味にくせがなく、さまざまな料理に使えるジャガイモ。使いやすく便利な野菜ですが、料理が苦手な筆者は、皮むきが面倒に感じてしまいます。でこぼことした形に薄い皮、さらにくぼみには毒のある芽まで生えている…ピーラーを使っても、一度にスーッとむけないことにストレスを感じます。大げさかもしれませんが、「じゃがいもの皮をむくくらいなら、別の野菜で代用したい」くらい、面倒で苦手なのです。「どうにかならないものか」とホームセンターのキッチンコーナーをチェックしたところ、こするだけでジャガイモの皮がむけるアイテムを発見しました。『創和 野菜の皮むき』です。表面が研磨剤になっており、皮をこすり落とすようにむくようです。ジャガイモだけでなく、ニンジンやサトイモ、ゴボウといった野菜の皮むきにも使えるんだとか。早速購入し、試してみました。このように、研磨剤で野菜を包みこむようにしてこすります。実際にむいてみたジャガイモの写真がこちらです。流水にさらしながらこすると、面白いほどツルツルとむけてびっくりしました。正直、期待値をはるかに上回るむきやすさです。くぼみ内の皮は残ってしまいますが、ズボラな筆者にとっては許容範囲の残り方でした。キャッチコピー通り、皮がとても薄くむけるので、野菜を大切にしている感じがする点も気に入りました。次は、ジャガイモと同じく「下処理が面倒」と冷凍野菜で済ませていた、サトイモの皮むきにも挑戦してみようと思います。ジャガイモの皮むきにストレスを感じている人は、一度試してみてくださいね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2022年01月04日早いもので今年もあと一ヶ月。今年はホームパーティーを楽しむ方も多いのではないでしょうか。今回は残ったお酒の保存方法と、「赤ワイン」を使ったメニュー、「牛すね肉の赤ワイン煮」と「プルーンの赤ワイン煮」の2品をご紹介します。■開栓したお酒の保存方法・開栓したお酒の保存方法ウイスキーや焼酎などの蒸留酒は蓋をして冷暗所に置くだけで長期保存が可能です。一方日本酒やワインなどの醸造酒は、酸化を防ぐために空気に触れない状態で冷蔵保存が必要です。・酸化を防ぐアイテム酸化を防ぐアイテムとしてはボトルキャップが一般的で、数日以内で飲みきる場合は効果的です。コラヴァン(コルクを抜くことなく、ボトルの中のワインを注ぐことができる仕組みの栓)はボトルキャップよりも長期保存が可能で効果的ですが、4万円程度と高価な品物。・自宅でおすすめの保存方法そこでご自宅では、余った醸造酒を1度に飲みきる分量の小瓶(熱湯消毒したもの)いっぱいに注いで蓋をし、冷蔵庫で保存する方法をおすすめします。酸素に触れる面積が少ない分酸化が遅くなるので10日程日持ちします。10日以上経った場合は料理酒として使ってください。今回は赤ワインを使った料理を2品ご紹介します。■「牛すね肉の赤ワイン煮」調理時間は2時間15分と長いですが、実際の調理時間は15分。2時間は煮込み時間です。トロリと柔らかく仕上がります。調理時間 2時間15分レシピ制作:保田 美幸<材料 2人分>牛スネ肉 300~350gサラダ油 大さじ1玉ネギ(みじん切り) 1/4個分ニンニク(みじん切り) 1片分赤ワイン 120ml水 適量トマトピューレ 大さじ1ハチミツ 大さじ1塩 適量ルッコラ(飾り用) 適量粗びき黒コショウ 適量 ジャガイモ(男爵) 1~2個 バター 10g 牛乳 大さじ3 塩 適量<作り方>1、煮込み鍋にサラダ油を中火で熱し、牛スネ肉を入れ、返しながら表面に焼き色を付けていったん取り出す。2、玉ネギとニンニクを加えて炒め合わせ、しんなりしたら牛肉を戻し入れ、赤ワインを加え、水をかぶるまで注ぎ入れる。煮たったら火を弱めてアクを取り、煮込み鍋に蓋をして2時間煮る。途中で水分をチェックし、減ったらヒタヒタになる程度まで水を足してください。3、煮込む間に<マッシュポテト>を作る。ジャガイモは皮をむき、幅1cmに切って小鍋に入れ、水をかぶる位まで注ぎ入れる。強火にかけ、煮たったら弱火にして小鍋に蓋をし、蒸し煮にする。柔らかく火が通ったらいったん火を止め、ゆで汁ごとマッシャーでつぶす。再び中火で混ぜながら煮汁が少なくなるまで煮詰め、バターと牛乳を加えて混ぜ、再び中火で滑らかに混ぜながら煮詰める。火を止めて塩で調味する。4、(2)にトマトピューレ、ハチミツ、塩を加えて強火でトロミがつくまで煮詰める。器に盛り、(3)とルッコラを盛り合わせ、粗びき黒コショウを振る。「牛すね肉の赤ワイン煮」はクリスマスの料理にもおすすめのメニューです。「プルーンの赤ワイン煮」もご紹介します。■「プルーンの赤ワイン煮」調理時間 15分レシピ制作:保田 美幸<材料 作りやすい量1回分>プルーン(ドライ:種なし) 250g赤ワイン 100ml砂糖 大さじ1シナモンスティック 1本水 適量<作り方>1、小鍋にプルーン、赤ワイン、砂糖、シナモンスティックを入れ、水をヒタヒタに注いで中火にかける。煮たったら弱火にし、オーブンシートをのせて煮汁が少なくなるまで煮る。完全に煮きるとかたくなるので、煮汁は少し残る程度に煮詰めてください。「プルーンの赤ワイン煮」はヨーグルトに添えたり、タルトやパウンドケーキに合わせてもいいですね。
2021年12月02日いつ訪れても私たちの心をワクワクさせてくれる大人気の「カルディ」。そんなカルディで“使える”と話題の商品がこちらの「いぶりがっこのタルタルソース」です。「いぶりがっこ」は、吊るして燻した大根を米ぬかに漬けた発酵食品。秋田県の名物なのでご存じの方も多いのではないでしょうか。そのいぶりがっこをタルタルソースに入れたこちらの商品は、SNSなどでも話題沸騰で、今では売り切れの時もあるほどの大人気商品なんです。プロのおすすめ商品をみる>> 秋田名物 いぶりがっこのタルタルソース 2個セット まず蓋を開けると漂う燻した芳醇な香り。これは期待できますね。一口食べてみると、いぶりがっこの風味も食感もしっかり感じることができ、癖になる美味しさ間違いなしのお味です。大人気なのも納得。市販の揚げ物にかければあっという間にお店で頂く一品に仕上がりますが、それ以外にもいろいろ使えそうです!それではこの「いぶりがっこのタルタルソース」をもっと贅沢に活用できちゃう万能レシピをご紹介したいと思います。■アボカドと卵のサンドゆで卵をつぶして、アボカドを切って、いぶりがっこのタルタルソースを混ぜたら完成の簡単サンドイッチ。アボカドのねっとり食感といぶりがっこのタルタルソースのシャッキリ食感はクセになる美味しさですよ。■タルタルカレートーストいぶりがっこのタルタルソースに少しカレー粉を入れて、パンに乗せてピザトースト風に仕上げたこちらのレシピは、忙しい朝ごはんにピッタリのスピードお助けレシピ。作らなきゃ損な一品です。■ゴロゴロジャガイモのサラダジャガイモとソーセージをレンジでチンしていぶりがっこのタルタルソースと混ぜるだけで完成の「ゴロゴロジャガイモのサラダ」は、ロールパンに挟んだり、食パンに乗せたり朝ごはんやランチにオススメの食べ応えあるレシピです。■マッシュルームのタルタルグリルマッシュルームのエキスとエビとタルタルソースが相まってワインが進む一品に大変身。ちょっとしたオードブルにもなるおしゃれな一品です。カルディの「いぶりがっこのタルタルソース」は、美味しいのは勿論、時間がない時のスピード料理にももってこいの救世主的存在です。カルディでも大人気のこの商品。見つけたら即買い決定です。プロのおすすめ商品をみる>> 数量限定品 秋田名物 いぶりがっこのタルタルソース 2個セット
2021年09月07日煮込み料理を作ったり、作り置きの常備菜を作ったり…長かったおうち時間が終わっても、やっぱり毎日の献立作りに頭を悩ませてしまいますよね。そんな時は、シンプルイズベストの簡単レシピ「タコとジャガイモのガリシア風」でスペインバル気分を楽しんでみませんか?■タコとジャガイモのガリシア風調理時間 15分 1人分 170Kcalレシピ制作:崎野 晴子<材料 2人分>ジャガイモ 1個ゆでタコ足 200g岩塩 小さじ1/3オリーブ油 大さじ2/3パプリカパウダー 適量カイエンペッパー 少々パセリ(刻み) 適量<下準備>・ゆでタコ足は足先を切り落とし、さっと熱湯に通してひとくち大に切る。ジャガイモは洗って芽を除き、ひとくち大に切る。<作り方>1、蒸し器にジャガイモを入れ、竹串がすっと通るまで10~15分蒸し、粗熱を取る。2、ボウルにタコとジャガイモを入れ、岩塩を振り入れてさっくりと混ぜる。次にオリーブ油を回しかけて底から混ぜる。先に岩塩を混ぜてからオリーブ油を混ぜることで味がしみやすくなります。3、器に盛り、パプリカパウダー、カイエンペッパーを少々振り、パセリをちらす。シンプルなのに驚くほど美味しいガルシア地方の「タコとジャガイモのガリシア風」。週末のブランチにもオススメですよ。カイエンペッパーは辛いのでお好みで調節してくださいね。
2021年06月02日旬の春キャベツで作る「春キャベツのカレー風味コロッケ」。キャベツを炒めるとかさが減り、たっぷりと食べられます。また甘みが増し、ひき肉が少なくても十分満足感があります。定番メニューのコロッケですが、一味違うカレー風味にするだけでレパートリーがひとつ増えますね。ほんのりカレー味はお弁当のおかずにはもちろん、おつまみにもピッタリです。パンに挟んで「コロッケサンド」にしても良いですね。多めに作って作り置きにしても◎■春キャベツのカレー風味コロッケ調理時間 40分 1人分 426Kcalレシピ制作:杉本 亜希子<材料 2人分>春キャベツ 1/8個 ウスターソース 小さじ1 カレー粉 大さじ1/2 塩コショウ 少々 ジャガイモ 300g 合いびき肉 50g 生クリーム 大さじ1~1.5 ナツメグ 少々 塩コショウ 少々 小麦粉 大さじ1~1.5 溶き卵 1/2~1個分 パン粉 1/2~1カップ揚げ油 適量ウスターソース 適量マヨネーズ 適量プチトマト 4個 <下準備>・春キャベツは粗いみじん切りにしてサッと水洗いし、水気をしっかりきる。・<タネ>のジャガイモは皮をむいて4~6つに切り、水に放って10分置く。合いびき肉は分量外のサラダ油でポロポロになるまで炒め、塩コショウで味を調える。<作り方>1、鍋にジャガイモとかぶる位の水を加え、強火にかける。煮たったらジャガイモが柔らかくなるまで約10分ゆでる。ゆで汁を捨てて強火にかけ、鍋を揺すりながら水分を飛ばす。 2、フライパンに分量外のサラダ油を強火で熱し、春キャベツがしんなりするまで炒める。<調味料>の材料を加え、さらに水分がなくなるまで炒める。 3、(1)のジャガイモは熱いうちにマッシャー等でつぶし、合いびき肉と(2)を加えて混ぜ合わせる。4、ジャガイモの粗熱が取れたら、生クリームを加えて全体に混ぜ、さらにナツメグ、塩コショウを加え、よく混ぜ合わせる。まとまりにくい場合は、分量外の生クリームを加えて下さい。生クリームがない場合は牛乳でもいいです。5、4等分(2人分)の小判型にまとめ、<衣>の小麦粉、溶き卵、パン粉を順につける。6、170℃の揚げ油に入れ、色よくサクッと揚げる。器にプチトマトと共に盛り合わせ、ウスターソース、マヨネーズを添える。旬のキャベツを美味しく食べられる一品ですね。
2021年04月26日春が来ると店頭にずらりと並ぶ、みずみずしく甘味が強い新玉ネギ。玉ネギは、血糖値を下げ、血液をサラサラにしてくれる効果が期待できると言われています。今回ご紹介する「新玉ネギのポタージュ」は、牛乳を使わず、ジャガイモとお豆腐でとろみをつけた優しいお味。カロリーも控えめなので、ダイエット中の方も安心して頂く事ができますよ。味付けも、細粒スープの素とお塩だけなので失敗知らず。優しい甘味を感じる事ができる「新玉ネギのポタージュ」は、玉ネギが苦手な方もペロリと頂く事ができちゃう、春を感じられる一品です。■新玉ネギのポタージュ調理時間 20分 1人分 116Kcal<材料 2人分>新玉ネギ 1個ジャガイモ(小) 1個豆腐 50g水 350ml顆粒スープの素 小さじ1塩コショウ 少々ドライパセリ 少々<下準備>・新玉ネギは皮をむき、縦薄切りにする。・ジャガイモは皮をむいて縦半分に切り、薄い半月切りにする。<作り方>1、鍋に新玉ネギ、ジャガイモ、水、顆粒スープの素を入れて強火にかける。煮たったら火を弱め、10分煮る。2、豆腐と(1)をミキサーでかくはんしてなめらかにし、一度網を通して鍋に戻す。火にかけ、温まったら塩コショウで味を調える。器に注ぎ、ドライパセリを振る。コツ・ポイント ・スープをミキサーにかける際は、お使いのミキサーの説明書に従って下さい。スープが熱すぎる場合は、粗熱をとってからミキサーにかけることをおすすめします。 甘みが強くみずみずしい旬の新玉ねぎを、牛乳を使わずにジャガイモと合わせてトロミを出した「「新玉ネギのポタージュ」。玉ネギが苦手なお子さんも気付かずペロリの優しい春の味わいです。
2021年04月03日春先になると市場に出回る「新ジャガイモ」は、春から夏にかけてが旬の野菜です。水分を多く含み、皮が薄いのが特徴で、皮ごと食べることができます。そこで今回は、しっとり食感の「新ジャガイモ」を使った極旨レシピ5選をご紹介。いずれも、香り高い新ジャガイモの美味しさが一層引き立つレシピです。■ソースをかけなくても美味! シンプルな新ジャガイモの「コロッケ」新ジャガイモのみずみずしさと風味を思う存分、味わいたいのなら、こちらのレシピがピッタリ! シンプルな新ジャガイモのコロッケです。しっかり粗熱を取ってから成形することで、衣が破裂して中身が飛び出すのを防ぐことができます。仕上げに、器にコロッケとキャベツを盛り合わせてプチトマトを添え、分量外のお好みのソースを添えてから召し上がれ。サクサク&ホクホク食感で、ひき肉の旨味があふれ出し、ソースなしでも美味しくいただけますよ。冷凍保存する場合は、揚げる前の衣をつけた状態でひとつずつラップで包み、フリーザーバックなどに入れて保存しましょう。■簡単に作れる、皮まで食べられる「新ジャガのタルタル和え」新ジャガイモの旨味を丸ごと味わいたい! と思う方にオススメなのが、こちらのポテトサラダ。15分で簡単に作れるので、時間がないときの副菜やお弁当のおかずにも最適です。作り方は、鍋に新ジャガイモを入れ、たっぷりの水を加えて強火にかけ、クツクツ煮立った状態で7~8分茹でます。竹串がスッと刺さったらOKです。アツアツの茹で上がった新ジャガイモをザルに上げ、茹で汁をきってタルタルソースのボウルに加えて、混ぜ合わせれば出来上がり。お好みで、ドライパセリを振ってくださいね。タルタルソースはお気に入りの市販のものを使っても構いません。■子どもからも大好評! 甘辛で食べやすい「新ジャガイモと鶏肉の炒めもの」やわらかで火が通りやすい新ジャガイモは、調理時間を短くできるのもメリットです。こちらの炒めものは、新ジャガイモを皮ごと調理できて便利。甘辛な味つけで食べやすく、子どもにも大人気です。ご飯がもりもり進む美味しさで、お弁当やお酒のおつまみにもピッタリ。このレシピでは、新ジャガイモとピーマン、鶏もも肉を使用していますが、ピーマンの代わりにインゲンやブロッコリーを使ったり、赤パプリカやキノコ類を加えてもいいでしょう。具材次第でいくらでもアレンジ可能です。ピーマン嫌いのお子様も「嫌い」を克服することができるかも!?■卵を半熟に仕上げるのがコツ、朝食にも最適な「ジャガイモとろとろ卵がけ」しっとりとした新ジャガイモと半熟卵の相性はバツグン。一度食べ始めると、止まりません。こちらのレシピの味つけは、ピザ用ソースとチーズで、パンとのペアリングが最高。お好みで、ドライパセリを振ってからいただきましょう。思った以上にボリュームがあるので、朝食にも最適。育ち盛りのお子様も大満足しそうです。ジャガイモを小さめにカットすれば、パンにサンドして食べることもできますよ。ぜひトロトロ卵とフレッシュなジャガイモの絶品コンビネーションをご堪能あれ! 何度も作りたくなる中毒性のある一品です。■ホクホク食感がたまらない、定期的に作りたくなる「新ジャガと豚の煮っころがし」新ジャガイモは豚肉と一緒に煮込んでもとっても美味しいです。豚バラ肉の旨味と新ジャガイモの甘みが引き出され、見事な味わいに。たった2品で食べ応えのある主菜を作ることができます。お好みで、キヌサヤを加えても◎。このレシピを上手に作るコツは、汁気が少なくなくなるまで強火で煮ること。そうすることで、早めに食材に照りを出すことができます。甘めの味が好きな場合は、砂糖やみりんの分量を増やして調整してくださいね。辛いのがお好みなら、七味唐辛子を振っても良さそう。パパッと作れるので、多忙なパパやママにもオススメな一品です。新ジャガイモならではの食感や味を堪能したいのなら、皮つきでいただくのがベスト。皮ごとキレイに水洗いすれば、問題なく調理できます。新ジャガイモを使った絶品料理を作って、旬の味覚を楽しんでくださいね。
2021年03月13日■「ブルギニヨンバター」と「エスカルゴ」ブルギニヨンバターってご存知ですか?またの名を「エスカルゴバター」と言います。ひと昔まえまでエスカルゴなんてビストロに行かないと食べられなかったのですが、最近では「サイゼリヤ」さんにもオンメニューしているのですね。カタツムリ料理がこんなにも一般化されているとは驚きです。流石「サイゼリヤ」さん。エスカルゴ自体には特徴的な味はないのですが、正にその味を決めているのがあの緑色のバター「ブルギニヨンバター」なのです。パンにつけて食べると止まりません。たっぷりのパセリとニンニクが効いています。さらにはアーモンドなどナッツ類を使ったレシピも多いのでオーブンで焼き上げたり加熱することで、なんとも香しく、食欲をそそる香りが立ち昇ります。多くの方がどうやらこの香りを嗅ぐとエスカルゴを連想されるようです。「カタツムリのバター焼き」なのですが、日本ではデンデンムシの歌が浮かぶくらいで、食用のイメージはないですよね。梅雨の時期に出てくるカタツムリが想像されると思いますが、本場のフランスでもカタツムリならなんでも食べるわけではないようです。ちゃんと食用の「エスカルゴ」がいるのですね。せっかくなのでちょこっと調べてみました。なかなか面白い情報が出てきたので簡単にまとめてみます。エスカルゴまとめ1.エスカルゴの歴史実はかなり歴史ある食材でした。古代ローマ帝国時代から食べられていたそうで、飼育場でカタツムリを太らせてから食べるようにしていたとか。流石グルメなローマ人。さらには広く東へ中国でも漢方薬として存在していました。意外と栄養価が高い食材です。フランス発祥とばかり思っていました。2.エスカルゴの種類一般に食用とされるエスカルゴは大きく分けて4種類ありました。学術的には「らせん」を意味する「Helix=ヘリックス(エリックス)」が頭につけられます。この中でも本物のエスカルゴであり最高級なのがポマティア=ブルゴーニュ種だそうです。日本名はリンゴマイマイ。・ヘリックス・ポマティア(エスカルゴ・ド・ブルゴーニュ:40~55mm)・ヘリックス・アスペルサ(エスカルゴ・プチ・グリ:28~35mm)・ヘリックス・アスペルサ・マキシマ(エスカルゴ・グロ・グリ:40~45mm)・ヘリックス・ルクラム(エスカルゴ・トルコ:35~40mm)3.野生種と養殖の成功昔は葡萄畑で天然のエスカルゴが取れたがようですが、今はブルゴーニュ種は絶滅寸前で、フランス国家保護指定動物になっているそうです。本国フランスでは7月に狩猟解禁になるそうですが、もっぱら養殖物が主流のだとか。大半が「プチ・グリ」や「グロ・グリ」種だそうです。両種が6ヶ月で成熟するのに対し「ブルゴーニュ」種は成熟に2年かかります。それでは高級品になるわけです。しかも最高級品種ブルゴーニュの養殖に世界で初めて成功したのは、なんと日本でありました。鉄工所の社長さんが入れ込んだ研究により、成し遂げられたそうです。(株)三重エスカルゴ開発研究所さんが運営する「エスカルゴ牧場」と言うところで昭和62年から研究されていました。調べてみるもんですね。色々と勉強になります。4.流通と処理法日本では国内産以外ですと缶詰の輸入品がほとんど。大抵がプティ・グリ種。そしてアシャティーヌ種と呼ばれるアフリカマイマイも多いようですが、こちらはそもそもがエスカルゴではないそうです。なるほど。ブルゴーニュ種食べたこと無さそうだな。処理法として、野生種に限っては腸内に有毒植物などが残っている可能性もあるため、10日前後絶食させるそうです。腸内の残留物を完全に排出させてから、セラーなど低温状態のところで仮死状態にしてから茹でて殻から外します。ここからは私も処理経験あります。ヒョロっと飛び出した消化管を取り除いて、クールブイヨン(香味野菜とブーケガルニとスパイスを白ワインと水で煮込んだもので、臭み消しに使われます)で下茹でします。その後しっかりと水気を切り、氷でよく冷やし、消毒した殻に戻して「エスカルゴバター」を詰めて完成。オーダーが入ったらオーブンへ。流通として最後にもう一点。エスカルゴの王様ブルゴーニュ種の白い卵は、なんと「ホワイトキャビア」としてチョウザメのキャビアと同じくらい高級品なのだとか。手間のかかる無菌養殖の上に成熟期間も2年と長く、その上に卵を採取してしまうわけですから、そりゃ生存率は下がります。コストが掛かってますね。5.生態雌雄同体であります。一体がメスであり、オスでもある。ただし単独で受精するわけではなく交尾して繁殖します。そして越冬、いわゆる冬眠します。普段は粘膜質の体に石灰質の物質を分泌して体表を固く覆うそうです。そしてこの冬眠直前がいちばん栄養を蓄えた時期であり、いちばん美味しい時期なのだとか。なるほど。そしてなんと貝類でした!と言うことで、今回は「エスカルゴバター」を使ってお料理します。パセリ連投ですが、残ってしまいがちなパセリの大量消費術として 「ペルシヤード」 に続く第2弾。古巣のブラッスリー「ヴァトゥ」のレシピを家庭の分量にしてご紹介したいと思います。■佐藤の古巣「ブラッセリー・ヴァトゥ」のレシピ無塩バター 2ポンド(900g)ニンニク 60gエシャロット 60g塩 24gパセリのみじん切り 200gアーモンド 適量レモン汁 適量ペルノー 適量※ペルノーとは?ゴッホがこよなく愛した「アブサン」を1797年にペルノ氏が創製したが1915年にフランスで製造禁止になり、アブサン代替品として、第一次大戦後に発売したのがこのペルノ。アニスを主体として15種のハーブも配合。19世紀のハード・ドリンカーたちに愛された「アブサン」の後継者として世に送り出されたのが「ペルノー」です。■ソムリエ佐藤のご家庭版改良レシピ有塩バター 200gニンニク 13gレッドオニオン 35g塩 1gパセリのみじん切り 25gアーモンド 6gレモン汁 大さじ1スターアニス(八角) 2g(1かけ)■古き良き思い出…ヴァトゥに入って2週間ほどの頃、現場の料理長Yシェフよりももっと偉い、グループの総料理長のEシェフがやって来ました。初代料理長です。威圧感がすごい。目がぎょろぎょろしています。私を紹介してくれた恵比寿ギャマンの藤井シェフの先輩にあたる人で入社時に面接してくださいました。この日は「どうだ、頑張ってるか?」と私の様子をわざわざ見に来てくれたようです。少々お酒がお好きな方でして、いつもよりちょっぴりテンションが高かったのを覚えています。この日も忙しくてなかなか仕込みが進みません。ランチが終わればすぐにディナーが始まります。いつでも食事の取れるのがブラッスリーの定義。これはいつもの流れ。Eシェフが来たのはディナーのオーダーをこなしつつ、一段落し、なんとか仕込みに手をつけられた、そんな時間帯でした。覚えたてのエスカルゴバターを仕込んでいると、Eシェフが覗き込みます。「お、ちゃんとペルノー入れてるか?」と。「はいレシピ通りにやっています!」と私。「ところでギリシャにもペルノーに似た酒があるのを知ってるか?」とEシェフ。「いえ知りません」と私。何となく嫌な流れ…。持ってきました。アルコール38度。きた。「ちょっと味見してみるか?」とEシェフ。「はい…」と私。ショットグラスくらいだろうと完全に油断していました。Eシェフはおもむろに手を伸ばし一つの容器を手に取ります。「深型バットの0号」です。その横には小さなプリンカップもあるのにです。Eシェフ、完全に悪い顔になっています。目が楽しそうです。ドボドボと「ウーゾ」が注がれて行きます。プリンカップ1杯分の量はすでに遥か彼方です。「ウーゾ」は止まりません。通称「弁当箱」と呼ばれる深バット0号はまあまあ入ります。マックス650mlです。「ウーゾ」は1瓶700mlです。Eシェフは目だけでなく、もはや隠さず顔が笑ってます。歯が見えてます。弁当箱に約7、8分目。私の顔は完全にひきつりました。「多いな…」「相当に多いな…」「ほれ」とEシェフ。「ありがとう御座います…」と私。手に取り容器の中身を見つめます。「多いな…」そして一気に飲み干しました。さて、「ウーゾ」とは、フランスには「ペルノー」がありますが、同じアニスのお酒でギリシャには「ウーゾ」という名のお酒があるのです。あれから決して忘れることはありません。エスカルゴバターを作るたびに思い出していました。いまだにバーでペルノーを見るたびに思い出します。今なら完全にパワハラ100点満点です。時効ですけど。「エスカルゴ」は輸入食材屋さんや通販でも手に入りますので、ご興味のある方は是非お試しください。私も機会を作り三重県にヘリックス・ポマティアを食べにいきたいと思っています。今回は同じ貝類で手に入りやすい食材に変えて調理して行きましょう。こちらも今が旬の「牡蠣」と「ホタテ」を。野菜は肉厚の「シイタケ」とバターとの相性が良い「ジャガイモ」を使います。■牡蠣とホタテのブルギニヨンバター調理時間 30分 1人分 723Kcalレシピ制作:佐藤 尊紀<材料 2人分>生カキ 6粒 ホワイトペッパー 適量ホタテ(ベビー:ボイル) 6個ジャガイモ(メークイン:大) 1個シイタケ(生) 3個シュレッドチーズ 適量(※写真には写っていません)EVオリーブ油 大さじ2 バター(有塩) 200g ニンニク(みじん切りにする) 13g 赤玉ネギ(みじん切りにする) 35g 塩 1g パセリ(みじん切りにする) 25g アーモンド 6g レモン汁 大さじ1 スターアニス(八角) 2g(1片)<下準備>・「ジャガイモ」を水から茹でます。初めは中火で沸騰したら弱火に落としコトコト茹でましょう。途中で竹串などを刺して「スッ」と真ん中まで刺さったら湯切りして皮を剥きます。水からトータルで20分くらいでしょうか。前もって「茹でジャガ」を仕込んでおくと時短になります。茹でている間にその他の仕込みを進められるので、ジャガイモは1番先に下準備をするのがお勧めです。・「シイタケ」は石づきを落とし、さらに足は根本からカットしてください。今回は傘の部分を使いますので、この美味しそうなお御足は他で使うとします。理由は「カキ」や「ホタテ」よりも食感が残るので、主役の貝類の存在を残したいからです。刻んでチャーハンに入れるもよし、スンドゥブチゲに入れてもよし、シンプルに味噌汁でもよし。結構良いお出汁が出ます。・「カキ」は500mlに10gの比率の塩水に浸し、ひだの間など優しくもみ洗いし汚れを落とします。あまり水が汚れるようでしたら、同じ作業を繰り返します。カキがピカピカになりプリプリになってきます。ペーパータオルでよく水気を切ってください。程よく水気が切れたら軽くホワイトペッパーを振ります。塩水で洗ったことにより軽く下味が付いたのと、「ブルギニヨンバター」にしっかり塩味がありますのでここでお塩はふりません。・「ベビーホタテ」は貝ひも下に黒い汚れが付いています。どうやら排泄物らし。ボイルホタテなので指でつまむと簡単に取れます。貝ひもが嫌いな方は取り除いても構いません。ただしホタテは貝柱ももちろん美味しいですが、この貝ひもに食感と旨味がありますので是非ご一緒に。<作り方>1.「ジャガイモ」は縦に半分に切ります。「オリーブ油」を引いたフライパンを中火にし断面から焼いて行きます。きつね色にこんがり色づいたら反対側も焼きましょう。片側は半円形なのでフライパンを少し傾けてフライパンの側面の立ち上がりを使うと良い色に焼きやすいです。全体がほどよく焼けたらバットに取り出し、平らな面に「シュレッドチーズ」を乗せて160°のオーブントースターで5分焼きます。2.「ジャガイモ」を取り出したフライパンに大さじ1のオリーブ油を足して、火の入りの遅い「カキ」から焼いて行きましょう。「カキ」がコロっと膨らんできたら「ベビーホタテ」と「シイタケ」も投入します。「シイタケ」に火が入れば完成です。3.<ブルギニヨンバター>は火を入れすぎるとせっかくのパセリの色と香りが飛んでしまいます。ミルクパンやソースパンでゆっくり溶かすのがベストですが、無ければ耐熱容器に入れて電子レンジへ。溶かしたバターと材料をフードプロセッサーに入れ、パセリの緑が全体にゆきわたるまで回し、保存容器に移します。4.オーブントースターからチーズが焼けた「ジャガイモ」を取り出しお皿の真ん中に一文字に。その上に「カキ」と「ホタテ」を乗せてください。ほどよく前後にこぼれた具材が「映え」を演出してくれます。お皿の前を決めたらそれぞれの具材が見えるように盛り付けましょう。スプーンで<ブルギニヨンバター>を回しかけて完成です。5.ワインの注がれたテーブルに運んで、アツアツのうちに。500mlのウーゾを一気に飲みした私のその後は…奥の個室で静かにメニューを考案中のYシェフを見つけ「ヨッちゃん、ヨッちゃん、こんなところで何してるの?」と仕事の邪魔をしていたそうな。今ではペルノーのソーダ割りを好んで飲みますがストレートの一気飲みは危険です。あんな無茶は生涯に一度ですけれど。レストランのキッチンって怖いね(笑)■家メシを「特別な夜の一皿」に変える1本ブルギニヨンバターにはブルゴーニュのワインで。牡蠣は肉類と同じくグリコーゲンが豊富なので温かいお料理にした場合は爽やかな赤でも良いかと思います。鉄分の少ないピノ・ノワールなどでしたら魚介類とも比較的に合わせやすいです。ただ今回はバターが主役。相性の良いシャルドネにて。ほんのり樽の効いたシャルドネは乳製品との相性抜群です。お料理とワインと会話のマリアージュ。今夜もお楽しみくださいね。飲み過ぎ注意です(笑)
2020年12月20日「焼き加減はいかがなさいますか?」キュイソン(火の入れ具合)の話。フレンチではお肉の焼き方でも呼び名が違います。英語圏では「レア」「ミディアム」「ウェルダン」となりますが、フレンチでは「bleu(ブル) 超レア」「saignant(セニャン)レア」「à point(ア・ポワン)ミディアム」「bien cuit(ビアン・キュイ)ウェルダン」と言います。「saignant(セニャン)レア」はフランス語で「血液」を意味するsang(サン)の語源から来ています。「血の滴る」的な表現のようです。まさにレアの状態ですね。「bleu(ブル)超レア」はフランス語の「青」の意味ですが、よく見ると英語の「blue」とはスペルが違います。とても似ているので間違えがちです。今日の話には全く関係ありませんが、前職のギャマングループが宮古島に「Grand Bleu Gamin(グラン・ブルー・ギャマン)」というラグジュアリーなプライベートヴィラを昨年に立ち上げましたので検索してみてください。完成前に何度か現地に行きましたが、とても素敵なロケーションです。都内の本店フレンチ「Au Gamin de Tokio(オー・ギャマン・ド・トキオ)」が宮古島で味わえる、とても贅沢な空間です。「よく出来ました!」に喜ばないワケさてさて、話を戻すと「bleu(ブル)」はなんの意味でしょうか。その状態の時に青く見えるとか見えないとか。そんな光景は見たことはありませんが。語源をたどると「雷」という意味があるそうで、一瞬で外側だけをカリッと焼き、中は生の状態で仕上げる、その焼き方がそう呼ばれたとか、呼ばれないとか。またまた料理における「定義の沼」ですね。正解のないロマンです。私はsaignant(セニャン)くらいが好きなのですが、改めて文字を見ると表現として面白いのは英語でもフランス語でも「堅焼き」の表現です。英語であれば「well-done」なのですが「well-良く」と「do」の過去分詞系「done-完了」で表現されています。口語としては「ウェルダン!」って「よく出来ました!」的な褒め言葉でもありますが、こと、料理に関しては実はあまり褒められないのです。「行き過ぎた」や「焼きすぎ」的な表現として捉えられています。フランス語では「bien-cuit(ビアン・キュイ)」となりますが、こちらも「bien」は「良く」で「cuit」は「焼けた」のこと。やはり「よく焼き」「焼きすぎ」的な表現でしょうか。そしてフレンチでもコックさんはあまり喜ばないケースが多いのです。なぜ喜ばないのか?肉汁を肉の繊維の中に閉じ込めるコックさんはそのお肉を「一番美味しく食べられる状態」に焼きたいのです。表面を香ばしく焼き、しっかりと休ませ、内部で暴れ回っている肉汁を、もう一度お肉の繊維の中に閉じ込めたいのです。余すことなく肉汁を旨味に変え、みずみずしくジューシーな状態を味わってもらいたい。素材のポテンシャルを引き出す使命があるのです。「ビアンキュイ」は調理時間が長いため脂質が完全に溶け落ちてしまいます。中心部の温度が65°以上になると血液中のタンパク質が凝固してしまい赤身もなくなります。もはや肉汁を感じることはありません。食感はパサつき旨味も弱くなります。ですから、キッチンで見習中も練習で1.お肉を焼きます。2.寝かします。3.切ります。4.そしてシェフのチェックが入ります。その時点で赤身がなくなり中まで焼き過ぎてしまっていると「入っちゃてんじゃねーか!」と怒られるわけです。逆にここで肉汁を「ドバッ!」と出してしまったり、生焼けの断面を晒すことになると「寝かしが足りん!」とか「若いだろ!」と言われちゃいます。ジュスト・キュイ!が最高の言葉焼き過ぎはパサパサで旨味を変質させてしまい、若過ぎは生焼けでグニャグニャと噛みづらい。いずれも美味しくありません。若ければ「レア」ってわけではないところが面白いところなんですが、初めのうちは切らなきゃわからないので難しいところなのです。慣れてくると軽く押した時の弾力でわかるようになってくるのですが。他には仔羊や鴨などに対して「saignant(セニャン)からà point(アポワン)」の帯域の火入れを「rose(ロゼ)」という表現を使ったりもします。しっとりとピンク色のセクシーな焼き加減。見た目も口当たりも色っぽいのです。火入れはいずれもこの辺がベストだなと思います。肉汁と繊維を存分に楽しめる「火入れ=cuit(キュイ)」短縮系は「cuit(キュイ)」ですが、原型は「cuisson(キュイソン)」です。そして「juste cuit!(ジュスト・キュイ)」という表現があります。これはまさに「ジャストな火加減」を指し、申し分ない状態。この仕事は料理人にとって最高の使命であり、その言葉は最高の褒め言葉です。普段は厳しい料理長に言われたり、食通のお客様から言われたり。ちょっとドヤ顔でにやけてしまいます。最高に嬉しい瞬間。さてさて「焼き加減はいかがなさいますか?」今日は前回のコラムでご紹介した 「ペルシヤード」 を使ってお肉の香草パン粉焼を作ってみたいと思います。ここまで散々焼き方をご紹介しておいて「なんだよ!ビーフステーキじゃないのかよ?!」ってお声もあちらこちらから聞こえてきますが、ステーキは焼くだけなので「これはこんな火入れです」などと切り口を見せまくっても説明的でなんですし、頭から尻尾までキュイソンの話では、書く方も読む方もきっと飽きてしまいますから。ステーキはまたいずれ「ガルニチュール編」や「盛り付けのポイント編」「ソース編」などでバチッと焼いて、サクッと切って断面を晒して行きたいと思います。それと前回のペルシヤードがハンドブレンダーで「回しただけ」ですので、こちらもそのままでは「おい!回しただけかよ!」となってしまいますので、お料理に使っていかないとですしね。豚ヒレ肉で「超簡単で見栄えのする料理」今日はひとまず「豚ヒレ肉」を香草パン粉焼きに。レストランでよく見かける「仔羊肉の香草パン粉焼」も定番で美味しいのですが、仔羊はお肉に独特の香りがあるので好き嫌いもありそうですし、今回は割と価格も抑えめでスーパーでも手に入りやすい「豚ヒレ肉」を使います。ご家庭では「ヒレカツ」や「ポークピカタ」などで使用するイメージはありますが、それ以外にはあまり使わないのではないでしょうか。下焼きして、香草パン粉を乗せて、オーブンで焼くだけの「超簡単で見栄えのする」お料理なので、あなたの【簡単リッチ飯】にオンリストしていただければ、新たな武器をゲットとなるわけです。付け合わせは、第一回で作りました 「ガルニチュール・ブルギニヨン」 にジャガイモをカリッと焼いたものを組み合わせてボリュームを出しました。ソースは香草パン粉焼きに定番の「ソース・ムータルド」を、と思いましたが古典フレンチのマスタードソースなので、そのまま作るとお子様にはちょっとパンチが強そうです。馴染みやすい「ハニーマスタードソース」にアレンジして合わせます。それでは早速作っていきましょう。■豚ヒレの香草パン粉焼き ハニーマスタードソース調理時間 35分(下準備15分、調理20分)レシピ制作:佐藤 尊紀<材料 2人分> 豚ヒレ肉 250g 塩コショウ 適量 ディジョンマスタード 適量 ペルシヤード(香草パン粉) 適量 サラダ油 大さじ1 ジャガイモ(小) 4個 塩(ジャガイモをゆでる用) 水1Lに対して10g 玉ネギ(小:外側) 2/3個 マッシュルーム(大小合わせて) 8個 ベーコン(ブロック) 100g バター(有塩) 25g 塩コショウ 適量 ニンニク(みじん切り) 少々 ハチミツ 30g ディジョンマスタード 25g 白ワイン(または料理酒) 50g 水 50g 固形スープの素(コンソメ) 1個 バター(有塩) 25g(※)ペルシヤードの作り方はこちら↓をご参照ください。 【下準備】ガルニチュール・ブルギニヨン(付け合せ)とジャガイモ・まずは小ジャガイモから。茹でている間にその他の材料を仕込みましょう。「ご機嫌タッパー」に下茹でしたものがあると便利ですよ。その際はどの食材から仕込んでもよろしいかと思います。新たに仕込む際は、皮付きのまま土を洗い落とし多めの水で茹で上げます。塩をしますがパスタの茹で湯くらいの濃度にします。お水1Lに対してお塩10gを。10分から15分ほどで茹で上がると思います。竹串を刺してみてスッと通ると中心まで茹で上がっています。皮付きのまま茹でるメリットを過去の記事 「ブランダード風マカロニグラタン」 で解説していますので詳しくはそちらをご覧くださいね。茹で上がったら少し冷めるのを待ち皮を剥きます。表面の水分が蒸発したくらいが目安です。茹でた直後は熱すぎて危険なのと、乾いた皮の方がパリッとして少し剥き易くなります。とはいえかなり熱いので火傷にはご注意くださいね。剥けた芋を半分にカットします。・玉ネギ。いつもの佐藤の処理法と使用法です。今回も火の入り方、食感、見栄え、を考慮して、ソテーには外側を使います。変態ソムリエの玉ネギ処理法。中心部を除くと使用料は約2/3程でしょうか。片方を5等分くらいの「くし切り」にします。・続いてマッシュルーム。大小様々ですが計8個ほど。石付きや土を取り除き、小さいものは1/2に大きなものは1/4にしてください。・ブロックベーコンを1cmの厚さでスライスすると1枚が約25gほどです。それを4枚ご用意ください。水分があると油が跳ねますのでペーパータオルなどで水気を切りましょう。そしてそれぞれを1cmの厚さのバトン状にカットします。1枚を4等分くらいのイメージでしょうか。【下準備】豚ヒレの香草パン粉焼き・豚ヒレ肉はスライスではなく、なるべく一本物で太い物を選びましょう。さらに全体の太さが均一な状態が好ましいです。たとえばヒレカツにするのであれば、細かくポーションして軽く叩いてしまうので、多少は端が細くてもそれほど問題ないのですが、焼きの場合は太さの違いがキュイソンに影響します。一部がビアンキュイで一部がロゼ、とういうことになりかねません。それでは美味しいお肉の焼き方としてはイマイチです。なるべく均一で太いものを選んでください。「ジュスト・キュイ」への道ポイントその1です。焼き始める30分から1時間前には冷蔵庫から出し、常温に戻しておきましょう。夏なら30分、冬なら1時間というところでしょうか。お肉の中心部まで常温に戻してあげることで「ジュスト・キュイ」が可能になります。綺麗な赤身を残せます。これ結構大事なポイントその2です。ヒレ肉に関していえば、これは牛でも豚でも同じなのですが片方が太くて、片方が細くなっています。因みに牛ではそのヒレ肉を5分割して前から2番目の部位を「シャトーブリアン」と呼び、一体の牛肉の中で最良の部位としています。赤身でありながら程よく刺しが入り、さっぱりとしていてとにかく柔らかいお肉です。きっと皆さん大好きですよね?もちろん少量の希少部位なので良いお値段がするのですが。フランス語では「フィレ」、英語圏では「テンダーロイン」と言います。ステーキ屋さんで聞いたことがあるかもしれませんね。実は太い方が頭側で細い方がしっぽ側です。前から「テート/シャトーブリアン/フィレ/トゥルヌド/フィレミニョン」となります。骨盤の内側にある部位で一番運動しない筋肉なので赤身なのに柔らかいのですね。あぁシャトーブリアン食べたい…。【作り方】ハニーマスタードソース全ての材料を小鍋に入れ、撹拌しながら中火程度で一煮立ちさせます。コンソメとディジョンマスタードが溶けて混ざり合ったらひとまずOK。他の調理が完了し、盛り付けの直前にもう一度温め直して「ブールモンテ」したら完成です。「ブールモンテ」とは?「monter(モンテ)」とはフランス語で「乳化」のこと。ブール(beurre)はバターのこと。すなわちバターで乳化させることをいいます。バターの油分とソースの水分が乳化し、バター内のカゼインタンパク質が熱で固まり濃度を出します。冷たいバターの方がゆっくり乳化しますので直前に冷蔵庫から出して。滑らかさと艶を出す効果もあります。またバターや生クリームなどは直前に合わせた方が柔らかいミルクの香りを豊かに感じられますので、このタイミングは美味しさのポイントです。【作り方】豚ヒレの香草パン粉焼き1.さあ、お肉を焼いていきますよ!フライパンを中火に掛けます。フライパンが温まるまでにお肉に下味をつけていきます。まずお肉の水分をしっかりと拭き取りましょう。常温に戻すために冷蔵庫から出したお肉は、温度差により汗をかいたり肉汁が出たりしています。「ドリップ」と呼ばれるこの肉汁は「アセゾネ」(塩コショウ)した下味をお肉に染み込ませるバリアになってしまったり、焼いた時に生臭さを残してしまったり、焼き油を跳ねさせたり、とマイナス要素が多いです。ペーパータオルなどでしっかり水分を拭き取り、「気持ち多めにアセゾネ」(塩コショウで下味)してください。2.フライパンからほのかに煙が出ていたら準備完了。サラダ油を引きます。少し多いかな?というくらいのオイルがベストです。常温に戻したとはいえ、お肉はフライパンの温度を下げてしまいます。その時に多めの油があるからこそ、お肉を乗せた瞬間の温度を下げることなく焼き上げることができるのです。多めの油はポイントその3です。3.油を引いたフライパンにお肉をそっと乗せます。油が多めなのでくれぐれも跳ねないようにそっとです。早速お肉の焼けるいい音が聞こえてきます。じっと動かさずに1分待ちます。おそらく香ばしい香りが立ち始めたことでしょう。1分後に反転させてください。どうですか?ほどよくキツネ色になっているでしょうか?裏面も1分焼いてください。4.両面焼いたところでお肉が丸く円柱状に膨らんできましたか?焼き目のついていない箇所を下にして満遍なく焼き色をつけましょう。全面がこんがり焼けたところで「リソレ」(肉の表面に焼き色を付けること)完了です。アセゾネで使ったバットに戻します。5.ここで「ペルシヤード」(香草パン粉)の接着剤としてディジョンマスタードを塗ります。まんべんなく塗ります。そして「ペルシヤード」(香草パン粉)をまぶして160°のオーブンへ。ここまでが約5分。ここから10分で完成です。その間に「ガルニチュール」を作りましょう。【作り方】ガルニチュール・ブルギニヨンとジャガイモ1.お肉を焼いたフライパンをそのまま使います。鍋底の旨味は生かし、洗い物は減らします。お肉がオーブンに入っている10分間で仕上げます。まずベーコンを弱火でじっくり炒めて脂を出して行きます。2.このベーコンの脂で玉ネギをほぐしながらソテーします。3.玉ネギがしんなりして透き通ってきたらマッシュルーム投入。最後に残った旨味たっぷりの脂をもれなく吸わせます。4.ひとまずここまでで「ガルニチュール・ブルギニヨン」完成です。ジャガイモをソテーした後でもう一度フライパンで混ぜますので、マッシュルームに火が入っていないくらいで良いでしょう。材料を乗せていたバットにあげてください。この辺りで約10分経ったでしょうか。オーブントースターの扉を開けてペルシヤードの焼き加減を観察しつつ、庫内の熱を一旦放出させほんのり暖かい環境を作ります。ここから大切な「お寝かしタイム」です。お肉は取り出さずもう一度扉を閉めて休ませます。肉汁を寝かしお肉に閉じ込めます。大切なポイントその4です。5.同じフライパンにバターを落とし、ジャガイモの断面を下にして並べます。バターが溶けて泡立ってきたら、フライパンをゆすり満遍なくバターを回します。焼くこと1分。裏返してみてコンガリ色づいていたら反対の面も1分ほど焼いてください。6.ジャガイモが焼けたところで、ブルギニヨン投入。ほどよく絡めたら、ニンニクのみじん切りをほんの少し加えて全体に馴染ませ完成。そろそろお肉が焼き上がるので盛り付けて行きましょう。7.ガルニチュールは高く盛り付けます。続いて「モンテ」したソースをお皿全体に引きます。お肉を取り出し4等分にカットします。さあ、劇的な瞬間です!キュイソンはどうでしょう?しっとりとロゼに仕上がっていますか?セクシーな断面を手前にしてガルニチュールの上に盛り付けて完成です。本日はブルゴーニュのピノ・ノワールとともにあなたのお料理がその人の心を上手に焦がしますように。■「食べる」ということ。六本木のヴァトゥ時代に、時々ビアンキュイのオーダーが入るとシェフがよく舌打ちをしていました。「アセゾネしてフライヤーに入れちまえっ!」的な。まあどんな焼き方でも心を込めて美味しく焼かなければいけないのですが。「堅焼きなら焼き切ればいいのだろ!」という意味なのでしょう。僕らにはそんな態度を示しつつ、でもやっぱりシェフの手元はbleuでもbien-cuitでも丁寧に焼いていました。僕らはその姿勢を見習ってきた。豚を食べない人、動物性のものは食べない人、宗教や人種、年齢によっても、また主義においても、食に対する考え方や好みは人それぞれです。アレルギーだってある。「食べる」とは栄養を取るためだけの行為ではなくレストランとは食事をするためだけの場所ではない。どちらも心を満たす行為であり場所なのだと思う。キッチンからの景色も、ホールからの景色もそれを教えてくれた。ブロックス時代には本当に多くの妊婦さんにお会いした。大抵の妊婦さんは「ナマモノとお肉もよく焼いてください」とご相談を受ける。赤いのは心配だと。その時に決まってお話していたことは「お肉の火入れですが、赤いけれど生ではなく、しっかりと火入れして休ませてあります。せっかくのお食事です。硬いお肉ではなく、安全で最高の焼き加減で召し上がりませんか?」と。レストランでのひと時もご家庭でのひと時も心のキュイソンがジュストであります様に。■家メシを「特別な夜の一皿」に変える1本2018年 ドメーヌ オドゥール=コカール ブルゴーニュ コート・ドールジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニーに挟まれる小さな村「モレ・サン・ドニ」の葡萄100%で造られるワインです。グラン・クリュ(特級畑)とプルミエ・クリュ(一級畑)が小さな栽培面積の中に所狭しと存在しています。その中でグランクリュ「クロ・ド・ラ・ロッシュ」の真向かいにドメーヌを構える生産者が「オドゥール=コカール」です。近年高騰しているブルゴーニュのピノ・ノワールのなかでこの味わいでこの価格というのは大変驚きです。正にそのテイストは「ジュヴレ・シャンベルタンの力強さ」と「シャンボール・ミュジニーのエレガンス」を兼ね備えているという表現そのままに、しっかりとした味わいを感じられます。低価格帯ですとどうしても酸っぱい印象のものが多いブルゴーニュの赤ですが、このワインはスミレのような優しさとイチゴのようなフルーティさを振り撒きながら、程よいタンニンがしっかりと1本の骨格を見せてくれます。牛肉ほどは力強くない豚ヒレ肉の肉汁とも、香草パン粉の爽やかなハーブ感ともとてもよく合うでしょう。またソースに使用した「ディジョン・マスタード」は、このモレ・サン・ドニの畑からジュヴレ・シャンベルタンの畑を挟んだほんのわずか先にあるディジョン市の名産品です。地域のものには地域のワインがよく合います。なかなかジュヴレ・シャンベルタンを普段飲みはできませんが、月に一度、ちょっと贅沢して4000円前後で楽しめる最高のブルゴーニュを今回はご紹介させて頂きました。大きめのブルゴーニュグラスでお楽しみ頂けたらと思います。どっしり系ではない柔らかいブルゴーニュのピノ・ノワールが優しい夜を包んでくれます。
2020年12月05日明日から10月。今年も残すところ後2ヶ月です。月日の流れは早いですね…皆様変わらずお元気に過ごしていらっしゃいますか?梅マイスターの豊島です。今年の夏、SNSで話題になりニュースでも取り上げられていた「ポテサラ論争」。覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?ポテトサラダは、ジャガイモを蒸して、潰して、野菜を切って、卵を茹でて…と行う工程は盛り沢山。副菜に位置付けられるポテトサラダですが、ポテトサラダを自分で作ってみて、改めて思うこと「やっぱり手作りは大変」ということですよね。そして、張り切ってたくさん作りすぎて、少し残ってしまうということも多いと思います。そこで今回は、今年話題になった「ポテトサラダ」に焦点を当てて、覚えておきたい基本のポテトサラダのレシピから、手作りでも市販でも、ポテトサラダが少し余ってしまった時の万能アレンジレシピなど、丸ごとポテトサラダレシピをご紹介したいと思います!■知っておきたい基礎知識。ジャガイモの下ごしらえ保存性が高く、一年中手に入るジャガイモは、熱に強いビタミンCが豊富で「畑のリンゴ」と呼ばれています。ジャガイモは、ポテトサラダやコロッケ、グラタン、炒め物や煮物など、料理のレパートリーも豊富で使い勝手の良い便利な野菜です。保存性が高いのですが、しばらく置いておくとジャガイモから芽が出てきてしまいます。このジャガイモの芽には、有毒物質が含まれているので必ず取り除くようにしましょう。ジャガイモの芽の取り方包丁の根本の部分を使い、円を描くようにジャガイモの芽を取っていきます。この機会に動画をチェックしておきましょう!■最初にしっかりマスターしたい!「定番ポテトサラダ」レシピ市販のポテトサラダは滑らかな口当たりですが、自分で作ると、なんとなくパサついてしまいますよね。市販のように滑らかで美味しく作るポイントは、マヨネーズ以外に、隠し味でお酢とサラダ油を入れること。ジャガイモやニンジンは、下茹でした後に、水を捨てて、乾煎りするように水分を飛ばすと美味しく作ることができますよ。■少し残っても大丈夫!ポテサラ色々アレンジレシピ少々手間がかかるポテトサラダは、おかずとして食べ応えもあるので、張り切っていつも多めに作ってしまいますよね。少し余ってしまいがちなポテサラは、簡単にアレンジしてあげることで、新しい一品に生まれ変わります。ポテサラコロッケポテサラを丸めて衣をつけて揚げたら、しっかり味の美味しいコロッケが完成しますよ!コロッケなどの衣をつけて作る揚げ物は、突然油が跳ねたり、爆発したりがつきものです。揚げ物が爆発しないようにするポイントは、タネをしっかり冷やすことと、衣をムラなくちゃんとつけることです。揚げ物はいつもドキドキして様子を伺いがちですが、油に入れた後、むやみに触らないことも大切ですよ。もともと冷たいポテトサラダなので、思いの外失敗なくあげることができます。是非チャレンジしてみてくださいね。ちくわのポテサラ天ぷらみんなが大好きなポテサラを、ちくわの穴に詰めて揚げた絶品レシピ。キャベツを敷いておかずとしても、晩酌としても喜ばれるこちらのポテサラは、潰したジャガイモに明太子を合わせたタラモサラダスタイル。タラモサラダは、ちくわに詰めるだけでなく、パンに挟んでも美味しいですよ。ポテトサラダピロシキロシアのお料理ピロシキは、ひき肉などのフィリングをパン生地に包んで揚げたもの。自分で一から作るとなると、パン生地を発酵させたり手間暇かかりますが、こちらのポテサラピロシキのレシピは、パン生地の代用品としてホットケーキミックスを使います。ポテトサラダにとろけるチーズを混ぜ込めば、甘いホットケーキ生地にぴったりの、甘さとしょっぱさのコラボレーション。止まらない美味しさのポテサラ入りのピロシキが完成します。ホットケーキミックスで作るので簡単に作ることができますよ。ポテトサラダの春巻き少し残ったポテトサラダを、春巻きの皮で巻いて揚げた一品は、ポテサラにプラスして、ハムやチーズ、水煮コーンなどを足して具沢山にしても美味しいですよ。改めて、火を通す食材もないので、春巻きがカリッといい色に揚がれば完成です。残り物でも時短で一品完成しちゃう万能おかずレシピです。■今回は何味にする?具をアレンジしたポテトサラダレシピジャガイモにプラスαするだけで、和洋中とアレンジができるポテトサラダ。バリエーションを広げることで、お料理のレパートリーも広がりますよ。ナメタケのポテトサラダ市販のなめたけと、青のりを入れた和風でどこか懐かしい味わいのポテトサラダは、お弁当のおかずにぴったりです。ショウガを効かせた、手作りなめたけのレシピもあるので、自分好みの味付けで作ることができますよ。※手作りなめたけのレシピはこちらから バジル風味のポテトサラダジャガイモ、チーズ、バジルで作る、絶対美味しい組み合わせの「バジル風味のポテトサラダ」には、香り高いエクストラバージンオリーブオイルをたっぷり入れると、香り高く美味しく作ることができます。生ハムと一緒にバケットやピザ生地に乗せたり、カッペリーニに絡めても美味しそう!キンキンに冷やしたスパークリングや白ワインのお供にオススメです。ヒジキ入りポテトサラダビタミンCが豊富なジャガイモに、鉄分ミネラル、食物繊維が豊富なひじきを加えた「ヒジキ入りポテトサラダ」。味付けのポイントは少し加えたみりんです。マヨネーズ系の酸味を効かせたドレッシングやソースには、砂糖やみりんなど、少し甘味を加えると味に奥行きが出ます。栄養価も高いので、美肌にも効果的♪ポテトだけのポテトサラダあえて、他の具材を何も入れずに、ジャガイモのそのものの味を楽しむ、ちょっぴり通で大人なシンプルなポテトサラダ。マヨネーズにヨーグルト、そこに加えたリンゴ酢がポイントです。酸味と甘みとホクホク食感をご堪能ください。■ジャガイモの切り方を変えた!新しい食感のポテトサラダレシピつぶしたねっとり、ホクホク食感のジャガイモも美味しいですが、切り方を変えるとまた新しい食感のポテトサラダが完成します!シャキシャキポテトサラダ千切りにしたジャガイモをサッと熱湯に入れて作る、シャキシャキ食感が新しいポテトサラダ。ユズコショウや薄口醤油で和えて作る和風テイストですが、塩とごま油で和えた中華風仕立ても美味しいですよ。ねっとり食感のポテトサラダも良いですが、シャキシャキ食感にすることで、ジャガイモの新しい魅力を知ることができる一品に仕上がります。ころころポテトとリンゴのサラダコロコロの形が可愛いこちらのポテトサラダは、旬のリンゴも入るので、秋に美味しく食べたい魅力的なレシピです。一緒に入れたリンゴやキュウリは、角切りのジャガイモとサイズ感を合わせるとより美味しく見せることができますよ。マヨネーズとヨーグルトに、粒マスタードも加えることで、プチプチ食感も加わり、口の中が楽しい一品に仕上がります。■ちょっとしたアイデアでポテトサラダがおしゃれに変身!素朴で美味しいポテトサラダですが、盛り付けを変えるだけで、おしゃれなオードブル風な一品に変身します!お料理は盛り付けも大切です。同じメニューでも、器や盛り付けを変えるだけで、新しい表情を見せることができますよね。是非参考にしてみて下さい。グラスポテトサラダジャガイモとカボチャも一緒に潰して作ったポテトサラダ。グラスにポテトサラダとレタスを交互に盛り付ける、トライフルな仕上がりです。美しく見せるポイントは、いつもより少し滑らかになるようにジャガイモをよく潰すこと。生ハムやチーズなどと一緒に白ワインに合わせるとおしゃれです。クリスマスツリーポテトサラダお子さんたちから歓声があがりそうな、ツリーに見立てたクリスマスツリーポテサラ。バジルやパプリカ、クリームチーズが入ったポテサラは、シーザードレッシングで作るので、味付けの失敗もなく作ることができますよ。ピンクペッパーがより美しく綺麗に見せるポイントになります。サラダ・ニソワーズジャガイモ、ツナ、茹で卵など潰さずそのままグラスに盛り付けた、ニース風のおしゃれなサラダ「サラダ・ニソワーズ」。自家製ヴィネグレットソースで、酸味を効かせて召し上がれ。こちらもグラスにトライフルに盛り付けて、おしゃれな一品に仕上げてくださいね。■最後に…梅マイスターより、梅干しを使ったポテトサラダレシピをご紹介和風ポテトサラダ梅干しとジャガイモって合うのかしら?というお声が聞こえてきそうですが、これがなんとぴったり合っちゃうんです。定番に飽きた方には、ジャガイモ、梅肉、アジ、大葉入りの和風なポテトサラダがオススメです。少し残ったアジの干物が大変身。カルシウムも一緒に摂れちゃいます!保存が効き、お料理のバリエーションも豊富な、私たちの味方食材のジャガイモ。ジャガイモの中でも定番であるポテトサラダは、一言では語り尽くせないほど、アレンジやレパートリーも豊富です。ジャガイモがあれば、わざわざ買い物に行かなくても、腹持ちがよくアレンジ豊富なポテトサラダを作ることができますね。ポテトサラダは、自分で作るもよし、お惣菜もまたよろし。私たちは、大好きなポテトサラダを今日も美味しくいただき、楽しくアレンジして、食材と農家さんに感謝しながらいただくことにしましょう!※ポテトサラダのアレンジはこちらのまとめもご覧くださいね。
2020年09月30日皆様こんにちは!ソムリエの佐藤尊紀です。季節合わせて、またシュチュエーションに合わせて誰にでも分かりやすく、みんなに喜ばれるワインとそんなワインにぴったりなお料理を一緒に作って行きましょう!今回も「市販のルー」を使って、誰もが食べてる、作ってるいつでも手に入る食材と、いつものお料理をワンランクアップしていきます。作った本人もビックリ?!、家族の反応にもビックリ?!そんな感動をお届けできたらと思います。お家ゴハンもつづくと「何か新しいお料理を」と悩んじゃいますよね。毎日のごはん。さてさて今回も作り慣れた定番お料理マカロニグラタンですが、ちょっとフレンチビストロっぽくアレンジして「ブランダード風」に。はてはて「ブランダード」とは?フランスの南、ラングドック地方の郷土料理で本来は乾燥した「塩ダラ」を使用します。塩ダラを水で戻して塩抜きしニンニクと一緒に牛乳でコトコト煮込んだら茹でてつぶしたジャガイモと和えて、ペースト状に薄いバケットに塗って食べる、もう絶対的に白ワインにもぴったりなそんなフレンチビストロの定番お料理です。「タラ」は日本のスーパーでもよく見かけるお魚ですね。ムニエルにしたり、フライにしたり、湯豆腐に入れたり、と本来は「魚」に「雪」と書くほどに冬のお魚なのですが今は年間を通して手に入りやすい定番のお魚です。仕込んでおけば冷蔵庫から出して、オーブンに入れるだけなのでみんなでワイワイなパーティーにもぴったりです。オーブンで焼き上げている間に、サラダやオードブルを作れちゃうので「段取り上手さん」に成れてしまいます。そんな、簡単リッチ飯な「ブランダード風マカロニグラタン」大切な人達に新たな感動と興奮をお届けすべく今日も精一杯の愛を込めてワインにピッタリな一皿を作ってまいりましょう!■ブランダード風マカロニグラタン調理時間 1時間 1皿分 679Kcalレシピ制作:佐藤 尊紀<材料 6皿分>本日のルウ「ハウス 北海道グラタン ベシャメルソース仕立て」 1箱タラ(皮なし:塩なし) 330gタイム 3本ニンニク(大) 1片バター(有塩) 10gオリーブ油 大さじ2玉ネギ(大) 1個ジャガイモ(小) 9個(またはメークイン(小)3個)マカロニ(ルウと一緒に入っているもの) 1箱分 塩 少々 ホワイトペッパー 少々 白ワイン(コロンビアクレスト ・グランドエステーツ・シャルドネ) 100ml 牛乳 300ml 生クリーム 100ml 水 200ml トリュフ油(白) 大さじ1 鶏ガラスープの素(顆粒) 10g シュレッダーチーズ たっぷり パン粉 少々 大きめの耐熱皿と盛り付け用のお好きなお皿 または1人用のグラタン皿 パセリ 少々 黒コショウ 少々<下準備>※ジャガイモを茹でながら、その他の下準備を進めると調理までスムーズです。・ジャガイモは皮付きのまま軽く洗って、小鍋に入れ、十分につかるほどのお水を。小さじ1杯のお塩(分量外)を入れ強火に。5分ほどで沸騰してきたら弱火にして、そこから更に15分でザルにあげます。すこし冷めたら皮をむいて1cmほどのスライスに。実は熱いうちが、皮がむきやすい。でも超熱い。ギリギリ持てる程度の温度で頑張ってむきましょう。・ タラはペーパータオルなどで水気を拭き取り、皮付きなら包丁で削ぎ落とします。骨があれば骨抜きで抜き取ります。もし骨抜きがなければ、骨の両側を包丁で切り離し、骨の部分だけを取り除きます。その後、身の部分カットは2cmほどの大きさに。・ 玉ネギは、皮をむいたら、縦に半割りにして芯を取り、縦に5mmほどのスライスに。・ ニンニクは上下を落として、縦に半割りにし、芯を取ってからみじん切りに。半割りの断面を下にして一度薄くスライスしてから平にならし、せん切りに。せん切りを90度回転させみじん切りに。ニンニクはフランス語でアイユ、みじん切りはアッシェ。ニンニクのみじん切り=アイユアッシェ。またまた関係はない、本日のテーブルトークですが。・バットにタラとお野菜を分け、タラはアセゾネ(前回も出てきましたね。お肉やお魚に下味として塩コショウをすること。白身魚にはできればホワイトペッパーを)をしておく。目安としてはそのままソテーして食べれる程度の味付けに。<作り方>1.玉ネギを炒めます。大きめの深いフライパンだと、仕上げまで一つのお鍋で完結するのでオススメです。テフロンなおよし。そこにオリーブ油大さじ1を引き、中火で温めます。透き通ったらバットにあけてください。ここまで約5分。2.同じフライパンにオリーブ油大さじ1を入れ中火に。お魚をタイムと一緒に焼いていきます。時々返しながら表面に焼き目がつくまでゆっくり焼きましょう。こんがりキツネ色になったところで、お魚をフライパンの片側に寄せ、バターとニンニクを投入。ニンニクがほんのり色づき、素敵な香りが立ちのぼってきたら、お魚と静かに混ぜ合わせて白ワインを。お魚は水分量が多いので、アセゾネしてからちょっと時間が経ち過ぎてしまうと水分が出ます。油が跳ねるので水気があればペーパータオルなどでよく拭き取って下さい。火傷などをしてしまってはお料理もお食事も楽しめなくなってしまいますから。本来のブランダードでは焼かずに煮込む作り方もありますが、今回は臭みを取るためと、香ばしさを引き出すために少し焦げ目を付けましょう。3.ワインが全体にまわり、1分ほどで一煮立ちすればアルコールが飛びます。そこでお水と牛乳を入れます。牛乳は吹きこぼれやすいので気をつけてくださいね。続けて鶏ガラスープの素、玉ネギ、マカロニ、ジャガイモも投入。跳ねないように気をつけてくださいね。固形物の投入が済んだら、粉末のルウと生クリームを。そして、本日も登場!劇的ビフォア・アフター!「白トリュフオイル」も入れちゃってください!4.全てがおさまったお鍋を、木ベラでゆっくりかき混ぜます。お魚はくずれても良いです。全てが一つに成るように、美味しくなあれと「かき混ぜます」。「ブランダード」の言葉の意味は「かき混ぜた物」だそうです。全てを一つに、美味しくなあれ。5.お魚を焼き始めてからグラタン皿まで15分程が目安です。お好きなサイズのグラタン皿に移します。すぐに召し上がるのでしたら、たっぷりのシュレッダーチーズと、その上にパン粉をお好みで。パン粉はチーズの油を吸ってカリッと仕上がるので意外とあっさり召し上がれます。オーブントースターが実は手軽で簡単。200℃~250℃の温度で5分、反転して5分が目安。愛おしくチーズが焦げるのを、胸を焦がして見守ってください。チーズ大好き。すぐに焼かないのでしたら、表面に落としラップをして、乾燥から守りつつ出来たら下に網などを敷き放熱しつつ、お片付けを始めましょう。またお弁当用の可愛いカップなど御座いましたら、こっそり3つほど取り分けて冷凍庫に。お弁当に詰める際に電子レンジでチンして下さい。6.オーブンでチーズが溶けたなら、手前と奥、右と左の温度差を確認し、反転すると均一な焼き加減になります。トータル10分ほど。すこし焦げてるくらいが美味しいですよ。焼き上がりの5分前を予測しつつガルニチュールを仕掛けます。■ガルニチュール(付け合わせ)<材料 6皿分>ホウレン草 1束オリーブ油 大さじ1<下準備>・ホウレン草は根の部分を切り落とす。ボールを2つ用意し、葉の付け根から茎を手でちぎり、それぞれのボールに分けて水に浸け、泥をよく落とす。そしてきれいな水にしばらく浸けてよく水を吸わせる。10分ほどさらしたらサラダドライヤーなどで水切りする。キャベツやホウレン草、小松菜などの葉物は、加熱する物でも水にさらすことにより、より歯応えが増します。<作り方>1、フライパンを強火で温め、オリーブ油を入れ、茎の部分からソテーする。しんなりとした所で葉の部分をソテーする。お味が物足りない様でしたらお好みで、あくまで少量の塩味を。この度は白身魚の香りも強く、生クリームも白トリュフオイルも使用した濃厚なおソースにて。ホウレン草はシンプルにオリーブ油のみでソテーし、濃厚なおソースと交わるホウレン草の香りとお味をお楽しみください。■盛り付けの「映え」ポイント・電子レンジで少し温めたお皿の前方に、フライ返しやサーバースプーンなど面積の広い物でブランダードマカロニグラタンをすくい上げ盛り付ける。・「映え」のポイントは焼き目をなるべく崩さずに盛り、手前に少々のマカロニやジャガイモを覗かせる。・正直、魚は分かりづらいので潔く諦める。・奥にホウレン草を高く盛り、左下より右上に向かってブラックペッパーを大胆に振りかける。お皿のリム(縁の部分)にのるほどに大胆に振りかける。その上から少量のパセリを無造作に振る。南フランスの地中海沿岸でも、スペイン寄りのエリアにある、ラングドック地方の郷土料理「ブランダード」。しかし語源を調べてみると、同じ地中海沿岸でも真逆のイタリア寄りのプロヴァンス地方の言葉だとか。その意味は「かき混ぜたもの」だそう。その主役である「塩ダラ」は古くから北部の海で獲れるお魚「鱈」を保存するために塩漬けし、乾燥させた物が流通し今では地中海沿岸で広く親しまれている食材だとか。調べてみると、実は日本でも江戸時代に「塩ダラ」が存在していたらしく口が大きいので、そこからエラと内臓を取り出し、お腹を裂かずに塩漬けにしていた。そのために「切腹を避けた縁起物」としてお正月に重宝されたそうな。また、お腹いっぱい食べることの表現で「たらふく」とは「鱈腹」と書きその語源になったとか。ホントかウソか。ワインも食材も、世界中には面白い独自性や、共通性が見つかったりする。地方のいろんな逸話に出会えたり、それもこれもお料理の楽しみの一つかなと思う。調理法も、逸話も、人生も「どれが正しいか」よりもこんなwithコロナな現代を、少しだけ「いかに楽しむか」に注目できたらテーブルもちょっぴり明るくなって、お家ゴハンの素敵な隠し味が増えるかもしれない。冷蔵庫で程よく冷やしたシャルドネを、口の広いワイングラスに注ぐ。BGMと共に、グラスのワインとお互いの視線を「かき混ぜる」ブランダードと共に、素敵な夜が、混ざり合いますように…
2020年09月13日牛ひき肉と同量のおからが入っているのでボリューム感もあり、ヘルシーな「おからミートグラタン」。おからが牛ひき肉のうまみも吸ってくれるので、入っているのが分からないかも。おからを入れることでかさ増しになるだけでなく、おからには大豆由来の栄養が豊富で、食物繊維やカルシウム、タンパク質などが含まれ栄養価がアップします。低価格で栄養豊富、味の主張もあまりないのでミートソースにプラスするのに持って来いのおから。ぜひ試してみてくださいね。■おからミートグラタン調理時間 30分 1人分 427Kcal<材料 4人分>おから 150~200gジャガイモ 3個マッシュルーム 1パック(1パック6~8個入り)バジル 適量 牛ひき肉 150~200g 玉ネギ 1個 水煮トマト(缶) 1缶(1缶400g入り) 塩 少々 粗びき黒コショウ 少々 オリーブ油 大さじ1ピザ用チーズ 150~200gバター 10gドライパセリ 適量タバスコ 適量 <下準備>・おからは目の細かい布巾に包んで水の中で軽くもみ洗いし、固く絞って水切りをする。・ジャガイモは皮をむいて半分に切り、5mm厚さの半月切りにし水に放ち、ぬれたまま耐熱容器に並べてラップをし、電子レンジで3分加熱する。(ここでは600Wの電子レンジを使っています)・マッシュルームは石づきを切り落とし、汚れを拭き取り、縦薄切りにする。マッシュルームはホワイトでもブラウンでもOK。水煮缶を使う場合はザルに上げて水気を切る。・<ミートソース>の玉ネギはみじん切りにする。・オーブンを200℃に予熱する。ここではガスオーブンを使用しています。オーブンにより温度差や焼き時間には違いがあるので、ふだんからお家のオーブンの癖を知っておくことをおすすめします。<作り方>1、<ミートソース>を作る。鍋にオリーブ油を中火で熱し、牛ひき肉をポロポロになるまで炒め、玉ネギを加え炒め合わせる。玉ネギがしんなりしたら、塩、黒コショウをし、水煮トマトを手でつぶしながら加える。煮立ったらアクを取りながら7~8分煮込み、おから、マッシュルームを混ぜ合わせる。 2、バターを塗った耐熱容器にジャガイモを入れ、(1)の<ミートソース>を掛け、ちぎったバジルをのせ、ピザ用チーズを全体に散らす。3、200℃に予熱したオーブンに入れ、チーズがトロ~ッと溶けるまで15~20分焼く。仕上げにドライパセリやタバスコ等を振る。じゃがいもを茄子やトマト、かぼちゃなどお好みもお野菜に変えてアレンジしても良いですね。
2020年04月17日ブロッコリーは比較的安価で通年手に入りやすい緑黄色野菜。とりあえず茹でて冷蔵庫に、と常備している方も多いのではないでしょうか。旬は11月から3月。ビタミンC、鉄分、カロテン、食物繊維など美容効果のある栄養が豊富です。葉酸も多く含まれているので、妊婦さんにもおすすめのお野菜ですね。和、洋、中、何にでも使える万能食材で、クセもあまりなく、ほんのり甘みがあるので、茹でて塩やマヨネーズだけでも十分美味しいというのも魅力です。しかしさほど量は食べられないので、スープにすると良いですね。■ブロッコリーのスープ調理時間 20分 1人分 229Kcalレシピ制作:杉本 亜希子<材料 2人分>ブロッコリー 1/4株 塩 少々ジャガイモ(小) 1個白ネギ 1/4本 顆粒スープの素 小さじ1 水 150ml牛乳 150ml生クリーム 大さじ2バター 5g塩 少々クラッカー 2枚粉パプリカ 適量<下準備>・ブロッコリーは小房に分け、塩を入れた熱湯で柔らかくゆでる。飾り用に小さい2房を残し、縦半分に切っておく。・ジャガイモは皮をむき、厚さ5mmの半月切りにし、水に放つ。白ネギは粗いみじん切りにする。<作り方>1、鍋に<スープ>の材料、ブロッコリー、水きりしたジャガイモ、白ネギを入れて強火にかける。煮たったら火を弱めて6~7分煮る。2、ミキサー、またはハンドプロセッサーなどでペースト状になるまでかくはんする。網を通して鍋に戻し、中火にかけて煮たってきたら牛乳を加える。3、再び煮たつ直前に生クリームを加え、塩で味を調えてバターを加え、ひと混ぜする。器に注ぎ、砕いたクラッカー、飾り用のブロッコリーを入れ、粉パプリカを振る。コツ・ポイント スープをミキサーにかける際は、お使いのミキサーの説明書に従って下さい。スープが熱すぎる場合は、粗熱をとってからミキサーにかけることをおすすめします。作り置きして、朝食に出すと朝から野菜がたくさんとれて良いですね。
2020年03月10日寒い日々が終盤ではありますが、そろそろあたたかくも感じられます。そんな今の時期が、実は『ジャガイモ』の植え付け時期だとみなさんは知っていましたか?「まだ寒いのに本当にちゃんと育つの?」「マンション住まいだから無理」と思う方も多いでしょう。そこで今回は、初心者さんでもOKなプランターを使ったジャガイモの育て方をご紹介します♪この時期だからこそ育てやすいジャガイモを成長させ、収穫してみましょう!春に収穫できる『ジャガイモ』を育てよう!冬に『ジャガイモ』を育てるとなると、寒さで育ちにくそうと感じられますよね。ですがジャガイモをこの時期に植えると、ちょうど春先であたたかくなってくる頃に大きく育って収穫できるまでになります。実はジャガイモの植え付け時期には春と秋があり、今の時期に育てるものは春のものになります。秋のジャガイモの方が育てやすいと思われますが、秋は種イモの販売期間や植え付けが短いため暑さで腐りやすくなってしまいます。さらに冬の寒さが早いとジャガイモが育ちにくいため、ジャガイモを植えるには今の時期がおすすめなんです。ぜひ今の時期に家で育てて、春に大きくなったジャガイモを収穫しましょう♪それでは、実際にプランターで育てられる簡単なジャガイモの育て方をご紹介します。【必要な物】・タネイモ・鉢底石・ジャガイモの土(野菜用培養土でもOK)・ジャガイモ切り口の保護材・深型プランター・ジャガイモの肥料(化成肥料でもOK)・包丁・軍手(無くてもOK)・スコップ(無くてもOK)簡単!プランターでのジャガイモの作り方プランターの中に石と土をならして入れ、種いもを縦に切り分けて切り口に草木灰を塗布します。種いもの準備が終わったら、しっかり植え付けていきます。【栽培方法】1.タネイモの準備1.検査合格商標のついたタネイモを購入し芽の部分が均等になるように、1片40~50gになるように縦方向に切り分けます。※50g程度のタネイモであれば切り分けず、そのまま植え付けます。2.切り口にジャガイモ切り口の保護材を塗布して2~3日乾燥させます。2.プランターの準備、植え付け1.野菜用の深型プランター(深さ25cm以上)の底に鉢底石を敷き、用土を入れます。2.深さ8cm程度の穴を掘ります。株間を30cm程あけて、切り口を下にしたタネイモを入れ7~8cm程の用土をかぶせて、植え付け完了です。すくすく成長したらいよいよ収穫!茎がのびてきたら、茎元から少し離して化成肥料を撒いて土と混ぜ、土を増す作業を2~3週間後も行います。すくすく成長して約2ヶ月後に葉っぱも黄ばんできたら、いよいよ収穫時期です。3.管理作業1.草丈が10cm程度伸びたら芽かき作業を行います。1つのタネイモから出る元気な芽を2本残し、その他の芽は抜き取ります。2.また芽かきとあわせて株元にジャガイモの肥料を撒き3cm程土を増して株元へ寄せます。3.草丈が20cm程度(1、2の作業から2~3週間後)になったら1と2の作業をもう一度行います。この時追肥は株元ではなくプランターのフチに沿ってすじ状に撒きます。★その他の管理作業1.雑草は大きくならないうちに除草します。2.水やりは土が乾いてから行ってください。水をやり過ぎるとイモが腐ってしまいます。4.収穫時期植え付けから2~3ヵ月程立つと花が咲きます。葉や茎が黄ばみだした頃が収穫時期です。収穫したイモは日陰で乾燥させてください。アイテムを『ビーバートザン』で揃えてジャガイモ栽培にチャレンジしよう♪種いもからプランターで育てたジャガイモを収穫することで、収穫する楽しさや成長過程をじっくり見られる楽しみがあります。育ててきたジャガイモを家族みんなで収穫して、採れたてのジャガイモで料理をすると、さらに愛情がこもって一段とおいしいかもしれませんね♪『ビーバートザン』で種いもやプランターなど、栽培用のアイテムを揃えて、みなさんもジャガイモ栽培にチャレンジしてみてください。ビーバートザンでじゃがいも栽培に向けて用意する!
2020年02月03日今回ご紹介する「ほっくりビーフコロッケ」は、特別な材料も、難しい工程も必要なく丁寧に作る基本のレシピです。中身に生クリームを加えるので、パサパサせずしっとりと仕上がりまとまりも良くなります。ジャガイモ本来の甘みと、炒めて甘みを引き出した玉ネギが、牛ひき肉の旨みと合わさり絶妙のハーモニーを奏でます。サクサクの衣に包まれたコロッケは、是非揚げたてを味わっていただきたいです。■ほっくりビーフコロッケ調理時間 30分 1人分 677Kcalレシピ制作:杉本 亜希子<材料 2人分>ジャガイモ 2~3個牛ひき肉 100g玉ネギ(みじん切り) 1/2個分 サラダ油 小さじ2卵 1/2個生クリーム 大さじ1~1.5塩コショウ 少々ナツメグ 少々 小麦粉 大さじ2~3 溶き卵 1/2個分 パン粉 1~1.5カップ揚げ油 適量キャベツ(せん切り) 1~2枚分プチトマト 4個ウスターソース 適量ケチャップ 適量マヨネーズ 適量<下準備>・ジャガイモは皮ごときれいに水洗いし、ぬれたままラップで包む。電子レンジで2~3分加熱し、ひっくり返してさらに2~3分加熱する。・竹串がスッと刺さったら取り出し、熱い間にタオルなどで包みながら皮をむき、マッシャーでつぶす。竹串がスッと刺さらない場合は、さらに加減をしながら電子レンジで加熱して下さい。・牛ひき肉はサラダ油でポロポロになるまで炒め、玉ネギを加えてさらに炒め合わせ、塩コショウで味を調える。<作り方>1、ジャガイモの粗熱が取れたら、炒めた牛ひき肉と玉ネギ、卵、生クリームを加えて全体に混ぜ合わせ、さらに塩コショウ、ナツメグを加え、よく混ぜ合わせる。 2、(1)を4~6等分(2人分)の小判型にまとめ、<衣>の小麦粉、溶き卵、パン粉を順につけ、170~180℃の揚げ油に入れる。 3、色よくサクッと揚げ、器にキャベツ、プチトマトと共に盛り合わせ、ウスターソース、ケチャップ、マヨネーズを添える。コツ・ポイント ・電子レンジは600Wを使用しています。 しっとり仕上がるコロッケなので、お弁当のおかずにも良いですね。
2020年01月19日11月~2月が旬の春菊。カロテン、ビタミンC、カリウム、鉄、カルシウムなど栄養豊富な緑黄色野菜です。通年手に入りやすい食材ですが、茎や葉が柔らかい旬の時期にぜひ取り入れたいですね。春菊と合わせているジャガイモとの相性は◎便秘の予防にも効果的な食べ合わせです♪モチモチ食感と春菊のほろ苦さ、ちくわのうまみも効いた「春菊とジャガイモの和風チヂミ」。カリっと焼き上げて、ポン酢しょうゆでさっぱりと食べられます。おつまみにも最適です!■春菊とジャガイモの和風チヂミ調理時間 15分 1人分 187Kcalレシピ制作:山下 和美<材料 2人分> ジャガイモ 2個 小麦粉 大さじ2 塩 少々 紅ショウガ(みじん切り) 大さじ1春菊(菊菜) 1/4束ちくわ 2本ポン酢しょうゆ 適量サラダ油 適量<下準備>・ジャガイモは皮をむき、すりおろす。ボウルに<生地>の材料を混ぜ合わせる。・春菊は水洗いし、長さ3~4cmに切る。ちくわは長さを3等分してさらに細切りにする。<作り方>1、フライパンに多めのサラダ油を中火で熱し、<生地>を直径5~6cmになるように流し入れる。2、春菊とちくわをのせ、裏返して両面香ばしく焼く。器に盛り、ポン酢しょうゆを添える。春菊が苦手な方にも一度試してもらいたいレシピです。
2020年01月13日冷蔵庫におせちの数の子は余っていませんか?今回ご紹介するレシピは「数の子入りポテトサラダ」です。ポテトサラダに数の子を混ぜるとプチプチ食感がくせになり、余った数の子ではなく買って入れたくなりますよ。数の子はEPAとDHAが豊富で、サンマやマグロより多いです。コレステロールが高いイメージがあるかもしれませんが、逆に血中コレステロールを下げ、生活習慣病を防ぐ効果が期待できるようですよ。食生活改善のためにも数の子入りのお料理はおすすめです。■数の子入りポテトサラダ調理時間 10分 1人分 246kcalレシピ制作:中島 和代<材料 2人分>数の子(塩抜き) 1本キュウリ 1/2本 塩 少々ジャガイモ(男爵:中) 2個 バター 10g 塩コショウ 少々 作り置き甘酢 小さじ2 練りからし 小さじ1/2 マヨネーズ 大さじ2 しょうゆ 少々かつお節 2~3g(※)作り置き甘酢の作り方はこちら↓をご参照ください。 <作り方>1、ジャガイモは皮ごときれいに水洗いし、ぬれたままラップで包んで電子レンジで2~3分加熱し、向きを変えてさらに2~3分加熱する。竹串がスッと刺さったらOKです。電子レンジは600Wを使用しています。2、数の子は小さく刻む。キュウリは薄い輪切りにして塩をからめ、水分が出てきたらサッと水洗いして水分を拭き取る。<調味料>の材料を混ぜ合わせ、数の子、キュウリも混ぜ合わせる。3、ジャガイモが熱い間に皮をむき、マッシャーでつぶし、バター、塩コショウを混ぜ合わせる。(2)と合わせ、最後にかつお節を混ぜ合わせて器に盛る。練からしとかつお節が混ざっているので、和風のポテトサラダに変身しますよ。
2020年01月06日ホタテ、カリフラワー、ジャガイモ、マッシュルームといった白い食材で作る「ホタテのホワイトサラダ」。ホワイトサラダを引き立てるのは「ハニーレモンドレッシング」。ハチミツとレモン汁がベースで、シンプルながらみんなが大好きな味付けですね。彩りのポイントにディルのグリーンとピンクペッパーのピンクを取り入れると、あっという間に華やかなプレートに仕上がります!食卓で白銀の世界を演出してみませんか?■ホタテのホワイトサラダ調理時間 25分+冷やす時間レシピ制作:近藤 瞳<材料 4人分>ホタテ(貝柱:刺身用) 8個カリフラワー 1/2株ジャガイモ 1個マッシュルーム(生) 2個カマンベールチーズ 1個 ハチミツ 小さじ2 レモン汁 大さじ1.5 塩 小さじ1/2 白コショウ 少々 EVオリーブ油 大さじ1.5ピンクペッパー 適量ディル 適量<下準備>・ホタテは横半分にスライスする。カリフラワーは小房に分け、食べやすい大きさに切る。・ジャガイモは皮をむいて、ひとくち大に切って水にさらす。マッシュルームは幅2mmの薄切りにする。・カマンベールチーズは12等分に切る。<ハニーレモンドレッシング>の材料をボウルに入れて混ぜ合わせておく。<作り方>1、カリフラワーと水気をきったジャガイモは耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで3~5分加熱する。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。2、<ハニーレモンドレッシング>のボウルにホタテ、カリフラワー、ジャガイモを入れて和え、マッシュルーム、カマンベールチーズと共に器に盛る。ピンクペッパーとディルを飾る。コツ・ポイント ・電子レンジは600Wを使用しています。クリスマスにもぴったりのレシピですね。
2019年12月08日おかずの定番、ポテトサラダ。定番中の定番ゆえ具材も味付けもそれぞれの家庭の味がありますね。そこで今回はちょっと変化球のレシピ、プレーンヨーグルトを加えたヘルシーで美味しくカロリーオフできるポテトサラダをご紹介します!リンゴ酢を入れた、ほど良い酸味がおいしいポテトサラダ。プレーンヨーグルトを入れることで、マヨネーズの量を少なめにしているため、カロリーを控えたい人にもおすすめのレシピです。お弁当のおかずにも重宝しますので、多めに作って置くといいですね。ヘルシーな仕上がりが嬉しいポテトサラダ。一度試してみてくださいね。■ポテトサラダ調理時間 20分 1人分 250 Kcalレシピ制作:家庭料理研究家 中島 和代/管理栄養士 杉本 亜希子<材料 2人分>ジャガイモ(男爵) 2個玉ネギ 1/8個ニンジン 1/8本キュウリ 1/2本ツナ(缶) 40g<下味> リンゴ酢 大さじ1 塩コショウ 少々 サラダ油 小さじ1マヨネーズ 大さじ1プレーンヨーグルト 大さじ1<下準備>・ジャガイモは皮をむき、4つに切って水に放つ。・玉ネギは皮をむき、縦薄切りにする。・ニンジンは皮をむき、暑さ5mmの半月切りにする。・キュウリは縦じまになるように所々ピーラーで皮をむき、薄い輪切りにする。分量外の塩少々でもみ、しんなりしたら水洗いして水気を絞る。<作り方>1、鍋にジャガイモ、ニンジン、たっぷりの水を加えて火にかける。煮たったら火を少し弱めて7~8分ゆでる。ジャガイモが柔らかく(竹串がス~ッと通るくらいに)なったらゆで汁を捨て、再び火にかけて水分を飛ばす。2、ジャガイモ、ニンジンはマッシャーでつぶし、<下味>の材料をからめる。玉ネギ、キュウリを加えて全体に混ぜ合わせ、ツナ缶を汁ごと、マヨネーズ、プレーンヨーグルトを加えてさっくり混ぜ合わせ、器に盛り分ける。余ったポテトサラダは、食パンにのせてトーストしたり、サンドイッチの具材にしたりなど手軽にアレンジレシピを楽しめるのもいいですね。
2019年10月09日簡単に作れて栄養たっぷり、しかも、大人も子供も楽しく食べられる!今回は、料理を作る方にとって嬉しいレシピをご紹介します。野菜もお肉もまとめて蒸し焼きにすることで、栄養もしっかり閉じ込めた、ヘルシーな料理に仕上がります。また、ゴマダレとピリ辛しょうゆダレの2種類のタレがあるので、大人も子供も美味しく食べて頂けます。ホットプレートを使うので、いつもと違う雰囲気で、楽しい気分の食事になりそうですよね。大人数の時やパーティーにもぴったり!■豚肉とたっぷり野菜の蒸し焼き調理時間:30分レシピ制作:橋本 敦子<材料 4人分>豚肉(しゃぶしゃぶ用) 300gキャベツ 1/2個玉ネギ 1個カリフラワー 1/2個グリーンアスパラ 4本ジャガイモ 2個カボチャ(小) 1/4個シメジ 1袋塩 少々コショウ 少々酒 大さじ3水 大さじ3ガーリックパウダー 少々 練り白ゴマ 大さじ6 しょうゆ 45ml 砂糖 大さじ3 みりん 大さじ2 だし汁 200ml しょうゆ 大さじ2 ゴマ油 大さじ3 酢 大さじ3 砂糖 小さじ1 コショウ 少々 豆板醤 小さじ1/2 白ゴマ 小さじ1(※)だし汁の作り方はこちら↓をご参照ください。 <作り方>1、キャベツは食べやすい大きさに切る。玉ネギは幅5mmの縦薄切りに切る。グリーンアスパラはハカマを取り、食べやすい大きさに切る。ジャガイモは皮をむき、カボチャは種とワタを取ってそれぞれ厚さ5mmに切る。シメジは石づきを切り落として小房に分ける。カリフラワーは小房に分ける。2、<ゴマダレ>の材料を混ぜ合わせる。3、<ピリ辛しょうゆダレ>の材料を混ぜ合わせる。4、ホットプレートに、玉ネギ、キャベツ、カリフラワー、グリーンアスパラ、ジャガイモ、カボチャ、シメジを重ね、最後に豚肉をのせる。塩、コショウ、ガーリックパウダーを振り、酒、水をかけて蓋をし、200℃で約10分蒸し焼きにする。全体に火が通ったら器に取り分け、<ゴマダレ>、<ピリ辛しょうゆダレ>をかけていただく。コツ・ポイント お使いのホットプレートによって温度や焼き時間に違いがありますので、様子を見ながら調節して下さい。他にも好きな野菜や具材を入れても楽しめます。タレの種類を増やしてみるのもいいですね!
2019年06月26日大人も子どももみんな大好きなコロッケ。おかずとしてもおやつとしても定番のコロッケですが、今回は揚げずに作るコロッケのレシピをご紹介します。カボチャの自然な甘さに生クリームでコクがプラスされた、サクサクコロッケの食感の秘訣は、天ぷら粉と、炒ったパン粉で作った衣。オーブントースターを使うので、揚げて作るコロッケよりも、ヘルシーなのが魅力です。揚げ物はちょっぴりむずかしいイメージがありますが、このレシピなら失敗知らず、サクサクのコロッケが簡単に出来上がりますよ。ぜひレパートリーに加えてくださいね!■揚げないコロッケ調理時間 20分 1人分 289 Kcalレシピ制作: 料理講師、料理家 西川 綾<材料 2人分>カボチャ 1/8個ジャガイモ 1/2個 生クリーム 大さじ1<衣> 天ぷら粉 大さじ2 水 大さじ3 パン粉 1/2カップサラダ菜 2~4枚ケチャップ 適量<下準備>・カボチャは種とワタを取り除いて皮を削ぎ落とし、ひとくち大に切る。・ジャガイモは皮をむき、ひとくち大に切る。・<衣>のパン粉と分量外のサラダ油をフライパンに入れ、キツネ色になるまで炒めて冷ましておく。<作り方>1、カボチャとジャガイモは耐熱ボウルに入れてラップをし、竹串が通るまで電子レンジで加熱し、熱いうちにマッシャーなどでつぶす。2、(1)の粗熱が取れたら生クリームを加えて混ぜ、ひとくち大に丸める。3、<衣>の天ぷら粉と水を混ぜ合わせ、(2)をくぐらせて炒めたパン粉をつける。4、オーブンシートを敷いた天板に(3)を並べ、オーブントースターで5分程度焼く。5、器にサラダ菜を敷き、(4)をのせ、ケチャップを添える。コツ・ポイント・電子レンジは600Wを使用しています。中にチーズなどを入れてアレンジすれと、違う味わいが楽しめそうですね。
2019年04月30日みなさんの晩ごはんの献立の参考になりそうなメニューをご紹介する「今日のごはん」。LIMIAグルメ部が選んだのは、10分でできちゃう、アスパラガスとジャガイモのウインナー炒めです!旬のアスパラガスを使ったアレンジレシピ、ぜひチェックしてください♪旬のアスパラガスをおいしくいただこう♪今回ご紹介するのは、LIMIAにもおいしいレシピをたくさん投稿してくださっている、料理家&クリエイターの豊田亜紀子さんのアイデアレシピです。調理時間はなんと約10分!色鮮やかなアスパラガスを使って、見た目も楽しめる一品となっています♪▼詳しいレシピはこちら【レシピ】ポテトとアスパラガスのウィンナー炒め下準備をしたジャガイモとアスパラガスとウインナーを炒めて、最後に調味料で味を整えたら出来上がり!ポイントは、ジャガイモは早く火が通るように、最初に電子レンジで1分加熱すること。アスパラガスは、茹でるより焼く方が栄養が損なわれにくいのだとか!栄養たっぷり、さらに簡単に作れるので夕飯のおかずにぴったりの一品です♪今日は、アスパラガスとジャガイモのウインナー炒めをご紹介しました。明日も晩ごはんの参考になるレシピをご紹介いたします♪
2019年04月02日緑黄色野菜の代表「ホウレン草」。βカロテンやビタミンC、鉄分が豊富に含まれているので、積極的に取り入れたい野菜の一つですね。特に冬のホウレン草は霜に当たることで甘みがアップし、栄養価も高まるそうです。今回はこの時期にぴったりのポタージュをご紹介します。玉ネギやジャガイモがホウレン草のえぐみや苦みを緩和してくれるので、子どもでも食べやすくなります。葉物野菜が苦手でも喜んで食べてくれそうです!■ホウレン草のポタージュ調理時間 20分 1人分 169 Kcalレシピ制作:E・レシピ<材料 2人分>ホウレン草 1/2束ジャガイモ(小) 1個白ネギ 1/4本玉ネギ 1/4個バター 20g<スープ> 固形スープの素 1個 水 350ml塩コショウ 少々生クリーム 大さじ1<下準備>・ホウレン草の葉は水洗いし、ザク切りにする。・ジャガイモは皮をむいて半分に切り、さらに薄切りにする。・白ネギは水洗いし、斜め薄切りにする。・玉ネギは横に薄切りにする。<作り方>1、鍋にバター10gを中火にかけて白ネギ、玉ネギをしんなりするまで炒め、ホウレン草、ジャガイモを加えてサッと炒める。2、<スープ>の材料を加え、煮たったら5分煮る。ミキサーに入れて、なめらかになるまでかくはんし、一度網を通して鍋に戻し、弱火にかける。3、煮たつ直前に残りのバターを加え、全体に混ざったら塩コショウで味を調える。器に注ぎ、生クリームをかける。コツ・ポイント ・スープをミキサーにかける際は、お使いのミキサーの説明書に従って下さい。スープが熱すぎる場合は、粗熱をとってからミキサーにかけることをおすすめします。 ハンバーグなどの肉料理に添えれば、豪華ディナーの完成。パパっと作れるので、忙しい朝にもおすすめです。
2019年01月16日子どもが野菜をあんまり食べない……そんな悩みを抱えていませんか?書籍『無限レシピ』(ワニブックス)では子どもも無限に野菜を食べられるかもしれないレシピが101品掲載されています♪そんな食べ方があったんだ!?と思う野菜のアレンジ方法がたくさんです!少しだけご紹介しますね。みんなが好きなジャガイモは、梅と一緒がおいしい♪・じゃがいも……2個(300g)・刻みのり……適宜A・梅肉、サラダ油……各大さじ1・こんぶ茶……小さじ11.じゃがいもは千切りにして水洗いし、水気をきって耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで2分加熱する。2.1を軽く混ぜ、再びラップをかけて30秒蒸らす。3.2にAを加えて混ぜ合わせ、器に盛り、刻みのりをのせて完成!千切りは、スライサーを使うと便利です♪レンコンの厚さで歯応え抜群♪レンコンアラビアータ・レンコン……1節(200g)・ベーコン……2枚・にんにく(潰す)……1/2片・パスタ……80gA・カットトマト……1/2パック(200g)・コンソメ(顆粒)……小さじ2・砂糖・塩……各小さじ1/2・しょうゆ……小さじ1・ラー油……小さじ1/2・オリーブオイル……大さじ11.レンコンは皮付きのまま5mm厚さの半月切りにする。ベーコンは5cm幅に切る。2.フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて火にかけ、香りがたったら1を入れ、さっと炒める。Aを加え、ふたをして4分煮る。3.パスタ(80g)を表示通りゆで、塩・こしょう各少々(分量外)を混ぜ、2をかけて完成!どんどん野菜が食べられる秘密がこの中に!この書籍に掲載されているのはすべて野菜をメインに使った101品のレシピ。ここでは、ジャガイモとレンコンのレシピをご紹介しましたが、他にもピーマン、なす、にんじん、豆苗、パクチーなどさまざまな野菜のレシピが紹介されています♪お子さまの食べられる野菜が増えるようにぜひ参考にしてみてくださいね♪
2018年12月18日チーズとポテトは相性抜群!ゴールデンコンビとはまさにこのことですよね。シンプルな組み合わせだからこそ、ちょっとした工夫で色々な味わいが楽しめるという魅力も。クリスマスも近いので、パーティーメニューとしてもオススメ。子どもにも大人にも人気間違いなしの1品です。すべてオーブントースター1台で完結。洗い物が少ないのも魅力的な簡単メニューです。■簡単チーズポテト調理時間 25分 1人分 220kcalレシピ制作:おうちごはん研究家、管理栄養士、スパイスコーディネーター 金丸 利恵<材料 2人分>ジャガイモ 1~2個(300g)オリーブ油 大さじ1塩 適量ピザ用チーズ 30g粗びき黒コショウ 適量<作り方>1、ジャガイモは皮をむいて、1cm角の拍子木切りにする。オーブンシートを敷いたオーブントースターの天板に重ならないように広げ、全体に塩とオリーブ油をかけ。20分焼く。2、グラタン皿にオーブンシートを敷いて(1)を入れてピザ用チーズをかける。3、オーブントースターに再度入れてチーズが溶けるまで2~3分加熱し、粗びき黒コショウを振る。コツ・ポイント ここではオーブントースターを使用しています。オーブンにより、温度や焼き時間には違いがあるので、ふだんからお家のオーブントースターの癖を知っておくことをおすすめします。 オリーブオイルをかけて焼くことで、ややフライドポテト状態になったところにチーズをon。仕上げの粗挽き黒こしょうを多めに振ればおつまみにもぴったりです。
2018年12月04日芋・栗・カボチャ。これを聞くだけでホクホクとした甘さが恋しくなってきませんか。そんな季節が今年もやってきました。いつもならジャガイモだけですませてしまうポテトサラダも、この時期ばかりはちょっと待って。サツマイモとカボチャも加えて秋らしいほっこりしたサラダにしてみませんか?電子レンジを使うから、調理時間も15分。忙しいママにも嬉しいレシピです。■ツナ入りお芋サラダ調理時間 15分 1人分 179Kcal レシピ制作:E・レシピ<材料 4人分>サツマイモ 1/2本ジャガイモ 1~2個カボチャ 1/8個玉ネギ 1/2個貝われ菜 1/2パックツナ(缶) 1缶(1缶80g入り)クコの実 適量マヨネーズ 大さじ1プレーンヨーグルト 大さじ1塩コショウ 少々<下準備>・サツマイモ、ジャガイモは皮をむいて、カボチャは種とワタを取って皮を削ぎ落とし、大きめのひとくち大に切って、それぞれ水に放つ。・玉ネギはみじん切りにして、分量外のサラダ油でしんなりするまで炒める。・貝われ菜は根元を切り落とし、長さ1cmに切る。・クコの実はぬるま湯につけ、やわらかくなったら水気をきる。<作り方>1、サツマイモ、ジャガイモ、カボチャは濡れたままそれぞれ耐熱ボウルに入れ、ふんわりラップをして電子レンジでやわらかくなるまで8~10分加熱する。竹串がスッと刺さったらOKです。・電子レンジは600Wを使用しています。2、(1)が熱い間にボウルに合わせて、マッシャー等でつぶし、その他の材料を混ぜ合わせる。塩コショウで味を調え、器に盛り合わせる。サツマイモやカボチャの黄色に貝われ菜の緑、さらにクコの実の赤が加わり色どりも華やかな一品。おもてなしやお弁当にも大活躍する一品です。
2018年10月22日鮭のおいしいシーズンがやってきました。今回は、ふっくらとした鮭の身がおいしいバターホイル焼きをご紹介します。切った野菜やきのこを、鮭にのせてオーブンで焼くだけというお手軽料理。野菜の旨みと栄養がギュッと詰まった鮭のホイル焼きは、ホイルを開けたときのいい香りが食欲をそそります。塩コショウの効いたバター風味の鮭に、レモンを絞ってサッパリいただけるので、お箸がどんどん進みそうです。野菜やきのこはお好みのもに変えてアレンジするのも良さそうですね。下処理だけ済ませれば、あとはオーブンにお任せの簡単レシピ。フライパンやグリルを使わないので、忙しいときにぜひ作ってみてください。冷蔵庫の食材の整理にもおすすめですよ。■鮭のバターホイル焼き調理時間 20分 1人分 323Kcalレシピ制作:E・レシピ<材料 2人分>鮭(甘塩鮭) 2切れ玉ネギ 1/2個ニンジン 1/6本エノキ 1/4パックジャガイモ 1個塩コショウ 少々バター 20gサラダ油 適量レモン 1/4個しょうゆ 適量<下準備>・玉ネギは縦薄切りにする。・ニンジンは皮をむき、薄い半月切りにする。・エノキは石づきを切り落とし、食べやすい大きさに分ける。・ジャガイモは皮ごとよく洗い、ぬれたままラップで包み、電子レンジで2~3分加熱し(竹・串がスッと刺さったらOK)、幅5mmの輪切りにする。ヒント! 電子レンジは600Wを使用しています。・レモンは半分に切る。・オーブンを250℃に予熱しておく。<作り方>1、アルミホイルにサラダ油を薄くひき、ジャガイモ、鮭、玉ネギ、エノキ、ニンジン、バターをのせ、塩コショウを振る。2、アルミホイルで包み、250℃に予熱しておいたオーブンで12~15分焼く。器にホイルごとのせ、レモンを添える。お好みでしょうゆをかけて下さい。コツ・ポイント ・ここではガスオーブンを使用しています。オーブンにより温度や焼き時間には違いがあるので、ふだんからお家のオーブンの癖を知っておくことをおすすめします。シンプルな塩焼きやムニエルなどの定番料理ももちろん美味しいですが、ホイル焼きでいつもと違う味を楽しんでくださいね。
2018年10月12日春と秋に収穫期を迎えますが、年中手に入るジャガイモ。保存も効くので、ストックしてあるご家庭も多いのでは。今回は、そんなジャガイモを使った簡単レシピをご紹介します。こちらのレシピは、ジャガイモを生地にして、ピザソースを塗り、チーズをのせてフライパンで焼いたら完成! とっても簡単に作れるので、お子さんと一緒に作ってみるのも楽しくていいですね。ジャガイモとチーズの鉄板コンビをピザソースで味付けしてあるので、失敗せずに味がキマるのも嬉しいところ。家族みんなのお気に入りメニューになりそうですね。■ジャガイモピザ調理時間 15分 1人分 150Kcalレシピ制作:E・レシピ<材料 4人分>ジャガイモ 2~3個ピザ用チーズ 40gピザ用ソース 大さじ3~4オリーブ油 大さじ1.5粉パプリカ 適量コショウ 適量<下準備>ジャガイモは皮ごときれいに水洗いし、厚さ1cmの輪切りにする。<作り方>1、フライパンにオリーブ油を中火で熱し、ジャガイモを並べて両面焼き色がつくまで焼く。竹串を刺してスッと刺さったらOKです。2、ピザ用ソースをぬり、ピザ用チーズをのせて蓋をし、チーズが溶けたら器に盛る。粉パプリカ、コショウを振る。ベーコンや玉ねぎなどをのせてアレンジしても、おいしくいただけます。
2018年09月24日ホクホクのジャガイモとバター、そこに鮭を和えれば相性抜群!子供のお弁当のおかずにも、お父さんのお酒のおつまみにも使える簡単レシピです。ジャガイモをレンジで加熱している間に鮭の下ごしらえをしておけば、あとは混ぜるだけ。ドライパセリのグリーンがサーモンピンクに映えて彩り豊かな一品に仕上がりますよ。 ■ジャガイモと鮭のサラダ調理時間 15分 1人分 255Kcalレシピ制作:家庭料理研究家 中島和代<材料 2人分 > ジャガイモ(男爵) 2個鮭 1切れバター 20g塩コショウ 少々ドライパセリ 少々<作り方> 1、ジャガイモは皮をむいてひとくち大に切り、水に通して耐熱容器に並べ、ラップをかけて電子レンジで3~4分加熱する。竹串がスッと刺さったらOKです。2、鮭は皮を取ってひとくち大に切り、フライパンにバターを入れて中火にかけ、鮭をしっかり炒めて少し強めに塩コショウで味を調える。3、(2)のフライパンに(1)のジャガイモを加えて混ぜ合わせ、ドライパセリも加えて和え、器に盛る。・電子レンジは600Wを使用しています。お好みでチーズを一緒に和えるのもおすすめです。
2018年09月07日トウモロコシのおいしい季節がやってきましたね。今回は、旬のトウモロコシ使ったコロッケレシピをご紹介します。トウモロコシをたっぷり入れたコロッケ。トウモロコシの甘みとホクホクとしたジャガイモは相性抜群! おかずとしてはもちろん、パンに挟んでいただくのもいいですね。冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもぴったりです。トウモロコシの甘みを思う存分味わえる一品。ぜひ作ってみてくださいね!■たっぷりコーンコロッケ調理時間 30分 1人分 531Kcalレシピ制作:E・レシピ<材料 2 人分>トウモロコシ(生) 1本ジャガイモ 2個バター 20g生クリーム 大さじ2~3塩コショウ 少々<衣> 小麦粉 大さじ1/2~1 溶き卵 1/2個分 パン粉 1カップ揚げ油 適量サラダ菜 2~4枚プチトマト 2~4個ウスターソース 適量<下準備>・ジャガイモは皮をむいて6~8等分に切り、水に放って水気をきる。・トウモロコシは皮をむいてラップで包み、電子レンジで2~3分加熱する。粗熱が取れたら包丁で実を削ぎ落とす。 ヒント・電子レンジは600Wを使用しています。・揚げ油を170℃に予熱し始める。<作り方>1、鍋にたっぷりの水とジャガイモを入れ、柔らかくなるまでゆでる。水気をきり、マッシャーでなめらかなマッシュ状になるようにつぶす。バターと生クリームを加えて混ぜ、塩コショウで味を調える。2、トウモロコシを加えて混ぜ、お好みの大きさに形を整え、<衣>の小麦粉、溶き卵、パン粉を順につける。3、170℃の揚げ油に(2)を入れ、色よくサクッと揚げる。器にサラダ菜、プチトマトと盛り合わせ、ウスターソースを添える。忙しいときには、缶詰のコーンを使うと、時短になるのでおすすめですよ!
2018年07月03日