第7波の入り口かと懸念される中、川崎フロンターレも新型コロナウイルス感染症に振り回れさている。サガン鳥栖に複数の陽性者が出て、7月4日夜に『明治安田生命J1リーグ』第20節の中止が決定。試合延期を受けて悪い流れを断ち切ろうと準備を進めていた7日昼に鬼木達監督が濃厚接触者に判定されたのだった。ここ最近、川崎Fは負のスパイラルに陥っていた。6月18日『明治安田J1』第17節・北海道コンサドーレ札幌戦では4年ぶりの連敗&10年ぶりの3試合連続無得点のうっ憤を晴らす5-2の大勝劇をやってのけた。頼れるベテランアタッカーの家長昭博と小林悠がそれぞれ2ゴールをマークし、後半戦へ向けていいリスタートとなったと思われたが、22日の『天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会』では3回戦で早くも敗退。J2の東京ヴェルディに0-1のアップセットを許した。気持ちを切り替えて臨んだはずの25日の第18節・ジュビロ磐田戦では前半から相手を圧倒。先制点は33分、CB谷口彰悟の狙い澄ました浮き球のパスを、ゴール前に侵入した右SB山根視来がズバリ。ゴールラッシュの幕開けかと思いきや、チャンスは作れどゴールは遠い。逆に85分、磐田のセットプレーで追い付かれた。同点弾を喫する3分前にCFレアンドロ・ダミアンとMFジョアン・シミッチを投入し、セットプレー対策を施していたにもかかわらず、手痛い1-1に終わった。7月2日の第19節・セレッソ大阪戦もキックオフとともに川崎Fが主導権を握り、決定機を連発。チャンスをなかなかゴールに結びつけられなかったが、36分MF脇坂泰斗のCKを谷口がヘディング一閃。しかし59分にFKからヘッドで同点にされると、試合はヒートアップ。互いに好機を作るスリリングな展開に。そして試合終了間際の92分、またもやセットプレーからヘディングを決められて1-2、『JリーグYBCルヴァンカップ』プライムステージ準々決勝で当たるC大阪にダブルを食らったのだ。7月5日・鳥栖戦の中止を受けて、2週連続となる週1の試合となった川崎Fは有意義に時間を使うことができたのか。7月7日・メディア対応でレアンドロ・ダミアンが前向きなコメントを発した。「チームにとって時間が空いたので、休養と次の準備の時間に充てられたのはよかった。ここ最近はここ数年のようなチームの形を出せていなかったので、確認作業に費やすことができた。ただ今季もまだタイトル争いをしている状態。ここでチームとして成長していきたい」得点力不足を指摘される今季のチームだが、ダミアンは攻守両面での改善の必要性を説く。「ゴールに注目されているが、今季は失点数も多くなっている。攻撃と守備を分けて考えるのではなく、トータルで両面改善していかないといけない。複数得点にフォーカスして自分たちにプレッシャーを掛けても仕方ない。チームとして細かいところをすり合わせてやっていきたい」川崎Fらしいサッカーは徐々にできつつあると言う。「サッカーのスタイルを取り戻しつつあると思う。しっかりボールを保持して試合を進める形ができている。ボールをしっかり握ることで自分たちのチャンスも作ることにつながっている。大きく言えば自分たちのスタイルでプレーできているが、細かいところで勝点を落としている」リーグ戦は3試合連続で途中出場だが、ダミアンはチームに貢献することだけを考える。「ピッチに入った時には100%チームの力になろうと思っている。攻撃だけではなく、守備でも前からプレッシャーを掛けてチームに貢献したいと思っている。ベンチにいることで試合状況も把握できる」自身もここまで3ゴールとストレスが溜まるシーズンを送っているが、昨季得点王は我慢強く継続していくことが大事だと口にした。「ゴールが遠のいている時期に何をするか。守備での貢献も必要だし、ゴールができなくてもアシストができるかもしれない。ゴールができない時期も辛抱強く、やり続けることが必要」第18節に戦線復帰したユーティリティプレーヤー塚川孝輝はゴール前でのダイナミックさが足りないと指摘した。「腰をケガしていた時に、中へ飛び込んでいく枚数や勢い、ダイナミックさがあればいいなと感じていた。ダイナミックさが出れば、相手も怖いと思う。中へ入っていくプレーは自分も得意なので、試合に出られれば出していきたい。ダミアンとか悠さんがいる中、2列目の選手が入っていけば、相手も見失うだろうし、相手に待ち構えられても点と点で合わせれば、ゴールできると思う」慣れない左SBからも飛び込んでいくつもりである。「左SBから飛び込むのは有利だと思う。磐田戦でもアキ(家長)さんのクロスからしっかり入って行ってヘディングすればチャンスだった。相手が目に入って、引いてしまった。もう一回気合いを入れ直して、次は飛び込んでいきたい」自身の役割を勝ち切るためのタスクの遂行だと塚川は理解している。「自分がメンバーに入っているということは勝ち切るための戦術、そのタスクが求められていると思う。そういう意味で磐田戦は勝っている状態で入って、結局引き分けに終わった。次チャンスが来た時に結果を出せるようアピールしていきたい。交代選手で出ていく以上、強度を出していかないといけないし、仲間の分も走らないといけない。ただ途中で入るのは難しい。相手のペースだと、なおさら難しい。ベンチで試合をしっかり見て、試合に入る準備をしていきたい」7月4日にもメディア対応は実施された。家長と並ぶ4得点でチーム最多ゴールのマルシーニョと、ここ3試合左SBとして先発している橘田健人はこのように意気込みを述べた。マルシーニョ「今なかなか難しい状況だが、そもそも簡単なゲームは1試合もない。とにかく自分たちがやっていくことに目を向けないといけない。次も難しいゲームになるだろう。どのチームもフロンターレと当たる時は強い気持ちで向かって来る。次はホームゲーム。ホームの後押しを受けてゴールをしたい。ゴールも1点だけではなく、追加点が重要になってくると思う。ピッチに入った時、チームに貢献できるようにいつも考えている。いつ呼ばれても自分のやるべきことをやれる準備をしている。ピッチに入れば走ること、マークすることは求められている。その中でゴール、アシストを望まれていると思う」橘田「(C大阪戦は)先制できたが、後半セットプレーでやられてしまった。セットプレーのところは一人ひとりが責任感を持ってやるということと、もっと早い時間に追加点を取れていたら違った展開になっていたと思うので、追加点を取らないといけない。チャンスも何回か作っていて、以前よりチャンスは増えているので、そこを決め切ること。さらにチャンスを作ること。個人的にもチームとしても複数得点はこだわっているので、もっとゴール前に行く人数や質のところを向上させないといけない。個人としてもゴール前へ行く、そこでの質は課題だと思っているので、まず前へ行く回数をどんどん増やしていきたい」7月4日のオンライン取材には鬼木監督も登場。「一番はやり続けること。内容は少しずつ向上している。ただ結果が付いてきていないので、そこは求めていかないといけない。悲観はしていないが、やり続ける我慢強さと、向上しているからいいというわけではないという両面がある。チャンスの時に決め切ること、チャンス自体を増やすことはこれからもやり続けたい。追加点にもっと貪欲にやっていかないといけない」課題であるセットプレーからの失点についてどう修正するのか。「セットプレーに関しては毎試合前必ずやっているので、その都度修正を図ってきた。その中、磐田戦に続き、C大阪戦でも失点した。もったいないファウルからのセットプレーだった。一瞬でも隙を見せたり、疎かにするとやられてしまう。みんな頭ではどこが危ないかわかっている。もう一度チームで共有していかないといけない。ただ意識しすぎると体が動かなかったりする。誰が止めに行くのか、どれが取りに行くのか。共有したい」指揮官はゴールを奪うために主導権を握らなければならないと改めて言う。「主導権を取るということが重要だと思う。自分たちがボールを握れば攻撃回数を増やしていける。ただボールを持つことで攻撃に迫力がなくなったら意味がない。相手が嫌がるサッカー、相手が怖がるサッカーをしていかないといけない。サッカーはスコアで動くと思う。主導権を握るため、攻撃の回数を増やすため、チャンスを増やすためにボールを握る。ボールを握ることが目的ではない、あくまで手段。ボールを握ることで満足する、ボールを握ることで油断があったりしたのかもしれない」鬼木監督はゴールの予感を感じている。「得点はチームで作り上げるものだと思っているので、FW陣だけというわけではない。でもFW、前線の選手が得点することでチームが勢い付く。そのためにはFWがゴールの近くでプレーする時間を増やしていくことが大事。それは徐々に近付いているのかなとも思う。FWに加えて両サイドの選手、インサイドハーフもゴールできるようにと思っている。徐々に回数は増えてきていると思っている」一方、ガンバ大阪は9連戦の7試合目。6月26日・第18節では札幌に0-1のスコア以上の完敗を喫したが、29日・第15節・サンフレッチェ広島戦では耐える時間が多いながらも、効果的な攻撃から立て続けにゴールを奪い、最後まで集中したディフェンスを見せて2-0。続く7月2日・第19節・浦和レッズ戦は速攻と遅攻を使い分けた多彩な攻撃で圧倒するも得点は33分、鮮やかなカウンターからの齊藤未月のゴールにとどまる。そして試合終了間際に痛恨のPK献上、1-1で勝点2を失った。6日の第20節・湘南ベルマーレ戦では前半は湘南、後半はG大阪のペース。前半の内に得点した湘南に対して、G大阪は57分にFWパトリック、MF奥野耕平、左SB藤春廣輝を投入するとゴールへの圧力を高めるも1点が遠かった。80分には数的有利となるも最後までゴールネットを揺らすことはできずに0-1。試合によってパフォーマンスの波が激しいG大阪は5勝6分9敗・勝点21の15位と下位から抜け出せずにいる。リーグ戦の通算対戦成績では14勝7分14敗と全くの五分。だが直近5試合の成績では4勝1分と川崎Fが相性の良さを見せ付けている。果たして、川崎Fが悪い流れを断ち切るのか、強行軍のG大阪が日程のビハインドを跳ね返すのか。『明治安田J1』第21節・川崎F×G大阪は7月9日(土)・等々力陸上競技場にてキックオフ。チケットはチケフロ(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年07月08日スコアレスドローの中に川崎フロンターレの強さを垣間見た。『明治安田生命J1リーグ』第14節・サガン鳥栖戦は試合内容で押されたものの、勝者のメンタリティを発揮したのだった。5月21日、第11節・ヴィッセル神戸戦から中2日のアウェイ2連戦に際し、鬼木達監督は先発5人を入れ替えて臨んだ。CFに知念慶、左ウイングに小林悠、インサイドハーフは瀬古樹と小塚和季、アンカーにジョアン・シミッチと攻撃陣にフレッシュなメンバーを並べた。だが、2日前の『JリーグYBCルヴァンカップ』からフィールドプレーヤー10人総入れ替えの鳥栖が運動量で勝りペースを握る。GKパク・イルギュを含めたビルドアップに前線からのプレスがハマらないと見れば、川崎Fは前半の内に4-3-3から4-4-2に変更。小塚に代えてマルシーニョを投入すると、後半開始からはさらに4-2-3-1にチェンジ。ベンチも何とか主導権を握ろうと策を講じた。結局鳥栖のペースは変わらず、82分にはCB谷口彰悟がVAR、オンフィールドレビューを経て、一発退場となるも、川崎Fは慌てず騒がず。鬼木達監督も抗議するのではなく、次の手を打っていった。MF脇坂泰斗の交代を準備していたが、DF山村和也を入れて、引き分け狙い……ではなく、勝点3を取りにいった。守備はしっかり安定させるが、いける時はいく。シンプルにカウンターでゴール前に迫ったのだった。試合はこのまま0-0に終わったが、山村は監督から守備だけではなく、攻撃面での支持を受けたことを5月23日のメディア対応で明かした。「あと少しの時間だったのでまず失点しないことを意識して入った。鬼さんからは攻撃でいける時は積極的に前にボールを出すように言われたので、それは意識しながらできた。勢いのあるチームで、90分通して仕掛けてくるチームだったので、そこをうまく対処することができた。攻撃でも(レアンドロ・)ダミアンとか前の選手にボールを出せたと思う」山村は5試合連続無失点に手応えを語りつつ、いかに攻撃につなげるか修正点を口にした。「守備に関してはみんながサボらず献身的にやっている結果だと思うのでそこは継続して、いい守備からいい攻撃につなげていきたい。相手も対策をしてきて人数をかけてきているが、幅を使ったり、逆に狭いところを突いたりとか、いい判断を後ろからしていきたい。相手を見ながらどうするかはチームとして考えている。質だったり立ち位置だったり、もっと相手をズラしながら決定機を作っていければ。やはり自分たちのサッカーを信じて、いい準備をしてボールを保持していい守備からいい攻撃へつなぐことが大事だと思う」移籍後リーグ戦初出場ながら、インサイドハーフにボランチ、トップ下とポジションを変える適応力を見せた瀬古は次のように鳥栖戦を振り返った。「自分としては最後ぐらいのチャンスだととらえていた。最初のインサイドハーフはゲームも落ち着いていなかったので課題もあったが、ボランチに入ってからはゲームも落ち着いて、ある程度ゲームをコントロールできたと思う。トップ下では相手をかく乱させるという意識で臨んだが、最後の質の部分、精度を上げていかないとこういう拮抗した試合で勝ち切れない。自分の特徴として、どこのポジションでも迷わずできた。SBやトップ下もやったことがあるので、鳥栖戦でも迷わずできた」厳しいポジション争いを望んでやって来たと言う。「フロンターレに来ると決めた時から激しい競争があるのはわかっていて、そこに身を置きたかった。違うチーム(横浜FC)だが、J1で2年間やってきたので、試合に出られないもどかしさはあるが、腐ることなく本当にポジティブに考えていた。厳しい競争をしたくてここに来たので、いつチャンスが来てもいいように準備してきた。ここの集団は日本のトップだと思う。日々の練習から質の高さを実感している。もっと得点に絡んでいったり、チームを助ける働きができればと思っている」オンライン取材には鬼木監督も登場、鳥栖戦での攻撃の課題を挙げた。「動き出しのところを見られるのかどうかが大きい。悠がいい動き出しで相手を外しているシーンが何度かあったので、見えていてほかの選択をしたのか、そもそも見えてなかったのか。崩しのところは質になってくるので、質を求めていかないといけない。質が追い付いてきたら、同じ絵を見られると思う。そこを言い続けながらやっていきたい」谷口のファウルがVARになった時にはふたつの策を同時進行で進めていた。「ヤス(脇坂泰斗)を入れようとしたタイミングでああなって。なので、ふたりに指示を出していた。イエローならヤスにこう、レッドならヤマ(山村)にこうというように。VARになった時点でだいたい(判定は)変わるものなので、正直思うところはあるが、考えても仕方ない。自分たちが判定を下させるわけではないので、むしろ次にやることに頭を切り替えてやっていた。選手もうまく切り替えてやってくれた」山村投入は守りを固めるためではないと言及した。「(山村投入は)守りではない。守ったら、やられる。前線に強い人(ダミアン)がいて、速い人(マルシーニョ)がいるのだから、そこを生かすことを考えないと。ヤマには2トップ気味になってもいいと伝えた。選手たちに全部が全部伝わるわけではないが、引き分けではいけないんだ、勝ちにいかないといけないんだという姿勢が見られたのはうれしい。どんなに厳しい状況でも、どんなにリスクがあっても、それがリスクではなくチャンスだという肌感覚がある」指揮官は初先発の瀬古をこう評価した。「『ACL』でいいパフォーマンス、いい姿勢を見せてくれていた。その前から良くなっていた。ただタイミング的に使える機会がなかった。帰国後もメンバー外になってもモチベーションを落とさずにトレーニングで姿勢を見せてくれ、どこかで使いたいなと思っていた。連戦と言うこともあり、技術的にも精神的にも準備はできていると思った。普通サブからスタートかもしれないが、僕の場合は迷いなく、メンバー外からスタートもある。どんどん成長してきている。対人の強度は来た時よりも良くなっている。もともと受けるタイミングもいいし、ゲームの中で自分の意図を声で伝えられるのも強み。もちろんまだまだやらないといけないものもあるが」次節でも鬼木監督は高い要求をしていくとコメントした。「今首位にいるが、失うものはないぐらいの気持ちで、勝つために何が必要かを前面に出していければと思う。勝つためには得点を取らないといけない。そこにフォーカスしたい。アグレッシブにいきながら、観てくれる人にワクワクしてほしい。そういうアプローチを自分から選手にしていきたい」鬼木監督は目の前の試合にフォーカスを当てながら、しっかりと長く険しいリーグ戦終盤を見据えていた。「『ACL』で最後自力(突破)があるのかないのかという状態だったが、今は自力で優勝へ持っていける状況にいる。まだまだ先は長いが、勝点3を目指す。(『プレミアリーグ 2021-22』最終節で優勝が決まった)リバプールとマンCではないが、勝点や得失点が響いてくるかもしれない。あれはすごすぎたが、勝点を最後にこだわろうとしても、できるわけではない。勝点1の重みは先でも後でも変わらない。今からこだわってやっていきたい」9勝3分2敗・勝点30の首位に立つ川崎Fに対して、次節の相手湘南ベルマーレは2勝4分8敗・勝点10の17位。それでも前節はヴィッセル神戸との“裏天王山”を2-1で制し、遅ればせながら今季ホーム初勝利をマークした。殊勲の2得点を叩き出したFW町野修斗は「また次が大事、川崎は去年逆転で負けている相手なので、しっかり借りを返したいと思う」と次戦を睨んだ。リーグ戦の対戦成績を振り返ると、川崎Fの18勝8分6敗の勝ち越し。J1に限ってみると9勝5分2敗、川崎Fは2015年8月以来10戦負けなしである。果たして、川崎Fが神奈川ダービーで再び白星街道を走るのか、湘南が下馬評を覆し今季初の連勝を飾るのか。『明治安田J1』第15節・川崎F×湘南は5月25日(水)・等々力陸上競技場にてキックオフ。チケットはチケフロ(Jリーグチケット)にて発売中。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年05月24日いよいよ今週末、待ちに待った開幕を迎えるJリーグ。サンフレッチェ広島は、本拠地エディオンスタジアムでサガン鳥栖を迎え撃ちます。スキッベ新監督が掲げた「アグレッシブで攻撃的なサッカー」。新型コロナウイルスの影響で、指揮官不在という異例のキャンプを経て、どこまで“スキッベ”スタイルを磨き上げられたのでしょうか。クラブの総合力が試される一戦です。そのクラブにとっては、創立30年となるシーズンの幕開けでもあります。その記念すべき一戦を広島ホームテレビが生中継!■サンフレッチェ応援中継「勝ちグセ。」 クラブ創立30周年Jリーグ開幕戦サンフレッチェ広島×サガン鳥栖【日時】2022年2月19日(土)午後2時~【解説】森﨑浩司さん【実況】榮真樹(HOMEアナウンサー)放送席には、サンフレッチェのJ1制覇にも貢献したレジェンドで、初代アンバサダーの森﨑浩司さんを迎え、榮アナウンサーと共に熱き戦いの模様をお届けします。■YouTube配信決定! 「勝ちグセ。サンフレ応援!森﨑浩司のFoot style」もちろん、「勝ちグセ。サンフレ応援!森﨑浩司のFoot style」も熱く援護。開幕戦当日は、広島出身のピン芸人・ゴッホ向井ブルーさんが試合会場の様子をLIVEでお届け! 今シーズンのグッズやグルメ、試合前の楽しみ方をリポートします。■Twitterでお宝映像も・・・さらに!クラブの30周年を盛り上げるべく、懐かしのレジェンドたちの声を交えた貴重な映像を、開幕まで5日間連続で発信しています。お見逃しなく!勝ちグセ。公式アカウント : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月15日包囲網もどこ吹く風。研究されようが徹底マークに遭おうが、さらに上を行く川崎フロンターレ。落とし穴が潜んでいるリーグ戦再開となる大分トリニータ戦をクリアし、川崎Fは7勝1分・勝点22で1位をキープしている。ただここからも気の抜けない戦いが続く。『2021明治安田生命J1リーグ』第8節では、昨季唯一勝点3を奪えなかった相手・サガン鳥栖を迎え撃つ。第9節では『2020JリーグYBCルヴァンカップ』準決勝で0-2でしてやられたFC東京との多摩川クラシコがラインナップ。そして4月29日(木)・5月4日(火)には変則日程でホーム&アウェイ戦となる2位・名古屋グランパスとの首位攻防2連戦が待っている。ただ、あまり先を見ても仕方がない。まず重要なのは次節だ。鳥栖の開幕6試合連続無失点は、4月2日・第7節のセレッソ大阪戦で途絶えたが、厄介な相手なのは間違いない。キム・ミョンヒ体制実質3季目の今季はハードワークとスプリントのベースはそのままにポゼッションを高めている。パク・イルギュ(サガン鳥栖)(C)J.LEAGUEGKパク・イルギュがペナルティエリアを大きく飛び出しビルドアップに参加するとともに、アンカー・松岡大起も最終ラインへ落ちて、常に数的有利を作る。インサイドハーフの仙頭啓矢&樋口雄太もポジションを1列下げてパスを回しリズムを作り、左・小屋松知哉、右・飯野七聖の両ワイドが突破力を生かしている。特に17歳のストッパー・中野伸哉を含めた左サイドの攻撃は秀逸である。相手のプレスによってボール回しがままならなければ、GKパクから一気に前線へボールを送る。フォーメーションも攻撃時は3-5-2だが、守備時は4バックに変わる。ボールポゼッションを標榜しながらも、ボールを握れなければ4-4-2でブロックを敷く。そもそも左ストッパーの中野は攻撃時には左サイドを駆け上がったかと思えば、中へも侵入する。どちらかと言えば偽SBである。システムは左右非対称の可変システムとなっている。上々のスタートにも監督・選手も満足していない。スコアレスドローに終わった第6節・アビスパ福岡との九州ダービー後には無失点を喜ぶよりも引き分けを嘆いた。キム監督が「どの試合も勝点3を目指しているので悔しい。6試合無失点についてはまったく興味がない。勝ちたいです」と悔しさを滲ませれば、パクも「(6試合無失点は)正直なんとも思わない。引き分けが続いて記録を更新してもうれしくないし、今日は失点してでも勝ちにいかないといけないゲーム」と振り返った。C大阪戦では後半早々にボランチ奥埜博亮のビューティフルミドルにやられた。相手は引いて守り、敢えてボールも持たされた。自陣では自由にボールを動かすも、ゴール前に近付くと中央を固めたC大阪守備陣が強度を高く保ち跳ね返すとともにすぐさまカウンターにつなげて来た。今季初黒星にもキム監督は「そんな簡単に点が取れるものでもないし、クロスを上げれば取れるものでもない。ペナ角を取れば点が入るわけでもない。そこから質を上げるのが永遠の課題。そこをしっかり高めていくしかない」と冷静に課題を挙げた。レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)(C)J.LEAGUE詰まるところ、サッカーは決めるか決めないかである。そして決め切るのが川崎Fだ。CFレアンドロ・ダミアンが得点ランキングトップタイの6ゴールをマークすれば、出場機会が限られているFW小林悠が4ゴール、家長昭博と三笘薫の両ウイングが3ゴール、左サイドバックとして躍動する旗手怜央が2得点で続く。前節も決めるべきところで決めた。4月3日の大分トリニータ戦で左SBに登里享平が戦線復帰すると、旗手がインサイドハーフへ戻った。GKには腰痛のチョン・ソンリョンに代わって丹野研太が入った。一方の大分は十分な準備期間で川崎F対策を施し、フォーメーションを3-4-2-1から4-4-2に変えて来た。後ろの枚数を少なくし前線からプレッシャーをかけて、川崎Fのボール回しに制限を加えようとしたのだ。だが、しかし、前線からの猛烈プレスを披露したのは川崎Fだった。レアンドロ・ダミアンが凄まじい形相でのチェイシングを見せると2列目以降の選手も続き大分の攻撃に制限をかける。切り替えの速さと強度の高さから主導権を握り、パスを回しながら好機を伺う川崎Fだが、大分の粘り強い守備をなかなか破れずにいた。それでも39分にフリーキックのこぼれ球に三笘が反応、コースを切って来た相手の股をワンバウンドで抜く、右ボレーをズバリ。66分には後方からのビルドアップでMF小林裕紀のトラップが大きくなったのを見逃さずに三笘はボールを奪取、シュートコースにはダミアンが入っていたのも構わず後ろからスピードアップし、右アウトサイドで流し込んだのだった。その後も王者はFW遠野大弥、MF田中碧、小林らを投入し、強度を保ってペースを渡さずに2-0でゲームを締めたのだった。普段クールな三笘は試合後、「アルゼンチンを相手になかなか自分のプレーができず、ほかの選手はできていた中、悔しい思いがあった。相手は違うがJリーグで結果を出すしかないと思ってやった」と胸中を明かした。三笘は3月26日の『SAISON CARD CUP 2021』初戦ではU-24アルゼンチン代表に果敢にドリブルを何度も仕掛けるも止められ、29日の2戦目は終盤にピッチに登場するもアルゼンチンを相手に3点奪ったチームメートたちの躍動をベンチから見届けるほかなかった。久々のU-24日本代表で三笘は課題を持ち帰ったのだった。さらに三笘は「チームメートとの距離感は五輪代表とフロンターレではまったく別。選択肢がある中でうまく仕掛けられているのは大きい。今日とアルゼンチン戦ではコンディションの差もある。アルゼンチンとJリーグでは足の出るスピードも違うので、やりやすさは感じる。いい時は、周りが見えているのでうまく使える。結果を出したい時は、アルゼンチン戦のように仕掛ける回数が増える。今日はうまく周りを使えたと思うが、うまく仕掛けられた回数は多くない。いいところと悪いところがあるので、いいところをもっと出していきたい」と続けた。そんな三笘を鬼木達監督は「気負い過ぎずに、自分で行くところ、人を使うところで周りを使えばもう1回自分にチャンスが回ってくるという話をした。自分で行く、また相手を引きつけて味方を使える選手。そこで目線が変わってチャンスもできる。守備においても、彼のスピードが得点につながった」と評価した。また指揮官は負傷から帰って来た登里について「ゲームの中で、いい声がけをしながら、ノボリらしいプレーもしてくれた。久々の試合で緊張と不安があったと思うが、ゲームを進める中でいい感覚をつかみながらやってくれた。失点ゼロで抑えたのもポジティブ」、丹野について「タンちゃんは普段からずっと声を出し続け、トレーニングで日々出してくれていたものが出たのではないか。再開後という難しい試合で、タンちゃん自身も久しぶりの試合だったが、落ち着いてやってくれた」とコメント。そして鬼木監督は「チームとして勝つというのが一番の目標、選手がよくやってくれた。再開というのはどのゲームも難しくなるが、前半、相手の狙いがある中でもアグレッシブに点を取りにいってくれたこと、最後までゼロに抑えてくれたことは非常に評価できる」と選手たちを称えた。川崎F×鳥栖のJ1リーグ戦での通算対戦成績を見ると、川崎Fが8勝6分4敗と引き分けの多さが気になる。川崎Fは直近8試合で負けなしも3戦連続ドロー、3勝5分となっている。誰が出ても、自分たちのサッカーを展開する川崎Fはノルマである「1試合3得点」に近い得点を量産しつつ、5試合のクリーンシートをマーク。一向に隙を見せない。一方の鳥栖は4勝2分1敗・勝点14の4位と好発進しながらもフィニッシュの精度を欠き、ここ2試合は1分1敗とやや停滞気味。川崎Fにはホームの利があり、鳥栖には中4日という日程の追い風が吹く。ただ鳥栖はDFファン・ソッコを出場停止で欠くのが気がかりである。果たして、川崎Fが2年ぶりに勝点3を獲得するのか、鳥栖がまたしても勝点1を持ち帰るのか。それとも2016年8月以来の白星を飾るのか。『明治安田J1』第8節・川崎F×鳥栖は4月7日(水)・等々力陸上競技場にてキックオフ。チケットはJリーグチケットにて残りわずか。試合の模様はDAZNにて生配信。
2021年04月06日前節、ともにリーグ戦初勝利を挙げたチーム同士の対決だ。アウェイに乗り込んだ横浜F・マリノスはアビスパ福岡に3-1で勝利し、ホームで横浜FCを迎え撃った浦和レッズは2-0で勝点3を手繰り寄せた。これで両チームとも五分の星に戻した。だからこそ次のゲームが大事になる。横浜FMにとっても、浦和にとっても『明治安田生命J1リーグ』第4節は今後の試金石となる重要な一戦だ。横浜FMは開幕戦で王者・川崎フロンターレに前半は一方的に攻められて0-2の黒星を喫した。『JリーグYBCルヴァンカップ』グループステージ第1節・ベガルタ仙台戦での1-0の勝利を挟んで行われた第2節・サンフレッチェ広島戦は前半の内にPK2本を献上し1-3のビハインドを負う苦しい展開に。だが後半早々に渡辺皓太を投入し、ボランチを2枚から1枚へ変更すると、攻勢に出る。54分にCFオナイウ阿道が技ありシュートを決めれば、67分には左ウイング前田大然が2得点目をマークし3-3。さらに開幕スタメンを果たした高卒ルーキー・樺山諒乃介、新助っ人・エウベルを投入し、ゴールへの圧力を強めた。得点には至らなかったが、試合後にアンジェ・ポステコグルー監督は「ホントにいいゲームだった。素晴らしいサッカーをして、ほとんどの時間を自分たちが支配した。選手たちも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」と選手たちを称えた。第3節はPKが追い風となった。アビスパ福岡の積極的なプレスに後塵を拝した横浜FMだが、38分に初スタメンとなったエウベルがPKを得ると、2019年得点王マルコス・ジュニオールが沈めて先制。62分には右SBで今季初先発した小池龍太が狙い澄ましたミドルシュートをズバリ。74分に1点返した福岡が息を吹き返すが、90分に途中出場の水沼宏太が右サイドからクロスを放ち、ニアサイドに走り込んだCF前田が頭でねじ込んで勝負あり。3-1でリーグ戦初勝利を手にしたのだ。リーグ戦3戦目にして初勝利となった今季の出だしを指揮官は「勝つことによって自信につながって来るし、自分たちのサッカーを信じる気持ちも強くなるはず。広島戦はいい部分があった中で勝ち切ることができなかったが、カップ戦の仙台戦ではしっかり勝った。開幕戦の川崎F戦は試合の入りが良くなかったが、徐々に良くなっていった。この試合だけではなく、継続していくことが重要」と評価した。広島戦、福岡戦で結果を残した前田と小池はそれぞれの試合後、このように今季へかける思いを口にした。「今年はトップとワイドの両方をやると思っている。どちらで出てもいいように準備はしていたので、こういう結果につながって良かった。左ウイングはマリノスでは張ることを求められるが、僕は張るのがあまり得意ではない。去年と同じようにやっていたらうまくいかないと思っていたので、中に入りながら自分の良さを出そうと考えた」(前田)「出られない試合が続いている中、よりハードワークをして試合に臨んだので、結果を残すことができてうれしい。自分がこの試合を勝たせる気持ちで入り、それがゴールにつながった。ただ、納得のいく出来ではなかった。ミスが多く、反省点の方がゴールよりも大きい。その中でゴールというご褒美がついてきた感覚」(小池)13日間で4試合を戦うタイトなスケジュールな中、出てきた選手がチャンスをつかむ好循環が生まれつつある。メンバーを固定する傾向の強い横浜FMにあって、序列を変えようとポジション争いが展開されようとしているのだ。杉本健勇(浦和レッズ)(C)J.LEAGUE対する浦和は開幕戦でFC東京とホームで激突。浦和はボランチに大卒ルーキーの伊藤敦樹、2列目にも栃木SCから加入した明本考浩、FC琉球からやって来た小泉佳穂という新戦力3人を並べた。終盤FC東京に追い付かれて1-1に終わったが、今季の変化を感じさせるポジティブなドロー発進となった。初陣を終えたリカルド・ロドリゲス監督が「ボールを長く持って試合を支配できた。内容はすごく良かったと思うが、もう少し相手にダメージを与える、決定的な場面を作れれば」と前向きなコメントを発すれば、先制弾をマークした阿部勇樹主将も「監督が代わって最初の開幕戦だったので、まず自分たちがやってきたことをピッチで出そうと。やってきたことを出せたシーンが多くあったかなと思う」と手応えを口にした。まずまずの滑り出しを見せた浦和だが、次の『ルヴァンカップ』湘南ベルマーレ戦はスコアレスドロー、第2節・サガン鳥栖戦もフィニッシュへ持って行くまでのわずかなズレを解消できずに0-2で終えた。公式戦3試合で1得点とゴールが遠い浦和であったが、第3節・横浜FC戦で結果を出した。試合は横浜FCペースで始まるが、37分にVARでPKを得ると、CF杉本健勇が落ち着いてGKの逆を突き先制。40分には小泉がボール奪取、こぼれ球を伊藤敦が拾い、小泉へパス。小泉がドリブルで進入しながらマイナスのラストパスを送ると、伊藤がペナルティエリア中央からダイレクトで右足を振り抜いた。見事なカウンターが炸裂したと思いきや、VARでオフサイド判定となりノーゴール。しかし45分にもカウンターから左MF汰木康也がドリブルで抜け出すとペナルティエリアで倒されて再びPKを獲得、阿部が冷静に蹴り込んで2-0とした。後半は浦和がペースを握った。3点目こそ奪えなかったが、77分に関根貴大、82分には興梠慎三と攻撃のキーマンがピッチに帰って来た。J1での初勝利を味わった指揮官は「まず素直に最初の勝利はうれしい。前半はボールを持つことがなかなかできずに苦戦した。そこが反省点。後半は少し修正をして、相手を押し込んでよりボールを持てるようになった。しっかりボールを握ってゴール前に迫って、自分たちがやりたい形に近かったと思う。ディフェンスに関してはビッグチャンスを作られなかった。理想を言えばより得点を取っていけるよう改善していきたいが、いい感覚で続けられているので、積み重ねていきたい」と前を向いた。2年連続リーグ戦2得点と勝負の移籍3年目を迎える杉本は「チームコンセプトとして全員で守備をしたり攻撃をする、FWもプレスバックをサボらないなど、ディフェンスの面でもチームに貢献し続けていかないといけない。PKはオマケみたいなもの。今日もチャンスはあったので、流れの中でも得点を重ねていけるようにしたい」と次戦を睨んだ。リーグ戦での通算対戦成績を振り返ってみると、横浜FMが32勝7分21敗とリード。直近10試合の結果となると、6勝3分1敗と横浜FMがさらに圧倒する。昨年11月の『明治安田J1』第27節も記憶に新しいことだろう。ジュニオール・サントスのハットトリックとともに前田、小池、水沼がゴールをマーク。26本ものシュートの雨を降らした横浜FMが6-2でホームラストゲームを大勝で締め括った。浦和は横浜FMを向こうに回し、ボールを保持することができるのか、横浜FMが年季の違いを見せ付けてゲームを支配するのか。そして、連勝を飾るのは横浜FMか、浦和か。『明治安田J1』第4節は3月14日(日)・日産スタジアムにてキックオフ。チケットは予定枚数終了。試合の模様はDAZNにて生配信。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年03月13日蹴春シーズンの到来を告げる『FUJI XEROX SUPER CUP 2021』。ご存じのようにJリーグ開幕前週に『明治安田生命J1リーグ』王者と『天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会』覇者が激突するシーズン最初の公式戦は1年を占う重要な試金石として有名だ。昨季は川崎フロンターレが『2020明治安田J1』と『第100回天皇杯』の2冠を達成。リーグ戦2位で『天皇杯』準優勝のガンバ大阪が繰り上げ出場となる。そう、G大阪は11月25日・等々力陸上競技場での『明治安田J1』第29節直接対決で川崎Fの史上最速優勝を許し、2021年1月1日・国立競技場での『天皇杯』決勝で返り討ちに遭ったのだ。G大阪の今度こその思いは並々ならぬものがある。レアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ)(C)Jリーグ『2020明治安田J1』第29節のゲームは、川崎Fの大勝劇となった。22分、左SB登里享平のピンポイントクロスをCFレアンドロ・ダミアンがダイレクトで右足を合わせ、ゴールラッシュの幕開けとなった。前半終了間際にはコーナーキックを頭でダミアンがすらすと、3試合ぶりに先発に戻った右ウイング家長昭博が左足で押し込む。後半早々にはセンターラインから左ウイング三笘薫がドリブルで前進すると、ゴール前へ走った家長へ絶妙なパス。技巧派レフティはワントラップから右足で狙い澄ましたシュートを決めた。73分には登里、ダミアンとつないだパスから再び三笘が抜け出しラストパスを放つと、家長が今度はダイレクトに右足を当てて、ハットトリックを達成。家長昭博(川崎フロンターレ)(C)Jリーグさらに90分に途中出場の小林悠のパスから抜け出した同じく途中投入された旗手怜央がシュート、GKの弾いたボールを4分前にピッチへ入ってきた齋藤学が押し込んだ。川崎Fは5-0のワンサイドゲームで史上最速優勝を祝ったのだった。パトリック(ガンバ大阪)(C)Jリーグ約1か月後の再戦となった『天皇杯』決勝ではスコアは異なるものの、またもや川崎Fの強さが際立った。“元日・国立・決勝”で最初の決定機を迎えたのはG大阪だった。5分、宇佐美貴史のフリーキックをFWパトリックが頭で合わせ先制ゴールかと思いきやオフサイド。G大阪が立ち上がりのチャンスをつかみ損ねると、試合は完全な川崎Fペースとなる。三笘薫(川崎フロンターレ)(C)Jリーグ攻める川崎Fと守るG大阪の構図が続く中、ついにゴールが生まれる。55分、自陣でのパス回しからレアンドロ・ダミアンのラストパスで抜け出した三笘が殊勲のゴールを決めた。ここから川崎Fのゴールショーが始まりかと思いきや、GK東口順昭の好セーブで追加点を許さない。そして残り10分、G大阪の反撃がスタート。85分に宇佐美が、90分に途中出場の福田湧矢がゴールに迫るも、GKチョン・ソンリョンが見事に対応。鬼木達監督が延長になった場合の切り札としてラストマッチの中村憲剛を温存するヒリヒリした展開の中、川崎FがG大阪の猛攻をしのぎ切り『天皇杯』初優勝を手繰り寄せたのだった。リーグ戦では5-0で凄みを見せた川崎Fはこの日、1-0ながら勝負強さを見せ付けたのである。鬼木達監督(川崎フロンターレ)(C)Jリーグ2冠を達成した川崎Fは来るべきシーズンでリーグ戦と『AFCチャピオンズリーグ』の2冠をターゲットに定めた。ポルトガルに旅立ったアンカー守田英正に代わり、名古屋グランパスのジョアン・シミッチをピンポイント補強するとともにFW知念慶がレンタルバック。新体制発表の席で鬼木監督は「今年はリーグ連覇を軸に『ACL』制覇にチャレンジしたい。過去にJと『ACL』の同時優勝はないので難しいが、私たちはチャンピオン。川崎フロンターレなので、魅力あるサッカーをして目標に進んでいきたい。もちろん、『ルヴァンカップ』も『天皇杯』も狙えるタイトルはしっかり全力で取りにいく」とキッパリ。宮本恒靖監督(ガンバ大阪)(C)Jリーグ対照的にG大阪はタイトル奪還へ向けて攻撃陣を大型補強。昨季サンフレッチェ広島で15得点をマークしたレアンドロ・ペレイラ、韓国代表MFのチュ・セジョン、サガン鳥栖からチアゴ・アウベスが加入し、横浜FCから一美和成が復帰。ブラジル・フルミネンセのFWウェリントン・シウバも契約間近とのニュースも入って来た。新体制発表の際、宮本恒靖監督は「去年の戦いを繰り返してはいけない。質、量、頭の回転の速さもレベルアップしなければいけない。チーム力を上げてタイトルに挑戦できるようにやっていきたい。昨年作った守備のベースを生かしながら、もっと攻撃をしていきたい。去年はダイレクトにゴールを目指すサッカーを強調したが、今年は自分たちでボールを動かし、相手陣内に入っていく。そこで得点につなげていくというサッカーはやりたい」とさらなる進化を誓った。(写真左より)Jリーグ・村井満チェアマン、富士ゼロックス・玉井光一社長 (C)Jリーグ2月1日には『FUJI XEROX SUPER CUP 2021』開催概要発表記者会見が行われた。Jリーグ・村井満チェアマンは「今季もJリーグの開幕を告げる大会を開けることをうれしく思う。新型コロナウイルス対策をしっかりして、みなさんにエンターテインメントを届けたい。川崎フロンターレとガンバ大阪というビッグクラブ同士の対決、今から楽しみにしている。ファン・サポーターには安心・安全なスタジアム観戦を約束したい」とコメントした。また会見では同一企業の協賛で最も長く開催されたサッカースーパーカップの大会「Longest sponsorship of a football (soccer) super cup」としてギネス世界記録に認定され公式認定式も実施。ギネス世界記録認定を受けた富士ゼロックス・玉井光一社長は「コロナ禍でつらい状況が続くがサッカーで世の中を明るくしたい。この大会を協賛できることを誉に思う。(ギネス認定について)大変栄誉な認定をいただいた。長く続けることは大変なことではあるが、今後この記録をどんどん更新していきたい」と喜びを口にした。(写真左より)中村憲剛、本並健治 (C)Jリーグこの日は大会アンバサダーも発表。中村憲剛、本並健治という両クラブのOBが次のように大会の盛り上げを約束した。「選手としてお世話になった大会。アンバサダーとして貢献できることをうれしく思う。この大会はリーグ戦ともカップ戦とも違う独特の感じがあった。新シーズンへ向けて絶対に勝ちたい大会。ワクワク感しかなかった。(どこに注目するか問われて)去年あれだけの成績を収めたフロンターレが今年どれだけ上積みがあるか。去年まで在籍していてわかる部分もあるし、現役を退いてわからない部分もある。いちファンとして楽しみにしている」(中村)「タイトルのかかった重要な大会であり、1週間後の開幕へ向けて勢いを付ける大会であり、新戦力がどれだけフィットしているかはかる大会。選手としては勝って開幕を迎えたいし、監督としては新戦力がどれだけやれるか試したい。(どこに注目するか問われて) ガンバは去年、守備をベースに成績を上げて来た。今年は攻撃的な選手を補強し、キャンプでも攻撃面に時間を割いている。今季どれだけ攻撃面でレベルアップしているか楽しみ」(本並)宇佐美貴史(ガンバ大阪) (C)Jリーグ2月8日にはチケット販売方法決定のリリースが出された。埼玉県が対象とされている緊急事態宣言下において収容数は5000人に設定、全席指定で2月11日(木・祝)昼12時よりJリーグチケットでダイナミックプライシングにて販売を開始するとのこと。来場者全員に大会記念オリジナルブランケットをプレゼント。『FUJI XEROX SUPER CUP 2021』川崎F×G大阪は2月20日(土)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。当日は『NEXT GENERATIOM MATCH』川崎フロンターレU-18×日本高校選抜も開催。試合の模様は日本テレビ系全国ネットにて生中継。今季のJリーグを占う一戦は見逃すわけにはいかない。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年02月10日1月12日、今季の『明治安田生命J1リーグ』のホーム開幕戦のカードが発表された。昨季は1月4日に『JリーグYBCルヴァンカップ』決勝・柏レイソル×FC東京を終えたばかり。これから各クラブとも補強も活発化していくが、まずは1月12日発表の『2021明治安田生命J1リーグ』ホーム開幕戦の対戦カードを振り返ってみたい。【第1節】2月26日(金)川崎フロンターレ×横浜F・マリノス等々力陸上競技場2月27日(土)北海道コンサドーレ札幌×横浜FC札幌ドーム2月27日(土)鹿島アントラーズ×清水エスパルス 県立カシマサッカースタジアム2月27日(土)浦和レッズ×FC東京 埼玉スタジアム20022月27日(土)湘南ベルマーレ×サガン鳥栖レモンガススタジアム平塚2月27日(土)セレッソ大阪×柏レイソルヤンマースタジアム長居2月27日(土)ヴィッセル神戸×ガンバ大阪ノエビアスタジアム神戸2月27日(土)サンフレッチェ広島×ベガルタ仙台エディオンスタジアム広島2月27日(土)大分トリニータ×徳島ヴォルティス昭和電工ドーム大分2月28日(日)アビスパ福岡×名古屋グランパスベスト電器スタジアム三浦知良(横浜FC)(c)J.LEAGUE【第11節】3月3日(水) 名古屋グランパス×ガンバ大阪豊田スタジアム※AFCチャンピオンズリーグ2021の大会日程との調整が見込まれるため、第11節の一部を3月に開催。【第2節】3月6日(土)ベガルタ仙台×川崎フロンターレユアテックスタジアム仙台3月6日(土)柏レイソル×湘南ベルマーレ三協フロンテア柏スタジアム3月6日(土)FC東京×セレッソ大阪味の素スタジアム3月6日(土)横浜FC×大分トリニータニッパツ三ツ沢球技場3月6日(土)清水エスパルス×アビスパ福岡IAIスタジアム日本平3月6日(土)ガンバ大阪×鹿島アントラーズパナソニック スタジアム 吹田3月6日(土)徳島ヴォルティス×ヴィッセル神戸鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム3月6日(土)サガン鳥栖×浦和レッズ駅前不動産スタジアム3月7日(日)横浜F・マリノス×サンフレッチェ広島日産スタジアム(写真左より)喜田拓也(横浜F・マリノス)、大島僚太(川崎フロンターレ)(c)J.LEAGUE今季のJリーグは昨年の王者・川崎Fと一昨年の覇者・横浜FMによる『フライデーナイトJリーグ』で幕を開ける。1月12日のメディアブリーフィングで村井満チェアマンは「土日に観戦ができない人にサッカーをお届けするのに『フライデーナイト』というのは貴重な機会。昨年は平日と週末のスケジュールがほぼ埋まっていたため、金曜日に開催ができなかったが、今シーズンはその可能性も許容できる。フライデーナイトで安全な環境で楽しんでもらいたい」とファン・サポーターへ向けて語った。神奈川ダービーだけではない。札幌×横浜FCでのカズと小野伸二の再会や神戸×G大阪の関西ダービー、浦和×FC東京、福岡×名古屋と大分×徳島の昇格組の一戦などなど、開幕戦の見どころは尽きないが、ここで今季のレギュレーションを確認したい。アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)(c)J.LEAGUE今季は20チームによるホーム&アウェイのリーグ戦で順位を争いJ1の下位4チームが自動降格し、J2の上位2チームが自動昇格するサバイバルとなる。試合開催可否の基準は昨季より1人少ない13人登録、13人揃わなければ責を負うチームが代替日を探さなくてはならない。代替日を決められなかった場合は「みなし開催」とし、0-3の敗戦となることが昨年末のJリーグ理事会で決まった。1月12日のJリーグ実行委員会では、昨季のコロナ禍での特別ルールの継続にも言及。昨季に続き、「交代枠5人」と「飲水タイム」を継続する方向で話し合われた。原博実専務理事は「交代枠5人」について「監督が思い切った采配ができ、若い選手の出場時間が多くなったデータもある。多くのクラブから継続の希望が上がった」として、「飲水タイム」については「飲水タイムがあればお客さんもトイレに行ける。リスクを下げるためには『継続した方がいいのではないか』と提案した」とメリットを口にした。「交代枠5人」がもたらすメリットは若手の出場機会の増加だけではなく、選手の疲労軽減や故障リスク減少、さらに総ゴール数が『2019明治安田J1』が797得点だったのに対し、『2020明治安田J1』は866得点に伸びたことも挙げられる。「交代枠5人」と「飲水タイム」の継続は次回の実行委員会で正式に決定する運びとなった。埼玉スタジアム2002(c)J.LEAGUEまた、この日にはNPB、専門家チームとの『第23回新型コロナウイルス対策連絡会議』もウェブ会議システムで行われた。2021年最初の会議では、『ルヴァンカップ』決勝で実施された感染予防の調査データが共有されるとともに、Jリーグ、プロ野球のキャンプでの感染予防対策が話し合われた。専門家チームの3人は以下のようにコメントした。「今一番大切なことは各地域がどのような状況にあるかをしっかり確認し、キャンプを張れるかどうかを理解すること。受け入れ側が『難しい』と言うのであれば、それは避けるべき」(東北医科薬科大学・賀来満夫教授)「キャンプ地は宮崎、沖縄が多いが、どこで開催するにしても、地元の理解がないといけない。大きな問題は地元の医療がひっ迫している地域があること。医療体制をひっ迫させないためにどうすればいいかが今回の議論の中心になった」(愛知医科大学・三鴨廣繁教授)「沖縄や宮崎がウェルカムでなければ実現は難しい。ただ、まだ時間が少しあるので感染を下火にさせて、できるだけ予定通りできる方向を探っていくのが大事」(東邦大学・舘田一博教授)昨季2週間に一度行ってきたPCR検査の頻度をキャンプ中は増やしていくことや無観客を含めたキャンプ見学のファンへの対応なども議論された。村井チェアマンは「行政、知事からの中止要請があれば、リーグが判断することもあるが、現状ではキャンプが行われる前提で万全の対応をしていく。全クラブがPCRを実施してからキャンプ地に入るのを前提としている。ウイルスを持ち込まないのは当然の話。ファンには申し訳ないが、現地でのファンサービスは、今回は一切できないと考えている。無観客かどうかは協議が必要だが、まずは感染防止第一でしっかりキャンプを行いたい」と現時点で方針を明かした。村井チェアマンが覚悟している通り、今季も困難なシーズンとなるだろう。それでもJリーグは昨季の知見と経験、新たなエビデンスをもとに難しい舵取りを担っていく。村井満チェアマン(c)J.LEAGUE1月4日・国立競技場でFC東京の2009年以来となる3度目の優勝を見届けた村井チェアマンは、次のようにコメントを寄せた。「2021年も引き続き困難な状況は続くことでしょう。それでも私たちは歩みを止めず、国民の皆さまの健康を第一にしながらも、スポーツの持つ可能性を信じ、サッカーを届け続けます」と。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年01月14日いよいよ、『2020明治安田生命J1リーグ』が最終節を迎えようとしている。今週末、コロナ禍の特別なシーズンが終わろうとしているのだ。シャーレの行方は決している。ご存じのように11月25日、すでに川崎フロンターレがJ1史上最速優勝を決めている。『天皇杯』出場権を手にする2位も12月16日にガンバ大阪で確定した。新型コロナウイルスによって公平性が担保できないため、J2降格はない。ヒリヒリした緊張感がスタジアムを包むJ1残留の崖っぷちの戦いはない。言わば今季の『明治安田J1』最終戦は無風である。上田綺世(鹿島アントラーズ)(c)J.LEAGUE無風だが、12月19日(土)の話題は尽きない。勝点60の3位・名古屋グランパスは8位に位置するサンフレッチェ広島と豊田スタジアムで対峙し、勝点58の5位・鹿島アントラーズは勝点59の4位・セレッソ大阪を茨城県立カシマサッカースタジアムで迎え撃つ。『ACL 2021』の出場枠は3位まで。順当に川崎F、G大阪の『天皇杯』優勝、逆にJ1相当ではないクラブがジャイアントキリングを起こせば、アジアへの道は4位まで広がる。名古屋とC大阪か、名古屋と鹿島か、はたまた『明治安田J1』3位と『明治安田J2』優勝か。答えは早くて12月27日(日)、遅くとも元日に出る。味の素スタジアムでは『ACL 2020』ラウンド16のFC東京とベスト4のヴィッセル神戸が激突し、ニッパツ三ツ沢球技場では横浜FCと横浜F・マリノスの横浜ダービーが実現する。ダービーと言えば、駅前不動産スタジアムではサガン鳥栖×大分トリニータの九州ダービーがキックオフ。西澤健太(清水エスパルス)(c)J.LEAGUEJ2降格がないとは言え、17位、ましてや最下位に沈むのはご免である。ユアテックスタジアム仙台で勝点27の16位・ベガルタ仙台と勝点26の17位・湘南ベルマーレが直接対決、勝点25の18位・清水エスパルスは『天皇杯』を睨むG大阪の本拠地パナソニック スタジアム 吹田へ乗り込む。埼玉スタジアム2002で顔を合わせる浦和レッズと北海道コンサドーレ札幌もシーズン最後の戦いを白星で締め括ろうとしている。そして、三協フロンテア柏スタジアムで行われる柏レイソル×川崎フロンターレである。川崎Fがどこまで記録を伸ばすのかに注目される。G大阪を5-0で粉砕し、2年ぶり3度目の『明治安田J1』制覇を果たした川崎Fだが、第31節は清水に2-2、第32節も鳥栖に1-1と下位を相手に足踏みを余儀なくされた。だが、このままズルズルと後退しないのは、さすがチャンピオン。12月16日・等々力陸上競技場でのホーム最終戦で本来の姿を取り戻した。興梠慎三(浦和レッズ)(c)J.LEAGUE11分にPKを興梠慎三に決められ浦和レッズに先制を許すも、試合は完全な川崎Fペース。ボールを握り、隙を伺い、ゴールに迫る。相手ボールになってもすぐさま奪い返し、攻撃を作り直す。決定機も次々と生まれる。31分にMF中村憲剛のコーナーキック(CK)をCBジェジエウがヘッドで叩き込むもポストに嫌われ、43分にはウイング三苫薫のシュートをGK西川周作がはじき、FW小林悠が詰め同点と思われたが、エースのシュートは倒れ込んだCB岩波拓也に当たってしまう。前半45分で川崎Fのシュートは打ちも打ったり14本、対する浦和はPKの1本のみ。川崎Fはゲームを支配しながら0-1で折り返した。守田英正(川崎フロンターレ)(c)J.LEAGUE後半に入っても攻める川崎F、耐える浦和の構図は変わらない。そんな中、ついに川崎Fが追い付く。53分、アンカーの守田英正が見事にコントロールされたミドルシュート一閃。中村憲剛(川崎フロンターレ)(c)J.LEAGUE王者はここから一気に畳み掛ける。前節、決定機でヘディングシュートを外し悔しい思いをした三笘が59分、右SB山根視来のクロスをきっちり頭で合わせて逆転。61分には流れるようなパスワークから中村のノールッククロスに小林が反応、走り込みながら右ボレーをズバリ。試合後、鬼木達監督が「分かり合っているふたりでしかなかなかできない得点。長年やっている研ぎ澄まされた部分が出た。クロスを上げた憲剛もそうだし、あそこのタイミングで入っていった悠もそう。試合の中で互いに感じてやれたのは素晴らしいこと」と絶賛する一撃だった。三笘薫(川崎フロンターレ)(c)J.LEAGUEベテランだけではない。若きスコアラーたちのコメントも、今季の川崎Fの強さを雄弁に語っていた。3年目にしてうれしいプロ初ゴールを決めた守田が「ずっと取りたかったけど、なかなか取れないで来てしまった。やっと数字でチームに貢献できた」と安堵の表情を見せれば、J1新人最多得点記録に並ぶ13ゴールをマークした三笘も「前戦(のヘディングシュート)では上へ行ってしまったので、当てるところを気を付けた」と前戦の反省を口にした。これまでチームになくてはならない活躍をしているふたりであっても、活躍し続けなければポジションを奪われる危機感を抱えているのだ。だからこそ、川崎Fは最多25勝を挙げ、最多勝点80をマークし、最多85ゴールを叩き出してなお、上を目指すのだ。最多記録を更新した直後の指揮官は「優勝したあとに記録を作ろうと選手に言ってきた中、超えられてよかった。選手たちがもう一度記録というものにチャレンジしてくれたことをうれしく思う。ただ、まだもう1試合あるので、もっといい記録を作りたい」とキッパリ。もちろん、ホームの柏も勝点3を譲るつもりはさらさらない。27ゴールと得点ランキングを独走するオルンガがチームを勝利へ導くシュートを虎視眈々と狙う。1月4日(火)には国立競技場での『JリーグYBCルヴァンカップ』決勝が控える。FC東京との決勝を前に、王者相手であっても下手な試合はできない。7月4日、無観客で再開した2020明治安田生命J1リーグ(c)J.LEAGUEコロナ禍の特別なシーズンは、サッカーに関わる全ての人々の尽力なくして、この週末を迎えられなかったのではないだろうか。選手・監督・コーチとその家族はもちろん、Jリーグやクラブ、レフェリーやスタジアム関係者、ファン・サポーターにボランティア、スポンサー、マスコミ、ホームタウンの地方自治体とその住民などなど、それぞれが試行錯誤に紆余曲折、トライ&エラーを繰り返しながらも、初めて尽くしの特別なシーズンを完走しようとしているのだ。言わば、サッカー界の勝利である。12月19日(土)はそれぞれが勝利の味を噛み締めつつ、『明治安田J1リーグ』を見届けてはいかがだろうか?文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報
2020年12月18日日本サッカー協会は、サッカー大好き芸人のミキのおふたりを司会に迎え、サッカー日本代表戦を前にインスタライブを開催。ゲストの大黒将志選手も交えて弾丸トークが炸裂しました。カズ、中田ヒデ、俊輔など歴代の名選手をはじめ、乾、香川、南野、久保、鎌田、三好といった海外でプレー中の選手に関するエピソードが満載!その模様と、日本時間11月18日(5:00キックオフ)のメキシコ戦や東京オリンピックのキーマンなどを語ってくれた、ミキさんのインタビューをお届けします。文・伊藤順子サッカー大好き芸人・ミキが大黒将志選手とインスタライブを開催©JFA/PR11月13日、サッカー日本代表パナマ戦の直前に行われた日本サッカー協会のインスタライブ、題して「ミキと”夜ふかし&朝活”で11月のサッカー日本代表戦を応援しよう!」。司会は人気芸人ミキのおふたり、ゲストに元日本代表で現在も活躍中の大黒将志選手をお迎えして、サッカーにまつわるさまざまなトークが繰り広げられましたが、みなさんご覧になりましたか? 「見逃した!」という方々のために、ここでは選りすぐりのシーンをご紹介(現在JFATV≪YouTube≫でも公開中)。加えて、ミキのおふたりにお聞きした、パナマ戦観戦後の感想や11月17日開催(日本時間18日5:00キックオフ)の強豪メキシコ戦予想など、ananwebだけの独占コメントもお伝えします!カズ、中田、乾、香川…名選手のあれこれエピソード!パナマ戦キックオフの1時間前となる午後10時。ライブは、JFAハウスのロビーから、ミキさんのハイテンショントークで始まりました。サッカー経験者でいまもなおサッカーが大好きというおふたり。特に弟の亜生さんは、西日本選抜に選ばれるほどの実力の持ち主で「高校の時に、乾貴士選手(エイバル)とマッチアップしました。レベルが全然違くて、監督に『無理です、速いです』と訴えました。なんで、あのスピードのままワンタッチでいけるのか…」と当時を回顧。このコメントに対し、2005年に代表初選出、ドイツW杯では途中出場ながらもアディショナルタイムで決勝点を挙げた伝説を持つ、ゲストの大黒選手も「乾選手はコントロールが良くてとにかく速い。彼がセレッソ大阪にいた時は、香川真司選手も在籍していて、このふたりからワンツーで持っていかれました」と大絶賛。その流れから、大黒選手がこれまで出会った記憶に残る選手や代表時代の話題に。まずは、「おしゃれだと思う選手は?」の問いには、大黒選手(以下、大黒) カズさん(三浦知良選手、横浜FC)。三浦淳寛さんもおしゃれだな、と思います。ーー次に、「モテると思う選手は?」と聞かれると、大黒 ガンバ大阪時代の1つ上の先輩で、稲本潤一選手(SC相模原)ですね。昴生 あ~、僕、奥さん(モデルの田中美保さん)が好きで、インスタフォローしてるんですよ!亜生 僕も奥さん好きです! 稲本選手は、やはり学生の頃からモテていたんですか?大黒 いや、あまり大きな声で言えないですけど、プロに入ってからモテていましたね(笑)。ーーそして、「人として素晴らしい選手は?」には、大黒 カズさんは全てにおいて見本となる人ですね。レディファーストだったり、当たり前のことをさらっとやるんです。僕がPKで失敗した時も、「次も同じコースに絶対蹴らなきゃダメ」と言ってくれて、それで僕はリベンジできたんですよ。カズさんのあの言葉があっての成功だと思っています。あと、カズさんは夜がすごく早くて、夕方の5時半くらいに寝ているらしいですよ(笑)。ミキ (笑)ーーほかに、「相性のいい選手は?」という質問では、サッカーマル秘テクも披露。大黒 中田英寿さん、中村俊輔選手(横浜FC)、遠藤保仁選手(ジュビロ磐田)ですね。中田さんはパスもタイミングもはやくて、さらにボールを持っていない時に、2、3手先のことを読んでいるんです。亜生 それは大黒選手もそうだと思います。先日テレビに出られていたのを拝見しましたけど(TBS系『炎の体育会TV』)、誰だかわからないよう覆面でプレーされていて、ボールをもらう前の動作が明らかに周囲と違っていました。大黒 ボールを持っていない時の動きは、ガンバ大阪のユース時代に教えてもらいましたね。プロでもわかる人はそう多くないかもしれません。僕も、それまで自分の好きなプレーばかりしていましたが、このことを教われてラッキーだったと思います。いまも現役を続けられているのは、このおかげかも。それくらい重要な動きだと思いますね。大黒選手が解説「19歳でそこまでできるとは…」久保建英選手のスゴさーー新型コロナウイルスは、ありとあらゆる分野に他大な影響を及ぼし、それはサッカー界にも。移動が困難な現状のなか行われることになった今年の代表戦のメンバーは、すべて海外クラブに所属する選手が召集されました。昴生 Jリーグと海外の違いは?大黒 ピッチの状態が違いますし、外国人のなかに日本人が入るのでコミュニケーションが大事になりますよね。こんな状況のなかではありますが、代表を海外組が占めるようになったのはすごいことだし、僕は良いことだと思います。昴生 日本で期待する選手は?大黒 Jリーグなら三笘薫選手(川崎フロンターレ)ですね。あのクリスティアーノ・ロナウド選手(ユヴェントスFC)の若き頃を彷彿させる手足の長さが印象的。ドリブラーでありながらシュートもうまい。たいていドリブルが上手な選手ってそれだけで満足してしまうことが多いですが、三苫選手はちゃんと決めていますからね。昴生 久保建英選手(ビジャレアルCF)はどうですか?大黒 即興でプレーできるのがすごい。目の前だけじゃなく、キーパーに対してフェイントをしていたりと、相手のことがよく見えていますね。19歳でそこまでできる選手はなかなかいないですよ。昴生 (現在久保選手は、ビジャレアルCFに期限付き移籍中だが)今後もし(移籍元の)レアルに戻ったら、(レアルに日本人が在籍するなんて)ちょっと前までは夢の話でしたけど、いまレアルには中井卓大選手もいて、これでピッチで戦うとなったら…夢が広がりますねぇ!©JFA/PR選手の素顔を見られる! 代表密着動画「Team Cam」を全員べた褒めーーこれまでにないことといえば、代表練習やそれ以外の選手の様子が、代表活動期間中毎日JFATV(YouTube)で配信されている「Team Cam」という日本サッカー協会(JFA)の代表密着動画。ライブでは、このダイジェストも流れました。昴生 森保一監督の熱意ある話し方だったり、吉田麻也選手がいいムードメーカーだったり。選手同士の会話やミーティングの様子なんてなかなか見られないですよ。みんなスタイルいいなぁ。大黒 (食事の風景で)西さんというシェフのペペロンチーノがおいしいんです。亜生 シュート練習はみんなうまくて、すぐ入るから、めちゃおもしろい。これ、もっと見たいわ。昴生 こういうのがあったらいいなと思うものをやってくれて、ありがたいですね。ーーそして、あっという間に時間は流れ、パナマ戦のスタメン発表に。大黒選手の注目は、鎌田大地選手(フランクフルト)。「彼がサガン鳥栖にいた頃からすごいと思って見ていました。最近は、得点力が出だしてとても楽しみ。シュートもスルーパスもうまい」と期待を寄せました。対して亜生さんは、三好康児選手(アントワープFC)を挙げ、「中盤の柴崎岳選手との絡みを見てみたい」とコメント。また、メキシコ戦は日本時間11月18日の朝5時キックオフと早朝スタートのことから、亜生さんは「録画して観いや、と言われますが、そこのモチベーションが違うんですよ!」と生で観ることの重要性を力説。昴生さんも「観るなら(リアルタイムで)じっと観たい。飲み物を取りに行ったとき、日本に点が入ったら俺のせいやと思ってしまう」と持論を展開し、続けて「昔、ハーフタイムでおかんが違う番組かけて、そしたら後半が始まっててしかも点を決められて…おかんのせいってなるもん」と亜生さん。このやり取りに、「よくわかります」とコメントする視聴者の方々もいました。最後は、「配信が1時間じゃなく2時間あったら~!」と名残惜しそうに叫びながら、ライブは無事終了。パナマ戦の結果はご存知の通り、1-0(南野拓実選手によるPK)で日本が勝利しましたね。それでは、ここからは、ananwebだけ! ミキのおふたりへのインタビューです!いよいよ11月18日朝5:00からメキシコ戦! 久保、南野の活躍は?観戦を終えたミキのおふたりに、試合の感想や東京オリンピックのオーバーエイジ枠、日本時間11月18日に行われるメキシコ戦の予想などをお聞きしました。ーーQ. パナマ戦の感想を教えてください。昴生 3バックからのスタートと今までスタメンで見たことなかった選手が見られたので最初からワクワクでした。メンバーが変わっても無失点が続いてることが素晴らしいし、メキシコ戦に期待が高まるなと思いました。亜生 3バックで板倉滉選手(フローニンゲン)とオフェンスに三好選手が入ってワクワクしました。後半、遠藤航選手(シュトゥットガルト)が入って、どんどん縦パスが通って、攻撃にテンポが出て見ていて楽しかったです! 贅沢を言わせてもらえば、流れの中での得点も見たかったです!ーーQ. スタメン出場した久保建英選手について、エピソードやプレーの感想を教えてください。昴生 以前、チョコプラさんと一緒にいるのを見て、チョコプラさんに少し嫉妬しました(笑)。パナマ戦では、後半遠藤選手からの前線へのパスでチャンスをいくつか作っていたので、代表初ゴールは近いなと思いました。ワールドカップもそうですけど、来年に迫る東京オリンピックでは、日本を背負って金メダルに導いてほしいです。そこで大ブレークして、ビッグクラブで活躍するのが目に浮かびます。亜生 まだ彼が幼く、天才少年と言われていた頃からいろいろテレビで見てきました。当時から僕は目をつけていました。彼がボールを持つと何かをやってくれるというワクワク感があります! ぜひゴールを決めてもらいたい。特に、右サイドから切り込んでのミドルシュートを見たいです! 東京オリンピックでは、日本にメダルを持ち帰ってきてほしいですね。ーーQ. PKを決めた南野拓実選手についてもお願いします。昴生 パナマ戦は、さすがエース、決めてくれると信じていました。10番に相応しい活躍だったと思います。メキシコ戦ももう任せました。亜生 昔、大阪の街で見かけたことがあります。イケメンですぐ気づきました(笑)。パナマ戦は、前線からのプレスがすごくて、スタミナもすごい。ずっと走ってはりましたね! メキシコ戦も勝利に導いてほしいです。ーーQ. 東京オリンピックについて。オーバーエイジ枠で出場してほしい選手を教えてください。昴生 カズさんです。僕は小さい頃からの憧れの選手でヒーローなので、ぜひカズさんに出場して日本を金メダルに導いてもらいたいです。亜生 柴崎岳選手(レガネス)。チームに安定感が出ると思います。これを機にビッグクラブへ行ってほしい。ーーQ. メキシコ戦で期待している選手とその理由を教えてください。昴生 冨安健洋選手(ボローニャ)です。高さでセットプレーからのヘディングゴールを期待したいです!現在、FIFAランク11位のメキシコ(2020年10月22日時点)を相手に、海外組オンリーの日本はどう立ち向かうのか。万全に体調を整えて、18日は早起きして応援しましょう!取材、文・伊藤順子
2020年11月16日日本の選手は指導者のいう事を素直に「ハイ」と聞く子が多いと言われますが、試合では常に指示を待って動くわけにはいきません。試合中自分で判断して動けるようになるには何が大事なのか。サンフレッチェ広島ユースで長年指導にあたり槙野智章選手や柏木陽介選手(ともに浦和)ら日本代表選手を育て、U-15/U-16日本代表コーチを経て、2015年からはU-17日本代表指揮官として久保建英選手らを見てきた森山佳郎監督に、思考力や決断力、自己判断力を養うことの重要性についてお伺いしました。(取材・文:元川悦子)取材当日練習に参加していた昌平高校の選手たち■試合では決断の連続だから自己判断力を養うことが大事新型コロナウイルスの感染拡大で、日本代表活動が休止状態になってしまいましたが、7月から年代別代表強化が再スタートしました。U‐16日本代表は7・8月に1回ずつ千葉・幕張のJFA夢フィールドで合宿を実施。9月は静岡で行われる「2020SBSカップ・ドリームサッカー」に参戦する予定になっています。「2004年以降生まれの今のU‐16代表はまだ核になる選手がいないんです。加えてこのコロナ禍で試合に出始めた選手の発掘ができていない。通常の年だと3月や8月はフェスティバルがあったりして、高校1年生を中心に新戦力が出てくるんですけど、今年はそのほとんどが中止になってしまって見つけられていない。海外で強烈な経験をさせる機会も作れませんし、なかなか厳しいですね。それでも選手には45分のミーティング映像4本を配信して見てもらったり、テクニカル面やフィジカル面強化のための発信をしたりしていました。こういう時は自分で考えて行動する力をつける大きなチャンス。日本の選手は指導者の言うことを素直に『ハイ』と聞く子が多いですけど、実際の試合では決断の連続。大人になって生きていくうえでもそうです。思考力や決断力、自己判断力を養うことの重要性に気付いて、やってくれる選手が増えてくれたらいいと思っています」と話すのは森山佳郎監督。サンフレッチェ広島ユースを長年率いて槙野智章選手や柏木陽介選手(ともに浦和)ら日本代表選手を育て、2015年からはU‐17日本代表指揮官に転身し、今は3世代目に突入しています。■久保建英の注目度が高かったことで反骨精神が養われた過去2世代には、2000‐2001年生まれの菅原由勢選手(AZアルクマール/オランダ)や中村敬斗選手(シントトロイデン/ベルギー)、久保建英選手(ビジャレアル/スペイン)ら2017年U‐17ワールドカップ参戦組、2002‐2003年生まれの西川潤選手(C大阪)、若月大和選手(シオン/スイス)、中野伸哉選手(サガン鳥栖)ら2019年U‐17ワールドカップ参戦組がいて、メンタル的に成熟している選手が少なくなかったようです。「2000年世代は自己主張する子が異常に多かったんです。由勢、敬斗、建英だけじゃなく、瀬古歩夢(C大阪)や鈴木冬一(湘南)らも要求が凄かったですね。彼らにとってプラスだったのは、久保の注目度が高かったことで競争心と反骨精神が養われた点。『1学年下の建英ばっかり』という悔しさが募って、『絶対に負けないぞ』というギラギラ、メラメラした感情がつねに感じられました。ハーフタイムに戻ってきてケンカになることもあった。僕が『静かにしろ。落ち着け』と諭したくらい。選手ミーティングを30~40分もやっていて、僕が呼びに行っても『選手だけで話し合ってるから来ないでください』と言われたこともありました(苦笑)。2000年世代はそれに比べると大人しかったですけど、世界大会直前に入ってきた若月や藤田譲瑠チマ(東京V)など自分の意見を持っている選手が入ってきて引っ張ってくれたので、すごくいいグループになりました。最近も西川がJ初ゴールを決め、唐山翔自(G大阪)や田中聡(湘南)や成岡輝瑠(清水)も試合に出始めるなど、お互いに刺激を与えあっています。特に大きいのは16歳の中野伸哉がJリーグに出場したこと。彼は今の2004年の選手と1つしか変わらない。小学校高学年や中学生から見てもほんの少し上です。そういう意味でもインパクトが大きいと思います」■久保建英が他の選手と大きく違った点このように森山監督の教え子からは10代のうちからプロデビューする選手が次々と出ています。その筆頭が久保建英選手ではないでしょうか。バルセロナのカンテラで育ち、14~18歳までFC東京で過ごした彼の成長率の高さは目を引くものがあります。「彼の強みはつねに物怖じせず、つねに自己主張するところ。2015年4月のU‐15代表の立ち上げだったインドネシア合宿の時から先輩を差し置いてFKを蹴ってましたからね。本人に聞いたら『バルサでは3~4人集まってきて<俺だ俺だ>と奪い合うのが普通』と言っていました。槙野などもブレないメンタルを持った選手でしたけど、14歳くらいで初めてきた代表の遠征でそこまで自信を持って主張できる子は見たことはないです。バルサで少年時代を過ごしたことも追い風でしょうけど、彼はもともとそれだけの自己判断力や決断力、責任感がある人間に育ってきていた。そこは改めて強調しておきたいですね」久保選手のように自らアクションを起こせる人間になるには、ある物事に対して自分なりにどうすべきかを考える作業を繰り返すことが大切です。指導者や保護者などの意見を聞くことも大切ですが、それだけでは「言われた通りにしておこう」と受け身になりがち。コロナ感染拡大でこれまで通りの活動ができなくなった今こそ、何事にも自立心を持って自発的に取り組む重要性を子どもたちに再認識してもらうこと。そう仕向けるべきだと森山監督は考えます。■ミスをした時他責にするか、自己反省するかでその後の成果が変わる「実を言うと、僕は中学校1年生の時にバスケットボール部に入ってしまい、1年間サッカーができなかったんです。サッカーから離れてみて『自分はこんなに好きだったのか』と痛感した。その気持ちが40年経った今も続いていますし、それ以来一度もサッカーをやめようと思ったことはありません。仲間と汗を流せる幸せに気づいたことは本当に大きなプラスになっています。今回のコロナ禍にそんな気持ちを強めた育成年代の選手も多かったと思います。それを大事にしてほしいんです。僕は代表活動を始めるに当たって、『意識を変える』『取り組む姿勢を変える』の2つを必ず選手に伝えるんですが、世界を目指そうと思うなら普段の生活を変えないといけない。日常の生活習慣から食事や休息、練習の準備やフィードバックなど全てです。ピッチ上でも何かミスした時に人のせいにするのと、自分に問題があると受け止め、改善していくための策を考え積極的にチャレンジしていくのでは、その後の成果は大きく違ってきます。僕はチャレンジするミスは大歓迎。今年の困難をそうやって自分を変える好機にしてほしいと願っています」ここでアクションを起こすか起こさないか。自分が大きな岐路に立っていることを多くの子どもたちに気づいてほしいものです。森山佳郎(もりやま・よしろう)筑波大学卒業後、マツダに入社しマツダサッカークラブ(現サンフレッチェ広島)に入団。横浜フリューゲルス、ジュビロ磐田、ベルマーレ平塚でプレーした後引退。引退後はサンフレッチェ広島ユースのコーチに就任。広島ユース監督を退任後、U-15/U-16日本代表コーチを経て、2015年にU-15日本代表監督に就任。現在はU-16日本代表監督を務める。広島ユースを高円宮杯4度優勝に導くなど強豪チームに成長させ、トップチームで活躍し日本代表に選ばれる選手を育て上げるなど、高校年代の指導者として高い評価を得ている。
2020年09月14日2018年、鹿島アントラーズからサガン鳥栖(さがんとす)に完全移籍した金崎夢生(かなざき むう)選手。撮影中はカメラマンの「あーカッコいい!髪かきあげちゃってください」なんてお願いに照れながらも応えてくれました。金崎選手の意外な一面やかわいらしさをお届けします。写真・大内香織 文・三谷真美優しい笑顔が素敵な金崎選手にインタビュー高い得点力と気持ちの入ったプレーでスタジアムを沸かせている金崎夢生(かなざきむう)選手。試合後に見せる勝利の笑顔は誰よりも輝いていて、サポーターからは「太陽のよう」「ヒマワリみたい」なんて言われることも。そんな魅力あふれる金崎選手が、照れながらもananweb読者のために頑張ってお話してくれました。ーー金崎選手は青空が似合いますね。金崎選手 待って、青空が似合わない人なんているんですか?(笑)ーーいます、います……さて、さっそくインタビューさせてください(笑)。まずは定番の質問、サッカーを始めたきっかけは?金崎選手 子どもの頃、お父さんが社会人サッカーをしていて、それを見ていたんです。最初は別にやりたいと思わなかったけれど、親に褒められたくて始めたのがきっかけですね。ーーかわいい一面があるんですね。サッカーをしている金崎選手の魅力とは?金崎選手 かわいい? 俺、性格悪いって言われるんですよ(笑)。でもサッカーは自分を表現できるのがいいですね。魅力なのかはわからないけど、一生懸命サッカーしている姿を見てもらえたら嬉しいです。ーーこんな優しくて素敵な笑顔なのに、性格が悪いとは思えないのですが……。サガン鳥栖ではどんな立ち位置なんですか?金崎選手 何でも褒めてくれるじゃないですか(笑)。俺ってみんなにどんなふうに思われてるのかなぁ?(クラブ広報さんへ問いかける)クラブ広報 何て言ったら……金崎選手の性格を聞かれても一言では説明できないですね。(笑)金崎選手 えー、こんな仲良いのに出てこないとかあんの? じゃあ……あまり話さず物静かで、みんなに気を遣って、殻に閉じこもっている。それが俺のキャラですかねぇ。クラブ広報 殻に閉じこもっている? それはないでしょ。(笑)金崎選手 あれ、違った?クラブ広報 強いて言うなら、無邪気なところが“永遠のサッカー少年”って感じですかね。よく言えばですけど(笑)。今回は何とか引き受けてくれましたが、そもそも何で取材が嫌いなんですか?ーーまだ取材開始5分ですが、無邪気さが伝わってきます(笑)。というか、取材嫌いなんですか?(そんな感じがまったくしないのですが……)金崎選手 嫌いですね。悪口だったらめっちゃ言えるんですけど(笑)。いつも悪口とか、かわいい下ネタばっかり言うからなのか、取材でたくさん話しても全然使ってもらえないんですよ。だから話しても意味ないなぁと思って、イヤになっちゃうんだよね。ーーちなみに、どんなことを言うんですか?金崎選手 最近は恋愛系のバラエティ番組にハマってるんですけど、見ながら「それはない!」とか「」とか「」(NGワード)とか……テレビに突っ込んでます(笑)。ツッコミどころ満載で楽しいんですよねー。ーーすみません。ありのままでは掲載できませんでした(笑)。恋愛バラエティがお好きとのことですが、ご自身はどんな女性が好きですか?金崎選手 容姿で言うなら最初に見るのは顔ですね。身長は自分より低ければいいです(金崎選手は180cm)。あと、飾らない素のままの女の子がいいですね。どんな性格でもいいから、そのままの子がいいです。ずっとキメている人よりカッコ悪い姿を見せてくれる女性のほうが親しみやすいし、自分が強がらなくていいので居心地がいいです。僕は末っ子なので甘えん坊なのかもしれないですね。ーーお姉さんが4人いらっしゃるんですよね。女性との会話がうまそう。金崎選手 生まれた時から女性ばかりの環境だったので、女の人と話すのに緊張はしないです。家族の中だと、お父さんと俺は肩身が狭かったですね(笑)。お母さんと姉ちゃん達が結託したら、決定権は女性陣にあるっていうのが当たり前だったので、意見を譲るのは慣れています。お父さんは、僕たちには厳しい面もあったけれど、お母さんにもいつもすごく優しくて、“お母さんが強くてお父さんが優しい”という関係がうまくいっていたんだと思います。だから、僕が結婚したらそんな関係になるのかもしれませんね。金崎選手がオススメするサッカーの楽しみ方ーーサッカー初心者の女性がスタジアムで楽しむためのポイントは?金崎選手 純粋にサッカーの試合を楽しむのが一番ですが、最初は好きな選手を見つけるのがいいかな。“好きな選手を見るためにスタジアムへ行く”って、楽しいと思うんです。実際それをどう見つけるかですけど……。ーーじゃあ、まずは金崎選手を好きになったらいいんですね。クラブ広報 たしかに金崎選手は実直だし、熱い想いがプレーから伝わってくるので、応援しがいのある選手だと思います。金崎選手 いいこと言う(笑)!ーー今季Jリーグでは、金曜の夜に試合を開催する「フライデーナイトJリーグ」を設けていますが、その楽しみ方も教えてください。金崎選手 金曜日の夜なので、お仕事帰りに、お酒でも飲みながら試合を観て楽しんでほしいです。サポーター仲間を作って、その中で好きな人を見つけるのもいいと思います。そういうのをきっかけに、どんどんサッカーを観に来てくれる人が増えたら嬉しいですね。ーーこれからサガン鳥栖でしたいことはありますか?金崎選手 サガン鳥栖を盛り上げて、いい成績を出せるように……本当にそれだけですね。あとはananweb読者さんのような、女性も楽しめるサッカーにしていきたいです!ananwebの取材を受け、「人生の中で一番褒められた気がします。でも本当に面白かったし、いいリフレッシュになりました。サッカーと全然関係ない取材のほうが楽しいですね」と笑顔で話してくれました。終始笑いの絶えないフレンドリーな対応で、金崎選手の素敵な人柄がうかがえる取材でした。これからもよりいっそうのご活躍を期待しながら応援したいですね。Information金崎選手のプレーを観ることができるのは8月のホームゲーム8/4(日) vs.大分トリニータ(19:30キックオフ@駅前不動産スタジアム)8/23(金) vs.ヴィッセル神戸(19:30キックオフ@駅前不動産スタジアム)8/31(土) vs.ベガルタ仙台(19:30キックオフ@駅前不動産スタジアム)
2019年07月20日サガン鳥栖のイケメンディフェンダー・高橋祐治選手が、サッカーへの熱い思いから、恋愛観、お姉さんであるモデル・高橋メアリージュンさんと高橋ユウさんのことまで、包み隠さず語ってくれました。甘い笑顔と鍛え抜かれた肉体美も余すことなくお届けします。写真・大内香織 文・三谷真美「ライバルは自分」と語る高橋祐治選手日本人の父とスペイン系フィリピン人の母を持ち、姉はモデル・女優の高橋メアリージュンさんと高橋ユウさん。そんな高橋選手は187cmの高身長&甘いルックスで、サポーターからの人気絶大です。「女性に向けた撮影なんてしたことないので、めっちゃ恥ずかしいんですけど(笑)」と言いながらも、カメラに素敵な笑顔で応えてくれました。ーーではさっそく、サッカーを始めたきっかけを教えてください。高橋選手 初めてサッカーをしたのは、小学2年生の体育の授業なんです。その頃ちょうど日韓ワールドカップがあって、日本代表を応援しているうちにハマりました。サッカー選手である以上、日本代表になるというのはみんなの夢だと思うんですけど、もちろん僕も目指しています。ーー高橋選手のプレーの魅力とは?高橋選手 僕はそんなにうまくないんですけど……ゴールを守る泥臭い感じとか、気持ちのこもったプレーを見て欲しいです。ライバルは自分だと思っているので、「去年とか過去の自分よりもいい試合をしたい!」と思いながら、サガン鳥栖の勝利のために体を張っています。ーーあまりサッカーを知らない女性がスタジアムで楽しむ方法は?高橋選手 最近はスタジアムのフードメニューが凝っているので、グルメを楽しみに遊び感覚で来てもらえたら嬉しいです。金曜日の夜に試合を開催する「フライデーナイトJリーグ」というのがあるんですけど、大人は試合の後飲みに行って、試合のことを話すのもいいですよね。夜の試合は日中よりも涼しいし日焼けなどを気にしなくていいから、女性でも観戦しやすいと思います。爽やかさと甘さを兼ね備えた高橋選手のプライベートに迫る実の姉は、モデルの高橋メアリージュンさんと高橋ユウさん。そんな羨ましすぎるお姉さん2人のことを聞いてみました。ーーお姉さんたちとは仲良しなんですか?高橋選手 姉ちゃん達がいて良かったことしかないですよ。性格は、上(高橋メアリージュンさん)がしっかりした長女という感じで、気も強いし頼りになる人。下(高橋ユウさん)はとにかく優しい仏のような人で、怒ることがないんです。みんな超仲が良くて、きょうだいケンカは全くしないです。でも最近悲しかったのが、下(高橋ユウさん)の結婚式がハワイであったのに試合で行けなかったこと。仕方ないけど、やっぱり行きたかったですね。ーー高橋選手はどんな性格なんですか?高橋選手 自分で言うのもなんですけど、けっこう優しいです(笑)。でも、しっかりはしてないですね。毎日を一生懸命楽しむことを大切にしています。ーー最近楽しんでいることは何ですか?高橋選手 もともとJ-popとか海外の古い曲とか音楽全般が好きなんですけど、最近、車ではマイケル・ジャクソンばっかり聴いています。実はサッカーをやる前は、親がギターをやっていた影響もあってドラムをやっていたんですよ。ほんまに全然うまくないんですけど、最近は家でずっとギターの練習をしています。特に目標とかもなくただの趣味だけど、もう少しギターを練習する時間を作りたいと思っています。ーークールな表情も甘い笑顔も、モデル顔負けのかっこよさ! そんなイケメン高橋選手はご結婚もされていらっしゃいますが、あえて(!)女性の好みについてもうかがってみます。どんな女性が好きですか?高橋選手 人並みですけど……笑顔が多い人は素敵だなと思いますね。あとは、仕事でも趣味でも何でもいいから頑張っている姿や、食べ物や運動など身体に気を遣っている女性が好きです。僕は週2~3回は焼肉に行くくらい肉好きなので、一緒に食事を楽しめるような、ご飯をモリモリ食べる子もいいと思います。高橋選手がグラビア撮影に初挑戦!冷やかされつつもシャツを脱いでくれた高橋選手。チームメンバーから「何の取材?」と声をかけられ、照れながら「anan」と答えている姿もかわいい! 「ちょっと腕立てして(パンプアップ)していいですか?(笑)」なんて冗談を言いつつ、引き受けてくれました。高橋選手 見せたがりみたくなったら嫌なんですけど……自らじゃないですよ、クラブ広報さんにお願いされたからですよ! あくまでも。恥ずっ、いや本当に恥ずかしいっす。ーー高橋選手はイケメンだから、グラビア撮影とか多そうじゃないですか?高橋選手 グラビアなんてないですよ! こういう取材(女性誌)自体、珍しいです。ーーサッカー選手の体ってカッコいいですよね。やはり相当、鍛えてるんですか?高橋選手 たしかに100人中99人は引き締まってる気がしますね。僕はまだまだですけど……体が重くなると動きが鈍くなってしまうので、体を鍛えすぎないように気をつけています。ーーカメラマンからのいろいろなポージングに対応していただいて(笑)。クラブ広報 高橋祐治選手のことを知っている選手に見られたら、笑われるかもしれませんね。高橋選手 たしかに。こんなにカッコつけている姿を、クラブのみんなが見たらめっちゃおもろいかも。そんなキャラじゃないんですよ。ーー実際、撮影中はチームメンバーからの冷やかしがすごい(笑)。みなさんとの仲の良さが伝わってきます。高橋選手 みんな仲良いですね。特に三丸拡選手は家族ぐるみで、一緒に出かけたりごはんに行ったりします。クラブ広報 高橋選手は男から見ても本当にカッコいいのに、2枚目キャラではありません。優しいお兄さんって感じですね。ーー具体的にどんなキャラなんですか?高橋選手 完全にいじられ役ですね(笑)。“ゆうじ” という名前がもうひとりいるので、普段は高橋からとった「たか」と呼ばれることが多いんですけど、なぜか豆って呼ばれたりもします。あだ名とかじゃなく、純粋にイジられていますね。あと見た目が濃いので、外国人扱いされることも(笑)。朝が弱いから、寝起きはピリッとしてるかもしれないですけど、近寄りがたい感じはないし、しゃべりやすいほうだと思いますよ。これで、スタジアムのお客さんが3人くらい増えるといいなぁ(笑)。でも本当に、ananwebをきっかけに、いままであまりサッカーに興味がない方がひとりでも多くスタジアムに足を運んでくれたら、選手としてはめちゃめちゃ嬉しいです。そういう人がひとりでも増えるように、サッカーのプレーで頑張るのはもちろんですけど、それ以外の活動でもサッカー選手がもっともっと活躍できたらなと思います。甘い表情もクールな視線も全てが本物のモデルさんのようにキマるイケメン選手。そんな完璧なルックスなのに気取らずかわいらしい高橋選手は、「ananwebの撮影は、新鮮で面白かった。また機会があればぜひ!」と話してくれました。Information高橋選手のプレーを観ることができるのは8月のホームゲーム8/4(日) vs.大分トリニータ(19:30キックオフ@駅前不動産スタジアム)8/23(金) vs.ヴィッセル神戸(19:30キックオフ@駅前不動産スタジアム)8/31(土) vs.ベガルタ仙台(19:30キックオフ@駅前不動産スタジアム)
2019年07月19日セクシーな腹筋が見逃せないサッカー選手。専門家が、色気を感じるあれこれをピックアップして、その魅力を語ります。世界一周の旅をしながら、数々のイケメンたちをストリートスナップする“世界イケメンハンター”として、バラエティ番組『マツコの知らない世界』に出演もした窪咲子さん。もとはアイドル芸能雑誌の編集者で、日本トップクラスのアイドルや若手俳優を見てきた、いわばイケメンのプロ!そんな彼女が熱く語るテーマは、“男らしさが詰まっている”という、サッカー選手の腹筋と顔の関係性。「いちばん美しく感じられるシチュエーションは、プレー中、汗をぬぐう時にチラッと見えた腹筋。無防備な状態で見える腹筋がたまりません。真剣にプレーしているのに、つい腹筋に視線がいってしまう…。見てはいけないものを見ているような罪悪感めいた感情が刺激的。さらに、顔立ちと腹筋を見比べると、イメージ通りだったり、意外なギャップがあったりして、腹筋単体で愛でるよりも色気をより強く感じるんです」そもそもはサッカー好きの父親の影響で競技に興味を持っていた窪さん。‘02年日韓W杯で大ブームを巻き起こしたベッカムが人生を変えた。「思春期真っ只中の中学生の頃、お小遣いで買った写真集に上半身裸のカットがあって。王子様系の顔と見事な腹筋に、心を撃ち抜かれましたね。生徒手帳に切り抜いた写真を入れてました。実は、イケメンハンターとして世界一周旅行したゴールで、彼に会えたんですよ。汗だくのカラダから発せられる体臭さえいい匂いでした!」そんな彼女が紹介するのは、実力も兼ね備えたイケメン選手。窪さんの初恋相手でサッカー界の元祖スター・ベッカムと、現役の第一線で活躍中のトーレス、グリーズマン、期待の新星ディバラ。萌えポイントを解説します!元祖プリンス選手、殿堂入りの肉体美。デビッド・ベッカムイギリス代表として来日した‘02年の日韓W杯で、大旋風を巻き起こす。‘16年、H&M の広告では衰えぬ腹筋を見せ、世界的な話題に。「腹筋萌えの芽生えとなった人。鍛え抜かれた筋肉の神々しさに言葉を失いました。腹筋も王子様系の顔もふくめて、存在自体が尊いです!イケメン遺伝子を引き継いだ次男のロメオ君にも注目中」写真・ロイター/アフロ下がり眉がキュートな子犬系イケメン。アントワーヌ・グリーズマンフランス出身のフォワード。サッカー選手として小柄ながら抜群の得点感覚を持ち、‘18年W杯では、自国の優勝に貢献。「私が愛してやまないベッカムに憧れていた選手。愛されキャラで、ちょっぴり下がった眉が印象的。顔立ちも子犬を思わせるかわいらしさ。そこまで割れていない、あっさり系の腹筋とバランスがとれています」写真・AP/アフロメッシを超える!?やんちゃな“原石”。パウロ・ディバラスーパースター、メッシを超えるといわれる逸材で、“宝石”の愛称で親しまれる。ユヴェントス所属。「日本ではまだそこまでメジャーではないですが、育ち盛りの選手。気の強そうなやんちゃ系の顔も日本人ウケしそう。個性的な髪型がメディアでたびたび注目されます。腹筋は見事なシックスパック!まるで芸術作品のような美しさ」写真・ロイター/アフロ優しげな微笑みと腹筋のギャップにきゅん。フェルナンド・トーレススペイン出身。欧州の強豪チームを経て、昨年、サガン鳥栖に電撃移籍。「日本で生で観られる貴重な存在!王子様系の顔は私のドストライク。腹筋はバキバキですが、写真によってはぽっこりな時もあり和みます。8 歳で出会った女性と結婚し、しかも初キスの記念日を意味するタトゥーを入れてるエピソードも素敵」写真・ロイター/アフロ窪 咲子さん旅行ライター、イケメンハンター。70か国を訪れた。著書に『「世界イケメンハンター」窪咲子のGIRL’S TRAVEL』(ダイヤモンド社)。※『anan』2019年4月3日号より。取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年03月28日元AKB48でタレントの高城亜樹(27)とサッカーJ1・サガン鳥栖のDF高橋祐治選手(25)が15日、結婚した。同日、それぞれのSNSで2ショット写真を添えて発表した。高城は「私事で大変恐縮ではございますが本日、サガン鳥栖の高橋祐治さんと入籍致しましたことをご報告させていただきます」と報告。「これからの人生を夫婦で支え合い、明るく穏やかな家庭を築いていけたらと思っております」と決意を記し、「まだまだ未熟ですが、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。高橋選手も「私事で大変恐縮ではございますが本日、高城亜樹さんと入籍致しましたことをご報告させていただきます」と報告。「これからの人生を夫婦で支え合い、明るく穏やかな家庭を築いていけたらと思っております。まだまだ未熟ですが、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます」とメッセージを送った。高橋選手は、女優の高橋メアリージュン、モデルの高橋ユウの弟。メアリージュンとユウは、それぞれインスタグラムのストーリーズで「Congrats」「家族が増えました おめでとう」と祝福した。
2019年02月15日AKB48兼NGT48の柏木由紀が、11月28日に放送されたラジオ番組『アッパレやってまーす!』(MBSラジオ/毎週月曜~木曜22:00~23:30)で、元AKB48でタレント・高城亜樹の熱愛報道について語った。先日、サッカーJ1・サガン鳥栖のDF・高橋祐治選手と交際中であることが報じられた高城。番組でこのニュースについて触れると、かつて高城とアイドルユニット・フレンチ・キスの同僚だった柏木は「いいなぁ…」と羨ましそうにつぶやいた。しかし、共演者のお笑い芸人・ケンドーコバヤシから「Jリーガーと付き合うのは羨ましい?」問われた柏木は「でも、スポーツ選手の彼女とか奥さんってめっちゃ大変そうじゃないですか」と言い、特に食事の面で気を遣わなければならないことに難色を示す場面も。さらに「だから、私一生無理です。料理できないですもん全く」と述べた柏木。続けて「どうすればいいですかね? 片付けも掃除も好きじゃないし、洗濯もできればしたくないし…」とぼやくと、コバヤシは「男女差別に繋がる発言と捉えられたら悲しいけど…」と前置きしたうえで「どうしようもない女やな!」と突っ込んだ。
2018年12月01日佐賀の鳥栖プレミアム・アウトレットが、2019年11月7日(木)に拡大リニューアル。164店舗に拡大、九州最大アウトレットがパワーアップ鳥栖プレミアム・アウトレットは、これまで144店舗が出店する九州最大規模のアウトレットとして親しまれてきた。今回の増設では、移転含む物販18店舗と飲食1店舗、計19店舗がオープンし、店舗数を164店舗に拡大する。日本初&九州初多数、高級ブランド中心に拡充物販は海外の高級ブランドを中心に拡充。その中には、ニューヨークで誕生したライフスタイルブランドのキッズ専門店「ケイト・スペード ニューヨーク キッズ(kate spade new york kids)」、アクセサリーブランド「ノジェス(NOJESS)」といったアウトレット日本初出店ブランドを含む。また、九州エリアのアウトレットで初出店するのは、「バリー(Bally)」、「ディーゼル(DIESEL)」、「ディフュジオーネ・テッシレ(Diffusione Tessile)」、「ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)」、「ゼロハリバートン(ZERO HALLIBURTON)」、「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」。さらに、エスティ ローダー(Estée Lauder)、クリニーク(CLINIQUE)などのスキンケア&メイクアップアイテムを取り扱う「ザ・コスメティックスカンパニーストア」も九州エリアのアウトレットに初登場する。なお、既存エリアで人気を博す「コーチ(COACH)」、「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」、「ブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)」、「ヴァンドーム青山(VENDOME AOYAMA)」は移転リニューアルされる。2020年春までにも新規オープン2020年春にかけて、既存エリアでも新規オープンや移転などを順次計画しており、常設店として国内アウトレット初出店となる久留米市創業の老舗ブランド「アサヒシューズ」が出店。さらに2019年10月中旬には「パンドラ(PANDORA)」、2019年11月上旬には「ダンヒル(dunhill)(プレミアム・イベントスペース)」がオープン予定だ。【概要】鳥栖プレミアム・アウトレットリニューアルオープン日:2019年11月7日(木)住所:佐賀県鳥栖市弥生が丘8-1TEL:0942-87-7370(代)営業時間:10:00~20:00(一部店舗や季節により異なる)休業日:年1回 2月第3木曜日増設後店舗数:約164店舗(予定)■増設エリア 出店ブランドディーゼル、ディフュジオーネ・テッシレ、ヒューゴ ボス、ゼロハリバートン、オニツカタイガー、エスカーダ、エトロ、ナノ・ユニバース、ケイト・スペード ニューヨーク キッズ、バリー、ノジェス、ロックボード、セルジオ・ロッシ、ザ・コスメティックスカンパニーストア、スターバックス、ブルックス ブラザーズ、コーチ、マイケル・コース、ヴァンドーム青山■既存エリア 出店ブランドアサヒシューズ(2019年10月中旬)、パンドラ(2019年10月中旬)、ダンヒル【プレミアム・イベントスペース】(2019年11月上旬)
2018年10月26日元スペイン代表でJ1サガン鳥栖のFWフェルナンド・トーレス選手が6日、都内で行われたスポーツ専門チャンネル・DAZN(ダゾーン)の記者発表会に出席した。2016年8月23日のサービス開始から2周年を迎えたDAZN。イベントではこれまでを振り返りながら、今後のDAZNを「スポーツの新しい本拠地」と位置付け、3年目に向けた事業戦略を発表。9月8日からは、音楽ストリーミングサービス・Spotifyのプレミアムプランを合わせた月額1,750円プラン(最大12カ月・税抜き)がスタートする。発表会では、18・19シーズンより独占放映するUEFAチャンピオンズリーグ・ヨーロッパリーグの新CMが初披露され、F・トーレスのほかWBA世界ミドル級王者・村田諒太選手がスペシャルゲストとして招かれた。F・トーレスはDAZNスペシャルアンバサダー就任を「とてもうれしい」と喜び、「世界中の人々がDAZNを通してスポーツを楽しめる。さまざまなコンテンツを簡単に見られるのはすばらしいこと」とコメント。「貢献したい」と力強く意気込みを語った。村田と共演し、8日から全国放送される新CMでは侍に扮した。司会者から撮影の感想を求められると、「初めての経験でした。日本に来て最初の週の撮影だったのですが、いろんな人から情報を集めました」と役作りにも余念がなかった様子。「サムライに扮して、いろんな方と撮影できたことは本当にすばらしい経験でした。私は誇りを持ったサムライです」とうれしそうに話していた。
2018年09月06日アラフォーからでも始められる簡単で効果的なエクササイズとは?26年目のシーズン真っただ中のプロサッカーリーグ「Jリーグ」。今夏のワールドカップ後、これまでにないほどの世界的スーパースターの加入が話題となっている。スペイン代表や超名門クラブ・FCバルセロナの一員として数多くの栄光を手にしたアンドレス・イニエスタ選手(ヴィッセル神戸に加入)や、フェルナンド・トーレス選手(サガン鳥栖に加入)など世界的レジェンドたちの来日は大きな注目を集めている。そんなJリーグに今シーズン、もう1人、別の意味で話題となっているレジェンドが加入した。それが水戸ホーリーホックに加入した安彦考真選手。なんと40歳でのプロサッカー選手となったオールドルーキーだ。現在、公式戦デビューをめざして練習に励むアラフォーの新人選手が、プロを目指し始めたのは昨年秋。「まずはプロアスリート仕様の体に鍛え直す」と指導を仰いだのが、IWA ACADEMYの木村匡宏トレーナーだった。「若い頃にプロを目指していた時期はありましたが、20代以降ほとんど本格的に体を鍛えてなかった。そんな状態でプロサッカー選手になるための肉体改造をするならこの人を頼るしかいないとお願いしました」短期間でのプロ仕様の肉体改造の指導を依頼された木村トレーナーは、安彦選手の世間的には無謀でも本人の熱い想いを受けて快諾。そこから木村トレーナーを中心とした特別チームが結成され、プロを目指す安彦選手を全面サポートした。木村トレーナーが在籍するIWA ACADEMYは、メジャーリーガーの岩隈久志投手が共同オーナーを務める高級スポーツジム。岩隈投手や安彦選手だけでなく、プロ野球選手やJリーガーなど多くのトップアスリートがこのジムに集い、木村トレーナーの指導を受ける。またトップアスリートだけでなく、次代の日本代表をめざす学生アスリートも指導する木村トレーナー。「僕のトレーニング指導は、身体の使い方に主眼を置くので、足先から手先までの体のつながりを出していきます。例えば『足の指』。足の指の動きを良くするだけで、すぐにプレーの質が格段に上がる選手も少なくないんですよ」独特の指導理論で、数多くのトップアスリートのプレーの質を劇的に向上させてきた木村トレーナーが、プロ選手のめざす安彦選手に行ったトレーニング指導の中心は、体幹と股関節へのアプローチだった。その中でも効果的だったトレーニングが、相撲の動きとしてよく知られる『四股』の動きを取り入れたトレーニング。「股関節は360度動く関節でもあり、すべての動きに重要な役割を担う関節ですが、効果的に鍛えることが難しい部位でもあります。その点、四股の動きは股関節の可動域を広げるのに最適なんです。だから四股はトップアスリートだけでなく、子どもたちにも積極的にやってもらっています。」もし安彦選手がJリーグ公式戦でデビューすれば、Jリーグ史上最年長でのプロデビュー記録を更新する。ゴールを決めればリーグ史上最年長初ゴールとなる。ちなみに、現在の史上最年長初ゴール記録は、ブラジルの英雄“神様”ジーコが、1994年のJリーグ開幕戦で決めたゴールだ。ジーコはそれまでに世界のトップリーグで大活躍をした実績を引っさげて40歳でJリーグに参加した。一方の安彦選手は40歳になるまで一度もプロの世界でプレーしていない。安彦選手の40歳デビューがどれだけ規格外かがわかるだろう。「本当にプロとして契約を勝ち取れるかわからない段階から、木村トレーナーは真剣に向き合い、本気でトレーニングを指導してくれた。僕が40歳でプロサッカー選手になれたのは数え切れない人のサポートがあったからですが、その中でも木村トレーナーへの感謝の気持ちは大きいです。ぜひジーコを超える記録を打ち立てて、日本中のアラフォー世代に勇気を与える存在になりたいですね」そう語る安彦選手が、木村トレーナーから指導を受けたトレーニングの中で、特に効果的だと感じたトレーニングメニューを2つ、今回と次回に分けて紹介する。40代からでも簡単に始められ、一般の人にも効果抜群の簡単エクササイズ。日常生活をより活動的に過ごせる身体作りをめざして、ぜひ木村トレーナー直伝の「アラフォー向けエクササイズ」を試してみてほしい。(右)安彦考真(あびこ・たかまさ)水戸ホーリーホック所属/ポジション:FW/背番号:411978年2月1日生まれ/神奈川県出身(撮影:影山裕之)アラフォー世代向け簡単で効果抜群エクササイズ(1)<四股>「四股の動きは下半身の大きな筋肉を刺激します。夕方にこのエクササイズを行って体温を上げることで、夜の睡眠時に体温が落ちていく勾配をつくれるので、睡眠導入にも最適のエクササイズです」(木村トレーナー)1)イスなどの台に掴まりながら、左足のつま先とヒザを斜め45°くらいに開く※ポイント:つま先とヒザを同じ方向に向ける2)左足に体重を乗せ、上げる高さは気にせず右足を上げられるだけ上げる「OKの姿勢」→しっかりとヒザに力が入る状態「NGの姿勢」→ヒザが内側に入るとヒザを痛める危険性あり3)ヒザと太もも裏の筋肉がしっかりと伸び切るように右足の太ももの前側に力を入れる※ポイント:太もも裏の伸びを十分に感じるくらい伸ばす4)上体でバランスを取りながら、右足が完全に伸び切ったところで3秒キープ※ポイント:この状態でバランスを意識することで体幹も鍛えられる5)足を変えて、逆脚で同様の動きを行う6)この動作をゆっくり5回ずつ左右交互に行う【協力店舗】パーソナルトレーニングジム Re:0 リオ■住所 :東京都新宿区左門町9番地6 玉盛ビル1F■TEL:03-5366-5155■営業時間:10時~22時(休館日:日曜・年末年始)“ボディコンサルティング”を掲げ、トレーニングから食事習慣などのアドバイスも行い、モテる身体作りと健康をトータルでサポートしてくれる。完全予約制・マンツーマン指導のパーソナルトレーニングジム。「これまでまったく運動をしてこなかった人でも、パーソナルトレーナーと一緒にがんばることでマイナスだった自分をゼロに戻し、さらにプラスになっていく。心も身体も一緒にゼロからスタートし、人生で最高の自分を手に入れる」というジムをめざして2014年オープン。店舗は完全予約制、マンツーマンでの指導なので、人の目を気にすることなくトレーニング可能。
2018年08月17日本日Jリーグの公式サイトで移籍情報に関する誤報があり、ネット上で援助する事態となっています。今回公式サイトで誤報があったのは、かなりの大物選手の移籍情報に関してです。その大物選手とは、元スペイン代表のフェルナンドトーレス選手のサガン鳥栖への移籍が確定したとの情報でした。フェルナンドトーレス選手といえば、サッカーに少しでも関わっていれば誰もが知っているワールドクラスの選手。先日神戸への移籍が確定したイニエスタ選手と並ぶ大物選手です。実際フェルナンドトーレス選手のサガン鳥栖への加入は、噂になっており、実際にそれが実現するのでは?どうなのだろうか?とずっと話題になっていました。しかし、今回Jリーグの公式サイトでその誤報が流され、おそらくフライング発表だったのではと噂されています。つまり、フェルナンドトーレス選手が鳥栖に加入することはすでに決まっているが、その発表を先にしてしまったのでは?ということです。このJリーグのフライング発表に対してネット上では批判の声が寄せられています。「もしこれで虚偽だったら、責任もってフェルナンドトーレスをJリーグが連れてこい」「フライングってなんやねん」「期待させるな」などの声が寄せられています。とはいえ、そのような誤報より、実際にフェルナンドトーレスが加入するのか、その真偽が注目されます。●ライター/ぶるーす(芸能ライター)
2018年05月30日『アイドルマスター シンデレラガールズ』のイベント「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SUMMER FESTIV@L 2015」東京公演が2015年8月2日、千葉・舞浜アンフィシアターで開催され、大橋彩香(島村卯月役)、福原綾香(渋谷凛役)、原紗友里(本田未央役)、黒沢ともよ(赤城みりあ役)、大空直美(緒方智絵里役)、山本希望(城ヶ崎莉嘉役)、青木瑠璃子(多田李衣菜役)、五十嵐裕美(双葉杏役)、高森奈津美(前川みく役)、松嵜麗(諸星きらり役)、三宅麻理恵(安部菜々役)、武内駿輔(プロデューサー役)が出演した。今回のイベントはアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON』スタート後の最初の大きなイベント。アニメ第13話で346プロのアイドルたちが参加した夏フェスを連想させるイベントが、『シンデレラガールズ』1stライブ開催地である舞浜アンフィシアターで開催された。内容はここまで放送されたアニメに関する、そしてこれからの内容も含めたトークあり、「NO MAKE 特別編」と題した朗読あり、ライブパートありのバラエティに富んだものになった。イベントのラストにはプロデューサー役の武内が「同僚の皆さまに企画書を持ってきました」と語り、11月28日・29日に幕張メッセ国際展示場で『シンデレラガールズ』念願の3rdライブ「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rd LIVE シンデレラたちの舞踏会 Power of Smile」の開催を発表。バンダイナムコエンターテインメント所属の『アイドルマスター』総合ディレクターの石原章弘氏は「最初のライブの地であるアンフィシアターで発表したかった。スマイル、笑顔が出るようなイベントにしたいと思います」と語った。出演者等の詳細は8月23日の大阪公演で発表される。スマホアプリ『スターライトステージ』については高垣楓や安部菜々、城ヶ崎美嘉がセンターの新PVが上映された。新PVに姫川友紀や高森藍子、日野茜といった映像初出しのキャラクターが登場するたびに会場からはどよめきが上がる。『スターライトステージ』には20曲以上の楽曲と、50人以上のアイドルが登場するとのことで、石原総合ディレクターは楽曲やアイドルは続々追加されていくと語っていた。さらに『シンデレラガールズ』の346プロダクションと実在企業がタイアップする「リアル346プロ」企画第一弾として、『シンデレラガールズ』とJリーグチームのサガン鳥栖のコラボが決定。9月12日には『シンデレラガールズ』×サガン鳥栖の開幕キックオフイベントが行われ、大空直美、黒沢ともよ、佳村はるからが出演する。コラボグッズとしてテーマソングなども制作予定。コラボに関する詳細は明日8月3日以降に公式サイトなどで告知される。イベントオープニングにはプロデューサー役の武内がサプライズ登場。アニプレックスの高橋ゆま宣伝プロデューサーとともにトークや企画コーナーに参加した。武内は「こんなに多くのプロデューサーさんと一緒に過ごせると思うとドキドキが止まりません」と興奮気味に語ると、作品のこれからを一視聴者として楽しんでいることを語っていた。アニメのこれまでを振り返るトークでは、大橋が14話冒頭のナレーションについて「14話は卯月のナレーションから始まったんですが、第1話で楓さんたち先輩たちが語っていた言葉を自分で話したんです。(神谷)奈緒ちゃんたちが登場して、私たちも先輩になったのかな? と感じました」と語った。15話については、「李衣菜の掃除姿の萌えに全部持ってかれた」(原)、「田中敦子さんが演じる美城常務に叱られたい!」(福原)と語るなど、それぞれの趣味性癖がかいま見えるトークも。16話については前川みくと安部菜々にまつわるトークで盛り上がった一方、高森が「なつきちを見て李衣菜が女の顔をした」との指摘をすると苦笑いするしかない青木だった。17話以降に関するトークに関しては触れないが、大空と五十嵐が自分たちのキャラクターが関わるエピソードについて「尊い……」と語っていたのが印象的だった。バラエティコーナーでは川島瑞樹役の東山奈央と十時愛梨役の原田ひとみがわざわざ説明VTRに登場し、作中のバラエティコーナー「筋肉でドン! Muscle Castle」のオープニング煽りを実写で再現したのには会場も拍手喝采だった。さらにジェスチャークイズコーナーのラスト問題には、出題者役として三村かな子役の大坪由佳がVTR出演。架空のプロ競技・マシュマロキャッチの女王であるアスリートがインタビューを受けるというシチュエーションのドキュメント仕立ての映像で、会場の爆笑をさらっていた。ライブコーナーではアニメ『シンデレラガールズ 2nd SEASON』オープニング「Shine!!」をライブ初披露。さらに今回参加したnew generations、 凸レーション、CANDY ISLAND、アスタリスクがユニットソングを続々と披露した。大坪由佳が参加していない東京会場では、かわりに安部菜々役の三宅麻理恵が参加しての「ウサミンアイランド」バージョン。さらに三宅は前川みく役の高森奈津美とともに「メルヘンデビュー!」を披露し、イベントつい2日前の深夜に放送された第16話での菜々とみくの絡みを連想させる掛け合いで会場を最高に盛り上げると、高森からは「夢が叶いました!」と喜びのコメントも。最後は全員が揃っての『シンデレラガールズ 2nd SEASON』エンディング曲「夢色ハーモニー」でライブパートを締めくくった。全員がステージに立っての挨拶ではプロデューサー役の武内が登場して3rdライブの開催を発表。そして「これからも大きなイベントが控えていますので、一緒にプロデュース、頑張らせてください!」と宣言した。最後の挨拶で大橋が「3rdライブまで私たち精いっぱい頑張っていくので、皆さん楽しみにしていてください」と語ると、ラストナンバーはアニメ第13話の夏フェスで歌われた「GOIN’!!!」で会場全体をオレンジに染めた。アンコールでは、やはりこの曲がなければ終われない『シンデレラガールズ』全体の最初のテーマソング「お願い! シンデレラ」を披露し、夏フェス東京公演は幕となった。
2015年08月02日佐賀県は6月9日、スクウェア・エニックスとのコラボレーション企画「ロマンシング佐賀2」の一環として、プロサッカーチーム サガン鳥栖とのコラボ「ロマンシングサガン」の開催を発表した。また、「ロマンシング佐賀2」イベントについても、一部延長して実施する。今回新たに企画された「ロマンシングサガン」は、6月20日のサガン鳥栖 VS FC東京(1st ステージ 第16節、場所: ベストアメニティスタジアム場内(鳥栖市京町812番地))で実施する。スタジアム内にはポスターを掲示するほか、BGMやMC等による演出も行う。13時30分(開場)から試合終了後30分までの間には、ロマンシング佐賀2ショップ「ベストアメニティスタジアム店」がスタジアム内に登場。当日限定コラボグッズ(馬郡蒲鉾ミンチ天、友枡飲料コラボサイダー)を販売する。また、スタジアム内スタンプラリーとして、スタジアム内に設置されたポイントで専用台紙を受け取って各ポイントに据え付けられたスタンプを集めると、特典として当日限定・数量限定のオリジナルステッカーをプレゼントする。さらに希望者には抽選で、Spring Japan(春秋航空日本)のペア航空券(5組10人)をプレゼントする。加えて試合当日の6月20日限定で、Spring Japan「ロマンシングサガン」便が運航される。対象路線は成田→佐賀線で、機内の座席ヘッドレストカバーやドリンク用紙コップ、キャビンアテンダント着用のスカーフなどが「ロマンシングサガン」便仕様となる。また、乗客には「ロマンシングサガン」便限定のウエットティッシュを用意する。この「ロマンシングサガン」に合わせて、現在実施している「ロマンシング佐賀2」イベントについても8月16日まで、ラッピング列車「ロマンシング佐賀」の1号・2号(2号は7月16日まで)の運行のほか、佐賀駅・小城駅・多久駅・唐津駅の装飾(キャラクターパネルの設置等)、佐賀県内の飲食店でのコラボメニューの提供、佐賀県内のショップで実施しているロマンシング佐賀2ショップの営業を延長する。そのほか詳細は「ロマンシング佐賀2」特設WEBサイトを参照。(c)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.※実際のデザインとは異なる場合がある
2015年06月09日鳥栖プレミアム・アウトレットは2014年3月20日(木)から2014年3月30日(日)の11日間、10 周年を記念して「10」にちなんだ限定セールや、期間限定のハッピーバッグ(福袋)を販売する全館あげての『10th Anniversary Sale』を開催。期間中は、10周年を記念して「10」にちなんだ限定セールや、期間限定のハッピーバッグ(福袋)を販売する。また、期間中30,000円以上(税込)お買い物をすると、オリジナルランチョンマットをもれなくプレゼント。更に、プレミアム・アウトレットお買物券10 万円などの豪華商品があたる“W チャンス抽選会”も実施。また、期間中の土日祝日は、JR 鳥栖駅及び西鉄小郡駅からの路線バスを無料運行し、公共交通機関でもお得に来場出来る「Free Ride キャンペーン」を実施。新店も続々オープンし、楽しい企画が盛りだくさんのこの機会に、ぜひ、鳥栖プレミアム・アウトレットへ足を運んでみてはいかがだろうか。【鳥栖プレミアム・アウトレット『10th Anniversary Sale』 概要】■セール・ハッピーバック一例:・「ローリーズ ファーム(Lowrys Farm)」/「グローバルワーク(Global Work)」 春物最大70%OFF・「アルマーニ エクスチェンジ(A|X Armani Exchange)」 Happy Bag(メンズ・レディス各10個) 10,000円(税込)・「フラン フラン(Francfranc)」Happy Bag 3,000円(税込)・「ギャップ(GAP)」 選べるHappy Bag 2014年3月20日(木)~21日(金・祝)の2日間先着100名様限定※5~10点までどれを選んでも全品60%OFF■ノベルティプレゼント&W チャンス抽選会期間中、30,000円以上(税込・期間中のレシート合算可)お買い物をすると、オリジナルランチョンマットをもれなくプレゼント。更に、W チャンスとして、プレミアム・アウトレットお買物券10 万円などの豪華商品があたる抽選会も実施。■「Free Ride キャンペーン」開催日時:2014年3 月21 日(金・祝)~23 日(日)、29 日(土)~30 日(日) 5 日間期間中の土日祝日に、JR 鳥栖駅及び西鉄小郡駅からの路線バスを無料で運行。詳細は、ウェブサイトにてご確認ください。■託児サービス「キッズケアプログラム」開催日時:2014年3月21日(金・祝)~23日(日)、29日(土)~30日(日) 5 日間お父さん、お母さんがお買い物を楽しむ間、お子様をお預かりし、専門のネイチャーインストラクターとともに自然の遊びを楽しむ「Kid’s Care(託児)Program」を実施。参加については、ウェブサイトにてご確認ください。元の記事を読む
2014年03月04日NIKE(ナイキ)は、鳥栖プレミアム・アウトレットにナイキファクトリーストアを2013年3月1日(金)にリニューアルオープンした。ナイキファクトリーストア鳥栖は、店舗面積180坪と、ナイキとしては九州最大の敷地面積を誇り、世界的にも新しいウッドを基調とした新器などによるストアデザインを施している。オープン記念に、ナイキ特製大型ガチャガチャマシーンを設置し、購入者全員を対象としたプレゼントキャンペーンを実施。また、5,000以上(税込)購入した方に、全国のナイキファクトリーストアで使える20パーセントオフチケットをプレゼント中。元の記事を読む
2013年03月11日