株式会社サニーサイド(東京都港区、代表:あいはらひろゆき)主催による『スーパーマーケットフラワーズ朗読会』が2022年2月6日(日)にブックハウスカフェ(東京都千代田区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて1月14日(金)10:00より発売開始です。カンフェティにて1月14日(金)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 累計発行部数200万部の人気絵本シリーズ「くまのがっこう」の作家あいはらひろゆきがコロナ禍に書き下ろした珠玉のショートストーリー集「スーパーマーケットフラワーズ~奇跡についての小さな7つの物語」の刊行記念朗読会。Pintarestで人気を博した南雲凜、中満心優の心の沁みる朗読と村山祐季子による生ピアノをお楽しみください。当日はあいはらひろゆきのサイン会も実施します。あいはらひろゆきプロフィール<生まれ>生家は仙台の広瀬川の近く、子どもの頃は河原で走り回っていました。<デビュー>1999年の長女誕生を機に絵本と出会い、毎日せっせと読み聞かせ。はじめて自分で書いてみた絵本が「くまのがっこう」。娘の送り迎えで、6年通った「わかば保育園」がモデルです。<家族>ジャッキーのモデルだった娘は、もう大学生。最近は、もっぱら小学生の息子と遊んでます。「くまのがっこう」シリーズ2002年の8月、娘の誕生を機に書いた「くまのがっこう」が発売されました。ぼくにとっても、あだちなみにとっても初めての絵本でした。テキストを入れる場所を考えずに絵を描いたので、なんとか隙間を見つけてテキストを入れ込んだのを覚えてます。1冊目の黄色い本を見ると、それがよくわかりますよ。笑。最初はまったく売れず、書店さんから「タイトルには何の特徴もない、作者は新人、売れるわけないですよ」と言われました。「そりゃ、そうだよなあ。新しい仕事見つけなきゃ」と結構まじめに考えていました。でも、おかげさまで、もうあれから18年、シリーズも20作を越えました。ほんとにずっと応援してくださる皆さまのおかげです。2017年の15周年サイン会では、昔からのファンの方が高校生くらいのお嬢さんを連れて来てくれて、「あのときはまだちっちゃかったこの子が、こんなに大きくなりました。今でも親子でファンです」と言ってくれて、とってもうれしかったです。一気にブレイクするのもすごいことですが、地道に長く続けることのほうが、ぼくは好きです。最初は何もわからずに始めたものでも、50年、100年と続けば、それは「文化」になるのです。自分が死んだ後になっても、自分の作品が読み継がれるとしたら、それは作家にとって、もっともしあわせなことなのです。あいはらひろゆきのひとり出版社株式会社サニーサイド 公演概要『スーパーマーケットフラワーズ朗読会』開催日時:2022年2月6日(日)開演時間 14:00/17:00 ※開演時間30分前会場:ブックハウスカフェ(東京都千代田区神田神保町2丁目5−3 北沢ビル 1階)■チケット料金全席自由 2,200円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月14日本との出合いは一生の宝物。小学生になると読める本の種類や数が増えてきて、たくさんの本の中からどの本を選べばいいか迷ってしまう人も多いと思います。そこで千代田区・神保町にある子どもの本の専門店「ブックハウスカフェ」の店長、茅野由紀さんに小学校低学年~中学年の子どもにおすすめの絵本を、「食の世界を広げる」というテーマで紹介してもらいました。茅野由紀さん2月に閉店した「ブックハウス神保町」のオープン時(2005年)からのスタッフで、絵本、児童書をこよなく愛している。本のリクエストやご相談は随時受付中。6歳の女の子と4歳の男の子のママ。■人気の本だけでなく、「ここだけで出合える一冊」も大切にはじめにお伝えしておきます。「ブックハウスカフェ」は、本好きのおとなもワクワクできる、子どもの本の専門店です。店内にバーカウンターがあり、生ビールやワインなどお酒も楽しめます。書棚を見れば、人気の絵や昔から読みつがれてきたロングセラーだけでなく、生き方や哲学、戦争と平和、障がい者やLGBTなど、マイノリティを題材にした幅広いジャンルの本がさりげなく並んでいることに気がつくと思います。「今人気の本、とくに子どもたちの反応が早いものはおすすめしやすく、手に取られやすいのですが、それと同じように、じっくりと味わう「するめ」のようなタイプの絵本や、読後、時間が経ってからじわじわ感じるタイプの本も大切に棚に置いています。他で探して見つからなかった本が当店で見つかったとお客様から言われることが喜びです(笑)」(茅野さん)私は初めて「ブックハウスカフェ」に行ったとき、『あまんきみこ童話集』(ハルキ出版)と『ちょっと不思議な絵本の時間 おとなが読みあい語りあう』NPO法人Re〜らぶ編(かもがわ出版)を買いました。障がい者支援をテーマにした小さな出版社の書籍は、なかなか一般の書店では出合えません。■多様な文化に触れ、食の世界を広げてくれる本5冊子どものときから本の世界に浸っていたという茅野さん。「やはり絵本は読んで楽しいのが一番です。食育が本を読む目的ではなく、面白い本を夢中で読んでいたら、気がつくと何か学びにつながっていた、というものであってほしいと願っています」と言います。子どもとの会話が弾み、食卓がにぎやかになりそうな絵本5冊をじっくり選んでくれました。▼自由研究の題材にも!『干したから…』写真と文/森枝卓士(フレーベル館)1,400円+税「ノンフィクション作家の梯久美子さんが、日本経済新聞のコラムで、干し野菜で作った味噌汁がおいしいと書き、この本のことも紹介していました。「干す」という切り口が面白い! どのように干すか? 干すとどうなるのか? 食卓の中にある不思議を美しい写真で伝えています。第22回日本絵本賞受賞。干し野菜の作り方も写真付きで解説があるので、夏休みの自由研究の題材にしても面白いと思います」(茅野さん)。▼おいしそうなおにぎりが47種類!『にっぽんのおにぎり』著/白央篤司(理論社)1,400円+税「書店員の間で「ブラボー!!」と話題になっている本です。ありそうでなかった日本のソウルフード、おにぎりの写真絵本。47都道府県で愛されているおにぎり、郷土の食材を使ったおにぎりが紹介されています。写真の撮り方がきれいで見ているだけでお腹がすきます。おにぎりといっても、具の組み合わせもさまざま。いろんなおにぎりがあっていんだと発想を広げていくことができるはず。おにぎり作りのヒントにもなります」(茅野さん)。▼親子で世界を旅するように『世界のともだち』シリーズ(偕成社)1,800円+税「私はいろいろな国で生活し、アフリカも好きで何度も旅行で訪れました。世界の食生活を知ると、日本の食卓がどんなものかを客観的に見ることができるので、そういったことを知るにはこんな絵本もおすすめです。いろいろな国の食生活に触れることができる偕成社『世界のともだち』シリーズ(全36巻)。36か国の子どもたちの暮らしを紹介する写真絵本で、日本のカメラマンがその国の子どもと友達になり、学校生活、遊び、買い物、食事風景などに密着します。子どもたちの表情もイキイキしていて、ものすごくいい本です。旅行気分でご家族で一緒に読んでみてください」(茅野さん)。▼楽しみながらテーブルマナーが学べる『およばれのテーブルマナー』絵と文/フィリップ・デュマ 訳/久保木泰夫(西村書店) 1,300円+税「副題に「エルメス家の食卓からすべての食いしん坊に捧ぐ」とあるように、エルメスの4代目社長の息子である作者が、自分の子どもたちにテーブルマナーを教えるためにかいた絵本です。ナイフやフォークの持ち方、美しい食べ方、悪いマナーがイラストで説明されています。白人だけでなく肌や髪の色がさまざまで、多国籍の人種の子どもたちが描かれているのもいいところ。海外絵本ならではのちょっとした皮肉も知的です。読みきかせをしながら親子で、本格的なテーブルマナーが学べます」(茅野さん)。▼いろいろなことが想像できる 『あひる』作/石川えりこ(くもん出版)1,500円+税「作者の石川えりこさんの子ども時代の体験が絵本に。ある日、庭の鶏小屋にあひるが届けられ、「わたし」と弟は面倒をみることに夢中になります。ところが翌日あひるはいません。その日の夕食に出た鶏肉の煮物はいつもと違う食感でした…。単純に「いい話」で完結しない、甘酸っぱい読後感。この本を読んで子どもたちはどんなことを考えるでしょうか? 読み手にゆだねられているところが、素敵だと思います。色数の少ない控えめな絵も奥深い味わいです(茅野さん)」。■ママに嬉しい、カフェとキッズスペースも併設「ブックハウスカフェ」は、コーヒーやジュース、サンドイッチなど軽食がいただけるカフェも併設されています。お店の再出発にあたり、書店の奥には子どもがゴロゴロしながら絵本が読め、おもちゃで遊べるキッズスペースを作りました。すぐ近くでママはお茶を飲んだり、気兼ねなく授乳できるスペースもあります。小さな子どもを連れてほっとしたいときに訪ねられるスポットです。読みきかせなどイベントも多数企画されているので、ホームページで詳細を確認してみてください。夏休みの自由研究のテーマに悩んでいたら、ぜひ親子で訪れてみませんか。子どもの本専門店&カフェ ブックハウスカフェ東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1階(地下鉄神保町駅A1出口徒歩1分)03-6261-617711:00〜23:00(土・日曜、祝日は19:00まで)
2017年08月15日