NHK教育のアニメ版も人気の『忍たま乱太郎』が、加藤清史郎を主演に迎えて実写映画化され、来夏に公開されることがわかった。忍者ポーズ!かわいいです。『忍たま乱太郎』は、エリート忍者を目指す少年・乱太郎が、忍術学園を舞台に修行と冒険を繰り広げる人気シリーズ。朝日小学生新聞での連載中の原作マンガ『落第忍者乱太郎』は開始から26年目を迎え、1993年から放映を開始したアニメ版は現在も子どもたちから熱い支持を集めている。映画では、乱太郎がきり丸、しんべヱら仲間たちと共にエリート忍者を目指して修行に励む原作1~2巻目に、45巻の物語を加えたもの。『ヤッターマン』で人気アニメを見事に実写化する一方で、『十三人の刺客』など数々の話題作を送り出している鬼才・三池崇史が監督を務める。本作のプロデューサーは加藤が出演したNHK大河ドラマ『天地人』を見て、すぐさま本作の製作を決意。加藤のほかにも溝口琢矢、三浦貴大らが出演。乱太郎たちを引っ張る忍術学校の教師・山田伝蔵役は寺島進が演じ“女装に自信のある役”との設定から、劇中で女装シーンが予定されている。本作は、7月にクランクインし現在、京都東映太秦撮影所、京都市内などで撮影中。今月末にクランクアップし、来夏に全国公開される。『忍たま乱太郎』2011年夏、全国ロードショー(C)2011実写版「忍たま乱太郎」製作委員会
2010年08月24日朝日小学生新聞に連載され、25年にわたって愛され続けてきた尼子騒兵衛によるギャグ漫画「落第忍者乱太郎」(朝日出版刊)が、NHKでの18年に及ぶアニメ放送に続いて、このたび三池崇史監督の手で『忍たま乱太郎』として実写映画化されることが決定!このほど、京都の撮影所での撮影の様子が伝わってきた。“忍たま”とは忍者のたまごを意味し、戦国時代を舞台に、三流忍者の家に生まれた少年・乱太郎が、エリート忍者になるべく忍術学園に入学し、クラスメイトで親友のしんべヱやきり丸、かわいいくノ一や個性的な先生たちに囲まれ学園生活を送る姿を描いている。1986年より朝日小学生新聞に漫画が連載され、1993年よりNHK教育テレビでアニメ放送もスタート。幅広い世代に愛されてきた。今回、まさかの実写化ということで、『ヤッターマン』、『クローズ ZERO』シリーズなど、実写化不可能と言われてきたアニメ、漫画の映画化を成功に導いてきた三池監督の手に全てが託されることに。気になるキャストだが、主人公の乱太郎役には、CMの“こども店長”でおなじみ、日本一忙しい小学生とも言われる加藤清史郎。乱太郎たちが所属する「一年は組」の教科担当の土井先生を、三浦友和・百恵夫妻の次男で、『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』でスクリーンデビューを果たした注目の若手俳優・三浦貴大が演じ、同じく「一年は組」の実技担当で女装に自信を持つ山田先生には、寺島進が扮する。このたび、撮影が行われている京都の太秦東映撮影所の現場の様子が公開された。自身と乱太郎との共通点について尋ねられた清史郎くんは「たまにトラブルに巻き込まれるところが乱太郎と似ています。性格はまあまあ似てるかな」とコメント。三池監督については「すごく優しくていつもお世話になっています(笑)」と答えてくれた。ちなみに現在は夏休み中だが「宿題は現場でやっています。ほかのみんなは宿でやっていたけど、最近、みんなも現場でやり始めています」とのこと。撮影現場の様子について三池監督は「子供はイライラしますね。嘘です、楽しいです。子供は、やればやるたびに良くなるし、成長するので止めなきゃいけない。いろんな子供がいるので、バラバラの個性がつまったクラスにしています。子供同士は時々、ケンカになったりもして仲良くて、大人が管理しすぎない現場です。僕はいつも変わらず平常心で挑んでいますが、大人のキャストの方が子供より自由にやっています。普段できない子供っぽいことをやったり、全開ですね」と語る。「たまに大勢でケンカしちゃいます。だいたいものの取り合いとか…」と清史郎くん。寺島さんが横から「どうせチャンネルの取り合いとかだろ、お前ら(笑)」と口を挟むと、清史郎くんは「僕が止めに入ると、みんな年上だからガツンと言われちゃったりします…」と苦笑い。女装が趣味の山田先生だが、寺島さんは「そこはまだベールに包まれています(笑)。監督は天才ですから。溶岩のようにアイディアが溢れ出てくる監督なのですごいですね」と期待を煽った。また「アニメは小学生のとき見ていました」という三浦さんは「ほかの先生方よりは子供と年が近いので、お兄さんぐらいのポジションでいられたらと思ってます。子供好きなので(乱太郎、きり丸、しんべヱの)3人に遊んでもらっています」と和やかな現場の様子をうかがわせた。早くも映画祭への出品の意欲について問われた三池監督は「映画の質としてはカンヌ向き(笑)?でも、デジタル処理に時間がかかるので公開ギリギリになりそうです。来年の全国の夏休みが映画祭だと思って作っています」と力強く語ってくれた。果たしてどのような作品に仕上がるのか?撮影はまもなく、8月末にクランクアップの見込みで、来年4月の完成、夏の全国公開が予定されている。■関連作品:忍たま乱太郎 2011年夏、全国にて公開予定© 2011実写版「忍たま乱太郎」製作委員会
2010年08月24日俳優、三浦友和と元歌手・山口百恵さんの次男・三浦貴大(たかひろ)が5月29日(土)、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた、俳優デビュー作の映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(錦織良成監督)の初日舞台挨拶に、主演の中井貴一、高島礼子らと出席した。満場の観客約800人を前に「とても思い入れの深い作品で、こんなに多くの方に観ていただけるなんて、感謝の気持ちでいっぱい。昨日はすごく緊張して、緊張9割、楽しみ1割、な感じでした」とさわやかな笑顔。中井さんに「デビュー作は当たることが大切。貴大のためにもよろしくお願い申し上げます」と売り出され、思わず吹き出しながらも、客席に深々と一礼。観客の笑いを誘った。同作は、出雲のローカル鉄道を舞台に、50歳を目前にして子供の頃の夢だった電車の運転士を志した男とその家族の絆を描く物語。実際の子供の頃の夢を聞く質問に、貴大さんは「なかったです…スミマセン。どれだけ考えても出てこない」と苦笑い。俳優のレールを走り出した心境を聞かれると「それが一番の夢だったので、いろんなことを勉強させてもらっていて、恵まれています」と実直な言葉。中井さんは「『夢のひとつでも言えるようにしとけ』って言ったのに」と突っ込みながらも「でも言わないのが彼の良さ。純朴でしょう?普通、上手いこと言ったりするもんなのに」と温かい眼差しを向けた。また中井さんは、自身の俳優デビュー時をふり返り「先輩に『デビュー作を抜ける作品は出てこない』と言われたことがありますが、芝居を30年以上続けてきて、台本の読み方が上手くなったりはありますが、実際に出てこない。何も考えず、純粋に向き合えるのはデビュー作だけ」としみじみ。「これは貴大に話しました」と言い、可愛い後輩と見つめ合った。一方、劇中にひっかけ、キャスト陣がそれぞれ家族に対する想いを綴った伝言板が登場。高島さんが「家族の幸せは私の幸せだ〜」と読み上げると、中井さんは「高知(東生※高島さんの夫)いいナ〜」とニヤニヤ。高島さんは照れくさそうな表情を浮かべていた。『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 2010年5月29日より全国にて公開© 2010「RAILWAYS」製作委員会■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】TBSドラマ「JAPANESE AMERICANS」撮影に同行!いくつからでも人生は変えられる『RAILWAYS』切符型ストラップを3名様プレゼント三浦友和&百恵の次男、中井貴一のアドバイスに感銘舞台挨拶付き『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』完成披露試写会に25組50名様ご招待ユーミン、49歳で電車の運転士になった男を描く映画の主題歌を書き下ろし
2010年05月29日映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の完成報告会見が4月12日(月)、東京會舘で行われ、主演の中井貴一、本作で俳優デビューする、三浦友和と元歌手・百恵さんの次男・三浦貴大(たかひろ)らが出席した。島根県を舞台に、一流企業に勤め家庭を省みることのない50歳を目前にした主人公・筒井肇(中井さん)が母の病をきっかけに人生を見つめ直し、夢だった電車の運転士を目指す物語。ヒットシリーズ『ALWAYS 三丁目の夕日』を手掛けたROBOTの代表取締役社長・阿部秀司氏が製作総指揮を務めている。三浦さんは、ケガのためプロ野球選手になる夢をあきらめた青年役。中井さんは開口一番「貴大、ファイト!」と三浦さんの出演CM「リポビタンD」のキャッチフレーズを前振り。三浦さんが「一発」と照れながら応じると「がんばれ」と、また声をかけ“後輩”の緊張をほぐす気遣い。初の映画撮影をふり返り、三浦さんは「一番多かったのは中井さんと同じシーン。いろいろ教えていただきましたが、『自分の思った通りにやるのがいい』と言っていただいたのが一番印象に残っています。これからも大事にしていきたい言葉です」と感銘を受けた様子。自身の夢については「高校生の頃は体育教師になりたかったけどそれほどでもなかった。大学生になり、俳優になりたいと思うようになった」と話した。昨年7、8月に1か月強、島根県でロケを敢行。同県出身の錦織良成監督とキャストのひとり、佐野史郎はロケ中に続き、この日も同県の良さをPR。中井さんは「最初は正直、監督の島根話にドン引きしました。聞いていると日本の偉人のほとんどは島根から出ている。そんな訳ないだろ!と」と笑わせつつ「でも、食べ物は美味しいし、人が温かくてとてもいいところでした」。共演の高島礼子も「私が一番自由時間が多くて、中井さんから『神話の国、出雲について調べてきて』と指令を受け、神社とかところどころ回りました。島根のファンになりました」とそろって島根を満喫した様子だった。一方、電車への興味を聞く質問に、中井さんは「ないです」。高島さんも「興味なかったです」とキッパリ。会場の笑いを誘っていた。『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』は5月29日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語 2010年5月29日より全国にて公開© 2010「RAILWAYS」製作委員会■関連記事:舞台挨拶付き『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』完成披露試写会に25組50名様ご招待ユーミン、49歳で電車の運転士になった男を描く映画の主題歌を書き下ろし
2010年04月12日