新国立劇場で上演されたオペラ『リゴレット』が6月28日(金)から無料映像配信されることが決定した。『リゴレット』は、富と権力にものを言わせ放蕩無頼の生活を送るマントヴァ公爵、道化師として公爵に媚びを売る顔と娘を愛する父というふたつの顔をもつリゴレット、その娘で純粋一途なジルダを軸に繰り広げられる愛と呪いと復讐のドラマ。イタリア・オペラ界の重鎮マウリツィオ・ベニーニが指揮を務め、世界最高峰のバリトン、ロベルト・フロンターリ、新世代のコロラトゥーラ・ソプラノのハスミック・トロシャン、大型テノール、イヴァン・アヨン・リヴァスが出演。国内からも妻屋秀和、清水華澄、須藤慎吾らが揃った。配信は新国立劇場サイト内の新国デジタルシアターで、6月28日(金)正午から8月22日(木)正午まで行われる。2023年公演より©堀田力丸2022/2023シーズンオペラ『リゴレット』配信期間6月28日(金)12時~8月22日(木)12時新国立劇場ウェブサイト内新国デジタルシアター※新国立劇場YouTubeチャンネルからも視聴可能収録日:2023年5月21日(日)作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ指揮:マウリツィオ・ベニーニ演出:エミリオ・サージ美術:リカルド・サンチェス・クエルダ衣裳:ミゲル・クレスピ照明:エドゥアルド・ブラーボ振付:ヌリア・カステホンリゴレット:ロベルト・フロンターリジルダ:ハスミック・トロシャンマントヴァ公爵:イヴァン・アヨン・リヴァススパラフチーレ:妻屋秀和マッダレーナ:清水華澄モンテローネ伯爵:須藤慎吾ジョヴァンナ:森山京子マルッロ:友清崇ボルサ:升島唯博チェプラーノ伯爵:吉川健一チェプラーノ伯爵夫人:佐藤路子小姓:前川依子牢番:高橋正尚合唱指揮:三澤洋史合唱:新国立劇場合唱団管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団Production of ABAO Bilbao Opera
2024年05月30日東京・大井競馬場第3駐車場跡地に誕生する新劇場「シアターH」が28日、6月の正式オープンを前にオープニングイベントを開催。500人の招待客が見守るなか、11人の俳優がトークショー&スペシャルパフォーマンスを披露した。会場名に冠せられた「H」は、「Happiness」「Hope」「Harmony」「Hospitality」という4つの「H」に由来。今後2.5次元ミュージカルを中心に上演していくという。ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』にも出演する俳優/アーティストのKIMERUの司会によってイベントは進行。あいさつに立った代表取締役会長の中山晴喜氏は、1997年に、マーベラスエンターテインメントを設立以来、数々の2.5次元舞台に携わり、アニメ/ゲームを原作にした舞台によって、今まで舞台に足を運んだことのなかった人を、舞台に呼び込むことに成功した。しかしその一方で、慢性的な劇場不足に悩まされており、「“いつか劇場を作りたい”と思っていた」とシアターHの建設に至った経緯を説明。また建設にあたっては、さまざまな関係者からアドバイスをもらい、座席の位置やスペースの確保、音楽ライブにも対応した音響設備、そして「女性用トイレの数には特に力を入れた」とコメントした。その後も、中山氏と交流のある俳優によるトークショー、ミュージカル『薄桜鬼』のスペシャルトークショー&歌唱パフォーマンス、ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』のスペシャルトークショー&歌唱パフォーマンスと展開した。なお、シアターHは、6月3日からこけら落としとなる舞台『文豪とアルケミスト旗手達ノ協奏(デュエット)』を上演。以降も舞台『川越ボーイズ・シング-喝采のクワイア-』、ミュージカル『憂国のモリアーティ』コンサート、ミュージカル『暁のヨナ』などを予定している。
2024年05月29日映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』と劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』のコラボビジュアルと映像が公開された。『ゴジラxコング 新たなる帝国』は、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』の世界観がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズの最新作。日本では4月26日に公開初日を迎え、5月16日までの公開21日間で観客動員は100万人を突破、全世界累計興行収入は5億5800万ドルを記録している。そして5月24日(金) に公開される『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』は、実在する競走馬の名前と魂を受け継ぐ「ウマ娘」たちが、仲間やトレーナーたちと学園生活を送りながら<トゥインクル・シリーズ>制覇を目指す『ウマ娘 プリティーダービー』の初となる劇場版。トゥインクル・シリーズで最強を目指すジャングルポケットが主人公となり、同世代のライバルたちと切磋琢磨する新たな物語が描かれる。公開されたコラボビジュアルでは、『ゴジラxコング』の大怪獣2体とともに、劇場版『ウマ娘』のメインキャラクターである、ジャングルポケット、アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、ダンツフレームに加え、“世紀末覇王”テイエムオペラオーの姿が収められている。また「最強はオレだ!!」というジャングルポケットの台詞から始まるコラボ映像では、ゴジラ、コング、ウマ娘の映像が目まぐるしく切り替わる、コラボ映像ならではの演出が見どころとなっている。『ゴジラxコング』×劇場版『ウマ娘』コラボ映像<作品情報>『ゴジラxコング 新たなる帝国』公開中公式サイト: Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』5月24日(金) 公開公式サイト: 劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」製作委員会
2024年05月17日森田剛主演、橋本愛、高良健吾、安田顕ら共演で2023年8月14日にNHKスペシャルにて放送された作品の映画化『劇場版 アナウンサーたちの戦争』が8月公開に決定、ティザービジュアルとキャストコメントが到着した。戦時中、国民の勝利への士気を高めるべくプロパガンダの先頭に立ったアナウンサーたち。その中には自らが国の扇動に加担しなければならなかった現実に悩み、抗い、苦しみ続ける者もいた。戦時中における放送と戦争の知られざる関わりを通して新たな戦争の事実に気づく本作。この度、戦争を語る人がますます少なくなっている現代、本作を通してまた新しいアプローチの考察と共感、そして感動を呼び起こし、決して風化させてはいけない戦争の事実に目を向けてほしいとの願いから、映画化が決定。先人の苦悩は、現代を生きる私たちにとって学びになっているのか。政治・経済・社会状況、そしてエンターテイメントにおいても、なお連綿と受け継がれる「不都合な真実の隠蔽」と「不条理な大衆扇動」が実はまだ存在している。報道は“真実”ではなかったーー太平洋戦争では、日本軍の戦いをもう1つの戦いが支えていた。ラジオ放送による「電波戦」。ナチスのプロパガンダ戦に倣い「声の力」で戦意高揚・国威発揚を図り、偽情報で敵を混乱させる、というもの。それを行ったのは日本放送協会とそのアナウンサーたち。戦時中の彼らの活動を、事実を元にドラマ化して放送と戦争の知られざる関わりを描く。国民にとって太平洋戦争はラジオの開戦ニュースで始まり玉音放送で終わった。奇しくも両方に関わったのが天才と呼ばれた和田信賢アナ(森田剛)と新進気鋭の館野守男アナ(高良健吾)。1941年12月8日、大本営からの開戦の第一報を和田が受け、それを館野が力強く読み、国民を熱狂させた。以後、和田も館野も緒戦の勝利を力強く伝え続け国民の戦意を高揚させた。同僚アナたちは南方占領地に開設した放送局に次々と赴任し、現地の日本化を進めた。和田の恩人・米良忠麿(安田顕)も“電波戦士”として前線のマニラ放送局に派遣される。一方、新人女性アナウンサーの実枝子(橋本愛)は、雄々しい放送を求める軍や情報局の圧力で活躍の場を奪われる。やがて戦況悪化のなか、大本営発表を疑問視し始めた和田と「国家の宣伝者」を自認する館野は伝え方をめぐって激しく衝突する。出陣学徒を勇ましく送り出す実況を任され、ただ苦悩する和田を妻となった実枝子が叱咤し目覚めさせる。そして館野もインパール作戦の最前線に派遣され戦争の現実を自ら知ることに。戦争末期、マニラでは最後の放送を終えた米良に米軍機が迫る。そして戦争終結に向け動きだした和田たちにも...。開戦ニュースと玉音放送の両方に携わった伝説のアナウンサー和田信賢を演じるのが、森田剛。「終わった話ではなく、今生きている自分達の話だと思います。言葉の重さ、命の重さを受け取ってもらいたいです。そして多くの人の目に触れてほしいと思っています」 とドラマが映画化となり、劇場公開する意義をコメントとして寄せた。森田剛併せて解禁となったティザービジュアルは、森田さん演じる和田信賢の魂の叫びが垣間見られる、力強いビジュアル。 風化してはいけない、いまの時代こそ伝えたい、アナウンサーたちの様々な想いが交錯し伝えられていく。なお、劇場版公開に伴い、主演の森田さん、橋本愛、高良健吾、安田顕、大東駿介、浜野謙太、水上恒司、藤原さくら、中島歩、渋川清彦、眞島秀和、古館寛治、小日向文世、遠山俊也と計14名の豪華キャスト陣からコメントも到着している。森田剛ら計14名のキャストコメント到着和田信賢 役/森田剛役柄:戦前から全国的人気があった伝説のアナウンサー。相撲や野球の実況放送、ニュース、朗読、演芸番組など幅広い分野で活躍し“不世出の天才”と呼ばれた。終わった話ではなく、今生きている自分達の話だと思います。 言葉の重さ、命の重さを受け取ってもらいたいです。そして多くの人の目に触れてほしいと思っています。和田実枝子 役/橋本愛役柄:戦前の1939(昭和14)年に入局した女性アナウンサーの草分け。このたび映画館で上映されること、心から嬉しく思います。戦争のために、私たちの命も、メディアも、すべてが支配されることの恐ろしさ、そして憤りを感じながら演じたことを思い出します。今も世界を見渡せば、そのあまりの残酷さに胸が張り裂けそうになります。スタッフもキャストも、きっと全員が全身全霊を込めて取り組んだ作品です。どうか届きますように。館野守男 役/高良健吾役柄:開戦臨時ニュースを読み一躍名をあげた若手アナ。言霊という言葉があるように、言葉には凄まじい力があります。その言葉がどのように扱われ、利用され、皆が信じていたものが崩れていったのか、この作品に関わる事で、役を演じる事で、自分自身苦しい想いをした事を今でも思い出します。今は結果が分かっているからこそ、戦時中の事を様々な考えで、言葉で意見する事ができますが、当時生きていた人達は今を必死に生きていくしかなかった。『アナウンサーたちの戦争』は今の世に必要な作品です。アナウンサーという職業を選ばなかった、遠くに感じている方にも響くものが必ずあります。当時放送されたものとは違う編集で劇場公開されます。是非劇場でご覧下さい。米良忠麿 役/安田顕役柄:1931(昭和6)年に入局した和田信賢の先輩アナ。面倒見がよく後輩から慕われ、事務処理能力が高く開戦後に派遣されたマニラ局ではナンバー2として局長を支えた。"言葉"という、誰もが持っているものが人を救ったり時には凶器になったりすることを突き付けられる作品です。学徒出陣。かつて、旧国立競技場で行われたそのイベントの実況を拒否したアナウンサー役の森田剛さんが、誰もいない雨の中、魂の言葉を吐露する箇所があります。この作品のその一片に、そこの森田剛さんの魂の芝居に、心打たれました。学徒が、出陣したんです。子供を、出兵させたんです。人を、殺しに行かせたんです。そこに、右も左も、上も下も、ありません。それを肝に銘じたはずの戦後80年の只中に、この国の我々は生きています。この作品が届いて欲しいと願うのは、とにもかくにも、その一片に至るシークエンスです。あの瞬間を遺そうとする森田剛さんの演技です。嘔吐に至るほどの言霊をぶち撒けるあなたの芝居に、感情を揺さぶられました。ありがとう!!! 私的な言葉を、公に伝えてしまい、すみません。いつかメールアドレス教えてく ださい(笑)日常の何気ない言葉の積み重ねに、その先があります。争いごとが他人事ではなくなってきた現代だからこそ、過去を知り今を見つめ、未来を考えるきっかけになることを願います。是非、劇場でご覧ください。志村正順 役/大東駿介役柄:和田信賢の1期下の後輩。戦後もNHKを代表するスポーツアナとして活躍し続け野球殿堂入りした。戦争が過去の話ではない、他人事ではすまない“今”を生きる人間として、放送に携わる人間として、 痛いほど、恐ろしいほど感情移入した作品です。アナウンサー志村正順氏のアナウンス音源から伝わる当時の“今”をしっかりこの作品に宿したつもりです。 是非劇場で受け止めて頂きたいです。今福祝 役/浜野謙太役柄:秘密裏にベトナムに派遣され、偽ニュースで敵軍を攪乱する謀略放送に従事したアナウンサー。「おかえりモネ」でご一緒した一木さんからは並々ならぬ拘りを感じた。僕は主だった役ではないが全力で付いて行こうと思った。行き着けば、自分達への痛烈な批判になりうる表現は痛々しいけど、ダイレクトに人の心を打つと思う。この作品がそうだ。そこにはやり残された反省、現在の僕たちにも身につまされる事があるからだ。脚本を読んだ時、涙が止まらなかったし撮影時は幸せだった。ここに参加出来た事、とても光栄に思います。朝倉寿喜 役/水上恒司役柄:早稲田大学生。野球部主将。1943(昭和18)年10月、神宮外苑の出陣学徒壮行会で送られ、終戦の年、特攻隊員として飛び立つ。ドラマから劇場版へ。このような流れに成った作品に携わったのは今作品が初めてであり、改めて作り手と見て下さる多くの方々のパワーを感じました。私事でありますが、特攻隊員の役を人生で3度演じさせて頂きました。戦争を語る上で特攻隊員は切っても切れない存在ですが、まだまだフォーカスを当てるべき存在は沢山あると考え ます。今回はアナウンサー、です。和田信賢の壮絶な葛藤を体感してください。赤沼ツヤ 役/藤原さくら役柄:学生時代は実枝子と同級生、入局も1939(昭和14)年の同期だった女性アナウンサー。圧倒的な「声の力」「言葉の力」を前に、当時の人々が突き動かされていくのを丁寧に描いたドラマが映画になりました。あの力強いアナウンサーたちの声や眼差しを劇場で目の当たりにすることで、より深いところまでやさしさも、恐ろしさも、胸に染み渡っていく体験になると思います。私が演じたツヤは、厳しい戦争の中、最後まで諦めずに女性のアナウンスを届けようとした女性でした。強く、カッ コよく、しなやかなツヤのように私も在りたいです。ぜひ劇場で。川添照夫 役/中島歩役柄:和田信賢の後輩で多くのアナウンサーが戦争をあおる情熱的な“雄叫び調アナウンス”になっていく中で、 「宣伝・情熱は危険だ」と勇気ある苦言を呈し続けた。この作品が描く時代から現在に至るまで、報道というものは実に多様に姿を変えていきました。しかしその本質は変わっていないように感じます。それどころかその影響力や効果は益々強くなっているのではないでしょうか。この作品は現実に起きたことに基づいています。僕はこの作品に関わったことで報道の危うさを感じ、報道と自分の関係を改めて考え直しました。戦争の影響が広がる今にこそぜひご覧になってみてください。長笠原栄風役/渋川清彦役柄:集金係からアナウンサーに転身した頭脳派。オランダ領東インドのジャワ島への陸軍侵攻にあたって“謀略放送”による電波戦を主導、敵を混乱させ大きな戦果を挙げた。それぞれの武器で、それぞれのやり方で闘っていく。銃や戦車や爆弾ではなく。当時の事を想像したり今も残っている音に少し触れてみたりと、勉強になりました。そしてまた素晴らしい監督にめぐり逢え、またひとつ財産が増えました。最後に、戦争のない世になりますように。並河亮 役/眞島秀和役柄:日本放送協会で海外放送を担当していた番組制作のホープ。情報局発足にあたって、放送局とのパイプ役を求められ、情報局情報官として出向。メディアに関わる先人たちの苦しみを描いた本作に参加出来たことは、俳優として光栄です。劇場での上映も楽しみにしております。中村茂 役/遠山俊也役柄:ラジオ放送開始の1925(大正14)年に入局。青年将校らが官邸など政府機関を占拠した二・二六事件では「兵に告ぐ」の名放送で投降を勧告したアナウンサー。改めて観ました、「エンターテイメントとして面白い!楽しんでください!!」 と単純には言えませんでし た。登場人物はみんな良かれと思って行動している、良い方に向かえと言葉を発している。悪い人はひとりもいないのに悪魔は生まれてくる。でも私は、この後味の悪さを感じていたい、「信用できる言葉」とはなんなのかを考えたい。当時よりさらに深刻で複雑で難解かもしれない今、現在だからこそお薦めしたい真実の作品です。松内則三 役/古舘寛治役柄:野球や相撲など日本のスポーツ実況放送の原型を作ったアナウンサーで講談調の実況が全国的に大人気だった。劇場公開おめでとうございます。このような意義深い作品がテレビ放送だけでなく劇場でも公開される。素晴らしいことです。人は個人では誰もが戦争を嫌うのに、それが社会になるとやがて戦争に傾いていき、個もそれに加担し協力せざるを得なくなる。その不可思議を誰もが考え続けることが大切なのではないか?それを促す役目を物語は担える。そんな作者の気概が伝わってくるような作品です。ぜひ!下村宏 役/小日向文世役柄:終戦の年1945(昭和20)年4月、情報局五代目総裁に就任。直前まで日本放送協会の会長を務め和田信賢アナを信頼していた。ラジオは、困っている人に呼びかけられる、知らない国の知らない人たちにいろんなことが伝えられるという思いで始まり、アナウンサーたちが「前畑頑張れ!」のオリンピック中継など華々しく活躍するようになりました。一方で、アナウンサーたちが戦争という時代に巻き込まれ、散り散りになっていく歴史もありました。戦争がなくならない今の時代だからこそ、いろんな思いで見ていただけたらと思います。『劇場版 アナウンサーたちの戦争』は8月、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:劇場版 アナウンサーたちの戦争 2024年8月公開予定(C) 2023 NHK
2024年05月10日俳優の森田剛が主演を務める映画『劇場版 アナウンサーたちの戦争』(2024年8月公開)が公開されることが10日、明らかになった。同作は2023年8月14日にNHK総合テレビのNHKスペシャルにて放送された作品の劇場版 映画化作。太平洋戦争で、国民の勝利への士気を高めるべくプロパガンダの先頭に立ったアナウンサーたちの苦しみを描く。戦争を語る人がますます少なくなっている現代、 本作を通して新しいアプローチの考察と共感、そして感動を呼び起こし、決して風化させてはいけない戦争の事実に目を向けてほしいと願い、映画化の運びとなったという。国民にとって太平洋戦争はラジオの開戦ニュースで始まり玉音放送で終わった。奇しくも両方に関わったのが 天才と呼ばれた和田信賢アナ(森田剛)と新進気鋭の館野守男アナ(高良健吾)。1941年12月8日、大本営からの開戦の第一報を和田が受け、それを館野が力強く読み、国民を熱狂させた。以後、和田も館野も緒戦の勝利を力強く伝え続け国民の戦意を高揚させた。同僚アナたちは南方占領地に開設した放送局に次々と赴任し、現地の日本化を進めた。和田の恩人・米良忠麿(安田顕)も“電波戦士”として前線のマニラ放送局に派遣される。一方、新人女性アナウンサーの実枝子(橋本愛)は、雄々しい放送を求める軍や情報局の圧力で活躍の場を奪われる。やがて戦況悪化のなか、大本営発表を疑問視し始めた和田と「国家の宣伝者」を自認する館野は伝え方をめぐって激しく衝突する。出陣学徒を勇ましく送り出す実況を任され、ただ苦悩する和田を、妻となった実枝子が叱咤し目覚めさせる。そして館野もインパール作戦の最前線に派遣され戦争の現実を自ら知ることになる。戦争末期、マニラでは最後の放送を終えた米良、そして戦争終結に向け動きだした和田たちにも米軍機が迫っていた。映画化発表に伴い、解禁となったティザービジュアルは、森田演じる和田信賢の魂の叫びが印象的な力強いビジュアルとなっている。主演の森田、そして橋本愛、高良健吾、安田顕、大東駿介、浜野謙太、水上恒司、藤原さくら、中島歩、渋川清彦、眞島秀和、古館寛治、小日向文世、遠山俊也 と計14名のキャスト陣からの熱いコメントも到着した。○■森田剛 コメント終わった話ではなく、今生きている自分達の話だと思います。言葉の重さ、命の重さを受け取ってもらいたいです。そして多くの人の目に触れてほしいと思っています。○■橋本愛このたび映画館で上映されること、心から嬉しく思います。戦争のために、私たちの命も、メディアも、すべてが支配されることの恐ろしさ、そして憤りを感じながら演じたことを思い出します。今も世界を見渡せば、そのあまりの残酷さに胸が張り裂けそうになります。スタッフもキャストも、きっと全員が全身全霊を込めて取り組んだ作品です。どうか届きますように。○■高良健吾 コメント言霊という言葉があるように、言葉には凄まじい力があります。その言葉がどのように扱われ、利用され、皆が信じていたものが崩れていったのか、この作品に関わる事で、役を演じる事で、自分自身苦しい想いをした事を今でも思い出します。今は結果が分かっているからこそ、戦時中の事を様々な考えで、言葉で意見する事ができますが、当時生きていた人達は今を必死に生きていくしかなかった。『アナウンサーたちの戦争』は今の世に必要な作品です。アナウンサーという職業を選ばなかった、遠くに感じている方にも響くものが必ずあります。当時放送されたものとは違う編集で劇場公開されます。是非劇場でご覧下さい。○■安田顕 コメント"言葉"という、誰もが持っているものが人を救ったり時には凶器になったりすることを突き付けられる作品です。学徒出陣。かつて、旧国立競技場で行われたそのイベントの実況を拒否したアナウンサー役の森田剛さんが、誰もいない雨の中、魂の言葉を吐露する箇所があります。この作品のその一片に、そこの森田剛さんの魂の芝居に、心打たれました。学徒が、出陣したんです。子供を、出兵させたんです。人を、殺しに行かせたんです。そこに、右も左も、上も下も、ありません。それを肝に銘じたはずの戦後80年の只中に、この国の我々は生きています。この作品が届いて欲しいと願うのは、とにもかくにも、その一片に至るシークエンスです。あの瞬間を遺そうとする森田剛さんの演技です。嘔吐に至るほどの言霊をぶち撒けるあなたの芝居に、感情を揺さぶられました。ありがとう!!!私的な言葉を、公に伝えてしまい、すみません。いつかメールアドレス教えてください(笑)日常の何気ない言葉の積み重ねに、その先があります。争いごとが他人事ではなくなってきた現代だからこそ、過去を知り今を見つめ、未来を考えるきっかけになることを願います。是非、劇場でご覧ください。○■大東駿介 コメント戦争が過去の話ではない、他人事ではすまない〝今〟を生きる人間として、放送に携わる人間として、痛いほど、恐ろしいほど感情移入した作品です。アナウンサー志村正順氏のアナウンス音源から伝わる当時の〝今〟をしっかりこの作品に宿したつもりです。是非劇場で受け止めて頂きたいです。○■浜野謙太 コメント『おかえりモネ』でご一緒した一木さんからは並々ならぬ拘りを感じた。僕は主だった役ではないが全力で付いて行こうと思った。行き着けば、自分達への痛烈な批判になりうる表現は痛々しいけど、ダイレクトに人の心を打つと思う。この作品がそうだ。そこにはやり残された反省、現在の僕たちにも身につまされる事があるからだ。脚本を読んだ時、涙が止まらなかったし撮影時は幸せだった。ここに参加出来た事、とても光栄に思います。○■水上恒司 コメントドラマから劇場版へ。このような流れに成った作品に携わったのは今作品が初めてであり、改めて作り手と見て下さる多くの方々のパワーを感じました。私事でありますが、特攻隊員の役を人生で3度演じさせて頂きました。戦争を語る上で特攻隊員は切っても切れない存在ですが、まだまだフォーカスを当てるべき存在は沢山あると考えます。今回はアナウンサー、です。和田信賢の壮絶な葛藤を体感してください。○■藤原さくら コメント圧倒的な「声の力」「言葉の力」を前に、当時の人々が突き動かされていくのを丁寧に描いたドラマが映画になりました。あの力強いアナウンサーたちの声や眼差しを劇場で目の当たりにすることで、より深いところまでやさしさも、恐ろしさも、胸に染み渡っていく体験になると思います。私が演じたツヤは、厳しい戦争の中、最後まで諦めずに女性のアナウンスを届けようとした女性でした。強く、カッコよく、しなやかなツヤのように私も在りたいです。ぜひ劇場で。�##■中島歩 コメントこの作品が描く時代から現在に至るまで、報道というものは実に多様に姿を変えていきました。しかしその本質は変わっていないように感じます。それどころかその影響力や効果は益々強くなっているのではないでしょうか。この作品は現実に起きたことに基づいています。僕はこの作品に関わったことで報道の危うさを感じ、報道と自分の関係を改めて考え直しました。戦争の影響が広がる今にこそぜひご覧になってみてください。○■渋川清彦 コメントそれぞれの武器で、それぞれのやり方で闘っていく。銃や戦車や爆弾ではなく。当時の事を想像したり今も残っている音に少し触れてみたりと、 勉強になりました。そしてまた素晴らしい監督にめぐり逢え、またひとつ財産が増えました。最後に、戦争のない世になりますように。○■眞島秀和 コメントメディアに関わる先人たちの苦しみを描いた本作に参加出来たことは、俳優として光栄です。劇場での上映も楽しみにしております。○■遠山俊也 コメント改めて観ました、「エンターテイメントとして面白い!楽しんでください!!」 と単純には言えませんでした。登場人物はみんな良かれと思って行動している、良い方に向かえと言葉を発している。悪い人はひとりもいないのに悪魔は生まれてくる。でも私は、この後味の悪さを感じていたい、「信用できる言葉」とはなんなのかを考えたい。当時よりさらに深刻で複雑で難解かもしれない今、現在だからこそお薦めしたい真実の作品です。○■古舘寛治 コメント劇場公開おめでとうございます。このような意義深い作品がテレビ放送だけでなく劇場でも公開される。素晴らしいことです。人は個人では誰もが戦争を嫌うのに、それが社会になるとやがて戦争に傾いていき、個もそれに加担し協力せざるを得なくなる。その不可思議を誰もが考え続けることが大切なのではないか?それを促す役目を物語は担える。そんな作者の気概が伝わってくるような作品です。ぜひ!○■小日向文世 コメントラジオは、困っている人に呼びかけられる、知らない国の知らない人たちにいろんなことが伝えられるという思いで始まり、アナウンサーたちが「前畑頑張れ!」のオリンピック中継など華々しく活躍するようになりました。一方で、アナウンサーたちが戦争という時代に巻き込まれ、散り散りになっていく歴史もありました。戦争がなくならない今の時代だからこそ、いろんな思いで見ていただけたらと思います。【編集部MEMO】映画『劇場版 アナウンサーたちの戦争』は、2023年8月14日にNHK総合テレビのNHKスペシャルにて放送された作品の劇場版。太平洋戦争では、日本軍の戦いをもう一つの戦いが支えていた。ラジオ放送による「電波戦」。ナチスのプロパガンダ戦に倣い「声の力」で戦意高揚・国威発揚を図り、偽情報で敵を混乱させた。行ったのは日本放送協会とそのアナウンサーたち。本作では、戦時中の彼らの活動を、事実を元にドラマ化して放送と戦争の知られざる関わりを描く。(C) 2023 NHK
2024年05月10日株式会社ジムノペティ(所在地:東京都台東区、代表取締役:熊田 大樹)は、2024年5月24日(金)より劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』の公開(2024年5月24日(金)公開予定)を記念したポップアップイベントを全国6箇所のイオンモールにて順次開催いたします。メインキービジュアル画像今回のポップアップは「ゆかたまつり」と題し、浴衣姿の描き下ろしイラストを使用したグッズを多数販売。今回の映画で登場するジャングルポケット、アグネスタキオン、マンハッタンカフェ、ダンツフレーム、フジキセキの5人がラインナップされています。またポップアップスペース内は劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』の公開を祝し、お祭りをコンセプトにした内装で飾り付け!さらにフォトスポットや高さ2mの特大カプセルマシーン「ビッグカプセル」も登場します。詳細URL: ■商品ラインナップ(一部)<ランダム缶バッジ ~ゆかたまつりver.~>(全6種)今回の描き下ろしイラストを使用した缶バッジです。※ランダム商品価格 :単品 550円(税込)/セット 3,300円(税込)<うちわ(平竹大うちわ) ~ゆかたまつりver.~>全5種今回の描き下ろしイラストを使用したうちわ。これからの季節にぴったりのアイテムです。価格 :各700円(税込)<アクリルスタンド ~ゆかたまつりver.~>全5種今回の描き下ろしイラストを使用したアクリルスタンドです。価格 :各1,980円(税込)<フェイスタオル ~ゆかたまつりver.~>(全5種)今回の描き下ろしイラストを使用したフェイスタオル。タオルとしての使用はもちろん、お部屋に飾るのにもちょうど良いサイズ感です。価格 :各3,300円(税込)商品ラインナップ※商品画像はイメージです。商品名・価格・デザイン・仕様は変更になる可能性がございます。※商品には購入制限がございます。ランダムの商品は種類数×2、そのほかの商品は各3点までとさせていただきます。※個数制限については状況により変更する場合がございます。※商品製造の都合上、ご用意しております数量には限りがございます。予めご了承ください。【ノベルティ】期間中、税込3,000円以上お買い上げごとに「オリジナルホログラムステッカー」(全6種)をランダムで1枚プレゼントいたします。ノベルティ※数量限定のためなくなり次第終了。※レシート合算不可。※絵柄はランダムのためお選びいただけません。ビッグカプセル■イベント開催場所および日程・イオンモール幕張新都心 グランドモール1F グランドコート2024年5月24日(金)~6月2日(日)・イオンモール倉敷 1F セントラルコート2024年5月24日(金)~5月26日(日)・イオンモール橿原 1F サンシャインコート2024年5月31日(金)~6月2日(日)・イオンモール秋田 1F セントラルコート2024年6月7日(金)~6月9日(日)・イオンレイクタウンkaze 1F 翼の広場2024年6月14日(金)~6月23日(日)・イオンモール白山 1F 西コート2024年6月21日(金)~6月23日(日)※多くのお客様がご来場の場合、整理券対応とさせていただく場合がございます。※営業時間は10:00~21:00、各会場最終日は18:00までの営業となります。■オンライン販売ポップアップで販売するグッズは特設サイト内のオンラインショップやCyStoreでも期間限定で予約販売いたします。オンライン限定で「B4パブミラー ~ゆかたまつりver.~(全1種)」(15,400円 税込)の予約販売も行います。期間: 2024年5月24日(金)~6月30日(日)発送: 2024年9月中旬予定URL : ※各販売サイトによって予約期間が異なる場合がございます。■劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』 公式サイト (C)2024 劇場版「ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉」製作委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月09日累計発行部数3000万部突破の人気漫画『ブルーロック』シリーズが初の映画化!劇場版は原作のもうひとつの物語『ブルーロック -EPISODE 凪-』を基に展開。凪役の声優・島﨑信長さんと潔役の浦 和希さんに映画の裏話についてインタビューしました。世界一のエゴイストストライカーを目指して、ユース世代のサッカープレーヤーたちが激闘を繰り広げる『ブルーロック』。原作はコミックス累計発行部数3000万部突破の金城宗幸・ノ村雄介による同名人気漫画で、その魅力をダイナミックにもクールに活写したTVシリーズは大きな話題を集め、第2期の制作も決定しているが、本作の注目点は何と言ってもその設定だ。日本をW杯優勝に導くため、全国各地から招集された300人の高校生FW(フォワード)たち。彼らは その名も“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトの下、専用の特殊な施設で過酷な試練と熾烈な争いに挑んでいくことになるが、脱落すれば日本代表入りの権利は永久に剥奪されてしまう……。そのデスゲームのような作風から、“史上最もアツく、最もイカれたサッカーアニメ”とも称されている。『ブルーロック』初の劇場版は、原作のもうひとつの物語そんな『ブルーロック』シリーズ初の映画化が決定。映画 『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』4月19日(金) 全国ロードショー 配給:バンダイナムコフィルムワークス c金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社/「劇場版ブルーロック」製作委員会TVシリーズは日本代表のエースストライカーを夢見る無名の高校生・潔 世一(いさぎ・よいち)を主人公に描かれたが、劇場版は原作のもうひとつの物語『ブルーロック -EPISODE 凪-』を基に展開。本編でもメインキャラクターのひとりである、サッカー歴半年ながら桁外れのセンスを誇る天才・凪 誠士郎(なぎ・せいしろう)から見た物語が語られる。その凪を演じるのは、数々の作品に出演している人気声優・島﨑信長。そして、潔を演じるのは、同役で初主演を果たして第18回声優アワード・主演声優賞も受賞した浦 和希だ。浦「主人公を奪われて、悔しい気持ち」!?浦 和希劇場版に関して、「これまで主人公ということをあまり意識はしてはいなかったですが、いざその座を奪われてみるとちょっと悔しい気持ちになったりもしていて(笑)。ただ、劇場版の中でも潔の行動や言動はすごく主人公然としているので、もっとちゃんと主人公の自覚を持たないといけないなと思いました」と浦。そんな浦に対して島﨑は、「でも浦くんは、TVシリーズのときからちゃんと自覚を持ってやっていたよ。俺は、嘘は言わないから!今回、凪が主人公ということで、視点が変わるとこれだけ見え方が変わるんだなってあらためて認識しました。潔視点のTVシリーズでの凪は本当に得体の知れない存在で、演出上、ちょっと抑えてフィルターを掛けていたところもありましたが、今回は凪視点として、フィルターを通さない等身大の凪を演じることが出来たので面白かったですね。TVシリーズと見比べても楽しんでいただけるんじゃないかと思います」。島﨑信長TVシリーズ、劇場版を通じて見えてくる、それぞれのキャラクターのさまざまな側面。他にも、凪をサッカーに導いた存在で、大企業の御曹司にしてあらゆるプレーに対応可能な器用さを持つ御影玲王(みかげ・レオ/CV:内田雄馬)、雰囲気は知的ながら実は難しいことが苦手で凪や玲王たちから「バカ斬鉄」と呼ばれる剣城斬鉄(つるぎ・ざんてつ/CV:興津和幸)、自らを“キング”だと称する強靭なフィジカルと正確無比なシュートテクニックの持ち主・馬狼照英(ばろう・しょうえい/CV:諏訪部順一)、現時点のトッププレーヤーで高い得点能力を誇る糸師 凛(いとし・りん/CV:内山昂輝)など、多種多様なキャラクターが集っている。潔と凪それぞれのキャラクターの魅力とは?映画 『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』4月19日(金) 全国ロードショー 配給:バンダイナムコフィルムワークス c金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社/「劇場版ブルーロック」製作委員会そんな中での潔と凪の魅力を、浦と島﨑はどのように感じているのだろうか。浦:潔はサッカーに対する真っすぐさみたいなところがすごく魅力的だと思っています。凛と初めて会ったときも素直にボールさばきに感動していて、世界選抜と戦ったときも「行きたい……俺もあそこへ」って力の差を素直に受け止めて、自分がそうなるにはどうしたらいいかと考えるんですよね。馬狼に対しても彼を変えようとするんじゃなくて、自分が変わって適応するっていう現状打破能力みたいなものがすごくカッコいいなと思います。人間としても尊敬出来るところが魅力ですね。島﨑:潔の立ち振る舞いは声優の仕事においても理想的だと思うよ。声優って本当にその場その場で即対応を求められることが多くて、例えばですが、大号泣し終わった5秒後くらいに、吹っ切れた次の日の朝のシーンが来るんですよ。そこから幼少期とか10年後とかもざらにある(笑)。潔は試合中に、その瞬間で反応しながら対応しているので、考え方も含めて声優とかぶるところかもしれないです。映画 『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』4月19日(金) 全国ロードショー 配給:バンダイナムコフィルムワークス c金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社/「劇場版ブルーロック」製作委員会凪はやっぱり見た目も含めて設定がカッコいいですよね。ただ、凪の深い魅力ってそこではなくて、この作品のテーマにもなっている奥底にあるエゴや熱量だったり、意外とあるコミュニケーション能力だったり、人への思いとかもちゃんとあるところです。玲王や斬鉄との絆や潔との関係性から掘り下げたときに見えてくる凪というのが面白いですね。“エゴ”は『ブルーロック』を貫くキーワード世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない。島﨑の言葉にもある“エゴ”は本作を貫くキーワードだ。潔はもともと、サッカーは全員でやるスポーツだという教えを叩き込まれていたが、そのことで生まれた後悔から自分でゴールを決めたいと考えるようになる。一方、面倒くさいが口ぐせで日々を無気力に生きていた凪は、サッカーと出会い、“ブルーロック”でのライバルたちとの出会いを経て、執着心と向上力を見せていく。浦と島﨑が本作の魅力として語るのも、その“エゴ”。浦:なかなか切り込めなかったところに切り込んでいるところがすごいですよね。上を目指すうえで、これくらいのマインドでいなきゃだめだよねっていうことと、“言っていいんだ”“頑張っていいんだ”っていうことをあらためて教えてくれているなって。僕はこの作品って自己啓発本だと思っているんですが、本当に背中を押してくれる、哲学的で精神的なところを支えてくれるのが『ブルーロック』の魅力だと思います。島﨑:ちゃんと人間を描いているから、自己啓発本って言えるものにもなるんだよね。あと、これだけの人に刺さるのは、浦くんの言葉のとおりここまで自分を主張して“言っていいんだ”というのがあるんだと思います。今の世の中、どこかやっぱり右に倣えのところがあるので、俺が俺がっていう“エゴ”の部分が痛快なんじゃないかな。しかもちゃんと努力して足搔いている人たちが言っているから、刺さるんだと思います。“エゴ”って言うと悪く聞こえるかもしれないけれど、やっぱり必要なものですよね。島﨑、浦にとっての“エゴ”とは?では、声優の仕事においてもエゴはあって、それはやっぱり必要なのものなのだろうか。そのあたりを浦と島﨑に聞いてみた──。浦:いいものを作っていくためのエゴはあると思います。別の作品で、僕がやらせてもらった役のあるお芝居を監督さんがいいと思ってくださって、当初予定されていた表情よりももっとこうしたい、みたいなものが生まれたっておっしゃってくださったことがあったんですよ。そのとき、それくらい相手を納得させられるようないいものを常に生み出していかなきゃいけない、生み出していきたいと思いましたが、それも自分のエゴなのかもしれないですよね。もちろん自分の出すものが正解だから、僕の芝居に絵を合わせろとか音を付けろっていうことではないんです。でも、そうやってセッションが出来て、より作品を良くしていけるだけの何かを自分からも出していきたいですね。島﨑:エゴはいっぱいありますよね。この作品やこの役をより良くするためにこうしたいということは、日々の現場である気はします。ただ、浦くんの話にもあったように、アニメーションって各分野のプロフェッショナルが作っていて、分業なんですよね。便宜上、僕らは何々のキャラクター役って言わせてわせてもらったりするけれど、顔はやってないんですよ。僕らがどういう芝居をしようが、アニメーターさんがどういう表情を描くかで変わって、走る速さも音響効果さん足音のSEをどういうペースで付けるかで変わるんです。だからこそ各々のプロと、僕ら声の芝居のプロが同じ方向を向いて、それぞれがより良いものを提示していくことでさらに上にいけたらと思っているので、むしろエゴを出していったほうが面白いですよね。この作品においてのエゴもただのわがままではなく、チームの勝利のため。その努力の過程として、必要になってくるものなんですよね。そうした意味でのエゴは、責任も伴うもの。そんなことを言うと、島﨑が「主体性っていうことなんでしょうね。主体性と自主性の違いって責任を伴うかどうかみたいで、主体性はそれを伴うもので自主性は伴なわないものらしいんです。主体性っていうところでのエゴはありますよね」と話してくれた。映画 『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』4月19日(金) 全国ロードショー 配給:バンダイナムコフィルムワークス c金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社/「劇場版ブルーロック」製作委員会加えて、「責任を背負ってるやつは強くなるので、TVシリーズで主人公の潔 世一を任された浦くんもたくさんのものを吸収して、より強くなったと思いますよ」と島﨑。そんなところから、最後にあらためてお互いを語ってもらった。「信長さんは凪そのもの」浦:僕はもう信長さんは凪そのものだと思っています。「面倒くさい」って常に言っているっていうことではなくて(笑)、天才の部分で凪そのものだなって。もちろん努力もされていると思いますが、完璧なお芝居をさらっとやられていて、本当にすごい方だなと思います。同時に作品や役に対する熱量も本当に高くて、その中で僕のことも「そのままでいいから」って支えてくださって。すごく頼もしい先輩で、一生頭が上がらないですね……。自分の声優人生を語るうえで、欠かせない方です。島﨑:ありがとうございます(笑)。でも先輩って大きく見えるものなんですよ。僕も先輩はずっと大きく見えていて、その先輩たちからいろいろなものをもらって、それを浦くんにも伝えてはいるけれど、思っているほど僕と浦くんに差があるわけじゃないから大丈夫(笑)。浦くんも熱量のあるいい役者さんで、素晴らしいですよ。いろいろなものを素直に受け止めながら、貪欲に吸収しているということでは、やっぱり潔と重なるところがあると思います。これからも一緒にいいもの作っていこうね!映画 『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』4月19日(金) 全国ロードショー文=渡辺 水央
2024年05月08日劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』(公開中)の主題歌スペシャルコラボムービーが8日、公開された。○■aiko「相思相愛」にのせて映し出される劇場版『コナン』最新作の見どころ今回公開されたのは、aikoが歌う同作の主題歌「相思相愛」にのせて本編の見どころシーンをたっぷり使用した「主題歌スペシャルコラボムービー」。映像はaikoの優しい歌い出しで、ついに和葉への告白を決意した平次が約束を取り付けるシーンからスタート。その後も「あたしはあなたにはなれない なれない ずっと遠くから見てる 見てるだけで」という歌詞のように、和葉に一目惚れした聖というライバルの出現に敵意むき出しの平次や、ロンドンのビックベンで無事に恋人同士になったものの物理的な距離は開いたままのコナン(新一)と蘭、父親である中森警部が撃たれ、病院に駆け付けた青子と、それを幼馴染として見守りながらも正体を明かすことのできない快斗(怪盗キッド)など、近づきそうで近づききれない関係性と各々の切なさが伝わってくるシーンが映し出される。さらに、精巧に描写された函館の街並みのなか、ロープウェイの上をスケボーでダイナミックに滑走するコナンや、セスナ機の上で緊迫した表情で向かい合う平次と聖、五稜郭で派手な殺陣を披露する沖田と鬼丸など、初解禁のキャラクターも登場するアクションシーンも盛りだくさん。また、今作では今までにないほど様々な表情を見せている怪盗キッドが、空を飛びながら優しい表情で青子との電話をきった後、手に持った手袋をシリアスな眼差しで見つめる表情の変化といった本編エンドロールに流れる貴重なシーンも収録されている。(C)2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会【編集部MEMO】劇場版『探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』は、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第27弾。今作の舞台は北海道・函館。とある財閥の収蔵庫に、“月下の奇術師”の異名を持つ怪盗キッドから新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙うという予告状が届く。犯行予告当日、函館で開催される剣道大会のために現地を訪れていた西の名探偵・服部平次とコナンが、キッドの変装を見破り追い詰めるも、そこに刀に関係する殺人事件やキッドの命を狙う謎の剣士の影が迫り、恋も事件も波乱の展開が待っていること間違いなしの天下分け目のお宝争奪バトルミステリーが開幕する。
2024年05月08日アイナ・ジ・エンドが新曲「Love Sick」を発表。アニメーション映画『劇場版モノノ怪 唐傘』の主題歌となる。アイナ・ジ・エンドの新曲「Love Sick」23年10月に岩井俊二監督映画『キリエのうた』で映画初主演を務め、第47回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめとする賞を受賞。同作では、自身で作詞作曲した主題歌「キリエ・憐れみの讃歌」で主題歌を担当、さらに役名のキリエ名義によるアルバム『DEBUT』もリリースするなど、多岐にわたる活躍を見せているアイナ・ジ・エンド。アニメ映画『劇場版モノノ怪 唐傘』主題歌に新曲の「Love Sick」は、アニメーション映画『劇場版モノノ怪 唐傘』の主題歌となる楽曲。映画の世界観ともマッチした和のテイストを取り入れつつ、愛という病をテーマをエモーショナルなメロディで表現。アイナ・ジ・エンドの叙情的な叫びが心を揺さぶるキラーチューンとなっている。映画『劇場版モノノ怪 唐傘』は、フジテレビ「ノイタミナ」枠にて異例の高視聴率を記録したアニメ「怪~ayakashi~」の一編「化猫」から派生したテレビアニメーションの劇場版として生まれ変わった作品。大奥の世界を舞台に、人間の内面に渦巻く業と願いを唯一無二の映像美で描き出す。作品情報アイナ・ジ・エンド 新曲「Love Sick」※アニメーション映画『劇場版モノノ怪 唐傘』主題歌。リリース日:未定
2024年05月04日劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の公開を記念した「名探偵コナンカフェ」にて、2024年5月21日(金)より会期後半の劇場版メニューおよびグッズが登場。東京・神奈川・愛知・大阪・宮城・札幌・福岡の7都市10会場にて提供される。「名探偵コナンカフェ」会期後半のメニュー&グッズ劇場版第27作目となる『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の公開を記念し、期間限定で開催されている「名探偵コナンカフェ」。会期後半を迎えるにあたって一部フードメニューが入れ替わり、新たなラインナップで展開される。五稜郭をイメージした“やきとり”ライス「五稜星(みちしるべ)の“やきとり”ライス」は、作中にも登場する函館の“五稜郭”をイメージ。「豚肉なのに“やきとり”」という函館の文化を取り入れ、甘辛だれの豚肉を星型のライスの上に重ねている。まるで“刀”のような見た目に注目の一品だ。“函館の夜景”のようなゼリーソーダ「100万ドルの夜景ソーダ」は、平次と和葉の劇中シーンをイメージしたゼリーソーダ。マンゴーシロップとブルーハワイシロップという2色のシロップを使用し、“函館の夜景”を思わせるようなドリンクに仕上げている。花咲くような「ガーデンサンド」“ガーデンパーティー”をテーマに、会期前半にも提供されていた「ガーデンサンド」。後半は、花咲くガーデンをイメージしながら、パストラミビーフやベリー、エディブルフラワーを散りばめた「ガーデンサンド~Blossom~」が登場する。江戸川コナン&怪盗キッドイメージのパフェ江戸川コナンと怪盗キッドをそれぞれイメージしたパフェもラインナップ。江戸川コナンのパフェは、“蝶ネクタイ型変声機”をモチーフにしたモナカに青のムースを組み合わせて仕上げている。一方の怪盗キッドのパフェは、ホイップクリームや青色のヨーグルトムースに、“マント”を模した求肥と“ハット”型マシュマロをトッピングしている。江戸川コナンのぬいぐるみバッジもグッズも併せてチェック。江戸川コナンのぬいぐるみバッジや、缶入りの金平糖が新たに販売される。【詳細】「名探偵コナンカフェ」メニュー例:<フード&ドリンク>・「五稜星(みちしるべ)の“やきとり”ライス」1,990円・「100万ドルの夜景ソーダ」1,190円・「ガーデンサンド~Blossom~」1,990円・「ガーデンパーティーパフェ~江戸川コナン~」1,690円・「ガーデンパーティーパフェ~怪盗キッド~」1,890円<グッズ>・「ぬいぐるみバッジ(江戸川コナン)」1,430円・「缶入り金平糖」1,296円■東京 新宿会場:BOX cafe&space 新宿ミロード1号店期間:3月29日(金)~7月21日(日)住所:東京都新宿区西新宿1-1-3 新宿ミロード 7階■東京 池袋会場:BOX cafe&space マツモトキヨシ池袋Part2店期間:4月5日(金)~6月23日(日)住所:東京都豊島区東池袋1-22-8 マツモトキヨシ 池袋Part2 店 4 階■東京 原宿会場:BOX cafe&space 原宿アルタ店期間:4月19日(金)~6月30日(日)住所:東京都渋谷区神宮前1-16-4 原宿アルタ 3 階■神奈川 横浜会場:Collabo_Index ルミネ横浜期間:4月19日(金)~6月16日(日)住所:神奈川県横浜市西区高島2 16 1 ルミネ横浜6 階■愛知 名古屋会場:BOX cafe&space グローバルゲート名古屋1号店期間:4月12日(金)~7月21日(日)愛知県名古屋市中村区平池町4-60-12 グローバルゲート1 階■大阪 梅田会場:BOX cafe&space HEP FIVE店期間:3月29日(金)~7月21日(日)住所:大阪府大阪市北区角田町5-15 HEP FIVE 7 階■大阪 心斎橋会場:Collabo_Index SHINSAIBASHI期間:4月26日(金)~6月30日(日)住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-6-1 2階■宮城 仙台会場:BALLER:S イオンモール新利府店期間:4月19日(金)~6月9日(日)住所:宮城県宮城郡利府町新中道3-1-1 イオンモール新利府南館 2階■北海道 札幌会場:コーチャンフォー新川通り店 カフェ インターリュード期間:4月5日(金)~6月30日(日)住所:北海道札幌市北区新川3条18-1-1■福岡 博多会場:kawara CAFE&DINING KITTE 博多店期間:4月12日(金)~6月9日(日)住所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街9-1 KITTE 博多 9階■一般予約:後半対象期間:5月21日(火)~7月21日(日)予約受付期間:5月10日(金)18:00~※予約開始時間は、エリアごとに開始時刻が異なる。各予約期間同時刻より予約開始。原宿/池袋/新宿 18:00~予約開始梅田/心斎橋/名古屋 20:00~予約開始横浜/仙台/札幌/博多 22:00~予約開始<特典>・事前予約者限定カフェ利用特典事前予約(715円/1名)を利用のうえ、メニューを注文した人に「オリジナルステッカー(全6種)」をランダムで1枚プレゼント。・カフェ来店特典カフェを利用し飲食した人に「ナゾトキブック(全1種)」を1枚プレゼント。ナゾトキをクリアすると「オリジナルステッカー(全12種)」を1枚ランダムでプレゼント。・ドリンク注文特典カフェでドリンクメニューを注文した人に「オリジナル紙コースター(全24種)」を1品につき1枚ランダムでプレゼント。©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996©2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
2024年05月03日劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』(公開中)の観客動員数644万人を記録し、シリーズ累計観客動員数が1億人を突破したことが、わかった。○■劇場版『コナン』、『ドラえもん』『ゴジラ』に続く快挙4月12日に公開された同作は、公開から18日間で観客動員644万人、興行収入も92億円を突破。そんな快進撃を続けている劇場版『コナン』は、1997年の劇場版第1作目『時計じかけの摩天楼』から、毎年劇場公開(24作目『緋色の弾丸』はコロナ禍の影響で1年延期)を続けてきており、27作目となる最新作公開18日目で、ついに累計観客動員数1億人を達成した。1億人突破は、映画『ドラえもん』、『ゴジラ』シリーズに続く記録となり、27作目での突破は史上最速となる。累計観客動員数1億人を記念し、メモリアルムービーも公開。劇場版第1作目『時計じかけの摩天楼』から、最新作である27作目『100万ドルの五稜星』まで、歴代劇場版の名場面を厳選した心が揺さぶられる感動シーンが詰まった約100秒の映像となっている。さらに後半には、1作目から劇場で観ているという観客や、はじめて劇場版『名探偵コナン』を観にきた子どもといった老若男女問わずに愛されていることが伝わるコメントも収録されている。コメントは以下の通り。○■原作・青山剛昌氏どーも 青山です! 映画観客動員1億人、おめでとう&ありがとうございます! 偶然にも今年の映画のタイトルの「100万ドル」が大体1億円なので、そういう運命だったのかも……え? 円安だから1億円以上だって? そうカタいこと言わないで(笑)○■高山みなみ(江戸川コナン)皆様、いつも熱い応援をありがとうございます。1億人突破? 突然の吉報に、一瞬固まってしまいました。真に国民的アニメの証をいただいたようで、本当に本当に感激です。コナンファミリーは皆様の「コナン愛」に支えられて走り続けています。来年も再来年もその先も……「何度でも観たい」、「この世界にいつまでも浸っていたい」と思っていただける作品をお届けできるよう力を尽くし、愛を込めてまいります。どうかこれからも「コナン愛」のキャッチボール、お相手よろしくお願いいたします。27作分の感謝をこめて。○■近藤秀峰・汐口武史・岡田悠平プロデューサー観客動員1億人突破!誠におめでとうございます。メモリアルムービーを見ても歴史、そして今まで積み上げた作品への愛を感じます。私たちが幼少期から大好きで見ていた名探偵コナン、大人になってスタッフの一員として劇場制作に携わらせていただいているということはとても感慨深いです。子供から大人まで楽しんでいただける映画を作れるよう、これからも誠心誠意努めて参ります!(C)2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会【編集部MEMO】劇場版『探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』は、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第27弾。今作の舞台は北海道・函館。とある財閥の収蔵庫に、“月下の奇術師”の異名を持つ怪盗キッドから新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙うという予告状が届く。犯行予告当日、函館で開催される剣道大会のために現地を訪れていた西の名探偵・服部平次とコナンが、キッドの変装を見破り追い詰めるも、そこに刀に関係する殺人事件やキッドの命を狙う謎の剣士の影が迫り、恋も事件も波乱の展開が待っていること間違いなしの天下分け目のお宝争奪バトルミステリーが開幕する。
2024年05月01日JA全農が運営する産地直送通販サイト「JAタウン」は、劇場版「鬼平犯科帳 血闘」(配給:松竹)の公開を記念し、タイアップキャンペーンを開催します。特設ページでは、全国各地のJAタウンのショップが「鬼旨い!」と推薦するお肉やお米、果物、野菜等の国産農畜産物や海産物を紹介します。また、対象商品をご購入いただいた方の中から抽選で5名様に「鬼平犯科帳 血闘」グッズが当たるプレゼントキャンペーンも実施します。「鬼平犯科帳 血闘」タイアップキャンペーンURL: ■「鬼平犯科帳 血闘」タイアップキャンペーン概要・内容:特設ページに掲載している対象商品をご購入された方の中から、抽選で5名様に、「鬼平犯科帳 血闘」グッズ(クリアファイル)をプレゼントします。・応募方法:JAタウンで対象商品を購入する際に、注文コメント欄に「鬼旨い!」と記載・期間:2024年4月30日(火)~5月13日(月)17時まで・特設ページ: ■公式X(旧Twitter)アカウント「JAタウン【公式】」プレゼントキャンペーン】1. 期間:2024年4月30日(火)~5月14日(火)2. 内容:JAタウンギフトカード5,000円分14名様Wチャンス:鬼平犯科帳 血闘 トートバッグ3名様3. 応募方法:「JAタウン【公式】」をフォロー&投稿をリポストWチャンス:#鬼旨い と“あなたが鬼旨いと思う食材”をつけ返信4. 詳細: ■鬼平犯科帳「鬼平犯科帳」は、時代小説の大家・池波正太郎の絶大な人気を博した三大シリーズの一作品。「時代劇の金字塔」として長きに渡って愛され続けており、池波正太郎生誕100年記念作品として、十代目・松本幸四郎を主演(五代目・長谷川平蔵)に迎え、「鬼平犯科帳」SEASON1と銘打って、テレビスペシャル「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」、劇場版「鬼平犯科帳 血闘」、また連続シリーズ「鬼平犯科帳 でくの十蔵」「鬼平犯科帳 血頭の丹兵衛」の計4作品を製作。2024年5月10日(金)に劇場版「鬼平犯科帳 血闘」(配給:松竹)が公開されます。【JAタウン】JAタウンは、全国農業協同組合連合会(JA全農)が運営する産地直送通販サイトです。「おいしい日本と暮らそう。」をテーマに、「JAタウン」に出店する全国の農協(JA)などが、各産地で育まれた旬の農畜産物や特産品を、インターネットを通じてお客さまに直接お届けし、食を通じて豊かな暮らしの実現を目指しています。JAタウンイメージキャラクターは「じぇー太」。URL: 【公式X(旧Twitter)アカウント「JAタウン【公式】」】「JAタウン【公式】」では、全国の産地の旬の農畜産物やお得なキャンペーンの情報を都度発信しています。公式X(旧Twitter)アカウント: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月29日2022年にTVアニメ化されたサッカー漫画『ブルーロック』が、シリーズ初の映画化。『劇場版ブルーロック‐EPISODE 凪‐』としてついに公開。キャストの島﨑信長さん、内田雄馬さん、浦 和希さんに演じる立場からの思いを聞いてみました。作品を彩るキャスト3人に本作の魅力をインタビュー。島﨑信長 as 凪 誠士郎凪にとって玲王は特別。言葉では言い尽くせない関係。今回の劇場版では、主人公の凪誠士郎が、“ブルーロック(青い監獄)”の中で“エゴ”に目覚めていく姿がドラマティックに描かれている。彼を演じた島﨑信長さんは、新しい視点からつくり上げられたそのキャラクターを、どのように解釈しているのだろうか。「わかりやすくカッコいいし、あれだけ能力の高いメンバーが集まっている“ブルーロック”の中でもひときわ目立つ天才。そういう表面的な記号だけでも魅力的だし、さらに、物語の中で彼の熱さ、つまり“エゴ”が引き出されていく変化や成長に惹かれましたね」この劇場版では、TVシリーズでは気だるい天才肌として描かれていた凪の心情が、より細かく描写されている。特に、当初はそれほどでもなかったサッカーに対する情熱が、“ブルーロック”への参加からふつふつと高まり、熱を帯びていく様子は、島﨑さんにとっても納得感のあるものだった。「TVシリーズでは、凪について描かれていない部分を自分なりに想像しながら演じていました。そのときに推測していた凪の心境…凪と玲王の出会いによって生まれた感情や、ふたりで“ブルーロック”に行くまでの気持ちなどは、『エピ凪』で描写されていたものに近かったですね。しかもその変化が、“エゴ”を剥き出しにする瞬間まで、丁寧に描かれていて。だから今回のアフレコでは、ある種の確信を持って凪と対峙できました。方向性としては、真実味というか、人間としての実在感を持たせた上で“エゴ”を表現していけたらと思いました」凪が主人公として描写されるため、本編の主人公である潔がライバルとして登場する。その視点の違いも見どころだと語る。「TVシリーズでは、凪が理解不能な天才として描かれているので、アフレコでもよりその得体の知れなさを強調する演出がなされていました。それが彼のミステリアスな存在感に拍車をかけていたけれど、一方で今回は潔が、(凪と玲王が所属している)チームVからしたら得体の知れない、恐ろしい存在になっている(笑)。潔の内面が描かれない凪の視点からだと、これだけ怖いんだと思いましたし、潔役の浦(和希)くんも、“魔王”のように演じていて(笑)」サッカーシーンとともに、『エピ凪』で大切にされているのは、凪と玲王の関係性。チームメイトとして高校で一緒にプレーをしてきたこのふたりの関係を、“ブルーロック”の中では「特殊」だと、島﨑さんは捉えている。「ほとんどが“ブルーロック”という閉鎖空間の中で起きる物語の中で、凪と玲王は、プロジェクトの前から出会っている特殊なコンビなんです。しかも“ブルーロック”の中で、その関係性が当たり前のように変化し続ける。仲が良いからといって常に一定の状態でもないし、だけど互いにかけがえのない存在なのは徹頭徹尾、変わらない。だから、『凪にとって玲王はどんな存在ですか?』と質問されることも多いのですが、言葉ではなかなか言い尽くせないですよね。凪にとって、玲王は玲王でしかないので」そしてもうひとり、凪の視点からクローズアップされているのが、チームVに欠かせない存在として登場する剣城斬鉄。脱落者が続出するシビアなルール設定上、シリアスになりがちな物語を、“バカ斬鉄”とも言われる彼のキャラクターが、アフレコ現場においても和やかな空気を生んでいたそうだ。「斬鉄は常に面白いですからね。アフレコ現場でも、斬鉄役の興津(和幸)さんが、真面目な顔してボケるんです。一方で、めちゃくちゃ熱い男じゃないですか。一本芯が通っていて、鋭さもあり、声がデカい(笑)。チームVでは、凪が基本的にローテンションだから、ハイな斬鉄が際立ちますよね。玲王と凪だと穏やかでゆるい空気なのに、斬鉄というアクセント、いやスパイスが利いている(笑)。あのチーム感はすごく好きです」映画館という大スクリーンで描かれる凪と玲王の絆。プレーは超一流でも人間関係は不器用で…。そんなふたりの関係に、もどかしさを覚える島﨑さん。最後に、本作の楽しみ方を語ってもらった。「凪の心情はモノローグとして語られることが多く、ドラマとしては口に出さない方がグッときます。でも、『凪、それは玲王に口に出して伝えてあげなよ~』と思うシーンもたくさんあります(笑)。ただ、そうやってままならないのが人間だし、口にしなかったことで成長を促すこともあるかもしれない。一方で、作品を観たお客さんだったら、『よし、気持ちはちゃんと口に出して伝えよう!』って前向きに思うのではないでしょうか。少なくとも僕は、そう思いました(笑)」しまざき・のぶなが宮城県出身。主な出演作にTVアニメ『Free!』(七瀬遙)、『バキ』(範馬刃牙)、『忘却バッテリー』(千早瞬平)など。衣装協力(パンツ)・NEW ORDER内田雄馬 as 御影玲王“宝物”との別れに拗ねてしまう、そんな玲王に共感。「じつは共感性の高いキャラクターですよ。彼は“ブルーロック”における凡才の希望だと思います」御影玲王について、彼を演じる内田雄馬さんはこう評する。御曹司で、何不自由ない生活を送ってきた玲王だが、自ら突き進んだサッカーの道=“ブルーロック”の中で挫折を経験する。「裕福な家庭に生まれた分だけ、人間的に未熟。自分の望み通りにいかないと、すぐにメンタルが崩れてしまう。でも、そういうところに僕は可能性も感じていて。この作品においてもっとも成長する伸びしろがあるのではと」サッカーで無二のパートナーであった凪は、玲王の大きな宝物だった。だが、彼は“ブルーロック”でサッカーへの熱い“エゴ”に目覚め、玲王との決別を選ぶ。「凪を宝物、つまり自分の“物”と感じていたところがポイントだったと思います。凪も最初はそれが心地よかったと思うのですが、“ブルーロック”で成長してサッカーを楽しむようになった。玲王にとってもそれは喜ばしいことのはずなのに、隣にいるのが自分じゃないことが許せなくて、拗ねてしまう。彼の、妙に素直になれない部分をなんだか親のような気持ちで見守ってしまいます」TVシリーズに比べ、凪との出会いや学園生活など、玲王の生活も細かく描かれているが、演じ方に変化はあったのだろうか。「TVシリーズのときは潔たちの視点の物語。ですが、今回は玲王たちの視点。本編では見えなかった、心の流れも描かれているので、素直に玲王が感じているものを出しています。本編では強大な敵、今回は普通の青年、ですね」閉鎖された“ブルーロック”で引き出される“エゴ”は、経歴やプライドを超えたところに存在する。それが本作の魅力であると、内田さんは語る。「サッカーアニメですが、人間ドラマがやはり面白いですね。特に、これまでの自分を捨てていくところが。潔だって、“ブルーロック”の中でどんどん変わっていったので、玲王もまだまだ成長するはず。その過程にある玲王を、『エピ凪』では凪の視点から、TVシリーズでは潔の視点から体感できる、二度おいしい作品です」うちだ・ゆうま東京都出身。主な出演作に、TVアニメ『呪術廻戦』(伏黒恵)、『シャングリラ・フロンティア』(サンラク/陽務楽郎)、『MFゴースト』(片桐夏向)など。コート¥57,200カットソー¥14,300パンツ¥33,000(以上Blanc YM/TEENY RANCH TEL:03・6812・9341)チョーカー¥36,300リング¥27,500(共にPLUIE/HEMT PR TEL:03・6721・0882)浦 和希 as 潔 世一凪と玲王から見た強い潔を、主人公を意識して演じる。TVシリーズの『ブルーロック』では主人公である潔世一。凪と玲王の視点から描かれる『エピ凪』も彼の存在感は不変だと、潔役の浦和希さんは確信している。「彼はこの作品の中でもっとも“エゴ”が強い人間です。玲王のようにお金持ちでもないし、凪のように天才でもない。だけど、“ブルーロック”の中で這い上がって心身ともに強くなっていく姿は共感を呼ぶものだし、それが彼の魅力だと思います。今回は、凪と玲王がメインですが、改めて潔ってカッコいいなと思いました」『エピ凪』は、TVシリーズで描かれた『ブルーロック』と出来事自体は同じだが、凪と玲王の前に立ちはだかる潔には、TVシリーズとは違う凄みが表れている。「アフレコの際、監督からひとつだけ明確なオーダーがありました。『TVシリーズで演じた潔はいったん置いてもらって、凪から見た強い潔を見せてください』と。その瞬間に、これまでのお芝居は全部忘れて、凪からどう見えるかを考えて取り組みました。TVシリーズではもがき苦しむセリフが多かったのですが、今回はあえて息が上がるような演技はせず、余裕があるように。言葉のひとつひとつに重さを出そうとしました」一方で、視点の違いによる演技の変化はあるものの、譲れない部分もあったという。「『ブルーロック』の主人公は潔ですからね。『エピ凪』ではちょっと凪に譲っているだけで(笑)。自分が主人公である、というのは絶対にブレないように。演じ方が変わっているとしても、潔の気持ちに嘘はないですから」強大な敵役として参加したことで、浦さんは凪と玲王の関係性を客観的に見ることができたそう。一方、途中で決別するふたりの関係にはもどかしさも感じていて…。「凪ってホント、口下手だな~って改めて思いました(笑)。素直に思ったことを言うタイプだと思っていたのに、玲王に対しては正直な気持ちを伝えていないことが多い。この行間は誰も読めないと思います(笑)。ただ、TVシリーズでは天才でしかなかった凪が、人間的で、未熟な部分があるのを今回の作品で知れたのは興味深かったですし、面白かったです」うら・かずき大阪府出身。最近の出演作に、TVアニメ『カミエラビ』(ゴロー/小野護郎)『テクノロイド オーバーマインド』(コバルト)など。『ブルーロック』が初主演作となる。『劇場版ブルーロック‐EPISODE 凪‐』原作/金城宗幸漫画/三宮宏太キャラクターデザイン/ノ村優介(講談社「別冊少年マガジン」連載)監督/石川俊介構成・脚本/岸本卓ストーリー監修/金城宗幸アニメーション制作/エイトビット出演/島﨑信長、内田雄馬、興津和幸、浦和希ほか全国公開中。※『anan』2024年5月1日号より。写真・木村心保スタイリスト・宇都宮春男(YKP/島﨑さん)奥村 渉(内田さん)ホカリキュウ(浦さん)ヘア&メイク・瓜本美鈴(島﨑さん)花嶋麻希(内田さん)西田聡子(ZOSP/浦さん)取材、文・森 樹(by anan編集部)
2024年04月28日2022年にTVアニメ化されたサッカー漫画『ブルーロック』が、シリーズ初の映画化。『劇場版ブルーロック‐EPISODE 凪‐』としてついに公開されます。原作を務めた金城宗幸さん、監督の石川俊介さんに、本作の魅力について語っていただきました。『エピソード凪』がここまで濃厚なドラマになるとは。原作・金城宗幸「日本代表にものすごいストライカーがひとりいたら、何か変わるんじゃない?そんなテーマから企画は始まりました」漫画『ブルーロック』の着想について、原作者の金城宗幸さんはこのように話す。日本サッカー界において長年、課題となっている決定力。そのピースを埋めるのは、“エゴ”を剥き出しにしたストライカーではないか――そうした仮説から“ブルーロック(青い監獄)”でしのぎを削る高校生たちのサッカー群像劇が生まれた。テーマに合わせ、本編の主人公である潔をはじめ、『エピ凪』の主人公である凪やチームメイトの玲王など、個性豊かなストライカーたちが登場する。「本編の主人公である潔は、周囲を見て周りに合わせながら成長していくタイプ。一方で、凪はやる気はないし、適当で面倒くさがり屋なんだけど、すごい才能を持っている。つまり、ふたりは真逆のキャラクター。ただ、凪の性格だと、サッカーはおろかひとりで生きるのも難しそうなので…(笑)、彼を世話できるキャラクターとして玲王が生まれました」潔の真逆のキャラクターとして生まれた凪は、『ブルーロック』を別角度から見る格好の存在に。そして始まったのが、本編と同じ時系列を凪と玲王の目線で描く『‐EPISODE 凪‐』だった。「『ブルーロック』は群像劇なので、別のキャラクターの目線からスピンオフをやれるね、とは担当編集と連載初期から話していました。その適役として当初から名前が挙がっていたのが凪でしたね。彼には玲王との関係性も含め、本編で描いていない背景やエピソードがたくさんあったので。ただ、連載を進める中で、ここまで濃厚なドラマになるとは思っていませんでした」『エピ凪』では、努力を嫌う凪が、“ブルーロック”で戦ううちにサッカーの楽しさに気づき、自らの“エゴ”と向き合っていく。周囲からは天才と称される彼であるが、その内面にある迷いや苦悩などもストレートに描かれた。本編と比べると、ひとりの青年として成長していく凪の姿を捉えている。「凪は才能だけでなく、玲王をはじめ仲間や環境にも恵まれている。天才なので、特に苦労なく“ブルーロック”を勝ち抜けるという物語でも成立したと思います。でも、『そうはさせない』と、巨大な壁として本編の主人公である潔が立ちはだかる。天才がその才能だけで“ブルーロック”をのし上がるような傲慢さには抵抗があったし、凪をそういうキャラクターにはしたくなかったので」一方で、凪の才能を見出し、世話する存在である玲王も、成長していく凪への葛藤など、劇場版ではその心境も明らかになる。「玲王は登場させるだけで面白いというか。凪にフォーカスしたことで、彼の方が人間的に掘り下げることができたように思いますね。お金に恵まれ将来を約束された御曹司であるけれど、僕らみたいな一般人に近い感覚があるので、読者目線からも共感しやすいキャラクターだと思います」“ブルーロック”入寮から一次選考終了までを中心に描かれる劇場版の『エピ凪』については、金城さんはストーリー監修として参加。映像としての感想を聞くと、「凪と玲王に焦点を当てているので、ウェットな感じとキラキラしている感じ、どちらも入っている人間ドラマだなと思いました。途中、凪と玲王の関係も含めてドロッとしたり、ギラついたりするところもあるけれど、最後は光の射す方へ抜けていく。TVシリーズの『ブルーロック』の変奏、曲調が違うというイメージですね」現在も『ブルーロック』『エピ凪』ともに原作の連載は続いているが、TVシリーズや今回の劇場版の映像演出が、原作に反映されることはあるのだろうか?「連動はしています。原作を描きながらアニメを観て、アニメを作るときにもアイデアを出したり。自分の中でその連動というのが連載する上での良いグルーヴを生んでいます。凪と玲王も、役を演じてもらっている島﨑信長さんと内田雄馬さんが普段交わしている会話のノリとかに、無意識に影響されているように思いますし」『ブルーロック』は現在連載されているサッカー漫画の中でもトップクラスの人気を誇り、Jリーグとのコラボ企画も続いている。こうした状況に金城さんは驚きつつ、光栄なことと話す。「作品の中では絵心(甚八)が日本のサッカー界の問題点に苦言を呈するシーンがあります。ですが、テーマを汲み取って観てくださる方が増えているのはめちゃくちゃ嬉しいです。それこそJリーグのコラボ企画も(国立競技場に)観に行かせていただいて、生のサッカーの面白さを改めて体感することもできました。僕としては将来、『ブルーロック』や『エピ凪』を観てくれた子供たちが、ストライカーとして日本代表に入ったりすることがあれば、感無量です」かねしろ・むねゆき漫画原作者。『ブルーロック』ではノ村優介と、『エピ凪』では三宮宏太とタッグを組む。原作者としての代表作に『神さまの言うとおり』『僕たちがやりました』など。テーマは凪の成長。そして凪と玲王の絆。監督・石川俊介TVシリーズの『ブルーロック』で副監督を務め、今回は監督を務めた石川俊介さん。TVシリーズのエンディングアニメーションや絵コンテ、演出も担ってきた石川さんが改めて重視したものとは?「まず見せたいものとして持ってきたのが、凪の成長物語です。次いで自分の中で重視したのが、凪と玲王の絆ですね」TVシリーズの『ブルーロック』では、一般家庭に育った普通の少年ではあるものの、人一倍サッカー愛に溢れた主人公・潔世一が“エゴ”を剥き出しにして成長していく。対して、劇場版の主人公である凪は玲王に誘われてサッカーを始めたばかりの天才肌。“ブルーロック”入寮を嫌がって“負け抜け”をしようとするなど勝利への執着心や感情表現に乏しかった彼を、主人公としてどのように描こうとしたのだろうか。「凪は表情にも行動にも、言葉にも出さないのが特徴なので、そうしたキャラクター性を維持しながら主人公として描く必要がありました。そこで大切にしたのが、玲王の視点です。凪と玲王が互いを補完する関係性に置くことで、物語としての発展性やひとつの感情線ができるように組み立てていきました。具体的には、それぞれの心境を語るモノローグから思い合うふたりを丁寧に積み重ね、山場である凪の決断までをしっかりと流れで見せています」また、TVシリーズの『ブルーロック』と時間軸を同じくする物語ではあるが、その中で重要になる凪と玲王のシーンには、劇場版ならではの解釈で表現している。「TVシリーズにもあるふたりの初対面シーンですが、その出会いの重要性を深掘りしたかったので、新たな解釈を交えながら描き直しました。“ブルーロック”への入寮テストとなるオニごっこのパートでも、言葉ではあまり語らないものの、互いの感情が行動に表れる部分なので、『エピ凪』のひとつのポイントになっています」一方で、メインとなるサッカーシーンのみならず、部屋や食堂、大浴場など、寮生活での日常描写で見せる高校生らしいやり取りも『ブルーロック』シリーズの魅力のひとつ。石川さんは、大きな物語を追いつつ、そうした青春感のあるシーンをなるべく残そうと考えていたという。「劇場版なので、もちろん尺の制限はありましたが、数カット…最悪ワンカットだけでも日常シーンは残したいと考えていました。例えば、凪と玲王が通う白宝高校の描写も、物語のメインではないので優先順位は低くなってしまう。でも、凪と玲王の絆を築いていく流れの中では必要なシーンですからね。“ブルーロック”に入ってからだと、チームVの剣城斬鉄の存在を大切にしています。彼はただのオモシロ担当ではなくて(笑)、この世界観に幅を持たせてくれる。特に『エピ凪』は主役級のキャラが本編よりも少ないので、斬鉄も含めた3人の関係性から、凪と玲王の距離感も描きました」アフレコもこの作品に合わせ、セリフの新録が行われている。特に凪は、キャストである島﨑信長さんの要望もあってTVシリーズと重複するシーンであってもすべて新録となっているほか、『ブルーロック』本編の主人公である潔も、今回は明確に敵であることを意識したアフレコ演出が行われた。「凪役の島﨑さんと玲王役の内田さんには方針だけ説明して、あとはおふたりにほとんどお任せしました。一方で、潔は凪の前に立ちはだかり、彼を変えていくキャラクターになるので、潔役の浦さんには『魔王でいてほしい』とディレクションしました(笑)。そこで潔の存在感が出せればと」映像・音響面は、TVシリーズを踏襲しつつも劇場の大スクリーンを想定した変化や調整を行っている。特に、凪の性格を表現する“瞳”にこだわったという。「主人公である凪の特別性を表現するには、シュートシーンや彼の“エゴ”が覚醒する過程は非常に大切でした。『ブルーロック』ではオーラの表現を特徴的に使っていますが、これも劇場用にブラッシュアップしたものにしています。瞳の表現には以前からこだわってきましたが、凪は特に表情や言葉には出ないキャラクターなので、瞳の表現をさらに追加で開発して、そこで彼の想いを語らせました。音楽も、劇伴作家の村山潤さんとより綿密にやり取りをして、大部分のシーンでフィルムスコアリング(シーンの尺に合わせて作曲する方法)を導入しています」石川さんにとって初監督作品となった『劇場版ブルーロック‐EPISODE 凪‐』。監督として関わり、より『ブルーロック』シリーズへの愛は強まったようだ。「監督になって、自分のビジョンを形にできる幅は広がりました。やりがいがありますし、キャラクターのことをより好きになりますね。『ブルーロック』的に言えば、キャラと私たちの間にも良い化学反応が生まれているので、それを劇場で楽しんでほしいです」いしかわ・しゅんすけアニメ演出家、監督。TVアニメ『ブルーロック』第1期の副監督。参加作に、『転生したらスライムだった件』(演出)などがある。『劇場版ブルーロック‐EPISODE 凪‐』原作/金城宗幸漫画/三宮宏太キャラクターデザイン/ノ村優介(講談社「別冊少年マガジン」連載)監督/石川俊介構成・脚本/岸本卓ストーリー監修/金城宗幸アニメーション制作/エイトビット出演/島﨑信長、内田雄馬、興津和幸、浦和希ほか全国公開中。©金城宗幸・三宮宏太・ノ村優介・講談社/「劇場版ブルーロック」製作委員会※『anan』2024年5月1日号より。制作:エイトビット作画・仕上げ:AQUASTAR Inc.取材、文・森 樹(by anan編集部)
2024年04月28日新国立劇場が2024年ゴールデンウィークに上演するバレエは、『ラ・バヤデール』。現在頻繁に上演されている数々の古典バレエの中でも、飛び抜けてエキゾチックでドラマティック、かつ壮大なスケールで描かれる名作だ。舞台は古代インド。次々と見どころが押し寄せる本作の魅力とは──?マリウス・プティパの傑作『ラ・バヤデール』が新国立劇場にレパートリー入りしたのは、2000年の秋。当時の芸術監督、牧阿佐美が手がける古典バレエ改訂版の第1作として上演された。まず目を奪われたのは、古代インドの寺院や王宮、人々が纏う衣裳の息を呑むほどの美しさ。しかもそこで展開されるのは、古典バレエらしいおとぎ話ではなく、ヒリヒリするような人間ドラマだ。(撮影:瀬戸秀美)ヒロインは寺院に仕える舞姫(バヤデール)のニキヤ。戦士ソロルと恋仲だが、ソロルは王の娘ガムザッティとの結婚を承諾し、物語は悲劇へと突き進む。権力への服従、恋敵のふたりの諍い、裏切り、後悔──さまざまな立場の人たちの愛憎渦巻くスリリングなストーリー展開は、おとぎ話を敬遠しがちな大人をも惹きつける。(撮影:瀬戸秀美)初演以来度々上演を重ね、新国立劇場の人気レパートリーとして定着したが、それを支えたのは、表現力豊かな歴代ダンサーたち。今回主役を演じるダンサーは、小野絢子・福岡雄大、柴山紗帆・速水渉悟、米沢唯・渡邊峻郁、廣川みくり・井澤駿の4組だ。さらにガムザッティ役には木村優里、直塚美穂が配され、日替わりで充実の舞台を展開する。劇場では日々、各々の個性、役柄への深い洞察が存分に活かされた舞台が生み出される。(撮影:瀬戸秀美)もちろん、傷心のソロルが夢に見る「影の王国」のコール・ド・バレエの幻想的な美しさも圧巻。ひとり、またひとりと現れるニキヤの“影”が、静かな歩みでスロープを降りてくる。後から後から次々と。その夥しい数の “影”が、ぴったりと呼吸を合わせて踊るさまの、何と美しいこと──。主役たちが繰り出す華やかな踊りはバレエの大きな魅力だけれど、コール・ド・バレエが放つ不思議な美しさに浸ることができるのも、『ラ・バヤデール』だからこその特別な体験だ。(撮影:瀬戸秀美)古代インドが舞台だけに、この作品ならではのユニークな踊り、キャラクターも登場。とくに、第2幕に登場する黄金の神像=ブロンズ・アイドルは、本作のシンボルともいうべき存在だ。全身を金に塗り、目の覚めるようなテクニックで観客の目を釘付けにする。この役も、奥村康祐はじめ4人のダンサーたちが日替わりで踊る。誰がどんな存在感で魅せてくれるのか、ワクワクしながら劇場に向かう。それもまた、バレエの愉しみ。公演は4月27日(土)〜5日(日・祝)、東京・新国立劇場オペラパレスにて。(撮影:瀬戸秀美)文:加藤智子★ソロル役速水渉悟さんのインタビュー掲載中!()<公演情報>新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』振付:マリウス・プティパ演出・改訂振付:牧阿佐美音楽:レオン・ミンクス編曲:ジョン・ランチベリー美術・衣裳:アリステア・リヴィングストン照明:アリステア・リヴィングストン/磯野睦出演:新国立劇場バレエ団指揮:アレクセイ・バクラン管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団2024年4月27日(土)~5月5日(日・祝)会場:新国立劇場 オペラパレス公式サイトチケット情報()
2024年04月25日TBS金曜ドラマ「トリリオンゲーム」が映画化。劇場版『トリリオンゲーム』として、2025年に公開される。主演はSnow Manの目黒蓮、佐野勇斗と共演。連続ドラマ「トリリオンゲーム」映画化へ、1兆ドルを目指す最強バディドラマ「トリリオンゲーム」は、2023年7月期のTBS系で放送された連続ドラマ作品だ。原作となったのは、稲垣理一郎と池上遼一の作画による人気漫画『トリリオンゲーム』。“世界一のワガママ男”の主人公・通称「ハル」と、“気弱なパソコンオタク”の通称「ガク」という正反対の2人がタッグを組んでゼロから起業。ハッタリと予測不能な作戦を駆使して1兆ドルを稼ぎ、この世のすべてを手に入れようと成り上がっていく、前代未聞のノンストップ・エンターテインメントを繰り広げる。目黒蓮×佐野勇斗がタッグドラマ「トリリオンゲーム」では、ハル役を目黒蓮、ガク役を佐野勇斗が演じ、バディに。ハッカー大会、ECサイト、花ビジネス、ホストクラブ、スマホゲーム、動画配信サービス、キャッシュレス決済とあらゆる事業にハルとガクが挑戦していった。予想の斜め上をいく方法でテンポよく成功を重ねていく姿が痛快な一方で、巨大企業「ドラゴンバンク」とは覇権を奪い合い、スリリングな攻防戦を展開した。劇場版『トリリオンゲーム』で描かれるのは、「ドラゴンバンク」買収まで達成したハルとガクの「ロードマップの続き」。資金も会社も大きくなり、パワーアップを遂げたハルとガクの2人が、日本初のカジノリゾート開発に挑む。彼らの前にこれまで以上に難解な強敵が立ちはだかる中、2人は“世界一のワガママ”を突き通し1兆ドル=トリリオンダラーの夢を叶えることができるのか?ドラマから引き続き、原作・稲垣理一郎が監修を手掛け、完全オリジナルストーリーを展開する。劇場版『トリリオンゲーム』登場人物天王寺陽 (てんのうじ・はる)…目黒蓮世界一のワガママ男。【通称:ハル】。得意のハッタリと類まれなるコミュニケーション能力で、老若男女あらゆる人からモテる、天性の人たらし。ガクとは学生の頃からの友達。日本トップクラスの大企業となった「トリリオンゲーム社」を率いてガクとともに、日本初のカジノリゾート開発に挑んでいく。平学(たいら・まなぶ)…佐野勇斗気弱なパソコンオタク。【通称:ガク】。コミュニケーションは苦手だが、ずば抜けたIT技術を持つ心優しい青年。学生の頃に、いじめられている所をハルに助けられる。劇場版『トリリオンゲーム』あらすじ世界一のワガママ男・ハルと、気弱なパソコンオタクのガク。ハッタリと予測不能な作戦で成り上がってきた2人が、「1兆ドル稼いでこの世の全てを手に入れる」ために再び動き出す。2016年にIR整備推進法案、通称「カジノ法案」が成立。莫大な利益を生む夢とロマンを秘めた新事業に目を付けたハルは未だ誰も成しえていない「日本初のカジノリゾート」開発に挑むことに。 果たして、ハルとガクは日本を揺るがす巨額マネーゲームを制し、1兆ドルを手に入れることができるのか?【作品詳細】劇場版『トリリオンゲーム』公開時期:2025年出演: 目黒蓮、佐野勇斗原作:稲垣理一郎/作画:池上遼一 『トリリオンゲーム』(小学館 ビッグコミックスペリオール 連載)監督:村尾嘉昭脚本:羽原大介
2024年04月25日劇場版『トリリオンゲーム』のスーパーティザービジュアルとスーパーティザー映像が公開された。本作は、『マンガ大賞2022』にノミネートされ、累計発行部数180万部を突破した漫画『トリリオンゲーム』(原作:稲垣理一郎・作画:池上遼一)を原作とした連続ドラマの劇場版。“世界一のワガママ男”の天王寺陽(ハル)と、“気弱なパソコンオタク”の平学(ガク)という正反対のふたりがタッグを組んでゼロから起業し、ハッタリと予測不能な作戦で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼ぎ、この世のすべてを手に入れようと成り上がるノンストップエンターテインメント。主人公のハルを目黒蓮(Snow Man)、ガクを佐野勇斗が演じる。連続ドラマでは、まだ何者でもないハルとガクが資金ゼロ&事業計画ゼロの状態から起業し、ハッカー大会、ECサイト、花ビジネス、ホストクラブ、スマホゲーム、動画配信サービス、キャッシュレス決済と、あらゆる事業に挑戦し成功を重ねていく姿が描かれた。劇場版では、そんなふたりが日本初のカジノリゾート開発に挑む。スーパーティザービジュアルは、ハルとガクが目の前の大金やカジノチップに顔を埋め、甘い誘惑と思惑が渦巻くダークなカジノの世界に飛び込んだことを感じさせるアートワークに。スーパーティザー映像では、ハルのお馴染みのセリフ「俺らのワガママは世界一だ!」の声と共に、ふたりがロードマップを駆け上がっていく姿のほか、ドラマの最終回から物語が映画に続いていく模様が映し出される。また、劇場版の撮影風景やメイキング映像も公開され、スケールアップしたことを感じさせる映像となっている。<キャスト・スタッフ コメント>■原作:稲垣理一郎『トリリオンゲーム』がいよいよ映画に!自分の原作作品が、映画館の大スクリーンで観られるというのは初めてのことで。ものすごく喜んでおります!ドラマ版の主人公ハルくんは、明るさの奥に闇があって。漫画から抜け出したのかと見まごうほど……、いやむしろ逆に作画の池上先生が、目黒蓮さんを見て描いたんじゃないかと思うようでした。佐野勇斗さんのお芝居も、まるで三枚目かと思えば、メチャクチャカッコ良かったりもするという、まさにガクくん!そして映画版!さっそく撮影見学させていただきました。このシーン、そうやって撮るんだ!という驚きの連続で。全カット、とんでもない情熱と手間がかかっているんですね……。ぼくもシナリオを事前に拝見し、監修させていただいたのですが。映画版ではさらにグレードアップした、彼らの超ワガママな!大暴れゲームが見られるようになっております!完成を、超~~楽しみにしています!■作画:池上遼一『トリリオンゲーム』のドラマ化に続く実写映画化。僕の長い漫画家人生の中で夢のような出来事です。しかも目黒蓮さんと佐野勇斗さんが再び演じてくださるとのこと。本当に嬉しいです。ありがとうございます。おふたりは外見だけではなく、ハルとガクのピュアな魂までもドラマで演じきっておられました。人が人として熱く生きるとはどういうことなのか。映画ではさらに深く演じていただけると期待しております。目黒さんと佐野さんが醸し出すハルとガクの魅力の虜となって、ファンの皆さんと一緒に、劇場で熱く爽やかな感動に満たされることを楽しみにしております。実は先日、映画の撮影現場にお邪魔しました。久しぶりにお会いした、目黒さんがさらに凄みのある雰囲気を出していることに驚きました。輝きが増したような。この第一級のエンターテインメント作品を、是非楽しんでください!よろしく!!■監督:村尾嘉昭またハルとガクにスクリーンで会えると聞いた時は素直に嬉しかったですし、ワクワクしました。"日本初のカジノ"と聞いた時はさらにワクワク!原作にはない完全オリジナルストーリーなので、良い意味で漫画にもドラマ版にもなかった映画らしいふたりの活躍を観て頂ける物語になっています。私自身、初の映画監督でしたが、ハルとガクについていけば大丈夫!と思って、気負わず自由に撮影できました。本当にめちゃくちゃで、格好いいふたりが観れる映画になっています。このビジネス界のヒーローから、夢を持つことの楽しさや、チャレンジ精神、明日への活力が伝わると嬉しいです。■天王寺陽役:目黒蓮2023年にドラマから始まり、この度、トリリオンゲームの映画化が決定しました!トリリオンゲームの物語は僕自身、勇気付けられた大切な作品で、劇場のスクリーンで皆さんにお届けできるのがとても嬉しいです。何より、僕自身もまたハルやガクに会える喜びでいっぱいです。稲垣先生、池上先生の作り上げる型破りなキャラクターやストーリーを演者、スタッフ一同大切に話し合いながら撮影させて頂きました。ドラマより、一層ダイナミックとなった劇場版トリリオンゲームを皆さん楽しみにして頂きたいです。■平学役:佐野勇斗トリリオンゲームの映画化が決まりました!嬉しすぎます!!ハル君と共に、世界一のわがままをぶちかましたいと思います。(僕は振り回されているだけですが……笑)今回は、世界に行っちゃいます。ついに世界進出!そして、個人的には、ガクの恋の行方も注目して頂けたらなと……!稲垣先生、池上先生が生み出し作り上げてくださったこのお話を、キャスト、スタッフで熱い思いを込めて映像化させて頂きました。ドラマを超える熱量とクオリティでお届けしますので、首をながーーくして待っていてください!劇場版『トリリオンゲーム』スーパーティザーPV<作品情報>劇場版『トリリオンゲーム』2025年公開公式サイト: 劇場版『トリリオンゲーム』製作委員会 (C)稲垣理一郎・池上遼一/小学館
2024年04月22日アイドルグループ・Snow Manの目黒蓮が主演を務める劇場版『トリリオンゲーム』(2025年公開)のスーパーティザービジュアル、スーパーティザー映像、コメントが22日に公開された。同作は原作:稲垣理一郎氏・作画:池上遼一氏による同名コミックの実写化作で、2023年7月期にTBS系で連続ドラマとして放送された。“世界一のワガママ男”の天王寺陽(ハル/目黒蓮)と、“気弱なパソコンオタク”の平学(ガク/佐野勇斗)という正反対の2人がタッグを組んでゼロから起業、ハッタリと予測不能な作戦で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼ぎ、この世のすべてを手に入れようと成り上がるノンストップ・エンターテインメントとなる。連続ドラマでは、まだ何者でもないハルとガクが、資金ゼロ・事業計画ゼロの状態から起業し、ハッカー大会、ECサイト、花ビジネス、ホストクラブ、スマホゲーム、動画配信サービス、キャッシュレス決済と、あらゆる事業に挑戦し、全話を通して巨大企業「ドラゴンバンク」と覇権を奪い合う攻防戦が繰り広げられた。最終回ではハルとガクが「ドラゴンバンク」買収まで辿り着き、ハルとガクが2年後に再会するラストシーンでは、ハルが「俺らのロードマップの続きを始める!」と高らかに宣言。事業内容は明かされぬまま幕を下ろした。2月17日に公式SNSが「世界一のワガママ男&気弱なパソコンオタクの最強タッグ ハルとガクが帰ってくる」と投稿し、映画化が明らかに。ドラマから引き続き、原作・稲垣氏の監修のもと、完全オリジナルストーリーでハルとガクの活躍がスクリーンで描かれる。資金も会社も大きくなり、さらにパワーアップを遂げたハルとガクが次に挑む事業は、日本初のカジノリゾート開発。これまで以上に難解な強敵が立ちはだかり、2人の1兆ドル(トリリオンダラー)の夢の行方が描かれる。劇場版のスーパーティザービジュアルは、ハルとガクが目の前の大金やカジノチップに顔を埋めるセクシーなビジュアルに。甘い誘惑と思惑が渦巻くダークなカジノの世界に飛び込んだハルとガクが、ドラマとは一味違う表情を見せている。スーパーティザー映像は、ハルのお馴染みのセリフ「俺らのワガママは世界一だ!」の声と共に、ドラマ主題歌「Dangerholic」に合わせ、2人がロードマップを駆け上がっていく姿を映した、疾走感溢れる映像となった。ドラマの回想シーンから始まり、劇場版の撮影風景も解禁。物語が映画に続いていく模様も映し出される。映画のメイキング映像では、スケールアップした現場でのバディの健在ぶりや、真摯に撮影に取り組む目黒と佐野の姿が収められている。また、今年2月から始まった撮影が3月末にクランクアップを迎え、キャスト&スタッフ陣のコメントも到着した。○■稲垣理一郎 コメント『トリリオンゲーム』がいよいよ映画に!自分の原作作品が、映画館の大スクリーンで見られるというのは初めてのことで。ものすごく喜んでおります!ドラマ版の主人公ハルくんは、明るさの奥に闇があって。漫画から抜け出したのかと見まごうほど……、いやむしろ逆に作画の池上先生が、目黒蓮さんを見て描いたんじゃないかと思うようでした。佐野勇斗さんのお芝居も、まるで三枚目かと思えば、メチャクチャカッコ良かったりもするという、まさにガクくん!そして映画版! さっそく撮影見学させていただきました。このシーン、そうやって撮るんだ!という驚きの連続で。全カット、とんでもない情熱と手間がかかっているんですね……。ぼくもシナリオを事前に拝見し、監修させていただいたのですが。映画版ではさらにグレードアップした、彼らの超ワガママな!大暴れゲームが見られるようになっております!完成を、超~~楽しみにしています!○■池上遼一 コメント『トリリオンゲーム』のドラマ化に続く実写映画化。僕の長い漫画家人生の中で夢のような出来事です。しかも目黒蓮さんと佐野勇斗さんが再び演じてくださるとのこと。本当に嬉しいです。ありがとうございます。お二人は外見だけではなく、ハルとガクのピュアな魂までもドラマで演じきっておられました。人が人として熱く生きるとはどういうことなのか。映画ではさらに深く演じていただけると期待しております。目黒さんと佐野さんが醸し出すハルとガクの魅力の虜となって、ファンの皆さんと一緒に、劇場で熱く爽やかな感動に満たされることを楽しみにしております。実は先日、映画の撮影現場にお邪魔しました。久しぶりにお会いした、目黒さんがさらに凄みのある雰囲気を出していることに驚きました。輝きが増したような。この第一級のエンターテインメント作品を、是非楽しんでください! よろしく!!○■村尾嘉昭監督 コメントまたハルとガクにスクリーンで会えると聞いた時は素直に嬉しかったですし、ワクワクしました。"日本初のカジノ"と聞いた時はさらにワクワク! 原作にはない完全オリジナルストーリーなので、良い意味で漫画にもドラマ版にもなかった映画らしい2人の活躍を観て頂ける物語になっています。私自身、初の映画監督でしたが、ハルとガクについていけば大丈夫!と思って、気負わず自由に撮影できました。本当にめちゃくちゃで、格好いい2人が観れる映画になっています。このビジネス界のヒーローから、夢を持つことの楽しさや、チャレンジ精神、明日への活力が伝わると嬉しいです。○■目黒蓮 コメント2023年にドラマから始まり、この度、トリリオンゲームの映画化が決定しました!トリリオンゲームの物語は僕自身、勇気付けられた大切な作品で、劇場のスクリーンで皆さんにお届けできるのがとても嬉しいです。何より、僕自身もまたハルやガクに会える喜びでいっぱいです。稲垣先生、池上先生の作り上げる型破りなキャラクターやストーリーを演者、スタッフ一同大切に話し合いながら撮影させて頂きました。ドラマより、一層ダイナミックとなった劇場版トリリオンゲームを皆さん楽しみにして頂きたいです。○■佐野勇斗 コメントトリリオンゲームの映画化が決まりました! 嬉しすぎます!!ハル君と共に、世界一のわがままをぶちかましたいと思います。(僕は振り回されているだけですが、、笑)今回は、世界に行っちゃいます。ついに世界進出! そして、個人的には、ガクの恋の行方も注目して頂けたらなと、、! 稲垣先生、池上先生が生み出し作り上げてくださったこのお話を、キャスト、スタッフで熱い思いを込めて映像化させて頂きました。ドラマを超える熱量とクオリティでお届けしますので、首をながーーくして待っていてください!(C)2025劇場版『トリリオンゲーム』製作委員会(C)稲垣理一郎・池上遼一/小学館
2024年04月22日もはや日本の春の国民的行事ともいえる劇場版の『名探偵コナン』。今年もその季節がやってきました。初心者のための基礎的な説明と、公開中の『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の見どころ解説からスタート!原作コミックはなんと今年で連載30周年!『名探偵コナン』の見どころをおさらい。改めて、主人公と彼を取り巻く世界観をご紹介。それに加え、今作の内容と魅力をちらっとお見せします。1、愛され続けて30年。主人公のコナンは小学生。でもその正体は、高校生探偵!主人公の江戸川コナンの正体は、頭脳明晰な高校生探偵・工藤新一。彼は〈黒ずくめの組織〉の取引を目撃したことで口封じのために毒薬〈APTX4869〉を飲まされ、小学生の姿に…。彼が正体を隠しながら、さまざまな難事件を解決していく。原作漫画は’94年に連載がスタートし、’96年よりTVアニメ開始、劇場版は今作で27作目。主人公・江戸川コナン見た目は小学生で、帝丹小学校に通っている。蘭に名前を尋ねられた際、偶然目に入った推理小説からとっさに“江戸川コナン”と名乗ってこの名前に。蘭の父・毛利小五郎が営む探偵事務所に居候中。工藤新一世界的推理小説家の父と、元女優の母の間に生まれた高校生。頭脳明晰な上にサッカーの実力は全国レベル。コナンになって以降は、蘭とは電話やメールで連絡をとっている。毛利 蘭新一の幼なじみで、今や彼女でもある同級生の蘭。特技の空手は関東大会優勝というレベル。なかなか姿を現さない新一を一途に思いながら、日々コナンの面倒をよく見ている。2、歴史も絡む大作に!?北海道で巻き起こる本格ミステリー。実在する街で物語が展開することも多い劇場版。今作は函館が舞台。財閥の収蔵庫に怪盗キッドから、土方歳三にまつわる日本刀を狙う、という予告状が届いたことで、物語が始まる。偶然函館には、西の高校生探偵・服部平次とコナンたちもやってきていて…。五稜郭、夜景、そして歴史が絡み合う物語。平次と一緒に謎に迫るコナン…というか、喋り口調はほぼ新一?!五稜郭のマークが物語のカギに。3、今年は交わる刀がポイント。多発的に起こるドキドキのアクション!日本刀を狙うのはキッドだけではなく、謎の武器商人、さらには仮面をつけた謎の剣士も登場。あちこちで戦いが繰り広げられるので、本当に目が離せません。もちろんコナンの“スゴ技アクション”も!まさか、という場所でとんでもない技を繰り出してくるので、覚悟して観てください!キッドが出てくるということは、高いところでのバトルになる?!4、原作連載30周年にふさわしい重厚感…濃ゆ~いキャラクターたちを見逃すな。今回フィーチャーされるのは、西の高校生探偵・服部平次と幼なじみの遠山和葉、そして怪盗キッド(黒羽快斗)。さらに和葉の恋のライバルである大岡紅葉&執事の伊織無我、平次の剣道のライバル・沖田総司。快斗の幼なじみの中森青子も登場。青山剛昌先生の他の作品が好きな人たちも、きっと大興奮。紅葉のお金持ちぶりにびっくり…。従順な伊織さんにもキュン。京都の高校生、沖田総司。『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』函館で開催される剣道大会のために、服部平次とコナンたちは函館に。そんな中、「土方歳三の日本刀を狙う」と怪盗キッドからの予告状が届く。同じ時期に倉庫街で勃発した殺人事件には、とある〈お宝〉を狙う武器商人が関わっているようで…。ゲスト声優として大泉洋が出演。原作/青山剛昌監督/永岡智佳脚本/大倉崇裕主題歌/aiko「相思相愛」©2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会※『anan』2024年4月24日号より。作画監督・須藤昌朋レイアウト・山本泰一郎原画・寺岡 巌背景・荘司菜々絵(Y.A.P.石垣プロダクション)(by anan編集部)
2024年04月20日4月13日(土)、新国立劇場『デカローグ1〜10』の初日の幕が開いた。原作は、ポーランドの巨匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督による映画。十戒をモチーフとした十篇の連作集を、3カ月かけて完全舞台化するという大プロジェクトの開幕を飾ったのは、プログラムA(『デカローグ1』『デカローグ3』)・プログラムB(『デカローグ2』『デカローグ4』)の交互上演。いつにも増して幅広い年齢層の観客が足を運んだ新国立劇場小劇場にて、A・B両プログラムを観た(4月14日・15日)。1987〜88年に撮影され、1980年代のワルシャワの団地に住まうさまざまな人々の姿をオムニバス形式で描き出す『デカローグ』。ポーランド映画の金字塔ともいわれる作品だけに、演劇ファンのみならず映画ファンの関心も集めている。淡々とした語り口で展開するキェシロフスキ作品が、舞台上にどのように立ち上がるのか。期待を募らせ劇場に足を踏み入れると、どことなく懐かしい空間が視界に飛び込んでくる。三層に組まれた集合住宅の装置は、コンクリートの無機質な手触りに、ガラスブロックから入ってくる柔らかな外光をも感じさせる。たびたび背景に映し出される巨大団地の外観のイメージも、昭和期の公団住宅の風景と重なり、ノスタルジックな雰囲気に。あの映画独特の薫りを伝える、ひっそりとした美しさが心地よい。演出は、本プロジェクトを牽引する小川絵梨子新国立劇場演劇芸術監督と、上村聡史のふたり。幕開けの公演は、プログラムAの二篇を小川、プログラムBの二篇を上村が担当、各プログラムでそれぞれの仕事をじっくり味わう形となった。『デカローグ1』「ある運命に関する物語」より、右から)ノゾエ征爾、石井 舜、高橋惠子(撮影:宮川舞子)プログラムAの前半、『デカローグ1』は「ある運命に関する物語」。大学教授クシシュトフ(ノゾエ征爾)は12歳の息子パヴェウ(石井舜)とふたり暮らし。腕立て伏せを競ったり、コンピューターを用いてさまざまな問題を解いたりする姿が微笑ましい。父子に優しく寄り添うクシシュトフの姉、イレナを演じ強い印象を残したのは高橋惠子。信心深く、パヴェウを教会に通わせようとするも、無神論者のクシシュトフとは意見が合わない。十戒の最初の戒め「わたしのほかに神があってはならない」が、重々しくのしかかってくるエピソード。「死ぬってどういうこと?」と父に問うパヴェウの声が、いつまでも耳に残る。『デカローグ3』「あるクリスマス・イヴに関する物語」より、右から)千葉哲也、小島聖(撮影:宮川舞子)団地の片隅から、主人公たちの生活を覗き見ているような気分プログラムB『デカローグ2』は、「ある選択に関する物語」。バイオリニストのドロタ(前田亜季)は、同じ団地に住む医長(益岡徹)を訪ね、重い病を患い入院している夫アンジェイ(坂本慶介)の余命を知りたいという。ドロタは愛人の男の子供を妊娠していた──。常に苛立ちを隠せずにいる彼女の姿が痛々しい。『デカローグ2』「ある選択に関する物語」より、右から)前田亜季、益岡徹(撮影:宮川舞子)『デカローグ4』「ある父と娘に関する物語」は、近藤芳正演じる父ミハウと、夏子演じる娘のアンカの物語。母はアンカが生まれた時に亡くなっているが、快活で魅力的なアンカと優しい父は、まるで友達、ともすると恋人同士のように仲が良い。ある日アンカは「死後開封のこと」と父の筆跡で書かれた封筒を見つけ──。十戒は「あなたの父母を敬え」と戒めるが、この父娘はどうだろう。劇場を後にしても、登場人物たちのその後の人生が気にかかる。『デカローグ4』「ある父と娘に関する物語」より、右から)近藤芳正、夏子(撮影:宮川舞子)必要以上に畳み掛けるセリフの応酬も、仰々しい場面転換もない舞台。それだけに、次々と登場する俳優たちの存在感が、ぐっと胸に迫る。演じるのは皆、普通の団地の普通の人たち。そこに時折、亀田佳明演じる“男”が姿を見せる。天使とも捉えられる彼は、十篇すべてにセリフなしで登場し、若い男や路面電車の運転士、医師といった姿で、ことの成り行きを、ただ、見守る。客席の私たちも、団地の片隅から、主人公たちの生活を覗き見ているような気分だが、どんな場面のどんな人たちにも、不思議と責めたり見捨てたりする気にはなれない。彼らの運命や迷い、選択や孤独は、救いがない場合もあるけれど、ただ静かに、見守っていたくなる舞台だ。この作品を、十篇すべてを完全上演する意味は、3カ月間この作品に寄り添うことで、おのずと見えてくるだろう。公演は5月6日(月・休)まで。新国立劇場小劇場では、このあと5月18日(土)~6月2日(日)に『デカローグ5・6』(プログラムC)、6月22日(土)~7月15日(月・祝)に『デカローグ7〜10』(プログラムD・E)を上演。取材・文:加藤智子<公演情報>舞台『デカローグ 1~10』原作:クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ翻訳:久山宏一上演台本:須貝英演出:小川絵梨子/上村聡史2024年4月13日(土)~7月15日(月・祝)会場:東京・新国立劇場 小劇場●[デカローグ1~4(プログラムA&B交互上演)]2024年4月13日(土)~5月6日(月・休)●[デカローグ5~6(プログラムC)]2024年5月18日(土)~6月2日(日)●[デカローグ7~10(プログラムD&E 交互上演)]2024年6月22日(土)~7月15日(月・祝)チケット情報:()公式サイト:
2024年04月19日『劇場版ブルーロック –EPISODE 凪-』(4月19日公開)の完成披露“超速”上映会が17日に都内で行われ、島崎信長(※崎はたつさき)、内田雄馬、浦和希、海渡翼、Nissy、SKY-HIが登壇した。同作は、累計発行部数3000万部を突破したコミック『ブルーロック』(講談社)初の映画化作。劇場版では、天才ストライカー・凪誠士郎の視点から“ブルーロック(青い監獄)”を描いている。○■島崎信長&内田雄馬、『劇場版ブルーロック』舞台挨拶に登場劇場版の主人公・凪誠士郎の声を担当した島崎は、開口一番に「はじめまして、日本! 俺が凪誠士郎の声を担当している……」と勢いよく切り出すも、途中で笑ってしまい「締まらないねぇ(笑) 声優の島崎信長で~す」と挨拶し、笑いを誘う。一方、凪の親友・御影玲王を演じた内田は「凪の面倒を見に来ました!」と役柄に沿った挨拶で、会場を盛り上げた。また、今回のイベントには主題歌「Stormy」を担当したNissyとSKY-HIがサプライズで登場。楽曲を聴いたときの感想について聞かれると、島崎は「玲王と凪の関係性というのを汲んでくださっている曲。(劇場版は)玲王と凪の2人の話なんですが、その作品にぴったりな(Nissy・SKY-HIの)2人の曲で勝手にやり合いを感じました」と話す。内田も「歌とラップで2つの個性がぶつかったときに凪と玲王を見てるようで。この2つの個性がいい渦なのか、新しい風なのか、それとも2人の間でぶつかり合う嵐なのか……。(凪と玲王)2人の青春というキラキラした部分だけじゃなく、自分らしさというのをちょっとずつ見つけたから出てきたぶつかり合い。確実に何かが起きるんだ! というのを予感させてくれるような感じがして、僕はこの曲を聞いて、この先の物語をめっちゃ見たいな! と思いました」と熱弁した。さらに、NissyとSKY-HIから主題歌に込めた思いや制作秘話を聞いた島崎・内田ら声優陣は「最高っ!」と興奮した様子で浸っていた。
2024年04月18日藤井健太郎プロデュースのDMM TVオリジナルバラエティ番組『大脱出2』が4月24日より配信される。このたびWEB版予告映像と新場面写真が公開された。シリーズ1作目となる『大脱出』は、TBS『水曜日のダウンタウン』や『クイズ☆正解は一年後』の総合演出として注目を集め、ギャラクシー賞やTVer年間大賞など数々の賞を受賞してきた藤井健太郎氏がTBS以外で初めて制作したバラエティ番組。地上波では到底できないスケール感と、これまで様々な企画に挑戦してきたクロちゃんに「肉体的にも精神的にも一番キツかった」と言わしめた過酷な番組は、昨年2月22日より配信されると、たちまち鑑賞者から「最高」「こういうのが見たかった」「お笑いというジャンルには括られない衝撃映像作品」と称賛された。DMM TV公式Youtubeチャンネルにアップされている『大脱出』第1話の再生数は480万回越え。そんな大人気コンテンツの最新作となる『大脱出2』が、24日23時より配信される。このたび、本作からWEB版予告映像と、またしても埋められて苦悶の表情を浮かべるクロちゃん(安田大サーカス)の新場面写真が公開された。本作ではクロちゃん、みなみかわ、高野(きしたかの)、井口(ウエストランド)、お見送り芸人しんいち、みちお(トム・ブラウン)ら前回の地獄を経験した芸人たちに加えて、森田哲矢(さらば青春の光)、東ブクロ(さらば青春の光)、酒井貴士(ザ・マミィ)らが新たに地獄の門をくぐることとなった。公開された映像には、首までしっかりと埋められたクロちゃんが身動きを取れず助けを求める様子や、目隠しをされた状態で連れてこられたそれぞれの部屋で謎解き、ドミノ倒し、クレーン、サイコロなど芸人たちが様々な脱出ゲームに奮闘する姿が映し出されている。新場面写真から見ても分かる通り、前作以上に過酷さを感じるクロちゃんの嘆きの表情が切り取られている。青空の下で眩しい光を浴びながらクロちゃんは脱出する方法を見つけ出すことはできるのか。なお、4月24日に第1話~第3話、5月1日に第4話~第5話、5月8日に第6話~第7話(最終話)が配信予定。(C)DMM TV【編集部MEMO】藤井健太郎プロデューサーは、『大脱出2』について「クロちゃんが今も五体満足で暮らしている...という若干のネタバレはありますが、それでも楽しめる作品に仕上がっていると思います」とコメントしている。
2024年04月17日『劇場版ブルーロック –EPISODE 凪-』(4月19日公開)の完成披露“超速”上映会が17日に都内で行われ、声優の島崎信長、内田雄馬、浦和希、海渡翼、Nissy、SKY-HIが登壇した。同作は、累計発行部数3000万部を突破したコミック『ブルーロック』(講談社)初の映画化作。劇場版では、天才ストライカー・凪誠士郎の視点から“ブルーロック(青い監獄)”を描いている。○■Nissy&SKY-HI、『劇場版ブルーロック』主題歌制作秘話を明かすイベントには、今作の主題歌「Stormy」を担当したNissyとSKY-HIがサプライズで登場。観客からの大きな歓声に包まれながら登壇し、島崎・内田ら声優キャスト陣に花束を手渡した。主題歌「Stormy」の制作について聞かれるとNissyは「アーティスト同士でもあり、メンバーでもあり、そして各々ソロで活動をしているという関係性で共作をするというのも新鮮」と話し、「彼(SKY-HI)の家で制作させていただいたんですけれども、夜な夜なやってる作業がまるで部活。放課後に練習している感覚と近しい」と振り返った。楽曲に込めた思いについても「言葉を作るときは、ビジネス的な観点では(作ることが)不可能で、作っている最中に偶発的に本能的なところで生まれる。今回の共作に関しては、凪と玲王のやり取りも生かしたいなという部分もあったので、(SKY-HIとの)2人での本能的なやり取り、口論のやり取りそして僕らの世代としてこの作品に通して思うことを言葉に変えていった」と明かす。これにSKY-HIも「本当に部活のような感じでした」と同意しつつ、「ただ違うのは(飲んでいたのは)スポーツドリンクではなくハイボールだったということ(笑)」と笑いを誘う。改めて「キャラソンにはしたかったけど、ザ・キャラソンではよくないという気持ちもあったので、(歌詞は)当て書きではなくて、下ろし書きに近い。凪や玲王の感情だけいただいて、自分の言葉として出していったら、書いた言葉がセリフだ! と感じる瞬間が結構あったりして、そういう意味では嬉しい化学反応があった。自分とNissyの間だけではなく、キャラクターとの間でも良いパス交換ができたのではないかと思いました」と語った。
2024年04月17日5月30日(木)に開幕する新国立劇場のモーツァルト《コジ・ファン・トゥッテ》。主人公のひとりグリエルモ役を演じるのがバリトン歌手の大西宇宙(たかおき)だ。圧倒的に二枚目な美声と知的な表現力。2月に発表された令和5年度の芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞するなど、世代を代表するトップランナーとして疾走中の大西が、最も付き合いの長いオペラだと語るのが《コジ・ファン・トゥッテ》だ。「初めて全曲のスコアを買って勉強したのも《コジ》だし、最初から最後までやった初めての役もグリエルモでした。学生時代、武蔵野音楽大学のオペラ公演が《コジ》で、2年かけて1幕ずつ。さらにそのあと、大学院や先生まで含めた、大学あげての公演も《コジ》で、そちらでもグリエルモをやらせてもらいました。それだけずっとやったので、他の役のパートも覚えちゃうんですね。ニューヨークに留学して、ジュリアード音楽院とメトロポリタン歌劇場の研修所との合同公演でも《コジ》をやって、グリエルモのカヴァーだったのですが、レチタティーヴォの稽古にドン・アルフォンソがいないことがありました。『誰かできる人いない?』『僕たぶん歌える』と、その場でいきなりやってみたらほぼ全部完璧にできて。『アルフォンソも勉強してきたのか?』と聞かれたので、『ノー。でも人のパートも覚えるのは当然でしょ?』と答えて(笑)、METの人たちから感心されました。たぶん《コジ》は、相手のセリフも覚えてないとできないオペラだと思うんです。もちろんそれが段取りになってしまってはダメで、覚えたうえでちゃんとリアクションして演じなければなりません。全体を把握していると、その中で自分が動いているのかよくわかる。それは大切なことです。《ドン・ジョヴァンニ》や《フィガロの結婚》でもそうですけどね。ただ、稽古中に間違えて人のセリフを言いそうになっちゃうことがあって、それはある意味弊害かもしれません(笑)」ORCHARD PRODUCE 2024鈴木優人&バッハ・コレギウム・ジャパン×千住博モーツァルト オペラ《魔笛》 (C)K.Miura去年の7月に兵庫県立芸術文化センターの《ドン・ジョヴァンニ》(題名役)、と今年2月のバッハ・コレギウム・ジャパンとのBunkamura《魔笛》(パパゲーノ)と、モーツァルト・オペラへの出演が続いている。「ありがたいです。バス歌手のフェルッチョ・フルラネットさんに、『若い時はモーツァルトをたくさん歌いなさい』と言われたことがありました。『いつでもモーツァルトに戻ってこられるようにしなさい』と。どんなレパートリーを歌うようになっても、歌い手の軸みたいなところにはつねにモーツァルトがあるという意味だと思っています。じっさい、ヴェルディとかワーグナーとか、僕はわりと広いレパートリーを歌っているのですが、モーツァルトに返ってくると、声が整う感じがします。声域に無理がないので、さまざまな表現を試すこともできますし、若い頃に歌っていた喉の感じが蘇ってくる気もするんです。ただ、たぶん若いときは表現もひどく若かっただろうとは思います。《コジ》って“大人”なオペラだと思うんですね。もともとちょっと無理矢理なところがある話なので、それが嘘っぽくならないように、演劇的にどう表現すればいいかを考えなければなりません。若いときはまだ、絶対にそんなことまで考えられなかった。いまはそれなりに経験も積んできたので、いまの自分のインテリジェンス、いまの感覚で取り組めたら、それが表現できるのかなと思っています」大西宇宙ふたりの若い士官が、女性の貞操の固さを試そうと、互いの恋人を口説く芝居を打つ。その2組のカップルのなかでいちばん面白い登場人物がグリエルモだという。「感情の落差が大きい役です。自分の恋人フィオルディリージがかたくなに貞操を守っているのに対して、自分が口説いたドラベッラのほうはわりと簡単に陥落してしまうので、最初のうちはノリノリの頂点にいる。それなのに、じつはフィオルディリージはただ葛藤していただけで、最後には彼女のほうが本当に落ちてしまう。最終的にいちばん傷つくキャラクターがグリエルモです。だからフィナーレの四重唱で、他の3人がすごくきれいに歌う乾杯のシーンのカノンを、グリエルモだけは歌わない。いちばん心を裏切られているのはじつはグリエルモなんですね。人間性が出る、演劇的にいちばん面白い役だと思っています。非常にロマンティックなラブ・デュエットもあるし、繊細な部分もありますが、ただきれいに歌うだけではなくて、キャラクター性が込められているんです」グリエルモをバリトン歌手が歌い、皮肉屋の老哲学者ドン・アルフォンソをバス歌手が歌うイメージがあるけれど、実際にはグリエルモのほうが声域が低く、重唱でもいちばん下を歌うように書かれている。「そうなんです。じつはグリエルモのほうが低いんです。アルフォンソはずっとやかましくしゃべってる人。よくしゃべるお爺ちゃんって声が高いイメージがありますよね。いっぽうでグリエルモがダンディに書かれているとも考えられます。低音のセクシーボイスみたいな。そういうふうにアプローチすると、グリエルモがまたちょっと違う人にも見えてくる。それもありかなと思います」今回上演される新国立劇場のダミアーノ・ミキエレット演出のプロダクションは2011年5月に新制作初演。現代のキャンプ場で繰り広げられるカラフルな舞台が評判を呼んだ。その後2013年にも再演。2020年の上演予定はコロナ禍で中止になったため、11年ぶりの登場となる。「ステージ上のどこを見ても何かが起こっているような感じで、すごく面白いと思います。ただ、舞台が完全に現代なので、18世紀の物語の歌詞をどういうふうに解釈していったらいいのかなというのは、あらかじめ注意して勉強しようと思っています。いま念頭に置いている箇所がいくつかあります」たとえばオペラの冒頭で、ドン・アルフォンソに挑発されて、恋人たちの貞操を試す賭けに応じるシーン。グリエルモと士官仲間のフェルランドは「軍人の名誉(soldati d’onore)にかけて!」と誓うが、このプロダクションの設定ではふたりはキャンプ場に遊びに来た大学生だ。「それをどう解釈して演じるべきなのかなということは、先にシミュレーションしておかないとなりません。でも、もともとすごく比喩が多い台本なので、そういう変更はありだと思うんです。そもそもモーツァルトのオペラって、言葉の裏を読まなきゃいけないところがあって、言っていることがそのままの意味じゃないことが多いんです。リッカルド・ムーティさんもおっしゃっていたんですけど、裏を読むためのヒントが音楽にあったりするので、それを見つけていくのも楽しい作業なんですね。この不協和音は何だろう?みたいな。もちろん指揮者や演出家の解釈次第でもありますが、それをどう表現するかは、歌い手のセンスの見せどころだと感じます。とくに《コジ》は、それがないとつまらない、機能しないところがある作品だと思います」アンサンブル・オペラと言われ、重唱が魅力的、かつ数多く登場する作品だ。「アンサンブルの中で、自分が出なければいけないところもあるし、変なところで悪目立ちしてもいけません。それを自分たちでちゃんと俯瞰できていないとダメなんですね。それだけに、《コジ》は名演がなかなか難しいと感じています。きちっとやるのがすごく難しいオペラです。でも音楽は本当に素晴らしい。音楽的には、モーツァルトの中でもいちばん完成されてるんじゃないでしょうか。すごいオペラだなと思います」佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023「ドン・ジョヴァンニ」撮影:飯島隆/提供:兵庫県立芸術文化センター指揮は飯森範親。じつは若い大西を“見い出した”のが、その飯森だったのだという。「日本でのキャリアを飯森さんに築いていただいたような感じなので、飯森さんにはぜひ、“大西を見つけた指揮者”というクレジットを差し上げたいですね(笑)。彼は若いアーティストを発掘するのが天才的にうまくて、彼に見い出された人は多いんです。たしか僕は『YouTubeで見たよ』と言われました。最初の共演は、まだこれからジュリアードに入るというぐらいの頃で、第九で呼んでもらいました。それから今まで15年間ぐらいずっと、ツェムリンスキーからマーラーからカルミナ・ブラーナから、本当にあらゆる音楽を一緒にやらせてもらっています。だから今回、いちばん付き合いの長いオペラである《コジ》を、いちばん長く共演している飯森さんと一緒にできる。僕にとってはとても感動的なことなんです。楽しみです」グリエルモ役は自分に合っている。そう言い切る。「長い付き合いだからといって、なにかひとつのアイディアに固執するのではなく、自分の考えるグリエルモ像が、このプロダクションにどのようにブレンドするか。僕自身もそこがすごく楽しみだし、今回、いちばん見てほしいところです。情熱的なところと非常に鬱屈したところ、美しいラブ・デュエット。そんなグリエルモのキャラクターの幅や感情の動きをお見せできると思いますので、そこは細かく注目していただいて大丈夫。声楽的にもとても自分に合っている役なので、声の魅力も存分に感じてもらえると思います。最初から最後まで、全部自分に合っていると言えるオペラって、けっこう少ないと思うのですが、グリエルモ、ドン・ジョヴァンニ、アルマヴィーヴァ伯爵、そこに最近パパゲーノが加わったモーツァルトの4役は、自分の声と表現の幅にすごくマッチしていると思っています。どうぞご期待ください」ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトコジ・ファン・トゥッテ■チケット情報()5月30日(木)~6月4日(火)新国立劇場オペラパレス全2幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉指揮:飯森範親演出:ダミアーノ・ミキエレット美術・衣裳:パオロ・ファンティン照明:アレッサンドロ・カルレッティ再演演出:三浦安浩フィオルディリージ:セレーナ・ガンベローニドラベッラ:ダニエラ・ピーニデスピーナ:九嶋香奈枝フェルランド:ホエル・プリエトグリエルモ:大西宇宙ドン・アルフォンソ:フィリッポ・モラーチェ合唱:新国立劇場合唱団合唱指揮:水戸博之管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団取材・文:宮本明
2024年04月17日劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』(公開中)の初日3日間の興行成績が、シリーズ歴代1位を記録したことが15日、公開された。○■『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』、興行収入33億突破の大ヒットスタート12日に全国515館で公開された同作。全国10都道府県23劇場で初日0時からスタートした世界最速上映に加え、翌13日には高山みなみ、山崎和佳奈、山口勝平、堀川りょう、宮村優子、大泉洋ら声優陣が登壇した公開記念舞台挨拶も実施した。初日からの3日間で観客動員数227万4,333人、興行収入33億5,249万4,500円を突破。劇場版『名探偵コナン』シリーズ歴代No.1の観客動員と興行収入を記録し、大ヒットスタートを切った。(C)2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会【編集部MEMO】劇場版『探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』は、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第27弾。今作の舞台は北海道・函館。とある財閥の収蔵庫に、“月下の奇術師”の異名を持つ怪盗キッドから新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を狙うという予告状が届く。犯行予告当日、函館で開催される剣道大会のために現地を訪れていた西の名探偵・服部平次とコナンが、キッドの変装を見破り追い詰めるも、そこに刀に関係する殺人事件やキッドの命を狙う謎の剣士の影が迫り、恋も事件も波乱の展開が待っていること間違いなしの天下分け目のお宝争奪バトルミステリーが開幕する。
2024年04月15日4月13日(土) 東京・新国立劇場にて舞台『デカローグ』が開幕し、プログラムA・B交互上演がスタート。併せて、各話の舞台写真とキャストコメントが公開された。『デカローグ』は、『トリコロール』三部作や『ふたりのベロニカ』で知られる、ポーランドの名匠クシシュトフ・キェシロフスキが発表した作品で、旧約聖書の十戒をモチーフに1980年代のポーランド、ワルシャワのとある団地に住む人々を描いた十篇の連作集。全10話を大きく3つのタームに分け、4・5月は『デカローグ1~4』を、5・6月は『デカローグ5~6』を、そして6・7月は『デカローグ7~10』を上演する。「プログラムA」ではデカローグ1とデカローグ3、「プログラムB」ではデカローグ2とデカローグ4が上演される。<キャストコメント>【デカローグ1 ある運命に関する物語】■ノゾエ征爾役への取り組み方から現場の雰囲気まで、海外の演劇作品に参加しているかのような初体験尽くしで、ただただ夢中に、がむしゃらになっていたら、あっという間にもう開幕ですって。お客さんに楽しんで頂きたい一心で皆で取り組んでおります。是非ともこの作品の目撃を!!■高橋惠子本日無事に初日を迎える事ができ、お運びいただいたお客様への感謝と共に、これからの長い旅路がスタートした事を実感しています!デカローグ1のイレナとして瞬間瞬間の相手や周りの変化や輝きを感じながら悔いのないよう、生きてみようと思います。是非今こそ観て頂きたい物語です。ご来場をお待ちしております!『デカローグ1 ある運命に関する物語』より左より)高橋惠子、石井舜、ノゾエ征爾【デカローグ3 あるクリスマス・イヴに関する物語】■千葉哲也初日開きました!タイトな稽古時間でしたが中身が本当に濃い……充実した時間を過ごさせていただきました。ドラマのデカローグとはかなり違う作品になり、演劇ならではの作品になったのではないかと思います。これからも本番という旅が続きますが、素敵な時間を観客の皆様に体験して頂ければと思います。こうして無事に初日を迎えられた事を、演出家はじめ、スタッフ、共演者に心からの感謝。■小島聖桜の花びらも散り始め、そろそろ新緑の季節ですが、今日から私は千秋楽までクリスマスイブの日に身を置いています。ポーランドのクリスマスはどのくらい寒いのでしょうか。家の中は暖かい時間が流れている中、やりきれない気持ちを束の間、手放したくて外にいます。日常の中のささやかな旅です。夜中から朝の7時まで。朝日が昇る前までの数時間、どうぞ一緒に旅してください。そしてそれぞれの日常に戻っていきましょう。『デカローグ3 あるクリスマス・イヴに関する物語』より左より)小島聖、千葉哲也【デカローグ2 ある選択に関する物語】■前田亜季ついに開幕です。時代は1980年代後半のポーランドですが、今の私たちにも通ずる、普遍的な悩みや葛藤の中で人生を歩んでいる人々の物語です。人間の不甲斐ない部分も含め、日々を生きていく背中にそっと手を添えてくれる様なキェシロフスキの優しい視点や肯定感に、稽古中何度も救われる気持ちになりました。お客様にも、この団地の住人として感じてもらえたら嬉しいです。舞台ならではのデカローグを見ていただけるよう、精一杯この中で生きたいと思います。■益岡徹稽古を重ねる事に、生きるということ、を考える作品だなと、実感しています。私の役の老いた医師は、戦争で妻や子供、家族を失っています。その後40年以上をどう生きてきたのか、そのことは、書かれていません。おそらく1枚の家族の写真とその記憶と、厳しい人生を生きてきたのだろうと。そして身ごもった子供を産むべきか、堕ろすべきか苦しむドロタの姿に、それでも、人は生きるべきと医師は気がつく。私も、楽日までずっと考えることになりそうです。『デカローグ2 ある選択に関する物語』より左より)益岡徹、前田亜季【デカローグ4 ある父と娘に関する物語】■近藤芳正こんなに、心に汗掻いたのは初めてだ。海外作品は、セリフが多いものだが、これは少ないセリフでのやり取りが多く、セリフにならない感情、インナーボイスが溢れている。そのうえミハウという役はずっと悩み、迷い続け、自分では結論が出せなくなっていて、例え出したとしても、それが正解なのかどうなのかまったく自信がなく、心のなかがぐちゃぐちゃになってる。いまインナー下着脱いだら、やっぱ汗でぐちゃぐちゃだぁコリャ凄いぞ!言葉にならない声を聴きに来て欲しい。■夏子稽古場で、客席で、他の役者の方のお芝居を観ている時、何ものにも代え難い感動を味わいます。このような感動を味わいたくて生きているんだなと思います。今日始まった壮大な10篇の物語の一員としてお芝居できることが、改めてとても嬉しいです。楽しんで頂けますように!『デカローグ4 ある父と娘に関する物語』より左より)夏子、近藤芳正<公演情報>『デカローグ 1~10』『デカローグ 1~10』ビジュアル【公演日程】会場:新国立劇場 小劇場■デカローグ1~4(プログラム A&B 交互上演)4月13日(土)~5月6日(月・休)■デカローグ5~6(プログラム C)5月18日(土)~6月2日(日)■デカローグ7~10(プログラム D&E 交互上演)6月22日(土)~7月15日(月・祝)原作:クシシュトフ・キェシロフスキ/クシシュトフ・ピェシェヴィチ翻訳:久山宏一上演台本:須貝英演出:小川絵梨子上村聡史【プログラム A】(デカローグ1 / デカローグ3)■デカローグ1 ある運命に関する物語演出:小川絵梨子出演:ノゾエ征爾高橋惠子チョウ ヨンホ森川由樹鈴木勝大浅野令子亀田佳明デカローグ3 あるクリスマス・イヴに関する物語演出:小川絵梨子出演:千葉哲也小島聖浅野令子鈴木勝大チョウ ヨンホ森川由樹亀田佳明【プログラム B】(デカローグ2 / デカローグ4)■デカローグ2 ある選択に関する物語演出:上村聡史出演:前田亜季益岡徹坂本慶介近藤隼松田佳央理亀田佳明デカローグ4 ある父と娘に関する物語演出:上村聡史出演:近藤芳正夏子松田佳央理坂本慶介近藤隼亀田佳明【プログラム C】(デカローグ5 / デカローグ6)■デカローグ5 ある殺人に関する物語演出:小川絵梨子出演:福崎那由他渋谷謙人寺十吾斉藤直樹内田健介名越志保田中亨亀田佳明■デカローグ6 ある愛に関する物語演出:上村聡史出演:仙名彩世田中亨寺十吾名越志保斉藤直樹内田健介亀田佳明【プログラム D】(デカローグ7 / デカローグ8)■デカローグ7 ある告白に関する物語演出:上村聡史出演:吉田美月喜章平津田真澄大滝寛田中穂先堀元宗一朗笹野美由紀伊海実紗亀田佳明■デカローグ8 ある過去に関する物語演出:上村聡史出演:高田聖子岡本玲大滝寛田中穂先章平堀元宗一朗笹野美由紀伊海実紗亀田佳明【プログラム E】(デカローグ9 / デカローグ10)■デカローグ9 ある孤独に関する物語演出:小川絵梨子出演:伊達暁万里紗宮崎秋人笠井日向鈴木将一朗松本亮石母田史朗亀田佳明■デカローグ10 ある希望に関する物語演出:小川絵梨子出演:竪山隼太石母田史朗鈴木将一朗松本亮伊達暁宮崎秋人笠井日向亀田佳明チケット情報:()公式HP:
2024年04月14日アニメ「忍たま乱太郎」の映画『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』が、2024年12月より全国公開される。「忍たま乱太郎」小説の人気エピソードが初映像化尼⼦騒兵衞による忍者ギャグ漫画『落第忍者乱太郎』を原作とするテレビアニメ「忍たま乱太郎」は国民的人気を誇るアニメシリーズ。劇場版アニメ3作目となる『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』では、2013年に刊⾏された 『⼩説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師』をベースにした物語を初映像化。忍術学園の教員である土井先生の物語が描かれており、忍術学園は最大の危機に直面。劇場アニメ化を待ち望む声も多かった、人気エピソードだ。決闘に向かった⼟井先⽣が、消息を絶ってしまったところから物語はスタート。⾏⽅不明になった⼟井先⽣の代わりにタソガレドキ忍者・雑渡昆奈⾨と諸泉尊奈⾨が⼀年は組の教室に現れ、乱太郎、きり丸、しんべヱら⽣徒たちが驚きを見せる。緊張感はありつついつも通り過ごす⼀年は組の忍たまたちだったが、⽩い闇が彼らの平穏な⽇常に忍び寄っているのだった……。⾼⼭みなみ、関俊彦らおなじみの声優キャスト乱太郎やきり丸、しんべヱ、そして土井先生といったおなじみのキャラクターの声を務めるのは、テレビアニメシリーズと同様に⾼⼭みなみ、⽥中真⼸、⼀⿓斎貞友、関俊彦。それぞれのキャラクターがどのような活躍を見せてくれるのか、期待が高まる。乱太郎…⾼⼭みなみメガネがトレードマークの保健委員。一年は組「乱・きり・しん」三人組のまとめ役。家は先祖代々由緒正しく、両親の期待を担い、一流忍者を目指して忍術学園に通う。きり丸…⽥中真⼸アルバイトをしながらたくましく生きる乱太郎の同級生で小銭が大好き。戦で家を焼かれ家族をなくしており、忍術学園の長期休みには、土井先生の家でお世話になっている。しんべヱ…⼀⿓斎貞友おっとり、のんびりした性格の食いしん坊。硬い髪と石頭、粘着力のある鼻水で仲間のピンチを救うことも。土井半助…関俊彦一年は組の教科を担当する教師。火薬や兵法にくわしいが、カマボコやチクワなどの練り物が弱点。諸泉尊奈⾨に挑まれた決闘に向かった後行方不明になってしまう。なお、初期段階では⼟井先⽣のビジュアルは違ったイメージであったという。強く握りしめた出席簿や眼差しなど、細部までこだわりが凝縮されており、作り込まれた映画の世界観にも期待が高まる。『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』あらすじタソガレドキ忍者・諸泉尊奈⾨に挑まれた決闘に向かった後、消息を絶ってしまった⼟井先⽣。尊奈⾨とその上司にあたる雑渡昆奈⾨から⼀連の事情を聞いた、忍術学園の⼭⽥先⽣と六年⽣たちは⼟井先⽣の捜索に当たる。⼀⽅、何も知らない⼀年は組では、昆奈⾨・尊奈⾨が⼟井先⽣・⼭⽥先⽣の代わりに教壇に⽴つことに︕異様な緊張感が⾛る授業にへとへとになりつつも、いつも通りのん気に過ごす⼀年は組の忍たまたちだったが、平穏な⽇常に忍び寄る⽩い闇。その正体とは︖【作品詳細】『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』公開時期:2024年12月原作︓『落第忍者乱太郎』尼⼦騒兵衛(朝⽇新聞出版刊)、テレビアニメシリーズ「忍たま乱太郎」、『⼩説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師』(原作・イラスト︓尼⼦騒兵衛/⼩説︓阪⼝和久/朝⽇新聞出版刊)監督︓藤森雅也脚本︓阪⼝和久キャラクターデザイン︓新⼭恵美⼦出演︓⾼⼭みなみ、⽥中真⼸、⼀⿓斎貞友、関俊彦
2024年04月13日『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』より、超ティザービジュアル制作の裏側を捉えたメイキング映像が公開された。本作は、2013年に刊行された「小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師」をベースにした初の映像化。今回到着した映像では、ビジュアルの企画書が初公開され、初期段階では土井先生の姿が違ったイメージであったことがうかがえる。打ち合わせや、キャラクターデザインの新山恵美子がラフから清書へと描き下ろす姿を捉えながら、完成に近づいていく。『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』は12月、全国にて公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師 2024年12月、全国にて公開予定c尼子騒兵衛/劇場版忍たま乱太郎製作委員会
2024年04月10日『劇場版ブルーロック –EPISODE 凪-』(4月19日公開)の公開直前イベントが9日に東京・blue-ing! で行われ、声優の浦和希、海渡翼、サッカー元日本代表の佐藤寿人、久保竜彦、本山雅志、日本サッカー協会 宮本恒靖氏が登壇した。同作は、累計発行部数3,000万部を突破したコミック『ブルーロック』(講談社)初の映画化作。劇場版では、天才ストライカー・凪誠士郎の視点から“ブルーロック(青い監獄)”を描いている。○■サッカー元日本代表 佐藤寿人・久保竜彦・本山雅志、『劇場版 ブルーロック』イベントに登場イベントでは、『劇場版 ブルーロック』の大ヒットを祈願し、「天才 凪よりうまいのは俺だ! ビタ止めトラップチャレンジ」という企画を実施。元日本代表3人と浦・海渡が、飛んできたボールをトラップし、床に置かれた的にぴったり止められるかに挑戦した。フットサルの経験はあるという浦がトップバッターで登場し、4度目の挑戦で見事に成功。続くサッカー経験者の海渡は見事に1発で成功させ、会場を沸かせていた。元日本代表の3人は、ボール1個分の大きさしかない的の中心へのビタ止めに挑戦することに。先陣を切った佐藤は、高く投げ込まれたボールをつま先でコントロールする華麗なトラップを披露。「これで興行収入100億円突破ですね!」と笑顔を見せた。続く本山も、バックスピンを利用した技ありなトラップで見事に成功。これには浦と海渡も「うおぉ~!! すごい!」と目を輝かせていた。そして最後の挑戦者となった久保は、ビーチサンダルで登壇しており、佐藤から「足の裏は(使っちゃ)ダメですよ」と声をかけられるも、フリに応えるようにボールを踏みつけるようなトラップを披露し、笑いを誘った。その後、ボール出しをしていた宮本とパスを続けた後に、しっかりと的の中心にボールをビタ止めし、成功させていた。
2024年04月09日新国立劇場2024 / 2025シーズン『消えていくなら朝』の全キャストが決定した。本作は、小川絵梨子芸術監督によるすべての出演者をオーディションで決定するフルオーディション企画の第7弾。『消えていくなら朝』は、2018年7月に蓬莱竜太が新国立劇場のために書き下ろし、宮田慶子が演出、第6回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞を受賞した作品だ。今回は蓬莱自身が演出を手掛ける。最も身近で、最も厄介な存在である「家族」を、蓬莱独自の視点で切り取った本作が、オーディションを経て選ばれた6名のキャストと共にどんな新たな“光景”を生み出すのか期待が高まる。■キャスト羽田定男(僕):関口アナン羽田庄吾(兄):松本哲也羽田可奈(妹):田実陽子羽田君江(母):大沼百合子羽田庄次郎(父):大谷亮介才谷レイ(彼女):坂東希『消えていくなら朝』は2025年7月に新国立劇場 小劇場で上演予定。■作・演出 蓬莱竜太 コメントたくさんの役者さんに出会えたオーディションでした。オーディションとは残念ながらほとんどの役者とご一緒できないのだと、改めて痛感しました。色々な迷いと思いの中、6人を選出させていただきました。その選択が既に作品の世界と核を作るような作業だと感じていました。公演は来年ではありますが、長い期間をかけながら作り上げていきたいと思います。是非ともその世界を味わいに劇場に足を運んでください。■演劇芸術監督 小川絵梨子 コメント『消えていくなら朝』のオーディションにご応募くださった方々、そして長期にわたるオーディションにご参加くださった方々に厚く御礼申し上げます。オーディションを通して皆様と出会う機会をいただけることは、我々劇場にとりましても、また演出家の方々にとりましても大切な財産です。本企画はこの度で7回目を迎えましたが、これまで続けてこられたのは、ご応募くださったお一人おひとりのおかげです。オーディションですべてのキャスティングを、との思いを掲げても、参加してくださる方々がいてくださらなければ、この企画自体を続けることが難しかったと思います。過去には本企画でのオーディションでの出会いから、当劇場の作品や、またご担当くださった演出家の方の別の作品でご一緒させていただく、といった機会も少なからず生まれており、本企画を続けていく上でひとつの励みともなっております。新国立劇場演劇では、引き続きオーディションにて作品を作ることの豊かさとその意義を探究しつづけて参りたいと思います。皆様にまたご興味を持っていただくことができましたら幸いに存じます。重ねて、本作品に興味を持ってくださったこと、オーディションにご参加いただきましたお一人おひとりに、心より感謝申し上げます。<公演情報>シリーズ光景─ここから先へと─Vol.3 『消えていくなら朝』2025年7月会場:新国立劇場 小劇場作・演出:蓬莱竜太芸術監督:小川絵梨子出演:大谷亮介、大沼百合子、関口アナン、田実陽子、坂東希、松本哲也チケット一般発売:2025年5月6日(火・休)※料金:未定公式HP:
2024年04月08日