パパのペアレントトレーニングって?ペアレントトレーニング(ペアトレ)とは、保護者の方々が子どもとのより良い関わり方を学びながら、日常の子育ての困りごとを解消し、楽しく子育てができるよう支援する保護者向けのプログラムです。ペアトレは両親どちらでも受けられますが、2007年の調査では父親の参加は20%ほどとも言われています。一方で、父親の育児参加への意識を高め、具体的な対処法が学べる場として、父親を対象とするプログラムを行っているところもあります。神奈川県横浜市にあるLIITALICOジュニア綱島教室では、プログラムの一つとしてペアレントトレーングを提供しています。今年2月には、パパやママが参加できる通常のプログラムを受講したご家庭のフォローアップとして、お父さんを対象として「パパトレ」というペアレントトレーニングも実施しました。教室長の太下(おおした)さんにパパトレについて伺いました。Upload By 発達ナビ編集部ーーなぜパパトレの企画が生まれたんですか?太下さん: 綱島教室では、ペアレントトレーニングのプログラムを行っていますが、やっぱりお母さまの受講が多いんです。でも、受講したお母さまからは「パパにも受けてもらいたい」と言う声もよくありました。パパとママが協力体制をつくって子どもに接することはとても大切です。またお父さまもペアトレを受けているご家庭は、実践度合いが高いという感覚がありました。そこで、フォローアップの一つとして、通常のペアトレを受けたご家庭の復習会ということで、2月にパパを対象に「〜父親の関わりって?〜パパトレ」という保護者座談会を実施しました。ーー内容は、通常のペアトレとは違うのでしょうか?太下さん: 2月に実施したパパトレでは特に「ほめ上手になろう」「聴き上手になろう」をメインテーマにしました。実は「聴き上手」は通常プログラムでは思春期のお子さんを想定しているのですが、今回は特別に「ママの話を聞く」という形にアレンジしました。参加者のお父さまの中には、ちょっと身構えている方や、ご自身の父親論をお持ちの方もいらっしゃるのではないかな、と思ったので、話しやすい雰囲気づくりやお父さまの気持ちを認め大事にできるよう心がけました。ファシリテーターを子育て経験のある男性にしたり、「こんなこと、ありますよね?」という例をたくさん出したりして、共感できるようにしましたね。当日はとても和やかで、お父さまの悩みや胸の内も話していただき「自分だけじゃない」と思ってくださった方も多かったようです。「お酒飲みながらやりたいな」なんて声もありましたね。何より、その後、ペアトレで学んでいることをご家庭で実践してくださっている様子を伺って、とても手応えを感じています。ペアレントトレーニング|LITALICOジュニア今回はペアトレやパパトレに参加した経験のある5人のパパと教室長の太下さんに「パパトレ座談会」と題して集まっていただきました。ペアレントトレーニングを受けてみての感想や、受講後の変化などについて伺いました!パパトレを受けたきっかけは?Upload By 発達ナビ編集部まずは皆さんがパパトレを受けるきっかけや、受講前に悩んだり課題に感じたりしたことを教えていただきました。小2男子のパパ。息子さんは小学校の支援級在籍。ママがペアトレ受講したことをきっかけに2月のパパトレを受講。Iさん: 受けるきっかけは2つありました。嫁さんが子どものことで結構カリカリしていることが多かったので、そういう場合にどうしたらいいかな、ということと…あとは子どもとの付き合い方です。子どもに「今日は時間がなくなったから遊ぶのはナシだよ」とうまく伝えるにはどうしたらいいかとか…。両親とも、子どもとの付き合い方が若干うまくないね、なにかあるとカリカリしちゃうね、と思っていたので、パパトレを受けようと思いました。小学校2年生男子のお父さん息子さんはグレーゾーンで通常学級在籍。LITALICOジュニア中目黒でのペアトレをママ、パパ共に受講。Hさん: 3歳から教室に通い始め、努力の甲斐があって少しずつ言葉が出てきたんですけど、その頃に言葉以外にもいろいろ問題があるぞっていうことが分かってきて。それで…「普通」の子よりもすごい手がかかる子どもに対して、お母さんがそれを後手後手で後始末するみたいな感じで、相当ストレスを溜めているというような状況でした、そんな時にお父さんは「何もしないのか」…と。ちょうどそのタイミングで、『Leaf(※現LITALICOジュニア)』でお父さんだけを集めたセミナーがありました。「せめてそれに行ってくれ」と言われて、じゃあ行ってみよう、と。太下さん: 鳥取大学の井上雅彦先生のセミナーですね!Hさん: 初めて「お父さんも家庭に関わらなきゃいけないんだ」と。その後ペアトレも受けて「親として関われることってどんなこと?」っていうのが分かったような感じでした。ペアトレも療育の一環なのかなと思っていたんですけど…療育は子ども、ペアトレは親と明確に分かれているプログラムだと分かった。子どもへの関わり方は、それまでぼんやり感覚的にやってきたんですけど、ペアトレはものすごく論理的で、なるほどなって理解できました。保育園年長さんの5歳男子のパパ。お子さんが市のリハビリセンターと並行して綱島教室を利用中。ペアトレも受講している。Yさん: 療育の様子を毎週見たり、本を読んだりするなかで、親が関わらなきゃいけない部分というのが何となく見えてきたような気もするんですけど、具体的にどうしたらいいのか、よく分からなかった。平日なので、リハビリセンターにはママが行っていたんですが…。そこでペアトレをしっかりやってくれていて、ママの方がどんどん詳しくなっていく。僕の方が…限られた時間と本からの知識だと、どうしても釣り合いが取れないというか、ママとの情報格差があって。全然役に立ててないなと感じることもありました。それでLITALICOジュニアのペアトレは僕が受けました。2人がそれぞれ受けたペアトレの良い部分を持ち寄って、その両方が子どもにとって良く作用してくれればなぁという気持ちでした。ーーパパとママそれぞれで別のペアトレを受けたんですか?Yさん: そうです。リハビリセンターでママが教わってくることと、僕がここで教わったことが共通している部分もあって、「そこはこうだよね!」と共感できる。逆に共通していない部分は、お互いの持っている情報として生かせばいいのかなと思っているんです。3歳男子のパパ。ママがペアトレを受講し、参加したいと思っていたところ、パパ向けのプログラムがあると知り、2月のパパトレを受講。Kさん:私も極力子どもを見るようにはしているんですけれど、平日は帰りもなかなか遅いもので。妻に任せてしまう部分も多々ありました。こちらのペアトレも、妻に通ってもらっていたんですけども、妻からいろいろ話を聞きまして、私もいずれ参加したいなと思っているときに、父親向けの会があると聞いて参加しました。高校生の女の子と小学校3年生の男の子、2児のパパ。息子さんは現在、通級指導教室、週1でLITALICOジュニアを利用。長女の誕生をきっかけにフリーランスで自宅で仕事をしていて、育児のメイン担当。ペアトレを受講。Oさん: 息子のお世話は僕の役割になっているので、療育や診察に行くなどはほぼやっています。それで、僕自身が子どもと接するにあたって、やっぱり…怒ったりすることがすごく多くて嫌だなと思っていたんです。僕自身の処し方だったりとか、こうすればいいというメソッドが欲しいと思っていた時期でもあったので…通っていたLITALICOジュニアで「ペアトレやります!」と聞いて「ありがたいです!」って、すぐに受けたっていう感じです(笑)。ペアトレで学んだことを家での困りごとに応用できたUpload By 発達ナビ編集部ーーペアトレ・パパトレに参加してみて、いかがでしたか?そのときに学んだことなどを教えていただけますか?Yさん『整え上手のコツ』というのがありまして…一時期子どもが保育園に行くのをすごく嫌がっていたんです。それで、なんで嫌なのかなぁって考えて、『整え上手のコツ』にあった、「気になるものや苦手なものがあるとできにくい」っていうのを思い出したんです。それで、何が気になっているんだろうって考えていったら、「パパが嫌」なんでした。ーー「パパが嫌」と言われると、ドキッとしますね。Yさん: パパがいることがすごく落ち着かなくて、ママとお姉ちゃんに一緒に行って欲しいと訴えていたっていうのがやっと分かった。「そうか、パパがいるのが嫌なのか」っていうことで、じゃあそれを取り除こう…「パパは先に出ちゃおう」って。太下さん: なるほど!考えて見つけたんですね。Yさん: 先に出ると言っても、私はすぐ近くで待っていて、ママとお姉ちゃんが息子を自転車置き場まで連れて行く。一緒に行ってくれる体裁にして。『整え上手』で「予定や指示を視覚的に示す」というコツも知りました。うちの場合、いつも送り迎えに使う自転車が保育園に行くためのアイテムなので、「自転車を見る」ことで、すっと保育園に行くモードに変わる。それで、自転車を見たときにパパが登場して「行くよ!」と。ーーすごい!Yさん: そうなると既に気持ちが自転車に乗って保育園に行くモードになっているので、ママとお姉ちゃんにバイバイして、すんなりパパと一緒に行ける。そうやってうまくいったっていうのが、この『整え上手のコツ』がきれいにはまった事例だったなと、我ながら思いました。ーーパパトレを受けた後に、「あ、うちの場合で考えてみようかな」って思ったんですね!Yさん: そうですね。『整え上手』を知って、うちで今困ってることに試してみたらできるようになりました。太下さん: すごいですね。ペアトレでやったことをそのまま試して頂いたんですね!ーーお子さんへの接し方、という面ではいかがでしたか?Oさん: 子どもとの接し方は、自分の中で難しいなっていう意識があったんです。ペアトレでまず「ハードルを下げましょう」と言われたんですが、以前はそういう話を聴いても「なるほど、ハードル下げるのね」とは思うものの、実際にどうやってハードル下げるのか、具体的には分からずうまくいかなかったんです。ペアトレで説明を聞いているうちに、「あ、分解していくんだ」「こうやって見ていくんだ」と具体的なやり方が分かった。僕はもともとはシステムエンジニアだったので、「行動を分解していって、ワンステップごとで見ていけばいいんだ」と、そこですっと理解できた感じです。「うまくいかない。じゃあ一つ前のステップに行けばいいのね」というように考えられるようになったのは、すごくありがたかったなあ。あとは、息子が爪を噛んだり口に手を入れたりするのをずっと「何かストレスになることがあったりするのかなあ」と思っていたんですが…。問題行動がいくつかに分類されるというペアトレの話の中で、自分で感覚を刺激するということがあると知って、「ああそうか、感覚刺激ということもあるんだ。息子は多分それでやってるんだな」と。こちらの捉え方が変わって気が楽になりました。「ほめ上手」になるって大変!?Upload By 発達ナビ編集部太下さん: ほめるハードルを下げるロールプレイも、みなさんにやっていただきましたね。僕が子ども役になって、目の前でお茶をバーッてこぼしてしまいました。そして「ほめること探してください!」というワークをしました。ーーみなさん何てほめたか覚えていらっしゃいます?Oさん: 頑張って運ぼうとしたね、とか。Yさん: 返事してくれたね、とか…。ーー太下さん、努力したこと、できたことをたくさんほめてもらったんですね(笑)。例えばお子さんがお茶をこぼしてしまったら、どうでしょう?お家でも「頑張って運んだね」って…Iさん: そりゃもう怒りますよね(笑)。こぼした瞬間「なにやってんの!?」ってなります。でも今は、後からですけど「やろうとしたんだね、すごいね」って足す…。やっぱりペアトレを受ける前と後で、そんな時もかける言葉がちょっと変わったかな、とは思います。Kさん: ほめるハードルを下げるっていうのは参考になりました。うちの子は、はっきり言って言葉を理解できたのが本当に最近だとは思うんですけども、ほめられると…たしかに嬉しそうなリアクションをするんです。そのほめるポイントを探すというのを、このパパトレの時に教わりまして、それは実践するようにはしています。瞬発的に、怒っちゃう時もあるにはありますけど(笑)。Hさん: 私は最初「ほめ上手」と聞いて、「たいしてほめることもないなぁ」って思ってました。そもそも悪いことをしてるから叱っているわけで、ほめるところなんて何もないじゃんと思ってたんですけども…。極力細かいところをスモールステップでほめていこうって考えて探している間は、叱ってないっていうことに気づいて…。大体、何でもかんでも叱っているから、子どもの方も良いことも悪いことも叱られているように感じて、叱られ慣れしているんです。だから叱ってもたいして反応しなくなってきたりとか、やる気も削いでしまったりした部分もあったのかなと思って。こんなにささいなことでほめられるんだというところで、子どもも少しやる気が起きてきたりする。ペアトレでも、問題行動の原因の一つに”注目引き”があるという話がありました。純粋に失敗したことが原因で怒られるのが半分くらいで、残りの半分くらいは大人が注目してくれるから、悪いことをする。それが繰り返す要因になっているのかもしれない。 怒られてばっかりいると、自分を保つために殻にこもったり、自己主張を悪い方向にしたりするんだなと思って…。でも、良いことをしてそれをほめられることで、注目引きが減ってきた。ペアトレの個々のトピックがつながった出典 : さん: ペアトレの授業も、それぞれのプログラムが横でつながってるということがわかってきました。『整え上手』も受けて、普段から子どもがイライラしてる原因を奥さんと探ってみることにして…。すると、それまでは分からなかったんですが、小学校に入るまで子どもが夜11時とか12時に寝て、朝は7時ぐらいに起きていたことに気づいたんです。でも、ほかの家の子は、実は夜8時ぐらいに寝ていると分かった。それで、ある程度嫌がっても子どもを極力早く寝かせるようにしたりとか、公園で思いっきり遊ばせて疲れさせたりとか…。そうすると結果的には、いっぱい寝る方が心が素直になっている。『ほめ上手』も『整え上手』も、やってみると子どもに受け入れてもらいやすいのが分かって。親のマネジメント1つで、だいぶ変わってくるものだなって。ペアトレを受けての集大成みたいなことを感じましたね。太下さん: 講座内容から発展させて、お父さま自身が気づいていただいたポイントで、すばらしいですね!パパトレを受けた皆さん。その内容を持ち帰り、お子さんへの接し方が確実に変わってきているようです。自宅で実践している方も、その貴重な体験を教えてくださいました。次回、ママへの接し方についてのプログラムについて、さらに盛り上がるパパ達の本音を伺いました。後編もお楽しみに!※今回ご紹介した「パパトレ」はLITALICOジュニアのペアレントトレーニングの通常プログラムとは異なる場合があります。またペアレントトレーニング受講についてはご希望が多い場合、お待ちいただくこともあります。まずは上記よりお問い合わせください。
2018年06月17日こんにちは。2歳3か月の息子を育てているすずかと申します。息子はパパが大好きです。パパが仕事へ出かける朝は、家を出る前に抱っこをねだり、頬ずりをしてもらい、玄関でハイタッチをして送り出します。日中も「パパは?」「パパなにちてる?」と大好きなパパの事が気になって仕方ない様子。この日はパパのようにお仕事をしたくて、電子辞書をパソコンに見立てカチャカチャとやりだしました。ジャケットのような上着を羽織ると、「パパみたいだねぇ。かこいいねぇ(カッコイイねぇ)」と言ったり、髭剃りの真似をして小さな空き箱を顎に押し当てていたこともありました。大好きなパパの真似をして「パパといっちょなの」と笑う姿がたまりません。少し前まではママがいないとダメだったのに、今では私がトイレへ誘っても「パパといくー。ままはここにいて?」と断られ、何かにつけて「パパと」「パパがやってくーだしゃい」とパパ愛を発揮しています。その度にパパも満面の笑みで対応するのですが、息子の要望に何でも応えてしまうので、最近は甘やかしすぎではないかと心配しています。とはいえ、息子とパパが仲良くしている場面は本当に微笑ましくて和みます。今週末も父子の触れ合いをみるのが楽しみです。***イメージアップのために、日頃からママが息子に「パパかっこいいねぇ」「パパはすごいんだよ」と伝えている事は、パパには内緒のここだけの話です。●ライター/すずか
2018年06月13日子どもが身の回りのことをできるようになってくると、たまには子どもを預けてリフレッシュしたい! というママも増えてくるのではないでしょうか。なかには「独身のころ大好きだったジャニーズのコンサートに再び行くようになった」「学生時代に夢中だったロックバンドのライブに15年ぶりに行ってハマってしまった」なんていう声も。大好きだった〇〇に再びハマって、ママたちが青春時代にカムバックする理由とは? 脳内では何が起きていて、どんな影響があるのでしょうか?脳研究者で、ご自身もふたりの娘さんの子育て真っ最中の池谷裕二先生にお話をうかがいました。池谷裕二先生 プロフィール研究者、薬学博士。東京大学・薬学部教授。専門は神経科学および薬理学で、脳の成長や老化について研究している。『海馬』(新潮文庫)、『進化しすぎた脳』(講談社ブルーバックス)など著書多数。近著に『パパは脳研究者』(クレヨンハウス)がある。プライベートでは二児の父。■時間とともに美化される「過去の記憶」―― 出産後、子育てに慣れてくると、学生時代や独身のころに好きだったアーティストに再びハマるママが、ちらほら出てくるように思います。何か理由はあるのでしょうか?池谷裕二先生(以下、池谷先生):「マンネリ化の打破」があるのではないでしょうか。小さい時は見るもの・聞くものひとつひとつが輝いていたのに、年をとってさまざまな経験を重ねることで、マンネリ化してくる傾向があります。加齢によるマンネリ化はごく自然なことですが、マンネリ化の打破は快感なんです。再び同じアーティストを好きになるにしても、当時とは違った心の余裕があるというか、「新鮮さ」がありますよね。―― たしかに。昔好きだったアーティストに再びハマるというのは「昔好きだった時の私が好き」みたいなこともあるのでしょうか?池谷先生:それもありますね。年月を経てそのアーティストの容姿が変わったとしても、アーティストを好きだったという「感覚」を脳は覚えています。よく人間は悪いことばかり覚えていると言われますが、調べてみると実際はその反対で、良いことをよく覚えているんです。「バラ色回顧」といって、時が経つと過去の記憶が美化されます。例えば、失恋して間もない頃は苦い思い出ばかりだけど、時間とともに記憶は美化されて、じんわり温かい気持ちになりますよね。心理試験でも、「悪い記憶は抑圧がかかって連想が止まってしまい、思い出さない」というデータがあります。あとは、昔好きだったドラマを見て、楽しくなる気持ちも一種の「新鮮さ」がありますね。 ■「新婚時代にカムバック!」も脳に好影響―― なるほど。懐かしいだけではなく、ワクワク感とか高揚感がありますよね。脳にもいい影響があるのでしょうか?池谷先生:そうですね。ものごとの見方や捉え方(枠組み)を変えて、プラスの方向に考えることを専門用語で「リフレーミング」といいます。先ほどの「青春時代にカムバック!」以外に例をあげると、マンネリ化している夫婦が、結婚式や新婚旅行など仲睦まじかったころのビデオを見ると、しばらく夫婦関係が改善するのがそうです。「子育てや家事、いろいろ不満はあるけれど、子どもがいて楽しい時もある。今の状況って、まあまあ恵まれているよね」と、一歩ひいた目で見られるようになります。―― ママの「リフレーミング」は子どもやパパにもいい影響がありそうですね。池谷先生:もちろん。お母さんがイライラしないのは、家族にとってもいいこと。だからカムバック! もそうですし、ママの息抜きは大切ですね。私も妻が飲み会に行く時は子どもの寝かしつけまでやっていますよ。■ヒトの親は「子育てするようにできていない」―― おっしゃるとおり息抜きは大切だと思うのですが「ママは子育てを頑張らなくてはいけない」みたいな社会的な圧力がいまだにあるように感じられます。池谷先生:そういう風潮はたしかにありますね。0歳で保育園に預けるのはかわいそうとか。ここで言っておきたいのは、生物学的にヒトは「親が子どもを育てるようにできていない」「子どもも親の言うことを聞くようにできていない」ということ。人類の祖先が誕生したのが約500万年前、 ヒトが農業を始めて定住するようになったのが約1万年前。農業をするまでの500万年もの間、人類の祖先は狩猟をして暮らしていたんです。日中、親が狩りをする間、子育てをするのは周りの子どもたちとおばあちゃんでした。これまでの人類の歴史500万年を1年に例えるなら、ヒトの親が子育てをするようになったのは、大晦日になってからのこと。まだまだ日が浅いんです。そんなにすぐうまくいくわけがない。だから、ヒトの親が子育てするとストレスがかかるのは当然といえます。―― 「ヒトの親が子どもを育てるようにできていない」なんて驚きました! 親はどうすればいいのでしょうか?池谷先生:ポイントは、周りの子どもやおばあちゃんとの関わり。親が言ってもきかないのに、お友だちに注意されると子どもはすぐやめますよね。同じ子どもの言うことなら、子どもは受け入れます。だから、子ども同士のコミュニティー作りが大切ですね。それと、おばあちゃんや、それに代わる保育園の先生などが関わる環境作りができるといいと思います。児童館なども活用して、子ども同士やおばあちゃん的な先生と関わっていけるようにしてはいかがでしょう。子育てにストレスを感じるのは生物学的に見ても当たり前のことなので、それ自体を気にすることはありません。息抜きすることをうしろめたく思うお母さんもいるかもしれませんが、イライラが爆発する前にうまくリフレッシュして子育てを「リフレーミング」できるといいですね。
2018年04月04日育児の悩みはつきないもの。育児といえばママの悩みが取りざたされることが多いのですが、パパだって悩んでいます。大きな悩みが育児と仕事の両立。残業が多く帰宅が遅いため育児に時間を割けない……というのはもちろん、残業が少ないパパにも悩みはあるようです。今回はそんな「パパの育児に関する悩み」に焦点を当ててみました。 1. パパの育児は何時間?ママの希望とのズレ株式会社ドゥ・ハウスの調査によると、パパの平日の育児時間は以下のとおりでした。1時間未満(36.8%)全く関わらない・関われない(34.8%)1~2時間程度(19.5%)もっとも多いのは「1時間未満」、次いで「全く関わらない・関われない」とあまり育児に時間を割けないパパ。仕事で残業して帰宅したら子どもはすでに寝ている……というパパも少なくないのかもしれません。子どもと関わる時間の多いママにとっては、仕方ないと思いつつも「もう少し子どもの相手をしてほしい」と思ってしまいますよね。ママは何時に帰ってきてほしいと思ってる?実際に周りのママに「パパに何時に帰ってきて欲しいか」聞いてみると、以下の結果となりました。()内は第一子の学年です。20時までには帰ってほしい(小3)定時+1時間まで(年少)19時まで(3歳)定時(1歳)だいたい定時~20時までには帰ってほしいと考えているようです。また、子どもの年齢が低いほど、帰宅時間も早くなっています。ただ、周りのパパに聞いてみたところ「周りが残業していたら帰れない」「残業しないと休日出勤になる」「定時に帰ったら収入が減る」などの意見がありました。やはり多くのママが望む定時~20時に帰ることは難しいようです。育児を手伝ってほしいから早く帰ってほしいママの気持ちと、仕事に専念したいから早く帰れないパパの気持ち。そういった考えのミスマッチが、夫婦間のトラブルに発展するのかもしれません。 2. 残業の量で異なるパパの悩み同株式会社ドゥ・ハウス調査で「現在の家事・育児の悩み」について聞いたところ、全体で多かったのは「子どもとの時間がもてないこと(16.7%)」、「子どものパパ同士で何を話していいかわからない(11.4%)」でした。また、残業が少ない・多いパパで悩みの内容も異なるようです。残業が少ないパパの育児の悩み残業20時頃までのパパの悩みは、「家事・育児で自分の時間がもてないこと(16.5%)」、「子育ての考えかたについて配偶者とズレがある、意見が合わない(16.5%)」が多くなりました。他のパパよりも時間が取れるからこそ、育児のことでママと揉めたりしてしまうんですね。また、「子どもとの時間がもてないこと」に悩むパパが多いのに対して、仕事が終わったら育児が待っている……という、「自分の時間がもてない」現状に、疲れやストレスがたまってしまうようです。その結果、最近話題の仕事が終わっても家に帰らない「フラリーマン」の問題にもつながっているのかもしれません。「自分の時間がないこと」に悩むのはママだけではなく、イクメンパパもだということですね。残業が多いパパの育児の悩み一方で「残業20時以降までのパパ」の悩みは、「子どもとの時間がもてないこと」が約3割を占めています。育児に関する悩みではなく、そもそも「育児に参加できないこと」が悩みというのは、なんとも悲しいことですよね。さらに、「子どもが『ママのほうがいい』ということ」が他のパパよりも高い結果に。育児に参加できず、子どもにもなかなか懐かれないという、負のスパイラルに陥っているのだと考えられます。このままずっと子どもと関われないと、長期的に見て「子どものことがわからない」となってしまうおそれがあります。 3. パパは家事育児を楽しんでる?さらに同調査で「家事・育児を楽しんでいるか」と尋ねたところ、小学校低学年の子どもがいる層では「楽しんでいる」と「まあ楽しんでいる」の合計は、家事が58.9%で育児は82.9%となったそうです。仕事の終業時間で見てみると以下のとおりに。家事を楽しんでいる(全体:58.9%)時短~概ね定時あがり:66.9%残業20時ごろまで:55.3%残業20時以降まで:47.4%育児を楽しんでいる(全体:82.9%)時短~概ね定時あがり:86.1%残業20時ごろまで:82.4%残業20時以降まで:77.2%家事や育児に関わる時間が多いパパほど、「楽しい」と答えている人が多いことがわかりますね。仕事後の家事や育児は大変ではあるものの、その分だけ気づきや発見、触れていないと見えてこない楽しさがあるのかもしれません。それに、パパが早く帰ってきてくれることでママの負担が減って夫婦仲が良くなり、子どもがパパに懐くことで家族仲も良くなっているのではないでしょうか。仕事や職場の人間関係の兼ね合いで、なかなか早く帰ることが難しいかもしれませんが、たまには家族を優先した行動ができると良いですね。 やはりどうしても就業時間が長くなってしまうパパですが、ママと子どもはパパの帰りを楽しみに待っています。なるべく早く帰れる日を作るようにして、ママの助けになってあげてくださいね。長期的に子どもとの関係を良くするためにも、パパの存在は不可欠です。しかし、早く帰れるにも関わらずフラフラ寄り道をしてしまう「フラリーマン」もいるのが現状。ママはなるべくパパが帰ってきやすい家庭づくりを意識するようにしてください。パパとママ両方に息抜きの時間も必要です。家事・育児・仕事・休憩のバランスをうまくとってくださいね。参考:小学校低学年以下の子どもがいるパパが休日育児に関わる時間は「3~4時間」が主
2018年03月26日「子育てにはお金がかかる」と言われてもピンときていなかったけれど、実際に子育てをしてみるとその意味が痛いほどわかる…。そんなママ・パパも多いはず。しかし、ひと口に「子育てにかかるお金」と言っても、学費や習い事、食費、洋服、お小遣いなど様々ありますが、世のママ・パパたちは、これまでの経験から、子育ての何にかかるお金の負担が大きいと感じているのでしょうか?教育にかかるお金は負担が大きい?2017年9月に明治安田生命が発表した「子育てに関するアンケート調査(対象:20~59歳の子どもがいる既婚男女1032人)」を見れば、その答えが見えてきそうです。Q.子育てにおいて最も負担が大きいもの(複数回答)1位:学費…44.5%2位:習い事やお稽古事の費用…25.0%3位:学習塾・家庭教師の費用…23.1%4位:食費…21.9%5位:特に感じていない(費用を把握していない)…16.7%6位:衣類費…13.4%7位:日用品…9.7%8位:レジャー・旅行費用…9.5%9位:誕生日・クリスマス・お年玉等記念日の費用…7.3%10位:部活動費用…6.7%11位:受験費用…6.4%12位:お小遣い…2.1%TOP3までは、教育系の出費がズラリ。1位の「学費」に関しては、「平成28年度子供の学習費調査」(文部科学省)を見るとわかるように、幼稚園から高校まですべて公立に通ったとしても約150万円、すべて私立に通った場合は約440万円もの出費。仕方がないとはいえ、負担になると考えるのも無理はありませんね。2位には「習い事やお稽古事の費用」、3位には「学習塾・家庭教師の費用」が続いているところを見ると、教育熱心なママやパパは多いのかも?4位には「食費」がランクイン。必ずしもそうではありませんが、子どもの年齢が高くなってくるにつれて実感しやすいこと。特に中高生くらいのいわゆる“育ちざかり”の子どもがいると、お米があっという間になくなってビックリなんてことも…。5位には、「特に(負担を)感じていない」がランクインしていますが、数値を見るとわずか16.7%のみ。逆算すると、83.3%は負担を感じているともいえるので、やはり多くのママ・パパが「子育てにはお金がかかる」を痛感していることがわかります。とはいえ、負担に感じてしまっても、そこにお金をかけることをやめないのは、自分たちの子どものことを大切に思うから。もちろん、ある程度のお金は必要で、大切なものですが、何よりも「子どもへの愛情」が一番なのかもしれませんね。(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年03月08日華やかな一方で多忙なイメージがある建築の世界。その第一線で働くママ・パパたちは、子育てと仕事をどうやって両立しているのか。そのリアルな実態がわかるエッセイ集『子育てしながら建築を仕事にする(学芸出版社)』が刊行されました。そこで、編著者で「キュープラザ二子玉川」の商環境デザインを手がけた3歳児ママ・成瀬友梨さんをはじめ、建築家パパの三井祐介さんと豊田啓介さんも参加したトークイベントに潜入! さらに後日、成瀬さんにインタビューし、両立するための工夫や職場の環境づくり、働くママにとって過ごしやすい家づくりなどのアドバイスをいただきました。 ■「あきらめること」から始まる仕事と育児本でもトークイベントでも、多くのママ・パパが語っているのが「あきらめる」ことの大切さ。建築家は自分ですべての事柄を決定し、ディテールにとことんこだわる仕事ですが、育児が始まるとそうはいきません。「仕事をしていると子どもが気になるし、子どもといると仕事が気になる。葛藤もありますが、最近は鈍感力が身についてきました。例えば、忙しくても早く帰って家族と夕飯を食べたり、ビールを飲んですぐに寝ちゃったり。やってみると、結果はそう変わらなかったりするんですよね。すべてを自分がコントロールすることをあきらめることで、人が育つという面もあります(豊田さん)」。「私は、建築家の仕事と並行して7年間続けてきた大学助教の仕事を、辞める決断をしました。学生に対応する時間が足りなくなり、子どもと過ごす時間もボーッとすることが多く、体力気力の限界になってしまったんです。今やっている仕事も、細かいところには目をつぶってスタッフに任せている部分が多い。歯がゆい気持ちもありますが、今は我慢の時だと思っています(成瀬さん)」。育児も同様で、すべてを夫婦だけでやろうとするのではなく、あきらめが肝心。ベビーシッターや病児保育を利用したり、近所の知り合いやママ友に保育園の送迎を頼んだりと、周囲に頼ることが大切だと話してくれました。■「スケジュール管理」と「得意分野」で分担 本に登場する夫婦は、育児・家事の協力体制が完璧! それぞれの仕事や家族の行事など、あらゆる予定をスケジュール管理アプリで共有し、互いに助け合っています。「妻も仕事がかなり忙しいうえ、高齢の両親のサポートもある。だから、掃除や料理は僕がやることが多いんですが、家事は得意なので全然苦ではありません。妻は、買うと高いからと夜中に教材を自作したり、科学の実験装置を作ったりと、子どもの自発的な学習を促すための時間を惜しまない。お互いが得意なことを、自然と分担している感じです(三井さん)」「私は保育園への送り迎えや食事の用意、夫は掃除・洗濯・ゴミ出しなどを担当しています。私が出張の場合、夫は子どもにごはんを作って食べさせ、寝かしつけまでこなしてくれるので、本当にありがたい。2歳くらいまでまでは熱を出すことも多かったので、区の病児保育にはずいぶんお世話になりました(成瀬さん)」ほかにも、ルンバや食洗機・食材宅配サービスを活用したり、ファミリーサポートやベビーシッターを頼んだりと、両立するための方法は家族によってさまざま。試行錯誤しながら、自分たちに合ったスタイルを模索しているようです。■「クリエイティブな時間=1人時間」を確保する方法子どもが生まれるまでは1日中建築のことを考えていた建築家たちにとって、クリエイティブな時間をどう確保するかも重要な課題。仕事と子育てに追われる日々の中で、それぞれ工夫をしているようです。「子どもを寝かしつけた後で夜中まで本を読んだり考えごとをしたり、もう一度事務所に戻って作業をすることもあります。また、他業種の人に会ったり、面白そうなイベントに参加したりと、自分の世界を広げることも大事。どうしても夜の外出が多くなってしまうんですが、夫は快く送り出してくれます(成瀬さん)」「夕食はできるだけ家族そろって食べたいので、子どもを寝かしつけた後に1人で外出して、時間を確保することが多いですね、近所に3、4軒ある行きつけのバーで、ビールを飲みながら思考をめぐらせたり図面をチェックしたり。深夜1時ごろに帰宅して就寝、翌朝7時に起きるというサイクルです(豊田さん)」何かと忙しい子育て期に「自分だけの時間」を確保するのは難しいもの。お互いの仕事を尊重し合うこと、そして夫婦が同等に子育てスキルを身につけることが大切だと感じました。 ■ママ建築家・成瀬友梨さんにインタビュー! 働くママが子育てしやすい家とは?――まず、この本を出版しようと思ったきっかけを教えてください。成瀬さん:私は東京大学工学部建築学科の助教として学生の指導をしていたんですが、女子学生から「子育てと建築の仕事を両立する将来が想像できない。大変そうで、とても真似できない」と言われることが多かったんです。才能ある若者たちが「仕事か、子育てか、どちらかを選ばないといけない」と考えているとしたら、本当にもったいない。そこで、実際に両立している人々を紹介することで「自分にもできる!」ということを伝え、背中を押したいと考えたのがきっかけです。実際に、本が出来上がってみると、建築家に限らず、これから子どもを持とうとしている方や子育て中の方、会社のマネジメント層にも役立つ本になったと実感しています。――確かに建築家に限らず、子育てしながら働くことは「大変」というイメージが強いですよね。成瀬さん:実際に経験してみると、自分の時間が減ってしまうのは大変なのですが、豊かになったことの方がずっと多いんですよ。以前は、仕事に夢中で休日も常にインプットの時間でしたが、子どもがいると強制的にペースダウンするので、季節による太陽の光や緑の変化に敏感になりました。週末には公園で思いっきり遊んだり、保育園の友達家族と昼間からお酒を飲んだりと、世界が広がっていくのも楽しい。子どもができてからバリアフリーの大切さに気づくことができ、世の中には本当に多様な人がいることも知りました。――この本に出てくる建築家の皆さんは、会社の理解のもとで周囲と協力しながら仕事をしている印象を受けました。働くママが職場で協力を得るためのコツを、ぜひ教えてください。成瀬さん:子育てだけが大変なのではなく、それぞれにさまざまな事情があると認識することが、大前提だと思います。そのうえで、ほかの人が困っていたらいつでも相談にのる、協力する、というスタンスでいることが一番大事なのではないでしょうか。――子どもがいると、家に対する考え方も変わってきます。建築家の目線から見て、子育てしやすい家とはどんな家だと思われますか?成瀬さん:子どもが元気に動き回れるように、広くてのびのびした家がいいでしょうね。実利的には、玄関が広いのが一番。子どもが小さいうちは、ベビーカーや三輪車などいろいろと置くものがありますし、宅配便の荷物をちょっと置いておくのにも便利です。玄関で子どもの支度をすることも多いので、狭いと苦労するかもしれませんね。また、玄関が広いと全体の印象として余裕があるように見える、という効果もあります。――最後に、働くママ・パパへのメッセージをお願いします。成瀬さん:子育てを終えた方からは「子育ては大変だけど、さみしいくらいあっという間に過ぎてしまうもの」とよく言われます。その言葉を信じて、楽しんでいけたら素敵ですよね。私も怪獣のような子どもを抱えていますが、仕事も家庭も欲張りに生きていきたい。完璧じゃなくていいから毎日を大切にしていきたいと思っています。参考図書: 「子育てしながら建築を仕事にする」 (学芸出版社)著・編集 成瀬友梨ゼネコン、アトリエ、組織事務所、ハウスメーカー、個人事務所等、異なる立場で子育て中の現役男女各8名の体験談を集めたエッセイ集。仕事と子育ての両立に奮闘しながら、欲張りに楽しむリアルな姿が見えてくる。成瀬友梨 プロフィール1979年愛知県生まれ。2007年東京大学大学院博士課程単位取得退学。同年に成瀬・猪熊建築設計事務所共同設立。と2010年〜2017年東京大学助教。地域・ライフスタイル・コミュニケーションという観点から建築を考え、シェアをキーワードに設計を行う。主な編著書に『シェアをデザインする』『シェア空間の設計手法』等。
2018年02月27日夫婦で子育てをしていたら、パートナーの協力が必要不可欠ですよね。とはいえ、具体的にはどんなことをしてもらいたいものなのでしょうか?そこで、ママがパパにやってほしい家事・育児を調べてみました。ママ250人に聞いたやってほしい家事・育児ランキング「保険クリニック」が2017年12月8日~12月11日に、未就学児を持つ共働き夫婦男女500人(各250人)に、「共働き夫婦の家事・育児分担」に関するアンケート調査を実施しました。そのなかで、ママがパパにやってほしい家事・育児を質問しており、結果は以下の通りです。Q.父親にやってほしい家事・育児は何ですか?(複数選択)1位:子どもの遊び相手(156人)2位:子どものお風呂(131人)3位:預け先への送り(105人)4位:家事(掃除)(99人)5位:子どもの寝かしつけ・夜泣きの対応(95人)6位:朝の支度(92人)7位:家事(洗濯)(78人)8位:家事(料理)(75人)9位:預け先からの引き取り(73人)10位:子どもが病気の時の看病(会社を休むなど)(69人)もっとも多くのママが選び、1位となったのは「子どもの遊び相手」。部屋の掃除や洗濯、おむつ替えなど、数ある家事・育児のなかでは、パパとしては割と協力しやすい項目ではないでしょうか。この項目を選んだママとしては、パパが子どもを見ている間に、さっさと家事を済ませたり、ちょっとだけ自分の時間を作りたいという気持ちがあるのかもしれません。2位にランクインしたのは、「子どものお風呂」。ママひとりで子どもをお風呂に入れるのはなかなか大変な作業になるので、パパにも協力してもらいもの。パパが子どもをお風呂に入れて、あがったらママがカラダを拭いてあげるなどの連携がとれるだけでだいぶ楽になりますよね。4位、7位、8位には「家事」に関する項目がランクインしています。パパがする家事としては、洗濯のイメージが強いですが、実は洗濯や料理よりも、掃除をやってほしいというのがママのホンネなのかも。家事・育児を分担しているかどうかは、夫婦にとってはとても重要な問題ですよね。みなさんのご家庭では、パパにどんな家事・育児をやってもらっていますか?(文・山手チカコ/考務店)
2018年02月17日マーク・ウォールバーグとウィル・フェレルの、新旧パパ対決を描いた『パパVS新しいパパ 2』のブルーレイ&DVDが4月11日(水)よりリリース、同時レンタル開始されることが決定した。■あらすじ子どもたちに最高のクリスマスを過ごしてもらおうと考えた元パパ・ダスティと今パパ・ブラッド。そんな2人の援軍にやってきたのが、おじいちゃん2人。1人はパワフル&ワイルドなカート(メル・ギブソン)、もう1人は優しいけど間が抜けているドン(ジョン・リスゴー)。みんなで子どもたちに最高のクリスマスを経験させるつもりが、新旧家族同士が入り乱れて戦うクリスマスに!?■マーク・ウォールバーグ、ウィル・フェレル、メル・ギブソンら豪華共演!前作でも監督を務めたショーン・アンダースが引き続きメガホンを取り、並居る競合を抑え全米興行収入ランキング初登場2位(2017/11/10~11/12)に輝いた本作は、『トランスフォーマー』シリーズや『パトリオット・デイ』のマークと『俺たちフィギュアスケーター』など『俺たち』シリーズのウィルが“新旧パパ”としてバトルを繰り広げるストーリー。2人のほかにも、おじいちゃん役に『リーサル・ウェポン』シリーズのメル・ギブソン、『猿の惑星: 創世記』のジョン・リスゴー、さらにプロレス団体「WWE」のスーパースター、ジョン・シナが出演。またメルとジョンの参加を受け、日本のメディアでも広く取り上げられ、製作発表時より大きな話題となった。今回リリースされる本作のブルーレイ+DVDセットには、約100分の本編のほか、未公開シーンやメイキング集を含む特典映像も収録されている。『パパVS新しいパパ 2』ブルーレイ+DVDセットは4月11日(水)リリース。※レンタルブルーレイ、レンタルDVD同時リリース(cinemacafe.net)
2018年01月19日子どもが生まれるにあたって、「子育てで僕に出来ることって何だろう」って考えているそこの旦那さん!! あなたはすでに良きパパです。ただ生まれた瞬間からスタートする母親業とは違って、お父さんという生き物はスタートダッシュが遅い場合が多く、我が家の場合は、父親である夫が母親の私に追い付くまで5年はかかりました。きっと生まれる前まではやる気満々だったお父さんも、生まれてみれば自分には母乳は出せないし、抱っこしてもどうも泣かれることが多いし、2人の子どもっつったって現実的に日中は仕事があるし…。こういう小さな「お母さんじゃないとダメ」が積み重なって、お父さんの自信を少しずつ削いでいってしまうのかもしれません。私たち女性は父親側の寂しさにも似た諦めにも似たような感情をなかなか理解することができず、不満をぶちまけてしまいがちですがどうかそこを!!「俺だって一生懸命やってるんだよ!」とキレかえさずに刀を鞘に納めてくださいませ。「もっと手伝ってよ!」と妻にブーブー言われつつも心のなかでは「物理的にそんな時間ないよ…」と思っているそこのパパ!これをやってくれたら夫の株が急上昇する!! というスペシャル術を伝授いたします。お皿を洗ってくれるのもうれしいし、ゴミだししてくれるのもありがたいけれど、これをやってくれたら他のパパより頭1個分出るんじゃないかなと思うことがあるんです。しかも、2人目、3人目こそやってくれるとありがたいこと。■2歳と0歳の2人育児は毎日が戦争私は次男が2歳半のときに三男を出産しました。「王道の2歳差育児」を地で行っていたのですが、この2歳差っちゅうのはメジャーなわりに、一番大変な組み合わせなんじゃないかと思う年齢差でして。2歳0歳を1人で見るなんて毎日が戦争すぎるんです。しかも私は専業主婦だったので、長男は幼稚園で昼過ぎまで預かってもらってましたが、次男はまだ未就園で私がずっと家で見ていました。専業主婦って一見お気楽に見えるのかもしれませんが、実際はかなり向き不向きのある分野で、子どもと24時間365日毎日いることに向いてる人と、向いてない人に分かれると思います。当時は絶賛イヤイヤ期の2歳次男と不眠症の0歳に毎日毎日息をつく間もないほど振り回されていましたが、そんな中でよく周りからアドバイスされた言葉がありました。「1人で頑張らずに周りを頼ってね」これ、本当によく聞きました。「頼れるものはどんどん頼って。」と。でも、これが私にとってはハードルの高いことだったんです。■どこを頼ればいいかわからないまず、どこに頼ったらいいのかがわかりません。子どもが生まれた時には保健師さんが子育て支援の案内を持ってきてくれます。ただ「それ」は冊子のなかに閉じ込められていて、具体的なことは何もわかりません。施設の名前がずらりと並んでいるか、よくても簡単な自己紹介が書かれているだけです。もちろん子育て支援センターも、ファミリーサポートも、一時保育も病児保育も、それぞれがどういった支援をしてくれる場所なのかは2人目ということもあって理解はできていました。(1人目のママさんだとまずここから勉強することになるので、よりハードルは高くなるかもしれません)ただ土地勘もなく、横の繋がりもほとんどない私からしたら「家から近くて預かりが出来る施設がどこなのか」「そもそも空きはあるのか」そこから調べることが必要になってくるわけです。夫も、毎日寝不足でてんてこまいの私を見かねて、次男を「一時保育に預けたらどうか?」と提案してくれていました。周りも夫もみんながみんな「一時保育やファミサポなどを利用してもっと息抜きしたら?」と言っていたのにも関わらず、私はなかなか重い腰をあげることができませんでした。そんな日々を過ごしながら数年たち、三男を出産。さらに毎日がてんてこまいになりました。そんなに大変なら、どうしてもっと楽になる方法を探し出そうとしないのか。その理由が当時の私には自分でもよくわかりませんでした。なんだかんだと理由をつけてなかなか動きだそうとしなかったのですが、どうして動こうとしなかったのか、数年たった今になって分かってきたんです。調べようとしない理由は、お金でもないし、罪悪感でもないんです。やる気が出ないんですぅぅぅ!!えええぇぇぇーーー!!! やる気の問題っ!?とお思いかもしれませんが…落ち着いて聞いてください。■寝不足で、必死で…冷静な判断ができないなんていうか…抽象的ですが、5歳2歳0歳男の子3人を1人で育ててる毎日って、ちょっと常識とはかけ離れたような生活というか、どこかしら思考が停止してるようなところがあるんです。(言い方はアレですけど、少なからずどのママにもあるんじゃないかと思います。一番大変な時期の記憶がないっていう話もよく聞きます)日々をこなすことで精一杯で、寝不足で、理性的な判断ができない部分があるんですよね。資料を開いて、どこが一時保育をやっていて、どこなら預かってもらえるか、1件1件電話して確認していく。この作業がものすご~~~~くハードルが高いです。私は途中で仕事を始めてようやく必要に迫られて一時保育を探し始めましたが、冊子に載ってることと現実は違います。電話して聞いてみれば一時保育は飽和状態で実質、機能が停止している保育園もたくさんありますし、「その日の空きがあれば可能。空きがなければ無理」といった確約ができない保育園もたくさんありました。子どもが静かな時間に電話できればいいのですが、3人揃って昼寝してる時間もないですし、電話1本かけるのがこんなにも大変だとは、きっとお父さんには分からないんじゃないでしょうか…。そこで、最初の話題に戻りますが、パパたちに協力してもらいたいことがあります!!ニーズはすべてのママには当てはまらないかもしれませんが、私のようなママも一定数いると思います。ずばり…「一時保育に預けたらいいんじゃない?」と提案するだけでなく、見繕ってきてほしいんです!預けるのは妻なんだから自分で探せ、じゃなくて、妻の代わりに(もしくは一緒に)探してきて、なんなら面接日をセッティングしてきてほしいんです。他力本願でだらしないように思えるかもしれませんが、「この日にこの場所に行け」とお膳立てしてくれる人が欲しい。私が求めていたのはこれだったんだと思います。どこなら預かってもらえるのか、預かってもらうとしたらどうすればいいのかなど、リサーチして、結果を教えてくれるだけでもかなり労力が減ります。一時保育にせよ、ファミリーサポートにせよ、一度現地まで向かって登録しないといけない場合がほとんどです。ファミリーサポートの場合は本部に登録して、さらに提供会員さんと事前面談もしなければなりません。人命に関わることなので必要なことなのですが、赤ん坊と赤ん坊みたいなもん2人連れて1人であちこち出向くこと自体どうしても億劫になりがちです。そこを、夫が一緒になって動こうとしてくれたなら…有休でも取って一緒に動いてくれたなら、奥さん、きっとものすごく助かると思います。私が欲しかったのは、情報がつまった冊子でも、「預けたらいいよ」の気遣いでもなくて、「一緒になって探してくれる人」だったんだと今になってようやくわかりました。利用するしないは別として、夫が一緒になって子育て支援施設情報を調べてくれてるって分かるだけでも妻としては心が温まると思います。世のお父さんたち。一時預かりが出来る保育園、身近にどこにあるかご存じですか?ファミサポってなにかご存じですか?「なにそれ?」なお父さんもまだまだたくさんいるはず。お母さんだけの仕事じゃありません。ぜひ一緒になって調べてみてください。
2017年11月23日ウーマンエキサイトをご覧の皆さま、こんにちは! おませな娘5歳と、イヤイヤ期真最中の息子2歳と、夫と暮らしているマイペース母のぺぷりです。おしゃれが楽しいお年頃の娘は、毎日幼稚園から帰ると「今日は〇〇ちゃん、虹色のキラキラのリボンしていたんだよ。娘もああいうの欲しいなって思ってたんだ~」と、ちゃっかりおねだりもしつつ報告してくれます。また、新しいヘアアクセサリーやお洋服を買うと私や息子に見せて回り、「かわいいね~」という言葉にニマニマした後は、「パパがみたら、なんていうかな?!」と、やたらとパパの反応を気にします。「絶対かわいいっていうよ!」と答えると、くねくねしならがうれしそうにしています。息子が生まれてから、娘と2人でおでかけをする時間が取れていなかったので、先日娘と2人でおでかけしてきました。その時のお話です。夫婦揃って親バカ反応でお見苦しくてすみません。でも、パパの反応はたいがいこんなかんじなのです。親バカはもともとですが、単身赴任が始まってからさらにその傾向が増しているように感じます。パパの反応を思い浮かべながらうきうきと家に帰った娘。はたしてパパのリアクションは…?パパは初見の時はバタバタしていて娘の変化に気付きませんでしたが、ようやく気付き、さらにお望みの反応ももらえて、ご満悦の娘でした。かわいいって言われるだけで心が躍るのは、子どもも大人も同じですね。たまに、「わが子のことをかわいいかわいい言い過ぎかな? 自意識過剰な子に育ってしまうかな?」と心配になることもありますが、こうやって親からの無条件の愛情を感じることで、子どもは自己肯定力を高めていけるらしいので、これからも子どもたちに向かって「かわいいかわいい」と言い続けようと思っています。それを他人にも押し付けたらだめですけど、家で「かわいいかわいい」言う分には問題ないと思うし、そうすることでお互いにうれしくなるし、いいことずくめです。
2017年11月17日みなさんのお子さんは、パパのこと嫌いって言いますか?家庭円満のためには、パパもママも嫌いだなんて言ってほしくありませんよね。でも、わたしは身に覚えがあります。こんにちは、波乱万丈系フリーライターのサクです。悪気はなくても両親に反発したり、避けてしまう時期があります。いわゆる反抗期の「パパ嫌い」なのですが、子どもの”パパ嫌い”発言には、別の要因があるようです。”パパ嫌い”発言にお困りのときは、以下の点に注意してみてください。●子どもの耳に入るところでパパの悪口を言う特に子どもとパパの間で喧嘩やトラブルがなかったにもかかわらず、子どもが突然「パパ嫌い」と言うようになった場合、ママの味方であることを示すため に、パパを敵視することがあります。心の底から憎んでいるわけではなくても、ついパパに対しての愚痴をこぼしてしまうことってありますよね。ママ友が家に遊びに来ているときや、電話など、相手のペースに合わせてしまうこともあると思います。『パパのこんなところが嫌だ』そんな話を、子どもの耳に入るところでしてしまうと、子どもはママが大好きですから、パパはママを辛い目に合わせる人だと思ってしまいます。夫婦間で喧嘩をすることもありますが、できるだけ、パパの悪口となることを、子どもの前で言うのは避けましょう。また、パパの評価を下げるようなことも、極力聞かせないように しましょう。パパの給料は安いとか、出世しないとか、学歴など、子どもにとって、パパの社会的評価を下げることになります。すると、容易に「パパ嫌い」と言うようになる可能性があります。●パパへの挨拶、お礼の言葉がない家庭子どもには、挨拶やお礼などをしっかりすることをしつけているご家庭がほとんどでしょう。1日の生活を通し、ママとの子どもだけの時間のほうが、パパと過ごすよりも長くなるご家庭が多いと思います。そのため、ママと子どもの間では、おはようからおやすみ、ありがとうやごめんなさいのやりとりも増えます。では、パパとママの間ではいかがでしょうか。両親のやりとりや雰囲気を、子どもはよく見ています。パパの扱いが雑だと感じると、子どもにとってパパの家庭内ポジションが、下層部にランキングされます。まずは大人同士が、しっかりと挨拶やお礼を言えるように しましょう。●パパも育児に参加するパパも子どもの話を聞くなど、育児への関心を行動で示してください。今日はなにをして遊んだのか。たった一言でも構いません。もっと聞き上手のパパは、学校ではどんなことがあったか、算数はどんな問題を解いているか、音楽ではどんな歌をならったかなど、ちょっとした出来事への関心を示しましょう。返事から、自身の思い出トークに話題を膨らませても楽しいと思います。子どもは自分に関心を持っていてくれるおとなを信用します 。些細な助言をしてくれたり、話を聞いてくれるだけでも、自分を受け入れてくれるひととして尊敬をします。パパもあなたのことを心配しているよ、愛しているんだよという思いを、言葉や行動にあらわすことを、子どもたちはわたしたちおとなが考えている以上に望んでいます。----------これらはあたりまえのようですが、日々の生活に追われていると忘れてしまいそうなことでもあります。つい、パパの愚痴をこぼしたり、喧嘩もします。強い口調で用事を頼むこともあると思います。でも、子どものパパ嫌いは、ママとパパの関わり方が大きく影響しているようです。実際に、わたしは「パパ嫌い」な子どもでした。深い理由は割愛しますが、母は父の悪口をよく言いましたし、挨拶もそこそこ。父も寡黙すぎて子育てに興味があるのかわかりにくいひとでした。そのため、当時は一方的に父が悪いものと思っていましたが、おとなになった今、母にも父にも非があったのだとわかるようになりました。もちろん、両親の良いところもわかるようになりました。さて、まとめに戻りますと、ママが全面的にパパを立てて、いろいろと我慢をしろという訳ではありません。パパも、ママのサポートや感謝の気持ちをあらわすなど、対等の対応をしなければ、ママだって疲れてしまいます。パパ嫌い!が始まったら、反抗期を疑うだけでなく、家族のあり方を見直してみましょう。おとな同士の風通しが良い家庭は、「パパ嫌い」を防げると思います。●ライター/サク(波乱万丈系フリーライター)●モデル/藤沢リキヤ
2017年11月13日パパ目線から切り取る子育ては、ママが知ることができない悲喜こもごもが詰まっています。今回は、以前に紹介した子育てパパマンガ企画の第2弾として、3人のパパマンガを紹介します。ポイント制、見せ育児…新鮮な子育て論をコミックタッチで描く宮川サトシさん1人目は、宮川サトシさん。以前に紹介したパパマンガ家・小山健さんイチオシの方で、宮川さんは、1歳の娘さんの子育てを通じて感じたことを、『BABY!』(11月より『ベビモフ』)の『そのオムツ、僕が替えます』で描いています。“見せ育児”や“ポイント制育児”など、「パパは、こんなことを考えて育児していたの!?」と思うような発想をおもしろ楽しくつづっています。ママ目線からも共感できる、ディテールまでこだわった子育ての描写に「わかる!」と、ついうなってしまうほど。子育てマンガには珍しいコミック系のタッチも新鮮で、パパも楽しんで読めること必至です。(マンガはオンラインほか、電子書籍で読むことができます)ほっこり癒やし系、子育ての楽しみを伝えてくれるつむぱぱさん2人目は、インスタグラムでマンガを紹介している、つむぱぱさん。(@tsumugitopan)。同じく1歳の娘さんのパパであるつむぱぱさんのマンガはほっこり癒やし系。暮らしの中で起こる、娘さんとの愛らしいやり取りや子育てのエピソードに、思わずほおがゆるんでしまいます。 慌ただしい日々の子育てに一息入れたいとき、お疲れ気味のママ・パパに育児の楽しみや喜びを思い出させてくれる、そんなマンガです。また、古い家具や道具が大好きで、DIYにも凝っているつむぱぱさん。小さなお子さんがいる家とは思えないほど、おしゃれなインテリアにも注目です。のんびり田舎暮らしと子育てを両立するロクパパさん3人目は、ブログやインスタグラムで子育てマンガを発信しているロクパパさん。もうすぐ2歳になる息子さん、スパイスアーティストの奥さまと一緒に、今年の夏から宮城県で田舎暮らしをされています。自然豊かな環境で子育てをするロクパパさんのマンガは、まさに大自然を感じさせるエピソードがいっぱい。果物や野菜の収穫、虫との出合いなど、子どもにとっても刺激的な日々の暮らしが伝わってきます。また、マンガだけでなく、丁寧な写真と文でつづられた日記は、子育てに役立つ話がいっぱい。パパが考える「ママ向けのつわり対策料理&飲み物」や、元製薬業界のサラリーマンだった経験を生かした「薬や病気に関する豆知識」もわかりやすく、とても参考になります。子育て=ママの仕事という時代は終わり、今はパパがママと同じように子育てに関わるのが普通になっています。パパもいろいろな思いや楽しみ、喜び、悩みを抱えながら、子育てをしていることが3人のパパマンガから伝わってきます。パパの気持ちを知るきっかけに、子育てのリフレッシュに、楽しいパパマンガをぜひチェックしてみてください。<文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年10月30日ますますグローバル化の波が押し寄せている今、子どもたちの教育にとって大切なのは「英語力」なのか「国語力」なのか、という問題は多く語られています。実際に子育てをしているパパママ世代はどう考えているのでしょうか。Q.子どもの教育、「英語力」「国語力」どっちが先?1.少しでも早く「英語力」が先 7.6%2.まずは土台の「国語力」が先 61.9%3.どちらが先でなく「英語力」も「国語力」も 29.9%4.それよりも他の習い事 0.5%まずは土台の「国語力」が先という人が61.9%と半数以上という結果になりました。次に多いのが、どちらが先でなく「英語力」も「国語力」もという意見でした。パパママ世代は国語力を大切にしている人が多いようです。■日本人なら国語力をまず先に算数の問題を解くにも、問題の意味がわからなくては解けないですし、勉強以外の人間関係では国語力が大事。それ以外にも日本人の誇りとして、美しい日本語を話してほしいという気持ちもあるようです。「我が子を見ているとやっぱり国語力って大事だなと思います。テストの問題が解ける解けないだけでなく、人との関わりにもつながってきますから」(山形県 40代女性)「日本人ですから日本語が先です。変な日本語を話している若者を見ると情けなさを感じる」(愛媛県 50代女性)「日本人にとって国語の力は必要不可欠だと思います。日本人の多くは、思考は日本語でおこなっているからです。国語力を高めることによって、より深く物事を考える力がつくと思います」(鳥取県 40代女性)■欲張りなことを言えばやっぱり両方!親としてはこれからの世の中を考えると、国語力も英語力も持っていてほしいと思うもの。自分ができなくても子どもに望むのは、欲張りすぎでしょうか?「どっちも大切だと思う。英語は日本語を覚えるようにまず聞き取り、発音できるように英語に慣れることが大切で、これからは英語ができて当たり前の世の中なので、がんばってもらいたいです」(愛知県 40代女性)「英語が先とか国語が先とかではなく、小さなときから触れさせておくとどちらも身につくのです。大人が思っている勉強とは違うのです」(千葉県 40代女性)「どちらも大切ですね。こらからは英語力はどんどん必要になってくると思います。それにともなって海外の方に、日本や日本語を紹介することも増えてきます。そのときに、やはりきちんとした日本語は必要」(千葉県 50代女性)■小学生から母国語と英語を学ぶ国も日本に近い国である韓国や中国でも小学生からの英語教育は当たり前。その他、世界の中でもビジネスがしやすい国と言われているシンガポールでは、一定の教育を受けた人ならほとんどが英語を話せるそうです。「小さなころから英語を使うことで、日本語への理解が深まっていく我が子を見ながら両方大事だと実感しています。子どもには何カ国語も学ぶ能力が備わっています。ただ単に、今日本の教育が両方を上手に育て上げる仕組みになっていないだけだと思います。このままではグローバル社会から取り残されてしまいます」(島根県 30代女性)Q.子どもの教育、「英語力」「国語力」どっちが先?アンケート回答数:5607件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年10月16日今では、ペットを飼っているご家庭も多いと思います。でも、ペットと暮らすということは命に責任を持つことでもあります。子育て世代のパパやママはペットについてどう考えているのでしょうか。Q.自宅でどんなペットを飼ってる?飼いたい?1.犬 32.8%2.猫 17.5%3.ハムスターなどの小動物 11.0%4.魚・は虫類など 8.6%5.ペットを飼う予定ははい 30.1%猫ブームの中、なんと犬を飼っている・飼いたいという人が32.8%と最も多い結果になりました。次に多いのは、ペットを飼う予定はないというもの。集合住宅などではペット禁止のところも多いという現実もあるようです。■子どもの世話だけで精一杯!今は手がかかる子どもたちの面倒だけで精一杯というママの本音がうかがえる結果に…。犬を飼うなら子どもたちが散歩に連れて行けるくらいの年齢だといいのかもしれません。「子どもたちは犬を飼いたいとずっと言っています。私も嫌いではないけれど、結局世話をするのは私になるのは目に見えているし、仕事と家事で毎日忙しいのに、これ以上仕事が増えるのは無理」(奈良県 40代女性)「子どもたち3人で精一杯です」(東京都 40代女性)「今は子どもを育てるのに必死で余力がない。子どもたちに手がかからなくなり、一緒にお世話ができるくらいになったら考えようかと思います」(神奈川県 40代女性)■すでにペットを飼っている人は家族の一員ペットを飼うことは子どもにとっても命の大切さやお手伝いとしてお世話をするなどのメリットがある事も。もちろん子どもだけでなく、親も癒されたり心の支えになっていることもあります。「ダックスフンドを1匹飼っています。家族の一員としてみんなに可愛がられています」(神奈川県 40代女性)「フトアゴヒゲトカゲ2匹と亀2匹。それと保護センターから引き取った犬が1匹います。毎日世話がありますが、癒されています」(静岡県 40代女性)「現在は犬6匹とリクガメ。ペットと言っても子どものような存在。別れは毎回とても悲しくつらいです。だけど、この子たちのおかげと思う場面も多いですよ」(熊本県 30代女性)■もうペットなしでは生きられない!もはやペットなしの生活は考えられないという人も。人間同士の絆とはまたちがった動物との絆を実感することもあるようです。ペットのお世話をしているようで、実は人間が動物からたくさんのものをもらっているのかもしれませんね。「猫だらけです。ですが、我が家は猫たちなしでは生きられないかも。愚痴は聞いてくれるし、家族全員動物としゃべる! ストレス発散にもなっているのでしょうね。ペットはお金もかかるけど、それ以上の大切なものをもらっている気がします」(千葉県 40代女性)Q.自宅でどんなペットを飼ってる?飼いたい?アンケート回答数:7758件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年10月05日こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です。育児に積極的に参加している、あるいは参加したいと思っているパパはたくさんいます。それでも、“パパがどんなことに育児のストレスを感じているか”については、あまり知られていないのではないでしょうか。そこで今回は、パパに特徴的な育児ストレスやパパの育児ストレスに対してママができることについて考えていきます。●(1)育児疎外感によるストレス清水(2006)の調査では、パパの育児ストレスで最も多くみられたのは、“子どもの自己本位な特性”に対する怒りや不満、疲れであることが報告されています。ここでいう子どもの自己本位な特性とは、「言うことを聞かない」「わがまますぎる」「泣く」「騒ぐ」などです。これはママにも共通する育児ストレスといえるのではないでしょうか。ただ、この“子どもの自己本位な特性”の中には、パパに特徴的な内容も含まれています。それは、「かわいがっているのに“お母さんのほうが好き”といわれたとき」「“パパ嫌い”といわれたとき」というものです。お子さんからのこうした発言によって「自分は子どもに愛されていない 」といった育児疎外感を抱いているパパは多いといわれます。そして、この育児疎外感によって「ママの方が子どもは喜ぶから、ママに育児をまかせよう」「子どもはママがいいといっているし、(自分は)早く家に帰らなくてもいいや」といった風に考えてしまうパパもいるのではないかと思います。そうなると、パパとお子さんの関わりはますます減り、ママの育児の負担だけが重くなるという結末につながりやすくなります。また、パパの育児への関わりが減ることは、ママの育児負担が増えるだけでなく、お子さんの成長にとっても気になる面があります。なぜなら、子育てに積極的なパパのもとで育った子どもは、“知能や社会性が豊かになる ”といった指摘があるためです。お子さんに「ママの方がいい」「ママの方が好き」といわれて悪い気がするママはいないと思いますが、もし夫婦で仲良く力を合わせて子育てをしていきたいと考えているのなら、お子さんがパパの前で「ママの方が好き」と言ったときには注意しましょう。ママがすぐにできることの1つは、パパに子どもの“発達プロセス”を理解してもらう ことです。たとえば、パパには「“ママが好き”というのはスクスク成長している証だって本に書いてあるよ」「うちだけじゃなくて、どの子もそういってるみたいだよ」など、子どもが最も身近にいるママに強い“愛着”を示すことが一般的な成長プロセスであることを伝えてみるのもおすすめです。また、成長するにつれ、お子さんがパパや家族、友人へと少しずつ世界を広げていくことなど、“この状況がずっと続くわけではない”ことを伝えるのも効果的だと思います。ここで肝心なことは、“ママがいい”という理由が必ずしも“パパが嫌い”だという理由 によるものだけではないということをしっかりと伝えていくことだと思います。また、子どもはママの影響を強く受けますので、パパがいないときにもパパのことを話題にしたり、「ママはパパが好きだよ」と子どもに伝えたりすることもおすすめです。もしかしたら「あなたが面倒みないから、そう言われるんじゃないの!」とパパを強く非難したいママもいるかもしれませんが、強い非難はパパを子育て(家庭)から遠ざけることにもつながりかねませんので注意が必要です。●(2)家事スキルによる育児ストレスパパの育児ストレスの中には、家事が苦手なことによって生じているものもあります。たとえば、パパが子どもを預かる場面を考えてみても、“食事”や“片づけ”が求められます。子どもを預かることにも慣れていないのに、そのうえ家事ともなると……パパにとってはかなりきつい状況だと思います。そのため、家事が苦手なパパにお子さんを預ける際は、火を使わずに食べられる食事を用意しておいたり、最低限の片づけだけをお願いしたりすることからスタートすることをおすすめします。理想的なのは、週末にパパと簡単な料理を一緒に作ったり、簡単な片づけをお願いしたりすることからスタートし、パパの家事スキルを徐々にあげていく ことです。また、仕事で体がクタクタにもかかわらず、子どもを公園に連れていくなど“体を使った遊び”を求められることにストレスを感じているパパもいます。“からだを使った遊び=パパの役割”という意識がパパにもママにもあることから無理をしてしまい、慢性的に疲れが抜けないというパパの声も耳にします。何といっても体は資本ですので、パパの体の調子に合わせて、その日の遊びを選んでいくといった姿勢も大切です。……かくいう私も夫に外遊びをお願いしがちなので、気をつけたいと思います(笑)。----------いかがでしたか?今回はパパの育児ストレスについて考えてみました。このコラムが夫婦で仲良く子育てするためのヒントになれば嬉しいです!【参考文献】・『小児保健研究(65巻)』/P26〜34「父親の育児ストレスの実態に関する研究」清水嘉子(2006)●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)●モデル/倉本麻貴
2017年08月29日ある日突然、赤ちゃんがパパを拒絶するかのように泣き出すことがあります。これは「パパ見知り」ともいわれ、赤ちゃんがパパに対して人見知りをしてしまうことをいいます。個人差はありますが、生後半年から2歳くらいの間に見られ、ギャン泣きするわが子に途方に暮れたパパが、育児をあきらめてしまう原因にもなるといわれています。この「パパ見知り」、どうやって回避すればいいのでしょうか。■赤ちゃんはパパの何を受け入れないのか?「うちの娘は、1歳を迎える直前でパパ見知りがスタート。夫が抱っこすると、すぐに泣き出してしまいました。夫はとてもショックを受けて…。でも赤ちゃんとパパをよく観察していると、パパが赤ちゃんの食事の世話をしている最中は泣かないんですよ。だから『娘がパパを受け入れるところはどこなのか?』を探して、それを夫に頼むことにしました。娘は、私以外の人に抱っこされるのがいやだったみたいで、それさえしなければ大丈夫。添い寝も問題なし。夫のできることを見つけてはお願いしていました。こうして距離を縮めるうちに、パパ見知りはしなくなったように感じます」(34歳・4歳児のママ)娘が泣くからといって、パパを放置しては、育児への参加意欲が失われてしまうかも。パパ見知りはママ以外の人を認識できるようになったからともいわれています。子どもの成長した喜びを伝えつつ、パパのフォローを忘れないようにしましょう。■もはやパパは他人!? 赤ちゃんがパパを覚えるには「夫は出張が多く、1週間以上も家を空けることがしょっちゅう。そのため、生後3ヶ月くらいからパパ見知りが始まってしまいました。抱っこはもちろん、近づくだけで号泣。もはや他人としか思えなかったのかもしれませんね。そこで、パパの顔や声を覚えてもらおうと、出張時もSkypeで娘と会話してもらうことに。娘は何を言われているかわからないかもしれませんが、パパが近くにいるということを感じてほしいと思ったんです。いまでもパパの抱っこは苦手ですが、話しかけても泣かなくなったし、少しずつ改善されているのかな?」(33歳・1歳児のママ)生まれたばかりのときはママと一緒に過ごす時間が圧倒的に長く、パパと顔を合わせる時間は少ないという家庭は多いですよね。それでも、テレビ電話などを使って娘と話す機会を作れば、他人とは思われずにすむかも?残業が多い場合は、パパの仕事の合間にぜひ時間を作ってもらいましょう。娘の顔を見れば仕事の効率がアップして、早く帰ってきてくれると、さらにうれしいですね。■赤ちゃんの前でハグ! 夫婦仲がパパ見知りを救う?「息子は、生後半年くらいでパパ見知りに。先輩ママから『夫婦仲がいいと直る』と聞いたので、実践してみました。息子の前でわざとらしくハグしたり、夫にあーんして食べさせてもらったり(笑)。効果があったのか成長したからなのかはわかりませんが、徐々に改善されました」(32歳・2歳児のママ)パパとママが仲良くすることで、「パパ=怖い人ではない」と印象付けることができそうです。夫婦仲もより深まって一石二鳥!?■夫フォローをしないと、非イクメンになってしまう!?「長男は1歳くらいでパパ見知りをするようになりました。姑から『気にしないほうがいい』といわれたこともあり、とくに何も対策を取らなかったのですが。でも、夫は相当ショックを受けたみたいで、育児に協力してくれなくなってしまいました。次男もパパ見知りをしましたが、そのときは夫に『気にしないほうがいいみたいだよ』、『パパが積極的にお世話したら変わるかもね』とフォローしました。すると、嫌われたくないからか、一生懸命お世話をしてくれるようになったんです。頭でわかっていてもやっぱりパパにとってはショックな出来事だろうから、「きちんとフォローしてあげなきゃいけなかったと反省しました。その後、長女が生まれたときには、パパ見知りされないように積極的に育児に参加していました」(39歳・小学3年生、小学1年生、4歳児のママ)頭ではわかっていても、わが子に拒絶されるのはつらいですよね…。他人の子に泣かれても悲しいものですが、それが自分の子となればなおさらです。パパが傷心になるのは言うまでもありません。イクメンになってもらうためにも、ママがしっかりフォローしてあげたいですね。
2017年08月09日車の所持率が減っていると言われる中、子育て世代のパパやママに緊急調査をしました。すると94%の人が所持していることがわかりました。子どもとの生活に車はやはり必需品のようです。実際のパパやママの意見も聞いてみましょう。Q.自家用車、持ってる?1.1台所持している 49.9%2.2台以上所持している 44.1%3.所持していない 6.0%94%が自家用車を持っている結果に。そのうち44%が2台以上ということがわかりました。交通機関が発達していない地域では、大人はひとり1台が基本のようです。■田舎は車がなければ暮らせない!買い物に習い事の送り迎えなどにも車がないととにかく不便という意見が圧倒的。仕事に行くのも車なので、ひとり1台所持するのが当たり前に。「田舎で交通機関はなく、ひとり1台のマイカーがないとどこにも行けないほど不便です。都会のように電車やバスが網羅していたらいいなと思います」(徳島県 40代女性)「宮崎では、ひとり1台ないと不便」(宮崎県 40代女性)「やっぱり田舎はそろぞれ1台ないと不便です」(愛媛県 40代男性)「毎日車を運転していますが、できることならしたくないです。維持費も高いし。でも、田舎だから車がないと仕事にも行けない」(鳥取県 40代女性)■1台あれば充分なところも少し都市になると1家族1台でも大丈夫なようです。車検や税金、子どもの成長に合わせて車の買い替えに頭を悩ませている人が多くいました。「一台あればいいかと。でも軽自動車だからなー。今は子どもがみんな小さいからいいけど、大きくなってからだとキツイかなー」(愛知県 20代女性)「5人家族で8人乗りの車を1台所有しています。車検の時期はふところが寂しくなりますが、我が家になくてはならない愛車です」(鹿児島県 40代女性)「交通手段はすべて車。車がなきゃどこにも行けないです。保険、税金、ガソリンの出費がつきまとうけど仕方ないですね」(千葉県 30代女性)■首都圏在住なら車なしでも困りません1台持つだけで、保険やら駐車場代やらと膨れ上がる車の維持費。普段乗らないのであれば、タクシーやカーシェアで充分なのかもしれません。「車持っていません。移動手段は自転車。どうしても必要なときにはタクシーを使います。車の維持費がかからない分、貯金にまわせます」(神奈川県 40代女性)「都内在住です。確かに子ども3人連れて出かけるのに車は必需品ですが、駐車場代もバカにならず、乗るのは週末のみなので、カーシェアを利用しています。不便は感じていません」(東京都 40代女性)------Q.自家用車、持ってる?アンケート回答数:6680件ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年08月02日最近は男性も子育てに参加するようになってきましたね。その影響から“パパ友”ができる男性も増えてきているようです。男性にとって育児の相談ができる“パパ友”は貴重な存在ですが、一方ではママ友同様に“マウンティング”が繰り広げられていることも少なくありません。そこで今回は、パパ友からマウンティングをされた経験を持つパパたちにお話を聞いてみました!●(1)年収自慢『うちの息子が通う小学校にパパ友がいるのですが、この人のマウンティングがとにかく凄い(笑)。まず初対面なのに年収を聞いてきます。その時点で「え?」という感じなのですが、その後ドヤ顔で「私はこの前の転職で給料が上がりましてね、大体1,000万ぐらいですよ」と聞いてもないのに年収自慢をしてきます 。「だから何だよ」と心の中では思いましたが、子ども同士が仲良しなので我慢しました』(41歳男性/営業)こちらのパパさんは露骨に年収自慢をされてしまったようです。パパ同士のマウンティングはママたちよりも直接的だと言われていますが、本当かもしれませんね。この“年収自慢パパ”は他の人たちにも自慢げに年収を公表しているらしく、嫌われてしまっているとのこと。自業自得としか言えません……。●(2)SNSで自慢『息子が野球部なので、野球部の親同士Facebookでつながっているのですが、一人マウンティングがウザいパパがいます。その人は自分で何かを投稿することはないのですが、他人の投稿に必ず自慢風のコメントを残していきます。この前はママと結婚記念日にレストランにいったときの写真をFacebookに投稿したところ、「いいお店ですね〜。でもフランス料理なら○○がおすすめですよ!値段は倍くらいしますが笑 」というコメントがついてイライラしました』(45歳男性/販売)SNS上でのマウンティングはママ同士に限った話ではないようです。こちらのマウンティングパパは、他の人たちにも同じように“マウンティングコメント”を残していくそう。最初は皆イライラを抑えながらもコメントを返していたそうですが、今では誰も反応しなくなってきているとのこと。直接会っているときではなく、SNS上でマウンティングするあたりがネチネチしていて嫌な感じですね。●(3)役職自慢『夫と一緒にPTAの親睦会に行ったとき、マウンティングしてくるパパがいてイライラしました。その人はうちの夫に「なにか役職にはつかれてますか?」と聞き、まだ平社員であることが分かると、「いいですね〜。僕なんか部長なんで大変ですよ〜 」とか「でも部長になると給料跳ね上がるんですよ」とかド直球なマウンティングしていてかなりムカつきました。うちの夫は温厚なのでニコニコしながら話を聞いていましたが、私が言われていたらブチ切れています』(36歳女性/保育士)男性にとっては自分の役職もマウンティングの材料となるようです。この方は自分の夫がマウンティングをされているのを横で聞いていたそうなのですが、マウンティングがあまりにも直接的なのでビックリしたそう。途中で何度も反論しようと思ったそうですが、夫があまり気にしてなさそうだったので我慢したとのこと。そのときに男も人付き合いが大変なんだと深く実感したそうです。●パパ友のマウンティングへの対処法ママ友と違い、パパ友同士のマウンティングは直接的に行われることが多いと言われています。そのため、相手の言葉を直接受け止めて反論してしまうと、険悪な雰囲気になってしまいがちです。男性は自分のプライドが傷つけられたら黙っていられないものですが、それでパパ友と争ってもメリットはありません。パパ友からマウンティングをされたら、「かわいそうな人だ」と軽く受け流すようにしましょう。あくまでパパ友は子ども学校を卒業するまでの一時の関係に過ぎません。無用なストレスを抱えないようにしたいですね。●文/パピマミ編集部●モデル/TOYO
2017年06月26日子育てマンガといえば、ママ目線のものは多くありますが、最近気になっているのが、パパ目線で描かれている個性派のマンガ。なかなか知ることができないパパの喜びや苦悩、不安をゆるくて楽しいイラストでTwitterやWebサイトなどで描いている、2人のパパを紹介します。シュールなイラストがインパクト! あおむろひろゆきさん1人目は、あおむろひろゆきさん。大阪在住で、3歳と6ヵ月のお子さんのパパです。Twitterで、お子さんの成長や遊び、パパ友作りにパパの悩み、ご自身の個性的なファッションや音楽活動などについて、ユーモアとシュールさたっぷりに綴っています。 なんといっても、ゆるくてかわいらしい、一度見たら忘れられないイラストがインパクト大。オチもシュールで、読んでいて、いつも吹き出してしまいます。またご自身が作るオリジナルのおもちゃや画像コラージュも、かなりぶっ飛んでいておもしろいので、チェックしてみてください。4月に最新本『新米おとうちゃんと小さな怪獣』(KKベストセラーズ)を出版したばかりで、こちらもおすすめです。夫婦のやり取りがおもしろく、トレンド感たっぷり! 小山健さんもう1人は、小山健さん。あおむろさんのTwitterを通じて知った小山さんも、4ヵ月の娘さんのパパです。娘さんの子育てを通して初めて知ったことや、奥さんである「さち子」さんとの育児や普段のやり取りがおもしろく、読むといつも癒されます。マンガはTwitterや「webasta」の連載マンガ「お父さんクエスト」で読むことができます。 小山さんのイラストは、ゆるさに加えてトレンド感があって軽快。おしゃれなイラストが、今っぽいネタにもフィットしていて、マンガのみならずイラストレーターとしても活躍されています。また、小山さん自身がたまにつぶやく、女性への尊敬や愛情をこめたつぶやきが独特で、つい笑ってしまいます。子育てとは違いますが、小山さんが「オモコロ」で連載しているマンガ「ツキイチ!生理ちゃん」では、主人公の女性に毎月生理がやってくるエピソードを、現代的におもしろく、時には真面目に描いています。こちらもぜひチェックしてみてください。「子育てが大変なのはママだけ」「パパにも大変さを分かってほしいな」と思うことは、よくありますよね。でも、パパの気持ちを知ることも大事なこと。2人の楽しいパパマンガを読んで、ママが気づかない子育ての一面や楽しさ、パパの隠れた気持ちを知るきっかけにするのも良いかもしれません。もちろん、ただ笑って、リフレッシュするのにもおすすめですよ。◆あおむろひろゆき◆小山 健<文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年06月12日パパと子どもが一緒に過ごす時間について、アンケートでは半数以上のママが「足りていない」と回答しました。けれど、いざパパに子どもを任せるとなると、危ないことをさせないか甘やかし過ぎないか心配になるのが、ママの正直な気持ちではないでしょうか。しかしこうした両親の育て方の違いこそ、子どもの成長にとってプラスになるそうです。今号の特集はパパもママも必見です!お話を聞いたのは:おおたとしまささん育児・教育ジャーナリスト。男性の育児、教育、子育て夫婦のパートナーシップについて、執筆・講演活動を行う。著書に「忙しいビジネスマンのための3分間育児」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。14歳の男の子と11歳の女の子のパパ。夫婦の違いが多様な価値観を子どもに伝える部屋中におもちゃを広げて遊ばせる。すぐお菓子を買ってしまう。普段のしつけをガラガラと崩していくパパに、「余計なことしないで!」と思うママも多いのではないでしょうか?しかしそうした夫婦の違いこそが、子育てを豊かにしていくと私は考えています。いつもパパの意見がママと一致していたら、子どもは一つの価値観にしか触れられません。でもママに叱られた後に、パパが「やりたかった気持ちは分かるぞ」と言ってくれることで、人の意見は一つではないと学びます。子どもを取り巻く大人が少なくなっている現代こそ、パパにはママと違う価値観を伝える存在であってほしいのです。お互いの頑張りを認め合うことが夫婦円満のコツ「パパには安心して子どもを任せられない」という声も聞きます。でもそれって、ママがさせていないだけではないでしょうか?「どうせできないから」と諦めてしまうのは、「うちの子は自分で起きられないから」と、毎朝起こしてあげるのと同じ。パパの成長を妨げています。本当にやってほしい気持ちがあるなら、思い切ってパパに子どもを一日預けてみましょう。帰宅して、外食やコンビニご飯で済ませていた(私もやります)としても、頼んだからには「一日頑張ってくれてありがとう」とお礼を伝えて。「やっぱり私がいないとダメね」は、心の中で思っておけばいいんです。後輩に仕事を教えるのと同じで、最初から自分と同じレベルは望めません。成功体験をたくさん積ませ、パパのスキルアップを待ちましょう。反対に器用にこなしてしまうパパは、帰宅したママに向かって「楽勝だったよ」と言わないように。それはたまたま10キロ走った人が、終わらないマラソンを走っている人に向かって「走るのって楽しいね」と言っているようなものです。そもそもこなす量が違うのですから、「ママがいなくて大変だったよ」という気持ちを表してあげて。衝突し合いながらパートナーシップは深まっていく食事の時のテレビや、おでかけ帰りのジュースを良しとするかなど、子育てについての夫婦の意見はいちいち違って当然です。悪いのは意見が割れることではなく、考えの違う二人が無理に結論を出そうとすること。お互いに自分の意見を言ったらそこで終わりにするのがおすすめです。結論を出さないと意味がないんじゃないの、と思われるかもしれませんが、大事なのは「パパ(ママ)はこういう考えの持ち主なんだ」ということがお互いにインプットされることです。すると次第に「自分はこう考えるけれど、パパ(ママ)ならこう思うんじゃないかな」と、相手の立場に立って考えられるようになっていきます。これが関係を進化させられた、夫婦のパートナーシップです。意見の食い違いを恐れたり、相手の考え方に耳を閉ざしていては、それ以上夫婦の関係は進化していきません。次にまとめたので、参考にしてくださいね。◆夫婦の意見が違うとき話し合いを泥沼化させないコツ1.結論を出そうとしないお互いに意見を出し尽くしたらそこでストップ。多くの人は「話し合うからには結論を出さなきゃ」という考えに陥りがちですが、話し合いの目的は「相手はこんなふうに考えていたんだ」と知ることです。2.最終決定者を分野ごとに決めておく子どもの習い事や受験など、どうしても意見を一つに絞らなければならない場合もあります。例えば、教育はパパ・しつけはママというふうに、あらかじめ分野ごとの最終決定者を決めておきましょう。3.決定者は相手の考えを最大限尊重する最終決定者は、何でも好き勝手に決めていいわけではありません。自分が決める側だからこそ、相手の意見をよく聞き、最大限に尊重した決断をすること。それが民主主義のマナーです。Q.ママから見て、パパが子どもと過ごす時間は足りていますか?Q.「足りていない」と感じる理由は何ですか?(複数回答)※2017年3月1日~4月11日、Webアンケート、有効回答数1296量より質でキメる!3分間パパ遊び仕事で忙しく帰宅後はぐったり…。子どもと過ごす時間が少ないパパは、遊び方もママと違って当然。「仕事のことを頭に残したまま長時間遊ぶのではなく、たった3分間でも子どもに集中することが大事」と語るおおたさんに、限られた時間の中でできる、おすすめの遊びを聞きました。●ジェスチャーゲームパパと子どもで順番に何かを演じ、それを当てるゲームです。「早く正解した方が勝ち!」と競ったり、ママにどちらがうまいか判定してもらってもいいですね。●携帯アプリを遊び道具にできればゲーム要素のないアプリを、アイデアで遊び道具に変えるのが理想。例えば電灯アプリの光を、暗くした部屋の壁に当てて動かすだけでも子どもは喜びます。外出先なら、ホワイトボードアプリでお絵描きや、迷路を描いて遊ぶのもいいですね。ごみ箱バスケットチラシなどを丸め、ごみ箱をめがけて「せーの!」で投げ入れる遊び。ママには怒られそうですが、「狙って投げる」という運動能力が鍛えられます。ごみ箱の位置をだんだん遠くしたり、投げるものを変えたりして盛り上がりましょう。●宝探しゲーム折り紙やお手紙など、ちょっとしたお宝を家の中に仕込み、「棚の裏に何かがあるよ」というヒントを頼りに子どもが探します。出張が多いパパなら、出張日数分のお宝を仕込んでも。毎日一つずつ探してもらえば、パパの存在感もアップします。●子どもに遊びを教えてもらう「今、幼稚園で何がはやっているの?」と聞いてみましょう。手遊びや替え歌など、子どもは道具を使わなくてもできる遊びをたくさん知っています。普段は教えてもらう立場なので、パパに「へぇ~!」と感心されるだけで大満足してくれるものです。●なんでだろう?クイズ「散歩中の犬がしょっちゅうおしっこするのはなんでだろう?」など身の回りのことをクイズにします。思いもよらない答えが返ってきたら「面白い考えだね」と発想力を褒めてあげて。パパも答えを知らないときは一緒に調べてみましょう。子どもの心をつかむ!3秒名セリフ集遊びだけでなく、普段の関わり方も大事。3秒で子どもの心をぐっとつかむパパの名セリフを紹介します。●「きみのおかげでパパはパパになれたんだよ」子どもは「パパは初めからパパだった」と思っているもの。自分はパパにとって大きな存在なのだと知ることが、自尊感情につながります。●「さっきは怒り過ぎた、ごめんね」こんなことを言うと父親としての威厳がなくなると思うのは間違い。自分の誤りを潔く認められる人こそ、子どもは威厳を感じるものです。●「こうしていると疲れが取れるなぁ」子どもを膝に乗せたり、ぎゅっと抱き締めたりしながら言いましょう。自分にはパパを癒せる力があることや、もし子ども自身にもつらいことがあったときは、家族にぎゅっとしてもらえばいいんだ、ということを伝えられます。●「いいイタズラだね!」子どもがイタズラをして、ママに怒られたとき。それが本当にセンスを感じるものであれば、こっそり耳打ちしてあげるといいでしょう。●「ママにはナイショだよ」子どもをワクワクさせ、パパと子どもの絆を深める魔法の言葉です。公園の片隅にドングリを隠すなど、他愛のないことであれば二人の秘密にしてしまいましょう。単身赴任中のパパたちへ 超時空大作戦で離れていても心は近くに!時間があるときはスカイプなどのテレビ電話で、赴任先と自宅をつないでおきましょう。スカイプでつないだまま、同じ時間にご飯を食べるのもいいですね。距離は離れていても、子どもが「パパはいつも僕・私のことを考えてくれている」と思えることが大切です。「子どもが苦手」なパパたちへ 無理に反応しなくてOK子どもを喜ばせようと、無理にオーバーな反応をする必要はありませんよ。子どもは感づきますし、「無理をしてでも人から期待されたリアクションをしなければいけない」という意識を刷り込みかねません。遊び相手が苦手なパパなら、日曜大工や洗濯物たたみなど、お手伝いに子どもを巻き込んでしまいましょう。自然な声掛けが出てきますし、「パパの役に立てた」だけで子どもは大満足です。巻頭特集監修/西東桂子さん(あんふぁんサポーター)illustrationYAMAMOTO Mamoru
2017年06月07日こんにちは、金融ライターの齋藤惠です。「トワイライトステイ 」という言葉をご存知ですか?現代の多様な働き方や家庭環境によって、手厚い子育てが難しいというパパママに知っていただきたい取り組みです。トワイライトステイがもっと身近な存在になれば、より子育てがしやすい環境になると思います。●トワイライトステイって?トワイライトステイは「夜間養護等事業 」とも呼ばれており、親の夜間勤務や休日出勤などによって子育てが理想的に進まない家庭の子どもたちへの食事や生活指導をサポートする取り組み です。他にも、以下の理由で親が子どもの面倒を見ることができない場合も利用することができます。・入院するとき・他の家族の介護や看病が忙しいとき・災害や事故に遭って育児ができないとき・冠婚葬祭でどうしても子どもを連れて行けないとき・仕事でやむを得ない出張のときいずれも緊急かつ他に選択肢がない場合 に限られており、親族などが代わりに子育てできる可能性がある人は対象になりません。本当に必要な人へ支援の手が届くよう、利用条件は厳しく設定されているようです。●費用などの負担はないの?詳細は各自治体のホームページに記載されていますので、ここでは一般的に言える部分をご説明します。トワイライトステイを利用するには夜間休日ともに料金が発生 します。ほとんどの自治体が利用料金を日額で定めており、夜間よりも休日の方が高め、母子父子家庭は通常よりも低料金、生活保護世帯なら無料という場合が多いようです。ただし子どもを預けるためにかかる負担は利用料金だけにとどまりません。子どものオムツをはじめとするお泊りグッズは各家庭で準備しなければいけませんし、施設への送迎も親がしなければいけません。その点を考えると、どの家庭でも少々の費用はかかることになりそうですから、あらかじめ費用などを予想してから利用すると良いでしょう。●どこの自治体でも実施しているの?内閣府の資料によると、平成16年度からトワイライトステイが利用できる施設は増え続けており、平成25年度の時点で364か所 となっています。平成29年の現在でもますますニーズは高まっているはずですから、お住まいの自治体でも実施しているかもしれませんよ!最後に、トワイライトステイを実施している主な自治体をご紹介しますね。・広島県呉市・熊本県熊本市・東京都品川区・東京都葛飾区・東京都世田谷区・青森県弘前市・埼玉県さいたま市・長野県長野市・千葉県千葉市・石川県金沢市・福岡県北九州市・神奈川県藤沢市筆者がネットで検索をかけてみたところ、以上の自治体が上位にあがってきました。あなたがお住まいのところはどうでしょうか?少しでも今の子育てに難しさを感じている人は、ぜひ役所へ問い合わせてみましょう!【参考リンク】・地域子ども・子育て支援事業について2 | 内閣府(PDF)()●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)●モデル/いちご姫(いちごショートくん)
2017年06月05日こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいたんママです。長男小3ちゅんたん、次男年長ゆいたん、三男年少ほーちゃんの三兄弟の母です。世のパパに告ぐ! 妻が激怒間違いなしの言葉さて、ここはウーマンがエキサイトする場ではございますが、今日は世のメンズたちにお伝えしたいことがございます。かつて可憐でか弱かった乙女でも、子どもが産まれたらぐんと変わるもの。(最強化)愛する妻を励まそう、元気付けようと思ったのに、なぜか急に不機嫌に…。面白いとネタにするつもりが、ウケないどころか怒られる…。そんなこと、ありませんか? そうなんです。口は災いのもと。すべて私が実際に夫に言われたことを引き合いに出して、「妻に言ってはいけない四つの言葉」をご紹介したいと思います。特に妻が産後や育児でてんてこ舞いな時期には細心の注意が必要です!励ますつもり、笑わせるつもりで発したその一言が、逆に一生恨まれかねません。陣痛の何がわかるのか! 言ってはいけない発言1一つ目。ご注意ください。この一言。ニュアンス的には「難なく産めてよかったね!」といったニュアンスです。これのどこが悪いの? っと思いますよね。お医者さんや助産師さんが「安産だったね!」と言うのはまったく問題ないのですが、この手の発言を、夫に言われるとイラッと来るんです。安産だろうがなんだろうがむっっっっちゃくちゃ痛いものは痛いんです。どんだけ痛いか知ってます? ねぇあなた。何の痛みも経験していない夫に言われることがイラッと来るんです。女性しか産めないから、そんなこと言ったってどうしようもないのにイラッとくるものはくる。周りのみんなが「安産でよかった!」と言っていたとしても、仮に奥さん本人が「安産でよかった!」と言ったとしても、旦那さんは決して賛同してはなりません(笑)。「安産だろうが時間が短かろうが、命がけで産む事には変わりないんだよ。ほんとよく頑張ってくれた!ありがとう!」ぐらいまで言っておくのがベスト…いや、こう言っていただきたいです。ちなみに私の夫は陣痛に耐えてる最中に、「おっ。今回ラクそうやん♪」とのたまいました。(論外)助産師さんに怒られてました。もちろん私も一生忘れません(恨)気づかなかっただけですよね…? 言ってはいけない発言2続きまして、二つ目。ありませんか? 「おや? 今夜はあんまり泣き声が聞こえなかったような気がするぞ?」っていう日。そんな朝に、言ってしまいがちな一言です。これ!!!夫は妻を労おうと思って言ってると思うんですよね。うちの夫も何度も言ってました。「今日、そんなに泣いてなかったんじゃない?よく寝れたんじゃない!?」的な意味合いで。が、しかし。いーーーやいやいや、何言うてますのん。泣いてましたけど!?(睨)ただあなたが起きなかっただけですヨッ!母親は子どもが「ふにゃぁ」とでも言おうもんなら不思議と目が覚めるのに、夫はというと「ぎゃーぎゃー」泣いてても起きない。もしかしたら、昨夜もあなたの枕元で奥さんが殺意を覚えて立っていたかもしれませんよ。旦那さんが思っている以上に、こういう奥さん多いということをお忘れなく。この励ましはイラッとしかしません。お口チャックが一番平和です。もしも、どーーーーしても夜泣きしてたかしてなかったかが気になる場合は、(そんな奴いるか)「昨日夜泣きしてなかったように思うけど、もしかして俺が気づいてなかっただけなのかな?そうだとしたらごめんね!いつもありがとう。」という聞き方をすればよいかと思われます。(めんどくさいわ)そのアピール、妻の気持ちを逆撫でるだけ! 言ってはいけない発言3そして、三つ目はこれ。夫の寝不足アピール。 体調不良はまだいいんです。腰が痛いとか体がダルいとかそんなのはアピールしても全然いいんですけど、寝不足アピールはダメ!何度イラッとしたことか。はぁ?「私、年単位で寝不足ですけども」って。うちの子はだいたい2歳差で続けて3人産んだ上に、夜泣きだったり、夜中に起きる回数もひどかったもんで、朝まで熟睡できる状態なんて何年もないのに比べて夫は一人で広い寝室で寝てるんですよね。(夫婦別寝)いやいや、普段ぐっすり朝まで寝てますやん。どの口が言うか!となりますので、特に乳幼児期の寝不足アピールはくれぐれもご注意ください。もしも寝不足だということを伝えたい場合は、「今日は寝不足だ。でも君はいつもこんな状態で毎日過ごしてるかと思うと敬服するよ超ヤバイ。」(ふざけてんのか)と言っていただけると、嫁の怒りを治めることができるかと思われます(地鎮祭)。子どもが大きくなっても油断は禁物! 言ってはいけない発言4そして最後、四つ目。子どもが幼稚園や小学校に入るタイミングで悪気なく発せられるこの言葉。これも妙に腹立つんですよねぇ~~~。女性っていうのは基本ややこしい生き物だと思ってください。たしかに以前に比べたら余裕が出るのはたしかなのですが、それを夫に言われると素直に認めたくなくなるんです。(ややこしい!)暇ってほどでもないんですけど!? 思ってる以上にそんなに時間なんてないし、結構忙しいんですけどね!!実際、幼稚園なんて行ったと思ったらあっちゅー間に帰ってきたりするんですけどね、ごにょごにょ。これもお口チャックがよろしい案件です。「子どもがいない間暇してんだろうな」そう思うのも無理ないと思うんです。実際暇してる時もありますし(あるんかい。)でもここはぐっとこらえて、何も言わない。もしくは、「幼稚園に行ってる間もなんだかんだで忙しいよね!」と忙しいの分かってるよという体裁でいてくれると、妻の心は大変穏やかです。要するに、すべてに共通するのは「わかってるよ、君の大変さ」という姿勢ですね。わかってもらいたいんです、あなたに。あなたがわかってくれてるって思うだけでがんばれるんです。逆にいえば、そこさえ押さえていてくれればたいていの争いごとは防げますし、修復も早いです。我が家は夫の発言の数々でずいぶんとイライラさせられましたが、今では夫自身も学び、ずいぶんと改善されました。夫が学んだのは「思ったことをすぐに口にしない」という技術ですが(笑)君の頑張りは誰よりも僕が知ってるよ! 嘘でも演技でもいいからそこを忘れずに声かけをしていただけると妻は大変癒されます。どうぞよろしくお願いいたします。
2017年05月18日堀井新太、山田裕貴、三津谷亮が演じるイマドキの若者が、ある日突然パパになり、ドタバタの子育てライフを繰り広げるテッペン!水ドラ!!「3人のパパ」。このほど、ミュージカル「テニスの王子様」やドラマ「クズの本懐」などで知られる桜田通が第6話にゲスト出演することになった。本作は、いまを生きる“ゆとり・さとり世代”と呼ばれる男たちが、過去の無責任な行動が原因で赤ちゃんを育てることになり、困難にぶつかりながらも目の前の命と向き合い、共に成長する姿を描くハートフルコメディ。そんな本作の第6話に参戦することになったのが、ネクストブレイク候補ともいえる若手俳優・桜田さん。ミュージカル「テニスの王子様」以降も数々のドラマや映画に出演。近年では、映画『orange-オレンジ-』、ドラマ「グッドモーニング・コール」「嫌われる勇気」などに出演し「クズの本懐」では主演。浜辺美波と北村匠海(DISH//)のW主演作『君の膵臓をたべたい』にも出演しており、いま目が離せない存在の1人だ。桜田さんが今回演じるのは、母親との再会に戸惑う“さとり世代”の青年・西川亮介。幼少期に別れたきりの母親を探して、堀井さん演じる拓人たち3人の前に現れる。シェアハウスで子育てをすることになった拓人、恭平(山田裕貴)、朔(三津谷亮)にとって、亮介の登場は母親の分からない赤ちゃん・晴大と境遇が重なり、晴大の将来を改めて考えるきっかけになっていくのだが…。桜田さんは、「僕が演じる西川亮介は、僕より年齢設定が下だったので、さらにゆとり世代の男の子のイメージを膨らませました。老舗料亭育ちの失礼や嫌味のない男の子と、年相応で等身大の素直な男の子を共存させることを意識しながら精一杯演じました」と、そのキャラクターと役作りを明かす。いま注目の若手俳優3人が揃う本作には、「堀井新太くんとは3度目の共演なのですが、やっぱり芝居大好きで、熱くて真面目な、大きい赤ちゃんでした(笑)」と語るも、「でも、カメラが回るとパパでした」とフォロー?「山田裕貴くんは、振り切った芝居が見ていてとても面白かったです。優しくて大人だなぁと思ったのですが、腹の底にとんでもないバケモノがいそうな雰囲気でした」と鋭く分析し、「三津谷亮くんは、とにかく柔らかい雰囲気の方で、たくさんお話をしてくれました。三津谷くんのおかげでリラックスして撮影ができました」と、それぞれ3人の特徴を見事にとらえながらコメント。また、「濱田マリさんは、僕が演じた亮介にとって重要な関係の役柄だったのですが、今回その役を濱田マリさんが演じて下さっていて本当によかったです。亮介の表情や感情は全て、濱田マリさん演じる美奈子さんがそこにいて下さったおかげだと思っています」と、ベテランともいえる実力派に感謝を寄せた。なお、今夜放送の第3話では、拓人が置き手紙を残してシェアハウスからいなくなるところから始まる。恭平(山田さん)と朔(三津谷さん)は拓人を探しつつも、晴大の面倒をみることに。2人は順番に晴大の面倒を見るも、なかなか思うようにはいかず…。そんな中、朔は幼少期に父親から暴力を受けており、晴大と上手く接することができないと恭平に告白する。すれ違いながら、崩壊していく3人の関係。そして、ある事件が起こってしまう…。白黒つけることが怖い無責任な若者3人の“ドタバタ子育てライフ”。「3パパ」たちには、これからも目が離せない。テッペン!水ドラ!!「3人のパパ」は毎週水曜日23時56分~TBSにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2017年05月03日はじめまして、この度ウーマンエキサイトで連載させて頂くことになった、小学一年生の子どもを持つ父の幸結文(みゆき・ゆいふみ)です。ライター業をしている都内在住の40代、妻は会社員です。はじめに宣言しておきますと、私はイクメンやイクボスとかじゃまったくもってありません。ごく普通の父親で、子育てしているというより、むしろ子どもと一緒に楽しみながら日々過ごしているという感じ。その日々の中で、ひとつの楽しみになっているのが、パパ会です! 集合時間は21時30分。子どもの寝かしつけを終え、ママにバトンタッチしたら飲み屋に集合です。子どもを接点にして集まったパパたちの会話は、ママのこと、子育てのこと、学校のこと、そして社会のことまでにも及ぶ??この連載では、そんなパパ会で話題になったリアルな子育てのテーマをご紹介していきます。子を持つ父親のつぶやきやちょっとした愚痴話。その程度に思ってもらえたら幸いです。正直なところ、子育てに関して自分としては特別なことをしたつもりもないし、妻をサポートしたつもりもありません。なので、自分の子育てが妻に喜ばれているのもはなはだ怪しい…。それでは、第1回「21時30分からのパパ会」をお楽しみください。* * *おそらく「パパ会って何してるの?」となりますよね。ただ、なんのひねりもなくて、子を持つ男親の集まり。まあ、単なるおじさんたちの飲み会です。いつも集まっているメンバーは、保育園のとき、子どもが同級になったパパさんたちが中心だったのですが、最近はほかのエリアからの参入組もちらほら。集合時間は、タイトルにもなっているように、ママたちに迷惑をかけないよう、子どもの寝かしつけが済んだ21時30分スタート。新年会やら忘年会やら、なにかと理由をつけて、近所の飲み屋に定期的に集まっています。私がこの父親同士の集まりに参加したきっかけは、すでに開催されていたパパ会に新メンバーとしてお誘いを受けたこと。その後、行ってみたところ、これが僕にとってはひとつ目から鱗というか、のちのち子育てを楽しんでいくきっかけになりました。このパパ会、当然といえば当然なんですけど、集まるみなさんは年齢も違えば職場もまったく違う。仕事関係での出会いって基本的に同じ業態の人ばかりで、どうしても狭い業界内にとどまっちゃう。でも、このパパ同士って、たまたま近所で同じ保育園に通わせているだけだから、本当にいろいろな人がいて。自分がまったく知らない世界やユニークな視点をもった人と出会える可能性が大。しかも、変なしがらみがない。ちなみに、僕らのパパ会メンバーは、大学の先生から研究者、外資企業で働く営業マン、自営業の人などほんとうにさまざま。でも、みんな子を持つ親では共通していて、なにか通じるものがある。つけ加えると、その時点で、すでに子ども3人の子宝に恵まれたベテランお父さんもいれば、自分のような右も左もわからない新米パパもいる。大半の話はまあ男が数名集まっているわけですから、まじめな話になるわけがない。ただ、そんな中でも、みな子を持つ親ですから、随所で子どものことや家庭の話が否応なく出てくる。たとえば“うちのかみさんはここに地雷が埋まっているから、そこには触れないようにしている”とか(苦笑)。これって一見すると愚痴なんですけど、よくよく考えると実体験に基づいた活きた情報で。ここで出るパパさんたちの話をひとつひとつ紐解いていくと育児情報、さらにご近所ということで地域の生活情報ばかり。子を持つ親にとってなにかしら役立つ情報がけっこうある。生きた育児のヒントというか。教本のようなもの。これって仕事関係のつながりからは絶対に得られない情報なんです。それで最近、こう思うんです。“こういうパパ同士の情報共有って大切なんじゃないか”と。でも、周囲でパパ会を盛んにしてる人がいるなんて、ほとんど耳にしない。実際、ほかのエリアの子を持つ知人男性に聞くと、ほぼ驚かれるんですよ。「父親同士で飲んだことなんかない」と。で、子を持つ女性に聞いてもびっくりされるんですけど、彼女たちにはだいたいこう言うんです。「パパ会があっても、うちの旦那は参加しないかな」と。女性ってやっぱりコミュニケーション能力が高いというか。妻を見ていても、なんやかんやと自分と馬の合いそうなママを見つけてきて、あっという間に保育園や小学校の情報を得てくる。顔見知りになると、ママネットワークがすぐにできていく。対して、男親はというと、会って挨拶程度。そこから先にはなかなか進まない。ママ友とか、ママ友ランチとか世間に浸透してるけど、パパ友とかほとんどきいたためしがないことが、このことを物語っているような気がする。育児について男親の顔が見えてこない、育児となったとたんに女性の領域になってしまうのは、こういうパパ同士がつながりがもてないのも一因としてあるかなと思うんです。だから、パパ同士の社交場がもっとあったら、男親の育児に対するイメージも変わる気が。パパ会を開くようになってわかったのは、近所に飲み仲間がほしい、子を持つ親として話せる場がほしい、どんなことしたら妻をフォローできるのかと考えているパパがことのほか多くいること。働くママと一緒で、働くパパもふだんの家庭と仕事の悩みを話したい、そして鬱憤をはらしたい(苦笑)。でも、そういう相手が近所になかなかいない。見つけられないでいる。だから、パパ会です。パパたちは一歩勇気を出して、同じ保育園でも幼稚園でもいいので顔見知りになったパパに声をかけてみてください。必ず同意してくれる人が見つかるはずです。ママたちもちょっとパパにけしかけてみてください。“単に男連中だけで羽伸ばして酒をのみたいだけでしょ”と突っ込まれそうですが……、そこはぐっと押さえて。最終的には自分のためにもなるに違いありません。くれぐれも間違ってはいけないのは、パパ会の開始時間は21時半。ママたちから理解を得るためにも、子どもを必ず寝かしつけてからですよ。パパ会、お薦めです。
2017年03月30日TBSでは、4月スタートのテッペン!水ドラ!!枠にて、「3人のパパ」を放送することが決定。主演には、連続テレビ小説「マッサン」や大河ドラマ「花燃ゆ」に出演し脚光を浴びた堀井新太を迎え、いまを生きる“ゆとり・さとり世代”と呼ばれる男たちが赤ちゃんを育てることになり、困難にぶつかりながらも目の前の命と向き合い、共に成長する姿を描いていく。平林拓人(堀井新太)は高校時代からの友人・羽野恭平(山田裕貴)、岡山朔(三津谷亮)とシェアハウスで一緒に暮らしている。ある日、拓人が仕事から帰宅すると、部屋の中で見知らぬ赤ちゃんが寝ていることに気づく。恭平と朔も帰宅し、その謎の状況に困惑。状況がつかめないまま、3人が机に置かれた手紙に目を通すと、「この子はあなたの子どもです」と書かれていた!誰の子かとお互いに詮索するが、無責任な3人はそれぞれに心当たりがあるようで、そこから怒涛のなすりつけあいが始まる。そんな中、赤ちゃんが熱を出していることに気づく。どうすればいいか分からない3人は、ようやく目の前の命に対して責任を感じ始め、その子を育てる決意をしたように思えたが…。白黒つけることが怖い無責任な若者3人の“ドタバタ子育てライフ”がいま始まる――。主人公・平林拓人を演じるのは、民放連続ドラマ初主演となる堀井さん。「表参道高校合唱部!」や「下町ロケット」、『青空エール』など人気作品に次々に出演しており、いま大注目の若手俳優だ。そんな堀井さんが演じる拓人は、友人たちとシェアハウスに暮らす明るく能天気な性格。元野球少年の営業マンで、生きることに少し不器用なところもあるという役どころだ。 また、シェアハウスに暮らす友人として、リーダー的存在で大手商社に勤めるエリート・羽野恭平役に『ストロボ・エッジ』『闇金ドッグス』シリーズの山田裕貴、アパレルブランドで働くクールでマイペース、センスが良く器用で女性にモテるが、本気の恋愛はしたことがない岡山朔役に、一輪車の元世界チャンピオンで現在は舞台で人気を集める三津谷亮が演じる。今回の出演決定に堀井さんは、「初心に帰る気持ちで、自分らしく、キャストの皆さん、スタッフのみなさんと共に目の前の命に向き合い、このドラマを皆さんにお届けしたい」と意気込み、山田さんも「僕たち3人のチームワーク、掛け合い、キャラクターが重要になってくると思っています。ぜひ子育てを頑張っているお父さんお母さんだけでなく、お仕事や人間関係などで日々奮闘する若者の方にも見て頂きたい」とアピール。また、俳優になろうと思う前は保育士になろうとしていたくらい子どもが大好きだと言う山田さん。しかし「お芝居上あまり仲良くできない役柄なので、新太が羨ましいです(笑)。もっともっと赤ちゃんと遊びたいし、触れ合いたいです」と話し、三津谷さんは、「実際抱いてみたら、落としたらどうしよう…と思ってしまい、怖かったです(笑)」と言いつつ、「でもすごく可愛くて…僕も役作りの関係上、まだたくさん触れ合ってはいけないみたいで、もどかしい気持ちです」とコメントしている。そのほか、本作のヒロインで3人の高校時代の同級生で拓人に恋心を抱くも恋愛にはとことん不器用な保育士・渡辺華役に松井愛莉、恭平の婚約者で同僚でもある商社ウーマンで、3人と赤ちゃんの共同生活に関わるキーパーソンの高橋るい役に相楽樹、シェアハウスの大家・大山美奈子役に濱田マリが扮する。テッペン!水ドラ!!「3人のパパ」は4月19日より毎週水曜日23時56分~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年02月25日はじめましてイラストレーターの田渕正敏です。妻と3 歳の息子と暮らしています。子どもが生まれてからは不思議なこと面白いことの連続で自然と日記をつけるようになりました。僕は自宅兼アトリエで仕事をしており、昼は仕事で絵を描いて夜は息子と遊びで絵を描くような生活をしています。2~3 歳になるとこだわりのようなものが芽生えたようで、粘土遊びをしていてもそれが炸裂します。一緒に作り始めてもいつの間にか息子は発注者、僕は受注者になります。だんだん息子より真剣になってしまったりする僕ですが、息子は手を動かすよりも「(キャラの)体もつくる(つくれ)」だの「ほっぺ(のパーツ)が無い」だのと、指示出しの方が多いディレクタータイプ。完成して「良い感じ?」と見せると、「合格」。やかましわ! そして数秒後には踏み潰してスクラップ。 王様です。妻がその様子を見て一言。「マジでやかましいわ!」と心中で叫び、しかし求められる仕事を正確に仕上げるのが下請けの心得なりと気持ちを落ち着かせる。それが次の仕事に繋がるのだ。そして粘土再開。完成品を息子に手渡す…。家族に仕事に「下請け」感が漂う僕の日常ですが、くらしの中で起きる小さくて、大きな事件や気づきに内心で大興奮する日々を、パパの目線からお送りしたいと思います。
2017年02月08日外国人パパも感動したBitatto Mug!みなさん、こんにちは。ロシアン・ハーフ男児(1歳7ヵ月)の子育てに奮闘中のマユコと申します。我が家は共働きということもあり、普段からモスクワ出身の主人と家事を分担して(押し付け合って?笑)行っています。私自身、面倒くさがりな性格で、仕事が終わってからの家事は本当に苦痛…。そのため、家事の負担を少しでも軽くしてくれる便利グッズや、使いたくなるようなおもしろいグッズは積極的に試すようにしています。今回使ってみた“Bitatto Mug(ビタット マグ)”は、お手入れも簡単そうで私たちにピッタリの商品だと思い、たまたまネットで見つけたモニターに即決で応募しました。マグ…といっても一般的に売られているボトルタイプのものではなく、こちらはシリコンゴム製のフタのようなもの。持っているコップにかぶせてストローを差せば、ストローマグに早変わり!というアイテムです。使ってみると予想通り、「これはすごい…」と主人と感動!わたしたちの日常に欠かせないアイテムとなりました。Bitatto Mug、どうやって使うの?このアイテムを試す上で、併せて使用したのが下記の2つ。1.プラスチック製の子供用コップ(直径70㎜×高さ105㎜)これは、息子が生まれたときに親友が送ってくれた食器セットのうちのひとつ。「コップで飲めない息子にはまだ早いかな」と思い、棚の奥にしまっていたのですが、今回大活躍しました!2.使い捨てタイプのストロー(直径6㎜×長さ210㎜)近所のスーパーや100円均などでも手に入るストロー。飲みやすいように曲がるタイプで、細過ぎず太過ぎず、標準的なサイズのものを使用しました。Bitatto Mugのストローを差し込む箇所は伸縮性がありますが、ストローが太すぎると裂けてしまう可能性がありますので、太さは直径7㎜以下のものを使うようにしてください。子どもにはクリアカラーがいいかも!届いた商品を取り出して、まず感じたことが「とにかく軽い」持ち運びにも便利です!そして、今回送っていただいた色はクリア。どのコップのデザインにもマッチするシンプルなカラーで気に入りました。いろいろなカラーバリエーションもあるようですが、子ども向けにはクリアがベストかも…。というのも、早速息子に手渡してみると、ストローを抜き差しして遊びはじめてしまいました…。また、手先が器用だと耳を引っ張ってはずしてしまい、中の飲料がこぼれてしまうかも。子どものすることなのでそれくらいは想定内ですが、クリアだと中の飲み物の色もわかりますし、遊んでしまう…のも少しは避けられるかなぁと思います。飲むとき以外は、子どもの手が届かない場所に置いておきましょう。使い方は、いたって簡単。商品の両側にある耳を軽く引っ張りながらコップにかぶせます。口の広いコップは、直径100㎜以下であれば対応しています。ストローの差し込み口は、一見狭く感じますが、こちらもしっかりストローの太さに合わせて伸び、隙間なくフィットします。安心安全で、外出先でも楽しさ倍増!驚いたのは、高さのあるベビーチェアから誤って落としても、蓋がはずれなかったこと!シリコンゴムの柔らかい素材が落下時の衝撃を吸収し、フチのひび割れを防いでくれるようです。また、軽くて、コンパクトなので外出先での使用も◎。我が家では、特にファミリーレストランで重宝しました!私と主人が大好きなドリンクバーは、幼児に無料で提供されているところがあります。しかし、息子にはまだコップが使えず、かといって持参したドリンクボトルにジュースを入れることには抵抗がありました。しかし、Bitatto Mugをお店のコップに装着し、ドリンクバーに置かれているストローを使用すれば、気兼ねすることなく、息子も一緒にドリンクバーを楽しめます!ほんの些細なことだけど、パパ・ママと一緒にできることがまた増えて嬉しく思いました。洗い物の負担軽減で、不満も解消!実を言うと、Bitatto Mugを使用するまで、息子はNubyのドリンクボトルを日常的に使っていました。しかしだいたいのマグがそうですが、ボトル本体とストローを含めてたくさんのパーツに分かれていて、洗うのが本当に大変…。それぞれのパーツが小さくて、食器洗い用スポンジが届かない隙間がたくさんあり、衛生的にも不安が…。それに対してBitatto Mugは、凹凸が少なく洗いにくいところはありません。スポンジひとつで充分きれいに洗うことができます。心配であれば、煮沸消毒もできるよう(電子レンジは不可)。ストローは使い捨てなので、そのままゴミ箱へ。ドリンクボトルの代わりに毎日Bitatto Mugを使うようになって、洗い物の負担が減ったにもかかわらず、商品を清潔に保つことができるようになり、これまでの不満が一気に解消されました!結果的に、私も主人も大満足!もっと早く出会いたかった〜。毎日の食事や外出時に欠かせないアイテムの仲間入りです。(編集部より)レビューしてくれる、ママさんを募集♪代官山スタイルでは、ママさんたちによるモニターを募集しています。気になるアイテムを使ってレビューを書いてみませんか?モニター募集のお知らせは、不定期で行っています。ぜひサイトを覗いてみてくださいね♪
2017年02月04日子育ての悩みは本当に尽きないもの。幼稚園や小学生になって手がかからなくなることはあっても、子どもへの心配がなくなることはありません。そこで、子育ての悩みを誰に相談するかを調査してみました。意外にも子育てを一緒にしているはずのパパの支持が低いという結果に……。相談相手として夫は力不足のようです。Q.子育ての悩み、誰に相談する?1.パートナー 46.0%2.親兄弟 17.4%3.友人 28.1%4.専門の相談窓口など 2.0%5.その他 6.5%もっとも多いのがパートナーの46.0%、次に多いのが友人の28.1%という回答になりました。意外にも子育ての先輩である親には相談しないという人という結果に。■二人の子どもだしまずは夫に夫に相談するという人のもっとも多い意見が、一緒に子育てをする相手だからというものでした。頼りになるか、解決するかはさておき、子どもの悩みや問題を知っておいてほしいというのがママたちの想いのようです。「深刻な話であるほど夫です。一緒に悩んで同じ方向を向いているためにも」(広島県 40代女性)「旦那は私の話をよく聞いてくれますし、考え方が違っていても私の意見を否定することはないので、助かっています」(新潟県 40代女性)「とりあえず旦那かなって感じです。頼りになるかと言ったら別ですが、少しでも子育てのことを共有したいし、ひとりで子育てしているわけでもありませんしね」(神奈川県 20代女性)「男の子なので主人に聞くと、俺のときはこうだったなぁという意見が聞けます」(埼玉県 40代女性)■アンチ夫派はママ友に相談ママ友に相談するという人は圧倒的にアンチ夫派のようです。話を聞いてくれて相談にのってくれる夫ならいいけど、相談どころか話をしても聞いてもくれないというダメ夫も。一度できてしまうとなかなか埋まらないのが夫婦の溝なのかも。「旦那には相談しません! 私は小学生からの友人に相談します。なんでも隠さず言えるし、親身になって聞いてくれます」(静岡県 40代女性)「旦那はあてにするだけムダ。ママ友に相談するのが一番かな」(埼玉県 40代女性)「旦那は相談内容を理解してもらうのに説明が大変。それでも的外れなことを言われて疲れることも。ママ友や看護師さんの方がツーカーでわかってくれます」(茨城県 40代女性)■自分が助けられたから誰かのことも助けたいたった一人でもいいから自分のことをわかってくれる人がいるだけでラクになります。そんな経験をした人は、過去の自分と同じ境遇の人に会ったら、相談にのって助けてあげたいと思うようです。「次男は発達障害。主人に話を聞いてもらおうとしましたが、どこか他人事でなかなか聞いてもらえませんでした。本を読みあさったり、インターネットで調べたり、いろんな場所に顔を出したりしながら、ある人と友人になりました。その人も障害児を持つ母親だったからか、共感してもらえ、子どものことも外で話せるようになりました。私はママ友に助けられたから、特別支援学級に入ってくる新入生のママたちの相談にものったりしています」(三重県 40代女性)Q.子育ての悩み、誰に相談する?アンケート回答数:3669件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年01月27日産後や育児中のママをサポートする団体やサロンが多く見られるようになった今、ママだけでなくパパも応援しよう!と活動しているママ団体がありました。子育てママ応援塾「ほっこり~の」。どんな様子なのかパパ講座に潜入取材!“ママを助けるため”のパパ講座ある日曜日、東京都北区十条の「ほっこり~の」店舗隣の自治会館で「パパのための料理講座」が開催されていました。パパのための料理講座といっても、自分が食べたいものを作る男の料理ではありません。妻や子どものために作る”お父さんの家庭料理”です。この日は6人のパパが参加。奥さんが勝手に申し込みをしていたというパパ、お子さんと一緒に料理を楽しみたいというパパ、リピーターさんの姿も。エプロンと三角巾がなんともかわいくて新鮮です。初対面のパパが2人1組になり、分担をして料理をしていきます。12月とういことでクリスマス向けメニュー、メインのロールキャベツにツリーサラダ、ロールケーキのデコレーションなど、子どもが喜びそうなものでした。講師は家庭科教師で現在育休中のママ。日頃「ほっこり~の」の利用者でもある彼女が、この日のために試作を重ねてレシピをまとめてくれたのだとか。このレシピに従って手順良く、話をしながら和気あいあいと料理を作るパパたち。微笑ましくて、見ている私もうれしい気持ちになりました。子育てママ応援塾がどうしてパパ向け講座を?一般的にパパ同士が集まり活動することが多いと思うのですが、どうしてママ団体がパパを応援するに至ったのか、代表の内海千津子さんに聞きました。「私が6年前にひとりでサロンを始めた頃は、実は男子禁制でやってました。というのも私を含め、夫の協力を得られず頼るところのない弱い立場のママを救いたかったから。孤立しているママたちの居場所を作りたかったからです」第1子出産後フルタイムワーカーとして働いていた内海さん、家庭と仕事のバランスを取るのが難しく体調を崩しあえなく退職、専業主婦になりました。その後第2子を出産するも、夫の協力が得られず孤立。子どもを連れて自分の居場所を探して転々と…寂しい思いをされてきたそうです。「協力的なパパの話をするママたちがキラキラ輝いて見えて、あの頃は苦しかったです」と当時を振り返りました。その後ひとりでサロンを開くべく活動開始、自分の貯金をくずして場所を借りてリノベーション。子育て支援サロン「ほっこり~の」を開業して今年で6年目に入りました。授乳・おむつ替えを無料でできて休憩もできる場所、ママたちが一瞬でも肩の荷を下ろしてほっこりしていってもらえる場所でありたい。その思いから「ほっこり~の」と名付けられたサロンでは、子ども連れOKのママ向けの講座を多数開催。年間のべ3000人のママたちが足を運ぶまでになりました。日々の講座でリフレッシュしたり自分を磨くママ、講師として活躍するママ、立ち寄ってスタッフとおしゃべりをしていくママ、ときには悩みを打ち明け涙を流していくママもいるそうです。(わらべうたベビーマッサージ後の絵本紹介のひとこま)そんなママの生の声と時代の流れから、「やはり一番近くにいるパートナーのサポートなしでは本当の意味でママを救えないと思った」と内海さんは言います。特に第1子の産後は右も左も分からない。どうして泣いているのか?おっぱいもあげてオムツ交換もしたのに…何をやっても上手くいかない、親になってこんなにつまずくとは想像もしていないものだから、かなりの行き詰まりを感じます。それに加え核家族化はどんどん進み、サポートしてくれる親や親族が近くにいない、転勤で友だち、知り合いのいない場所に引っ越してくるなど、育児は孤独を極め、知らず知らずのうちに追い詰められていくのだと言います。ママたちの「孤育」を防ぐためには、一番近くにいるパートナーのパパに理解してもらうこと、助けてもらうことがまず必要だと内海さん。ママの話を聞いてもらうだけでもいい、気持ちを少しでも共有してもらうこと、それには“夫婦のコミュニケーション”が不可欠。そのきっかけとなるよう、パパを応援する講座にも力を入れているのです。夫婦のコミュニケーションのきっかけにこれまで「パパ鍼灸師が教える!パパからママへママからパパへのマッサージ塾」「パパのためのベビーマッサージ講座」や「プロの男性声優さんによる、パパの読み聞かせ講座」、父親学級で有名な「渡邉大地さんの新刊トーク&サイン会」など、ユニークな講座が行われました。「パパ友が欲しい、ネットワークが欲しいと、パパもつながりを求めていることにも気付きました」。実際にやってみてパパからのニーズも見えてきたそうです。パパ向けの講座に一緒に参加したママからは、「夫が子どもをマッサージをする優しい横顔に癒されました」「改めて互いのことを感謝する貴重な機会になりました」という声も。このような積み重ねがパパの育児参加のスイッチを入れ、また夫婦関係の潤滑油となり、ひいてはママが救われることにつながると、熱く語ってくれました。最後に今回講座に参加したパパとママに感想を聞かせてもらいました。「意外と簡単にできました。なかなかおいしかったです」「機会があれば、家でも作ってみようかな」とパパはまんざらでもない様子。ママは「おいしい~!やればできることがわかったのであとは家での実践を期待するのみ!」と、家族でパパの料理を楽しんでいました。家族をつなぐ“食事”、パパの料理講座は家族の距離がぐっと縮まるとても良い講座だったようです。今後もどのようなパパ講座が開催されるのか注目していきたいと思います。<取材協力:子育てママ応援塾「ほっこり~の」><文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年12月25日アメブロで大人気のブログ「kosodatefulな毎日」のちゅいたんママが描く、8歳・5歳・2歳のやんちゃ3兄弟との育児絵日記。何もかも想定外! な3兄弟と、一徹な旦那さんと暮らしています。爆笑必至の毎日を、おおらかなちゅいたんママが味あるイラストとエッセイで綴ります。今回、2016年12月8日の 「息子って、異世界人!?な爆笑育児生活」 の発売を記念して、ウーマンエキサイトにオリジナルエッセイを描きおろしていただきました。子育て奮闘中のみなさんもつい「わかる、わかる」と共感してしまう方も多いのでは。それでは第2話をお楽しみください。( 1話から読む )イクメン、カジメンパパが話題だけど、うちのパパは…「総統」こんにちは。Kosodatefulな毎日のちゅいたんママです。最近では、イクメンや優しいパパが増えてきたので、パパが大人気! というご家庭も多いと思います。が、我が家のパパは一家の引き締め役のような……、いや、むしろ「総統」というとしっくりくる。子どもたちにとってパパは怖い存在らしいです。ママの言うことは全然聞かないのに、パパの言うことなら聞く。(あーら、不思議) なんでかな? パパ全然怖くないんだけど。ママが何回もゆいたんにお願いしても、わざと聞かないのに。(チッ!!!)パパが指を一振りするだけで……。さっと言うことを聞く…。 平日の晩御飯の日常…パパは想像できるだろうか「す、すげぇっ!!! まるで魔法!!」夫がいる週末の晩御飯だって、まぁ静か! 平日のあれは何!? 平日のあれとは↓こんな調子だから、日頃ゆいたんの扱いに苦労する私としては、いつか夫にゆいたんの本性を見せてやりたい! と思うものの、いかんせんパパの前じゃ猫かぶるのでなかなか分かってもらえない。通常の朝の場合。まず絶対こう。 だけど…夫がいる朝……。パパに聞こえないように耳元でブツブツ言ってくる!!! しかし、二つの顔を使い分けるのはゆいたんだけではなかった。ほーちゃんなんてこないだ酷かったからね。パパと私とほーちゃんとで出掛けてて、パパがいる間、それはそれはおとなしく……途中でパパが別の用事で出掛けてしまうときには、「パパがいないとさみしい」こんなことまで言っちゃって。当然パパはデレデレよね。 パパがいるとき、いないときの息子たちの変化がすごい…だけど、パパが出て行った瞬間……うわー! なにこの変わりよう!!!なんだこいつ…。(白目)でも夫婦の間ではなんとなく暗黙の了解で役割分担みたいなものができあがっているんだよね。ゆいたんには私がいつも揉めている分、パパは優しく接するようにして、ほーちゃんには私がいつも甘やかしてる分、パパは厳しくするようにして、ちゅんたんには私が口うるさい分、パパは味方するようにして。そして、パパが子ども達をしかるときには必ず「ママの言うことを聞け!!」って言う。パパの転勤が決まって、あとで追いかけることにしようと思ったけど…ただその効果もなく、あんまりママの言うこと聞いてくれないけども!! 実は我が家、今月に転勤することになっているんです。辞令が出てから異動まで実質数週間しかないので、あまりにも急だし、3月末までパパに単身赴任してもらって、新学期が始まる時に私たちが追いかけようかとも思ったのよね。でも、3ヶ月間、私と子どもたちだけの生活……。総統のいない生活。 パパの「オレがいなくて統率取れるのか?」のこの一言で、「無理だ。今すぐついていこう!!」と決めたのでした。おわり。全5話ウーマンエキサイトオリジナル書下ろし、次回の更新は12月22日です。楽しみに! 息子って、異世界人!?な爆笑育児生活2016年12月8日発売/ちゅいたんママ(著)
2016年12月15日