(画像はプレスリリースより)エクオール産生能力の実態調査」大塚製薬は2014年8月13日、「エクオールの産生能力の実態調査」の結果を発表した。エクオールは大豆イソフラボンから腸内細菌叢によって生産される成分。調査は2011年6月~2013年12月まで、全国2,094人の13才~89才の男女に対して、尿検査によるエクオール生産の有無を検査。調査結果腸内細菌叢がエクオールを生産している人の割合は日本・中国・台湾で50%、欧米では30%前後であることがすでに発表されている。これは大豆の摂取量の違いにもとづくと考察されている(内山成人: 更年期と加齢のヘルスケア, 7(1), 26-31, 2008)。今回の調査では10代でエクオール生産があったのは27%と他の年代に比較して低くなっている。同時に検討した大豆の摂取頻度とエクオール産生能で、大豆の摂取頻度が「あまり食べない」群でのエクオール産生能が26%であったのと一致している。エクオールの作用エクオールは植物エストロゲンの一種であり、エストロゲン受容体でエストロゲンと競合的に働くが、エストロゲン様作用はエストロゲンに劣る。更年期でエストロゲンの量が激減して起こる症状に対しては、エストロゲンの代わりに働くことにより、症状を和らげる効果がある。同様に更年期以降の骨密度の低下や肥満に対して症状を和らげる。【参考】・大塚製薬プレスリリース
2014年08月16日ゼビオは自分の体質に合ったスポーツ・トレーニングを見つけられる、「スポーツ関連遺伝子検査」の運用を開始する。検査は同社が全国に展開しているスポーツショップ「スーパースポーツゼビオ」内、スポーツドラッグストア「Xiasis」にて行う。同社によると、遺伝の影響を受けると考えられている筋繊維は2タイプに分かれているという。1つは持久力はないが大きな力が出せる「速筋」で、もう1つは大きな力は出せないが持久力のある「遅筋」だ。その速筋の発達と遅筋の形成に関連するのが「ACTN3遺伝子」といわれている。同検査ではこの遺伝子が作り出す“アクチニン3タンパク質”が、遺伝的にどう作り出されているかを検査した。この検査によって、「速筋の発達と遅筋の形成に関わる遺伝子のタイプ」「どんなスポーツが自分に向いているか」「スポーツでより高いパフォーマンスを出すための、トレーニング方法」が分かる。適性からスポーツを限定するのではなく、その中でもより適したポジション・役割を見極めることができる。そのため、より有効なトレーニング方法を見つけることができるのが特徴とのこと。同検査は店頭で検査の申し込み受付し、その場で綿棒を使って簡単に口腔(こうくう)粘膜を採取。口腔粘膜を検査機関に送り検査を行う。検査は約2~3週間かかり、検査結果を基に作成された報告書が依頼者に渡される。サービス開始は9月1日から。実施店舗は長岡千秋店(新潟県・2012年9月中旬オープン)、キャナルシティ博多店(福岡県・2012年9月中旬オープン)、あすと長町店(宮城県)、横浜みなとみらいクイーンズイースト店(神奈川県)など全国11店舗。料金は5,800円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月27日