こんにちは、保育士の中田 馨です。赤ちゃんを産む前は「生まれてきたわが子と笑顔の私」の姿を想像し、「理想の母像」があった人も、実際に子育てが始まるとなんだかイライラしてしまい、赤ちゃんが寝たあとに反省してしまう。そんなことはありませんか? 私自身はそうです。保育士という職業をしていると「中田さんはわが子に怒らないでしょ」と言われることがよくあります。「めっちゃ怒るよ」って言っても信じてもらえません。そんなイメージの私ですが、保育所ではイライラしないのに、わが子だとなぜこんなにイライラするんだろうと悩んだこともあります。 そんな子育てのイライラを少しでも減らすためには、どうすればいいのでしょうか? ママもイライラして当然!まずは「ママもイライラして当然!」と思いましょう。子育てが始まると、今までの自分の生活にプラスして、さまざまなやることが増えてきます。そのうえ、赤ちゃんが自分のしたいことをどんどんしていきますので、ママの思い通りにならないことがたくさん起こります。そんな状況ですから、時にはママもイライラしてしまっても当然です。 パパや両親など家族と話をするイライラしていることをまずは家族と話すことが大切ですね。子育てをしているのは、ママだけではありません。「最近、こんなことでイライラするんだけど」と相談してみましょう。自分ひとりで解決しようとしてはいけません。パパの帰りが遅いなど、事情があってパパには相談できないという人は、ご両親やお友だちでももちろんいいですよ。 育児のイライラ解消法いったん心の距離を置くイライラの原因の1つは、赤ちゃんとの心の距離が近すぎるということ。これは私自身がそうでした。心の距離が近すぎると、許せることも許せなくなってしまうことがあります。意識的に赤ちゃんとの心の距離をワンクッション置いてみましょう。 これは決して赤ちゃんのそばから離れるというわけではなく、イライラする前に様子を客観的に見つめてみるということです。 ゆっくり深呼吸するイライラしそうになったら、大きく深呼吸してみましょう。たかが深呼吸と思うかもしれませんが、心が落ち着きますよ。 「まあいいか」と思ってみる赤ちゃんのしていることを「まあいいか」と思うことです。危険ではないことならば見守ってみることも大切です。泣いているときは「悲しいのね。大丈夫よ」と笑って話しかけてみるのもいいですよ。赤ちゃんの気持ちに同調しないほうがいいですよ。 家族に赤ちゃんのお世話を任せて外出する時には家族に赤ちゃんのお世話を任せて外出することも大切です。1時間カフェでお茶するなど、自分のための時間をつくってみましょう。 好きなことをするほんの10分でもいいので、自分の好きなことをする時間をつくりましょう。 赤ちゃんの小さな成長を見つけて!赤ちゃんは日々成長しています。成長というと大げさなものを想像しがちですが、そうではなく「ブロックを1つお片付けできた!」「にんじんを食べてみようとしていた!」など、小さな成長、小さな幸せを見つけることを始めてみましょう。そしてそのことをほめ、赤ちゃんと一緒に喜びましょう。 赤ちゃんとの関わりの視点を少し変えるだけでも、子育てのイライラが少しずつ解消されていきますよ。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年10月21日わが家の娘に近づく「魔の2歳児」といわれる時期。娘のイヤイヤ期はどうなるのか、身構えている自分がいました。今回は、娘のイヤイヤ期について、私の体験談を紹介します。 ついに娘も2歳! イヤイヤ期スタート!?私は、娘が2歳になったらすぐに、何でもイヤイヤしてしまうとばかり思っていました。しかし実際は、2歳になった娘はイヤイヤすることもなく、以前とほとんど変化がありませんでした。 その後、第二子を妊娠。つわりが続いたことから室内遊びが増えたころ、2歳4カ月になった娘のイヤイヤ期が始まりました。それまでは毎日公園に行って思いっきり遊ぶという生活でしたが、室内遊びばかりの生活になり、ストレスが溜まったことがきっかけになったのかもしれません。 イライラしないように深呼吸!イヤイヤ期が始まってからは、「いやだーいやだー」と言って泣き出す娘に、衝動的に強い言い方をしていることが増えました。もちろん強い言い方をしても、娘は泣き止むことなく、イヤイヤはひどくなるばかりです。 どうしたらいいか考えた結果、イヤイヤ期の前にもよくしていた娘を落ち着かせる方法を試みることに。まずは深呼吸をして、子どもの両手を取り、ゆっくりと話をする。落ち着いてから、ギュッと抱きしめてあげる。それだけのことでしたが、イヤイヤ期の娘にも効果がありました。 外で思いっきり遊ばせる!また、つわりがひどい時期でも、娘にイヤイヤされてしまうよりはマシだと思い、以前のように公園で外遊びをしました。 短い時間で帰る日もありましたが、外に連れ出さなかった時期に比べると、グズる回数が劇的に減少。また、いろいろなことをやりたがるようになったので、危ないこと以外は何でも挑戦させました。 可能な限り、遊びたいだけ外で遊ばせる毎日に戻ってからは、「あれ? イヤイヤ期、終わった?」と、拍子抜けしてしまうほどイヤイヤしなくなりました。やりたいことをやらせてみることが、娘にとってはよかったのかなと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:西野ゆう一児の母。大学で救急救命士の国家資格、大学院で保健体育の教員免許を取得。出産を機に専業主婦に。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年10月08日夫婦という近い関係であるからこそ、相手の些細なクセや行動が気になってイライラしてしまうことも。そこで今回は、“妻がイライラした「夫の行動」”と題して、悩める女性たちに話を聞いてきました。文・東城ゆず1:脱いだ服をそのまま放置「子どもがまだ小さかったころ、忙しい私に、出勤前の夫が“ネクタイどこだっけ?”などといちいち聞いてくるのが、とても嫌でした。また、脱いだ服を放置されることにも、イライラしていました。私も育児で余裕がないので、最低限、自分のことは自分でしてほしいですよね」(Sさん・32歳女性)脱いだ服をそのまま放置されると、イラっとする女性は多いようです。男性の心がけで改善できる行動ですので、それとなく指摘してみてはいかがでしょうか。2:謝らない「ケンカすると、謝ろうとしない夫が嫌です。私が打ち明けたイライラの原因を、素直に認めてほしいだけなのに……。もし譲れないところがあるのなら、ちゃんと私に意見してほしいです」(Uさん・37歳女性)謝るべきところは、たとえ夫婦でもきちんと謝ってほしいもの。自分の否を素直に認めてほしい女性は多いでしょう。3:「手伝おうか?」という一言にイラッ「家事や育児に忙しい私を、夫が思いやっているのは伝わります。それでも“手伝おうか?”という一言には、毎度イラっとします。夫婦は対等だし、育児も家事も女だけの仕事ではないので……。彼が無意識のうちに言っている言葉だとは承知しているのですが、どうしても上から目線のような気がします」(Aさん・29歳女性)男性としては、思いやりから言っているつもりでも、女性からすると、引っかかる言い方になることも。
2019年09月09日こんにちは!ウーマンエキサイトの読者のみなさん、中川マナです。日本は夏休みですね。子どもは楽しい夏休み、ママは大変夏休み…。私たちも、今回初めてこちらで(セブ島)夏休みを経験しました。移住したタイミングもあって、学校が始まるまで3カ月。先日やっと新学期がスタートし、ホッとしたところです。長かった…。■「いいママ」ではないと自己嫌悪するママたち「キャパMAX」な日が続くと、子どもにイライラしやすくなります…。たとえば下の子が赤ちゃんで、睡眠時間がまちまち、かつワンオペ育児で、上の子がイヤイヤ期なら、もういっぱいいっぱい。ときどきそういう状況のママさんからLINEをもらいます。『子どもに冷たくしてしまう、怒鳴ってしまう、自分をおさえられない。自分は優しくない、いいママでない、と、夜子どもの寝顔を見ながら自己嫌悪しています』というような内容です。ありますよね、そういう夜。それが続くとほんとうに苦しい。でもその、「優しくない」、「自分が悪い」ってどの程度が本当なんだろう?■「自分に優しく」が、「子どもに優しく」につながる私は「人は環境の一部」だと思います。人間関係、経済状況、睡眠など生理的なもの、社会や地域の慣習など…。周りからの影響を受けないでいることは難しい。特に、自分から近い人からほど、人は影響を受けます。人は周囲と影響しあっているのに、まだまだ世間は何かあると母親に責任を求めすぎです。なので、そういう声を真に受けて自分を責めなくて大丈夫。それより「子どもに優しく」の練習にもなるから、自分に心を寄せてあげたいです。少し心に余裕ができてはじめて、今後どう変えていけるかを実践できると思うからです。 ■面識のない人から「甘えている」と言われた話娘が赤ちゃんだったとき、子連れで歩くと知らない人からよく話しかけられました。ときどき、話がお説教の方向に行く人もいて困惑…。要は「自分のときは大変だった」「でも頑張って耐えた」「なのに最近の人は頑張ってない」というような趣旨でした。びっくりしたのと、圧倒されたのと娘をやたら触られてることが気になるのとで結局何か言い返すようなことはできませんでした。なんというか…。長く我慢を重ねるうちに、歳をとったら若い人をつかまえて「あなたも耐えなさい」と言いたくなるのはわかります。他の人がラクそうだったら自分が耐えたことが甲斐がない、ムダのような気がしてもおかしくない。でも…自分は年をとってから、若い人や子どもにそんなふうなことを言う人にはなりたくない。「私も我慢、あなたも我慢、みんなで我慢」という世界は、想像しただけで胃がキュッてなる!!自分はあとに続く人にはお説教じゃなくて優しいバトンを渡したいと思いました。■愛はあるはずなのに、とっさに厳しい言葉がでるとき自分に厳しく頑張りを重ねていると、事実はどうあれ、他の人が自分と比べ「頑張っていない」ように見えやすく、とっさに「甘えている」などの判断をしがちです。誰しも子どもに「この先、この子に何かあったときは絶対に子どもの味方でいたい」という思いがあると思います。でも自分自身が頑張りすぎてギリギリだと…子どもに寄り添うのも難しくなります。自分に優しい言葉を掛けるのに慣れていたら、子どもに優しくするのも「慣れたこと」になるはず。今、日々がしんどいママほど、練習だと思って、自分にも優しく、自分を責めないであげてね。自分を責めるのをやめれば全てが解決するわけではありません。でも、日本のほとんどのママたちは、けっこう苦しい状況の子育てでも心を尽くして子どもを育てています。なのに何かあると自分を責めてしまう人がほんとうに多いので、よくこういう話を書いてしまいます…。ちなみに!子どもに大事なことを伝えるときも「責める」要素の有無で伝わり方が全然違います!話を聞いた子どもが、伝えたことを実行してくれる度合いも違うんですよ。その話はまた今度…それではまた!
2019年08月16日産後の女性が夫にイライラを感じるという話はよく耳にします。産後の私も例外ではなく、夫が家事や育児をすればするほどイライラが募っていきました。今回は、私の産後の様子と夫へのイライラが落ち着いていった過程についてお話しします。 どうしてイライラするの? 心と体に異変産後、家のことに不慣れとはいえ、夫の一挙手一投足に怒り、夜の夫婦生活なんて考えただけで夫を突き飛ばしたくなる有様だった私。「私はこんなに心が狭かったの? ちょっとイライラしすぎじゃないだろうか?」と、私は自分の感情に悩み、違和感を覚えていました。 そんなとき、自分の体にも異変が起きました。毎晩息苦しくて何度も目が覚めて眠れず、日中には気絶するように突然寝てしまうようになったのです。診察を受けると、なんと鼻にできたポリープが鼻腔を塞いでいたことが判明しました。 病気が判明、ずっと睡眠不足だった!?耳鼻科医によると、ポリープはかなり前からあり、産後の私は過度な睡眠不足になっていたようでした。ポリープ除去には1週間の入院と手術が必要とのこと。 ただ、入院している間、仕事のある夫は1歳3カ月の子どもの面倒を見ることができません。そこで何軒も病院をまわった末に、なんとか日帰り手術をしてくれる病院を見つけ、異変から5カ月後にやっと手術が決まりました。服薬のために断乳し、手術後、私の体調は劇的に回復し始めました。 熟睡と月経の再開で落ち着いた心と体手術のおかけで、睡眠中もきちんと呼吸ができるようになったことに加え、断乳したことで子どもの夜泣きがなくなり、ようやく私は熟睡できるようになりました。さらに産後1年8カ月ぶりに月経が再開。 こうして順調に体調が整っていったある日、ふと気付きました。「最近、夫に全然イライラしない……!」。自分でもコントロールできない夫へのイライラは、自分の本意ではなかったとはっきりと感じました。その後、夫婦仲は自然と改善していったのでした。 今振り返ってみると、夫へのイライラは、ポリープの影響による睡眠不足に加えて、産後特有のホルモンバランスの乱れによるものだったのではないかと感じています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/大福著者:唐木田幸一児(男の子)の母。出産を機に報道関係の仕事を退職し、現在は専業主婦。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はブルーレイ収集と寺巡り。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月16日梅雨明けとともにやってくる夏休み。ワクワクする子どもたちとは裏腹に「きてしまったか…」と、戦々恐々としているママは多いことでしょう。子どもが毎日家にいると、どうしてもイライラしてしまう…。誰しも悩みどころです。そこで今回は夏休みにイライラしないための対策について紹介していこうと思います。 ■夏休みになると奪われる、ママの「1人時間」子どもが夏休みにはいると、さっそく生活リズムが狂い始めます。「この時間までに起きなければ間に合わない」という縛りがなくなるので、つい遅くまで起きていたり、起きるのが遅くなったり…。幼稚園や保育園に通う小さなお子さんを持つ場合は「聞いて聞いて!」「見て見て!」などの「かまって攻撃」により、これまでのように家事ができなくなりますし「お外で遊びたい!」といわれ、外遊びに付き合って出かけなければならなくなるでしょう。「早く起きなさい」「早く寝なさい」が休み中の常套文句になり(小学生のお子さんがいる場合は「宿題しなさい」もプラスされる)、3食きっちり食事を用意しているのに「また、これ~?」とブーイングをあびる…。これじゃあ、イライラしないほうがおかしいですよね。すべてにおいていえるのは「1人時間が劇的に少なくなり、リラックスできない」ということです。■「ルーティンが壊されていく」と感じる心理状態専業主婦もフルタイムで働く人も、1日の流れは自分なりに確立していますよね。子どもが園や学校にいったあとに朝食の片づけ、洗濯機を回しながら掃除機がけ。買い物にいって、合間にホッとひと息… といった普段のルーティンも、夏休みによる影響でいつも通りとはいかなくなります。でも体に染み込んだこの流れを崩したくない。だから自分のルーティンに子どもを合わせようとする。だけど、上手くいかない…。こなせるはずのことがこなせず、いつものペースが乱される。イライラの原因は「いつものルーティンが壊されてしまうから」ということができるでしょう。 ■夏休み中のイライラ、使える対処法は?自分のペースを極力乱されず、イライラせずに過ごすためにできることはあるのでしょうか? ここからは私がおすすめする方法をご紹介していきますね。・未就学児におすすめの方法年少~年長さんのお子さんの場合は、「かまって!」の相手をしなければいけない時間が増えます。そこで、かまって攻撃をかわすために「おしごとの時間」を設定してみましょう。「ママはこれから、おうちのお仕事をします。だから〇〇(子ども)も、おうちのお仕事を決めましょう」と誘い、子どもだけで取り組めて、しかも集中できることに取り組ませます。お絵かきやぬりえ、切り貼り、折り紙、粘土、ドリルなどは手を動かすもので集中しやすいのでおすすめです。あるいは洗濯物をパパ、ママ、自分のものに分けて洋服ダンスの前に置いてもらう。トマトのへたをとってもらい、レタスを小さくちぎってもらう、などのお手伝いをしてもらうのもいいですね。コツは決めた時間を守って習慣にしてしまうことと、ゲーム性を持たせることです。例えば洗濯ものを選り分けてもらうなら、洗濯もので一度山をつくり、広げて海のようにします。そのうえで泳ぐマネをするなど、たくさん遊ばせて、そのあとでお手伝いに入ってもらいます。遊びの要素を持たせることで「明日もお手伝いする!」と本人のやる気を引き出し、継続性を持たせることができると思います。また外遊びは午前中の涼しい時間に早めに出かける人も多いですが、子どもによっては夕方のほうが眠くなりやすい場合もあります。日差しが強いなら屋内施設を利用して適度に身体を動かしたり、図書館などを利用するなどして「午後遊び」するのもいいでしょう。・小学生におすすめの方法小学生になると「〇〇してほしい」といった要望が親の側に多くなってきますよね。けれど、まずは自分の気持ちをいったん脇に置き「子ども自身はどう過ごすのが心地よいのか」を話して合ってみることをおすすめします。というのは午前中に勉強、午後に遊びにいくといった流れが一般化していますが、子どもによっては午前中より夜のほうが勉強がはかどる場合もあります。朝はとにかくボーッとしているのが心地よいという子もいるので、1日の過ごし方を世間一般の常識と照らし合わせず、その子自身がどう過ごしたいのか、をベースに考えてみましょう。また「今日は〇〇家で遊ぶ」など、ママ友同士で順番に預け合いをするのもひとつの手です。子どもは多ければ多いほど、子ども同士で遊んでくれます。家の中での遊びに飽きたら、外に連れ出し「〇時に一度戻ってくる」「〇〇から先にはいかない」などのルールを設け、ママは待機場所で待っている… という遊ばせ方もあります。こうしたイライラを抱えるのは少なくとも年中~小学校3年生くらいまでの4~5年間の間だけです。年中さんの夏休みは実家にお泊りする日数を増やす、年長さんの年は近所のお母さんと相談して各家庭持ち回りでのお預かり制を導入してみる。小学1年生の年は、民間スクールや自治体のキャンプにいかせるなど、アクティブに活動させてみる。小学2年生の年には学校のお預かり制度も頻繁に利用し、子ども同士で遊ばせる機会を多くする… などなど。数年間は実験のようなつもりで、親も楽しみながら過ごしてみるのもいいのではないでしょうか。学校とは違う体験ができる夏休み。「ならでは」の思い出は、親がいなくてもつくれます。上手く計画して、たくさん楽しい思い出をつくってあげたいですね!
2019年07月29日この記事では、イライラして子どもを叩いてしまうことについてパパと話し合った体験談をママが紹介しています。ママやパパが子どもを叩いていたことで、次第に子どもも暴力的に。夫と話し合い、叱るときは冷静になることで子どもの暴力的な行為がなくなっていったそうです。 子どもがひとりで立てるようになり、少なからず自分の意思が出てきて、できることが増えてくる1歳ごろ。お手伝いなどもしてくれるようになる一方で、いたずらや言うことを聞いてくれないことも増えました。このころは子どもへの伝え方、叱り方、夫との子どもへの接し方の違いに悩んだ時期でもありました。 手をあげると子どもも同じように…ついカッとなって手が出そうになってしまったり、実際に手を出してしまったり……。私は子どもをどうやって叱ればいいのかわかりませんでした。また当時、次男を妊娠していたこともあって精神的にも不安定で、ちょっとしたことでイライラしやすくなっていました。 しかし、手をあげることが多くなると、次第に子どもも同じように怒りを暴力で表現するようになってしまいました。ほかの子を叩くことはありませんでしたが、怒っているときに私や夫を叩くようになっていきました。 夫との話し合いこのままではダメだと思い、子どもを叱るときにはまずは冷静になるように意識して接するようにしました。しかし、夫も子どもを叱るとき、つい手が出てしまうタイプ。最近、子どもが私に対して暴力的になってきてしまっていることなど、子どもの日ごろの様子を夫に話し、子どもへの接し方について夫婦できちんと話し合うことにしました。 だんだんと変わっていった私も夫も、子どもへの接し方を意識して変えていくうちに、子どもが怒ったときも物や人を叩くことが少しずつなくなっていきました。子どもは親の接し方でこんなにも変わるのだと実感しました。 もし万が一、子どもに間違ったことを覚えさせてしまっても、あきらめなければ自分次第で軌道修正することは可能なのだと思います。 私も夫も親として至らないところばかりですが、これからも子どもに教えてもらいながら、一緒に成長しつつ育児に向き合っていきたいと思います。 イラスト:imasaku著者:小鳥遊美代二児の母。2歳年上の夫と2歳差兄弟、インコ2羽と暮らしている。好きなものは麻雀と読書、子どもを産んでからは育児本を読むのが楽しみのひとつ!妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年07月12日息子が3歳になるころ、夫の仕事が忙しくなり、わたしの生活スタイルとずれた勤務が多くなりました。わたしがパートに行くときには寝ており、仕事から帰るのはわたしが寝かしつけをするとき。息子と2人きりの時間も多くなりました。もちろん息子のお世話も全部自分でしなければいけません。■余裕がなくなり、息子へのイライラがつのる毎日、頭の中はパンク状態でした。普段の家事は、夫が仕事に余裕があるときは手伝ってくれていたのですが、今はそれを期待することもできません。あんなに忙しくて頑張っている姿を見ると、しんどいことを伝えることができませんでした。精神的に余裕がなく、息子の小さな言動でイライラすることが多くなりました。・お菓子は食べるのに、ご飯は食べない。・ご飯中にふざける。・テレビをなかなか消さない。今なら笑って許せることも、毎日毎日続くと冷静に対処することができなくなりました。「どうして何度も同じこと言わせるの?」「さっきも同じこと言ったよね?」「ちゃんとして!」毎日毎日、怒鳴ることが当たり前になって・・・。夫がいなくても、しっかり躾をしなくてはと考えていました。そんなイライラした生活が続く中、息子に言われました。■思わずハッとさせられた息子の一言たった3歳の子がわたしの表情を伺っていたのです。これは躾じゃない、ただの八つ当たりだということに気づきました。自分の段取り通りにいかないことや、自分の時間がなくなることにイライラしていたんです。息子のことを全く見えていなかったような気がします。3歳目前の息子にこんな言葉を言わせて、ようやく気付くことができました。完璧にやらなきゃという想いが強かったので、誰のためにどうしてやらなきゃいけないのか、物事に優先順位をつけて家事や育児をこなすようにしました。余裕がないのはお互いに同じ!! と自分に言い聞かせ、夫にも家事をお願いするようにしました。ママが笑顔なのが1番うれしいんだなと、改めて気づかせてくれた息子に今でも感謝しています。
2019年06月14日生後間もない赤ちゃんが泣き続けて、困ったことのあるママやパパも多いのではないでしょうか。赤ちゃんが泣いているときは、何らかの理由があるため、その理由に合わせた対処を心がけるようにしましょう。今回は、赤ちゃんが泣き止まないときに考えられる原因や、泣き止んでもらうためのコツについてお話ししていきたいと思います。 ママやパパの大きな悩み! 赤ちゃんが泣き止まないのはどうして?赤ちゃんがなかなか泣き止まないときは、何らかのサインを発している可能性があります。言葉を知らない赤ちゃんは、感情を伝える方法が「泣く」以外にありません。そこで、ママやパパは赤ちゃんに変わったことが起きていないか、確認してみると良いでしょう。泣く理由の多くはおなかが空いたとき。これは、授乳をすることで泣き止みます。このほか、おむつが濡れているケースもよくありますが、これもおむつを替えることで解決します。 おっぱいをあげたばかりで、おむつもきれいなはずなのに泣き続けるときは、赤ちゃんは「不快感」を覚えていることがあります。眠りたいのに眠れない、体感温度が熱すぎるか寒すぎる、ベッドの寝心地が悪いなどの理由を探ってみましょう。ちょっとした音や照明を嫌がっていることもありえます。大人にとっては何も感じない環境でも、繊細な赤ちゃんにとっては気になる要素になってしまうことがあるのです。 また、生後5カ月ほどまでの赤ちゃんは特に理由がなくても泣き続ける傾向があります。ママやパパは、赤ちゃんとは泣くのが当たり前だと受け入れ、やさしく接するように心がけましょう。 ただし、「赤ちゃんは泣くのが普通なので、泣き止まなくても放っておけばいい」という考え方は危険です。ときとして、赤ちゃんは便秘などの体調不良や発熱を伝えたくて泣いている恐れがあるからです。泣き止まない状態が続くようなら、体温を測ってみるなどして体調が悪くないかどうかを確かめ、必要があれば病院に連れて行きましょう。便秘ぎみだったり、おなかが張っている様子があれば、綿棒浣腸をしてうんちやガスを出してあげると良いでしょう。 赤ちゃんが泣き止まないときの対処法について赤ちゃんが泣き止まないとき、真っ先に考えたいのは「おなかがすいている可能性」です。このとき、「十分に母乳をあげたはずなのに」という先入観は捨てましょう。赤ちゃんはその日の体調によって、満足する量が変わります。いつもの量では足りずに、泣いていることも多いのです。臨機応変に母乳をあげましょう。ただし、市販のミルクや離乳食は1日あたりのカロリーや栄養量が計算されています。多めにあげる場合は、ミルクよりも母乳にするのが適切です。 気をつけたいのは、「泣いたら、とにかく母乳」と安易な対処を繰り返してしまうことです。赤ちゃんはおっぱいをくわえたら、おなかがいっぱいでも飲んでしまう習性があります。そうすると、本当の泣き止まない原因が解決されないままになってしまうことがあります。赤ちゃんのおなかがふくらんでいるときは、おっぱい以外の原因がある可能性が高いです。たとえば、「おむつが汚れている」のもよくあるケースなので、すぐに取り替えてあげるようにしましょう。 そのほか、「乱れた洋服を直してあげる」ことや、寒暖に対する訴えの場合は「重ね着させたり、逆に枚数を減らしたりしてみる」など、衣服の調整も泣き止まない赤ちゃんへの効果的な対処法となります。遮光したり、テレビなどの音量を下げたりして、赤ちゃんが過ごしやすい環境を整えるのも効果的です。寝苦しくて赤ちゃんが苦しんできるときは、寝返りを手伝ってあげたりすると泣き止むこともあります。 しかし、何をしても泣き止まないときはあり、泣きのピークは生後1~2カ月ごろからおきて、生後5カ月ごろにおさまってきます。そのことを知っておくだけでも気持ちが楽になるかもしれません。 揺さぶりすぎに要注意! ママの心構えとイライラ解消法泣き止まない赤ちゃんに接するとき、泣き止まないことで、赤ちゃんを激しく揺らしてしまうことのないように気をつけましょう。激しく揺さぶられることによっておこる「乳幼児揺さぶられ症候群」となる危険性があります。この症候群は、網膜出血や硬膜下出血、意識障害が起こる可能性があります。赤ちゃんにさまざまな悪影響があるだけでなく、最悪の場合には死に至る恐れすらあるのです。赤ちゃんが頻繁に嘔吐したり、長時間眠って目覚めなかったり、異変が目立つような場合は、病院ですみやかに検査してもらいましょう。 乳幼児揺さぶられ症候群は、生後半年までの赤ちゃんがかかりやすいのですが、2歳までは発症のリスクが消えません。乳幼児揺さぶられ症候群を防止するためには、赤ちゃんをゆっくりとやさしく抱っこする必要があります。 とはいえ、泣き止まない赤ちゃんにストレスを感じてしまうと、思わず激しく揺さぶってしまうママやパパもいます。特に、赤ちゃんに長時間接することが多いママは、いわゆる「育児ノイローゼ」にかかることも珍しくありません。赤ちゃんの健康には、ママのメンタルケアも大きく関わってきます。 ママのストレスを軽減するためには、周囲の協力が大切です。パパや家族にサポートをしてもらい、心身ともに疲労がたまったときは休息をとりましょう。また、パパに家事を代わってもらったり、夜泣きのときに対応してもらったりするのもストレス解消のコツです。「自分だけが苦しんでいる」という状況を改善すれば、イライラも収まっていくでしょう。 まとめ赤ちゃんが泣き止まないときは、パパやママにとってストレスになりますよね。ストレスが蓄積されると、育児ノイローゼにもなりかねません。しかし、赤ちゃんが泣く理由を知っていると冷静に対処することができることもあるかもしれません。そもそも、「赤ちゃんが泣くのは健康の証」だと考え、マイナスな感情を抱かないようにできると良いですね。どうしてもストレスや疲労が解消されないときは周囲の協力を求めるなどして、思い悩まないようにしましょう。 ※参考:厚生労働省「赤ちゃんが泣き止まない~泣きへの対処と理解のために~」 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医
2019年05月17日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんからメッセージです。 イクメンが話題の昨今。 わが家の夫もありがたいことに、家事分担の話し合いに応じてくれているし、しかも実行もしてくれる! が……、やってくれるのはいいけれど、どうもやり方に納得がいかない。 洗い物をしてくれるけれど洗い残しがある、洗濯してくれるといっていたのに洗濯機のボタンを押しただけ、洗濯物のたたみ方が荒い、赤ちゃんの面倒は気の向いたときだけなど、イライラを抱えるママは多いのではないでしょうか。 そこで、パパの家事や育児のやり方にイライラしない方法をお伝えします。 「人は変えられない」が前提心理学では、「自分で変わろう!」とその人自身が思わないかぎり、他人がどんなにがんばってその人を変えようとしても、人は変えられないということを前提にします。つまり心理学的には、ママがどんなにパパに変わってほしくても、パパ自身が変わろうと思わないかぎり、パパが変わることはないのです。 そもそも、パパにとっては「家事分担をする」という約束ははたしているわけですから、文句を言われる筋合いはない、というのが考え方の基本でしょう。 では、どうしたらスムーズに、ママが思うような家事や育児をやってくれるようになるのでしょうか。 感謝の気持ちを忘れずにちゃんとやっていると自分では思っているのに、イライラされたり、文句を言われたりしたら、やる気がなくなるのはママでも同じですよね。まずは、やってくれること、やってくれたことに感謝しましょう。「なんで分担なのに、わたしが感謝しなきゃいけないの!」とは思わず、ここは大きな心をもって「ありがとう」の一言を伝えてみましょう。 直してほしいことや、やり方を変えてほしいことがある場合は、「こうしてくれたらもっとうれしい」というように伝えましょう。 焦らず、徐々に! が大切当然のことながら、パパはママではありません。ママと全く同じには、そもそもできないのです。その上で、ママとは違うやり方をやっていたとしても、それでよしと思うようにしましょう。 視点を変えてみたら、パパのやり方のほうが実は効率がよかった、なんてこともあるかもしれません。すぐにパパがママの思うようにしてくれなくても、イライラせず、気長にやってくれるように待つことも大切です。 自分でやったほうが早くかつ思い通りにできるため、自分でやってしまい、結局ママの分担のほうが多いというのはありがちなこと。ママの思い通りの状態の完成度で、分担を均等にするためには、それなりの時間が必要です。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年05月08日「なぜかイライラして落ち着かない」という空間を経験したことはありませんか?イライラする住まいの原因は、収納の問題が多いのですが、それ以外にも、家具の配置や動線などが起因することがあります。今回は、間取り相談に寄せられた事例をもとに「ストレスフリーで生活しやすい、快適部屋づくり」についてお話しいたします。■ 「動線」を間違えるとイライラ度が増してしまう!ご相談にいらした30代女性の家族構成は、ご夫婦と1歳になる赤ちゃんがいらっしゃいます。家は、LDK+洋室・寝室の2LDK賃貸マンションです。ニコプロ / PIXTA(ピクスタ)「LDKでは、何をするにもストレスフル。ご飯を食べるのも、動くことも、赤ちゃんのお世話をするのも、イライラして疲れてしまう。何か良い方法はないか」というご相談でした。人が動くラインを「動線」といいます。この動線ですが、動線同士がぶつかったり、またはなにか障害物があると、当然ですが不便です。イライラのもとですね。こちらの図でLDKの動線を見てみましょう。廊下からお部屋に入って、リビングへ移動する①の動線が、ソファーにぶつかっています。つまり、このソファーをよけて、リビングへ入らないといけません。また、リビングから寝室へ移動する②の動線ですが、テーブルやオットマンがあるため、寝室へは大変入りにくくなっています。キッチンからリビングへ移動する③の動線ですが、この動線自体は問題ありません。しかし、広くないキッチンに、リビングへ向かう①と③の2本の動線があることによって、キッチンを狭くしてしまいます。■ 家具の配置やサイズを間違えるとイライラが増える!家具の配置やサイズを間違えると、何をするにも不便で、イライラがたまります。cba / PIXTA(ピクスタ)また、動きにくいため家具にぶつかったり、危険なこともあります。下のLDKの間取り図を見てください。キッチンカウンターの背面に設置された①分別ストッカー(ごみ箱)ですが、キッチン台での調理で出たごみを捨てるにはとても不便です。また、ソファーとキッチンカウンターの間も、この分別ストッカーがあるため、狭くなっています。そのため、ソファーか分別ストッカーに、身体がぶつかりやすくなっています。②で示したソファーとテーブルの関係も、大きな問題でした。スペース的にダイニングテーブルが置けないため、ソファーに座りリビングテーブルで食事をされていらっしゃいました。しかし、ソファーの高さに対し、テーブルの高さが高かったため、食事がしにくいという状況でした。食事のしやすい椅子座面とテーブルトップの高さの関係は、その差が27~30cmです。しかし、この数値は椅子が硬めの場合で、ソファーの場合は座面の沈み込みが3~6cm以上ありますので、その数値を考慮しないといけません。こちらのお宅では、ソファーの座面の高さは、座ってないときは38cm。一方、テーブルトップの高さは65cm。その差は、65cm-38cm=27cmですが、ソファーの沈み込みを考えると、その差は沈み込んだぶんが増えます。ソファーの沈み込みを約5cmとすると、ソファー座面とテーブルトップの差は27cm+5cm=32cmとなります。理想的な27~30cmに比べ、テーブルが高いということがわかります。テーブルが高いと、腕を上げて食事をすることになり、食事の度に、たいへん疲れやすくなるわけです。③のスペースは、お父様がテレビを見ながら赤ちゃんを遊ばせていました。しかし幅2m×奥行1.2m程度しかなく、また、テーブルやベビーベッドがあるため、赤ちゃんにとってはケガをしやすい危険な環境でもあります。■ 収納家具の選択を間違えるとストレスが増す!収納家具の選択を間違えると、収納にスペースばかりとられて、思ったような収納量を確保できません。cba / PIXTA(ピクスタ)収納量が足りないと、物が片付かないばかりでなく、散らかっている状況はメンタルにストレスをうけます。下のLDK間取り図を見てください。キッチンワゴンやカラーボックスなどの収納家具を、きちんと壁に配して並べられています。しかし、どの収納も高さがないため、スペースを占めている割には、十分な収納量が確保できていない状況です。■ 「動線の整理」と「家具の種類・配置」を見直すことが最善!動線の整理と、家具の種類・配置を見直し、以上のような問題点を、改善してみました①高さのあるキッチン収納棚やリビング収納を採用し、収納量を確保するとともに、こまごました家具を整理整頓。②家具を右側のみに配置し、スムーズな動線を確保。③家具の配置を変えたことにより、赤ちゃんのための広くて安全なスペースを確保。④キッチンカウンターはL字に配し、動きやすさを実現。また邪魔だった分別ストッカーは、キッチン台背面にあるキッチン収納棚の最下部に設置。⑤テーブルの高さにあったソファーを選び、食事のしやすい環境を確保。いかがでしたか?今の住まいに、何らかのストレスを感じているようであれば、動線や、家具の種類・配置を見直してみてください。きっと、ストレスフリーで快適なお部屋にすることができますよ。(しかまのりこ)
2019年01月08日出産後におとずれる怒涛のような育児生活を通して、身も心も“母親モード”に切り替わるママたち。育児優先の暮らしは大変なことも多いけれど、充実感もあり、何より子どもたちはかわいい…。なのに、ときどき心に湧き上がるモヤモヤやイライラの正体は一体何なのだろう?そんな子育て中のママたちの言いえぬ不安や悩みをわかりやすく漫画に描き、多くの反響を得ているのがコミックライターのとりさん。自身の姿を鳥に見立てた育児日記のなかでは、コミカルで笑いを誘うわが子との日常に加え、育児を通して感じる苦悩や不安を独自の感性で客観的に描いています。■育児と家事で必死な毎日…気づいたら“空っぽな私”独特な“ゆるさ”と、的確な母の心情を描いた漫画がツイッター上で注目を集めるとりさん。なかでも話題となったのが 「育児してると個性死にがち」 の見出しから始まるこちらの作品です。漫画で描かれているのは、結婚・妊娠・出産を通して、いつの間にかおざなりになってしまう母親自身の姿。特に女性たちは出産し、子どもを持つことで、有無を言わさぬ厳しい取捨選択を突きつけられることになります。子育てによって“できなくなること”は必然的にあきらめ、目の前の育児や家事など“やるべきこと”に専念する…。母親として必死に生きる時間は、同時に“私”という個性を必要としない時間でもあります。そんな毎日のなかで、ふと満たされない気持ちを抱えたり、“空っぽな私”に自信を失いモヤモヤした気持ちを抱えたり…。“私”と“母親”の両立に一歩を踏み出せないママもいるかもしれません。しかし、とりさんの作品では、母親たちが“本来の私”でいることを応援し、育児以外の自分を大切にすることを前向きに描いてくれています。■育児に不可欠な「肉体」と「精神」の充足バランスさらに興味深い作品のひとつに、ゲームの世界で用いられるHP(体力)、MP(精神)の表現を使って描かれる育児の消耗エネルギーについて解説した漫画 「今日はどっちを回復しよう?と毎晩考えている。」 があります。しっかり睡眠をとって、体力はチャージされてるのに、なんとなく心が晴れない…。逆に趣味の時間を持って、心は満たされているのに、睡眠不足で後悔する…。体力と精神の充足度のバランスをとることは想像以上に難しいものですよね。しかし、育児に家事にと毎日忙しいママたちは、もしかしたらとりさんが示すこの2つのゲージにさえも気づかず、心身ともにストレスを抱えてしまうこともあるかもしれません。とりさんの作品には、自分ではなかなか気づけない気持ちや悩みの原因を客観的に漫画で描き、示してくれることで、なんとなく心に閉じ込めていたモヤモヤやイライラを解き放ってくれるのです。■とりさんの漫画が連載スタート!読むだけで心がホッとしたり、元気がでたり、ママたちの心を救ってくれるとりさんの漫画が、ついにウーマンエキサイトに登場!とりさんならではの、「ゆるっとした笑い」と「鋭い気づき」でいかに描いてくれるのか、楽しみで待ちきれませんね。今後のとりさんの作品に乞うご期待!とりさん育児中のママの本音や子育ての不安や悩みを扱った作品がツイッター上で注目を集めるコミックライターさん。ついにウーマンエキサイトで連載決定!●とりさんのツイッター: @torikaworks
2018年12月20日子育て中のママたちにとって、わが子と過ごす1日のスケジュール管理は、重要タスクのひとつ。「眠い」、「お腹減った」、「まだ遊びたい」…。子どもの要望とうまく折り合いをつけながら、日々の進行管理を行うものの、ささいなことでリズムが狂い、すべての予定が噛み合わなくなることもたびたび。負のスパイラルにハマり、気力・体力を使い果たした結果、精神的に追い込まれるママたちは決して少なくないでしょう。そんな育児の苦しみや抑えがたい苛立ちと格闘する母の姿を描いた育児漫画がインスタグラムにアップされ、今もなお話題を集めています。漫画を描いたのは、コミックライターのねここあんな。( @necoco_anna )さん。「私の中には、鬼がいる」インパクトのある言葉から始まる この作品 は、ねここあんな。さん自身の体験がベースとなっており、多くのママたちにとっては、決して他人事とは思えないような衝撃的な内容になっています。■夜、寝ない…それは母親にとって想像以上の地獄ことの発端となったのは、子どもが夕方に昼寝をしてしまったことで、眠りのリズムが狂ったというささいなことでした。しかし、どんな小さな出来事であっても、致命的な問題になってしまうのが育児の辛い現実。結果、その日を境に就寝時刻は遅くなり、息子は朝から睡眠不足でイライラ、いつもよりもイヤイヤが激しくなることにつながったといいます。育児と家事で日々精一杯の母は、子どものイヤイヤと向き合うための多大なるパワーを消耗し、さらに体力を回復させるために必要な自身の睡眠時間さえ削られる始末。疲れているのに、眠れない…、そして繰り返される授乳。育児のつらさのひとつには、寝たいときに眠れないというストレスとともに、心の余裕をなくし、「自分」が「自分」でいられなくなるという想定外の苦悩を味わうこともあるのです。■もう限界…母の苛立ちが爆発したあの瞬間のこと夜寝ないわが子との日々から脱すべく、母は息子の昼寝を短く切り上げ、午前中もお昼寝後も精一杯遊ばせるなどの努力で乗り切ろうとします。しかし、そのぶん家事はまったくできず、しわ寄せが起きることに…。そんなある日の夕方、子どもの食事、お風呂と段取りを組んで、進めようとする母に対して、眠さと自分で食べたいけど食べられない…というイライラを募らせた息子が、激しいイヤイヤで応戦してきます。先にお風呂に入れたい母と眠いからおっぱいを欲しがる息子との戦いはどんどん激しさを増し、そしてついに…ずっとずっと我慢していたものが、おさえきれず、どうにも止まらなくなった瞬間。過酷な育児のなかで、ぐっとこらえていたのに、“我慢の紐がゆるんだ”一瞬のうちに、苛立ちが子どもに向かってしまったのです。してはいけないことだと頭では理解しているからこそ、ハッと我に帰り、子どもの顔を見たときに沸き起こる自己嫌悪や悲しみは、もはや言うまでもありません。■ご飯よりもお風呂よりも、もっと大切なわが子のこと苛立ちの限界を超えた自身の姿を“私の中には鬼がいる”と表現したねここあんな。さん。しかし、冷静に自らを見つめてみると、子どもの気持ちを無視して、頑なに育児や家事を進めようとした自分の行動に反省をおぼえます。そして母親の精神状態が、いかに子どもへの態度に影響し、育児に影をおとしてしまうのかについても深く理解するのです。我が子は常にかわいくて、愛おしい存在だ。それは揺るがないけど、「かわいい」も「大好き」も「愛してる」も余裕がなくなると伝えられなくなる。出典: @necoco_annaさん Instagramより 母親だって、人間。ギリギリまで気持ちが追い込まれ、心の余裕をなくせば、わが子への愛さえもうまく表現できなくなることだってあります。母性本能は、決して無敵なものではないのです。そしてインスタグラムの投稿文には、漫画を投稿する際に、「これを見て嫌な気持ちになる人がいるのではないか」という複雑な想いを抱えていたことをつづっています。どうしようかなとか思ってたけど、こんな一日を含めても我が子を愛しいと思ったことに変わりはないし、もし今余裕がなくなってる人がいたとしたら伝えられることがあるかなーと思ってpostしました。出典: @necoco_annaさん Instagramより 母親の愛が神聖なものであることを期待する世の中の風潮がいまだあることで、現実とのギャップに苦しみ、さらに「私はダメな母親なのでは…」とママたちを追い詰めてしまうということもあります。しかし、ねここあんな。さんが描く漫画のなかには、ただきれいごとだけでなく、愛するがゆえの苦しみが生々しく描かれていることで、育児で気持ちが辛くなったママたちに「あなただけじゃないよ」と、強い励ましと心の癒しを与えてくれるのです。■ねここあんな。さんの連載がはじまります!そんなねここあんな。さんのコミックエッセイの連載が、いよいよウーマンエキサイトではじまります。家事に子育てにとがんばる母親としての等身大の日常は、きっと多くのパパママたちの心に寄り添ってくれるはず。ぜひお楽しみに!ねここあんな。さん2017年2月生まれの息子さんを育てながら、コミックライターとして活躍中。育児の辛いも楽しいも、正直に描いた育児漫画がインスタグラムで話題を集めています。●ねここあんな。さんのインスタグラム: @necoco_anna
2018年12月08日子育ては夫婦で協力しなければいけません。しかし旦那にイライラしてしまう妻が多いのが現状です。なぜ旦那にイライラするのか、そしてそのイライラをどう対処すればいいのか、これからパピマミ編集部がご紹介します。旦那にイライラするタイミングとは?旦那にイライラする場面は、やはり子どもに関わってきます よね。・子どもが泣いているのに相手をしない・自分では泣き止まないからと奥さんに押し付けるまた、家事の協力・分担でも、イライラが発生しやすい傾向にあります。洗い物が溜まっているのに旦那はテレビを見ている、家事の分担がいつまでも変わらずに妻ばかりに負担がかかっているようです。子どもができたからには育児に積極的に関わってほしい、家事も今まで以上にやってほしいという妻は思いますよね。そのような気持ちが、旦那に伝わらないとイライラの感情が生まれる ようです。子育てはイライラしやすい時期旦那にイライラするのは時期の問題かもしれません。出産後はホルモンバランスが乱れやすく、「産後うつ 」と言われるように、精神的にも不安定になりやすいのです。妊娠中の急激なホルモンバランスの変化は、出産後すぐに元に戻りません。産後半年〜1年ほどかけて元のホルモンバランスに戻ろうとします。なぜイライラするか分析してもよく分からないのであれば、産後の体の状態を疑ってみましょう 。精神があまりに不安定な場合は通院して治療の対象となりますが、大抵の場合は自然に回復するのを待つほかありません。イライラしてしまうのは仕方がないので、無理にイライラする気持ちを押し込めようとせず、いずれ精神的に安定する 時を待ちましょう。子育てならではのイライラの原因次のような原因からも、イライラしやすくなります。・寝不足赤ちゃんは授乳間隔が開くまで、2〜3時間おきに起きます。少し寝ては授乳という朝も夜も分からない生活が数カ月続きます。寝不足は精神的に不安定になりやすく、ちょっとしたことでイライラしやすくなります。・外出できない出産前は外出が好きだった人は、家にずっといること自体にイライラします。さらに、子どもは自分の思い通りにならないことが多く、手間や時間をかけてもそれが無駄になることがあります。例えば長い時間をかけて寝かしつけても15分で起きてしまったり、離乳食を食べてくれなかったり、片付けたそばから散らかしていくようなことは日常茶飯事です。そのような時は子どもにイライラをぶつけるのはいけないと思い、旦那に八つ当たりしてしまう こともあります。子育てのイライラ解消法!子育てのイライラ解消法は、少しでも一人の時間を持つこと 。子どもとずっと一緒に過ごすのは幸せな時間ですが、過ぎたるは及ばざるが如しです。旦那や両親に子どもを預けて、一人でどこかに出かけてみましょう。保育園の一時保育などもあります。特別なことをする必要はなく、カフェでぼーっとしたりショッピングをしたり何気ないことで構いません。同じ環境で同じような日々を繰り返していると、視野がせまくなりがちです。家や子どもや旦那から離れることで改めて大切さに気づくこともありますし、イライラを客観視できます。また、一人の時間をくれた旦那さんに感謝の気持ち も持てるようになります。まとめ出産後のホルモンバランスが原因で、精神的に不安定になっていますし、寝不足や思い通りにならないという子育ての大変さから心にゆとりがなくない場合も。旦那さんや家族に協力してもらい、一人になる時間を作りましょう。イライラする自分を責めずに、旦那に正直な気持ちを話して協力を求めてみましょう。
2018年11月02日育児中のイライラ、いろいろな場面で大なり小なりありますね。子どもは本当に親の思うとおりに動いてくれず、それがおもしろくもありますが、時には抱えきれないイライラを覚えることも。では、自分がどんな場面でイライラすることが多いのか、考えたことはありますか?意外にも法則性があるかもしれませんよ。私が自分のイライラポイントに気づいたきっかけはイライラするポイントは人によって違うと思います。私の場合は、夜泣きの対応、ごはんどきのぐずり、お出かけ先での聞き分けのなさによくイライラしていました。なかでもごはんどきのぐずりが個人的に1番きつかったです。私がイライラするポイントを考えるきっかけになった出来事は、遊園地でのお昼どきのこと。タイミング悪く、お店に並んでいる最中に娘が寝てしまいました。このまま寝ている隙にゆっくりご飯が食べられるかもしれないと淡い期待を持ちました。そして配膳されていざ食べようとする瞬間に子どもが起きる・・・。もう語りつくされた育児あるあるですね。起きてぐずるわが子をあやしながら冷めていく料理に泣き出しそうなほどのイライラを感じました。期待を持ってしまった分の反動が大きかったのだと思います。あやしながらつい最近も同じシチュエーションでイライラしたことを思い出しました。そこから私は過去にイライラしたのはどんなときだったか振り返ってみることに。そうするとおもしろいくらい自分がイライラするのはごはん前にぐずられるときなのです。これにはハッとさせられました。イライラポイントがわかると対策が立てやすい私は「こんな場合にイライラする」ということを認識したことで、驚くほど感情をコントロールしやすくなった気がします。冷めていくごはんを前にしても「これが私のイライラポイントなのよね」と客観的に自分をなだめられる感じです。早速、夫に笑い話として話しましたが、これが結果的によい方向に進みました。私のイライラポイントを知ったあと、夫は動きやすくなったようで、同じシチュエーションになると率先してあやしたり、私があやした場合には口においしいごはんを入れてくれたりするように。自分のイライラポイントを知ることは、自分だけでなくまわりの人も対策が打てるメリットがありました。イライラポイントはどうやって知るの?今回、私が自分のイライラポイントを知ることができたのは偶然でしたが、これは「アンガーマネジメント」と呼ばれ、以前のあんふぁんのママニュースの記事「アンガーマネジメントの先生に聞く!育児のイライラをコントロールする方法」でも書かれていました。その記事では、「怒り日記」をつけることがすすめられていました。確かに今回過去の自分を振り返るにあたり役立ったのは、メモ程度につけていた育児日記でした。書いて自分のことを客観的に捉えることが大事なのだと思います。しかしいきなり日記を書くのも大変なこと。まずは育児日記や家計簿、カレンダーでもメモ程度から始めてみるのがおすすめです。もうすぐ3歳のわが子はだいぶ聞き分けられことも多くなり、ごはん前に寝ることも少なくなりました。以前に比べてイライラすることも減りましたが、時折立ち止まって自分を把握することは大事だと感じています。最近イライラしているなと自覚した時がチャンスです。また意外と知らない自分に出会えておもしろいですよ。<文・写真:フリーランス記者幸森陽子>
2018年10月27日こんにちは、2歳3ヶ月の娘を子育て中のホコリです。今回は特集「私って、ダメなママ?」がテーマです。わたしは出来た母親ではないので、これ、しょっちゅう思います。(苦笑)なかなか寝てくれず、イライラしてしまうことも寝かしつけが難航すると、あれをやりたい・これもやらなくちゃ、と考えていたのに、寝てくれない時間の経過とともに取り掛かるのが憂鬱になります。それでつい「はやく寝てよ!」なんて強い口調で言ってしまい、泣かせてしまうこともあります。子に罪はないのに、未熟な母ゆえ自分の都合・自分の感情のままにイライラをぶつけてしまうこと、多々あります……。今のは完全にわたしが悪かった!と思ったときはぎゅっと抱きしめて「ごめんね。ママ娘ちゃんのこと大好きだからね」と謝りますがどうにもイライラが収まらず、これ以上一緒にいると優しくできない!というときは、パパにバトンタッチ します。無理せず、ママが笑顔になれる選択を親子とはいえ、適度な距離を置くのも大事だと思います。常に一緒はしんどい。離れてる時の我が子とか、眠っている我が子ってめちゃくちゃ可愛くないですか?それって自分から離れているからだと思うんです。まず母親自身が無理をしないこと・楽な方法を探し当てること も、子供と仲良く楽しく過ごしていくコツだとわたしは思っています。親と子、お互い機嫌がよければオッケー!できなかった家事やタスクは明日やればいい!(期限のないものであれば。)聖母みたいなママもいるかもしれないけど、自分は自分のペースで子育てする。理想の母親像を追いかけるのも素晴らしいことだと思いますが、ハードル高いと疲れちゃうので、まずは自分と子どもが笑顔でいられたらいいと思っています。子どもだって、しんどそう・悲しそうなママより笑顔のママのほうが嬉しいんじゃないかと思います。●ライター/ホコリ
2018年10月22日イチコは1歳の終わり頃からイヤイヤ期が始まりました。着替えもイヤ、ご飯もイヤ、何するにもイヤ。「イヤイヤ期」という言葉どおり、まさに「イヤイヤ」ばっかり言う時期でした。「イヤイヤ期」って言葉考えた人、天才。この「イヤイヤ」に振り回されて、イヤイヤ期中は私もイライラしまくりでした。でもできることならもちろんイライラしたくない!ということで、イライラを抑えるべく…。わが子はかわいい。間違いない。でも何しても「イヤ!」と返されると…そらイライラもしますわ!!!イライラしないなんて無理! どんなに自己暗示しても無理なもんは無理!同じ土俵で相撲を取ってやろうやないか!そんなこんなでイライラした日々を送る中で、イライラを抑える方法を発見しまして。目の前の現実(イヤイヤ)から離れて、違うことに意識を集中!イヤイヤの原因がわかれば何とかできるかもやけど、何を聞いても答えない、抱っこどころか触れさせてくれない、絵本やおままごとなど遊びに誘ってもダメ、「何かつらいのね」と寄り添おうとしても聞く耳を持たない…。こうなったらもう晩ご飯のメニューか、次の休日の過ごし方か、宇宙について考えるしかない。子どものイヤイヤに毎回向き合ってたら体力も気力も持たないので、どうしようもできないときは、もう何もしませんでした。そのうち子どもも体力切れてイヤイヤできなくなるし。娘のイチコは今4歳ですが、イヤイヤ期のような手のつけられないかんしゃくはほぼなくなりました(まったくのゼロではないですけどね…)。いま、お子さんがイヤイヤ期真っただ中の親御さん、いつか必ず終わるので、それまでイヤイヤをのらりくらり交わしつつ、頑張らないことを頑張ってください!
2018年10月22日家庭内の言葉を大切にしてきた江藤真規さんに、前回は「イライラ言葉」→「ポジティブ言葉」の変換事例を教えてもらいました。江藤さんは、娘二人を現役で東大にいれたスーパーママ。けれども、「子育て中は、イライラしっぱなし。家族に、『真規』を『魔鬼』と変えた方がいいと言われるほど、 怒りまくっていた時期もありました」と言います。そんな江藤さんは、どのように自分を変えていったのでしょうか?【ママのイライラ言葉変換辞典】 第1回 子育て環境の変化が、ママの罪悪感と不安を高めている 第2回 「いい加減にしなさい」に代わる言葉は? ネガティブ言葉の変換 お話をうかがったのは…江藤真規(えとう まき)さん教育コーチングオフィス、サイタコーディネーション代表。マザーカレッジ主宰。自身の子育て経験を通じて、コミュニケーションの重要性を実感。東大大学院で研究を続けながら、保護者と教師が連携をとることの重要性を提言している。・マザーのための知的な学び場: MOTHER COLLEGE(マザーカレッジ) ■イライラ言葉を使ってしまう7つの原因そもそも、どうしてママは子どもにイライラ言葉を使ってしまうのでしょうか? 胸に手を当てて、よ~く考えてみると、イライラ言葉を使ってしまう「引き金」は子どもの言動ですが、根本的な原因は「親の心の中」にあるようです。「イライラ言葉を使ってしまう『親の心のなか』にある根本的な原因を分類すると、次のとおり、大きく7つにまとめることができます」(江藤さん)。自分自身がどのようなシチュエーションでイライラ言葉を使いがちなのか? それがわかればイライラ言葉を回避しやすくなるはずです。●イライラの7つの原因を知ろう!1.急いでいるとき2.周りの子供と比較してしまうとき3.周囲の言葉に、敏感になりすぎているとき4.理想と現実のギャップを感じるとき5.見通しが立たないとき6.イヤな部分ばかり目につくとき7.自分の調子が悪いとき出典: 『子どもに伝わる! 子どもが変わる! ママのイライラ言葉言い換え辞典』 (江藤真規/扶桑社)■イライラを解くカギは「もうひとりの自分」江藤さんは言います。「イライラ言葉から脱却するのにオススメなのは、イライラ言葉を発したときの自分と子どもの関係性を客観的に見る『もうひとりの自分』をつくることです」。イライラしている自分を、俯瞰の視点で感じてみる…。たとえば、「イライラ言葉を使っている、いまの自分は子どもからはどんなふうに見えている?」「子どもにどんなふうに影響を与えている?」。そんなことを、自分に問いかけてみるのです。「もうひとりの自分」がこう問いかけることで、現実の自分は「何をやっているんだろう」と、わが身をふりかえるキッカケにできることもあるでしょう(できないことがあっても、それはそれ。いちいち落ち込まないことも大切です…笑)。こんなふうに、「もうひとりの自分」が、現実の自分に問いかける「セリフのパターン」をいくつか知っておけば、イライラ感情に溺れてしまうことを、少しは防げるかもしれません。●イライラ感情からママを救う7つの救命言葉原因 → 自分への問いかけ1.急いでいるとき → 「子供はなぜ急ぐ必要があるのかわかっている?」2.周りの子供と比較してしまうとき → 「夫によその奥さんと比較されたら、どう思う?」3.周囲の言葉に、敏感になりすぎているとき → 「子育てに正解を求めすぎていない?」4.理想と現実のギャップを感じるとき → 「その理想は誰の理想なの?」5.見通しが立たないとき → 「子供の10年後をイメージしてみて」6.イヤな部分ばかり目につくとき → 「イヤな部分は、言い換えればどんな才能?」7.自分の調子が悪いとき → 「私を助けてくれる人は誰なのかな?」出典: 『子どもに伝わる! 子どもが変わる! ママのイライラ言葉言い換え辞典』 (江藤真規/扶桑社)■「成長モデルが違う」という発想今回の取材を通じて、筆者が一番、印象に残ったことをお伝えします。「親としての 成長モデルは、『学校で勉強を習う』などの知識習得型モデルとは違う成長モデルです。壁にぶつかったときに、『さて、どうしよう』と悩み、その困った状況に子どもとともに身を置きながら省察する、そして超えていく…、このような流れが親としての成長なのだと思います。この成長モデルをイメージできるようになると、『怒ってしまっても、しょうがない』ということが、開き直りでも何でもなく、壁を乗り越えるための言葉として使えるようになっていきます」(江藤さん)『学校で勉強を習う』ということとは違う、成長モデルがある。「習ったから、できるようになる」ということではなく、自分の失敗を省察することから学ぶ成長モデル…。この成長モデルの存在をイメージできるようになると、「子供に対して、すぐにイライラしてしまう私って、何てダメなんだろう!」と自分を責めるのではなく、「どうして、私、あんなことを言ってしまったのかな?」と、怒ってしまった自分に寄り添えそう。 そして、そこから学ぼうと、前向きな方向に気持ちを切り替えできそうです。子育ては大変な事業で、誰しもが壁にぶつかるもの。「子育てで、何の問題もないという人を、私は知りません。イライラ言葉を使ってしまったときほど、親子にとって、成長するチャンスだと、私は強くお伝えしたいと思っています」(江藤さん)
2018年10月19日「いい加減にしなさい!」「早くして!」。つい、使ってしまうイライラとした言葉。でも、「イライラ言葉では、子どもは『ママが怒っていること』はわかるものの、『ママが本当に伝えたいこと』は理解できない場合も多いんです」と言うのは、教育コーチングオフィスを主宰する江藤真規さん。江藤さんは、家庭で使う言葉について考え続けています。【ママのイライラ言葉変換辞典】 第1回 子育て環境の変化が、ママの罪悪感と不安を高めている 第2回 「いい加減にしなさい」に代わる言葉は? ネガティブ言葉の変換 -->お話をうかがったのは…江藤真規(えとう まき)さん教育コーチングオフィス、サイタコーディネーション代表。マザーカレッジ主宰。自身の子育て経験を通じて、コミュニケーションの重要性を実感。東大大学院で研究を続けながら、保護者と教師が連携をとることの重要性を提言している。・マザーのための知的な学び場: MOTHER COLLEGE(マザーカレッジ) ■「イライラ言葉」を言い換えるには江藤さんは、「イライラ言葉をなくす」のではなく、「子どもに話しかける語彙を増やす」という発想で、家庭内の言葉を整えていったそう。そこで必要なのが、今まで使っていたネガティブな口癖をポジティブな表現に置き換えた「新しい言葉」。この連載のなかでは、「イライラ言葉」に対して、「ポジティブ言葉」と呼びます。それでは、早速、教えていただきましょう!▼言い換えファイル その1.「いい加減にしなさい」いい加減にしなさい↓お部屋の片づけをしてほしいなイライラ言葉同義語:何度言わせるの!?【ポジティブ語変換】大人にとって簡単に理解できるニュアンスだからといって、子どもが理解できるとはかぎりません。「いい加減」という言葉がまさにそれで、子どもは怒られていることはわかっても、具体的に何を求められているかまではわからないもの。感情で話すのではなく、ママ自身「自分が何を怒っているのか?」を冷静になって整理をし、伝えることが大切です。▼言い換えファイル その2.「早くしなさい!」早くしなさい!↓時計の針が「6」になったら出かけるよイライラ言葉同義語:「早く寝なさい」「早く食べなさい」「早く片付けなさい」「早く! 早く!」【ポジティブ語変換】「早くしなさい」と言われて、急げる子どもはまずいません。子どもは大人ほど時間感覚が育っていないので、親が教えてあげる必要があります。「この先で、やるべきこと」を考えることができる大人に対し、子どもは「今」という世界に没頭して生きているからです。急がせるという発想ではなく、時間になったことを伝える気持ちで声をかけてみましょう。▼言い換えファイル その3.「つべこべ言わない!」つべこべ言わない!↓あなたはそう思うのねイライラ言葉同義語:「口ごたえしない!」「ママの言うとおりにしなさい!」【ポジティブ語変換】ひとつ、提案です。ママに対してのヘリクツや、単なる言い訳に聞こえることも、ひと呼吸おいて、「子どもが自分の意見を伝えている」という視点を持ってみてはいかがでしょうか?「あなたの意見はわかったわ。でもママはこう思う」と、子どもの意見をいったん認めつつ、自分の意見を伝えると、そこにディスカッションが生まれます。家庭内でディスカッションができるようになれば、子どもの考える力はグングン伸びますよ。▼言い換えファイル その4.「信じられない!」信じられない!↓びっくりしちゃったイライラ言葉同義語:「ウソでしょ!」「ありえない!」【ポジティブ語変換】子どもがとんでもない失敗をしたとき、このような言葉を使ってしまったことは、ありませんか? 日常の中でわりと使う言葉ではありますが、子どもにとっては、人格を否定されたと感じるくらいのインパクトのある言葉で寂しさを感じてしまうかも。ママの怒りやショックは理解できますが、それは自分の気持ちのなかで受け止めるに留め、驚いたことのみ伝えます。見放すようなニュアンスは、できるだけ避けられると良いですね!▼言い換えファイル その5.「あなたにはムリ!」あなたにはムリ!↓まず○○からやってみようねイライラ言葉同義語:「どうせできないんだから!」「まだムリよ!」【ポジティブ語変換】たとえば、お手伝い。子どもが「包丁を使いたい!」と言ってきても、「まだ、危ない」と感じることはあるでしょう。そんなときは、親がムリと決めてしまわず、小さな目標に分解し実現できそうなことから提案してあげましょう。「じゃあ、今日は、猫さんの手で3回だけ、トントンしてみようか?」。こんなふうに少しずつ包丁に慣れていくことで、いつか上手に包丁が使えるようになります。小さな積み重ねが大きな成果に繋がるのです。▼言い換えファイル その6.「小さい頃からずっとそうだよね」小さい頃からずっとそうだよね↓それ、あなたの個性だよねイライラ言葉同義語:「困った性格だよね」「あなたって、いつもそうだよね」【ポジティブ語変換】良いことを指して言うなら、もちろん問題ありません。けれども、悪い意味で使っているのであれば、子どもの性格を否定するNG言葉に。もしお母さんにとってはなじめない性格でも、「持って生まれたものだから変えられない」と割り切り、「宝物の個性」と思える言葉でとらえ方を変換させましょう。具体的な性格のとらえ方の変換は次を参考にしてみてください。▼言い換えファイル その7.「どうして先にやっておかなかったの!?」どうして先にやっておかなかったの!?↓次はどこに気をつけていこうかイライラ言葉同義語:「なんで言われたとおりにしなかったの!?」【ポジティブ語変換】過去のことを否定的に質問しても、「だって…」という言い訳しか出てこないのは、大人でもそうですよね。言い訳に使うエネルギーほどムダなものはありません。大事なのは子どもの意識を過去ではなく、未来に向けてあげること。次回からどう気をつけたらいいのかを考えさせ、少しずつでもステップアップできるようにしてあげましょう。▼言い換えファイル その8.「バカじゃないの!」バカじゃないの!↓気持ち切りかえようか!イライラ言葉同義語:救いようがないわね【ポジティブ語変換】たとえば、テストで悪い点をとった時。子どもだって、もちろん落ち込んでいます。こんなときのママのイライラ言葉は、子どもの勉強嫌いや苦手意識を高めてしまうかもしれません。できないことをできないまま終わらせるか、できないことができるようになるかは、親の言葉かけ次第。子どもが気持ちを切り替え、前向きになれるよう仕向けてあげて!▼言い換えファイル その9.だからダメなのよ!だからダメなのよ!↓忘れちゃったかな?【ほかのイライラ語】「ろくなことしないわね」「ほんとダメだね」【ポジティブ語変換】人間だから失敗したり、忘れたりすること、やってもできないこともあります。つねに完璧でいることなんてできませんよね?できなかったことを取り上げて、こんな言葉で子どもの自己肯定感をペシャンコにしても、ママも子どもにもいいことはありません。まずは、困難に立ち向かっている子どもの気持ちに寄り添う言葉かけをしてみて。▼言い換えファイル その10.「●●ちゃんは上手にできるのに!」●●ちゃんは上手にできるのに!↓こんなところが成長したよねイライラ言葉同義語:「●●ちゃんはスゴイよね~!」【ポジティブ語変換】よく言われていることかもしれませんが、子どもと「ほかの子」の比較は、絶対にNGです。比べるなら、子ども自身の過去と現在。「どれだけ成長したか」を言ってあげることで、親に認められていると安心し、自己肯定感もアップします。子育てでは、結果だけに目を向けるのではなく、それまでのがんばりや成長を思い出し、伝えてあげることが、とても大切です。■ネガティブ → ボジティブ変換例ネガティブ → ポジティブ●神経質 → 感性が豊か●落ち着きがない → 活動的●わがまま → 自分の意志をもっている●引っ込み思案 → やさしい/人の気持ちがわかる●集中力がない → 新しいことをやりたい出典: 『子どもに伝わる! 子どもが変わる! ママのイライラ言葉言い換え辞典』 (江藤真規/扶桑社)■ママが笑うだけでも意味がある!もっとパターンを知りたい方は、『ママのイライラ言葉言い換え辞典』にたくさんの事例が紹介されています。筆者は原稿を執筆しながら、「なるほど、こんなふうに伝えれば良いのか!」と、前向きな気持ちになりました。イライラの下にある「本当に気持ち」をポジティブな言葉に変換できるようになれば、それはプラスのエネルギーとなる。イライラ言葉を使うより、親子関係(夫婦関係も?)は、もっとスムーズになるのではないでしょうか? 江藤さんご自身は、「ポジティブ言葉を本で見た娘から、『こんなことを言われたら、かえって気持ち悪い!』と笑われました」と、おっしゃっていました。ポジティブ言葉が「どうにも気恥ずかしい!」と思う人は、「こんなこと、普通、言わないよね」と、クスっと笑うだけでも良いと思うのです。「新しい語彙」にママ自身が触れてみるだけでも、充分意味があると思いますよ! 次回は、イライラ言葉を使ってしまうママの心の内を、もう少し深く探ってみます。
2018年10月18日「最近、ママのイライラの『質』が違ってきたように感じます」と語るのは、娘二人を現役で東大に合格させたスーパーママ江藤真規(えとう まき)さん。江藤さんは、家庭内の言葉を、とても大切にされています。イライラして、子供に対してキツイ言葉を使ってしまい、後悔することって、ありますよね? そんなとき、どうすれば良いのでしょうか? 子どもへの上手な声掛けについて伺いました。お話をうかがったのは…江藤真規(えとう まき)さん教育コーチングオフィス、サイタコーディネーション代表。マザーカレッジ主宰。自身の子育て経験を通じて、コミュニケーションの重要性を実感。東大大学院で研究を続けながら、保護者と教師が連携をとることの重要性を提言している。・マザーのための知的な学び場: MOTHER COLLEGE(マザーカレッジ) ■自分を責めるママが増えた冒頭の、「ママたちのイライラの『質』が変わってきた」という話について、少し突っ込んでお話しを聞いてみました。以前のママたちの悩みは、「子どもが勉強しない」「子どもが言うことを聞かない」といった、「子どもが●●しない」という困難感が中心でした。けれども、いまは、「子どもを感情的に叱ってしまう」「時間がなく、ちゃんと子育てができていない」といったママの自責感が中心になってきているよう。こうした悩みがママのイライラにもつながっていきます。「子育ては、本来、自分が好きなようにやってよいもの。それなのに、ママたちは、学べば学ぶほど、『●●すべき』というToDoリストや、『●●はいけない』というNGリストが増えてしまう。やがて、『それができない私は、何て悪い母親なんだ』という気持ちになってしまうんです」(江藤さん)。自分の子育てに「苦しさ」や「ふがいなさ」を感じているママたちが多い…。教育現場を取材している筆者自身も、肌感覚として、同じ実感があります。■「教育の見通し」が立たないママの不安なぜ、そんなことが起きているのでしょうか? 江藤さんは、言います。「いま、大きく教育が変化しようとしています。そのなかで、『教育に対しての見とおし』が立ちにくくなっていることが大きな要因なのではないでしょうか?」「何かが、違う」と感じつつも、「何をすべきがが見えない」という端境期のなかで子育てをしている現代のママたちは、洞窟のなかを手探りで歩いているような状態。苦しいのは、あたり前なのかもしれません…。 ただ、「時代が、悪い」「学校が、悪い」と誰かのせいにしていても、解決にはなりません。わが子は、いま、目の前で毎日育っているのですから! では、今日から、ママができることは、何なのでしょうか? ■いま目の前にいる子どもにすぐにできることは?江藤さんは、こんなふうにアドバイスをしてくださいました。「一番、手っ取り早いのは、家庭内の言葉を変えることです」。何か変化を起こそうと決意しても、ハードルが高すぎたら気持ちは萎えてしまいます。そんなとき、ファーストステップとして、言葉を変えるという手段は、簡単で速攻性も高いのです。「たとえば、『子どもを褒められない』というママ。子どもを褒められない方は、『私が褒められてこなかったので、どう褒めていいのかわからない』と、おっしゃいます」(江藤さん)。ある方は、手始めにキッチンに3つの褒め言葉を貼っておくことからスタートしたそう。●子どもを褒める言葉3つ「すごいね!」「やったね!」「さすがだね!」「最初は、まさに『形だけ』だったそうです(笑)。けれども、形だけの言葉を重ねるうちに、子どもの表情や態度が変わってきた。そうすると、『私も、子どもを褒めてあげられるかもしれない』と、意識変容が起こり、次の行動に繋がっていきました」(江藤さん) ■「イライラ言葉」は「本当に言いたいこと」は伝わらないところで。「いい加減にしなさい!」「早くして!」。そんなイライラ言葉では、子どもは「ママが怒っていること」はわかるものの、「ママが本当に言いたいこと」は理解できない場合があります。たとえば、「いい加減にしなさい!」「何度言ったら、わかるの?」。日常的によく使う言葉ですが、ママの本当の気持ちは、「ご飯だと呼んでいるのだから、早く食卓について欲しい」とか「部屋を片付けて欲しい」といったことかもしれませんよね。そうなると、ママがいくら声を大にしてイライラ言葉を使っても、子どもに「ママが本当に言いたいこと」は伝わらず、余計にイライラして、さらなるイライラ言葉を重ねてしまう、という負のスパイラルに陥ってしまいます。■ママの「イライラ」が激減するポジティブ言葉とはでは、どうしたら良いのでしょうか? 「私は、『イライラ言葉をなくす』のではなく、『子どもに話しかける語彙を増やす』という発想が良いのではないかと考えています」(江藤さん)そこで必要なのが、いままで使っていたネガティブな口癖をポジティブな表現に置き換えた「新しい言葉」です。この連載のなかでは、「イライラ言葉」に対して、「ポジティブ言葉」と呼びます。子育ては、キレイ事だけではやっていけません。むしろ本気で取り組む子育てには、「イライラのない子育てなんてない!」と、声を大にして言いたい。だからこそ、現状を打破する方法論の一つとして、「形から言葉を変えていく」ということに、ちょっとトライしてみませんか? 次回は、「イライラ言葉」→「ポジティブ言葉」の変換事例をご紹介します。
2018年10月17日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「夏休み、イライラする妻に夫がしびれを切らした! 不機嫌ママの反省」 で、夏休み中の“ママのイライラ”についてアンケートを実施。長い休みで一緒にいる時間が続くと、相手が大好きな子どもでもイライラすることがあるはず。今年は外出して気分転換しようにも暑すぎて思うように出掛けられないし、学校のプールやじゃぶじゃぶ池まで猛暑で中止続出の事態に!アンケートでは、「イライラしたくないのにしちゃう!」「夏休みなんてなくなって!」など、ママたちの悲鳴のような声が集まりました。どうすれば、ママたちのイライラをなくすことができるのでしょうか。ママたちが実践している“イライラ解消法”を、アンケートからご紹介します。■夏休みのイライラ増加、約90%のママが実感!アンケート内の質問「子どもの夏休み時期にイライラすることは増えますか?」で、「かなり増える」と答えたのは66%、「やや増える」が23%で、合わせると89%ものママが、夏休みにイライラが増えることがわかりました。Q.子どもの夏休み時期にイライラすることは増えますか?かなり増える 66%やや増える 23%ほとんど変わらない 7%全く変わらない 3%その他 %専業主婦やちゅいママさんのように自宅で仕事をしているママは、子どもの相手をしながら家事もこなさなければならない。ワーキングママは、学童用に毎日お弁当を作らなければならない。さらに小学生を持つママには宿題の手伝いも…。このように夏休み中のママには、やらなくてはいけないことが増えます。さらに、子どもが家にいることでママの気分転換の時間がなくなることも…。そう考えると、やはり夏休みにママがイライラしてしまうのは当然のことなのかもしれません。■“ひとり時間”でストレス解消!多くのママが夏休みにストレスがたまっている状態だということがわかったわけですが、では、そのイライラをどうやってやり過ごしているのでしょうか?アンケート内の質問「イライラを解消するためには何が必要?」という質問には、「ママひとりの時間!」という回答がもっとも多く集まりました。自分の時間を持つこと。一人で買い物、掃除など家事を自分ペースでできる時間。自分ペースで物事が進むとストレスは少ない。うちは児童クラブと保育園なので、それができる日があるが専業主婦であれば旦那の協力が不可欠。子を連れて数時間外出してくれたら良い。週に1度、半日程度1人で自由に動き回れる時間。それがあれば、「あと○日」とブツブツ呪文のように言いながら、がんばって乗り切れるのではないか?と思います!私は息抜きとストレス解消のために、1人の時間が、大切なので、子どもたちが寝たあと、旦那が帰ってくるまでのお一人さまタイムを趣味に当てたり、好きなドラマの録画をまとめてみたり、わざと1人でリビングのソファで1人で寝てみたり(笑)して、心をスッキリリセットする時間を作ってます。子どもと離れて、ひとりの時間が少しでも取ることができれば、イライラが生まれづらくなるのかもしれません。■一緒に夏休みを楽しんでしまおう!ママたちから集まった“イライラ解消法”には、「ひとり時間」以外にもたくさんの回答が寄せられました。まずは「子どもと一緒に楽しんでしまおう」作戦!子どもたちと一緒に過ごす時間でしかできないことを自分も一緒に楽しむ! たとえば、一緒にお祭りに行ったり、家でまったりDVD観たり。「一緒にゆっくりする!」って決めた日を作ると、ちょっと疲れ取れたりします。おやつも好きなときに食べて、ご飯もテキトーにして。自分も一緒に覚悟を決めて思い切り楽しむ! 家事は最小限にし、ときには子どもも巻き込む。買い物も長時間かけるのはこっちもイライラするから、必要最低限のものを買い、どうせ暇だからちょこちょこ買い物へ行くようにする。自分なりに工夫することで、去年よりも全然楽しめるようになりました!子どもとずっと一緒にいるのだから、どうせなら自分も楽しもうというママのアイデア。子どもたちと心から楽しめればハッピーになれるし、夏休みの思い出がたくさん作れそうですよね。■預かり保育や学童で、子どもと離れる時間を作るちゅいママさんもご主人から提案された「預かり保育や学童の利用」という方法。お財布には厳しいですが、毎日ではないにしろ、休み中に何度か預けることで“リフレッシュ”しているママも。ママには自分時間ができて、子どもも友だちと一緒に遊んだり広い場所で体を動かせたりするので、親子ともに充実した時間を過ごせるメリットがあります。パートをしているので、夏休みは幼児預かり保育を利用しています。ちゅいママさんの言うとおり夏休みにずっと子どもといるのは無理なので、そのために働いている感じもします。とにかく、限界を迎える前に預かり保育を利用する! これに限ります。預かり保育は料金が発生するため、専業主婦の私には後ろめたい気持ちも生じるのですが、イライラして子どもと母親がストレスを抱えるよりはマシ。必要経費だと言い聞かせて利用しています。さいわい、夫も「倒れたら、そっちの方が大変だぞ」と言ってくれるので。ほかに「子どもだけのキャンプに行かせる」というママも。支出は大きいですが、子どもたちが普段できないことを経験できるので、プラスの要素は大きいかもしれません。■お金があればイライラは減る?また、「お金があれば、イライラすることが減る」という意見も多く集まりました。自由になるお金。家事が思うようにできないときに、アウトソースするお金。ご飯を作るのが大変なときに、家族で外食するお金。子どもを預けるお金。など、普段はいらないけど、お金があれば時間が買えて、イライラすることも少なくなる気がする…たしかにお金があれば、ママの心と体の負担が減りますね。けれど、実際はお金の有無よりも、“そこにお金を使えるか”がカギになってくるような気がします。自分がラクするためにお金を使うことに罪悪感を抱いてしまって、なかなか使えないというママ、意外と多いのではないでしょうか。4歳の双子男子子育て中です。年少さんのときの夏休みはお金もないため児童館や公園に出かけ、それはそれは苦痛でした。苦行でした。去年の失敗から学び、今年は「夏休み特別ボーナス」を主人からもらい、映画や博物館や室内遊び場など、室内で遊べるお出かけができています。それでもストレスがたまるので土日は主人に子どもを連れ出してもらって自分の時間を作っています。「夏休み特別ボーナス」、ナイスアイデアですね! 日頃から夏休みに向けてコツコツ貯金でもしようかな…なんて思ってしまいました。そのための資金と決めてしまえば、前向きにお金を使えそうです。■まだある! ママのイライラ解消法ほかにも、ママたちがイライラを積み重ねないためにしていることが。体を休めたり、自分へのご褒美をあげることで、心と体のバランスをとっているようです。◎息抜きと手抜き昨年は学童と預り保育へ通う子どもたちのお弁当と水筒の準備、それに伴う食器洗いの増加と、水遊び関係の洗濯物の増加。加えて、多忙な夫抜きで私一人で子どもたちを連れて外出。これらでイライラが蓄積して大爆発!自分にも子どもにも良くないので、今年は「息抜きと手抜き」に力を入れました(笑)。夫の実家に初めて子どもたちをお泊まりさせてもらい、ライブ&その後の夜遊び(健全なヤツ)。暑い中の夕飯作りは大変なので、市販のギョーザ焼くだけとか楽して品数も減らしました。湯船に子どもを入れるのも大変なのでシャワーのみ。◎睡眠夏は暑くて思った以上に夜に眠れてないと最近気づきました。下の子が目を離しても大丈夫な年齢になったので、イライラ~!となった昼下がりはクーラー聞いた部屋で子どもには好きなことさせて、自分は30分おねんね。これやると私は少しイライラが落ち着く気がします。◎買い物する我慢せずに自分のために散財する! 欲しいものを買いまくる!(しかしセール品)少し気持ちに余裕ができる!◎ママ友との交友ひとりになることはなかなか難しいので、子どものお友だちとそのママと毎日のように虫取りしたり、おうちで遊んだり、水遊びをして会っています! 家族以外の大人と会うことでもリフレッシュできます! 子どもたちもお友だちと遊べるので楽しそうだし、交友は大事ですね!◎がんばりすぎない鈍感でいること。掃除したあと散らかしたりしても、次の日掃除するまでは気にしない! 炊事洗濯も夏休み仕様で、がんばりすぎない! 親子でゆるい夏休みを。さらには、「あきらめる」「無になる」「忍耐」「気合」「悟りの境地」など驚きの答えが並び、一瞬ママが修行僧に見えてきました…。“どうにもならない!”と開きなおることで、負の感情を生まれさせないように仕向けているのかもしれませんね。■親の期待する宿題結果を求めないイライラを解消するのではなく、ママの考え方や方針を変えることで「イライラを防ぐ」というアイデアもありました。自分のご機嫌は自分でとること! ご褒美にカフェオレ飲んだり、子どもがいても、ドラマ観たり、のんびりします! イライラの原因をつくらないようにする!疲れるとイライラするので、お昼寝だってする! ゆるくいくことです。親の理想の宿題結果を期待しない。とにかく終わらせることだけに集中する。そして自分も宿題を楽しむ。一緒に読書感想文書いてみたり。そして昼ごはんは子どもにうんと手伝わせる!無理なスケジュールを立てない。出かけて疲れるなら、無理して出かけない。予定を入れ過ぎない。宿題に完璧さを求め過ぎない。ご飯もがんばり過ぎず、手抜きすることに罪悪感を持ち過ぎない。(私が寝坊してたら、長男が自分で目玉焼き作って朝ごはんを食べてました) そもそもイライラの原因を作らないですめば…。それには、ママの意識改革が必要と言えそうです。がんばりすぎないこと、疲れをためないこと、宿題は理想を追い求めないこと…などなど。夏休み期間中だけでも考え方を少し変えることで、イライラの種がぐっと減るのではないでしょうか。■準備や工夫で、イライラが減る?ちゅいママさんのご主人の指摘にもあるように、面倒なことにイライラは“伝染”します。ママが不機嫌だと、パパや子どもも居心地が悪くなって、家庭内がぎくしゃく…。「夏休みにイライラしてしまう」というママは、家族のためにも、自分のためにも、イライラしないための準備や工夫を考えておくといいかもしれません。この記事をみて、「あらかじめ夏休みに、どうしたらイライラしないですむか考えておく!」ということが大事かな、と思いました。私の場合は、お昼ご飯の準備に追われる時間帯が、どうもイライラタイムで。お昼ご飯準備中に、どうしても腹ぺこな子どもたちが、おやつを見つけて食べる→ご飯食べない→イライラ。あらかじめ、ランチの下準備をしとこうかな。と思いました。事前の準備、しんどいと気構えない気持ち。夏休みは子どもからすればとても楽しみなものだと思います。夏休みの間はとくに家事や掃除も手抜きしつつ、子どもと一緒に楽しむという気持ちを持つことが大事かなと思います。仕事もしていますが、夏休みは普段以上に子どもと楽しくおもしろしく過ごしているので、学校が始まるのが逆に寂しいです(苦笑)こういう母親もいます。ママによってイライラする点も違うことでしょう。自分の家庭を取り巻く環境をよく確認しながら、ママにとっても家族にとってもストレスの少ない過ごし方ができるといいですね。そして、残り少ない夏休みが楽しいものになりますように!Q. 夏休みのイライラを解消するためには何が必要だと思いますか?回答数:390(アンケート集計期間:2018/8/2~2018/8/9)
2018年08月16日ご飯で遊び始めたり、壁に絵を描いたり、おもちゃをすぐに散らかしたりetc…。育児をしていると、いくらかわいい我が子であっても、イライラしてしまい、感情的に叱ってしまうこともありますよね。また、子どもだけでなく、家事や育児に非協力的な夫に対して、「どうして手伝ってくれないの!?」と怒ってしまうことも…。怒ってしまった自分を振り返り、「またやっちゃった…」と自己嫌悪になる場合もありますが、イライラを抑えるためには、どんな方法があるのでしょうか?ママたちの声を調べました。イライラしたらまずは気持ちを落ち着かせるネット上のママたちが、イライラしてしまったときにどう対処しているのか探ってみたところ、多く見受けられた方法は、「気持ちを落ち着かせること」。たとえば、子どものいたずらでイライラしてしまったら、その場をそっと離れて少し子どもと距離をとります。トイレなどにはいって、ゆっくりと深呼吸しながらゆっくりと10秒程度数えることで、気持ちが落ち着くのだとか。また、夫と夫婦喧嘩に発展しそうになったら、いったん話し合いを中止して、時間をおいてから改めて話すようにしているママもいるようです。ほかにも、物事をポジティブに考える方法も。一例を挙げると、子どもが壁にいたずら書きをしてしまったら、「なんで壁を汚すの!」と思うのではなく、「絵を描くのが好きな子なんだな」と思うようにすることで、イライラを抑えられるといいます。ただし、壁に絵を描くのはNGなので、ダメなことに関しては、しっかりと説明してあげることも重要なようです。イライラしがちなら自分ケアも大切?日ごろから些細なことで怒ってしまい、「自分は短気なのかも?」と悩んでいるなら、そもそもカラダが不調を訴えているサインかも。ママのなかには、イライラが多くなってきたら、なんとか自分ひとりの時間を確保して、リフレッシュするようにしている人たちもいるのだとか。友人と食事をするのはもちろん、そんなに時間がつくれないなら、ゆっくりお風呂につかったり、ちょっと睡眠時間を長くするだけでも、気持ちやカラダは安らぐそうです。育児と家事で毎日慌ただしく過ごしていると、自分のメンテナンスを忘れがち。定期的にリフレッシュして、少しでも気持ちが楽になるように心がけたいですね。(文・山手チカコ/考務店)
2018年06月27日前回は、産後の心身ともに余裕がない状態で、イライラ・ガミガミママと化し、セックスレスにも陥ってしまった 加奈さんのケース をご紹介しました。初めての育児による疲労と、思うように家事・育児を手伝ってくれない夫に感じるストレス。そこにセックスレスによる性的欲求不満まで加わり、加奈さんは口を開けばトゲトゲしい言葉を浴びせかけ、ちょっとしたことですぐにカッとなり、夫にも娘にもしょっちゅう声を荒げています。毎日のように怒られて泣く娘を、さらに怖い目つきで怒鳴りつける加奈さん。和久さんの目にはまるで「鬼ババ」のように映り、家庭の空気は最悪です。このままだと、子どもが小学生になる頃には、冷え切った夫婦に変貌していくのは間違いありません。あなたは、イライラし通しのママ、セックスレスな妻になってしまう危険性はありませんか? パパとママになっても仲良し夫婦でいるために、セルフチェックしてみてください。■「セクシャル系モンスター イライラモンモン」度チェックここでは、あなたの「セクシャル系モンスター イライラモンモン」度をチェックしてみましょう。以下の質問で、〇はいくつありますか?1. 夫が自分の気持ちをわかってくれないと「察してくれ」と思ってしまう。2. イライラしていると、セックスしてすっきりしたくなる。3. 不満を言っても夫が分かってくれないと、無視したりイヤな態度を取り続けてしまう。4. 夫に頼みたいことがある時、つい命令口調になってしまう。5. 夫のすることに対して、ダメ出しが多い。6. 「育児にもっと関わって欲しい」と毎晩、夫に愚痴を言う。7. 今、自分の世界は子どもを中心に回っている。8. 子どもが小さいうちは、夫のことは二の次になっても仕方がない。9. 育児が大変な時期の夜のお誘いは、当然お断りだ。10. 夫からのお誘いを1度断っても、また夫のほうから折を見て誘ってくれるべきだ。 ■あなたの「イライラモンモン」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果「セクシャル系モンスター イライラモンモン」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。○の数が3個以上6個未満は、イライラモンモン度「C」(イライラママの芽が出始めています)○の数が6個以上8個未満は、イライラモンモン度「B」(夫にも子どもにも、高圧的な態度を恐れられています)○の数が8個以上は、イライラモンモン度「A」(夫にはあなたが「鬼ババ」に見えてしまっているかも…セックスレスへまっしぐら)育児に必死で無我夢中…その最中には、確かにさまざまなものが、嫌でも女性の手からこぼれ落ちていきます。心の余裕やうるおい、夫への優しさ、女性らしい心遣い…何もかもを妊娠・出産前と同じレベルに保つのは、無理な話です。それはよく分かります。けれど夫は、自分や子どもに鬼の形相で怒鳴り散らすガミガミママを抱きません。そして「鬼ババ」でなくとも、完全に「母親」でしかなくなった妻にも、性的魅力を感じることが難しいという厳しい現実。夫の心中は「そりゃ、子どもは大事だよ。妻はよくやってくれてる。でも…でも、俺の存在はどうよ? 立ち位置はどうよ? 以前のかわいかった奥さんはどこへ行っちゃったんだよ」という解せないモードになっています。生んだからには責任を持って子どもを育てるのは、母親の務め。そして、結婚したからには夫と仲良くやっていくことが妻の務め。なんと非情な両立問題!! 家事・育児の場でもベッドの上でも、夫と対立するのではなく、パートナーとしての関係性を深めていける夫婦を目指していきましょう。男女のスタンスは忘れずに。
2018年04月29日子育てをしていると思い通りにならないことも多く、ついついイライラしてしまいませんか? 仕事や家事で手一杯だと気持ちに余裕もなくなり、ますますイライラしがちです。そして、そんな自分に余計落ち込む負のループに陥ってしまいます。そんな時、手軽で簡単なセルフケアを知っていれば、イライラも解消できるかも。いつも自分のことが後回しになってしまいますが、たまには自分をいたわってみませんか? 子どもだってママが元気で笑顔なのが一番のはず! 2児のママでもある鍼灸(しんきゅう)師の高橋みど里先生にイライラを解消するお手軽ケアを教えてもらいました。■魔法のツボ その1:まずはよどんだ「気」をめぐらせる、足の甲にある「太衝」イライラが日常化している場合は、体内で「気」がうまくめぐらず停滞している「気滞(きたい)」の状態になっている場合が多いそう。気持ちの緊張状態が続き、体内にたまったよどんだ気は、心だけでなく体にも大きな負担がかかるそうなので、まずは気を上手にめぐらせてイライラを解消しましょう。例えば、カッ―と頭に血がのぼってついつい子どもを怒鳴りつけたくなる時。足の甲で、親指と人差し指の骨が交わるところにある「太衝(たいしょう」というツボをイタ気持ちいいくらいの強さで押しましょう。ここは、「気」と「血(けつ)」の流れをスムーズにするツボなので、イライラした気持ちを静めてくれます。■魔法のツボ その2:心に余裕がない時はさすってみよう、胸の間の「鳩尾」「ストレスがたまっているなあ」と感じたら、胸の真ん中あたりを手のひらでさすったり押したりしてみましょう。そのあたりには精神安定に効果的な「鳩尾(きゅうび)」というツボがあるので、やさしくさすることで心が落ち着きます。 ■魔法のツボ その3:疲労から来るイライラには足の指を広げようイライラの原因は、「気滞」による気のよどみだけでなく、心身ともに疲れて元気の出ない「気虚(ききょ)」からくる場合もあるそうです。体が疲れていると「いつもは気にしないのに…」と思うようなことでもついイライラしてしまいます。そんな時は、足の指をグッと広げるのが効果的。ペディキュアを塗る時に使う足の指を広げるグッズなどを利用すると便利です。足の指を開くと、足の裏がしっかりと大地につき、足裏の「湧泉(ゆうせん)」というツボから大地のエネルギーを吸い上げることができます。■番外編:嗅覚からリラックス! 香りもイライラ解消に効果的ちょっと強めの香りも、よどんだ気をめぐらしてくれるのに効果的です。いつもの食卓にちょっと香りをプラスしてみませんか? 例えば、サラダにグレープフルーツを足したり、香りの強いコショウをふってみたり、吸い物にみつばを入れたり……。それ以外でも、レモンなど柑橘系は料理にも取り入れやすく、気のめぐりをよくしてくれるのでおすすめです。お気に入りの香りを生活に取り入れてみてはいかがでしょう?子どもは可愛いけれど、子育ては本当に大変で、時にはイライラしてしまうもの。そんな時に効果的なツボ押しなどのケアを知っておけば、「あっ、今イライラしそう…」と思った時に、すぐ気持ちを落ち着かせることができますね。逆に、「あれ? なんか子どもがイライラしているな」と思った時にやってあげるのも効果あり。ぜひ試してみてください。もちろん、子育てに家事に仕事に…とがんばり過ぎず、「ちょっとさぼる日」を作ってみるのもおすすめです。参考図書: 「子育てをラクにする魔法のツボ」 (Kindle版)高橋みど里著。今日から簡単に自宅でできる、子どもの心と体を元気にするケアを紹介した一冊。親子の心と体を元気にする、手軽な東洋医療ケアを使った育児の入門書。高橋みど里 プロフィール鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師。国家資格取得後、オーストラリアや日本国内で鍼灸マッサージに従事。現在は障がい児向けの訪問医療マッサージ『cocoroll』も手がける。著書に『お灸で冷えとり』『子育てをラクにする魔法のツボ』、共著に『とつきとおかの安心ママ手帳』がある。イラスト:すずきあさこ
2017年12月31日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「夫の飲み会にイライラ! ママたちが不機嫌になるのは深い理由がある」 で実施したアンケートでは、2,500件以上もの回答が集まりました。コメントを読むと、イライラの正体は、けっして「夫が飲み会に行くこと」ではないことがわかってきました。はたしてイライラの正体とは何なのでしょうか?Q.夫の飲み会にイライラしますか?1.とてもイライラする 25%2.ちょっとイライラする 55%3.全くイライラしない 20%なんと80%もの妻が、「夫の飲み会にイライラする」という結果に! ちゅいママさんも書かれている「憎き 夫の飲み会!」。アンケートからも妻のイライラが伝わってくるコメントの多さに、「なぜ、夫の飲み会に対して、妻はイライラしてしまうのか」をひも解いていきたいと思います。■妻の飲み会は「お願い」、夫は「報告」にイライラ!12月の忘年会シーズン。会社でもチラホラと忘年会の話が漏れ聞こえてきますが、この話に取り残されてるのが、子どもがいるママたち。保育園や幼稚園のママたちと忘年会を開くという人もいるとは思いますが、こちらは「子どもが一緒」が前提です。「毎度の飲み会は断ってよ」という意見もありましたが、それよりも多かったのは、「妻が飲み会に行くときは、夫に『お願い』。対して、夫の飲み会は『連絡』」という立場の違いに対する言いようのない不公平感へのイライラでした。夫は飲み会に普通に出かけていくけれど、妻の飲み会出席のハードルは超高いのが現実。ちゅいママさんも妻にとっての飲み会は、「貴重品」と話します。「夫は『今夜は飲んできます。夕飯いりません』と妻にメールすれば飲みにいけますが、お母さんは子どもの世話を誰かに頼まなきゃいけないため、急には飲みにいかれません」「夫は当たり前のように毎年忘年会に行くが、私は出産後行ったことがない。職場の忘年会だと、一年に一度くらいは出席したいと思うが、子どもを預けるところがない。子どもの発熱時も、なんで私ばかり仕事早退しなきゃ行けないの! なんで、私ばかり頭下げて休まなきゃ行けないの!」「主人は定期的に飲みに行っています。仕事を忘れたいときもあるだろうと、何も文句は言わず行かせていますが…。私が休日に友人とランチに行きたい! という願いが叶うまで約2年半かかりました。1人で子どもをみていることに不安があったようで、なかなか預かってくれませんでした」「『仕事で嫌なことがあったので飲んで帰ります』とメール。息抜きの場所が必要なのもわかってる。でも、わたしは育児で嫌なことがあっても、うまくいかないことがあっても、お酒を飲んで憂さ晴らしはできない! どんなに気持ちが沈んでても、どんなに疲れてても、逃げ出したくても、子どもたちをお風呂にいれて、ごはんを食べさせて、寝かしつけなくちゃいけない」「妻の飲み会は夫の許可制」なんて、まさに不平等条約!? しかしなかには「夫が飲み会に行くと、家事が減ってラッキー」という回答も。子どもの年齢や人数によっては、夫が飲み会でいないほうが子どもと楽しく過ごせたり、自由に過ごせたりするのかもしれません。■やさしい夫!? 妻の大変さをわかってなさすぎ!イマドキ夫は家族サービスもしてくれるし、外出を許可してくれたりする人も多くいるようです。しかし、もうひとつ行ったアンケートからは、驚くべき数字が出ました。Q2子どもがいることで、自分(ママ)ばかり我慢していると思ったことがありますか?1.常に思っている 48%2.たまに思う 49%3.全く思わない 3%「常に思っている」「たまに思う」を合わせると、なんと97%ものママが「自分ばかり我慢している」と思っている事実が! この“自分ばかり”と思ってしまうのは、妻の大変さを「夫がわかっていない」ことから起因してくるのかもしれません。「夫は『出かけてきてもいいよ』と言ってくれるのですが、出かけると家事は後回しになってしまうので、帰ってきてからの負担が大きいです。夫が出かけているとき、私は家事だって育児だってしているのに…と思ってしまう」「わが子は1歳。私が『今年は友だちに会えてないなー』と言ったら『会いたいなら会えばいいだけじゃない?』と返されたときは、旦那の想像力のなさと私の現実の無理解に絶望した」「『今日は遊んでおいで』、と理解ある優しい夫のように言ってくれるけど、早い時間に起きて掃除洗濯をすませて、子どもと夫の食事用意して、夕飯の下準備してから出発。遊ばせてくれるなら、家事も育児も一手に引き受けてほしい。あなたがしているのは留守番です」妻が外出するときは、家事の準備から子どもの体調まで時間をかけてじっくり対策を練ってようやく実現。さらに夫には「外出させてくれてありがとう」となぜかお礼を言わなければいけない。そこまでして実現した外出も子どもがぐずれば取りやめ…。また自称イクメンの「がんばった感の演出」アピールもイライラの原因。「好きなときに、自分の予定の調整のみで外出できる夫」と「調整事項が多すぎる妻」のズレはどうやら海よりも深く山よりも高いみたいです。■出産で生活一変した妻をイライラさせるのは子どもが産まれて、生活が一変した妻にと、子どもがいる前と何も変わらない夫。ちゅいママさんと同じように「夫だって親なんだから私と一緒の目線にたってほしい」と訴えたくなります。この子どもが産まれる前と生活が変わらない夫へのイライラ度が、コメントから伝わってくる「不満」の根っこにありそうです。「優先順位がまず『自分』な時点でかなり自分勝手だと思います。仕事が早く終わってもサウナに入り、帰宅は遅くなる。サウナでリフレッシュしてるはずが仕事の愚痴を帰宅後聞かされる。自分の美容室の予約を土曜日とかに勝手に入れる。私なんて美容室だって半年に一度。」「お出かけの際、10時出発なのに9時40分までパジャマでダラダラするのやめてほしい。俺すぐ準備できるしって、アホー! こっちは子どもの準備と自分の準備とお出かけの持ち物の準備と朝の家事で大忙しだわ!」「休日となれば、朝食からビールを飲み、飲んだら、目の前で子どもが遊んでいようがリビングでイビキをかきはじめる。子どもが泣いても目覚めない。休日、急にひとりで『釣り道具見に行ってくる』といって3時間以上帰ってこない。私はそんな突然のフラリ外出なんて何年もできてないのに。もっとあるけど、書いていたらイライラしてきたのでおしまい!」■「俺」さまが一番大事? 妻の涙の記録コメントの中には、涙するようなものもありました。「ほぼ女性に任せていても、男は親になれるのが単純にうらやましい」というコメントに、妻たちの叫びが詰まっているようにも思えます。「夜泣きがひどく、30分しか睡眠がとれない状況で仕事にも行っていた私。あまりにつらいので旦那に『今日の夜また夜泣きしたら助けて欲しい』とお願いしたら『は!? 俺の仕事に影響出たらどうしてくれるんだ!』とキレられました」「『私もたまにはでかけたい、自由な時間がほしい』と言うと、『ママが子どもほしくてつくったんだから、ママに休みなんていらないの』と言われる」「私は月に数回頭痛で体調崩すことがあるんですが、メールで旦那に『今日しんどいわ…』と伝えると、一言めに『俺のメシは?』…と。しかも自分が頭痛のときは超大げさに『ハァ~しんどー』とか言ってアピールしてきます」■夫に期待しなくなれば楽になる!?日本中の家庭で妻のイライラが爆発してしまう! と心配になりますが、コメントを読んでいくと、このイライラがある時期から変化していくこともわかります。「飲み会の日は必ず朝帰り。最初はその度にケンカになってましたが、こっちの神経が擦り切れるだけだとわかってから、『飲み会=朝帰り』だと思うようにして最初からご飯も作らないし先にさっさと寝るようにしました。何かのCMで奥さんが旦那さんに『期待しなくなったら楽になったの』ってセリフがあるんですが、このCMを見てから気持ちが切り替わっていちいち怒ることがなくなりました」「女は外へ出ても何をしてても、やっぱり子どもの事が常に気になるし、いろんなことに縛られてる感じがとても窮屈になることがあります。そうやって旦那に話すと、『じゃあお前が働いてこい。俺が家事、育児やるから』と。そういうことじゃないと言ってもわかってもらえない…。いまはもう諦めて自分の気持ちを話すことすらなくなってしまいました…」妻の夫へのイライラは、「あきらめ」の境地になるまで続くのでしょうか。しかし、次はがんばったママさんたちのコメントを紹介します!■自分の気持ちを満たすためには?ちゅいママさんは、「自分が満たされていないと、相手にやさしくできない」と言います。「夫にやさしくしたい」、「怒ってばかりいたくない」、でも「なんでイライラしているのか理解して!」そんな思いは夫に届くのは難しいのでしょうか。読者のみなさんからいただいたコメントの中に、夫に理解してもらおうとがんばった人の意見もありました。「休日にパチンコ行ったり、休み前にオールを平然としていた夫。それに対して私が不満げな顔をすると『俺は休日すらゆっくり出来ないわけ?』と。『そういうの覚悟して母親になったんでしょ?』と言われたときが最高にイラつきました! この人は一緒に育児をするという考えがないんだなとわかり、離婚も視野に入れつつ、根気強く『2人で育児をしたい』と伝え続け、遊びに関しての我が家ルールも作り、今は平和に暮らしています。めでたしめでたし(笑)」「出勤ついでにゴミ捨てを頼んだら、『捨てたあと手が洗えないからイヤだ』、オムツ替えを頼んだら『今、自分の手が冷たいから、赤ちゃんがびっくりして泣いちゃうから出来ない』、食器洗いを頼んだら『手荒れしやすいから無理』と言われ、大噴火したことがあります。『回数やらなきゃ、上達もない!』と叱咤しました。だんだん上手に子どものお世話できるようなりました!」「子どもと寝落ちしている姿にイライラしてたけど、よく考えてみると子どもの寝かしつけをしてくれてることに感謝しなくちゃならないですよね」とコメントしてくれたママさんも。家族はチームなので、片方だけの我慢やがんばりは煮詰まってしまいがち。でも見方を変えてみたり、夫になぜイライラしているのかをわかりやすく伝える努力、ココを改善したいという提案、そしてそれを諦めないこと(大変ですが…)で変わっていくこともあるかも、いや変わっていくと思います!Q.夫の飲み会にイライラしますか?アンケート回答数:2552件Q2子どもがいることで、自分(ママ)ばかり我慢していると思ったことがありますか?アンケート回答数:2551件
2017年12月14日なかなか寝てくれなくてイライラ、子どもの寝かしつけがストレスになっているママも多いのでは??そこで今回は、ママの寝かしつけあるあるや、困っていること&解決策をいろいろご紹介しちゃいます。みんなの理想の就寝時間って何時?なかなか寝てくれないけど…、20時台には寝かせたいと思ってるママが多いと思います。でも、なんだかんだ21時すぎてしまったり…。我が家は、なんと22時台になる事も。子どもが寝付くまでの所要時間は、平均30分なんですって!寝る30分前には、寝るための準備を整えてあげないとなんですね。先輩ママに聞いた、寝かしつけあるあると解決策寝かしつけあるあるで、ママが困っている事と解決策をまとめてみました。一緒に寝落ちしてしまって家事が終わらない…→ママも子どと一緒に寝てしまってオッケー!我が家も、お迎え後に夕食の準備にお風呂と…、夕方の時間はいつも戦争。洗い物ができてなくても無理に起きようとせず、そのかわり朝少し早起きして、出来なかった家事を片付ける方が効率がいいそうですよ。それに、パパの協力も大切ですね!たまにはパパにお願いしましょう。寝ないとつい、しかりつけてしまう→いったんママの心を落ち着かせて!分かってはいても、ついつい怒鳴ってしまう事も…。でも、怒鳴っても子どもは早く寝てくれませんよねー。むしろ怒鳴ったりするのは安眠には逆効果なんですって。イライラしてきたら、その場を少し離れて心を落ち着かせてみて!我が家の場合は、兄妹でギリギリまで騒いでるので「誰の絵本から読もうかな~」「絵本持ってこないとママ先に寝ちゃうよ~、おやすみ~」と言って、お布団に誘います。でも、どっちの絵本を先に読むかで兄妹喧嘩が勃発することも(笑)寝ぐずりが激しい。大泣きしたり、じたばた暴れたりしないとなかなか寝てくれない→寝る雰囲気を演出してみよう!もしかしたら…寝ぐずりしないと寝れないタイプか、寝る準備ができていないのに寝かされてぐずぐずしてるのかも!?こんな時は、少し早めに明かりを少し落として寝る雰囲気を演出するのがおススメ。ゆったりした音楽をかけたり、絵本やお話をしてみるのも良いですよ。寝ぐずりは生後6ヶ月頃よくみられますが、生後1ヶ月や2ヶ月といった早い時期から始まる子もいるようです。終わる時期も1ヶ月で終わる子もいれば、半年以上続く子もいます。個人差があるので、あまり考えすぎるのはやめましょう。激しい寝ぐずり中は、無理に寝かそうとせず、お子さんの機嫌がよくなってから再度寝かしつけにリトライしてもいいと思います。パパの帰りがちょうど寝かしつけの時間中で、その度に起きてしまう。→ひとまずパパと触れ合うパパに帰宅時間をずらしてもらってるママもいるようですが、我が家はパパとの触れ合いの時間も大切にしたいので、あまり気にしないようにしてます。パパと少し触れ合って嬉しそうな子どもたちを横目で見てほっこりしてます。その後、パパのお風呂タイム中に「はい!寝るよー」と切り替えて、寝かしつけちゃってます。寝かしつけ、基本の3ステップ!なによりも大切なのはスキンシップ♡まずは基本の生活リズムを整えてあげる事が一番です。朝は朝日の光を浴び、日中は活動的に過ごす、夜は電気を消したりして暗くする。という基本を押さえるだけでも睡眠の質がよくなったりするそうです。その他にできたら…①朝は7時までには起こす②お昼寝の時間を調整する(時間も決めて寝過ぎないようにする)③30分前には寝るモードに切り替えて、ママとのスキンシップの時間をつくることが大切なのだそう。特に、③番のママとのスキンシップの時間が以外とすごく大切だと思います。1歳すぎると精神面での発達によって、日中あったことや保育園であったことなどを思い出して夜起きる子もいるんだとか。寝るとママがいなくなっちゃうかもと言う不安やなど理由は様々。そんな、精神的な乱れからくる夜泣きは、寝る前にママが「ぎゅーっ」っと抱きしめたり、今日保育園であった事などを聞いて、心を落ち着かせてあげる事で安心してぐっすりと寝てくれたりします。寝かしつけはとっても大変ですが、ママもリラックスして、お子さんとの貴重な時間を過ごしてくださいね♡
2017年11月12日子どもたちにとっては待ちに待った夏休み!一方、読者アンケートでは72.7%の人が「長期間子どもが家にいるとイライラが増える」と答えたように、ママにとっては試練の時期がやってきました。でも、ママにだって「今年の夏は楽しかったな」「イライラが少なかったな」と思えるようになってほしい。肩の力が抜けて、ラクチンになれるママのための夏休みの過ごし方をお届けします。お話を聞いたのは:三浦りささんNPO法人子育てパレット代表。東京都足立区で「マタニティ&ベビーハウスohana」を拠点とし、電話相談や子育てサロンの運営、各地での子育て講座を行い、多くのママと接している。著書に「寝顔に『ごめんね』言いたくない!さよならイライラ育児」(ポット出版プラス)。ママだって夏休み、手抜きしたっていいじゃない!私は、育児中のママをサポートする活動をしています。うちの子育てサロンに来るママに聞いても、「もう、夏休み嫌だ〜!」という声は本当に多いですね。話を聞くと、「自分のペースを乱される」「家事が思うように進まない」ことが一番の原因のようです。さらに早寝早起きを守らなかったり、暑くてダラダラしている子どもの姿を見ると生活リズムを崩していることへの焦りが生まれ、それがまたイライラに変わってしまうのです。確かに散らかっているよりはきれいな部屋の方がいいでしょう。規則正しい生活も大切です。ただ、それを守るためにガミガミ言って、イライラして、楽しくなくなるのはよくありません。「いつものペースが乱されるんだから、いつも通りにできなくて当たり前」と割り切ることも大事です。自分で「手を抜く!」と決めて、決意表明のためにも「ママも夏休みモードに入る」ことを家族に宣言してしまいましょう。手抜きが嫌な人はポイント掃除や作りおき作戦で!「私は手抜きが苦手。家事ができないと逆にストレスがたまりそう」というママもいるでしょう。私自身掃除魔なので、いくら「家が汚くてもいいんだよ」と言われても我慢できないと思います(笑)。そんなママは、「今日は洗面所だけ」「トイレだけ」というふうに、その日掃除する場所を決めるのがお薦め。短時間で済みますし、「掃除した感」も得られます。料理で手抜きはしたくないというママなら、子どもが寝てから作りおきをしておくのもいいですね。自分がどうしてもきっちりやりたいことは何なのか、どうすれば負担の少ない範囲できっちりできるのか、夏休みの機会に考えてみるのもいいと思います。褒めるハードルを下げることが笑顔を増やすコツ夏休み、すてきな親子時間を過ごしたい、いいママになりたいという思いがイライラの原因に変わってしまう場合もあります。例えば親子で一緒に料理を作ろうとしたものの、思い描いたようにはいかず、子どもは「飽きた〜」と投げ出す始末。結局ママ一人で作ることになり、イライラするというパターンです。でも、最後まで一緒に作れなくてもいいんです。子どもと料理をしようと思った時点であなたは十分「いいママ」。自分を褒めてあげましょう。これは子どもに対しても同じこと。片付けができたら褒めるのではなく、片付けようとした瞬間に褒める。ハードルを下げれば褒める機会が増え、子どものやる気もアップします。結果として、ママのイライラも減っていくと思いますよ。Q.夏休みなど、子どもが長期間家にいるとイライラすることが増えますか?ママたちのストレス解消法としては「お菓子を食べる」「ショッピングをする」などの他に、「料理をする」「掃除をする」なども上がりました。こうしたストレス解消にあてる時間が取りにくくなることも、夏休みのイライラの原因かも。※2017年4月12日~5月9日、Webアンケート、有効回答数4101まずは発想の転換から!イライラの元を断つ5箇条「夏休みの間もちゃんとしなきゃ」そう思ってしまいがちな、真面目なママのために三浦さんが考える、発想の転換法を紹介します。■夏休みなんだから子どものダラダラも許す!夜更かしや朝寝坊は夏休みの特権。規則正しい生活は大事ですが、そのためにママがイライラするくらいなら、「私も遅くまで寝られてラッキー」と割り切ってしまいましょう。夏休み最後の1週間で元のペースに戻せば大丈夫。■子どものお手伝いは一つに決めないあらかじめ一つに絞ると、できないことにばかり目がいき、イライラの原因に。例えば朝起きたら「新聞を取って来て」、夕食の時なら「お皿を出して」など、自然な流れでできることを「今日のお手伝い」にしましょう。■時間に余裕を持って行動する暑い夏、子どもは歩くのも遅くなるし、「水飲みたい」「アイス買って〜」を連発。さらに「あと10分しか時間がない!」となったら余計にイライラします。何をするにもどこに行くにも、十分過ぎるほどの余裕を持って。■パパには夏休みの大変さを具体的に説明する帰宅したパパが、散らかった部屋を見て「チッ」という顔をする、それがプレッシャーだという声も。「子どもの散らかすペースに、掃除が追いつかないの」など、負担がどう増えるのかを具体的に説明しましょう。■教科書通りのいいママを目指さない雑誌やネットでも「夏休みは子どもにいい体験をさせましょう」などと書かれていますが、そのために頑張り過ぎて疲れてしまうのはよくありません。理想像より、笑顔のママを大切に!ママの夏休み裏計画表20海や山に連れて行ったり、テーマパークで遊んだり、特別なことだけが夏休みの過ごし方ではありません。ママが無理せず、ゆるっと楽しめる20の三浦さん流アイデア。2回ずつ繰り返したら、いつの間にか夏休みが終わっているかもしれませんよ。1. 遊び専属のママになる日子どもにイライラするのは「家事を邪魔される」と思うから。この日は家事を忘れ、ママもはっちゃけよう!2. 原始時代ごっこ食事を簡単なもので済ます、部屋の照明も暗くするなど。ただし熱中症対策にクーラーは使ってね。3. 映画館ごっこ親子でDVDをひたすら見る日。ポップコーン片手にゴロゴロしてもよし(食べこぼしの掃除は明日でOK!)。4. お楽しみカレンダー作り「もういくつ寝ると家族旅行~♪」。おでかけなどのお楽しみをカレンダーに書けば、親子でワクワクできちゃう。5. ゴロゴロしながら五感遊び「部屋の中に夏のものは何がある?」「何の音が聞こえる?」と、親子で問題を出し合いっこ。6. あなたの願いを叶えましょうタイム◯分間限定で子どもの願いを叶えよう。「何でも叶えてあげるよ」と言うと、意外と無茶は言わないもの。7. パパと子どもだけで外出もし、パパに難色を示された場合は「その間に溜まった掃除をしておくわ」と交渉してみて。8. 家族みんなの夢を叶える日それぞれのやりたいことに、一家総力を挙げて付き合おう。テーマパークに行きたいなどお金がかかる夢は、「OK! 今日から貯金を始めよう」と、実現への第一歩を。9. 夜のママ友飲み会帰宅後のパパに子どもを預けて。「子どもを寝かしつけた後ならいいよ」とOKしてくれるパパも多いよう。10. 地域イベントには積極的に参加真の目的はママ友と「今度遊ばない?」と、次の約束をすること。直接顔を合わせることで約束がしやすくなる。11. セルフ合同保育友達家族と遊びの予定を合わせよう。子ども同士全力で遊ばせ、それを目の端に捉えつつ、全力でおしゃべり。12. ママ友と預かりっこママ友と協力し合って、1人になれる時間をつくろう。ショッピングに行っても、溜まった家事を片付けても。13. クリエイティブ廃材工作牛乳パックなどの廃材を使い、得意なママは一緒に工作。苦手なママは材料だけ渡し、子どもの独創性を育もう。14. ママと子どもが入れ替わり!ママが「ご飯食べさせて~」と言うなど、親子で入れ替わりごっこ。意外にかいがいしく世話をしてくれるかも。15. ママが子連れで帰省ママにとっては一番気を使わず、のんびりできる方法のはず。可能であればぜひ機会をつくってみて。16. 無料スポットを有効活用夏休みのおでかけは、とかくお金がかかるもの。無料スポットの情報をストックしておこう。17. 夏季保育でママリフレッシュ!夏季保育がある園ならぜひ利用を。特に実家への帰省が難しいママにお薦め。18. カウントダウンカレンダー作り幼稚園が始まるまでの日数をカウントダウン。残りが多いとうんざりしちゃうので、作るのはなるべく後半に。19. パパが子連れで帰省ママが楽になるだけでなく、普段接する機会が少ないパパほど、父子の絆が深まる。珍道中もいい思い出に。20. お風呂でじゃぶじゃぶ&お掃除暑い夏に水遊びはマスト。お風呂で遊ばせた後、スポンジを渡して、ちゃっかり湯船をお掃除してもらおう。子どもにとって楽しいことばかり考えなくて大丈夫ママは「子どもが楽しめる計画をしなきゃ」と思ってしまいがち。でも、子どもにとって大切なのは、大好きなママが笑顔でいること。だから、長い夏休みの中では「ママ自身が楽しめること」を考えてほしいのです。うちの子育てサロンに来るママたちがやっていて、いいなと思うのは「夜のママ友飲み会」。パパの帰宅後に集まるママが増えているようです。育児中のママに、今一番やりたいことを聞くと「友達と飲みに行きたい」という声が圧倒的に多いんですよね。たった1回の飲み会で1週間前からウキウキ、終わった後もルンルン。子どもやパパにとってもたいへんいい影響があると思いますよ(笑)。子どもが楽しめることだけでなく、ママのお楽しみもつくること。家事は思い切って手抜きをすること。理想的なママでいられなくても、それでイライラが減り、親子が笑顔で過ごせたら一番です。一人でも多くのママが、楽しい夏休みを過ごせますように。巻頭特集監修/西東桂子さん(あんふぁんサポーター)illustrationYAMAMOTO Mamoru
2017年07月05日彼との会話中、いまいち噛み合わずに、気付くとなんだか微妙な空気・・・。こんな状況に陥ってしまったしまったことのある人もいるのでは?お互いに緊張して会話がぎこちないのならまだ良いのですが、実は彼があなたの発言にイラッとしている可能性も・・・。そこで今回は「女性との会話の中、イライラしているときの男性の言動」をご紹介します。■黙り込む「俺はイライラすると喋りたくなくなるんだよね。黙って彼女の話が終わるのを待ちます」(26歳/男性/営業)怒ると言葉で責めがちな女性と違い、イライラすると黙り込んでしまう男性は多いもの。「俺が我慢して聞いていればいいんでしょ」と怒りを抱え込んでいるのかも・・・。急に彼の口数が減ったら、それは密かにストレスを感じているサインなのかもしれません。場所を変えたり、彼に違う話を振ってみるなどの対策を取る必要があるでしょう。■適当な相槌をする「ふたりでいるのに彼女が別の男の話をしはじめた。ムカついたけどそこで怒ったら器の小さい男だと思われそうだし、適当に『へー』と相槌を打って聞き流した」(20歳/男性/大学生)たしかに「その話ムカつくからやめてくれる?」とは言いづらいですもんね。彼が「そうなんだ」「へぇ~」「たしかに~」など、適当な相槌を打ちはじめたら要注意。あなたの話に興味がない、もしくはイライラするからその話を早く切り上げてほしいと思っているのかも。ふたりで楽しめる会話を探したほうが良さそうですね。■貧乏ゆすりをする「私の彼はイライラすると貧乏ゆすりをはじめる。机の下でカタカタと足が揺れ出したら、そのときしている話は終わらせるようにしています」(23歳/女性/不動産)もちろん貧乏ゆすりがクセになってしまっているという男性もいるでしょう。でも貧乏ゆすりはストレス解消になるとも言われています。つまり彼が会話中に貧乏ゆすりをはじめたら、イライラしている表れなのかも・・・。特に会話のネタに関係なく、女性の長~い話を聞いているとストレスがたまるという男性も多くいます。「けっこう喋っちゃったかも?」と思ったら、彼が貧乏ゆすりをはじめる前に会話を中断したほうが良いかもしれませんね。■関係ない話題に持っていこうとする「遠回しに俺を非難する話をされたときはイラッとしましたね。そのときは『そういえばこの前言ってた○○ってさ~』と違う話に持っていきました」(24歳/男性/福祉関係)イライラするような話をしていても、余計テンションが下がるだけですもんね。聞きたくない話に持ち込まれたときは、あえて自分から違う話題に持っていく男性も。彼が不自然に話題を変えたときは、それ以上しつこくするのではなく「聞いちゃいけないことだったのかな」と察するようにしましょう。■おわりに彼がつまらなそうだからといって「何かノリ悪いな~」なんて相手のせいにしてはダメ!「もしかして怒らせるようなこと言っちゃったかな・・・?」と自分の発言を再度見直し、お互いに会話が楽しめるように行動してみましょう!(和/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年04月30日女性は生理の周期的な問題で、どうしてもイライラしやすくなるときがあります。これは意識して止められるものではないので、上手に付き合っていく対策を練りたいところ。彼にイライラをぶつけてケンカの種にならないように、自分でコントロールしてみましょう。■【正直に事情を伝える】生理のことは男性には理解しがたいもの。原因なくイライラしているときには察して欲しいところではありますが、八つ当たりされた男性からすれば、何でそんなにイライラしているのか理由がわからず、イラつきを伝染させてしまうことになります。調子が悪いときは、ためらわずに事情を伝えたほうがお互い安心できるでしょう。「ごめんね、今日生理前だから少しイライラしているかも。ちょっと優しくしてね(笑)」「今日はなんだか気持ちが上がらないから、よかったら話聞いてもらえない?」などなど。甘えては申し訳ない・・・と遠慮せずに、最初から状況を伝えること。それによって彼は状況を察することができて、あなたの心もリラックスするでしょう。■【無理して会わない勇気も大切】本当に体調が悪かったり、イライラして八つ当たりしそうだなと危険を感じたときは、デートの日程を変更することも大切です。無理して会って機嫌が悪いと勘違いさせてしまうことで、気まずくなったりケンカになってしまうのでは本末転倒。「調子が悪いから、デートは延期でもいいかな?」と、素直に状況を説明してみましょう。上記でもお伝えしましたが、しっかり説明すれば男性だって理解できる範囲は広がるはずです。「八つ当たりして、嫌な気持ちにさせたくなくて・・・」と、彼を大切に思っているからこそ、今の状況が辛いんだということを、そのまま伝えてみましょう。状態や思いを認識してもらうだけで、彼の対応も変化してくるかもしれません。■【普段から不満をためない】イライラしたときは感情的になりやすく、いつもは我慢できることも抑えられなくなることがあります。普段からわだかまりが多い人ほど、怒りや悲しみとして感情が溢れやすくなるので要注意です。ちょっとしたことでもイラっとしたり、ものすごく悲しくなったりして、彼の前で感情を隠すことは難しくなってしまいます。感情の起伏を少しでもやわらげるためには、普段から不安やわだかまりを溜め込まないことが非常に大切なのです。心に少しでも余裕があれば、彼に少し嫌なことを言われても、受け止めて聞き流すこともできるはず。何か付き合いの中で嫌なことがあるのなら、抱え込む前に彼に素直に相談するように心がけましょう。■【映画デート】映画を見ることで、感動して泣いたり、登場人物と共感して笑ったり、感情を自然に吐き出してデトックスができます。特に感動映画や、コメディー映画など、感情がより引き出されるような映画をチョイスすると良いでしょう。彼と見るなら、恋愛系の作品を選ぶのも良いですね。泣いたり笑ったりしているうちに、何となく気分はすっきり解消されているかもしれません。映画デートで彼と話題を共有することで、自然と心も近づきやすくなりますね。■【おわりに】女性特有のイライラはコントロールが難しく、辛い思いをする方は多いと思います。上手に向き合って、恋のエネルギーをプラスに変換していきましょう。(あやか/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年03月15日「スッキリと暮らしたいのに、子どものモノがあふれている」「子どもが片づけをしてくれなくて、イライラしてしまう」というママは、多いのではないでしょうか。整理収納アドバイザーであり、親・子の片づけマスターインストラクターの橋場陽子さんに、わが子を「片づけられる子」に育てる3つのポイントを教えてもらいました。片づけは、子どもの生きる力を育む10歳の男の子のママでもある橋場さんは、主に渋谷区・世田谷区を中心に「片づけ講座」を開いたり、個人の自宅を訪問して片づけのアドバイスをしたり、ママ友グループ向けにレッスンを開催したりしています。「片づけは、子どもの生きる力を育む絶好の機会」だと言う橋場さんによると、片づけによって、育まれる力は主に下記の3つ。1.選択力:自分に必要なモノ、大切なモノを選び取る力2.想像力:自分で考え、先の結果を想像する力3.習慣力:やるべきことを続けていく力(※「親・子の片づけインストラクター講座」より抜粋)とはいえ、親がひたすら「片づけなさい」と怒り続けても、子どもは片づけられませんし、これらの力を育むこともできません。必要なのは、親が子どもに寄り添い、ちょっとした工夫をすること。では、どんな工夫が必要なのでしょうか。橋場さんに、今すぐできる3つのポイントを聞きました。ポイント1.作品やおもちゃなど適量を決める。こっそり捨てはNG橋場さんが、小学校低学年以下のお子さんのママから一番相談を受けるのが、「工作の作品やお絵かきが捨てられない」という悩み。親にとってはゴミのようでも、子どもにとっては宝物。「くれぐれも、こっそり捨てることはやめてください。子どもを傷つけてしまいますし、何より、選択力を鍛える絶好のチャンスを失ってしまいます」と橋場さん。「どんどん増える作品やおもちゃは、『全部は置く場所がないから、箱に入るだけにしようね』と伝えて、増えすぎたら本人に残したい物を選ばせましょう。そして、『ステキなモノが残ったね。きれいに箱に入ったね』と喜びを共感しましょう。あとで本人が『あれは捨てなければよかった』と後悔することもありますが、そうした失敗から学ぶことも多いのです」と橋場さん。でも、子どもはいらないと言うけれど、大人は捨ててほしくないモノ、ありますよね。祖父母からもらったお祝いだったり、高額な物だったり。それはどうすればいいのでしょうか。「子どもが『いらない』と判断したけれど、親が残したい場合、それは子どものスペースからはずし、「親が所有するもの」として、親のスペースに移動してください」。ポイント2.モノの置き場を決めて、ラベリングする家が片づかない原因のひとつは、モノの定位置が決まっていないから。橋場さんは、「子どもと一緒に動線を考えながら、何をどこに置くかを考えるといいですね。『よく使うから、手が届きやすいところがいいかな』など、子どもの想像力を鍛えることにもつながります。モノの定位置が決まったら、それを家族みんながわかるように、ラベリングすることが大事です。おもちゃなどは、写真に撮って、おもちゃ箱に貼れば小さな子でもわかります。ラベルプリンターを使って文字でラベリングしてもいいですし、もちろんラベルシールにママがイラストを手書きしても大丈夫。マスキングテープの色分けで、兄妹のスペースをわかりやすくしても、いいですね」。ポイント3.できたことを褒めながら、少しずつ習慣化橋場さんは、「子どもの片づけの最終ゴールは、自分でできるように自立させること。でも、いきなり100点を求めないで、ひとつのステップができたら、『できたね』と認めてあげてください。できるようになるまでの時間は、子どもによって差がありますが、ほかの子と比較しないで、その子の成長に合わせて、ときには相談してルールを見直しながら、根気強く寄り添ってください。お片づけが、親子が衝突する原因になっているご家庭が多いですが、本当は親子のコミュニケーションの手段のひとつであり、子どもの成長に気づく機会にもなります」。毎日の積み重ねが、生きる力にもつながるそうです。「たとえば掃除、洗濯、ゴミ出しなどは、生きていくうえで必要なことですが、終わりがありません。宿題も、毎日しないといけませんね。片づけは、こうしたルーティーン・ワークをこなしていく習慣力につながります」。私も、毎日のように7歳の息子に向かって、「片づけなさい!」を繰り返していますが、子どもに合わせた片づけルールが必要なのですね。橋場さんの親・子片づけ講座を受けたママたちからは、「子どものいいところを見られるようになった」、「夫にも効果があって、ラベルを見て片づけてくれるようになった」といった感想が多いそうです。片づけがうまくいくと、優しいママ、穏やかな妻になれそうですね。わが家はまずはラベリングから始めてみようと思います。取材協力:親・子の片づけ教育研究所()親・子の片づけマスターインストラクター橋場陽子さん( )<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年12月29日