気が付けば2022年もすぐに平常運転が始まっています。最近の双子は仲が良い時には一緒にキャッキャと楽しそうにしていますが、ちょっと目を離すと、すぐにつかみ合いのケンカに発展してしまいます。手が出た瞬間に「STOP!」と止めに入っても、どちらかがしつこくケンカを仕掛けるので、家事にも身が入らず、母は常にヘトヘトです。 双子が3歳になりました双子が3歳を迎えました。ときどき双子の妊娠中のことを思い出します。とにかくお腹が大きくて、重くて大変だったこと、常に腹筋の筋がピキピキとつったような痛みと闘っていたことなど…。若干辛い思い出の割合が多い印象ですが、大病を患わずにすくすくと育ったことがとても嬉しく、「親として、自分を成長させてくれてありがとう!」という気持ちでいっぱいでした。 誕生日前日には双子にとっては初の夢の国にも行き、コロナの間にはなかなか会えなかった親戚も集まり、双子のお祝いをしました。なぜか双子自ら歌うバースデーソングが「ディア ママ〜!」でしたが、ふたりで協力してキャンドルを吹き消し、充実した誕生日になりました。 3歳児検診って超大変!驚いたのは自治体から届いた検診のお知らせ。そこには「尿検査」「視力検査」「聴力検査」をそれぞれの家庭でおねがいしますと、記載されてました。「え?視力検査って家でやるものなの!? トイトレも進んでないのに、尿検査? 無理でしょ!涙」とパニック状態に。ネットでいろいろとリサーチすると、似たような感想を書いている人がたくさんいたので、少し安堵しながらも、検診に必要な書類も2倍で、前々日くらいから検診への不安からストレスがマックスに…。夫にもきつく当たってしまいました(苦笑)聴力検査では、耳元で指を擦り、その音への反応を観察する必要があったのですが「ママ、何してるの?」と指示をなかなか読み込めない娘に手こずりながらもどうにか完了。 娘の発達が不安だったので、当日の検診での発達相談も受け、トータルで3時間近くかかり、全ての工程が終わるころには双子も母もげっそり。尿検査に関しては未だクリアできず、タスクを残したまま年を越してしまいました。 尽きない悩み、それは発達の不安双子あるあるなのかもしれませんが、常に比較対象があるため、発達のスピードの差が気になるように。娘は超がつくほどのマイペースなのですが、その性格ゆえに言葉の少なさ、音に敏感だったり、癇癪を起こしやすいなど、集団行動をする際に目につく箇所が増えてきました。保育園の先生との面談や、小児科受診、発達相談など、色々と手をつくしたものの答えは出ず、経過観察に。 日常でも娘が生活をスムーズにおくれるよう考えた結果、息子は夫と、娘は母と過ごす週末をつくることに。今までは4人一緒にお出かけするのが当たり前だったけれど、1対1で娘と接する時間を設けることで情緒も安定し、コミュニケーションもスムーズになるようになりました。息子は長らく妖怪ブームが続いているので、そこは夫にしばらく任せつつ、私は娘のプリンセスブームにもほどほどに応えていこうと思います。 習いごと始めました 小さなころから、自分自身が学習塾に通っていたこともあり、3歳になったら塾に通わせようと計画していました。週に1回、1時間のクラスですが、平日はお風呂上りに10分と時間を決めてコツコツと課題に取り組む習慣ができました。鉛筆もグリップを補助するゴムをつけると、上手に持てるようになり、最近では迷路など楽しんで取り組んでいます。 まだまだ子育ての道のりは長いですが、双子と一緒にお絵描を楽しんだり、カードで遊んだりする日が待ち遠しいです。
2022年03月02日保育園の送り迎えで隅田川を渡るタイミングで、橋の上からスカイツリーがきれいに見えるスポットがあり、そこを通るたびに「この街に住めてよかった」としみじみ感じています。長野から東京に戻って数ヶ月、かなり波乱万丈な日々をおくっておりましたが、イーストサイド東京の生活を双子と共にエンジョイしています。コロナ陽性&2週間の隔離生活の限界少し間が空いてしまいましたが、実は長野から東京に戻ってきてから約1ヶ月でコロナ陽性となってしまいました(現在は後遺症なし)。子どもがタイミング悪く風邪をひいていたのもあって、自分の熱も風邪だろうと甘んじていました。しかし、流石に下がらない熱に不安を感じ、受診した病院にPCR検査を依頼したところ、検査を受けられるのがそこから更に2日後! 発熱してから約10日後に陽性診断が出たので、病院から連絡があった時にはすでに体温も下がっていました。まさか自分がなるとは…というショックと「はやく保育園にも報告しなくては!!!」という焦燥感に駆られ、頭が真っ白に。保育園の先生たちは、すごく丁寧に対応してくれたため、精神的にとても救われました。不幸中の幸いか、双子と夫は陰性。ここから双子との2週間の隔離生活に突入しました。夫はリモートワーク100%に切り変え、不要不急の買い物以外は出かけず、軟禁状態。子どもたちの遊びに行きたいリクエストも却下するのも辛かったですが、おもちゃなどは通販やフリマサイトで購入し、どうにか乗り越えました。2週間終わった時の開放感と言ったら…! 今年は厄年だったのもあり、その後も婦人科などで子宮頸癌の検査をするなど、身体を大事にしようと思うきっかけにもなりました。マンションをリノベしました!夫が学生時代に住んでいた、義実家所有のマンションの一室をリノベーションしました。東京に戻るなら、次は子どもが大きくなるまで定住したい。そんな思いがあったため、リノベーション業者と何度も打ち合わせを重ね、無事に竣工しました!将来的には双子のそれぞれの部屋にすることも想定しながら、壁紙の色を決めたりするのはとても楽しかったです。そして、双子の寝相が悪く、ベッドだと落下する可能性大なので、寝室には工夫が必要。元々持っていたマットレスを生かしつつ、もう一枚追加してドッキングし、キングサイズのマットレスを湿気をとるシートの上に敷いて寝ています。いつか、それぞれのベッドで寝る日も来るのかな? ちょっと寂しくもありますが、ベッドが好きな自分としては、早くベッドで寝たいものです。双子、水族館にはまる都内は車よりも自転車移動の方が気軽なので、週末も基本的には自転車でお出かけを楽しんでいます。蔵前や東日本橋のエリアはここ数年で再開発が急速に進んでいて、お気に入りのブックショップやパン屋さんが点在しており、近場でも楽しめるのがとても嬉しいです。双子のお気に入りは東京スカイツリーの中にある水族館! 毎日のように「フィッシュいこ!」とおねだりされりますが、流石に年間パスポートを所有していても毎日は行けないので、週1のお楽しみとなっています。水族館に着くやいなや双子は「ママ見て〜!」とそれぞれ違う方向に突き進んでいくので、追いかけるのに一苦労(笑)。チンアナゴやペンギン、クラゲなどそれぞれ好きな魚や動物をみつつ、最後はお土産屋さんを物色するのが定番コース。季節ごとにイベントなども開催されていて、飽きることなく楽しめています。運動会で大緊張の巻今年は密にならないように小規模で開催された運動会。新しい保育園にも慣れ、友達もでき、充実した日々をおくる双子の運動会をとても楽しみにしていました。特にダンスが大好きなダン君は、家でも「忍者ダンス」を披露しやる気満々! 運動会自体は20分ほどの短いプログラムでしたが、朝からなぜか私のほうが緊張して胸がドキドキ。入場口から先生と手をつなぎながら歩いてくる姿や、障害物競走に奮闘する双子を見て、涙腺はすでに崩壊していましたが、最後のダンスでその涙がピタリと止む事態に。自分の立ち位置についたダン君は緊張していたのか、目線は宙を泳ぎ、フリーズ状態!!!その隣でマイペースに踊るキリちゃんも流石でしたが、ある意味記憶に残る運動会になりました(笑)最近3才になった双子。どんどんと言葉も増えて、ちょっと生意気にもなってきていますが、これからの成長が楽しみです!
2021年11月25日2018年11月に男の子と女の子の双子のママとなった多屋澄礼さん。ワーキングママとして双子を育てるリアルな日々を綴る連載です。 最初から読む≫ 離乳食、ずり這い、夜泣き、新しいことがどんどん始まり、できることもどんどんと増えてきました。保育園、会社、自宅を往復する忙しない日々の中でも小さな感動や驚きがあり、それが仕事で心も体もクタクタになっている私の活力になっています。我が家の双子たちが色々なことに挑戦してくれるのは嬉しいのですが、心配性な私は、双子から一時も目が離せない日々が続いております。■その一、「後追い」はじめました。弟のダンくんの性格を一言で表すとしたら「甘えん坊」! 四六時中「ママ、ママ」で、どんなにお父さんが全力で遊んでくれていても、私が側にいないことに気がつくと、ブンブンと手を振り回して泣き出してしまいます。洗濯物を取り込んだり、離乳食を準備するのも一苦労。まだずり這いも初期段階なので、上手に追いかけることもできず、大号泣することも。しかし、いざ抱っこをすると泣き止んで、ニコッと微笑む策士なダンくん。もしや、泣けば抱っこしてもらえるって、味をしめてしまったのか…!?後追いが激しい弟とは真逆に、マイペースに部屋を探索するキリちゃん。お茶碗を棚から出して齧ってみたり「え!そんなところにいたの?」と行動範囲をハイスピードで拡大していくパワーがとにかくすごい。キリちゃんの物怖じせず、積極的なところは自分に似ているのかもしれません。■その二、「ストロー飲み」はじめました。食事の際の水分摂取は大切ですよね。離乳食をはじめてから排泄のリズムも変化があり、便秘が心配なのでなるべく麦茶や白湯を飲んで欲しいと思い、ストロー飲みができるように練習の日々が続きました。ストローマグの導入も試みたのですが、練習に最適だったのが小さなサイズ(我が家はコープ)のパック入り麦茶。練習をスタートした頃は、双子は自力で吸う感覚が分からず、パックの側面を押して麦茶が出てくるようにサポートしていたのですが、まずはダンくんがストローの使い方をマスターし、それから1週間くらいでキリちゃんも自力で麦茶を飲めるように。食事の合間にチューチューと麦茶を吸う姿が微笑ましいです。そのほかにも遂に離乳食でも掴み食べがスタートし、毎日の食事の時間が以前に比べると大変な感じにはなっていますが、今のところは「食べるの楽しい!」とふたりとも思ってくれてるみたいなので、レトルトなども取り入れながらもバリエーションを考えながら進めています。そして、ずり這い初心者のダンくんを大きく引き離すように、キリちゃんのつかまり立ちもはじまりそうな予感で、母の気持ちが双子の成長に追いついていないのが現状。現状にプラスし、私を悩ませる問題がいくつかあります。それは我が家のシークレットメンバー、猫の存在です!結婚する前からずっと生活を共にしていた愛猫がいるのですが、双子が生まれた直後に引っ越しすることになり、現在は実家で居候中。双子は実家に帰るたびに猫に興味津々で、特にキリちゃんは猫を見つけるたびに「ハイスピードずり這い」で猫を追いかけ回しています。夫も、猫にちょっかいを出しがちで、私を怒らせることもしばしば。最近では夫とキリちゃんがいると、近くにも寄ってきてくれなくなってしまい、とっても寂しい。いつかは「双子+夫+猫+私」で生活できる日々がスタートできることを心から願っております。つづく
2019年08月31日2018年11月に男の子と女の子の双子のママとなった多屋澄礼さん。ワーキングママとして双子を育てるリアルな日々を綴る連載です。はじめまして、妊娠34週を迎え、お腹のサイズが限界値にきている多屋澄礼です。 普段はショップのディレクションやファッション誌などをメインに、ライターや翻訳の仕事をしているのですが、さまざまな仕事をしながらの双子妊娠はとても苦労が多く、振り返るとぞっとすることもありますが、妊娠の期間を楽しむために心がけていたこと、双子を迎えるための準備、そして生まれてからのことを綴っていこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。双子を迎えるために心がけていること、それは「夫との平和な関係」 双子のために準備するものって本当に沢山ありますよね。ベビーカーはタテ型がいいのか、横並びがいいのか。双子ママのブログを読みあさったり、まとめサイトを参考にしてみたり。「これ、欲しい!」と思えるデザインのベビーカーはだいたい一人用で、泣く泣く諦める日々が続いています。そして、実際に赤ちゃんが生まれてこないと決められないことがたくさんありすぎる!! 仕事をしていて、先々のことが決まっていないとフラストレーションが溜まる私としてはとても辛いんです…。そして、そのフラストレーションをついつい夫にぶつけてしまいがち。「生まれる前からこんなに大変だったら、生まれてからどうなっちゃうの?」と不安が募ります。そんな不安を解消とまでは言わないですが、緩和させてくれる本に出会いました。『子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法』<太田出版/ジャンシー・ダン/村井理子(訳)>私と同じように音楽やファッションの記事を書いている、ジャーナリスト、ジャンシー・ダンが実際に子どもを育てながら、家事や育児の不平等さを面白おかしくエッセイにしたものなのですが、実際に直面したトラブルにどんな風に対応したらベストなのか、家事や育児を手伝ってくれないと、不平不満を抱かず、どう上手く育児、仕事、家の様々なことをこなしていけばいいのか、沢山のアドバイスが詰まっていました。私の不安の一番の種は夜泣きや授乳による睡眠不足。妊娠中はお腹があまりに重くて、夜中に腰痛で何度も目が覚めてしまい、ソファーで朝までぼんやりしながら過ごす事もありました。睡眠不足だと体も本調子じゃないし、精神的にもキツイ。双子が生まれたらそれこそ寝る時間なんて皆無なのでは?と生まれる前から不安でいっぱいに。赤ちゃんが夜泣きをしているのに、旦那さんは全く起きないでイビキをかいて寝ている、という話をよく聞くのですが、それにも科学的な根拠があることが分かりました。イギリスのマインドラブ・インターナショナルの研究者が、眠っている男女の潜在意識下の脳の活動を調査し、赤ちゃんの夜泣きがほとんどの女性の目を覚ましてしまうのにもかかわらず、男性の場合はそれがトップテンにも入っていないことを突き止めた――車の盗難アラーム音にさえ遅れを取っているのだ。そして強風にも。 研究者たちはこのような感覚の差は進化的な根拠があるとの理論を立てた。女性は自分の子供に対する、潜在的な脅威に対応できるように進化し、男性は一族に対する大きな脅威をもたらす混乱に対してより敏感になったのではないか、としたのだ。出典:『子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法』(P.53 5行目~)ジャンシー・ダン著 太田出版 そう、夜旦那さんが起きないのには理由があったのです。それだけでなく、この本によれば女性は、暗闇でものを見る能力にも長けているとのこと。逆に男性は明るい場所でものを見る能力に優れているらしい。生まれる前にこれを知っていれば、旦那さんがイビキをかいて寝ていても、少しは気持ちが楽になるかもしれません。そして、世の中の男性が妻のイライラに気づきにくいのにも理由があったのです。新生児が原因でカップルの両方が睡眠不足になっている場合、夫の脳が、妻の怒りを理解できなくなっている可能性を否定できない。睡眠不足に悩まされている人たちの脳の活動を調べたある調査によると、そうした人びとは、威嚇するような表情と、フレンドリーな表情の差を見分ける能力が曖昧になってしまっているらしい出典:『子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法』(P.68 17行目~P.67 3行)ジャンシー・ダン著 太田出版 この通り、睡眠不足でイライラしていても、それを夫は察することができない。つい察して欲しいと思いがちだけど、ちゃんと言葉で伝えようと思いました。妊娠中にはホルモンバランスを崩して「なぜ女の人だけこんなに辛い思いをしなければいけないの?」と悲観することも多かったし、重いお腹を抱えながらの生活は決して楽ではないけれど、残り3週間をできるだけ楽しく過ごしたいと思います。つづく
2018年12月13日