才能あふれるスケートボード好きの少年は、海を渡りプロスケーターになる夢を叶えた。糧となったのは日本とアメリカでの出会い。東京五輪と自分のこと、LAでの生活…。まだ知られていない堀米雄斗を自らが語る。オリンピックのこと。堀米雄斗のこと。「いまでも信じられない夢のような出来事。全てが奇跡的でした」金メダルを手にした2021年の夏、あの瞬間を堀米雄斗選手はそう表現した。“日本での開催”“コロナ禍による1年延期”、そんな状況で“初の日本代表”として出場した東京五輪。それら3つの背景だけでも特別だったが、さらに2つの“初”が連なっていた。一つはスケートボードが東京五輪で初めて正式種目になったこと。もう一つは試合会場の場所が、スケボーに初めて触れた地元・江東区であったこと。これらは大きなプレッシャーへと化けることに…。――競技中の淡々とした表情からは窺えませんでしたが、当時の心理状態はどのようなものだった?「これまで経験したことのない重圧に押し潰されていました。大会前や滑る直前は、いつも緊張から足が震えて、思うような出だしにならないことが多いんですが、あの決勝でも、合計7本滑るうちの最初の2本がうまくいかなくて。残りの5本を攻めるためにも、絶対に決めなければいけなかった2本なのにできなかったですね」ストリート種目は、45秒の制限時間内に自由にトリックを見せる「ラン」2本と、障害物を選んで難易度の高い技に挑戦する「ベストトリック」5本の計7本で構成される。10点満点で1本ごとに点数がつけられ、上位4本の合計点で順位を争う競技だ。「会場のボランティアスタッフのなかには、地元の知り合いやお世話になっている人もいたけど、(2本終えた時点で)みんな焦っているというか、どうしたんだろうという顔をしていたのを覚えています。いつもなら周囲の状況は目に入らないのですが、気になってしまいましたね。すごく練習していたのにここ一番で決められなくて、どん底にいる気分でした」だがそこからの快進撃が凄まじい。続く「ベストトリック」の3本目では全選手の最高点をマークし、4本目ではさらにそれを塗り替え、5本目も高得点でフィニッシュ。9点以上は“スーパートリック”といわれる世界で、蓋を開ければ「ベストトリック」5本のうち4本で9点台をたたき出した。「結果から見ると、普通の人に比べてメンタルは強いのかもしれません。昔から友達とよくカードゲームをやったりしていて、駆け引きを含めた勝負ごとが好き。だからなのか、勝負には強いと思います。とはいえ、それでも緊張はするし、それは常に(出だしの悪さを改善するための)課題でもあります。ですが、これからも緊張は取れないだろう、とも思うんですよね。自信のあるトリックから始めても解けないし、何が正解なのかわからない。だから、緊張していてもいい、ただ全てが終わるまでは諦めないと考えるようにしました。そうすれば、この時のように何とかなると思うんです」“奇跡”とは、常識では起こり得ないこと。堀米選手を取り巻くいくつかのタイミングが重なり合ったことは、まさにそれなのかもしれない。でも、世界の頂点に立ったことは決して奇跡ではなく、かといって実力というひと言で片づけられるものでもない気がする。堀米選手の強さの秘密とは何なのか。それは“諦めなければ何とかなる”がキーとなりそうだ。出会い。アメリカ。現在、堀米選手はアメリカのロサンゼルスに拠点を置いている。「スケボーの本場でプロになる」という小学生の頃から抱いていた夢に向かって、高校から単身で短期留学し、卒業後に移住を決めた。短期留学では、当時面識のなかったスケーターの映像専門カメラマン・鷲見知彦さんにDMを送り、居候させてほしいと頼んだというから、その行動力には驚かされる。――アメリカへは過去何度か大会に参加するため訪れていましたが、移住に恐れや不安はなかった?「僕は物事をポジティブに考えるタイプなので、期待のほうが断然大きくて、不安とかは考えなかったですね。アメリカへ行けること自体が楽しかったし、そこでスケボーをするのが夢でしたから」先ほどの、諦めなければ何とかなるというモットーに、“僕はポジティブ”という言葉がぴったりハマる。控えめでシャイ、そんな印象を多くの人が抱いていたが…。「初対面では人見知りしますが、仲良くなったら自分を出せるほう。だから、慣れるまでに時間はかかるけど、アメリカの人たちはフレンドリーで話しやすいので、すぐに打ち解けられています」そこにはアメリカのスケボーならではの文化も関わっていそうだ。「ひとり暮らしは少なくて、ほとんどのスケーターがルームシェア。特に仲良くなくても一緒に住んで、そこからチームを組んだり、スケボーの映像の撮影をしたり。だからみんなコミュニケーション力が高くて、仲間意識が強いのかも」自身も過去にはルームシェアをし、自宅を購入したいまも別のスケーターと共同生活中だ。――ライバルになり得る仲間と練習することで、技を盗まれたり、弱点を探られたりするリスクは?「スケボーはオリジナリティが重視されるんです。だから、一緒に練習をしていても、誰かの真似をするより、自分の得意な部分を伸ばすことに意識を置いていますね。共に高め合うというのが、しっくりくるような気がします」初の自伝フォトエッセイ『いままでとこれから』KADOKAWA2200円“いろいろな人の思いが乗っかって堀米雄斗ができている”ことがわかる、彼の魅力満載のフォトエッセイが発売に。「アメリカでの具体的な活動や関わってくれた人への思い、スケボーのメインともいえる、良いことを認め合うカルチャーについても書いてあります。読んでくれたら嬉しいです」~堀米雄斗~1999年1月東京都江東区生まれ2005年6歳でスケボーを始める2017年3月アメリカ・LAに移住2019年5月プロスケートボーダーに2021年7月東京五輪で金メダル獲得小学6年生で韓国のバーチカル世界大会で3位。中学生からストリート種目を本格的に始め、数々の海外の大会で上位入賞。2018年に世界最高峰のプロツアー「ストリートリーグ」で3 連覇を達成する。’21年世界選手権優勝。※『anan』2022年4月27日号より。写真・杉田裕一取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2022年04月23日コロナ禍で相次いだ延期を乗り越え、「東京マラソン2021」が3月6日に開催されました。約2万人のランナーが参加した中、anan総研マラソン部からは2名が参戦!東京マラソンの魅力を、出場者目線でお伝えします。【anan総研マラソン部東京マラソン20202021への道vol.3】念願の東京マラソン2021参戦! 気合十分のanan総研マラソン部の2人2022年3月6日の朝8時。東京マラソン2021のスタート地点、東京都庁近くに集合したのは、anan総研マラソン部の鈴丘めみさん(左・anan総研メンバーno.239)と森田ゆかさん(右・anan総研メンバーno.355)の2人。今大会の開催は2年ぶりですが、市民ランナーの参加は3年ぶりとなる今年。本来は「東京マラソン2020」に参加するはずだったのですが…待ちに待ってやっと参加できた「東京マラソン2021」(2022年3月6日開催)に、anan総研マラソン部を代表して走る2人は、朝から興奮気味!ランニング歴7年目の鈴丘さんは、大阪マラソンやおきなわマラソンなどのフルマラソンの出場経験あり。森田さんはランニング歴約4年、これまでに名古屋ウィメンズマラソンや湘南国際マラソンに出場。お2人共経験は十分なものの、東京マラソンは初出場なのだとか。鈴丘さん歴史ある東京マラソンに参加できることにワクワクしています! ほとんど練習はできなかったのですが、まずは走ることを楽しみたいです。森田さんコロナ禍で開催の判断も難しいなか、開催してくださりありがとうございますという気持ちでいっぱいです!当日の天候は晴れ。ラン日和のなかスタート!©️TOKYO MARATHON FOUNDATIONスタート時の天候は晴れ、気温11.3度、湿度29.7%、少し風はあるものの、良好な気象条件。今回、大会会長である小池百合子東京都知事の号砲に合わせて参加ランナー約2万人がウェーブスタート形式で順番にスタート! anan総研マラソン部の2人も、ゴールの東京駅前・行幸通りを目指して走り出しました。写真提供:森田ゆかさん森田さんスタートの時に舞った紙吹雪、実はハートの形だったんです。乙女心をくすぐられ、記念に持ち帰りました。万全の感染防止対策の中で行われた大会でした。写真提供:森田ゆかさん出走者は事前に配布されたPCR検査キットの検体を提出、2月24日(木)~3月20日(日)の期間は毎日アプリ上の体調管理の登録が必須など、万全の感染防止対策のなか開催。大会ロゴが入ったオリジナルのフェイスカバーも支給されました。森田さんスタートライン付近や、途中のトイレに行く時もフェイスカバ着用を求められました。運営の方々ができる限りの感染防止対策をしてくださったので、安心して走ることができました。東京マラソンオリジナルフェイスカバは、これからも使います!東京の観光名所を疾走できるのは東京マラソンだけ!©️TOKYO MARATHON FOUNDATION©️TOKYO MARATHON FOUNDATION東京都庁のある新宿からスタートし、浅草や両国、銀座など、東京の観光スポットを巡りながら走ることができるのが、東京マラソンの醍醐味。写真提供:森田ゆかさん©️TOKYO MARATHON FOUNDATION森田さん18km地点で雷門やスカイツリーが現れてテンションが最高潮に!嬉しくて、記念に写真撮影も(笑)!鈴丘さん普段こんなにたくさんの観光スポットに行く機会がないので、新鮮でした! 母校や、昔アルバイトをしていたお店の横も走れ、感激でした。辛かった30kmあたりで見えた東京タワーにも元気をもらえました。サステナビリティな取り組みも。写真提供:森田ゆかさん給水スポットには、環境を考えて作られたサステナビリティなカップが採用されていました。紙の代替として、石灰石を主原料とした日本発の新素材LIMEX(ライメックス)が使われているのだそう。森田さん以前東京マラソン財団の方にお話を聞いた、環境に配慮したカップが今大会でも使われていました。世の中に影響力のある大きな大会だからこそ、ランナーの人に環境問題や持続可能な社会について考えるきっかけを与えてくれる気がします。無事完走! 初参加の東京マラソン、参加してみてどうだった?©️TOKYO MARATHON FOUNDATION爽やかな汗を流しながら、最後は笑顔でフィニッシュ地点に到着した2人。鈴丘さんの記録はタイム4:56:01、森田さんの記録はタイム6:11:26 と、2人とも無事完走! 東京マラソンオリジナルの完走メダルを受け取りました。©️TOKYO MARATHON FOUNDATION鈴丘さん今まで5kmランニングするだけでもキツくて途中でやめてしまうこともあったのですが、東京マラソンを完走できたことで長い距離を走れる自信がつきました! 本当に久しぶりのマラソン、走れるだけで本当に幸せでした。今回タイムに関しては満足できなかったので、次回こそ練習量をもっと増やして、満足できる走りをしたいです。これからもいろいろなマラソンの大会に参加したり、久しぶりにランニング好きな仲間と走りたいなと思いました。©️TOKYO MARATHON FOUNDATION森田さんコロナ禍でマラソン大会が中止になることも多く、仕事もフルリモートで悶々とした日々を過ごしていましたが、久しぶりのフルマラソン完走で気分爽快! やっぱりランは最高だなと思いました。東京マラソン以外のランスケジュールを入れていなかったので、モチベーションを保ち続けるためにもランスケジュールを入れていく予定。さっそく、4月下旬の別大会のレースにエントリーしました。次にまた東京マラソンを走るときは、きちんと練習して自己ベストを目指したいです!東京マラソンは、やっぱり特別でした。市民ランナーにとっては3年ぶりとなる東京マラソン。ランナー全員のPCR検査をはじめ、感染防止対策が各所で講じられ、ランナー2万人が東京の街を駆け抜けました。マラソンランナーにとっての憧れの大会に参加でき、anan総研マラソン部の2人も大満喫だったよう。ぜひ、いつかは東京マラソンにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。以上、anan総研マラソン部の「東京マラソン2021」実走レポでした!文:武市彩花写真・大内香織 文・武市彩花
2022年03月31日勝てば、FIFA ワールドカップ カタール2022への出場決定となる、アジア最終予選オーストラリア戦で、終了間際に途中出場し、見事2点を決めた三笘薫選手。「世界に自分の名が知られるような活躍をしたい」と語った2021年のインタビューの模様をお届けします。三笘薫「僕は自分の世界を持っている」今シーズンもサッカー界の注目を集める川崎フロンターレ(※)・三笘薫選手。『anan』2021年3月31日発売号の「色気の在りか。」特集では、アスリートの色気ページにご登場いただき、精悍な眼差しのグラビアが大反響を呼びました。そこで今回は、誌面の都合上泣く泣くカットした三笘選手の独占インタビューの模様をお届け!誌面ではほんの少ししかお載せできなかった、「サッカー選手としての三笘薫」をたっぷりとご紹介します。※2022年現在はジュピラー・プロ・リーグ・ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)にレンタル移籍中。悔いのない人生を。僕のモチベーションはそこにある周囲の期待やプレッシャーの対処法を、誌面にあるように「毎試合の反省点を練習に落とし込んで次に活かす。それを積み重ねていくしかない」と即答した三笘薫選手。ほかにも、2年目のジンクスについては「今季はより実力を求められると思いますし、各クラブ、僕に対する対策もいろいろとしてくると思います。そのうえでも、それを上回る活躍をしたい」と語り、抱負をたずねると「自分のステータス、実力を1日1日伸ばしていきたい」とコメント。どれも間髪入れずに答えが返ってきて、その速さは、次の質問を考えるのにこちらが困ってしまうほど。ーーピッチ上で魅せるプレーのように、迷いのない答え方をされますね。どれも前から心に決めていたような。大学時代から、プロになってからのことをイメージしていました。自分のパフォーマンスを最大限に活かすには、どのような準備をすればいいのかをずっと考えていたんです。いざプロになり、観客数やプレーヤーとしての見られ方も違うので、最初の頃は見極めながらやっていましたけれど、4年間、自分を客観的に見つめられる時間をもらえたおかげで、こういった考えに辿り着けましたし、ブレずにやってこれているのだと思います。ーー若くして海外に挑戦する選手が目立つなか、あえて大学進学を選んだ理由にもつながりそうですね。どちらがいいか悪いかというのではなく、プロに行く時期は自分の成長に合わせて選べばいいと思っていて、それが僕にとっては大学卒業後のタイミングだったんですね。僕にとって大学の4年間は、プロへの心構えができただけでなく、サッカー以外の活動や勉強にも取り組むことができました。そして、いまのサッカーに専念できる環境をとてもありがたいとも思える。すごく大きなメリットだったと思っています。ーーでも、サッカー以外のことに時間を費やせるということは、誘惑も多々あり、だったのでは?大学に限らず、高卒からプロになるケースでも言えると思いますし、それは自分を律していくしかないです。遊んでしまえば、当然プロになれないですから、覚悟を決めて過ごしていました。ーーこうお話を聞いていると、三笘選手は周りに流されず、自分で考えて決めたことを実行に移すタイプ、と思えます。そうですね、どちらかというと、自分の世界を持っているほうです。また、例えば試合があるとして、そこから逆算してやるべきことを計画していくので、ルーティーンもけっこうありますね。前日の過ごし方や食事の摂り方をパフォーマンスに結びつけて、今回よかったからこれを続けようとか、逆に悪かったからこうしてみようとか、いろいろ積み重ねて自分なりにベストを導き出すようにしています。ーー流されないといえば、昨シーズンに多かった途中出場でも、ピッチ上の空気をすぐにご自分のものにされていた印象があります。よく冷静と言ってもらえる状況判断やプレーは、動じない性格が影響しているかもしれないですね。ピッチに入る前はドキドキしますけれど、一度ボールに触れれば練習と同じ感覚になれます。そこからは自信があるので、いつも通りの動きができますね。ーー感情的になったりすることは?カッとなる時はもちろんありますよ。絶対に得点できる位置に自分がいるのに、ボールが来なかった時などはそうなりますね。でも、私生活同様多くは主張しません(笑)。「次、見ておいてね」と自分の存在をアピールするくらいにしています。とはいえ、自分自身をどう評価しているかといったら、どのプレーも極められていません。シュートはまだ課題があるし、ドリブルも奪われるので、むしろ満足できる部分はひとつもなく、伸びしろだらけだと思っています。ーー特に、弱みを挙げるとしたら?言えないので、全部、と言っておきます(笑)。ーー(笑)。では、具体的な目標を教えてください。目標というよりも、日々の練習から到達できるものとして、怪我をしないで全試合出場、タイトル獲得に貢献、日本代表に選出、ワールドカップに出場、などを挙げたいですね。成長の指針をどんどん伸ばして、去年以上に自分はやれるという自信がほしいですし、去年より成長したと思えるような一年にしたい。そして、日本に限らず世界に自分の名が知られるような活躍をしたいです。そのためにも練習では、1対1の勝負で相手を抜き切ることや動き出しで相手の裏をとること、トラップやスルーパスの技術を高めることを課題にしています。また、チームでのポジションを明確にして、オン・ザ・ボールでも、オフ・ザ・ボールでも(ボールを持っていてもいなくても)チームに貢献し、幅広いプレーをしていきたいです。ーーそのあたりが、三笘選手の原動力になっているのでしょうか。それはまた別の話かもしれないですね。僕のモチベーションは「サッカー人生も残りの人生も悔いなく終えたい」、そこにあるのかなと思います。人生は1度きりというのが心に大きくあって、だから、やるからには上に行きたいんですよね。そして、引退したときに功績なり、人間性なりを残せられたらと思います。ーー最後に、観戦だけでなくイベントといった交流面でも、いろいろな制限があるコロナ禍において、三笘選手を応援するみなさんにひと言をお願いします。スタジアムでは声を出して応援できないなか、足を運んでくださるサポーターの方々にはとても感謝しています。常に支えられていると感じているので、みなさんの気持ちに応える行動をお見せしたいと思っていますし、試合に限らずSNSなどでサポーターや地域の方々が盛り上がる告知などをやっていきたいと思っています。もちろん、プレーや結果を残すことで認めてもらいたいので、オン、オフどちらも頑張ります!それと川崎フロンターレの選手は何かとキャラ付けされますけど、僕はひとつのキャラに定着したくないのでご理解をお願いします(笑)。ーー三笘選手の高みを目指す道はまだまだ続きます。その過程に映し出される、さまざまな景色を私たちもともに見ていきたいですね。どんどん逞しくなっていく背中を追い続けましょう!みとま・かおる1997年5月20日生まれ、神奈川県出身。筑波大学卒。ポジションはMF。2020シーズンJリーグベストイレブン。「今年は“2年目のジンクス”なんて言われないような活躍をしてみせます!」。※2021年4月17日配信写真・岡本俊(まきうらオフィス)、文・伊藤順子
2022年03月24日野球好きでなくても気になる存在。北海道日本ハムファイターズの“BIGBOSS”こと新庄剛志さんが、男のカッコよさについて語ってくれました。SHINJO’S FASHION昨年の11月、新監督就任の記者会見に真っ赤なスーツで登場したり、空港にグローブをあしらったコートで現れたり。新庄剛志さんの常識破りのファッションは、いつも世間から注目の的。「ファッションっていちばん分かりやすいメッセージだと思うんです。あの記者会見で僕が赤いスーツを着たのは、“これまでのプロ野球を変えるぞ!”という思いを伝えたかったから。最初のインパクトは大事。あの真っ赤なスーツとでっかい襟で、『これから新庄が面白いことをやってくれそう』と思ってくれた人も多かったんじゃないでしょうか」現役時代から、プロ野球選手らしからぬファッションセンスで知られていたBIGBOSS。「ファッションには惜しみなくつぎ込みます。これまでに軽く億を超えるくらいお金をかけているんじゃないかな。でもそのおかげで話題にしてもらったり、思いがけない人と仲良くなったり、十分“モト”はとっていると思います」ちなみにいつも話題沸騰のファッションは、どこで買っている?「普通にデパートとかですよ。ただ一緒に行った友だちからは『よくそんな派手な服を見つけられますね』と言われます(笑)」SHINJO’S FACE若い頃から、球界きっての“二枚目プレーヤー”として人気を博したBIGBOSS。でも自身の顔には、意外にもコンプレックスを抱えていたという。「子どもの頃から、歯並びが悪いのと鼻がベチャッとしているのがコンプレックスだったんです。だから野球選手になってお金を稼いだらまず歯並びを直しました。そのあと鼻筋をシュッとさせたり、気になるところを少しずつ整形していった感じです」整形は公表していたものの、批判の声も少なくなかったとか。「親にもらった顔をイジるなとか、そんなこと言ったら髪を染めるのもダメでしょ。自分で稼いだお金で、自分の好きな顔を手に入れることの何が悪いのか分からない。僕にとって整形はサングラスを替えるような感覚。毎日鏡を見るのが楽しくなれば、それだけで幸せじゃないですか」監督就任後、かなり顔が引き締まったように見えるが…。「それはよく言われるんだけど、心の整形。緊張感があったり、テレビに出まくったりしていると、どんどん顔が変わってくる。気持ち次第で顔って変わるんだなと実感しています。メスとか鍼よりずっと簡単でした(笑)」SHINJO’S MINDテレビで見ると、いつも笑顔で楽しそうな新庄さん。それでもやっぱり初めてのシーズン。さすがのBIGBOSSもプレッシャーを感じている?「現役のときからそうなんですけど、僕は注目されればされるほど燃えるタイプ。そういう意味ではいま楽しくて仕方がありません。もちろんプレッシャーはありますよ。でもそれを楽しむというか、楽しめるようにしっかりと準備をしている。僕のことを“天然”だと思っている人もたくさんいるでしょうけど、ちゃんと計算して考えています(笑)。とことん考え、準備しているからどんな状況でも楽しむことができるんです」2年前まで13年間、バリ島で野球とは無縁の生活を送り、コーチなどの経験もまったくない。「経験不足と言う人もいるかもしれないけど、だからこそ思い切ってできることもたくさんある。新庄なら勝てる、強くなると思っているファンは、そんなにいないと思うんです。むしろ『大丈夫?』と心配している人も多いはず。でもそこにスリルがあるじゃないですか。あいつは何やるか分からないって、不安だけどワクワクしませんか?ハイリスク・ハイリターン、スリルのある人生が大好きなんです。何でも安心・安全な時代だからこそ、僕のような予測不能でスリルたっぷりの人間に期待しちゃうんじゃないですか」スリル満点のBIGBOSSの登場でファイターズはもちろん、プロ野球も変わっていきそうだ。「すでに手応えは感じています。ファイターズの選手たちもチームが注目されていることで、やる気にあふれている。シーズンが始まったら彼らが主役です。気持ちが伝わるプレーをやっていれば、観てみたい、球場に行ってみたいという人も増えると信じています。anan読者は、これまでプロ野球に興味がなかった人も多いと思うけど、イケメンの選手もたくさんいるので(笑)、ちょっと注目してもらえたらうれしいです」プロ野球は3月25日に開幕。BIGBOSSがどんな野球をするのか、乞うご期待!『スリルライフ』野球を離れ、バリ島で暮らしていた男がなぜ監督になったのか?野球から人生まで、新庄剛志のすべてを語り尽くした話題の一冊が発売中。マガジンハウス1650円しんじょう・つよし1972年生まれ、福岡県出身。現役時代は阪神、メッツ、日本ハムなどで活躍した。今季から北海道日本ハムファイターズ監督を務める。※『anan』2022年3月9日号より。写真・平間至取材、文・川上康介(by anan編集部)
2022年03月08日22年前、15歳のときに力士になるためにモンゴルから来日し、長年横綱・白鵬として活躍した間垣親方。昨年九月場所で引退してからは、若手の指導をしながら相撲協会の仕事に当たっています。――引退して、生活はかなり変わったんじゃないですか?間垣 翔(以下、間垣):次の日のことをそんなに考えなくて済むようになりましたね。現役中は早朝から稽古があるので、それがいつも頭にありましたから。――そもそも親方はなぜお相撲さんになりたいと思ったんですか?間垣:父がモンゴル相撲の大横綱だったんですけど、私が6歳のときにNHKの旅番組が父の元に取材に来たんです。一緒に来られたのが、横綱だった初代若乃花さん。そのとき、若乃花さんからうまい棒をいただいて嬉しくて(笑)。15歳のときに支援者の方に日本に連れていっていただいて、力士の方に会わせてもらったときは「カッコいいなぁ!」と思いましたね。――日本のことは知っていたんですか?間垣:母がTVドラマの『おしん』が好きでよく隣に座らされて一緒に見ていました。それから数年後、木村拓哉さんと松たか子さんが出演されていたドラマ『ラブジェネレーション』を見て、日本に行ってみたいと思ったんです。――日本に来たときの体重は62kgで、最初は引き取りたいという相撲部屋がなく、モンゴルに帰されそうになったとか。間垣:最初から今みたいな体じゃないからね。当時の写真を見ると、誰もが私みたいになるチャンスがあると思いますよ。――若手の力士はどうしたら親方みたいになれますかね?間垣:当たり前のことをずっと続けることですね。毎日稽古して、寝る、食べる。意外にみんな、それができないんです。――食事なども気をつけていたんですか?間垣:横綱になって5年経った頃からは特に内容を気をつけるようになりましたね。内臓を休ませるために、断食もしました。力士で断食したことあるのは私だけじゃないかな?――ちなみに日本語はどうやって覚えたんですか?間垣:結構、歌で覚えました。相撲部屋の先輩に『涙そうそう』のCDを借りて、歌詞カードを手書きで写したり、わからない言葉が出てきたら調べたりしていましたね。――勉強熱心!間垣:そうやって日本語を覚えて、親方や兄弟子たちの言うことを理解できるようになってくると、番付も上がっていくんです。――なるほど。現役時代でいちばん嬉しかったことは何ですか?間垣:朝青龍関に初めて勝って初金星(金星は平幕が横綱に勝つこと)をあげたときは嬉しかったですね。ほかにも63連勝の記録、最後の場所で全勝して45回目の優勝をしたこと…。たくさんありますね。――20年間ですものね。間垣:関脇に上がるまでは本当に楽しくて、早く次の場所が来てほしいといつも思っていました。でも大関、横綱という「勝って当たり前」という地位についてからは、楽しさはなくなりましたね。プロである限り、楽しいことは一つもない、と思っていました。――専属トレーナーさんに「日本のみんなに好かれたい」と言ったこともあったと聞きました。間垣:そんなこともありましたね…。私が大好きな松山千春さんの曲「凡庸」に「言葉にするほど幸せでなく涙にするほど不幸でもない」という歌詞があるんですけど、現役のときの気持ちはまさにそれでした。――親方は本当に歌がお好きなんですね。普段はどんな曲を聴いているんですか?間垣:場所入りするときは、ここ最近ビルボードのチャートで1位を取ったこともあるモンゴルのヘヴィメタルバンド、THE HUの曲を聴いていました。彼らの曲はリズムが良くて、お坊さんのお経を聴いているみたいというか…(笑)。あと朝はNHKがAIで作った、昭和の歌姫、美空ひばりさんの歌を聴いてテンション上げたりします。MISIAさんもいいね。――幅広い!間垣:そうですね(笑)。子どもの相撲大会「白鵬杯」は自分のライフワーク。――日本で力士になっていなかったら何をしていたと思いますか?間垣:父がモンゴル相撲の大横綱であり、レスリングでオリンピックの銀メダリストでもあったので、レスリング選手ですかね。母親は医師だったので、医師をしながらレスリングでオリンピックを目指すっていうのもよかったかな(笑)。――そちらの人生もなかなかすごかったですね(笑)。間垣:何にしても、誰かのためになりたいという気持ちが強いんです。――東日本大震災のときも、真っ先に被災地のために慰問やチャリティをされてましたものね。毎年開催している子どもの相撲大会「白鵬杯」も最初は親方のポケットマネーで始めたそうで。間垣:そうなんです。今年で12回目になるんですが、相撲を広めるために自分が何かできることはないかなと思って、最初は日本とモンゴルの子どもたちだけで始めました。今はこんな状況なので日本だけですが、一時は14か国から子どもたちを呼んでいたんです。白鵬杯で優勝してその後、大相撲に入門した子もいますよ。私は一昨年その子(幕内・阿武咲)に負けましたからね(笑)。「白鵬杯に出たい」という子が増えてきていると聞くと、この大会の意味が少しずつ出てきているな、と感じています。――子どもたちがまわしをつけている姿って、かわいいですよね。間垣:小さい子が大きい子を投げ飛ばしたりして、盛り上がるんです。――親方は今後、どんな力士を育てたいですか?間垣:子どもたちから憧れられるような力士を育てたいと思っています。でもまあ、私が育てるというより、相撲をとっていると土俵がいろいろ教えてくれるんですよ。相撲道って、自ら見つけていくものですから。ただ、要所要所で励みになる言葉をかけてあげられたら、とは思ってます。専属トレーナー・大庭大業氏の著書『白鵬の脳内理論』(ベースボール・マガジン社)が好評発売中。間垣親方主催の少年相撲大会、第12回白鵬杯が4月3日(日)に大田区総合体育館にて開催。日本全国から集まった小中学生の個人戦のほか、迫力のある団体戦も見どころの一つ。当日はもちろん間垣親方も参加。YouTubeにて生配信予定。まがき・しょう1985年3月11日生まれ、モンゴル・ウランバートル出身。15歳で来日し、宮城野部屋に入門。優勝回数、通算勝利数、幕内勝利数など数々の記録を打ち立てる。2021年の九月場所で引退し、宮城野部屋の部屋付き親方に。NHK大相撲中継での相撲愛溢れる解説も好評。主催する子どもの相撲大会「白鵬杯」は今年で12回目。1男3女の父。※『anan』2022年2月16日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)インタビュー、文・古屋美枝(by anan編集部)
2022年02月11日広島発のeスポーツ応援番組「eスポーツ道」。2019年から広島エリアで放送し続けている「eスポーツ道」が2022年2月10日(木)からU-NEXTにて配信することが決まりました。番組MC中島尚樹(ローカルタレント・ゲームクリエイター)に、世界で活躍するプロゲーマーやゲーム界のレジェンドなどeスポーツを熟知した講師が、eスポーツの奥深さや魅力・情熱を教えていく教養バラエティ番組です。今まで地上波で放送された10本のコンテンツを始め、今後は継続的に最新コンテンツも展開を行う予定です!「eスポーツ」にまつわる最強の豪華講師陣が「eスポーツ」の道へと導きます!【ラインアップ】#1 世界が熱狂するeスポーツ/羽染 貴秀・平方 彰#2 プロ格闘ゲーマー論/ガチくん#3 臨場感を伝える!eスポーツ実況論/アール#4 1億円プレイヤーが語る!シャドバ論/ふぇぐ#5 元祖eスポーツプレイヤーが語る今昔/高橋名人#6 新型コロナに負けない!eスポーツ界の取り組み論/浜村 弘一・ガチくん#7 e スポーツプレイヤーの結婚論/ふ~ど・倉持 由香・ガチくん#8 局アナからeスポーツアナへの転職論/平岩 康佑・倉持 由香#9 eスポーツチームの経営論/西谷 麗・GreedZz#10 ゲーム配信論/ハセシン・GPU-NEXT eスポーツ道: : Twitter公式アカウント:@esportsdo : お問い合わせ株式会社 広島ホームテレビ・番組プロデューサー:居升悠(ビジネス統括グループ)・コンテンツ事業展開:平岡トーマス史章(コンテンツグループ)☎082(221)4760 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月10日いよいよ2月4日に開幕する北京冬季五輪。日本選手団には今シーズン国際大会で好成績をあげる実力者がそろい、その活躍に期待が集まる。開幕までもうすぐ!金メダルを目指す精鋭たちに注目。なかでも筆頭格といえるのは、羽生結弦。男女を通じ史上3人目の3連覇の偉業がかかっている。それとともに、誰も成功させたことがない超高難度の大技“4回転アクセル”への挑戦を明言。そのチャレンジも楽しみなところ。スピードスケートは“ダブルエース”が健在。平昌大会の500mで金メダルを獲得した小平奈緒は、1000mとあわせ2種目に出場。35歳の現在もその滑りは世界トップクラス。平昌で金銀銅のすべての色のメダルを手にした髙木美帆は今シーズン、ワールドカップで計4勝するなど好調をキープしている。短距離から長距離まで計5種目に出場、オールラウンドな活躍に注目したい。今シーズン好調、といえば、スキー・ジャンプの小林陵侑(りょうゆう)を忘れるわけにはいかない。ワールドカップでは10戦中6勝(1月6日現在)と強さを誇り、ランキングでも1位。ジャンプでは長野大会以来24年ぶりの五輪王者誕生も見えてきた。平昌大会で悔しさを味わい、その雪辱を誓う若い選手たちの活躍も楽しみなところ。スノーボード・ハーフパイプの戸塚優斗は平昌で転倒し負傷、棄権を余儀なくされた。それをバネに、より高難度の技の習得に力を注ぎ、昨シーズンの世界選手権で優勝。世界のトップを争う地力を十分につけた。同じくスノーボードの岩渕麗楽(れいら)は、平昌大会のビッグエアでメダルまであと一歩の4位。今シーズンはワールドカップで優勝し成長のあとを示している。またスロープスタイルでも上位進出の実力を秘める。さらにはハーフタイムの軽食風景“もぐもぐタイム”や明るさに満ちたプレーで注目を集めつつ、日本カーリング史上初の銅メダルを獲得したロコ・ソラーレ。堀島行真(いくま)、川村あんりと男女にメダル候補がいて充実のスキー・モーグルも注目したい。自身が打ち込む競技を長年牽引してきた第一人者たち、台頭する若い世代……幅広い世代の多彩な顔ぶれが並ぶ日本選手たちの活躍を見逃すわけにはいかない。岩渕麗楽スノーボードビッグエア、スロープスタイルの2種目に出場。スポンサーに「GLAY」も名を連ねる。戸塚優斗スノーボード神奈川県横浜市で生まれ育った戸塚は、山梨県のスキー場に通って練習し頭角を現した。髙木美帆スピードスケート2010年バンクーバー大会に中学3年生で出場してから12年、世界トップを狙う位置に。小平奈緒スピードスケート五輪3度目出場の平昌大会で念願の金メダルを獲得。今シーズンもワールドカップで優勝。小林陵侑スキー・ジャンプ「師匠」と慕う葛西紀明に伝授された技術も生かしつつ、世界のトップジャンパーに成長。羽生結弦フィギュアスケート怪我からの復帰戦となった昨年末の全日本選手権で圧勝、3度目の大舞台への視界は良好。北京オリンピック2月4日~20日15競技109種目が実施される。平昌大会では日本は金メダル4個を含め史上最多の13個のメダルを獲得。3月4日~13日には冬季パラリンピックも行われる。※『anan』2022年2月2日号より。写真・Getty Images森田直樹/アフロスポーツ文・松原孝臣(by anan編集部)
2022年02月01日大相撲初場所開催中で、連日熱戦が繰り広げられる両国国技館。期間中、昨年九月場所で引退した横綱白鵬展を開催しています。本人が持ち込んだとんでもなく豪華な着物や、入門時の信じられないくらいやせっぽちの写真など、貴重なものが展示されていて、白鵬を知らない人が見ても楽しめるはずです!本人が持ち込んだ私物がほとんど!「横綱・白鵬展」お相撲をまったく観ない人でも「横綱 白鵬」は何となく知っているかと思います。白鵬は昨年の九月場所で引退し、間垣親方として後進の指導に当たることになりました。力士でいた期間は約20年!その間に連勝記録や優勝記録など、ギネス世界記録にも認定される数々の記録を打ち立てました。そんな元・白鵬、間垣親方の展示が東京・両国国技館内の相撲博物館で開催されています。館内はもちろん、白鵬一色!本人が持ち込んだ私物がほとんどだそう。こんなに細かったの、白鵬!?15歳で来日したときの体重は65kg。横綱でいたときは160kgくらいあったので、どれだけ大きくなったかがわかります。来日したときのパスポートも展示されてます。横綱土俵入りに欠かせない、三つ揃いの化粧まわしもいろいろ。初めて横綱土俵入りを練習する姿。このとき、私は側で見学させてもらっていたので、めちゃくちゃ懐かしいです。天皇賜盃の模盃は43個!もちろん、史上最多の数です。このほかにも、ギネス世界記録の証明書や場所入りのときに着ていた素晴らしい染め抜きなど、いろいろ展示されていて、もしかしたらもう二度と一般には公開されないかもしれないので、ぜひこの機会に観に行ってみてください。入場には初場所のチケットが必要ですが、椅子席なら平日3,500円から購入できて、朝から18時まで相撲が観られるうえ、相撲博物館まで無料で観られて超オトクです!白鵬については、現役のときはいろいろ言われることもあったけど、実はみんな一度会うと、ほぼ間違いなく好きになるという、人たらしキャラなんです。私は15年ほど前に初めて所属する宮城野部屋に朝稽古見学に行かせてもらったのですが、場所中、取組が終わった若い衆が部屋に帰ってきて「おかげさまで勝ちました」と言うと「おう、良かった!おめでとう!」と声をかけてあげたりしていて、素敵だなと思ってました。周りのみんなに慕われてたし、そこは今もそうだと思います。横綱になるなんて日本人でもなかなか叶わない夢なのに、海外から来ていろいろ言われたり大きなプレッシャーがあったりするなか、夢を叶えて数々のすごい記録を打ち立てるって、やっぱり白鵬ってとんでもない人だと思う。ちなみに、白鵬が12年前に「相撲のために何かできることをやりたい」と始めた子どもの相撲大会、第12回「白鵬杯」が2/13(日)に両国国技館で行われます。過去の白鵬杯からは、幕内力士・阿武咲をはじめ、数々の力士が大相撲に入門しています。入場無料なので、ぜひ足を運んでみてください。まわしを締めた子どもたちが本気で戦う姿はかわいいだけでなく、胸にくるものがありますよ!そして話は開催中の初場所に戻ります。白鵬展が開催されている相撲博物館では、毎日親方たちのトークショー(参加者確定済み)が行われていて、現役中には聞けなかった本音が聞けたりしてかなり楽しい(これ、オンラインでやってほしい…)。今場所からの展示としては、伊藤園「お〜いお茶」の化粧まわしを着けた感じで撮影できるフォトブースもできてました!手軽に関取気分を味わえます。そしてもう一つ、昨年11月場所から登場したのがポケモン懸賞旗!相撲の取組には、企業などが懸賞をかけ、勝った力士が懸賞金をもらえる、という制度があるのですが、今場所は合計200本の懸賞がポケモンからかけられているんです。場内放送で「この取組にはカイリキーから懸賞があります」などとアナウンスされるので、ポケモン世代は特に楽しめるかと思います。ポケモン懸賞旗や化粧まわしは、正面エントランスや2階廊下にも展示されているので、国技館に行った際はぜひ見てみてください!そしてもう一つ。初場所が終わったら、コロナで延期になっていた、引退したお相撲さんたちの断髪式が連続してあります。その中でも、国技館で自らチケットを販売しているのが、元・栃煌山の清見潟親方。1人1人に丁寧に接客されていて、その様子を見ているだけで心温まりました。ほかにも元・豪栄道の武隈親方、元・嘉風の中村親方の断髪式もあるので、ぜひチェックしてみてください。そして運が良ければ、元・白鵬の間垣親方が相撲協会のジャンパーを着て警備をしているところにも出会えるかもしれません!初場所千秋楽は1/23(日)。優勝は横綱・照ノ富士か、それとも…?今後、多くの熱戦があること間違いなしで、目が離せません!古屋美枝美容プロデューサー 。美容・牡蠣愛好家。牡蠣情報サイト「カキガール」編集長。子どもの頃からお相撲好きで、一年中お相撲を観るため各地へでかけていたけど今はお休み中。取材・文 古屋美枝
2022年01月16日昨年に続き2021年シーズンもJリーグの頂点に立った川崎フロンターレの、脇坂泰斗選手と橘田健人選手にインタビューしました。男女問わず大人気のイケメンコンビ、その関係性と素顔を探ります。大人気!脇坂泰斗選手&橘田健人選手写真左から、橘田健人選手、脇坂泰斗選手。2021年シーズンは開幕から25連勝!その後も他クラブを寄せつけない驚異の強さで首位を独走し、見事Jリーグ2連覇を成し遂げた川崎フロンターレ。なかでも、実力はもちろん、甘いマスクでも多くのファンを虜にさせているイケメンコンビ、脇坂泰斗選手と、橘田健人選手のおふたりにお話をうかがいました。脇坂こんにちは。攻撃型ミッドフィールダーをやっています。得点だったり、アシストしたりすることが僕のストロングポイントです。橘田こんにちは。(ニコニコしながら)僕は、大卒でまだプロ1年目です。たくさん走ってボールを奪うことが得意です。ーー脇坂選手はananwebに2年ぶり、橘田選手は初めてのご登場です。脇坂前回、覚えていますよ~。あの頃の僕は、試合に出ることでとにかく必死で、自分の役割を明確に掴めていませんでした。今は多少の余裕が出て、試合に限らず、他の面でもいろいろ見渡すことができるようになったかもしれません。副キャプテンも任されて責任感が芽生えましたね。橘田泰君は攻撃時のターンやシュート、ドリブルなどが本当に素晴らしいんです。ここでターンなんてできる人いないだろ、と思う場面でしちゃいますし、僕もそのようなプレーができればと学ばせてもらっています。脇坂健人は、フロンターレの練習場と大学が近いこともあり、練習試合の相手として、在学中から何人かで練習に来てもらっていたうちのひとりなんですよ。当時は練習に来ている大学生という認識でしかなかったんですけど、今年のシーズン前のキャンプにひとりで参加してきて、そこで初めてプレーヤーとして意識しましたね。小柄なのにすごい運動量で、ボール扱いもうまい。頼もしい選手だなという印象を持ちました。実際に、今季途中から試合に絡みだして、ぐんぐん成長していると感じます。自覚も芽生えて、ルーキーとは思えない存在感を放っていますね。橘田ありがとうございます(笑)。泰君は僕が入りたての頃から話しかけてくれて、そのおかげでチームに少しずつなじむことができたと思っています。脇坂僕は、一見静かというか、あまり話す方ではないと思われがちなんですけど、例えば初対面の人や新加入の選手と話していくうちに、思ったより明るいね、よくしゃべるね、と言われることが多いんですよ。人見知りは多少ありますが、もうプロ4年目なので、話しかけられたらしゃべる、というスタンスはよくないかなと思い、なるべく自分から話しかけるようにしています。健人は、僕の趣味であるゴルフの話をしてみたら、どっぷりハマッてくれて(笑)、それもあって話しやすいですね。橘田僕は最近、ゴルフと洋服が好きでして、特に泰君のファッションがカッコいいと思っています。シンプルかつカジュアルでセンスがいいんですよ。で、たまに同色のセットアップとかを着て攻めてる(笑)。僕だと絶対着れないですが、泰君はうまく着こなせていて似合っているんです。脇坂健人は服のことを先輩にいろいろ聞いているよね。よくその場面を見るよ。選手のなかでも洋服の系統がわかれていて、谷口(彰悟)選手や家長(昭博)選手など背の高い人が好むファッションは、身長が低いほうの僕たちはできないので、小柄な者同士で意見交換しています。服のなかでも、パーカーがめちゃくちゃ好きですね。確かに最近ハマッているのはセットアップ。単純に組み合わせを考えなくていいので着ています(笑)。橘田パーカー、いいですよね。(ふたりで笑いあう)ーー短時間でも仲の良さが伝わってきます。特に橘田選手は、常に笑顔でとてもかわいらしいんですね。脇坂彼は鹿児島訛りをいいように使うんです(笑)。上京して4、5年経つから抜けているはずなのに、ワンポイントで(訛りを)出してくるんですよ。橘田(笑いながら首を横に振る)脇坂それでこのかわいい笑顔だから、僕はハマッちゃいます。弟気質なのかもしれませんね。それでいてピッチではガツガツいくんで、そのギャップに注目してください(笑)。橘田これからもかわいがってもらえるように、引き続きかわいくいるようにします(笑)。でも、僕は人見知りなんですよ。とりあえず同級生がいたら明るくなるんですけど、先輩が関わってくると緊張しちゃう部分もあるので、これからもっと明るい面を出していけたらと思います。ただ勝つんじゃない、僕たちは“圧倒的に勝つ”ーーそのギャップは橘田選手だけに限らず、かと。これまで何人ものフロンターレの選手を取材させていただきましたが、脇坂選手も含めてみなさんとても穏やかな印象です。ですがピッチでは、今季もフロンターレは、勝利に貪欲でただただ“強い”。王者の風格をも感じます。脇坂シーズンは長いので良い時、悪い時というのが当然あります。波があるなかでも、チーム全体が一体感を持って、同じ方向を向いて戦えたのが、2連覇できた要因の大きなひとつだったと思います。監督がトップに立ち、そこに選手を束ねるキャプテンやベテランの方々、勢いのある若手が続く。悪い状態の時は先輩方が引っ張り、若手も突き上げる。そういったバランスが非常にいいチームだと思いますね。橘田勝ちへのこだわりがすごいと思います。すごく驚いたのが、引き分けた後のチームの雰囲気。悪いというか、めちゃくちゃみんな悔しがってて、僕の大学時代とは比べられないくらいの空気だったんですよ。こういうチームが勝つんだと思いました。鬼さん(鬼木達監督)も普段からミーティングで口に出していて、選手に自然と浸透していますね。脇坂そうだよね。僕たちは、勝ったとしても内容的に納得がいかなかったら、みんなで反省するんですよ。他クラブから来た選手からは、勝ってもこういう(喜ばない)雰囲気なんだと言われます。ただ勝つんじゃなく、“圧倒的に勝つ”を目標としているので、そういった点が強さの秘訣かなと思いますね。ーー憧れの選手やライバルは?脇坂ヴィッセル神戸のイニエスタ選手に小さい頃から憧れていましたね。ライバルという存在はいないですが、強いていうなら、昨年移籍した守田(英正)選手とは、お互いに高め合ってプレーしたいなと思っています。橘田僕も憧れはイニエスタ選手です。大好きで、参考にしています。ライバルは…。脇坂碧(田中)?橘田いやいやいや(笑)。同じ歳ではありますが、僕が入団時からすでにかなり強かったので上の存在です。脇坂謙虚(笑)。ーー最後に、おふたりにとってのサッカーとは何ですか。また、せっかくなのでこの機会にお互いの要望を言い合うのはどうでしょう。脇坂サッカーは人生ですね。これがなくなったら、ただのゴルフ、洋服好きの男です。それくらいサッカーを一番に考えてやってきました。橘田僕の人生からサッカーを取ったら…、頭は悪いですし、コミュニケーションも苦手ですし、普通の人にもなれないですね(笑)。だからサッカーとは、なくてはならない存在です。脇坂これも謙虚だなぁ(笑)。ーーでは、おねだりを。脇坂試合前にいつも健人に言っている、今日も走り回ってくれよ、フォローしてくれよ、ですね。それを引き続きしてほしいです。プライベートでは、ゴルフなど行動を共にすることが多いので、送迎お願いします、って感じです(笑)。橘田僕はプレーに関して、いろいろなことをよく聞くんですね。泰君は、いつも優しく教えてくれるんで、今後も優しく教えてください(笑)。脇坂優しくって。冷たくするとか、逆に意味わかんないし(笑)。ともかく来季も頑張ろう!ーー終始笑顔のおふたり。つられて取材陣も頬が緩み、和やかな対談となりました。また、脇坂選手は「フロンターレは地域との関わりが強いクラブ。川崎市とともに強くなっていったと思っていて、選手はみな地域の方々へ感謝の気持ちを常に抱いています。コロナ禍でふれあいは減っていますが、終息後は積極的に交流したいですね。まずは練習場に来ていただきたいですし、もちろんスタジアムにも足を運んでいただきたい。僕は地域密着というクラブの特性を若い選手にも受け継いでもらえるようにしていこうと思います」と語ってくれました。来季はどのようなワクワク、ドキドキを私たちに与えてくれるのか。そして、フロンターレ一強の時代はどこまで続くのか。今後も見逃せません!Information川崎フロンターレの2022年の試合はこちら。FUJIFILM SUPER CUP 20222月12日(土)13:35キックオフ川崎フロンターレ vs. 浦和レッズ(日産スタジアム)2022明治安田生命J1リーグオープニングマッチ(第 1 節)2月18日(金)川崎フロンターレ vs. FC東京写真・中島慶子 文・伊藤順子
2021年12月30日2021年Jリーグの覇者、川崎フロンターレのベテラン・小林悠選手と、プロ2年目で弱冠20歳の宮城天選手にインタビューしました。初めてといってもいいくらいの接近トークに最初は戸惑うふたりでしたが…。彼らの素顔とフロンターレの強さの秘密に迫ります。小林悠選手&宮城天選手が登場!14歳差、何を話す?写真左から、小林悠選手、宮城天選手。2021年シーズンのJリーグで、前季に続き連覇を達成した川崎フロンターレ(以下、フロンターレ)から、ここぞという時に決めてくれるエース・小林悠選手と、今季J1初出場にして初ゴールを決め、それが評価されて月間ゴール賞にも輝いた新星・宮城天選手による対談が実現。フロンターレのずば抜けた強さの秘密のほか、おふたりの関係性や人柄、プライベートもお話しいただきます。ーーポジションこそ違いますが、どちらも攻撃型プレーヤー。通じるものがあるかと思いきや…あれ、ちょっとぎこちなくないですか?小林僕が34歳で天は20歳。ひと回り以上も違うから、何を話題にしたらいいのか…正直、じっくり話したことないよね。(ツーショット撮影では)こんなに近づいたこともない(笑)。宮城悠さんはもう大先輩ですから、なかなか接点がないです。フロンターレって、若手というと26、27歳くらいのイメージなんですよ。で、僕はそこにも到達していなくて、まだ子どもって感じです。小林天は、ぐいぐい来るタイプじゃないから普段はどんな様子なのかよくわからないけれど、見ていて“今どきの子”というのが一番しっくりくる言葉じゃないですかね。サッカーはかなりうまくて、技術やシュート力など、20歳の頃の僕とは比べものにならないくらい、スゴいものを持っているんですよ。彼は高校卒業後プロになったけれど、大学に行っていたら、スーパースターだったと思います。宮城(照れながら)マジ嬉しいです…。小林でも、ピッチから離れると、ホントにスマホが好きだよね(笑)。きっと自分の時間を大切にするタイプなんだと思います。僕はチームメイトがいる場面では周囲の空気に合わせますが、天は関係なくしょっちゅうスマホを…マイペースだなぁと思います。宮城スマホは依存症に近いかもしれないですね(笑)。webマンガを読み始めるとどんどん次に進みたくなっちゃって。でも、見過ぎはよくないと思っています。ただ、悠さんも指摘してくれましたが、人からよくマイペースとは言われていて、誰かと一緒に何かをするのは得意ではないです。流されるのはあまり好きではない、という感覚でしょうか。ーー宮城選手は、ひょっとしてプライベートではあまりお友達がいない?宮城そんなことないですよ(笑)。橘田健人君や遠野大弥君、田邉秀斗君などは歳が近くて寮が一緒なのもあり、よく話します。また、車屋紳太郎君や大島僚太君とも、ボーリングやゲームなど趣味が同じなので盛り上がっています。悠さんがよく話している人たちは…。小林のぼり(登里享平)、長谷川(竜也)、視来(山根)とかと一緒にいることが多いかな。おいしいものを食べたり、家が近いので遠征時は車を乗り合わせて駅や空港に行ったり。でも、コロナ禍になって食事は気軽に行けなくなったよね。ストレス発散や気分転換、リラックスできるもののひとつだったのでそれはとても残念。宮城空いた時間やオフは何をしているんですか?小林テレビもYouTubeもほとんど見ないなぁ。テレビをつけたとしても、子どもがいる時はEテレだし、子どもが寝た後に奥さんとNetflixをちょっと観るくらい。でも、そもそも家族と一緒にいること自体がリラックスにはなっているね。ーー小林選手といえば、ご家族思いで有名です。小林子ども中心の生活ですね。この2年、家族と過ごす時間がより増えて、子どもの成長をじっくり見られているのは嬉しいです。いま小1の長男がサッカーを頑張っているんですよ。朝練も欠かさずしていて、僕はサッカースクールの送迎をしているんですけど、車の中でアドバイスしたり、息子の練習している姿を見たりするのがすごく好き。子どものサッカー観戦がマイブームです。我が子はもちろんですけど、僕は子どもが好きなんです。ーー優しいパパさんなんですねぇ。では、“まだ子ども”の宮城選手、どうですか、この機会に甘えてみるのも…。宮城えぇっ!えーと、悠さんのファッションが好きです。だから、お下がりがほしいです…。小林おぉ(笑)。服はめちゃめちゃあったんだけど、こないだ古着屋に出しちゃったんだよ。サイズも一緒だからあげたいけど、今はないや、ごめん。でも、天はおしゃれだよね。僕が大学の頃は高い服なんて着られなかったのにって考えたら、そうか、金がなかったんだ(笑)。宮城物を買えるくらいのお金をいただけたので、最近、服が好きになりました。悠さんや泰君(脇坂泰斗)は、大人カジュアルなコーデを上手に着こなしていて憧れます。僕もシンプルだけど上質な服を着たいんですよね。川崎フロンターレは優等生。強さの秘密は…ーーやり取りを聞いていると、お二人とも穏やかで人柄の良さを感じます。フロンターレ全体も、優等生のイメージがありますよね。小林フロンターレは優等生ってよく言われますね。Jリーガーという響きが、少し前はよく遊んでいるというイメージにつながっていたと思いますが、そう考えるとフロンターレの選手はみんなまじめだと思います。僕はコロナ禍に関係なくお酒を飲まないですし。宮城お酒が嫌いな選手が多いですよね。僕は飲んでもいい年齢ですけど、サッカーを優先して飲むのを控えていたら、そのうち嫌いになりました。悠さんもそうですけど、長い休暇中でも練習しにグラウンドに来る選手が多いんですよ。そうでもしないと、フロンターレは試合に出られないんです。上の人たちの向上心がものすごく強いから、その背中を追いかけるようになりました。悠さん個人に対しても、試合への心構えなど見習いたいことがたくさんありますね。悠さんは、浮き沈みせずいつも同じテンションでいることが大事と教えてくれたんですよ。感情も体調も波があってはいい選手とは言えないですし、悠さんは多少あったとしても修正できるんです。僕もそうならないといけないと思います。小林そう聞けただけで、もう幸せですね。こういったフロンターレならではのマインドが生まれたのは、中村憲剛さんや伊藤宏樹さんなど、かつてこのクラブを支えてくれていた方々がしっかりとされていたからだと思います。僕はベテランという立ち位置で、その伝統を守らないといけないと感じています。フロンターレってこういうチームだよと若い選手に教えていきたいですね。また、フロンターレは大卒の選手も多く、スカウト担当が実力や将来性だけじゃなく、人間性も見ているというのもあります。それに、素行が悪いというか、そういう選手は残らないんですよね。ただ、サッカーに対してはみんなまじめですが、ふざけるときは振り切る(笑)。そういうメリハリをつけられるクラブだと思います。宮城悠さんくらいの歳になって自分がどうなっているのか、全く想像がつかないです。小林もちろん俺も最初はそうだったよ。試合に出ることだけで必死だった。そこから、出るだけじゃなく貢献することもできるようになって、ようやく責任感が出た。そういうもんだよ。ーー初優勝を遂げた2017年より前は、あと一歩という成績が多かったと思います。それが、この4年間での優勝回数はなんと3回。しかも、今季は第11節からずっと首位を維持し、史上最速優勝という記録を作りました。追う立場から、追われる側へ。意識の変化は?小林初タイトルを獲った時から、一気に変わりましたね。頂点に立つ醍醐味を味わったら、もう1回、いや毎年獲りたいという選手がどんどん出て、いまのフロンターレがあるのだと思います。ーーずばり、なんでそんなに強いんですか?小林チーム力、ですね。試合に出ているメンバーの個々のレベルが高いというのもありますが、出ていない選手にも注目してほしいんですよね。それこそ鹿島戦で決めた天、湘南戦で決めた知念(慶)など、普段なかなか出場機会をもらえない選手が、腐ることなくアピールし続けた結果チャンスを掴めた。そして大事なところでチームにちゃんと貢献した。そういう場面が今季すごく多かったと思います。試合への意識の高さを感じますし、みんなが一生懸命やってきた成果が勝利につながったんだと思います。宮城僕は昨年の一年間カターレ富山でプレーしていたんですが、戻ってきて改めて、先ほども言った向上心と勝利への執着がとても強いクラブだと思いました。試合の残り時間が僅かとなっても諦めない粘り強さや、1点を守り切るタフな精神力など、段違いのレベルにあると思いますね。小林みんなの勝ちたいという気持ちが、どのクラブよりも強いんじゃないかなと感じます。ベテランも若手も刺激しあって勝利への本気度が違う。他の仕事にも通じると思いますが、もっと成長したい、上へ行きたいとみんなが貪欲に思っていますね。宮城何より鬼さん(鬼木達監督)の勝ちへのこだわりがすごいですよね。負けは絶対に許さない、そんな空気なんですよ。小林そうだね。上に立つ人がうまく牽引してくれていることも、チームが志高くひとつになれている大きな要因だよね。ーー早くも来シーズンが楽しみです。最後に、試合ではご自分のどんな部分を見てほしいですか?宮城僕は敵陣に向かってピッチの左側にいることが多いです。ドリブルだったり、縦に上がるスピードに注目してください。はやくチームの中心選手になれるよう頑張ります!小林フォワードなので、動き出しやゴール前の争い、シュートなどで勝負しています。そういったところをぜひ見ていただきたいですが、フロンターレはイケメン選手も多いんですよ。彼らを見ることも楽しみのひとつにしてもらえれば。ぜひ足を運んでください!ーー取材時、チームメイトからは「親子でしょ(笑)」とも言われていたおふたり。対談スタート時こそ遠慮し合う雰囲気でしたが、時間が経つにつれて端々から先輩と後輩の素敵な関係が築き上げられていると感じました。チームの性格や強さの秘密を知り、ますます応援したくなりましたね。来季も彼らの勇姿を目に焼き付けましょう!Information川崎フロンターレの2022年の試合はこちら。FUJIFILM SUPER CUP 20222月12日(土)13:35キックオフ川崎フロンターレ vs. 浦和レッズ(日産スタジアム)2022明治安田生命J1リーグオープニングマッチ(第 1 節)2月18日(金)川崎フロンターレ vs. FC東京写真・中島慶子 文・伊藤順子
2021年12月30日2021年を振り返るなかで、改めてスポーツの力を感じた人も多いと思いますが、過去にも偉業を成し遂げた選手は数多くいます。そこで今回オススメするのは、いまなお日本が世界に誇る女性選手たちにスポットを当てたドキュメンタリーです。『東洋の魔女』【映画、ときどき私】 vol. 4351954年、大阪に本社を構える大日本紡績株式会社は、貝塚工場・女子バレーボール部を設立。監督に就任した大松博文は「鬼の大松」と呼ばれるほど、徹底したスパルタ式トレーニングで選手たちを指導していた。設立から数年後には、日本国内の四大タイトルを独占。さらに、「回転レシーブ」などの秘密兵器を生み出し、世界選手権でも優勝を果たす。「東洋の魔女」と恐れられた彼女たちが、当時の秘密をいま打ち明ける……。女子バレーボールの歴史を語るうえで、欠かすことができない東洋の魔女たちの存在。そこで、日本人でも知ることのなかった舞台裏に迫ったこちらの方にお話をうかがってきました。ジュリアン・ファロ監督フランス国立スポーツ体育研究所の映像管理部門で働きながら、スポーツと映画をつなぐ映像作品を数多く手がけてきたファロ監督。今回は、東洋の魔女たちとの撮影で得た真実や日本に対する思いについて、語っていただきました。―10年ほど前に、女子バレーボール日本代表チームの映像を見たことが本作の始まりということですが、最初に映像を見たときはいかがでしたか?監督いまでは多くの選手がしていることですが、あそこまでハイレベルなトレーニングは60年代では非常に珍しいことではないだろうかと感じました。体格の大きなヨーロッパの女子選手でも、あれほどの厳しい練習はおそらくできなかったでしょうね。そういう意味でも、女子バレーボール界において、東洋の魔女たちはパイオニア的存在だと思いました。―映像を見たとき、監督のなかで感覚的なつながりもあったとか。監督確かに、神経回路がパッとつながるような感じはありました。それは子どもの頃にバレーボールを題材にした日本のアニメを見ていたので、構図や選手たちの美しさが僕のなかで一致したのだと思います。そして、その瞬間に何かがひらめき、この映画を作ることにしました。―いまの時代に、東洋の魔女たちの真実を伝えることには、どういった意味があるとお考えですか?監督昔に比べると、女性の地位も上がったので、近年は激動の時代と言えるかもしれませんが、それでもいまだに学者や政治家をはじめとする著名人や主要なポストにおいて、男性のほうが優位であることは変わっていないのではないでしょうか。そんななかで、男子選手でも難しい258連勝という偉業を成し遂げた東洋の魔女たちに光を当てたいと考えたのです。バレーボールは世界的に見てもポピュラーなスポーツですし、彼女たちはいまでも美しくて生き生きとしているので、その姿を多くの人に見せたいと思ったのもこの作品の原動力になりました。今回は、監督と選手の関係性を掘り下げたかった―大松監督に関しては、賛否あったようですが、監督自身はどのような人物だと捉えましたか?監督確かに、「鬼の大松」と言われているくらいですからね。怖いイメージはありました。でも、だからこそ監督と選手の関係性をより掘り下げていきたいと思ったのです。ただ、暴力やセクハラの犠牲者というのはなかなか自己表現ができないものなので、もし彼女たちがそう感じていたのであれば、非常にデリケートな問題になることはわかっていました。そういったこともあって、今回はナレーションを入れずに、彼女たち自身の言葉で語ってもらっています。とはいえ、もし話しにくいと感じていたらどうしようという不安もありましたが、意外にも彼女たちは「大松監督は、自分たちが会った監督のなかで一番優しい監督。本当に鬼みたいだったと思いますか?」と言って笑っていました。―とはいえ、練習風景を見るとかなり過酷なので、選手は監督に対して反発しているのかと思っていましたが、みなさんが大松監督を父親、もしくは彼氏のように慕っていたとおっしゃっていて驚きました。監督そうですね。ただ、なぜ彼女たちがそう思っているかというと、強くなるために厳しい練習をするのは当然だと感じていたからなんです。彼女たちも納得したうえでトレーニングを受けていましたし、監督と選手がお互いに信頼し合っていたからこそ、健康的な関係を築けていたんですよね。それは話を聞いて、初めてわかったことです。ただ、海外のメディアでは批判的な見方もあり、特にアメリカの記者からは「女性にそんなことをしてはいけない」といった意見があったと聞きました。でも、僕からすると、「男性ならOKだけど、女性だからダメ」というのは女性の尊厳を汚しているように感じて、苛立ちを覚えたことも。なぜなら、その記者の言葉の裏には、「女性は家で家族の世話をしていればいい」といった意図があったからです。僕は女性でも高いモチベーションと熱意を持ち、納得しているのであれば、自分たちが望むトレーニングを受ける権利があると思っています。つまり、犠牲者かどうかは本人たちの意志次第。周りがそれを否定することはできません。アーカイブにはなかった面白い発見があった―今回の彼女たちの証言がなければ、多くの人が誤解していたままだったかもしれませんね。監督そうですね。ちなみに、60年代のフランス人女性は日本人女性に比べると、ほとんどの権利を持っていたと言えますが、「すべてにおいてほどほどに」が暗黙の了解。たとえば、お酒は飲んでもいいけど酔っ払うほど飲んではいけないし、スポーツもしていいけれどあまり激しいのはダメといった感じだったので、東洋の魔女たちほどの過酷なトレーニングは許されていませんでした。その理由としては、「女性は子どもを産むためのエネルギーを残しておかなければいけない」という社会の見方が強かったから。だからこそ、僕は東洋の魔女たちの真実を立証したいと思いました。―日本で撮影するなかで、思い出に残っていることについて教えてください。監督本作では彼女たちの日常も見せたかったので、撮影場所はそれぞれ好きなところを選んでもらいました。普段通りにしてもらったからこそ、これまでのアーカイブでは見せられない面白い発見もできたと思っています。回転レシーブがダルマや起き上がり小法師からヒントを得て生まれたものだった、というのもそのひとつですね。あと、今回は是枝裕和監督作で知られている山崎裕さんが撮影監督を務めてくださったのですが、東洋の魔女たちと同世代ということもあり、彼女たちから聞けなかった話を山崎さんから聞けたのも興味深かったです。ちなみに、山崎さんは若い頃に東洋の魔女の一員である宮本恵美子さんに憧れていたのだとか。ただ、残念ながら体調の関係で電話での取材しかできなかったので、山崎さんは「もう少しで“昔の恋人”に会えそうだったのに」とがっかりされていたのが印象的でした(笑)。日本人には、自分を過小評価してほしくない―撮影ではさまざまな日本人と触れ合ったと思いますが、どのような印象を受けられましたか?監督日本に滞在している間は、本当に驚くべきことにたくさん出会いました。そのなかでもフランス人から見て不思議だと思ったのは、日本のみなさんがいつも自分たちの価値を過小評価しているところがあること。非常に謙虚で、自分を表に出さないからというのはありますが、ときには海外を理想化し、自分たちは劣っていると感じているようにも見えました。おそらく、戦後にアメリカがモデルとなっていたことで、「欧米がベストなんだ」という考えが根づいているからかもしれませんが……。でも、日本には景色や工芸品、和食など、繊細で美しくて素晴らしいものがたくさんあるので、僕からすると日本のみなさんこそが“僕のアイドル”なんですよ。日本のアニメはもはや世界の文化になっていますし、ほかの国からすると日本はモデルになっている部分もあるので、そんなふうに思わないでほしいです。―ありがとうございます。今後もまた日本をテーマにした映画を作る可能性があれば、どんなことを取り上げたいか教えてください。監督僕の場合、最初にテーマを探してからアーカイブを探すのではなく、アーカイブを見ているなかで火花が散るようなインスピレーションを受けたものを題材にするという仕事の進め方なので、いまはまだわかりませんが、日本にはまだまだ興味はありますよ。実はいま、片目だけ入れたダルマを持っていて、また日本に行くという目標が達成できたら、もう片方の目を書こうと思って大事に置いてあります。でも、次は仕事ではなく、観光で行けたらいいですね(笑)。バレーボール界が変わった瞬間の目撃者となる!アニメーションを駆使した演出と新しい視点で、通常のスポーツドキュメンタリーとは一線を画す本作。60年の時を経て明かされる偉業の裏側と東洋の魔女たちの真実に、胸が熱くなる1本です。取材、文・志村昌美エネルギーに満ちた予告編はこちら!作品情報『東洋の魔女』12月11日(土)より、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開©UFO Production、©浦野千賀子・TMS
2021年12月10日11月30日浅草橋ヒューリックホール(東京都)にて、スポーツ庁、文化庁及び観光庁共催の「スポーツ文化ツーリズムアワード2021表彰式」が開催され、青森県弘前市にあります「ひろさき芸術舞踊実行委員会」が主催する「SHIROFES.」が国内最高賞となる「スポーツ文化ツーリズム賞」を受賞しました。海外ダンサーによるダンスバトルの様子(SHIROFES.2019)ひろさき芸術舞踊実行委員会URL: 授賞式には、ひろさき芸術舞踊実行委員会の岩渕伸雄委員長が出席し、和田浩一観光庁長官より賞状が手渡されました。岩渕委員長は受賞の感想として「ダンスの世界大会を弘前城で行うことからスタートし、結果として多くの方々に弘前へ足を運んでもらえる機会になり、弘前らしさというものを発信・共有でき、このような結果をいただけて、自信につながりました。コロナによって現場で開催できなかったことを励みに、今後も更なる規模感で開催し、地元のアイデンティティを高められる機会にしていけたらと思う。」と述べました。スポーツと文化資源を観光に結び付け、国内外の旅行者や地域の活力につながる取り組みに送られる「スポーツ文化ツーリズムアワード」。過去には「富士山ネイチャーツアーズ」や「日光国立公園マウンテンランニング大会」といった世界でも名が知られる場所を活用したイベントが受賞しています。国内最高賞となるスポーツ文化ツーリズム賞受賞は東北初の快挙となります。「SHIROFES.(城フェス)」は弘前城本丸を舞台に、2016年より毎年開催している世界最大級のダンス&パフォーマンス複合フェスティバル。世界最高峰のダンスの世界大会やエクストリームスポーツ界トップアスリートによるステージ、津軽三味線、津軽笛、ねぷた囃子の生演奏、地元高校生書道部による書道パフォーマンス、eスポーツコンテンツや地元アーティストによる音楽ライブなど、幅広く充実した内容で開催しています。地元大学生による津軽三味線パフォーマンス(SHIROFES.2019)フリースタイルバスケットボールパフォーマンスにて地元の子どもと交流(SHIROFES.2019)■受賞のポイント(1)「伝統文化との融合」若者の文化と弘前にある伝統文化の融合が評価の一因になっています。弘前城という観光資源の活用と道具立てとしての津軽の伝統芸能。五輪の正式競技にもなっているダンスといったスポーツ。両方の要素を持つ点が評価されました。■受賞のポイント(2)「国内外からの参加者も」2016年開催当初の大会参加者は主に東北からの参加者がほとんどで342人、海外からの参加者は6人でした。2019年の開催には海外からも来場があるほどに発展し、県外参加者は857人。うち海外からは108人もいました。■受賞のポイント(3)「2億円以上の経済効果」2016年開催当初の経済効果は3,630万円。来場者は5,500人でしたが、4年後の開催には約9,000人と増え、WEB・メディア広告換算費用も含めると2億2,300万円という経済効果を産出しました。全国でも有数のイベントに発展しています。■受賞のポイント(4)「ネットの生配信やSNSを使った発信」情報の発信をオンライン中心で行っているという点と、イベント後もレポート動画などの再生回数が伸びて総再生回数は100万回を超え、コロナ後のイベント開催のモデルケースになっています。■受賞のポイント(5)「世界に広がる将来性」今回の受賞は地域と共同した4年間の実績も評価されました。コロナの状況下でありながらも2021年はオンラインのみで開催、2021年は、イベント出演者のみ弘前に来てもらい、オンライン配信と組み合わせたハイブリット型で開催。参加者全員には抗原検査や食事までも徹底管理した宿泊施設・選手村の設置などを行い、継続的に実施をしております。表彰時の岩渕委員長とプレゼンテーターの和田浩一観光庁長官受賞時集合写真2020年はオンラインのみの開催。SNSを活用した予選形式にてダンスバトルを行ったところ、アメリカ・フランス・中国といった世界42カ国から1,200人を越えるエントリー者が集まりました。<今後の予定>2022年のSHIROFES.は、2022年7月2日3日の2日間に渡って青森県弘前市にて開催予定です。<ひろさき芸術舞踊実行委員会>芸術舞踊に関する活動を青森に根付かせ、多くの人々に芸術舞踊に親しみ、理解を深めてもらうため2012(平成24)年に発足した市民団体。子どもたちに発表の場を作るという思いから始めた舞台公演「DREAMER」や「ダンスフェスティバル」「DANCE交流文化祭」など弘前を中心に活動しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月02日東京オリンピックで日本代表の男女全選手がメダルを獲得、大会後も余韻が残るほどの活躍を見せ、大きな関心が集まった卓球。その世界選手権「2021 世界卓球選手権」が11月23日から29日にかけてアメリカ・ヒューストンで開催される。東京オリンピックの活躍から再出発。卓球日本代表が大舞台に挑む。世界選手権は隔年で個人戦と団体戦が行われ、今回は個人戦の年でシングルスとダブルス、混合ダブルスを実施。日本からは男女それぞれ5名が出場するが、楽しみなメンバーが名を連ねる。東京オリンピックに出場した選手たちは無条件で代表に選出され、引退した水谷隼を除き勢ぞろい。一方に代表選考会を勝ち抜いた選手がいる。どちらの立場にあっても大切な“スタート”の場だ。女子のオリンピック代表、伊藤美誠は“打倒中国”を心に抱き、平野美宇は“パリオリンピックでの金メダル”を目標に据え、石川佳純は短期の目標をその都度設定しながら進んでいくという。それぞれに今後への思いの色合いは違っても、その一歩となるのがこの世界選手権だ。そのほかオリンピック代表を争って惜しくもなれなかった早田ひなと芝田沙季が出場。潜在能力をかねてから高く評価される早田は、過去の世界選手権(個人戦)で獲得した2つのメダルはダブルスでのもの。シングルスで好成績を残し、パリオリンピック出場へ向けて幸先のよいスタートを切りたいところ。芝田は早くから頭角を現す選手が多い卓球界にあって24歳で初めて代表入り。努力を積み重ねてきた成果を見せたい。男子は長年にわたり牽引してきた水谷の後継者は誰なのか、“ポスト水谷”が注目ポイントの一つ。張本智和、丹羽孝希には結果に加え、チーム内での求心力も望まれる。26歳の森薗政崇は4大会連続の世界選手権(個人戦)出場。初出場の宇田幸矢と戸上隼輔は共に20歳。世代は少し異なっても、パリオリンピックを目指す姿勢には変わりない。経験豊かな選手から若い世代までそろった男女計10名の代表。この顔ぶれは日本卓球界の層の厚さを物語っている。それも含め、日本がここまで強くなったのは中国を倒して世界一になるという目標あればこそ。悲願をかなえるために、日本卓球界にとってもスタートとなる世界選手権は見逃せない。伊藤美誠オリンピックで金、銀、銅と3つのメダルを獲得。五輪後は休養を取り久々の大会になる。石川佳純/平野美宇オリンピックで息の合ったプレーを見せた石川(左)と平野(右)。世界選手権のダブルスでもコンビを組む。もうひと組は伊藤と早田のペア。こちらも楽しみ。早田ひなオリンピックでは、リザーブとして代表選手のサポートも。パワーでは国内屈指を誇る。張本智和期待を集めたオリンピックのシングルスは4回戦で敗れた。再出発の世界選手権で上位を目指す。宇田幸矢/戸上隼輔代表選考会で1位の宇田(左)と3位の戸上(右)。明治大学の同級生の二人、シングルスのみならずダブルスでも活躍を期す。「2021 世界卓球選手権」11/23~29開催地:アメリカ・ヒューストンテレビ東京で放送。張本、宇田、早田は、混合ダブルスにも出場、3試合を戦う。※『anan』2021年11月24日号より。写真・Getty Images新華社/アフロ文・松原孝臣(by anan編集部)
2021年11月23日東京オリンピックでは決勝に進出し6位入賞。日本の走幅跳を牽引する橋岡優輝選手のエネルギー源は、“好き”という気持ち。自分を大切にしながら高みを目指す強さとは。走幅跳は趣味で仕事…。“好き”という気持ちが原動力。「走幅跳は走って跳ぶだけ、短距離走は走るだけ。見ているぶんにはどちらも簡単に思えますけど、それがゆえに難しい。実は動作の一つ一つにすごい技術があったり、選手の感性に合わせてかなり考え抜かれていたりするんですよ。正解がないから、ずっと追求していられるんです。陸上競技の楽しさとは?と聞かれたら、そう答えるのがしっくりきますね」中学で陸上を始め、高校から走幅跳に取り組み才能を開花させた。「僕にとっての陸上競技は、学生時代は趣味で、今は趣味を仕事にすることができたという感じです。もちろんベースに“好き”という気持ちがあるからこそ向き合えています」趣味を仕事にすることは理想的である一方、義務感が芽生えたり、興味が薄れたりと難しい一面もある。困難な状況に直面した時でも、好きな気持ちを維持する秘訣を聞くと、「壁にぶつかるのは当たり前、と捉えていますね。順風満帆にいく人ってそうそういないと思うんです。だから、何か問題や障害が起きた時に、どうしたら解決できるのかをいろいろ考えておく。それが好きであり続けるための僕のスタンスです。また、自分一人で悩みを抱え込みたくないとも思っていて、頼れる人を作ることも大切。人は多くいるほどいろいろな知識や情報をもらえるので、それには縁が必要かなと思います」さらには、オンとオフの切り替えもモチベーションを保つコツのよう。「練習している時間は没頭しますけど、それ以外は陸上のことをほぼ考えないので、公私がはっきりしすぎているかもしれません。うまくいかないことがあっても、友達と遊んだり、ドライブしたり、釣りをしたり、ほかのことをして考えないようにしますね。でも、どうしてもって時はオンに切り替えます」2019年の世界選手権では日本の走幅跳史上初の8位入賞、記憶に新しい東京オリンピックでは、37年ぶりの入賞となる6位と、日本人が長年果たせなかった記録を次々と打ち立てている。これまでの選手との違いはどこにあるのだろうか。「まず、37年ぶりと言われても何も思わなかったんですよね(笑)。人は人、自分は自分という考え方なので比較したことがなくて…。好きだから走幅跳をしていて、そこに結果がついてきている、としか言えないです。ただ一つ、環境に恵まれたことは大きいですね。問題の解決策でも言ったように、僕は多くの人の意見を聞き、様々な技術を学ばせてもらっています。それはコーチの理解があるからであり、外からのプレッシャーも感じずに済んでいる。かなり自由にやらせてもらっていると思います。それが、結果が伴う要因の原点といえるのかも」「でも」と続けて出た思いは…。「東京オリンピックは、メダル獲得を目指していたので、悔しい思いが大きい試合でした。競技人生はまだまだ続きますが、東京で開催された意味はすごく大きくて特別な思いがあったぶん、余計にそう思いますね。正直なところ、次のパリ大会に出られたとしても今の状態だと同じ結果、もしくはそこに届かない成績になりそうなので、力をつけなければ、経験を重ねなければいけないと痛烈に感じています。何となくですが、拠点を少しだけ海外にシフトして、一定期間ヨーロッパの大会を転戦することを考えています。まだ動きだす段階に至っていませんが、この3年でレベルアップしてみせます!」悔しさの中に後悔は?と尋ねると「考えたらキリがないので過ぎたこととして置いています」と即答。“好き”を第一に、柔軟な思考で多方面からより良いものを取り入れる。“自分を愛するアスリート”。ストイックなイメージとは別の新しい競技者のあり方なのかもしれない。Yuki Hashioka陸上走幅跳/富士通陸上競技部1999年1月23日生まれ、埼玉県出身。八王子学園八王子高等学校から日本大学に進学、今年4月富士通へ。(室内)走幅跳の日本記録保持者。好きな人のタイプは「喜怒哀楽がわかりやすい人」。シャツ¥12,500パンツ¥15,000シューズ¥22,500(以上コス/コス銀座店 TEL:03・3538・3360)タートルニットはスタイリスト私物※『anan』2021年11月3日号より。写真・彦坂栄治(まきうらオフィス)スタイリスト・中根美和子ヘア&メイク・MADDY取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2021年10月30日コロナ禍が続き、運動習慣の大切さを再確認する昨今。今夏は世界的なスポーツ大会も開催され、「スポーツの魅力」に改めて気づいた方も少なくないことでしょう。憧れの選手たちのようにスポーツ万能になりたい子どもたち、そして健康な体を維持したい大人たち、どちらの期待にも応える楽しいオンラインイベントが、8月23日に開催されました! イベント名は、伊藤園 健康ミネラルむぎ茶「スポーツにも、むぎ茶!キャンペーン」発表会。スペシャルゲストとして、笑福亭鶴瓶さん、そして日本を代表する桐生祥秀選手が登場しました!■『健康ミネラルむぎ茶』を飲む最適なタイミングは!?「スポーツにも、むぎ茶!キャンペーン」は、スポーツシーンにおける「無糖のスポーツドリンク」として、やかん品質でおいしい『健康ミネラルむぎ茶』の飲用を推奨しています。イベントでまず行われたのは、トークセッション。日頃、芸能やスポーツの分野で大活躍のおふたり。健康意識も人一倍高く、夏は特にこまめな水分・ミネラル補給を徹底させているそうです。普段、ゴルフを楽しむという鶴瓶さんは、熱中症かと思った瞬間に健康ミネラルむぎ茶に助けられた……というエピソードを披露。「毎晩、ベッドの横にも必ず1本置いて寝ている」そうです。一方の桐生選手は、練習中は必ず「走って飲んで、走って飲んで、を繰り返している」とのこと。「水分補給は、喉が乾いてから飲むのでは遅い。30分おき、1時間おきなど時間を決めて、こまめに飲んでください」といったアドバイスを送っていました。練習や試合中のほか、お風呂や半身浴の後にも冷えた『健康ミネラルむぎ茶』をゴクゴク飲むのが好きなのだそうです。続いては、「スポーツにもむぎ茶」クイズ対決! おふたりが、腿上げ運動付き早押しスタイルで競い合いました。(1) 『健康ミネラルむぎ茶』は原料と焙煎にこだわって、じっくりコトコト煮出したやかん品質の美味しさにこだわっていること(2) 5大栄養素のひとつで、体の中では作ることができないミネラルが豊富なこと(3) カロリーが気になる方にも安心な無糖のスポーツドリンクであることお互いにまつわるクイズも出題しあい、最後は、小さなお子さんたちの間で話題になっているという「鶴瓶さんを探せ!」ゲームを、今回のイベント限りのバージョンで実施。オンライン上でも大いに盛り上がり、クイズは桐生選手の勝利となりました! ■応募者全員が視聴できる「走り方教室」の一部を紹介!さらに今年のキャンペーンでは、伊藤園の麦茶24本分のレシート写真を集めて応募した全員が、「鶴瓶さん&桐生選手の走り方教室」(オンライン配信)に参加できるとのこと!イベントでは、「走り方教室」の内容の一部をデモンストレーションしてくれました。「かけっこが速くなりたい」「手軽に体幹を鍛えたい」という人は、以下2つのトレーニングを試してみるだけでも、かなり効果がありそうです!(1) 片足を90度に曲げ、左右逆の腕を挙げて10秒静止するポーズ。このポーズを毎日左右2〜3セットほど行うと、走るのに欠かせない「足を上げる動作」に、体が慣れてくるそうです。(2) 続いては、上の写真のようなポーズで、ペットボトルを拾うトレーニング。難しい人はペットボトルを自分に近いところに置くか、椅子や本などに置いてもOK、とのことでした。パパ・ママ世代へのアドバイスとしては、「小学生の段階では、どんなスポーツに取り組んでもOK。体の使い方が分かってきて、のちのち“走り”にもつながっていきます」とのアドバイス。桐生さんも小学生の頃はサッカーをやっており、中学生で陸上に転向したそうです。配信イベントが待ちきれない方は、 「スポーツにもむぎ茶」 サイトをぜひチェックしてみて。「桐生選手の走り方&トレーニング講座」「体を動かそう!ラクラク運動」「はじめてのウォーキング&ランニング講座」といった講座が、今すぐ視聴できます!■抽選で「ミネラル補給セット」や「夢のかけっこ教室」が当たる!また今回のキャンペーンでは、抽選で当たる2つのコースも。「鶴瓶さんコース」では、角型・蓋付きで冷蔵庫に寝かせて入れられる「取手付きポット」、冷凍や飲んだ後に便利な収縮させられる「スクイズボトル」、そして4種類の健康ミネラルむぎ茶製品、そしてミネラルつながりで「にがり・しお」、それを活かせるレシピのセットが5000名に当たります。もうひとつは、「桐生選手コース」。憧れの桐生選手に走り方を教えてもらえる「夢のかけっこ教室」が、小・中学生限定で10名に当たります。世界で戦う陸上選手に直接、走り方を教えてもらえるなんて、かなり貴重な機会! 桐生選手も「かけっこで一番になりたい人はぜひ応募してほしい」と意気込んでいました。 キャンペーンの詳細はこちらから 。締切は9月26日です!ちなみに鶴瓶さんと桐生選手は、普段から暑中見舞いや電話でのやりとりをする仲だとか。鶴瓶さんが「この人は合うな、という感じ」と相性の良さを語ると、桐生選手も「街なかで2ショットの広告を見られるのが嬉しい。親にも羨ましがられています」と良好な関係性を覗かせていました。伊藤園の『健康ミネラルむぎ茶』は、汗で流れ出てしまう大切なミネラルを効果的に補える、無糖のスポーツドリンク。暑さや熱中症対策、そして運動時にも大いに活用したい、健康な毎日の味方です。たっぷり飲んだ後は、ぜひキャンペーンにも応募してみてくださいね!(取材・文/外山ゆひら)
2021年08月24日ママになり早10年。子どもにはたくましく元気に育ってほしい!と願いながら毎日一生懸命ご飯を作っているけれど...好き嫌いも多く少食でなかなか思うように食べてくれない。成長期の今、これで栄養足りてるの?なんて周りの子と比べては、どんどん不安に。そんな時に同じサッカースクールのママ友に教えてもらったのが セノバス+ ! 調べてみると「⼦供の成⻑期に適した栄養を与えられているか不安」「運動量の多い⼦供の健康管理が気になる」などの悩みを解決するために生まれた商品とのこと。これは我が家にぴったりでは!気になったので早速購入してみました。↓スポーツジュニアが飲んでいるセノバス+をみてみる↓ 成長期サポートドリンク「セノバス+」って? ■セノバス+で効果的に栄養補給を セノバス+ にはアルギニン2,500mgという本格処方なのはもちろん、成長するカラダに必要な栄養素がバランスよく含まれています。せっかく子どもに飲ませるなら成分にもきちんとこだわりたいですよね!▼1.伸びるチカラをサポートする複数のアミノ酸 ・伸びるチカラにアプローチするアルギニン2,500mgを⾼配合・ぐっすり休息をサポートするグリシン1,100mg・運動パフォーマンスをサポートする17種のアミノ酸 / 合計5,000mg▼2.⼦供のカラダに必要な栄養素・⽜乳コップ1杯分同等のミルクカルシウム・ビタミンBをはじめとする11種のビタミン・20種の乳酸菌さらには小児科医、栄養管理士さんのお墨付きというのも安心です!↓専門家お墨付きのセノバス+をみてみる↓ 成長期サポートドリンク「セノバス+」って? ■セノバス+がワンコインでお試しできる先にも述べたとおり、我が家の子どもは好き嫌いがとにかく多い...。「セノバス+も買ってから飲めないって言われたら困るなぁ」と思っていたのですが、公式サイトを見たら【3日間トライアル付・定期コース】という商品がありました!これなら500円でまず3日間お試しすることができます。飲めなかったら定期コースをキャンセルできるので、チャレンジしやすいのもいいですね!↓ワンコインではじめる!↓ 「セノバス+」トライアルセットを購入 ■セノバス+トライアルセットが届きました! では、ここからは実際に私が体験してみたリアルな感想と、みなさんの口コミを分析しご紹介します! 今回はサイトから注文してから2日で届きました。ポスト投函なので、不在時に受け取れるのも便利!封筒を開けるとトライアルセットと一緒にブランドBOOKなどが入っていました!▼さっそくセノバス+を作ってみた...!内容量は1包10g。個包装になってるので、サッカーの練習時に持たせることもできます。実際に子どもと一緒に作ってみました!まずはコップに セノバス+ を入れます。ふんわりとりんごの甘い香りがしてきました!!そこにお水を追加します。公式サイトによると多めのお水ならスポーツドリンク風に、150mlくらいのお水ならおやつ代わりに飲むジュースにとのこと。お水の他にも牛乳やお湯でアレンジもできるみたいです。かき混ぜるとすぐに粉が溶けました!シェイカーを使わなくていいのも手軽でいいですね!子どもも自分で作れるので楽しそうでした。▼セノバス+を子どもに飲んでもらった結果...実際に子どもにも飲ませてみたところ「リンゴジュースだ!美味しい!」と気に入ったようです!わたしも一緒に飲んでみましたが、想像以上にさっぱりで大人にも美味しかったです!粉っぽさがないのもポイント高い。↓公式サイトで詳しくチェック↓ 「セノバス+」公式サイトはコチラ! ■SENOBAS+のSNSでの評判と口コミは!?ところで セノバス+ はSNSでも話題になってるの?と疑問が!そこで調べてみたところ、多くの投稿がされていました。いくつかご紹介したいと思います。Tさん兄弟(8歳、6歳)成長期に必要なサポート成分が配合されていて、特にスポーツをする子供にはぴったり。栄養を効率的にドリンクとして摂取できる♪2人は冷たい水に溶かして飲んでいます!りんご味なので飲みやすいみたい!!Mさん(10歳)カラダは食べたもので出来ている‼︎と思い母はご飯作りを頑張っていますが、補いきれない栄養をこういう形で摂るのもアリ♫と、 セノバス+を大好きな牛乳にとかしてお風呂上がりに飲んでみた!粉を溶かして〜なんかすごいいい匂いする〜ゴクゴクゴク〜めっちゃ美味しい! 一気飲みwwwww続けるためには美味しさ大事!!Yさん(13歳)粉が水にすぐ溶けるのが、本当にいい!! 今日は朝から野球頑張った姉ちゃんも、グビグビ飲んでました♪栄養を効率的に採れるなんて、ほんと凄い!!これなら毎日続けられそうです♪セノバスすごく美味しかったー!スイミングや体操教室の日に子供に飲ませてるよー♪りんご味でごくごく飲んでくれてる!美味しいから続けやすい!子供の栄養が足りてるか心配で「セノバス+」お試し。水にすぐ溶けリンゴジュースみたいに美味しい。これなら毎日続けられそう。実感力にこだわった成長期サポートサプリ【SENOBAS+】を子供に飲ませてます!大切な時期に効率よく、続けやすく栄養を摂取できるよう開発した成長期サポートサプリメント。さっぱりしたりんご味で飲みやすい〜〜積極的に子供に摂って欲しいなぁ〜↓SNSでも大人気!↓ SNSでも大人気「セノバス+」を見る! ■SENOBAS+はジュニアアスリートからも好評!?SNS以外のところでは、Jリーグプロを多数輩出する名門『横浜FCフットボールアカデミー』のみなさんもセノバス+を飲んで「飲みやすい」「美味しい」と大絶賛!さらにプロのサッカーリーグ『FC町田ゼルビア』のオフィシャルスポンサーも務めています! セノバス+ 世代、ユースチームのユニフォームにはロゴも入っているんですよ!↓ジュニアアスリートからもお墨付き!↓ 「セノバス+」を今すぐ買う ■最もお得にセノバス+を買う方法は?3日間トライアルを500円でお試しできるこのキャンペーンは、調べたところ公式限定のようです。気に入ったら定期購入に進めるので「子供が飲めるか心配」「急に定期購入は不安」という方にオススメ。ちなみにトライアル後の定期購入は、ずっと40%OFFの6,450円(税込)単品で買うと10,580円(税込)なので、長く続けるなら圧倒的に定期便の方がお得です。トライアルはもちろん、定期便になってからもずっと送料無料なのも嬉しいポイント!■セノバス+よくあるQ&A セノバス+ の「500円トライアル付・定期コース」を購入する際に気になること、よくありそうな質問についてまとめてみました。・本当にトライアルのみでキャンセル可能?トライアルのみでキャンセルが可能です。トライアル後定期購入を希望しない場合は、発送日から7日以内にマイページから定期購入のキャンセルを行ってください。マイページからいつでも手続きができるのも安心です!・定期購入の縛りはある?違約金や購入期間、回数の縛りはありません。その他、配送を早めたり、遅らせたりすることも自由にできます。・定期購入はいくらになる?通常単品価格10,580円(税込)のところ、定期購入に限りずっと40%OFFの6,450円(税込)になります。さらに1回目の定期購入は500円引きされるので、実質トライアルが無料というお得さ!・1日のうちで、いつ飲むのがいい?毎日継続しやすい時間帯にいつ飲んでもOKとのこと!口コミを見ると運動前後や、起床時の水分補給として飲んでる方が多かったです。・何歳から飲むことができますか?セノバス+は3歳以上の方を推奨とした処方になっております。また大人にも必要な栄養素がたくさん含まれているので、ご家族皆さんで飲むことができます。■SENOBAS+についてまとめ!我が家では毎日朝飲むのがきちんと習慣になってきました。子どもも「今日は牛乳でつくってみようかな」と自分からアレンジを楽しんでいます。セノバス+をはじめて特に良かったなと思う点は、・食事だけでは補えない栄養をバランスよく補給・アルギニン2500mgの本格処方・りんご味で美味しい・サッカーしてる子供の栄養サポートができる何より「運動量に対して栄養足りてるかな?」「バランスよく栄養管理できてるかな」と日々不安だったわたしが、セノバス+のおかげで安心できたのも大きいです。成長スパート期のタイミングでサポートしてあげられるのは今だけ...!気になる方はトライアルから試してみるのもオススメです。↓まずはお試しから「セノバス+」トライアル500円!↓ 「セノバス+」を今すぐ買う
2021年07月30日サッカーを頑張るお子さん、サポートする保護者にとって、重大な関心事である「成長期の体づくり」。どんなものを、どのタイミングで、どのぐらい食べればいいの? など、知りたい事柄はたくさんあるようです。そこで今回は 『成長スパート期を支えるサプリ飲料 セノバス+』のサポート のもと、FC町田ゼルビアで活躍する長谷川アーリアジャスール選手とスポーツ栄養士の吉村俊亮さんによるスペシャルイベントが7月4日にオンラインで開催されました。その様子をお届けします!■長谷川 アーリアジャスール(FC町田ゼルビア所属)小学4年からサッカーを始め、レアル・サラゴサ(スペイン)など複数のチームを経て、2021年FC町田ゼルビアに加入。プライベートでは二児の父。■吉村 俊亮(株式会社AND-U代表取締役 / スポーツ栄養士)株式会社AND-U代表取締役。管理栄養士、NSCA-CPT、フードスペシャリスト、サプリメントアドバイザー、AHA-BLS-HCP。2012年より栄養指導を開始、世界で活躍する多くのトップアスリートをサポートしている。■成長に必要な4つの要素イベントは吉村さんの栄養セミナーからスタート。成長期のお子さんには、適度な運動、栄養、睡眠、心の安定の4つが重要なこと。「大人と違い、子どもは発育発達のため、プラスアルファの栄養が必要」といった話がありました。また「成長特性」についても言及し、成長のスピードについては、次のように説明します。「小学6年生、12歳の男の子の平均身長が149.9センチ、女の子が151.1センチです。成長には個人差があります。オーバーワークにならないように運動の量を考えながら、食事、睡眠、心の安定を保っていると、遺伝子的に本来伸びるべき身長まで、問題なく伸びていくと考えられています」食事については、「サッカーをする小学校高学年から中学生の場合、1日3,000キロカロリー程度が必要です」と話します。1日3食に換算すると、1回の食事で1,000キロカロリーの計算です。「朝食であれば、2パックの納豆、どんぶり1杯のご飯(260g)、卵1個、コップ1杯(200cc)の牛乳、オレンジジュースで1,000キロカロリーです。このメニューは炭水化物、タンパク質、脂質、カルシムなどが理想的なバランスで含まれています。火を使わずに調理できるので、保護者の方が忙しくても、お子さんだけで準備することができます」朝昼晩で3,000キロカロリーをとるのが難しい場合は、補食としてエネルギーをプラスする方法もあります。「補食をとることで、空腹時に運動をすることで行われる、筋肉の分解も防ぐことができます。運動前は脂質が少なく、糖質を中心としたものをとりましょう。おにぎりやバナナ、オレンジジュース、ゼリー飲料などがおすすめです」練習後はなるべく早く、糖質とタンパク質が含まれたものをとると、疲労回復や体作りに良いそうです。吉村さんがサポートしているチームは、練習が終わり、補食をとってからストレッチなどのクールダウンをしているといいます。■牛乳を飲み、ナッツを食べていた少年時代吉村さんの第1部が終わり、2部は長谷川アーリアジャスール選手への質問コーナーです。ここでは、「小学生の頃には、どんな練習をしていましたか?」「背を伸ばすためにしていたことは?」「塾帰り(22時過ぎ)の夜食は何を食べればいい?」といった質問が寄せられました。アーリア選手は「小学生時代は朝早く起きて、近くの公園に行き、ドリブルの練習や壁当てをしていました」と話し、「背を伸ばすためには、牛乳を飲むこととナッツを食べていました。くるみやアーモンドもよく食べていましたね。いまでも間食でナッツやレーズンを食べるようにしています」と話します。栄養士の吉村さんは「ナッツには抗酸化作用がありますし、お肉ばかり食べると血液が濁って酸素の運搬が悪くなるのですが、ナッツに含まれる油が血液をサラサラにしてくれます。その結果、酸素の運搬能力が上がるので、持久力アップも期待できます」と説明します。アーリア選手は夜食に関しては「プロになって食事に興味を持つようになり、栄養士に相談したり、いろんなことを試してきました。遅い時間に食べすぎると体重が増えるので、ヨーグルトとはちみつとバナナなど、消化の良いものを食べるようにしていました。腹持ちをよくしたいときは、お餅も食べています」と実体験を交えて話します。■食事でとれない栄養素をサプリメントで補うのもひとつまた、サプリメントの必要性に関して聞かれると「食事で必要な栄養をとるのが大前提ですが、食事でとりきれない栄養素もあるので、それを補う意味でサプリメントは必要だと思います」とコメントすると、栄養士の吉村さんも「まったくそのとおりで、食事でとれない栄養素をサプリメントで補うのが理想です」と同調していました。 セノバス+ の佐藤さんは「保護者の方は食事の準備など、大変なこともあるので、そこをサプリメントでサポートできたらと思っています。セノバス+は安全性、信頼性にもこだわって作っていますので、信頼できる商品として選んでいただければと思っています」と話してくれました。質問が採用された人には、アーリア選手のサイン入りセノバス+が送られるなどサプライズもあり、イベントはあっという間に終了。アーリア選手は「食事に関して、子どもは何をチョイスすればわからないと思います。それを教えてあげられるのは親御さんです。今回のイベントが、子どもの成長に何がいいのか、考えるきっかけになればいいなと思います」と保護者の方にメッセージを送り、子どもたちには「プロサッカー選手になるためには、たくさん練習することも大事ですが、同じぐらい食事や睡眠も大切。いろいろ情報がある中で、良いものを選び、自分に合ったものをとり入れてくれたらなと思います」とアドバイスをしてくれました。参加者のみなさんに感想をうかがうと「アーリア選手の実生活、子ども時代のことなど参考になりました」「成長期の子どもに必要なカロリーや献立への簡単な追加方法など、ためになる話が聞けました」「クラスで背が低い方なので、大きくなるか心配していたのですが、これからだと希望が持てました」など、大満足の様子でした。サッカーがうまくなる、成長のヒントがたくさん詰まったこのイベント。参加者の皆さんの今後の成長、そしてサッカーでの活躍に期待大です!■スポーツキッズを持つママ達の声から生まれた、実感力にこだわる成長サポートサプリメント「セノバス+」セノバス+はスポーツを頑張るお子様の成長とカラダづくりに必要な栄養素を追求し開発された本格成長サポートサプリメント。伸びるチカラにアプローチするL-アルギニンの他、運動する体をサポートするアミノ酸を17種類合計5,000mg配合。カルシウム・ビタミン・乳酸菌など、毎日の健康管理に重要な栄養素もしっかり含まれています。「伸びるチカラ」に徹底した処方による"効率性"に加え、お子様が喜んで飲みたくなる美味しさと手軽さによる"継続性"で実感力にこだわり、スポーツを頑張るお子様を全力で応援します。国内生産&GMP認定済工場での安心安全製造。とてもお得な初回トライアル500円特別キャンペーンを実施中です。 ・「セノバス+」公式サイト
2021年07月30日5人制の女子バスケットボールの魅力について、バスケットボール総合情報サイト「バスケット・カウント」編集長の鈴木健一郎さんにお話を聞きました。※こちらは2020年1月29日に公開した記事の再配信です。東京で金メダルを目指す「AKATSUKI FIVE」。いよいよオリンピックイヤー。東京五輪でメダルが期待される選手や競技はいくつもあるが、5人制の女子バスケットボールもそのひとつ。代表チームは、2月6日からの世界最終予選に挑む。「日本は開催国枠で、2018年のワールドカップ優勝国のアメリカとともに既に東京五輪の出場は決まっています。しかしそれ以外の参加14か国は、残り10の出場枠をかけて真剣勝負をしてくる。日本は、最終予選に勝ち進んだそれらの強豪国と戦いながら自分たちを高めていく。チーム強化のためにはすごく意味のある大会です」と、バスケットボール総合情報サイト「バスケット・カウント」編集長の鈴木健一郎さん。日本代表ヘッドコーチのトム・ホーバスは、3年前の就任当初から、「目標は金メダル」と公言。日本は現在アジアカップを4連覇中で、昨秋のアジア・オセアニア予選では世界2位のオーストラリアにも勝利。その強さの理由を鈴木さんに伺った。「以前は、とにかく背が高くてフィジカルが強い、ゴール下を制するセンターの選手が最も重要でしたが、NBAでも近年強いチームは、大きい選手がゴール下で勝負するだけでなく、外に出ていって3Pシュートを打つんですね。相手のセンターが大きいだけで俊敏でないと、追いつけません。そうするといつでもフリーで打てる。3Pで得点を重ねて、攻め勝つのが今のトレンド。日本代表の戦い方もそれと同じなんです。もう一つのキーワードはスピードです。守備から攻撃への切り替えを早くして、速攻で相手を置き去りにする。独走からのレイアップは止められても、後に続く2人目3人目の3Pは防げません。日本は全員速くて走れる。そして全員打てる。今はどのポジションでも3Pを打てないと代表に入れないといわれています。トム・ホーバスが3年かけて、選手を発掘し、シューターを育て、この攻撃スタイルを築きました。また、ディフェンスでも身長や身体能力の差に、ダブルチームを駆使するなど組織力を磨いて対抗してきました」日本はリオ五輪では準々決勝で世界最強のアメリカに敗れベスト8だったが、東京では開催国なのでシードの上位になれるはず。予選リーグを1位で抜けて、決勝までアメリカと当たらない反対の山に入れれば…金メダルも現実味を帯びてくる!(※1)※17月時点で予選ラウンドBでアメリカ戦が決定しています。7月30日(金)13:40~。※『anan』2020年2月5日号より。写真・ゲッティ・イメージズアフロ(by anan編集部)※2020年1月29日配信
2021年07月27日柔道・男子66kg級の阿部一二三選手。そのカラダの秘密に迫ります。※こちらは2017年10月30日に公開した記事の再配信です。今の自分に必要なのは、柔道で使えるカラダのみ。「世界選手権が終わってからは特に減量もしていないので、今のこのカラダはベストではないですね。正直、自分の中では30点くらい。もっと時間をいただけたら、バキバキに仕上げてきたんですけど…」照れくさそうに語ってくれたのは、柔道男子66kg級の阿部一二三選手。きれいに割れた腹筋、太く逞しい上腕、大きく盛り上がった肩と背中の筋肉は、素人目にはとても“30点”とは思えないほど屈強な様子。「柔道で特に必要になるのは、前腕の筋肉です。もちろん、担ぎ技の時は肩の筋肉が重要ですし、技をかける時もかけられる時も、体幹がしっかりしていないと持ちこたえることができない。そういう部分は、普段の柔道の動きの中でできるだけ意識して鍛えるようにしています」よく見ると、腕の太さには明らかな左右差があり、右腕のほうがひと回り近く太い。釣り手が右腕のため、相手を捉えた時に力が入るからだ。また、右手の指には激しいトレーニングを物語る、痛々しいマメも。「練習後は手の甲が真っ赤になりますね。柔道をやっていれば、誰でもこうなるので、僕は全然嫌じゃないですが。実は右腕も、今はあまりまっすぐ伸ばすことができないんです」阿部選手がもともと柔道家を目指そうと思ったのは、6歳の時にテレビで柔道の試合を見たのがきっかけ。憧れだった世界のトップ選手に自分自身がなった今、見つめるのはもちろん、3年後の東京オリンピック。「リオに行けなかった悔しさをぶつけるのは絶対に東京しかないと思っていて。まずは“世界選手権でチャンピオンになる”という目標がひとつ達成できたので、やっとスタートラインに立てた気がしています」ちなみに、本番までは残り約1000日。その期間は阿部選手にとって長い?それとも…。「そうですね、たぶん短いと思います。高2から今までの月日と同じくらいの時間と考えたら。これからが忙しいと思いますし、1000日で自分がどれだけ成長できるか、やれるだけのことはやっていきたいです」甘いマスクの裏に垣間見えたのは、アスリートならではの真面目さ。では、そんな阿部選手が理想とするのはどんな女性?「やっぱり自分のことを第一に思ってくれる人、ですね。食事から精神面、私生活でも支えてくれるような女性が理想です。特に料理は大事な要素!」あべ・ひふみ1997年8月9 日生まれ、兵庫県出身。日本体育大学に在学中。得意技は背負い投げ、袖釣り込み腰。※『anan』2017年11月1日号より。写真・伊藤彰紀(aosora)インタビュー、文・瀬尾麻美スタイリスト・壽村太一(by anan編集部)※2017年10月30日配信
2021年07月25日好きなスポーツのジャンルは、人によってまちまちかもしれません。ですが、実はスポーツのように体を動かすものは愛情欲求と密接なところがあるのです。そこで今回は、好きなスポーツから「あなたと相性がいい人」が分かる心理テストをご紹介します。Q.次のうち、あなたが一番好きなスポーツはどれですか?A:ランニングB:水泳C:筋トレD:ダンスあなたはどれを選びましたか?さっそく結果を見てみましょう。この心理テストで診断できることあなたと相性がいい人深層心理において“スポーツ”は、あなたがどのように価値観を表現するのかを暗示します。選んだ種目は“あなたと合致する価値観をもっている存在”を意味しています。そのため、自分にとって「これが好き」と思えるスポーツによって、自分と相性のいい人のタイプが分かるのです。A:「ランニング」を選んだあなた……ノリが良くて頼れる人あなたは何よりも会話を大切にするタイプ。そんなあなたはノリが良くてすぐに行動に移してくれる相手となら、毎日を楽しく過ごせそう。そういった情熱的な性格を持つ男性は、あなたの考えに賛同してくれることが多いはず。2人で新しい世界を開拓していくこともできるでしょう。特に“頼れるアニキ”として守ってくれる男性に、あなたはメロメロになりそう。B:「水泳」を選んだあなた……価値観を尊重してくれる人あなたは恋においてはやや受身な傾向にありますが、堅実に人間関係を育んでいけるタイプ。そんなあなたは価値観を理解してくれて、一緒に歩んでくれるような人がピッタリでしょう。あなたの気持ちを深く理解してくれる相手と付き合えば、傷つくことも少なそう。また、協調性がありバランス感覚に優れる男性の場合、あなたの弱いところもカバーしてくれるはず。そういったタイプとなら、お互いの足りない部分を補い合っていけるでしょう。c:「筋トレ」を選んだあなた……自分と違うものを持っている人あなたは自分自身をしっかりと持っていて、自分の力で人生を切り開いていくタイプ。そのため、頭ごなしに注意してきたり、偉そうな態度をとってくる人が苦手のよう。一方で、自分と違っていて柔軟で面白い人となら、会話も弾んで楽しい間柄になれるはず。また、ストイックで自分に厳しい男性には、学ぶことも多く尊敬できるでしょう。そういったタイプとは、長く続くカップルになれるでしょう。D:「ダンス」を選んだあなた……自分の世界を持つ人あなたは真面目でコツコツと、目標を掲げて努力するタイプ。たとえ行き先が異なっていたとしても、自分の世界を持っていてお互いにいい距離感で付き合えるような相手が気楽かもしれません。あなたと同じく勤勉でしっかり者なら、平日はそれぞれの時間を大切にしつつ休日は一緒に過ごすというように、恋愛におけるペース配分も似ているはず。ちょっぴり繊細で理想を大切にする男性だと、あなたの感性やセンスとバッチリ噛み合うかも。おわりにとある調査によると、人は6歳までに大人の約8割程度までの神経機能が発達すると言われています。その時期にタイミングよく動いたり、力加減を覚えるといった運動能力が向上しやすいとのこと。恋愛においても自分の好みや愛着の対象が固定化するのが、5~6歳だとされています。そのため、小さい頃にどんなスポーツをしていたのかや、何の種目が好きだったのかを思い出すと、自分と相性のいいタイプを探り出すことができるかもしれませんね。©Andrii Bezvershenko/shutterstock©GoodStudio/shutterstock©WinWin artlab/shutterstock文・脇田尚揮
2021年07月25日Jリーグで活躍するプロサッカー選手とスポーツ栄養士から、スポーツを頑張る成長期の子どもの体づくりについて、親子で楽しみながら学べるオンラインイベントが開催!今回はウーマンエキサイト読者様特別ご招待のご案内です。子どもの成長スパート期を支えるサプリ飲料「セノバス+」が"スポーツキッズの成長期の可能性、伸ばす! "をテーマに、7月4日(日)にオンラインイベントを開催します。第1回開催となる今回のテーマは、「プロに聞こう!成長期の体づくり」。当イベントでは、世界で活躍するトップアスリートの栄養管理を務めるスポーツ栄養士の吉村俊亮さんより、成長期に必要な正しい栄養の取り方を解説いただきます。後半では、FC町田ゼルビアのMFとして活躍する長谷川アーリアジャスール選手に、プロとして活躍するための秘訣や、成長期に実践していた体づくりのお話をお伺いします。今回は特別に、ウーマンエキサイト読者、30名様を無料でイベントにご招待します!申込は7月1日(木)12:00までです。保護者も子どもも楽しく学べる内容となっていますので、ぜひ親子でご一緒にご参加ください! >>「セノバス+」オンラインイベント 応募はこちら ■登壇者ご紹介長谷川 アーリアジャスール (FC町田ゼルビア所属)1988年10月29日生まれ、埼玉県出身。ポジションはMF。小学4年からサッカーを始め、レアル・サラゴサ(スペイン)など複数のチームを経て、2021年FC町田ゼルビアに加入。186cmという恵まれた体格に加え、足下の技術も高く今季17試合に出場し5得点をマーク(第17節時点)しチームに貢献、ダイナミックなプレーで観客を魅了している。プライベートでは二児の父。吉村 俊亮(株式会社AND-U代表取締役 / スポーツ栄養士)1988年5月26日生まれ、福岡県出身。株式会社AND-U代表取締役。管理栄養士、NSCA-CPT、フードスペシャリスト、サプリメントアドバイザー、AHA-BLS-HCP。2012年より栄養指導を開始、2020年に株式会社AND-Uを設立し、世界で活躍する多くのトップアスリートをサポートしている。小学生から大人、プロアスリートからアマチュアまで幅広く指導経験を持つ。管理栄養士でありトレーナーでもあるため、栄養面と運動面をきちんと考えた指導が持ち味。※出演者は健康状態等の都合により変更になる可能性がございます。予めご了承ください。■セノバス+についてセノバス+は、以下のようなお悩みを解決するために生まれた、成長スパート期を支えるサプリ飲料です。●子どもの成長期に適した栄養を与えられているか不安●フィジカルで有利になるスポーツをしている子どもの夢を応援したい●運動量の多い子どもの健康管理が気になる●好き嫌いがある、食が細いなど⼦どもの栄養管理に >>セノバス+公式サイトはこちら ■ご応募方法下記フォームから必要事項を入力の上送信し、応募完了となります。応募〆切:2021年7月1日(木)12:00まで >>「セノバス+」オンラインイベント 応募はこちら <注意事項>・申し込み多数の場合は抽選となります。・募集期間終了後、当選された方へのみご案内のメールをお送りします。・視聴中に顔や音声が公開されることはありません。安心してご視聴ください。■開催概要・イベント名:<セノバス+ presents>スポーツキッズの成長期の可能性、伸ばす!vol1.プロに聞こう!成長期の体づくり・主催:エキサイト株式会社・開催日時:2021年7月4日(日)15:00開始(開催時間:90分前後)・登壇者:長谷川 アーリアジャスール (FC町田ゼルビア所属)吉村 俊亮(株式会社AND-U代表取締役 / スポーツ栄養士)・開催形式:Zoomを用いてオンラインで開催■お問い合わせフォーム >>セノバス+ (エキサイト株式会社)
2021年06月29日週末宿泊プランを限定販売野村不動産ライフ&スポーツ株式会社は様々な地域にてスポーツクラブ「メガロス」の46施設を運営、健康の新たな価値を提供し、スポーツクラブ事業の枠を超えた新たなサービスの提供を行っています。同社はグループ会社の野村不動産ホテルズ株式会社の管理・運営するNOHGA HOTEL UENO TOKYOと共に、特別宿泊プランを販売することを明らかにしました。宿泊日は6月18日(金)から21日(月)の3泊4日。トレーニングスーツやオリジナルアロマ、バスソルトなどの豪華お土産付きです。総合的なウェルネスを整える豊かな時間今回販売される宿泊プランは、「運動」「食事・栄養」「睡眠」に特化したプログラムを備え、メガロスインストラクターによるパーソナルトレーニングや朝ヨガ、瞑想などを体験できるものです。コロナ禍での外出自粛により健康関連の問題意識を抱えいる人に向け、ホテル内フィットネスジムを貸し切りで使用し、パーソナルトレーニングを行います。朝昼夜の食事付きで栄養管理も徹底され、客室には最高な眠りを提供するエアウィーブのマットレスを採用するなど、トレーニング以外のボディメンテナンスにも配慮さたプランです。(画像はプレスリリースより)【参考】※メガロス×NOHGA 充実の4日間 ウェルネスステイ
2021年06月01日5月13日に開幕した、Bリーグチャンピオンシップ。締め切りの都合上、取材時点でセミファイナル進出チームは未定だったが、今シーズンの戦い方などを振り返り、総合情報サイト「バスケット・カウント」編集長の鈴木健一郎さんに、優勝候補4チームについて話を伺った。コロナとも戦った今シーズン、最後に栄冠に輝くのは…。「リーグ戦の成績から考えると、優勝に最も近いのは東地区1位の宇都宮と、天皇杯決勝で宇都宮に勝った川崎でしょうね。川崎は天皇杯では、帰化選手のファジーカスと外国籍選手2人を同時に起用する“ビッグラインナップ”が見事にハマった。Bリーグで一番点を取るファジーカスが2人のアシスト役に回り、チーム全体の得点力がアップ。リーグ戦よりこのシステムが機能していたので、今回も期待できます。しかし、本命はやはり、今シーズンの勝率が圧倒的だった宇都宮です。徹底したディフェンスとリバウンドへの意識。苦しいときでも全員でハードワークできる。先発と控えの戦力差も小さく、安定した強さがあります。チームの戦い方に選手をはめる宇都宮と対照的に、選手一人一人の持ち味を生かすことを優先しているのが、西地区1位の琉球です。クーリーはディフェンスに戻るよりオフェンスリバウンドを狙う。岸本は、味方の位置やリングまでの距離に関係なく自分のリズムで得意のスリーポイントを放つなど、個々の強みを出す戦い方をチームで共有していますね。さらに、NBAのような最新鋭のアリーナが今春完成。琉球は熱狂的なファンも多いし、ホームアドバンテージはどこよりも大きいかもしれません」また多くのチームがコロナとの戦いも強いられた。その影響で、シーズン終盤にハイペースで多くの試合をこなしてきた千葉もその一つ。「おそらくここに向けての調整が難しかったはずですが、エースの富樫勇樹は『ひたすら試合をして上げていく方法もあるし、逆にそっちの方がやりやすい』とも。それが上手くいっていれば、この記事が出る頃には千葉も面白い存在になっているかも。外国籍選手枠のルール上、帰化選手を擁しているチームが有利なのは間違いない。誰が最強の帰化選手か、下で紹介した3選手の競り合いも見どころの一つだと思います」優勝候補の4 チーム。日本に帰化した選手に注目を!【宇都宮ブレックス】ライアン・ロシター ©TOCHIGI BREX INC.2019年12月に日本国籍を取得。日本代表に選ばれアジアカップ予選に出場。ポジションはPF/C。テーブス海 ©TOCHIGI BREX INC.厳しいチームバスケの中でタフに揉まれながら、生き生きとプレーする東京五輪候補。【川崎ブレイブサンダース】ニック・ファジーカス ©KBT2018年4月に日本国籍取得。代表の中心選手として‘19年W杯に出場。ポジションはC。【千葉ジェッツ】ギャビン・エドワーズ ©B.LEAGUE2020年1月に日本国籍取得。2017年、三河より移籍。日本代表候補。ポジションはPF。新アリーナも完成、ダークホース的存在!【琉球ゴールデンキングス】ジャック・クーリー ©B.LEAGUE2019年に琉球に加入。1試合平均4.9のオフェンスリバウンドはリーグ断トツ。ポジションはC。岸本隆一 ©B.LEAGUE地元出身のエース。ロングのスリーポイントを自分の武器と言えるのは彼だけだ。ポジションはG。B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2020-21セミファイナルは5月21日~25日。ファイナルは5月29日・30日、横浜アリーナにて開催。第1戦はNHK総合、第2戦は日本テレビ系列、NHK BS1で生放送予定。バスケットLIVE、スポーツナビなどでも配信。※記事内容は4/30時点での情報です。※『anan』2021年5月26日号より。(by anan編集部)
2021年05月19日サッカーU-24日本代表やJリーグで活躍中の若き司令塔・田中碧選手(川崎フロンターレ)。3月29日のアルゼンチン戦でさらに存在感を強めた田中選手の『anan』独占インタビュー(2019年)を特別公開致します。一昨年、昨年とJ1リーグ2連覇(2019年当時)を達成した常勝軍団・川崎フロンターレ。田中碧選手は、何十倍もの競争率を勝ち抜いた強者が集う同クラブアカデミーからの生え抜きだ。トップチーム昇格後はデビュー戦で初得点し、記念グッズも発売され、まさに「エリート街道」をひた走る。だが、順風満帆かといえば、「18歳の時に引退を考えるほど追い込まれた」そうで、「先輩の助言が重荷に感じた」時期も。自分に打ち克つべく、課題を書き出し試合で成功体験を重ね、今や東京オリンピックを担うU‐22(2021年現在はU-24)日本代表になるほどの存在に。「MFという役割は、FWのような派手さはありませんが、僕を起点としてゴールが生まれるので、パス回しなどを見てほしい」努力家で負けず嫌い。アスリートならではの性格が垣間見えるが、自称「恥ずかしがり屋」。「点は決めたいけれど、目立ちたくないんです。友達がわちゃわちゃしてるのもそっと見ていたいし、休日はずっと家にいたい」とはいえ遊びに誘われれば全力で楽しむ。今は先輩とのゴルフが「超面白い」し、同期とは「恋バナで盛り上がる」と頬を緩ませる。「デートはどこがいいとか、そんな話題です(笑)。尊敬できる女性に惹かれますね。たまに天然なところがあると、キュンとします」夢を尋ねると「フル代表はもちろん、いずれはヨーロッパに移籍し、チャンピオンズリーグで優勝すること」と即答。チームカラーのサックスブルーから代表の藍色、そして未知なる色へ。変わりゆく「碧」を見守り続けたい。©KAWASAKI FRONTALEたなか・あお1998年9月10日、神奈川県生まれ。ポジションはMF。U‐22日本代表(※)。自慢のパーツは「大きなお尻!」。「ぜひ注目してください(笑)」※2021年現在は、U-24日本代表。※『anan』2019年11月6日号より。写真・小笠原真紀取材、文・伊藤順子(by anan編集部)
2021年04月10日昨年12月24日からの全日本フィギュアスケート選手権。羽生結弦はそこで新プログラムを初披露し、圧巻の滑りに世界中が沸いた。この大会でのフリースケーティング、そしてメダリスト・オン・アイスの様子をあらためて振り返る。完全レポートの後編。フリースケーティング『天と地と』元の曲に他の要素を加え、構成したオリジナル。FSの新プログラム『天と地と』。最初の公式練習後に、「題材となるストーリーや伝えたいストーリーはあるが、そういうのに縛られず、観ていただいた方々の感覚や、それぞれの中にある背景に訴えかけられるものがあればいいと思う」と話していた。だが、12月26日の演技では、彼の思いが濃密な空気となって会場を覆い尽くしているような感覚さえ感じさせたほどの圧巻の演技を見せた。「自分自身、すごく思い入れがある」とまで言うこのプログラムは、戦国武将の上杉謙信の物語。コロナ禍にコーチ不在でひとりの練習をする中で、迷いも出て戦うことに疲れたとも思った。それでも競技としてのスケートが好きだとあらためて思った時、謙信の戦いへの考え方や美学、最終的には出家までした苦悩や価値観が、今の自分と似ているのではないかと思えたという。琵琶や琴の音色が印象的に響くその曲は、本来の大河ドラマのテーマ曲に他の部分の音を持ってきたり、違う曲を重ねたりして羽生自身が構成したオリジナル。そこには、謙信が武将として戦い続けながら出家するまでの、羽生自身がイメージした心のストーリーが流れている。「曲を聴けば感情は入るし、もちろん、振りの一つひとつにいろんな意味を込めています。ただ、その中でもジャンプを完成させないと、プログラム一連の流れとして伝わるものが伝わらなくなる。このプログラムというか、ここ5~6年のシーズンのプログラムに関しては、自分の動きや要素のどれひとつ欠けても、プログラムとして成り立たなくなっていると思うので…。だから何よりもジャンプを途切れさせないで、力みなくシームレスに跳べたことが、表現として完成させられた一番良かったところだと思います」強い思いを持ったプログラムの初披露。そこに懸ける思いの強さは、試合前から伝わっていた。午前の公式練習では曲かけでノーミスだっただけでなく、挑んだ4回転はすべて降りていた。そして直前の6分間練習でも、キレのある動きでジャンプはすべてきれいに決めた。本番でも最初の4回転ループと4回転サルコウを加点3.60点、4.16点のジャンプにして滑り出すと、後半も4回転トーループからの2本のコンビネーションジャンプとトリプルアクセルを余裕をもって決める、隙のない滑り。そしてすべてを終えると数秒間は天井を見上げ、そのあと厳しい表情のままで挨拶をした。「あの時は特に何かを考えていたわけではないけど、すごくいろんな方から力をもらったし、戦い抜けたなと思ってスーッと立っていた感じです。何かを見るというのではなく、むしろ自分を違うところから見ていたような感覚でした」大会前に、自分が大会に出てもいいのかと考えた葛藤は、試合後も残っていると口にした羽生は、こうも話した。「コロナ禍で僕が大変だったと思う気持ちは医療従事者の方々や、職を失って生活自体が苦しくなっている方々に比べたら、本当にちっぽけなことで。言ってみれば、僕がスケートをやれていること自体が本当に恵まれているんだなと思います。だから僕自身も苦しかったかもしれないけど、自分の演技が少しでも…。明日まで持たなくてその時だけでもいいし、終わってからの1秒だけでもいいから、少しでも生きる活力になったらいいなと思いました」そんな思いがあったからこそ、今回の全日本で、ノーミスの演技をするのは必須だと羽生は考えていたのだろう。自分に課したものを果たした安堵感が、明確に伝わってくる全日本だった。『天と地と』作曲・冨田 勲振り付け・シェイ=リーン・ボーン大河ドラマ『天と地と』のテーマ曲に、『新・平家物語』の琴の音を組み合わせた、4分10秒のオリジナル曲。スタートのポーズは、天と地と自分をイメージする。2020.12.25~26試合結果SP103.53FS215.83総合319.36(1位)メダリスト・オン・アイス『春よ、来い』『Let Me Entertain You』可憐さとダイナミック。ふたつの表情で会場を魅了。宇野昌磨が苦しさにもがいている姿を目にし、自身もGPファイナルではひとりで戦う経験をすることで、その難しさを痛切に感じていた、コーチ不在という状況。コロナ禍でそれを再び味わった10か月間の苦悩を、羽生はこう語った。「トレーニングや練習の方向はもちろん、振り付けを自分でしなければいけないというプレッシャーだったり、自分自身で自分をプロデュースしなければいけないプレッシャーはありました。そんな中では、自分のやっていることがすごく無駄に思える時もあった。そもそも4回転アクセルは跳べるのかとか…。入ってくる情報ではみんなすごく上手になっている。その中で何か、自分だけが取り残されているというか、ひとりだけで暗闇の底に落ちていくような感覚になった時期もありました」4回転アクセルの練習をすれば足も痛くなり、他のジャンプもどんどん崩れていくという、悪いスパイラルに陥った時もあった。勢いのある若い選手と自分を比較し、「これから自分は技術的にもどんどん落ちていくんだろうな」と考えてしまい、トリプルアクセルさえ跳べない時期もあった。10月末になってようやくコーチたちともメールなどで連絡を取るようになり、映像を送ってアドバイスをもらったりして、ようやく試合へ向けた練習を構築できるようになった。これまで様々な実績を積み上げてきた羽生結弦でさえ、そんなどん底に落ち込むことがあるのかと驚いたのが、正直な感想だった。そんな苦しい道を歩んできた羽生が果たした、5年ぶりの全日本選手権制覇。彼の演技から感じられた緊張感や圧迫感は、そんな過程があったからこそのものだったのだろう。彼自身が自らに背負わせていた、大きな責任感とプレッシャー。それから解き放たれた大会翌日のメダリスト・オン・アイスでは、2シーズン前から演じている『春よ、来い』を披露した。今回のコロナ禍であらためて痛感したのは、「自分たちがスケートをできるのは当たり前のことではない」という現実だった。それは2011年の東日本大震災でも経験した思いだ。「僕たちより苦しんでいる方々はいっぱいいるし、大変な方々もたくさんいる。そういう中で競技会の場を設けてもらい、最後まで戦い抜かせていただいたことに、申し訳ないというか、罪悪感も少しあります。でも自分が出場したことが、少しでも気持ちが変わるきっかけになってくれたらいいと思いました」『春よ、来い』はプログラム作りでも、「’17年ごろからやっと自分らしさが見えてきて自分の色が出てきた」と話していた羽生が、アイスショーのコラボレーションを機に、自ら選曲して作り上げた愛着を持つプログラムだ。演技後に羽生は「何よりもこの世の中に、一番伝えたいメッセージだったので。それで少しでも、心が温かくなるように演技をしたかった」と話した。彼が空中に撒きあげた氷片は、誰もが待ちわびる春の訪れへの願いだった。『春よ、来い』作曲・松任谷由実振り付け・デヴィッド・ウィルソン’18年ファンタジー・オン・アイス後半B公演で、ピアニストの清塚信也とのコラボレーション。彼自身が選曲して踊り、エキシビションプログラムにした。『Let Me Entertain You』作曲・ロビー・ウィリアムス振り付け・ジェフリー・バトルはにゅう・ゆづる1994年12月7日生まれ、宮城県出身。4歳からスケートを始める。’14年、’18年のオリンピックで2連覇を成し遂げ、昨年、四大陸選手権で初優勝し、男子で初のスーパースラムを達成。※『anan』2021年4月7日号より。写真・能登 直(a presto)取材、文・折山淑美(by anan編集部)
2021年04月05日グランプリシリーズをすべて欠場した今季、初めて挑む大会となった、12月の全日本選手権。羽生結弦はそこで新プログラムを初披露し、圧巻の滑りに世界中が沸いた。この大会での様子を、あらためて完全レポート。今回は前編をお送りする。公式練習久しぶりの実戦を前に気持ちの入った練習。昨年12月24日からの全日本フィギュアスケート選手権は、前季2月に行われた四大陸選手権以来の実戦のリンクとなった。SP前日の公式練習を終えた羽生結弦は、「久しぶりに複数人でリンクに乗って練習したので、まだ感覚はつかめないところもありましたが、ある意味それも新鮮で…。僕としては本当に久しぶりのことだったので、楽しい感覚もありました」と笑みを浮かべた。スケジュールの関係で7人で30分間の練習。体の動きには余裕があったが、混み合ったリンクで滑りづらいのか全力を出す様子はなかった。それでも、初披露となるFSの『天と地と』の曲かけでは、最初の4回転ループこそタイミングが合わずに1回転になったが、その後の4回転サルコウからはしっかり決めた。ステップも感情を込めて滑り、4回転トーループ+3回転トーループにつなげる。そこで曲かけは終わったが、そのまま4回転トーループからの3連続ジャンプとトリプルアクセルまで跳んだ。その後は4回転トーループで転倒するシーンもあったが、苦笑いを浮かべた表情も余裕があふれるものだった。そんな羽生も、この大会に出ることを決断するまでは迷いもあったという。「新型コロナに対しての自分の考えは、GPシリーズ欠場を決めた時と変わっていません。個人としては、感染につながるような行動はしたくないと。だから感染の第3波が来ている状態の中で、自分が出場していいかということにかなり葛藤がありました。でも世界選手権に向けてこの大会出場は必須ですし、僕自身の希望をつなぐためにも出させていただきました」この言葉は、彼の強い決意を感じさせるものだった。世界選手権開催も不透明な段階だったが、開催されれば来年の北京五輪の国別出場枠獲得がかかってくる。その重要な場を、自分の都合だけで回避するわけにはいかないという思い。彼の責任とプライドを感じた。そんな思いがあったからこそ、羽生はシーズン初戦で新プログラム初披露であったにもかかわらず、ノーミスの演技をしたいという思いは強かったのだろう。それは彼が口にしたジャンプ構成からも感じた。多くの興味は彼が実現したいと話している4回転アクセルに向けられるが、SPはサルコウとトーループの4回転を前半に入れ、最後はトリプルアクセル。そしてFSの4回転は前半のループとサルコウで、後半に連続ジャンプにしたトーループ2本を入れるものだった。のちに「いま確実に跳べるジャンプを選んで構成を決め、その練習を続けてきた」と話した。コロナ禍の中で葛藤しながら出場を選んだ大会だからこそ、自分が納得できる、現時点での完ぺきな演技を見せたい。それが自分の務めでもあると決意して臨んだ全日本だった。その気持ちは翌朝の公式練習にも表れていた。曲かけ最初のサルコウこそ途中でやめて2回転にしたが、それ以外の4回転はすべてきれいに決める、前日より気持ちの入った練習を見せていた。ショートプログラム『Let Me Entertain You』余裕ある滑りで魅せた4季ぶりのロックナンバー。「点数的にはいい演技だったとは言えないが、正直楽しむことができた」と話した、SP。羽生は手拍子を求めるしぐさも見せ、軽快で余裕のある滑りを見せた。観客とコネクトしたいと話していた『レッツ・ゴー・クレイジー』以来4季ぶりのロック『レット・ミー・エンターテイン・ユー』も、彼自身が観客とともに作り上げたいと考えているものだ。「正直、感染対策で場内の歓声が聞こえてこなかったのは残念でしたが、多分、テレビやネットで見ている方々は声を上げてくれているだろうなと感じたので、楽しみながらやらせてもらいました」この曲を今季使ったのには理由があった。最初は振り付けのジェフリー・バトル氏にピアノ曲を依頼したが、提示された中にシックリくるものがなかった。また、ニュースなどで世の中の状況を見ているうちに、明るい曲の方がいいのではないかと思うようになった。「観客の皆さんはこのようなつらい時期でもスケートを観てくださるのだから、そのなかで、ちょっと明るい話題になったらいいと思った」。ロックにすることを決めたのはそのためだ。その演技内容は羽生らしく、つなぎを含めて「いろんなものを加え、いわば、全部見どころにしようかとも思った」と笑顔で言うように、納得するまで自身のこだわりを入れようとする、思いの濃さも感じるものだった。「最初にステップが送られてきたが、音のとり方や手の振りはほとんど自分でアレンジしたものです。ジャンプに関しては一応『このタイミングでやりたい』と伝えて、ジェフがなんとなく踊っている映像が来たので、それを元にして、『自分のタイミングだったらこうかな』などと考えて振り付けをしました。ジャンプとの兼ね合いや、皆さんが観ていて呼吸できる場所、本当に心からノリきれるようにとか、そういう芸術性みたいなものもちょっと考えながら振りを入れました」最近では振り付けをしてもらうというより、互いを深く理解し合ったなか、共同作業で作るようになっているというバトル氏との関係。日本にいた今季は密接な連絡を取ることが難しかったため、羽生自身の意向の方が強い振り付けになっている。そんな経緯もあってか、初披露だった全日本では最初から最後まで楽しそうに滑る姿が印象的だった。ジャンプ構成は余裕を持ったもので、特に後半のトリプルアクセルは大きさもあり、GOE(出来栄え)加点では余裕を見せながらもキレのある踊りをしたステップシークエンスとともに、審判が4点と5点を並べた。約10か月ぶりの実戦だとは思えない、見事なノーミスの演技に思えた。だが得点は思いのほか伸びず、鍵山優真を4.93点上回る103.53点にとどまった。羽生自身はその原因をジャンプのGOE加点が低かったのだろうと分析していたが、のちに判明したのはトリプルアクセルのあとの“足替えシットスピン”が、規定の姿勢をとれておらず不成立で0点の評価になっていたからだった。いい流れを作れていたからこそ、ジャンプをすべて終えたあとのスピンは、気持ちが高揚しすぎたのだろう。翌日FSを終え、羽生はSPをこう振り返った。「あの演技は粗削りだったと思う。見せたい気持ちはあるけど、その中で『ジャンプが跳べた、ウェーイ』みたいな感じではなく、もっとスマートに…。イギリスのロックらしく、もっと余裕のあるイカしたものにしたいなと思いました」羽生結弦だからこそのこだわりだ。『Let Me Entertain You』作曲・ロビー・ウィリアムス振り付け・ジェフリー・バトル『Let’s Go Crazy』以来、自身3曲目のロックのプログラム。今回はスピンのミスはあったが、演技構成点も5項目すべてが9点台中盤と、伸びしろを残した演技だった。はにゅう・ゆづる1994年12月7日生まれ、宮城県出身。4歳からスケートを始める。’14年、’18年のオリンピックで2連覇を成し遂げ、昨年、四大陸選手権で初優勝し、男子で初のスーパースラムを達成。※『anan』2021年4月7日号より。写真・能登 直(a presto)取材、文・折山淑美(by anan編集部)
2021年04月04日今社会が求めているのは、変化の激しい社会を生き抜く力を持つ"自立した子"。ということは親御さん達も体感しているのではないでしょうか。平成29・30年に学習指導要領が改訂され、「生きる力~学びの、その先へ~」というリーフレットが学校などで配布されましたよね。子どもがもらってきた、というご家庭も多いのでは。サカイク読者の多くの親御さんも、「子どもにはちゃんと年齢なりに自立していってほしい」と願っていらっしゃいます。自立とは、自分のことを自分でできるのはもちろん、自分がやりたいことを自分で見つけ、それを実現するために試行錯誤しながら探求できることです。そんな自立した子にするためには、親のサポートが必要不可欠。どんなサポートができるのかを、親子向けのサッカー教室や外遊び教室を実施しているkid’s dream プロジェクトの西脇和治さんに聞きました。(取材・文:前田陽子)外遊び経験が少ない現代の子どもたち■「自由にしていいよ」と言われると思考がフリーズする現代の子どもたちひと昔前の子どもたちは、近所の公園でかくれんぼや鬼ごっこ、木登りなどを子どもたちだけで遊んでいました。親御さんたちも子ども時代にそのような遊びをしたことがあるのではないでしょうか。その中で熱中したり、喜んだり、ケガという失敗をたくさんしながら、体力や創造性、判断力、社会性を育くんできたものです。ですが、現代の子どもたちはゲームなど室内で遊びが中心で、外で走り回る時間はぐっと減っています。未就学児の時点で保護者が「うちの子、体力ないな」と気づくことも少なくないのだとか。自宅のみならず、幼稚園や保育園で他の子とのかかわりをみて気づくパターンもあるようですが、体力以外に遊び方にも課題があるようです。「今の子どもたちはまず体力がないです。保育園や幼稚園の園庭での遊び方も画一的。提案された遊び方は上手にできるけれど、自分で遊び方を考えるということをしたことがないんですよね」と西脇さんは現在の子どもたちの様子をこう話します。例えば、いくつかの輪っかで遊ぶ時。順番に輪っかを飛んでいこう、と言われたことは楽しんでできます。けれど、輪っかを使って自由に遊んでいいよ、となると身体が止まってしまう。この輪っかは片足で、こちらは両足でジャンプしようなどと、遊び方を想像することができません。「未就学の子もびっくりするほどたくさん習い事をしています。どこかに行って教えてもらう、こういう風にやるという道順があってやることばかりです。なので、自由に好きなことをやる経験がない。大人の水先案内がないと遊べない原因でしょう」と西脇さん。まして親世代も豊かで便利な時代に生まれ、ものごとには決まった手順やマニュアルがあるのが当たり前、言われたことをやるのが良いとされる環境で育ってきたので、「自由に」と言われてどんなことができるか、わが子に教えられなかったりするのだとか。なのでついわが子にも方法などを示して、その通りに動かそうとしてしまいますが、大人が先導をする「教える」ことをちょっと減らすことで、子どもが自ら考えるようになるのではないでしょうか。■昔と今では子どもを取り巻く環境がこんなに違う先述したように、昔と今では子どもたちの外遊びや様々な環境が異なっています。日本サッカー協会のキッズプログラムのハンドブックによるとU-6年代では下記のような違いがあるとされています。外遊び【昔】鬼ごっこ、木登り等の外遊びが中心。グループ(年齢、性別の違った仲間)遊びの中で喜び、熱中、成功、失敗が原動力となって、からだ、精神、創造性、判断力、社会性が育てられました。大人の出る幕はありませんでした。【今】テレビ、ビデオ、コンピュータゲーム等の室内でかつ少人数(同性、同年齢)での遊びが台頭。リセットして何度も繰り返すことのできるゲームには悔しさや痛みを感じる場面がありません。時間や内容も大人がコントロールしなければなりません。強制されない自由なスポーツの減少【昔】こどもたちが空き地や広場でボールを蹴ったり野球をしたりしていました。そこでは強制されることなくのびのびと自由にスポーツを楽しんでいました。【今】空き地や広場の減少と、交通事情の変化にともなって、自由な遊びの延長であるスポーツからクラブでプログラム化されたスポーツに変わってきました。他人への無関心【昔】社会的意識が高く、年代を超えた交流やつながりがありました。学校の先生も責任持って、こどもに厳しく規律やモラルを指導する環境がありました。【今】(諸事情がありますが)注意したり、叱ったりする人が特別視され、他人のこどもに無関心な大人が増えてきました。規律やモラルを指導する場が減り、学校の先生も厳しく接することが難しくなってきました。家庭環境の変化しつけの低下【昔】兄弟も多く、縦の組織がはっきりした大家族でした。全員での食事の機会を通じて、家庭内でも日常的に競争や協調が必要とされていました。また親の責任やこどもに対する要求も多く求められていました。【今】少子化によって、兄弟が少なく、個室が与えられる等、家族の間での刺激が少なくなりました。一人のこどもに対する親の期待が大きかったり、自分の基準でこどもに接するため過保護になったり、逆に放任になってしまうケースも出てきました。子どもを取り巻く環境の変化(出典:JFAキッズ(U-6)ハンドブック)■結果や成果の評価ではなく、やろうとしたことを褒める西脇さんが主催する親子プロジェクトでは、最初に親子で遊ぶ時間を設けています。キッズプロジェクトでは親子で遊ぶ時間を設けています親御さんには遊ぶ間、次の言葉や行動は無しでと約束してもらうのだそうです。・批判する・責める・文句を言う・がみがみ言う・脅す・罰する・目先のほうびで釣るそのようにすると、親はじっとわが子を見る時間が増えます。子どもが何かに挑戦しようとしているところを親が見つけ、挑戦した姿勢を認めてあげると子どもたちがどれだけいい顔をするかを見ることができるからだそうです。と同時に、普段どれだけ「やりなさい」などの指示命令が多く、子どもたちがやろうとしているところを見つけていないのかもわかるのだとか。講習で言われるだけではぼんやりとしか理解しませんが、目の前でわが子が良い顔、嬉しそうな顔をする瞬間を見る体験をすることで大きな気づきになるそうです。■やる前から「無理」「やらない」という理由親をはじめ、先生やコーチたちも「できたね~」「あ~、○○が出来たらよかったのに」など結果や成果、順位で判断することが多いため、子どもは目の前の課題を見て出来そうじゃないと感じると自分から「やらない」「挑戦しない」という選択をしてしまうのだそうです。また、大人の手が足りすぎていると失敗を恐れることが多いのだとも。わが子に頑張ってほしい、挑戦してほしいと思っているのに、声かけで挑戦する意欲を削いでしまっている、それどころか挑戦が怖いと思わせているのは非常に残念なことですよね。大切なのは結果ではなく、やろうとする過程です。やろうとする素振り、やろうかなという言葉を聞いたら「いいところに気が付いたね」とやろうとしていることを褒めると良いと西脇さんは言います。そして思い切って取り組んだら、結果はどうあれ「ナイストライ」「ナイスチャレンジ」と声かけをしてあげて、と語ります。そういった事を繰り返し子どもの背中を押してあげることで、それまで無理と言っていた子がびっくりするぐらいチャレンジするようになるのだそうです。親御さんはわが子の不安を取り除いて、安心してチャレンジできるようにしてあげてください。さらに親御さんへも西脇さんからの提案をいただきました。「親御さんにも自分が親として頑張っていることを誰かに認められたい、褒められたいという欲求がありますよね。親も初めて親をしているので、これでいいのかという不安を持っているのは当然のこと。大人になると、『頑張っているね、それでいいんだよ』と他者から言ってもらう機会はなかなかないので、ご友人間や夫婦間で言い合ってみるのも良いと思います」。夫婦は横並びでテレビを見たり、食卓でも並んで座ることが多いですよね。時には目を見て正面に座って、お互いを褒める時間を作ってみてはいかがでしょうか。■「遊びに行く」のはモールや名前のついている施設に行くことではないこれまでの活動でたくさんの親子に接してきた西脇さんは、最近の保護者の傾向をこう語ります。「親子で遊びに行くことを、子どもをどこかに連れて行くことだと思っている親が多いです」これには「確かに」と感じた方もいるのでは。「遊びに行く」と言うと、どこかの施設、名称のついている場所に行くことだと考える方は少なくない世代ですよね。テーマパークに行くことも悪くはないですが、子どもたちが求めているのはそれより手を繋いで歩いてくれること。自分の方を見てくれることの方が大事です。お出かけも素敵な思い出ですが、「遊ぶ」のはその辺の自然でもできる親子の触れ合いです。また、公園に出かけて親がシートに座ったままは子どもだけ「遊んできなさい」というのは良くない、と西脇さん。子どもの年齢にもよりますが、公園では手を繋いで歩くなど親子の触れ合いをたくさんした方が良いと言います。子どもは親と手を繋いでいることで安心感が満たされ、そうすると興味が変わって急に手を放して走って行くことも。安心することで、他方に興味がわいてそこに向かうことができる、この繰り返しがとても大事なのだそうです。その中で感性の元となる五感が刺激を受けて、次の第六感になるインスピレーションや創造性に広がって行きます。■協調性や思いやりを育むためには親子のかかわりが大事子どもが失敗しても怖くない環境を作ってあげることが大事そして子どもが「あのね」と話し出したら、遊ぶことや家事などから手を止めて話を聞いてあげて「そう思ったんだね」と受け止めることが大事だと言います。忙しい中毎回そんなの無理、という親御さんもいると思いますが、できるだけ子どもの話しに耳を傾け、しっかり聞いている態度を示してあげてください。協調性や思いやりは親子の関わりが多く子どもの心が満たされれば自然と育まれるもので、そのために親がストレスを抱えては良くないと西脇さんは指摘します。親がストレスをためると、子どもの些細な事が気になってガミガミ言ってしまったりと、しわ寄せが子どもにいってしまうことがあるので、周囲の人に協力を求め、親も積極的に気分転換をしてほしいとアドバイスを送ります。ストレスを軽減して子どもと1対1で向かい合う時間を作ることが大切です。子どもが一歩踏み出すためには、子どもと向き合い、十分に安心させてあげること、失敗することが怖くない安心環境を作ってあげることが大事です。甲斐甲斐しく子どもの面倒を見る親が「良い親」と見なされる風潮もあるようですが、いつまでも親が子どもの世話をし続けますか?いつまでも親が世話をし続けるより、徐々に自立してくれた方が、親も自分の時間を作れたりして楽になるのです。わが子を成長させたいなら、子どものやる気を見つけてたくさん「ナイストライ」「ナイスチャレンジ」と声をかけてあげてください。西脇和治(にしわき・かずはる)一般社団法人エルソル / Elsol y TresTesoro代表社会において、自主自立した人間となれるよう支援、向上心を持って「考動する」人づくりなどのコンセプトを掲げ、ジュニア、ジュニアユースのクラブ運営、未就学児~小学生対象のスクール運営、親子の外遊び教室や保護者・指導者向け講演会を行うKid’s dreamプロジェクトなどの活動をしている。一般社団法人エルソル・エルソルKids dream プロジェクトJr、JrユースサッカークラブElsol y TresTesoro
2021年04月02日抜群のスピードとテクニックに視線集中、バスケットボール界の注目株、Bリーグ・宇都宮ブレックスのテーブス海選手に迫ります。今のバスケ選手には賢さが必要。そこが魅力でもある。国内男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE(Bリーグ)」の宇都宮ブレックスに所属するテーブス海選手。アメリカの大学でのプレーを中断し、チームに加入したのが昨年1月。試合に出場するや主戦力として早々に活躍し、Bリーグがバレンタイン時期に実施している「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦」では、ダントツの投票数で今年の1位に。でも、本人は謙遜気味。「ブレックスは本当にファンが多いチームですから。それで僕も応援してもらえたんだと思います(笑)。もちろん応援してもらえるのは嬉しいですし、プレーでもっとカッコよさを見せていきたいと思うようになりました」ファンから「セクシー」と言われる低めの声と、あどけなさが残る顔立ちとのギャップもテーブス選手の魅力。「本当はヒゲを生やしたいんですけど、なかなか生えなくて。チームでは僕が一番年下で、メンバーは見た目も大人なので、ベビーフェイスが目立ってしまうんです」とはいえプレーでは、その存在感を遺憾なく発揮。スピードに乗ったアグレッシブなオフェンスで会場を魅了。「アメリカでやっていた頃は対戦する相手の体が大きかったので、自分もパワーを重視していたんですけど、日本に帰ってきたら、体の大きさはあまり関係なく、とにかくみんな速い。そうなると自分もスピードを重視しなければと思い、9kgくらい体重を落としました」今のバスケットボールは、日本はもとより世界的にも、身長よりスキルやバスケットIQの高さが重要視される傾向に。テーブス選手も、バスケットボール選手の魅力は、そんなクレバーさにあると言う。「たとえば対戦相手が自分よりも身体能力があって、身長も大きかったとします。でも、自分のほうが賢いプレーをできたら勝てることもあるスポーツなので、そういうところが面白いし、カッコいいんじゃないかなって思います。僕のポジションはポイントガード(PG)といって、メンバーに指示を出す司令塔のような役割だから、まさにバスケットIQが必要。誰がどこにいるか、試合の流れや、相手のディフェンス、自分たちのオフェンスなど、常にいろいろ考えないといけないので、難しいポジションではありますが、やりがいも大きいんです」ベビーフェイスとは言うけれど、バスケットボールを語る真っすぐな眼差しや、しっかりとした考え方からは成熟した内面が窺える。そんなテーブス選手に、色気を感じる魅力的な男性について聞いてみると、「僕は、性格だと思います。顔とか髪型とか、見た目がカッコいい人はいますけど、実際に会って性格がそんなによくなかったら、そうは思えなくなってしまう。逆ももちろん、ありますよね。僕が思う色気のある人とは、自信を持っていて、頼りになる人。親切で、自分の感情を表せる人。子どもの頃は、お父さんがその理想像でした。見た目は怖かったけど(笑)」現在、ブレックスはBリーグ東地区1位※をひた走る。「昨シーズンも強かったけど、残念な終わり方で(コロナ禍で中断)。今季はなんとしても優勝したいです」※2021年3月12日現在てーぶす・かい1998年9月17日生まれ、兵庫県出身。身長188cm。高校2年でアメリカに渡り、高校、大学でプレー。NBAを視野に日本で腕を磨こうと、2020年、宇都宮ブレックスに加入。©B.LEAGUETシャツ¥15,000腰に巻いたスウェット¥26,000ショーツ¥27,000(以上アクネストゥディオズ/アクネ ストゥディオズアオヤマ TEL:03・6418・9923)※『anan』2021年3月31日号より。写真・天日恵美子スタイリスト・中根美和子取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2021年03月29日全日本バスケットボール選手権が、3月12・13日にファイナルラウンドを迎える。ベスト4に勝ち上がったのはいずれもB1リーグの強豪。天皇杯を掲げるのは!?総合情報サイト「バスケット・カウント」編集長の鈴木健一郎さんに、各チームの現状も交えて見どころを伺った。今シーズン好調の宇都宮と三河に、勢いが出てきたA東京と川崎が挑む。「アルバルク東京は、もともと圧倒的な地力の強さを誇るチームですが、開幕前にチームから感染者が出て2週間練習できなかった。その影響で、リーグでも苦戦を強いられていますが、準々決勝を劇的な逆転で勝ち上がり調子も上向いてきたはず。さらにどこまでチーム力の底上げができているかがポイントです。対する宇都宮ブレックスは、リーグでは強豪がひしめく東地区で首位。外国籍選手を1人増やすルール変更を上手く活用できているチームがないなか、LJ・ピーク選手がキーマンかも。川崎ブレイブサンダース対シーホース三河は、世代交代の過渡期にあるチーム同士の対戦です。川崎は今年、プレースタイルの幅が広がった辻直人に注目しています。進化した辻の集大成を見たいですね。三河は、これまで金丸晃輔、ダバンテ・ガードナー両エースに周りが頼りっきりでしたが、若手が成長してエース頼みを脱却、ようやくチームとして戦えるように。昨年度、Bリーグは打ち切りになったので優勝がありませんでした。きっとどのチームも、タイトルに飢えているはずです!」ファイナルラウンドのキーマンは誰!?LJ・ピーク高さと強さ、技術もある。今以上にチームに噛み合えばもっと活躍できるはず。それをこの大一番で見せてほしい。©TOCHIGI BREX INC.田中大貴準々決勝、ラスト4秒での逆転シュートなど、苦しいときに頼りにされる攻守の要。チームメイトからの信頼は絶大。辻 直人スリーポイントが得意なシューターだが、今年、ハンドラー(司令塔)としてチャンスメイクするプレーが増えた。©KAWASAKI BRAVE THUNDERSシェーファーアヴィ幸樹特にDFでいいプレーを見せ、攻撃的な選手を輝かせるいぶし銀の働きを23歳がやっている。まだまだ成長中。©SeaHorses MIKAWA co.,LTD.「第96回天皇杯全日本バスケットボール選手権大会 ファイナルラウンド」準決勝:3/12(金)15:00、17:30決勝:3/13(土)14:00会場:さいたまスーパーアリーナNHKにて生中継。バスケットLIVE、スポーツナビでライブ配信予定。※『anan』2021年3月17日号より。写真・Getty Images(by anan編集部)
2021年03月15日コナミスポーツ株式会社より新発売コナミスポーツ株式会社は、コナミスポーツクラブ初となるパウダープロテイン「アスボディ」を新発売した。「明日へのカラダづくり」がコンセプトの、オリジナルプロテインとなっている。牛乳由来のホエイプロテインを100%使用「アスボディ」は、吸収が早い牛乳由来のホエイプロテインを100%使用。合わせて、不足しがちな栄養素である4種のビタミンB群・ビタミンC・鉄分も、バランス良く配合されている。1回あたりの摂取量は、付属のスプーン2杯(約16g)が目安。100mlの水・牛乳などに溶かして飲むだけで、手軽にたんぱく質を摂取することができる。発売されるフレーバーは「ミルクティー味」と「ココア味」の2種類。1食(16g)あたりのエネルギーはいずれも63kcal。たんぱく質は「ミルクティー味」に10.5g、「ココア味」に10.7g含まれている。1袋の内容量は500gで、通常価格はいずれも4,104円(税込み)。定期配送なら、「ミルクティー味」と「ココア味」のセットが7,560円(税込み)となっている。(画像はコナミスポーツ株式会社ホームページより)【参考】※コナミスポーツ株式会社
2021年03月15日