「子どもの学校が休みで、ついつい叱ってしまうんです」「夫がテレワークで、ずっと家にいるとぶつかってばかり。“コロナ離婚”なんて言われてるけど、うちも危ないかも……」新型コロナの感染拡大で、7都府県に緊急事態宣言が発令されてから8日目の4月15日。オンライン会議システムZoomを使って開催された「女性のこころと身体のオンライン相談室」では、参加者から、このような悩みが吐露された。その中に、参加者の話に耳を傾けつつ、こうエールを送る女性がいた。 「私もひとりの生活者であり、ひとりの女性です。昔は、子どもや夫に大声で怒鳴ったこともあったのよ。いま思えばなつかしい。私でよければ、なんでも相談にのります」東京の銀座と新宿で、「女性ライフクリニック」を開業する産婦人科医で医学博士の対馬ルリ子さん(62)だ。婦人科、乳腺科、内科、皮膚科などを備え、女性の心と体をトータルに診ている。対馬さんは、4月8日から銀座のクリニックを開放。コロナ禍で、DV被害などを受ける女性たちの駆け込み寺として機能させてきた。「UN Womenという国連組織が、《自宅待機で、女性や女児に対するDVという“陰のパンデミック”が起こるリスクが高まっている》と声明を発表したんです。いまこそ、手を差し伸べるときだ、と思いました。だからすぐに、『お金のこと気にしなくていいから、なにかあったら銀座のクリニックに来てください』とFacebookで呼びかけたんです。そしたら、驚いたことに一晩で1,800人以上の方がシェアしてくださって」さっそく駆け込んできた女性がいたという。「渋谷で6~7人から集団レイプにあったという20代の女性でした。外出自粛で渋谷の繁華街に人が少なくなったので狙われたんでしょう。怖くて誰にも言えなくて悩んでいたようです」対馬さんに寄せられたDV被害者からのSOSは8件。(5月19日時点)相談内容もさまざまだ。「向精神薬を服用している夫が、夜になると興奮して暴れて危険を感じる、とか、メールでシェルター要請が来て、いつでもお越しくださいと伝えたら、『逃げ込めるところがあるだけで安心した』と、落ち着いておられる方もいます。ある女性は、話を聞いているうちに、自分がDVを受けていたということに気づいて、家を出ることを決意。NPOが運営するシェルターに入ったと聞きました」対馬さんが立場の弱い女性を支援するのには、母の影響があった。「私が生まれたころは、祖父は弘前大学の医学部長、父も弘前大学医学部の講師をしていました。母は、20歳で父と結婚し、間もなく私と4歳下の妹を産んだんです。父は、医家の長男として生まれてチヤホヤされて育ったせいか、わがままな人で。自分の思いどおりにいかないと、すぐ母に手を上げていました。私も小さいときは、父によく殴られました」対馬さんが幼いころ、母が泣きながら、こう話していたことが忘れられないという。――ママは、自分で稼げないから、離婚したらあなたたちを養っていくこともできない。だから黙って夫に従うしかない。あなたたちは、夫と離婚しても死別しても、独りで生きていけるように手に職をつけなさい。「母は、成績は優秀だったけど、女だからという理由で大学に行かせてもらえなかったようで。悔しかったと思います。私が医者を目指したのは、自分で人生の選択をさせてもらえなかった母の怨念があったからかもしれません」母の言葉が深く心に刻まれた対馬さん。医師として、そして1人の女性としても、女性の応援団として歩み続けてきた。コロナ禍を経て、その思いは、さらに強くなっている。「世の中が大変になると、真っ先に切り捨てられるのは立場の弱い女性。残念ながら日本には、女性の心身と生活を支援する医療機関が、ほとんどありません。志を継いでくれる次世代の医師は育っているので、今後も全国に女性支援の輪を広げていきたいと思っています」「女性自身」2020年6月16日号 掲載
2020年06月08日コロナウイルスにより、離婚の選択をする夫婦もいれば、「今だからこそ彼女にプロポーズしたくなった」という男性もいるようです。これまでにない困惑が世間で続くなか、一生涯のパートナーとして選ばれる女性は、どんな特徴を持ち合わせているのでしょうか。今回は、「最近プロポーズを決めた」という男性に、彼女を選んだ理由について語ってもらいました。■ 常に前向きな彼女に心を打たれた「僕の彼女は、まわりの人にも褒められるくらい、底無しに明るい性格です。こんな世間になる前は、そんな彼女のことを生涯の伴侶として選ぶことに、少しためらいを感じていたんです。だけど、『どうしようもないことを悩んでも仕方がない』と電話で励まされたときに、『このくらい明るい女性の方が試練も乗り越えていけるのかも』と思い、彼女にプロポーズをしました」(Aさん・26歳男性/アパレル)男性も少なからず不安を感じている世の中です。大丈夫そうに見えても、それは彼女の前だから強がっていることもあります。本音を言えずにいる彼氏におもわず笑ってしまうようなユニークさやタフさが結婚相手として選ばれる女性には必要でしょう。こんなときだからこそ、共倒れにならないようにしっかりと自分を持っていたいですね。■ 自宅でも楽しめる彼女に感銘を受けた「僕は昔からアウトドアが好きなタイプなので、自粛の生活にうんざりしていました。ところが、彼女は今までやったこともないような手芸や料理に果敢に挑戦してて。同棲している彼女が家で新しい試みを試したり、自分なりに楽しんでいる姿を見て感銘を受けました。どんな状況でも楽しめるって才能だと思うし、『子育てとかも協力してやっていけそうだな』って思いましたよ」(Sさん・28歳男性/経営者)この機会に、新しい趣味を持つのもおすすめです。なにかに夢中になるだけで、ストレスが減り彼氏と喧嘩することも減るでしょう。自宅でも楽しめてお金もかからずに、素敵な趣味を見つけると彼氏も「家庭を一緒に営んでいけるな」と安心させることができるかもしれませんね。■ 勉強を頑張る彼女を尊敬「彼女はかなりの甘えん坊なので、さぞかし僕と会えないことを寂しがっていることだろうと思ったんです。久しぶりに彼女と電話したときに『いいチャンスだから仕事に使えそうな資格の勉強をしてる』って言ってきて、向上心の高さにとにかくびっくりしちゃいましたよ。臨機応変に対応できる彼女のギャップに結婚を考え始めています」(Wさん・31歳男性/弁護士)家でできることで、精一杯のことをするなんて素敵ですよね。彼女なりの明るい未来をのぞむ姿勢が見えます。苦しいときほど頑張れるかどうかで、人の真意が分かれるものです。勉強を頑張る彼女に心打たれて、お互いに切磋琢磨できる関係を目指してみるのもいいですね。■ 思いやりがある彼女に不安が和らいだ「彼女自身も仕事がテレワークで大変そうだし、少なからずストレスはあるはずなのに、僕の家に宅配便で入浴剤をプレゼントしてくれたんです。『心を癒して頑張ろうね』とメモが貼ってあって、さりげない彼女の優しさに惚れ直しました」(Kさん・32歳男性/保育士)自分のことより、彼氏の体調を心配できる彼女の器の大きさにびっくりですよね。どんなにデジタル化がすすんでも、彼女からの手書きの手紙は男性の大好物。会えない今だからこそ、手紙を書くのもおすすめです。■ ウイルスにも負けない強い絆を!会えなかったり、いつもと働き方が変わったりする……などなど、思うようにできない今の時期はストレスがたまりがちですよね。いいかえれば、恋人どうしの真の絆が試されているといっても、過言ではありません。健康はもちろんのこと、どんなことでもポジティブに捉えられるかどうか、それが今後の二人の展開を左右することでしょう。(東城ゆず/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年06月07日一児の母のエッセイストで、TVコメンテーターとしても多数出演する犬山紙子さん。女性と社会をとりまく問題をはじめ、「コミュニケーション」を仕事にする犬山さんが、一人語りのラジオに挑戦中です。番組名は『犬山の遠吠え!やってまーす』(音声配信サービス「Radiotalk」でアーカイブ配信中)。恋愛や性、夫婦問題、子育て、差別に嫉妬…常に生き方更新中の犬山さんが、リスナーからのお便りを交えながら、テレビでは伝え切れない本音を語っています。この連載では番組内のトークを厳選して、言葉にまとめました。今回は2020年5月14日放送分よりお届けします。外出自粛が続くなかで、「わが子に問われて困ってしまったワンシーン」からラジオは始まりました。■コロナのこと、子どもにはどう説明してますか?<犬山さんの声を流しながら読む>いまの悩みのひとつが、3歳のわが子にコロナウィルスをどう説明するかなんです。うちでも「おばあちゃんに会いに行きたい!」なんて言われるんですが、その気持ちは当たり前なわけです。ただ、細かく話したところで、この状況をどこまで3歳が理解できるのか……。私は今のところ「外にすごいバイ菌が出てきて、病気になるかもしれないけど、大人たちがすごい薬を一生懸命作ってくれてるから、ちょっと待ってようね」と伝えています。バイ菌とウィルスはちがうものなんですが、子どもはバイ菌だとわかるみたい。あとは、ただ脅すだけではなくて、すこしの勇気も与えて、「乗り越えていく」という思いを持ってもらいたいんです。きっとね、それぞれの年齢のお子さんを持つ親御さんが、それぞれで今悩んでいることじゃないかと思うので。「コロナと子どもとの関わり方」も、ぜひみなさんのやり方を聞きたいので、番組までメールなどいただけると嬉しいです!■コロナ離婚に隠れDV…心配ごとが増えていく家族と密な環境で過ごす時間が増えて、コミュニケーションのトラブルも発生していると見聞きしています。不安なうえに、先が見えにくい状況で、さらにお子さんがいる家庭はなお大変。忙しくて、ほっと一息つける時間もないと。フラストレーションが溜まっていく生活の中で、「コロナ離婚」にまで発展する夫婦もあるようです。実は東日本大震災のときも、仙台市では離婚の相談数が2倍になったそうなんです。やっぱり人は非常時に、それまでの関係性がより濃く出てくるんだなぁ、なんて思いながら見てるんですが……。あと心配なのはDVと虐待が増えること。私は「#こどものいのちはこどものもの」というチームで児童虐待を防ぐための活動もしているのですが、学校は大人の目で「子どもの異変」に気づける機能でもあって、そこで守ることができたケースって本当に多いんです。それが今は休校で、周りの家族も外に出ないから、完全に子どもを閉じ込めている状況なんですよね。私たちも児童相談所の電話番号「189番」の啓発とか、活動されているNPOさんのサポートとか、微々たるものかもしれなくても、できることは必ずあると思います。あとは「虐待を未然に防ぐお手伝い」も。私もTwitterを見ているときに、知り合い含めて「この人は育児に疲れているな」と投稿から感じたりもします。そんなときにはLINEや電話で、「最近は何か不安なの?」と、相手の話を否定せずに聞くだけでも感情は変わってきます。この状況に孤立しているのではなく、誰かに受け止めてもらえると思うだけでもね。■自己肯定感は「ありがとう」を口にすることから<犬山さんの声を流しながら読む>このラジオでやりたいことのひとつが「色んな人を肯定したい!」です。以前に、他局なんですが『ホメラニアン』というラジオ番組に出演していて、そこでは「私たちって生きてるだけでえらいよね!」とリスナーさんをとにかく褒めていました。私、思うんですけど、とにかくもっと褒められて良いことは、この世に溢れまくってます! だから、この『犬山の遠吠え』では、そこにスポットライトを当てていきたいんですね。特に家事育児は、もっと「ありがとう」の言葉が必要で、もっと褒められていくべきだなーって思います。「つけあがる」とか「甘やかす」とか以前に、日本人はあまりにも真面目すぎて、頑張りすぎて、それで追い詰められちゃう人が多いように感じています。実は私自身も、自分のことを全然褒められないタイプでした。でも、やっぱり自己肯定感が持てることは大事だし、人間は生きているだけでちゃんと役割があるものなんです。うちは母が寝たきりになって、もう10年以上になるんですが、母がニコッて笑ってくれるだけで、周りも私も嬉しい気持ちが湧きます。今も、このラジオで話しているそばで、頭のなかでは母が生きてくれてることにも「嬉しいなぁ」と感じるものです。私はカウンセリングや心療内科に通って、先生に話を聞いたりしていくうちに、自己肯定感を持てるように変わっていけました。実は、その変わるための行動のひとつが周りの人にも「ありがとう」を伝えて、褒めること。綺麗事に聞こえるかもしれないけれど、結局はそこからなんだなって。……いま、構成作家のマツモトさんが、カンペに「人には『頑張れ!』じゃなくて『頑張ったね』ですか?」と書いてくれたのですが、まさにそうなんですよ! 頑張ったね、つらいのわかるよ、って否定しないのが本当に大事だと思います。■クソバイスを知って、心でブロック!<犬山さんの声を流しながら読む>もう一つ、このラジオで話したいことがあって……クソバイス、ご存知ですか?「クソみたいなアドバイス」の略です。「自分の持論を相手の事情をまったく聞かずに押し付けること」と定義しているのですが、私が名付けたので知らなくても大丈夫です(笑)。「いい加減に年齢考えて彼氏を作りなよ」とか「仕事に熱中しすぎると婚期に遅れちゃうよ」とかはクソバイスの一例ですね。これらをまとめて反論も考えて、以前に『アドバイスかと思ったら呪いだった。』という本にしました。私が今、いちばんよく受けるクソバイスは「子どもは一人っ子だとかわいそうだから、もっとつくったほうがいいよ」ですね! 同世代の女性から言われることもあるし、年上の男性から受けることも本当に多いです。でもさ、子どもを持つ持たないなんて、お金の事情とか、そもそも産めるかわからないとか、人によっていろんな理由があるわけじゃないですか。クソバイスって、言っているほうはめちゃくちゃ気持ちいいんですよ。だけど、言われてしまったほうは、自分が悪いのかもしれない……って、自らを責めてしまうサイクルに陥ってしまう。しかも、深刻化してくると「自分が悪い」という思いが内面化して、ついには他の人にまでクソバイスを放つ側に回るんです……。言ってくる人はいます。でも、「はいはい、これはクソバイスだな」と理解しておければ、それをブロックする心を持てると思います。子育てや育児アドバイスにもクソバイスはいっぱい潜んでいます。「子どもはこうやって育てるべきだよ」とか「母乳じゃないとだめだ」とかね。それで本当に苦しむ方もいます。みんなでクソバイスを集めて知って、対抗していきましょう! 深刻なものからライトのものまで、「私が受けたクソバイス」、ぜひ教えてください。ラジオ番組『犬山の遠吠え!やってまーす』は毎週木曜日、深夜0時30分からMBSラジオ(AM1179/FM90.6)で放送するほか、アプリやネットで楽しめる「radiko」でも生配信。また、過去の放送は音声配信サービス「Radiotalk」で聞くことができます。▶コロナとコミュニケーションについて、ちょっと真面目なお話。 ▶私がラジオで話したいこと 〜「みんなを褒める」と「クソバイス」について〜 ▶夫婦でこんな問題、乗り越えました
2020年05月22日感染症の拡大によって、外出自粛要請が続いています。家族で過ごす時間が長くなり、パパやママたちは、さまざまな思いを抱えていることと思います。今回は、外出自粛による新しい発見についてのアンケートを元に、家族のあり方について考えてみたいと思います。■外出自粛で、発見はあったのか?アンケートでは、外出自粛によって、家族に新しい発見があったかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が40.1%となり、約4割の人が、外出自粛により家族の新たな一面を見つけていることがわかりました。一方で、39.4%が「ない」と答えていて、「ある」とほぼ同数になっています。Q.外出自粛、家族に新しい発見はあった?ある 40.1%ない 39.4%わからない 19.4%その他 1.1%■コロナ渦で子どもたちの成長に発見あり外出自粛によって、「家族に新しい発見があった」と答えたのは、約4割の人たち。具体的にどのような発見があったのか、まずは子どもたちについてみていきたいと思います。▼子どもの家事力に驚きの声「休校になり中学生の長女が『司令塔』として活躍! 家中の掃除や草むしり、夕食まで作り、下の子の勉強も教えてくれました。ありがとう、『司令塔』!」(山口県 40代女性)「小学生の息子が掃除機をかけてくれて、高校生の兄も手伝ってくれた。何気なくやってくれる優しさがうれしかったです」(千葉県 40代女性)「私が買い物から帰ってきたら、反抗期の息子が、何も言わずに品物を冷蔵庫に入れてくれていた。また、洗濯物を取り込んだらたたんでくれていた。ありがたいです」(三重県 40代女性)「小学2年生と年長の娘が 洗濯、風呂掃除、ごみ捨て、お米研ぎをみずからやるように。やりながら『ママ、いつも大変だったね。ありがとう』と言われました」(東京都 40代女性)▼子どもの心遣いや理解力を発見!「『海外旅行して感染した人がいる』ってニュースを見た小6の娘が『小学生でもわかってるのになんで大人がわからないんだろ?』と言っていて、会話が対等になってきたことに驚きました」(徳島県 30代女性)「私は免疫抑制剤を飲んでいるため感染を恐れていたら、娘が友だちからの誘いをすべて断って、家にいてくれた。私の病気を気づかってくれる娘の気持ちに感動」(神奈川県 50代女性)「『反抗期かな?』と、親として少し悩んでいた娘が、祖父母や私たちにウイルスを持ち込まないように、『一人ひとり、自覚して行動するように』と、兄妹に言葉をかけているのを知り、頼もしく感じました」(神奈川県 50代女性)▼好きなものや得意なことなどあたらしい姿「小2の息子ですが、ガイドを見ながら数時間集中してロボットを作っていてビックリしました」(京都府 40代女性)「自室にキャンプ用の寝袋とハンモックを出して、ダラダラするため環境を整えていました。わが子は意外と図太くて適応能力があることが新しい発見です」(東京都 30代女性)「いままで勉強は苦手でなるべく楽な方へ手抜きしていたけど、『勉強楽しい』と言って進んでやっている」(神奈川県 40代女性)「自分から『あれやりたい、これやりたい』と言うようになり、一緒に料理したり、庭の花を育てたりしています」(茨城県 40代女性)普段は忙しくて気づけなかった子どもたちの一面に、外出自粛になって初めて気づき、うれしい発見があったというコメントが多く寄せられていました。たしかに、外出自粛になる前には、親は仕事に家事に、子どもは学校に習い事に部活に忙しく、なかなか家族の時間が取れなかったと言う人も多いかもしれませんね。■コロナ渦でパートナーに変化は?さらに、パートナーに関してうれしい発見があったという声も寄せられました。「在宅ワークで仕事してる旦那はカッコイイってことを発見!」(神奈川県 40代女性)「激務だった夫が朝も夜も家にいてくれるので、子どもから安心して目が離せて家事ができるので負担が減りました」(神奈川県 40代女性)「飲食店でコックさんをしている旦那は休業中。子どもとバスケや縄跳びをしたり、勉強を見たりしてくれている。さらに私が仕事を終えて家に帰ると、子どもと一緒に作った夕飯ができていて、『時間と心に余裕があると、こんなにやれる人だったのか』と、結婚8年目で初めて知った」(神奈川県 30代女性)パートナーが家にいる時間が長くなったことによって、家事を積極的に手伝ってくれるようになったり、子どもたちの相手をしてくれるようになったりしたことに対して、喜びの声が多く寄せられていました。「結婚8年目で初めて知った」というコメントには、今回の緊急事態がどれほど大きなことなのかあらためて認識させられますね。■「ストレスしかない…」悪い発見があったという声も一方で、アンケートに寄せられた声をみてみると、家族の時間が増えたことによってストレスを感じたり、知りたくなかった一面を発見したりと、マイナスの思いもあるようです。▼適度な距離がないとストレスがたまる「四六時中一緒に過ごすと、ストレスでイライラすることがわかった。適度な距離は大切」(北海道 40代女性)「今まで仕事に行ったり幼稚園に行ったりというルーティンがなくなってしまい、数年かけて生活リズムを保ってきたのに、この2ヶ月でだいぶひどい有様」(千葉県 30代女性)▼パートナーにガッカリ…「コロナ離婚」の危機も「嫁さんの危機感のなさにびっくり。『いつも家にいてばかりでかわいそうだから学童に行かせたい』と言ったり、自粛しているのに『運動させるためにスイミングに行かせたい』と言い出す」(青森県 40代男性)「夫と私、二人とも在宅勤務になりました。結局、全部私が家事をやって、子どもが公園に行くというと送り迎えも私。夫が家にいても、やっぱり何の役に立たないことがハッキリしました」(神奈川県 40代女性)「『亭主元気で留守がいい』の意味をひたすら痛感する毎日です。もはや顔見るだけでイライラしてしまう…ヤバい」(神奈川県 40代女性)▼子どもが喧嘩してイライラする声も…「子どもが学校に行かない分、1日中家でしゃべりっぱなし。最近は赤ちゃん返りして、1日中つきまとい、しまいにはおねしょまでするようになってしまいました。やっぱり、自粛のストレスは親だけじゃないんですよね」(神奈川県 40代女性)「毎日子どもたち3人の喧嘩の声で頭痛になりました。子どもたちに飲み物や食べ物をこぼされて掃除が増え、怒ることも増えました」(北海道 30代女性)家族での時間が増えたことによって、知りたくなかった一面が見えてしまうと、ガッカリしてしまう気持ちもわかります。筆者自身も、現在上の子の学校は休校になり、下の子の保育園も登園自粛によりお休みさせています。子どもたちが一緒に過ごす時間が増えたことによって兄弟喧嘩が増え、「そんなしょうもないことで喧嘩するのか!」と、時に「勘弁してよ…」と叱ってしまうことも。きっと、子どもたちから私に対しても、「そんなに怒らなくてもいいのに」と、モヤモヤした気持ちを抱いていることがあるのかもしれず、お互いに知りたくなかった一面なのかもしれないと感じています。さらに、全体の約4割は「発見はない」と回答していて、「毎日疲れすぎて発見もない。休校中、毎日料理と掃除ばかりでストレスたまりまくり」、「元々あまり外に出ない家族なので大きな変わりはない。全員で同じテレビを見ながら笑っています」といった声が寄せられていました。「発見がない」理由の中にも、プラスとマイナスの両方があるようです。■外出自粛期間中の家族での過ごし方ここまで、家族に新たな発見があった人、なかった人から寄せられたさまざまな意見を見てきました。新型コロナウイルスが、今後もし収束したとしても、ワクチンが開発・普及されるまでは、以前のような自由な外出ができるまでは時間がかかるかもしれません。家族の時間を少しでも快適に過ごすためにはどうすればいいのでしょうか? 「家族にいい発見があった」というコメントから、外出自粛期間中の家での過ごし方のヒントを探してみたいと思います。▼家族での過ごし方1、たくさん会話をする「子ども、夫婦、家族全員で話す事が多くなり、前より笑う事が多くなった」(東京都 40代女性)「反抗期で会話もあまり出来なかったのですが、一緒に過ごすので、何かと会話するようになりました。ずっと一緒にいるのは大変ですが、会話するのは貴重な時間だと感じています」(北海道 40代女性)「いつも仕事が忙しく、なかなかゆっくり話すこともなかったのですが、自然にみんなが居間に集まって、家族でゆっくり話をするようになった」(東京都 50代女性)▼家族での過ごし方2、一緒に体験する「いつも子どもがみているYouTubeを一緒にみて、どんなものに興味があるのか知ることができた」(宮崎県 40代女性)「部屋の模様替えをしたのですが、『こうしたら?』と、本当だったら部活に明け暮れてるはずの息子たちからの意見も採用。いざという時、団結力がある家族だとあらためて知りました」(岩手県 40代女性)「今は家でみんなでボードゲームをしたり、テレビゲームをしたり、庭でバドミントンをしたり、家族で過ごす時間が長くなり、心にも余裕ができています!」(愛知県 30代女性)「旅行が大好きな家族ですが、家の中でも旅行気分が楽しめることに気づきました。入浴剤を入れたお風呂の中にお盆を浮かべ、ジュースを飲んでる子どもが『旅館みたいだね』と楽しんでいました」(福島県 40代女性)▼家族での過ごし方3、嫌なことがあっても向き合う「良いことも悪いことも、子どもの成長に向き合うことができている」(茨城県 40代女性)「兄弟で過ごす時間が増え、ケンカもあるが絆が確実に強くなった気がします」(神奈川県 40代女性)「ぶつかることもあるけど、今までのように外で発散する、逃げることができないから結局向き合うしかなくて、前より絆が深くなっている気がします」(東京都 50代女性)また、ほかには「意外と自分が一人時間が必要な人間だと気がついた」という意見もあり、家の中でずっと一緒にいるとは言っても、時に別々に過ごす時間も必要なのだと実感させられます。■自粛生活で気づいた大切なこと最後に、コロナ収束後に向けた前向きなコメントもご紹介したいと思います。「家族で三食一緒に食べられて、ちょっとうれしい。コロナが終息してほしいとは強く思っていますが、いまは貴重なこの時間を楽しもうと思っています」(神奈川県 50代女性)「上の娘が休校となり、とても穏やかに親子で過ごせています。不安で窮屈な日々ですが、いろいろ家事も手伝い、できることが増えたように思います。何か価値を見出し、この非常事態を乗り切りたいですね」(奈良県 40代女性)「家族が大切な事を、再認識します。当たり前じゃないし、失いたくない。優しさや思いやりを取り戻して、助け合っていきたいです」(千葉県 40代男性)「仕事は9割減だけど、時間に追われず、自分も子どもたちもストレスフリー。コロナはなくなってほしいけど、テレワークや遠隔授業の方が家族と人生を豊かに過ごせる気がしはじめている」(青森県 30代女性)「夫がテレワークすることで、子どもとの時間が増えて、夫婦の会話も増えた。今の状況になったからこそ、日々足りていなかったものに気づけ、日常の幸せを感じることができたと思う。コロナが終息してからも、今見つけた幸せを築く心がけをして、生活していきたいです」(東京都 40代女性)これまで当たり前だと思っていた暮らしが送れなくなり、外出さえもままならない今の状況下で、本当に大切なことに気づいたという声が寄せられていました。「非常事態の今という時間にも何か価値を見出して乗り切りたい」という言葉には、ポジティブな可能性を感じ、とても勇気づけられます。また、子どもと過ごす時間を増やせたことに対して、喜びを感じているパパやママは多く、その時間によって、自らの考え方が変わったという人もいるようです。筆者の友人も、先日「これまではキャリアを重視してきたけれど、子どもの保育園がお休みになり、仕事量を減らして在宅勤務してみたら、意外にこんな働き方もいいなと思えた」と話していました。人それぞれに、仕事や家庭に求めるものはさまざまですが、こうした緊急事態によって、あらためて自分の本質的な思いに気づいた人もいるかもしれません。そうした視点から考えてみると、コロナ収束後の世界をどう生きていくかということも、これからしっかりと考えていきたいところです。まずは、家族全員が身体的に健康で無事にこの事態を乗り切るために、手洗いやうがいを徹底して、感染リスクを低くする努力が大切ではあります。ただ、それだけではなく、精神的にも健やかでいられることはとても重要なように感じます。そのためには、家族がお互いに思いやりあってコミュニケーションをとったり、一緒に過ごす時間を楽しんだり、逆に時には一人の時間をとったりすることが重要なのかもしれません。自分たち家族は、どのような時間が自分たちにとって必要なのか、一度考えてみてはいかがでしょうか?そして、新型コロナウイルスが収束してからも、今発見したことを忘れることなく、胸に留めて生きていく、そんな日を楽しみに今は外出自粛に努めていきましょう! Q.外出自粛、家族に新しい発見はあった?アンケート回答数:5956件期間:2020年4月8日~2020年5月11日 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年05月19日前回 からのあらすじ(全3回)自宅待機なのに家事も育児もしない夫。ストレスの限界を夫にぶちまけると…\「夫婦の危機」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪▼ 「夫婦の危機」 過去連載記事Vol.1 休日遊びに出かける夫にモヤモヤ…私は24時間休めないのに…/産後クライシス①※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ みちこ
2020年05月09日前回 からのあらすじ(全3回)コロナ禍での夫との価値観の違いに愕然とする日々。いい加減な夫との生活は私のストレスになっていき…夫に悪気がないとわかりつつも…ついに爆発してしまった私。次回、果たして私たち夫婦の溝は埋まるのでしょうか…?(5/9 18:00 UP予定)\「夫婦の危機」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪▼ 「夫婦の危機」 過去連載記事Vol.1 休日遊びに出かける夫にモヤモヤ…私は24時間休めないのに…/産後クライシス①※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ みちこ
2020年05月08日普段から能天気すぎる夫。もともと感覚が合わない部分はありましたが、この状況下、夫に対しての不満が募ってきてしまいました。もともと夫とは、価値観が合わない部分があることは分かっていました。ただ、ずっと一緒に家で過ごすという日々の中で、夫との感覚の違いがより目立つようになりました。次回、夫の行動が私をさらに追い詰めることに…(5/8 18:00 UP予定)\「夫婦の危機」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪▼ 「夫婦の危機」 過去連載記事Vol.1 休日遊びに出かける夫にモヤモヤ…私は24時間休めないのに…/産後クライシス①※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ みちこ
2020年05月07日ずっと家にいるパートナーと仲良く過ごす工夫を教えて長引く外出自粛やテレワークで、夫婦で過ごす時間も急増。あんふぁんWebの「どっちだポン!」で、「パートナーと仲良く過ごす工夫」を聞きました。やはり大変なのは、食事の準備。そこで「ルールを決める」人もいれば、「いないものとして期待しない」人も。それぞれの工夫、参考にしてみてください。投票期間/2020年4月16日~30日夫はいないものとする、家事分担を期待しない■夫がテレワークになり、家事の分担を期待していたが、それをやめた。期待すると怒りが増す自分に気づいたので、無駄な感情は持たないようにしている。 (ゆーゆさん/43歳)■いつも通りに過ごす努力をしています。 テレワーク中の旦那。家にいるからとあれやこれやと何か頼んだりは、できるだけしないように。普段仕事行っている間はいないわけだから、その辺りは線引きをするイメージで普段通りに。 (うーこさん/37歳)■在宅でも平日ならいないものと考える。 何かやってもらえるという期待をしない。 子どもたちも話が理解できる年齢(5歳と7歳)なので、「仕事してるからね」と遊べない人と考えてもらう。ごはんだけは手間が増えるので一緒にしてもらう。 (らんらんさん/33歳)■お互いの存在をあえて気にしない。さすがにガーガー音がするような掃除機は仕事を始める前に済ませたり、食事の支度はするけど、いないと思って生活している。 (まゆママさん/42歳)平日ランチは夫担当…食事に関するルールを決める■平日ランチは夫の担当。買ってきてもいい、デリバリーでもいい、作ってもいい、子どもと相談してもいい。とにかく考えるところから夫にやってもらう。最初は3食考えていて、イライラが大爆発して(笑)そうなりました。 (さくらさん/32歳)■わが家では食事を作った人は、食後の片づけ(洗い物)は免除のルール。毎食作るのは大変だけど、そこからの片づけが毎回あったら、マジでキレそうだから(笑)このルールを作っておいてよかった。なんとか持ちこたえている。 (あこさん/40歳)■ずっと家にいて、3食食べる事しか楽しみがないので、家族みんなで食べられるメニューを旦那さんと一緒に考えてます。お互い食べたいものが一致する時もあるし、そうでない時も、譲り合ってメニュー考えてます。 (Duffyさん/44歳)■おいしい料理で胃袋をつかむ! この時期、免疫力を高めるために栄養バランスはもちろんの事、心の栄養にも、おいしい料理を作る様に、いろいろと料理サイトを研究して、新しい料理にチャレンジしています。 (いおりママさん/40歳)■子どもが二人ちょろちょろパパのところに行きまくるのをセーブしたり泣いたりどたばたを押さえるので精一杯、、お昼ご飯まで余裕がないので、お昼ご飯は毎日おにぎりだけ!というのを家族で話し合って決めました。献立を考えないでいいぶん、少しだけ余裕があります。 (えいゆうままさん/29歳)オンとオフの切り替えを意識する■朝からスケジュールを確認し合い、Web会議、ランチ、電話、終了などの時刻を把握しておく。おうち感が出ないように、出勤時と同じ服装やメイクを心がけ、オンとオフが意識できるようにしている。 (はなさん/37歳)■同室で作業していますが、干渉せず、ランチもそれぞれが食べたいものを自分で用意しています。最初にこのパターンにしておいて本当に良かったです…。 (みなとさん/37歳)■子どもたちは自由に部屋を行き来しますが、夫婦は完全に別の部屋でこもって仕事をするようにしています。朝から仕事終了時まで顔を合わせないように(気を遣いながら)、連絡もラインで笑。日常を極力変えないようにすることがストレス減に繋がると思います。 (かこさん/39歳)<あんふぁんWeb編集部>
2020年05月07日夫婦関係が試されるこの非常事態で、避けたいのが“コロナ離婚”。良好な関係を維持するためには、いかに在宅時間を快適に過ごせるかがカギです。そこで、対策の1つとしてぜひオススメしたいのがお部屋の整理整頓。室内がスッキリすればそれだけ心の余裕も生まれるというものです。まずは手始めに、お洋服の整理整頓から始めてみませんか?イラスト・角佑宇子理想のクローゼットを実現させるまずは整理整頓に対するご自分の考え方を変化させてみましょう。お洋服の整理整頓はやらなければいけないもの……と思うと非常に面倒でつまらないものになります。しかし、「クローゼットを自分の理想の空間にする」という前向きに捉えることで自然と整理整頓に対する意欲が湧くようになるのです。クローゼットの扉をパッと開けた時に惚れ惚れするような空間を想像してみてください。どのような空間であれば気持ちが高まりますか?モノトーンで統一された洗練さのあるクローゼットでしょうか?それとも木製の棚で整えらえたナチュラルなもの?クローゼットの完成図がイメージできれば、自然とそこに向かってどのように整理をすれば良いのか明確になり、具体的なアクションを起こせるようになります。作りたいクローゼットのイメージが沸かない場合は、SNSを活用してみるのも良いですよ。例えば、インスタグラム。「クローゼット収納」でタグ検索をすれば、おしゃれな収納事例を見つけることができます。その中からお好きなクローゼットのイメージに近いものを参考にしてみてくださいね。スタメン服を見抜くには「仕分けの質問」を理想的なクローゼットを実現すべく、次にすることは洋服の仕分けです。これがなかなか骨のいる作業なのですよね。しかも、つい感情が優先してまうので本来なら捨てるべき服を残してしまいがち。では、捨てるべき服とはどういうものでしょう。そして、残しても良い服とは?私は普段、仕分けたい洋服に対し1着ずつ以下のような質問を自分に対して投げかけています。仕分けの質問リスト・その服はジャストサイズ?・ちょっと無理をしてでも着たいと思える?・その服は着回し力は高い?・絶対にないと困る服?・その服じゃないといけない理由は?仕分けのポイントは、「無理をしないと着られない服」かどうか。そして「無理をしてでも着たいと思えるか」どうかです。分かりやすいのはサイズですね。無理をしないと着られない=ストレスになっている服です。でも、無理をしてでも着たい!と思える服は、あなたにとってまだ価値のある服なのでスタメン入りでOKです。あとは、量販店にありそうな定番型の服は生地がくたびれた段階で買い替えを。デザイナーによる一点ものの服はそうそう代替できるものではないので、ご自身が置いておきたいと思うかどうかを重視すると良いでしょう。このように1着、1着の洋服に対して質問を投げかけ、それに対する自分の答えを明確にしていくと後悔のない仕分け方ができるようになります。ちょっとずつ整理が成功のカギ!最後にもっとも大切なこと。それは一気に整理をしようと意気込みすぎないことです。というのも、洋服の整理って頭と体を思い切り使う作業なので本当に疲れます。量が多ければ多いほどしんどいですよね。それを1日で終わらせようと思うほどに、その1日を先延ばしにしやすくなります。手持ち服の点数が多い方はとくに、中長期スパンでお洋服の整理を行ってみてくださいね。何よりも楽しむ気持ちをお忘れなく!
2020年04月30日現在は、感染症の拡大により、在宅勤務をしていたり、保育園や学校が休園、休校となっていたりして、いつもより家で過ごす時間が長くなっている家庭も多いでしょう。そうなると増えていくのが「家事」ですよね。いつもより長く過ごすことで部屋のなかが汚れやすくなったり、一日三食用意することで料理の負担が増えたりしているかもしれません。そこでパートナーの家事のやり方や、うまく家庭で家事を回すための方法について考えてみたいと思います。■約7割がパートナーの家事のやり方に驚いた経験ありアンケートでは、パートナーの家事のやり方に驚いたことがあるかどうか聞きました。その結果、「ある」「少しある」と答えた人が69.2%となり、約7割の人がパートナーの家事のやり方に驚いた経験があることがわかりました。Q.パートナーの家事のやり方に驚いたことがある?ある 41.3%少しある 27.9%ほとんどない 18.1%ない 8.6%その他 4.1%■「タラコが爆発!?」家事ができないガッカリエピソードアンケートのコメントでは、「こんなに家事ができないのか」というパートナーに対する怒りとともに悲痛な叫びが多くみられました。なかには、パートナーのとんでもない行動を訴える声も!「タラコをチンして爆発。しかもラップをせずに」(千葉県 40代女性)「フッ素樹脂加工のフライパンに、お玉をたたきつけて炒め物しているときは、『大丈夫か?』って思った」(神奈川県 30代男性)「私が出産で入院中、レトルトカレーを電気ケトルに入れて温めようとして壊した。すごい発想だと逆に感心してしまった」(神奈川県 30代女性)「洗濯物をシワになったまま干していた。干す場所が足りなくなったのか重ねて干していた」(徳島県 30代女性)たしかに、パートナーがしたら驚いてしまうだろうなというエピソードも数々寄せられていました。さらに、家事全般に対してのスキルについて、率直な思いをぶつけるコメントもみられました。「ごみの分別は、何回も教えても覚えない。洗い物は水を流しっぱなしで、油のついたフライパンと茶わんを洗いおけに一緒に放り込む。言っても覚えないし、ふてくされる。小学生の子どもたちの方が上手なので、夫には戦力外通知出しときます!」(神奈川県 40代女性)「何もかもにため息。ご飯すらたけなかった。洗濯物も、雨が降っていてもそのままで、言わないと、取り込んでくれない。脱いだ服もそのままで、靴も脱ぎっぱなし! それを見て子どもまでため息」(広島県 40代女性)「もっと効率よくできるやろって思っていますが、黙っています」(徳島県 40代男性)パートナーの家事スキルに対して、「驚き」以上の思いを抱いているパパやママたちは多くいるようです。おそらく、一緒に暮らす前にはわからなかったお互いの家事スキルが見えてきて、そのギャップにショックを受けている人も少なからずいるのかもしれません。■高い家事スキルに驚き! しかし悩みもまた、予想よりも高いパートナーのスキルの高さに驚いたというコメントも多く寄せられていました。「夫は皿洗いのときめっちゃ水で流していたり、洗濯物をキレイにたたんだり、休みの日に床を水拭きしたりしていて、几帳面(きちょうめん)だなぁと思う。私は家事、最低限しかしないので」(神奈川県 30代女性)「働きながら子どもの食事や洗濯物…。すべてに全力で取り組む姿に驚きと感謝です。嫁さんが入院したときに、自分には無理だと痛感しました」(千葉県 40代男性)「針仕事が意外とうまい旦那です。ミシンも私よりまっすぐ縫うので、家庭科で裁縫に苦戦している娘の救世主になっています」(神奈川県 40代女性)「夫は、料理を小さい頃から妹のために作っていたそうです。料理を作るのが好きな夫で助かっています」(神奈川県 30代女性)そのほかにも、「汚い所の掃除が苦手な私にとってはトイレや排水溝の掃除をしてくれるのはほんとにありがたい」というコメントも寄せられていました。どれもパートナーに対して感謝の気持ちが伝わるもので、読んでいて温かい気持ちになりますね。ところが、相手の家事スキルが高すぎたり、家事のやり方に対してこだわりがありすぎるがゆえに、苦しい思いをしているという声も少なからず寄せられていました。「旦那は一人暮らしの経験があるので家事全般私よりできて助かるけど、こだわりも強く『めんどくさいな』ってときもある。お風呂場の掃除に関しても、『ここはこのスポンジ、ここはこのブラシ』って使い分けていて、私からしたら場所も取るし邪魔くさいという感じ」(神奈川県 30代女性)「潔癖症なのでいろいろと細かすぎる。子どもがいるから、朝しっかり掃除をしてもホコリくらい落ちるのに、『掃除のやり方が悪い』と文句を言われます」(兵庫県 40代女性)「きまぐれで年に何回か料理を作ってくれるが、『いい材料を使った方がいい』と言われ、材料費が高くつく。調味料なんて日頃は使わないものを買われても使い方に困るし本当に無駄」(宮崎県 40代女性)パートナーの家事スキルが高いことに対してはありがたい思いを抱きつつも、その意識が高いがゆえのつらさもあるようです。■「家事をしないから、驚かない」一方、パートナーの家事のやり方に驚いたことがないという人からは、「そもそもパートナーが家事をしない」というコメントが寄せられていました。「やり方に驚くもなにも、最初から家事も子育ても手伝いすらしてもらったことがない」(愛媛県 40代女性)「茶わんを洗うくらいはたまにしてくれるけど、基本的に自分は関係がないと思っている節がある。毎回言わなくてもやってほしい」(新潟県 40代女性)「何にも手伝わないから文句も言わない旦那です。手伝ってほしいことを明確に伝えても嫌な顔をされたりして、諦めました。私も雑だから『指摘や文句を言われないだけましかなぁ?』って思うようにしています」(神奈川県 40代女性)「パートナーが家事も子育てもしてくれない」というコメントからは、悲痛な思いが伝わってきます。たしかに、そもそも家事をしていなければ、どれだけ家事ができるか、どのようなやり方をするかもわからないため、疑問に思うこともできないですよね。■うまく家事を回していくにはそれでは、家庭内でうまく家事を回していくためには、どのような工夫が必要なのでしょうか? コメントからヒントを探してみたいと思います。▼家事を回すコツ1、文句を言わない「お互いに一人暮らしの経験があるから、気分よくできるように、やってくれた人のやり方に文句は言わないルールです!」(神奈川県 40代女性)「やり方はみんなそれぞれだし、育った環境も違うから、お互いビックリするでしょう。相手がやっているときには目をつむり、見ないことにしました。そしたら平和。ストレスもたまらない」(千葉県 40代女性)▼家事を回すコツ2、言い方を工夫する「初めは、洗濯の干し方や茶わんの洗い方など、いろんなことが気になっていましたが、言う方も言われる方も嫌な気持ちになるので、希望を伝えるようにしました」(神奈川県 40代女性)「夫の洗濯物の畳み方がお店みたいにキレイということに、新婚のとき気がついたので褒めちぎりすっかり夫の役目にしました」(茨城県 40代女性)「結婚するまで家事を一つもやったことがなかった旦那なので、『これをこういう風にやってもらえるとすごい助かるからお願いしていい?』ってやり方を見せながら毎回お願いすると、すんなりやってくれるようになった」(北海道 30代女性)▼家事分担のコツ3、気にしない「私がきれい好きなので、細かいことにもイラッとしていました。でも十数年もたつと、旦那もイラつきを察知して改善してくれ、私もそこまで細かいことは気にならなくなりました!」(三重県 40代女性)「初めて見ることに驚くことはあってももうウン十年も一緒にいると気にならなくなる。それなりに『鈍感力』も必要じゃないかな!」(神奈川県 40代男性)▼家事分担のコツ4、自分も相手も変わる「妻の実家は、昔ながらの男性が一切家事をしない家庭で、私が『手伝うよ』と言っても、なかなか受け入れてはもらえなかった。でもいまはお互い歳を取り丸くなって、私も家事手伝いをできるようになりました」(宮城県 40代男性)「10年前、夫の洗濯物の干し方はめちゃくちゃでした。角ハンガーは適当に挟むから向きはバラバラ、バランスも取れずに傾いているし、ひどかったです。いまでは完璧に美しく干してくれます」(神奈川県 40代女性)▼家事分担のコツ5、お互いの苦手を補い合う「ガサツな私よりきれい好きな主人。掃除道具、洗剤類などすべてを使い分けていてビックリします。ただ、料理はまったくできないので、お互い得意な方を担当して尊敬しあえてます!」(東京都 40代女性)「うちは私が片付けや収納、掃除が苦手なのでほぼ旦那の担当になってます。結婚当初はそれでギスギスしていましたが、お互い不得手な所は得意な方がやればいいと結論が出たのでありがたく思ってます。何度も話し合って出た結果ですが、とても感謝です」(三重県 40代女性)▼家事分担のコツ6、お互いを認めて感謝する「ゴミ出しを毎朝してくれるので、感謝! あとは子供と遊んでくれているので、それだけで十分かなって思います! 私も仕事していますが、旦那も早く起きてがんばってくれているので感謝しかないです!」(宮崎県 30代女性)「それぞれの やり方があるんだから認め合えばいいと思う。あまりなときは、話し合えばいい」(滋賀県 50代男性)ここまで、パートナーの家事のやり方と、うまく家事を回す方法について考えてきました。家庭ごとにさまざまな悩みがあり、それぞれが工夫をしながら生活しているのだと、あらためて感じさせられます。衣食住のさまざまな基盤でもある家事は、生活とは切り離せないもので、多くの場合、家族の誰かが担う必要があります。共働き家庭も増えているため、どちらかだけが担うのではなく、分担する家庭も増えていて、さらに家事代行などのサービスを使い、家事を家族以外の人に担ってもらうという選択肢も出てきていますよね。しかし、感染症の拡大が深刻化している今、おうちで家族だけで過ごすことの増加により家庭での家事の負担がジワジワと重くなっているようにも感じます。このため、もしかしたらこれまで以上にパートナーのトンデモ家事に驚く人も増加しているのかもしれません。さらに「コロナ離婚」というキーワードが話題になるなど、家庭にも不穏な空気が流れ始めているようにも思えています。そんな今だからこそ、家事をどうやって行っていくかも見直すチャンスといえそうです。自分がどうしたいのか、パートナーはどうしたいのか、どんな家事がそもそも得意で苦手なのか、自分の気持ちを伝えたり、相手が思っていることを確認することで、日々の生活が少しでも快適になるヒントが得られそうです。そして休校中のいまは、子どもも家事のおおきな戦力になります。役目を与えると、意外な子どもの几帳面さやまじめさ、得意なことが見えてくるかもしれません。普段家事をやり慣れている人でも三食の用意や自粛によるストレス、1日顔を合わせることでのイライラが溜まってきているかもしれません。レトルト、デリバリー、お掃除ロボット、時短グッズ、ズボラ飯など手を抜くための工夫もぜひ家族で考えてみるのも楽しそうです。筆者も、現在はほぼ在宅で仕事をしています。緊急事態宣言が出てからは、子どもたちも在宅させているため、家事の負担が増えていると感じる日々です。一度、ここで夫とも相談をして、まだまだ続くおうちでの生活をどうやって快適に組み立てていくか、検討してみたいと思います。終わりが見えずつらくなることもありますが、まずは快適に家事をする工夫から始めてみませんか?Q.パートナーの家事のやり方に驚いたことがある?アンケート回答数: 4272件調査期間:2019年11月25日~12月9日 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2020年04月30日テレワークや休園・休校で夫婦関係に変化は?外出自粛の影響でテレワークや休園・休校となり、家族が一緒に過ごす時間が長くなっている今、夫婦関係に変化はありましたか?あんふぁんWebの「どっちだポン!」で聞いたところ、62.5%が「イライラする」と答えました。どうしてイライラするのか…妻たちの切実な声をお聞きください。投票期間/2020年4月9日~17日ゲームや昼寝…ジャマでしかない■私は仕事に行くため朝からごはん、洗濯、子ども達の世話、自分の準備とバタバタしているのに、スマホゲームでのんびりしてる姿にイライラ。ゆっくり寝てればいいのに、誰よりも早起きしてジャマでしかない!そんなに早起きなら洗濯まわしててよと言っても、えーっと言うだけ…。洗濯物も洗う食器類もあんたのが1番多いんですけど! (あゆママさん/45歳)■テレワークでも私は変わらない仕事量。夫は明らかに仕事が少ない。なのに、家のことはやらずに映画を見たりゲームをしたり。子どもたちと遊ぶのも気が向いたときだけ。 今朝もソファでゴロゴロ。心の中で何かが切れる音がしたような気がします。もうヤダー! (おこりんぼさん/38歳)■嬉しいことももちろんありますが…イライラの方が勝っています。基本、家の事はやらないし、仕事が忙しい時に子ども達が騒ぐと、すごく厳しく怒るので、子どもたちも心配になってしまいます。 (まぁなさん/35歳)■働いてもないのに昼寝したり、一人ゲームしたりイライラする。でも子ども達は喜んでいる。一緒に体動かしてくれるからかな。 (まなたんさん/34歳)適当なランチで済ませられない■ぐちゃぐちゃと話してくるしペースが崩れる。 子どもだけなら適当なランチで済ますけど、旦那がいると文句言うし、当たり前のように待ってる。 (はなまるきさん/41歳)■子どもと2人なら、適当にお昼ごはんも済ませれるのに、夫からは『なんでも良いよ』と言われるけれど、私が何かを作らなきゃいけない状況にイライラします。 (ゆーゆさん/42歳)いないなら当てにしないけど…■テレワークではなく、残業禁止になり、帰りが早くなっただけなのですが。何をしてくれるわけではなく、人が忙しくしていても知らんぷり。子どもが休校でやることも増えているのに、イライラします。いないならいないで当てにしないので、むしろいない方がよいです。 (Miaさん/41歳)■子どもに甘いお父さんが在宅勤務で家にいると、遊んでもらえると思って3歳長男のわがままが増し、産休中のわたしの保育が余計に大変になる…。 家事を少しだけ手伝ってもらえるのは助かるけれど、その程度なら自分でやれないこともなく…。普段はとても仲良し夫婦だけど複雑。 (ちいさん/40歳)日常のペースが乱れてしんどい■いると家事がはかどらないのでイライラしてしまう。 (しまたさん/52歳)■ダイニングテーブルで向かい合って仕事をしている。いつも目の前にいるというのがこれほどまでに疲れるとは。休みの日はそうでもないので、やはり仕事モードのときは家族がいるのは厳しいと実感している。 (souさん/36歳)■家にいても、家事、育児はしないと宣言されました。 ごはんを作らないといけないし、うるさくしたらキレられるし、いないほうが子どもたちとゆっくり過ごせるので…。(あこさん/37歳)仲のよさが増した夫婦も!「うれしい」派の声■共働きのため以前はなかなか食卓を一緒に囲む機会も、テレビを見ることもなかったのですが、今は一緒に晩酌をして過ごすことができています。料理を私が担当する代わりに、彼が買い物に出てくれるようにもなり、仲のよさが増しました。 (ちろりんさん/29歳)■毎日22時以降に帰ってきていたので、家族の団欒が8割増えました。 毎食ごはんも一緒に食べられて、子どもも喜んでいるし、私も夜の忙しい時間に夫がいるので、人手があって助かります。 マンションなので部屋数も少なく、気を遣うのは少し疲れますが…。 (ぽんさん/33歳)■普段忙しくて子どもが起きている時間には、ほとんどいないパパ。家でも仕事しているとはいえ、日中にちょっと子どもを見てもらえたり、抱っこしてもらえたりできるのはうれしい。いつも私と0歳児、2歳児だけの生活で、自粛モードと変わらない封鎖されたような生活だったから。 (yukiさん/32歳)テレワークで家にいるパートナーと仲良くするために工夫している?「どっちだポン」のコーナーでは、あなたの声を募集中です。工夫していることを教えてね。<あんふぁんWeb編集部>
2020年04月19日新型コロナウイルス感染拡大は、夫婦関係にまで“不測の事態”を引き起こしている。中国では、広東省河源市で離婚手続きの申し込みをする人が殺到。陝西省西安市や四川省達州市では3月初旬に離婚の届け出件数が過去最高に達したという。その原因は長期間の外出自粛や在宅勤務。夫婦が顔を合わせる時間が長くなり、夫婦げんかが急増して、離婚に至ってしまうという、いわゆる「コロナ離婚」が多発しているのだ。日本でも「コロナ離婚」はすでにツイッターでトレンド入りし、「テレワークで毎日夫が家にいる」「在宅勤務でも何も手伝ってくれない」など、イラ立つ妻たちの悲痛な声が多くアップされている。緊急事態宣言も発令され、このまま巣ごもり生活が長期化すれば、日本でも“集団コロナ離婚”が起きるかもしれない。この緊急時に、在宅夫とうまく向き合う方法はあるのか?「まずは生活リズムを崩さない、巣ごもり生活のルールを作る、日中は夫と距離を取ることなどを徹底してください」こう強く主張するのは、夫婦円満コンサルタントでクオリティ・オブ・ライフ研究所代表の中村はるみさん。中村さんによると、夫の生活が変わってもお互いがイライラしない環境を作ることが大事だという。そこで、コロナ離婚しないためのイライラ防止策を、中村さんにアドバイスしてもらった。■在宅勤務でもふだんの生活リズムを崩さない「毎日の起きる時間や朝食の時間などは、在宅勤務になってもこれまでどおりのスケジュールを維持しましょう。生活リズムが崩れると、夫は家でダラダラし始め、それを見た妻はイライラします。余計なストレスを増やさないためにも、できるだけふだんのルーティンは変えないように努めることです」(中村さん・以下同)■分担したい家事は書き出して夫に選んでもらう在宅勤務になると通勤時間はゼロ。その時間を利用して、家事を頼むのもアリだ。「ただし家事分担を決めるときは、やってほしいことをすべて書き出して夫に選んでもらうようにしましょう。男性は“あれやれ、これやれ”と命令されたり、指図されたりすることを嫌がります」書き出すときには、夫にやってもらいたいと思う仕事の8割ぐらいを挙げる。「そこから夫に選んでもらってください。全部やってもらおうとしてはダメ。半分もやってくれたら御の字です」任せた家事は最初から最後までお願いするのもイライラしない秘訣だという。「たとえば、“ゴミ出し”の場合、指定の日にゴミを出してもらうだけでは、ゴミ出しに関するいわゆる“名もなき家事”は、すべて妻の仕事になってしまいます。レジ袋を日ごろからストックして、新しいビニール袋をゴミ箱にかけるのもゴミ出しの仕事。こうした細かい部分もすべて夫に一任しましょう。続けてもらうためにも口出しはNGです」■横並びに座るだけでも会話はスムーズに夫と会話するときには座る位置にも気を配りたい。「対面は“対決”の位置関係で、緊張感が生まれるため、話し合いは衝突しやすくなってしまいます。一方でL字形や横並びは“相談”の意見にも耳を傾けやすくなります。実際に対面で話さないように意識したら、夫婦関係が改善した例を私は何組も見てきました。ちなみにけんかが始まったら、場所を変えて温かいものを飲んでみてください。これだけでも気持ちが落ち着き、けんかがどうでもよくなります」SNSでは「コロナ離婚」がトレンド入りし、在宅夫への不満が噴出している。少しでもイライラ防止策を講じて、夫婦関係にまで迫りくるコロナの脅威を食い止めよう。「女性自身」2020年4月28日号 掲載
2020年04月15日SNSでは「コロナ離婚」がトレンド入りし、在宅夫への不満が噴出している。少しでもイライラ防止策を講じて、夫婦関係にまで迫りくるコロナの脅威を食い止めようーー。新型コロナウイルス感染拡大は、夫婦関係にまで“不測の事態”を引き起こしている。中国では、広東省河源市で離婚手続きの申し込みをする人が殺到。陝西省西安市や四川省達州市では3月初旬に離婚の届け出件数が過去最高に達したという。その原因は長期間の外出自粛や在宅勤務。夫婦が顔を合わせる時間が長くなり、夫婦げんかが急増して、離婚に至ってしまうという、いわゆる「コロナ離婚」が多発しているのだ。日本でも「コロナ離婚」はすでにツイッターでトレンド入りし、「テレワークで毎日夫が家にいる」「在宅勤務でも何も手伝ってくれない」など、イラ立つ妻たちの悲痛な声が多くアップされている。緊急事態宣言も発令され、このまま巣ごもり生活が長期化すれば、日本でも“集団コロナ離婚”が起きるかもしれない。この緊急時に、在宅夫とうまく向き合う方法はあるのか?「まずは生活リズムを崩さない、巣ごもり生活のルールを作る、日中は夫と距離を取ることなどを徹底してください」こう強く主張するのは、夫婦円満コンサルタントでクオリティ・オブ・ライフ研究所代表の中村はるみさん。中村さんによると、夫の生活が変わってもお互いがイライラしない環境を作ることが大事だという。そこで、コロナ離婚しないためのイライラ防止策を、中村さんにアドバイスしてもらった。■臨時書斎を作って生活スペースを分ける「書斎があればいいのですが、ない家だと、台所に近いリビングでずっと仕事をされる可能性もあります。毎日続けば、お互い家事や仕事の邪魔になりイライラするでしょう。そういう場合はお金をかけてでも、寝室などの一角に臨時の書斎を作るといいです」必要なものは夫に選ばせるのがポイント。自らチョイスしたものには、納得できるからだ。「日中はできるだけ別々の部屋で、それぞれの生活を過ごすようにすることがベター。いい距離間を作ることでストレス軽減になります」(中村さん・以下同)■一緒にいる時間が増えても無理に会話はしない「顔を合わせる時間が長くなったぶん、ふだんできなかった話をする機会も増えるでしょう。一方で、これまであまり気にならなかったことをお互いが言いだしたりすると、思わぬトラブルに発展する危険性も。無理に会話を増やそうとする必要はありません」■コロナ関連のニュースに過剰に反応しないこと朝から晩まで、テレビはコロナ関連のニュースばかり。過剰に反応しすぎると、夫婦の会話もコロナ中心で疲れてくる……。「妻から手洗いしろ、消毒しろ、シャワーを浴びろなどと、毎日口うるさく指図されれば、夫もストレスがたまります。もちろん夫から注意される場合もあるでしょう。お互いがギスギスしないように、見るニュース番組を絞るなど、情報は適度に取り入れるようにするほうがいいですね」■夫に小言を言いたいときは子どもを巻き込んで伝える「小さな子どもがいる家庭の場合、夫に直接言えばウザいと思われるお願いも、子どもを巻き込むことでスムーズに伝わります。たとえば、夫にもっと丁寧に手を洗ってほしいときは、『私が言っても聞かないから、あなたから洗い方を教えて』と、あえて夫に子どもを注意してもらうのです。子どもを教育した手前、夫は自ら丁寧に手洗いをするようになる。直接、注意するよりも夫婦の間で角が立ちにくいです」急に在宅勤務となった夫にとって家事は完全にアウェー。新入社員と同じだ。「だから妻は夫に対して、ベストを望まず、グッドで満足することが大事です。定年後の予習だと思ってやってみてください」新型コロナを離婚のきっかけではなく、夫婦関係を見つめ直す契機にしよう。「女性自身」2020年4月28日号 掲載
2020年04月15日【今週の悩めるマダム】夫との愛がなくなってもうずいぶんと長い月日がたちます。弁護士に離婚相談をしに行ったのですが、離婚理由などから、私に有利になる離婚はできない、と。さらに嫁いだ一人娘にも相談したら「今更やめて」と言われました。このまま愛のない結婚生活を死ぬまで続けるのでしょうか?(愛知県在住・60代主婦)60代というのは確かにある意味「今更」の年齢でもありますが、仮に奥様が70代や80代だとしても起こり得る問題だと思うのです。愛がないのに一緒にいることの苦しみは計り知れません。女として愛されたいと思うのは当然ですし、そういう意味で60代という年齢は「今更」ではないと思います。まだまだやり直せる年齢です。僕ももうすぐ還暦ですが、自分が還暦であることが信じられないくらいにまだ若いのです。離婚をした時には本当に老けました。未練たらしいことは言いたくないですが、家族みんなで幸せになると僕一人勝手に信じていたので、離婚を突き付けられた時の人生への絶望感は壮絶なものがありました。そこから怒濤の子育て生活が始まるのですが、それが逆に生きる糧になりました。その子も、この9月にフランスで高校生になったんですよ。長い間子育てに専念できたことで、僕は絶望から立ち直ることができたというわけです。還暦を直前に控えて、前よりも元気になったかな、と思っています。息子に感謝ですね。さて、話を本題に戻しましょう。僕が気にすることじゃないかもしれませんが、ご主人は離婚の可能性など毛頭考えていないと思うのです。そこでいきなり離婚を突き付けられると、ご主人がおいくつか分からないですが、相当なショックを受けられることでしょう。奥様は自由になられるからいいですが、ご主人の喪失感は半端ないんじゃないか、と想像できます。それとも、もう愛がないので、そこはまったく気にならないのでしょうか?「辻さん。でも、私の人生はどうしたらいいの?どこまで我慢をし続ければいいのですか?私だって生きているんです」そういう声が戻ってくるでしょうね。難しい問題です。そこで提案なのですが、一度、〝お試し離婚〟をしてみるというのはどうでしょう?ご主人と話し合い、お互いが同意したなら、仮の離婚をしてみる。真実味を出すため、周りに離婚したと伝えてもいいと思います。でも戸籍上は離婚をせず、あくまでも仮の離婚形態をとるわけです。そして、同居はしばらく続けるのです。とはいえ夫婦ではなくなったので、お互い何をしても自由ということがいちばんのポイント。それで様子をみて、気が変わったら復縁もあり、と最初に決めておいてください。面倒くさいと思われるかもしれませんが、ここまで時間をかけて夫婦をやってきたわけですから、もし解消するにしても、それなりの時間をかけるほうがいいと思います。いきなり離婚を突き付けるのではなく、お互い面と向かってしっかりと話し合ってみてください。そこに保険のこと、生活費のこと、年金のこと、娘さんのことなど、いろいろな事情が関わってきます。そのお試し期間を経たうえで、本当の離婚に踏み切るのか、思いとどまるかは奥様次第です。【JINSEIの格言】いきなり離婚を突き付けるのではなく、“お試し離婚”はどうでしょう?お互い何をしても自由ということがポイント。それで様子をみて、最終的な判断をしてみるといいと思います。この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!
2019年10月01日「“介護離婚”の多くは熟年離婚になりますが、熟年離婚は経済的に厳しいのが現実です。それでも精神の解放を求めて『離婚したい!』と思うなら、一度きりの人生、後悔のないようにしてほしいですね」そう語るのはマネーセラピストの安田まゆみさん。最後の手段ともいえる、介護離婚という難しい結論。そんな介護離婚についての知っておくべきお金の話を安田さんに聞いた(会社員の夫を持つ専業主婦」を想定)。「まず、婚姻中に夫婦が築いた共同財産は離婚時に財産分与の対象になり、基本は夫婦半々。預貯金のほか夫の厚生年金や結婚後に購入した自宅などが対象です」(安田さん・以下同)一聞すると収入の少ない主婦にとっては福音だが、いざ試算すると現実は甘くない。「たとえば40~50代の夫婦なら、子どもにお金がかかる時期なので、いざ介護離婚となっても預貯金が少ないことがほとんど。仮に自宅を売却しても多くはローンの残債もあり、1,000万円も残ればいいほうです。そうすると、妻がもらえるのは500万円にすぎません。介護が始まると身動きがとれなくなることが多いので、不安がある人はいまのうちに正社員などの安定した職を得て、かつ共同財産の額を増やしておきましょう」離婚には初期費用も必要だ。「安く見ても引っ越し関連で80万円。また、裁判や調停費用に備えて、80万円は用意しておきたいところです」いっぽう60代以降ともなると、就職は難しい。そのため、夫の退職金などまとまった財産があればそれを分け、あとは年金分割でやりくりすることが基本になる。「現在、夫婦合わせた年金の支給額は月に22万~23万円ぐらいです。そのうち、仮に妻の年金受給額が老齢基礎年金(6.5万円)と結婚前に加入していた厚生年金を合計した7万円だとしたら、夫の受給額は差し引き約15万円。このうち、年金分割の対象になるのは夫の老齢基礎年金分を除いた8.5万円のなかから、勤めていた期間のうちの結婚期間分だけなので、妻がもらえるのは半分で多くても4万円弱。つまりこの場合、離婚後の年金収入は7万円+4万円強で月11万円と少しです。財産分与があれば手元のお金は増えますが、離婚後も数十年生きることを考えれば、1カ月あたりのプラスは数万円でしょう」なお、夫に介護を丸投げされたことが離婚の火種になったとしても「それで慰謝料を請求するのは難しいでしょう」と安田さん。離婚を検討するなら、まずは“いまできること”を考えてみよう。
2019年06月07日日本の離婚率と言えば、「夫婦の3組に1組が離婚」といった数字を聞いたことがある人が多いと思います。日本の離婚率は高いように思いますが、はたしてそうなのでしょうか?本記事では、日本の離婚率について解説し、日本では離婚率が高いと言われる理由についても検証します。日本の「離婚率」が高いというのは本当?厚生労働省「平成29年人口動態統計月報年計(概数)の概況人口動態総覧(率)の国際比較」日本の離婚率の推移日本の離婚率は、近年上昇しているのでしょうか?戦後の日本の離婚件数及び離婚率の推移は、次のグラフのとおりです。厚生労働省「平成29年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況結果の概要」このデータによると、同居期間15年未満の夫婦の離婚件数は、平成17年をピークに概ね減少傾向です。しかし、同居期間15年以上の夫婦の離婚件数は、それほど減っていません。同居期間35年以上に限っては、平成17年よりも平成29年の方が多くなっています。同居期間が長い夫婦というのは、熟年離婚ということです。つまり、離婚全体に占める熟年離婚の割合が増えているのです。離婚率が高いと言われるのは熟年離婚が増えたから近年離婚件数はむしろ減少傾向です。けれど、これまで離婚しなかった40~50代以上の夫婦の離婚が増えたため、離婚率が高くなった気がするのではないかと思います。熟年離婚が増えているのはなぜ?熟年離婚が増えている理由としては、以下のような点が考えられます。共働き夫婦が増えた女性は離婚するとなると経済的な心配があります。今は40代以上でも働いている女性が多いですから、離婚後に直ちに困るといったケースが少なくなってきています。年金分割制度の創設平成20年度から、離婚時に夫の年金保険料納付記録を分けてもらえる「離婚時年金分割」の制度が始まりました。年金だけで生活していくことは難しいですが、年金分割すれば多少なりとも年金が増えることで、専業主婦やパートの人でも離婚しやすくなったというのがあります。高齢化により寿命が長くなった寿命の短かった昔は、夫婦で余生を過ごす時間はそれほど長くはありませんでした。しかし、現在では寿命が延びたため、子供が巣立ったり仕事を引退したりした後も、夫婦でいる時間が増えてしまったというのがあります。残りの人生、今のパートナーと過ごすのではなく、自分の好きなように生きたいという人も増えています。相手の介護をしたくないという理由もあるでしょう。婚姻期間が長くなったということは、離婚できる期間も長くなったということです。長い人生の中で、離婚という選択肢を取る余裕ができたことも熟年離婚が増えた理由と考えられます。熟年夫婦の離婚理由では、熟年夫婦はどういった理由で離婚しているのでしょうか?一般に、離婚原因として、最も多いのは、性格の不一致です。離婚原因については、こちらの記事をご参照ください。熟年夫婦であっても、離婚理由の中心的なものは、性格の不一致です。と言っても、長年一緒にいる夫婦はお互いの性格をよく知っているはずですから、性格の不一致で即離婚を決めているわけではありません。熟年夫婦の場合、長い夫婦の歴史の中で、浮気、浪費、親族との不和など、いろいろな事件を経験しています。その時々には離婚せずに乗り切ったけれど、納得いかないことを積み重ねた結果、最終的に性格の不一致として離婚を決めているケースが多いように思います。日本の離婚率:まとめ日本の離婚件数は、平成14年をピークに減少しており、離婚率も低下しています。近年、離婚が増えているようなイメージがあるのは、熟年離婚が多くなっているからです。寿命が長くなったことにより、性格の合わないパートナーと余生を過ごすよりも、残りの人生自分の好きなように生きたいと考える人もいるでしょう。熟年離婚にはリスクもありますから、しっかり準備して臨むのがおすすめです。
2019年03月26日離婚する夫婦は増えていると言われていますが、どのような理由で離婚をしているのかが気になるのではないでしょうか?ここでは、夫婦の離婚原因についてランキング形式でご紹介します。男性、女性がそれぞれ離婚を考える場合の離婚原因の違いについても知っておきましょう。離婚原因ランキング1位から10位は?夫婦がどんな理由で離婚しているかを知るためには、裁判所の発表している司法統計が参考になります。司法統計には、家庭裁判所に申し立てがあった婚姻関係事件(主に離婚調停)の申立人に「申し立ての動機」の調査を行って、男女別にまとめたものがあります。最新の司法統計のデータから、離婚原因をランキング形式でみてみましょう。※この調査は、複数の選択肢の中から、1人3個まで回答ができるものです。()内に、全体の何%の人がその理由を挙げているかを付記しました。妻から申し立てた場合の離婚原因ランキング平成29年度、家庭裁判所に離婚調停などの申し立てがあった件数は、妻側からが4万7,807件、夫側からは1万7,918件と、妻側からが圧倒的に多くなっています。妻側の申し立ての動機のランキングは、次のとおりです。1位性格が合わない(39%)女性が離婚原因とする中で最も多いのは、性格の不一致です。他の原因がある場合でも、性格も合わないと考える人は多いでしょう。2位生活費を渡さない(28%)夫から生活費を渡してもらえないことで離婚を考える女性はかなり多いようです。生活費を渡さないのは、経済的虐待と言えるでしょう。3位精神的に虐待する(25%)精神的虐待を理由に挙げる人も多くなっています。いわゆるモラハラです。4位暴力をふるう(21%)夫に暴力をふるわれると、当然離婚を考えることもあるでしょう。かなりの女性が夫の暴力を受けているようです。5位異性関係(16%)異性関係は、夫婦の関係に亀裂を及ぼします。夫が浮気すれば、夫を信頼できなくなってしまいますから、離婚を考えるのも当然でしょう。6位浪費する(10%)夫婦の財布は1つです。夫の浪費により生活に支障が出るようなら、離婚原因にもなるでしょう。7位家族を捨てて省みない(8%)夫婦というのは協力して家庭を築くものです。夫が仕事や他のことで全く家庭を省みなければ、何のために結婚しているのかもわからなくなるでしょう。8位性的不調和(7%)性交渉拒否、性的不能、異常な性癖、セックスレスなど、性的な問題は夫婦にとって大きな障壁となります。離婚の原因として夫との性的不調和を挙げる人も少なくありません。9位家族親族と折り合いが悪い(6%)今は夫の親との同居が少なくなったとはいえ、夫の家族や親族との付き合いをしなければならない場面はあります。家族や親族とうまくいかずに離婚を考える人もいます。10位酒を飲み過ぎる(6%)お酒を飲み過ぎ、問題を起こしてしまう夫はいます。夫の酒癖の悪さから、離婚を考えることもあるでしょう。夫から申し立てた場合の離婚原因ランキング夫が申し立てた場合の申し立ての動機は、次のような順位になっています。1位性格が合わない(61%)夫が申し立てた場合でも、やはり性格の不一致がトップです。男性の場合は、半数以上が性格が合わないことを離婚原因の1つとして挙げています。2位精神的に虐待する(20%)夫が妻から精神的虐待を受けているケースも多いようです。妻の性格がきつ過ぎる場合、夫側は虐待と捉えていることもあるでしょう。3位異性関係(14%)夫婦間には貞操義務がありますから、妻の浮気がわかれば、夫も離婚を考えるのは当然です。男女問わず、異性関係は離婚原因の代表的なものです。4位家族親族と折り合いが悪い(13%)夫が妻側の親族と折り合いが悪いこともあります。相手の親族との不調和を挙げる人の割合は、男性の方が大きいようです。5位性的不調和(12%)男性では、離婚を考える原因として性的不調和を挙げる人の割合が、女性の倍近くになっています。男性の方が、性的な問題を重視する傾向があります。6位浪費する(12%)妻の浪費も家庭生活に影響を及ぼします。夫が妻の浪費により離婚を考えることもあるでしょう。7位同居に応じない(8%)相手が同居に応じないことは、女性では圏外(12位)ですが、男性では7位にランクインしています。女性が出て行って戻ってこないケースが多いことがうかがわれます。8位暴力をふるう(8%)暴力をふるうのは男性だけではありません。妻の暴力を理由に挙げる男性も、相当数います。9位家族を捨てて省みない(5%)妻が家族を捨てて省みないこともあります。この場合には、夫の方が離婚を考えることもあるでしょう。10位生活費を渡さない(4%)妻が財布を握っていて、夫に生活費を渡さないこともあるでしょう。女性側ほどではありませんが、生活費を渡してもらえないことを理由に挙げる男性もいます。法律上の離婚原因となるものは限られている離婚原因が何であれ、夫婦が離婚することに合意していれば、協議離婚ができます。もし相手が離婚に合意しない場合には、裁判所を通じて離婚することを考えなければなりません。離婚調停は話し合いの延長ですから、両者が合意すれば離婚は可能です。しかし、裁判では、法律(民法)上の離婚原因がない限り、簡単に離婚はできないことになっています。民法上の離婚原因民法770条1項1~5号に離婚原因として定められているのは、次の5つになります。配偶者に不貞な行為があったとき配偶者から悪意で遺棄されたとき配偶者の生死が3年以上明らかでないとき配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないときその他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき性格の不一致、経済的・精神的虐待、暴力、酒癖などは離婚原因になる?上の司法統計で挙げられている離婚原因のうち、「異性関係」は民法770条1項1号の不貞行為に、「生活費を渡さない」は2号の悪意の遺棄に該当します。その他の離婚原因は、5号の「その他婚姻を継続し難い重大な事由」に該当しない限り、法律上の離婚原因とはなりません。どんな場合に「婚姻を継続し難い重大な事由」となるかは、ケースバイケースの判断が必要になります。男女とも多くが離婚の原因と考える「性格の不一致」も、それだけでは法律上の離婚原因にはなりません。努力してもどうしようもないなら離婚原因になる「婚姻を継続し難い重大な事由」として離婚原因になるのは、共同生活の回復が見込めない程度に夫婦関係が破綻している場合、すなわち努力しても修復不可能な場合です。性格の不一致というだけでは離婚できませんが、性格の不一致により夫婦関係が実質的に破綻しているなら、離婚が認められる可能性はあります。離婚原因を作れば慰謝料を払わなければならないことがある法律上の離婚原因がある場合、離婚原因を作った側は、相手に対して慰謝料の支払義務を負うことがあります。ただし、離婚原因があれば必ず慰謝料が発生するわけではありません。慰謝料を払わなければならないのは、離婚原因となった行為に、違法性がある場合です。不貞行為や暴力、悪意の遺棄などでは慰謝料を請求できます。それ以外の離婚原因でも、違法性があると言えるレベルなら、慰謝料請求できる可能性があります。離婚原因を作った側でも親権者になれる夫婦間の離婚の原因と子供の親権とは関係ありません。たとえば、母親が不貞行為をして離婚原因を作った場合でも、母親は子供の親権者になることができます。子供の親権者は、子供にとってどちらの親に育てられるのが良いかを基準に決めます。夫婦の問題と親子の問題は切り離して考えるということです。夫婦の離婚原因まとめ日本では、法律上の離婚原因に該当していなくても、お互いが合意さえすれば離婚できるシステムになっています。全体の約9割が協議離婚ですから、大部分が「性格の不一致」など法律上の離婚原因とまでは言えない理由で離婚しているものと思われます。もし相手が離婚に同意しなかったら、簡単に離婚はできません。離婚したいけれど相手が拒否している場合には、離婚原因があることの証拠が必要になりますから、弁護士などに相談して対処しましょう。
2019年03月18日30代男性のAさんは、妻から「離婚してほしい」と迫られ、困惑しています。その理由は、「妻に離婚したいワケ」を聞いても、言おうとしないからだそう。Aさんは「仕事で家を空けることが多く寂しい思いをさせてしまったのは事実だが、収入もそれなりにあり、幸せな生活を送っていると思っていたのに。もしかすると不倫しているのでは?」と憤りを覚えています。結婚生活を続けたいAさんですが、妻は「できない」の一点張り。「せめて理由を教えろ」と言っているのですが…。このような場合、離婚は認められるのでしょうか?法律事務所アルシエンの日高義允弁護士に見解を伺いました。 Q.妻が離婚を申し出ているが、理由を言わない。離婚することはできる?A.裁判離婚まで進むと、理由を説明しないで離婚することはできません日高弁護士:「離婚は、協議、調停、訴訟と段階的に進んでいきます。協議や調停は話し合いで解決する場ですので、夫側が離婚に応じない限り、離婚は成立しません。そのため、妻側としては、夫が協議ないし調停離婚に応じないのであれば、離婚訴訟をする必要があります。離婚訴訟では、離婚を求める妻側で離婚原因を主張立証しなければならず、理由を明らかにしないまま訴訟で離婚を求めることは困難になります。そのため、夫側がどうしても理由を知りたいのであれば、理由を説明しない限り離婚に応じないと頑なになってしまえば、妻側は、遅くとも裁判をして離婚原因を明らかにするか、裁判自体をあきらめる(=離婚自体をあきらめる)かということになります。もっとも、裁判で明らかにしなければならない「離婚原因」というのは、不貞など民法で列挙されている事情に限ります。明かにされる理由は、その限度ですので、例えば、「ほかに好きな人ができた」とか「性格が合わない」とかいったように、民法の離婚原因に該当しにくい理由については、必ずしも明らかになるわけではないですし、本音が分かるわけではありません。」「理由は言えないけど離婚したい」という希望を聞くことはありますが、裁判まで進むのは心理的にも、時間的にも負担がかかります。円満な離婚を望むのであれば、できる限り理由をきちんと説明して、相手の納得を得ることが望まれます。*取材対応弁護士:日高義允(法律事務所アルシエンIT法務と刑事事件に注力しています。IT法務では、システム開発、アプリ開発、WEBサービス等をめぐる紛争や契約書・利用規約作成等に対応しています。また、刑事事件では、若手経営者からの依頼も多く、経営周りも含めたサポートを心がけています)*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)妻が「離婚したい」と一点張りで理由の説明を一切拒否!これで離婚できるの?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。妻が「離婚したい」と一点張りで理由の説明を一切拒否!これで離婚できるの?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年11月26日・離婚したい・離婚させたくないいまのあなたはどちらの心境でしょうか。離婚に悩む夫婦や離婚を未然に防ぎたい夫婦に向けて、パピマミ編集部が、離婚の「原因」とその「解決策」、そして「予防」について、お話しします。離婚の原因パターンを知ろう!風邪を引く原因が様々なように、離婚をする原因も様々 です。風邪を引いた原因が「昨日お風呂に浸かりすぎたからだ!」とは思いませんよね。もちろん1つの要因かもしれませんが、いくつかの問題が合わさったときに、風邪の症状が出るもの。風邪と同じように離婚の原因も1つではなく、複数の問題があると思って問題ありません 。だからこそ、いろんなパターンの離婚原因を知る必要があるのです。●離婚しそうな考え方の特徴「破局するのはどのタイプ? 周囲で“離婚”した夫婦の特徴と対処法」や「辛党でお酒好きはキケン? 離婚しがちな人に見られる特徴3選 」を読むとわかるように、離婚する夫婦の話を聞いていると、一定の法則のようなものが見えてきます。価値観が違っていたり、金銭感覚が違っていたり。結婚する前は優しかったのに、結婚したらDVに変貌したり。あなたはどうでしょうか。極端な考え方をしていませんか?もし自分の考え方に疑問を持ったのであれば、「あなたにも訪れる?産後の離婚危機の考え方 」を読んでみてください。夫婦に亀裂が入る1つのパターン を理解できます。妻や夫にイライラしていても、イライラするだけなら問題ありません。ありませんが、その思いを口に出してしまうと離婚の危機につながります。「言っちゃってるカモ? 夫が離婚を考える“妻の無神経な一言”3つ」に書かれている3つの言葉は、男女問わず言われたら傷つく言葉です。離婚したくなるのも頷けます。自分が相手に対して、ヒドイ言葉を言っていないか、確認してみてください。●繋がっていたと思っていたのは自分だけ?離婚を切り出した経験のある方のお話を聞くと、相手がものすごく驚く、とおっしゃいます。ネット上では、・女は男の浮気をわかる・男は何も知らないというような意見であふれていますよね。しかし現実は、「20年待った!? トツゼン離婚を切り出す夫の気持ちと対処法」に書かれているような状況になり得ます。20年も前から離婚したいと思っていたことに、妻は一切気付いていなかった わけですから。「仲良しだったのにナゼ!? おしどり夫婦が突然離婚してしまう理由」を読んでもわかるように、周りからおしどり夫婦だと思われていて、片方が本当におしどり夫婦だと思っていも、もう片方はウンザリ しているかもしれません。自分たちは本当につながっているのか?を考えるのは、離婚を防ぐ上で大切なのではないでしょうか。実体験からわかる離婚問題を解決する方法離婚の原因がわかったら、次は離婚を解決する方法を考えてみましょう。解決といっても、「夫婦円満に戻りたい」「もう終わらせたい」など、十人十色ですよね。ここでは、離婚を防ぐための解決策 をご紹介します。●夫婦間での価値観のすり合わせ離婚危機に陥る夫婦の問題は、「夫婦の「すれ違い離婚」を防ぐ3つの方法」にも書いたように、価値観のすり合わせ を行なっていない夫婦は、離婚率が高いうえ、夫婦の満足度も低い傾向にあります。価値観や金銭感覚がズレているのは、ガソリンで動く車を水で動かそうとするようなもの。結婚の前提としてムリ が生じてきます。「離婚の危機にまで発展!私は産後の夫婦関係の危機をこう乗り越えた」には、すり合っていなかった価値観を元に戻すことによって、離婚を乗り越えたエピソードが紹介されています。「不倫から修復した例も!? 主婦たちが離婚危機を乗り越えたエピソード3つ」の3つのエピソードも、解決策は「価値観 」が重要になっています。ぜひ、自分の家庭と照らし合わせてみてください。●離婚を突きつけられたときの対処法「離婚するor許す? 夫が不倫したときに妻たちがとる対応ランキング」は、パピマミ編集部が453人にアンケートを取った結果から導き出されています。1位が「話し合いの上で判断する 」。2位が「問答無用で離婚する」でした。このランキングは妻にアンケートを取っていますが、夫に取っても1位は同じになるでしょう。結婚した相手ですから、問答無用で離婚を考えたりはしないはず。その点を踏まえると、離婚しようか迷っているときに、参考になるのではないでしょうか。パピマミ編集部が593人にアンケートを取った「問答無用で離婚? 夫が専業主夫を希望したときの妻の対応ランキング」のランキングも興味深く、夫が主夫になりたいと提案したときの妻たちの対処法を紹介しています。5位に、「離婚する」があり、すぐさま離婚しようとはならない様子。もし離婚を突きつけられたのであれば、まずは「話し合う」ことが何よりも大事ですね。まとめ離婚の問題は人それぞれで、やり方も考え方も違ってきますよね。「自分たちはどうすればいいんだろう?」としっかりと夫婦で考えて、納得のいく答えを出していきましょう。あなたが幸せになることを願っています。
2018年10月15日2分に1組の割合で離婚が成立していると言われています。この数字を見るとかなり多いと感じると思うかもしれませんが、離婚はもはや人事ではなく、あなたのすぐ近くに迫っているかもしれません。愛する旦那さんや子供たちを絶対に手放したくはないですよね!実は、離婚に至った夫婦と離婚していない夫婦を比較してみると、いくつかの ”していない事” があるみたいです。そのことをしていないと離婚の可能性がぐっと上がるということ。今回は、離婚リスクが高くなる4つの項目についてお届けします。1. 記念日を祝わない記念日を祝う夫婦と比べ、記念日を祝わない夫婦の離婚率は高めという結果が出ています。お互いの誕生日や結婚記念日など、節目節目の行事を大切にする夫婦は結果的に会話の量も増え、お互いを理解できるようになるという理由が隠されているみたい。結婚から数年経つと「祝うのは子供の誕生日や行事だけ」なんてご夫婦も増えますが、自分達の大切な記念日も一緒に祝う事で夫婦仲が良くなるとのこと。2. 二人でデートしない子供が生まれて家族ができるとどうしても二人だけでどこかへ出かけるという事が少なくなってしまいます。子供を挟んでお出かけするのも家族としては十分幸せかもしれませんが、旦那さんとの関係をもう少し大切にする事で夫婦仲は今よりもっと仲良くなります。統計的に見ても、やはり二人で出かける回数の多い夫婦のほうが離婚率は低いという結果に。時々は二人で恋人のような雰囲気を味わう事で、お互いにトキメキを感じてセックスレスを回避する事ができるのも大きな利点のようです。3. 約束事を決めない夫婦間での約束事をめていますか?例えば「記念日は必ず祝う」「お風呂掃除は旦那がやる」「飲みに行くのは週3回まで」というような色々な決め事です。離婚しない夫婦というのは、夫婦間での約束事を決めていることが多く、更にその決め事を都度更新して、その時の状況に合わせて変えていくそうです。約束を決めないと、自分ばかりがやらされていると不満を感じたり、我慢している気持ちになって、ストレスから喧嘩に発展しやすいみたいです。お互いに納得する契約をして夫婦仲を円満に保って行きましょう。4. コミュニケーションを取らない結婚する前は、お互いに何でも話して理解を深めていても、結婚すると家事や育児、更には仕事に追われ旦那さんとのコミュニケーションが取れない奥さんもたくさんいます。旦那さんは旦那さんで、仕事が忙しく家に帰ってきたらお風呂に入ってすぐ就寝。離婚しない夫婦というのは、コミュニケーションの取り方がとても上手。仕事でも大切な事ですが、夫婦間でも「ほう、れん、そう」を取り入れて、お互いに互いをしっかり把握できるように努めている事が多いそうです。報告、連絡、相談。1日のうちで話し合える時間を作らないと離婚リスクは高まります。忙しすぎて話し合う時間が持てない時は、LINEでほうれんそうしている夫婦もいるようです。誰もが結婚する時は「離婚」の事は考えないものです。でも、忙しい毎日の中で時間に追われて過ごしているうちに、夫婦間ですれ違いが生じて取り返しの付かない事になってしまわないように。自分が出来る所から少しずつ取り組み、夫婦円満を目指して行きましょう。written by 亀ぱんだ
2018年07月23日昨年12月に厚生労働省が発表した「平成29年(2017)人口動態統計の年間推計」によると、離婚件数は21万2000組。最近では、「熟年離婚」や「死後離婚」といった言葉を耳にする機会も増え、離婚が珍しいものではなくなった印象も…。「離婚を考えたことがある」女性が多数派!?もっと身近な人たちの声を聞いてみたいと思い、ママテナでは、女性181名に「もしも夫にされたら真剣に離婚を考える行動(期間:2017年7月19日~7月21日まで)」という独自のインターネットアンケート調査を実施しました。同調査では、まず「これまで離婚を考えたことがあるかどうか」を聞いたのですが、その結果は以下の通り。Q. 今までに真剣に離婚について考えたことはありますか?・現在離婚の手続きをしている(1.1%)・離婚について夫と話し合ったことがある(26.5%)・離婚について考えたことはあるが夫には伝えていない(41.4%)・離婚について考えたことはない(30.9%)実際に手続きをしている途中の人がいれば、自分の中でだけ考えたことがある人もいて、離婚の検討度合いに多少の差はあるものの、約7割の女性が“真剣に”離婚を考えた経験があるということがわかりました。離婚が珍しくなくなってきたとはいえ、こんなに多いとは思わなかったので、少し驚いてしまいました…。「DV」「お金」は離婚のきっかけになりやすい?「離婚を考えたことがある」との回答が多数派であることがわかりましたが、女性たちはいったいどんなタイミング、きっかけで離婚を考えるのでしょうか?こちらは、TOP10までのランキング形式で見ていきましょう。Q. もしも夫にされたら真剣に離婚を考える行動1位:DV(78.5%)2位:生活費を入れない(76.2%)3位:浮気(60.8%)4位:借金(55.8%)5位:モラハラ(52.5%)6位:ギャンブル(49.2%)7位:愛情が感じられない(43.6%)8位:育児放棄(34.8%)9位:家事をまったくしない(18.2%)10位:親の面倒をみない(17.1%)「DV」には、「身体的暴力」や「精神的暴力」、「経済的暴力」など、種類も多様化していて、大きな社会問題のひとつとなっています。なかには、子どもに対しての暴力や子どもに「危害を加える」と脅すなどもあるようなので、1位になるのもうなずけます。また、TOP10には、「生活費」「借金」「ギャンブル」といったお金にまつわる項目が多くランクインしていて、離婚を考える上で重要視されていることがわかります。もうひとつ興味深いのは、9位「家事をまったくしない」の項目。18.2%とほかの項目に比べポイント数は高くはありませんが、共働き世帯が増えていることも関係しているのか、「家事は女性のやること」という考えがなくなってきている証拠ともいえそうです。出来ることなら、いつまでも円満に過ごしていきたいものですが、妻も夫も、そして子どももみんなひとりの人間。うまくいかないことがあって当然なのかも…。とはいえ、離婚というのは人生の大きな決断。ゆっくり時間をかけて考えて、決断すべきなのかもしれませんね。(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年03月05日コロナ・エキストラビールが展開するリゾート・フェスティバル「コロナ サンセット フェスティバル(CORONA SUNSETS FESTIVAL)」が今年も開催。2016年7月2日(土)・3日(日)の2日間、沖縄・美らSUNビーチで行われた。2014年、スペイン・イビザで産声をあげた「コロナ サンセット フェスティバル」。開放感あふれるビーチという絶好のロケーションのなか、極上の音楽を堪能する。そんなほかのフェスとは異なる世界観が注目を集め、瞬く間にその人気は世界中へと広まった。2015年に日本初上陸。今年も、沖縄県内でも有数のサンセットスポットとして知られる豊崎海浜公園の美らSUNビーチが会場として選ばれた。通常チケットに加え、コロナ飲み放題となるVIPテーブルチケットも用意。クラプトンやピロウトーク、ドノヴァン・フランケンレイター、ムーディーマンなどの出演者が、オーディエンスを沸かせた。サウンドと共に欠かせないのがフェス・ファッション。近年はチョーカーやフラッシュタトゥーなど、フェスならではのアクセサリー使いが人気となっている。今回は会場がビーチというもあり、ビキニ姿の女子も多く見かけた。そんな会場のファッションをレポート。夏を感じるカラフルな「ビキニ」は、ビーチフェスの鉄板スタイル。タイダイ柄やパームツリー、ストライプなど様々なデザインが見受けられる。トップスとボトムスで、あえて違うデザインを合わせるのも旬な着こなし。もちろん足元はビーサンを合わせて。アクセサリーとして、細めチョーカーを合わせれば一気にフェス仕様に。定番スタイルとも言える「デニム」は、トップスに派手なロックTシャツやアロハシャツを合わせた南国風コーデが目を引く。ダメージ加工やミニ丈をチョイスしてアクティブに楽しんで。ヘアはフィッシュボーンやお団子、シニヨンなどまとめ髪アレンジも人気だった。「マキシドレス」「マキシスカート」で大人っぽく決めるのもおすすめ。ペイズリー柄やフラワープリントでリゾート感を演出して。また、それぞれの着こなしにマストハブなサングラスは、ラウンド型が断然人気になっている。ミラーレンズやカラーレンズを選べば、さらに個性的なルックに。今夏、フェスファッションの参考にしてみては。【イベント詳細】コロナ サンセット フェスティバル開催日時:2016年7月2日(土)・3日(日)13:00開場、14:00開演。2日(土)は23:00、3日(日)は21:00まで。会場:美らSUNビーチ野外音楽特設ステージ住所:沖縄県豊見城市字豊崎5-1参加費:・1日券 4,000円 (当日券:5,000円) / 2日通し券 6,000円・VIP 100,000円 (1枚で4名入場)■出演者UA(ウーア)、Laid Back(レイド・バック)、Felix Da Housecat(フェリックス・ダ・ハウスキャット)、Claptone(クラプトン)、PillowTalk(ピロウトーク)、Donavon Frankenreiter(ドノヴァン・フランケンレイター)、MOODYMANN(ムーディーマン)・Kenny Dixon JrDaM-Funk(デイム・ファンク)、LENNO、平井大、Naoki Serizawa、SAIRU、Spinna Bill with HOME GROWN BAND、DJ REN【問い合わせ先】ローソンチケットインフォメーションTEL:0570-000-777(平日 10:00~20:00)
2016年05月19日保活の大変さが浮き彫りになる中、保育園に入るためにわざわざ離婚届を出してまで入ろうとする人もいるという話を聞きました。保活のための偽装離婚…それって罪にはならないのでしょうか? アディーレ法律事務所の先生が教えてくれました。 「保育園落ちた日本死ね」のブログ投稿が波紋を呼びました。言葉は乱暴ですが、、「そのとおり!スッキリした!」と共感した女性も多かったようです。この現象は、、「保育園に入りたいのに入れない」女性がいまだ多数存在することを表しているといえるでしょう。あんなに「女性の社会進出」と謳いながら、、「実際には保育園が足りない! 働けないではないか!」と政府への怒りを感じるのも無理はないかもしれません。■保育園に入園するために「偽装離婚」する夫婦もある「偽装離婚」とは、、一般には、「実際には夫婦としての実質が継続しているにもかかわらず、、離婚届を提出し、法的には婚姻関係を解消している夫婦」の状態を指します。最近は、保育園に入るために偽装離婚を行う夫婦もいると言われています。本当は離婚などするつもりがないのに、保育園に入るために離婚を装うという、この行為は法的にどのような評価になるのでしょうか。■偽装離婚って罪になるの?「相手にその意思がないのに勝手に離婚届にサインをして提出する行為」については、ズバリ犯罪となります。離婚届を偽造する点で「有印私文書偽造罪」、役所に提出する点で「偽造私文書行使罪」、戸籍に虚偽の記載をさせる点で「公正証書原本不実記載罪」という犯罪が成立します。しかしながら「離婚」については、法的な解釈では、「お互いが離婚届を出すこと・籍を抜くことに同意している」以上は有効な離婚となります。なので、保育園に入園する目的で、「実質的には夫婦のままでいるけれど籍は抜こう」と夫婦が合意して離婚届を提出したのであれば、これらの犯罪は成立しません。ただ、偽装離婚を手段として、財産的なメリットを得ようとする行為は、詐欺罪に当たる可能性が出てきます。過去には、「同居の男性がいるのに児童扶養手当を受け取っていた」ケースについて詐欺容疑で逮捕された事例もあるようです。離婚を偽装する、いわゆる騙すことにより、本来得られない金銭や、財産上の利益を得てしまう行為は立派な詐欺罪に該当します。 実際には離婚をしていないのに離婚したかのように装って保育園への入園権利を得たり、偽装離婚を手段として経済的なメリットを受けたりしたという場合も、当然詐欺罪に該当しうるでしょう。実際に離婚届を出してはいるものの、実質は夫婦のままであるという偽装離婚により、生活保護を受給する行為なども同様に詐欺罪に該当するといえます。■まとめ「行政の対応が不十分なのが悪い」と言えばそこまでですが、「偽装」をして他人より有利な条件を得る行為は、犯罪に該当する可能性もある行為です。行政が悪いということと、自分だけがいい思いをしようという行為とは、まったく別の話です。やはり法的に問題視される行為である以上、避けていただかねばなりません。偽装によって、本来得られない金銭や経済的メリットを得る行為は詐欺罪に該当し、過去には逮捕された事例もいくつか存在しますので、絶対にしてはいけません。偽装離婚が「悪いこと」という認識は、皆さんお持ちかと思います。ですから、「悪いことはやめましょう」という当たり前のルールはしっかり守ってくださいね。監修協力:弁護士法人アディーレ法律事務所 (東京弁護士会所属)
2016年04月20日・ 離婚してお金で得することは少ない ・ 離婚前に別居する時の注意点3つ ・ 離婚時の弁護士費用の相場 ・ 離婚をする時のお金はどうなるの? の続きです。今回は「離婚した、その後」の生活について、『離婚を考えたときにまず読む本』の著者でファイナンシャルプランナーの豊田眞弓さんにお話を伺った。■離婚に関する手続きの山は効率よく片付ける「離婚は、離婚届を出して終わりではありません。膨大な手続きが待っています」。改姓や住所変更も含め手続きすべき主な書類をリストアップしてもらった。<役所関連>・離婚届・離婚の際に称していた氏を称する届・住民票の転出・世帯主変更など・健康保険、国民健康保険の変更・厚生年金、国民年金の変更・本籍地の変更・印鑑登録・住民基本台帳カード<金融機関、その他>・銀行、証券・保険・クレジットカード・運転免許証・パスポート・資格、免許など・各種会員登録・車、住宅の名義変更・電気、ガス、水道、NHK受信料・固定電話、携帯電話<子ども関連>・子どもの姓の変更・子どもの戸籍の変更・児童扶養手当、児童育成手当、児童手当・子どもの健康保険・保育園、小学校、学童保育、中学校、高校■離婚直後は生活の安定だけを考える「離婚前に、家計がどうなるかなどのシミュレーションをするのは意味があります。たとえまだ決まらなくても、住まいや働き方、子どもの教育にかかる費用なども含め、『お金』の面からいろいろと選択肢を提示することができるからです」。でも、離婚直後には、生活を整えることに専念したほうがいい。あらゆるものが不確実な状態では、長期的な生活設計は絵に描いた餅になりかねない。それどころか現状だとまったく生活が成り立たないことがわかってショックを受けることもある。ゆえに「老後が不安」と嘆く前に、離婚直後は、住まいや子どものこと、キャリアプランなどを優先して考えるほうが得策だ。■シングルマザーの支援情報は「ひとり親家庭のしおり」が便利「ひとり親生活のスタート当初は、かなり茨(いばら)の道です。離婚にともなう上記のような残務を抱えながら、育児、家事をして、住まいを決めて、仕事も見つけ、経済的安定も目指していかなくてはならないからです」。離婚で心身ともにヘトヘトであっても、生活の目途をつけるまでは走り続けないとならない。だれも代わりにやってくれる人はいないから。そこで、国や自治体は、ひとり親への支援をいろいろと用意している。経済的支援、子どもの教育支援、住宅支援、その他優遇・減免制度などあるので、情報を集めることは大切だ。「個人的におすすめしているのは、役所や福祉事務所で配布されている『ひとり親家庭のしおり』(自治体で名称が異なる)を入手すること。自治体によっては、ホームページからダウンロードできるようになっていたり、サイト内に同様の内容が紹介されていたりもします」■離婚は、「紙切れ一枚出すだけではない」豊田さん自身、お子さんが2歳の時に離婚をした。離婚経験者ゆえに、仕事でもプライベートでも「離婚しようかどうか迷っている」と相談されることも多いそう。「そうした相談には、いつも最初は『もやもやと迷っている状態なら、離婚はやめたほうがいいですよ』と、答えています。離婚しか解決方法がなければ決断しているはずで、迷うということはまだ道がある状態だと思われるからです」本特集を通じて、「離婚は大変だ!」ということを知ることは、離婚以外の可能性を探してみるきっかけになるかもしれない。【連載:「離婚」が頭をかすめた時に…特集】・ 第1回 離婚してお金で得することは少ない ・ 第2回 離婚前に別居する時の注意点3つ ・ 第3回 離婚時の弁護士費用 ・ 第4回 離婚をする時のお金はどうなるの
2015年03月20日・ 離婚してお金で得することは少ない ・ 離婚前に別居する時の注意点3つ ・ 離婚時の弁護士費用の相場 の続きです。今回は離婚をする時のお金について、『離婚を考えたときにまず読む本』の著者でファイナンシャルプランナーの豊田眞弓さんにお話を伺った。■離婚の慰謝料はいくらもらえるの? 離婚の場合の慰謝料とは、不貞や暴力など結婚を破綻させた側に対する損害賠償の請求だ。芸能人の離婚などで「慰謝料ウン億円」とニュースになることがあるが、実はあの金額は財産分与も含めたもの。慰謝料の額は夫婦の協議で決めればいい事柄だが、決まらなければ家庭裁判所の調停、さらには離婚裁判の判決で決められる。離婚裁判だと、財産分与と慰謝料を明確に区分せずに決まる場合が多く、高額になるが、一般的な会社員の家庭では、財産分与と併せて200万~300万円程度と言われている。「財産分与と慰謝料は本来別のものなので、財産分与が終わっていても、慰謝料は別に請求できます。そのため、財産分与に慰謝料も含めている場合は、内訳を明らかにしておいた方がよいでしょう」。■離婚の場合、財産は原則として半分ずつ結婚生活の中で得た財産は、離婚の際には公平に精算する。「妻が専業主婦の場合、資産は夫名義になっているものが多いかもしれませんが、妻が財産分与を諦める必要はありません。専業主婦であっても、結婚期間中に内助の功で家庭を支えて築いてきた財産なので、それを『分ける』ことは当然のことです」豊田さんの著書には、「専業主婦なので財産分与は2割か3割かと思っていた」という方が、婚姻期間の財産分与として、ほぼ半分を受け取った例も記載されている。■養育費は必ず離婚前に決める「離婚をしても親であることに変わりはなく、親権がなくても、親が未成年の子を扶養する義務はずっと続きます」。2012年4月1日から施行された民法では、「養育費の負担」と「面会交流」は、協議離婚の際に父母が協議で決めるべき事項として明記されている。「これらが決まっていなくても離婚届は受理されますが、子どもの利益を最優先して養育費や面会交流について取り決めることが大切です」。養育費の相場は「子どもひとりにつき月3万~5万円」などと言われているが、実はひとつの目安がある。それが裁判所で使われている「 養育費算定表 」だ。なお、審判離婚や裁判離婚の場合は養育費算定表で算出されるが、協議離婚の場合はあくまで目安として交渉する。私学に通わせたいなど、教育方針によっては、充分でない場合もあるからだ。■年金は分割してもらえるウーマンエキサイトママの読者世代には少し遠い話かもしれないが、年金も分割してもらえる。結婚をしている間の資産は夫婦で築いたものという考えが年金にも適用され、2007年にできた「年金分割制度」があるからだ。年金分割とは、離婚をした際に、結婚していた期間の保険料納付記録を分割し、将来受け取る年金受給権を、その分だけ付け替えることを言う。分割されるのは、あくまでも保険料納付記録上でのことで、実際に分割を実感できるのは年金を受け取る時だ。なお、いったん付け替えたものはずっと有効で、再婚しても減らされることはない。■協議離婚でも口約束で終わらせない「とりわけお金のことは、協議離婚でも口約束で終わらせないことが大切です」。合意した内容は最低でも書面にして、署名・押印をして「離婚合意書(離婚協議書)」を作成しておく。「これらを公正証書にしておくと確実です」。公正証書の作り方としては、まず夫婦で話し合った内容を箇条書きのメモとして書き出す。形式は特に決まりはないが、公証人が見てわかるものにしておく。内容を整理したメモと夫婦二人の印鑑証明を持って公証役場に出向き、公正証書を作成してもらった上で署名押印する。忙しくて行けない場合は、代理人に行ってもらうか、箇条書きのメモや印鑑証明を事前にFAXで送ることで、内容を確認してサインするときだけ出向く方法で対応してもらえる。費用は証書に書かれた金額により異なる。【連載:「離婚」が頭をかすめた時に…特集】・ 第1回 離婚してお金で得することは少ない ・ 第2回 離婚前に別居する時の注意点3つ ・ 第3回 離婚時の弁護士費用 ・ 第5回 離婚後の生活の立て直し方
2015年03月17日年度がわりの3月は、ふと「離婚」という2文字が頭をかすめる人も多いとか。離婚が頭をかすめた時、何をどんなふうに考えてみるとよいのだろう?『離婚を考えたときに、まず読む本』の著者で、御自身も離婚経験のあるファイナンシャルプランナーの豊田真弓さんにお話を聞いた。■離婚してお金で得することは少ない豊田さんは、まず教えてくれた。「離婚して、お金で得をすることは少ないんです。離婚後は『以前より生活水準が下がることはあっても上がることはない』と考えたほうがいいでしょう。感情的に突っ走ると後悔するので、悩んだ時は、まず情報収集と相談をしましょう」■最初の一歩は女性センターへ「情報収集や相談」と言われても、どこに相談すればよいのか、わからない…。そんな時はどうすればよいのだろうか。「原因や状況にも異なりますが、相談先の最初の一歩は女性センターがよいでしょう」。女性センターとは、女性が抱える問題全般の情報提供、相談などを行う施設で、都道府県、市町村などが自主的に設置しており、基本的に相談は無料。「女性センター」「男女共同参画センター」など、自治体によって名称や相談メニューが異なる。電話相談のほか、対面(予約)による弁護士相談、カウンセリングなどを行っているところもある。まずは住んでいる地域の女性センターを確認してみよう。■離婚を考え始めたときの相談先いろいろそのほか、状況によって下記のような相談先もある。存在を知っているだけでも何となく心丈夫だし、いざとなった時にネットで検索する時にキーワードとして役立つかもしれない。(参考リンク)・ 日本司法支援センター ・ 公益社団法人家庭問題情報センター ※情報は2015年2月時点のもの。電話番号などは変更になる可能性あり。【連載:「離婚」が頭をかすめた時に…特集】・ 第2回 離婚前に別居する時の注意点3つ ・ 第3回 離婚時の弁護士費用 ・ 第4回 離婚をする時のお金はどうなるの ・ 第5回 離婚後の生活の立て直し方
2015年03月06日総合探偵社「MR」は9日、同社所属の離婚カウンセラーを対象に、高嶋政伸の離婚裁判をテーマとしたアンケートを実施。「失敗しない離婚の方法」についての調査結果を発表した。「今回の離婚騒動をプロの目線からどう思うか」との質問では、「スピード婚/結婚への理解度が低かった結果」が30%で1位。「両者に責任、問題があった」が26%で2位、「プライドとお金など欲と執着が問題」が11%で3位だった。その他の回答内容では、「強烈な憎しみの内面が見え隠れする」「主張のためには証拠が必要。それがないためにドロドロになったのでは」「高嶋政伸さんに同情」「高嶋政伸さんの見る目がなかった」「パートナーの横暴に苦しむ一般人も多いのでは」などがあがった。「問題を長引かせない離婚解決法はあるか」との問いには、「離婚理由となる証拠を持つ」が32%で1位。以下「感情的にならず、お互いに歩み寄る」(28%)、「結婚時に書面作成し、未然に防ぐ」(24%)となった。その他の回答では、「妻の性格を考え怒らせないように導くべき」「不用意な言動が自身の首を絞めることになるので、興奮したり、相手の誘いに乗ったりしないようにする」「特に金銭的な面であれば、収支を明らかにする」「ごまかし、うそをなくす」などがあがった。「離婚成立後に起こりやすい問題と対処方法」についての問いには、「慰謝料、養育費などの未払い」が53%と半数を越えた。以下「財産分与」「ストーカーや嫌がらせ行為」が13%で並んだ。その他の回答には、「相手の所在不明」「子供との面接権」「離婚成立後の浮気発覚」などがあった。また、こういったトラブルへの対処方法については「公正証書を作成する」「専門家を介入させる」などがあがった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月12日金銭的補償で苦痛を和らげたいと「離婚保険」を販売ノースカロライナ州のある保険会社は、金銭的補償により少しでも離婚の苦痛を和らげたいと「離婚保険」を発表した。この「離婚保険」は、保険料が月々16ドル、補償金額は1250ドルだそうだ。この他、被保険者には毎年250ドルの補助金が支払われる。例えば、被保険者が保険10口に10年加入し離婚した場合、保険料は19188ドルで補償金額は27500ドルとなる。ただし離婚前に契約をし、保険加入期間が満4年以上である必要がある。中には毎月保険料1000ドル払っている人もこの保険会社では次のように述べている。「お金では離婚の傷を完全に癒すことは出来ないだろうが、気持ちを少しは落ち着かせることが出来るだろう。」この保険の販売状況は明かしていないが、中には「離婚保険」に毎月1000ドルの保険料を支払っている人もいるそうだ。「本当に苦痛を和らげてくれるのは、結婚生活を幸せにする方法が見つかることだ」とある結婚トレーナーは話している。
2010年10月06日