圧倒的な存在感、演技力、そして迫力を持つ男、香川照之さん。しかしここ数年、俳優としてではなく、なぜか“おもしろ昆虫おじさん”としての側面が妙にクローズアップされており…。今回のインタビューも、虫の話で盛り上がりました。――すっかり昆虫マニアのイメージが定着しましたが、ご本人としてはそのあたり、どう思ってらっしゃるんですか?香川:嬉しいですよ(笑)。昆虫に関しては、本当に好きだし、なんの苦もなく話もできるので、キャラを作る必要もありません。そもそも、堂々と虫捕りできるってこと自体がありがたいじゃないですか。だって、いい大人が一人で公園で網振り回していたら、怪しさしかないですから。なので、番組で久しぶりに網振りをやらせてもらったときには、「うわぁ、やっぱり虫捕りって楽しいな!」って盛り上がっちゃいました。――大人世代は、ドラマや映画、舞台で活躍する香川さんを存じていますけれども、昆虫のテレビ番組でしか見ていない子どもにとっては、“カマキリ先生”でしかなかったりもしますよね?香川:そうみたいですね(笑)。友達が、ドラマに出ている僕のことを、「ほら、カマキリ先生だよ」って子どもに教えたらしいんだけど、泣いて否定したらしいんです。「違う、この人はカマキリ先生じゃない!!」って(笑)。結局、別人ってことで片付けたみたいですけどね。――もう本当に何度も聞かれていることと思うのですが、そもそもなぜ昆虫、しかもカマキリに、そこまで夢中になられたのですか?きっかけなどを教えていただけると…。香川:子どものときは、他の子よりちょっと虫が好き、という程度だったと思うんですよ。でも僕の世代だと、みんな普通に虫捕りとかしてましたから、特別にどうってこともなかったと思うんですけれど。でも言われてみれば、確かに夏休みとか、虫捕りしかしてなかったかもな…。――昆虫を捕るのが好きだったんですか?それとも飼うのが好きだったのでしょうか?香川:まず、捕まえるのが好きでした。今まで自由に飛んでたり、歩いていたりする昆虫を、瞬時に捕まえるあの快感を味わうのが好きです。網の中に虫が入ったときのあの羽音とか、たまらないんですよ。で、そのあと、そのボディをちゃんと手に取って、じっと眺めるのも好きでした。その感じって、僕が好きなカマキリの生態にも通じるところがあって。――とは?香川:カマキリって、昆虫の世界では、圧倒的なパワーがあるんです。さっきまでカマキリの前にいたはずのバッタとかを、ガッツリ手で掴んでバクバク食べていく。その、勝者と敗者の違いを見るのが好きだったんですよね。顔がなくなって、脚がなくなって、体がなくなって。最後は触覚と羽と、脚の先っぽくらいしか残らない。しかもバリバリとかバキッとか、獰猛な音もする。それを見て、“これが生命をひとつつなぐために生命をひとつ殺すことなんだな”って感慨深くなったりしたものです。――捕まえたカマキリを水槽などに入れて、観察されていたってことですか?香川:正確に言うと、飼うことには興味はないんです。生態は見たいんですけど、本能的に暮らしている生態が見たいので、カゴとかに閉じ込めるってことは、昆虫側には“逃げられない”というストレスがかかってしまう。それって昆虫の精神状態を戦時下に置くのと同じになってしまい、普通の行動はとれなくなるんです。でもこっちは、ごく普通の一日を見たいわけだから、飼うのはちょっと違う。だから小さい頃は、庭に5か所くらいポイントを作って、カマキリを放し飼いにして、毎日餌をやりながら、動向を見てました。“お前は見られてないと思っているかもしれないけど、僕は見てるぞ…”みたいな、遠くからのぞき見する感じですね。でも、人だってそうでしょ?誰かに見られてるって思うと若干視線を意識した行動をとるけれど、完全に一人だと、変な癖が出たりするじゃないですか?!それを遠くから望遠鏡で見る、みたいな感じですよ。それが、おもしろいんです。――対象物から距離をおいて、観察することが好きなんですね。香川:昔から“本当が知りたい”ってすごく思うんですよ。自分の眼力と心の力で見つけ出す“本当はこうなんだ”っていうのを掘り下げていくのが好きですね。それは昆虫だけではなく、あらゆることに対して、そうかもしれません。――ちなみに、先ほどのカマキリの観察は、おいくつくらいまでやってたんですか?香川:二十歳過ぎまで、普通にやってましたよ?かがわ・てるゆき1965年生まれ、東京都出身。’89年、NHK大河ドラマ『春日局』の小早川秀秋役で俳優デビュー。その後ドラマ、’90年代後半から映画でも活躍し、実力派俳優として高い評価を得る中、’13年にドラマ『半沢直樹』の大和田常務役を好演。昆虫に造詣が深く、『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK Eテレ)も人気。7月13日~10月8日、国立科学博物館で開催される特別展「昆虫」のオフィシャルサポーターを香川さんが務める。世界で1点しかない貴重な標本から、この展覧会のために発見された新種の昆虫など、なかなか見られない標本や映像を展示。なかには、宝石のように美しい色みや、想像を絶する驚きの形の昆虫もいて、思わずうっとりすること間違いなし。ジャケット¥59,000(CIRCORO 1901)シャツ¥23,000(Giannetto)ベスト¥28,000(L.B.M. 1911)以上トヨダトレーディング プレスルーム TEL:03・5350・5567その他はスタイリスト私物※『anan』2018年7月18日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・藤井享子(by anan編集部)
2018年07月11日特別展「昆虫」の開催に向けて「新種昆虫ネーミングキャンペーン」が実施されることを受け、俳優で同展の"昆活マイスター"(オフィシャルサポーター)を務める香川照之(52)がコメントを寄せた。7月13日から10月8日まで東京・上野公園の国立科学博物館で開催される特別展「昆虫」。主催者側は展覧会に向けて、新種の昆虫を見つけるべくマダガスカルを訪れたところ、セイボウの新種(未記載種)を狙い通り発見する。そこで同展では「新種昆虫ネーミングキャンペーン」と銘打ち、応募した来場者1名の名前をこの昆虫の名前に採用し、論文で発表することに。主催者側は、「ご自分の名前でなく、誰か大切な人のお名前をつけて、感謝の気持ちを込めてプレゼントしてもOK」としている。当選者は、後日開催予定のネーミングセレモニーに招待される。セレモニーに出席予定の香川は、「新種を探して見つけだしてしまったのはすごいけど、言い換えると、それだけ昆虫の世界はまだまだ可能性に満ち溢れているということだと思います。また、自分の名前を昆虫の名前として永遠に残せるなんて、ロマンがありますよね!」と興奮。「昆活マイスターとして、そのロマンをこのキャンペーンで皆さんにお伝えしたいと思います」と呼び掛けている。
2018年06月04日クリオロより、新作チーズケーキ「レア・ベイクド・フロマージュ」が登場。10分間に2,000本売れたクリオロの「幻のチーズケーキ」。「レア・ベイクド・フロマージュ」は、その「幻のチーズケーキ」を2層仕立てにした新作だ。ふんわりなめらかな口どけの「幻のチーズケーキ」に、クリーミーなレアチーズを重ね、異なる2種のチーズケーキを一度に味わえる贅沢な1品に仕上げている。レアチーズムースは、「レア・ベイクド・フロマージュ」のために、試行錯誤の末開発されたオリジナル。爽やかな風味で軽やかながらもコクのあるマスカルポーネチーズと、味わい深く滑らかなクリームチーズをブレンドすることによって、濃厚なテイストとなっている。レアチーズとベイクドチーズ、それぞれの食感や風味を互いに引き立てる絶妙なバランス感と、良質な素材の風味によるシンプルな美味しさが魅力だ。【詳細】クリオロ「レア・ベイクド・フロマージュ」発売日:2018年5月2日(水)価格:1,620円(税込)店舗:クリオロ 東京、クリオロ 中目黒店、クリオロカフェ 神戸、オンラインストア
2018年06月03日「オードリー」若林正恭とテレビ朝日アナウンサーの弘中綾香がMCを務める「激レアさんを連れてきた。」。4月23日(月)今夜の放送回はゲストに今月末から公開の『ママレード・ボーイ』より桜井日奈子をゲストに迎えお届けする。各所から驚きの人生を歩んできた“激レア”な人を招いてその歩みを紹介する本番組。今回は廃業した映画館を自宅にして住んだ結果、映画館を営業する羽目になった人とその妻が登場。映画館復活までのロマンあふれる感動秘話をお楽しみに。「岡山美少女・美人コンテスト」で「美少女グランプリ」に選ばれ“岡山の奇跡”として話題に。その後「いい部屋ネット」や「白猫プロジェクト」のCMで注目され「そして、誰もいなくなった」で連続ドラマ初出演。女性警察官役で出演した「THE LAST COP/ラストコップ」シリーズは映画化もされ、最近では「もみ消して冬」にもゲスト出演するなど女優として目覚ましい活躍ぶりをみせる桜井さんが、今最も注目される若手俳優の1人、吉沢亮とW主演。吉住渉による1000万部突破の大ヒットコミックを映画化した『ママレード・ボーイ』は4月27日(金)より全国にて公開。桜井さん演じる天真爛漫な女子高生の小石川光希はある日突然、両親から離婚することを告げられる。ハワイ旅行で出会った松浦夫妻と気が合い、母親がその夫と、父親がその妻と恋に落ちたため、なんとお互いパートナーを交換して再婚すると言うのだ。しかも松浦夫妻の1人息子で光希と同い年の遊も含めて、みんなで一緒に暮らそうとまで言い出す始末…。いきなり同居することになる頭脳明晰でスポーツ万能のイケメン・遊を演じるのは、昨年『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』などが大ヒット。今年に入ってからも『悪と仮面のルール』『リバーズ・エッジ』など立て続けに出演作が公開、今後も『BLEACH』などが控える吉沢さん。2人の家族として檀れい、筒井道隆、中山美穂、谷原章介らも出演する。『ママレード・ボーイ』は4月27日(金)より全国にて公開。「激レアさんを連れてきた。」は4月23日(月)今夜23:15~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2018年04月23日俳優の香川照之が、7月13日から10月8日まで東京・上野公園の国立科学博物館で開催される特別展「昆虫」の"昆活マイスター"(オフィシャルサポーター)を務めることが12日、発表された。"昆活マイスター"を務める香川照之同展が呼びかける"昆活"とは、「昆虫に興味を持つ・学ぶ・採集するなど、昆虫に関わるすべての活動」のこと。昆虫の魅力を伝え、薄れつつある人間と昆虫の関わりを再び強めたいという同展の考えが香川の思いと一致し、就任に至った。不定期放送されている『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK Eテレ)でカマキリ先生に扮するなど、昆虫好きとして知られている香川。今回の就任発表を受け、「僕が若いころは人々のまわりにも昆虫がたくさんいました」と回顧し、「でも環境の変化で、身の回りの昆虫も少なくなってしまいました。昆虫を触ったことがない人も多くなったのではないでしょうか」と推測する。そして、「この特別展『昆虫』で、みなさんにぜひ昆虫の魅力を知ってほしいと思います」と同展への思いを伝え、「たくさんの昆虫に触れ、その生命力や、ボディの美しさを感じてください。きっと明日からの生活に活かせる何かが見つかるはずです」と呼びかけている。
2018年03月12日国立科学博物館は、特別展「昆虫」を2018年7月13日(金)から10月8日(月・祝)まで開催する。昆虫をテーマとした企画は、大規模特別展として国立科学博物館で開催するのは初のこと。特別展「昆虫」では、貴重なヤンバルテナガコガネの世界に1つだけの標本を含む多様な昆虫標本や本展のために世界各地で採集した希少な昆虫標本を展示。さらに、最新の昆虫研究なども踏まえて、驚きの昆虫の世界を多角的に紹介する。昆虫は、現在判明しているだけでも約100万種が知られており、地球上でこれまでに見つかった生物種の半数以上が昆虫であると言われている。そして、実際にはこの何倍もの種の昆虫が暮らしていると推定されている。これは、昆虫が他の生物に比べて、著しく多様化しきていたことを表し、環境の変化にも巧みに対応してきたことを物語っている。また、昆虫の採集についても取り上げる。どんな方法があるのか、どういう点に注意するのか、今後の研究にどう繋がるのか…など、正しい昆虫採集についても知ることができる。【詳細】特別展「昆虫」会期:2018年7月13日(金)~10月8日(月・祝)会場:国立科学博物館住所:東京都台東区上野公園7-20チケット料金:一般・大学生1,600円(前売1,400円)、小・中・高校生600円(前売500円)※前売り日は決定次第、展覧会公式ホームページ等で発表。
2018年01月14日ふだんは重厚な演技を見せる俳優の香川照之がカマキリになりきって昆虫への愛を叫ぶ!そのギャップの激しさで話題となった人気番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』が再放送される。まだ見たことのない人のために、この番組のおもしろポイントを解説!■マニアックだからおもしろい教育番組のニューウェーブこれこそナンセンス&マニアックの極み。演技派俳優であり歌舞伎役者、そして昆虫愛好家である香川照之が「私の代表作」「本当にやりたかった仕事」と断言するNHK Eテレの人気企画『香川照之の昆虫すごいぜ!』が帰ってくる。過去放送した4番組が12月31日(日)朝9時から一挙オンエア。そして5作目にして初の海外ロケを行った新作『特別編 カマキリ先生☆マレーシアへ行く』が元旦、1月1日(月・祝)の朝9時から放送されるのだ。2016年10月に『1時間目 トノサマバッタ』が放送されるや、SNSを中心に話題騒然。いったい『昆虫すごいぜ!』の何がすごいのか?<「昆虫すごいぜ!」の4つのすごいポイント>1) 香川照之の昆虫愛がすごい2) 香川照之のプレゼン能力がすごい3) 制作スタッフのバラエティセンスがすごい4) 生徒役・寺田心くんの空気を読む力がすごい■過去4回の放送で香川照之の昆虫愛が炸裂!1時間目で香川はカマキリの着ぐるみを着て登場するなり、「カマキリ先生」と名乗り、しかもメスだと宣言(着ぐるみの腹部に卵のうがあるから?)。おじさんなのに「お母さんと呼びなさい!」というナンセンスぶりに、生徒役の寺田心もタジタジ。昆虫採集をするロケでは、昆虫マニアとしての“性”(さが)をいかんなく発揮する。「草むらを見るとムラムラする!」、「カマキリに休憩はない」という名言(迷言?)を吐きつつ、ムキになってほふく前進とまでなりトノサマバッタを追いかけた。『2時間目 モンシロチョウ』でも、よく見かけるわけに捕まえにくいモンシロチョウと2時間以上格闘。いったん虫捕り網を振り下ろしたあと、すぐ返す網で捕まえるなど、時代劇の殺陣もかくやという機敏な動きを見せた。そして、チョウを捕まえると、その腹部に触れ「この『触らないで!』とビクビクする動きがたまらない」とご満悦に。さらに続く特別編『出動!タガメ捜査一課』では、水のきれいなところにしか住めない幻の水生昆虫タガメを探しに栃木県へ。香川は「小学5年生のとき、デパートで購入したタガメにたった一晩で逃げられてしまった」と過去のトラウマを語り、それ以来、目にしたことのないタガメを追い求めて水たまりの中に“胴つき長ぐつ”姿で入っていった。そして、4時間近い捜索の末、「カエルを捕らえ食べている最中のタガメ」というスクープ映像の撮影に成功。その様子を見ながら「いま、まさに地球からひとつの命が失われているんだよ」と感慨深げに語っていた。『3時間目 オニヤンマ』こそ、香川の昆虫愛がもっとも激しくスパークした回。狙うのは日本最大のトンボ・オニヤンマ。河原をパトロールするオニヤンマを待ち伏せしては網を構え、時速70kmの飛行スピードと対決した。そして、無事ゲットすると、思わずオニヤンマに顔を近づけてキス! 初めて捕まえたというギンヤンマにも当然「人生初チュー」。腹部の鮮やかな水色に見とれて「この青のために生きていると言っても過言ではない」と大興奮だった。■香川照之の突出した能力が番組をおもしろくするこうして振り返ってみても、香川の昆虫愛は常に凡人の想像を超えてきた。そして、趣味とはいえ、これだけ昆虫に詳しく、環境問題なども絡めて昆虫を語れるその知識見識もすごい。実際にドラマの現場などで香川に話を聞くと、彼の知識の豊富さ、作品についての理解の深さ、そして質問に対する答えの的確さに驚き、東大卒という学歴を聞くまでもなく、とんでもなく頭の良い人だとわかるのだが、この番組ではその頭脳明晰ぶりをいかんなく発揮しているのだ。 ほかの教育番組と違うのは、香川が役者として培ってきた“伝える力”。『昆虫だいすき!』というメッセージコーナーでは、ホワイトボードに図解を書きながらひとりで場を持たせられるのがすごい。昆虫学者など、俳優経験のない専門家ではここまで説得力を持って語れないだろう。毎回恒例のクレーンを使った体感実験でも、トノサマバッタのジャンプ力を人間に換算して11mの高さまでつり上げられるなど、体を張ったプレゼンをしている。■笑えるバラエティ番組としても完成度高し!香川もすごいが、制作スタッフもすごい。Eテレなのに民放のようなバラエティ番組としての完成度が高く、たとえ虫に興味がなかったとしても楽しめる作りとなっている。香川が「やらせなしのガチ虫探し。私にとっては昔の『進め!電波少年』みたいなもんです」と語ったように、体当たり取材には『世界の果てまでイッテQ! 』に近いノリが…。香川がカマキリの着ぐるみを着て「チョア~」と叫ぶ姿は、まるで『オレたちひょうきん族』のようだし、BGMにクリスタルキングの『大都会』や仮面ライダーのテーマ曲を使うなど、おふざけ感満載。これならふだん『イッテQ! 』やYouTubeの番組ばかり見ているお笑い好きの男児にもウケる。さらに、見逃せないポイントは、生徒役・寺田心のリアクションのすばらしさ! 香川がカマキリの着ぐるみを着て登場すればすかさず「お似合いです」とほめ、香川がモンシロチョウの捕まえ方を実演しようとすれば、「僕がチョウチョ役をやったほうがいいのかなって」と、テレビ業界で言う「良い画(絵)が撮れる」ことを考えて提案する。恐るべき小学3年生。そのプロフェッショナルぶりには香川も一目置いているようだ。■好きなことに熱中する姿を子どもたちに見せたいもちろん、Eテレ制作なので、子どもと一緒に楽しめる教育番組としても充実している。とくに虫の捕まえ方を実践して見せてくれるのはTV番組ならでは。しかも、現在、子育て中の親世代が知らないコツを現在50代の香川が伝授してくれるのだ。また、毎回のメインテーマとなる昆虫については小学生向けの昆虫図鑑を超える情報量があるので、録画しておいて夏休みの自由研究のネタにするという活用もできそう。元旦放送のマレーシア編では、国蝶のアカエリトリバネアゲハや、三つの角を持つカブトムシ“アトラスオオカブト”などを捕獲するという。ジャングルでの虫捕りということで、もはや懐かしの『川口浩探検隊』のようになってきたが、香川の挑戦をとおして、好きなことに情熱を注ぐ楽しさを子どもたちに伝えられるだろう。NHK Eテレ『香川照之の昆虫すごいぜ!』年忘れ、一挙4本放送「トノサマバッタ」「モンシロチョウ」「タガメ捜査一課」「オニヤンマ」2017年12月31日(日)午前9:00~11:00『特別編 カマキリ先生☆マレーシアへ行く』2018年1月1日(祝・月)午前9:00~9:44<再放送>1月2日(火)午後10:50~11:34
2017年12月30日和食店のような、高級感漂う落ち着いた雰囲気札幌・新琴似「牛かついち華」は、ビルの1階にあるお店。まるで、高級寿司店や和食店のようなたたずまいが目を引きます。入り口から見て右手は、小上がりの畳の座敷席。左手はカウンター席になっています。カウンター席はオープンになっていて、料理人の手さばきを見ることができて安心。木のぬくもりがたっぷり感じられる、大人の落ち着いた空間です。牛のうまみをダイレクトに感じる、とろける牛フィレお店のイチオシメニューは、北海道産の黒毛和牛を使用した「牛フィレかつ定食」です。牛フィレかつに、おろしたての山わさびと醤油や岩塩をつけて食べると、新鮮な牛肉の味がダイレクトに感じられます。さっぱりとして脂っこくなく、上品なうまみが感じられる牛フィレかつのおいしさは感動必至。牛かつを食べたことがない人にも、ぜひ食べてもらいたい逸品です。甘い肉汁がじゅわっとあふれ出す、メンチカツレアなお肉が苦手だという人にもおすすめしたいのが、「牛100%メンチかつ定食」です。牛肉100%のメンチカツは、箸で中を割ってみると、肉汁があふれ出すほどジューシー。口の中でほどよい肉の甘さが広がり、ご飯がすすむおいしさです。大きめのメンチカツが2つと、大盛りのキャベツ、お味噌汁にご飯とポテトサラダがセットになっていて、ボリュームたっぷりな点もうれしいポイントです。さっぱりタルタルソースが相性抜群の牛かつ丼「いち華丼」は、牛かつを丼のご飯の上に乗せ、タルタルソースをかけたメニュー。タルタルソースはこってりしすぎず、一般的なものよりもさらっとしているので、牛かつとも相性抜群です。とんかつを使った「かつ丼」と違った味わいにチャレンジしてみたいという人におすすめのメニュー。もちろん、使われている牛かつは、わずか60秒で仕上げたぷりぷりのレアです。安心して食べて欲しいから、北海道産の牛肉にこだわる使用している牛肉は、すべてが北海道産のもの。素材を活かしたおいしさを提供したい、安心して食べてもらいたいという思いから、食の安全性にもこだわっています。牛かつは、まだまだメジャーではない食べ物。北海道でも食べられるお店は少ないと言います。札幌を訪れた際はぜひ、牛本来の味を楽しめる「いち華」に足を運んでみてください。JR学園都市線「新琴似駅」から徒歩5分、札幌市営地下鉄南北線「麻生駅」1番出口から徒歩5分。バス停「新琴似駅前」から徒歩1分という利便性の高い場所にあります。なかなか食べられない、きれいなピンク色をしたレアな牛かつは、足を運ぶ価値ありです。スポット情報スポット名:牛かつ いち華住所:北海道札幌市北区新琴似8条1丁目1-46 麻生タウンハウス1階電話番号:011-726-2121
2017年10月07日夏休みは普段より自然とのふれあいが多くなるシーズンですよね。私たちが開放的な気分になるように、夏に活動が活発になる生き物もたくさんいます。ちょっとした草むらの茂みや木々の周りを注意深くのぞいてみると、そこにいるのは元気な昆虫たち! 今回はそんな夏の昆虫をテーマにした絵本をご紹介します。「虫が苦手」というお子さんに読みやすい作品もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。■ぞうきばやしのすもうたいかい作:広野 多珂子/絵:廣野 研一/出版社:福音館書店 「ぞうきばやしのすもうたいかい」 とあるぞうきばやしの切り株のうえ。ここでおこなわれているのは昆虫たちの相撲大会です。「みあってみあって」「のこったのこった」のかけ声はまさに相撲ならでは! カナブンとタマムシ、カマキリとダンゴムシ、クワガタとカブトムシなど現実的には目にするのが難しい虫たちの1対1の戦いを勝敗の行方を含めて観察できる絵本です。「絶対負けるでしょ」という虫が見事勝利をおさめる大どんでん返しもあり、親子ともども迫力ある昆虫バトルに熱くなってしまいそうですね。■むしとりにいこうよ!作:はた こうしろう/出版社:ほるぷ出版 「むしとりにいこうよ!」 大きな網をもって虫とりに出かける兄弟のお話絵本。虫とりの天才、お兄ちゃんから公園にいくまでの道にもさまざまな昆虫がいることを教えてもらう弟。葉っぱの上、石の裏、木の枝の先っちょなど、通いなれた道の途中もたくさんの昆虫が生きていることがわかります。絵本のなかでは弟の「ぼく」が語りべとなっていますが、モデルは作者のはたさん本人とのこと。実際、夏休みには毎日虫とりに没頭するお兄ちゃんの影響もあり昆虫さがしに夢中になっていったそう。登場する虫たちのイラストはやわらかいタッチで愛嬌たっぷり。虫が苦手なお子さんの、初めての虫絵本としてもおすすめです。■セミたちの夏写真・文:筒井 学/出版社:小学館 「セミたちの夏」 セミは夏の風物詩として広く知られていますが、つかまえて手にとったり、木にとまっている姿を間近で見たり、じっくり観察したことのある人は少ないかもしれません。みずみずしい卵から幼虫が顔をだす瞬間、土にもぐるためにトンネルをほっている様子、久しぶりに地上にでたときの表情…。特に圧倒されてしまうのは、一瞬一瞬のセミの輝きをとらえた写真です。成虫としての2週間の生を余すことなく映した写真は神秘的な美しさを秘め、絵本というより上質な写真集のよう。絵本をキッカケにわが子が昆虫に興味をもつようになった、というママの声も寄せられています。■バッタさんのきせつ作:エルンスト・クライドルフ/訳:佐々木 田鶴子/出版社:ほるぷ出版 「バッタさんのきせつ」 作者はクライドルフという詩人画家で、小さな生き物の世界を愛をもって見つめてきたそう。絵本では食べ物や人以外の生き物を擬人化したり、キャラクター化することが多いですが、こちらの絵本ではバッタを「人間」によせることはしません。もしも虫たちの声を耳にする力を手に入れたなら、きっとこんな風におしゃべりしているんだろうなぁと実感できる作品に仕上がっており、それは作者自身の観察眼によるものといえそうです。「ボールなげ」「みはりばん」「夜の音楽」など見開きごとにテーマ性をもってつづられるバッタたちのストーリーは、詩的で独特。自分も一緒にはいりこんでみたくなる世界観が広がっています。■おいでよ!むしのもり作:タダ サトシ/出版社:小学館 「おいでよ!むしのもり」 「すいえいたいかい」「まいごのヘラクレスくん」「あきのむしのもり」といった短編3本からなるこちらの絵本は、森に住む虫たちと子どもたちのあたたかな交流が丁寧に描きこまれています。ここでは人間の子どもと森の虫たちが友だちとして時間を共有しており、虫たちの世界を人間のままに感じられるのが新鮮! 互いを思いやる関係性を目にすることもでき、相手への優しい気持ちには人も虫も関係がないことに気づかされます。お話のなかでは「むしが4ひきかくれているよ。さがしてね」といったクイズも盛り込まれており、遊びながら虫たちの世界を体感できる一冊に仕上がっているようです。夏ならではの昆虫をテーマにした絵本をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。虫そのものの知識が深まる作品もあれば、引き込まれるような世界観を築いている作品も…。興味をもった一冊から、虫たちにふれあってみてくださいね。
2017年08月24日動物と違い、あまり感情を読み取ることができない昆虫。しかし、笹森樹さん(@gelmanes)が投稿したツイートには、目を見張るような動きを見せるカマキリの姿が映し出されており、話題を呼んでいます。【すべての画像はこちらから→】『ノリのいいカマキリとドライブしました』というコメントとともに投稿されたのは、一匹のカマキリの姿。「ノリがいい」とはいったいどういうことなのか?それがこちら。車のフロントガラスから見えるのは、ボンネットの上にどっしりと構えて立つカマキリの姿。いったい何をしているのかと思いきや……左にクイッ!右にクイッッ!その場で横揺れしながら、ノリノリで踊っているようです♪リズミカルというよりも、どこか味のある動き……。すると、後ろから強い視線を感じたのか、クルッと振り向くシーンも!「俺のこと見てる?」とでも言っているかのようです。その後も腰を低く落としてノリノリのドライブを続けたカマキリ。どこからか音楽が聞こえてきそうですね♪これを見た人たちからは、「ノリノリすぎwww」「柔軟してるみたい」「かわいく見えてくる〜」などのコメントが寄せられています!ノリの良いカマキリの様子は、ページ下部のリンク『【おもしろ昆虫画像】車のボンネットでノリノリのダンスを披露するカマキリ』からご覧いただけます♪何を考えながら踊っていたのか聞いてみたいものですね。●文/パピマミ編集部
2017年08月02日いよいよ待ちに待った夏休みシーズンが到来。夏休みと言えば海、山、入道雲…そして昆虫たちの季節。夏休みの定番イベント『大昆虫展in東京スカイツリータウン(R)~親子で行こう!ソラマチの森へ~』が、7月15日より東京ソラマチ(R)の「スペース634」でオープンした。【チケット情報はこちら】本展は、“夏休みに子供たちが実際、見て触れて知る”ことで、様々な昆虫に興味を持ってもらうために開催するもの。200匹以上のカブトムシに直接ふれられる「ふれあいの森」、100箱を超える世界の昆虫標本箱の展示などに加え、今年は宝石のように美しい「きらめく甲虫」や日本で初めて立体的に抽出・再現された「アリの巣」を関東初展示。また身近な昆虫から世界最大の危険蜂「オオスズメバチ」の生体や、話題の「ヒアリ」についての知識を丁寧に教えてくれる展示など目白押し。会場がさらに「親子で楽しめる森」にパワーアップし、子供たちの夏休みの自由研究にもピッタリのイベントだ。オープンに先駆けて7月14日に行われたメディア関係者向けの発表会には、大昆虫展実行委員長の奥本大三郎、俳優・タレント・歌手の哀川翔(大昆虫展アンバサダー)、タレントのカブトムシゆかり(大昆虫展応援大使)が登場し、カブトムシを初めとする昆虫たちへの愛情と魅力を語り合った。なお、哀川は今回初めての企画として、飼育した国産カブトムシのオスの大きさを競う「アニキに挑戦」を8月2日(水)・9日(水)・16日(水)に開催。哀川の記録を越えた人や3日間総合での1位の人にはプレゼントが用意される。さらにカブトムシゆかりは7月31日(日)に「カブトムシゆかりの昆虫教室」と、奥本との「昆虫トークショー」を開催する。このほかにも、同展では様々なイベントプログラムが連日用意されている。初めて出会う昆虫の生態を直に感じ、「親子で学び楽しむ機会」として家族で思い出に残る夏を昆虫展で過ごすのはいかがだろう。開催は8月23日(水)まで。
2017年07月18日昆虫や動物などの決定的な瞬間をハイスピードカメラで撮影し、普段は見ることのできない躍動感ある姿を観察できる映像がありますよね。たとえば鳥なら、水中の魚を捕獲する瞬間や飛び立とうとする瞬間などなど。もちこさん(@motiko_mochi)がTwitterに投稿したのは、庭先で見つけたアオドウガネが飛び立つ瞬間を捉えたものですが、これが意外な結末を迎え話題を呼んでいます!【すべての画像はこちらから→】いったい何が起こったのでしょうか?----------もちこさんの指先にとまっているアオドウガネ。コガネムシ科の昆虫です。てんとう虫が飛び立つときのスローモーション映像をイメージして撮影に挑んとのこと。羽を大きく広げてまさに飛び立とうとするアオドウガネ!しかし!グラッ……バランスを崩し……そのまま持ち直すことなく地面へ真っ逆さま。浮上する雰囲気をみじんも感じさせない落ちっぷりが何とも言えません。バタバタと動かす羽が虚しさをより一層強くしていますね。これを見た人たちからは、「落ちるのかよ!」「かわいいと思ってしまったwww」「頑張ってるのは伝わってきた」などのコメントが寄せられています!アオドウガネの飛翔シーンは、ページ下部のリンク『【おもしろ昆虫画像】指先から飛び立つアオドウガネを撮影したら悲しい結末に…』からのご覧いただけます♪厳しい自然界を生き抜いていけるのか、心配になってしまいますね。●文/パピマミ編集部
2017年07月10日「昆虫とファッション」展が、神戸ファッション美術館で開催される。期間は2017年7月13日(木)から10月9日(月・祝)まで。本展では、神戸ファッション美術館所蔵作品の中から、「水玉」「透明」「メタリック」「擬態」というキーワードをもとに、「昆虫とファッション」に関連する衣装や靴、ファッション写真など約25点を展示。ジャンヌ・ランバン(LANVIN)による水玉模様のドレスは、てんとう虫を彷彿させる。さらに、ディナー・アンサンブルやマドレーヌ・ヴィオネによるイブニングドレスは、透明感のある素材を使用しており、まるでトンボやセミのよう。そんな美しい昆虫たちの魅力に人が近づき、変身できるかもしれないと思わせるような衣装の数々が会場に勢ぞろいする。さらに、衣装をバーチャル試着体験することができる「着せかえサイネージシステム」を用意。美術館内に設置されたiPadの専用アプリを用いて自分の写真を撮影してサイネージに表示し、好みの衣装画像への着せかえを楽しむことができる。また、お気に入りの画像はオリジナルポストカードとして印刷し、有料で持ち帰ることも可能だ。【詳細】特集テーマ「昆虫とファッション」期間:2017年7月13日(木)〜10月9日(月・祝)開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)場所:神戸ファッション美術館住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1休館日:月曜日、6月27日(火)〜7月12日(金)、7月18日(火)、9月19日(火)※7月17日(月・祝)、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館入館料:一般 500円、小中高・65歳以上 250円※特別展示・ベーシック展示あわせて※「神戸ゆかりの美術館」、「小磯記念美術館」へは当日入館券の半券提示により割引料金で入館可能。■着せかえサイネージシステム場所:神戸ファッション美術館 1階フリースペース※ポストカード印刷は、別途1枚100円
2017年07月01日「昆虫戦士コンチュウジャー2~激突!恐怖の戦士、ネオコンチュウジャー!~」が8月に上演される。本作は、地球の平和を守る昆虫戦士の中にひとりだけ中年男性(モト冬樹)が紛れている…という新感覚のヒーローコメディ。2016年に第1弾、今年5月に再演を果たし、今作は待望の第2弾。作・演出を手掛けるモラル(劇団「犬と串」)、今作から出演する百瀬朔、初演ぶり2度目の出演となる伊勢大貴に話を聞いた。舞台「昆虫戦士コンチュウジャー2」チケット情報「笑ってほしいのと同じくらいびっくりさせたい。びっくりして笑うのが最高だと思うんです」とモラル。その言葉通り第1弾で描かれた戦いは“綱引き”で決着をつけた。「まさか綱引きで終わるとは…みたいなのは稽古場からあったし、お客さんの反応も楽しみだなって思ってました。今作でもまた別のアッと言わせるようなことがしたいです」。今をときめく若手俳優が多く出演する本作。そのシュールさと客層にギャップも生まれそうだが「観に来てくださる方のツボを突きつつ、裏拍でこちらの方向性のツボも押し続けることで、だんだん『そっちも面白い…』みたいになったらいいなと考えてましたね」という狙い通り、観客を爆笑させてきた。伊勢は「初演のとき、すごく面白かったんです。みんなで一緒に考えたり共有することが多くて、劇団『犬と串』に混ぜてもらったような感覚があって。今回も楽しみですね!」と楽しそうに振り返り、今回の出演を喜ぶ。モラルは「この作品はギャグをやるんですけど、百発百中を狙いにいくのとはまた違って、ウケなくても気にせず同じ熱量でやり続けていくうちに不思議なドライブ感みたいなものが劇場を覆って、最後のほうは何をやっても面白い、みたいな(笑)。そういうところを目指してみんなでやっていて。そこで伊勢くんは、笑いもかっさらうけどスベっても愛嬌のまま突っ走っていける。そこがすごく好きで、また一緒にやりたかったんです」。そんなコメディ作品に今作から出演する百瀬。「もうドキドキです。でも今日お話しして、楽しめたらいいなって。恐れず向かっていこうと思いました。このカンパニーに加われることが楽しみになりましたね」と笑顔。モラルも「プロ意識を持った人ばかりだからこそ、しっかりと遊んでいければ絶対にいいものになる」とキャストに信頼を置く。「コメディって僕らが振り切って楽しむのが一番観て楽しいと、僕自身も思うので。そういうところをひとつずつやっていきたいです!」(百瀬)、「自分の役割をしっかりと果たして、モラルさんの頭の中ものぞきつつ楽しみたいです!」(伊勢)とふたりも意気込む本作は、8月12日(土)から20日(日)まで東京・全労済ホール/スペース・ゼロにて。取材・文:中川實穗
2017年06月13日『007 スペクター』でボンドガールのマドレーヌ・スワンを演じたレア・セドゥが、第1子を妊娠していることが明らかになった。レアは11日(現地時間)、最新作『Juste la fin du monde』(原題)が上映されたトロント国際映画祭に出席。グザヴィエ・ドラン監督や共演のギャスパー・ウリエル、ナタリー・バイトレッドカーペットに現れた彼女は、ふっくらしたお腹に手を添えてカメラの前でポーズをとった。フランスの「Paris Match」誌は、父親はモデルのアンドレ・メイエだと報じている。同誌の昨年11月のインタビューでレアは「生涯を共にする男性に出会ったの」と話し、彼との子どもが欲しいと語っていた。そこでは彼の名前は出さなかったが、同時期にパリ市内でレアとアンドレのツーショットが何度も目撃されていた。2人はレアが女優になる前に一度交際したが破局、音信も途絶えていたが、再会。レアはそのときに「この人だわ!」と彼を運命の相手だと確信したそう。31歳のレアにとって第1子懐妊だが、結婚したかどうかは明らかになっていない。(text:Yuki Tominaga)
2016年09月15日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が、女優のレア・セドゥを起用した新作フレグランス「レ・パルファン ルイ・ヴィトン(Les Parfums Louis Vuitton)」の広告キャンペーンを発表した。「レ・パルファン ルイ・ヴィトン」は、インハウス・マスター・パフューマーのジャック・キャヴァリエ・ベルトルードが世界中を旅し、そこで出会った文化や香りからインスピレーションを得て製作されたフレグランス。ふんわりと香る「ローズ・デ・ヴァン(Rose des Vents)」、広大な自然へと誘う「アポジェ(Apogee)」、神秘の世界へと導く「マティエール・ノワール(Matiere Noire)」、秘めた想いを解き明かす「コントロ・モワ(Contre Moi)」、欲望を刺激する「ダン・ラ・ポー(Dans la Peau)」、五感を揺さぶる「ミル・フー(Mille Feux)」、うっとり心酔するような「タービュランス(Turbulences)」の7種類で構成される。フォトグラファーのパトリック・デマルシェリエが手掛けた広告キャンペーンは、南アフリカのサビータウンにあるローンクリークの滝を舞台に撮影。ポートレートを通して、モデルとして起用したレア・セドゥのこの上なくピュアな表情が引き出された。なお、同広告キャンペーンは、9月中旬より世界各国の雑誌や新聞にて順次展開される。
2016年09月05日劇団・犬と串のモラルが作・演出を務める『昆虫戦士コンチュウジャー』が、6月に東京・紀伊國屋ホールにて上演される。『昆虫戦士コンチュウジャー』チケット情報本作は、謎の中年戦士を含む地球の味方「昆虫戦士コンチュウジャー」と、侵略者「爬虫類帝国」の戦いを描く新感覚のヒーロー・コメディ。コンチュウジャーのカブトムシ戦士を演じる馬場良馬と、アゲハチョウ戦士を演じる斉藤秀翼に意気込みを聞いた。「秀翼くんは若いのにすごくしっかりしているし、ビジョンがあって、芯がある。男らしいところもあってかっこいいんですよ。すぐ仲良くなれました」(馬場)、「良馬くんはエネルギッシュ。現場を常に明るくしてくれます。いい意味で歳の差を感じさせずに接してくれるところが素敵だなと思います」(斉藤)と互いの印象を語るふたり。舞台『俺たち賞金稼ぎ団』(2015年)以来の共演でチームワークもバッチリな様子。ヒーロー・コメディ作品だが、ふたりは特撮ヒーローの経験者でもある。「そこは僕らの強みですよね。特撮ヒーローをやってきた僕たちが、オマージュとしてどれだけ全力でふざけられるか。そこでもうワクワクします。それにモト(冬樹)さんが加わって…絶対面白くなるだろうな」(馬場)、「だからキメポーズのレパートリーも多いですよ。戦隊モノのお約束だったり“らしさ”をわかったうえで演じるので、楽しんでいただけるはず」(斉藤)。馬場が演じるのは、熱血漢で「そうだろ、みんな!?」が口癖の自称リーダー。「熱血漢でうざいキャラですよね。僕と似てます。結構『うざいね』って言われるし…。みんなにウザ絡みできればいいな(笑)」斉藤が演じるのは、生まれつき多才であるため『努力の力』を認めようとせず、周囲に対しても一歩引いたような態度のナルシスト。「自分自身とは近いとも真逆ともといえる感じ。今は“努力の力を認めようとせず”とか“一歩引いた態度”を、本人は嫌味でやってるわけじゃなかったりするのかなと探っているところ。人間味のあるキャラクターにしたいですね」振り切ったコメディになりそうだが、馬場は「“舞台は生もの”と言いますが、特にその感覚が強いのがコメディ。同じことをやっているつもりでも日によって観客の反応が全然違うんですよね。ちゃんと観客の心をキャッチできる作品を作りたいです」。斉藤も「楽しい作品だからこそ、僕らが楽しむだけじゃなく、ちゃんと観客も楽しませることを忘れずにやりたいです。ぜひ観に来てください!」と意気込んだ。MMJプロデュース公演『昆虫戦士コンチュウジャー』は6月8日(水)から12日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて。チケット発売中。取材・文:中川實穗
2016年04月27日宮下企画はこのほど、「昆虫食フェア」を「米とサーカス」(東京都・高田馬場)で開始した。期間は3月6日までを予定している。同フェアは、昆虫を食べやすく調理し、気軽に試してもらうことを狙いとして開催するもの。昆虫素材そのものの味を生かした「6種の昆虫食べ比べセット」(税込1,200円)や、茶碗蒸し、出し巻き卵など和食にアレンジしたメニューを提供する。6種の昆虫食べ比べセットでは、「ゲンゴロウ(源五郎)」「イナゴ(螽)」「バンブーワーム(竹虫)」「コガネムシ(黄金虫)」「カイコ(蚕)」「サソリ(蠍)」の素揚げが登場。そのほかには、和食ベースに調理した「イナゴの佃煮」(税込470円)、「カイコの茶碗蒸し」(税込480円)、「スズメ蜂の子の甘露煮」(税込500円)、「サソリネギマ」(1本/税込500円)、「アリ卵の出し巻き卵」(税込700円)、「アリチャーハン」(税込900円)を販売する。
2016年02月12日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が、新たにフランス人女優のレア・セドゥをメゾンアンバサダーとして起用した。1985年生まれのレア・セドゥは、13年に主役を演じた映画『アデル、ブルーは熱い色』でパルム・ドールを受賞。近年では、14年の実写映画『美女と野獣』でベル役を演じたり、12月に日本で公開されたばかりの007シリーズ最新作『007 スペクター』でボンドガールにも抜擢された。1月12日には、ユニセフ・ボールで同イベントのために特別にデザインされたルイ・ヴィトンのドレス姿で、アーティスティック・ディレクターを務めるニコラ・ジェスキエールとともに、ルイ・ヴィトンの顔としての最初の舞台に立つ予定となっている。レア・セドゥはこの件について、「フレンチエレガンスの象徴として世界中に知れ渡っているルイ・ヴィトン。このアイコニックなブランドのアンバサダーという大役を任せて頂けることを心から誇りに思う。私は、ニコラ・ジェスキエールの作品、とりわけ彼の視点の斬新さを深く評価している。また、常に新しいものを探し求めるという彼の姿勢もとても素晴らしいと思っている」とコメントを残す。
2016年01月09日ジェームズ・ボンドが活躍する人気シリーズの最新作『007 スペクター』に出演するレア・セドゥのインタビュー映像が公開になった。その他の画像/インタビュー映像公開本作は、英国のMI6に所属するスゴ腕スパイのジェームズ・ボンドが世界をまたにかけて大活躍する超人気シリーズの最新作。焼け落ちたスカイフォールに残されていた写真を手掛かりにボンドは世界各国をめぐり、謎の秘密組織“スペクター”に立ち向かう。本作でセドゥが演じるのは、ボンドのかつての敵の娘マドレーヌで、映像でセドゥは「知的で独立した女性」だと分析する。本シリーズに登場する女性キャラクターは“ボンドガール”と称され、映画に華を添えるだけの役どころの場合もあったが、マドレーヌは「典型的なボンドガールではない。すごくリアルな女性」として描かれているようだ。セドゥはフランス映画界を代表する若手女優のひとりとして活躍し、ハリウッドの大作映画にも出演しているが、ボンド役のダニエル・クレイグと共演するにあたっては「最初は怖かった」と振り返る。「彼の存在感に圧倒されたし、私自身は自分でいいのか自身をもてなかった」。そこで彼女は入念に準備を重ね、リハーサルを繰り返しながら、マドレーヌを作り上げていったという。映像では他にも新作の注目ポイントや衣裳のこだわりについてたっぷりと語っている。『007 スペクター』12月4日(金) 全国ロードショー(C)SPECTRE (C)2015 Danjaq. MGM. CPII. SPECTRE. 007 Gun Logo and related James Bond Trademarks. TM Danjaq. All Rights Reserved.
2015年12月01日『007 スペクター』でボンドガールに抜擢された、『美女と野獣』や『アデル、ブルーは熱い色』で知られるレア・セドゥ。いま世界が最も注目する女優となった彼女が参加し、フランスでは「近年最高のキャスティング」と話題になった『サンローラン』から、魅力あふれる場面写真が到着した。20世紀のファッション界を席巻し、「モードの帝王」と呼ばれたサンローラン。1970年代半ば、絶頂期だったはずの彼に何があったのか。そこには、華麗な成功の裏に隠された、命を削るほどの創造の苦しみとスランプがあった。公には一切語られなかった、“モンドリアン・ルック”“スモーキング”で世界的大ブレイク直後の1967年から激動の10年間の“真実”。徹底的に美を追求する一方で、彼の心は決して満たされることはなかく、やがては全てを見失い始める――。圧倒的な美しさと存在感で“モードの帝王”イヴ・サンローランを演じたギャスパー・ウリエルを始め、ジェレミー・レニエ、ルイ・ガレル、さらにはヘルムート・バーガーなどの超豪華俳優たちが集った本作。レア・セドゥが演じるのは、サンローランのミューズとして有名なモデル、ルル・ドゥ・ラファレーズ。今回解禁された場面写真は、サンローランの愛犬であるフレンチ・ブルドックをキュートな笑顔で抱いているシーンや、ギャスパー・ウリエル演じるサンローランとの親密そうなショット。彼女の輝くような魅力はもちろん、その美しい衣装は必見だ。『アデル、ブルーは熱い色』で女優として初めてカンヌ国際映画祭の最高賞「パルム・ドール」に輝き、映画史に名を刻むとともに、本作と同じく12月に日本公開となる『007 スペクター』ではボンドガールとして出演するなど、世界的に活躍する女優としてその地位を確固たるものにしたレア・セドゥ。今回のモデル役でも多くのファンを惹きつけるに違いない。『サンローラン』は12月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サンローラン 2015年12月4日よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 MANDARIN CINEMA - EUROPACORP - ORANGE STUDIO - ARTE FRANCE CINEMA - SCOPE PICTURES / CAROLE BETHUEL
2015年11月09日Q.あなたの部屋に気が付いたら昆虫が入り込んでいました。どんな虫ですか。1.チョウ2.トンボ3.てんとう虫4.コオロギこの心理テストでは、あなたが「気が付かないうちに油断してしまう相手」がわかります。自分の部屋はプライベートな領域。深層心理では「自分自身の内面」を示します。つまり、そこに忍び込んだ昆虫はあなたの心のスキを付き、入り込んでくる相手を暗示するのです。それではそれぞれ結果を見ていきましょう。■1.チョウを選んだあなたはルックスにだまされるタイプチョウはきらびやかで美しい昆虫。身体的な美しさを暗示します。部屋にチョウを見つけたあなたはルックスが良い相手にだまされるタイプ。見た目が好みの相手にお願いされると、ついつい油断してしまいませんか。そんなあなたに必要なのは距離感を取ること。相手が本当に自分のことを好きなのか、それとも別の目的があるのかをきちんと確認しましょう。■2.トンボを選んだあなたは可能性に目がくらむタイプトンボは常に前へ飛んでいく昆虫。新しいことに対する前向きな挑戦を暗示します。部屋にトンボを見つけたあなたは可能性を感じさせる相手に目がくらむタイプ。夢に向かって挑戦している姿を見せられると、ついつい手助けをしたくなりませんか。そんなあなたに必要なのは貸し借りをはっきりさせること。線引きをしっかりさせることでコスト意識を明確にしましょう。■3.てんとう虫を選んだあなたは情に訴えられると弱いタイプてんとう虫は太陽に向かって飛んでいく性質がある昆虫。太陽=人間関係の暖かさを暗示します。部屋にてんとう虫を見つけたあなたは情に訴えてくる相手に弱いタイプ。かわいそうな相手からお願いされると、ついつい「助けなくちゃ」とがんばってしまいませんか。そんなあなたに必要なのは、相手の要求を全て飲まないこと。援助するのは一部だけにして自分自身も守りましょう。■4.コオロギを選んだあなたは積極的なアプローチに気を許してしまうタイプコオロギは鳴く性質を持つ昆虫。自己主張と積極的なアプローチを暗示します。部屋にコオロギを見つけたあなたは情熱的な相手についつい気を許してしまうタイプ。相手の押しが強いと「まあ、いいかな」と妥協してしまいませんか。そんなあなたに必要なのはその場で結論を出さないこと。心理的な圧迫を受けない状況を確保して冷静な判断力を取り戻しましょう。■おわりにあなたの診断結果はいかがだったでしょうか。お願いされると、どうしても断れない相手っていますよね。とはいえ、過剰な要求まで応えていたら、あなたの負担が増えてしまいます。「どうして応えてしまうのか」を明確にすることことが、心のスキを付く相手に対抗するための第一歩ですよ。(脇田尚揮/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年11月09日レア・セドゥが、チャニング・テイタム主演の『Gambit』への出演を交渉しているようだ。役柄は、主人公ギャンビットの幼なじみであるベラ・ドンナ。テイタムが、主演とプロデューサーを兼任する。その他の情報『Gambit』は『X-MEN』シリーズ8作目。7作目に当たる『X-MEN:アポカリプス(原題)』は来年5月、『Gambit』は2016年10月に公開予定。セドゥは、11月北米公開予定の『007 スペクター』(日本公開は12月4日)に出演。その後には、グザヴィエ・ドラン監督の『It’s Only the End of the World』が控える。共演はマリオン・コティヤール。テイタムの次回作は、クエンティン・タランティーノ監督の『The Hateful Eight』と、ジョエル&イーサン・コーエン監督の『Hail, Caesar!』。日本では『マジック・マイクXXL』が10月17日(土)より公開される。文:猿渡由紀
2015年08月26日東京スカイツリータウン東京ソラマチ5階スペース634で開催中の「大昆虫展」で行われたトークショーに、プロボクシング元世界3階級制覇王者、亀田興毅と昆虫アイドル、カブトムシゆかりが出演した。「大昆虫展」では世界のクワガタや世界文化遺産に登録された富士山の絶滅危惧昆虫など15,000点を超える標本を展示。見どころは子どもたちに大人気の「ふれあいジャングル」。大人も入ることができる大型虫かご(3.78m×14.4m)の中に昆虫が住む森を再現。生きたカブトムシ約200匹が放たれ、子どもたちは自由に触って観察することができる。虫好きだという亀田は「会場内を全部見てみたいです。こんなにいろんな虫を揃えてくれているイベントはなかなかないので。夏休みの貴重な経験になります」とコメント。また、カブトムシを同時に300匹飼っていた経験があるというカブトムシゆかりは「虫の良いところはどんなに愛情を注いでも返ってこないという無償の愛を学べるところです(笑)。猫とか犬だとかえってくるのですが、虫はどう逃げようかと考えているばかりなんです」と虫の魅力を語った。その話を受けて亀田は「飼っている虫300匹全部片思いだったんですね(笑)」と返した。亀田は自身の兄弟について「弟の和毅はむしろ虫にびびってます。俺はこどもができてからは父親としての威厳をみせる為、虫にびびらないように頑張ってます。元々は俺もビビってましたが、ゴキブリの時は頑張ってます。父親になって、ゴキブリをも倒せる世界チャンピオンになりました(笑)」と話した。また自身のボクシングスタイルについて「俺はカブトムシでいうとヘラクレスだけど、パンチはゴキブリパンチです。ゴキブリのように動きゴキブリのように刺す!」と説明、会場を沸かせた。「国際土壌年2015記念『大昆虫展』in 東京スカイツリータウン」は8月25日(火)まで開催中。
2015年08月04日7月18日(土)から東京スカイツリータウンで開催される「大昆虫展」。開幕を翌日に控えた17日、同展の応援大使に就任した哀川翔、赤江珠緒が会見に登場した。大のカブトムシ好きで知られ、体長88ミリというギネス級のカブトムシを育てて話題にもなった哀川。「大人になってカブトムシを飼い始めて14年、めでたくギネス級の記録を出すことができた。でも、記録は狙うものじゃない。大事なのは愛情を持って育てることだと実感した」と喜びを口したが、「えさやりだけで2時間ぐらいかかる。部屋にこもっていると、怪しまれて見に来られるのが困る」と苦笑い。そんな哀川に「時間の流れ方が違うんですよね」とうなずく赤江。彼女も大の虫好きなのだという。「軒下にダンゴムシを集めて、ひっくりかえしては、どれが一番最初に起き上がるかで遊んでいる子供でした。おもちゃとは違う動きが面白くて」と楽しげに話していた。当日は“世界最大のチケット”も披露。現在認定されている、カナダで作られた世界最大サイズのチケットを上回る、縦140.8×横59.2センチの巨大チケットの登場に、哀川もびっくり。「最高ですね。オレ、1枚買います」とノリノリだった。「大昆虫展」では世界のクワガタや世界文化遺産に登録された富士山の絶滅危惧昆虫など15,000点を超える標本を展示。見どころは子どもたちに大人気の「ふれあいジャングル」。大人も入ることができる大型虫かご(3.78m×14.4m)の中に昆虫が住む森を再現。生きたカブトムシ約200匹が放たれ、子どもたちは自由に触って観察することができる。「国際土壌年2015記念『大昆虫展』in 東京スカイツリータウン」は7月18日(土)から8月25日(火)まで。なお、同展と書店の連動キャンペーン「書店でシールを集めて『大昆虫展』に行こう!」が現在実施中。ぴあと出版取次大手のトーハンとで企画したもので、首都圏にあるキャンペーン参加の約100書店で児童書を購入された方に「大昆虫展」入場割引券付きの「虫捕りシール台紙」を配布。台紙にシールを集めて「大昆虫展」の会場に持参すると、先着1000名様にプレゼントを進呈。■書店でシールを集めて『大昆虫展』に行こう!期間:2015年7月10日(金)~8月25日(火)※但し、各店舗で台紙・シールがなくなり次第終了内容:1.児童書を購入されたお客様に割引券付きシール台紙を配布2.以降、本企画参加書店への来店ごとにシールを配布3.シール3枚を台紙に貼って「大昆虫展」会場に持参するとプレゼントを進呈(先着1,000名様)*詳細、参加書店のリストはオフィシャルサイト()を参照
2015年07月17日多摩動物公園は6月30日まで、同園「昆虫園」にて、「昆虫園に行こう!」と題しさまざまなイベントを開催している。○6月はチョウを観察しよう!同施設は室内のため、雨を気にせず傘をささないで観察ができる。主な企画は、以下の通り。6月30日までは、本館にて写真展「水の中のいきものたち」を、6月11日から23日までは、昆虫生態園出口付近にてホタル展「ホタルの光」を開催する。6月20日の11時から12時に行われる「かんさつデー」では、昆虫生態園にて、動物解説員と一緒に"かんさつシート"を利用してじっくり「チョウ」を観察する。同日14時からは、同園大温室内入口付近にて、「チョウはともだち」と題し、チョウの成長について担当者が解説する。6月27日の14時から14時30分まで、昆虫園本館2階昆虫ホールにて、「チョウのはねを観察しよう!」を開催。鱗粉を顕微鏡で観察する。小学生以上が対象で、先着5組20名まで参加できる。また、昆虫生態園出口付近にて、数を減らしている身近な生き物のひとつ「ヤマアカガエル」を展示。昆虫園本館では、幼虫が洞窟の中で光をはなつ、オーストラリアなどに生息する「ヒカリキノコバエ」を見ることができる。
2015年06月08日ファイブアッシュリレーションズはこのほど、ショコラクッキー「東京なまっ茶」を東京地区限定で発売した。同商品は、"レア食感"を特徴とするショコラクッキー。色鮮やかでしっとりと柔らかなクッキー生地の中には、抹茶を練り込んだ濃厚な生チョコレートが入っている。手に取っただけで抹茶の香りが楽しめるという。個別包装しているため、東京土産や海外への日本土産としてもおすすめとのこと。価格は、8枚入(税別1,040円)、12枚入(税別1,560円)。販売場所は、羽田空港国際線旅客ターミナル4階ショッピングエリア「江戸小路(えどこうじ)」の「Edo食賓館(名産館)」ほか。
2015年06月01日「大昆虫展」が7月18日(土)から東京スカイツリータウンで開催される。今年で3回目を迎える夏休みの定番イベント。今年は「昆虫から人間は何を学ぶか」をテーマに、昆虫の能力の素晴らしさや共生の必要性を展示を通して伝える。大昆虫展 in 東京スカイツリータウン チケット情報見どころは子どもたちに大人気の「ふれあいジャングル」。大人も入ることができる大型虫かご(3.78m×14.4m)の中に昆虫が住む森を再現。生きたカブトムシ約200匹が放たれ、子どもたちは自由に触って観察することができる。また、標本展示コーナーでは世界のクワガタや世界文化遺産に登録された富士山の絶滅危惧昆虫など15,000点を超える標本がズラリ。珍しいものでは、漫画家の手塚治虫が中学時代に描いた昆虫画(コピー)の展示も。さらに会期中の毎週土曜と日曜には「昆虫教室」を開催。動物博士吉村卓三による「昆虫おもしろばなし」など、名講師による昆虫トークを聞くことができる。「国際土壌年2015記念『大昆虫展』in 東京スカイツリータウン」は7月18日(土)から8月25日(火)まで。前売チケット発売中。
2015年05月29日7月11日(土)より全国にて公開となる、撮影期間430日を要した驚異と神秘の3D昆虫ドキュメンタリー映画『アリのままでいたい』の主題歌に、福山雅治の「蜜柑色の夏休み 2015」が決定した。私たちの最も身近にいながら、未だに多くの謎に包まれている昆虫。世界唯一の特殊カメラ“アリの目カメラ”を使用し、従来の技術では不可能であった昆虫たちの超クローズアップ映像の撮影を世界で初めて実現させ、まるで昆虫になったかのようなその未知なる世界を撮影した。今回、本作の主題歌として決定した福山雅治の楽曲は、もともと2001年に発売されたアルバム「f」に収録されている「蜜柑色の夏休み」を、福山が本映画のために改めてスタジオに入り、「蜜柑色の夏休み 2015」として完成させたもの。“カブトムシ”や“クワガタ”などが歌詞に登場し、福山自身が故郷・長崎で過ごした子供の頃の夏休みの思い出が綴られた、ファンの間で根強い人気がある楽曲だ。本作の監督である世界的昆虫写真家・栗林慧が、昆虫や動物のみならず自然に造詣が深い福山さんと同郷であり、「蜜柑色の夏休み」の楽曲の世界観が本映画にぴったりだということから、ぜひ主題歌に使用したいとの熱いオファーを送り、福山さんが快諾。今回の主題歌決定が実現した。福山さんからは、「歌の舞台は、僕が小学生だった頃の長崎。ある夏休みの1日、電車に乗って祖母の家に遊びにいく風景を歌った楽曲で、まさに『夏休みの日記』といった感じです。15年近く前の楽曲でもあったので、今回歌は新たにレコーディングしました。楽器もダビングして、MIXも新たに行いました。基本のアレンジは変えていないので、建築で言えば“リノベーション”という感じでしょうか」「この映画は、僕自身も子供の頃、地元長崎で蝉やクワガタやカブトムシなどをつかまえて遊んでいたことを思い出します。自然の厳しさと美しさを、この映画で感じていただけたら」とのコメントが届いている。『アリのままでいたい』は、7月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月12日●昆虫サイボーグ 佐藤裕崇博士をご存知だろうか以前に取り上げた"昆虫サイボーグ"の第一人者、佐藤裕崇 博士の研究が第2フェーズに入っている。前回のレポート時点ですでに、電気信号による飛行の開始・停止・左右の旋回について実現していたが、現在は、「飛行ルートの自動制御」や「肢(あし)の制御」「昆虫体液を利用した発電システムの開発」に取り組んでいる。「私が研究者のうちにすべて達成して実用に至るのは難しいかもしれないが…」と謙遜する佐藤氏だが、基礎研究に専念していた段階から、実用に向けた周辺技術の研究へと早くも対象範囲を広げている状況だ。彼は、自身の描く、災害現場で活躍する昆虫サイボーグ、レスキュー支援ツールとしての昆虫サイボーグ、に向けて急速に歩を進めている。では、佐藤氏は具体的にどういった研究に取り組んでいるのか、本稿では氏の話を元に簡単にご紹介する。○わずか9ヶ月で昆虫制御に成功まずは、佐藤氏のこれまでの研究についておさらいしておこう。佐藤氏が、"昆虫サイボーグ"の研究を開始したのは2007年1月のこと。それまで早稲田大学 理工学部で応用化学を専攻していた彼だが、DARPA(Defense Advanced Research Projects Agency : 米国防高等研究計画局)の「HI MEMS (Hybrid Insect Micro Electro Mechanical Systems)」プロジェクトに参加したミシガン大学電子工学科(当時 / 2008年よりカリフォルニア大学バークレー校電子工学科に移動) Michel M. Maharbiz教授の研究室に移籍。昆虫を活用したMAV(Micro Air Vehicle)の開発に取り組むことになった。生物学の経験が一切ない佐藤氏だったが、昆虫飼育を趣味とする風習のない米国人に比べると昆虫の扱いに長けており、加入当初から研究をリードする立場に。昆虫の習性や体の仕組みを勉強しつつ、対象の昆虫の種や電極の埋め込み箇所などについて検討しながらノウハウを積み重ね、研究開始からわずか9カ月後の2007年10月には以下の動画のように昆虫を制御できるようになった。左右の旋回は翅の筋肉を刺激して実現している。また、昆虫が明るいものに向かって飛んでいくという習性に着目し、眼の神経を刺激して飛行開始・停止を可能とした。なお、佐藤氏は、カリフォルニア大学バークレー校から、2011年にシンガポールのNanyang Technological Universityの機械航空工学科に移籍。Assistant Professorという立場で、博士6人、修士1人、学部生9人を抱える独立した研究室を運営している。○3Dモーションキャプチャを活用して信号強度を自動調整本稿の冒頭でも紹介したとおり、現在、佐藤氏が特に力を入れて取り組んでいる研究は大きく分けて、「飛行ルートの自動制御」「肢の制御」「昆虫体液を利用した発電システムの開発」の3つである。これらのうち飛行ルートの自動制御とは、飛行ルートからのずれをセンサーが検知し、電気刺激となる入力信号を変化させて、ずれを自動で修正するというもの。これまでは、昆虫の位置を目視で確認しながら人間の感覚で入力信号を調整するという方法で電気刺激の効果をテストしていたが、これを飛行位置の変化量を測定しながら自動でコントロールするイメージである。専門用語で言うと、「オープンループコントロールからフィードバックコントロールに移行し、飛行の精度を向上させる」(佐藤)という内容だ。「MAVは重量が小さいので、外部から受ける影響がとても大きいです。我々には心地よいそよ風でも、MAVにとっては大嵐で、大きく航路がずれることはもちろん、程度によっては姿勢が安定せずに墜落してしまいます。昆虫を使えば、昆虫自身が持つ制御機能により安定した姿勢で飛行を行うことができます。けれども、航路のずれは生じるため、ずれを検知して適切に昆虫を刺激してずれを補正する必要があります。レスキュー支援において、使用者がサイボーグ昆虫の行方をずっと見守るわけには行きません。自動でずれを補正して安定した航路を取り目的地に到着させる、そのための制御システムとしてフィードバックコントロールは不可欠です」(佐藤氏)フィードバックコントロールには、ハリウッド映画などで使われる3Dモーションキャプチャシステム(俳優の動きを記録するシステム)を活用している。この計測システムで飛行位置をリアルタイムで記録し、航路のずれと入力信号の値を比較しながら、信号強度を調整して、安定した航路を取る検討をしているという。「フィードバックコントロールはロボット工学では珍しくない技術ですが、通常のロボットに比べてサイボーグ昆虫では、昆虫自身が発する動きがエラーに加味されることが興味深い点です。また、信号が弱いと筋肉は全く反応しませんが、かと言って極端に強い信号を与えれば筋肉を傷めてしまいます。通常のロボットに比べて信号強度の適用範囲が狭く、ちょうど良い塩梅の信号をみつける必要がありますね」(佐藤氏)MAVとしては、1年前にハーバード大学が指に乗るくらい小さな飛行ロボットを開発し、ホバリングに成功しているが、とても非力で小さな電池さえも搭載できない。そのため、信号入力のためのケーブルが必要で、無線飛行は実現していない。また横風などの外乱の影響が大きく、実用化には先が長そうである。「電池を載せても横風を受けても安定して飛行できる昆虫の能力と我々の無線システム、これらにフィードバックコントロールを加えて、長時間、長距離に渡って安定して制御可能な飛行体を実現します」と佐藤氏は語る。●飛行と歩行の制御が実用化の鍵○ワイヤー72本を減らす工夫を模索肢の制御に関しては、「飛行に次いで大事な研究」と佐藤氏は強調する。「サイボーグ昆虫の目的はレスキュー支援です。例えば災害地、瓦礫の下の捜索において、人間や救助犬では入り込めない狭い場所でも、体の小さい昆虫なら内部に入り込み、瓦礫の奥の様子を探ることができます。生存者は周囲とくらべて温度が高いので、昆虫に赤外線センサーを搭載すれば、生存者の場所や人数に関する情報を得て、無線で外の捜索部隊に届けることができます。また、昆虫にマイクを搭載すれば、生存者と捜索部隊の無線通信も可能となります。この目的を考えれば、移動手段として飛行だけでなく歩行が有力です。捜索地付近までは飛行で移動して、極端に狭い場所の内部へは歩行で侵入する、この二つの制御が可能になれば、レスキュー支援ツールとしての実用化に近づけます。ちなみに、カブトムシを使っている理由もここにあります。蛾やバッタ、ハエ、他の昆虫では翅は常に剥き出しですが、カブトムシは翅を折り畳み硬い皮膚の下に収納します。歩行での捜索中に翅を傷つける心配がありません」(佐藤氏)一昨年から今年にかけては、肢の制御に多くの時間を割いている。その結果、肢の開け/閉じのみならず、肢を伸ばす角度まで制御できるようになっている。しかし、現在の実験はまだ肢一本に留まっており、歩行が可能になるまでにはまだまだ課題が多いという。「1カ所の筋肉を動かすのにプラス(作用極)/マイナス(対極)1対の電極が必要で、1つの肢の制御には6つの筋肉を刺激する必要があり、計6対つまり12本の金属の細線を1つの肢に埋め込みます。昆虫が持つ6つの肢をすべて制御する場合、合計72本の金属細線を埋め込むことになりますね。研究室での実験だけを考えれば、72本というのは非現実的な数ではなく、できないことではありません。けれども災害地などでの実地利用では、細線が障害物に絡まることを避けるために細線を昆虫の体内や体の表面に収納する工夫が必要で、72本の細線をすべて収納することは難しそうです。また、マイコンの出力端子の数が限られていますし、歩行のためのプログラムを組む上で、出力の数が多いことは厄介です。歩行を実現するには、電極の数を減らすことが求められます」(佐藤氏)解決策として、例えば、マイナスの電極を共通に1本化することが考えられる。その場合共通となる1本の電極をどこに埋め込むかを適切に選ぶ必要がある。また、6本全ての肢を制御せず、4本あるいは2本の制御で歩行することは可能かどうか、といった案が検討されているという。「過酷な自然環境で暮らしていれば肢を失うことはありますが、昆虫はとてもタフな歩行機構を持っており、数本の肢を失っても歩くことができます。1本の肢の制御を可能にした現在では、次の段階として、2本肢での歩行制御を試みています」(佐藤氏)実は佐藤氏、次の動画のようにすでに2本肢の同時制御をテストしており、歩行の実演まではあと一歩のところまで来ている。●そして、バイオ燃料電池の開発へ○無線通信の電力確保に向け、バイオ燃料電池の開発へ3つ目の体液を利用したバイオ燃料電池の開発は、長時間の制御を実現するうえで不可欠な研究である。「昆虫の制御は、電極となる金属の細線、マイコンそしてPCが必要です。まず昆虫の筋肉に金属細線の末端を埋め込みます。もう片側の末端をマイコンの出力端子へ接続し、マイコンを昆虫に背負わせます。使用者はPCからマイコンに無線でコマンド送り金属細線を通じて筋肉へ電気信号を送ります。ただ、携帯電話を思い浮かべればわかるとおり、無線通信には大きな電力が必要です。昆虫に大きな電池を背負わすことはできませんし、どんな大きさの電池を使うにしても電力量に限りがあります。研究室なら使用者が電池を充電すればいいですが、災害地の屋外利用で同じことを行うことはできません。何かしらの発電機能をサイボーグ昆虫に付加して、電池を充電するシステムが必要です」(佐藤氏)現在の実験では、連続してコマンドを行える通信モード(携帯電話の通話状態に相当)で約30分、スリープモード(携帯電話の待機・無通話状態に相当)にした場合でも1晩程度で電池を使い果たしてしまう。実験を効率的に行うため、佐藤氏の研究室では、任天堂Wiiのリモコンをサイボーグ昆虫の制御に用いることにした。Wiiのリモコンには持ち手の動作を検知するセンサーが備わっており、これをうまく利用している。飛行実験中は実験者がリモコンを手にしており、この状態をWiiリモコンが検知して自動的に通信モードが起動する。一方で、実験者が飛行実験を中断してリモコンを置くと、その状態が検知され、自動的にマイコンがスリープモードに切り替わるというものだ。このように電力量を節約して効率的に実験が行える工夫をしているが、災害地での捜索活動などを考えると、連続して利用できる時間を延ばさなければならない。「理想は、現在実験に"協力"してもらっている昆虫ウガンデンシスの寿命と同じ3ヶ月程度まで電力を維持できること」(佐藤氏)と言い、そのために昆虫の生体反応を利用した発電機構を検討している。「昆虫の体液を利用したバイオ燃料電池に関しては、いくつかの大学で研究が進んでいます。一般に、燃料電池には二つの電極が必要で、バイオ燃料電池では、一つの電極には酵素を固定し、昆虫の体内にある糖分のトレハロースやグルコースを酵素の力で分解して電子を得ます。その電子がもう片側の電極で酸素を還元します。酵素の固定や活性を維持するための工夫や、酸素還元用のナノ粒子触媒の開発が必要です。化学を専攻していた学生当時の知識や経験が活きています」(佐藤氏)燃料電池用の触媒開発の研究に取り掛かった佐藤氏は、自身の所属学科が現在は機械航空工学科であることから、化学を専攻していない学生でも簡単にナノ粒子の合成を行える方法を考えていた。そして着想したのが、電極を水溶液に漬かすだけ、という非常にシンプルな方法であった。「白金や他の金属の合金をベースにしたナノ粒子が日々開発されており、組成や構造を変化させた多種多様な触媒が提案されています。とても高い活性の触媒が開発されていますが、合成に当たって、高温・高真空が必要であったり、合成のステップが多く複雑、もしくは合成に時間がかるなどの問題があり、多くは実用化が難しいです。私の研究室でもナノ粒子触媒を手掛けたい。けれども、大学院生ならともなく、機械航空工学科の大学生が複雑な化学合成を扱うのはハードルが高い。何かシンプルに合成する方法を見つけて、化学初心者でも楽しめる実験にしようと考えていました。方法がシンプルであれば工業的に実用化し易いですしね。考えの末に着想したのが『Stepwise Electroless Deposition』です。大層なものに聞こえますが、何のことはない、電極を10秒程度、二つの溶液(還元剤・金属イオン)に交互に浸けるという作業を数回繰り返すだけ。高温も真空も必要ありません。5分~10分で終ります。合成法は至極シンプルですが、溶液の種類や濃度を変えるだけで劇的にナノ粒子の形や触媒活性が変わるのでとても面白いです。あまりにシンプルな方法なので、合成用の簡単なロボットも作ってみました。機械専攻の学生なら比較的簡単に設計して製作できるだろうということでやってみました。このロボットのおかげで人為的エラーの少ない実験ができます」(佐藤氏)このように佐藤氏は、化学実験を行うに当たってデメリットであった機械学科の所属という状況を悲観せず、そのことを動機として、工業的な実用化にも通じるシンプルな合成法を着想するなど、ポジティブな思考の持ち主といえる。一方で、機械学科であるメリットを巧みに利用して、合成ロボットを手掛け、化学実験の効率化と高精度化を図っており、その発想力と行動力は目を見張るばかりである。合成したナノ粒子触媒は燃料電池として優れた性能を示している。実際に昆虫で試すのはこれからの段階だが、触媒活性の値を見る限り、十分に期待できる結果だという。以上、簡単ではあるが、佐藤氏の現在の研究内容を紹介した。当初は夢物語かSFに聞こえた昆虫の制御を、かなりのスピードで進めている。実用化を進めるうえでは、深い洞察に加えて、多くのジャンルをまたがった広い知識が必要になるが、化学の分野で研究を重ねた後に生物学、電子工学、機械工学へと進んだ佐藤氏はこうした条件を満たした人物と言えるだろう。クリアしなければならない障害がまだまだあるが、今後が楽しみな研究である。
2015年03月09日