1989年に公開された特撮映画『ゴジラVSビオランテ』に初登場した「92式メーサービーム戦車」がプラモデル化され、2015年3月に発売されることが決定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は3,024円(税込)。「92式メーサービーム戦車」は、8輪駆動8輪操舵のタイヤを装備した完全自走式の装輪戦車で通称・メーサータンク。『ゴジラVSビオランテ』にて、若狭湾近郊の山間部で「サンダービーム作戦」に総計10両が投入され、初めて対ゴジラ戦を経験。一部の戦車が撃破されたものの、最終的に作戦は成功している。その後は、対怪獣迎撃の中核として陸上自衛隊各方面隊の「特殊武器科(メーサー)」部隊に配備されている。本商品は、もともと2014年にコトブキヤより発売されたプラモデル『スーパーXII』に「92式メーサービーム戦車」が同梱されていたが、今回、待望の単品パッケージで登場。キャノピー部分は、新たに本体成型色と無色クリアで成形された2種類が付属し、好みに合わせて組み立てることができる。また、砲塔の回転、上下の動きといったギミックも搭載。陸上自衛隊の文字などデカールも付属し、劇中のさまざまなシーンを再現することができる。原型製作は石井歩氏、糸山雄大氏が担当。商品価格は3,024円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2015年3月を予定している。TM & (C)TOHO CO.,LTD.
2015年02月05日コトブキヤが展開するカプコンの人気ゲーム「ロックマン」のプラモデルシリーズより、『ロール』が1月に再販されることが决定した。価格は3,240円(税込)。ロールは、「ロックマン」シリーズに登場する家庭用の女の子型お手伝いロボット。1987年に発売されたファミリーコンピュータ用『ロックマン』に初登場し、その後『ロックマン バトル&チェイス』をはじめ、『MARVEL VS. CAPCOM』シリーズや『タツノコ VS. CAPCOM』などのクロスオーバー作品など活躍の場を広げている。コトブキヤのプラモデルシリーズでは、『ロックマン』に続くシリーズ第2弾として2010年12月に商品化され、今回で3度目の再販となる。キットでは、コスチュームに大人びた『ロックマン8』以降のコスチュームと、差し換え式で懐かしい初代のコスチュームも再現。瞳はタンポ印刷で再現されますので、未塗装でも設定に近い姿に仕上がり。また、塗装派のユーザーのために瞳部分のデカールも同梱されている。付属パーツには、女の子らしい表情のついた平手パーツと人差し指を立てたハンドパーツ、表情豊なフェイスパーツが3種付属。さまざまなポージングを楽しむことができる。商品価格は3,240円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、1月を予定している。(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
2015年01月04日北海道函館市のプラモデルメーカー「グレイスモデル」は12月上旬、函館市電のプラモデル「函館市電シリーズ 函館市電8000形電車」を発売する。同社は大手私鉄に20年余り勤めた鉄道マンによる北海道唯一のプラモデルメーカーとして、2011年10月に設立。このほど発売されるプラモデルは、同社が初めて世に送り出す商品だが、現業職としての長い経験で培われた観察力と、細部に至るこだわりを随所に反映しているのが特徴だ。台車のモーターやブレーキシリンダー、揺れ枕梁など、通常では目に見えない部分まで精巧に再現し、全体のパーツ数は100点近くにのぼる。完成後は台車と車体を取り外すことも可能。飾り台として電停を再現したレールが付属している。完成寸法は、幅16mm、長さ80mm、高さ25mm。価格は2,200円。グレイスモデル公式サイトや函館市企業局交通部で通信販売を行うほか、東京のイエローサブマリン秋葉原店など全国の取り扱い店にて発売する。なお、正式な発売日などは後日発表されるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月21日プラモデルを楽しむ女性が増えているのを知っていますか? 女性はどんな風にプラモデルを楽しんでいるのでしょうか。女性プロモデラーの第一人者オオゴシ*トモエさんにお話を伺いました。■プラモデル女子は増えている――プラモデルを作って楽しむ女性が増えているとお聞きしたのですが、本当でしょうか。オオゴシさんはい。2~3年ほど前から、徐々に、じわじわとですが増えていると感じています。模型ショップやホビー関連のイベントで女性を見かけることも多くなりました。――オオゴシさんご自身はどのようなきっかけで、いつからプラモデルを作っているのですか?オオゴシさんもともと、幼いころから絵を描いたり、工作をしたりと手を動かすことが大好きだったので、その延長でごく自然にプラモデルを作るようになりました。父が帆船模型やプラモデルを作っていたので、その影響も大きかったのだと思います。小学生のときは友達同士で集まってガンプラ(機動戦士ガンダムの)を作ったり、夏休みの自由工作で恐竜のジオラマを作って提出していました。――オオゴシさんはなぜプロモデラーになったのですか?オオゴシさん実は最初は声優を目指して、声優の育成ユニットに所属して活動していました。そのユニットのプロデューサーに、プラモデルが好きで作っていることをお話したら、プロデューサーの知り合いに有名なプロモデラーさんがいて、すぐにご挨拶に伺うことになったんです。そのプロモデラーさんとお話していると「女の子でプラモデル好きなのは珍しいね」ということになり、模型専門雑誌の『ホビージャパン』編集部にご紹介いただけることになりました。――では不思議な縁があったんですね。オオゴシさんそうですね。それから間もなく、『月刊ホビージャパン』で「女の子をモデラーに育てよう」という連載記事を担当させていただけることになりまして、2年半の連載の後、プロモデラーとしての活動をスタートして現在に至ります。■男性と女性の違いとは!?――男性と女性でプラモデルに対する意識にはどのような差があるのでしょうか?オオゴシさん男性の場合は、たとえばガンプラのようなキャラクターのプラモデルでは、どれだけ設定に近付けることができるか、車や飛行機、戦車などのスケールモデルでは、本物の実車や実機を忠実に再現できるかにこだわる人が多いように思います。対して女性の場合は、元々手芸とか、ネイルアートとかが好きで、つまり手を動かすのが好きで、その延長線上にプラモデルもある、そんな人が多いように思います。――なるほど。オオゴシさん女性は「色を塗るのが好き」という人が多いのも特徴ですね。――そうなんですか。オオゴシさんメイク、ネイル、ファッションなど、女性にとっては「色」はすごく身近で、色彩感覚やこだわりは男性よりも強い傾向にあると感じています。例えば男性にとってはどれも同じ「ピンク」に見えても、女性からすれば赤みが強いピンク、青みが強いピンクという感じで、まったく違う色。好きなピンクと嫌いなピンクがあるんですよね。それゆえに、好きな色に塗りたい、塗装が楽しいという感覚は女性ならではの特徴だと思います。――女性が好きなプラモデルに特徴はありますか?オオゴシさんそうですね。女性の場合は見た目や、インスピレーションで反応する人が多く、フォルムが丸っこくてカワイイという理由で、例えばズゴックやアッガイなどが好きという方も多いようです。好きなキャラクターが乗っているのでといった理由でそのプラモデルを作ったりしますね。あとは、彼や旦那さまが乗っている車を作りたいというきっかけでカーモデル製作をはじめた方もいらっしゃいます。■女性だけのプラモデル教室も開催!――オオゴシさんはプラモデル作りの楽しさを啓蒙する仕事をされているとのことですが……。オオゴシさん2009年4月から『よみうりカルチャー北千住』で第1、第3日曜日、『模型ファクトリー』(新宿マルイアネックス7F)で月2回金曜日に、プラモデル製作会を定期開催しています。また、1~2カ月に1回土曜日に女性限定の模型製作会『プラモデルパーティー』を開いています。――先生としてひっぱりだこですね(笑)。オオゴシさんプロモデラーとして活動させて頂いているので、少しでもプラモデルファンを増やしていきたいというご恩返しの気持ちがあります。――女性だけの模型制作教室はいかがですか。盛況でしょうか。オオゴシさんおかげさまで毎回ご好評を頂いています。はじめて参加してくださる方も多く、お母さんと娘さんで参加してくださる方もいらっしゃるんですよ。ひとりで作っているとどうしたらいいかわからないことも、製作会では気軽に質問できますし、何より同じ趣味を持つ女性同士、ワイワイおしゃべりしながら模型を通した交流を楽しんでいただけたらと思っています。■好きなプラモデルの第1位はキュベレイ!――最後にオオゴシさんの好きなプラモデルを3つ挙げてください。オオゴシさんそうですね。一番はガンプラの『キュベレイ』ですね。女性が搭乗しているモビルスーツだというのと、フォルムの美しさが好きです。2番目はイギリスの『マチルダ戦車』です。ベージュと水色の独特の色遣いが好きですね。3番目はガンプラの『サザビー』です。初めて本格的に作った思い出深いプラモデルです。今でも好きです(笑)。やはり男性と女性ではプラモデルに対する意識がずいぶん違うようです。プラモデル女子がこのまま増えていくと、女性ターゲットの新製品が出るようになるかもしれません。(高橋モータース@dcp)オオゴシ*トモエさんのサイト写真:(C)『はじめてだってうまくいくガンプラ塗装の教科書』より
2012年10月30日