赤ちゃんのおむつ替えの回数がこんなに多いと思わなかった! 赤ちゃんのお世話をするにつれ、こんな感想を抱く人は多いのではないでしょうか? おむつ替えといっても、おしりふきで拭いて、おむつを新しいものに替えて、汚れたおむつは処分して…と、けっこう手間がかかるものです。さらに、家計的にもおむつ代がかさみ、出産前に予想していた以上に大きな出費となっているという方も多いのではないでしょうか。しかしパンパースなら、おむつを使えば使うほどお得になる仕組みがあるんです! それが、「すくすくギフトポイントプログラム」です。■パンパースはポイントが貯まる!「すくすくギフトポイントプログラム」パンパースの商品には、QRコードと英数字コードが書かれたシールが貼ってあるのにお気づきでしょうか? このシールに書かれているコードを登録することでポイントが貯まります。この貯まったポイントに応じて子育てに役立つグッズやおもちゃ、クーポンやテーマパークのチケットなどに交換できるお得なプログラムなんです。■ポイントを貯める方法3ステップポイントは簡単に貯めることができます!会員登録&専用アプリをダウンロードポイントを貯めるには、まず会員登録が必要です。パンパースのウェブサイトか、もしくは専用アプリをダウンロードした後に名前やメールアドレスなどの登録に必要な情報を入力してアカウントを作ります。アプリはiOS、Androidの両方にあり、無料でダウンロードできますよ。パッケージの内側にあるシールを探すパッケージの内側に貼ってあるQRコードと英数字コードが書かれたシールを探してみてください。初めて探すときはわかりにくいかもしれませんが、パッケージの持ち手の裏あたりにあります。QRコードをアプリで読み取るだけ! 直接入力もOKポイントの登録はアプリが簡単でおすすめです。シールに書かれたQRコードをアプリ内のカメラ機能で読み取るだけでポイントの登録が完了しちゃうんです!そのほか、パンパースのサイト上部「すくすくギフトポイントプログラム」にある「コードの入力」ページから、英数字コードを直接入力しても登録できるので、スマートフォンを持っていない場合でも、しっかりポイントを貯めることができます。■ポイントはどれくらい貯まるの? 対象商品別ポイント一覧と試算▼商品によってもらえるポイントは異なる!対象商品は、「肌へのいちばん」「さらさらケア」(それぞれテープタイプ、パンツタイプ)、「卒業パンツ」です。またパッケージサイズには、「肌へのいちばん」「さらさらケア」それぞれに、スーパージャンボ、ウルトラジャンボがあります。商品とパッケージサイズによってポイントが異なります。なお、市販品のおしりふきや新生児用小さめおむつにはポイントシールがついていないのでご注意を。もらえるポイントは下記の通りです。「肌へのいちばん」(テープタイプ、パンツタイプともに)スーパージャンボ……120ポイントウルトラジャンボ……150ポイント「さらさらケア」(テープタイプ、パンツタイプともに)スーパージャンボ……80ポイントウルトラジャンボ……110ポイント「卒業パンツ」……160ポイント※おむつのサイズは問いません。アプリの初回ログイン時は150ポイント、初めてコードを登録するときは200ポイントのボーナスポイントが加算されます。ちなみに初回ログインでは、登録したメールアドレス宛に子ども専門写真館「スタジオアリス」のクーポンも届くんです。▼1年・3年パンパースを買うとどれくらい貯まる?月齢・年齢はもちろん、体調や個人差もあるので赤ちゃんが使うおむつの数はまちまちです。仮におむつを「肌へのいちばん」パンツタイプLサイズとして、1日6枚使うとすれば、1ヶ月(30日)で約180枚消費することとなります。「肌へのいちばん」パンツタイプLサイズのウルトラジャンボの枚数は46枚なので、1ヶ月で約4袋購入する計算です。この条件で試算してみると、1ヶ月にもらえるポイントは、150ポイント×4袋=600ポイント 1年間でもらえるポイントは、単純計算で12ヶ月をかけて、600ポイント×12ヶ月=7,200ポイント3年使い続けるなら、7,200ポイント×3年=21,600ポイントとなります。ほかに「ポイント2倍キャンペーン」やおむつの箱買いでもらえるポイントもあるので、得られるポイントはこの試算より多いかもしれません。▼ポイントの有効期限は?ポイントコードには有効期限がありません。購入後しばらくしてからコードを登録することも可能です。ただし、所有ポイントには有効期限があります。コードの入力やギフトとの交換を18ヶ月以上行っていない場合、その時点で保有しているすべてのポイントが失効となってしまうので注意しましょう。▼ステータスによってポイント加算に違いも!もうひとつ、「すくすくギフトポイントプログラム」には貯めたポイント数に応じてアップしていく、「ステータス」があります。実はこれ、パンパースのおむつを使えば使うほどポイントが貯まりやすくなるお得なシステムなんです!1月から12月までの1年間に貯めたポイントが700ポイント以上の場合はブロンズ、2,000ポイント以上はシルバー、3,000ポイント以上ではゴールドというようにランクアップしていきます。そして、初めてステータスが上がった場合には「ステータスアップポイント」としてボーナスポイントが! さらに、ゴールドステータスの人がコードを入力すると毎回10%、シルバーステータスの人は毎回5%のボーナスポイントが加算されるという特典があるんです!ちなみに、ポイントをギフトに交換してもステータスは変わりませんが、1月1日時点の保有ポイントでステータスの見直しがなされます。■ポイントは何と交換できるの?ポイントと交換できる、肝心のギフトにはどんな品が用意されているのでしょうか。一例をご紹介します。クーポン/商品券写真のネットプリント(200ポイント~)、コンビの公式オンラインショップ用クーポン(2,250ポイント~)、富士サファリパークのチケット(25,500ポイント)など育児グッズパンパースオリジナルの抱っこひもカバー(2,000ポイント)、おむつ替えシート(3,500ポイント)、ミキハウスのベビーマグセット(6,300ポイント)おもちゃボーネルンドのベビーシロフォン(13,450ポイント)、ボーネルンドのオリジナル積み木(17,400ポイント)など知育絵本ナビ 名作絵本読み放題andムービー見放題サービス(3,600ポイント~)、学研のワーク3冊セット(4,450ポイント)など抽選パンパース半年分(200ポイント)、ゴールドステータス限定で応募できるDayson空気清浄機(5ポイント)などが抽選で毎月数名に高ポイントのギフトを狙ってポイントを貯めるのも楽しいですし、少ないポイントで交換できるギフトをちょこちょこ申し込むのも、お得感があっておすすめです。ちなみに、ギフト交換を申し込んだ後に変更やキャンセルはできないので、じっくり選んで間違いのないように申し込んでくださいね。■時期によってはポイント2倍キャンペーンがあることも!実は、不定期で「ポイント2倍キャンペーン」が行われています。このキャンペーン期間を有効活用することで、ポイントを効率よく貯めることができるんです!というのも、コードは購入後すぐに登録しなくてもいいので、このポイント2倍キャンペーン中に登録するほうがだんぜんお得なんです。ただし、キャンペーンによっては、「〇枚まで」などと条件がある場合があるので、登録条件をしっかりチェックしておきましょう。お得なキャンペーンの開催日程はウェブサイトやアプリでお知らせがあるので、時々チェックしてみてくださいね。■店舗限定ボーナスポイントもチェック!赤ちゃんがいるとこまめにお買い物に行けないことも多く、おむつは箱で買うという方も多いのではないでしょうか。トイザらスや赤ちゃん本舗など一部店舗では、箱にボーナスポイント300ポイントまたは500ポイントがついています。まとめ買いはポイントが稼げそうなので、要チェックですね。■まとめ赤ちゃんのおむつ替えは毎日のことで、地味にストレスが溜まります。しかし大変なおむつ替えにも、こんなごほうびがあると思うと、少しばかり苦労が報われた気持ちになれますね。パンパースを使っていたのに、いままで「すくすくギフトポイントプログラム」を利用したことがなかったという人でも遅くはありません! ためしにアプリをダウンロードしてみてはいかがでしょうか?※2018年8月時点の情報です。<参考サイト> Pampers|すくすくギフトポイントプログラム iOSアプリ「すくすくギフトポイントプログラム」 Androidアプリ「パンパース:すくすくポイントで、赤ちゃんとママパパへのギフトをもらおう!」 <関連記事>▼おむつの中の湿度も上昇中!「赤ちゃんのお尻かぶれ」のホームケア
2018年08月24日子どもの暮らしを彩るモノ・コトづくりに愛をもって携わる達人に、その舞台裏を余すところなく語っていただく本連載。前回に続き、子どもの「あそび」にかかわる事業を展開するボーネルンドの「あそび道具」に精通したプロに、子どもの成長におけるあそび道具の役割やその大切さをお聞きしました。<お話をうかがった達人さん>新居紀子さん 株式会社ボーネルンド 商品部次長。入社以降一貫して商品部を担当。海外のメーカーとのやりとり、品質管理、商品開発なども手掛ける。13歳、5歳、4歳の男の子のママ。<ボーネルンドってどんな企業?>1977年創業。あそび場づくりから玩具の輸入・開発・販売など、子どもの「あそび」にまつわる事業を展開。全国に89ある店舗には約3,000点ものあそび道具やベビー用品など幅広い商品が並ぶ(2017年現在)。ショップにはあそびのプロが常駐し、さまざまなあそびの提案も行う。ボーネルンド ■子どもの発想力、思考力をはぐくむ「あそび道具」ってどんなもの?ボーネルンドは、創業以来子どもの「あそび」に向き合ってきました。デンマークをはじめとするヨーロッパの子育てやあそびの文化に触れ、日本にもその文化を取り入れるべくあそび場づくりに着手したのが、そもそものはじまりです。あそびの環境を整えるなかで、保育園や幼稚園、児童館などから「遊具だけでなく、あそびの道具も、子どもにとっていいものをそろえたい」との声が聞かれるようになりました。そこで、遊具と同様に「多様なあそびができる優れた道具」をポイントに、デンマークをはじめとするあそび先進国のあそび道具の輸入をスタートしました。私たちが考える「多様なあそびができる優れた道具」とは、子どもたちの「やりたい!」を引き出せて、ひとつの道具でも工夫次第であそびが広げられるものです。あそびを通して考える力をはぐくみ、子どもならではの自由な発想力をさまたげない。これは私たちがあそび場づくりで大切にしていることと同じです。たとえば赤ちゃんのあそび道具であっても、ただあやすものではなくて、赤ちゃんが自分で興味をもって、自然と手を伸ばしたくなる工夫があるかどうか。そんなことをしっかり見極めながら、世界中からすぐれたあそび道具をセレクトしています。あそび場づくりの達人へのインタビューは ※こちらから。 ■「やりたがり」「知りたがり」をどれだけ伸ばせるかが、やわらかい思考力をはぐくむカギ子どもはみんな、「やりたがり」で「知りたがり」です。いろんなことに興味を持って、実際にやってみる。そうした経験を積み重ねて、成長していきます。どうしたらたくさんの経験をさせてあげられて、子どもに本来そなわる思考力や発想力を伸ばしてあげられるかは、周りの大人の関わり方や環境、道具によっても変わると考えています。じつは、私たちが提供しているあそび道具は、遊び方がわかりにくいと言われることも多くて(笑)。それは、あえてあそびが限定されないよう、広い振れ幅のあるものを選んでいるからなんです。たとえば、「カラーステップ」というあそび道具。ぱっと見だけでは、どうやって遊ぶの? と首をかしげちゃいますよね。これは、いちばん低い棒を1とすると、2番目に低い棒はその倍、3番目の棒は3倍、そしていちばん高い棒は5倍の比率になっているブロックです。カラフルな積み木のように見えるので、子どもを自然とあそびに引き込んでくれる優れたデザインです。手のひらで握った感触や重みで、「1」の棒は「5」の棒より「小さい」「短い」「軽い」と、五感の体験をとおして学んでいくことができます。 実際に積んでみると、5種類に色分けされていることで、「2」の棒は「1」の棒が2つ分と、視覚からもわかりやすく量を認識することができます。 この経験がゆくゆくは足し算や引き算の理解を助けてくれるのです。 また、付属の木製フレームを使って「大きさ順」「色ごと」に並べる遊びや、「右から2番目の列の、前から3つめの棒の色はなに?」と、位置感覚をやしなう遊び方もできます。 このような自由度が高いあそび道具を、たくさんではなくていいので成長に応じてバランスよく取りそろえてあげることも、子どものやわらかい思考力をはぐくむ一助になるのではないかなと、私たちは思っています。ちなみに、ショップにはあそびのプロのインストラクターがいて、いろんな遊び方のご提案もしています。迷われたら、お気軽に声をかけてみてくださいね。■「男の子」「女の子」と分ける必要なし! ルールもゴールもない自由なあそびを私たちが、ママ・パパにお伝えしたいのが、「あそびは自由」ということです。たとえば、男の子はブロックやミニカー、女の子はお人形…というイメージがなんとなくあると思います。でも、乳幼児期のあそびに性別は関係ありません。お人形遊びは、情緒の発達を助けたり、小さい子への接し方を自然に学べますし、ブロックは遊びながら空間認識力やモノを構成していく力をやしなえます。これらは、男女問わず伸ばしてあげたい力です。だから、あそび道具も性別は気にせず、子どもが自分から遊びたいと思えるもの、興味を持ちそうなものを選んであげてほしいな、と思います。最近ボーネルンドで男女問わず人気のアイテムが、正方形や三角形などさまざまな形のピースを自由にくっつけて遊ぶ新感覚のブロック「マグ・フォーマー」です。 マグ・フォーマーの面白さは、直感で作品がつくれるところ。子どもって、手を動かしながら頭のなかではもう次のアイディアが浮かんでいたりします。つくりながら、ここはやり直したいな、と思ったら、すぐにはずせて、またすぐにくっつけられる。頭のなかで描いていることに手元が追いつく、そのスピード感が好評なんです。ピースの色が片面ずつ違うので、配色を考えながら遊んでいる子も多いですよ。また、ご両親はもちろん、おじいちゃんおばあちゃんも楽しんでくださっているとの話も聞きます。性別や世代も超えて遊べて、図形への理解も深められる。まさに「多様なあそびができる道具」なんです。こういったブロック遊びも含めて、この道具ではこれをつくる、こういうあそびをするもの、といったルールはありません。子どもが迷ったり困ったりしている姿を見ると、つい、こういうのをつくってみたら? と大人が見本を示すことがあるかもしれません。私も3人の子を育てるなかで、先回りしたくなるシーンがよくあります。でも、子どもにとっては自分で試行錯誤する課程がとても大切。とくに、あそびは自由なものですから、ルールやゴール、答えを設定せずに見守ってあげられるのが理想です。これがなかなか難しいのですが(笑)、私も「先回りしない!」と自分自身に言い聞かせながら、子どもとの日々を過ごしています。■将来、子どもたちに求められる「力」も、あそびのなかではぐくまれるいま、日本の子どもの教育環境が変わりつつあります。これまでは、先生の話を聞いて知識を得るスタイルの授業がほとんどでしたが、ディスカッションやプレゼンテーションなどを授業に取り入れる学校も増えてきました。自らが考え、インプットだけでなくアウトプットができる子を育てよう、という流れです。実際2020年の大学入試からは、マーク式だけでなく記述式のテストの導入も検討されています。つまり、これからの子どもたちには、行動力や発想力、応用力、問題解決力、そしてコミュニケーション力といった、ペーパーテストだけでははかれない力がより求められるようになってきます。これらの力は幼いころにあそびを通して身に着けていけるものです。あそび道具は、あくまでも子どもたちの豊かなあそび体験の一助となるツールのひとつ。それをどう使って、どう体験につなげていくかを広く伝えていくことで、子どもはもちろん、ママ・パパの子育てを少しでもお手伝いできれば、と思っています。<新居さんレコメンド!>語彙が増え、会話を楽しめるようになってくる4歳くらいからのお子さんにおすすめなのが、「テルミー・ザ・ピクチャー」です。これは、子どもたちが対面となって、ひとりが見本カードを見ながら、どこに、どんな人物や動物がいるかを言葉で伝え、もうひとりがそのヒントを聞きながらボードにマグネットを配置していく、いわゆる絵を使った伝言ゲームのようなものです。対話をしながらコミュニケーション力をはぐくむ新しいタイプのあそび道具として、私も注目しています。文:コミヤカホル
2017年03月14日ハロー!裏方さん~子どもの笑顔をつくる達人たち~子どもの暮らしを彩るモノ・コトづくりに愛をもって携わる達人に、その舞台裏を余すところなく語っていただく本連載。1回目は子どもの「あそび」にかかわる事業を展開する企業、ボーネルンドにおじゃましました。<お話をうかがった達人さん>林 耕介さん 株式会社ボーネルンド 企画部デザイン室部長。あそび場の企画・設計・デザイン、設計デザインチームのマネジメントを行う。6歳と2歳の男の子のパパ。<ボーネルンドってどんな企業?>1977年創業。あそび場の環境づくりからはじまり、あそび道具の輸入・開発・販売、親子の室内遊び場キドキドの開発・運営など、子どもの「あそび」を豊かにする事業を展開。これまでに手掛けた施設は35,000件以上。ショップは全国に89店舗(2017現在)。ボーネルンド ■自発的な「あそび」を通して、こころと頭、からだの成長のサポートをしたい子どもの健やかな成長に欠かせないことはなんでしょう。食べること、寝ること。そして「あそび」であると、私たちは考えています。あそびにはさまざまな要素がつまっています。たとえば、砂で山をつくるとき。ある程度までは積み上げられるけど、途中で崩れてしまう。では、水を使うとどうなる? 子どもは上手に山をつくろうといろいろ試したり、工夫したりしますよね。このように、子どもはあそびを通して、こころと頭、からだを使ってあらゆることを学んでいます。そんなあそびを、子どもたちが安心して、自由にできる環境を整えるのが私たちの仕事です。私たちがもうひとつ、大切にしていることがあります。それが、「あそび」とは受け身ではなく、子ども自らが「やりたい!」と思えるものであること。テレビゲームやビデオ鑑賞といったいわゆる「娯楽」は、一時的な楽しさであり、受動的なものだと考えています。一方の「あそび」は、子どもが普段から能動的に行い、どんどん蓄積されていくものです。先の砂遊びの例でいえば、失敗をもとに、崩れない高さにしたり、水の量を調整したり。そうやって遊ぶごとに高度になり、経験として蓄積されていくものを「あそび」、ととらえています。現代の子どもたちは、社会環境の変化から、自由にのびのびと遊ぶことが少なくなっていると感じています。公園一つとっても、その数自体は減っていないのですが、維持費や安全性の問題から遊具が撤去されたり、地域の繋がりが希薄になったりといった理由からあそびを楽しむための要素が失われています。子どもが遊びたいと思っても、相手がおらず遊具もない閑散とした場所ばかりになっているのです。だからこそこころ・頭・からだを使う本物のあそびをもっと体験してほしくて、あそび場づくりに注力しています。■北欧のすすんだ子育て環境を、日本にもボーネルンドというと、玩具ショップのイメージがあるかもしれませんが、じつは屋外の「あそび場」づくりからはじまっているんです。今から40年ほど前、仕事でデンマークを訪れていた創業者は、安全性が高く、カラフルな遊具が設置されているデンマークの公園を見て、当時の日本との落差に気づきました。デンマークでは当時から、「未来を担う子どもたちを社会全体で育てよう、そのために重要なのはあそびだ」という価値観が共有されていました。そのためあそびを研究することもすすんでいました。例えば公園の遊具の色は子どもたちのクレヨンで減っている色、つまり子どもたちが認識しやすい色を使うなどです。そんな北欧のあそびの文化が日本の子どもたちにも必要だ、との想いからボーネルンドが設立され、あそび場づくりがスタートします。2002年には福岡県・北九州市で室内のあそび場「KID-O-KID(キドキド)」をつくったのを皮切りに、屋外だけでなく屋内にもあそび場づくりのフィールドが広がり、これまで35,000件以上のあそび場づくりに携わってきました。想いがかたちになった、福島県での取り組み近年の取り組みのなかでとくに印象に残っているのが、2011年に福島県・郡山市につくった「ペップキッズこおりやま」です。東日本大震災後、福島の子どもたちは原発事故の影響で外で遊べない状況が続いていました。「遊ばないとお腹も減らず、夜も眠くなりにくい。このままでは子どもを健やかに育てるのは難しい。なんとか遊び場を作ってほしい。」そんな現地の方々の強い要望をいただいたのです。被災地の子どもたちの力になりたい。そんな想いでボーネルンドがもつノウハウのすべてを結集させ、外でできるはずだった砂遊びや水遊びなども含め、あらゆるあそびが室内でできる施設をつくったんです。ちょうど冬場のオープンだったので、室内でも湿った砂場に裸足で立っていると、かなり足元はひんやりするんです。そんななか、子どもたちが夢中で(長い時間)遊んでくれているのを目の当たりにしたときは、遊びたくても遊べない時間/現状を過ごしている子どもたちの声なき声を聞いたようで、こみあげるものがありました。 ■ガラスに絵の具、塗ったことある? 子どもの「自由」を引き出す、こだわりのあそび場づくりあそび場づくりでは、安全な設備で、安心して遊べることはもちろん、子ども相手だからと妥協しない、そして子どもの自由な発想をさまたげないことを念頭においています。たとえば、あそび場の壁に描いてある動物などのモチーフには、あえて性格や感情、年齢を想起させるようなキャラ付けをしていません。ある子のあそびでは友だちとして、別の子にとっては戦う相手として動物が登場する。そんなふうに、子どもが自由に想像できる余地を残しているんです。また、大阪府にある天王寺公園を大幅にリニューアルした「プレイヴィル天王寺公園」では、子どもたちが普段の生活の中でなかなか体験できないあそびを提案しよう! をテーマに新しい試みにもチャレンジしました。そのひとつが「表現あそび」です。室内施設には、ガラス一面に絵具やクレヨンで絵を描けるゾーンや、子どものからだの輪郭をなぞった等身大塗り絵を楽しんだり、様々なものづくりを行うワークショップスペースを設けました。もちろん、なにを、どんなふうに描いてもつくってもOK。子どもひとりひとりが、自由に表現していい場です。どれも普段はなかなかできない、むしろ家でされたら困るなあと思うようなことだったりします(笑)。だからこそ、面白い。大人のほうが夢中になっていることもありますよ。あそびのきっかけになる種はまいても、子どもの自由な発想、考える力はじゃましない。子どもが相手だからこそ妥協せず、とことんこだわったあそび環境づくりを目指しています。■やっぱり、ママ・パパにはかなわない!ボーネルンドはあそびの専門家集団です。日本はもちろん、海外の子どもの文化にも実際に触れ、各国の玩具メーカー、教育者や医療従事者、そして実際に遊びに来る子どもたちの反応、親の声など、全方位で情報を集めて、よりよいあそび環境づくりにつなげています。それでも、やっぱりママ・パパにはかなわないなあと思うこともあります。子どもだけでももちろんとても楽しそうですが、特に乳幼児期の子どもたちはあそびに親が加わった瞬間、子どもの表情がいっそう明るくなるのを何度も見てきました。ママ・パパが童心にかえって遊んでくれるのって、子どもにとってはすごくうれしいんでしょうね。ときには親も一緒になってめいっぱい遊ぶ。それが子どもたちの笑顔を最大限に引き出す一押しになるんだなと、実感しています。子どもが“のびのびと、自由に、とことん遊ぶ”ことができれば、それがいちばん!きっと子どもはますます生き生きとし、自ら成長していきます。 じつはやりたいこと、提案したいあそびはまだたくさんあるんです。ママ・パパの声を聞きながら、子どもがよりあそびにのめりこめるあそび環境、“やってみたい”を引き出すあそび環境をつくっていきたいと思っています。毎日が子どもとの真剣勝負です。<林さんレコメンド!>小さい子がいるママには、室内のあそび場「トット・ガーデン」が一押しです。乳幼児期ならではの、こころ・頭・からだを使うあそびをたっぷり集めました。周囲を気にすることなく、親子でのびのび過ごせるような環境をつくりました。子どもはもちろん、ママにとってもほっと一息つけるような場になるとうれしいです。トット・ガーデンについてもっと知りたい方はこちらから。 取材/文:コミヤカホル
2017年03月03日ボーネルンドは、12月25日まで、全国およびオンラインサイトにて、「ボーネルンドのクリスマスフェア2012」を開催している。そこでこのほど、クリスマスフェア開始以降の最新売り上げランキングを発表した(集計期間は11月23日~12月4日)。ランキング1位となったのは、販売開始から20年を迎えるごっこ遊びの定番おもちゃ「キッチンセンター」。昨年同時期比で約1.5倍の売り上げだという。子どもの等身大のコンパクトサイズながら食器洗い機、食器棚、鍋やお玉などがそろい、蛇口や調節つまみなどにも細部までこだわった。価格は1万3,650円。2位はマグフォーマーシリーズ。回転する仕組みの磁石が入ったピースを使い、自分だけの独創的な形を作れる画期的なブロック。平面に展開図を並べ、引き上げると一瞬で立体へと変化する。2010年の販売当初からの人気商品で、今回も2位にランクインした。価格は6,930円。3位はドイツ生まれの布製おもちゃ「アニマルボーリング」。動物に見立てたピンにボールを転がし、ピンを倒すと鈴の音が聞こえる。人形あそびのおもちゃとしても活用可能で、幅広い用途で楽しめる。価格は3,990円。4位は0歳から使用できるおもちゃ「スクイッシュ(価格2,625円)」、5位は楽しく数に親しめる知育おもちゃ「ピエロのびっくりはかり(価格2,310円)」。そして6位は、木のおままごと用野菜のおもちゃ「ボーネシェフ・ベジタブル(3,990円)」、7位は赤ちゃんが握って遊ぶ「ツイン・トラル(価格840円)」だった。8位は「かんてんネンドStudioクリスマス特別セット」、9位は本物そっくりの工具おもちゃ「ボッシュミニワークセンター」。同商品は昨年度同時期比1.7倍の売り上げとなっている。10位は形あわせが楽しめるブロック「カラフルプルトーイ」だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日ボーネルンドは、東京都八王子市に開業する「セレオ八王子」に、10月25日、親子向け屋内複合遊戯施設「ボーネルンドあそびのせかいセレオ八王子店」をオープンする。「ボーネルンドあそびのせかい」は室内あそび場「キドキド」と、世界のあそび道具を提案販売する「ボーネルンドショップ」を合体させた複合施設となっている。「キドキド」では、6カ月~12歳の子どもの“こころ・頭・からだ”のバランスがとれた発育をサポートしている。このほどオープンする八王子店は、キドキド既存店の平均面積180坪を大きく上回る、250坪の敷地面積。サイバーホイールやエアトラック、ボールプールといった、身体を思いきり動かして楽しむ遊具がある。また、じっくりと遊びに取り組むコーナーも大幅に拡充させた。また、ボーネルンドショップでは家庭での利用はもちろん、ギフトにも適した世界のあそび道具約3,000種類をそろえた。多摩エリアを代表する大型店舗として展開していくという。さらに、八王子市の子育て支援施設「親子つどいの広場」の一つ「ゆめきっず」を、キドキドと隣接の施設として運営する。3歳未満の子どもを連れた八王子市民(市に事前登録が必要)は、キドキドを無料で利用可能。利用料金は子ども1人600円(30分)、以降100円(10分ごと)、大人1人300円(利用時間不問)。保護者同伴での利用が必要。会員特別料金や回数券、フリーパス、団体割引などの料金プランもあり。八王子市民で事前登録している3歳未満の子どもと保護者につきキドキド利用が1時間半無料。時間はボーネルンドショップ10時~21時。キドキド10時~19時(受付18時30分まで)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月15日ボーネルンドは子どもからシニアまで、幅広い世代が指先を使って楽しめる「フィンガーカー」を開発。ボーネルンドショップの限定10店舗とオンラインショップで9月中旬より販売する。同商品は2012年2月に開催された世界最大のおもちゃ見本市「ニュルンベルク・トイフェア」において、世界各国のおもちゃバイヤーの大きな注目を集めた商品。デザイン性と動きの意外性から評価された。遊び方は、ボディー上部の穴から指を入れて動かし、本体をコントロールするというもの。シンプルな見た目に反する、触ってみた時の意外性が魅力だという。ポイントは2つの独立した車軸を持っていること。各車輪が自由に回転するため、ちょっとした力の加え方で予期しない方向に進む。前後左右いろいろな動かし方に挑戦でき、触っている内に子どもからシニアまで無心になって楽しめる。3世代が楽しめる遊び道具であることも大きな特徴。子どもは集中力を養い、敏しょう性や指先の運動能力を鍛えることができる。大人はリラックス・ストレス解消が狙え、シニアは指先の運動による脳の活性化が促される。また、手首や指の運動療法リハビリ、セラピーにも活用できるという。対象年齢は5歳から。メーカーはドイツのヤノシック社。価格はフィンガーカー単品で4,725円、パズルセット(フィンガーカーにトラックパズル28ピースが付属)は7,980円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日ボーネルンドは子どもから大人まで楽しめるビリヤードゲーム「スパイラル・ビリヤード」を、全国およびオンラインのボーネルンドショップで7月20日より販売開始する。「スパイラル・ビリヤード」はフランス生まれの今までになかったビリヤードゲーム。シンプルながら微妙な指先の力加減、技術力、頭脳プレイと高い集中力が求められるビリヤードの醍醐味(だいごみ)を、気軽に自宅やオフィスなどで楽しめるという。遊び方はパチンコ大の大きさのボールを指ではじき、渦巻き状に彫られた6つの溝に落として、その場所によって得点を競う。基本の遊び方にアレンジを加えて、新しいゲームを開発することも可能。同ゲームは1人~6人まで遊ぶことができ、コミュニケーションの活性化にも役立つ。フランスでは国内の発明展示会で賞を受けるなど、単純な仕組みながら万人が楽しめる奥深いゲームとして話題になっており、学校、飲食店、レジャー施設などに導入されているという。対象年齢は4歳~大人まで。価格は5,250円(税込み)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月20日教育玩具の輸入・開発・販売を行うボーネルンドは、幼稚園・保育園・公園などに導入する大型商品として、オランダの屋外遊具メーカー「ブール社」の製品を新たに導入。新商品展示会を5月17日、18日にたまプラーザテラスで開催する。遊具を製造するオランダの「ブール社」は、運動不足が社会問題化するオランダで、強制的な「運動」ではなく、自由で楽しい「あそび」のなかで、誰もが持つ「健康に動き、育つ権利」を保障することをビジョンに遊具を製作。子ども向け遊具から、ストリート・ファニチャーまで幅広く手がけている。同社によると、新たに導入される遊具は、ダイナミックな体の動きを経験できる大型遊具だけでなく、ベンチやプランターなど、あらゆる場所に総合的な「あそび環境」を創造することを目的に選定したもの。これまでの大型商品ラインアップにはない、画期的な商品だという。今までも同社が運営する親子向け屋内遊戯施設「キドキド」の一部店舗などでもブール社の大型遊具を導入していたが、このほど教育・保育施設向けの新商品として、大型遊具およびプランター、ベンチなどの販売を新たに開始する。このブール社の大型新商品を、5月17日・18日に保育・教育施設関係者を対象に日本で初めて公開する。展示会「子どものあそびとこれからの環境デザイン」は、たまプラーザテラス プラーザホール北側2階で10時から20時まで開催。特別講演として小児科医の菊池信太郎氏による「あそびの力-郡山市における、震災後の子どものケアへの取り組みから」も17日の13時30分から15時まで開催される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日赤ちゃんとの生活は楽しいけれど、遊びがマンネリになったり、ときに育児に行き詰まりを感じてしまうママも少なくないのでは?自治体もさまざまな子育て支援策を打ち出しているものの、公園などのあそび場や、親子が安心して過ごせる場所はまだまだ不足ぎみ。そんな現状を解決しようと、ボーネルンドが運営する親子向け屋内遊戯施設「キドキド」で、新しいプログラム「赤ちゃんの日」が始まった。「赤ちゃんの日」は、6ヶ月~1歳半の赤ちゃんとその親を対象にした30分程度のプログラム。「ハイハイで探検しよう」「手遊び音遊び」「親子で紙あそび」など、各店舗が工夫をこらしたプログラムを用意。体を動かす遊びも多く、子どものあそびを促す役割を担う「プレイリーダー」のリードのもと、さまざまな遊びを安全に楽しめる。実は同プログラム、昨年12月より4店舗で先行導入したところ反響が大きかったため、今年4月からは全12店舗で毎週木曜日に開催することが決定。すでに参加したママたちからは、「私にも子どもにもお友だちがたくさんできた」「赤ちゃんの成長にあそびが必要なことや、自分の子どもが何に興味を持つのかが良く分かった」といった声が届いており、まさに親子に嬉しいプログラムといえそう。すでに年間140万人の親子が訪れるほど人気の高いキドキドだが、今後は単なるあそび場だけでなく、地域コミュニケーションの場として使うママも増えそう。同プログラムは参加費無料なので、ぜひ気軽に参加してみては。キドキドプログラム「赤ちゃんの日」概要実施店舗:キドキド全12店舗※各店舗の連絡先・所在地は をご参照ください実施日時:2012年4月5日(木)スタート。以降、毎週木曜日実施予定※開催時間は店舗によってことなる対象:生後6ヶ月~1歳半の子どもとその母親参加方法:当日参加 ※プログラムによっては定員を設定参 加 費:無料※キドキド入場料は必要。子ども30分600円、以降10分ごとに100円、大人終日300円問い合わせ:株式会社ボーネルンド 0120-358-518取材/古屋 江美子
2012年04月13日