「オペラ」について知りたいことや今話題の「オペラ」についての記事をチェック! (4/6)
注目の公演がいよいよ開幕。11月15日(日)に新国立劇場で初日を迎えた《アルマゲドンの夢》は、いま世界で最も注目されている日本人作曲家である藤倉大の新作オペラだ。原作は「SFの父」と呼ばれる英国の作家H.G.ウェルズの『世界最終戦争の夢』(短編ですぐ読めるのでオペラを見る前に一読をおすすめ。電子書籍でも入手可能)。列車のなかで出会った男が未来戦争の悪夢を語るという筋書きで、原作のリアルな登場人物は二人だけだが、藤倉と台本作家のハリー・ロスは、設定を少し変え、原作にない役も加えるなど、巧みにオペラ的にふくらませた。藤倉の音楽は美しく幻想的で、そして雄弁だ。彼のオペラはこれが3作目だが、つねに「メロディ」へのこだわりを感じさせる藤倉の音楽には、オペラこそがふさわしいのかもしれない。「現代音楽だから…」と怖れている人がいたら、それは杞憂。19世紀的な和声の上で展開する旋律でこそないものの、(個人の見解だが)耳に残るメロディのあるアリアや重唱が書かれている。オーケストレーションは多彩でも、巨大な音塊が歌を飲み込んでしまうような場面はなく、歌は終始、言葉まではっきりと聴こえてくる(歌詞は英語。日本語+英語字幕が何気に役に立つ)。当たり前かもしれないが、オペラの主役は歌なのだ。その意味でも、主要役を演じるピーター・タンジッツ(テノール)、ジェシカ・アゾーディ(ソプラノ)、セス・カリコ(バリトン)の3人の外国人歌手たちが、予定どおり出演できたのは大きい。10月の入国制限緩和も幸いし、演出のリディア・シュタイアーら演出チームも含めた海外勢全員が、到着後14日間の自主隔離を受け入れて来日した。加納悦子(メゾ・ソプラノ)と望月哲也(テノール)の二人の日本人歌手もじつに優れた歌唱を聴かせ(望月は赤いハイヒールの女装も熱演)、キャストの水準は相当高い。そして独唱陣に負けない存在感を示しているのが合唱だ。そもそも作品冒頭から、数分におよぶ無伴奏合唱で始まるという型破りなオペラ。作曲の藤倉も演出のシュタイアーも絶賛する新国立劇場合唱団がその実力を存分に発揮する。現在は、歌劇場からアマチュア活動に至るまで世界のすべての合唱に、感染を危惧する逆風が吹くなか、日本でのこの快演は誇らしい。指揮は芸術監督の大野和士(管弦楽:東京フィルハーモニー)。劇場の動画コメントなどからも、大野がこの作品に注ぐ愛情、そしてこの状況下でのオペラ上演にかける熱意がひしひしと伝わってくる。動画だけでも確実に一見の価値あり。ラスト・シーン。ボーイ・ソプラノの澄んだ歌が音楽的なカタルシスをもたらすが、ドラマとしてはそれは暗示的。私たちの前途にあるのは救いか絶望か。その答えの判断は、ぜひ直接ご自身の目と耳で!《アルマゲドンの夢》は残り11月18日(水)、21日(土)、23日(月祝)の3公演。新国立劇場オペラパレスで。(宮本明)
2020年11月16日「日本オペラ振興会(藤原歌劇団・日本オペラ協会)」の来年度シーズン・ラインアップが発表された。日本のニュープロダクション(新制作)及びイタリア・オペラの名作中の名作を揃えたラインナップからは、2021年に設立40周年を迎える日本オペラ振興会の意気込みが伝わるようだ。コロナ禍の中、ステージにも客席にも新たな対応が求められる中、伝統に培われた老舗の技と施策に期待したい。詳細: そして、これらのオペラ公演を更に楽しむための試みもすでにスタートしている。オペラオンデマンド講座「オペラびとの時間」は、自宅にいながらにしてとっておきのオペラトークが楽しめる素敵な時間。クラシック界の第一線で活躍する「オペラびと」たちが披露する、あんな話、こんな思い出、とっておきのエピソードの数々が、貴重な写真や歌の映像とともに披露される60分。毎回ステキなゲストを迎えて開催されるイベントのナビゲーターは、コンサートソムリエ朝岡聡。これを体験すればオペラが100倍楽しめるに違いない。■日本オペラ振興会(藤原歌劇団・日本オペラ協会)2021/22シーズンラインアップ・2021年4月:池辺晋一郎:『魅惑の美女はデスゴッデス!』&プッチーニ:『ジャンニ・スキッキ』(ニュープロダクション)・2021年6月:プッチーニ:『蝶々夫人』・2021年9月:ベッリーニ:『清教徒』(ニュープロダクション)・2022年1月:ヴェルディ『イル・トロヴァトーレ』(ニュープロダクション)・2022年2月:伊藤康英『ミスター・シンデレラ』(ニュープロダクション)
2020年10月29日CHAiroiPLINの踊る戯曲シリーズ『三文オペラ』が、現在、三鷹市芸術文化センター星のホールで上演されている。ダンサー・振付家のスズキ拓朗を中心に結成され、ダンスと演劇が融合した、エンタテインメント性の高い舞台を繰り広げるCHAiroiPLIN。オリジナル作品を生み出す一方で、童話や文学作品など、幅広い題材を下敷きにした作品の上演も続けてきた。
2020年10月20日米・ニューヨークのオペラの殿堂「メトロポリタン・オペラ(MET)」は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため3月中旬より閉館され、2020-21年シーズンの開幕も今年の大晦日まで延期することを発表していた。しかし、欧米におけるコロナウィルス感染拡大は衰えるどころか、益々感染者が増えている状況となっている。この状況を踏まえ、メトロポリタン・オペラは、2020-21の全シーズンのキャンセルを発表した。今後の予定としては、2021年秋にフルラインナップで2021-22年シーズンを開幕予定。新演出6作を含むエキサイティングなシーズンとなる見込みだ。現地ニューヨークでの観劇はもちろん、 METの最新公演を映画館で楽しむ「METライブビューイング」を楽しみにしていたファンにとっては残念な状況となったが、盛り沢山な企画が予想される2021-22シーズンの開幕に期待したい。
2020年09月26日新型コロナウィルス感染拡大の影響によって公演から遠ざかっていた東京・初台の新国立劇場オペラ公演が、前回の『セビリアの理髪師』以来約8ヵ月ぶりに再開される。新たなシーズン開幕公演は、20世紀イギリスを代表する作曲家ベンジャミン・ブリテン(1913-1976)のオペラ『夏の夜の夢』だ。公演は、感染対策を講じ、イギリスの演出家とのリモートによる共同作業で、”ニューノーマル時代の新演出版”として上演される。出演する日本人歌手陣のほか、急遽登板となった指揮者飯森範親が描き出す新国立劇場オペラの新たな開幕や如何に!大いなる希望を胸に会場を訪れたい。●2020/2021シーズンオペラ『夏の夜の夢』/ベンジャミン・ブリテンA Midsummer Night’s Dream / Benjamin BRITTEN全3幕〈英語上演/日本語及び英語字幕付〉ニューノーマル時代の新演出版New Production in the time of "A New Normal"2020年 10月4日(日)14:00オペラパレス2020年 10月6日(火)14:00オペラパレス2020年 10月8日(木)18:30オペラパレス2020年 10月10日(土)14:00オペラパレス2020年 10月12日(月)14:00オペラパレス予定上演時間:約3時間15分(休憩含む)公式サイト:
2020年09月25日世界最高峰のオペラハウス「メトロポリタン・オペラ(通称:MET)」の最新映像をスクリーンで楽しむ「METライブビューイング」は、ダイナミックな音響と多彩なカメラワークに加え、生の劇場でも観られない舞台裏や歌手へのインタビューも収録されたゴージャスな時間を提供する新しいスタイルのエンタテインメントだ。そして、これまでの全ラインナップの中から、テーマに合わせて約10~30作を一挙上映する「アンコール上映」は、毎夏恒例の人気企画。今年は「この夏、オペラで世界を旅しよう」と第して、世界各国を舞台にした作品が、その国や地域ごとに上映されるというから楽しみだ。予定されるプログラムの中には、伝説の時代の中国で冷酷な姫の謎に挑む流浪の王子の姿を描いた『トゥーランドット』や、古代エジプトを舞台に王女の禁じられた恋を描く『アイーダ』などの超有名作品はもちろん、神秘の巫女と2人の男の三角関係の物語『真珠採り』(スリランカ・セイロン島)、アメリカ南部・港町の片隅に生きる黒人たちのドラマを〈サマータイム〉などの名曲で綴る『ポーギーとベス』など、世界各地の異国情緒あふれる名作も多数登場。アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)やヨナス・カウフマン(テノール)など、世界のトップ歌手が勢ぞろいする華麗なステージを楽しみたい。なかなか海外に行きづらい今だからこそ、スクリーンの中での世界旅行に注目だ。*上映詳細は ●METライブビューイングアンコール2020東劇 (東京/東銀座) 8/7(金)~10/1(木) *32作上映神戸国際松竹(兵庫/三宮) 8/7(金)~9/17(木) *18作上映なんばパークスシネマ(大阪/なんば)8/21(金)~9/17(木)*13作上映ミッドランドスクエアシネマ(愛知/名古屋)8/21(金)~9/17(木) *13作上映
2020年07月21日ニューヨークのメトロポリタン・オペラ(MET)が、現在の健康危機に関する情報に基づき、2020-21年シーズンのスタートとなる秋公演を中止すると発表した。新シーズンは2020年12月31日に開幕する予定で、特別なガラパフォーマンスを含む企画の詳細は後日発表される予定だ。MET総裁ピーター・ゲルブは、「メトのスケジュールは組織が非常に複雑であることを考えると、秋シーズンをキャンセルせざるを得ない。お客様と劇場の職員の健康と安全は私たちの最優先事項であり、社会的距離を保つことが依然として求められている中、9月にメトロポリタン歌劇場でオープニングに向かえるのは不可能だと判断致しました」と語っている。詳細はMETのHP( )参照。また、今後の聴衆の行動の変化を見越して、可能な限り夕方の開幕時間を午後7時に繰り上げ、パフォーマンスの上演時間の短縮を試みるという。例えば、ヘンデルの『ジュリアス・シーザー』は2回の休憩を含む上演時間4時間半から1回のみの休憩の3時間半になる予定。シーズン短縮に伴い、「METライブビューイング」のシーズンも短縮され、『魔笛』、『ロメオとジュリエット』、『ドン・ジョヴァンニ』、『デッド・マン・ウォーキング』、『影の無い女』、ヴェルディの『ナブッコ』、ベッリーニの『海賊』の7演目がライブ配信される予定だ。日本における「METライブビューイング」2020-21シーズンの上映に関しては配給会社の松竹株式会社より後日発表予定。最新情報は、 参照。
2020年06月04日花の甘すぎない可憐さをリップカラーに2020年4月23日(木)、イミュ株式会社は、同社が展開するメイクアップブランド『OPERA(オペラ)』より、「リップ ティント」の限定色「オレンジリリー」と、「シアー リップカラー」の限定色「クリアライラック」を数量限定で発売する。同ブランドは、「唇から、はじまる」をブランドコンセプトに、大人っぽさも、かわいさも、オシャレさも取り入れられるリップメイクアイテムを提供している。この春の季節に、リップカラーにも花の色を採用して、花のような可憐な印象を演出してくれる限定色が誕生した。みずみずしく透け感のある仕上がり限定色「リップ ティント」は、スクワランを配合して、透明感のあるきれいな発色が特徴のティント処方のルージュだ。限定色「オレンジリリー」は、太陽の光イエローをちりばめた透明感のあるオレンジ。無邪気さとやわらかな雰囲気を演出してくれる。「シアー リップカラー」は、この1本でリップクリーム・口紅・グロスの役割を果たすリップグロス。限定色「クリアライラック」は、朝つゆを受けたライラックをイメージしていて、水滴のようなきらめく透明感とライラックのような甘さとクールさのあるカラーで可憐な印象を演出してくれる。(画像はOPERA公式サイトより)【参考】※OPERA公式サイト
2020年04月21日開館65周年を記念した神奈川県立音楽堂の室内オペラ・プロジェクト公演、ヘンデルのオペラ『シッラ』が開催される。全く耳慣れないこのタイトルにもかかわらず、おそらく多くのオペラファンが興味津々である理由は、このオペラを手掛ける団体が、ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテだからではないだろうか。“世界最高峰のバロック・バンド”とでも言うべき彼らの演奏は鮮烈の極み。過去に体験した圧倒的な名演奏を思えば、今回の公演への期待感も当然。どんな刺激を与えてくれるのか楽しみでならない。一方、『シッラ』とは一体どんな作品なのかといえば「ヘンデルの美しい音楽がぎっしりつまったオペラ」という言葉がピッタリの誰にでも楽しめる作品だ。日本初演となる今回の公演によって、バロック・オペラの新た魅力に出会えることを期待したい。●公演概要2月29日(土)、3月1日(日)神奈川県立音楽堂ヘンデル『シッラ』全3幕ファビオ・ビオンディ指揮エウローパ・ガランテ●ファビオ・ビオンディFabio Biondi(音楽監督:指揮・ヴァイオリン)イタリア、パレルモ出身。1990年、イタリア・バロック音楽アンサンブル「エウローパ・ガランテ」を結成。ソリスト、指揮者としても数多くのオーケストラと共演。ノルウェー・スタヴァンゲル交響楽団のバロック音楽のための芸術監督。サンタ・チェチーリア音楽院学芸員。バレンシアのパラ・ド・ラ・アルテオーケストラ音楽監督。2015年、フランス文化省から芸術と文学の国家学術員に指名されるなど、世界の古楽界を牽引し続けている。●エウローパ・ガランテEuropa Glante(管弦楽)1990年、音楽監督であるファビオ・ビオンディによって設立された古楽アンサンブル。パルマのドゥーエ劇場を活動拠点として、バロック、古典の作品を当時の楽器で演奏しイタリア国内のみならず世界中に招かれている。バロックの器楽曲のほか、ヴィヴァルディ作曲『バヤゼット』『テルモドンテ川のエルコレ(ヘラクレス)』『メッセニアの神託』ほか、ヘンデル作曲『アグリッピーナ』『イメネオ』等、バロック・オペラやオラトリオもレパートリーとしている。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院とは共同で、アントニオ・カルダーラ『キリストの受難』、レオナルド・レーオ『カルヴァリオの丘の聖エレナ』等、18世紀以前のイタリア・オペラの再発掘や復元に尽力し、CDのリリース、受賞歴も多い。
2020年02月21日オペラ史上最高の人気作が、ビゼーのオペラ『カルメン』であることに異論を唱える人は殆どいないのではないだろうか。スペインの港町セビリアを舞台にしたこの作品は、オペラ史上屈指の“悪女”カルメンとドン・ホセを軸にしたドロドロの物語を、「ハバネラ」「闘牛士の歌」「アラゴネーズ」などの美しい名旋律で包み込む不滅の名作。まさに人がオペラに求める要素が全て盛り込まれたあたりが人気の秘密と言えそうだ。この名作を、世界の名だたるオペラハウスで名を成してきた巨匠チョン・ミョンフンが指揮するとなれば見逃せない。今回の上演が“オペラ演奏会形式”ときいてがっかりする方がいたとしたらそれは大きな間違いだ。舞台がないことによって、より演奏に集中できることはもちろん、物語の内容をいかに聴衆に伝えるかという演出上のちょっとした工夫が楽しめるのも“オペラ演奏会形式”の楽しさだ。“これからオペラに親しみたい”と言う方には特におすすめしたいステージがここにある。カルメン役:マリーナ・コンパラート●公演概要・2月19日(水)東京オペラシティ コンサートホール「東京フィルハーモニー交響楽団 第131回東京オペラシティ定期シリーズ」・2月21日(金)サントリーホール 大ホール「東京フィルハーモニー交響楽団 第932回サントリー定期シリーズ」・2月23日(日)Bunkamuraオーチャードホール「東京フィルハーモニー交響楽団 第933回オーチャード定期演奏会」
2020年02月13日イタリア・オペラといえば、“ドロドロの色恋沙汰”か、“抱腹絶倒のドタバタ喜劇”を極上の歌と音楽で包み込む、といった趣が多く、物語と音楽のギャップの凄さもある意味癖になる魅力になっているようにも思えなくない。今回、新国立劇場で上演されるロッシーニのオペラ『セビリアの理髪師』は、まさに後者の代表作。抱腹絶倒のラブコメディを、ロッシーニならではの素晴らしい音楽とともに楽しむ時間は、非日常の極地と言えそうだ。用意される舞台は、1960年代のスペインの港町セビリア。ここで展開されるコミカルでスパイスの効いた恋の物語は、バカバカしくも可笑しく楽しいシーンの連続。いつのまにやら物語の中に入り込んで楽しんでいる自分に気づくに違いない。それこそがオペラの醍醐味なのだろう。もちろん字幕付きなので、オペラ写真車でも楽しめること請け合いだ。新国立劇場『セビリアの理髪師』2016年公演より 撮影:寺司正彦●あらすじ(第1幕)アルマヴィーヴァ伯爵はマドリードで見かけた美女ロジーナを追ってセビリアへやって来た。ロジーナに向かって窓辺でセレナーデを歌うが反応なし。落ち込む伯爵の前に現れたのは、バルトロ家の理髪師で何でも屋のフィガロ。伯爵は彼にさっそく協力を頼む。ロジーナは、後見人バルトロの監視が厳しくて自由に動けないのだが、隙をみて伯爵への手紙を窓から落とす。それを読んだ伯爵は、自分は貧しい学生リンドーロだと身分を隠して自己紹介する。バルトロはロジーナとの結婚を目論んでいたが、音楽教師兼結婚業ドン・バジリオから、伯爵が彼女に迫っていると聞き、すぐに結婚契約書を作成しようとする。フィガロはロジーナに、リンドーロは君に夢中だと伝えると彼女は大喜び。フィガロのアイディアで伯爵は兵士に変装し、宿泊許可証を持ってバルトロ家に入る。バルトロには寝耳に水の話で、本物の兵士も来て大騒ぎの中、伯爵とロジーナは初めて会い、手紙を渡す。(第2幕)伯爵はバジリオの弟子ドン・アロンソに扮し、体調の悪いバジリオの代わりだと言いロジーナの音楽のレッスンをする。フィガロの協力でバルトロをかわした隙に、伯爵は、夜中に迎えに行くとロジーナに伝える。その後アロンソが偽物だと分かり怒り心頭のバルトロは「リンドーロはおまえを伯爵に売るつもりだ」とロジーナに告げる。ショックを受けたロジーナはバルトロとの結婚を承諾してしまう。嵐ののち伯爵とフィガロがロジーナを迎えに行くが、彼女はリンドーロの裏切りを非難して、その場を動こうとしない。そこで伯爵は自分の正体を明かす。驚き喜ぶロジーナ。バルトロが呼んだバジリオと公証人がちょうど来たので、フィガロの機転で伯爵とロジーナの結婚契約書を作成。伯爵の素性を知り驚いたバルトロはついに観念し、伯爵とロジーナはめでたく結ばれる。●公演概要2月6日(木)、8日(土)、11日(火・祝)、14日(金)、16日(日)新国立劇場オペラパレス新国立劇場オペラ『セビリアの理髪師』
2020年02月01日イタリア・オペラの歴史に巨大な足跡を残した作曲家プッチーニの数多くの名作の中でも、ひときわ評価が高く愛され続けてきた作品『ラ・ボエーム』。19世紀のパリを舞台に、詩人ロドルフォとお針子ミミの儚い愛と、明日の成功を夢見る若き芸術家たちの貧しくも自由な生活を描いたこのオペラは、まさにクラシック史上屈指のラブストーリーだ。今回、新国立劇場で上演されるこの名作『ラ・ボエーム』には、圧巻の美貌と表現力、そして豊な声を持つソプラノ、ニーノ・マチャイゼが登場する他、辻井亜季穂(ソプラノ)にリッピ(テノール)など、期待の若手歌手も参加。名匠カリニャーニの指揮とともに要注目の舞台となりそうだ。パリの街を俯瞰するかのような粟國淳の演出と、「冷たき手を」「私の名はミミ」の名アリアに代表されるプッチーニの甘美な旋律が紡ぎだす素敵な時間をご堪能あれ。● ●公演概要1月24日(金)、26日(日)、28日(火)、31日(金)、2月2日(日)新国立劇場オペラハウス
2020年01月17日各地の複数の劇場やホールがオペラを共同で新演出上演する「全国共同制作オペラ」(文化庁助成)。2020年2月には白河文化交流館コミネス(福島県白河市・9日)、金沢歌劇座(石川県金沢市・16日)、東京芸術劇場(東京都・22日)の3館がヴェルディ《ラ・トラヴィアータ(椿姫)》を上演する。演出家・出演者らが都内で会見を開いた(11月18日)。【チケット情報はこちら】このプロジェクトの特色のひとつが、演出に、演劇やダンス、映画など、ふだん他ジャンルを中心に活躍する才能を積極的に起用してオペラに新たな可能性を模索していること。これまでにも森山開次や河瀬直美、野田秀樹、笈田ヨシら、世代やジャンルにこだわらず、さまざまな大物たちに演出を委ねてきた。今回の演出を手がけるのは、ダンス・カンパニー「ニブロール」を主宰する振付家・演出家の矢内原美邦(やないはら・みくに)。オペラ初演出だ。会見冒頭、「わくわくドキドキしている。でも私がやるからには、普通のオペラでなく、未来につながるような新しいオペラを」と、いきなりオペラ界に宣戦布告。とはいえ、もちろん対決姿勢はゼロ。具体的な手法としては、「映像をふんだんに使う。そのスクリーンは美術セットでもあり、そのセット自体も固定せずにどんどん自由に動かす。予算の許す限り大掛かりに(笑)」その映像を作るのは、ニブロールでもずっと矢内原とコンビを組んでいる映像作家の高橋啓祐だ。ダンサーや役者ら助演(歌わない役)にも大きく重点が置かれ、そこに歌手や合唱団も加わるという。「突っ立って歌わせるつもりはない」と語るが、この日が初顔合わせだった歌手一同からは、「われわれも踊るのか?」という質問が次々に飛んで来るので、それには「答えない」という作戦に出たと会場を笑わせた。でも、「たぶんみなさんがちょっとびっくりするようなことがあると思います」朝から晩までずっと稽古しているような小劇場の世界で育った矢内原にとっては、最初の打ち合わせで聞いたオペラの稽古時間の少なさは衝撃的だったそう。「でも今日会って、ひとりひとりにとても興味を持った。全員がいい舞台を作りたいと思っているのはまちがいない。そういう舞台にしたい」と抱負を語った。主役のヴィオレッタには、円熟期を迎えた名ソプラノのエヴァ・メイ(この日の会見は欠席)。華やかな高音の技巧から内面的な重い表現まで、要求される声の演技が幕ごとに異なるこの役には、彼女のように経験を積んだコロラトゥーラ・ソプラノは適役だ。恋人アルフレードに宮里直樹、その父ジェルモンに三浦克次。ベルリン・フィルのヴィオラ奏者出身という異色の経歴の指揮者ヘンリク・シェーファーがタクトをとる。すでにさまざまなアプローチが尽くされてきた名作オペラに、気鋭の演出家がどんな光を新たなに当てるのか。2月まで首を長くして待とう。チケットは各地の公演ともすでに発売中。取材・文:宮本明
2019年11月27日イタリアを代表するオペラ作曲家ドニゼッティ(1797-1848)が最晩年に手掛けたオペラは、なんと抱腹絶倒の結婚大作戦!物語は、大金持ちの老人ドン・パスクワーレが、甥エルネストの恋人ノリーナと医師のマラテスタに一泡吹かされるドタバタ喜劇だ。しかし笑いの中に散りばめられたアリア「あの騎士の眼差しは」や「遥かなる土地を求めて」などの美しさは破格。まさにドニゼッティならではの名旋律が楽しめる素敵な作品の登場だ。オペラ好き、特に“美しい歌”を意味するベルカント・オペラに興味がある方にとってはたまらないひとときとなるに違いない。意外なことに、新国立劇場初登場となる本作品の演出は、イタリアをはじめ多くのオペラハウスで上演され続けてきたステファノ・ヴァツィオーリによる決定版と言える名舞台。指揮には、ベルカント・オペラでの高評価を得ているコッラード・ロヴァーリスを迎え、ハスミック・トロシャン(ソプラノ)や、ロベルト・スカンディヴィッツィ(バス)ほかの素晴らしいキャストによるステージに注目したい。Photo: Fabio Parenzan●物語【第1幕】裕福な独身老人ドン・パスクワーレは主治医マラテスタに花嫁探しを依頼した。実はパスクワーレの甥エルネストの親友でもあるマラテスタは、妹を薦める。エルネストの恋人ノリーナを自分の妹と偽わってパスクワーレと結婚させ辟易させて、逆にエルネストとの結婚を認めさせようという魂胆だ。エルネストが伯父の勧める結婚話を断ると、パスクワーレは自分が結婚して子を設けると宣言。エルネストは財産を相続してノリーナを迎える夢が破れ嘆く。ノリーナが小説の中の騎士に寄せ恋心を歌っていると、エルネストからローマを去るという手紙が届き驚く。マラテスタが来て計略を説明し、ノリーナをパスクワーレ好みのうぶな娘に仕立て上げる。【第2幕】パスクワーレのもとへ、マラテスタがヴェールで顔を覆った女性を連れて登場、修道院出の妹ソフローニャと紹介する。パスクワーレはすっかり気に入り、結婚式を執り行う。ノリーナが結婚の署名をする瞬間エルネストが入って来るが、マラテスタが素早く言いくるめノリーナ、そしてエルネストも証人として署名する。式が終わった途端ノリーナの態度が豹変し、あれこれと注文を始め、大騒ぎとなる。【第3幕】パスクワーレ家はノリーナが買い物をした請求書の山。ノリーナが着飾って劇場へ行くと言い出し、止めようとする夫を平手打ちする。ノリーナはわざと逢引の手紙を落としていき、パスクワーレは大憤慨する。夜、庭でセレナーデを歌うエルネストの前にノリーナが登場。パスクワーレとマラテスタがノリーナを捕らえる。逆上したパスクワーレが離縁を命じ、エルネストの結婚を許すと告げると、マラテスタがノリーナはここにいると言う。驚くパスクワーレにマラテスタは自分の計略を明かし、パスクワーレも許して若い二人を祝福する。Photo: Fabio Parenzan●公演概要11月9日(土)、11日(月)、13日(水)、16日(土)、17日(日)新国立劇場指揮:コッラード・ロヴァーリス合唱:新国立劇場合唱団管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団ドン・パスクワーレ:ロベルト・スカンディウッツィマラテスタ:ビアジオ・ピッツーティエルネスト:マキシム・ミロノフノリーナ:ハスミック・トロシャン公証人:千葉裕一ロベルト・スカンディウッツィ452527e8-e4bb-48d0-b430-590001d2e317ハスミック・トロシャン
2019年11月05日オペラ(OPERA)の人気リップ「リップティント N」と「シアーリップカラー RN」のバレンタイン限定カラーが、2020年1月23日(木)より発売される。“苺ピンク”の「リップティント N」色持ち長持ちな「リップティント N」の“苺ピンク”106 ピンクフレイズが復刻。フレッシュなストロベリーを想起させるベリーニュアンスのピンクは、大人っぽいのにピュアな可愛さを秘めた、女子が大好きなカラー。106 ピンクフレイズにチェンジするだけで、いつものメイクも乙女な表情が楽しめる。もちろん「リップティント N」なのでリップクリームのようなストレスフリーなつけ心地。ひと塗りでスルスルと広がって美しく発色。透けるような質感でやわらかな発色を楽しむことができる。ティントタイプなので、唇そのものが内側から色付いたような自然な血色感がつづく。チョコレートブラウンの「シアーリップカラー RN」一方、きちんと発色するのに素の唇を透かしたようなクリアなカラーが楽しめる「シアーリップカラー RN」には、チョコレートブラウン104 カカオキスが仲間入り。深みのあるカカオ色にほのかな赤を忍ばせて、ロマンティックなブラウンを完成させた。唇に塗布すると薄く均一に広がって、唇を優しく包み込む。グロスをスティック状に固めた独自処方で作られているので、直塗りするだけで唇にたっぷりの潤いをプラス。乾燥しがちな冬の唇でもスルスルっと広がって、ムラにならずにキレイに発色してくれる。【詳細】オペラ バレンタイン限定リップ・リップティント N 限定1色 1,500円+税・シアーリップカラー RN 限定1色 1,200円+税発売日:2020年1月23日(木)【問い合わせ先】イミュ株式会社TEL:0120-371367(フリーダイヤル)
2019年11月04日1979年の初来日以来、これが6度目となる英国ロイヤル・オペラの日本公演がまもなく始まる。今回の演目は、2004年に新制作されたグノー《ファウスト》(デイヴィッド・マクヴィカー演出)と、2017年新制作のヴェルディ《オテロ》(キース・ウォーナー演出)。奇しくもゲーテとシェイクスピア、二人の文豪の作品を原作とするオペラでもある。9月6日に都内で開かれた開幕会見に、音楽監督・指揮者のアントニオ・パッパーノと主要キャストが出席した。「英国ロイヤル・オペラ日本公演」のチケット情報「日本公演はロイヤル・オペラ唯一の海外公演。素晴らしい場所で、素晴らしい2作品を観ていただけるのは幸せです」と、パッパーノ。「歌手が充実していないと実現できない演目」として、それぞれの作品に出演する歌手たちへの期待と信頼を語った。2002年からロイヤル・オペラの音楽監督を務めるパッパーノ。すでに昨年、契約を2023年まで延長することが発表されている。その長いパートナーシップの秘訣を「オペラを愛し、歌を愛し、言葉を愛し、劇場を愛すること」と語る。「歌い手を心から愛し、理解して、真摯に音楽作りをすれば、聴衆も信頼してついてきてくれます」今回、その「愛」で結ばれた歌手陣には実力派が揃った。本格的なオペラ出演としてはこれが日本デビューとなるヴィットリオ・グリゴーロは、ファウスト役を十八番とするスター・テノール。「パッパーノは、信頼してすべてをまかせることのできる指揮者。人々に喜びを与えるという喜びを私たちに教えてくれる。私たちは彼のマジックの駒のひとつでもまったく構わないのです。指揮者はF1でいえばタイヤのようなもの。どんなに優れたドライバーが良いエンジンを操っても、性能の高いタイヤがなければマシンは正しい方向に進みません」と、大好きだというF1になぞらえてパッパーノへの信頼を熱弁した。この絶妙なたとえに思わず「そのとおり!」と膝を叩いたグレゴリー・クンデは、今年だけでも5つの劇場でオテロを歌う予定があるという、現在最高のオテロ歌いだ。今回のキース・ウォーナーのプロダクションにも、2017年の初演時に出演している。「テノールにとってオテロは夢のような役。テノールの目指す頂点にある役のひとつだと思っています」と語る。会見には他に、《ファウスト》のメフィストフェレス役のイルデブランド・ダルカンジェロ、《オテロ》のヤーゴ役のジェラルド・フィンリーの2人の「悪役」、そして《オテロ》のデズデモナ役のフラチュヒ・バセンツも出席。パッパーノが「私自身が家長のようなものなので、自ら模範を示さなければなりません」と語ったのに呼応するように、みな口々に「家族同然」「素晴らしい仲間」と、チームとしての結束の強さをうかがわせた。世界トップレベルの実力に信頼という「鬼に金棒」。今回もまた充実の舞台を繰り広げてくれるはずだ。文:宮本明
2019年09月10日「オペラ」のリップに秋の限定色登場2019年9月12日(木)、イミュ株式会社が展開するコスメブランド「オペラ」は、人気シリーズ「リップティント N」および「シアーリップカラー RN」より、秋の限定色(各2色)を発売する。遊び心のある秋カラーを楽しもう限定色のテーマは”Romantic Edgy(ロマンティックエッジー)”。心地よい秋の空気感をイメージした計4色だ。秋の新カラーを楽しめるよう、ほんのりエッジを効かせた遊び心も面白い。キーワードは深みと透明感軽やかで透明感あふれる仕上がりが特徴的な、スティック状のグロス「シアーリップカラー RN」(税抜1,200円)からは、秋の夕暮れのグラデーションをイメージした2色が登場。琥珀を思わせるテラコッタカラーの「101 レッドアンバー」と、透き通るブルーに夕焼けのグラデーションのように、ブルーにピンクを重ねたニュアンスカラー「102 クリアカシス」だ。また厚塗り感なく、自然に血色感をプラスする「オペラ リップティント N」(税抜1,500円)からは、透明感と深みを両立させたレンガ色の「103 ガーネットジェム」と、ほんのりピンクをまとうクリアパープル「104 クリアアメシスト」が登場する。(画像は「オペラ」公式サイトより)【参考】※「オペラ」公式サイト
2019年09月07日秋のクラシックシーズン突入早々の9月に、英国の誇る名門「ロイヤル・オペラ」が来日公演を行う。「ウィーン国立歌劇場」「ミラノ・スカラ座」「パリ・オペラ座」「ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場」と並んで、“世界5大歌劇場”のひとつに数えられる「英国ロイヤル・オペラ」の華やかさはまさにファン垂涎。イタリアの名匠アントニオ・パッパーノが、2002年の音楽監督就任以来、17年の歳月をかけて手塩にかけて築き上げてきた完成度の高さは特筆モノだ。今回の日本公演のために用意された演目は、グノーの『ファウスト』と、ヴェルディの『オテロ』の2本立て。望みうる最高のキャストを揃えたこの2作品のどちらを観るかはお好み次第。どちらを選んでも外れのないところが伝統の力と言えそうだ。近年の充実ぶりから“今最も勢いのあるオペラハウス”と言われる「英国ロイヤル・オペラ」公演で、非日常な時間と空間を満喫したい。『ファウスト』(C) ROH 2019. Photograph by Tristram Kenton◆公演概要・英国ロイヤル・オペラ『ファウスト』全5幕9月12日、15日、18日東京文化会館大ホール9月22日神奈川県民ホール大ホール指揮:アントニオ・パッパーノ演出:デイヴィッド・マクヴィカー・英国ロイヤル・オペラ『オテロ』全4幕9月14日、16日神奈川県民ホール大ホール9月21日、23日東京文化会館大ホール指揮:アントニオ・パッパーノ演出:キース・ウォーナー
2019年09月06日オペラ(OPERA)人気リップ「リップティント N」と「シアーリップカラー RN」から秋の限定色が登場。2019年9月12日(木)より数量限定で全国発売となる。深みレンガ色 or 透明感パープル2019年5月にリニューアルしたオペラの人気リップに、秋の限定色が仲間入り。「ロマンティック エッジィ」をキーワードに、深みのあるレンガ色と透明感あふれるパープルを2つの質感でお届け。「リップティント N」秋の“天然石”カラーひと塗りで美しく発色するのに、透けるような質感で“濃さ”を感じさせない絶妙なカラーが人気の「リップティント N」。リップクリームのようにスルスルと伸び広がって、薄膜でフィット。ティントタイプなので、美発色を長く楽しめるのもポイントだ。秋の限定色は“天然石”をイメージした、深みがあるのに透明なカラー。ツヤの向こうに透ける鮮やかな発色は、新感覚の色付き。天然石のアクセサリーを纏うように、気分やコーディネートにあわせて選べる2色を展開する。「リップティント N」カラーラインナップ103 ガーネットジェム:ブラウンレッドのニュアンスを効かせたレンガ色。天然石のように透き通って深みのある、甘くスパイシーなカラー。104 クリアアメシスト:唇に塗布するとピンクニュアンスに色づく、クリアなパープル。「シアーリップカラー RN」“秋空の夕陽”をイメージ「シアーリップカラー RN」は、しっかり色付くのに、素の唇の質感が透けるほど透明感のある軽やかな仕上がりが特徴。薄く均一に広がって唇を包み込み、立体感あふれる仕上がりを叶えてくれる。秋の限定色は“秋空の夕陽”をイメージ。折り重なる空の色を想起させる澄んだカラーと、夕暮れ時の秋空のようにアンニュイなムードを纏った艶カラーが登場する。「シアーリップカラー RN」カラーラインナップ101 レッドアンバー:琥珀のようなテラコッタカラー。グラデーションカラーの夕陽を想起させるロマンティックな雰囲気を持つ。102 クリアカシス:透き通る空のブルーに淡い夕焼けのうすピンクを組み合わせたようなカシス色。甘くメランコリックな魅力のあるカラー。【詳細】オペラ リップティント N 全2色 各1,500円+税<限定色>オペラ シアーリップカラー RN 全2色 各1,200円+税<限定色>発売日:2019年9月12日(木)数量限定発売取り扱い店舗:全国のバラエティショップ・イミュ公式オンラインストア【問い合わせ先】イミュ株式会社TEL:0120-371367(フリーダイヤル)
2019年07月25日「オペラ夏の祭典2019-20 Japan⇔Tokyo⇔World」が、いよいよ7月12日、東京文化会館で幕を開ける。オペラ・ファン注目の《トゥーランドット》。東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、新国立劇場と東京文化会館、つまり国と東京都がタッグを組んで新たな芸術を発信するという、史上初の、行政的にも画期的なオペラ・プロジェクトだ。初日を前に行なわれたゲネプロ(最終の舞台リハーサル)を見学した。【チケット情報はこちら】演出に起用されたのはアレックス・オリエ。1992年バルセロナ五輪開会式の演出を手がけた演出家で、今回のプロジェクトとは「五輪つながり」ということにもなる。舞台装置は壮観だ。天井までそそり立つ壁。その壁に張り付くように無数に巡らされた階段。オリエによれば、舞台全体は、権力構造の象徴であるピラミッドを逆さにしたもの。舞台面が、すり鉢の底というわけだ。やがて、その底に這いつくばる民衆を押しつぶすかのように、巨大な舞台に乗った最高権力者トゥーランドット姫が、神のように降りてくる。オリエは今回の造形イメージのヒントを得たものとして、ブラジル人写真家セバスチャン・サルガドの、露天掘り金鉱山の写真や、有名な「エッシャーのだまし絵」の階段、退廃的な近未来を描いた映画『ブレードランナー』などを挙げていた。なるほど、その感じ、わかる。この日は初日キャストによるリハーサル。なんといってもトゥーランドット役のイレーネ・テオリンがすごい。舞台の奥寄りで歌っても、オーケストラを突き抜けて聴こえてくる強い声。「現代最高のドラマティック・ソプラノ」の呼び名は伊達ではない。それでいて、カラフとの謎解き勝負に敗れて動揺する様子や、リューの死で変わってゆく内面の心理描写も巧みだ。主要キャスト以外では、ピン、パン、ポンに主役級の歌い手を配しているのも、なんとも贅沢(この日は桝貴志、与儀巧、村上敏明の3人)。実は大変に出番の多いこの重要な道化役を、普段より存在感増量の個性とアンサンブルで楽しませてくれる。また合唱も約90人と大規模で、見た目も声量も圧巻の迫力だった。プロジェクトの総合プロデューサーでもある大野和士が音楽監督を務めるバルセロナ交響楽団が、24年ぶりに来日してピットに入っている。まずは万全のパフォーマンス。実は5月下旬のバルセロナでの定期演奏会に、演奏会形式で《トゥーランドット》をかけて来日に臨んでいるのだ。準備万端。このあたり、大野のマネジメントも冴える。オペラは最後、真実の愛に目覚めたトゥーランドット姫がカラフとの愛を宣言して終わるのだが、演出のオリエはかねてから「男たちを次々に処刑してきた彼女に、ハッピーエンドがあり得るのだろうか」と疑問を投げかけており、今回はちょっと刺激的なエンディングを用意した。音楽が鳴り終わる一瞬まで、舞台から目を離してはいけない。取材・文:宮本明
2019年07月12日オペラの殿堂、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET)。その最新オペラ公演を映画館の大スクリーンで楽しむ「METライブビューイング」の2018-19シーズン最終作『カルメル会修道女の対話』が終了した。でも「もっと観たかった」「あの作品を見逃してしまった」と思っている方のために、恒例のMETライブビューイングアンコール上映が今年も開催されることが発表された!上映会場は、昨年にひきつづき、東劇・なんばパークスシネマ、ミッドランドスクエアシネマ(名古屋)、神戸国際松竹の4館。しかも東劇では18-19シーズン全10作と過去の人気演目合わせて32作品を一挙に上映するというのだから楽しみだ。*METライブビューイング、アンコール上映詳細 ●アンコール上映記念のイベントも開催!劇団四季時代から抜群の歌唱力・演技力で活躍し、退団後もミュージカルや舞台をはじめとして、幅広くご活躍中の濱田めぐみが、彼女の代表作として知られる『アイーダ』を題材に、オペラとミュージカルそれぞれの魅力や作品のみどころや、「アイーダ」を演じた際のエピソードなどを語るトークイベントを開催。日時:8月4日(日)14:00~『アイーダ』上映前開場:東劇(地下鉄東銀座駅6番出口徒歩1分TEL:03-3541-2711)登壇者:濱田めぐみ(ミュージカル女優)司会:田中泰(クラシックソムリエ)料金:一般:3,100円、学生:2,100円(税込)座席指定券は東劇窓口・東劇ホームページにて7/1(月)より発売!トーク付き上映も通常上映と同じ価格でお楽しみ頂けます。お得な特別鑑賞券4枚セットもご利用頂けます。※ご購入当日はご利用頂けません。事前にお買い求めください。濱田めぐみプロフィール福岡県出身。1995年劇団四季に入団、『美女と野獣』のヒロイン・ベル役に大抜擢される。『ライオンキング』『アイーダ』『ウィキッド』と初演三作品でヒロインを演じるなど、看板女優として活躍。10年に退団。第40回菊田一夫演劇賞、第66回芸術選奨演劇部門文部科学大臣賞、第24回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。主な出演作/舞台:『レ・ミゼラブル』(ローレンス・コナー/ジェームズ・パウエル演出)、『ラブ・ネバー・ダイ』(サイモン・フィリップス演出)『メタルマクベスdisc1』(いのうえひでのり演出)、『メリー・ポピンズ』(リチャード・エア/マシュー・ボーン演出)他。映画:『美女と野獣』プレミアム吹き替え版。2020年3月に『サンセット大通り』に出演予定。
2019年07月02日オペラ(OPERA)の人気リップ「リップティント N」と「シアーリップカラー RN」が2019年5月24日(金)にリニューアル。リップティント N「リップティント N」は、唇の水分に反応して血色感を引き出すリップティント。唇そのものが色付いたかのような鮮やかな発色を、長時間楽しむことが出来る。リップクリームのような軽やかな着け心地も嬉しいポイントだ。新2色が追加カラーバリエーションは、レッド、ピンク、オレンジなど、従来の定番6色はそのままに、可憐なペールピンク「07 ベイビーピンク」と、ほんのり赤みをいれた、センシュアルなバーガンディ「08 バーガンディ」が追加。この新2色は、2018年に限定色として登場するも即完売した幻のカラーで、今回ファンの要望に応えて定番色として仲間入りする。※「07 ベイビーピンク」:「サクラペタル」の復刻カラー※「08 バーガンディ」:「バーガンディキス」の復刻カラー“プリズム”を纏った限定2色もさらに、リニューアルを記念した第1弾限定色も登場。ほのかな白を感じさせる柔らかなヌードカラーに、透けるプリズムをかけ合わせた新感覚の色付きが特徴だ。「101 ルーセントピンク」は、羽衣のような薄桃色にプリズムの光をのせた大人ピンク。「102 シマリングベージュ」は、プリズムが七色の魅力を映し出す、柔らかでクールなシマーベージュとなっている。シアーリップカラー RN一方、しっかりとした発色と、ツヤめく立体的な口元を同時に叶える「シアーリップカラー RN」は、全10色のうち「01 ピュアレッド」以外の9色を刷新。また容量も1.5倍にアップして登場する。<新色>02 レッドベージュ…ナチュラルな赤み、シックなレディカラー。03 ピーチピンク…桃のようにやわらか、愛されピンク。04 チェリーピンク…ブルーニュアンスがキュンとさせるピンク。05 シマリングピンク…大粒のピンクラメ。06 ママレード…果実を煮詰めたようなメロウなオレンジ。07 コーラルレッド…コーラルのニュアンスを差したフレッシュレッド。08 ベージュピンク…繊細ラメの光る、イイ女のためのベージュ。09 モーヴレッド…青みを差したミステリアスなレッド。10 バーガンディ…ピュアな甘さと色っぽさの同居するカラー。限定イベント開催なお、リニューアル及び限定色の発売を記念した限定イベントが、5月24日(金)に東京・表参道にて開催。全てのカラーラインを試せるコーナーや、イベント限定のスペシャルギフトなどを用意している。(抽選140名限定)【詳細】オペラのリニューアル発売日:2019年5月24日(金)価格:・オペラ リップティント N 全8色 各1,500円+税・オペラ シアーリップカラー RN 全10色 各1,200円+税■限定イベント(抽選140名限定)会場:東京メトロ「表参道」駅徒歩3分開催日:2019年5月24日(金)第1回...12:00~13:00第2回...14:00~15:00第3回...16:00~17:00第4回...18:00~19:00応募方法:応募期間:4月22日(月)12:00~4月24日(水)23:59※時間希望は応募フォームで受付。※会場の詳細は当選メールで連絡。※交通費は各自負担。※当選したイベント参加権利を第三者への譲渡・転売する事は禁止。イベントには当選者本人のみ入場が可能となり、受付にて招待状と身分証明書の提示必要。【問い合わせ先】イミュ株式会社TEL:0120-371367(フリーダイヤル)
2019年04月25日6月に上演されるNISSAY OPERA 2019『ヘンゼルとグレーテル』を前に、その関連企画として東京・日生劇場1階ピロティにて、オペラ・オードブル・コンサートvol.8「メルヒェンオペラの世界へようこそ」が開かれた。【チケット情報はこちら】NISSAY OPERAシリーズはニッセイ文化振興財団が「オペラをより多くの方に楽しんでもらいたい!」と、一流の舞台を手頃なチケット料金で上演する企画。今回のコンサートは無料(事前申し込み制)で開かれており、『ヘンゼルとグレーテル』の演出・振付を手掛ける広崎うらん、出演歌手の鵜木絵里、伊藤達人、出演ダンサーの花島令、人徳真央、ピアノ奏者の星和代、そして公演チラシを手掛けた画家・寺門孝之が参加。子供から大人まで客席に座るリラックスした空気のなか、星のピアノ演奏のもと、鵜木や伊藤による歌唱や、花島と人徳によるダンスが披露され、そのパフォーマンスを受けて寺門がライブペインティングを行った。さらに広崎が本公演の見どころや演出のポイント、楽曲の聴き方などを解説するスペシャルな時間が繰り広げられた。鵜木は6月の本公演について、寺門による温かで幻想的なチラシのイラストに触れ、「実際の舞台もこの色彩でこの雰囲気です。(2013年の初演で)初めて衣裳もつけて舞台でお稽古したときは、あまりの美しさに涙が出そうで、歌うのを忘れそうになるくらいでした。みんなが楽しめる、ファンタジー溢れる素敵な『ヘンゼルとグレーテル』だと心から思います」と話した。小・中学生チケットも用意されており、広崎は「子供は本当に面白くないと“面白くない”という反応が返ってきます。その子供の心にどれだけ響くか、大人が観ても楽しめるか、アートとしてこのオペラをお届けできるかというところからこの企画は始まりました。私はこういう活動こそが子供たちの今後になにかを残すのではないかと思っているので、このサポートが続いていけばいいなと思います。“子供たちに夢を見せる瞬間”を届ける機会に携わることができることに感謝します」と語った。ニッセイ文化振興財団は中・高校生に向けオペラやバレエへの無料招待公演も展開しており、昨年度のオペラ公演では約1万7千人を招待した。今後も同じ関連企画として4月13日(土)に西洋音楽史の岡田暁生と指揮者の角田鋼亮による音楽レクチャー「オペラとメルヒェン」、4月29日(月・祝)に小澤昔ばなし研究所所長・小澤俊夫によるドラマトゥルクレクチャー「グリム童話 - メルヒェンの深層 -」も開催予定。どちらも無料(事前申し込み制)なので、本公演への準備はもちろん、オペラへの最初の一歩としてもぜひ参加してみて。NISSAY OPERA 2019『ヘンゼルとグレーテル』は6月15日(土)・16日(日)に日生劇場にて上演。チケットは現在発売中。取材・文:中川實穗
2019年02月21日アディクション(ADDICTION)の2019年夏コスメコレクション「カルメン ローズ(CARMEN ROSE)」が、2019年4月5日(金)より発売される。オペラ「カルメン」から生まれた“ローズ”色コスメアディクション2019年夏は、オペラ「椿姫」に着想した19年春コレクションにつづき、オペラ「カルメン(CARMEN)」からインスピレーションを得た。野生的なラテンの女性をイメージし、ヘルシーでセクシーな女性像を作り上げる。目玉となるのは、これまでにないほどのバリエーションで展開される「ローズ」カラー。「ザ アイシャドウ」「ザ ネイルポリッシュ」それぞれからニュアンス違いで様々な「ローズ」カラーが登場する。また、「ザ アイシャドウ」「ザ ネイルポリッシュ」の展開カラーは連動しているので、目元・指先を同じトーンで揃えて楽しむのもOKだ。「ザ アイシャドウ」「ザ アイシャドウ」には、挿入曲「ハバネラ」をイメージしたダークレッドやプリマドンナがまとうブライトピンクなど、オペラ「カルメン」にまつわるカラーを用意。ローズカラーは、ピンクパール入りのヴィンテージローズなど、ニュアンスカラーになって登場する。また、ウォームトーンと相性のよい、バーントブラウン、スモーキーパープル、モザイクベージュもラインナップ。パール入りのきらめく質感で、目元にツヤを与えてくれる。「ザ ネイルポリッシュ」「ザ ネイルポリッシュ」からも、オペラ「カルメン」にインスパイアされたダークレッド、ブライトピンクが限定色として発売される。注目色のローズは、ディープなカルメンローズ、枯れた花びらをイメージしたヴィンテージローズとニュアンス違いで登場。どちらもビビットな発色が楽しめるクリアタイプなので、指先を鮮やかなカラーで染め上げてくれる。「ザ ブラッシュ」また、オペラ「カルメン」の主人公をイメージし、褐色肌に仕上げる「ザ ブラッシュ」の限定色も展開される。シルバーパールを含んだ「ロマンティックブロンズ」、赤みのある「ダスティローズ」、どちらも灼けた素肌の美しさを際立たせるヘルシーな色合いだ。リップメイクリップメイクからは、ぷるんとした口元に仕上げる「リップグロス ピュア」、繊細な発色を楽しめる「リップスティック ピュア」、シアーに色付く「リップスティック シアー」それぞれからローズカラーが登場。「リップグロス ピュア」は、ローズのグラデーションカラーになっていて、パール入りのシルバーローズ、情熱的なバーニングピンク、ちらちらとラメが輝くメタリックゴールドの3色がラインナップする。【詳細】アディクション2019年夏コスメコレクション「カルメン ローズ」発売日:2019年4月5日(金)・アディクションザ アイシャドウ 限定12色 各2,000円+税・アディクションザ ネイルポリッシュ 新1色/限定11色 各1,800円+税・アディクションザ ブラッシュ 限定2色 各2,800円+税・アディクションリップグロス ピュア 限定3色 各2,500円+税・アディクションリップスティック ピュア 新1色/限定1色 各2,800円+税・アディクションリップスティック シアー 限定1色 2,800円+税【問い合わせ先】ADDICTION BEAUTYTEL:0120-586-683
2019年02月11日モーツァルトのオペラを、ヨーロッパの管楽アンサンブルの演奏に乗せて狂言師たちが演じる狂言風オペラシリーズ。2002年に始まり国内42公演、ドイツ7公演を重ねてきたこのシリーズに、昨年新たに能と文楽が加わり、まったく新しいステージとして誕生したのが『狂言風オペラ“フィガロの結婚”モーツァルト・管楽八重奏版』だ。笑いに加え、日本の伝統芸能とクラシック音楽のエッセンスを融合したこの舞台の再演がこのほど決定。製作発表記者会見が1月11日、大阪市内の大槻能楽堂で行われた。狂言風オペラ「フィガロの結婚」チケット情報昨年に引き続き芸術総監督は観世流能楽師、人間国宝の大槻文蔵が務め、8月に惜しくも亡くなった笛方藤田流の藤田六郎兵衛による脚本・演出を踏襲する。スイスより来日するクラングアート・アンサンブルが序曲や間奏曲などを演奏。伯爵を桐竹勘十郎(人形)、豊竹呂太夫(語り)、鶴澤友之助(三味線)、伯爵夫人を観世流シテ方、赤松禎友(能)、そしてフィガロ、スザンナほかを野村又三郎、茂山茂らの狂言方が演じる。「能の謡(うたい)と文楽の義太夫は、トーンも発声の仕方も違う。大いなるミスマッチと思っていましたが、舞台稽古の二日目に、これはいけると確信を持った。それぞれの役割分担がぴったりと合いました」と豊竹呂太夫。南北朝・室町時代に生まれた能と、泰平の江戸時代に生まれた文楽とでは、求められる“音”が異なる。この奇跡的な融合を実現した昨年の舞台を振り返り、大槻文蔵は次のように語った。「西洋のアンサンブルが、われわれの仲を取り持ってくれたような感じがします。そしてややもすれば水と油になりそうな西洋の楽器と日本の楽器も、こんなにうまく融合するのかというほどうまくいきました。もうひとつの成功のもとは、能面と人形が加わったこと。無機的な能面と人形の作り出す世界に沿って『フィガロの結婚』という物語の有機的な部分が生まれ“いかに真面目にやりながら面白いところが出てくるか”という味わいが、われわれの思った以上に出せたのではないかと思っています。六郎兵衛先生が遺したお仕事をさらに深める形で、面白い舞台を創りたいと思います」公演は、3月16日(土)愛知・豊田市コンサートホール、17日(日)山形・河北町総合交流センターサハトべに花、18日(月)青森・八戸市中央公会堂、20日(水)大阪・大槻能楽堂、21日(木・祝)滋賀・びわ湖ホール中ホール、24日(日)兵庫・あましんアルカイックホール・オクトにて。チケットは発売中。取材・文:金子真由
2019年01月23日「スターリーレッド」発売11月30日、「オペラ シアーリップカラーN」の限定カラー「スターリーレッド」が化粧品ブランド「オペラ」シリーズを展開するイミュ株式会社より発売される。クリスマスの時期にピッタリのカラー「オペラ シアーリップカラーN スターリーレッド」は、透明感あふれるレッドと星のように輝く輝度の高いラメが閉じ込められていることが特徴で、これからのクリスマスの時期にピッタリのリップだ。輝度の高い星のようなラメを閉じ込めた、センシュアルで透明感あふれるレッド。リラックスしたムードと存在感を兼ねそなえ、光のリフレクションで視線を引き付ける、特別な赤リップ。(プレスリリースより)価格は1200円(税別)。販売チャネルは全国のバラエティショップやイミュ公式オンラインストアとなっている。特別な赤の「オペラ シアーリップカラーN スターリーレッド」で口元を飾ってはいかがだろうか。なお、化粧品ブランド「オペラ」公式ホームページには「オペラ シアーリップカラーN スターリーレッド」のスペシャルサイトが開設されている。そちらも是非ご参考に。(画像は「オペラ」公式ホームページより)【参考】※「オペラ」公式ホームページ※「スターリーレッド」紹介ページ
2018年11月26日オペラ(OPERA)は、“スティック状のグロス”で親しまれる「オペラ シアーリップカラー N」のクリスマス限定カラーを2018年11月30日(金)より限定発売する。「オペラ シアーリップカラー N」は、洗練されたルージュの色味と、グロスでつくる女性らしいふっくらとした立体感を両立させた"新感覚のリップカラー”だ。繊細な発色と水のヴェールをかけたようなツヤのある口元がゲットできると、発売以来人気を集めている。2018年冬、クリスマスに向けて登場するのは、透明感あふれるレッドカラー。青みレッドに、星のようなラメを閉じ込めて華やかに仕上げた。ドキッとさせるようなピュアさと凛とした女らしさ、ナチュラルな血色感を叶えてくれる。クリスマスデートの前にぜひ一本、手に取ってみては。【詳細】オペラ シアーリップカラー N 限定1色 1,200円+税発売日:2018年11月30日(金)限定発売取り扱い店舗:全国のバラエティショップ、イミュ公式オンラインストア【問い合わせ先】イミュカスタマーセンターTEL:0120-371367
2018年11月25日東京二期会が、モーツァルトのオペラ『後宮からの逃走』を11月22日(木)より東京・日生劇場で上演する。本作品は、日生劇場の開場55周年を記念したNISSAY OPERA 2018モーツァルト・シリーズの掉尾を飾る公演となる。演出はメトロポリタン歌劇場をはじめ、世界各国のオペラハウスで数々の名舞台を生み出してきた、ベルギー出身のギー・ヨーステン。今回の舞台は新制作であり、初日公演は日本から発信する「ワールド・プレミア」という位置づけだ。【チケット情報はこちら】11月2日、ギー・ヨーステン来日記者会見が、本公演を後援するベルギー大使館にて行われた。ヨーステンは、「他のモーツァルト作品と違って、ストーリーラインがとてもシンプル。しかし、シンプルだからつまらない、ということではない。『コジ・ファン・トゥッテ』や『フィガロの結婚』のように、“愛”がテーマ。離ればなれになった若い男女がお互いを探すラブ・ストーリーであり、そして自分探しの物語でもある。若者が大人になっていく過程にある、ミステリアスさや荒々しさなど、いろいろな要素が入っている」と本作品の魅力を語った。また、「オペラの初心者には、『魔笛』などがよいといわれているが、『後宮からの逃走』の方が最適。期待して観に来てほしい」と、これからオペラ・デビューをする人へもメッセージを送った。記者会見には、太守セリム役でオペラ・デビューを果たす大和田伸也、そしてコンスタンツェ役の安田麻佑子、ブロンデ役の冨平安希子も登壇した。大和田伸也は「まさかこの歳でオペラに参加できるとは夢にも思っていなかった。演出のヨーステン氏には“ダンディ”とは何かを教えてもらっている。日生劇場は、劇団四季時代に勉強し、育った場所であり、45年ぶりに我が家に帰ってきたようで、舞台に立つのが楽しみ」と意気込みを語った。安田麻佑子は「大和田さんの演技を見て、コンスタンツェはセリムのこうした人間的魅力に惹かれたのではないかとストンと腑に落ち、演じるにあたってのヒントをもらえた」と語り、冨平安希子は「ヨーステン氏はドイツ語を母国語のように扱え、細やかなニュアンスや演技を根気よく指導してくれるおかげで、それぞれのキャラクターが際立ち、どんどん面白くなってきている」と、それぞれ充実した稽古場の空気を語った。『後宮からの逃走』は11月22日(木)から25日(日)まで、全4公演。演出、キャスト共に、他にはない珠玉のプロダクションをお見逃しなく。
2018年11月14日コスメブランド「オペラ(OPERA)」の人気リップ「オペラ シアーリップカラー N」より、クリスマス限定カラーが登場。2018年11月30日(金)より発売される。「オペラ シアーリップカラー N」は、ルージュとグロスをミックスさせ、さらに美容液でより透明感のある質感を叶えた“スティック状のグロス”。とろけるように馴染むテクスチャーで、繊細な発色と水のヴェールをかけたようなツヤ感が特徴。また保湿成分もたっぷりと配合しているので、ぷるんと弾ける魅惑的な口元を叶えてくれる。今回限定色として展開されるのは、透明感溢れるセンシュアルな青みレッドに、煌めく星のようなラメを閉じ込めた「スターリーレッド」。光のリフレクションによって表情を変えるカラーは、女性の魅力をより引き出し、視線を惹きつける色っぽい口元を演出してくれる。ウォータリーな艶感と、自然な血色感を叶えてくれる特別な赤リップで、クリスマスシーズンにぴったりな華やかなメイクを楽しんでみて。【詳細】オペラ「シアーリップカラー N」クリスマス限定カラー<数量限定・限定色>発売日:2018年11月30日(金)取扱店:全国のバラエティショップ、 イミュ公式オンラインストア価格:1,296円(税込)【問い合わせ先】イミュカスタマーセンターTEL:0120-371367
2018年10月06日コスメブランド「オペラ(OPERA)」が、「オペラ シアーリップカラー N」の夏限定カラーを2018年7月20日(金)より発売する。「オペラ シアーリップカラー N」は、ルージュとグロスをミックスさせ、さらに美容液でより透明感のある質感を叶えた“スティック状のグロス”。繊細な発色と水のヴェールをかけたようなツヤ感が特徴的だ。今回は、夏の日差しを受けて、ゴールドのような華やかな輝きを放つ”イエローラメ”を配合したカラーが登場する。カラーは2種類を用意した。ハニーピンクは、まるで唇が自然に色づいたような温度感のあるピンクに、イエローラメを組み合わせることで、甘くロマンチックな印象を与えてくれる。もう1色は、ベージュみがかったピンクが、センシュアルなオーラを放つサマーベージュだ。クールなベージュに、イエローラメがきらめき、思わず視線を向けてしまいそうな熱っぽさを醸し出している。【詳細】オペラ「オペラ シアーリップカラー N」夏限定カラー発売日:2018年7月20日(金)取扱店:全国のバラエティショップ、 イミュ公式オンラインストア価格:限定2色 各1,296円(税込)【問い合わせ先】イミュカスタマーセンターTEL:0120-371367
2018年07月16日