はじめまして、“もりりんパパと2匹の怪獣姫(もしくは5匹の怪獣たち)”の育児マンガブログを書いているもりりんパパです。これからウーマンエキサイトさんにて連載させて頂くことになりました。いつもはパパ目線での育児を面白おかしく書いていますが…とりあえず簡単な自己紹介をさせて頂きますね。まずは4月から中学2年生になる長女。思春期ということで多感であり難しい年ごろですが、天然でちょっとおっちょこちょいの憎めない子です。そして今度小学1年生になる次女。男の子にも負けないパワフルさをもつ我が家のムードメーカーです。我が家はこの子を中心に回っていると言っても過言ではありません(笑)そしてしっかりものの嫁さんと次女より1つお姉ちゃんのぷりん、僕の5人で生活しています。あと、極まれに出てきますが我が家は嫁さん祖父祖母との2世帯住宅です。自宅の1階に住んでいて、よく次女が暴れに…じゃない遊びに行っています。こんな感じのもりりん家、これからどうぞ宜しくお願いしますね!さて、先日嫁さんのとある発言で我が家は騒ぎになりました。どんな発言をしたかと言うと…次女はもうすぐ小学生になるからチューをするのをそろそろやめなさいと言うんですね。まぁ…これは色々なご家庭で時期はバラバラだとは思います。うちは長女の時も同じころにやめたっけなぁ。だがしかし。パパ…というかチューが大好きな次女はこれでは引きません。何と髪の毛ならばチューにはならないからチューしても良いと言い出すではないですか。そんな無茶な……。いや、確かにそうかもしれない。そうね、なんだか次女の言う通りな気がしてきた。まさにミイラ取りがミイラになるパターン。そして次女に影響される父。情けない(笑)でもこれが楽しいんですよね。そんな訳でバタバタキャッキャと次女と暴れていると…長女に怒られました(笑)ぐぬ…思春期娘はこういうことにとにかく敏感です。難しいところですね全く。そして次女はちゃっかりその場から離れており、僕1人だけが説教をされてしまうのでした。女の子に囲まれたパパの戦いはまだまだ続きます。それではまた次回!ここまで読んで頂きありがとうございました。
2019年03月26日出産して子育てが始まると、それまでの生活と比べて、一人で趣味を楽しめなくなったという人は多いでしょう。子どもが生まれると同時に、親たちは自分で自由に使える時間やお金が減るという一面もあるため、なかなか趣味に没頭することは難しいかもしれません。今回は、パパやママの趣味との付き合い方について、考えてみたいと思います。■一人で楽しむ趣味がある人は6割超えアンケートでは、一人で楽しむ趣味があるかどうか聞きました。その結果、「ある」と答えた人が6割を超え、もっとも多くなりました。ただ一方で、「ない」という回答も3割近くを占めていて、一人で楽しむ趣味を持たない親も一定数いることがわかります。Q.一人で楽しむ趣味、ある?ある 61.2%ない 29.3%わからない・どちらとも言えない 9.5%■自宅で楽しめる趣味とはそれでは、まずは自宅で趣味を楽しむパパやママたちのコメントをご紹介します。「早朝、家族が起床する2時間前、カフェ気分にひたりコーヒーを飲み、好きな雑誌を読む、静かな時間を優雅に過ごします」(千葉県 30代男性)「水槽で魚を飼っているので、世話したり見たりする時間が幸せ」(大阪府 30代女性)「ドラマの鑑賞。日本に限らず、アメリカ、イギリス、韓国、中国も。この時間を確保したいので、家事も頑張れます!」(京都府 40代女性)「趣味は昼寝です。ソファに布団を持ってきて、テレビを見ながらぬくぬくして、そのまま眠りに入ります。最高に幸せな時間です」(神奈川県 40代女性)「ベランダで野菜作り! きゅうり、ミニトマト、レタス、大根、人参、ほうれん草、枝豆など、プランターだって何でも作っちゃう、そしておいしい」(神奈川県 40代女性)そのほかには、「スマホゲーム」や「読書」、「映画鑑賞」「漫画をレンタル」、「ネットショッピング」、「懸賞に応募」、「家で晩酌」など、インドアで楽しめるさまざまな趣味が挙げられていました。子どもが寝静まったあとの夜間や、子どもが起きてくる前の朝に趣味の時間をとっているという声が多く見られました。とくに、まだ小さな子どものパパやママたちからは、家の中でなら趣味を楽しめると考える人が多いようです。■家から飛び出して趣味を楽しむパパママ家から飛び出し、外出先で趣味を楽しむパパママもご紹介します。▼スポーツ「犬の散歩を兼ねたウォーキング。あと、週一回のジム通いです。仕事のストレスを家に持ち込みたくないから適度に運動して発散させています」(山梨県 40代男性)「フラダンス。初ステージに立ったら、意外にもスポットライトが快感でした。適度な緊張感は大事ですね!」(神奈川県 40代女性)そのほか、「バレーボール」、「サイクリング」、「クラシックバレエ」、「マラソン」などの趣味をあげる人もいました。スポーツをしている人たちからは、「子どもがある程度大きくなってきて、時間が取れるようになってから始めた」というコメントも寄せられました。▼ドライブ「一人でドライブ。子どもと主人を送り出してから、子どもが帰ってくるまでの間に、片道100kmくらいの所へ高速道路を使って行って、おいしいものを食べて帰ってきます」(兵庫県 40代女性)ほかにも「バイクに乗る」、「車で県外まで日帰りで行くこともある」というアクティブな日常も垣間見えてきます。▼映画や買い物などお出かけ「カフェでの読書。家事育児の合間の、ささやかなぜいたくなひとときです」(千葉県 40代女性)「映画です。1人だと真剣に内容と向き合えるし、真っ暗な空間から外に出たら、何かスッキリしています」(福島県 40代女性)「たまに1人で山に登ったり、映画を見たり、城巡りしたりしています。最近、息子が城に目覚め、城巡りは息子と一緒に行くようになりました!」(神奈川県 50代男性)「ランチ」や「買い物」と答えた人が多く、さらに「一人カラオケ」と答えた人は非常にたくさんいました。「選曲も気を使わず、順番待ちもないのがいい」という意見も多く、パパやママたちのストレス発散に一役買っているようです。また、スポーツ、登山などは、子どもが興味を持ってくれたら一緒にお出かけを楽しむことができるというのもメリットかもしれませんね。■家事の延長線上に趣味があるパパやママたちも家事につながるような内容の趣味があるという声は多く見られました。「ミシンをかける事。子どもの服を作ったり、バッグを作ったり。完成すると達成感で幸せな気持ちになる!」(千葉県 40代女性)「掃除機をかけるときに、多少大声を出しても構わず歌って発散しています。無料の一人カラオケで、部屋も気分もスッキリ!」(神奈川県 40代女性)「料理しながらYouTubeを見て、笑ってストレス発散! ここだけが、私の時間」(神奈川県 30代女性)「お菓子を作ります。焼いている間、甘い香りに包まれて幸せで、帰宅した家族にもよろこばれます」(神奈川県 50代女性)料理や裁縫などが趣味だという人たちの多くは、「趣味をとおして、自分だけでなく家族も喜ぶ」ことにメリットを感じているようです。自分もストレス発散できるうえに、家族にまで喜んでもらえるという最高のおまけがついていて、多くの親たちがこうした趣味を選んでいるというのはよくわかる気がします。ただ、裁縫が大の苦手という筆者からしてみたら、ミシンやハンドメイドが趣味だという人の姿は、それだけでキラキラと輝いて見えます(笑)。■趣味を持たない親たちの本音それでは、「一人で楽しむ趣味がない」というパパやママたちの本音とは、どのようなものなのでしょうか。「ないというのか、その時間も暇もないというのか。やりたいことは頭の中にぐるぐる渦巻いていますが、現実は、家事、育児、仕事などなどでいまは難しいです」(北海道 40代女性)「いまは時間もお金も余裕がないから、趣味どころじゃない」(茨城県 40代女性)「誰かと一緒にいるのが好き。予定いっぱいで忙しくて、一人の時間がないほうが楽しいと思ってしまいます」(神奈川県 40代女性)時間が取れないことや経済的な難しさから、趣味を持てないという人もいる一方で、あえて趣味を持たないという選択をしている人もいるようですね。「忙しすぎると趣味もストレスになる」という意見もあり、趣味を持たずに日々の生活を守る様子が目に浮かびます。さらに、「趣味は子ども」と割り切った意見も多く見られました。「子どもが8時すぎには寝るので、寝顔を見ながら横にひっついて寝るのも私だけの趣味」(宮崎県 20代女性)「いまは子どもたちの野球、習字、ピアノの習い事に夢中になっています。いまは趣味を作れないけど、これが一番の楽しみ」(千葉県 40代女性)「子どもが寝ているときに、今度の休みどこ連れていってあげようかなとか、いろいろ考えるのが楽しいです」(愛知県 30代女性)子どもの存在によって、パパやママたちの世界も広がり、一緒にさまざまな体験ができますよね。子どもとどう過ごすか考え、子どもが何を思って生活しているか思いをはせることは、まさに「趣味は子ども」だと言えそうです。筆者自身も、虫好きな長男のためになるかなと、これまで体験したこともなかった「キャンプ」に興味を抱き始めた今日この頃です。まさに、子どもをとおして自分の趣味も広がっていると感じていて、これも「趣味は子ども」だと言えるのかもしれませんね。■パパやママは趣味を持つべき?最後に、このような意見もご紹介したいと思います。「“子どもが生きがい”となると、子どもにとっても息苦しくなりそうなので、何かしらの“楽しい自分の時間”を持てる方がいいな」(奈良県 30代女性)「子どもが小さい間は自分の時間もなく、ただただ追われる毎日でしたが、大きくなるにつれて少しずつ時間も余裕ができました。いまでは趣味のお菓子作りにも、余裕と愛情を持って作れるようになりました。若いママたち、必ずそんな日が来るからね」(神奈川県 50代女性)「子どもが趣味」だという人がいる一方で、「自分の時間を持った方がいい」と考えている人もいるようで、どちらの意見もうなずけるポイントがあります。趣味と一口に言っても、これまで紹介してきたように多種多様な選択肢があり、そこに割く時間もお金も、各家庭によってさまざまでしょう。仕事、家事、育児で毎日フル回転のパパママにとって、息抜きできる時間は何よりも大切なものとなります。とくに子どもが小さいうちは、外出や時間の確保はかなり難しい場合も。そんなときには、パパやママが協力し合って、時間を作りリフレッシュしたいものです。ただ趣味は「やらなければいけないもの」ではありません。もし負担になったときは「一旦やめてみる」ということもアリだと思います。コメントにもありましたが、子どもの年齢によって時間の使い方ややりたいことも変化していくのだろうと思います。自分らしくいられる時間やストレスを発散できる方法も、何かに没頭できる大切な場所など、変化する日々の中でも見つけられるといいですね。 Q.一人で楽しむ趣味、ある?アンケート回答数:10034件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年03月06日こんちは。3歳になった息子をパパの赴任地アリゾナで育てているすずかと申します。おうち大好き日本にいた時のパパはこんな感じでした。仕事が忙しく、帰ってくるのは深夜0時過ぎの毎日。休日はゆっくり寝ていたいと、おふとんととっても仲良しでした。パパをおふとんの中に残し、息子と二人で遠出することもしょっちゅうでした。共働きということもあり家事は分担していたものの、家のことを相談しても「それでいいんじゃない?」ばかりで少々頼りないパパ。渡米後も私が頑張らねばととひっそり拳を握っていました。さて、いざアリゾナへ来てみると…。アメリカ仕様の家電の使い方がわからない!電子レンジはボタンが多くて、洗濯機はボタンがなくダイヤル式。こちらの水道は飲めないので、水を買う必要があり、買い物もパパと一緒でないと大変でした。私が全く頼りにならない!パパは「家族の生活全般において、自分が面倒を見なければならない」という状況いなり、ついに覚醒しました。トラブルが起きるとすぐにどう対処したらいいか考えてくれたり、私が不自由しないように色々と気を使ってくれるようになりました。パパがアクティブに!そして、しばらくパパと会えなかった息子は、毎日「ぱぱ ぱぱ」とひっつきに行きます。おしゃべりが上手になったので「ぱぱのことしゅきだから いっちょにあしょびたいの」などと可愛いことを言って、朝パパを起こしに行きます。この「ぱぱぱぱ攻撃」が効いたようでした。なんと、私と息子よりおふとんを大好きだったパパが、休日の朝に起きるようになったのです。おうち大好きだったパパなのですが、自らお出かけの誘いをしてくれるようになりました。息子が喜びそうだから、ここに行こう。暖かくなったら、あそこへ行こうと旅行の提案まで!以前のパパからは想像ができない積極性です。最近は息子のプリスクールとのメールのやりとりにおいて、パパが私の稚拙な英文メールを添削してくれます。頼りになるパパになってくれて、とっても嬉しいです。この状況に甘えて頼りっきりにならないように、私もできることを増やしていかなければと思います!●ライター/すずか
2019年02月23日息子が生まれてからも、ずっと仕事を頑張ってくれているパパ。丸一日、息子と会えない日も普通にあります。■圧倒的にママと過ごす時間が多くて…起きてもママ。ご飯食べるのもママ。お風呂も一緒に入るのもママ。寝るときも…。必然的に一緒に過ごす時間が増えるので、結果…こうなりました(笑)「ママがいいの」っていう言葉はとっても嬉しいんですが。これがずっと続いてしまうと少しだけ息子と離れて1人でゆっくりしたいなーと思ってしまうことだってあります。息子を“パパっ子”にするためになにか作戦を考えねば・・・一緒に過ごす時間はどうしても仕事の関係で増やせないので、まずはパパの株をあげることにしました。■パパっ子にするためママが心がけていること例えばわたしが息子に買ってきたお菓子だったとしても、あえてパパの名前を出して息子にいいイメージを与えるようにしました。パパが買ってくれたよーと言うと「ぱぱ、やさしいねぇ」と毎回言うので、少しずつすり込めていると思います(笑)それからわたしにはできない、パパだけとの遊びがあることを知ってもらうことも大事です。体重が重くなってきたので、本当にできない遊びが増えたんですが(笑)パパとの遊びは特別なんだよーと強調して言います!お風呂に入るときもママとは普通に入るけど、パパとはこのおもちゃで遊んでいいみたいだよーと物で釣ることも、たまにあります(笑)これらを少しずつ続けることで、今までパパは嫌とずっと言ってきた息子が変わってきたように思います。今までよりもパパと一緒!! という回数が増えたような。もちろん今でも“ママっ子”ですが、これからもパパっ子にさせる作戦は続けて行きたいです!
2019年02月22日パパに対して「なんでそんなこと言うかな?」「なんでこれができないかな!?」と思ったことがあるママ、多いですよね。筆者も何百回思ったか知れません…。パパって子供やママをどう見てるんだろう?そんな疑問に楽しく答えてくれるのが、パパが描いた「パパエッセイ」!中でもオススメの3作をピックアップしてみました。パパにイライラした時に読むと、ちょっと優しい気持ちになれるかも?大人気絵本作家・ヨシタケシンスケの『ヨチヨチ父』972円(税込)/赤ちゃんとママ社『りんごかもしれない』や『もうぬげない』といった大ヒット絵本を連発する、今をときめく絵本作家ヨシタケシンスケさんのイラストエッセイ。二児の父でもある著者が、陣痛中の声にドン引きしたり、横に大きくなっていくママに思うところあったりなど、パパの本音をコミカルに描いています。ママとイチャイチャしたいのにバッサリ断られたり、風邪をひいて邪険にされ「心配してもらったり、看病してもらったり。パパの世界ではそれらはもうすでにファンタジーの領域なのです」としょんぼりしたり、なんだかパパがかわいく見えてきちゃうシーンも。子育ての心配や辛かったことなど、親としてのあるあるネタもおさえてあるので、パパもママも笑いながら大きくうなづいてしまう一冊。(C)2017 Shinsuke Yoshitake妻(伊藤理佐)のエッセイと対をなす、吉田戦車の『まんが親』全5巻/各802円(税込)/小学館『伝染るんです。』で一世を風靡した吉田戦車の育児エッセイ漫画。同じく漫画家の伊藤理佐と結婚し、それぞれがそれぞれのエッセイで娘を描いています。『まんが親』はパパ目線。幼児ならではの語彙や言いまわしを気に入ってるシーンや、娘の鼻歌をBGMにしたお散歩など、日常の何気ない家族の幸せがつづられています。たまにダークな面が出てきたり、娘の突然の小芝居やごっこ遊びに戸惑いながらも全身でつき合う姿がパパならではかも?伊藤理佐が描くママ目線の『おかあさんの扉』と一緒に読むと楽しさ倍増です。(C)吉田戦車/小学館SNSでバズり中!横山了一の『きょうの横山家』既刊1巻/594円(税込)/KADOKAWAこちらも夫婦で漫画家の横山了一による『きょうの横山家』。息子の理不尽な対応を描いた『息子の俺への態度が基本的にヒドイので漫画にしてみました。』が人気となり、育児・家族エッセイがライフワークに。ゲームや漫画大好きな両親のもと、同じように育った息子と娘とともに送る、楽しくオタクな賑やか生活。調査兵団(『進撃の巨人』に登場する兵団)より念入りにパパのうなじを切る息子、「パパのみためはきらいだけど、あそんでくれるところはすき」と女子全開の娘。時として子どもたちより子どもかもしれないパパは、ブログやSNSで積極的に漫画をアップ中()。よくバズっています。(C)横山了一/KADOKAWAついつい視野が狭くなりがちな育児期、パパエッセイで楽しく視点変換できたら夫婦間にも笑顔が増えるかも! <文・写真:フリーランス記者清宮(clabocco)>
2019年01月12日9歳、10歳を迎えるころになると、娘の態度は今までの「パパ大好き!」から一変! 休日はパパとではなく友人との約束を優先させるようになったりして、パパとしては寂しい気持ちに…。徐々に親離れをしていく娘に、パパはどういう心構えで接していけばいいのでしょうか? 心を開いてもらうコツはあるのでしょうか?心理学博士で父娘関係に詳しい小野寺敦子先生に教えていただきました。お話をうかがったのは…小野寺敦子(おのでら・あつこ)先生心理学博士。目白大学人間学部心理カウンセリング学科教授。主な著書に『小学生のことがまるごとわかるキーワード55』(金子書房)、『「エゴ・レジリエンス」でメゲない自分をつくる本~ego-resilience~』(一藝社)、『親と子の生涯発達心理学』(頸草書房)、『手にとるように発達心理学がわかる本』、『ゼロから教えて発達障害』(ともに、かんき出版)など。■子どもの親離れ…父娘関係をこじらせない“パパの意識改革”――4、5年生くらいになると、個人差はありますが、休日に親よりも友人と遊ぶようになったり、好きな男の子ができたりして、パパとしては寂しさ半分、戸惑い半分といった心境になるようです。小野寺敦子先生(以下、小野寺先生): たしかに「今まであんなに懐いてくれていたのに…」と寂しい気持ちになるでしょうね。10歳ごろは、親から精神的に自立をしていく時期にあたります。「自分が人からどう見られているか」ということにも関心を持つようになり、今までのように何でも気持ちを言葉に表さなくなるため、口数が少なく感じるかもしれません。異性に関心を持つようになるのも、この時期の特徴です。調査によると、10歳のおよそ7割の女の子が恋をしているようです。ファッションだけではなく、メイクにも興味を持つようなります。――恋愛にメイク…。いつまでも娘から「パパと結婚したい!」と言われたいパパにとっては、成長の過程とはいえ、衝撃が強いですね!小野寺先生:体にも変化が現われます。生理が始まったり、胸がふくらみ始めたりして、娘自身もとまどってしまいます。同性のママや友人に相談することはあっても、パパには言いづらいですよね。そうすると、パパはますます、かやの外に…。さらにパパを戸惑わせるのが、休日にパパとおでかけしてくれなくなること。「日曜日は〇〇ちゃんと遊ぶから」と言われたら、パパとしてはショックでしょうね。でも、ここで無理に誘ったり、これまでのように急にハグしてスキンシップをとろうとすると、逆効果。娘はパパと距離を置きたい時期なので、パパはグッとこらえて静かに見守りましょう。これまでの関係が良好であれば、思春期を乗り越えて大学生になるころには、娘はパパの元にきっと帰ってきてくれますよ。■自己肯定感「女の子は10歳をピークに下がり始める」――娘ラブなパパにとってはまさに試練の時期ですね。そのほかにもパパが知っておいたほうがいいことはありますか?小野寺先生:ワコールの調査によると、女の子の自己肯定感のピークは10歳で、それ以降は年齢が上がるにつれて下がっていくことがわかりました。 10歳ごろになると、自分の長所だけではなく短所も見えてきます。「今の自分ではダメだ」と考えるようなり、自己肯定感が下がっていきます。自己肯定感が高いと積極的に人と関わろうとしたり、新しいことに挑戦しようとしますが、あまりにも低くなると劣等感が強くなり、自分に自信が持てなくなってしまいます。「自分とは何なのか」わからない子になってしまう可能性が。親の接し方によっても、自己肯定感は左右されます。■悩む娘を前に「パパがしてはいけないこと」――まさに自分と葛藤する娘に、パパはどんなふうに接すればいいのでしょうか?小野寺先生:なるべく勉強でもスポーツでもできないことではなく、できることに目を向けてあげるといいですね。それから、小学校後半になってくると、いじめとまではいかなくても複雑な友人関係、先生や塾のことなどさまざまなことに悩みが生じてきます。悩んでいそうな様子に「何かあったの?」と聞いても、口を閉ざしてしまうこともあるでしょう。そういうときに、「話してくれないとわからないよ」「パパに何でも言ってごらん」と無理に聞き出そうとするのはNG。近くのカフェで娘の好きなデザートを食べたり、車で出かけたり、気分転換をはかってみるといいでしょう。そのうち、「あのね、パパ…」と心を開いてくれるかもしれません。――静かに、ドーンと構えることが大事なのですね。打ち明けてくれそうになったら、聞き出すコツみたいなものはありますか?小野寺先生:聞き上手になるための、ちょっとしたテクニックをお伝えしますね。まずはなるべく子どもと目線の高さを合わせて、リラックスした姿勢をとります。話を聞くときは、「あるがままの話を受け止める」「自分の価値観を押し付けたり、助言をしようとしない」「適度に相づちを打つ」ことに注意しましょう。――相談に乗る気持ちでいると、ついアドバイスをしなくては…と考えがちですが、そうではないのですね。小野寺先生:論理的なパパだと解決策を提示したくなったり、娘がうじうじしていると「そんなこと大したことないから気にしなくていいよ」などと言ってしまうかもしれませんが、そこはこらえてくださいね。「すべての答えは娘の心の中にある」と思って、聞いてみましょう。「〇〇ちゃんが言いたいのはこういうことだよね?」と要約したり、「〇〇ちゃんは友だちにこう言われて困っているんだね」など繰り返したりしながら、「それで?」「もう少しくわしく教えてくれる?」など話を進められればベストです。「何の解決にもなっていない!」と思うかもしれませんが、娘にとっては「パパは私の気持ちにきちんと向き合ってくれた」という事実だけで十分なのです。大人でも、他人に話すうちに自分の中で答えが見つかることがありますよね。■娘の反抗にイライラ「口ごたえは、悪いこと?」――なるほど。悩みは聞いてもらうだけでも安心できますね。ちなみに、反抗期にさしかかっている娘が口ごたえをしてきたときはどう対処するのがいいのでしょうか?小野寺先生:もしかしたら、パパの中には親の言うことを聞いてくれる素直な子のほうが「いい子」だと考える方もいるかもしれません。でも、大切なのは自分をきちんと出せること。「こうしたい!」という反抗や主張はしっかりとしたほうがいいんですよ。親が頭ごなしに子どもの主張を否定しているうちに、子どもは「従ったほうがラク」だと考えるようになり、やがて主張することをあきらめるようになってしまいます。そうすると、将来どうなるのでしょうか? 今、話題になっているような「指示待ち人間」になる可能性も。これからのご時世、自ら主張や決断ができなければ、社会に出るときに困ってしまうでしょう。娘が間違ったことを言っていても、まずは受け入れてあげましょう。大人に近づいている娘は手ごわいですが、「自己主張ができるなんて、うちの娘はすばらしい」とポジティブに思えたらいいですね。これまで3回にわたって、パパは娘にどう接すればいいのか、娘の年齢別に小野寺先生にお話をうかがいました。「娘とどう接したらいいのかわからない」「何を言っても返事すらしてくれなくなった」と悩んでいるパパは少なくありません。でも、それをママに相談するのは恥ずかしくてできない…という方も多いでしょう。そんな父娘の関係に「あれ?」と感じたら、小野寺先生のアドバイスを元に、ママのほうから手を差しのべてみてはいかがでしょうか? パパの愛情はきっと娘に伝わるはずです。参考図書: 『パパのための娘トリセツ』 (講談社)パパにとってはナゾだらけな、女の子の子育て。幼児期、小学校から社会人になるまで、娘はどういう発達段階なのか、どう接すればいいのか、ほめ方やNGワードなど著者の心理学博士・小野寺敦子先生がくわしく解説しています。
2019年01月03日ママがパパに娘の面倒を見てもらうようにお願いしたとき、子どもが2、3歳くらい、それも娘だと、パパは「何をして遊べばいいの?」と困惑気味なことはありませんか? 積極的に関わってほしいと願うママの気持ちとは裏腹に、なぜパパは娘のこととなると、自信なさげになってしまうのでしょうか? どうすればパパは娘ともっと仲良くなれるのでしょうか?長年、父娘関係の研究を行い、 『パパのための娘トリセツ』 (講談社)のご監修をされた心理学博士の小野寺敦子先生にお話をうかがいました。お話をうかがったのは…小野寺敦子(おのでら・あつこ)先生心理学博士。目白大学人間学部心理カウンセリング学科教授。主な著書に『小学生のことがまるごとわかるキーワード55』(金子書房)、『「エゴ・レジリエンス」でメゲない自分をつくる本~ego-resilience~』(一藝社)、『親と子の生涯発達心理学』(頸草書房)、『手にとるように発達心理学がわかる本』、『ゼロから教えて発達障害』(ともに、かんき出版)など。■パパと娘「どう遊べばいいの?」とまどうパパへのサポートは?――パパが娘に接する態度を見ていると、さまざまな場面で不思議に思うことがあります。特にビックリするのが、「何をして遊べばいいのかわからない」です。なぜママなら簡単にわかることが、パパだとわからないのでしょうか?小野寺敦子先生(以下、小野寺先生):パパにとって娘が異性であることが大きな要因だと思います。遊ぶ相手が男の子だったら、パパは自分が子どもだったころに好きだった遊びを思い出して、「サッカーでもしよう!」「電車のおもちゃがいいかな」などと提案できます。ところが、女の子の遊びとなると、経験もほとんどなく、何をしたら子どもが楽しんでくれるかわからないため、ママに助けを求めるのではないでしょうか。逆に男の子がいるママなら、男の子がよくする遊びを新鮮に感じるはずです。――たしかにママなら自分が子どものころに好きだった遊びを娘と共有しやすいですね。他にも理由はありますか?小野寺先生:そうですね。一般的には共働きであっても、平日の育児の主な担い手がママというケースが多いので、必然とパパが娘と過ごす時間が少なくなりがちです。結果として、ママよりも娘が好きな遊びがあまりわからないことも考えられます。その分、休日は仕事で疲れているかもしれませんが、娘と積極的に関わっていけるといいですね。――パパには休日に頑張ってもらいましょう(笑)。パパならではの遊びはありますか?小野寺先生:パパはどちらかというと体を使ったダイナミックな遊びが得意です。ママと比べて力もありますから、子どもが小さいうちは「たかいたかい」や肩車をしたり、公園でボール遊びをしたり。家の中で遊ぶときも、新聞紙を思いっきりビリビリにやぶいて子どもと一緒になって楽しめます。ママはお絵かきやおままごと、絵本など比較的静かな遊びを選ぶことが多いかもしれません。さらに、普段ママが子どもに読んでいる絵本をパパが読めば、声の強弱や説明の入れ方など読み方も違うはずです。それだって、子どもにとっては楽しい遊びなんですよ。子どものやりたいことも聞きつつ、それぞれの得意なことを生かして遊べるといいですね。■パパが娘の将来をにぎる? 自立した女性に育てるには――なるほど。パパにはパパなりの自由な発想で遊んでもらうのが一番よさそうですね。でも、なかには「娘とふたりで公園に行くのはちょっと…」と尻込みするパパもいそうです。「ママがいい!」と言われるのがイヤなのかもしれません。小野寺先生:たしかに、小さいころはママといる時間が長いこともあって、子どもはママにべったりなので、パパとしては自分の存在価値を重視していない、あるいは「どうせママがいいから…」と卑下してしまうこともあるのでしょうね。でも、幼い子が母親と同じように父親にもしっかりと愛着を抱いていることが研究によって明らかになっています。父親であっても、母親と同じように子どもが心から信頼できて、「何をしても受け止めてもらえる」と安心できる存在になれるのです。――世の中のパパたちは勇気づけられ、ママたちはホッとしたと思います!小野寺先生:さらに、発達心理学ではパパが幼児期の娘にどう接したかによって、娘の将来に影響を及ぼすことが研究によってわかっています。男女の性役割や結婚に対する考え方、仕事に対する意識など、それらには異性の親であるパパが大きく影響を与えていると言えます。――え!? そんなに先のことにまで影響があるとは驚きです。小野寺先生:調査によると、成人した娘が選ぶパートナーは良くも悪くも父親が基準になっています。父親に似た夫を選んだ娘の結婚生活の満足度は高いという報告もあります。たとえば、「女の子なんだから…」と男女の性役割にとらわれた子育てをしないパパだと、娘が社会に出て自立しようとする傾向が強くなります。またパパに限らず、親が子ども同士を比べて「お兄ちゃんはできるのに、なぜできないの?」と言い続ければ、自己肯定感が育たなくなってしまう可能性もあります。■イヤイヤ期の娘、イライラ中のママ…パパができること・してはいけないこと――親の何気ない一言が影響を与えているんですね。ママも身が引き締まる思いです。ところで、パパ・ママそれぞれに子育ての役割はありますか?小野寺先生:それぞれの家庭の方針もあるので一概には言えませんが、最近は共働き家庭が増えて、パパもママも仕事をして、夫婦で一緒に子育てをしていく傾向が強くなっていますよね。ひと昔前までは、父親といえば子育ては母親に任せて威厳のある存在でしたが、最近の父親はやさしくて、怖くないといわれています。特に夫婦で分ける必要はないですが、どちらかといえば、パパは全体的な視点で見る傾向が、ママは細かい視点で見る傾向があります。――2、3歳の子育ての悩みといえば「イヤイヤ」ですが、パパだからできることもあるのでしょうか?小野寺先生:今の話でいえば、ママは細かいことに目がいきがちなので、「とにかく早く着替えて!」などついイライラしてしまうことが多いでしょう。逆にパパのほうが一歩引いた立場から冷静に見られるので、子どもがイヤイヤして泣いていたら「着替えたら公園ですべり台をして遊ぼう」と雰囲気を変えたり、「ヒコーキしよう」と抱っこしたり、気分を変えることもできそうです。――子どものイヤイヤにママが便乗して、キーっとなることはありますね。小野寺先生:ママが子どもを叱っているとき、パパも一緒に叱るのはよくないですね。子どもの逃げ場がなくなりますから、中立の立場で見守るのがいいと思います。しかし、毎日子どものイヤイヤでウンザリしているママは、「たまにはパパも叱ってよ」とさらにイライラも募ることでしょう。ですから、子どもが寝た後にでも「ママも大変だね」とねぎらいの言葉をかけられたら、ママのイライラ度も一気に下がることまちがいなしです。ママもひとりで頑張りすぎないで、困ったことがあればパパに相談してみましょう。夫婦仲が良いことは、もちろん子どもにとってもいいことですから。 次回 は、小学校低学年の娘に対する「パパの叱り方・ほめ方」について小野寺先生にうかがいます。参考図書: 『パパのための娘トリセツ』 (講談社)パパにとってはナゾだらけな、女の子の子育て。幼児期、小学校から社会人になるまで、娘はどういう発達段階なのか、どう接すればいいのか、ほめ方やNGワードなど著者の心理学博士・小野寺敦子先生がくわしく解説しています。
2019年01月01日この度アリゾナへ引越ました。こんにちは。パパの赴任地アリゾナで、2歳の息子を育てているすずかと申します。今回から複数回に渡り、我が家の渡米について記事をかかせて頂くこととなりました。着任は1月。先にパパが渡米し、慣れてから私たちを呼んでもらう予定でした。しかし…トランプ大統領の政策により、ビザの取得がより難しくなったというのが理由でした。そんな感じで内示が出たり取り消されたりが数回繰り返されました。内示が出る度に開催される送別会にパパの体はへろへろ。「早く、早くビザを!」と心から祈る日々。ついに…7月中旬パパが旅立ちました。そしてそれから数ヶ月たち…。長い長いフライトでしたが、パパ方のおばあちゃんが同行して下さったのでとても助かりました。新しい生活が始まりました。私は父が転勤族だったため、知らない土地での生活に抵抗はありません。毎回、何か新しいことが始まる予感にとわくわくでした。しかし、今回は外国。そして親という立場での引越です。わくわく半分、ドキドキ半分です。実際にこちらへ来てみると、言語と文化も違いに戸惑ってばかり。笑顔でなんとなく乗り切っています。当面の目標は、ごはんをしっかり食べてちゃんと生きること。家族の命を守るために頑張りたいと思います!●ライター/すずか
2018年12月26日私とパパなにが違うの?主人の子育てを見ているととてもおおらか 。好きなだけ汚しても散らかしても大丈夫。子どもものびのび。見習いたいところですよね。が、しかし。●その舞台裏をのぞけば……最後おもちゃをする片付けるのは、私。だから散らかして欲しくなくてイライラ しちゃう。泥だらけの服を洗濯するのも私。今落とさないと落ちなくなっちゃう。砂だらけの部屋に掃除機をかけるのも私。じゃりじゃりの上でゴロゴロしないで!そのままベッドに上がらないで!シーツ今日洗濯したばかり!食べるものも丁寧にしたい!惣菜なんて!寝る時間は守りたい!明日も朝早いよ!髪の毛はちゃんとドライヤーかけたい!とどめに、その飛び散った髪の毛もすぐ捨てたーーーい!●イライラしてしまうのは、「ふだん家事をしているから」目につくものにイライラしてしまうんだなと。その部分がないから、パパは全力で遊ばせてあげられる のだなと思いました。ずるい!と思う反面、私にはできない全力な遊びを担当してくれるということで、感謝していますよ!●ライター/ちんまい
2018年12月12日仕事が忙しくて育児が手伝えないパパもたくさんいるでしょう。しかし子育てという仕事を毎日行っているママからすれば、少しはパパにも手伝ってほしいと思うことがあります。そんなときにどうしたら良いのか、その対処法をパピマミ編集部が紹介していきます。上手に自信を持たせてあげる本当は手伝いたいけれど、やり方がわからずに積極的に子育てへ参加できない パパもいます。毎日当たり前のようにおむつ替えをし、泣いたら抱っこであやし、お乳をあげてきたママからすれば「どうしてこれくらいのことができないの?」と思うかもしれません。しかしパパからすれば、小さくてか弱い我が子を抱っこするのも勇気がいりますし、自分の行動への肯定感も持ちづらいです。だからこそ毎日面倒を見ているママにすべてを任せがち になってしまいます。夫に子育てを手伝ってほしいと思っているママは、まず何を手伝ってほしいのか、そして何をどうすればよいのかということを丁寧に教えてあげましょう。不安そうであれば「私も一緒にやるから 」と言ってあげれば、パパも挑戦しやすくなるでしょう。すると育児にも自信がついて、徐々に積極的に動いてくれるようになります。休みの日だけお願いする夫婦で協力し合って子育てをする、と言っても毎日仕事をしているパパからすれば、疲れて帰ってきてからも育児を強いられるのは苦痛です。「休みなく毎日、育児をしている私はどうすればいいの?」と思うのが、ママの意見ではあります。しかしやはり社会に出て仕事をするのは、自宅とは違うストレスがある もの。そんなパパ側の意見も理解してあげましょう 。そのため、仕事の日は子育てをお願いするのではなく、休みの日だけお願いするなどの工夫が大事です。その日は母乳をあげることに専念し、あとのことは全部パパに任せるというようにすれば、ママも休む余裕ができますし、休日であれば仕事のことを気にしなくても良いのでパパも育児に参加しやすくなります。育児も仕事の1つと認識させるパパの中には、子育てを仕事と思っていない人 もいます。だからこそ「自分は仕事に出ているのだから、子育てくらいしろ」というように上から目線で考えてしまうのです。職場で忙しそうにしている人を見かけたら、手伝おうとするのが一般的です。にもかかわらず、自宅で忙しそうにしているママを見ても手伝おうとしないのは、仕事だと思っていない証拠。毎日子育てをして、家事もこなすのは働いているのと同じです。とくに小さい頃は夜泣きもしますし、おむつが濡れて夜中に何度も起きてしまいます。そのたびにママは起きてあやしたり、お乳をあげたりしているので、不眠不休の状態なのです。そんな事実をきちんと伝え、育児も仕事の1つなのだと理解してもらえるように話すこと が大切です。必ず言葉にして伝えようママの中には、忙しさを察して手伝ってほしいと思っている人もいるでしょう。しかしパパからすればそれに気づけない場合もありますし、ママに任せていた方が安心だと気を遣っている 場合も考えられます。このすれ違いから「全然育児を手伝ってくれない」というママの不安につながってしまいます。手伝ってほしいのであれば、自主的に動いてほしいと期待するばかりではなく、必ず言葉にして伝えましょう 。期待するだけで言葉にしないでいると、動かない夫に対して不満ばかりがたまってしまう可能性があります。何をしてほしいのかをはっきり伝えることで、パパも動きやすくなる でしょう。まとめまだまだ女性に子育ての負担がかかっているのも確かなので、上手に協力し合いながら夫婦で乗り越えていくことが大切です。ママは具体的にどんなことを手伝ってほしいのか、またどうやって役割分担をするのかなどを明確にし、夫にはっきり伝えるようにしましょう。
2018年11月06日仕事をしながらの子育ては大変です。しかし、子育ては一人で行うものではありません。旦那さんと一緒に取り組んでいくべきものです。どうすれば、旦那と一緒に子育てを進めて行けるのでしょうか。パピマミ編集部と、一緒に考えていきましょう。出産前からの教育が大切女性は、自分が子供を産むのもあり、母性も育まれていきますよね。しかし、男性は自分の体が変化することもなく、今までと同じ状態が続き、子どもが生まれた実感がないという意見も。子育てに積極的になりづらいのかもしれません。理解できれば協力できます から、出産前から父親としての教育を心がけましょう。妊娠中から自分の体の変化を旦那に伝えておくことも大切ですし、産婦人科や自治体の子育て教室などに二人で足を運ぶ ことも有効です。妊娠出産がカラダに及ぼす影響や、赤ちゃんのお世話の基本的ついては出産前から認知 させておくと、その後の協力も得やすくなります。お互いの仕事やスケジュールを把握するお互いが自立して輝いている夫婦には、相手のスケジュールを細かく把握していない ケースもあります。子どもがいない状態であれば、それでもやっていけます。しかし子供がいるとそうはいきません。思ってもいなかったトラブルが起きたときに連絡がつかなかったり、連絡不足で保育園への迎えなどができなくなっては、子育てがうまくいかないのです。相手の仕事について知っておくと、頼めることや難しいことも計画を立てやすくなります。旦那の仕事についても今以上に良く知るように し、自分の状況についても伝えていくことで、お互いがどのように子育てにかかわっていけるかを話し合いやすくなるのです。やるべきことは具体的に伝える子育ては、やるべきことがはっきりしているわけでなく、状況を見て必要なことを行っていくという能力が必要です。しかし、必要なことを感じ取れなければ、いくら協力する気持ちがあってもうまくいきません。そこで協力しないと責めてしまうことで、旦那と大きな溝が生まれてしまいがち 。具体的に何をしてほしいかを伝えてみましょう。ふだんの仕事であれば、そのように支持を受けてこなしていくはずですから、男性でも取り組みやすくなります。その積み重ねで自然に協力できるようになれば、働きながらの子育てもぐっと楽になっていくはずです 。ほめて伸ばすことも大切初めてのお子さんの場合、男性は特に何をしていいのかわからずに戸惑ってしまいがち 。仕事でつらい思いをしてきて、さらに家に帰って奥さんに責められるということになれば、子育てに向き合う気持ちが折れてしまいますよね。そうなれば、女性一人で仕事も家事も抱えていかなくてはならない状況 に追い込まれます。育児に前向きになってもらえるように、何かしてもらったらほめてみましょう。仕事でも成果が出ると嬉しく、さらに取り組んでいこうと思えますよね。同様に、子育ても達成感が得られれば前向きに取り組みやすくなるものです。成果が目に見えにくいからこそ、お互いに褒め合ってよい雰囲気 を作り出していきましょう。まとめ仕事をしながらの子育ては、肉体的にも精神的にも大きな負担です。夫婦でともに取り組んでいくことを心がけましょう。うまく協力が得られないときは、旦那への対応を少し変えて前向きに育児にかかわってもらえるようにしてみましょう。
2018年10月30日おうちごはんに革命!簡単調理で本格的な料理が楽しめる♡〔Oisix(オイシックス)〕より、子育て中のママをサポートするミールキット《パパでも作れるKitOisix》が、2018年10月11日に販売開始されました。一児のパパとなった“芸能界のグルメ王”渡部建さんが監修した、2種類のおいしいメニューをご紹介します♪子育て中の忙しいママをパパがサポート!アンジャッシュ渡部建さん監修の《パパでも作れるKitOisix》。子供から目が離せずなかなか料理ができなかったり、自分の食事がおろそかになりがちなママのために、『料理初心者のパパでも簡単に本格的な料理を作ることができる』ことをテーマに発売されたミールキットです♪レシピは、《渡部建監修丸ごと天然小鯛の鯛めし(薬味付き)》と《渡部流蒸し鶏と切り株えのきの明太サラダ》の2種類。どちらも満足度高めのメニューになっていますよ!お店で食べるごはんみたい!《渡部建監修丸ごと天然小鯛の鯛めし(薬味付き)》《渡部建監修丸ごと天然小鯛の鯛めし(薬味付き)》:1,980円(税抜)3~4人前お子さんの成長にあわせて、お祝いごともいろいろありますよね♡そんなお祝いの席にもぴったりなのがこちら。《渡部建監修丸ごと天然小鯛の鯛めし(薬味付き)》のキットです!作り方は材料と一緒に同梱されて届くので、料理初心者さんでも安心です。こまごまとした材料を買いに行く手間が省けて、お店で頼むようなごはんをおうちでおいしく食べられるなんてステキですね♡下処理済みの鯛を使うので、魚の調理に自信がない方でも手軽にチャレンジできますよ。こんな感じで届きます!【キット内容の材料】・下処理済み!丸ごと天然小鯛……200g・国産ささがきごぼう……80g・薬味4種ねぎマドンナ……20g大葉……3枚使いきり粉さんしょう……1袋国産あおさ……1袋【各家庭で用意が必要な材料】・米……3合(450g)・塩……小さじ2/3+小さじ1/3・酒……大さじ2・水……適量【必要な調理器具】魚焼きグリル渡部建さんが実演♪この日は、渡部さん自ら調理に挑戦!できあがった料理は、実際にお子さんを連れたママさん3名に振る舞うことになっています♪レシピを紹介しつつ、丸ごと1匹の鯛を使った本格的な味わいの鯛めしを作っていきます。作り方はこちら!1.薬味を用意する米はといで、ざるにあげておく。ねぎマドンナは千切りにして、水にさらす。大葉は、千切りにする。2.鯛の下ごしらえをする解凍しておいた鯛の頭を左にして腹部分に3本の切り込みを入れ、塩小さじ2/3と酒大さじ2を両面に振って、15~20分置いておく。魚から出た水気は、ペーパーなどでしっかりと拭き取る。3.鯛を焼く魚焼きグリルで、2のタイを両面に焼き色が付くまで5~10分焼く。このとき、中まで火は通らなくてよいので、焼き目を付けて香ばしさを出す。4.鯛めしを炊く炊飯釜に1の米、八方だれ、白だし、塩小さじ1/3、水適量(3合目盛りが目安)を入れて、全体をさっと混ぜる。ささがきごぼうを広げ入れ、釜の中央に3のタイをのせ普通炊きで炊く。5.仕上げる炊き上がったらいったん鯛を取り出し、骨を取って身をほぐす。ほぐした身を炊飯釜に戻し入れ、上下を返しながら混ぜ、茶碗に盛る。1のネギの水気を切り、大葉、さんしょう、あおさと一緒に小皿などに添える。お好みの薬味をのせて、完成!ここまで約90分ほどでできあがります。魚に骨があるので、お子さんと食べる際にはとくに注意してあげてくださいね。片手で食べられる工夫も!できあがった鯛めしはそのまま食べてもよし、残ったごはんに薬味を加えておにぎりにしてもよし♪お子さんが小さいうちは、どうしても抱っこしながらのごはんになってしまうというママも多いかと思いますが、そんなときにも片手でサッと食べられるところがポイントです。鯛めしおにぎり♡いざ、試食♡この日は3組のママさんが試食。お子さんをあやしながらでも、片手で食べることができました。みなさん「とってもおいしい♡」と笑顔になっていましたよ♪「パパに作ってもらってとくにうれしいのは、朝昼晩ごはんのどれ?」という渡部さんの質問には、やはり晩ごはんという回答が多かったです。食べきれなかったごはんは翌日の朝や昼に回すことができる、というのもうれしいポイントなのだそう♪渡部さんも、パパの気持ちになってお子さんを抱っこしながら試食です!おいしさとお子さんのかわいさで、思わずチャーミングな表情に♪なんだかほっこりとするような、楽しいごはんのひとときになりました♡こんなレシピも♡あの明太マヨを使った《渡部流蒸し鶏と切り株えのきの明太サラダ》《渡部流蒸し鶏と切り株えのきの明太サラダ》:1,280円(税抜)渡部さん監修の〔Oisix〕商品といえば、発売からわずか7日間のうちに完売となった《何にでも合う!?明太マヨ》。LIMIAでも以前ご紹介しました♪期間限定販売!アンジャッシュ渡部建さん初監修の《何にでも合う!?明太マヨ》が本当においしい♡こちらは、その《何にでも合う!?明太マヨ》を使ったレシピです。野菜と鶏肉をたっぷりと味わえる、食べ応えバツグンのサラダはメイン料理としても◎。また、ドッグバンズにはさむことでサンドイッチにもなり、先ほどのおにぎりと同じように片手で食べることができますよ♪ちなみに《何にでも合う!?明太マヨ》は、2018年10月11日(木)から再々販売されています!《パパでも作れるKitOisix》とあわせて、試してみてはいかがでしょうか♡ボリューム感たっぷりのサンドイッチ&おにぎり♡まとめ〔Oisix〕より販売開始された、アンジャッシュ渡部建さん監修の《パパでも作れるKitOisix》をご紹介しました。おうちで簡単に本格的なメニューが作れるので、料理経験の少ないパパでも安心♪子育て中のママをサポートしてくれるミールキットです。片手で食べられるアレンジレシピも、目が離せないお子さんがいる家庭にはありがたいですよね。手軽でおいしい料理を、ぜひ家族で味わってみてください♡
2018年10月16日こんにちは、ちんまいです。今日はママ友ならぬパパ友について。パパ友、家族ぐるみの付き合いの魅力パパつながりの友達、パパ友。パパ友の最大の魅力はやはり「家族ぐるみの付き合いができること」 ではないでしょうか?うちでは、パパ同士が仲良くなったことで、キャンプやホームパーティ、旅行などなど家族だけではイマイチ盛り上がりに欠ける行事も数家族でより楽しくなりました!そして学校行事、地域の活動など、パパ友ができたことによりパパの参加率があがった ことも嬉しいですね。パパ友作りのためにママが気遣ったこと●ママ友や子供の友達の情報共有をパパには普段から親しいママ友や子供たちの話をよくしています 。そして「○○ちゃんのパパも釣り好きなんだって」みたいな情報もさりげなく盛り込んでいます。趣味や仕事、年齢などどんどん積極的にパパの耳に入れ「なんとなく知っている気がする」雰囲気を作り出しました(笑)とは言っても、普段なかなか交流する機会がないパパ達。ここはママ達で企画してBBQやホームパーティーでお酒の場を 設けます!そして初対面するパパ達。うちの子ちゃんとお話できるかしら⁈うちの子結構人見知りで〜。なんて生暖かい気持ちで見守るママ達ですが、お酒の力を借りたおじさんたちはなんやかんやと楽しそう!LINE交換する光景がなかなか微笑ましかったです。パパ友ができたことで広がるパパの世界そうなると、パパ同士で飲みに行ったり、早朝待ち合わせてカヤックフィッシングに行ったり、ママの知らない交流がはじまります。パパにはパパにしかわからない悩みや話題 なんかもあるんでしょうね。そしてパパ達でキャンプの計画など、家族だけではちょっとハードルが高いイベント も企画してくれるように!まとめ家族だけでももちろん楽しいけれど、家族ぐるみでのイベントはママもパパも、何より子供達がとても楽しそう !生まれ育った場所ではない、この町でママ友と呼べる友達がいるのは心強いものです。同じくパパも、新しい趣味や飲みに行けるパパ友が地元にできてとても嬉しそう。家族ぐるみで仲良くなると、子供を見守る目も増え、助けてもらうことが本当に多くて 有難い限りです。パパ友なんていらないって言っていたのはどこの誰だっけ?ウキウキとLINEで趣味の話をしている姿は少年のよう(笑)ママ達はそれを微笑ましく見守っておりますよ。ちんまいさんの他の記事はこちら:夜中のパニック症状。本当に夜泣き?と思ったら「夜驚症」だった●ライター/ちんまい
2018年10月06日◆パパが知っておきたい、役立つ情報をお送りする【パパmemo】。※不定期配信◆パパの皆さんは「床上げ」という言葉を知っていますか? 今回は、「床上げ」とはなにか、妻にとってどんな時期なのか…そして「床上げ」までにパパはなにをすべきなのかをお伝えします。「床上げ」ってどんな意味?床上げとは出産に費やした体力を回復し、寝たままだった寝具を片付けること。つまり、それまではしっかりと休んで体力を回復させたほうが良いとされている産後の期間のことを意味します。産褥期(さんじょくき)とも言われ妊娠前の状態に体が戻るまでの6~8週間は最低でも休ませてあげるようにしましょう。妻に重たいものを持たせない!普段から重たいものを持つようにしているパパも多いかとは思います。でも、床上げまではいつも以上に妻が重たいものを持たないように気をつかってあげてください。買い物でのお米の袋や飲み物などの重たいものだけではなく、お布団の上げ下げもさせないようにしましょう。出産後は悪露が出続け貧血気味だったり、授乳などで睡眠不足だったりする妻はいつもの妻と同じではありません。重たいものを持たせて産後の体力回復を遅らせることのないようにしましょう。産後の長距離旅行は絶対ダメ! 買い物はパパがすすんで行く赤ちゃんも無事生まれたことだし…と飛行機や電車に乗って遠出したいと考えているパパさんはちょっと待った! 妻の床上げが済むまでは、長距離移動で体力を使うようなことは絶対に避けましょう。人混みにいくだけでも体力を消耗しますし、風邪などうつされやすいため、長距離の移動を伴う旅行は、床上げが済んでからにしましょう。買い物をしに郊外の大型スーパーへ…これも妻は体力を消耗します。週末であれば、パパは積極的に買い物を担当しましょう。どうしても時間を作れないのなら、ネットスーパーを活用するなど、妻に負担がかからないような方法を選択してください。産後の1ヶ月健診を目安に、夫婦生活は避ける!産後すぐなら避妊の必要がない! なんて夫婦生活の再開に燃えているパパさんもいるかもしれませんが、妻の体調を考えて。床上げの前、産後1ヶ月健診で医師から「再開しても良いですよ」と言われなければそもそも夫婦生活はすべきではありません。それに、医師からOKと言われても、妻の体調はもちろん精神面はまだまだ不安定なもの。体の回復が万全ではない時期に夫婦生活を求めては、思いやりに欠けるといえます。いかがでしたか? 妻の疲れを考えれば、やるべきことは見えてきます。思いやりを持って過ごし、パパの株を上げてみてはいかがでしょうか。PHOTO/Fotolia
2018年09月26日新日本プロレスの人気レスラー、棚橋弘至が主演を務めていることが話題の映画『パパはわるものチャンピオン』。『パパのしごとはわるものです』『パパはわるものチャンピオン』という2冊の絵本をもとにしている本作は、親子で楽しめるファミリー・ムービーといっていいでしょう。ただし、それだけでは終わらない。とくに子育て世代の父親にとっては自分の仕事について、そして生き方について深く考える機会になるかもしれません。■自分の仕事を子どもに説明できますか?ところで、みなさんは自分の仕事がどんなものかを子どもに伝えているでしょうか? 大人になれば自然とわかることなので、小さいころにはきちんと説明していないケースが多いのではないでしょうか。理由は、なかなか小さい子には説明しづらいから。私のようなフリーランスの物書きは、はっきりいって言葉に窮します(苦笑)。それ以外にもいろいろな理由があると思うのですが、父親としては知られるのがちょっと恥ずかしいという思いもどこかにあるのではないでしょうか。親としては、小さい子どもには大きな夢や希望を抱いてもらいたい。でも、小さな子どもにとって憧れの対象になるような、「すごい!」と思ってもらえるような職種や自らの希望に沿った仕事に就いていない父親も多いでしょうし…。だから自分の仕事が、子どもの気持ちを削いでしまうのではないかという心配があります。それで「ちょっと打ち明けるには」と、とまどう気持ちが、私を含む名もなきお父さんたちの心のどこかにある。この作品はまさにそこがひとつのポイントになっています。■父親は、一度失った信頼をどう取り戻すのか物語の構図を簡単に説明すると、父親の大村孝志はプロレスラー。もともとは花形レスラーとして活躍していましたが、ケガで第一線で活躍することは無理になり、いまはゴキブリマスクという悪役で現役を続けています。プロレスラーという仕事に誇りを持っている彼ですが、一般ファンから見ると反則ばかりを繰り出す嫌われ役。ゆえに息子の祥太(寺田心)に自分がどういう仕事をしているのか言い出せない。いつか明かさないといけないことはわかっている。けれども、勇気が持てずに、のばしのばしにしてしまいます。一方で、息子の祥太は父が悩んでいる間に着実に成長して9歳に。巡業で家を空けることも多く、授業参観をはじめ学校行事に出席することもめったにない父がどんな仕事をしているのか興味を抱きます。ただ、父親や母親の詩織(木村佳乃)に問うても、はぐらかされる。それで、もうこれは実力行使で直接確認するしかないと、ある日、こっそり父の後をつけて、プロレスラー、しかもゴキブリマスクということを知ってしまいます。このときの、祥太の落胆ぶりといったらない。力持ちでいつも優しいパパが、リングの上でゴキブリのマスクをかぶって観客から大ブーイングを浴びている。「正々堂々」と教えてくれたはずのパパが、反則ばかりしている…。あまりに動転したのもあって、祥太はプロレスの大ファンでたまたま試合をみにきて遭遇してしまった同級生の女の子に自分のパパは人気レスラーで正義の味方「ドラゴンジョージ」と言ってしまいます。そして、これまでうそをついていた父に怒り、思わず「わるもののパパなんて大嫌い」と言ってしまいます。この言葉を受けた孝志は意気消沈。でも、ここから彼の父親としての信頼回復への巻き返しが始まります。はたして、孝志はどんな行動をとったのか? それこそが世のお父さんたちに、大きな気づきを与えてくれるはずです。■子どもにとって「父親は人気のある職業」は大切か祥太の言葉に深く傷ついた孝志は、最初は息子のためにフラシュライトをあびていたころのヒーローに戻ろうとします。でも、そこで立ち止まる。それは悪役プロレスラーという仕事を否定することではないか? それは自分がこれまで歩んできた道を否定することでもあるのではないか。それほど自分は恥ずかしい生き方をしてきたのかと。そのあとの彼の決断には、思わず納得させられると同時に「はっ」と気づかされるはず。自分は孝志と同じようにできるのかと問いたくなります。孝志は勇気をもって祥太に自分という人間を包み隠さずさらけだします。その生きざまを見せることが、祥太の心を動かします。それがタイトルの「パパはわるものチャンピオン」という言葉につながっていきます。ステイタスのある仕事かどうか、人気のある職業かどうかなんて、子どもには関係ない。どんな仕事でもいい。問題は、父親がその仕事をいっしょうけんめいにやっているかどうか。人として誤ったことをしていないか。生き生きとしているか。自信をもって自分の背中を見せることさえできれば、きっと子どもたちはわかってくれる。子どもにとってはそれが重要なんだと教えてくれます。■等身大の自分を子どもに見せることも大切!?“いい父親”でありたい。ゆえに、見栄を張るつもりがなくても、子どもの前では親というのはいいところを見せたくなるものです。それはそれで悪くない。でも、ときに背伸びをしないで、ちょっとカッコ悪いかもしれないけど、等身大の自分を子どもに見せることも大切かもしれない。そんなふうに本作を観ると、思えてきます。そして、ひとりの父親としてしっかりしなければと思った次第。理想の父親像を演じるのではなく、現実の自分を見せる。そのことが恥ずべきことではないことに本作は気づかせてくれます。もしかしたら、よきパパであろうとしているお父さんたちの肩の荷がちょっとだけ下りるかもしれません。『パパはわるものチャンピオン』2018年9月21日(金)全国ロードショ!!配給:ショウゲートかつてエースレスラーとして名をはせながら、ケガで悪役レスラーのゴキブリマスクになった大村孝志。悪役ゆえ、彼は自分の仕事を9歳の息子の祥太に言い出せないでいた。そんなある日、偶然、祥太にそのことがバレてしまい、彼と息子の間には溝が……。息子との関係を修復するため、彼は人生を賭けたタイトルマッチに挑む! プロレスラーの父と多感な時期に差し掛かった9歳の息子の絆を描く、ファミリーで観たい感動物語です。
2018年09月21日「家族を笑顔にしたい」すべてのパパ・ママの願いですよね。しかし心の中でそう願っても、現実はうまくいきません。そんな悩みを解決するのが、今回紹介する「家族を笑顔にしたいパパのための本」です。表紙には笑顔な家族のイラストパピマミ編集部宛に、小学館さんから本書が献本として届きまして。読んだところ、「これは良い本ですね。ぜひパピマミ読者の方々にも広めよう! 」という流れに自然になりました。ですのでPRとして頼まれたのではなく、純粋に良い本だったのでパピマミで紹介させていただく形です。夫婦関係に悩むパパへ向けて、ママとの関係を良くするためのコツがぎっしり詰まっています。本書を読めば、今まで悩んでいた問題から解放されること間違いなし!アドラー心理学を用いた子育て論!アドラー心理学の幸せの3条件!「家族を笑顔にしたいパパのための本」のざっくりとした概要を説明します。夫婦関係や子育てに悩む8人のパパが登場し、その悩みをアドラー心理学の「幸せの3条件 」をもとに、カウンセリングする形で話が進んでいきます。活字だけでなくイラストを多用し、Q&A方式でトントン話が進むので、「活字だらけだと読む気がしなくて 」というパパでもすぐに読み進められます。著書と相談者の話が、トーク形式で進むのも読みやすい利点の1つ 。自分ごとのように話が入ってくるので、飽きずに読めるはずです。「子育てあるある」イラストがカワイイ本書を書かれている著者は、アドラー式子育てを世に広める活動をされている熊野英一さん 。熊野さんは、アドラー理論をもとに、子育てからビジネスまで幅広い場で講演会やカウンセリングなどの活動をされています。そんな熊野さんが、「アドラーを知って夫婦仲を良くしてほしい!」という願いのもと、出版されたのが本書なのです。アドラー心理学とは「勇気づけ」の心理学Q&A方式でパパの悩みをサクッと解決!アドラー心理学とは、フロイトやユングと並び心理学界の3大巨頭と呼ばれるアルフレッド・アドラーが提唱したもの。ミリオンセラーであり、実写ドラマ化もされた「嫌われる勇気」で一気に知名度が上がりました。本屋にも関連本がたくさん並んでいてるので、1度は目にしていませんか?では、なぜアドラー心理学が家族を笑顔にするのか 。詳しくは「家族を笑顔にしたいパパのための本」を読んでいただきたいのですが、ここでもざっくりと説明させていただきます。アドラー心理学は、別名「勇気づけの心理学 」とも呼ばれ、「困難を乗り越えるための活力 」を与える考え方を提唱している心理学なのです。例えば、スポーツ選手の頑張ってる姿を見て、胸を打たれた経験は誰にでもありますよね。そのような「勇気の伝染 」を起こして、自分も変わっていこう 、というスタンスです。「言われてみれば、その通りだよね」と思える「人としてのあり方」をシンプルに説いているので、その原則をもとに行動できれば、まちがいなく夫婦生活は良好になるはずです。「課題の分離 」や「共同体感覚 」など、聞きなれない言葉も出てきますが、一度その概念を知れば生涯にわたって役に立ちます。アドラーを知らなかったパパは、ぜひこの機会に学んでみてはいかがでしょうか。パピマミ編集部のお気に入り部分ママの気持ちもしっかり予習!パピマミ編集部が「家族を笑顔にしたいパパのための本」を読んで、面白かったところを一部ご紹介します。本書を読んで一番印象に残っているのが、本書の最後の章である「ママのキモチを予習しよう 」です。ママ向けの本を書かれている女性との対談 を通して、ママの気持ちを知りたいパパへのアドバイスが記されています。パパ向けの本でもママの意見も取り入れていて、他の育児本にはない特徴だな、と思いました。そしてもう1つ、子育てや夫婦関係に悩んでいるパパを絶対に傷つけない こと。パパ・ママ、子育て向けの本やメディアの一部では、不思議なことに夫をこき下ろす表現を積極的に使っています。「パパは使えない」「パパなんて操ればいい」読んでいて一部の人が不快になるようなコンテンツが多い現代で、誰が読んでも気持ちよく、読後の爽快感を覚える本書は、読んでいて気持ちがよかったです。パピマミのコンセプトも本書のように、訪れてくれた読者に対して、幸せを提供できるメディアにしていきたいと思いました。「家族を笑顔にしたいパパのための本」を読んだ弊社の女性社員の感想をご紹介ママが読んでも笑顔になれる!パピマミ編集部絶賛の良書すぎる「家族を笑顔にしたいパパのための本」を弊社の社員である2児の母に紹介したところ、とてもとても素晴らしい感想をいただいたので、そちらも記載いたします。ぜひ参考にしみてください。●(36歳/2児の母/結婚9年目)**********本を読まない私が、面白すぎて2回も読みました。すごいよかった。最初は夫との関係を良くするために読んでましたけど、途中から私と私の母の問題にも関係してるな〜と思えてきて。子どものいる親であれば、子どもの目線も、親の目線も知ってますよね。そういう人に、「家族を笑顔にしたいパパのための本」はものすごい刺さると思うし、もやもやが消えて腑に落ちる内容だと思います。例えば、親に対してイライラする言動を気づいたら自分の子どもにしてしまって「あちゃー」ってなったりしますよね。笑そういう「でも何でそうなるの?」って疑問をとてもわかりやすく説明してくれてます。簡単に言うと、子どもの心も親の心も、アドラー心理学を通してスッと理解できる「そう、それそれ!」が溢れていて、「なるほどな〜」って腑に落ちるんですよ!しかも読みやすくて、付箋を貼り過ぎちゃいました。笑ちなみに、私はこの本の回し者ではありません!が、私はこの本をもう一冊買って、親にプレゼントするつもりです。夫との関係を良くするだけでなく、自分の親との関係を良くするためにも役にたつと思うから。いい本を紹介してくれて、ありがとうございます。**********まとめ「家族を笑顔にしたいパパのための本」は、アドラー心理学を世に広めている著者の熊野英一さんが、アドラー理論を用いて家族を笑顔にする方法をまとめた一冊です。アドラー心理学をよく知らなくても、イラストを多用やQ&A方式のストーリー構成で読みやすく工夫されているので、誰が読んでも役に立つはずです。夫婦関係を良くしていきたいパパの皆さん、お仕事や子育てでお忙しいかもしれませんが、ぜひ1度手に取ってみてください。家族が笑顔になる、良いきっかけになります。
2018年09月20日◆パパが知っておきたい、役立つ情報をお送りする【パパmemo】※不定期配信◆毎日仲良く過ごせているつもりでも、実は妻にはたくさんの不満があるかもしれません。自分が自覚していないことでも、妻の立場からみるとイヤミになってしまっていることも…。そこで今回は、実際に世のママ達がどんなことをパパから言われて「余計な一言だな」と感じているのか、聞いてきました。ビールが無い…「なんで買ってくれてないの?」暑い日の仕事終わり、家で一杯やるのを楽しみにしている世のお父さんたち。でも、そのビールを妻に買ってきてもらおうなんて思ってはいませんか? さらに、ビールが無かったときに文句まで言ってしまってはいませんか?「こんなに暑いなか仕事してきているのに、帰ったらビールもない。なんで買ってくれてないの? と言ったら、わたしは飲まないからわからないしと冷たい返事をされたことがあります」(12歳の男の子のパパ・30代)奥さんからしてみれば何を言ってるの? という話です。そもそも、買って来てもらって当たり前という意識があるから出る言葉。飲みたければ自分で買う、買ってもらっていないことに対して腹を立てるのはお門違い! と気付きましょう。嫌々感がでてます…「カレー“でも”いいよ」夕食はなにがいい? と聞かれたとき「カレーでもいいよ」なんて言ってしまったことはありませんか? これが案外妻から不評なんです。そんなマイナスな意味を含んでいったわけではないのに…というパパさんの嘆きが聞こえてきそう!「カレーでもいいよ! とか、なんでもいいよ! ってよく言われます。なんか、嫌々感が出てますけど…って萎えます。なにも作る気なくなります。カレーがいい! と言ってくれればいいだけなのに」(3歳と4歳の女の子のママ・30代)些細な言葉でも妻は不快感を覚えているということがわかりました。今日からは迷わず「カレーが食べたい!」と伝えるようにしましょう。こっちもです…「疲れた」つい、疲れているアピールをしてしまうパパが要注意なのがこの「疲れた」発言。生きていれば誰だって、疲れるものです。あえて声を大にして言わなくてもいいのに! と、パパの疲れた宣言に妻が疲れているかも?「仕事から帰ってくるなり疲れたー! という夫。こっちだって疲れてますけど…とウンザリ。別にわざわざ言わなくても、疲れていることくらいわかります」(10歳の女の子のママ・40代)仕事を頑張ってきていて、褒めてもらいたい気持ちも、労ってもらいたい気持ちもわかります。でも、疲れた宣言ではかえって妻がウンザリしてしまうのです。男は黙って風呂に浸かる! わざわざアピールをするのをやめたら、逆に労わってもらえるかもしれませんよ。いかがでしたか? 世のパパさんが深く気にしていないような些細な一言が、妻を不快にさせてしまっているということがわかりました。ぜひ、この3つの言葉をこぼさないよう過ごしてみてくださいね。PHOTO/Fotolia
2018年09月16日©All rights reserved仕事と子育て、夫婦の関係に悩んでいる多忙なパパ、ママの胸に響く感動ドラマ世代を超えて世界中で愛され続けている『くまのプーさん』を、ディズニーが初の実写映画化!主演の大人になったクリストファー・ロビン役に、英国のスター俳優、ユアン・マクレガーを迎え、少年クリストファー・ロビンとプーの別れから何十年も経過した時代を舞台に、新たな感動の物語を紡ぎ出しました。寄宿学校へ入学するため、少年クリストファー・ロビンが、親友のぬいぐるみ、くまのプーや仲間たちに別れを告げてから数十年。成長して恋に落ち、結婚して子供が生まれるが、家族との時間も十分にとれないまま、ロンドンで毎日働きづめの日々を過ごしている彼が、プーとの奇跡の再会によって、忘れかけていた〝本当に大切なもの〟を思い出していく――。©All rights reserved大人になって、社会の荒波にもまれるにつれ、子どもの頃の純粋さを失ってしまった主人公という設定は、映画ではわりと描かれることが多いのですが、本作はそれとはちょっと違います。本作で描かれているのは、会社では中間管理職として重い責任を負うクリストファー・ロビンが、毎日ひたすら仕事に追われることで、否応なしに生まれてしまった夫婦間のイラ立ちやすれ違いの悲しさ。そして親と子どものディスコミュニケーションのせつなさ。おそらく妻は家庭を守り、夫は外で稼ぐというスタイルが多かったはずの戦後間もない時代を背景にしているにも関わらず、主人公が抱える悩みはすごく現代的で、今、まさに仕事と家庭のバランスに悩む人たちの胸に響く内容になっているのです。何もしないことて、すばらしい!プーさんの名言にささくれた心が癒される©All rights reserved妊娠中、夫であるクリストファー・ロビンが戦場に行ってしまった妻イヴリンは、育児の一番大変な時期をワンオペで乗り越え、さらに自分らしく働き始める自立した芯の強い女性。一人娘のマデリンはすでに寄宿学校に入学する年齢になっているので、イヴリンは何もクリストファー・ロビンに「育児や家事を手伝ってほしい」と要求しているわけではありません。また、名門校に合格したマデリンを誇りに思うクリストファー・ロビンには、実は娘が父に喜んでほしいという思いだけで必死に受験勉強をしてきたことが分かりません。とにかく劇中、マデリンの行動が、終始一貫して「父を喜ばせたい」という想いに突き動かされていることに、胸がグッとしめつけられます。観客側にしてみたら、クリストファー・ロビンが妻と娘を何よりも大切にしていることは疑いようもない事実なのに、共に過ごす時間やコミュニケーションが少ないと、その想いが相手に伝わらなくなってしまうこと。子どもはどんなときでも、ただただ親に愛されたいと全身で願っていること。パパ、ママ、子ども、誰が見ても、登場人物たちそれぞれのリアルな心情に共感し、思わず胸がチクッとしてしまうはず。来日時、ユアンも好きだと言っていた「〝何もしないこと〟をする」というプーの名言も、リフレインのように何度も登場。特に何もしない時間を、家族や大切な人たちとのんびり一緒に過ごすのが、どんなにすばらしいことか。生産性がないことに罪悪感を抱いてしまいがちな現代人にこそ、ぜひ観てほしい、素敵なメッセージがたくさんつまった映画です。プーと大人になった僕©2018 Disney Enterprises, Inc.9月14日(金)全国ロードショー監督:マーク・フォスター『ネバーランド』、『007/慰めの報酬』出演:ユアン・マクレガー『スター・ウォーズ』シリーズヘイリー・アトウェル『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アドベンジャー』ウォルト・ディズニー・ジャパンの公式サイト:Keiko Ishizuka
2018年09月13日パパの休日は、ママにとっても子育てをお休みできる日! 普段できないところの掃除や、子どもを預けて“おひとり様”を満喫したくなりますが、それだとパパの疲れがとれず仕事に支障が出ます。そこで、わが家で実践している「お互いが休日を有意義に過ごせる方法」をお伝えします。 “隔週おひとり様”で休日を満喫!週末はパパに子どもを預けて子育てから解放されたくなりますが、パパもひとりの時間や休息が欲しいと思っています。 わが家では、第1・3週にパパが趣味の釣りへ行き、第2・4週は私が手芸をする、というようにお互いが自由に過ごせる日をつくり、支え合うようにしました。平等にならない月もありますが、「自分ばかりが頑張っている!」などのささいなケンカがなくなり、相手を思いやる余裕ができたので、少しのわがままなら許せるようになりました。 繁忙期は“数時間おひとり様”でよしとするパパの仕事が繁忙期のときは家事の分担ができないため、ママの“家事繁忙期”でもあります。 この時期に丸1日子どもを預けるとパパが潰れてしまうので、わが家では昼までパパが寝て、午後は私がひとりで買い物へ行くなど、数時間にとどめています。お互いの自由時間を少しつくるだけでもリフレッシュになるので、ストレスを溜めずに繁忙期を乗り切ることができるようになりました。 パパができなかったことを怒らないパパが出かけるときに「ついでにコレをやっておいてね」と、お願いすることがあります。しかし、この“ついでのお願い”は、複数のことが同時進行するので、一点集中型のパパにとっては難しいようでした。 はじめはやり忘れがたくさんあります。しかし、休日を確保するために怒りは飲み込みました。「ここまでしてくれたら大丈夫! 今度頑張って!」など、逃げ道をつくってあげると、次も快く引き受けてくれました。2年かかりましたが、わが家のパパもひと通りできるようになりました。 子育てが始まったとき、「自分のやっていることのほうが上だ!」とケンカが絶えませんでした。“お金を稼ぐこと”と“家を支えること”はどちらも大切。優劣をつけずに、お互いの頑張りを認めたことで自然と喧嘩が減り、休日を有意義に過ごせるようになりました。 監修/助産師松田玲子イラストレーター/大福著者:長山まな結婚を機に人口3,000人弱の田舎へ移住。2歳の娘と夫と3人暮らし。仕事をしながら、地方・共働きならではの子育て記事などを執筆中。
2018年08月18日ピクサー・アニメーション・スタジオ記念すべき20作品目は、『Mr.インクレディブル』の最新作『インクレディブル・ファミリー』です。正義のために戦うスーパーヒーロー一家の活躍を描く本作ですが、今回はヒーローとして怪力を誇るパパが、子育てに大奮闘するという物語になっています。ママ1人が日々踏ん張る“ワンオペ育児”の話題が絶えない昨今。外面だけではなく中身もともなった“イクメン”は、ママが切望する存在。そんな世相を反映してか、本作では「パパも子育てしましょう」キャンペーンが推奨されている気がします。■家事がこんなにも重労働とは…パパの子守大変あるある人々を守るために、体を張って戦ってきたMr.インクレディブルことボブたち一家ですが、戦いでビルなどを破壊してしまったことから、活動を禁止させられます。仕方がないと、すぐに気持ちを切り替えて職探しを始める妻ヘレン。このあたりは、現実を見すえたママらしいなと。そんななか、ヒーロー復活をかけた任務が入りますが、任されたのはボブではなくヘレンでした。そのことに心からがっかりしながらも、やせ我慢して弱みを見せようとしないボブの表情がたまりません。良き夫で良きパパであろうとするボブは、ヘレンに代わって、末っ子の赤ちゃんジャック・ジャックや子どもたちの面倒を見ることになりますが、いきなりやってみた家事の大変さに大わらわ。ヘレンがなんなくこなしていた家事業が、こんなにも手間のかかる重労働だったことを実感していきます。前作の終盤で特殊能力を覚醒したジャック・ジャック。本作では家族の前でも無邪気にそのスーパーパワーを放ち、まさに目が離せない状態に。子守でヒゲをそる時間もなく、睡眠不足でボブの目にはクマが。また、ティーンエイジャーの娘・ヴァイオレットとコミュニケーションを図ろうとするも、繊細な思春期の乙女心をまったく理解できないボブは反感を買ってしまう始末。ヒーローとしてはじつに頼もしいMr.インクレディブルにとって、子育てというミッションは、かなり手ごわいものだったようです。イクメン映画が登場した社会背景を考える本作を監督したのは、『Mr.インクレディブル』と『レミーのおいしいレストラン』でアカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞したブラッド・バード。本作には、実生活においてもボブと同じ家長であるブラッド・バード監督の実体験がエピソードとして入っているそうです。自分自身の子ども時代はもちろんのこと、家庭をもってから、妻とぶつかっては自分が非を認めたり、妻とともに子どもの成長を見てきたりした、子育ての体験談のほか、本作に関わっているスタッフ陣のエピソードも盛り込まれ、より生き生きとした家族のドラマに仕上がりました。本作は、ピクサー・スタジオの記念すべき20本目の映画でもありますが、すばらしいファミリー映画を作ってきたピクサー・スタジオには「家庭を大切にする」という社風が息づいています。常に時代を映し出す作品を作ってきたスタジオですから、女性の活躍が増え、共働きの家庭も多くなった昨今の家庭事情も反映された作品になった気がします。■イクメン奮闘をファミリー映画で描く意義折しも大ヒット中の『未来のミライ』の細田守監督も、ブラッド・バード監督と同じように、自身のイクメン奮闘体験を作品に織り込んでいます。2作に共通するのは、パパ目線で語られる子育ての苦労ですが、ともに理想論や美談を提示するのではなく、ごくありふれた家族の日常を描くことに徹しています。さらにこの2作が秀でている点は、赤ちゃんや子どもの描写のリアルさを追求することで、「親だった自分も昔は子どもだった」ということを、あらためて思い出させてくれる点です。それをファミリー映画、しかもメガヒット級の娯楽作で描いていること自体、とても意味があると感じています。いわば客層としての守備範囲が広い。だからこそ、子育て中の親は、親だけではなく、子ども目線にもなれて「昔はこういうことに悩んでいたな」とか「親はこんなふうに子どもを見ていたのか」と若き日の自分に思いをはせることもできる。誰もが映画を観れば、家族へのいつくしみを感じるとともに、親に対する感謝の思いもこみ上げてきます。折しも夏休みが始まり、家族で観られる娯楽映画もたくさん封切られてきました。『インクレディブル・ファミリー』は、いよいよ8月1日(水)の公開となるので、猛暑が続く夏、ぜひ家族を連れて映画館へ行ってみてはいかがですか?『インクレディブル・ファミリー』8月1日(水)公開パパもママも 3 人の子供も、それぞれ異なるスーパーパワーを持ったヒーロー家族のMr.インクレディブル一家。家事も育児も世界の危機も、驚異のスキルと家族の絆で乗り越える!日本版声優は三浦友和、黒木瞳、綾瀬はるか、山崎智史ら。
2018年08月01日はじめまして、たねです。現在年少の女の子を育てています。普段はブログで絵日記を描いております。今回は「パパむす特集」ということでパパと娘のほっこりエピソード をお届けします!パパとバドミントンに出かけた娘これはパパが娘と二人 で、会社の人たちとのレクリエーションのバドミントンへ連れて行った時のことでした。(私は一人時間を貰う日のため別行動でした)体育館には会社の人やその家族が集まっていました。ネット張りなどの準備をしてからみんなでワイワイと試合を始めました。もちろんパパも試合に出ます。そんな中で娘が一人で遊んでいたところ、会社の人が娘を呼んで、膝に座らせようとしたそうです。娘はパパの抱っこが大好き なので、「パパの抱っこだ!」と思い喜んでパパの元(と思っている)へ向かいました。しかし、実はパパだと思って座っている人は、パパの会社の人。私の娘は、間違えて座ってしまいました笑そして、しばらくパパだと思って膝に座っていたところに、パパが試合を終えて戻ってきました。座っていたはずのパパが前から来ることに驚く娘。びっくりして、「お前誰だ!?」 という感じで後ろを振り向いたそうです(笑)----------以上いかがでしたか?パパが好きすぎてパパ似の他の人にも甘えちゃう娘 のほっこりエピソードでした。最初は泣いてた娘も、最近ではパパとのおでかけを楽しんでるみたいです。●ライター/たね
2018年07月25日こんにちは、ライターのゆめちちです!前回に引き続きパパむす特集ということで、今回もパパと娘のお話を書いていこうと思います。お腹の子は男の子!パパの謎の自信?妊娠中、まだ性別も分かっていない時に女の子かな?男の子かな?という会話をパパとよくしていました。私はどっちでもよかったのですがパパは、子供は男の子がいい! この子は絶対男の子や!と言っていました。何の根拠があって言ってんねん…と思いながら、なんで男の子がいいのか聞くと「だって男の子やったら一緒に遊べるやん! 娘と人形遊びとか絶対出来んもん!」女の子とは一緒に遊ぶ自信がないので男の子が良かったみたいです(笑)娘が産まれても男の子が良かったと言うパパ結局、お腹の子はほとんどの確率で女の子だと言われました。でもパパは、「女の子かは産まれてくるまで分からない!」という感じでした…が、産まれてきた子はやはり女の子でした。「男の子やったらよかったのにな~」 と、まだ言っているパパ。もう産まれてきたのにまだ言うか!?とイライラする私。ですが理由を聞いて笑ってしまいました。「だって、女の子はいつか嫁にいってまうやん… 」え、まだ産まれたばっかりやのに気早すぎ!!!誰にも渡さん…寂しい。と嘆いていました(笑)----------以上、いかがでしたか?産まれる前と産まれた後で男の子がいい理由が変わっていて面白かったです。パパがいつか嫁にいってしまうなんて言うので、私も想像してちょっと寂しくなってしまいました…パパにはこれから、人形遊びも出来るパパに是非なってもらいたいです(笑)●ライター/ゆめちち
2018年07月11日「ワンオペ育児」や「孤育て」という言葉が話題になるほど、子育てはママひとりのことになりがち。でも、ご家庭によってはパパが育児に協力してくれることも多いもの。そこで、ママがパパに感謝していることやパパにお願いしたい育児について調べてみました。感謝していること1位は遊び相手ママのパパに対するホンネを探っていたところ、株式会社赤ちゃん本舗が、2018年5月25日~5月29日までの期間に、子育て中の10~50代の女性1318名に実施した「子育てをがんばっているパパ」に関するアンケート調査結果を発見。同アンケートでは、「パパの子育てで一番感謝していることは何ですか?」と質問しており、回答結果は以下の通りに。1位:お子様の遊び相手(65.3%)2位:お子様のお風呂(64.9%)3位:おでかけ(59.7%)4位:おむつ替え(58.8%)5位:お食事(ミルクや離乳食)(36.3%)6位:寝かしつけ(31.8%)7位:しつけ(25.3%)8位:その他(3.0%)無回答:5.8%1位になったのは「お子様の遊び相手」。ママの料理や掃除、洗濯などに、ちょっと子どもの遊び相手をしてくれているだけでも、ママとしては助かりますよね。2位の「お子様のお風呂」や3位の「おでかけ」も1位同様に、パパが見てくれているうちに、ママは家事をすることができるから、有り難いもの。結果を見ると、パパの育児としては比較的メジャーどころがランクインしている印象を受けます。では、ママがさらにお願い育児は…?さらにお願いしたい育児1位は「寝かしつけ」同アンケートの「また、さらにお願いしたいことは何ですか?」という質問結果をランキング化すると…。1位:寝かしつけ(44.0%)2位:しつけ(38.4%)3位:お食事(ミルクや離乳食)(35.7%)4位:お子様の遊び相手(33.8%)5位:おむつ替え(27.1%)6位:おでかけ(23.7%)7位:お子様のお風呂(23.1%)8位:その他(4.4%)無回答:22.0%半数近くのママが回答し、1位となったのは「寝かしつけ」。パパが寝かしつけをしてくれるようになると、家事をできる時間が増えるだけでなく、子どもの「寝るときはママじゃないとダメ!」ということも防げますよね。パパと一緒に寝てくれるようになれば、急きょ家を留守にしないといけないときでも安心。2位は「しつけ」。たとえば基本ともいえる「おはようございます」や「いただきます」などに関しても、ママはしっかり声に出してやっていても、パパがしてくれないと、子どもは「?」状態に。しつけに関しては、夫婦そろって共通認識を持って育児をしたいところです。ランキング上位を見ると、子どもとの信頼関係を築きやすそうな項目が目立っています。日ごろ、仕事で子どもと接する時間が少ないパパだから、育児を通じてより子どもとの絆を深めてほしいと願っているのがママのホンネなのかもしれません。(文・山手チカコ/考務店)
2018年06月19日パパのペアレントトレーニングって?ペアレントトレーニング(ペアトレ)とは、保護者の方々が子どもとのより良い関わり方を学びながら、日常の子育ての困りごとを解消し、楽しく子育てができるよう支援する保護者向けのプログラムです。ペアトレは両親どちらでも受けられますが、2007年の調査では父親の参加は20%ほどとも言われています。一方で、父親の育児参加への意識を高め、具体的な対処法が学べる場として、父親を対象とするプログラムを行っているところもあります。神奈川県横浜市にあるLIITALICOジュニア綱島教室では、プログラムの一つとしてペアレントトレーングを提供しています。今年2月には、パパやママが参加できる通常のプログラムを受講したご家庭のフォローアップとして、お父さんを対象として「パパトレ」というペアレントトレーニングも実施しました。教室長の太下(おおした)さんにパパトレについて伺いました。Upload By 発達ナビ編集部ーーなぜパパトレの企画が生まれたんですか?太下さん: 綱島教室では、ペアレントトレーニングのプログラムを行っていますが、やっぱりお母さまの受講が多いんです。でも、受講したお母さまからは「パパにも受けてもらいたい」と言う声もよくありました。パパとママが協力体制をつくって子どもに接することはとても大切です。またお父さまもペアトレを受けているご家庭は、実践度合いが高いという感覚がありました。そこで、フォローアップの一つとして、通常のペアトレを受けたご家庭の復習会ということで、2月にパパを対象に「〜父親の関わりって?〜パパトレ」という保護者座談会を実施しました。ーー内容は、通常のペアトレとは違うのでしょうか?太下さん: 2月に実施したパパトレでは特に「ほめ上手になろう」「聴き上手になろう」をメインテーマにしました。実は「聴き上手」は通常プログラムでは思春期のお子さんを想定しているのですが、今回は特別に「ママの話を聞く」という形にアレンジしました。参加者のお父さまの中には、ちょっと身構えている方や、ご自身の父親論をお持ちの方もいらっしゃるのではないかな、と思ったので、話しやすい雰囲気づくりやお父さまの気持ちを認め大事にできるよう心がけました。ファシリテーターを子育て経験のある男性にしたり、「こんなこと、ありますよね?」という例をたくさん出したりして、共感できるようにしましたね。当日はとても和やかで、お父さまの悩みや胸の内も話していただき「自分だけじゃない」と思ってくださった方も多かったようです。「お酒飲みながらやりたいな」なんて声もありましたね。何より、その後、ペアトレで学んでいることをご家庭で実践してくださっている様子を伺って、とても手応えを感じています。ペアレントトレーニング|LITALICOジュニア今回はペアトレやパパトレに参加した経験のある5人のパパと教室長の太下さんに「パパトレ座談会」と題して集まっていただきました。ペアレントトレーニングを受けてみての感想や、受講後の変化などについて伺いました!パパトレを受けたきっかけは?Upload By 発達ナビ編集部まずは皆さんがパパトレを受けるきっかけや、受講前に悩んだり課題に感じたりしたことを教えていただきました。小2男子のパパ。息子さんは小学校の支援級在籍。ママがペアトレ受講したことをきっかけに2月のパパトレを受講。Iさん: 受けるきっかけは2つありました。嫁さんが子どものことで結構カリカリしていることが多かったので、そういう場合にどうしたらいいかな、ということと…あとは子どもとの付き合い方です。子どもに「今日は時間がなくなったから遊ぶのはナシだよ」とうまく伝えるにはどうしたらいいかとか…。両親とも、子どもとの付き合い方が若干うまくないね、なにかあるとカリカリしちゃうね、と思っていたので、パパトレを受けようと思いました。小学校2年生男子のお父さん息子さんはグレーゾーンで通常学級在籍。LITALICOジュニア中目黒でのペアトレをママ、パパ共に受講。Hさん: 3歳から教室に通い始め、努力の甲斐があって少しずつ言葉が出てきたんですけど、その頃に言葉以外にもいろいろ問題があるぞっていうことが分かってきて。それで…「普通」の子よりもすごい手がかかる子どもに対して、お母さんがそれを後手後手で後始末するみたいな感じで、相当ストレスを溜めているというような状況でした、そんな時にお父さんは「何もしないのか」…と。ちょうどそのタイミングで、『Leaf(※現LITALICOジュニア)』でお父さんだけを集めたセミナーがありました。「せめてそれに行ってくれ」と言われて、じゃあ行ってみよう、と。太下さん: 鳥取大学の井上雅彦先生のセミナーですね!Hさん: 初めて「お父さんも家庭に関わらなきゃいけないんだ」と。その後ペアトレも受けて「親として関われることってどんなこと?」っていうのが分かったような感じでした。ペアトレも療育の一環なのかなと思っていたんですけど…療育は子ども、ペアトレは親と明確に分かれているプログラムだと分かった。子どもへの関わり方は、それまでぼんやり感覚的にやってきたんですけど、ペアトレはものすごく論理的で、なるほどなって理解できました。保育園年長さんの5歳男子のパパ。お子さんが市のリハビリセンターと並行して綱島教室を利用中。ペアトレも受講している。Yさん: 療育の様子を毎週見たり、本を読んだりするなかで、親が関わらなきゃいけない部分というのが何となく見えてきたような気もするんですけど、具体的にどうしたらいいのか、よく分からなかった。平日なので、リハビリセンターにはママが行っていたんですが…。そこでペアトレをしっかりやってくれていて、ママの方がどんどん詳しくなっていく。僕の方が…限られた時間と本からの知識だと、どうしても釣り合いが取れないというか、ママとの情報格差があって。全然役に立ててないなと感じることもありました。それでLITALICOジュニアのペアトレは僕が受けました。2人がそれぞれ受けたペアトレの良い部分を持ち寄って、その両方が子どもにとって良く作用してくれればなぁという気持ちでした。ーーパパとママそれぞれで別のペアトレを受けたんですか?Yさん: そうです。リハビリセンターでママが教わってくることと、僕がここで教わったことが共通している部分もあって、「そこはこうだよね!」と共感できる。逆に共通していない部分は、お互いの持っている情報として生かせばいいのかなと思っているんです。3歳男子のパパ。ママがペアトレを受講し、参加したいと思っていたところ、パパ向けのプログラムがあると知り、2月のパパトレを受講。Kさん:私も極力子どもを見るようにはしているんですけれど、平日は帰りもなかなか遅いもので。妻に任せてしまう部分も多々ありました。こちらのペアトレも、妻に通ってもらっていたんですけども、妻からいろいろ話を聞きまして、私もいずれ参加したいなと思っているときに、父親向けの会があると聞いて参加しました。高校生の女の子と小学校3年生の男の子、2児のパパ。息子さんは現在、通級指導教室、週1でLITALICOジュニアを利用。長女の誕生をきっかけにフリーランスで自宅で仕事をしていて、育児のメイン担当。ペアトレを受講。Oさん: 息子のお世話は僕の役割になっているので、療育や診察に行くなどはほぼやっています。それで、僕自身が子どもと接するにあたって、やっぱり…怒ったりすることがすごく多くて嫌だなと思っていたんです。僕自身の処し方だったりとか、こうすればいいというメソッドが欲しいと思っていた時期でもあったので…通っていたLITALICOジュニアで「ペアトレやります!」と聞いて「ありがたいです!」って、すぐに受けたっていう感じです(笑)。ペアトレで学んだことを家での困りごとに応用できたUpload By 発達ナビ編集部ーーペアトレ・パパトレに参加してみて、いかがでしたか?そのときに学んだことなどを教えていただけますか?Yさん『整え上手のコツ』というのがありまして…一時期子どもが保育園に行くのをすごく嫌がっていたんです。それで、なんで嫌なのかなぁって考えて、『整え上手のコツ』にあった、「気になるものや苦手なものがあるとできにくい」っていうのを思い出したんです。それで、何が気になっているんだろうって考えていったら、「パパが嫌」なんでした。ーー「パパが嫌」と言われると、ドキッとしますね。Yさん: パパがいることがすごく落ち着かなくて、ママとお姉ちゃんに一緒に行って欲しいと訴えていたっていうのがやっと分かった。「そうか、パパがいるのが嫌なのか」っていうことで、じゃあそれを取り除こう…「パパは先に出ちゃおう」って。太下さん: なるほど!考えて見つけたんですね。Yさん: 先に出ると言っても、私はすぐ近くで待っていて、ママとお姉ちゃんが息子を自転車置き場まで連れて行く。一緒に行ってくれる体裁にして。『整え上手』で「予定や指示を視覚的に示す」というコツも知りました。うちの場合、いつも送り迎えに使う自転車が保育園に行くためのアイテムなので、「自転車を見る」ことで、すっと保育園に行くモードに変わる。それで、自転車を見たときにパパが登場して「行くよ!」と。ーーすごい!Yさん: そうなると既に気持ちが自転車に乗って保育園に行くモードになっているので、ママとお姉ちゃんにバイバイして、すんなりパパと一緒に行ける。そうやってうまくいったっていうのが、この『整え上手のコツ』がきれいにはまった事例だったなと、我ながら思いました。ーーパパトレを受けた後に、「あ、うちの場合で考えてみようかな」って思ったんですね!Yさん: そうですね。『整え上手』を知って、うちで今困ってることに試してみたらできるようになりました。太下さん: すごいですね。ペアトレでやったことをそのまま試して頂いたんですね!ーーお子さんへの接し方、という面ではいかがでしたか?Oさん: 子どもとの接し方は、自分の中で難しいなっていう意識があったんです。ペアトレでまず「ハードルを下げましょう」と言われたんですが、以前はそういう話を聴いても「なるほど、ハードル下げるのね」とは思うものの、実際にどうやってハードル下げるのか、具体的には分からずうまくいかなかったんです。ペアトレで説明を聞いているうちに、「あ、分解していくんだ」「こうやって見ていくんだ」と具体的なやり方が分かった。僕はもともとはシステムエンジニアだったので、「行動を分解していって、ワンステップごとで見ていけばいいんだ」と、そこですっと理解できた感じです。「うまくいかない。じゃあ一つ前のステップに行けばいいのね」というように考えられるようになったのは、すごくありがたかったなあ。あとは、息子が爪を噛んだり口に手を入れたりするのをずっと「何かストレスになることがあったりするのかなあ」と思っていたんですが…。問題行動がいくつかに分類されるというペアトレの話の中で、自分で感覚を刺激するということがあると知って、「ああそうか、感覚刺激ということもあるんだ。息子は多分それでやってるんだな」と。こちらの捉え方が変わって気が楽になりました。「ほめ上手」になるって大変!?Upload By 発達ナビ編集部太下さん: ほめるハードルを下げるロールプレイも、みなさんにやっていただきましたね。僕が子ども役になって、目の前でお茶をバーッてこぼしてしまいました。そして「ほめること探してください!」というワークをしました。ーーみなさん何てほめたか覚えていらっしゃいます?Oさん: 頑張って運ぼうとしたね、とか。Yさん: 返事してくれたね、とか…。ーー太下さん、努力したこと、できたことをたくさんほめてもらったんですね(笑)。例えばお子さんがお茶をこぼしてしまったら、どうでしょう?お家でも「頑張って運んだね」って…Iさん: そりゃもう怒りますよね(笑)。こぼした瞬間「なにやってんの!?」ってなります。でも今は、後からですけど「やろうとしたんだね、すごいね」って足す…。やっぱりペアトレを受ける前と後で、そんな時もかける言葉がちょっと変わったかな、とは思います。Kさん: ほめるハードルを下げるっていうのは参考になりました。うちの子は、はっきり言って言葉を理解できたのが本当に最近だとは思うんですけども、ほめられると…たしかに嬉しそうなリアクションをするんです。そのほめるポイントを探すというのを、このパパトレの時に教わりまして、それは実践するようにはしています。瞬発的に、怒っちゃう時もあるにはありますけど(笑)。Hさん: 私は最初「ほめ上手」と聞いて、「たいしてほめることもないなぁ」って思ってました。そもそも悪いことをしてるから叱っているわけで、ほめるところなんて何もないじゃんと思ってたんですけども…。極力細かいところをスモールステップでほめていこうって考えて探している間は、叱ってないっていうことに気づいて…。大体、何でもかんでも叱っているから、子どもの方も良いことも悪いことも叱られているように感じて、叱られ慣れしているんです。だから叱ってもたいして反応しなくなってきたりとか、やる気も削いでしまったりした部分もあったのかなと思って。こんなにささいなことでほめられるんだというところで、子どもも少しやる気が起きてきたりする。ペアトレでも、問題行動の原因の一つに”注目引き”があるという話がありました。純粋に失敗したことが原因で怒られるのが半分くらいで、残りの半分くらいは大人が注目してくれるから、悪いことをする。それが繰り返す要因になっているのかもしれない。 怒られてばっかりいると、自分を保つために殻にこもったり、自己主張を悪い方向にしたりするんだなと思って…。でも、良いことをしてそれをほめられることで、注目引きが減ってきた。ペアトレの個々のトピックがつながった出典 : さん: ペアトレの授業も、それぞれのプログラムが横でつながってるということがわかってきました。『整え上手』も受けて、普段から子どもがイライラしてる原因を奥さんと探ってみることにして…。すると、それまでは分からなかったんですが、小学校に入るまで子どもが夜11時とか12時に寝て、朝は7時ぐらいに起きていたことに気づいたんです。でも、ほかの家の子は、実は夜8時ぐらいに寝ていると分かった。それで、ある程度嫌がっても子どもを極力早く寝かせるようにしたりとか、公園で思いっきり遊ばせて疲れさせたりとか…。そうすると結果的には、いっぱい寝る方が心が素直になっている。『ほめ上手』も『整え上手』も、やってみると子どもに受け入れてもらいやすいのが分かって。親のマネジメント1つで、だいぶ変わってくるものだなって。ペアトレを受けての集大成みたいなことを感じましたね。太下さん: 講座内容から発展させて、お父さま自身が気づいていただいたポイントで、すばらしいですね!パパトレを受けた皆さん。その内容を持ち帰り、お子さんへの接し方が確実に変わってきているようです。自宅で実践している方も、その貴重な体験を教えてくださいました。次回、ママへの接し方についてのプログラムについて、さらに盛り上がるパパ達の本音を伺いました。後編もお楽しみに!※今回ご紹介した「パパトレ」はLITALICOジュニアのペアレントトレーニングの通常プログラムとは異なる場合があります。またペアレントトレーニング受講についてはご希望が多い場合、お待ちいただくこともあります。まずは上記よりお問い合わせください。
2018年06月17日こんにちは。2歳3か月の息子を育てているすずかと申します。息子はパパが大好きです。パパが仕事へ出かける朝は、家を出る前に抱っこをねだり、頬ずりをしてもらい、玄関でハイタッチをして送り出します。日中も「パパは?」「パパなにちてる?」と大好きなパパの事が気になって仕方ない様子。この日はパパのようにお仕事をしたくて、電子辞書をパソコンに見立てカチャカチャとやりだしました。ジャケットのような上着を羽織ると、「パパみたいだねぇ。かこいいねぇ(カッコイイねぇ)」と言ったり、髭剃りの真似をして小さな空き箱を顎に押し当てていたこともありました。大好きなパパの真似をして「パパといっちょなの」と笑う姿がたまりません。少し前まではママがいないとダメだったのに、今では私がトイレへ誘っても「パパといくー。ままはここにいて?」と断られ、何かにつけて「パパと」「パパがやってくーだしゃい」とパパ愛を発揮しています。その度にパパも満面の笑みで対応するのですが、息子の要望に何でも応えてしまうので、最近は甘やかしすぎではないかと心配しています。とはいえ、息子とパパが仲良くしている場面は本当に微笑ましくて和みます。今週末も父子の触れ合いをみるのが楽しみです。***イメージアップのために、日頃からママが息子に「パパかっこいいねぇ」「パパはすごいんだよ」と伝えている事は、パパには内緒のここだけの話です。●ライター/すずか
2018年06月13日子どもが身の回りのことをできるようになってくると、たまには子どもを預けてリフレッシュしたい! というママも増えてくるのではないでしょうか。なかには「独身のころ大好きだったジャニーズのコンサートに再び行くようになった」「学生時代に夢中だったロックバンドのライブに15年ぶりに行ってハマってしまった」なんていう声も。大好きだった〇〇に再びハマって、ママたちが青春時代にカムバックする理由とは? 脳内では何が起きていて、どんな影響があるのでしょうか?脳研究者で、ご自身もふたりの娘さんの子育て真っ最中の池谷裕二先生にお話をうかがいました。池谷裕二先生 プロフィール研究者、薬学博士。東京大学・薬学部教授。専門は神経科学および薬理学で、脳の成長や老化について研究している。『海馬』(新潮文庫)、『進化しすぎた脳』(講談社ブルーバックス)など著書多数。近著に『パパは脳研究者』(クレヨンハウス)がある。プライベートでは二児の父。■時間とともに美化される「過去の記憶」―― 出産後、子育てに慣れてくると、学生時代や独身のころに好きだったアーティストに再びハマるママが、ちらほら出てくるように思います。何か理由はあるのでしょうか?池谷裕二先生(以下、池谷先生):「マンネリ化の打破」があるのではないでしょうか。小さい時は見るもの・聞くものひとつひとつが輝いていたのに、年をとってさまざまな経験を重ねることで、マンネリ化してくる傾向があります。加齢によるマンネリ化はごく自然なことですが、マンネリ化の打破は快感なんです。再び同じアーティストを好きになるにしても、当時とは違った心の余裕があるというか、「新鮮さ」がありますよね。―― たしかに。昔好きだったアーティストに再びハマるというのは「昔好きだった時の私が好き」みたいなこともあるのでしょうか?池谷先生:それもありますね。年月を経てそのアーティストの容姿が変わったとしても、アーティストを好きだったという「感覚」を脳は覚えています。よく人間は悪いことばかり覚えていると言われますが、調べてみると実際はその反対で、良いことをよく覚えているんです。「バラ色回顧」といって、時が経つと過去の記憶が美化されます。例えば、失恋して間もない頃は苦い思い出ばかりだけど、時間とともに記憶は美化されて、じんわり温かい気持ちになりますよね。心理試験でも、「悪い記憶は抑圧がかかって連想が止まってしまい、思い出さない」というデータがあります。あとは、昔好きだったドラマを見て、楽しくなる気持ちも一種の「新鮮さ」がありますね。 ■「新婚時代にカムバック!」も脳に好影響―― なるほど。懐かしいだけではなく、ワクワク感とか高揚感がありますよね。脳にもいい影響があるのでしょうか?池谷先生:そうですね。ものごとの見方や捉え方(枠組み)を変えて、プラスの方向に考えることを専門用語で「リフレーミング」といいます。先ほどの「青春時代にカムバック!」以外に例をあげると、マンネリ化している夫婦が、結婚式や新婚旅行など仲睦まじかったころのビデオを見ると、しばらく夫婦関係が改善するのがそうです。「子育てや家事、いろいろ不満はあるけれど、子どもがいて楽しい時もある。今の状況って、まあまあ恵まれているよね」と、一歩ひいた目で見られるようになります。―― ママの「リフレーミング」は子どもやパパにもいい影響がありそうですね。池谷先生:もちろん。お母さんがイライラしないのは、家族にとってもいいこと。だからカムバック! もそうですし、ママの息抜きは大切ですね。私も妻が飲み会に行く時は子どもの寝かしつけまでやっていますよ。■ヒトの親は「子育てするようにできていない」―― おっしゃるとおり息抜きは大切だと思うのですが「ママは子育てを頑張らなくてはいけない」みたいな社会的な圧力がいまだにあるように感じられます。池谷先生:そういう風潮はたしかにありますね。0歳で保育園に預けるのはかわいそうとか。ここで言っておきたいのは、生物学的にヒトは「親が子どもを育てるようにできていない」「子どもも親の言うことを聞くようにできていない」ということ。人類の祖先が誕生したのが約500万年前、 ヒトが農業を始めて定住するようになったのが約1万年前。農業をするまでの500万年もの間、人類の祖先は狩猟をして暮らしていたんです。日中、親が狩りをする間、子育てをするのは周りの子どもたちとおばあちゃんでした。これまでの人類の歴史500万年を1年に例えるなら、ヒトの親が子育てをするようになったのは、大晦日になってからのこと。まだまだ日が浅いんです。そんなにすぐうまくいくわけがない。だから、ヒトの親が子育てするとストレスがかかるのは当然といえます。―― 「ヒトの親が子どもを育てるようにできていない」なんて驚きました! 親はどうすればいいのでしょうか?池谷先生:ポイントは、周りの子どもやおばあちゃんとの関わり。親が言ってもきかないのに、お友だちに注意されると子どもはすぐやめますよね。同じ子どもの言うことなら、子どもは受け入れます。だから、子ども同士のコミュニティー作りが大切ですね。それと、おばあちゃんや、それに代わる保育園の先生などが関わる環境作りができるといいと思います。児童館なども活用して、子ども同士やおばあちゃん的な先生と関わっていけるようにしてはいかがでしょう。子育てにストレスを感じるのは生物学的に見ても当たり前のことなので、それ自体を気にすることはありません。息抜きすることをうしろめたく思うお母さんもいるかもしれませんが、イライラが爆発する前にうまくリフレッシュして子育てを「リフレーミング」できるといいですね。
2018年04月04日育児の悩みはつきないもの。育児といえばママの悩みが取りざたされることが多いのですが、パパだって悩んでいます。大きな悩みが育児と仕事の両立。残業が多く帰宅が遅いため育児に時間を割けない……というのはもちろん、残業が少ないパパにも悩みはあるようです。今回はそんな「パパの育児に関する悩み」に焦点を当ててみました。 1. パパの育児は何時間?ママの希望とのズレ株式会社ドゥ・ハウスの調査によると、パパの平日の育児時間は以下のとおりでした。1時間未満(36.8%)全く関わらない・関われない(34.8%)1~2時間程度(19.5%)もっとも多いのは「1時間未満」、次いで「全く関わらない・関われない」とあまり育児に時間を割けないパパ。仕事で残業して帰宅したら子どもはすでに寝ている……というパパも少なくないのかもしれません。子どもと関わる時間の多いママにとっては、仕方ないと思いつつも「もう少し子どもの相手をしてほしい」と思ってしまいますよね。ママは何時に帰ってきてほしいと思ってる?実際に周りのママに「パパに何時に帰ってきて欲しいか」聞いてみると、以下の結果となりました。()内は第一子の学年です。20時までには帰ってほしい(小3)定時+1時間まで(年少)19時まで(3歳)定時(1歳)だいたい定時~20時までには帰ってほしいと考えているようです。また、子どもの年齢が低いほど、帰宅時間も早くなっています。ただ、周りのパパに聞いてみたところ「周りが残業していたら帰れない」「残業しないと休日出勤になる」「定時に帰ったら収入が減る」などの意見がありました。やはり多くのママが望む定時~20時に帰ることは難しいようです。育児を手伝ってほしいから早く帰ってほしいママの気持ちと、仕事に専念したいから早く帰れないパパの気持ち。そういった考えのミスマッチが、夫婦間のトラブルに発展するのかもしれません。 2. 残業の量で異なるパパの悩み同株式会社ドゥ・ハウス調査で「現在の家事・育児の悩み」について聞いたところ、全体で多かったのは「子どもとの時間がもてないこと(16.7%)」、「子どものパパ同士で何を話していいかわからない(11.4%)」でした。また、残業が少ない・多いパパで悩みの内容も異なるようです。残業が少ないパパの育児の悩み残業20時頃までのパパの悩みは、「家事・育児で自分の時間がもてないこと(16.5%)」、「子育ての考えかたについて配偶者とズレがある、意見が合わない(16.5%)」が多くなりました。他のパパよりも時間が取れるからこそ、育児のことでママと揉めたりしてしまうんですね。また、「子どもとの時間がもてないこと」に悩むパパが多いのに対して、仕事が終わったら育児が待っている……という、「自分の時間がもてない」現状に、疲れやストレスがたまってしまうようです。その結果、最近話題の仕事が終わっても家に帰らない「フラリーマン」の問題にもつながっているのかもしれません。「自分の時間がないこと」に悩むのはママだけではなく、イクメンパパもだということですね。残業が多いパパの育児の悩み一方で「残業20時以降までのパパ」の悩みは、「子どもとの時間がもてないこと」が約3割を占めています。育児に関する悩みではなく、そもそも「育児に参加できないこと」が悩みというのは、なんとも悲しいことですよね。さらに、「子どもが『ママのほうがいい』ということ」が他のパパよりも高い結果に。育児に参加できず、子どもにもなかなか懐かれないという、負のスパイラルに陥っているのだと考えられます。このままずっと子どもと関われないと、長期的に見て「子どものことがわからない」となってしまうおそれがあります。 3. パパは家事育児を楽しんでる?さらに同調査で「家事・育児を楽しんでいるか」と尋ねたところ、小学校低学年の子どもがいる層では「楽しんでいる」と「まあ楽しんでいる」の合計は、家事が58.9%で育児は82.9%となったそうです。仕事の終業時間で見てみると以下のとおりに。家事を楽しんでいる(全体:58.9%)時短~概ね定時あがり:66.9%残業20時ごろまで:55.3%残業20時以降まで:47.4%育児を楽しんでいる(全体:82.9%)時短~概ね定時あがり:86.1%残業20時ごろまで:82.4%残業20時以降まで:77.2%家事や育児に関わる時間が多いパパほど、「楽しい」と答えている人が多いことがわかりますね。仕事後の家事や育児は大変ではあるものの、その分だけ気づきや発見、触れていないと見えてこない楽しさがあるのかもしれません。それに、パパが早く帰ってきてくれることでママの負担が減って夫婦仲が良くなり、子どもがパパに懐くことで家族仲も良くなっているのではないでしょうか。仕事や職場の人間関係の兼ね合いで、なかなか早く帰ることが難しいかもしれませんが、たまには家族を優先した行動ができると良いですね。 やはりどうしても就業時間が長くなってしまうパパですが、ママと子どもはパパの帰りを楽しみに待っています。なるべく早く帰れる日を作るようにして、ママの助けになってあげてくださいね。長期的に子どもとの関係を良くするためにも、パパの存在は不可欠です。しかし、早く帰れるにも関わらずフラフラ寄り道をしてしまう「フラリーマン」もいるのが現状。ママはなるべくパパが帰ってきやすい家庭づくりを意識するようにしてください。パパとママ両方に息抜きの時間も必要です。家事・育児・仕事・休憩のバランスをうまくとってくださいね。参考:小学校低学年以下の子どもがいるパパが休日育児に関わる時間は「3~4時間」が主
2018年03月26日「子育てにはお金がかかる」と言われてもピンときていなかったけれど、実際に子育てをしてみるとその意味が痛いほどわかる…。そんなママ・パパも多いはず。しかし、ひと口に「子育てにかかるお金」と言っても、学費や習い事、食費、洋服、お小遣いなど様々ありますが、世のママ・パパたちは、これまでの経験から、子育ての何にかかるお金の負担が大きいと感じているのでしょうか?教育にかかるお金は負担が大きい?2017年9月に明治安田生命が発表した「子育てに関するアンケート調査(対象:20~59歳の子どもがいる既婚男女1032人)」を見れば、その答えが見えてきそうです。Q.子育てにおいて最も負担が大きいもの(複数回答)1位:学費…44.5%2位:習い事やお稽古事の費用…25.0%3位:学習塾・家庭教師の費用…23.1%4位:食費…21.9%5位:特に感じていない(費用を把握していない)…16.7%6位:衣類費…13.4%7位:日用品…9.7%8位:レジャー・旅行費用…9.5%9位:誕生日・クリスマス・お年玉等記念日の費用…7.3%10位:部活動費用…6.7%11位:受験費用…6.4%12位:お小遣い…2.1%TOP3までは、教育系の出費がズラリ。1位の「学費」に関しては、「平成28年度子供の学習費調査」(文部科学省)を見るとわかるように、幼稚園から高校まですべて公立に通ったとしても約150万円、すべて私立に通った場合は約440万円もの出費。仕方がないとはいえ、負担になると考えるのも無理はありませんね。2位には「習い事やお稽古事の費用」、3位には「学習塾・家庭教師の費用」が続いているところを見ると、教育熱心なママやパパは多いのかも?4位には「食費」がランクイン。必ずしもそうではありませんが、子どもの年齢が高くなってくるにつれて実感しやすいこと。特に中高生くらいのいわゆる“育ちざかり”の子どもがいると、お米があっという間になくなってビックリなんてことも…。5位には、「特に(負担を)感じていない」がランクインしていますが、数値を見るとわずか16.7%のみ。逆算すると、83.3%は負担を感じているともいえるので、やはり多くのママ・パパが「子育てにはお金がかかる」を痛感していることがわかります。とはいえ、負担に感じてしまっても、そこにお金をかけることをやめないのは、自分たちの子どものことを大切に思うから。もちろん、ある程度のお金は必要で、大切なものですが、何よりも「子どもへの愛情」が一番なのかもしれませんね。(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年03月08日華やかな一方で多忙なイメージがある建築の世界。その第一線で働くママ・パパたちは、子育てと仕事をどうやって両立しているのか。そのリアルな実態がわかるエッセイ集『子育てしながら建築を仕事にする(学芸出版社)』が刊行されました。そこで、編著者で「キュープラザ二子玉川」の商環境デザインを手がけた3歳児ママ・成瀬友梨さんをはじめ、建築家パパの三井祐介さんと豊田啓介さんも参加したトークイベントに潜入! さらに後日、成瀬さんにインタビューし、両立するための工夫や職場の環境づくり、働くママにとって過ごしやすい家づくりなどのアドバイスをいただきました。 ■「あきらめること」から始まる仕事と育児本でもトークイベントでも、多くのママ・パパが語っているのが「あきらめる」ことの大切さ。建築家は自分ですべての事柄を決定し、ディテールにとことんこだわる仕事ですが、育児が始まるとそうはいきません。「仕事をしていると子どもが気になるし、子どもといると仕事が気になる。葛藤もありますが、最近は鈍感力が身についてきました。例えば、忙しくても早く帰って家族と夕飯を食べたり、ビールを飲んですぐに寝ちゃったり。やってみると、結果はそう変わらなかったりするんですよね。すべてを自分がコントロールすることをあきらめることで、人が育つという面もあります(豊田さん)」。「私は、建築家の仕事と並行して7年間続けてきた大学助教の仕事を、辞める決断をしました。学生に対応する時間が足りなくなり、子どもと過ごす時間もボーッとすることが多く、体力気力の限界になってしまったんです。今やっている仕事も、細かいところには目をつぶってスタッフに任せている部分が多い。歯がゆい気持ちもありますが、今は我慢の時だと思っています(成瀬さん)」。育児も同様で、すべてを夫婦だけでやろうとするのではなく、あきらめが肝心。ベビーシッターや病児保育を利用したり、近所の知り合いやママ友に保育園の送迎を頼んだりと、周囲に頼ることが大切だと話してくれました。■「スケジュール管理」と「得意分野」で分担 本に登場する夫婦は、育児・家事の協力体制が完璧! それぞれの仕事や家族の行事など、あらゆる予定をスケジュール管理アプリで共有し、互いに助け合っています。「妻も仕事がかなり忙しいうえ、高齢の両親のサポートもある。だから、掃除や料理は僕がやることが多いんですが、家事は得意なので全然苦ではありません。妻は、買うと高いからと夜中に教材を自作したり、科学の実験装置を作ったりと、子どもの自発的な学習を促すための時間を惜しまない。お互いが得意なことを、自然と分担している感じです(三井さん)」「私は保育園への送り迎えや食事の用意、夫は掃除・洗濯・ゴミ出しなどを担当しています。私が出張の場合、夫は子どもにごはんを作って食べさせ、寝かしつけまでこなしてくれるので、本当にありがたい。2歳くらいまでまでは熱を出すことも多かったので、区の病児保育にはずいぶんお世話になりました(成瀬さん)」ほかにも、ルンバや食洗機・食材宅配サービスを活用したり、ファミリーサポートやベビーシッターを頼んだりと、両立するための方法は家族によってさまざま。試行錯誤しながら、自分たちに合ったスタイルを模索しているようです。■「クリエイティブな時間=1人時間」を確保する方法子どもが生まれるまでは1日中建築のことを考えていた建築家たちにとって、クリエイティブな時間をどう確保するかも重要な課題。仕事と子育てに追われる日々の中で、それぞれ工夫をしているようです。「子どもを寝かしつけた後で夜中まで本を読んだり考えごとをしたり、もう一度事務所に戻って作業をすることもあります。また、他業種の人に会ったり、面白そうなイベントに参加したりと、自分の世界を広げることも大事。どうしても夜の外出が多くなってしまうんですが、夫は快く送り出してくれます(成瀬さん)」「夕食はできるだけ家族そろって食べたいので、子どもを寝かしつけた後に1人で外出して、時間を確保することが多いですね、近所に3、4軒ある行きつけのバーで、ビールを飲みながら思考をめぐらせたり図面をチェックしたり。深夜1時ごろに帰宅して就寝、翌朝7時に起きるというサイクルです(豊田さん)」何かと忙しい子育て期に「自分だけの時間」を確保するのは難しいもの。お互いの仕事を尊重し合うこと、そして夫婦が同等に子育てスキルを身につけることが大切だと感じました。 ■ママ建築家・成瀬友梨さんにインタビュー! 働くママが子育てしやすい家とは?――まず、この本を出版しようと思ったきっかけを教えてください。成瀬さん:私は東京大学工学部建築学科の助教として学生の指導をしていたんですが、女子学生から「子育てと建築の仕事を両立する将来が想像できない。大変そうで、とても真似できない」と言われることが多かったんです。才能ある若者たちが「仕事か、子育てか、どちらかを選ばないといけない」と考えているとしたら、本当にもったいない。そこで、実際に両立している人々を紹介することで「自分にもできる!」ということを伝え、背中を押したいと考えたのがきっかけです。実際に、本が出来上がってみると、建築家に限らず、これから子どもを持とうとしている方や子育て中の方、会社のマネジメント層にも役立つ本になったと実感しています。――確かに建築家に限らず、子育てしながら働くことは「大変」というイメージが強いですよね。成瀬さん:実際に経験してみると、自分の時間が減ってしまうのは大変なのですが、豊かになったことの方がずっと多いんですよ。以前は、仕事に夢中で休日も常にインプットの時間でしたが、子どもがいると強制的にペースダウンするので、季節による太陽の光や緑の変化に敏感になりました。週末には公園で思いっきり遊んだり、保育園の友達家族と昼間からお酒を飲んだりと、世界が広がっていくのも楽しい。子どもができてからバリアフリーの大切さに気づくことができ、世の中には本当に多様な人がいることも知りました。――この本に出てくる建築家の皆さんは、会社の理解のもとで周囲と協力しながら仕事をしている印象を受けました。働くママが職場で協力を得るためのコツを、ぜひ教えてください。成瀬さん:子育てだけが大変なのではなく、それぞれにさまざまな事情があると認識することが、大前提だと思います。そのうえで、ほかの人が困っていたらいつでも相談にのる、協力する、というスタンスでいることが一番大事なのではないでしょうか。――子どもがいると、家に対する考え方も変わってきます。建築家の目線から見て、子育てしやすい家とはどんな家だと思われますか?成瀬さん:子どもが元気に動き回れるように、広くてのびのびした家がいいでしょうね。実利的には、玄関が広いのが一番。子どもが小さいうちは、ベビーカーや三輪車などいろいろと置くものがありますし、宅配便の荷物をちょっと置いておくのにも便利です。玄関で子どもの支度をすることも多いので、狭いと苦労するかもしれませんね。また、玄関が広いと全体の印象として余裕があるように見える、という効果もあります。――最後に、働くママ・パパへのメッセージをお願いします。成瀬さん:子育てを終えた方からは「子育ては大変だけど、さみしいくらいあっという間に過ぎてしまうもの」とよく言われます。その言葉を信じて、楽しんでいけたら素敵ですよね。私も怪獣のような子どもを抱えていますが、仕事も家庭も欲張りに生きていきたい。完璧じゃなくていいから毎日を大切にしていきたいと思っています。参考図書: 「子育てしながら建築を仕事にする」 (学芸出版社)著・編集 成瀬友梨ゼネコン、アトリエ、組織事務所、ハウスメーカー、個人事務所等、異なる立場で子育て中の現役男女各8名の体験談を集めたエッセイ集。仕事と子育ての両立に奮闘しながら、欲張りに楽しむリアルな姿が見えてくる。成瀬友梨 プロフィール1979年愛知県生まれ。2007年東京大学大学院博士課程単位取得退学。同年に成瀬・猪熊建築設計事務所共同設立。と2010年〜2017年東京大学助教。地域・ライフスタイル・コミュニケーションという観点から建築を考え、シェアをキーワードに設計を行う。主な編著書に『シェアをデザインする』『シェア空間の設計手法』等。
2018年02月27日夫婦で子育てをしていたら、パートナーの協力が必要不可欠ですよね。とはいえ、具体的にはどんなことをしてもらいたいものなのでしょうか?そこで、ママがパパにやってほしい家事・育児を調べてみました。ママ250人に聞いたやってほしい家事・育児ランキング「保険クリニック」が2017年12月8日~12月11日に、未就学児を持つ共働き夫婦男女500人(各250人)に、「共働き夫婦の家事・育児分担」に関するアンケート調査を実施しました。そのなかで、ママがパパにやってほしい家事・育児を質問しており、結果は以下の通りです。Q.父親にやってほしい家事・育児は何ですか?(複数選択)1位:子どもの遊び相手(156人)2位:子どものお風呂(131人)3位:預け先への送り(105人)4位:家事(掃除)(99人)5位:子どもの寝かしつけ・夜泣きの対応(95人)6位:朝の支度(92人)7位:家事(洗濯)(78人)8位:家事(料理)(75人)9位:預け先からの引き取り(73人)10位:子どもが病気の時の看病(会社を休むなど)(69人)もっとも多くのママが選び、1位となったのは「子どもの遊び相手」。部屋の掃除や洗濯、おむつ替えなど、数ある家事・育児のなかでは、パパとしては割と協力しやすい項目ではないでしょうか。この項目を選んだママとしては、パパが子どもを見ている間に、さっさと家事を済ませたり、ちょっとだけ自分の時間を作りたいという気持ちがあるのかもしれません。2位にランクインしたのは、「子どものお風呂」。ママひとりで子どもをお風呂に入れるのはなかなか大変な作業になるので、パパにも協力してもらいもの。パパが子どもをお風呂に入れて、あがったらママがカラダを拭いてあげるなどの連携がとれるだけでだいぶ楽になりますよね。4位、7位、8位には「家事」に関する項目がランクインしています。パパがする家事としては、洗濯のイメージが強いですが、実は洗濯や料理よりも、掃除をやってほしいというのがママのホンネなのかも。家事・育児を分担しているかどうかは、夫婦にとってはとても重要な問題ですよね。みなさんのご家庭では、パパにどんな家事・育児をやってもらっていますか?(文・山手チカコ/考務店)
2018年02月17日