第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部門に正式出品される奥山大史監督作『ぼくのお日さま』のワールドプレミア上映となる公式上映が、現地時間5月19日14時に開際されることが決定。併せてカンヌ版ポスターも解禁された。デビュー作『僕はイエス様が嫌い』(19)で、第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した新鋭・奥山大史監督の最新作となる本作。田舎町のスケートリンクを舞台に、吃音のあるアイスホッケーが苦手な少年タクヤと、選手の夢を諦めたスケートのコーチ荒川、コーチに憧れるスケート少女さくらの3人の視点で紡がれ、雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない小さな恋の物語を描く。奥山監督が、撮影、脚本、編集も手掛けた。今年の第77回カンヌ国際映画祭は、是枝裕和監督がコンペティション部門の審査員として参加することでも話題になっており、また、オフィシャルセレクションへの選出は、今年は本作が日本作品で唯一となっている。そして、本作のワールドプレミアとなる公式上映は、カンヌ現地日程5月19日14時に開催されることも明らかに。本作は、「ある視点」部門の〈最優秀作品賞〉、〈審査員賞〉、〈監督賞〉などの賞の対象となり、これまで同部門では、黒沢清監督が2008年に『トウキョウソナタ』で〈審査員賞〉を、2015年に『岸辺の旅』で〈監督賞〉を、2016年には深田晃司監督が『渕に立つ』で〈審査員賞〉を受賞しているが、同部門で〈最優秀作品賞〉を受賞すると日本史上初の快挙となる。この度解禁となった「カンヌ版ポスター」は、共同製作のフランスで作られたもの。一面、氷がはった湖の上で、スケート靴を履いたタクヤ(越山敬達)、さくら(中西希亜良)、そして荒川(池松壮亮)の3人が、同じ方向にある「お日さま」を見つめる表情が切り取られている。本作の英題「MY SUNSHINE」のタイトルが記され、柔らかで美しい空気感が3人を包み込むビジュアルになっている。第77回カンヌ国際映画祭は、フランス現地日程5月14日(火)~5月25日(土)まで開催され、「ある視点」部門の授賞式はカンヌ現地日時の5月24日(金)に行われる。『ぼくのお日さま』は9月、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年9月、テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年05月08日映画『マッドマックス:フュリオサ』に登場する、白塗りの武装集団ウォーボーイズのひと言声優を、タレントのMatt、お笑い芸人の「錦鯉」長谷川雅紀、「バイきんぐ」小峠英二の3人がそれぞれ務めることが発表された。白塗りスキンヘッド姿のウォーボーイズといえば、『マッドマックス』シリーズに登場し、鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーを崇拝、両腕を高く掲げながら指を交差させる“V8ポーズ”で世界中の映画ファンに知られるキャラクターたち。前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』大ファンを公言する3人は並々ならぬ意気込みで、ひと言吹き替えに臨んだという。今回のたったひと言声優への挑戦についてMattさんは、「アフレコ自体初めての経験で、普段自分のことを“Matt、僕、自分”としか言ったことがなくて、初めて自分の口から“俺”って言ったのが新鮮でした」とコメント。「自分が言ったことがない言葉がたくさんあり、“俺”とか“いいかー!”とか、僕の中で解放された部分がありました」と、『マッドマックス』シリーズの世界観とはかけ離れた温厚な性格ながら、本作のテーマそのものMAD(“怒り”)を解放しながら熱演したことを明かした。そして、お笑いコンビ「錦鯉」の長谷川雅紀、「バイきんぐ」の小峠英二というスキンヘッド芸人の2人はそれぞれ、即席の“ウォーボーイズ風”白塗りメイクでアフレコ現場に意気揚々と登場。お互いライバルとして闘志を燃やしつつ、長谷川さん「(小峠は)普段から怒って歩いていますから。そこがちょっと、僕より上かも知れないですね。悔しいですけど。でも、好きなんでマッドマックスが。負けたくないです。ウォーボーイズは、俺のものだ!」と熱烈アピール。小峠さんは「スタイル的には僕のほうが合っているんじゃないですかね。でまぁ(長谷川さんは)根が優しいですからね。大分無理してると感じましたね」とお互い一歩も譲らない。また、長谷川さんは、「(前作を)観終わった一番の感想が“あっという間だったね!”でした。とにかくスピード感がたまらなくて。“面白い!面白い!”と言っていたので、本当にこのウォーボーイズのたったひと言声優が来たのが嬉しかったです」と喜びを語った。洋画吹き替え初挑戦となった長谷川さんだが、「バッチリでした。この格好だったからこそ湧き出てくるもの。“俺はウォーボーイズ”と言う気持ちで行けたので(白塗り)やって良かったです。ほとんど一発OKみたいなものでしたが、“君は、マッドマックスの申し子だ”という目をしていましたね、監督が。言ったわけではないですが」とその出来栄えには自信たっぷり。同じく白塗り姿で登場した小峠さんは「俺を見ろ!」というひと言の吹き替えとなったが、「“なんて日だ!”と同じくらいのパワーでやらせていただきました」と自身の決めセリフに通ずるシャウト系のセリフだったので自然と上手くできたと明かし、「まさか『マッドマックス』の本編に出れるなんて、“なんて日だ!”」と自身の名セリフとともに披露した。◆「アニャちゃんが凄く可愛い!」「ワクワクドキドキして欲しい!」「僕の好きなものが全部詰まっている!」最新作を熱烈PRまた、本作の宣伝部隊長となったMattさんは、「(主人公の)メイクが気になっているのでモノマネメイクでもしてみようかなと思っています。アニャちゃんが凄く可愛いなと思ったので、アイメイクとか、おでこの方もしっかり塗ってあるのが面白いですし、色々宣伝していきたいと思います」と、卓越した美的センスを持つMattさんだからこその宣伝方針をアピール。「映画を見た後にスッキリした気持ちになるのかな。見ている人も楽しんでもらえるといいなと思います」と新作への期待を寄せた。そして前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をファンの聖地としても知られる立川シネマシティで鑑賞したほどの作品ファンだという長谷川さんは、「やはりスピード感というのは期待したいと思います。(前作)『マッドマックス』の場合はそんなことを考えさせる暇がないくらいだった、という印象があります。それくらいワクワクドキドキして欲しいですね」と新作へコメント。同じく作品の大ファンの小峠さんは、「この唯一無二の感覚は素晴らしいですよね。ロックとかパンクとか曲を映像化しているような。疾走感とか。もう何も考えないじゃないですか。無茶苦茶じゃないですか。破滅的というか、破壊的と言うか。僕の好きなものが全部詰まっている気がします。嬉しいですね。観てみたいですね」と大絶賛し、作品に携われた喜びを語った。さらに、長谷川さん、小峠さんの白塗りスキンヘッド芸人2人を今後プロデュース予定のMattさんは、「少し肩幅が足りないのかな?でも顔とスキンヘッドの感じはいいですね。もう少し首とか、胸の辺りをちゃんとメイクしてあげたいですね。タトゥーみたいなのや、ただの白塗りじゃなくて、黒とか茶色でぼかした感じがあるともっとリアルな感じになりそうなので、やってあげたいです」と宣言していた。『マッドマックス:フュリオサ』は5月31日(金)より全国にて公開(IMAX/4D/Dolby Cinema/ScreenX)。© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation.Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.(シネマカフェ編集部)■関連作品:マッドマックス:フュリオサ 2024年5月31日より全国にて公開© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. IMAXR is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.
2024年05月08日河合優実が主演を務め、「少女の壮絶な人生を綴った新聞記事」を基に描く衝撃の人間ドラマ『あんのこと』から、河合さん演じる少女・杏を捉えた新規場面写真9点が解禁された。本作は、機能不全の家庭に生まれ、虐待の末に薬物に溺れる少女が、人情味あふれる型破りな刑事をはじめとした人々に出会い、生きる希望を見いだしていく。しかし、微かな希望をつかみかけた矢先、どうしようもない現実が彼女の運命を残酷に襲う――。主演を務める河合さんは、TBSドラマ「不適切にもほどがある!」、テレビ東京ドラマ「RoOT / ルート」で脚光を浴び、さらには映画『ナミビアの砂漠』(2024年公開予定)が、5月14日から開催する第77回カンヌ国際映画祭の監督週間へ出品されることが決定するなど、次世代の日本映画を担う若き才能として躍進を続ける俳優。本作ではドラマの印象から一転、新たな役柄に挑戦。入江悠監督が「この人なら杏という主人公を託しても大丈夫だ」と語る演技力で、少女・杏の苦しみと喜びを体現している。解禁となった新場面写真は、薬物から更生する前のまだ荒々しい印象を残す金髪姿を活写した1枚をはじめ、夜間学校に通うワンシーン、介護施設で働き始めた杏のあどけない笑顔を捉えたカットなどを含む計9点。薬物から更生し、自分の人生を始めようと誓った矢先。どうしようもない現実に行く手を阻まれた1人の少女の姿が焼きついている。本作のシナリオと出会い「彼女の人生を、自分が生き直す」と決意したという河合さんの鬼気迫る演技と、環境によって次々と変化していく杏の表情に注目の場面写真となっている。『あんのこと』は6月7日(金)より新宿武蔵野館、丸の内TOEI、池袋シネマ・ロサほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:あんのこと 2024年6月7日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2023『あんのこと』製作委員会
2024年05月07日アイルランド映画祭2024が、5月31日(金)~6月13日(木)にYEBISU GARDEN CINEMAにて開催されることが決定。メインビジュアルの解禁と併せて、全上映8作品が発表となった。この度上映されるのは、不条理劇「ゴドーを待ちながら」などで知られるアイルランドの作家サミュエル・ベケットの栄光と波乱に満ちた人生を描いた『まずは踊れ』。アイルランドのケリー県の田舎町を舞台にしたボート競技に全てを賭ける女性たちの青春ストーリー『あのボートに乗って』。アイルランド人の心の故郷アイリッシュパブについてのドキュメンタリー『アイリッシュパブ』の日本初公開作品3作品。『アイリッシュパブ』そして、アイルランドのアニメーションスタジオ“カートゥーン・サルーン”25周年を記念して上映する短編感動アニメ『レイト・アフタヌーン』、アイルランドを代表する作家ジェイムズ・ジョイスの原作を名匠ジョン・ヒューストンが映画化した『ザ・デッド「ダブリン市民」より デジタルリマスター版』、アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた9歳の少女が経験したひと夏の成長物語『コット、はじまりの夏』。『コット、はじまりの夏』(原題:An Cailín Ciúin/英題:The Quiet Girl)© Inscéal 2022また昨年日本でも大ヒットを記録した北アイルランドのベルファスト男子小学校で哲学的思考によって解決を目指す校長先生と子どもたちを追ったドキュメンタリー『ぼくたちの哲学教室』、昨年惜しくも亡くなったアイリッシュバンド「ザ・ポーグス」フロントマンのシェイン・マガウアンを追ったドキュメンタリー『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』。『シェイン世界が愛する厄介者のうた』(原題:Crock of Gold: A Few Rounds with Shane MacGowan)©The Gift Film Limited 2020映画祭期間中はトークイベント等の予定もあるという。詳しい情報は公式HPにて確認を。アイルランド映画祭2024は5月31日(金)~6月13日(木)、YEBISU GARDEN CINEMAにて開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:コット、はじまりの夏 2024年1月26日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© Inscéal 2022
2024年05月07日イーサン・コーエン監督の最新作、予測不能なノンストップ・ロードムービー『ドライブアウェイ・ドールズ』から、映画の魅力についてイーサン監督と脚本・製作のトリシア・クック夫妻が1分で映画の魅力を解説する特別映像が解禁された。本作は、ガールフレンドと破局したことを嘆く自由奔放なジェイミー(マーガレット・クアリー)と、堅物で自分の殻を破れずにいる友人のマリアン(ジェラルディン・ヴィスワナサン)が、日々の生活に行き詰まりを感じ、気分転換に行き当たりばったりのドライブ旅行に出かけることになるというストーリー。これまで、兄のジョエルと組み“コーエン兄弟”として数々の独特な作品を生み出し、高い評価と人気を獲得してきたイーサン。トリシアとタッグを組んだ作品には、ドキュメンタリー『JERRY LEE LEWIS:TROUBLE IN MIND』(原題)がある。お互いにアイディアを言い合いながら製作したという今回の『ドライブアウェイ・ドールズ』は、クリエイターとして、人生のパートナーとして長年築いた関係の賜物だ。「この映画がポップでハチャメチャな映画になることはわかっていた。それがこの映画の本質なんだ」と語るイーサン。2人の執筆過程は、アウトラインや世界観づくりにこだわらない自由なスタイルで、それはイーサンがこれまでずっと採用してきたやり方だと言う。トリシアは、「書いていて楽しいと思えるアイディアを考えた。この映画を観た人が“こんな映画観たことない”と思ってくれることを願っている」と言い、楽しまないと何事も上手くいかないというポジティブ精神が、観る者をワクワクさせる作品づくりに繋がると話す。トリシアとの関係についてイーサンは、「自分と兄(ジョエル・コーエン)のようだ」と言う。2人の繊細な感覚が融合し、コーエン兄弟のこれまでの作品を彷彿させつつも新鮮な側面を感じさせる、オフビートで楽しい作品となった。さらに、「楽しい映画に出会うと何でも手に入れたような感じがする。その気持ちが映画を持続させるんだ。前進し続けることはいいこと」と、映画製作の秘訣を明かす場面も明かしている。『ドライブアウェイ・ドールズ』は6月7日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ドライブアウェイ・ドールズ 2024年6月7日よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開©2023 Focus Features. LLC.
2024年05月07日『余命10年』の藤井道人監督初の国際プロジェクトとなる日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』。いま、映画界を牽引する監督として最も注目される藤井監督の演出方法について、初タッグを組んだシュー・グァンハンと黒木瞳が語った。世界最速で公開した台湾では、今年公開された台湾映画(合作含む)でナンバー1大ヒットを記録。ベトナムでも、先行上映を含む10日間ですでに30万人動員を突破し歴代日本映画実写第1位を記録するなど、先んじて公開を迎えているアジア各地でロケットスタートを切っている本作。今後も韓国、カンボジアなど10以上のアジア各国・各地、中国大陸で劇場公開が決まっている。そんな本作でアミ(清原果耶)の母親を演じた黒木さんは、「藤井監督の作品はとても好きで全て拝見しています。いつかご一緒できたらいいなと思っていたので遂に夢が叶い、大変興奮しました」と藤井作品への参加は夢であったと語る。さらに「今までは藤井監督の作品を観ると、どんな風に演出をされているんだろうと一視聴者として気になっていました。初めて撮られる側になって、登場人物の細やかな心情を優しい言葉で伝える監督の的確かつ繊細な演出を受けてとても刺激的でした」と語る。また、世界中を賑わしているアジア俳優のシュー・グァンハンも「本作で監督から『このシーンは深夜の雰囲気が必要』や『ここで目を開けた時は生まれたばかりの赤ちゃんのようであって欲しい』など抽象的な演出を受けることがありました」と打ち明ける。「このような演出方法は私も初めてでしたが、とても心地よいものでした。俳優に想像する空間を与え、自分が撮りたいものを伝えつつも俳優に力を発揮する機会を与えてくださいました。こだわりと想像力のある監督です」と藤井監督の独特な演出方法に感銘を受けた様子だ。そんな藤井監督のこだわりの演出が詰まった本作が描くのは、1人の男の人生の物語。グァンハン演じる台湾の青年ジミーと、清原果耶演じる日本人バックパッカーのアミは18年前の台湾を舞台に初恋に落ちる。しかし、アミはジミーに伝えていない“ある秘密”を抱えていた。アミの帰国により突如として幕を閉じることになった青春のひと時。別れ際に2人は“ある約束”を交わし離れ離れに。それから18年の時を経た現在。ジミーはあの日結んだアミとの約束を果たすために、アミの故郷を目指す旅に出る。彼女とのかけがえのない日々の記憶を拾い集める道中で、松重豊演じる中里や、黒木さん演じる裕子と出会うことでジミーはアミが隠していた“ある想い”を知ることになる――。数々のヒット作品を手掛けてきた藤井監督が、日台の実力派俳優たちと共に送り出す〈意欲作〉。日本と台湾の壮大で美しい風景と、18年前と現在という時代を鮮やかに映し出した切なくも美しいラブストーリーが完成した。『青春18×2 君へと続く道』は5月3日(金・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:青春18×2 君へと続く道 2024年5月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©️ 2024「青春 18×2」film partners
2024年05月07日パリ郊外に存在する、再開発を目前に控えた移民居住棟エリア=通称「バティモン5」を舞台に、行政と住人たちがある事件をきっかけに衝突する『バティモン5 望まれざるもの』。この度、前作『レ・ミゼラブル』でその名を世界に轟かせたフランスの新進気鋭監督ラジ・リが、「を可視化したかった」と想いを明かすインタビューがシネマカフェに到着した。ラジ・リ監督ラジ・リ監督自身が生まれ育った、パリの犯罪多発地区モンフェルメイユ。彼が実際に見聞きしてきた出来事を基に生まれたのが、第92回アカデミー賞にもノミネートされ、世界に衝撃を与えた『レ・ミゼラブル』だが、新作『バティモン5 望まれざるもの』も「実体験が出発点」と明かす。その例として、バティモン5エリアに住む団地の住民たちが行政から突然理不尽な退去を迫られるシーンを挙げる。「劇中、住民に起きたことを、私や家族も経験してきました。私の両親はこの物語の人々と同じように高金利でマンションを購入しましたが、20年かけて支払い終えた矢先に『建物が劣化しすぎている』と言われて家を追い出されてしまったのです」という。「都市再生計画によって同じような目に遭った人は私の周囲にも大勢いますし、似たような出来事はモンフェルメイユのみならず、他の都市や国々でも起こっています。残念なことに、ジェントリフィケーション(都市再開発)は東京を含む世界中の大都市すべてに関係する、普遍的な問題なのだと思います」と案じる。また、前作では実在の街モンフェルメイユが物語の主軸となったが、今作では架空の街<モンヴィリエ>が舞台に。その理由についても「架空の街を舞台にしたのは、作品に普遍性をもたらし、誰しもが共感できるようにするため」と言う。「今回は、群像劇を選択したのも同じ理由ですね。市長から活動家、その友人、副市長と(様々な立場で)それぞれの足跡を辿り、重層的に物語を探求していきました」と語る。怒りに満ちた「バティモン5」の住民たちを先導する女性アビーを演じるフランスの新進俳優アンタ・ディアウにも「ぜひ注目して欲しい」とアピールする監督。アビーはもともと住民のために区役所で働く、ごくありふれたスタッフだったが、あまりの政府の横暴と理不尽さに怒り、声を上げることを選ぶ。アンタはその心情の変化と溢れる気迫を演じ切った。郊外出身の新人俳優を起用「新たな才能に光を当てたい」「アンタ・ディアウとは、私が共同脚本・製作に加わったキム・シャピロン監督作『Le Jeune Imam』(23年/日本未公開)で出会いました」と監督。「私はベテラン俳優と新人俳優、その両者と仕事をすることを好みます。それは演技経験を積んでいない人の発するリアリティや自然な振る舞いが、私の作品に符号するためです。また私と同じく郊外出身の新人俳優をメインキャストに据えることで、新たな才能に光を当てたいという思いがあります」とコメント、「フランス映画界というのは閉鎖的な世界でもあるので、それを変えていくためにも、埋もれている才能を積極的に見つけ、育てていきたいと考えています」と打ち明ける。実際、本作にはアビーをはじめ力強く、積極的に主張する女性たちが多く登場する。その意図について「バティモン5のような地区に暮らす女性は、劇中で描かれているのと同じくらいに力強く、熱心に政治活動や市民運動に参加している人々が大勢います。本作はそんな女性たちへオマージュを捧げたいと考えていました」と監督。「残念ながら そういった女性たちが声を上げようとしても、第三者が勝手に主張を代弁したりして、彼女たちに直接主張をさせない傾向にあります。だから 私は彼女たちに敬意を表すると共に、彼女たちが本当に存在し、社会にとって重要な役割を担っているということを、映画を通じて可視化したかったのです」とその想いを明かしている。移民たちの居住団地群の一画=バティモン5の一掃を目論む「行政」とそれに反発する「住人」による、“排除” vs “怒り”の衝突。本作では、恐れと不満の積み重ねが徐々に両者間の溝を深くし、憎しみのボルテージが加速していく様が息もつかせぬ緊迫感で描かれる。コミュニティ内にある「権力」「革新」「暴力」の3つの視点を交錯させることで炙り出されるバンリュー地区の実態、ひいてはパリの実態は見逃せない。『バティモン5 望まれざるもの』は5月24日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:バティモン5 望まれざる者 2024年5月24日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© SRAB FILMS - LYLY FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - PANACHE PRODUCTIONS - LA COMPAGNIE CINÉMATOGRAPHIQUE – 2023
2024年05月06日6月15日(土)~21(金)の期間中、下高井戸シネマで実施される【わたしたちの政治】特集上映にて、『NO 選挙,NO LIFE』と『映画 ◯月◯日、区長になる女。』のコラボトークイベント(コラボ舞台挨拶)の開催が決定した。この度のトークイベントでは、選挙取材歴25年のライターを追ったドキュメンタリー『NO 選挙,NO LIFE』の前田亜紀監督と、2022年の杉並区長選挙を住民目線で捉えた『映画 ◯月◯日、区長になる女。』のぺヤンヌマキ監督が登壇。選挙を自分ごととして捉えた両ドキュメンタリーの監督2人が、お互いの作品について、そして「わたしたちの選挙」「わたしたちの政治」を語り合う、有意義なトークイベントとなりそうだ。【イベント概要】場所:下高井戸シネマ日時:6月16日(日)1回目:『NO 選挙,NO LIFE』9:30回終了後2回目:『映画 ◯月◯日、区長になる女。』11:45回上映前ゲスト(敬称略):前田亜紀(NO 選挙 NO LIFE監督)ぺヤンヌマキ(映画 ◯月◯日、区長になる女。 監督)『NO 選挙, NO LIFE』『映画 ◯月◯日、区長になる女。』は6月15日(土)~21日(金)、下高井戸シネマにて上映。(シネマカフェ編集部)■関連作品:NO 選挙,NO LIFE 2023年11月18日よりポレポレ東中野ほか全国にて順次公開(C)ネツゲン映画 ◯月◯日、区長になる女。 2024年1月2日よりポレポレ東中野にて上映©️2024 映画 ◯月◯日、区長になる女。製作委員会
2024年05月06日2020年、フランス中を震撼させたベストセラー・ノンフィクションを完全映画化、3月に行われた横浜フランス映画祭2024でも大きな反響を呼んだ『コンセント/同意』が8月2日(金)より公開決定。併せて、日本版ビジュアルと予告編が解禁された。2020年1月に出版された「同意」と題されたその著書は、芸術文化勲章まで受賞した有名作家ガブリエル・マツネフと14歳のときに性的関係を持っていた女性編集者ヴァネッサ・スプリンゴラからの告発だった。そこに記されていたのは、マツネフが彼女を含む多数の少女たちとの関係を作品の題材として利用した小児性愛者にも関わらず、その歪んだ行為さえ文学として消費され礼賛すらされてきたという驚くべき実態…。その反響は凄まじく、マツネフの著書を出版してきた老舗のガリマール社をはじめ多くの出版社が彼の書籍の販売を中止、国からマツネフへ支払われていた文学者手当も打ち切りが決定されるなど、文字通り国中を揺るがす事態に発展した。本作は、その衝撃の実話を基にスプリンゴラ自身の脚本協力により映画化され、公開されるやいなや大きな話題を呼んだ。特に若者たちの間では「いま見るべき、知るべき作品」としてSNSでトレンド入りするなど日に日に観客を増やし、公開2週目から前週を上回る観客数を動員、異例のヒットを記録している。この度解禁された本ビジュアルは、少女の顔の上半分が男の大きな手で隠された意味深なイメージが用いられている。彼女が現実から目を逸らすように男が仕向けているように見え、緊張感あるビジュアルに仕上がった。また、予告編では、孤独で大人びた少女ヴァネッサが50歳の著名作家マツネフと出会い、周囲の反対に反発して惹かれ合う様子が描かれているが、「彼女の信じたその愛は絶望に変わる」というコピーが示す通り、それは少女が小児性愛者のグルーミングの罠にハマっていく過程であることが垣間見える予告編となっている。『コンセント/同意』は8月2日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。© 2023 MOANA FILMS - WINDY PRODUCTION - PANACHE PRODUCTIONS - LA COMPAGNIE CINEMATOGRAPHIQUE - FRANCE 2 CINEMA - LES FILMS DU MONSIEUR(シネマカフェ編集部)■関連作品:コンセント/同意 2024年8月2日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2023 MOANA FILMS – WINDY PRODUCTION - PANACHE PRODUCTIONS - LA COMPAGNIE CINEMATOGRAPHIQUE - FRANCE 2 CINEMA - LES FILMS DU MONSIEUR
2024年05月06日杉咲花主演映画『朽ちないサクラ』より、萩原利久演じる警察官の場面写真が到着した。本作は、柚月裕子の同名小説の映画化。「サクラ」シリーズの始まりとなる本作は、県警の広報職員という、本来は捜査する立場にないヒロインが、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と、次第に浮かび上がる公安警察の存在に迫っていく警察小説だ。萩原さんが演じているのは、主人公・泉(杉咲さん)の警察学校の同期で、警察署の署員・磯川俊一。勤務する警察署は、ストーカー被害を訴える女子大生の被害届の受理を先延ばしにし、慰安旅行に行っている間に、女子大生がストーカーに殺されてしまったことを、警察の不祥事として地元紙にスクープされる。磯川は、好意を寄せる泉に慰安旅行のお土産を渡したことで、彼女をこの事件に巻き込んでしまうことに。そして、真相解明に動き出した泉のバディとなり、共に警察内部の大きな闇に対峙し、窮地に追い込まれていく。献身的に捜査をサポートする好青年をフレッシュに瑞々しく演じている萩原さん。場面写真では、磯川が驚きと動揺の表情を浮かべ、警察署で聞き込みのために噂話に耳を傾ける、事件の真相解明に向けて動き出す様子が切り取られた。一方、優しく真っ直ぐ前を見つめる姿も公開された。『朽ちないサクラ』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:朽ちないサクラ 2024年6月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
2024年05月06日藤原季節初主演作『東京ランドマーク』より新ビジュアルと予告編が解禁された。2008年に柾賢志、毎熊克哉、佐藤考哲、林知亜季の4人で結成した「Engawa Films Project」の第1回長編作品となる本作。この度、解禁された新ビジュアルには、藤原季節演じる稔のどこか物憂げで、まどろむような眼差しでこちらを見据えている姿が写し出されている。さらに作中で描かれる、東京で暮らしながら、自らの居場所=“東京のランドマーク”を見つけようとする登場人物たちの心情をくみ取った「ここに居場所はあるのだろうか」というコピーが添えられた。併せて解禁となった予告編には、音楽は一切なく、放課後だろうか、無邪気に遊ぶ子どもたちの喜々とした声をバックに、稔、タケ、桜子の日常の断片が映し出されている。『東京ランドマーク』は5月18日(土)より新宿K’s cinemaほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:東京ランドマーク 2024年5月18日より新宿K‘sシネマにて公開© Engawa Films Project 2024
2024年05月06日『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』より予告映像とシーン写真が解禁された。日本で大ヒットを記録した不朽の名作を、映画公開から20周年のアニバーサリーイヤーに、「4Kデジタルリマスター」として鮮やかに蘇らせた本作。この度解禁された予告映像は、モノクロからカラーに映像が切り替わる中、スワロフスキーの巨大なシャンデリアがオペラ座に落下する、最も象徴的なシーンから始まる。バックに流れるのは、有名なタイトルロール曲<オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)>。そこに続くのは、華やかなパリ・オペラ座での舞踏会と忍び寄る不穏な事件、そして、本作の世界的ヒットで大ブレイクしたジェラルド・バトラーが演じる“ファントム”の登場と歌声だ。「4Kデジタルリマスターであのファントムが還ってくる」と、その魅力を余すことなく切り取った予告となっている。併せて解禁されたシーン写真は13点。ポスターにも採用されている、ファントムとクリスティーヌが寄り添うメイン写真のほか、舞台となる豪華絢爛な<パリ・オペラ座>を映し出したカット、ファントムの恋敵・ラウルとクリスティーヌが仲睦まじく舞踏会に参加する様子や、ファントムが自身が隠れて暮らす地下へと、クリスティーヌを優しく、彼の手を添えながら案内する姿など、いずれも<悲しくも美しい愛の物語>があふれ出てくるようなカットとなっている。『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』は6月14日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年05月05日アメリカで社会現象化、全世界興行収入“2億ドルの大台突破”という快挙を達成した大ヒットラブコメ『恋するプリテンダー』が5月10日(金)より全国公開。本作の主演であるシドニー・スウィーニーを一躍スターダムに押し上げた海外ドラマが「ユーフォリア/EUPHORIA」。いま、このドラマに出演したスターたちがこぞってブレイク中だ。HBOとA24が組んだ「ユーフォリア/EUPHORIA」は、ティーンムーブメントの代表格を役どころに合わせて主要キャストに大抜擢し、ドラマは大ヒット。シーズン2も大成功を収めシーズン3の制作も決定、彼らを一躍スターダムへと押し上げた。ゼンデイヤ演じる主人公の幼なじみの姉キャシー・ハワード役を演じたシドニーをはじめ、活躍目覚ましい同ドラマ出演スターたちの現在に迫った。シドニー・スウィーニー(キャシー役)『恋するプリテンダー』の主演&プロデューサーを務め、映画にドラマにとにかくオファーが絶えないZ世代のニューヒロイン。シドニー・スウィーニー Photo by Amy Sussman/Getty Imagesデビュー当初は「クリミナル・マインド」「グレイズ・アナトミー」などの人気ドラマに脇役で出演を重ね、2019年クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演したことをきっかけに注目度が上昇。SNS時代の若者を描いたゼンデイヤ主演「ユーフォリア/EUPHORIA」で数々の衝撃的な演技を披露し、2022年のエミー賞にノミネート。同年「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」シーズン1でも同賞にダブルノミネートされるなど演技力も高く評価されている実力派。「ユーフォリア/EUPHORIA」出演後は、映画『リアリティ』で主演、『マダム・ウェブ』やホラー映画『Immaculate』(原題)でも主演を果たすなど着実にその存在感を印象付けている。SNSでも2000万人以上の総フォロワーを抱えており、ハリウッドで“一番バズってる”1人といっても過言ではない。なお、『恋するプリテンダー』共演には俳優のグレン・パウエル。彼も、トム・クルーズ主演のメガヒット作『トップガン マーヴェリック』でトム演じるマーヴェリックが教官を務めるエリート・パイロットチームのメンバー、ハングマン役を演じて一躍大ブレイク。チームメイトや教官に反発するクセ者ながらも、最後には最高にカッコイイ見せ場をかっさらった。面白くて優しい人柄からか、トーク番組やSNSでは親しみやすい一面を見せるなど、誰もが認めるハリウッド随一の愛され若手俳優。シドニーとの相性抜群なラブ・ケミストリーに要注目となっている。ゼンデイヤ(ルー役)エミー賞で史上最年少で主演女優賞を獲得した。ディズニーチャンネル出身で、本作ではこれまでのイメージを一新する難しい役どころに挑戦し、演技派として開花したことでも注目を集めていた。ゼンデイヤ Photo by Gilbert Flores/Variety via Getty Images『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』をはじめとする『スパイダーマン』シリーズ、『グレイテスト・ショーマン』などで知られており、前作から続投している『デューン 砂の惑星PART2』、そして6月7日から日本公開が控えているルカ・グァダニーノ監督の『チャレンジャーズ』では主演を務めている。ハンター・シェーファー(ジュールズ役)トランスジェンダーのファッションモデルであり、LGBTQを支援するアクティビストとしても熱い注目を集めているハンター・シェーファー。ハンター・シェイファー Photo by Dia Dipasupil/Getty Images同作でトランスジェンダーの少女ジュールズ・ヴォーン役でドラマデビューと同時にブレイクを果たした。同作のスペシャルエピソード「シーブロブじゃない人なんて**くらえ」で、クリエイターのサム・レヴィンソンとともに共同脚本を担当。さらに『ハンガー・ゲーム0』(2023)では主人公の従姉タイガレス・スノーを演じ、年内に初主演映画『Cuckoo』(原題)の全米公開、『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再タッグを組んだ最新作『哀れみの3章』が日本での公開を控えるなど、話題作に続々と出演している。ジェイコブ・エロルディ(ネイト役)2018年Netflixの『キスから始まるものがたり』で主人公と恋に落ちるノア役を務め人気を博し、「ユーフォリア/EUPHORIA」ではアメフト部のスター選手でサイコパスな一面を持つネイト役を演じた。ジェイコブ・エロルディ Photo by Frazer Harrison/Getty Imagesエメラルド・フェネル監督のAmazonオリジナル映画『Saltburn』では、貴族の青年フェリックス役、先日公開したソフィア・コッポラ監督の『プリシラ』ではエルヴィス・プレスリー役に大抜擢されるなど、話題作で重要な役柄を演じ、その評価も鰻登り。1作品ごとに役者としての評価を着実に積み重ね、「ユーフォリア/EUPHORIA」後も「彼の未来は明るい」「オスカーに値する」など絶賛レビューが寄せられている。今年1月にはアメリカの長寿コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」で初めてのホストに挑戦し、コメディの才能も発揮。待機作としては、ギレルモ・デル・トロ監督が15年以上前から着手している『Frankenstein』(原題)で怪物役を務めることが決まっている。ミア・ゴス、オスカー・アイザック、クリストフ・ヴァルツらの出演が発表されており、また新しいジェイコブがみられそうだ。バービー・フェレイラ(キャット役)キャット・ヘルナンデス役を勝ち取り、一躍有名セレブの仲間入りを果たしたバービー・フェレイラ。視聴者の心を奪ったアイコニックなキャラクターで、勇敢さや正直さ、そして共感しやすいリアリティも兼ね備え、若者たちが自己需要や自己愛の問題にどのように向き合うかを示す象徴的なキャラクターとして人気を集めた。バービー・フェレイラ Photo by Emma McIntyre/Getty Images for MTV数々の有名ブランドのモデルとして活動していたこともあり、彼女が発信する独自のボディポジティブ論に共感するファンも多い。「ユーフォリア/EUPHORIA」でブレイクした後には、映画『Unpregnant』(原題)でベイリー役を熱演。ドラマ「The Afterparty」(原題)や映画『NOPE/ノープ』にも参加、そして『Bob Trevino Like It』(原題)では主演を務めるなど、役者としての活動の幅を広げている。●「ユーフォリア/EUPHORIA」とは「ゲーム・オブ・スローンズ」など数々の大ヒットドラマを生み出してきた「HBO」と、映画『ムーンライト』『ミッドサマー』など日本でもスマッシュヒットを記録したオリジナリティあふれる映画の数々を世に送り出すスタジオ「A24」が最強タッグを組んだドラマ。ドラッグ中毒と不安障害を抱える高校生を主人公に、ドラッグ、セックス、バイオレンスなどに溺れるティーンネイジャーがソーシャルメディア社会で生きる難しさや葛藤、その中で幸せやアイデンティティをつかもうともがく姿を、本作でスターダムに登り詰めたセレブリティたちが刺激的に描き出した作品。U-NEXTほかにて配信中。『恋するプリテンダー』は5月10日(金)より全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ハンガー・ゲーム0 2023年12月22 日より、TOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2023 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.プリシラ 2024年4月12日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© The Apartment S.r.l All Rights Reserved 2023チャレンジャーズ 2024年6月7日より全国にて公開© 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.© 2024 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. All Rights Reserved.恋するプリテンダー 2024年5月10日より全国にて公開
2024年05月05日シュー・グァンハンと清原果耶が主演する藤井道人監督最新作『青春18×2 君へと続く道』より、キャストインタビューを交えたスペシャルメイキング映像が到着した。18歳の主人公ジミー(シュー・グァンハン)が夢中になっていた「SLUM DUNK」の聖地・湘南や、台湾でアミ(清原さん)との最後のデートで訪れたランタン祭を思い起こさせる「にいがたランタン祭」、雪景色が一面に広がる長野県、アミの生まれ故郷・福島県を訪れるジミーの旅路と同じように、日本の各所を巡りながら撮影が進められていく様子が映し出される。シュー・グァンハンは「更に一人旅をしたいと思いました。自分と対話することの大切さを学びました」と言い、清原さんは「(藤井監督と)考え方や向いている方向が同じだなと思える部分があったので嬉しかった」とコメント。ジミーの旅にとってキーポイントとなる、幸次との出会いを映し出すワンシーンは、監督やキャストにとっても特別印象に残っているシーンだそう。幸次役の道枝駿佑は「電車に乗っている間に、駅間で撮れるシーンは撮っていく、ホームに停まっている間に撮れるカットは撮っていくという撮影で初めて挑戦する撮り方でした」と撮影秘話を語る。ジミーの旅路をなるべくリアルに映しとりたいという藤井監督のこだわりにより、ジミーと幸次が名残惜しそうに手を振り合い、別れを告げるシーンが、シュー・グァンハンと道枝さんにとっても実際の別れになったそう。また、松重豊演じる中里と、黒木瞳演じる裕子の登場シーンは、銀世界に包まれた福島県で撮影。あえて、雪のカットを多めに入れることで、雪の降らない台湾の人にとって印象に残る画にしたいという藤井監督の思いが込められた。映像では、本番前にキャストと念入りに打ち合わせする様子も見られる。『青春18×2 君へと続く道』はTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:青春18×2 君へと続く道 2024年5月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©️ 2024「青春 18×2」film partners
2024年05月05日未公開映画の上映を行う「グッチーズ・フリースクール」監修の「女性たちの映画史」をめぐる1冊「ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト女性たちと映画をめぐるガイドブック」がフィルムアート社より4月26日に発売された。本書は、「USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画ガイド」を刊行したグッチーズ・フリースクールによる、「女性たちの映画史」をめぐる第2弾書籍企画。映画史における「女性」、スクリーン上に存在する女性たち、あるいはそのイメージを紡ぎ上げる作り手、映画表現における女性存在をめぐる思考、あるいはその先で映画を広げようとする方々まで、「女性たちの映画史」に向き合うための方法に迫る1冊。グッチーズ・フリースクールの降矢聡氏と様々な形で映画に携わる吉田夏生氏による、女性たちの映画史へのアプローチを考える新しいガイドブックとなっている。なお、下高井戸シネマにて本書の出版記念上映イベントが開催されている。「ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト」は発売中。価格:2,300円+税判型:B5変形・並製頁数:224頁「ウィメンズ・ムービー・ブレックファスト」出版記念上映イベント日程:~5月3日(金・祝)、6月15日(土)~21日(金)場所:下高井戸シネマ上映作品:『エンジェル・アット・マイ・テーブル 2Kレストア版』『ラブレス』『青春がいっぱい』『ガールフレンド』『天使の復讐』(シネマカフェ編集部)
2024年05月04日ロックバンド、ザ・ビートルズのドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』が2024年7月5日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかにて公開される。知る人ぞ知る初期ザ・ビートルズの姿を映すドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』は、知る人ぞ知る初期ザ・ビートルズの姿を回想するドキュメンタリー作品だ。小さなコピーバンドとしてスタートしたザ・ビートルズのハンブルク巡業から、リヴァプールの席巻、当時英国最大のレコード会社であったデッカ・レコードのオーディションの失敗、メンバー交代劇といった紆余曲折の末、1962年「ラヴ・ミー・ドゥ」でメジャーデビューを果たし、成功するまでの過程を検証する。“デビュー直前に解雇”された元ドラマーらの証言、当時のパフォーマンス映像も映画は、ザ・ビートルズが活動初期に出演していたリヴァプールのクラブ「ジャカランダ」のオーナーであるアラン・ウィリアムズが、美大生だったジョンとスチュアート・サトクリフに女子トイレの修繕の仕事を頼んだ時の回想からスタート。アラン・ウィリアムズは、1960年、61年にザ・ビートルズのハンブルク巡業を手掛けた興行主でもあり、初代マネージャーでもある。また、劇中にはザ・ビートルズの元ドラマーで、メジャーデビュー直前に突然解雇されたピート・ベストも出演。ビートルズを追い出された日やその過程などについて自ら詳細に語っている。さらに、ビートルズ全作品をプロデュースしたジョージ・マーティンからの依頼で、デビュー曲「ラヴ・ミー・ドゥ」のレコーディングにてリンゴ・スターの代わりに参加したアンディ・ホワイトや、初期から『ラバー・ソウル』までのチーフ・エンジニアを務めたノーマン・スミスら、初期のビートルズをよく知る人々の証言も登場。当時のTV番組でのパフォーマンス映像やコンサートの模様などを交えつつ、ザ・ビートルズの創造性や、彼らがスターダムを駆け上がっていく姿を辿っていく。監督は、ドキュメンタリー番組「恐竜の神話と現実(Dinosaurs Myths & Reality)」をプロデュースしエミー賞を受賞した経歴を持つ、ボブ・カラザーズが務める。【作品詳細】ドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズの軌跡 リヴァプールから世界へ』公開日:2024年7⽉5⽇(⾦)監督・脚本:ボブ・カラザーズ製作:ボブ・カラザーズ出演:アラン・ウィリアムズ、ピート・ベスト、アンディ・ホワイト、トニー・ブラムウェル、ノーマン・スミス、アラン・クレイン原題:“The Beatles: Up Close and Personal”
2024年05月04日中国若手スターの筆頭ワン・イーボー(王一博)が、中華圏が誇る世界的スターのトニー・レオンと共演した映画『無名』が5月3日に日本公開を迎えた。ポストカード付きムビチケカードの累計販売数が公開の約10週前に1万枚を突破、さらに売り上げを伸ばしているほか、イーボーの一部物販が予約販売を開始するや即完売するなど、異例の盛り上がりを見せているという。近年、あまり日本で話題にならない中国の実写映画。「興業収入が○億円を突破!」「世界最大の映画市場になるか?」など、数字の話は聞こえてくるが、現地で大ヒットした作品も、日本では映画祭や単館上映でひっそり紹介されて終わりという状況が続いている。昨年は『さらば、わが愛/覇王別姫』4Kがリバイバル上映されて好評を博し、ロングラン上映しているが、こちらは日本初公開からすでに30年経っており、製作国で分類すれば香港映画。「中国のスターといえば?」と聞かれても、ピンとくる人は少ないのではないだろうか?もちろん、中国にもスターはいる。というか、日本のエンターテインメント界を基準に見ると、ケタ違いの規模のファンをアジア中に持つスターが。その1人が、ワン・イーボーだ。近年ファンを増やしている中国時代劇ドラマ等への出演で、日本にもすでに熱狂的なファンがいることは、先に述べた『無名』の公開前の盛り上がりからも分かる。中韓アイドルグループから俳優へ、「陳情令」で大ブレイク少年時代からダンスが得意だったワン・イーボー。17歳の時、中国&韓国混合ボーイズグループ「UNIQ」のメンバーとしてデビュー。2018年にオーディション番組「創造101」(PRODUCE101の中国版)でアイドルグループ結成を目指す女性たちのダンス講師を務めて人気を博す。(c) 2019 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited大ブレイクのきっかけは、19年に配信されたファンタジー時代劇「陳情令」だ。中国の古代神話的な世界観を背景に、対照的な性格の青年2人が協力しながら奇妙な事件の真相を追究し、自分たちの運命に対峙していく物語。もともとは人気のBL小説を映像化したもので、配信されるや大ヒット。イーボーと、こちらも本作でイーボーと双璧を成す大人気俳優となったシャオ・ジャン(肖戦)がW主演を務め、この2人のケミストリーに多くの視聴者が熱狂。そのブームはアジア中に伝播した。ブレイクから数年経った今も、イーボーの人気は安定。2023年だけで『無名』『ボーン・トゥ・フライ』『熱烈』と主演映画3本が公開された売れっ子ぶりで、その3作品すべてが今年日本で公開される。スーツ姿がもはや芸術。たたずまいの美しさが光る『無名』画像を検索すると、人気者なのに笑顔を安売りしないムスッと顔(ファンの方ごめんなさい)、言い換えればクールな表情で納まっていることが多いのだが、それが彼の魅力であると力説したい。無表情に見えて、瞳でちゃんと語れる人。その真価は、ドラマより大きなスクリーンのほうが存分に発揮されるのではないかと思わせてくれたのが、映画『無名』だ。舞台は1940年代、第二次世界大戦下の上海。国民党、中国共産党、日本軍の間で名もなきスパイたちが熾烈な情報戦を繰り広げていた。イーボーが演じるのは、(中華民国)汪兆銘政権下で諜報活動を行っているフー(トニー・レオン)の部下イエ。しかし、それぞれの正体は互いに知らない。誰が敵で、誰が味方なのか。誰もが疑心暗鬼になる中で、スパイたちの攻防戦がスリリングに展開する。常に微笑みをたたえて相手に真意をつかませないトニーと、終始読めないポーカーフェイスを貫くイーボー。タイプの異なるスパイ2人を軸に物語が進む。イーボーの大きな魅力は、たたずまいの美しさだ。抜群のプロポーションで着こなすクラシカルな装いが完璧にきまっている。シャープなデザインのスーツに身を包み、何も言わずにそこにいるだけで、表面張力で水分をたたえたような瞳が多くを物語る。落ち着き払っているが、幼さを残した丸い頬が、戦争に翻弄された若者の苦難を感じさせて悲しい。その美しい衣装のまま、激しいアクションシーンも流れるようにこなしている。対するトニーは、アクションに関しても大ベテランだ。『シャンチー』での年齢を感じさせない動きも記憶に新しいが、場数で圧倒的にまさり、見せ方も心得えたスター。そんなトニー相手に、イーボーも引けを取らない頑張りを見せている。トニーのコスチュームデザインは、『花様年華』『ラスト、コーション』などを担当し、トニーの魅力を知り尽くしたウィリアム・チャン。その他キャストの衣装は、チャンについて「鳳凰の飛翔」(Netflix配信)などで衣装を手がけているリュー・フォンシャンが担当している。とにかく、イーボーとトニーのスーツ姿を拝むだけでもおつりがくる。筆書の好みを言えば、チョン・アル監督の演出はキメすぎというか(それが気持ちいいという意見も分かる)、ややトゥーマッチに感じる部分もあるのだが、「こういうトニーとイーボーが見たいんでしょ?」とファンが願う絵を全力で見せてくれているのは間違いない。そこは「ごちそうさまです」と素直に楽しむのが正解だろう。俳優、歌手、レーサー…身体能力の高さでマルチに活躍もう1つ、付け加えたいのは、俳優にとって大きな財産とも言える身体能力の高さ。ダンスが得意だというのは最初に紹介したが、イーボーはプロレーサーとしての顔も持つ。『無名』では日本語のセリフも多いが、おそらく耳からたたきこんだのであろう、クリアに聞き取れる発音の正確さに、歌手としても活躍する彼の音感の良さも感じられる。ちなみに本作のエンディング曲はイーボーが歌っているので、ぜひエンドロールまで鑑賞してほしい。©Hangzhou Ruyi Film Co., Ltd.そして9月6日日本公開の『熱烈』ではダンスの実力を披露。ブレイキンに情熱を傾ける青年がチームの仲間たちと全国大会優勝を目指す青春映画で、イーボーのひたむきな表情とダンスシーンをたっぷり堪能できる。レーサーの経験が生きた?『ボーン・トゥ・フライ』の戦闘機パイロット役主演映画3本のうち、最後に紹介するのが6月28日に日本公開される『ボーン・トゥ・フライ』だ。イーボーが演じるのは、空軍パイロットのレイ・ユー。その才能を見込んだ戦闘機のテストパイロットチーム隊長の勧誘を受け、厳しい選考の末、テストパイロットに選ばれる。選ばれた若手パイロットたちは、新世代ステルス戦闘機のテスト飛行という危険な任務に就くことに…。イーボー演じるテストパイロットたちの使命は、機体の極限に挑み、問題点などを探し出すことで、パイロットが安全に乗れる戦闘機を前線に送り出すこと。自国のステルス戦闘機を開発するという目標に向けて、試験飛行を重ねるパイロットと開発者たちの挑戦を追う。『トップガン』のような華やかな戦闘機乗りのお話ではなく、熱血漢ヒーローでもなく、この映画が描くのは、機械に対する探求者として職人的な仕事ぶりを見せる新世代のパイロット像。そんな役柄に、レーサーでもあるイーボーの個性がはまっており、トレードマークのポーカーフェイスも、肝の据わった落ち着きを感じさせて絶妙だ。日本人としては、中国領域が外国機の脅威にさらされているという背景設定や、自国の自信を取り戻すという愛国映画としてのメッセージに複雑な思いはあるものの、パイロット同士の競争、若さゆえの失敗など、青春映画、成長物語としての面白さがあり、イーボーのさまざまな顔を楽しめる作品になっている。監督・脚本の劉暁世は劇映画の経験は少ないものの、北京電影学院の監督科を出たあと、航空業界で研究用映像を撮るなど15年働いた経験があるそうで、本作のために100人以上のテストパイロットに取材したとか。戦闘機の機能の説明や訓練の裏側などは、どこまで真にリアルなのか素人には判断しがたいが、あまり見たことのない内容で見応えがある。中国では、今年も3月から配信されたスパイドラマ「追風者(原題)」が高く評価され、5月1日から労働節(メーデー)に伴う大型連休に合わせて主演のアクション映画『維和防暴隊(原題)』が公開されるなど、快進撃が続くワン・イーボー。ドラマ出演も多く、日本で視聴できる出演ドラマに「 有翡(ゆうひ)-Legend of Love-」(20)、「風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~」(21)、「冰雨火(ひょううか)~BEING A HERO~」(22)などがある。映画で彼に射貫かれた人は、ぜひこちらもチェックしてみてほしい。(新田理恵)■関連作品:無名 2024年5月3日よりヒューマントラストシネマ有楽町、 シネマート新宿ほか全国順次公開Copyright 2023© Bona Film Group Company Limited All Rights Reserved
2024年05月04日2023年ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門で上映され審査員特別賞を受賞、大きな喝采を浴びるとともに物議を醸した『人間の境界』。中心となるシリア人難民家族に加え、国境の森に関わる支援活動家、国境警備隊の青年など複数の視点から描き出していく本作から、地元住民の女性が“不条理”に直面する本編映像が解禁となった。2021年、ベラルーシ政府の策略により大勢の難民がポーランド国境へと送り込まれるが、ポーランドの国境警備隊は非人道的な仕打ちのすえ彼らをベラルーシへと押し戻し、ベラルーシも再びポーランドへと戻す…と両国が難民を押しつけ合う事態となっていた。今回の本編映像は、地元住民がある不条理を目の当たりにするシーン。森のすぐそばに暮らす精神科医のユリア(マヤ・オスタシェフスカ)は、難民支援グループのメンバーの車で病院に向かう。すると、病院で治療を受けていたアフガニスタンからの難民レイラ(ベヒ・ジャナティ・アタイ)がポーランド警察によって強制連行されようとしていた。支援グループのメンバーはレイナのメガネやコートだけでも渡そうとするがそれすら叶わず、彼女はどこかに連れ去られてしまう。ユリアは警察の横暴と支援グループによる必死の抵抗を呆然と見つめることしかできない。ユリアがこの場に居合わせることになったのは、前日、彼女が偶然森の中でレイラと余りに悲劇的な出会いを果たし、病院でその悲しみを分かち合ったことがきっかけだった。この一連の出来事をきっかけに、彼女はこの支援グループに参加することを決意するが…。アグニエシュカ・ホランド監督は政府により立ち入りを禁じられた国境の森で、実際に難民たちと関わっていたアクティビストらを共同脚本家に迎え、情報源への入念な調査を重ね脚本を作り上げた。そんな“不都合な真実”の告発を試みた本作に対して、当時のポーランド政府は映画を激しく非難。現役の大臣が非難声明を発表し、公開劇場に対して上映前に「この映画は事実と異なる」という政府作成のPR動画を流すよう命じるなど異例の攻撃を仕掛ける事態へと発展した。ホランド監督は「私は裁判官や検察官のように他人を裁いたりすることがアーティストとしての使命だと感じたことはありません。私はストーリーを語り、様々な人々が直面する様々な選択肢と選択を描きます。私にとって最も重要なことは、私たちは誰もがコミュニティの一員であるというのを表現することなのです」と、自身の考える映画の役割について説明。こうした想いから、本作に複数の全く異なる視点を登場させたという。その上で、「基本的には、恐れていません。以前も恐れていませんでしたから、今も恐れる理由はありません。物議をかもすようなテーマについて明確な立場を示したり発言したりすることは、大きなリスクを伴います。ですが私は、痛みを伴うような難しい選択が強いられる重要な問題や、時には解決不可能な問題に取り組むために闘わないのであれば、芸術を作ることに意味はないと感じるのです」と、一貫して変わらぬ制作スタイルを語っている。『人間の境界』は5月3日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。©2023 Metro Lato Sp. z o.o., Blick Productions SAS, Marlene Film Production s.r.o., Beluga Tree SA, Canal+ Polska S.A., dFlights Sp. z o.o., Česká televize, Mazovia Institute of Culture(シネマカフェ編集部)■関連作品:人間の境界 2024年5月3日TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開©2023 Metro Lato Sp. z o.o., Blick Productions SAS, Marlene Film Production s.r.o., Beluga Tree SA, Canal+ Polska S.A., dFlights Sp. z o.o., Česká televize, Mazovia Institute of Culture
2024年05月03日インド映画『タイガー 伝説のスパイ』『タイガー 甦る伝説のスパイ』『K.G.F:CHAPTER 1』『K.G.F:CHAPTER 2』が、5月3日(金・祝)~5月6日(月・休)の4日間、BS12トゥエルビにて放送されることが分かった。5月3日(金・祝)放送の『タイガー 伝説のスパイ』は、インド“3大カーン”の一人、サルマーン・カーン主演作。2012年インド映画界でナンバーワンヒットを記録、インドとパキスタンの確執をテーマに、ロマンスとアクションをふんだんに盛り込んだ見応え満点のノンストップ・エンターテインメント大作だ。『タイガー 伝説のスパイ』インド発スパイアクション作品群YRF(ヤシュ・ラージ・フィルムズ)スパイ・ユニバースの1作目となり、本シリーズをはじめ、同じ世界観を共有したアクション映画、シャー・ルク・カーン主演『PATHAAN/パターン』(2023年)など大作映画が後に続いている。『タイガー 甦る伝説のスパイ』5月4日(土・祝)に放送されるのは『タイガー 甦る伝説のスパイ』。2017年、『バーフバリ 王の凱旋』に次いでインド映画国内興行収入第2位を記録した、シリーズ第2弾。前作『タイガー 伝説のスパイ』から8年後を舞台に、格段にスケールアップした大迫力のアクションが展開される。実際に2014年にイラクで起こったインド人看護師人質事件から着想を得た本作は、超一級のエンターテインメント映画でありながら、シリーズを通して描かれるインド・パキスタン間の融和をテーマに掲げるなど、社会派作品としての一面ももつ。5月3日(金)から劇場公開されるシリーズ最新作『タイガー 裏切りのスパイ』の予習復習に2作品を楽しんでほしい。『K.G.F:CHAPTER 1』そして、5月5日(日・祝)には『K.G.F:CHAPTER 1』が放送。本作は、映画大国インド発の世界的大ヒット作。貧民街から成りあがった最強のマフィア、ロッキーを主人公に、金鉱をめぐって繰り広げられる死闘を圧倒的な映像と音楽で描く。凄まじい喧嘩力でマフィアを薙ぎ倒すロッキー兄貴を演じるのは、スーパースター・ヤシュ。本作に続く2作目『K.G.F: CHAPTER 2』は、アカデミー賞受賞作品『RRR』を超え2022年インド国内興行収入No.1を成し遂げた。『K.G.F:CHAPTER 2』5月6日(月・休)には続編となる『K.G.F:CHAPTER 2』を放送。1作目でマフィアの世界でのし上がった伝説の男ロッキーは、南インドの金鉱をめぐる闘争に身を投じる。前作に引き続き、スーパースター・ヤシュが最強のマフィア、ロッキー兄貴を演じる。濃厚な映像美で綴られる、バイオレンスアクションがつるべ打ちの英雄譚だ。『タイガー 伝説のスパイ』『タイガー 甦る伝説のスパイ』『K.G.F:CHAPTER 1』『K.G.F:CHAPTER 2』は、5月3日(金)~5月6日(月)の4日間、BS12 トゥエルビにて放送。(シネマカフェ編集部)■関連作品:タイガー〜伝説のスパイ〜 2013年、シネマート新宿ほか全国公開タイガー 裏切りのスパイ 2024年5月3日より新宿ピカデリーほか全国にて公開
2024年05月03日今年2月、日本映画テレビプロデューサー協会が主催する「エランドール賞」にて、眞栄田郷敦が“1年を通じて最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られる”新人賞を受賞した。映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』や大河ドラマ「どうする家康」、ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」での活躍を評価されての受賞。そして現在は「366日」で月9ドラマに初出演中だ。ゴールデン帯連ドラ&月9初主演の広瀬アリスが演じる主人公・雪平明日香が高校時代に思いを寄せていた「太陽のような人」水野遥斗を演じている。第2話では昏睡状態となってしまったが、高校時代や回想シーンなどで真っ直ぐで、眩しいほどの“太陽のような”魅力を放っている。「366日」広瀬アリスら仲良し5人組の“太陽のような人”「366日」は、「HY」の2008年にリリースされた同名の名曲の世界観に着想を得たオリジナルストーリー。高校時代に実らなかった恋をかなえようと再び動きだした男女が、予期せぬ悲劇に直面しながらも、愛する人を想い続ける愛の物語を描く。明日香を演じる広瀬さんとは初共演。出会う前、広瀬さんは眞栄田さんに「寡黙な印象」を持っていたそうだが、「お芝居にストイックなところ」がありつつも「意外と少年のようにキャキャキャとしてかわいらしい一面がたくさんある」と記者発表の際に話している。「自由に楽しくやっています」と眞栄田さんも言うほど、高校の同級生5人組で遊ぶシーンではアドリブがよく飛び出すといい、キャスト陣は仲がよい様子。第1話が4月8日に放送されると、広瀬さんは眞栄田さんや遥斗の親友・小川智也役の坂東龍汰、明日香の親友・下田莉子役の長濱ねるとともにリアタイしたことをSNSで報告。もう1人、参加できなかった同級生・吉幡和樹役の綱啓永を“マヨ”(ツナマヨから)と呼んでいることも話題となっていた。ちなみに眞栄田さんは、郷敦からとった「ドゥン」と呼ばれていることをPR番組「あなたの春を彩る8ドラマ」にて語っている。彼から見た遥斗というキャラクターは「芯があって何事もポジティブに取り組める一生懸命な人物」。高校時代は野球部で甲子園を目指し、明日香は吹奏楽部としてアルプススタンドでの演奏を夢見て共に青春時代を過ごしてきた。第1話の高校野球のシーンでは、サックス経験者である眞栄田さんがユニフォーム姿のままを演奏して吹奏楽部の音源収録に参加していたことが公式SNSの映像で明らかに。「さすが吹奏楽の強豪校出身だけある」「部活どっちやwwwww」「本当なんでも出来るんですね」などファンから感心する声が寄せられ、その多才ぶりの一端を見せていた。そして、東京の大学に進学した明日香と、北海道の大学へ進学した遥斗はお互いへの誤解もあり連絡を取り合うこともなかったが、やがて同窓会で再会。タイミングが合わなかっただけですれ違い続けていたことを知ると、12年越しの交際がようやくスタート。明け方まで時間を忘れて語り合ったり、横断歩道で信号を待ちながらキスを交わしたりと空白の時間を埋めるように過ごしたのも束の間、遥斗が事故に遭い、意識不明の重体となってしまう。遥斗を支え続けると決めた明日香。遥斗を見守る智也や莉子、和樹、そして明日香自身が抱えている不安や葛藤を、今後は遥斗と向き合いながら乗り越えていくことになりそう。壁ドンや顎クイはなくても、分かりやすいセリフじゃなくても、「明日香と遥斗の距離感がとにかくキュンキュンする」(広瀬さん)という“一生忘れられない”恋の行方に注目だ。【第5話あらすじ】5月6日放送遥斗(眞栄田郷敦)が目を覚ました。しかし、遥斗は明日香(広瀬アリス)はおろか、輝彦(北村一輝)たち家族たちも覚えていない様子だった。遥斗は意識を取り戻したものの、軽度の右半身麻痺と、日常生活の動作が上手くできない失行症、記憶障害が出ていた。記憶障害の中でも自分が体験してきたことや関わりのあった人物の記憶が失われているという。明日香と家族はがくぜんとしながらも、遥斗の回復を祈って寄り添い、看護師の宮辺紗衣(夏子)が遥斗を介助する。数日後、智也(坂東龍汰)と莉子(長濱ねる)が遥斗の見舞いに来た。智也と莉子は、自分たちのことを話すが、遥斗は戸惑った表情を浮かべるだけ。そんな時、コップに一輪の花が生けられていることに気づいた明日香。莉子や智也が持ってきた花ではない様子。明日香が遥斗に聞いてみると、ようやく少し話すようになった遥斗は「あの子。いつも来る」とだけ答えた。後日、明日香が見舞いにやってくると、病院のロビーで医師の友里の忘れ物を届けに来た友里(和久井映見)の娘・菫(宮崎莉里沙)と会う。すると菫は脳外科病棟に向かう少年に気づく。菫の同級生だというその少年は、遥斗が助けた阿久津翔(中村羽叶)だった。「366日」は毎週月曜21時~フジテレビ系にて放送中。広瀬さん、眞栄田さんともに兄妹で芸能活動をしているという縁がある。眞栄田さんの兄は新田真剣佑、父親は千葉真一。12歳までアメリカで育ったという。中学・高校ともに吹奏楽部に所属し、アルトサックスを担当した高校時代には全国コンクールで入賞したことも。2019年に映画『小さな恋のうた』でデビュー。その後、大泉洋主演の日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」では体を作り、社会人ラグビーチーム「アストロズ」の七尾圭太役で印象を残した。また、2021年には木曜劇場「レンアイ漫画家」で久遠あいこ(吉岡里帆)に思いを寄せるカフェ&バー「2 STORY CAFE」の店長代理・二階堂藤悟に扮し、天才少女漫画家・刈部清一郎と恋のライバルになった。清一郎を演じたのは、後に「エルピス -希望、あるいは災い-」でも共演する鈴木亮平。先の「エランドール賞」で新人賞のプレゼンターを務めたのも鈴木さんで、「またこうした場に立てるように、役と作品に丁寧に請け負っていきたい」と真摯にコメントする眞栄田さんに向け、「彼の先には明るい未来しかないのではと信じて、今も出ている作品を楽しみに見ています」とエールを送っていた。鈴木亮平、眞栄田郷敦/2024年エランドール賞授賞式さらに大ヒット映画『東京リベンジャーズ』シリーズにおいても東京卍會の三ツ谷隆として存在感を放った眞栄田さんは、大河ドラマ「どうする家康」で時代劇に初挑戦。“戦国最強のレジェンド”武田信玄(阿部寛)の後継者・武田四郎勝頼として、燃えるような赤を纏って強烈な印象を放ち続けた。同作では広瀬さんも家康の側室・於愛の方として好演を見せている。『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-』勝頼役でも注目を集めたように、精悍な顔立ちから放たれる落ち着いた低めの声も魅力の1つ。その上、広瀬さんが言うようにフランクで、フレンドリーな素顔というギャップ。俳優業に集中するためInstagramをやめる、という潔さも様々な役柄に現れている。デビュー作『小さな恋のうた』でギター担当「366日」は「HY」の代表曲から生まれたが、同じく沖縄発の「MONGOL800」の名曲から生まれた俳優デビュー映画では、高校生バンドのギター担当、譜久村慎司役に。主演の佐野勇斗、山田杏奈、森永悠希、鈴木仁らと半年以上ものトレーニングを経て、劇中でも演奏を披露する。「プロミス・シンデレラ」“兄”岩田剛典が恋のライバル二階堂ふみ主演のTBS火曜ドラマ「プロミス・シンデレラ」(21)は小学館の漫画雑誌アプリ「マンガワン」連載の橘オレコの同名漫画が原作。これまでのイメージとはまるで違う眞栄田さんの壱成役に絶賛の声が上がった。人生崖っぷちアラサー女性・早梅に“リアル人生ゲームを仕掛けるが、次第に早梅を真剣に思うように。お互いにコンプレックスを抱える兄の成吾(岩田剛典)との兄弟関係、早梅をめぐる恋の行方から新たな一面が見える1作。転機となった作品「エルピス」「エルピス -希望、あるいは災い-」(22)は長澤まさみ主演、朝ドラ「カーネーション」の渡辺あや脚本で、実在する複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテイメント。両親が弁護士という裕福な家庭で育ったバラエティ番組の若手ディレクター・岸本拓朗役は、ある冤罪事件の真相追究と報道姿勢をめぐって最も成長を見せたキャラクターとなった。また、第7話エンディングに流れた主題歌「Mirage」にサックス演奏で参加した。意義のある映画初主演『彼方の閃光』映画『彼方の閃光』(22)は幼い頃に視力を失い、手術は成功するも色彩を感じることが困難になった主人公・光が、戦後日本を代表する写真家・東松照明の写真に惹かれ、長崎・沖縄の戦争の記憶をたどるロードムービー。「自分自身としては、あの時持てるすべての力を出したし、出させてもらった」と当時21歳だった撮影をふり返る眞栄田さん。色彩をとらえることのできない光を演じた眞栄田さんについて半野喜弘監督は、「瞳の奥に優しさや悲しみのような何か複雑なものがある」と語っている(オフィシャルインタビューより)。『ゴールデンカムイ』映画から連続ドラマへ「週刊ヤングジャンプ」(集英社)連載の野田サトルによるベストセラー漫画の一大実写化プロジェクトにも参加。『ゴールデンカムイ』(24)で演じた第七師団の凄腕スナイパー・尾形は、埋蔵金を狙う杉元(山崎賢人)との激闘も合わせて原作ファンから賞賛を集めている。秋にはWOWOWの連続ドラマWとしてドラマシリーズ版、第1弾「ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」が放送・配信。眞栄田さんはもちろん、杉元役の山崎さん、アシリパ役の山田杏奈、玉木宏、舘ひろしら映画のメインキャラクターが全員続投する。連続ドラマW「ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」は今秋、WOWOWにて放送・配信予定。『ブルーピリオド』今度は絵画に没頭ドラマ「あと3回、君に会える」で組んだ萩原健太郎監督と再タッグ、累計発行部数700万の人気コミック(作:山口つばさ)を、共演に高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりといま最も勢いのあるキャストとともに映画化した『ブルーピリオド』に主演。空っぽだった高校生・矢口八虎が1枚の絵をきっかけに美術の世界に飛び込み、現役生の倍率200倍という国内最難関の東京藝術大学を目指して奮闘していく。キャスト陣は半年以上の時間をかけて絵画練習を行ったといい、今作でも無謀な目標に邁進する八虎役を真っ直ぐな情熱で演じてくれそうだ。劇中には実際にキャストが描いた絵画の一部が採用されているという。「自分の好きなことは何なのか、自分にとっての幸せは何なのか、改めて少し考えてみるきっかけになれば嬉しい」とコメントしている眞栄田さん。彼にとっての好きなこと・幸せとは、“演じること、表現すること、伝えること”に違いない。『ブルーピリオド』は8月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:小さな恋のうた 2019年5月24日より全国にて公開©2019「小さな恋のうた」製作委員会東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命- 2023年4月21日より全国にて公開©和久井健/講談社 ©2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦- 2023年6月30日より全国にて公開©和久井健/講談社 ©2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会ゴールデンカムイ 2024年1月19日より全国にて公開©2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会彼方の閃光 2023年12月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて順次公開(c)彼方の閃光 製作パートナーズブルーピリオド 2024年8月9日より全国にて公開©山口つばさ/講談社 ©2024映画「ブルーピリオド」製作委員会
2024年05月03日アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース、ジョージ・ミラー監督が参加する『マッドマックス:フュリオサ』のオーストラリアプレミアが、現地時間5月2日(日本時間:同日)に開催。映画宣伝アンバサダーのなかやまきんに君による、レッドカーペットインタビューが到着した。2015年に公開されるやいなや、そのリアルで圧巻のノンストップ・カーアクションが世界中を席巻し、映画史を変えた『マッドマックス怒りのデス・ロード』。伝説の創始者・偉大なる巨匠ジョージ・ミラー監督が再び世界に放つ、伝説のサーガ最新作は、SNSでは早くも期待値が爆発し、話題となっている。ジョージ・ミラー監督、アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワースこの日、会場となったState Theatreでは、劇中に登場するバイクや車が展示され、映画の世界観に入り込んだかのような空間が広がる。9年ぶりの“マッドマックスサーガ”最新作の公開に向けて、会場にはファンが大勢詰めかけていた。プレミア会場には、マッドマックスシリーズの大ファンなことから本作の映画宣伝アンバサダーに就任した、なかやまきんに君の姿が。タンクトップにホットパンツという“正装”で登場したきんに君は、マッドマックスシリーズの魅力を「とにかくアクション! とんでもないです! 始まったら最後まで止まらない素晴らしい映像の連続で、まばたきする暇も息つく暇もないぐらい、とにかくアクションがすごいんです」と大熱弁。プレミアでひと足早く鑑賞したという本作については、「衝撃でした! もちろんアクションはすごいんですが、ストーリーも素晴らしい。心打たれるものがあって、人間と人間の物語が最高なんですよ。そこにとんでもないアクションが連続して、心がグイグイ持っていかれます!」と興奮気味に語った。早くもボルテージMAXのきんに君は、レッドカーペット上でキャストと監督に英語でインタビューも行った。まず登場したのは、世界中で熱狂的な人気を誇るMADな世界〈マッドワールド〉の生みの親ジョージ・ミラー監督。きんに君が、常に腰に熊のぬいぐるみが括りつけられているクリス・ヘムズワース演じるディメンタス将軍をイメージして自身のホットパンツにも熊のぬいぐるみをつけてインタビューに臨むと、「観てくれたんだね!」と嬉しそう話す。続けて「寒くないの?」ときんに君の恰好について心配すると「寒くないです! なぜならまだ映画に興奮しているし、あなたの目の前に立っているからです!」と興奮気味に答えたきんに君。きんに君、ジョージ・ミラー監督が「V8ポーズ」「ウォーボーイズをはじめマッチョなひとたちを沢山使って長い間撮影する苦労や秘訣などはありますか?」と質問すると、ミラー監督は「セカンドユニットとかスタントコーディネーターのスタッフたちはすごい良いチームで長年一緒に仕事をしています。いつも安全に規律正しく情熱的にハードワークで大変だったけど、楽しく仕事ができていますよ」と明かした。また、クリス・ヘムズワースの役作りについて質問すると、「特別な指示をすることはありませんでした。彼はこの役のために特別なトレーニングしなかった。なぜならば彼は、この映画で歳をとっていく役だから、前のままの腕だと太すぎると心配していたんです。君と同じで彼は身体を動かさないといられないたちだから、運動はしていたけど筋肉を大きくする運動はしていなかった。でも彼はとてもよくやってくれましたよ」と、クリスに全幅の信頼を置いている様子。さらにインタビュー後はV8ポーズでの2ショット撮影も実現した。続いて登場したのは、自身でも珍しい残虐な悪役で、バイカーギャング集団を率いるディメンタス将軍を演じたクリス・ヘムズワース。きんに君が「どんな役をやっても筋肉が素晴らしいのですが、今回の役作り身体づくりで苦労したことは?」と質問すると「この作品の前に『ソー:ラブ&サンダー』を撮影していたんですが、そこから撮影までの間に元の自分の身体に戻す時間があまりなくて、普段の自分よりも筋肉がついている状態だったので、それが役にちょうどよかったんです」と明かす。「ジョージ・ミラー監督がつくったディメンタスというキャラクターは見栄っ張りで妙に堂々としているやつなので、彼の支配的な面や権力がある様を演じるにあたって身体的に活きました。あとは声の質やしぐさなどを役に合わせて練り上げていきました」と語る。「撮影後まだトレーニングは沢山してますか?」と質問すると、「ウエイトよりも今はもっとランニングやボクシングもやっていますよ!」とクリス。身体つくりに余念がない者同士心も通ったようで、インタビュー後はクリスがきんに君の頬をつかむ仲良し2ショットも撮影した。そして最後に登場したのは、映画の主人公で怒りの戦士フュリオサを演じたアニャ・テイラー=ジョイ。まるで全身にゴールドの矢が刺さったかのようなインパクト抜群のドレスに身を包んだ彼女に対し、会場からは悲鳴にも似た声もあがるなどボルテージはMAXに。きんに君が「アクションシーンをやる上で一番大変だったことは?」と質問すると「一番大変で一番楽しかったことは、同じことを何度も繰り返したこと」とアニャ。「ふつうは繰り返すとどんどん悪くなっていってしまうんですが、以前私がバレエダンサーだったこともあり、繰り返す毎により完成度が高くなっていきました。常に最高の自分を、自分のベストを更新していったことが楽しかった」とストイックな一面をのぞかせ、最高のフュリオサを作り上げるために、努力を積み重ねたことを語った。きんに君が「だからあなたのアクションシーンは強くて美しいんですね!」と伝えると「ありがとう、優しいのね」と返し、きんに君がつけた熊のぬいぐるみに気づくと「あ! あの(ディメンタス将軍)の熊ね! あなたの服装大好き!」とベタ褒め。インタビュー後の2ショットも実現した。キャストや監督が過ぎ去った後も、興奮が止まらないマッドマックスファンのきんに君は「緊張感もある中、どうなるかと思いましたけど無事三人にインタビューをすることができてよかったです!」と安心した様子を見せ、改めて「とにかく最高な映画なので見てください!」とアピール。「パワー!」と持ち前のネタで締めくくっていた。『マッドマックス:フュリオサ』は5月31日(金)より全国にて公開。IMAX®/4D/Dolby Cinema®(ドルビーシネマ)/ScreenXにて公開(シネマカフェ編集部)■関連作品:マッドマックス:フュリオサ 2024年5月31日より全国にて公開© 2024 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved. IMAXR is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories.
2024年05月03日チョン・ユミとイ・ソンギュンが夫婦役で共演する『スリープ』より本編映像と場面写真が解禁された。ユ・ジェソン監督が長編デビュー作にして第76回カンヌ国際映画祭批評家週間に選出された本作は、『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノも太鼓判を押す話題作。ある夜を境に、眠る度に夫が異常な行動を取り始め、恐怖に襲われる夫婦を描く。解禁された本編映像は、寝返りを打った妻スジン(チョン・ユミ)が、隣にいるはずの夫の姿がなくて目覚めるところからはじまる。電気を点けるとそこには、暗闇の一点を見つめる夫ヒョンスの姿が。そして、おもむろに「誰か入ってきた」と呟いて、また眠りについてしまった。寝ぼけているのかと、スジンが微笑したのも束の間、扉の向こうから大きな音が聞こえてくる。音の正体は何なのか?入ってきたのは誰なのか?緊迫したスジンの表情から、恐ろしくも想像が膨らむ映像となっている。また、併せて解禁された場面写真には、悪夢の始まりとなった夜の2人や、ゴミ収集箱の前で焦った様子のスジンの姿も捉えられている。『スリープ』は6月28日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:スリープ 2024年6月28日よりシネマート新宿ほか全国にて公開© 2023 SOLAIRE PARTNERS LLC & LOTTE ENTERTAINMENT & LEWIS PICTURES ALL Rights Reserved.
2024年05月02日2023年劇団☆新感線43周年興行・秋公演 いのうえ歌舞伎『天號星』のBlu-rayが、2024年7月5日(金) に発売されることが決定した。『天號星』で作劇の中島かずきが繰り出したのは、“あっ”と驚く<入れ替わり>の物語。江戸の町で裏稼業に生きる人々の人情劇と奇想天外なストーリー展開を、主宰・いのうえひでのりがこれまでの“いのうえ歌舞伎”とは一味異なる、愉快痛快なガッツリチャンバラ時代劇に昇華させた。2023年秋に東京・大阪で上演後、2024年4月にはゲキ×シネとして全国でも上映された。出演者は、劇団☆新感線の看板役者・古田新太、新感線ではすっかりおなじみの早乙女太一&早乙女友貴兄弟に加え、演技派として注目されるアイドルグループ乃木坂46の久保史緒里、幼少期から中国武術に親しみがある山本千尋、新感線最多の出演歴を誇る池田成志、そして高田聖子、粟根まことをはじめとする平均年齢50代のお馴染み劇団員たちが名を連ねている。Blu-rayには特典映像として、古田・久保・高田・山本・劇団員の村木よし子による“親娘座談会”や、改めて本作出演の感想などをインタビューした“早乙女兄弟が駆け抜けた天號星”、新感線の立ち回りとその進化について語られる“アクション監督・川原正嗣と新感線の軌跡”を収録。そのほか、タイトルシーンを様々な角度から楽しめる“タイトルシーン・マルチアングル”、池田演じる白浜屋真砂郎の傑作シーンを集めた“白浜屋真砂郎傑作選”、さらに“ビジュアル撮影メイキング”、カーテンコール時に行われた“太一くんの誕生日”、“カーテンコール・フルバージョン”、“千穐楽カーテンコール”、“ゲキ×シネ舞台挨拶”の様子など3時間以上にわたって収められる。予約は5月10日(金) 正午より開始される。また、ゲキ×シネ『天號星』の凱旋上映が決定。2024年11月9日(土) から14日(木) にかけて新宿バルト9をはじめとするT・ジョイ系列館、札幌シネマフロンティア、ミッドランドスクエアシネマなど約20館の映画館で上映される予定だ。<リリース情報>『天號星』Blu-ray2024年7月5日(金) イーオシバイドットコムで発売※予約期間は5月10日(金) 正午〜6月17日(月) 23:59まで価格:13,200円(税込)作:中島かずき演出:いのうえひでのり出演:古田新太早乙女太一早乙女友貴久保史緒里高田聖子粟根まこと山本千尋/池田成志ほか【商品構成】・『天號星』本編Blu-ray1枚・『天號星』特典Blu-ray1枚・特製ブックレット【特典映像】・親娘座談会〜古田新太・久保史緒里・高田聖子・山本千尋・村木よし子・早乙女兄弟が駆け抜けた天號星・アクション監督・川原正嗣と新感線の軌跡・ビジュアル撮影メイキング・タイトルシーン・マルチアングル・カーテンコール・フルバージョン・白浜屋真砂郎傑作選・太一くんの誕生日・東京公演千穐楽カーテンコール・大阪公演千穐楽カーテンコールと成志先輩の罰ゲーム・ゲキ×シネ舞台挨拶(1回目)・ゲキ×シネ舞台挨拶(2回目)・ゲキ×シネ特報・予告編イーオシバイドットコム特集ページ:<上映情報>ゲキ×シネ『天號星』凱旋上映上映期間:2024年11月9日(土)〜11月14日(木)上映館:新宿バルト9をはじめとするT・ジョイ系列館、札幌シネマフロンティア、ミッドランドスクエアシネマ※20館程度の映画館で上映予定公式サイト:
2024年05月02日トニー・レオンと共演した『無名』が公開されるワン・イーボー主演最新作『熱烈』が9月6日(金)より公開決定、ティザーポスターが初解禁された。杭州を舞台に、ブレイキン全国大会でトップを目指すひたむきな青年が、チームの中で挫折しながらも、夢に向かって突き進む純度100%の青春映画。夢、希望、裏切り…、仲間との熱い友情でダンスバトルに挑む姿が爽やかな感動をもたらす作品となっている。「ブレイキン」は、パリオリンピックで正式種目として認定された最注目の競技。1970年代のニューヨーク、サウスブロンクスで縄張り争いから生まれたブレイクダンスが発祥とされ、やがて「暴力ではなく音楽で解決する」という提言で「踊るバトル」=「ブレイキン」という形式が誕生。いまや日本の競技人口は30万人ともいわれており、熱視線が向けられている。ブレイキンでトップを目指す主人公、陳爍(チェン・シュオ)を演じるのが、ワン・イーボー(王一博)。アイドルグループ「UNIQ」のメインダンサー、リードラッパーとして活躍。2019年放送のドラマ「陳情令」で主役を演じて大ブレイクした最注目俳優だ。2024年にはトニー・レオンとW主演した『無名』が5月3日公開、パイロットを演じたスカイ・アクション大作『ボーン・トゥ・フライ』が6月28日公開、そして本作『熱烈』と主演3作品が連続公開され、今年はまさに“ワン・イーボー・イヤー”となっている。『熱烈』は9月6日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年05月01日モリー・マニング・ウォーカー監督の長編デビュー作『HOW TO HAVE SEX』(原題、邦題ともに同じ)が7月19日(金)より全国にて公開されることが決定。予告編とポスタービジュアルが解禁された。タラ(ミア・マッケンナ=ブルース)、スカイ(ララ・ピーク)、エム(エンヴァ・ルイス)の3人は、卒業旅行の締めくくりに、パーティーが盛んなギリシャ・クレタ島のリゾート地、マリアに降り立つ。自分だけがバージンで、居ても立ってもいられないタラ。初体験というミッションを果たすべく焦る彼女を尻目に、親友たちはお節介な混乱を招いてばかり。タラは、バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、一人酔っぱらい、彷徨っていた。そんな中、ホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くのだが…。監督を務めるのは、2023年サンダンス映画祭で審査員大賞を受賞した映画『SCRAPPER/スクラッパー』や、エイサップ・ロッキー「Sundress」、レディオヘッド「Follow Me Around」等、数々の大物アーティストのミュージックビデオで撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカー。2020年カンヌ国際映画祭批評家週間で上映された初の短編監督作『アンスピーカブル(原題:Good Thanks, You?)』を経て、今作で長編デビューを飾るやいなやカンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ、世界の映画祭で19受賞・30ノミネートの快挙を果たした。ジェーン・カンピオン監督が「モリー・マニング・ウォーカーは映画界の新しい声」、名優ジョン・C・ライリーが「説得力があり、本物で、正直で、洞察力に富み、真実味がある」と大絶賛。ほかにも「VOGUE」誌や「タイム」誌、「ガーディアン」紙など複数の海外メディアが監督の手腕や主演のミア・マッケンナ=ブルースの演技を讃えるレビューをこぞって寄稿し、米批評サイト「ロッテントマト」では96%の高評価を記録している(2024年4月25日時点)。この度解禁された予告編では、主人公タラやティーンたちが離島で特別な夏休みを過ごす様子が描き出されており、お酒に酔い、日焼けした肌で夜通し踊るクラブミュージックが包み込む。前半、気の合う男の子との出会いで楽しいバケーションを過ごす様子のタラだが、「もっといい男狙いなよ」とバージンであることをからかう親友のプレッシャーや、クラブの過激なステージを目の当たりにしたことで、次第にハチャメチャなバケーションへと変貌していく様子が表現されている。ポスタービジュアルでは、プールサイドのタラがこちらを見据える印象的な表情が切り取られている。「何に出会いたいのか、わからないまま」というコピーも配置され、ティーンが出会いに何を望んでいるのか、絶対的な確信もないまま、夏の日々への期待を抱くさまが捉えられている。『HOW TO HAVE SEX』は7月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年05月01日株式会社SCRAP(本社:東京都渋谷区、代表取締役:加藤隆生)は、豊島区協力のもと、株式会社アニメイト(本社:東京都豊島区、代表取締役:藤樹潤)および佐々木ホールディングス株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:佐々木伸一、グランドシネマサンシャイン 池袋ほか、全国18サイトの映画館を運営)と共催する“ナゾトキ街歩きゲーム”の新作『池袋謎解き街歩き』において、梶裕貴さんからの応援コメントを公開。そして、フォトコンテストを開催することを発表します。特設サイト: 「ナゾトキ街歩きゲーム」は、実際の街を歩き、謎解きをしながら次の目的地を見つけ出すゲームです。プレイヤーは専用の謎解きキットを使って、街中に隠された謎を解き、ゲームクリアを目指します。本イベントでは、遊び方や謎を分かりやすくマンガ仕立てで紹介しており、プレイヤーはマンガの主人公となり、物語へと誘う相棒フクロウのアウルンとともに、池袋の街を探索します。さまざまな文化あふれる「池袋」に触れることができる本イベント。その一つである”アニメ文化”を代表する人気声優梶裕貴氏より、本イベントへの応援コメントが到着しました。梶氏はさまざまなリアル脱出ゲームで声優としてご出演いただいているだけでなく、ご自身でもよくリアル脱出ゲームに参加してくださっています。そんな梶氏からは「自分にとっても馴染み深い場所での展開に期待感が止まりません! 新たな池袋の発見の機会になったら素敵ですね!」と本イベントに寄せる期待をコメントいただきました。併せてSCRAP代表加藤隆生からのコメントも到着、すでに公開済みの豊島区区長 高際みゆき氏、謎解きキットのマンガ原作を担当したゆうきゆう氏のコメントとともに特設サイトにて公開しておりますので、ぜひご覧ください。また、「フォトコンテスト」の開催も決定いたしました! イベントの思い出を「#池袋謎」をつけてInstagramもしくは、X(旧Twitter)に投稿すると、抽選で『マンガで分かる心療内科』1~3巻セットをプレゼントします。『マンガで分かる心療内科』は本イベントの謎解きキットと同じく、ゆうきゆう氏&ソウ氏タッグの作品。心療内科の病気のすべてを笑いながら学べる、メンタルクリニック院長がお届けする笑えて学べる異色の心療内科マンガです。『池袋謎解き街歩き』で遊んだあとは、ぜひこの作品も楽しんでください。イベントスタートからますます盛り上がりを見せるナゾトキ街歩きゲーム『池袋謎解き街歩き』。この機会にぜひ文化あふれる池袋に仕掛けられた謎をお楽しみください。『池袋謎解き街歩き』フォトコンテスト概要■参加方法①リアル脱出ゲーム公式Instagram「@scrap_official_insta」もしくは、リアル脱出ゲーム公式X(旧Twitter)「@realdgame」をフォロー②『池袋謎解き街歩き』に参加して写真を撮ろう!③撮影した写真に「#池袋謎」「#ナゾトキ街歩きゲーム」をつけて投稿!※アカウントをフォローしたSNSにて投稿してください。■賞品毎月5名様に『マンガで分かる心療内科』1~3巻をプレゼント■募集要項募集期間:2024年5月1日(水)~2024年7月31日(水)応募方法:リアル脱出ゲーム公式Instagram「@scrap_official_insta」をフォローし、ハッシュタグ「#池袋謎」「#ナゾトキ街歩きゲーム」をつけて写真を投稿。もしくは、リアル脱出ゲーム公式X(旧Twitter)「@realdgame」をフォローし、ハッシュタグ「#池袋謎」「#ナゾトキ街歩きゲーム」をつけて写真を投稿。必ずファイルバッグの表紙か、ガイドブックの表紙が映った写真、またはクリアした時にもらえる画像の投稿をお願いいたします。応募回数:何回でもOK。投稿先:Instagram(フィード投稿) もしくは、X(旧Twitter)機材条件:なし※毎月末に、厳正な抽選の上、当選者へご連絡いたします。当選の発表は、当選者へInstagram、もしくはX(旧Twitter)にてダイレクトメッセージを送信いたします。なお、アカウントのフォローをはずされておりますと当選連絡ができなくなりますので、ご注意ください。※非公開アカウントは審査対象外となります。※賞品発送より前にフォローを外したり、応募投稿を削除した場合は無効となります。※募集期間以前に撮影した写真でも応募期間中に投稿いただければ、審査対象となります。応援コメント声優 梶裕貴氏<プロフィール>声優。9月3日生まれ。東京都出身。ヴィムス所属。出演作品は、『進撃の巨人』(エレン・ イェーガー)、『僕のヒーローアカデミア』(轟焦凍)、『ハイキュー‼︎』(孤爪研磨)など多岐に わたる。2013年度に、史上初にして唯一2年連続で声優アワード主演男優賞を受賞。声優20周年を記念してAI音声合成プロジェクト【そよぎフラクタル】を発足。5月末までクラウドファンディング開催中。 <コメント>話題の「街歩き型謎解き」が、ついに池袋で開催! 自分にとっても馴染み深い場所での展開に期待感が止まりません! チーム人数や時間に制限がない企画ですので、初めて参加される方も安心してお楽しみいただけるかと思います! 謎解きとしてはもちろん、新たな池袋発見の機会になったら素敵ですね! イベントの大成功をお祈りしております!!SCRAP代表 加藤隆生<プロフィール>株式会社SCRAP代表取締役。京都でフリーペーパー『SCRAP』を創刊し、誌面と連動したイベント企画のひとつとして開催した「リアル脱出ゲーム」が好評を博し事業化。毎回空間と趣向を変えて展開されるイベントは全世界で注目を集め現在では1300万人以上が熱狂。<コメント>ちょっと歩くだけで様々なものにぶち当たってしまうのが、僕の中での池袋です。文化が雑多に混ざり合い、文化的欲望が渦巻く魔都市。そんな場所でやる謎解きが面白くないわけがない。どうか魔謎街歩きをお楽しみくださいませ。ナゾトキ街歩きゲーム『池袋謎解き街歩き』概要■特設サイト ■プレイ形式制限時間:なしプレイ人数:制限なし所要時間:3~4時間持ち物:スマートフォンまたはタブレット※LINE、WEBを使用します■開催期間2024年4月11日(木)~■料金謎解きキット:2,800円(税込)■販売場所謎解きキット引換券を購入し対応店舗で謎解きキットを受け取る【事前販売】と、直接謎解きキットをご購入いただく【当日販売】がございます。※詳しくは特設サイトをご確認ください。【事前販売】スクラップチケット(Web)、リアル脱出ゲーム常設店舗、アニメイト池袋本店(予約扱い)にてお求めいただけます。▼謎解きキット引換場所東京ミステリーサーカス、アニメイト池袋本店【当日販売】リアル脱出ゲーム常設店舗、アニメイト池袋本店、グランドシネマサンシャイン 池袋(4F・シネマショップ)【オンライン販売】オンライン上でお買い求めいただき、ご自宅など指定の場所に謎解きキットをお届けいたします。アニメイト通販(オンラインショップ)、SCRAP GOODS SHOP(EC)にて販売いたします。■主催・企画制作主催:SCRAP、アニメイト、佐々木ホールディングス協力:豊島区企画制作:SCRAP、アニメイト以下補足情報【ナゾトキ街歩きゲームとは?】「ナゾトキ街歩きゲーム」は「リアル脱出ゲーム」の中でも街を周遊して謎を解くイベントです。チーム人数や時間に制限がないため、好きな人数でゆっくりと謎解きができるのが特徴。謎解きと街歩きが融合しており、謎解きを楽しむと同時に街について知ることができるのも魅力のひとつ。これまでに下北沢や横浜、さらには名古屋や大阪など全国各地で開催。電車移動とセットになった『地下謎への招待状』シリーズなど、より広大なフィールドでの展開も。【リアル脱出ゲームとは?】2004年に発表された「クリムゾンルーム」というネットの無料ゲームを発端に、爆発的に盛り上がった「脱出ゲーム」。そのフォーマットをそのままに現実 世界に移し替えた大胆な遊びが「リアル脱出ゲーム」。マンションの1室や廃校、廃病院、そして東京ドームや六本木ヒルズなど、様々な場所で開催されています。07年に初開催して以降、現在までで1,300万人以上を動員。日本のみならず上海、台湾、シンガポールやサンフランシスコなど全世界で参加者を興奮の渦に巻き込み、男女問わずあらゆる世代を取り込む、今大注目の体験型エンターテインメントです。※「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標です。☆公式サイト→ ☆公式X(旧ツイッター)アカウント→@realdgame 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年05月01日2022年に公開され、興行収入10億円を超える大ヒットとなった映画「かがみの孤城」がシネマ・コンサートに!大スクリーンでの映画全編上映に合わせて劇中音楽をオーケストラ生演奏で再現!生演奏ならではの臨場感で映画館とは一味違う感動を届けます。史上最多得票数で本屋大賞を受賞したベストセラー小説を原作に、アニメ映画界で国際的にも高い評価を得る原恵一監督が劇場アニメ化した本作。音楽を手掛けたのは、日本アカデミー賞優秀音楽賞を最年少で受賞後同賞を3度受賞、大河ドラマやNHK連続テレビ小説の音楽も手がける富貴晴美。日本の劇伴音楽界を牽引する作曲家による心揺さぶる映画音楽を、指揮・佐々木新平、演奏・関西フィルハーモニー管弦楽団による特別編成で奏でます。また、今回は「かがみの孤城」シネマ・コンサート初演ということで、SPゲストによるトークショーも同時開催!映画制作者や出演者が「かがみの孤城」の音楽の魅力を語り尽くす!?出演者は後日発表。お楽しみに!8月8日(木)大阪・フェスティバルホールにて開催。ここでしか手に入らない「かがみの孤城」オリジナルグッズが付属するプレミアチケットも!名作アニメの世界にどっぷり浸かるスペシャル公演にご期待ください。【開催概要】公演名 /『映画「かがみの孤城」シネマ・コンサートスペシャル公演』公演日程/[大阪]2024年8月8日(木)18:30開演会場 /フェスティバルホールチケット/S席 9,800円 A席 8,800円 BOX SS席 12,800円バルコニーBOX席(ペアシート)19,600円グッズ付プレミアS席 12,800円グッズ付プレミアSS席 15,800円(全席指定・税込)※グッズに関しては後日、HPにて発表予定先行予約/ (公式HP)2024年5月1日(水)18:00~受付開始一般発売/2024年6月下旬各種プレイガイドにて発売予定主催 /「かがみの孤城」シネマ・コンサート大阪公演実行委員会企画制作/松竹・松竹音楽出版お問合せ/キョードーインフォメーション 0570‐200‐888(10:00~18:00) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月01日第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、来たる第60回百想芸術大賞 映画部門4部門ノミネートを果たしている『ファラン』(原題/英題『HOPELESS』)が、『このろくでもない世界で』の邦題で7月26日(金)より公開決定。かつてない役どころに挑んだソン・ジュンギの場面写真が解禁された。本作はある寂れた町を舞台に、継父からの暴力と貧困に喘ぐ18歳の少年ヨンギュと、彼の絶望漂う瞳にかつての自分を重ねた裏社会の男チゴンの物語。傷だらけのふたつの魂が交錯したとき、悲劇がさらなる悲劇を生み、彼らの運命は思わぬ方向へ走り出す――。監督・脚本を手掛けたのは、社会の格差の闇を描き続ける韓国映画界の新たな才能、初長編作品となるキム・チャンフン。身体的痛みと心の叫びが渾然一体となった見事な脚本に惚れ込んだソン・ジュンギがチゴン役を熱望したことから、この企画が本格的に動き出したという。ソン・ジュンギは「これは韓国映画界に絶対に必要なプロジェクトだと信じていたので、参加する機会を頂けて感謝している」とその理由を語っている。チゴンの属する犯罪組織の門を叩くほかなかったヨンギュは、仕事という名の“盗み”を働き、徐々に憧れのチゴンに認められていく。このろくでもない世界で、響き合ったふたりにほんの一瞬でも陽が注ぐことはあるのか?ヨンギュ役に扮したのは映画初主演のホン・サビン、長編デビュー作のキム・チャンフン監督というフレッシュなメンバーのなか、「ヴィンチェンツォ」『ロ・ギワン』などで主演を務め、超話題のTVドラマ「涙の女王」にも“ヴィンチェンツォ役”としてカメオ出演するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いのグローバルスターであるソン・ジュンギが果たした役割は大きい。「トキメキ☆成均館スキャンダル」「太陽の末裔」などで活躍してきた彼が、大きく作り上げた体躯になまなましい傷を全身に刻んだ犯罪組織のリーダーという、これまで目にしたことのない姿で登場。表情や声のトーンまで徹底的に変身させて、チゴンというキャラクターをときに大胆に、ときに繊細に演じ切った。その渾身の演技と若手チームとの協働がカンヌ国際映画祭&釜山国際映画祭の公式出品へ導き、第44回青龍映画賞では新人男優賞をホン・サビン、人気スター賞をソン・ジュンギが受賞。そして本年の百想芸術大賞映画部門にはソン・ジュンギの男性助演賞をはじめ、新人俳優賞にホン・サビンとキム・ヒョンソ、新人監督賞にキム・チャンフン監督がノミネートされる快挙となっている。解禁となって場面写真でも、暗い部屋で眼光鋭くこちらを見据えるソン・ジュンギ扮するチゴンの姿が…。その瞳に生気は感じられず、虚無感を纏っていることが伝わってくる。薄汚れた顔には傷の跡もあり、闇組織に身を置く人間の悲哀さえも見て取れ、この役に懸ける彼の並々ならぬ覚悟がうかがえるカットとなっている。『このろくでもない世界で』は7月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年05月01日近浦啓監督作『大いなる不在』が第67回サンフランシスコ国際映画祭で“最高賞”【グローバル・ビジョンアワード】を受賞した。また公開日が7月12日(金)に決定した。2023年9月に開催された第48回トロント国際映画祭のプラットフォーム・コンペティション部門にてワールドプレミアを飾った本作。その後、スペインで開催された第71回サン・セバスティアン国際映画祭では、コンペティション部門のオフィシャルセレクションに選出もされ、同映画祭71年の歴史上日本人初となるシルバー・シェル賞(最優秀俳優賞)を藤竜也が受賞するという快挙を成し遂げた。さらにサン・セバスティアンの文化財団「アテネオ・ギプスコアノ」が独自の視点で選ぶ、最も卓越した作品に与えられる賞であるアテネオ・ギプスコアノ賞も受賞するなど、長編監督2作目にして世界の映画祭で受賞、絶賛評を博している。この度、本作が最高賞を受賞したサンフランシスコ国際映画祭は、1957年に始まったアメリカ最古の国際映画祭。新作のワールドプレミアや話題作が多く集まる重要な映画祭の1つとして知られる。近浦啓監督は「歴史あるサンフランシスコ国際映画祭のコンペティションでグランプリを受賞したこと、大変嬉しく思います。ひとえにこの作品を信じて旅路を共にしてくれたキャスト・スタッフ・関係者、皆の真心の賜物です」とコメントを寄せている。本作は、森山未來と藤竜也が親子役で共演し、圧倒的演技を見せるサスペンスヒューマンドラマ。7月の公開に向け、ますます期待が高まる。<近浦啓監督 コメント>歴史あるサンフランシスコ国際映画祭のコンペティションでグランプリを受賞したこと、大変嬉しく思います。ひとえにこの作品を信じて旅路を共にしてくれたキャスト・スタッフ・関係者、皆の真心の賜物です。そして各国を巡った「大いなる不在」の日本公開がいよいよ決まり、1人でも多くの人にこの映画を届けることへの決意を新たにしました。『大いなる不在』は7月12日(金)よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:大いなる不在 2024年公開予定©︎ 2023 CREATPS
2024年05月01日藤井道人監督初の国際プロジェクト『青春18×2 君へと続く道』より、シュー・グァンハンと道枝駿佑(なにわ男子)が登場する本編映像が公開された。今回の映像は、長野県長野市と新潟県長岡市を繋ぐ、JR飯山線で出会った主人公・ジミー(シュー・グァンハン)とバックパッカー・幸次(道枝さん)とのシーン。台湾でアミ(清原さん)と出会ったころのことを思い出しながら、「一人旅、すごいですね」と話しかけるジミーに、「よく旅って自分探しって言うじゃないですか?でも、自分は自分だし、一回きりの人生思いっきり楽しみたいんすよね、俺は」と返す幸次。トンネルの出口に近付くと、幸次がジミーを運転室前に連れていき、カウントダウンを始める。その瞬間、あたり一面に雪景色が広がり、ジミーは言葉にならない感動を噛みしめながら、アミと一緒に観た映画『Love Letter』のことを思い出す。実際に運行している電車に乗り、数十秒しかないトンネル内での限られた時間で撮影されたこだわりのシーンとなっており、台湾でプレミア上映された際には、「ワッ」と感嘆の声が場内に広がった。そんな冬の日本の景色を美しく映し取る日本パートには、「ジミーの旅路をリアルに描きたい」という藤井監督のこだわりが詰まっており、藤井監督は「僕たちはジミーのように実際に電車に乗って旅をしました。乗り換えで40分待ちなんてざらですし、雪が降ったら電車も止まる。そうした体験を出来たことで、ドキュメンタリースタイルで日本パートを撮影できました。とにかくリアルにこだわったルートになっているので、公開後に“聖地巡礼”を楽しんでください」とコメントしている。『青春18×2 君へと続く道』は5月3日(金)よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:青春18×2 君へと続く道 2024年5月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©️ 2024「青春 18×2」film partners
2024年05月01日