プロ麻雀リーグ『Mリーグ2023-24』ファイナルシリーズ最終日が17日に都内で開催。各チームが取材会を開いた。TEAM RAIDEN/雷電(萩原聖人、瀬戸熊直樹、黒沢咲、本田朋広)は、-484.5ptという成績でレギュラーシーズン8位。セミファイナルに進めずに敗退となった。今年、萩原は、スタイルを大きく変えて臨んだが序盤はポイントを重ねることもあったが、終わってみれば-84.1という成績だった。萩原は「ダメでしたね。もう負けたらダメですね。負けたらダメなんですけど、ただ負けたらダメではない負けだったかなとは思ってますけど。去年、ファイナルに行って今年こそ、みたいな機運が序盤はすごく高まってたんですけど麻雀というゲームの現実だったり、いろんなことを感じながら後半はいました」としみじみ。「何をどうすればよかったのかとか、そんなのは試合が終わればいつもみんな考えて、反省して、次こそはっていう気持ちで試合に臨むんですけど、後半はみんなが苦しい状況になってしまった。それの原因がわかれば、こんな苦労しないんですけど、なかなかわかるもんじゃなくて。その中で僕も僕なりにいろいろ自分の麻雀とか、このMリーグでどう存在していくべきなのかとか、ちょっとまだ来年のことわかんないですけど、現時点で同じチームでやるという前提で話すならば、いろいろまた考えて。ありがたいことに、なかなか勝てなくても、求めてくれるファンの人たちがまだいるっぽいんで。その期待に応えられないまま終わるのは自分の人生としては非常に悔しいものが残る。残された時間の中で、まだしっかり麻雀に向き合いたいなという気持ちにはなりました」と力を込めた。「もっとMリーグを盛り上げるためには」という質問に、萩原は「今の現状で1番、バンと盛り上がるのはうちが優勝することです。それ以外ないと思います」と断言。「うちが優勝した時は、それこそカーネルサンダースが道頓堀に落ちるような盛り上がりがあるんじゃないかって。別に他のチームとの人気の差とかじゃなくて、それぐらい我々を応援してくれてるユニバース(ファンネーム)は溜まってるはずなんです、僕らが溜め込ませてしまってるはずなんです。何か新しい要素とかの盛り上がりではなくて、パイオニアのチームの中で、僕らとアベマズさんだけずっと同じメンバー。去年、アベマズさんが優勝した。アベマズさんとは違う形なんですけど、僕らもユニバースには溜め込ませてしまっている。盛り上がる可能性は、とにかく雷電が優勝することだなと思ってます」とエンターテイナーとして言い切っていた。Mリーグは、競技麻雀の普及と発展を目的として2018年7月17日に発足。6シーズン目となる『Mリーグ2023-24』は、昨年6月のドラフト会議、契約更改交渉を経て、参加9チーム総勢36人による熱い戦いが昨年9月から行われた。最終順位1位:U-NEXT Pirates2位:赤坂ドリブンズ3位:KADOKAWAサクラナイツ4位:EX風林火山―――――――――5位:渋谷ABEMAS6位:KONAMI麻雀格闘倶楽部―――――――――7位:BEAST Japanext8位:TEAM RAIDEN/雷電9位:セガサミーフェニックス
2024年05月17日プロ麻雀リーグ『Mリーグ2023-24』ファイナルシリーズ最終日が17日に都内で開催。各チームが取材会を開いた。BEAST Japanext(猿川真寿、菅原千瑛、鈴木大介、中田花奈)は今期からの参戦の新チームで、レギュラーシーズンで敗退。プロ棋士との二足のわらじだった鈴木は「もう本当にあっという間で。レギュラーシーズンで敗退しちゃったんで、セミファイナからすごい寂しい気持ちで見ていた。自分としてはすごくうまくいかなかったですけれども、いろんな経験ができていシーズンだったかなと思います」と振り返った。プロ棋士として得られたことについては「1つよかったのは、プロの麻雀打ちになっても楽しく1年間麻雀に接することができてよかった。意外と将棋の場合、プロ歴は30年ぐらいになるんですけど、苦しい方が増えてきた。今後、麻雀でも出てくるのかもしれないですけど、今年に関しては1年通して前向きに戦えてよかった」としみじみと口にした。菅原は「見ている時と実際にこの場に立つのは全然違うんだなっていうのを感じたレギュラーシーズンの1年でした」と語る。「これまで個人戦として麻雀プロとしてやってきたものが、チーム戦っていうので、戦う時の気持ちだったりとか、背負ってるものの大きさだったりとかは違った。やっぱり勝てば喜びも何倍にも、負ければ悔しさも何倍にも。個人戦とは違うなっていう印象がありました」と思い返していた。元乃木坂46の中田は今シーズン、36人中35位(-261.3pt)という悔しい成績となった。「大変だろうなと、もともと覚悟の上で参加したんですけども、やっぱりまだまだだなと、未熟だなと思う。たくさんチームに迷惑をかけてしまったのがすごく不甲斐なかった」としながらも「やっぱり麻雀って面白いなと改めて認識させてもらえるいい1年だった」と話した。中田は「トップが取れないことで、いろんな麻雀をMリーグの舞台で試したりとかして、ブレてしまったのが、自分の中ですごくもったいないことをしてしまったなと思う」と悔やみながら「まだ麻雀覚えて間もない頃から放送対局に出させてもらってたことで、こう、自分の型みたいなのが知らないうちにできてしまったんですけど、それをこうぶち破るチャンスにもなったので、それは良かった。改めて自分の麻雀と見つめ合えるいい時間ではありました」と前を向いた。来期に向けて課題も見つかった。「やっぱり参加できないで終わってしまって、存在感がなかった。見る麻雀の面白さを伝えたくてお店も始めたのに、そこができていなかった。自分の麻雀を強くする以外にも、Mリーグに出てるという意味で、もっと参加していこう、と。だいぶビーストっていう名前に寄った麻雀に挑戦しているところです。弱気な麻雀を打っていたんですけど強気な麻雀を練習しているので来期、出場できることがあれば見せたい」と見据えた。猿川は「プロ23年やってて、だんだん環境も変わらなくなった。今回、Mリーグが始まって最初大敗を喫したのもあるんですけど、また新たに麻雀と真摯に向き合えることになった。久しぶりに学習した。そういう感じでやってて、やりがいがすごいあった。今年はそういう意味ではすごい充実した年になった」と述懐。BEASTポーズも話題となり、「ポーズに関しては片手にすればよかった…。両手を毎回上げるのは」と照れ笑いを浮かべながら「新チームっていうのもあって、いろいろな部分で注目されたり、チームメイトとか、自分もフォーカスされることも多くて、そういう意味ではほんと良かったな」とする。来期に向けては「レギュラーシーズン敗退して、セミファイナルが始まった時に、敗退チームはそうだと思うんですけど、すごい空白感があった。負けた翌日ぐらいから選手各々で、来期に向けての学習を始めてると思ってる。来期はまた新しい形、新しい麻雀とかを見せれたらいいなと思います」と力強く語っていた。Mリーグは、競技麻雀の普及と発展を目的として2018年7月17日に発足。6シーズン目となる『Mリーグ2023-24』は、昨年6月のドラフト会議、契約更改交渉を経て、参加9チーム総勢36人による熱い戦いが昨年9月から行われた。最終順位1位:U-NEXT Pirates2位:赤坂ドリブンズ3位:KADOKAWAサクラナイツ4位:EX風林火山―――――――――5位:渋谷ABEMAS6位:KONAMI麻雀格闘倶楽部―――――――――7位:BEAST Japanext8位:TEAM RAIDEN/雷電9位:セガサミーフェニックス
2024年05月17日プロ麻雀リーグ『Mリーグ2023-24』ファイナルシリーズ最終日が17日に都内で開催。圧倒的なリードを保ったU-NEXT Piratesが優勝となった。Mリーグは、競技麻雀の普及と発展を目的として2018年7月17日に発足。6シーズン目となる『Mリーグ2023-24』は、昨年6月のドラフト会議、契約更改交渉を経て、参加9チーム総勢36人による熱い戦いが昨年9月から行われた。1位のU-NEXT Piratesが531.7pt、2位の赤坂ドリブンズが143.3pt、3位のKADOKAWAサクラナイツが-32.7pt、4位のEX風林火山が-49.3ptで迎えた最終日。2位に388.4ポイントの差をつけたパイレーツが逆転を喫するには記録的ラスを2回、ドリブンズが記録的トップを2回という状況だった。最終戦は、東家が堀慎吾(サクラナイツ)、南家が勝又健志(風林火山)、西家が園田賢(ドリブンズ)、北家が仲林圭。圧倒的なリードを保ったパイレーツの仲林は、3着でオーラスを迎える。園田が上がり、パイレーツが優勝となった。優勝が決定した瞬間に仲林はピースサイン。会場には、小林剛、瑞原明奈、鈴木優も登場し、笑顔で優勝の喜びを分かち合っていた。最終順位1位:U-NEXT Pirates2位:赤坂ドリブンズ3位:KADOKAWAサクラナイツ4位:EX風林火山―――――――――5位:渋谷ABEMAS6位:KONAMI麻雀格闘倶楽部―――――――――7位:BEAST Japanext8位:TEAM RAIDEN/雷電9位:セガサミーフェニックス
2024年05月17日サッカー元日本代表のラモス瑠偉氏(67)が14日、都内で行われた「2024“Jリーグの日”特別企画発表会」に出席した。日本のプロサッカーリーグ「Jリーグ」が1993年5月15日に開幕。その原点の日が“Jリーグの日”として日本記念日協会により記念日として認定・登録されており、今年もさまざまな特別企画を実施。そのひとつとして、Jリーグ開幕の年に発売を開始し、ラモス氏がCMに出演した『Jリーグカレー』と同CMが復刻する。CMで、『Jリーグカレー』を食べた子どもがラモス氏に“変身”するところから、「カレーを食べて変身したい人は?」という問いに、ラモス氏は「難しいですね」と熟考の末「ジーコ選手」と一言。その理由は「天才だから」と話すと会場からどよめきが起きた。Jリーグ初期に鹿島アントラーズの司令塔として、ラモス氏としのぎを削ったジーコ氏。ラモス氏は当時を振り返り、「ドキドキしますよ。ピッチ入るのが嫌だった」と告白した。また、発表会終了後の囲み取材に応じたラモス氏はこの発言について、「プレイヤーとしてジーコですよ。彼のすべて。あの細い体で、マンツーマンで厳しい昔の時代、しかもいい状態のグラウンドではないなか、そこから技術でドリブル仕掛けたり、視野広くパスを出したり、(ボールの)処理がすごい。憧れ、尊敬でした」と明かした。また「日本に来て、もっとジーコのことを知るようになって。彼はいろんな恵まれない人のために活動もしているし、誰に対しても(態度が)変わらない。ブラジルのなかでいろんな有名な選手、ジーコがきただけでピリッとなるんです。ロナウドだろうと、ロナウジーニョだろうと、ネイマールだろうと関係ない」と人間としての器の大きさも実感。それだけに「まさか(ジーコが)日本に来てくれると思わなかったし、すごくうれしかったですよ。ジーコが来たおかげで世界中にJリーグが知れわたった。それが大きかった。ジーコは日本にとってとても大きな存在だと思います」と話した。なお、『Jリーグカレー』復刻版は、5月15日の2024年明治安田生命J1リーグ第14節開催の全10スタジアムで1000個ずつ、計1万個が配布予定。当日アウェイ側のクラブでも6月以降に配布予定となっている。会場以外ではSNSキャンペーンで100人にプレゼントされる。また、『Jリーグカレー』の復刻CMも14日から、YouTubeで公開される。発表会には、特命アンバサダーチームとして、ラモス氏以外に朝日奈央(30)、お笑いコンビ・ペナルティのワッキー(51)、ピン芸人のとにかく明るい安村(42)が登壇した。
2024年05月14日中日ドラゴンズ初のOB戦「DRAGONS CLASSIC LEGEND GAME2024」が7月25日(木)に開催される。チームのOB戦は球団創設88年目にして初めて。当日は小松辰雄、山本昌(昌広)、山﨑武司、谷繁元信、今中慎二、岩瀬仁紀、川上憲伸、福留孝介、荒木雅博らが出場予定。元竜戦士が真夏の祭典に集い、熱い戦いを繰り広げる。中日スポーツ創刊70周年記念DRAGONS CLASSIC LEGEND GAMES2024■チケット情報()7月25日(木) 試合開始18:00バンテリンドーム ナゴヤ【出場選手】小松辰雄山本昌(昌広)山﨑武司谷繁元信今中慎二岩瀬仁紀川上憲伸福留孝介荒木雅博※年齢順/敬称略
2024年05月14日田村優は「一瞬の芸術家」である。今年3月に行われた『NTTジャパンラグビーリーグワン2023-24』第10節のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦で、スペースへの巧みなキックでトライを生み出した。自身がそこへボールを落とし、味方が走り込めばトライになる──数秒先の未来が、彼には見えていたのだった。横浜キヤノンイーグルスの絶対的なSOは、「魔弾の射手」でもある。S東京ベイ戦の翌11節、東京サンゴアリスとの一戦は34対35で81分を超える。横浜Eがペナルティを得ると、梶村祐介キャプテンはショットを選択する。キッカーはもちろん田村だ。東京SGとは勝点で競っていた。『NTTリーグワン2023-24 プレーオフトーナメント』へ進出するためには、落とすことのできない一戦で、勝敗が決まるショットを託される。緊張感が高まってもおかしくないはずだが、田村は笑みを浮かべたのだ。もちろん、37対35の勝利となる逆転サヨナラペナルティゴールは確実に決めた。「笑ってましたね。まあ、いいとこ取りっていう感じでしたし。ああいう状況が、ラグビー以外でもいままでの人生で巡ってきてるので。ご先祖様に感謝です」右タッチラインから10メートルほどのポイントにボールをセットした。簡単なアングルではないはずだが、「まあでも、ああいうのは入るでしょう」とさらりと言う。滑らかに紡がれる言葉の裏側には、人知れず重ねているルーティーンがある。「試合では緊張もしますけれど、それは準備と練習で消します。プレッシャーも絶対にあるものですけど、プレッシャーがかからない格下の相手とかとやるのは、あまり得意じゃない。強い相手に挑んでいくのが好きなんです」SOはチームの司令塔と呼ばれるポジションだ。それだけに、「10番同士の対決」が試合の見どころとなる。昨シーズンのプレーオフ準決勝では、埼玉WKのSO松田力也がドロップゴールを決めると、その3分後に田村も鮮やかに沈めた。メディアやファンにとって「10番対決」の分かりやすいケースだった。「僕自身は、相手の10番だけを意識することはないですね。それよりも、相手のディフェンスとか特徴とかのほうが気になる。あのドロップゴールも、たまたまそういう順番になっただけで。あの前にも狙おうとしたけど、相手のチェイスがあったので蹴らなかった。あの場面はなかったので蹴った、という。相手がやったから自分もやろう、というのは僕の判断材料にはないですね」チームは2シーズン連続でプレーオフトーナメント進出を果たした。タフな試合をしぶとくつかみ、10勝6敗の4位でトップ4入りを果たした。「昨シーズンは初めてのプレーオフ出場でしたが、そこでできたこと、できなかったこと、感じたことがある。それを踏まえての2回目になるので、プラスしかないですね。前回の準決勝の経験を組織として生かせるか、ということかなと思います」レギュラーシーズンとプレーオフの違いを問われると、独特の言い回しを使った。日本代表として2015年と2019年の『ラグビーワールドカップ(RWC)』に挑んだ歴戦の勇士は、しなやかな感性の持ち主である。「ウォーミングアップ終了、といった感じですかね。レギュラーシーズンを16試合やってきて、エラーも繰り返しながら色々やっていって、いま一番いいものをプレーオフで出していくっていうことかなと」レギュラーシーズンの道のりでは、『RWC2019・2023』で南アフリカの連覇を担ったSHファフ・デクラークとCTBジェシー・クリエルが離脱した。デクラークは4試合、クリエルは8試合の出場にとどまったが、チームは日本一に挑戦する権利を譲らなかった。「ファフとジェシーがケガをしちゃったのはホントに痛手で、彼らもかわいそうだったんですけど、すごくいいきっかけで良かったな、と思いました。みんなでできることやりきった結果として、プレーオフに出られるところにチームがいるので。それは素晴らしいことで、いまのリーグワンは色々な国から色々な選手が来て、どの会社もたくさんのお金をかけてますけど、人でラグビーしないっていうことを僕たちは証明できたと思う。ラグビーは究極的にはチームスポーツなので、ひとりが目立つよりは、全員が同じ方向を向いている組織のほうが強いなって思う。たとえ方向が間違っていたとしても」チームの底上げがなされたのでは、との問いかけには「どうですかねえ」と切り出す。シビアなコンペティションをくぐり抜けてきた意味を再確認してから、田村は言葉をつなぐ。「トップ4に入ったチーム、入れなかったチームがいるなかで、 僕たちがここに残っていることについては、カンファレンスの組み合わせが良かったとかいうこともあるかもしれない。けれど、どこで崩れていってもおかしくない状況ではあった。そこで崩れなかったのは、今シーズン一番自信持っていいと思います」一発勝負のプレーオフトーナメント準決勝では、レギュラーシーズン1位の埼玉ワイルドナイツと激突する。2シーズンぶりの優勝を目指す相手は、レギュラーシーズン無敗にして最多得点と最少失点を誇る。「天下のパナソニックは間違いなく一番強いので、 もしかしたらパナソニックが99パーセントは勝つかもしれないですね。でも、1パーセントの可能性があるなら、その1パーセントを僕は必死に取りにいく。勝負事だし人間同士がやるので、何かを起こせる可能性はゼロじゃないので。最初から諦めることはないし、何回かに1回は勝てる相手だと思うので、その1回をここで取りにいきたい」胸に秘めた使命がある。「チームを良くしたい」とか「このチームのために」という言葉を、田村は何度も口にしてきた。2017年から在籍するチームに、大きなものを刻みたいとの思いは強い。「もちろんその思いはありますけど、相手はずっとプレーオフに出てきたチーム、毎回チャンピオンになってもおかしくないチームで、僕らは去年からトップ4に入っているチームです。やっぱり経験の差はあるでしょう。もちろん優勝を狙って戦いますけど、それができなかったとしても僕たちのやってきたものが崩れるとか、否定されるわけではない。そこへ向かっていくプロセスがすごく大事で、ここまでは満足しているし、さらにもっと良くしていきたいですね」埼玉WKとの間に横たわる「経験の差」を埋めるのが、他でもない田村に課せられたタスクになるのだろう。その瞳に決意の色が宿った。「そうですね、色々な手を使って、何か人と違うものを見せられれば、人と違う存在になれればな、とはもちろん思います。でも、チームあっての僕なので。準決勝では自分たちが勝てる状況をずっと保つことが大事で、最後の何分かで何かを起こせればと思っています」何かを起こすためのプレーは、創造性に溢れるものかもしれないし、意外性のあるものかもしれない。あるいは、観る者を唸らせるものかもしれない。いずれにしても、田村にとっては想定内なのである。「この状況だったらここがこうなりやすい、というものを頭に入れておく。それは経験によるものですね。で、今回はこれをする、これはしないほうがいい、これをあえてやったほうがいい、というのが僕の判断基準になっている。その時々で適切な判断をして、その時々の状況に応じて、必要なスキルを高いレベルで出していくことを、自分では大切にしています」プレーオフ準決勝までの残り数日間で、チームがドラスティックに変わることはない。だからこそ、田村は「ラグビーの本質」に目を向ける。「本質の部分をしっかり出せれば、選手として大崩れすることはないですし、チームにキチッとしたものを提供できて、芯が通る。そうすれば、チームもなかなか崩れないかなと。本質はポジションによって違うので、僕なら早く起きて、早くセットして、見て、話して、実行する。その動作を周りとの兼ね合いのなかで、いかにシンプルに丁寧にできるか。連続してやっていけるか、ですね」自分たちがやるべきことを丹念に積み上げ、相手のかすかな変化を見逃さずに勝機を拡げる。静をもって譁を待つ横浜Eの中心に、35歳の頼もしい経験者がいる。取材・文:戸塚啓撮影:スエイシナオヨシ<NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 プレーオフトーナメント><準決勝(1)>◆5/18(土)14:05 埼玉ワイルドナイツ(D1:1位) vs 横浜キヤノンイーグルス(D1:4位)秩父宮ラグビー場<準決勝(2)>◆5/19(日)14:05 東芝ブレイブルーパス東京(D1:2位) vs 東京サンゴリアス(D1:3位)秩父宮ラグビー場<3位決定戦>◆5/25(土)12:05秩父宮ラグビー場<決勝>◆5/26(日)15:05国立競技場NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 プレーオフトーナメントのチケット情報()
2024年05月14日4強のキャプテンたちが必勝を誓った。5月8日『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 プレーオフトーナメント』メディアカンファレンスが行われた。1位埼玉ワイルドナイツのHO坂手淳史、2位東芝ブレイブルーパス東京のNO8リーチ マイケル、3位東京サンゴリアスのHO堀越康介、4位横浜キヤノンイーグルスのCTB梶村祐介が一堂に会し、意気込みを語った。坂手「リーグワンの2023-24シーズンの一番熱いゲームが始まると思うので、その熱い試合にふさわしい準備をして、ふさわしいプレーができるようにその日を迎えたいと思う」リーチ「サントリー戦が最後の試合だと思って準備していく。ファンにしっかりいいパフォーマンスを見せたい」堀越「サンゴリアスとしてはシーズンの集大成を全部ぶつけていきたいと思う。そのための100%の準備をして、3回目の対戦で絶対リベンジして、チャンピオンに向けてまず東芝戦に勝ちたい」梶村「イーグルスとして今季チャンピオンを目指してシーズンインした。その中2季連続でプレーオフ進出のチャンスを得た。まず準決勝、ワイルドナイツさんにリベンジしたいと思う。みなさんがワクワクするラグビーを見せたい」今季チームが成長した点とターニングポイントとなったゲームを質問されると、主将たちはこのように答えた。坂手「16試合すべて勝つことができたが、今季はどの試合も満足せずに常に強くなっていこうとチームで意思統一してみんなで歩んできた。常に成長し続けた16試合だと思うので、この勢いや成長をプレーオフにつなげたい。全試合色んなメンバーで合わせつつ、いい成長ができたと思う。接戦を勝ち切ったのも財産になるし、どんな点差でも落ち着いて自分たちのゲームをすることを意識してきた。それを遂行できる選手が揃ったのは良かった」リーチ「開幕から最終節までチームとして成長できたことがたくさんあって、課題も出てきた。ターニングポイントは何個かあるが、僕が一番のターニングポイントと思うゲームは2回目の府中ダービー。ディフェンスが良かった。この勢いでプレーオフへ進みたいと思う。プレイヤーとしてこのリーグワンはやっていて楽しいし、あとファン感覚で試合を見ていても楽しい」堀越「今季サンゴリアスはいい時もなかなかうまくいかない時もあって、ちょっと波があったシーズンだが、このプレーオフの舞台に立てたのはチームとして成長した部分でもある。このプレーオフに向けて、チームでやってきたことの集大成にしたい。タフな試合が続いて、厳しい時もあったが、それもすべて自分たちで成長につなげられたと思うので、次の府中ダービーが楽しみ」梶村「イーグルスは今季振り返ってみるとジェットコースターのようなシーズンだったと個人的には思う。なかなか勝ちが先行できないシーズンだったが、自分たちの目指すラグビーを遂行できたと思っている。個人的には(クボタ)スピアーズ(船橋・東京ベイ)さんとの試合が印象に残っている。結局勝てなかったが、このゲームを通してチームの中で危機感が生まれて、そこからチームが建て直すきっかけとなるゲームだった。(SHファフ・デクラークとCTBジェシー・クリエルが中盤ケガで離脱したが)彼らに頼っていた部分が少なからずあったので、彼らがいない時にどれだけコネクションを保てるか重要と話していたので、それが最終的に2季連続プレーオフ進出につながったと思う」(写真左より)坂手淳史(埼玉ワイルドナイツ)、梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)『NTTリーグワン2023-24』プレーオフトーナメント準決勝は1位埼玉WK×4位横浜E、2位BL東京×3位東京SGの顔合わせとなる。シーズン3度目の対戦かつ短いスパンでの連戦となる難しさを問われると、4人はこう返答した。坂手「3回目の対決で短いスパンでの2連戦になるので、自分たちのラグビーに集中していい準備をしたい。イーグルスさんは沢木(敬介)さんを中心に何をしてくるかわからないところがあるので、何があってもいいように準備したい」梶村「何をしてくるかわからないアタックは自分たちの強みだが、ただプレーオフだからと言って特別なことをするのではなく、自分たちのラグビーをしっかり遂行していくことが大事だと思うので、しっかり準備したい」リーチ「府中ダービーは楽しい。でも、負けた後のサントリーはしっかり準備しないと負けると思うので、しっかり準備していく。サンゴリアスはチームとして勝ち切る能力が強く、最後の最後までアタックしてくるので、しっかり警戒したい。個人としては一番府中ダービーが楽しい試合。(『NTTリーグワン2022 プレーオフトーナメント』準決勝の)リベンジは全く考えていない。この試合東芝らしくプレーできるかしか考えていない」堀越「今季の東芝は(リッチー・)モウンガ選手のアタックで本当に強いと思った。3回目のチャンスがあり、興奮している。僕らにとっても府中ダービーは特別なもの。気合の入り方が違うので、絶対盛り上がる試合になるし、見ていて楽しい試合になると思うので、楽しみ」準決勝で警戒する相手チームの選手、鍵となる自チームの選手はこうだ。坂手「梶村ですね。前回出ていないので、身体もいい状態で来るかと思うので彼には警戒したい。(自軍のキーマンは)ワイルドナイツは9番の小山(大輝)や10番の(松田)力也がいいコントロールしてくれているので、そこでしっかりチームを勢い付けてくれると思う。」梶村「前回最終節プレーできなかったので、昨季プレーオフ準決勝は個人でもプレーできなかったので、今季リベンジしたいと思う。警戒するのは小山選手。彼がテンポをコントロールしてくるので、隙を見せたらそこを突いてくるので、気が抜けない。注目してほしいのは(ヴィリアメ・)タカヤワ選手。今季好調でイーグルスのトライゲッターなので、彼にいいボールを回していきたい」リーチ「警戒したいのは流大。彼が出てくるかどうかわからないが、彼がキーマンになってくると思う。流選手の良さは視野の広さ。ピッチ全部が見えて、誰が走ってきているかわかっていて、どこにボールを放ればいいか理解している。2回目のヤマハ(静岡ブルーレヴズ)戦もすこがった。どう対策するかはこれから考えていきたい。(自軍のキーマンは)ワーナー・ディアンズ。過去3試合1試合ずつ成長しているので、プレーオフのワーナー・ディアンズに期待している」堀越「東芝さんは圧倒的なフィジカルとモウンガ選手を中心にした多彩なアタックを仕掛けてくるので、2度やって本当に強いと感じてた。でも3度目のリベンジするチャンスがきて、興奮しているし、しっかり準備して勝ちたい。(自軍のキーマンは)10番の髙本幹也。今季リーグワンデビューしてからスタートで出ていて、チームメイトとして見ていて毎試合成長しているし、若いながらもチームを引っ張ってくれているので、彼に期待したい」(写真左より)リーチマイケル(東芝ブレイブルーパス東京)、堀越康介(東京サンゴアリス)埼玉WKは『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』での日本の10番・松田、横浜Eは『RWC2019』の正SO・田村優、BL東京はニュージーランド56キャップのモウンガ(BL東京)、東京SGは新人賞の有力候補の髙本という“四者四様”のSOを擁する。主将たちは自軍のSOへの信頼を寄せるとともに、準決勝で対峙する相手の司令塔を警戒した。坂手「力也は本当にいい選手。彼自身のプレーももちろんいいが、周りとしっかりコネクションしてチームを前進させるのが彼の良さだと思うので、それを前面に出してくれればチームとしてうまくいくと思う。個人的にはキックもプレーオフは100%で決めてくれると思うのでそこに期待している。優さんはテリトリーはもちろん、ロングパスや短いパス、FWを使うプレーなどまんべんなくプレーできる。優さんの周りで何か起こってくると思うので、優さんにプレッシャーに掛けられるようしっかりプランニングしていきたい」梶村「ゲームコントロールがうまいですし、最終節負けた時テリトリーを完全にコントロールされたので、次は優さんが入って優位にしたいと思う。力也さんも経験あり、何でもできるし、何よりもチームを毎試合勝たせているのが脅威なので、彼をパニックにさせるのが重要だと思う」リーチ「モウンガはプレーだけではなく、ラグビーIQがかなり高い。この状況でどういう選択するか、1週間の中でどう準備するか、プレーオフでは何を意識すべきかわかっている。プレーに関してスピードもすごい。ボールを持てば何かやってくれる。でも彼だけに頼ってはいけない。周りの選手も動いて彼の良さを出したいと思う。モウンガは何でもできてチームに愛情を持っている。彼の良さを出すためにFWはがんばらないといけない。髙本選手は1年目でもベテラン感を出していて、タイトな試合を勝ち切ったりしているので、プレッシャーを掛けたい」堀越「幹也は若いし、強気なプレー選択でチームを引っ張ってほしいと思う。モウンガ選手は何でもできて、危ない選手なので、しっかりプレッシャーを掛けていきたい。80分通してプレッシャー掛け続けないと危険な選手なので、常にプレッシャーを掛けたい。どういうプレッシャーの掛け方をするかはまだ決まっていないので、これから練習したい」16戦を戦うリーグ戦と一発勝負のプレーオフトーナメントの違いを聞かれると。坂手「1試合1試合で見ると大差ないが、その後待っているリカバリーできないプレッシャーは大きいと思う。どういう形であれ、自分たちのプレーの精度が大事になってくる。それを焦らずやれば、自ずと結果は出るかなと思う」リーチ「プレッシャーが掛かるので、プレッシャーとの向き合い方がひとつ大事だと思う。あとは東芝らしくプレーすることが大事」堀越「やはり規律だと思う。スコアプレッシャーで3点を取るゲームになると思うので、80分間しっかり規律を守ることがファイナルラグビーでは大事だと思う」梶村「プレーオフだからと言って特別なことは戦術含めてまだ聞いていないが、やらないつもり。いかに自分たちらしく、いつも通りプレーするかが大事。スペシャルなことはないのが大事だと思う」(写真左より)坂手淳史(埼玉ワイルドナイツ)、梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)、リーチマイケル(東芝ブレイブルーパス東京)、堀越康介(東京サンゴアリス)埼玉WK×横浜Eの『ジャパンラグビー トップリーグ』以降の対戦成績は埼玉WKの17勝1敗。今季も開幕戦で53-12、最終節で43-14で埼玉WKが勝利している。府中ダービーはBL東京の17勝15敗の勝ち越し。第2節・26-19、第15節・36-27とダブルをやってのけた。果たして埼玉WKが王座奪還を達成するのか、それともBL東京が初優勝を手繰り寄せるのか、はたまた東京SG、横浜Eが下剋上を決めるのか。『NTTリーグワン2023-24 プレーオフトーナメント』準決勝・埼玉WK×横浜Eは5月18日(土)・秩父宮ラグビー場、BL東京×東京SGは19日(日)・秩父宮、3位決定戦は25日(土)・秩父宮、決勝は26日(日)・国立競技場にてキックオフ。準決勝のチケットは5月11日(土)、決勝&3位決定戦のチケットは12日(日) 一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 プレーオフトーナメントのチケット情報()NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24の特設ページ
2024年05月09日前哨戦のつもりはさらさらない。3週間後に『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 プレーオフトーナメント』がスタートする。2位東芝ブレイブルーパス東京と3位東京サンゴリアスは準決勝で再び顔を合わす可能性が高いが、手の内を隠すつもりもさらさらない。両軍とも目の前の『NTTリーグワン2023-24』第15節でひたすら勝利を目指す。なぜなら、BL東京にとっても東京SGにとっても府中ダービーは譲れないのだ。前節戦線復帰したNO8リーチ マイケル主将は4月22日の定例会見で「テーマは勝つこと。勝って勝って、戦術を見せたり見せなかったりというよりも、いい準備を勝つ。タイトな試合になると思うし、ギリギリの勝負になると思う。本当に面白い試合になると思う。両チームとも調子がいいし、府中のファンから『観に行くから勝って』と言われている。府中ダービーは個人的に楽しみ」とキッパリ。(写真左より)原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)、トッド・ブラックアダー監督(同)(C)JRLOトッド・ブラックアダー監督もキャプテンの考えに同調する。「準備としてやりやすい。サントリーはすごいライバルなので、準備自体はシンプル。まず自分たちにフォーカスして、パフォーマンスをしっかり出すことが大事。できる限りのパフォーマンスを発揮し、そこから学びを得ること。そうすることで準決勝でさらなる準備ができるようになる。本当にテストマッチのようにワクワクしている。両チームの強み弱みが出るゲームになると思う。自分たちのモチベーションは高い。サントリーもアタッキングラグビーをしてくるので、毎回いいゲームになっているし、今週末もいいゲームになるだろう。自分たちのホストゲームなので、自分たちのラグビーをファン・サポーターに見せたいし、家族・スタッフにもいいラグビーに見せたい」2か月ぶりに出場したリーチは現在のコンディションをこう説明した。「(横浜)キヤノン(イーグルス)戦で肉離れをして、そこから6週間くらい休んでリハビリをして、前よりいい状態になっている。2週間前から状態は良かったが、再発しないように外からチームを見ていたのが良かった。若い選手が出て良かったと思う」リーチは自身が不在の中、ゲームキャプテンを務めたHO原田衛らの成長に目を細めた。「衛は若くて、僕がいない時に主将としてのいい経験ができた。トレーニングの準備や試合に向けての準備もいい経験ができている。これからどんどん成長して日本代表に入る選手だと思うので、どんどん成長していってほしい。(LOアサエリ・)ラウシーも試合ごとに成長しているし、どんどん試合に出ればいい選手になると思う。(前節今季初出場したSO中尾)隼太も久々の試合で、雨のコントロールが難しい中うまくゲームコントロールしてくれた。(三重H戦でメンバー入りしたSH田中)元珠も出番はなかったが、今後東芝のスター選手になると思う」ニュージーランド代表56キャップの司令塔リッチー・モウンガの活躍ぶりを改めて問われると、リーチはこう返答した。「リッチーの良さは試合中のマネジメントが優れている。『どうしたらいい』『こうしたらいい』というベーシックな判断がいい。(『スーパーラグビー』の)クルセイダーズのようなカウンターをやりたがり、最初は慣れていなかったけど、今は同じ絵が見えるようになった。彼はスペースが見え過ぎていた。『SR』に比べてスローモーションに見えるので、『自分で行ってもいいし、周りも使ってもいいが、バランスが難しい』と言っていた。『そのまま自分の強みを出してほしい』と伝えた」第13節・コベルコ神戸スティーラーズ戦は40-40、第14節・三重H戦は8-7とここ最近苦戦しているが、指揮官はむしろリーチ(三重H戦は後半4分から出場)とモウンガを欠いた中での戦いぶりを称えた。「本当に成長できたと思う。ふたりの選手に頼るのはチームとして適した考えではない。選手層を厚くし、若い選手を育成していくのは大事だと考えているので、常に準備している。例えばトランプで持っていないカードを頼るのではなく、持っているカードで考えたい。ワールドクラスの選手がふたりいるが、その選手を頼るのではなく、しっかり自分たちのいる選手を使っていきたいと常々考えている」リッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京)(C)JRLO父が死去し、一時帰国していたモウンガは4月21日に再来日した。モウンガと前節40分プレーしたリーチの今後の起用法は?「リッチーはこの数週間メンタル的に大変な状況だったので、フィットネス、身体の状態を評価して決めたい。必要なトレーニングができているか確認して対応したい。リーチが戻ってこられて40分プレーできたのは自分たちにとって非常にポジティブなこと。準備ができているので、しっかり使うつもり。フィジカルは問題ない。素晴らしい選手なので、楽しみにしている」ブラックアダー監督は2季ぶりPO進出を決めたチームをこう評価した。「アタックでストライクできている。あと自分たちのディフェンスシステムを理解した上でラインスピードをうまく出している。あと去年と違うのはリッチーがいる。リーチも含めて、ゲームのマネジメントについて、しっかりリーダーシップを発揮してくれているのは去年とは違う」もちろん、課題もある。ブラックアダー監督は「フォーカスしたいのはセットピース。ラインアウトをこの3週間で立て直したい。あとはディフェンス面。自分たちのエッジでのディフェンスを改善していないといけない。アタックはバリエーションも豊富にできている。ただプレーし過ぎてしまっている面がある。オフロードなど選手たちがワクワクし過ぎてミスにつながっている側面もある」と指摘した。監督と主将は東京SGとの勝負のポイントを次のように挙げた。ブラックアダー監督「自分たちのセットプレーを大事にして、自分たちが最高のパフォーマンスをすることが大事。スクラム、ラインアウトが大事になってくる」リーチ「サントリーとの接点でどれだけ前へ出られるか、どれだけ止められるかがキーになると思う。あとは規律。セットプレーを安定させてそこから組み立てていきたい」イザヤ・プニヴァイ(東京サンゴリアス) (c)JRLO対する東京SGは4月23日にメディア対応を実施。全試合先発出場のSO髙本幹也と全試合出場のCTBイザヤ・プニヴァイは2季目に飛躍した理由をこのように自己分析した。髙本「昨年も僕自身は試合に出るつもりで毎日練習していたし、それが良かったのでは。『1年目だから出られない』というマインドでは練習していなかった。それで試合に出られない理由をコーチと考えていた。プレシーズンにもう一回自分ができることを100%やった上で臨んだ。『サンゴリアスのアタックはどういうことなのか』『ディフェンスシステムがどういうものなのか』『この選手はこういう考え方をするのか』など基礎的なことを頭に叩き込んだことが今になって大きかったと思った」プニヴァイ「シーズンのスタートから『今年こそやり遂げよう』と強い自信と大きな目標を立てていた。『自分史上最高のシーズンにしないとスタメンに出られない』と思った。今季は自分のプランニングに重きを置いている。映像を見たり、リカバリーしたり、やるべきことをすべてやったことで試合に自信を持って臨めるし、試合でベストパフォーマンスできていると思う」プニヴァイが髙本のコミュニケーション能力を称えれば、髙本もコミュニケーションの重要性を説いた。プニヴァイ「ミキ(髙本)はとてもコミュニケーションがうまい選手。ラグビーの全体像をつかむのがうまい。自分のやりたいことを明確に伝えてくれる。日本人、外国人にかかわらず、言葉の壁があっても、彼がどのプレーをどうしてやってほしいのか、クリアに理解できる。フィールド外でもとても面白い選手」髙本「チームがやりたいことをコミュニケーションするのは当然、自分自身がやってほしいプレーやほかの選手がやりたいプレーを試合に向けてコミュニケーションを取っている。オフフィールドの会話がコミュニケーションにつながっていると思う。先輩と飲みに行ったり、イジー(プニヴァイ)はお酒を飲まないが、ご飯を食べに行ってコミュニケーションを取ったりしている」来日当初は「1季だけ日本でプレーするつもりだった」とプニヴァイは明かした。「ケガのケアというつもりで、6~7か月プレーして、再びSRに戻ろうと思っていたが、ここにきて2か月、日本が好きだと思った。サンゴリアスのラグビースタイルもコーチもチームメートも日本食も好きになった。自分のパートナーもニュージーランド人と日本人のハーフだったこともあり、パズルがハマった感じ。日本にずっといたいと思うようになるまでそう時間はかからなかった」髙本は東京SGのアタッキングラグビーをリードする難しさと楽しさを口にした。「めちゃくちゃ難しいが、自分たちのラグビーや自分の強みが出た試合は楽しいし、それを出すために毎日練習にしている。難しさと楽しさを感じている。ここ2~3試合続けてゴール前でスコアができていないので、POでは1回のチャンスで取り切らないといけないので、10番として取り切るマインドと取り切るコントロールが必要になってくる」髙本幹也(東京サンゴリアス) (c)JRLOここまでBL東京が12勝1分1敗・勝点56で、東京SGが10勝1分3敗・勝点50。『トップリーグ』以降の府中ダービーの通算対戦成績はBL東京の16勝15敗とほぼ互角の様相を呈している。果たしてBL東京が2位を確定させるのか、それとも東京SGが逆転2位の可能性を最終節につなげるのか。『NTTリーグワン2023-24』第15節・BL東京×東京SGは4月27日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。試合当日はコーセーコスメポート 日やけ止め「サンカット プロテクトUV スプレー 60g」、オリジナル応援ペーパーキャップ&応援ボード、マッチデープログラムを配布(予定数に達し次第配布終了)。ルーパスガーデンでは車いすラグビー&デフラグビー体験やラインアウト体験会を実施するとともに、レトロゲームが楽しめるプレイエリア、京王DAY 府中ダービー特設フォトスポットも設置。チケット発売中。試合の模様はBS日テレにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)東芝ブレイブルーパス東京対東京サンゴリアス NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 DIVISION 1のチケット情報()NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24の特設ページ
2024年04月24日Bリーグ選手のカラダ作りの秘訣は?2月に行われた「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦 2024」で1位となった、千葉ジェッツの金近廉選手に注目します!代表に選ばれて、パリでプレーする姿を見てもらいたい。金近選手がバスケットボールを始めたのは小学校低学年の頃。「兄がバスケットボール部に入っていたので、そのチームの人たちと、家の前の公園で暗くなるまでバスケットボールをしていたんです。シュートを決めた瞬間が、何より楽しくて。プロになってからは、ファンの方たちが一緒に喜んでくれるので、その嬉しさを一層感じています」現在、21歳。ジェッツでは年下組。「30代、40代のベテラン選手も多いチームではありますが、上下を感じることはなく、風通しがいい。チームメイトからは“かねち”とか“廉”と呼ばれています。キャプテンの富樫勇樹選手は、“かねち”と呼んでくれていますが、試合中のピリッとした場面では“廉!”になることも。気が引き締まります(笑)」大学時代のポジションは、高身長の人が就くパワーフォワードやセンターだったが、プロに入ってからはスモールフォワードにスイッチ。「以前とは仕事が全く違うので、シーズン前半はうまくいかないことも。でも、中盤くらいからは慣れてきて、スモールフォワード特有のディフェンスの多様さが楽しくなってきました。今シーズンも残りわずか。昨季ジェッツは準優勝と、悔しい思いで終わった試合を僕もベンチで観ていたので、今季はリベンジできるように、チーム一丸となって優勝を目指しています」7月には、男子日本代表も出場するパリ五輪が開催。金近選手は、代表入りを期待される一人。「昨年のワールドカップでは、最終選考で外れてしまって…。やはりワールドカップやオリンピックという大舞台で世界の選手と対戦することは、バスケットボール人生において大きな経験になると思いますし、応援してくれている方たちのためにも、今度はしっかり選ばれて、パリでプレーする姿を見せたいです」2月のバレンタイン時期に開催された「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦 2024」では見事、1位を獲得。しかも、歴代最高得票数という快挙を成し遂げた。「みなさんが毎日投票してくれたり、SNSで応援メッセージをもらったりして、本当に嬉しかったですね。昨年1位の河村勇輝の得票数を上回ったことも(笑)。(“さん”づけでないのは)大学の先輩ですが、1個上は同級生みたいなものなので」イベントでは特技の3ポイントにかけて“恋する放物線”と甘いキャッチフレーズがついていたけれど。「せっかくなので…25歳くらいまでこれで頑張ろうと思います(笑)」かねちか・れん2003年3月11日生まれ、大阪府出身。身長196cm。’23年、東海大学を2年で中退し、練習生を経て千葉ジェッツに加入。ポジションはスモールフォワード。©CHIBAJETS FUNABASHI/PHOTO:Keisuke Aoyagiジャケット¥17,600パンツ¥15,400(共にリーバイス フォー ビオトープ/ビオトープ TEL:0120・298・133)インナーパンツ、タンクトップはスタイリスト私物靴は本人私物「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦 2024」結果発表!毎年、Bリーグが行っているバレンタイン企画で、昨年は横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝選手が1位となった「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦」。B2、B3を含む全56クラブから各1名がエントリーし、SNSなどでのファン投票で8代目モテ男No.1に輝いたのは千葉ジェッツの金近廉選手。優勝者はananに登場するのが恒例に。2位は宇都宮ブレックスの四家魁人選手、3位は琉球ゴールデンキングスのジャック・クーリー選手。投票の有効ポイント数が過去最高と、大盛り上がり!【1位】金近 廉(千葉ジェッツ)/96,024票3ポイントシュートを武器に、チームで存在感を発揮。関西出身でお笑い好き。好きな芸人は千鳥と、かまいたち。©CHIBAJETS FUNABASHI/PHOTO:Keisuke Aoyagi【2位】四家魁人(しけ・かいと)(宇都宮ブレックス)/62,578票アメリカの大学でのプレーを経て、昨年加入。チーム最年少で愛され弟キャラ。3ポイントシュートが得意。©B.LEAGUE【3位】ジャック・クーリー(琉球ゴールデンキングス)/55,151票試合後の手厚いファンサに定評あり。昨シーズンはリバウンド王に輝くなど、ゴールを守るチームの大黒柱。©B.LEAGUE※『anan』2024年4月17日号より。写真・魵澤和之(まきうらオフィス)スタイリスト・井田正明ヘア&メイク・坂西 透取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2024年04月13日後半戦一発目から全勝対決である。シーズン後半、そしてプレーオフトーナメントを占う大一番である。『NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24』第9節で埼玉ワイルドナイツと東芝ブレイブルーパスが激突する。ともに8戦8勝。勝点38で埼玉WKが1位、勝点37のBL東京は2位で続く。ここまでの両軍の戦いぶりは埼玉WKが第1節・横浜キヤノンイーグルス戦53-12、第2節・近鉄花園ライナーズ戦49-0、第3節・ブラックラムズ東京戦44-17、第4節・トヨタヴェルブリッツ戦43-27、第5節・三菱重工相模原ダイナボアーズ戦81-21、第6節・三重ホンダヒート戦70-12、第7節・東京サンゴリアス戦24-20、第8節・静岡ブルーレヴズ戦45-19。一方、BL東京は第1節・静岡BR戦43-30、第2節・東京SG戦26-19、第3節・コベルコ神戸スティーラーズ戦46-39、第4節・クボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦24-20、第5節・三重H戦40-12、第6節・トヨタV戦28-12、第7節・横浜E戦27-7、第8節・花園L戦50-32。埼玉WKがリーグ最多409得点を叩き出すとともに、リーグ最少の128失点を誇っているのに対して、BL東京はリーグ4位の284得点、2位の171失点である。前節のパフォーマンスも埼玉WKに分があった。相手は静岡BR、舞台は敵地・ヤマハスタジアム。昨年4月15日・熊谷スポーツ文化公園ラグビー場での『NTTリーグワン2022-23』第15節で25-44と黒星を喫し、『トップリーグ』時代から続いた35連勝、公式戦47戦無敗の記録を止められた因縁がある。前半25分まで埼玉WKが追う展開となるが、26分にLOルード・デヤハーが近場を突いて12-12と試合を振り出しに戻すと、5分後にはSH小山大輝がラック周りを抜け出して逆転。34分にはFB山沢京平のショートパントに走り込んだCTBディラン・ライリーがトライと思いきやノックオン。しかし、すぐさまライリーがインゴールにボールを叩き付けて26-12で折り返した。ルード・デヤハー(埼玉ワイルドナイツ)(C)JRLOディラン・ライリー(埼玉ワイルドナイツ)(C)JRLO後半早々には急遽メンバー入りし、リーグワンデビューとなったWTB丹治辰碩が初トライをマーク。45分静岡BRに17フェーズの末に1本返されたが、60分セルフジャッジして一瞬動きが止まった相手守備陣の隙をデヤハーが逃さずにこの日2本目のトライを決めて勝負あり。67分には残り5mのラインアウトからモールでHO坂手淳史がインゴールになだれ込んで45-19とした。試合後、ロビー・ディーンズ監督はこうゲームを振り返った。ディーンズ監督「素晴らしい試合だった。ブルーレヴズのホームで、ボーナスポイントを取って勝利できたことをうれしく思う。選手には毎試合学んでいこうという話をしている。ゲームコントロールやマネジメントの部分は、昨季よりも良くなっている。今日は集中力を切らさず、常に冷静にプレーできた」ロビー・ディーンズ監督(埼玉ワイルドナイツ)(C)JRLOHO堀江翔太を先発に回した意図を問われると、指揮官は「スクラムがこの試合の重要事項だと認識してコンビネーションの観点から判断した。クレイグ・ミラーとヴァル アサエリ愛とのコンビネーションも背景にある。通常この3人は試合を終わらせるフィニッシャーで登場してきたが、稲垣啓太のコンディション、試合の入りの部分から相手にプレッシャーを与えるという観点から判断した」と答えた。ゲームキャプテンも務めたHO堀江もスクラムの重要性を理解していた。「昨季はスクラムで負けてしまい、リズムを止められてしまったので、特に前のミルジー(ミラー)とアサには話をして、この1週間をかけて準備してきた」対するBL東京は7戦全敗で最下位に沈む花園Lと対戦。3分、モールからHO原田衛が幸先よく先制トライを奪うと、ここからオープンな展開に突入。10・13分と花園Lに立て続けにトライを許すと、21分には早いリスタートからLOワーナー・ディアンズがねじ込んだ。26分SOクウェイド・クーパーにPGを通されて10-15とされたが、31分にCTBセタ・タマニバルが体を回転させながらタックルをかわしてトライ、前半終了間際にFB豊島翔平がインゴールライン寸前まで迫るとタマニバルがピック&ゴーで連続トライ。SOリッチー・モウンガのCGも2本とも成功して24-15で前半を終えた。セタ・タマニバル(東芝ブレイブルーパス東京)(C)JRLOリッチー・モウンガ(東芝ブレイブルーパス東京)(C)JRLO後半開始早々、花園Lがモールからのピック&ゴーで反撃の狼煙を上げると、52分にBL東京はモールで前進し再び原田がインゴールにボールを運んだ。すると65・68分と花園Lがスピーディな連続攻撃を披露して連続トライをマーク、69分クーパーのGも決まり31-32とついに逆転される。後半に入ってスクラムを押される嫌な展開ながら、地力で勝るBL東京は慌てず騒がず。74分WTB濱田将暉が逆転トライを決めると、77分にはモウンガのロングパスを受けたWTB松延泰樹がインゴールに飛び込んだ。80分モウンガのカットパスに濱田が抜け出してノーサイド。ヒヤリとしながら、きっちりボーナスポイントを獲得した。苦戦を強いられたが、トッド・ブラックアダーHCは「強度の部分で我々に足りないものがあり、相手がプレッシャーをかけてきたが、選手たちはしっかりと自分たちのシステムを最後まで信じて遂行し、結果的にボーナスポイントも取ってくれたことを誇りに思う。学びもいくつかあったが、勝利できてうれしい。キープレーヤーを欠いた状態だが、ほかの選手がプレーの機会を得て、リーダーシップを発揮することは今後に向けてのいいチャンス。チーム全体のリーダーシップやレジリエンスが試されているので、まったくネガティブに捉えていない」と前を向いた。トッド・ブラックアダーHC(東芝ブレイブルーパス東京)(C)東芝ブレイブルーパス東京バイスキャプテンの原田も「ここ数年、自分たちよりも下位のチームに負けている試合も少なくなかったので、試合への持っていき方が良くなかったのかもしれない。もう一度レビューした上で、もっとハングリーにならないといけないのかもしれない」と反省を口にしつつ、「ラインアウトモールなどで相手にプレッシャーをかけていたので、立て直すことができた。モールで前進できることが僕らの立ち返るところ。FWのラインアウトなどセットピースのおかげで、ボーナスポイントまで取ることができた」と前向きなコメントを残した。原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)(C)JRLO残り10分でさすがのプレーを見せ付けたモウンガは「時間もしっかりあると思っていたし、正しいエリアでプレーすればスコアできることはわかっていたので、特に焦りはなかった。敵陣に入って自分たちのやるべきことをやることだけだった」と余裕を感じさせた。これまでの戦績、前節のパフォーマンスを見て、埼玉WK有利と決め付けるのは早計。これまでの戦いぶりが次戦に直結しないのが、ラグビーの奥が深いところ。両軍の試合登録メンバーは以下の通り。【埼玉WK】1クレイグ・ミラー、2坂手淳史、3藤井大喜、4リアム・ミッチェル、5ルード・デヤハー、6長谷川崚太、7ラクラン・ボーシェー、8ジャック・コーネルセン、9小山大輝、10松田力也、11丹治辰碩、12ダミアン・デアレンデ、13ディラン・ライリー、14長田智希、15山沢京平、16堀江翔太、17ダニエル・ペレズ、18ヴァル アサエリ愛、19マーク・アボット、20大西樹、21内田啓介、22ヴィンス・アソ、23マリカ・コロインベテ【BL東京】1眞壁照男、2原田衛、3小鍜治悠太、4ワーナー・ディアンズ、5アニセ サムエラ、6伊藤鐘平、7徳永祥尭、8シャノン・フリゼル、9杉山優平、10リッチー・モウンガ、11森勇登、12マイケル・コリンズ、13セタ・タマニバル、14桑山淳生、15松永拓朗、16橋本大吾、17三上正貴、18タウファ・ラトゥ、19山本浩輝、20アサエリ・ラウシー、21高橋昴平、22眞野泰地、23松延泰樹果たして、全勝を守るのは埼玉WKか、BL東京か。『NTTリーグワン2023-24』第9節・埼玉WK×BL東京は3月9日(土)・熊谷スポーツ文化公園 ラグビー場にてキックオフ。チケットはチケットラグビーにて発売中。試合の模様は日本テレビ(関東)にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24の特設ページ
2024年03月08日いよいよ『2024明治安田J1リーグ』の開幕である。2月19日『2024Jリーグ開幕PRイベント』が行われた。31回目のシーズンに向けて、Jリーグ野々村芳和チェアマンは次のようにあいさつした。「24シーズン、2月23日(金)からいよいよ始まる。昨年、開幕30周年というひとつの節目を迎え、新たな30年に向けて重要なシーズンと位置付けている。今後の10年、30年、どんなリーグにしていくか。究極の目標はJリーグが世界一のリーグになること。30年後にJリーグの選手が中心になって構成される日本代表が『W杯』で優勝するための第一歩だと思う。ピッチ上の選手たちのパフォーマンスが一番魅力的であると思う。今季どのカテゴリーも接戦になると思う。神戸が連覇するのか、他のクラブが奪還するのか。16年ぶりのJ1に戻ってきた東京ヴェルディや初めてJ1に上がってきたFC町田ゼルビアがどんな活躍を見せてくれるのか。さらに広島、金沢、長崎に続々完成する新スタジアムの歴史も始まる。たくさんの見どころがあるが、毎週毎週行われる作品を積み重ねることでJリーグも成長していくと思っている。『明治安田Jリーグ』の開幕をぜひ楽しみにしてください」続いて、『明治安田J1』開幕戦のカード毎に選手たちが意気込みを語り、「2024シーズン自己PRここに注目!!」を発表した。2月23日(金・祝)・サンフレッチェ広島×浦和レッズ・エディオンピースウイング広島満田誠(広島)「新スタジアムで開幕できるのは自分にとってもチームにとっても素晴らしい。浦和レッズという素晴らしい相手とできるので、開幕から盛り上げていきたい。(ここに注目!!)『キック精度』FK、CK、クロス、シュートの回数が多いので、そこを見てもらいたい」西川周作(浦和)「僕は2010年から4年間広島に在籍していたが、その時から『広島市内にスタジアムできないかな』と思っていた。新しいスタジアムで強い広島と対戦できることを楽しみにしている。(ここに注目!!)『GK』GKはピッチはふたりしか立てない。点を決める選手がスポットライトを浴びがちだが、GKのワンプレーを見てもらい、自分たちがGKの価値を高められる試合をしていきたい」2月23日(金・祝)・名古屋グランパス×鹿島アントラーズ・豊田スタジアム山岸祐也(名古屋)「鹿島は一つひとつのデュエルが激しいので、そこで負けないように。エンブレムも変わり、メンバーも入れ替わったので、新しいグランパスを見せたい。(ここに注目!!)『山ピース』ゴール決めたら山ピースをするので、グランパスファンの方とやりたい」柴崎岳(鹿島)「名古屋という歴史あるクラブと開幕戦やれるので、いいゲームをしたい。アウェイだが、勝ちにいきたい。(ここに注目!!)『全国の小学生以下ホームゲーム無料招待』今年キャプテンで選手会長なのでチームのPRしたい。鹿島のホームゲームでは小学生以下ホームゲームが無料。鹿行地域は昨年もやっていたが、全国のファンに広げる」2月24日(土)・ジュビロ磐田×ヴィッセル神戸・ヤマハスタジアム(磐田)松本昌也(磐田)「昨年王者のヴィッセルとの対戦だが、僕らはチャレンジャーとして臆することなく90分間戦い続けて勝ちにいきたい。(ここに注目!!)『勝負強いゴール!!』昨季昇格ゴールを決めたり、30周年記念マッチでゴールを決めたり、記念ゴールを決めることをできたので、今年も開幕戦でゴールを狙っていきたい」山川哲史(神戸)「昨年スタートダッシュが決まって、その勢いのまま優勝までいったので、開幕戦は大事だと思うので、勝って勢いを付けたい。(ここに注目!!)『背番号』今年から背番号4に変更させてもらって、ヴィッセル神戸の背番号4はトーマス・フェルマーレンや北本久仁衛選手など偉大な選手が付けてきたてので、4番にふさわしい男になっていきたい」2月24日(土)・アビスパ福岡×北海道コンサドーレ札幌・ベスト電器スタジアム紺野和也(福岡)「札幌はうまい選手が多く、コンビネーションがいいので、そこを出させず、自分たちの良さを出し、ホームでできるので勢いに乗っていきたい。(ここに注目!!)『チャンスメイク』多くのチャンスメイクをして、ゴールアシストをして、多くの勝利に貢献したい」岡村大八(札幌)「福岡は守備が堅く統率力が高いが、うちは攻撃的。守備の福岡を札幌の攻撃力を圧倒できるようにしたい。(ここに注目!!)『対人』札幌は攻撃に目がいきがちだが、後ろで体に張っている姿も注目してもらえれば」2月24日(土)・サガン鳥栖×アルビレックス新潟・駅前不動産スタジアム長沼洋一(鳥栖)「新潟は鳥栖と志向しているスタイルが同じなので、面白いゲームができるかなと思っているし、ホームできるので勝って開幕したい。(ここに注目!!)『得点力』昨季ふたけた得点取ることができて、右足、左足、ヘディングと色んなところで得点できるところを見てもらいたい」谷口海斗(新潟)「両チームとも似たようなスタイルだ思うので、どっちが上回れるか、勝利をつかみたい。(ここに注目!!)『ゴールへの迫力!!(谷口農園)』農園では主にトマト、えだまめ、ナスなど、おいしい野菜を作っている」2月24日(土)・FC町田ゼルビア×ガンバ大阪・町田GIONスタジアム谷晃生(町田)「いきなりかという気持ちもあるが、色んな気持ちを持ちながら、今着ているユニフォーム、エンブレムのために勝てれば、そしていいスタートを切れればと思っている。(ここに注目!!)『シュートストップ』監督も守備のこだわり、失点しないことのこだわりを言っている中、自分が最後シュートストップして、GKとしていい仕事をできればと思っている」宇佐美貴史(G大阪)「本当にいいチームだと思うし、J2から昇格して勢いがあるし、個人的に大好きな後輩なので、悔しがる晃生の姿を見せたい。(ここに注目!!)『技術』自分はここだと思う。年齢に関係なく伸ばせると思うので。ヤット(遠藤保仁)さんの経験を直接聞けるのは僕らだけ、ありがたい」2月24日(土)・湘南ベルマーレ×川崎フロンターレ・レモンガススタジアム平塚田中聡(湘南)「神奈川県のクラブ同士で勝手にライバル視しているが、開幕戦で勝って、いいスタートを切りたい。(今季のポイント)『狩る』自分は守備が得意なので、ボールを奪うのではなく、ボールを狩る気持ちでいくので、ボールを狩りたい」川崎Fの選手は『AFC チャンピオンズリーグ2023-24』ラウンド16試合前日のため欠席。2月24日(土)・セレッソ大阪×FC東京・ヨドコウ桜スタジアム毎熊晟矢(C大阪)「『アジアカップ』は初めて肌で感じて、アジアの大会は厳しいなと感じた。帰って来て、キャンプ終盤だったが、チームはいい仕上がりになっていた。(ここに注目!!)『守備』僕は攻撃に特徴がある選手だと思っているが、SBは守備の選手なので、守備でも存在感を発揮したい」松木玖生(FC東京)「アウェイの試合になるが、C大阪は攻撃力があるが、それに負けないよう、自分たちのサッカーを90分間見せて勝ちたい。(ここに注目!!)『推進力』自分のところでビルドアップを作ったり、チームのエンジンをかけたりしていければと思っている」2月25日(日)・柏レイソル×京都サンガF.C.・三協フロンテア柏スタジアム細谷真大(柏)「『アジア杯』は個人としてもチームとしても悔しい結果で終わってしまった大会。開幕戦から若い世代の対決もできるので、そこでも負けられない。(ここに注目!!)『ゴール』とにかくFWなので、ゴール取ってチームを勝たせたい」川﨑颯太(京都)「昨季柏も僕らも残留争いを強いられてしまったが、お互いに今季違うと思うので、勝って勢いを付けたい。(ここに注目!!)『デュエル』細谷選手のようにワンチャンスで決める選手がいるので、自分がその芽を摘めればと思っている」2月25日(日)・東京ヴェルディ×横浜F・マリノス・国立競技場谷口栄斗(東京V)「アカデミー出身でJ2のヴェルディしか見ていないので、またJ1に戻ってきてうれしい。(ここに注目!!)『対人、縦パス』CBなので、まずは対人に負けないことが大事になってくるし、違いを作る、攻撃のスイッチを入れる縦パスを入れたい」飯倉大樹(横浜FM)「1993年の開幕戦はVHSが擦り切れるほど見たが、31年ぶりに再現するということなので、2-1でマリノスが勝ちたい。(ここに注目!!)『ドリブル』西川選手も谷選手も点を取られないことにフォーカスしているが、マリノスは攻撃的なので、GKから攻撃的だとやっていきたい」取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2024年02月20日あべのハルカスの展望台「ハルカス300」では2024年2月9日(金)から25日(日)までTVアニメ『呪術廻戦』とのコラボ企画を実施いたします。『呪術廻戦』は芥見下々氏による漫画作品であり、2018年3月より「週刊少年ジャンプ(集英社)」にて連載が開始され、既刊25巻発売時点で累計発行部数9,000万部を突破した人気作品です。2020年10月から2021年3月までアニメ第1期が放送され、同年12月には第1期の前日譚にあたる物語が描かれた『劇場版 呪術廻戦0』が上映されるなど、世界的に反響を呼びました。2023年7月からは待望の第2期が放送されるなど、圧倒的な人気の高さを誇っています。今回、ハルカス300(展望台)では、『呪術廻戦』とのコラボ企画として、キャラクターがデザインされたグッズ付きチケットを販売するほか、60階「天上回廊」では本イベント限定のオリジナル描き下ろしイラストを使用した特別デザインの等身大パネルや『渋谷事変』の場面写装飾等を設置いたします。また、展望台チケットカウンターがある16階フロア(無料エリア)においても装飾を実施いたします。さらに「『呪術廻戦』~全国を廻れ!じゅじゅつ旅~」は全国4都府県の主要都市にて開催されます。大阪ではハルカス300(展望台)とHEP FIVEにて同期間に開催し、2施設の連携企画としてデジタルスタンプラリーも実施いたします。『呪術廻戦』のファンの方に限らず、ご来場いただいた皆さまにお楽しみいただける内容となっております。地上約300mで『呪術廻戦』の世界観を味わえるのはハルカス300(展望台)だけです。この機会に是非ハルカス300(展望台)へお越しください。詳細は、別紙をご覧ください。別紙: 参考: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月19日今大会注目、オールラウンドのストライカーだ。高校年代最高峰のリーグ戦・プレミアリーグWESTでは精巧なポストプレーや献身的な守備を見せつつ、ゴールを量産。その後、負傷で戦列を離れたものの、信じた仲間たちが選手権出場を勝ち取り、そして間に合った。静岡学園のエース、川崎F内定FW神田奏真の軌跡と胸中に迫った。(提供/エル・ゴラッソ特別編集 高校サッカー名鑑聞き手:安藤 隆人)11月末に復帰を果たした神田奏真選手写真:安藤 隆人サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■「ありがとう」しかない。覚悟は決まった――まずは2年ぶりの選手権出場と川崎F内定おめでとうございます。「ありがとうございます。どちらも周りの人たちのおかげだと思っています」――静岡県予選は負傷離脱中で1試合も出場することができませんでした。どのような心境で見ていましたか?「とにかく仲間を信じる気持ちでした。(欠場せざるを得ない)悔しさが一番でしたが、最後の選手権はどうしても出たかったので、チームメートが勝利を重ねて出場権をつかみ取ってくれることを信じ、もう祈るような気持ちで見ていました」――仲間たちがやってくれましたね「選手権出場が決まったときはもう、『ありがとう』の言葉しか出てきませんでした。同時に、ピッチの上で(最後の)高校サッカーに本気で向き合っていく覚悟も決まりました」サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは■万能型FWへの挑戦――神田選手はしなやかなポストプレーと足元でボールを収めてからのターン、シュートのうまさが魅力だと思います。理想とするストライカー像はあるのでしょうか?「僕は"なんでもできるFW"、"毎試合1点は必ず取るFW"になりたいと思っています。そのために、常にボールを受けることと、ゴールを狙えるポジションを取ることを意識しています。自分では"前線でのボールキープが得意で、周りを生かしつつ、周りからも生かされるストライカー"だと思っていますが、同時にやっぱり、常に自分がチームで一番点を取りたいと思っています。ボールを持ったら積極的に勝負を仕掛けたり、チームが苦しいときに僕一人でも点が取れたりする選手になりたいです」――ハイボールもグラウンダーのボールも前線であれだけ収めてくれると周りも助かると思います「クリアボールやGKからのボールも含め、僕が前線で収められれば、周りも前向きにプレーできますし、僕自身もマイボールにしてから仕掛けられるので、意識はしています。でも、もっとボールを積極的に受けて、常にゴールを狙えるポジションを取りたい。そのために、もっと体の使い方、相手の力を活用する意識を研ぎ澄ませたいという考えです。自分よりも大きな選手を背負えるようになりたいですし、動き出しで外せる選手にもなりたいので、自分にとって必要なプレーはどんどん身につけてきたいと思っています」――卒業後は川崎Fに加入することが決まっています。オファーをもらったときの心境はいかがでしたか?「素直にうれしかったですし、フロンターレさんからいただけるとは思っていなかったので驚きました。決めるにあたってはプレッシャーもありましたが、『ここでやりたい』と強く思えたので、覚悟は固まりました。ただもちろん、決まったからよかったではなく、これから先、あのハイレベルなメンバーの中でも飛び抜けた存在にならないといけないです」――プロ入り前最後の大舞台が選手権ですね。11月26日のプレミアリーグWEST第21節・磐田戦では、8月以来となる実戦復帰を果たしました「予定より1カ月くらい早かったですね。もともと"選手権に間に合えばいい"という話だったので。ケガしていた間は『若い人は治りが早い』と言われていたので、お医者さんの言葉を信じて、復帰したときに少しでもいいプレーができるように、筋トレをやりました。体重は増えていませんが、上半身の筋肉量は増えましたよ。(プレー初日は)まだ怖さもあったのですが、この素晴らしい仲間とサッカーができるのも残りわずかなので、まずは復帰できてうれしかったです。あとは何より、僕は"優勝を目指せる状況"にしてもらった立場です。競争を勝ち抜き、仲間が作ってくれたチャンスをモノにすることが僕の、FWとしての役割なので、1 本も無駄にしないようにしたいです」サッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とはピッチを離れている間にとった行動、しなやかなターンとポストプレーに隠された秘密、「仲間に連れてきてもらった」選手権に挑むエースの覚悟......続きは『高校サッカー名鑑』で神田 奏真(かんだ・そうま)2005年12月29日生まれ、17歳。大阪府出身。178㎝/73kg。大阪東淀川FC→静岡学園高。川崎F加入内定。U-18日本代表
2023年12月09日株式会社ユーラスエナジーホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役社長:諏訪部 哲也、以下「当社」)は、公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(以下「Jリーグ」)及び日本自然エネルギー株式会社と、気候アクションに特化した「Jリーグ気候アクションパートナー」契約を締結しました。Jリーグは、気候変動問題の解決に真剣に取り組むために、2023年5月より新たなパートナーカテゴリーとして気候アクションに特化した「Jリーグ気候アクションパートナー」を新設し、「Jリーグ気候アクション」に共感する企業・団体と連携して持続可能な社会に向けた活動を実施しています。当社は「クリーンエネルギーの普及・拡大を通じ、地球環境保全の一翼を担う」という企業理念のもと、地域に根差して再生可能エネルギーの拡大に取り組み、地球環境保全ならびに持続可能な社会づくりに取り組んでいますが、このたび、地域社会に寄り添うJリーグが目指す活動の趣旨と社会的意義に共感し、日本自然エネルギー株式会社と共に「Jリーグ気候アクションパートナー」契約を締結することといたしました。本契約においては、当社が所有する「ユーラス田代平ウインドファーム」(所在地:秋田県鹿角市)が生み出す電気の環境付加価値を、グリーン電力証書*1の発行業者である日本自然エネルギー株式会社が証書化し、それをJリーグに提供し2023年7月~12月に開催のJリーグの公式戦約600試合*2の電力使用により排出されたCO2量をオフセットする取り組みを実施いたします。本取り組みは、日本政府が目指す脱炭素社会の実現にも貢献するものと考えており、当社は今後も、Jリーグならびに他Jリーグ気候アクションパートナー各社と連携し、2023シーズン全公式戦カーボン・オフセットをはじめとしたJリーグ・Jクラブが行う気候アクションの推進に加え、気候変動対策への興味関心の喚起・増加、人々の日々の行動変容に寄与できるよう、取り組んでまいります。※1 自然エネルギーから発電された電気のグリーン価値部分を「グリーン電力証書」という形にしたもの。証書を購入し保有することで、購入者は「自然エネルギーを使っている」と見なすことができる。※2 該当期間において、すでに再エネ・実質再エネ電力を調達しているスタジアムにおける試合を除く。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月04日日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE(Dリーグ)」の4期目となる「第一生命 D.LEAGUE 23-24 SEASON」が29日、東京ガーデンシアターにて開幕。FANTASTICSの八木勇征が、元テレビ東京アナウンサーの森香澄とともに配信MCを務め、イベント後に囲み取材に応じた。今シーズンは、バトルによる緊迫感を残しつつ、よりDリーガーやチームの魅力を発信するコンテンツへと進化。「DYM MESSENGERS」が新たに参画し、全13チームで熱い戦いを繰り広げる。八木は「僕はDリーグ初めて生で見させていただいたんですけど、映像で見るのと迫力が違って絶対生で見たほうがいいなと思いました」と感想を述べ、「ダンス以前に表現者としての立ち振る舞いとか、表情とか、学ぶべきところがたくさんあって、刺激をたくさんいただく時間になりました」と語った。さらに、「生で見ていて刺激とか衝撃とか、ものすごく楽しかった」と言い、「生の臨場感を楽しんでいただけたらダンスが大好きになると思うので、ぜひ会場に足を運んで見に来ていただきたいです」と呼びかけた。なお、この日は開幕を記念して、D.LEAGUE新アンバサダー「FANTASTICS×EPEX」がテーマソングである新曲「Peppermint Yum」を初披露。同楽曲には、勢いに乗るFANTASTICSとEPEXがパフォーマンスを通じてお互いの意志とプライドをぶつけ合いながら共に成長し、世界を舞台に突き進んでいく決意を盛り込んでいる。
2023年10月29日ここからは負けたら終わりのサバイバルマッチである。プール戦であって、KO方式のトーナメントの様相を呈している。残り2試合、日本代表は『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』ベスト8入りへ勝ち続けるのみだ。プールDはイングランド代表が3戦3勝で決勝トーナメント進出をほぼ手中に収め、実質残りはひと枠。日本代表、サモア代表、アルゼンチン代表が1勝1敗で三つ巴の戦いを繰り広げている。机上の空論では日本が次戦・サモアにもし負けたとしても、最終戦でアルゼンチンに勝てば2大会連続ベスト8の可能性を残す。しかし、2勝2敗での勝ち抜けはボーナスポイントや他チームのスコアも絡んでくる。結局は捕らぬ狸の皮算用でしかない。サクラのジャージーをまとう面々は2連勝での1次リーグ突破しか見ていないことだろう。9月26日、試合登録メンバー発表記者会見の席で、No8姫野和樹主将は次のようにキッパリ。「この試合がデスゾーンとなるのはわかっていた。厳しい戦いになるが、準備をしてきたので自信はある。リフレッシュする時間もあったので、うまくいっている。サモアのレベルは上がってきている。経験と当たり負けしない強さがあり、ゲームコントロールもうまい。しかし、我々にはこの試合に勝つゲームプランがあるので、それを信じて100%で遂行する自信がある。集中して、苦しい時にコミュニケーションを取り、ぶつかり合いで勝つためにダブルタックルをしなくてはいけない」レメキ ロマノ ラヴァ(C)JRFUイングランド戦で開始早々WTBセミシ・マシレワの負傷退場によって急遽出番が回ってきたにもかかわらず、出色のパフォーマンスを見せたレメキ ロマノ ラヴァは今回スタメンに名を連ねた。FBとして最後尾から戦況を睨むレメキはサモアをこう分析した。「前の試合(アルゼンチン19-10サモア)を見ていて、キックが良ければサモアは勝てたと思う。FWを使い過ぎていた。我々はFWのエネルギーをセーブしたいので、相手の22mエリアに入る時以外は同じことをしたくない。自分の最大の役割は、冷静さを持つこと。私はただ攻撃するタイプではないので、我慢強さを出してキックを使ってテリトリーを狙っていきたい」ジェイミー・ジョセフHCはレメキへの信頼を口にした。「レメキは長い間あのレベルでプレーしていなくて難しい試合だったにもかかわらず、いいプレーをしてくれた。次の試合でも彼はまた同じようなプレーができると確信している」また指揮官は今回リザーブにSO李承信を並べた意図を説明した。「さまざまな理由からベンチに10番のスペシャリストを置かないことにしている。しかし、この試合は承信のためのテストマッチだと考えている。彼はこれまでチームのためにとてもいいプレーをしてきたし、まだ若い。ほかの若い選手たちがそうであるように一度悪いパフォーマンスをしたからといって悪い選手というわけではない。彼には立て直す機会を得る必要がある。承信はここ数週間、試合の準備において多くの成長を示した。接戦になると思うので、結果を出すには23人全員の力が必要」李承信(C)JRFU9月17日、日本の第2戦・イングランド戦は善戦と見ることもできるし、完敗ととらえることもできる。後半15分までSO松田力也が4本のPGを成功させて12-13と1点差に食らい付いたが、自陣深くのディフェンスで相手のパスが頭に当たり、日本代表の選手たちがノックオンとセルフジャッジし一瞬足が止まった。このわずかな隙にそのままトライを奪われる不運が勝負の分かれ目となり、さらに後半勝負の終盤にイングランドに2本のトライをまとめられて12-34。昨秋コテンパンにやられたスクラムではほぼ互角に組んだものの、警戒していたハイパントから連続攻撃を許し、マイボールラインアウトをミスしてトライにつなげられるなど、イングランドのプレッシャーにさらされた。次のサモア戦でもセットピースが鍵となるだろう。フィジカルで勝るサモアはラインアウトからのモールやスクラムなど、FWがフィジカルでぐいぐい押してくる。しかもフィジカル一辺倒ではない。『RWC2019』ではオーストラリア代表として出場したSOクリスチャン・リアリーファノがゲームをコントロールする。36歳となったばかりの熟練の司令塔に、セイララ・マプスアHCも「クリスチャンはワールドクラスのプレーヤーであり、チームにとって非常に貴重な選手。私たちはクリスチャンが何をできるかをよく知っている。成果が出せない時間もあるかもしれないが、彼を支えるためにほかの14人の選手がフィールドにいるので問題はない。私はクリスチャンをあらゆる点で信頼しているし、チーム全体が彼を100%信頼している。クリスチャン自身もまたフィールドに戻り、力強いパフォーマンスを見せることを待ち望んでいると思う」と全幅の信頼を寄せる。さらにマプスアHCは2か月前のゲームとは全く別の戦いになると語った。「日本も私たちのチームも改善した。7月に対戦した時から両チームともレベルアップしているので、あの時の試合内容や結果はあまり参考にならない。全く違う試合になると思うし、両チームともかなり強くなっていると思う。私たちは日本の強みであるスピードと決して諦めない姿勢を警戒している。彼らのプレーは技術的な精度が高い。それらの強みに対抗して、私たちは基本に忠実でフィジカルを生かしたプレーを実現することを目指している。日本がかけてくるプレッシャーを確実に吸収できるようにしたい。逆に私たちが日本に同じくプレッシャーをかけるつもりだ」クリスチャン・リアリーファノ(C)WORLD RUGBY/Getty Images両チームの試合登録メンバーは以下の通り。【日本代表】1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)512堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)743具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)274ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)185アマト・ファカタヴァ(リコーブラックラムズ東京)56リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)827ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)178姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)309流大(東京サントリーサンゴリアス)3610松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)3511ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)612中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)3713ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1614松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)5315レメキ ロマノ ラヴァ(NECグリーンロケッツ東葛)1816坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)3917クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)1518ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)2819ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)920下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)421齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)1722李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)1023長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)6※所属チームの後の数字は代表キャップ数。【サモア代表】1ジェームズ・レイ2セイララ・ラム3ポール・アロエミレ4クリス・ブイ5セオドア・マクファーランド6タレニ・セウ7フリッツ・リー8サージョーダン・タウファ9ジョナサン・タウマテイネ10クリスチャン・リアリーファノ11ベン・ラム12アライディアンジェロ・レウイラ13トゥムア・マヌ14エド・フィドウ15ダンカン・パイアアウア16サマ・マロロ17ジョーダン・レイ18マイケル・アラアラトア19スティーブン・ルアトゥア20アラマンダ・モトゥンガ21メラニ・マタバオ22ネリア・フォマイ23ダニー・トアラジェイミー・ジョセフHC(C)JRFU日本×サモアの通算対戦成績はサモアの12勝5敗。『RWC』では3大会連続で対戦することになる。『RWC2015』は26-5、『RWC2019』では38-19といずれも日本が勝利。前回の日本大会ではボーナスポイントも獲得した。本大会直前の札幌ドームでの強化試合では30分リーチの一発退場が響き、サモアが24-22の逆転勝利をマークしたのだった。果たして、勝ってプールD最終戦につなげるのは中10日というアドバンテージがある日本代表か、中5日のショートウィークを強いられるサモア代表か。『RWC2023』フランス大会・日本代表×サモア代表は9月28日(木)・トゥールーズにてキックオフ。日本はプールD第5戦・10月8日(日)・ナントにてアルゼンチン、サモアは7日(土)・リールにてイングランドと対峙。日本×サモアの模様は日本テレビ系、NHK BS1/BS 4Kにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2023年09月28日『ジャスティス・リーグxRWBY スーパーヒーロー&ハンターズ Part 2』の4K ULTRA HD&ブルーレイが、12月6日(水) にリリースされることが決定した。本作は、世界で3億回以上視聴されているWebアニメ『RWBY』と、DCコミックス内に登場するヒーローチーム『ジャスティス・リーグ』がコラボした作品の続編。10代になったという設定だったPart 1に続き、Part 2では『RWBY』のルビーとその仲間たちが大人の姿に。『RWBY』がスーパーヒーローたちと再び力を合わせる、シリーズ第2弾となっている。ジャスティス・リーグが大人に戻り、演じる声優も一新。スーパーマン役を濱野大輝、バットマン役を三宅健太、ワンダーウーマン役を織部ゆかり、フラッシュ役をバトリ勝悟が務めるほか、フラッシュ役のオリジナル声優は『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のポルカドットマン役のデビッド・ダスマルチャンが演じる。また、チーム『RWBY』の日本語吹替版はPart 1のメンバーが続投。ルビー・ローズ役を早見沙織、ワイス・ジェニー役を日笠陽子、ブレイク・へドランナ役を鳴村侑、ヤン・シャオラン役を小清水亜美が務める。さらに、映像特典として『ジャスティス・リーグ』の世界に舞台を移し大人になった『RWBY』のキャラクターたちの紹介や2つの異なる世界観にフィーチャーした映像に加え、「ヒーロー同士の絆」も収録。また、プレミアムアウターケース付の初回生産限定版はデジパック仕様となっており、特製A6クリアファイル2枚セットが封入される。『ジャスティス・リーグxRWBY スーパーヒーロー&ハンターズ Part 2』予告編<リリース情報>『ジャスティス・リーグxRWBY スーパーヒーロー&ハンターズ Part 2』12月6日(水) 4K ULTRA HD&ブルーレイ発売※同日デジタル配信開始●<初回生産限定版>ジャスティス・リーグ スーパーヒーロー&ハンターズ Part 2 4K UHD&ブルーレイセット(2枚組):8,800円(税込)『<初回生産限定版>ジャスティス・リーグ スーパーヒーロー&ハンターズ Part 2 4K UHD&ブルーレイセット』ジャケット【初回生産限定特典】・プレミアムアウターケース付・デジパック仕様・特製A6クリアファイル2枚セット【映像特典】・ヒーローたちの絆・RWBYがジャスティス・リーグの世界へ●ジャスティス・リーグxRWBY スーパーヒーロー&ハンターズ Part 2 ブルーレイ:6,380円(税込)『ジャスティス・リーグxRWBY スーパーヒーロー&ハンターズ Part 2 ブルーレイ』ジャケット【映像特典】初回生産限定版と同様JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements are (C) & ™ DC. RWBY and all related characters and elements are ™ & (C) Rooster Teeth Animation. (C) 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
2023年09月20日人気のマンガを原作とした大人気のテレビアニメ「呪術廻戦」。そんなで呪術廻戦のコラボカフェ「呪術廻戦カフェ2023 懐玉・玉折」が、2023年8月10日から東京・大阪・愛知で順次開催♪クールでおしゃれな空間の中、名シーンやキャラクターをイメージしたメニューが登場し、注目を集めています。今回は呪術廻戦カフェで楽しめるキャラモチーフメニューをチェックしていきましょう。■おしゃれな空間で味わうコラボメニュー!呪術廻戦カフェ2023 懐玉・玉折「呪術廻戦カフェ2023 懐玉・玉折」はBOX cafe&spaceの4店舗で順次開催される予定となっています。店内はクールでおしゃれな空間で、いるだけで気分も高まります。呪術廻戦のコラボカフェということで、混雑すること間違いなし!事前に予約して訪れるのがベストでしょう。開催場所と開催期間【東京】BOX cafe&space 原宿アルタ: 2023年8月10日~10月8日【東京】BOX cafe&space ルミネエスト新宿 : 2023年8月10日~10月1日【大阪】BOX cafe&space HEP FIVE : 2023年9月15日~10月22日【愛知】BOX cafe&space 名古屋ラシック1号: 2023年8月10日~10月8日ここからは、気になるメニューを紹介!「呪術廻戦カフェ2023 懐玉・玉折」で味わえるコラボメニューの一部をピックアップします。■虚式「茈」!【五条悟】唯我独尊フルーツサンド「【五条悟】唯我独尊フルーツサンド」は、虚式「茈」をはなったシーンをイメージしているそう!カシスシャーベットとソルトアイスは、赫と蒼を表現。五条悟が発した「天上天下唯我独尊」も添えられています。メニュー名:【五条悟】唯我独尊フルーツサンド価格:1,650円(税込)■揺れ動く気持ちを表す2色のカレー【夏油傑】呪霊玉カレー「【夏油傑】呪霊玉カレー」は、夏油が呪霊を取り込むシーンの呪霊玉をイメージ。白のココナッツカレーと黒カレーで、揺れ動く気持ちが表されています。呪詛玉の中に入っているチーズといっしょに、2つのカレーを味わいましょう。メニュー名:【夏油傑】呪霊玉カレー価格:1,650円(税込)■メスがささってる!【家入硝子】エビアボカドベーグルサンド「【家入硝子】エビアボカドベーグルサンド」は、エビとアボカドのベーグルサンドに、硝子をイメージしたメスがささっています。添えられているのは、暑い時期にぴったりのヴィシソワーズスープ。ボリュームたっぷりで満足度も高そうです。メニュー名:【家入硝子】エビアボカドベーグルサンド価格:1,760円(税込)■白黒のクリームで見た目もばっちり!【伏黒甚爾】ティラミスパフェ伏黒甚爾が武器を出し入れする呪霊をイメージした「【伏黒甚爾】ティラミスパフェ」。白黒2色のクリームでイメージした、なんともおしゃれなスイーツに仕上がっています。中にはベリーやビスケットが入っており、最後までおいしく味わえます。メニュー名:【伏黒甚爾】ティラミスパフェ価格:1,650円(税込)■カフェ空間とメニューで呪術廻戦の世界観を堪能!今回紹介したコラボカフェには描き下ろしイラストやカフェ限定オリジナルグッズなどといった特典もあり、呪術廻戦好きにはたまりません!おしゃれな空間と楽しいキャラクターモチーフのメニューで、呪術廻戦の世界観を楽しんでください。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいて掲載しております。※本記事ではvospominanie___様、ryujuro_mama様の投稿をご紹介しております。
2023年08月21日NEXUS Presents 第76回 全日本フェンシング選手権大会<準決勝戦・決勝戦>が、9月18日(月・祝)に静岡県沼津市総合体育館で開催される。本大会は、フェンシング各種目の日本一を決めるもの。パリ2024オリンピックを来年に控えたフェンシング日本代表から、先日行われた世界選手権の個人戦で金メダルを獲得した江村美咲選手(女子サーブル)、銅メダルを獲得した松山恭助選手(男子フルーレ)、並びに団体戦で金メダルを獲得した男子フルーレ団体日本代表選手、銅メダルを獲得した女子フルーレ団体日本代表選手が出場予定だ。現在の日本代表は史上最強とも呼ばれており、その選手達が一同に出場し選手達の妙技を間近で見られる機会となっている。また、本大会は静岡県沼津市の市制100周年を記念し静岡県沼津市総合体育館で開催。さらに静岡県沼津市が舞台となった人気アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』とコラボレーションし大会を盛り上げる。NEXUS Presents 第76回全日本フェンシング選手権大会9月15日(金)予選:女子フルーレ・女子エぺ9月16日(土)予選:男子フルーレ・女子サーブル9月17日(日)予選:男子エペ・男子サーブル9月18日(月・祝)決勝大会:男女フルーレ・エペ・サーブル準決勝~決勝■チケット情報静岡県沼津市総合体育館(静岡県沼津市御幸町15-1)
2023年08月18日東京都稲城市の遊園地「よみうりランド」は、TVアニメ『呪術廻戦』とのコラボレーションイベント「TVアニメ『呪術廻戦』×よみうりランド」を開催する。期間は2023年9月22日(金)から11月30日(木)まで。TVアニメ『呪術廻戦』コラボイベント『呪術廻戦』は、2018年より「週刊少年ジャンプ」にて連載中の、芥見下々による漫画を原作としたTVアニメ。人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う呪術師との闘いを描いた人気作だ。2020年10月よりアニメ化を果たし、2023年現在はTVシリーズ第2期を放映しており、国内のみならず世界中で反響を呼んでいる。アトラクション、フード、グッズなど『呪術廻戦』一色にそんな『呪術廻戦』と「よみうりランド」のコラボレーションイベントでは、特別なアトラクションや、コラボレーションフードのキッチンカー、フォトスポットなどが登場。『呪術廻戦』一色となった園内を楽しめる。虎杖、伏黒、釘崎とめぐる「お化け屋敷ひゅ~どろ」中でも注目は、『呪術廻戦』のキャラクターと一緒にお化け屋敷に入っているかのような体験ができる「お化け屋敷ひゅ~どろ 呪術廻戦編」。虎杖、伏黒、釘崎といった呪術高専メンバー3人と一緒に、お化け屋敷を楽しみながら出口を目指していくことができる。コースターやファミリーライドで描き下ろしラッピング&オリジナルボイスまた、屋内型コースターの「スピンランウェイ」、大空を飛んでいるような気分を味わえる「ミルキーウェイ」、アップダウンしながら水平回転するファミリーライド「ファイト イッパーツ!」、2人乗り専用の「ゴーカート ファミリーコース」は、期間中は『呪術廻戦』描き下ろしイラストのラッピングに。加えて、オリジナルボイスも楽しめる。コラボフード&グッズもコラボレーションフードやグッズも充実のラインナップだ。虎杖の「黒閃」ラーメンや伏黒の玉犬ポテト、釘崎のクレープと、メインキャラクターをモチーフにしたフードが園内にて販売される。“つぶつぶアイス”でおなじみのディッピンドッツアイスにデコレーションを施した、五条の虚式「茈」アイスも目を引く1品だ。オーロラスペースで販売される、描き下ろしイラストを使用したオリジナルグッズには、SNS風のクリアカードやデフォルメされたミニキャラを配したカンバッジ、全面に絵柄を配したマイクロファイバーなどがラインナップ。尚、2,000円グッズを購入するごとに、ホログラムカード1枚がランダムでついてくる、嬉しい特典つきとなっている。【詳細】「TVアニメ『呪術廻戦』×よみうりランド」開催期間:2023年9月22日(金)~11月30日(木)開催場所:よみうりランド住所:東京都稲城市矢野口4015-1■前売限定 オリジナルシリコンバンド付きワンデーパス販売期間:9月8日(金)~11月30日(木)料金:おとな(18歳~64歳) 6,000円/中高生・シニア(65歳~) 4,800円/小学生4,200円/未就学児(3歳~)2,600円■コラボレーションフード・虎杖の「黒閃」ラーメン 1,500円販売場所:西海製麺所・伏黒の玉犬ポテト 900円販売場所:ロブソンフライズ・釘崎のクレープ 950円販売場所:マリオンクレープ・五条の虚式「茈」アイス 650円 販売場所:ディッピンドッツアイス※コラボフード1品購入ごとにオリジナルランチョンマット(全7種)をプレゼント。絵柄の選択不可。ランチョンマット配布は10月27日(金)まで。10月28日(土)以降は別の特典に変更。詳細は後日公式イベントページにて公開。■コラボレーショングッズ販売場所:オーロラスペース※9月22日(金)~24日(日)は、混雑緩和のため事前抽選による入場制限を実施。詳細はイベント特設サイトで告知。・SNS風クリアカード(ブラインド) 遊園地ver. 各440円 ※絵柄選択不可。・カンバッジ(ブラインド) 遊園地ミニキャラver. 各550円 ※絵柄選択不可。・ マイクロファイバー 遊園地ver. 各770円※グッズ2,000円購入ごとにホログラムカード1枚(全12種)をプレゼント。【問い合わせ先】遊園地よみうりランド総合窓口TEL:044-966-1111(10:00~17:00)
2023年07月28日ジュニア年代における国内最大規模のサッカー年間リーグ「プレミアリーグU-11」を⾏っているプレミアリーグU-11実⾏委員会(委員長・幸野健⼀)は、女川町、女川町教育委員会との共催で、2023年7月25日(火)から3日間、全国33都府県の代表が⼀同に集う「アイリスオーヤマ第8回プレミアリーグU-11チャンピオンシップ2023」を開催します。 東北初のサッカー全国大会として宮城県女川町での開催へ移行し、2年目となるこの大会。7月27日(木)12時半からの決勝はWACK女川スタジアムで実施され、大会会アンバサダーを務める元サッカー日本代表・佐藤勇人氏と佐藤寿人氏が試合を観戦、閉会式に出席予定です。また閉会式では女川潮騒太鼓轟会による太鼓演奏も行われます。今年も震災の教訓を後世に語り継ぐ取り組みとして、全参加チームに震災学習プログラムを実施し、選手たちの内面的な心の成長にも繋げています。冠協賛のアイリスオーヤマ株式会社をはじめとして多くの協賛企業が連なる本大会は、今年も延べ3,000人以上の来場が見込まれています。お子さんの夏休みの思い出に、お近くの方はぜひ会場に足を運んでみてください。参加チーム一覧はこちら>>■大会概要 大会名:アイリスオーヤマ第8回プレミアリーグU-11チャンピオンシップ2023主催:アイリスオーヤマ第8回プレミアリーグU-11チャンピオンシップ2023実⾏委員会共催:宮城県女川町/女川町教育委員会主管:プレミアリーグ宮城U-11後援:宮城県/宮城県教育委員会/(⼀社)宮城県サッカー協会/石巻サッカー協会/NPO 法人女川町スポーツ協会/女川町観光協会特別協賛:アイリスオーヤマ株式会社協賛:名鉄観光サービス株式会社期日7月25日(火)、26日(水)1次ラウンドおよび2次ラウンド7⽉27日(木)決勝ラウンド・閉会式会場女川町総合運動公園第⼀多目的運動場および第⼆多目的運動場女川小学校・女川中学校セイホクパーク⽯巻フットボールフィールド第1WACK 女川スタジアム 会場へのアクセスはこちら<<本件に関するお問い合わせ>>アイリスオーヤマ第8回プレミアリーグU-11チャンピオンシップ2023実⾏委員会 事務局 佐々木和之電話:090-4590-5713Email:sasaki@pl11.jp 公式ホームページ ※下記の画面が表示されて詳細に行けない方は、画像右上の×印(赤枠部分)を押してください。
2023年07月25日展覧会「アニメーション 呪術廻戦展 『劇場版 呪術廻戦 0』編」が、松坂屋名古屋店本館7階 大催事場にて、2023年7月19日(水)から8月7日(月)まで開催される。アニメ 『劇場版 呪術廻戦 0』を中心に物語の世界観を“追体験”「アニメーション 呪術廻戦展 『劇場版 呪術廻戦 0』編」は、少年ジャンプで連載されている芥見下々の漫画『呪術廻戦』のアニメ『劇場版 呪術廻戦 0』を中心に、アニメ第1期、アニメ第2期の内容も含め『呪術廻戦』の世界観を“追体験できる”展覧会。会場には、作中のシーンをイメージした装飾や原画、絵コンテ等多数の資料を展示し、『呪術廻戦』の物語を様々な角度から紹介する。尚、本展は先に大阪・阪急うめだ本店でも開催された巡回展だ。アニメ原画や絵コンテ、衣装などを展示『劇場版 呪術廻戦 0』 にフォーカスしたスぺースでは、アニメ原画や絵コンテ、設定資料の展示に加え、夏油傑の衣装や劇中に登場した呪具が集結。さらに、『劇場版 呪術廻戦 0』 の百鬼夜行、乙骨と夏油の激しい戦いを大型スクリーンで表現した“没入空間”や、「特級過呪怨霊 祈本里香 2度目の完全顕現」シーンのフォトスポットも登場する。「懐玉・ 玉折」エピソードやアニメ1期などテレビシリーズも紹介また、テレビアニメ化が発表されたエピソード「懐玉・玉折」にちなんで五条・夏油の高専の制服を展示するコーナーや、テレビアニメ1期の「呪胎戴天」「幼魚と逆罰」編、「京都姉妹校交流会」「起首雷同」編を彷彿させる空間で原画や絵コンテ等を目にすることのできるスペースも展開。アニメのテレビシリーズから劇場版まで、『呪術廻戦』の魅力を一気に振り返ることのできるコンテンツが目白押しとなっている。描きおろしイラストや原画のオリジナルグッズ販売加えて、会場では展覧会限定の描きおろしイラストや原画をデザインに取り入れたオリジナルグッズを販売。充実の展示とあわせて要チェックだ。【詳細】アニメーション 呪術廻戦展 「劇場版 呪術廻戦 0」編会期:2023年7月19日(水)~8月7日(月) 10:00~19:00※最終入場は閉場60分前まで。最終日は18:00閉場。会場:松坂屋名古屋店 本館7階 大催事場 ※会期中無休住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1入場料:一般・大学生 2,000円(1,800円)、高校生 900円(800円)、中学生 700円(600円)、小学生 500円(400円)※( )内は前売料金および当日会場で大丸・松坂屋のクレジットカード、大丸・松坂屋アプリ会員のサファイアランク、大丸松坂屋友の会カード、ブライダルサークル会員証の持参者が購入できる優待料金。※一部日程は、日時指定制。日時指定対象日程:7月19日(水)、22日(土)、 23日(日)、29日(土)、30日(日)、8月5日(土)、6日(日) 計7日間
2023年07月16日孫が誕生すると、そのかわいい姿を写真や動画に収めたいと思う祖父母は多いことでしょう。アメリカのインディアナ州に住む女性も、孫のボビーくんが誕生後、いつも彼を撮影しているそうです。孫を抱っこしたい祖母の作戦とは?ボビーくんの祖母は気付くといつも撮影係で、祖父がボビーくんを抱っこしていることが多いのだとか。そこで彼女は「夫からボビーを取り上げる動画を撮ったら、きっとかわいいわ」と思い、カメラを回し始めます。彼女と夫はいつも、孫の取り合いをしているのだそう。この日もボビーくんをヒザの上に乗せている夫に向かって、彼女が「私の番よ。あなたはずっと抱っこしているじゃないの」といいました。それでもボビーくんを渡そうとしない夫に、彼女は「わかった。いいわ」といってあっさり引き下がります。しかし、彼女はあきらめたわけではありません。ある秘策があったのです。その秘策とは…。こちらをご覧ください。まもなく戻ってきた祖母が手にしているのは…哺乳瓶!ボビーくんの視線は、おいしそうなミルクが入った哺乳瓶にあっさりとロックオンされてしまいました。「それちょうだい!」というように哺乳瓶に手を伸ばそうとするボビーくんを、祖父はしぶしぶ手放すことに。ボビーくんは普段から哺乳瓶が大好きで、それが何かをちゃんと理解しているのだそうです。赤ちゃんも食欲には勝てないということですね。祖母の『哺乳瓶作戦』は大成功しましたが、今日もきっと祖父母の家では愛しの孫の争奪戦が繰り広げられていることでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年07月07日国内男子プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」は、リーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)がスタート。B1リーグ3地区の1位、2位のクラブと、それらを除く18クラブのうち上位2クラブの8クラブによるトーナメント方式で開催される。3月の天皇杯で優勝し、シーズン中には24連勝というリーグ記録を打ち立てている千葉ジェッツは、優勝候補の筆頭。今季の躍進著しい7年目の原修太選手に、CSに向けての抱負を聞いた。年間チャンピオンを目指す激戦トーナメントが開幕。「今、チームは怪我人が多い状態ですが、全員で補い合い、積極性を持ってプレーできていることがジェッツの好調につながっています」原選手も今季はプレータイムが増し、天皇杯ではベスト5に選ばれるなど攻守に活躍が目立つ。自身のどこが進化したのだろうか。「もともとプロに入るまでは点取り屋タイプでしたが、この6年間、ディフェンスだったり、自分の課題をクリアしながら経験を積み重ねてきた中で、今年はもっと自由にオフェンスをやるよう(J・パトリック)ヘッドコーチに言われて。それで解放されたというか。点を取ってやる、という気持ちを常に持っている。そこが一番の違いかな」原選手の強みは自分でも日本人ではあまりいないタイプ、という体格。「普段は97kg、焼き肉を食べすぎると100kg(笑)」と話す屈強な体を活かしたディフェンスには定評が。「インサイドの外国籍選手相手にも守れますし、ただ重いだけじゃなくてフットワークも練習しているので、どこでもつけるというか。もともとドライブ(ドリブルで相手を抜くこと)が得意なのですが、今は日本代表に呼ばれたいという思いもあって、ディフェンスや試合中の状況判断をめちゃくちゃ意識してプレーしています」CSに向けても気の緩みはない。「昨年は地区優勝しながら初戦敗退という悔しい思いをしました。一番大事だと思うのは、悪い時間帯にどれだけリバウンドとか、泥くさいところを頑張るか、ということ。(チームの中心の)富樫(勇樹選手)だけでなく、僕もチームを引っ張っていけたらと。天皇杯、地区優勝に続く三冠を狙えるのは僕たちだけ。史上初の三冠を目指し頑張りたいです」この春から、観客の声出しも解禁された。歓声に興奮して珍しく試合中に客を煽ってしまった、と笑う。「観たことがない人も絶対楽しませる自信があるので、ぜひ会場へ応援に来てみてください!」日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022‐23クォーターファイナルが5/11~15、セミファイナルは5/19~23に行われ、ファイナルは5/27~30に横浜アリーナで開催(いずれも2戦先勝)。バスケットLIVEでの配信のほか、ファイナル第1戦はNHK BS1、日本テレビ系、第2戦はNHK総合ほかで放送予定。©CHIBAJETS FUNABASHI/PHOTO:Keisuke Aoyagiはら・しゅうた1993年12月17日生まれ、千葉県出身。187cm。ポジションはSG/SF。2015年に千葉ジェッツに入団。自身の療養経験を踏まえた長期療養児を支援する社会貢献活動も話題に。※『anan』2023年5月17日号より。写真・yoko(by anan編集部)
2023年05月12日NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 プレーオフトーナメント決勝がいよいよ開催されるが、特別な観戦体験ができる公式ホスピタリティチケットが登場する。ホスピタリティチケットは、試合を最高の環境で楽しみ、試合当日を“特別な1日”にするために用意されたもの。チケットは3種類あり、ゴールド、シルバー、ブロンズ、それぞれに趣向を凝らしたプログラムになっている。ブロンズホスピタリティチケットは、カジュアルな雰囲気のラウンジで軽食を楽しめ、観戦しやすいシートで試合を堪能できるチケット。シルバーホスピタリティチケットは、ビジネスシーンにも相応しい特別感を味わえる専用VIPラウンジで、エンターテインメントやお食事を楽しめるチケットで、試合のほか、ミニトークショーも楽しめる。そして、限定20名のゴールドホスピタリティチケットは、ゴールドラウンジ選手訪問など特別なプログラムが準備されている。ホスピタリティプログラムは、欧米ではよく知られるスタイルで、観戦だけでなく、個室やラウンジでの飲食やエンターテイメントを組み合わせて、単に豪華・高額なだけではない“特別な体験”ができるものだ。日本でも少しずつ、この試みが広がっており、家族との特別な1日や、ビジネスでの活用など幅広い層の利用が期待されている。NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 プレーオフトーナメント(C)JRLO準決勝5/13(土)14:35 埼玉ワイルドナイツ(D1:1位) vs. 横浜キヤノンイーグルス(D1:4位) @秩父宮5/14(日)12:05 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(D1:2位) vs. 東京サンゴリアス(D1:3位) @秩父宮3位決定戦5/19(金)19:00 @秩父宮決勝5/20(土)14:35 @国立(1)ゴールドホスピタリティチケット・ラウンジ:ゴールド専用VIPラウンジ(試合終了後も利用可)・座席:2Fメイン側 206ブロック前方席・食事:Main dishを含む5~6品のコースメニュー・飲み物:シャンパン、白ワイン2種、赤ワイン2種、ビール、ハイボール、スピリッツ、ソフトドリンク、他・その他:オリジナルPASS、ホスピタリティ限定エンタテインメント(ゴールドラウンジ選手訪問/ミニトークショー/試合終了後のピッチ見学)※ゴールドホスピタリティのお求めについてはpdhx.rlo@pia.co.jpまでお問い合せください(2)シルバーホスピタリティチケット・ラウンジ:シルバー専用VIPラウンジ(試合終了後も利用可)・座席:2階メイン側 204(前方)・205・206(後方)・207・208(前方)ブロック・食事:Finger Foodとビュッフェメニュー・飲み物:シャンパン、白ワイン、赤ワイン、ビール、 ハイボール、 スピリッツ、ソフトドリンク、他・その他:オリジナルPASS、ホスピタリティ限定エンタテインメント(ミニトークショー)(3)ブロンズホスピタリティチケット・ラウンジ:ブロンズ専用VIPラウンジ(ハーフタイム終了まで利用可)・座席:2階メイン側 203・204(後方)・208(後方)・209ブロック・食事:Finger Foodとスナック・飲み物:白ワイン、赤ワイン、ビール、ソフトドリンク、他・その他:オリジナルPASS※ホスピタリティチケットでご入場いただけるラウンジにはドレスコードがございます。以下の服装はご遠慮ください。ショートパンツ/靴の先のあいたサンダル/ビーチサンダル/穴のあいた・破れたデザインジーンズ/露出の高い服■チケット情報
2023年05月03日いよいよ最終節だ。『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23』レギュラーシーズンは今週末第16節を戦い、5月13日(土)より『NTTリーグワン2022-23』プレーオフトーナメントに突入する。ディビジョン1では開幕戦と同一カードがラインナップ。4か月の時間を経て、再び相まみえる。第16節の中で注目を集めるのが、4月22日(土)・江戸川区陸上競技場改めスピアーズえどりくフィールドでキックオフを迎える一戦である。2位クボタスピアーズ船橋・東京ベイ×3位東京サンゴリアス。他会場の結果次第だが、S東京ベイは逆転1位の可能性を残し、また両軍は3週間後に再び顔を合わせる可能性も十分ある。負けられない理由はお互いにある。えどりく16連勝中のS東京ベイは不敗神話を伸ばしたいし、開幕戦で黒星を喫した東京SGはここで借りを返しておきたいところ。何より勝利で締め括り、プレーオフに臨みたいはずだ。根塚洸雅(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)(C)JRLO12月18日・味の素スタジアムでの『NTTリーグワン2022-23』開幕戦はS東京ベイの必然の勝利となった。S東京ベイは出足の鋭いFW陣がブレイクダウンで優位に立ち東京SGの反則を誘うと、PGを選択。5分のショットを外すも7・11分とオーストラリア代表75キャップの名手バーナード・フォーリーが3点を加点していく。21分には敵陣深くでのパスワークから最後はFBゲラード・ファンデンヒーファーがカットパスをWTB根塚洸雅へつなぐと、昨季新人王のトライゲッターはWTBテビタ・リーのタックルを受けながらもインゴールにボールを叩き付けた。その後東京SGはSO田村煕が2本、S東京ベイは1本PGを決めて14-6で前半を終えた。尾崎晟也(東京サンゴリアス)(C)JRLO後半はギアが一段上がった。43分NO8ファウルア・マキシが守備網を突破し、左へ展開。すると左WTBのルーキー木田晴斗がトライをマーク。すると5分後東京SGはFB松島幸太朗のラインブレイクからNO8テビタ・タタフが抜け出して独走トライ。59分にS東京ベイがPGで追加点を挙げると、64分にファンデンヒーファーがハイパントから猛チャージでボールを確保。ボールを受けたフォーリーが左サイドの大きく空いたスペースへキックパス一閃。ボールをキャッチした木田がインゴールにボールを置いて勝負あり。76分にWTB尾崎晟也が意地のトライを返すも31-18でノーサイドを迎えた。マルコム・マークス(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)(C)スエイシナオヨシ18季ぶりに東京SGから勝利を奪ったS東京ベイは感情を爆発させると思いきや、淡々と勝利を振り返っていた。日本代表56キャップのCTB立川理道主将が「開幕戦の相手がサンゴリアスだから特別な用意をしたのではなく、この22週間で積み重ねたことを出そうと言い続けてこの試合に臨んだ。僕自身、入団してからサントリーに勝利したのは初めて。そういう意味ではうれしいが、この後15週あるし、最終節でも戦うので、浮かれずにこの後しっかり戦っていきたい」と言えば、南アフリカ代表59キャップのHOマルコム・マークスも「とてもタフな試合だった。サントリーとの試合はいつもタフになる。いいところもたくさんあったが、改善しないといけない点もあった。試合を振り返って、どこに改善が必要か、そういう細かい部分にもしっかりと取り組んでいきたい」と冷静に足元を見た。齋藤直人(東京サンゴリアス)(C)JRLO一方の東京SGにも落ち込んだ様子はない。初陣を勝利で飾れなかった田中澄憲監督が「クボタの非常にいいプレッシャーを受け、自分たちのラグビーができなかった。完敗と言っていいと思う。ただゲームは続く。これからどう戦うか。全員が『同じ絵を見ているか』という点に課題もある。アタックのシステム、キックカウンターの部分で今日は曖昧なところがあった。確認してきたが、全員にしっかり落とし込めていたかは課題」と敗因を語れば、齋藤直人共同主将も「望んだ結果ではないが、シーズンはまだ始まったばかり。しっかりと次の試合に意識を向け、この敗戦から学んで来週の試合を迎えたい。全員が同じ絵を見てプレーできていたのかを突き詰めたい。自分たちからアタックしたいが、ブレイクダウンの攻防でいいボールが出なければアタックが始まらないという認識をチーム全体で改めて共有したい」も同意した。あれから4か月、S東京ベイはリーグ最多得点の597得点を叩き出し、13勝1分1敗・勝点61の2位につけ、東京SGは苦しみながらも12勝3敗・勝点55の3位に位置している。3週間後にスタートする『NTTリーグワン2022-23』プレーオフトーナメントを前に両軍の差はさらに開いたのか、縮まったのか。S東京ベイは4月20日にメディア対応を実施。指揮官と今季限りで退団が決まっているCTBライアン・クロッティが最終節に向けて抱負を語った。フラン・ルディケHC(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)(C) クボタスピアーズ船橋・東京ベイフラン・ルディケHC「NEC(グリーンロケッツ東葛)戦の学びをサントリー戦でどうチャンスにつなげられるか楽しみにしている。最後のリーグ戦、今後ノックアウトステージをどう戦うかにつながる試合なので、自分も非常にエキサイティングな気持ち。セレクションも一貫性を持って選んだ。唯一の変化はクロッティがケガから帰って来たこと。プレーオフに向けて、彼が色々ポジティブな意味でチームを変えてくれることを楽しみにしている」クロッティ「エキサイティングな気持ち。いいパフォーマンスができるようにいい準備をしてきた。プレーオフに勢いが付けられるようなゲームをしたいと思っているが、まずは次の試合。私自身ゲームに戻って来られてうれしく思うし、最後にえどりくに帰って来られてうれしい。オレンジアーミーの前でプレーできることを選手全員が待ち切れなく思っている」ルディケHCは2位という結果は選手たちのパフォーマンスを反映した結果だと言う。「シーズンが始まってからだけではなく、プレシーズンを通してどうすれば、素晴らしいパフォーマンスを発揮できるかプランを持って進めてきた。ターニングポイントとなった試合は(第6節)リコー(ブラックラムズ東京)戦。最後のPGが外れて勝てたことが大きい。あと選手たちはコンスタントにいいパフォーマンスを見せてくれた。プレーオフに出場できるのは妥当な結果だと思う」開幕戦の再戦となることを問われると、ルディケHCはこう答えた。「両チームともかなりレベルが上がっていると思う。サントリーも我々も素晴らしいラグビーをしていると思うので、今週末いいチーム同士の対決になる。楽しみにしている」3週間後に同じカードになる可能性を質問されると。「まずは1レースごと集中していきたい。準決勝のことはまだまだ先。いろんなことが起こり得る。目の前の試合でどうするか、目の前のプレーをどうするか。相手チームがどうこうではなく、自分たちがベーシックなことをどれだけやれるかにかかっている。どんなメンタルでどんな準備をしてどけだけいい戦いを見せられるかを楽しみにしている」ルディケHCはクロッティの働きに評価していた。「クロッティはスペシャルな選手でスペシャルな人間。彼はチームのディフェンスシステムを変えてくれたし、チーム文化の醸成やアタックのシェイプもサポートしてくれた。何かひとつを挙げるのは難しいほど、チームのためにオールラウンドに貢献してくれた。彼はいつでも選手たちの相談に乗ってくれるし、経験値が高いので答えも持っている。非常にオープンな性格なのでオフフィールドでも日本人選手たちとも仲がいい。(クロッティが来てチームが変わった点は)一番大きいことでは状況判断。本人もそうだし、ほかの選手に判断させるところが一番変わった」S東京ベイでの残り時間が少なくなったクロッティは特別な感情を抱いていた。「スペシャルな感情がある。チームを去る者にとって残りの時間をどれだけエンジョイできるか。クボタはスペシャルなチーム、素晴らしい仲間がいる。個人としては元気を出して、残り時間をエンジョイしたい」ニュージーランド代表48キャップを誇るクロッティはS東京ベイの成長に関われたことは誇りに思っていた。「ラッキーなタイミングでチームの一員になれたと思う。2019年に加入した時にはスピアーズにはすでに土台があった、フランや以前いた外国人選手たちがチームの土台を作り、バーナードや田邉(淳アシスタント)コーチとともに国際レベルのアタックのエッセンス、ディフェンスのエッセンスを加えていった。このチームにはいいチーム文化があり友情があり、いいつながりがある。ラグビー面とチーム文化の両方で成長があったと思う。小さいことをひとつひとつ変えてきた。チーム全体でリーダーシップであったり、どう学びたいか共有できた。お互いがアイデアを出し合って、みんなで学ぶ意欲を持ち、ハードワークでより良くなる意識を持ち続けてチームの成長につなげることができたと思う。強いチームに関わり、ギフトをもらっているし、自分の経験をチームに還元していることも誇りに思う」18トライの尾崎晟と15トライの木田のトライ王争いについて、クロッティは理想とする展開を口にした。「WTBのトライが多いのはFWや他の選手がいい仕事をしている証明。サントリーもいいチームだが、自分たちもいいチーム。理想は木田がハットトリックをマークして、尾崎がノートライでふたりがトライ王になること。木田がハットトリックをすれば、我々もいい仕事をしていることになる」ライアン・クロッティ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)(C) クボタスピアーズ船橋・東京ベイ両チームの試合登録メンバーは以下の通り。【S東京ベイ】1海士広大、2マルコム・マークス、3北川賢吾、4ヘル ウヴェ、5デーヴィッド・ブルブリング、6トゥパ フィナウ、7末永健雄、8ファウルア・マキシ、9藤原忍、10バーナード・フォーリー、11木田晴斗、12立川理道、13ライアン・クロッティ、14根塚洸雅、15ゲラード・ファンデンヒーファー、16杉本博昭、17紙森陽太、18オペティ・ヘル、19ルアン・ボタ、20青木祐樹、21谷口和洋、22テアウパ シオネ、23ハラトア・ヴァイレア【東京SG】1森川由起乙、2堀越康介、3垣永真之介、4ツイ ヘンドリック、5ハリー・ホッキングス、6トム・サンダース、7山本凱、8テビタ・タタフ、9齋藤直人、10田村煕、11尾崎泰雅、12中村亮土、13中野将伍、14尾崎晟也、15松島幸太朗、16中村駿太、17石原慎太郎、18祝原涼介、19トム・サベッジ、20箸本龍雅、21大越元気、22イザヤ・プニヴァイ、23河瀬諒介果たして、S東京ベイが17連勝で「えどりく不敗神話」を継続するのか、東京SGが開幕戦の借りを最終節で返すのか。『NTTリーグワン2022-23』第16節・S東京ベイ×東京SGは4月22日(土)・スピアーズえどりくフィールドにてキックオフ。チケットは残り車いすエリアのみ。試合の模様はBS日テレにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)リーグワン特設ページジャパンラグビー リーグワン 観戦ガイド 2022-23ジャパンラグビー リーグワン 観戦ガイド 2022-23ウェブ版
2023年04月21日ダンスブームが続くなか、2021年に誕生し、3シーズン目となる世界初のプロダンスリーグ「D.LEAGUE 22‐23」も終盤を迎えて大きな盛り上がりを見せている。12のチームが約半年間にわたり、1対1のバトル方式で総当たりするリーグ戦「レギュラーシーズン」が行われていたが、その上位6チームによる「チャンピオンシップ(CS)」がいよいよ4月23日に開催される。個性豊かな12チームの中から、プロダンスリーグ日本一が決まる!「全員が筋骨隆々だったり、ドレッドヘアで統一したりするチームもあれば、かわいいビジュアルでバキバキのダンスを踊るチームもある。カラーの全く異なるチームが毎回アツいバトルを繰り広げています」そう語るのは、今季のレギュラーシーズンで初優勝し、念願のCS初進出を決めた「CyberAgent Legit(レジット)」のリーダーであり、作品のディレクションも手掛けるTAKUMIさん。「僕たちのチームは、9人のメンバーそれぞれに個性があり、今までのシーズンを糧にして勝ちパターンを増やせたのが結果につながりました。エンタメ色の強いものからシリアスな雰囲気のもの、ダンスを前面に出したおしゃれ系まで、どんな世界観の作品でも勝てるのが強みです」常人離れしたダンステクニックや美しい群舞など、2分ほどの演技はどのチームも圧巻で、息をのむばかり。驚くのはラウンドごとにダンス、衣装、音楽をわずか2週間で仕上げていること。それだけにジャッジの場面では感極まる選手も。そんな厳しい勝負を経て迎えるCSは1日限りのトーナメント戦だ。「各チームは最低でも2作品を用意します。僕たちは初めての経験なので全くの未知数ですが、ファンの方やチームを支える会社など、一緒に戦ってくれている方々のために恩返しの意味でも優勝したいです」3月まで早稲田大学法学部の学生でもあったTAKUMIさん。最後に、両立できたコツを聞くと…。「一番は優先順位を見極めて時間管理を徹底したこと。勉強とダンス、一方に時間をかけすぎないようにしました。とはいえ仕事後に深夜から勉強という生活が続いた時期は、正直しんどかったですね。でも、ダンスはバトル、勉強は試験、どちらも勝つためにやるものと共通項がわかり、納得できたんです」ジャッジは専門家に加え観戦者、配信視聴者もアプリから参加できる。文武両道のTAKUMIさんの勇姿とともに、日本一のチームが決まる瞬間をしかと見届けたい。D.LEAGUE 22‐23 CHAMPIONSHIP4月23日(日)、東京ガーデンシアターで開催。D.LEAGUEオフィシャルアプリほか各種配信サービスでの生配信も。©D.LEAGUE 22‐23タクミ2000年5月19日生まれ、福島県出身。CyberAgent Legitリーダー。得意なダンスはポップ。TVのオーディション番組を経て、8月にアーティストデビューも決定。※『anan』2023年4月26日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・伊藤順子(by anan編集部)
2023年04月19日現在Bリーグは2022‐23シーズンの終盤戦。その熾烈な首位争いに絡んでいるのが、河村勇輝選手が所属する横浜ビー・コルセアーズ。今季プロ契約をした河村選手は、新人王やアシスト王などが期待されるほどの活躍ぶりで、注目度No.1の新星だ。リーグ屈指のスピードスター。得点力も際立つ驚異の司令塔。「コートの中にいる時は、誰よりもうまいという気持ちで戦っています。その自信が持てるだけの準備はいつだって整えているので、プロ1年目だからといって臆することはありません」バスケの強豪校である東海大学を中退してのプロ入り。即戦力として実力を発揮しながらも、プロの壁を感じる部分もあるという。「学生時代は基本的に日本国内の選手との対戦でしたが、Bリーグには世界中からトップ選手が集まってきています。自分にとってのバスケットボールの水準が、いきなり世界レベルに上がった感覚です。そこで見えてきた課題を改善しながら、バスケ選手としても人としても厚みを増していければいいなと思っています」幼い頃は野球少年だったという河村選手。小学2年生の時に「ユニフォームがかっこいいから」との理由でバスケットボールに転向。以来バスケ一筋だが、その魅力について聞いてみると、「球技の中でも、展開が早いところ。点数の取り合いになるので、中だるみすることがあまりないんです。40分間ずっと楽しい。あとは野球やサッカーと比べると、アリーナというコンパクトなスペースでのプレーなので、観客席との距離が近い。そのぶん、間近に応援を感じられる良さもあります」また、Bリーグには、海外とは違う、こんな魅力もあるという。「例えば、NBAの試合を観ていると、いいプレーに歓声が上がるのはもちろん、悪いプレーはブーイングが起こるなど、観客の個性が強いというか。それも面白さではあるんですけど、Bリーグのファンの人たちは、一丸となってチームを応援してくれる印象です。選手としては、その一体感に後押しされることが多々あります」今シーズンが終わると、8月には4年に一度のワールドカップが日本など3か国で開催。河村選手はアジア予選に続き、本大会でも代表入りを目指している。「近い将来の目標として、ワールドカップや2024年のパリオリンピックのメンバーに入りたいということは、ずっと考えてきました。去年の夏から代表に選出してもらっていますが、NBAでもプレーされていたトム・ホーバスヘッドコーチのアドバイスなど、世界と戦ううえで学ぶことが多い。いずれは海外でプレーしたいと思っている自分にとって、日本代表での経験は大きな財産です」明確な目標に向け、バスケ中心の日々。ホームアリーナが横浜ということもあり、息抜きにはふらっと近所の海へ。「海岸を散歩したり、海をぼんやり眺めたり。体を休めることも大切なので、自然が好きな自分にとっていいリフレッシュです」観戦のしかたBリーグはB1からB3まで全部で54チームが所属。河村選手の所属する横浜ビー・コルセアーズはB1中地区2位(3/31現在)で5月の「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2022‐23」進出圏内。チケット購入は、Bリーグ会員に無料登録し公式サイトで購入するのが一般的。各チームのファンクラブに入ると優先的に購入できる。価格は試合にもよるが一般で3000円前後~。屋内競技で、身近に選手を感じることができるのも魅力。世界との戦い8/25から9/10の間、フィリピン、日本(沖縄アリーナ)、インドネシアでFIBAバスケットボールワールドカップ2023が開催予定。予選を勝ち抜いた32か国が優勝目指して集う。出場が決まっている日本代表(AKATSUKI JAPAN)は予選リーグを全て沖縄で戦う予定。FIBAのランキングでは36位だが上位チームへのジャンアントキリングをもくろむ。河村選手も2022年から代表チームに参加、本大会での活躍に期待大!かわむら・ゆうき2001年5月2日生まれ、山口県出身。ポイントガード。福岡第一高校では全国タイトルを獲得。’20年1月、特別指定選手として三遠ネオフェニックスに入団、18歳8か月で当時のB1史上最年少出場および得点をはたす。東海大学進学後、在学中に特別指定選手として横浜ビー・コルセアーズに入団。今季よりプロ契約、司令塔として活躍中。’22年7月、ワールドカップアジア地区予選、台湾戦で日本代表デビュー。※『anan』2023年4月19日号より。写真・濵田茉里(A.K.A.)ヘア&メイク・浜田あゆみ取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2023年04月17日『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23』プレーオフトーナメント前哨戦である。9勝2分3敗・勝点48の4位横浜キヤノンイーグルスが11勝3敗・勝点51の3位東京サンゴリアスを迎え撃つ。最終節、横浜Eは9位に甘んじるコベルコ神戸スティーラーズとのビジターゲームに臨み、東京SGは12勝1分1敗・勝点56の2位クボタスピアーズ船橋・東京ベイが16連勝中の敵地に乗り込む。5位には9勝5敗・勝点43の東芝ブレイブルーパス東京が追っている。BL東京は『NTTリーグワン2022-23』第15節で三菱重工相模原ダイナボアーズと金曜ナイターで対峙し、最16節では14戦全勝・勝点62と首位を快走する埼玉ワイルドナイツとの対戦が控える。横浜Eとしても、東京SGとしても、今節『NTTリーグワン2022-23』プレーオフトーナメント出場を決めたいところ。ただ4強入りを決めればいいという話ではない。3位か、4位かは大違いである。プレーオフトーナメントは1位×4位、2位×3位の組み合わせで準決勝を行う。横浜Eの選手たちも東京SGの面々も「どこが相手でも関係ない」と言うだろうが、じつに4年間、47戦負けなしの埼玉WKとの大一番は決勝まで取っておきたいのが本音のはず。プレーオフどうこうを置いておいても、横浜Eはどうしても借りを返さなければいけない。1月7日の第3節は東京SGにとって数的不利を跳ね返した会心の勝利、横浜にとって数的有利を生かせなかった悔いの残る敗戦となった。ジェシー・クリエル(横浜キヤノンイーグルス)(c)JRLO東京SG×横浜Eは立ち上がりから動いた。2分南アフリカ代表46キャップのSHファフ・デクラークの早いリスタートから同58キャップのCTBジェシー・クリエルが抜け出して先制トライ。6分には日本代表46キャップのFB松島幸太朗のグラバーキックが横浜Eの選手に当たりオフサイドは解消となるラッキーもあり、ニュージーランド代表50キャップのSOアーロン・クルーデンが同点トライ、クルーデンのゴールも成功して逆転する。華々しい東京SGデビューを飾ったに見えたクルーデンだが、10分後に悪夢を見ることになる。17分ラックへプレッシャーを掛けた際、クルーデンの肩がデクラークの頭部にヒット……一発退場となったのだ。ペナルティを得た横浜EはPGで8-7と逆転。横浜Eにとって絶対有利、東京SGにとって絶体絶命の60分強になるはずだった。14人となった東京SGは一人ひとりが出足の鋭さと運動量で数的不利をカバー、横浜Eのミスやペナルティを誘った。FL箸本龍雅のジャッカルで獲得したPGを第3キッカーとして用意してきたSH齋藤直人が成功し、10-8。3分後にも松島の鋭いタックルでペナルティを得て、PGで加点した。なかなかペースをつかめない横浜Eは36分、デクラークが反則の繰り返しで10分間の一時退場となると、東京SGは勝負どころを逃さなかった。40分CTB中野将伍のラインブレイクからWTBテビタ・リーがトライにつなげるも、TMO(ビデオ判定)の結果、東京SGのオブストラクションが確認されてノートライに。しかし、後半開始早々の42分、SH流大が連続攻撃の7フェーズに自ら持ち込んでインゴール手前でラストパス、WTB尾崎晟也がトライをマークして18-8。田村優(横浜キヤノンイーグルス)(c)JRLO46分、敵陣深くでのラインアウトを得た横浜Eはドライビングモールからトライを狙うも、押し込めず。ならばとデクラークは左へ展開、日本代表70キャップのSO田村優のカットパスからWTB松井千士が逆襲のトライかと思われたが、こちらもオブストラクションが認められてトライはキャンセルに。ならば50分、横浜Eは田村のPGで3点を返した。54分、後半からの出場となったSO森谷圭介のビッグゲインから最後は日本代表47キャップのLOツイ ヘンドリックがインゴールにボールを叩き付けると、3分後にまたもやデクラークの早いリスタートから距離を稼ぎ、最終的にウエールズ代表32キャップのコリー・ヒルがインゴールへ侵入した。ともにCGを成功させて25-18となった。63分クリエルの突破からWTBヴィリアメ・タカヤワが左サイドを駆け抜けてトライ、タイトな角度の田村のCGは失敗したが、25-23。77分インゴールまで残り5mの位置でのラインアウトから東京SGがモールを押し込みトライかと思われたが、HO中村駿太のボールロストが確認されてトライは取り消しに。だが、日本代表29キャップのNo8アマナキ・レレイ・マフィが一時退場となると、インゴール手前のマイボールスクラムから日本代表32キャップのCTB中村亮土の右へ大きく展開するキックパスを尾崎がトライして勝負あり。森谷のCGも決まり32-23でノーサイドを迎えたのだった。田中澄憲監督(東京サンゴリアス)(c)JRLOホストチームの田中澄憲監督は次のように勝因を語った。「前半で14人になってもパニックにならず、冷静に対処した選手たちに成長を感じた。やはり、サンゴリアスらしさはハードワークの徹底。14人になってからの方がみんなが動き、強かったかなと思うほど。ハードワークを80分間続けられたことが今日の結果につながった」クルーデンが退場後にすぐさま森谷を投入するのではなく、ハーフタイムまで引っ張った理由を問われると、指揮官はこう答えた。「10番が不在になっても、9番の直人と12番の亮土のところでコントロールしてくれていたので、すぐに変更するプランはとらなかった。ただ、後半は勝利をつかむために仕掛けにいった。攻撃の舵取り役として亮土の負担が大きかったので、その部分は森谷と流に託した」田中監督からゲームコントロールを称えられた齋藤共同主将はこのようにゲームを振り返った。「前半からレッドカードが出てしまい、厳しい状況になった中で勝ち切れた。そういった状況でもゲーム中にやるべきことをチーム全員で統一して戦えたことは大きかったと思う。人数が少ない分、ボール保持をするよりは手放してディフェンスをした方がいいと判断した。亮土さんは普段10番の位置でコントロールする選手ではないので、そこを自分からのキックで変えようと亮土さんと話して決めた」キッカーを務めた感想を求められると。「昨季と同様にサードキッカーなので、何かあった時のために練習していた。それが生きてよかった」流大(東京サンゴリアス)(c)JRLO日本代表キャップの齋藤に代わって後半ゲームをコントロールしたキャップの流はこうコメントした。「14人の時にテンポを上げすぎるのは厳しい。ブレイクダウンが優位に立った時だけ、一気に畳みかけることを意識していた。ラグビーで14人になるのは本当に大変。特にこのレベルの試合でSOがいなくなると影響が大きい。時間を使いながらプレーの選択をした。後半、そこまでボール出しを早くせず、ある程度自分たちの形が整ってからにした。最後は得点できなくても敵陣にいることが大事だった。FWのがんばりがすべて」(写真左より)沢木敬介監督(横浜キヤノンイーグルス)、梶村祐介(同)(c)JRLO一方敗れた沢木敬介監督は悔しさを露わにした。「まあ今日は勝たなきゃいけない試合だったが、自分たちから崩れてしまった。ただサントリーはひとり少ない状況になってもいいコントロールをしてしっかりスコアにまでつなげていた。そういった差が出た。ただ落胆しても仕方ない。来週どう過ごすのか。負けから学ぶのはもう結構。しっかりレベルアップして強くなった横浜キヤノンイーグルスを次の試合で見せたい」また沢木監督は自分たちのアタックのていねいさが必要だと説いた。「アタッキングの部分で、自分たちのスタイルではなく、トライを取り急いだり、目の前のプレーよりも先のプレーを考えて細かいことが疎かになったりした。僕らはしっかり組織としてアタックするチームなので、そこの集中力が原因だと思う」監督と同様に古巣相手に悔しい敗戦を喫したCTB梶村祐介主将も反省の弁を述べた。「今日の試合は相手以前の問題で自分たちから崩れてしまった、そういうゲーム。こういう試合を勝たないと今後も難しくなる。結果は残念だが、しっかり前を向いて次に進みたい。相手が14人になってからずっと外にスペースがあるのは見えていたし、アタックマインドがより強まったが、結果として何か油断のようなものが出てしまった。組織として戦えていたゲーム序盤と比べると、どんどん個人個人に走ってしまった。後半の最後は自陣に釘付けにされた。毎試合反省に出ている『ディフェンスで長い時間我慢できない』という課題が改めて出てしまった」数的有利を生かせなかったデクラークも改善点を口にした。「ただただ残念。もっと賢くプレーできたと思うし、枚数が相手よりも多いと人数をかけ過ぎてしまう傾向がある。相手の裏側にスペースが生まれていたはずなので、もっとそこを狙えていれば。チームはもちろんファイトし続けたが、ブレイクダウンの対応がまだまだ。そのあたりを整理しないといけない。過去2試合もそうだが、やはり規律の面とアタックのブレイクダウンを修正する必要がある。イグジットもよくなってはいるが、もっとうまく展開していく必要がある」あれから3か月、横浜Eはリベンジの機会に挑む。4月9日の第14節でグリーンロケッツ東葛相手に45-17ときっちりボーナスポイントを獲得した沢木監督は、このように次を睨んだ。「バタついた時間帯もあったが、最後の残り10分で勝点5を獲得でき、チームとしての成長を感じた。先を見ることなく自分たちが成長できるゲームを一戦一戦重ねながら個としても組織としても成長していくというマインドセットで臨んでいる。次のサンゴリアス戦に向けていい準備をして、いいチャレンジをしたい。ショートウィークは普段なら『新しいことはせず、シンプルにいこう』となりがちだが、僕たちがやることはもう僕の頭の中にある。チーム全員でしっかりと準備します」松島幸太朗(東京サンゴリアス)(c)JRLOもちろん、東京SGにリベンジを許す気はさらさらない。横浜E、S東京ベイというプレーオフのライバルたちを蹴散らし、4強戦へ突入するのみである。前節は雨と強風の中、コベルコ神戸スティーラーズ相手に我慢を強いられる戦いとなったが、25-17の逆転勝利。ここからファイナルラグビーへ向けて、ギアを一段も二弾も上げていきたい。両軍の試合登録メンバーは以下の通り。【横浜E】1岡部崇人、2庭井祐輔、3杉本達郎、4コリー・ヒル、5リアキマタギ・モリ、6コーバス・ファンダイク、7嶋田直人、8シオネ・ハラシリ、9山菅一史、10田村優、11松井千士、12南橋直哉、13ジェシー・クリエル、14イノケ・ブルア、15エスピー・マレー、16川村慎、17安昌豪、18津嘉山廉人、19マックス・ダグラス、20シオエリ・ヴァカラヒ、21ファフ・デクラーク、22小倉順平、23竹澤正祥【東京SG】1森川由起乙、2堀越康介、3垣永真之介、4ツイ ヘンドリック、5ハリー・ホッキングス、6トム・サンダース、7山本凱、8テビタ・タタフ、9齋藤直人、10田村煕、11テビタ・リー、12中村亮土、13中野将伍、14尾崎晟也、15松島幸太朗、16中村駿太、17石原慎太郎、18祝原涼介、19箸本龍雅、20飯野晃司、21流大、22イザヤ・プニヴァイ、23尾崎泰雅果たして、横浜Eがリベンジし3位に浮上するのか、それとも東京SGが返り討ちにして3位を死守するのか。『NTTリーグワン2022-23』第15節・横浜E×東京SGは4月15日(土)・日産スタジアムにてキックオフ。当日は来場先着1万名にイーグルスオリジナル法被、先着1万2000名にはレンジーとカノンちゃんのオリジナルコラボポストカードをプレゼント。チケット発売中。試合の模様はテレビ神奈川で生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)横浜キヤノンイーグルス対東京サンゴリアスNTTジャパンラグビー リーグワン 2022-23 DIVISION 1のチケット情報リーグワン特設ページジャパンラグビー リーグワン 観戦ガイド 2022-23ジャパンラグビー リーグワン 観戦ガイド 2022-23ウェブ版
2023年04月14日ジークスタースポーツエンターテインメント株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:大賀智也)が運営・マネジメントする日本ハンドボールリーグ(以下JHL)所属のジークスター東京は、JHL23-24シーズンのチーム体制が決まりましたのでお知らせいたします。チーム一同で勝利を目指し、日本ハンドボール界を盛り上げてまいります。新シーズンも熱い応援をいただけますようよろしくお願いいたします。選手番号ポジション氏名(ふりがな)3LB部井久アダム勇樹(べいぐあだむゆうき)7LW細川智晃(ほそかわともあき)8RB元木博紀(もときひろき)10PV小室大地(こむろだいち)12GK矢村裕斗(やむらひろと)★新規入団13RB中村翼(なかむらつばさ)14LW土井レミイ杏利(どいれみいあんり)16GK宮國央芽(みやぐにおうが)20LW高間アミン(こうまあみん)24LW宮本辰弥(みやもとたつや)25RB蔦谷大雅(つたやたいが)★新規入団27PV玉川裕康(たまかわひろやす)29GK家田幹太(いえだかんた)32PV橋本明雄(はしもとあきお)33LB信太弘樹(しだひろき)35CB小山哲也(こやまてつや)66GK甲斐昭人(かいあきひと)77CB東江雄斗(あがりえゆうと)84RW柴山裕貴博(しばやまゆきひろ)88RB東長濱秀希(ひがしながはまほずき)スタッフ監督佐藤智仁(さとうともひと)★新任マネージャー髙宮悠子(たかみやゆうこ)アナリスト荒川哲史(あらかわてつふみ)トレーナー事柴壮武(ことしばそうむ)トレーナー小澤英明(おざわひであき)マネジメント代表金丸恭文(かねまるやすふみ)チーム運営会社社長大賀智也(おおがともや)GM井上裕太(いのうえゆうた)チームプロデューサー土工弾(どこうだん)instagram投稿 : Twitter投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月13日