これは聴き逃せない。日本を代表するヴァイオリニスト諏訪内晶子が6月、来日するラハフ・シャニ指揮ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団と共演。東京と大阪でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を弾く。「日本でチャイコフスキーの協奏曲を弾くのは久しぶりです。東京はブラームスの交響曲第1番と、大阪ではチャイコフスキーの交響曲第6番《悲愴》との組み合わせ。どちらも名曲で、良いプログラムだと思います」1990年のチャイコフスキー国際コンクールで、日本人初、史上最年少18歳での優勝という快挙。その本選でも弾いたチャイコフスキーの協奏曲は、彼女のイメージを象徴する作品のひとつでもあるが、生で聴けるチャンスは案外少ない。東京では2016年のユーリ・テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルグ・フィルの来日公演以来、大阪ではなんと、コンクール優勝翌年の1991年にロリン・マゼール指揮ピッツバーグ交響楽団と共演して以来というから、関西のファンにとっては32間年も待ち望んでいた機会だ。「長い曲ですし、エネルギーを最後まで維持しなければなりません。何百回弾いても大変な曲。ただ、大変と感じる中身は、年齢とともに変わっていて、毎回、初めて演奏するような気持ちで向き合っています」とくに今回は、彼女にとって新たなチャイコフスキーになる。「グァルネリ・デル・ジェズ『チャールズ・リード』(1732年製作)で演奏します。デル・ジェズでチャイコフスキーの協奏曲を弾くのは今回が初めてです」20年をともにした愛器ストラディヴァリウス「ドルフィン」(1714年製作)からグァルネリ・デル・ジェズに変えたのは2020年末のことだった。「チャールズ・リードという19世紀のコレクターが所有していたデル・ジェズです。調べたところによると、ヘンレ版のベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの校訂もされたマックス・ロスタルさんが8年間弾いていらっしゃったのですが、あとはあまり弾かれることもなく、良い状態です。ドルフィンとの大きな違いは、低弦のつややかさでしょうか。この協奏曲は出だしから(低弦の)G線ですし。私には、ストラドは倍音が透き通っていて、“通る”というイメージがあります。一方、デル・ジェズはふくよかでつややか。耳元に聴こえてくる音も、骨に伝わってくる振動も、鋭さではなく、深いところで振動しているという感じがします。ロマン派の協奏曲にはぴったりだと思います。楽器が変わったことで、解釈も根本的に変わりますね。デル・ジェズの音色の方が本来の私のイメージに近いのではないかなと思うことがあります。ドルフィンは強くて素晴らしい楽器です」オランダの名門ロッテルダム・フィルとも、その首席指揮者シャニとも、今回が初めての共演。現在34歳のシャニは、2018年に楽団史上最年少でロッテルダムの首席に就任。2020年シーズンからは巨匠ズービン・メータの後任としてイスラエル・フィルの音楽監督も務める注目の新鋭だ。「初共演は、やはりいつもドキドキします。それが日本で、しかもサントリーホールとザ・シンフォニーホールという世界に誇る会場で実現できるのは楽しみですし、その時間を多くの皆さまと共有できたらうれしいです」諏訪内晶子 ©Kiyotaka Saitoラハフ・シャニ指揮 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団諏訪内晶子 (ヴァイオリン) 出演チケット情報月23日(金)19時開演東京/サントリーホール6月25日(日) 14時開演大阪/ザ・シンフォニーホール取材・文:宮本明
2023年06月08日兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)の創設以来、オーケストラを成長に導き、常に聴衆に刺激を与えるプログラムを提供し続けてきた指揮者、下野竜也が登場する5月のPACが披露するのは、オール・イギリスプログラムだ。コンサートの冒頭に奏でられるのは、ウォルトン(1902-1983)が第2次世界大戦中の1942年に作曲した『スピットファイア前奏曲とフーガ』だ。この作品は、イギリスの航空技術者R.J.ミッチェルが、第二次世界大戦を象徴する名戦闘機スピットファイアを生み出すまでを描いた伝記映画『スピットファイア』の音楽からの編曲作品だ。その音楽は、名戦闘機スピットファイアの飛行シーンを想像させる勇壮なもの。まさにイギリスを勝利に導いた伝説の翼の活躍を描いた意欲作だ。そして、日本を代表するヴァイオリニスト三浦文彰がソロを務めるエルガー(1857-1934)の「ヴァイオリン協奏曲」とそのエルガーの名を世に知らしめた名作『エニグマ変奏曲』のカップリングは、19世紀末から20世紀に至るイギリス音楽の素晴らしさを描いた歴史絵巻のような豪華さだ。下野竜也が描き出すPACの「ザ・ブリティッシュ!」公演によって、気高く勇壮なイギリス音楽再発見の絶好のチャンス到来!兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)第141回定期演奏会下野竜也 ザ・ブリティッシュ!5月26日(金)、27日(土)、28日(日)15時開演兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホールウォルトン:「スピットファイア」前奏曲とフーガエルガー:ヴァイオリン協奏曲エルガー:エニグマ変奏曲指揮:下野 竜也ヴァイオリン:三浦 文彰管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団三浦 文彰(Fumiaki Miura)/ヴァイオリン2009年世界最難関とも言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝。これまで、宮崎国際音楽祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭などに参加。ハンブルク北ドイツ放送響、オレゴン響など国内外で主要オーケストラと共演している。2012年プラハ・フィル、2013年にはシュトゥットガルト放送響との日本ツアーを行った。2013年は、ペンデレツキ80歳記念演奏会にも出演。2014年は、ルーブルでのリサイタルでパリ・デビューを果たした。2015年には、リントゥ指揮ベルリン・ドイツ響との共演を得て、エイベックス・クラシックスからCDをリリース。 2016年NHK大河ドラマ「真田丸」のテーマ音楽で、ヴァイオリン・ソロを演奏。2017年秋は、フェドセーエフ指揮チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラとのツアーを予定している。2009年度第20回出光音楽賞受賞。使用しているヴァイオリンは、宗次コレクションより貸与されたストラディヴァリウス 1704年製作 "Viotti"。■チケット情報
2023年04月21日2023年3月24日、俳優の団時朗さんが同月22日に亡くなったことを、所属事務所が発表しました。74歳でした。悲しいお知らせです。3月22日早暁4時14分、団時朗(享年74歳)が永眠いたしました。2017年夏に肺癌との診断を受けました。病気になってからも、ユーモアと優しさを失わず、生きるパワーに満ち溢れて仕事に邁進しておりました。残念ながら昨年末より悪化をたどり、力尽きました。葬儀は近親者のみにて執り行います。皆さまには生前のご厚誼に深く感謝いたしますとともに、ここに謹んでご報告申し上げます。ALPHA AGENCYーより引用団さんは、1968年に資生堂のメンズ化粧品のCMでデビュー。1971年には、特撮ドラマ『帰ってきたウルトラマン』(TBS系)に主人公の郷秀樹役として出演し、一躍、その名が広く知られるようになりました。以降、ドラマ、映画、舞台と多くの作品で存在感を発揮してきた団さん。シリアスからコメディまで幅広い役柄を演じ分け、日本を代表する俳優として長年、活躍してきました。【ネットの声】・ありがとう、ウルトラマンジャック!さよなら、郷秀樹!・いつまでも、これからも私の永遠のヒーローです。・悲しみで言葉がでない。お悔やみを申し上げます。団さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年03月24日西欧の伝統的な音楽を聴ける、クラシックコンサート。ピアノやヴァイオリンの演奏会や、オペラ、交響楽団や管弦楽団による、シンフォニー・コンサートなどは、全国各地で開催されています。しかし、クラシックコンサートは「なんだか難しそう」というイメージを持たれやすく、興味があっても行きにくいと感じる人は少なくありません。『はじめてクラシックコンサートに行きましたレポート』ライター、よざひかる(@HikaruYoza)さんは、いつもと違う休日を過ごしたくて、初めてクラシックコンサートに行ってみたそうです。その時の感想をTwitterに投稿したところ、反響が寄せられました。はじめてクラシックコンサートに行きましたレポート pic.twitter.com/HuzaXMX4ix — よざ ひかる (@HikaruYoza) March 5, 2023 近所で『新日本フィルハーモニー交響楽団』による公演が行われていることを知り、足を運んだ、よざさん。クラシックコンサートというと、チケット代が高額な印象がありますが、2千円というお手頃な価格に驚いたといいます。会場では非日常的な雰囲気や、上品な観客たちに圧倒され、ちょっぴり不安になったものの、いざ公演が始まると生演奏の美しい音色に感動!ドラマチックに変化する曲調を楽しむことができ、想像がふくらんで思わず涙した場面もあったそうです。投稿にはクラシックファンからのコメントが相次いで寄せられています。・クラシックが好きだから、分かってもらえて嬉しい!『沼』へようこそ。・よく考えると同じ曲を楽譜通りにいろんな人が演奏してしていて、面白い世界ですよね。・初めてのクラシックコンサートで涙する感性がすごい!これから一緒に楽しみましょう!・こんな風に気楽な気持ちでいろんな人に見に行ってもらいたい。素敵なレポートでした。また、今回よざさんが観に行った『新日本フィルハーモニー交響楽団』のTwitterも、投稿に反応。よざさんの率直な感想を嬉しく感じたようです。よざ ひかる @HikaruYoza さまがご紹介くださった「すみだクラシックへの扉」、恐らく9月のこの回なのですが、小泉マエストロも清水和音さんも、オーケストラのメンバーも、特徴とらえてくださっていますよね(嬉しい・・・)公演写真©ヒダキトモコ pic.twitter.com/vCn8tafqqt — 新日本フィルハーモニー交響楽団 (@newjapanphil) March 7, 2023 公演後は、すっかりクラシック音楽にはまったという、よざさん。ちょっとしたきっかけから、好きなものが増えて、自分の世界が広がるのは素敵なことですね。漫画を読んで興味が湧いた人は、ぜひ一度、クラシックコンサートに足を運んでみてはいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年03月08日昨年秋の「BBC Proms JAPAN」公演において、人気ピアニスト角野隼斗との共演で大きな話題を呼んだ「東京21世紀管弦楽団」。2019年に設立されたばかりのこのオーケストラのコンセプトは「音楽を通して、多くの人達と手を携え、今までの固定観念にとらわれない新しい時代の“楽しいオーケストラ”を目指して演奏活動を進める」ことだという。その活動ぶりは、重厚なドイツ音楽にじっくり取り組む定期演奏会を筆頭に、青少年のための音楽鑑賞会や、教育活動にも積極参加するほか、ミュージカル、バレエ、ポップス・コンサートにも出演するなど、多彩で幅広い音楽活動を展開しているのが特徴だ。そして迎える第7回定期演奏会には、日本を代表するヴァイオリニスト渡辺玲子が登場するだけに、オーケストラの現在地を確認するのにピッタリの時間が楽しめそうだ。プログラムには、フンパーティンクの『ヘンゼルとグレーテル』、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(ソリスト;渡辺玲子)&ブラームスの交響曲第2番という重量級の名曲が用意され、浮ヶ谷孝夫指揮する新進オーケストラの咆哮が堪能できる。東京21世紀管弦楽団 第7回定期演奏会4月22日(土) 14時開演東京芸術劇場コンサートホール指揮:浮ヶ谷孝夫ヴァイオリン:渡辺玲子演奏曲目フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」プレリュード(前奏曲)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73■チケット情報
2023年03月06日『Amitié Music Project Vol.1〜未来へつなぐ友情と音楽・ドレスデン国立歌劇場管弦楽団のメンバーを迎えて~』が以下の通り開催されます。2023年3月11日 (土)18:30開演 / 東京国立博物館 本館(東京都台東区上野公園13-9東京国立博物館)2023年3月14日(火) 13:30開演・3月15日(水) 19:00開演/赤坂区民センター 区民ホール(東京都港区赤坂4-18-13赤坂コミュニティ-ぷらざ内)チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて2月6日(月)10:00よりチケット発売開始です。カンフェティにて2月6日(月)10:00よりチケット発売開始 1548年創立、500年近い伝統を持つドレスデン国立歌劇場管弦楽団の第2コンサートマスターに就任した湯本亜美が、最も信頼する同僚達と凱旋帰国。親友であり東京藝術大学で教鞭を執る尾池亜美、同大学准教授の中木健二とモーツァルト、ブラームスの名曲を披露。【曲目】モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番ハ長調 K.515ブラームス:弦楽五重奏曲第2番ト長調 op.111公演概要『Amitié Music Project Vol.1』〜未来へつなぐ友情と音楽・ドレスデン国立歌劇場管弦楽団のメンバーを迎えて~【AMP主催公演】公演日時:2023年3月11日 (土)18:30開演※開場は開演の30分前会場:東京国立博物館 本館(東京都台東区上野公園13-9東京国立博物館)【KISSポート財団 特別共催公演】公演日時:2023年3月14日(火) 13:30開演/3月15日(水) 19:00開演※開場は開演の30分前会場:赤坂区民センター 区民ホール(東京都港区赤坂4-18-13赤坂コミュニティ-ぷらざ内)■出演者湯本亜美、ミヒャエル・シュミット(ヴァイオリン)ホルガー・グロース、尾池亜美(ヴィオラ)中木健二(チェロ)■チケット料金一般:4,500円学生:3,000円カンフェティ割引:4,000円※枚数限定(税込)※東京国立博物館公演は全席自由・赤坂区民センター公演は全席指定 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月06日神奈川フィルハーモニー管弦楽団と京都市交響楽団でコンサートマスターとして活躍する石田泰尚(いしだ やすなお)が2014年に企画・結成した弦楽アンサンブル「石田組」。彼らのアルバム『石田組 2023・春』が、満を持して4月26日(水)にリリースされる。「石田組」チケット情報また、アルバムの発売を記念した全国ツアー「石田組ツアー2023/2024『石田組』」のスケジュールも発表。5月3日(水・祝)の兵庫公演を皮切りに、北海道から九州まで全国各地での開催を予定している。「石田組」は、プログラムによって様々な編成で演奏をするスタイルを取っている。メンバー=“組員”は、“石田組長”こと石田泰尚が信頼を置く、首都圏の第一線で活躍するオーケストラメンバーを中心に公演ごとに召集。レパートリーはクラシックから映画音楽、ロックまで幅広いジャンルの名曲の数々を掲げ、組員各々の演奏スタイルが最大限に活きるプログラムが各地で設定される。目の前の公演、その時間、瞬間を最も大事にする石田泰尚が放つ緊張感に、卓越した技術で応える組員たちが創り出す、研ぎ澄まされた空間“ライヴ”に魅了されるファンが増幅中。ぜひ一度、「石田組」を体験してほしい。全国ツアーのチケットは順次発売開始。出演メンバーやプログラムも、決まり次第公式サイト()で発表されるのでチェックを!<石田泰尚よりメッセージ>聴いてくれるお客さんが一人でもいてくれる限り、目の前の1公演に全力投球です。仲間の素晴らしい演奏をぜひ聴きにきてください。
2023年01月31日兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)の第139回定期公演となる2月のステージは、ドイツ・オーストリアの作曲家たち(ハイドン、ベートーヴェン&シューベルト)の作品だ。互いに重なり合う時代を生き、創造という名のバトンを受け継いできた3人の音楽は、古典派からロマン派に至る大河ドラマを見るような趣だ。ハンガリーの貴族エステルハージ家の伯爵からの提案によってハイドンが作曲したと伝えられる交響曲第6番『朝』に始まり、ベートーヴェン唯一の短調のピアノ協奏曲「第3番」。そして最後はシューベルトの大作、交響曲第9番『ザ・グレート』というプログラムは聴き応え十分。PACと共に数々の名演を重ねてきたオランダ生まれの名匠ユベール・スダーンの指揮が冴え渡る瞬間に出会えそうだ。そして注目は、ベートーヴェンのソリストを務める児玉麻里(ピアノ)だ。大阪に生まれて6歳で渡欧した才媛は、今やベートーヴェンのスペシャリストとして世界的に活躍する存在だ。3人の偉大な作曲家たちに想いを馳せる素敵な時間を見逃すことなかれ。兵庫芸術文化センター管弦楽団第139回定期演奏会ユベール・スダーン ザ・グレイト2月17日(金)、18日(土)、19日(日) 15時開演兵庫県立芸術文化センター指揮:ユベール・スダーンピアノ:児玉 麻里管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団●ユベール・スダーン(指揮)オランダ・マーストリヒト生まれ。ブザンソン国際指揮者コンクール優勝、カラヤン国際指揮者コンクール第2位。これまでに、ベルリン・フィル、ロンドン響、バンベルク響、ウィーン響、ミュンヘン・フィル、シュトゥットガルト放響、フランクフルト放響、ドレスデン・シュターツカペレ、ミラノ・スカラ座管弦楽団等、主要なオーケストラを指揮しているほか、パリ・バスティーユ・オペラや、パルマ、パレルモ、ボローニャなどの歌劇場でも指揮している。メルボルン交響楽団首席客演指揮者、ユトレヒト交響楽団音楽監督などを歴任。ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の首席指揮者を経て、2004年9月に東京交響楽団の音楽監督に就任した。オペラでは、2006年新国立劇場で指揮した「皇帝ティートの慈悲」が、年間ベスト・オペラ公演に選ばれている。国際的な音楽祭においても、プラハの春音楽祭、ザルツブルク・モーツァルト週間、ウィーン芸術週間、ラヴェンナ音楽祭など、数多くの音楽祭に参加している。2004年7月、ザルツブルク市名誉市民およびザルツブルク州ゴールデン勲章を授与された。兵庫芸術文化センター管弦楽団とは、定期演奏会やモーツァルト・シリーズで幾度も共演を重ねている。●児玉麻里(ピアノ)大阪生まれ。6歳で渡欧。14歳の時、最年少、最優秀でパリ国立高等音楽院に入学。ピアノをタチアナ・ニコラエワ、アルフレッド・ブレンデルなどに学ぶ。17歳でプルミエ・プリを獲得して卒業。同年、同音楽院のマスター・コースに進み、19歳で修了。この間、数多くのコンクール優勝、上位入賞を果たす。同音楽院を修了後、ロンドン、ニューヨークなど欧米の主要都市で次々とデビューを果たす。現在、ヨーロッパ、アメリカ、日本、アジアで演奏活動を展開する数少ない国際的なピアニストとして名声を確立している。また、ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、モントリオール管や、日本各地のオーケストラ等と共演。CD録音も活発で、「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」、ケント・ナガノ指揮による「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集(第0~5番)」を完成させている。また、サンフランシスコの室内楽フェスティバル「フォレストヒルミュージカルデイズ」とイタリアの「traluceesogno」の創設者でもある。■チケット情報
2023年01月30日神奈川フィルハーモニー管弦楽団と京都市交響楽団でコンサートマスターとして活躍する石田泰尚(いしだ やすなお)が2014年に企画・結成した弦楽アンサンブル『石田組』の満を持してのアルバムがユニバーサル ミュージックより発売されることが決定した。また、アルバム発売を記念した全国ツアー2022/2023のスケジュールも発表。5月3日の兵庫公演を皮切りに北海道から九州まで全国各地での開催を予定している。『石田組』は、プログラムによって様々な編成で演奏をするスタイルを取っており、メンバーは“石田組長”こと石田泰尚が信頼を置いている首都圏の第一線で活躍するオーケストラメンバーを中心に公演ごとに“組員”が召集される。レパートリーはクラシックから映画音楽、ロックまで幅広いジャンルの名曲の数々を掲げ、組員各々の演奏スタイルが最大限に活きるプログラムが各地ごとに設定される。目の前の公演、その時間、瞬間を最も大事にする石田泰尚が放つ緊張感に、卓越した技術で応える組員たちが創り出す、研ぎ澄まされた空間”ライヴ”に魅了されるファンが増幅中。いまもっとも気になるクラシック・アンサンブル集団である。『石田組』がお住まいのお近くにいらした時でもよし、旅したい公演地で『石田組』に行ってもよし!ぜひ、一度『石田組』を体験してほしい。石田泰尚よりメッセージ聴いてくれるお客さんが一人でもいてくれる限り、目の前の1公演に全力投球です。仲間の素晴らしい演奏をぜひ聴きにきてください。石田組2023/2024 アルバム発売記念ツアー スケジュール(予定)<2023年>5月3日(水祝)兵庫:兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール5月4日(木祝)京都:京都コンサートホール・大ホール5月19日(金)静岡:焼津文化会館5月21日(日)新潟:三条市体育文化会館5月26日(金)27日(土)長野:八ヶ岳高原音楽堂6月4日(日)鹿児島:霧島国際音楽ホールみやまコンセール7月9日(日)佐賀:佐賀市文化会館7月30日(日)熊本:八千代座8月6日(日)愛知:愛知県芸術劇場コンサートホール8月13日(日)東京:サントリーホール8月16日(水)大阪:フェスティバルホール9月9日(土)神奈川:神奈川県立音楽堂10月1日(日)北海道:札幌コンサートホール Kitara10月5日(木)千葉:船橋市民文化ホール10月7日(土)秋田:アトリオン音楽ホール10月14日(土)北海道:網走市民会館10月29日(日)長野:軽井沢大賀ホール11月23日(木祝)神奈川:ミューザ川崎シンフォニーホール11月26日(日)滋賀:びわ湖ホール12月1日(金)宮城:電力ホール12月3日(日)福岡:北九州市立響ホール12月10日(日)東京:かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホール12月16日(土)埼玉:東松山市文化センター<2024年>1月27日(日)福島:ふくしん夢の音楽堂3月3日(日)静岡:アクトシティ浜松3月17日(日)石川:北國新聞赤羽ホール3月20日(水・祝)鹿児島:川商ホール第2ホール各地のチケット販売情報、メンバー、プログラムはアーティストHP: に決まり次第、順次更新いたします。Violinist of a Legend : 2023年4月発売 ニューアルバム『石田組 2023・春』《アルバム詳細》タイトル『石田組 2023・春』アーティスト:石田組発売日・配信日:2023年4月26日品番:UWCD-10002価格:¥4,000(税込)SHM-CD + DVD【収録予定曲】1.キル・ザ・キング(レインボー)2.輝ける7つの海(クイーン)3.ボーン・トゥ・ラブ・ユー(クイーン)4.ニュー・シネマ・パラダイス(エンニオ・モリコーネ)5.バック・トゥ・ザ・フューチャー(アラン・シルヴェストリ)6.スマイル(チャップリン)7.4つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調、作品3-1 RV549 (ヴィヴァルディ)8.ルーマニア民俗舞曲(バルトーク)9.アンダンテ・フェスティーヴォ(シベリウス)10.ファランドール(ビゼー)【特典DVD (約15分)】詳細は後日発表。*2022年8月19日ミューザ川崎シンフォニーホールでのLIVE録音石田組ヴァイオリニスト石田泰尚の呼びかけにより2014年に結成された弦楽合奏団。プログラムによって様々な編成で演奏をするスタイルを取っており、メンバーは“石田組長”が信頼を置いている首都圏の第一線で活躍するオーケストラメンバーを中心に公演ごとに“組員”が召集される。レパートリーはバロック音楽から映画音楽、プログレッシブ・ロックまで多岐にわたり各々のスタイルをぶつけ合いながら織り成す演奏スタイルは弦楽アンサンブルの新しい世界を切り拓く存在として各方面から注目され2017年にリリースされたデビューアルバム“THE石田組”はレコード芸術誌上で特選盤の評価を得た。単独公演のみならず渡辺克也氏、工藤重典氏ら著名な音楽家との共演や組員自ら指導に当たる教育プログラムの実施など活動は多岐に渡る。2018年にNHK-FM「ベストオブクラシック」及びNHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」で紹介されその熱いステージの模様が大きな反響を呼び、2019年にEテレ「ららら♪クラシック」で特集が組まれた。2021年に3年ごとに行われる音楽の友誌クラシック音楽ベストテン、「あなたの好きな室内楽グループ」部門にて第4位(日本人グループ最高位)に選出された。2022/2023シーズンには全25公演となる初のツアーを開催した。石田泰尚(いしだ・やすなお)プロフィール神奈川県出身。国立音楽大学を首席で卒業、同時に矢田部賞受賞。新星日本交響楽団コンサートマスターを経て、2001年神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスターに就任。以来“神奈川フィルの顔”となり現在は首席ソロ・コンサートマスターとしてその重責を担っている。これまでに神奈川文化賞未来賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。結成時から20年以上参加するYAMATO String Quartet、自身がプロデュースした弦楽アンサンブル“石田組”など様々なユニットでも独特の輝きを見せる。2018 年には石田組がNHK-FM「ベストオブクラシック」およびBSプレミアム「クラシック倶楽部」 で放送されその熱いステージの模様は大きな反響を呼び、2019年にはEテレ「ららら♪クラシック」で特集が組まれた。2020年4月より京都市交響楽団特別客演コンサートマスターを兼任。最新アルバムは2021年12月リリースされた“PIAZZOLLA LIVE”。2022年6月に初の著書となる「音楽家である前に、人間であれ!」を刊行。使用楽器は 1690 年製 G.Tononi、 1726 年製M.Goffriller。Violinist of a Legend : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月26日神奈川フィルハーモニー管弦楽団が門脇麦が主演を務める来年1月スタートのドラマ『リバーサルオーケストラ』に全面協力することが発表になった。ドラマは、元天才ヴァイオリニストで現在は市役所職員として働いている谷岡初音(門脇)が、強引すぎる変人マエストロ・常葉朝陽に巻き込まれ、地元のポンコツオーケストラ・児玉交響楽団(通称・玉響)を立て直すことになる姿を描いた作品。田中圭が常葉を演じる。神奈川フィルハーモニー管弦楽団は1970年に発足し、地域に密着した活動を続けている人気の楽団。定期演奏会だけでなく、ボランティア演奏会や、神奈川県主催の子どもたちの音楽芸術体験事業など幅広く活動しており、地元の音楽ファンをはじめとして多くの観客から支持を集めている。日本テレビ コンテンツ制作局プロデューサーの鈴間広枝氏は「舞台はオーケストラ。何か月も前からレッスンを続けて下さっているお2人(をはじめとするキャストの皆さん)と、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の皆さん、脚本家の清水さん、心強い仲間たちと一緒に、「音楽」のパワーを皆さまに贈ります!どうか受け取ってください!」とコメントを寄せている。新水曜ドラマ『リバーサルオーケストラ』2023年1月スタート毎週水曜よる10時製作著作:日本テレビ神奈川フィルハーモニー管弦楽団
2022年11月04日神戸市混声合唱団と神戸市室内管弦楽団による恒例の合同定期演奏会が11月13日(日)、神戸文化ホールで開催される。今年は「プーランク讃」と題し、20世紀フランスの作曲家、フランシス・プーランクを代表する2大宗教声楽曲『スターバト・マーテル』(悲しみの聖母)と『グローリア』を取り上げる。フランス6人組の1人でもあるプーランクは、これまで日本では主に知的で洒脱な歌曲や室内楽の作曲家として知られてきた。今回演奏される2曲は、オペラ『カルメル会修道女との対話』などと並び、重要でありながら紹介される機会の極めて少ない作品と言えるだろう。神戸市室内管弦楽団・神戸市混声合唱団 合同定期演奏会 プーランク讃≪スターバト・マーテル≫≪グローリア≫チケット情報「悲しみと祈りを湛えた『スターバト・マーテル』、神を讃える喜びに満ちた『グローリア』。ともに純度の高いハーモニーを持ちながら対照的な2曲であり、プーランクを知る上で欠かせない作品だと思います」。そう語るのは指揮を務める神戸市混声合唱団音楽監督の佐藤正浩。指揮者、ピアニストとして数々の実績を持ち、現在オペラ、合唱の分野で日本を代表する1人である。「プーランクは私のライフワーク」と語り、これまでにも積極的にその作品を演奏してきた。今回のプログラムの実現には合同演奏を行う2つの団体の在り方も大きく関わっているという。「プロの合唱団自体が全国的に少ない中にあって、神戸市は混声合唱団と室内オーケストラという2つのプロ団体を抱える唯一の自治体です。このことの可能性はとても大きくて、合同演奏会では規模の大きな作品を良質な形で届けることができる。『スターバト・マーテル』と『グローリア』を1つのコンサートで聴ける機会はまずありません。これはわれわれでなければできない企画だと考えています」。佐藤はそのように力を込める。ソプラノ独唱にはオペラで活躍する中村恵理を迎える。「『スターバト・マーテル』の独唱には透明な高音が求められることが多いのですが、私は2曲とも力強い中村さんのソプラノがふさわしいと考えています。彼女の生命力に溢れた声が、作品をさらに魅力的なものにしてくれると思います」。日本のプーランク受容にひとつの足跡を残すであろう今回の演奏会。すでに全国の音楽ファンから熱い視線が注がれている。文:逢坂聖也
2022年10月25日混声合唱団鈴優会「第32回定期演奏会 ~ 創団30周年記念 ~」が2022年12月25日(日) に渋谷区文化総合センター大和田 4階 さくらホール(東京都渋谷区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて10月22日(土) 12:00より発売開始です。カンフェティで10月22日(土)12:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 今年は創団30周年を記念して、松本望先生に委嘱をし初演をいたします。また、合唱名曲、クリスマスにちなんだステージ、コンクールで演奏した作品など、 盛りだくさんの内容となっております。★1st stage混声合唱組曲 旅の途の風に(作詩:須田貢正 作曲:佐藤敏直)★2nd stage 平和への祈りKyrie eleison (Lord, Have Mercy)(作曲:Larry Nickel)Dona nobis pacem(作曲:Karl Jenkins)Night Shall Be Filled With Music(作詞:H. W. Longfellow 作曲:Larry Nickel)★3rd stage創団30周年記念委嘱作品初演(作曲:松本望)★4th stage クリスマス名曲集O magnum mysterium(おお、偉大な神秘)(作曲:Tomás Luis de Victoria)荒野の果てに(編曲:堀内貴晃)ジングルベル(編曲:信長貴富)赤鼻のトナカイ(編曲:横山潤子)クリスマス・イブ(編曲:大竹くみ)あわてんぼうのサンタクロース(編曲:松永ちづる)※曲目は一部変更になる場合がございます。公演概要混声合唱団鈴優会 第32回定期演奏会 ~ 創団30周年記念 ~公演日:2022年12月25日(日)13:15開場/14:00開演会場:渋谷区文化総合センター大和田 4階 さくらホール(東京都渋谷区)■チケット料金全席自由一般:2,000円 学生:1,000円■団体概要1992年9月22日創団。常に音楽文化の発展の一助たらんことを目的とし、常任指揮者である名島啓太氏のもと、 日常的に音楽文化と親しみ楽しみながらより質の高い音楽活動を目指している。 団員は大学生~社会人と幅広く、職業も様々なメンバーが集まって活動している。レパートリーは、ルネサンスから現代音楽、西洋音楽から日本民謡、委嘱作品と幅広く、 毎年開催している定期演奏会では「W.A.モーツァルト宗教音楽シリーズ」と題し、20年間、 モーツァルトの作品を演奏してきた。また、オペラ劇団の方や器楽奏者、ダンサーとの共演など、他のジャンルとの交流も 積極的に行っている。2018年第73回東京都合唱コンクール(混声合唱の部)金賞受賞。2017年第70回全日本合唱コンクール全国大会(室内合唱の部)金賞・日本放送協会賞受賞。2014年第67回全日本合唱コンクール全国大会(室内合唱の部)銀賞受賞。2008年第61回全日本合唱コンクール全国大会(一般の部A)銀賞受賞。2007年第60回全日本合唱コンクール全国大会(一般の部A)銀賞受賞。2003年第56回全日本合唱コンクール全国大会(一般の部A)銀賞受賞。2003年第58回東京都合唱コンクール(一般の部A)全日本合唱連盟理事長賞受賞。都民合唱コンクール連続第1位受賞。東京ヴォーカルアンサンブルコンテスト(ルネサンス・バロックの部、一般の部)金賞受賞、他入賞多数。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月22日クラウス・マケラは魔法をかける。オーケストラが嬉々としてクリアに鳴り響く。音の鳴りが尋常ではない。あらゆる音がひらかれている。輝かしく精彩を放ち、すみずみまで細胞が目覚めるように、生き生きと湧き立ってくる。酵素が効いたみたいに。誇り高きパリ管の自由な面々が、マケラとの音楽づくりを生き生きと楽しみ、一心に音を出している。なんとも心地よさそうだ。マケラが抽き出す息づかいが、終始伸びやかで自然だからだろう。しなやかに明敏な指揮で、細かな工夫も克明に凝らすが、決して全体の呼吸を傷つけることなく、全曲を通じての大きな流れをエレガントに保っていく。だから、オーケストラの最上の音が優美に出てくる。適切な緊張を湛え、しかし余計な負荷はないから、あらゆる響きが汚れたり濁ったりせず、流麗に息づく。自分たちが美しい時間を創り出している、という誇りがオーケストラの面々に自ずと充ち満ちている。高精度のレンズで率直に作品をみるように、マケラは明瞭な像を鋭敏に描き出す。明けていく《海》から光彩と歓喜に溢れ、明快な響きが満ちてくる。とくに《ボレロ》が精妙で、胸のすく快演だった。管の名手のソロも優美でそれぞれに巧いだけでなく、素晴らしい節度をもって全体に奉仕するのが絶妙だ。弦の響きも輝かしく満ちて、ピチカートでリズムを刻むときも音を出す喜びに弾けている。《春の祭典》は鮮烈な生命を敏捷に躍動させ、光の舞踊と化す。しかし、それはまだ若く眩い焔なのである。いま26歳のスターは、名門の新たな希望だ。初共演が2019年で、音楽監督として2年目のシーズンをこの9月で幕開けしたばかり。今回の日本公演は言ってみれば、待ち焦がれたハネムーンのようなものだろう。つき合いはじめの季節だからこそのわくわくやドキドキ、新鮮な期待や予感がまざまざと伝わってきた。相思相愛の関係はいつだって熱く旬なのかもしれないが、特別ないまは、やはりいましかない。いま生で体験するほかない。日本を旅してコンサートを重ねるさなかにも、彼らの蜜月はみるみる幸福度を高めていくだろう。そして、クラウス・マケラが魔法をかけるのは奏者だけではなく、その場に立ち会う聴き手のまっさらな心すべてなのである。(青澤隆明(音楽評論))
2022年10月17日『光が丘管弦楽団第54回定期演奏会』が2022年11月27日 (日)にIMAホール(東京都練馬区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 第54回定期演奏会の楽曲は、ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」ブラームス:セレナード第1番という、室内オケらしい選曲となりました。小編成ならではのアンサンブルの楽しさを表現できる演奏をお楽しみに。指揮者の喜古 恵理香氏は今年8月に広島で開催された次世代指揮者アカデミー&コンクールで3位入賞、オーケストラ賞・聴衆賞を獲得した将来が期待される若手指揮者です。喜古 恵理香井崎正浩氏や山田和樹氏もコンクール受賞前に当楽団と共演を重ねており、才能のある指揮者との出会いも楽しみの一つです。 光が丘管弦楽団私達は光が丘で1994年から活動している二管編成のオーケストラです。光が丘管弦楽団は固定の指揮者を置かず、いろんな方々とコンタクトをとって、個性あふれる多様な音楽に取り組んでいます。指揮者とオーケストラとは音楽の演奏という共通目標に向かって、常にある種の緊張関係にあることが双方にとって良い音楽を生み出すと考えています。開催概要『光が丘管弦楽団第54回定期演奏会』開催日時:2022年11月27日 (日)開場 13時45分/開演 14時30分会場:IMAホール(東京都練馬区光が丘5-1-1光が丘IMA 中央館4F)■出演者指揮: 喜古 恵理香 / 光が丘管弦楽団■チケット料金全自由席:1,000円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月21日ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団(制作:株式会社スーパーキッズ)は、2022年11月6日(日)に「秋の芸術祭」(於:東京オペラシティコンサートホール)を開催いたします。2018年にスタートし5回目を数える今年はムソルグスキー(ラヴェル編)『展覧会の絵』を披露します。コンサート情報: ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団●幼少期の思い出で終わらせない。生涯クラシック音楽を楽しんでいただくために動物たちによるオーケストラ「ズーラシアンフィル」は親子を中心にオーケストラを楽しんでいただこうという観点から、童謡や民謡などをオリジナルアレンジした《シンフォニック童謡》の世界をお届けしています。「どこかで聞いたことのある」童謡などのメロディーをベースに、シンフォニーの響きの美しさを感じていただき、今までハードルが高かったオーケストラのコンサートを身近に感じていただく工夫をしてまいりました。そんな活動を続けている折、目にとまるのはズーラシアンブラスのコンサートで音楽に興味を持ったお子様が、ズーラシアンブラスを卒業するとともにクラシック音楽を卒業してしまう…といった状況です。クラシック音楽との出会いを、幼少期の思い出として終えてしまうではなく生涯長く楽しんでいただきたい。そんな思いで、《童謡》からさらに踏み込んだクラシック音楽の世界を覗いていただけるコンサートを開催いたします。●新指揮者 ジャイアントパンダがデビュー。他にもレアな光景がたくさん動物たちの新たな仲間「ジャイアントパンダ」がデビューします。世界三大珍獣として並ぶオカピ、コビトカバと同じ指揮者であるジャイアントパンダが白黒の衣装に身を包み、華麗にオーケストラを導きます。その他にも、ビオラやピアノを演奏する弦(つる)うさぎのベスがチェレスタ、クラリネットのローズマリーがオーボエ・コールアングレを演奏するなどファン必見のレアな光景がたくさん見られます。ダブルリードの白ヤギ、黒ヤギも仲間を増やしたり、普段オーケストラにないサックスパートにはサキソフォックスのラトゥールが参加して賑やかなステージとなります。●プログラムの目玉は「展覧会の絵」多くの作曲家によってオーケストラに編曲されたモデスト・ムソルグスキーのピアノ曲「展覧会の絵」。現代でとりわけ有名なモーリス・ラヴェルによる編曲版を演奏します。トランペットのインドライオンが演奏する印象的な「プロムナード」からスタートし、10枚の絵をめぐります。「ビドロ」ではテューバ・ホッキョクグマのソロに注目。お馴染み「キエフの大門」の大フィニッシュまで約35分に渡る組曲に動物たちが挑戦します。【公演概要】開催日:2022年11月6日(日)時間 :開場時間12:45 開演時間13:30場所 :東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル(東京都新宿区)料金 :全席指定 S席5,500円 A席5,000円 B席(見切れ席)4,500円C席(見切れ席)3,500円※1階席(S席)のみ0歳より入場可。3歳以上有料。2歳までは保護者1名につき1名まで膝上鑑賞無料。A、B、C席(2階席、3階席)は未就学児は入場できません。曲目 :展覧会の絵、交響曲第40番第一楽章、俳句でブラス、狂詩曲「おさるのかごや」【ズーラシアンブラスとは】指揮者のオカピをはじめ、演奏するのは全て希少動物という金管五重奏「ズーラシアンブラス」。クラシック音楽における絵本のような役割ができれば…と2000年に誕生しました。2010年には「横浜観光コンベンション特別功労賞」を、2011年には「キッズデザイン賞」において最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞しました。2014年にはコンサートの取組が高く評価され、株式会社スーパーキッズは経済産業省より「がんばる中小企業・小規模事業者300社」に選定されました。また多数のCD、DVDのみならず、楽譜もリリースし、金管アンサンブル界の裾野を広げています。「弦うさぎ」(うさぎの弦楽四重奏)「サキソフォックス」(キツネのサックス四重奏)といった動物の仲間たちと行う、親子のためのコンサート「音楽の絵本」は、全国各地のホールで話題となり、海外公演も含め年間約150を数えます。2011年にはオーケストラ「ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団」を結成。これまでのコンサートから更に一歩踏み出し、慣れ親しんだ音楽をより交響的に紡ぐ「シンフォニック童謡」をテーマに展開。子どもたちのクラシック音楽への興味を一層高めています。「ズーラシアンブラス」は、これからも音楽の素晴らしさを知る糸口を提供していきたいと思っています。【制作コンセプト】素晴らしい文学作品を読んで聞かせても、小さな子どもがその世界に入り込んでいくことはすぐにはできません。そのために文学の世界には「絵本」と言う素晴らしい芸術の入り口が用意されています。音楽の世界にも童謡という子どもたちへの贈り物がありますが、歌詞に頼らないクラシックの世界では絵本のような分かりやすい入り口がなかなかありませんでした。ズーラシアンブラスはクラシック音楽における絵本の役割ができれば…と考えられ、そして誕生しました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月21日クラウス・マケラが指揮を務めるパリ管弦楽団が10月に来日する。すでに今シーズンが開幕しており、先ごろオープニングを飾る公演が開催された。オープニング・コンサートは、現地9月8日にフランス・パリのフィルハーモニー・ド・パリ、ピエール・ブーレーズ・ホールで行われた。プログラムは、2曲の世界初演作を含む冒険的な構成。マケラと同朋フィンランドを代表する現代作曲家カイヤ・サーリアホの2005年作「小惑星4179:トータティス」で幕を開け、リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストゥラはかく語りき」、ジミー・ロペス・ベリードの新作「アイノ」、パスカル・デュサパンの新作「A Linea」、そして、スクリャービンの「法悦の詩」で締めくくられた。このオープニング・コンサートの模様は現在、medici.tv JAPANにて、特別に無料視聴が可能。この公演だけでなく、ベルクとマーラーに臨んだ2021年のコンサートや、2020年にロックダウン以降初めて再開された本拠地パリでの貴重なコンサートなども来日記念特集として無料で公開されている。待望の来日公演は、10月15日(土)に東京芸術劇場コンサートホールで幕を開け、東京、名古屋、大阪、岡山にて全6公演を予定している。セキスイハイム presentsクラウス・マケラ指揮 パリ管弦楽団日本ツアー10月15日(土)16:00開演東京芸術劇場コンサートホール<A>10月17日(月)19:00開演サントリーホール<A>10月18日(火)19:00開演サントリーホール<B>10月20日(木)18:45開演愛知県芸術劇場 コンサートホール<B>10月21日(金)19:00開演岡山シンフォニーホール<B>10月23日(日)14:00開演フェスティバルホール<A>◎Aプログラムドビュッシー:交響詩《海》ラヴェル:ボレロストラヴィンスキー:春の祭典◎Bプログラムドビュッシー:交響詩《海》ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 [ピアノ:アリス=紗良・オット]ストラヴィンスキー:火の鳥 (全曲) JAPANクラウス・マケラ指揮 パリ管弦楽団来日記念特集■チケット情報
2022年09月16日指揮は期待の若手指揮者松本宗利音県民芸術劇場 関西フィルハーモニー管弦楽団 伊丹公演『あの曲もこの曲も聞いたことがある!! オーケストラでCMソング コンサート』が2022年12月10日 (土)に伊丹市立文化会館(東リ いたみホール)(兵庫県伊丹市宮ノ前1丁目1-3)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて9月3日(土)10:00よりチケット発売開始です。カンフェティにて9月3日(土)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ ツイッター Instagram フェイスブック 関西を始めとする日本各地で活躍するプロ・オーケストラ関西フィルハーモニー管弦楽団によるCMソングを集めたコンサート。お昼の料理番組や整髪料、結婚情報誌など誰もが一度は耳にしたことのあるコマーシャルソングをフルオーケストラで演奏する。指揮は新進気鋭の松本宗利音。これからの音楽界を担う期待の若手指揮者の一人であり、その瑞々しい感性から引き出される音楽から目と耳が離せない注目の存在である。司会は空井仁美。【プログラム】ビゼー:歌劇「カルメン」前奏曲イエッセル:おもちゃの兵隊の更新メンデルスゾーン:劇付随音楽『夏の夜の夢』より結婚行進曲マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より"間奏曲"チャイコフスキー:弦楽セレナードより第1楽章ザ・スタイリスティックス:愛がすべてワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調「新世界より」op.95※都合により出演者やプログラムが変更する場合もあります。あらかじめご了承ください。公演概要県民芸術劇場 関西フィルハーモニー管弦楽団 伊丹公演『あの曲もこの曲も聞いたことがある!! オーケストラでCMソング コンサート』開催日時:2022年12月10日 (土)13:30開場/14:00開演会場:伊丹市立文化会館(東リ いたみホール)(兵庫県伊丹市宮ノ前1丁目1-3)■出演者指揮: 松本宗利音管弦楽: 関西フィルハーモニー管弦楽団司会: 空井仁美■チケット料金大人:2,500円子ども(中学生以下):2,000円(全席指定・税込)主催:公益財団法人兵庫県芸術文化協会、公益財団法人いたみ文化・スポーツ財団、伊丹市共催:兵庫県、兵庫県教育委員会後援:伊丹市教育委員会この「県民芸術劇場」は、優れた舞台芸術をより多くの方々に身近に鑑賞していただくため、公益財団法人兵庫県芸術文化協会が兵庫県の補助を受けて、市町等地元主催者とともにその経費の一部を負担して実施するものです。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月18日ズーラシアンブラス(制作会社:株式会社スーパーキッズ)は、「2022ズーラシアンブラス サマー・ミュージック・フェスティバル」を今夏、東京・大阪にて開催いたします。今回で5回目を迎える本コンサートは、ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団の最新プログラムを披露する公演として2018年より定期的に行っております。今年は下記の通り、東京公演を「サントリーホール」大阪公演を「豊中市立文化芸術センター」にて開催いたします。【東京公演】2022年8月7日(日)開演14:00 サントリーホール 大ホール(東京都港区)【大阪公演】2022年8月13日(土)開演14:00 豊中市立文化芸術センター 大ホール(大阪府豊中市)イベント詳細: ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団■ファンによる事前投票で、新作コンチェルトの主役が決定!今年はパーカッション!ファンクラブの皆様の投票により、新作コンチェルトのソリストを決める「ソリスト決定戦」。今年は「第5回 記念大会」としてドッペルコンチェルトを行うことに。投票の結果、パーカッションのアカオオカミの兄妹「ドール&リトルシスタードール」のデュオが一番人気で選ばれました。現在、ズーラシアンブラス契約作曲家 追榮 祥(オイエ ショウ)が、オリジナルな新曲を鋭意制作中です。いつも息の合ったパフォーマンスを見せている兄妹が、オーケストラをバックに新曲を披露いたします。ドール&リトルシスタードール■東京公演では、同日に「サキソフォックスライブ」も!東京公演では、オーケストラのコンサートが始まる前に、サックス四重奏「サキソフォックス」による単独ライブも行われます。こちらも新作アレンジのお披露目はもちろんのこと、お客様からのリクエストコーナーなども交えながら、アットホームな雰囲気でサックス四重奏の魅力をお楽しみいただけます。【サキソフォックスライブ】2022年8月7日(日)開演12:45 サントリーホール ブルーローズサキソフォックスライブ<開催概要>●公演名:ズーラシアンブラス サマー・ミュージック・フェスティバル【東京公演】開催日:2022年8月7日(日)時間 :開場時間13:00 開演時間14:00場所 :サントリーホール 大ホール(東京都港区)【大阪公演】開催日 :2022年8月13日(土)時間 :開場時間13:00 開演時間14:00場所 :豊中市立文化芸術センター 大ホール(大阪府豊中市)共催/後援:豊中市市民ホール等指定管理者/豊中市・豊中市教育委員会●チケット料金【東京公演】S席 5,000円 A席 4,500円 B席 3,500円【サキソフォックスライブ】全席指定 2,000円【大阪公演】S席 4,500円 A席 4,000円 B席 3,000円※料金は全て税込みです。※0歳より入場可。3歳以上有料。2歳まで膝上鑑賞無料(大人1人につき1名まで)●プレイガイド・スーパーキッズチケットセンター ・サントリーホールチケットセンター TEL:0570-55-0017(東京大ホール公演のみ)・豊中市立文化芸術センターチケットオフィス TEL:06-6864-5000(大阪公演のみ)・ローソンチケット ・チケットぴあ <出演>ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団<曲目>レイルロード・ファンタジー(オーケストラ編成)ウォルフガング・アマリリス・モーツァルト(オーケストラ編成)残酷な天使のテーゼ(金打13重奏)ジャングル大帝(オーケストラ編成)(世界初演)新作ドッペルコンチェルト(パーカッション+オーケストラ)(世界初演)とおりゃんせ即興曲(オーケストラ編成)他【ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団とは】素晴らしい文学作品を読んで聞かせても、小さな子どもがその世界に入り込んでいくことはすぐにはできません。そのために文学の世界には『絵本』と言う素晴らしい芸術の入り口が用意されています。音楽の世界にも童謡という子ども達への贈り物がありますが、歌詞に頼らないクラシックの世界では絵本のような分かりやすい入り口がなかなかありませんでした。ズーラシアンブラスはクラシック音楽における絵本の役割ができれば…と考えられ、そして誕生しました。指揮者のオカピをはじめ全て希少動物という金管五重奏「ズーラシアンブラス」。2000年によこはま動物園ズーラシアでデビューしました。2010年には『横浜観光コンベンション特別功労賞』を、2011年には『キッズデザイン賞』において最優秀賞であるフューチャーアクション賞(経済産業大臣賞)を受賞しました。2014年にはコンサートの取組が高く評価され、株式会社スーパーキッズは経済産業省より「がんばる中小企業・小規模事業 者300社」に選定されました。また多数のCD、DVDのみならず、楽譜もリリースし、金管アンサンブル界のすそのを広げています。「弦うさぎ」「サキソフォックス」といった動物の仲間たちと行うコンサート『音楽の絵本』は、全国各地のホールで大人気となり、海外公演も含め年間約150を数えます。2011年にはオーケストラ『ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団』を結成。これまでのコンサートから更に一歩踏み出し、慣れ親しんだ音楽をより交響的に紡ぐ『シンフォニック童謡』をテーマに展開。子ども達のクラシック音楽への興味を一層高めています。『ズーラシアンブラス』は、これからも音楽の素晴らしさを知る糸口を提供していきたいと思っています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月22日鳥取県内を中心に活動している鳥取大学フィルハーモニー管弦楽団(所在地:鳥取県鳥取市)は、フルオーケストラでの第54回定期演奏会開催を目指してクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて5月28日(土)から支援金募集を開始。7月20日(水)までプロジェクトを実施しております。鳥取大学フィルハーモニー管弦楽団 クラウドファンディングサイト 定期演奏会支援プロジェクトタイトル■背景私たち鳥取大学フィルハーモニー管弦楽団は、50年以上の歴史を持つオーケストラ団体です。平時であれば、鳥取県内の小学校やその他施設に足を運び、演奏活動を行うことで音楽の楽しさを皆さんと共有してまいりました。近年はコロナウイルス感染症拡大により活動規模を大幅縮小してしまいましたが、今年は20名の団員で気持ちを新たに再起動をすべく、本プロジェクトを発起いたしました。■リターンについて本プロジェクトはフルオーケストラ(以下、フルオケ)での第54回定期演奏会開催を目的としておりますので、基本的には定期演奏会や通常の活動時に作成する品物をリターン品として設定しています。1,500円:定期演奏会ご招待コース(鳥取県近隣の方向け) B-1定期演奏会当日のチケットに+αでご支援いただくコースです。内容) お礼の手紙orメール、パンフレットへの記名or広告掲載(任意)、チケット3,000円:遠方からも応援コース(遠方の方向け) C-1遠方にお住まいの方、定期演奏会当日はご都合が合わない方向けのコースです。内容) お礼の手紙orメール、パンフレットへの記名or広告掲載(任意)、パンフレット15,000円:フルコース Dリターン品の全てが詰まった、盛だくさんのコースです。内容) お礼の手紙orメール、パンフレットへの記名or広告掲載(任意)、月報、チケット、パンフレット、オケT(特製ポロシャツ)、DVD&集合写真※他にも応援のみを目的としたコースを含め、全部で9種類の組み合わせをご用意しています。■プロジェクト概要プロジェクト名: 鳥取大学フィルハーモニー管弦楽団フルオケでの第54回定期演奏会開催を目指して期間 : 2022年5月28日(土)13:00~7月20日(水)23:59URL : <第54回定期演奏会 概要>日時 :2022年11月6日(日)場所 :とりぎん文化会館 梨花ホール曲目 :・シューベルト 交響曲第7番「未完成」・ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」※コロナウイルス感染症拡大状況によっては内容が変更される可能性がございます。ご了承ください。感染症対策:マスクの装着を徹底すると共に、それぞれ下記の通り対応予定です。・来場者受付:アルコール等消毒液設置、検温座席:間隔を空けるよう調整・出演者、本楽団関係者楽屋 :アルコール等消毒液設置、検温健康観察:本番前1週間分の発熱、風邪症状の有無記録■団体概要団体名 : 鳥取大学フィルハーモニー管弦楽団所在地 : 〒680-8550 鳥取県鳥取市湖山町南4丁目101設立 : 1969年(昭和44年)設立活動内容: 普段は鳥取県内を中心に地域密着型の演奏活動を実施。URL : 現役団員webサイト 同OB会webサイト 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月17日兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)による、2021-22シーズン最終公演は、下野竜也指揮によるオールショスタコーヴィチ・プログラムだ(2022年6月10,11,12日:兵庫県立芸術文化センター)。前半に置かれた「ピアノ協奏曲第2番」は、作曲当時モスクワ音楽院で学んでいた息子ドミトリーのために書かれた作品で、軽妙なリズムとメロディが心に残る名作だ。一方後半で披露される交響曲第7番『レニングラード』は、第2次世界大戦中、ナチスドイツに包囲されたレニングラードで書かれたといういわくつきの作品だ。とはいえそのスケールの大きさはショスタコーヴィチ作品の白眉。その昔、アーノルド・シュワルツネッガーが出演する栄養ドリンクのCMで「チ〜チン、プイプイ」という歌詞とともに流れた音楽を覚えている方も多いのではないだろうか。下野竜也率いるPACがこの難曲を、どのように表現するのかに注目が集まる。●公演概要6月10日(金)、11日(土)、12日(日)兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール「兵庫芸術文化センター管弦楽団 第134回定期演奏会 下野竜也 レニングラード」
2022年05月20日いま最も注目を集める指揮者のひとり、フランソワ=グザヴィエ・ロトが、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団と共に来日し、7月に東京公演を実施する。フランソワ=グザヴィエ・ロトはケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団のカペルマイスターを務める注目の指揮者で、日本でも人気を集めている。2018年には東京オペラシティで自ら創設したオリジナル楽器のオーケストラ、レ・シエクルと公演を行ったが、今夏はケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団と共に東京オペラシティに登場する。当日は、ドイツを拠点に活躍する河村尚子とモーツァルトのピアノ協奏曲第 20 番 ニ短調、ブルックナーの交響曲第4番 変ホ長調《ロマンティック》を演奏。《ロマンティック》は現在一般的に演奏されている第2稿ではなく、「1874 年第1稿」で演奏される。ロトとケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団はブルックナーの交響曲を集中的に取り上げており、今回の演奏も大きな注目を集めそうだ。フランソワ=グザヴィエ・ロト/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団7月3日(日) 15時開演東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル【出演】フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)河村尚子(ピアノ)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団【曲目】モーツァルト:ピアノ協奏曲第 20 番 ニ短調 K466ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調《ロマンティック》(1874 年第1稿)■チケット情報
2022年05月02日ある年齢以上のクラシックファンが、ショスタコーヴィチ(1906-1975)の「交響曲第5番」と聞いて頭に浮かぶのは、レナード・バーンスタイン(1918-1990)がニューヨーク・フィルハーモニックを指揮した1979年の東京文化会館でのライブ録音ではないだろうか。超熱演型のバーンスタインがさらに燃え上がったこのライブ録音は、今も語り継がれる伝説の名演だ。そのバーンスタイン最後の弟子、佐渡裕が同曲に挑むとなればこれは気になる(2022年5月13,14,15日:兵庫県立芸術文化センター)。カップリングには、20世紀アメリカを代表する作曲家コープランド(1900-1990)の「クラリネット協奏曲(クラリネット:ラスロ・クティ)」とバーンスタインの「プレリュード、フーガとリフス」が選ばれているのも意味深い。20世紀を代表する3人の作曲家の作品が21世紀の今どのように響くのか。佐渡裕率いる兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)の熱演に期待したい。●公演概要5月13日(金)、14日(土)、15日(日)兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール「兵庫芸術文化センター管弦楽団 第133回定期演奏会 佐渡裕 ショスタコーヴィチ5番」
2022年04月18日『東京混声合唱団×新国立劇場合唱団Dream Concert』が2022年7月31日(日)に東京オペラシティ コンサートホール タケミツメモリアル(東京都新宿区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売予定です。カンフェティにてチケット発売! 公式ホームページ 日本を代表するプロ合唱団である東京混声合唱団と、新国立劇場のオペラ公演をはじめ数々の舞台でその歌声を響かせる新国立劇場合唱団との合同コンサート。各合唱団の持ち味を存分に生かした単独ステージと、この2団体だからこその豪華な合同ステージをお楽しみください。【演奏曲目】R.ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より信長貴富:『呼び交わす言葉たち』~無伴奏混声合唱のための2つのエチュード~ より信長貴富:混声合唱とピアノのための『くちびるに歌を』(2台ピアノ版初演)三善晃:『唱歌の四季』他東京混声合唱団1956年に創設された日本を代表するプロ合唱団。コンサートの開催を演奏活動の中心に置き、広範な分野の合唱作品の開拓と普及に取り組んでいる。東京、大阪での定期演奏会を核とし、海外公演を含む年間の活動は150回を数える。レパートリーは、創立以来行っている作曲委嘱活動で生まれた250曲を超える作品群をはじめ、内外の古典から現代作品までと全合唱分野を網羅している。サントリー音楽賞、中島健蔵音楽賞、文化庁芸術祭大賞などを受賞。新国立劇場合唱団新国立劇場は、オペラ、バレエ、ダンス、演劇という現代舞台芸術のためのわが国唯一の国立劇場として、1997年10月に開場した。新国立劇場合唱団も年間を通じて行われる数多くのオペラ公演の核を担う合唱団として活動を開始。メンバーは100名を超え、新国立劇場で上演されるシーズン公演の出演に加え、2007年からは劇場外からの出演依頼の声に応えて外部公演への出演を開始した。個々のメンバーは高水準の歌唱力と演技力を有しており、合唱団としての優れたアンサンブル能力と豊かな声量は、公演ごとに共演する出演者、指揮者、演出家・スタッフはもとより、国内外のメディアからも高い評価を得ている。公演概要『東京混声合唱団×新国立劇場合唱団 Dream Concert』公演日:2022年7月31日(日)14:00開場/15:00開演会場:東京オペラシティ コンサートホール タケミツメモリアル(東京都新宿区西新宿3-20-2)■出演者東京混声合唱団 / 新国立劇場合唱団指揮: キハラ良尚、三澤洋史ピアノ: 鈴木慎崇、津田裕也■スタッフ主催: 一般財団法人合唱音楽振興会 / 共催: 公益財団法人東京オペラシティ文化財団 / 協力: 公益財団法人新国立劇場運営財団 / 協賛: マイカホールディングス株式会社、STUDIO MOTIF、株式会社SEソリューションズ■チケット料金S席:4,500円A席:3,500円B席:2,000円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月15日『光が丘管弦楽団第53回定期演奏会』が2022年6月5日 (日)にIMAホール(東京都練馬区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて3月23日(水)0:00よりチケット発売開始です。カンフェティにて3月23日(水)0:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 当団の演奏会では、序曲フィンガルの洞窟」は第1回(1994)と第27回(2007)、ビゼーの交響曲は第4回(1995)と第24回(2005)に演奏して以来、久しぶりの3回目の演奏です。新型コロナウイルス感染症で開催が危ぶまれる中、練習を重ねてきました。シューベルトの交響曲第3番は当団では初演奏となります。世間では比較的演奏されることの少ない曲で非常に明るく楽しい曲です。米津先生の人柄もあり、非常に楽しく練習を進めています。【曲目】メンデルスゾーン序曲「フィンガルの洞窟」シューベルト交響曲第3番ビゼー交響曲第1番光が丘管弦楽団私達は光が丘で1994年から活動している二管編成のオーケストラです。決して大きな規模ではありませんが、何よりアンサンブルを大切に、お互いの音を聞きあって演奏することを心がけています。団のロゴに使われている山椒のように小粒でもぴりりとした存在を目指しかつ楽しく演奏することも忘れずに練習しています。二管編成の曲を基本として、古典、ロマン派の他、プロコフィエフ、ショスタコーヴィッチ、ラベル、ドビュッシーなどの近・現代曲も積極的に取りあげています。また、チャイコフスキーやブラームスの弦楽合奏曲やモーツァルトのコンチェルタントなど多様な楽器編成にも挑戦しています。開催概要『光が丘管弦楽団第53回定期演奏会』開催日時:2022年6月5日 (日)開場 13時45分/開演 14時30分会場:IMAホール(東京都練馬区光が丘5-1-1光が丘IMA 中央館4F)■出演者指揮: 米津俊広 / 光が丘管弦楽団■チケット料金全自由席:1,000円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月23日平安時代後期から戦国時代の終わりまで、地域の支配者(領主)としても存在した中世武士が、地域社会に定着していくまでの様相を豊富な資料で紐解く『中世武士団―地域に生きた武家の領主―』が、千葉・国立歴史民俗博物館にて開催されている。武士の地域支配は、武士個人の力量ではなく、主に一族と家人によって構成された武士団という集団(組織)を形成することで実現していた。同展では、戦闘集団ではなく「領主組織」という観点で武士団に注目。中世の武士が世襲制の職業戦士だった時代、武士団という領主組織を形成して遂行した地域支配の実態と展開について、13世紀~15世紀を中心に、中世の文献・考古・美術資料のほか、近世~近代の絵図・土地台帳や現地調査に立脚して復元した本拠景観などで紐解いていく。公開されるのは、関東初出品となる、益田の医光寺《木造釈迦如来坐像》、小城の円通寺《木造多聞天立像》《木造持国天立像》、《三岳寺三尊像》のほか、成田ニュータウン造成時に発見された《八代椎木出土梵鐘》(重要文化財)や、雪舟筆《益田兼尭像》(重要文化財)、色鮮やかな美しい合戦絵巻で、中世武士の本質である職業戦士たる世界観も堪能できる《紙本著色前九年合戦絵詞》(重要文化財)や《紙本著色後三年合戦絵詞》(模本)など。さらに展示キャラクターによる一言解説で、変容する武士団の姿をナビゲート。地域に生きた武士たちの姿を文献史学・考古学・美術史学・民俗学・歴史地理学による“地域総合調査”の成果から紹介する。重要文化財《紙本著色前九年合戦絵詞》(部分)鎌倉時代中期国立歴史民俗博物館蔵重要文化財《八代椎木出土梵鐘》宝亀5年(774)国立歴史民俗博物館蔵佐賀県重要文化財《木造多聞天立像》永仁2年(1294)円通寺蔵(画像提供:熊本県立美術館)重要文化財《益田兼尭像》(雪舟筆)文明11年(1479)益田市立雪舟の郷記念館蔵 展示期間前期(3/15~4/10)【開催概要】企画展示『中世武士団―地域に生きた武家の領主―』会期:2022年3月15日(火)~5月8日(日)会場:国立歴史民俗博物館 企画展示室A・B時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(3月21日、5月2日は開館)、3月22日(火)料金:一般1,000円、大学500円※土日祝、5月2日~5月8日はオンラインによる入場日時の指定が必要■公式サイト:
2022年03月17日テレビ東京ではきょう15日に『開運! なんでも鑑定団』(毎週火曜20;54〜21:54)を放送する。本日の放送回には、人形劇『ひょっこりひょうたん島』の脚本でも知られる、日本を代表する劇作家・井上ひさしの未発表戯曲原稿が登場する。本物であれば日本演劇界の超ド級お宝となり、前週3月8日の放送で発見した「大茶人・千利休の切腹に繋がる書簡」に続くお宝の大発見になるという。お宝はA4サイズの原稿用紙162枚に書かれた「うま」というタイトルが付けられた戯曲原稿。表紙には「井上廈」と名前が入っており、第5景まで書かれている。原稿を見た今田耕司は「めちゃくちゃ几帳面な字ですよ! 作家の方って本人しか読めない字を想像するじゃないですか、これ読み物としてすぐ読める!」と読みやすい手書きされた文字に感激。内容は1560年代の戦国時代を舞台に主人公が金持ちから金をかすめ取っていくというもので、ラストの衝撃的な展開には依頼人も「普通だったら考えられないじゃないですか」と驚いたそう。結末が紹介されると今田も「ハハァ〜」と驚きを隠せない様子だった。依頼人は20代の頃から全国の中学校や高校を巡回公演する劇団に所属していた女性で、同じ劇団で出会い、俳優だった夫が四十数年前にある演出家から譲り受けたものだという。中身を読んだ依頼人は「グイグイ引き込まれていきましたね」と語っており、鑑定結果に注目となっている。○水野亮太プロデューサー(テレビ東京制作局)コメント今回鑑定するお宝は、あの大人気人形劇『ひょっこりひょうたん島』の脚本も担当された、日本を代表する劇作家・井上ひさしさんの「未発表戯曲原稿」です。手書きの原稿には書き直した跡も見て取れ、読みやすくユーモラスにも見える字体から、「笑い」を愛した井上ひさしさんが筆を進める姿が私の目には浮かびました! 依頼人の方も「これが世に出たら嬉しい」と仰っていましたが、本物であれば日本の演劇界、いや日本文化にとっても、大変貴重なお宝だと思います!この「スゴいお宝」の鑑定結果、ぜひ番組でお確かめください!
2022年03月15日兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)の第131回定期演奏会は、“北欧の大自然と生命の躍動を感じるひととき”と題されて、シベリウスの『フィンランディア』&「ヴァイオリン協奏曲」とストラヴィンスキーの『春の祭典』が披露される(2022年3月18,19,20日:兵庫県立芸術文化センター)。注目はPAC初登場となるフィンランド出身の指揮者ピエタリ・インキネンだ。その実力は日本フィル首席指揮者としての数々の名演によって実証済み。PACとの初顔合わせに期待がかかる。しかもプログラムは彼の祖国フィンランドの大作曲家シベリウスの名曲なのだから楽しみだ。ヴァイオリン協奏曲のソリストは、PACでもすっかりお馴染みの川久保賜紀(ヴァイオリン)。2002年の「チャイコフスキー国際コンクール」ヴァイオリン部門で最高位に輝いてから20年。今や日本を代表する名手としての存在感が頼もしい。後半は、春の訪れを体感するのに相応しいストラヴィンスキーの『春の祭典』だ。インキネンがPACをどのようにドライブするのか興味津々。オーケストラの咆哮に身を浸す快感を体験したい。公演詳細:
2022年02月24日新国立劇場バレエ団の公演「吉田都セレクション」がまもなく開幕する。同団の珠玉のレパートリー、ビントレー振付『アラジン』、プティ振付『こうもり』の名場面とともに、バレエ団のダンサーが振付けた作品も登場、カンパニーの多彩な魅力が楽しめる特別な機会となる。どんな作品が登場するのか、自作を披露する木村優里、木下嘉人に、オンラインで話を聞いた。「まさかもう一度上演できるとは!」と明かすのは、バレエ『コッペリア』に着想した『Coppelia Spiritoso』を振り付けた木村。今回の公演では、昨年11月の公演「DANCE to the Future: 2021 Selection」で発表された作品の中から、ファン投票によって選ばれた3作品が上演される。自作が選ばれたことに、「感謝の気持ちでいっぱいです」と笑顔の木村。作品について、「モチーフは、バレエ『コッペリア』に出てくる人形。砂時計の砂が全て落ちて命が尽きるその時まで、人形は与えられた使命を果たす、というアイデアです。最後には、人形がまた次の人形を作り、同じことが繰り返されることをほのめかす──少し怖い感じもあるんです」。自身と木村優子が踊る、女性二人の愛らしくシュールなデュエットは、随所にドキッとさせられるようなユーモアが光り、人気を得た。いっぽう、2作品が選出された木下は、「異なる世界観をもつ2作品です。よりブラッシュアップしたものを観ていただきたい」と意気込む。ジアッチーノの情感溢れる音楽で紡ぐのは、『人魚姫』。「もともとこの音楽で創りたいという思いがあり、人魚姫の物語がパッと結びついた」という。米沢唯、渡邊峻郁による繊細かつ抒情的なデュエットは、ドラマ性の豊かさが大きな魅力。木下のもう1つの作品、小野絢子、福岡雄大、五月女遥と木下自身が踊る『Passacaglia』は、バロック時代の作曲家、ビーバーによる静謐な弦の音と2組のカップルが美しく響き合う、抽象的な作品だ。欧州のカンパニーに在籍していた時に振付に挑戦するようになったという木下は、「振付は難しいが、出来上がった時の喜びは大きい」と熱く語る。木村も、「その作業と工程の多さに驚きました。一日中そのことばかり考えて眠れないことも。今回も、お客さまにより楽しんでいただけるよう頑張ります」と意欲を見せた。公演は2月19日(土)~23日(水・祝)、新国立劇場オペラパレスにて。チケットは発売中。文:加藤智子
2022年02月07日2022年2月の兵庫県芸術文化センター管弦楽団(PAC)の定期演奏会は、当初予定されていた指揮者シルヴァン・カンブルランと、ソリストであるティモシー・リダウト(ヴィオラ)の来日がコロナ禍によって叶わず、代役を立てての開催となった(2022年2月11、12、13日:兵庫県芸術文化センター)。しかしその代役が極めて魅力的なのだ。指揮はPAC定期でもお馴染みの下野竜也、そしてソリストには日本を代表するヴィオラ奏者、川本嘉子が登場するのだから嬉しい限り。なにはともあれ、まずはコンサートが無事に開催されることを喜びたい。さて、気になるプログラムは、ハンガリーの作曲家リゲティの「ルーマニア協奏曲」&同じくハンガリー出身のバルトーク「ヴィオラ協奏曲」。そしてロシアを代表する作曲家ムソルグスキー(ラヴェル編曲)の「展覧会の絵」が披露される。中でもバルトーク作品は川本嘉子がソリストを務めるだけに要チェック。1992年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門最高位に輝く名手の演奏に期待したい。●公演概要2月11日(金・祝)、12日(土)、13日(日)兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール兵庫芸術文化センター管弦楽団 第130回定期演奏会●川本嘉子(ヴィオラ) Yoshiko Kawamoto, Viola1992年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門最高位(1位なしの2位)。96年村松賞、97年第7回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞、2015年東燃ゼネラル音楽賞・奨励賞受賞。ソリスト・室内楽奏者として最も活躍しているヴィオラ奏者の一人。京都アルティ弦楽四重奏団、AOI・レジデンス・クヮルテットのメンバー。タングルウッド、マールボロ、ダボス、東京の夏、霧島音楽祭、サイトウ・キネン、小澤音楽塾、水戸室内管、アルゲリッチ音楽祭等に参加しアルゲリッチやバシュメットなどと共演し絶賛を博している。チョン・ミョンフンとの室内楽では日本・韓国公演も行なっている。1991年東京都交響楽団に入団。1999年より2002年退団まで首席奏者。2017年~21年3月までNHK交響楽団首席客演奏者を務める。ソリストとして、これまでにガリー・ベルティーニ、ジャン・フルネ、ペーター・マークなどの著名な指揮者と共演。類稀なる表現力とテクニックで聴衆を魅了し、日本を代表するヴィオラ奏者の一人として常に第一線で活躍している。
2022年01月21日東京バレエ団が2022年2月、ブルメイステル版『白鳥の湖』を上演する。18日と20日の公演でオデット/オディールを踊るのは、世界にもその名を轟かすバレエ団のトッププリマにして、この役を当たり役のひとつとし続けてきた上野水香。バレエ団で全幕を踊るのは今回が“最後”となる上野に、役の解釈やブルメイステル版の見どころから、2021年秋にミュージカル初挑戦を果たした『ドン・ジュアン』での手応えまで、幅広く聞いた。「ブルメイステル版の黒鳥は、上から目線な感じです(笑)」――『白鳥の湖』は、バレエを観たことがなくても知っている、古典バレエの代名詞のような作品です。水香さんご自身は初めて踊られる前、どんなイメージを持っていましたか?『白鳥の湖』とか『眠れる森の美女』というのはやはり、バレエを習っていたら絶対に踊りたい作品ですよね。私も子どもの頃からずっと憧れていて、あの羽と冠を着けたいけれどお家にはなかったから、白いお花を着けて白鳥気分を味わったりしていました(笑)。だから19歳か20歳の頃だったかな、初めて全幕で踊れた時は本当に嬉しかったです。――白鳥オデットと黒鳥オディールをひとりのダンサーが演じ分けることで知られる作品ですが、それぞれの役をどのように解釈していらっしゃるのでしょう。オデットは、魔法で白鳥に姿を変えられてしまっても希望を忘れない、儚さと強さを併せ持った女性。完全に鳥として見せるやり方もあると思いますが、王子が恋に落ちるわけですから、やっぱり人間のはずなんですよね。鳥にしか見えない瞬間と人間にしか見えない瞬間がミックスされた、奥行きのあるオデットが私の理想です。東京バレエ団『白鳥の湖』より撮影:Kiyonori Hasegawa東京バレエ団『白鳥の湖』より撮影:Kiyonori Hasegawaオディールで大事にしているのは、悪の象徴であるロットバルトの娘だということ。お父さんに言われたから王子を誘惑しているだけで、本人が悪い子かどうかは分からないと思うんです。ただやはり、王子がどんどん自分に惹かれているのを見て楽しくなってはいるはずだから、いかめしい顔ではなく楽しそうに演じるようにしています。若い時は、ただニコニコしてるだけみたいになっちゃってましたけど(笑)、笑顔の中に含みを持たせたりといったことが、だんだんできるようになった気がしますね。――今回上演されるのはブルメイステル版ですが、そうした役の解釈に違いはありますか?解釈自体は変わらないですが、オディールの表現には少し違いがありますね。通常のバージョンでは、オディールはロットバルトとふたりだけで王子を騙さないといけないから、引き寄せておいて突き放してみたり、といった表現が必要になります。でもブルメイステル版では、舞踏会の会場にいる人たちはみんなロットバルトの配下という設定。全員で押し寄せるように王子に迫っていくから、オディールの表現はシンプルでいいんです。みんなの中にスッと立っているだけで、「あなた私に惹かれるでしょ?当たり前よ」みたいな、上から目線な感じです(笑)。――ブルメイステル版でのパートナーは、2016年の初演以来、ずっと柄本弾さんですね。弾くんとは、2015年の『眠れる森の美女』からもう長く組んでいます。一緒に積み上げてきたものが誰よりも多いパートナーで、私の癖も全部分かってくれている、とてもありがたい存在ですね。特につい最近『海賊』で組んだ時は、非常に通い合うものがあって、これが積み上げてきた良さだなって。元々鋭い感性を持っていて呑み込みも速いダンサーですが、30代に入って芸術家として目覚める段階に入った今『白鳥』を踊ることは、彼にとってもエモーショナルな部分を磨くいい機会になると思います。二人でドラマを運ぶ作品ですから、今まで以上に相手を感じながら演じられるよう、リハーサルではディスカッションを重ねたいですね。「違うジャンルに挑戦することで、バレエに貢献していきたい」――そんな『白鳥の湖』に東京バレエ団で主演されるのは、今回が最後になるそうですね。現行のバレエ団の定年制度だと、私が定年を迎えるまでに「白鳥」を上演するのは今回が最後というだけで、最後にすると私が決めたわけではないんですよ。自分の中では、「白鳥」はこれからも深めていきたい作品。ただ先のことは分からないですし、私は今までもずっと、毎回「明日死んでもいい」くらいの気持ちで踊ってきました。その気持ちは今回も変わらないですし、これがもし自分で決めた最後だったとしても、いつもと同じようにすべてを懸けるだけだと思います。――「明日死んでもいい」というほどの強い思いは、一体どこから来るのでしょう?日本のバレエ公演って、本番が1回とか2回きりということが多いじゃないですか。本番に向けて練習して練習して、やっと辿り着いたと思ったら翌日にはもう終わってる(笑)。この間初めてミュージカルに出演して、32回も本番があるというのを体験した時、感覚がだいぶ違うなと改めて思いましたね。32回あるのに、明日死んだらやっぱりまずいですから(笑)。――ミュージカル『ドン・ジュアン』を経験したご感想、ぜひ詳しくお聞かせください!色々な出会いや発見があって、すごく勉強になりました。バレエ団って、普段からの仲間がその流れで舞台をやるものだけど、ミュージカルはその舞台のために集まった人たちが、その時だけ“カンパニー”になって一緒に作っていく。終わったらどうなるか分からない中でその舞台に懸ける気迫と、32回もあっても1回1回を大切にしようとする強い思いに圧倒されました。それと、声の表現ってお客様にこんなにもダイレクトに響くものなんだ!というのも発見でしたね。ミュージカル『ドン・ジュアン』より、アンダルシアの美女を演じる上野水香撮影:平野祥恵バレエは言葉がないから想像力が必要になるけれど、ミュージカルには台詞と歌詞があって、ストーリーに入りやすいからより手軽に楽しめる。私は今回声を出さない役でしたが、共演の皆さんの歌声には私自身、引き込まれるものがありました。特に春野寿美礼さんは、歌声が素晴らしいのはもちろん、佇んでいるだけで魅せることができる、すごいアーティストだと思いましたね。――では今後は、水香さんも台詞や歌のある舞台に挑戦していきたいと…?それは全然、やれる気がしないです(笑)。実はちえちゃん(柚希礼音)に勧められて、歌のレッスンを受けには行ってみたんですよ。すごくいい先生でしたけど、『ドン・ジュアン』で皆さんの歌を聴いたら、いや私なんかが歌っちゃいかんだろうって(笑)。でも、オサさん(春野)とはお互いの舞台を観に行く約束をするくらい仲良くなれましたし、演出の生田(大和)さんは「水香さんにできるものを考えたい」と言ってくれてたり、主演の藤ヶ谷(太輔)くんも「またご一緒したいです」と言ってくれたりと、本当に色々なつながりができたので、それは大事にしていきたいですね。私が違うジャンルに挑戦することで、バレエに興味を持って足を運んでくださる方が増えたらそれも意味のあることだと思うから、私にできる範囲で。歌メインの役は無理ですが(笑)、そういう形でバレエに貢献できるような活動は、今後もしていければなと思っています。取材・文:町田麻子東京バレエ団『白鳥の湖』2022年2月18日(金)~2022年2月20日(日)会場:東京文化会館 大ホール
2022年01月07日