『大奥』『きのう何食べた?』など近年は長編作品が続いていた、よしながふみさん。『環と周』は1巻完結の連作オムニバスだが、構想自体は16~17年ほど前からあったのだそう。時代も関係性も異なる環と周のかけがえのない巡り会い。「最初の現代の話と最後の江戸時代の話は、大まかに考えていました」しかし先述の2作の連載が予定以上に長引いて、このタイミングに。「当初は恋愛関係の男女を描くイメージでしたが、環(たまき)と周(あまね)の性別が時代によって入れ替わったりして、より幅広い関係性になったのは、今だからこその変化といえますね」現代編では、中学生の娘と同級生の女の子のキス現場を目撃する妻と、それを報告される夫の反応が描かれる。誰にも打ち明けていないものの、夫の初恋相手も実は同性で……。明治時代編では女学校で出会い、結婚後も文通を続ける2人の女性が。’70年代編は余命わずかの中年女性と、同じアパートに住む少年の交流が。戦後編では、帰還したかつての上官と部下が闇市で助け合って生きる姿が。江戸時代編では、仇討ちのために再会する幼馴染みの男女が登場。「それぞれの時代の人にとっての普通の感覚を意識しました。たとえば明治時代の女性は、親の決めた相手との結婚に疑問すら持たなかったかもしれませんが、女学校という今までなかった世界でお友達を作ることが可能になるわけです。不自由さだけに目を向けず、できることが増えていたのだと想像して描きました」環と周、同名の人物が出てくることと、“好き”を描いていることだけが共通項に思える各話が、どうつながるのか。大恋愛のようにドラマティックでなくとも、どんな人生もかけがえのない出会いに溢れていると思わせてくれる読後感が心地よい。「あのときあの人に出会わなかったら、今の自分はなかったと思えるような出会いって、たくさんあると思うのです。たとえ悲しい別れ方だとしても、どの話もこの人に会えてよかったという喜びを前面に出そうと思いました。冒頭の現代の夫婦が一番平凡なんですけど、彼らは平凡だからいいのかなという気がします。そう考えると自分の隣にいる職場の人や同級生なども、実はすごくご縁のある人かもしれないですよね」久しぶりに短編を描いたことについては「楽しかった」と振り返る。「5つの短編で見えている景色がすべて違うので、描き手としてもいい経験ができてありがたかったです」よしながさんの短編を、読み手としても久々に堪能できる喜びを!よしながふみ『環と周』家族、恋人、友人などさまざまな関係性で綴られる、“好き”のかたち。どんな時代にもあったはずの、かけがえのない出会いと喜びに光を当てた連作オムニバス。集英社748円©よしながふみ/集英社よしながふみマンガ家。1994年デビュー。昨年後半は『大奥』『きのう何食べた?』のドラマも放送。2024年より芸能界を舞台とした新連載を『ココハナ』で開始予定。※『anan』2024年1月17日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2024年01月17日松任谷由実の名曲からインスピレーションを得て描かれた3人の小説家が生み出した3つの物語を原作とした、オムニバスドラマ「ユーミンストーリーズ」の制作が開始された。岨手由貴子、奥山大史ら気鋭のクリエイターらが参加している。第1週「青春のリグレット」(原作:綿矢りさ)は、脚本を『あのこは貴族』などの岨手由貴子が担当。演出は『ハローグッバイ』『望郷』の菊地健雄が務める。<あらすじ>結婚して4年で夫に浮気され、夫婦関係が破綻しかけている菓子(夏帆)。まだやり直せる。そう考えた菓子は夫を旅行に誘うが、その旅先で、昔ある人に言われた言葉が実は重要な意味を持っていたことに気づく。青春時代の記憶が後悔となって呼び起こされる、ほろ苦い恋の物語。夏帆コメントユーミンさん(と呼ばせてください)、菊地監督、岨手さん、綿矢さん、、と好きがこんなにも詰まった作品に参加させていただけるなんて、、胸が高鳴ります。人生のたった一場面かもしれないけど、忘れることのできないその一瞬を、丁寧に演じてゆけたらと思っています。よろしくお願いします。第2週「冬の終り」(原作:柚木麻子)では、脚本を映画とドラマ、2つのフィールドで活躍するねじめ彩木、演出を『ブルーアワーにぶっ飛ばす』の箱田優子が務める。<あらすじ>スーパーでパートとして働く藤田朋己(麻生久美子)は、新しく入ったパートの仙川真帆と全く会話が続かず気まずい思いを募らせる。しかし有線である曲が流れた時、初めて変化が訪れた。もう一度、少しだけ日常に変化を。一人の思いをくみ取ったパート仲間によって、ちょっとした大ごとに発展してしまう友情の物語。麻生久美子コメント最初にお話をいただいたときに、監督が箱田優子さんということに魅力を感じました。箱田さんとは以前CMの撮影でご一緒させていただいていたのですが、演出がとにかく面白くて、いつかまたお仕事したいとずっと思っていました。今回、念願叶ってやっとご一緒できると思うと本当に嬉しくて、今から撮影が待ち遠しいです。フードコートのパート仲間たちで繰り広げられる人間模様を、ユーミンさんの「冬の終り」の楽曲のお力をお借りしながら、面白い作品にできればと思っています。第3週「春よ、来い」(原作:川上弘美)は、脚本は、今泉力哉監督と共同脚本を担当した『愛がなんだ』などの澤井香織、演出を『僕はイエス様が嫌い』で国内外で高く評価された奥山大史が務める。<あらすじ>一族が持つ“あれ”の力を授かったカナコ(宮崎あおい)。誰のために使ったら良いのか。亡くなった母は誰のために使ったのか。疑問の答えを求めてたどり着いた先に、同じ“あれ”の力を授かった雄大、生きることをつらく感じる中学生の多英が見えない糸で導かれ…。誰かを思う気持ちが春を連れてくるあたたかな物語。宮崎あおいコメント「春よ、来い」は交わることのない3人が、何かに導かれるように同じ場所、同じ時を過ごします。松任谷由実さんの名曲から川上さんが生み出した物語を、スタッフ、キャストの皆さんと共に丁寧に紡いでいけたらと思っています。2024年の春に素敵な作品をお届けできるよう頑張りますので、ぜひ楽しみにしていて下さい。「ユーミンストーリーズ」は2024年3月、NHK総合にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年10月05日株式会社オムニバス・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役:丸井庸男、以下 オムニバス・ジャパン)は2022年に掲げたコンセプト「CREATORS HUB」のもと、社内外のクリエイターがつながる情報発信の場の創出を目指して、ポッドキャスト番組「CG奇譚~転生したクリエイターの物語」を制作、9月28日(木)より公式ポッドキャストにて配信開始いたしました。CG奇譚~転生したクリエイターの物語「CG奇譚~転生したクリエイターの物語」は、クリエイターに光を当てる新たな試みとして、第一線で活躍するオムニバス・ジャパンのCGクリエイターが、彼らだからこそ話せるCG最前線のエピソードや技術を語らうオリジナル新番組です。「魔王に封印されたCGの知識を、トークを繰り広げることによって封印を解き、人々に広めていく」という世界観のなかで、CGクリエイター3名が、時にはゲストを招いて、CG業界を牽引してきたオムニバス・ジャパンならではの情報を遊び心たっぷりに発信しています。今後、クリエイター同士の交流の場としても活性化し、当社が掲げるコンセプトでもある、「CREATORS HUB」の一端を担うことをめざします。この番組は企画から配信までのすべてをオムニバス・ジャパンの社員が手がける企業ポッドキャストであると同時に、2020年に発足した東北新社グループの部署横断音声配信プロジェクト、「846.0 BRAIN DRAIN」の一環としての取り組みでもあります。◆「CG奇譚~転生したクリエイターの物語」※週2回配信予定9月28日(木)「episode1:来たれ、転生の勇士たち」内容:世界観を提示しながら、出演者が自己紹介を行う10月2日(月)「episode2:こうして俺たちは転生を決意した」内容:CGクリエイターとして映像業界に入ることになったきっかけを語る10月5日(木)「episode3:薫陶・影響・印象(inspiration)」内容:これまでに影響を受けた作品について語る10月10日(火)「episode4:転生して…、よかったで~す★」内容:CGクリエイターになって良かったと感じていることを語る【出演者プロフィール】・近藤晋也CGクリエイター歴7年。Maya使いのCGディレクター/背景アーティスト主な実績:「浅草キッド」(2021)、「キングダム2 遥かなる大地へ」(2022)、「City Lives」(2023)・稲村忠憲CGクリエイター歴16年。3ds Max使いのCGディレクター/アニメーター主な実績:「アウトレイジ ビヨンド」(2012)、「THE NEXT GENERATION パトレイバー」シリーズ(2014)、「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」(2015)、「傷物語 II熱血篇」(2016)、「傷物語 III冷血篇」(2017)、「亜人」(2017)、「空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎」(2017)、「映画刀剣乱舞」(2019)、「xxxHOLiC」(2022)、「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」(2022)、「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」(2022)、「沈黙の艦隊」(2023)・オムネコCGクリエイター歴5年。3ds Max使いのジェネラリスト主な実績:「劇場版 ルパンの娘」(2021)、「xxxHOLiC」(2022)、「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」(2022)、「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」(2022)、「沈黙の艦隊」(2023)◆プロデューサーコメント 広報グループ 吉武華奈子現場で輝く姿を目の当たりにし、ぜひともその生きざまや熱量、ライブ感を通して(コンセプト「CREATORS HUB」に繋がる)「CREATOR」としての魅力を、そして日本のCG史と相通ずるオムニバス・ジャパンの歴史を、最前線で活躍するからこその目線で伝えていただきたい、ということでオファーしました。企画から配信までの全てを当社スタッフが担当しており、その意味でも新たな挑戦となります。異世界転生感あふれる歪なオープニングから、真剣そのものな熱くてピュアなトークに惹き込まれること請け合いです。知られざるCGクリエイターの世界をどうぞお楽しみください。【番組概要】・番組タイトルCG奇譚~転生したクリエイターの物語・配信日時2023年9月28日(木)~・配信プラットフォーム番組公式ポッドキャスト ・出演近藤晋也(MC)、稲村忠憲、オムネコ・MA山本和利、宇津木拓也、古川尚輝、田中和義・台本齊藤安紀・構成・演出・プロデュース吉武華奈子・番組関連リンク(YouTube・X) ●オムニバス・ジャパンについてオムニバス・ジャパンはクリエイティブプロダクションとしてCM、番組、配信系コンテンツ、OOHなど年間4,000本以上の多種多様な映像作品を世に送り出すとともに、既存メディアの枠を超えた技術開発も行っています。 ●846.0 BRAINDRAINについて知識もスキルも興味関心も多岐にわたり、発信力を持つ人も多い東北新社社員の有志を部署を横断して集め、それぞれの能力を活かしてポッドキャスト番組を複数展開中。東北新社で働く人のアタマの中身がのぞける「社員の頭脳流出プロジェクト」です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月28日人気K-POPアイドルが多数出演した韓国のオムニバスホラー映画『ソウル怪談』が、12月5日(月)0時よりABEMAにて日本初・国内独占配信。12月10日(土)21時50分から無料放送する。本作は、復讐、欲望、呪いに関する、死より恐ろしい10本のエピソードをオムニバス形式で描いた映画。「トンネル」「赤い服」「歯虫」「ひとりかくれんぼ」「壁間騒音」「中古家具」「婚姻」「顔泥棒」「マネキン」「脱出ゲーム」という10本の現実的なテーマと融合させることにより、“次は自分に起こるかもしれない”と感じるストーリーがより恐怖を募らせる本格派ホラーとなっている。本作で恐怖に慄く登場人物を演じるのは、キム・ドユン、イ・ヨルム、イ・ホウォン、イ・スミン、チョン・ウォンチャン、イ・ヨンジン、ソ・ジス、オ・リュンら8名の演技派俳優に加え、「BTOB」のイ・ミンヒョク、「MONSTA X」のショヌ、「Golden Child」のボン・ジェヒョン、「OH MY GIRL」のアリン、「WJSN(宇宙少女)」のEXYとソラ、「THE BOYZ」のチュ・ハンニョン、歌手のAleXaといった韓国のミュージックシーンを彩る豪華K-POPアイドルら8名。「MONSTA X」のショヌ、「Golden Child」のボン・ジェヒョン、「OH MY GIRL」のアリン、「WJSN(宇宙少女)」のEXYとソラ、「THE BOYZ」のチュ・ハンニョン、そしてAleXaは本作でスクリーンデビューを果たしている。また、本作の演出を担当するのは、「BTS」をはじめとした約1,500作品以上のミュージックビデオを手がける韓国を代表するミュージックビデオ界の巨匠、ホン・ウォンギ監督。本格的なホラーを圧倒的な映像美で描くことで、観る者に背筋も凍るような恐怖を与えていく。『ソウル怪談』は12月5日(月)0時より「ABEMA」にて日本初・国内独占配信。12月10日(土)21時50分~毎週土曜3話ずつ無料放送。(text:cinemacafe.net)
2022年12月04日いまだに終わりが見えないコロナ禍が続くなか、さまざまな変化を強いられたきた人も多いと思いますが、2022年のラスト1か月を迎える前に改めて自分自身を振り返りたいところ。そこでオススメする映画は、コロナ禍を生きる女性たちの孤独と希望を4本の短編映画にして描いた注目のオムニバス作品です。『ワタシの中の彼女』【映画、ときどき私】 vol. 534コロナ禍で20年振りにオンライン飲み会で連絡を取り合ったのは、大学時代に同じ演劇サークルに所属していた40代の男女3人。そこには不在の女優サヨコが、彼らの人生に影を落としていた。いっぽう、フードデリバリーのバイトをしている写真家のカズヤが出会ったのは、リモートワーク中の30代後半の会社員メイ。注文した食事を代わりに食べてほしいと泣きながら頼まれ、カズヤは仕方なく玄関先で食べていた。20代後半の風俗嬢サチがふとしたきっかけで話すようになったのは、帰り道のバス停に毎晩いる60代のホームレスの女性カヨコ。かつて同じ夢を持っていた2人は意気投合し、一時の救いを見い出すも、無残に打ち砕かれてしまう。そして、40代前半の盲目の女性トモコのもとに現れたのは、弟の同僚だという青年タケオ。お金をだまし取ろうとしていたタケオだったが、トモコから思いがけない“贈り物”をもらうのだった……。世代や環境の異なる4人の女性たちを中心に描き、すべての主人公を女優の菜葉菜さんが1人で演じている本作。そこで、それぞれの見どころについて、こちらの方にお話をうかがってきました。中村真夕監督『ナオトひとりっきり』や『愛国者に気をつけろ!鈴木邦男』などのドキュメンタリー作品を数多く手掛けるだけでなく、今年3月に公開された心理サスペンス映画『親密な他人』では国内外で高い評価を得ている中村監督。今回は、各エピソードの舞台裏やコロナ禍で感じたこと、そして女性たちに伝えたいメッセージについて語っていただきました。―まずは、本作を制作したきっかけからお聞かせください。監督もともと私がドキュメンタリーを撮っていたこともあり、パンデミックが起きたときから「世界中の人に影響を与え、みんなの生活様式も考え方も価値観も変えてしまったコロナ禍を描きたい」という思いがありました。そんななか、動き出したのは2020年に発令された最初の緊急事態宣言が明けた頃。仕事がなくなってみんなモヤモヤしていた時期ですが、いまなら優秀な人たちも時間があるので逆にこれはチャンスかもしれないと気がつき、菜葉菜さんと占部房子と草野康太さんに声をかけたのが始まりです。その後、私のシナリオを基に打ち合わせをし、みんなでいろんなアイディアを出し合いながら、男女が別々の公園でオンライン飲み会をするという設定にしました。撮り方には工夫を凝らしていますし、公園での撮影許可も限られていたので大変でしたが、撮影時間5~6時間という私自身の最短記録で作り上げています。―では、『4人のあいだで』を第一話とした短編映画四編のオムニバス作品としたのはなぜですか?監督当初は1本の短編として完成したものでしたが、大阪やニューヨークなどをはじめさまざまな映画祭で賞をいただいたので、このままではもったいないと思い、コロナ禍を生きるいろんな女性を連作で描いてみたいと考えるようになりました。しかも、ひとつの映画のなかで一人の女優さんがまったく違う役をしているというのもあまりないので、いい意味で年齢不詳の菜葉菜さんがすべてを演じてみたらもっとおもしろくなるだろうなと。そういったことから、挑戦してみようとなったのがきっかけです。自分にも起こる可能性がある出来事だと感じた―第二話『ワタシを見ている誰か』では、フードデリバリーのバイトをしている男性と注文した女性との出会いを描いています。監督この話はコロナ禍でデリバリーが普及するなかで、自宅を知られた女性がストーカーにあったとかいろんな事件が起きていると聞き、そこから生まれたものです。ただ、後半はリアリティからは少し飛躍する展開もあるので、一番苦労したストーリーだったかもしれません。でも、デリバリーの男性を演じてくれた好井まさおさんは絶妙な気持ち悪さとかわいらしさを出せるおもしろい人ですし、すごくお芝居もうまいので助けられました。―そして、第三話『ゴーストさん』もコロナ禍で職を失ってホームレスになった60代の女性が殺された実際の事件を基に描いたものです。監督にも大きな衝撃を与えた出来事のひとつだったとか。監督フリーランスという不安定な立場である私からすると、彼女とは似たような境遇というか、自分にも起こる可能性があると思ったので、とてもショッキングでした。その後、この女性を取り上げたドキュメンタリーがテレビでも放送されましたが、そこで行われた調査によると、コロナ禍で仕事がなくなった多くの若い女性たちが彼女に共感し、「彼女は私だ」と感じたといいます。演じてくださった浅田美代子さんも、女性がああいう状況になって一人になったらどうするのかというのを考えていたようなので、思うところがあったのかなと。自ら衣装を持ってきてくださったり、いろんなアイディアを出してくださったりしたので、一緒にキャラクターを作り上げる過程は楽しかったです。実体験を聞くなかで、考えさせられることは多かった―そのホームレスの女性と心を通わせる女性として登場するのが女優を目指していた20代後半の風俗嬢ですが、この女性にもモデルはいたのでしょうか。監督今回、実際に同じような仕事をしている20代前半くらいの方から、いろんな実体験を教えていただきました。声優になりたかったという彼女は、お金のためにいまの仕事をしているそうですが、「私もそういう事件に遭って殺されてしまうかもしれない」というようなことをポロっと口にしていて、考えさせられることは多かったです。コロナ禍で不安を感じていた2人の女性が救いを求め、一晩で心を通わせるという展開はどこかファンタジーみたいで“大人のおとぎ話”だなと思って作りました。―なるほど。そして第四話『だましてください、やさしいことばで』では、盲目の女性が描かれていますが、どのようにして生まれましたか?監督この話は『親密な他人』のときに視聴覚障害の方のための音声ガイドを作ったことがあり、そのときに目の見えない方からインスピレーションを受けて書きました。あとは、私に全盲の友人がいて、その人と話しているといろいろと見透かされているというか、私にも見えていないことが見えているような感覚に陥るので、そういった経験も入れています。今回は、菜葉菜さんと一緒に目が見えない方の体験ができるツアーに参加したり、途中から目が不自由になってしまった方にお話を聞いたり、目の動きを研究したりしながらキャラクターを作っていきました。劇中で菜葉菜さんが相手の顔を触るシーンがありますが、コロナ禍になってから、マスクを取ることも、カラダに触ることもお互いを信頼していないとできない行為。いまはそれくらい人と人の間に壁ができてしまったんだなと思いました。コロナ禍によって、より問題が見えるようになった―では、改めてコロナ禍が女性たちに与えた影響について、どのように感じていますか?監督これは女性に限らず、男性も同じですが、孤独になったからこそ人とのつながりについて考えたり、自分と向き合う時間を持ったりできたのではないかなと。そのいっぽうで、経済的に不安定な人がさらに追い詰められてしまい、弱い人が自分よりも弱い人に当たるという図式が生まれてしまったのは、悲しいことだと感じました。実際、ホームレスの女性を殺した男性も社会から疎外感を感じていた人物だと聞きました。政府だけでなく社会全体に言えることですが、コロナ禍によってもともとあった問題がより見えやすくなってしまったのだと思います。あとは、そもそも人に迷惑をかけてはいけないとか、人に助けを求めて頼るのは恥という日本的な文化がコロナ禍で拍車がかかり、困っていても声をあげられなくなったような気がしています。私は若いうちに海外に渡り、人に助けを求めるのも困った人がいたら助けるのも当たり前という欧米文化のなかで育ったので、もっと救えた人がいたんじゃないかなと考えると、そういう日本社会の慣習を歯がゆく感じることも……。たとえば、インドでは生きるということは人と関係し、お互いに迷惑をかけ合うことだという考えのようなので、ほかの国では日本とけっこう真逆なこともあるんですよね。―監督自身は、コロナ禍で何か変化を受けたことはあったのでしょうか。監督自分で言うのも変ですが、私は逆境に強くて、しんどいときこそ元気が出てがんばろうとなれるタイプ。こういう状況だから逆にいろいろと見つめ直しましたし、ピンチはチャンスだと思っています。実際、創作意欲も高まったので、コロナ禍になってから助成金を利用して作品を作りましたし、つまずいたぶんそこから学ぶことは多かったのではないかなと。これまでも大変なことはたくさんありましたが、いつも考えているのは、「この状況から何を得られるか。そしてどうやっていい方向に受け取るか」ということです。アメリカにあることわざのなかで私が好きなのは、「ひとつのドアが閉じるとき、次のドアが開く」という言葉。私はドアがひとつ閉まったときに、そこにはどういう意味があるのかを考えるようにしています。たとえば、「仕事が無くなってしまったらそれはもっと自分がしたいことに進むチャンスかもしれない」とか、「大きな失恋をしたらその人は自分に合っていない人だったのかもしれない」とか。そんなふうに、逆境であっても発想の転換でいくらでもいいほうに変えることができると思っています。苦労してでも、自分の好きなことをしてほしい―確かにそうですね。それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。監督本作には、20代後半から60代の女性が出ていますが、まずはいろんな状況に置かれている女性たちがコロナ禍でどう生きているのかを見ていただきたいです。みなさんも孤独や人とのつながりを考えるようになったと思うので、そのあたりも感じていただけたらと。あと、日本では年上の方や周りの方で「これはしないほうがいいよ」とか「あなたには向いてないよ」とか、マイナスなアドバイスをしてくる人が多いような気がしています。もちろん、その人のためを思って言っていることかもしれません。でも、私は転ばぬ先の杖よりも、自分で転んでそこから自分で考えてやりたいことしたほうが、あとから「あれをしておけばよかったな」と後悔することはないのかなと。他人の言うことを聞いて納得できない人生を送っても楽しくはないので、それよりもたとえ苦労してでも自分の好きなことをしてほしいです。それから若い方に伝えたいのは、「とりあえず英語を学んで、運転免許証を取ったほうがいいよ」ということでしょうか。英語ができるだけで得られる情報量は増え、世界は広がりますし、車が運転できればいろんなところにも旅に行けるので、それによってさまざまな価値観にも触れることができるはずです。いま自分がいる場所だけではなく、知らない世界を見ることでもっと豊かになってもらいたいと思っています。自分のなかにもいる“彼女たち”から自分を見つめ直す!コロナ禍によって環境や考え方が一変してしまったなかで、自分自身とどう向き合うべきなのかを改めて考えさせられる本作。さまざまな女性たちの姿に共感するだけでなく、これからを生きるヒントを得られるいまこそ必見の1本です。取材、文・志村昌美胸に響く予告編はこちら!作品情報『ワタシの中の彼女』11月26日(土)よりユーロスペースほか全国順次ロードショー配給:ティー・アーティスト️©T-Artist
2022年11月24日GREENSとShangri-Laがお届けする独創感あふれるオムニバスライブイベント『GS 2 NIGHT』が、12月14日(水)Shangri-Laにて開催される。出演アーティストは、703号室、新山詩織、ナカムラマユの3組。新しい時代を作っていくストーリーに攻めこんでいく!「GS 2 NIGHT」チケット情報チケットは、10月30日(日)23:59までオフィシャル最速先行(抽選)受付中。
2022年10月24日株式会社和奏 AGENCY(東京都中野区)主催、五十嵐啓輔オムニバスコメディ作品集「バブルメイカー~夏の自由研究~」のディレイ配信が決定しました。1カメ定点・内容の違うAB公演各1公演ずつで配信され、配信期間は8月25日(木)19:00~9月10日(土)23:59、期間中何度でもご視聴いただけます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて8月25日(木)19:00より販売開始です。カンフェティにて8月25日(木)19:00から配信チケット販売開始 公式ホームページ Twitter Facebook 五十嵐啓輔オムニバスコメディ作品集『バブルメイカー~夏の自由研究~』DVD発売前にディレイ配信(1カメ定点・AB公演各1公演ずつ)が決定しました。また、劇場で販売したグッズとゲネプロ写真のセットの通信販売は2022年8月26日(金)から和奏AGENCYオフィシャルSHOPで販売開始します。 【公演内容】これまで多くのコントを産み出してきた五十嵐啓輔の人気の高かった物語や新たに書き下ろした珠玉の新作を散りばめたオムニバスコメディ作品に豪華な出演者のみなさんが参加します。コントの組み合わせなどが違う「AとBの2バージョン」でお届けします。公演概要五十嵐啓輔オムニバスコメディ作品集「バブルメイカー~夏の自由研究~」公演期間:2022年7月27日(水)〜8月1日(月) <全11公演>会場:四谷3丁目ドリームシアター(〒160-0011 東京都新宿区若葉1-1-1 若葉大原ビルB1)■脚本・演出五十嵐啓輔■出演者五十嵐啓輔今出舞小栗諒黒木文貴(7/27・29・31のみ出演)坂本真一櫻井尚輝千葉瑞己星守紗凪(7/30〜8/1のみ出演)山﨑悠稀(7/27〜29のみ出演)*50音順(敬称略)■公演スケジュール2022年7月27日(水) 19:00[A] 開演7月28日(木) 15:00[A] / 19:00[B] 開演7月29日(金) 15:00[B] / 19:00[A]★ 開演7月30日(土) 15:00[A] / 19:00[B]★ 開演7月31日(日) 13:00[B] / 17:00[A] 開演8月 1日(月) 12:00[A] / 16:00[B] 開演★ ディレイ配信公演■チケット料金◇レンタル動画◇視聴券:2,500円(税込)[配信期間]※[A][B]公演共通8月25日(木)19:00~9月10日(土)23:59★上記配信期間中、お好きなタイミングでログイン後10日間(240時間)ご視聴いただけます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月25日年齢や職業、ジャンルなどに囚われることなく、「変化」をテーマに自由で新しい映画製作を目指している短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)』。映画監督のみならず、俳優やミュージシャン、漫画家など才能溢れるクリエイターたちが監督を務めていることでも注目を集めています。そこで、現在公開中のSeason3で、作品を手掛けたこちらの方にお話をうかがってきました。渡辺大知さん【映画、ときどき私】 vol. 482映画やドラマで、唯一無二の存在感を放っているミュージシャンで俳優の渡辺さん。今回は、個性豊かな9作品が並ぶなか、すれ違う男女を描いた『Good News,』で監督・脚本・編集を務めています。そこで、本作を通して感じた映画への思いや自身の変化との向き合い方などについて、語っていただきました。―このプロジェクトには、Season1で役者として出演されていましたが、監督としてオファーがあったときは、どのようなお気持ちでしたか?渡辺さん僕はもともと映画が好きだったので、大学でも映画作りを勉強しましたが、映画をもっと多角的に考えたいとずっと思っていました。役者のお仕事も映画を知るための活動のひとつでもあったので、こうして作り手の企画に呼んでいただけたのはうれしかったです。ありがたい企画に参加させていただけて、ワクワクしました。人をだます嘘と演技は何が違うのか考えていた―『Good News,』のストーリーは、どのようにして作り上げていったのでしょうか。渡辺さん以前から、「嘘」をテーマにした作品を作りたいと思っていました。というのも、演技をすることも、好きな人の前で自分をよく見せるのも、嘘のようで嘘じゃない。人をだます嘘と演技とは何が違うんだろうかと考えるようになっていたからです。そんなときにこのお話をいただいたので、詐欺師の男と女優を諦めた女性という2人が小さな嘘をつき合ってみたらおもしろいんじゃないかなと。ただ、その過程でコロナ禍になってしまい、いま撮る意味のあるものにしたいと思うようになりました。給付金詐欺が増えているとか、悲しい話を多く聞いていたなかで知ったのは、警官に成りすました男にだまされた振りをしたおばあちゃんが警察に犯人を捕まえさせたというニュース。設定は変えていますが、この話はそこから膨らませていきました。―劇中に登場するカップルは、藤原季節さんと夏子さんがはまり役で演じていらっしゃいましたが、キャスティングへのこだわりについても教えてください。渡辺さん今回は、僕が仕事をしたいと思っていた大好きな役者さんたちに出ていただけたので、本当にうれしかったです。夏子ちゃんは初めてお会いしましたが、季節くんとはだいぶ前に1度だけ飲んだことがあったので、オファーをOKしてもらってから、同じ店で落ち合うことに。そのときにどういう映画にしたいのか、思いのたけを伝えました。人とモノを作る喜びを改めて感じることができた―藤原さんはどのような反応でしたか?渡辺さん今回は極端に説明ゼリフの少ない脚本にしていたので、季節くんからは最初に「難しいですね」とは言われました。でも、僕としては必要な情報は変にセリフで説明するのではなく、映像で入れることで、そこに流れている空気をイキイキさせたかったというか。セリフもこの2人の関係性を濃くするために使ってほしかったので、あえて観客に伝えようとしなくても大丈夫だということは伝えさせてもらいました。―本作では監督としての現場を経験することで、新たに学んだことも多かったと思いますが、振り返ってみていかがですか?渡辺さん役者の仕事だと、現場が出来上がってからの参加というか、与えてもらった場でどう表現するかみたいなところがありますが、今回は全部イチからの作業。脚本に始まり、ロケハンや美術の打ち合わせなど、スタッフさんとは何度もコミュニケーションを重ねていきました。過去に自主映画を撮ったことはありましたが、今回のようにさまざまな現場を経験されている方からいろいろなアイディアを教えてもらったり、ひとりでロケハンしたり、というのは自分にとってすごく新鮮でした。たくさんの可能性があるなかで何をどうやって選んでいくのか、といったことは勉強になりましたし、人とモノを作る喜びを改めて教えてもらったと感じています。無理に自分を変えずに、波に漂っていたい―この企画では、「変化」がテーマとして掲げられていますが、最近ご自身で変化を感じた瞬間といえば?渡辺さんそもそも時間が流れているということは変化を伴うものであり、変化は生きることでもあるので、そういう意味ではつねに変化しているのかなと。生きることを見つめることが変化を感じ取るうえでは大切だと思っています。映画にも始まりと終わりで変化があるように、どんなものを撮っても変化というものが映り込んでしまうので、そこに自分なりの生き方みたいなものを閉じ込められたらいいなとも考えているところです。―なるほど。ちなみに、今後何か変化させていきたいことはありますか?渡辺さん自分で何かを変えていきたいというよりも、後悔や失敗は日々あるものなので、次はそうならないようにしたいなと思うことはあります。でも、同じことを繰り返しちゃうので、そこを変えなきゃみたいな気持ちにはなりますが、結局あまり変えられなかったりするんですよね(笑)。とはいえ、無理に自分を変えていくよりは、波に漂っていたいなという感じです。大事なのは、つねに希望を絶やさないこと―渡辺さんと言えば、ミュージシャン、俳優、監督といくつもの顔を持っていますが、今後特に力を入れたいと考えているものはありますか?渡辺さん人とモノを作る作業が自分に向いていると気づかせてくれたのは音楽でしたが、いまはバンドが活動休止中なので、イチからみんなで作り上げていく喜びを味わえたのが今回の監督としての活動。そのうえで、やっぱり自分にはこういう感覚が必要なんだなと感じました。以前は音楽と役者業の2つをやっている状態が心地よかったですが、いまはバンドの代わりに新しいバランスの取り方みたいなものを模索していけたらと。環境はつねに変わっていくものですが、1日1日バランスを取りながらやりたいことと向き合い、より良い表現へと向かっていけたらいいなという思いです。―では、ご自分のなかで最近一番の“Good News”を教えてください。渡辺さんうーん、あまりGood Newsはないですね(笑)。でも、やっぱり今回の企画で監督ができたことは、自分にとってすごくいいことだったと感じています。次につながる実感がありましたし、僕は自分が好きな世界の良さを伝えられる役目になりたいとも考えているので、そういった活動を進めるうえでも大きな意味のあることでした。映画はGood Newsがやってくるという話とは違いますが、いいことがないときこそ大事なのは希望を絶やさないこと。たとえ悪いことがあったとしても、いいことを望みながら自分でどう切り開いていけるかを考えることで、良くないことも打ち消せるんだと思います。映画について考えるきっかけとなってほしい―最後に、ananweb読者へメッセージをお願いします。渡辺さん『MIRRORLIAR FILMS』では、誰でも映画が撮れるというコンセプトのもとでやっています。ただ、映画は研究してもしつくせないほど難しいものなので、正直に言うと、誰にでも撮れるとは思っていません。でも、映画を撮ってみたいと思う人なら誰でも挑戦できる時代にはなっているので、今回のような企画に触れることで、「自分にもできるかもしれない」とか、「もっと映画を知りたい」と感じてもらえたらいいなと。みなさんにとって、そういうきっかけとなったら最高だなと思っています。インタビューを終えてみて……。ひと言ひと言をとても丁寧に話される姿からも、映画に対する真摯な思いが伝わってくる渡辺さん。今回、新たな挑戦をしたことで、次への手ごたえを感じているようにも見えました。役者としてはもちろん、監督としても今後がますます楽しみです。境界線を超えて放たれる才能を感じる!9人の監督たちが自分なりの表現と向き合い、オリジナリティを追求して完成させた珠玉のオムニバス映画。豪華キャストたちによる熱演とともに、作品ごとに見られるそれぞれの“変化”も堪能してみては?写真・北尾渉(渡辺大知)取材、文・志村昌美ストーリー同棲しているコータローとミユキの2人。最近様子がおかしいコータローに対し、ミユキは浮気を疑っていた。ところが、コータローはミユキとの将来を考え、先輩に誘われてある詐欺に加担しようとしていたのだった……。引き込まれる予告編はこちら!作品情報『MIRRORLIAR FILMS Season3』大ヒット上映中配給:イオンエンターテイメント/ティ・ジョイ️©2021 MIRRORLIAR FILMS PROJECT写真・北尾渉(渡辺大知)
2022年05月13日楽器を持たないパンクバンド・BiSHが初の主演を務めるオムニバス映画『BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK’N’ROLL』が、6月10日に全国公開されることが決定した。2015年3月に結成されたBiSHは、アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・Dの6名からなるアーティストグループ。世間を驚かせるユニークで時に過激な彼女たちのパフォーマンス、また唯一無二の楽曲群と圧巻のライブで日々ファンを増やし続けているが、昨年12月に2023年をもって解散することが発表されている。本作では数多くの名作を残し続ける映画監督・行定勲や、これまでBiSHの多くの作品を手がけてきた田辺秀伸、大喜多正毅、エリザベス宮地、山田健人、そしてWACK代表でもある渡辺淳之介が自らメガホンを取り、6人のメンバーと6人の監督たちがそれぞれタッグを結成。ドラマ作品からアート作品まで、六人六色で魅せるBiSHの新しい一面を詰め込んだ異色作となっている。また本作の主題歌が昨年8月に発売されたメジャー4枚目のアルバム『GOiNG TO DESTRUCTiON』に収録されている「I have no idea.」に決定。併せて今回の映画でリンリンとタッグを組んだ山田健人がディレクションを担当した、同曲のMusic Videoが公開された。BiSH「I have no idea.」MV<作品情報>『BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK’N’ROLL』6月10日(金) 新宿ピカデリー他全国公開<6作品ラインナップ>#1『リノベーション』主演:アイナ・ジ・エンド監督:田辺秀伸【ストーリー】心に悩みを抱えるダンサーの女性が、不動産屋に連れられた内見先で不思議な出来事を経験していく。踊りと映像で魅せる、一人の女性が自身のルーツを探る物語。■アイナ・ジ・エンド コメントアイナ・ジ・エンド (C)WACK INC.どこまでもモヤモヤしたり、じんわり心が温まったり、歯茎丸出しになるぐらい笑っちゃったり、音楽が可視化されて頭がスカっとしたり。BiSHでお世話になっている監督方が必死に向き合ってくださった愛がぎゅーーーんと詰まっている作品です。私が出ている映画に関しましては、あの男の人が夢にも出てきそうな謎っぷりですので。いざ、ご覚悟。#2『レコンキスタ』主演:ハシヤスメ・アツコ監督:大喜多正毅【ストーリー】鬱屈した日々を送るOLが、ある日社内のエレベーターで奇妙な時空のループにはまる。エレベーターの停止先に見つけたものとは。過去の自分をぶち抜く爽快ムービー。■ハシヤスメ・アツコ コメントハシヤスメ・アツコ (C)WACK INC.ショートムービーという枠の中で監督の思い描く世界観に1人1人が溶け込み、観たことのない姿がそこにはありました。BiSHを愛してくれる監督さんだからこそ、6人全員ここまでさらけ出すことが出来たんだろうな、と思います。何も考えず笑ったり、これはなんだ?と、考えさせられたり…。6人6色、みんな違ってみんな良い!BiSHは音楽以外でも心を動かすことができる、と確信しました。どれも愛おしい作品です、是非!#3『オルガン』主演:アユニ・D監督:エリザベス宮地【ストーリー】「山に行ってくる」と言って、遠くへ去っていった兄の竜一。山小屋に向かったあーこは、竜一が撮った一枚の写真と自分宛の手紙を見つける―。■アユニ・D コメントアユニ・D (C)WACK INC.「BiSHで映画をつくる。」演技とは何か?果たして私はどんな人間になれる?なんて少しの不安と沢山のワクワクが心を埋めてました。撮影期間、私はいくつものとんでもない経験ができたのです。それはそれは私の平常運転な日々の暮らしでは経験できなかったことです。あの時の記憶はどっぷりと色濃く残っています。BiSHメンバー6人、そして監督方6人の感性がたっぷり詰まっている唯一無二でカオスなオムニバス映画です。6人のまた新しい顔をぜひご堪能くださいませ。#4『VOMiT』主演:リンリン監督:山田健人【ストーリー】どこでもない夜道を千鳥足で歩く一人の女性。彼女の不思議な旅路の終着地は―。人間の感情を圧倒的な映像美と音楽で魅せる異色のトリップムービー。■リンリン コメントリンリン (C)WACK INC.私はこの映画でSeishiro先生にダンス指導をして頂きコンテンポラリーダンスに挑戦しました。ダンスに正解はないという先生の言葉に心を救われ、自分の新しい表現方法を見つけるきっかけにもなりました。山田健人監督の綺麗な映像にyahyelの方々が曲を書き下ろしてくださり、映像も音楽も存分に楽しめる作品になりました。メンバー、監督それぞれの個性溢れるムービーが完成したので是非映画館の大きな画面と音響の中で観てみてください。#5『PEACH CHAOS PEACH』主演:モモコグミカンパニー監督:渡辺淳之介【ストーリー】普通の高校生桃子がある朝目覚めると。。。これ以上はネタバレするとなんも面白くなくなってしまうような青春ドタバタコメディ。■モモコグミカンパニー コメントモモコグミカンパニー (C)WACK INC.渡辺さんとタッグを組むという時点で危険な香りがしていましたが、予感的中!脚本を見てからは不安と恐怖で冷や汗垂らしながら現場に向かいました。撮影終わりには渡辺さんに「お前意外とやるなぁ」と若干引かれながら褒められました。とにかく、モモコグミカンパニー人生で確実に上位に入るほど身体を張り、振り切って作品にぶち当たらせていただきました。ちょっと頑張りすぎたかも…。あの、皆さん、どうか引かないでください!#6『どこから来て、どこへ帰るの』主演:セントチヒロ・チッチ監督:行定勲【ストーリー】チヨはアキオのことを2番目に好きだといつも言った―。許されない関係にある男女の濃厚な文学的恋愛物語。■セントチヒロ・チッチ コメントセントチヒロ・チッチ (C)WACK INC.BiSHに入ってから8年目、6人で映画の世界に飛び込んだのは初めて。また新しい私たち。美しいものが醜く見えるとき異物が愛おしく見えるとき、私は人間って面白いと思えます。6つのストーリーがどんな感情にあなたを動かすのでしょうか。私は、大好きな行定監督とタッグを組ませて頂きました。私自身もまだ知らなかった私を見ているような気持ち。挑戦の日々の中でたくさん考えさせてもらいました。愛がどんな形であるのが一番の幸せなのだろう。私にはまだ見つからないけどそれでいいのかも。BiSHと最強最愛な監督達と作ったオムニバス映画です。波瀾万丈。うれしいな、何卒。【劇場情報】・新宿ピカデリー(東京)・MOVIX昭島(東京)・横浜ブルク13(神奈川)・川崎チネチッタ(神奈川)・MOVIX柏の葉(千葉)・MOVIXさいたま(埼玉)・MOVIX三郷(埼玉)・MOVIX宇都宮(栃木)・MOVIX清水(静岡)・T・ジョイ新潟万代(新潟)・MOVIX仙台(宮城)・札幌シネマフロンティア(北海道)・ミッドランドスクエア シネマ(愛知)・MOVIX三好(愛知)・なんばパークスシネマ(大阪)・MOVIX堺(大阪)・MOVIX京都(京都)・MOVIXあまがさき(兵庫)・kino cinema 神戸国際(兵庫)・広島バルト11(広島)・T・ジョイ博多(福岡)・熊本ピカデリー(熊本)上映劇場の最新情報は、下記の公式サイトにてご確認ください映画公式HP:
2022年04月27日オムニバス・ジャパンが企画制作を手掛けた映像コンテンツの3D巨大猫「新宿東口の猫」が、アジア太平洋地域最大級の広告祭「Spikes Asia 2022」(スパイクス アジア 2022)のアウトドア部門において、ゴールドを受賞しました。Spikes Asia 2022 ゴールド今年で35回目を迎えた「Spikes Asia 2022」は、アジア太平洋地域最古の広告祭で、“アジアで最も権威ある広告賞”とも言われています。今回、「新宿東口の猫」の作品としてのクリエイティビティだけでなく、マーケティング戦略やその効果についても高く評価されました。今年もコロナ禍の影響で、オンラインで審査結果が発表されました。全25部門 3,043エントリーの中から639のショートリストが選出され、39のゴールドのひとつとして、「新宿東口の猫」が選ばれました。Spikes Asia 2022 作品紹介ページはこちら Spikes Asia 2022 受賞作品はこちら プレゼンテーションボード〈ゴールド〉Outdoor部門:Special Buildクロス新宿ビジョン「新宿東口の猫」広告主 :株式会社クロススペースメディアエージェンシー:株式会社ユニカ企画制作 :株式会社オムニバス・ジャパンクリエイティブディレクター 山本 信一(Omnibus Japan)プロデューサー 加賀美 正和(Omnibus Japan)CGスーパーバイザー 青山 寛和(Omnibus Japan)アニメーションスーパーバイザー 秋田 雄介(Omnibus Japan)アニメーター 平松 達也(Omnibus Japan)リギングアーティスト 山崎 崇(Omnibus Japan)ルックデブアーティスト 西田 隆志(Omnibus Japan)ライティング&コンポジットアーティスト 中江 昌彰(Omnibus Japan)デジタルアーティスト 川島 優人(Omnibus Japan)サウンドデザイン Intercity-Express◆「新宿東口の猫」とは新宿東口駅前広場、クロス新宿ビジョンのブランディングムービーとして作られた錯視3Dを利用した映像コンテンツ。単なる3D映像としてだけではなく、ランドマークキャラクターとして巨大な猫がビルに住んでいるかのように設計され、放映が始まる朝に猫が目覚め、日中に何度も現れ、夜は眠くなって消灯する。高く狭いところが好きな猫の特性や耳やしっぽと猫の感情の連動など、猫の存在感が巧みに演出された。この都市に棲息する架空のキャラクターは、アミニズムに基づく日本的な独特のユーモアとして瞬く間にSNSで拡散、国内メディアでも数多く取り上げられ、その影響は海外メディアにも広がった。さらに猫をめぐる二次創作も多く登場し、背景のストーリーがSNS上で展開していく現象は、都市の屋外サイネージの枠を越え、ファンが参加してつくる新しいエンターテインメントメディアとしての可能性を示した。バーチャルキャラクターとの出会いが、VRやPCなど閉じた仮想空間ではなく都市の開かれた屋外ビジョンであることが興味深い。「第59回JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」屋外・交通広告部門 グランプリ 他、これまで数々の国内アワードで高く評価されてきたが、海外アワードでは初の受賞となる。新宿東口の猫 特設サイト 【オムニバス・ジャパンについて】1987年、日本初のデジタル編集室を備えたポストプロダクションとして設立。現在は、クリエイティブプロダクションとして、CM、番組、映画、配信系コンテンツ、OOHなど年間4,000本以上の多種多様な映像作品を世に送りだすとともに、既存メディアの枠を超えた技術開発なども行っています。オムニバス・ジャパン公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月10日バラエティ番組で見せる仲の良い姿もファンの心を掴んでいるGENERATIONS from EXILE TRIBE。今回オムニバス映画『昨日より赤く明日より青く‐CINEMA FIGHTERS project‐』に全員揃って参加。作品にかける想いと、日頃のセルフメンテナンス法について、白濱亜嵐さん、佐野玲於さん、関口メンディーさんに伺いました。白濱亜嵐「友情のために言えない気持ち、わかります」「これまで7人のパフォーマンスグループとして全員で一つの作品に出ることはありましたが、今作のように、それぞれが主演を務めて、それが一つのオムニバス映画になるなんて新しい。メンバー個々のカラーも出ていて、GENERATIONSとして表現の幅が広がる作品になっているんじゃないかなと思います」白濱亜嵐さんが出演しているのは、山下敦弘監督の『言えない二人』。白濱さん演じる大学生・あゆむは、男友達から彼女に別れたいと伝えてほしいと頼まれ、困ってしまう。しかも、その彼女はあゆむの好きな人で…。さまざまな“言えない”気持ちを抱えている。「普通に考えたら友達が頼んできたことってとてもひどいので、ガツンと言うべきだと思うんです。でも、友情を壊したくないし、好きな子に対してはあまり恋愛感情を出すのも恥ずかしいし…。その言えなさが、あゆむなんだろうなと。僕も全く一緒ではないんですけど、関係が壊れるかもしれないなら黙っておこうっていう気持ちは、すごくわかります。あと、あゆむのキャラクターと共通しているのは、人付き合いがいいところ。友達とずっと一緒にいられるタイプだし、友達がやりたいことに付き合うのも全然苦になりません。疲れたらすぐに帰りますけど(笑)」そんなもしかしてマイペースな白濱さんが、最近取り入れた健康法はというと、「家のカーテンを、完全遮光から光を通すものに替えました。朝日で起きるようにしていて、たとえば11時から仕事でも、7時頃には起きています。体質が変わってきているからか、寝すぎると逆に疲れちゃうんですよね。それに早起きの生活のほうが、朝、家を出るまでの時間が充実して、すごくいいんです」ちなみに、憧れの体の持ち主は?「俳優のザック・エフロン。筋肉にちょっと胸毛が乗っかっているのがうらやましいなって思います。僕、全然生えないので(笑)」しらはま・あらん1993年8月4日生まれ、愛媛県出身。パフォーマー。EXILEとの兼任やPKCZ(R)としてユニット活動も行う。ドラマ『泣くな研修医』主演など俳優業での活躍も目覚ましい。シャツジャケット¥165,000シャツ¥88,000カットソー¥59,400パンツ¥77,000スニーカー¥86,900(以上マルニ/マルニ ジャパン クライアントサービス TEL:0120・420・502)佐野玲於「シリアスなのにユーモラス。SABU監督らしい」「CINEMA FIGHTERS project」には2度目の出演となる佐野玲於さん。今作ではSABU監督の『BLUE BIRD』で、髪を青く染めたヤンチャな兄弟の兄・ケンジを演じている。「SABU監督の真骨頂は、ハラハラあり、バイオレンスあり、それでいてクスッと笑えるユーモラスなところがあり…。今作でも、シリアスな中に“ありえないだろ”というレベルのコメディが入っています」物語は、弟に重大な病気が見つかることで急展開するが、兄のケンジがドジゆえに、沈痛どころかおかしな事態を招いてしまう。「弟と同じ“青い髪”がポイントの役でもあったので、撮影前に人生で初めて髪を青く染めました。似合っていたかどうかはわからないですけど(笑)、新鮮な感じがしましたね。でもお芝居って、とにかく難しい。テクニックとかノウハウを専門的に学んできたわけではないので、どうやったらいいお芝居ができるんだろうと、奮闘しています。ただ、役と自分が共鳴するところを一生懸命表現し、そこに嘘が生まれないように努力すること…。ダンスとは違う表現だったりするので、緊張するし重圧もあるけど、すごく好きです」ABEMAで配信中のドラマ『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』にも出演しているなど多忙なため、最近、ジムでのトレーニングは週1回しかできていないとのこと。「あとは家でストレッチをしたり、1日3分とか空いた時間に瞑想をしたりしています。瞑想、いいですよ。ドラマの撮影、ライブ、テレビ収録など、長時間かかる仕事の途中で集中力が切れないように、一回頭を空っぽにすることも必要かなと。ストレッチも昔はどうでもいいと思っていたんですけど、長丁場のライブをやるようになってから気をつけるように。テレビを見ながらストレッチポールをやっているだけで疲れの取れ方が全然違って、基本のケアの大切さを実感しています」さの・れお1996年1月8日生まれ、東京都出身。パフォーマー。文化放送『CultureZ』水曜パーソナリティ。現在、藤井道人監督のドラマ『会社は学校じゃねぇんだよ 新世代逆襲編』に出演。セーター¥140,800スニーカー¥71,500(共にマルニ/マルニ ジャパン クライアントサービス)その他はスタイリスト私物関口メンディー「新しい扉を開くつもりで青木役に挑んでいます!」『真夜中のひとりたち』では、愛する人を失ったやり切れない気持ちを見事に表現し、いつもと違う顔を見せた関口メンディーさん。「作品の原案となったのが『笑うしかないトラジディー』という曲ですが、作詞をした小竹(正人)さんに演じ方を相談した時に、なるべく普通に演じてほしいと言われたんです。普段、コミカルな役が多かったので、新たな扉を開くつもりで挑みました。楽曲があったおかげで世界観に入り込みやすかったです。街に溶け込むよう髪の色も黒にしたのですが、なんだか昔の自分を思い出して、少し懐かしい気持ちにもなりました(笑)」演じる青木は会えない女性を一途に想い続けるが、自身は少し違うタイプだという。「中学生の時に好きだった人に気持ちを伝えずに後悔したことがあり、それ以来、好きな人ができたら相手が自分を好きだという確証がなくても想いを伝えたほうがいいと考えるようになりました。ダメな時はそれを素直に受け入れて次に進む。仕事でも、思ったことは伝えるけれど、相手を無理やり説得したり動かそうとはせず尊重するようにしています」と、自分の気持ちを整理することが上手なメンディーさん。メンタルのコントロールも得意で、ブレない軸を持っている。「辛いことや嫌なことがあった時、自分でどうにかできることであれば頑張るのですが、そうじゃない場合は、“考えても仕方ないな”と割り切れる。極端ですが、雨が降ってイライラしてもしょうがないじゃないですか(笑)。落ち込んだ時も悩むのではなく、“なんでこんな気持ちになっているんだろう”と分析し、自分の機嫌を自分でとるようにしています。楽しい気持ちは誰かにもらうものではなく、自発的に生み出せると思いますしね。たとえ仕事が忙しくても、自分が好きで選んだ道だし、楽しいからやっているんだと思うと、本来の気持ちを取り戻せますから」せきぐち・めんでぃー1991年1月25日生まれ、アメリカ出身。パフォーマー。EXILEも兼任。食レポ時に発する「ウメンディー!」というフレーズが話題になるなど、バラエティ番組でも活躍中。コート¥276,100セーター¥94,600パンツ¥83,600ローファー¥101,200(以上マルニ/マルニ ジャパン クライアントサービス)ソックスはスタイリスト私物ジェネレーションズ・フロム・エグザイル・トライブボーカル2名、パフォーマー5名からなるダンス&ボーカルグループ。今回の映画の主題歌を収録した同名のアルバムも、11月26日にリリースとなる。『昨日より赤く明日より青く‐CINEMA FIGHTERS project‐』著名な監督を迎え、作詞家・小竹正人の詞の世界を映像化するCINEMA FIGHTERS projectの最新作。今回はSABU監督×佐野玲於、新城毅彦監督×関口メンディー(主題歌を数原龍友が担当)、山下敦弘監督×白濱亜嵐、森義隆監督×中務裕太、真利子哲也監督×片寄涼太、久保茂昭監督×小森隼の6作品で構成。11月26日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。※『anan』2021年12月1日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・吉田ケイスケヘア&メイク・寺本 剛(JYUNESU)取材、文・菅野綾子保手濱奈美重信 綾撮影協力・BACKGROUNDS FACTORY(by anan編集部)
2021年11月27日『ナイト・オン・ザ・プラネット』『パリ、ジュテーム』『ブルーハーツが聴こえる』『十年Ten Years Japan』など、これまで様々なオムニバス作品が生まれてきた。今年は、12篇のショートフィルムで構成された『DIVOC-12』が現在公開中のほか、3話の短編で構成された『偶然と想像』がこの冬公開予定。今回シネマカフェでは、これから観られるそんな注目の2作品をまとめてご紹介。『DIVOC-12』(公開中)『DIVOC-12』(ディボック-トゥエルブ)は、株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けているクリエイター・制作スタッフ・俳優が継続的に創作活動に取り組めるように始動させたプロジェクト。藤井道人、上田慎一郎、三島有紀子が中核となって映画製作を牽引し、それぞれの元に、一般公募より選ばれた新人監督含めた9名が集い、3チームごとにテーマを掲げ、映画製作を行った。藤井監督チームは“成長への気づき”、上田監督チームは“感触”、三島監督チームは“共有”がテーマ。12人の監督がそれぞれテーマに沿って描き、12の物語を作り上げた。『名もなき一篇・アンナ』喪失感を抱えたまま生きている男と突然現れた女性アンナの時空を超えた旅を描く、横浜流星主演の『名もなき一篇・アンナ』(藤井監督)をはじめ、多国籍な人々の人生が時空を超えて集う不思議なホテルが舞台の石橋静河主演『流民』(志自岐希生監督)。中国人の青年が船上である男と出会う『タイクーン』(林田浩川監督)。コロナ禍で“ここ”に留まるしかない男女の葛藤が描かれる『ココ』(廣賢一郎監督)という4本が藤井監督チーム。『DIVOC-12』<藤井監督チーム>上田監督チームは、ミュージカル『魔女のニーナ』(ふくだみゆき監督)、ゾンビ映画『死霊軍団 怒りのDIY』(中元雄監督)、ファンタジー『あこがれマガジン』(エバンズ未夜子監督)。西部劇からSFまで多ジャンルを横断した『ユメミの半生』(上田監督)と、多彩なジャンル4編を製作。松本穂香、小関裕太、安藤ニコ、清野菜名、小川紗良、横田真悠といった若手が参加している。『DIVOC-12』<上田監督チーム>さらに三島監督チームは、他者の価値を決める遊びに興じる少女たちを描く、蒔田彩珠主演『YEN』(山嵜晋平監督)。孤独な女性と少年の運命が交錯する『海にそらごと』(齋藤栄美監督)。ある施設で療養を続ける女性に訪れた変化を描く、前田敦子主演『睡眠倶楽部のすすめ』(加藤拓人監督)。ある仕事に誘われた女性と誘った男の葛藤を映し出す『よろこびのうた Ode to Joy』(三島監督)と、不安定な時代にもがく人々をそれぞれ描写した。『DIVOC-12』<三島監督チーム>『偶然と想像』(12月17日公開/Reelにて同時オンライン公開)「第71回ベルリン国際映画祭」コンペティション部門に出品され、審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞した濱口竜介監督の新作となる短編集『偶然と想像』。タイトルが示す通り、“偶然”と“想像”をテーマに、3話の物語で構成されている本作。濱口監督自身が『ハッピーアワー』のプロデューサー・高田聡と共に企画立ち上げを行い、2019年夏から約1年半をかけて製作。脚本は全て濱口監督自身が手掛け、『うたうひと』『ひかりの歌』の飯岡幸子が撮影を担当。古川琴音、中島歩、玄理が出演し、親友同士の恋バナから始まる第一話『魔法(よりもっと不確か)』。落第させられた逆恨みから、男子学生(甲斐翔真)が芥川賞を受賞した大学教授(渋川清彦)を陥れようとする第二話『扉は開けたままで』。そして第三話『もう一度』は、久しぶりに再会した2人の女性、夏子(占部房子)とあや(河井青葉)を描いていく。『偶然と想像』予告編なお本作は、「ベルリン国際映画祭」の後も、海外映画祭への招待が続き、9月にハンガリーで開催された「第17回CineFestミシュコルツ国際映画祭」にて最高賞にあたるエメリック・プレスバーガー賞を受賞する快挙を果たしており、日本のみならず海外でもすでに大きな注目を集めている。(cinemacafe.net)■関連作品:DIVOC-12 2021年10月1日より全国にて公開©2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.偶然と想像 2021年12月17日よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開©︎ 2021 NEOPA / fictive
2021年10月08日夏帆、石井杏奈、村上虹郎、安達祐実、斎藤工ら豪華俳優陣が集結し、2020年春の多摩川を舞台に8編のオリジナルストーリーで綴るオムニバスドラマ「息をひそめて」がHuluにて独占配信されることになった。本作で監督・脚本を務めるのは、『四月の永い夢』(2017)でモスクワ国際映画祭の国際映画批評家連盟賞とロシア映画批評連名特別賞をW受賞し、その後『わたしは光をにぎっている』『静かな雨』など、国内外で多数の賞を受賞してきた映画監督・中川龍太郎。映画監督として精力的に作品を発表しながら、詩人としても活動する中川さんが、この“いま”を生きる人々を美しく繊細に描き出す。各話に登場する市井の人々を演じるのは、夏帆、村上虹郎、安達祐実、三浦貴大、瀧内公美、光石研、斎藤工ら、日本のドラマ・映画を支える個性豊かな実力派俳優陣。そこに、石井杏奈、蒔田彩珠、萩原利久、長澤樹、横田真悠、小川未祐といった次世代を担う期待の若手俳優たちが眩しいほどに輝き、それぞれが重なり合って異彩を放つ。コロナ禍の多摩川沿いが舞台…全8話のオムニバスストーリー本作は8話のオムニバスストーリーで構成され、2020年コロナ禍となった多摩川沿いの街が舞台。第1話・増田妃登美(夏帆)は食堂を営むも緊急事態宣言により客が激減、第2話・大学生の高岡七海(石井杏奈)は帰りたい場所もなくひとり学生寮に留まり、第3話・ごみ収集員アルバイトの宮下心平(村上虹郎)と会社員・松崎妃美(安達祐実)は人と人が触れ合う機会が奪われる中、マッチングアプリで出逢う...。第4話・三隅夕河(蒔田彩珠)は大学進学を控えるも、父・雅人(光石研)との窮屈な日々の暇つぶしに宅配のアルバイトを始め、第5&6話・リモートワークになった十和田淳(三浦貴大)と皐月(瀧内公美)の夫婦は24時間顔をつき合わせる生活、第7話・高校3年生の珠美(小川未祐)は最後の合唱コンクールが中止となるなど、それぞれがいままでとは一変した生活を余儀なくされている。そして第8話・高校教師の水谷光生(斎藤工)は2021年晩秋、コロナ禍を経た未来の姿を描き出し、8編のショートストーリーが重なり合う。各話タイトルは話の主人公がつぶやくモノローグで展開されていく、という作り。新型コロナウィルスで先行きが見えづらい中、彼らの些細な人生に光を当てる8つの小さな物語は、この“いま”だから出会えた人々の物語を通じて、縮こまった心と身体をそっと和らげ、いつの間にか川のそばで深呼吸しているかの様な気分になれる作品に仕上がっている。中川監督のもとに精鋭スタッフが集結、ハイクオリティーな映像が完成中川監督は、映画『そこのみにて光輝く』で知られる脚本家・高田亮とタッグを組みオリジナルストーリーを構築。音楽を担当したのは、各地を旅しながら新たな旋律を生み出し続け、初のミュート・ピアノソロアルバム「スティルライフ」シリーズも話題を呼んでいるharuka nakamura。さらに、国内外で多数の賞を受賞してきたカメラマン・上野千蔵が撮影監督として参加するなど、各界に新たな刺激をもたらしている気鋭スタッフが集結。まさに“最先端クリエイティビティーの顔”というべき製作スタッフが生む“色彩豊かな映像”と“美しい音楽”を、4K映像&5.1chサラウンドでお届けする。オムニバスストーリーで繋がる豪華キャスト陣からコメント到着夏帆(増田妃登美役第1、8話)「息をひそめて」というタイトルがとても素敵だと思いました。生きることに器用になれない登場人物たちのささやかな変化を、柔らかな光と優しい眼差しで切りとった作品です。わたしが演じた妃登美は、凛とした強い女性に見えるけれど、脆くて繊細な一面も持ちあわせた女性です。そんな彼女が1話の中で、少しだけ心のドアを開いて、半歩踏み出すその姿を、丁寧に演じていきたいと思いました。石井杏奈(高岡七海役/第2話)脚本を読ませていただいた際に、まさにこの今の時代の流れを象徴している作品だととても思いました。自粛期間は、人と会わないことが人を救うことになるという、非日常のルールをみんなが感じていたと思います。この脚本を読んで改めてそのことを強く感じましたし、あの時に自分の感じた思いや気持ちが全て重なったので、この作品の世界に入ることがとても楽しみでした。村上虹郎(宮下心平役/第3話)短いストーリーの中で、脚本の段階から人間がすごく丁寧に描かれており、中川龍太郎監督という人が撮る作品は突出した刺激的なハプニングが起きることに執着することがなく、頼ったりせずに、日常から人の変化を見つけていくことがすごく得意な方だと思いますし、今回もその部分が存分に表れている作品になっていると思います。安達祐実(松崎妃美役/第3話)少しの男女の関係、恋愛っぽい雰囲気を見てる方に楽しんでいただけて、マッチングアプリで出会う男女のちぐはぐな感じに共感していただける部分があると思います。そして、この変わってしまった世界の中で、人々がどういう風に生きているかを見ていただき、何となく「ああ、そうだよな」って、どこかに心を寄せて共感してもらえたら嬉しいです。斎藤工(水谷光生役/1、7、8話)この物語群はモノローグ(心の声)によって登場人物の心の形が補填され、言葉のやり取りだけではない、絵葉書のような風情、情感、余白の連鎖からなる、美しい私小説的な作品です。私自身演じていて浄化されていく感覚がありました。それぞれの物語に、観た方の心当たりが見付かる事を願っております。中川龍太郎監督2020年は、世界中の誰にとっても、特別な一年だったと思います。この物語は、その一年を生きた、河原の町で生活する“普通の人々“の物語です。誰もが息をひそめて生きていかざるをえなかったこの一年。「息をひそめて、前を向く」困難な時代だからこそ、私たちは投げやりになることなく、背筋を伸ばし、生きられるかどうかが試されている気がします。こんな時だからこそ、優しく在りたい。そんな気持ちで紡いだ8つの結晶(物語)に触れてもらえましたら幸いです。Huluオリジナル「息をひそめて」は4月23日(金)独占配信スタート(全8話)※初回のみ4話同時配信、以降毎週金曜1話ずつ追加。(text:cinemacafe.net)
2021年02月23日夏目漱石、太宰治、芥川龍之介、江戸川乱歩、小泉八雲といった日本が誇る文豪たちの傑作小説群を新規に解釈する1話完結のオムニバスドラマ「文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~」の放送が決定。各話の主演は、ジャニーズJr.内のユニット「少年忍者」が務める。本作は、過去の名作をただそのまま映像化するのではなく、現代的な視点で描いたり、異色の角度から捉えたりすることで、日本文学の持つ面白さを、若者を中心に幅広い世代に伝え、日本のエンターテインメント界の発展、継承に寄与、未来のクリエイターの誕生のきっかけにしようという野心的な試み。今回映像化するのは、太宰治「走れメロス」、芥川龍之介「蜘蛛の糸」、宮沢賢治「注文の多い料理店」、夏目漱石「二百十日」、森鴎外「高瀬舟」、小泉八雲「雪女」、江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」、谷崎潤一郎「秘密」、泉鏡花「外科室」、そして夢野久作「空を飛ぶパラソル」といった10作品。そして各話の主演は、総勢22人のグループ「少年忍者」より、黒田光輝(第1話)、ヴァサイェガ渉(第2話)、田村海琉&小田将聖(第3話)、川崎皇輝(第4話)、檜山光成&安嶋秀生(第5話)、深田竜生(第6話)、織山尚大(第7話)、北川拓実(第8話)、元木湧(第9話)、内村颯太(第10話)の12人が務める。今作がドラマ初主演となった彼ら。黒田さんは「映像の仕事が初めてなので、不安はないと言ったらウソになりますが、ワクワクしている自分もいます」、安嶋さんも「ドラマに出演するのが初めてなので、最初は『夢なのかな』と思い、しばらくはソワソワして、実感が湧きませんでした。緊張もしているけど、檜山(光成)と二人で主演ということで安心感はあります」と心境を明かす。田村さんは「原作はちょっと怖い話だけど、面白い描写がたくさんありました。それがこのドラマでどうアレンジされて映像になるのかが楽しみ」と期待し、川崎さんは「犯人側の視点で物語が描かれているので、視聴者の皆さんにもスリルを共感していただきたい」とメッセージ。檜山さんは「原作を読んでからドラマを見てもいいですし、ドラマを見たことがきっかけで原作に興味を持っていただけたらうれしいです」とコメントし、元木さんも「今回のドラマを見て、原作に興味を持ってもらえたらうれしいです!」と話した。また「僕の演じる原作は誰もが知っている作品なので、プレッシャーも大きいですが、それ以上に自信があります!」(ヴァサイェガさん)、「いっぱい練習して良いものを作りたいです」(小田さん)、「主演というのはプレッシャーですが、メンバーと一緒に頑張りたいと思います」(深田さん)、「最近は本を読む人自体が少なくなっていると思うので、僕たちのドラマがきっかけとなって、本を読む環境にたくさんの人を連れていきたい」(織山さん)、「不安はあるけれど、いつかやりたいと思っていたお芝居の仕事なので、役を大切に演じたい」(北川さん)、「主人公の行動にはあまり共感できないけれど、それでも演じている間は、なり切って役に入り込みたい」(内村さん)と意気込んでいる。そして、図書館で本を手に取った少年たちが、めくるめく文学の世界へといざなわれる様子をイメージした特報映像も公開された。「WOWOWオリジナルドラマ 文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~」は3月21日より毎週日曜日23時~WOWOWプライムにて放送予定(第1話無料放送/全10話)。WOWOWオンデマンドで見逃し配信。(cinemacafe.net)
2021年01月09日俳優、吉本タレント、クリエイターという8組24名が参加するオムニバス映画『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』の公開が決定。各話ごとに2人の主人公が登場し、近距離での“心の濃厚接触”を描くショートストーリーを結集した、面白くハートフルで感動的、そして前向きな映画となっている。こんな時だからこそエンタメの力で人々の心を元気にしたい、笑顔で上を見上げることができる前向きな気持ちを届けたい、そんな思いから急遽、製作を開始した本作。企画には、岡村隆史(ナインティナイン)×豆原一成(JO1)、海宝直人×亜生(ミキ)、倉科カナ×徳井義実(チュートリアル)、小池徹平×じろう(シソンヌ)、白石聖×後藤淳平(ジャルジャル)、般若×秋山竜次(ロバート)、松井玲奈×山崎静代(南海キャンディーズ)、水川あさみ×近藤春菜(ハリセンボン)がそれぞれの作品に出演。また脚本は、ヨーロッパ企画の上田誠や、「半沢直樹」の丑尾健太郎、品川ヒロシ、粗品(霜降り明星)、高須光聖、福田麻貴(3時のヒロイン)、福徳秀介(ジャルジャル)、又吉直樹(ピース)がそれぞれ担当。監督は品川さんや粗品さん、「世にも奇妙な物語」など数多くのドラマを手掛けてきた山内大典監督と紙谷楓監督はそれぞれ3本のストーリーを務める。なお、各話のタイトルは発表されているものの、内容についてはまだ明かされていない。<『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』作品一覧>■『本日は、お日柄もよく』<出演>岡村隆史×豆原一成<脚本>丑尾健太郎<監督>山内大典■『同度のカノン』<出演>海宝直人×亜生<脚本・監督>粗品■『やさしい人』<出演>倉科カナ×徳井義実<脚本>高須光聖<監督>山内大典■『真夜中』<出演>小池徹平×じろう<脚本>又吉直樹<監督>紙谷楓■『まわりくどい二人のまわりくどい気持ちの伝え方は大胆でむしろまわりくどい』<出演>白石聖×後藤淳平<脚本>福徳秀介<監督>山内大典■『戦湯~SENTO~』<出演>般若×秋山竜次<脚本・監督>品川ヒロシ■『とある家のこと』<出演>松井玲奈×山崎静代<脚本>福田麻貴<監督>紙谷楓■『バックヤードにて』<出演>水川あさみ×近藤春菜<脚本>上田誠<監督>紙谷楓『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』は2021年2月26日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年12月10日シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)の2021年春夏メンズ&ウィメンズコレクションが発表された。“ビュッフェ”のようなオムニバス式コレクション普段のコレクションを一つの煮詰めたコンセプトのもとに作るコース料理に例えるならば、今シーズンは、様々な味を楽しめるビュッフェのようなコレクション。異なる背景や歴史を持つ様々なブランドやアーティストとコラボレーションしたカプセルコレクションを集め、オムニバス形式のクリエーションを展開している。注目コラボが目白押しこれまでにも度々タッグを組んできたディッキーズ(Dickies)とは、裾に向かってふんわりと広がるボリューミーなシルエットが特徴のボトムスを制作。フルーツオブザルーム(FRUIT OF THE LOOM)とは、肩のラインをぐっと落としたオーバーシルエットのTシャツを作り上げた。ハワイアンシャツのパイオニア的存在であるレインスプーナーとは、ボタニカル柄のシャツワンピースやハーフパンツ、ワイドパンツを。ハワイアンシャツから連想されるプレイフルなムードを、ブラック×ホワイトのモノトーンなど、落ち着いた配色を取り入れることでシックな印象へとシフトチェンジした。コラージュアーティスト・ヤビク エンリケ ユウジのアート作品は、ホワイトのロングコートのバックスタイルに配して。アートの周りに施した赤い刺繍が、まるで額縁のようなアクセントを加えている。その他にも、コラボレーションパートナーには、コウタ グシケン、ファーラーなどが名を連ねている。“記憶”を頼りに作る新ライン「AS IT WAS」また、今シーズンは“"あのままで”という意味を持つ新ライン「AS IT WAS」をスタート。リーバイスの「1st」や「501」など、誰もがその名を知る有名なモデルを、最初に頭に思い浮かんだまま、リサーチせずに具現化するユニークな試みを行っている。忘れてしまっていたり、余分にプラスしてしまったり...頭の中の曖昧な記憶を頼りに作り上げたデニムジャケットやジーンズには、そんな遊び心が宿っている。
2020年10月17日日本を代表する監督と豪華キャストが参加したオムニバス映画『緊急事態宣言』が、Amazon Prime Videoにて独占配信されることが決定した。本作は、緊急事態のさなかで生まれた企画。“緊急事態”の記憶を、あるいはそれがもたらした変化や意味を、5組の監督たちの手で映画の形へと刻み込む。作品ラインアップは、園子温監督『孤独な19時』、中野量太監督『デリバリー2020』、ムロツヨシら「非同期テック部」による『DEEPMURO』、真利子哲也監督『MAYDAY』、そして三木聡監督『ボトルメール』の5作品。『孤独な19時』には、斎藤工をはじめ、田口主将、中條サエ子、関幸治、輝有子、鈴木ふみ奈が出演。『デリバリー2020』には、渡辺真起子、岸井ゆきの、青木柚が、『DEEPMURO』では、ムロさんが主演も兼任し、柴咲コウ、きたろう、阿佐ヶ谷姉妹が参加。『MAYDAY』には、各国の人々が出演し、日本パートには岩瀬亮と内田慈が。『ボトルメール』には、夏帆、ふせえり、松浦祐也、長野克弘、麻生久美子が出演する。本作は、新型コロナウイルス感染拡大防止を徹底した状況で撮影。いずれの作品も「緊急事態」をテーマに、それぞれが全く異なるアプローチで、全く違う5つの映画をつくりあげる。また今回、特報映像も到着。ホラー映画のように叫ぶ映像や、防護服を身にまとった斎藤さん、驚くムロさんと柴咲さんなど、各物語の映像を少し覗くことができる。監督&キャストコメント園子温監督(『孤独な19時』)現状が、「フィクションのような」時代に、頭が狂わないように、正気を保つために映画を作り続ける事が、大事だ。斎藤工(『孤独な19時』)この混沌とした時代を生き抜く先に光はあるのだろうか。列島が未曾有の疫病や災害に苦しむ中、暗闇にもがく中、映画に出来る事は何なのだろうか。その一つの答えを園子温監督は本作により出してくれたと思っています。この作品を届けたい人、届けたかった人に届く事を心から願います。中野量太監督(『デリバリー2020』)コロナ禍の制限された条件の中で、いったい何を撮れるのか? 考え抜いた僕の結論は、やっぱり家族でした。今、日本中のどの家族にも起こり得る食卓の話です。でもきっと、今まで誰も観たことが無い食卓の物語です。渡辺真起子(『デリバリー2020』)どんな状況であろうが、中野量太監督の歩き方はかわらない。目標を決めています。当たり前のようですが、そこへ向かう監督としての背中をみているのが、私は好きなので、声をかけられたら、一緒にいきます!って答えちゃいます。そして撮影を終えると、物語を通して家族っていいなって、しみじみ思います。岸井ゆきの(『デリバリー2020』)『デリバリー2020』は居る場所はバラバラでも同じものを待っている家族の話。何が届くのか。是非ご覧ください。ムロツヨシ監督(兼・主演)(『DEEPMURO』)緊急事態宣言というものが出されて、非同期テック部は始まりました。今できること、やりたいことを話し合い辿り着いた、一つの答えです。ただただ楽しみにしていてください。変な、恋の、おかしな恋の、お話です。真鍋大度監督(『DEEPMURO』)人の心を動かすものは何か。表情とは一体何なのか。DEEPなムロさんを観て色々なことを考えました。AI技術が作り出す不思議な表現を楽しんで頂ければ幸いです。上田誠監督(『DEEPMURO』)ちょっと胸がざわつくようなテックを使いました。しかし来るべき未来だそうです。果敢に顔をかしてくれたキャスト陣に感謝です。柴咲コウ(『DEEPMURO』)ムロさんとのラブストーリーとお聞きして、驚きと楽しみを持って撮影に挑みました。それがあんなことになるなんて・・・!真利子哲也監督(『MAYDAY』)緊急事態宣言中に完全リモート撮影の依頼を受けて、エジソンとリュミエールを見直して映画のはじまりから考えました。それから世界中の友人たちに声をかけて、コロナ禍にある2020年5月のビデオレターをもらったら、いろんな思いが浮かび上がってきました。それぞれは些細なことかもしれないけど、それがひとつに繋ぎ合わさった『MAYDAY』には、はじめて映画をみた人たちが味わったような驚きと発見があるように思います。岩瀬亮(『MAYDAY』)隣の人、遠くの人。知っている人、知らない人。その人達に思いを巡らせたり知りたいと思ったり。この映画に関わりながらそんなことを考えました。内田慈(『MAYDAY』)憧れの真利子組に。14か国・21都市の人々が関わる異色作。監督とリモートで相談しながら、コロナ下の日常をテーマに各都市各々で素材を撮影。出来上がったものは、各パートが作用しあって作品全体がうねり、テーマが立ち上がる妙はもう「観て」としか言えない。東京パートとして関われたこと、心から幸せです。三木聡監督(『ボトルメール』)街を捨てよネットに行こう。ギャグに右も左も無いけれど、右よりなコメディと右よりなコボケをカマしまくる現実が跋扈する今日この頃、今回は左よりな感じです。パヨクですが何か?夏帆(『ボトルメール』)唯一無二な三木さんの世界観に、ずっと憧れていました。そんな、初の三木組。意気揚々と現場に向かったものの、自粛明けのブランクがあるなかでの撮影は、今までとは勝手が違い、それはそれはハードでした。今だからこそ、つくれる作品。そこに三木さんのシュールな笑いが融合して、ざらりとした不思議な作品になったのではないかと思います。ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。ふせえり(『ボトルメール』)この『ボトルメール』は、三木作品の中でも特にぶっ飛んだ内容なので、真面目に観ないで頂きたい。制限のある中で作品を作るのは大変だが、バカパワーは出る。出演してる私も、バカパワーで演じた。『緊急事態宣言』は8月28日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信。(cinemacafe.net)
2020年07月29日新型コロナウイルス感染症COVID-19の影響による“緊急事態”の記憶を、5人の監督たちの手によって映像化したオムニバス映画『緊急事態宣言』が、 8月28日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信されることが決定した。この度、参加監督&主要キャスト、そして各話のタイトルが明らかになった。また、あわせて予告映像が公開された。この企画には、5組の監督と豪華キャストが参加。新型コロナウイルス感染拡大防止を徹底した状況で撮影、制作が行われた。各話の情報と、さらに監督とキャストのコメントは以下の通り。■園子温『孤独な19時』出演:斎藤工、田口主将、中條サエ子、関幸治、輝有子、鈴木ふみ奈園子温監督コメント現状が、「フィクションのような」時代に、頭が狂わないように、正気を保つために映画を作り続ける事が、大事だ。斎藤工コメントこの混沌とした時代を生き抜く先に光はあるのだろうか。列島が未曾有の疫病や災害に苦しむ中、暗闇にもがく中、映画にできる事は何なのだろうか。その一つの答えを園子温監督は本作により出してくれたと思っています。この作品を届けたい人、届けたかった人に届く事を心から願います。■中野量太『デリバリー2020』出演:渡辺真起子、岸井ゆきの、青木柚中野量太監督コメントコロナ禍の制限された条件の中で、いったい何を撮れるのか? 考え抜いた僕の結論は、やっぱり家族でした。今、日本中のどの家族にも起こり得る食卓の話です。でもきっと、今まで誰も観たことが無い食卓の物語です。渡辺真起子コメントどんな状況であろうが、中野量太監督の歩き方はかわらない。目標を決めています。当たり前のようですが、そこへ向かう監督としての背中をみているのが、私は好きなので、声をかけられたら、一緒にいきます!って答えちゃいます。そして撮影を終えると、物語を通して家族っていいなって、しみじみ思います。岸井ゆきのコメント『デリバリー2020』は居る場所はバラバラでも同じものを待っている家族の話。何が届くのか。是非ご覧ください。■非同期テック部(ムロツヨシ+真鍋大度+上田誠)『DEEPMURO』出演:ムロツヨシ、柴咲コウ、きたろう、阿佐ヶ谷姉妹ムロツヨシ監督(兼・主演)コメント緊急事態宣言というものが出されて、非同期テック部は始まりました。今できること、やりたいことを話し合い辿り着いた、ひとつの答えです。ただただ楽しみにしていてください。変な、恋の、おかしな恋の、お話です。真鍋大度監督コメント人の心を動かすものは何か。表情とは一体何なのか。DEEPなムロさんを観 て色々なことを考えました。AI技術が作り出す不思議な表現を楽しんで頂ければ幸いです。上田誠監督コメントちょっと胸がざわつくようなテックを使いました。しかし来るべき未来だそうです。果敢に顔をかしてくれたキャスト陣に感謝です。柴咲コウ コメントムロさんとのラブストーリーとお聞きして、驚きと楽しみを持って撮影に挑みました。それがあんなことになるなんて……!■真利子哲也『MAYDAY』出演:各国の人々(日本パート:岩瀬亮、内田慈)真利子哲也監督コメント緊急事態宣言中に完全リモート撮影の依頼を受けて、エジソンとリュミエールを見直して映画のはじまりから考えました。それから世界中の友人たちに声をかけて、コロナ禍にある2020年5月のビデオレターをもらったら、いろんな思いが浮かび上がってきました。それぞれは些細なことかもしれないけど、それがひとつに繋ぎ合わさった『MAYDAY』には、はじめて映画をみた人たちが味わったような驚きと発見があるように思います。岩瀬亮コメント隣の人、遠くの人。知っている人、知らない人。その人達に思いを巡らせたり知りたいと思ったり。この映画に関わりながらそんなことを考えました。内田慈コメント憧れの真利子組に。14か国・21都市の人々が関わる異色作。監督とリモートで相談しながら、コロナ下の日常をテーマに各都市各々で素材を撮影。出来上がったものは、各パートが作用しあって作品全体がうねり、テーマが立ち上がる妙はもう「観て」としか言えない。東京パートとして関われたこと、心から幸せです。■三木聡『ボトルメール』出演:夏帆、ふせえり、松浦祐也、長野克弘、麻生久美子三木聡監督コメント街を捨てよネットに行こう。ギャグに右も左も無いけれど、右よりなコメディと右よりなコボケをカマしまくる現実が跋扈する今日この頃、今回は左よりな感じです。パヨクですが何か?夏帆コメント唯一無二な三木さんの世界観に、ずっと憧れていました。そんな、初の三木組。意気揚々と現場に向かったものの、自粛明けのブランクがあるなかでの撮影は、今までとは勝手が違い、それはそれはハードでした。今だからこそ、つくれる作品。そこに三木さんのシュールな笑いが融合して、ざらりとした不思議な作品になったのではないかと思います。ぜひ楽しんでいただけたら嬉しいです。ふせえりコメントこの『ボトルメール』は、三木作品の中でも特にぶっ飛んだ内容なので、真面目に観ないで頂きたい。制限のある中で作品を作るのは大変だが、バカパワーは出る。出演してる私も、バカパワーで演じた。『緊急事態宣言』8月28日(金)Amazon Prime Videoにて独占配信決定
2020年07月29日香取慎吾、稲垣吾郎、草彅剛の「新しい地図」によるオムニバスムービー『クソ野郎と美しき世界』が、2018年4月6日(金)より2週間限定で全国86の映画館で公開される。「新しい地図」とは「新しい地図」は、香取慎吾、稲垣吾郎、草彅剛によるファンクラブサイト。ファンたち“NAKAMA”と一緒に創造する場であり、3人の活躍を追う場所でもある。彼らの活躍の大きな第1歩は、2017年11月にAbemaTVで放送された「稲垣・草彅・香取 3人でインターネットはじめます『72時間ホンネテレビ』」だった。3人がSNSを解禁し、“インスタグラマー香取““ブロガー稲垣” “ユーチューバー草彅”として情報を発信。総視聴数は、AbemaTV史上最高視聴数となる7,400万超を記録し、「森くん」というキーワードがTwitterのトレンド世界1位を獲得。記録にも記憶にも残る番組となった。また、3人は日本財団パラリンピックサポートセンターのスペシャルサポーターへの就任も決定しており、これからのますますの活躍が期待される。美しい世界とは?極悪でバカで泣けて踊れるストーリー恋に落ちたピアニスト、歌を喰われたアーティスト、息子を亡くした父親、そんな彼らが迷い込んだ、美しき世界とは―。極悪でバカで泣けて踊れる、クソ野郎だらけの4つのストーリーが展開される。全力で走る女、フジコ。フジコを追う不気味なマスクをした極悪人「マッドドッグ」。彼らが向かう先には天才ピアニスト。歌を食べて生きる少女「歌喰い」と歌えなくなったアーティストの不思議な関係。失った息子の右腕を探す旅を続ける夫婦。2人が沖縄の海で出会ったのは・・・?夜な夜なクソ野郎たちが集まるダンスフロアで繰り広げられるショ―。ラストには、4つのストーリーが全て繋がる仕掛けも用意されている。4つのエピソードを4人の監督が演出するオムニバスムービーストーリーは、4つのエピソードを4人の監督が脚本を執筆し、メガフォンを取るオムニバス作品。園子温✕稲垣吾郎『ピアニストを撃つな!』稲垣吾郎出演の『ピアニストを撃つな!』を手掛けるのは『愛のむきだし』でベルリン国際映画賞にて国際批評家連盟賞を受賞し映画界の寵児となった園子温。出演が決まっているのは、浅野忠信、満島真之介、馬場ふみか。稲垣は、「今の僕を『むきだし』にしてくれそうな園子温監督。ご一緒出来ることを大変光栄に思います。皆様に楽しんで頂ける作品を作っていきたいと思います。」とコメントしている。山内ケンジ✕香取慎吾『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』香取慎吾が出演する『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』は山内ケンジが担当。自身の脚本・演出による演劇プロデュース・ユニット「城山羊の会」を率いた舞台『トロワグロ』を手掛け、岸田國士戯曲賞受賞の経歴を持つ。中島セナが出演。香取は、「山内ケンジ監督の描く、香取慎吾を楽しみにしていて下さい。監督が作る、僕の新しい世界に僕もワクワクしています!」と期待を寄せる。太田光✕草彅剛『光へ、航る』『光へ、航る』には草彅剛が出演し、お笑いタレント、漫才師、作詞家、文筆家として活躍する爆笑問題の太田光が監督を務める。出演は尾野真千子。草彅は、「監督、太田光さんに期待してます。とても楽しみです。よろしくお願いします。」とコメントしている。児玉裕一×クソ野郎★ALL STARS『新しい詩(うた)』『新しい詩(うた)』にはミュージックビデオやCMなどを手掛ける映像ディレクターの児玉裕一。手掛けたウェブ広告がカンヌ国際広告賞、クリオ賞、ワン・ショーの世界三大広告賞すべてのインターネット部門でグランプリを受賞するなど多方面から高い評価を受けている。なお、『新しい詩(うた)』の出演者は「クソ野郎★ALL STARS」となっている。東京日比谷で『クソ野郎と美しき世界』の限定ストア『クソ野郎と美しき世界』の世界観をそのままに表現した限定ストアが、2018年3月20日(火)から4月20日(金)まで、東京・日比谷にオープン。場所は、1890年の開業以来、伝統と格式を重んじ日本を代表するホテルとして輝かしい帝国ホテルの商業施設「帝国ホテルプラザ東京」の1階。映画で使用されたピアノ、撮影で使われた衣装、装飾品の数々など、映画のストーリーを象徴する展示物が数多く並ぶ。また、マグカップ、ハンカチ、Tシャツ、ポーチ、トートバッグなど、ここでしか手に入らないグッズを販売する。スペシャルデザインのムビチケ発売チケットは、ムビチケ(ネットで座席指定ができる映画前売券)カードを通常版含め、全4種類のスペシャルデザインを4枚セットにして「新しい地図」で販売。通常バージョンに加えて、季節のイベントに合わせたクリスマス、お正月、バレンタインの3種が用意されている。ムビチケの座席指定方法を稲垣吾郎が伝授してくれる動画も公開されているのであわせてチェックを。【詳細】『クソ野郎と美しき世界』公開日:2018年4月6日(金) ※2週間限定公開■期間限定ストア期間:2018年3月20日(火)~4月20日(金)場所:帝国ホテルプラザ 1階住所:東京都千代田区内幸町1-1-1営業時間:11:00~19:00(開催期間中は定休日なし)■「新しい地図」限定デザインムビチケカード4枚セット一般発売:2017年12月18日(月)価格:5,600円(税込)(1,400円×4枚分)送料:800円特典:4枚セット購入につき特典プレゼントURL:※数に限りあり。なくなり次第終了。
2017年12月11日フジテレビでは、4月22日(土)の土曜プレミアムにて、大泉洋、土屋太鳳、向井理の3人をそれぞれ主演に迎えたオムニバスドラマ「ドラマ・ミステリーズ~カリスマ書店員が選んだ珠玉の一冊~」を放送することが決定。『ジョゼと虎と魚たち』『眉山-びざん-』などを手掛ける巨匠・犬童一心監督が演出し、傑作ミステリーと三位一体となって珠玉の逸品を紡ぎ上げる。本作は、日本全国のカリスマ書店員たちが、とっておきの短篇として胸に秘めていた作品を映像化する3篇のオムニバスドラマ。作品の共通点は、いずれも“どんでん返し”のエンディングが存在するということだ。大泉さんが主演するのは、小池真理子原作の「妻の女友達」。演劇ユニット「TEAM NACS」の公演や、連続テレビ小説「まれ」、大河ドラマ「真田丸」など、ドラマ・映画と幅広い分野活躍を見せている彼が今回演じるのは、家と会社の往復をひたすら繰り返す、刺激のない毎日を全く苦にしない、おもしろみ一切なしの“マジメ父”広中肇役。しかし、そんな超小市民の彼だが、ある日“殺人者”になる…という、いままでにない役どころに挑戦する。自分がいままでやってこなかった役柄や、シーンを演じられることに喜びを感じたと話す大泉さんは、「肇の気持ちをすんなり理解するのは難しかったですが、演じていてとても楽しかったです」と撮影をふり返り、「広中肇という少し、いや、かなり変わった男の話ですが、肇がたどる数奇な運命をぜひお楽しみください。ドラマのラストには“驚き”が待っています!」とアピールも。また、北山猛邦の 「私たちが星座を盗んだ理由」 から「恋煩い」に主演するのは、『るろうに剣心』シリーズや『orange-オレンジ-』、「下町ロケット」など話題作に引っ張りだこな土屋さん。本作では、高校を卒業してから同級生の植田駿(井之脇海)と交際しているが、ある日浮気の疑いを抱く“妊婦”蔵元亜希役に。駿に対する疑いが拭えず、自身が妊娠していることを彼にはまだ話せていない亜希は、高校時代に仲の良かった茅野透子(岸井ゆきの)と3年ぶりに再会し…と展開していく。「あまりにも哀しい話」と本作を表現した土屋さんは、「誰が悪いわけでもなく、何がきっかけというわけでもなく、いつ、誰がどうすれば、こうならずに済んだのかさえ分からない。運命という言葉が当てはまるのかもしれないですが、それも違う気がする…。いままで出会ったことのない、つかみどころの無さに、まるで“霧”のような物語」と感想を述べた。そして最後は、向井さんが主演する「情けは人の…」。今邑彩の「盗まれて」に収録されている物語を基にした本作は、バーテンダーのアルバイトをしながら生活している主人公・北川健史が、ある夜バイト先の客として来店してきた中年男・赤堀(小澤征悦)の誘拐計画を手伝い…というストーリー。向井さんは、“誘拐犯”役に初挑戦、さらに実生活でも経験があるバーテンダー役にも初挑戦する。「とても懐かしかった」と撮影をふり返った向井さんは、「実生活でも長くやっていましたので、やりづらいなどはなく、もっとやっていたかったぐらいです。始まりは不穏なストーリーですが、最後まで見ていただけたら、少し優しい気持ちになれる作品です」とコメントしている。土曜プレミアム「ドラマ・ミステリーズ~カリスマ書店員が選んだ珠玉の一冊~」は4月22日(土)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月29日フジテレビでは、次世代の若手女優たち12人がそれぞれ主役を演じていく、12本のFODオリジナルオムニバスドラマ「&美少女~NEXT GIRL meets Tokyo~」の制作が決定。4月12日(水)に地上波放送スタートするほか、この放送に先駆け、FODにて4月5日(水)に先行配信される。「&美少女~NEXT GIRL meets Tokyo~」は、各話のタイトルが「表参道×19:00」や「渋谷×17:00」など“場所と時間”が指定され、そこで女の子たちに本当に起きていそうな日常が展開されていくドラマ。恋人、友達、家族、仕事、勉強、夢(将来)など、その日その場所には誰が現れ、どんなドラマが展開されるのかを、12人の若手女優たちがそれぞれの視点で物語を描いていく。“場所と時間”が指定されていることが共通するだけで、それぞれの回でカラーが異なる本作。そんな本作でそれぞれ主演する12人には、次世代を担う若手女優たちが決定。モデルで「逃げるは恥だが役に立つ」「咲-Saki-」など女優としても活動する古畑星夏、連続テレビ小説第97作「わろてんか」のヒロインに抜擢された葵わかな、「南くんの恋人~my little lover」や『桜ノ雨』の山本舞香をはじめ、南乃彩希、松風理咲、大友花恋、浅川梨奈、八木莉可子、水上京香、恒松祐里、仁村紗和、秋月成美が出演する。第1話の主演は古畑さん。21歳の美大生・笹原彩役に扮する。設定は「池袋×19:00」、友達を待っていると、田舎に住んでいるはずの母親に偶然出会い、そのうちに友達2人が合流し目的であった飲み会へ向かうが、なぜか母一緒に参加することに。驚きから始まり、意外な展開へとストーリーは進んでいく…。今回ドラマ初主演となる古畑さん。美大という才能が試される場所を選んで上京した彩の揺らぐ心情を、彼女が一体どう演じるのか楽しみだ。「&美少女~NEXT GIRL meets Tokyo~」は4月5日(水)0時~FODにて配信(以降、毎週水曜日最新話配信)、4月12日26時~毎週水曜日フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月25日女優の中山忍、櫻井淳子、佐藤江梨子、新山千春、三倉茉奈が、フジテレビ系オムニバスドラマ『本当にあった女の人生ドラマ』(18日21:00~22:52)で、それぞれ主演を務めることが7日、明らかになった。同作は、"昼ドラ"並みの女性の愛憎を描く同名のレディースコミック誌を映像化するもので、今回は5本を放送。中山は性悪姑とマザコン夫に介護ヘルパーとして虐げられる役、櫻井は守銭奴の親戚に全てをむしり取られていく役、佐藤は非常識のアラフィフの横暴に徹底抗戦するスーパーの店員役、新山はセレブ友達との付き合いのために破産街道を突き進む役、そして三倉はブスの正社員に足を引っ張られる契約社員役を演じる。櫻井は「最初はキレイな衣装が、だんだんボロボロなものに変わっていくなど、見た目でも心情が表現できるようこだわっています」と見どころを語っている。
2016年11月07日フジテレビが、新たなオムニバスドラマを立ち上げることが18日、明らかになった。ぶんか社のレディースコミック誌『本当にあった女の人生ドラマ』を原作に、"昼ドラ"並みの女性の愛憎を描くもので、同名の番組タイトルで11月18日(21:00~22:52)に放送される。同誌は、読者から投稿された実話を元にしたストーリーを掲載。今回の放送では、これまで反響が大きかった「顔面ブスVS性格ブス」「得する離婚、損する再婚」「常識力ゼロのアラフィフ」「ズルすぎる計算高い女」といった特集のマンガを、5本のオムニバスショートドラマとして映像化する。スタジオでは、女性タレントたちがこのドラマを鑑賞し、作品の感想や、身の回りの憎悪劇や人生観などを絡めてのトークを展開。ドラマの出演者、スタジオ出演の女性タレントは現在調整中だが、フジテレビ第二制作センター(バラエティ担当)の山本布美江プロデューサーは「金曜の夜、お酒を飲みながら『あーでもないこーでもない』と思わずテレビに突っ込んでしまいたくなるような、そして見終わった時には『明日から私も頑張ろう!』と思えるような番組をお届けしたいと思います」と話している。
2016年10月18日オムニバスは8月19日、広告主及び広告代理店向けに動画広告専門のプライベート・マーケットプレイス(PMP)サービスを開始した。同サービスは、優良なWebメディアを絞り込んだ上で動画広告を配信したいという広告主のニーズに応えるため、動画広告SSPにおいて動画広告枠のマネジメント支援をサポートしてきたTV局や新聞社など、約50のWebメディアの動画広告をネットワーク化することにより実現したもの。同サービスにより、広告主と広告代理店は、どの媒体・広告枠に対して動画広告を配信するかを選択でき、ブランドとして不適切なWebメディアへの広告配信を防止するほか、媒体・広告枠単位での効果測定が可能になるという。ネットワーク媒体の例としては、テレビ東京のテレ東プレイや新聞社の朝日新聞デジタル、MSN、東洋経済オンラインなどとなる。同社は今後、同サービスとDSPの接続を順次行っていき、ネットワーク媒体数の拡大を図っていく考えだ。
2015年08月20日貫地谷しほり、夏菜、小池栄子、酒井若菜、釈由美子、菜々緒といった女優陣が、CS局「女性チャンネル♪LaLa TV」のオムニバス連続ドラマ『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』シーズン2(9月2日スタート、毎週水曜23:00~)で主演を務めることが7日、明らかになった。同ドラマは、ジェーン・スーの結婚指南書が原作で、オムニバス形式でさまざまな出演者や監督、脚本家が集結して101通りの恋愛ストーリーを展開するもの。結婚できない女性"未婚のプロ"が、知らず知らずにやってしまっているエピソードが描かれる。貫地谷は「ぐうたらの私なので、共感したのは言うまでもありません」、夏菜は「演じてみて、わたし自身とても共感できる部分が多い作品だったので今を生きる女性のみなさまに少しでも共感してもらえたら」、菜々緒は「最終的に自分のところに戻ってくるのであればいろんなことを許してしまう気持ちは、女性には共感できる部分があるのではないでしょうか」と、主演女優たちも皆作品に共感している様子。釈は「私も、なかなか結婚できない組なので(笑)、アラフォー独身女性の悲哀を等身大で演じながら、かなりリアルな内容に、胸の奥がヒリヒリしました」と冷や汗。小池は「心から信頼しているマギーさんの演出には、やはり発見と喜びがありました! さらに相手役は天才・濱田岳さん!」とスタッフや共演者に感謝の気持ちを語り、シーズン1からの続編を演じる酒井は「すさまじくパワーアップしています」と自信を示した。今回は、男性主人公を迎えた"男性目線バージョン"も放送し、プロポーズしない・できない男性心理も描き出す。城田優は、池田鉄洋の脚本に「自分自身、芝居をしながら何度も笑ってしまいました」。中村倫也は「演じていて非常に腹立たしかった(笑)。でも、現代のリアルではこういう若者も多いんだろうなあと、妙に納得してしまう」と、それぞれ感想を語っている。
2015年07月07日日本オラクルは3月26日、「Oracle BlueKai Audience Data Marketplace」と、オムニバスが提供するオーディエンスデータを連携することを発表した。これにより、同サービスでは、日本市場において有用なサードパーティデータを提供することが可能となる。アドテクノロジーを活用したデジタルマーケティング事業を展開するオムニバスは、年代、性別や車、美容、スポーツ、趣味など約200のカテゴリに細分化された属性データ・嗜好データを保有している。日本オラクルは、今回のオムニバスとの連携により、具体的かつ的確なターゲットへの広告配信を支援するという。同オーディエンスデータは、企業のマーケティング業務を支援する「Oracle Marketing Cloud」の一機能であり、大規模なデータを一元管理・分析するプラットフォーム「Oracle Data Management Platform」を導入することで利用可能となる。
2015年03月27日「見つめられる淑女たち」、「告白する紳士たち」という2つのテーマのもと、日本映画界を牽引する若手俳優6名と文豪の恋愛短編小説が織りなすオムニバス映画『BUNGO~ささやかな欲望~』がこの秋、全国にて公開されることが決定した。先述の2つのテーマで各3話ずつ全6話の短編から構成される本作。「見つめられる淑女たち」の原作となるのは、宮沢賢治の名作「注文の多い料理店」、三浦哲郎の「乳房」、永井荷風「人妻」の3作。誰もが知る名作古典を冨永昌敬監督(『乱暴と待機』)が男女のラブストーリーにアレンジした『注文の多い料理店』では石原さとみと宮迫博之が共演。さらに、思春期の少年の悩みと夫を戦争にとられた人妻の悶々とした心情を描いた『乳房』には水崎綾女、永井荷風の傑作小説を熊切和嘉監督(『莫逆家族バクギャクファミーリア』)がちょっぴりセクシーなコメディタッチで蘇らせる『人妻』には谷村美月、『CATERPILLARキャタピラー』で手足を失った帰還兵を演じ高い評価を得た大西信満が出演する。一方、「告白する紳士たち」は天才芸術家・岡本太郎の実母、岡本かの子の隠れた名作を原作にした『鮨』、坂口安吾原作『握った手』、林芙美子原作『幸福の彼方』の3編から構成される。鮨屋の看板娘・ともよと常連の中年紳士・湊を主人公にした感動作『鮨』では、『アナザー』など話題作への出演が続く橋本愛とリリー・フランキーが異色の共演を果たす。「堕落論」で知られる坂口安吾が“ある革命”のてん末を描いた悲喜劇『握った手』でメガホンを握ったのは『苦役列車』の山下敦弘監督。山田孝之と成海璃子を迎え、恋に奥手な男子大学生の一世一代の“革命”をユーモアを交えて描く。『シグナル~月曜日のルカ~』で新進女優・三根梓を見出した谷口正晃監督が手がける『幸福の彼方』は、女性の生き方や夫婦のあり方を問う感動作。同作では波瑠(『グッドカミング ~トオルとネコ、たまに猫~』)と三浦貴大(『大奥[右衛門佐・綱吉篇]』)と話題作への出演が相次ぐ2人が共演を果たす。何十年も前に発表されながら、色褪せることなく多くの人々に読まれ、愛され続ける文豪の名作。時代を超えて読み継がれる物語が、日本映画界を背負う若手俳優たちと監督たちとのコラボレーションにより、どのように生まれ変わるのか楽しみである。『BUNGO~ささやかな欲望~』は9月29日(土)より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:アナザーAnother 2012年8月4日より全国東宝系にて公開© 2012 映画『Another アナザー』製作委員会莫逆家族バクギャクファミーリア 2012年9月8日より全国にて公開© 2011「莫逆家族」製作委員会BUNGO~ささやかな欲望~ 2012年9月29日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開© 「BUNGO ささやかな欲望」製作委員会その夜の侍 2012年11月17日より全国にて公開© 2012「その夜の侍」製作委員会大奥[右衛門佐・綱吉篇] 2012年12月22日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012男女逆転『大奥[右衛門佐・綱吉編]』製作委員会
2012年08月07日女性のための番組作りで知られるアメリカのケーブルTV局「Lifetime」が乳がんを題材にした短編オムニバス映画『Project Five』(原題)の製作を発表、ジェニファー・アニストンやデミ・ムーアが監督を務めることが明らかになった。上記2人のほかにアリシア・キーズ、『モンスター』のパティ・ジェンキンス監督も参加し、乳がんが患者の生活に及ぼす影響に迫る短編作品を撮るとのこと。残るひとりの監督については今後改めて発表を予定しているという。ジェニファーは代表作であるTVシリーズ「フレンズ」のクリエイター、マルタ・カウフマンと共に製作総指揮も務める。かつてトム・クルーズの右腕として『宇宙戦争』などを手がけたポーラ・ワグナー、『ディパーテッド』のクリスティン・ホーンやケヴィン・チノイ、フランチェスカ・シルヴェストリも製作総指揮として参加する。ジェニファーは「『Project Five』という作品が、エンターテイメントとしてのみならず、(乳がんについての)情報を与え、話し合いや研究、予防をうながす機会となることを願っています」とコメントしている。(text:Yuki Tominaga)写真は、自身の同じ名前の香水の発売を記念してイベントを開催、そのときに来場したジェニファー・アニストン。© Splash/AFLO■関連作品:バウンティー・ハンター 2010年7月10日より新宿ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ジェニファー・アニストンを池に落とせ?『バウンティー・ハンター』特別動画到着ジェニファー・アニストンらハリウッド有名女優がクレジットカード詐欺被害に
2011年03月31日