お弁当にまつわるエピソード、わが家にもあります。あれは今から約3年前…。ママンが乳がんで闘病していた時期のことです。※詳しくは書籍化されている「 ちびといつまでも -ママの乳がんとパパのお弁当と桜の季節- 」を読んでね(笑)お弁当だけは体調が悪い日でもママンが作っていたのですが、この日は抗がん剤の副作用が強く、とうとう起き上がることができませんでした。必要に迫られ代打をまかせられたパパンは、ママンの指示通り冷凍食品のおかげで無事お弁当のミッションをクリアしたのです。子どもたちは知らない母の味の正体。3年たった今でも真実は語られておりません(笑)
2018年08月10日ピクサー・アニメーション・スタジオ記念すべき20作品目は、『Mr.インクレディブル』の最新作『インクレディブル・ファミリー』です。正義のために戦うスーパーヒーロー一家の活躍を描く本作ですが、今回はヒーローとして怪力を誇るパパが、子育てに大奮闘するという物語になっています。ママ1人が日々踏ん張る“ワンオペ育児”の話題が絶えない昨今。外面だけではなく中身もともなった“イクメン”は、ママが切望する存在。そんな世相を反映してか、本作では「パパも子育てしましょう」キャンペーンが推奨されている気がします。■家事がこんなにも重労働とは…パパの子守大変あるある人々を守るために、体を張って戦ってきたMr.インクレディブルことボブたち一家ですが、戦いでビルなどを破壊してしまったことから、活動を禁止させられます。仕方がないと、すぐに気持ちを切り替えて職探しを始める妻ヘレン。このあたりは、現実を見すえたママらしいなと。そんななか、ヒーロー復活をかけた任務が入りますが、任されたのはボブではなくヘレンでした。そのことに心からがっかりしながらも、やせ我慢して弱みを見せようとしないボブの表情がたまりません。良き夫で良きパパであろうとするボブは、ヘレンに代わって、末っ子の赤ちゃんジャック・ジャックや子どもたちの面倒を見ることになりますが、いきなりやってみた家事の大変さに大わらわ。ヘレンがなんなくこなしていた家事業が、こんなにも手間のかかる重労働だったことを実感していきます。前作の終盤で特殊能力を覚醒したジャック・ジャック。本作では家族の前でも無邪気にそのスーパーパワーを放ち、まさに目が離せない状態に。子守でヒゲをそる時間もなく、睡眠不足でボブの目にはクマが。また、ティーンエイジャーの娘・ヴァイオレットとコミュニケーションを図ろうとするも、繊細な思春期の乙女心をまったく理解できないボブは反感を買ってしまう始末。ヒーローとしてはじつに頼もしいMr.インクレディブルにとって、子育てというミッションは、かなり手ごわいものだったようです。イクメン映画が登場した社会背景を考える本作を監督したのは、『Mr.インクレディブル』と『レミーのおいしいレストラン』でアカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞したブラッド・バード。本作には、実生活においてもボブと同じ家長であるブラッド・バード監督の実体験がエピソードとして入っているそうです。自分自身の子ども時代はもちろんのこと、家庭をもってから、妻とぶつかっては自分が非を認めたり、妻とともに子どもの成長を見てきたりした、子育ての体験談のほか、本作に関わっているスタッフ陣のエピソードも盛り込まれ、より生き生きとした家族のドラマに仕上がりました。本作は、ピクサー・スタジオの記念すべき20本目の映画でもありますが、すばらしいファミリー映画を作ってきたピクサー・スタジオには「家庭を大切にする」という社風が息づいています。常に時代を映し出す作品を作ってきたスタジオですから、女性の活躍が増え、共働きの家庭も多くなった昨今の家庭事情も反映された作品になった気がします。■イクメン奮闘をファミリー映画で描く意義折しも大ヒット中の『未来のミライ』の細田守監督も、ブラッド・バード監督と同じように、自身のイクメン奮闘体験を作品に織り込んでいます。2作に共通するのは、パパ目線で語られる子育ての苦労ですが、ともに理想論や美談を提示するのではなく、ごくありふれた家族の日常を描くことに徹しています。さらにこの2作が秀でている点は、赤ちゃんや子どもの描写のリアルさを追求することで、「親だった自分も昔は子どもだった」ということを、あらためて思い出させてくれる点です。それをファミリー映画、しかもメガヒット級の娯楽作で描いていること自体、とても意味があると感じています。いわば客層としての守備範囲が広い。だからこそ、子育て中の親は、親だけではなく、子ども目線にもなれて「昔はこういうことに悩んでいたな」とか「親はこんなふうに子どもを見ていたのか」と若き日の自分に思いをはせることもできる。誰もが映画を観れば、家族へのいつくしみを感じるとともに、親に対する感謝の思いもこみ上げてきます。折しも夏休みが始まり、家族で観られる娯楽映画もたくさん封切られてきました。『インクレディブル・ファミリー』は、いよいよ8月1日(水)の公開となるので、猛暑が続く夏、ぜひ家族を連れて映画館へ行ってみてはいかがですか?『インクレディブル・ファミリー』8月1日(水)公開パパもママも 3 人の子供も、それぞれ異なるスーパーパワーを持ったヒーロー家族のMr.インクレディブル一家。家事も育児も世界の危機も、驚異のスキルと家族の絆で乗り越える!日本版声優は三浦友和、黒木瞳、綾瀬はるか、山崎智史ら。
2018年08月01日こんにちは、佐原チハルです。ワンオペ育児は、ママに大きな負担を与え、追い詰めてしまうことがあります。パパ自身も、家庭に居場所をなくしてしまうかも ……?そこで今回は、ワンオペ育児の問題点と、仕事に忙しいパパの「うちはこうしてるよ!」の声をご紹介してみたいと思います。ワンオペ育児で心が折れてしまったママ筆者の友人家庭はかつて、妻のワンオペ育児が続いたことが原因で、危機を迎えました。友人は、多忙な会社で働く30代の男性です。家族想いの男性ですが、“家事・育児は妻の仕事”と当たり前のように信じてもいました。産後のママさんの姿は友人から見れば完璧で、とても頼もしく思えたそうです。しかしその後、彼女はしきりに「辛い」と言い始めたそうです。そんな生活が数週間続いた頃、ついにママさんは動けなくなって しまいました。泣き続ける赤ちゃんの声から、お隣さんが窮状に気づいてくれたのが助けになりました。その方に助けられながら、ママさんは遠方に住む実家の親にどうにか連絡をし、保護してもらって事なきを得たそうです。あの日お隣さんが不在だったらと考えると、今でも恐怖を感じるそうです。ワンオペ育児で子からパパへの信頼もクライシスに?ワンオペ育児に耐えかね実家に帰った、というママ友は、私にも数人います。ここでご紹介するのは、そのまま離婚に至った友人です。彼女は30代、当時は専業主婦でした。●ワンオペがきっかけで抱いた、妻としての夫への不信「子どもが首すわった頃くらいのとき、元旦那に『最近料理してないよね』 って言われたの。『家事サボりすぎ』って」乳児期の育児は、息つく暇もありません。トイレに行くことさえ難しいこともあります。「そんな状態で家事なんてできるわけない」と、友人は元夫にも伝えたそうです。「そしたら『食洗機でも買えば』 って言われたんだよね。で、あぁこれは無理だわって思って」便利家電の導入は、負担を軽くはしてくれますが、肩代わりはしてくれません。「一緒に家庭運営していくパートナーなのに、道具だけ与えて自分は何も変わるつもりがないって、そんな無責任な人とはやってけないって思ったの」●ワンオペで育てられた友人は、“父”への信頼も失っていたこの友人のお父さんは、家事も育児もしない人でした。友人は、“ワンオペ育児で育てられた子ども”でもあったのです。「何もしてないくせに保護者面してる父親のこと、今も軽蔑してる。実際の家事・育児の量じゃなくて、主体性の問題 。丸投げなのに親ヅラって、恥ずかしいよね。」彼女の話は、極端な例に感じられるかもしれません。しかしこれも、確かに存在する一例。ワンオペ育児を黙認するパパは、家庭に居場所を失う原因を自分自身が作って いる可能性について、考えてみる必要があるのかもしれません。それでも「育児する時間がとれない」パパへの3つの提案「ワンオペさせるなって言っても仕事が忙しい」「帰ってくるのが深夜なのに、どうすりゃいいんだよ!?」というパパもいらっしゃるかと思います。そんなパパにもできそうなことを、3つほどご紹介させていただきますね。●1、外注先の手配と準備をしてみる少しは家事育児してよ、と言われると「託児でも利用すれば?」と返してしまうパパさんは多いようです。でも外注の準備って、高負担 なんです。ワンオペでいっぱいいっぱいになってしまうと、外注すらできなくなってしまうことも。「依頼くらい電話一本じゃん」と思ったパパ。休日にでもよいので、一度パパ自身でセッティングと託児のための準備をしてみましょう。●2、家事はパパが全面的に請け負う「育児する時間がないのに家事なんてできない」と考える人もいるようです。でも、それは大きな誤解。家事と育児は、全くの別物です。育児は、相手の都合に合わせるもの。計画性を持ったり、タイミングをはかったりできないものが大半です。しかし家事は、ある程度自分のペース で行えますし、効率化もはかれます。最初にご紹介した多忙な筆者の友人パパは、ママさんの負担を減らすため「家事は全面的に自分が行う」と決めました。「風呂上がりはさっと浴室を洗っておく」程度のことなら、帰宅が深夜でもできるそう。イクメンではなく、カジメン を目指してみるのもよいかもしれませんね。●3、休日はママのフリータイムも確保する平日仕事をしているパパは、「休日くらい休ませてくれよ!」 と思うかもしれません。でもそれ、ワンオペしているママも同じことを思っています。パパとママが、同じくらい休めるようにできるとよいですね。休み時間の公平化のため、ママにもできることがあります。「ワンオペでは休める時間がない」ことを、パパにもわかるよう見える化するのです。何時頃に何をしていたのか、詳細に記載して渡してみましょう。私はエクセルでフォーマットを自作しましたが、24時間の時間軸がついたタイプの手帳があると便利です。----------以上、いかがでしたでしょうか。ワンオペ育児をさせてしまうことは、ママにはもちろん、パパ自身にもデメリットとなることがあります。夫婦間での負担感を均せるよう、何度でも話し合う価値はありそうですね。なお厚生労働白書(※)によれば、休日にもワンオペ育児になる家庭が2人目の子を持つ割合は、10%弱。休日は夫も6位間以上家事育児をする、という家庭の6〜7分の1となっています。ワンオペ育児の解消は、少子化問題の解消にもなるのかもしれません。●ライター/佐原チハル●モデル/福永桃子・藤沢リキヤ
2018年07月26日こんにちは。フリーママライターの横山かおりです。わが家の夫は、平日は基本的に日付が変わってから帰宅します。つまり平日は完全にワンオペ育児。育児、家事、仕事に追われるこの大変さ、果たして夫はきちんと理解しているのでしょうか?今回は世のパパたちに「ワンオペ育児の大変さ」をわかってもらいたいと思います!ワンオペ育児のつらさを、仕事に置き換えわが家の平日ワンオペスケジュールを紹介します。さらにパパにもわかりやすいように、大変さを仕事に置き換えてみました。夫は朝の時間もギリギリまで寝ているので、育児にはノータッチ。起床、洗濯、朝食、準備、掃除。毎日バタバタ家の中を駆け回っている私を、彼は不思議に思うかもしれません。「もう少し早く起きればいいのに」 と。でもそれ、パパに置き換えてみたら「毎朝余裕をもって家を出発しているのに、電車の遅延で遅刻ギリギリ。毎朝ダッシュ!」というのと同じこと。自分のせいじゃないのにダッシュするの、つらくないですか?こちらも予想外の展開を毎朝引き起こす子どもたちの対応に必死なのです。夜まで家事、育児に休憩はなくお風呂、夕食、寝かしつけと続きます。休憩がないのって本当につらい。トイレの中まで娘は追いかけてくるし、お風呂もゆっくり入れません。料理中は足もとに絡みつく娘…。これもパパに置き換えてみたら「夜まで5つの会議が休憩なしで続く」 「お昼休みも毎日気を使う上司と一緒」。こんな感じでしょうか。とにかく気がぬけない時間が朝から夜まで続くのです。1人でトイレに行けて、1人で電車に乗れることを羨ましくさえ思ってしまいます。ここが大変、ワンオペ育児ワンオペ育児のなかで、個人的に特に大変なポイントをご紹介します。一番大変なのは、やはりお風呂でしょう 。子どもが大きくなるにつれて少しずつ楽になってきましたが、とにかく2人目が生まれた直後は大変でした。上の子を洗って下の子を洗って、首のすわらない娘をひざに置きつつ自分も洗う…。お風呂を出たあとは、自分のことは後回し。子どもたちの着替えを終わらせるまでしばらく全裸で駆け回る私の姿は、客観的に見たらかなり滑稽だったでしょう。食事の準備中や片付け中も大変。キッチンに立っている間、子どもたちはずっと騒がしい…。「静かに!」「おもちゃ片付けて!」 と毎日呪文のように繰り返されます。「猫の手も借りたい」という言葉がピッタリハマるほど、とにかく手が足りないワンオペ育児です。ワンオペ育児に必要なのは「慣れ」ワンオペ育児はつらいことだらけと思われがちですが、そんなことはありません。私もワンオペに慣れるまでは本当に大変でしたが、いまは当たり前になりすぎて苦とも思いません。そう、慣れてしまったのです。ワンオペ育児はママの行動計画がすべて。言い換えれば、ママの自由にスケジュールを決めることができるのです。毎日のルーティンを決めてしまえば、ママも子どももストレスなく1日のやるべきことをこなすことができます。ワンオペ育児に慣れているママたちは「平日は自分のペースで全部できるから気が楽」 と口を揃えて言います。もちろん土日、パパが手伝ってくれるならそれにこしたことはありません!お風呂もトイレも1人でゆっくり入りたいですからね。でも何もしないパパが土日に追加されるよりは、子どもと自分だけの平日のほうが楽に決まっています。「土日はパパが手伝ってくれるから、平日は自分のリズムでストレスなくワンオペできているよ」とママが思えるように、ぜひ土日こそパパには家事育児に協力してほしいですね。----------ワンオペ育児、最初は本当に心が折れそうになるくらい大変です。でもそれも子どもの成長と共に変わり、ママも慣れるまでの辛抱です。きっとそのうちに自分にピッタリのルーティンが見つかり、ストレスなく過ごすことができますよ。それでもどうしても大変なときは、ママ友や周りの人に協力してもらって過ごしていきたいですね。つらいときは無理せず、パパにも相談してみましょう!●ライター/横山かおり●モデル/REIKO
2018年07月25日はじめまして、たねです。現在年少の女の子を育てています。普段はブログで絵日記を描いております。今回は「パパむす特集」ということでパパと娘のほっこりエピソード をお届けします!パパとバドミントンに出かけた娘これはパパが娘と二人 で、会社の人たちとのレクリエーションのバドミントンへ連れて行った時のことでした。(私は一人時間を貰う日のため別行動でした)体育館には会社の人やその家族が集まっていました。ネット張りなどの準備をしてからみんなでワイワイと試合を始めました。もちろんパパも試合に出ます。そんな中で娘が一人で遊んでいたところ、会社の人が娘を呼んで、膝に座らせようとしたそうです。娘はパパの抱っこが大好き なので、「パパの抱っこだ!」と思い喜んでパパの元(と思っている)へ向かいました。しかし、実はパパだと思って座っている人は、パパの会社の人。私の娘は、間違えて座ってしまいました笑そして、しばらくパパだと思って膝に座っていたところに、パパが試合を終えて戻ってきました。座っていたはずのパパが前から来ることに驚く娘。びっくりして、「お前誰だ!?」 という感じで後ろを振り向いたそうです(笑)----------以上いかがでしたか?パパが好きすぎてパパ似の他の人にも甘えちゃう娘 のほっこりエピソードでした。最初は泣いてた娘も、最近ではパパとのおでかけを楽しんでるみたいです。●ライター/たね
2018年07月25日企業従事者は出産時に「育児休業制度」を取得することができます。ある程度の期間を休むことができるということはご存知だと思いますが、どういった内容かはご存知ですか?この記事では育児休業の内容や平成29年に改正された点や、意外と知らない企業側が講じなければいけない細かな点をご紹介します。 育児休業制度とは?企業従事者が出産時に取得することのできる育児休暇制度。正式には「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」と言います。略称は「育児・介護休業法」、「育児・介護休業法のあらまし」です。制度が生まれた背景この制度が生まれた背景には日本の少子化、労働者の減少、地域差焼きの活力の減少があります。就労か結婚・出産・育児のどちらかを選ばなけれならないという状況を改善し、仕事と生活の調和を実現するために作られました。 平成29年の改正育児・介護休業法の概要平成29年10月に育児・介護休業法が一部改定されました。内容は以下のとおりです。育児休業期間の延長以前は1歳6ヶ月までとされていた育児休暇の取得期間が、子どもが受け入れ先保育園が決まらないなどの理由によっては、最長2歳になるまで取得可能になりました。合わせて育児休業給付金の給付期間も2歳までとなります。育児休業等の制度周知社員、従事者またはその配偶者が妊娠、出産を事業主が知った際、育児休業等に関する制度を周知する努力義務が創設されました。育児休暇の導入を促進事業主に対して、当該者の子どもが小学校入学までの間、育児に関する目的に対しての休暇制度を設ける努力義務が創設されました。 育児休業制度対象者この制度の対象は以下になります。・原則として1歳に満たない子を養育する男女労働者・常勤の従事者であること(日々雇い入れられる人は対象外)期間採用の場合は以下に該当すれば育児休業の該当者とみなされます。・同一の事業主に引き続き1年以上雇用されていること・子どもが1歳6ヶ月に達する日までに、労働契約(更新される場合には、更新後の契約)の期間が満了することが明らかでないこと育児休暇に関する労使協定を結んだ場合は協定が優先されます。子の看護休暇子どもが看護が必要な場合も休暇を取ることができます。内容は以下のとおりです。子どもが小学校に入学するまでの間は1年の間に5日(子どもが2人以上の場合は10日)まで看病が必要な場合、予防接種や健康診断を受ける場合には休暇を取得することができます。所定外労働の制限3歳以下の子どもを持つ親に対して所定外労働についても定められています。事業主は、3歳に満たない子どもを養育する労働者が所定以上の労働を請求したとしても、事業が正常に運営できないなどの理由がない場合はその請求を受けてはいけません。時間外労働の制限時間外労働・残業についても以下のように定められています。事業主は、子どもが小学校未入学の子どもを擁する従事者に対しが1ヶ月に24時間、1年で150時間を超える時間外労働を従事者が希望しても、事業が正常に運営できないなどの理由がない場合はその請求を受けてはいけません。深夜業の制限深夜の労働に対しても制限があります。事業主は、子どもが小学校未入学の子どもを擁する従事者を、午後10時から午前5時までの間、事業が正常に運営できないなどの理由がない限り働かせてはいけません。短時間勤務制度労働時間の短縮に関しても定められています。事業主は、3歳に満たない子どもを持つ従事者が希望した場合は仕事と育児の両立が可能になる措置(就業時間の短縮)を取らなければなりません。育児休業等に関するハラスメントの防止措置育児休業が取りやすくなる環境整備について以下のように定められています。事業主は従事者が育児休業を取得しようと意思を表明した際に嫌がらせをされたり、職業環境が害されないように、相談しやすい環境、体制を講じなければなりません。
2018年07月22日こんにちは、ライターのゆめちちです!前回に引き続きパパむす特集ということで、今回もパパと娘のお話を書いていこうと思います。お腹の子は男の子!パパの謎の自信?妊娠中、まだ性別も分かっていない時に女の子かな?男の子かな?という会話をパパとよくしていました。私はどっちでもよかったのですがパパは、子供は男の子がいい! この子は絶対男の子や!と言っていました。何の根拠があって言ってんねん…と思いながら、なんで男の子がいいのか聞くと「だって男の子やったら一緒に遊べるやん! 娘と人形遊びとか絶対出来んもん!」女の子とは一緒に遊ぶ自信がないので男の子が良かったみたいです(笑)娘が産まれても男の子が良かったと言うパパ結局、お腹の子はほとんどの確率で女の子だと言われました。でもパパは、「女の子かは産まれてくるまで分からない!」という感じでした…が、産まれてきた子はやはり女の子でした。「男の子やったらよかったのにな~」 と、まだ言っているパパ。もう産まれてきたのにまだ言うか!?とイライラする私。ですが理由を聞いて笑ってしまいました。「だって、女の子はいつか嫁にいってまうやん… 」え、まだ産まれたばっかりやのに気早すぎ!!!誰にも渡さん…寂しい。と嘆いていました(笑)----------以上、いかがでしたか?産まれる前と産まれた後で男の子がいい理由が変わっていて面白かったです。パパがいつか嫁にいってしまうなんて言うので、私も想像してちょっと寂しくなってしまいました…パパにはこれから、人形遊びも出来るパパに是非なってもらいたいです(笑)●ライター/ゆめちち
2018年07月11日「ワンオペ育児」や「孤育て」という言葉が話題になるほど、子育てはママひとりのことになりがち。でも、ご家庭によってはパパが育児に協力してくれることも多いもの。そこで、ママがパパに感謝していることやパパにお願いしたい育児について調べてみました。感謝していること1位は遊び相手ママのパパに対するホンネを探っていたところ、株式会社赤ちゃん本舗が、2018年5月25日~5月29日までの期間に、子育て中の10~50代の女性1318名に実施した「子育てをがんばっているパパ」に関するアンケート調査結果を発見。同アンケートでは、「パパの子育てで一番感謝していることは何ですか?」と質問しており、回答結果は以下の通りに。1位:お子様の遊び相手(65.3%)2位:お子様のお風呂(64.9%)3位:おでかけ(59.7%)4位:おむつ替え(58.8%)5位:お食事(ミルクや離乳食)(36.3%)6位:寝かしつけ(31.8%)7位:しつけ(25.3%)8位:その他(3.0%)無回答:5.8%1位になったのは「お子様の遊び相手」。ママの料理や掃除、洗濯などに、ちょっと子どもの遊び相手をしてくれているだけでも、ママとしては助かりますよね。2位の「お子様のお風呂」や3位の「おでかけ」も1位同様に、パパが見てくれているうちに、ママは家事をすることができるから、有り難いもの。結果を見ると、パパの育児としては比較的メジャーどころがランクインしている印象を受けます。では、ママがさらにお願い育児は…?さらにお願いしたい育児1位は「寝かしつけ」同アンケートの「また、さらにお願いしたいことは何ですか?」という質問結果をランキング化すると…。1位:寝かしつけ(44.0%)2位:しつけ(38.4%)3位:お食事(ミルクや離乳食)(35.7%)4位:お子様の遊び相手(33.8%)5位:おむつ替え(27.1%)6位:おでかけ(23.7%)7位:お子様のお風呂(23.1%)8位:その他(4.4%)無回答:22.0%半数近くのママが回答し、1位となったのは「寝かしつけ」。パパが寝かしつけをしてくれるようになると、家事をできる時間が増えるだけでなく、子どもの「寝るときはママじゃないとダメ!」ということも防げますよね。パパと一緒に寝てくれるようになれば、急きょ家を留守にしないといけないときでも安心。2位は「しつけ」。たとえば基本ともいえる「おはようございます」や「いただきます」などに関しても、ママはしっかり声に出してやっていても、パパがしてくれないと、子どもは「?」状態に。しつけに関しては、夫婦そろって共通認識を持って育児をしたいところです。ランキング上位を見ると、子どもとの信頼関係を築きやすそうな項目が目立っています。日ごろ、仕事で子どもと接する時間が少ないパパだから、育児を通じてより子どもとの絆を深めてほしいと願っているのがママのホンネなのかもしれません。(文・山手チカコ/考務店)
2018年06月19日こんにちは。2歳3か月の息子を育てているすずかと申します。息子はパパが大好きです。パパが仕事へ出かける朝は、家を出る前に抱っこをねだり、頬ずりをしてもらい、玄関でハイタッチをして送り出します。日中も「パパは?」「パパなにちてる?」と大好きなパパの事が気になって仕方ない様子。この日はパパのようにお仕事をしたくて、電子辞書をパソコンに見立てカチャカチャとやりだしました。ジャケットのような上着を羽織ると、「パパみたいだねぇ。かこいいねぇ(カッコイイねぇ)」と言ったり、髭剃りの真似をして小さな空き箱を顎に押し当てていたこともありました。大好きなパパの真似をして「パパといっちょなの」と笑う姿がたまりません。少し前まではママがいないとダメだったのに、今では私がトイレへ誘っても「パパといくー。ままはここにいて?」と断られ、何かにつけて「パパと」「パパがやってくーだしゃい」とパパ愛を発揮しています。その度にパパも満面の笑みで対応するのですが、息子の要望に何でも応えてしまうので、最近は甘やかしすぎではないかと心配しています。とはいえ、息子とパパが仲良くしている場面は本当に微笑ましくて和みます。今週末も父子の触れ合いをみるのが楽しみです。***イメージアップのために、日頃からママが息子に「パパかっこいいねぇ」「パパはすごいんだよ」と伝えている事は、パパには内緒のここだけの話です。●ライター/すずか
2018年06月13日こんにちは、ライターのホコリです。これから出産を迎える方、また、家族計画中の方は旦那様の育児休暇をとる予定はありますか?うちは里帰り出産をしない代わりに、夫に2ヶ月間の育児休暇 をとってもらいました。今回はそのときの体験談をつづっていきます。育休中の収入源大黒柱のお給料が入らないんじゃ生活していけませんよね。雇用保険に加入 していれば、最初の180日間は賃金の67%が給付されます。ただし、受給資格の条件を満たしていないといけません。**********・ 雇用保険の65歳未満の一般被保険者・ 満1歳未満の子供を育てるために育児休業をした人・ 育児休業を開始する日より前の2年間の間に月11日以上働いた月が12か月以上ある人・ 子供が1歳になる日(誕生日の前日)を超えたときに引き続き雇用をされる見込みがある人・ 雇用契約期間に定めのある人は、休業を開始する時に同一の事業主の元で、1年以上の雇用が続いている人**********うちは条件を満たしていたので受給できました。あとは時期的に夏季ボーナスと被ったのが幸いでした。旦那様の役目産後、新生児の娘と育休に入った夫との生活がスタートしました。1週間ほどは実母がお世話しに来てくれたりと至れり尽くせりでしたが、帰ってからは本当に二人で娘を育てていきます。一人暮らし経験者の夫は家事に関して一通りやってくれるので存分に甘えさせてもらいました。わたしは授乳やおむつ替え、沐浴などやっていましたが、もちろんこの機会は逃さず夫にも参加 してもらいました。産院で教わった粉ミルクの作り方、ゲップのさせ方、おむつの替え方、沐浴の仕方などを夫にレクチャーしながら教えました。嬉しかったのは、夜中に泣きだした我が子をあやしているときに一緒に起きてくれたことや、産後でぼろぼろの体のわたしに代わって、夜中の授乳や抱っこして寝かしつけてくれたことです。三人で過ごしてみて2ヶ月間三人で24時間過ごしてみて幸せだったなあと感じたのは、二人で眠る我が子を見つめている時間でした。初めての我が子はなにをしても可愛くて、今思えばわたしは夫が身の回りのことをしてくれて、二人して母性が爆発していたからマタニティブルーや産後うつにならなかったのかな、と思います。また、先ほども書いたように家事や育児を一緒にしてくれるので、産後のボロボロの体をしっかり休めることができます。これは妻にとっても大きな利点です。----------以上、いかがでしたか。実は産前には「もう家にいなくていいから、早く仕事に行ってほしい」…なんて思うかも!?と危惧していましたが、全くそんなことはありませんでした。夫は「できることならもっと休暇を取って、成長の瞬間を見守っていたかった」と話します。新生児のうちからたくさん触れ合う時間を過ごせたことで、父親としてより深い愛情を注げた のではないかと思います。<参考文献>育児休業給付について●ライター/ホコリ
2018年06月07日誰でもやめたくてもやめられないことがあると思いますが、パパママ世代が今卒業したいと思っていることについて聞いてみました。育児のことや、お金のこと、生活習慣などいろいろな意見が集まりました。Q.あなたがこの春、一番卒業したいことは何ですか?1.子どもを怒りすぎてしまうこと 25.7%2.自分の嫌だと思う性格 11.1%3.お金の浪費・無駄遣い 21.2%4.食べ過ぎ・飲み過ぎ 18.0%5.乱れた生活習慣 8.5%6.タバコやお酒などの嗜好品 4.5%7.その他 11.0%第1位は子どもを怒りすぎてしまうことで25.7%という結果になりました。次に多い第2位は、お金の浪費・無駄遣い、3位は食べ過ぎ・飲み過ぎということでした。パパママ世代は、子どもにもっと優しくできたらと思っている人が多いようです。■なるべく怒りたくないのに毎日ガミガミ1位の子どもに怒りすぎてしまうには、ママたちの日々の苦労も見え隠れしました。朝から叩き起こさないと起きてこなかったり、学校から帰ってくれば宿題もせずにゲームばかり。お風呂に入ったの? 早く寝なさいなど寝るまで、ついガミガミ言ってしまうそうです。「イライラ病かな。夫や子どもにいちいちイライラしてしまう。もっとおおらかで器の大きい人になりたいです。送り出した後、朝からガミガミ言ってごめんねと思うけど、顔見たらまたいろいろ言いたくなっちゃう」(神奈川県 40代女性)「朝、目覚ましを止めて二度寝している息子たちにイライラ。何度声かけしても、やっと起きてきたと思ったら、朝食を食べるでもなく、準備をするでもなく、ダラダラスマホを始める息子たちにイライラ。私は早起きして君たちのお弁当や朝食を作っているんだよ! と怒ってしまう」(東京都 40代女性)「褒める育児をやりたいのに、すぐに怒ってしまいます。そして自己嫌悪…」(宮崎県 30代女性)「朝マイペースに支度をする娘にイライラが最高潮。毎朝『急げー』『早くしてー』と口癖になっています」(神奈川県 40代女性)「子どもを怒りすぎてしまうことと思ったら、選択肢にありました。いつになったら穏やかに過ごせるのかな。笑って過ごせるようになりたいな」(神奈川県 40代女性)■体重や脂肪の増加をとにかくストップ!3位にランクインしたのは、食べ過ぎや飲みすぎ。20代のころに比べて変わってしまった体重や体型に、このままではマズイと思う人がたくさんいるようです。「止まらない食欲」(福島県 40代女性)「ストレス発散の食事。やめられない」(静岡県 40代男性)「卒業というか、お別れしたいのは体のぜい肉ですね。2人目出産から増え続ける体重、崩れる体のライン。痩せなきゃと毎年思いながら、毎年過去最高を更新し続けいているこの状況」(神奈川県 40代女性)「夜中のポテチ」(神奈川県 40代女性)「おデブからの卒業。子どもを産んで20kg。脂肪も産めたらいいのに」(三重県 40代女性)「肉団子のような体型から卒業したーい!」(埼玉県 40代女性)■他にもまだあった! 私がやめたいことはコレ少数派の意見にも注目です。夜型生活、スマホ依存など現代ならではのやめたいことから、PTAなどの役員や専業主婦などのママならではの意見もありました。イヤイヤやっていることがあるなら、これを機会にやめてみるとスッキリするかもしれませんね。「明日で子供会の会長を卒業できます! やったー! 学校の学級委員にさえ当たらなければ、1年間自由に過ごせそうです」(滋賀県 30代女性)「夜型生活。旦那と子どもが寝たあとに、やっと確保できるひとりの時間。お酒を飲みながら、音楽をきいたりドラマを見たり。寝不足で、日中ボーッとするのがわかっていてもやめられない」(千葉県 40代女性)「仕事したい! 専業主婦から卒業したい!」(神奈川県 40代女性)「いったい何に消えるのか、あっという間にお金がなくなる。どんぶり勘定を卒業して、家計簿をつけて貯金したい」(宮城県 40代女性)「子どもたちといても、携帯を見すぎてしまうこと」(千葉県 40代女性)Q.あなたがこの春、一番卒業したいことは何ですか?アンケート回答数:4989件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年05月09日育児の悩みはつきないもの。育児といえばママの悩みが取りざたされることが多いのですが、パパだって悩んでいます。大きな悩みが育児と仕事の両立。残業が多く帰宅が遅いため育児に時間を割けない……というのはもちろん、残業が少ないパパにも悩みはあるようです。今回はそんな「パパの育児に関する悩み」に焦点を当ててみました。 1. パパの育児は何時間?ママの希望とのズレ株式会社ドゥ・ハウスの調査によると、パパの平日の育児時間は以下のとおりでした。1時間未満(36.8%)全く関わらない・関われない(34.8%)1~2時間程度(19.5%)もっとも多いのは「1時間未満」、次いで「全く関わらない・関われない」とあまり育児に時間を割けないパパ。仕事で残業して帰宅したら子どもはすでに寝ている……というパパも少なくないのかもしれません。子どもと関わる時間の多いママにとっては、仕方ないと思いつつも「もう少し子どもの相手をしてほしい」と思ってしまいますよね。ママは何時に帰ってきてほしいと思ってる?実際に周りのママに「パパに何時に帰ってきて欲しいか」聞いてみると、以下の結果となりました。()内は第一子の学年です。20時までには帰ってほしい(小3)定時+1時間まで(年少)19時まで(3歳)定時(1歳)だいたい定時~20時までには帰ってほしいと考えているようです。また、子どもの年齢が低いほど、帰宅時間も早くなっています。ただ、周りのパパに聞いてみたところ「周りが残業していたら帰れない」「残業しないと休日出勤になる」「定時に帰ったら収入が減る」などの意見がありました。やはり多くのママが望む定時~20時に帰ることは難しいようです。育児を手伝ってほしいから早く帰ってほしいママの気持ちと、仕事に専念したいから早く帰れないパパの気持ち。そういった考えのミスマッチが、夫婦間のトラブルに発展するのかもしれません。 2. 残業の量で異なるパパの悩み同株式会社ドゥ・ハウス調査で「現在の家事・育児の悩み」について聞いたところ、全体で多かったのは「子どもとの時間がもてないこと(16.7%)」、「子どものパパ同士で何を話していいかわからない(11.4%)」でした。また、残業が少ない・多いパパで悩みの内容も異なるようです。残業が少ないパパの育児の悩み残業20時頃までのパパの悩みは、「家事・育児で自分の時間がもてないこと(16.5%)」、「子育ての考えかたについて配偶者とズレがある、意見が合わない(16.5%)」が多くなりました。他のパパよりも時間が取れるからこそ、育児のことでママと揉めたりしてしまうんですね。また、「子どもとの時間がもてないこと」に悩むパパが多いのに対して、仕事が終わったら育児が待っている……という、「自分の時間がもてない」現状に、疲れやストレスがたまってしまうようです。その結果、最近話題の仕事が終わっても家に帰らない「フラリーマン」の問題にもつながっているのかもしれません。「自分の時間がないこと」に悩むのはママだけではなく、イクメンパパもだということですね。残業が多いパパの育児の悩み一方で「残業20時以降までのパパ」の悩みは、「子どもとの時間がもてないこと」が約3割を占めています。育児に関する悩みではなく、そもそも「育児に参加できないこと」が悩みというのは、なんとも悲しいことですよね。さらに、「子どもが『ママのほうがいい』ということ」が他のパパよりも高い結果に。育児に参加できず、子どもにもなかなか懐かれないという、負のスパイラルに陥っているのだと考えられます。このままずっと子どもと関われないと、長期的に見て「子どものことがわからない」となってしまうおそれがあります。 3. パパは家事育児を楽しんでる?さらに同調査で「家事・育児を楽しんでいるか」と尋ねたところ、小学校低学年の子どもがいる層では「楽しんでいる」と「まあ楽しんでいる」の合計は、家事が58.9%で育児は82.9%となったそうです。仕事の終業時間で見てみると以下のとおりに。家事を楽しんでいる(全体:58.9%)時短~概ね定時あがり:66.9%残業20時ごろまで:55.3%残業20時以降まで:47.4%育児を楽しんでいる(全体:82.9%)時短~概ね定時あがり:86.1%残業20時ごろまで:82.4%残業20時以降まで:77.2%家事や育児に関わる時間が多いパパほど、「楽しい」と答えている人が多いことがわかりますね。仕事後の家事や育児は大変ではあるものの、その分だけ気づきや発見、触れていないと見えてこない楽しさがあるのかもしれません。それに、パパが早く帰ってきてくれることでママの負担が減って夫婦仲が良くなり、子どもがパパに懐くことで家族仲も良くなっているのではないでしょうか。仕事や職場の人間関係の兼ね合いで、なかなか早く帰ることが難しいかもしれませんが、たまには家族を優先した行動ができると良いですね。 やはりどうしても就業時間が長くなってしまうパパですが、ママと子どもはパパの帰りを楽しみに待っています。なるべく早く帰れる日を作るようにして、ママの助けになってあげてくださいね。長期的に子どもとの関係を良くするためにも、パパの存在は不可欠です。しかし、早く帰れるにも関わらずフラフラ寄り道をしてしまう「フラリーマン」もいるのが現状。ママはなるべくパパが帰ってきやすい家庭づくりを意識するようにしてください。パパとママ両方に息抜きの時間も必要です。家事・育児・仕事・休憩のバランスをうまくとってくださいね。参考:小学校低学年以下の子どもがいるパパが休日育児に関わる時間は「3~4時間」が主
2018年03月26日夫婦で子育てをしていたら、パートナーの協力が必要不可欠ですよね。とはいえ、具体的にはどんなことをしてもらいたいものなのでしょうか?そこで、ママがパパにやってほしい家事・育児を調べてみました。ママ250人に聞いたやってほしい家事・育児ランキング「保険クリニック」が2017年12月8日~12月11日に、未就学児を持つ共働き夫婦男女500人(各250人)に、「共働き夫婦の家事・育児分担」に関するアンケート調査を実施しました。そのなかで、ママがパパにやってほしい家事・育児を質問しており、結果は以下の通りです。Q.父親にやってほしい家事・育児は何ですか?(複数選択)1位:子どもの遊び相手(156人)2位:子どものお風呂(131人)3位:預け先への送り(105人)4位:家事(掃除)(99人)5位:子どもの寝かしつけ・夜泣きの対応(95人)6位:朝の支度(92人)7位:家事(洗濯)(78人)8位:家事(料理)(75人)9位:預け先からの引き取り(73人)10位:子どもが病気の時の看病(会社を休むなど)(69人)もっとも多くのママが選び、1位となったのは「子どもの遊び相手」。部屋の掃除や洗濯、おむつ替えなど、数ある家事・育児のなかでは、パパとしては割と協力しやすい項目ではないでしょうか。この項目を選んだママとしては、パパが子どもを見ている間に、さっさと家事を済ませたり、ちょっとだけ自分の時間を作りたいという気持ちがあるのかもしれません。2位にランクインしたのは、「子どものお風呂」。ママひとりで子どもをお風呂に入れるのはなかなか大変な作業になるので、パパにも協力してもらいもの。パパが子どもをお風呂に入れて、あがったらママがカラダを拭いてあげるなどの連携がとれるだけでだいぶ楽になりますよね。4位、7位、8位には「家事」に関する項目がランクインしています。パパがする家事としては、洗濯のイメージが強いですが、実は洗濯や料理よりも、掃除をやってほしいというのがママのホンネなのかも。家事・育児を分担しているかどうかは、夫婦にとってはとても重要な問題ですよね。みなさんのご家庭では、パパにどんな家事・育児をやってもらっていますか?(文・山手チカコ/考務店)
2018年02月17日マーク・ウォールバーグとウィル・フェレルの、新旧パパ対決を描いた『パパVS新しいパパ 2』のブルーレイ&DVDが4月11日(水)よりリリース、同時レンタル開始されることが決定した。■あらすじ子どもたちに最高のクリスマスを過ごしてもらおうと考えた元パパ・ダスティと今パパ・ブラッド。そんな2人の援軍にやってきたのが、おじいちゃん2人。1人はパワフル&ワイルドなカート(メル・ギブソン)、もう1人は優しいけど間が抜けているドン(ジョン・リスゴー)。みんなで子どもたちに最高のクリスマスを経験させるつもりが、新旧家族同士が入り乱れて戦うクリスマスに!?■マーク・ウォールバーグ、ウィル・フェレル、メル・ギブソンら豪華共演!前作でも監督を務めたショーン・アンダースが引き続きメガホンを取り、並居る競合を抑え全米興行収入ランキング初登場2位(2017/11/10~11/12)に輝いた本作は、『トランスフォーマー』シリーズや『パトリオット・デイ』のマークと『俺たちフィギュアスケーター』など『俺たち』シリーズのウィルが“新旧パパ”としてバトルを繰り広げるストーリー。2人のほかにも、おじいちゃん役に『リーサル・ウェポン』シリーズのメル・ギブソン、『猿の惑星: 創世記』のジョン・リスゴー、さらにプロレス団体「WWE」のスーパースター、ジョン・シナが出演。またメルとジョンの参加を受け、日本のメディアでも広く取り上げられ、製作発表時より大きな話題となった。今回リリースされる本作のブルーレイ+DVDセットには、約100分の本編のほか、未公開シーンやメイキング集を含む特典映像も収録されている。『パパVS新しいパパ 2』ブルーレイ+DVDセットは4月11日(水)リリース。※レンタルブルーレイ、レンタルDVD同時リリース(cinemacafe.net)
2018年01月19日こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。育児は、2人でするもので、どちらか片方だけが背負うものではありません。ですから、パパにも育児をお願いするのは大切です。ただ、パパの中には、「育児はママがやって当然」と思っている人もいるでしょう。最初から文句を言ってしまえば、ケンカになってしまいますが、パパにお願いするときにいくつか注意をすれば、育児分担も快く引き受けてくれるのではないでしょうか。●お願いする範囲を限定してお願いする育児分担をお願いするときは、始めから範囲を限定しておきましょう。たとえば、・おむつ替え(おむつを交換したら、おむつを捨てるところまでやるなど)・寝かしつけ(歯磨き・読み聞かせまでなど)・お迎え(何曜日の何時に○○までなど)このように、お願いする範囲を限定しておくことで、”そこまでやったら終わり”いう目標 が見えています。これだと、パパにとっては行動しやすいと思います。●二度手間になっても「ありがとう」を言う育児分担をすることになったとき、「こうしておいたらどうかな」と、ママとは違うやり方をしてしまうことがあります。ママにとっては、「二度手間!」と頭にくるかもしれませんが、パパも一生懸命に育児をやった結果なのです。「手間だ~」と思っても、「ありがとう」と声をかけてあげましょう。ママの「ありがとう」は特別 なので、うれしくなってパパからも「ありがとう」を引き出すことができるようになるでしょう。「育児を分担するのにありがとうとかおかしくない?」という声が聞こえてきそうですが、感謝することは、相手を認めることなので、お礼の意味以上に重要です。●育児分担は『臨機応変』が基本共働きをしていると、子どもの急な病気やケガにママだけが対応して、ママが会社からの信用をなくしてしまうことだってあります。ママのキャリアだって大切にしたい ですよね。ですから、時間差で交代するとか、どちらかが都合をつけられるように工夫をしながら臨機応変に動けるようにしておくということが大切になります。迎えから受診まではママ、その後は病院で交代してパパが病児・病後児保育園など面倒を見てくれる人のところまで送るといった臨機応変さは必要だと思います。著者宅の場合ですが、息子が2歳のときの話です。私のところに保育園から電話が入り、息子が発熱と嘔吐があったとのこと。主人の会社に電話したところ、来客中であと30分は無理とのことでしたので、伝言を頼みました。私は、息子を迎えに行って受診させ、その間に、病院の場所を主人の携帯にメールしておきました。受診が終わって薬局で薬を受け取っているところに、主人が来てくれてそのままバトンタッチし、仕事に戻りました。主人は、来る前に義母に息子の面倒を頼めるか確認し、預け先を確保、必要なものを買って義母に預け、仕事に戻りました。子どもが小さい時はさまざまなことで電話がきて、お迎えや受診などがあります。この時もママだけが早退をするでもいいでしょう。でも、少しの時間だけでも抜けて手伝ってもらえる環境を作れるように、パパと話し合いましょう。----------子どもが小さいときは、さまざまなことが起こります。でも、お互いが協力し合えば、やれないことはありません。「範囲の限定」・「ありがとう」・「臨機応変」の3つを意識しておき、パパにもそのことを話しておけば、最初はできなくても少しずつできるようになってくるのではないでしょうか。【参考書籍】忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス著:明橋大二●ライター/桜井涼
2017年11月24日子どもが生まれるにあたって、「子育てで僕に出来ることって何だろう」って考えているそこの旦那さん!! あなたはすでに良きパパです。ただ生まれた瞬間からスタートする母親業とは違って、お父さんという生き物はスタートダッシュが遅い場合が多く、我が家の場合は、父親である夫が母親の私に追い付くまで5年はかかりました。きっと生まれる前まではやる気満々だったお父さんも、生まれてみれば自分には母乳は出せないし、抱っこしてもどうも泣かれることが多いし、2人の子どもっつったって現実的に日中は仕事があるし…。こういう小さな「お母さんじゃないとダメ」が積み重なって、お父さんの自信を少しずつ削いでいってしまうのかもしれません。私たち女性は父親側の寂しさにも似た諦めにも似たような感情をなかなか理解することができず、不満をぶちまけてしまいがちですがどうかそこを!!「俺だって一生懸命やってるんだよ!」とキレかえさずに刀を鞘に納めてくださいませ。「もっと手伝ってよ!」と妻にブーブー言われつつも心のなかでは「物理的にそんな時間ないよ…」と思っているそこのパパ!これをやってくれたら夫の株が急上昇する!! というスペシャル術を伝授いたします。お皿を洗ってくれるのもうれしいし、ゴミだししてくれるのもありがたいけれど、これをやってくれたら他のパパより頭1個分出るんじゃないかなと思うことがあるんです。しかも、2人目、3人目こそやってくれるとありがたいこと。■2歳と0歳の2人育児は毎日が戦争私は次男が2歳半のときに三男を出産しました。「王道の2歳差育児」を地で行っていたのですが、この2歳差っちゅうのはメジャーなわりに、一番大変な組み合わせなんじゃないかと思う年齢差でして。2歳0歳を1人で見るなんて毎日が戦争すぎるんです。しかも私は専業主婦だったので、長男は幼稚園で昼過ぎまで預かってもらってましたが、次男はまだ未就園で私がずっと家で見ていました。専業主婦って一見お気楽に見えるのかもしれませんが、実際はかなり向き不向きのある分野で、子どもと24時間365日毎日いることに向いてる人と、向いてない人に分かれると思います。当時は絶賛イヤイヤ期の2歳次男と不眠症の0歳に毎日毎日息をつく間もないほど振り回されていましたが、そんな中でよく周りからアドバイスされた言葉がありました。「1人で頑張らずに周りを頼ってね」これ、本当によく聞きました。「頼れるものはどんどん頼って。」と。でも、これが私にとってはハードルの高いことだったんです。■どこを頼ればいいかわからないまず、どこに頼ったらいいのかがわかりません。子どもが生まれた時には保健師さんが子育て支援の案内を持ってきてくれます。ただ「それ」は冊子のなかに閉じ込められていて、具体的なことは何もわかりません。施設の名前がずらりと並んでいるか、よくても簡単な自己紹介が書かれているだけです。もちろん子育て支援センターも、ファミリーサポートも、一時保育も病児保育も、それぞれがどういった支援をしてくれる場所なのかは2人目ということもあって理解はできていました。(1人目のママさんだとまずここから勉強することになるので、よりハードルは高くなるかもしれません)ただ土地勘もなく、横の繋がりもほとんどない私からしたら「家から近くて預かりが出来る施設がどこなのか」「そもそも空きはあるのか」そこから調べることが必要になってくるわけです。夫も、毎日寝不足でてんてこまいの私を見かねて、次男を「一時保育に預けたらどうか?」と提案してくれていました。周りも夫もみんながみんな「一時保育やファミサポなどを利用してもっと息抜きしたら?」と言っていたのにも関わらず、私はなかなか重い腰をあげることができませんでした。そんな日々を過ごしながら数年たち、三男を出産。さらに毎日がてんてこまいになりました。そんなに大変なら、どうしてもっと楽になる方法を探し出そうとしないのか。その理由が当時の私には自分でもよくわかりませんでした。なんだかんだと理由をつけてなかなか動きだそうとしなかったのですが、どうして動こうとしなかったのか、数年たった今になって分かってきたんです。調べようとしない理由は、お金でもないし、罪悪感でもないんです。やる気が出ないんですぅぅぅ!!えええぇぇぇーーー!!! やる気の問題っ!?とお思いかもしれませんが…落ち着いて聞いてください。■寝不足で、必死で…冷静な判断ができないなんていうか…抽象的ですが、5歳2歳0歳男の子3人を1人で育ててる毎日って、ちょっと常識とはかけ離れたような生活というか、どこかしら思考が停止してるようなところがあるんです。(言い方はアレですけど、少なからずどのママにもあるんじゃないかと思います。一番大変な時期の記憶がないっていう話もよく聞きます)日々をこなすことで精一杯で、寝不足で、理性的な判断ができない部分があるんですよね。資料を開いて、どこが一時保育をやっていて、どこなら預かってもらえるか、1件1件電話して確認していく。この作業がものすご~~~~くハードルが高いです。私は途中で仕事を始めてようやく必要に迫られて一時保育を探し始めましたが、冊子に載ってることと現実は違います。電話して聞いてみれば一時保育は飽和状態で実質、機能が停止している保育園もたくさんありますし、「その日の空きがあれば可能。空きがなければ無理」といった確約ができない保育園もたくさんありました。子どもが静かな時間に電話できればいいのですが、3人揃って昼寝してる時間もないですし、電話1本かけるのがこんなにも大変だとは、きっとお父さんには分からないんじゃないでしょうか…。そこで、最初の話題に戻りますが、パパたちに協力してもらいたいことがあります!!ニーズはすべてのママには当てはまらないかもしれませんが、私のようなママも一定数いると思います。ずばり…「一時保育に預けたらいいんじゃない?」と提案するだけでなく、見繕ってきてほしいんです!預けるのは妻なんだから自分で探せ、じゃなくて、妻の代わりに(もしくは一緒に)探してきて、なんなら面接日をセッティングしてきてほしいんです。他力本願でだらしないように思えるかもしれませんが、「この日にこの場所に行け」とお膳立てしてくれる人が欲しい。私が求めていたのはこれだったんだと思います。どこなら預かってもらえるのか、預かってもらうとしたらどうすればいいのかなど、リサーチして、結果を教えてくれるだけでもかなり労力が減ります。一時保育にせよ、ファミリーサポートにせよ、一度現地まで向かって登録しないといけない場合がほとんどです。ファミリーサポートの場合は本部に登録して、さらに提供会員さんと事前面談もしなければなりません。人命に関わることなので必要なことなのですが、赤ん坊と赤ん坊みたいなもん2人連れて1人であちこち出向くこと自体どうしても億劫になりがちです。そこを、夫が一緒になって動こうとしてくれたなら…有休でも取って一緒に動いてくれたなら、奥さん、きっとものすごく助かると思います。私が欲しかったのは、情報がつまった冊子でも、「預けたらいいよ」の気遣いでもなくて、「一緒になって探してくれる人」だったんだと今になってようやくわかりました。利用するしないは別として、夫が一緒になって子育て支援施設情報を調べてくれてるって分かるだけでも妻としては心が温まると思います。世のお父さんたち。一時預かりが出来る保育園、身近にどこにあるかご存じですか?ファミサポってなにかご存じですか?「なにそれ?」なお父さんもまだまだたくさんいるはず。お母さんだけの仕事じゃありません。ぜひ一緒になって調べてみてください。
2017年11月23日みなさんのお子さんは、パパのこと嫌いって言いますか?家庭円満のためには、パパもママも嫌いだなんて言ってほしくありませんよね。でも、わたしは身に覚えがあります。こんにちは、波乱万丈系フリーライターのサクです。悪気はなくても両親に反発したり、避けてしまう時期があります。いわゆる反抗期の「パパ嫌い」なのですが、子どもの”パパ嫌い”発言には、別の要因があるようです。”パパ嫌い”発言にお困りのときは、以下の点に注意してみてください。●子どもの耳に入るところでパパの悪口を言う特に子どもとパパの間で喧嘩やトラブルがなかったにもかかわらず、子どもが突然「パパ嫌い」と言うようになった場合、ママの味方であることを示すため に、パパを敵視することがあります。心の底から憎んでいるわけではなくても、ついパパに対しての愚痴をこぼしてしまうことってありますよね。ママ友が家に遊びに来ているときや、電話など、相手のペースに合わせてしまうこともあると思います。『パパのこんなところが嫌だ』そんな話を、子どもの耳に入るところでしてしまうと、子どもはママが大好きですから、パパはママを辛い目に合わせる人だと思ってしまいます。夫婦間で喧嘩をすることもありますが、できるだけ、パパの悪口となることを、子どもの前で言うのは避けましょう。また、パパの評価を下げるようなことも、極力聞かせないように しましょう。パパの給料は安いとか、出世しないとか、学歴など、子どもにとって、パパの社会的評価を下げることになります。すると、容易に「パパ嫌い」と言うようになる可能性があります。●パパへの挨拶、お礼の言葉がない家庭子どもには、挨拶やお礼などをしっかりすることをしつけているご家庭がほとんどでしょう。1日の生活を通し、ママとの子どもだけの時間のほうが、パパと過ごすよりも長くなるご家庭が多いと思います。そのため、ママと子どもの間では、おはようからおやすみ、ありがとうやごめんなさいのやりとりも増えます。では、パパとママの間ではいかがでしょうか。両親のやりとりや雰囲気を、子どもはよく見ています。パパの扱いが雑だと感じると、子どもにとってパパの家庭内ポジションが、下層部にランキングされます。まずは大人同士が、しっかりと挨拶やお礼を言えるように しましょう。●パパも育児に参加するパパも子どもの話を聞くなど、育児への関心を行動で示してください。今日はなにをして遊んだのか。たった一言でも構いません。もっと聞き上手のパパは、学校ではどんなことがあったか、算数はどんな問題を解いているか、音楽ではどんな歌をならったかなど、ちょっとした出来事への関心を示しましょう。返事から、自身の思い出トークに話題を膨らませても楽しいと思います。子どもは自分に関心を持っていてくれるおとなを信用します 。些細な助言をしてくれたり、話を聞いてくれるだけでも、自分を受け入れてくれるひととして尊敬をします。パパもあなたのことを心配しているよ、愛しているんだよという思いを、言葉や行動にあらわすことを、子どもたちはわたしたちおとなが考えている以上に望んでいます。----------これらはあたりまえのようですが、日々の生活に追われていると忘れてしまいそうなことでもあります。つい、パパの愚痴をこぼしたり、喧嘩もします。強い口調で用事を頼むこともあると思います。でも、子どものパパ嫌いは、ママとパパの関わり方が大きく影響しているようです。実際に、わたしは「パパ嫌い」な子どもでした。深い理由は割愛しますが、母は父の悪口をよく言いましたし、挨拶もそこそこ。父も寡黙すぎて子育てに興味があるのかわかりにくいひとでした。そのため、当時は一方的に父が悪いものと思っていましたが、おとなになった今、母にも父にも非があったのだとわかるようになりました。もちろん、両親の良いところもわかるようになりました。さて、まとめに戻りますと、ママが全面的にパパを立てて、いろいろと我慢をしろという訳ではありません。パパも、ママのサポートや感謝の気持ちをあらわすなど、対等の対応をしなければ、ママだって疲れてしまいます。パパ嫌い!が始まったら、反抗期を疑うだけでなく、家族のあり方を見直してみましょう。おとな同士の風通しが良い家庭は、「パパ嫌い」を防げると思います。●ライター/サク(波乱万丈系フリーライター)●モデル/藤沢リキヤ
2017年11月13日こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です。育児に積極的に参加している、あるいは参加したいと思っているパパはたくさんいます。それでも、“パパがどんなことに育児のストレスを感じているか”については、あまり知られていないのではないでしょうか。そこで今回は、パパに特徴的な育児ストレスやパパの育児ストレスに対してママができることについて考えていきます。●(1)育児疎外感によるストレス清水(2006)の調査では、パパの育児ストレスで最も多くみられたのは、“子どもの自己本位な特性”に対する怒りや不満、疲れであることが報告されています。ここでいう子どもの自己本位な特性とは、「言うことを聞かない」「わがまますぎる」「泣く」「騒ぐ」などです。これはママにも共通する育児ストレスといえるのではないでしょうか。ただ、この“子どもの自己本位な特性”の中には、パパに特徴的な内容も含まれています。それは、「かわいがっているのに“お母さんのほうが好き”といわれたとき」「“パパ嫌い”といわれたとき」というものです。お子さんからのこうした発言によって「自分は子どもに愛されていない 」といった育児疎外感を抱いているパパは多いといわれます。そして、この育児疎外感によって「ママの方が子どもは喜ぶから、ママに育児をまかせよう」「子どもはママがいいといっているし、(自分は)早く家に帰らなくてもいいや」といった風に考えてしまうパパもいるのではないかと思います。そうなると、パパとお子さんの関わりはますます減り、ママの育児の負担だけが重くなるという結末につながりやすくなります。また、パパの育児への関わりが減ることは、ママの育児負担が増えるだけでなく、お子さんの成長にとっても気になる面があります。なぜなら、子育てに積極的なパパのもとで育った子どもは、“知能や社会性が豊かになる ”といった指摘があるためです。お子さんに「ママの方がいい」「ママの方が好き」といわれて悪い気がするママはいないと思いますが、もし夫婦で仲良く力を合わせて子育てをしていきたいと考えているのなら、お子さんがパパの前で「ママの方が好き」と言ったときには注意しましょう。ママがすぐにできることの1つは、パパに子どもの“発達プロセス”を理解してもらう ことです。たとえば、パパには「“ママが好き”というのはスクスク成長している証だって本に書いてあるよ」「うちだけじゃなくて、どの子もそういってるみたいだよ」など、子どもが最も身近にいるママに強い“愛着”を示すことが一般的な成長プロセスであることを伝えてみるのもおすすめです。また、成長するにつれ、お子さんがパパや家族、友人へと少しずつ世界を広げていくことなど、“この状況がずっと続くわけではない”ことを伝えるのも効果的だと思います。ここで肝心なことは、“ママがいい”という理由が必ずしも“パパが嫌い”だという理由 によるものだけではないということをしっかりと伝えていくことだと思います。また、子どもはママの影響を強く受けますので、パパがいないときにもパパのことを話題にしたり、「ママはパパが好きだよ」と子どもに伝えたりすることもおすすめです。もしかしたら「あなたが面倒みないから、そう言われるんじゃないの!」とパパを強く非難したいママもいるかもしれませんが、強い非難はパパを子育て(家庭)から遠ざけることにもつながりかねませんので注意が必要です。●(2)家事スキルによる育児ストレスパパの育児ストレスの中には、家事が苦手なことによって生じているものもあります。たとえば、パパが子どもを預かる場面を考えてみても、“食事”や“片づけ”が求められます。子どもを預かることにも慣れていないのに、そのうえ家事ともなると……パパにとってはかなりきつい状況だと思います。そのため、家事が苦手なパパにお子さんを預ける際は、火を使わずに食べられる食事を用意しておいたり、最低限の片づけだけをお願いしたりすることからスタートすることをおすすめします。理想的なのは、週末にパパと簡単な料理を一緒に作ったり、簡単な片づけをお願いしたりすることからスタートし、パパの家事スキルを徐々にあげていく ことです。また、仕事で体がクタクタにもかかわらず、子どもを公園に連れていくなど“体を使った遊び”を求められることにストレスを感じているパパもいます。“からだを使った遊び=パパの役割”という意識がパパにもママにもあることから無理をしてしまい、慢性的に疲れが抜けないというパパの声も耳にします。何といっても体は資本ですので、パパの体の調子に合わせて、その日の遊びを選んでいくといった姿勢も大切です。……かくいう私も夫に外遊びをお願いしがちなので、気をつけたいと思います(笑)。----------いかがでしたか?今回はパパの育児ストレスについて考えてみました。このコラムが夫婦で仲良く子育てするためのヒントになれば嬉しいです!【参考文献】・『小児保健研究(65巻)』/P26〜34「父親の育児ストレスの実態に関する研究」清水嘉子(2006)●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)●モデル/倉本麻貴
2017年08月29日ある日突然、赤ちゃんがパパを拒絶するかのように泣き出すことがあります。これは「パパ見知り」ともいわれ、赤ちゃんがパパに対して人見知りをしてしまうことをいいます。個人差はありますが、生後半年から2歳くらいの間に見られ、ギャン泣きするわが子に途方に暮れたパパが、育児をあきらめてしまう原因にもなるといわれています。この「パパ見知り」、どうやって回避すればいいのでしょうか。■赤ちゃんはパパの何を受け入れないのか?「うちの娘は、1歳を迎える直前でパパ見知りがスタート。夫が抱っこすると、すぐに泣き出してしまいました。夫はとてもショックを受けて…。でも赤ちゃんとパパをよく観察していると、パパが赤ちゃんの食事の世話をしている最中は泣かないんですよ。だから『娘がパパを受け入れるところはどこなのか?』を探して、それを夫に頼むことにしました。娘は、私以外の人に抱っこされるのがいやだったみたいで、それさえしなければ大丈夫。添い寝も問題なし。夫のできることを見つけてはお願いしていました。こうして距離を縮めるうちに、パパ見知りはしなくなったように感じます」(34歳・4歳児のママ)娘が泣くからといって、パパを放置しては、育児への参加意欲が失われてしまうかも。パパ見知りはママ以外の人を認識できるようになったからともいわれています。子どもの成長した喜びを伝えつつ、パパのフォローを忘れないようにしましょう。■もはやパパは他人!? 赤ちゃんがパパを覚えるには「夫は出張が多く、1週間以上も家を空けることがしょっちゅう。そのため、生後3ヶ月くらいからパパ見知りが始まってしまいました。抱っこはもちろん、近づくだけで号泣。もはや他人としか思えなかったのかもしれませんね。そこで、パパの顔や声を覚えてもらおうと、出張時もSkypeで娘と会話してもらうことに。娘は何を言われているかわからないかもしれませんが、パパが近くにいるということを感じてほしいと思ったんです。いまでもパパの抱っこは苦手ですが、話しかけても泣かなくなったし、少しずつ改善されているのかな?」(33歳・1歳児のママ)生まれたばかりのときはママと一緒に過ごす時間が圧倒的に長く、パパと顔を合わせる時間は少ないという家庭は多いですよね。それでも、テレビ電話などを使って娘と話す機会を作れば、他人とは思われずにすむかも?残業が多い場合は、パパの仕事の合間にぜひ時間を作ってもらいましょう。娘の顔を見れば仕事の効率がアップして、早く帰ってきてくれると、さらにうれしいですね。■赤ちゃんの前でハグ! 夫婦仲がパパ見知りを救う?「息子は、生後半年くらいでパパ見知りに。先輩ママから『夫婦仲がいいと直る』と聞いたので、実践してみました。息子の前でわざとらしくハグしたり、夫にあーんして食べさせてもらったり(笑)。効果があったのか成長したからなのかはわかりませんが、徐々に改善されました」(32歳・2歳児のママ)パパとママが仲良くすることで、「パパ=怖い人ではない」と印象付けることができそうです。夫婦仲もより深まって一石二鳥!?■夫フォローをしないと、非イクメンになってしまう!?「長男は1歳くらいでパパ見知りをするようになりました。姑から『気にしないほうがいい』といわれたこともあり、とくに何も対策を取らなかったのですが。でも、夫は相当ショックを受けたみたいで、育児に協力してくれなくなってしまいました。次男もパパ見知りをしましたが、そのときは夫に『気にしないほうがいいみたいだよ』、『パパが積極的にお世話したら変わるかもね』とフォローしました。すると、嫌われたくないからか、一生懸命お世話をしてくれるようになったんです。頭でわかっていてもやっぱりパパにとってはショックな出来事だろうから、「きちんとフォローしてあげなきゃいけなかったと反省しました。その後、長女が生まれたときには、パパ見知りされないように積極的に育児に参加していました」(39歳・小学3年生、小学1年生、4歳児のママ)頭ではわかっていても、わが子に拒絶されるのはつらいですよね…。他人の子に泣かれても悲しいものですが、それが自分の子となればなおさらです。パパが傷心になるのは言うまでもありません。イクメンになってもらうためにも、ママがしっかりフォローしてあげたいですね。
2017年08月09日ひとつのストーリーの中で喜怒哀楽を感じたり、さまざまな"体験"をすることができる「絵本」。あなたのお気に入りの絵本はありますか?気になるあの人のおすすめの絵本、子育てについてインタビューします!■タレント ユージ さん(3児のパパ)プロフィール1987年、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ生まれ。映画「アカルイミライ」でデビュー。ファッション誌のモデル、役者として活躍し、現在ではバラエティ番組に活躍の場を移す。コメンテーターとしても活躍中。2014年に一般女性と結婚、3児のパパとして育児に奮闘中。2016年には、第35回『イエローリボン賞(ベスト・ファーザー賞)』芸能部門を最年少で受賞し、自身のブログでも度々お子さんとの日々を綴っている。Benesse「サンキュ!」にて、2017年5月号より連載開始。「ミキハウス ~出産準備サイト ユージの子育て Do It Yourself~」にて、Web連載中。Instagram: @yujigordon HP: (レプロ)■仕事から帰ったら「ユージ」から「パパ」に変身!―― 2016年には「ベスト・ファーザー賞 芸能部門」を受賞され、テレビではいつも笑顔で元気なユージさんですが、おうちではどんなパパなんでしょうか。 ユージ:僕が働いている間は妻に家の事をやってもらっているので、帰ったら、子どもたちの世話や家事は、なるべくバトンタッチするように心がけています。家族サービスとしてやっているつもりはなくて、人と共同生活をする上で当たり前のこととしてやっています。 ―― すばらしいですね。そのほか、お子さんが生まれて、ユージさんの中でなにか変化はありましたか? ユージ:ガラッと変わりましたね。とにかく何事も自分よりも子ども優先になりましたし、仕事への向き合い方も変わりました。テレビでの発言や行動によっては、子どもたちが学校で嫌な思いをするかもしれないので、その辺りは気をつけています。あとはたくさん勉強して、バラエティだけではなく、コメンテーターの仕事もするなど仕事の幅も広がりました。 ■読み聞かせのキーワードは「リアルさ」と「オーバーアクション」 次女&ユージ。2歳まで2ヶ月切ったぞ?? #次女 #一歳10ヶ月 #次女が1番僕に似てる #らしい #汗かくと子犬みたいな匂いがします ユージさん(@yujigordon)がシェアした投稿 - 2017 5月 31 7:52午後 PDT―― お子さんと触れ合う時間には、絵本は欠かせないとのこと。絵本はどのように選んでいるのですか? ユージ:僕は内容よりも、どちらかというと絵のインパクトがあるものを選びます。下の娘たちはまだ2歳と1歳なので、リアルな描写のものよりもアニメタッチのもの、カラフルなものが好きなんです。 ―― なるほど。読み聞かせも工夫されているとか。 ユージ:はい。例えば、ライオンが出てきたら「ガオー」とリアルな鳴き声をしてみせたり、声に強弱をつけたり、オーバーなリアクションや顔芸で喜ばせたりしています。まだストーリーをちゃんと理解できていないので感覚で楽しんでもらえるように工夫しています。なので、「絵本の読み聞かせ」といっても、かなり体力を使いますね。読み終わった後に「もう一回」と言われると苦笑いしてしまいます(笑)。―― ユージさんおすすめの絵本を3つほど教えてください。 ▼1:『きのこのおうち』この絵本はサイズが大きくて、1ページの中にたくさんの絵が描かれています。しかもめくり仕掛けがたくさんあるので何度読んでも違った楽しみ方ができていいですよ。最後のページは、お楽しみです!(ユージさん) 『きのこのおうち』 作・絵: ベンジー・デイヴィス訳: 上野 和子出版社: 大日本絵画きのこのまちにくらす、アリやテントウムシの家族を描いたとってもかわいい絵本です。たくさんのめくりをめくると、アリのアーチーや素敵な仲間たちが現れます。最後のページにはきのこのおうちが立体的に立ち上がります。きのこのまちで、何がはじまるのか、お楽しみに! (大日本絵画サイトより) ▼2:『COLORS with little KOLORO and his family(ゾウのコローロシリーズ「COLORS」)』ゾウが赤、緑、黄色などの色を紹介する、とってもシンプルな絵本ですが、小さい子どもには色と英語の学習にぴったりだと思います。例えば、白なら雪、ピンクならフラミンゴとその色を連想させる絵が描かれているので、ストーリー系の絵本がまだちょっと早いお子さんにはぴったりだと思います。小さな本なので、持ち運びしやすいのもオススメです。(ユージさん) 『COLORS with little KOLORO and his family(ゾウのコローロシリーズ「COLORS」)』 制作: コローロ出版社: 赤ちゃんとママ社こんな絵本:小さなゾウの「コローロ」とパパの「パローロ」、ママの「マローロ」。仲良しの3人家族が11色のCOLORSを紹介する赤ちゃん絵本 ▼3:『はらぺこあおむし』表紙の「あおむし」の絵をはじめとして、1ページ1ページがアートとして完成されていると思います。見開きのページがあったり、仕掛けのページがあったりと飽きない作りになっているところが魅力ですね。曜日、数、果物の名前、あおむしの成長などのストーリーが盛り込まれていて、色も鮮やかなので、子どもも大人も楽しめます。(ユージさん) 『はらぺこあおむし』 作・絵:エリック・カール訳: もり ひさし出版社:偕成社こんな本:小さなあおむしは、もりもりと食べつづけて美しい蝶になった。数や曜日の認識をおりこみ、穴あきのしかけをこらした斬新な絵本。(偕成社サイトより) ■理想は引っ張っていくよりも後ろで見守り支えるパパ GWにイオンモールへ行くなら親子でリンクコーデがオススメです??? #イオンモールリンクコーデ #Righton #長女 #2歳11ヶ月 #次女 #1歳9ヶ月 #手つなぎデート ユージさん(@yujigordon)がシェアした投稿 - 2017 4月 28 7:24午前 PDT―― 3人のお子さんとは、どんな親子関係が理想だと思いますか? ユージ:今、上の息子とは絶妙な関係を作ることができていると思うので、この関係を保っていきたいです。下の娘たちはまだ小さいのでこれからどうなるかわかりませんが、基本的には、上からものを言うという感じではなく、子どもたちの意見や行動を尊重したいと思っています。どちらかというと、引っ張っていくパパというよりは、後ろで見守っていて倒れそうになったら背中を支えてあげられるパパになりたいですね。 ■「ユージ」は家族からのパワーでつくられている!ユージさんに、「子育てを漢字一文字で例えると?」という質問をしたところ、「陽」という回答が。太陽のように明るいお子さんたちからパワーをもらい、そしてユージさん自身も子どもたちに「陽」を当てる役割を果たしたいから、と教えてくださいました。ユージさんおすすめの絵本は、仕掛けでワクワクしたり、アートとしても楽しむことができたりと、まさに「陽」のイメージのポップなものが多くありましたね。 明るく元気になれそうなユージさんおすすめの絵本の数々。みなさんもぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
2017年07月24日最近は男性も子育てに参加するようになってきましたね。その影響から“パパ友”ができる男性も増えてきているようです。男性にとって育児の相談ができる“パパ友”は貴重な存在ですが、一方ではママ友同様に“マウンティング”が繰り広げられていることも少なくありません。そこで今回は、パパ友からマウンティングをされた経験を持つパパたちにお話を聞いてみました!●(1)年収自慢『うちの息子が通う小学校にパパ友がいるのですが、この人のマウンティングがとにかく凄い(笑)。まず初対面なのに年収を聞いてきます。その時点で「え?」という感じなのですが、その後ドヤ顔で「私はこの前の転職で給料が上がりましてね、大体1,000万ぐらいですよ」と聞いてもないのに年収自慢をしてきます 。「だから何だよ」と心の中では思いましたが、子ども同士が仲良しなので我慢しました』(41歳男性/営業)こちらのパパさんは露骨に年収自慢をされてしまったようです。パパ同士のマウンティングはママたちよりも直接的だと言われていますが、本当かもしれませんね。この“年収自慢パパ”は他の人たちにも自慢げに年収を公表しているらしく、嫌われてしまっているとのこと。自業自得としか言えません……。●(2)SNSで自慢『息子が野球部なので、野球部の親同士Facebookでつながっているのですが、一人マウンティングがウザいパパがいます。その人は自分で何かを投稿することはないのですが、他人の投稿に必ず自慢風のコメントを残していきます。この前はママと結婚記念日にレストランにいったときの写真をFacebookに投稿したところ、「いいお店ですね〜。でもフランス料理なら○○がおすすめですよ!値段は倍くらいしますが笑 」というコメントがついてイライラしました』(45歳男性/販売)SNS上でのマウンティングはママ同士に限った話ではないようです。こちらのマウンティングパパは、他の人たちにも同じように“マウンティングコメント”を残していくそう。最初は皆イライラを抑えながらもコメントを返していたそうですが、今では誰も反応しなくなってきているとのこと。直接会っているときではなく、SNS上でマウンティングするあたりがネチネチしていて嫌な感じですね。●(3)役職自慢『夫と一緒にPTAの親睦会に行ったとき、マウンティングしてくるパパがいてイライラしました。その人はうちの夫に「なにか役職にはつかれてますか?」と聞き、まだ平社員であることが分かると、「いいですね〜。僕なんか部長なんで大変ですよ〜 」とか「でも部長になると給料跳ね上がるんですよ」とかド直球なマウンティングしていてかなりムカつきました。うちの夫は温厚なのでニコニコしながら話を聞いていましたが、私が言われていたらブチ切れています』(36歳女性/保育士)男性にとっては自分の役職もマウンティングの材料となるようです。この方は自分の夫がマウンティングをされているのを横で聞いていたそうなのですが、マウンティングがあまりにも直接的なのでビックリしたそう。途中で何度も反論しようと思ったそうですが、夫があまり気にしてなさそうだったので我慢したとのこと。そのときに男も人付き合いが大変なんだと深く実感したそうです。●パパ友のマウンティングへの対処法ママ友と違い、パパ友同士のマウンティングは直接的に行われることが多いと言われています。そのため、相手の言葉を直接受け止めて反論してしまうと、険悪な雰囲気になってしまいがちです。男性は自分のプライドが傷つけられたら黙っていられないものですが、それでパパ友と争ってもメリットはありません。パパ友からマウンティングをされたら、「かわいそうな人だ」と軽く受け流すようにしましょう。あくまでパパ友は子ども学校を卒業するまでの一時の関係に過ぎません。無用なストレスを抱えないようにしたいですね。●文/パピマミ編集部●モデル/TOYO
2017年06月26日最近Twitterで「♯省エネ育児」というハッシュタグが流行っているのをご存知ですか?子どもを持つママやパパを中心に人気を集めているのですが、どれも子育てに役立つ内容でとっても参考になるんです。とくに毎日の子育てに少し疲れているという方は必見!ということで今回は、皆が実践している“省エネ育児”をご紹介したいと思います!●省エネ育児とはママやパパたちは日々、子育てに膨大な労力を費やしています。とくに子どもと過ごす時間が長くなりがちなママは、子育てだけでヘトヘトになり、自分のことに構っていられないという状況の人も少なくありません。しかし、毎日毎日子どもと全力でぶつかっていては疲れてしまいます。そこで、時々肩の力を抜いて子どもと向き合ってみる 。それが省エネ育児です。「育児は完璧じゃなきゃいけない」と肩肘張ってしまっているママやパパは、ぜひ皆の省エネ育児を参考にしてみてください。●皆の“省エネ育児”体験談●(1)市販品に負けを認めた『長男のときは離乳食を絶対に自分で作っていました。市販のものは添加物とか入ってそうだし、子どもも愛情を感じられないという偏見があったから、毎日1時間以上かけて調理していました。でも、次男が生まれた途端に忙しさが倍増。料理をする暇がなく、しぶしぶ市販のベビーフードを購入しました。実際に買ってみると、今のベビーフードには無添加のものもあり、味もなかなか。子どもが手作りの離乳食よりも市販品のほうを喜んで食べていたのは悔しかったですが、浮いた1時間で他のことができる し、今では市販品賛成派です』(35歳女性/2児のママ)●(2)スマホの力に頼る『スマホ育児はよくないと言われているけど、電車や飛行機の中でどうしても泣き止まないときはスマホで遊ばせています。最初のうちはスマホを使わずに必死にあやしていましたが、周囲から「早く黙らせろ」などと言われてさんざんでした。だから変に意地を張ってスマホを全く使わないよりも、要所要所で使うほうが子どものためにも周囲の人たちのためにもなる と思います。ついでに私も楽できますし(笑)』(38歳女性/1児のママ)●(3)探偵ごっこで死体役『あまりに眠いときや疲れているときは、子どもたちに「探偵ごっこをしよう」ともちかけ、自分は死体役をやります 。子どもたちは勝手に現場検証(?)をして「ふむふむ、これは密室殺人だ!」などと楽しんでくれるからめちゃめちゃ楽です』(3児のママ)●子育ても大切だけど、自分のことも大切に子どもを愛するがあまり、子育ての理想を高く掲げすぎてしまうママやパパは少なくありません。理想が高すぎると、ちょっとした失敗やうまく行かないことがあったときに「自分はダメな親だ」と落ち込んでしまいます。子どもを立派に育てたいと思う気持ちは大切ですが、自分自身を気遣ってあげることも同じくらい大切です。子育て中にパンクしそうになったら、ぜひ“省エネ育児”を実践してみてください。ときどきガス抜きをすることで、子どもとの接し方にも余裕が出てくるはずです。子どもの笑顔の源は、ママやパパの笑顔に他なりません。上手に省エネしながら育児をしていけるといいですね。●文/パピマミ編集部●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2017年06月14日子育てマンガといえば、ママ目線のものは多くありますが、最近気になっているのが、パパ目線で描かれている個性派のマンガ。なかなか知ることができないパパの喜びや苦悩、不安をゆるくて楽しいイラストでTwitterやWebサイトなどで描いている、2人のパパを紹介します。シュールなイラストがインパクト! あおむろひろゆきさん1人目は、あおむろひろゆきさん。大阪在住で、3歳と6ヵ月のお子さんのパパです。Twitterで、お子さんの成長や遊び、パパ友作りにパパの悩み、ご自身の個性的なファッションや音楽活動などについて、ユーモアとシュールさたっぷりに綴っています。 なんといっても、ゆるくてかわいらしい、一度見たら忘れられないイラストがインパクト大。オチもシュールで、読んでいて、いつも吹き出してしまいます。またご自身が作るオリジナルのおもちゃや画像コラージュも、かなりぶっ飛んでいておもしろいので、チェックしてみてください。4月に最新本『新米おとうちゃんと小さな怪獣』(KKベストセラーズ)を出版したばかりで、こちらもおすすめです。夫婦のやり取りがおもしろく、トレンド感たっぷり! 小山健さんもう1人は、小山健さん。あおむろさんのTwitterを通じて知った小山さんも、4ヵ月の娘さんのパパです。娘さんの子育てを通して初めて知ったことや、奥さんである「さち子」さんとの育児や普段のやり取りがおもしろく、読むといつも癒されます。マンガはTwitterや「webasta」の連載マンガ「お父さんクエスト」で読むことができます。 小山さんのイラストは、ゆるさに加えてトレンド感があって軽快。おしゃれなイラストが、今っぽいネタにもフィットしていて、マンガのみならずイラストレーターとしても活躍されています。また、小山さん自身がたまにつぶやく、女性への尊敬や愛情をこめたつぶやきが独特で、つい笑ってしまいます。子育てとは違いますが、小山さんが「オモコロ」で連載しているマンガ「ツキイチ!生理ちゃん」では、主人公の女性に毎月生理がやってくるエピソードを、現代的におもしろく、時には真面目に描いています。こちらもぜひチェックしてみてください。「子育てが大変なのはママだけ」「パパにも大変さを分かってほしいな」と思うことは、よくありますよね。でも、パパの気持ちを知ることも大事なこと。2人の楽しいパパマンガを読んで、ママが気づかない子育ての一面や楽しさ、パパの隠れた気持ちを知るきっかけにするのも良いかもしれません。もちろん、ただ笑って、リフレッシュするのにもおすすめですよ。◆あおむろひろゆき◆小山 健<文:フリーランス記者武田由紀子>
2017年06月12日パパと子どもが一緒に過ごす時間について、アンケートでは半数以上のママが「足りていない」と回答しました。けれど、いざパパに子どもを任せるとなると、危ないことをさせないか甘やかし過ぎないか心配になるのが、ママの正直な気持ちではないでしょうか。しかしこうした両親の育て方の違いこそ、子どもの成長にとってプラスになるそうです。今号の特集はパパもママも必見です!お話を聞いたのは:おおたとしまささん育児・教育ジャーナリスト。男性の育児、教育、子育て夫婦のパートナーシップについて、執筆・講演活動を行う。著書に「忙しいビジネスマンのための3分間育児」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など多数。14歳の男の子と11歳の女の子のパパ。夫婦の違いが多様な価値観を子どもに伝える部屋中におもちゃを広げて遊ばせる。すぐお菓子を買ってしまう。普段のしつけをガラガラと崩していくパパに、「余計なことしないで!」と思うママも多いのではないでしょうか?しかしそうした夫婦の違いこそが、子育てを豊かにしていくと私は考えています。いつもパパの意見がママと一致していたら、子どもは一つの価値観にしか触れられません。でもママに叱られた後に、パパが「やりたかった気持ちは分かるぞ」と言ってくれることで、人の意見は一つではないと学びます。子どもを取り巻く大人が少なくなっている現代こそ、パパにはママと違う価値観を伝える存在であってほしいのです。お互いの頑張りを認め合うことが夫婦円満のコツ「パパには安心して子どもを任せられない」という声も聞きます。でもそれって、ママがさせていないだけではないでしょうか?「どうせできないから」と諦めてしまうのは、「うちの子は自分で起きられないから」と、毎朝起こしてあげるのと同じ。パパの成長を妨げています。本当にやってほしい気持ちがあるなら、思い切ってパパに子どもを一日預けてみましょう。帰宅して、外食やコンビニご飯で済ませていた(私もやります)としても、頼んだからには「一日頑張ってくれてありがとう」とお礼を伝えて。「やっぱり私がいないとダメね」は、心の中で思っておけばいいんです。後輩に仕事を教えるのと同じで、最初から自分と同じレベルは望めません。成功体験をたくさん積ませ、パパのスキルアップを待ちましょう。反対に器用にこなしてしまうパパは、帰宅したママに向かって「楽勝だったよ」と言わないように。それはたまたま10キロ走った人が、終わらないマラソンを走っている人に向かって「走るのって楽しいね」と言っているようなものです。そもそもこなす量が違うのですから、「ママがいなくて大変だったよ」という気持ちを表してあげて。衝突し合いながらパートナーシップは深まっていく食事の時のテレビや、おでかけ帰りのジュースを良しとするかなど、子育てについての夫婦の意見はいちいち違って当然です。悪いのは意見が割れることではなく、考えの違う二人が無理に結論を出そうとすること。お互いに自分の意見を言ったらそこで終わりにするのがおすすめです。結論を出さないと意味がないんじゃないの、と思われるかもしれませんが、大事なのは「パパ(ママ)はこういう考えの持ち主なんだ」ということがお互いにインプットされることです。すると次第に「自分はこう考えるけれど、パパ(ママ)ならこう思うんじゃないかな」と、相手の立場に立って考えられるようになっていきます。これが関係を進化させられた、夫婦のパートナーシップです。意見の食い違いを恐れたり、相手の考え方に耳を閉ざしていては、それ以上夫婦の関係は進化していきません。次にまとめたので、参考にしてくださいね。◆夫婦の意見が違うとき話し合いを泥沼化させないコツ1.結論を出そうとしないお互いに意見を出し尽くしたらそこでストップ。多くの人は「話し合うからには結論を出さなきゃ」という考えに陥りがちですが、話し合いの目的は「相手はこんなふうに考えていたんだ」と知ることです。2.最終決定者を分野ごとに決めておく子どもの習い事や受験など、どうしても意見を一つに絞らなければならない場合もあります。例えば、教育はパパ・しつけはママというふうに、あらかじめ分野ごとの最終決定者を決めておきましょう。3.決定者は相手の考えを最大限尊重する最終決定者は、何でも好き勝手に決めていいわけではありません。自分が決める側だからこそ、相手の意見をよく聞き、最大限に尊重した決断をすること。それが民主主義のマナーです。Q.ママから見て、パパが子どもと過ごす時間は足りていますか?Q.「足りていない」と感じる理由は何ですか?(複数回答)※2017年3月1日~4月11日、Webアンケート、有効回答数1296量より質でキメる!3分間パパ遊び仕事で忙しく帰宅後はぐったり…。子どもと過ごす時間が少ないパパは、遊び方もママと違って当然。「仕事のことを頭に残したまま長時間遊ぶのではなく、たった3分間でも子どもに集中することが大事」と語るおおたさんに、限られた時間の中でできる、おすすめの遊びを聞きました。●ジェスチャーゲームパパと子どもで順番に何かを演じ、それを当てるゲームです。「早く正解した方が勝ち!」と競ったり、ママにどちらがうまいか判定してもらってもいいですね。●携帯アプリを遊び道具にできればゲーム要素のないアプリを、アイデアで遊び道具に変えるのが理想。例えば電灯アプリの光を、暗くした部屋の壁に当てて動かすだけでも子どもは喜びます。外出先なら、ホワイトボードアプリでお絵描きや、迷路を描いて遊ぶのもいいですね。ごみ箱バスケットチラシなどを丸め、ごみ箱をめがけて「せーの!」で投げ入れる遊び。ママには怒られそうですが、「狙って投げる」という運動能力が鍛えられます。ごみ箱の位置をだんだん遠くしたり、投げるものを変えたりして盛り上がりましょう。●宝探しゲーム折り紙やお手紙など、ちょっとしたお宝を家の中に仕込み、「棚の裏に何かがあるよ」というヒントを頼りに子どもが探します。出張が多いパパなら、出張日数分のお宝を仕込んでも。毎日一つずつ探してもらえば、パパの存在感もアップします。●子どもに遊びを教えてもらう「今、幼稚園で何がはやっているの?」と聞いてみましょう。手遊びや替え歌など、子どもは道具を使わなくてもできる遊びをたくさん知っています。普段は教えてもらう立場なので、パパに「へぇ~!」と感心されるだけで大満足してくれるものです。●なんでだろう?クイズ「散歩中の犬がしょっちゅうおしっこするのはなんでだろう?」など身の回りのことをクイズにします。思いもよらない答えが返ってきたら「面白い考えだね」と発想力を褒めてあげて。パパも答えを知らないときは一緒に調べてみましょう。子どもの心をつかむ!3秒名セリフ集遊びだけでなく、普段の関わり方も大事。3秒で子どもの心をぐっとつかむパパの名セリフを紹介します。●「きみのおかげでパパはパパになれたんだよ」子どもは「パパは初めからパパだった」と思っているもの。自分はパパにとって大きな存在なのだと知ることが、自尊感情につながります。●「さっきは怒り過ぎた、ごめんね」こんなことを言うと父親としての威厳がなくなると思うのは間違い。自分の誤りを潔く認められる人こそ、子どもは威厳を感じるものです。●「こうしていると疲れが取れるなぁ」子どもを膝に乗せたり、ぎゅっと抱き締めたりしながら言いましょう。自分にはパパを癒せる力があることや、もし子ども自身にもつらいことがあったときは、家族にぎゅっとしてもらえばいいんだ、ということを伝えられます。●「いいイタズラだね!」子どもがイタズラをして、ママに怒られたとき。それが本当にセンスを感じるものであれば、こっそり耳打ちしてあげるといいでしょう。●「ママにはナイショだよ」子どもをワクワクさせ、パパと子どもの絆を深める魔法の言葉です。公園の片隅にドングリを隠すなど、他愛のないことであれば二人の秘密にしてしまいましょう。単身赴任中のパパたちへ 超時空大作戦で離れていても心は近くに!時間があるときはスカイプなどのテレビ電話で、赴任先と自宅をつないでおきましょう。スカイプでつないだまま、同じ時間にご飯を食べるのもいいですね。距離は離れていても、子どもが「パパはいつも僕・私のことを考えてくれている」と思えることが大切です。「子どもが苦手」なパパたちへ 無理に反応しなくてOK子どもを喜ばせようと、無理にオーバーな反応をする必要はありませんよ。子どもは感づきますし、「無理をしてでも人から期待されたリアクションをしなければいけない」という意識を刷り込みかねません。遊び相手が苦手なパパなら、日曜大工や洗濯物たたみなど、お手伝いに子どもを巻き込んでしまいましょう。自然な声掛けが出てきますし、「パパの役に立てた」だけで子どもは大満足です。巻頭特集監修/西東桂子さん(あんふぁんサポーター)illustrationYAMAMOTO Mamoru
2017年06月07日私はフェミニストでも働く女性の味方でも、女性からの好感度アップをさせるつもりもないんですけど、ちょっと思うんですよ。“世の中の働くママたち頑張りすぎているんじゃないかな”と。一億総活躍社会とかいわれると、「えっ、活躍とかと無縁の人生を送ってきた自分はどうすればいいのよ」と、あたふたしてしまう人間だからかもしれないのですが、周りの働くママの話をきくと、頭が下がるというか。私の親世代の専業主婦の家事をすべてこなした上、外でも働いている。もうフル稼働している印象を受けるんですよね。最近、「ワンオペ育児」とか「ブラック夫」とかちょっと話題になりつつありますけど、ありえなくないと感じます。それほど、働くママたち大忙し。そこで、パパたち出番なんです。ちょっと協力しましょうよ。これ、周りのママさんに話をきくと、だいたいそこに落ち着くんですけど、ママたちパパたちの育児や家事の手伝いにさほど高望みはしていません。ちょっと男としては複雑な心境にもなるのですが、世のパパたち、ママにさほど期待されていません(苦笑)。家事とかやってもらえたらラッキーぐらいにしか思われていないんですよ。残念ながら(笑)。で、聞いてみると、意外にもママたちがやってほしいことってちょっとしたことなんです。ほんのちょっこっと家事や育児の煩わしさが解消されることなんです。たとえば先に帰ってきたら洗濯物を取り込んでおくとか、食事が終わったら皿を台所に下げるとか、朝起きたら布団をたたむとか、子どもと一緒にお風呂に入るとか、あと、休みの日、子どもをつれて1~2時間外に出て遊ばせるとか。そんなことだけでもママには喜ばれる。とにかく、働く女性の頭の中は、家に帰っても“あれをやらないといけない、これをやらないといけない”といっぱいみたいで。それをひとつふたつ解消すると、随分、心に余裕が生まれるみたい。何を隠そう自分も最初は何を手伝ったらいいかよくわからないから、先ほどのようなことをとりあえずやるようになったのが実際のところ。家事、育児をフォローするというよりは、なんか妻があたふたしていると、こっちもせわしない気持ちになってくるのが嫌で始めたんですよね。まあ、その後、敵(??)もさるもので、それができるなら、これもできるよねとどんどん頼まれるようにもなったんですけどね(笑)。ただ、言えるのは、家事・育児となると構えちゃうというか。ものすごくハードルの高いことに考えていて、“自分には無理”と決めつけている男親ってけっこういる気がするんですよね。でも、実はママたちが望んでいることって意外とたいしたことじゃない。大したことじゃないけど、やってもらえると助かること。それが家事や育児にはいっぱいある。そこお手伝いすれば、実は家事や育児をしてるんです。いや、洗濯物とりこんだだけでほんとうに好感度アップ確実。もっというと、周りのママさんからの好感度もアップすること間違いなし。まずは洗濯物のとりこみから始めてみませんか?
2017年04月13日はじめまして、この度ウーマンエキサイトで連載させて頂くことになった、小学一年生の子どもを持つ父の幸結文(みゆき・ゆいふみ)です。ライター業をしている都内在住の40代、妻は会社員です。はじめに宣言しておきますと、私はイクメンやイクボスとかじゃまったくもってありません。ごく普通の父親で、子育てしているというより、むしろ子どもと一緒に楽しみながら日々過ごしているという感じ。その日々の中で、ひとつの楽しみになっているのが、パパ会です! 集合時間は21時30分。子どもの寝かしつけを終え、ママにバトンタッチしたら飲み屋に集合です。子どもを接点にして集まったパパたちの会話は、ママのこと、子育てのこと、学校のこと、そして社会のことまでにも及ぶ??この連載では、そんなパパ会で話題になったリアルな子育てのテーマをご紹介していきます。子を持つ父親のつぶやきやちょっとした愚痴話。その程度に思ってもらえたら幸いです。正直なところ、子育てに関して自分としては特別なことをしたつもりもないし、妻をサポートしたつもりもありません。なので、自分の子育てが妻に喜ばれているのもはなはだ怪しい…。それでは、第1回「21時30分からのパパ会」をお楽しみください。* * *おそらく「パパ会って何してるの?」となりますよね。ただ、なんのひねりもなくて、子を持つ男親の集まり。まあ、単なるおじさんたちの飲み会です。いつも集まっているメンバーは、保育園のとき、子どもが同級になったパパさんたちが中心だったのですが、最近はほかのエリアからの参入組もちらほら。集合時間は、タイトルにもなっているように、ママたちに迷惑をかけないよう、子どもの寝かしつけが済んだ21時30分スタート。新年会やら忘年会やら、なにかと理由をつけて、近所の飲み屋に定期的に集まっています。私がこの父親同士の集まりに参加したきっかけは、すでに開催されていたパパ会に新メンバーとしてお誘いを受けたこと。その後、行ってみたところ、これが僕にとってはひとつ目から鱗というか、のちのち子育てを楽しんでいくきっかけになりました。このパパ会、当然といえば当然なんですけど、集まるみなさんは年齢も違えば職場もまったく違う。仕事関係での出会いって基本的に同じ業態の人ばかりで、どうしても狭い業界内にとどまっちゃう。でも、このパパ同士って、たまたま近所で同じ保育園に通わせているだけだから、本当にいろいろな人がいて。自分がまったく知らない世界やユニークな視点をもった人と出会える可能性が大。しかも、変なしがらみがない。ちなみに、僕らのパパ会メンバーは、大学の先生から研究者、外資企業で働く営業マン、自営業の人などほんとうにさまざま。でも、みんな子を持つ親では共通していて、なにか通じるものがある。つけ加えると、その時点で、すでに子ども3人の子宝に恵まれたベテランお父さんもいれば、自分のような右も左もわからない新米パパもいる。大半の話はまあ男が数名集まっているわけですから、まじめな話になるわけがない。ただ、そんな中でも、みな子を持つ親ですから、随所で子どものことや家庭の話が否応なく出てくる。たとえば“うちのかみさんはここに地雷が埋まっているから、そこには触れないようにしている”とか(苦笑)。これって一見すると愚痴なんですけど、よくよく考えると実体験に基づいた活きた情報で。ここで出るパパさんたちの話をひとつひとつ紐解いていくと育児情報、さらにご近所ということで地域の生活情報ばかり。子を持つ親にとってなにかしら役立つ情報がけっこうある。生きた育児のヒントというか。教本のようなもの。これって仕事関係のつながりからは絶対に得られない情報なんです。それで最近、こう思うんです。“こういうパパ同士の情報共有って大切なんじゃないか”と。でも、周囲でパパ会を盛んにしてる人がいるなんて、ほとんど耳にしない。実際、ほかのエリアの子を持つ知人男性に聞くと、ほぼ驚かれるんですよ。「父親同士で飲んだことなんかない」と。で、子を持つ女性に聞いてもびっくりされるんですけど、彼女たちにはだいたいこう言うんです。「パパ会があっても、うちの旦那は参加しないかな」と。女性ってやっぱりコミュニケーション能力が高いというか。妻を見ていても、なんやかんやと自分と馬の合いそうなママを見つけてきて、あっという間に保育園や小学校の情報を得てくる。顔見知りになると、ママネットワークがすぐにできていく。対して、男親はというと、会って挨拶程度。そこから先にはなかなか進まない。ママ友とか、ママ友ランチとか世間に浸透してるけど、パパ友とかほとんどきいたためしがないことが、このことを物語っているような気がする。育児について男親の顔が見えてこない、育児となったとたんに女性の領域になってしまうのは、こういうパパ同士がつながりがもてないのも一因としてあるかなと思うんです。だから、パパ同士の社交場がもっとあったら、男親の育児に対するイメージも変わる気が。パパ会を開くようになってわかったのは、近所に飲み仲間がほしい、子を持つ親として話せる場がほしい、どんなことしたら妻をフォローできるのかと考えているパパがことのほか多くいること。働くママと一緒で、働くパパもふだんの家庭と仕事の悩みを話したい、そして鬱憤をはらしたい(苦笑)。でも、そういう相手が近所になかなかいない。見つけられないでいる。だから、パパ会です。パパたちは一歩勇気を出して、同じ保育園でも幼稚園でもいいので顔見知りになったパパに声をかけてみてください。必ず同意してくれる人が見つかるはずです。ママたちもちょっとパパにけしかけてみてください。“単に男連中だけで羽伸ばして酒をのみたいだけでしょ”と突っ込まれそうですが……、そこはぐっと押さえて。最終的には自分のためにもなるに違いありません。くれぐれも間違ってはいけないのは、パパ会の開始時間は21時半。ママたちから理解を得るためにも、子どもを必ず寝かしつけてからですよ。パパ会、お薦めです。
2017年03月30日小池都知事が発言したことから、にわかに脚光をあびはじめている「液体ミルク」。でも「液体ミルク」は、現在日本国内で製造されてなく、普及していないことから、知らないママやパパも多かったのではないでしょうか?「液体ミルク」が、どうしてママやパパにとってよいものなのでしょうか?■粉ミルクの大変さとは粉ミルクで子育てされたことがない人には、その大変さについてはいまひとつ理解が難しい作業だと思います。粉ミルクでの授乳は次のような作業があリます。<ミルクの作り方>1.器具を消毒しておきます。2.粉ミルクを測って、哺乳瓶に入れます3.煮沸して冷ましたお湯を哺乳瓶に入れ、ミルクを溶かします。4.体温ぐらいの温度まで冷まして、赤ちゃんに飲ませます。ミルクの作り置きはできず、産まれたばかりだと1~3時間おきに用意します。さらに哺乳瓶は使うたびに消毒する必要があります。<粉ミルク育児の場合の外出>おでかけの際は、こんな荷物になります。・粉ミルク・哺乳瓶(長時間の場合は、2~3本ぐらい持つ場合も)・お湯(水筒)・湯冷まし(水筒)長時間外出で、消毒ができない場合には使い捨ての哺乳瓶を何本も持っていく場合もあります。■液体ミルクって何?それでは、話題となっている「液体ミルク」とは、粉ミルクとどんな違いがあるのでしょうか?「液体ミルク」とは、「乳児用液体ミルク」のことで、海外では液体ミルクが一般的に普及しているといわれています。液体ミルクは、紙パックやペットボトルに入っていて、常温保存が可能。飲むときも、ニップルをつけるだけで簡単に飲むことができます。でも日本では現在、製造、流通がされていません。現在、液体ミルクを購入したいと思ったら、ネットでの個人輸入や通販サイトからの購入しか方法がありません。そして金額もかなり高くて、正直日常に使用するには、なかなか手を出すことは難しい状況です。■外出時のママを助ける液体ミルクではどうして小池都知事は、この「液体ミルク」の普及を要請しているのでしょうか? 小池都知事は、こんな風に発言しています。「いま、お母さんたちは、バギーに子どもを乗せて移動する際には、重装備なんですね。外出の際も、液体ミルクがひとつあることで、付け替えるだけで、そのまま飲める」赤ちゃんと外出するとき、粉ミルクを使う場合には、哺乳瓶、お湯、粉ミルク、さらにおむつ、着替えなどを持ったりと、ママは大荷物に。だから赤ちゃんとの外出でかさばる荷物を減らすことに苦労しているママには、液体ミルクはとっても助かります。■パパのメリット、震災でのメリット液体ミルクの普及は、父親の育児参加を増進できると期待されているというニュースもあります。日ごろから育児をしているパパにとっては、液体ミルクの普及と育児の関連性なんて関係ないと思うもしれません。でも液体ミルクがあることでパパもママも育児の負担が減ることは、朗報といえます。夜中に赤ちゃんが泣いたときに「パパー、ミルク作ってきてー」とお願いされた人は多いでしょう。冬の寒い夜は、とくに粉ミルクを作る作業が身に染みます…。そして液体ミルクが日本でも知れ渡ったのは、熊本地震がきっかけでした。フィンランドから緊急支援物資として届けられた液体ミルク。じつは、この液体ミルクを一緒に届けたのが小池都知事だったのです。災害が起こり、避難生活になったときに、粉ミルクのためのお湯の準備、煮沸がとても困難な状況になる場合があります。さらにママがストレスから母乳が出なくなってしまうということも。そんなときに液体ミルクがあったら、どんなに便利でしょう。政府としても2020年の東京五輪・パラリンピックの海外客に向けて対応したいと望んでいるといわれています。現時点では、安全性の懸念、法律の壁などで、販売、流通のめどはたっていません。でもこの問題も、クリアされていく方向に向かっていくだろうと期待して、動向を見守りたいと思います。
2017年02月09日「うちの旦那は育児に全然参加してくれなくて…」これはよくある主婦の愚痴ナンバーワンに挙げられる不満であろう。確かに日本の子持ち男性の、家事・家族ケアに当てる時間は先進国の中でも最下位だ。しかし、この不満をすべて旦那さんにぶつけていいわけではない。日本の家庭にない「余裕」国際社会調査プログラムが先進38ヶ国に実施した「家族と性役割に関する意識調査」において、日本の男性が育児や家事に参加する割合は、18.3%で最下位であった。(参照元:Newsweek)上位に名を連ねた、スウェーデンやデンマークといった北欧の国の参加率約50パーセントとは対照的だ。ただ、この結果をすべて男性のせいにしてはならない。そもそも、日本には女性にとっても男性にとっても、育児に余裕を持てるような制度が整っていないのである。まず挙げられるのは、教育費の問題だ。OECD加盟国34カ国中、日本の教育機関への公的支出の割合は、ワースト1位。(OECD調べ)さらに国際社会調査プログラムが行った別の調査では、「就学前の子どもの世話はまず誰がするべきか」という設問において、男性の育児参加率が高いスウェーデンやデンマークといった欧米諸国の90パーセント近くが「政府」と答えているのに対し、日本では75パーセントもの人が「家庭」だと答えているのだ。(参照元:Newsweek)このことからも分かるように日本ではまだまだ育児=家庭で行うものという風習がある。すべてを抱えなければならない日本では育児にゆとりがなくなってしまうことは当然だ。“パパ”が集まってつくる「クレヨン」しかし、もし育児に余裕が生まれたら。特に父親の育児参加が増えるとこんな素敵なことが起こるようだ。例えばアメリカでは古いクレヨンを新しく生まれ変わらせて寄付をするアイデアが、パパによって生まれた。
2017年01月29日楽しみにしていたはずなのに、赤ちゃんと過ごす時間がつらく感じてしまう…それは育児ノイローゼになっている状態かもしれません。育児ノイローゼは、だれでもなる可能性はありますが、きちんとケアすれば気持ちは晴れていくものです。今回は、育児ノイローゼの原因や対処法だけでなく、家族が育児ノイローゼになってしまったときに周りができるケア方法までご紹介します。育児ノイローゼとは? 家族みんなが幸せな気持ちに包まれる赤ちゃんの誕生後に待っているのは、“思い通りにはいかない育児”です。家事が溜まってしまったり、睡眠不足になったりして、カワイイはずの子どもを抱いていてもなんだかイライラしてしまい、そんな自分にまた落ち込んでしまってはいませんか。このような状態が長く続くと育児ノイローゼになってしまう可能性があります。そもそも育児ノイローゼとは、“育児”のストレスが溜まることで引き起こされるノイローゼ症状です。ノイローゼはドイツ語で、日本語では神経症と呼ばれています。精神的な症状ではありますが、ひどくなると身体的な不快症状が出ることもあり、早めのケアが必要です。逆に精神的な症状を自覚する前に、身体的な不調として現れる場合もあります。育児ノイローゼも含め、神経症にはだれでもなる可能性があり、専門医による診断・治療を受けることもできます。育児ノイローゼの原因ノイローゼになってしまう原因は? 育児ノイローゼの原因は、ズバリ“育児”です。新生児のうちは昼夜問わず泣くため睡眠不足にもなりやすく、自分のことは後回し、家事も滞りイライラが募ってしまうことも多くあります。また、ある程度大きくなってからも、その都度“イライラ”の元になることが出てきます。1歳になれば動き出した子どもから目が離せず、2歳になればイヤイヤがはじまって…と育児ノイローゼはいつなってもおかしくない症状なのです。元凶は育児にありますが、さらに育児ノイローゼに陥りやすくなる原因もいくつか存在します。・ひとりで育児・家事のすべてをこなしている(こなそうとしている)・ずっと家のなかで過ごしていて他の人と会話する時間をもてていない・すべてを完璧にしなかければいけない、と考えている・「あれができていない」「これが終わっていない」とできないことに目がいってしまう・夫婦の会話時間が少ないかないこうした原因が思い当たる方は、以下の診断方法もチェックしてみましょう。“育児ノイローゼ”診断□頼れる人が周りにおらず、基本的にひとりで育児・家事をしている□できていない自分が許せない□無性にイライラする/少しのことでもイライラしてしまう□子どもがカワイイはずなのに笑顔で向き合えない/カワイイと思えない□「○○しなければ」という思いに追い立てられている□やる気がわかず、何かに興味ももてない□原因不明の涙が出てくる/なぜか涙が止まらない□すべて投げ出して逃げ出したい当てはまる項目が多いほど、育児ノイローゼの兆候が強く出ている可能性があります。深刻な症状が出てしまう前に、対処するようにしましょう。それでなくとも産後は急激な内分泌変化と心理的変化、環境変化により身体的にも精神的にも不安定になる時期です。その上、核家族化が進んだこともあいまって母子が孤立しがちで周囲が変化に気付きづらく、抑うつが重症化しやすい側面もあります。また育児ノイローゼが進行した状態である産後うつ病の半数は、実際には出産前から発症しているとも言われており、妊娠期にうつ病に罹患している女性は産後うつになる率が3倍高いという指摘もあります。そのため妊娠期からの家族、特にご主人(パパ)のサポートが重要になってきます。育児ノイローゼになってしまったとき/なってしまいそうなときの対処法「育児ノイローゼかも…」「このままだとノイローゼになりそう」そんな自分の状態に気がついたときには、すぐに対処するようにしましょう。症状が深刻だと感じたときには、医師に相談するのもおすすめです。まずは、自分でできる対処法から試してみてくださいね。助けを求めるまずは周りに助けを求めましょう。育児が大変でつらいことをだれかに話すことは悪いことではありません。子どもの泣き声に思わずイライラしてしまう経験は、子育てをしたことのある人なら理解ができることのはずです。心に溜め込んでしまう前に、吐き出せばラクになることも多いものです。子どもと向き合っていると、“自分ひとりで戦っている”気持ちになりやすく、育児ノイローゼの原因にもつながっていってしまいますが、助けてくれる人は必ずいます。1番身近なご主人(パパ)や子どもにとっての祖父母であるお父さん・お母さんに話を聞いてもらい、つらいこと、助けてほしいことを伝えましょう。具体的に何かをしてもらったり代わってもらったりはできない場合でも、助けを求めるだけで心が軽くなるはずです。子育て支援施設などの公共機関でも悩み相談は受け付けています。自分の異変に気づき、助けを求めることはとてもハードルの高いことかもしれませんが、自分と子どものために一歩を踏み出してみてください。ひとりになる時間をつくるご主人(パパ)がおやすみの日に、数時間〜1日かけて、ひとりになる時間をつくりましょう。できれば外出して“自分ひとりだけの時間”を満喫して、スッキリしてから帰宅するのがおすすめです。ひとりになる時間は、1回つくればいいものではありません。「イライラが溜まってきたな」と思ったら、なるべくひとりになる時間をつくるようにすることで、“イライラの爆発”や“育児ノイローゼ”を防ぐことができます。病院で治療する方法も周りに助けを求めても、ひとりになる時間をつくっても、なかなか思うように気持ちが晴れていかないときは、病院で治療する方法も検討しましょう。症状が進み深刻な状態になっているとなかなか自分から病院へ行こうという気持ちにもなれないかもしれませんが、病院で医師に話を聞いてもらうだけでラクになるケースもあるものです。身構えずに病院へ行ってみてくださいね。心療内科や精神科をいきなり受診することに抵抗がある場合、まずはかかりつけの産(婦人)科で相談することも可能です。産後はうつ病の罹患と関係なく身体的不調を訴えることが多いため、精神科で通常用いられるうつ病評価尺度では過大評価される傾向があります。そのため、EPDS(Edinburgh Postnatal Depression Scale;エジンバラ産後うつ病質問表)に代表される産科領域に特化したスクリーニング検査を行った上で、かかりつけの産(婦人)科から必要に応じて専門科への受診を促してくれるでしょう。ママが育児ノイローゼになってしまったときは「最近、ママの様子がおかしい」「いつもイライラしていて心配」と、ママが育児ノイローゼになってしまっている/なりそうだと感じたときには、すぐにケアをしてあげましょう。ここでは、パパがしてあげられることと、娘(ママ)にしてあげられることをご紹介します。パパがしてあげられることもっとも大切なことは、話を聞いてあげることです。できるだけ毎日、その日にあったことなどを聞いて、会話をたくさんするようにしましょう。「こうしたら?」「このほうがいいんじゃない」とアドバイスはなるべくせず、まずは、ママの話を受け止めてあげてください。また、できる範囲で子どもをお風呂に入れたり、おやすみの日に積極的に子どもを見てママにひとりの時間をつくってあげたりするのも効果的です。イライラしているママをまるごと受け入れ、子どもよりママを大事にするくらいの気持ちをもって接していると、つらいノイローゼ状態になっているママもラクになっていきます。ママにとってつらいことのひとつに“自分の時間軸で動けない”ことがあります。トイレに行くにも、ごはんを食べるにも、なにをするにも子どもの時間軸で動かなければならないのは仕方がないことではありますが、とても大変なことです。そのことを理解して、どうしたらママがラクになるかと考えながら行動していくと、育児ノイローゼの改善や予防にも役立つでしょう。親がママになった娘にしてあげられることママになった娘が育児ノイローゼになってしまっている/なりそうだ、と感じたときには、できるだけ話を聞いてあげ、できるなら子どもを預かって娘にひとりになる時間を作ってあげましょう。ついつい、あれこれ口出ししたくなったり、「自分のときはもっと大変だった」と言いたくなったりもしますが、育児ノイローゼになってしまっていると、良かれと思って伝えたこともマイナスに影響してしまう可能性があります。育児ノイローゼはだれでもなる可能性があり、けっして甘えているわけではありません。つらい状態にあることを理解して対応するようにしてあげてください。遠方に住んでいるときには、電話で話を聞き、家事や買い物がラクになるような物を送ってあげるのもいいでしょう。ふいに届く実家からの贈り物につらい状況の娘さんも、「ひとりではないんだ」ということに気がつけるかもしれません。育児ノイローゼにならないようにするには…育児ノイローゼにならないようにするために大切なのは“会話”です。パパや周りの人とたわいのない話をするだけでも、気持ちは落ち着いていきます。天気の良い日にはなるべく外出したほうがよいと言われるのは、子どもの成長や発達だけでなく、ママの気持ちにも影響を及ぼすためです。気分転換をすることは育児ノイローゼの予防にも効果的なため、家の周辺を一回りするだけでもいいので動いてみましょう。また、すべてを完璧にこなすのは小さい子どもの育児中には難しいため、“何をしておけば自分がイライラせずに済むのか”を考えて、最低限それだけはこなすようにするのもおすすめです。特に“できていない状況”がストレスになってしまうタイプの方は、“自分にとって許せないこと”を優先的にこなしていきながら、できていなくても許せることを増やしていくことで育児ノイローゼにならないような環境をつくることができます。「育児はイライラがつきもの」「育児は大変でつらいこともある」と割り切り、「では、どうしたらいいのか?」と前向きな方向に切り替えて考えられるようにして、楽しく過ごしていきましょう。監修:汐入メンタルクリニック 精神科医越宗 紀一郎(こしむね きいちろう)東海大学卒業後、聖ヨゼフ病院にて初期臨床研修、内科・救急医療に従事。横浜舞岡病院を経て2010年より汐入メンタルクリニックにて外来診療を行う傍ら、コンサルテーション・リエゾン精神医学や介護施設への往診業務等に携わっている。
2017年01月18日■育児休業給付金とは?仕事を続けるママやパパが育休でお給料が出ないときに、雇用保険から生活をサポートする目的でもらえるお金。■育児休業給付金でもらえる金額は、いくら?もらえる金額は、下記の表の通りで2ヶ月分の金額がまとめて振り込まれる。ただし上限があり、それを超えた分は支給されない。基本的には子が1歳(法律的には誕生日の前日)までの支給だが、特別な事情があり育休を延長した場合は1歳6ヶ月まで支給される。●育児休業給付金給付額一覧表(エキサイト編集部で作成)■育児休業給付金をもらえる人は、どんな人?雇用保険に加入していて、育児休業開始日前2年間に、11日以上働いた月が12ヶ月以上ある人。さらに「育児休業期間中、育児休業前のお給料の8割以上のお金を会社からもらっていない」「育児休業期間中、1ヶ月に就労したと認められる日が80時間以下」という条件もある。■育児休業給付金の手続きの概要①産休に入る前に、勤務先に育休期間の目安を伝えて用紙をもらう産休に入る前に、会社に育児休業期間の目安を伝えて「育児休業給付受給資格確認票・(初回)育児休業給付金支給申請書」の用紙を受け取る。②必要事項を記入して勤務先に提出会社の就業規則で決められたときまでに、申請書に必要事項を記入して会社に提出。このときに、振込先の金融機関の銀行印と通帳の表紙のコピーも必要。③振込み・2ヶ月ごとに追加申請産休明けに会社からハローワークに各種書類を提出し、2ヶ月ごとに給付金が振り込まれる。給付金の追加申請は2ヶ月ごとに必要。多くの場合は会社でやってくれるが、自分で申請する場合は申請期限をチェックしておこう。■コラム:育児休業給付金はパパでもOK!育児休業はパパでもとれるし、条件を満たしていればパパでも育児給付金を受け取ることができる。たとえば、ひとりの子に対して、前半はママ、後半はパパというふうに育休をとり、それぞれ給付金を受け取ることも制度の上では可能だ。もちろん職場の理解があってこそ! という部分も大きいのが現実。まずは職場の担当者などに事前に相談してみよう。■育児休業給付金 DATA※この記事は2016年11月末現在の法令・情報に基づいて書いています。(監修:ファイナンシャルプランナー 畠中雅子/文:楢戸ひかる)
2017年01月10日