●1980年台からすでに始まっていた「アニメのデジタル化」一般財団法人デジタルコンテンツ協会が主催する「アニメーション・デジタル作画人材育成OFF-JT研修」が27日、日本工学院専門学校蒲田キャンパスで開催された。同研修は日本のアニメ産業の国際的競争力を強化することを目的として設立された「アニメーション・デジタル作画人材共同育成コンソーシアム」を母体に、アニメーターの人材育成とデジタル作画制作体制の導入推進を目的としたもの。第1部では一般公開セミナーが開催され、東京工科大学メディア学部准教授・三上浩司氏による基調講演、およびデジタル作画を実際に導入しているアニメ制作会社のクリエイターによる講演が行われた。本稿ではその模様をレポートする。○デジタルコンテンツ協会は「地域の人事部」最初に登壇したのは、経済産業省 経済産業政策局 産業人材政策室 係長の鈴木崇史氏。鈴木氏は日本のコンテンツ業界の現状について「人材育成力の強化が重要になる」と分析。「経済産業省が実施する地域企業人材共同育成事業は、地域の複数の中小企業等が集まり、1社単独では実施できない人材育成や地域課題の共有等を共同で進めていく事業である」という。今年度、本事業に取り組む事業者のひとつがデジタルコンテンツ協会だ。今回の研修を主催する同協会は、良質なデジタルコンテンツの制作・流通・利活用を推進し、コンテンツ産業の発展を促す目的で設立された団体である。鈴木氏は「デジタルコンテンツ協会には、地域コーディネーター機能、すなわち"地域の人事部"としての役割を担っていただきたい。」とコメント。さらに、「これまでの研修事業は座学が中心だったが、本事業では他の会社に出向するなどして、実務研修を行うことで、人材力を強化していくことがポイント」と説明した。○国内外におけるアニメ制作の現状と人材育成の課題続いて、東京工科大学メディア学部准教授の三上浩司氏が登壇し、「国内外におけるアニメ制作の現状および人材育成に関わる課題」と題した基調講演を行った。三上氏はまず、現在のアニメーションの大まかな種類を「2D」「3D」「アナログ」「デジタル」という4つの軸に当てはめて分類。セルに手描きで制作される従来の「アナログアニメ」を始めとして、「デジタルアニメ」、「セルタッチアニメ(3Dセルレンダリング)」、「3DCGアニメーション」など、一言で「アニメ」といっても、そこにはさまざまなテクノロジーがあり、この4軸以外にも「予算」などたくさんの軸で分類できるのだという。●「作画」のデジタル化に立ちはだかる壁○日本のアニメ技術の歴史では、そうした日本のアニメ技術はどのようにして発展してきたのだろうか。三上氏が提示した「日本のアニメ技術の変遷」によると、日本のアニメーション工程は、「ディズニーアニメのスタイルに追いつこう」というところから始まり、TVアニメの体制が成り立ったことで独自のスタイルに向かっていった。作画・撮影・仕上げをデジタル化する挑戦が始まったのは、1983年の「子鹿物語」から。当時はデジタル化するために多額の予算が必要だったため、実験的に第2話のみコンピューターを利用したという。1992年にはセルの製造中止が決定し、将来的にセルアニメが続けられる見通しが立たなくなったこともあり、急速にデジタルへとシフト。90年台後半の「ゲゲゲの鬼太郎」(1997年)あたりから、一気にデジタルが普及し始めたという。同時期、長編3DCG作品となる「トイ・ストーリー」が公開され、3D技術も普及。2000年台後半からは広くアニメに活用されるようになり、フル3Dのアニメも珍しいものではなくなった。現在はここにCG生成技術の「自動生成」やIT技術の「クラウド」といった他分野の技術も加わり、さまざまなスタイルが選べるようになってきたのだという。こうした過去の技術を知ることで、未来を正確に予測することができる。このことを三上氏は「未来は現在と過去のカーブの先に」という言葉で表現する。三上氏は講演の中で、過去から現在に至るまでの技術の変化のターニングポイントを知ることで、将来のあり方を考えることができると述べている。過去に進んだデジタル化は作画のデジタル化の将来に大きなヒントを示していると述べた。○アナログ手法がメインの「作画」、デジタル化の障壁はでは今後、作画のデジタル化はどう進むのか。アニメーション制作はおおまかに「作画」「美術」「仕上げ」の3つに分類されるが、現在、「仕上げ」はほぼデジタル化が完了しており、「美術」もタブレットでペイントしていくスタイルが主流となっている。一方で「作画」については、ようやくタブレットの普及が加速し始めた段階で、デジタル化の普及はまだこれから。三上氏は「きちんとしたメリットがあるなら、100%に近い形で作画がデジタルに変わることもありうる」と語る。もっとも、デジタル化への移行は簡単ではない。「どのペンタブレットを使うのか」や「デジタル化のための費用を誰が負担するのか」といった設備投資に関する問題や、トレーニング期間とそのためのコストといった人材育成に関する問題が出てくるのだという。加えて最大の障壁は、果たして従来の手法と同じスピードと品質を獲得できるのかという「最適化」の問題だ。すでに現在のアニメ制作は効率のために「最適化」された制作工程をめざしてきた。しかし、アニメーターが新しい技術を習得する間、仕事の速度や品質が低下してしまう懸念もあり、デジタル化による負担増がその間の経営に影響を与える恐れがある。こうした課題への対策として、三上氏は次のように解決策を提示する。まず「設備投資」については、多様な選択肢のあるシステムの情報を共有することで、それぞれの企業に適した規模でのシステムの導入を図ることができる。ソフトウェアごとの処理の違いを理解し、ワークフローの中での異なるソフトの柔軟な組み合わせを実現し、異なるシステムでも共通ルールを用いることで、制作会社間の協業を担保する。また,人材育成についても、各社の連携が重要になる。ソフトウェアベンダーへ協調して働きかけることで、ソフトウェアに関わる情報の共有を図る。また、上記の連携を図るための要望なども強調して働きかけることが重要である。そして、デジタル化したことで収益に悪影響を及ぼす危険性については、デジタル作画による投資によりトータルでの品質や収益性を向上させることが重要であり、効率化したからといって安易に低予算での制作につなげないことが大切であると強調した。三上氏によると、今後はCG会社とアニメーション会社が融合発展し、境界はますます曖昧になっていくという。また、従来は水平分業型だったアニメ制作だが、デジタル化により、将来はひとりのクリエイターがすべての作業をこなす「垂直分業」も容易になるだろうと述べ、基調講演を締めくくった。●グラフィニカ/ポリゴン・ピクチュアズ/旭プロダクションのデジタル化事例○専用のデータマネージャにより事故を防止―ポリゴン・ピクチュアズ三上氏に続いて、3DCGの制作会社であるポリゴン・ピクチュアズの造形監督・片塰満則氏が登壇し、ポリゴン・ピクチュアズにおける「パイプラインでのアニメ制作先進事例」を紹介した。片塰氏はポリゴン・ピクチュアズでの制作の流れを「資料」と「工程」に分け、さらに「工程」を「アセット」「ショット」「ポスト」の3つの段階に分割する。たとえば「モデリング」という工程を行うためには「デザイン/設定」という資料が必要であり、「レイアウト」という工程のためには「ストーリーボード」という資料が必要になる。すなわち工程と資料の関係を言い換えるなら、「設計」と「施工」ということになるのだ。ここで重要なことは、制作物が各工程を流れていく際に、担当者同士が「データを確実に受け渡すこと」だと片塰氏は強調する。ポリゴン・ピクチュアズは国内では珍しく水平分業型を採用しており、リグやモデリング、ルックデブといった機能ごとに専任のスタッフを配置している。よって、何度となくデータの受け渡し作業が発生するのだが、注意しないと「渡したデータが最新のものではなかった」「データを上書きしてしまった」といったさまざまな事故が生じる可能性がある。そこで同社では、専用のデータマネージャを開発し、各部署の最新データの共有や履歴管理ができるようにしている。さらに、「HIERO」を導入することで、最新のレイアウトやアニメーションを自動的に収集。翌朝のチェック時に一本のムービーにして再生できる体制も整えている。毎日決まった時間にチームが顔を合わせることで、情報伝達が活発化し、毎日の予定が計画しやすくなるといった副次効果もあるという。最後に片塰氏は、3DCGの長所を生かしたセル画表現「トゥーンルック」を紹介すると共に、同社の今後の課題として「ToonBoom導入と稼働」を挙げた。○デジタル作画は地方スタジオ活用の必須ツール-旭プロダクション一方、2Dアニメのデジタル制作化事例として挙げられるのが「旭プロダクション」だ。セミナーには同社技術部の濱雄紀氏が登壇し、旭プロダクションのデジタル化の過程を紹介した。同社は東京本社以外に、宮城県にもスタジオを構えており、5年間で50作品以上の作業実績を誇る制作会社だ。この作業量は作画をデジタル化したからこそであり、「地方スタジオを最大限活用するのにデジタル作画は必須ツールである」と濱氏は話す。具体的なデジタル作画のメリットとして濱氏が挙げるのは、「遠隔地でも業務が滞らない」「3D、撮影と親和性が高い」「高解像度化に対応可能」「新人のトレーニングが短縮できる」「スキャン、物理輸送を省略できる」「リテイク対応が早い」などだ。もっとも、デメリットもある。「設備投資や維持費がかかる」ことや「ソフトウェアがまだ発展途上である」こと、さらに「工程の途中に紙での作業が挟まると大変」になったり、そもそも「技術の習得に時間が必要」ことだ。このあたりは、三上氏が基調講演で話していたことにも重なる部分である。また、PCは5年程度しか使えないため、維持費がかかるというデメリットは、現在も課題として残っているという。メリット・デメリットの両面があることから、2010年の宮城白石スタジオ設立には反対意見も多かったという。しかし、すでに存在する地域のスタジオと勝負するためには、他社にはない強みが必要というところから、宮城白石スタジオのデジタル化が決定した。新たなスタジオのスタッフは新卒を中心に編成。デジタル化に抵抗のない、デジタルネイティブ世代のメンバーでスタートした。現在はネットワーク技術が進歩し、設備も低価格化したことで、実用的な段階になったと濱氏はいう。紙からデジタルへシフトするコンバートのノウハウも生まれ、動画マンのトレーニング期間の短縮にもつながっている。リテイク対応も容易になり、クライアントの反響も上々だという。「デジタル化なくして宮城白石スタジオはなかった」と濱氏は当時を振り返る。動画マンや原画マンの低賃金が問題視される現在のアニメ業界だが、濱氏は「デジタル化により、一カ月目から商品として成立するものが作れるようになった。動画マンの賃金水準を上げるまでの時間が短縮されている」と、デジタル化への期待を寄せた。○100%デジタル化したことで月産400~500枚/人を達成―グラフィニカ続いて登壇したのは、グラフィニカの櫻井司氏。作画スタジオである同社がどのようにしてデジタルに転換し、その結果どんなメリットが生まれたのかについて講演した。デジタル化以前の2011年頃、櫻井氏は制作進行における現場の負担が増えていると感じていた。この問題を解決するため、2012年の夏、デジタル化への移行が検討されるようになり、部署名も「デジタル作画部」に変更。2013年9月にはデジタル仕上げがスタートした。開始時はデジタル動画のみだったが、その後、デジタルでの動画仕上げをパッケージ化した営業を展開。TVシリーズの動画仕上げを仕事の中心に変更してからは、グロスでTVシリーズを請けるようになり、現在では月産400~500枚/人を達成した。スタッフ全体の効率が上昇したおかげで、受注を安定化することができたという。デジタル化した当時は周囲から「紙とデジタルを半々にしたほうがいいのではないか」という声もあった。しかし、櫻井氏はあえて紙を残すことはせず、デジタル動画をスタートさせた日に動画用の机はすべてPCに置き換えた。当時はまだ紙の方が営業もしやすい時代。「中途半端にやると、結局は慣れた紙に戻ってしまうのではないか」という懸念があったのだ。デジタル化を決めた櫻井氏は、同じくデジタル化を進めていた旭プロダクションに指導を依頼。研修の翌日には仕事をスタートさせ、現在まで発注は途切れることなく続いているという。○コンソーシアムの役割と今後の活動最後に登壇したのは、株式会社ヒューマンメディア代表取締役の小野打恵氏だ。講演内容は、「アニメーション・デジタル作画人材共同育成コンソーシアム」の内容と今後の活動についてである。小野氏によると、日本のアニメ産業は「海外展開でのライセンス収入や国内での他産業への波及効果が共に筆頭分野であり、我が国の成長戦略・クールジャパン戦略の重要分野」である。しかし、世界的にアニメ制作のフルデジタル化がほぼ実現しているにも関わらず、日本では未だに手描きでの作業が作画工程の中心になっているのが現状だ。また、アニメーターの就業形態が社員雇用、契約社員など様々である点にも言及し、「個々のキャリアアップが難しい状況である」と問題を提起する。同コンソーシアムは、そうした現状を改善するため、国際的競争力強化に向けて作画工程のデジタル化を推進。共同研修やOJT研修を実施することで、アニメーター人材を育成する役割を担っていく。具体的には、8月から9月にかけてデジタル作画人材育成の出向研修を行い、11月から12月にかけてはデジタル作画人材育成評価のための共同制作実務を実施。来年1月下旬には、成果報告セミナー及び評価会の実施を予定しているとのことだ。
2015年07月09日ニコンイメージングジャパンは7月2日、ニコンDXフォーマットを採用するデジタル一眼レフカメラ用の標準ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR」を発表した。発売は7月16日。希望小売価格は125,000円(税別)。AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VRは、焦点距離16~80mm(35mm判換算で24~120mmの画角に相当)の標準ズームレンズ。ニコンDXフォーマット対応レンズとして初めてナノクリスタルコートとフッ素コートを採用した。そのほか、電磁絞り機構もDXレンズとして初搭載。高精度な絞り制御で高速連続撮影時も安定した露出制御を実現するという。手ブレ補正効果4.0段分(CIPA準拠)の効果があるVR機構を搭載。暗い屋内などでの手持ち撮影をサポートする。主な仕様は、焦点距離が16~80mm、開放絞りが広角端でF2.8、望遠端でF4、最小絞りが広角端でF22、望遠端でF32。レンズ構成は13群17枚(EDレンズ4枚、非球面レンズ3枚)。絞り羽枚数は7枚(円形絞り)。画角は83度~20度。最短撮影距離は0.35m、最大撮影倍率が0.22倍。フィルターサイズは72mm。本体サイズは最大径約80×長さ85.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)、重量は約480g。72mmスプリング式レンズキャップ、裏ぶた、バヨネットフードが付属する。
2015年07月02日プラザクリエイトは30日、iPhone 6用とiPhone 6 Plus用の「olloclip 4-in-1 Lens/olloCase」を発売した。魚眼と広角、2種類のマクロレンズとiPhoneケースをセットにした製品だ。直販価格はいずれも税込12,980円。4種類のレンズを一体化させた「olloclip 4 in 1」とiPhone 6/6 Plus用ケースのセット。iPhone 6/6 Plusをケースに入れたまま、olloclip 4 in 1を取り付けることができる。olloclip 4 in 1は、画角約180度の魚眼レンズ、画角約125度の広角レンズ、10倍マクロレンズ(最短撮影距離約2㎝)、15倍マクロレンズ(最短撮影距離約1.5㎝)を利用できる。olloclip 4 in 1のサイズはW54×H26×D38mmで、重量は26g。iPhone 6用ケースのサイズはW71mm×D10mm×H142mmで、重量は48g。iPhone 6 Plus用ケースのサイズはW82mm×D10mm×H161mmで、重量は54g。また、2倍望遠レンズと画角155度の広角レンズを一体化した「olloclip Active Lens」を同時に発売する。本体サイズはW55×H28×D42mmで、重量は40g。直販価格はこちらも税込12,980円。
2015年07月01日メタップスとデジタルガレージ(DG)は6月30日、スマートフォンアプリの運用型広告を主要事業とするデジタルサイエンスラボを合弁で設立したことを発表した。同社の設立は、既存のセオリーを超える新しい視点や広告効果指標を提供し、より収益性の高いアプリ広告ソリューションを提供することを目的としたもの。DGのデジタルマーケティング領域におけるノウハウと、メタップスのグローバルな営業力とデータ解析技術を組み合わせることにより、両社の強みを活かしたスマートフォンアプリの広告ソリューションを提供する。今後は、取扱いメディアの領域拡大や広告商品の新規開発を行い、国内外のクライアントの収益化とグローバル展開を支援していく考えだ。
2015年06月30日ニコンイメージングジャパンは、「組み合わせてお得! 1・2・3キャッシュバックキャンペーン」を6月20日から実施する。FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ「D810」「D750」「D610」や同レンズキット、交換レンズなどの購入者を対象に、最大30,000円のキャッシュバックを行う。期間は9月30日まで。応募締め切りは2015年10月15日(当日消印有効)。「組み合わせてお得! 1・2・3キャッシュバックキャンペーン」は、「D810」「D750」「D610」本体やレンズキット、交換レンズなどを購入した応募者全員にキャッシュバックを行うキャンペーン。購入した製品によってキャッシュバック金額は異なる。カメラボディとレンズA群(詳細は後述)、もしくはレンズキットを購入することで10,000円のキャッシュバック、本体もしくはレンズキットと、レンズB群(詳細は後述)もしくは対象のアクセサリーを購入することで20,000円のキャッシュバック、さらにレンズB群からレンズもう1本を追加で購入することで30,000円のキャッシュバックを受けられる。レンズA群は「AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR」「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」の3本。レンズB群は「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」「AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR」「AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED」「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」「AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR」「AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED」「AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR」「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」「AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G」「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」「AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED」「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」「AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G」「AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G」「AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED」「AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED」の計18本。対象のアクセサリーは、スピードライト「SB-910」「SB-700」、マルチパワーバッテリーパック「MB-D12」「MB-D14」「MB-D16」。Webサイト上でダウンロードできる応募用紙、応募専用封筒で必要書類を郵送する。保証書のコピーのほか、レシートや領収書などのコピー、商品箱のバーコードの切り抜きの添付が必要。キャッシュバックは振替払出証書で行われる。詳細はWebページを参照のこと。
2015年06月17日電通デジタル・ホールディングス(DDH)は6月15日、同社が運用する「電通デジタル投資事業有限責任組合(電通デジタル・ファンド)」を通じて、音楽ストリーミングサービスを提供するSpotify Technology S.A.(Spotify)に出資を行ったことを発表した。DDHは、第三者割当増資の引受けにより、Spotifyの株式を取得。Spotifyと電通グループは既に40ヵ国以上において取引実績を持っている。今回の出資は「両社の結束をより強固にするもの」(リリースより)としている。音楽ストリーミングサービスは、ここのところ盛り上がりを見せており、AppleのApple Musicが発表されたほか、サイバーエージェントらのAWA、LINEのLINE Music、NTTドコモのdヒッツなどがすでに国内でサービス提供を開始している。なお、Sportifyの国内提供は、かねてから噂されているものの、半年以上前からWebサイト上で「準備中」と案内されたままとなっている。
2015年06月16日坂本ラヂヲは15日、GRAMAS EXTRA Glassシリーズからキヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOS 5Ds/5DsR」専用の液晶保護フィルム「DCG-CA06」を発表した。価格は税込2,700円で、6月19日に発売する。DCG-CA06は、表面硬度9Hのガラスを使用した液晶保護フィルム。歪みやひずみがない旭硝子製のガラスを採用し、高級感と安全性を向上させるため、ガラスエッジを丸めるラウンドエッジ加工を手作業で施している。フィルム表面は、指紋などが付着しにくく、拭き取りやすい防汚コーティングとした。また、スクラッチ傷を防止する耐摩擦や、耐衝撃性にも優れている。位置を合わせて液晶に置くだけで貼り付けられる特殊加工のシリコン糊を使用。実機を採寸し、ジャストサイズで作成されている。また、通常の剥離フィルムの代わりにアクリルボードを採用し、輸送時の糊の乾きや反りを防止している。クリーニングクロス、アルコール清浄布、埃除去用シールが付属する。
2015年06月16日ソニーは16日、デジタル一眼カメラ「α」シリーズのAマウントに対応した大口径広角ズームレンズ「Vario-Sonnar T* 16-35mm F2.8 ZA SSMII」(SAL1635Z2)を発表した。6月26日に発売し、希望小売価格は295,000円(税別)。35mmフルサイズセンサーに対応し、16mm~35mmまでの焦点距離をカバーする大口径広角ズームレンズ。ズーム全域で開放F値2.8での撮影が可能で、非球面レンズ、スーパーEDガラスレンズ、EDガラスレンズを用いることにより、高コントラストな描写が得られる。また、ゴーストの発生を抑えるZEISS T*コーティングを採用している。機能面では、AF時の動体追尾性能が従来モデルの約4倍高速化したほか、防塵・防滴にも配慮した設計になっている。主な仕様は、焦点距離が16-35mm(APS-Cでは24-52.5mm)、レンズ構成が13群17枚、開放絞りがF2.8、最小絞りがF22、絞り羽枚数が9枚(円形絞り)、最大撮影倍率が0.24倍。画角は107度~63度(APS-Cでは83度~44度)。最短撮影距離は0.28m。フィルター径は77mm。本体サイズは最大径が83mm、長さが114mm、重量は約872g。花形バヨネット式のレンズフード、レンズフロントキャップ、レンズリアキャップ、ソフトケースが付属する。
2015年06月16日ソニーは16日、デジタル一眼カメラ「α」シリーズのAマウントに対応した大口径標準ズームレンズ「Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSMII」(SAL2470Z2)を発表した。6月26日に発売し、希望小売価格は275,000円(税別)。「Vario-Sonnar T* 24-70mm F2.8 ZA SSMII」は35mmフルサイズセンサーに対応し、24mm~70mmまでの焦点距離をカバーする大口径標準ズームレンズ。ズーム全域で開放F値2.8での撮影が可能。非球面レンズ2枚とEDガラスレンズ2枚を採用し、ZEISS T*コーティングを施すことで、高コントラストかつゴーストを抑えたクリアな映像が得られる。本体は防塵・防滴に配慮した設計。AF時の動体追尾性能において従来モデルよりも約4倍高速化している。主な仕様は、焦点距離が24-70mm(APS-Cでは36-105mm)、レンズ構成が13群17枚、開放絞りがF2.8、最小絞りがF22、絞り羽枚数が9枚(円形絞り)、最大撮影倍率が0.25倍。画角は84度~34度(APS-Cでは61度~23度)。最短撮影距離は0.34m。フィルター径は77mm。本体サイズは最大径が83mm、長さが111mm、重量は約974g。花形バヨネット式のレンズフードとレンズフロントキャップ、レンズリアキャップ、ソフトケースが付属する。
2015年06月16日ソニーは16日、デジタル一眼カメラ「α」シリーズのEマウントに対応したフィッシュアイコンバーター「VCL-ECF2」と超広角コンバーター「VCL-ECU2」を発表した。発売は7月10日で、希望小売価格は「VCL-ECF2」が18,000円、「VCL-ECU2」が16,000円(ともに税別)。両製品ともに、APS-Cセンサー専用の設計となっており、Eマウント用の交換レンズ「E 16mm F2.8」もしくは「E 20mm F2.8」に装着して使用する。また、ワンタッチで取り付けられ、不意な落下を防ぐバネヨット構造を採用している。○フィッシュアイコンバーター VCL-ECF2「VCL-ECF2」は、広角レンズに取り付けて魚眼レンズのような写真を撮影できるフィッシュアイコンバーター。「E 16mm F2.8」に装着した場合、F2.8の明るさを保ったまま、焦点距離10mm(35mm判換算で15mm相当)、対角線画角180度という魚眼効果が得られる。「E 20mm F2.8」装着時は13mm(同20mm相当)、画角133度となる。そのほか主な仕様は、レンズ構成が4群4枚、開放絞りがF2.8、最小絞りがF22。最短撮影距離は「E 16mm F2.8」装着時で0.15m、「E 20mm F2.8」装着時で0.20m。本体サイズは最大径が66mm、長さが44mm、重量は約150g。フードは花形固定式となっている。○ウルトラワイドコンバーター VCL-ECU2「VCL-ECU2」は、広角レンズの画角をさらに広げるウルトラワイドコンバーター。「E 16mm F2.8」に装着した場合、F2.8の明るさを保ったまま、焦点距離12mm(35mm判換算で18mm相当)、103度の対角線画角の超広角レンズとして撮影できる。「E 20mm F2.8」装着時は16mm(同24mm相当)、画角88度となる。主な仕様は、レンズ構成が3群3枚、開放絞りがF2.8、最小絞りがF22。最短撮影距離は「E 16mm F2.8」装着時で0.18m、「E 20mm F2.8」装着時で0.24m。本体サイズは最大径が66mm、長さが44mm、重量は約125g。フードは花形固定式。
2015年06月16日電通デジタル・ホールディングスは6月15日、同社が運用する「電通デジタル投資事業有限責任組合(電通デジタル・ファンド)」を通じて、Spotify Technologyに出資を行ったと発表した。Spotify Technologyは、定額制の音楽ストリーミング・サービス「Spotify」を提供しているスウェーデンに本社を構える企業。同社によると、今年6月の時点で、無料会員を含むアクティブ・ユーザーの数は7500万人を超え、有料会員の数は2000万人を突破したという。米Appleも8日、Spotifyの競合となる「Apple Music」の提供を発表しており、音楽ストリーミング・サービス市場が注目を集めている。6月15日時点で、Spotifyは日本でのサービス提供を開始しておらず、日本から公式サイトにアクセスすると、「日本でのサービス利用は現在準備中です!」というメッセージが表示される。電通グループはSpotifyとすでに40カ国以上で取引実績を持っており、今回の出資は「両社の結束をより強固にするもの」としている。出資額は明らかにされていない。
2015年06月16日デジタル一眼カメラを買ったばかりのときは、難しいカメラ用語にとまどいがちなもの。「今こそ知りたいデジタル一眼の基本」では、タイトル通りにカメラに関わる基本的なことをやさしく紹介していきます。今回のテーマは、写真のボケ表現に関係してくる「被写界深度」のお話です。「被写界深度」、文字で表すととても難しそうですが、簡単に言うと「ピントが合っている(ように見える)範囲」になります。そしてこの範囲が、狭いものを「被写界深度が浅い」、広いものを「被写界深度が深い」と言います。花の写真やポートレートでよく見られる、背景などをボカした写真は被写界深度が"浅い"もので、風景写真のようにスミからスミまでピントが合っている写真は被写界深度が"深い"ものです。○被写界深度とカメラの撮影設定被写界深度は、絞り値(F値)、レンズの焦点距離、撮影距離(カメラから被写体までの距離)で決まります。この被写界深度とカメラの撮影設定の関係を理解することで、ボケを取り入れるのか、逆に全体をクッキリと写すのか、自分のイメージに近い写真が撮れるようになります。具体的には、全体がシャキッとした「被写界深度の深い」写真を撮りたいのであれば、レンズは広角、絞りをなるべく絞って、被写体との距離をとるようにします。逆にボケを取り入れた「被写界深度の浅い」写真を撮りたいのであれば、レンズは望遠、絞りをなるべく開けて、被写体に寄るようにします。どちらも絞りが関係してくるので、「A」や「Av」といった「絞り優先」モードにセットするのがポイントです。また、被写界深度の浅い、ボケのある写真を撮るには、絞り数値を小さく設定できる大口径レンズが役立ちます。また、センサーサイズが大きいカメラも有利です。コンパクトデジカメよりもデジタル一眼のほうがボケますし、センサーはAPS-Cサイズよりもフルサイズのほうがボケの度合は大きくなります。被写界深度という言葉は難しいですが、デジタル一眼ならではの表現を楽しむことができるので、ぜひとも覚えておきましょう。
2015年06月05日東芝ライフスタイルは6月3日、業務用ディスプレイ製品と、米SCALAのデジタルサイネージソフトウェアを組み合わせた「デジタルサイネージのワンストップソリューション・サービス」の提供を開始した。また、デジタルサイネージソフトウェアのほか、東芝グループ各社が持つデジタルサイネージ関連のさまざまな製品・サービスとも連携し、初期のプランニングからシステム設計・構築、設置工事、コンテンツ作成の支援、保守・運用サービスまでを一貫して支援する。同社は今後、グループ各社の持つ技術や経営資源を活かし、ユーザーの利便性向上と業務用ディスプレイ事業の拡大を目指す考えだ。なお、同サービスに関する東芝グループの主な連携会社は、東芝やES東芝エンジニアリング、東芝ITサービス、東芝エルイーソリューション、東芝コンシューママーケティング、東芝情報機器、東芝デジタルフロンティア、東芝テックなどとなる。
2015年06月03日キヤノンは、カメラグランプリ2015にてデジタル一眼レフカメラ「EOS 7D Mark II」が大賞などを受賞したことを記念したキャッシュバックキャンペーンを行う。対象購入期間は6月5日から8月18日まで。応募締め切りは10月30日だ(当日消印有効)。同社のデジタル一眼レフカメラ「EOS 7D Mark II」が「カメラグランプリ2015」にて、「大賞」「あなたが選ぶベストカメラ賞」のダブル受賞を達成したことを記念したキャンペーン。対象製品を購入した応募者にはもれなく、最大70,000円キャッシュバックするほか、「EOS 7D Mark II」オリジナルネームタグをプレゼントする。キャッシュバック金額は、EOS 7D Mark IIボディのみで5,000円、EF-S18-135 IS STMレンズキットで10,000円、EF24-70L IS USMレンズキットで30,000円。さらに、対象のEFレンズを同時購入することで30,000円、EOS 7D Mark IIと対象のEFレンズを購入のうえでバッテリーグリップ「BG-E16」を購入すると10,000円キャッシュバックされる。対象のEFレンズは、「EF11-24mm F4L USM」「EF70-200mm F2.8L IS II USM」「EF70-300mm F4-5.6L IS USM」「EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM」「EF200-400mm F4L IS USM エクステンダー1.4×」「EF300mm F2.8L IS II USM」「EF400mm F2.8L IS II USM」「EF500mm F4L IS II USM」「EF600mm F4L IS II USM」。応募方法などの詳細は同社のキャンペーンサイトを参照のこと。なお、キャッシュバックは「振替払出証書」にて行われるため、応募者自身で換金する必要がある。
2015年06月03日メディアフラッグの子会社で、デジタルサイネージを中心とした店頭販促トータルソリューションの提供を行なっているimpactTVは6月1日、都内コンビニエンスストアにおけるタッチ式サイネージを使った店頭販促の効果測定を実施し、その結果を発表した。同調査では、デジタルサイネージによるバーチャル・クロスマーチャンダイジングの効果検証として、タッチパネルの操作数(タッチ数、時間帯)と対象商品のPOSデータとの関連性の検証が行われた。調査が行われたのは、都内のコンビニエンスストア3店舗で、期間は2015年4月7日~5月8日(各店舗で開始日は異なる)。機材には「7UF impactTV(電子POP)」および「7UT impactTV(タッチパネル)」が使用された。今回実施されたバーチャル・クロスマーチャンダイジング企画は以下の3つ。コーヒー×スイーツ(=コーヒーと洋菓子で合わせ買い促進)オリジナル惣菜の複数買い(=レシピサイトとのコラボレーションレシピをタッチパネルで紹介)子供用お菓子×ドリンク(=玩具メーカとのコラボキャンペーン告知、応募方法をタッチパネルで紹介)調査によると、タッチパネル式のデジタルサイネージのタッチログを確認したところ、ある特定の組み合わせの商品のタッチ数が多く、POSデータもこれに比例していたという。この結果をもとに、試験導入前・後で単品別に分析したところ、両商品ともに実施後の売れ行きが実施前に比べ120~180%に上昇していることが判明したとのこと(詳細POSデータは店舗情報のため非公開)。
2015年06月01日デジタルステージは、動画作成ソフト「PhotoCinema (フォトシネマ)」の追加テンプレート集「CiNEMA Box (シネマ・ボックス)」vol.1からvol.4のダウンロード販売を、同社直営のデジタルステージ・オンラインストアにて6月18日より開始する。価格は各2,980円(税別)。同テンプレート集は、5月28日に発売される同社の動画作成ソフト「PhotoCinema」のシナリオテンプレートのほか、映像やテキストのエフェクトが入ったフレーズセット、音楽や画像、動画などの各種プラグイン一式が収録されたもの。これにより、制作できる動画コンテンツの表現の幅をさらに広げることができるという。また、今回発売される4種類のテンプレートの内容は、vol.1「REPORT」とvol.2「PROMOTION」は、イベントレポートやキャンペーン、サービス・製品紹介など、ビジネスシーンにおいて活用できる動画のテンプレート。一方、vol.3「LETTER for Wedding」とvol.4「OPENING for Wedding」は、結婚の報告や挨拶、パーティ演出など、ウェディングシーンにおいて活用できる動画のテンプレートとなっている。なお、母艦となる「PhotoCinema」は、動画・写真素材に音楽やテキストや多彩なエフェクトを加え、動画が作成できるソフト。3つの編集モードとレイヤーごとに編集するスタイルで、クオリティの高い動画を作成できる。「PhotoCinema」の価格は、パッケージ版・ダウンロード版ともに1万4,800円(税別)。別エディションとして、収録される素材やテンプレートのデザインがウエディングに適した「PhotoCinema Wedding」も用意されている(価格は「PhotoCinema」と同額)。どちらもWindows版とMac版が用意され、動作環境はWindows版がWindows 7 SP1/ Windows 8/ Windows 8.1、Mac版がOS X 10.8.5/ OS X 10.9.5/ OS X 10.10.3。なお、追加テンプレート「CiNEMA Box」は、「PhotoCinema」のWindows版とMac版の両方に対応している。
2015年05月27日デジタル一眼カメラを買ったばかりのときは、難しいカメラ用語にとまどいがちなもの。「今こそ知りたいデジタル一眼の基本」では、タイトル通りにカメラに関わる基本的なことをやさしく紹介していきます。今回のテーマは、写真をイメージ通りに見せるために必要な「露出」のコントロールについてです。さて、露出を「絞り」と「シャッタースピード」で変えられることは前回で説明した通りですが、撮るたびに絞りやシャツターを調節するのはちょっと大変ですねでも、簡単に露出を明るくしたり暗くする機能もデジタル一眼カメラには搭載されています。それが「露出補正」です。露出補正の操作方法は、ダイヤルを使ったり、ボタンで変更したりとカメラによってさまざまです。同じなのは、カメラが決めた適正露出を基準点として、明るくしたり(プラス補正)、暗くしたり(マイナス補正)できることです。では、この露出補正、なぜついているのでしょうか?たとえば、白い花、白い服、白い犬、白い家具など、白い被写体を撮影したとき、イメージ通りの白ではなく「にごった白」に感じたことはありませんか?逆に、黒い犬だったり、黒いアクセサリーや黒い服など、黒い被写体が実際の見た目よりも浮いたような色合いに写ったことはありませんか?カメラが自動的に判断した明るさは、常に完全なわけではありません。また、自分のイメージした明るさや色とズレが生じることも珍しくありません。そんなときはこの露出補正の出番。ダイヤルやホイールを操作して露出を変えてやればいいのです。露出を補正する単位としては「段」、もしくは「EV」といった表記が使われます。たとえば、明るくしたいのであれば、+1段(+1EV)に設定します。暗くしたい場合は、-1段(-1EV)などに調整すればOKです。この数字は大きくなればなるほど、露出補正の度合が強くなります。だいたいのカメラは-3~+3段(EV)まで補正できますが、-5~+5までの補正範囲の広いカメラもあります。また、ほとんどのカメラは調整ステップを1/3段、0.3EV刻みに細かく設定できるので、自分のイメージに近い露出を探し出せます。白いものがくすんで見えるようであればプラス補正し、黒いものが浮いて見えるようであればマイナス補正して撮ってみましょう。写真が見違えるほど変わるのでぜひとも試してみてください。また、白や黒をはっきりさせるといった以外にも、露出補正はいろいろと使えます。花や風景などを幻想的にしたりやさしい雰囲気にしたい場合はプラス補正、シルエットや色彩を強く残したい場合はマイナス補正を施すことで、写真の雰囲気がガラッと変わります。下の写真4枚は絞り優先モードで撮影したものに露出補正を加えたものですが、シャッタースピードだけが変わっているのがポイントです。
2015年05月24日リコーイメージングは、Kマウントのデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 II」の「16-85WR レンズキット」を6月19日に発売する。公式オンラインストアでの直販価格は税込210,200円。4月23日の発表当初、近日発売とされていた「16-85WR レンズキット」の発売日が、このたび6月19日に決定した。16-85WR レンズキットには、K-3 IIボディに交換レンズ「HD PENTAX-DA 16-85mm F3.5-5.6ED DC WR」が付属する。PENTAX K-3 IIは、2013年11月に発売されたデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3」の後継モデルで、Kシリーズのフラッグシップ機に当たる。手ぶれ補正機構の改良や超解像技術「リアル・レゾリューション・システム」の搭載、GPSユニットの内蔵など大幅なブラッシュアップが図られた。
2015年05月20日ソニーマーケティングは、ミラーレス一眼カメラ「α」シリーズの購入者を対象に、最大10,000円のキャッシュバックを行うキャンペーンを実施する。対象購入期間は2015年5月22日から2015年7月26日まで。応募締め切り日は2015年8月10日(当日消印有効)。期間内にミラーレス一眼カメラ「α」シリーズを購入し応募すると、応募者全員にキャッシュバックが行われるキャンペーン。10,000円キャッシュバック対象商品は「α6000」ダブルズームレンズキット。8,000円キャッシュバック対象商品は「α5100」ダブルズームレンズキット。5,000円キャッシュバック対象商品は「α6000」のボディとパワーズームレンズキット、「α5100」のボディとパワーズームレンズキット、「α5000」のダブルズームレンズキット。3,000円キャッシュバックの対象商品は「α5000」パワーズームレンズキット。応募には、Web上での製品登録が必要となる。このほか、保証書のコピー、レシートまたは領収書のコピー、製品箱のバーコード(コピー不可)を専用応募封筒で送付して応募する。詳細はソニーのWebサイトを参照いただきたい。
2015年05月19日ニコンは、天体撮影に特化したデジタル一眼レフカメラ「D810A」を5月28日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格は税込420,000円前後だ。2015年2月10日の製品発表時、5月下旬とされていた発売日が今回正式に決定した。D810Aは、有効3,635万画素のニコンFXフォーマットCMOSセンサーを搭載した「D810」をベースに開発された製品だ。CMOSセンサー前面にある光学フィルターのHα(エッチアルファ)線透過率を、D810の4倍に高めたことによって、赤く発光する星雲をより鮮やかに撮影できる。天体撮影向けの機能として、長時間露光マニュアルモード「M*」を新搭載。最長900秒のシャッター速度設定を可能としたほか、設定秒時を実制御秒時として比較明合成写真を撮影しやすくした。
2015年05月15日ユニットコムは12日、軽いものの計量に適した小型デジタルスケール「G154 Digital Scale」をパソコン工房の通販サイト内雑貨店「Nantena」にて販売開始した。価格は税込1,079円。G154 Digital Scaleは、薬や粉末、貴金属などの計量に向いたコンパクトサイズのデジタルスケール。0.1gから500gまで計量できる。総重量から容器の重さを引くTAREボタンと、重量の表示単位を変更するMODEボタンを備える。重量の表示単位はg、oz、ozt、dwt、ct、gnに対応。電源は単4形乾電池2本を使用する。本体サイズはW111×D16×H73mmで、重量は103g。カラーはシルバーとブルーの2色を揃える。
2015年05月13日アップルは、同社のサポートページにて、Apple Watchの「デジタルクラウン」(竜頭)に不具合があった場合、デジタルクラウンを洗い流すことを推奨している。同サポートページでは、デジタルクラウンがスムーズに回転しない場合や、本体がボタンを押しても反応しない場合の対処方法を紹介。Apple Watchの電源を切り、充電器から外し、弱めの水流のぬるま湯にデジタルクラウンを10から15秒ほどさらす。その後、デジタルクラウンと本体のすき間を水で流しながら、デジタルクラウンを操作し続ける。水から上げた後は、糸くずの出ない柔らかいクリーニングクロスで拭いて乾かすことで、付着した埃やゴミが落ち不具合が改善される場合があるという。なお、石鹸や洗剤は使用できない。そのほか、埃やゴミが原因ではない不具合について、Apple Watchの電源を一度切ってから入れ直す、もしくはサイドボタンとデジタルクラウンの同時押しによる強制再起動を対処方法として推奨している。
2015年05月07日デジタルサイネージを中心とした店頭販促トータルソリューションの提供を行なうimpactTVは5月7日、店頭販促に特化したデジタルサイネージ「impactTV」の通販サイトをオープンした。impactTVは、同社が企画・製造・販売している電子POP(小型サイネージ)。極小・軽量の3型から、定番の7型、エンドや催事向けの19型、大型モニタ取付型のメディアプレイヤーまで、幅広いラインナップが揃っている。同通販サイトでは、大手メーカー(累計約3,000社)が導入している業務用電子POPを小ロットで利用することができる。これにより、大手メーカーだけでなく日本全国の比較的小規模なチェーン・個人店舗もサービスを利用することが可能となった。同社は通販サイトオープン記念キャンペーンとして、5月中に会員登録(無料)を行ったユーザー限定で、全商品10%OFFの価格で提供するという(ECサイトからの購入に限る)。
2015年05月07日富士通は27日、同社直販サイト「WEB MART」が15周年を迎えたことを記念し、「WEB MART 15周年感謝祭」キャンペーンを開始した。ニコン製デジタル一眼レフカメラや、ムトーエンジニアリングの国産3Dプリンタなど、豪華景品が抽選でプレゼントされる。期間は2015年5月27日14時まで。「WEB MART 15周年感謝祭」では、「WEB MART」にてESPRIMO/LIFEBOOK/ARROWS Tabシリーズの対象製品を購入すると、抽選で18名に、ニコン製デジタル一眼レフカメラ「D5500 18-55 VR II レンズキット」や国産3Dプリンタ「Value3D MagiXシリーズ MF-500」、JTB旅行券などをプレゼント。抽選に外れた場合でも、100,000円以上購入したユーザーの中から、リコー製全天球カメラ「THETA m15」やPFU製モバイルスキャナ「ScanSnap iX100」、GoogleのSTB「Google Nexus Player」などの周辺機器が抽選で35名に当たる。また、対象製品購入ユーザーの中から抽選で100名に、バーバパパの「オリジナルトートバック」がプレゼントされる。対象製品は、ESPRIMO/LIFEBOOK/ARROWS Tabシリーズのカタログ掲載モデル、カスタムメイドモデル、わけあり品、目玉品。当選はプレゼントの発送をもって発表とする。賞品の発送は2015年6月下旬で、購入したPC本体とは別配送となる。
2015年04月27日リコーイメージングは4月23日、Kマウントのデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 II(ケースリーツー)」を発表した。価格はオープンとなっている。パッケージはボディのみのものと、交換レンズ「smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR」が付属する「18-135WR レンズキット」、交換レンズ「HD PENTAX-DA 16-85mm F3.5-5.6ED DC WR」が付属する「16-85WR レンズキット」の3種類が用意される。推定市場価格はボディのみが130,000円前後、18-135WR レンズキットが17万円台半ば、16-85WR レンズキットが19万円台半ば(いずれも税別)。ボディのみと18-135WR レンズキットは5月22日、16-85WR レンズキットは近日に発売される。PENTAX K-3 IIは、2013年11月に発売されたデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3」の後継モデルで、Kシリーズのフラッグシップ機に当たる。手ぶれ補正機構の改良や超解像技術「リアル・レゾリューション・システム」の搭載、GPSユニットの内蔵など大幅なブラッシュアップが図られた。センサーシフト方式による手ぶれ補正機構「SR(Shake Reduction)」を引き続き内蔵。高精度ジャイロセンサーを採用したことで、Kシリーズで最高となる4.5段分の補正効果を得られるようになった。ジャイロセンサーの搭載によって、ユーザーが流し撮りしていることを自動で検知。SRユニットを制御して最適な撮影を行える。イメージセンサーユニットを1画素ずつ微細に動かしながら、4回撮影した画像を1枚に合成する「リアル・レゾリューション・システム」を新たに搭載した。1画素あたり1つの色情報しか取得できない従来のベイヤー方式に対して、リアル・レゾリューション・システムでは画素ごとにRGB各色の情報を取得できるため、解像感が高く、色再現に優れた画像を得られる。また、リアル・レゾリューション・システムは、高感度撮影時のノイズ低減効果も持つ。GPSとQZSS、SBAS(WAAS/EGNOS/GAGAN/MSAS)に対応し、アウトドアでの撮影をサポートする。撮影画像には緯度、経度、高度、UTC(協定世界時)、方位情報を記録できるほか、方位をモニターで確認できる電子コンパス機能や移動の軌跡を確認できるGPSログ機能を装備。GPS情報と手ぶれ補正機構のSRを連動させることによって、カメラだけで簡易的な天体追尾撮影が行える「アストロトレーサー」機能を実現した。AFモジュールは27点測距(中央部25点はクロス測距)が可能な「SAFOX 11」を引き続き搭載。AFアルゴリズムと「ペンタックス リアルタイム解析システム」は刷新し、コンティニュアスAFにおいて動体へのAF追従性能を向上させた。K-3と同様、「ローパスセレクター」機能を備える。ローパスセレクターは、露光中にイメージセンサーをサブピクセル精度で微小駆動させることで、光学ローパスフィルターと同様のモアレ軽減効果を得られる機能。光学ローパスフィルターと異なり、効果のオン・オフ、強弱を切り替えられる点が特徴だ。92カ所のシーリングによる防塵・防滴構造となっており、-10℃まで動作する耐寒性能も持つ。ボディ上下と前後の外装には軽量かつ堅牢なマグネシウム合金を採用した。主な仕様は、マウントがペンタックスバヨネットKAF2 マウント、撮像素子が有効約2,435万画素・23.5×15.6mmサイズのCMOSセンサー、対応感度がISO100~ISO51200、シャッタースピードが1/8,000秒~30秒となっている。画像処理エンジンはK-3と同様の「PRIME III」。連写速度は最高で約8.3コマ/秒。ファインダーは視野率が約100%、倍率が約0.95倍のペンタプリズムファインダー方式だ。背面の液晶モニターは3.2型・約103.7万ドット表示。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードで、記録形式は静止画がRAW、JPEG、動画がMOV(MPEG-4 AVC/H.264)で、動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット(フルHD)/60i。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能は約720枚。サイズは約W131.5×D77.5×H102.5mm(突起部を除く)、重量は本体のみで約700g、電池とSDカードを含む状態で約785g。
2015年04月23日キヤノンは、デジタル一眼レフカメラ「EOS 7D Mark II」「EOS 70D」購入者を対象に、「一眼レフで写真+動画キャンペーン」を実施している。期間は2015年6月30日まで。2015年6月30日までに「EOS 7D Mark II」または「EOS 70D」を購入したユーザーが対象のキャンペーン。対象商品の購入後にWebフォームから申し込むと、グラスバレーのムービー編集ソフトウェア「EDIUS Neo 3.5」のダウンロードサイトURLと製品シリアル番号が贈られる。申し込みは7月10日まで受け付ける。対象商品はEOS 7D Mark IIのボディー、EF-S18-135 IS STMレンズキット、EF24-70L IS USM レンズキット。EOS 70Dのボディー、EF-S18-55 IS STM レンズキット、EF-S18-135 IS STM レンズキット、ダブルズームキット。「EDIUS Neo 3.5」は世界中の放送局や映画制作で採用されている「EDIUS」の独自技術や高画質エンジンを継承したムービー編集ソフトウェア。対応OSはWindows 7(SP1) / 8 / 8.1。
2015年04月15日メガネスーパーは2015年5月より、他業種や専門家との協業・連携により眼の健康寿命延伸に関する商品・サービスの開発や、アイケア啓発を行う有識者会議を開催する。同会議は、昨年10月に発足した「アイケア研究所」が主体となって実施する。同研究所は、アイケア商品・サービスの研究開発を行う機関として立ち上げたもので、現在、同研究所をハブに「眼の領域」においてサービスや商品の開発を推進していく取り組みが、他業種の企業・団体と進行している。このほど同社と同研究所で連携している企業や専門家が主体となり、眼の健康寿命の延伸に関する具体的な提言や情報発信を行う有識者会議が、5月から定期開催することが決定した。この有識者会議は、5月から3カ月に1回を目安に実施する予定で、参加する企業・団体や専門家は、今後随時発表していくとのこと。同会議では、あらかじめ同社Webサイトで募集した一般からの眼の悩みや眼の健康寿命に関する相談も取り上げる。また、会議での議論内容や提言はニュースレターやWebサイトを通じ広くに発信していく。
2015年03月30日誕生の瞬間から初めて歩いた時、そして入園、入学や運動会など、子どもの成長は大切に写真に残していきたいもの。「カメラにこだわりたい」という人も多いでしょう。きれいな写真が撮れるカメラといえば、デジタル一眼レフカメラ。でも、「難しそう」「大変そう」と敬遠してしまいがちでは? しかし、最近は初心者でも十分扱いやすいものになってきました。今回は、デジタル一眼の良さに触れながら、「デジタル一眼レフカメラとコンパクトデジタルカメラの違い」について、説明していきましょう。■一眼レフとコンデジの違いは、カメラの心臓部「イメージセンサー」の違いコンパクトデジタルカメラ(以下コンデジ)と一眼レフの一番の違いは、イメージセンサーと呼ばれる、レンズから入る光を取り込むセンサーの大きさです。一般的に一眼レフに使われているイメージセンサーの大きさは、23.5mm×15.7mmの「APS-C」というサイズ。対してコンデジに使われているのは6.2mm×4.6mmと、一眼レフの1/3以下の、小さなサイズのイメージセンサーなのです。そのため、一眼レフのほうがより多くの光を取り込めて、美しい写真が撮れるということになります。美しい写真というと、画像の容量が気になるところですが、そのあたりも問題なし。容量が大きいRAWデータでの撮影もできますが、普段はセンサーの大きさを生かしつつ、コンデジとほとんど同じ容量で撮れるため、写真の保存にも困りません。ではここで、デジタル一眼レフカメラならではのよさをいくつかご紹介しましょう。■デジタル一眼レフには、赤ちゃんが生き生きと立体的に撮れる ボケ味の深さがあるスタジオで撮ってもらったフォトブックや雑誌などには、背景が美しくぼやけて、子どもが今にも触れられそうなほど近くに感じられる写真が数多くあります。これはイメージセンサーが大きい一眼レフでないと出せない効果。最近のコンデジでもある程度背景をぼかせますが、一眼レフに比べるとセンサーの大きさの違いから、どうしても深さが出せません。■デジタル一眼レフは、レンズを交換することで、雰囲気も一緒に写真におさめられる一眼レフはレンズを取り替えて「その時の雰囲気ごと写真に写したい」と感じた時に、思った通りの写真を撮ることができます。・暗い室内でも背景をぼかしながら日常をきれいに撮れる「単焦点レンズ」・遠いものを近くに引き寄せたように美しく撮影できる「望遠レンズ」・子どもの目線でのびのびと、広がりを持たせた写真が撮れる「広角レンズ」・花や子どもの産毛などに思い切り近づいて、より愛おしい写真が撮れる「マクロレンズ」ざっと挙げただけでも、これだけの種類のレンズがあります。たとえば運動会や入園式には望遠レンズ、日常の食卓やリビングでは単焦点、砂場では広角レンズ、寝顔にはマクロレンズなど、場面に合わせてレンズを取り替えていくだけで、生き生きとした写真を撮ることができます。■気軽に撮れるようになってきた一眼レフ、短所はその重さ最近はオートモード内蔵で、簡単に美しく撮れるデジタル一眼レフも増えてきました。ですが、だいぶ軽量になってきたとはいえ、コンデジと比べると、かさばって重たいという欠点があることは否めません。荷物を持ち歩かなくていい車での移動や、ベビーカーに積めるという時の持ち運びには適していますが、徒歩での移動の場合は、一眼レフカメラが邪魔に感じてしまうこともあるでしょう。■一眼レフとコンデジ、選ぶなら…結論としては、メモやスナップとして使いたいならコンデジ。家族でのお出かけや旅行など、思い出を雰囲気ごと切り取りって残したいならデジタル一眼で撮ることをおすすめします。どちらも一長一短。最近では、携帯電話やスマホで代用してしまうという人がほとんどかもしれませんが、だからこそ、デジタルカメラにしかない便利な機能を備えた機種もたくさん売られています。ぜひ、カメラならではのよさに触れてみてください。さて、次回からは、デジタル一眼レフカメラを購入しようと考えている人に向け、実際にデジタル一眼を選ぶ時のポイントや、子どもを撮るテクニックをご紹介していきますので、どうぞお楽しみに。
2015年03月26日キヤノンは3月26日、レンズ交換式デジタルカメラ(デジタル一眼レフカメラおよびミラーレスカメラ)の世界市場におけるシェアが、2003年から2014年までの12年連続で1位(台数ベース)を獲得したと発表した。キヤノンは2000年にハイアマチュア向けのデジタル一眼レフカメラ「EOS D30」を発売した。続いて、2003年にはエントリー向けのモデルとして小型軽量な「EOS Kiss Digital」を投入し、市場の裾野を拡大。以来、市場を牽引し、2003年から2014年までの12年連続で世界市場における台数シェア1位を獲得している。2014年10月には、秒間10コマの高速連写性能を持つハイアマチュア向けモデル「EOS 7D Mark II」を発売。2015年には、有効約5,060万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載する「EOS 5Ds」「EOS 5Ds R」や、エントリーモデル「EOS 8000D」「EOS Kiss X8i」、AF性能が向上したミラーレスカメラ「EOS M3」などを発売する。
2015年03月26日デジタル一眼カメラを購入する際に、ぜひとも知っておきたいのが「センサーの大きさ」です。センサーの違いがわかると、そのカメラのおおよその性格が見えてきて製品選びに役立ちます。レンズ交換式のデジタル一眼カメラに搭載されているセンサーのサイズはおおまかに分けると「マイクロフォーサーズ」「APS-C」「フルサイズ」の3種類で、それぞれに特徴があります。上図は「マイクロフォーサーズ」「APS-C」「フルサイズ」、それぞれのセンサーの大きさをまとめたものです。ちなみに、ニコンではAPS-Cを「DXフォーマット」、フルサイズを「FXフォーマット」と呼んでいます。以下、特徴を手短に並べてみましょう。マイクロフォーサーズ:センサーが小型なのでコンパクトなカメラが多いAPS-C:入門機からハイエンド機までラインナップが豊富フルサイズ:画質は最高だが、カメラ・対応レンズとも高価このようにセンサーサイズによる違いを知っていれば、コンパクトなデジタルが欲しければマイクロフォーサーズの製品から、多くの製品からチョイスしたければAPS-C、画質を求めて本気で没頭するならフルサイズ、というようにカメラ選びの大まかな指針になります。○センサーサイズで35mm判換算の焦点距離が変わるまた、センサーのサイズによってレンズの焦点距離が変わってくるのも覚えておきたいポイントです。実際には、「35mm判換算の焦点距離」が変わるのですが、レンズの数字(24mmなど)に対してマイクロフォーサーズなら2倍、APS-Cなら1.5倍~1.6倍、フルサイズならレンズ表記のままになります。たとえば、キヤノンのAPS-Cカメラ向けレンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」は、そのままの数値では超広角から標準程度のレンズに見えますが、35mm判換算で表すと28.8~88mmと広角から中望遠までカバーする「標準ズームレンズ」になります。入門機のキットレンズとして付属するだけあって、使いやすい画角をしっかりサポートしているわけですね。なぜ、このように「35mm判換算」の数字を基準にしているかと言うと、もともとフィルム時代の一眼レフカメラは「35mmフィルム」を使うものがスタンダードでした。したがって、レンズの焦点距離と画角の関係も同一。その感覚を一度つかんでしまえば、「28mmならちょい広め」「200mmなら、そこそこ遠くを写せるな」といったように、焦点距離で画角をイメージしやすかったのです。そのことから現在のデジタルカメラやレンズにも、「35mm判換算」という指標がカタログに必ず記されています。35mm判換算時の焦点距離と画角の感覚は、今からでも身に付けられるので、写真を撮るとき、撮った後にチェックするとよいでしょう。
2015年03月12日