働きながら子育てに奮闘する、2児のママ・まぼさん。仕事と育児とを両立するなかで「子どもとコミュニケーションが減っているのでは?」「周りに迷惑をかけているのでは?」と後ろめたい気持ちになり、日々葛藤を感じてきたそう。そんなまぼさんが本音で綴る連載「働きながら子どもを育てるということ」。 いろんな壁にぶつかりながらも、仕事と子育ての両立に向き合う、頑張るママたちへの応援エッセイです。自分の年齢と仕事のキャリアについて苦悩するまぼさん。育児も仕事も頑張りたいのに追いつかず、どちらもキャパオーバーだと感じるように……。そんなまぼさんがしたある決断とは?32歳。仕事につまずいていた。乏しい経験値と知識量。さまざまな知識を網羅的に把握しなければならない「設計」という仕事。自衛のために、「だって子育て中なんだもん」という言い訳を頭のなかにいつも用意していた。我ながら情けない話ですが……。仕事に打ち込みきれない自分の姿を、「そんな働き方もいいじゃない」と肯定する勇気もなく、「本当は時短勤務でもなく、子育てもしてなければ私はもっとやれるのに(本人調べ)ほら、でも、いまは子育て中だからさっ……」と、“俺はまだ本気出してないだけ理論”を頭の中で何度も繰り返し、自分を慰めていた。そんな言い訳にするほどの子育てをしているのか?と聞かれればこのありさま。「理想のママ」とは程遠い。今度は子育てと向き合えない言い訳に仕事を使う都合のよさ。仕事に行くのも、サバさんに会うことにも怯えていた。子どもと全力で向き合えていない自分のことを情けなく思った。簡単に言えば、キャパオーバーだったのかもしれない。自分の暮らしを愛せるように、立て直す必要があった。それを聞いたチームメンバーの顔色は青かった。そりゃそうだよね、こんなに忙しいのに、ひとり抜けたら困りますよね……ではなく……あんたらも辞めるんかーーーーーーーーい3人体制で走らせていたトロッコから、まさか同時に3人降りようとしているとは……!というわけで、次回は会社員を辞めた話と開業の段取りについて描けたらと思います!PROFILEまぼさんイラストレーター/会社員イラストレーターと会社員を兼業する働くママ。パパのびぼちゃん、6歳の男の子・よいたん、2歳の女の子・しおさんと4人家族。イラストで綴る育児日記を、インスタグラムやツイッターで更新中。著書に『よいたん3歳、ときどき先輩。』(KADOKAWA)がある。Instagram:@yoitan_diarytwitter:@yoitan_diary
2024年06月02日長男は4歳のときに、子ども発達支援センターで発達検査を受けました。担当の先生からは発達障害のグレーゾーンと言われ、長男への接し方や特性の話を聞きました。乳児期のころから長男のことを育てにくいと感じていたのですが、当時はなぜ育てにくいと感じてしまうのかわかりませんでした。今回は検査結果を聞いたときの私の心境をお話ししたいと思います。 子育てがつらいと感じていた日々長男は生後3カ月のころから寝つきが悪く、夜泣きもひどく、育児用ミルクは一切飲まず母乳のみでした。実家は遠く、夫は非協力的で、金銭的な余裕もなかったので、私ひとりで長男の子育てや家事を頑張るしかありません。さらに長男が1歳、2歳と成長してくると、偏食・言葉の遅れ・こだわりが目立ち始めました。 健診では問題ないと言われていましたが、長男の様子に違和感を持ち始めていた夫や義父から、私のしつけが悪いと言われるようになり、私は長男の子育てをつらいと感じるようになってしまいました。 発達検査を受けた結果長男が4歳になる1カ月前、長男の子育てと成長について子育て支援センターへ相談に行ったところ、すぐに子ども発達支援センターを紹介され、長男が4歳3カ月のときに発達検査を受けました。 担当の先生からは検査の結果、「発達障害のグレーゾーン」と言われ、知能的に高い部分と社会性の低い部分で2年半の差があるということでした。発達に凸凹があるために、長男には理解できることとできないことの差がありますが、それは性格や環境のせいで「お母さんのせいではないですよ」と言われたのです。 ショックよりホッとした気持ち夫や義父に長男へのしつけが悪いと言われていた私は、「お母さんのせいではない」と言われたとき、体の力が抜けたと同時にホッとしました。 また長男には脳機能で何かうまくいかないことがあり、感覚などの過敏があるのだとすると、育てにくいと感じていた長男の偏食やこだわりなどをすんなりと理解することができたのです。そして不思議とショックではありませんでした。むしろ、発達障害のことや長男のことを、しっかりと理解したいと思いました。 発達検査の結果が出たあとも、夫や義父は長男の発達検査の結果をなかなか受け入れてくれず、私のしつけが悪いと言っていましたが、私は気にしませんでした。発達検査の結果を聞いた日を境に、長男の子育ては「育てにくい」から「理解したい」という方向へ変わっていきました。私のせいじゃなかった、そう思った瞬間のホッとしたときの気持ちは、うまく言葉では表せませんが一生忘れることはないと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラストレーター/おもち 著者:川本 千華発達障害の長男、兄が大好きな次男を育てる2児の母。元ピアノ講師。自身の経験を活かし音楽・発達障害に関するライターとして活動中。
2024年06月02日2018年生まれの活発でおしゃべりな息子・ひーくんを育てるはるのさんは、子育てと仕事を両立するワーママであり、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)気質の持ち主。持ち前の繊細な性格に負けじと、育児にも仕事にも奮闘!そんなはるのさんは、繊細な性格ゆえに人見知りです。一方、息子のひーくんは、はるのさんとは正反対。 人見知りも物怖じもしないことから、はるのさんは、ハラハラドキドキすることも多いようで……。 とても社交的というか… ひーくんは保育園の先生の読み聞かせにも、お友だちにあいさつをするにも、さらにはお友だちのママに対しても前のめり! はるのさんは、そんな息子に振り回される反面、“人類皆兄弟”と言わんばかりの大らかな性格を肯定し、応援したくもなるのでした。 子どもだからこその奔放さにハラハラドキドキさせられながらも、「そのまま大きくなってほしい」と願うはるのさんの気持ち、まさに親心ですよね。 そして、人生経験ゆえでしょうか? 人見知りな性格かどうかにかかわらず、大人になると周囲の目が気になり、大きな声であいさつをすることさえ、恥ずかしいと感じることも……。 とはいえ、ひーくんのように元気いっぱい、朗らかなあいさつは、周囲を明るくしてくれます。そう思うと、誰とでも分け隔てなくコミュニケーションをとれるひーくんのことを見習いたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター はるの
2024年06月01日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。出産後、授乳をおこなう際は陥没乳頭だったため、赤ちゃんが乳首を吸いにくく、体重が思うように増えなかったため悩んでいました。新生児健診では体重が半分しか増えていないのを指摘され、ショックを受けたぷにらーさんでしたが、近所で赤ちゃんの測定・相談会に参加し、助産師さんにアドバイスをもらったことで授乳の問題は解決されます。しかし、赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、予約を取って受診をしたのですが、そこで「心室中隔欠損症です」と診断されてしまったのです。 医師から「手術が必要です」と告げられ、その1週間後、肺高血圧の検査をおこなうため、入院することに。検査後、肺の状態はよくなかったものの、手術の緊急性が低く、また手術をおこなう医師の予約が取れなかったため、一時帰宅を言い渡されてしまいます。 呆気ない退院にモヤモヤしたぷにらーさんでしたが、指示通り一時帰宅をしたのでした。 退院日から10日後、病院から連絡が来て… 一時帰宅をして10日後、病院から「2週間後に入院してください」と連絡が入りました。 入院先が大部屋だったため、周囲に気をつかいながら過ごしていたのですが、一方でママたちからいろいろな情報を仕入れることができました。 落ち込むママをみんなで励まし合ったり、前を向いて頑張る姿を見て、心を動かされたぷにらーさん。 (私も手術が終わったら、不安なお母さん達の力になりたいな……) そう思っていたのですが、病院から、突然「退院してください」と言われてしまったのでした。 今回の入院で「やはり心臓に負担が大きいので、早めに手術をしましょう」と言われたものの、その5日後に退院を促されてしまったぷにらーさん。病院の事情があるのかもしれないですが、短い期間で言っていることがこれだけ反転してしまうと、不安になるのも無理はないすよね……。早く娘さんの手術を受けられる日が来ることを願います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年06月01日義両親に子育てや家事を任せて仕事に熱心な勤務先の女性社長。一方で、身内に頼れず時短勤務で早々に退社して育児をしている私。そんな生活を続けるある日、社長から「もっと仕事量を増やせない?」と言われて……。 仕事と育児の両立について、社長は… 私は社長とスタッフ計4名、女性ばかりの小さな事務所に勤めています。社長と私は同じ年に出産。社長は産後2週間で職場へ復帰しましたが、私は1年の育休をもらいました。社長の夫は仕事で不在が多く、同居する義両親に子どものお世話を任せて、社長は23時ごろまで残業する毎日。一方私は、必ず17時半に帰宅して園へのお迎えと家事をこなし、寝かしつけ後に残った仕事を家で行っていました。 社長と私、独身の若手スタッフの2人と、何とかいいバランスで会社が回っていると思っていたある日、社長から「あなたはいつも17時半に帰っているけれど、保育園は延長保育を使ったら19時ごろまで預けられるわよね? もっと仕事量を増やせない?」と打診されます。さらに、「私は土曜保育も利用して働いているのに、あなたは土日必ず休むわよね。昔は夜中も土日も関係なく仕事していたのに、今は子どもを言い訳にしてラクしてるように見えるんだけど」と冷い発言まで……。私が驚きのあまり言葉に詰まっていると、若手スタッフAさんが声をあげました。当初『結婚や出産をしても女性が働き続けられる環境を作りたい』と社長が言っていたこと、社長がそんなことを言うのならここで働き続けるのは無理かもしれないということを社長へ伝えます。さらにもうひとりの若手スタッフBさんが、社長が納期に余裕のある仕事まで深夜残業して行っていることを指摘し、「正直私たちは帰りにくいです……。帰れるときは早く帰りましょう!」と応戦。 スタッフの気持ちを知った社長は、言いにくそうに家庭の事情を話してくれました。実は、社長が早めに帰宅すると、子どもが自分の存在に気づいて起きてしまい、なかなか寝てくれないのだそう。そのため、子どもが寝静まる深夜まで残業をしていたようです。社長は夫が家を不在にしがちな中、義両親との生活がストレスになっていること、会社の売り上げが落ちていることに焦って私に当たってしまったことを話し、謝ってくれました。 それぞれの本音を打ち明け合ったことで、「今は家庭と子育てを両立するための環境づくりの時期だと思って、踏ん張りましょう」と気持ちを新たにした私たち。社長は、できるだけ子どもと一緒の時間を作れるよう生活を見直し、深夜まで残業をするこもなくなりました。職場でも家庭でも、あらゆる場でお互いの境遇や変化を理解し合うことが大切だと感じた出来事です。 作画/Pappayappa著者:廣瀬佐奈
2024年05月31日かおりさんが娘・こはるを出産後、夫・いちろうはすぐに育休に入る予定でした。しかし、いちろうのミスで1カ月先延ばしに。さらにその間、いちろうは仕事が忙しいとろくに帰宅もせず、かおりさんに育児を丸投げしていました。いちろうはその後反省しますが、育休中にも関わらず後輩社員・みほの仕事をかおりさんに内緒で引き受けます。さらに、実は育休前の1カ月間も、みほの仕事を肩代わりしていたことが判明……。かおりさんはみほのせいで、不眠不休の苦しみを味わわされたのかと激怒しました。いちろうは心から謝罪しますが、直後かおりさんは倒れて入院することに。事情を知ったかおりさんの両親は驚き、かおりさんのお父さんはいちろうのもとを訪ねます。突然のワンオペでこはるのお世話に手を焼くいちろうでしたが、お父さんが代わると、こはるはすんなり寝つきました。いちろうは男性が育児をするのが珍しい時代でも、お父さんは子育てに向き合ってきたのだと気づきます。 義父と息子の思い夫は自分のせいで私が倒れてしまったことを父に謝罪したようです。父は夫に理解を示すも、ひとつだけ言いたいことがあると口を開いて……。 かおりさんのお父さんは、仕事を肩代わりするということは、自分や頼んできた女性社員、会社にとっても有益なことは何もないと諭します。 そして万が一いちろうがよこしまな考えを持っているのなら、そのときは黙っていられないと告げました。 いちろうはそんな気持ちは一切ないと断言し、もう遅いかもしれないけど、これからは家族のために生きていきたいと打ち明けます。するとお父さんは、いちろうが結婚の挨拶にきたときのことを覚えているか問いかけました。 いちろうはお父さんが結婚を認める際に、円滑な結婚生活のために考えることはたったひとつ、「相手を幸せにすること」と言ったことを思い出します。 そして、今ならその意味がわかると、育児に向き合う覚悟を決めるのでした。 いろいろ選択を間違ってしまったいちろうですが、家族を思いやる気持ちは本物だったようです。しっかりもののかおりさんがいることへの安心感や、家族が増えて気が大きくなったことで、本当に守るべきものを見失っていたのかもしれませんね。かおりさんのお父さんが伝えた言葉を思い返し、心を入れ替えて再スタートできるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター くまお
2024年05月31日長女が6歳、次女が生後3カ月のころの話です。次女はたびたび保育園で風邪をもらってくるので、私も看病で仕事を休む日が多く職場に申し訳なさを感じていました。そこでたまには夫にも休んでもらおうと思い提案したのですが……。 子どもが体調不良でも仕事を休んでくれない夫 次女の体調不良が理由で、私は職場で早退や欠勤を繰り返していました。夫に仕事を休むよう頼んでも、職場で自分の代わりがいないことが気がかりなのか、「いや〜休めないよ」の一点張り。ある日、私が上司に欠勤連絡をすると「はぁ……また?」とため息をつかれてしまいました。そんな状況に耐えられず、私は夫に再び相談しましたが、夫は「人手も足りないし、絶対休めないよ」とやはり仕事を休んでくれません。 欠勤をすることで職場に迷惑をかけているのは事実。だけど夫は休んでくれないし……とモヤモヤする私。勤務中も上司のため息が頭から離れません。そこで私は、先輩ママである同僚に上司や夫の態度について相談してみることに。「上司も父親のくせにそんな言い方したの? ありえない!」とひと言。さらに「旦那さん、子どもがどれだけ休んでるとか、○○さん(私)が有給休暇も使い切って、欠勤して給料が減っているとかあんまり理解してないんじゃない!? 手伝ってあげるから旦那さんにプレゼンしてみたら?」と提案してくれました。 そこから私は先輩ママに手伝ってもらい、休日を使ってPCのプレゼンソフトで夫に協力してもらうための資料作りを開始。その後、現状を表とグラフにまとめた資料を完成させた私は、すぐに夫にプレゼンをすることに! 私のプレゼンを聞いた夫は、子どもが休む頻度などを図式化してみたことで、「これは大変だ……今までごめん」と思い直してくれ、「お互いの仕事状況を詳しく共有して、協力し合える方法を考えよう」と提案が。そして、子どもが体調を崩したときに、頑張って仕事を調整して、休みをとってくれるようになりました。これ以降も、言葉だけでは伝わりにくい場合は問題点や改善すべき点を図式化して伝えるよう工夫するように。相手が理解してくれない! と思ったときは、伝え方を変えてみるとうまくいくこともあると気づいた出来事です。 作画/ひのっしー著者:つちやさとみ
2024年05月31日2016年の春、長女を出産したぷにらーさん。出産後、授乳をおこなう際は陥没乳頭だったため、赤ちゃんが乳首を吸いにくく、体重が思うように増えなかったため悩んでいました。新生児健診では体重が半分しか増えていないのを指摘され、ショックを受けたぷにらーさんでしたが、近所で赤ちゃんの測定・相談会に参加し、助産師さんにアドバイスをもらったことで授乳の問題は解決されます。しかし、赤ちゃんが生後2カ月を迎えたころ、小児科で「心室中隔欠損症の可能性が高い」と言われてしまいます。さらに、「大学病院で検査を受けたほうがいい」と言われたため、さっそく予約を取ることに。 大学病院の受診日は、家族みんなで病院に行きました。検査後に診察を受けると、「心室中隔欠損症です」と診断されてしまいます。医師から「手術が必要です」と告げられ、思わず涙してしまったぷにらーさん。その1週間後、肺高血圧の検査をおこなうため、入院することになったのですが……? 一度入院したものの、思わぬ展開が待っていて… 5日後のカテーテル検査に向けて、入院生活が始まりました。 「肺高血圧が進んでいると手術ができないので、まずカテーテル検査で程度を調べます」 検査後、医師は説明を始めました。 「肺の状態はあまり良くないのですが、緊急というほどではありません。予定していた手術はおこなえます」 「手術はいつごろに……?」 「来週を予定していましたが、手術の先生の予約が取れなかったので、早くても2週間後になるかと……」 「まだ時期が未定なので、一度退院してください」 思ってもいなかった展開に、拍子抜けしてしまったぷにらーさん。 (求めていたのは、こういう帰宅じゃないんだけどな。でも手術ができないなら、いても仕方ないかぁ……) 不満が残りつつも、病院の指示に従い、一時帰宅をしたのでした。 手術の緊急性が低かったことと、先生の予約が取れないというちゃんとした理由があるので今回の一時帰宅は仕方がないですが、なかなか思うようにいかなくて歯がゆいですね。病院いわく、手術は“早くても2週間後”とのことなので、それまで待つしかなさそうですが、次はちゃんと手術が受けられるといいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター ぷにらー2016年生まれの長女と2018年生まれの次女の姉妹を育児中。旦那の行動力に振り回されつつ、愉快な日常や体験談を描いていきます。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月31日2019年生まれの女の子と、2022年生まれの男の子のママで、育児をしながらフリーランスのイラストレーターとして活躍中のムチコさんが描く日常マンガをご紹介します♪今回は娘さんがまだ赤ちゃんのころのエピソードです。ある日、絵を描いていると、なにやら視線を感じたムチコさん。赤ちゃんのほうを振り向くと、バッチリ目が合ったかと思いきや、赤ちゃんは遠くのほうを見つめていて……!? 視線を感じて振り向くと、バッチリ起きていて… 「わ!起きてる!」 起きている気配を消し、静かにどこか1点をじーーーーーっと見つめていた赤ちゃん。 指の差す方向を見ると、そこには猫が立っていたのです! 突然の展開に、思わずムチコさんは驚いてしまったのでした。 ◇◇◇ 気配を感じたので振り向くと、静かに目を開けて起きていた赤ちゃん……! 猫ちゃんの方向を差す小さな指がとってもかわいいですね。もしかしたら、猫ちゃんが立っている姿が気になって仕方がなかったのかもしれません(笑)。 著者:マンガ家・イラストレーター ムチコ転勤族でアジア圏内をウロウロしている見た目はラクダ、中身は美少女の永遠に食べ盛りのアラフォー!2019年2月女の子、2022年男の子を出産。子育てしながらもフリーランスのイラストレーターとして奮闘中。
2024年05月31日かおりさんが娘・こはるを出産後、夫・いちろうはすぐに育休に入る予定でした。しかし、いちろうのミスで1カ月先延ばしに。さらにその間、いちろうは仕事が忙しいとろくに帰宅もせず、かおりさんに育児を丸投げしていました。いちろうはその後反省しますが、育休中にも関わらず後輩社員・みほの仕事をかおりさんに内緒で引き受けます。さらに、実は育休前の1カ月間も、みほの仕事を肩代わりしていたことが判明したのです……。かおりさんはみほのせいで、不眠不休の苦しみを味わわされたのかと激怒しました。いちろうは心から謝罪しますが、直後かおりさんは倒れて入院することに。いちろうは娘の世話があるため自宅に残り、自営業でお店をしているかおりさんの両親に連絡します。かおりさんの両親は病院に駆けつけますが、かおりさんのお父さんは、娘の無事を確認すると「仕事に戻る」と言い病室を後にしました。 お父さんが向かった先は…?私は戻ると言った父を冷たいと思いましたが、母は「お父さんが向かったのはきっとお店じゃないわよ」と言います。 かおりさんのお父さんは、お母さんの予想通りいちろうのもとを訪れます。 ワンオペでこはるに手を焼くいちろうを見たお父さんは、「ちょっと代わってもらえるか?」と言いました。 いちろうがしぶしぶこはるを委ねると、なんとこはるはすぐにすやすやと寝ついたのです。いちろうはお父さんも昔はイクメンだったのかと感動し、その後かおりさんに無理させたことを謝罪しました。 お父さんはいちろうに理解を示しますが、ひとつだけ言いたいことがあると発言。鬼気迫る表情で「仕事を舐めるな……!!」と言い放ったのでした。 突然のワンオペ育児に慌てふためくいちろうさんでしたが、かおりさんのお父さんの訪問によって救われました。泣く赤子をすんなり寝かしつけられることから、かおりさんのお父さんが昔からしっかり子どものお世話をしてきたことが伺えますよね。 かおりさんのお父さんが若いころは、まだ男性が育児をすることは珍しかったはず。そんな世間の風潮に流されず、子育てに向き合ってきたお父さんからは学べるものが多くあるのではないでしょうか。身近に育児の先輩がいてくれることほど心強いものはありません。かおりさんのお父さんに会ったことで、いちろうの意識もいい方向に変わったらいいですね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター くまお
2024年05月30日同じ保育園に子どもを通わせているママ友・A子は、20年の付き合いがある幼馴染。A子の息子は私の息子の2歳年下で、子どもたち同士もよく遊ぶ仲でした。しかし、「息子が卒園するから、もしよければ体操着いる?」と私が提案したあとから、A子のクレクレが始まってしまいます。クレクレ攻撃は次第にエスカレートして……!? 仲良しママ友が、クレクレモンスターに変貌!? 私の息子は卒園間近。そこで私はA子に「そういえば息子の体操着、もし必要ならいる?」と提案してみることに。するとA子は「いいの!?」と喜んでくれました。しかし、それからA子と会うたびに「帽子も必要ないよね?」「保育園バッグくれる?」「クレヨンもくれる?」と要求されます。少し図々しいなとは思いつつも、卒園後使わなくなるものは渡してもいいかなと思い、了承していました。 するとある日の保育園のお迎え時、A子からなんと「チャイルドシートも譲ってくれない?」と言われ、私はあ然。チャイルドシートは現在使用しているもので、卒園後も当然使う予定です。私が「チャイルドシートはまだ使う予定だけど……」と言っても、A子「もう体格のいい息子ちゃんには必要ないよ! ジュニアシートに替えるべきだよ!」とぐいぐい要求してきます。私は「とにかく、まだ使うから!」とだけ伝え、その場を去ることに。保育園のお下がりなら理解できるのですが、現在使っているものまで要求されるとは……と私はドン引きしてしまいました。 翌日、A子に会った際に「他の人が使っている物を欲しがるのはよくないよ」とはっきり伝えます。A子は気まずそうに、「そんなこと思ってたんだ、もう言わないよ」と、バツが悪そうにその場を去りました。その後A子は引っ越したので、徐々に疎遠に。卒園後に不要になるものは「ちょうだい」と言われるがまま譲っていたことを反省した私。今後、必要以上に求められた際は、はっきり断ろうと教訓になった出来事です。 作画/Pappayappa著者:羽川忍
2024年05月30日2019年生まれの女の子と、2022年生まれの男の子のママで、育児をしながらフリーランスのイラストレーターとして活躍中のムチコさんが描く日常マンガをご紹介します♪今回は娘さんがまだ赤ちゃんのころのエピソードです。ペットの猫ちゃんに興味津々の娘。猫が近寄ってくると、毛をギュムッと掴んで引っ張るなど、"絶対痛そう……"と思わせるなかの力づくな行動を見せていました。ところが、猫は予想外の反応を示して……!? ペットが近寄ってくると、毛を掴んで離さず… 近寄ると赤ちゃんにギュムッと掴まれたり、しっぽをギリギリされたり、あるときはバンバンと叩かれたり……。 そんなことを日常的にされているにもかかわらず、一切怒らず朗らかな猫。 まるで菩薩のような猫に、ムチコさんは驚いてしまうのでした。 ◇◇◇ 力いっぱい毛を掴まれても、バンバン叩かれてもまったく怒らず、朗らかでいる猫ちゃん……スゴイですね! 小さくてかわいい赤ちゃんだから、猫ちゃんも自然と許せちゃうのかもしれません。 著者:マンガ家・イラストレーター ムチコ転勤族でアジア圏内をウロウロしている見た目はラクダ、中身は美少女の永遠に食べ盛りのアラフォー!2019年2月女の子、2022年男の子を出産。子育てしながらもフリーランスのイラストレーターとして奮闘中。
2024年05月30日かおりさんが娘・こはるを出産後、夫・いちろうはすぐに育休に入る予定でした。しかし、いちろうのミスで先延ばしに。突然ワンオペ育児を任され、自分の体に限界を感じていたかおりさんは、育休に入ったいちろうにスパルタ指導を開始しました。いちろうは育児をなめていたことを反省し、かおりさんもいちろうを許したのですが……。いちろうは育休中にも関わらず、会社の後輩・みほの口車に乗せられてかおりさんに内緒で面倒な仕事を引き受けました。さらに育休前の1カ月間、引継ぎが忙しいという理由で会社に寝泊まりしていたときも、実はみほの仕事を肩代わりしていたことが判明。かおりさんは産後の妻子よりみほを優先したいちろうに激怒しますが、直後に体に痛みが走り、救急搬送されることになりました。 娘のことお願いね…!私は病院に運ばれながら、自分のことよりも家に残される娘のことが心配でたまりませんでした……。 いちろうはかおりさんの実家の食堂に連絡し、かおりさんが倒れたことを報告します。 両親が病院に駆けつけると、かおりさんの痛みは治まっていました。医師によると、倒れた原因はストレスによるものだったようです。 かおりさんは両親に事情を伝え、現在はいちろうがワンオペでこはるを見ていると心配そうに話しました。 「じゃあ私は店に戻る」 するとかおりさんのお父さんは、店があるからと帰宅。 ちょっと冷たいと感じるかおりさんでしたが、かおりさんのお母さんは「お父さんが向かったのはきっとお店じゃないわよ」とつぶやきます。続けて、自分たちにとってかおりさんは、いつまでも大切な娘だと伝えるのでした。 倒れたことをきっかけに、両親の愛情を再確認したかおりさん。子どもは何よりかけがえのない存在ですが、自分の両親にとってもそれは同じこと。 育児に奮闘するあまりつい自分のことは後まわしにしてしまいがちですが、両親を悲しませないためにもどこかに頼ったり、手を抜けるところは手を抜いたりと、自分のことを労わってあげられるといいですよね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター くまお
2024年05月29日私は小学3年生の息子と夫の3人暮らしで、2カ月に1回必ず義父母宅へ遊びに行っています。息子の小学校入学を機に、義父母は息子に会うといつも「文房具やおやつを買いなさい」と、2,000円のお小遣いを包んでくれるように。息子は「いつもありがとう!」と喜び、私たち夫婦もありがたく義父母の好意を受け取っていたのですが……。 小学3年生の息子の貯金を… 義父母からもらったお小遣いを息子名義の銀行の口座へ入金し、記帳を終えた通帳を息子に手渡すと、とても喜んでいる様子。一方で家庭の口座の残高は、車や家のローンでどんどん寂しくなるのが現実でした。 2カ月後、また義父母からお小遣いをもらいましたが、息子は友だちと遊ぶ約束があったので、私だけで銀行へ行くことに。しかし、入金後記帳をすると、残高が3万円ほど減っているのです。息子には暗証番号を教えていないし、自分でおろせるはずがありません。私以外に暗証番号を知る人物はただ1人。仕事から帰宅した夫を問い詰めると「友人との飲み会に使った」と悪びれる様子もありません。私は息子の貯金に手を出す夫の身勝手さに怒りが爆発! 「息子がどんな想いで貯金しているか知っているでしょう! 最低だよ」と強めに非難しますが、夫は「つい出来心で……。来月返せばいいでしょ?」とヘラヘラと言い訳する始末。 毎週飲み会に行く夫に不満もあったので、「家計もキツイから、飲み会はもう控えてよ」と続けて言いますが「俺から唯一の楽しみを奪うな!」と夫は怒って言い返してきます。そんな調子で激しい言い合いをしていると、息子が涙をこらえながら自分の部屋から出てきて「生活が大変なら、ぼくのお金使ってもいいよ」とひと言。その様子に夫も私も喧嘩の熱は一気に冷め、大人げなく言い合いをして息子を不安にさせたことを反省しました。私はすかさず息子に「生活には困っていないから大丈夫、心配かけてごめんね」と言います。夫は「本当にごめん、もう二度としない…」と息子に謝り、翌月の給料日には息子の口座からおろしていた分のお金を返金しました。 この一件以降、夫は自分のお小遣いの範囲でお酒を楽しむように。そして息子は、夫の「二度としない」という言葉を信じて貯金を続けています。私も二度と夫婦喧嘩によって息子が悲しまないよう、トラブルがあった際は冷静な話し合いで解決しようと誓った出来事です。 作画/Pappayappa著者:長川ゆきこ
2024年05月29日2019年生まれの女の子と、2022年生まれの男の子のママで、育児をしながらフリーランスのイラストレーターとして活躍中のムチコさんが描く日常マンガをご紹介します♪今回は娘さんがまだ赤ちゃんのころ、ベビー服の買い物に行ったときのエピソードです。小さくてかわいいベビー服に思わず目がハートになるムチコさん。かわいすぎるが故についつい買い過ぎてしまうのですが、その結果……!? かわい過ぎるベビー服を見ると、購買意欲が爆発! ベビー服を見る度に、「あらかわいい!買おう!」と即決するムチコさん。 しかし、たくさんのベビー服を買った結果、つい柄物ばかりを買ってしまうため、合わせづらいという事態が発生! 「合わせるの難しい!!」 コーディネートの難しさに思わず頭を悩ませてしまうのでした。 ◇◇◇ 小さくてかわいいベビー服は、色がはっきりした物や柄物も多く販売されていますよね。ムチコさんが言うように、主張が強い色同士や柄物同士の組み合わせは、難易度が高そうだなと思いました! 著者:マンガ家・イラストレーター ムチコ転勤族でアジア圏内をウロウロしている見た目はラクダ、中身は美少女の永遠に食べ盛りのアラフォー!2019年2月女の子、2022年男の子を出産。子育てしながらもフリーランスのイラストレーターとして奮闘中。
2024年05月29日かおりさんが娘・こはるを出産後、夫・いちろうはすぐに育休に入る予定でした。しかし、いちろうのミスで先延ばしに。突然ワンオペ育児を任され、自分の体に限界を感じていたかおりさんは、育休に入ったいちろうにスパルタ指導を開始しました。いちろうは育児をなめていたことを反省し、かおりさんもいちろうを許したのですが……。かおりさんと仲直りした矢先、いちろうは会社の後輩・みほの口車に乗せられてかおりさんに内緒で面倒な仕事を引き受けました。しかし、そのことがかおりさんにバレてしまい夫婦喧嘩に発展。いちろうは正直に謝ったものの、育休取得の1カ月前からいちろうが会社に寝泊まりしていた原因がみほの仕事を肩代わりしたためだったことが判明します。 あのときの苦労は何のため?夫は本当に反省したようで、泣きじゃくりながら土下座します。ですが私はそんな夫を冷ややかな目で見ることしかできず……。 かおりさんはいちろうが謝罪しても、女子社員をラクさせるために自分が苦しんでいたのかと納得できませんでした。いちろうが不在の間、倒れそうになりながらも必死に耐えてきたのはいちろうを信じていたからと話します。 「もう無理!」かおりさんがそう言い放ったとき、事態は急変。突然かおりさんの体に激痛が走り、その場に座り込んでしまいました。いちろうは救急車を呼ぶも、こはるが起きてしまいあたふた。 そんな中、自分の体よりも真っ先にこはるを心配するかおりさんに、いちろうは心を打たれるのでした。 限界がきていたかおりさんは、ついに救急搬送されることに。産後から休むことなく育児をおこなっていたため、自分が思っている以上に体に負担がかかっていたのでしょう。 それに加え、夫の裏切りが判明したとなれば大きなストレスを受けたはず。いちろうさんはようやく家族と向き合えるようになりましたが、今回のような事態が起こるもっと前に気づくべきではなかったでしょうか。いちろうさんにとって本当のワンオペ育児が始まります。かおりさんに「安心して任せられる」と思ってもらえるように頑張ってほしいですね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター くまお
2024年05月28日1歳2カ月の娘が初めて新型コロナに感染。出張中だった夫に連絡し、帰ってきても娘に接触しないよう伝えました。しかし帰宅した夫は、娘だけ熱でつらい思いをしてかわいそうだと信じられない行動をとったのです……。 感染対策をしないまま娘を看病した夫は… 娘は1歳2カ月のころ、初めて新型コロナに感染しました。幸い、私には症状がなく陰性。そのとき夫は2日間の出張中で娘との接触がなかったため、夫が帰宅する前に「娘ちゃんとは接触しないで、数日は別の部屋で過ごすようにしてね」と電話で伝えました。 しかし、夫は出張から帰宅するや否や「娘ちゃんだけこんなにつらそうで、かわいそう!」とマスクもせずに寝ている娘を抱きしめ密着。私は「不用意に触れないで! うつったらどうするの!?」と訴えますが、夫は聞く耳をもちません。「俺が仕事を休んで面倒を見る!」と言って、感染対策をしないまま娘の看病にあたる夫。そして娘の感染が発覚した2日後、私も夫も発熱してしまったのです。検査の結果、私と夫の感染も判明します。 体調不良になった夫は「俺の面倒を見てよ!」と騒ぎ、細かい要望をしてきました。私は自身も熱があるなか、娘の世話と夫の看病、共有スペースの消毒に明け暮れてぐったりです。そんな私の苦労をわかってくれたのか、新型コロナから回復したあとは、夫もしっかりと感染予防をするべきだったと自分の行動を深く反省してくれました。 家族全員が同時に体調を崩すことの大変さを痛感した私。トラブルが起きた際は思ったまま行動するのではなく、その先を予想し何が家族にとって最善なのか考えたうえで行動することが大切だと改めて考えさせられた出来事です。 作画/Pappayappa著者:はますまなこ
2024年05月28日これは息子が幼稚園に通っていたときのお話です。息子のお迎えに行くと、何度か話したことのあるママ友から話しかけられました。ママ友は「とても言いにくい話なんだけど……」と話し始めたのですが、その内容は衝撃的なもので……。 ママ友に呼び止められる現在8歳の息子が幼稚園に通っていたころのある日、息子を迎えに行った私は、ママ友に「話したいことがある」と呼び止められました。 何度か話したことはあるものの、そんなに仲良くはない相手だったので、「どうしたんだろう?」と私は少し驚きましたが、ママ友の話を聞くことに。するとそのママ友が、「ちょっと言いにくい話なんだけど……実は私の義妹のことで、伝えたいことがあって」と話し始めました。 まさかの事実ママ友が言う義妹とは、ママ友の夫の妹さんのこと。何度か幼稚園の行事に来ているのを見たことがありましたが、話したことはありません。なので、なぜ私に義妹の話をするのか、まったく見当がつきませんでした。 するとママ友に「実はね、この間たまたま義妹に会う機会があったんだけど、そのときにスマホの写真フォルダを見せられてね。そこに、「〇〇くん(私の息子の名前)」っていうフォルダがあって、大量に〇〇くん(私の息子)の写真が保存してあったの」と衝撃的な事実を知らされたのです。 まさかの盗撮?あまりに驚きすぎて、私は言葉が出ませんでした。するとママ友が、「ごめんね、びっくりだよね。義妹は、〇〇くん(私の息子)の顔が好みらしくて、幼稚園で見かけてからファンになったらしくて……悪気はないみたいなんだけど、こっそり写真を撮って保存してたみたいなんだよね。だまっておくか迷ったんだけど、いい気はしないだろうし、伝えたほうがいいかと思って」と詳しく話してくれました。 正直「怖い」と感じた私は、ママ友に「できれば写真は消してほしい」とお願いすると、ママ友はすぐに承諾してくれました。 ママ友から衝撃的な話を聞いてから1週間後のこと。息子のお迎えに行くと、ママ友から声をかけられ、「〇〇くん(私の息子)の写真、全部消させたからね! 義妹も反省してたし、もう絶対勝手に写真は撮りませんって約束したから安心してね!」と言ってくれました。そしてその後の幼稚園行事では、義妹から直接謝罪を受けました。このときは本当に怖かったですが、今では笑い話となっています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/山口がたこ 著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2024年05月28日「夫婦喧嘩は子どもにストレスを与え、トラウマになってしまう可能性がある」というネットの記事を読み、私たちは娘の前で喧嘩をしないように気をつけていました。しかしある日、ささいなことがきっかけでお互いのイライラが大爆発。我慢ができず娘の前で激しく言い合ってしまい……? 気をつけていたのに… 私には2歳の娘がいます。夫と私は意見をはっきり言うタイプのため、結婚前にもたまに喧嘩をしていましたが、出産後は慣れない育児や睡眠不足、育児の方針の違いなどさまざまなことが重なり、お互いに言い合うことが一気に増えました。そんな中、私はネットで「赤ちゃんは言葉がわからなくても、夫婦喧嘩でストレスを感じる」という記事を見つけます。その後夫とも話し合い、娘の前では大声で喧嘩をしないように気をつけようと約束。 しかし、娘が2歳になったころ。夫も私も仕事が繁忙期でぐったりしていたある日の夜のことです。リビングに脱ぎ捨ててあった夫の靴下ですべって転倒してしまった私は、仕事の忙しさでイライラしていたこともあり、「いいかげんにしてよ!」と夫に大声で怒鳴ってしまいました。ソファで寝そべっていた夫も私の言い方にカチンときたのか、「娘の前で大きな声出すなよ!」と、私よりもさらに大きな声で怒鳴り返してきました。するとリビングでひとり遊びをしていた娘が、私と夫に笑顔で抱きついてきたのです。娘の様子を見て冷静になった私たちは、いったん喧嘩をやめることに。その日、娘は普段より夜泣きが多く、数時間おきに起きてきました……。 「私たちの激しい言い合いが影響しているのかも」と思った私。翌朝、私と娘とは別の部屋で寝ていた夫に、娘の夜泣きのことを伝えました。それから、「大きな声で喧嘩してしまって、娘も怖かっただろうね……」と2人で反省します。それから、「娘に抱きつかれたとき、正気に戻ったんだよね」と話す夫。私自身も娘の笑顔を見たときに冷静に戻れたことを思い出しました。そこで私は「どうしても気持ちが抑えられないときは、娘の笑顔を思い出そう」と提案。そして、起きてきた娘に「ごめんね」と謝り抱きしめました。 気をつけようと言っていたにも関わらず、娘の前で激しく喧嘩をしてしまった私と夫。喧嘩に発展しないよう、納得できなくてもお互いの話をしっかり最後まで聞き、価値観が違って当たり前という気持ちを持って接することが必要だと痛感しました。今回の出来事をきっかけに、再度夫婦のあり方を話し合い、育児の方針や家事の分担についても見直すことに。さらに夫の仕事の繁忙期には祖父母に家事を手伝ってもらうなど、対策も立てました。子どもの前ではできるだけ喧嘩しないよう、再度注意するきっかけとなった出来事です。 作画/ひのっしー著者:はますまなこ
2024年05月27日2018年生まれの活発でおしゃべりな息子・ひーくんを育てるはるのさんは、子育てと仕事を両立するワーママであり、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)気質の持ち主。持ち前の繊細な性格に負けじと、育児にも仕事にも奮闘!繊細な性格も手伝って、はるのさんにはご近所づきあいが一切ありません。そんなはるのさんにとって、唯一とも言えるご近所の知り合いが、小学生のお兄ちゃん。 ひーくんの保育園の帰り道とお兄ちゃんの帰り道が一緒だったことから、自然と会話をするようになったのです。 少年のお母さんもワーママで… 「かわいそうじゃないよ。偉いよ!」——。 お兄ちゃんに伝えた言葉が正しかったのかどうか、自信を持てずにいたはるのさん。 しかし、はるのさんのことを“お友だち”と表現するお兄ちゃんの爽やかな笑顔に抱えていたモヤモヤが晴れ、自分の息子が小学生になったときにも、同じように「偉いね」と伝えようと心に決めたのでした。 はるのさんのマンガに登場した“小1の壁”というフレーズ。これは子どもが小学校に通い始めたのをきっかけに、保育園に預けていたときには可能だった育児と仕事の両立が難しくなることを指す言葉。保育園や幼稚園とは環境がガラリと変わることから、子ども自身が学校になじめず、行きしぶりなどを起こすことも“小1の壁”と呼ばれるようです。 小学生のお兄ちゃんもクラスメイトから「かわいそう」と言われ、戸惑ったことでしょう。しかし、かわいそうではなく、「偉い!」。自分のお母さんと同様に働くママであるはるのさんの言葉に、励まされたに違いありません。 著者:マンガ家・イラストレーター はるの
2024年05月27日アパートの2階に引っ越して間もないわが家。私たちの真下の階には、いつ会っても愛想のいいママさん一家が住んでいました。しかしある日、家に警察が来て、そのママさん一家に騒音の苦情があると聞かされ……!? いつも感じのいいママさんが、実は… 息子が1歳になったころ、私たち家族は広めのアパートへ引っ越すことに。隣には誰も住んでおらず、1階には感じのいい夫婦と2歳くらいの男の子が住んでいました。1階のママさんとは、買い物に出かけるときや、息子を散歩に連れて行くときなど、タイミングが同じになることがしばしば。お互いに子どもの話もするようになり、良好な関係を築いていました。 新居での生活にも慣れてきていたある日の夜。息子を寝かしつけ、夫とテレビを見ていたとき、突然インターホンが鳴りました。「こんな時間に何!?」と確認すると、そこに居たのはなんと警察! 慌てて夫に対応してもらうことに。警察官は「1号室に対して近所から騒音の苦情が出ています。物音や喧嘩の声を聞くことはないですか?」と夫に話しています。1号室はあのママさんたち家族が住む部屋です。1号室が留守にしていたのか、上階に暮らすわが家を警察が訪ねてきたようでした。私たちはそのような騒音を聞いたことがなかったので、夫は「聞いたことありません」と答えました。 しかし、数日後の夜。家の外から女性が叫ぶ声が聞こえてきます。少し窓を開けると、真下に住むあの夫婦が喧嘩をしているようでした。「息子を連れて出て行くから!」「誰も私のことなんてわかってくれないのよ!」と、かなりヒートアップしている様子。それは私が知っている愛想の良いママさんの声ではありませんでした。 翌日、息子を散歩に連れて行くタイミングでママさんと偶然出会った私。勇気を出して「大丈夫ですか?」と聞いてみました。すると途端にママさんはボロボロと涙を流し始めます。聞くと夫が育児に関わってくれず、疲弊しているそう……。また、ママさん一家が家にいるタイミングで再び警察官が来たようで、余計に思い悩んでいると言います。私はママさんの悩みの解決の糸口になればと思い、その日は一緒に支援センターに行き、保健師さんに話を聞いてもらうよう案内しました。 その後、わが家に警察官が来ることも、夜中に怒鳴り声が聞こえることもなくなります。後日、ママさんからお礼を言われました。ママさんによると、警察へ通報されたことでパパさんも深刻さを感じたのか、育児をするようになったそう。正直、関わらないほうがいいとも思っていましたが、「誰かに頼っていいんですよ」と、声をかけて良かったと感じています。 <育児に悩んだら>育児に悩んだり、困ったときは相談窓口に相談するのも一つの方法です。『よりそいホットライン』では、電話、FAX、チャットやSNSによる相談に専門の相談員が対応してくれます。悩みの内容は、暮らしの悩みごとやDV・性暴力などの相談、外国語による相談をしたい方など多岐にわたっています。まずは、0120-279-338(岩手県、宮城県、福島県からは、0120-279-226)に電話してください。 作画/Pappayappa著者:伊藤美菜
2024年05月27日かおりさんが娘・こはるを出産後、夫・いちろうはすぐに育休に入る予定でした。しかし、いちろうのミスで先延ばしに。突然ワンオペ育児を任され、自分の体に限界を感じていたかおりさんは、育休に入ったいちろうにスパルタ指導を開始しました。いちろうは育児をなめていたことを反省し、かおりさんもいちろうを許したのですが……。かおりさんと仲直りした矢先、いちろうは会社の後輩・みほの口車に乗せられてかおりさんに内緒で面倒な仕事を引き受けました。しかし、そのことがかおりさんにバレてしまい夫婦喧嘩に発展。いちろうは正直に謝ったものの、かおりさんは、育休取得の1カ月前からいちろうが会社に寝泊まりしていた原因もみほの仕事を肩代わりしたためではないかと疑念を抱きます。 まさか、後輩を優先したの?私は夫に、出産直後の妻子より、後輩の女子社員を優先したのかと問いました。 ※「終っちゃう」→「終わっちゃう」 いちろうはかおりさんに問われたとおり、みほの仕事を肩代わりしており、正直に話すべきか葛藤しました。嘘をついて人手不足だったことにしようとしたとき、こはるの声が。 いちろうはこはるをお世話した日々を思い返すと我に返り、大泣きしながら土下座。みほの力になりたかったこと、育休で迷惑をかける穴埋めになると思ったことを、ありのままかおりさんに伝えました。 わが子の寝顔を見て、嘘をつくのをやめたいちろう。子どもの前では正直な人間でありたいと、父親の自覚が芽生えたのかもしれませんね。 もちろん最初から家族に向き合っていれば、こんなことにはならなかったでしょう。しかしここで嘘をついていたら、いちろうも成長できなかったはず。ここはしっかり反省して、今後に生かしてほしいですね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター くまお
2024年05月27日2019年生まれの女の子と、2022年生まれの男の子のママで、育児をしながらフリーランスのイラストレーターとして活躍中のムチコさんが描く日常マンガをご紹介します♪今回は、ムチコさんが香港に住んでいたときのお母さんとのエピソードです。初めての海外旅行でムチコさんの自宅を訪ねてきたお母さん。ムチコさんは、せっかくの初海外を楽しんでもらおうとリクエストを聞くのですが、お母さんの答えは予想とはまったく違うもので……!? 「え?それでいいの!?」お母さんの回答にビックリして… 「母よ、香港で何したい?」 「何もしたくない~」 「飲茶とかアフタヌーンティーとか!」 「興味なぁ~い」 「百万ドルの夜景とか……」 「家で猫とのんびりしたぁい」 ムチコさんはお母さんのその言葉を聞いて、何とも言えない気持ちになったのでした。 ◇◇◇ モフモフの毛に埋もれながら、「家で猫とのんびりしたい」と言っているお母さんの表情が物凄く幸せそうですね(笑)。「初めてでせっかくの海外なのに、それでいいの!?」と思うかもしれないですが、お母さんにとって初めての海外旅行の良い思い出となったのではないでしょうか。 著者:マンガ家・イラストレーター ムチコ転勤族でアジア圏内をウロウロしている見た目はラクダ、中身は美少女の永遠に食べ盛りのアラフォー!2019年2月女の子、2022年男の子を出産。子育てしながらもフリーランスのイラストレーターとして奮闘中。
2024年05月27日毎年5月頃に買うもの、それが…どうせ数ヶ月履いたらサイズアウト、公園行くときはスニーカーだし、お安くでいいか…と思い、いつもお安めの子ども服や子ども用雑貨が売っているチェーン店で買っています。今年もいつものお店に行きました。小5のイチコの足のサイズは23~23.5cm。いつも行っている子ども服&雑貨店にはサイズがない!ということで靴屋さんの大人用を見てみたのですが…大人っぽいデザインやスポーティーなデザインはイチコが気に入らない…。かわいくても、ヒールになっていたり、靴底が薄かったり固かったり、先が細かったりだとイチコには歩きにくそう! それで歩きやすそうなものはサイズがなかったり…。親子であーでもない、こーでもないと探しまくりました。そしてやっと、足首もホールドしてくれて、靴底も弾力があり、歩きやすそうな1足を見つけたのですが、なかなかソールが厚め。「イチコには歩きにくいかな~ どうかな~?」と思い試着したのですが…。子どもサンダルではできなかった、履き心地の確認が大人用だとできる!まあ子ども用は子ども用に作られているので、そもそも確認は必要ない気もしますが…。ラッキーなことに私のサイズもあったので履き心地を確認。問題なさそうだったので、イチコのサンダル…、無事購入に至りました! 良かった!イチコも10歳…。もう靴は大人サイズになったんだなとしみじみするとともに、「服飾費、これからどんどん上がっていきそう…」と恐ろしくもなったのでした(もちろん食費も)。
2024年05月27日5歳と3歳の息子たちを連れてスーパーに買い物へ。すると店内で走り回る子どもたちに強面の男性が近づき「走り回るな」と注意。当然、保護者の私も一緒に怒られるかと思ったのですが、男性からはまさかの発言が……!?。 突然現れた強面の男性 幼稚園に2人の息子を迎えに行き、その日はそのままスーパーへ。車を降りる前に「いい? お店の中で走ったり騒いだりしたらいけないよ」と念を押します。息子たちは「うん、わかった!」と元気よく返事をしてくれました。しかし、スーパーに入ってすぐは静かにしていたものの、時間が経つと約束を忘れてしまった息子たち。店内を走り回り、遊び始めました。「こらー! 走らない!」と注意をするも、息子たちは言うことを聞きません……。他のお客さんからの視線を感じながら、私は困っていました。 すると、通路の奥から強面で体格がいい40代くらいの男性が近づいてきたのです。「おい! 走り回るな!」と一喝し、長男の前に立ちはだかる男性。私は内心「どうしよう……私も怒られるかも?」とびくびくしていました。ところが、男性は「君はお母さんのことは好きか? お母さんが走るなって言っているのに、無視していいのか?」と長男にやさしく話しかけたのです。長男は体を縮めながら「ううん。いけない」とひと言。さらに「じゃあ、お母さんの言うことをよく聞いて、これからは走るな。お母さんのお手伝いもしろよ!」と叱ってくれました。 長男が「はい、わかりました!」と答えたのを聞いて、男性は私に向かってなんとウインクをしたのです。私はびっくりしましたが、息子たちを注意してくれたお礼を伝えます。すると男性は「元気でかわいい子たちですね、でもお母さんを困らせちゃいけないよね」と笑顔で言い、そのまま去っていったのでした。家の外で、知らない人から注意を受けるのが初めてだった息子たちにとって、男性の言葉は印象的だったのでしょう。その後、息子たちはお店の中で走り回らなくなりました。改めて、人は見た目で判断してはいけないなと思った出来事です。 作画/Pappayappa著者:なかいみずき
2024年05月26日主人公のパパはママと娘の香奈ちゃんとの3人暮らし。慣れない育児と仕事の両立に悪戦苦闘しながら毎日を過ごしていました。元々子どもが苦手だったパパは、娘が生まれたあとも育児に手いっぱいで、子育てを負担に感じ、娘をかわいいと思えないことに悩んでいました。そんなある日、パパが家に帰ると、床一面に高額なプレイマットが敷かれていました。ママが相談もなく高額なものを購入したことに、ショックを受けます。 さらに、ママはプレイマットを敷く際、パパが必死で集めていたフィギュアを乱雑に箱へ放り込み、一部壊れてしまったものも……。 「邪魔だったから」というママの言葉に怒り、「ふざけんなよ!」と外へ飛び出したパパ。 ひとりでタバコを吸いながら、香奈ちゃんが生まれてから感じている感覚の変化について考え始めます。 娘さえいなければ... 「香奈のため」というママの言葉を受け入れ続けたことで、次第に自分の一部がなくなっていくような感覚に陥ったパパ。 香奈さえ、いなければ…… ふと頭に浮かんだ思いにハッとして、自分の頬を叩きます。 父親としての立場を最優先して考えた結果、大切に集めたフィギュアは捨てることにしました。 自宅に戻り、フィギュアを全部捨てたことを伝えると、ママは大喜び! 「香奈のことを一番に考えてくれる夫は大好き!」「香奈のことを愛してくれている夫はかっこいいね!」笑顔でそう口にするママの前で、パパは捨てたフィギュアに思いを馳せていたのでした。 父親としての役目を必死に果たそうとしているパパ。ママは、そんなパパの気持ちにまったく気づいていないようです。 子どもが生まれると、母親はどうしても子ども第一で考えてしまいがち。しかし、一緒にいるパートナーも大切な存在であることに変わりありません。子どもを大切にしたい気持ちと同じように、パートナーの気持ちも大切にできるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2024年05月26日夫の実家から徒歩圏内にマイホームを建て、私と夫と4歳の息子の3人で暮らすわが家。義実家が近くにあるのは何かあったときに頼りやすく安心ですが、義母の困った行動に悩まされています。どうやら義母の買い物帰りと、わが家の夕飯の時間帯が重なるようで、帰宅ついでにわが家の夕飯のメニューをチェックするのを日課にされてしまい……? 夕飯のメニューに文句をつける義母 私はなるべく栄養のあるものを食卓に並べているつもりですが、とにかく義母の小言は尽きません。夕飯が焼き魚なら「こんな質素なお夕飯……」と言い、からあげなら「こんな脂っぽいものよくないでしょ」と嫌みを言われます。 毎日家に来ては文句を言うため、次第に私もイライラするように。夫に相談したところ「俺から来ないように言うよ」とのこと。翌日、さっそくやってきた義母にもうわが家に来ないよう伝えてもらいますが「ちょっとのぞきにきてるだけじゃない~」と悪びれる様子はありません。さらに、その日のメニューはすき焼き。それを見るなり「町内の方が亡くなったのにすき焼きなんて、本当に非常識なのね!」と文句を言われました。 とにかく嫌みが言いたいだけでしょ……と思い「お義母さんの分はありませんので」と笑顔で言い返します。すると義母は「普段からろくなごはんも作らないのに偉そうに!」と。そこで夫が「お母さんこそ料理もしないくせに!」と義母の買い物袋を開けました。すると中からは割引シールがついたお惣菜の数々。自分は料理をしないくせに難癖をつけていた義母は、バツが悪そうに帰っていきました。その後、心を入れ替えたのか、週末に遊びにくることはあっても、わが家のメニューに文句を言うことはなくなり、ほどよい距離感でお付き合いできています。 作画/yoichigo著者:藤宮れい子
2024年05月26日義母は私のことを実の娘のようにかわいがってくれるのですが、スマホの連絡先を交換してから、毎日メッセージを送ってくるように。しかもその内容は、どれも日記のような内容ばかり。私はうんざりしていましたが、どうやら夫には一切連絡は来ていないようです。なぜ息子ではなく私にばかり送ってくるのか義母に問うと、まさかの理由が判明して……? スマホに買い替えて、豹変した義母 ガラパゴス携帯からスマホに買い替えた義母と、連絡先を交換した私。すると翌日から、毎日数時間ごとに連絡が来るように……。内容はたわいのないものばかりでしたが、「ひとり暮らしだし寂しいのかも」と思い、その都度返事をしていました。とはいえ、毎日大量に届くメッセージに困った私は夫に相談することに。夫は自分には義母からの連絡は来ていないと言います。夫から義母に注意してもらいましたが、結局その後も義母からの連絡が減ることはありません。 ある日、義母から「息子こう伝えておいてくれる?」というメッセージが来ました。私はすぐさま義母へ電話し、夫に直接連絡するよう伝えます。義母は「あの子に連絡しても返事がないから、嫁ちゃんに連絡していたの。ごめんなさいね」と謝罪。夫は義母からの連絡はないと言っていたはずなのに……? と戸惑いました。 その後、帰宅した夫のスマホを見せてもらうと、なんとほぼ毎日のように義母から連絡が来ていたのです! 「あなたが返事しないから、お義母さんから私にたくさん連絡が来るんでしょ!」と夫に一喝。今後は連絡をちゃんと返すことを約束してくれました。 後日、義実家へ行き夫は義母に謝罪。今後の連絡方法について話し合い、「緊急性のある連絡は電話でする」と決定。そして私は、「メッセージに返事ができないときもあるので、忙しいときは“見ました”という意味でスタンプを使わせてください」と義母に伝えました。すると義母も「頻度には気をつけるわね」と約束していたのです。その後、夫は義母からの連絡にすぐ返信するようになり、私のもと頻繁にメッセージが送られてくることもなくなりました。これから家族間でトラブルがあっても、しっかり相談し合って解決しようと思った出来事です。 作画/ひのっしー著者:高橋くるみ
2024年05月26日主人公のパパはママと娘の香奈ちゃんとの3人暮らし。慣れない育児と仕事の両立に悪戦苦闘しながら毎日を過ごしていました。元々子どもが苦手だったパパは、娘が生まれたあとも育児に手いっぱいで、子育てを負担に感じ、娘をかわいいと思えないことに悩んでいました。ママに促されて参加した親子体操教室から帰ると、家の床一面にプレイマットが敷き詰められていました。 プレイマットにかかった費用は、なんと12万円!ママは以前ブレンダーの購入すら却下されたことから、パパに相談する気すら失っていたのです。 それでも、パパはプレイマットを敷き詰める以外に方法があったのではないかと抗議しますが……。 俺のフィギュアたちが!! 香奈ちゃんの頭を守るグッズを試したうえで、プレイマットを使う選択をしたママ。 「万が一取り返しがつかなくなると考えると、12万円は高くない」「これは香奈の安全と、私たちの時間を買っただけ」その言葉をきいて、仕方なく納得したパパ。 そのとき目に入ってきた、自分が大切にしていたフィギュアたち。箱の中へ乱雑に放り込まれていました。 「邪魔だったから」 ママの行動が頭にきたパパは、怒りのまま外へ飛び出したのでした。 パパが子育てに関心を持っていなかったことと同様に、ママもパパの気持ちが日常的に理解できていなかったのかもしれません。パートナーとのすれ違いをなくすためには、お互いの気持ちを日常的に伝え合っておくことが大切です。 今後は、気になったことがあれば我慢せずに伝え合える関係を築いていけるといいですね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2024年05月25日かおりさんが娘・こはるを出産後、夫・いちろうはすぐに育休に入る予定でした。しかし、いちろうのミスで先延ばしに。突然ワンオペ育児を任され、自分の体に限界を感じていたかおりさんは、育休に入ったいちろうにスパルタ指導を開始しました。いちろうは育児をなめていたことを反省し、かおりさんもいちろうを許したのですが……。かおりさんと仲直りした矢先、いちろうは会社の後輩・みほの口車に乗せられて育休中にも関わらず面倒な仕事を引き受けました。かおりさんにバレないように仕事をしますが、育児と両立することは想像よりも困難。そんな中かおりさんは顔見知りの親子から、いちろうとみほが密会していたことを聞きます。かおりさんは激怒して問い詰め、いちろうは正直にすべてを話しました。 結局何もわかってない夫夫はこの期に及んで、会社の後輩はいい子だと庇います。私は育休中の人間に仕事を押しつける時点で、その後輩の人間性は終わってるのではと伝えました。 ※「貯まって」→「溜まって」 そもそも仕事をする余裕があると思ったのかと問うかおりさんに、いちろうは「十分うまくまわっている」と答えます。 その答えに呆れたかおりさんは、自分がギリギリまで無理をしている状態で、もし倒れでもしたらどうするのかと泣き叫びました。 いちろうは心から謝罪し、「これで最後にしようと思ってたんだ」と弁解。しかしかおりさんは、「これで最後にするってどういう意味……!?」といちろうのひと言を聞き逃しませんでした。 「まさか……その女の仕事を手伝ってたなんて言わないよね……?」そして、いちろうが育休に入る前の1カ月帰宅すらしなかったのは、後輩のためだったのかと問いかけるのでした。 育児は順調で家庭はすでにうまくまわせていると勘違いしていたいちろうさん。あれだけ育児の大変さを痛感したはずなのに、余裕があると思えるのはまだまだ意識が足りていないのではないでしょうか。 かおりさんが出したSOSも、夫であるいちろうに届かなければ意味がありませんよね。みなさんは、いっぱいいっぱいな状態になってしまった際、どのように対処していますか? >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター くまお
2024年05月25日