自意識が渦巻く教室で、主人公になりたかった私たちへ。谷口菜津子さんによるコミック『教室の片隅で青春がはじまる』をご紹介します。「ラジオが好きで“学校あるある”を投稿するコーナーを聴いていたんですけど、痛々しい記憶が多いんですよね。恥ずかしい思い出でしかないんだけど、みんなと共有することで微笑ましくなったり、楽しい記憶になるのがいいなと思って。私も読む人が、過去の失敗や恥ずかしい記憶を優しく思い出せるマンガを描きたくなって、自意識が暴走していた高校時代の教室を舞台にしました」谷口菜津子さんの『教室の片隅で青春がはじまる』は、同じ教室で机を並べる女子高生のオムニバス。彼女たちはみな自分を特別視し、小説にしたらベストセラーになるような人生を送りたいと願い、信じてもいるけれど、それが難しいことも心のどこかでわかっている。たとえば有名になりたい吉田まりもは、ユーチューバーデビューをしても空回り。おまけに周りと合わせることができず、いつも浮いている。「私も浮いていた時期があったんですよね。いま思うと、あれはクスクス笑いじゃんみたいな(笑)。ほかにも周りで浮いていた人の気持ちを想像して、笑われがちだけどだんだん目が離せなくなってしまうようなキャラクターにしてみました」まりもの人生初の友達となるネルは、宇宙からの留学生。自分の星ではまったくモテず、地球だったら特別になれると信じてやって来たが、結局マスコット扱いされてしまう。「飼い猫が巨大化して、人間の恋人が欲しいと思ったらどうなるんだろう、と想像してできたキャラです」ほかに登場するのは、オタクであることを隠している美少女のニカ、SNSの裏アカで完璧な女子高生を演じるめぐみ、宇宙人と地球人のハーフでどちらにも属し切れないサイリ、存在価値を男で見出し、自分を空っぽだと感じるマイ。彼女たちは理想と現実の乖離に悩みながら、やがて自分らしさを見つけていく。「他人にはっきり教えてもらって変わるのではなく、他人と接することで変わるきっかけが見えたり、気づけるようにしたかったんです。実際今の自分がいるのは、いろんな出会いの積み重ねによるものだから、その一部を描きたいと思いました」恥ずかしい以外の何物でもなかったはずの過去の記憶が、大人になった自分を形作る、かけがえのない思い出へと変わることもあるのだ。「最後はとにかくみんな幸せになってくれ、と思いながら描きました。当時の私に対しても、やっぱり幸せになってほしかったんですよね」今よりずっと不器用で、窮屈だったあの頃の友や自分を、優しく抱きしめたくなるような作品だ。『教室の片隅で青春がはじまる』女子高生の自意識と友情をそれぞれの視点で描くオムニバス。「自分が思い込んでいたマンガの描き方を捨てて、自由帳的に描いた」という絵も必見!KADOKAWA924円©谷口菜津子/KADOKAWAたにぐち・なつこマンガ家。著書に『レトルト以上・ごちそう未満! スキマ飯』『彼女と彼氏の明るい未来』など。イラストも数多く手がける。※『anan』2021年8月11日‐18日合併号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2021年08月12日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、”日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』ついに今週、 8月6日(金)に公開となる。太平洋戦争末期に存在した「F 研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”。 その事実を基に、3人の若者たちの青春を描く本作の監督・脚本は『青天を衝け』など多くの話題作を手がける名手・黒崎博。彼が10年間大切に温め続けたこの企画に共鳴し、柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、そしてピーター・ストーメアが参加。音楽にはアカデミー賞(R)5部門ノミネートの『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー / スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが続々と参加。さらに主題歌を、製作陣の熱い想いを受け止めた福山雅治が担当し、心に沁みるバラード「彼方で」で物語を深く彩る。本作と同様、時代に翻弄されながらも懸命に生きる若者の姿を描いたという点で共通点があるのは、2016年に大ヒットした『この世界の片隅に』だ。18歳で嫁いだ主人公・すずが、戦時下の困難の中にあっても工夫を凝らして心豊かに生きる姿を描いた『この世界の片隅に』。実は『映画 太陽の子』も激動の時代の中、“若者たちの青春姿”が印象的だ。まず共通するのは戦争映画というと戦地での戦闘シーンや、空襲を受けるシーンなど、極限状態に追い込まれ暗く重たい描写が多いが、本作は幼馴染み3人が海に出かけるシーンや縁側で“未来”について語るシーンもあり、当時も今の私たちと何ら変わらない日常がそこにあったこと、そしてその日常がどれほど愛おしいものか、気づかせてくれる点である。また、『この世界の片隅に』で印象的なシーンの一つが料理のシーン。少ない配給の中、野草を使ったり、お米をかさ増しする炊き方を実践したりと、すずが様々な工夫を凝らしながら笑顔で食事を作る姿に、思わず胸がほっこりする和やかなシーンとなっている。同じように、日々の暮らしの営みを丁寧に描くことを大事にしていた『映画 太陽の子』。だからこそ、幼馴染みの世津と修の母・フミがばら寿司を作ったり、おにぎりを握ったりするシーンは、その一つ一つがどれくらいこの物語にとって大事か、スタッフもキャストも理解しており、特にフードコーディネーターの宮田清美は、当時の配給で何が手に入ったのか、白米と玄米との配合なども丹念にリサーチした。少ない食材で子どもたちのためにどこまで考えるか、当時の母親たちと同じように考え抜き工夫を凝らした料理のシーンは、心温まること間違いなしだ。さらに『この世界の片隅に』の主人公・すずの好きなものといえば、絵を描くこと。迷子になった時ですら道に絵を描いてしまうほどだが、戦時下でも好きなものに夢中になる姿や、すずの絵を通じて家族や姪っ子との関係を深める様子は、より一層、すずの存在を身近に感じることができる。一方、『映画 太陽の子』の主人公・修が夢中になってしまうものは“実験”。軍から新型兵器開発の極秘任務を受けた京都帝国大学の学生で、原子物理学を志す科学者である修は、周囲から「実験バカ」と呼ばれるほど情熱的に研究に没頭してしまう。その姿は狂気すら感じるが、修というキャラクターから目が離せずにはいられない。足早く『映画 太陽の子』を鑑賞した『この世界の片隅に』のプロデューサー・真木太郎も、本作で描かれている“日常”に注目。「戦時下という非日常のなかの日常。しかも大事な大事な青春期。だからこそ感じて欲しい日常の大切さ。そうでないと3人の主人公が報われない。ぜひ3人に寄り添ってください」とコメントを寄せている。『映画 太陽の子』8月6日(金)より公開
2021年08月03日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代にあこがれたアーティストの話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「私はハーフ(スウェーデンの父と、日本人の母)で、チビで、ブスで。しかもメークやファッションも独特で、クラスでは浮いた存在。スウェーデンでの小、中学校ではいじめられていて、学校は楽しくないところでした。そんな80’sでしたが、音楽やファッション、あこがれのアーティストが別世界に連れていってくれたから、私の脳内は幸せだったんです」こう語るのは、タレントで映画コメンテーターのLiLiCoさん(50)。18歳まで過ごした母国では、ヨーロッパ、アメリカ、そして日本の文化が刺激を与えてくれた。「定期的にスルメやのり、梅干しを送ってくれていた日本に住むおばあちゃんが、日本の雑誌やレコードも同包してくれて、そこから吸収していったんです」『およげ!たいやきくん』(’75年)のレコード、ハローキティやキキララといったサンリオのキャラクターが描かれたメモ帳や鉛筆削りなどを手にしたときは、心を躍らせた。「日本語が読めなかったので、誌名すらわかりませんでしたが、アイドル雑誌にはたぶん、時代的に中森明菜さんや河合奈保子さんが取り上げられていたと思います」母親がアイロンをかけながらいつも聴いていた『ルビーの指環』(’81年)も、いまだに覚えているという。「いまでも思い出すレコードは早見優さんの『渚のライオン』(’83年)。『日本人は英語ができない』と聞かされていたから、抜群にうまい早見優さんの英語の発音を聞いたときは“英語ができないって本当なの!?”って思ってしまいました。あとからハワイ育ちと知って、なるほどって納得したんですけど」スウェーデンの雑誌は薄いものが多いが、日本のアイドル雑誌は分厚くて見応えがあった。「きれいに印刷された写真もふんだんにあって、かわいいアイドルが起用されている広告を見るのも大好きでした」ヨーロッパカルチャーで影響を受けたのは、ドイツ出身のサンドラという歌手だ。「2〜3曲しかヒットしなかったんですが、ディスコに詳しい人なら知っているかもしれません。彼女の、シャツにベスト、ロングスカート、その上からダブルベルト、腕には太いバングルで、マニキュアはネオン・カラーという、’80年代ファッションをよくマネしていました。じつは今日も、そのころのファッションをモチーフにしているんですよ!」
2021年07月05日あいみょんの「青春と青春と青春」のMusic Videoが7月9日18時にYouTubeにてプレミア公開される。本楽曲は、2017年に発売した3rdシングル『君はロックを聴かない』のカップリング曲で、以前からファンの間では人気の高いナンバー。リリースから約4年が経った今年、キリンビール『淡麗グリーンラベル』CMソングへの抜擢に伴いMVが制作された。CMは7月1日より全国でオンエアされている。また、公開に先駆けて予告編のティザームービーがプレミア公開ページにて公開。映像では電車の車窓からの実景に加え、あいみょんが楽曲を弾き語る様子が描かれている。あいみょん「青春と青春と青春」OFFICIAL MV<アナログリリース情報>7inchレコード『君はロックを聴かない』6月30日(水) リリース ※完全生産限定盤価格:1,650円(税込)【収録曲】SIDE A:君はロックを聴かない(キリンビール『淡麗グリーンラベル』CMソング)SIDE B:青春と青春と青春(キリンビール『淡麗グリーンラベル』CMソング)<映像作品リリース情報>『AIMYON TOUR 2020 "ミート・ミート" IN SAITAMA SUPER ARENA』7月7日(水) リリース●初回限定盤Blu-ray:6,300円(税抜)DVD:5,500円(税抜)※DVD2枚組※特殊パッケージ仕様※豪華56Pフォトブックレット●通常盤Blu-ray:5,300円(税抜)DVD:4,500円(税抜)※DVD2枚組【収録内容】※Blu-ray / DVD共通■AIMYON TOUR 2020 "ミート・ミート" @さいたまスーパーアリーナ(2020.12.13)01. 黄昏にバカ話をしたあの日を思い出す時を02. ハルノヒ03. 満月の夜なら04. どうせ死ぬなら05. ふたりの世界06. シガレット07. マトリョーシカ08. 風のささやき09. 裸の心10. 憧れてきたんだ11. from 四階の角部屋12. ポプリの葉13. 二人だけの国14. チカ15. 朝陽16. 愛を伝えたいだとか17. マリーゴールド18. スーパーガール19. 真夏の夜の匂いがする20. マシマロ21. 夢追いベンガル22. 君はロックを聴かない23. 漂白24. さよならの今日に25. そんな風に生きている【特典映像】・OFF SHOT MOVIE「裏ミート見んと!」【先着購入者特典情報】Amazon.co.jp:A4サイズトートバックセブンネットショッピング:ステンレスミニボトル楽天ブックス:缶ミラー(絵柄A)楽天ブックス ファミリーマート受け取り限定:缶ミラー(絵柄B)応援店:A5サイズクリアファイル※特典は数に限りがございます。各所、無くなり次第、配布終了となります。※各特典に関する詳細は各店にご確認ください。■各店舗購入リンク:<リリース情報>あいみょん 11thシングル『愛を知るまでは / 桜が降る夜は』2021年5月26日(水) リリース価格:1,320円(税込)あいみょん『愛を知るまでは / 桜が降る夜は』ジャケット【収録曲】1. 愛を知るまでは(日本テレビ系土曜ドラマ『コントが始まる』主題歌)2 桜が降る夜は(ABEMA『恋とオオカミには騙されない』主題歌)3. ミニスカートとハイライト4. 愛を知るまでは(Instrumental)5. 桜が降る夜は(Instrumental)あいみょん「愛を知るまでは」MV【先着購入者特典】■各店舗:「愛を知るまでは / 桜が降る夜は オリジナルクリアファイル(A5サイズ)」『愛を知るまでは / 桜が降る夜は』先着購入者特典 オリジナルクリアファイル(A5サイズ)■Amazon.co.jp:メガジャケ(240mm×240mm)【ツアー会場特典】「愛を知るまでは / 桜が降る夜は オリジナルアートポスター(B3サイズ)」※『AIMYON 弾き語りTOUR 2021 “傷と悪魔と恋をした!”』各ツアー会場にて11thシングル『愛を知るまでは / 桜が降る夜は』を予約・購入した方が対象となります。『愛を知るまでは / 桜が降る夜は』ツアー会場特典 オリジナルアートポスター(B3サイズ)配信予約&CD予約リンク:<ライブ情報>『AIMYON 弾き語りTOUR 2021“傷と悪魔と恋をした!”』※終了分は割愛7月11日(日) 栃木・宇都宮市文化会館7月15日(木) 京都・ロームシアター京都・メインホール7月16日(金) 大阪・大阪城音楽堂7月25日(日) 沖縄・沖縄コンベンション劇場料金:6,500円(税込)※未就学児童入場不可ツアー特設サイト:関連リンクあいみょんオフィシャルサイトワーナーミュージック・ジャパンHP
2021年07月02日あいみょんの楽曲「君はロックを聴かない」「青春と青春と青春」のアナログレコードが、2021年6月30日(水)に発売。また「青春と青春と青春」が、7月1日(木)に放送開始するキリンビール「淡麗グリーンラベル」の新TVCM曲に起用される。あいみょん話題のCM曲「君はロックを聴かない」ABEMAオリジナル恋愛リアリティーショー『恋とオオカミには騙されない』の主題歌「桜が降る夜は」や、菅田将暉主演ドラマ『コントが始まる』の主題歌「愛を知るまでは」など、2021年も新曲のリリースが絶えないあいみょん。弾き語り全国ツアー「傷と悪魔と恋をした!」を開催中、中四国最大級の野外音楽フェス「モンスターバッシュ」にも出演予定と、ライブパフォーマンスも精力的に行っている。そんなあいみょんの「君はロックを聴かない」と「青春と青春と青春」がレコード化。この2曲はあいみょんの3rdシングルとして2017年8月にリリースされたものだが「君はロックを聴かない」がキリンビール「淡麗グリーンラベル」のCM曲として起用され、再び注目を集めている。「青春と青春と青春」も新CM曲にまた、「青春と青春と青春」も、7月1日(木)より放送開始する「淡麗グリーンラベル」新CMに起用。「淡麗グリーンラベル」のCM曲にあいみょんの楽曲が採用されるのは、「ハルノヒ」「マリーゴールド」「君はロックを聴かない」に次ぐ4曲目となる。TVCMには前作に引き続き、女優・広瀬アリスと共にあいみょん本人も出演。夏らしい世界観が特長の爽やかな楽曲「青春と青春と青春」を、“完全オリジナル”のアコースティックバージョンで披露する。「青春と青春と青春」MVを公開TVCMへの起用と合わせて「青春と青春と青春」のミュージックビデオも製作。7月9日(金)18時より公式YouTubeにて公開されるので、ファンは要チェックだ。【詳細】あいみょん「君はロックを聴かない/青春と青春と青春」完全生産限定盤発売日:2021年6月30日(水)価格:1,650円<収録曲>SIDE A:君はロックを聴かないSIDE B:青春と青春と青春■キリンビール「淡麗グリーンラベル」新TVCM放送開始:7月1日(木)出演:あいみょん、広瀬アリス
2021年06月26日自分の好きなものが分からなくなった時があった。息子を産んで早5年毎日育児に追われ早5年そんな中でふと「あれ? 私って息子以外に何が好きなんだっけ…?」と思ったことがある。「好きなものはわが子です!」大いに結構だと思う。しかし、そんな大好きなわが子は、いずれ必ず親の手から巣立つもの。その時自分に子育て以外に打ち込めるものがなかったら…ちと危険である。行き着く先はもう…抜け殻よな。廃人。こうならないためにも、今から何か育児以外にも打ち込むものを見つけたい。ワクワクウキウキすることを見つけたい!しかし、大人になってからワクワクウキウキを見つけるのって意外と難しい。若い頃のようなエネルギーもなければ、盲目になれる純粋なハートもない。(悲しい…)ついでに好きなものに好きなだけつぎ込めるお金もない。現実はちょいと厳しい。「は~、今から好きなものを見つけるって難しいよな…」そうボヤきながら動画サイトをながめていたある日のこと。私が青春を捧げていた某アカペラグループのライブ動画があるではないか!!(残念だがもうこのグループは解散してしまっている)20年経った今でもこうして見られるとは、なんてすごい時代…!!そこから当時がとてつもなく懐かしくなり、ネットで「90年代」「平成初期」なんて検索をかけると、自身の小学生時代~高校生の時に好きだったものがずらずらと出てくる。みんな身につけていたハイビスカス、すぐに割れるでっかい鏡、お気に入りのブランドのショップ袋、それをもれなくサブバッグや体操着入れにしていたこと。初めて買った二つ折りの携帯電話。“着メロ”“デコメ”なんて、今の10代〜20代前半の子はきっと知らないだろう。あの頃大好きだったけど、もうなくなってしまったアパレルブランドは、最近期間限定で復活しているそうだ。ああ…懐かしの思い出がよみがえるわぁ…。息子を産んでからというもの、「NOW!」が慌ただしすぎて、昔の自分がどんなものを好きだったかなんて完璧に忘れていた。ふとしたきっかけでわが青春を思い出すことになったが、過去を振り返るのはなかなか面白い。が…思わず目を覆いたくなる過去も、もれなくひょっこり顔を出す。ちなみに小学生~中学生の頃、原宿系ブランドが大好きだった私。しかし全身揃えるお金はなかったので、近所のスーパーに入っている衣料品店の服もちょいちょい交えてのコーディネートである。気持ち物足りないところには、無駄にバッチをつけたり、スカートを切ったり裂いたりしたところに安全ピンをつけてみたり…。(当時は立派にカスタムと思い、私ってお洒落!と疑わなかった)あああああ…!!と、過去を思いだして、いいことばかりではないかもしれないけど…。(私だけ?)でも、昔こんな格好してたアラサー、アラフォーママいません?いるよね?(必死)大人になってから新しいブームを作るのもいいけど、時々は自分の昔のブームを掘り起こしてくるのも、また楽しいものである。ということで。現在の私の密かな趣味は、自身の青春時代のブームを振り返ること。当時の若人の目線とはまた違った視点で過去を振り返ると、意外な発見やトキメキがあったりする。うふふ。
2021年06月06日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、恐怖に震えた心霊写真や怪奇現象の話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、’80年代を振り返ってみましょうーー。「運動は苦手でインドア派だったので、家ではよくテレビや雑誌を見ていました。心霊特集や怪奇現象特集にくぎ付けになっていて、いまでも好きで信じています」小・中学生時代を送った’80年代を振り返るのは、コラムニストで漫画家の辛酸なめ子さん(46)。たしかに’80年代は、テレビでも雑誌でも心霊特集が組まれていたし、とくに暑い夏の風物詩でもあった。なかでも辛酸さんが好きだったのは『お昼のワイドショー』(’68〜’87年・日本テレビ系)で、夏季に放送されていたワンコーナー「あなたの知らない世界」だ。視聴者から寄せられた心霊体験や写真を、心霊研究科で放送作家の新倉イワオさんが解説、分析する構成だった。「再現ドラマ仕立てになっていたので、リアリティがありました。いまでも覚えているのは、亡くなられた出演者の霊を呼ぶ回。私には見えませんでしたが、専門家によると“来ていた”みたいで。番組の放送は昼間なので、興味津々で見るんですが、夜、お風呂に入ってシャンプーをしているときに人の気配を感じたりして、怖くなるんですね」こうしたジャンルに興味を持っていたのは、辛酸さん自身が心霊体験をしていたからだとか。「引っ越しが多かったのですが、越した先の家でいちいち怪奇現象に見舞われるんです。埼玉県の薄暗い一軒家に住んでいたときは、突然、玉を転がすようなラップ音が聞こえてきて……。遊びに来ていた友達が怖くなって、帰ってしまったこともありました。別の家では、夜、目を覚ますと色とりどりの人魂が飛んでいたことも。“これは見なかったことにしよう”って、目をギュッとつむってやり過ごしました。前に住んでいた人が、その家で亡くなられたらしいとか、家の近くの稲荷神社で誰かが自殺したとかいう噂を聞いては、“ああ、やっぱりなあ”と納得していました」いまでも忘れられないのが、家族で箱根旅行に行ったときの記念写真。「半透明の生首が写っていたんですよ。そんなことがあったからかわかりませんが、父が念写をする団体に所属するようになって。『月の裏側を念写してきた!』と、私に報告してきたりしました」科学では解明できない怪奇現象とともに、女子なら誰でも通るおまじないも好きだった。「小学校のときは、雑誌に付いてくるおまじないの冊子を見て、自分でも試してみたりしました。何色のペンで願い事を書くとかなうとか、相手の影を踏むとどうなるとか。好きだった男の子と隣の席になりたくて、ある図形の中にその子の名前を書いたり。すると本当に、隣とか、斜め前とか、近い場所になることが続いたんです。私と席が離れるときに、その男の子が残念がっていたので、おなじないの効果は、本当にあったんだと思います」
2021年05月31日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代に胸をときめかせた映画の話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「’80年代は『不良少女とよばれて』(’84年・TBS系)、『ポニーテールはふり向かない』(’85〜’86年・TBS系)など、出演した大映テレビ制作のドラマがすごくヒットしたから、5年ほど女優業にどっぷりつかっていました。当時の“大映ドラマ”の放映はたいてい半年間だったのですが、撮影期間は7カ月ほど。現在のようなデジタル機材ではなく、フィルムで1カットずつ撮影していくので、すごく時間がかかるんですね。撮影現場に泊まり込みたいって思うくらい、家に帰っても寝るだけの生活でした。それだけに撮影がすべて終了し、次回作が始まるまでのオフは貴重で、1人で新宿に出ては映画館をハシゴ。とくに好きだったのがハリウッド映画でした」’80年代にすでに女優として活動していた伊藤かずえさん(54)。東映児童研修所に入ったことが、キャリアのスタートだ。「あまり人としゃべらない子どもだったから、母親が心配したんですね。小学生時代はエキストラばかりで、オーディションに受かることもありませんでしたが……」映画『花街の母』(’79年)でデビューし、中学時代は『水戸黄門』(第12部・’81〜’82年・TBS系)にレギュラー出演。平日に、しかも京都での撮影だったため、学校を休むのは日常的だった。「新幹線での移動中は、ウォークマンでカルチャー・クラブとかの曲を聴きながら眠ったり、セリフを覚えたりする時間。まだ中学生だから、台本に読めない字もあったりして、辞書を引いたり、母親に聞いてみたりしていました」このころ、約2万人が参加したオーディションを勝ち抜いて、映画『燃える勇者』(’81年)で、真田広之の相手役となるヒロインの座を射止めた。「有名なタレントさんもいたから、3次審査くらいになると、心の中では“もう、どうせ(結果は)決まってるんだろうな、裏で”って思って(笑)。だから選ばれたときはびっくりしちゃって」その翌年には、アイドルデビュー。小泉今日子、中森明菜、早見優らと同期の“花の82年組”だ。「レコード会社からオファーがあったんですが、デビュー曲が暗い歌で、全然ヒットしませんでした」だが、’83年の『高校聖夫婦』(TBS系)以降、次々と出演することになる大映ドラマの反響はかなり大きかった。「当時、アイドルはデパートの屋上広場などで歌う“営業”が多くて、全国を回っていました。アイドルとしては無名でしたが、大映ドラマを見た人が会場に集まるようになって。池袋のサンシャイン広場で営業したときは、スタッフさんから『中森明菜さんが来たときと同じくらい、人が集まりました』って驚かれました」それほど大映ドラマは、’80年代カルチャーの代表格だ。「大きな特徴は、演出やセリフ、話の展開が突拍子もなく、劇画チックなところ。たとえば『不良少女とよばれて』では、ケンカをするシーンで『生き残ったほうが、くたばった奴の骨壺を蹴飛ばすまでさ』なんていうセリフも。“十代の女の子が言う!?”って思うけど、すっごいセンスですよね(笑)」伊藤さんといえば、『スクール☆ウォーズ』(’84〜’85年・TBS系)で「馬上から失礼します」と馬に乗って登場するシーンも伝説的だ。「実話に基づいた作品なのに、私の役だけが架空の人物なんで、脚本家さんが私で遊んでいました」撮影に追われた日々、唯一の息抜きとなり、ストレスを発散させてくれたのが、ハリウッド映画だったという。「『セント・エルモス・ファイアー』(’86年)みたいな青春群像劇も好き。『アウトサイダー』(’83年)のマット・ディロンもかっこよかったなあ。『リーサル・ウェポン(’87年)は難しいことを考えず、単純に楽しめました。映画館には1人でふらっと見に行くことが多くて、1日休みだと2〜3本、ハシゴしていましたね』「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月19日多くの有名お笑いタレントを輩出している、吉本興業。Instagramでは、お笑いトリオ『ロバート』の秋山竜次さんなどの若かりし頃の写真を公開し、たびたび話題となっています。2021年4月14日、吉本興業は『ガンバレルーヤ』のよしこさんの写真を投稿。9年前の姿に驚きの声が上がりました。チーママ時代のよしこが「美人すぎる」と話題にテレビで見る姿は、センター分けのヘアスタイルと濃いめのチークが印象的な、よしこさん。スナックのチーママをしていた、9年前の姿がこちらです!※写真は複数あります。左右にスライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 【公式】吉本興業(@yoshimoto.official)がシェアした投稿 かわいい…!茶髪で前髪があり、目元のメイクも雰囲気が違います。お笑いタレントのよしこさんもかわいらしいですが、チーママ時代の姿もまた違った美しさがありますね!ネット上では、よしこさんのビフォーアフターに、このような声が寄せられました。・誰かと思った!めっちゃかわいい。・口元のほくろで、やっと同一人物だと分かりました!・よしこさん美人…!でも今の姿も好きだな。外見だけではなく、お笑いに全力で取り組む姿も含めて、ファンの心をつかんで離さないよしこさん。今後の活躍にも目が離せませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月15日シネマカフェ3月の特集は「私たちの青春」。『スタンド・バイ・ミー』や『ウォールフラワー』、『桐島、部活やめるってよ』など青春映画の金字塔といわれる作品が多々ある。それらの作品を観て、自身の青春時代を振り返ることもあるだろう。今回は“20年代の青春映画”『佐々木 、イン、マイマイン』を手掛けた内山拓也監督を始め、俳優・松本穂香、映画ライター・SYOに「お気に入りの青春映画」と「青春の思い出」を訊いてみた。内山拓也監督のお気に入りの青春映画は『青の稲妻』(ジャ・ジャンクー監督)台詞ではなく、きちんとショットで物語が紡がれているのに、一つ一つの言葉を忘れることはない。感情を溜め込んで吐き出す行為ではなく、行き場を失って吐き出せないことこそが重要だ。ジャ・ジャンクーの映画は、その一つ一つが切実で、とてもエモーショナルだ。青春の思い出青春は、決められた期間や場所ではなく、その時間や瞬間を自分で決められる。それも、何度でも。このことにようやく気付けた今が、まだまだ青春の最中で、そして途中なんだと思います。<映画監督・内山拓也>学業と平行してスタイリスト活動を始める。経験過程で映画に触れ、その後、映画監督・中野量太氏に師事。23歳で初監督作『ヴァニタス』を制作。同作品で初の長編にしてPFFアワード2016観客賞、香港国際映画祭出品、批評家連盟賞ノミネート。『佐々木、イン、マイマイン』で、劇場長編映画デビュー。本作で日本映画製作者協会に所属する現役プロデューサーが選ぶ“将来性のある新人監督”に贈られる映画賞「第25回新藤兼人賞」銀賞を受賞。Twitter:@_takuyauchiyama松本穂香のお気に入りの青春映画は『耳をすませば』(近藤喜文監督)初めて観たのは確か中学生の頃でした。主人公の雫が持つ若さ特有の痛々しさや、自分には何があるのかと自問自答しながら進んでゆく姿が、その当時の自分に重なって見えたんだと思います。今でも時々観返しますが、観る度に大事なことを思い出させてくれる映画です。おじいさんが小説を読んでいる間、外で待っている雫のシーンと、原石のシーンがとくに好きです。青春の思い出高校で演劇部に入っていたのですが、演劇部で高校演劇の大会に参加した時、他の部員が個人で優秀賞を貰っていて、それが悔しくて号泣しました。悔しがっている事が周りにバレるのも悔しいので、皆には分からないように、親友と下を向きながら一緒に泣きました。<俳優・松本穂香>1997年2月5日生まれ。大阪府出身。2015年 主演短編映画でデビュー。その後、出演したNHK 連続テレビ小説「ひよっこ」の青天目澄子役の好演が話題になる。日曜劇場「この世界の片隅に」(TBS)、映画「おいしい家族」「酔うと化け物になる父がつらい」「君が世界のはじまり」「みをつくし料理帖」などドラマや映画などで主演を務めた他、auのCM「意識高すぎ!高杉くん」シリーズに出演中。2021年は連続ドラマW「華麗なる一族」(WOWOW)などの出演も控えている。Twitter:@matsuhononSYOのお気に入りの青春映画は『グッバイ、サマー』(ミシェル・ゴンドリー監督)『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督の自伝的作品です。孤独な少年がはみ出し者の転校生と仲良くなり、車を自作するお話なのですが、「友だちができると、世界が一変する」をとってもハートウォーミングに描いているのです。パーティでぼっちになっても、隣に親友がいれば安心感が違う。個展がガラガラでも、親友が来てくれればそこに意味が生まれる。そんなふたりで車を作ったら、どんなに素晴らしいだろう。自分自身が学生時代に渇望していた「救い」がそこに描かれていて、とても幸せな気持ちになれました。アゲアゲの映画ではなく、寂しさと懐かしさ、慈しみが微かに漂う空気感もとても好きです。青春の思い出高校時代などは親友も恋人もいなかったので、キラキラした青春は一切送れませんでした。でも、あのときの孤独感が自分を創作に向かわせたんだと思うと、それはそれでアリだったなと感じます。そしていま思うのは、映画業界は万年青春気分の方ばっかりだということ。好きを全力で頑張る姿を見ているとこっちまでワクワクするし、ここにいていいんだと思える。そういった意味では、自分もようやく青春が始まったのかもしれません。いま鬱屈した気持ちを抱えている若人の皆さん、自分の居場所は、いつか絶対に見つかります!<映画ライター・SYO>1987年福井県生まれ。東京学芸大学卒業後、映画雑誌の編集プロダクション、映画ニュースサイトでの勤務を経て、独立。映画を中心に、ドラマ、アニメ、漫画、音楽など多ジャンルのレビューやコラム、インタビュー、オフィシャルライターを担当。Twitter:@syocinema(text:cinemacafe.net)
2021年03月19日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代におなかがよじれたお笑い番組の話。同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。’81年にスタートした『オレたちひょうきん族』は『笑っていいとも!』や、その前身番組『笑ってる場合ですよ!』とともに、フジテレビが’80年代に掲げた“楽しくなければテレビじゃない”というキャッチフレーズを体現し、もり立てた伝説的番組。世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(53)はこう語る。「当時、関東地方で漫才を見る機会はお正月番組など数少なかったのですが、’80年代の漫才ブームによって身近な存在になりました。そんな潮流をうまく引き込み、B&Bやツービート、紳助・竜介、さんまさんなどを起用したのが、『ひょうきん族』です」牙城は『8時だョ!全員集合』(TBS系)だ。「『全員集合』は毎週土曜、1時間近くの生放送だったため、放送事故が起きないよう、いかりや長介さんという絶対的リーダーのもと、セットも含めて作り込まなければ成立しない番組だったそう。一方の『ひょうきん族』は収録番組。アドリブを入れ込むなど、出演者のアイデアで勝負できました。実際にその場のノリで発生したキャラもあったといいます」(牛窪さん・以下同)いわば“悪ノリ”ができたのも、現場の勢い、熱量があったから。「父がフジテレビの局員でしたので、私は月に1回、たけしさんが好きだというおいなりさんを手作りして携え、撮影現場に連れていってもらっていました。そこで目にしたのは、本番スタート5秒前からカウントダウンで、2までしゃべり続けている、さんまさん(笑)。スタッフの笑い声がそのまま録音されていたり、コーナーによっては裏方のスタッフが登場したりと、内輪ウケ的なネタも満載。そんな“業界通”な笑いが支持を得たのだと思います」『全員集合』にも加藤茶の“チョットだけョ”のような、エッチな笑いはあったが、基本的には家族で見ることを意識した番組作り。「『ひょうきん族』は、現在ではコンプライアンスの観点から放送できないような、事件を風刺したどぎついキャラにも挑戦。また、コントのセットや衣装にはお金がかかるものですが、時代はバブル経済に入る成長期だったことも味方しました」そして’80年代半ばには『全員集合』を逆転し、日本のお笑い文化をけん引する番組へと成長した。「“漫才ブーム”“バブル景気”“ゆるいコンプライアンス”などの、時代的な背景が化学反応を起こし、テレビの無限のパワーが発揮された番組といえます」「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月07日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代に夢中になったアイドルの話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「モノマネ番組とかで、中森明菜さんの『十戒(1984)』(’84年)や『TATTOO』(’88年)の歌マネをさせてもらったりしています。藤井隆さんの歌イベントでは、明菜さんの曲の振付が完璧な素人さんが毎回観覧に来ていたから、その人にステージに上がってもらってコラボしたり。’14年に『紅白』に出場したときに『日本では低気圧のほうが大変だということで……』みたいに、ちょっとハスキーで、徐々に聞こえるか聞こえないかの声の大きさになる、しゃべり方が特徴なんですね」明菜愛が強すぎて、ついモノマネしたくなるというのが、お笑いタレントの椿鬼奴さん(48)。デビュー当時のシングル盤レコードを手に取りながら、’80年代を振り返る。「じつはレコードは持っていなかったんです。小学生のころはわりと裕福な生活だったんですが、自分で使えるお金は、もらえなかったんですよね」小学生時代は、渋谷駅の隣にある高級住宅街・代官山のマンション住まい。お正月などの特別なときは、バブル時代、テレビ業界人御用達だった六本木の高級料理店「瀬里奈」に行くほど、ハイソな暮らしぶりだった。「お着物姿の女性がたくさん働いていて、子どもながら“すごく高いんだろうな”って、肌で感じていました。まあ、支払いは父というよりは、会社の経費だったみたいですけど(笑)」その父は厳しくて、鬼奴さんは自由にテレビを見せてもらえなかったという。「『3年B組金八先生』(’79年〜・TBS系)すらダメで、弟と一緒になんとか見る権利を得られたのは『8時だョ!全員集合』(’69〜’85年・TBS系)だけ。ふだんはNHKか巨人戦ばかりでした。おかげでキャッチャーの山倉和博さん(’78年入団)のファンになって。チェッカーズの(武内)亨さんに似たイケメンだったので“巨人の亨”と呼んで、プロ野球チップスを買ってカードを集めていました」中森明菜の存在は、父親の帰りが遅いとき、こっそり見ていた『ザ・ベストテン』(’78〜’89年・TBS系)で知った。明菜は’81年『スター誕生!』(’71〜’83年・日本テレビ系)で、山口百恵の『夢先案内人』を熱唱。11社からスカウトの声がかかり、’82年に『スローモーション』でデビュー。「クラスの友達の間で、聖子派か明菜派か、どちらか決めなきゃいけないみたいな雰囲気って当時、ありましたよね。私は、聖子ちゃんのようなキラキラしている王道アイドルを直視できなくて……。それより(セカンドシングル)『少女A』のジャケットの、不機嫌な感じの明菜ちゃんが好きでした。陰があって多くを語らない、クールな明菜ちゃんの派閥に加わったんです」子どもがカラオケに行くような時代ではなかったので、歌うのはだいたいアカペラ。「歌番組をカセットテープに録音して、勉強時間や寝るときに聴いて覚えていました。カセットテープもなかなか買ってもらえなかったから、1本のテープに何度も重ね録りするんですが、上から録音した曲が長くて、前に録ってあった次の曲のイントロ部分が消えちゃったりして」「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月28日この春、聖徳太子の予言の書を巡る青春時代活劇『未来記の番人』が全国4か所で上演される。築山桂の人気小説を初舞台化。主演は来年デビュー10周年を迎えるA.B.C-Zの戸塚祥太。大阪市内で開かれた会見で戸塚は、殺陣の稽古に入ったことを報告。これまで使ったことのない筋肉に反応が出て四苦八苦中だが「さらに練習を重ねれば対処法が分かるので、長期間の公演に耐えうる肉体が作れる」と頼もしい。「未来記の番人」チケット情報時は寛永19年、徳川三代将軍家光の時代。将軍に仕える時の権力者・天海大僧正(笠原章)の命により、聖徳太子の予言書「太子未来記」を手に入れるため、大坂四天王寺へ向かう千里丸(戸塚祥太)と上忍・早瀬士郎左(松田悟志)。千里丸は千里を見通す異能者だが、大坂で異能の僧侶・道啓(勝野洋)や豪商・泉屋理兵衛(曽我廼家寛太郎)、銅吹き職人の巽(冨岡健翔)らと出会う。そんな中、千里丸の運命を左右する異能少女・紅羽(惣田紗莉渚)が現れる。様々な出会いを経て成長する千里丸役の戸塚は、とりわけ紅羽との場面が重要と話す。「天海様に仕えることが彼の生きるすべてだった千里丸にとって、紅羽との出会いはショッキングだった。彼女が千里丸に新しい命を吹き込んだとも言えるので、ふたりの関係はしっかり表現したい」笠原章ら手練れな舞台人らに殺陣や所作などを学びつつ、見せ場のダンスカンタービレでは培ったアクロバティックなダンススキルも存分に披露する。「先輩たちは一太刀の説得力が違うので、貴重な機会にひとつでも体得したい。ダンスカンタービレではみんなが個々の心情を表現できるよう、今は稽古で体が動くようにスタンバイしています。またジャニーズJr.冨岡健翔との場面では、面白いコンビネーションで見せられれば」と硬軟織り交ぜた役作りに期待が高まる。異能者たちが繰り広げるファンタジックな時代活劇は、現代にも通じる作品とアピールする。「実際に予言書があって、本当に未来が書かれていたとしても、今日を生きるのも明日の生き方を選ぶのも自分自身、その人一人ひとりの考えによるものだと思うので。今はコロナの影響もあり、個人が試される場面も多い。千里丸のように一体自分は何者で、どこから来てどこへ辿り着くのか。そういうことを一層考えていく時代になっているのかなと思います」。公演は3月12日(金)から21日(日)まで東京・新橋演舞場、3月27日(土)に愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール、3月30日(火)に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、4月3日(土)から11日(日)まで大阪・大阪松竹座にて上演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2021年02月22日Instagramで大人気のニシカタさん(Instagram@c_nishikata)の育児エピソードをお届けします。 独身時代、ホテルランチをしている子連れのママたちを見て、「毎日楽しそうでいいな~」と思っていたというニシカタさん。 しかし、実際に子どもを産んで、ママたちのただならぬ「見えないところでの必死の努力」があったことを知ったのです……! 私の中の魔神が暴走いたしまするぞ でも独身時代は本当にこう思っていたんです、すみません。 平日の昼間、ホテルへちょっといいランチ食べに行くと必ずママ友のグループがいくつかいらっしゃるので「いい身分だよな~」って思って見ておりました。 器小さすぎてすみませんホント。しかし、自分の物差しだけで物事を見てはだめですね、本当に。 あそこでランチしている姿は、彼女たちの生活のほんの一部! あとの大半は闘ってるんですもん。帰ったら、また現実と向き合うんですもん。毎日あんな時間すごしてるわけじゃない! それは、自分が子育てする立場になって初めてわかったことでした。 子どもを産めば「産休育休は休めるうえお金もらえる」 「かわいい赤ちゃんと一緒だし、周りからチヤホヤされて幸せ」 こう思ってました。 現実は違いますね。全然違う。 でも違うってことは実際に自分が経験しないとわからない気がします。 もちろんつらいことだけじゃないけど、赤ちゃんが産まれればハッピー一色! みたいな世のイメージが、もうちょっとリアルに寄ればいいな思っています。 このほか、「ニシカタさんの最新マンガはInstagramやアメブロで更新中です。ぜひチェックしてみてくださいね。 著者:イラストレーター ニシカタ2018年1月、長女を出産。インスタで出産、産後、育児レポートマンガを更新し、人気に。ゲームと海外ドラマとデパ地下が好き。
2021年02月21日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代に夢中になったアイドルの話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「もう、40年近く前の曲なのに、歌詞も忘れていないし、ぜんぜん歌えちゃいますよね。今の歌は、たとえば繰り返しがなかったり曲の構成も複雑だったりするけど、昔の歌謡曲はすごく入りやすいんですね。ねっ、これで合ってますよね?」宝塚歌劇団月組の元トップスター・紫吹淳さん(52)が、透き通るような声で、シブがき隊の『100%…SOかもね!』(’82年)を口ずさんだ。「’80年代初めは、バレエ以外のことに興味を持っていなくて、’84年に宝塚音楽学校に入学してからは寮生活。でも、中2の1年間だけは、バレエから遠ざかっていて、宝塚の存在もまだ知らなかった。同級生と同じくらいにテレビを見て、アイドルに夢中になった、唯一の時期なんです」バレエを始めたのは3歳のとき。3歩進むと、すぐに転んでしまう紫吹さんを見かねた母が、体のバランスを整えようと、教室に通わせたのがきっかけだ。「おかげで“体育座り”をしているときも、やたら姿勢がきれいだって、友達から言われていました。将来、バレリーナになることだけを夢見ていたんです」’80年代に入り、たのきんトリオを筆頭としたアイドル全盛期を迎えたとき、ほかのクラスメートたちは少ないお小遣いでドーナツ盤のレコードやアイドル誌を買っていたが。「私はトーシューズなど欲しいものはそのつど、買ってもらっていたので、お小遣いとは無縁だったんです。それに、バレエに関わるもの以外に欲しいものはとくになかったので、お小遣いがもらえなくて困ったこともありませんでした。恥ずかしながら、たのきんトリオのことも、かろうじて知っていたのはマッチさんだけ。いま思い返すと、ちょっと浮世離れした子どもでしたね」友達と遊びに行く機会も、ほとんどなかった。「土日でも関係なく、毎日レッスンや発表会。たまに『今度○○に行かない?』と友達に誘われるんですが、直後に『あ、ごめん、バレエだよね』って。返事をする前に断られていました(笑)」それほど頑張っていたバレエから、距離を置いたのが中2のとき。「まわりより背が高いことに悩み始めたんです。中1で160センチ近くありましたから。『白雪姫』を演じると、王子様よりも私のほうが大きかったり、『白鳥の湖』でも、3〜4羽の群れで踊ると、私だけ目立ってしまって恥ずかしかったり……。それで一時期、バレエをやめてしまったんです。自分に欠けていた“バレエ以外のこと”を知りたいという思いもありましたね。そんなとき、ちょうどデビューしたのが、シブがき隊だったんです」シブがき隊はドラマ『2年B組仙八先生』(’81〜’82年・TBS系)に生徒役で出演した薬丸裕英(ヤックン)、本木雅弘(モックン)、布川敏和(フックン)の3人組。’82年『NAI・NAI 16』でデビューし、同年発売の『100%…SOかもね!』で日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞した。トシちゃんやマッチが祝福に駆け付けた授賞式のステージを覚えている人も多いはず。それまでバレエひと筋だった紫吹さんは、行き場のない情熱をシブがき隊、なかでもモックンに注いだという。「どハマりしたとはいえ、当時は子どもで、コンサートに行くなんて発想はなく、やれることといえば『平凡』や『明星』(どちらもアイドル雑誌)を買ってもらって、切り抜きを透明の下敷きに挟んだりしたくらい。『ザ・ベストテン』(TBS系)、『ザ・トップテン』(日本テレビ系)は毎週必ず見ていました。誕生日かクリスマスのプレゼントだった自分専用のラジカセで録音して、アイドル雑誌の付録だった、横長サイズの“歌本”を見ながら、一緒に歌ったりもしましたよ。イケメンのモックンがとにかく好きでした。それで、宝塚を引退してからテレビ番組で薬丸さんとご一緒する機会があったときも、つい『私、シブがき隊のファンでした。でも、ごめんなさい。モックンのファンでした』と言ってしまって……。“えー!?”というような、ちょっと複雑な反応をされていました(笑)」「女性自身」2021年3月2日号 掲載
2021年02月20日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代に夢中になったアイドルの話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「『ザ・ベストテン』(TBS系)、『ザ・トップテン』(日本テレビ系)は毎週必ず見ていました。誕生日かクリスマスのプレゼントだった自分専用のラジカセで録音して、アイドル雑誌の付録だった、横長サイズの“歌本”を見ながら、一緒に歌ったりもしましたよ」宝塚歌劇団月組の元トップスター・紫吹淳さん(52)が、透き通るような声で、シブがき隊の『100%…SOかもね!』(’82年)を口ずさんだ。「’80年代初めは、バレエ以外のことに興味を持っていなくて、’84年に宝塚音楽学校に入学してからは寮生活。でも、中2の1年間だけは、バレエから遠ざかっていて、宝塚の存在もまだ知らなかった。同級生と同じくらいにテレビを見て、アイドルに夢中になった、唯一の時期なんです」バレエを始めたのは3歳のとき。3歩進むと、すぐに転んでしまう紫吹さんを見かねた母が、体のバランスを整えようと、教室に通わせたのがきっかけだ。「おかげで“体育座り”をしているときも、やたら姿勢がきれいだって、友達から言われていました。将来、バレリーナになることだけを夢見ていたんです」それほど頑張っていたバレエから、距離を置いたのが中2のとき。「まわりより背が高いことに悩み始めたんです。中1で160センチ近くありましたから。『白雪姫』を演じると、王子様よりも私のほうが大きかったり、『白鳥の湖』でも、3〜4羽の群れで踊ると、私だけ目立ってしまって恥ずかしかったり……。それで一時期、バレエをやめてしまったんです。自分に欠けていた“バレエ以外のこと”を知りたいという思いもありましたね。そんなとき、ちょうどデビューしたのが、シブがき隊だったんです」シブがき隊はドラマ『2年B組仙八先生』(’81〜’82年・TBS系)に生徒役で出演した薬丸裕英(ヤックン)、本木雅弘(モックン)、布川敏和(フックン)の3人組。’82年『NAI・NAI 16』でデビューし、同年発売の『100%…SOかもね!』で日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞した。トシちゃんやマッチが祝福に駆け付けた授賞式のステージを覚えている人も多いはず。それまでバレエひと筋だった紫吹さんは、行き場のない情熱をシブがき隊、なかでもモックンに注いだという。だが、中3になると紫吹さんは、再びバレエを始めることに。「中2の1年間、遠ざかっていたからこそ、私が私らしくいられるのは、バレエをしているときだと強く感じられたんです。そんなときに、バレエの先生に勧められたのが宝塚でした」中学を卒業後、日本一競争率が高いといわれる宝塚音楽学校へ。コンプレックスだった背の高さも武器に変え、男役トップスターに上りつめた。大好きなモックンをはじめ、ジャニーズのアイドルには、宝塚時代に影響を受けたという。「とはいえ、世の女性とは、ちょっと違う観点で。ジャニーズや、雑誌の“抱かれたい男”企画で選ばれる人は、私にとっては“教材”でした。なぜ女性からキャーキャー言われ、心を捉えられるのか、そのしぐさや表情を分析して、宝塚での男役に取り入れるんです。当然、モックンからも私は、その要素を吸収しています。映画『シコふんじゃった。』でモックンが日本アカデミー賞最優秀主演男優賞(’92年度)を受賞したときは、“さすが、私が好きになった男だわ。私の目に間違いはなかった!”って、勝手に喜んじゃいました(笑)」「女性自身」2021年3月2日号 掲載
2021年02月20日振り返ると、懐かしい思い出が蘇る青春の日々。体育祭や卒業式などさまざまなイベントで忘れられない思い出があると思いますが、今回はなかでも恋の思い出が詰まっていそうなバレンタインデーにフォーカス!20~30代のanan総研メンバー約200人に、バレンタインデーを振り返って思い出す、青春のエピソードについて聞いてみました。【アンアン総研リサーチ】アンアン総研メンバーが振り返る、学生時代のバレンタインデー友達とワイワイ準備「高校生の頃、クラスの女子でそれぞれ好きな人にバレンタインのチョコを渡そうと決めて、朝からみんなで集まりました。ヘアアレンジ、メイクをそれぞれ得意な子がやってくれて、みんなで準備したのが青春の思い出です」(31歳・専門職)青春あるあるで多く上がるのは、やはり友達と一緒に頑張った恋愛エピソードではないでしょうか。友達の恋を助けたり、自分の告白をサポートしてもらったり…。たとえ恋がうまくいかなくても、一緒に過ごした友達との時間は、振り返れば何よりの宝物になるのかも。親に知られるのが恥ずかしくて…「彼氏がいることを親に言うのが恥ずかしくて、バレンタイン前夜に、本格的な手作りチョコではなく、蒸しパンのキットを買って急いで作ったら見た目がやばすぎるものができたけど、手紙と一緒に渡した。数年後にわかったのですが、彼はそれをちゃんと写メに撮ってくれていて、ちょっと嬉しかったし、その頃の懐かし話で盛り上がった」(30歳・主婦)学生時代はなぜか、親に知られると恥ずかしいことをたくさん抱えていたりするもの。それにしても、こちらのエピソードでは、渡した彼もちゃんと写真に残していたなんて、まさに失敗と喜びの混ざった甘酸っぱい青春の思い出ですね。マネージャーあるある!?チョコレート大量生産「高校の時に、運動部のマネージャーをしていたのですが、部員全員に手作りチョコレートをあげるのに、徹夜して作ったことがあります。今振り返ればいい思い出です」(20代・その他)大人数に手づくりチョコを渡すのは、特に運動部のマネージャーさんのあるあるエピソードかもしれませんね。大人になったら、「お金で解決」なんて考えてしまいますが、徹夜までして誰かのために頑張れちゃう、それが青春のエネルギーなのかも!?どんな瞬間も、大切な思い出に社会人になって学生時代を振り返ると、良かったことも悪かったことも、違う視点で見られたりするもの。もし、今年のバレンタインの結果がショックだったり、また今なんとなく不調だったりしても、数年後に振り返ればどれも自分を成長させてくれた「懐かしい思い出」になるのかもしれませんね。©damircudic/Gettyimages©Halfpoint/Gettyimages文・オリ子
2021年02月14日7月に劇場公開され今年一番の音楽青春映画として熱い支持を集めた音楽青春映画『カセットテープ・ダイアリーズ』が、2021年1月20日(水)にBlu-rayとDVDで発売・同日レンタル開始となることが決定した。舞台は1987年、イギリス。地方ルートンで暮らすパキスタン系の高校生ジャベドは、保守的な町、人種差別、厳格な父親との関係…などの悩みを抱え、鬱屈した日々を過ごしていた。ある日彼は、同級生から2本のカセットテープを渡され、流れるブルース・スプリングスティーンの音楽を聴いた瞬間、彼の世界が180度変わる。音楽に背中を押され、友情、恋愛、そして将来の夢へと、現実と向き合いながらひたむきに駆け抜ける。高校生ジャベドの青春を描く本作は、毎年世界中の注目作品が登場するサンダンス映画祭にてワールドプレミアを飾ると瞬く間に評判が広がり、北米での大規模公開が決定。その後も世界の映画祭で絶賛を集め、観客を始め評論家、そして音楽関係者からも称賛を浴びた。また80年代ファッションや、当時のイギリスの音楽文化や魅力的な時代背景に加え、“自分の進むべき道を探し求める”という点において、スプリングスティーンの楽曲を知らない若い世代でも共感する内容になっている。なお、セルブルーレイ、DVDにはメイキングなどの特典映像を収録予定。また、デジタル配信はパッケージ発売に先行して、12月2日(水)よりスタートとなる。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カセットテープ・ダイアリーズ 2020年7月3日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開©BIF Bruce Limited 2019
2020年10月23日映画『サマーフィルムにのって』が、2021年8月6日(金)に全国公開される。“時代劇マニア”の女子高生監督が映画制作に挑むSF青春ストーリー映画『サマーフィルムにのって』は、時代劇を溺愛する女子高生が、監督として時代劇の制作に挑む姿をSFやアクションの要素を取り入れながら描いた青春映画だ。主演は元乃木坂46・伊藤万理華主演は、2017年に乃木坂46を卒業し、以降、映画『賭ケグルイ』などをはじめ、ドラマや舞台など活躍の場を広げる伊藤万理華。本作で伊藤が演じるのは、時代劇に夢中になる女子高生監督・ハダシ。高校の文化祭での上映を目指し、仲間と共にひと夏の映画作りに熱中する様子をキュートに演じ切る。映画制作を進めていく中でハダシの前に現れる理想の武士役で、未来から来た少年・凛太郎を、『家族のはなし』に出演したほか、「腐女子、うっかりゲイに告る」でNHK初主演を果たした金子大地が担当。また、ハダシの幼なじみ・ビート板を河合優実、ブルーハワイを祷キララが務めるなど、フレッシュな若手俳優達が名を連ねている。監督は松本荘史、脚本は三浦直之監督は、これまでドラマやCM、MVなど幅広く手掛け、本作で長編デビューを飾る松本壮史。脚本は、「腐女子、うっかりゲイに告る」でも脚本を務めた劇団「ロロ」主宰の三浦直之が担当する。【詳細】『サマーフィルムにのって』公開日:2021年8月6日(金)監督:松本壮史脚本:三浦直之、松本壮史キャスト:伊藤万理華、金子大地、河合優実、祷キララ、板橋駿谷、甲田まひる、ゆうたろう、小日向星一、池田永吉、篠田諒配給:ファントム・フィルム■『サマーフィルムにのって』あらすじ勝新を敬愛する高校3年生のハダシ。キラキラ恋愛映画ばかりの映画部では、撮りたい時代劇を作れずにくすぶっていた。そんなある日、彼女の前に現れたのは武士役にぴったりな凛太郎。すぐさま個性豊かな仲間を集め出したハダシは、文化祭でのゲリラ上映を目指すことに。青春全てをかけた映画作りの中で、ハダシは凛太郎へほのかな恋心を抱き始めるが、彼には未来からやってきたという秘密があった――。
2020年10月08日ファッションやメイクなどで流行りものを取り入れ、とにかく「モテ」を意識して過ごしていた青春時代。しかし、結婚、出産をすると、ガラッと変わってしまった人も多いのではないでしょうか。今回は、そんなママになって感じる、あるあるエピソードをご紹介します。文・オリ子ママのあるあるエピソード怪奇!? 体が自然に揺れ出す…「産後、子どもをあやすのにひたすら体を揺らす日が続いたため、今は外出先で抱っこしていなくても自然に体が揺れていることがあります(笑)。時々、変な人、もしくはノリノリのロックンロール主婦? といった冷たい視線を感じ、ハッと気づいて揺れを止めることも。恥ずかしい…」(30歳・会社員)周りからの目線は確かに恥ずかしく感じてしまうかも…。しかし、ゆらゆらしていればダイエットになったり体幹も鍛えられて、プラスになることもあるかもしれません!?とにかく夫に腹が立つ「夫にとにかくイライラする。昼寝しすぎ! スマホ見すぎ! 子どもが泣いていても放置しすぎ! 産後は、本当に男って頼りない〜っと思うようになり、夫に怒ってばっかりな気がする」(29歳・主婦)「スマホをいじってばっかりの夫に、とにかく怒りを覚えることが増えた」(33歳・主婦)産後すぐに子どもを守ろうと頑張るママに比べ、男性は父親という意識がまだ低いことも。父性をはやく目覚めさせるためにも、子どもができる前、もしくは妊娠中から、母親の大変さ、子どもを育てることの責任や役割分担について、冷静に話し合っておくのがいいのかもしれません。見た目よりも動きやすさ重視!「スカート派だったけれどパンツが多くなった。子どもの面倒を見るのに、座ったり走り回ったりで、しばらくスカートは履けそうにない。フリマアプリにまとめて出品しようか悩み中」(33歳・主婦)「授乳をするので、前が開かないワンピースなど、着られない服が増えた。もともとワンピース派だったので困っている」(30歳・その他)ママになると、子どもが最優先。今まで当たり前にできていたおしゃれも、なかなかできなくなってしまうこともあるようです。制約は多くありますが、無理のない範囲で、素敵なママでいたいものですよね。どこに行ってもオムツ替え、授乳スペースが目につく「産後はどこでもおむつ替えと授乳スペースが目につくようになった。いつも通っていたスーパーですら、『ここにあったのね!』と思ったことがあります。意識しだすと、見える世界が変わるな〜と。最近は、もっぱらおむつ替えスペース、授乳室のあるデパートにしか行けてません」(35歳・その他)おむつ替えや授乳のスペースがいかに重要なのか、子どもを産む前は決してわからなかったことです。不要だと思っていたものが、ある人にとってはとても役立つものだったりする。新たな気づきを得られることも多いですよね。「母は強し」は日々の積み重ねから作られる!?ママになると、以前のように周りの目は気にしていられないことも。さまざまな経験を重ねて、強くたくましい母になっていくのかもしれませんね。©Westend61/Gettyimages©vgajic/Gettyimages
2020年09月21日主演・ムロツヨシ×福田雄一監督による青春ホームコメディードラマ「親バカ青春白書」が、ついに8月2日より放送スタート。この度、本作の「未公開シーン復活版」が「Hulu」にて独占配信されることが分かった。福田監督が脚本統括・演出を手掛ける本作は、ムロさん演じる日本一の親バカ・小比賀太郎(通称:ガタロー)と、ガタローの娘・さくら(永野芽郁)が繰り広げる、“日本一バカでかわいい父娘の物語”。2人をはじめ、中川大志、今田美桜、戸塚純貴、小野花梨、新垣結衣らが出演している。今回配信が決定した「未公開シーン復活版」は、地上波で放送された本編に、“貴重な未公開シーン”をたっぷり加えたもの。本日配信されたばかりの未公開シーン復活版第1話では、ムロさんと佐藤二朗のアドリブシーンや、大学の教授・大村教授(野間口徹)とガタローが“父親同盟”を締結するシーン、さらに、娘・さくらがまさかの落語を披露(?)など、初回から未公開シーンが約15分も追加されている。「親バカ青春白書」は毎週日曜日22時30分~日本テレビ系にて放送。Huluにて初回放送直後から毎週放送後に未公開シーン復活版を独占配信。(cinemacafe.net)
2020年08月02日おうちでのおこもりタイムを楽しく過ごしたい! そんなときには、動画の一気見がおススメ。ここでは、Hulu(フールー)で視聴できる、『ビバリーヒルズ高校白書・青春白書』(通称“ビバヒル”)関連シリーズの3作をご紹介。30代以上の大人女子なら、テーマ曲を聞いただけで、青春時代の想い出がよみがえってくるかも!文・田嶋真理『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』世界中で“ビバヒル”ブームを巻き起こした伝説のドラマ、『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』(1990~2000年)。ダダダダ というテーマ曲を聞いただけで、心が舞い上がってしまう海ドラファンも少なくないはず。物語のはじまりは、ビバリーヒルズにあるウェスト・ビバリーヒルズ高校。ミネアポリスから転校してきたブランドンとブレンダを中心に、セレブな高校に通う高校生たちの愛と友情を描いています。恋愛や友情のドラマだけでなく、アルコールや銃、ドラッグ問題など、シリアスなテーマにも果敢に挑み、等身大の物語が展開されているのは、“ビバヒル”ならではの醍醐味。当時の“ビバヒル”ファンの女子人気を二分したのは、ブランドン役のジェイソン・プリーストリーとディラン役のルーク・ ペリー。観終わった後は、「ブランドンとディラン、つきあうならどっち?」なんて話題で盛り上がるかも!『新ビバリーヒルズ青春白書』“ビバヒル”を現代版にアップデートした続編。主人公は、“ビバヒル”と同じウェスト・ビバリーヒルズ高校に通うティーンセレブたち。恋のかけひきと友情関係、プチプラブランドを取り入れたLAファッションなど、見どころがたっぷり。元祖“ビバヒル”のシャナン・ドハーティ、ジェニー・ガース、トリ・スペリングがゲスト出演し、ジェイソン・プリーストリーは第17話の監督として、作品に関わっているところも見逃せません!イケメン好きには、シリーズ後半からレギュラー入りするリアムがおススメ。“ビバヒル”のディランのような存在で、恋愛ドラマを面白くしてくれます。ちなみに、リアムを演じたのは、SFアクションドラマ『タイムレス』のワイアット役でも知られる、マット・ランターです。『ビバリーヒルズ再会白書』“ビバヒル”キャストの約20年後を描いた、スペシャルなシリーズ。オリジナルのキャストが再集結し、本人役で出演。彼らの実生活とフィクションの設定が入り混じり描かれるという斬新な設定のモキュメンタリーです。当時の撮影の裏側や、懐かしの“ビバヒル”キャストのゲスト出演も!残念ながら、“ビバヒル”で女子人気を二分したディラン役のルーク・ペリーは、このドラマの放送前に急死したため、出演できず……。キャストがルーク・ペリーに言及するセリフに、思わず涙すること間違いなしです!Information『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』Huluで全シーズン配信中※権利の都合により配信できないエピソードがあります。© MMXIX CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.『新ビバリーヒルズ青春白書』Huluで全シーズン配信中The CW ©2019 The CW Network, LLC. All rights reserved.『ビバリーヒルズ再会白書』Huluで独占配信中©2019 Fox Media LLC. All Right Reserved.Huluは、全作品が見放題。2週間お試し無料。詳細は、公式サイトへ。©2020 DisneyMiraculous™ is a trademark of ZAG – Method.© 2015 – 2016 ZAGTOON™ – METHOD ANIMATION™ – TOEI ANIMATION – SAMG – SK BROADBAND – AB INTERNATIONAL – DE AGOSTINI EDITORE S.p.A. ALL RIGHTSRESERVED.
2020年04月04日子どもの成長は早いとよく言うけれど、特にベビー時代というのはあっという間に過ぎていくもの。気付いたら、歩くようになり言葉をしゃべり、赤ちゃんではなくなってしまいます。先輩ママたちが「ベビー時代にこれをしておけばよかった!」と後悔しがちな3つのことをご紹介します。 1)動画を撮っておく ベビー時代は毎日、赤ちゃんのお世話で手いっぱい。泣いている赤ちゃんをあやし、おむつを替え、ミルクや離乳食をあげて、ホッとひと息つけるのは赤ちゃんが眠っている間くらい。 写真であればほんの一瞬の表情をおさめることができますが、ゆっくりビデオを向けている時間はなかなか取れません。だけど、ベビー時代こそ「動画」を残してほしい。「写真はたくさんあるのに動いている赤ちゃんの姿がほとんどない」と後悔している先輩ママが意外と多いです。 2)家族写真を残す 赤ちゃん自身の写真はたくさんあっても、パパやママと写っている写真は意外と少なくありませんか? 特に、ママがカメラマン役をすることが多いと、ママと赤ちゃんが一緒の写真はほとんどなかったりするので、パパにお願いして赤ちゃんとのツーショットを撮ってもらいたいですね。 「赤ちゃんが生まれてから、毎月同じ場所で家族揃って写真を撮っている」という人もいます。そこまでするのは大変ですが、ベビー時代こそ意識して家族写真を残しておくと、いつかいい思い出になること間違いなしです。 3)育児日記をつける 赤ちゃんは本当に成長のスピードが早く、毎日新しい発見がいっぱい。だけど、時間が経ってしまうと、「初めて寝返りしたのっていつだっけ?」「あのころってどれくらいミルクを飲んだんだっけ?」など、記憶は薄れてしまいがち。 新しいことを初めてできた日、ママが感動したことや悩んでいること、おっぱいの回数やおむつ替えのことなど、ちょっとしたできごとも記録しておくと、いつか懐かしく振り返ることができます。最近はアプリも人気ですが、サービスが終了してしまう可能性もあるので、ずっと長く手元で残しておきたいならノートや日記帳など、文字で記録するタイプのほうがおすすめです。 ベビー時代は、長い子育て人生から見たらほんの一瞬のこと。後悔のないように“今”を残しておけたらいいですね。 著者:ライター 妹尾香雪女性誌・書籍・WEBなどで、女性のライフスタイルについて執筆。プライベートでは一児の母として子育ての真っ只中。ワーキングマザーとして自身の育児体験に基づいた記事を提供している。
2019年12月31日「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の大晦日スペシャルが今年も放送決定。「絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」と題し、過去最大のゲストとスケールアップした笑いがお馴染みメンバーに襲い掛かる。大晦日スペシャルとしては14年目を迎えた今年は、「青春ハイスクール」をテーマに、新入生に扮した「ダウンタウン」、月亭方正、「ココリコ」の5人が様々な授業を体験。授業やイベントのほかにも、移動中のバスの中で仕掛けられるネタなど、トラップが散りばめられている。また、「笑ってはいけない」に加え、多種多様なブロックを設け、バラエティーに富んだ笑いを放送する。番組では、あの超大物タレントがまさかの名物キャラクターに挑戦したり、あの若手俳優がまさかのネタに挑戦したり!?超大物扮する理事長の登場、学園ドラマの名俳優が出演、タレントたちが体を張ったあの企画などなど、今回もお馴染み常連ゲストのほか、豪華ゲストが多数出演予定だ。そんな盛りだくさんな今回は、11月上旬に関東のとある県の廃校になった学校2校を貸し切り、壮大なロケを敢行。なんと、総出演者数はガキメンバー5人を除き74人。総スタッフ数は約500人にも及んだという。参加した田中直樹(ココリコ)は「例年以上に濃い内容で、びっくりの連続」と感想を述べ、遠藤章造(ココリコ)は「久々『わぁ、わぁ』みたいな人と会えたりとかして、しんどかったですけど、楽しいこともありました」とふり返る。「ダウンタウン」の2人は「いやー、ほんとに楽しいキャスティングでしたね。田中に対しては色々ありましたが…」(浜田雅功)、「キャスティングにも恵まれたなーと思ってます。まぁ浜田さんと同様で田中の件は、年をまたいで考えないとあかん案件かな…」(松本人志)とコメント。そして、方正さんは「色々ありましたけど、平成から令和に変わった新時代の、ほんとに、まぁみんなよかったなと思います」と話している。ダウンタウンのガキの使い大晦日スペシャル「絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」は12月31日(火)18時30分~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2019年11月21日あなたは、忘れられない「青春」はありますか?ドラマや漫画などで、「青春モノ」を見ると、つい、「あの頃は……」なんて自分の青春を思い出すことって誰しもありがちですよね。そこで、BookLiveが実施した「『青春』に関する意識調査」を元に、「最も青春を感じた経験」をランキング形式で発表いたします。たまにはあの頃の「アオハル」を思い出して、浸ってみては!?■ 第3位:「旅行」(10.1%)上記の調査の中で、全年代の男女2418名から「最も青春を感じた経験」を聞いたところ、3番目に多かった回答が、「旅行」(10.1%)でした。修学旅行や、卒業旅行など、それぞれの旅行での青春の思い出ってありますよね。特に、男子と一緒の旅行だと、「好きな人と一緒に行動できるかな〜」「このタイミングで告白したい!」なーんて、旅行中「好きな男子のことで頭がいっぱいに!」という経験がある人も多いのでは?また、旅行中に「クラスの仲良しと喧嘩してしまった」「先生にこっぴどく怒られた」など、一見マイナスなことも、時が過ぎればいい思い出になっているかもしれませんよね。学生時代に行った旅先を、大人になって訪れてみると、あの頃の一生懸命さやピュアな気持ちを思い出せるかも。■ 第2位:「恋愛」(30.7%)次に、上記の調査内で2番目に多かった回答が、「恋愛」(30.7%)でした。青春を感じた恋愛に関しては、ドキドキや不安がたくさんあったはず。その当時のことを思い出すためには、写真や日記なんかを残している人は、たまには見返してみるのもいいかも。記憶が蘇ると、当時の新鮮な気持ちだけでなく、自分の不器用さや恥ずかしさで、「思い出したくもない!」と後悔も出てくるかもしれませんが……。当時の恋愛が、今の「恋愛感」に繋がっていることも大いにありえますよね!今の恋愛に、少しでも生かせていたら、成長している自分を褒めてもいいのかも。逆に、全く学べていない人は、ちゃんと振り返って、自分にダメ出ししてみては!?■ 第1位:「部活」(38.3%)最後に、同調査内で1位になった回答は、「部活」(38.3%)でした。やはり、ほぼ毎日のように練習や活動があった「部活」は青春の1ページになることが多いのかもしれませんね。自分の部活だけでなく、「好きな人の部活の練習を見に行った」「彼氏が出ている試合に応援に行った」など、「恋愛にも絡んだ部活」の思い出もあるのではないでしょうか。また、友情や、先輩後輩などの「人間関係」は、部活から学んだという人も多いかもしれませんね。部活での経験が、むしろ仕事に生かされているという人も多いのかも。■ 如何でしたか?あなたの青春はいつごろですか?「あの頃に戻りたいな〜」なんて思うこともあるかもしれませんが、良くも悪くも、あの頃があったからこそ、今の自分が出来上がっているのも事実。たまには、同級生たちと青春時代を振り返ってみて、色んな感情に浸るのもあり!また、何歳でも「青春ごっこ」はできるので、あの頃のようなキラキラしていた自分を取り戻してみるのもいいかも。(麻生アサ/ライター)(愛カツ編集部)【参考】「青春に関する意識調査」(BookLive)presented by愛カツ ()
2019年10月10日元号が平成から令和に変わりましたが、生活や気持ちに変化はありましたか? 昭和や平成の時代を生きてきたパパママにとって、令和は子どもたちが生きていく新たな時代だという印象もあるかもしれません。そんな令和時代を生きる子どもたちに対して、親たちはどのようなことを望むのか、今回は少し未来に目を向けてみたいと思います。■令和時代に親が子どもに望むこととは?アンケートでは、令和時代を生きる子どもに親が望むことについて聞きました。その結果、1番多かったのは「失敗しても立ち直れて成長できること」、2位は「自分の力で道を切り開けること」でした。パパやママたちの8割以上が、子どもたちに「失敗しても立ち直る力」と「切り開く力」をつけてほしいと期待しているようです。Q.令和時代を生きる子どもに親が望むことは? ・失敗しても立ち直れて成長できること 46.0%・自分の力で道を切り開けること 38.9%・世界の人とつながり協同できること 5.6%・AIに負けない考える力を持つこと 3.3%・その他 3.0%・特にない 3.1%■令和キッズに望むこと1、「失敗しても立ち直る力」4割を超える親たちは、「失敗しても立ち直れて成長できること」と答えました。パパやママたちがもっとも重視している「失敗しても立ち直る力」とは、一体どのようなものなのでしょうか。「新しい時代こそ、失敗してもいいのでいろいろなことに挑戦してほしい。そして、失敗してもリカバリーしやすい時代になってほしい」(三重県 40代男性)「今後、失敗だけでなく壁にぶち当たったり、試練もあると思います。それを乗り越える力をつけてもらいたいです」(神奈川県 40代女性)「自分で道を切り開いていってほしいけど、その途中で失敗もあるでしょう。そのまま沈むのではなくて、立ち直る過程で成長してくれたらきっと宝物になるはず」(和歌山県 40代女性)「失敗や挫折をしても、それを糧にできるような大人になってくれたらいいなと思います。『人生楽なことばかりじゃない』って自分なりに学んでほしい」(岩手県 40代女性)小学生ぐらいになると、失敗を恐れる子どもが多くなるように感じます。さらに、親たちもできるだけ子どもが傷つかないようにと行動しがち。どんなに親が先々の不安を取りのぞいたとしても、子どもが成長していけば、そうもいかなくなるでしょう。筆者自身も、小学校に入学した長男が徐々に親と離れて過ごす時間が増え、それと同時に失敗して落ち込み乗り越える様子を、できる限り見守らなければと考えているところです。「『レジリエンス』という困ったことが起こっても負けない折れない心を持つことが大事」と最近よく耳にします。同じように、子どもが失敗して、そこからどう乗り越えて自分の学びとしていくかを重視している親は多いようです。「自分で考える。失敗をこわがらずにチャレンジをする。そうして、自分でやったことに責任を持ってほしい」という声も寄せられました。子どもがいつか自立するときのために、「失敗することの大事さ」そして「失敗から立ち直る力」を願う親たちの思いが伝わってきます。■令和キッズに望むこと2、「自分で道を切り開く力」2番目に多かったのは、「自分の力で道を切り開けること」でした。「子どもたちには、何でもいいので『これ!』と見つけたら、遠回りでもいいから貫いてほしい」(愛媛県 30代女性)「なんでもチャレンジしてほしい。親としては、心配になるところをぐっと我慢し、子どもを信じて見守っていきたい。でも、困ったことがあったら相談してほしい」(富山県 40代女性)「考えて実行して、評価してまた実行してと、自分の力で前に進む勇気と決断力を持ってほしい」(神奈川県 40代女性)そのほか、「周りに流されることなく、自分の思いを貫けるような強い人になってほしい」という意見もありました。親からみて「こんな人になって欲しい」という願いはもちろんあるでしょう。でもその願いと同じ、もしくはそれ以上に、「自分はどうしたいのか」をしっかり考え、そして行動する人になってほしいという思いがあるようです。また、「勉強ができる頭がいい子ではなく、生き抜いていける頭のいい子になってほしい」という声も。自分の進むべき道を見つけ、その道を切り開いていく、そうした強さを子どもたちに身に付けてほしいと思っているパパやママが多いようですね。■令和キッズに望むこと3、「他人と協調して生きる力」「人は1人では生きていけないから、必ず人との関わりは出てきます『見極める目』を持ってほしい。いい仲間を作ってほしいですね」(神奈川県 50代男性)「仲間と協力すること、人を思いやる心を持てる優しい人間であってほしい。自分だけでじゃなく、誰かが失敗したら助けてあげれる人になってほしいです」(北海道 30代女性)これまで見てきた回答とは異なり、自分だけでなく、周りの人とのかかわりを重視している親からのコメントが多くありました。■令和キッズに望むこと4、「多様性のある社会で活躍できる力」「これからの子どもは世界と対等に戦っていく必要があるので、いい意味でズルく立ち回れるスキルを身に付けてほしいと思います」(神奈川県 50代男性)「日本国内に留まらず、いろいろな世界を見てほしい。価値観や文化の違いなどがあるなかでも自分を見失わず信じる未来に向かってくれたらと思っています」(神奈川県 40代女性)またほかには、「これから進むAI化をうまく使い、日本だけでなく世界の一員として大きく羽ばたいてほしい」という声もありました。「グローバル社会」という言葉を聞くようになり、もう何年もたちます。これからの子どもたちは、さらに海外でも活躍できる力を身に付けてもらいたいという思いを抱く親もいるようです。■令和キッズに望むこと5、「あたり前の幸せな社会」寄せられたコメントには、「平成が終わったから」、「令和になったから」ではなく、子どもたちにはいつの時代でも元気いっぱいでいてほしいという内容も多く見られました。「幸せになってほしい、幸せでいてほしい。時代は変わっても親が子どもの幸せを願う思いだけはずっと変わらない」(神奈川県 40代女性)「健康で平和に暮らしていってくれれば、それでいいです。これだけで充分です」(福島県 40代女性)「いまを精一杯生きてもらいたいです。今ある平和を大事にしてもらいたい。当たり前に感じていることがあたり前ではなくなることもあるのだから」(奈良県 40代女性)「子どもたちが健康であること。世の中が平和であること」、いまさらながらあたり前で、そしてとても大切な願いに気付かされるとともに、あまりに多くを子どもに求めすぎてないかという戒めにもなりそうな声です。あらためて身が引き締まる思いになります。■令和ママ、パパはどう子どもと向き合うべきかそれでは、親自身はどのようにあるべきなのでしょうか?「子どもにどうのこうのではなく、まずは親、大人が変わらない限り子どもも変わらない。親の背を見て子どもは育つと言うように、自分も含めて大人がもっとちゃんと生きたい」(三重県 40代女性)親が生きてきたなかで大切に培ってきた価値観、そして変わりゆく時代に対応するために親自身も変化していく必要があると感じる価値観。AIの登場によって、今後はますます時代の変革が激しくなり、親が子ども時代に常識だったことも、変わっていく可能性があります。そんなときにはガチガチの頭で子どもを押さえつけるのではなく、多様性を受け入れながら、従来の考え方にしばられずに、柔らかい頭で対応していきたいとも思います。ワンオペ育児だったり、三歳児神話といった昔ながらの価値観がまだ残っている育児、そして男性の育児休暇取得が進まない会社といった価値観については、いまの親世代が子どもに残さないようにしたいことのひとつではないでしょうか。最後に、こちらのコメントも紹介したいと思います。「健やかに、豊かに、人生を生きてほしい。そのために、自分を磨く努力をし、結果を残し、人生の終わりに『良かった』と言える人生であれば、それでいいと思う」(愛媛県 40代女性)はたして、自分は子どもにどんな人生を送っていってほしいのか…。時代が変わっても変化しない思い、そして新しい時代だからこそ親も見つめ直したいこれからの子どものこと。「令和キッズが大人になったとき、どんな社会になって欲しいのか」未来に思いを馳せてみること。それは、もしかしたら親も今一度、自分の生き方も考えてみるチャンスになるのかもしれませんね。Q.令和時代を生きる子どもに親が望むことは?アンケート回答数:4908件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年06月30日「育児は母親がするもの、そして母親は育児だけに死力を尽くして当然…」そんな窮屈な価値観が、徐々に変わってきた平成。令和はもっともっとオープンな育児が当たり前になってほしいですよね!■これからの子育てに必要なものそんな令和ママを目指すために…「共に行こう! 一人じゃなれない 令和ママ」今回、 「令和ママ川柳企画」 にちなんて一句詠んでみました!そう、いくら令和ママを目指しても、ママ1人ではなれないんです。パパもしっかりついてきて!!たぶんいつでも令和ママになる準備は出来ているお母さんたちは多くて、むしろそんな時代になるのを待ち望んでいるんじゃないか!…と個人的に思っています。となると、問題なのは…いくらお母さんたちが“令和育児マインド”を持っていても、周りが受け入れてくれなければ育児の夜明けは来ない。「令和ママ」はママだけじゃなく、パパも社会もみんなで作り上げるものだと思います。とはいえ子ども嫌いな人や疲れて余裕がない人…色々な人がいる中で、お互い主張し合っているだけじゃ時代は進まない。認め合って歩み寄って、少しだけ目を瞑り合って、新しい時代をつくっていけたらいいですよね。
2019年05月10日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。tomekkoです。いよいよ新しい時代がもうすぐ始まりますね。ワクワク~!!故・小渕さんが平成の文字を掲げた瞬間をガッツリ覚えている昭和最終世代としては、平成だって始まった時には新しい時代だ!! と感じたはずなのですが、30年経ってみるとやはり古い…できれば令和時代には持って行きたくないと思う価値観がいろいろなジャンルで見られますね~。少子化が問題になっているのに…有効な対策が出てこない子育て問題については、特に昭和から平成に引きずってきた価値観が足枷になっているんじゃないかなぁ…と思います。そこで、今回は令和を生きるママのために…平成で終わりにしたいこと! そしてこれからの時代の子育てはこうありたい!という話を語ってもいいですか…いいですよね。言っときますけど長いですよ。思いがあふれすぎて…(いつもか…笑)今回「OPEN子育て」の企画のお話を聞いた時、昨年からずっと考えていた自分自身の思いとあまりに共通していて首がもげそうなほど激しく頷きました!!7年前、なにもかもが初めてだった長男の子育てをしていてワタシ自身がおちいった「ねばならない」地獄。そして苦しめられた「母親なんだから」の呪い。今となっては笑い話にできるようになったのがまだ幸いですが、あの頃の自分を思い返すと、24時間365日ずっと殺気立ってガチガチになっていた背中をそっと撫でて抱きしめてあげたいような、切ない気持ちになります。たぶん、育児ノイローゼになりかけていたんだろうなぁ…母乳じゃなきゃダメお母さんの抱っこじゃないとお母さんの手作りこそが愛情お母さんとの時間が足りないんじゃない?………今でも何かと語り継がれる母性神話。本当に?本当に全部お母さんじゃなきゃ、お母さん1人が夜なべして苦労して向き合わないと、子どもは幸せに育たないの?母親のくせにオシャレなんかして子ども預けて遊びに出かけるなんて母親失格保育園に預けるなんてかわいそう文句言うなら産むな………母親って、子育てと家事だけをして生きていく覚悟が無いとなれないの?父親と母親、2人で望んで生まれてきた子どもだけど、母親だけがその役割を担うの?実際、誰かに直接そんなことを言われたわけではないんです。ネットに溢れる子連れや母親への冷たい視線、バッシングを見かけては、自分が言われているような気になって不特定多数の世間が言う「良き母親」にならなくては、と自分で自分を追い込んでいただけ。現実の、少なくともワタシの周りに広がっていた世間は、決してそんなにヒドいものではなかったし、たくさんの優しく温かい手を広げてワタシの心がほぐれるのを待っていてくれました。でもね、自分自身がそうだったんですが、これからますます少子化が進む中、「こども」との接触があまり無いまま親になる人も今後増えていくと思います。赤ちゃんと触れ合ったこともなく、小さい子との遊び方も分からない…そんな中で情報だけは氾濫し、見えない敵に追い込まれていくママたちもきっと大勢いるでしょう。これから数年のうちに子育ての大変な時期を抜けるワタシは、新時代のそんなママたちを支え、孤育て(孤独な子育て)させない、社会で育てるお手伝いをしていきたいと思っています。母親だけではなく、父母2人の子。家事も育児も仕事も、どちらが偉いか、大変か、ではなく、適材適所で同等に負担するのが当たり前の世の中へ。もちろん、2人ともが苦手なことがあれば、便利家電を利用したり、罪悪感を持たずに気持ちよくアウトソーシングすることも、子育てをオープンにする選択肢の一つです。子育てや家事をラクにすることは、サボることではなく、苦手や無駄なことにかける時間をもっと有意義なことに使う、同じ時間の価値を上げることだともっと理解を広げたい。令和時代を、多様な家族のあり方、生き方を認めバランスの取れた優しい社会にしていくために今のワタシにできることは、子育て中に目にする機会の多いSNSや情報サイトでのこういった考えの発信だと思うので、コツコツ続けていきたいです。子育ての楽しさも大変さも、社会とシェアしていきませんか。それは思いを綴るSNSだけでなく、保育や家事のサービス利用やご近所さんとの支え合いのような、リアルな形も含めて。社会全体で子どもたちを育てることで、子どもたちはより多くの大人から愛情を受け見守ってもらいながら成長していけると思います。そしてそれは、親である自分や周りの大人たちにも言えることではないでしょうか?子育てを通して成長するだけでなく、家事や育児を時には家族以外の仲間にお願いすることでできた時間でリフレッシュしたり仕事でも成果を上げたり、勉強したり…子どもも親も周りの人々も、子育てに関わることで“共に育つ”。そんな明るい社会のサイクルが回っていく、より良き時代になりますように。\「1人で抱える」は平成でおしまい!/「令和ママ」は「OPEN子育て」主義! 家事も育児も1人で抱え込む時代はもうおしまい! 3つの「OPEN」 をキーワードに、もっとオープンな子育てをしませんか?平成から令和に変わるこの時代の変わり目に、ウーマンエキサイトは「平成」ママを調査結果から振り返り、新しい時代「令和」を生きる新しいママ像を提案します。■令和の時代に期待することを詠む「#令和ママ川柳」も大募集!最優秀賞の方には「令和(=018)」に合わせて賞金18万円を贈呈! さらに100名様以上の方を対象に数々の賞をご用意しています。応募期間は2019年4月23日(火)~2019年6月16日(日)23時59分まで。>>>「#令和ママ川柳」のご応募や詳しい応募要項は こちら から!
2019年04月25日いよいよ令和時代が幕をあける2019年5月。ウーマンエキサイトでは、平成という時代を振り返り、これからの「令和時代」を生きる「新しいママ像」を提案するために、2019年1月にユーザー1,199名を対象とした調査を実施しました。はたして、平成を生き抜いたママたちのリアルな声から浮き彫りになったものとは?■ママたちが「平成で終わらせたいこと」ベスト3まずは調査結果から見えてきた「平成で終わらせたいことベスト3」から見ていきましょう。とりわけ浮き彫りになったのが、第1位にあげられたママたち自身が抱く不満。フリーコメントではこんな声をいただきました。・洗濯機も食洗器も進化しているのに、子育てだけは古いやり方が美徳とされる。昔と今は環境も人口も世界情勢も違うのだから、子育てのやり方も変えていくべき。(共働きママ)・育児は半々であるべきだと思う。 もちろん夫は仕事があるので適宜対応したい。でも、そもそも向き合わない男性が多すぎるように思う。(専業主婦ママ)・潜在的に「こうあるべき」という固定概念があり、自分自身も「母親だから~すべき」と思い込んでいるところがある。(共働きママ)・育児疲れの方が仕事よりもっと疲れる。夫にもっと協力してほしい。(共働きママ)・いくら自分の夫が協力的でも、夫の上司世代に子育てへの理解がないことが問題。(共働きママ)※ウーマンエキサイト 2018年9月調査■平成ママたちが直面していた「家事育児の負担」平成ママたちが抱くこうした不満の背景にあるものとは? さらに「充実」をキーワードに聞いたこちらの調査データを見ていきましょう。Q.充実した生活を過ごしていると感じますか?「充実した生活を過ごせている」「どちらかといえば過ごせている」と回答したママ5割強に対し、「どちらかといえば過ごせていない」「過ごせていない」と回答したママは約2割いました。また「どちらとも言えない」と答えた人が3割弱となり、充実を感じる面もありながら一方で複雑な思いを抱えているママがいることがわかります。・仕事と育児を両立しながら、家事も夫と分担できていて、充実している。(共働きママ)・毎日自分の時間はあるし、体調が悪い時に夫は家事を手伝ってくれるので、充実した生活を過ごせている。(共働きママ)・どちらかといえば過ごせている。週末婚で平日の子育ては一人ですが、休日はパパが助けてくれるのでなんとか頑張れる。(共働きママ)・自分のことをしている時間がほぼなく、美容院にさえ夫の都合や機嫌を伺わないといけなくて窮屈。充実した生活は過ごせていない。(専業主婦ママ)・充実した生活どころではない。平日は家事育児仕事をワンオペだし、休日は子どもの習い事があり休めない。(共働きママ)・どちらかといえば過ごせていない。家事育児に時間と体力を捧げていて、自分のスキルアップなどが後回しになっている。(専業主婦ママ)※ウーマンエキサイト 2018年9月調査これらのフリーコメントからは、「充実した生活を過ごせている/過ごせていない」を分かつ要因のひとつに、「家事育児の分担度合い」や「自分時間の有無」が関わっていることが見えてきます。続いて、ママたちの「自分時間」に着目したこちらのデータをご覧ください。Q.ママの自分時間はどのくらい?「充実した生活を過ごせている」と回答したママの自分時間(現在) 1位:毎日1~3時間程度 2位:週に2~3日1~3時間程度 3位:週に1日程度1~3時間程度「充実した生活を過ごせていない」と回答したママの自分時間(現在) 1位:全く取れていない 2位:月に1日程度半日 3位:毎日1~3時間程度両者のママには「ママの自分時間の有無(時間の長さ)」に差がみられました。やはり「全く自分時間をとれていない」ママのほうが、より充実感を得られにくくなっています。また同時に、「充実した生活を過ごせている」とママが言えるために理想とされる自分時間は「毎日1~3時間」であることも見えてきました。■平成ママを苦しめた「ママがするのが当たり前」という固定概念一方で、ママたちのもうひとつの不満である「家事育児はママがするのが当たり前」という固定概念についてはどうでしょう。中には自ら無意識のうちに「ママにだから我慢するべき」と思っているママもいるかもしれない…そこで、まずはママ自身にこんな質問をしてみました。Q.ママとなっても自分時間が必要だということに気づいていましたか?すると、やはり多くのママが「自分時間は必要だ」と自覚はしているのです。それにもかかわらず、どうにも動かせない現実がある。そのことが余計に平成ママたちを苦しめていたのかもしれません。■令和時代に必要なのは、みんなで意識を変えていくことこうした平成までの課題を打開するにはどうしたらいいか。それにはやはり、ママ自身が意識を変えることはもちろん、パパをはじめ周囲にも理解をしてもらい、具体的に助け合うことが欠かせないのではないでしょうか。「そんなことはわかっていても、なかなか現実を変えることができないモヤモヤ」について聞いたのが、こちらのデータです。Q.ママに自分時間が必要だと誰に理解されていないと感じますか?結果は、パパが76%という高い結果に!一方で、理解されている人の1位にもパパがランクインしており、パパ(いちばん身近な家族、パートナー)の理解が進むことが、ママの自分時間を作ることにつながることが垣間見えます。つまり、ママを不満を理解するもつき放すも、最初のキーマンは「パパ(いちばん身近な家族、パートナー)」ということが浮き彫りになりました。ママが自分時間を作るための第一歩として、やはり身近な家族の理解は欠かせないのです。■「1人で抱える」は平成でおしまいにしよう!平成ママが直面した物理的な時間のなさと、周囲の無理解。それにより追い込まれる子育ての孤独。そんな「平成ママ」から脱して、それぞれの事情をすり合わせながら新しい信頼関係を結んでいくことが、これからのママたちには必要ではないでしょうか。そしてそれはママに限らず、パパにも、誰にでも言えることかもしれません。ウーマンエキサイトでは、これからたっぷりと時間をかけて、みなさんと一緒に「令和ママ」について考えていきたいと思います。\「1人で抱える」は平成でおしまい!/「令和ママ」は「OPEN子育て」主義! 家事も育児も1人で抱え込む時代はもうおしまい! 3つの「OPEN」 をキーワードに、もっとオープンな子育てをしませんか?平成から令和に変わるこの時代の変わり目に、ウーマンエキサイトは「平成」ママを調査結果から振り返り、新しい時代「令和」を生きる新しいママ像を提案します。■令和の時代に期待することを詠む「#令和ママ川柳」も大募集!最優秀賞の方には「令和(=018)」に合わせて賞金18万円を贈呈! さらに100名様以上の方を対象に数々の賞をご用意しています。応募期間は2019年4月23日(火)~2019年6月16日(日)23時59分まで。>>>「#令和ママ川柳」のご応募や詳しい応募要項は こちら から!
2019年04月25日いつの時代もどんな世界でも、青春のきらめきやせつなさは変わらない。タイトルからして青春の華やぎを感じさせる映画『芳華(ほうか)‐Youth‐』も、その普遍の事実に気づかせてくれる作品だ。文化大革命を経て、毛沢東の死や中越戦争と激動した’70年代の中国。人民解放軍で歌や踊りを披露し、兵士たちを慰労・鼓舞する文芸工作団(=文工団)に入団した17歳のシャオピン(ミャオ・ミャオ)と、彼女の心の支えとなる模範兵リウ・フォン(ホアン・シュエン)の絆を軸に、文工団の若者たちの青春が美しい調べと踊りに彩られて描かれていく。文革が背景というと、過酷な青春を想像しがちだけれど、文工団の団員は、歌唱や楽器演奏、ダンスに秀でスカウトされた、選ばれし若者たち。そこには未来への希望が溢れていて、舞踊の才能が認められて農村からやってきたシャオピンも期待に胸を膨らませていた。けれども、彼女はある出来事をきっかけに、いじめの対象になってしまう。健気に耐える彼女に常に温かく接するリウ・フォンは、いつしか大切な人になっていくのだけれど…。もう、シャオピンがリウ・フォンに連れられて文工団にやってくるオープニングシーンから、恋の予感が溢れまくり。とにかく、ホアン・シュエンが演じるリウ・フォンが素敵すぎる。絵に描いたような好青年ぶりに、観ているこちらもハートを射抜かれちゃうわけ。時代背景もあいまって、どこか昭和を彷彿させる古風な佇まいが、彼の誠実さをさらに増しているのもたまりません。いつの時代も、恋は青春のエネルギー。団員それぞれも、恋心を胸に秘めていたり、アピールしたりと、展開される恋模様や事件の数々は学園ドラマさながら。しかし、時代のうねりは容赦なく、文工団ものみこんでいく。みずみずしい青春群像ラブストーリーがときめきに溢れていればいるほど、大河ドラマな様相を呈していくドラマティックな後半が、人生の悲哀を際立たせることに。『シュウシュウの季節』などで知られる原作者ゲリン・ヤンも、フォン・シャオガン監督も、若き日に文工団に所属していたそう。国も時代も違うのに、文工団の青春の風景に共感せずにいられないのも、ふたりの経験が織り込まれたリアリティがあるからこそ。しかも、物語の語り手であるスイツ(チョン・チューシー)には、原作者自身が重ねられている。シャオピンとリウ・フォンの物語を、不遇の仲間に何もしてあげられなかった彼女の視点で描くことによって、青春のきらめきのみならず、誰の胸にもあるだろう青春の後悔もほろ苦く蘇らせるのだ。時は流れ、それぞれの生きる道は変わっても、青春を共に過ごした仲間たちはいつまでも特別な存在でありつづける。シャオピンとリウ・フォンの物語もさることながら、そんな青春の絆が沁みてくるのも魅力。彼らが演奏する楽曲が物語を彩るなか、ある人物の恋心がカセットテープで密かに聴く曲で刺激されたり、背景に流れるインストゥルメンタルに思いがけず郷愁を誘われたり。文工団が舞台だけに音楽も心に残ることをお伝えしておこう。長い歳月を経ても、リウ・フォンはずっと素敵だということとともに。『芳華‐Youth‐』監督/フォン・シャオガン脚本・原作/ゲリン・ヤン出演/ホアン・シュエン、ミャオ・ミャオ、チョン・チューシー、ヤン・ツァイユー、リー・シャオファンほか4月12日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開。©2017 Zhejiang Dongyang Mayla Media Co., Ltd Huayi Brothers Pictures Limited IQiyi Motion Pictures(Beijing)Co., Ltd Beijing Sparkle Roll Media Corporation Beijing Jingxi Culture&Tourism Co., Ltd All rights reserved※『anan』2019年4月17日号より。文・杉谷伸子(by anan編集部)
2019年04月16日