昨年長男が小学校に上がり驚いたのが、毎日持ち帰るプリントの量。今年からはペーパーレス化が推進され、昨年に比べると持ち帰るプリント類は少なくなりましたが、学年便りやテストの返却、成績表…とゼロになるわけではなく。大量のプリントを仕分けるのに一苦労していました。そんなとき目に止まったのがA4サイズのプリントがしっかり入る、bon moment(ボンモマン)の「がばっと開いて見やすい 書類収納ケース」です。これだったら小学校から持ち帰るプリントをまとめて収納できるかも?!と迎えることにしました。今回は書類収納ケースの、わが家での使用シーンをご紹介します。13個のポケット付き!がばっと開くからプリントから出し入れがスムーズ学校から持ち帰るプリントは、写真を撮ってスマホのアプリで確認する方が手間がなくラクだと思うのですが、わたしはすぐ見えるところで管理したいアナログ派。今までは、・1年間保存するプリント(年間行事予定表、PTA規約、緊急時対応など)・1ヶ月〜学期ごとに保存するプリント(毎月発行される学年便り、返却されたテストなど)・成績表の、3つのファイルに分けて手元で保管していました。見やすかったのですがファイル別に保管しているため、年間表と今月の予定を照らし合わせながら見ておきたいときなどの、両方まとめて見たいとき不便に感じることが…。また、成績表もどちらかに一緒に収納できたらいいなぁと感じていました。その点こちらの収納ケースは、ポケットが13個ついているので細かく分類できて便利!▲マチは最大25cmまで広げることが可能。さらにインデックスがついているので、ラベリングしておけば一目で何が入っているかがわかります。自立するのでテーブルに広げて使いやすく、ファイルと比べると上から出し入れしやすい印象です。アコーディオンのようにガバッと開いて、閉じるときは圧縮できるので大量のプリントを収納していてもスリムに収まりますよ。暮らしのちょっとした場所にも取り入れやすいカラーも使いやすい理由のひとつです。学校関連のものをひとまとめにすれば、見返すのも整理もラクになる!早速今まで3つに分けていたプリント類を、分けていきます。前方にはチェックしたり出し入れの多い学年便りや、返却されたテストを科目ごとにIN。新しい学年便りやテストが返却されたタイミングで、前月分を手放し新しいものに入れ替えます。運動会や授業参観などの詳細が書かれたプリントも、その行事が終わるまで保管。見る機会が少ないプリント類は後方に。ポケットはクリアファイルごと入れることができるので、 1つのポケットの中を更に項目別に分けたい場合はクリアファイルを使って仕分けてもよさそうです。項目ごとに収納する枚数がバラバラだったり、書類の厚みにバラつきがあってもスッキリ収まるところもうれしいポイント。閉じて収納するのも便利でよいのですが、わが家は長男に自分でプリント管理をしてもらいたく、あえて開いたままランドセル収納のすぐ近くに設置。お便りとテスト返却のプリントのみ持ち帰ったあと長男に前月分を捨ててもらい、新しいものを上から差し込んでもらっています。(それ以外のプリントはテーブルに置いてもらい、その場でわたしが仕分けています。)▲開いて置いておけば、長男もプリント管理がしやすくて◎。今までは2つのファイルをチェックしなければいけなかったところ、こちらだとこれ1つ&一度で学校関連のものを把握できるようになり、とっても快適!ひとまとめにして項目ごとに分けることで、「あれ?あのお知らせどこにやったっけ?」を防ぐことができますよ。出し入れもスムーズのため、あとで見返したいときや不要な書類を整理したいときにもストレスなく行えるようになりました。いかがでしたか。bon momentの書類収納ケースでプリントの整理、収納する仕組みづくりを作ったことでプリントが溜まらず、保管・処分と流れがスムーズになりました。プリント整理でお困りの方、納得のいくプリント整理法が見つからない!という方にオススメのアイテムです。 【ご紹介したアイテム】A4が入る便利なジャバラ式ファイル。プリントや取説、保証書などの整理に。たっぷり大容量な13ポケットで月別の整理にもおすすめ。おしゃれなインテリアにも馴染む布製カバーも◎⇒ bon moment 書類 収納 ファイル ファイル収納 A4書類収納 がばっと開いて見やすい Lサイズ/ボンモマン 中村綾子30代、主婦。賃貸アパートに夫と男の子兄弟の4人暮らし。転勤族なので身軽に暮らしたいと思いつつ、暮らしに役立つ便利アイテム好き。
2022年11月10日「10月下旬にTBSアナウンサーの小笠原亘さん(49)が、ゴルフ練習場から救急車で運ばれる騒動があったのです」こう話すのは東京都内にあるゴルフ練習場の常連客だ。TBSで中継されるゴルフのマスターズ・トーナメントのメイン実況や『炎の体育会TV』(TBS系)などを担当する小笠原アナ。`21年4月に松山英樹選手(30)がマスターズで日本人初優勝を成し遂げた際も小笠原アナは実況しており、松山の優勝にもらい泣き。あまりの感動で言葉が出てこず55秒間沈黙したことは話題となった。そんな小笠原アナが、プライベートで訪れていたゴルフ練習場でいったい何があったのかーー。「この日、施設の3階の中央あたりで練習していた人々が突然ざわつきだしました。どうしたのかと思い見に行ってみると、小笠原さんがいて左こめかみあたりから大量に出血していましたね。ゴルフグラブが頭に当たったのでしょう。練習場の関係者が救急車を手配して、小笠原さんは救急車で搬送されていきました」(前出・常連客)ゴルフ練習場を騒然させた今回の事故。小笠原アナ自身も、10月24日に出演したラジオ『ジェーン・スー生活は踊る』(TBSラジオ)でこう語っていた。「クラブがですね。左の眼の眉毛のあたりにドーンとあたりまして。アイアンって鉄でできたあれなんですけど。それでスパッと切れまして。ちょっと何針か縫う。眉毛のところ」同放送ですでに腫れは引いており、脳の検査も問題はなかったと明かしていた小笠原アナ。今回は大事に至らなかったようだが、ゴルフ中のケガにはご用心を。
2022年11月03日子どもの人数が少なくて、全学年を見ているんだけど全員一緒にできる練習はある?とのご相談をいただきました。人数が少ないチームでは同じような悩みを持つ指導者の方もいるのでは。今回も、ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、低学年からサッカーIQを高め、技術も習得する練習法をご紹介しますので、参考にしてください。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<サッカーの各ポジションの役割、動く範囲やポジショニングを効率的に教える方法はある?<お父さんコーチからの質問>はじめまして。小学校のチームでサッカーを教えています。分類としてはスポ少です。子どもの数が少ない地域なので、年によって人数は違いますが各学年3~4人程度で、指導者も私しかいないため、全学年一緒に練習しています。安全のための見守り役として保護者の方が来て下さることはありますが、サッカーの指導はしません。そんな状況なので、小学1年~6年の全員一緒に出来る練習、特に技術トレーニングを教えてほしいです。やっぱり年齢差があると技術的にもサッカーの理解にも差があるので、どんなやり方、さじ加減が良いのか悩んでおりまして。どうぞよろしくお願いいたします。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。1年生から6年生までの異年齢の子どもたちを一度に教えているとのこと。それは私が地元の大阪で提供させてもらっているプレーパークやクラブとまさに同じ環境です。■ルールを設けて低学年も1か月で団子サッカーを脱却する方法例えば、ミニゲームなどで、2年生以上は1年生からボールを取っていけないというルールにすることがあります。そうすると、子どもたちは1年生にパスを集めます。1年生は誰も寄ってこないのでひとりでドリブルします。しかし、1年生同士なら奪ってよいので、相手の1年生からとられたりします。そこで2年生以上の子どもたちは、ゴール前で1年生を使う方法を考え始めました。同時に、1年生たちも、同じ学年の1年生が奪いに来るので、1年生がいないところに動くようになりました。そうすると、1年生が1か月で団子にならなくなりました。「池上さん、あの子たち、何年生?え、1年生なの?」と、皆さん驚かれていました。多くの指導者は、低学年が団子になってしまうのをどうしたらいいかと頭を悩ませているからです。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■対戦型のメニューの中で技術のトレーニングをする、ととらえてサッカーを認知して判断し行動してもらうには、指導者の皆さんに、ミニゲームや3対2などの対戦型のメニューのなかで「技術のトレーニング」をする、ととらえてほしいのです。その中で磨けるように指導者も工夫をしてください。例えば6年生だけ2タッチでやるよう制限をかけます。そうすると判断力を磨けます。また「ゴール前はダイレクト」もあります。「ハーフラインを越えたらフリー」でもよいでしょう。他の学年も同じようにルールを設けて制限すると、技術は上がってきます。「インサイドキックだけでやって」でもいいし「アウトサイドも混ぜよう」となってもよいでしょう。インサイドとアウトサイドのみでやるなど、さまざま工夫してください。そうすると頭が鍛えられます。■自分たちで考えるような声掛けで、低学年からサッカーの理解度を高める1年生から6年生まで、みんながボールに集まらず広がってプレーする。つまり、サッカーらしくなるには、前述したルール設定に加え、声掛けも大切です。サッカーの理解度が高い6年生に「1年生をどう使う?どうやったら使えるかな?」と、自分たちで考えるような声掛けをします。私のクラブはそんなやり方をしているので、低学年や中学年からサッカーの理解度の高い選手が出てきました。そういう子が出てくると、他の子がその子のプレーを真似し始めます。そうやって集団は伸びる。異年齢の集団は多くのメリットが隠れています。そこをぜひ見つけ出して活かしてください。■未就学児でも認知、判断して行動できるさて、ご相談者様の方がおっしゃる「技術」は、ボールを止める蹴るといった足元のスキルだと想像します。そうとらえて、そこだけ切り出して練習させてしまうとリアリティが無くなります。つまり、対面パスやコーンドリブルなど、試合では見られない状態のものがどうしても多くなるからです。そういった技術練習をやっても良いのですが、なるべくサッカーをさせながら技術が上がる方法を考えてください。小学生の段階では、サッカーがどんなスポーツかという理解をしたうえで認知や判断が重要だと考えます。プレーの判断は幼稚園の子どもでもできます。例えば、ひとりの子がボールをもっているとします。もうひとりはその子からパスもらいたいと思っています。でも、間に相手がいます。私が「そのままでもらえるかな?」と尋ねると、幼児たちは首を振って「もらえない」と答えます。「どうしたらいのかな?」と問いかけると、もらえそうな場所に動きます。「そうだね。そこに動けば、ボールが来るね」と答えると、嬉しそうにしています。そのように認知して行動することは、幼児でもできるのです。■試合中に止まったボールを蹴る場面は限られる。仲間との連動が必要な練習を増やそう(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)技術を身につけていくプロセスとして、日本ではまずひとりで行うトレーニングが多いようです。それらの練習はクローズドスキルと呼ばれています。もちろんそれらは基本技術を身につけるためには重要ですが、もっと相手がいて変化する状況に対応するミニゲームや2対1、3対2といったオープンスキルの練習を増やしてほしいと思います。なぜなら、試合中に止まったボールをキックする場面はコーナーキック、フリーキック、ゴールキックくらいです。ほとんどが相手をかわすことを考えながら、動くボールをコントロールして蹴ります。そう考えると、止まっているボールを蹴ることは、本来の技術練習ではないということです。例えば「ボールは足のここに当てよう」などと教えるのは一回でいい。あとはプレーしながら身に付けます。技術は、指導者が子どもたちへ口で説明したからといってできるものではないと考えてください。それなのに、指導者は足元の技術練習を切り出してやらせようとします。また、試合などでの声掛けも「よく見ていましたか?」では足りません。子どもたちが何を見て、何を判断すればいいかを、そこまでのプロセスで理解しておくことが重要です。ぜひ子どもたちのサッカーIQを向上させてください。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年10月21日しつけの一環や、飼い主とペットの大切な触れ合いとして、多くの犬が『お手』を教わります。@chachamaru_pugさんがTwitterに公開したのは、パグの茶々丸くんが『お手』をする写真。茶々丸くんが生後3か月の子犬だった頃、飼い主さんに教わりながら『お手』の練習をしていました。その練習中に撮影された『お手』の写真に悶絶した飼い主さんは、その愛らしさをシェアするため、Twitterに投稿。その結果、茶々丸くんの姿は多くの人のハートを射抜いたようです!3ヶ月の茶々丸くんのお手がかわいいから見てほしい #pug #puglife #パグ pic.twitter.com/l4RrV4JYVZ — 茶々丸 (@chachamaru_pug) October 16, 2022 まだ短い前脚を頑張って上げて、『お手』をする茶々丸くん。練習に集中しているせいか、後ろ脚はピンと張り、飼い主さんの手をつぶらな瞳でじ~っと見ています!茶々丸くんの愛らしい姿には、いつも茶々丸くんの姿を見ている飼い主さんも「定期的に写真を見たくなる」と思うほどなのだとか。『かわいい』が詰まっている1枚は拡散され、たくさんの人を笑顔にしてくれました。・かわいすぎて、破壊力がすごい!たまらん~!・上目遣いの表情が100点満点。悶絶した…。・何!?このかわいい生き物は…!一生懸命で偉いねえ。生後10か月になった今も、すくすくと育っている茶々丸くん。今後も大好きな飼い主さんと暮らすうちに、いろいろなことを学び、成長していくのでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年10月16日子供にとって、運動会や学芸会といった学校の行事は緊張するものです。本番に向けて、学校や自宅で何度練習を重ねても、「うまくできるかな」と不安を抱く子供は少なくありません。丸本チンタ(@maruchin07)さんの娘さんも、運動会で披露する、民謡『ソーラン節』に合わせて踊る練習を行っていました。「明日の運動会本番、大丈夫かな」と不安を口にする娘さん。丸本さんは、「大丈夫だよ」と声をかけますが…。運動会前日の娘の心配事去年の話です☆ #4コマ漫画 #育児漫画 #エッセイ漫画 #運動会 #ソーラン節 pic.twitter.com/UeJWJEx9xX — 丸本チンタ (@maruchin07) October 10, 2022 踊りの中で、自分1人だけが間違えてしまうと、恥ずかしさを感じてしまうもの。しかし娘さんは、「私以外の人がみんな間違えたら、私が間違えたみたいになる」と、逆の心配をしていたのです!思わず、「いらない心配!」とツッコミを入れた丸本さん。運動会本番では、娘さんも周囲も無事に踊ることができたといいます。娘さんの言葉は多くの人の笑いを誘い、「ある意味すごい自信家!」「自分が子供の頃、まさに『周囲が間違えて自分が合っていた』現象が起きました」といった反応が上がりました。娘さんが本番で無事に踊ることができたのも、練習を大切にしていたからこそ。本番での成功は、何よりの自信につながったことでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年10月14日「サッカーのキャンプには興味があるけれど、まだ低学年の子には早いかな」「キャンプに行って子どもが成長するってどういうこと?」と、キャンプに参加することを躊躇している方も多いと思います。この夏のサカイクキャンプに参加してくれた矢藤さん親子の生の声を通して、そんな疑問にお答えします。(取材・文:前田陽子)サカイクキャンプでトレーニングに励む正太郎くん<<「やる前から諦めずに戦おうと思えるようになった」たった数日のキャンプで子どものチャレンジ精神が養われる理由■低学年でも親元を離れて過ごせる今回サカイクキャンプに参加した矢藤正太郎くんは小学2年生。これまでに近くのいとこの家に泊まりに行ったことはありますが、それ以外で親元を離れての泊まりの経験はありませんでした。「人見知りもなく、初めての人ともコミュニケーションはとれるタイプだと思っていたので、サカイクキャンプに行かせる上であまり心配はありませんでした」とお父さん。参加することについては何度も本人に確認して、親子ともに納得して送り出しました。正太郎くんも「サッカーとかスポーツのキャンプに行ったことがなかったから、行きたいと思った」と自分の意志で行くことを決めたそう。集合場所へはお母さんが送って行ったそうですが、バスの待合場所のかなり手前で「もういいよ」と行ってしまったそう。小2という年齢を考えると、正太郎くんはとてもしっかりしているようです。コーチたちによると、子どもたちの中には親御さんと離れたことがさみしくて、最初の夜に泣いてしまう子もいるそうですが、ほとんどの子が翌日からはケロッとしているとコーチたちは言います。そんな経験も子どもの成長につながるのです。■帰ったときの「楽しかった」の笑顔が充実した時間の証正太郎くんのサカイクキャンプの感想は「楽しかった」。サッカーの基礎から教えてもらい、練習の時間が楽しくて、参加する前よりキック力が上がり、ボールが飛ぶようになったそう。お父さんは正太郎くんの「楽しかった」の感想を聞いて、サカイクキャンプに参加させて良かったと感じました。まだ小学2年の正太郎くんには、キャンプの様子や感じたことをうまく言葉にして説明することは難しいところ。「キャンプも楽しかった、練習も楽しかった。いろいろな経験をしたことがこの一言からわかりました。本当にいい夏休みになりました」とお父さん。また、日常生活では、以前より学校に行くのが早くなったり、帰宅時に「靴を揃えたよ」と教えてくれたりといううれしい変化もありました。「もともと内向的でもないので、ガラッと性格が変わるとか、急激な変化はありません。ですが、戻ったチームでの様子を見ていると、自己主張ができるようになったかなと思います。元々発言はする子でしたが、いい意味でも悪い意味でも遠慮するところがあって。今は自分がチームを引っ張るんだという意思を感じます」とお父さん。■低学年ではライフスキルの「チャレンジ」と「感謝の心」を学ぶサカイクキャンプでは、自分で考える力やコミュニケーション力など、人間性を高めることがサッカー上達に繋がるという考えの元「ライフスキルプログラム」を導入しています。ライフスキルとは、・考える力・リーダーシップ・感謝の心・チャレンジ・コミュニケーションの5つ。どれも練習などを通じて自然と身に付く部分でもありますが、コーチが講習で話すことで、子どもたちの理解がグッと深まります。正太郎くんが参加した低学年のキャンプでは、5つの中から「チャレンジ」と「感謝の心」を取り上げました。チームに戻ったときのエピソードから、ライフスキルの勉強で心に残っているのは、チャレンジかと思いきや、正太郎くんは「感謝の心」ができそうと感じたとのこと。まだご両親に「ありがとう」と口では言えていないようですが、感謝の心の大切さは理解できているようです。自分で考えて行動する力がつくサカイクサッカーキャンプとは>>■「初めて」の経験がこれからの長い人生で活きてくるはず数多くあるサッカーキャンプの中からサカイクキャンプを選んだ理由を、お父さんはこう話してくれました。「自立心を育てたいと思ったこともそうですが、キャンプに参加すると初めて会う子と短期間でも意思の疎通をしなければなりません。喧嘩をするかもしれませんが、そういう経験が中学、高校、大人と変化しなければならないタイミングで活きてくるのではないかと。新しい人と出会ったり、自分の意見を伝えたりという機会は多い方がいい。サッカーの技術だけを教えるのではないサカイクキャンプが、いいなと思って参加を決めました」今回のキャンプへの参加を「良かった」と親子揃って即答。また、冬キャンプへも参加したいと言っていただきました。キャンプに2度3度と参加している先輩たちは率先して、初めての子に生活面、練習面でサポートしてくれます。これはコーチたちが頼んでいるのではなく、自主的に行ってくれていること。続けて参加してくれることで、1回目に学んだことがさらに活きてきます。コーチたちは正太郎くんをはじめ、今回初めて参加した子どもたちにそういう経験をしてほしいと心から願っています。■キャンプの様子を配信報告で、親の不安を軽減これまでのキャンプの体験談などから、参加させることに不安はなかったというお父さんから、キャンプ参加を悩んでいる方へサカイクキャンプの安心できたポイントを教えていただきました。「キャンプ中に写真や動画を上げてくれますし、何かあったらコーチから連絡が来ます。そういう体制が整っていることがわかっていたので、とても安心でした。参加前に思っていた以上に親が不安にならないように情報を提供してもらえました」サカイクキャンプでは参加者専用のツールを使って、1日数回、トレーニングやライフスキル講習、部屋での様子などを活動報告として送っています。サッカー指導も行っているコーチたちがすべて行っているので、定期的にとはいきませんが、子どもたちの様子がわかるので安心していただければと配信しています。「キャンプに参加することが子どもたちにとって大きなチャレンジ。自分たちはすごいチャレンジをしているんだということを、子どもたちにわかってほしいと思っています」とコーチ。キャンプの最初にそう話すとみんな目を輝かせて、自信を持ちます。コロナ禍になり、学校行事の縮小などでチャレンジの場も減っています。矢島さんのおっしゃっている通り子どもたちにとって様々な出会いや交流はこれからの長い人生において大切なことです。ぜひ、子どもたちをチャレンジの場へ送り出してください。自分で考えて行動する力がつくサカイクサッカーキャンプとは>>
2022年10月03日あなたは辛い失恋を経験したことはありませんか? 大好きな人から振られてしまうと、なかなかすぐ立ち直るのは難しいですよね。 では、辛い失恋から立ち直ることができた方は、どのように乗り越えたのでしょうか? 今回は、実際にあった体験エピソードをご紹介します!「結婚しようね」高校生の時、1学年下の部活の後輩と付き合うことになりました。「結婚しようね」などと言われ、初めての恋人だったため、真剣に将来のことも考えていました。しかし、そんな展望はすぐに砕かれました。私が受験生になると、構ってあげられなくなり…。彼は部活の同期かつクラスメイト、つまり私の部活の後輩にあたる女子と浮気をしたのです。その後、私は大学生になり、勉強、バイト、サークルと忙しくしているうちに、その人のことは忘れることができました。(女性/アルバイト)同棲までしていたのに同棲もしていて結婚も視野に入れて付き合っていた彼から、突然「もう好きじゃない」と言われました。「どうしていきなり言ってきたのだろう?」と気持ちの整理ができずにいた私。しかし友達とたくさん話していくと、「同棲までしていて、いきなりひどいことを言ってきた人をいつまでも追っていてもしんどい」「これもいい経験だったなといつか笑い話に絶対にしよう!」と思えるようになったことが、立ち直るきっかけになりました。(女性/専業主婦)新たな出会いや熱中できる何かが見つかると、失恋から立ち直りやすいのかもしれません。失恋して悩んでいるという方は、新たな一歩を踏み出せる勇気に繋がれば幸いです。※こちらはクラウドソーシングサイトにて実際にユーザーから募集したエピソードをもとに記事化しています"
2022年09月29日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは。昨年、長女ムスメがピアノを習いたいと言い出し、少し前に通い始めました。これまでも他の習い事(ダンスや過去の英語等)の宿題や自主練への取り組みに、ついつい口を出し過ぎて、ときには「早く練習しなさーい! 宿題しなさい!」と叱ることもありました。これがムスメにとってもつらいだろうし、私も「怒りすぎた…」とか「なんでここまで言ってるのにもっと練習しないんだろう」と思ってしまったり、気持ちが忙しくてつらくて…。今回のピアノに関しては極力口を出さずに見守ろうと小さく決意しました。そんな感じでしばらく見守っていたのですが…。ピアノの練習をしない日が続き、モヤモヤしながらもレッスン日まで最小限の声かけにとどめていたのですが。レッスン当日、レッスンの1時間前、ようやくムスメがピアノに座りました。でももちろん…そして直前の猛練習のみでレッスンに挑んだムスメ。その帰り道のことでした。ムスメからまさかの要望が(笑)ちょっとまだ自主性だけに頼るのは厳しかったようです。ムスメも私も実感しました。ということで、今後はもう少しガミガミいうようにしたいと思います。頑張ろう!
2022年09月03日誰でも入団できる街クラブだから、レベル差が激しい。単純に学年で分けて練習すると上手い子、そうじゃない子、どちらかに合わせるか、中途半端になって「サッカーってつまんない」となりかねない。どっちの子も楽しく感じてほしいから、指導者で話し合って2学年ごとのレベル別でグループ分けをすることにしたけど、トレーニングで注意することはある?というご相談をいただきました。今回も、ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、事前説明から実際のトレーニングまでどんな所に気を配ったらよいかアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<たくさん練習することを「頑張っている」と喜ぶ親や指導者がいるけど、正しいの?練習しすぎの影響を教えて<編集部からの質問>池上さんこんにちは。街クラブで指導している者なのですが、今回はレベル別グループ分けについて教えてください。現状ウチのチームではセレクションもなく、手続きさえ踏めば誰でも入団できます。なので、同じ学年でもレベル差がある状態です。これまでは各学年ごとにコーチがついていましたが、レベル差があることによって上手い子は物足りない、上手くない子はついて行けなくてしんどい・つまらない=サッカーが嫌になるという、どちらにとっても良くないと感じることが増えました。なので、チームで話し合い、低学年、中学年、高学年と2学年ずつでレベルごとのグループ分けをしようという事になりました。上手い子たちに刺激を与え、現状上手くないグループにいる子たちを切磋琢磨してみんながサッカーを嫌いにならないように伸ばしていきたいのですが、トレーニングで気を付けることはありますか?また、どの学年でも良いので、おすすめの練習メニューを1つ教えていただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします。<池上さんの回答>ご相談ありがとうございます。2学年ずつでレベルごとのグループ分けをすることについては、まったく問題ありません。■選手と保護者には、事前にグループ分けの意図を丁寧に説明しようただし、日本人の価値観や文化を考えると、上手いか下手かという表層でしかとらえてもらえないことでしょう。したがって、技術レベルで分けることは、子どもたちひとり一人がサッカーを学ぶために重要であることをまずは保護者に伝えてください。ボールの扱いが上手いとか、何かができるから上手い子という印をつけているのではない。それを理解してもらったうえで進めてください。当然ながら、この事前説明は選手たちにも丁寧にやったほうがいいでしょう。子どもたちの疑問にも誠意をもって答えてください。サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■欧州では、習熟度が遅い子は下の学年のカリキュラムで練習させている欧州の指導書でも、指導カリキュラムは年齢に合わせています。カリキュラムに合わない、つまり少し追いついていない子をどうするかと考えたとき、欧州のコーチたちは下の学年のカリキュラムで練習させています。そうすれば簡単に理解できるし、マスターできます。例えば中学年でサッカーをやり始めたばかりの子どもを低学年と練習させたとします。彼らは、技術はおぼつかないけれど、体は大きくなっているし理解度も高いため、低学年の子より上達スピードは速いはずです。そのように、カリキュラムを一段下げて取り組むのが重要です。■習熟度や身体の成長スピード、モチベーションなどを見逃すと、成長に必要なピースがそろわない同時期にサッカーを始めたとしても、個人差はあります。理解度や習熟度が早い子、ゆっくりな子、肉体的な成熟度のスピードも違います。早く上手になったからといって、ずっとそのスピードで上達するわけではありません。そしてサッカーに対するモチベーションも違います。これは目に見えない部分なので、よく見てあげてください。そうしなければ、本来身に付けるものが置き去りにされ、そのあとの成長に必要なピースが揃わなくなります。例えば、ポジショニング。どこに動けばいいのか。どこを見ればいいのか。仲間をどう使うのか。そのようなサッカーを認知する力を、多くの指導者がうまく伝えられていません。ドリブルや、止める、蹴るといった個人のスキルが中心になりがちです。上述した「味方をどう使うか」のイメージは、中学年になったときは当たり前にできる子に育っていてほしいと私は考えます。■選手の評価項目に「考える」「インテリジェンス」を追加してそれなのに、中学年、高学年とドリブルが上手い子が評価されがちです。ドリブルのテクニックなど、下の学年であっても上の学年で通用するものだけに評価する項目が絞られがちです。評価項目に「考える」という視点が欠けているようです。自分でよく考えられる子。よくパスを出せる。そのあたりを視る指導者は決して多くありません。選手を選別するという点からみると、トレセンも同じです。トレセンの選手を選抜する際、コーチの皆さんが見る点は「大きい・速い・強い」になります。皆さんはどう考えるでしょうか?日本では、小学生年代のスカウティングの観点は、そこにサイズが入ってきます。ところが、海外のセレクションでは第一に「インテリジェンス」をみます。賢そうかどうか。次にテクニック、スピード。最後にフィジカルです。実は私のチームに、2年から入ってきて、すごくよく考えられる子がいます。キックもドリブルもままならないのですが、相手が来るとうまくかわしてパスを出したり、まわりを見られます。恐らく他のチームにいけば、目立たない選手で上手くないほうの部類に入れられてしまうでしょう。このような「自分で考えられるかどうか」という視点を持って、レベル分けしてほしいと思います。■低学年までは多少子どもたちの思い通りになるよう調整するのも、サッカーが楽しくなる方法(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)練習については、選手のレベルに応じて難易度をうまく調整してあげましょう。例えば、ドリブルが上手くない子に、ゴールに向かっていけと言ってもなかなかできません。2対1をしていて点が入らず楽しくなさそうであれば、ゴールを二つにしてあげましょう。ゴールを2つ設けるだけでもゴールの確率は上がります。点を取りやすくすることを考えると、幼児だからといってミニゴールにすることはありません。大人のゴールにするといっぱい入ってうれしくなります。幼児から低学年にかけては特に、楽しくするためにどうしたらいいかを考えましょう。多少子どもたちの思い通りになるようにすることです。3対3であれば外にフリーマンを設けるなど、人数を調整するのもひとつの方法です。練習を、子ども自身が「難しい」と感じているかどうか。そのあたりを指導者は感じ取れなくてはけません。今日はこれをやれ、と命じるのではなく、その日の選手たちとどうアジャストさせていくのか。簡単にするのか、難しくするのか。さじ加減をどうするかが、コーチの腕だと思います。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年08月26日子どもたちが毎日たくさん練習することを「サッカーが好きすぎて」「上手くなるために頑張ってる」と目を細める親や指導者もいますが、それって正しいのでしょうか。オーバートレーニングになっているのでは?たくさん練習する=上達じゃないのでは?成長期に運動しすぎることの弊害は?など、今回はサカイク編集部が気になっている疑問を池上さんにぶつけてみました。ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、練習しすぎによる心身への影響などを教えてくれました。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<仲間との協力プレーは大事だけど、ドリブルなど個のスキルも不可欠だと思う。U-8年代の指導は何に注力すべきか教えて<編集部からの質問>今回は、コーチからの質問でなく編集部から質問させていただきます。「運動しすぎること」について教えてください。いっぱい練習すること、長時間練習することが上達につながる、と思っている指導者はいまだに多くいるように思います。また、保護者側も同じように思っている方も多く、「毎日練習があるチームの方が上達する」と入団のポイントに挙げていたり、練習以外でもずっとボールを触っていることを「上達するために頑張っている」と目を細める方も少なくないようですが、これってサッカーの「しすぎ」ではないでしょうか。(オーバートレーニング症候群?)疲労回復の面や、成長期に運動しすぎるのは、摂取した栄養より消費カロリーが多そうで、身体を大きくする面でも気になります。先日の弊社イベント、親子サッカーでトレーニング後もずっとサッカーしている子たちがいて、池上さんが「練習しすぎを止めるのも大人の役目」と言ったと聞きました。指導者や親は、子どもの運動量について、どの位を目安にすればいいですか。<池上さんの回答>サカイク編集部から興味深い相談がありました。ありがとうございます。さて、みなさんは「超回復」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?アスリートだった方や、大学などでスポーツを学んだ方はよくご存じかともいます。超回復とは、トレーニングの間にきちん休むことで運動が定着することです。科学的にも証明されています。■筋力アップやスキル習得のためにも休息して「超回復」させることが大事例えば、練習や試合の後に一日、二日と休んだ翌日、トレーニングしたことが定着している、つまり上手くなったような感覚を持つことがあります。その感覚はその後少し薄れるのですが、そうやって運動しては、休みをきちんととることでうまくなっていきます。休息は、大人だけでなく子どものアスリートにとっても非常に重要です。また、超回復というと、筋力アップのためには休みが必要であるという説が有名です。しかし上述したように、スキル習得にも超回復は立証されています。サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■サッカーが上手くなるためには、心身の余裕が大事そもそもインプットしたスキルは試合で使えるようにしないと意味がありません。要するにアウトプット、試合で発揮する機会が必要です。ところが、毎日ずっと練習しているとインプットばかりになってしまいます。いや、週末には試合をしていますよ、とおっしゃるかもしれません。が、少年サッカーの試合でコーチがこうしなさい、こう動きなさいと指示ばかりしていれば、それは練習になります。アウトプットし、それをまた自分で振り返る。サッカーが上手くなるには、そのようなこころの余裕が大切になってきます。きちんとお休みをとればリフレッシュできるのです。加えて、小学生年代に来る日も来る日もスポーツ漬けでは、人間形成ができません。もちろんサッカーによって人として成長するのですが、大人になるための学びの機会が必要です。サッカーだけじゃない。長い人生を考えると、友達と遊んだり、家族でどこかに出かけたり、野外活動などサッカー以外の豊かな経験を積んでほしいと思います。■日本の子はオーバートレーニングのリスクにさらされている欧州では、サッカーの間に、他の遊びをします。さまざまなスポーツも体験させます。例えば水泳やバスケットボールなど、他のスポーツの経験が後々サッカーの役に立つこともあります。ことサッカーという競技は、さまざまな運動技能が合わさったものです。ボールを足で扱うわけなので、多くの場面で片足で立っています。つまりバランスの競技です。そのことから、他のスポーツが大いに役に立ちます。日本でも、いくつかの競技を並行して行なう「マルチスポーツ」が注目されるようになりました。一方で、日本の小学生はオーバートレーニングのリスクにさらされています。小学校に紐づけられた少年団などでは朝練を行っているところもあります。そうなると、例えば放課後にサッカースクールに通う子の場合、寝るのは夜11時過ぎなのに翌日は早起きして学校に行かなくてはなりません。しかも、朝練はコーチや親から「やりなさい」言われてやっています。自発的な練習ではありません。■練習を「やればやるほどうまくなる」という根拠はない夏休みも、チームからの「リフティング〇回できるようになろう」という宿題に取り組まなくてはなりません。夏休みはもっと自由に他のことができるはずなのに、人としての成長に必要なことができなくなります。すでに申し上げたように、サッカーでも学べるけれど、他のことに集中することも大事です。そういったことがよくわかる本に『アスレチックスキルモデル才能を適切に発揮させる運動教育』(レネ・ウォンホートほか/金子書房)があります。良かったら手にとってみてください。たくさん練習をすれば上達する、やればやるほどうまくなると皆さん思われていますが、まったく根拠がないことがよくわかるでしょう。■運動しすぎるリスクは身体だけでなく精神面にも。楽しむはずのスポーツに「抑圧」されている運動をし過ぎるリスクは明白です。ジュニア期でオーバートレーニングになると、サッカーであればかかと、足の甲、足首、膝、腰と、下半身を中心にスポーツ障害のリスクが高まります。休まず長時間練習すると、睡眠が足らなくなります。そうすると身長が伸びません。100%、良いことはありません。加えて、精神的にもバーンアウトする恐れがあります。それなのに、大人も子どもも「練習しないと不安だ」という気持ちになっています。楽しくて、子どもの生活を豊かにするはずのスポーツによって、抑圧されています。このことは「毎日真面目に練習しなさい」と子どもに言ってしまう日本人の教育観も関係しています。練習するのは、チームの中で一番になるためです。大人がチームの中で競い合わせています。なぜなら学校の教育が同じ様式だからです。「クラスで一番になりなさい」と言われて育ちます。言われなかったとしても、そのような競争の価値観は刷り込まれています。どんなことにおいても競争、競争なので、運動会で全員手をつないでゴールしようといったことをしても、根本的な策にはなりませんでした。■チームで協力しあうのがサッカーなのに、個人プレーによる自己完結になっている(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)「競わせることが子どもの大きな動機づけになる」という意見もありますが、それではエゴイストが育ちます。チームで協力し合って勝利を目指すのがサッカーなのに、個人が活躍することで自己完結します。チームでどう勝つかといった重要なことが学べません。特に今のような暑い時期に無理にサッカーをする必要はありません。子どもをしっかり休ませましょう。その間、大人も休めます。その時間のなかで新たな学びをぜひ身に付けてください。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年08月12日人数が足りないわけじゃないのに、下の学年と練習させられる。息子と女子だけユニフォームがもらえなかった。チームから共有される試合の写真もうちの子だけ写ってない。同じ金額を払っているのに、試合経験を積める子と見限られた子。劣等生扱いされているのは公開処刑みたいで私がツラくてサッカー辞めさせたい。どうすればいい?というご相談。出場機会の悩みを持つ親御さんも多いのでは?今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの知見をもとに、お母さんへのアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<試合に出られない息子。上達しないのに時間の無駄と思う自分がイヤです問題<サッカーママからのご相談>はじめまして。小4の息子は年中からサッカーを始め、本格的に今のチームに入団したのは年長からです。悩みはだいぶ以前からで、ずっとモヤモヤしたまま続けてきました。所属しているのは、地元のスポ少です。勝負の世界なので上手な子が試合にたくさん出るのは仕方のないことなのは分かっています。とはいえ、なかなか上達の遅い我が子に対しての指導者の劣等生扱いがすごいのがツラいです。たとえば・4年生が呼ばれている練習試合に息子と女子は呼ばれず、下学年の練習へ行かされた・息子と女子だけユニフォームを与えられなかった・フィールドから→キーパーになったが最近では別な子にキーパーを教え始め、その子ばかりを起用・始まったばかりの4年生大会にほとんど試合に出してもらえないと、こんな感じで指導者が息子に対してあからさまな劣等生扱いをするので保護者、チームメイトもうちの息子を「1番下手」と認識しているんだろうなと思います。大会には息子以外の4年全員と、3年や2年の子が出ていました。4年生は9人なので人数が多くて試合に出られない子がいるわけではないです。最近はキーパー以外で出ることはほぼなく、ごくたまにフィールド出されたところで、動きが悪いのか叱られていることばかりです。「試合の写真です」と、たくさん写真が送られてくる中に、出場機会の少ない息子の写真だけ1枚もないこともしょっちゅうです。そういうのも、全体の前で公開処刑されているようでツラいです。ちなみに親の色眼鏡かもしれませんが息子そこまで際立って下手なわけじゃないと思います。リフティングも少しずつではありますが回数ものびてきているし、自主練もしています。全く努力していないわけではなく、サッカーは好きなんです。だからこそ惨めな思いばかりさせられるのは悲しく......。みんな同じ団費を支払っているのに、たくさん試合経験を積んでどんどん上手になっていく子、反対に4年生でもうもう見切られたのかほとんど試合に出してもらえず、下学年との練習に混ぜられてばかりで試合経験も積めない子。サッカーが好きで、サッカーがやりたくて、チームに入ったのに...。これでは上手な子達との差はどんどん開く一方ではないでしょうか?地元のスポ少であっても、上手な子にしかサッカーの試合に出る資格はないというのでしょうか。この年代において、いつも惨めな思いをしたり、ここまでの差別を受けないといけないものなのかと思い悲しくなってしまいます。息子は辞めたくないと言っていますが、親としては今このチームに息子の居場所はなくなってしまったように思い、見ていてツラいので正直もう辞めさせたいです。もしかしたら、チーム側から辞めてくれと言うわけにいかないいのでこちらから辞めていくように仕向けている?などと、考えたくもないことまで考えてしまいます。こういうチーム、こういうことって、普通なことなのでしょうか...?アドバイスいただけましたら、嬉しいです。<島沢さんからの回答>ご相談いただき、ありがとうございます。お母さんとしては、息子さんが「劣等生のように扱われている」と感じているのですね。かわいいわが子が貶(おとし)められていると思えば、それはとても辛いことでしょう。ご相談の文章だけではわかりかねますが、あくまでも私の印象でお話しします。文章全体に悲壮感があふれていて、お母さん自身が今とても感傷的になっていることが伝わってきます。そのような状態で、私の言葉が届くかどうか不安ではありますが、ひとつだけアドバイスを送ります。良かったら参考にしてください。■お母さんはある意味勝利至上主義を認めているまずは、ご自分の価値観が矛盾していないか。そこを考えてみましょう。所属されている少年団について「こういうチームは普通のことなのか?」という質問ですが、普通という表現を「一般的なのか?」と言われれば、今現在の少年サッカーはまだまだこのようなチームは少なくありません。息子さんのチームが軸にしているのは「勝利」です。つまり勝利至上主義です。これは、子ども全員が楽しくサッカーをする、サッカーをすることで成長するといった指導哲学とは対岸にあります。だから、チームが女子と息子さんにだけユニフォームを与えなかったり、息子さんら一部の子の写真が少なくても平気で送ってしまうわけです。クラブが「勝てばいい」という価値観を軸に走っているので、そこに関わらない子どもは置き去りにされがちです。ということは、お母さんと息子さんはチーム選びを間違えた、とも考えられます。子どもたちをできるだけみんな同じだけ試合を経験させたり、一人一人の成長を見守るクラブは増えています。そのあたりをもう少し見定めて選べば良かったかもしれません。とはいえ、お母さんは「勝負の世界なので上手な子が試合にたくさん出るのは仕方のないことなのは分かっています」と、勝利至上主義をある意味認められています。もちろん、それを責めているわけではありません。人それぞれ考え方が異なるのは当然です。サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■わが子がレギュラーだったら、同じことを思ったかそこで少し耳の痛いことを申し上げると、もし、息子さんがレギュラーで出ていればどうだったでしょう?もしかしたら、写真やユニフォームのない子どもたちのことに思いが及ばなかったかもしれません。(私自身も、もう十数年前に遡りますが、途中まで息子が試合に出るだけで満足する親だったと猛省しています)それを踏まえたうえで、クラブのことについて息子さんとどんなふうに話をしているか振り返ってみましょう。コーチはひどいねと息子さんに同情していますよね。その一方で「勝負の世界だから上手な子が試合にたくさん出るのは仕方がない」とお母さんは考えている。これは矛盾しています。この矛盾に、まだ9歳の息子さんは気づかないと思いますか?確実に言えることがひとつあります。彼は「お母さんは矛盾している」と言えないけれど、みんなより自分がサッカーが上手くない、試合に出られないことで、お母さんが傷ついていることを感じ取っています。しかしながら、一番傷ついているのは息子さんです。大事なお母さんにツラい思いをさせている「ダメな僕」。そう感じ自己肯定感を下げているかもしれません。■「私がツラい」は理解するが、本人が望んでないのに辞める提案はNGそこで、お母さんの考え方を「息子を主体」にすることをおすすめします。今現在、お母さんは「自分が主体」になっています。上達の遅い我が子に対しての指導者の劣等生扱いがすごいのがツラいです。全体の前で公開処刑されているようでツラいです。惨めな思いばかりさせられるのは悲しく......。親としては今このチームに息子の居場所はなくなってしまったように思い、見ていてツラいので正直もう辞めさせたいです。すべて息子さんの問題なのに、「私がツラい」と自分が主語になっていますね。上記のような愚痴を言いたいのはわかりますし、それは全く構いません。配偶者がいればその方に、ママ友に話してストレスを解消してもいいでしょう。しかし、最後に私が挙げた「見ていてツラいので正直もう辞めさせたい」はいけません。「息子は辞めたくないと言ってます」と書かれている。ということは、辞めたら?と提案したのでしょうか。であれば、そのことは息子さんに謝罪しましょう。「あなたの問題なのに、お母さんの思いだけで辞めたらとか言ってしまってごめんね。自分で決めてね」ぜひそう言って謝ってください。息子さんがどうしたいのか。息子さんが今のチームでサッカーを続けたいのか。息子さんを主語にして考えてください。■本人がチームを替えたいと言ったら、移籍先を探せばいい息子を主語にするってどういうこと?って思いますよね。例えば、こんなことです。「全く努力していないわけではなく、サッカーは好きなんです」と書かれているように、お母さんは息子さんの努力やサッカーが好きな気持ちを理解しています。ここで、次に続く「だからこそ惨めな思いばかりさせられるのは悲しく......」という負の感情をご自分で整理してください。息子はサッカーが好き。今のチームでやると言っている。だったら、まあいいか。まだ小学4年生。彼の好きにさせよう、成長を見守ろう。彼が「試合に出られるチームに替えたい」と言ったら移籍先を一緒に探せばいいや――そんなふうに考えましょう。また、息子さんを主体にすれば、あの人が悪い、チームがダメとお母さん自身が他罰的にならずに済みます。■過干渉が子どもに与えるリスクを軽く見ないで(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)私はスポーツの育成に注目して取材活動をして20年ほどになります。並行して、脳科学や心理学、新しい教育学に基づいた専門家も取材してきました。出会った親子は2000人以上になります。そのなかで、親御さんがご自分のつらさや喜びを優先した子育てで上手くいった例を、私は知りません。なかには過度に世話を焼いても順調にいく例もあるでしょう。しかし、親が道を作って歩ませて、上手くいかなかったときに子どもは「お母さんの言うとおりにクラブを変えたのに、今度はいじめに遭った。お母さんのせいだ」となりかねません。過干渉リスクを軽くみて痛い思いをした例は枚挙に暇はありません。逆に、自分で考えて決めた場所であれば、上手くいかないことがあってもそこで戦えます。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)。
2022年08月10日海上自衛隊は、Twitterを通じて、遠洋練習航海での実習幹部の成長などを紹介しています。2022年8月8日、遠洋練習航海に出ていた実習幹部たち。海上で突然艦内マイクが入り、緊急のアナウンスが流れました。アナウンスを聞いた船員たちは急いで甲板へ!目にした光景に、感動したといいます。その景色がこちら!洋上で突然艦内マイクが入り、外に出ると見たこともない壮大な虹が発生していました。その壮大さに実習幹部、乗員一同は心癒されました。 #海上自衛隊 #遠洋練習航海 #実習幹部 #虹 pic.twitter.com/7RTWLJ4LEp — 海上自衛隊 日本国練習艦隊【公式】 (@Jmsdf_tshq) August 7, 2022 船の目の前に、見事な2本の虹が現れていたのです。まるで、海上に現れた虹を船がくぐっているかのよう!美しい虹と記念撮影をする船員たちは、嬉しそうな笑顔を浮かべています。この投稿には、さまざまな声が寄せられました。・これはすごい!虹って半円以上の大きさにもなるんだ!・こういうことも艦内放送されるって、とても素敵。・2本の虹をくぐると、どこかにワープしそう。見事な光景ですね。・船員が見れるよう教えてくれるとは、粋な配慮だな。みなさんの未来に大きな虹がかかり続けますように!見事な虹を見ることができた船員たち。これから、船員たちには、素敵なことが起こりそうですね![文・構成/grape編集部]
2022年08月09日このお話は作者たぷりくさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。■前回のあらすじホール使用の申請を出しても園長に許可してもらえず…。自分でホールを予約するのは難しいと判断し、他クラスの先生に頼んでホールでの練習時間を譲ってもらうことに。すると練習当日、ホールに現れた園長が、突然パチっと電気を消して…。担任として正しいことを言っただけ。それなのに…不安はますます募っていくのでした。次回に続く「保育園いじわる園長トラブル」(全20話)は12時更新!
2022年08月01日3兄弟の一番下の子として育ってきた筆者。周囲の人からも「下の子っぽいよね」といわれることが多々あります。「甘えん坊、要領がよい、負けず嫌い」など、褒められているような、そうでないような…なんとも複雑な気持ちになることも。ぽっぽ(lee_h0w0)さんは、2人の子供を育てる様子をInstagramで紹介しています。ある日、1歳の息子さんが食卓の上に乗っていたので「危ないよ!」と叱っていた時のことです。下の子を叱っていたら…息子さんは、自分が母親に叱られていることをごまかすかのように、4歳の姉に向かって「危ないよ!」といわんばかりに叱り始めます。その様子はまるで、「自分ではなく、姉が悪いことをした」と、母親に伝えているように見えますね。しれっと姉に責任転嫁をする様子を見た、ぽっぽさんは「お姉ちゃんは悪くないでしょ」と諭しますが、まだはっきりと「ごめんなさい」がいえない息子さんは「あーい」といいます。息子さんのかわいらしい「あーい」には、つい笑ってしまいますね。この投稿を見た人からは、こんな反応がありました。・うちの息子もそうです。怒られている時「ねえね!!しずかにちてよ!!!」といいます。・末っ子ってこうですよね。あえて「お姉ちゃんはいい子!」と姉を褒めて、しっかりフォローしてあげるぽっぽさんは、素敵ですよね。息子さんの「なんとかごまかせないか」というような行動がほほ笑ましくも、「あるある!」と共感する投稿でした。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2022年07月27日BTSがさらに楽しみだという。「いつもキーポイントで思いもよらないものを繰り出してくる彼らです。個人の得意分野での新しい活動が始まるのか、ほかの展開もあるのか。どんな活動になるのか、多くの人たちがワクワクしているのではないでしょうか」ソウル在住の芸能ジャーナリスト、ソ・ビョンギさんは、長い目で見た先に思いをはせた。「自分たちの思いを率直に歌にしてきた彼らは、たとえそれぞれが兵役に行った後だとしても、そのときどんな歌詞を投げかけてくれるだろうという期待感があります。彼らは、かわいくてカッコいい時期が過ぎても、解散するというグループではないと思います」そして、「グループ活動休止宣言」の翌日、リーダーのRM(アールエム・27)が出したコメントが印象的だった。「『Yet To Come』(まだこれから)という新曲のタイトルが示すように、私たちが言いたかったことは、絶対に今が終わりではないという事実です」BTSが、「防弾少年団」というヒップホップアイドルグループとしてデビューしたのは、’13年6月13日のことだ。試行錯誤の3年後、『I NEED U』で韓国のトップアイドルに躍り出るや、彼らの快進撃が始まった。世界進出を視野に、防弾少年団の英字表記「BangTan Sonyeondan(バンタン・ソニョンダン)」の略称BTSがグループの呼び名に。’18年にアルバム『LOVE YOURSELF轉’Tear’』が米ビルボード・アルバム・チャートで1位に輝き、初の英語楽曲『Dynamite』もシングルチャート1位に。翌’21年に発表した『Butter』に至ってはビルボードHOT100初登場から7週連続1位、ユーチューブではMVが24時間で1億820万回という最多再生記録を叩き出した。今年4月には『Butter』で2度目のグラミー賞にノミネートされ、会場でパフォーマンスを披露。BTSは、まばゆいまでの実績と影響力を世界中に刻んできた。そんな彼らが「グループ活動休止」を涙ながらに語った今だからこそ原点に返り、7人それぞれのデビューまでの軌跡を追いたい。■取り残されそうなVの不安と心細さを支えたのが同じ’95年生まれのJIMIN’13年のデビューまで、非公開練習生として秘密にされていたサブボーカルのV(ヴィ・26・本名=キム・テヒョン)は、1995年、大邱広域市生まれだ。両親の経済的な理由から、韓国の典型的な農家である祖父母の元で育てられる。外で遊ぶのが大好きな子供だった。歌手になることを夢見たのは、中学生のころだ。サックスを習い、ダンスクラブにも参加。高校生になると、彼の美貌は地元でも評判になった。ただし空気を読まずに大騒ぎする性格のため、「残念なイケメン」として有名だったという。大邱でビッグヒットエンターテインメント(現・ハイブ)の公開オーディションが開かれたのは、’11年夏である。親に参加を反対されたVは友人の付き添いで会場を訪れたのだが、その帰り際、審査員に非公開オーディションを勧められる。親にはスタッフが電話で説得してくれた。韓国のバラエティ番組で、RMが、ソウルに上京したVの第一印象を語っている。「なんと丸刈りで宿舎にやってきたんですよ。ぺこりと挨拶して部屋を見回してる。人の言うことを聞かなそうだなあ、と(笑)」パンPdはデビュー戦略として、美しいVの存在を明かさないことに決めた。そのためBTSのデビュー前のプロモーション活動やビデオブログにも、Vだけが入れてもらえない。取り残されそうなVの不安と心細さを支えたのが、同じ’95年生まれのJIMIN(26・本名=パク・ジミン)だった。リードボーカル、メインダンサーの彼は、’12年5月、最後の練習生として宿舎に入ったのである。■「これからも一緒に花道だけを歩こう。愛してるよ。僕の友達」釜山広域市生まれのJIMINは、幼いころから頭脳明晰で理数系に優れていた。中学に入ってからは特にダンスに情熱を燃やし、釜山芸術高校を受験して首席で入学。専攻は現代舞踊だ。 そして高2のとき、釜山で行われたビッグヒットの公開オーディションに合格したのである。ソウルに引っ越した彼は、Vと同じ韓国芸術高校舞踊科に転校。いつも一緒にバス通学し、社交的なVは、人見知りのJIMINを級友たちに紹介するなど気づかった。2人の仲のよさについて、韓国の音楽やカルチャーに詳しいDJ泡沫(うたかた)さんが教えてくれた。「やはり韓国の年功序列ゆえの部分があり、同級生であることが大きいかもしれません」それにしても、JIMINが練習生になったのは、BTSのメンバーが最終決定するわずか半年前である。それぞれのポジションはすでに決まっていて、加入には猛アピールしかなかった。学校で丸一日過ごし、朝3時、4時まで練習。2時間ほど寝たら、1時間歌って、また登校する日々だ。ある公式動画で彼は、「死ぬかもしれないと思った」と話している。それでも事務所の会議では、毎月のように放出されそうになったという。状況を変えたのはVだった。スタッフから「JIMINをどう思う?」と問われたVは、いかに自分にとって重要であるかを訴え、「一緒にデビューしたいです」と答えたのだ。2人の友情を物語るエピソードとして、’17年に公式ファンコミュニティ動画でVが読んだJIMIN宛ての手紙がある。「……今までいい思い出を残せて本当に幸せだった。そして、ごめんね。いつももらってばかりで。僕がトイレで泣いていると、一緒に泣いてくれて、一緒に夜明けにこっそり出てきて、笑ってくれて、気にしてくれて、考えてくれて、僕のために努力してくれて、理解してくれて、悩みも聞いてくれて、足りないものだらけでカッコ悪い僕をたくさん愛してくれて。これからも一緒に花道だけを歩こう。愛してるよ。僕の友達」’20年、JIMINは『Friends』というVとのデュエット曲を作詞作曲している。まるで返歌のように。’13年6月13日、この7人でBTSはデビューを飾った。その後の世界的活躍は周知のとおりだ。
2022年07月23日ローランド株式会社は、スマートフォンやタブレットとローランドのデジタルピアノをつなぎ、デジタルならではの機能で練習や演奏の楽しさをより広げる無料のオリジナル・アプリ『Roland Piano App』を、2022年8月1日(月)より提供開始します。『Roland Piano App』画面イメージ『Roland Piano App』アイコン■ここがポイント●スマートフォンやタブレットと、ローランドのデジタルピアノをBluetooth(R)接続して、楽しく練習、演奏できる無料アプリ●日々の練習に役立ち、初心者から上級者の方まで楽しめる機能が満載アプリの詳細はこちら: 【アプリ概要】品名 : Roland Piano App価格 : 無料(※)公開日: 2022年8月1日(月)※「Roland Cloud」有料メンバーシップへの加入で追加コンテンツが使用可能『Roland Piano App』は、スマートフォンやタブレットとローランドのデジタルピアノをBluetooth(R)で接続することで、ピアノの楽しさがさらに広がるアプリです。内蔵曲の譜面を表示したり、音あてゲームを楽しみながら基礎力を身に付けたり、日々の練習をサポートする機能が満載。タブレットの場合は、大きな画面で見やすく、操作もより簡単です。「リモコン」機能では、ピアノ本体のさまざまな機能が、お持ちのスマートフォンやタブレットの画面上で簡単に操作可能に。マスターチューニングや鍵盤のタッチ、メトロノームのテンポの設定などを、分かりやすく画面上に表示させて設定できます。その日の練習時間や練習内容が表示される「タイムライン」や、自分の演奏を録音して客観的に聞くことができる「レコーダー」機能もあるので、日々楽しみながら上達を目指すことができます。『Roland Piano App』では、クラシックやポップス、レッスン曲など多彩なジャンルの内蔵曲の譜面をタブレットに表示することも可能。弾きたい曲にすぐに挑戦できます。また、1週間程度で1曲を練習できるプログラム「One Week Master」も搭載しているので、初心者の方でも独学でピアノに取り組みやすくなっています。また、電子楽器を楽しむコンテンツを提供する「Roland Cloud」の有料メンバーシップに加入すると、300以上の楽曲/譜面が入手でき、練習や演奏をさらに楽しく行うことができます。●対応機種LX708、LX706、LX705、HP704、HP702、RP701、F701、FP-90X、FP-60X、FP-30X(従来のアプリ「Piano Every Day」対応モデル。なお、「Piano Every Day」は2022年末にサービス終了予定です)。■さらに詳しく●大きな画面で簡単に操作できる「リモコン」機能『Roland Piano App』では、ピアノ本体のさまざまな機能を、お持ちのスマートフォンやタブレットの画面上で操作することができます。マスターチューニングや鍵盤のタッチなどのピアノの基本設定から、メトロノームのテンポや拍子パターン、鍵盤を右側左側に分けてそれぞれ異なる音色で演奏する「スプリット」、2つの音色を重ねて演奏できる「デュアル」、鍵域を2つに分け、2人が同時に同じ音域で弾ける「ツインピアノ」の設定まで、画面で簡単に操作でき、日々の練習に大変便利です。「リモコン」機能画面イメージ●日々の練習を記録する「タイムライン」機能と、録音して聞き返すことができる「レコーダー」機能『Roland Piano App』の「タイムライン」機能では、その日の演奏時間や練習内容が表示されるので、日々の成果が一目瞭然となります。また、1日の練習の目標時間を設定することもできるので、モチベーションアップにもつながります。さらに、「レコーダー」機能で自分の演奏を録音して、客観的に聞くことも可能。アプリ上に保存すれば、いつでもどこでも聞き返すことができ、忙しい日常の中でもピアノに向き合えるよう練習をサポートします。「タイムライン」機能画面イメージ●内蔵曲を譜面表示したり、1曲を1週間で練習するプログラムもピアノ本体の内蔵曲をタブレットに譜面表示すれば、弾きたい曲にすぐに挑戦できます。クラシックやポップス、レッスン曲など、多彩なジャンルの曲から好きな曲を選んで練習することができます。1週間程度で1曲を練習するプログラム「One Week Master」も搭載しているので、リスニング、右手パート、左手パートと順番に練習することで、初心者の方でも独学でピアノに取り組みやすくなっています。「One Week Master」画面イメージ●リアルタイムに伴奏がつき1人でもアンサンブル演奏を楽しめる「伴奏」機能鍵盤を演奏するだけでコード(和音)を認識して、リアルタイムに伴奏がつく「伴奏」機能を搭載。ポップスやジャズなど、さまざまなジャンルから選択でき、イントロやエンディング、フィルインなど、画面上で簡単にアレンジを付けながら、1人でもアンサンブル演奏が楽しめます。また、ドラムパートだけの再生もできるので、リズムをメトロノーム代わりに使って練習したり、ドラムパートにあわせてメロディーを弾いたり、より楽しくピアノを演奏することができます。●ゲーム感覚でピアノの基礎を身に付ける機能聴音や譜読みのトレーニングをゲーム感覚で楽しめる「フラッシュ・カード」を搭載。お子さまや初心者の方まで、どなたでも楽しみながらピアノの基礎力を身に付けることができます。「フラッシュ・カード」画面イメージ●多彩なコンテンツやアプリを提供する「Roland Cloud」「Roland Cloud」は、電子楽器を楽しむためのコンテンツや、音楽制作用のソフトウェアなどを提供するクラウド・ベースのサービスです。無料の「Free」プランをはじめ、「Core」、「Pro」、「Ultimate」という3種類の有料メンバーシップを用意しています。有料メンバーシップに加入すると、『Roland Piano App』で300以上の楽曲と譜面を入手でき、日々の練習や、演奏の楽しみが広がります。初めて「Roland Cloud」をお使いの方は、「Ultimate」を30日間無料でお試しいただけます。「Roland Cloud」詳細ページ: ※ 製品画像は、ニュースリリース・ページ よりダウンロードいただけます。※ 文中記載の会社名および製品名などは、各社の登録商標または商標です。※ Bluetooth(R)のワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc. が所有する登録商標であり、ローランドはこれらのマークをライセンスに基づいて使用しています。※ このニュースリリースに掲載されている製品情報や発売時期などは、発表日現在の情報です。発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。■製品に関するお客様のお問い合わせ先ローランド製品サポート: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月12日元気いっぱいの子供たちは、好きなことなら何時間でも遊んでいられますよね。大人にとって、そんな子供に付き合うことは、まさに体力勝負です。アメリカに住む、ある父親が『父親のためのライフハック』をTwitterで紹介して話題になっています。動画を投稿したのは、オレゴン大学で女子ゴルフのヘッドコーチをしている、デレク・ラドリーさん。動画にはデレクさんの息子が、野球のバッティングの練習をしている様子が映っています。野球の練習相手になると、父親はバッター役の子供に向かってボールを投げて、打たれたボールを拾いに行くことの繰り返し。想像しただけで、ヘトヘトになりそうです。ところがデレクさんは、イスに座ったまま、息子のバッティングの練習相手をしているのです。彼が思い付いたアイディアとは…。 #DadHack ⚾️ @barstoolsports pic.twitter.com/h0PnfV5rSx — Coach D (@DerekRadleyGolf) June 30, 2022 …天才か!釣り竿の先にボールを付けて息子に打たせ、打ったボールはリールを巻いて回収。これなら座ったままで、ラクチンです!『#DadHack(父親のライフハック)』というハッシュタグ付きで投稿されたこの動画には、73万件の『いいね』が集まり、多くの父親たちから絶賛されています。・ありがとう!早速、次の休日に試してみるよ。・天才だ!どうやって釣り糸の先にボールを取り付けたのか知りたいな。・いいアイディアだ。子供たちも心配なくフルスイングできるよね。・私は母親だけど、これなら息子の野球の練習に付き合えるわ!デレクさんの子供たちは、とっても楽しそう。お父さんと一緒に過ごせることは、それだけで喜びなのでしょう。「子供のスポーツの練習や遊びに付き合ってあげたい」と思いながらも、「疲れには勝てない…」という人も少なくないはず。野球に夢中な子供がいる人は、この方法を試してみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2022年07月11日息子さんとの日常を、Twitterに投稿している田中(@uma_tanaca)さん。息子さんは、ひらがなの練習帳を使い、『う』を一生懸命に書いていました。しかし、練習帳に書いた文字の中には、1つだけほかと違う文字が。先生は、その部分を赤い枠で囲み、なぜか花丸を付けてくれたのです。なぜ途中で「ま」を書いたのかわからないけど、花丸をつけてくださりありがとうございます、先生息子よ、授業中も母のことが忘れられなかったウマか?ん?どうなんだね?ん? pic.twitter.com/5ahQtEAi1j — 田中です (@uma_tanaca) June 30, 2022 たくさんの『う』の中に、突然出てきたのは『ま』!そのため、『うま』と読める部分が誕生してしまったのです。田中さんによると、息子さんは『ま』を書いた理由が、自分でも分からないとのこと。しかし、田中さんが普段見せる姿に、謎は隠されていそうです。田中さんは、1日に1回、馬の被り物を着けることがあるといいます。母親の姿を見ている息子さんは、『う』を書き続けているうちに、無意識に『うま』が思い浮かんだのかもしれません!息子さんが練習帳に書いた『うま』には、「唐突すぎて笑った」「先生も花丸を付けてくれて優しい」「先生の粋な計らいが素敵」といった反応が上がりました。息子さんの『うま』だけでなく、先生の花丸にも、多くの人が笑顔になったようです![文・構成/grape編集部]
2022年07月02日週2のチーム練習じゃ足りない?プロになりたいならチーム練習以外にJクラブのスクールにも通わすべき?今のところトレセンにも選ばれているけど、周りの子たちは県をまたいでJクラブのスクールに通い、息子と差がついてきている。本人もスクールに興味を持っているようだし、通わせた方が良い?というご相談をいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、これまでの知見をもとに、サッカーの練習が週2で良いと考える理由をはじめ「今」だけでなく「将来」を見据えたアドバイスを送ります。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<サッカー辞めたいと泣いて訴えてきたが、辞める理由が逃げ癖につながるようで不安です問題<サッカーママからのご相談>こんにちは。相談内容は、チームとスクール掛け持ちについてです。5年生の息子はクラブチームに所属しています。練習は週2回で土日のどちらかは試合か練習試合というスケジュールです。本人は将来プロになりたいと言っていて、今のところは県トレセンなども毎回選んでもらっていますが、チームメイトの半分ぐらいは週2のチーム練習のほかに、県をまたいでJクラブのスクール(エリートプログラムのようなレベルの高いコース)にも通っており、どんどん上手くなって息子とは差がついてきているのを感じています。以前は、身体が大きくて小学生時代に活躍できても中学で体格差がなくなると、かつて小さかった子も追いつけるといった論調があったと思いますが、最近では大きい子も早くからちゃんとした指導を受けて技術もサッカー脳も育てているので、そのまま伸びていっている印象です。体格差がなくなったところで追いつけないと感じます。受けたところで合格するのかという問題はありますが、本人のプロになりたいという願いをかなえるためには、チームメイトのようにJクラブのスクールにも通わせた方がいいのか......。息子自身、周りに差をつけられ始めていることを分かっていて、スクールのセレクションにも興味を持っているようです。島沢さんの連載のほかに池上さんの記事も拝見しているので、子どもにとっての良い環境であるとか、練習時間や回数などについても理解しているつもりですが、かけもちして週6日ぐらいサッカーの練習をしている他の子たちを見ると、本人の希望を叶えるためには週2の練習では足りないのかなと思ってしまいます。親としてはプロになる、ならないはどうでもいいとのですが、本人の意欲が高いので掛け持ちさせても良いのかなと思ったりして......。小学生年代でそれはやりすぎでしょうか?ご意見をいただけると幸いです。<島沢さんからの回答>ご相談ありがとうございます。以下、お返事書かせていただきますが、メールの内容だけの印象なので細かい部分で理解の乖離があるかもしれません。そのあたりは、ご理解ください。お母さんがおっしゃるように、週に練習2回で土日のどちらかに活動するくらいの量でちょうどいいと私は考えています。ただし、「正解」はありません。小学生時代にどのくらいの練習量でやったら、プロになったか、世界レベルの選手になっているか、といったデータも見当たりません。まずは、小学生時代の練習頻度が多ければ多いほどプロに近づくわけではない。そこをご理解いただきたいと思います。■親の判断で過度に干渉しないことさて、練習回数をどうするかという話の前に、お母さんにお伝えしたいアドバイスが3つあります。ひとつめ。過度に干渉しないよう気をつけましょう。「親としてはプロになる、ならないはどうでもいい」と書いているのに、「他の子はどんどん上手くなって息子とは差がついてきている」と不安感を抱かれているところが、私は気になります。「本人のプロになりたいという願いをかなえるためには」「本人の希望を叶えるためには」「本人の意欲が高いので」本人の、と何度も書かれていますが、実はお母さんの欲望のほうが強いのではないでしょうか。期待することは構いません。が、子どもへの親の期待の両側には、成功すれば「慶(よろこ)び」があり、失敗すると「嫌悪」の感情が渦巻くのが常です。それを考えると、プロになる夢は息子さんのものだととらえるほうが、断然健康的です。お母さんの夢ではない。夢の途中にいる今、お母さんの判断や憶測で干渉しないほうがよいと考えましょう。■親が先回りしてやらせることで、子どもの成長機会をつぶしてしまうふたつめ。煽らないこと。「息子に○○させる」「○○させたほうがいい」といった「させる発言」が目立ちます。この言い方は、お母さんが「主語」です。息子さんが夢に向かって動いているのですから、まずは「主体」である彼が自分から動き出すことが重要です。彼自身が「今よりもっと上手くなりたいから、一日だけサッカースクールに通ってもいいかな?」と言い出すのを待ってみてはいかがでしょうか。それを、「週2の練習では足りないと思うから、他のところでやってはどうか?」と親が先回りしてやらせては、子どもの成長機会をつぶしてしまうことになりませんか。そもそも、週2の練習で足りないと考える時点で、息子さんからすれば自分を否定されていると感じるかもしれません。■親主導はNG!子どもが本当に望んでいるなら、スクールについて話しあえばいい三つめ。自信を削るリスクのあることは、親主導で進めないようにしましょう。県トレセンなども毎回選んでもらっているようで、優秀なお子さんのようです。であれば、合否のあるJクラブのスクールに入るテストのようなものを親のほうが強く勧めないほうがいいと思います。お母さんは「スクールのセレクションにも興味を持っている」とありますが、もしかしたら、お母さんが不安を抱いていることに気づいた息子さんが「お母さんも心配そうだし、スクール受けたほうがいいかな?」と不安になっているのかもしれません。よって、こんな場合は「焦ることないよ。一日、一日の練習に集中すればいいんじゃないの?」とか、「休みの日はサッカーで遊んで来れば?」という感じで、親御さんがどんと構えているご家庭のほうが子どもは「あと伸び」します。もし、ほかのスクールに行きたそうな様子であれば、「君がスクールに行きたいならサポートするよ」と言えばいいし、「君は週3日では足らないなと思うなら、一日どこかでサッカーする日を増やしてみる?君はどう思う?」などと話し合ってもいいと思います。そんなふうに聞いてみてはどうでしょうか?■運動のし過ぎは足の痛みなど健康を損なうリスクが高い加えて、私が上記程度の活動量でいいと考える理由は、2つあります。ひとつは、体への負担です。例えば、以前取材した小学生も週に6日サッカーをしていました。小学2年生からずっと、土日は試合や遠征、平日2日は放課後に近隣のクラブで練習。他の2日間は、親御さんが車で往復2時間以上かけてサッカースクールに送迎していました。その子はいつも、足の甲やかかと、膝の痛みに悩まされていました。さらに、就寝時刻は、近隣クラブの日で10時半、スクールの日は11時半を回っていました。6年生になるころ、サッカーをせずに祖父母が主に面倒を見ていた2つ下の弟に身長で抜かれました。運動のやり過ぎは健康を損なうリスクが高いのです。■家族と出かける時間や友達と遊ぶ時間も人間形成に必要(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)理由の二つめは、サッカー以外にも、子どもには豊かで楽しい時間が必要だからです。土日のどちらか家族と出掛け、平日はサッカー以外に友達と遊んだり、勉強や読書するなどほかのことに時間を使う。そうやってリラックスして、さまざまな経験をすることは人間形成には必要です。したがって、上述したくらいの頻度、強度であれば、体に負担をかけずスポーツ障害などと無縁で次のキャリアに進めると思います。お母さんはサッカー選手を育てているのではありません。子育てをしています。子育てした結果、夢を叶えてサッカー選手になったのなら、彼の力だと慶びましょう。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)。
2022年06月22日ドリブルやパス、攻撃や守備の原則、数的優位の作り方など、どの年代でも必要な要素はあるが、年代ごとにレベルが違うもの。同じスキルでも低学年、中学年、高学年とそれぞれの年代で押さえておくべきポイントは何になるのか、どんなトレーニングをすることで理解が進むのか......。と悩む新米お父さんコーチからの相談。ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、年代ごとの指導のポイントを教えます。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<数的優位を作る指導のコツ、どこを見て、何が見えていればいいのか理解させる教え方はある?<お父さんコーチからのご質問>はじめまして。少年団コーチです(指導年齢:U-8~12)。子どものチーム入団とともにコーチをすることになりました。サッカーは高校までやっていましたが、指導の勉強はしたことがないのでご相談させてください。ドリブルやパス、攻撃や守備の原則、数的優位の作り方などサッカーにおける基本的な技術はどの年代でも必要なわけですが、各年代で求められるレベルが違うと思います。同じスキルでも低学年、中学年、高学年とそれぞれの年代で押さえておくべきポイントは何になるのか、どんなトレーニングをすることで理解が進むのか、要点を教えていただけませんか。関わるのが全学年なので、どうぞよろしくお願いいたします。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。ご自身も高校までサッカーをしていたのですね。サッカー経験者の場合、ご自分のなかで経験したことでしかサッカーを考えられない傾向があります。例えば、練習メニューも自分がやっていたことがまず思い出されたりします。サッカーのとらえ方もそうなりがちです。古いデータを捨てて、パソコンのソフトをバージョンアップさせるように、新しいことを学んでください。■まずはドイツサッカー協会が掲げている年代別の育成論を確認してみようご質問が、低学年、中学年、高学年とそれぞれの年代で押さえておくべきポイントと、どんなトレーニングをすることで理解が進むのか、という二点です。どちらも、大きな話になってしまうので的を射た話にならないかもしれませんが、ご了承ください。もしこれからさまざま勉強していくのであれば、まずはドイツサッカー協会が掲げている年代別の育成論を読んでみてください。ネットにいくつもが情報あります。ここでは一例を紹介します。・あらためて、ドイツ「育成年代の改革」を構造で理解する/ドイツメソッド・ミニマム講座|COACH UNITED(コーチ・ユナイテッド)これを読むと、皆さんがこれまで受けてきた指導とまったく違うことがわかるかと思います。加えて、ドイツの年代別トレーニングは、現地で長年指導している中野吉之伴さんの本に詳しく載っています。・世界王者ドイツの育成メソッドに学ぶ サッカー年代別トレーニングの教科書|中野吉之伴また、私も練習メニューやコーチングの著書があります。・「蹴る・運ぶ・繋がる」を体系的に学ぶ ジュニアサッカートレーニング|池上正・池上正の子どもが伸びるサッカーの練習|池上正、清水英斗そういったネットの情報や、書籍でまずは勉強をしてほしいと思います。■低学年は、キックやドリブルよりゲームを中心にそこで、私がカテゴリーごとで大切にしてほしいポイントをお伝えします。皆さんは、最初にドリブルやパスといった足元のスキルを教えられてきたと思います。しかし、実はサッカーは、ゲームのなかでいろんなことを理解していくことが重要です。特に、入り口になる低学年はゲームを中心にやってください。足元の技術を取り上げて練習する時間よりも、ミニゲームを長くやります。そうすると、子どもが低学年だと団子になりやすいですね。そこで、どうしたら広がれるかを問いかけながら、理解させましょう。その際、コーチはキックやドリブルにあまり注意を払わず、上手く広がってパスをもらえたら、その選手をほめてあげてください。また、そういう選手を見つけてパスできた側の選手も、大いにほめます。「広いほう、よく見てたね」「広いほうにドリブルできたね」やったプレー、起きた事象をなぞるだけでいいのです。そうやって「広いほうをよく見る」といったことに目が向けばいいわけです。そうすると、だんだんサッカーの試合になっていきます。そうするよう、ぜひ導いてください。■中学年は仲間と連携して相手守備を崩す理解を、高学年はプレーの選択肢を増やす次に、3~4年生の中学年です。広がったら、プレーがやりやすくなることがもうわかり始めています。そこで、どうしたらもっと効率よく、点が取れるか。そこを選手に考えてもらいます。そのために、例えばワンツーパスやシザースにトライしてもらいます。仲間とグループで相手の守備を崩すことを理解してもらうのです。そして、5~6年生の高学年です。実際の試合で、それまでやってきたことをどんどん試してもらいます。「ワンツーはこんなふうに使えばいいんじゃない?」などと、プレーの幅が広がるよう、選択肢を増やすことに重心を置いてやっていきます。そのような練習でやったことを、必ず試合で試す。うまくいかなかったら、それをどうやったらうまくいくのかを練習してもらうのです。その点で、技術のことは高学年からやっていっても、まったく問題ないと私は考えます。サッカーを理解すると、スキルを伸ばすモチベーションは当然上がります。例えば、スペースに入ったのを味方が見つけてくれてパスが来たのに、自分がトラップミスをしたとしましょう。「止めておけば、1点だったのに」そう感じる悔しさが、子どもたちを向上させます。もっと正確にしないとうまくいかない。もっと早くプレーしないと、相手にとられる。そういうことが感じられるようになって、コーチのほうも初めて技術を追求すればいいかと思います。速いボールを止める、蹴る。動きながら、止める、蹴る。といった感じで、レベルアップできます。【7月9-10日開催】池上正コーチによる親子サッカーキャンプ開催>>■ドリブルやボールを正確に蹴ることより「見ることが大事」と認知させよう(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)実は多くの指導者が、ドリブルができなかったり、ボールを正確に止められなければ「試合にならない」と考えています。しかし、そこに注目すると、今までの日本のやり方と変わらなくなります。「あそこにパスしようよ。そうすると、あの子はシュートできるよ」と1年生に伝えると、1年生はその子を見て蹴ります。むやみやたらに蹴ったりはしません。止まって、見て、顔を上げて蹴るようになります。そうやって「見ることが大事だ」ということを認知させます。ミニゲームのなかで何回も蹴っている間に、たまに届いたりします。それが届かないとか、蹴りづらさを本人が感じているようなら、じゃあいったん蹴り方を教えようかとなります。それは個人でもできます。個人的な話になりますが、私はサッカーを始めたのは高校に入学してからです。それでも上達しました。したがって、技術を身に付けるのは15歳のこの時期からだと考えます。先ほども言いましたが、サッカーがどんな競技なのか理解することによって「このボールを正確にできたら!」と思えるのです。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年06月20日犬と暮らす際、しつけの一環として、いくつかのサインを犬に教えることが推奨されています。代表的なのは、その場に座らせる『お座り』や、前脚を飼い主の手のひらの上に乗せる『お手』。『お手』は身体を触れ合うコミュニケーションにもなるため、飼い主も幸せな気持ちになれるサインです。『お手』を練習するポメラニアンが話題に!1歳になったばかりの、ポメラニアンのラムネくんは、『お手』の練習中。飼い主(@ramune_pome)さんと一緒に、時々『お手』の練習に励んでいるといいます。ある日の練習風景を飼い主さんがTwiterに投稿したところ、多くの人がハートを射抜かれる事態に!その理由は、ラムネくんのかわいすぎる行動にありました。お手の練習… pic.twitter.com/MjdQkiV6UD — ラムネ三角お耳のポメラニアン (@ramune_pome) June 7, 2022 飼い主さんが好きすぎるあまり興奮してしまうのでしょうか、はたまた、ご褒美のおやつが待ち遠しいのかもしれません。ラムネくんはその場で地団太を踏むかのように大興奮し、何度も激しく前脚をタッチしようとしています!少々特徴的ではあるものの、『お手』は大成功!勢いが強すぎるあまり、飼い主さんとガッシリと握手を交わしたのでした。渾身の『お手』には「一生見ていたい」「興奮しすぎで吹いた」といった声が寄せられ、ネットを通して多くの人を笑顔にしてくれました。ラムネくんの人生…ではなく『犬生』はまだ始まったばかり。今後も飼い主さんと練習を重ね、いろいろなサインを覚えていくのでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年06月08日赤ちゃんは周りの人のまねをしたり、誰かから教わったりしながら、さまざまな動作を覚えていきます。私たちが日常的にしていることも、赤ちゃんにとっては初めてのことだらけです。鼻をかむ練習をしている赤ちゃんが?アメリカに住む男性が、娘の動画を撮影しました。まだ赤ちゃんである娘さんは、2~3週間前から、鼻をかむ練習をしているのだそう。その練習の成果を見るために、父親が娘に「鼻をかんで」というと、赤ちゃんは上手にできました。ところが父親が「よくできたね。もう一度、鼻をかんで」というと…。父親が思わず笑ってしまった理由が、こちらです。まんまと騙されるところだった!なんと赤ちゃんは、鼻をかんでいる『フリ』をして、口で息を吐いていたのです。この動画を見た人たちは爆笑!赤ちゃんの賢さを称賛する声が上がっています。・バッチリできたね!完ぺきだ。・なんてかわいくて、賢い赤ちゃんだ!・ははは!うちの娘も同じことをしていたよ。鼻をかむことは英語で「blow one’s nose」といい、「blow」は「息を吹きかける」という意味でもあります。赤ちゃんは意味を勘違いして、自分の鼻に息を吹きかけようとしたのかもしれません。もし、分かっていてわざと口で吹いていたとしたら、かなりお茶目な赤ちゃんだといえますね![文・構成/grape編集部]
2022年05月21日ふたりのお子さんとのほのぼのとした日常を描くようみん(@mamayoubi)さんの新連載をご紹介!「ママ友との距離を考えた」第4話です。長引くママ友との会話に辟易していた矢先のコロナ禍。そして次女の入園で変わると決意しましたが…?次女が無事入園出典:instagramしばらくはバタバタしていたけど…出典:instagram幼稚園に慣れてきた頃…出典:instagram同じ学年のママさん集団を発見!出典:instagramまずは挨拶して…出典:instagramすぐ離脱!出典:instagramできた…!出典:instagram軽やかな気持ちで帰宅に成功!出典:instagramママさん集団に挨拶するもサッと帰ることに成功したようみんさん。ずっと悩んでいた問題が解決してよかったです!(lamire編集部)(イラスト/@mamayoubi)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年05月15日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。 今回は実際に募集した義実家トラブルエピソード「義父の言葉に…」を漫画にしてご紹介します!「義父の言葉に…」出典:lamire娘は泣き出してしまい…出典:lamireいかがでしたか?一生懸命練習した孫の成果に対して、気遣いのない言動をしてしまう義父…。娘さんのためにも、距離をおいたほうがいいかもしれません。以上、義実家トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。(lamire編集部)(イラスト/crono)"
2022年05月02日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は特にサッカー初心者が悩む「最初はどんな練習をすればいいの?」を解決するトレーニングをご紹介します。サッカーを始めたばかりのころは、他のスポーツ体験の有無にかかわらず「どんな練習をしていいかわからない」という人が多いもの。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、ボールを触る力加減、ボールのどこを触ればどこに行くのか、などが理解できてドリブルの動作が身に付きます。親は難しい動きはありません。【やり方】1.最初はボールを持たず、親子でじゃんけんをして負けた方が勝った方の周りをまわる2.動き方に慣れたら、同じやり方でドリブルをしながら回る3.慣れたら秒数を制限するなど、よりスピーディーにできるように難易度をあげてみる【トレーニングのポイント】・ボールをよく見て足に当てる・どこに当てるのか、どのぐらいの力加減で触るのかを意識する・サイドステップやバックステップなども入れてみる・優しくボールタッチして自分の思った所にコントロールする・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年03月29日わが子が生後6カ月のときに離乳食をスタート。同じ時期にコップ飲みの練習も始めました。ところが、コップで遊んでしまったり中身をこぼしたりするなど、練習らしい練習ができませんでした。コップ飲みの練習に苦戦していた私が笑顔になれた、マンチキンの「ハンドル付ミラクルカップ」についてお伝えします。 コップ飲みの練習って大変… 離乳食が始まったわが子は、食器はもちろんコップという物自体に興味津々になっていました。コップを何度もひっくり返したり、机に打ち付けようとしたりと、それはもう大変でした。しばらくコップ飲みの練習をお休みしていたときもあったぐらいです。 なんとかじょうずにコップ飲みができるようにならないかな、と悩んでいたとき、SNSでこぼれないコップとして紹介されていたのが「ハンドル付ミラクルカップ」。子どもがコップで遊び、中身がこぼれることに悩んでいた私は、「これだ!」と思ってすぐに購入しました。 とにかくこぼれない!飲みやすい構造 「ハンドル付ミラクルカップ」はシリコン性のフタで密閉されるため、机に激しく打ちつけても数滴が出る程度です。もちろん、食事中に子どもが倒したぐらいではまったくこぼれませんでした。こぼれないことで、私の食事時間のストレスが減ったのです。 シリコンのフタと本体にほんの少しスキマがあり、そこから吸うようにして飲む仕組み。わが子は自分で飲めたことに大喜びでした。遊ばずに飲むことに集中してくれて、私はとても感激したのを覚えています。 食洗機もOK!お手入れ簡単 「ハンドル付ミラクルカップ」は子ども用のグッズにしては珍しく、食洗機で洗うことができます。私も食洗機で洗っていますが、変形していません。また、ストローマグのように細かいパーツがないので、カビが生えたりすることもありません。 消毒に関しては、液体消毒が可能です。シンプルなパーツで構成されているので、おでかけ前に簡単に用意できます。わが家は外出時にミラクルカップを持っていき、そのときに合わせて育児用ミルクやお茶を入れたりしていました。 「ハンドル付ミラクルカップ」は、「中身がこぼれない」「食洗機で洗えて手間がかからない」「子どもが自分で飲んでいるのを見られてうれしい」と感激したグッズです。インターネットで購入でき、価格は1,430円(税込み)でした。ミラクルカップに出合ったおかげで、離乳食時期を楽しく過ごせました。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 監修/助産師REIKO著者:佐々木ゆり17歳・5歳・3歳の母。15年の保育士歴を生かして育児や保育士向けの記事を執筆している。遠距離恋愛で結婚した夫とおいしいランチを食べることが一番の休息時間。
2022年03月26日サッカーの練習には反復練習が欠かせないけど、メニューが単調になりがちで子どもも飽きやすいし保護者からも「またあの練習?次のステップに進まないの?」と言われる。土台がしっかりしてないと今後難しい技術を上積みしてもグラグラしてしまうから、反復練習は譲れない。だから、楽しくできるメニューを教えて。とのご相談。楽しくない基礎練習、みなさんはどうしていますか?今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、子どもたちが楽しんで行えるメニューなどをアドバイスします。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<プレスをかけられると焦ってボールを失う。落ち着いてビルドアップできるようになる練習は?<お父さんコーチからのご質問>池上さんこんにちは。近所のチームに頼まれて、数年前から指導に関わっています。私自身、高校までサッカーをしていた経験があるので、わが子は所属していないのですが依頼されて、という流れになります。相談したいのは、反復練習についてです。低学年(U-7)を担当しているので、キックやシュートの基礎を身につける練習が多いのですが、メニューの組み方が単調なので、週2回の練習ですが子どもたちが基礎練習の反復に飽きているように見えます。また、見学している保護者の方も「今日もあのメニューですか?次のステップに進まないのですか」と言ってくる方もいます。学校のドリルのように、次々と進んでいくイメージを持たれているのだと思いますが、ある程度反復練習は必要だと思っています。地味でつまらない基礎練習を、何とか飽きずに楽しめるようなメニューにしたいのですが、何か良いアドバイスはいただけませんでしょうか。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。高校までサッカーをされていたそうなので、ご自分が教えてもらったことを伝えているのでしょうか。インサイドキックはこうやるんだよと教えて覚えさせる。その手順で進めていくと、どうしても反復練習は多くなりますね。さまざまな本のなかに練習メニューが書かれているし、この連載でもお伝えしているので良かったらチェックしてみてください。ネットなどで探しても、トレーニングメニューはたくさんあります。それらを試しては、指導している子どもに合うようにやり方を変化させることが重要です。■変化や競争を入れて楽しめる練習メニュー例えば、ご相談者様が教えておられる7歳以下ではこんな練習をやってはどうでしょうか。2人1組でキックの練習をするとします。止めて蹴るのでボールコントロールの練習にもなります。ただし、まだ6~7歳なので、ボールがどこに飛ぶかわかりません。遠くに飛んだボールを追いかけてとってくるのは時間のロスです。そんなとき、コンクリートの壁にそれぞれ向き合って蹴ってみる。うまく蹴ると、自分のところに返ってきます。そんなふうに変えるとロスがなくなります。また、反復練習には楽しみがあまりありません。そこで、蹴って上手く返ってうまく止められたら、後ろの線に下がれる。少しずつ遠くから蹴られるようになる。競争ですね。子どもたちは生き生きと取り組みます。■反復練習の根本的な問題、楽しく取り組めるようになる方法とはいえ、反復練習には根本的な問題があります。細分化しすぎると、試合で使えない技術になります。よって、ぜひゲームを中心に練習を組み立ててください。ゲームの中でうまくボールに足が当たらなかったり、チャンスだったのにボールをコントロールできなかったりします。そこを経てから「さっきはこうなっちゃったから練習してみよう」とキックの練習をやってみるといいでしょう。そうすると、反復練習に取り組むモチベーションも変わってきます。■練習したことを試合でトライすることで上達する少し練習したら、それを試合のなかでも使ってみます。例えば「パスするときは、さっき練習したインステップキックをやってみよう」と促します。試合の中でトライすることで上達します。試合中、常に上手く蹴れなくてまったく構いません。指導者もそこにイライラしたりせず、サッカーというスポーツの成り立ちを理解することを優先させてください。パスをつないで、みんなでゴールを奪う。そのために何をしたらいいかな?そういった問いかけをしてあげましょう。■インサイド→アウトサイドなど「段階を踏む」ものではないこの連載でも伝えていますが、私が考えるサッカーの指導は、ドリブルができるようになったら、次はパス。パスも基本技術といわれるインサイドキックができるようになったら、アウトサイドキックと「段階を踏む」ものではありません。もしもキックがうまくできない子どもがいるのであれば、ボールを変えてみてください。風船だとか、ビーチボール、ソフトバレーボール、あるいは3号級などの小さいボールにしてキックをさせてあげてください。私のチームでも2年生でインステップキックができない子にソフトバレーボールを使ってみたところものの10回程度蹴っただけでインステップに当てるコツを掴んでくれました。これは最新の研究(運動学習理論)というものから証明されていることです。上述したように、技術練習よりもミニゲームに時間を割きます。小学校低学年から、もっといえば幼稚園児も、試合をします。攻守はもちろんのこと、すべての技能が含まれているのが試合だからです。一見すると、どの技能が上手くなっているのかは、わかりづらいかもしれません。けれども、年齢が低ければ低いほど、サッカーというスポーツの仕組みや感覚、楽しさを伝えていったほうがいいと考えます。この子どもの育ちを、私は「らせん階段」みたいなものだと考えています。池上正さんの指導を動画で見る>>■身につけた技術を使うタイミングを理解するには時間が必要(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)らせん階段は、横から見ていると、より高いところへのぼっていくのがわかります。ところが、らせん階段をずっと上のほうから眺めると、どう見えるでしょう。柱のまわりをグルグル回るだけで、まるで元の場所に戻ってくるように見えます。子どものサッカーも同じです。大人は階段の上のほうにいるので、子どもが上達したように見えません。例えば、ドリブルのフェイントができるようになる。体得したけれど、どこでどのタイミングで使うと有効なのかを理解し、実践するまでに少し時間がかかります。一度やってみて「ああ、ここで使うんだ!」と気づいて、トライする。失敗したら、どうして失敗したかを考えて工夫します。子どもは自分が踏んでいるプロセスをうまく言語化はできませんが、早い遅いの個人差はあれ、そんなふうに階段をのぼっています。そういった成長のプロセスをぜひ保護者の方々に、らせん階段に例えて保護者に説明してください。そうすれば「子どもをどう育てるか」という視点を共有できます。そういった作業もコーチの大切な役割です。まずは、試合を軸にするトレーニングに切り替えましょう。以前とは変化していて、それが今は主流なのだと理解していただけるとうれしいです。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年03月11日冷蔵庫の下は掃除できない。そんな風に思っている人はいませんか。冷蔵庫の周りはホコリや汚れが溜まりやすく、特に冷蔵庫の下は掃除しにくい場所です。どうせ冷蔵庫は動かせないし…と、ついつい見て見ぬふりをしてしまう人もいるのではないでしょうか。ところが、冷蔵庫は誰でも簡単に移動させることができます。早速、冷蔵庫の動かし方を見てみましょう。こちらが我が家の冷蔵庫です。まずは冷蔵庫の下のカバーを外します。取っ手のようなものが2つ出てきました。こちらをつかんで引っ張ると冷蔵庫が動くのですが、その前にやることがあります。ゴミが溜まっていて、お見苦しい写真となっていますが、ご了承ください。足の部分に何か挟まっています。こちらは冷蔵庫の重みで床が傷つかないようにするためのクッションです。クッションの上の部分をクルクルと回すと…。クッションが外れました。両側の足のクッションを外すように、クルクルと限界まで回したら準備OKです。この取っ手の部分を『両手』で引っ張りましょう。ちらほらゴミがみえますね。年末に掃除したきりなのでゴミが溜まってますが、思ったよりは少なくて安心しました。掃除を終えたら、冷蔵庫を元の位置に戻し、固定してからカバーをかけて終了です。クッションも忘れずに設置しましょう。最近では冷蔵庫の下に敷くシートやマットが販売されています。床の傷や騒音などを防止するものや地震対策となるものもあるようですので、冷蔵庫の下を掃除したついでに設置してもよいかもしれませんね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2022年03月05日アルゼンチンのブエノスアイレスに住むカミラ・カストルディさんが、自宅の近くを歩いていた時のことです。彼女は、電柱に貼られた迷い猫のポスターに目を留めます。ポスターには、オレンジ色と白色の毛をした猫の写真とともに、『猫のルイスがいなくなりました』と記されていました。そして、カミラさんがその下のほうを見ると…何が起きたのかは、こちらをご覧ください。El otro día encontré un gato perdido y lo devolví a sus dueños, el chabon estaba abajo de su cartel de perdido. pic.twitter.com/aarteiSRo0 — Castoldi. (@camilacastoldi_) February 16, 2022 …ルイスがいた!!自分を探すポスターの真下でくつろいでいたルイス。カミラさんが「ルイス!」と呼ぶと、お腹を見せて甘え始めます。なんというマイペースっぷり!彼女がすぐに連絡すると、駆け付けた飼い主は大喜びだったそうです。この動画には19万件の『いいね』が集まり、たくさんの喜びの声が寄せられています。・なんていいニュースだ!そのポスターをパレルモのいたるところで見たよ!・あなたが足元を見てくれてよかった!・この猫は、自分のポスターだって分かっていたんじゃないかな。ルイスは4日間も行方不明だったのだとか。飼い主は、さぞかし心配していたことでしょう。後日、カミラさんの元には、飼い主から元気そうなルイスの写真が送られてきました。Ahora su dueña me manda fotos de Luis pic.twitter.com/6PQcMmjbB8 — Castoldi. (@camilacastoldi_) February 16, 2022 迷子の猫を探すポスターを見かけたら、真下にその猫がいるなんて、奇跡的な偶然でしょう。ルイスが、自分を探すポスターだと知っていたのかどうかは分かりませんが、カミラさんにあっさりと見つけてもらえてよかったですね![文・構成/grape編集部]
2022年02月28日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は基礎練習の中でも苦手意識を持つ人もいるバックステップを使った「前後の動き」を克服するトレーニングをご紹介します。試合前のウォーミングアップなどで取り入れているチームも多いですが、その場でコントールするような練習がほとんど。しかし、試合中は相手選手にボールをカットされない位置で受けるため、後ろに下がって受ける動きが必要になることがあります。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、試合中動きながら相手にとられない位置でパスを受けて、味方にスムーズにパスすることができるようになります。親は難しい動きはありません。【やり方】1.親がボールを持って数メートル離れて対面して立つ2.子どもは一度後ろに下がり、元の位置に戻ってくる3.戻ってくるタイミングで親が山なりのボールを投げる4.子どもは足元で受けて返す5.後ろに下がり切ったタイミングでパスを出し、子どもはそれをコントロールして返す6.できるようになったらダイレクトで返すなどレベルを上げる【トレーニングのポイント】・最初は元の位置に戻ってくるタイミングでボールを投げる(前進した状態で受ける)・インサイド、インステップ、腿など足のいろんな場所を使う・力まずリラックスして行う・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2022年02月24日