人生はターニングポイントの連続です。その中でも結婚は大きな分岐点の1つ。どんな相手と結婚するかで、その後の人生が大きく変わることもあります。そんな結婚を目前に、結婚すること自体を迷うような相手の本音を知ってしまったら、あなたはどうしますか。「結納も終わってしまったし、後戻りはできない」「まだ籍は入れてないから間に合う」どう思うか、人それぞれですね。Youtubeチャンネル『平成の雄叫び』には、結婚目前で婚約者の本性を知ってしまった女性が、思い切った行動をとる動画がアップされています。婚約者浩司が出した結婚の条件とは婚約者の浩司と数か月後に結婚する予定の洋子。大学時代からの付き合いだったこともあり、結婚にむけて順調に進んでいました。そんなある日、一人暮らしの洋子の家に、浩司がひどく酔っぱらった状態で訪ねてきて、信じられないことをいい始めるのです。「俺との結婚条件、守れないなら結婚しない!」どや顔で突き付けてきた驚きの条件とは…。浩司が提示した条件と衝撃の結末をご覧ください。人には長所があれば短所もあるので、結婚をする相手に多少の妥協は必要なことだと思います。しかし、「これだけは!」と思うポイントは妥協してはいけないと、再確認できる動画でしたね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年05月31日●幼少期の記憶「吉本入る!」歌手・女優・モデル・芸術家としての顔を持つ、“創作あーちすと”のん。約5年半ぶりの実写映画『星屑の町』(3月6日公開)には多方面での経験値が注ぎ込まれ、彼女にとっては「今まで積み重ねてきたことが集結しているような作品」となった。演じるヒロイン・久間部 愛は、一度は歌手を夢見て上京するも、ある理不尽な出来事によって東北の田舎町に戻ってきた女性。夢破れて自暴自棄……になるかと思いきや彼女はひたすらに前を向き、地元を訪れたコーラスグループ・ハローナイツとの出会いによって輝きを取り戻し始める。笑いあり、歌あり、涙あり。キャッチコピーの「人生は、いつだって輝ける」は、のん自身とも重なり合う。この役柄について、のんは「すごく似ている」とうれしそうに話す。彼女のモチベーションや仕事の原動力、そして生きる源となっているものは一体何なのか。俳優・女優のターニングポイントに焦点を当てるインタビュー連載「役者の岐路」の第10回は、固定概念にとらわれない唯一無二の肩書き“創作あーちすと”のルーツに迫る。○■“自由”を共有した人物「今思うと、無敵な二人」――約5年半ぶりの実写映画。オファーがあった時、率直にどのように思われましたか?コメディのお話を頂いたことがまずはうれしくて。ベテランの名優の方々がここまで集結する作品も珍しいと思いますので、そこに加えて頂けることはすごく幸せなことだと感じました。それから、役者としては修行にもなるかなと。――個人的に引き込まれたのが、「新宿の女」の弾き語り。ハローナイツに入ることを認めてもらうため、メンバーに歌声を披露するシーンでした。ありがとうございます。愛ちゃんが初めて歌うシーンなので、役柄としては熱い気持ちが一番高まっているところ。撮影に備えて、藤圭子さんの歌声をボイトレの先生と聴きながら参考にさせて頂いて、練習を重ねてから本番に臨みました。――のんさんにとって、「役として歌うこと」とは?物語には感情の流れがあって、いろいろな条件によって「どのように歌うのか」が決まります。そこを構築していくのは、自分自身で歌うよりは考えることが多いというか、定まって歌うことができると思います。その役が物語の中でどのように感じて、どのように生きているのか。そこを捉えて現場に臨んでいますが、監督との擦り合わせも必要なので現場で変更することもあります。――そうした中で愛の人柄をどのように受け止めたんですか?超ポジティブな人だと思います。挫折して暗い気持ちになってて、そこから徐々に元気と自信を取り戻していく人なのかなと思って台本を読んでいたんですけど、監督とお会いして本読みをした時に、「台風の目になってほしい」と言われて。周囲を巻き込んでいく存在であることが最初に理解できて、劇中のような愛ちゃんになりました。幼なじみの星一さんが、「愛ちゃん、全然へこたれてない」というシーンがありますが、本当にそのままの人。東京で挫折して地元に帰ってきているのに、全く希望を失っていない。本当に超ポジティブな人なんです。――人前では落ち込んでいるところを見せないタイプなのかもしれませんね。そうですね。落ち込んでも自信は失わない人。何よりも自分の歌に自信があって、自惚れてる(笑)。愛ちゃんは、そこが原動力になっていると思います。ちょっとの自惚れも大事なのかもしれないですね。――ご自身と比べていかがですか?何があっても、「自分には才能がある」と信じ切っているところはすごく似ていると思います。自惚れているところも、共感してしまいます(笑)。――幼い頃から?物心ついた時から根拠のない自信がありました(笑)。子どもの頃って、みなさんそうですよね。夢に対して、根拠のない自信や希望がある。それが年齢を重ねるごとにいろいろなことを知って、根拠のない自信は消えていくものだと思いますが、それがずっと持続しています。これは何かで身につけたものではなくて、生まれた時から(笑)。――何が影響してそうなったのか……(笑)。分からないんですよね……気がついたら鏡の前でポーズとったりして、そんな自分の姿が好きで。お母さんも気分を乗せてくれるので、それで調子に乗っちゃったのかもしれません(笑)。あと、同い歳のいとこが隣の家に住んでいて、小さい頃からずっと一緒に遊んでいました。今思うと、無敵な二人(笑)。お互い乗せ合って、調子に乗った蓄積が今も生きているんだと思います。――今も交流はあるんですか?その時と関係性は変わりましたが、今でもめちゃめちゃ仲良いです。一度は疎遠になって、二人とも社会人になってから再会すると、やっぱり居心地が良くて。波長が合っていると改めて感じました。――そういう関係性も含めて、親御さんの教育からも良い影響を受けたのかもしれないですね。私が二人姉妹で、いとこが三人きょうだいだったんですけど、お母さんは5人で遊びに行くことをいつも勧めてくれて。そうやって、「子どもたちだけの世界」を作ってくれたので、いつも探検することが楽しかったですし、たくましさも養われました。田んぼに入ったり、山登ったり。自分たちの足でどこへでも行けるワクワクがありました。――そこから芸能界への憧れが芽生え始めるんですか?子どもの頃は全然なくて。そもそも、「芸能界」というものを認識していなかったんです、「テレビの中に入りたい」「芸能人になりたい」みたいな願望もなく。私は関西の兵庫県出身で生まれながらのお調子者(笑)。小学生の頃、いとこと友達と3人で、「吉本入る!」「お笑い芸人になる!」と盛り上がってトリオを組んで、コントを作ったこともありました(笑)。――吉本を目指していたとは(笑)。ということは、「人を楽しませること」がのんさんのルーツになっているんですかね。そうだと思います。コメディ大好きです。コメディの作品にどんどん出ていきたいと思っているので、今回のオファーもすごくうれしかったです。●“創作あーちすと”最大の転機とは――“創作あーちすと”の肩書きは、おそらく世界中でのんさんお一人のものだと思います。“創作あーちすと”と名乗り始めてから3年。ご自身にとって、転機となる出来事は何ですか?『この世界の片隅に』に参加できたのは、すごく大きな出来事でした。自分にとって、「変化」というよりは、この作品と出会って「深めることができた」というか。これから役者をやっていく上で、すごく重要な作品になると思って、「絶対に自分がやりたい」と思っていました。その願いが叶ってすずさんを演じることができて、たくさんの人に広がって。劇場に足を運んでくださった方々が制作チームの一員のようにSNSでも口コミを拡散してくださいました。送り出す側と受け取ってくださる側とで共鳴し合って大きく膨れ上がっていく感覚、一体感。こんなに観る人に支えてもらえる映画に参加できて……自分が役者をやっていて本当に良かったと思えた出来事でした。これからも愛し、愛される映画を送り出す側にずっといたいです。――数々の映画賞を受賞したことは、それだけ多くの人に届き、心を動かした証しとも言えると思います。劇場に来てくださった方の声と作品を評価する賞を頂けたことは、「これでいいんだ」という思いに繋がりました。――『この世界の片隅に』で「深めることができた」こともそうだと思いますが、のんさんが働く上での喜びとは?どのように解釈して演じると、観る人の心をつかむことができるんだろう。そうやって擦り合わせて組み立てていくので、「伝わった」という手応えは働く上で原動力になります。ファンになってくださったり、応援してくださったりそういう方々がいてくれることで、「がんばろう」「やめられない」という励みにもなります。役者は、観てくれる人がいてこそ成立するものだと思います。――幅広い分野での活動も、根本は同じということですか?そうですね。歌手の場合は主体性が問われます。どのようなメッセージを届けたいのか、とか。自分で考えて組み立てていくので、根本は同じでもそれぞれの活動によって違ったアプローチができます。役者の場合と違って、自分自身のメッセージを込めないといけないので大変というか、恥ずかしい作業でもありますけど(笑)。でも、何よりもそうやって新しいことに挑戦できるのは楽しいです。――『星屑の町』で演じた愛にも、のんさんのそういう部分が映し出されていると思います。今回の『星屑の町』は歌もあって、演技もあって、笑いもあって。今まで積み重ねてきたことが集結しているような作品なので気合いも入りました。本当に素敵で心が温まる良い映画です。歌が全体を包んで、人と人を繋げてくれる。それから、家族は時にすごく面倒くさい存在でも、家族がいるからこそ踏ん張れることもある。そこも描かれているので、老若男女どの世代の人も、生きているすべての人に観て欲しい作品です。――そろそろお時間です。貴重なお話ありがとうございました。今回の作品は多くの人の“夢”が描かれています。最後に、のんさんの“夢”をうかがってインタビューを終えたいと思います。これからもっといろいろな表現を高めていって、たくさんの人に作品や思いを伝えていけたらと思います。ずっと一生、自由にまっすぐ。子ども心を忘れずに。そして、近々の“夢”は『星屑の町』が一人でも多くの人に届くことです。■プロフィールのん1993年7月13日生まれ。兵庫県出身。2016年公開の『この世界の片隅に』でアニメーション映画初主演。第38回ヨコハマ映画祭審査員特別賞をはじめ、多数の映画賞を受賞した。また、自ら代表を務める新レーベル『KAIWA(RE)CORD』を発足し、「創作あーちすと」としてアートを展開するなど活動は多岐にわたる。YouTube Originals『のんたれ(I AM NON)』では映画監督デビューも果たした。■映画『星屑の町』大手レコード会社の社員だった山田修(小宮孝泰)をリーダーに、歌好きの飲み仲間、市村敏樹(ラサール石井)と込山晃(渡辺哲)、青木五郎(有薗芳記)をコーラスに、大阪ミナミでくすぶっていた歌手の天野真吾(大平サブロー)をボーカルに迎えて結成されたハローナイツ。途中から参加した西一夫(でんでん)は、ハローナイツの借金を肩代わりするのを条件に、博多の焼き鳥屋と4人の子どもを女房にまかせてメンバーになった。これといったヒット曲もなく、ベテラン女性歌手・キティ岩城(戸田恵子)と地方を回りながら細々と活動を続けていたある日、東北の田舎町で、東京から出戻り、再び歌手になる日を夢見る愛(のん)と出会う。 愛が突然、ハローナイツに入りたいと直訴して、大騒動に発展、すったもんだの末に、愛はハローナイツに加入することとなり、状況が一変する。たちまち人気者となり、思いがけず夢を叶えたかに見えたメンバーだったが─―。
2020年03月12日女優の上白石萌歌が、2月28日に20歳を迎えた。この歳で芸歴はすでに10年。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションで史上最年少の10歳でグランプリを獲得し、審査員特別賞を受賞した姉・萌音と共に芸能界入りを果たした。近年では、『義母と娘のブルース』(18・TBS)、『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(19・日テレ)、『いだてん~東京オリムピック噺~』(19・NHK)など話題作への出演が続くが、デビュー間もない頃はオーディションに落ち続けて自信を失い、姉・萌音の活躍を羨ましく思ってしまう時期も。20歳の記念に発売する写真集のタイトル『まばたき』(宝島社)には、「19歳から20歳への移ろいも、まばたきするみたいに無意識なんだろうな。そんな無意識ななかでも何かを丁寧に刻めたら」という思いが込められているという。俳優・女優のターニングポイントに焦点を当てるインタビュー連載「役者の岐路」の第9回。上白石萌歌はデビュー間もない挫折、そして姉がライバルという特殊な環境をどのように乗り越えてきたのか。そこには、教師である両親からの言葉が深く関わっていた。○■人前で話すことも苦手な幼少期――写真集の発売日が20歳の誕生日。一生の思い出になる1冊ですね。このような取材の時に、成人になっての目標や「これからどんな大人になりたいか」と聞かれることが増えているので、20歳になる実感が少しずつ湧いています。私にとっての「20歳」は大人のイメージでしたが、今の自分が間近に控えていると思うと、すごく不思議です。――発売決定時に、「お話をいただいた時は、自分にそんな日が来てもいいものだろうかと驚きました」とコメントを出されていたのが印象的でした。めくってもめくっても「自分」でいいんだろうかと……(笑)。ありがたいことに、SNSでもたくさんのメッセージをいただきました。――芸能界入りして間もなく、『ピチレモン』で専属モデルデビュー。写真を撮られることは最初から抵抗ありませんでしたか?デビュー前は人見知りが激しくて、人前で話すことが苦手で、あいさつもままならない状態でした。写真を撮られること以前に、「人前で何かをする」ことができなかったので、そこから考えるとお芝居や写真を撮られることも、それこそ「私でいいんだろうか」という不思議な気持ちで……。今回、東京祐(あずま・きょうすけ)さんに撮って頂いたのですが、呼吸するように撮ってくださるので気取らずに自然体でいることができました。初めてご一緒させていただいて、近すぎず、遠すぎずの良い距離感で撮っていただけたことは、とてもありがたかったです。撮影クルーのみなさんも、私の好きな方ばかり。何も難しいことは考えず、家族旅行みたいな感じで、私にとってはご褒美のような時間でした。○■デビュー直後の挫折「悔しかった」――デビューからの10年間は、上白石さんにとってどのような時間でしたか?あっという間ですね。自分の性格的に1年後、3年後、5年後と先を見据えて動けるようなタイプではなくて。“今”を消化していって気づいたら、これだけの時間が経っていたという感じです。人前で話せない子だったので、そこからのスタート。そんな私が、『A-Studio』でサブMCを務めさせて頂くなんて、当時を知る人はビックリしていると思います(笑)。でも、昔から表現することは好きで、お芝居が好きというのもずっと変わらないところです。――苦手なことにも果敢に挑戦して、今があるんですね。小さい頃は、どちらかというと苦手なことから逃げるタイプでした。小学5年生でデビューして、普通では味わえないことを経験させてもらえたり、役の中で新しい感情に出会ったり、そういう中で自分が少しずつ成長していけるのが楽しかったです。――最も大きな壁は?デビューしてしばらくはオーディションも受からなくて。オーディションは巡り合わせともいいますが、それでも悔しかったし、自分の力不足を実感しました。そういう葛藤みたいなものがずっとあって、姉の活躍ぶりを羨ましく思ってしまうこともあって。でも姉は姉で、同じように思ってた時期もあったみたいですけどね(笑)。――それがどのあたりで好転するようになったんですか?いろいろな作品が分岐点になりましたが、最近では『義母と娘のブルース』(18・TBS系)が私にとって大きな作品となりました。街中で役名で呼んでもらえることはそれまでなくて、自分の名前で呼ばれるよりもうれしいんですよね(笑)。――そこから、『3年A組』(日本テレビ系)、『いだてん』(NHK)と反響のある作品が続きましたね。ここ2年くらいはとっても濃い日々で。大河では、役柄のために水泳のトレーニングをして、食事の量を増やしながら7kgぐらい体重を増やしたので結構大変でした(笑)。「死ぬ以外のことは何でもやる」と心に決めて、日サロにも行って。見た目から役柄にアプローチするのは初めての経験でしたが、『いだてん』を経験して役作りに対する考え方が変わりましたし、「できるところまでやりきる」という気持ちにもなれました。○■日本アカデミー賞新人俳優賞で母から思わぬ一言――先程、デビュー間もない頃のお話をされていましたが、そういう不遇の時代の中で、心に残っている言葉はありますか?何だろう……一番近くで母親がかけてくれた言葉はすごく励みになりました。とっても厳しい親ですが、愛情のある厳しさで。絶対に、私たち姉妹を見放したりしない。オーディションに落ち続けていた時も、「何事もご縁。それまでは自分を磨けばいい」と言ってくれましたし、今のように役を頂いている状況でも、「風向きが良い時、人は恩を忘れてしまうから、絶対に忘れてはいけない」と、いつも冷静でいてくれます。すごく鮮明に覚えているのが、第42回日本アカデミー賞の新人俳優賞を頂いた夜、「浮つかないように」とも言われました。もし自分が親の立場だったら、きっと興奮して寝られないはず(笑)。地に足をつけさせてくれる存在が近くにいて、本当にありがたいです。――そうやって冷静に見守ってくださっているんですね。母はもう辞めましたが両親共に教師で、まさか娘二人がこういう活動するなんて夢にも思ってなかったでしょうね。父の言葉で覚えているのが、「結局どの仕事も、苦しいのは同じ。みんな行き着く先は同じだから、悔いなく自分を捧げることができる仕事と巡り会えるといいね」。すごく、先生っぽい言葉ですね(笑)。心配だから束縛するのではなく、習い事も好きなことをやらせてもらえる環境にいたのは、本当にありがたいことだと思っています。両親も姉にも、感謝しかないです。――ご家族は最近のご活躍を喜んでいらっしゃるでしょうね。まだまだですが、これからも少しずつ恩返しをしていけたらと思います。このような写真集はなかなか出せるものではないですし、両親にもですが、今まで支えてくださって応援してくださった方々にも見てもらいたいと思います。――そろそろお時間です。最後におうかがいしたいのが、「今年の目標」について。インスタグラムで、「主張と妥協」というテーマを掲げていましたが、どのような思いが込められているのでしょうか?妥協は悪い意味じゃなくて、「一歩下がって受け入れる」みたいなニュアンスで考えていて。お仕事をする上で、10代は「受け身で頂いたお仕事を一生懸命こなす」みたいな感じでやってきたのですが、20代は「これが私はしたくて、こういうふうに考えています」というのをきちんと提示できるような人になりたくて。もちろん、そこには責任と自覚は必ず必要だと思います。それが私にとっての「二十歳になること」です。■プロフィール上白石萌歌2000年2月28日生まれ。鹿児島県出身。2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞し芸能界デビュー。近年の出演に『義母と娘のブルース』(18・TBS)、『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(19・日テレ)、『いだてん~東京オリムピック噺~』(19・NHK)などのドラマ、映画は『羊と鋼の森』(18)、『3D彼女 リアルガール』(18)、『未来のミライ』(18)などがある。現在、テレビ東京系ドラマ『僕はどこから』が放送中で、6月には主演映画『子供はわかってあげない』の公開が控える。
2020年02月28日映画『Red』の公開記念舞台あいさつが22日、都内で行われ、夏帆、妻夫木聡、柄本佑、間宮祥太朗、三島有紀子監督が出席した。現代女性の恋愛心理描写で女性から支持を得ている直木賞作家・島本理生が新境地を開いた『Red』を、三島有紀子監督により映画化された本作。誰もがうらやむ夫の真(間宮祥太朗)と何も問題のない生活を過ごしていたはずの村主塔子(夏帆)だったが、かつて愛した鞍田秋彦(妻夫木聡)と10年ぶりに再会を果たし、誰もが想像しなかった選択をする。公開初日を前日に迎えたということで、この日は公開記念舞台あいさつ。主人公の塔子を演じた夏帆は「過去に三島さんとはご一緒しましたが、今回は今までで見たことがない顔が見たいとおっしゃっていただき、そこを出すにはどうしたらいいのか悩みました。できる範囲内でお芝居をするのはダメだと思い、一歩踏み出そうと現場では常に葛藤していましたが、この作品のために自分ができることは何でもやってやろうと思いながら現場にいました」と覚悟を持って撮影に臨んだという。夏帆が演じた塔子は、夫の真、10年ぶりに再会した蔵田、そして蔵田が勤める設計事務所の小鷹の3人に愛される中で誰と愛して生きていくのかを選択する。妻夫木は「僕は蔵田として接していましたが、何とも言えないですね。監督は『この2人は宿命』と仰って腑に落ちましたが、僕自身はできれば行きたくない世界ではあります。(夫婦の)お互いの小さな我慢の積み重ねがこういう状態を生んでしまっていると思うので、僕はそうならないように努力したいなと思っています」と話した。夏帆も3人の男性について言及し「難しいですね(笑)」と苦笑いも「蔵田さんに惹かれてしまう塔子の気持ちも分かりますが、刹那的であるからこその魅力もあるし、実際に私だったら自分が自分でいられなくなる危うさを感じます。小鷹さんは1番等身大でいられるという気はしますね。真くんはすごい良い夫で彼なりに大切にしてくれます。1番安心感があるのは真くんなのかなと思います」とコメント。そんな彼女に男性キャストと三島監督がバラの花束を手渡し、涙が溢れ出そうだった夏帆は「中々自分で消化しきれてないですが、本当にここのいる皆さんとご一緒でき、この作品と出会えて良かったと思います。私にとって30代に向けてのターニングポイントになる作品だったし、ちゃんと悩む時間を許してもらえたのはありがたかったです」と感謝の言葉を口にしながら「これを糧にまた皆さんとご一緒できたらと思います」と再会を願っていた。
2020年02月22日講談社「モーニング」で不定期連載されている、大ヒット歴史漫画「チェーザレ 破壊の創造者」(作:惣領冬実、監修:原基晶、講談社刊)が2020年4月、明治座(東京都中央区)にてミュージカル化される。15世紀のルネッサンス期イタリアを舞台に、欧州統一の夢を抱きながら32歳の若さで亡くなった、軍人であり政治家のチェーザレ・ボルジアの人生を描く。今回、主人公のチェーザレ役を演じる中川晃教に、作品の見どころや意気込みを聞いた。【チケット情報はこちら】年明け早々からミュージカル『フランケンシュタイン』に出演し、多忙を極める中川だが、合間を縫って、この『チェーザレ』の製作発表会見や取材のための予習は決して怠らない真面目さを見せる。「どんな風にお客様に喜んでいただけるのか。まだ稽古も始まっていないが、今ある台本や、(物語の背景となる)膨大な歴史の時間の中に、身を投じている。なかなか寝つけない夜もあるが、そんな時間も楽しい」と笑う。本作が上演される明治座では、1873年の創業以来、初となるオーケストラピットが稼働し、正統派ミュージカルとして新たな作品が作り上げられることになる。中川は「この作品は、いろいろな意味で、ターニングポイントになるのかなと思う」と語る。ひとつ目のターニングポイントは、日本のミュージカル界において。中川自身はこれまでミュージカルに出演する中で、「オリジナルミュージカルを作っていかないといけない。流行に乗るだけではなくて、確かなものを残していかなくてはいけない。ミュージカルが浸透していけば浸透していくほど、その価値というものを考えるようになった」という。本作が取り扱うのは、決して分かりやすい題材ではないが、現代の社会情勢と重ね合わせることができる部分もあるといい、「日本のミュージカル界に爪痕を残せる作品になるのではないか」と話す。そして、本作が中川の転機ともなりうることを示唆する。来年がデビュー20周年となる中川は、今回、座長という立場になる。「座長は、どんと構えつつも、気を使う立場。共演者の方々は錚々たるメンバーで、それぞれのフィールドで頑張っておられる方ばかり。ひとつの作品で巡り会えるのは奇跡みたいなこと。その信じあえる仲間たちと一緒に、枠にはまらない、チェーザレを演じたい」と意気込んだ。脚本は荻田浩一、演出は小山ゆうな、音楽は島健。その他の出演者は、宮尾俊太郎(Kバレエカンパニー)/松田凌、平野良、井澤勇貴、鈴木勝吾/山崎大輝、風間由次郎、近藤頌利(劇団Patch)、木戸邑弥/藤岡正明/今拓哉、丘山晴己、横山だいすけ/岡幸二郎/別所哲也ほか。日程は4月13日(月)~5月11日(月)明治座にて。チケットぴあにて二次先行受付中。取材・文:五月女菜穂
2020年01月31日アイドルグループ・乃木坂46の白石麻衣が第1回「野間出版文化賞」の特別賞を受賞し17日、都内ホテルで行われた贈呈式に出席。受賞のきっかけとなった2ndソロ写真集『パスポート』の大ヒットを振り返った。「野間出版文化賞」は、講談社が創業110周年を迎えるにあたり記念事業の一環として今年から新設された賞で、出版にまつわるすぐれた表現活動を行った個人・団体などを顕彰することが目的。記念すべき第1回は、映画監督の新海誠氏、作家の東野圭吾氏、漫画雑誌『なかよし』(講談社)と『りぼん』(集英社)が受賞し、さらに特別賞に乃木坂46の白石麻衣と生田絵梨花が選出された。白石と生田は、男女問わず支持される新しい写真集のかたちを提示し、写真集マーケットを活性化させるなど出版文化に大いに貢献したとして受賞。白石は、2017年に発売された2ndソロ写真集『パスポート』(講談社)が女性ソロ写真集として初めて週間売り上げ10万部を突破し、いまなお増刷中で2019年9月に27刷37万部と、写真集市場では異例の大ヒットとなった。生田は、2019年に発売された2ndソロ写真集『インターミッション』(講談社)が現在4刷30万部を記録している。白石は「写真集『パスポート』は、3年前にアメリカのロサンゼルスで撮影しました。女性目線でも楽しんでもらえるものになったらいいなという私の意見も取り入れていただき、衣装やロケ地を一緒に考えて私も本当に満足のいく作品になりました」と撮影を振り返り、「この本をきっかけにさまざまな現場で男女問わずたくさんの方から声をかけていただくことが増えました。私の活動の中でも大きなターニングポイントとなったとても大切な1冊になりました」と語った。そして、「この賞を励みにこれからますます頑張っていきたいと思っています」とさらなる活躍を誓い、「本日は舞台の本番で会場に来られなかった生田絵梨花ちゃんと一緒にこの喜びを分かち合いたいなと思います」と笑顔を見せた。
2019年12月17日11月14日、15日に執り行われる「大嘗祭」。天皇陛下が皇位継承に際して行う祭祀の時期は、運気の潮目になるターニングポイントだと江原啓之さんは言います。そこで、新しい時代を前に、自らを浄化するための“自宅でできる儀式”を伝授。今こそ謙虚な気持ちを取り戻し、感謝を込めて神様をお迎えしましょう。「今日本に住んでいるすべての人に、国籍や宗教観にかかわらず、『大嘗祭』が執り行われる2日間を大切に過ごしてほしいと思います。これは神様をお迎えする儀式であり、私たち国民のための祭祀でもあるのです」こう話すのは、かつて東京・世田谷の北沢八幡宮で神職として奉職した江原啓之さん。いよいよ11月14〜15日に執り行われる大嘗祭は、天皇一代につき一度きりの祭祀。来るべき日に向けて、皇居・東御苑には大嘗宮が建設され、亀卜(亀の甲を焼いて生じた亀裂を見て占う方法)で選ばれた東西の2カ所の土地で栽培された新米を準備。さらに、儀式に供えられる海の幸・山の幸が全国から献上されている。「日本は稲作文化の国ですから、天皇陛下は毎年秋、その年の収穫に感謝し、翌年の豊穣を祈願する祭儀『新嘗祭』を行ってくださっています。そして即位後初めて迎える新嘗祭を『大嘗祭』としているのです。数十年に一度しか行われないだけに、『何をする儀式なの?』という人も多いかもしれないですね」今回、江原さんにこの儀式「大嘗祭」をいかに過ごすべきかの心得をうかがった。昨今は洋食中心の家庭も増えているが、江原さんは大嘗祭の時季だからこそ、和の心を大切にした弁当作りを勧める。「ご家庭ではぜひ祈りを込めて、お弁当をこしらえてみてください。大嘗祭でも供えられる日本各地の農林水産物、“海川山野のためつもの”を参考にした料理を詰め込み、これを携え、神社にお参りに行くのもよき日の過ごし方です」江原さんお勧めの「大嘗祭弁当」の内容とその意味を紹介。【鮭の由庵焼き】勢いよく遡上する鮭は、みなぎるエネルギーの象徴。栄養価が高く、体を温めるともいわれる食材を食べて、生命力を高めたい。【ほうれん草の磯辺焼き】栄養価の高い冬場のほうれん草を使った一品。古代の文書は“巻き物”が多かったことから、のり巻きも文化発展を願う縁起物とされる。【結びこんにゃくの煮物】馬の手綱のような形の結びこんにゃく。「手綱を締める」というように、心を引き締め、戦いに備えるという意味を。【梅肉れんこん】れんこんは、複数の穴があることから「見通しが利く」という意味を持つ開運食材。極楽浄土で咲く花も蓮だ。【さつまいもとりんごの甘煮】黄金色に輝く財宝に見立てたさつまいもとりんごを、爽やかにアレンジ。実り豊かな御代になることを願って。【たたきごぼう】地中にしっかりと根を張り、細く長くまっすぐ伸びていくごぼうは縁起材料の代表格。食物繊維やアルギニンを多く含み、栄養も満点。【五穀米の俵おにぎり】「五穀豊穣」の意味も込めて、五穀米を俵形に。羽生結弦選手も俵形のおにぎりで縁起をかつぎ、ソチ五輪の前に食べたそう。【白米の俵おにぎり】「米」という漢字は「八十八」からできたといわれており、「八」には末広がりの意味が、のりを巻くことで良縁を結ぼう。「使う食材は、大嘗祭にちなみ、御代の安寧、招福、ご縁の広がりの象徴となるものを。神様へのお供えもの『神饌』として使われる米、酒、野菜、魚、乾物、果物を意識して取り入れるのもよし。実りの時期への感謝が、自然と湧いてくるでしょう」(江原さん)
2019年11月13日11月14日、15日に執り行われる「大嘗祭」。天皇陛下が皇位継承に際して行う祭祀の時期は、運気の潮目になるターニングポイントだと江原啓之さんは言います。そこで、新しい時代を前に、自らを浄化するための“自宅でできる儀式”を伝授。今こそ謙虚な気持ちを取り戻し、感謝を込めて神様をお迎えしましょう。「今日本に住んでいるすべての人に、国籍や宗教観にかかわらず、『大嘗祭』が執り行われる2日間を大切に過ごしてほしいと思います。これは神様をお迎えする儀式であり、私たち国民のための祭祀でもあるのです」こう話すのは、かつて東京・世田谷の北沢八幡宮で神職として奉職した江原啓之さん。いよいよ11月14〜15日に執り行われる大嘗祭は、天皇一代につき一度きりの祭祀。来るべき日に向けて、皇居・東御苑には大嘗宮が建設され、亀卜(亀の甲を焼いて生じた亀裂を見て占う方法)で選ばれた東西の2カ所の土地で栽培された新米を準備。さらに、儀式に供えられる海の幸・山の幸が全国から献上されている。「日本は稲作文化の国ですから、天皇陛下は毎年秋、その年の収穫に感謝し、翌年の豊穣を祈願する祭儀『新嘗祭』を行ってくださっています。そして即位後初めて迎える新嘗祭を『大嘗祭』としているのです。数十年に一度しか行われないだけに、『何をする儀式なの?』という人も多いかもしれないですね」今回、江原さんにこの儀式「大嘗祭」をいかに過ごすべきかの心得をうかがった。大嘗祭で重要な役目を果たすのが、稲作文化の象徴であるお米。自宅での儀式でも、重要な役割を果たすと江原さんは語る。「日本で暮らすすべての人にとってお米は最高のパワーフード。大嘗祭の間は1日3食、ご飯を食べることをおすすめします。そして、大切なのが「米とぎ」。お米を炊く際の基本的なこの行為が、じつはあなたの心をとぐことにつながります。日本人は毎日お米をとぎ、悪い気を自ら浄化してきました。この2日間で、食事の機会は6回あります。家族みんなで順番に、たまった悪しき想念や業をこすり出すようにといで、お米についたぬかとともに洗い出してしまいましょう」いわば米とぎは禊の儀式。丁寧にとぎ、心身を浄化しよう。「米とぎの心得」と「正しい米のとぎ方&コツ」は次のとおり。■「米とぎ」の心得3(1)“自然への感謝”を込めてとぐ。(2)優しく“心のアク”を流し出すようにとぐ。(3)“とぎ汁にも感謝”して、心を込めて流す。■正しい米のとぎ方&コツ(1)きっちり計量した米をお釜に入れ、水を一気に入れて2回くらい混ぜてすぐに捨てる。(2)手を軽く握り、軽くシャカシャカと10回ぐらい混ぜ、水を注ぎ入れて2回軽く混ぜ、とぎ汁を捨てる。これをもう一度繰り返す。(3)釜に入れ、目盛りまで水を注ぐ。※優しく、手早く、1分から1分半ぐらいでとぎ終わるようにするとよい。浸水時間は夏30分、冬は1時間ぐらい。米をとぐことで自分の中にたまっていた悪い想念をすっかり出しきれたら、その際に出る「とぎ汁」は捨ててしまわないこと。いわば、自分の悪しき部分と向き合い、役立てることが、新たな自分に生まれ変わるための第一歩なのだと江原さんは言う。とぎ汁の再利用法は、根菜類の下ゆで、豚肉や鶏肉のアク取りなど、いろいろある。次のレシピを参考に「浄霊おかず」としてよみがえらせてみよう。■心を浄化する「ふろふき大根」の田楽【材料】2人分大根…1/3本(4切れ分12cm程度)A(塩小さじ…1/2、だし昆布…5cm)B(味噌…50g、砂糖40g、酒大さじ2、みりん大さじ1)いりごま…少々とぎ汁…適量【作り方】(1)大根を3cmぐらいの輪切りにして、十字に隠し包丁を入れる。(2)大根がかぶるくらいにとぎ汁とAを入れ、煮立ったらアクを取り、やわらかくなるまで40〜50分コトコト煮る。(3)Bの材料を耐熱容器に入れて混ぜ、電子レンジで約2分30秒加熱して混ぜる。(4)大根の上に(3)の味噌をかけ、いりごまを散らす。〈意味〉雅子さまがご成婚時に、得意料理として挙げた「ふろふき大根」。腸内の浄化作用のある大根を食べて、体も心もきれいに。■「身欠きにしんとごぼう」の甘露煮【材料】2人分身欠きにしん(ソフトタイプ)…2本ごぼう…50g(10cm程度)A(水…1カップ、酒…大さじ3、みりん…大さじ1、砂糖…大さじ2、醤油…大さじ2)針しょうが…適宜とぎ汁…適量【作り方】(1)とぎ汁に身欠きにしんを入れ、2〜3分ゆでて冷まし、頭、背びれ、うろこ、腹骨を取り、4等分に切る。(2)ごぼうは棒状に切り、とぎ汁で3分ゆでる。(3)Aと(1)(2)を鍋に入れ、煮立ったら火を弱めて煮汁がなくなるまで15分くらい煮含める。(4)器に盛りつけ、好みで針しょうがを散らす。〈意味〉ニシンの語源は「二親」ともいわれ、子孫繁栄の意味を持つ縁起食材。地中にしっかり根を張るごぼうも縁起がいいとされている。「とぎ汁をリサイクルできれば、悪しき想念もまったくの無駄ではなかったということ。人は誰しもがそれぞれ罪を背負って生きています。それを糧にすることで自らのステージをひとつ上げることができるのです」(江原さん)
2019年11月13日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデル、女優の中村里帆さんです。初表紙の夢を叶えたことが人生のターニングポイントに!14歳の時にティーン誌でモデルデビュー、今年で6年目。最近、専属モデルを務める『Ray』で初表紙を飾ったことがターニングポイントに。「今までで一番反響が大きくて、気が引き締まりました。さらに表情やポージングの練習をして、この洋服を着せたいと思われるような“自分の色”を身につけたいです」。女優業にも意欲的。「約2年、演技レッスンに通っています。今後はもっとお芝居にも挑戦したいですね」。実は意外な一面も。「白米&お漬物やあん肝が好きで、ずっと食べちゃいます!」海外のイケメンたちが眼福すぎて……!写真は映画で知ったティモシー・シャラメ。色白で、華奢な人がタイプ!久しぶりに食べたらドはまりしました!卵かけごはん、毎日食べています。今度、卵の専門店に行ってみたいな!クローゼットの7割がワンピースです!季節問わず着ちゃいます。柄物やフリルがついたガーリーなデザインが好み。なかむら・りほ1999年生まれ。14歳でモデルデビューし、現在は雑誌『Ray』で専属モデルを務める。11月20~24日、演劇集団Z‐Lion第11回公演『裏からGood Schoolへ』に出演。※『anan』2019年11月13日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2019年11月08日ヴェネチア国際映画祭にて最高賞・金獅子賞を受賞し、「本年度アカデミー賞最有力」の呼び声高い『ジョーカー』。実はアカデミー賞3度のノミネートを誇る名優ホアキン・フェニックスでさえ、超難役として知られる“ジョーカー”を演じるにあたり、撮影中に行き詰ることがあったという。そんな彼のスランプ脱出の鍵は、なんと“音楽”。ホアキンは「あの曲から掴んだインスピレーションが大きなターニングポイントになった」と明かしている。映画史上最も有名な悪役のひとりで、圧倒的な人気を誇る反面、そのキャラクターの複雑さから俳優にとっては演じ甲斐のある難役といえるジョーカー。演技派として名高いホアキンでさえ演技に行き詰ってしまったというが、ある音楽に引き寄せられるかのようにホアキンのもとに“ジョーカーが降臨した”というべき誕生秘話を、ホアキンと監督のトッド・フィリップスが明かした。撮影中、主人公アーサーがジョーカーに変貌していくにあたっての表現方法で行き詰ってしまったというホアキンとフィリップス監督。スランプを脱する手段のひとつとして、ホアキンは作曲家が用意していた劇中の音楽を試しに聴いてみたという。その時のことについて、「作曲家からもらった素晴らしい曲が効果抜群だった。曲を聴いてすぐ、『ジョーカーのキャラクターを少し掴めるかもしれない』と言ったら、トッドは『僕がいたら邪魔になるだろうから、あとは任せた』と一言だけ残して去っていった。スランプを脱したんだ。撮影前にいろんな研究や練習もしたけど、あの曲から掴んだインスピレーションが大きなターニングポイントになったよ」とふり返り、音楽を聴いた瞬間に“ジョーカーが降臨した”という衝撃の事実を明かした。さらにフィリップス監督も、「アイデアが尽きかけたときに作曲家からもらった曲をホアキンに聴いてもらったら、彼もとても気に入って、曲に合わせてスローダンスを始めたんだよ。すると突然、アーサーから余裕のある一面が出てきた。ジョーカーの部分が現れたんだ。あの瞬間が変貌の始まりになったんだ」と語り、ジョーカー誕生の瞬間を目の当たりにしたという。その音楽を生み出したのは、エミー賞ノミネートの海外ドラマ「チェルノブイリ」や『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』などを手掛けてきたヒルドゥル・グーナドッティル。彼は「アーサーは素朴だけど多面性があって、素直な子供のような人物。必死で社会に馴染もうとしているのにそれを実現できない彼の鬱屈した心情を音で表現したら、ごく簡素で単調なメロディになると思いました」と語り、ジョーカー降臨のきっかけに大きく貢献した音楽について明かした。ジョーカーはインパクト大のルックスと劇場型の犯罪で人々の心をむしばんでいく、唯一無二の悪役。だが、その誕生の物語は謎めいていた。しかし本作では、これまで明かされることのなかった、ひとりの孤独な男アーサーが“悪のカリスマ”ジョーカーになるまでの生い立ちや内面にスポットが当てられる。この新たなジョーカーは、第76回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、8分間のスタンディング・オベーションが巻き起こり話題をさらうと、最高賞となる金獅子賞を受賞した。世界三大映画祭でアメコミ作品が最高賞を受賞するのは初の快挙。すでにアカデミー賞最有力と言われ、その完成度の高さは証明されている。『ジョーカー』は10月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年09月22日多くのご家庭にとって、家計費のなかでいちばんの支出は住居費(家賃)なのではないでしょうか? 人生100年時代、たとえば平均して10万円の家賃を30歳から100歳まで払い続けるならば、その総額は8400万円!(※)元の金額が大きいだけに、住居費を賢く節約できれば、節約効果は絶大なはず! でも、そんなことはできるのでしょうか? 子育て中のママがどう住宅を選べばいいのか、住居費に詳しいファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんにお話を伺いました。竹下(たけした)さくらさんCFP®(国際ライセンス)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。自らの生活者としての経験を踏まえた、家計の見直しや、教育資金設計のご相談のほか、講演、執筆活動等を行っている。2児の母。※住居費の総額8400万円=(10万円×12ヶ月)×70年■家賃を下げてもらうのは、意外と簡単!?「同じ住まいを長く借りている人は、大家さんや仲介業者にひとこと言えば、月々5,000円分程度の家賃を下げてもらうのは、意外と簡単なんです」と、竹下さんは言います。なぜなら、住んでいる間にその物件は古くなっていくから。借りた時よりも古くなっている物件の家賃を下げてもらうことは、さほど無理なお願いでもないのです。筆者は住居費関連の取材で「家の更新時、家賃を下げてもらう交渉は、やるのがあたり前」といった論調を何度か耳にしました。大切なことは、こういった話を「知っていること」です。とかくお金のことは、「知っている」「知っていない」が、明暗を分けるのです。■30代で「家を買うこと」を本気で考える理由では、知っている人になるためには、どうしたら良いのでしょうか? これについては、お金のアンテナを立ててみるのが早道。アンテナを立てれば情報は自然と入ってきます。 けれども、「どうしてもお金のことは苦手で」という人も多いものです。そんな人は、“家を買うことを自分事として意識”してみてはいかがでしょうか?竹下さんは言います。「私は、『30代になったら、一度は家の購入を意識すること』をご提案することがあります。賃貸と購入で、何が違ってくるかというと、家計の引き締め度なんです。多くの家計相談にのってきて感じるのは、家を買おうと意識するだけで、家計が引き締まり、お金のアンテナも立つということです。現実を直視し、『このままじゃいけないな』と思われる方が多いからです。ずっと賃貸だと、そういう節目がない。それが、賃貸と購入の、お金のやりくり上手に差が付く一番の違いだと思います」■家購入のターニングポイントは、小学校入学前家を買うとなると。そのタイミングが気になるところです。「最初のお子さんの小学校入学が視野に入ってきた時期は、家を買うひとつのターニングポイントかもしれません。小学校の場合、受験をして私立などに行くのは、全体の2%。残りの98%は地域の小学校に通いますが、いじめの評判なども加味して、小学校に入る前に引っ越しておこうと考える親御さんは多いですね」(竹下さん)■住宅購入で気になる! 小学校の学区問題小学校となると、学区の問題も気がかりです。たとえば、評判のよい小中学区では越境禁止にしていて所定の地域内に住んでいることを求められます。せっかく引っ越すならいっそのこと買ってしまおうという流れで踏み切ると、予算がオーバーしてしまうというような場合も。そこで次の2択をどう考えれば良いのか竹下さんに教えてもらいます。Q.マイホーム購入の際、学区はどう考えればいいですか?□学区優先で、生活を切り詰める□学区を妥協し、無理なく生活する「はじめてのお子さんを持つ親にとって、小学校の学区が気になる気持ちは、すごくわかるんです。園時代のお友だちとの関係を重視するというケースも、気になるのは最初だけで、小学校に入ってしまえば人間関係も変わっていきます。実際のところ、学区に縛られるのは、小学校、中学校くらいまで。家を購入する際は、少し俯瞰(ふかん)した視点を持って欲しいのです。子どもが二人いたとしても、その子たちが小中学生なのは、せいぜい10年前後。一方で住宅ローンは35年で組むことが多く、子どもが巣立ったあとも支払いは続きます。学区を優先したばかりに、子どもが巣立ったあとも高額な住宅ローン返済に追われる生活になるのは避けたいところです」(竹下さん) 竹下さんは、さらに続けて教えてくれました。「子どもの教育を中心に住宅購入を検討するのであれば、最優先すべきは子どもの教育費にしわ寄せのこない物件価格です」(竹下さん)。子どもの教育費にしわ寄せのこない物件価格!?それって、いくらなのでしょうか? 次回は、そのあたりのお話しを、しっかりと伺いましょう。■今回のお話を伺った竹下さくら先生のご著書 『書けばわかる! わが家にピッタリな住宅の選び方・買い方』 (竹下さくら著/翔泳社 本体1,500円(税抜き))
2019年08月25日■今日のあなたの運勢をチェックしよう!【牡羊座】ターニングポイントになりそうな日です。それは、なにげなく耳に入ってきた言葉からかもしれません。まるであなたへのお告げのように、必要な言葉としてするっと入ってくるはずです。目の前にある選択肢について、どちらを選んだほうがよかったかなんて誰にもわからないことです。しかしひとつだけ言えることは、あなたの未来への生き方次第で過去の選択肢を「正解」にすることはできます。ですからそのチョイスは、きっと間違ってなんかいません。自信をもって進んでいきましょう。恋愛面では、今日は年下に縁がある日になりそうです。余裕と落ち着きのあるお姉さんを装いましょう。☆★ラッキーカラー★☆若草色【牡牛座】これまでやってきたことへの達成感を感じる日です。もちろんまわりもあなたのことを認めているのですが、それよりも自分自身に対しての充実感が大きいことでしょう。日々成長していても、なかなか自分ではその変化は気づかないものです。それが、例えば何かの目標をクリアしたとか、以前は苦手だと思っていたことを克服して逆に長所として褒められたりとか、きっかけがあることで人はこれまでの道のりを再認識します。今日、なにかわかりやすいご褒美のような形で結果を手にすることができるはずです。出会い面では、同じ志や目標を共有できる人と深い話をすることでお互いにとって離れがたい存在になれるでしょう。☆★ラッキーカラー★☆マジェンタ【双子座】出会いの質が高まる日です。今後いい関係を築けていきそうな人脈ができる可能性もあります。あなたが今後どうなっていきたいかのビジョンを語ることで、今後手を貸してもらえそうな人を紹介してもらえることもありそうです。もちろん恋愛面でも、紹介からの出会いに期待ができそうです。家庭的な異性との出会いの兆しが出ています。真面目に将来を考えられるような相手です。片思い中の人は、場を盛り上げようとするよりも癒し系を目指したほうが相手の心には響くでしょう。カップルの人は、定番デートに出かけるよりも、家や落ち着くお店でまったりと過ごしたほうがラブラブ度は上がりそうです。☆★ラッキーカラー★☆黄緑【蟹座】古いなにかに対して、ケジメをつけるべきタイミングです。必要なものといらないもの、実現可能なものと難しいもの、自分にとってプラスになる付き合いとマイナスでしかない付き合い、のように今まではなんとなく曖昧できてしまった部分を、きちんとジャッジしなければいけない時期にさしかかっています。それは今すぐ捨てたほうがいいということではありません。ごちゃごちゃになっているものを整理して線引きをして、頭に留めておく必要があるということです。樹木も余分な枝を切ることで、幹は立派に育ちます。白黒つけることで、今後のあなたの幹がすくすくと育っていくはずです。☆★ラッキーカラー★☆ブラック【獅子座】何やら急にロマンティックな雰囲気になりそうです。誰かから好意を示されるとか、素敵な出会いがあるのかもしれません。カップルの人は、ラブラブなやりとりを期待できそうです。あなたの中でしばらく眠っていた乙女な部分がトントンと肩を叩かれて目が覚めることでしょう。出会いを求めるのなら、ラグジュアリーで大人な雰囲気の場所がラッキースポットです。カップルで結婚願望のある人は、料理をつくったり洋服をたたんであげるなど、結婚後の生活がイメージしやすいことを積極的にすると急展開の可能性もあります。片思い中の人も、今日はドキドキするような展開が待ち受けているかもしれません。☆★ラッキーカラー★☆ジャスミン【乙女座】海外との縁が深まるときです。なんとなくテレビで海外のことを取り上げていて気になったり、趣味に関することで外国の文化が気になってくるということもあるかもしれません。これは自分の幅を広げるチャンスとも言えます。気になったことは徹底的に調べてみましょう。今は何かの勉強を始めることにも適した運気です。スポンジ並みの吸収力で頭に入っていくことでしょう。調べきれなかったことは、次に長期に休めそうなときに現地に出向くのもアリです。恋愛は、相手が既婚者だったり女遊びの噂が絶えない人だったり、ちょっと危険な恋に走りそうな予感があります。先が傷つくとわかっている恋は、あまり本気になりすぎないほうがいいかもしれません。☆★ラッキーカラー★☆藍色【天秤座】今ある人間関係の中で、気持ちを改めたいなと思うことがでてくるかもしれません。今まで誤解してきた人にもその誤解が解けたり、そこまで気に留めていなかった間柄の人に「守りたい」という決意が芽生えたり、ということもあるでしょう。あなたが相手に対して抱く思いが変わってくれば、関係性も変わってくるはずです。一見あなたにデメリットがあるように感じることでも、今は損して得をとる時期でもあります。見返りを求めずに尽くせば、タイムラグはあったとしてもその何倍にもなって利益が返ってくるはずです。恋愛面でも、合コンの幹事をしていたらその様子を見て好きになってくれる男性が現れるなんてこともあるかもしれません。☆★ラッキーカラー★☆アイボリー【蠍座】「復活」がテーマになりそうな一日です。忘れられない人がいるのなら、今日がチャンスです。まずは、相手の状況を探るような連絡をしてみてはいかがでしょう。一回終わったと思っていたことが形を変えて始まったり、なんとなく遠のいていた人から急に連絡がきたりといった可能性があります。全くの新規のことよりも、一度はダメだったり諦めていたことのほうが確率が高そうです。昔追いかけていた夢を、ブログや動画コンテンツでできることから始めてみたりというのもアリです。人生は過去にダメだったとしても、今どうなるのかはわからないものなのです。☆★ラッキーカラー★☆ヴァイオレット【射手座】物事の流れは順調だけれど、少しずつなにかに対する難しさのようなものを理解してくる日でしょう。決して後ろ向きなことではなく、知れば知るほどその大変さがわかるということなのではないでしょうか。でもそれはゴールが決して遠くなったわけではなく、本質に近づいてきたからこそなのです。そんな日だからこそ、なにか目標をたててみてはいかがでしょう。いつまでにどうなっていたいか、そのためにはどういう経過を経て、今どうすべきなのかを組み立てていくと、今やるべきことが明確になるはずです。そして今、あなたの持っている能力は十分に生かせているかを問いかけてみましょう。☆★ラッキーカラー★☆グレー【山羊座】やるべきことがいっぱいの一日になりそうです。「あれもやりたい、これもやりたい」という前向きな充足感であふれているのではないでしょうか。あっという間に一日が終わりそうです。もちろんその中には楽しいことばかりではないですが、今はすべてを肯定的に捉えることができるほどのパワーがみなぎっているでしょう。気をつけてほしいのは、あなたに好意を寄せられている兆しがあるのに、あなたがそれに気づいていないことです。一度まわりを見渡してみてください。今日のラッキースポットは、神社や仏閣に足を運ぶことです。近所や会社の近くで探してみましょう。そこで、願い事を唱えるのではなくて、目標を宣言するのです。その際に、いつまでにという期限も忘れずに伝えましょう。☆★ラッキーカラー★☆ブルー【水瓶座】自分の才能に気づく日になりそうです。「なんとなく昔から得意ではあったけど、これってそんなにすごいことなの?」とあなたは驚くかもしれません。確かに、あなたは最初から難なくできてしまっていたし、好きだからこそ逆に特別に思っていなかったということが大きいようです。しかしそのことが大きな自信になるはずですし、可能性がぐっと広がるでしょう。自分のことはいくつになっても意外と気づかないものですが、自覚することはとても大切なことです。将来について悩む人は、玄関のお掃除を徹底的にしてみましょう。玄関に置いていい靴の数は、住んでいる人の人数分までです。☆★ラッキーカラー★☆ホワイト【魚座】誰かと心が深く通じ合う日です。それはそのまま恋愛の可能性もありますが、身のまわりの人間関係の中で言わなくても通じたり、誰にもわかってもらえないだろうと思っていたことをさらっと理解してもらえたり、ということもあるでしょう。そんなまるでミラクルに近い瞬間を、今日は味わうことになりそうです。出会いを探している人も、今日はビビッとくるような体験をするかもしれません。まわりが驚くような急展開もあり得るときです。ただ、それにはあなたの心がガードしてしまっていたら感度が鈍ってしまいます。直感をキャッチしやすくするには、あなたの心をオープンにする必要があるのです。☆★ラッキーカラー★☆ミントグリーン
2019年07月04日こんにちは、はな@まるママです!わが家の3歳児まるが幼稚園へ通い始めて、早2ヶ月となりました。最近では幼稚園に行くことにもずいぶん慣れてきた様子で、朝から大泣きということはすっかりなくなったのですが、最初の3週間ほどは試行錯誤、闘いの日々でした…そんなまるが幼稚園へ通うことに慣れるまでの様子と、私の中で感じた“ターニングポイント”について書いていきたいと思います。■大泣きで大暴れの2日目初日は緊張した面持ちで、でも泣くことなく幼稚園バスへ乗ったまる。幼稚園に着いてからも楽しく遊べた様子を先生とまる本人からも聞けて、安心していたのですが…次の日の朝はというと、布団に引きこもり、大泣き、大暴れ…着替えさせることもまともに出来ない状態に。何とかなだめて外へ出て、泣き顔のまるを抱っこしながら幼稚園バスを待ちますが、いざバスが来るとまた大泣きでジタバタ…これはバスに乗らないと大暴れするかも…どうしても乗れなければ、やはりバスを諦めて送っていくべきか…等という考えも頭を過ぎりました。しかし…■先生の華麗な職人技に圧巻先生の何ともスムーズな対応であっという間にバスに乗車…!抱っこバトンタッチからシートベルト装着まで本当にあっという間でした!いやはや、素早く丁寧で、まさに匠の技ですね。ありがたい…ただ一つ、大泣きしながら小さく手を振るまるが見えて、結果的にまるをなだめて連れ出した時の言葉、『どうしてもダメなら乗らなくても良いから、その時はママが送っていくから…』は全くそれを選択する余地はなく、まるにとって嘘になってしまったかなぁという想いが私の中に残りました。もちろんその場しのぎのつもりで言ったつもりではなかったわけですが、結果的にあまり良くなかったなぁとちょっぴり反省したり。…と、そんな具合で何とかまるを送り出した後に思い出したのは、入園式での先生の言葉…頼もしく素敵な言葉を思い出せばこそ、お友達がいる事や、遊んだり楽しい事が大好きなまるはきっと大丈夫だなと。まるが帰ってきたら笑顔で迎えて、今朝頑張ってちゃんとバスに乗れた事も含めて褒めよう!と心に決めて。そしてその日帰ってきたまるに、楽しかった?と聞くと『うん!』と、なかなか良い笑顔で、ほっと一安心したのでした。幼稚園2日目にして朝大泣き大暴れの洗礼を受けて、正直次の日からの登園にも不安を感じつつも、朝さえ何とか穏送り出せれば大丈夫そうだ…と考えた私。次の日からは何とかして朝の準備を穏便に進めるための作戦を始める事になるのですが……続きはまた次回に…!
2019年05月28日●『カノ嘘』を観て「うわー……」大原櫻子の取材に備えて、今さらながらデビュー作を観た。2013年に公開された『カノジョは嘘を愛しすぎてる』は、主演を佐藤健が務め、その相手役となるヒロインをオーディションで選ぶという意欲作だった。大原は5,000人の中からその才能を見出されてスクリーンデビュー。瑞々しい演技の中で際立つ美声に、鳥肌が立った方も多いのではないか。戸田恵梨香とダブル主演を務める映画『あの日のオルガン』(2月22日公開)は、彼女の真骨頂である「歌」が鍵となる作品だ。戦時下の日本を舞台に、子どもたちの命を守るために日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話が描かれ、保母たちのリーダーで責任感の強い板倉楓役を戸田が、天真爛漫で音楽好きの保母・野々宮光枝役を大原が演じている。『カノ嘘』から約5年。“映画の歌声”は、どのような進化を遂げているのか。俳優・女優のターニングポイントに焦点を当てるインタビュー連載「役者の岐路」の第7回。「歌も芝居」と語る大原櫻子の根底には、「ゴールを作らない」生き方と職業観があった。○■ピアノは弾けてもオルガンは「格闘」――映画化決定のニュースで、「楽しんで演じられると思います」というコメントを出されていましたね。戦時中ですが、子どもたちの笑顔も多い作品なので、変に重くなりすぎないように。光枝の天真爛漫さが周囲を明るくする場面もあるので、楽しい撮影になると感じていました。それから直感で、光枝の役柄がすごく自分に合っているんじゃないかなと。この腕白さとか、楓さんに怒られている感じとか、自分にもあったような気がします。結構、人に迷惑をかけて「ごめんなさい!」と謝ることもありましたので、似ているところが比較的多いかなと(笑)。――「自分に近いような遠い役」ということも書かれていましたね。光枝は、何事もピュアに感情が出るタイプ。その喜怒哀楽の激しさは、自分にはありません。撮影期間中は、つらいときもありました。というのも、オルガンを弾かなければいけなくて。この映画は撮り終わって音を乗せたりするようなことは、一切ないんですよ。生音で撮影することが前提だったので、そのオルガンの難しさと格闘しました。ピアノは弾けるんですけど、オルガンは足を常にパタパタさせて空気を入れないと音が鳴らなくなっちゃうんですよ。ピアノとは全く別の楽器に触れている感覚でした。休憩時間があったらスタッフルームに行って、練習していました。――そういえば、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』をご自身でご覧になった時、「こんな演技してたっけ」と後悔も感じたそうですね。その後に出演した作品で変わっていくものですか。感想は変わらないです。いつも、「うわー……」って思ってます。『カノ嘘』に関しては「うおー……」です。これ、文字で伝わりませんよね(笑)。『カノ嘘』の時は、何にも知らない状態ですから。マイクの付け方すら分からず、演技って何? みたいな感じだったので。●「あんた、人生で傷ついたことないでしょ!」で傷心――でも、共通する部分もありますよね? 大原さんが歌うと、演技とはまた違う引き込む力があるというか。演じるのと、演じながら歌うのに違いはありますか?自分の歌で、演じていない時はありません。私はシンガーソングライターではないので、脚本をいただいて歌っている感覚です。映画では、光枝が歌っている感覚なので歌いやすかったです。撮影では、歌にあまり焦点を当てていませんでした。歌も芝居なので。監督からは「間違えても使うから」と言われていたんですよ。間違える覚悟で歌ったら、一発でOKでした(笑)。――スタッフには、山田組でお馴染みの方が揃っていたそうですね。撮影部の近森眞史さん、実は大学の先生なんですよ(笑)。卒業制作の審査員だったんです。こうしてご一緒するのは、今回が初めてでした。録音部にも日芸出身の方がいらっしゃいます。ちなみに、撮影中に卒業を迎えました。出席したかったけど、仕方がないですね(笑)。――戸田恵梨香さん演じる楓は、管理職的な立場から、光枝やほかの先生を厳しく束ねる役目でした。どのような方でしたか?初対面で「戸田さんでよかった!」と思いましたし、すごく単純な話、気が合うと思いました。光枝と楓は真逆だけど、子どもを愛する心はふたりの共通点です。心が通じていく中では気が合わなかったらつらいものがあると思うんですけど、とってもすばらしい先輩でした。――インスタには監督と3人で会食した時の写真がアップされていましたね。監督の頭をかじって、とても楽しそうでした(笑)。映画の話もたくさんしました(笑)。やっぱりこの映画は、ただの娯楽として観てほしい作品ではなくて。今の時代と重なるというか、時代は違いますが、どこかリンクしているところがあって、今だからこそ伝えたいメッセージも含まれています。○■「悔しかったし、ムカついたし、悲しかった」――楓は、戦時下でも「文化的生活」を維持することを目指します。この「文化的生活」について、どのような印象を抱いていますか?光枝を表していると思います。今の大人が忘れがちなこと、というか。この時代の女性たちの生き方が強く、大人に見えるのは、「文化的生活」をとても大切にしているからではないかと思います。でも、光枝自身はそういう言葉をあまり深く考えてないので、演じる上でも意識しないようにしていました。――今回、大原さんのターニングポイントをうかがいたいのですが、『Quick Japan』(2017年8月発売号)には、決定的に変わった瞬間は「まだない」と書かれていました。あえて挙げるとするのであれば、「ソロデビュー」と『水球ヤンキース』(14・フジ系)だと。そこから変わってます。1年前に小川絵梨子さん演出の『ファン・ホーム』という舞台に出させていただきました。これは、大きな転機になりましたね。小川さんから、稽古中に同じシーンも何回もやらされて、「なんで私のシーンばかり」と思っていたら、「あんた、人生で傷ついたことないでしょ!」と言われたんです。正直、あの時は「は?何も知らないくせに」と(笑)。でも、すごく見抜く方で、本当にその通りだったんですよね。私は本当に恵まれているので……。ある意味、そこですっごく傷つきました。悔しかったし、ムカついたし、悲しかった。でも、そこでガラッと芝居が変わって、私の中の壁を壊していただいた言葉でした。●父の金言「明日歌えるだけで、幸せと思いなさい」――そこまで踏み込まれたことはなかったんですか?そんなになかったと思います。あったとしても……小川絵梨子さんほどの言葉は投げかけられなかった。だって、芝居を見て、私の人生のことを言うんですよ?家族を傷つけられた気持ちになって、 「何を知ってんだ!」と腹が立って。でも、愛情があるからこそ、そこまで言ってくれたんですよね。――言われてすぐに思い直せたんですか。実は、稽古中にインフルエンザにかかりまして、お休みをいただいたんです。休んだらすっごく元気になって、めちゃくちゃ芝居が良くなったんです。そこですごく褒められて、私も一皮むけた気がして。ひょっとして、ただ疲れていただけなのかなとか言ってたんですけど(笑)、言われて1~2週間後ぐらいには小川さんの言葉を思い出しました。――大原さんが感謝していること、小川さんには伝わってますかね。たぶん、ネットもあまり見ない方なので……でもいいんです。私が大好きなので(笑)。会うといつもハグからはじまるんです。○■「悲しいとか悔しいとかでは、あまり泣かない」――それから、『Quick Japan』のインタビューでは、大原家には「どんな出来事があっても大きなものとして捉えない」「ゴールを作らない」という考え方があると。『カノ嘘』の出演が決まった時、とびきりうれしかったと同時に、別にそれがゴールじゃないから、「やったー!」という感じではないんですよ。私の中では「勝ち」「負け」で終わるものではないし、「正解」か「不正解」かなんてやってみないと分からない。『カノ嘘』にお客さんが全然入らないとか、撮影中に大怪我してしまうとか、いろいろなことが起こる可能性がある。だから、「ゴールを作らない」と常に考えています。――今も変わらないんですか?変わりません。だから、光枝ほど感情がそこまで表に出ないんだと思います。泣かないですもん。感動して泣くことはあっても、悲しいとか、悔しいとかでは、あまり泣かないですね。――ゴールをあえて作らない中で、大原さんは何のために働いてますか? 職業観は人それぞれ違うと思いますけど。それこそ重たい話になるかもしれないですが……『カノ嘘』のオーディションが目前に迫っている時、父に「緊張する」と弱音を吐いていたんです。すると、父が「地球のどこかでは戦争をしている国もあるんだよ。明日歌えるだけで、幸せと思いなさい。緊張している場合じゃない」と。そう言われてから、生きているだけで幸せなんだ、甘えちゃいけないんだと思うようになりました。それがずっと残っているので、いつも「がんばろう!」じゃなくて、「感謝しなくちゃいけない!」という思いになるんです。1つ1つの仕事に、感謝しなければいけない。きれいごとに聞こえるかもしれませんけど、実際にそう思っています。――ミュージカル『アニー』を見て、この業界を目指したそうですね。憧れを抱いたあの日から芽生えた、「歌う幸せ」や「演じる幸せ」さえあれば続けられると。そうですね。私がライブ大好きなのは、お客さんの笑顔を生で見れるから。あの笑顔は、普通じゃ見れないですよ。なんでそんな笑顔を私に向けてくれるの! というぐらい、キラキラしてるんですよ。すごく幸せなことです。――『あの日のオルガン』は、運命的な作品ですね。だからこそ、台本を読んだ瞬間に「絶対にやりたい」と思いました。どなたが出演するかも何も知らされていなかったんですが、迷いはありませんでした。■プロフィール大原櫻子1996年1月10日生まれ。東京都出身。A型。2013年、『カノジョは嘘を愛しすぎてる』のヒロインオーディションで5,000人の中から選ばれ、スクリーンデビュー。演技は未経験ながら、日本映画批評家大賞新人賞を受賞した。また、2014年11月には、歌手としてシングル「サンキュー」でソロデビューを果たし、翌年には第66回NHK紅白歌合戦に初めて出場。そのほか、『水球ヤンキース』(14・フジ系)、『恋仲』(15・フジ系)、『好きな人がいること』(16・フジ系)などのドラマ、『舞妓はレディ』(14)、『チア☆ダン』(17)などの映画に出演。数々の舞台にも挑み、2018年には『新感線☆RS「メタルマクベス」disc2』でマクベス夫人を好演した。(C)2018「あの日のオルガン」製作委員会
2019年02月22日●『サムライマラソン』の「難しい役」今から約5年前、小松菜奈は長編映画デビュー作『渇き。』での演技が高く評価され、第38回日本アカデミー賞で池松壮亮、上白石萌音、登坂広臣、能年玲奈(その後、のんに改名)、福士蒼汰と共に新人俳優賞を受賞した。授賞式のスピーチでは、このような言葉を残している。「新人の時にしかもらえないこんな素敵な賞をいただけて本当にうれしく思います。今までに感じたことのないプレッシャーだったり、不安だったり、また、新しい良い刺激を受けることができました。あらためてこの新人賞をいただけて、とても幸せです」その後の活躍は、多くの人の知るところ。『渇き。』以降、13作に出演し、あらゆる役柄に身を投じてきた。なぜ、彼女は映画界でここまで求められ続ける存在になれたのか。15作目に巡って来た『サムライマラソン』(2月22日公開)でも、佐藤健、森山未來、染谷将太、青木崇高、竹中直人、豊川悦司、長谷川博己というそうそうたる顔ぶれのなかでも異彩を放っている。幕府が開国を迫られる中、安中藩主・板倉勝明(長谷川博己)は危機感を抱き、藩士たちの心と身体を鍛えるために十五里(約58km)の徒歩競争を開催。「優勝者はどんな願いも叶えられる」と聞いて藩士たちが色めき立つ中、城を抜け出した勝明の娘・雪姫(小松菜奈)は男装で身を潜めるも、競技に参加することを決意する。俳優・女優のターニングポイントに焦点を当てるインタビュー連載「役者の岐路」の第6回は女優・小松菜奈。『渇き。』から多くの作品を経て、彼女の中には一体何が蓄積されているのか。約4年半ぶりのインタビューで、その変化と成長を探った。○■男装役・熊之助を演じる工夫――こうしてお話をうかがうのは、『渇き。』(14)以来です。ありがとうございます。――タイトル通り、「走る」ことが大きなテーマとなっている作品です。すごくつらそうな表情もストーリー展開に絡んで、観客を独特の興奮状態に引き込むようなが画力がありました。演技のみならず、求められる領域が広かった作品だったのではないでしょうか。そうですね。とにかくずっと走って(笑)。監督(バーナード・ローズ)は、雪姫という一人の女性を、海外の人が見ても「かっこいい」と思える女性として描きたいと。雪姫は好奇心にあふれていて、自ら外の世界に飛び出し、江戸や西洋で絵画を学びたいという夢を抱いています。父はそれに猛反対しているので、余計に反発する思いもあって。男装して熊之助と名乗り、外の世界に飛び出すと多くの人との出会いが待っていました。初めて人が斬られるところを目の前で見たり、そういうつらい体験もありますが、やっぱり何事にも飛び込んでいく勇気はかっこいいですし、人間味があってとても魅力的な人物です。熊之助は、一人の人間として、雪姫とは違う部分が伝わればいいなと思って、監督とも話し合いました。――監督が「難しい役」とおっしゃっていたのは、つまりはそういうことですか。撮影前からプレッシャーみたいなものはすごく感じていました。雪姫が大事な役どころでもあるので……その上、そうそうたる方々が出演されています。●「役者は役者を育てる」の真意――しかも、海外との共同制作。そうなんですよね。だからもう、あまり考え込まずに、「大丈夫」と言い聞かせながら(笑)。所作に気をつけて、雪姫の凛とした美しさを意識しつつ、熊之助になると、大胆に動いてみるとか。そういう違いを見せられたらいいのかなと思いながらの撮影でした。男性だけではなく、女性の所作も教えていただいて。それぞれを叩き込みつつ、熊之助にちょっと女性の所作が残っていてもいいのかな、とか。熊之助はそれまで男性として生きたことはないわけですから、女性の所作が残っていても自然ですよね。監督は、熊之助になった時の「汚れメイク」をすごく気にされていました。やっぱり、男の子っぽく見えないとダメなので。衣装合わせのときでも、結構細かくメイクテストを重ねました。そういう細かいところにもこだわりがありました。――汚れることやハプニング、アドリブもOKの現場だったんですよね。そうなのですが、私は高級な着物を着ていたので、スタッフさんからは「一枚しかないから、汚さないで」と言われていたのですが、監督は「そんなの気にしなくていいんだよ!」と(笑)。どちらも考えつつ、でも自由にやることも意識しました。アドリブも「どんどんやってほしい」という現場だったのですが、竹中(直人)さんがとにかくすごくて(笑)。竹中さんのアドリブがいつ飛び出すのか、気になっちゃいました(笑)。――確かにすごかったです(笑)。面白いですよね。ほかにも濃いキャラクターがたくさん出てくるので、そこにも注目してほしいです。――演じる上で刺激にもなりそうですね。そうですね。竹中さんに負けないよう、他の方とも「がんばりましょう!」と励まし合っていました(笑)。そういう、良い意味でのライバル意識みたいなものはありましたし、その中でもとにかく自分を出してそのキャラクターを際立たせなきゃみたいな気持ちで臨んでいました。○■主要キャストの中で紅一点――シンプルなストーリーなのですが、後半にいくにつれて、役者の方々のエネルギーに引き込まれました。小松さんは過去に「役者が役者を育てる」ということもおっしゃっていましたよね(公式サイトのインタビューより)。まさにそういう現場だったのでは?今回も一人ひとりの役のプロセスは、現場で決めていく感じだったのですが、もちろん台本もあって、そこと向き合って現場に入るということはもちろんですが、それとは別にあの環境下でもあるので、野性的なエネルギーを感じながらというか。――しかも、男だらけ(笑)。そうなんですよね。すごくパワーにあふれる現場でした。私、お兄ちゃんが2人いて育ったので全然違和感がなくて、すごく楽しくて(笑)。みんなで役に対しての話もしましたし、もちろん違う話も。1カ月半ほど、ずっと山形での撮影でした。ホテルに泊まって、東京と行き来する方もいましたが、私はずっと山形にいました。●『渇き。』の本音「なぜ泣かないといけない?」――そうやって、撮影期間は現場にしっかり入り込みたいタイプですか。そうですね。地方ロケということもあって、他の仕事ができないというのもありますが、撮影がはじまったら、その作品にどっぷりと浸かりたい。しっかり入り込めるので、地方ロケは好きなんです。都内の場合は自宅に帰ってリラックスしちゃって、気持ちも変わってきちゃったりするので。だったら、地方でガッツリ、みなさんと一緒にとことん追い込んでいくのが一番好きです。――その分、終わった時の喪失感もありそうですね。めちゃくちゃ寂しいんですよ! 現場ではいろいろな出来事が巻き起こっていたので、みなさんいろいろな思いがあるはずです(笑)。全員で駆け抜けた疾走感というか、達成感をすごく感じました。――実際に走ってましたもんね(笑)。結構走りました! 最後はみんな吐きそうになって(笑)。1日1日が濃い撮影だったので、いろいろなことが心に残る作品になりました。○■最近ようやく感じる「おもしろい」――ちなみに、「演技で蓄積されているもの」と聞いて何を思い浮かべますか? 『渇き。』は長編映画デビュー作となる、「女優・小松菜奈」にとっては“はじまり”の作品です。まっさらな状態で取材をさせていただいてから、約4年半が経ちました。当時のご自身と比較して、何が蓄積されていると思いますか。「感情移入」です。もちろん、生の感情なので、ただ単に「涙を流すこと」ではなくて。実は、いつもその「感情」の部分で苦労してきたんです。昔は、泣くお芝居になると違うことを想像して泣いたりするのかなと思ってたんです。でも、それだと「感情」とは全然違うから、やっぱりいけないと思って。『渇き。』の時は、「なぜ泣かないといけないんだろう」って思うこともあったんです。自分自身は悲しくもないのに泣いたり、怒りたくもないのに怒ったり。役者さんってすごいなと思っていて。でも、役を演じている中でスッと瞬間的にその気持ちに入ることができたり、相手役の方のお芝居を見ても新鮮な気持ちになれることもあったり。自分が台本を読んでいる中では「ここは泣けない」とか、そういう感情にならないのに、その人が演じることによって、役が物語に吹き込まれていく。自分が演じる中でも、相手のお芝居を見ていく中でも、そういうことをすごく感じることがこれまで何度もありました。お芝居の仕事は、それをすごく近くで見ることができるので、「おもしろい」と思えた。お芝居をしているんですけど、周りの方のお芝居をすごく見ちゃうんですよね。役として現場にいますけど、自分としても相手の役をつい見てしまう。だからこそ、「役者は役者を育てる」と思っています。その人のセリフのおかげで、自分の役の気持ちが成立している。それってすごいことなんですが、それを「おもしろい」とも最近ようやく感じることができるようになりました。だからこそ、その役としての感情でいることができて、その役の感情が自然と溢れ出てくる。――終わりというか、明確なゴールがないからこそ、難しくも魅力的な仕事ですね。そうですね。新しい作品に出させていただくと、そこには新たな出会いが待っています。――特定の作品によって、大きく変化したということでもなさそうですね。作品を重ねるにつれて、次第に変化していったというか。いろんな現場をやっていく中で……例えばセッティング中でも感情を続けないといけない。現場ではそうやって、どうしても感情を続けられない時が必ずあります。でも、もとの感情に引き戻す、持続する集中力も試される……というか、もちろんその集中力がないといけない。それを昔はできなかったのですが、「のめり込む瞬間」を感じた時、「昔の自分と変わった」と実感しました。別の作品では、3時間待ちの時もありました。それでも役の感情は続いているから、そこに持っていかないといけない。そのためには、エネルギーというかものすごいパワーが必要で。本番でそれを出しきれなかったりすると後悔するので、休憩中も必死に高めています。■プロフィール小松菜奈1996年2月16日生まれ。東京都出身。身長168cm。2008年からモデルとして雑誌を中心に活動し、多数のCMやPVに出演。役所広司が主演を務めた映画『渇き。』で長編映画デビューを飾り、第38回日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞。その後も、『近キョリ恋愛』(14)、『予告犯』(15)、『バクマン。』(15)、『黒崎くんの言いなりになんてならない』(16)、『ヒーローマニア -生活-』(16)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、『溺れるナイフ』(16)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16)、『沈黙 -サイレンス-』(16)、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17)、『坂道のアポロン』(18)、『恋は雨上がりのように』(18)、『来る』(18)に出演。公開待機作には『さよならくちびる』(2019年5月公開)、『閉鎖病棟(仮)』(2019年11月公開)がある。
2019年02月21日ある決定的なターニングポイントが、運命を変えるきっかけに。アイドル活動10年目での引退を決意した、でんぱ組.inc・夢眠ねむさんに引退への思いとその後の展望を聞きました!秋葉原にあるライブ&バーの店「ディアステージ」から始まったアイドルグループ、でんぱ組.incの一員として活躍してきた夢眠ねむさん。先日、2019年1月でグループを卒業し、3月には芸能界を引退することを発表した夢眠さんに、今の心境とこれからのことを聞きました。――引退を決めてメンバーに伝えたのは2017年5月だったんですね。皆さんの反応はどんな感じでしたか?改まって「話があります!」って言ったら、最初はみんな「えー!」「やだやだ、こわいー!」とか言ってたんですけど。私がちゃんと話したら、みんな「そうだよね…」って納得してくれました。――でも、特に未鈴さん(古川未鈴)や梨紗さん(相沢梨紗)など初期メンバーにとっては衝撃的だったんじゃないですか。さみしい、って言ってくれたんですけど、結局「ねむの人生だから」って応援してくれるのがありがたくて。日本人の気質かもしれないですけど、迷惑をかけるかもしれないから好きなことができない、っていう人もいっぱいいる中、私はすごく仲間に恵まれたな、と思ってます。――ねむさんがでんぱ組.incに加入して、来年でちょうど10年なんですね。はい。メンバーの中では、「うちら、結構長く頑張ったよね」っていうのが共通認識としてあるんです。でんぱ組.incって、最初はPCゲームの主題歌を歌うために結成されたグループで、もしかしたらその1曲で終わっていてもおかしくなかった。最初に「一生続けられるように頑張ろう!」って全員で肩を組んで始めていたなら違うと思うんですけど。そこからメンバー変動とかも結構経て、自分たちだけでというよりは、いろいろな人のおかげでここまできたというのがすごくあるんです。最初のきっかけがそんな感じだったにしては、すごく愛されて、いいグループになって良かった、と思ってます。――2017年12月には2人の新メンバーも加わりましたね。それがとっても心強くて。普通の会社だったら、後を任せられる人が入ってくれた、みたいな感じ。引退を決めてから1年ちょっと経った今、結構状況が変わって、より安心してハッピーに引退できるな、と思っています。今は本当にメンバーみんなが涙ぐみながらも「心配しないで大丈夫だよ!」って言ってくれる状況になったので、それはすごくありがたいです。――メンバーさん、みんなすごくやさしいですよね。やさしい。メンバーとは今まで、友だちとか家族ともまた違って、「仲間」っていう感じでやってきたので。何か困ってたら助けたいし、私も元でんぱ組.incとして恥ずかしくない活動をしなきゃいけないな、と思います。――2019年3月に引退した後は本屋さんになるんですね。はい。ちっちゃい頃から本だったら買ってもらえる家で、本を読むのが大好きだったんです。高校生の頃は本屋さんでアルバイトもしていました。2015年からは、日販さんのWEBで、私が書店を開店するために本屋さんや出版社さん、作家さんなどにお話を伺うという連載「夢眠書店開店日記」をさせていただいたりもして。ポップアップショップみたいのを何回かやったりもしたんです。――それでは満足いかなかった?本当の本屋さんじゃないから、これじゃない、みたいのはちょっとあって。私、なんでもやるんだったら本腰入れてやりたい、というところがあるので、引退したら本屋さんをやろう、というのはずっと思っていたんです。――どんな本屋さんにするか、もう決まっているんですか?今、着々と準備しています。新刊もですけど、古本も置きたくて。「こういう店にしたい」というよりは、本が普通に生活の中にあるように、戻したいんです。私、デジタル否定派ではないんですけど、やっぱり手元にあっていいもの、っていうのがもちろんあると思うし。「行ったら何か出合える」みたいな店にしたくて。もちろん、音楽もやってきたから、インストアイベントができたり、カフェがたまにあったりとか、仲間同士のサロンっぽくなるのもいいな、と思ってます。――盛りだくさん!今までやりたかったことを、とりあえず全部やってみたい、というのはあります。場所としておもしろくなるといいな。「発信するおもしろい人」の溜まり場になるといいな、っていうのもなんとなく考えていて。自分がアイドルになったときも思ったんですけど、周りのオタクがおもしろければ、そのアイドルは売れると思うんです。同じように、仲のいい編集者さんの話を聞いていても、編集者さんがおもしろかったら本は流行ると思う。そういう自分の好きな人たちで、ワーワー新しいことやりたいなー、みたいな。手間がかかっているものがいいな、と改めて思うので、人間の熱がある場所がつくれたらいいですね。――今までにない場所になりますね。そういう場所を自分の力でつくってみたいんです。あと、自分のファンの方たちが今出産ラッシュで、周りにおちびがいっぱいいるんですね。お母さん方を見てると、気軽に遊びにいけていないので、子どもが泣いていてもいい場所、お母さんが自分の時間を作れる場所など、リアルな環境に足りていない遊び場が作れるといいなとも思います。――喜ぶお母さんがたくさんいそう。ねむさんも今後、ママ友仲間に入るかもしれないですしね。すごく変な話なんですけど、今はもうちょっと老けたい。普通に生きてて若くいるのはいいんですけど、「若っぽくする」のは嫌だな、というのがあって。今は自分のモードでちゃんと年を取りたい。老後に向けて楽しく生きた方がいいな、って思ってます。夢眠ねむさんの運命が動いた瞬間年表受験生時代:秋葉原のメイド喫茶でアイドルライブを観る。勉強の息抜きにアイドルユニット「完全メイド宣言」のライブに行き、衝撃を受ける。大学生時代:秋葉原ディアステージのバイト時代、オーディションを受けてでんぱ組.incに入る。PCゲームの主題歌を歌うアイドルオーディションに受かってでんぱ組.incメンバーに。2010年:髪を切り、自分の好きな音楽や漫画の趣味を人前で話すようになる。ロングだった髪を現在のボブに。自分の趣味を話すようになったらファンが増え始める。2011年:ヒャダイン氏が編曲した『Future Diver』をリリース。ヒャダインさん編曲を喜ぶ一方、自分たちの価値が釣り合わないことに焦る。2012年:小沢健二氏の『強い気持ち・強い愛』をカバーする。ずっと大好きだった曲をカバー。自分が活躍すれば、好きな人と関われると実感。2014年:グループの夢だった武道館公演が実現。←ターニングポイント武道館で約1万人を動員。自分たちの活動について聞かれた時、説明がしやすくなる。2015年:『ミュージックステーション』に初出演。すごい出演者と並び、こんなところまでやってこられたんだということに誇りを感じる。2019年:でんぱ組.incを卒業。芸能界を引退。今後はキャラクタープロデュースをしたり、ずっとやりたかった書店を開く予定。ゆめみ・ねむ1stソロアルバム『夢眠時代』が好評発売中。12/20には著作第2弾、『まろやかな狂気2 夢眠ねむ遺言集』(マーキー・インコーポレイティド)が発売に。スウェット¥29,000(ミドラ/アルディム TEL:03・6447・0193)※『anan』2018年12月12日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・シェイク☆村瀬ヘア&メイク・小板橋沙紀インタビュー、文・古屋美枝(by anan編集部)
2018年12月10日今年、直木賞受賞作『ファーストラヴ』が話題となった作家・島本理生さんに、運命が動いた瞬間、自身のターニングポイントについてお聞きしました。17歳で作家デビュー、若い女性を中心に幅広い支持を得、今年は『ファーストラヴ』で見事直木賞を受賞した島本理生さん。――人生の分岐点で、自分で選択をしてきた、という自覚はありますか?はい。子どもの頃から集団行動が苦手で、小説を書く時間だけが楽しくて。作家になると決めてから、そのための努力は常に必死でやってきたと思います。――作家になりたいと思ったのはいつ?小学校高学年の文集には将来の夢に「作家」と書いていました。中学生で投稿を始めて、15歳の時に短編の賞をもらい、「書く力があるかもしれない」と思えました。今思えば、それが一つ目の転機でした。――目標は立てるタイプ?その都度、先のことを考えますね。たとえば20歳で野間文芸新人賞を受賞した『リトル・バイ・リトル』は「もっと広く読まれる」ことを目標に、意図的に幅広い年齢層の人物が登場する家族の話にしました。『アンダスタンド・メイビー』を発表した時は、もう自分一人の人生で書けるものは全部書き終えたと感じたので、「次は子どもだ!」と(笑)。そして育児休暇後に、「次は大人の女性に読んでもらえるものを書こう」と決めて書いたのが『Red』でした。これで島清恋愛文学賞を受賞した時は本当に嬉しかったですね。――でも、そこで満足はしなかった、と。前は賞をもらうとそこで一旦安心してしまっていたので、新たに目標を持たないと駄目だ、と思って。変わらないといけないと思うことを手帳に何十項目も書き出して、実行したんです。たとえば「人前でうまく喋れるようになろう」と話し方教室や表情教室に通ったり、「外見も作風に近づけよう」とヘアメイクを習ったり。他ジャンルの人とも積極的な交流を心がけました。映像化も目標のひとつでした。『ナラタージュ』の映像化が決まった時は「ここから波に乗るぞ!」と思って。20代の頃、自分の経験値が足りなくて波をつかみきれなかった。それで、次こそは、と取材や直しを何度も重ねて仕上げたのが、直木賞を受賞した『ファーストラヴ』でした。――現在、目標としていることは?これまでは気後れして海外の仕事を断っていましたが、今年から受けよう、と英会話教室に通い、初めて韓国のシンポジウムに参加しました。叶わないこともあるけれど、願うことで始まることもたくさんある。そう思って先を考えています。島本理生さんの運命が動いた瞬間年表15歳:「ヨル」が『鳩よ!』掌編小説コンクールで受賞。プロの編集者に認められ、作家になろうという夢は単なる思い込みでないと実感できた。17歳:「シルエット」が第44回群像新人文学賞の優秀作に選ばれる。本を刊行するもあまり話題にならなかったため、「売れるものを書こう」と決意。21歳:短期間で一気に書き上げた『生まれる森』が第130回芥川龍之介賞候補になる。結果は選外で、「もっと大きな話を書かなくては」と思い『ナラタージュ』に着手。22歳:『ナラタージュ』が発売後すぐに重版する大ヒットとなる。一気に忙しくなったがそれに自分が追いつけず、ここから苦しい時期が続くことに。27歳:『アンダスタンド・メイビー』で第145回直木三十五賞候補に。力を入れた作品だったが選外で、落胆。ただ、今の自分が書けることは書き切ったと感じた。27歳~28歳:産休を取り、一時世間から離れる。次第に「子どもも産んだし、大人の女性に読んでもらえるものを書こう」と思うように。31歳:『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。←ターニングポイント「若手作家」を卒業し、新たな代表作を出すつもりで書いたので、受賞は嬉しかった!32歳:『夏の裁断』が第153回芥川龍之介賞候補に。結果は選外。だがこれで、純文学は卒業し、エンタメ小説を書いていこうと決心がついた。35歳:『ファーストラヴ』で第159回直木三十五賞受賞。波に乗っかる気持ちで、照準を合わせて書いた作品だったので、受賞にほっと一安心。しまもと・りお1983年生まれ、東京都出身。作家。’01年「シルエット」でデビュー。’17年『ナラタージュ』が映像化。今年、『ファーストラヴ』で初の直木賞受賞。※『anan』2018年12月12日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)ヘア&メイク・イワタユイナインタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2018年12月08日もしかしたらアジカン史上最も大きなターニング・ポイントであり、そして最高傑作と言っても過言ではない最新作『ホームタウン』。サウンドも歌も、それくらい楽しさと味わい深さが自信に満ちた表情で鳴っている。豪華アーティストによる楽曲提供も話題だけど、それ以上に今回の制作では“リラックス”というキーワードが出てきたことが象徴的。終始、笑いの絶えない和やかムードのASIAN KUNG‐FU GENERATIONの4人にお話を伺います。――今回のアルバム『ホームタウン』はドラムひとつにしても一音の説得力がすごいですよね。貫禄があるというか。伊地知潔(Dr):そう言っていただけると嬉しいです。1曲目の「クロックワーク」から、迫力を感じてもらえると思います。それもゴッチ(後藤正文)から「今回はローエンド(重低音)を今までにないくらい上げたい、日本のバンドにはありえないくらいのユニークなサウンドになるかもしれないけど、やりたい」って言われて。僕は高校生の頃からウーハー(重低音スピーカー)を買って家で楽しんでたんですけど、よく馬鹿にされてたんですよ。今でも車にウーハーを積んでるとパリピと思われるじゃないですか(笑)。でも今回は「そうきたか!」と思って嬉しかったです。後藤正文(Vo、G):時代が潔に追いついたんですよ(笑)。――楽器の鳴り方や空間の大きさがずいぶん変わりましたね。後藤:それぞれの楽器が場所を取り合わないということですよね。そうすると自ずといろんな音がよく聞こえてくるんです。単に物理学的なことなんですけど、そこをしっかりすればアジカンの曲はもっと良く聞こえると思ったし、好きな洋楽のアルバムと並べても自分たちの音楽が誇らしく思えるようなものを作りましょうっていう気持ちがありました。いろんな人にヒントをもらったり暗中模索しながら、今回やっとそのやり方がわかったので、プロデュースワークやソロもやっていてよかったなと思います。――錚々たるアーティストとのコラボに関しては、曲作りはどんな流れだったんでしょう。後藤:「曲を書いてください」ってお願いする時は特に「こういう感じの曲で」なんてオーダーは一切してなくて。どんな曲が来るかなってワクワクして待ってて、送られてきた曲を演奏する、という感じでした。なので、そんなに何度もやり取りしたりはなかったですね。ホリエ(アツシ/ストレイテナー)くんとかとは近しいから一緒にスタジオに入ったりできましたけど。基本的に海外の人はデモが送られてくるだけなので。――最初はコラボを中心としたアルバムをイメージして制作が始まったそうですが、途中で新たなコンセプトが見えてきたとか。それはどういったものでしたか。後藤:普通にリラックスして自分たちの体が緩む感じの音楽というかね、楽しく朗らかに演奏できるパワーポップ/ロックンロールみたいなものをひたすら良い音で録る、というのがテーマでした。そのテーマが見えてからは、一気に作り上げた感じでした。なので3年半ぶりのオリジナル・アルバムと言いながら、半分くらいは最近作った曲なんです(笑)。――アジカン史上初じゃないですか、“リラックス”というキーワードが出てきたのは(笑)。後藤:そうですね、メンバーには「リラックスしてよ」なんて言ってないですけどね。そう言われた時点でリラックスなんてできないし(笑)。なので、みんなには特に何も言わずに自分が楽しんでやればみんなも楽しいんじゃない?っていうのが最近、思うことで。グループに一人怒っているやつがいれば現場の空気が悪くなるのと同じで、すごい朗らかなやつがいればそこに巻き込まれていくから。伊地知:確かにイライラしてはいなかったけど(笑)、今回のアルバム制作が始まった当初は不安はありましたよ。他のアーティストが作った曲を演奏して「このリヴァースが書いた曲、ウィーザーっぽいね」みたいなことで終わっちゃったらどうしようって。でも途中から新たなモードでアルバム制作が始まって、ゴッチがたくさん新曲を書いてくれて。そこからは、すごくやりやすかったし楽しかったですね。その時は確かにリラックスしてました(笑)。――皆さんそれぞれに、今回のアルバムのおすすめポイントを教えてください。山田貴洋(B、Vo):初回盤収録の「イエロー」は制作初期に自分でネタを持っていってスタジオ作業している時に、潔が気に入ってくれた曲です。潔のリクエストで最後にドラムソロも入っていますし、もしかしたら聴いてもわからない人が多いかもしれないですけど、実はAメロは自分で歌っています(笑)。喜多建介(G、Vo):後半にアルバムの方向性が見えてからゴッチが作ってきた曲たちは特にリラックス感が出ていていいなと思います。「レインボーフラッグ」はデモをもらった段階からロックンロールな感じでいい曲だなと思いましたし、ギターも弾いてて楽しかったです。ローリング・ストーンズの曲を弾いてるようなイメージでやりました。伊地知:僕はやっぱり「ホームタウン」のAメロが好きです。途中からギターが入ってきて、あんなにベースが歪んでるのも、今までになかったアプローチ。自分でも何回も聴いちゃいます。後藤:「ホームタウン」という言葉の響きも良かったから、アルバムのタイトルにしました。リラックスした感じがよく出てるし、お店で言いやすいでしょ、「『ホームタウン』ください」って(笑)。アジアン・カンフー・ジェネレーション1枚目写真左から、喜多建介(G、Vo)、山田貴洋(B、Vo)、後藤正文(Vo、G)、伊地知潔(Dr)による4人組ロックバンド。1996年結成。今年はベストアルバム『BEST HIT AKG 2(2012‐2018)』に加え、2枚の裏ベスト『HONE』と『IMO』をリリース。確固たる存在感で日本のロックシーンを牽引し続ける。1枚目写真左から、喜多さん・パンツ¥11,800(GRAMiCCi×Ciaopanic)スニーカー¥9,990(adidas)共にCiaopanic base yard原宿 TEL:03・3486・5118山田さん・ベスト¥32,000(Milok/GOOD LOSER TEL:03・6455・1440)シャツ¥18,000(sneeuw TEL:03・6809・0436)後藤さん・ニット¥30,000(Bogen)パンツ¥11,800(GRAMiCCi×FREAK’S STORE)共にFREAK’S STORE渋谷 TEL:03・6415・7728伊地知さん・カットソー¥14,000(sneeuw)オーバーオール¥40,000(G‐Star RAW/ジースター インターナショナル TEL:03・6890・5620)その他はスタイリスト私物リヴァース・クオモ(ウィーザー)やグラント・ニコラス(フィーダー)、ホリエアツシ(ストレイテナー)らと手がけた楽曲を含む全10曲。初回盤は「Can’t Sleep EP」付きの2枚組15曲入り。9th Album『ホームタウン』【初回生産限定盤2CD+DVD】¥4,600【通常盤CD】¥2,913(Sony music)年末には『COUNTDOWN JAPAN 18/19』に出演予定。※『anan』2018年12月5日号より。写真・来家祐介(aosora)スタイリスト・岡部みな子ヘア&メイク・藤岡ちせ(Paja Pati)インタビュー、文・上野三樹(by anan編集部)
2018年12月02日発育の遅れを指摘されてから、どうしても気になる他の子の様子娘に発育の遅れがあると指摘されたのは、2歳5か月の頃。初めて「この子は発育が遅れている」と言われた時、本当にショックでした。まさか自分の子が?なんで?と暗い気持ちになったのです。当時の私は、よく娘のことで落ち込むことがありました。私の場合、それは、娘と他の子を比べてしまう時でした。Upload By SAKURAUpload By SAKURA「あの子はできるのに、なんでうちの子はできないんだ」私の中に、他の子と同じようにできてほしい、恥ずかしいという思いが無意識に出てくるのです。落ち込む日々の中で気づいたことしかし、何度か同じことで落ち込むなかで、だんだんと私の考え方は変わってきました。Upload By SAKURA私がそう思っても、娘のプラスになることは一つもない…と気がついたのです。今、私が他の子と娘を比べることは、娘にとっても私にとっても負担にしかなりません。大事なのは、今…ではなく、これから先のこと。これから先のために、今できることは療育私と主人の目標は、「娘が大人になって社会へ出た時、自分でお金を稼ぎ、自分で生活できるようになること」でした。私たちは、ずっとそばにいて助けてあげることはできません。いつかは一人で考え、一人で行動しなければならない時が娘にもやってきます。その時が来るまで…その時が来ても娘が困らないために、私たちが娘にしてあげられることが、療育なのです。今はまだ、その過程でしかない、そう考えていたからです。Upload By SAKURA過程の段階で、他の子と比べたり、競ったりしても仕方ないとわかりました。それを自分の中で完全に消化できた時、私は娘の発育状態のことで、落ち込むことが少なくなりました。考え方を変えたら見えてきた「できること」それから不思議と、娘ができないことよりも、できることが、私の目に留まるようになりました。あぁ…こんなことができるんだ!すごいな~!と思いながら、私は、心から娘の個性を認めることができるようになったと感じました。Upload By SAKURAみんな得意があって苦手がある。娘の得意なことは伸ばしてあげればいいし、苦手なことはサポートしていけばいいのです。そう考えながら接することで、私は今、前を向いていられるのかもしれません。
2018年11月28日7月13~29日(17・24日は休演)に東京・よみうり大手町ホールで上演される舞台『アンナ・クリスティ』の公開稽古が12日、同所で行われ、主演の篠原涼子、佐藤隆太が登場した。アメリカ近代演劇を築いた作家ユージン・オニールが1921年に発表した傑作戯曲を、日本を代表する演出家の栗山民也の演出により日本で初めて上演される同舞台。映画版でハリウッドの名女優グレタ・ガルボが演じた主役アンナ・クリスティを、13年振りの舞台に挑戦する篠原涼子が、ロンドン公演でジュード・ロウが演じたアンナの恋人マット・バーク役を佐藤隆太が務め、たかお鷹をはじめとする実力派のキャストたちが繰り広げる濃密な人間ドラマを舞台上で繰り広げる。主人公となるアンナ・クリスティ役の篠原は「アンナとマッチョ、クリスという家族と恋人との絆を深めるお話となっています。恋愛ドラマであり、家族と親子の絆をどう深めていくのかということをテーマにし、いろんなことが起きます」と内容を紹介。舞台は13年ぶりの出演で、初めての主演となる篠原だが、出演に至る経緯を「栗山さんや制作会社さんからお話をいただき、是非やりたいと思いました。舞台は元々憧れがあって勉強になると思ったし、挑戦したいなと思っていて。自分にとってターニングポイントになると思ってお受けしました」と説明し、同舞台では20代のアンナ・クリスティを演じるが「最初は無理やり若そうにやりましたが、栗山さんの演出プランがそうでもなく、『アンナは苦労した女性だから、若さに惑わされなくていいよ』と言われて安心しました。20代だけど20代ではない感じでやってこうという感じでやっています」とキャラクターとの年齢差は意に介していないようだった。また、座長として篠原は「私は初主演でこんなんでいいのかな? と毎日考えさせられていますが、佐藤さんはじめ皆さんが支えてくれますので、すごく助かっていますね。心強い気持ちで感謝しています」と隣にいた佐藤や共演者に感謝しきり。そんな篠原について佐藤は「大先輩でもありますので涼子さんの相手役が自分に務まるのかなと思いましたが、非常に柔らかい先輩です。お芝居の面でもそれ以外でも僕に限らず演者がやりやすいようにしてくださる座長さんですね」と称賛し、「一緒に初日をドキドキしながら迎えられたらうれしいです」と初日公演が待ちきれない様子だった。
2018年07月13日「ネプチューン」がMCを務め、今年人生が変わった芸能人のターニングポイントなった言葉や発言の真相をとことん掘り下げる「ザ・発言Xあの言葉で人生が劇的に動いた!!」が、注目の俳優・森崎ウィンらが出演して6月20日(水)今夜オンエアされる。「ネプチューン」と日本テレビアナウンサー・桝太一が進行する本番組。多数のゲストを迎えるなかでも特に注目は先日公開された映画『レディ・プレイヤー1』でメインキャストに抜擢され、一躍ワールドワイドな俳優となった森崎さん。ミャンマー出身、音楽ユニット「PrizmaX」では作曲も手がけるなど音楽的な才能を開花させると同時に、俳優としても活動をはじめ2010年公開の『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』や『天国からのエール』をはじめ、2014年公開の『シェリー』では映画初主演。『レディ・プレイヤー1』の出演に当たっては、2015年から1年に及ぶオーディションが行われたといい、日本でのビデオ審査やLAでのスピルバーグ監督自らによる審査の末、見事ダイトウ役に抜擢。撮影を通して監督からは「日本で1番」と絶賛を受けたという。森崎さんが生まれ育ったミャンマーから日本にやってきたのは10歳の時。これまで誰にも言えなかった日本での苦悩や葛藤と、10年間の俳優生活を経てつかみとったアメリカンドリーム。そのなかで森崎さんの人生を劇的に変えた「発言X」とは!?さらに番組では先月下旬、故郷ミャンマーに凱旋帰国した森崎さんに独占密着。森崎さんを10歳まで手塩にかけて育てた80歳の祖母と再会。祖母が明かす新事実に大号泣する森崎さん。その理由とは!?今回は森崎さんのほか風間俊介、佐藤仁美、滝沢カレン、ヒロミ、丸山桂里奈らがゲスト出演する。「ザ・発言Xあの言葉で人生が劇的に動いた!!」は6月20日(水)21:00~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2018年06月20日私が香りにこだわる理由香りはさまざまな効果をもたらします。特に、天然の成分が放つパワーには目を見張るモノがあります。質のいい香りを上手に取り入れること、その重要性をあらためて感じ、私のモノづくりのターニングポイントともなった「日本最古のハーブ園」との出会いをご紹介します。化粧品の香りにも役割がある私は、最初のオリジナル化粧品ブランド「穂 mi.no.ri.」(みのり)を開発するにあたり、香りの専門家として、肌の健康にも香りが絶対に役に立つはずという漠然とした思いを持っていました。自分を含め、現代女性の肌荒れは肌環境によるだけではなく、ストレスの影響や、それによるホルモンバランスの乱れが大きな原因となっています。癒しやリフレッシュのためにアロマテラピーやハーブを活用している方も多いのでは?毎日のスキンケアに質のいい香りを取り入れることができたら、忙しい日々をサポートする化粧品を作れるのではないか?と思ったのです。2年前の秋、そんな思いで国産素材を探し求めていたときに訪れた日本最古のハーブ園で、運命の出会いがありました。頑固なモノづくり精神に支えられた国産の香り鹿児島県は薩摩半島、その最南端にある指宿市。温泉好きには有名な場所です。薩摩富士と呼ばれる美しい開聞山のふもとに、70年以上の歴史を持つ日本最古のハーブ園「開聞山麓香料園」があります。園内の蒸留工場に、戦前から使用されているという蒸留釜が並ぶ姿は圧巻です。そこで採れた精油……レモングラス、ローズマリー……その香りは市販のものとはまったく異なり、複雑で、立体感があり質の高いエネルギーを感じる素晴らしいものでした。この土地で大事に育てられたエネルギーあふれる植物の恵みを、自分が開発するスキンケア商品に配合し、絶対にお客様に届けようと心に決めた訪問でした。芳樟との出会いこのハーブ園の目玉である芳樟(ホウショウ)。クスノキの仲間で、葉から精油が取れます。その精油には、高い鎮静効果を持つ成分「リナロール」が、ラベンダーの倍以上含まれていました!この芳樟に含まれるリナロールは、非常に上質なもので、フランスに輸出されていた時代もあったそうです。すべて手作業~芳樟の収穫・蒸留を体験芳樟の枝から若い枝と葉っぱだけを手摘みで集めていきます。質の高いリナロールを抽出するための大変な作業ですが、葉を手摘みしているときから、優しい香りに癒されるのを感じました。約500kgもの芳樟の葉を釜の中に男性3人がかりで詰めていきます。このときの詰め方が良い精油を採る鍵であり、企業秘密だそうです。蒸留が始まり、しばらくすると白いスチームがうわーっと釜から出てきます。その瞬間から芳樟の香りが一気に工場内に広がります。この香りを文章では伝えられないのが本当に本当にもどかしい。水蒸気とともに出てくる最初の香りはとてもフレッシュで、からだの中から綺麗になるような清々しいものでした。一通りの作業が終わると蒸留で出た水は廃棄しますが、捨てる前に作業場でその水を使った足湯を楽しませていただきました。芳樟の豊かな香りに包まれ、微量に残っているオイルでサラサラの肌になって一連の作業を終えました。東京でのハードワークに、少し疲れた顔をして現地入りした私も、葉を手摘みするところから、蒸留、足湯と芳樟の香りとパワーをたっぷり浴びて、すっかり元気な顔で写真に写っています。生き生きとした力強いエネルギーにあふれた素晴らしい場所です。芳樟オイルを使った美容クリームを作るこの日500kgの葉を蒸留し、採れるオイルはたったの3Lほど!この希少で大切に生産された芳樟オイルを、穂 mi.no.ri.のプレミアムクリームに配合しました。クリームの香りは、つけた瞬間ふわっとやさしく広がり、思わず深呼吸したくなる香りに仕上がりました。それでいて、すーっと上品に消えていく……さすが品質を誇る国産香料です。エネルギーに溢れ、歴史ある場所やモノが日本各地にはたくさんあります。身をもって体験し、感動したそのパワーを、「穂 mi.no.ri.」(みのり)の化粧品ブランドを通して、お客様の美容と健康のためにお届けしていきます。
2018年06月07日俳優の山崎賢人(23)が7月12日スタートのフジテレビ系ドラマ「グッド・ドクター」で主演を務めると、一部スポーツ紙で報じられた。 同ドラマは、韓国で13年に放送された同名ドラマが原作。山崎が演じるのは「自閉症スペクトラム障害」を抱え、特定分野で優れた能力を発揮する「サヴァン症候群」の主人公。偏見や困難を乗り越え、小児外科医として成長する姿を描く。 山崎にとって同局系ドラマに主演するのは初めて。さらに医師役も初めてとなる。 「放送される木曜午後10時枠は吉岡秀隆さん主演の『Dr.コトー診療所』、坂口憲二さん主演の『医龍-Team Medical Dragon-』が放送された時間帯。いずれも高視聴率でシリーズ化されただけに、山崎さんには関係者から多大なる期待が寄せられています」(フジテレビ関係者) 山崎といえばこれまで高校生役を演じた映画「orange」(15年)、「四月は君の嘘」(16年)、「一週間フレンズ。」(17年)が立て続けにヒット。制服姿がすっかり板についていた。しかし昨年ヒットしたドラマ「陸王」、今年の主演ドラマ「トドメの接吻」では完全に“脱制服”路線を歩んでいる。 「公開を控えた映画『羊と鋼の森』ではピアノの調律師役を演じています。同作と『グッド・ドクター』の役が当たれば、幅広い役柄を演じられる俳優として大きくステップアップできそうです。今年はターニングポイントといえるでしょう」(芸能記者)
2018年05月28日「この作品との出合いは、かけがえのないものになりました。表現者として1つのターニングポイントになったような気がします」 そう語るのは、EXILE、三代目J Soul Brothersのパフォーマーであり、近年、俳優として目覚ましい活躍を続ける岩田剛典(29)。単独初主演をはたした最新映画『去年の冬、きみと別れ』(3月10日全国ロードショー)で、心にトラウマを抱える記者・耶雲恭介を演じている。“ガンちゃん”と親しまれる従来のイメージとは一変、本作で見せる鬼気迫る表情は、じつに衝撃的! 「出演を決意するにあたっては、正直、相当な覚悟がいりました。でも、これほど重厚感のある作品と出合ったのも初めてでしたし、挑戦したいという欲求のほうが打ち勝ったというか。とにかく、脚本からエナジーがあふれていて、自分のパブリックイメージを覆すことなんて何でもないことだと思いました。むしろ、『こういう役もできるのか』と思っていただけたらうれしいことだ、と」(岩田・以下同) 撮影中は休みの日も作品のことばかり考える日々のなか、共演者の斎藤工と北村一輝との食事会が唯一の楽しい思い出。 「朝まで5軒くらいハシゴして、最後はスナックで語りつくしました(笑)。いちばんお酒に強いのは北村さんでしょうね。撮影中は、まったくタイプが異なるお2人のお芝居を目の当たりにしながら、たくさん刺激をいただきました」 春からは主演ドラマや新作映画が続々と。 「自分のやりたいことをとことん追求し、結果を残したいという思いがつねにあって。そこは耶雲の思いと重なります。今年は、俳優・岩田剛典というイメージがより強く印象づけられる1年にしたいと思います」
2018年03月09日●日本映画の現状を考えて俳優・オダギリジョー(41)にとって、10月6日に公開される主演映画『エルネスト』は、彼の最高到達点と言っても過言ではない。ただしこれは、「現時点」という条件付きであり、過去に身を投じてきた役にも当然同じことが言えるだろう。TBS系ドラマ『重版出来!』でオダギリ演じる副編集長・五百旗頭が残した「正しい編集者とは何か」。彼がデビューしてから一観客として魅力されてきたこともあり、『エルネスト』の取材を終えてさらにその言葉の重みが増した。ボリビア戦線下の1967年8月31日に25歳という若さで命を落とした日系二世・フレディ前村ウルタード。日本人の父とボリビア人の母のもとで生まれた前村は心優しい青年に育ち、医師を志してキューバ・ハバナ大学に留学する。ところが、チェ・ゲバラと出会ったことが彼の運命を変える。フレディは軍事クーデターから祖国を解放すべく、奨学金を辞退してまでボリビア軍事政権へと立ち向かっていく。阪本順治監督いわく、タイトルにある「エルネスト」は、「目的を決めた上での真剣」という意味。その決断する姿は、観客に「今やるべきことは何か?」を強烈に突きつける。オダギリは本作に備え、約半年にわたってスペイン語と向き合う。しかもフレディの出身地であるボリビア・ベニ州の方言指導も仰ぎ、外見においても体重を12キロ減量して限りなく実像に近いフレディを浮かび上がらせた。「想像もできないような困難な道」と覚悟していたというオダギリ。本作が約20年の俳優人生において大きな意味を持つのは、数多の自問自答を繰り返してきたことの証左、そして日本映画に対する思いにもつながる。俳優・女優のターニングポイントに焦点を当てるインタビュー連載「役者の岐路」の第1回。日本アカデミー賞・優秀主演男優賞を受賞した映画『ゆれる』(06)を経て、オダギリは新たな進化の過程を歩んでいた。○外国語の方言習得は「限りなく時間がかかる作業」――大変な意欲作でした。まずはフレディ前村さんとご自身を比較し、共通する部分を探して臨まれたそうですね。いろいろありますが、分かりやすいのは……僕は、正しいと思うことと、正しくないと思うことに対して曲げることができないタイプの人間なんです。それに関しては相手がどういう人であっても、闘ってしまうタイプなんですよね。良い意味で自分の信念をあまり曲げられないというか……あまり悪い意味に取ってもらいたくないんですが(笑)、「自分が信じるものに対して突き進む」という点においてはすごく共感できる部分がありました。――映画の中では、亡くなった父のジャケットを炎天下の中で着る姿、勉学を優先するために友人からのチェスの誘いを断りつつ本当に申し訳なさそうに謝る姿。そして、悪友が捨てた女性・ルイサとその子供への無償の愛。そういう彼の多面的な優しさが映し出されている作品でした。勝手なイメージですが、「オダギリさんもこのような方なんじゃないか」と思いながら観ていました。僕は自分のことを優しいとは思っていません(笑)。彼の「優しさ」については、監督が時間をかけて重ねた学友からの取材や、そこから広がったイメージなどから描かれた部分がきっと大きいと思うんですよね。それをいかに人間的な説得力を持って観客に届けるかということが俳優の仕事だと思うので、自分の優しさは残念ながら関係ないのかなと思います。正直なところ、僕はどちらかというと他人に厳しく、自分には甘いタイプなんですが(笑)。僕もフレディみたいな人には憧れるというか、あのような優しさを持った男性はとても魅力的だと思います。――フレディさんが生まれ育ったボリビア・ベニ州の方言のスペイン語を、約半年間でマスターされたそうですね。阪本監督は、「言語を覚えたその先」の方が苦労があったのではとおっしゃっていました。言語の習得だけでなく、方言指導の先生からも教わったそうですね。外国語での芝居は、日本人の僕が想像できる範囲を超えることも多くあります。まずは、言葉を習得する上での先生が必要ですし、芝居の表現においても相談できる相手は多いに越したことはない。今回、セリフに関してはベニ州出身の方が茨城にいらっしゃって、その方が仕事の休みの日に東京に来てもらって。半年間、なるべく時間をとって言葉を学んでいくということをやりましたし、表現という部分ではキューバの俳優4人ぐらいにセリフの一言一言をどう捉えるか、相談に乗ってもらいました。スペイン語で芝居をする時、「この状況でこの感情だったらどの単語にアクセントを置くのか」とか、「どのようなテンポやリズムになるのか」など。それを1人に絞るとその人の感性や癖に影響されてしまうので、複数の俳優に付き合ってもらうことが重要でした。その一人ひとりが思うフレディ像に加えて、僕が想像する「フレディらしさ」をかき集めていくような日々でした。――みなさんで集まってやられたんですか?集まってやることもありましたし、一人ずつの時もありました。――4人のうち2人の言い方で迷うこともありそうですね。そういう場合は、僕と監督が思い描くフレディ像に最も近いものを選んでいました。あとは、自分が表現したいことがあったとして、それがどのような言い回しであればスペイン語圏の人にとって不自然にならないかとか。そういうことも相談しました。今思うと、限りなく時間がかかる作業ですね。――ものすごく抱えるものが大きな役柄ですね。そこから選び抜いた一語一語をどのように記憶し、現場で表現されたのでしょうか。4人のパターンは全部録音していました。その中で組み合わせたこともありましたし、1人を重点的に聞いてリズムを自分の中に刻みこむこともありました。本当にさまざまなやり方でパターンを組み立てていました。――音源を現場に持ち込んで確認されたいたんですか?ええ、そうですね。――阪本監督もスペイン語習得を試みたそうですが断念されたと(笑)。セリフの言い回しを選ぶという点においては、ご自身で監督的な役割を担われていた。スケジュールが合えば監督も参加されていました。監督がまずフレディに対してどのような人物にしたいのか。このシーンではどうあってほしいのかみたいなことをみんなで共有しながら進めたことも何日かありましたので、監督が来られない時は任せていただいていました。でも、それは監督と俳優の信頼関係があってこそだとは思います。何よりも、僕が監督のフレディ像をしっかりと理解できていれば、監督が毎回来る必要もないわけですからね。だから僕が責任を持ってフレディ像をまとめ上げることになりました。――最終決断をするのはすごく責任の大きなことだと、今のお話を聞いてあらためて思いました。一方で、俳優にとっては当然のこととも言えるのでしょうか?どうなんでしょうね。俳優が役を頂いた時点から、監督よりもその役のことを考えるのは当然のことだと思いますし、自分の感性や考えを役に投影することはあるべきことだと思います。僕は今までそういうやり方をしてきたので、それが当たり前だと思っていますが、その反面、全く違うタイプ、例えば自分の意志とは関係なく監督の言う通りに完璧に芝居できる方もいる。それはそれですごくプロフェッショナルだと思います。だからこそ、どちらが間違いでどちらが正しいとも言えない。それぞれのやり方ですね。○「今の日本映画界にとって必要なもの」――先月13日に行われた上映会では、「想像もできないような困難な道」を予感していたとおっしゃっていましたね。日本映画の現状を考えると、こういう作品を作ること自体が……どの言葉を選べばいいか分からないですが、「容易ではない」と思うんですね。それを監督がまず作ろうとしているということが挑戦だと思いました。ただ、こういう作品こそ今の日本映画界にとって必要なものだと思うので、そこにちょっとでも協力できたり参加できたりすることは、自分にとっても非常に意味があることです。それから、キューバ革命やゲバラを扱うことに対しても「容易ではない」と思いました。日本のチームがそこに足を踏み入ていいものなのか。監督をはじめ、この作品に関わった人にとっては挑戦というのか、そのような大きな思いがあったはずです。そして自分自身にとっても、準備することはとにかく山のようにあったので、それも「容易ではない」。そして、キューバでの撮影です。とにかく、現場ではとんでもないことが起こると覚悟していました。というのも、僕も過去に何度かキューバに行ったことがあったので。準備を整えて何もトラブルがなく撮影できる日本の現場とは、全く異なる環境であることは分かっていました。●俳優にとっての「甘え」「慣れ」とは?――撮影を終えて、想像通り取りだったと感じますか? それとも、想像を超えていたのか。想像を超えていたと思います。撮影2日目ぐらいからシャワーが水しか出なくて(笑)。1日目はお湯だったんですが。そういうことすら日本では起こり得ないことですもんね。細かいトラブル含めて、想像もしていないようなことがたくさんありました。――そのほか、上映会の壇上では「俳優をやっていると甘えや慣れが付きまとう」「それを排除しないと乗り越えられない作品」「初心に戻してもらう意味でも必ず乗り越えよう」と。確かに「甘え」や「慣れ」は、どのような職業にも付きまとうような気がします。別の職業との比べ方は分からないんですが、「ぬるい気持ちでやっても仕事として成立させられる時」ってありませんか? でもそれをやることが、自分にとって何になるんだろうと思ってしまうんですよね。自分の気持ちが乗らないのであれば、やらない方がいい。その仕事が何を生むんだろう、と自分が嫌になるんですよね。芝居で言うと、技術が備わって見せ方が分かってくると、ある程度のところまでは表現できたりもするんです。でも僕はそれが良いとは絶対に思えないんですね。身を削って絞り出してないということが、僕にとっては「甘え」や「慣れ」という言葉に近い。全てを死にものぐるいでやる必要はないんですけど(笑)人間ってすぐに楽な方に流れちゃうじゃないですか。日本の現場にいると、自分は甘やかされてるなと感じてしまうことが多くて、気を引き締めないと。言い方がすごく難しいんですけど……例えば時間に追われている現場だと、そこまで芝居にこだわれないじゃないですか。――そうですよね。その場を成立させるためには、仕方のないことだと思います。1回でOKを出してどんどん撮影をしていかないといけない現場で、やっぱり自分だけの芝居にこだわって「もう1回やらせてほしい」とも言えないんですよね。「100%出し切れたとは言えないんだけど……まぁ、悪くないならいいか…」みたいに過ぎていく日々が、どうしてもあるんですよ。足らない部分を技術で埋めているような感覚がどうしても許せないんです。――経験がアダになる。そういう思いが「初心」という言葉に込められていたんですね。デビュー当初は何も分からない中で、どんな仕事でも「足し算」に。そうですね。今見ると方程式を無視したとんでもないことをやっているんですけど、ただ、今はもうあんな無茶なことが出来ないんですよ。昔の自分の芝居を見ていると、危なっかしいけど、でも独創的で面白かったりもするんです(笑)。何が正解なのかは分かりません。でも、安全なことだけしていても面白くないじゃないですか? 「これが答えでしょ?」というのを指していっても、芸術や表現としてそれはどうなのかなと思うんですよね。安全なものだけ作っていても面白くないという気持ちはいつもどこかに抱いています。だからこそ、初心に戻りたいというか、「脳みそで考える」ということから外れた方がいいんじゃないかと思わされるんです。もの作りという側面に立ち返った時、そういう思いが度々起きるんですよね。だから、『エルネスト』のような現場に身を置くと、考えていたことのすべて覆されたりするので、本当に感覚的なものに頼らざるを得なかったり、自分の持つ能力というか俳優としての根本をテストされているような場面にたくさん遭遇します。そこが僕にとってはすごくリスキーで面白いんですよね。○納得できない仕事をやらなくなった理由――以前、『永い言い訳』(16)のトークイベントに西川美和監督と出席されたことがありました。オダギリさんといえば、西川監督の『ゆれる』(06)に出演。そのトークイベント前日に『ゆれる』を観て、「もっといろいろなことをやっていたと思った」「いろいろと思うことが多々あった」とおっしゃっていました。過去の出演作は、そういうものなのでしょうか。そうでしょうね。同時に、あの時にしかできないことはいっぱいあったのも事実なんです。先ほど言ったような。そのトークイベントでも、当時の自分はそう思ったんでしょうね(笑)。『ゆれる』は、その時に自分ができる120%のことをやったつもりでした。だから、今の自分が観て「何が120%だよ」と思ったんでしょうね(笑)。――たとえば10年後。この『エルネスト』を観返した時に、同じように思う可能性もあるわけですね(笑)。そうですね(笑)。10年後の自分がどう感じるのかは全く想像できないですけど、少なくとも面白い芝居をしているなとは思いたいですね。――今回の作品では、カストロの「やるべきことなんか聞くな」「それはいつか君の心が教えてくれる」というセリフが印象的でした。フレディ前村が大きな決断をする姿が描かれていたわけですが、オダギリさんの転機といえば、映画監督の勉強のためにアメリカの大学に留学したものの、願書を書き間違えたことで結果的に俳優の道へ。俳優になってからの転機はあったのでしょうか?うーん……(しばらく考え込む)。『ゆれる』は1つのターニングポイントかなとずっと思ってきました。自分が一番大切にしていた作家性やオリジナリティが発揮されていた作品でしたし、公開の規模も含めて自分が一番好きなタイプの映画だったんですよね。そして先ほどもお話したように、その時の全てを懸けて、表現者としての力を120%を出した気がしていたんです。ある種の満足感があったんでしょうね。目標としていた俳優像の1つのゴールを切ったような気がして。それから未来に気持ちが向かなくなったというと大げさなんですけど、「じゃあ、次に何をやろうか」みたいな気持ちになった時期でした。それが30歳ぐらいだったんですけど、その頃を境に仕事をより慎重に選ぶようになりました。納得できないものは、やらなくなったというか。というのも、ちょっと自分を使い過ぎていた20代だったので。『ゆれる』が終わったあたりから、自分を抑えていかないと出るものも出なくなりそうな気がしたんです。本当にやりたいと思えるものだけで勝負するべきだと思ったんですね。そういう意味でもターニングポイントだったといえるのかもしれないですね。――そういえば『エルネスト』の上映会で、阪本監督がこんなことをおっしゃっていました。一緒に飲んでいる時にオダギリさんが「越境したい」「生まれ変わりたい」と言っていたと。先ほどおっしゃっていたように、「俳優として生まれ変わりたい」ということだったんですか?酔っ払ってただけじゃないですかね(笑)? あまり覚えていません。でも、甘えで乗り越えられる現場を甘んじる環境からは、いつも出なきゃいけないという気持ちはあるので、そういうことも含めて「越境したい」と言っていたのかもしれないですね。――なるほど。さて、オダギリさんが予感していた「困難な道」の『エルネスト』。こうして踏破した今、俳優としてどのような変化、成長があったのでしょうか。何よりも自信につながりました。やっぱり、強烈に困難だと予測した上で、それを何があっても乗り越えるんだということを目標にしていたので、甘えることなく乗り越えられたことは、役者としても人間としても成長したのではないかと感じています。マラソンを走り切った後に近いような気がします。振り返ると、この作品がまた新たな転機になっているのかもしれません。そして、自分の中ではある種、できることを全て注ぎ込んだ作品だと思っているので、『ゆれる』の後のように「じゃあ、次何をやろうか」みたいになるのかもしれません。■プロフィールオダギリジョー1976年2月16日生まれ。岡山県出身。身長176センチ。O型。2003年、第56回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された黒沢清監督の『アカルイミライ』で映画初主演。その後、『あずみ』(03)で日本アカデミー賞新人俳優賞、エランドール賞新人賞、『血と骨』(04)で第28回日本アカデミー賞とブルーリボン賞の最優秀助演男優賞、『ゆれる』(06)、『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』(07)で日本アカデミー賞優秀主演男優賞、『舟を編む』(13年)で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。最近作に『南瓜とマヨネーズ』(17)が控えている。本作の阪本順治監督とは、『この世の外へ クラブ進駐軍』(04)、『人類資金』(13)に続く、3度目のタッグとなる。
2017年10月06日こんにちは、恋愛プランナーのTETUYAです。「得する人、損する人」みたいに、「恋が続く人、続かない人」いますよね(笑)。どこに違いがあるんでしょうか?間違いなく言えることは、その人のビジュアルの問題じゃないということ。そこには、恋愛のコミュニケーション能力に違いがあるんです。今回は、そんな行動や言動の違いをまとめてみました。■1.続く期間の及第点よく、3ヶ月、3年と、3のつくタイミングで恋のターニングポイントが来るという、まことしやかな噂があります。そのタイミングになると、ケンカして別れるカップルが多いと。確かに、僕の周りで色々話を聞いても、3年で別れたカップルって結構いるみたいです。ちょうど一周してマンネリになる時期なのかもしれませんが、あまりにも、この3ヶ月、3年の話が広まりすぎて、世間の女性が自己暗示にかかっているような気もします(笑)ただ、僕が思う「恋が続く期間」の及第点は1年だと見ています。1年続けば合格です。なぜなら、同じ彼と、一通りのイベントごとは一緒に経験したということですからね。次に、具体的に、「続く人」と「続かない人」の違いについて説明します。■2.ケンカ恋が続く人は、彼とケンカした場合どう対処するか?彼が言ったことに対して納得しないことがあっても、「価値観は人それぞれ」と広い心のもと彼の意見を一旦は尊重して、建設的に解決することができる。それに比べて、恋が続かない人は、「絶対、自分が正しい」という考えが強すぎて、彼の発言を絶対認めない。この差が大きいと思います。だから、男も嫌になるんです。人はだれでも、認められたい承認欲求があるんで、彼を子供だと思って受け止められるかが大事ですね。なにも、彼の言うとおりにしろという意味ではありませんよ?ただ、「彼はそう考えているんだな」と、一旦受け止める、ということが大事なのです。■3.マンネリはじめはお互いを良く知らないから、知りたい気持ちが強すぎて、一緒にいても新しい発見ばかり。ただ、ある程度相手のことを知ってしまうと、徐々にマンネリ化してきて、彼の欠点も見えてくるものです。それもよく言えば、二人の関係が自然体になってきた証拠なんですけどね。恋が続く人は、そんな欠点も、彼の個性として受け止めることができる。片や、恋が続かない人は、欠点が見えた段階で、他にも色んな欠点を、自分から探してしまい、結果、彼との恋が冷めてしまうことに。この違いは、スタート段階で決まっているような気がします。あまりにも彼に対する理想が高すぎた結果、生まれてしまう「違い」だと言ってもいいでしょう。いくらイケメンであっても、内面も完璧な男なんていないわけで(笑)。「男は欠点があるもの」と楽観的に思える女子のほうが、恋が長続きしますね。■4.やきもち多少なりとも、彼にやきもちを焼く場面はあると思います。そんなとき、激しく詰め寄ったり、不機嫌バリバリな態度を長く引っ張って見せる女子の恋は、長続きしません。逆に、こういうときほど冷静に、「好きだから、心配になっちゃう」と彼に優しく言える女子の方が、恋は長続きします。男にも色々事情があり、そんな不純な気がないところをあまりに強く叱咤されてしまうと、「この女、面倒くさい」と思ってしまいます。だから、「信じている」気持ちをしっかり伝えれば、相手も分かってくれます。■おわりに恋が続く人、続かない人、これまで紹介しましたが、一番の違いは、心の広い人か狭い人かの違いだと思います。彼が年上だろうが下だろうが、あなたの海で、泳がせとくくらい余裕が持てると、きっと長続きするんじゃないでしょうか。(TETUYA/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年08月11日毎日を、もっと晴れ晴れとした気持ちで過ごすようになりたい!人生には、誰にでも「今のままでいいのか?」と悩むターニングポイントがやってきます。そんな時に意識したい、人生をリフレッシュさせ、新しい人生を過ごすアドバイスを見てみましょう。あなたにとって「ワクワクする人生」はどんなこと?頑張りすぎなくても毎日に満足感を感じて、自信が持てる確実な習慣を持ち喜びながら、晴れ晴れとした気持ちで過ごすようになりたい!そんな希望が持っている人や、このままじゃいけないと思っている人。誰にでもこのように今のままでいいのかというターニングポイントがやってきます。急に、無関心から目覚めた時や新しい生活がしてみたいと好奇心が出た時こそ変わるときです。でも始めるときはいつも目の先や将来がモノトーンに見えたり、かすみがかかって見通しが悪く感じることがあります。注意するべきこと恋人、家族、仕事などの理由で、自分を巻き込まれることがあってはいけません。心の中にある情熱や願望は、心の深くにとどまっている”本当のあなた”なのです。この本当にしたいことを信念を持って進むときは、どんなことが起ころうとも、乗り越えられる力へとなっていきます。いつも春が来る前には、冬があります。このように耐える時期があるからこそ、花を咲かせるものです。一番大切なことは「変わりたい」「新しさが欲しい」といった自分の気持ちを無視しないことです。未知なことを試したくなる時、今の快適空間から出て、人生をひっくり返したいこともあるものです。考えるだけでもワクワクする人生はあなたにとってどんなことでしょうか?楽しいと思ったことやこんなことがしたいと思ったことに対して、「どうせ無理」と、目を伏せてばかりではいけません。好きなことがあるのに、それに向かって一生懸命にならず諦めてばかりいたり、それを現実にしないと、幸せな生活や満足感を感じる生活からは離れていきます。そんな時はもっと視界を広げて、いろいろな世界を見てみましょう。いろいろな人生を歩んでいる人はたくさんいるものです。頭の中や心から望んでいる野心や情熱は、あなたが持っているキャパシティーよりもはるかに大きくて、早い力を発揮させるものです。では、人生をリフレッシュさせ、新しい人生を過ごすアドバイスを見てみましょう。1.自分が心地よく!美しさばかりに目を向けず、自分が快適で健康に過ごす努力をするようにします。そうすると、美しさもついてくるものです。朝の目覚めは、エネルギー満タンで目覚めたのに、腰が痛くて何もできないなんてもったいないですよね。今日から、ハーブティーやダイエットにも効果の高いデトックスを取り入れた生活を送りましょう。デトックスはとても今人気の高いルーティンです。特に夏になるといろいろなところで話題になります。デトックスをすると内臓すべての働きが良くなり、健康になり肌も輝いてきます。そうなると自然と新しいことにチャレンジする力も湧いてきます!2.今年の流行語大賞を自分で選ぶ毎年発表される流行語大賞がありますが、自分の中でもテーマとなる「流行語」を選びましょう。その言葉を繰り返して言うことにより、今年の目標、来年の目標が明確に見えてくるものです。もう今年も半分ほど終わりましたが、残りの半分でまだまだ2017年を良い年にリカバリーすることはできます。3.自分の「成長」や「幸せ」になることに興味を持つ混乱を感じているときや、イライラが長く続く状態の中にいて、何か変えたいと感じているときはただの偶然ではありません。自分の望んでいることにしっかり集中して知ることが必要です。自分がしたいことにもっと興味を持ってみませんか?自分では分かっているつもりでも、意外と気づいていないことってたくさんあります。ノートに正直に書いてみると、結構自分の中にしまっている想いが知れて楽しいですよ。4.ツールを使った方法SNSを使って、自分の成長記録をつけるのはいかがですか?最近はいろいろなことをSNSで公開し、報告します。先ほど言ったノートに書くこともわかってはいるけど、ついつい忘れがちになってしまいます。そんな時は「今日はこれをした」「今日はこれにチャレンジした」ということを時々日記のように使い、そのなかに「こうなりない」という夢と一緒に投稿するのを続けてみましょう。後から見返した時に、自分が何が好きかわかるようになります。写真やビデオと一緒に投稿をすると記録に残りやすいです。このようにいろいろな方法を使って新しく変えるように気持ちを向けることができます。新しく変える時に障害となることは「不確かさ」です。今こそ変える時!例え、小さなことでも変化を入れると気持ちがリフレッシュします。髪の毛の長さを変えるだけでも、驚くほど生まれ変わったような気持ちになります。夏休みの間を使って、少し変化を生む生活を送ってみませんか?夏休みの間のたった数日であっても変化をもたらすと、次の月が変わってきます。変化が欲しいけどなかなか勇気が持てないという人なら、待ち受け画面を変えてみたり、SNSの背景を変えるだけでも変化を生み出します。これならすぐにできますよね。このような小さな変化を重ねることで大きな変化を生むきっかけにつなげることもできるようになってくることがあります。
2017年07月24日「NHK『朝ドラ』で、お笑い芸人がキャラクターの強さを発揮したのは、『澪つくし』の明石家さんまさんが初めて。これは、朝ドラの歴史のターニングポイントになりました」 こう語るのは、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)の著者で、ドラマウオッチャーの田幸和歌子さん。バラエティ番組やドラマ、情報番組のコメンテーターまで、いまテレビで見ない日はないほど出ずっぱりのお笑い芸人たち。その出演の幅は朝ドラまでに広がっている。 「さんまさん出演以前にも、コメディアンや喜劇俳優は昔から出ていました。『てんぷくトリオ』の伊東四朗さんは、三波伸介さんが亡くなった翌’83年『おしん』の父親役に抜擢され一躍人気を博しました」(田幸さん・以下同) そして’85年、『オレたちひょうきん族』で一世を風靡していた明石家さんまが、『澪つくし』に初登場し話題に。 「脚本家のジェームス三木さんがキャラクターを生かしあて書きをした、関西出身のお調子者・ラッパの弥太郎役で登場し、大人気になります。でも実はメインの物語には絡んでいません。1人、笑いのパートを担い、ドラマのなかの『息の抜きどころ』になっていました。ただ彼が、NHKの拘束時間の長さから『早く殺してくれ』と訴えて、後半は出番が減ったんです」 そして、片岡鶴太郎、山田邦子といった人気芸人たちが続けざまに朝ドラに登場し、いくつかの「定番キャラ」を作り上げていった。田幸さんが、芸人俳優の主な“役割”のタイプを解説。 【1】ヒロインを見守り続ける“サポーター”役 「『チョッちゃん』(’87年)の片岡鶴太郎さんや、『純ちゃんの応援歌』(’88年)に出た笑福亭鶴瓶さんは恋の相手にはならないキャラに加えておどけた役を担い、この作品で全国区の人気になりました。この流れは、『カーネーション』(’11年)で、尾野真千子と丁々発止でやりあったほっしゃん。(現・星田英利)へ、さらには『あさが来た』(’15年)の、友近さんへ引き継がれていきます」 【2】ヒロインに厳しい“よき理解者”役 「口うるさく、型破りなヒロインをすぐに怒る厳しい女性を演じたのは、『あぐり』(’97年)での山田邦子さん。その後、温かな理解者へ変わります。彼女は『ノンちゃんの夢』(’88年)にも出演していましたが、『あぐり』でのキャラクターは革新的。これは、『花子とアン』(’14年)の先輩役の近藤春菜さんが受け継いでいます」 【3】大阪・沖縄……舞台の「象徴」役 「大阪が舞台となっている作品は、ヒロインはじめ大阪弁に苦労する人も多いですが、関西の芸人にとっては、言葉の壁がありません。『ふたりっ子』(’96年)の宮川大助・花子、さらには沖縄が舞台の『ちゅらさん』(’01年)のガレッジセールなど、出ているだけで、瞬間的にその土地の空気感を表現してくれるんです」 【4】芸人キャラのまま!“ピンポイント”出演 「『つばさ』(’09年)の麒麟の川島さんが声を生かしDJに。ますだおかだの増田英彦さんは、『だんだん』(’08年)に本人役で司会者として登場。千原せいじさんは、『おひさま』(’11年)で“キモキャラ”の男性役と、芸人のキャラありき!特に多くの芸人が出演した『あまちゃん』(’13年)と『まれ』(’15年)は、ピンポイントでの出演が多かった」 【5】役者顔負けの“演技派” 「片岡鶴太郎さん、原田泰造さんは、役者としてすでに力のある人。意外だったのは、いかりや長介さん。大河『独眼竜政宗』(’87年)、朝ドラ『おんなは度胸』(’92年)から、どんどん演技派俳優になっていきました」 近年は、原点のさんまのように、芸人のキャラを生かしての、あて書きに近いキャラが増えていると田幸さん。 「『まれ』では、その個性そのままの頼りない先輩パティシエ役にドランクドラゴンの鈴木拓さんと、キャラとのギャップを生かし真面目な公務員を演じた板尾創路さんの両極のあて書きを楽しめました」 いよいよ4月3日から放送開始の『ひよっこ』には、メインキャストとしてエレキコミックのやついいちろうが出演。芸人俳優にも注目だ。
2017年04月01日3月28日は牡羊座の新月です。牡羊座は「スタートの位置に立つ」イメージ。今回は春分を過ぎ、春の芽が出てくるフレッシュな新月…。あなたの描く一年後や近未来の状況が夢に現れることでしょう。「一年後のあなた」に向けた恋の未来予想を描く夢を見て、これからの計画を立ててみませんか?■望みを叶えられるなら何を願う?みなさんご存知の新月のお願い事は、プラスな言葉を用いることで叶いやすいと言われます。実は寝ている間に見る夢もプラスに置き換えることが可能です。特に新月近くに見る夢は、リ・スタートなタイミング。暗闇から新たな月が顔を出すように、あなたの潜在意識が顔を出し、未来へのメッセージを届けます。もちろん夢を見られない体質の方でも大丈夫。これは12星座共通の概念と新月の星空を重ね合わせた12星座別夢占いがベースです。12星座別の恋の予言を参考に、あなたの描きたい夢の種まきを始めてください!「何でも望みを叶えられる!」としたら、あなたは何をしていたいですか…?今回の新月で夢を見るおまじないは「塩で身体を清める」です。■牡羊座のあなた◎出やすい夢一年後、あなたは政治家になっている!◎恋の予言夢であれ、政治家になるなんてピンと来ないでしょうか?実は職場、バイト先、関係先などで、次々に恋に発展するような出会いが訪れそう。でも、ちょっと待った!あなたが恋をするなら幸せなエネルギーに満ち溢れた相手と。積極的な第一歩が夢をプラスに置き換えます。これからのあなたに遠慮やプライドは無意味です。■牡牛座のあなた◎出やすい夢一年後、あなたは弁護士になっている!◎恋の予言夢であれ、弁護士になっていてビックリ?いいえ、あなたは弁護士にふさわしい活躍をしますよ。誰がなんと言おうと、あなたは好きな相手の唯一の味方です。そして5月頃には最高のプレゼントも届くでしょう。恋に困難は付きものです。信じること、相手と触れ合うことを恐れないでください。■双子座のあなた◎出やすい夢一年後、あなたは作家になっている!◎恋の予言想像力のたくましいあなたに作家はピッタリな職業かも!?この春からインスタやブログを始めてみてはいかがでしょう?今春の恋のきっかけはどこにでも。マンネリな相手とはスポーツがオススメ。あなたは些細な発見があれば恋を盛り上げられるみたい。ただし、秋には関係の見直しも起こりそう。■蟹座のあなた◎出やすい夢一年後、あなたは華やかなデビューを果たす!◎恋の予言華やかなデビューとは、好きな相手にあなたの存在を気づいてもらえることのよう。もしも相手の気持ちが離れていても戻ってくる予感。でも、ちょっと待った!あなたの態度が曖昧だと相手は簡単に見破ります。へんな噂で恥をかくのもあなたです。取り返しのつかないことにならないよう誠実な愛を育てて。■獅子座のあなた◎出やすい夢一年後、あなたはお金持ちになっている!◎恋の予言今のあなたは、心の底から興味を持てるものがないのではありませんか?あなたは恋する気持ちや夢中になれるものを必要としています。イイ人でも物静かだったり控えめだったりする相手にはピンと来ないかもしれません。自分をグレードアップさせ情熱の火を昇華させましょう。貯金もオススメです。■乙女座のあなた◎出やすい夢一年後、あなたは異国でバカンス中!◎恋の予言夢であれ、異国でバカンスは楽しそうですね。実は今とは違う相手、現実とは別の場所に恋焦がれているのです。あるいは好きな相手と遠距離のため、寂しさや物足りなさを感じています。積極的な会話が夢をプラスに置き換えます。状況を良くするのも悪くするのも、あなたの捉え方次第ですよ。■天秤座のあなた◎出やすい夢一年後、あなたは引越しをしている!◎恋の予言引越しの夢を見るとき、あなたは人生の岐路に立っています。実際に引越しをするとは限らないけれど、好きな相手を必要としない人生の選択や、漠然としたこれからの過ごし方で悩んでいたりします。旅行先で思いがけない出会いが訪れそうなので、恋人募集中ならば遠出がオススメです。■蠍座のあなた◎出やすい夢一年後、あなたは芸能人になっている!◎恋の予言この夢は、困難に打ち勝つことで得られる栄光を表しています。今のあなたは芸能人になりうる素質が十分ということなので、周囲の注目度、関心の高さもうかがえます。実は恋のターニングポイントも迎えています。ライバルのいる恋は正念場ですよ。計画的に時期を待つことが夢をプラスに置き換えます。■射手座のあなた◎出やすい夢一年後、あなたは医者になっている!◎恋の予言この夢は、実際にかかりつけの病院などでなく、およそ病院らしからぬ場所で人を癒している姿です。あなたの恋愛が、今までよりも深入りすること、相手との関係が将来につながる可能性を示しています。ただし、理想を求めすぎて見逃すこともあるので、前向きに考える機会にしてください。■山羊座のあなた◎出やすい夢一年後、あなたは結婚している!◎恋の予言近々お祝いごとがある、もしくはあなたが恋に焦りを感じている、という二つの可能性があります。仮に今、恋が危機的状況であるのなら、相手のどこが好きなのかを冷静に見極めましょう。そして、夢を現実に向けるために、あなたは持って生まれた魅力を安売りしないこと。適齢期よりも未来に目を向けて。■水瓶座のあなた◎出やすい夢一年後、あなたはパラレルワールドを発見する!◎恋の予言異世界の発見は、あなたが皆に祝福されて幸せを感じる様子です。つまり、恋愛も人気運が上昇ですし、温かい目で見守る家族や仲間たちに恵まれそう。好きな相手とはデートにこぎつけますよ。ただし、次々とチャンスを手にするので、恋愛トラブルにも。笑顔と自信が夢を近づけます。■魚座のあなた◎出やすい夢一年後、あなたは寺で修行している!◎恋の予言夢であれ、修行は疲れますよね。まさしく、あなたは恋に疲れているのかもしれません。好きな相手とすれ違うなど、迷いが生じたときは決断は後回しに。たまには自分にご褒美を。自分磨きも良さそうです。気を紛らわせるのではなく、心に余裕を保つこと。恋を真剣に学ぶ時です。■潜在意識の力を信じて春が訪れて始めて迎える新月なので、少し未来のあなたが夢に望む形で登場しやすいかと思います。それは環境の移動もあるし、映画で見たワンシーンの場合もあるでしょう。夢に出てくる景色にはたくさんのヒントが描かれています。ちなみに筆者は夢を書き出しておくのですが、わりとすぐに、「これはこのことだったか」と思える現象に遭遇しますよ。新月の夢は、リ・スタートのタイミング。あなたの潜在意識の力を信じてみましょう。ベッドに入るときは、ぜひキーワードを確認してお休みください。そして眠った後で「あっ、これは夢かも…!」と気づいたら…、夢の中のあなたに直接メッセージを確認してみてくださいね!ライタープロフィールはゆき咲くら土と陽の独自メソッドで占い。新宿、町田、東京タワーの占い処に不定期で出没中!略歴:相性研究家・プロ占い師。メディア&雑誌多数連載。昭和レトロな商店街生まれ。お風呂から見上げる宙とタロットと猫と格安ランチが大好き♡Hayuki Sakura Official Blog
2017年03月28日アラサー(30歳前後)は、仕事や恋愛など、ライフスタイルでのターニングポイントとなる年齢。「東京タラレバ娘」など、アラサー女性を主人公にしたマンガやドラマも、アラサーたちが将来に悩み奮闘する様子が描かれ共感を呼んでいます。では、現代を生きる、実際のアラサー女性たちの実態はどのようなものなのでしょうか。メーキャップブランド「マキアージュ」(資生堂)が25~34歳の働く女性500名を対象に「仕事観・恋愛観・美容観」と「理想の女性像」についてアンケートを実施しました。その意識・実態調査の結果を元に、アラサー女性の実態を探っていきましょう。<仕事観>長く仕事を続けたいけれども、ワークライフバランスは今よりもっと重視したい!「定年まで仕事をしたい」、「結婚しても仕事を続けたい」など、長く仕事を続けたいという女性が多い一方で、「もっとワークライフバランスを重視したい」の声も 7 割超。社会に出てそれなりの年月が経過し、社内での立場の変化や仕事への慣れの中で、「20 代前半からやりたいことが変わった」「転職を経験した」など、仕事において の意識の変化があった女性も少なくないようです。“アラサー”世代は、経験と年齢、周りの影響などから将来設計がよりリアルに見えはじます。今回のアンケートは、「仕事自体はずっと続けたいけれども、家庭やプライベートとのバランスはしっかりとりたい」という女性たちの本音が垣間見える結果となりました。ちなみに、長く仕事を続けたい理由としては、「結婚しても、社会との繋がりを保ちたいし、自分が 使うお金は自分で稼ぎたい」(29 歳)、「家でじっとしていられないタイプなので、 仕事をしていないと逆にストレスがたまりそう」(30 歳)との声が聞こえてきました。「定年まで仕事をしたい」と回答した割合は約 7 割。対して、「今の仕事を 10 年後も続けていると思うか」を聞いた質問では、 43%が「そう思う」、57%が「そう思わない」という結果になり、今後のキャリアにつ いては、同じアラサー女性の中でも、人によって考え方が大きく異なる様子。また、未婚か既婚かによっても回答に違いがみられ、未婚女性で「そう思う」と答え た人は 3 割台(36%)にとどまったのに対して、既婚女性で同じ回答をした人 は 51%と半数以上にのぼっています。未婚女性は、現在の仕事での結婚・出産に関わる休暇制度や復職などの把握や働き方があまり定まっていない方が多く、既婚女性の場合は、十分に未来予想図が描ける職場環境を望む方が多いのかしれませんね。<恋愛観>さまざまな恋愛を経験してオトナに。20代前半と比べ、「女性としての魅力」にも変化が。アラサー女性たちは、これまでにさまざまな恋愛を経験してきていて、現在までの交際人数は、平均「4.7 人」。「これまでに結婚したいと思った人」の数は、既婚女性で平均「1.7 人」、未婚女性でも平均「1.0 人」。 未既婚にかかわらず、多くの女性が、一度は「結婚を意識する相手」に出会った経験があるようです。なお、調査対象のうち、 未婚の方のみに「いま、結婚したいと思う気持ち」をパーセンテージであらわ してもらったところ、平均60%という結果になりました。20 代前半と現在では、自分の「女性として魅力的な部分」も変化したと考える女性6割超に。 年齢を重ねたからこその「落ち着き」や「余裕」が、新たな魅力につながっているよう。具体的には、●「昔は若さを武器にしていたが、今は知識や経験が魅力になっていると思う」(34歳)●「時間やお金による“オトナの余裕”が出てきた気がする」(32歳)●「前までは自分のことばかり考えていたけれど、今は相手のことも思いやり、気遣えるようになった」(27歳)●「社会に出たことで、人として成長したと思う。相手を甘えさせてあげる余裕もできた」(28歳) などの声があがりました。年齢を重ねたからこその「落ち着き」や「余裕」が、新たな魅力につながっているようです。<美容観>昔とはメイクが変化・・・自分にあったアイテムやスタイルを見極められるように。「20代前半の頃と比べてメイクは変わった?」という質問には、アラサー女性の 6 割超が「変わった」と回答。中でも、「かわいい系のメイクより、オトナっぽいメイクが好きになった」など、メイクの好みが変化したという人が多い結果に。また、 「自分なりのメイクスタイルが見つかった」という人も約7割にのぼりました。特に、「20代前半の頃はとにかく“盛る”メイクばかりしていたが、今は自分の顔 立ちを活かすメイクを意識するように」(29歳)、「昔は明るい華やかなカラーを 使っていたが、今は上品に見えるメイクを心がけている」(33歳)「20代前半 は、似合わなくても流行りのメイクをそのままとりいれていたが、最近は自分なりに アレンジできるようになってきた」(31歳)など、盛り過ぎたり、流行に踊らされ たりすることなく、自分にあったアイテムやスタイルを見極められるようになった 女性が多いようです。<理想の女性像>アラサー女性たちの目指す姿、キーワードは「エフォートレス・シック」これまでの調査結果からは、20歳前半からの5~10年で、仕事・恋愛・美容とさまざまな面において、アラサー女性たちの考 え方が変化している様子が伺えます。 そこで今回、20代前半と現在で、自分が考える“理想の女性像”にも変化があるかを聞いたところ、約6割の女性が「ある」と回答。実際に、「20代前半の頃に目指していたイメージ」としては「キュート(かわいらしい)」が52%で最多とな った一方で、現在では、「シック(上品で洗練されている)」(42%)、「エフォートレス(がんばりすぎない)」(39%) がツートップとなりました。具体的に“理想の女性像”を聞いた質問でも、●「年齢を重ねても若作りをし過ぎず、自然な美しさがある人」(33歳)●「作り込みすぎず、上品さと自然体のどちらも感じられる女性」(26歳)●「上品さと、ちょっとした色気があり、それを自然に身にまとっている女性」(28歳)など、「エフォートレス・シック」を目指す女性たちの声がみられました。“あえてのくすみ色”ד素肌感”でLADYな魅力を引き出すマキアージュアラサー女性を対象としたアンケートから見た、彼女たちの“今の気分”、「エフォートレス・シック」。そんな気分に寄り添うメーキャップブランドが「マキアージュ」です。2017 年春は、「エフォートレス・シック」を体現するメイクスタイルとして、“あえてのくすみ色”を取り入れたポイントメイクと、 “素肌感”のあるベースメイクを提案します。「オトナの遊びゴコロ」を楽しむ、春なのに“あえてのくすみ色”ポイントメイクは、自分の持つパーツの良さを活かしながら、年齢や TPO に合った形でトレンドを取り入れられる、オトナにとって のアクセサリーのようなものです。 今春、マキアージュが提案するのが、浮かずに肌になじむように計算された、絶妙なくすみ色を取り入れたメイク。上品であり ながらも、さりげなく色っぽい、LADY な魅力を引き出します。<マキアージュ ドラマティックルージュ> 3 色 / 3月21日新発売新発売。 計算された“くすみ色”を取り入れた、美容オイル生まれのルージュ。艶・保湿・持続を叶えた贅沢オイルがとろけ出し、クリアで 美しい艶発色で、上質感あふれるオトナな唇に。<マキアージュ ウオータリールージュ> 3 色 / 3月21日新発売“くすみ色”がふんわり染まる、オトナのティント。うるおいながら色がなじむ「やわ唇」に軽やかな仕上がりが続くティントタイプのルー ジュ。<マキアージュ ドラマティックムードアイズ> 2 種(限定 1 種) / 3月21日新発売艶グラデで立体的な目もとをつくるアイシャドー。“くすみ色”が配合された艶パウダーと艶ラインの隠し技で、まばたきのたびゆらめ く、魅惑的な目もとに。素肌感のあるベースメイクで、さりげない色っぽさを演出まるで、もともと素肌がキレイかのように仕上げられ、さらにその美しさが持続する。マキアージュのベースメイクは、そんな理想 をかなえます。額・目尻・鼻先を結んだ「ダイヤエリア(※)」の肌ノイズをカバーすることで、「美人印象」も大きくアップ。「キレイな 素肌」のような美しい仕上がりの肌は、さりげない色っぽさを演出してくれます。 <マキアージュ フラットチェンジベース>2 月 21 日新発売毛穴・テカりを補正する部分用ベース。毛穴やテカりが集中する「ダイヤエリア(※)」を、透明感が高くフラットな状態に整え、目もとや 唇などのパーツまで際立つ美肌印象に導きます。※「額・目尻・鼻先」を結んだひし形のエリア[調査概要]・調査期間:2017 年 2 月 6 日~7 日・調査方法:インターネット調査・調査対象:25~34 歳 有職者女性 500 名(年代・未既婚で均等割付)マキアージュ公式サイト:
2017年02月28日