サッカー日本代表、三笘薫選手(ブライトン)はじめ家長昭博選手(川崎フロンターレ)、畠中槙之輔選手(横浜F・マリノス)、酒井高徳選手(ヴィッセル神戸)等多くのトッププレーヤーのパフォーマンス管理を行う株式会社ライフパフォーマンス(所在地:東京都港区虎ノ門、共同代表:大塚 慶輔・岡本 健一)は、将来サッカー選手になりたいと真剣に考えている小学生向けに「サッカーフィジカル塾」を開講し、子どもたちの夢を現実にする取り組みを開始します。サッカーフィジカル塾■経緯株式会社ライフパフォーマンスは、2018年から東京都港区虎ノ門において「LP BASE虎ノ門」を開業。開業後、日本を代表するトップアスリートや虎ノ門・霞ヶ関近辺に勤務する多くのビジネスパーソンのコンディション管理をおこなってきました。また欧州や国内のサッカーチームに所属する選手に対して、リモートによる指導を行い、アスリートのパフォーマンスを上げてまいりました。今回はその蓄積してきたノウハウや知見を活かし、真剣にサッカーに向き合う小学生向けにこの年代で最も重要な「動きづくり」「身体づくり」に焦点を当て、「サッカーフィジカル塾」と称し、10月に開講する運びとなりました。■小学生年代に必要なのは「動きづくり」と「身体づくり」運動能力の最適発達期、すなわちゴールデンエイジは小学生年代と言われています。この時期に、運動に関するコーディネーション能力の発達は顕著であることから、『適切な発達刺激を与える』ことが今後のスポーツ活動において非常に重要であると考えられます。当社では、サッカーのパフォーマンスの土台となるこの「動きづくり」「身体づくり」を通して、子どもたちの適切なパフォーマンス向上に繋げたいと考えています。フィジカル塾2-1■フィジカル塾について今回開講する「サッカーフィジカル塾」では、クラスを小学校低学年(1年生から3年生まで)と高学年(4年生から6年生まで)に分け、子どもたちの発育発達に応じたプログラムを提供。思うように身体を動かせる様になるトレーニングや怪我をしない体づくりを実践できる。また受講生の親に対しては成長に関するアドバイスも行い、子どものサッカーに理想な体を作り上げます。監修は当社共同代表でなでしこジャパンのフィジカルコーチも兼務する大塚 慶輔が行います。価格は月会費22,000円(週1回、別途入会金11,000円要)。開催場所は当社が運営する「LP BASE Setagaya」(エルピーベース世田谷)フィジカル塾2-2■各選手からの推薦のコメント<畠中槙之輔選手→横浜F・マリノス所属>サッカーの技術も大事ですが、自分の身体と会話できる能力がとても大切です。そのために今から、身体の使い方、動かし方を学ぶ事で、より高いパフォーマンスを発揮できるように成長していきましょう! <酒井高徳選手→ヴィッセル神戸所属>高校生、プロになってから学ぶ運動や身体の使い方を小学生のうちに覚えてライバルに差をつけて下さい。誰もやってない事を今やる事で未来に必ず役立ちます。夢への一歩を今から踏み出そう! <家長昭博選手→川崎フロンターレ所属>色々な運動を行って自分の感覚(経験)を増やしながら記憶に残ることをしていくと将来にもしっかり活きてくると思います。 <鈴木彩艶選手→浦和レッズ所属>今取り組んでいることに無駄なことは一切なく、必ず将来に活きてきます。常に考えて、そして1番は楽しんでトレーニングしよう! <黒川淳史選手→ジュビロ磐田所属>小さい頃はサッカーを沢山していることが多かったのですが、遊びながらでも色々な種類の運動をしていたらもっと違う身体の使い方も出来たのかなと思います。どうやったら身体が上手く動かせるかも考えながら自分に合った動きを見つけてみてください! <斉藤光毅選手→スパルタ・ロッテルダム所属>自分にとっての正しい動きをたくさん学んで、意識しなくても出来るようになれば、ライバルと色々な差が生まれると思います。その差を大きくして、どんなライバルにも負けないようにたくさん練習しましょう! <古川陽介選手→ジュビロ磐田所属>僕自身が小学生の時には力を抜いて走り出すことを教わったりしていました。自分の身体の感覚に刷り込むことを繰り返し行っていたので、今のサッカーにとても活かせていると思います! ■『サッカーフィジカル塾』運営会社「株式会社ライフパフォーマンス」について「健康を文化に」をビジョンにアスリートからビジネスパーソン、ジュニアアスリート(小中学生)のコンディション管理や企業の健康経営のお手伝いをする謂わば「健康のスペシャリスト」企業として2017年に設立。共同代表の大塚 慶輔は、現在日本サッカー協会フィジカルフィットネスプロジェクトのメンバーとして、なでしこジャパンのフィジカルコーチも兼任する。現在、東京・虎ノ門、世田谷にパーソナルジム「LP BASE」を運営する他、大学・高校・クラブ等へのトレーニングメニューの開発提供、企業連携による商品開発(健康食品、トレーニング機材)、企業・団体向け「オンライン健康セミナー」等を行っている。【主なサポート選手(国内外チーム所属サッカー選手40名他種目アスリート多数)】<畠中槙之輔選手→横浜F・マリノス所属><酒井高徳選手→ヴィッセル神戸所属><家長昭博選手→川崎フロンターレ所属><稲本潤一選手→南葛SC所属><三笘薫選手→ブライトン所属><鈴木彩艶選手→浦和レッズ所属><斉藤光毅選手→スパルタ・ロッテルダム所属>【大塚 慶輔(おおつか けいすけ)プロフィール】「LP BASE」創設コーチ 兼 株式会社ライフパフォーマンス 代表取締役筑波大学大学院 体育研究科修了保有資格:日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー/JFA B級ライセンス/AFCフィットネスコーチレベル22021年から、なでしこジャパン兼U-20日本女子代表フィジカルコーチに就任【会社概要】株式会社ライフパフォーマンス所在地 : 〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-5-4 末広ビル7階共同代表: 大塚 慶輔・岡本 健一TEL : 03-6205-7839MAIL : info@lifeperformance.co.jp URL : 【サッカーフィジカル塾 開催場所】開催場所: LP BASE Setagaya(エルピーベース世田谷)所在地 : 〒158-0082 東京都世田谷区等々力7-27-9 CLANNAD-A B1F最寄り駅: 東急大井町線等々力駅徒歩15分電話 : 03-6455-9455URL : 【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】株式会社ライフパフォーマンス担当: 阿久津TEL : 03-6205-7839FAX : 03-6205-7923MAIL: info@lifeperformance.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月05日日本代表の久保建英選手を直接指導するなど、世界で活躍するトップ選手にコンサルティングや指導を行い、パリ・サンジェルマンの育成部門でダイレクターを務めたダビッド・エルナンデス氏。10年以上にわたるキャンプやクリニックを通じて日本人選手についても熟知している指導者です。前編では、ダビッド氏が考えるスペインと日本で育成年代の選手において11の違いをお伝えしました。後編では、日本人選手が世界で成功するために必要なトレーニングなどを伺いました。パリサンジェルマンの育成部門でダイレクターを務め、かつては久保建英選手を直接指導していたダビッド・エルナンデスさん<<前編:パリ・サンジェルマンでダイレクターを務めた指導者が語る、スペインと日本で育成年代の選手における11の違いとは?■日本がW杯で優勝するために分析すべきこと――なぜ日本人選手は成功するのが難しいのでしょうか?まずサッカー選手にとって「成功する」とは何を意味するかを定義しなければいけません。もしそれがサッカーをプレーすることを楽しみ、その後の人生において大切な能力や価値を身につけるということを意味するなら、日本人選手は既に成功していると言えると私は考えます。一方で、もし日本代表が世界ランキング上位のチームに勝つことや、ワールドカップで優勝することとするなら、改善すべき点について分析するべきかもしれません。――改善すべき点とはどのようなことでしょうか?前編でもお話したように「率先力」「理解力」「柔軟性」「量」「質」「規律」「努力」「積極性」「順序」「コーディネーション」「評価」これら11の要素があげられます。■日本では正しいとされる会話の「順序」が、スペインやイタリアでは通じないことも――11の要素に含まれている「順序」とはどのようなことでしょうか?どんな国でもトレーニング形式はその国の伝統や文化に影響を受けるものです。日本の場合も同様で、いくつかの場面では日本の伝統や文化がとても良い影響を与えていると考えています。日本のチームが試合後にロッカールームを使用前と同じかむしろ使用前よりも綺麗にしている画像が欧州ではたびたび話題になります。また、日本チームが試合に負けた後、ファンに敬意を払い負けたことを謝ったり、応援してくれたことに感謝したりする写真もよく目にします。しかしこうした影響はいつもポジティブに働くわけではありません。日本人にとっては会話において「順序」を尊重することが大切です。他人の時間や空間を邪魔しないことが正しい振る舞いとされています。こういったことはスペインやイタリアの文化とは大きく異なっています。私たちスペイン人にとっては、ジェスチャーをしたり、話すときに腕を動かし、相手を触ったりするのは普通のことです。相手が話し終える前に遮るように話すことも普通なのです。この「順序」という概念は人生の多くの場面でメリットをもたらしますが、サッカーのトレーニングや試合ではデメリットになると私は考えます。「順序」の概念も、サッカーのトレーニングや試合ではデメリットになるとダビッド氏は語りますサカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■日本人は腕や身体を使ってボールを奪う回数が少ない――それでは日本人がサッカーで成功するためには文化を変えなければいけないのでしょうか?いいえ、そうではありません。選手のプレーの戦術的な面を分析する時、トレーニングのプランニングを考える時、そしてトレーニングや試合中に、この点を考慮しなくてはいけません。正しくあることやルールを守ることは大切です。しかし、個人やチームのプレーにネガティブに働いてしまう慣習は修正しなければいけないということです。――例をあげていただけますか?例としては、ウイングの選手がボールを持ち、クロスを上げようとしています。多くの場合、日本のサイドバックの選手は強くプレスをかけずに相手に自由にプレーさせてしまいます。相手に介入しないのです。相手のプレーを遮るのに時間がかかってしまい、相手に有利な状態でプレーされてしまいます。もうひとつの例はボールを奪う場面で、相手のパスをインターセプトするか、五分五分のボールを奪うことがほとんどです。私の見解では、相手のスペースに入っていき腕や体を使ってボールを奪う回数が日本人選手は極端に少ないように思います。日本人選手は相手のスペースに入って腕や身体を使ってボールを奪うことが極端に少ない印象がある、と語るダビッド氏■日本人が世界で活躍するためにはどのようにトレーニングすべきか――ではどのようにトレーニングすべきなのでしょうか?ここではひとつの例しかあげていませんが、私が思うにこの「順序」という概念がプレーにネガティブな影響を及ぼしている場面はたくさんあります。まずやらなければいけないことは、普遍的な個人戦術(プレー原則)やポジションごとの個人戦術のひとつひとつをパフォーマンスとして発揮できているか分析することです。次に文化的な影響を受けている問題点を補完するための具体的なキーファクターを考えることです。そして最後に、その問題点に選手が直面し、解決方法を見つけるためのトレーニングを準備することです。――ではどのようにトレーニングすべきなのでしょうか?前編の「スペインと日本で育成年代の選手における11の違いとは?」では、それぞれの育成年代の選手の違いを「率先力」という観点から分析しています。近いうちに「日本サッカーと欧州のサッカー 11の違い」というタイトルで本を出版し、これらの要素を(定義、比較分析、事例、メリットとデメリット、指導法など)深掘りしていく予定です。また、エコノメソッドキャンプでは、先程述べた日本人選手の課題を改善するトレーニングを行っていますので皆様の学びになるはずです。<エコノメソッドサマーキャンプ2022 概要>【開催日時・場所】【中学生キャンプ】中学1年生~3年生京都クール8/12(金)-8/13(土)@大谷中学高等学校【小学生キャンプ】小学2年生~6年生奈良クール8/9(火)-8/10(水)@ヤナギフィールド愛知クール8/15(月)-8/16(火)@瀬戸SOLAN小学校千葉クール8/18(木)-8/19(金)@ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA川崎クール8/22(月)-8/23(火)@富士通スタジアム川崎高知クール8/27(土)-8/28(日)@野市ふれあい広場サッカー場対象小学生キャンプ:小学2年生~小学6年生中学生キャンプ:中学1年生~中学3年生基礎技術をしっかり持った中級・上級レベルの方※男女不問その他各種割引あり(友達紹介割引、兄弟割引など)宿泊・通いプランありエコノメソッドキャンプの詳細・お申込みはこちら>>エコノメソッドスクール公式HP>>ダビッドさんのトレーニングも紹介賢いサッカー選手を育てるDVD
2022年08月01日子どもが高学年になると気になりだす「トレセン」。同じチームでも「あの子は選ばれたけど、うちは......」、「小さいから無理かな」、「選ばないってことは才能ないからサッカー以外に転向した方いい?」など親御さんを悩ますこともあります。サカイクの読者であるジュニア年代のお父さん、お母さんが気になりがちなトレセン活動について、前回は東京都サッカー協会で技術委員長を務める中田康人さんに、選考基準について話を聞きました。後編では、トレセンに選ばれなかった選手や親御さんへのメッセージを貰いました。(取材・文:森田将義)写真は少年サッカーのイメージ<<前編:小さい子は不利って本当?気になるトレセン事情。東京都サッカー協会がトレセンで重視する「12歳までに必要なテクニック」とは■中学、高校で順調に伸び続けるかはわからないもの中田さんは東京都の技術委員長に就任するまでの12年間、日本サッカーを先頭に立って引っ張っていくエリートの育成を目標にするJFAアカデミーに所属していました。所属するのは、3次まである選考を進んだ10数名の選手のみ。合格した親御さんの中には、「将来はプロになれる」と期待を抱かれる方もいましたが、中学、高校年代で伸びていくかは本人と指導者をはじめ周囲のサポート次第です。「優秀な選手が多かったですが、誰が順調に伸び続けるか、いつ伸びるのかは指導者も分からない。私たち指導者含め、お父さん、お母さん皆さんでサポートし続けましょう!と伝えていました」と中田さんは振り返ります。「保護者が期待するのは当然ですが、親御さんは見守ったり、励ましたりするのが大事。年齢が下がれば下がるほど、みんながプロになれるチャンスがある。だからと言って、そのまま順調にいくかは全く分からない。指導者と保護者と我々がタッグと組んで子どもたちの成長を見守ることが大切です」。サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■トレセンは将来が約束されるものではない。いずれ立場が逆転することもトレセン活動も同じで、U-12年代で選ばれたからと言っても、将来が約束されるわけではありません。JFAアカデミー福島では、U-12年代に県トレセンに入っていない選手もいました。反対にU-12年代で輝かしい経歴を持ち、中学からJリーグのアカデミーに入ったとしても、プロになれるのはほんの一握り。高卒でプロになったとしても、大学経由でプロに進んだ選手と立場が逆転する可能性もあります。「12歳での評価が13歳の立ち位置を決めているだけで、答えはありません。答えがないから諦めるのではなく、いろんな道を探れる。それが日本の仕組みであり、強み」と中田さんは口にします。■内田篤人さん、伊藤純也選手もトレセンに縁がなかったがプロになった20年以上前に日本でトレセン制度が整備されてからも、拾い切れなかった才能が数多くいます。過去の代表的な選手は、元日本代表の内田篤人さん。小中学生の頃は静岡の県トレセンにも選ばれない選手でしたが、日本サッカー協会が遅咲きの選手を発掘するために行った、早生まれの高校1年生が対象のU-16日本代表候補の選考会を機に、飛躍を遂げました。近年では、小学校時代に横浜F・マリノスアカデミーのセレクションに落ち、街クラブ、公立高校、大学経由でプロとなり、日本代表にまでなった伊東純也選手が代表例。中田さんはこう話します。「色んなトレセンの仕組みがしっかりしだした今でも、取りこぼしがある。同時に、見てはいたけど、突然伸びてきた子たちがいる。入れなかったからダメではないし、入ったから安心でもないので、親御さんは選考結果に一喜一憂しない方が良い。選手自身も選考結果にとらわれる事なく"まだまだ"、"もっともっと"と思い続けるのが大事」。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは■月一回のトレセンは「きっかけ」に過ぎない。大事なのはチームに帰ったあと育成年代で大事なのはトレセンで選ばれる事ではなく、将来活躍できるかどうか。月に1回のトレセン活動は選手が変わるきっかけに過ぎず、自チームに帰り、日々のトレーニングで成長できる選手でなければいけません。また、出た課題に気付けない選手は、選ばれただけ、少し活動しただけで満足して終わります。プレーだけでなく、パーソナリティーも大事な要素と言えるでしょう。「JFAアカデミー時代は代表に選ばれてもシュンとして帰ってくる子がいれば、『どれだけ良い経験してきたんだろう?』と思うぐらい伸びてきた子もいた。人は本当にきっかけが大事。思春期の難しい時期には、色んな事を感じると思う。ダメだ俺はと思ってしまう子もいれば、上手い選手を追い越したいと思う子もいる。そうした所が分岐点になる。選ばれた事を良いきっかけに出来る選手であって欲しい」(中田さん)。■チャンスはみんな平等にある中田さんが選手によく伝えるのは、「チャンスはみんな平等にある」という言葉です。「チャンスが来ている事さえ分かっていない子がいれば、来たチャンスを掴み取ってしまう子もいる。代表監督が目当ての選手を見に来たら、別の選手が目に留まり、次の代表キャンプに呼ばれた事もにありました。自チームと地域の指導者では見る目が違うかもしれませんが、今の日本サッカーの仕組みでは良い選手なら、上に推薦されていきます。推薦されるには、何か理由があるはず。されない選手は推薦されない理由もきっとあるはずです」。■トレセン以上に日々の取り組みが重要チャンスはどこに転がっているか分からないからこそ、トレセン以上に日々の取り組みが重要と言えるでしょう。「昔の人が言っていた、『毎日を全力で生きよう、全力で取り組もう』という言葉は正しい。テスト勉強のような一夜漬けではなく、毎日少しずつ積み重ねることでハイレベルな選手になって欲しい」と中田さんは話します。自チームで攻撃のトレーニングをやっていても、良い守備が出来る選手がいれば、指導者の自然と目に留まります。技術では目立てなくても、誰よりもチームのために走れば、「この子はテクニックがまだ足りないけど、これだけ走るとボールをプレーする回数も増えるから、テクニックが上がるかもしれない」と考える人も出てきます。そうした人たちの中に"今度、トレセンに推薦してみよう"と思う人がいるかもしれません。トレセンを意識するのも大事ですが、それ以上にそうした日常のトレーニングに目を向けることが大事と言えるでしょう。多くの国では、プロのクラブチームのアカデミーに所属していないとプロになることが難しいですが、日本ではJクラブのアカデミーだけでなく、高校部活や大学からもプロになる道が用意されており、他の国々よりもプロになるルートが多いともいえます。小学生年代でトレセンに選ばれなくても、サッカーが好きで打ち込んでいれば大きく成長するタイミングが訪れることもあります。親御さんもどうか、そういった事を踏まえて「選ばれた」「選ばれなかった」と一喜一憂せず、毎日の練習に楽しんで参加できるようなサポートを意識してください。サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年07月26日総合格闘家の三浦孝太選手(20)といえば、父親は日本サッカー界のレジェンドの三浦知良選手(55)ということもあり、2021年の大みそかに行われた『RIZIN.33』でのプロ格闘家デビュー戦は多くの注目を浴びました。RIZINを見た視聴者からは「イケメン」と話題になり、人気急上昇中の格闘家。先日は豪華ショットを投稿し、反響を呼んでいました。早速チェックしてみましょう!父、キングカズとネイマール選手との豪華3ショットにファン歓喜 この投稿をInstagramで見る 三浦孝太(@kota_miura_official)がシェアした投稿 「obrigado!」と自身のインスタグラムを投稿した孝太選手。obrigadoとはポルトガル語で「ありがとう」という意味で、ネイマール選手へ向けた言葉だと思われます。サッカー界のレジェンド、キングカズとブラジル代表のネイマール選手との豪華ショットにフォロワーはくぎ付けに。コメント欄には「顔面偏差値えぐ」「素敵すぎて最高すぎて♡意味がわからないクラス〜最強3ショット」「このスリーショットは凄すぎる」と豪華メンバーに歓喜のコメントが相次いで寄せられておりました。また、日本のみならず外国の方からのコメントも多く見られ反響の大きさが伺えます。7月31日(日)の『RIZIN.37』に参戦決定した孝太選手。5月に開催された『RIZIN LANDMARK vol.3』に参戦予定でしたが、練習中に首を痛めた為無念の欠場。早く2戦目を見たいと待ち望むファンは多いようです。孝太選手がサッカーボールキックで勝利する姿が見たいですね!あわせて読みたい🌈悩殺級の桃尻!渋谷ゆりさん“令和の峰不二子”美ボディ動画にファン悶絶
2022年07月21日高学年になると「トレセン」という言葉を聞く機会がありますよね。サカイクの読者であるジュニア年代のお父さん、お母さんがどうしても気になるのがトレセン活動。選ばれたことを子どもたちがサッカーを頑張ってきた成果の証だと喜ぶ親御さんがいる一方、選ばれなかった事を悲しむ親御さんもいるでしょう。中には「うちは早生まれで小さいから」など最初から無理だと諦めてしまうケースや、「トレセンに選ばれなかったから、うちの子にはサッカーが向いていない」と判断してしまう親御さんがいると耳にします。今回はそうしたトレセンに関する正しい情報を聞くため、東京都サッカー協会で技術委員長を務める中田康人さんに話を聞きました。(取材・文:森田将義)写真は少年サッカーのイメージ■12歳までの選手を見るときに重要な要素とは東京都の場合は7つの地域に分かれた地区トレセンから選ばれた選手が、東京都トレセンの選考会へと進みます。そこで選ばれた選手が、都のトレセンメンバーとして月1回活動するのが仕組みです。U-12年代では7地域の前に、16ブロックに分かれた活動を実施し、可能性がある選手の見落としがないよう励んでいます。以前は選考基準を地域ごとに共有するものの、トレセンコーチ全員に選考の考えの徹底がしきれていませんでしたが、今年に入ってからはトレセンに関わる全スタッフが集まり、トレセンの考え方、選手選考の基準を提示。同じ目線で全員が選手選考できるよう今後は、文章としても提示していきます。「100人のトレセンコーチがいて、100通りの基準があれば、誰が良い選手か分からなくなるので、目(=基準)を合わせたい。大人のサッカー=子どものサッカーではなく、年代によって基準や獲得すべき要素が違います。12歳まではテクニック(※定義を後述)が凄く重要で、それ以降はテクニックがなかなか身に付きにくい年代に入ってくる。逆にフィジカルが強いからと言って、14歳や15歳になっても通用するかは分からない。フィジカルにウエイトを置いてしまうと、選手のためにならない選考になってしまう」(中田さん)。最新ニュースをLINEで配信中!■身体能力だけを基準にすると、トレセン本来の目的とズレてしまう成長が早い小学生だと12歳で170cm近くある選手がいれば、140cmぐらいの選手もいます。2人が一斉に走り出せば、大きい子の方が速くゴールする確率が高く、サッカーでもジュニア年代ではそうした選手が活躍しがちです。テクニックがなくても、やっていける年代でもあると言えるでしょう。身体能力だけを基準に選考すると、トレセンの目的である将来、日本代表で活躍できる選手の発掘、育成が出来なくなるため、ジュニア年代の選考はテクニックの割合が高くなります。身体能力に頼ったプレーをしている選手に対して、将来活躍できるテクニックを身に付けるよう声を掛けるのも、大事な役目です。■「テクニック」とは単純な止める・蹴るを指すのではない選考の基準となるテクニックも、現在は人によって定義が変わるため、中田さんが東京都の技術委員長に就任してからは、定義の明確化を進めています。「リフティングや対面パスなど止まった状態での上手さではなく、相手がいる中で様々な認知をして判断と実行が出来てこそテクニックと言います。キーワードは『前』です。前を向けるのか、前にパスを出せるのかが大事。相手が守備をしてくる中で前にコントールしたり、パスを出せる技術こそがテクニック。横にドリブルする選手は相手にとって怖くないけど、相手を抜きにかかる仕掛けは怖い。前に前進できるテクニックを持っているかが大事です」。サッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」■ポジションに応じて必要な「テクニック」がある8人制から11人制へと変わる中学生年代では、より大人のサッカーに近づくため、ポジションに応じたテクニックも身につけなければいけません。「CBの吉田麻也選手が自陣ゴール前でに堂安律選手のようなドリブルプレーをしたらチームメイトは困ります。テクニックと言っても吉田選手や板倉滉選手に求めるテクニックは、中盤の選手とは違うのです。反対に堂安選手も自陣でプレーするなら、エリアに応じたテクニックを発揮しないといけません。一概にテクニックと言っても、ゾーンや状況に応じて発揮できるかが大事です」と中田さんは話します。■今は身体が小さくても、日々の積み重ねしだいで急成長するタイミングがある身体が小さく、ジュニア年代ではフィジカルの差で活躍するのが難しくても、テクニックを日々の練習で磨き続ければ、必ずどこかで急成長するタイミングが訪れます。中田さんが、代表例として挙げるのは、JFAアカデミー福島のチーフコーチ監督時代に携わったU-21日本代表のMF三戸舜介選手です。小学6年生でセレクションを受けた際は、163cmの今より小柄で「ずば抜けた選手ではなかった。現在の活躍は想像しづらい選手でした」中田さんは振り返ります。JFAアカデミー福島に入ってからも、身体が大きい選手に競り合いで負けるなどテクニックを生かしきれない時期もありましたが、中学3年生になったタイミングで急成長を遂げ、年代別代表でも欠かせない選手となっていきました。「舜介には身長を気にする必要がないぐらいテクニックがあった。15歳になってからは、そこにプラスして瞬間的なスピードが出せるようになった。それ程ハードワークをする選手ではなかったけど、代表から帰ってくる度に献身的なプレーが出来るようになっていった。こういう子がこうやって変わるんだと指導者ながら学ばせてもらった選手でした。大きく成長する瞬間を引き寄せるためにも日々の積み上げが大事。積み上げのベースとなったのは間違いなくテクニックでした」。■相手がいる中での認知と判断は、中高で成長するために欠かせない要素トレセンに選ばれるために上述した「テクニック」=相手がいる中での状況に応じた認知と判断の向上は重要です。もし、小学生年代で選ばれなかったとしても中学年代以降で大きく成長するために欠かせない要素です。三戸選手の急成長を間近で見てきた中田さんは東京都のトレセンコーチに、こんな言葉を伝えているそうです。「選手としての総合ランキングは、中学と高校の6年間で変わる。でも、テクニックが高い子がテクニックだけを見ると誰かに抜かれる事はなかった。もちろんテクニックを活かすためのスピードやハードワークも必要ですが、それぐらい幼少期から積み上げるテクニックが大事」。東京都トレセンの考えは、選手の育成に携わる人たちにとっての大事な指針と言えそうです。サッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」
2022年07月12日サッカーJ2リーグV・ファーレン長崎所属の都倉賢選手(35)は、かねてよりお付き合いしていたライフスタイルプロデューサーの村上萌さん(34)と2013年に結婚。萌さんが学生時代の頃からの付き合いだそうで、そこから4年間もの遠距離恋愛を経てゴールインしたのだそうです。都倉選手のインスタグラムにはお子さん絡みの投稿が多く、娘さんにメロメロな様子が伝わってきます。先日は、家族写真を投稿し注目を集めているようです。早速チェックしてみましょう!幸せいっぱいな美男美女の家族写真に反響 この投稿をInstagramで見る Ken Tokura(@tokuraken)がシェアした投稿 「いつもありがとう♡36歳史上最高な1日でした」と、誕生日を迎えた都倉選手が家族写真を自身のインスタグラムに投稿しました。頭に王冠をかぶり面白い表情をする都倉選手の隣には笑顔が可愛らしい奥様がぴったりと寄り添い、都倉選手の膝の上には可愛い娘さんの姿。テーブルにはケーキがのっていて「LOVE」というオシャレなデコレーションが♡写真から家族みんなの幸せオーラが伝わってくる1枚です。コメント欄には「いつもいい表情ありがとう」「お顔が最高を物語ってますね笑」「超素敵な家族私も幸せありがとう」と、フォロワーにも都倉ファミリーの幸せオーラが伝染しているようでした。娘さんとの「ただ商店街に行くだけなのに」ファッションシリーズが好評の都倉選手。次はどんな家族写真が飛び出すのか楽しみですね!あわせて読みたい🌈長瀬智也さんと“彼女風”美女との3ショットに「最強美男美女」「神過ぎる」と反響!
2022年06月28日週2のチーム練習じゃ足りない?プロになりたいならチーム練習以外にJクラブのスクールにも通わすべき?今のところトレセンにも選ばれているけど、周りの子たちは県をまたいでJクラブのスクールに通い、息子と差がついてきている。本人もスクールに興味を持っているようだし、通わせた方が良い?というご相談をいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの知見をもとに、サッカーの練習が週2で良いと考える理由をはじめ「今」だけでなく「将来」を見据えたアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<サッカー辞めたいと泣いて訴えてきたが、辞める理由が逃げ癖につながるようで不安です問題<サッカーママからのご相談>こんにちは。相談内容は、チームとスクール掛け持ちについてです。5年生の息子はクラブチームに所属しています。練習は週2回で土日のどちらかは試合か練習試合というスケジュールです。本人は将来プロになりたいと言っていて、今のところは県トレセンなども毎回選んでもらっていますが、チームメイトの半分ぐらいは週2のチーム練習のほかに、県をまたいでJクラブのスクール(エリートプログラムのようなレベルの高いコース)にも通っており、どんどん上手くなって息子とは差がついてきているのを感じています。以前は、身体が大きくて小学生時代に活躍できても中学で体格差がなくなると、かつて小さかった子も追いつけるといった論調があったと思いますが、最近では大きい子も早くからちゃんとした指導を受けて技術もサッカー脳も育てているので、そのまま伸びていっている印象です。体格差がなくなったところで追いつけないと感じます。受けたところで合格するのかという問題はありますが、本人のプロになりたいという願いをかなえるためには、チームメイトのようにJクラブのスクールにも通わせた方がいいのか......。息子自身、周りに差をつけられ始めていることを分かっていて、スクールのセレクションにも興味を持っているようです。島沢さんの連載のほかに池上さんの記事も拝見しているので、子どもにとっての良い環境であるとか、練習時間や回数などについても理解しているつもりですが、かけもちして週6日ぐらいサッカーの練習をしている他の子たちを見ると、本人の希望を叶えるためには週2の練習では足りないのかなと思ってしまいます。親としてはプロになる、ならないはどうでもいいとのですが、本人の意欲が高いので掛け持ちさせても良いのかなと思ったりして......。小学生年代でそれはやりすぎでしょうか?ご意見をいただけると幸いです。<島沢さんからの回答>ご相談ありがとうございます。以下、お返事書かせていただきますが、メールの内容だけの印象なので細かい部分で理解の乖離があるかもしれません。そのあたりは、ご理解ください。お母さんがおっしゃるように、週に練習2回で土日のどちらかに活動するくらいの量でちょうどいいと私は考えています。ただし、「正解」はありません。小学生時代にどのくらいの練習量でやったら、プロになったか、世界レベルの選手になっているか、といったデータも見当たりません。まずは、小学生時代の練習頻度が多ければ多いほどプロに近づくわけではない。そこをご理解いただきたいと思います。■親の判断で過度に干渉しないことさて、練習回数をどうするかという話の前に、お母さんにお伝えしたいアドバイスが3つあります。ひとつめ。過度に干渉しないよう気をつけましょう。「親としてはプロになる、ならないはどうでもいい」と書いているのに、「他の子はどんどん上手くなって息子とは差がついてきている」と不安感を抱かれているところが、私は気になります。「本人のプロになりたいという願いをかなえるためには」「本人の希望を叶えるためには」「本人の意欲が高いので」本人の、と何度も書かれていますが、実はお母さんの欲望のほうが強いのではないでしょうか。期待することは構いません。が、子どもへの親の期待の両側には、成功すれば「慶(よろこ)び」があり、失敗すると「嫌悪」の感情が渦巻くのが常です。それを考えると、プロになる夢は息子さんのものだととらえるほうが、断然健康的です。お母さんの夢ではない。夢の途中にいる今、お母さんの判断や憶測で干渉しないほうがよいと考えましょう。■親が先回りしてやらせることで、子どもの成長機会をつぶしてしまうふたつめ。煽らないこと。「息子に○○させる」「○○させたほうがいい」といった「させる発言」が目立ちます。この言い方は、お母さんが「主語」です。息子さんが夢に向かって動いているのですから、まずは「主体」である彼が自分から動き出すことが重要です。彼自身が「今よりもっと上手くなりたいから、一日だけサッカースクールに通ってもいいかな?」と言い出すのを待ってみてはいかがでしょうか。それを、「週2の練習では足りないと思うから、他のところでやってはどうか?」と親が先回りしてやらせては、子どもの成長機会をつぶしてしまうことになりませんか。そもそも、週2の練習で足りないと考える時点で、息子さんからすれば自分を否定されていると感じるかもしれません。■親主導はNG!子どもが本当に望んでいるなら、スクールについて話しあえばいい三つめ。自信を削るリスクのあることは、親主導で進めないようにしましょう。県トレセンなども毎回選んでもらっているようで、優秀なお子さんのようです。であれば、合否のあるJクラブのスクールに入るテストのようなものを親のほうが強く勧めないほうがいいと思います。お母さんは「スクールのセレクションにも興味を持っている」とありますが、もしかしたら、お母さんが不安を抱いていることに気づいた息子さんが「お母さんも心配そうだし、スクール受けたほうがいいかな?」と不安になっているのかもしれません。よって、こんな場合は「焦ることないよ。一日、一日の練習に集中すればいいんじゃないの?」とか、「休みの日はサッカーで遊んで来れば?」という感じで、親御さんがどんと構えているご家庭のほうが子どもは「あと伸び」します。もし、ほかのスクールに行きたそうな様子であれば、「君がスクールに行きたいならサポートするよ」と言えばいいし、「君は週3日では足らないなと思うなら、一日どこかでサッカーする日を増やしてみる?君はどう思う?」などと話し合ってもいいと思います。そんなふうに聞いてみてはどうでしょうか?■運動のし過ぎは足の痛みなど健康を損なうリスクが高い加えて、私が上記程度の活動量でいいと考える理由は、2つあります。ひとつは、体への負担です。例えば、以前取材した小学生も週に6日サッカーをしていました。小学2年生からずっと、土日は試合や遠征、平日2日は放課後に近隣のクラブで練習。他の2日間は、親御さんが車で往復2時間以上かけてサッカースクールに送迎していました。その子はいつも、足の甲やかかと、膝の痛みに悩まされていました。さらに、就寝時刻は、近隣クラブの日で10時半、スクールの日は11時半を回っていました。6年生になるころ、サッカーをせずに祖父母が主に面倒を見ていた2つ下の弟に身長で抜かれました。運動のやり過ぎは健康を損なうリスクが高いのです。■家族と出かける時間や友達と遊ぶ時間も人間形成に必要(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)理由の二つめは、サッカー以外にも、子どもには豊かで楽しい時間が必要だからです。土日のどちらか家族と出掛け、平日はサッカー以外に友達と遊んだり、勉強や読書するなどほかのことに時間を使う。そうやってリラックスして、さまざまな経験をすることは人間形成には必要です。したがって、上述したくらいの頻度、強度であれば、体に負担をかけずスポーツ障害などと無縁で次のキャリアに進めると思います。お母さんはサッカー選手を育てているのではありません。子育てをしています。子育てした結果、夢を叶えてサッカー選手になったのなら、彼の力だと慶びましょう。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)。
2022年06月22日スポーツ選手にとって、「ファンの応援は大きな力になる」というのはよく聞かれます。2022年4月、メジャーリーグベースボールの『タンパベイ・レイズ』の試合で、ファンの少女が始球式に登場しました。8歳のクロエ・グライムスちゃんは、レイズのブレット・フィリップス選手の大ファン。そんなクロエちゃんが力いっぱい投げたボールを、ブレット選手はしっかりとキャッチしました。がんと闘う少女へ贈る渾身のホームランクロエちゃんは現在、二度目のがん治療をしています。試合が始まる前、クロエちゃんはブレット選手に青いブレスレットをプレゼント。彼は「これが幸運を運んでくれるね」といい、すぐに自分の手首に付けました。そしてこの日の試合で、ブレット選手はホームランを打ったのです!試合後のインタビューで、彼は目に涙を浮かべながらこう語りました。“Chloe, you’re an inspiration. ... that homer was for you." ❤️Rays outfielder Brett Phillips was choked up after hitting a home run with his biggest fan, Chloe Grimes, in attendance. Chloe, who's 8 years old, is battling cancer for the second time. pic.twitter.com/0ALFskSKw2 — ESPN (@espn) April 13, 2022 僕は今日クロエちゃんと初めて会う機会があって、彼女はがんと闘っていて、僕にこれらの贈り物を持ってきてくれたんだ。ソフトボールには僕の名前が書いてあって…クロエちゃん、きみはインスピレーションだ。(今日のホームランは)僕のメジャーリーグのキャリアで打ったボールの中で、もっとも難しいボールだった。クロエちゃん、きみは本当にクールな子だ。これは、きみのためのホームランだよ。ESPNーより引用(和訳)大好きなブレット選手を笑顔で応援するクロエちゃん。彼女を見ただけでは、がんと闘っていることに気付かない人がほとんどでしょう。ブレット選手はそんな彼女の強さに、心を揺さぶられたのです。スポーツ専門メディア『ESPN』のTwitterで紹介されたこの動画には、ブレット選手への称賛の声が相次いでいます。・これを見てブレット選手のファンになった。きみは、子供たちが必要とするロールモデルだ。・もらい泣きしてしまった。彼のような選手がメジャーリーグにいることはラッキーだね。・うちの子もブレット選手の大ファンよ。こんなに優しい選手は、なかなかいない。海外メディア『CBS News』によると、ブレット選手は毎回、試合が始まる20分前にフィールドに出てきて観客席の子供たちと交流するのだそう。彼はその優しい性格で、野球選手としてだけでなく人としても、ファンを魅了しているのです。後日、ブレット選手はクロエちゃんの自宅を訪れて、2人は再会を果たしました。ブレット選手がクロエちゃんの応援によってホームランを打ったように、今度は彼の祈りが、クロエちゃんが病気に打ち勝つ大きなパワーとなることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年04月25日Jリーガーの平均身長は約178cm、近年は体格に恵まれた選手が増えているのは間違いありません。では、大きくなれないと活躍できないの?プロにはなれないの?と思ってしまう方もいるかもしれませんが、小柄でも活躍している選手はいます。「小さいころから小さかったし、フィジカルは海外でもJでも弱い方」と語るセレッソ大阪の乾選手もその一人。小柄でも抜群のテクニックと判断で海外でも活躍。Jリーグ復帰後もチームをけん引しています。前編では、幼少期を振り返ってもらいながら、他よりも小柄な乾選手が、どんなことを考えながらプレーしていたのか、お聞きしました。後編の今回は、ドイツ、スペインでプレーした際に感じた小柄な選手でも活躍できる方法についてお聞きしています。(取材・文:森田将義)(C)CEREZO OSAKA<<前編:「夢中になれれば、最強」乾貴士選手が語る、サッカーが上手くなるために一番大事なこと■サッカーは騙し合い。相手が思っていないことをできるかが大事――海外でプレーする中で、日本との違いを感じた部分はありますか?海外に行ってからは、球際の競り合いの部分で違いを感じました。スペインに渡ってからは戦術理解度というか、やっぱり上手くて頭が良い選手が多いと感じました。サッカーを知っているなって。プレーの判断と言うんですかね。ここではボールを獲られてはいけない、ここでは獲られても良いから思い切ったプレーをするという判断ができる選手がたくさんいました。日本と比べると一つのミスで展開が大きく変わり、一気にやられてしまうケースが多いので、みんなが危機感を持ってプレーしていた気がします。こうした意識は変えようと思っても、簡単には変わらない部分だと思います。自分自身も含め、日本人には「これくらいなら大丈夫だろう」という感覚があるのかもしれません。スペインにいた頃は監督に指摘されながらも、一つひとつのプレーに集中していました。――屈強な選手が多いヨーロッパでは、フィジカルの部分での苦労も多そうです海外ではフィジカルの差もありましたが、自分が小さいのは昔から。フィジカルで勝てるとも思っていないので、どれだけ相手に触れられないようプレーするか常に考えています。触れられても、最悪ファールを貰えれば良いという考えです。判断が悪いから、相手に距離を詰められ、ボールを奪われてしまう。そのためにはサッカーを理解し、一つ一つの判断を速くすることが大事だと思っています。小さい頃から、「サッカーは騙し合い。どれだけ相手が思っていないことをできるかが大事」と言われながら育ってきました。相手に触れられないためにも大事な考え方だと思います。ボールが来る前から、「ここなら相手が付いて来ないだろう」というトラップの位置を見れている選手が、本当に上手い選手だと思います。久保(建英)くんとかは、そうしたタイプのプレイヤーですよね。小柄だからこそ小学生年代で身につけてほしい足元のスキルなどは特にないのですが、こうした周りの状況を見て判断することは、小学生のうちから意識できることだと思うので、ぜひ真似して欲しいですね。■ワールドカップで結果を残すには、組織的な守備がカギ――野洲高校時代の恩師である山本佳司先生は、ヨーロッパに行ってから乾選手の守備が上手くなったと仰っていましたドイツの時は、マンツーマン気味の守備だったので、フィジカル勝負になって負けることが多かったんです。サイドは特にフィジカル勝負の要素が多くて難しかったけど、スペインのエイバルでは、メンディリバル監督の下、ゾーン守備を徹底し、みんなで守ろうというスタイルでした。もちろん球際の強さも求められましたが、それ以上にポジショニングが大事。自分に合っていたのもあり、エイバルでプレーしてからは、一気に守備意識が変わりました。組織的な守備は、日本人にとって凄く大事だと思うんです。ワールドカップで結果を残したいと考えた時に、フィジカル勝負では勝てません。でも、全員で組織的な守備ができれば、チャンスがあると思っています。海外に出てから、強く思った部分です。――ゾーンでの守り方などは、日本の育成年代ではできない選手が多いように感じますピピくん(中井卓大)を観にレアル・マドリーの試合へ何度か行きましたが、スペインは育成年代から細かいポジショニングを意識してプレーしていました。そういった頭で理解している部分、「サッカーを知っている」という面で日本の先を行っているなと感じました。プロのカテゴリーでも自然と良いポジションがとれる選手が多かったけど、自分は考えながらプレーしなければいけなかった。彼らは試合中いちいち考えていません。状況ごとのプレーに瞬時に対応しているのです。それがプレースピードにつながります。日本との違いは、とても大きく、サッカーを見て学ぶ習慣が根付いている気がしました。同時に選手だけが原因でなく、もしかしたら日本の場合はポジショニングまで教えられる指導者がまだ少ないのかもしれません。■壁にぶち当たった時に、自分を変えられるかが大事――そうした気付きが、守備の変化に繋がっていったんですね昔は守備が下手というか、やらなかったんですが、海外に行ったら守備をしないと試合に出られない。自分自身が、海外のサイドアタッカーと張り合える程の突破力があるかと言えば、そこまではないので、突破やボールキープにプラスして何ができるか考えた際に、メンディリバル監督が求める守備だと思ったんです。僕は自分に対するプライドが強い方ではありません。自分のプレースタイルはもちろんありますけど、それを壊してでも試合に出たい。そこまで試合に出た方が良いのか?と悩んだり、自分のスタイルを壊したくないと思う人もいると思いますが、自分はそっちタイプじゃない。監督が求めることをやらなければと思うタイプなんです。プラスアルファでちょっと違いが作れれば良いと思いながら、プレーしていました。――監督が求めることをやらなければと考えていたのは、昔からでしょうか?セゾンFCや野洲高校でプレーしていた時はプライドの塊でしたよ(笑)。自分のやりたいことだけをやろうと思っていたから、守備をしなかった。自分がボールを持った時だけ、違いを見せれば良いと思っていました。高校に入った時くらいまでは、それでも良いと思うんです。でも、プロって上手い人たちの集まりで、それまで中心選手として活躍してきた選手ばかり。海外に行けば更に凄い選手がたくさんいるじゃないですか。そうした選手を見て、「自分のレベルはだいたいこれ位なんだな」というのが分かったけど、スペインで少しでも長くプレーしたかった。生き残っていくためにはどうすれば良いんだろうと思った時に、こうした考えに至りました。壁にぶち当たった時に、自分を変えられるかが大事だと思うんです。変えられるなら、高校くらいまでは王様でも良い。そう思うと、幼少期に考える習慣を身につけさせてもらった岩谷さんの存在は大きかった。最初に出会ったのが岩谷さんじゃなかったら、違うサッカー人生になっていた気がします。
2021年10月26日2021年10月24日、競泳の萩野公介選手が引退を発表しました。サンケイスポーツによると、この日に行われた記者会見で、萩野選手は今季で選手としての活動を休止することを明かしたとのことです。2016年のリオデジャネイロオリンピックで、男子400m個人メドレーに出場し、金メダルを獲得した萩野選手。今後の進路について指導者は不向きと考えた萩野選手は、来年度から大学院に進学し、スポーツ関係の勉学に励む予定だといいます。これまでを振り返り、萩野選手は「よく頑張ったと、自分にはすごくそう思う。気持ちは楽になった」とコメントしました。リオ五輪での姿(左は銅メダルの瀬戸大也選手)引退発表を受け、ネットからは「本当にお疲れ様でした」「もっと泳ぎを見ていたかった」といった声が上がっています。また、2021年10月現在27歳という若さであることから、引退の早さを惜しむ声も。リオ五輪では素晴らしい泳ぎで1位の座につき、笑顔で金メダルを持つ萩野選手の姿は、多くの人に笑顔を与えてくれました。きっと今後も、新しい道で高みを目指していくのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年10月24日《ゴール後の選手が嘔吐してたらしいし、選手の今後の体調がめちゃ心配だわ……》《競技後に嘔吐するトライアスロン選手…気の毒すぎる》《アスリートファーストがこれか》7月26日に開催された東京五輪のトライアスロン。その競技後、選手が嘔吐していたと『AFP』が写真付きで報じ、ネットで波紋を呼んでいる。トライアスロンは「スイムの会場となる東京湾の水質に問題があるのでは」とかねてから疑問視されていた。『ABEMA TIMES』によると「雨の水と生活排水を一緒に下水処理場に運んで、そこで処理をして」東京湾に排水。しかし「(ゲリラ豪雨などで)あまりにも水が大量にきてしまうと、しょうがないから『これは塩素だけ混ぜて殺菌して海に流しちゃえ』としているのが現状」とのことだ。そのためネットでは嘔吐について《東京湾の水質の影響なのでは?》《ゴールした後嘔吐してる人がいて、お台場の水質はやっぱダメだったじゃん!!って思った》《トライアスロンの人がめちゃくちゃ嘔吐して倒れてるの見ちゃったんだけど、会場の水質やばいのでは》と「東京湾の水質が原因」とする声が上がっている。そのいっぽう、もう一つの“疑惑”が浮上している。それは気候だ。日本の夏は“高温多湿”であるため「東京五輪は暑すぎるのでは」と指摘されていた。23日には、アーチェリーのロシア人選手が熱中症で倒れる事態に。さらに『スポニチ・アネックス』によるとトライアスロンの前日に開催された男子テニスでも、ダニール・メドベージェフ選手(25)が「信じられないほど暑い」と訴えていたという。そのため「嘔吐の原因は熱中症では?」とし、ネットにはこんな声が上がっている。《多分熱中症だぞ。暑い時期のトライアスロンの大会でぶっ倒れるのはよく見る》《この暑さの中連続で1.5km泳いで40km自転車漕いで10km走ったらそりゃ誰でも吐くで》《これのどこが「スポーツするのに最適な気候」なんだよ7月の日本》双方の意見が分かれるなか、「どっちにしろ酷いのでは?」との声も。《「多分熱中症だし東京湾が汚いからとは限らない」みたいな擁護がわいてたけど、熱中症になる可能性が高いのわかっててやらせてるのがそもそもダメだし、東京湾もどのみち最初から選択肢としてダメなんだよ……》《トライアスロンの嘔吐。水質によるものか、猛暑によるものか知らんけど、どちらにしても選手虐待》《トライアスロン後の嘔吐は汚水のせいじゃなくて熱中症かも!て言ってる人間おるが、どっちにしろ日本と東京に責任あるだろ スポーツに適した環境です!て招致したのに熱中症患者続出じゃ庇えないわよ》《トライアスロンくらい過酷で炎天下だとそりゃ嘔吐もするよなと思いつつも、映像の水質で泳いでくださいと言われたら秒で断ります》猛暑の東京湾。日本の「おもてなし」を選手らはどう感じただろうか?
2021年07月27日「この人いいな」と思う男性には、なにかしら特徴がありますよね。優しい、頭がいい、大事にしてくれるなど……。でも、他の気になる人のなかから本命の一人を選ばなければいけないタイミングが出てくるかも。そんなとき、「なにを基準に本命を選べばいいんだろう」と悩む可能性が。そこで今回は、複数の男性のなかから彼を本命に選んだ理由を女性に聞いてみました。■ 将来への希望がある方「年上で社会人の男性と、同い年の学生の男性でいいなと思ってる人がいて。バイトへの取り組み方とかを見てると、将来的な可能性を感じたので、同年代の彼を選びました」(20歳/学生)恋愛の先にある結婚をゴールとして考えると、将来的に経済力がありそうかどうかも本命を決める判断基準になるかもしれませんね。シビアですが、いまだけを見て判断せず、将来への可能性もみながら決めるとよいでしょう。■ 安心感を与えてくれる方「すごくかっこよくて見てるだけでドキドキしちゃう男性と、外見はまあまあだけど一緒にいてくつろげる男性と仲が良かった時期がありました。悩んだけど、無言の時間があっても気まずい思いをせず、安心感を与えてくれる、くつろげる人と交際を決めました」(28歳/受付)自分が恋愛に刺激を求めているのか、安心感を求めているのかが、本命を決めるときの判断基準になるようですね。気になる男性が複数いた場合、それぞれと何度かデートをかさねてみて、自分はどっちのタイプなのか考えてみるとよいかもしれません。■ 向上心があって頑張っている方「わりと私に都合をあわせて会ってくれる人と、仕事や趣味にいそがしくしてる人の両方が気になっていたんですけど、最終的にはあまり会えなくても向上心を持って人生に取り組んでいる人を選びました。寂しいかもしれないけど、互いに刺激しあえて向上していける人の方がいいなと思ったので」(26歳/航空関係)相手といっしょに自分も成長していけるような人を選ぶという意見もありました。交際してすぐは、よく会えるかどうかも重要なポイントになってくるでしょう。でも、長く交際を続けていくうえでは相手といっしょにいることで自分はどんな風に成長していけるのかも、大切になってくるかもしれませんね。■ お互いに幸せになれる相手を選んで複数の男性のなかから本命を決めるときには、安心感を与えてくれる人や向上心のある人などさまざまな判断基準があるようです。今回ご紹介したポイントも、本命を選ぶときの判断材料のひとつにしてみてくださいね。自分が恋愛になにを求めているのかをはっきりさせて、あなたが一番あなたらしくいられる、最愛のパートナーを選びましょう。(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年07月17日中学時代にトレセン歴のような輝かしい経歴がない選手がほとんどなのに、高校時代に個性を磨きあげ、セレッソ大阪のDF松田陸選手、松田力選手を筆頭にこれまで28人ものJリーガーを輩出している立正大学淞南高校の南健司監督。前回は現在発売中の南監督の著書「常に自分に問え! チームの為に何が出来るか 立正大淞南高校の個とチームの磨き方」から一部を抜粋し、前向きな志向の重要性について紹介しました。後編となる今回は、立正大淞南がサッカーで大事にしている要素について紹介します。(構成・文:森田将義)立正大淞南高校サッカー部(C)森田将義<<前編:「トレセン歴なし」がほとんどなのに約30人がJリーガーに!全国常連の強豪サッカー部監督に聞く「個とチームの磨き方」■誰にも負けない武器が一つでもあれば、選手は成長できる淞南に来る選手の多くは欠点が多くても、何か一つ誰にも負けない武器を持った選手ばかりです。長所が一つでもあれば選手は成長できると考えています。突出した武器があるから、他の部分も伸びていくのです。多くの人が、「満遍なく卒なく無難にこなせる」のも才能だと気付いていません。過去にいた選手に、中学の指導者が「ストロングポイントがないから淞南には向いていない。身体能力や体格に優れておらず、パスが正確なだけ」と評する選手がいましたが、確実にパスが繋げるのも武器なのです。日本は足が速い選手や身長の高い選手を、長所を持った選手として持て囃しますが、私の定義は違います。ピッチに立つ11分の1として、チームが勝つためのプレーができる選手が、長所を持った選手なのです。いくら足が速くても、試合で有効でなければ、長所ではありません。横パスしかできなくても、どんな状況でも落ち着いて正確にパスができるのなら、立派な長所です。■長所があれば弱点を「ごまかす」こともできる長所さえ持っていれば、短所もカバーできます。選手には、ごまかす力も大事だと常に伝えています。私は大学時代、技術がない選手でしたが、チームメイトはサッカーが私に下手なイメージを持っていないそうです。とにかくヘディングが強くて、スライディングで突破を止めまくれるのに、左足でインサイドキックができなかった。相手に寄せられると慌ててパスができなくなるため、ボールを奪ったらすぐロングボールを蹴って、自ら「ナイスボール!」と叫ぶような選手でした。プレッシャーに負ける姿を見せたら、相手に狙われるとも考えていました。私はロングキックが長所だったため、公式戦の緊張感のある舞台でも、弱点を誤魔化せたので、チームメイトに下手な印象を持たれていないのです。ロングボールという武器を持っていれば、ロングキックを蹴るふりをして蹴らないというキックフェイントもできます。武器が一つあれば、二つの武器を手にしているのと同じと言えるでしょう。■不平不満しか言わない指導者は選手の良い部分を見つけられない私は良い所探しの天才だと自負しています。学校に対しての不満を一切言わないのも、良い所をたくさん知っているからです。淞南が実施しているサッカースクールでは、選手が子どもに指導するのですが、子どもへの説明が上手い選手がいます。プレーが下手であっても、指導力という良い所を持った選手なので、私は認めています。不平不満しか言わない指導者は良い部分が見つけられない性格であるため、きっと選手の良い部分も見つけられず凄い選手を育てられません。良い所探しができる性格なのかは、良い指導者と言えるかどうかの条件でしょう。他の仕事でも同じで、「最近の若い奴は」と不満を口にする年配の人は、入社したての頃は会社の上層部の批判をしていたはずです。■サッカーは全てのプレーに本質があるサッカーは攻守の切り替えが速く考える時間がなさすぎるスポーツですが、野球は次のプレーでどうすれば良いかを考える時間があるため、分析が好きな日本人に合ったスポーツだと思います。それなのに多くの指導者はサッカーの分析をたくさんするうちに難しく考えすぎてしまい、本質を見失った練習メニューや指導法が溢れている気がします。淞南のグラウンド横の掲示板には、私が就任した当初に記したサッカーの基本をまとめて張り出しています。淞南サッカー部ではAチームの選手として不可欠な10の絶対条件を掲げています。掲示板に張り出されているサッカーの基本10か条(C)森田将義1.攻守の切り替えが速く、予測を持って連続で激しく動ける(基本動作)2.ヘディングが強い(技術)3.ロングキックができる(技術)4.トラップの前にステップフェイントがあり、キックフェイントで突破できる(技術)5.攻守に渡りゴール前で頭から飛び込める(基本)6.ロングスローが投げられる(技術)7.精神的に戦える(精神面)8.全国で勝てる自主練習ができる(想像力)9.基本練習を実践的に自ら難しくできる(想像力+責任感)10.素直である(一流選手たる条件)こうした掲示物を見ると、サッカーの基本は大きく変わっていないのだと思います。サッカーは進化していると口にする指導者がいますが、ボールを出したら周りを見る意識や、チャレンジ&カバー、ラインの押し上げは大昔から変わらないサッカーの本質です。サッカーの本質が大事と表現しますが、全てが本質なのです。本質を強調しなければいけないのは、本質を抑えていない指導者が増えているからではないでしょうか。■1つの技術だけでなくサッカーに必要な要素をすべて教えることドリブルスクールのように一つの技術を切り取って教えるのも間違っているように思います。他のスポーツでは一つの技術に特化したスクールがあるなんて話は聞きません。同じ野球でも野手とは別種目に近いピッチャーですら、専門のスクールはないのにサッカーにだけ存在するのは不思議です。ラーメン屋に例えるなら、スープにこだわりながらも麺はスーパーで売られているのを使っているような店は繁盛しないのと同じだと言えるでしょう。チャーシューなどの具材だけではなく、器までこだわる店には敵いません。1つの技術だけでなく、サッカーに必要な要素を全て教えなければ、良い選手に育たないのです。テクニカルなチームが、なぜドリブルの練習をたくさんしているのか意図すらも理解できず、型だけを真似している指導者が多いように思います。■必要な技術はどの年代でも同じ野球の練習法は日本全国どこに行っても大きく変わりません。それ以上の練習方法がないと行きついているから、30年前も今も同じ練習をしているのです。日本サッカーはまだ行きついていないから違いや流行り廃りがあると考えています。ジュニア年代に応じた練習メニューが提唱されたりもしますが、必要な技術はどの年代でも同じです。教えるべき技術を幼少の頃から、きちんと徹底して指導すべきです。※この記事は「常に自分に問え! チームの為に何が出来るか 立正大淞南高校の個とチームの磨き方」(竹書房・刊)より抜粋したものです。南健司監督
2021年05月19日小学生のサッカーでは、早熟によって同学年の選手よりも身長が高いケースが少なくありません。この記事では、サッカーにおける早熟とはどのような意味なのか解説します。また、早熟選手の伸び悩みが発生する原因についても取り上げているため、参考にしてみてください。早熟とは早熟とは、身体的・精神的な成長が他の人よりも早いことを意味する言葉です。スポーツにおいては、特に身体的な成長の早さを表す言葉として使用されています。ちなみに、早熟の対義語は晩熟であり、時間が経過してから成長する人のことを意味します。早熟の影響が特に現れやすい少年サッカー大人になると、体の成長は止まっているため、早熟や晩熟といったことを機にする必要はありません。しかし、体が日々成長している小学生年代のサッカーにおいては、その違いが顕著に現れます。子どもの場合、同じ年齢でも身体が成長するスピードに違いがあるため、同学年でもかなりの体格差があるケースが珍しくありません。また、高学年になると第二次性徴期を迎え、一気に背が伸びる子もいます。そのため、中には数十センチ単位の違いが見られるケースもあるでしょう。サッカーは身体能力の高さ、フィジカル的な強さがプレーに影響するスポーツであるため、成長が早い子ども、つまり早熟の子は活躍しやすい状況となります。早熟な子どもが伸び悩む理由早熟の子どもの中には、選手として伸び悩むケースが少なくありません。これは、体格差を活かしたプレーができる間は活躍できるものの、周囲の子どもたちも成長し、体格差がなくなってきた時に思ったようなプレーができなくなってしまうためです。ここでは、なぜ早熟の子どもが伸び悩むのか具体的な原因について解説します。技術を十分に磨かない早熟な子が伸び悩む理由の1つとして考えられるのが、パスやトラップ、ドリブルといった基本技術を磨かないことです。体格差があると、多少トラップミスをしても身体を入れるなどしてボールをキープできてしまいます。また、ドリブルも身体的な優位性を生かしてスピードで勝負すれば簡単には追いつかれないため、細かいフェイントや切り返し、緩急をつけるといったことをしなくても突破できるでしょう。一方で、小学生の中学年から高学年は技術が身につきやすい時期だとされています。この時に基本技術の向上を疎かにしてしまうと、後々体格差がなくなった時に伸び悩んでしまいます。判断力を磨かないサッカーは常に判断することが求められるスポーツです。味方や相手の状況などを踏まえて最適なプレーを選択することが選手には求められます。しかし体格差があれば、多少判断が遅かったり、間違っていたりしてもフィジカルを駆使してカバーできるため、選手は自分の判断が遅かった・間違っていたといったことに気づきにくくなります。そのため、技術と同じように、体格差が縮まってきた時に伸び悩むことになります。子どもの成長には個人差があることを理解しておく少年サッカーに取り組むお子さんをお持ちの保護者は、子どもの成長には個人があるということを認識しましょう。サッカーでは早熟タイプ、晩熟タイプと呼ばれることがあるように、早い段階から成長する子どももいれば、後になってから急速に成長する子どももいます。小学生のうちから身体が成長している子どもであれば、技術や判断力の向上を忘れないこと、逆に身体の小さい子どもであれば、徐々に差はなくなっていくと認識することを覚えておきましょう。まとめ今回は、サッカーにおける早熟について、その概要から早熟の選手が伸び悩む理由などについて解説しました。身体の成長は個人差があるため、当初は体格差を活かしたプレーができていたとしても、ゆくゆくはできなくなります。そのため、しっかりと技術や判断力を磨くことが大切です。
2021年05月18日お子さんが所属しているチームの選手たちを見ると、ほとんどが右利きではないでしょうか。サッカーにおける左利きの選手は決して多くはありません。この記事では、左利きの選手の持つ特徴や左利きの名選手などについて解説します。また、左利きを矯正するべきなのかという点についても取り上げているため参考にしてみてください。サッカーにおける左利きは特別な存在?サッカーにおいて、左利きの人は「レフティ」と呼ばれますが、右利きの人は「ライティ」と呼ばれることはありません。また、野球でも左利きの投手は「サウスポー」と呼ばれていますが、右利きの呼び方はありません。右利きよりも左利きが優れているわけでも、サッカー選手としての機能が異なるわけでもありませんが、左利きは特別な存在として扱われていることがうかがえます。左利きの選手が持つ特徴お子さんが所属しているチームを見渡すと、ほとんどが右利きで左利きの選手はごくわずか、というケースが多いのではないかと思います。一般的に左利きは少なく、左利きの割合は10人に1人といわれることもあるほどです。そのため、左利きの選手はチーム内で重宝されやすいという特徴があります。例えば、左サイドハーフや左サイドバックなどは、攻撃の際に左足でクロスが挙げられるため、左利きの選手がいればチームにより多くのチャンスを作ることができるでしょう。中には左サイドにあえて右利きの選手を配置し、サイドのドリブルから中に切り込んで右足でシュートする、といったケースもあります。しかし、左サイドに左利きを配置するケースが多いため、左利きであることでポジション争いのライバルが減る可能性は大いにあるでしょう。ただし、左利き=レギュラー確実といったことはありません。左利きという特性を活かすためにも、普段の練習にしっかりと取り組み、判断と技術を高めることが重要です。左利きの名選手といえば?右利きに比べると左利きの選手は多くありませんが、サッカー界において活躍する選手の中には左利きの選手も少なくありません。例えば、日本人であれば本田圭佑選手や中村俊輔選手、名波浩氏などが挙げられます。本田選手が南アフリカワールドカップで決めたフリーキックや中村俊輔選手が欧州チャンピオンズリーグのマンチェスターユナイテッド戦で決めたフリーキックは左足から放たれたものであり、記憶に残っている方もいるのではないでしょう。また、ドリブラーとしてもストライカーとしても世界トッププレーヤーであるメッシ選手も左利きです。このように、トップレベルを見渡してみると、左利きは決して珍しいものではない、と考えられます。左利きはジュニア年代のうちに矯正するべき?日本では「文字は右手で書くもの」という価値観が古くから存在しており、元々は左利きであったものの、幼い頃に右利きに矯正されることが少なくありませんでした。そのような背景もあり、左利きの選手の保護者の中には「小学生のうちに右利きに矯正した方がいいのでは?」と考える人もいるでしょう。しかし、左利きを無理に矯正する必要はありません。先述の通り、サッカーにおける左利きの数は多くはないため、チーム内で重宝される可能性があります。また、矯正するとなると、本人に大きなストレスがかかる点にも注意しなければいけません。利き足を矯正するよりも、むしろ両足が同じレベルで使用できるように練習することが選手にとっては大切だといえるでしょう。まとめ今回は、左利きの選手についてその特徴から左利きの名選手、さらには利き足を矯正するべきなのか、といった点について解説しました。左利きの選手は数が多くないため、左利きであることが自身の特徴となります。また、無理に矯正するのではなく、両足を高いレベルで扱えるように練習することが大切です。
2021年05月13日全国選手権出場18回、インターハイ出場13回。今や全国屈指のサッカー強豪校として知られる島根県の立正大学淞南高校です。在籍する選手は中学時代にトレセン歴のような輝かしい経歴がない選手がほとんどですが、個性を磨きあげ、セレッソ大阪のDF松田陸選手、松田力選手を筆頭にこれまで28人ものJリーガーを輩出しています。チームを率いる南健司監督の独自の哲学には高校サッカーだけでなく、サカイクの読者であるジュニア年代の親御さんや指導者にも役立つヒントがたくさんあります。今回は現在発売中の南監督の著書「常に自分に問え! チームの為に何が出来るか 立正大淞南高校の個とチームの磨き方」から一部を抜粋し、紹介していきます。(構成・文:森田将義)立正大淞南高校サッカー部(C)森田将義■ハーフタイムは、チームメイトへの指摘は禁止ようにしています。育成年代では、自分にとって都合の良い話ばかりをして、チームがネガティブな雰囲気になる話し合いが珍しくありません。例えば、FWがチームメイトに対し、「俺がパスコースを制限しているんだから、もっとインターセプトを狙ってよ」と不満混じりに要求するケースです。こうした場合、淞南では「俺は前から奪いに行く」と自分のやりたいことしか話さないようにしています。周りの選手に対しての指摘は、禁止です。そうすれば、中盤の選手は「俺はこぼれ球を狙う」、DFの選手は「絶対に空中戦で競り勝つ」とポジティブな発言が続き、チームの雰囲気は良くなるでしょう。■チームの雰囲気は勝つ力につながる試合中でも、前線の選手がボールを失った際に「もっとフォローを速くして」と周りの選手に伝えると、周りの選手は「すぐに奪われるからフォローに行けない」と考え、チームの雰囲気が悪くなります。しかし、「次はもっとキープできるように頑張る!」と話せば、周りの選手は助けるために素早くフォローに走ろうと前向きに次のプレーを頑張れるでしょう。高校生は放っておくと、そこまで考えて発言しないので、最初のきっかけとして大人がきちんと声掛けの方向性を示すべきだと考えています。野球で例えるなら二回も三振した、エラーをしたなど反省は自分一人ですべきです。チームメイトに対しては「次は必ずホームランを打つから!」と前向きな言葉を発し、チームの雰囲気を良くすれば、試合で勝つ力になるのです。特に、インターハイや選手権のような短期決戦には大切な考えで、大会期間中はチームを良くするための行動、発言、表情をすべきで、負のオーラは一切出さないよう伝えています。■発想のきっかけは中山雅史選手の姿勢こうした発想の原点は元日本代表の中山雅史選手(現・アスルクラロ沼津)のダイビングヘッドとスライディングです。身体を投げ出しても届かないクロスに対しても、中山選手は必ず「ナイスボール!」と伝えます。ダイビングヘッドやスライディングでも届かないボールはパスミスですが、それでも前向きな言葉を掛けられたチームメイトは「次は必ず良いボールを出します!」と次のプレーの活力になるのです。■前向きな思考は社会に出てからの人付き合いを豊かにする梅木翼(レノファ山口FC)は高校時代から、常にそうした前向きなプレーができる選手でした。チームが上手く行かない時に守備から試合に入ろうと考え、届きもしないスライディングを繰り返し、チームを盛り上げていました。ボールに届かず、セカンドボールが拾われても、「こぼれ球に反応しろよ」とチームメイトに愚痴を零すのではなく、「悪い!俺が寄せきれなかった」と口にしていました。そうした前向きな言動を続けるから周りが発奮し、チームの雰囲気が良くなるのです。前向きな思考は高校を卒業して社会に出てから求められる要素だと考えています。同級生だから、同じ部に所属しているからとの理由でなんとなく人付き合いをする高校生までとは違い、大学生や社会人になる19歳以降は違和感を覚えれば人付きをする必要はなくなります。自分が上手く行かない時に不貞腐れていても、周りが「元気出せよ」と励ましてくれていた18歳までとは違い、無視されるようになるのです。年を重ねるごとに自分と合わない人に合わせる時間は勿体ないと考えるようになり、気の合う人、心が通じ合える人との時間を大事にするようになります。一緒にいて、暗い気持ちになる人だと人付き合いがなくなってしまうのです。■苦しい状況が続いても人前では前向きに振舞うのも一流の条件プロスポーツ選手にも当てはまる考えです。Jクラブの収入は、ファンやサポーターの方からの入場料が多くを占めています。チームを応援する人だけでなく、"あの選手を応援したい"と思う人たちが足を運んでくださるから、選手はサッカーで生活ができるのです。ネガティブな言動する選手であっては、応援する人が増えません。チームが勝てず苦しい状況が続いたとしても、人前では常に明るく前向きに振舞えるのが、一流のプロスポーツ選手の条件だと考えています。<後編へ続く>※この記事は「常に自分に問え! チームの為に何が出来るか 立正大淞南高校の個とチームの磨き方」(竹書房・刊)より抜粋したものです。南健司監督
2021年05月10日いわゆる「エリート」と呼ばれるような男性は、やはりモテるもの。そんな彼らを狙う女性は、山のようにいるでしょう。そこで今回は、「エリート男性の彼女」に選ばれる女性の特徴をご紹介します。いったい彼らは、どんな女性に惹かれるのでしょう?ひそかにエリート男性を狙っている女性は、ぜひチェックしてみてくださいね。■ 1.癒やしてくれる女性エリート男性の多くが、重責のある仕事に追われているもの。つねに緊張感のある職場で、日々を過ごしているでしょう。そのため、彼女には「癒やし」を求めるはず。一緒にいると心身ともにリラックスできる、そんな女性が理想的です。どんなに美人でも、裏表があったり、感情の起伏が激しかったりと、一緒にいることで神経がすり減ってしまうような女性はNG。素直で穏やかで、癒やしのパワーを持つ女性が、彼のパートナーに選ばれるでしょう。■ 2.自立している女性エリート男性に対しては、どうしても依存してしまう女性も多いもの。経済面で大きな期待を抱き、「玉の輿に乗りたい」という思いを持った女性たちが、たくさん彼に近づくでしょう。彼らは、そういった考えの女性を多く見ているからこそ、「依存してこない」女性に惹かれる傾向にあります。エリート男性は、自分自身で努力を重ねてきた人が多いので、同じく「自分の力で」頑張っている女性に共感し、魅力を感じるよう。彼に選ばれたいなら、自立した大人な女性になりましょう。■ 3.仕事愛を理解してくれる女性男性にとって、仕事はとても大事なものです。自分の「存在価値」を示すものであると言っても、過言ではないのかも。エリート男性であれば、そういった思いをなおさら強く持っているでしょう。そのため、自身の仕事への熱量に対して、一定の理解を示してくれる女性に惹かれるようです。忙しくて会えなかったり、こまめに連絡が取れなかったりしても、文句やワガママを言わず、彼が疲れているときにはそっとサポートしてあげられる……そんな彼女が理想的です。逆に、仕事に対して理解を示してくれない女性とは、「付き合ってもうまくいかない」と思ってしまうはず。彼が仕事をどれだけ大切にしているのかをちゃんと理解して、応援する気持ちを示すことで、「手放せない女性」だと感じてもらえるでしょう。■ 4.自分の軸を持つ女性なんでも自分に合わせてくれるような女性には、男性も自分への愛情や従順さを感じるもの。その一方で、だんだんとつまらなさや物足りなさを感じるように……。とくにエリート男性の周りには、そういった「従順さ」をアピールしてくる女性がたくさん集ってきますから、なおさら飽きてしまうかも。ただ彼に合わせるばかりではなく、ちゃんと「自分の軸」を持って行動をしている女性に、エリート男性は魅力を感じてくれるようです。きちんと自分自身の意見を伝えることで、「この子、一緒にいて居心地がいいな」と思ってもらえるでしょう。■ エリート男性に選ばれる女性になろうエリート男性を狙う女性はたくさんいます。そんなライバルたちに勝つためには、彼らに「選ばれる」女性になることが大切。きちんと自立した態度を示したり、忙しい彼への気配りをしたりすることで、少しずつ好感度をアップさせていきましょう。コツコツと自分磨きを重ねることで、彼との交際や結婚に一歩ずつ近づいていくはず。ぜひ実践してみてくださいね。(山田周平/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年04月04日新型コロナウイルス感染症の影響でスポーツ界では、無観客試合や入場制限などを余儀なくされ、さまざまな苦戦を強いられています。それはプロ野球界でも同じこと。横浜DeNAベイスターズでは春季キャンプも無観客実施となり、選手だけではなく多くのファンがさびしい思いをしていることでしょう。DeNAファンの男の子、選手への贈り物に反響2021年2月17日、横浜DeNAベイスターズに所属する関根大気選手がTwitterを更新。投稿された3枚に「なんて素敵」「心が洗われる」と反響が寄せられています。大量のリップクリームが入った段ボールと貼り紙を撮影した、関根選手。その様子がこちらです。出典:関根大気選手Twitterアカウント出典:関根大気選手Twitterアカウント毎年キャンプ中にホテル正面などでリップクリームを配っている男の子を知っていますか。その子から今年はコロナ禍でキャンプに行けないので、リップクリームを送ってきてくれました。彼は障がいがありながらも、障がい者施設で働きこの日のためにお給料を貯め、プレゼントしてくれています。よろしかったら彼の気持ちを持って帰ってください。毎年ありがとうございます大切に使わさせて頂きます♂️ pic.twitter.com/hv879kmf3z — 関根 大気 Taiki Sekine (@toho8taiki) February 16, 2021 例年は選手が宿泊するホテルの前でリップクリームを配っていましたが、コロナ禍でキャンプへ行くことが叶わず、今回は郵送で送った男の子。彼は障がいを持ちながらも、選手へのプレゼントのために施設で働きお金を貯めて、毎年リップクリームを贈っているというのです。球団スタッフは男の子の気持ちをくみ、貼り紙を使って選手たちへこの想いを届けたのでした。関根選手は「毎年ありがとうございます。大切に使わさせていただきます」と感謝の言葉をつづっています。ネット上では関根選手の投稿を見て、心を動かされた人が多くいました。・リップクリーム1つ1つにシールが貼られていて、ベイスターズが大好きな気持ちが伝わってきますね。・毎年贈っているんですか…!素敵なベイファンですね。関根選手の気持ちが男の子に届きますように!・朝から感動してしまいました…。心が洗われた気がします。コロナ禍で日常が変わっても、男の子の野球を愛する気持ちは、きっと変わることはないでしょう。男の子がまた、リップクリームを直接渡せる日が少しでも早く来てほしいものですね。[文・構成/grape編集部]
2021年02月19日プロテニスプレーヤー の大坂なおみ選手がメゾンの新アンバサダーにこのたび、 ルイ・ヴィトンはメゾンの新たなアンバサダーとしてテニスチャンピオンの大坂なおみ選手を迎えたことを発表しました。テニスプレーヤーとしてのみでなく多方面で活躍する大坂選手は、ルイ・ヴィトンが描く自立した現代の女性像とエスプリを体現しています。強い影響力を持つテニスプレーヤーの1人として爆発的な人気を誇る同選手は、ルイ・ヴィトン ウィメンズ アーティスティック・ディレクター ニコラ・ジェスキエールが手掛けた 2021年春夏コレクションのキャンペーンにおいて、メゾンの新アンバサダーとしてデビューします。今回の起用について、大坂選手は次のように語っています。「テニス以外で私が最も情熱を注いでいるのがファッションです。ルイ・ヴィトンほど象徴的なファッションブランドはありません。今回、ニコラと一緒に仕事をするのは、私にとって大変光栄なことです。ニコラは私が心から尊敬するデザイナーであり、私たちは日本の文化やスタイルに対する愛情を共有しています。グローバルブランドのアンバサダーに就任することは、私にとってまさに夢の実現です」。「なおみは、彼女の世代を代表する特別な女性で、すべての人にとってのロールモデルでもあります。彼女のキャリアと信念は、私たちをインスパイアしてくれます。私は、なおみに対して畏敬の念すら抱いています。彼女は、自分自身に忠実で、自分の価値観に関して決して妥協しない女性です」と、今回の起用についてニコラ・ジェスキエールは語っています。1854年創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを、常に最高級な品質で提供しつづけています。現在でも、ルイ・ヴィトンは、トラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながら、エレガントで、実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは、「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、ファッションアイテムやファインジュエリーをはじめとした多岐にわたる分野を展開しています。強い影響力を持ち、テニスプレーヤーの1人として爆発的な人気を誇る大坂選手が、ブランドに新たな風をもたらすことは間違いないでしょう。大坂なおみ選手についてアジア人として初めてシングルス世界ランク1位に輝し、日本人史上初のグランドスラム大会制覇という快挙を成し遂げる。テニス界での並外れて素晴らしい成績と、コート外でのアクティブな活躍により、世界で最も著名なスポーツ選手の1人となっている。2013年にプロに転向した大坂選手は、WTAツアーに参戦。新星ながら、パワフルなサーブと強力なフォアハンドで、瞬く間にファンとメディアの注目を集めた。その後2016年1月に、初のグランドスラムに参戦し、見事予選を突破して本戦初出場を果たし、3回戦まで進出。同年には2016 WTAアワードで「WTA最優秀新人賞」を受賞。その2年後の2018年には、グランドスラム2大会連続優勝という偉業を成し遂げ、大坂選手にとって最も強いシーズンの1つとなった。2020年には全米オープンで2度目の優勝を果たし、パンデミックや社会不安が迫りくる中で世界の注目を集める。2020年、米誌スポーツ・イラストレイテッドが選ぶ「年間最優秀選手」、『アドウィーク』誌の「スポーツ界で最もパワフルな女性」、『フォーブス』誌が発表した「スポーツ選手長者番付女性アスリート部門1位」に輝いたほか、『タイム』誌の「世界で最も影響力のある100人」の1人に選出された。また、社会活動家として、米国の社会的不平等に光を当てる大胆な発言により、コートの内外で存在感を増している。ハイチ系アメリカ人の父と日本人の母の間に大阪で生まれた大坂選手は、3歳の時に家族と共に米国に移住。現在は、カリフォルニア州ロサンゼルス在住であるが、日本代表として競技し、「東京2020オリンピック」の顔としても活躍が期待される。【公式サイト】【お問合せ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービス0120-00-1854#LouisVuitton #ルイヴィトン企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年01月12日チームによって欲しい選手が違うのは理解できるけど、やっぱり知りたい「Jクラブのスカウトが声をかける選手の特徴とは?」という読者の疑問に答えるこの企画。川崎フロンターレのアカデミースカウト担当の大田和直哉さんに聞く「Jクラブのセレクション」について。後編です。後編では、セレクション時の保護者の振る舞いや、受ける時の心構え、自立に対する考え方など、セレクションに興味のある子どもたち、保護者に向けて、ためになるお話をたくさん聞くことができました。(取材・文:鈴木智之)<<前編:Jクラブのスカウトが見るポイントは?川崎フロンターレのアカデミースカウトが語る選手評価ポイント■どんな保護者なのかを気にする割合が増えている――選手をスカウトするときに、その選手の保護者のキャラクターを気にする指導者やクラブは多いと聞きます。大田和さんはどのように考えていますか?クラブとしても、その選手の保護者がどういう人なのかを、気にする割合は年々増えています。ただ、誤解してほしくないのですが、その保護者が良い、悪いというのではなく、「どのような人なのか」を把握することが大切だと考えています。だからこそ、スカウトの段階で保護者の方とコミュニケーションをとり、どのような人なのかを理解するようにしています。――保護者の立場として、フロンターレにスカウトされるような「上手な子」を、どのようにサポートすればいいのでしょうか?これは私の印象になるのですが、私が良いなと思える選手の保護者は、子どもをサポートしようとしすぎるのではなく、自分が好きなことをやって、輝いている人が多いように感じます。仕事や趣味など人によって様々ですが、親が自分の人生を楽しんでいる姿を見て、子どもも同じように、好きなサッカーを楽しくやっています。その姿を見ると、すごく良いなと思います。――何人ぐらい受けに来るのですが?U-10の場合、今年は2日間、3部に分けて行ったのですが、1回60人なので、全部で180人ほどになります。その中で合格するのは、学年によって違うのですが、1学年10人程度で運営しているので、3年生の場合、現U-10カテゴリーに3年生が4人いるので、セレクションで合格する子は4~6名程になります。■身の回りの事ができれば「自立」なのか?海外と日本の違いに見る本当の自立とは――ジュニアサッカーの現場において「子どもの自立」がキーワードになることが多いですが、保護者が手をかけすぎると、自立を妨げることになるのでしょうか?最近、「自立ってなんだろう」と考えていて、思い当たったことがあります。私は2年前からフロンターレのアカデミーのスカウトをしているのですが、それまでは中国の広州富力で、U‐10の監督をしていました。中国の保護者は子どもの送迎は当たり前、練習前後には着替えを手伝ったりと、日本人から見ると過保護に見えました。日本でいう「自立」とは、自分のことを自分でやることだととらえられていて、私もそういう考えでした。――多くの日本人がイメージする「自立」は、「自分のことは自分でする」ですよね。中国の子たちは、着替えを保護者に手伝ってもらったりと、日本人がイメージする自立とはかけ離れています。でも、自分が思っていることを相手に伝えたり、大人に意見を聞かれたときに答える能力がすごく高いんです。ヨーロッパもそうですが、日本以外の国は、保護者と子どもの距離がすごく近い印象を受けます。でも、子どもは自分の意見をしっかり言える。海外では「自分の意見をはっきり言う」ことが自立と考えられていて、日本の場合は「自分の行動範囲のことを自分でできる」ことを自立と言っているのではないかと思います。――「自立」の種類というか、受け止め方が違うのですね。多くの日本の子どもは、自分の意見を言うのが苦手です。コーチがみんなの前で「このプレーはどう思う?」と聞くと、黙って答えないといった場面も目にします。海外の子の場合は「僕はこう思う」「それは嫌だ、やりたくない」など、自己主張ができます。はたして、日本と海外のどちらが本当の自立なのだろうかと考えています。どちらもできるような選手がいたら、確実にサッカーが上達するスピードが速いと思います。■久保建英は過去のどの選手よりもピカイチだった――フロンターレジュニアに所属していた選手には、久保建英、三好康児、板倉滉、三笘薫、宮代大聖などのプロ選手がいますが、彼らのジュニア時代のエピソードはありますか?アカデミーの玉置(U‐15監督)に聞いた話ですが、久保建英選手がセレクションに来たときは、過去のどの選手と比べてもピカイチだったと。彼は自分がしたいプレーをするというよりも、試合の状況を見て、どこにボールが来そうかを予測してポジションをとり、相手ボールのときは、自陣ゴール前まで下がってボールを奪って、そこからドリブルで全員抜いていくようなプレーをしていたそうです。もちろんドリブルだけでなく、相手を引きつけて、味方にアシストをすることもあったそうです。玉置は「ピッチ上の監督のように、試合を作っていた。あの年齢でそんなことができる子は見たことがない」と言っていました。宮代大聖はトップチームの中でも、シュート技術が高い選手なのですが、ジュニア、ジュニアユースの頃からその技術はずば抜けていました。――セレクションでは、自分の得意なプレーをしてアピールすることが大切なのですね。自分の武器はこれだというものがある選手は、それを出すことが大事だと思いますし、ミスを恐れず、得意なプレーをしてほしいと思います。――サッカーはチームスポーツなので、自分がやりたいプレーだけをしていても、味方の信頼を勝ち得なかったり、ボールが回ってこないことがあります。そのバランスはどう考えていますか?セレクションの試合の合間に、その日初めて会った選手に「どこのチーム?」などと積極的に話しかけて、選手同士で人間関係ができていると、試合でその子にボールが集まりやすいことがあります。セレクションでボールが集まりやすいのは、チームの中で一番上手な選手か、オフザピッチでチームメイトとうまくコミュニケーションがとれる選手だと思います。――セレクションで、人間性の部分をチェックするところはありますか?そこはすごく見たいのですが、セレクション会場で、一人の子どもと接する時間は限られています。そのため、セレクションのときにコーチがなるべく話しかけるようにしていて、どのような受け答えをするかは気にしています。■セレクションはチャレンジの場――セレクションは緊張すると思いますが、心構えのアドバイスはありますか?緊張する子としない子がいると思いますが、子ども自身が、絶対に受かりたいから緊張するのか。もしくは保護者のプレッシャーがすごくて、受からなくてはいけないと緊張してしまうのか。そのどちらかだと思うので、後者の緊張は無くしてあげたいですね。保護者の方は「結果は考えずに、自分のプレーを出してきたら?」など、お子さんが緊張しないような言葉をかけてあげるといいのかなと思います。スクールに来るような感覚で、楽しんでいつものプレーができるような声かけをしてもらえたらと思います。――反対に、良くない保護者の関わり方はありますか?セレクションでたまに見かけるのが、試合と試合の間に保護者が自分の子どもを呼んで、指示をしたり、ダメ出しをしている姿です。子どもにとってプレッシャーになったり、過緊張になりかねないので、良くないと思います。――最後に、今後セレクションを受けに来る選手に対して、メッセージをお願いします。スカウトで小学生や中学生に声をかけると、「○年生のときに、フロンターレのセレクションに落ちたんですよ」と言われることがあります。低学年のときにセレクションに落ちたとしても、成長するにつれて「良い選手」と評価を受ける例はいくらでもあるので、早々に可能性を見極めない方がいいというのはお伝えしたいです。それと、セレクションの結果に対して、子どもより保護者が一喜一憂しないことですね。セレクションに落ちたときに、保護者がすごく悲しんで「フロンターレなんかもういいよ」など、マイナスの発言をすると、子どもは影響されサッカーに対してマイナスな気持ちが生まれてしまいます。セレクションをテストの場ととらえるのではなく、チャレンジする場という気持ちで、来ていただけるとありがたいです。<<前編:Jクラブのスカウトが見るポイントは?川崎フロンターレのアカデミースカウトが語る選手評価ポイント大田和直哉(おおたわ・なおや)神奈川県出身。少年時代には川崎フロンターレ U-15に所属。2008年から2016年まで川崎フロンターレスクール・普及コーチを務め、2009年には3種神奈川県トレセン川崎北地区コーチも兼務。2017年広州富力足球倶楽部U-10監督に就任。2018年からアカデミー部門のスカウト兼コーチを務めている。所有ライセンス:日本サッカー協会公認B級ライセンス
2020年10月26日男性と付き合うのなら、幸せになれる相手がいいと思うのは自然なことです。しかし、どんな男性を選べば失敗しないのかは、なかなかわかりにくいもの。そこで今回は、付き合ったあと女性を幸せにできる男性の特徴をご紹介します。■ 見栄を張っていない男性「男の人ってプライドが高いのは仕方がないけど、見栄っ張りな男性と付き合うと苦労します。特に自分は特別と思っているような男性は、付き合ってから上から目線で色々言ってくる確率が高かった」(29歳/アパレル)見栄を張るということは、実際の自分には本当の自信がいということ。自分を大きくみせていないと不安だという気持ちが隠れているのです。だからこそ、付き合ってからは彼女を自分の所有物のように考えたり、彼女を自分の色に染めようとしてくる可能性があります。■ 顔だけ褒めてこない「初対面の時から、顔のことばかり褒めてくる男性とはお付き合いはしません。そういう男性は視野が狭くて、ちょっとした食い違いで喧嘩になりやすい。顔だけで女性を選ぶのが失礼とも感じていないんですから」(36歳/化粧品)顔を褒められるのって嬉しくないことはないでしょう。でも、ビジュアルにしか興味を示してくれないような男性が、付き合ってから彼女を大事にできるとは思えません。口では「人間中身が大事」と言いつつ、美人の話ばかりしているようなら、お付き合いには慎重になった方が良いでしょう。その点、外見を褒めてこない男性の方が、案外安心なのかも。■ お金を自慢しない「男の人に良い収入を求めちゃうのは仕方ないです。でもお金のことを遠回しにでも自慢してくる男とは付き合わない方が良いです。むしろ、節約法を研究しているタイプの方が、付き合ってから彼女に尽くしてくれますよ」(26歳/販売)お金ってたくさんあって困るものではありません。とはいえ、お金を自慢してくるのは、そこにしか自信がない証拠とも言えます。お金を稼いでいるのは当たり前くらいに思っている男性の方が、付き合うにも結婚するにも良い相手になってくれそうです。■ おわりに付き合ってから「こんな人だとは思わなかった」と幻滅してしまうことは少なくありません。ですが、一度付き合うと別れるのは一苦労。大変な目に合わないために、付き合う前の見定めには、納得いくまで時間をかけた方がよさそうですよ。(大木アンヌ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年10月20日サッカーをする子どもたちや保護者にとって、興味の対象である「トレセン」について、日本サッカー協会(JFA)ユース育成ダイレクターの池内豊さんに話をうがかいました。インタビュー後編では、トレセンの意義やオフ・ザ・ピッチでの取り組みなどをお伝えします。(取材・文:鈴木智之)日本独自の制度「トレセン」の意義とは(写真は少年サッカーのイメージ)<<前編:トレセンは日本代表への切符?どんなスキルを重視しているの?日本サッカー協会に聞いた最新トレセン事情■トレセンは日本独自の活動なぜ海外にはトレセンがないのか池内さんはトレセンの意義について、まずはこう話します。「トレセン活動の意義として、拮抗したレベルで練習や試合ができることがあります。子どもたちに『お山の大将』で満足しないように刺激を与え、勝ちか負けかどちらに転ぶかわからない相手と試合をする中で、『どうすれば、相手を上回ることができるか?』を考えるようになります。その環境を用意するのが、トレセン活動の意義のひとつです」上達のためには、レベルの拮抗した相手と試合やトレーニングをすることが必要です。その環境があれば、子どもたちは自ら考え、成長するための努力に視線を向けていきます。「ヨーロッパには、シーズンを通したリーグ戦があり1部、2部、3部とカテゴリーに分かれていることで選手のレベルに応じたリーグに参加できる環境が整っています。そして、一番上のカテゴリーである1部のクラブに、質の高い選手がいます。日本も育成年代にリーグ戦を導入し始めましたが、クラブのカテゴリー分けも含めて、整備している途中です。そのため、色々なチームに良い選手がいます。そこでトレセンを活用し、選手の発掘や刺激を与える場としています」池内さんは「ドイツには、日本のトレセンを参考にした活動がありますが、それ以外の国には存在しないと思います」と話し、その理由を「育成はクラブでするものという考えがあるからではないでしょうか」と言います。日本のジュニア年代では、リーグ戦を最優先ととらえないクラブも多く、ヨーロッパのように、リーグ戦を中心シーズンが進んでいく文化が浸透していないのが現状です。シーズンを通して、レベルが拮抗した相手との試合ができれば、一番の強化になるのですが、トーナメント形式をベースとした大会が多く、リーグ戦がカレンダーの中心になっていない以上、トレセンという日本独自の活動が広まってきたことも合点がいきます。■トレセンで実力を存分に発揮するための準備日本サッカー協会としても、トレセンをさらに有効活用できるように、リーグ戦の導入と平行して、トレセンの整備にも取り組んでいるようです。「これまで、トレセンの指導はボランティアの方々に支えられてきました。その環境を少しでも良くするために、47FA(都道府県サッカー協会)に技術の専任者を置いて、地域のトレセンのリーダーになってほしいと思っています。そこにJFAが補助金を出す形で進めていて、47FAのうち20ほどの地域で実施しています」静岡県では、すでにその制度が導入されていて、JFAのサポートを受けた専任者が指導しています。池内さんは「指導の質が上がり、選手のレベルも上がってきました。その成果が、(2019年の)国体(U‐16)での優勝にもつながっていると思います」と手応えを口にします。トレセンやセレクションなどの「選ばれる舞台」でプレーするのは緊張するもの。なかでも、経験の少ない子どもたちは、緊張して普段の力が出せないといったこともあるでしょう。そんな子どもたちに対し、池内さんは「前日や当日に何かをしたとしても、大きく変わることはありません。だからこそ、そこまでに何ができたか、いい準備ができたかが大切になります」とエールを送ります。「トレセンやセレクションで力が発揮できなかった、メンバーに入れなかったとしても『自分はこれだけやってきたのだから、後悔はない』という心理状態になれるかどうかです。プレー会場で不安を感じるのは、やり残したことがあるということ。次はそうならないように、頑張るしかありません。12歳のときにトレセンに選ばれなくても、コツコツやってきた子が追い越していく例は、たくさんあります。次のチャンスは絶対にあるし、それが報われる環境が日本サッカーにはあります」■サッカーがうまくなるために必要なことは日常生活にも関わっているトレセンではオン・ザ・ピッチのプレーに加えて、日常生活での取り組みや姿勢も大切にしているそうです。JFAのトレセン活動では、「トレセンの選手として」と題し、生活習慣の5か条を制定しています。それが、次の5つです。1:自分の物の管理に責任を持とう2:ルールを守ろう3:あいさつをしよう4:サッカー選手として、何をすべきかをいつも考えよう5:何事も積極的に!前向きに!池内さんは「自分で判断して実行することなど、サッカーがうまくなるためにすることは、実際の生活にも関わってきます」と言います。「ただし、大人が『あいさつしろ』『片付けしろ』『準備しろ』と言って、子ども自身に理解させず、形だけやらせても意味がありません。指導者に言われたから、チームのルールだからカバンをきれいに並べるのではなく、なぜカバンを並べたほうがいいのかを考え、そのために行動することが大切なのです。それができたら、ピッチの中で自分で判断して、実行したことが力になり、サッカー自体も伸びていくと思います」ピッチ内外で自分で判断し、行動すること。レベルの高い仲間と切磋琢磨すること。そのような日々の積み重ねこそが、サッカー選手としての成長につながります。トレセンはその一助になりますが、12歳の時点で選ばれなかったといって、悲観する必要はありません。子どもも保護者もそれを念頭に入れて、一喜一憂せず、自らの課題に向き合って、地道にトレーニングしていくことこそが、成長のためにもっとも大切なことではないでしょうか。池内豊(いけうち・ゆたか)現役時代はフジタ工業クラブサッカー部などに所属、1981年には日本サッカーリーグ1部で新人王を獲得。日本代表としてワールドカップ予選にも出場。引退後は名古屋グランパスエイトユースで指導者の道に進む。2007年にU-15日本代表監督に就任、2009年のFIFA U-17ワールドカップでも指揮を執った。現在はJFAユース育成ダイレクターを務める。
2020年10月12日サッカーをしている子どもたち、高学年になると「トレセン」の存在を知りますよね。チーム内で上手いと思っていた上級生がトレセンに呼ばれて行ってきた、というのを間近で見ることも増えます。プロになった選手たちも少年時代からトレセンに参加している経験を持つ選手も多く、上手くなりたい子どもたち、さらには保護者にとって「トレセンに選ばれるかどうか」は重大な関心事です。そこでサカイクでは、日本サッカー協会(JFA)のユース育成ダイレクターの池内豊さんに、トレセンの目的や選ばれる選手の特徴などをうかがいました。(取材・文:鈴木智之)トレセンでは何を見ているのか日本サッカー協会に聞きました(写真は少年サッカーのイメージ)■トレセンの目的はタイムリーに刺激を与えることトレセンとは、クラブを主とした選手育成と平行して、日本サッカー協会や都道府県協会、地区協会などが選手を選抜し、「個の育成」を目的に行う活動のことを言います。トレセンには、下から地区トレセン、47都道府県トレセン、9地域トレセン、ナショナルトレセンというカテゴリーがあり、U‐12年代から活動しています。トレセンの意義や目的について、池内氏は次のように言います。「トレセン活動自体は、30年以上前から始まっていて、12歳頃から選手をセレクトして、上を目指している子たちに、タイムリーに刺激を与えることを目的としています。(トレセン活動の最上位カテゴリーである)ナショナルトレセンでは、サッカーについての考え方などを、ナショナルトレセンコーチが選手たちにしっかりと伝え、最終的にはA代表につなげていきたいと思っています」トレセン活動の手応えについては「各地域から幅広く選手を見ることができるのは、ひとつの成果だと思います」と話します。「U‐12のナショナルトレセンから、U‐13/U‐14のエリートプログラムへの橋渡しができるようになり、エリートプログラムから、U‐15代表につながる選手が非常に多くなってきました。選手発掘の流れができてきたのは成果だと思います」■トレセンは将来を保証するものではない一方で、課題も感じているようです。それは、U‐15代表を経験した選手から、A代表へと上り詰める選手があまり見られないこと。「U‐12からU‐15までのつながりはできてきましたが、そこから上(A代表)への流れはまだまだです。私も監督をしていましたが、U‐17代表からA代表に進む選手は10%程度しかありません」これは言い換えると、12歳、15歳、17歳の時点で高い評価を受けていたとしても、将来どうなるかはわからないということです。池内氏もそこは認めていて、「U‐12のトレセンであれば、12歳の時点で良い子に刺激を与える場がトレセンであって、選ばれたからといって、将来につながる保証はどこにもありません。それは毎回のトレーニングで伝えるようにしています」と話します。「トレセンに選ばれたことで、選手や保護者が天狗になってしまうのは、我々が一番危惧することです。トレセンに選ばれなくても、悔しさをバネに頑張れば、絶対に次につながります」■「テクニック」とは判断力を伴うもの池内氏自身も、高校時代、自分以外のチームメイトのほとんどが国体メンバーに選ばれる中、選抜から漏れたことがありました。その悔しさをバネに「普段の3倍練習した」ことで、国体選抜を飛び越えて、年代別の日本代表に入った経験があるそうです。とくに12歳前後の年代は、成長による個人差が大きい時期です。身体の大きさ、パワー、スピードといった部分では、成長速度や生まれ月による影響など、様々なことが関係してきます。「私自身、育成年代に何十年と携わっていますが、子どもの頃は成長に個人差があるので、見極めが難しいです。12歳の時点では、プラスマイナス5歳ほど、成長に個人差があると言われています。指導者はそれを頭に入れて、評価することが大切だと思います」サッカーには、身体の大きさや成長スピードに関わらず、高めることができるものがあります。それがテクニック(技術)です。池内氏は「成長の個人差に関わらず、テクニックを身につけることは必要です。そこに早熟、晩熟は関係ありません」と、言葉に力を込めます。「テクニックとは、技術に加えて判断を伴うものです。状況を観て、判断して、一番良いと思うプレーを選択し、そのための技術を発揮する。そのすべてを『テクニック』という言葉に込めています。ボールを止めて、蹴る動作の質を高めるのは当然のことで、サッカーは動きながら、ゴールに向かいながら、どういうテクニックを発揮することができるかが大切になります。ぜひ、動きながらのテクニックを身につけてほしいと思います」サッカーの試合中、ボールに触っている時間はほんのわずかです。テクニックに加えて「オフ・ザ・ボールの動き」も同時に身につけていくことで、試合の中で消えることなく、攻守に関わることができるようになります。「テクニックの他に大切なのは、ボールを持っていない場面(オフ・ザ・ボール)での動きの質を上げることです。具体的には、ボールに近い所での攻守に渡るサポートです。攻撃ではボールを失わないためのサポートや、相手の守備を突破するためのサポート。守備では味方が抜かれた時のサポート、ボールを奪うためのサポート。ボールから遠いところでも、ポジションをしっかりととることを含めて、ボール周辺のオフ・ザ・ボールの動きは身につけてほしいと思います」■相手との駆け引きや判断を伴う中でのシュート練習をそして何より、「シュートのテクニック」を高めることにも、目を向けてほしいそうです。「サッカーの目的はゴールを決めることなので、子どもたち全般に言えることですが、シュートのテクニックはもっと練習してほしいですね。どこにボールを蹴るかというコントロールもそうですし、相手との駆け引きや判断を伴う中でのシュートは、もっとトレーニングした方がいいと思います」技術だけでなく、判断をともなう「テクニック」を身につけること。それが将来、良い選手になるために必要なことと言えるでしょう。トレセンでは、レベルの高い仲間と切磋琢磨することで、より精度の高いプレーをするためにはどうすればいいかを考えたり、コーチのアドバイスから刺激を受けられる場になっているようです。後編では、トレセンに向けた準備やリーグ戦の意義などについて、話は進んでいきます。池内豊(いけうち・ゆたか)現役時代はフジタ工業クラブサッカー部などに所属、1981年には日本サッカーリーグ1部で新人王を獲得。日本代表としてワールドカップにも出場。引退後は名古屋グランパスエイトユースで指導者の道に進む。2007年にU-15日本代表監督に就任、2009年のFIFA U-17ワールドカップでも指揮を執った。現在はJFAユース育成ダイレクターを務める。
2020年10月08日「この人なら幸せになれそう」。そんな気持ちで恋愛を始めたら全然合わなかった…なんて失敗経験はありませんか?実は頭で相手を選んだ結果、失敗してすぐ別れたという経験はよく聞きますよね。でもそれは、心の仕組みから考えると、当然の部分もあります。本来恋愛をするときは心の満足度を満たした相手でなくては、幸せ感は味わえません。では、その心の満足度とはどこにあるのか。それはその人ごとの「優位な感覚」にヒントがあるかもしれません。文・おおしまりえ【おおしまりえの恋愛道場】vol. 85「この人なら幸せになれそう」頭で相手を選ぶと恋愛に失敗する女性の特徴「恋愛と結婚は別物」って、よく聞く言葉ですよね。女性の多くは恋をする時、恋もしたいけど、将来も考えたら条件のいい人と恋愛ができればいいなと考えるものです。でも、恋は心でするものなので、いつでもうまく条件の揃った人に恋できるわけではありません。また「この人なら大丈夫だ!」という頭での判断だけで恋愛すると、その後うまくいく人とうまくいかない人に分かれます。ではその違いとはどこにあるのか。実はそれは、人の「優位感覚」の違いにあるんです。恋に“落ちる”人ってどんな人?そもそも人は恋に落ちるとき、その人の見た目、声、雰囲気、匂いなどを総合して恋に落ちていますよね。でも「恋に落ちた」と無意識に判断した理由が何か、考えたことはあるでしょうか。ちょっと専門的な話ですが、人にはその人ごとに「優位感覚」が存在します。いわゆる五感「視・聴・臭・味・触」の中で、どこを判断材料として優先して生活しているかという話です。そして日本人の多くは視覚が優位な人が多いといわれています。この目からの情報を中心に生きている人の多くが、恋に落ちやすい人なんです。目からの情報を中心に判断しているから、パッと見えたものに対して「私この人が好き!」と思えるんですね。一方で、聴くことや匂い、触った感じが優位感覚の人は、相手と一緒にいることで、じわじわとわかってくるため、一目惚れは多くないと言われています。例えば自分は声フェチや臭いフェチだという女性は、実は一目惚れがしにくかったり、好きになるまでに時間がかかったりするのかもしれません。頭で相手を選ぶと失敗する人の特徴恋に落ちやすい人とそうでない人がいるのがわかったところで、今回のテーマ「頭で相手を選ぶと失敗する人」とは、どんな人なのでしょう。それはつまり、先ほどご紹介した「自分の優位な感覚を満たしてないのに頭で相手を選んだ人」です。そもそも優位な感覚の心地よさとは、つまり心の心地よさです。心の心地よさが手に入っていない相手と恋愛をすることは、自分の心に嘘をついて恋愛するのと同じこと。そんな相手に、あなたは自分の素や裸をみせられますか?また「この人が好きかわからない」と迷いがある場合は、自分の優位な感覚に意識をゆっくりと向け、そこを中心に相手を感じてみると良いでしょう。この時いろいろな条件が頭をよぎるかもしれませんが、それは一旦手放します。感覚や心がただその人をどう思うかが、あなたの中の本当の答えなのです。好きじゃないけど逃したらもったいない人はどうしたら良い?心の感覚に頼って相手を選んだとき、「条件はいいけど心が動かない」と悲しい答えが出つつも「でも、どうしよう……もったいないし……」と抵抗感を抱いたりしませんか。筆者は何回も経験があります(笑)。このもったいないという感覚の裏側には、自分の心に3つのネガティブな感情が混ざっています。つまりこの3つの感情を自覚し許してあげることで、無理な判断を避けることができるのです。今後いい人と出会えないかもしれない恐怖恋愛だけでなく、人生はご縁で回っています。このご縁が自分にもう巡ってこないかもと思えてくると、その恐怖から、人は目の前の人に執着します。あんまり好きじゃないけど、彼と縁を切るのがもったいないと感じる人は、今後これ以上の男性との縁が自分に巡って来ないかも……という恐怖が強くでているかもしれません。自分なんかが選んでいいのかという罪悪感いわゆる自己肯定感が低いと、「自分なんて〜」という気持ちから、判断基準を自分の感情ではなく、相手の感情を中心にしてしまいます。そして「自分なんかが好かれるわけないのに」という漠然とした感覚があるから、相手を拒むことに罪悪感が生まれてしまいます。自分の判断が間違っているかもという疑い人は誰しも、判断を間違えたくないものです。でも恋人を選ぶって大きな決断ですから、よりこの「間違えたくない! 間違えたらどうしよう」という気持ちが強まるものです。この間違ったらどうしようという迷いや疑いが強いと、人は逆に判断を謝ります(笑)。残念な仕組みですが、余計な気持ちが無いほうが、結局正しい判断ができるのです。頭で恋愛しようとしたときにネックとなる、3つのネガティブな感情をご紹介しました。ちなみにこの3つの感情が強く発動されるシーンがあります。それはズバリ、失恋後! 失恋後はどうしても傷ついた心をこれ以上傷つけないため、心を頭が守ろうとします。その結果、不安や罪悪感を頭で守ろうとして、誤った相手を選んで恋愛してしまうというわけです。恋愛相手選びはすごく大切ですし、失敗したくない気持ちはとっても分かります。でも、失敗したくない時ほど、心を整え、心の気持ちよさに従うことが重要です。さあ、あなたはそれでも、今迷っている彼を選びますか?おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©PhotoAlto/Frederic Cirou/Gettyimages©Westend61/Gettyimages©Oliver Rossi/Gettyimages
2020年09月03日編集部:学研キッズネット編集部酒井高徳選手、家長昭博選手、稲本潤一選手、黒川淳史選手等、日本を代表するプロサッカー選手をはじめ、多くのトップアスリートのコンディショニングサポートを行う株式会社ライフパフォーマンスは、緊急事態宣言下で自宅待機を余儀なくされている全国のサッカー少年・少女向けの遠隔サポートサービスを開始したことを発表しました。概要について本サービスは既に、沖縄県・石垣島のサッカー少年・少女向けに配信しているサービスの特別版として、全国まで拡大した緊急事態宣言下で運動不足に陥りがちの子ども達に向けたサポートプログラムです。次世代育成の観点から、プロサッカー選手の日常を感じてもらいながら、目標意識の醸成とコンディショニングに関する正確な知識を配信型の遠隔サポートにより習得できます。また酒井高徳選手はじめ、この目的に賛同したプロサッカー選手達が、子ども達に働きかけるコンテンツも配信します。サービス利用料は無料。(1)目的●将来を担う子ども達にプロサッカー選手を身近に感じてもらい、新たな行動のきっかけを作る。●プロサッカー選手の日常や正しいコンディショニングに関する情報提供を通して、スポーツライフマネジメントについて学習し、実践する能力を身につける。●体力・運動能力の向上を通して、スポーツ活動(特にサッカー)のパフォーマンスの向上を図る。(2)内容プロジェクト名:「はじめの一歩(特別編)」対象:スポーツ(特にサッカー)に興味のある小中学生および保護者期間: 2020年4月29日(祝・水) 〜2020年5月31日(日)費用:無料方法:グループコミュニケーションアプリ「BAND」を利用した情報発信配信頻度:3日に1度テーマ:「子どもとアスリートの日常を繋げる“食う・寝る・遊ぶ(動く)”」詳細:弊社所属トレーナーから遠隔サポートサービスにより、ジュニアアスリートに必要なコンディショニング方法を配信。また、この目的に賛同するプロサッカー選手の日々の取り組みについて紹介を行います。(3)プロジェクト効果・外出自粛期間の子供達の体力の維持・向上。・コンディションに関する正しい情報を入手が可能。・プロサッカー選手の日々の取り組みを知ることによる目的意識の育成。(4)参加方法下記、URLをクリック後に「BAND」アプリをインストールすると自動的にグループへ招待されます。2.今後の展開本プログラムを終了後、利用者の声を集約し事業化も検討。【株式会社ライフパフォーマンス】「トップアスリートのコンディショニングを全ての人に」をテーマに、トップアスリートと同様のコンディショニング手法を広く提供。「日々のパフォーマンスを支えるのは、自身のライフスタイルにある」という考えの元、運動のみではなく、栄養、休養(睡眠)を各専門家がサポートをする「マルチサポートシステム」を確立。弊社運営施設LP BASE では、トップアスリートのみならず、ビジネスパーソンをはじめ、ジュニアアスリートや中高年者へのコンディションサポートも行なう。社名:株式会社ライフパフォーマンス(英名:LIFE PERFORMANCE CO.,LTD.)本社:東京都港区虎ノ門二丁目5番4号末広ビル7階設立年月日:2017年2月14日事業内容:トップアスリートのコンディション管理、コンディショニングジム運営・管理、チーム・学校法人とのアドバイザー契約、企業・団体向け 従業員パフォーマンス管理、トレーニング商品の共同開発及び販売代表者:代表取締役/共同代表大塚慶輔・岡本健一会社公式サイト:■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月29日ノルウェーのビーチバレー選手、マシアス・ベルントセンさんがInstagramに投稿した練習風景が話題となっています。動画はマシアスさんが2人の女性を相手に試合をしているもの。この時の彼のチームメイトが「すごい!」と絶賛されているのです。その動画がこちらです。 この投稿をInstagramで見る Mathias Berntsen(@mathiasberntsen96)がシェアした投稿 - 2020年 4月月4日午前4時08分PDTマシアスさんと一緒にプレーしているのは彼の愛犬、キアラ。マシアスさんがレシーブしたボールを、キアラが華麗にトス!冷静にボールの動きをよく見て、セッターとしての役割を見事にこなすキアラに、多くの人たちが驚きを隠せないようです。・パーフェクトなチームメイトだ!・犬と一緒にバレーボールだなんて、なんてクールなの!・この犬は僕よりずっとうまいよ。・こんな才能のある犬は初めて見たわ。マシアスさんのInstagramにはほかにも、キアラと一緒にバレーボールの練習をする動画が投稿されています。試合でのキアラの活躍ぶりは、やはり普段の練習の賜物なのですね。 この投稿をInstagramで見る Mathias Berntsen(@mathiasberntsen96)がシェアした投稿 - 2020年 3月月25日午前5時07分PDT この投稿をInstagramで見る Kiara(@kiarathevolleydog)がシェアした投稿 - 2020年 4月月5日午前10時58分PDTボールで遊ぶのが好きな犬は多いですが、一緒にバレーボールができる犬はなかなかいないのではないでしょうか。抜群のチームワークを見せてくれたマシアスさんとキアラに、たくさんの人たちが笑顔になりました。[文・構成/grape編集部]
2020年04月15日フットボールフリーク必見!これからの有望な選手やスター選手の髪型をまとめていきました。是非見て下さい。ルベン・ネヴェス風 ショートポルトガル代表。ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ所属のルベン・ネヴェスをイメージしてカットしていきました。周りは刈り上げてトップに長さをもたせています。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ルベン・ネヴェス風 ショートを見るアリソン風サイドバックプレミアリーグ・リヴァプール所属。ブラジル代表GKアリソン・ベッカー(Alisson Becker)選手をイメージしてカットしていきました。周りはグラデーションで刈り上げていきました。このスタイルをすればどんなシュートでも止められるかもしれません。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。アリソン風サイドバックを見るアダム・ララーナ風フェードグラデーションプレミアリーグ・リヴァプールFC所属イングランド代表のアダム・ララーナのヘアースタイルをイメージしてカットしていきました。刈上げはフェードグラデーションでポンパ仕上げにしています。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。アダム・ララーナ風フェードグラデーションを見るドメニコ・ベラルディ風パーショートセリエAのサッスオーロに在籍しているドメニコ・ベラルディ選手をイメージしてカットしていきました。周りは刈り上げてトップにパーマで動きをだしました。クセ毛の方は活かすようにカットすると乾かしただけでも形になってきます。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さいドメニコ・ベラルディ風パーショートを見るマルコ・アセンシオ風ベリーショートレアル・マドリードに所属しているマルコ・アセンシオをイメージしたベリーショートです。サイドバックはグラデーションで刈り上げて、トップを長く残したスタイルです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。マルコ・アセンシオ風ベリーショートを見るジャンルイジ・ドンナルンマ風ショートACミラン、イタリア代表で活躍するフットボール選手のGKジャンルイジ・ドンナルンマをイメージていきました。外国人特有の軽いクセを活かしたダウンスタイルです。刈上げはソフトにしているのが特徴です。あまりやりすぎたくない方などはナチュラル刈上げがおススメです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ジャンルイジ・ドンナルンマ風ショートを見るデニス・スアレス風七三ショートリーガエスパニョーラのFCバルセロナ所属するデニス・スアレス・フェルナンデス選手の髪型をイメージしてカットしていきました。あまり刈上げ過ぎずにソフトに残した刈上げはナチュラルを求める方にはとてもおススメです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。デニス・スアレス風七三ショートを見るクリロナ風クセ毛ショートレアルマドリードに所属するポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド選手のラインをいれる前のベリーショートをイメージして切っていきました。高めのツーブロックで周りスッキリです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。クリロナ風クセ毛ショートを見るアーロン・ラムジー風ショートアーセナルに所属するアーロン・ラムジー選手を意識してカットしていきました。周りは刈り上げてハチ上を長めに残していきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。アーロン・ラムジー風ショートを見るネイマール風刈上げショートバルセロナ、リオデジャネイロオリンピックで活躍する、ブラジル代表サッカー選手のネイマールをイメージしてカットしていきました。刈上げは少しだけかどをつくりナチュラル感もプラスしていきました。ネイマール風刈上げショートを見るいかがでしたでしょうか?自分がトライしたイメージはつきましたか?マイルド~ハードまでチャレンジした事のないスタイルをしてみてはいかがでしょうか? この投稿をInstagramで見る 中村 典嵩 (@jiji_tsukasa)がシェアした投稿 - 2020年 3月月26日午後5時32分PDT
2020年03月16日ネイマール風刈上げショートバルセロナ、リオデジャネイロオリンピックで活躍する、ブラジル代表サッカー選手のネイマールをイメージしてカットしていきました。刈上げは少しだけかどをつくりナチュラル感もプラスしていきました。ネイマール風刈上げショートを見るアーロン・ラムジー風ショートアーセナルに所属するアーロン・ラムジー選手を意識してカットしていきました。周りは刈り上げてハチ上を長めに残していきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。アーロン・ラムジー風ショートを見るマルコ・アセンシオ風ベリーショートレアル・マドリードに所属しているマルコ・アセンシオをイメージしたベリーショートです。サイドバックはグラデーションで刈り上げて、トップを長く残したスタイルです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。マルコ・アセンシオ風ベリーショートを見るルベン・ネヴェス風 ショートポルトガル代表。ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ所属のルベン・ネヴェスをイメージしてカットしていきました。周りは刈り上げてトップに長さをもたせています。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ルベン・ネヴェス風 ショートを見るスティーヴン・ジェラード風ショートリヴァプール、イングランド代表で活躍したスティーヴン・ジェラードをイメージしてカットしていきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。スティーヴン・ジェラード風ショートを見るデビット・ベッカム風オールバックポンパイングランド出身の元サッカー選手、モデルのデビット・ベッカムのポンパヘアーをイメージして作りました。長さはありますが、清潔感もあります。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。デビット・ベッカム風オールバックポンパを見るアリソン風サイドバックプレミアリーグ・リヴァプール所属。ブラジル代表GKアリソン・ベッカー(Alisson Becker)選手をイメージしてカットしていきました。周りはグラデーションで刈り上げていきました。このスタイルをすればどんなシュートでも止められるかもしれません。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。アリソン風サイドバックを見るアダム・ララーナ風フェードグラデーションプレミアリーグ・リヴァプールFC所属イングランド代表のアダム・ララーナのヘアースタイルをイメージしてカットしていきました。刈上げはフェードグラデーションでポンパ仕上げにしています。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。アダム・ララーナ風フェードグラデーションを見るオリヴィエ・ジルー風ベリーショート外国人風のベリーショートです。ユーロ2016に出場している、サッカーフランス代表のジルー選手をイメージしてカットしていきました。サイドバックをグラデーションに刈り上げてトップを少しのこしていきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。オリヴィエ・ジルー風ベリーショートを見るウーゴ・ロリス風アップバングショートサッカーフランス代表でイングランドプレミアリーグのトッテナムで活躍中のゴールキーパーのウーゴ・ロリスをイメージしたスタイルです。サイドバックは短く刈上げ、前髪はアップしやすいようにカットしています。ウーゴ・ロリス風アップバングショートを見るドメニコ・ベラルディ風パーショートセリエAのサッスオーロに在籍しているドメニコ・ベラルディ選手をイメージしてカットしていきました。周りは刈り上げてトップにパーマで動きをだしました。クセ毛の方は活かすようにカットすると乾かしただけでも形になってきます。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さいドメニコ・ベラルディ風パーショートを見る この投稿をInstagramで見る 中村 典嵩 (@jiji_tsukasa)がシェアした投稿 - 2020年 3月月26日午後5時32分PDT
2020年03月05日ユヴェントスのイケメンといえば…ピルロ風ミディアムパーマユヴェントスで活躍していたアンドレア・ピルロをイメージしていきました。ランダムにクセ毛のように動くパーマはおススメです。30代、40代の方にもおススメのスタイルになっています。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ピルロ風ミディアムパーマを見るメンズクセ毛も活かせる外国人風パーマクセがでるバックサイドを刈上げて、トップに長さを残していきました。そしてトップにはクリッと毛先が入るようなパーマをかけていきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルもとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さいメンズクセ毛も活かせる外国人風パーマを見るセリエA1のイケメンマルキージオ風ショートユーロ2016に出場している、イタリア代表クラウディオ・マルキージオ選手をイメージして切っていきました。サイドバックは適度に短くして、バランスをとっていきます。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。マルキージオ風ショートを見る外国人風ナチュラルパーマメリハリのある外国人風ショート×ミディアムスタイルです。刈上げスタイルの方で秋・冬で伸ばしていきたい方にお勧めスタイルです!外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。外国人風ナチュラルパーマを見る外国人風ベリーショートクセ毛パーマ外国人のクセ毛のような動きをイメージしたパーマスタイルです。ベリーショートで周りもグラデーションに刈り上げているのでヒゲとの相性も抜群です。30代40代と大人な方にもおススメなスタイルです。外国人風ベリーショートクセ毛パーマを見るベネディクト・カンバーバッチ風パーマドクター・ストレンジャーで主演のベネディクト・カンバーバッチの髪型をイメージしてつくりました。後ろに流れるクセ毛風のスタイルは手グシで簡単に扱えるすたいるです!外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ベネディクト・カンバーバッチ風パーマを見るブラッドリー・クーパー風クセ毛パーマアメリカン・スナイパーやハングオーバー!に出演していたブラッドリー・クーパーのクセ毛な感じをイメージしてつくっていきました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。ブラッドリー・クーパー風クセ毛パーマを見るジョニー・デップ風 スパイラルパーマ『アリス・イン・ワンダーランド』パイレーツ・オブ・カリビアン』主演俳優ジョニー・デップをイメージして作りました。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。ジョニー・デップ風 スパイラルパーマを見る外国人風ツイストパーマヘアーこめかみラインまで刈上げてトップはツイストパーマをかけめりはりをつけた遊びのあるスタイルです。クセ毛の方でもクセを活かしてできるパーマになります。外国人風ツイストパーマヘアーを見るクリス・プラット風 サイドバック『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のスター・ロード役で主演を務めたクリス・プラットをイメージして作りました!パーマは根元からしっかりとかけているのでセットも楽に出来ます!クセ毛の方でも自身のクセでできるスタイルです。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。クリス・プラット風 サイドバックを見るTimofei Rudenko風パーマメンズファッジモデルのTimofei Rudenkoをイメージしたツーブロック外国人クセ毛スタイルです。外国人のようなスタイルが得意です。お客様に外国人の方が多いのでクセ毛を活かしたスタイルをとても得意としてます。クセ毛でお困りの方是非一度お越し下さい。Timofei Rudenko風パーマを見るいかがでしたでしょうか?セリエAの選手のような髪型一度はチャレンジしてみたいですね! この投稿をInstagramで見る 中村 典嵩 (@jiji_tsukasa)がシェアした投稿 - 2020年 2月月9日午後4時36分PST
2019年12月16日セクシーな腹筋が見逃せないサッカー選手。専門家が、色気を感じるあれこれをピックアップして、その魅力を語ります。世界一周の旅をしながら、数々のイケメンたちをストリートスナップする“世界イケメンハンター”として、バラエティ番組『マツコの知らない世界』に出演もした窪咲子さん。もとはアイドル芸能雑誌の編集者で、日本トップクラスのアイドルや若手俳優を見てきた、いわばイケメンのプロ!そんな彼女が熱く語るテーマは、“男らしさが詰まっている”という、サッカー選手の腹筋と顔の関係性。「いちばん美しく感じられるシチュエーションは、プレー中、汗をぬぐう時にチラッと見えた腹筋。無防備な状態で見える腹筋がたまりません。真剣にプレーしているのに、つい腹筋に視線がいってしまう…。見てはいけないものを見ているような罪悪感めいた感情が刺激的。さらに、顔立ちと腹筋を見比べると、イメージ通りだったり、意外なギャップがあったりして、腹筋単体で愛でるよりも色気をより強く感じるんです」そもそもはサッカー好きの父親の影響で競技に興味を持っていた窪さん。‘02年日韓W杯で大ブームを巻き起こしたベッカムが人生を変えた。「思春期真っ只中の中学生の頃、お小遣いで買った写真集に上半身裸のカットがあって。王子様系の顔と見事な腹筋に、心を撃ち抜かれましたね。生徒手帳に切り抜いた写真を入れてました。実は、イケメンハンターとして世界一周旅行したゴールで、彼に会えたんですよ。汗だくのカラダから発せられる体臭さえいい匂いでした!」そんな彼女が紹介するのは、実力も兼ね備えたイケメン選手。窪さんの初恋相手でサッカー界の元祖スター・ベッカムと、現役の第一線で活躍中のトーレス、グリーズマン、期待の新星ディバラ。萌えポイントを解説します!元祖プリンス選手、殿堂入りの肉体美。デビッド・ベッカムイギリス代表として来日した‘02年の日韓W杯で、大旋風を巻き起こす。‘16年、H&M の広告では衰えぬ腹筋を見せ、世界的な話題に。「腹筋萌えの芽生えとなった人。鍛え抜かれた筋肉の神々しさに言葉を失いました。腹筋も王子様系の顔もふくめて、存在自体が尊いです!イケメン遺伝子を引き継いだ次男のロメオ君にも注目中」写真・ロイター/アフロ下がり眉がキュートな子犬系イケメン。アントワーヌ・グリーズマンフランス出身のフォワード。サッカー選手として小柄ながら抜群の得点感覚を持ち、‘18年W杯では、自国の優勝に貢献。「私が愛してやまないベッカムに憧れていた選手。愛されキャラで、ちょっぴり下がった眉が印象的。顔立ちも子犬を思わせるかわいらしさ。そこまで割れていない、あっさり系の腹筋とバランスがとれています」写真・AP/アフロメッシを超える!?やんちゃな“原石”。パウロ・ディバラスーパースター、メッシを超えるといわれる逸材で、“宝石”の愛称で親しまれる。ユヴェントス所属。「日本ではまだそこまでメジャーではないですが、育ち盛りの選手。気の強そうなやんちゃ系の顔も日本人ウケしそう。個性的な髪型がメディアでたびたび注目されます。腹筋は見事なシックスパック!まるで芸術作品のような美しさ」写真・ロイター/アフロ優しげな微笑みと腹筋のギャップにきゅん。フェルナンド・トーレススペイン出身。欧州の強豪チームを経て、昨年、サガン鳥栖に電撃移籍。「日本で生で観られる貴重な存在!王子様系の顔は私のドストライク。腹筋はバキバキですが、写真によってはぽっこりな時もあり和みます。8 歳で出会った女性と結婚し、しかも初キスの記念日を意味するタトゥーを入れてるエピソードも素敵」写真・ロイター/アフロ窪 咲子さん旅行ライター、イケメンハンター。70か国を訪れた。著書に『「世界イケメンハンター」窪咲子のGIRL’S TRAVEL』(ダイヤモンド社)。※『anan』2019年4月3日号より。取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年03月28日