「上の子かわいくない症候群」という言葉を初めて聞いたとき、娘をでき愛していた自分には関係ないことだと感じました。しかし、2人目を出産して少ししたころ、その言葉を思い出し、悩むようになってしまったのです。そんな私の体験談をお伝えします。 5年間ひとりっ子だった娘わが家の娘は、弟が生まれるまで5年間ひとりっ子でした。パパ、ママはもちろん、両家の祖父母からもとてもかわいがってもらい、愛情たっぷりに育てましたが、わがままになることもなく、素直でやさしい女の子に成長しました。 母娘であちこちお出かけしたりして楽しく過ごしていたので、このまま子どもは娘ひとりだけでもいいかなあ……と思ったことも。ただ、やはりきょうだいがいたら楽しいだろうし、妹か弟が欲しいという娘の希望もあったので、2人目を考えることにしました。 上の子かわいくない症候群2人目を妊娠したことで、先輩ママたちから通称「上の子かわいくない症候群」という、2人目が生まれたことで上の子をかわいいと思えなくなる現象の話を度々聞きました。ですが、自分についてはまったく心配はしていませんでした。 むしろ下の子が生まれたあと、今までと同じように娘に手をかけてあげられなくなることが心配だったのです。妊娠中、娘はいつもより少し甘えん坊になりましたが、それもかわいく思え、残された2人だけの時間を愛おしく感じていました。 下の子が生まれて起こった気持ちの変化下の子が生まれると、娘はさらに私に甘えるようになりました。パパは仕事が忙しく、退院直後からワンオペ育児で余裕のなかった私は、娘の甘えに対していつしかイラッとするようになってしまったのです。 それでも、2人目が生まれたときは上の子優先!という先輩ママのアドバイスもあり、できるだけ娘の甘えを受け入れるようにしていたのですが……。そこには完全に無理している自分がいました。特にハグなどのスキンシップには、強い拒否反応を感じてしまいました。 上の子をかわいく思えず悩んだ日々私に限ってそんなことはない!と思っていましたが、残念ながら明らかに「上の子かわいくない症候群」でした。相談した先輩ママたちからは、「今だけだよ、自然に直るよ」と言ってもらったものの、毎日が苦しくて、娘に申し訳なくて、自己嫌悪に陥り悩みました。 ただ不思議と、下の子が寝ている間は出産前と同じように娘にやさしくなれたのです。下の子が起きているときは、仮面をかぶって娘と向き合っているようでつらかったですが、下の子が大きくなるにつれて、不思議と少しずつ、娘への気持ちは戻っていきました。そして今は完全に元に戻りました。 あの日々の葛藤はつらかったですが、これまで娘には手をかけすぎたかもしれない、過保護気味だったかなと思うこともあり、2人目が生まれたことで、ほどよい親子の距離感になったようにも思います。これから先も親子のあり方に悩むこともあると思いますが、その都度、より良い関係に変化していけたらいいと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/山口がたこ著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年06月25日私には7歳・5歳・2歳・0歳の子どもがいます。4人きょうだいの上2人にはついつい「自分でやってね!」と言ってしまうし、下の子たちの面倒もたくさん頼んでしまいます。一生懸命やってくれるけど、本当は大変だよなぁ……と気づかされたことがあったのでご紹介したいと思います。「かわいいけどちょっと困る!」長男と次男は2歳半差。次男が生まれたときには「これがおめめ、これが鼻、あ~かわいいな~」なんてメロメロだった長男ですが、次男がハイハイを始めたころからかんしゃくが多発するようになりました。せっかく作った作品が壊されたり、おもちゃはよだれでべとべとにされたり。 赤ちゃん返りはほとんどなかったですが、ふとしたときに長男が「○○ちゃんはかわいいけど、ちょっと困る!」と叫んでいて、お兄ちゃんは大変だなぁと思ったのでした。 「ばあばんちに行ってくる!」次男から2歳半差で、第3子が誕生! 次男に対しては着替えやトイレなどを「自分でやってね」と言うことが多くなり、できていないと長男が「そんなこともできないのか!」と少々強く言うこともありました。妹が少し成長しておもちゃの取り合いになると、気の強い妹が勝ち取ることが多く、次男は噛まれてしまうことも多々。 お兄ちゃんにはバカにされ、妹には喧嘩で負け、親は育児・家事で忙しそう。次男は家で過ごすのがつらかったのかもしれません。しばしば「ばあばんち行ってくる」と義実家で過ごしていました。家族で「次男の気持ちを大切にしよう」と話し合って、なるべく次男の話には耳を傾けるように意識するようになりました。 「お母さんにはわからないよ!!」第3子から2歳差で第4子が生まれ、ますますバタバタな毎日。お兄ちゃんたちは自分のことは自分でできて「当たり前」とされ、下の子のお世話や簡単な家事もどんどん任されるようになりました。 しかし次男は気に入らないことがあるとキーキー叫び、物を投げたりドアをバタンと強く閉めたり、とにかくぐずり始めたらなかなか止まらず、私もイライラすることも多くなりました。 しかし、ある日長男が放った「お兄ちゃんは大変なの! おかあさんにはわからないよ!!」のひと言。私自身が年の離れた3きょうだいの末っ子だったので、言ったのでしょう。長男だってまだ7歳、次男はまだ5歳、もっと甘えたいこともあるんだよな……と反省しました。 4人も子どもがいると、毎日必ず喧嘩はあるし、上の子たちは我慢しなければいけないことも多いです。それでもきょうだいの誰かがいなくなると「つまらない!」と言っています。夜寝るときは相変わらずママの隣の争奪戦。あともう少しだけ、お兄ちゃんたちと触れ合える時間を大切にして過ごしていきたいです。 監修/助産師 松田玲子著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2022年06月20日出産や、近くに家を建てた際、義実家との関係が密になることも。でも、トラブルはつきもので…!?今回は実際に募集した義実家トラブルエピソードをご紹介します!出産するとき…私が第2子を出産するときの姑の話です。朝早く、陣痛が来た私。陣痛感覚も早く、病院にすぐ行かなくてはという状況。上の子を見てもらうため、姑に家に来てもらうよう連絡しました。出典:lamire家に着いた途端「部屋が汚ないわね。なんで掃除してないの?」と、嫌味をぼそり。出産した直後も第一声が「部屋綺麗にしなさいね!」…。そのあとも旦那に何度も「部屋が汚かったけど大丈夫?」とLINEまでしてました。まず、出産おめでとうが先でしょっ!!!産まれそうで陣痛に苦しんでる中、部屋の掃除はできません!!(女性/主婦)勝手に家に入る姑姑が住んでいる土地に新築を建て隣同士に住んでいます。私たちが不在の際、姑は友達を引連れて部屋を散策している所に私と子どもが帰ってきました。勝手に部屋を見られ腹がたちましたが、姑は悪びれることなく「私の土地だから自由でしょ」と言われ…。今まで一緒に夜ご飯を食べていましたが、それ以来ご飯を一緒に食べるのはやめました。このことを旦那に話し、怒ってもらって少しスッキリしました。息子が建てた家を自慢したいのは分かるけど勝手に入るのは非常識だと思い、それからは姑とはギスギスな関係です。(女性/パート)いかがでしたか?勝手に家に入られるのは嫌ですね…。出産のときに、部屋が汚いと注意するのも非常識です…!以上、義実家トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年06月12日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんは居ませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。今回は実際に募集したママ友トラブルエピソードを2本ご紹介します!「非難してくるママ友」私は年子の男の子を育てています。上の子が3歳で、幼稚園のプレ保育に参加したときに同じ3歳の男の子のママと仲良くなりました。ある日、下の子も連れて幼稚園に行った所、帰りにどうにもグズってベビーカーに乗ってくれなかったので、おやつを与えてなんとか乗せました。すると上の子も、弟が食べているのを見て食べたくなってしまったようで、歩きながらですが上の子にもおやつをあげることに。それを見たママ友は「私は歩き食べは絶対させないなぁ。お行儀悪く育っちゃうし」と何気なく非難してきて…。育児の考えはそれぞれあると思いますが、ママ友は一人っ子で手もかからないし、私だって本当は歩き食べはさせたくないけれど、下の子がぐずって2人の面倒を見るのが大変で仕方なくやっていることなのに…。あやすのを手伝ってくれるわけでもないのに、非難だけしてくるのでひどいなぁ、とモヤモヤした出来事でした…。(会社員)「左利きの子どもに…」私の父が左利きであり、私は利き手を右手に矯正したのですが、子どもは左手の方が使いやすいようで、鉛筆、お箸は左手でした。しかしあるママ友が「子どもの教育上、左利きは不利になるから。習字の時間も大変、ハサミも大変だよ」と左利きがダメな理由を延々と会う度に言ってくるのです…。子どももその話を聞いているので悩み、鉛筆とお箸は右で練習しました。人それぞれの考えがあるので口出ししないで欲しいな…とモヤっとしました。(パート)いかがでしたか?こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年04月09日わが家には4人の子どもがいます。子育て中で一番苦戦したのが、寝かしつけ。特に、上の子2人のときは、頼れる人もいない孤育て状態。添い寝すると自分も一緒に寝てしまったり、なかなか寝てくれなくてイライラしたりする日々でした。そこで、3人目から思い切って方法を変えてみたところ、自分の時間ができるようになったのです。上の子たちのときもこうすればよかった、と今は後悔しています。ワンオペの寝かしつけわが家には17歳の長男、15歳の長女、6歳の次女、2歳の次男の4人の子どもがいます。夫は仕事だからと育児に参加せず、ワンオペです。私も仕事をしながらの育児は毎日がバタバタで、添い寝すると私も疲れて一緒に寝てしまい、家事を残していることに夜中に気づいて、起きて家事をすることもありました。 抱っこやおんぶをして、やっと寝たと思って布団に置くと起きてしまう子ども。添い寝して寝たと思って離れると起きてしまうことも。家事もはかどらず、イライラするばかりでした。 家事を優先させてみた3人目ともなると、まずは家事を終わらせようと割り切るように。首がすわるまではベビーラックに寝かせておき、長女に見ていてもらっていました。そして、家事を終わらせてから自分が寝るタイミングで布団に連れて行っていました。おんぶができるようになったころからはおんぶをしながら家事をして、終わってから布団へ。 1歳ごろになってくると、おんぶも重くなり、先に寝かせられないかと思うようになりました。そこで寝室へ連れて行き、部屋を暗くして寝る体制を整えてから「ママ、もう少しお仕事してからくるから先に寝ててね」と言って部屋を出ることに。 意外と寝てくれた初めての日はちゃんと寝てくれるか心配でしたが、意外とすんなり寝てくれたので、もっと早くやっていればよかったと思いました。それまでの「絵本を読んで!」や、遊んでなかなか寝てくれない状況から開放され、家事を早く終わらせられるようになったのです。 4人目は夜泣きの時期が終わると、次女(3人目)と一緒に寝る前のトイレと歯みがきを済ませて寝室へ連れて行けば「おやすみ~」と2人で寝てくれるように。 日中はたくさん遊んでいたので、昼間に体を動かして、夜は寝る環境を整えれば、ちゃんと寝てくれることがわかりました。私自身が、寝るまでそばにいないと心配で離れられなかっただけかもしれない……と、今になって感じています。ワンオペで家事と育児に余裕のない私でしたが、寝かしつけがラクになって家事がはかどり、自分ひとりの時間を楽しんでいます。 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年03月10日私が第2子を出産しだのは37歳のとき。子どもが幼稚園に入園した年にはすでに40を過ぎていました。当時上の子は小学校高学年で、親同士の関わりも減っていた時期。今さら密度の濃い「幼稚園ママ」として再生活するには気が重い、というのが正直なところでした。実際に2度目の園ママ生活を送りはじめると、上の子の年齢を知ったとたん、急に敬語で話されてしまったりすることもしばしばあって……。若いママに引かれてる?園ママ再デビューにあたり私がもっとも気がかりだったのは、年齢を理由に若いママたちに壁を作られてしまうのではないか、ということでした。実際、はじめのころは、母親である私の年齢というよりも、上の子の年齢から「そんなに大きなお子さんいるんですね!」とそれまでフランクに話していたのに、急に敬語になられてしまうことが多かったように感じています。 しかし、話をするにつれ、少しずつ仲は深まっていきました。今では、母親の年齢や経験は違っても、同じ年の子どもを育てる親同士として、地域の情報や子どもの発達、園のことなど気になったことを相談しあったり、時に愚痴を言い合ったりできる心強い仲間となってくれています。 集団行動するママたちが苦手だった第1子を幼稚園に通わせていたころ、私がちょっと苦手に感じていたのは集団行動するママさんたちでした。仲間内では親しげに話しているのに、グループ以外の人には態度が素っ気なく見えて「感じが悪い」と思っていました。第2子の幼稚園にもそうした集団ママさんたちはいましたが、驚くほどまったく気にならず、それどころか「ママ同士気が合うのね。仲良さそうでいいわね」と微笑ましく思えてしまうほど。 第1子のときは自分に自信がなく「陰口でも言われていたらどうしよう」という不安が、「あの人たち感じ悪い」というネガティブな気持ちにつながっていたのかもしれません。 園ママ生活で気をつけていること円滑な園ママ生活を送るために私が気をつけているのは、「距離感」です。相手の家庭の事情や方針などに首を突っ込まない、口を挟まないのはもちろん、子育ての先輩風を吹かせてアドバイスめいたことをしないこと。あくまで「同じ年齢の子どもを育てているママ同士」として対等な関係であることを意識しています。 また「私は年いってるから」「あなたはまだ若いから」といった年齢がらみの自虐ネタは、相手が反応に困ると思うのでしないように特に気をつけています。 始まる前から身構えていた2度目の園ママ生活ですが、いざスタートしてみると第1子のときよりも自然体で過ごせています。これからも子どものお友だちのママたちとほど良い距離感を大切にしながら、幼稚園ママとしての生活を送っていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:川木みさ7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。
2022年02月23日クラブチームで週一回顔を合わせる1歳上に無視されたり嫌味を言われている息子。本人からコーチにも話したけど、不安もあるのか次の練習のとき「行かないとダメ?」と聞いてきた。夫は「行かない選択肢もある」と言うけど、今通わなくなるのはどうなのかと思っている。どうしたらいい?と悩むお母さん。チーム内のいじめ問題に悩む方も多いですよね。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、悩めるお母さんにアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<早く入れなきゃ置いてけぼり?低学年からスポ少やクラブに所属すべきか問題<サッカーママからのご相談>島沢さんこんにちは。うちの子ども(10歳)はクラブチームに所属しています。チームの活動は月、火、土、日で、月、火は外部のチーム生もスクールとして参加します。少し前から、月曜日に来ている一つ学年上の男の子に無視されたり嫌味を言われているようです。そのことを私には2度話してきて、1か月ほど前に自分から月曜担当のコーチにも話していたようでした。コーチに話した後、「次の月曜日の練習、行かないとダメかな」と息子から言われ、私としてはもう少し様子見たらと話しました。夫は、行かない選択肢もあることを伝えて対策を考えようと言っています。本人は、火、土日はこれからも頑張っていきたいと話しています。月曜日は強制ではないので自由参加ですが、子どもにはいろんな経験から学んでほしいと思っていて、今通わなくなる判断はどうなのか悩んでいます。私からコーチに話すことを提案したら、その子が今以上に意地悪してくることを恐れて迷っています。このような状況で親はどうすればいいのでしょうか。アドバイス宜しくお願いします。<島沢さんのアドバイス>ご相談いただき、ありがとうございます。程度はわかりませんが、子どもがいじめに遭ったりすると心配になりますね。さりとて、自由参加の練習にも行かせてあげたい。揺れる親心が伝わってきます。■すぐ親に頼るケースも少なくない中、自分で決めて行動した息子さんを褒めてあげようしかしながら、お母さんには、心配するよりもまずは息子さんを褒めてあげてほしいと思います。10歳と言えば4年生。月曜担当のコーチに、無視されていることなどを自分から臆せず伝えています。自分から言えずにすぐさま親に頼ってしまうケースは少なくないなかで、息子さんから自らの力で解決しようとするエネルギーを感じます。しかも、本人は、火、土日はこれからも頑張っていくから月曜を休むという結論を自分のなかで出しています。それなのに、「月曜日、行かないとダメかな?」とお母さんの許可を求めています。もしまたお母さんの意見を求めてきたら、「お母さんが決めることじゃないよ。君の思った通りにしていいんだよ」と言ってあげてください。週3回の活動でサッカーは十分だと思います。月曜日の放課後が空いているなら、サッカー以外のことをやればいいですし、子どもだって何もない日が必要です。ここはお父さんがおっしゃるように、「そうだね、行かなくてもいいよ」と言ってあげればいいと思います。■子育てに「正解」はないが「不正解」はある「子育てに正解はない」とはよく言われることですが、この連載の前々回『実力主義のチームで控えになってしまった息子。努力は報われないのか問題』でも申し上げているように、「正解はないが、不正解はある」のです。福祉や教育の世界で言う「ミス・トリートメント」(間違った接し方、扱い)があります。例えば、暴力。暴言。子どもを委縮させること。誰かと比較するなどして傷つけること。人権を軽んじたようなパワーハラスメントをすること。セクシャルハラスメント等々です。もちろんお母さんはこんなことはしていません。ただ、「もう少し様子見たら」は、私から見たらNGです。■距離を置けば解決すること。息子さんは考えて判断している本人は仲間からのいじめに傷ついて「行きたくない」と訴えてくれました。親としては、子どもがそんなふうに言いづらいことを打ち明けてきたときは「よく言ってくれたね」と、まずは話してくれたことを心から喜び、そのことを認めてあげてください。いわずもがなですが、息子さんはお母さんとは別人格です。無視されたり、いじめられる息子さんの辛さはお母さんにはわからないでしょう。だからこそ彼の気持ちに共感してあげましょう。月曜日は強制ではないので自由参加ですよね。お母さんは「子どもにはいろんな経験から学んでほしい」と思っていて、通わない判断を受け入れがたいようです。しかし、いじめに耐えて通うほどのものでしょうか。その価値判断を息子さんはすでに自分でしています。その子とは月曜日にしか会わないのだから、離れればいい。距離を置けば解決することだとしっかり考えているのです。したがって、何度も言うようですが、ここは彼の思い通りにやらせてあげましょう。■こんなとき、親がむやみに動かない方がいい理由(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)短い相談文のなかで推察するのみですが、息子さんはとても賢明なお子さんとお見受けします。お母さんがコーチに話すことを提案したら、相手の子からの報復が始まる可能性もきちんと考えています。お世辞抜きで、生きる力のある子どもに成長していると感じます。あれこれと世話を焼かず、逆にお母さんにとって良い子離れの機会だととらえてください。相談文の最後に「このような状況で親はどうすればいいのでしょうか」と質問されています。皆さん、お子さんに何かネガティブなことが起きると、親として何かしなければ、対策を講じなくてはとオロオロしがちです。ところが、実際は親が手を下さず子どもに任せたほうがうまくいくことのほうが多いものです。そして、そうやってほったらかすことで、子どもは自立し、自分の力で物事と解決していくようになります。むやみには動かないこと。大丈夫。お母さんの息子さんはとても素敵に育っていると思います。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2021年12月22日こんにちは、エェコです。今回は息子にどーしても伝えたい話です。■妹にマウントをとってしまうようになった息子思春期なので難しい年ごろなのは重々承知していますが…どーも妹にマウントをとることが多くなった息子。プールに限らず、鉄棒や勉強、お手伝いなんかも「そんなの簡単」「俺のほうがすごい」と言っています。そりゃ君は12歳、相手は7歳。歳の差や経験の差から息子のほうができるのは当たり前。君が7歳の頃にできなかったことだってあって、それを今7歳の娘はできてたりするよ? と言っても「でも今は俺のほうがすごい」と言ってききません。きっと自分にとって簡単なことなのに、妹ができると褒められるというのが納得できないのかも…?でもこれではダメだと思い…■息子にわかってほしいそう! 成功体験こそ君たちの伸びる原動力!君たちは「褒められて伸びる」タイプなんだから!私が息子にしてきたように、頑張って楽しい嬉しい気持ちを摘み取らないでくれ…とお願いしました。それ以来、息子は「ナナちゃんもスゴイけど、兄ちゃんもスゴイ。どっちもスゴイ!」「とっても上手だけど…兄ちゃんも上手にできるよ」とややヤンワリとした口調に変わってきました。まだ素直に褒められない微妙なお年頃なので…暖かい目で見守っていきたいと思います。
2021年12月19日上の子にイライラしてしまう…。ふたり目を出産した後に、そんな気持ちの変化を感じたことはありませんか? リコロコさんの「上の子かわいくない症候群」を描いた漫画に「わかります!」という共感や兄弟差別を受けた子どもからの投稿など、さまざまな意見が集まりました。まずは、「上の子かわいくない症候群」の漫画連載をダイジェストでご紹介します。■「上の子可愛くない症候群」になるはずないよね…?2人目が生まれる際には、まさか自分が「上の子可愛くない症候群」になるとは予想もしていなかったのですが…。■次第に上の子の行動にイライラするようになってしまい…可愛かったはずの上の子に、急にイライラし、優しくできなくなってしまい…。■「お姉ちゃんなんだから」と責任を押し付けてしまい…「自分を見て欲しい」という上の子のサインに気付いていながらも、突き放してしまい…。子育て渦中のママさんの心情に、読者から、賛否両論さまざまな意見が届きました。■「上の子可愛くない症候群」になったママさんのリアルストーリー・4歳の娘と2歳の息子がいます。 下の子は何をしても可愛いと思えます。 上の子は自分で出来ることが増え、できることをやってと言われると自分でできるようにさせたいと思ってしまい、自分でさせようとすると泣いてしまい、その時かわいいと思えないことがありました。・今まさに上の子とケンカばかりの毎日でまるで、自分なのかと思う気持ちで読んでいました。・しょっちゅうあリました。しないで欲しいことを積極的にやられたりしたら本気で叱り飛ばしてしまいました。そのせいで2回注意されると二度としない子どもになったけど、顔色を窺っていたり子どもらしくない素直な態度を見ると可哀想だなって思います。子どもらしくのびのびさせてあげたかったと、今更にして思います。・2人目が生まれてからまさに「上の子可愛くない症候群」でした。寝る時に手を繋ぐのも嫌、「おかあさん」と呼ばれることも嫌、目を観られず長女がボヤけて見える、お昼寝は別の部屋…我に返り泣きながら謝ったことも何度もありました。 虐待じゃないか?と児童相談所にも電話しましたが、「上の子~かもしれなくて」と伝えると「あっは(笑)そうなんですねー、では~」と鼻で笑われ悲しくてガチャ切りしました。■「上の子可愛くない症候群」のママさんに育てられた読者のストーリー・私自身が親からそのような対応を受けてきた3人兄弟の長女です。 妹は2つ下、弟は3つ下という作者さんのお子様達に近い境遇です。小さい頃から我慢してきたからか全く甘えられない人間に育ちました。 高校でバイトを始めたりと社会に出たところパートのおばちゃん達からは無愛想な可愛くない子と思われることが多かったです(人づてに聞いたり態度でわかります)。男性と付き合っても上手く甘えることが出来ず振られたり喧嘩になったり…。下の兄弟に手が掛かり放置気味で育った私は、人に気を遣わないという点で1人でいることに快適さを感じる反面、愛情に飢えているので男性との付き合いでは逆にメンヘラのように相手への執着がひどくなり付き合いは上手くいきません。・私はずっと「お姉ちゃんなんだから」と言われ続けて心を潰され続けて大人になりました。私にはまだ子どもがいません。もしも子どもができたら、可愛くないどころか憎いとすら思ってしまうかもしれません…。・自身が長女で、たくさん嫌な思いをしたこともあり、かなり気をつけていたので、上の子が可愛くないということは、もともとありませんでした。下が1歳になった頃、上の子に大病が見つかり1年半入院していて離れ離れでした。命すら危うかった上の子、特に可愛いです。■うちの「上の子」が反撃したリアルストーリー・下の子を寝かしつけているとわざと大きな音を出して起こす。わざと着替えないで裸でふざけている。ご飯を食べた後手を洗わないでウロウロしている。下の子を乱暴に扱って泣かす。私に急に抱きついてきたりほっぺにチューをしてきたりする。わざとおしっこを漏らす等々、こちらが嫌だと思ってることをわざとやる。困りものです。■子育て事情を計算して産んだ理論派読者のストーリー・もともと、歳が近いと育児が大変であることは見越して、中学高校進学のことまで考えた結果、四歳差で産みました。きちんと考えたこともあって、とても良かったです。そのほか、子育てに対する厳しい意見も届きました。■子どもに辛く当たること自体NGなのでは!?・感動的に書いてありますが、3年間子どもに我慢を強いて、八つ当たりをしていたという事ですよね? あまりにも子どもが可哀想だと思いました。・上の子がかわいそう。兄弟がいることにイライラするなら、どうして3人も子どもを産んだんだろう? と思いました。厳しい意見もありますが、可愛いはずの子どもとの関係にうまくいかず悩む人がいるのは事実。自分を責めることを含めてその苦しみを周りに分かってもらえないのも”辛い気持ち”が増長されることに…。リコロコさんが親としても成長する人気連載「上の子かわいくない症候群」の気になる結末は、ウーマンエキサイトに掲載されています!▼「上の子かわいくない症候群」
2021年12月04日私は出産を機に退職。それから4年間、専業主婦として2人の子を育ててきました。上の子は幼稚園の年少、下の子は1歳。あと1年待てば下の子も幼稚園のプレが始まるという年齢でしたが、下の子を小規模保育園に預けてパートで働き始めることにしました。一番の動機は夫が不在がちのため2人育児がつらく、現状をどうにかしたいという思いが強かったことです。働き出すまでの道のり、そして実際に働いてみて感じたことをご紹介します。 保育園が見つかった!上の子とは幼稚園入園までの3年間ずっと一緒にいました。周りの友だちも、当然のように下の子も入園まで自宅でみています。そんな中、うちだけ下の子を保育園に入れることに罪悪感もありました。下の子に申し訳ないような、やるべきことを途中で放棄したような感覚でした。私の住んでいる地区の認可保育園は超激戦。求職中では歯が立たず、4月入所はできませんでした。少しホッとしたのも本音です。近くの認可外も検討しましたが、パート勤務を希望しているため、保育料の高さがネックとなり踏み切れず。今年度は無理かなと思っていた矢先、近くの少規模保育園が大幅な保育料の値下げをしたことを知りました。これはもう縁だと思い、すぐに電話をして入所の申し込みをしたのでした。 生活バランスは最高保育園の慣らし保育の間に面接を受け、無事に仕事も見つかりました。保育園と仕事、両方が軌道に乗るまでは、毎日緊張しながら過ごす日々でした。やっと落ち着いたかなと思ったら、息子が発熱。数カ月経った今でも、度々風邪をもらってきますが、職場が理解してくれているので助かっています。夫も不在がち、両実家も遠いわが家の場合、私の体調が万全でないと家事・育児はまわりません。保育園のおかげでその重圧がかなり軽くなりました。また、職場で誰かと話すこと、業務に集中すること、生活の中に家事・育児以外のやりがいが加わって、本当に良いバランスだと感じています。 働いて見えてくる問題点仕事が忙しい時期は、上の子は幼稚園の預かり保育を利用し、仕事が終わってから幼稚園と保育園の2カ所にお迎えに走ります。バタバタで毎日あっという間。また、夏休み期間は8月からお盆明けまでは幼稚園の預かり保育がまったくなく、働きづらさも感じました。下の子が少規模保育園を卒園したあとは、上の子と同じ幼稚園に入るか、別の保育園に入るか検討中です。そして、パート収入の半分は下の子の保育料に消えます。子どもが熱を出したり、祝日が多かったり、園行事の都合で仕事に行けない日も多く、稼ぎとしてはおこづかい程度。私個人の生活としてはバランスが良いけれど、もう少し子どもが手を離れたら仕事の比重を増やしても良いかなと思っています。 下の子だけを保育園に入れる後ろめたさは最初だけでした。ブランクがあるからこそ仕事は新鮮でおもしろく、子どもを介さない人間関係も気楽で、世界が広がった感じがしました。1日中子どもと一緒だったときよりもメリハリが出て、子どもといる時間も充実感が得られるように。園ママとの人間関係などの細かい悩みも全然気にならなくなりました。そして何より、初めてのお給料を家計に納めたときの満足感は今でも忘れられません。働き始めて本当によかったと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:ひらたかおる二児の母。趣味はメルカリと写真。自分の備忘録と、いつか誰かの役に立つことを願って妊活中からブログを続けている。2018年から、自身の妊活や子育てでの経験をさらに活かすべくライターとして活動している。
2021年12月03日前回 、数年ぶりのパパママ独占日にテンション上がりまくりの様子をお伝えしました。■前回のお話学校の代休と夫の休みが重なり、長女ムスメにとって4年ぶりのパパママ独占日に! 朝からテンションの高いムスメでしたが、そんなときでも妹のことを気に掛けるやさしい姉なのでした。今回は後半戦の様子をお送りいたします。オコメにお土産を買いたいムスメ、悩みに悩んで選んでいました。買ってきたおみやげで、オコメにゲームを楽しんでもらおうと張り切るムスメ。ほとんどの時間をオコメのために使っているような…! 妹のことが大好きなのが伝わってきて嬉しい限り。本人もとても嬉しそうでした。そして、オコメ帰宅の時間です。夜までこのテンションはさすがに続きませんでしたが、朝からずっと嬉しそうだったムスメ。オコメが喜ぶ顔を見て、それ以上に嬉しそうでした。パパママ独占日を満喫してくれたか少々心配になるくらい、オコメへの思いがあふれていましたが、楽しく過ごせて本当によかったです。パパやママと過ごせることも嬉しかったとは思いますが、それ以上に姉妹の仲の良さ、ムスメの妹への優しさを実感した日となりました。どんどん成長するムスメとの貴重な時間を、これからも大切に過ごしたいと思います!
2021年11月27日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。この秋に長女ムスメの小学校では、運動会や作品展がありました。どちらも休日の開催だったので、翌週に代休があったのですが、よく考えてみたらムスメだけが家にいるって珍しいことだと気が付きました…!(逆はよくありますが)ムスメだけが家にいること、短時間だったり、ママとふたりきりだったりというパターンでは経験もあるのですが、両親が揃っての長時間は、まさかのオコメが産まれて以来、4年ぶり! これは普段から頑張ってくれているお姉ちゃん、思いっきり甘やかすしかない…??それをわかっているのかどうなのか、朝からテンションはマックスでした。嬉しそうなムスメの姿を見て、オコメと仲良し姉妹とはいえ、やはりいろいろ我慢していることはあるんだろうな、と。そんな中でも、妹への愛は忘れない、優しいお姉ちゃんに成長してくれました。テンションマックスのムスメ、次回に続きます。
2021年11月20日2人目を里帰り出産して1カ月が過ぎたころ、当時3歳だった上の子も連れて飛行機で自宅へ戻ることになりました。その日はコロナ禍前の大型連休中で空港は大混雑。何をするにも行列に並ばなければなりません。子ども2人を連れての行動にまだ慣れていなかったため、もっとこうすればよかったと後悔したことがたくさんありました。どのようなことに苦労したのか、わが家の体験談を紹介します。※コロナ禍前の体験談です 大混雑の空港へ里帰り出産から戻るとき、上の子は3歳になったばかりでまだイヤイヤ期でした。私ひとりでは大変だろうと夫も来てくれて、当日は一家4人で空港へ。上の子が1歳のとき一緒に飛行機に乗った経験をふまえ、持ち物や授乳時間などできる限りの準備はしていたつもりでした。 ただ、その日はコロナ禍前の大型連休中で、空港は想像以上に大混雑。駐車場やトイレには列ができていて、搭乗前に荷物を預けるための行列は、先が見えないほどでした。そこで荷物は夫に任せて、子どもたちと搭乗口付近で待つことにしました。 幼い2人を連れて待つことの大変さやがて上の子は歩き疲れてぐずりだし、なんとか席を見つけておやつを食べさせていると、今度は下の子が泣き出しました。授乳室を探したくても上の子が動こうとせず、しかたなく授乳ケープを使って授乳を開始。 授乳中も上の子はぐずり続け、私の体を揺らしたり、急に走り出し、それをなだめたり追いかけたりするため授乳を中断すると、下の子が泣き叫び……。どうしようもできない状況に、私はほぼパニック状態でした。 やっとの思いで飛行機へ夫と合流するまでの時間は1時間ほどだったと思いますが、私には2~3時間に感じられました。やっとの思いで飛行機に乗り込み、上の子はCAさんにもらったおもちゃで遊び、私はゆっくり下の子に授乳。ようやく落ち着くことができました。 自宅に戻ってから、もっとおもちゃを持っていけばよかった、夫と別行動をとらなければよかった、空港まで実家の母に来てもらえばよかった、などたくさん後悔しました。 それからは、授乳室の場所を事前に調べておく、困ったときは誰かに助けを求めるなど、経験を生かした行動ができるようになりました。何より、私がもっとあせらず落ち着いて行動できていれば、子どもたちも自分もつらい思いをせずに済んだのではないかと思います。頼れるところは頼って、慣れないうちは無理をしないことが大事だと感じた出来事でした。 監修/助産師REIKO著者:斉藤 ひかり6歳女児、3歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2021年10月29日第二子を出産したときのお話です。出産予定日の11日前。朝起きるとおしるしがあり、おなかの張りと痛みがあったので急きょ病院へ。母と上の子と一緒に車で病院へ向かったのですが、そのとき何気なく言った上の子の発言に衝撃を受けた体験談です。予定日の11日前におしるしが!妊娠38週3日のときのことです。前の日の夜中に上の子(当時3歳)が嘔吐をしてしまい、朝には落ち着きましたが、私はまったく寝ていない状態で朝を迎えました。そして、朝トイレに行くと「おしるし」が! 第二子を妊娠してから、まったく抱っこしていなかった上の子を抱っこしたからかも……と焦りました。 おしるしは上の子のときにはなかったので、「ついに!」と思ったものの、もうそろそろという目安なだけで、「おしるしがあってから出産まで1週間かかる場合もある」という情報をネットで見てしまったので、仕事に行く夫に軽い気持ちで「妊婦姿見納めかも〜」なんて伝えていました。 妊婦健診のあとにおなかの張りを感じ始めて…その日はちょうど妊婦健診があり、母に送迎してもらう予定だったので、保育園を休みにした上の子を小児科に連れて行き、そのまま妊婦健診へ。 11時の時点で子宮口は1cm。2人目なので、「痛みがあったら早く来てね」と言われ帰宅しました。帰る車の中、なんとなくおなかが張って定期的な痛みはあるなぁと、陣痛アプリを使ってみると、すでに3~4分! いやいや、まだわからない……そう思いつつも不安だったので、念のため母にはしばらく自宅で一緒に待機してもらい様子を見ていました。 しかし痛みは引かず、15時30分に病院に電話。すると、「入院セットを持ってきてください」と言われたので、急いで病院へ出発しました。 上の子の予言が的中!?病院に向かう車の中で、上の子に「何時に生まれるかねぇ?」と何気なく質問したところ、「ろくじ!」と言われました。ちなみに当時、上の子はまだ時間のことは理解できていません。私は、「18時ならあと2時間か〜。それくらいなら耐えられるわ。がんばってくるねー!」と言って別れました。 助産師さんにそのやりとりを伝えると、「子どもの言うことは意外と当たるよ」と言われましたが、「もしこれが朝の6時だったら結構キツイなぁ」なんて思っていました。そして、陣痛室に入ったのが17時30分。すると助産師さんが、経産婦だから早め早めにと言って、子宮口が7~8cmになったところで早々に分娩室へ。 分娩室に入ってからいつまで経ってもいきんでいいと言ってもらえず、いきみ逃しをしているはずが……何とそのままスルッと誕生! そのとき17時52分。まさかの上の子の予言が的中してビックリでした! 出産後、本人に「生まれる時間当たったよー!」と伝えたのですが、言った本人は無反応(笑)。 産後、複数の助産師さんから「小さい子どもの言うことは当たるから!」と言われました。あんまり信じてはいなかった、上の子が言った誕生の時間。出産直後に時間を聞いて、とても不思議な気持ちになったのでした。 著者:ミルク3歳、0歳の2児の母。ただいま育休中。
2021年10月22日この漫画は書籍『主婦の給料、5兆円ほしーー!!!』(鳥谷 丁子)の内容から一部を掲載しています(全17話)。■前回のあらすじ初めてのきょうだいの対面。坊やマンがどんな反応をするか心配でしたが、お嬢さんに優しく触り、嬉しそうにしていたのでした。 >>1話目を見る 小さな赤ちゃんに比べると、上の子が大きく感じてしまうのでした…。次回に続く(全17話)「主婦の給料、5兆円ほしーー!!!」連載は7時更新! 『主婦の給料、5兆円ほしーー!!!』 鳥谷 丁子(KADOKAWA) \1,210(税込) \ この後どうなる!? /書籍「主婦の給料、5兆円ほしーー!!!」はこちら 公園で遊ぶ、買い物するだけ、お風呂にいれるだけ、家にいるだけなのに…家事育児ってこんな大変なのになんで無給なの!?私は主婦の給料5億円…いや…5兆円ほしいです!主婦の奮闘、その中にある幸せをユーモア満載でお届けする注目漫画!
2021年09月23日2歳差育児に奮闘しているママの体験談です。上のお子さんが3~4歳のころ、上の子のためにしてよかった接し方を紹介しています。3つのポイントを意識することで、上の子の妹さんへの接し方が変わってきたそうです。 長男が2歳3カ月のとき、妹が生まれました。歳の差が近いこともあり、長男は妹にヤキモチを焼きっぱなし。妹が赤ちゃんのころはかわいがることもありましたが、1歳を過ぎると喧嘩の連続です。長男が3~4歳のころ、長男のためにしてよかった3つの接し方を紹介します。 長男と2人の時間を作る!まず私は、長男と2人の時間を作ることにしました。下の子を預かってもらい、長男と2人で遊ぶ時間を作り、幼児向けの映画を見に行ったり、地域の子育て支援センターに遊びに行ったり……。 長男も私と2人きりになるのがうれしかったようです。私と長男が2人きりになることで、長男と思いっきり遊ぶことができました。私も普段は妹に構いがちなので、長男とたくさん触れ合うことができて、うれしい気持ちになりました。 親子向け行事では長男とペアを組む!私の住む市では、時々幼児向けの行事があります。子育て支援センターが主催する「あそぼう会」や、図書館の主催する「おはなし会」などです。そういった地域行事に、兄妹そろって連れて行きました。親子向け行事ではママと一緒に作業したり、ママと踊ったりする機会が多くあります。そのときに私と長男がペアを組み、妹は先生にお願いしていました。 長男とペアを組むため、妹は私と離れて泣くことも……。しかし、いつからか「次は僕が先生と組むよ!」などと、長男が妹とペアを交代してくれるようになったのです。妹もうれしそうでしたし、何より長男が妹にもやさしくなってくれたことを感じられたのは、私にとって大きな喜びでした。 妹と一緒に共同作業させる!おうちで過ごすときは、兄妹で共同作業をさせました。一緒にクッキーをこねる、一緒にブロックを組み立てるなどです。2人きりにさせると喧嘩をするので、私も一緒におこないます。以前は長男が妹を叩いてしまうこともありましたが、頭をなでるなどかわいがる場面が増えてきました。 一緒に作業することで、妹に対する愛情が深まったように思えます。そのうち、お菓子作りに誘うと「妹ちゃんも一緒に作ろうね!」などと、妹を誘うようすも見られるようになってきました。 「長男と2人の時間を作る」「親子向け行事では長男とペアを組む」「妹と一緒に共同作業させる!」という3つのポイントを意識することで、長男の妹に対する接し方が変わってきたと思います。長男にたっぷり愛情を注いだおかげか、長男も妹に対して愛情を覚えていったように感じます。そのうち妹もママを求めるようになりましたが、長男が妹にママとの時間を譲る場面も増えました。その後3人目が生まれましたが、今も上の子たちとの接し方を意識して頑張っています。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:河津明香2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。
2021年08月22日妊娠24週のときにおなかの張りが続き、医師から「できるだけ安静に」と言われた2人目妊娠中。上の子は当時1歳8カ月。「思うように遊んであげられない。家事も育児もままならない」⋯⋯上の子に対して罪悪感を抱く日々が続きました。上の子のときに切迫早産で入院したので、また同じことになるのではないかとヒヤヒヤ。結果的に正期産の時期まで無事に自宅で過ごすことができた私が、当時おこなっていたことや考えていたことをお伝えします。頼れる人に甘え、サービスを利用する夫は不規則勤務で夜勤があるため、ほぼ頼れません。その代わり、車で30分ほどの距離にいる実母が1週間に2度ほど様子を見にきてくれました。 私は母に頼ることに情けなさを感じていましたが、「自分の娘の面倒を見ることは苦にならないよ」と言ってくれた母の言葉に甘え、お風呂や食事といった上の子の世話を手伝ってもらいました。母がこられず体調が悪いときは、お惣菜やテイクアウト、ネットスーパーなど、頼れるものやサービスをとことん利用しました。 テレビや動画、DVDに頼る横になったまま絵本を読んであげたり積み木をしたり、体調がいいと上の子と一緒に遊ぶことができました。しかし、おなかの張りが強い日はうずくまってそのまま寝てしまうことも……。 家事なんてもってのほか、上の子の相手すらできずに自分を責める日々……。上の子はひとりで遊んでくれるときもあれば、テレビや動画やDVDを見せることも多かったです。申し訳なさを感じる私とは裏腹に、上の子は純粋に動画を楽しんでいる様子でした。 子どもに前向きな声かけをするとにかく上の子には、「大好きだよ」と伝え続けました。制限が多く、相手をしてあげられなくて申し訳ないという感情を持っていましたが、「ごめんね」はあえて避けるように。なぜなら、上の子は私と一緒にいられるだけで楽しそうだったからです。 できなかったことに目を向けず、「今日は○○でママと一緒に遊んだね」「○○したらできたね」と明るい声かけをするように心がけました。そのおかげか、上の子は新しいことにも進んでチャレンジするようになりました。 正期産の時期に入るまで安静指示は続きましたが、周囲に頼り利用できるサービスを活用しました。上の子に対して罪悪感を持たず無理をしないことで、出産まで自宅で家族と過ごせたのでよかったと感じています。この時期に上の子はひとり遊びがとてもじょうずになり、できることも増えたので、必要な時間だったと今では思えています。 監修/助産師REIKO著者:樋山ゆり菜6歳男児、4歳女児の母。夫は不規則な勤務体制のためワンオペ育児多め。食べることが大好きで、地元・栃木県の食をメインとしたブログを運営しながら、飲食店にて接客のパートをしている。
2021年08月07日「下の子が生まれたら上の子が嫉妬して大変だよ!」と、2人目妊娠中に周りからさんざん言われていた私。2歳の長男が嫉妬しないように、産後から長男とできるだけたくさん遊んだり、スキンシップを増やしたりするようにしました。しかし、実際はなかなか思うようにいかず、気づけば私自身が疲れてしまい長男に叱ってばかり! そんな私の葛藤と体験談を紹介します。イヤイヤ期の長男2歳になる長男はイヤイヤ期真っ盛りで、すべてのものに興味津々。初めて見る生まれたばかりの次男にも触りたくてたまりません。長男は次男が眠っていると、頭部の大泉門を強くなでたり、顔に掛け物をかぶせたり。 また、次男の小さい目が気になるのか、目が開いているときに触ろうとします。泣いていれば、長男のお気に入りのぬいぐるみを次男の顔に「ボン!」と乗せたりするので、私は2人から目を離せない日々が続きました。 叱らないよう努力するも…「長男は次男に興味があるだけ」とわかっていた私は、長男が次男に対して危ない行動をするときだけ、長男になぜその行動がいけないのか説明し、叱らず注意し続けました。しかし、私が注意しても同じ行動を繰り返す長男に疲れ切った私は、ついに「何度言わせるの!」と強く注意してしまうように。 長男は私が叱るとすねるようになり、さらに強く次男に当たるようになったのです! 私は「これではいけない」と感じ、叱るのはまったく逆効果だと気づきました。 次男よりも長男に視点を!それから私は、長男に対して良いことをしたときに、思いっきり褒めるようにしました。次男への触れ合いも、授乳時など私が一緒にいるときに長男が次男の体をなでたり、次男の顔にキスをしたり、長男がしたいことを尊重するように。 夫が家にいるときは次男をみてもらって長男と2人で散歩したり、一緒に遊ぶ時間を増やすようにしました。すると、長男は次男に対して今までのような危ない行動が減ってきたのです! 私は「これが嫉妬だったのかな」と振り返り、産後は長男への接し方が大事だと気づきました。 産後は私自身が疲れているうえに、2人の小さな子どもの世話をするのは大変でした。つい長男に対して叱ってしまう自分に嫌気がさしてしまうことも。しかし、私の行動ひとつで2歳の子どもがこんなにも変化するんだということに気づき、改めて自分の行動を見つめ直すことが大事だとわかりました。また、自分に余裕がないときは夫に協力を求め、家族みんなで子どもたちを支えていくことが必要だと学びました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ2男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2021年08月06日私には7歳・5歳・2歳・0歳の子どもがいます。4人きょうだいの上2人にはついつい「自分でやってね!」と言ってしまうし、下の子たちの面倒もたくさん頼んでしまいます。一生懸命やってくれるけど、本当は大変だよなぁ……と気づかされたことがあったのでご紹介したいと思います。 「かわいいけどちょっと困る!」長男と次男は2歳半差。次男が生まれたときには「これがおめめ、これが鼻、あ~かわいいな~」なんてメロメロだった長男ですが、次男がハイハイを始めたころからかんしゃくが多発するようになりました。せっかく作った作品が壊されたり、おもちゃはよだれでべとべとにされたり。 赤ちゃん返りはほとんどなかったですが、ふとしたときに長男が「○○ちゃんはかわいいけど、ちょっと困る!」と叫んでいて、お兄ちゃんは大変だなぁと思ったのでした。 「ばあばんちに行ってくる!」次男から2歳半差で、第3子が誕生! 次男に対しては着替えやトイレなどを「自分でやってね」と言うことが多くなり、できていないと長男が「そんなこともできないのか!」と少々強く言うこともありました。妹が少し成長しておもちゃの取り合いになると、気の強い妹が勝ち取ることが多く、次男は噛まれてしまうことも多々。 お兄ちゃんにはバカにされ、妹には喧嘩で負け、親は育児・家事で忙しそう。次男は家で過ごすのがつらかったのかもしれません。しばしば「ばあばんち行ってくる」と義実家で過ごしていました。家族で「次男の気持ちを大切にしよう」と話し合って、なるべく次男の話には耳を傾けるように意識するようになりました。 「お母さんにはわからないよ!!」第3子から2歳差で第4子が生まれ、ますますバタバタな毎日。お兄ちゃんたちは自分のことは自分でできて「当たり前」とされ、下の子のお世話や簡単な家事もどんどん任されるようになりました。 しかし次男は気に入らないことがあるとキーキー叫び、物を投げたりドアをバタンと強く閉めたり、とにかくぐずり始めたらなかなか止まらず、私もイライラすることも多くなりました。 しかし、ある日長男が放った「お兄ちゃんは大変なの! おかあさんにはわからないよ!!」のひと言。私自身が年の離れた3きょうだいの末っ子だったので、言ったのでしょう。長男だってまだ7歳、次男はまだ5歳、もっと甘えたいこともあるんだよな……と反省しました。 4人も子どもがいると、毎日必ず喧嘩はあるし、上の子たちは我慢しなければいけないことも多いです。それでもきょうだいの誰かがいなくなると「つまらない!」と言っています。夜寝るときは相変わらずママの隣の争奪戦。あともう少しだけ、お兄ちゃんたちと触れ合える時間を大切にして過ごしていきたいです。 監修/助産師REIKO著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2021年07月13日「上の子かわいくない症候群」という言葉を初めて聞いたとき、娘をでき愛していた自分には関係ないことだと感じました。しかし、2人目を出産して少ししたころ、その言葉を思い出し、悩むようになってしまったのです。そんな私の体験談をお伝えします。 5年間ひとりっ子だった娘わが家の娘は、弟が生まれるまで5年間ひとりっ子でした。パパ、ママはもちろん、両家の祖父母からもとてもかわいがってもらい、愛情たっぷりに育てましたが、わがままになることもなく、素直でやさしい女の子に成長しました。 母娘であちこちお出かけしたりして楽しく過ごしていたので、このまま子どもは娘ひとりだけでもいいかなあ……と思ったことも。ただ、やはりきょうだいがいたら楽しいだろうし、妹か弟が欲しいという娘の希望もあったので、2人目を考えることにしました。 上の子かわいくない症候群2人目を妊娠したことで、先輩ママたちから通称「上の子かわいくない症候群」という、2人目が生まれたことで上の子をかわいいと思えなくなる現象の話を度々聞きました。ですが、自分についてはまったく心配はしていませんでした。 むしろ下の子が生まれたあと、今までと同じように娘に手をかけてあげられなくなることが心配だったのです。妊娠中、娘はいつもより少し甘えん坊になりましたが、それもかわいく思え、残された2人だけの時間を愛おしく感じていました。 下の子が生まれて起こった気持ちの変化下の子が生まれると、娘はさらに私に甘えるようになりました。パパは仕事が忙しく、退院直後からワンオペ育児で余裕のなかった私は、娘の甘えに対していつしかイラッとするようになってしまったのです。 それでも、2人目が生まれたときは上の子優先!という先輩ママのアドバイスもあり、できるだけ娘の甘えを受け入れるようにしていたのですが……。そこには完全に無理している自分がいました。特にハグなどのスキンシップには、強い拒否反応を感じてしまいました。 上の子をかわいく思えず悩んだ日々私に限ってそんなことはない!と思っていましたが、残念ながら明らかに「上の子かわいくない症候群」でした。相談した先輩ママたちからは、「今だけだよ、自然に直るよ」と言ってもらったものの、毎日が苦しくて、娘に申し訳なくて、自己嫌悪に陥り悩みました。 ただ不思議と、下の子が寝ている間は出産前と同じように娘にやさしくなれたのです。下の子が起きているときは、仮面をかぶって娘と向き合っているようでつらかったですが、下の子が大きくなるにつれて、不思議と少しずつ、娘への気持ちは戻っていきました。そして今は完全に元に戻りました。 あの日々の葛藤はつらかったですが、これまで娘には手をかけすぎたかもしれない、過保護気味だったかなと思うこともあり、2人目が生まれたことで、ほどよい親子の距離感になったようにも思います。これから先も親子のあり方に悩むこともあると思いますが、その都度、より良い関係に変化していけたらいいと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKOイラストレーター/山口がたこ著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年06月25日東京衛生病院の小児科医、私生活では8歳・6歳・4歳の子育て中という3児のママ小児科医保田典子先生のコラム。今回は、「上の子可愛くない症候群」についてお話ししてもらいました。 こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では8歳、6歳、4歳の子どもを子育て中の3児の母です。今日は、きょうだいが増えたときの上の子への接し方の問題です。子どもが増えたときに「上の子が可愛くない」と思ってしまったことはありませんか。こんなとき、どうするかお話をしたいと思います。 「上の子可愛くない症候群」とは?「上の子可愛くない症候群」はきょうだいが生まれたあと、上の子が可愛く思えない、冷たい態度をとってしまうような状態のこと。もちろん、医学的にはこんな病気はありませんが、きょうだい児をもつ親御さんによくあります。 外来で診療をしていても時々「お兄ちゃん/お姉ちゃんが可愛くなくってしまって……」とお話しされるママがいらっしゃいます。 下の子よりも上の子にイライラしてしまうのはよくあることですが、「上の子が可愛くない」「そんなことを思ってしまう自分は母親失格」だと思ってしまう「上の子可愛くない症候群」は、家事も育児もしっかり頑張っている真面目なママが多いと感じます。 なぜ、上の子が可愛くないか、イライラしてしまうかでは、どうして「上の子が可愛くない」と思ってしまうのでしょうか? それは、イライラしたり、怒るということは「自分の理想やあるべき姿よりも劣っている状態」だからです。 まだ生まれたばかりの赤ちゃんに「こうあるべき」とは思いませんよね? ギャン泣きして、「早く泣き止んでほしい」とは思っても、それがどうしようもないこともわかっているので、可愛くない、とまでは思わないことが多いです。 反面、お兄ちゃん、お姉ちゃんは年齢が上で「お兄ちゃんならひとりでお支度できる“べき”」「お姉ちゃんなら下の子の面倒をみてくれる“べき”」という気持ちが(ママが明確に思っていなくても)深層心理であるため、それに沿わない行動をされるとイライラしたり、可愛くないと思ってしまいます。 さらに、上の子(特に初めての子ども)だとママも初めての子育てで、「ちゃんとしなきゃ」と思いがち。その「ちゃんとしたお兄ちゃん/お姉ちゃんになってほしい」という気持ちが感情になって表れがちになってしまうのです。 「上の子可愛くない症候群」の乗り越えかた①なぜ「可愛くない」と思うか整理してみるまず、上の子に対してなぜ「可愛くない」と思ってしまうかを整理してみましょう。ワガママを言う、自分のことを自分でしない、下の子をいじめる……。「可愛くない」は、さきほども述べたように「こうあるべき」という想いが隠れています。上の子に対して「こうあるべき」と思っている自分を認めましょう。 ②「こうあるべき」は本当に「こうあるべき」なのかを疑ってみる例えば上の子が赤ちゃん返りをして、「こうあるべき」が崩れてしまっている場合、時が経てば解決することがほとんどです。少し待てばできるようになることなら、今ガミガミしてそれを改善すべきなのかな?と疑ってみてください。「別にちょっと待てば解決する“〜するべき”なら、待ってみようかな」と思えたら良い傾向です。 ③気持ちは否定しなくてOK、対応を意識して子どもが可愛くないって思ってもいいんです。ママだって人間ですし、内面から出てくる感情を否定はしなくてもいいんです。でも、可愛く思えないからといって、ママの養育態度が上の子に対して冷たすぎたりする場合、子どもの愛着障害などにつながったりもするので、注意が必要です。適度に話を聞いたり、スキンシップをとったりしましょう。 「可愛くない症候群」とは一時的なものです。“子どものため”と割り切って、可愛くないという気持ちは否定せずに、子どもへの対応は気をつけるようにしましょう。 子どもが可愛くない、という気持ちもママが頑張っている証拠診療で相談にくるママたちも、真面目で頑張り屋さんの人ばかりでした。「可愛くない」という気持ちは、上の子の初めての子育て、初めてのきょうだい子育てを頑張っているために生まれるものであると感じています。ママが悪い訳ではありません。自分を責めずに「私、頑張っている!」とご自身を褒めてあげてくださいね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2021年02月26日女優で歌手の上白石萌音と、シンガーソングライター・大橋トリオのデュエット曲「ミルクとシュガー duet with 上白石萌音」のミュージックビデオが17日、公開された。実際のレコーディングに臨む様子を中心にイラストやアートワークで構成され、2人の和やかで自然な表情や真剣な姿が収められたミュージックビデオ。お互いの声の魅力が詰まった爽快感のある同曲は、本日より先行配信がスタートした。また、3月3日にリリースされる大橋のニューアルバム『NEW WORLD』にも収録される。合わせて、このたびオフィシャルインタビュー(取材・文:高岡洋詞)が到着した。■あえて崩すことでいい変化が生まれるんじゃないか(大橋)──さっきレコーディング中の様子をチラッと拝見しましたが、とっても和気藹々としていましたね。いい雰囲気でした。大橋:いい子だから。(上白石に向かって)僕、ふだんはこんなじゃないからね。上白石:あはははは。──去年のインタビューで話されていた共演が、早くも実現しました。繰り返しになりますが、そもそもの発端までさかのぼって話していただけますか?大橋:萌音ちゃんのアルバム『note』に参加させていただいたのが最初です。上白石:わたしがもともと大ファンで、ダメ元でお願いしたんです。大橋:全然ダメじゃないです(笑)。「Little Birds」という曲を書かせていただいて、レコーディングに立ち会い、「大ファンなんです」という話もしてもらって、すごくいい歌をうたう人だなと思いました。その後、自分のアルバムにお招きする形になったらどういう可能性があるのかな、と考えたんです。楽曲提供だと彼女のスタイルを守った中での作業になるわけですが、自分のほうに来てもらうとそこをあえて崩すことになる。そうなったらすごくいい変化が生まれるんじゃないかな、と。そう考えてオファーをしまして、ドラマ撮影などで本当に多忙な中、なんとか1日こじあけてもらったんです。上白石:いえいえいえ……恐縮です。■「おおお、チャレンジだ!」と思いました(上白石)──上白石さん、今回は崩されたわけですが。上白石:そういう形になりますね(笑)。曲を聴いたときに「おおお、チャレンジだ!」って思いました。今まで歌う機会のなかった曲調でしたし、雰囲気もそうですし。なんか1個ステップアップというか、新しい歌い方に出合えそうな感じがして、すごくワクワクしましたし、事前にめっちゃ歌い込みました。大橋:忙しいのにすごくちゃんと予習してきてくれたんですよ。いい子なんです。偉い。上白石:ファンなので新曲が出るとすぐ覚えちゃうんですけど、その感覚です。新曲をいち早く聴けて「あ、覚えちゃった」みたいな。なので覚えることにまったく苦労はなかったんですけど、「新しい部分をたくさん引き出そうとしてくださってるんだな」って初めて聴いたときに感じました。大橋:それが伝わってうれしい。■ひょっとしたらこんな子見たことないかも?(大橋)──大橋さんは上白石さんの歌のどこが魅力的と思っていますか?上白石:(インタビュアーに小声で)聞いてくださってありがとうございます。大橋:(笑)。このキャラクター、人間性が100%出ている歌をうたう人だなって。実際に会ってもイメージまんまだし、なおかつちゃんと技術もある。歌がうまい。ひょっとしたら自分はこんな子見たことないかも? と。上白石:えぇ……(唖然とした表情)。大橋:「Little Birds」のときも、本当に忙しいのに一所懸命がんばって取り組んでくれたことが伝わってきましたし、リクエストにもちゃんと応えてくれるし、応えるスピードが速いんです。ボーカリストとしての体力があるなと。歌がうまい人はいるけど、適応できる人って僕はあんまり会ったことがないんですよ。上白石:いえいえそんな……わたしはこんなふうにいろいろ言ってもらいながら歌える機会ってなかなかないので、今日のことは全部吸収して帰ろうと思います。心のノートに刻みつけて。大橋:いやいや、間違ったこともたくさん言ってるはずだから。■大橋さんは他を探しても絶対にいらっしゃらない方(上白石)──上白石さんは大橋さんの音楽のどういうところがお好きですか?上白石:まず声が大好きで、曲調も楽器の音もすごく好きで……他を探しても絶対にいらっしゃらない方だなって思います。大橋:あぁ、うれしい。上白石:他では見つからないようなあったかさ、おしゃれさ、かっこよさが、大橋さんのアルバムを聴けば全部あるって感じがして、大好きです。こないだライブにご招待いただいて、初めて生で拝見したんですけど、いや~、もう、めちゃめちゃかっこよかったんですよ! 「大橋トリオライブ」って書いてありますけど、ミュージシャンの方ひとりひとりがメインキャストっていう感じで、見どころしかないから目が足りなくて(笑)。全員分のカメラがほしい! って思いました。音楽ってこれなんだな、っていうことをすごく感じて。ずーっと聴いていれば耳が幸せでい続けられる確信があります。──すばらしいコメントですね!大橋:自分が「こうあったらいいな」と思うことが全部伝わってます。いや、本っ当にうれしい。オフィシャル取材:高岡洋詞
2021年02月17日■前回のあらすじ2人目が産まれても上の子はかわいいままでした。でも3歳になる直前の頃、いっちゃんはとても気分が変わりやすくなったのです。なぜ優しくできなかったんだろう…なぜあんなにイライラしていたんだろう…あの頃はわかりませんでした。今思えば…こんなにいい子で優しくてがんばってくれていた。ニイくんが優しく育ってるのも、いつもいっちゃんが優しくしてくれてたおかげ。あまりに「いいお姉さん」すぎて、頼りすぎてしまったって、今になってようやく気づきました。次回へ続く 【同じテーマの連載はこちら】 産後の話 この連載の全話を見る >> 親子を救う!?ピンクのパンダのオールOK! この連載の全話を見る >>
2020年12月12日こんにちは、リコロコです。2人目を出産前、「上の子可愛くない症候群」についてふと頭をよぎりました。こんなに可愛いのに、可愛くないと感じることがあるのかな…、と感じていたのですが、出産後、私の気持ちに変化が現れたのです…。そのときのエピソードをご紹介します。改めてふり返ってみると反省することばかりです。可愛くて可愛くて寝顔を見てるだけで涙が出るほど可愛くて仕方のなかったいっちゃん。下の子が生まれても今までと同じように愛情を注いでいるつもりでした…。今もまだまだ待たせることは多いけど、いっちゃんには本当にいろいろ我慢させていたな…と感じています。次回へ続く 【同じテーマの連載はこちら】 産後の話 この連載の全話を見る >> 親子を救う!?ピンクのパンダのオールOK! この連載の全話を見る >>
2020年12月11日第一子の息子は現在1歳3カ月、そして私は第二子妊娠中で妊娠8カ月になります。第二子の妊娠が判明したとき、息子はまだ生後10カ月でした。ハイハイとつたい歩きをしている息子の育児中につわりがやってきたのです。私がつわり中の息子の様子やパパの奮闘ぶりをお伝えします。 第二子妊娠時のつわり息子を妊娠したときのつわりは吐きづわりで、20日ほど入院するくらいつらいものでした。第一子妊娠時は自分のことだけを考えればよかったので入院できましたが、今回は息子の育児をする必要があり、入院している場合ではありません。なんとかその気持ちが通じたのか、入院するほどひどい状態にはなりませんでした。ただ、気持ち悪くて動くことがつらいため、妊娠が判明したころからほぼ1カ月ほどは寝て過ごす日々でした。 つわり中の息子の様子生後10カ月の息子にはまだ言葉も通じないので、「つわりでつらい」ということを理解してもらうことは当然不可能です。そのため、寝ている私に向かってハイハイで突進してくることも多々ありました。 私は寄って来た息子を横になったまま抱きしめ、「ごめんね、つらくて遊んであげれないんだよ」と言葉にするよう心がけていました。幸い息子がまだ歩き出していなかったので、決められたスペース内でハイハイしている様子を見守ることができて助かりました。 つわり中のパパの奮闘ぶり!私が寝込んでいる状態だったため、家事・育児のほぼすべてをパパがおこなうことに。毎日の買い物、洗濯、料理、そうじ、そして息子のお風呂と離乳食作り……。すべてパパが頑張ってくれました。 もともとひとり暮らしも長く、普段も家事を率先してやってくれるパパだったので、私が寝込んでも特に困ることなくこなしてくれて、ありがたいと感じました。 現在、つわりのようなつらさはありませんが、おなかが大きくなり、動きが制限された状態になってきています。息子が走り回るようになり、第一子のときのようなのんびりした妊娠生活は送れていませんが、パパにも協力してもらって、なんとか妊娠生活と家事・育児を両立中です! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:岩田かおる子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年11月30日私は出産を機に退職。それから4年間、専業主婦として2人の子を育ててきました。上の子は幼稚園の年少、下の子は1歳。あと1年待てば下の子も幼稚園のプレが始まるという年齢でしたが、下の子を小規模保育園に預けてパートで働き始めることにしました。一番の動機は夫が不在がちのため2人育児がつらく、現状をどうにかしたいという思いが強かったことです。働き出すまでの道のり、そして実際に働いてみて感じたことをご紹介します。 保育園が見つかった!上の子とは幼稚園入園までの3年間ずっと一緒にいました。周りの友だちも、当然のように下の子も入園まで自宅でみています。そんななか、うちだけ下の子を保育園に入れることに罪悪感もありました。下の子に申し訳ないような、やるべきことを途中で放棄したような感覚でした。私の住んでいる地区の認可保育園は超激戦。求職中では歯が立たず、4月入所はできませんでした。少しホッとしたのも本音です。近くの認可外も検討しましたが、パート勤務を希望しているため、保育料の高さがネックとなり踏み切れず。今年度は無理かなと思っていた矢先、近くの少規模保育園が大幅な保育料の値下げをしたことを知りました。これはもう縁だと思い、すぐに電話をして入所の申し込みをしたのでした。 生活バランスは最高保育園の慣らし保育の間に面接を受け、無事に仕事も見つかりました。保育園と仕事、両方が軌道に乗るまでは、毎日緊張しながら過ごす日々でした。やっと落ち着いたかなと思ったら、息子が発熱。数カ月経った今でも、度々風邪をもらってきますが、職場が理解してくれているので助かっています。夫も不在がち、両実家も遠いわが家の場合、私の体調が万全でないと家事・育児はまわりません。保育園のおかげでその重圧がかなり軽くなりました。また、職場で誰かと話すこと、業務に集中すること、生活の中に家事・育児以外のやりがいが加わって、本当に良いバランスだと感じています。 働いて見えてくる問題点仕事が忙しい時期は、上の子は幼稚園の預かり保育を利用し、仕事が終わってから幼稚園と保育園の2カ所にお迎えに走ります。バタバタで毎日あっという間。また、夏休み期間は8月からお盆明けまでは幼稚園の預かり保育がまったくなく、働きづらさも感じました。下の子が少規模保育園を卒園したあとは、上の子と同じ幼稚園に入るか、別の保育園に入るか検討中です。そして、パート収入の半分は下の子の保育料に消えます。子どもが熱を出したり、祝日が多かったり、園行事の都合で仕事に行けない日も多く、稼ぎとしてはおこづかい程度。私個人の生活としてはバランスが良いけれど、もう少し子どもが手を離れたら仕事の比重を増やしても良いかなと思っています。 下の子だけを保育園に入れる後ろめたさは最初だけでした。ブランクがあるからこそ仕事は新鮮でおもしろく、子どもを介さない人間関係も気楽で、世界が広がった感じがしました。1日中子どもと一緒だったときよりもメリハリが出て、子どもといる時間も充実感が得られるように。園ママとの人間関係などの細かい悩みも全然気にならなくなりました。そして何より、初めてのお給料を家計に納めたときの満足感は今でも忘れられません。働き始めて本当によかったと思います。 監修/助産師REIKO著者:ひらたかおる二児の母。趣味はメルカリと写真。自分の備忘録と、いつか誰かの役に立つことを願って妊活中からブログを続けている。2018年から、自身の妊活や子育てでの経験をさらに活かすべくライターとして活動している。
2020年11月22日登場人物おかめ:ワーキングマザー。息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『息子のパパイヤ期』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。プラレールとトミカに夢中。最近の欲しいものは『プラレールのレール』赤ちゃん、お腹の中にいるの?おかめさんからのメッセージ今回、なぜ育休や産休ではなく、退職を選んだかについてお話します。実は一人目のおまめのとき、保育園に入れたいと考え、当時の職場を休職扱いにしてもらいました。ですが、自身の住んでいる場所が保育園激戦区に加えて、引っ越しや里帰りなどで忙しく、保活の準備ができないまま出産となりました。休職明けの仕事の忙しさなども積み重なった結果、かなり出遅れての保活スタートになってしまい、当然入園することができませんでした。保活失敗によるストレスでかなり落ち込み、今でもトラウマのようになっています。今では、産後でヘトヘトななか無理して園見学や説明会、役所への相談に行かなくても良かったのではないかと思うこともあります。おまめのときにわたしには産後すぐに保活をする体力が無いのだとわかったので、今回は休職ではなく退職を選びました。育児と仕事・保活の板挟みを避け、少しでも心に余裕を持って保活を始めたいと考えています。今のところは下の子も年少の時期に幼稚園へ入園させて、そのタイミングでまた求職活動をしようと考えています!上の子との2人育児にもなるので、自分が一番どうしたいかを選択しました。編集後記幼いころ、お腹の中で赤ちゃんが大きくなる仕組みが不思議だったという方もいるのではないでしょうか。編集部員Oもそのような疑問を抱いていたなあ、と懐かしい気持ちになりました。おまめくんが「お腹の赤ちゃんが迷子になってしまわない?」とかわいらしい心配をする姿にとてもほっこりさせられました!そして、お兄ちゃんらしい一面も垣間見えて産後も頼もしい姿を見せてくれるんだろうな…と想像が膨らんでしまう回でした。(ままのて編集部)妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2020年10月30日夏休み中、上のお子さんが突然入院することになったママ。下のお子さんの預け先がなく、家で見ることに。上のお子さんの退院後、下のお子さんにたくさん我慢させてしまったことに気が付いたママの体験談を紹介しています。 現在、6歳と3歳のやんちゃな男の子2人を育てています。8月の夏休み中、長男が病気で2週間入院することに。その後、長男は無事に退院できました。退院後、急にわがままになった次男を見て、我慢させてしまっていたことに気が付いたわが家の体験談です。 長男の突然の入院夏休みの間もずっと元気だった長男。しかしある日、足に見慣れない発疹があるのに気が付きました。念のため、小児科に連れて行きました。そこで1週間かけて検査したところ、小児に多い病気であることがわかり、入院が決定。 幸いお医者様に「予後は良い病気なので心配しなくて良い」と言われホッとしました。しかし、困ったのが次男です。病院の面会は両親のどちらかしか行けず、次男も幼稚園が夏休みに入っていたので預け先がありませんでした。 誰かに預けるか迷うも…次男を親族かママ友に預かってもらおうとも思いました。ただ、どちらの両親も高齢で距離もあり、さらに新型コロナウイルスがまた流行りだしている時期ということもありちゅうちょ。ママ友の家も在宅のパパが多く、やはり預けるのには気が引けてしまい……。 夫は緊急事態宣言中は在宅勤務でしたが、通勤に戻っていました。そこで、会社に相談して夫が在宅で仕事をしながら次男を見ることに。そして、もし次男が騒いだり泣いたりして仕事ができないようであれば、誰かに預けることを考えることにしました。 予想外に良い子だった次男長男の病院は、13時から20時まで面会可能。長男は初めての入院でかなりショックを受けていました。そのため、看護師さんとも相談して、できるだけ面会可能な時間は長男に付き添わせてもらうことになりました。 イヤイヤ期が終わっていない次男が家で大人しくしているか心配でしたが、意外にも夫が仕事中は静かにプラレールで遊んだり、テレビを見たりしていたとのこと。長男が退院する2週間、なんとか家族だけで乗り切ることができました。 我慢していた次男ところが、長男が無事に退院した翌日。次男がささいなことで急に激しく泣き出したのです。長男が入院している間はとても良い子だったので、驚くと同時に私は次男が今まで相当我慢していことに気が付いたのです。 入院していた長男ばかりに気を取られてしまい、次男にはとても寂しい思いをさせてしまいました。まだ3歳にも関わらず家庭の異変を感じて、じっとひとりでわがままも言わず、我慢していた次男の気持ちを考えると涙が出そうになります。 長男の入院という初めての経験。私も夫も精神的に余裕がなく、もっと次男を気づかってあげればよかったと反省しました。ただ、今回の出来事で家族の絆は強まったと感じます。現在はいつもの長男、次男に戻り、2人で、時に喧嘩しながらも楽しそうに遊んでいます。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:竹内優実6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2020年10月24日登場人物■ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意な男の子。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。■ねむ:2020年7月生まれ。よく寝る女の子。■つぶみ:ほにゅ&ねむの母。すぐムリっていう。一応一生懸命取り組む。■ぺー:ほにゅ&ねむの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。二人目出産は上の子が気になる!でも今は…編集後記二人目を出産すると、上の子が急に赤ちゃん返りをしたり甘えてきたりということがあります。先輩ママからは、上の子の心のケアをしてあげてとアドバイスを受けた方もいることでしょう。上の子の年齢にもよりますが、まだまだ甘えたい盛りということも多いですよね。特に出産直後は、ママと赤ちゃんは産院に入院しています。祖父母や夫のサポートがあるとはいえ、どうしても上の子の存在が気になります。しかし、入院中は生まれたての赤ちゃんとゆっくり過ごせるかけがえのない時間です。「ふたりとも同じくらいかわいがったっていいじゃない」というつぶみさんの言葉に、ジンと心が温かくなりました。つぶみさんの優しさが伝わる、貴重なエピソードですね。ままのて編集部つぶみさんの二人目妊娠のマンガはこちらままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描く漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2020年10月07日夏休みは家で過ごす時間が長いため、いつも以上に増えるきょうだいゲンカ。そんな時、上の子に対してつい厳しく叱ってしまうママは多いのではないでしょうか。私は元幼稚園教諭であり、現在は2児のママとして活発なきょうだいの育児に奮闘中。今回は、私の今までの経験から、きょうだいが仲良くなるために必要な、親の上の子のへ対応についてお伝えします。ケンカの原因は、下の子への嫉妬かも一緒にいる時間が長くなると、きょうだいケンカが増えるのは仕方のないこと。やりたい遊びがちがったり、ものの取り合いであったり、理由のあるケンカは、お互い素直に気持ちを出し合える仲のいいきょうだいだからこそ起きるものです。しかし、上の子が下の子に必要以上にきつく当たったり、理由なく手を出すことが多い場合、「下の子への嫉妬」が原因かもしれません。具体的には、下の子のものを取る、叩く、押すなど明らかにいじわるをしているなど。ある程度の年齢になると、ものを貸さない、下の子のやることが気になり文句を言う、無視するなど、冷たい態度をとることもあるかもしれません。叱りすぎは上の子の嫉妬心をあおり、悪循環に!それでケンカになると、上の子が原因となっていることが多いわけですから、叱られるのは上の子に。ママとしては上の子に、「叩いてはいけない」「下の子にも貸してあげなきゃダメ」「優しくしなさい」など伝えなくてはいけないと思うので、どうしても厳しくしてしまいがち。しかし、「嫉妬」からいじわるをしている場合は、それがよくないことというのは、その子自身がすでにわかっていることが多いのです。それでも下の子に対しイライラが抑えられず、悪いとわかっていてもいじわるをしています。また、何とかして大人の気を引きたいという思いが行動に出てしまうことも。上の子がそのような気持ちを抱えている時に、ママにきつく叱られると、叱られない下の子に対しイライラし、さらにいじわるをするという悪循環になってしまうのです。叱らずに甘やかすことが解決の近道上の子が嫉妬から下の子にいじわるしていると感じたら、親がすべきことは叱ることではなく、「甘やかすこと」なのです。改めて考えてみると、下の子は許されていて、上の子は許されないことは多くあるはず。いったんそれをゆるめて、同じように対応します。たとえば、下の子に靴を履かせてあげているなら、自分でできる上の子にも履かせてあげましょう。また上の子だけの特別な時間を作ります。下の子のお昼寝の時間に抱っこする、二人だけでアイスを食べるなど、なんでもかまいません。そして、当たり前のこともほめてあげましょう。下の子がまだできないことができていたら「さすが〇歳だね!」と誉めたり「お兄ちゃん(お姉ちゃん)ってすごいね!」と下の子に同意を求めたり。「下の子に負けないくらいかわいいよ!大切だよ!」というメッセージをどんどん伝えてあげればいいのです。上の子の様子を見ながら軌道修正していけばいい甘やかすこと、かわいがることを続けていくと、少しずつ上の子に余裕ができ、下の子に当たることが少なくなってきます。そうしてやっとお兄ちゃん・お姉ちゃんとして、下の子にやさしく関わることができるのです。とはいえ、私自身子育てをしていて感じるのは、上の子の愛情バロメーターは底がないということ。もともとは、両親からの愛情を独り占めしていた第一子。親としてはできる限り手をかけ、かわいがっているつもりでも、本人にとっては足りないという時もあるようで、常に満足させるのは至難の業。だから、親が十分に対応できないときがあっても、それはそれでしょうがないのかなと思うようにしています。大事なのは、上の子の「嫉妬心」に気づいた時にはいつもより少し優しく対応すること。その時々の様子に合わせて軌道修正しつつ、関わっていけばいいと思います。
2020年08月22日