共にサッカー日本代表として活躍した元アスリートカップルである、丸山桂里奈さん&本並健治さん。監督と選手でもあったふたりは、互いを理解し、信頼し、いつしかかけがえのない存在に。現在はバラエティ番組に夫婦で出演するなど、仲睦まじいふたりだが、かつてはサッカーチーム「コノミヤ・スペランツァ大阪高槻」の監督と選手という間柄でもあった。師弟関係の壁を越え、惹かれた経緯は気になるところ。丸山桂里奈:「~高槻」時代は本並さんにめちゃくちゃ怒られましたよね。本並健治:怒っていたのではなく指示。丸山:いや、私の中では鬼監督という印象でした。でも、立場やキャリアとか関係なく、どの選手にも平等で、信頼できたし、尊敬できる人だなと思っていました。――リスペクトの存在から、どう恋愛に発展していったのですか?丸山:本並さんが監督を辞めた年に私も現役を引退して。サッカー教室の指導者の仕事をやる際、本並さんに相談したんです。でも、電話では話が噛み合わなくて。本並:電話だと何を言うてるか、全くわからんかった。丸山:それで会って話すことになり、初めてふたりで食事に。イタリアンのお店だったんですが、本並さんは自分が頼んだ大きなピザを切らずにそのまま食べ始めたんです。普通は、切り分けて食べますよね。なんてワイルドなんだって…その姿に惹かれて気になり始め、そこから猛アタック(笑)。メールを送ったり、食事に誘ったり。本並:でも、僕は相談を聞くだけのつもりだったので、自分のことを好きだとは思わず。元が選手と監督の関係なので、恋愛相手として意識していなかったんです。――本並さんが丸山さんを意識されるようになったきっかけは?本並:コロナ禍に入り、外で会って相談を受けることが難しくなったのが大きな要因だと思います。丸山:「うちに来ますか?」と誘い、家で食事するようになって。本並:誘われたらドキッとするし、ちょっと意識もしますよね(笑)。丸山:それからふたりで過ごす時間が増えて、お互い、一番近い存在に自然となっていきました。ただ、私は「好き」な気持ちを伝えていたんですけど、「付き合う」という具体的な言葉はなくて。半年ほど経った頃、私が「これって付き合ってるんですかね?」と聞いたら、「まぁ、そうやな」って。本並:(照れくさそうに)アハハ。丸山:これだから“昭和の男”ってホントに大変だなって(笑)。本並:おまえも昭和の女やろ(笑)。丸山:でも、初めて答えてくれたので嬉しかったですね。――おふたりが交際や結婚を決意した決め手はなんだったのですか。本並:一緒にいて“楽しそう”ってこと。選手時代から彼女の周りには人が集まり、笑顔で溢れていて、人を惹きつける魅力があるんですよね。あとは食事や健康面を気遣ってくれるところですかね。丸山:胃袋を掴んだってこと?本並:そういう部分もあるね。丸山:本並さんは私の選手時代の顔も、バラエティに出ている今の自分も知った上で好きだと思ってくれるのが信頼できるなって。本並:オンとオフのギャップに惹かれたというのもあると思います。丸山:あと、本並さんは「自分がやりたいことに挑戦しなさい」と言ってくれるんです。番組でおバカなことをやっても否定しない。本並:人生一度だし、やりたいことをやったらいいと思っています。――最後に、おふたりが思い描く理想の関係を教えてください。本並:こんな感じで変わらず一緒にいたい。子供が生まれたらさらに喜びがプラスされて、3人で笑っていられたらいいなと思います。丸山:うちの愛犬がメスで、本並さんにすごく懐いていて。さらに生まれてくる子供も女の子なのできっと懐くと思うし、私も負けてられないなって。子供ができると奥さんは2番になると聞きますが、私は本並さんの中での1番でありたいし、私もやっぱり1番は本並さんでいたいなと思っています。History2012年:監督と選手として出会う2016年:丸山さん引退、本並さんも監督を退任2020年1月:初めてふたりでの食事、丸山さんからの猛アタック開始2020年6月:交際の“確認”後、正式なカップルに2020年9月:入籍まるやま・かりな1983年3月26日生まれ、東京都出身。元サッカー選手。現在はタレントとして活躍中。今月、第一子を出産予定。ほんなみ・けんじ1964年6月23日生まれ、大阪府出身。元サッカー選手。引退後は指導者や解説者として活躍。『ラヴィット!』にも出演。※『anan』2023年2月15日号より。写真・水野昭子インタビュー、文・関川直子(by anan編集部)
2023年02月13日カーリングの日本選手権が1月28日に開幕。女子の大本命は、今や常に世界の大舞台での活躍が期待されるチームとなった、ロコ・ソラーレだ。世界選手権への切符を手にするのは…?昨年2月の北京冬季五輪での銀メダル、そして5月の日本選手権優勝で昨シーズンを終えたロコ・ソラーレ。今シーズンも9月にはカナダに渡り、グランドスラムなどに出場しながらチーム力を高め、11月、パンコンチネンタルカーリング選手権に日本代表として出場し、見事優勝。初代チャンピオンに輝いた。その結果、日本は3月18日からスウェーデンで開催される世界選手権の出場枠を獲得。しかし、世界選手権にはこの日本選手権で優勝したチームが日本代表として出場することになっている。自ら獲得した世界選手権ゆえ、ロコ・ソラーレとしてもここは譲れないところだ。世界の強豪を相手に優勝争いをしてきたロコ・ソラーレを止めるチームは現れるのか?その一番手は、前年度準優勝の中部電力だろう。中部電力も2か月間のカナダ遠征でレベルアップを図ってきた。選手、コーチともに経験豊富なだけに侮れない存在。そして台風の目になりそうなのが、北海道銀行。発足からまだ2シーズン、メンバーの平均年齢20歳と若いチームながら、前年度3位。今大会も北海道予選を勝ち上がってきた。12月の軽井沢国際では、ロコ・ソラーレに競り勝っている。“打倒ロコ”で挑んでくる各チームの戦いぶりに注目したい。男子はSC軽井沢クラブが優勝候補。同じくパンコンチネンタルで世界選手権出場枠を獲得。カナダツアーでも好成績を残し、帰国後、地元開催の軽井沢国際を優勝。連覇を狙うチームに隙はない。男子も若いチームに勢いがある。9月のアドヴィックスカップ、12月の全日本大学対抗を制した札幌国際大学だ。前年度、プレーオフで勝ちながら決勝でSC軽井沢クラブに敗れているだけに、雪辱を期したいところ。男子の優勝チームは、4月1日からカナダで行われる世界選手権に出場する。日本一を決めるだけでなく、世界へとつながる重要な大会。その先、3年後のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪も視野に入れた氷上の熱い戦いから目が離せない!世界での強さをここでも。ホームで連覇なるか!?ロコ・ソラーレ左から、リードの吉田夕梨花、スキップの藤澤五月、セカンドの鈴木夕湖。新たに女子ナショナルチームのコーチだったリンド氏をチームのコーチに迎え、盤石の体制に。左・サードの吉田知那美。2年連続の世界選手権代表を目指して!中部電力左から、石郷岡葉純、スキップの北澤育恵、鈴木みのり。平昌五輪代表の両角友佑がコーチを務める。安定感が増して、頭一つ抜けた存在に。SC軽井沢クラブ左から、小泉聡、山本遵、山口剛史、スキップの栁澤李空。2連覇、最多更新となる通算10度目の優勝を目指す。この一年でさらに成長、初優勝へ!札幌国際大学左から、新野和志、青木豪、佐藤剣仁。ユニバーシティゲームズにも出場。右・荻原功暉。第40回日本カーリング選手権大会1月28日~2月5日会場:北海道北見市 アドヴィックス常呂カーリングホール男女とも9チームが出場。男女とも優勝チームが世界選手権に出場する。NHK総合、BS1にて放送予定。※『anan』2023年2月1日号より。写真・JCA IDE(by anan編集部)
2023年01月31日こんにちは。ぐっちぃと申します。 『双子を授かっちゃいましたヨ☆』 という、現在中学1年生になる双子絵日記を描いています。今回習い事の成長話ということで、娘(こまめ)が小学生時代に習っていたバレーボールの話を描きたいと思います。当時、バレーボールチームの人数も少なく、入ったら即レギュラーだったこまめ。今思えば当たり前なのですが、サーブは入らないわ、レシーブははじいてどこかに飛ばすわで、見ているほうももどかしかったです。バレーはチームプレイと言いつつも、やはり「こいつはレシーブがへたくそだぞ」と相手チームから感づかれてしまうと狙われたりするんですよね。娘のチームは、まだそれをフォローしあえるチームワークなどもなく……。でもそれが数カ月後、数年後にはガッチリ固まると信じている保護者さん。その声かけがとてもありがたかったです。見ているわたしもくやしかったけど、こまめ本人のほうが何倍もくやしかっただろうなと思うし、余計な口出しはせず、娘が上手になりたいと思うことについて一緒に動画を見て調べる、といった方向にシフトすることにしました。習い事って、子どもの成長を見守るとともに、親も一緒に成長していくものなのだな、と思いました。週5日の大変な習い事だったけど、それを経験したからこそ、なんでもできるような気がしますし。「結果を急がず見守ることも大事」ということを学習しました。中学に入って習い事は終わってしまったけれど、この3年間は親子にとって大きな力になったと思っています。おわり
2023年01月31日東京2020オリンピックの銀メダリストで、世界最高峰のプロツアーで戦う、唯一の日本人、五十嵐カノア選手。勝ち続ける強さとサーフィン、海への思いを語る。「悔しい銀メダル」。2021年、東京五輪で初の正式種目となったサーフィン。栄えある日本代表として出場した五十嵐カノア選手は、勇気と感動を人々に与えながらも後に出版したフォトブックでこう綴った。そして’22年、世界最高峰の「WSLチャンピオンシップツアー」で自己最高の総合5位、9月にはパリ五輪の出場枠をかけた「ISAワールドサーフィンゲームズ」で初優勝し、日本人では男女を通じて史上初となる金メダルを手にした。悔しさを晴らし、見事な結果を残したが…。「すごく勉強になった年で、嬉しいですけど、世界5位という目標が小さかったのではと思うくらい、まだまだいけたと思うし、もっとうまくなれることがいっぱいあると気づけた。今がやっとプロとしてのスタート地点であり、僕のピークはこれからだと思います。今シーズンは世界チャンピオンに焦点を定めて、そのことだけに集中していきたいです」これだけの戦績をもってして、今からが始まりとは。その心を問うと、意外とも思える答えが返ってきた。「自分を信じられるようになったからですね。それは東京オリンピックで学べたことでもあるし、何より僕にとって世界の海がどこでも、“勝てる波”になったから。やっと自信を持てるようになったんです」その具体例が、拠点とするLAのハンティントンビーチと並んで、世界で一番好きな波だと言うタヒチ。「タヒチは他と違って乗りづらい、パワフルで怖い波。自分の弱いところを見せたくなくて誰にも言わなかったけれど、実は克服するために15歳の時から1年に3回くらいのペースで行って練習していました。トップアスリートとして、結果だけを見せたかったから。そうして密かに努力を続けて、ついに大好きな波になったんです。もう弱い部分ではないので言えますね(笑)」努力することについて、五十嵐選手はどう捉えているのだろうか。「目標に近づいていくこと、チャレンジすることが好き。だから毎日少なくとも5時間は海に入るし、体作りのトレーニングも欠かしません。僕はそういった努力が面白くて楽しいんです。だから大変ではあるけれど疲れないですね。朝起きて、“これを練習したい”というメンタルがあれば、まだまだいけると思う」練習を積み重ねることの大切さは、幼い頃から説かれていたとか。「宿題をちゃんとやれば成績も良くなるというお母さんの教えですね。シンプルなことですけど、それがサーフィンにつながり、練習したほうが勝ちやすくなる、と僕に刷り込まれているんだと思います。また、その努力のおかげで、トロフィーやメダルを獲れて、僕を支えてくれる人や家族、ファンが喜んでくれる。その笑顔も心に強くあり、僕のサーフィンで幸せになってほしいという、モチベーションにもなっています」五十嵐選手の原動力のひとつは、力をくれた人への恩返しだ。その根底にあるのが、両親への愛だろう。「世界に通用するプロサーファーに育てるため、僕が生まれる前からアメリカに移住して、大変な苦労をしながら大きなチャンスを用意してくれた。一生頑張らないともったいないし、申し訳ないと思う。それを重圧に感じる人もいるかしれないけど、僕にとっては、両親の熱意は感謝しかないし、励みになります」さらに、恩返しの対象は“人”だけではない。今後の目標を聞くと…。「世界チャンピオンとパリ五輪での金メダルですが、僕はサーフィンのおかげでいろいろな経験ができている。だからサーフィンをもっとメジャーなスポーツにしたい。そして海を守るために行動を起こしたい」勝つだけじゃなく世界も良くしたい。そう、五十嵐選手のアクションは海の中だけにとどまらない。五十嵐カノア1997年10月1日生まれ、米カリフォルニア州出身。3歳でサーフィンを始め、数々の最年少記録を打ち立てる。2016年より、史上最年少の18歳で、アジア人で初めてプロサーフィンの世界最高峰「WSL チャンピオンシップツアー」に参戦する。木下グループ所属。ジャケット¥440,000パンツ¥195,000シューズ¥730,000(以上ディオール/クリスチャン ディオール TEL:0120・02・1947)※『anan』2023年1月11日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・Taro Yoshida(W)取材、文・伊藤順子撮影協力・BACKGROUNDS FACTORY(by anan編集部)
2023年01月06日マイペースないまどき男子でありながら、プロ野球ファンを虜にする19歳の新世代スポーツ男子、東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手に迫ります!※こちらは2019年11月3日に公開した記事の再配信です。打席に立つだけで、わくわくさせてくれる。東京ヤクルトスワローズの村上宗隆選手は、間違いなく“特別な何か”を持っている野球選手だ。今年、10代最多&高卒2年目以内最多という2つのホームラン日本記録を達成、球界のニューヒーローに。将来は日本を代表するスラッガー(ホームランバッター)になる、との期待も高い。「今季は、自分が描いていた以上の成績だったし、プロの世界でやっていけるんだと思えた。でも、大事なのはこれから。来季からも活躍しないと意味がないんです。チームの勝ちに貢献できるようなホームランを、もっと打ちたい」そんな彼、コーチをして「あいつは言うことを聞かない」と言わしめるほどの大物ぶりも注目されている。マイペースということ?「うーん、そうなんですかね。今は寮生活ですが、休みの日は自分のペースでゆっくり過ごします。いつもは目覚ましをかけるけど、アラームなしで好きなだけ寝られるのが、最高でしょう?好きな時間に起きて、気が向いたら買い物とか。誰かと時間を合わせるのも、ちょっと面倒だなって」でも、チームメイトや先輩とは仲がいいようで、時にはじゃれ合う姿がとびきりかわいい。女性のタイプは、「明るい人!」と即答。「話していて、こちらの気持ちも明るくなるような人っていいですよね。あと、食べることが大好きだから、おいしいもの作ってくれたらうれしいなぁ」照れた笑顔は、やっぱり19歳。野球に集中している時の鋭い眼差しとのギャップがたまりません。ここで会えます!東京ヤクルトスワローズのホームスタジアムは、明治神宮野球場。「球場のあの雰囲気を一度は味わってほしいですね。僕らも全力でプレーしているので、何かを感じてもらえたら」。村上選手の豪快なホームランを生で観よう!むらかみ・むねたか2000年2月2日、熊本県出まれ。2017年ドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに入団。昨季は全試合に出場。好物はみそラーメン。※『anan』2019年11月6日号より。写真・岡本 俊(まきうらオフィス)取材、文・黒澤 彩(by anan編集部)※2019年11月3日配信
2022年12月01日秋はスポーツに最適な季節。サッカーW杯も盛り上がりを見せていますが、お子さんがクラブ活動や部活に励んでいる家族も多いのではないでしょうか。運動能力を上げるめには、効果的なトレーニングを行うことが必須。そこで本記事では、11月19日にオンラインイベント「桐生選手、村田選手 オンラインスポーツ教室」の模様をご紹介します。そこで本記事では、11月19日に開催されたオンラインイベント「桐生選手、村田選手 オンラインスポーツ教室」の模様をご紹介します。スペシャルゲストとして登場したのは、日本を代表する陸上短距離走者・桐生祥秀選手、ボクシングの世界チャンピオン・村田諒太選手。効果的なトレーニングを直伝してくれたほか、子どもやその家族に向けて、夢を叶える方法や本番で力を出す方法などもアドバイスしてくれました。■100m9秒台の桐生選手から、足が速くなるトレーニングを伝授まずは準備体操として、体を使った脳のトレーニングからスタート。ランニングインストラクター「きゃっするひとみー」さんが登場し、出された手にあえて負けるジャンケンなど3つの体操を紹介してくれました。このような頭を使ったトレーニングは普段使わない脳の部分が刺激され、脳の引き出しが増える効果があるそうです。続いて桐生祥秀選手と村田諒太選手が登場し、まずは桐生選手が足が速くなるトレーニングをレクチャーしてくれました。村田選手も普段から走るトレーニングは取り入れているそうで、「走ることは、運動としても、生き物としても基本中の基本」「100m走のチャンピオンこそ、キングオブアスリートだと思っている」との談。競技によって鍛える部位は異なるそうで、速く走るためのポイントはズバリ「お尻の筋肉を強化すること」。短距離走選手はお尻から太ももにかけて筋肉がしっかり付いており、ふくらはぎから足首にかけてはキュッと細い選手が多い……とのことでした。ただしこの部位は日常ではあまり動かさないため、意識的に動かすトレーニングを習慣づけることが大切なのだそう。そこで伝授してくれたのが「片足立ち」「ペットボトル置き」「リズムもも上げ」のトレーニングです。走っているときは両足が地面に付いていることはないので、「片足で立ち、もう片方のももを90度にあげて止まる」だけでも有効性があるのだとか。毎日左右2〜3セットほどやっていると、速く走るために不可欠な「足が上がる動作」が身に付いてくるそうです。また人は視覚からかなりの情報を得ているため、目を閉じての片足立ちもおすすめとのこと。目を閉じて立つと、体の感覚でコントロールする感覚が身に付き、使うべき筋肉を意識しやすい、とのことでした。「自分で意味があると思えるトレーニングをやることが大事。最初は無理をせず、少しずつ秒数を長くしていくなどして達成感を得ながらやってみてください」と桐生選手。「ペットボトル置き」「リズムもも上げ」の方法は、伊藤園の特設サイト 「スポーツに、むぎ茶」 でも動画が見られます。村田選手も「科学に基づいた、洗練されたトレーニング方法。使いたい筋肉をアクティベートしておいてから競技に臨むのだな、と改めて勉強になった」と感心した様子。特に「ペットボトル置きは、子供の脳の発達にも良いトレーニングだと思う」と大推薦。「ペットボトルを置きたい気持ちがはやるとうまくできないので、冷静さも必要」「なぜこれができないのか、できるのかを考えながら、体の使い方を覚えていこう」と指南してくれました。大人向けにも「体を動かそう!ラクラク運動」「はじめてのウォーキング&ランニング講座」等の動画コンテンツが充実しているサイトなので、ご家族でチェックしてみてくださいね。■スタイルアップにも効果的!村田選手直伝のボクシング&体幹トレーニング続いては、村田選手がトレーナーに。ボクシングの基本の構え方から、基本のパンチであるジャブとストレートの打ち方を伝授してくれました。「肩幅に足を開き、両手を顎のあたりに構え、利き手のほうの足を後ろに1歩引く」のがボクシングの基本的な構え方。前にあるほうの手をまっすぐに出すのが「ジャブ」、後ろにある手で反動をつけて強いパンチを出すのが「ストレート」、この2つのパンチをつなげたのが「ワンツー」と呼ばれる動作になります。半身の姿勢でパンチを出すため、パンチを打つと自然と腰のあたりがツイストされます。「格闘技のトレーニングは、綺麗な体をつくるのにも効果的。家の中で遊びとしてやっていても、お腹周りのエクササイズになります」とのこと!さらに、安全で効果の高い筋トレ方法も教えてくれました。ひとつは「シットダウン(腹筋)」。起き上がるタイプの腹筋トレーニングは腰を痛めやすいわりに、筋肉への負荷が少ないそう。それよりも、5カウントくらいでゆっくり後ろに倒れていく「シットダウン」のほうが、怪我のリスクが低く、腹筋や背筋を鍛えられるそうです。「プッシュアップ(腕立て伏せ)」も、ひと味違う方法を教えてくれました。腕を立てた状態からガクッと一気に伏せる(体を下に落とす)ことで、肩甲骨周りにグッと負荷がかかり、筋トレとしての効果が高くなるそうです。まずは5〜10回で十分とのこと。最後に「スクワット」。お尻や太ももにかけては大きな筋肉があるので、この部位を鍛えることは代謝をあげることにも非常に有効だそうです。スクワットのコツは、まっすぐに重心を下に下ろすこと。「膝を内側に入れない」「腰が反りすぎても曲がりすぎてもNG」で、お尻と股関節周りが痛くなれば上手にできている証だそうです。「スクワットをすることで糖尿の値が下がった知人もいて、健康にも効果があるトレーニングだと思います」と村田選手。ただし、体幹トレーニングには腰を痛めるなどの怪我のリスクがあるため、いずれの筋トレも「無理な負担がかかっていないか」を確かめながらやってほしいとのことでした。■スポーツ選手が夢を叶えた道のりに迫る!トークセッション続いて、桐生選手、村田選手の幼少期や夢を叶える方法に迫るトークセッションが行われました。お二人から語られたスポーツ教育のポイントをまとめると、以下5点です。小学生くらいは同じ学年でも発育の差が大きい。結果を気にしすぎず、成長に合わせた練習をしよう子どものうちは筋力をガンガン鍛えるより、うまく筋肉が使える体になるよう「巧緻性(こうちせい)」を鍛えよう得意なスポーツがあると、その子の大きなアイデンティティになる本人が「やる」と決めない限り、強制的にやらせても大成しない子供は本気になったら一直線。うまく休ませてあげることも親の大切な役割特に印象に残ったのは、(3)(4)の内容です。村田選手は中学生でボクシングを始めたものの、しんどくて一度逃げ出した経緯があるそうです。しかし中学3年生になり、自分でもう一度やろうと決めてからは、様子が一変。それまでやんちゃな子どもだったそうですが、「才能があるからがんばれ」と認めてもらえることが嬉しく、アイデンティティを与えられた感覚があったのだとか。ジムに行くのが楽しくなり、実力がついてくるのがただ面白くて、「根性で努力をした」というよりは「常にその瞬間瞬間を一生懸命にやってきた」だけだとと感じているそうです。「結果を出せたとき初めて、それまでの過程が肯定されるが、意図的にその結果を作るのは難しい」「こういう方法をやったら叶う、という夢の法則はない。計画どおりにやってうまくいくなら、万人が成功するはず」「夢は見たり消えたりするもの。現実で曇って見えなくなることもあるが、目の前のことを一生懸命やっていれば道はひらけていく」……といった持論を紹介してくれました。桐生選手も村田選手と同様、日本代表やオリンピックを目指したことは一度もないのだとか。学校では一番足が速かったものの、区や市の大会で勝てるほどではなかったそうです。小学校の頃はサッカーに打ち込んでおり、兄が陸上を始めたことで、自分も中学生から陸上を始めてみたものの、遊びの延長の感覚で、面倒だと思う練習はサボることもあった、とのこと。しかし「この人に勝ちたい、と思う相手が出てきてから、しっかりと練習するようになった」そうです。同級生に勝ちたい、高校生に勝ちたい、と目の前の目標が積み上がっていった結果、日本代表になっていたそうです。「スランプや試練はあって当然。ドラマの主人公も、ずっと良い思いをしていることはない。沈んでいる時に宝物を見つけることもある」「選手人生のスタートからゴールまでは、一直線ではない旅のようなもの。今もその途中」……とスポーツを通じて得た人生観を語ってくれました。さらにイベントの視聴者からも、さまざまな質問が飛び出しました。本番で力を出す方法については、「自分は本番に弱い、と思い込むことは気力を下げてしまうだけで良いことなし」「今日のベストのパフォーマンス出したらどれくらいいけるかな?と、楽しんで自分のパフォーマンスを見つけてみよう」「今日はベストを出せた!といった喜びを目指してやれば、楽しく競技に臨めるのでは?」と桐生選手からアドバイス。怪我の克服については、「怪我を経験しないアスリートはほとんどいない、という事実に目を向けて。自分だけが不幸だと思わないことも大切(村田選手)」「スポーツでは、時に休む努力も必要。次の目標を見つけつつ、体を休ませよう(桐生選手)」といったアドバイスが贈られました。■糖分を気にせずミネラル補給ができる「健康ミネラルむぎ茶」を二人も愛飲中!イベントの合間には、今回のイベントを主催した伊藤園から「スポーツ中に汗をかくと、水分だけでなく、ミネラルが一緒に失われること」「ミネラルは体の機能を維持するために重要な5大栄養素の一つであり、体内では作れないので、食事や飲み物で補う必要があること」が紹介されました。毎日の手軽なミネラル補給をサポートしてくれる、伊藤園の『健康ミネラルむぎ茶』。村田選手も「ボクシングは体重競技。スポーツドリンクばかりだと糖分を摂りすぎてしまうので、麦茶でミネラルを補充できるのはとても助かります」と大推薦。桐生選手も「子どもの頃から慣れ親しんだ飲みやすい味で、口の中がスッキリする感覚もスポーツの後に最適。うちの子どもたちも0歳から飲んでいて、幼稚園にも持って行っています」と語っていました。甘こうばしい味わいの麦茶で、スポーツ選手も愛飲している伊藤園の『健康ミネラルむぎ茶』。夏のイメージが強い麦茶ですが、汗で失われる大切なミネラルを効果的に補える無糖・無添加のスポーツドリンクとして、秋もごくごく飲んでいきましょう!(取材・文/外山ゆひら)
2022年11月25日世界一を決めるサッカーの祭典、FIFAワールドカップカタール大会が開幕。ここではサッカー大好き芸人・見取り図のお二人に、独自の視点で見どころを教えていただきました!Q. ノックアウトステージに残るのは?大胆予想してください!GROUP A…カタール、エクアドル、セネガル、オランダGROUP B…イングランド、イラン、アメリカ、ウェールズGROUP C…アルゼンチン、サウジアラビア、メキシコ、ポーランドGROUP D…フランス、オーストラリア、デンマーク、チュニジアGROUP E…スペイン、コスタリカ、ドイツ、日本GROUP F…ベルギー、カナダ、モロッコ、クロアチアGROUP G…ブラジル、セルビア、スイス、カメルーンGROUP H…ポルトガル、ガーナ、ウルグアイ、韓国A. メキシコは今回も2位通過。オランダは敗退!?盛山晋太郎:Aはカタールとエクアドル。リリー:え、オランダ負ける?盛山:なんでかそうしてみよ(笑)。Bはイングランドと…イランはどうなん?リリー:イングランド以外は薄めやな。特にウェールズの評判はあんま聞かない。盛山:3か国の潰し合い、面白そうですがもう1枠はイランで。Cはアルゼンチンとメキシコ。メキシコは毎回ベスト16の国なんですよ。いけてもベスト8でグループリーグも絶対2位で突破するねん。リリー:ポーランドもロベルト・レヴァンドフスキがいるから、強いんちゃう?盛山:どうやろ。前回のロシア大会で、日本にボール回しされた国やけどな。リリー:Dはフランスとデンマークが順当でしょ。フランスはキリアン・エンバペ、アントワーヌ・グリーズマン、ウスマーヌ・デンベレ、バロンドールを獲ったカリム・ベンゼマとかおる。やっぱり、すごいな。このメンツやばいと思うで。盛山:Eは日本とドイツです!リリー:スペインやめて希望を込めてね。盛山:Fはベルギーとカナダ。カナダは今回のサプライズ枠やとほんまに思ってるんで。これでボロ負けしてたらめっちゃ恥ずかしいんですけど!Gはブラジルとアフリカンサプライズでカメルーン。Hはポルトガル、ウルグアイですかね。リリー:ダークホースといえるのは?盛山:日本とカナダやろ。世界中から予選敗退と思われてるんで驚かせてほしい。Q. 日本のグループステージの見どころは?A. すべては初戦です。なんとしても勝ち点を!リリー:グループEは死の組です。日本は一番難しいところに入りました。盛山:厄介な組です。でも、親善試合でない、本気のドイツやスペインとの対戦が見られるのは、ひょっとしたら初めてとちゃいますか。しかもスペインは日本人と体格が似ている小柄な選手も多いので、組織的に参考になりますよね。リリー:日本以外の潰し合いも楽しみや。盛山:見どころは、やはり初戦のドイツ戦ですね。どんだけ批判されてもいいんで、引き分けで勝ち点1を奪ってほしい。スコア予想は初戦から順に0‐0、1‐0、2‐0。2勝1分で勝ち点7を取るのが一番の理想です。有識者は絶対認めてくれないですけど(笑)。リアルは1‐3、2‐2、1‐0。勝ち点4で2位突破。リリー:僕は3戦全勝、勝ち点9でいきます。死の組から1位抜けです。盛山:小学生が予想してますね。リリー:そんくらいに思っておかないと。言霊ですから。ほんとにベスト4とかの景色を見たいですよね。そうなったら日本サッカーが盛り上がると思うんですよ。盛山:まず、ベスト8。今後の日本サッカーのためにぜひいってほしいです。グループEを2位で抜けると、ラウンド16の相手はF組の1位なので、おそらくまたベルギー。4年前のリベンジができるんですよ。それも楽しみです。Q. 特に期待している日本代表の選手は?A. 久保建英、三笘薫、冨安健洋。盛山:久保くん(久保建英)。レアル・ソシエダでめちゃ調子いいんで。強度と献身的な守備が特徴です。左サイドで起用されるかな。右サイドからのカットイン、利き足の左でのシュートも見てみたいんですけどね。活躍したら来年は、レアル・マドリードに帰っているかも。リリー:三笘薫ですね。ドリブルがどこまで世界に通用するか見たいです。今大会で大活躍して超ビッグクラブへ移籍し、日本サッカーを沸かせてほしい。盛山:渋いところでは、冨安健洋かな。もう世界トップクラスのDFちゃいます?プレミアリーグのアーセナルでサイドバックを任されていて、昨年リーグ得点王のモハメド・サラーをかなり止めてたし。右足の負傷が気になりますが、それを除けばスタメン確定やと思います。Q. サッカー通に言ったら、「すごいな!」と言われそうなワールドカップうんちくは?・グリーンランドは絶対に開催国にはなれない。なぜなら、寒くて天然芝が育たない国だから。(盛山)・日本代表の中でこれまで一番多く得点しているのは、本田圭佑で4得点。(リリー)・’90年代、賞金総額は約100億円だったのに、今大会はなんと約1100億円になっている!(盛山)・代表ユニフォームカッコよさランキングで、日本のホームが1位。2位がメキシコ。(盛山)※英紙「Daily Mail」が11/1にW杯出場32か国のユニフォームランキングを発表。Q. こうすればもっとW杯を楽しめる、観戦方法を教えて!A. みんな一緒にオンライン観戦で応援を!盛山:推しを見つけましょ。代表ってワーキャー人気も必要やと思うんです。南野拓実、三笘薫、田中碧、伊東純也とか、男から見てもイケメンやと思います。リリー:パプリックビューイングも盛り上がりそうやけど、オンラインでみんなで同時観戦が楽しいと思います!試合が見られるのはここ!【ABEMA】全64試合無料生中継配信。見逃しフルマッチ配信や、ハイライト映像の無料配信もあり【NHK】21試合放送【テレビ朝日系列】10試合放送【フジテレビ系列】10試合放送【DAZN】全64試合ハイライト配信FIFAワールドカップカタール202211月23日(水)22:00日本 vs ドイツ11月27日(日)19:00日本 vs コスタリカ12月2日(金)4:00日本 vs スペイン時間は日本時間見取り図左・盛山晋太郎(もりやま・しんたろう)右・リリー。リリーは高校時代サッカー部に所属。盛山も今年、芸人仲間と草サッカーチームを結成するなど、無類のサッカー好きの二人が今大会の見どころを独自の視点で解説します!※『anan』2022年11月30日号より。写真・日本サッカー協会土佐麻理子(見取り図)Getty Images取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2022年11月23日4年に一度行われる、世界一のサッカーの祭典、FIFAワールドカップがいよいよ開幕!無類のサッカー好きの芸人・見取り図のお二人が今大会の見どころを独自の視点で解説します!見取り図が大胆予想!カタール大会のここを見逃すな!盛山晋太郎:中東という気温の高い地域性や、いつもの夏開催とは違うこの時期に行われること、強豪以外の国の底上げを考えると、間違いなく波乱が起きるサプライズ大会やと思います。リリー:日本代表のキーワードはズバリ、開拓、前人未踏、未知の領域。僕の予想はベスト8なので、まだ見たことのない景色を見せてくれるでしょう。盛山:日本代表の皆さん、重圧を感じしんどくなったら僕の顔を思い出して、フッと笑ってくださいね。リリー:やればできる、為せば成る!強い気持ちで勝ってください。僕は“言霊”を信じているんで!Q. グループステージで、日本戦以外の見逃せない対戦は?A. カナダがサプライズを起こすかも!?盛山:カナダvsベルギー。カナダはFIFAランク41位と低いですが、北米予選を圧倒的な強さで勝ち抜いたこともあり同国史上最強と話題です。注目はFWのサイル・ラリン。代表歴代最多ゴールを決めています。だからベスト4進出とか、歴史の重い扉が開くかもしれません。そして4年前に日本が惜敗したベルギー。ロメル・ルカクなどメンバーがほぼ変わっていないのでそれがどう出るか。リリー:ベルギーvsクロアチア。ゴールも決めてアシストもできる、ベルギーのエデン・アザールが好きで。ボールを取られないし、パスも正確やし。魅せるというより無駄のないプレースタイルに惚れます。同じタイプのクロアチアのルカ・モドリッチとの対決も楽しみです。盛山:開幕戦のカタールvsエクアドルも。見逃した方はハイライトでもいいんで見てください。開幕戦はオリンピックの開会式みたいなもんですから、この試合でカタール大会の雰囲気が分かります。Q. 日本以外で、最も注目している国は?A. イングランド、ベルギー、ブラジル!盛山:南米のエクアドル、気になりますね。南米予選はブラジル、アルゼンチンがズバ抜けているから、そこ除いたら残りの2国が実質1位、2位みたいなもんなんですよ。でも一つだけ選べと言われたら、毎回サプライズを起こすアフリカからガーナにしとこかな(笑)。でも前回日本と同組だったセネガルも気になる。…迷いに迷ってイングランドにしておきます。世界最高峰のプレミアリーグがあるので、恥はかけないでしょう。リリー:やっぱりベルギーかな。ケヴィン・デ・ブライネが今ノリノリですもん。それに、僕は単純にベルギー代表のファンなので、正直、一択ですね。盛山:2大会同じメンバーでいい成績出した国って聞いたことないけどなぁ。リリー:ランキング1位のブラジルは…。盛山:あまりにも王国すぎてつまらないでしょ。それでもいいんやったら「ネイマールいます」とか言いますけど(笑)。でも、ブラジルはサッカーを知らない人も見ていて楽しいと思います。足が速くて、マンガみたいなサッカーしてくれるし。「すごーい!」ってすぐ言えそうな。リリー:魅力が伝わりやすいかもな。Q. プレーに注目してほしい選手は?A. 色気のあるモドリッチのパス、見てください!リリー:まためっちゃベタですけど、モドリッチのアウトサイドパス見たいですね。それだけを集めた動画をよく見ています。あれカッコええなぁ。好きやなぁ。盛山:モドリッチのパスは、ほんまにエロいです。ちょっとテクニックめいたプレーのことをエロいとか色気あると言うんですけど、すけべぇで妖艶なんですよ。リリー:それでいて身長が172cmと、外国人選手にしてはちっちゃい、っていうのもカッコええ、えらい男前やね。盛山:僕はアルゼンチンのリオネル・メッシ。絶対、今回がラストのW杯なんで。ほんまにすごいプレーヤー。同じ時代に生きられてよかったと思うくらいの逸材が今いるということですから、リアルタイムで見て歴史の証人になってほしいです。それやったらポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド(クリロナ)も同じことを言えるんですけどメッシやろな。メッシは何か起こしそうな気がします。リリー:まぁメッシは伝説になるやろな。Q. プレー以外でも注目してほしい選手は?A. レスラーみたいな体格のルカクでしょ!リリー:記録に注目したら、クリロナが史上初の5大会連続得点するかどうか?盛山:決めるやろ。パフォーマンスならアフリカのチームがする、ゴール後のダンスが楽しい。身体能力がすごいのはルカクです。体格がサッカー選手じゃないんで。レスラーみたいです。あと、タトゥーもおもろいんですよ。年々増えているスペインのセルヒオ・ラモスとか、めっちゃカッコいいです。他には、ブラジルのネイマールがよくやる、シミュレーションという“コケたふり”が見もの。今年、日本で行われた親善試合でもやっていて(観客は大喜び)、賛否両論あるもののもはやエンターテインメントです。リリー:ファウルをもらうのも技術やね。盛山:ただ、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)があるんで、そのコケが通用するのかどうか。誤審もサッカー文化の一つといわれてますが数は少ないかも。試合が見られるのはここ!【ABEMA】全64試合無料生中継配信。見逃しフルマッチ配信や、ハイライト映像の無料配信もあり【NHK】21試合放送【テレビ朝日系列】10試合放送【フジテレビ系列】10試合放送【DAZN】全64試合ハイライト配信FIFAワールドカップカタール202211月23日(水)22:00日本 vs ドイツ11月27日(日)19:00日本 vs コスタリカ12月2日(金)4:00日本 vs スペイン時間は日本時間見取り図左・盛山晋太郎(もりやま・しんたろう)右・リリー。リリーは高校時代サッカー部に所属。盛山も今年、芸人仲間と草サッカーチームを結成するなど、無類のサッカー好きの二人が今大会の見どころを独自の視点で解説します!※『anan』2022年11月30日号より。写真・日本サッカー協会土佐麻理子(見取り図)Getty Images取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2022年11月23日4年に一度、世界一のサッカーの祭典、FIFAワールドカップがいよいよ開幕!日本戦の中継を担当するテレビ朝日・林美沙希アナウンサーが注目している日本代表選手は、この6人!今回、W杯カタール大会の出場権を獲得するところから日本代表を見てきました。本当に崖っぷちの状態からつかみ取った出場です!海外で活躍している選手も多くいますし、同じチームで一緒にプレーした経験のある選手もたくさんいますので、チームとしてまとまるのではと期待しています。勝ち負けだけでなく、各選手が世界最高の舞台で躍動する姿も楽しみです。精一杯応援しましょう!三笘 薫MF(ミッドフィールダー)W杯出場がかかったアジア最終予選の大一番、オーストラリア戦で2ゴールを決め、日本代表をカタールに導いてくれました。周りの環境に左右されず、黙々と努力できる選手というイメージがあります。武器は相手を一気に抜き去るドリブル。そしてゴールまで持っていく“個の強さ”にも注目してください。堂安 律MF(ミッドフィールダー)16歳のときにガンバ大阪史上最年少でJリーグデビューをし、20歳にして日本代表デビューという華々しい経歴を持つ選手です。そんな堂安選手は自身のことを「究極のカッコつけ」と評し、言葉の端々からプロとしてのこだわりを感じます。プレーだけでなく発言にも注目してほしいです!浅野拓磨FW(フォワード)浅野選手といえば“スピードある攻撃”。前回のロシア大会では本大会メンバーに選ばれず悔しい思いも語っていますが、だからこそ今回のカタール大会に懸ける想いは強くあります。ゴールパフォーマンスのジャガーポーズをワールドカップでも見たいです!権田修一GK(ゴールキーパー)安定感抜群の権田選手。そんな権田選手の言葉で印象的なのが“ゴールキーパーは究極の人助け。味方のミスをなかったことにできる”というもの。そんな権田選手がいるからこそ他の選手も思い切ってプレーすることができます。常に計算をしながらトレーニングに打ち込むストイックな選手です。田中 碧MF(ミッドフィールダー)川崎フロンターレでデビューしたての頃から田中選手のことをよく知る中村憲剛さんは、田中選手について“努力の天才”と言います。その努力があるからこそ、ここぞというときに決める選手!これまでもW杯予選デビュー戦でゴールを決めてきました。はにかんだような笑顔にも注目です!長友佑都DF(ディフェンダー)GKの川島永嗣選手と共に、日本史上初となるW杯4大会連続出場が今大会にかかっています。世界のトップレベルで戦ってきた経験と明るいパーソナリティはチームに欠かせません。ピンチになったときこそ長友選手の存在が重要になってきます。練習中も誰よりも声を出すという長友選手、日本を勝利に導いてくれるはずです。はやし・みさきテレビ朝日アナウンサー。日本vsコスタリカ(11月27日18:40放送)はじめ、同局で放送の試合中継の進行を担当。今回のW杯アジア最終予選の日本戦(ホーム)中継も担当した。大学時代はサッカーサークルのマネージャー。FIFAワールドカップカタール202211月23日(水)22:00日本 vs ドイツ11月27日(日)19:00日本 vs コスタリカ12月2日(金)4:00日本 vs スペイン時間は日本時間※『anan』2022年11月30日号より。写真・日本サッカー協会Getty Images(by anan編集部)
2022年11月23日世界一のサッカーの祭典、FIFAワールドカップがいよいよ開幕!前回、あと一歩のところで届かなかった悲願のベスト8を目指し大会に挑む日本代表、“SAMURAI BLUE”。ここでは、MF・鎌田大地選手のインタビューをお届けします。MF(ミッドフィールダー)・鎌田大地日本代表の攻撃に怖さを加える鎌田大地。司令塔として期待される彼の強みは、どんな相手と対峙しても動じない強じんなメンタル。その背景にあるものとは…。――いよいよW杯開幕です。現在の心境を教えてください。サッカーを始めた頃から夢に見ていた舞台が、26歳というサッカー選手の年齢的にすごくいいタイミングで巡ってきました。個人的にも今シーズンはいいスタートが切れていますし、最高の状態で本大会に臨めると思っています。――昨シーズンはUEFAヨーロッパリーグを制し、今シーズンは世界最高峰の舞台であるUEFAチャンピオンズリーグでゴールを量産しています。世界基準で見ると今の自分の立ち位置は?世界を見たら上には上がいると思いますが、自分としては順調にステップアップできていると思っています。W杯は世界中の人が注目する大きな大会ですし、そこで活躍すれば自分が目指すべき場所に行けるかもしれません。サッカー選手としてすごく大きな舞台になるので、楽しみながらチャンスをモノにしたいと思っています。――ズバリ、自信のほどは?今の自分の力を存分に発揮すれば、いい結果を残せる自信はあります。グループステージは難しい組み合わせになったといわれていますが、そういう相手に勝たないと、世界で日本人の価値を高めていくことはできないですから。自分も、バルセロナに勝ったりして評価が変わることを経験しました。ドイツやスペインは10回対戦して1回勝てるかどうかの相手かもしれないですけど、その1回をW杯の本番で出せばいいだけ。サッカーは本当に何が起こるか分からないスポーツなので、絶対に勝てるとは言えませんが、今の日本代表だったら、いい試合ができるんじゃないかと思っています。――現在、ドイツのブンデスリーガでプレーしています。ドイツ代表には国内の強豪であるバイエルンの選手やヨーロッパのトップクラブでプレーしている選手が多いんですけど、自分としてはビッグネームの選手と対戦しても臆せずに、対等に戦えるんですよね。例えば僕が所属するフランクフルトには、各国の代表選手が10人くらいいて、日本よりも強い国の代表選手もいます。普段からそういった選手たちと争いながらポジションを勝ち取って試合で結果を出しているという自負はありますね。それに自分は小さい頃からマンガの主人公くらいの猛練習をやってきて、誰にも負けない努力をしてきたとも思っているので、それも絶対に結果を出せるという自信につながっています。――日本代表はベスト8以上を目標に掲げています。どのように貢献したいと考えていますか。サッカーの世界では、日本人の価値はまだまだ高くないんです。これから日本がW杯優勝を本当に目指していくのであれば、自分たちが日本人の価値を高めていかなければならないですし、今大会でドイツやスペインに勝ってグループステージを突破すれば世界からの見られ方も変わるはず。今は自分たちの価値を世界に認めてもらう過程だと思うので、とにかく結果にこだわりたい。そのために僕はピッチで違いを出して、チームの勝利に貢献していきたいです。――自分のプレーではどんなところを見てもらいたいですか?僕は特別なものを持ってるわけではないんですけど、すべてにおいてハイクオリティなところですかね。特に抜きん出たものはないですけど、積極的に攻撃に絡む部分に注目してもらえたら楽しんでもらえるかもしれないです。――最後に、本大会に向けた意気込みを聞かせてください。チームとしてベスト8以上に進んで日本サッカー界に新しい歴史を作ることを目指しています。個人としてはその一部分になれるように貢献したいですし、今回のW杯が自分の未来にもつながるように、個人成績にもこだわっていきたいと思います。かまだ・だいち1996年8月5日生まれ、愛媛県出身。アイントラハト・フランクフルト(ドイツ)所属。東山高から鳥栖を経て20歳で渡独。若い頃から世界で活躍するためのビジョンを描いて進化を続けてきた努力家であり、大きな夢を抱く野心家でもある。FIFAワールドカップカタール202211月23日(水)22:00日本 vs ドイツ11月27日(日)19:00日本 vs コスタリカ12月2日(金)4:00日本 vs スペイン時間は日本時間※『anan』2022年11月30日号より。写真・日本サッカー協会Getty Images取材、文・青山知雄(by anan編集部)
2022年11月23日世界一のサッカーの祭典、4年に一度のFIFAワールドカップがいよいよ開幕!前回、あと一歩のところで届かなかった悲願のベスト8を目指し大会に挑む日本代表、“SAMURAI BLUE”から、MF・伊東純也選手のインタビューをお届けします。MF(ミッドフィールダー)・伊東純也スピードに乗ったドリブルを武器に日本のW杯出場に大きく貢献した伊東純也。自身初となる世界の大舞台でも得意のドリブルで“ぶち抜く”という覚悟を固めている。――伊東選手にとってW杯とはどんな大会ですか。小さい頃から見ていた舞台ですし、サッカーをやっている人なら誰もが憧れる場所だと思います。普段サッカーは観ないけどW杯だけは観るという人も多いでしょうし、そういう大会に出場するチャンスを得られたのはすごく光栄なことだと思っています。――記憶に残っている大会や選手を教えてください。2010年南アフリカ大会の本田圭佑選手が一番印象に残っています。デンマーク戦で決めた直接フリーキックですね。ああいう姿にあこがれましたし、自分もW杯でチームの勝利につながるゴールを決めたいと考えています。――今回のアジア最終予選では4試合連続ゴールを挙げるなど、チームを救う活躍を見せました。ここまでの自分の成長については?前回のロシア大会が終わってから日本代表に呼ばれるようになって、ベルギーやフランスへ移籍して様々な舞台で経験を積み重ねたことで、いろいろな部分で成長できていると思います。ドリブルでの仕掛けだけでなく、チャンスメイクの形も増えてきました。――伊東選手が日本代表でゴールを決めた試合は8戦全勝です。(※11月16日時点。)そうなんですか?全く知らなかったです。やっぱり攻撃的なポジションなので、チームを勝利に導くゴールを決められているとしたらうれしいですね。――森保一監督からはどのような指示を受けることが多いですか?攻撃に関しては細かい指示というよりも、ピッチのサイドにうまく張ってボールを受けて、思い切って仕掛けてほしいと言われることが多いですね。――日本で応援している人たちも伊東選手がボールを持ったときの期待感は大きいと思います。やっぱりドリブルで抜いていくところが一番分かりやすいと思うので、そういう場面をたくさん見せたいですね。――特にどんなドリブルを見てもらいたいですか?縦方向にぶち抜いたときが一番スタジアムが沸くんですよね。それが気持ちよくて。自分としては縦にぶち抜いて、そこから内側に切り込んでいくプレーを見てほしいです。ペナルティエリア内で斜めに入っていけばビッグチャンスになりますし、相手がファウルをしないと止められないくらい積極的に仕掛けていきたいですね。――ドリブル突破のイメージから“イナズマ純也”というニックネームもつきましたね。サッカー番組でいくつかの候補から自分で選んだんですけど、大学時代の自分の応援歌に“稲妻”というフレーズがあったので、いいなと思って。そうしたら意外に浸透しちゃいました(笑)。――W杯のグループステージではドイツ、スペインという世界一の経験がある国と対戦します。強い相手であるのは間違いないですね。ボールを持たれる時間が長くなると思うので、日本としては我慢強く守って、奪ったボールをいい攻撃につなげたいです。どんな相手でも自分の役割は変わらないので、サイドからどんどん仕掛けてチャンスメイクしたいと思っています。――日本代表はベスト8以上という目標を掲げています。ご自身の意気込みを聞かせてください。全員の力がうまくかみ合えばベスト8以上に進むチャンスは十分にあると思いますし、僕もチームの目標達成に貢献できるよう、どんどん仕掛けて結果で見せていきたいですね。いとう・じゅんや1993年3月9日生まれ、神奈川県出身。スタッド・ランス(フランス)所属。県立逗葉高から神奈川大へ進み、甲府、柏を経て海外移籍を果たした雑草系アタッカー。持ち前の自然体なスタイルと珍しいキャリアがバラエティ番組で特集されたことも。FIFAワールドカップカタール202211月23日(水)22:00日本 vs ドイツ11月27日(日)19:00日本 vs コスタリカ12月2日(金)4:00日本 vs スペイン時間は日本時間※『anan』2022年11月30日号より。写真・日本サッカー協会Getty Images取材、文・青山知雄(by anan編集部)
2022年11月23日4年に一度、世界一のサッカーの祭典、FIFAワールドカップがいよいよ開幕!前回、あと一歩のところで届かなかった悲願のベスト8を目指し大会に挑む日本代表、“SAMURAI BLUE”をみんなで応援しよう!「前回の悔しさは忘れていない。あと少しのところで逃してしまった新しい歴史を、今回は絶対につかみ取りたい」4年前のロシア大会、試合終了寸前にベルギー代表の高速カウンターで決勝点を奪われ、悔しさに打ちひしがれる日本代表の姿を覚えている人も多いはず…。吉田麻也キャプテンは前回の悔しさを胸に秘め、まだ見ぬ景色を求めて戦い続けてきた。あれから4年半。世界一を決めるサッカーの祭典、FIFAワールドカップカタール大会が開幕。興奮と熱狂の日々がやってくる。ここで日本代表が掲げた目標は、過去最高となるベスト8以上。グループステージではドイツ、スペインという優勝候補と対戦するが、真剣勝負の場で真の強豪国と対戦できる森保一監督や選手たちは、世界を驚かそうと強く意気込んでいる。4年前からは大きくメンバーが入れ替わった。初めてW杯の舞台に立つ選手も多いが、日本代表はどんな戦いを見せてくれるのだろうか。自身3度目のW杯出場となる吉田キャプテンはこう分析する。「メッシやエンバペみたいなスター選手がいるわけじゃないですけど、全員がハードワークして、チームのために身を粉にして戦える。森保監督は日本人らしく、組織で戦うスタイルを求め続けてきました。それに(久保)建英や冨安(健洋)、(鎌田)大地みたいに多くの選手が若くしてヨーロッパへ移籍して、自己表現できるようになっている。いい意味で日本人らしくないところも持ち合わせていますし、その融合がチームの強みになると思います」今大会に向けて日本代表が掲げたスローガンは“新しい景色を2022”。そして、この新しい歴史の扉を開くために、森保監督が強く呼びかけていることがある。「ベスト8は簡単な目標ではないですが、そのためにはファンの皆さん、そして国民の皆さんの力が必要です。みんなで一緒に新しい景色を見たいと思っています。応援とともに共闘をお願いします」想いは必ずやカタールまで届く。いざ、日本一丸で新しい景色を――。DF(ディフェンダー)・吉田麻也日本代表のキャプテンとしてカタール大会に挑む吉田麻也。大きな重圧と責任を背負いながら、覚悟を持って世界の大舞台に臨む。――W杯がいよいよ開幕です。ワクワクとドキドキのいいバランスがとれていると思います。前回大会が終わってからの4年間、自分がどれだけのものを積み上げられたのか。それを確認する最大のテストの場だと思っています。ここで結果を出せるかどうかがサッカー選手としての評価に結びつきますし、W杯を目標にずっと取り組んできましたから。――改めて今回のW杯に懸ける想いを教えてください。選手として日本サッカーに貢献できる時間が限られている中で、スローガンにも掲げているようにベスト8という“まだ見ぬ景色”を見たいと強く願っています。その壁を破ることが日本サッカーが成長した証しになると思いますし、それが今の自分にとって一番大きなモチベーションですね。――そこに向けてどのような形で貢献したいと考えていますか?僕自身にとって3回目のW杯になりますけど、ドイツとの対戦が決まって、日本サッカーのために何ができるかと考えてきました。今シーズンからドイツのシャルケへ移籍を決めたんですが、それは日本代表が世界で勝つためにドイツでプレーすることが必要だと判断したんです。そういった経験もチームに還元したいですね。――キャプテンとして臨むことにも強い想いがあると思います。チームにとって何がプラスかを考えて行動しなければいけないことが、キャプテンになってから最初の1~2年はすごく難しかったですね。20代前半の頃は自分が活躍してステップアップすることがモチベーションになっていたんですけど、年齢を重ねてきたときに違うモチベーションを見いだす必要が出てきます。僕の場合は日本のサッカーを成長させたい、それに貢献したいという想いがさらに強くなったので、今はチームにとって何がプラスなのかをすべての判断基準の軸にして行動しています。例えばチームメイトと一緒に食事に行くとき、チームがオフを欲しているとき、もっと細かくいうと朝食の時間を変更したいと進言するときも、すべてチームの勝利につながるかどうかを基準に考えるようにしています。キャプテンとしての自分の評価は今回の結果次第だと思います。――大会本番に向けて心がけたいことを教えてください。従来の大会に比べて準備期間がとにかく短いんですよ。準備の差が結果を左右すると思うので、とにかくそこを意識すること。あとは試合間隔も短いので、チーム全体でしっかり回復できるようケアしていきたいと考えています。1試合目の結果次第でチームの雰囲気がいい方向にも悪い方向にもいく可能性があるので、どんな結果になったとしても正しい方向に進めるよう、いろいろなものを想定して準備していきたいですね。――ベスト8という目標達成に向けての自信はいかがでしょう。自信はありますよ。根拠のない自信ですけど、可能性はあるんじゃないかなってなぜか思えています。グループステージの対戦相手がゲームやマンガでいうところの“ラスボス”みたいな強豪なんですけど、そういう相手にどんな戦いができるか。僕たちはそこで世界を驚かすようなビッグサプライズを起こしたいと思っています。――最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。日本代表では長友佑都選手がキックオフ直前に両手を上げて天を仰ぐんですけど、あれは日本からのパワーをもらっているんですよ。ドラゴンボールの孫悟空がパワーを集めて元気玉にするみたいに、皆さんの盛り上がりはカタールまで本当に届きます。日本中が一つになって、みんなで新しい景色を見に行きましょう!よしだ・まや1988年8月24日生まれ、長崎県出身。シャルケ04(ドイツ)所属。今年から日本プロサッカー選手会会長を務める。フランクな人柄と熱いハートを持ち合わせた日本代表キャプテンで、食事面ではグルテンフリーにも取り組んでいる。FIFAワールドカップカタール202211月23日(水)22:00日本 vs ドイツ11月27日(日)19:00日本 vs コスタリカ12月2日(金)4:00日本 vs スペイン時間は日本時間※『anan』2022年11月30日号より。写真・日本サッカー協会Getty Images取材、文・青山知雄(by anan編集部)
2022年11月23日昨年、女性アスリートの体に寄り添う団体を設立した元バドミントン日本代表選手の潮田玲子さん。啓蒙活動を行う中で見えてきた課題、また女性が活躍できる社会のために目指したいことを語ってもらった。「女性が輝く社会のためには周りの理解が必要。」元バドミントン日本代表として五輪に出場するなど、人気、実力ともにトップアスリートとして一時代を牽引してきた潮田玲子さん。現在は、仕事に子育てにと充実した日々を送りながら、一般社団法人Woman’s waysを設立して話題に。女性アスリートが安心して競技に取り組めるよう、月経などの女性ならではの悩みに向き合い、セミナーなどを通じてサポートする活動をしている。「立ち上げたきっかけは、現役時代の生理問題やコンディションに関する取材を受けたことでした。当時は、生理の影響でストレスを抱えていても我慢が当たり前。今でこそ、吸水ショーツや月経カップなどアイテムの選択肢は増えましたが、現役を引退して10年経った今も、女性の心身のバイオリズムに対しての理解は低いまま。今後、女性アスリートが生理問題に振り回されず、ストレスなく活躍していくためには、自身の体への知識を深めることが必要だと実感しました。でも、その知識を学ぶ場所も機会もない。だったら、自分でやろうと思って。元テニスプレーヤーの杉山愛さんたちと4人で団体を立ち上げたんです」生理痛で練習やトレーニングを休むなんてありえないという、厳しい女性アスリートの世界。「アスリートの多くは、自分が休んだらそのポジションを奪われるかもしれないという恐怖心もあるし、痛みも我慢しがち。でも、女性にはホルモンのリズムがあって、個人の意志に関係なく、体調やメンタルが左右されるもの。こういった知識をセミナーでお伝えすると、“やる気が出ないのは、自分が弱いからだと落ち込んでいたけど、責める必要はなかったんですね”と、安堵する選手も。“もっと早く知りたかった”という嬉しいお声もたくさんいただいています。それ以上に多いのが、“監督やコーチにも理解してほしい”という切実な悩みでした」今も昔も、指導者は男性というケースが多いそう。「PMSが辛くて頑張れない時、監督からは“やる気がないなら帰れ”と怒られてしまう。でも、生理のバイオリズムについて知識があれば、選手にかける言葉も変わってくると思うんです。夫もアスリートですが、夫婦間でも生理のことはタブーというか、私も自分の不調をなかなか言えなくて。でも一度、夫にセミナーを聞いてもらったら、“これこそ男性も絶対に知っておくべきことだよ”と言ってくれたんです。男性も女性と同様、これまで学ぶ環境がなかっただけ。実際、セミナーを受けてくれた男性指導者は、選手にかける言葉が変わったことで、信頼関係も生まれてきたそう。将来的には、女性を指導する人は、セミナーで知識を学ぶことが必須になるライセンス制度を設けたいです」選手に限らず、不調に悩むのは働く女性も同じこと。「女性が社会で輝くためには、周りの理解が必要。生理休暇制度があっても、実際は活用されていないのも問題。プライバシーに配慮しながら、休みやすい風潮に変わるのが理想だと思います」潮田さんが出合った“感動”フェムケアアイテムSIMPLISSE「シンプリス センシュアル フェミニン デオウォッシュ」「柔らかな泡が好きで、フェミニンエリア用ソープは、シンプリスを使っています。効果が目に見えるモノではないけれど、ケアすると、不思議と心身が整う感覚に」。160ml¥3,630(シンプリス TEL:0120・370・063)ソフィ「ソフトカップ」「経血を気にせず過ごせる月経カップは、画期的なアイテム。これは薬局やネットで気軽に購入できるので初めての人に」。ポーチ付き¥5,478*編集部調べ(ユニ・チャームお客様相談センター TEL:0120・423・001)しおた・れいこ1983年生まれ、福岡県出身。一般社団法人Woman’s ways代表。元バドミントン日本代表。コメンテーターやMCなど多彩な方面で活躍中。ニット¥28,600(デザイナーズ リミックス TEL:03・5216・6518)パンツ¥58,300(DOROTHEE SCHUMACHER/ドロシー シューマッハ TEL:03・3265・0251)その他はスタイリスト私物※『anan』2022年11月23日号より。写真・須藤敬一(潮田さん)中島慶子(商品)スタイリスト・今井聖子(Canna)ヘア&メイク・かんだゆうこ取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2022年11月20日東京五輪では、史上最年少でのバレーボール男子日本代表でありながら全試合に先発出場。安定感抜群のサーブレシーブ、スピードあふれるバックアタックなど持ち味を存分に発揮し、日本の29年ぶりのベスト8進出に貢献。いま最注目のバレーボールプレーヤー・髙橋 藍さんに迫ります。目標は明確。五輪の金メダル。8月末からスロベニアで開催された世界選手権でも全試合に先発出場。日本は予選ラウンドを突破したが、決勝トーナメント初戦で東京五輪金メダルのフランスと対戦し、フルセットの激戦の末、惜敗。12位で大会を終えた。そのフランス戦の話になると、瞳に悔しさが甦った。「最後の1点を取る力というのが、フランスとの明らかな差だったと思います。5セット目は主導権を握れていたけど、勝ちを意識して、先を急ぎすぎてイージーミスが出てしまって。相手のミスでマッチポイントを握ったときも、誰もが『勝てる』という景色を見てしまったんですね。そこでもう一度チームとして『1点ずつだぞ』と引き締められればよかったのに、流してしまった。でも、あそこからひっくり返されるんだと学べたことが、僕らにとって収穫だったとポジティブに考えています」ただ、自身のプレーには手応えを感じていた。東京五輪では、相手の高いブロックに阻まれてスパイクが決まらず交代となることがあったが、世界選手権では決定力を示し、コートに立ち続けることができた。「昨年は、代表チームでは周りに引っ張ってもらっているという意識が強くて、(得点源の)石川(祐希)選手や西田(有志)選手が攻撃に集中しやすいように、僕はスパイクよりまず守備で縁の下から支えようと考えていました。でも今年から自分に求めているのは、チームのもう一つの軸になること。頼れる場所が増えるほどチームは強くなっていくので、ここぞという場面でトスを託してもらえる選手になっていかないと。世界選手権ではその一歩を踏み出せたんじゃないかなと思っています。試合の中で修正して、ギアをもう一段上げる力がついてきたとも感じています。5セット目にセッターの関田(誠大)選手がトスを持ってきてくれたのも、『こいつなら試合中にパフォーマンスを上げて、最後やってくれる』と信じてくれたからだと思うんです。昨年はすぐに代えられていた場面でも、今年は代えられなかった。立て直せる選手だと、フィリップ・ブラン監督含めチーム全体が感じてくれたのかなと。だから最後までコートに立たせてもらえた。昨年はなかったその信頼を今回築けたことは、本当にプラスでした」攻撃面で成長し、強みであるサーブレシーブは相変わらずチームを支えている。日本は6~7月のネーションズリーグで過去最高の5位となり、世界ランキングも11位から7位に上昇した。目指すものは明確だ。「目標は’24年のパリ五輪でメダルを獲ること。あと2年で手が届くところまで来ていると感じています。そして、一人の選手として名を残せる、世界中に見てもらえる選手になることですね。僕は今までにいなかったような選手になりたいんです。レシーブができて、スパイクが打てて、オールラウンダーとして高いレベルですべてこなせた上で、バレー以外の面でもSNSやメディアを通して、ファンの方々や子供たちへの発信にも力を入れる。子供たちが僕をきっかけにバレーを始めてくれたり、自分のようなプレーヤーを目指してくれたら嬉しい。誰もができることではないと思っているので」21歳でそんなことまで…。視野の広さと意志の強さに驚かされる。その芯にあるのは、この言葉だ。“勇気と信念が世界を変える”アメリカの人気ドラマ『プリズン・ブレイク』の中のセリフで、この言葉を自身の核にしているという。「主人公が自分の信じるべきものを自分の意思で選び、世界を変えるという姿を見て、これからの自分の人生を変えていくのはこの言葉だなと思ったんです。常にこの言葉が背中を押してくれます。僕も自分のプレーや努力を信じて続けるしかないと思っているし、海外挑戦も、この言葉に勇気をもらったからできたこと。イタリアで成長できるかどうかはわからなかったけれど、自分を信じてやるしかないと思ったし、実際にすごく達成感がありました。向こうでは一人で何でもやらなきゃいけないし、言葉の壁もある。最初は監督に自分のやりたいことを伝えられない、仲間と上手くコミュニケーションをとれないというストレスがありました。でも赤ん坊のようなところからスタートして、一日一日、その日言えなかったことを調べたり、よく聞く単語をインプットしながら、少しずつ伝えられるようになって、自信がつきました。海外の友だちも増えたし、世界を見ることってすごく大事だなとも感じた。何かあっても、『全然なんとかなるわ』と余裕を持てるようになりましたね」今季も迷わずセリエAへの挑戦を選んだ。今年はレギュラーをつかむため、大学の試合には出場せず9月に「パドヴァ」に合流した。10月1日の開幕戦から先発出場し攻守に躍動。強豪「モデナ」、昨季王者「ルーベ」に立て続けに勝利し、2試合続けてMVPに選ばれる最高のスタートを切った。行動力が成長を加速させ、また一足飛びで大きなものをつかむシーズンになる予感がする。たかはし・らん2001年9月2日、京都府生まれ。ポジションはアウトサイドヒッター。小学2年生のときに兄・塁の影響でバレーを始める。日本体育大学に所属しながら、セリエA「パドヴァ」でプレー。イタリアでの楽しみはカルボナーラと観光。シャツ¥30,800(ウェルダーinfo@wellder.jp)パンツ¥85,800(ヘリル/にしのや TEL:03・6434・0983)靴下、靴はスタイリスト私物※『anan』2022年11月2日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)スタイリスト・ダヨシヘア&メイク・村田真弓取材、文・米虫紀子(by anan編集部)
2022年11月01日躍動感あふれるプレーと常に前向きな姿が見る者を惹きつける、いま最注目のバレーボールプレーヤー・髙橋 藍。その核となっている思いとは…。「緊張しい」が、世界の舞台へ。「東京オリンピックに出る」2020年の五輪開催地が東京に決まった年、小学6年生だった髙橋藍は、卒業文集にそう書いた。そして8年後、夢を実現させた。「本当に夢は叶うんだ、と思いましたね」と屈託なく笑う。初めて日本代表に選ばれたのは’20年。昨年、1年遅れで開催された東京五輪に、バレーボール男子日本代表史上最年少の19歳で選出され、全試合に先発出場する。安定感抜群のサーブレシーブ、スピードあふれるバックアタックなど持ち味を存分に発揮し、日本の29年ぶりのベスト8進出に貢献した。大舞台で楽しそうに躍動する新星は多くの人を魅了し、日常は一変する。籍を置く日本体育大学のキャンパスに行くと、彼目当てに学生が多数集まってしまうため、授業はオンラインで受講。取材依頼が殺到し、SNSのフォロワーは激増。海外からも注目され、今やインスタグラムのフォロワー数は110万を上回る。この1~2年での変化は「想像をはるかに超えています」と苦笑するが、それを楽しんでいる様子だ。「世界で応援してくれる方々が増えていくのは、すごくやりがいを感じます。もっと自分の成長を見てほしいと思うし、影響力も持っているということなので、プレーを磨くのはもちろん、発信にも力を入れていきたい。多くの人に期待される分、強くならなきゃいけないというプレッシャーもありますが、頑張るモチベーションになります。いいプレッシャーは、自分がレベルアップするために必要な要素だと捉えています」言葉の一つ一つにポジティブでまっすぐな人柄がにじむ。そう伝えると、「ポジティブでないと、やっていけないですから(笑)」と返ってきた。でも、実は高校2年生の頃まではネガティブ思考だったのだとか。「自分に自信がなくて、めちゃめちゃ緊張しいで、試合前にオエッとなるほどでした。2年でエースになり、チームを引っ張る立場になったときに、自分が得点を決められなくて、壁に当たって、悩んで…。でも悩んだ末に、『世界の中で考えたら、俺のこんな緊張なんかちっぽけやな』と思ったんです。そうしたらスッとラクになった。それから何でもポジティブに考えるようになりました」そこから道が拓けていく。高校3年の1月に開催された春の高校バレーで東山高校を初の日本一に導くと、直後に日本代表に初選出され、翌年、東京五輪に出場することになる。しかし夢の舞台を終えたとき、湧き上がってきたのは満足感よりも悔しさ…。それが海外挑戦を決断させた。「もっと自分に経験があれば、日本はメダルに届いたんじゃないか、という悔しさがすごくありました。相手が強くなるほどブロックは高く、上手くなるので、スパイクが決まらなくなって。世界の高さに慣れていないことが決められない原因でした。だから、その高さを相手に経験を積んで、次のパリ五輪で必ず活躍できるように、“海外に行かなければ”という思いが強くなったんです」世界最高峰のリーグ、イタリア・セリエA「パドヴァ」への入団を決め、昨年12月、イタリアに渡った。「合流がシーズン途中だったので、先発で出るのは難しかったんですが、海外のトップ選手が集まる中で過ごし、練習から高さやパワーに慣れることができました。成長できた部分はすごく多かったと感じています」プレーも精神面もたくましさを増し、今年の日本代表ではさらに大きな存在感を発揮することになる。たかはし・らん2001年9月2日、京都府生まれ。ポジションはアウトサイドヒッター。小学2年生のときに兄・塁の影響でバレーを始める。日本体育大学に所属しながら、セリエA「パドヴァ」でプレー。イタリアでの楽しみはカルボナーラと観光。ジャケット¥61,600シャツ¥30,800パンツ¥35,200(以上ウェルダーinfo@wellder.jp)靴はスタイリスト私物※『anan』2022年11月2日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)スタイリスト・ダヨシヘア&メイク・村田真弓取材、文・米虫紀子(by anan編集部)
2022年10月30日10月21日に始まるアメリカ大会を皮切りに、フィギュアスケートのグランプリシリーズが開幕する。オリンピック後の最初のシーズンは、次のオリンピックを視野に入れて新たな4年へと向かう年。長年にわたり牽引した羽生結弦が競技の世界を離れ、ネイサン・チェン(アメリカ)は休養を選んだこともあり、まさに新たなスタートとなる雰囲気が漂う。新たな時代を担っていく選手たちの滑りに注目!そんな状況の中、男子の中心となっていくのは日本の2人。北京五輪で銅メダル、世界選手権では優勝を飾った宇野昌磨は「まだまだ成長していかないと」と、常にこだわってきた“成長”を今シーズンも期している。北京五輪、世界選手権ともに銀メダルで名実ともに世界のトップスケーターの仲間入りをした鍵山優真も「プログラムもジャンプもいろいろ挑戦したいです」と、さらなる進化への意気込みを見せる。若い世代の台頭も見どころだ。4回転アクセルに世界で初めて成功、12月に18歳の誕生日を迎えるイリア・マリニン(アメリカ)はむろんのこと、中学生の頃から傑出したジャンプ力を見せてきた17歳の三浦佳生(かお)も期待を集める一人。一方の女子は、近年世界を席巻してきたロシアに対する出場停止処分が継続されているため、日本勢が質・量ともに抜きんでている。北京五輪で銅メダル、世界選手権で優勝の坂本花織は、新しい振付師と組むなどステップアップを志す。夏場はまだ調整などで遅れている面もあったが、シーズンが進むにつれて調子を上げていくはずだ。紀平梨花も注目の一人。4回転ジャンプやトリプルサルコウを武器とするが故障により昨シーズンは欠場。再起を期す今季、完全に回復したとはいえないが、9月下旬の中部選手権に出場、無事ショート、フリーを滑り切った。ここからの復調を楽しみにしたい。北京五輪で念願のオリンピック出場を果たした樋口新葉(わかば)は、残念ながら怪我で今季すべての大会の欠場が発表されたが、他にも三原舞依、北京五輪に出場した河辺愛菜(まな)など、中堅から若い世代まで期待を担う選手が少なくないのも、日本女子選手の層の厚みを示している。これからのフィギュアスケート界をリードしていくのは誰か、選手たちの滑りから目を離せない。宇野昌磨春から夏に数多くのアイスショーに出演、試合で用いるプログラムを滑り込み、仕上げを図ってきた。鍵山優真初めてロックテイストの曲をプログラムに用いるなど、チャレンジする姿勢を鮮明にしながらシーズンに臨む。紀平梨花’18年のグランプリファイナル覇者。怪我もあり、北京五輪出場も逃していた。第2戦と第6戦にエントリー。坂本花織5シーズンコンビを組んできた振付師のブノワ・リショーからいったん離れ、新境地を目指す。【グランプリシリーズの日程】第1戦 アメリカ10/21~第2戦 カナダ10/28~第3戦 フランス11/4~第4戦 イギリス(中国から開催地変更)11/11~第5戦 日本(NHK杯)11/18~第6戦 フィンランド(ロシアから開催地変更)11/25~グランプリファイナル イタリア12/8~※『anan』2022年10月22日号より。写真・Getty Images文・松原孝臣(by anan編集部)
2022年10月24日株式会社大樹は、運営するスポーツ科学センター アローズラボにて健康診断だけでは見えない「体力」と「筋力」を数字で見える化する「スポーツ健康ドック」を2022年10月3日にスタートいたしました。人生「100年時代」と言われている時代に「健康」で過ごせる時間を長く、100歳になっても自分のチカラで歩ける体力と筋力を目指す方々に向けて、本サービスをご提供しています。※当社調べラボイメージ_1■「スポーツ健康ドッグ」とはスポーツ科学センター アローズラボでは、病院での「健康診断」では見ることのできない「筋力」や健康で生きていく為に必要不可欠な「5大基礎体力」をスポーツ科学とAIのチカラで分析し数値で見える化。今までの傾向や現在の体力、筋力の状態を知り、未来の目標に近づくためのアシストをしています。スポーツ科学センターで行う「スポーツ健康ドック」はプロ選手が使っている測定器や病院に設置されている機材を使い、眼の動きや歩く時に必要な筋力を分析する測定や、筋力のバランス、身体のたんぱく質、ミネラル、骨量なども機械に乗るだけで測ることができる「IN BODY」を始め、本格的な診断が可能となります。ラボイメージ_2■「スポーツ健康ドッグ」提供背景今まで見る事のできなかった体力や筋力を感覚ではなく数値でしっかり見ることで健康の大切さについて見直すきっかけになり、運動への意欲が高まり体力だけではなく、WHOが掲げている「健康」の定義である身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態でいれる方々が増えていくよう「健康診断」と同じく「スポーツ健康ドック」の定着を目指しています。臓器が健康であっても身体を自由自在に動かせる筋力や体力がないと本当の健康とは言えません。又、身体が自由に動かせなくなると外出する機会も減り、社会との距離を感じ、精神的なストレスも増え、高齢者では認知症のリスクも高まり、健康とは言えない身体になります。そうなる前に何をすべきなのか、「スポーツ健康ドック」を受ける事で明確にわかるようになり、日々の生活習慣の見直しができるきっかけにもなります。スポーツ科学センター アローズラボは多くの方々が健康寿命を伸ばし心身ともに健康で30年後40年後も楽しい時間を過ごせるような未来を応援していきます。ラボイメージ_3■施設概要施設名 : スポーツ科学センター~アローズ ラボ~所在地 : 〒463-0011 愛知県名古屋市守山区小幡1丁目10-22あおば接骨院守山小幡院内電話 : 052-793-6768/090-2872-9233(担当:庄島)営業時間: 全日 9:00~19:00 ※要予約制休館日 : GW・お盆・年末年始 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月14日男女合わせて個人戦で史上最多となる計9個の金メダルを獲得、圧倒的な結果で日本柔道の誇りを示した東京五輪から1年余り。再び、世界一を競う舞台がやってきた。ウズベキスタン・タシケントで行われる世界選手権だ。2年後の“パリ”を視野に、多彩な顔ぶれが世界一に挑む!オリンピック翌年の世界選手権は、いつもなら新たなスタートを切る舞台という意味合いが強い。ただ今回は、東京五輪が1年延期になったことから、次のパリ五輪まであと2年、熾烈な国内の代表争いを見据えたときに、重要な位置を占める場となる。結果を求められる大会へ向けて、日本代表はさまざまな横顔を持つ選手がそろった。中心をなすのは、東京五輪で金メダルを手にした阿部一二三、詩の兄妹や、髙藤直寿、濵田尚里らだ。ここから円熟期に入ろうという阿部兄妹の戦いぶりと、今現在の世界での位置の再確認も楽しみだが、29歳とベテランの域に入った髙藤もパリを目指すことを明らかにしているだけに、どのような戦いを見せるか、注目だ。濵田は徐々に地力をつけ、東京五輪で30歳にして初めてオリンピックに出場した異色の経歴を持つ選手。東京五輪では圧倒的な強さで見事優勝を果たした。32歳で迎える今大会でも、これまでの概念を覆す力を見せてほしいところだ。彼ら以上に重要な舞台となるのは、東京五輪出場を逃し、「次こそは」と誓う選手たちだ。同じ66kg級で阿部一二三と最後まで五輪代表を争った丸山城志郎は、阿部を上回る成績を残すことで、ライバルとの差を縮めることができる。一方、若手の注目株の筆頭が斉藤立。オリンピック連覇を果たした故・斉藤仁氏を父に持ち、早くから期待を集めてきた。日本が名選手を輩出しプライドを持つ重量級だが、世界大会で勝てなくなってきているだけに、復権の担い手として活躍できるか、今後への試金石にもなる。万全の地位を築こうという第一人者、ライバルを追う選手たち、若い世代とそろった日本代表選手がどのような成績を残せるのか。個人戦とあわせて開催される団体戦ともども、その戦いを楽しみにしたい。日本代表選手【男子】斉藤立・飯田健太郎・増山香補・永瀬貴規・藤原崇太郎・橋本壮市・阿部一二三・丸山城志郎・髙藤直寿【女子】冨田若春・濵田尚里・田中志歩・新添左季・堀川恵・舟久保遥香・阿部詩・渡名喜風南・角田夏実ほか、団体戦代表男子3名、女子2名男子は同階級の日本勢のライバル争いも注目!阿部一二三 男子66kg級今春の全日本選抜体重別選手権や国際大会で優勝し、今年も好調を維持。豪快な投げ技は健在。髙藤直寿 男子60kg級’16年のリオ五輪で優勝できなかった悔しさを晴らした五輪大会を経て、3度目の大舞台を目指す。斉藤 立 男子100kg超級191cm、160kgの体格から繰り出す技は迫力満点。今春の全日本選手権で初優勝した期待の一人。©アフロスポーツ女子の実力者たちは力を見せつけられるか!?阿部 詩女子52kg級東京五輪のあと肩を手術。空白期間もあったが順調に回復、世界選手権で復活を示したい。濵田尚里 女子78kg級格闘技の一つ、サンボにも取り組むことで関節技のスペシャリストとなり、柔道でも台頭。2022年世界柔道選手権 タシケント大会日程:10/6~10/13開催地:ウズベキスタン・タシケント男女7階級の個人戦と国別団体戦が行われる。フジテレビ系列にて放送予定。※『anan』2022年10月12日号より。写真・Getty Images文・松原孝臣(by anan編集部)
2022年10月11日エネルギッシュな人は、どうしてあんなに頑張れるんだろう… と、羨ましく感じるシーンがありますよね。でも、もしかしたらスイッチが入ると、あなたも内奥からパワーが湧いてくることだってあるかもしれませんよ。そこで今回は、スポーツ観戦するならどれかにより「あなたのパワフル度」がわかる心理テストをご紹介させていただきます。Q.あなたがスポーツ観戦するなら、次のうちどれにしますか?A:サッカーB:野球C:テニスD:水泳あなたはどれを選びましたか?さっそく結果を見てみましょう。この心理テストでわかるのは?「あなたのパワフル度」深層心理において“スポーツ”は、あなた自身のエネルギーの発散と結びついており、観戦はどのようにエネルギーを効率よく放出するかを暗示しています。そのため、あなたが観戦したいスポーツの種目が何であるかによって、あなたのパワフル度をはかることができるのです。A:「サッカー」を選んだあなた……パワフル度15%あなたは、自分に声を掛けてくれる相手を待っている受け身タイプかもしれません。さらに、一般的に人気のある人よりも、心優しく人の注目を浴びるのが好きではないような人を好む傾向が。別に狙ってそうしているわけではないのですが、繊細なあなたは自分を傷つけたり裏切ったりする可能性のある人を避けるようにしているのでしょう。でも、受け身のままだと交友関係が広がらないこともあります。完璧を求めず、ある程度で妥協をするように心がけることで、ステキな人間関係をゲットできるはずです。B:「野球」を選んだあなた………パワフル度90%あなたは根っからのパワフルなタイプで、「この人良いかも!」と思うと即アクションを起こすところがあるはず!まさに、友達や恋人選びに困らないタイプでしょう。エネルギッシュであることは全く悪いことではなく、チャンスがそれだけ多いということでもあります。しかし、興味の対象がコロコロと変わりやすいので、1つ1つの関係性を大切にすることも心がけて。そうすればまさに「鬼に金棒」。毎日が記念日のように楽しめるはず。C:「テニス」を選んだあなた……パワフル度40%あなたは、理想をひたすら待ち続けるタイプ。自分の好みのストライクゾーンにハマることがないと心が動かないようです。一切の妥協を許さず、人付き合いに対しても、自分からアクションを起こすなんてあり得ないと思っているかも。しかし、自分好みの人があらわれればガラリと豹変。たちまち積極な姿勢に早変わりすることでしょう。もう少し好みの幅を持たせれば、理想の人間関係に恵まれるはずです。D:「水泳」を選んだあなた……パワフル度60%自分から積極的に声を掛けることはないですが、隠れパワフルタイプのあなた。向こうから声を掛けてもらうように仕向けるのが上手かも。自分ではそんなつもりはないかもしれませんが、駆け引き上手な性格ゆえ、結果的に周囲をコントロールし好意を向けさせるのが得意でしょう。傍から見れば、エネルギッシュだなんて微塵も感じさせませんが、実はかなりの“肉食系”だと言えます。パワフルに見える人には、必ず何かしらの理由があります。それが“内的動機”です。たとえば、大好きなおじいちゃんが頑張り屋だった、がんばった努力が報われた経験があるなど、何かしら自分の「トリガー」を持っていることが少なくないのです。そして、いつでもその引き金を引くことができる切り替えの早さも備わっているかもしれません。そう考えると、実は誰もがエネルギッシュになれる要素を持っているのかもしれませんね。脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター株式会社ヒューマン・ライフ出版代表取締役社長、企業占術鑑定士、大学講師、秀心寺住職。©星野スウ/PIXTA(ピクスタ)文・脇田尚揮
2022年10月10日ラグビー女子日本代表のカナダ出身、レスリー・マッケンジーHC(ヘッドコーチ)就任後は海外遠征が増え、海を渡って修業に出る選手も急増中。海外チームで過ごした経験のある選手3人に、言葉の壁の乗り越え方を聞きました。【山本 実選手】言葉なしには務まらないポジション。使える単語を最短で学びました。昨年イングランドのチームに誘われて、プレーの機会を得た山本実選手。「渡英当初の語学力は挨拶程度。私のポジションはいわばチームの司令塔だったのですが、英語だと細かい指示ができず、それがストレスでした」そんな状況を変えたいと始めたのが、オンラインでの英会話レッスン。「とにかくすぐ使えそうな言葉から教えてもらって。なかでも『イギリスではコレさえ覚えておけば大丈夫』と教わった、『紅茶淹れようか?』というひと言はとても役に立ちました(笑)」語学力は徐々に上達し、それとともにラグビーのプレー精度もアップ。帰国直前には会心の試合を経験した。「HCの言うことも、今は英語のほうが、ニュアンスがよく分かります」やまもと・みのり1996年生まれ、神奈川県出身。MIEPEARLS所属。2017年W杯代表。’21年にイングランドのウスター・ウォリアーズに期限付きで移籍。スタンドオフ(SO)やセンター(CTB)など、複数のポジションをこなすマルチプレーヤー。【加藤幸子選手】話せずとも親しみを持って共にいることが、信頼につながるのだと思います。2020年から、イングランドのチームで2シーズンを過ごした加藤幸子選手。英語が苦手、元来シャイな性格ということもあって、チームメイトと気軽に話せない日々が数か月続いた。「でも、みんなは気にせず食事に誘ってくれる。チームの仲間として、言葉は分からなくてもできるだけ一緒にいようと思いました。するとある時、自然と会話が聞き取れるようになって」心理的なバリアーが外れたことで、ラグビーのプレーにも変化が。「以前は試合中、仲間がトライした時も遠目に見ているだけでしたが、今は必ずひと声かけに行くようになりました。自分も同じことをされれば嬉しいし、ちょっとした行動が信頼を生む。そういうことも学んだ滞在でした」かとう・さちこ2000年生まれ、愛知県出身。早稲田大学在籍中の’20年からイングランドのエクセター・チーフスに所属。プロップ(PR)を担当。力強いタックルに定評あり。祖母からの言葉「努力に遠慮するな」が座右の銘。【古田真菜選手】言葉が合っているか周囲にまめに聞く。あとは勢いで乗り切る、です!自身で編集したプロモーションビデオをオーストラリアのチームに送り、オファーを勝ち取った古田真菜選手。「勢いで行きましたが、英語はダメで。『Is it correct?(これ合ってる?)』のフレーズを覚えて、とにかく周囲に聞くようにしました」繰り返すうちに、まわりも古田選手の英語のクセに気づき、いろいろなアドバイスをくれるようになった。「私の英語力が伸びたのは、順応力が高いチームメイトのおかげです(笑)」かくして短期間で仲間たちと良い関係を作り、当地のリーグ戦でのスタメン入りも果たした古田さん。「日本のチームにも外国人選手を招聘する時があるかもしれない。そうしたら、今度は私が助けてあげたいです」ふるた・まな1997年生まれ、福岡県出身。東京山九フェニックス所属。今年1月から5月まで、オーストラリアのブランビーズでプレー。ポジションはCTB。目指すは世界一のハードタックラー。ジャッカルも得意。言葉の壁を越えて躍進!ラグビー女子日本代表がワールドカップに挑む!ラグビーワールドカップ(女子)がいま面白い!1991年に始まり、今年で9回目となる女子ラグビーW杯。「女子ラグビーはいま、世界的に黎明期。7人制が主流だった日本でも、15人制の強化に乗り出しています」とは、ラグビージャーナリストの村上晃一さん。「個々の力を掛け算して戦力を高められるのが15人制の醍醐味。また、パワー一辺倒ではなく、攻守で粘り強いプレーが見られるところが女子ラグビーの魅力です」プレーヤーが身近な存在であることも、共感ポイントのひとつ。「普通の会社員や学生が、地域や家族に支えられ、自国のジャージーを着て大舞台で果敢に体をぶつけ合う。女子は仲間意識も強く、まさに“ラグビーらしいラグビー”。観ていて胸が熱くなります」日本チームのここを見て!「体が小さい分、とにかく走り回ることがカギ。相手のディフェンスに潰される前にどんどんパスを回していく、スピード感と連帯力に注目したいですね。意表をついて相手の後ろにボールを蹴り出す作戦も多く見られるかもしれません」(村上さん)タックルも見どころのひとつ。「効果的なタイミングと角度で当たれば、相手がどんなに大きくても倒せる。日本の小さな選手が海外の大型選手をタックルで仰向けに倒すと、観客は拍手喝采です」相手との体重差があり、一見不利に思われるスクラムは、「高い技術でカバー。最前列の3選手が、後ろの選手の力を効率的に伝える姿勢を緻密に習得しています。全員がかちっとはまって、相手をぐいぐい押す姿は壮観」ラグビーはルールが複雑、という声もあるけれど、「細かいことは気にせず観ましょう。攻守が入れ替わる“ターンオーバー”が見どころのひとつなのでそこは押さえておき、あとはプレーのひとつひとつを楽しんで」強豪を相手に独自の戦法を駆使する日本チーム、応援したい!注目の選手をピックアップ!阿部 恵 選手147cm53kgの小柄な体で走り回り、テンポの良いパスで相手チームを攪乱するスクラムハーフ(SH)。疲労が溜まる後半もタフに動き、チームを鼓舞する。倍はあろうかという体格の海外選手に臆せずタックルする姿にも感動!南 早紀 選手キャプテンとしてチームをまとめる、サクラフィフティーンの要的存在。丁寧に言葉を選びながらインタビューに答える姿からも誠実な人柄が伝わる。ポジションはPR。ひたむきに練習をこなすスクラム職人。大塚朱紗(あやさ) 選手チームの司令塔、SO。広い視野とひらめき、正確で力強いキックでチームを引っ張る。空いたスペースがあれば走り込んで即座にトライにも挑む、マルチプレーヤー。父、2人の兄もSOという、SO一家に育つ。松田凜日(りんか) 選手チーム随一のフィジカルとスピードを持つ、注目のフルバック(FB)。8月に行われたアイルランド戦ではワイルドなランで2トライを挙げ、観客を魅了。父はラグビー界の“レジェンド”松田努さん。村上晃一さんラグビージャーナリスト。『ラグビーマガジン』の編集長を経て、フリーのコラムニスト、編集者として活躍する。「J SPORTS」ではラグビー解説も担当。写真提供:(公財)日本ラグビーフットボール協会※『anan』2022年10月5日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・新田草子(by anan編集部)
2022年10月02日空前の成長を遂げるラグビー女子日本代表チーム。そのカギを握るカナダ出身のHC(ヘッドコーチ)に、異言語コミュニケーションの秘訣を特別インタビュー。急成長を支える、女性HCの言葉。2019年の、日本でのW杯開催以降、一気にポピュラーになったラグビー。男子に注目が集まりがちなスポーツだけれど、実はこのところ、女子の日本代表チーム「サクラフィフティーン」が話題だ。ここ数年でめきめきと力を付け、最近の国際試合では格上の強豪・アイルランドに初勝利。今年の10~11月にニュージーランドで開催されるワールドカップにも出場が決まっている。この急成長をもたらしたのが、3年前に代表のヘッドコーチに就任した、元カナダ女子代表のレスリー・マッケンジーさんだ。ほとんどが日本人で海外経験もない選手たちの指導を、「挑戦しがいがある」と引き受け、チームを成長に導いた。「彼女の言葉で意識が変わった」などの声も多く聞かれ、選手から厚い信頼を寄せられるレスリーさん。異言語の壁をどう乗り越えてチームを作り上げていったのか、練習後のフィールドで語ってもらった。言葉が違うからこそ、生まれる絆があります。異なる母国語の選手たちを率いるレスリーHCが実行していることとは?チームへの熱い思いも聞きました。圧をなくして、常にオープンに。就任当初、多くの選手はシャイで、私と話したがりませんでした。けれどそれは、よく知らないHCに英語できちんと話さなければ、という“圧”が彼らの中にあったから。まず私が取り組んだのは、この圧をなくすことでした。選手たちが所属する学校やクラブチームに了解を得て、不安や疑問があったら私に直接聞いてほしいと伝えました。いつでもウェルカムだし、電話がしづらいならLINEでもいい。常に「オープンに話したい」という姿勢を見せました。するとみんなも、翻訳アプリなどを使いながら一生懸命取り組んでくれて、良いコミュニケーションが生まれるようになった。壁を作るのは言語の違いそのものではなく、先入観や内なるプレッシャーなのです。相手の言葉を知り、バックグラウンドを学ぶ。選手たちに指示を出す際に大事にしているのは、自分のメッセージを正確でクリアにすること。そのために、日本語のどの単語を選ぶべきか、通訳してくれるアシスタントコーチたちとは練習前に綿密に打ち合わせをします。その一方で、自分もできるだけ日本語で話すように心がけています。言葉は架け橋。同じ言葉を使うことで相手のバックグラウンドを理解できることがあるし、私が日本語を使えばみんなも英語で話しかけやすくなると思うからです。キャンプ中は選手に言葉を教わることも多いですよ。最近のお気に入りは「ちんたら」(笑)。「みなさん、this morning too much ちんたら!(今朝はちんたらしすぎ!)」のように使います。自分たちの共通言語を作り、主体性を育てる。もうひとつ取り組んでいるのは、試合の中で即座にやるべきことを共有できる、自分たちだけのワードを持つこと。例えば、相手の攻撃を食い止める時に使う「侵撃」という言葉。これはただディフェンスするのではなく、相手の陣地に少しでも食い込むことをイメージして、選手たちが使い始めました。他にもボールを持った選手をサポートする時の「タツマキ」や「ハウス」などいろいろありますが、すべて選手たち自身が決めたもの。共通ワード作りは、作戦がやりやすくなるだけでなく、自分たちが考え出すことで選手に自主性が生まれる点でも重要です。自分たちが主体であり、力を持っていると感じられる。これはラグビーをする上で非常に大切なことです。批判の言葉は、正直に、愛を持って。指導の中で「正直」という言葉をよく使います。毎日のコミュニケーションの中で互いに正直であることが、より良いチームへと成長するために欠かせないと考えているからです。とくに、批判が必要な場面においては重要なこと。自分への批判は誰でも受け入れにくいものですが、チームスポーツを行う以上、仲間にそれを言われたら相手を信じなければいけない。その信頼の土台にあるのが、正直さだと思うのです。相手を傷つけるためではなく、愛があるから正直に話している。その共通意識があれば、批判も受け入れやすくなります。私自身も選手を批判する時は、「あなたの立場は重要だから、正直に言います」などと、必ず誠意を伝えるようにしています。「コネクト」するためのキーワードを常に模索する。他国に比べて体の小さい日本チームは、互いに頼り合い、つながらなければ始まらない。就任時に打ち出した「サクラウェーブ」というコンセプトも、全員がうねりのようにつながる様をイメージしたものでした。広く受け入れられたし、今も我々のチームをよく表している言葉だと思っています。ただ、チームは進化している。ひとつのイメージにとどまらず常に新たなキーワードを据えていくことが、より強固なコネクトを生むために必要だと思っています。今もまさに、来月のW杯に向けて着々と準備中。テーマも固まってきています。言葉と気持ちでつながり合い、強豪国を相手に勇敢に戦う女子日本代表の姿をお見せしたい。楽しみにしていてください。レスリー・マッケンジーさんラグビー女子日本代表ヘッドコーチ。1980年生まれ、カナダ出身。大学時代からラグビーを始め、2006年、’10年のW杯でカナダ代表。現役引退後にコーチへと転身、ニュージーランドで選手育成プログラムなどに関わったのち、’19年から現職。2頭の愛犬との散歩が日々のリフレッシュに。※『anan』2022年10月5日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・新田草子(by anan編集部)
2022年10月01日最大12時間の記録が可能に。生活習慣のチェックなどにも応用可能。株式会社スポーツセンシング(代表取締役:澤田 泰輔、所在地:福岡市南区、以下スポーツセンシング)は長時間の心電波形(ECG)や心拍数を記録できるECG/HRロガーを今秋発売することを発表しました。これまでのDSPワイヤレスECG/HRロガーの機能を長時間使用できるもので、最大12時間の記録が可能になる予定です。コンパクトなボディに長時間バッテリー&メモリを搭載長時間ECG/HRロガー長時間のECG記録というと、物理的なサイズが大きくなりがちであり、長時間取り付けたまま生活をするには不便で、それ自体がストレスになりかねないということがありました。本製品では、取り付けても邪魔にならないコンパクトサイズの中に、長時間記録可能なバッテリーとベルトが搭載されています。さらに、ベルト型モデルでは、余計な配線は不要であり、簡単に測定を開始することが可能です。※形状・デザインは変更になる場合があります。実績に基づく信頼の技術すでに販売しているDSPワイヤレスECG/HRロガーの技術を踏襲することで、これまでに数多くの研究・開発の現場で活用いただいてきた実績・ノウハウに基づき、信頼性の高い製品としてリリースされます。計測中の波形をリアルタイムにPCでも確認できる安心設計長時間計測を行っていると、正しく波形が取得できているか不安になるものです。本製品では、計測中もPCアプリケーションで測定している波形をモニタすることが可能なので、ご安心いただけます。ロガー本体とPCは無線で通信するので、わざわざモニタする際にケーブルを接続する必要もなく、通常の動作を続けながらモニタできます。Kubios HRV Premiumとの組み合わせで詳細分析Kubios HRV Premiumスポーツセンシングですでに取り扱いのある、心拍変動解析ソフト「Kubios HRV Premium」に対応したフォーマットとなっているため、同ソフトを用いることで、自律神経機能の解析などを容易に行うことが可能です。Kubios HRV Premium - 心拍変動解析ソフトウェア | 株式会社スポーツセンシング : ストレス解析などのデータ分析の受託事業も企業や自治体で、従業員や住民の健康状態把握のために、ストレス指標を知りたいが、どのようにしたらよいかわからないという声をよく耳にします。スポーツセンシングは本ソリューションや、自社の持つその他のソリューションを用いて、記録されたデータを分析して、その結果をレポートとしてフィードバックするサービスも同時に提供予定となっています。※本製品は研究用途のものであり、医療行為・診断行為にはご利用いただけません。会社名:株式会社スポーツセンシング代表者:澤田泰輔所在地:福岡県福岡市南区向野2-2-1設立:2015年9月TEL:092-408-1203FAX:092-510-7336E-Mail: support@sports-sensing.com Web: Facebook: note: Twitter: 担当:小松 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月31日もっと野球が身近に!ビギナーも楽しめるニュートピックス。女性やライトなファンにもうれしい各球団の人気コンテンツ、話題をお届けします。1、選手がモデルに。ライフスタイルブランドを持つ球団も!千葉ロッテマリーンズの『umi』は、海とスタジアムを愛する人に向けたライフスタイルブランド。選手たちが着用したイメージビジュアルもかっこよく、ユニセックスで着られるシンプルなデザインが人気。2、野球界も“推し活”の時代。イベントやグッズが大人気。投票総数が約2万という、北海道日本ハムファイターズの「推し選手権」。今年は、推しにしてほしいポーズも募集し、希望の多かったポーズで等身大パネルなどのグッズを展開した。3、音楽配信サービスSpotifyでいつでも選手登場曲をチェックできる!東京ヤクルトスワローズでは、選手の登場曲集や、選手が選ぶプレイリストを「Spotify」でダウンロードできるサービスが好評。どこにいても球場の気分を味わえ、選手の好みも分かる。4、芸能人級!マスコットだけのイベントが毎回大盛況。タレント並みの人気を誇ることで知られる中日ドラゴンズのドアラと、東京ヤクルトスワローズのつば九郎。ふたりが出演するディナーショーは発売後即完売するプレミアチケットに。トーク(?)の内容が気になる。5、一緒にキャンプしたい選手は?イケメン選手総選挙が熱い!オリックス・バファローズのイケメン投票企画「オリメン投票」は、毎年テーマに合わせたこだわりのスタイリングがおしゃれと話題に。今年は“一緒にアウトドアを楽しみたい選手”。妄想して楽しむがいい!※『anan』2022年8月10日号より。写真・山根悠太郎(TRON)取材、文・黒澤 彩(by anan編集部)
2022年08月07日“全員超人”のスター軍団が来日!世界に誇る豪華トリオの共演なるか。パリ・サン=ジェルマン ジャパンツアー2022に注目!“全員、超人”インパクトの強いキャッチフレーズを掲げたフランスのビッグクラブがこの夏、日本にやってくる。多数の世界的名手を擁するパリ・サン=ジェルマン(PSG)。彼らのジャパンツアー3試合のチケットは即完売となった。6月の日本代表対ブラジル代表もチケット争奪戦となったが、平均して3倍近い金額が設定された今回のチケットはそれ以上に入手困難を極めた。NFTやイベント見学などが組み込まれた高額チケットも用意され、最高1000万円(!)というチケットにも多数の申し込みがあったという。これほどまでに人気を集める理由は、何より世界最高峰の選手たちが並ぶ豪華絢爛な攻撃陣だろう。バルセロナで数々の偉業を成し遂げたリオネル・メッシ、ブラジルの至宝ネイマール、そしてフランスの若きエースで先日年俸約54億円での3年契約延長が話題となったキリアン・ムバッペ。世界のサッカー史に名を残すトリオを生で観られるチャンスはそうそうない。GKにはW杯で日本と対戦するコスタリカ代表の守護神ケイロル・ナバスも在籍している。各ポジションにワールドクラスの“超人”たちが並ぶPSG。今冬のW杯で主役を演じるであろう世界的名手たちばかりだ。チケットは完売してしまったが、W杯に先駆けてテレビ中継で彼らのプレーを一足早くチェックしておきたい。リオネル・メッシ「世界最高の選手」の呼び声高いアルゼンチン代表FW。欧州最優秀選手に歴代最多7度選出。ネイマール6月の日本代表戦でも活躍したブラジルの至宝。ブラジル代表歴代最多ゴールの更新も視野に。キリアン・ムバッペ今夏、レアル・マドリードからの高額オファーを蹴ってPSG残留。世界中で大きな話題に。セルヒオ・ラモススペイン代表最多出場記録を誇る名DF。クラブ、代表で数々のビッグタイトルを獲得してきた。パリ・サン=ジェルマン ジャパンツアー20227/20(水)vs川崎フロンターレ19:30~国立競技場7/23(土)vs浦和レッドダイヤモンズ19:00~埼玉スタジアム20027/25(月)vsガンバ大阪19:00~パナソニックスタジアム吹田TBS系列で生中継、TVerでLIVE配信(20日のみ)、Paraviで全3試合配信。※『anan』2022年7月27日号より。写真・Getty Images文・青山知雄(by anan編集部)
2022年07月25日一般社団法人日本eスポーツ機構では「どんな人でも気軽に参加できるeスポーツ」を体験する機会として2022年7月23日から8月31日まで自由参加型eスポーツ大会「JESPO eスポーツキャラバン」を開催させていただきます。それに伴い7月23日19時よりムーブ町屋・ムーブホールにてeスポーツ体験会として「JESPO eスポーツキャラバン キックオフ」を開催させていただきますことをご報告いたします。イベント詳細: 詳細情報は7月20日より掲載予定です。■「JESPO eスポーツキャラバン]」開催の背景私ども一般社団法人日本eスポーツ機構はeスポーツを通じて「誰もが夢を追求できる未来を目指して」をスローガンに社会貢献を推進する団体です。今までの活動の中で感じたeスポーツの可能性と参加する側と運営する側、関わる側の参加障壁を感じることが多くありました。そこでこの3者それぞれが参加しやすいeスポーツ大会の開催を目指すことにしました。■『JESPO eスポーツキャラバン]』について3種類の参加方法があります。競技種目は「ぷよぷよeスポーツ」です。1, 常設会場にて参加…東京都荒川区など詳細は7月20日公式サイト掲載予定2, 期間限定のスポット会場での参加…こちらは会場も随時募集しています。3, オンラインでの参加…所定のフォームにプレイ画像の撮影、アップロードをお願いします。成績優秀者を当会10月イベントにて表彰します。参加対象者の制限は一切ありません。老若男女まずはeスポーツを体験したいは是非ご参加ください。■開催概要イベント名: JESPO eスポーツキャラバン キックオフ開催日時 : 2022年7月23日(土)19:00~会場 : ムーブ町屋 ムーブホール(〒116-0002 東京都荒川区荒川7丁目50-9)アクセス : 千代田線・京成本線「町屋」駅 徒歩1分参加費 : 無料参加条件 : 無し定員 : 150名主催 : 一般社団法人日本eスポーツ機構後援 : 公益財団法人 日本財団申込方法 : 7月20日より参加受付 当日参加も可公式サイト: <内容>(1)「ぷよぷよeスポーツ」60秒トライアルぷよぷよeスポーツで60秒間のスコアを競っていただきます。期間中は何回でも挑戦可能です。※キックオフイベント時は2回までとなります。(3)eスポーツ体験当日待機時間中にほかの種目のeスポーツに触れるコーナーを設けます。待ち時間中にお楽しみください。※常設会場は両方とも体験できますが、スポット会場においては現地環境により若干の変更があります。■会社概要商号 : 一般社団法人日本eスポーツ機構代表者 : 理事長 中原 修二郎所在地 : 〒116-0002 東京都荒川区荒川4-9-11設立 : 2019年5月事業内容: eスポーツの普及推進及び社会貢献URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】一般社団法人日本eスポーツ機構お問い合わせフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月18日スポーツ版チームビルディング理論株式会社カンゼンは、スポーツにおけるチームビルディングの第1人者である福富信也氏が、様々なスポーツチームのアドバイザーとして活動するなかで見てきた実例を交えながら、チームスポーツの指導者の在り方やチームワークを強化するためのメソッドを学べるためにまとめあげた『スポーツで役立つチームワークの強化書「個」を生かすチームビルディング』を7月5日に発売いたします。『スポーツで役立つチームワークの強化書「個」を生かすチームビルディング』書影チームスポーツの指導者必読!本書は、チームスポーツにおいて組織力を強化するための教科書です。スポーツにおけるチームビルディングの第1人者である著者が、様々なスポーツチームのアドバイザーとして活動するなかで見てきた実例を交えながら、チームスポーツの指導者の在り方やチームワークを強化するためのメソッドを学べる1冊になっています。日常に隠れた“成長の種"を見逃さない!一体感は“背後のチーム"が鍵を握っている心の安全を担保し“偽りの平和"から脱却するストーミング(混乱期)はチームの成長痛etc……チームづくりの着眼点を知り状況に応じた解決策を生み出すことができる!スポーツ版チームビルディングの教科書2021年度インターハイ準優勝米子北高校サッカー部での取り組むチームのパフォーマンス曲線ブラインドウォーク初級編目次CONTENTS序章本書における“ チームビルディング" の捉え方“ チーム" の定義“ チームワーク" でシナジーを生み出すチームには“ 役割" が存在する“ いい選手" を構成する要素“ オン"と“ オフ" をつなげて考える活動後の「ふりかえり」“ 気づき" を風化させない習慣化していくためのプロセスふりかえりのポイント第1章 チームのパフォーマンス曲線チームの成長に必要な過程を理解する1. フォーミング2. ストーミング3. ノーミング4. パフォーミング日常に隠れたストーミングを見逃さない第2章 コーチのマインド1チームを統率するうえでペナルティは有効か2怒鳴ることの効果3リーダーとフォロワーの関係性4努力とは5問いかけてやる気を引き出す6言語化の重要性7教育かマネジメントか8扱いづらい選手への教育的な対応第3章 チームづくりのヒント1チームワークにも色々な種類がある2ストーミングを超えた先にあるもの3プレシーズンの落とし穴4 J1に定着した北海道コンサドーレ札幌5スター軍団ヴィッセル神戸でさえ苦戦するワケ6勝負の世界だからこそ知っておきたい“ 負け方" の重要性7勝っているチームこそ要注意8キャプテン適任者がいない9ファシリテーションを使ったハーフタイムミーティング第4章 チームワーク強化メニュー集【動画アリ】メニュー集を見る前に考えてほしいことフープリレーペアウォークブラインドウォーク初級編ブラインドウォーク上級編暗号解読長縄2人同時8の字跳び2人組短縄跳び122人組短縄跳び34じゃんけんゲームボールジャグリング普通の人選手権定番クイズコラム12021年度インターハイ準優勝 米子北高校サッカー部での取り組みコラム22021年度インターハイ準優勝 米子北高校サッカー部での取り組みコラム32021年度インターハイ準優勝 米子北高校サッカー部での取り組み書誌情報タイトル:スポーツで役立つチームワークの強化書「個」を生かすチームビルディング著者:福富信也定価:1,650円(本体1,500円+税)判型:A5判総頁数:160PISBNコード:978-4-86255-639-4発売日:2022年7月5日amazon : Rakutenブックス : 商品情報 : プロフィール福富信也(ふくとみ・しんや)1980年3月生まれ。信州大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。横浜F・マリノスコーチを経て、2011年に東京電機大学理工学部に教員として着任(サッカー部監督兼務)。日本サッカー協会公認指導者S 級ライセンスで講師を務め、Jリーグトップチームから年代別日本代表まで幅広い対象への指導を行う。2021年にはラグビートップリーグでも指導。著書に『「個」を生かすチームビルディング』(小社)や『「勝つ」組織 集団スポーツの理論から学ぶビジネスチームビルディング』(小社)、「脱 トップダウン思考 スポーツから読み解くチームワークの本質」( 東京法令出版)がある。その他、テレビ出演、企業研修など多数。Yahoo! ニュースオーサーとしても活動中。【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン営業部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月29日野球というスポーツを通じて子どもたちの健やかな成長を応援し、将来へ寄り添い、また復興支援も同時にサポートする「AIG」×「MLB CUP 2022」活動プラン発表会が行われました。「AIG」×「MLB CUP 2022」活動プラン発表会発表会は、まずAIG ジャパン・ホールディングス株式会社/AIG損害保険株式会社代表取締役社長兼CEO ジェームスナッシュ氏より、リトルリーグの全国大会「MLB CUP」をはじめとしたAIGのプロジェクトについての概要が説明されました。「MLB CUP 2022」は小学4〜5年生を対象に、次世代を担う全国の野球キッズに夢を与え、野球人口拡大に繋がる普及プログラムを創ることを目標とする新しい形の野球大会・トーナメント。2016年より東日本大震災の復興をサポートする目的で毎年開催されています。残念ながら、新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年は中止、2021年は予選大会のみの実施、という状況でした。しかし今年は、既に5月より予選大会が開催中。7月29日~31日に、宮城県石巻市で執り行われる全国決勝大会へ向け、全国の約1900名もの野球少年たちが日々、熱戦を繰り広げています。メジャーリーグベースボールジャパン代表の川上紗実氏も来賓として登壇し、開催へ向けた喜びをナッシュ氏と分かち合っていました。また、その後に行われたトークセッションでは、元メジャーリーガーの松坂大輔さんと岩隈久志さん、野球人の東尾修さんを父に持つプロゴルファーの東尾理子さんも登壇。3人とも、子どもが少年野球を行っているパパ&ママだそうで、「野球に取り組む子どもを応援する親」としての視点でも大いに盛り上がりました。親になり、子どもの野球をサポートして思うこと「自分が野球をしていた頃は、純粋に楽しくやらせてもらっていたのですが…いざ親になると練習場への送迎など、意外と大変ですよね。いま思うと、自分が子どもの頃は相当両親に負担をかけていたと思います。でも、気持ちよく野球をやらせてもらえていたのでありがたいです」(松坂さん)「昔といまでは野球のできる環境など少し違いますが、子どもを見ていて競技に取り組む楽しみという本質は同じかなと感じます」(岩隈さん)「野球は団体スポーツなので、ルールや約束を守ったりすることも子どもにとって学べる大切なことだと思います。チームメイトと切磋琢磨して皆で努力していく姿、いいですよね。野球には技術だけでなく、人間が成長するうえで学べることがたくさんあると感じました」(東尾さん)応援する側になり親に感謝を感じた松坂さんに対し、岩隈さんは野球の楽しさの普遍性、東尾さんは礼儀や協調性を学ぶ機会にもなっている、と感じているそう。野球を通して培えるもの全員が、野球を通して「より強い人との絆」ができた、と感じているそうです。もともと人見知りの松坂さんは、野球を通じてより深い友人ができたとのこと。岩隈さんも小中高からの野球仲間とは未だに付き合いがあるそう。また、東尾さんは子ども同士だけでなく親同士でも絆ができたとのことでした。またAIGナッシュ社長も野球を親しむ一人。「私も小さい頃の野球仲間とは未だに友だちです。彼らと集まるときは、かつて応援してくれた祖父、親同士でも集まるので3世代、いまでは私の子も含めた4世代の集いになります。この絆は生涯続くものだと実感しています」と、スポーツがもたらす世代を超える絆の素晴らしさについて熱く語っていました。確かに、野球はいくつになっても観ることもプレイすることもでき、前の世代から次の世代へ繋がることができる非常に身近なスポーツ。今回の「MLB CUP2022」でも、きっとたくさんの夢、絆、ドラマが生まれることでしょう。
2022年06月06日4月7日(日本時間8日)、メジャーリーグベースボール(MLB)が開幕した。注目はやはり、昨季満票でア・リーグMVPを受賞したエンゼルスの大谷翔平選手。メジャー5年目で自身初の開幕投手を務め、1番・投手で出場。開幕投手で1番を打った選手はメジャー史上初だ。2年連続MVPへ!ショータイム開幕。昨季地区優勝の強豪・アストロズ相手に4回3分の2を投げ、9奪三振。1失点で降板した。打者としては開幕7試合でまだ本塁打ゼロだが、打撃に関しては昨季以上の成績が期待されている。昨季終盤は四球攻めにあったが、昨季ケガで途中離脱した強打者のトラウトとレンドンが復帰、2番・3番に控える。この2人が後にいることで簡単に歩かされることも減るはず。また、今季から設けられた“大谷ルール”で、投手降板後も指名打者として打席に立てることになり、打席数増も見込めるのだ。もう一人活躍が楽しみなのが、広島からカブスへ移籍した鈴木誠也選手。開幕6試合で早くも3本塁打、10打点の大活躍。パドレスのダルビッシュ有選手も2年連続3回目の開幕投手を務め好投。先発2戦目は打ち込まれたが、今後に期待したい。開幕前に「去年と同じようにやろうとしたら難しい。もっともっと上を目指してやろうと思う」と取材に答えていた大谷選手。シーズン通して“リアル二刀流”でプレーできれば2年連続MVPも夢ではない。大谷選手はじめ、今年も日本人選手の活躍に注目だ!大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)昨季は、登板23試合でチーム最多の9勝。打者としては46本塁打で100打点をマーク。ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)今季メジャーに挑んでいる日本人選手10人の中で、最も長い10シーズン目を迎えた。鈴木誠也(シカゴ・カブス)広島時代は、打率3割、本塁打25本以上を昨季まで6年連続で記録。早くも新人王の期待高まる活躍!※『anan』2022年5月4‐11日合併号より。写真・Getty Images(by anan編集部)
2022年05月01日スポーツで世界をつなぐ、プロスケートボーダー。堀米雄斗選手に、スケボーの魅力や「いま一番叶えたい夢」をお聞きしました。よくわからない自信が、僕の原動力かもしれない。渡米して約2年、大会で好成績を重ね、念願のプロに。その間、スランプがなかったわけではない。原動力を問うと、シンプルかつ、天才スケーターと称される所以ともいえそうな答えが返ってきた。「夢を叶えたいという強い気持ちと、よくわからない変な自信があって。アメリカでも絶対いけるような感覚があったんですよね。大会で緊張はするけれど、全部の技ができれば(トップに)いけると思って臨んでいました。その自信の根拠はないんですけど(笑)」――小5でスケーターの父を超えた自覚があった、と。その頃から既に手応えを感じていたのでは?「父は教え方がハードで、正直なところ、父とスケボーをするのはあまり好きじゃなかったんです。だから自信を得たという感触ではなくて、父よりうまくなって早く離れたい一心でした。でも、スケボーを始めたきっかけは父がやっていたからですし、友人の前で新しい技を見せて驚かせることができたのも父の指導のおかげなので、もちろんとても感謝しています」父はかけがえのない存在であるけれど、堀米選手には“お父さんのような人”が何人かいるという。指導者のいないスケボー界で、堀米選手を支えてくれた人たちだ。「出会いに恵まれたと、本当に思います。ここまで来られたのは、多くの人の助けやサポートのおかげです。ストリートを始めるきっかけを作ってくれた立本和樹さん。アメリカの大会に連れていってくれて、日本代表のコーチもしてくれた早川大輔さん。見ず知らずの僕を受け入れてくれた鷲見知彦さん。アメリカでマネージャーのようにサポートしてくれたアンドリュー・ニコラウス。憧れの人であり、僕をプロにしてくれたシェーン・オニール…。みんなを通じてチャンスがどんどん訪れて、それらをうまく掴めたから、いまの自分がいると思っています」――待つだけではダメだと?「自分で切り拓くもの、ですね。チャンスは急にやってくるから、それをどれだけ自分のものにできるかどうか。チャンスだなと思ったら、その時自分にできることを精一杯やるべきだと思います」彼らは堀米選手の才能に惚れて手を差し伸べてくれた。それに、「海外の人が僕を支えてくれた理由の一つに、返事の仕方がウケたというのもあるかな(笑)。今も大して変わらないけど、渡米当初は英語が全然話せなくて、質問されたら何でも“Yes”で返していたんです。そうしたら、コイツ面白いぞという反応をされて、いじられたり、かわいがってもらえるようになって。大会のツアーに、一緒に連れていってくれたりも」夢に向かう一途な姿勢と、それを叶えられる才能、そこに母性ならぬ父性(?)をくすぐる部分が加われば、放っておけないのも無理ないかも。堀米選手は、人たらしの側面も持っている。夢。未来。「自由なところですね」スケボーの魅力を聞くとすぐさま返ってきたのがこの答え。「自分がやりたいようにすればいいと思います。スケボーはトリックだけじゃなく、海や公園、坂道を下るだけでも楽しめる。僕はスケボーのおかげで海外に行けるようになり、いろいろな人とつながることができました。そして人として必要なことを学べた。スケボーは単なる道具であるけれど、自分自身をレベルアップさせてくれる大切なツールでもあるかな」――初めてずくめの東京五輪が終わり、何か変わったところは?「日常は変わらないです。新しい技の練習や街中での撮影など、毎日スケボーをしています。内面も特に変化はないですが、プレッシャーから解放されたぶん、自分のやりたいことや夢、目標に向けてのびのびと楽しく、自分のペースでスケボーができています」何度か出てくる“撮影”という言葉を不思議に思う人がいるかもしれない。スケボーには独特のカルチャーが根付いている。一般的なスポーツは大会での優勝を目標とすることが多いが、スケボーはそれだけでなく、滑りや技を撮影し映像作品に残すことも大きな目的だ。――スケーターのステイタスを左右する映像作品の見どころは?「自分の滑りだけじゃなく、場所や音楽のセレクトにもこだわりがあるので、そこにも注目してほしいです。少しでもスケボーに興味を持ってくれたら嬉しいですね」4月22日から、日本でX Gamesという大会が開催中だ。「東京五輪後、初めてとなる大会が珍しく日本であります。五輪では考えすぎて、スケボーが楽しくないと思うことも多々あったので、今回は自分のやりたいことを楽しくできたらいいと思っています」堀米選手のベースにあるのは、常に“楽しさ”。あらためてそのシンプルな気持ちがスキルの向上、夢を叶えたいという願いを後押ししてくれることに気づかされる。――アメリカでプロになるという夢を叶え、金メダルも獲りました。いま、次に目指しているのは?「パリ五輪での金メダル獲得です。2連覇がいま一番叶えたい夢。それができるのは自分だけですし、叶えられると思っています」最後に、トップスケーターに大事なことと、理想像を聞くと…。「ただスケボーをしているだけではダメってことではないけれど、何か目標を決めて、それをクリアするための方法を考えながら動くことが大事かなと。スキルを考えながらスケボーをするのが一番楽しいと思っています。なりたい理想像は、人に例えるならマイケル・ジョーダン。自分の限界を常に求めていて個人のプレーもすごいけど、チームメイトを育てたり、サポートしたりしているのがカッコいいと思います。自分もそんな存在になりたいですね」好きだから、楽しいからこそ貪欲になれる。そこにゴールなんてものはない。堀米雄斗はこれからもずっと果てない道を滑り続ける。初の自伝フォトエッセイ『いままでとこれから』KADOKAWA2200円“いろいろな人の思いが乗っかって堀米雄斗ができている”ことがわかる、彼の魅力満載のフォトエッセイが発売に。「アメリカでの具体的な活動や関わってくれた人への思い、スケボーのメインともいえる、良いことを認め合うカルチャーについても書いてあります。読んでくれたら嬉しいです」~堀米雄斗~1999年1月東京都江東区生まれ2005年6歳でスケボーを始める2017年3月アメリカ・LAに移住2019年5月プロスケートボーダーに2021年7月東京五輪で金メダル獲得小学6年生で韓国のバーチカル世界大会で3位。中学生からストリート種目を本格的に始め、数々の海外の大会で上位入賞。2018年に世界最高峰のプロツアー「ストリートリーグ」で3 連覇を達成する。’21年世界選手権優勝。※『anan』2022年4月27日号より。写真・杉田裕一取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2022年04月23日才能あふれるスケートボード好きの少年は、海を渡りプロスケーターになる夢を叶えた。糧となったのは日本とアメリカでの出会い。東京五輪と自分のこと、LAでの生活…。まだ知られていない堀米雄斗を自らが語る。オリンピックのこと。堀米雄斗のこと。「いまでも信じられない夢のような出来事。全てが奇跡的でした」金メダルを手にした2021年の夏、あの瞬間を堀米雄斗選手はそう表現した。“日本での開催”“コロナ禍による1年延期”、そんな状況で“初の日本代表”として出場した東京五輪。それら3つの背景だけでも特別だったが、さらに2つの“初”が連なっていた。一つはスケートボードが東京五輪で初めて正式種目になったこと。もう一つは試合会場の場所が、スケボーに初めて触れた地元・江東区であったこと。これらは大きなプレッシャーへと化けることに…。――競技中の淡々とした表情からは窺えませんでしたが、当時の心理状態はどのようなものだった?「これまで経験したことのない重圧に押し潰されていました。大会前や滑る直前は、いつも緊張から足が震えて、思うような出だしにならないことが多いんですが、あの決勝でも、合計7本滑るうちの最初の2本がうまくいかなくて。残りの5本を攻めるためにも、絶対に決めなければいけなかった2本なのにできなかったですね」ストリート種目は、45秒の制限時間内に自由にトリックを見せる「ラン」2本と、障害物を選んで難易度の高い技に挑戦する「ベストトリック」5本の計7本で構成される。10点満点で1本ごとに点数がつけられ、上位4本の合計点で順位を争う競技だ。「会場のボランティアスタッフのなかには、地元の知り合いやお世話になっている人もいたけど、(2本終えた時点で)みんな焦っているというか、どうしたんだろうという顔をしていたのを覚えています。いつもなら周囲の状況は目に入らないのですが、気になってしまいましたね。すごく練習していたのにここ一番で決められなくて、どん底にいる気分でした」だがそこからの快進撃が凄まじい。続く「ベストトリック」の3本目では全選手の最高点をマークし、4本目ではさらにそれを塗り替え、5本目も高得点でフィニッシュ。9点以上は“スーパートリック”といわれる世界で、蓋を開ければ「ベストトリック」5本のうち4本で9点台をたたき出した。「結果から見ると、普通の人に比べてメンタルは強いのかもしれません。昔から友達とよくカードゲームをやったりしていて、駆け引きを含めた勝負ごとが好き。だからなのか、勝負には強いと思います。とはいえ、それでも緊張はするし、それは常に(出だしの悪さを改善するための)課題でもあります。ですが、これからも緊張は取れないだろう、とも思うんですよね。自信のあるトリックから始めても解けないし、何が正解なのかわからない。だから、緊張していてもいい、ただ全てが終わるまでは諦めないと考えるようにしました。そうすれば、この時のように何とかなると思うんです」“奇跡”とは、常識では起こり得ないこと。堀米選手を取り巻くいくつかのタイミングが重なり合ったことは、まさにそれなのかもしれない。でも、世界の頂点に立ったことは決して奇跡ではなく、かといって実力というひと言で片づけられるものでもない気がする。堀米選手の強さの秘密とは何なのか。それは“諦めなければ何とかなる”がキーとなりそうだ。出会い。アメリカ。現在、堀米選手はアメリカのロサンゼルスに拠点を置いている。「スケボーの本場でプロになる」という小学生の頃から抱いていた夢に向かって、高校から単身で短期留学し、卒業後に移住を決めた。短期留学では、当時面識のなかったスケーターの映像専門カメラマン・鷲見知彦さんにDMを送り、居候させてほしいと頼んだというから、その行動力には驚かされる。――アメリカへは過去何度か大会に参加するため訪れていましたが、移住に恐れや不安はなかった?「僕は物事をポジティブに考えるタイプなので、期待のほうが断然大きくて、不安とかは考えなかったですね。アメリカへ行けること自体が楽しかったし、そこでスケボーをするのが夢でしたから」先ほどの、諦めなければ何とかなるというモットーに、“僕はポジティブ”という言葉がぴったりハマる。控えめでシャイ、そんな印象を多くの人が抱いていたが…。「初対面では人見知りしますが、仲良くなったら自分を出せるほう。だから、慣れるまでに時間はかかるけど、アメリカの人たちはフレンドリーで話しやすいので、すぐに打ち解けられています」そこにはアメリカのスケボーならではの文化も関わっていそうだ。「ひとり暮らしは少なくて、ほとんどのスケーターがルームシェア。特に仲良くなくても一緒に住んで、そこからチームを組んだり、スケボーの映像の撮影をしたり。だからみんなコミュニケーション力が高くて、仲間意識が強いのかも」自身も過去にはルームシェアをし、自宅を購入したいまも別のスケーターと共同生活中だ。――ライバルになり得る仲間と練習することで、技を盗まれたり、弱点を探られたりするリスクは?「スケボーはオリジナリティが重視されるんです。だから、一緒に練習をしていても、誰かの真似をするより、自分の得意な部分を伸ばすことに意識を置いていますね。共に高め合うというのが、しっくりくるような気がします」初の自伝フォトエッセイ『いままでとこれから』KADOKAWA2200円“いろいろな人の思いが乗っかって堀米雄斗ができている”ことがわかる、彼の魅力満載のフォトエッセイが発売に。「アメリカでの具体的な活動や関わってくれた人への思い、スケボーのメインともいえる、良いことを認め合うカルチャーについても書いてあります。読んでくれたら嬉しいです」~堀米雄斗~1999年1月東京都江東区生まれ2005年6歳でスケボーを始める2017年3月アメリカ・LAに移住2019年5月プロスケートボーダーに2021年7月東京五輪で金メダル獲得小学6年生で韓国のバーチカル世界大会で3位。中学生からストリート種目を本格的に始め、数々の海外の大会で上位入賞。2018年に世界最高峰のプロツアー「ストリートリーグ」で3 連覇を達成する。’21年世界選手権優勝。※『anan』2022年4月27日号より。写真・杉田裕一取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2022年04月23日