1,169名のホームレスを対象に実態を調査厚生労働省ではホームレス(※)の実態把握と自立支援を目的に、およそ5年ごとに全国で調査を行っています。本記事では2021年に実施された最新版の「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)」の一部をご紹介。ホームレスの人はどのような気持ちで路上生活をしているのか、今後のことをどう考えているのか、という点に目を向けていきます。なお、本調査は1,169名から有効回答が得られており、回答者の属性は男性が95.8%、女性は4.2%でした。最も多い年代は70~74歳(23.8%)、次いで65歳~69歳(20.0%)であり、60歳以上が7割となっています。----------------------※「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」の第二条に規定された「ホームレス」をさし、「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」。関連記事▶【ホームレスの実態調査】今の路上生活になって「10年以上」が4割、高齢化が進む路上生活になった理由まずは、ホームレスが路上生活になった理由について見ていきます。「仕事が減った」が約24.5%最も多かった回答が「仕事が減った」24.5%、次いで「倒産や失業」22.9%となりました。自分から仕事を辞めたケースよりも、勤め先の経営状況などの影響を受けて職を失い、ホームレスにならざるを得なくなったケースが多いことがわかります。路上(野宿)生活をするようになった主な理由は何ですか?(複数回答)―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりコロナの影響も小さくないでは、ホームレスが職を失った背景に、新型コロナウイルスの影響はあるのでしょうか?新型コロナウイルスの感染が拡大していた時期にホームレスになった人を対象(※)に、路上生活になった理由のうちで新型コロナウイルスの影響があるものを聞いた結果を見てみましょう。最も多かったのは「仕事が減った」で43.2%、続いて「倒産や失業」は21.6%となっています。新型コロナウイルスの影響は業種によっても変わってくるでしょうが、自身の仕事が何らかの影響を受け、その結果として路上生活に至ったというケースは決して少なくないようです。----------------------※調査時点で「今回の路上生活が3年未満」と回答した人を対象新型コロナウイルス感染拡大の影響について(複数回答)―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より周囲とのつながりは希薄化職を失うということは社会との接点が1つ失われることでもあります。ましてや家も失うという状況に陥ってしまったホームレスの人は、社会的に孤立しているのではないかと懸念されます。周囲とのつながりについて、実際に聞いてみました。「挨拶する相手がいない」人は28.2%「挨拶をする相手がいるか」について質問した結果、「あてはまる」「ややあてはまる」を合計すると現在挨拶する相手がいる人は62.2%でした。いっぽうで「あてはまらない」と回答、すなわち挨拶する相手がまったくいないという人も28.2%と少なくありません。また、これを路上(野宿)生活前の状況と比べると、「挨拶をする相手がいる」という人が減っています。ホームレスになって挨拶を交わすような相手がいなくなった人が、一定数存在しているようです。ホームレスになる前よりも周囲とのつながりが薄くなっている状況がうかがえます。挨拶する相手がいますか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より「相談相手がいない」人は49%同様に周囲とのつながりがどうなっているかという観点で、相談相手の有無についても見てみましょう。困ったときに相談する相手がいるかどうかについて、現在相談相手がいない、もしくはいても少ない(「あまりあてはまらない」「あてはまらない」)という人が62.2%に及びました。多くのホームレスは相談相手がいないということがわかります。しかしこれは「挨拶」同様、ホームレスの人はもともと相談相手のいなかった人が多いというわけではありません。路上生活前の状況ではどうだったかを見ると、相談相手がいる(「あてはまる」「ややあてはまる」)と回答した人が51.2%と過半数を占めています。したがってホームレスになってから、人とのつながりを失ってしまった人が多いといえます。さらに、「あてはまらない」の割合が大きくなり、相談相手がまったくいないという人が49.0%と約半数にまで増えています。困ったときに相談する相手はいますか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より今後の生活についてどう思っている?ホームレスになって人とのつながりが減り、孤独になっている人が少なくないと想像されますが、その一方で今後の希望を聞いた回答を見ると、「今のままでいい」と思っている人が多いこともわかりました。「今のままでいい」40.9%今後、どのような生活を望んでいるかを聞いたところ、「今のままでいい(路上(野宿)生活)」が突出して多く、40.9%でした。「アパートに住み、就職して自活したい」が17.5%、「アパートで福祉の支援を受けながら、軽い仕事をみつけたい」12.0%と続いています。また、過去の調査と比較すると、今のままを希望する割合は増加傾向となっています。今後、どのような生活を望んでいますか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より「今のままでいい」と思う理由「今のままでいい」と回答した人466人にその理由を聞いてみると、「今の場所になじんでいるから」が29.0%で最も多くなりました。次いで「アルミ缶、雑誌集め等の都市雑業的な仕事があるので暮らしていける」が24.5%と続きます。寝る場所が確保でき、ギリギリでもなんとか暮らしていけるため、それ以上を望まないということなのでしょう。路上生活を10年以上続けている人も多く(参照▶【ホームレスの実態調査】今の路上生活になって「10年以上」が4割、高齢化が進む)、ホームレスでの暮らしが長くなってもはや生活を変えたくない、あるいはそうした気力が下がっている――ということもあるのかもしれません。「今のままでいい」理由について―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より「なんとかなると思っている」が44.5%ホームレスのままでいいと思っている人が少なくないことがわかりましたが、その裏にはどのような気持ちがあるのでしょうか。そこで最後に、「現在の気持ち」を尋ねた結果をご紹介します。突出して多くを占めた回答は「なんとかなると思っている(少し希望をもっている)」で44.5%でした。次に多かったのは「あまり希望をもっていない」で24.7%。「希望を持っている」あるいは「悲観している」という人はいずれも1割以下であり、希望は多くないがゼロではないという人が多くを占め、それを前向きにとらえている人は「なんとかなる」と思い、後ろ向きに捉えている人は「あまり希望がない」と思うのでしょう。路上(野宿)生活をしている現在の気持ちについて―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりまとめホームレスが現在の路上生活の状態に至った理由、周囲とのつながりの変化、今後の希望などについて見ていきました。ホームレスになると家や仕事だけでなく人間関係も薄くなり、社会とのつながりが弱くなってしまうことがうかがえます。それは暮らしにくい状態だと思われますが、「このままでいい」と思うホームレスも少なくないようです。ホームレスの支援ということを考えるうえでは、ホームレスがどのような気持ちで今の暮らしをしているのかを知ることも欠かせないのではないか、と思わせる結果でした。(マイナビ子育て編集部)調査概要■ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果/厚生労働省調査対象:ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法第二条に規定するホームレス※調査対象自治体は、東京都23区、政令指定都市及び令和3年1月調査(概数調査)で20名以上の報告があった市。調査時期:令和3年11月有効回答数:1,169名<関連記事>✅今のホームレスはどうやって寝泊まりしている?最多だったのは段ボールの家ではなく…✅通院するお金がない、保険証がない…健康状態がよくないホームレスの6割以上が「何もしていない」理由【ホームレスの実態】✅8割以上の子育て世帯は「お金が足りない」と回答、子育て費用が精神的負担になっている家庭が多い
2023年11月04日厚生労働省によると全国のホームレス数は3,065人厚生労働省ではホームレスの自立支援などを目的にした調査を定期的に行っています。2023年1月に実施された全国調査(概数調査)によると、全国のホームレス(※)数は3,065人。男性が2,788人と圧倒的に多く、女性は167人、不明110人となっています[*1]。都市部に多いという特徴があり、東京23区と政令指定都市で8割近くを占めました。また、同調査によるとその数は年々減少しており、15年前の2008年調査での16,018人[*2]と比べると2023年は8割以上の減少となります。そのため最近は日常生活で目にする機会も減っており、その生活の実態がいっそう見えにくくなっていることでしょう。ここからさらにホームレスの実態をより知るうえでは、同じく厚生労働省が実施している「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)」が参考となります。およそ5年ごとに実施されているものですが、本記事では最新の2021年の調査結果を手掛かりに、ホームレスの人がどのような暮らしをしているのかを知っていきましょう。----------------------※「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」の第二条に規定された「ホームレス」をさし、「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」。参考[*1]厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果」2023年4月[*2]厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果」2008年4月高齢化が進むホームレスまず、調査対象者の性別および年齢の分布を見てみましょう。性別は男性が95.8%を占め、女性は4.2%となっています。年齢は19~80歳以上まで幅広く分布していますが、最も多い年代は70歳~74歳で23.8%、次いで65歳~69歳で20.0%という結果でした。60歳以上が7割を占めています。調査実施以来、男女比は変わっていませんが、高齢化が一層進んでいる印象です。調査対象者の年齢分布―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より調査対象者の年齢分布―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりどこで、どのように寝泊まりしているのかここからは、実際にどのような生活をしているのかを見ていきましょう。約8割は場所が決まっているまず、路上(野宿)生活の形態がどうなっているかという点ですが、その場所が「決まっている」と回答した人が79.5%と大半を占めました。ほとんどの人は決まった場所で野宿をしているようです。しかし、過去の調査結果と比べると、「決まっていない」人の割合が10年前よりは増えている傾向が見られ、より不安定な生活をしている人が多くなっているように感じられます。寝ている場所はだいたいいつも決まっていますか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より約3割が公園で野宿している野宿先が「決まっている」と回答した人を対象に、具体的な野宿場所を聞いています。その結果、最も多かったのが「公園」(27.4%)でした。次いで、「河川」が24.8%、「その他」が23.1%と続いています。ベンチや水道、トイレなどが設置されている場所も多く、雨風などもしのぎやすい公園が最も多くなっているのは、納得の結果と言えるかもしれません。決まっている方へ質問。具体的にはどこですか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より簡単な敷物で寝ている人が3人にひとりでは、野宿の形態としては何が多いのでしょうか。「どのように寝(野宿)場所を作っているのか」を聞いてみたところ、「簡単に敷物(寝袋・毛布等)を敷いて寝ている」が最も多く、32.7%でした。ほぼ同数で「廃材やダンボール、ブルーシートによるテントまたは小屋を常設」(31.0%)が続き、次いで「ダンボール等を利用して寝場所を毎晩作っている」(18.7%)となっています。過去の調査結果と比べてみると、小屋を常設している人が減っている傾向が続いている一方、簡単に敷物を敷いて寝るという人の割合は増えています。どのようにして寝(野宿)場所を作っていますか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりホームレス中はずっと野宿という人が6割以上今回の調査の対象は路上生活をしている人ですが、基本的に常に外で寝ているのか、それとも、簡易宿所やホテルなどを利用することもあるのでしょうか。「現在の路上(野宿)生活の間、ずっと継続して路上(野宿)生活が続いているか?」という設問の回答を見てみると、「ずっと路上(野宿)生活をしていた」と回答した人が最も多く、64.4%となっています。次に多いのは「時々、ドヤ、飯場、ホテル等にも泊まっていた」(※)で16.0%でした。そのほか「緊急一時宿泊施設(シェルター・一時生活支援事業)等に一時的に入っていたことがある」(3.0%)、「病院に一時的に入っていたことがある」2.6%などの回答も見られました。-------------------------※ドヤ:住居不定の日雇労働者を対象とした簡易宿所のことで、「宿(ヤド)」の逆さことば。今回の路上(野宿)生活の間、ずっと継続して路上(野宿)生活が続いていますか?または、どこかと行き来していましたか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりどのくらい路上生活をしているのか最後に路上生活をしている期間を見てみます。今の路上生活は「10年以上」が4割「現在の路上(野宿)生活がどのくらい続いているのか」を聞いた結果は、40.0%もの人が「10年以上」と回答しました。次いで「5年~10年未満」(19.1%)、「1年~3年未満」(11.4%)という結果でした。「10年以上」と回答した人の割合は、過去の調査と比較して増加傾向であることもわかります。一度ホームレスになるとなかなかそこから抜け出すことができず、長期化してしまうケースの多いことが想像されます。今回の路上(野宿)生活をするようになって、どのくらいたちますか?(昔のことは除く)―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」より初めて路上生活をしたのは「20年以上前」が最多ここまで回答者の属性として高齢者が多いこと、また、今の路上生活が続いている期間は10年以上という人が最多であるのを確認しました。このことと関連するのですが、「初めて路上(野宿)生活をしたのはどのくらい前か」を聞いた結果も見てみましょう。最も多い回答は「20年以上」で25.7%、つまり4人に1人以上を占めています。次いで「10年~15年未満」(19.5%)、「5年~10年未満」(18.0%)という結果でした。ホームレスになったあと安定した職に就けず年月が過ぎ、高齢になっている人が少なくないことがうかがえます。一方、「5年未満」の人の割合は前回調査までは減少傾向であり、新しくホームレスになっている人はずっと減ってきていたと思われますが、前回調査から今回の調査にかけては微増となっています。初めて路上(野宿)生活をしたのはどのくらい前ですか?―厚生労働省「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」よりまとめ厚生労働省が行っているホームレスの実態調査から、その暮らしぶりや高齢化などの現状がわかりましたが、同時に、国が支援策をとっているにもかかわらず、ホームレスを取り巻く状況にはそれほど大きな変化がないのではないか、ということも感じられる結果でした。一方、ホームレス数3,065人という数字には「あまり多くないな」という印象を受けたかもしれません。しかしながら、ネットカフェなどで寝泊まりしている人は調査対象から漏れていることにも目を向ける必要があるでしょう。2018年の東京都の調査では、いわゆる「ネットカフェ難民」が1日約4,000人と推計されています[*3]。ホームレスの存在がより見えにくい時代を迎えるなか、社会の実態として子どもに伝えていくことは、教育として大切ではないでしょうか。(マイナビ子育て編集部)参考[*3]東京都「住居喪失不安定就労者等の実態に関する調査」調査概要■ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果/厚生労働省調査対象:ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法第二条に規定するホームレス※調査対象自治体は、東京都23区、政令指定都市及び令和3年1月調査(概数調査)で20名以上の報告があった市。調査時期:令和3年11月有効回答数:1,169名<関連記事>✅体罰は必要だと「非常に思う」親は日常的に体罰をするケースが26%に上る<厚生労働省調査>✅コロナ禍により収入がほとんど無くなった人も1割、ひとり親家庭の実態とは【フードバンク利用者への調査】✅8割以上の子育て世帯は「お金が足りない」と回答、子育て費用が精神的負担になっている家庭が多い
2023年10月08日第27回釜山国際映画祭で『パラサイト 半地下の家族』に次ぐ大傑作と称された『高速道路家族』。この度、サービスエリアでテント撤去を迫られ絶体絶命なホームレス一家の本編映像が解禁、またチョン・イルのインタビューとともに来日も決定した。本作は、ホームレス一家と裕福な訳あり夫婦、2つの家族の偶然の出逢いが火種となるパラサイティック・スリラー。この度解禁された本編映像では、サービスエリアの敷地内に無断でテントを張って暮らしていたギウ(チョン・イル)の一家が、職員にテントを撤去するよう注意を受けるシーンから始まる。難癖をつけて必死に抵抗するギウと職員が言い争っている声を聴き、テントの中から出てくる妻ジスクと幼い2人の子どもたち。やがて家代わりのテントが壊れてしまい、サービスエリアを追い出されてしまったギウ一家に、予想だにしない苛酷な運命が待ち受けることになる。さらに、ギウを演じたチョン・イルのインタビューが到着。本作で7年ぶりのスクリーン復帰となったチョン・イルは「今まで演じた役とは雰囲気が違う人物を演じてみたいと思っていた時に台本を受け取りました。ギウはこれまで韓国映画では見られなかったキャラクターで、自分も今まで演じたことのない役柄だったので、とても魅力的でした。脚本を読んですぐにやると言いました」と、ギウのキャラクターに惹かれて久しぶりの映画出演を即決したことを明かす。また、家族を愛するホームレスという設定に対してチョン・イルは、「ギウは社会から捨てられたのであって、自分の意志でホームレスになったわけではありません。あの姿が大黒柱として生きていく方法の中で、ギウが選択した最善だったのではないかと思います」と自身の演じた役について語る。これまで本作を6回観て、毎回違うポイントで涙が出たというチョン・イル。「観るたびに新しい感情が生まれ、家族の意味について深く考える映画になったと思います」と作品への自信を覗かせた。そんなチョン・イルの来日が決定、4月21日(金)にシネマート新宿で行われる初日舞台挨拶に登壇する。『高速道路家族』は4月21日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:高速道路家族 2023年4月21日よりシネマート新宿ほか全国にて公開ⓒ2022 Seollem film, kt alpha Co., Ltd. All Rights Reserved.
2023年03月26日気軽に情報収集ができたり、遠方にいる人とコミュニケーションがとれたりするSNSは、インターネットが発達した現代ならではの娯楽といえるでしょう。自分の投稿に対してポジティブなメッセージをもらったり、『いいね』がついたりした時は、嬉しい気持ちになるものです。しかし、承認欲求を満たせるツールだからこそ、時にはその欲望が暴走してしまい、『炎上』につながってしまうこともあります。批判殺到の『ホームレスからかい動画』撮影者が書類送検へ2023年1月下旬、動画SNS『TikTok』に投稿された、1本の動画がネットで拡散。その内容に、批判の声が相次ぎました。動画に映っていたのは、買い物カゴを持ってコンビニエンスストアのレジに並ぶ、ホームレスの女性の姿。撮影者の女性2人は、ホームレスの女性に「食べ物をおごる」と持ち掛けた後、レジ前で突然彼女を置き去りにし、笑いながら去っていきました。動画が拡散されると、ネットでは撮影者2人の行動に対し「いたずらにしても、やりすぎている」「どうしてこの状況で笑えるのか」といった批判の声が続出したのです。撮影者「SNSでバズらせたかった」同年3月14日、先述の動画を撮影するためコンビニエンスストアへ入店したとして、撮影者2人が建造物侵入の疑いで書類送検されていたことが明らかになりました。産経ニュースによると、撮影者2人は10代の女性。「自分のフォロワーが増えると思い、SNSでバズりたかった」と供述しているといいます。投稿が拡散されることを指す、『バズり』。自分の投稿が多くの人の目に入ると、その『バズり』をきっかけにフォロワーが増加する傾向にあります。撮影者の書類送検が明らかになると、ネットからは行為そのものへの批判だけでなく、「どうやって若者がネット社会に向かい合うべきか」を考える声が相次ぎました。・ネットリテラシー以前の問題。承認欲求におぼれる恐ろしさを再認識した。・一瞬の『バズり』よりも、長い人生のほうが大切だろうに。感覚が麻痺してしまうのかな。・こういった『炎上』が、なぜなくならないのかをちゃんと大人が考え、子供に教えていかなくては。SNSでの「目立ちたい」という承認欲求が暴走したことによる『炎上』は、今回の話題に限りません。これまでも、アルバイトの店員が不適切な行為をしたり、飲食店で客が不衛生な行動をとったりする写真や動画が拡散され、何度も問題になりました。ネットでは、面白半分で『炎上』した人の個人情報を特定する人も。また、顔写真が拡散されると、インターネット上に『デジタルタトゥー』として一生残ってしまいます。「ほんのちょっとの『おふざけ』」のつもりだった承認欲求は、その後の人生を破滅させてしまうかもしれません。簡単に情報を拡散できる社会だからこそ、その便利さと恐ろしさをしっかりと理解した上で、インターネットを活用していくべきでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年03月14日動物保護施設で引き取る犬や猫の中には、飼い主がやむを得ない事情で飼えなくなったペットがいます。2022年4月、アメリカのミシシッピ州にある『セナトビア・テート郡アニマルシェルター』に預けられた子犬も、まさにそんな1匹でした。愛犬を手放したホームレスの高校生ジェイダという名前のメスの犬は、まだ生後4か月の子犬で、飼い主は17歳の青年でした。シェルターにやってきた青年は、スタッフのクリス・ロビンソンさんに「僕の犬を預かってもらえませんか」と尋ねます。その時、シェルターには空きがなかったのですが、クリスさんは青年の事情を知り、ジェイダを預かることに決めました。なぜなら…青年は橋の下で暮らしていて、ジェイダの世話をするお金がなかったのです。ウェブメディア『The Dodo』によると、青年はジェイダのそばにドッグフードの入った袋を置いて、涙を流しながらシェルターを後にしたそう。残されたジェイダは悲しみに打ちのめされたように、力なく床に寝転んでいました。Update: there has been alot of comments of people wanting to help both the boy and his dog- we have passed on some info...Posted by Senatobia-Tate County Animal Shelter on Tuesday, April 5, 2022Update: there has been alot of comments of people wanting to help both the boy and his dog- we have passed on some info...Posted by Senatobia-Tate County Animal Shelter on Tuesday, April 5, 2022「青年と子犬を助けたい」という人が続々このことに心を痛めたクリスさんがジェイダについてFacebookに投稿すると、2千回以上シェアされ、「彼らを助けたい」という声が続々と寄せられます。そして数日後、「青年と子犬を一緒に我が家で預かりたい」という人が現れたのです。こうして青年は、親切な人の家で再びジェイダと暮らせるようになりました。このニュースには、「自分よりも犬の幸せを優先するなんて、優しい青年だ」「彼らが一緒に暮らせるようになって本当によかった」などの声が寄せられています。シェルターには、彼らのために多くの寄付金が集まっているそう。青年はしばらく学業に専念し、ジェイダは健康診断など必要な医療ケアが受けられるということです。数日ぶりに青年と再会したジェイダは、大喜びで彼に飛びついていたのだとか。こんなにもお互いを大切に思っている飼い主と犬が、これからもずっと一緒にいられるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年04月26日中東のレバノンで活動する、動画クリエイター『Plan LB』。2人の青年が始めた『Plan LB』は、レバノンで暮らすホームレスの人たちに、サプライズで食事や現金をプレゼントしています。現金を差し出されたホームレスの男性が?2022年3月上旬、『Plan LB』のメンバーは橋の下で暮らしている、ある男性と出会いました。男性の名前はムニルさん。メンバーたちは、食事中のムニルさんに現金の入った封筒を渡します。受け取ったお金を見たムニルさんは目に涙を浮かべ、何度もお礼をいって「一緒に食べないかい」とメンバーを誘いました。そんなムニルさんは、『Plan LB』のメンバーにとって、印象的だったのでしょう。数週間後、彼らは再びムニルさんを訪ねます。するとムニルさんも、彼らのことを覚えていました。そしてまたお金を渡すと、ムニルさんは笑顔で受け取った後、感極まって涙を流します。その数日後、メンバーはまたムニルさんの元へ。動画の視聴者から送られてきた支援金を彼に渡そうとしたのです。すると、お金を見たとたん、ムニルさんから笑顔が消えます。その理由は…こちらをご覧ください。@planlb Maybe there’s someone who needs it more … #planlb #beirut ♬ Emotional Piano for the Soul (Inspirational Background Music) - Fearless Motivation Instrumentalsメンバーが差し出したのは、100万レバノン・ポンド(約8万5千円)。路上生活をしているムニルさんにとっては、きっと喉から手が出るほどの大金のはず。しかしムニルさんは、「きっともっと必要な人がいるよ。家族とか、俺よりもっと貧しい人とか、親のいない子供たちとか…」といい、お金を受け取ろうとしなかったのです。メンバーは「このお金は『あなた』のためのものです。受け取ってください」と、なんとか彼を説得して手渡しました。すると今度はこの動画を見た人たちから、さらに多くの寄付金が寄せられます。そして2週間後、メンバーがムニルさんを連れて向かった場所は…。@planlb From homeless to homeowner. We want to thank everyone who contributed, donated, shared, & supported us. Without all of you this wouldn’t have been possible. #planlb #beirut ♬ Emotional Piano for the Soul (Inspirational Background Music) - Fearless Motivation Instrumentals到着したのはムニルさんの家。なんと動画の視聴者からの支援金で、彼に家具付きのアパートを借りてあげることができたのです。「これでいつでもシャワーが浴びられる。今まで橋の下で砂やほこりまみれだったんだ」と笑顔があふれるムニルさん。それでもまだ「俺よりももっと、この生活がふさわしい人たちがいるよ」と話す彼に、メンバーは「泣かないで。大好きだよ、ムニルおじさん」とハグしました。 View this post on Instagram A post shared by Plan LB (@plan.lb) これらの動画には「なんて純粋なハートの持ち主だ」「もらい泣きしてしまった」「彼はお金持ちではないが、心は貧しくないんだよ」などの声が上がっています。なお、ムニルさんの向こう1年間の生活費は『Plan LB』のメンバーが支援するそう。その間に、彼が仕事を見つけて社会復帰できればいいですね。自分もお金が必要なのに、「もっと必要な人がいるはず」と他者への思いやりを見せたムニルさん。彼の謙虚さと優しさから、私たちは大切なことを教えてもらった気がします。[文・構成/grape編集部]
2022年04月20日ブラジルで愛犬のミミと暮らす、エドナ・コボリさん。エドナさんは、ミミが毎日楽しみにしていることについての動画を投稿しました。愛犬が大興奮で待っていた『友達』とは?自宅の外にいる誰かを発見したミミは、しっぽをブンブン振って興奮し始めます。まるで「早く!早く来て!」というように、その人物がやって来るのを待っているミミ。ミミが、それほどまでに会いたかったのは誰なのでしょうか。こちらをご覧ください。Sr. Sebastião, morador de rua, não pode passar na minha rua sem falar com a Mimi. Ela sabe quem ama animais. Sr. Sebastião até conversa com os passarinhos.Posted by Edna Kobori on Thursday, September 23, 2021Sr. Sebastião, morador de rua, não pode passar na minha rua sem falar com a Mimi. Ela sabe quem ama animais. Sr. Sebastião até conversa com os passarinhos.Posted by Edna Kobori on Thursday, September 23, 2021ミミが待っていたのは、セバスチャンさん。ウェブメディア『The Dodo』によると、路上生活をしているセバスチャンさんは毎日、エドナさんの家の前を通り、必ずミミに挨拶をするのだそう。ミミはそんな彼のことが大好きなのです。このほほ笑ましい交流を見た人たちからは、感動の声が上がっています。・これぞ本物の愛だね。感動したよ。・犬は自分を愛してくれる人が分かるんだね。・彼らのピュアな友情に涙が出た。エドナさんは、セバスチャンさんとミミがいつ頃からこうして仲よくなったのか知らないそう。でも、彼らの間にはまぎれもなく、美しい友情があるのが分かります。セバスチャンさんはホームレスだそうですので、多くのお金は持っていないかもしれません。たとえそうだとしても、彼とミミはお互いに、どんなに高価なプレゼントよりも尊い『愛情』を与え合っているのでしょう。1匹の犬と男性の友情は、多くの人の心を温かくしてくれたようですね。[文・構成/grape編集部]
2021年12月10日1980年にアメリカで活動を開始した、ボランティア団体『メイク・ア・ウィッシュ(make-a-wish)』。重い病気と闘っている子供たちの夢を叶え、生きる力や病気と闘う勇気を持ってもらうことを願って設立されました。これまでに多くの子供たちの「ディズニーランドに行きたい」「大好きな有名人に会いたい」などといった、さまざまな願いを叶えています。病気と闘う13歳の少年の願いとは2021年9月、ミシシッピ州に住む13歳のエイブラハムくんは、『メイク・ア・ウィッシュ』で夢を叶える権利を手に入れます。海外メディア『The Indian Express』によると、エイブラハムくんは2020年に血液の病気である、再生不良性貧血と診断されました。その後、骨髄移植手術を受けて、無事に成功。そしてこのたび、『メイク・ア・ウィッシュ』が彼の夢を叶えてくれることになったのですが、エイブラハムくんが願ったのは、テーマパークへ行くことでも、スターに会うことでもありませんでした。彼の願いはホームレスの人たちに食事を提供したいというものだったのです。こうして地元の人たちの協力を得て、エイブラハムくんは80食分の食事をホームレスの人たちに配りました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by Make-A-Wish Mississippi (@makeawishms) エイブラハムくんの母親は息子の願いを聞いた時、思わず「本当に?たくさんのことができるのよ。あなた、ゲーム機は欲しくないの?」と聞き返したのだとか。息子にいつでも「寄付することの大切さを教えてきた」という父親も、とても喜んだということです。このエイブラハムくんの利他的な行動には、称賛の声が上がっています。また、ホームレスの人たちへの食事の提供は、来年まで毎月続けられるそうです。『メイク・ア・ウィッシュ』で大きな夢を叶えられる権利を、ホームレスの人たちのために使ったエイブラハムくん。「誰かを喜ばせることが自分にとっての幸せ」という、13歳の少年の美しい心は、私たちに大切なことを教えてくれた気がします。[文・構成/grape編集部]
2021年11月22日報知新聞社(代表取締役社長・依田裕彦)は書籍「ホームレス女子大生川を下るin ミシシッピ川」を発売します。定価1,300円(税込)。訳あって単身異国の地に渡った著者のノンフィクション冒険記。ワクワクとドキドキが詰まった一冊です。手元に残ったのは「テント」「カヤック」「10万円」10代で母を亡くし、父との確執もあって単身米国に渡り、生物学関係の大学で必死に卒業を目指していた著者は、大学4年生の夏休み直前、アルバイト先が決まらずにアパートを追い出されてしまった。手元にあるのは以前、知人から譲り受けた「カヤック」と3,000円で買った「テント」、そして10万円。ワニと浮かびヒアリや蚊やアブに襲われそうだ、家がないなら、テントに住めばいい!テントに住みながら、ミシシッピ川をメキシコ湾までこのカヤックで行ってみよう。現地の人たちと触れ合い、大好きなワニと一緒に川に浮かび、ヒアリや蚊やアブに襲われながらの3,000キロの川下りは、涙あり、笑いありの“最高の旅”だった。3か月の放浪の末手に入れたものとはワクワク、ドキドキがめいっぱい詰まった笑いと困窮のノンフィクション冒険記。川沿いの自然、キャンプ飯など写真も満載。ホームレス女子大生が3ヶ月のド根性放浪生活の果てに、手にした「豊かな富」とは⁉佐藤ジョアナ玲子(さとうじょあなれいこ)1996年、東京都港区生まれ。日比ハーフ。都立工芸高校卒業後、生物学を志し米・ネブラスカ州に大学留学。現在はコロラド州のダン・フレンチ剥製工房にて剥製師を目指して修行中。ロッキー山脈に点在するフォーティナーズと呼ばれる標高1万4000フィート(4267m)を超える53の山々を制覇するべく、山登りに興じている。第一部ミズーリ川編サウス・スーシティ~セント・ルイス1ホームレスへの転落2フォールディングカヤックとは3ホームレス3日目の事件4ネブラスカの野生5カンザスシティと野宿の手引き6ワイルドカヌー四人衆7穴あきカヤック8マイアミの人口は170人9セントルイス第二部ミシシッピ川前編セント・ルイス~セントフランシスビル1ミシシッピ川の巨大船2蛇口の水はどこから来る?3孤島の鳥は肌の色を気にしない4お金持ちとの遭遇5メンフィス6バイブルベルト7クラークスデール8ミシシッピデルタ9ヴィックスバーグとヤズー川の今昔10ミシシッピ川はどこへ行く11野生のワニ12ナチェズと剥製職人13南部の歴史は奴隷の歴史14毎年水に沈む町第三部ミシシッピ川後編バトンルージュとメキシコ湾1バトンルージュとタンカー船2発がん横丁3ルイジアナの苦難4二人旅の楽しみ5引きの悪い男6最後の100マイル書名「ホームレス女子大生川を下るin ミシシッピ川」体裁B6判(128mm×182mm)252頁発売日11月上旬定価1,300円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月26日アメリカのロサンゼルス郡に住むジミー・ニコロスさんには、大切な家族がいます。名前はブーツ。ブーツは介助犬でもあり、ジミーさんにとってかけがえのない存在です。ジミーさんは複雑な生い立ちによってホームレスとなり、ブーツと一緒に路上で生活しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by START Rescue Resale Store (@startrescueresale) 突然、愛犬が行方不明に海外メディア『Bored Panda』によると、ジミーさんはパートタイムで『スタート・レスキュー・リセール・ストア』というリサイクルショップで働いているのだそう。2020年12月31日、店を訪れた女性が、ジミーさんに、「あなたの犬の手入れをしてあげましょう」といってきたのだとか。その女性は前にも一度、ブーツの手入れをしてくれたことがあったため、ニコラスさんは深く考えずにブーツを女性に預けました。しかし、しばらくして戻って来た女性は「犬を公園に連れて行ったら、どこかへ逃げて行ってしまった」といい、ブーツは行方不明になってしまったのです。突然、愛犬を失ったジミーさんは悲しみに打ちひしがれてしまいます。その姿を見た『スタート・レスキュー・リセール・ストア』の経営者は、ブーツを探し出すためにSNSで目撃情報を募りました。また、ブーツを見つけて連れて来た人には懸賞金を出すことも約束。大量のチラシを作って配布し、探偵を雇い、ブーツを奪った人に対して訴訟を起こすために弁護士も手配したのです。 View this post on Instagram A post shared by START Rescue Resale Store (@startrescueresale) それから2週間後、地元のテレビ局が取材に訪れ、ジミーさんは「私の犬を返してほしい」と訴えます。すると、番組の放送後すぐに視聴者から「あなたの犬を保護しています」という電話がかかってきたのです!こうしてついに、ジミーさんはブーツと再会することができました。 View this post on Instagram A post shared by START Rescue Resale Store (@startrescueresale) この感動的な再会の瞬間には「彼らがまた会うことができて本当によかった」「もらい泣きした」「おかえり、ブーツ!」などの声が寄せられています。『スタート・レスキュー・リセール・ストア』の投稿によると、ブーツは逃げたのではなく、誰かが意図的に連れ去ったと思われるそうです。もしかすると、ホームレスであるジミーさんと暮らすことがブーツにとって幸せではないと思い込んだ人が、よかれと思って彼らを引き離した可能性があるとのこと。しかし実際にはブーツは『スタート・レスキュー・リセール・ストア』の支援によって、動物病院での健康診断なども定期的に受けているのです。 View this post on Instagram A post shared by START Rescue Resale Store (@startrescueresale) 住む家がなくても、ブーツは十分な食事を与えられ、きちんと世話をされています。そして何より、ジミーさんからたっぷりの愛情をもらって過ごしています。ジミーさんと再会した時のブーツのリアクションを見れば、ブーツにとってジミーさんとの暮らしが幸せなのは一目りょう然です。また、ジミーさんとブーツが路上生活から抜け出せるように、寄付金サイトが立ち上げられました。2021年9月13日現在、約1万5千ドル(約165万円)が集まっています。無事に再会できた彼らが、安心して暮らせる住まいでの生活を1日も早く始められるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年09月13日料理レシピを紹介する動画は、ソーシャルメディアで人気のジャンルです。プロのシェフから料理が得意な一般人が紹介するものまで、あらゆるレシピを見ることができます。こうした中でTikTokに投稿された動画が反響を呼んでいます。それはホームレスの10代の青年による料理レシピの動画です。住むところがないということはキッチンもないはず。一体どのような内容なのでしょうか。2千万回再生されている、話題の動画がこちらです。@randomhomelessguy2##fyp ##foryou ##foryoupage ##food ##homeless♬ Coffee for Your Head - Vinyll撮影場所は公園。テーブルの上に食材と調理器具を並べてクッキングをスタートします。まずは15ドルで購入した電磁調理器を公園内の電源につなぎ、3ドルで買った鍋に水飲み場で組んだ水を注ぎ沸騰させます。その間にソーセージを細かくカット。お湯が沸いたらスパゲッティを半分に折り、ちょうどいい硬さになるまで茹でて、お湯をきります。そこにトマトソースを入れて、ソーセージを加えたら完成!食材はすべて1ドルショップなどで購入したそうです。手際もよく、ソーセージも丸ごと乗せるのではなくちゃんとカットするなど、見た目や食べやすさにもこだわりを感じますね。実はこれは投稿者のrandomhomelessguy2さんがTikTokに初めて投稿した動画なのですが、460万件の『いいね』が集まり、コメントが殺到したのです。・私が家で食べているご飯より、あなたの食事のほうがずっとおいしそうだわ。・ホームレスは一時的なもの。でも料理のスキルは一生ものだ!きみを称賛するよ!・彼はホームレスだけど、貧しくはないんだよ。みんなこの違いが分かるかい?・俺もホームレスなんだ。状況は絶対によくなる。頑張ろうぜ!また動画には「なぜホームレスなのに高価なiPhoneを持っているの?」という声も寄せられています。投稿者さんは2020年の初めに母親にiPhone11を買ってもらったのだそう。その後、親子は住まいを失って車で生活をするようになったといいます。ただ携帯電話は母親が料金を支払い続けているため、動画を撮って投稿することができるのだとか。投稿者さんの動画からは、ホームレスであることの悲壮感は漂ってきません。まるでキャンプで料理をしているかのような楽しさすら感じます。それは投稿者さんが現状の中で前向きに生きようとしているのが伝わるからではないでしょうか。コメントには多くの人が「ホームレスであることと、貧しいことは別だ」といっています。経済的に豊かでなくても、今あるものに感謝をし、豊かな心で暮らすことは可能なのかもしれません。randomhomelessguy2さんのチャンネルは、なんと開設から1週間でフォロワーが60万人を超えています。このTikTokをきっかけに、投稿者さんの生活がよりよくなっていくといいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月05日メキシコ・ティフアナで目撃された、ある女性の姿に多くの人が心を打たれました。65歳のルス・マリア・オルメド・ベルトランさん(通称クロエさん)は、8年間も路上生活をしています。2021年1月、写真家のオマル・カマリロさんが、大きなビニール袋の中で寒さをしのぐクロエさんの姿を撮影。その写真は拡散され、衝撃が広がりました。彼女は1人ではなく、犬たちと一緒に袋に入っていたのです。#Tijuana La señora Soledad Castro Olmedo conocida como "La Chole" se encontraba resguardandose del frío y las lluvias...Posted by Blanco y Negro on Monday, January 25, 2021#Tijuana La señora Soledad Castro Olmedo conocida como "La Chole" se encontraba resguardandose del frío y las lluvias...Posted by Blanco y Negro on Monday, January 25, 2021「犬たちと離れたくない」路上で暮らす女性海外メディア『Bored Panda』によると、クロエさんは6匹の犬を飼っているのだそう。オマルさんが彼女を目撃した時、警察官がクロエさんにホームレスの人用のシェルターに宿泊することを勧めていたのだとか。シェルターへ行けば暖かく安全な場所で寝泊まりでき、食事ももらえます。しかし彼女は犬たちを連れて行けないことを理由に、シェルターへ行くことをかたくなに拒否したのです。#Tijuana La señora Soledad Castro Olmedo conocida como "La Chole" se encontraba resguardandose del frío y las lluvias...Posted by Blanco y Negro on Monday, January 25, 2021#Tijuana La señora Soledad Castro Olmedo conocida como "La Chole" se encontraba resguardandose del frío y las lluvias...Posted by Blanco y Negro on Monday, January 25, 2021クロエさんを寒くて危険な路上に置いていくわけにいかなかった警察官たちは30分近く彼女を説得しました。その結果、この日はクロエさんは息子の家に泊まることになりましたが、翌日にはまた路上に戻ったといいます。ビニール袋に入ったクロエさんの写真を見た人たちからは、彼女と犬たちを心配する声が上がりました。アレハンドラさんという女性はいても立ってもいられず、クロエさんに食べ物や毛布などを差し入れしました。クロエさんは彼女に何度も「ありがとう」といっていたのだとか。それを聞いてアレハンドラさんは泣いてしまったそうです。Posted by Alejandra Cordova Castro on Tuesday, January 26, 2021Posted by Alejandra Cordova Castro on Tuesday, January 26, 2021その後、クロエさんは1日50ペソ(約260円)で泊まれる場所へ引っ越しました。建物内にテントを張っただけの住まいですが、路上よりは安全で犬たちとも離れなくてすみます。#Tijuana Conoce la historia de Luz Maria Olmedo Beltran alias "La Chole", quien se ganó el cariño de muchos por el amor a sus fieles compañeros.Posted by Omar Camarillo on Friday, January 29, 2021#Tijuana Conoce la historia de Luz Maria Olmedo Beltran alias "La Chole", quien se ganó el cariño de muchos por el amor a sus fieles compañeros.Posted by Omar Camarillo on Friday, January 29, 2021アレハンドラさんの投稿にはクロエさんを支援したいという声も寄せられています。自らの生活よりも愛犬のことを心配するクロエさんは心優しい女性なのでしょう。クロエさんと犬たちがこれからもずっと一緒に、今よりも快適な住まいで暮らせるようになることを願わずにいられません。[文・構成/grape編集部]
2021年02月22日クリスマスが近付く2020年12月18日、アメリカ・ジョージア州の動物保護シェルター『W-Underdogs』で火災が発生しました。火災が起きたのは午後で、『W-Underdogs』の創設者であるグレイシー・ハムリンさんはちょうど外出していて不在だったのです。シェルターには16匹の犬と猫が収容されていて、彼らは自力で逃げ出すことができません。しかしある人物のおかげで動物たちは助かりました。その人物とは、路上生活をしているキース・ウォーカーさん。海外メディア『CNN』によると、キースさんはグレイシーさんと知り合いで、愛犬の『ブラボー』を毎晩『W-Underdogs』のシェルターに預かってもらっているのだそう。この日、キースさんはブラボーを散歩に連れて行くためにシェルターへ向かっていたところ、建物が燃えているのに気付きます。キースさんが着いた時には建物はすでに煙に包まれていましたが、彼は意を決して中に入り、ブラボーだけでなく収容されている動物たちも救出。その素早い行動のおかげで、6匹の犬と10匹の猫全員が無事でした。Posted by W-Underdogs on Saturday, December 19, 2020Posted by W-Underdogs on Saturday, December 19, 2020Posted by W-Underdogs on Saturday, December 19, 2020Posted by W-Underdogs on Saturday, December 19, 2020キースさんは『CNN』の取材でその時のことを振り返っています。ものすごく緊張したよ。嘘じゃない。あの煙だらけの中に入っていくのは本当に怖かった。でも神様が、動物たちを助けるために俺をあそこに行かせたんだ。もしあなたが犬が好きなら、この世界の誰でも愛せるさ。俺の犬は親友なんだ、そして彼がいなかったら俺はここにはいなかっただろう。だからほかのすべての犬たちを助けなくちゃって思ったんだ。CNNーより引用(和訳)現場に到着した消防隊員は、動物たちを避難させるため動物管理局に助けを要請しました。しかしその時にはすでにキースさんが建物に入り、すべての動物たちを救出していたということです。グレイシーさんは「私の動物たちを救ってくれたキースさんには感謝してもしきれません。彼はヒーローです」と感謝を述べています。Posted by W-Underdogs on Saturday, December 19, 2020Posted by W-Underdogs on Saturday, December 19, 2020出火原因は電気機器によるもので、火は建物が全焼する前に消し止められたものの、住める状態ではなくなりました。しかし幸いなことに『W-Underdogs』のシェルターは火災が起きた日から1週間後に引っ越しする予定だったのです。新しい施設が引っ越し可能な状態になるまでは、ボランティアの協力によって動物たちは安全な場所で過ごせることになりました。またこの出来事によってキースさんへの称賛の声が上がり、彼のために寄付金サイトが立ち上げられました。開設から約10日間で目標金額の5千ドルを大幅に上回る8万2千ドル(約836万円)以上が集まっています。Update: We have received a flood of requests on how people can help Mr. Keith Walker, the hero who saved our animals...Posted by W-Underdogs on Monday, December 28, 2020Update: We have received a flood of requests on how people can help Mr. Keith Walker, the hero who saved our animals...Posted by W-Underdogs on Monday, December 28, 2020現在53歳のキースさんは13歳の頃から路上生活をしているのだそう。自らの危険を顧みずに動物たちを助けた心優しいキースさんこの寄付金によって彼とブラボーは安心して暮らせる家に移り住み、よりよい生活を送れることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年01月06日ブラジルで、あるホームレスの男性に起きた出来事が人々を感動させています。アレッサンドロ・ロボさんは男性向けのブティックと理髪店を兼ね備えた店『パドゥ』を経営しています。路上生活をしているジョアン・コエーリョ・ギマランイスさんは毎日、『パドゥ』の前で空き缶を拾っていました。海外メディア『Bored Panda』によると、『パドゥ』のスタッフたちとジョアンさんは顔見知りになり、言葉を交わすようになっていたのだそう。ジョアンさんがいろいろと困っていることを察していたアレッサンドロさんはある日、彼に「お腹は空いていませんか?」と聞いてみたのだとか。すると彼は「食べ物は結構です。でもヒゲを剃りたいのでカミソリを貸していただけませんか」と頼んできたのです。それを聞いたアレッサンドロさんと店のスタッフたちは無料でジョアンさんの散髪をしてあげることに決めます。ホームレスの男性がかっこいい紳士に大変身アレッサンドロさんはせっかくなのでジョアンさんに散髪とヒゲ剃りだけでなく、洋服もプレゼントすることにしました。すると髪を切り、ヒゲを整え、服を着替えたジョアンさんは見違えるほどかっこいい紳士に変身したのです。 この投稿をInstagramで見る Alessandro Lobo(@alessandrolobo_)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る Alessandro Lobo(@alessandrolobo_)がシェアした投稿 アレッサンドロさんとスタッフたちが協力して行ったジョアンさんのトータルサービスは2時間近くかかったのだとか。そしてすべてが終わった後、鏡で自分の姿を見たジョアンさんは言葉こそ少なかったものの涙ぐんでいたということです。 この投稿をInstagramで見る Alessandro Lobo(@alessandrolobo_)がシェアした投稿 男性にさらに奇跡が起きるアレッサンドロさんはジョアンさんの変身ぶりを撮影した写真と動画を『パドゥ』と自身のInstagramに投稿しました。するとたちまち拡散され、ある人物の目に留まります。それはジョアンさんの家族。彼の家族はもう10年もジョアンさんの行方を探し続けていたのです。妹のマリアさんは兄についての情報を待ち続けながらも、「亡くなったのかもしれない」とさえ思っていたといいます。Instagramの写真を見た家族はジョアンさんだと確信。マリアさんが『パドゥ』に駆け付けて、兄妹は再会を果たしました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Alessandro Lobo(@alessandrolobo_)がシェアした投稿 ジョアンさんはマリアさんと会えたことをとても喜んでいます。ただマリアさんは兄に「一緒に暮らしましょう」と提案しましたが、ジョアンさんは「路上生活のほうが自由でいいんだ」と断ったそうです。それでも家族にとってはジョアンさんの居場所が分かっただけで安心できたはずです。ジョアンさんはもう3年ほど路上生活をしているのだとか。彼がなぜホームレスになったのかは分かりませんが、何か事情があるのでしょう。散髪をしてかっこよく変身したホームレスの男性がInstagramの写真のおかげで家族と再会するなんて、まるで映画のようなストーリーですね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月31日雨風をしのげる場所で眠り、お腹が空いたら食べるものがある…それはすべての人にとって当たり前のことではありません。アメリカ・テネシー州に暮らすラシェンダ・ウイリアムズさんは薬物依存症に苦しんだ末、職を失いホームレスになりました。そして彼女はスーパーマーケット『クローガー』の駐車場に停めた車の中で寝泊まりする生活を約1年間も送っていたのです。海外メディア『TODAY』によると、ラシェンダさんは日中はあちこちを移動しながら過ごし、夜になると安全な『クローガー』の駐車場に戻ってきて、周りの人に気付かれないようにシートを倒して眠っていたといいます。行き場を失ったホームレスの女性を救ったのは『CNN』によるとラシェンダさんは時々昼間に『クローガー』で食べ物を買うことがあり、『常連客』としてスタッフたちとも顔見知りだったのだとか。2019年冬、あるスタッフに彼女は「私、いつかここで働くわ」と話したのだそう。すると人事担当のジャッキー・ヴァンダルさんが「今度、従業員募集イベントがあるわよ」と教えてくれたのです。それを聞いたラシェンダさんは仕事に応募することを決意。イベント当日、緊張しながらジャッキーさんのもとを訪れます。そこでジャッキーさんはラシェンダさんの隣に座り、彼女がパソコンで応募書類を記入するのを手伝ってあげたのです。そして約2時間かけてやっとラシェンダさんが書類の記入を完了すると、ジャッキーさんは彼女にこういいました。「あなたを採用します!」その言葉を聞いたラシェンダさんはジャッキーさんを抱きしめて号泣しました。For nearly a year, Lashenda Williams slept in her car in a Kroger parking lot. Now, the same supermarket has welcomed her with a job and a fresh start.Posted by NBC Nightly News with Lester Holt on Monday, September 7, 2020For nearly a year, Lashenda Williams slept in her car in a Kroger parking lot. Now, the same supermarket has welcomed her with a job and a fresh start.Posted by NBC Nightly News with Lester Holt on Monday, September 7, 2020ジャッキーさんはラシェンダさんを採用した時、彼女がホームレスだとういうことは知りませんでしたが、「誠実な人で、苦労しているようだ」と感じたといいます。その数日後からラシェンダさんは『クローガー』でセルフレジの補助係として働き始めました。数か月後にはアパートを借りることができ、ホームレス生活から卒業。必要な家具だけでなく、通勤に着ていく洋服なども同僚の従業員や地域の人たちが寄付を募るなどして、そろえてくれたそうです。ラシェンダさんは『NBC Nightly News』の取材で涙を流しながらこう語っています。私は今、人生で初めて『愛』とは何か、『友情』とは何かを知りました。NBC Nightly News with Lester Holtーより引用(和訳)『NBC Nightly News』の動画には「おめでとう」「助け合いは素晴らしい」「誰でもセカンドチャンスが与えられるべき」などの声が寄せられています。『CNN』によると、ラシェンダさんは幼い頃から里親の家を転々とし、児童虐待にも遭っていたとのことです。そのような生活のせいで学習障がいがあり、現在も読み書きが苦手なのだそう。しかしジャッキーさんは彼女の真面目さや親しみやすい人柄、やる気を信じて採用したのです。人生を変えるために「仕事に応募する」という行動を起こしたラシェンダさんと、そんな彼女に再起のチャンスをあげたジャッキーさん。『あきらめなければいつか道は開ける』ということを身をもって証明したラシェンダさんのストーリーに多くの人が感動しました。[文・構成/grape編集部]
2020年09月28日俳優のダニエル・ラドクリフが、ニューヨークでホームレスだと間違われたそうだ。寒空の下、恋人エリン・ダークと共に飼い犬の散歩に出ていたダニエルだったが、ヒゲ面で何枚も重ね着した姿だったためホームレスだと思われ、見知らぬ人からお金を手渡されたのだという。英トーク番組『グレアム・ノートン・ショー』に出演した際、街中で気づかれるかと聞かれたダニエルは「とてもおかしな経験があるんだ」と話し出し、「最近ニューヨークで恋人と一緒にいたんだけど、彼女が店に入っている間、僕は飼い犬と一緒に外で待っていた。とても寒い日で、パーカーにフリース、その上にダボっとしたコートを着ていた。すごく寒かったから、犬を温めてあげようとひざまずいていたら、ある男が僕のことを見て、それから通り過ぎていったんだ。でもその人が戻って来て、僕に5ドル(約550円)を手渡して、『これでコーヒーでも買ってくれ』って言ったんだよ」とエピソードを披露。「もっと頻繁にヒゲをそらなきゃいけないね!」と話した。そんなダニエルは舞台『エンドゲーム』に出演予定だが、舞台に出演することでより良い俳優になっていると考えているそうだ。「より良くしてくれていると思う。大変だけど、自分は必ずしも編集者やプロデューサー達の製品ではないことが分かって自信につながるよ。自己流にできて、映画の外でも存在できるっていう自信にね。それに楽しいものだよ。映画の撮影も好きだけど、舞台では生の反応を得られるからね」と語った。(C)BANG Media International
2020年01月19日永遠の20歳!浜田ブリトニーが描く育児エッセイとは?「元ホームレスギャル漫画家」タレント・漫画家として活躍している浜田ブリトニーさん。波乱万丈の妊娠生活を経て、シングルマザーとして愛娘雫(しずく)ちゃんを生み育てた一年間を綴った育児エッセイ「ギャルベイビー」が2019年12月5日に小学館より発売されました。出産から月齢を追うごとに起こる日々のドタバタ育児までを楽しく描いたリアルな育児エッセイです。元ホームレスのギャル漫画家・浜田ブリトニーとは?2006年より漫画家としてデビューし、2008年以降はタレントとしても活躍している自称20歳(?)のギャル漫画家である浜田ブリトニーさん。未だにギャルメイクでド派手なイメージがある浜田ブリトニーさんですが、2018年4月に第一子となる娘「雫(しずく)ちゃん」を出産、漫画家として活躍しながらもシングルマザーとして子育てに奮闘しています。2019年3月には、雫ちゃんの実父でもあるお笑い芸人岩見透さんと結婚。現在は3人で仲睦まじく暮らしている姿をブログで公開しています。母子ともに成長する姿を描いたエッセイ漫画「ギャルベイビー」今回発売された書籍「ギャルベイビー」は、シングルマザーとして出産・子育てを行っていた浜田ブリトニーさんの0歳~1歳までのリアルな体験をつづったドタバタ育児エッセイ漫画です。新米ママならではの不安や悩み、失敗をもギャルならではのノリと勢いで乗り越え!母子ともに成長していく物語が展開されています。新米ママさんはもちろん、妊婦さんにもぜひ読んでいただきたい作品です。「マヂで?!」おむつが無い時のギャル的対策方法退院後、雫ちゃんと我が家へ帰宅。荷物持ちの元カレ(現夫・岩見透さん)も帰宅ししばしのお昼寝…。すると突然赤ちゃんの泣き声が!どうやらおむつが原因のようです。しかし、おむつが手元にないという絶望的状態。元カレも帰宅してしまい新生児から目を離すこともできません。ワンオペ育児の危機的状況です。そんな時にギャルママが応急処置で取り出したのは…?わずか3ヶ月の卒乳浜田ブリトニーさんはもともと母乳の出が少なかった事もあり、ミルクとの混合で育てていたために、わずか3ヶ月で卒乳宣言!周囲の意見にとらわれず、自分らしく育てるブリトニーさんの育児は、参考になる方も多いのではないでしょうか。同じく授乳が上手くいかずに悩んでいるママにはぜひ呼んでいただきたいシーンです。保活からの赤ちゃんルール在宅勤務の漫画家とはいえ赤ちゃん連れのお仕事は大変…。何も知らない状態からの保活、そして雫ちゃんの入園も失敗続き?リアルエッセイだからこその失敗談も描かれている点がギャルベイビーの見どころかもしれません。失敗だらけでも育児は楽しい!シングルマザーとしての右も左も分からない状態から育児を始めた浜田ブリトニーさん。さまざまな失敗や大変な思いをした中で、自分なりの育て方を確立させ、たくましく子育てをしています。その独自の育て方に不安に感じる場面もあるかもしれませんが、赤裸々に描かれたブリトニーさんなりの育児は、同じママとして勇気づけられる方も多いのではないでしょうか。子育てに悩んでいるママにも、これからの子育てに不安を感じている妊婦さんにも、「これでいいんだよ!」と教えてくれる、そんな面白エピソードが満載です。
2020年01月09日10月12日、生活困窮者の支援を行う団体「一般社団法人あじいる」は、台風で避難してきたホームレスを台東区の避難所が受け入れ拒否したとブログで発表した。この問題について、お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔(38)がTwitterで持論を展開。ネットで反響を呼んでいる。「一般社団法人あじいる」によると団体は12日に上野駅周辺へ行き、ホームレスたちに台東区の自主避難場所の一つである忍岡小学校に避難するよう勧めた。しかしホームレスの一人が、「行ったが、受け入れを断られた」と話したという。団体が小学校に行き、区の職員に確認。すると「住所のない人は利用させないようにとの命令を受けている」と答えたという。そこで台東区長が本部長を担う台東区災害対策本部に問い合わせると、「台東区として、ホームレスの避難所利用は断るという決定がなされている」と返答があったという。この問題について、ネット上では賛否両論が巻き起こっている。なかには≪まともに税金を納めていない人がなんで助けてもらえると思ってるの?≫という厳しい意見も見られた。村本はそのような意見に対し≪ホームレスを区が受け入れられないのは税金を払っていないからというツイートをみた。おれは高い税金を払ってる。それは税金を払えない人の分も負担させてもらってる。だから社会ってのは税金を払ってない人もいていい場所。税金は払える人が払えばいい。社会は誰であっても1人も見捨ててはいけない≫とツイート。このツイートは13日18時時点で5.8万いいねされており、リプライには≪よく言ってくれました!!≫≪初めて村本氏に同意≫≪ノブリス・オブリージュそのものだね。格好いい≫≪彼らも消費税という名の税金を納めて生活をしています。社会の仕組みに組み込むのではなくその人それぞれの権利を大事に≫≪ウーマン、そのとおりだよ!(略)「お互いさま」が税金の役割のひとつ≫など、称賛の声が相次いでいる。
2019年10月13日一昨年、ガソリン切れで立ち往生していた女性に、ホームレスの男性が所持金の20ドルを差し出したという心温まる美談が話題となった。助けられたケイト・マックルー(28)は、ボーイフレンドのマーク・ダミーコ(39)と共にクラウドファンディングサイト「GoFundMe」でホームレスへの支援金を募り、結果40万ドル(約4,466万円)を超える寄付があった。その後、事態は思わぬ方向に。ABC NEWSがその全容を報じている。昨年8月、この物語の主役の一人であるホームレス、ジョニー・ボビット(36)が、自分のために集まった寄付金を私的に使い込んだとマックルーとダミーコを訴えた。カップル側も、「渡した25,000ドルを2週間で使い切ったため残りは預かっている」と主張し、全面対決の姿勢を見せていたが、11月には3人揃って寄付金詐欺の疑いで逮捕されてしまった。検察の捜査で、マックルーが友人に「ジョニーってホームレスがいるのは本当だけど、全部作り話なの」という内容のメールを送ったことがわかっている。3人は元々フィラデルフィアのカジノで顔見知りとなり、金を手っ取り早く手に入れるために手を組んだ。ホームレスがなけなしの20ドルを差し出したという美談そのものが、寄付金をだまし取るためのでっち上げだったのだ。労せずして集まった40万ドルで、マックルーとダミーコはBMWを買い、ラスベガスへ新年旅行に出かけてディズニーランドで豪遊し、ブランドもののバッグなども買いあさっていたという。GoFundMeは寄付金全額を出資者に払い戻している。3人は第2級詐欺および窃盗で連邦裁判所に起訴され、米国時間6日にマックルーとボビットに有罪判決が下された。量刑は6月19日に宣告されるが、ABCニュースによると、マックルーは最高で禁固20年と罰金25万ドルが、ボビットはマネーロンダリングの罪で最高10年の禁固刑が課される可能性があるという。ダミーコの判決は後日下される。
2019年03月07日昨年、ガソリン切れで困っていた女性に全所持金の20ドルをはたいてガソリンを買い与えたホームレス男性が話題となった。この男性はドラッグ依存症が原因で路上生活を余儀なくされていたジョニー・ボビットという元軍人。ボビットに助けられたケイト・マックルーはボーイフレンドのマーク・ダミーコと共に、彼の再起の資金としてクラウドファンディングサイトで寄付を募り、40万ドルという善意が寄せられた。この“美談”に、残念な後日談が加わってしまったようだ。マックルーとダミーコが、集まった40万ドル(約4,460万円)を私的に使い込んだとして、ボビットが2人を訴えたというのだ。2人は寄付金の半分をボビットの家を買うために使い、残りは彼がドラッグ依存症を克服するまで預かっていると主張しているという。NJ.comによると、訴状には「被告人は、ボビットのために集まった金額の半分以上を既に使い込み、この寄付金は今も不当に浪費され続けている」とある。ボビットの代理人を務める弁護士のクリストファー・C・ファロンはダミーコに対し、複数回に渡り寄付金の入った口座を譲渡するよう要求したが聞き入れられなかったため、訴訟に踏み切ったという。「彼らはボビットの金を、余裕のなかった自分たちの暮らしを潤すために利用しようと企んだのです。被告は、ボビットの寄付金を自分たちの個人的な口座に入れ、ボビットが預金にアクセスできないようにしました」という原告側の主張に対し、マックルーとダミーコはこれを否定。寄付金を渡さないのは、あくまでもボビットがクスリを買うことを防ぐ策だとし、ボビット本人と寄付者の利益を守るためだと言い張っているという。「ボビットは以前、2週間で2万5千ドルを使い切ったんです。全額渡したら、また同じことになる。そんなことになるくらいなら、彼のために金なんか燃やしてしまいますよ」とダミーコは地元紙Phillly.comの取材に語っている。また、ダミーコとマックルーは、ボビットから殺害予告ともとれる脅迫を受けているともコメントしている。
2018年08月30日財政破綻によって42人に1人がホームレスという、アメリカ南東部に位置するデトロイト市。今ではアメリカで一番治安が悪いと言われ、街中に家を失った人が悲しみとともに溢れかえっている。そんな彼らの力になるため行動したのは、一人の女子大生だ。しかし彼女に待ち受けていたのはホームレスからの“思わぬお叱り”であった…。「ホームレスの存在感」は、コートが示すそれからというもの、ベロニカはコートを作ってはホームレスたちに無償で渡し続けていた。当然、多くのホームレスが感謝を示し、ベロニカ自身も心地よく感じていただろう。しかし、本当の意味で彼らを救うことはできていなかったのだと気づく時がくる。ある日のこと、ベロニカはいつものように出来上がったコートをホームレスたちの元へと届けた。すると一人の女性ホームレスが、怒りの表情を浮かべてベロニカにこう言った。あなたは自分がやっていることについてどう思うの?これは全く意味のないことよ。私たちにコートは必要ない。必要なのは“仕事”なの(引用元:HUFFPOST)この時、ベロニカはハッとした。自分の善意はもしかしたら自己満足であったのかもしれない。これをきっかけに彼女は“コートを作ること”ではなく、“コートを作る会社を作ること”にシフトチェンジ。大学卒業後にNPO活動団体『The Empowerment Plan』を組織し、ホームレスを雇ってコート作り事業を開始した。「ホームレス」という言葉は定義づけられない雇用主として大切なことは、社員が会社の利益ではなく社会のために必要だと示すことなんです(引用元:CNN)そうベロニカは語る。最初にコートを配っていた時には「身なりを整えることでホームレスたちに誇りを持って欲しい」と思っていたそうだが、実際に彼らが誇りを持ち始めたのは仕事を手にしてからであった。ホームレスの人たちは、自分自身に誇りを持つために独立を望んでいるんです。彼らは自分の幸せのために誰かに頼らざるをえないという状況は、決して望んでいません(引用元:HUFFPOST)人が生き生きと生活するために必要なものは、お金や名誉ではなく社会に必要とされることなのだ。これはホームレスだけではなく、人間だれにでも言えることであろう。もしあなたが今の仕事にどこか物足りなさを感じているのであれば、お金の他に「社会との繋がり」という視点で仕事を捉えてみるといいだろう。きっと何か新しい気づきが生まれるはずだ。***The Empowerment Plan
2017年10月06日炊き出し、ハローワーク、年末年越し村、生活保護…。ホームレスとは、日本の特別措置法によると「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」のことである。(参照元:ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法)彼らへの支援の数々を、あなたは耳にしたことがあるかもしれない。そのイメージとは一体どんなものだろうか。アメリカ・ボストンで大学生によって営まれている、とある“ホームレス支援”のやり方はあなたの固定概念を打ち破るかもしれない。学生だからこそ、同じ目線から考えられる施設の構想をも大学生が行っていることから若者視点での工夫が多く見られる。例えば壁紙はパステルカラーの黄色で、部屋がとても明るい雰囲気に包まれている。さらに、「一人一人の顔は見えるが、プライバシーは侵害されない」という適度な距離感のベッドがあり、居心地の良い環境を提供している。施設の中はとても明るい雰囲気に設計されていて、最近増えているモダンなシェアホテルや大学の学生寮を想像させる。ポートランドにあるシスターズ・オン・ザ・ロードでは、手作りのランチを$1.5で提供している。このレストランで掃除や皿洗いなどの労働を行うと、その対価として食事を得られるスタンプを得ることができる。利用者の多くはホームレスの人々だが、彼らがこのレストランに来る理由は価格の他に、ある理由があるという。(このレストランの)特徴的なのが、食事が無料ではない点だ。サンディとジェニーが話を聞いてみると、ホームレスたちは単に食事を求めてはいるのではなく、働く場、貢献できる場、そして役に立つ人として扱われることを何よりも望んでいたそうだ。タダで配給してもらうことはもちろんありがたいが、長時間、寒い中立って待たされたり、食事に困るほど貧しいことや何らかの依存症があることを証明するために質問攻めにされたりする毎日は惨めだ。お腹は膨れるが、人とのつながりも生まれないし、気持ちは満たされないままつまり、このレストランにくるホームレスたちは、自分が誰かの役に立ったり貢献ができるという、“社会的な意義”を求めてこの場にやってくるのだ。“社会的な意義”とは、つまるところ、「人間らしく振る舞う」という行為だと思う。Y2Yが空間作りを工夫することによって実現する“居心地の良い空間”とは、「人間らしい」空間のことなのではないだろうか。「人が人として、社会の関わりの中で生きていく」ことが当たり前になるという状況づくりは、忘れがちだが意外ととても大切なことなのかもしれない。ひいては、ホームレスの人だけでなく、家を持ち家庭のある人だったとしても、この「人間らしさ」を忘れては、「人間としての自立」ができていないということだ。これは、一部の誰かだけに当てはまることではなく、多くの現代人に当てるメッセージである。***Y2Y
2017年09月23日俳優・桐山漣が、現在カンテレ・フジテレビ系にて放送中のドラマ「僕たちがやりました」に出演することが決定。桐山さんは、原作でも登場するホームレスのゲイ、ヤング役として8月8日(火)放送の第4話から登場する。窪田正孝演じる高校生のトビオたちが、イタズラ心で仕掛けた不良への復讐計画が思わぬ大事件に発展したことで、初めて生きることに必死になり右往左往しながらも成長していく様を、ハラハラドキドキの展開で描く“青春逃亡サスペンス”「僕たちがやりました」。桐山さんが出演する第4話は、今宵(川栄李奈)のアパートに伊佐美(間宮祥太朗)と身を隠すも、市橋(新田真剣佑)と仲間たちに捕まってしまったトビオ。爆破事件で負った大ケガがもとで体の自由を奪われた市橋はその恨みを晴らすため、仲間にトビオを襲わせようとするが、トビオは隙を突いて逃げ出す。そんな中、蓮子(永野芽郁)からの「いまから会えない?」というメッセージに気付くトビオ。菜摘(水川あさみ)の話をヒントにつかんだ矢波高の教師・熊野(森田甘路)こそが爆破の真犯人だという疑惑を蓮子に全て話そうと、指定された待ち合わせ場所に向かうが、そこには刑事の飯室(三浦翔平)と話す蓮子の姿が…。同じ頃、トビオの金を奪って姿を消したマル(葉山奨之)は熱海に逃れていた。大金を手にしたのをいいことに夜の街で豪遊するマルは、店で知り合った女性に入れあげ、湯水のように金を使っていた。また事件の直後から行方をくらましているトビオ、伊佐美、マルを刑事の飯室は共犯者だと確信し、パイセン(今野浩喜)への追及を強めていた。そんな中、弁護士の西塚智広(板尾創路)がパイセンのもとに現れる。一方、はぐれていた伊佐美と再会したトビオは、熊野への疑惑を話す。自分たちの無実を証明するためには、熊野の犯行の証拠をつかむしかない、と息巻く2人は、留守を狙って熊野の家に侵入。そこで、とんでもないものを見つけて!?というストーリー。「仮面ライダーW」『曇天に笑う』などに出演する桐山さん。今回桐山さん演じるヤングは、路地裏でドン底に落ちたトビオと出会い、新たな生き方を教える、新・パイセン的存在にあたる重要な役どころ。出演を聞いた桐山さんは、「ホームレス役も、ゲイ役も初めてです。恋愛対象は男性ではないですが、役柄の個性のハードさに、“本当に自分に?”と耳を疑いました」と話しているように、ヤング役はかなり難度の高い設定。しかし、「原作を読ませていただき、これだけおもしろく個性派な役と出逢えたことに魂が揺さぶられる感覚で、撮影が楽しみでなりませんでした」と桐山さん。初共演となった窪田さんについては、「窪田さんのパンツを後ろから脱がすカットは、何度も何度も撮りました。もうお尻の形を当てられるくらい(笑)初対面なので会う前は勝手にクールなイメージであったのですが、気さくで快く接してくださり感謝しています」とエピソードを披露した。また撮影現場では、メイクを終えた桐山さんが登場すると、再現度の高さから窪田さんやスタッフからも「おぉ~!」との声が。「ヤングさんは(台本を)読んでいて抵抗なくすんなりと体に染み込んできました」と話す通り違和感なくヤング役を演じきった桐山さん。原作にも出てくるトビオとヤングのやり取りが、どんな展開を見せるのか?「僕たちがやりました」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年08月01日2017年の8月で国が、「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法(以下、ホームレス自立支援法と称する)」を解消しようとしていることをご存知だろうか?この法律は、自立を望むホームレスに職探しや医療、住居の確保などのサポートを与えることを目的としているが、15年間の時限立法で2017年8月に期限を迎えてしまうのだ。(参照元:大阪市立大学都市研究プラザ)▶︎この法律について詳しくはこちらから。
2017年04月11日1月31日に放映されたあるテレビ番組が、ホームレスの男性を「化け物」と表現していたり、やらせを頼むことでホームレスの方々への偏見を助長しかねない内容になっていると指摘がされ、これが話題になっています。この番組が放映された直後、ホームレスの方々が居住するテントに向け、投石がされたり、野火が相次いでいるようであり、一部の方々は実害も被っているようですが、このような番組を放映することに問題はないのか、解説していきたいと思います。*画像はイメージです:■法的に問題にすることは難しいあるホームレスの男性を「化け物」などと表現することは、一般的に言ってその男性の名誉や名誉感情を侵害するものと言い得ます。そのため、本人がこのような表現をされることを承諾していたという事情がないのであれば、これらについての責任を追及することは可能でしょう。しかし、男性は「やらせ」に協力していたという情報もあるところであり、その前提があるとすると、「化け物」といった表現をされることを承諾していたとみる余地もあります。そのため、責任追及をするとしても、そう簡単ではないかなという印象があります。また、この放送により実害を被っている人もいるということですが、あくまで放送はきっかけであり投石や火を付けるなどの行動を煽っているわけでもないと思われます。そのため、番組をきっかけに行動する者がいるとしても、それを理由に番組・テレビ局の法的責任を追及するということは困難でしょう。 ■倫理的な問題は別途あるもっとも、法的責任の追及が難しいとしても、倫理的な問題は別途あります。倫理的な問題の自主規制のために、放送倫理・番組向上機構(BPO)が存在しています。やらせの問題やヘイト感情を煽るような内容は、BPOで問題とされる可能性があります。 *著者:弁護士 清水陽平(法律事務所アルシエン。インターネット上でされる誹謗中傷への対策、炎上対策のほか、名誉・プライバシー関連訴訟などに対応。)【画像】イメージです*ThefotosoloNo1 / PIXTA(ピクスタ)
2017年03月01日ホームレスの家と聞いてどんなものが思い浮かべるだろうか。日本なら“汚れた”新聞紙や段ボール、レジャーシートで構成された仮設シェルターではないか?そんな「汚いイメージ」がつきまとうホームレスの家を、クリエイティブなデザインで覆した建築家がロサンゼルスに存在する。彼女の名はティナ・ホセイピアン。意外にもその家のデザインのヒントは、日本の伝統的な造形文化「おりがみ」だ。(Photo by Cardborigami)「おりがみ・インスパイア」のホームレス・シェルターティナがデザインしたおりがみにインスパイアされた段ボール製のホームレスの家がこちら。(Photo by Cardborigami)段ボール(カードボード)製のおりがみという意味を込め、「カーボーリガミ」と名付けられたこのシェルター。一時的な住まいなのにも関わらず、現代アートのような先駆的なデザインで、自分で色を塗ったり絵を描いたりカスタマイズすることもできるのだ。カーボーリガミを見ていると、ホームレスになることは「クリエイティブな生き方」の一つだと思わされるくらいだ。カーボーリガミは、家を持てない人たちに安全でプライベートな寝所を確保するだけでなく、おりがみのようにすぐ折りたたんだり、広げることもできるようになっているのが特徴で、これを寝所の必要な人に渡すだけで済むという。天候の関係などで移動せざるをえないときに便利なのだ。段ボール製であるカーボーリガミだが、ビニール製のテントと比べて風の影響を受けにくく形を保ちやすい構造となっており、ホームレスに配布されるものには水や火に強い加工が施されている。そして段ボール素材からは毒素が発生しないため、いらなくなればリサイクルも可能。(参照元:Women in the World, NEW ATLAS)ホームレスの仮の住まいの一部として思い浮かべられる段ボールは、実際にシェルターとして使いやすい素材だったのだ。(Photo by Cardborigami)(Photo by Cardborigami)一時的な支援では終わらない「カーボーリガミ」ホームレスの人々に一時的な住まい「カーボーリガミ」を提供することはこのプロジェクトの入り口に過ぎないとティナは語る。彼女たちはホームレスの人々に永久的な住まいに移り住むことや、仕事につくことまでも支援しているのだ。そのなかでも特に力を入れているのが若者に向けた支援活動。例えば、ホームレス状態にあるセクシャルマイノリティの若者を対象にカーボーリガミの有給の短期インターンシップ生を募集し、就業経験の機会を提供している。また、ホームレスだけではなく、2015年のネパール地震など世界で自然災害で家を失った人々に向け、シェルターをはじめ、ワイヤレスネットワークや衣類、学用品の配布も行なっている。このような支援が可能な背景には、トヨタ自動車やオーガニックスーパーのホールフーズマーケットなどの企業や一般の人々からの募金による協力もある。(参照元:Women in the World, Cardborigami)※動画が見られない方はこちら(Photo by Cardborigami )デザインがホームレスを救う日本では2016年に人口約1億3000万人に対して約6,200人、(参照元:総務省統計局, 厚生労働省)アメリカはさらに深刻で2015年に人口約3億2000万人に対し、約565,000人(参照元:US News, National Aliance to END HOMELESSNESS)がホームレス状態にあったのだ。特にティナの生まれ育ったロサンゼルスは、全米でもホームレスの数が多く、彼女がカーボーリガミのプロジェクトを始めたきっかけにもなっているほど。人はどうしてホームレスになってしまうのだろうか。日本を例にすれば、そのパターンは大きくわけて2つあり、何らかの理由で失業して家賃が払えなくなり頼れるところがなかったパターンと、障がいや虐待、いじめなどの問題を抱えながら家族などのもとで暮らしていたが何らかの理由で家をなくしてしまったパターンがある。(参照元:TENOHASHI)なかには「ホームレスは文化だ」と考え、自分で選んでホームレスになったアーティストの小川てつオのような人も存在する(参照元:ホームレス文化)が、多くのホームレスは他の選択肢がなかったためにホームレス生活を送らざるをえなくなっている。また、さらに大きい問題は世間からの根強い「偏見」の眼差しだ。「汚い」や「怠けている」などの否定的なイメージが一般的にあるが、想像がつくように路上では体を清潔にする環境が整っていない。そして怠けているというイメージに関しては、日本のホームレスの7割が何らかの仕事をしていることから、私たちが実情を知らないだけなのだ。(参照元:NPO法人Homedoor)クールなデザインを施されたカーボーリガミが、生活保護や就業支援と異なる「偏見」という難題を払拭し、ホームレスが生きやすい社会を切り開いてくれることに期待したい。(Photo by Cardborigami)—————Text by Shiori KirigayaーBe inspired!
2017年01月31日ニューヨークで公開後、大きな反響を呼んだドキュメンタリー映画『ホームレス ニューヨークと寝た男』が17年1月28日より、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国で順次公開される。同作の主人公は、ファッションモデル兼フォトグラファーとして活動するマーク・レイ、52歳。ブランド物の高級スーツを着こなし、ハンサムでチャーミングなルックスは女性からもモテる。誰もが羨む“勝ち組”に見える彼だが、実はもう6年近くもホームレス生活を送っているという。彼の家は、ニューヨーク・マンハッタンのペントハウスならぬ、雑居ビル街のアパートの“屋上”。厳しい競争社会で、家族や恋人を持たず、生き残るために必死で「ホームレス・スタイル」を編み出したという。同作は、そんな彼の「家を持たない=住居費を使わない」ライフスタイルに3年間密着したドキュメンタリー映画となっている。監督は、自らもファッションモデルであり、マークの友人でもあるオーストラリア出身のトーマス・ヴィルテンゾーン。ファッションモデルとして活動する傍ら、ピエール・カルダン、ニューヨーク・シティ・バレエ、フェイスブックなどといった企業のプロモーション動画やスチル撮影も手掛けている。マークから突然ホームレス生活を告白された彼は、驚くとともに、ファッション業界の裏事情や新しいライフスタイルの象徴としてマークのドキュメンタリーを作ろうと決意。同作が、企画、共同制作、監督、撮影、共同編集を務めた初の長編となる。音楽を手掛けるのは、俳優・映画監督のクリント・イーストウッドを父に持つ、カイル・イーストウッド。これまでに『グラン・トリノ』など父の8作品に楽曲を提供し、6枚のソロアルバムもリリースしたカイルが、作品全体に美しくスタイリッシュな色彩を与えた。
2016年11月08日(Photo by Campaign Brief Australia)「ホームレスはスマホなんて持っていない」 そんなふうに思っていないだろうか? 実は多くの人が想像するであろう公園で野宿しているホームレスは少ないし、スマートフォンを持っているホームレスが多く存在するのだ。 そんななか、世界ではホームレス向けのアプリが次々と開発されている。 「ホームレス」という言葉を聞いて、どのような人々を思い浮かべるだろうか? 「ぼろぼろの服を着て野宿している年老いた男性」? しかし、そんなホームレスはごく一部にしかすぎず、多くの「ホームレス」は服装では見分けがつかない。 多くの人が想像するホームレスとは程遠い綺麗なスーツを身につけているホームレスの人たちもいるのだ。 スマートフォンを持っているホームレスも多くおり、その背景には若者のホームレスの増加があるという。 スマートフォンを所持していれば、カフェや駅にある無料のWi-Fiを使えばインターネットを利用できるのだ。 この記事では、ホームレス問題に取り組むスマートフォンアプリを3つ紹介する。 「ホームレスを助けたい人」×「困っているホームレス」アプリ(WeCount)※動画が見られない方はこちら。 アメリカのシアトルで始動したウィーカウントは、ホームレスを助けたい人とホームレスをつなぐ役割を果たしているアプリだ。 制作者の調査によると、アメリカでホームレス状態にある人の9割がスマートフォンやPCを使ってインターネットにアクセスできることがわかっている。 アプリは当事者やホームレス問題に取り組んでいる人たちへの聞き取り調査を通して作られており、特にリクエストの多いタンポンからテントまで200点のアイテムがリスト化されている。 登録者はアプリを操作して一度に5つのアイテムを指定の場所で受け取ることができるのだ。 自宅に余ったものがあって、必要としている人にあげたいけれどどうしたらいいかわからない人と、生活必需品がなく困っているホームレスの人をスムーズにつなげ、人々が協力しあうコミュニティを作っていく役割をこのアプリは果たしている。 人気デートアプリが挑戦した「ホームレス」キャンペーン(Happn)(Photo by Behance)<マイケル(19歳・無職) あなたは、この人のところを5回通っています> ホームレスの人たちの多くがスマートフォンを利用していることを考えれば、ホームレス状態にある人もデートアプリが使えるということがおわかりだろう。 だが、ハプンという世界的なデートアプリのオーストラリア版はホームレスの問題が身近にあることを気づかせるキャンペーンを行なったのだ。 ハプンは、道ですれ違った人のプロフィールを見て“いいね”をつけ合うことでメッセージのやり取りが始められる仕組みのアプリ。 キャンペーンでは、アプリの利用者がホームレスの人が寝泊まりしていた場所を通ると、そこを使っていたホームレスの人のプロフィールが他の利用者のプロフィールと同じように表示される。(Photo by Campaign Brief Australia)<あなたは今ホームレスのそばを通りました> プロフィールに使われている写真はホームレスの人本人のもので、いわゆるホームレス像とは異なる見かけの人たちが多いことにも気づくことができる。 アプリの利用者は、すれ違いざまに起きるかもしれない偶然の出会いに胸を踊らせながらも、すぐそばにある「現実」と頻繁に向き合うことになるのだ。 ホームレス向けAirbnb?部屋探しアプリ(Besoin de toi )(Photo by LE FIGARO)日本でも普及してきた、空き部屋を貸し出すサービスAirbnb。 家に空き部屋がある人と契約を結び、住むところのない人に一晩か二晩寝る場所を無料で貸し出すという“ホームレス向けAirbnbのようなアプリ”がもうすぐフランスで誕生する。 Airbnbのサービスと同じで、ホストと泊まる人のレビューを書くこともできるという。 ホストは、ベッドやその他の必要なものを貸し、話し相手になったり必要があれば書類の記入を手伝ったりすることでホームレス状態の人を手助けすることができるのだ。 「スマートフォンアプリ」という仲介者(Photo by Brad Hammonds)ホームレスの人が道行く人に直接泊めてもらえるか聞いたり、生活必需品をわけてもらえないか聞いたりするのは気が引けるだろう。 その反対に、ホームレス状態にある人を助けたい気持ちがあっても、どうやって声をかけたらいいかがわからない人も多いだろうと考えられる。 アメリカやオーストラリア、フランスといった日本と比べて直接的なコミュニケーションを好む傾向のある国でも、ホームレスとのコミュニケーションをはかるのは簡単ではなく、戸惑ってしまうことのようだ。 アプリを使ったやり取りは、手軽で冷たいようにも思えるが、それを通して温かみのある対応ができるなら、「アプリ」の果たす役割や可能性は大きいのではないだろうか。 via. Konbini, ABC News, Huffington Post, TakePart, WSJ日本版, BLOGOS, Teen Vogue, Campaign Brief Australia, Global Dating Insights, Behance この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“ホームレスを救う?「1ドルピザ」を寄付できるピザ屋さん、アメリカで登場。” アメリカ、フィラデルフィアにあるピザ屋「ローサ」。店内に入るとカラフルな付箋が壁中に貼られていることに気付く。決してイカした内装とは言えないかもしれないが、実は... ーBe inspired!
2016年10月27日(Photo by Ignat Gorazd)東京都心部の緑豊かな公園。 平日はサラリーマンの憩いの場、休日はカップルやファミリーで賑わうスポットに、不思議なカフェがある。 緑の地を進むと、現れたのはブルーシートで作られたテントと簡易的な椅子。 机の上にはたくさんの食べ物やお茶が並べられている。まるで宴会のようだ。 お客さんはスーツのお父さんや外国人、身なりのきちんとした女性、お年寄りなど。 そして、経営者は公園在住の2人のホームレスだ。 公式ホームページのないカフェ「エノアール」(Photo by 新宿区ダンボール絵画研究会)東京都内の各公園には、ホームレスの人々が暮らしている一画、通称「テント村」がある。 2003年、自ら率先してこのテント村の住人になった2人のアーティストがいた。 小川てつオといちむらみさこである。 彼らは社会から隔絶され排除されるホームレスの新しい可能性を見出すため「エノアール」という物々交換カフェを始めた。 店舗はない。 あるのはブルーシートのテントと公園の敷地だけ。 公式ホームページもなければ、メディアで大きく取材を受けることもしていない。 明確なメニューもないが、お茶や食べ物などは豊富に揃っているらしい。 そして、エノアールには金銭でやり取りをするという常識もない。 ここは、「物々交換」で成り立つカフェなのだ。 お茶が飲みたければ、お金以外の「お茶に見合う何か」を差し出すことが、このカフェのルールだ。 公式ホームページがないため、エノアールの主な情報はカフェを訪れた人々が発信源だ。 「今日たまたま公園を歩いていたら、ついにエノアールを見つけたので行ってみた!」という人もいる。 まるで幻のカフェである。 客層は老若男女問わず、職業も国籍も問わない。 興味本位で訪れる観光客もいるし、公園生活を熟知している玄人が集まる日もある。 支援団体や思想家が訪れることもあるので、いつも穏やかなわけではないらしい。 自治体の整備の影響で、移転を余儀なくされたこともあるのだとか。 しかし、2016年現在まで「エノアール」は確かに存在していることが、ツイッターやブログの情報から確認できる。 そして、このカフェではおそらく世界で最も自然に「市民とホームレスの交流」が行われている場所ではないだろうか。 ホームレスは新しい文化の担い手(Photo by Ciro Cattuto)エノアール運営者の小川氏のブログには、ホームレスの小屋づくりや生活のポイントなど、ホームレスお役立ち情報が綴られている。 おそらく、ホームレスによるホームレスのためのメディアは、後にも先にも小川氏のブログだけではないだろうか。 そして、彼が書いた記事の中には、ホームレスに対するステレオタイプを打ち崩すメッセージがたくさん散りばめられている。 “ぼくが公園でホームレス生活を始めた最大の理由は、ここから新しい文化が生まれるかもしれない、と思ったからです。 驚く人も呆れる人もいるでしょうが、そうとしか言えません。 外からみていて、ホームレスの人たちには、自由に使える時間がたくさんあり、コミュニケーションがさかんであり(助けあっている)、また様々な人がいる、と思っていて、そういうところから(差別されているということも付け加えることもできます)、文化が生まれてくるはずだ、と思って、そして暮らすことにしたのです。 だから、ぼくの立場からいうと、ホームレスをなくせばいい、という風には思わず、むしろ若い人は家賃を払うために賃労働をせずにホームレスになったらどうか、と提言したいほどです。 (もちろん、そんな簡単に言えることではないのですが)。”出展:小川てつオのブログ「ホームレス文化」 彼は、ホームレスは保護されるべき弱い対象でも、蔑まれて排除されるべき対象でもなく、新しい文化を作り出す者だと主張する。 実際、彼のテントの周りでは、様々な性別、国籍、経歴の人同士が集い、金銭の概念を排除した世界だからこそ芽生える心の繋がりがあるようだ。 家のない者は“憂さ晴らし”の的(Photo by PRODarcy Moore)現在、日本にはおよそ8000人のホームレスが存在していることが厚生労働省の調査で明らかになった。 「家のない者は卑しい」「ホームレスは危険」という価値観は、国内外問わず、古来から存在する。 夜間に公園や河川敷で寝ているホームレスを狙った凶悪な犯罪はなくならない。 今年の5月には大阪府で、ホームレスの布団に火をつける事件が相次ぎ、30代の男が逮捕された。 ホームレスをターゲットにして暴力を振るう者の多くは、その動機を「憂さ晴らし」もしくは「目障りだったから」と語る。 家のない者、所得のない者、仕事のない者は、時に人権まで持っていないかのように扱われる。 暴力を振るわなくても、路上にホームレスが寝ていれば見て見ぬふりをする人が大半だ。 まるで社会において彼らは「いない」もののようだ。 そんなホームレスたちを可視化し、彼ら独自の生き様に可能性を見出したのが小川氏だった。 広がるホームレスの輪(Photo by Bさん)エノアールではこれまでに、様々な催しが行われてきたようだ。 小川氏たちの取り組みを映像に残したドキュメンタリー作品が上映されたり、なんと滋賀県にて出張エノアールが開催されたという情報も入手した。 そしてカフェでは週に一度、「絵を描く会」が開催されている。 カフェを訪れた人が、自由に絵を描くことができる催しだ。 公園に落ちている枝も画材の一つになるのだとか。 そして、描かれた絵は公園の木々に飾られ、店内のインテリアになるそうだ。 これがカフェの名前の由来「絵のあるカフェ=エノアール」だ。 もしも公園でブルーシートのカフェに出会えた時は、「見て見ぬふり」をせずにカフェを訪れてみたいものだ。 お金の代わりに何を持っていこうか考えるだけで、ちょっとわくわくする。 via. 小川てつオ, エノアール, 放浪乙女えくすとら, 喜八ログ, 幻想第一, NAVERまとめ この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“『カフェアート』が仕掛ける「100人の英国ホームレス・カメラマン」?” マニラ、ニューヨーク、ロサンゼルス。見慣れない並びだが、これら3都市の共通点。それは「ホームレスが多い」ということだ。「都市とホームレス」。... ーBe inspired!
2016年07月13日“2時間ドラマの帝王”船越英一郎が、5月公開の映画『ヒーローマニア-生活-』でホームレス役を演じることが明らかになり、このほど、共演する東出昌大が思わず後ずさりしたという衝撃のビジュアル写真が公開になった。その他の画像本作は、福満しげゆきのコミック『生活(完全版)』を東出、窪田正孝、小松菜奈、片岡鶴太郎、山崎静代らで実写化するもの。うだつの上がらないフリーターの中津が、驚異的な身体能力を誇るニート、情報収集能力抜群の高校生、定年間近のサラリーマンと出会い、町を守る自警団を結成するも、予想外の展開に巻き込まれていく様を描く。船越は、在京民放5局の2時間ドラマ全てに主演作品がある唯一の俳優と言われ、その出演回数の多さから“サスペンスドラマの帝王”などの異名を持つが、今回の役どころは「自分のキャリアの中でも多くはないタイプの役柄」といい、「僕自身も新しいチャレンジが出来るのではという高揚感と期待感があります」とコメント。劇中では、ぼさぼさの髪に真っ黒な顔でほほ笑み、特徴のある口調で話すなど、存在すべてが怪しげで近寄りがたい、独特な雰囲気を醸し出しているといい、ある出来事をきっかけにフリーターの中津(東出)と出会うも、その不気味さに彼は逃げるようにその場を離れてしまうのだという。『ヒーローマニア-生活-』について船越は「『こんな可能性が日本の映画にあったんだ!』とみなさんに感じてもらいたい、そんな作品になってほしい、いやなっていると確信しています」とコメントを寄せている。『ヒーローマニア-生活-』5月7日(土) 全国ロードショー
2016年02月12日