良くなることができました。 近くに住んでいるご近所さんと!これはすごくレアなケースかもしれませんが、保育園のお迎えの帰り道によく会うというだけで仲良くなり、LINE交換までしてくれたママさんがいます。それぞれ保育園と家の方向が真逆で、ちょうど中間地点でよく会うような形になっていたのです。 また、子どもの年がほとんど同じというのもよかったと思います。子ども同士も会うと大喜びして、お別れをすごく嫌がるほど仲良しになってくれました。 ママ友なんていらないと思っていたのが嘘のように、今はありがたく感じています。つい先日も、ママ友にかかりつけの病院の移転情報を教えてもらったところです。これからもじょうずにお付き合いしていけるといいなと思っています。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/そら著者:青谷まるか一児の母。機械メーカーに勤務するワーキングママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はフラダンスと語学。
2020年01月20日前回からのあらすじ幼稚園の保護者会で感じた、ある違和感。その不安は、ある幼稚園ママに誘われたお茶会でさらに膨らんでいく…。 「ママ友とのLINE交換が闇に落ちる始まり!切れない糸に巻き付かれていく」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がないマキ:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友カオル:悠斗と同じ幼稚園に通うママ友※このお話はフィクションです■ママ友とのお茶会の行方結局、その日のお茶会は1時間も経たないうちに解散になった。みんな一緒に家を出て、まとまって幼稚園に子どもを引き取りに行くけれど、上機嫌なのはカオルさんだけ。マキちゃんも口を開かないし、もちろん私も話をしたくない気分。お邪魔させてもらった家は、同じうざぎ組のママさんの家だった。何もわからず連れてこられてしまったが、その人は今日のお茶会のためにカオルさんから準備をするように言われ、用意して私たちを待っていたらしい。そのママさんは、カオルさんに部屋の中をジロジロ見られていろいろと詮索されて、かわいそうになるくらいだった。これが独身のころの付き合いだったらカオルさんに対して怒ってるところだけど、声を荒げて肝心の子どもの関係がこじれたらと思うと何もできなくなってしまう。(こんなこと、いつまで続くんだろう……)*夜、夕食の支度をしているとマキちゃんからLINEが入ってきた。『友里ちゃん、こんばんは。お疲れさま。あれから、今日お邪魔した人のところにLINE打ってみたのね。すごく大変だったんじゃないかなって。そうしたら、“あれくらいのことは全然平気です。タンスの中身を見られたわけじゃないし、本棚の本が増えたのと、テレビと冷蔵庫を買い替えたのを気づかれただけだから。なので、佐々木さんも気にしないでくださいね”って返事来たけど、やっぱり大変だと思うんだよね。この童話はつまんなかったとか、DVD買うならCATV加入した方がいいとか言われちゃうとか』(マキちゃん、今日のママさんに労いのメッセージ送ったんだ……気が利くよね……)そう思いながら、私は“大変だよね”と送信した。次になに言おうかと言葉の糸を探っていると、横から転がる毛糸玉みたいな勢いでクラスLINEの通知が来た。『お疲れ様です。上田です。今日、一部の保護者の方からとあるお方のお宅にお邪魔したという話を聞きました。子どもを園に送り届けたあと、引き取りまでの間、皆さんがどんなことをなさっているか私としても詮索するつもりはありません。しかし、一部の方に過重な負担がかかるような行為を確認した以上、私としても放置するわけにいきません。今後は、そのようなことは慎んでいただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします』(これ……今日のことだよね。誰かが教えたのかな)上田さんがこうやって釘を刺してきた以上、明日以降は目立つ行動はとれなくなる。ホッと胸をなでおろした次の瞬間。またしてもLINEの通知音が鳴った。ため息をひとついたところで、通知音よりはるかにけたたましい声がした。「ママぁ、おなかすいたぁ!!」■LINE通知音が鳴りやまない食事が終わって悠斗を寝かしつけ、改めてLINEを見て見ると今日行ったお茶会メンバーでグループが組まれているのに気がついた。「今日のこと上田さんに言った人、誰?」口調から怒っているのがありありとわかるカオルさんからのメッセージ。それに対してやってないですとメンバーからのレスが続く。私も、やってないものはやってないのでありのままを返信した。すると、また通知音が。「もう、今日だけでいったい何通やりとりしてるんだろ……」と思ったら亮からのカエルのスタンプだった。■夫に理解されないママ友つきあい帰ってきた亮に、今日の顛末を話そうとしたけれど、話なんてできる雰囲気じゃないくらい疲れてる様子だった。「どうしたの?」と声を掛けても、不機嫌そうな声で「なんでもないよ」と返される。そっかと呟いて、私は軽めの夕飯を出したのだけど、「主婦って楽だよなぁ。家事して子どもの面倒見てるだけで一日終わるんだもんなぁ」なんて急に言われてついカチンと来てしまった私は、「結構、人間関係大変なんだよ」と返してしまった。すると、亮はテレビのスイッチを入れながら、「どうせ、幼稚園の保護者関係なんでしょ。ニコニコ笑って心であっかんべしてればいいのに」それが出来れば苦労はしないよと言い返そうと思ったけど、やめた。どうしてだろう…。これまでお気に入りだった洋服のはずがチクチクするような不快な感情がこみ上げてくる。*朝起きて気がついたら、ほうぼうからのLINE通知が合わせて10件以上も入っていた。開こうかと思ったけれど、今日はこれから園を休んで予防接種を受けに行くことになっているので帰ってきてからにしようと思いなおした。(こういう時、個別接種って楽だよね…誰にも会わなくていいし)悠斗を自転車に乗せた病院の帰りに、ちょっと買い物して帰ろうと近くのスーパーに立ち寄った。すると……。なんとなく物陰から視線を感じる。誰かいるのかなと思い振り返っても知ってる人は誰もいない。気を取り直して、私は自転車で坂道を駆け上がった。このとき、もっとちゃんと後ろを確認していれば、少しでも歩くなりしゃがむなりして視点を変えて見ておけば、あんなことにはならなかったのに…。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第3話」のお話 ≫ ママ友とのLINE交換が闇に落ちる始まり!切れない糸に巻き付かれていく \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年01月14日前回からのあらすじ入園式のスーツを買いに行った友里は、自分の体型の変化に愕然とする。そうして亮との夜の生活がないことに悩むのだが…。そんな日々の中、息子の悠斗の入園式の日がやってきた。そこで同じクラスとなるママたちに会ったのだが…。 「夫に相手にされていない?私たち、かけちがえたボタンみたい」 ●登場人物●友里:都会で就職し結婚したが、夫・亮の転勤で地元の街に戻ってくる亮:友里の夫。友里から告白してつきあうように。息子の悠斗を妊娠して以来、夜の生活がない※このお話はフィクションです■幼稚園のクラス会で覚えた違和感入園式から数週間は午前保育の日が続いた。子どもたちの身体測定をしてすぐ終了だったり、1時間ほど園で過ごして降園になったりとなかなか妙にあわただしい。そんな中、家の方向が一緒のひまりちゃん親子とはすっかり打ち解けていた。「あの、ひまりちゃんママ。ひまりちゃんママってちょっと言いづらいので、名前で呼んでも大丈夫?」「うん、いいよ。こっちも名前で呼ばせてもらうね」こうして、ひまりちゃんのママことマキちゃんは、私の中でのママ友第一号になった。そして、悠斗にとってもひまりちゃんはガールフレンド第一号。一緒にブランコで遊んだり、砂場あそびをする姿は、本当にほほえましく思える。*ある日、クラス役員決めが行われるとあって、保護者全員がホールに集められた。「役員決めなんて緊張するね…くじ引きだったらどうしよう」マキちゃんのつぶやきに周りのママたちもうなずいていた。「あ、園長先生来た」ざわついていたホールはしんと静まり返る。役員決めは、意外すぎるほどスムーズだった。というのも、事前に園長先生による根回しがあり、前年度にPTA会長を務めた上田さんという人がクラス委員長を引き受ける方向で話が進んでいたからだ。だけど…。承認の拍手を求めるときに、ふたりほどしなかった人がいるのが見えた。そのうちのひとりでちょっとメイクの濃い人が、上田さんのことをあからさまに睨みつけているのがわかる。(え? 何があったんだろう…)園長先生に促され、上田さんがみんなの前であいさつをする。「上田樹の母、上田葉子です。この度、うさぎ組のクラス役員を務めることになりました。一年間、精一杯頑張りますので、みなさんもご協力のほどよろしくお願いいたします」先生の話などが一通り終わったあとで、上田さんの提案でみんなが集められた。「ここ数年連絡網による連絡が途中で止まってしまい、緊急の連絡が最後まで行き届かないことが発生しています。そこで、今年は試験的にクラスごとにグループLINEでの連絡を行うことにしましたのでご協力お願いします」こうして、うさぎ組グループLINEが作られることになり、みんながそれぞれ連絡先を交換することになったのだけど…。「あんた、見かけない顔だよね。この辺に住んでるわけじゃないでしょ?」そう声を掛けてきたのは、さっき承認の拍手をしなかった人のひとりだった。「エダカオルっていうの。よかったらあたしとLINE交換しない?」私には、断る理由がなかった……。そして、私にとってショッキングな事実が判明する。入園式のとき、バッグをめぐってこぜり合いになった子は、カオルさんの息子くんであることがわかったのだ。(なんだろ、切れない糸に巻きつけられたようなこの嫌な予感…)■幼稚園のママ友に誘われたお茶会!?ようやく幼稚園に送り届けたあと11時に降園するまでの間親が園内にいなくてもよくなったのでなんとなく手持ち無沙汰みたいな感じになった。「どうする? 一旦家に帰る?」マキちゃんにそう聞かれてどうしようか悩んでいると、後ろから声を掛けられた。カオルさんだった。カオルさんは、これまでよりも濃い口紅をつけていた。「あのさー、今からお茶会しようと思ってんだけどさー、暇だよね?」ものすごく圧を感じながら私とマキちゃんは思わず頷く。カオルさんはこの他にも数人に声をかけて、結局あわせて4人ほどで行くことになった。「あの、カオルさんのうちではないんですか?」おそるおそる、マキちゃんが尋ねる。「え? あたしんちに呼ぶわけないじゃない! こっから遠いんだしさ」いきなり行って大丈夫な人っているんだろうか? お茶菓子とか持っていかないとまずいんじゃないの? そんなことが頭をぐるぐるし始めたのもつかの間、カオルさんがここだよと指さした。それは、ごくごく普通のアパートの2階部分。大勢で押しかけたらいろいろ申し訳ないことになるんじゃないかと思い、なんとか帰れる方法を探ってみたものの…結局押し切られてしまった。カオルさんと一緒にお茶会の会場とされた人の部屋の中に入る。すると、カオルさんはお邪魔しますの一言もなしに居間に入り、見渡すと、「うん、あんた掃除頑張ってるじゃん。えらいね」掃除頑張ってるってなに?えらいねってなに?今から何が起こるの…!?イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく 前回「第2話」のお話 ≫ ママ友とのLINE交換が闇に落ちる始まり!切れない糸に巻き付かれていく \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年01月07日