オンライン診療対応のメンタルクリニック「東京駅メンタルクリニック」(以下 当院)は、2023年10月の開院から5か月で650名以上の新規患者様がご来院したことをご報告いたします。当院は休職診断書の発行、休職相談をメインとしたクリニックです。お仕事がおつらい方、いつでもお気軽にご相談ください。お仕事をお休みする(休職する)ための医師の診断書をすぐに発行します。東京駅メンタルクリニック◆東京駅メンタルクリニックは、オンライン診療対応のメンタルクリニックです。通院不要・スマホ1つで完結でき、診断書の即日発行が可能です。◆「眠れない」「気分が落ち込む」「仕事がしんどい」このようなことを感じる方。まずはあなたの症状をお気軽にご相談ください。当院の心療内科・精神科医があなたの症状の寄り添って診断します。◆休職に特化したクリニックです。お仕事がおつらい方、お悩みを抱えていらっしゃる方、一人で抱え込まず、まずは一度ご予約ををお取りいただき、医師へご相談ください。◆24時間LINEでご予約可能。当日予約も可能です。◆このような症状がある方にオススメです「仕事がつらい」「気分が落ち込む」「人間関係で悩んでいる」「眠れない」「異動したい」「お仕事の質や量を調整してもらいたい」「テレワークにしたい」「時短勤務にしてほしい」「仕事にいきたくない」◆通院不要(スマホで完結)・診断書の即日発行・24時間LINE予約可能・全国対応・全国どこからでも受診可能・診断書がすぐもらえる・スマホで診療完結・お仕事がつらい方のために、仕事をお休み(休職)するための診断書をすぐに発行◆診断書について診断書は、『社会的な手続き』であなたを守ります。メンタルクリニックを受診して、診断書をもらうことに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、診断書があれば、ドクターストップということで、社会的なストレスから離れることができます。【東京駅メンタルクリニックのご予約方法はこちら】■予約から診療の流れ1. LINEから予約2. お友達追加後、自動返信のフォームに沿ってご返信ください。3. 予約の確定4. 診察方法について詳細をお送りいたします。スムーズなご案内のために、当日までに問診票のご回答をお願いいたします。5. 診察【LINE予約はこちらから】 ▼公式サイト 【東京駅メンタルクリニック 概要】所在地 :〒104-0061 東京都中央区銀座1-6-16 銀座1616ビル5階診療時間:10:00~24:00(20:00以降オンライン診療のみ)休診日 :年末年始のみ電話番号:0120-539-172 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月01日私は高齢出産だったので40代に入ってもまだ子どもが小さく、育児に家事に仕事にと忙しい毎日。ふと「私、このまま年を取っていくのかな」「人生、これで本当によかったのかな」と不安を感じることが増えました。そんな悩みを解消すべく、カウンセリングを受けてみました。その結果と、それに伴う私の正直な感想をお伝えします。なんでも話せる人って意外といない!?家のことや家計の相談は夫に、子育ての相談は夫やママ友に気軽にできます。でも、「人生このままで良いか、なんだか不安」など重い内容を相談できる人はいませんでした。急にそんな重い相談をすると相手が戸惑ってしまいそうで、なかなか口にすることはできずにいました。私は40代を過ぎてから顔が老け込み、体力も落ちたという自覚があり、急に先のことが不安になってきたのです。例えば定期的に大きな病院に通っている娘のことや、先行きの不安な仕事のこと。このままバタバタしているうちに、おばあちゃんになってしまうのでは……ともんもんとし、だんだん夜眠れなくなってしまいました。そんなとき、持病のある娘の定期健診のために大学病院へ行ったので、ついでに娘の担当医師に私の悩みを相談してみました。すると、メンタルクリニックを紹介してくださったのです。思い切ってメンタルクリニックへすぐに紹介していただいたメンタルクリニックを予約。当日は緊張しましたが、「この心のモヤモヤが消せるなら!」と思い切って訪れました。クリニックの中には落ち着いた音楽が流れており、ゆったりと座れるソファがありました。少しホッとして腰をかけて待っていると、ほどなくして先生に呼ばれ、診察室に案内されたのです。先生はまず丁寧に自己紹介をしてくださり、緊張を解いてくれました。「今日はどうされましたか?」と聞かれたので、正直に子どもについての不安や、仕事や家庭の悩み、いろいろ考えてしまい夜眠れないことなどを話しました。すると、先生は臨床心理士によるカウンセリングを受けることを提案してくださったのです。そしてそのあと、これからカウンセリングをしてくださる臨床心理士と顔合わせをして、その日は終わりました。カウンセリングで意外な自分を知るメンタルクリニック2日目。この日は臨床心理士とのカウンセリングの日です。まずカウンセリングルームに通されました。そして、「今一番困っていることはなんですか?」と聞かれたので、思うままに話しました。臨床心理士は私の話を遮ることなく、すべてを肯定して相づちを打ってくれるので、なんでも話すことができました。その後、私の生育歴を細かく話し、簡単な発達検査も受けました。すると、どうやら子どものころに父母のことでつらい思い出があり、その傷を抱えて生きていることがわかってきたのです。また、自分の行動パターンの癖を指摘されました。私の場合は自分の限界がわからず、無理し過ぎてしまう傾向にあるそうです。これに対しては、寝る前に自分が今日どれだけ疲れているかを10段階で考えてノートに書くことで、自分の疲れを意識するようにとアドバイスを受けました。眠れない悩みについては、寝る前に取り入れると良い呼吸法や、実際寝た時間をノートに記入してみることを提案されました。まとめその後、私はメンタルクリニックに2カ月に1度のペースで通っています。自分のことをなんでも知ってくれていて、すべてを受け入れてくれる人がいるというのは、とても心強いものです。また、的確なアドバイスをもらえるので、さまざまなことがクリアになります。気が付けば漠然と感じていた不安も、長く悩まされていた不眠も解消されました。これからも定期的にカウンセリングに通い、子どもや家族をいたわるように自分自身のことも大切にしていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。イラスト/山口がたこ著者/シロボシ(43歳)高齢出産のため、下の子はまだ幼稚園。体にムチ打って遊びにつき合うが、年々きつく感じるアラフォー。子どもが成人したときにホッとして抜け殻にならないよう、生きがいと趣味を模索中。
2023年10月07日40代も後半に差し掛かったころ、無自覚にじわじわと心が疲れていきました。ひとり暮らしで働かなければ家賃が払えない、ごはんも食べられない状態に陥ってしまうので、かろうじて会社には行っていましたが、ささいなことでトイレでひっそり泣くことも。帰宅後はぼーっとしているだけであっという間に日をまたぎ、シャワーもせず洗顔もせずに寝る毎日。明日こそ!とは思いつつまた同じことを繰り返し自己嫌悪に陥っていました。そこでメンタルクリニックに通うことにしたのですが……。★関連記事:病院に行って解決するの? 体調不良や精神が不安定な日が続き…メンタルクリニックへ行った結果生まれて初めてメンタルクリニックへ自堕落な生活から卒業したくて、メンタルクリニックを受診することにしました。ネットで「家片づけられない」などと調べてうつ病の可能性があることを知り、うつ病チェックをしたらほとんどの項目に当てはまったからです。 初めての診察では、とにかく動けないことや1日中眠いこと、いろいろな考えで頭がパンクしそうなことなどを相談。結果、睡眠障害と軽度のうつ病と診断され、睡眠の質が悪いから眠い・動けない状態につながっているとのことで、睡眠薬と抗不安薬が処方されました。しかし、生活が改善する兆しは見えません。被害妄想かもしれないけれど、先生に否定的な言葉を言われることも増えました。例えば、まだ片づけられないと相談すると「もともと、そんなにきれいじゃなかったでしょ?」と言われ、20時には寝てしまうと言うと「そんな時間に寝る大人はいません!」と言われるなど。 相談しても意味がないと感じ、睡眠薬欲しさに通っているだけになりました。しかし、先生や看護師の態度に「私、何か悪いことしたのかな?」と感じたり、待ち時間の長さに疲弊したりと、だんだんと通院自体に精神的負担を感じるようになり、ついには足が遠のいてしまいました。2軒目で良い医師に出会えたクリニックに行くのをやめて数カ月。眠れない日が増え、前にも増して部屋は荒れ、自己嫌悪に陥る日々、かなり昔にあったことを思い出しては悲しんで泣く。生きるのがつらいとまで感じるように。 やはり医療の助けが必要だと思ったので、ネットで口コミを見たり直接電話をかけてみたりと、リサーチして別の病院を探しました。残念ながら住んでいる市には良さそうな病院が見つからず、隣の市まで範囲を広げてようやく良さそうな病院が見つかったのです。 早速予約を取り診察を受けてみると、先生がきちんと話を聞いてくれてまったく否定しない。前の先生に否定されたこと、周りに否定されたこと、全部を肯定してくれる。「あなたは何も悪くないよ」と。初対面の先生の前で泣いてしまいそうなのをグッとこらえたのを覚えています。 また、飲んでいた薬で効果を感じなかったことを伝えると「人によって合う薬は違うから、いろいろな薬を試して合う薬を探していきましょう」と言ってくれたのも心強かったです。病院からの帰り道、久しぶりに晴れやかな気分に。ついでに、薬を変えたからか費用がグッと下がったことに驚きました。1年経過。だいぶ調子が回復!良い先生に巡り合えて1年がたとうとしています。薬が合っているようで、悩んでいた当時と比べるとずいぶんと改善しました。朝、起きるのがラクになった 毎日、散歩ができるようになった 部屋は片付いた状態をキープできるようになった ささいなことで落ち込まなくなった など。それでもまだ、時々は問題が起きたり気持ちが沈んだりして動けなくなることがあります。 先日の診察で、先生に「何があったのか、どう思ったのか」を書いてくださいと言われ、その場で紙に書き出しました。書いているうちに自分でも気付いていなかった気持ちがどんどんあふれ出してきました。そのおかげか、何日も頭の中をぐるぐると回っていた説明できない気持ちがスッとラクに。 何かあったら紙に書き出して診察で見せてくださいと言われたのでそうしています。言葉にすることで今までのように、何日も不安を感じたりイライラが続いたりすることがなくなりました。 また、何かネガティブな気持ちが発生しても、できるだけポジティブな気持ちに変換するようにしています。まとめいつかきっと良くなるはずと通い続けた2軒目のクリニック。人には言えないようなことも話していたせいか、当時の私には病院を変えるという選択肢はありませんでした。 今の私が当時の私に言いたいことは「症状が良くならない・先生と相性が合わないなど、精神的な負担を感じたら他の病院に移ってもいいんだよ」ということ。 心の病だからこそ余計に、通院を負担に感じることは本末転倒。今通っている病院もすべての人に合うとは思いません。でも、私にとっては症状を改善してくれた病院で、2軒目で巡り合えたことは幸運だと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/西野りこ(47歳)独身。15年務めた会社を契約満了で切られ専業ライターに。35歳のときに10年間の結婚生活に終止符を打つ。以降、おひとりさま生活を満喫して、好きなものを食べ好きなお酒をガブガブ飲んでいたら体重が取り返しのつかないことに。一念発起でダイエット検定1級を取得しマイナス6kgのダイエットに成功。しかし、まだ標準体重オーバー。日々、心と身体の健康を取り戻すべく日々奮闘中である。
2023年06月28日朝、目を覚ましてから体が全然動かないことがありました。起きて会社に行く支度をしなければ……と頭ではわかっているのに起き上がれないのです。頭痛がひどくてこの日は欠勤。翌朝は外に出たのになぜか会社に行けず、体調不良が続いていると連絡をしてまた欠勤。会社を連続して休んだ罪悪感でいっぱいになりました。今回は精神が不安定な状態が続き、メンタルクリニックへ初めて行ったときのことをお話しします。★関連記事:「もうダメだ」強気だった夫のメンタルが崩れ不安障害に…妻の私ができることは【体験談】やさしく接してくれているのにまず会社に欠勤の連絡をすることに緊張してしまいました。当時の職場は少人数体制で、自分が休むと他の人に負担をかけて申し訳ないという気持ちに。休んでも会社のことが浮かび、緊張しているような状態です。後日、出勤すると職場の先輩から「こっちは全然平気だよ。大丈夫だった?」と声を掛けてもらいました。ほっと安心すると同時に涙があふれてきて自分でもびっくり。やさしい言葉を掛けてくれているのに気持ちがざわざわして、無性に家に帰りたくなったのです。メンタルクリニックを予約してみて50歳のいい大人なのに泣いたりして恥ずかしい! と思っても気持ちのコントロールができなくて、ずっと心がどんよりとしている日が続きました。更年期だからかなと原因を考えてもわかりません。この状態を家族に打ち明けたら「お医者さんに話してみるといいかもしれない」と言われました。病院に行って解決するのかなどいろいろと浮かびためらいましたが、このままモヤモヤした状態でいたくない……。そこで初めて地元にあるメンタルクリニックを調べて受診の予約をしてみました。自分を責め過ぎてしまう緊張しながらクリニックに行ってみると、先生はやさしく迎えてくれて話しやすい雰囲気で安心しました。まず私の生い立ちなど過去の話から、仕事のことなどを話しているうちに、自分が陥りやすい考え方のパターンに気が付きました。私は何か失敗したと感じると自分を責め過ぎることが多いようです。先生からは薬などの処方はなく、まずは睡眠や食事、休憩を取ることをもっと意識して過ごしてみてくださいと言われました。まとめ私にとって、メンタルクリニックへ行き心の状態を先生に話してみるという行動を起こせたことが大きかったようです。その後会社にも自分の状態を相談し、しばらくは勤務形態を変えてもらうなど心と体の休息時間を取ることになりました。それからは誰にでも不調な日があるのだから自分を責めずに受け入れて、休むことも必要だと思えるようになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/滝内 まい(50歳)出版社や眼鏡屋など、あらゆる職種を経験。趣味はイラストを描くことや美術館でアートに触れること、読書など。
2023年04月28日2013年6月に開院以来、薬に頼らないうつ病治療としてTMS治療(磁気刺激治療)を行ってきました「新宿ストレスクリニック」が、「品川メンタルクリニック」に名称を変更しましたのでお知らせします。医師・クリニックスタッフおよび診療体制等に変更はございません。開院以来の【患者さんのために】という理念のもと、引き続きうつ病治療にスタッフ一同邁進してまいります。品川本院受付品川本院待合令和5年1月11日より【変更前】新宿ストレスクリニック【変更後】品川メンタルクリニック■東京・品川店舗名:品川メンタルクリニック 品川本院所在地:〒108-0075 東京都港区港南2-6-3 シントミビル5FTEL :0120-772-248■愛知・名古屋店舗名:品川メンタルクリニック 名古屋院所在地:〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅5-7-30 名駅東ビル2FTEL :0120-726-980■大阪・梅田店舗名:品川メンタルクリニック 梅田院所在地:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2-6-20 パシフィックマークス西梅田B1FTEL :0120-809-270※各院とも所在地、電話番号等に変更はございません。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月30日私は高齢出産だったので40代に入ってもまだ子どもが小さく、育児に家事に仕事にと忙しい毎日。ふと「私、このまま年を取っていくのかな」「人生、これで本当によかったのかな」と不安を感じることが増えました。そんな悩みを解消すべく、カウンセリングを受けてみました。その結果と、それに伴う私の正直な感想をお伝えします。なんでも話せる人って意外といない!?家のことや家計の相談は夫に、子育ての相談は夫やママ友に気軽にできます。でも、「人生このままで良いか、なんだか不安」など重い内容を相談できる人はいませんでした。急にそんな重い相談をすると相手が戸惑ってしまいそうで、なかなか口にすることはできずにいました。私は40代を過ぎてから顔が老け込み、体力も落ちたという自覚があり、急に先のことが不安になってきたのです。例えば定期的に大きな病院に通っている娘のことや、先行きの不安な仕事のこと。このままバタバタしているうちに、おばあちゃんになってしまうのでは……ともんもんとし、だんだん夜眠れなくなってしまいました。そんなとき、持病のある娘の定期健診のために大学病院へ行ったので、ついでに娘の担当医師に私の悩みを相談してみました。すると、メンタルクリニックを紹介してくださったのです。思い切ってメンタルクリニックへすぐに紹介していただいたメンタルクリニックを予約。当日は緊張しましたが、「この心のモヤモヤが消せるなら!」と思い切って訪れました。クリニックの中には落ち着いた音楽が流れており、ゆったりと座れるソファがありました。少しホッとして腰をかけて待っていると、ほどなくして先生に呼ばれ、診察室に案内されたのです。先生はまず丁寧に自己紹介をしてくださり、緊張を解いてくれました。「今日はどうされましたか?」と聞かれたので、正直に子どもについての不安や、仕事や家庭の悩み、いろいろ考えてしまい夜眠れないことなどを話しました。すると、先生は臨床心理士によるカウンセリングを受けることを提案してくださったのです。そしてそのあと、これからカウンセリングをしてくださる臨床心理士と顔合わせをして、その日は終わりました。カウンセリングで意外な自分を知るメンタルクリニック2日目。この日は臨床心理士とのカウンセリングの日です。まずカウンセリングルームに通されました。そして、「今一番困っていることはなんですか?」と聞かれたので、思うままに話しました。臨床心理士は私の話を遮ることなく、すべてを肯定して相づちを打ってくれるので、なんでも話すことができました。その後、私の生育歴を細かく話し、簡単な発達検査も受けました。すると、どうやら子どものころに父母のことでつらい思い出があり、その傷を抱えて生きていることがわかってきたのです。また、自分の行動パターンの癖を指摘されました。私の場合は自分の限界がわからず、無理しすぎてしまう傾向にあるそうです。これに対しては、寝る前に自分が今日どれだけ疲れているかを10段階で考えてノートに書くことで、自分の疲れを意識するようにとアドバイスを受けました。眠れない悩みについては、寝る前に取り入れると良い呼吸法や、実際寝た時間をノートに記入してみることを提案されました。まとめその後、私はメンタルクリニックに2カ月に1度のペースで通っています。自分のことをなんでも知ってくれていて、すべてを受け入れてくれる人がいるというのは、とても心強いものです。また、的確なアドバイスをもらえるので、さまざまなことがクリアになります。気が付けば漠然と感じていた不安も、長く悩まされていた不眠も解消されました。これからも定期的にカウンセリングに通い、子どもや家族をいたわるように自分自身のことも大切にしていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。イラスト/山口がたこ著者/シロボシ(43歳)高齢出産のため、下の子はまだ幼稚園。体にムチ打って遊びにつき合うが、年々きつく感じるアラフォー。子どもが成人したときにホッとして抜け殻にならないよう、生きがいと趣味を模索中。
2022年05月29日「HSPがHSCを育てています」28話。ユキミさんと息子のきったんは、細かいことが気になるタイプ。だけど夫は細かいことを気にしないタイプ。生活しているとあらゆる点で夫が2人を理解してくれずユキミさんのイライラは募るばかり。悩んだユキミさんは、ある日、メンタルクリニックを受診。すると医師から衝撃の発言が……!?Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。 敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。 「HSPがHSCを育てています」第28話息子の育児で夫と意見がぶつかり合うことが増えた。それは私たち夫婦が、HSPと非HSPだから……? 「気になるって、気にしなければよくない?」夫がよく言う言葉である。きっと多くの人は「うん、その通り」とうなずけるだろう。私もその言葉にならいたいが、なかなか細かいことが気になるので、難しい。 そんな「気になる気になる」性格な我々。私と息子のきったん。なかなか双方の気持ちが理屈で通じ合わない私たち夫婦、そして親子は、一緒に行動するとこんなことがよく起こる。 「HSC」この言葉の存在が大きすぎて、私はとても頭でっかちになっていた。 そして夫に対して、 どうして敏感な子のマニュアル通りに動いてくれないの!?HSCのことを書いてある本は読んだの!?読んだならどうしてその通りに動けないの!? そんな不満ばかりが増えていった。 そこで私はある行動にでた。 夫が、どういうことか分かっている……? と母がぼやいていたのを思いだした。 できている私がすごい! こんなこと誰にも言われたことがなかったし、当然思ったこともなかった。カウンセリングで先生にこう言われたとき、頭がパッカーーーンって割れる感じがしたよ。 今まで必死に「育児!」「母親!」「できなくちゃ!」なんて固まっていた頭が割れた感じがした。 そしてこの先生はこの後、もっともっと大切なことを教えてくれたんだ……。 その話は次回、最終話で! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪著者:イラストレーター ユキミ漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。陰と陽のハイブリッド人間。
2022年01月14日仕事と子育てで心身ともに忙殺されていた30代。もう限界かも……と思ったときに思い出したのが、日記を書く習慣でした。心のもやもやを書き出すことで、思いがけない解放感を味わった私。悲しみでいっぱいだったうつ状態から脱出するまでの体験談です。打たれ弱い性格を変えたくて私は幼少時からおおらかな性格だと言われてきました。人と会えば冗談を言って笑うのが好きですし、めったに怒ることもありません。でも、変なところで気が小さいというかどうも他人の目が気になり、くよくよと打たれ弱いところがあるのです。30代からはそういう性格を克服しようと、仕事に子育てに頑張りました。多少のことは気にせず、強くポジティブに生きよう!と思ったのです。しかし忙しさが増すほど、心は悲しみと違和感で満たされていきました。もともと、嫌なことや悩みを心にため込んでしまい、誰にも相談できない性格なのです。40代になったときには、理想としていたしなやかな女性像とは反対に、うつうつと落ち込んだ心を抱えて心身ともに限界が近い状態でした。心のもやもやを日記にすべて吐き出した他人や家族とは楽しい話だけをしたい私。では、この心の悲しみはどうすればいいの?と思ったとき、思い出したのは思春期に書き続けていた日記でした。あのころは1日に何ページもいろいろな悩みや自分の考えをノートに書き連ねていました。このノートに書くとなぜか物事が良い方向にいくことが多いと感じていた私は、こっそりと「願いが叶う魔法のノート」と呼んでいたのです。もう何をするのもおっくうでしたが、不思議と日記を書きたい気持ちは膨らんで、専用のノートを買いに行きました。1行、1ページ、2ページ……最初はうまく心を表現できませんでしたが、すぐにどんどん書けるようになりました。納得いかないことは1ページ丸ごと殴り書きをしてみたり、お酒を飲んでさらに自由に書いてみたり。悲しいことを書いたあとは心のつかえが取れて、自然と少しポジティブな言葉が出てくるのです。私は誰にも見せないノートの上で、ひたすら自由に自問自答を続けました。普段は家族のいない日中に書いていたのですが、不思議なほどの安心感と解放感に、時には夜中に起き出して書くほどに日記は日課になっていきました。医師に日記のことを打ち明けると…日記上で考えを整理した結果、私は自らメンタルクリニックに足を運びました。専門医にかかって服薬し、早く良い状態の自分に戻るのが理にかなっていると思ったのです。先生に日記を書くとポジティブになれると話すと、それは心にとってとても良いことだと言っていただきました。悩みや悲しみは考えているだけでは圧倒されるほど得体のしれない大きなものと認識しがちですが、心のままに書くことでそれらに輪郭を与えられるとのこと。形がわかれば、対処法について自然に考えることができてポジティブになれるし、実際の場面でも正しい行動を取れるようになるという説明でした。説明を聞いて「願いが叶う魔法のノート」の正体はこれかと深く納得したのです。服薬を続けつつ、日記を書き続けて2年がたちました。一大決心をして転職し、在宅ワークで心穏やかに充実した仕事ができるようになりました。そろそろ薬を減らせそうです。日記には楽しい単語が増え、平和過ぎて書くことを忘れてしまう日もあるくらいです。まとめ心身ともに忙殺されていた時期に、心のもやもやを自由に日記に書くことにした私。日記を書くことは悩みや悲しみに輪郭を与え、その対処法を自然に浮き上がらせてくれるすてきな解決法でした。日記だけで、悲しみの原因がなくなるわけではありません。しかし、自分で悩みを抱え込みがちな私には、大きな解放感を与えてくれるツールでした。すっかり日記を書くことが習慣となり、今後も楽しみながら続けていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年10月21日前回 のあらすじ動悸とめまいがあまりにも酷くて、立ち上がる事すら困難に。もう助けてくれるのは心療内科しかないだろう…私だけではなく、健康な時は自分は大丈夫だという楽観的な考えが誰にでもあるのかもしれません。当時こころの病気といえば、うつ病の名前ぐらいしか知りませんでした。が、「自分はそういうタイプ=こころの病気になるタイプ」ではないと思っていて、症状が出ても、メンタルクリニック系の病院へ行くことに抵抗がありました。当時はこころの病気に理解がなかったのです。今はそんな偏見があったことをとても恥ずかしく思っています。この2週間の間、外出のための準備をしていたのですが、やはり当日は怖くて恐怖でつぶれそうでした。車で横たわり、外が見えないようにして祈りながら移動しました。病院も病院らしくない内装で、受診されている人たちも普通でした。(独り言を言っていたり、暴れたりするような人も来ているのかと偏見がありました…すみません…)また血の気が引きましたが、予約時間は気にせず休んでていいという言葉に救われました。問診の量が多くて本当に驚きました。病歴や、何故この病院にしたのか? そして性格判断テストのようなものがありました。選択肢も「はい」「どちらかというとそうである」「わからない」「どちらかというと違う」「いいえ」など細かかったです。そしていよいよ初めての心療内科の診察…!どんな感じなのか、何を聞かれるのか、そしてどんな病名がつくのか…ドキドキしながらドアを開けました。第一印象から本当に優しそうで癒される雰囲気を出していました。(以下、「女神先生」と呼ぶことにします(笑))女神先生がとても感じの良い先生だったので、気を張ることも無く穏やかに話すことができました。そしてついに診断が…ついに私は「パニック障害」と診断されました。頑張ってきた自分、どうしようもない日々、外へ出られなくなってしまった恐怖今までの辛かった日々が押し寄せるように頭にかけめぐり、泣いてしまいました。原因が分かって本当に良かった…これできっと治ることができるんだ…!しかし…ここからパニック障害との長い長い闘いが始まるとは、この時は全く想像してませんでした……次回に続く『パニック障害とは』理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、手足の震えといった発作が起こり、そして発作が繰り返されることで、発作に襲われることに対する不安を感じるようになり、毎日の生活に支障をきたすようになってしまう症状です。本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2020年09月20日こんにちは。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。都内でメンタルクリニックを開院し、個人的には筆者と共通の趣味を介した友人でもある精神科医のA先生(50代・女性)はここ数年、主に男の子を持つママからある相談を受けることが多くなったと言います。その相談とは、「息子は勉強もスポーツも音楽や美術といった芸術面でもこれといった得意分野がなく、将来そこそこの収入を得られる職に就けるのかどうかがものすごく不安」といった内容のものだそうです。なぜ女の子ではなく男の子のママなのか。その相談に答えはあるのか。一緒に考えてみましょう。●男の子に対して「逆ジェンダー差別」があるわが国の社会この手の相談事が男の子を持つママから集中的に寄せられることについてA先生は、わが国には女の子に対してというよりも、むしろ男の子に対して「逆ジェンダー差別」ともいうべきものが根強く存在していることが一つの原因としてあると言います。『たとえば女の子であれば別にこれといってものすごく勉強やスポーツができなくても、子どもが好きだから保育士になりたいとか、食育を通して世の中に貢献したいから栄養士を目指すといった夢が持てる面があります。ところがそういった職業の世界はなぜかわが国では男の子に対して排他的なところがある。女性の社会進出を進めるうえでも男性の保育士がもっともっと増える必要があるにもかかわらず、男性がその道を選ぶことに躊躇をしてしまうような雰囲気があるのです。まさにこれは男性の社会進出を阻害する「逆ジェンダー差別」のようなもので、こういった例はよく見ると日本社会の随所に見ることができます』(50代女性/都内メンタルクリニック院長・精神科医)●普通の男の子が持てる夢が少ないという現実A先生が指摘する「逆ジェンダー差別」のようなものが男の子に対して存在するうえに、これといって勉強もスポーツも音楽も美術も得意でない男の子が持てるような夢が、今の世の中には少ないという現実もあります。昔だったらそんな男の子は最低限の勉強だけはしたうえで技術力を持った町工場に就職して職人になるという道がありました。ところが今は経済のグローバル化にともなってそういった町工場は国内では少なくなってしまいました。また、勉強は好きではないので料理人を目指すといったケースも以前は多くありましたが、今は料理人修行ができるような経営基盤がしっかりしたお店はどちらかというと富裕層をお得意さんとして成り立っている場合が多いです。そのため、広く一般庶民のために料理を作りたいという夢を持った子にとっては、「ちょっと違うんだよな」という感じがあるかもしれません。●中の上程度に勉強ができる子が担当してきた分野の方が人工知能に取って代わられる?ゲームクリエイターになりたいと思っても小さなころからソフト・プログラミングの習い事をさせてもらえなければ基礎を身につけることができないし、通知表がオール3の普通の男の子は何を目指したらいいのか。ママたちの悩みはわかるような気がするのです。でも、悲観的にばかりなっていることはありません。A先生は次のように言っています。『これからの数十年間で人間が実際に人工知能に仕事を奪われてしまう職業分野というのは、そのほとんどが「中の上程度に勉強ができる子が担当してきた分野」です。具体的に言うなら、銀行の審査・融資担当者や税理士、警察官や自衛官といったフィジカル系以外の公務員、法律事務所の事務員などといった仕事で、人間から切り替えてもさほどのコストがかからず仕事の内容に関してはむしろ正確性が増す分野だと言えます。これに対して、例えば理容師や美容師、ダンサー、ゲームクリエイターでもソフト・プログラミングではなくストーリー創作の担当者といった感性がものをいう分野は人間の仕事として残ります。これといって勉強もスポーツも音楽もできなくても、普通の男の子たちが活躍できる分野は無限にあると言ってもいいでしょう』(50代女性/都内メンタルクリニック院長・精神科医)●多くのママが自分の息子の将来が心配だからこそ塾に通わせ無難な道を歩かせたがるいかがでしょうか。考えてみれば、世の多くのママが男の子を塾に通わせ、そこそこ有名な大学を卒業させ、規模の大きな会社に就職させたがるのも、みなさん自分の息子が勉強でもスポーツでも芸術分野でもそれほど秀でているわけではないからと心配しているがゆえなわけです。かつて、忌野清志郎さん(故人)というロックスターは、『これといって才能のないやつは大学に行ったらいいさ』という名言を残しましたが、まったくその通りなのです。他人より物凄く秀でたものを持っている子は放っておいてもその道のプロフェッショナルになって行きますので、あえて大学になど行く必要はないのです。けれども、わが子のことが心配で精神科の医師に相談するママたちの“子を思う気持ち”は、それはそれでとても尊いものなのではないでしょうか。少なくとも筆者はそう思います。大丈夫。これといって特長がないように見えて、息子さんはいずれちゃんと自立して行きますよ。今も息子さんが夢中になって遊んでいる“あれ”を、生涯の仕事として。●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年01月24日恋人や配偶者など大切な人が、もしかしたらうつ病かもしれない――。そう感じたときはどうすればいいのだろうか。「ゆうメンタルクリニック」総院長で、精神科医・心理研究家のゆうきゆうさんに聞いた。* * * * *もしも「あなたのパートナーがうつ病かもしれない」と感じたら、まずはよく相手の話を聞いてあげてください。相手の状態を知る意味でも、相手の受け口になるという意味でも、「聞く」ということはとても大切です。○焦って何とかしようとすることが彼の負担にも自分にとて大切な存在が「うつかもしれない」と感じた時、多くの人は動揺します。そして、なんとか解決しようと評判のいい病院を勧めたり、民間療法などでも良いと言われることを実践したりしようとします。それらは決して悪いことではないのですが、残念なことにうつになった本人の状態や気持ちを置き去りにしてしまっていることが多いようです。どうしてそういったことが起きるのでしょう? それは「相手の状態を異常だ」と感じ、そのことに不安や恐怖を感じ、動揺して「なんとか元に戻そう」としてしまうからです。解決策を探そうとすることはとてもいいことですし、心の動揺も人として自然なことです。しかし自分に余裕がないため、相手の状態をよく見ずに動揺した自分の気持ちだけで行動してしまいがちです。そんな風に周囲が焦って何とかしようとするほど、「うつになった自分が悪い」「申し訳ない」と負担をかけてしまうことがとても多いものです。また、うつの方がふさぎ込んでしまう原因のひとつに、「理解してもらえない」「受け入れてもらえない」と感じてしまうことがあります。自分自身でもうつの状態を受け入れられないのですが、周囲からも受け入れてもらえないと感じることで身の置き場が無くなってしまい、さらに心理的な負担が増してしまうことが多くあります。○まずは彼の話をよく聞いてだから、まずは相手の話を聞いてください。相手が話し始めるまで待って、相手が本当に話し終わるまで、ただ聞いてあげてください。自分の状態の受け入れ先があるだけで、人はずいぶんホッとするものなんですよ。だからまずは、「ただ、聞く」ということを実践してみてほしいのです。否定せず、さえぎらず、途中で切り上げたりもしません。そこで原因を探そうとするのではなく、相手の言葉や表情・そこから読み取れる感情を受け止めてあげてください。パートナーであるあなたもショックかもしれませんが、相手だって自分の状態に戸惑っているはずですし、つらい気持ちを感じているはずです。そこになるべく同化せず、相手に関心を持って気持ちを受け止める練習をしていってみてください。また、治療は長期化することがありますから、支える側の焦りは禁物です。「励ましてはいけない」というのはよく知られるようになりましたが、これは相手に焦りを感じさせたり、「もっと頑張らなければ」と思わせてしまったりするためです。しばらくは見守るつもりで「少しずつよくなってるよ」「人間は気分にムラがあって当たり前なんだから、そんなに重く受け止めないようにしよう」など、前向きな言葉をかけていけるといいですね。もし支えている自分も「危ないな」と感じたら、迷わず受診しましょう。共倒れにならないよう自分自身をこれまで以上にいたわることも、とても大切なことですよ。<著者プロフィール<ゆうきゆう精神科医・心理研究家。東京大学医学部卒業。『相手の心を絶対に離さない心理術』など心理学に関する著書は50冊にのぼる。総計300万部の人気漫画シリーズ『マンガで分かる心療内科』の最新刊13巻も発売中。ゆうメンタルクリニック総院長。ゆうメンタルクリニックは、心安らげるクリニックとして評判が高い。 上野院(上野駅0分) 池袋東口院(池袋駅東口1分) 池袋西口院(池袋駅西口0分) 新宿院(新宿駅0分) 渋谷院(渋谷駅0分) 秋葉原院(秋葉原駅0分)※写真と本文は関係ありません
2015年06月05日一般社団法人日本メンタルヘルス研究センターはこのほど、「受験うつ」に関する調査結果を発表した。同調査では、うつ専門の治療を行うクリニック「新宿メンタルクリニック アイランドタワー」(東京都・新宿)の協力を得て、2013年6月から2014年8月にかけての来院数を集計。また、同センターが定期主催する「受験ストレス対策セミナー」に参加した学生(約50名)へのアンケートなどをまとめた。厚生労働省の発表によると、日本の気分(感情)障害患者数は1996年には43.3万人、1999年には44.1万人とほぼ横ばいだったが、2002年には71.1万人、2005年には92.4万人、2008年には104.1万人と、12年間で2.4倍に増加した。未成年に関しては、およそ15万人急増している。「新宿メンタルクリニック アイランドタワー」でも、2013年6月のオープン時と2014年8月とを比較すると、総来院数と学生ともに7倍の増加数となっている。「受験ストレス対策セミナー」に参加した学生の84%が「『受験うつ』の自覚はない」と回答。自覚はないものの、「親からは成績が落ちたことを指摘されるが、自分は悩んでいないし困ってもいないが、過剰に疲れる」「イライラして落ち着きがない」「家にこもりがちで、夜眠れない」「集中できず、勉強が手につかないし、学校にも行きたくなくなる」などの悩みから「受験うつ」に陥ることが多いという。さらに近年はうつ病の重症化の結果、自殺するケースも相次いでいるとのこと。警視庁の「平成24年版 平成年齢階級別自殺者数」によると、1999年から2008年の間で、未成年のうつ病を含む健康問題での自殺者は約5倍に増加しており、未成年の気分(感情)障害での自殺者は約4倍にまで増加しているという。
2014年12月02日好きな人の愛情が他の誰かに向けられるのは、どうしても気になってしまうもの。恋愛にはツキモノのこの嫉妬心を乗り越える方法について、「ゆうメンタルクリニック」総院長で、精神科医・心理研究家のゆうきゆうさんに聞いた。嫉妬をする原因の一つに、自信の無さがあげられます。「不安」と言い換えることもできるのですが、相手が他の人を好きになるのではないかという不安と同時に、自分に対して自信が持てないとき、嫉妬心を感じやすいようです。友達や仕事を優先したとか、他の異性と話したとか、ささいなことに目くじらを立ててしまう人ほど、自分に自信が持てず不安なのです。相手が自分をずっと好きでいてくれる自信もなければ、自分が愛されることも信じられない。だからこそ、相手が自分よりも大切にしているものがあるのではないかと感じると、嫉妬で心を乱してしまいます。嫉妬は怒りの感情ですが、自分を最優先にしてもらえないと思うと、関係が脅かされるのではないかという恐怖を感じているのです。これは「相手を失う」「自分は愛されない」ということを、強力に信じているとも言い換えられるでしょう。「自分には愛される価値がない」という、根本的な部分で不安を感じていると、嫉妬心を抱きやすくなります。これは幼少期からの思い込みや経験などが元になっていることも多く、パートナーから安心できるようにいろいろ働きかけてみても、なかなか恐怖心はぬぐい去れないようですね。こういった気持ちが強い人は、他者と比較する気持ちも強く、批判的であることが多いようです。愛されているという安心感があれば、過剰な嫉妬心を抱くことも減りますので、愛情を感じられる経験を積み重ねていくことが大切なのです。また恋愛に限らず、他人と自分を比べてしまう、他人の成功を素直に喜べないという嫉妬に対してはどう対処したらよいでしょうか。実は、誰でも心のどこかに嫉妬を抱えています。他人の成功に対して「100%」で喜ぶことができる人は、3種類しかいないのです。1つ目が、自分と成功とは「完全に無縁な世界だとあきらめている人」。2つ目が、相手より「圧倒的に立場が上の人」。3つ目が、その相手と安定した夫婦や家族、友情、愛情に自信のある「完全な身内」関係の人です。そして3つ目の「完全な身内」こそが、嫉妬心を克服する鍵となります。まず100%で喜ぶことのできる完全な身内から、人の成功を喜ぶ練習をするのです。ゆるぎない愛情、友情で結ばれた恋人、親友、そして夫婦……。ニュースで大々的に取り上げられなくても、彼らの日常にも、どんなに小さくても「成功」は必ずあります。「昇進したの? 良かったじゃない!」「この企画、うまく行ったの? すごいじゃない!」「資格試験に合格したの!? やったわねー!」それは確実に、あなたにとって心からの喜びのはず。そんな気持ちを、1日に1つずつ見つけていってください。それを重ねていけば、その他の人が成功したときの気持ちにも、不思議と今よりも余裕が生まれてくるはずですから……。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月14日恋人がウソをついているかもしれない……。そんなとき、どうすればいいのだろうでしょうか。「ゆうメンタルクリニック」総院長で、精神科医・心理研究家のゆうきゆうさんに聞いてみました。まずは問題です。今あなたの恋人が、浮気をしているようです。その相手から本心を引き出すには、なんて言えばいいと思いますか?1「ねぇ、浮気しているでしょう?」2「私に何か、隠していることない?」3「その人とは、いつからの付き合いなの?」4「ねーえ、『浮輪』知らない? あと『上着』知らない?」一番良い方法は、3「その人とは、いつからの付き合いなの?」と聞く方法です。なぜこの質問の仕方が一番良い方法なのでしょうか?理由としては、今の相手は「浮気がバレそうだ……。話がそこに来たら、なんとかはじき返したい」と思っています。すなわち戦争で例えるのなら、そこはまさに「ウソ戦線」。それだけは突破されたくないという、最終防衛ラインです。相手はそこに、すべての戦力を集めています。そんな中相手が拍子抜けするような形で、いきなりその一歩先に話を進めると、効果的なのです。そんな形で、虚をつくと、相手は戦意を喪失します。「は? 誰のこと?」「まさか浮気しているなんて疑っているの?」といった論点まであらためて押し返すことは、かなり困難になります。万が一そう言ってきたら、相手の表情を見て、あわてているようであれば、あらためて一言「ねぇ、いつから?」。これでほとんどが落ちるはずです。さらに、YES・NOで答えられる「閉じた質問」ではなく、「なに」「いつ」「どこ」「どのように」などYES・NOで答えられない「開いた質問」をするのも効果アリです。今回であれば、「いつから付き合っているの?」「何歳くらいの人?」「どこで知り合ったの?」。開いた質問は、閉じた質問に比べて、答えるのにより大きな労力を必要とするので、前述の「ウソ戦線」を守りにくくなるんです。これはビジネスやデートでの誘いにも応用できます。「食事に行きたいんだけど、どうかな?」「ぜひ提携していただきたいのですが、いかがでしょうか?」と聞く場面でも、とにかく一歩越え、さらに開いた質問をしてみましょう。例えば、話を少し振った後で、「都合がいいのは何曜日?」「正直なお話、いつごろまでに利益が上がることを望まれますか?」という感じです。ちなみに、4「ねーえ、『浮輪』知らない? あと『上着』知らない?」は、トリッキーな質問のように思えますが、実は効果的な方法です。人間は、「言い間違い」や「聞き間違い」には、潜在意識が強く関わっていると言われています。「浮気」という言葉に異常なほどに敏感になっている相手は、「浮輪」や「上着」に対して、過剰にビクッと反応することでしょう。ただし、この聞き方だと「浮気をしているかの判断」にしかなりません。もしも、それ以上の詳しい情報が欲しくて、さらに今後のこともゆっくりと話したいのであれば、相手から気持ちを引き出さないといけないでしょう。一方、1「ねぇ、浮気しているでしょう?」や2「私に何か、隠していることない?」というのは、あまりいい答えではありません。ストレートすぎて「は!? 浮気なんかしてないよ!」「なんで?」「隠してるって、何を?」というように相手に言い返されてしまいます。これでは、相手の気持ちは閉じたままでウソを見破ることはできません。やはり、4のような一歩先に踏み込んだ聞き方が相手のウソを見破ることができるのです。少し余談ですが、ウソがバレそうな人は、「語調を強くしたり」「逆に質問をしたり」することが多いです。これは、無意識のうちに「攻撃こそが最大の防御」だと感じている証拠です。さらに、ウソを見破る上で重要なのは、相手に対して「温かい目」で問いかけることです。「私はあなたを疑っている」「浮気をしていたらすぐにでも怒ってやる……」そんな怒りの目を向けていたら、相手の気持ちがすぐに閉ざしていまいます。「浮気なんて、別に悪いことじゃないんだよ」「私は、単純に知りたいだけなんだ……」それこそ”無邪気な少女”になりきったつもりで、優しく問いかけてみてください。そうすれば、相手だってさらに警戒心をほどき、答えやすくなるはずです。最後に、相手がウソをついているときも、交渉でなかなかYESと言ってくれないときも、ゴールは決して「相手を打ち負かすこと」ではありません。「ウソを見破った!」「相手にYESと言わせた!」それに夢中になるあまり、大事なことを見失わないようにしてください。最終的には、二人でゆっくりと話して、幸せな結果を得ることが一番大切なことなのですから……。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月01日河本メンタルクリニック(東京都墨田区)では2009年12月、”婚活”を行っている過程で不調になった人のための「婚活疲労外来」を立ち上げた。この”婚活疲労”について同クリニック顧問の小野博行医師に話を聞いた。小野医師は河本メンタルクリニックで治療にあたるほか、院長を務めるおのクリニック(東京都東村山市)でインターネット電話サービスを活用した「婚活疲労スカイプ・カウンセリング」も行っている。「私自身は婚活というものについてよく知らなかったのですが、もともと鬱(うつ)の患者さんの中に婚活をしている方がいて、うまくいったかいかなかったかでそのときの病状に影響が出ていたんです」と小野医師。「ネットでも調べてみたところ、婚活をしているという人のブログの中には、こちらから見たら鬱(うつ)に足を踏み入れているような人も見受けられた。これはきびしいものなのだなと感じました」と振り返る。そこで婚活特有の精神疾患に対応するために、専門外来を立ち上げることになったという。婚活疲労外来を受診する人には当初男性が多かったそうだが、現在は男女半々くらいになった。年齢は30代~40代くらいが多いという。症状はうつ病、不安障害。「結婚相談所でマッチングされた相手からのメールが減った」などささいなことで疑心暗鬼になってしまう人もいるという。小野医師は、「婚活は、ほかにはないような特殊な場面。一回断られるだけでも大きなダメージを受けることになる」と語る。婚活においては、年齢、学歴、年収、性格、マナー、エスコートの仕方、家族、住むところなどあらゆるところから評価される。しかも、婚活ではどうして相手から断られたかがわからない。理由を伝えないのは相手のことを思ってのことなのだが、それが分からないだけに、あらゆる点、全人格を否定されたような気持ちになってしまうのだという。婚活疲労で不調におちいってしまうのは、きまじめな人や余裕がない人に多いそうだ。小野医師は「思い込みが激しい人にも多い。例えば、何歳までに結婚しなくては、と自分で年齢に制限を設けてしまうようなことです」と話した。「婚活は、疲労するにはする」と小野医師。「ただそれが疲労だけなのか病気なのかが、その人への道案内のポイントになる。ものごとをマイナス方向に考えがち、というと鬱(うつ)の可能性がある。不安障害だと頭痛や胸の痛み、過敏性腸症候群など体に出る場合も多い」と話す。こうした不調におちいらないためのアドバイスとしては、「婚活仲間をつくる」があるという。婚活をしていることを人に知られたくない、友人や親にも言っていない、という人も多いそうだが、「自分だけの考えの中に入り込んでしまわないように、人に相談することが大切」と小野医師。さらに「断られたときの大きなダメージは、体験していない人にはなかなかわからないもの。相談相手にするのは婚活を体験したことのある人のほうがよいと思います」と述べた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月19日