台湾を代表する航空会社チャイナ エアラインは10月30日、ボーイング777-300ERのキャビンインテリアが2015年度「グッドデザイン賞」を受賞したことを発表した。グッドデザイン賞とは「くらしを、社会を、豊かにしうるのか」という視点、つまり、デザインの効果・ 効用という視点から評価・選定する。形の美しさだけではなく、品質や使いやすさ、商品として のバランスの良さ、さらには機能性や先進性、グローバル性などあらゆる角度から審査される。宋代の文人をメインコンセプトに機内をデザインし、客室の設計は宋代の文人の暮らしの場面をテーマに、ビジネスクラスは書斎をイメージして夜の明かりで本を読むようなデザインとなっている。エコノミークラスは文人の市井をイメージしている。食事で使う用具は、宋代の調度品からインスピレーションを得ており、ビジネスクラスのスカイラウンジには、長距離を移動する旅人のために書物や茶、コーヒーの香りのする憩いの場を提供している。こうしたデザインに対し、審査委員からは「同時に静かな文人の生活や食の嗜好を表現、飛行機という厳しい制約を受ける中で、素晴らしいデザインを実現、高い評価に値する」として評価されたという。現在、777型機は台北(桃園)からサンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルス、フランクフルト線等長距離路線で運航されている。なお、10月30日~11月4日に京ミッドタウンで開催中の受賞展「グッドデザイン エキシビション2015(G展)」でも、2015度受賞デザインとして紹介されている(パネル展示)。
2015年11月01日●「グッドデザイン金賞」などが決定公益財団法人日本デザイン振興会主催の「グッドデザイン賞」の2015年度特別賞と大賞候補が10月30日、発表された。ここでは、同日に行われた記者発表会、および同日から開幕した「GOOD DESIGN EXHIBIYION 2015(G展)」の展示の様子をお届けする。○そもそも、グッドデザイン賞とは? 概要をおさらいグッドデザイン賞は、1957年に当時の通商産業省(現・経済産業省)が創設した「グッドデザイン商品選定制度」が母体のデザインの推奨制度。日用雑貨から家電などの工業製品や建築物といった製品は構造物だけでなく、ソフトウェアやサービス、取り組みなどあらゆる物事を対象とし、これまでに受賞総数4万件を超える、世界でも有数の規模と歴史を持つデザイン賞だ。受賞したデザインには"Gマーク"を付けられることでも知られている。審査は、毎年春の応募から書類による一次審査、現物による二次審査を経て、まずは「グッドデザイン・ベスト100」が選出され、さらにその中から特別賞が選ばれる仕組み。審査員には日本のデザイン界を代表するデザイナーや建築家など約80人で構成される審査委員会で行われる。○今年の「グッドデザイン・ベスト100」一例今年の応募総数は3,658点。9月28日に、その中からまずは1,337点が2015年度グッドデザイン賞として選出され、このほど審査委員会の協議により、5つの部門の特別賞が計50点決定し、発表された。まずは「グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)」は19点が選出。時代的課題をより高度に解決した質の高いデザインに送られる賞で、身近なところではパイロットコーポレーションのボールペン「フリクション」やパンをスチームで焼き上げるバルミューダの「ザ・トースター」、4月8日に開港した成田国際空港第3ターミナルのプロジェクトなどが受賞した。○「グッドデザイン金賞」一例その他には、中小企業の浴的な取り組みを顕彰する「ものづくりデザイン賞」(9点)、地域活性化をめざす総合的な取り組みに授与される「地域づくりデザイン賞」(4点)、来るべき社会の礎を築くデザインに与えられる「未来づくりデザイン賞」(17点)、震災復興に寄与するデザインを表彰する「復興デザイン賞」(1点)の各特別賞が発表された。○「グッドデザイン・ものづくりデザイン賞」一例また、グッドデザイン賞の最高の栄誉にあたる「グッドデザイン大賞」の候補8点も合わせて公表された。同賞は、審査員、グッドデザイン賞受賞者、および11月4日まで開催される「グッドデザイン賞の展示会場内で受け付ける来場者の投票(投票受付は11月3日まで。4日に結果発表)により決定する。●「グッドデザイン大賞」の候補を公開○審査員の総評10月30日に行われた「グッドデザイン賞特別賞発表会」に登壇した、日本デザイン振興会理事長の大井篤氏は「近年、社会の中でデザインの役割がますます大きくなっている。こうした時代環境を踏まえて、審査の過程においては、新たな試みとして社会やわれわれ一人ひとりが解決しなければならない問題・課題について、12の"フォーカス・イシュー"という形にまとめて、それらにデザインがどのように働きかけるかに目を向けることで、デザインの本質的な役割はもとより、これからの暮らしや社会を形づくる上で種になりうるもの見いだすことに努めた」と説明した。フォーカス・イシューとして掲げられたのは、「地域社会・ローカリティ」、「社会基盤・モビリティ」、「地球環境・エネルギー」、「防災・減災・震災復興」、「医療・福祉」など、社会が抱える12項目の課題だ。また、審査委員長を務めた永井一史氏も「グッドデザイン100の中から、暮らしを豊かにしていく審美性に加えて、フォーカス・イシューの視点を導入することで、より広い観点から評価したものが特別賞として選ばれている。デザインが社会の中で毛細血管のようにあらゆる場所や地域に流れはじめている今、特別賞の中にあるデザインの多様な領域や外見だけでなく、その中にあるプロセスやそれがもたらす価値やそういう観点でデザインを注目していただければありがたい」と語り、今年度の審査における新しい試みへの理解を求めた。同じく今年度から審査副委員長に就任した柴田文江氏は「これまでデザインというのはプロジェクトや問題に対して対面して物をつくってきた傾向にあったと思うが、今年は問題の内側に入って当事者が抱える問題を丁寧にひもといたものが今回ベスト100の中に多く見られたと感じる」と総評した。○グッドデザインを一覧できる「G展」2015年度のグッドデザイン賞受賞デザインやロングライフデザイン賞などを集めた「GOOD DESIGN EXHIBIYION 2015(G展)」は、東京・六本木の東京ミッドタウンで11月4日まで開催。開場時間は11時から20時まで(最終日は17時30分まで)。入場料(6日間共通)は大人1,000円、中学生以下は無料。展示の他に、グッドデザイン・ベスト100に選ばれたデザイナーによるプレゼンテーションやトークイベントなども予定されている。ちなみに、参加することで同展のチケットが無料で入手できる参加型コンテンツ「MEETinG」も実施中。気になる人はぜひ参加してから、会場に足をはこんでみては。
2015年10月30日メモリアルアートの大野屋はこのほど、同社が開発したミニ骨壺タイプの手元供養商品「ソウル プチポット 彩(さい)」が、「2015年度グッドデザイン賞」を受賞したことを明らかにした。「ソウル プチポット」は、故人の遺骨や遺灰の一部を納められるミニ骨壷。部屋に安置して身近に供養できることから、いつでも故人との絆を身近に感じたい人や、お墓が遠方にあって墓参りが頻繁にできない人などを中心に支持されているという。グッドデザイン賞を受賞した「彩(さい)」は、ガラス工芸作家・後藤あんな氏とコラボレーションして開発。ブランド初のガラス素材製で、透明感がありながら、すりガラスの柔らかな色合いが特徴となっている。一つひとつ吹きガラスの技法を用いて作る丸みのあるフォルムで、あたたかみを感じさせるだけでなく、遺骨を納めるのにふさわしい安定感も備えている。表面の模様は、色ガラス粒を本体ガラスに溶かして、ガラスの吹き具合や間合いを調整することで作り出す世界に一つだけの模様であるという。グッドデザイン賞の審査委員会は、「骨壺を暮らしの中に取り込むに際し、外から遺骨が見えない配慮は大事になるだろう。『彩』では、ガラス部に施されたブラスト加工と色面によって、外からは内部の遺骨が見えないようにシールドされる容器デザインに仕上げられており、ユーザーの気持ちに寄り添うものとなっている」と評している。カラーは新緑、花ガスミ、サクラ、ラベンダー、ソラ。価格は各3万8,000円(税別)。なお、同商品は10月30日~11月4日まで東京ミッドタウンで開催する受賞作品展「グッドデザインエキシビジョン2015」にて展示される。
2015年10月01日イワタは、同社の開発したフォント「イワタミンゴ」が2015年グッドデザイン賞を受賞したことを発表した。この受賞に際して、10月1日よりフォントのディスカウントキャンペーンを実施する。イワタミンゴは、明朝体のシャープさ・可読性と、ゴシック体の強さ・整斉さを兼ね備えたフォント。開発背景には、従来の印刷媒体向けフォントが電子機器上で長文を読むのには向かないといわれていることがあり、ディスプレイ上での可読性の高さを目的としてデザインされている。また、この受賞に際しての同賞の審査員(廣村正彰氏、齋藤精一氏、中谷日出氏、レイ・イナモト氏)からは、「『イワタミンゴ』は、明朝体とゴシック体の良いところを併せ持ち、デジタルメディアでも読みやすい。汎用性が高く、UDフォントとしての活用も期待できる。これからの時代のスタンダードとなりえる書体のひとつとして評価した」とのコメントが寄せられている。なお、グッドデザイン賞を受賞したことを記念して、「イワタミンゴ」の特別セールが10月1日~11月30日まで実施される。「イワタミンゴM/D/B/E」(OpenType Pro版)1書体は、定価1万8,000円より30%OFFの1万2,500円(税別)。「イワタミンゴNP-M/D」(OpenType U-PRESS版 TrueType U-PRESS版)、「S-イワタミンゴNP-B/E」(OpenType U-PRESS版 TrueType U-PRESS版)は、1書体あたり3万8,000円(定価)から30%オフとなり、2万6,500円(税別)で提供される。
2015年09月30日日本デザイン振興会は29日、「2015年度グッドデザイン賞」の受賞結果を発表した。このたびグッドデザイン賞を受賞したのは、審査対象となった3,658件のデザインから選ばれた1,337件(受賞企業は909社)。これらの中には、「グッドデザイン大賞」をはじめとする特別賞各賞の候補となる100件である「グッドデザイン・ベスト100」が含まれるほか、同会が東日本大震災からの復興促進を目的に2011年から実施されている特例措置枠での受賞が60件、海外事業連携の一環となるタイ、インド、シンガポールからの受賞51件が含まれる。また、10年以上の長きにわたり生産と販売が続けられ、ユーザーから親しまれてる製品などに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」には、ニコンの「Nikon F6」やニベア花王の「ニベアクリーム」など33件が受賞した。すべての受賞対象は、グッドデザイン賞の公式Webサイトで確認できる。今回の審査について、2015年度グッドデザイン賞の審査委員長・永井一史氏は公式Webサイト上で、「今回のグッドデザイン賞では、デザインがいま向き合うべき重要な領域を「フォーカス・イシュー」として定め、さまざまな社会課題とデザインとの関わりに評価のポイントを置くととともに、応募されたデザインの意義や価値をこれまでにも増して深く読み解くことを心がけました。」とコメントしている。なお、グッドデザイン賞およびグッドデザイン・ロングライフデザイン賞の受賞対象は、10月30日~11月4日に東京都・六本木の東京ミッドタウンにて開催される受賞展「グッドデザインエキシビション2015」(G展)に出展され、10月30日に「グッドデザイン特別賞各賞」および「グッドデザイン大賞候補」が、11月4日には「グッドデザイン大賞」が決定、発表される予定となっている。
2015年09月30日グッドデザイン賞を主催する日本デザイン振興会は29日、「2015年度グッドデザイン賞」の受賞結果を発表した。2015年度は、ここ10年来最多となる3,658件の審査対象の中から1,337件がグッドデザイン賞を受賞している。自動車関連では、マツダの新型「ロードスター」、トヨタ自動車の燃料電池自動車(FCV)「ミライ」、スバル(富士重工業)の運転支援システム「アイサイト」が、審査委員会により特に高い評価を得た100件「グッドデザイン・ベスト100」に選出され、グッドデザイン金賞等特別賞の候補となっている。マツダ「ロードスター」は、ウィンドスクリーンを従来より後方に移動させて伝統的なプロポーションを強調しながら、車体前後を大胆に絞り込むことでモダンな表情を与えることにも成功。アルミ製フロントフェンダーは限界まで絞り込みを行い、灯火類は限られた面に収めるべくLED化されるなど、妥協を廃したものづくりなどが審査委員に評価された。トヨタ自動車「ミライ」は、水素タンク、燃料電池スタック、モーター、バッテリーなど、多くの機器を車体に搭載しなければならない燃料電池自動車をセダンタイプにまとめた工夫などが評価されている。スバル「アイサイト」は、世界に先駆けて実用化された独自開発の運転支援システムであり、衝突回避のみでなく、追従走行、車線維持など、来るべき自動運転のクルマ社会に必須となる先進的な機能を、いち早く実用化してきた貢献は非常に大きいとの評価を得た。その他に、オートバイでは、スズキ「レッツ/レッツG」、ホンダ「タクト」、ヤマハ発動機「YZF-R1」が、自動車では、スズキ「アルト」「アルト ラパン」「エブリイ/エブリイ ワゴン」「ソリオ/ソリオ バンディット」「SX4 S-CROSS」、ダイハツ工業「ムーヴ」、マツダ「CX-3」、スバル「レガシィ B4」「レガシィ アウトバック」、トヨタ自動車「アルフォード/ヴェルファイア」、いすゞ自動車「エルガシリーズ」などがグッドデザイン賞を受賞している。
2015年09月30日毎日、編集部のオススメ商品を紹介する連載「Today’s item」の番外編として、7月31日まで、ファッション・ビューティ業界関係者が選ぶ、“東京土産”をご紹介。季節のご挨拶や帰省などでお手土産を用意する機会も多くなる季節。お遣いものに悩むことがあれば、目利き達が太鼓判を押す逸品リストを参考にして欲しい。本日は、三越伊勢丹の婦人・子供統括部 ヤングNB1 バイヤー、寺澤真理さんが推奨する、「ミントデザインズ(mintdesigns)」が「メディコム・トイ(MEDICOM TOY)」とコラボレーションしたシリーズ「FABRICK」の雑貨。「毎シーズンかわいい柄に注目している」と寺澤さん。15-16AWシーズンにはコミックの吹き出し柄とジグザグ柄が登場。アイテムは、バックパックやショルダーバッグ、PCケースなどから小物まで様々に展開される中でも「ギフトにしやすい大きさ、価格としてはカードケース、ペンケース、メガネケースが人気」と寺澤さん話す。汚れに強いPVC加工が施されたコットンのキャンバス地は、不規則なジグザグ柄をプリントし遊び心溢れるデザイン。伊勢丹新宿店でも取り扱いのある、二つ折りタイプのカードケース(3,400円)と、方口タイプのメガネケース(4,600円)、ジップで開閉するタイプのペンケース(3,800円)は、機能性と多様性のあるシリーズの中でも一押しのアイテムだ。カラーバリエーションは、ホワイト×ベージュ、ピンク×ベージュの2色。「男女ともにお洒落メガネの需要が増えた今、特にメガネケースは性別問わずギフトにおすすめ。『いつもお洒落なメガネを掛けているね…』という言葉と一緒に添えてお渡ししたらより喜んでいただけるかも」(寺澤さん)<問い合わせ先>ミントデザインズTEL:03-6450-5622
2015年07月30日セガトイズは21日、女子小学生向け「ジュエルポッド」シリーズから、スマホ型トイ「ジュエルポッドマジック」を発表した。発売は8月6日で、価格は税別9,800円。ジュエルポッドマジックは、ユーザーの声を認識してアプリの起動や壁紙の変更を行う音声操作機能を搭載したスマホ型トイ。カメラ、メール(通信には赤外線を使用)、アラーム、録音、音楽再生などの機能を備えるほか、27種類のゲームアプリを内蔵する。電源は単4形乾電池×4本で、約24時間連続で使用できる(時計表示時)。サイズはW68×H120×D21mm。カラーはピンクとパープルの2色。
2015年07月22日●何よりもストーリーを大切にする遊び心あふれる集団ディズニー/ピクサーが世界初の長編フルCGアニメーション作品として『トイ・ストーリー』を世に放ってから今年で20周年。その歴史の中で、『モンスターズ・インク』や『カールじいさんの空飛ぶ家』など数々の話題作を生み出してきたが、一つの区切りとなる長編アニメーション20周年記念作品として誕生したのが、11歳の少女ライリーの頭の中にある5つの感情を主人公に、頭の中の世界を描いた『インサイド・ヘッド』(7月18日公開)だ。監督のピート・ドクターは、第1作『トイ・ストーリー』の制作初期に入社。以降、監督作『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』ほか、スタジオのほとんどの作品に携わってきた人物で、名ストーリー・テラーとして名高い。このたび、ピート、そして共同監督のロニー・デル・カルメンに、ピクサーの強みや20年間での変化、本作の魅力などをインタビュー。ロニーは、TVシリーズ『バットマン』のストーリーボード・アーティストなどを務めた後、2000年に『ファインディング・ニモ』のストーリー・スーパーバイザーとしてピクサーに入社したという経歴を持ち、外にいたからこそ感じるピクサーの魅力を語ってもらった。――『トイ・ストーリー』から長編アニメーション20周年。第1作から関わっているピートさんは、この20年を振り返ってスタジオの成長や変化などをどう感じていますか?ピート・ドクター(以下ピート):ピクサーに在籍して25年。『トイ・ストーリー』の制作初期から長編の歴史を見てきましたが、最初はビジネスというよりも、ガレージで仲間が集まってワイワイやりながら自分たちの大好きな映画を作っているという感じでした。『トイ・ストーリー』は120人くらいで作っていたのが、今は1,200人くらいで作るようになり、規模は大きくなっていますが、日々の感じはまったく同じ。みんな楽しいからやっているんです。ロニー・デル・カルメン(以下ロニー):『インサイド・ヘッド』も、最初は自分とピートとプロデューサーのジョナス・リヴェラだけ。3人で作り始めたんです。ピート:僕らが楽しんでいる感じが、映画越しに伝わるとうれしいね!――ピートさんは、ピクサーに25年在籍しているからこそ自分はこうなれた、と感じているところは?ピート:背が伸びたんだよ! ピクターにいたから(笑)。ってのは冗談で、ストーリー作り、キャラクター作りは、ピクサーにいる間に学んでいったことですね。ピクサーに入る前も小規模ではやっていたけれど、映画という規模でやる機会はピクサーに入るまでなかったので。おもしろいのは、みんなの経験値が低かったこと。ジョン・ラセターでさえ、ディズニーで少しアニメーターとして仕事をしていただけだったので、みんなで会社としてどうやって出資を集めるとか、ストーリーテリング自体もどういう風に進めるべきか、日々経験を積んでいって、それを分かち合ったというのが今日に至っているのかな。現在のわれわれの持つお互いの信頼につながっていると思います。――ロニーさんは、2000年にピクサーに入社される前から映像のお仕事をされていたわけですが、外から見ていた時のピクサーの印象はいかがでしたか?ロニー:オリンポス山みたいに、頂上の頂上というイメージだったよ! 『トイ・ストーリー2』を1人で劇場の最前列で見たんですけど、見たあと落ち込んでしまって。こんないいものは作れないって。そして、ピクサーにいない自分にも落ち込んでしまいました。それから数年後に応募したら、あまり厳しくチェックしていなかったのか、運よく入り込むことができて(笑)。――ピクサー入社後、驚いたことや、何か発見はありましたか?ロニー:一番僕が知りたかったことを発見することができました。それは、どうやって映画を作っているんだろうということ。すごく遊び心のある人がたくさんいるんだけど、とにかくストーリーテリングを大切にしているということを知りました。そして、監督は発想の源であり、作品という船の船長でもあるけれど、スタジオにいるいろんな方がストーリーに対していろんなアドバイスをくれる。でも、最終的にストーリーをどうしていくか、守るのは監督1人。この体制はほかのスタジオにはないと思います。また、特にストーリー作りにおいてコミュニケーションを密にするというのが強みだと。だからこそ、これだけリアルで人間的な共感できるストーリーを作り出すことができるんだと思います。って、ピクサーの秘密バラしちゃった! ごめんね、ピート!ピート:おいっ! なんてことを!(笑)――このやりとりの中にも、お二人の遊び心があふれていますね!(笑)●20周年作品『インサイド・ヘッド』への思いと、スタジオの未来――『トイ・ストーリー』では、世界初の長編フルCGアニメーションとして世の中に驚きを与えましたが、今回お二人で監督を務められたピクサー長編アニメーション20周年作品『インサイド・ヘッド』にある、ほかにはない魅力を教えてください。ピート:おそらくわれわれとしても世界的にも、現実と想像上の世界が同時に展開していくというのは、初めてだと思います。まったく1からこの世界観、心の中の世界を作り上げなきゃいけなかったんですが、どこかなじみのある場所でもある。「夢がどこから来るのかな」「何でこの曲ループしているのかな」って思うことがあると思うんですけど、そういうみんなのどこか知っている、でも見たことがない世界を作り上げたことが新しいと思います。――本作は、「自分の物語だ」と深く共感できる、本当に普遍性の高い作品だと思います。20周年だからこそ、このような普遍性の高い作品にしたんですか?ピート:実は、20周年というのは全然意識していなかったんです。ピクサーのもともとのスケジュールだと、来年公開の『ザ・グッド・ダイナソー』(邦題:『アーロと少年』)が先になるはずでしたし、そういう意識はまったくなかったですね。"普遍性"ということいついては、ピクサーで作っているすべての物語は、主人公がほかの人たちとうまくつながっていく、そのつながりを見いだしていく物語だと言えると思うんです。今回もそうで、主人公の感情が、人と人をつなげてくれるものでもあるんです。――2017年に『トイ・ストーリー4』が公開されると発表があり、すでに期待が高まっています。ピートさんも参加されていますが、そもそも3部作で完結というところから、4作目を作るということになったのはどういう経緯だったのでしょうか。ピート:『トイ・ストーリー4』に関して一番ワクワクしているのは、実はジョン・ラセターだと思うよ! アイデアとしては、みんながいるところで盛り上がって、最初は別のアイデアだったんですが、これって前にこういうことをやっているよねっていう親和性があったのか、『トイ・ストーリー』の続編になっていったんです。だれがということでもないんだけど、それがピクサーなんだよね。――なるほど! 最後に、25周年、30周年への意気込みや目標をお願いします!ピート:もっと新しいストーリーテラーを生んでいきたいし、若い才能を育てていきたい。誰もがつづったことのないストーリーを描くのは難しさも伴うけれど、だからこそみなさんが劇場に足を運んでくれると思うし、驚きを与えていきたい。だから、常に新しい物語をお届けしていきたいです!ロニー:あと、ピクサーはおいしいスナックがたくさんあるスタジオなんだけど、もっとおいしいスナックがほしいな(笑)(C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月18日7月18日(土)、Dlifeにてシリーズ最新作となる「トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド」が放送。新キャラクター“エンジェル・キティ”が登場することが明らかとなった。シリーズ第一作目となる史上初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』の公開から、20周年を迎える今年。日本独占初放送される待望の最新作「トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド」は、映画『トイ・ストーリー3』から3年後のクリスマスを舞台に描かれている。ウッディたちの新しい持ち主・ボニーは、おもちゃたちを連れて親戚の家へ。大好きなメイソンとおもちゃで遊ぶのを楽しみにしていたボニーだったが、当のメイソンは新たに手にした“テレビゲーム”に夢中。ボニーも誘われるままに、ゲームに参加。おもちゃたちはメイソンの部屋で暇を持て余します。その部屋にはかつてメイソンが遊んでいた恐竜のおもちゃたちが。ウッディたちは彼らの町に足を踏み入れるが、そこには不穏な空気が漂っていて…。今回のストーリーで初登場となるのは、天使の輪と天使のラッパを持つ、ねこのクリスマスオーナメント“エンジェル・キティ”。キュートなルックスと天使の心で、ウッディたちに負けずに、強い恐竜たちを前に大活躍!「あなたが人々に与える喜びは、あなたの元にきっと戻ってくる」など、心に響く“天使のつぶやき”にも注目だ。果たして、ウッディやバズたちとともに足を踏み入れることとなる“謎の恐竜ワールド”とは?そしておもちゃたちは、テレビゲームから子どもたちの心を取り戻せるのか!?ハラハラドキドキの大冒険と感動のラストを、ぜひ放送で目撃してみて。「トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド」は、7月18日(土)19時よりDlifeにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月16日日本デザイン振興会は、グッドデザイン賞の受賞展示イベント「GOOD DESIGN EXHIBITION 2015 (G展)」を開催する。会期は2015年10月30日~11月4日。会場は東京・六本木の東京ミッドタウン。入場料は一般1,000円。本展は、2015年度グッドデザイン賞の受賞デザインを中心に、これまでの受賞デザイン約1,000件以上を展示するイベント。今回は「MEETinG(ミーティング)」をテーマに据え、人々が新しいグッドデザインと出会い、その価値を共有できるような新プログラムを多数展開する。その1つとして、同賞初となる参加型スペシャルサイトが9月に公開される。ユーザーがグッドデザイン賞の中からお気に入りを選び、シェアできる機能を持ったサイトとなる予定で、参加するともれなくG展に招待されるほか、同賞の審査委員らが選ぶ「私の選んだGマーク」ページや、みんなの人気ランキングといったコンテンツも企画されている。さらに、同賞で特に高い評価を得た「グッドデザイン特別賞」や「グッドデザイン・ベスト100」、社会の課題にアプローチする「フォーカス・イシュー」など、キーとなる要素を活かしたゾーニングやディスプレイを展開。あわせて、審査委員によるデザイン解説や、「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれたデザイナー100名が登場するプレゼンテーションも実施されるという。このほか、長く親しまれているデザインに贈られる「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」の受賞作品展示や、受賞アイテムが買える期間限定のショップもオープン。さらに、2015年度にもっとも多くのグッドデザイン賞を獲得した企業の受賞デザインをトータルに紹介する特別展示「グッドデザイン・スーペリアカンパニー2015」や、さまざまな切り口の解説付きで会場を巡る「グッドデザイン・ガイドツアー」も実施予定となっている。
2015年07月10日『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』は、ボニーの祖母の家へ向かう途中で車がパンクし、モーテルに一泊することになったウッディたちが不気味で不可思議な出来事に遭遇する様を描いた作品。ブルーレイ、DVDには本編だけでなく、未公開シーンや限定映像、短編『トイ・ストーリー トゥーン』などの特典が収録される。『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』/特別画像本作では、モーテル内で“登場人物がひとり、ひとりと姿を消していく”というホラー映画の定番の展開がコミカルに描かれ、やがて彼らがある人物によって閉じ込められていることが判明する。そこにいるのは、個性豊かなおもちゃたち。脚本と監督を務めたアンガス・マクレーンは「僕はスペシャリストが集結する映画が好きだ。奇妙な特技をもった連中がチームで活躍する。それを目指した」という。劇中に登場するコンバット・カールは武闘派の兵士のおもちゃで、脱出作戦のリーダーになるが、彼の隣には3分1のサイズのミニチュア版“コンバット・カール・ジュニア”がいて、観る者は思わず笑みがこぼれるだろう。他にもポケットからアイテムを取り出す“ポケッティア”や、レゴで作られた“レゴ・バニー”など様々な仲間が登場。彼らはそれぞれの特技を駆使して脱出しようとする。特別映像には本編の映像だけでなく、スタッフへのインタビューや、CG制作にまつわる秘話も紹介されている。今年は『トイ・ストーリー』誕生20周年にあたり、様々な関連イベントや新作の放映が企画されている。『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』ブルーレイ+DVDセット:3800円+税DVD:2800円+税発売中
2015年07月08日世界初の長編フルCGアニメーション映画『トイ・ストーリー』の公開から20周年を迎えた今年、シリーズのその後を描いた「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」のブルーレイ&DVDが発売中だ。今回発売されるブルーレイ&DVDリリースには、本編だけでなく、未公開シーンや限定映像、大人気の短編「トイ・ストーリー トゥーン」などボーナスコンテンツが盛り沢山で、最大60分と超充実の内容。本作では、ウッディやバズたちがまたまた大ピンチに陥るが、そこで助っ人として実に頼もしい新キャラが登場する。その愉快な映像の一部をご紹介。公開された映像内では、ほかのおもちゃと共にある場所に閉じ込められてしまったウッディやバズたちが、そこにいた新キャラたちと共に力を合わせなんとか脱出を試みる姿が。チームのリーダーとなるのが、腕っ節が強そうなコンバット・カールと3分の1サイズのコンバット・カール・ジュニアだ。この2人を筆頭に個性豊かな新キャラたちが続々登場!カールが、仲間たちに指示を出し作戦開始。まずはポケットがいっぱい付いたロボット、ポケッティアがポケットからクリップを出し、カールがそれを折り曲げてフックにする。続いて、ラビット型のレゴ・バニーが階段に変身し、目覚まし時計型のオールド・タイマーが、時間を計る。そして、カール・ジュニアがフックを手に、扉を開けようとふんばるのだ。それぞれが特技を発揮するチームプレイが素晴らしい。果たしてウッディたちは、主人であるボニーの元へと無事に戻れるのか?本作は、『トイ・ストーリー2』でおなじみのカウガール人形のジェシーをヒロインに、ウッディたちがホラー映画をみんなで観るところから物語は始まる。そこから続くストーリーも、これまでのシリーズとは少し印象が違う、ちょっぴりスリリングな冒険物語となっている点が新鮮。最初から最後まで、ドキドキハラハラの連続。後半では、カウガールのジェシーが仲間を助けるために一肌脱ぐ場面があり、ジェシーの勇気と仲間たちとの友情のドラマに熱くなること必至だ。「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」ブルーレイ&DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年07月03日アイリスオーヤマは7月上旬に、「トイ・ストーリー」の公開20周年を記念して、人気のキャラクターがデザインされた収納用品4アイテムを発売する。○老若男女問わず支持されるキャラクター「トイ・ストーリー」は、1995年11月に世界初の長編フルCGアニメーション映画として公開され、今年で公開20周年を迎えた。これを記念した同商品は、限定デザインを施した収納用品となる。「キャラクターチェスト4段(2柄)」は、衣類などを収納する大型のチェスト。取っ手は子どもでも掴みやすい大きな丸型で、アイリスオーヤマの特許である金属レールを採用。重量のあるものを収納しても、少ない力で引き出しを引くことができる。「キャラクターデスクチェスト」は、エイリアンの絵柄を中央にデザイン。大きさはA4サイズがちょうど入るくらいで、引き出しは3段になっている。価格は全てオープンで、販売期間は2015年12月までの6カ月間を予定している。(C)Disney/Pixar(C)Disney/Pixar MR. POTATO HEAD & MRS. POTATO HEAD are trademarks of Hasbro used with permission. (C)Hasbro. All Rights Reserved.
2015年06月30日キューバの米海軍基地で起こった殺人事件をきっかけに、軍隊の正義と悪がむき出しになる法廷劇、『ア・フュー・グッドメン』。アーロン・ソーキンが脚本を手がけ、ブロードウェイでロングランを果たした今作は、トム・クルーズ主演の映画によってより広く知られるようになった。この作品が再び舞台に戻ってくる。しかも今回は、たった7人の出演者によって演じられることに。鈴木勝秀が演出を手がけ、ドラマ『ファーストクラス』や『昼顔平日午後3時の恋人たち』などで最近頭角を現している淵上泰史が初舞台にして初主演を飾る。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報公開ゲネプロの前に行われた取材で、「何の心配もない」と余裕の表情を見せる鈴木とは対照的に、「とにかく緊張しています」と淵上。淵上演じるキャフィ中尉とともに被告の弁護を務めるギャロウェイ少佐役の瀬奈じゅんは、「法廷シーンでは高揚感があります」と笑顔。事件の秘密を握るジェセップ大佐を演じる田口トモロヲは「ここまで大きな権力を持った役は初めて。『俺もとうとう(映画でこの役を演じた)ジャック・ニコルソンまできたか』と思いました」と報道陣を笑わせた。ゲネプロが始まると、ステージの空間は鉄条網が張られた高いフェンスによって囲まれ、他には小さな台がふたつ置かれているだけ。この究極にまで削ぎ落とされたセットが、ときにはキューバ基地の内側に、そしてときにはワシントンの法廷になる。鈴木が「想像をかきたてることこそ演劇の醍醐味」と語っていたとおり、セットが全く変わらないのに、キャストの振る舞いによって場面の変化がきちんと伝わってくる面白さがある。淵上演じるキャフィ中尉の、軽くてちょっと適当な感じが口のきき方や佇まいから伝わってくる。ところが彼は様々な真実を知るうち、初めて本気で正義のために戦う決意をする……。時間が経つほどに真剣な面持ちになってゆくキャフィだが、圧巻はやはりクライマックスの、法廷でジェセップ大佐と対決するシーンだ。音楽も入らず、照明も変わらず、これまで以上にストイックな空間のなか、ふたりが対峙する。若く必死なキャフィに、落ち着き払った大佐。ところが途中から、キャフィの言動に序盤の軽みが戻って来る。そこからの数分間は役の上での対峙にベテランの田口に若さで食らいつく淵上という構図が重なり、観る側も緊張と興奮がぐんぐん高まっていく。「若さ、体力、鮮度どれをとっても淵上くんにはかなわない。そのぶん、芝居でコテンパンにできたら」と冗談まじりの田口に、「思いっきりぶつかりたい」と淵上。ふたりの対決をぜひ目に焼き付けてほしい。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文/釣木文恵
2015年06月19日2014年に行われた自動車レース「SUPER GT 2014」GT300クラスでシリーズチャンピオンを獲得したレーシングカー「グッドスマイル 初音ミク BMW」がミニカーとして商品化され、2015年10月に発売されることが決定した。現在「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受付中で、価格は8,148円(税別)。"7年目の正直"をスローガンに挑んだ2014年、片山右京監督をはじめとした「GOODSMILE RACING & TeamUKYO」は、日本最高峰の自動車レース「SUPER GT」にレーシングミクをデザインした「BMW Z4 GT3」で参戦。11月15日~16日に開催された最終戦の「ツインリンクもてぎ」で3位でゴールし、「SUPER GT 2014」シリーズ2度目のドライバーズチャンピオンを獲得、悲願の王座奪還を果たした。今回は、記念すべき「グッドスマイル 初音ミク BMW」が、1/32スケールのミニカーとして登場する。『グッドスマイル 初音ミク BMW 2014 シリーズ優勝Ver.』は、スピード感あふれるカラーリングはもちろん、スポンサーロゴにいたるまでシリーズ最終戦時のデザインを緻密に再現。ボディの材質にABS樹脂を採用し、抑揚のついたグラマラスなボディを見事に表現している。全長は約140mm。商品価格は8,148円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約受付は、2015年7月1日21:00。商品の発売および発送は、2015年10月を予定している。(C)おぐち / Crypton Future Media, INC. www.piapro.netcostume designed by コヤマシゲトThe BMW logo and the BMW wordmark are trademarks of BMW AG and are used under License.
2015年06月10日タカラトミーが4月23日に発売した知育玩具「Cube touch」が実にスマートなトイだ。これは10個のキューブをiPadにタッチして遊ぶという、デジタルとアナログが融合した、まさに次世代のオモチャ。単にiPadゲームを遊ぶのではなく、キューブと指を使うことで脳を刺激する新感覚のプリスクールトイ。なんでも「見る、聞く、触るの感覚刺激が幼少期の学ぶ力を育みます」(by北里大学の偉い人)なんだとか。指先の感覚で言うと思い当たることがある。最近、手書きで漢字を書こうとするとぼんやりと形は頭に浮かぶものの、正しく書けないということが多くないだろうか?先日、とあるテレビ番組で東進ハイスクールの人気講師・林修先生が「葡萄」という漢字が書けず、大恥を書いたというニュースがあった。東大卒、現役塾講師の林先生は放送後のブログで「最近、本当に漢字が書けなくなっているんですよ。パソコンばかり使っている弊害でしょうか」と明かした。今に始まったことではないが、漢字を読むことはできても、いざ書こうとすると出ないって人が急増している。これ「漢字健忘症」っていうらしい。パソコンは短時間で大量の文字が書けて効率的だし、漢字も変換機能があるので便利。しかし手書きをしなくなったことで脳が記憶することが減っているのだ。漢字を書く時には単に漢字のカタチを思い出しているだけではなく、どの部分にどんなツクリがくるかなどの空間的なコントロール作業をしているらしい。確かに脳の細胞が死んでいってることを実感する。さらに言うと、パソコンならかろうじて物理的タッチ感があるが、スマホやiPadなどの仮想キーボードではなおさらその感覚が薄れていくかもしれない(その分どっかの感覚が発達しているかもしれないが)。大人たちがそうなんだから、子供たちはもっと深刻だ。特にスマホゲームの世界ではほとんどの操作がタッチかスワイプなどでできるようになってきて、今後ますます指先の感覚が薄れていくはず。そんなデジタルネイティブなチルドレンたちに、iPadを使うときにも、立体物を握って指先を動かすことで脳を刺激する、知育の要素を取り入れたオモチャがこの「Cube touch」だ。○キューブでiPadにタッチして遊ぶ新感覚トイ通常iPadは指先で画面をタッチするが、このオモチャは指の代わりに静電マルチタッチ技術を搭載した10個のキューブでiPadにタッチして遊ぶというもの。キューブでiPadの画面を触るとアクションが起き、つかんだり、ひねったり、それぞれ指の動きに合わせたアクションが起きる。○説明書を読まずにプレイしてみるまずは無料の「Cube touch」アプリをダンロードして起動。別売りのキューブには「まち」「いきもの」の2種が用意され、いずれも4つのステージと5つのミニゲームが付いている。子供向けの知育玩具を大人が「遊ぶ」というのもなんなので、ハンデ(なんのハンデだ?)として説明書を読まずにプレイすることにする。そもそも子供向けというなら説明書は読まずに直感的にプレイできることも重要な要素だ。ミニゲーム・たまごはこび編枠の中にたまごを置け!と言わんばかりのスタート画面。案の定、キューブを置くとゲームが始まった。障害物を避けながら、たまごを持ち上げながらゴールまで運べばゴール。ゲームは理解できたが、障害物に当たってもまったく割れる気配なしのたまごの硬さに驚いた。ミニゲーム・ガチャ編ガチャということでさっそくツマミを回そうとしたが、矢印の点滅で「コインを入れろ!」というメッセージが伝わった。確かにコインを入れずに回せるガチャはない。キューブを置いて回すと「カニ」をげっとん。続けざまにコインを入れて「クマ」も手に入れたが、ふと、コインが減っていくことに不安を感じる。無駄に射幸心に煽られない強い心を持たせるもひとつの学習か?ミニゲーム・ぬりえ編実は動画は3テイク目のものだが、使うキューブによって色が変わり、左側のボタンをタッチすると「スプレー」「スタンプ」に切り替えられることがわかった。どのキューブがどの色が出るのかがわからず、なかなかサイケデリックなクルマが出来上がった。ミニゲーム・エイリアンハンター編ブロック崩しゲームのようにエイリアンにボールをぶつけて倒す。キューブを置く位置は自由なずなのに、画面下部の方でしか操作していない自分に気づく。きっとかつて名作ゲーム『アルカノイド』のやりすぎというか、ファミコン世代の固定概念にしばられているのだろう。そもそも画面下にボールが落ちてもゲームオーバーにはならない。いきもの編初めは動物を捕まえるゲームかと思ったが、キューブを置くと半分のハートが表示されるので、2つのキューブを組み合わせて「いきもの」を合成するということがわかった。しかも地上で「鳥」を召喚しても消えてしまい、画面の「空」の部分で合成しないと生き残らないというハードなサバイバル仕様。大人な自分でもけっこう頭を使う。まち編キューブによってさまざまな街やモニュメントが出てきたので、テーマに沿った施設を置いて街を作っていくゲームというのがわかった。これなんてシムシティ? と思ってやってみたが、けっこう難しい。さっき「いきもの編」で作った巨大怪獣が街を襲ってくるのではないだろうかと余計な心配も。○結論:指先の細かい運動は頭を活性化する?今回のレビューにあたって、そもそも人間の指の感覚がどのように成長していくかを調べたところ、0ヶ月の新生児期はモノを握ることはできるが、まだつかむことはできず、それが4~6ヶ月頃には自分の意思でつかむようになり、8ヶ月~1歳頃にはボタンを押したり、オモチャで遊んだりするようになるらしい。つまり赤ちゃんは指先や五感を刺激することにより、様々なことを吸収し成長していくのだ。この「Cube touch」はプリスクールトイのため、対象年齢はもっと上だが、人間が成長するにあたって重要な「見る、聞く、触る」の感覚刺激がゲームを通じて与えられるというわけ(by北里大学の偉い人っていうか略)。この連載はこれまで「大人が遊べる次世代オモチャ」を紹介してきたが、そもそも子供が遊べるスマートトイがあまりなかったのも事実。知育は積み木やアナログのオモチャに任せるのもいいが、親が毎日いじってるスマホやiPadに子供が興味をもつのは自然の流れ。その時、一方的な動画視聴や指先のみのゲームだけでなく、こういったデジタルでも知育を考えたスマートトイを与えるのも親の役割だ。
2015年05月25日1992年公開の同名映画で知られる『ア・フュー・グッドメン』が、鈴木勝秀演出により日本オリジナル版で上演される。米海兵隊基地で起きた殺人事件をめぐるサスペンス法廷劇。演出の鈴木は「改めて観ると、今の時代に非常にマッチした題材。キューバとの国交正常化が動いていたり、米軍内の他の問題や、今後の日本の話含め、よりリアルに感じられるのでは」と語る。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報キャストには注目の俳優たちが顔を揃えた。映画版ではトム・クルーズが演じた主役のキャフィ中佐は、今作が初主演舞台となる淵上泰史。「最初お話をいただいて鈴木さんとお話するまで、どの役をするか聞いてなかったんです。鈴木さんのお話を聞く中で、『あれ?トム・クルーズの役……って事は・・・・・・?』と。とりあえず、一度部屋の窓から外を見ました、落ち着くために(笑)」(淵上)。思わぬ大役に動揺したものの、「断る理由は何ひとつないですし俳優として勝負しなければ、という気持ち」から快諾。鈴木はそんな淵上に「僕が演劇において重要視しているのが声。お会いして声を聞いて、大丈夫だと直感した」と太鼓判を押す。キャフィと対峙することになるジェセップ大佐役は、鈴木が全幅の信頼を寄せる田口トモロヲ。映画版ではジャック・ニコルソンが演じた役だ。「映画を昔観た時、ジャック・ニコルソンがやりたい放題やっていて突出していた印象が強かった。役者として勝負、じゃないですけど(笑)あんなに印象的な先代がいるのに、なおかつこれをどう料理するか……それは大変なことで。でもスズカツだったらなにか勝算というか面白さを見出して僕をチョイスしてくれたんだろうなと。ジェセップは権力の象徴とも言える役なので、今だからこそできるものを演じたい」(田口)鈴木が感じるこの作品の魅力は、時代との親和性だけではない。「人間の歴史の中で常に存在する対立概念、正義と悪、戦争と平和。でもそれは結局、人間の存在そのものが、その矛盾する概念を内包している、ということなんですよね。だから、普遍的なテーマとしてあらゆる作家が取り上げる。今回の作品を観た人にどういう回答を出して欲しいか、というのは少なくとも僕にはない。でもこういう出来事があり、これを演劇や映画にした人が居る。その事実は面白いと思うんです。人間の矛盾した部分を観るのは嫌なことでもあるけど、同時に面白さでもある。そこを感じていただけたら」(鈴木)公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:川口有紀
2015年05月22日全国のケーブルテレビ及びBS・CS放送などで放送中のディズニー・チャンネルにて、映画『トイ・ストーリー』の劇場公開20周年を記念した特別編成「トイ・ストーリーコレクション」が、4月15日(水)~18日(土)の4日間にわたり放送されることが決定した。ディズニー/ピクサーの名を世界中に知らしめ、史上初の長編フルCGアニメーションとして歴史を塗り替えた『トイ・ストーリー』の劇場公開から、今年で20年周年を迎える。先日発表された新作『トイ・ストーリー4』の制作決定も、大きな話題を呼んだ。今回放送が決定した特別編成「トイ・ストーリーコレクション」では、映画全3作品に加え、短編やTVオリジナル作品を含む計7作品を放送する。中でも、注目すべきなのはシリーズ初の“ホラー”作として大きな話題となったTVオリジナル作品「トイ・ストーリー・オブ・テラー!」のオンエアだ。「トイ・ストーリー3」のその後を描いた本作。夜のモーテルを舞台に、探検に出かけたおもちゃ達が一人、また一人といなくなる…。なぜおもちゃたちが消えていくのか?残されたおもちゃ達は自分たちが消される前に謎解きに挑戦する――。そのほかにも、劇場公開作品の前に上映される、長編に引けを取らないクオリティの短編シリーズも一挙放送。長編とはまた一味違ったキャラクターの魅力が堪能できそうだ。特別編成「トイ・ストーリーコレクション」は、ディズニーチャンネルにて 4月15日(水)~18日(土)20:00より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年04月14日4月17日(金)より劇場公開されるリース・ウィザースプーン主演『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』。『ゴーン・ガール』など作品のプロデュース業や、女優としても本年度アカデミー賞「主演女優賞」にノミネートされるなど、ますます活躍の幅を広げているリースから、本作への出演について語ったコメントがシネマカフェに到着した。1983年、アフリカ大陸のスーダンでは内戦が始まり、数万人の子どもたちが両親の命と住む家を奪われた。13年後、アメリカとスーダンが協力し、難民キャンプで育った3,600人の若者たちが全米各地に移住することに。突然、自由の国への切符を手渡された若者たちと、彼らを受け入れたアメリカ人たちとの間には、“やさしい嘘”から生まれたドラマがあった――。実話をベースにした物語を、『ビューティフル・マインド』でアカデミー「作品賞」と「監督賞」に輝いたロン・ハワードが製作、『ぼくたちのムッシュ・ラザール』でアカデミー「外国語映画賞」にノミネートされたフィリップ・ファラルドーが監督した本作。3児の母として、プロデューサーとして、女優として、多忙を極めるリースは、「私のホテルの部屋を見るべきだわ。今日の朝は、パンケーキがあって、ミルクがあって、10代の子どもたちがいて、とにかくカオスだったから」と和やかに語る。本作で難民の兄弟に職業を紹介する女性キャリーを演じたことについて、母親であることは演じ方に影響していたようで、「それは、絶対そうね。母親としては、子どもに関係する役は何でも、より強烈に共感するものだから」と明かした。それだけ多忙を極める彼女が、本作を選んだのは、マーガレット・ネイグルによる脚本が優れていたからだという。「彼女がどれだけのリサーチをしたのかよく分かるの。というのも、私は役を演じるにあたり、ドキュメンタリーを見たんだけど、すべて本当に完璧に正確に描かれていたから。だから、私はこの映画がやりたいと思った。実際、マーガレットに会って、フィリップ(・ファラルドー監督)に会って、本当に素晴らしいと思ったわ」とふり返って語る。「自分の人生に感謝する瞬間ってこれまでにもたくさんあったけど、こうやってほかの人の視点から自分たちの持つ特権や、どれだけの機会に恵まれているのかを知らされることって珍しいから。それが教育であれ、医療であれ、食べ物であれ、飲料水であれね。それからこの作品には、家族に対する素晴らしいメッセージがあると思ったの。自分たちの子どもを連れて観ることができる、素晴らしい作品だとも思ったわ。もちろん私の子どもも連れて行くつもりよ」と話してくれた。タイトルの『グッド・ライ』とは、自分ではなく誰かのためを思ってつく“よいウソ”のこと。リースもそうした嘘をつくことがあるのかといえば、「もちろん。だって、俳優って仕事自体が、ウソをつくのがすごく上手いってことだと思うから(笑)。でしょ?」と、笑顔を見せるリース。劇中で彼らがどんな“ウソ”をつき、物語が変わっていくのか。その行く末は劇場で確かめてみて。『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』は4月17日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グッド・ライ~いちばん優しい嘘~ 2015年4月17日よりTOHOシネマズシャンテほか全国(C) 2014 Black Label Media, LLC. All Rights Reserved.
2015年04月13日東欧のアニメ大国チェコで初登場1位を記録し、あの『トイ・ストーリー3』などハリウッド大作を抑える大ヒットとなったパペット映画が、『クーキー』という邦題で日本に上陸することが決定。併せて、ピンク色のちょっぴり“へなちょこ”なテディベアが可愛らしい日本版ビジュアルも解禁された。オンドラはぜんそく持ちで体が弱い男の子。小さなころからテディベアのクーキーと一緒に遊んでいたが、古くなり汚れも増えたことがぜんそくに悪いと思った母親がゴミと一緒に捨ててしまう。ゴミ捨て場でショベルカーに潰されそうになったその瞬間、クーキーはひょっこりと動き出し、森に逃げ込んだ。森の中では邪魔者が次々に現れるが、果たしてクーキーは無事オンドラとの再会を果たすことができるのか…!?本作を手がけたのは、『コーリャ 愛のプラハ』(’96)で第69回アカデミー賞「外国語映画賞」を受賞したチェコの映像作家ヤン・スヴェラーク監督。スタジオジブリが初めて洋画を国内配給した作品として有名な『ダーク・ブルー』(’01)の生みの親でもある。本作では、チェコ伝統のマリオネット(操り人形)による人形劇に挑戦しており、スタジオを飛び出して実際の森の中にロケセットを組み、予定の3倍となる100日間もの撮影を敢行。『トイ・ストーリー』にも通じる、誰もが子どものころに経験したオモチャとの切ない思い出を、実写のパペットと組み合わせて魅せている。“ちょっと変な”という意味を持つテディベア“クーキー”のデザインを手掛けたのは、ゲーム・クリエイター集団“アマニタ・デザイン”だ。ユニークなミニチュアとVFXを使い、イマジネーション豊かな世界に私たちを惹き込んでくれる。つぶらな瞳がなぜか気になる、“ちょっと変な”クーキーが繰り広げる不思議な冒険。“子ども”を卒業した大人のための物語をまずはビジュアルで楽しんでみて。『クーキー』は5月16日(土)から6月26日(金)の“カリコレ2015”で公開。8月より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月10日ヤマハミュージックジャパンは、同社定番のチューナーメトロノームTDM-75シリーズに、トイ・ストーリーのキャラクターをあしらった「TDM-75DT」を発売した。価格は税抜4,200円。同製品では、チューナー本体ボディーに20周年を迎える映画「トイ・ストーリー」より大人気のキャラクターのエイリアンがそろって歌っているデザインを採用。表示は液晶表示およびLEDランプ点滅表示となっており、純正調の響きを作るのに便利な純正長三度、純正短三度ガイドマークが付属する。また、テンポは30~252(1ステップ、振り子メトロノームの目盛りごとにも設定可能)、拍子は0~9拍子、2連符、3連符、3連中抜き、4連符、4連中抜きなどが設定できる(タップ機能付き)。そのほか、ボリュームはダイヤル式の段階調節で、オートパワーオフ機能(約20分)も搭載されている。
2015年04月03日『ラッシュ/プライドと友情』のロン・ハワードが製作を、リース・ウィザースプーンが主演を務めた感動作『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』の漫画ポスターが映画館に掲出される。映画のストーリーをコミックのようにまとめた5種類のポスターだ。その他の写真映画は、内戦によって孤児になり、危険な状況を何とか生き抜いて成長し、米国各地に難民として移住してきた“ロストボーイズ”と呼ばれるスーダンの若者たちと、彼らに職業を紹介するウィザースプーン演じる女性キャリーの交流を描いた作品。ポスターは全5種類で、ロストボーイズたちがアメリカに行くまでを描いた“スーダン編”にはじまり、キャリーに出会う“出発編”、アメリカでの生活に圧倒される“新生活編”、就職活動の顛末を描いた“就活編”、巨大スーパーで働く“初めてのお仕事編”が登場した。いずれもストーリーの流れに沿って劇中の画像を使いながら物語やキャラクターをコミカルに紹介。右も左もわからない場所で迷いながら懸命に生き、家族を愛するロストボーイズたちの姿や背景がひと目でわかるようになっている。ポスターを制作した宣伝プロデューサーは「スーダンからきたロストボーイズ達と、彼らを受け入れるリース・ウィザースプーンが演じるキャリーのカルチャーギャップを、楽しくわかりやすく伝えたい、という気持ちで作りました。難民というと日本人にあまり接点がなくピンとこない方が多いと思いますが、同じ人間同士驚いたり笑ったりしながら紡がれる彼らのドラマを知ってもらうきっかけになれば」とコメント。ポスターが現在、東京のTOHOシネマズみゆき座に掲出されており、今後、掲出劇場は広がる予定。多くの映画ファンがロビーなどでロストボーイズたちの奮闘ぶりを目にすることになりそうだ。『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』4月17日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2015年03月25日ディズニー/ピクサーが世界初の長編フルCGアニメーションとして生み出した映画『トイ・ストーリー』。このほど、7月2日(木)にブルーレイ&DVDで発売されるシリーズ最新作『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』の予告編が公開された。ボニーの祖母の家へ向かう途中で車がパンクし、ウッディたちはモーテルに一泊することに。ボニーたちが寝静まった後、ミスター・ポテトヘッドが出かけていき、ウッディやバズ、ジェシーも鞄の外に出るが…。おもちゃとは思えない、リアルで躍動感あふれるキャラクターたちと、魅力的なストーリーなど、その誕生から20年近くたっても、全世界で愛され続けている『トイ・ストーリー』シリーズ。今回公開された予告編は『トイ・ストーリー3』の“その後”を描いた物語。劇中に登場するのは、ウッディ、バズ、ジェシー、レックスなど、おなじみの仲間たちのほか、ファンの心をくすぐる体育会系なキャラクター、コンバット・カールが物語にアクセントと加えていることが分かる。日本語吹き替えボイスキャストは、ウッディ役&バズ役に唐沢寿明&所ジョージが務め、最新作としてふさわしいハイクオリティ映像となっている。さらに、ウォルト・ディズニー・ジャパンでは、『トイ・ストーリー』20周年を記念し、2015年3月1日から約1年に渡り、関連イベントや新作アニメーションの放送、限定商品の発売など、ファンを魅了する様々な企画を予定しているとのことだ。(text:cinemacafe.net)
2015年03月23日ディズニー/ピクサーが手がける人気シリーズの最新作『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』が、7月にブルーレイとDVDでリリースされることが決定した。『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』動画『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』は、ボニーの祖母の家へ向かう途中で車がパンクし、モーテルに一泊することになったウッディたちが不気味で不可思議な出来事に遭遇する様を描いた22分の作品。ブルーレイ、DVDには本編だけでなく、未公開シーンや限定映像、短編『トイ・ストーリー トゥーン』など60分の特典が収録される。また、初回限定には“トイ・ストーリー20周年記念 ステッカー”がつく。本シリーズの1作目がアメリカで公開されたのは1995年の3月で、ウォルト・ディズニー・ジャパンでは20周年を記念して、3月23日(月)から約1年に渡って、関連イベントや新作アニメーションの放送、限定商品の発売など様々な企画を予定している。『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』ブルーレイ+DVDセット:3800円+税DVD:2800円+税7月2日(木) 発売※デジタル配信同日開始
2015年03月23日バンダイは、20代~30代の女性をターゲットにしたカプセルトイ「ガシャポン」の販売コーナー「Brilliant Capsule(ブリリアントカプセル)」を3月30日~4月12日の期間限定で、東京・ルミネエスト新宿店で展開することを発表した。1977年からカプセル自販機市場に参入し、さまざまなキャラクター商品「ガシャポン」を販売してきたバンダイは、「オトナ女子」に向けたアイテムを積極的に取り組んでおり、2013年3月には10以下だったアイテムが2015年3月には約80アイテムまで拡大。これはガシャポン全体の2割に及び、1アイテムで50万個以上を売り上げる人気商品もあるという。今回、これまでカプセルトイに触れたことがなかった女性にも楽しさを体感してもらうという経緯で、大ヒットアニメ『美少女戦士セーラームーン』や少女漫画誌『なかよし』(講談社)や『りぼん』(集英社)に連載された人気作品のキャラクター商品、ネコやイヌなど動物をモチーフとしたオリジナル商品など、大人の女性に人気のカプセルトイを一堂に集めた販売コーナー「Brilliant Capsule」を東京・ルミネエスト新宿店で開催。設置場所は2カ所で、1Fエスカレーター前の「特設催事スペース」(月曜~金曜は11:00~22:00、土日祝は10:30~22:00)に16面、8Fコールド・ストーン・クリーマリー前の「ラウンジスペース」(11:00~23:00)に20面の自販機が設置されるという。このコーナーは「オトナ女子エレガント」をテーマにしており、カプセルトイを販売する自販機に「オトナ女子」を意識したオフホワイトとゴールドのディスプレイを装飾。カプセルトイに馴染みの薄い女性でも立ち寄りやすい世界観を演出している。設置期間は3月30日~4月12日まで。(C)武内直子・PNP・講談社・東映アニメーション(C)東映アニメーション
2015年03月18日2017年に公開予定の『トイ・ストーリー4』は、ロマンチックコメディになるようだ。ピクサーの社長ジム・モリスが、ディズニー・ラティノに対して、明らかにした。その他の情報モリスは、4作目のストーリーはこれまでと違う方向性で、「恋愛物語になる」と語っている。脚本家には、2012年のロマンチックコメディ映画『セレステ&ジェシー』を執筆したラシダ・ジョーンズとウィル・マコーマックが決まっている。監督は、シリーズ1、2作目を手がけたピクサーのトップ、ジョン・ラセターが務める。3作目で完結したと思われていた『トイ・ストーリー』の続編が作られるというニュースは、歓迎と同時に、多少の不信感をもって受け止められた。だがモリスは「お金が儲かるからという理由で作るのではない。情熱を感じるアイデアが生まれたから作るのだ」と強調している。『トイ・ストーリー4(原題)』2017年、全国ロードショー文:猿渡由紀
2015年03月09日トーシンパートナーズはこのほど、2014年にグッドデザイン賞を受賞したマンションシリーズ「ZOOM」の最新物件「ZOOM目黒」の販売を開始した。○専有部は開放感のある空間に「ZOOM」は、「Safety」「Sense」「Practical」をコンセプトにしたマンションシリーズ。「ZOOM池尻大橋」は2014年にグッドデザイン賞を受賞している。物件の所在地は、「2015年版 みんなが選んだ住みたい街ランキング 関東版」(リクルート住まいカンパニー)で、11位から4位に躍進した目黒。同エリアは、再開発による大規模マンションや超高層オフィスビルの建設が進んでいる他、個性的な店舗、カフェ、レストランなど飲食店も充実しており、注目が集まっているという。専有部は、多くの光と風が入るように窓を大きく設計。ロフト付の住戸では、洋室の天井高が3.5m以上と開放感のある空間を演出している。ナチュラルでスタイリッシュなエントランスや、コンクリート打ちっぱなしの外観は、周囲の環境にマッチするデザインを意識したもの。場所は東京都目黒区下目黒3-284-6。専有面積は25.790~57.242平方メートル。
2015年03月07日「モスキーノ(MOSCHINO)」のクリエイティブディレクター、ジェレミー・スコットによって創りだされたフレグランス『モスキーノ・トイ』は、2015年2月18日(水)阪急うめだ本店にて発売される。モスキーノ・トイ オーデトワレ 50ml15,000円(税抜)『モスキーノ・トイ』は、過去のフレグランスの常識を覆し、見た目、機能、楽しさを追い求めた"トイ"という名前どおりのフレグランス。一番の特徴は、いつでもどこでも好きな時にハグしたり寄り添ったりできるフワフワしたテディベアが、そのままの形でフレグランスになっているということ。幸せそうな顔をしたテディベアの頭の部分を取り外すと、からだの中に組み込まれたアトマイザーが魔法のようにあらわれる。ジュースをシュッとひと吹きした後は、『モスキーノ・トイ』をドレッサーに置いたり、他のぬいぐるみたちと一緒にベッドまわりに並べたりもできる。「フレグランスの見た目はこうでなければいけない、ボトルはこうあるべきだ、といった常識を超えたかったのです。そして"モスキーノ・トイ"でそれを実現したのです。」と、ジェレミー・スコットは彼のはじめてのフレグランスについて語る。ちょっと生意気で、すごく愛らしいジェレミー・スコットのテディベアは、ハートウォーミングな微笑みをたたえ"This is Not a Moschino Toy"と書かれたTシャツを着て、そして"Try Me"や"Touch Me"と書かれた吹き出しマークが描かれた、ほんとうのおもちゃのようなパッケージにおさめられている。『モスキーノ・トイ』の香りは、マンダリン、カルダモン、ベルガモットではじまる。ハートノートはラベンダー、バイオレットペタル、そしてサンザシのソフトでシルキーな香りが広がり、ベースノートでは、サンダルウッド、バニラ、マウンテンツリーモス、アカシアのウッディノートが、『モスキーノ・トイ』の故郷である森を思い浮かばせる。まぎれもなくユーモラスで、ウィットとエンタテイメントに満ちた『モスキーノ・トイ』は、製品の開発においても革新的であった。パッケージ、見せ方、そして販売方法のどれをとっても創造力に富んだものとなり、もっとも重要だったことは、ジェレミー・スコットがモスキーノブランドを進化させるための、飽くなき冒険の一歩となるプロジェクトであったということだ。『モスキーノ・トイ』は2014年9月にロンドンのハロッズにて先行発売、同時にmoshino.comでも販売を開始。その後、世界各地の百貨店およびモスキーノブティックにて発売される予定となっている。日本においては、2015年2月18日(水)に、阪急梅田本店にて販売を開始する。【問い合わせ先】インターモード川辺 フレグランス本部電話番号: 0120-000-599元の記事を読む
2015年02月16日『ラッシュ/プライドと友情』のロン・ハワードが製作を、リース・ウィザースプーンが主演を務めた感動作『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』の予告編映像が公開になった。本作は、内戦によって家族を失い、故郷を追われてアメリカにやってきたスーダンの若者たちと、職業紹介所の女性の交流を、実話を基に描いたさわやかな感動作だ。予告編映像このほど公開された映像に登場するのは“ロストボーイズ”と呼ばれるスーダンの若者たち。彼らは内戦によって孤児になり、危険な状況を何とか生き抜いて成長し、米国各地に難民として移住してきた。彼らは当然のようにアメリカに知り合いはおらず、職もないが、それどころか彼らは電話を見ることすら初めてだ。そんな彼らに職業を紹介するのがウィザースプーン演じる女性キャリーだ。彼女は当初、ロストボーイズたちの存在を面倒に感じていたが、右も左もわからない場所で迷いながら懸命に生き、家族を愛する彼らと行動を共にする中で変化を遂げていく。予告編には初めてアメリカにやってきた彼らが、様々な“初めて”に出会い、右往左往する姿がコミカルに描かれる一方で、難民である彼らの真のさみしさに気づいてキャリーが変化していくさまも描かれる。ちなみにタイトルの“グッド・ライ”とは、物事をよくするために、自分ではなく誰かのことを想ってつく“よいウソ”のこと。劇中で彼らがどんな“よいウソ”をつき、人々が前向きになるのかも気になるところだ。『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』4月17日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
2015年02月13日