不倫をすると、なによりもパートナーや家族への発覚を恐れるでしょう。バレないようにいろいろと工作をする不倫常習犯もいます。麻衣子さん(仮名・34歳)も、かつて不倫をしていた際、ある巧妙な手口で夫からの発覚を逃れたそう。どんな方法を使ったのか、当時の状況とともに詳しく話を伺いました。不倫相手との出会い「4年ほど前、ある男性と不倫をしていました。それは、夫の親友でもある、大輔さん(仮名)という方でした。出会ったのは結婚前。夫の友人たちが集まっている場に、私が連れて行かれたときでした。5~6人で集まってお酒を飲んでいるところで、紹介されたんですね。そのとき、大輔さんとは縁があるような、なんとなくまた会うような予感がしました。その1年後です。私は保険会社で働いているんですが、担当している企業の忘年会に参加したとき、大輔さんと偶然再会しました。大輔さんは、その企業の下請け会社の人で、私と同じように招かれていたそうです」夫の親友と不倫関係に…「忘年会が終わってすぐ、大輔さんからLINEが来ました。以前にグループLINEを作っていたので、連絡先を知っていたんですね。“飲み直しませんか?”ということで、2人で別の店に。そこで、大輔さんが私に対して、“また会う気がしていた”と言うんです。私も同じ印象を受けていたと言うと、一気に距離が縮まりました。その時点で私はもう結婚していました。そこまでの関係で思いとどまろうとはしたんですが、流れを止めることができず…。不倫関係に堕ちてしまいました。それからも大輔さんとは定期的に会っていたのですが、関係が半年ほど続いたころ、夫が怪しむような素振りを見せ始めたんです」LINEを覗こうとする夫「ある日、夫と外食をして、家に戻ってきたとき。ワインを飲み過ぎてしまい、すぐに寝てしまったんですね。夜中、ふと目を覚ますと、夫が私のスマホをいじっているんです。LINEを覗こうとしているんだと気づきました。大輔さんとの関係が怪しまされたらまずいと、かなり焦りました。結局、ロックを解除できなかったようで覗かれることはなかったんですが、何かごまかすための策を講じなければいけないと思いました」不倫発覚を逃れた巧妙な手口「当時、私は会社の後輩の男性に、食事に誘われていました。いつも軽くあしらっていたんですが、あるとき誘いを受け、食事に行きました。でも、彼とはそこまで。あとでLINEで、楽しかった旨を伝え、“でも夫が1番大事だから”と送りました。そして後日、夫と一緒に家にいるとき、わざとスマホのロックを解除したままトイレに行きました。数分だけスマホを放置したんです。戻ってくると、微妙にスマホの位置がずれていました。おそらく夫がLINEを覗いたんでしょう。大輔さんとのやりとりは消去していたので、後輩とのLINEを見たはずなんです。それからは、夫が怪しむような素振りを見せなくなりました。むしろ、私に対して優しくなったようにも感じました。こうして、私の作戦は成功したのです」“夫の親友と不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。わざと夫にスマホを覗かせるとは、なんと大胆で巧妙な手口なのでしょう。しかし、一時的にだませたとしても、必ずバレてしまうのが不倫です。不倫によって人生を壊してしまう人はたくさんいます。決して不倫には手を出してはいけないのです。©yamasan/Fajar Kholikul Amri/gettyimages文・塚田牧夫
2022年10月07日浮気癖が激しいモテる男性と覚悟のうえで結婚をした30代の彩花さん(仮名)。しかし、想像以上に夫は浮気を繰り返し、過酷な結婚生活にうんざり。ついに夫に対して浮気を止めるよう話をすることに。ところが夫婦の話し合いの結末は、彩花さんの想像を大きく超える衝撃的な展開になってしまったそうです。メンタル心理カウンセラーの並木まきがご紹介します。不特定多数の浮気相手と遊び続ける夫「同僚からのアドバイスに従って夫の不倫相手を調べたところ、驚くことにいろんな女性と遊びまくっていました。私は、夫には常に特定の女性がいて、その女性たちと短期サイクルで付き合って浮気をしているのかなって思っていたのですが、そんな甘いものではなく、ほぼ毎日のようにいろんな女性と会ってホテルや相手の家に行って帰宅するという、私の想像を超えた交友関係を繰り広げていました」さすがにこのまま夫を自由にさせるわけにはいかないと、彩花さんは浮気の証拠を見せながら、夫を問いただしました。ところが夫は、反省するどころか「ただの遊び」「俺は昔からこうじゃん」と、謝ることもせずに「なんで今更?」と平然と言い返してきたのだそうです。「これには、私の怒りが爆発しました。浮気の証拠を見せているのに、妻である私に謝らずに反省しないのはおかしいし、これから子どもだって作りたいのに夫がそんな調子では子作りもまともにできないと思いました。それで、義姉に頼んで夫に注意をしてもらうことにしたんです。夫は私の言うことは聞かないけれど、義姉の言うことなら聞くだろうと思って、恥をしのんで義姉にお願いをしました。義姉は弟が昔から女好きだと知っていて『結婚したんだから、落ち着かせるわね』と私に協力してくれました」義姉が介入し事態は好転!しかし夫婦仲には致命的な傷が…義姉が夫に注意をして以降、夫は大っぴらには女遊びをしなくなったのだそう。けれど、彩花さんから見て「完全に浮気をやめたわけではないと思う」とのことで、妻にわからないようにコソコソと浮気している気配はあるようです。「今回、離婚には至りませんでしたが、私はもう『私が一番なら夫は何をしていてもいい』とは考えなくなりました。一連の出来事があって、今もずっと夫は信用できないと思っています。夫婦って信頼関係がないと、なかなかうまくいきませんね。ちょっとしたことでも私は夫に疑いの目を向けてしまうし、でもそれをいちいち口に出せば雰囲気が悪くなるので黙っています。夫は夫で、浮気の件を義姉に注意されて以降、私のことをチクリ魔のように思っているようで、大事なことを何も話さなくなり、夫婦なのに距離ができてしまったように思います。安易に『私が一番なら、いいよ』と考えていたこと、そしてそれを結婚前に夫に伝えてしまっていたことは今では深く後悔しています。昔の私は、甘かったですね」浮気に限らず、何かの出来事がきっかけとなり夫婦間での信頼が完全に崩れてしまうと、そこから関係を修復するのはずっと難しいものになるでしょう。今回の彩花さんのケースでは結婚後も浮気をやめなかった夫に責任があるとはいえ、夫婦関係の基盤を作る新婚当時に女遊びを容認してしまったことも、後々の夫婦関係に影響が及んだようです。ふたりの間で信頼関係をキープしていくことが、安定した結婚生活には欠かせない要素であることは間違いありません。©Photographer, Basak Gurbuz Derman/monzenmachi/gettyimages文・並木まき
2022年09月25日黙っていても女性が寄ってくるほど人気な男性を夫にすると、何かと苦労が絶えないもの。そんな“モテる男性”と、覚悟の上で結婚を決める女性もいるようです。30歳ジャストで、6歳年上の夫と結婚した彩花さん(仮名)もそのひとり。しかし、結婚生活には想像を超える苦労が待ち受けていたようです。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、彩花さんのエピソードをご紹介します。「私が一番ならいい」と覚悟の上でモテる男性と結婚彩花さんの夫は、付き合っている頃から女性によくモテる人だったそう。彩花さんは、そんな夫に対して、交際中からずっと「私が一番ならいい」と、浮気を容認していたのだとか。そして結婚後も、そのスタンスを変えずに夫との生活を送ろうと決め、モテる夫の妻になることを選んだと話します。「ちょうど彼が仕事で遠方に引っ越すことになって、そのときに『彩花にもついてきてほしい』と言われたのがプロポーズでした。夫は自分からアプローチしなくても女性が寄ってきてしまうほどモテる人で、正直なことを言うと、付き合っているときから私が知っているだけで何回も浮気をしていました。でも私は、そんなモテる男性の“彼女”というだけでも自慢だったんですよね。そして、彼と結婚することで私が“妻”になれば、これからは一生ずっと彼の一番でいられると思い、結婚を決意しました」ところが、モテる夫の浮気癖は結婚後も直らず、新婚当初から浮気疑惑にまみれた夫との生活に彩花さんは疲弊していったとのこと。「夫が赴任した引越し先は、私には縁もゆかりもない土地。身近に頼れる人もいなければ、友だちもゼロ。そんな環境でも、すぐに夫は不倫相手を見つけたようで帰宅は遅いし休日にも行き先を言わずに出かけてしまうし、私はどんどん孤独になり、心身ともに追い詰められてしまったんです」彩花さんはテレワークでも勤務ができる職種で仕事をしていたため、見知らぬ土地に引っ越してもこれまでと同じ仕事を続けられたのだそう。出社日もなく、常に家でひとりで過ごす彩花さんにとって、夫の浮気は想像していたよりもダメージが大きかったと振り返ります。夫の身辺調査で発覚した「乱れた交友関係」「誰にも相談できなかったある日、リモート会議が終わってから同僚に夫のことを軽く打ち明けたら、“不倫相手のことをきっちりと調べたほうがいい”とアドバイスをもらったんです。それまでは、私も友人と遊んだり飲みに行くことが気軽にできる環境にいたから、夫が自由にしていても孤独を感じることはなかったんです。でも、引っ越しをしてからは毎日が孤独で、久しぶりのオンライン会議の場でも、すごく思いつめた顔をしていたみたいです。同僚は私の様子を心配してくれて『夫のことは早く調べたほうがいいよ。浮気から本気になっていたら面倒だし』と助言してくれました」この同僚からの助言をきっかけに、彩花さんは夫の身辺調査を本格的に開始。すると、夫の生活は彩花さんが思っていた以上に乱れたものだったそうです。すでにメンタルもズタボロで限界を迎えていた彩花さんは、夫に浮気について初めて直談判をすることに決めました。しかしその話し合いの結末は、彩花さんの期待を大きく裏切るものだったのです。過去にモテていた男性でも、結婚後には家庭や妻を大事にする人もたくさんいます。しかし、もともと浮気症のある男性は、結婚後も不倫を続ける可能性が。こういった男性を夫に選んでしまうと、妻は想像していたよりも精神的に過酷な日々を強いられることになるでしょう。結婚生活は日常そのものなので、付き合っているときにはギリギリ許せたことでも、結婚生活では許せないと感じてしまっても無理はありません。©Maksim Chernyshev / EyeEm/yamasan/gettyimages文・並木まき
2022年09月25日尋美さん(仮名・31歳)は、職場恋愛の末に結婚。出産後は退社して、夫の和幸さん(仮名)と息子と、家庭円満な生活を送っていました。ところがある日、夫のLINEを覗いたところ、不倫の形跡が見つかります。尋美さんはそこからどんな行動を起こし、どんな結末を迎えたのでしょうか……。元同僚が教えてくれた真実「夫のLINEを覗くことができたのは、トイレに行っている間だけだったので、そこまで多くの情報を得ることができませんでした。なので、不倫の事実を確定するには不十分で、すぐに夫を問い詰めることはしませんでした。いったん気持ちを抑えて冷静になり頭を整理したら、夫の不倫相手はおそらく職場の女性だろうと見当がついたのです。そして私は、まだ職場に残っているかつての同僚と連絡を取り、久しぶりに会う約束をしました。事情を説明すると、“実は……”と口を開き、“そういう噂は聞いたことがある”と教えてくれたんです」不倫相手の正体「夫と関係があると噂されている女性の名は、安祐美(仮名)。1年ほど前に中途採用で入社した女性ということでした。そこから私は、不倫相手の女性をSNSで検索。チャンスさえあれば、夫のスマホを覗いて、不倫の証拠を集めました。するとしばらくして、元同僚から連絡が入りました。不倫相手と思われる安祐美は、インスタの裏アカを持っていると。そこで限定公開しているストーリーを見つけ、それをスクショしたものが送られてきました。そこには、小さな男の子と触れ合っている、安祐美と思われる女性が写っていました。“いとこの子ども”とコメントが添えられているのですが、驚くことにその男の子は、2歳になる私の息子だったのです……」女は息子に頬ずりしながら…「女性は息子を抱き寄せ、頬ずりをするような恰好をしていました。対して息子は、ポカンとした表情。それを見て、私は愕然としましたね。ようするに夫は、私に友だちと食事に出かけるように勧めておきながら、そのあいだに息子を連れて不倫相手と会っていたということです。その夜、ついに私は夫に不倫の件を追求しました。最初はとぼけるような素振りを見せていましたが、証拠として残していたLINEのやりとりやインスタの写真を突きつけると、素直にすべて白状しました」社内不倫の結末は…「そこからはもう、離婚へと一気に話が進んでいきました。とりあえず私は、息子を連れて実家に戻りました。慰謝料の件などがすべて片付いてから、職に就き、今はその職場の近くにマンションを借りて住んでいます。元同僚によると、不倫相手の女性は不倫が社内にバレたことで居場所がなくなり退職をしたそう。夫はというと、地方の支社へと飛ばされてしまいました。息子に会えるのは、1か月に1回の面会のみ。会うたびに、泣いているという話だけ聞いています」“子煩悩な夫に裏切られた女性の告白”をご紹介しました。夫としては、溺愛していた我が子を手放すことになってしまったわけですから、さぞかし辛いのでしょう。しかしその原因は、自らの過ちによるもの。これからも子どもと面会するたびに、後悔を積み重ねていくのでしょう。不倫をしたことで、愛していた家族を失う人はたくさんいます。不倫には決して手を出してはいけませんね。©Leanne Surfleet – www.flickr.com/photos/leannesurfleet/Vichai Phububphapan/gettyimages文・塚田牧夫
2022年09月20日結婚して子どもを授かり、幸せな家庭を築いているかと思いきや、陰で不倫に走ってしまう人もいます。尋美さん(仮名・31歳)も、夫が不倫をしたことで予想外な経験をしたひとり。いったいどのような経緯でそんな状況に陥ってしまったのか、詳しい話を伺いました。職場の先輩との結婚「以前、私は広告代理店で働いていて、そこで、夫の和幸(仮名)と知り合いました。和幸は私の2歳上で、先輩として慕っていました。次第に、プライベートでも食事に行くようになり、交際が始まって結婚。そこから2年ほどして妊娠をして、産休に入りました。夫は、それほど子ども好きというわけではなく、子どもを望むような発言は聞いたことがなかったですが、出産のときは心配だからと立ち会ってくれました」息子を溺愛する夫「子どもの性別は男の子。出産した瞬間、夫は大泣き。そうとう感動したようで、赤ちゃんと同じくらい泣きじゃくっていました。その後は、息子を溺愛し、持てる愛情のすべてを注ぐようになりました。部屋は完全に赤ちゃん使用に。怪我をしてはいけないと、コーナークッションをそこら中に張りまくっていましたね。ただ、育児に積極的に取り組むぶん、私への愛情はあまり感じなくなりました。でも、家族ってそういうものなんだろうなと、現実を受け止めていたんです」結婚記念日にプレゼントをもらい…「私は出産をきっかけに、仕事に復帰することなく退社をしました。とにかく子どもが第一だからという、夫の意見を受け入れたんですね。それからしばらくして、結婚記念日を迎えました。そこで、夫がプレゼントをくれたんです。すごく素敵なデザインのネックレスでした。結婚記念日に何かしてもらえるなんて思っていなかったので、とても嬉しかったです。そこから夫婦関係も良くなり、いっそう家族としての絆の深さを感じるようになりました」夫の不倫が発覚「夫は、“たまには気晴らしをしたほうがいいよ”と、友だちと出かけるのを勧めてくれることもありました。なので、夫に子どもを預け、友人と食事に何度も行かせてもらいましたね。でも、なんとなくですが、夫に女性の影を感じるようになったんです。その時点では、単なる勘でした。ある日、部屋で夫が操作していたスマホを、そのままテーブルに置いてトイレに行ったんですね。ロックされていない状態でした。そこで私は、何気なく覗いてしまったんです。LINEを見ると、女性とのやり取りが……。あきらかに、深い関係であろう雰囲気が出ていました。画面をスクロールして少し遡ると、“結婚記念日”という文字が目に留まりました。そこには、“妻へのプレゼントを選んで欲しい”と書かれていました。夫は不倫をしていて、結婚記念日にもらったネックレスは、不倫相手の女性が選んだものだったんです……」“子煩悩な夫に裏切られた女性の告白”をご紹介しました。子どもを溺愛している姿を見れば、まさか不倫をしているなんて思わないですよね。家庭を大事にしているように感じさせながらの裏切り行為は、まさに極悪非道と言えるでしょう。©Peter Cade//gettyimages文・塚田牧夫
2022年09月20日沙里さん(仮名・28歳)は、合コンで知り合った年上の男性、春樹さん(仮名)と交際。しかし、既婚者であると打ち明けられます。それでも交際を続け、春樹さんは前妻と離婚し、2人は無事に結婚することに。しかし、結婚から2年ほどして、またしても春樹さんは年下女性との不倫が発覚します。その後、沙里さんはどんな結末を迎えたのか、詳しく話を伺いました。不倫発覚と同時期に妊娠が分かり…「春樹さんのLINEを覗いて、不倫の事実を知りましたが、すぐには追及することができませんでした。なぜなら、その時期に、私が妊娠していることが分かったからです。春樹さんと別れることになり、シングルマザーになるということが、考えられませんでした。そこで、躊躇してしまったんですね。でも、もしかしたら妊娠が分かれば、春樹さんも不倫をやめてくれるかもしれないと思いました。それで済むのであれば、これ以上波風は立てたくないとも思い、微かな希望を抱き、思い切って妊娠を伝えたんです。すると、春樹さんはとても喜んでくれました。ただ、残念ながら不倫をやめている気配はありませんでした……」友人との再会「いろいろ悩みごとが重なり、私は情緒不安定になり、体調も崩してしまいました。妊娠していることもあり、少し早めに産休を取らせてもらうことにしました。時間ができたので、ある友人に連絡をしました。それは、春樹さんと出会った合コンに誘ってくれた、ミハル(仮名)です。久しぶりに会い、現状を報告しました。妊娠していること、春樹さんが不倫していることを伝えました。するとミハルが、“実はあのとき私も……”と、当時のことを語り始めたんです」合コン当時の真相「合コンのあと、ミハルも春樹さんから連絡が来て、何度か会っていたそうです。具体的には言いませんでしたが、おそらく肉体関係もあったんでしょう。さらに、春樹さんは、合コンに参加していたほかの女生とも、関係を持っていたそうなんです。そこで、“なんだあの男……”となったみたいなんですね。ただ、そのタイミングで私との交際が始まっていたので、ミハル達はだまってくれていたそう。でも、奥さんがいることが分かったときは、絶対にやめたほうがいいと思い、私が春樹さんと付き合うことを全力で止めてくれていたとのことでした」子どものために選んだ道とは…「色々と調べていたら、彼の元奥さんもかなり年下だったらしいです。春樹さんは、年下女性が大好きな、ただのスケベおやじでした。ミハルの話を聞いて、決心がつきました。おそらく、いま春樹さんと関係が回復しても、またしばらくすると同じことを繰り返すと思いました。ならば、いま別れるべきだと……。両親にも相談し、子どもを産んで実家で育てることを受け入れてもらいました。すべて、出産と育児の態勢が整ったところで、春樹さんに離婚を申し出ました。それからは、シングルマザーとなり、子どもは2歳になりました。両親にも支えてもらいながら、元気に暮らしています」“年上男性と結婚して裏切られた女性”の告白をご紹介しました。人の本質はそう変わりません。2度も不倫をするような人は、今後も繰り返す可能性が十分にあります。最後に、これ以上、子どもを傷つけないためにも、沙里さんは離婚を決断して良かったと語ってくれました。©David Espejo/Terry Vine/gettyimages文・塚田牧夫
2022年09月18日年上の男性に惹かれることもあると思います。精神的な余裕や経済的な余裕に、大人の魅力を感じるからかもしれません。沙里さん(仮名・28歳)も、かつて年上の男性と交際をしていました。しかし、のちに衝撃の事実を知ることになり、その後は凄まじい人生を送ることになったそう。当時の状況を詳しく伺いました。年上の彼との出会い「23歳のときです。就職して1年近くが経ち、仕事も落ち着いてきたころに、夜遊びをするようになっていました。そこで、友人に合コンに誘われ参加したんですね。男性陣は4人。大手企業に勤める人たちで、みんな10~13歳くらい年上でした。そこで親しくなったのが、春樹さん(仮名)です。春樹さんは落ち着いた話し方をする人で、大人っぽさがありました。聞き上手で、話していてすごく心地良かったんですね。連絡先を交換し、後日、ドライブに行くことになりました」ドライブで見せた大人の対応に…「私も免許を持っていて、たまに実家の車を借りてドライブをすることがあったので、楽しみにしていたんです。すると、迎えに来てくれた春樹さんの車がポルシェだったんです。カッコいいなと思い、お金も持ってる人なんだと感心しました。そうしたら、“運転してみる?”と聞かれたので、少しだけ代わってもらったんです。初めての左ハンドルで、運転しにくいところもありました。そこで、途中でコンビニに入ったんですが、出るときにガードレールに車体をこすってしまって……。ヤバいことをしてしまった……と、弁償やデートも台無しで凹んでいたら、春樹さんは“保険に入ってるから大丈夫だよ”と気にする素振りが全くなかったんです。そんな大人の対応に、一気に心が奪われてしまったんです」衝撃の事実「その後、何度かデートを重ねて春樹さんと交際することになったんですが、1か月ほどして、春樹さんが既婚者であることを打ち明けてきました。春樹さんは、“妻とは離婚に向けて話し合いをしている”と言うんですね。私としては、それを信じるしかありません。周りの友人に相談すると、“不倫している人はみんなそう言うんだから、今すぐ別れたほうがいい!”と、大反対を受けました。そのときはかなり落ち込みましたね。でも、しばらくして、本当に春樹さんの離婚が決まったんです。彼を信じて良かったと、心の底から思いました。そして1年ほどの交際期間を経て、彼と結婚をしました」結婚後の裏切り「結婚して2年近く経ったころです。春樹さんから怪しい気配を感じるようになりました。仕事の帰りが遅くなったり、休日もよく出かけるようになったんです。悪いなとは思いましたが、春樹さんが寝ている隙にLINEを覗いてしまいました。すると、女性とのやり取りや頻繁に2人で会っているような内容が見つかりました。女性の名前をSNSで検索すると、その人がすぐに見つかって、驚いたのは年齢です。私よりも2歳下。春樹さんよりも、ひと回り以上も年齢が下の女性だったんです。愕然としましたね……」“年上男性と結婚して裏切られた女性”の告白をご紹介しました。困難を乗り越えて結ばれただけに、まさか夫に裏切られるとは思ってもみなかったのでしょう。とはいえ、沙里さんも不倫の末の略奪婚です。一度不倫をした男性がその後改心する、という話も聞きますが、“不倫癖”から抜け出せない男性には近づかない方がいいのでしょう。©AsiaVision/baranova_ph/gettyimages文・塚田牧夫
2022年09月18日亜希子さん(仮名・33歳)は友人の勧めでマッチングアプリに登録。そこで、矢島さん(仮名)と知り合い、だんだんと惹かれていきました。あるとき高級ホテルに誘われて関係を持ちましたが、そこで「結婚している」と告げられてしまいます。彼は「妻とは別れる」と言い、亜希子さんもその言葉を信じることに…。マッチングアプリをきっかけに始まった不倫がどんな結末を迎えたのか、詳しく伺いました。突然ピタッと連絡が来なくなり…「矢島さんとは、不倫と分かりながらも関係を続けていました。“妻と別れる”と言っておきながら、その気配がなく、歯痒い思いをしていました。ところが、あるときからピタッと連絡が来なくなったんです。矢島さんとは、アプリ内のメッセージ機能でやり取りをしていたので、直接の連絡先を知りません。どうすることもできなくなりました。このまま終わりなのかな…と思ったころ、ようやく連絡が来ました。“久しぶりに会いたい”と言うので、会う予定を立てました」妻を名乗る女性からの連絡「彼が指定してきた待ち合わせ場所は、なぜかカフェでした。ここから移動するのかなと思い、待っていました。でも、時間になっても矢島さんが現れないんです。30分ほど経ったころ、『矢島の妻です』とメッセージが届きました。冗談だと思って“ふざけないで”と送ると、『矢島は来ません』と返ってきました。さらに、『あなただったんですね。夫はもうあなたとは会わないと言っています』とも。相手は本当に矢島さんの妻で、不倫がバレてスマホを奪われてしまったんだと思いました」店内にいた女性が急に立ち上がり…「とはいえ、私としても納得がいきません。妻と別れると言うので待っていたわけですから。なので、『ちゃんと会って話がしたいです』と送り返しました。すると、カフェ内の端に座っていた女性が、スクッと立ち上がりました。そして、ツカツカと私の席に歩み寄り、立ち止まりました。そして、『矢島の妻です』と言ったんです。どういうことなのか、すぐに事態を把握できませんでした。慌てる私を見て、女性は向かいの席に座り、事情を話し始めました」ことの真相「女性は、やはり彼の妻でした。説明によれば、矢島さんはマッチングアプリを利用して、私と同じような女性とたくさん会い、関係を持っていたそうです。彼女はそれに気付き、自分もアプリに偽名で登録。すると、見事矢島さんとマッチング。そのまま話を進め、会う約束をして、実際に会い、すべてが明るみになったそう。矢島さんも、もう言い訳はできません。彼女は矢島さんのアプリ内でのアカウントを利用して、これまで関係を持った女性たちに連絡をしていったそうです。私は完全に、弄ばれていたわけです。矢島さんの妻は、私に対して怒るどころか、『本当に申し訳ありません』と謝ってきました。もちろんショックでしたが、深みにハマる前で良かったのかもしれません」“マッチングアプリで出会った男性と不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。マッチングアプリを悪用した不倫に引っかかってしまうと、大事な時間を無駄にしてしまうことになるでしょう。さらに、人を傷付け、罪を背負ってしまうことにもなりかねません。相手は慎重に選ばないといけませんね。©Chinnapong/Oscar Wong/gettyimages文・塚田牧夫
2022年09月14日出会いのために、マッチングアプリを利用する人が増えています。順調に相手を見つける人もいれば、トラブルに遭ってしまう人もいるようです。亜希子さん(仮名・33歳)もかつてマッチングアプリを利用し、衝撃的な展開を迎えてしまったそう。当時の状況を詳しく伺いました。友人の勧めでマッチングアプリに登録「私は28歳のときに離婚を経験しています。原因は、夫の浮気でした。なので、少し男性不信に陥っている時期があったんです。それが少しずつ回復してきたころ、友人の静香(仮名)にマッチングアプリを勧められました。静香はマッチングアプリでいろんな男性と出会い、『いい人けっこういるよ』と教えてくれました。そこで、私もまず登録。すると、ポンポンポンと“いいね”がついて、意外と気分がよく、自信もついてきました」2軒目も誘われ…「何人かとメッセージのやり取りをしていましたが、そのなかの一人に、矢島さん(仮名)という男性がいました。矢島さんは、私より4歳上で、大手企業に勤めていました。『早めに会いたい』といわれ、約束をして食事をしました。場所は、庶民的なチェーン店の居酒屋。実際に会ってみると矢島さんはとても感じのいい人で、見た目も悪くないし、好印象でしたね。お店を出たあと、もう一件誘われたんですが、その日はそこでお別れしました。ただ、それからしばらく連絡がこなくて……。2軒目も行ったほうが良かったのかなと、少し後悔しましたね」高級ホテルへのお誘い「食事から2週間ほどして、ようやく連絡が来ました。『食事でも』ということで、また会うことに。ただ、なかなか予定が合わなかったですね。矢島さんの仕事が忙しいということで、日にちを指定され、私が合わせる形で予定を立てました。前回同様、楽しい時間を過ごしました。ただ、また場所がチェーンの居酒屋だったんです。もう少しオシャレなところに行きたいという思いもありました。それを友人の静香に伝えると、『なんか怪しいね』と言われてしまって。でも私のなかではすでに矢島さんに惹かれているところがあり、そこで関係を断つという感じにはなりませんでした。すると、そんな思いを見透かすかのように、矢島さんからメッセージが届きました。お誘いの連絡だったんですが、次の場所は、高級ホテルのなかにあるバーだったんです」一緒に迎えた朝にまさかの告白を受けて…「次はもう告白をされるんだと確信しました。バーはとても雰囲気が良く、ムードたっぷり。そこで、『部屋を取ってるから』と誘われたら、もう断る理由はないですよね。2人で幸せな夜を過ごし、朝を迎えました。目がさめて朝食をとったあと、彼が真面目な表情で、『実は言わなくちゃいけないことがある』と言うんです。私はてっきり、告白をされるんだと思いました。ところが、彼の口から出たのは……。『実は結婚していて妻がいる』、と。もちろんショックでした。それまで連絡はLINEではなく、アプリ内のメッセージ機能を利用していました。少し不思議に思っていたんですが、不倫がバレる心配があったからでしょう。納得がいきました。でも彼が、『別れるつもりでいる』と言うんですね。私のなかでは、もう彼一択ですから、待つしかありません。そのまま関係を続けることにしました」“マッチングアプリで出会った男性と不倫に堕ちた女性”の告白をご紹介しました。メッセージのやり取りだけでは、なかなか相手の素性はつかみきれません。実は既婚者だったというケースもなくはない話です。友人のアドバイスなども聞いて、少し慎重に進めていくべきだったのかもしれませんね。©d3sign/The Good Brigade/gettyimages文・塚田牧夫
2022年09月14日藍子さん(仮名・34歳)は子どものころから、姉の美沙子さん(仮名)と仲のいい姉妹ではありませんでした。さらに美紗子さんがエリートの辰朗さん(仮名)と結婚し、裕福な生活を送るようになったことで、さらに嫉妬心を抱くように。ひょんなことから、義兄と不倫関係になった藍子さんですが、美紗子さんの妊娠が発覚したことで、関係は解消。しかし、その後に思わぬ展開を迎えた藍子さんの不倫の結末を伺いました。姉の出産「義兄の辰朗さんとは、別れてからはまったく何もありませんでした。もともと姉への嫉妬から始めた行動であり、気持ちが晴れれば、固執することはなかったからだと思います。しばらくして姉が出産し、男の子が産まれました。その子が辰朗さん似でとても可愛かったんです。私も甥っ子をとても可愛がるようになりました。そこで心境の変化があり、結婚したいという思いも芽生えてきましたね」甥っ子を溺愛して「それまで私は実家暮らしだったんです。しかし婚活を考えたときに一人暮らしのほうが都合がいい気がして、実家を出ました。ただ、いろんな男性と交際したものの、結婚には至らず、数年が経っていました。甥っ子はますます可愛くなり、私は溺愛。幼稚園に入るころには、姉夫婦が出かけるときなど、私がたまに甥っ子を預かることもありました。そのころは、姉との関係も比較的良好でしたね」アルバムの写真が見つかり…「あるとき、私が甥っ子を預かった日のことです。甥っ子はスマホをいじるのが好きで、よく『貸して』と言ってきました。変な操作をされても困るので、昔使っていたスマホを渡したんですね。しばらくそれで遊んでいると、画面を見ながら、『あっ、パパ!』と言うんです。画面を覗くと、私と辰朗さんのツーショットが映っていました。それは、かつて不倫をしていたころに撮ったもの。甥っ子がアルバムを開いて、見つけてしまったんです。私は『仲良しなんだよ』と言って、さりげなく消去しました。しかし、それがのちに災いを生むことに…」「パパと仲良しなんでしょ?」と言われ…「久しぶりにみんなで実家に集まる機会があったんです。実はそのころ、私にもようやく結婚を前提に交際した彼氏ができて、その報告などもしました。家族団らんのなか、甥っ子が私に『スマホを貸して』と言ってきました。さらに、『パパの写真見せて』と。『パパと仲良しなんでしょ?』なんて言うので、かなり焦りましたね。『そんなのないよ』とはぐらかすので精一杯でした。その場では何とかごまかしきったと思ったんですが、帰り際に姉が『早く彼氏を紹介してね』と意味ありげに言うんです。その言い方が、とても怖くて…。すべてを知っているんじゃないか、と思わせるものがありました。そのせいで、私は家族に彼氏を紹介できなくなりました。先送りにしているうちに彼との結婚のタイミングも逃し、破局。今でも独身のまま、姉から何か言われないかとヒヤヒヤしています」“姉の夫と不倫関係に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。義兄との不倫がなければ、藍子さんは何事もなく結婚して幸せな生活を送れていたかもしれません。やはり、人を裏切ればやがて自分に返ってきます。そしてその償いは、まだ終わっていない可能性もあるのかも…。©Kohei Hara/AzmanJaka/gettyimages文・塚田牧夫
2022年09月11日兄弟姉妹との関係性が、うまくいっていないという人もいると思います。藍子さん(仮名・34歳)にもお姉さんがいますが、子どものころから親しい関係ではなかったそう。彼女はのちに不倫に走ってしまうのですが、その原因として姉との不仲があったと言います。当時どんな状況だったのか、詳しく話を伺いました。姉との関係性「私には3つ上の姉がいます。名前は、美沙子(仮名)。私とは対照的な性格で、優等生タイプ。とはいえ、勉強ができたというよりは、親や先生の言うことをよく聞く子どもでした。逆に私は、親に迷惑をかけることが多かったですね。いつも褒められている姉に対して敵対心を持っていました。大人になってからも、『姉ばかり周りから評価されてズルい』と思う気持ちがどこかにあったんだと思います」セレブ妻となった姉「姉の口から恋愛に関する話を聞いたことがなかったのですが、ある日突然、『結婚を考えている相手がいる』と言い出したのです。私だけでなく、両親も驚いていました。姉は結婚できないんじゃないか、と思われていたようです。そして結婚相手の男性が家に挨拶に来たとき、さらなる衝撃が…。めちゃくちゃイケメンだったんです。しかも、有名企業に勤めているエリート。名前は、辰朗さん(仮名)といいます。結婚後二人は、実家を出てタワーマンションに移り住みました。姉は一気にセレブ妻へと駆け上がったのです」実家に集まり食事をすることに…「私としては嫉妬ですよ、なんで姉が…と。そこから再び昔の思いがよみがえり、敵対心が芽生えました。しばらくして、姉夫婦が実家に遊びに来て、みんなで食事をすることになったんです。準備の途中で、足りない食材を私が買いに出ることになりました。すると、辰朗さんもやることがなかったみたいで、一緒に近くのスーパーへ行くことに。そこで、初めていろいろな話をしました。私が姉とはあまり仲良くないことを告げると、辰朗さんも姉に対する愚痴をこぼし始めたんです。『頭がかたくて融通が利かない』など、姉に対して共通の不満があり、想像以上に話が盛り上がって。『また話をしたい』と言われ、連絡先を交換しました」義兄との不倫「後日、辰朗さんから連絡が来て、二人で食事をしました。どうやら姉とケンカをしたらしく、私に話を聞いてもらいたかったようです。店を出たあと、ホテルに誘われました。酔った勢いもあるかもしれませんが、なんとなくそうなることは予想していたんです。姉の夫と不倫関係になったことで、私としては“やっと姉にやり返すことができた”という思いがありましたね。猛烈な嫉妬心も少し解消されました。しばらく関係は続けていましたが、姉が妊娠したんです。そろそろ関係に気付かれそうだということもあり、不倫を終わらせることに。彼に対して執着心はなかったので、当時はスッキリとお別れできたと思っていました」“姉の夫と不倫関係に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。姉に対する嫉妬が引き金となり、不倫に走ってしまった女性のエピソード。子どものころから敵対心を持っていたとはいえ、こういった方法をとれば罪を背負うことになるでしょう。円満に終わったといいますが、いずれは代償を払わなければいけないときが必ずくるはずです。©Gu Studio/ViewStock/gettyimages文・塚田牧夫
2022年09月11日既婚者同士で不倫をする「ダブル不倫」をされると傷つく人の数も多くなりますが、不倫当事者にも悲惨な結末が待っています。安易な気持ちでダブル不倫に走り、全てを失い人生がひどく転落した、30代女性のエピソードをご紹介します。「お互い様だから大丈夫だよ!」と不倫に誘われ…真歩さん(仮名)は27歳のときに5歳年上の夫と結婚。結婚生活に特に不満はなかったものの、結婚4年目に入ったときに仕事で知り合った13歳年上の男性から不倫に誘われ、興味本位から安易に不倫を始めてしまったそうです。「相手はバツ2で、誘われたときは3回目の結婚をしていました。ちょっと軽薄なところが気にならなかったわけではありませんが、ノリが良くてフットワークも軽く、私が『ご飯に行きたい』と言うとおしゃれなお店をスグに予約してご馳走してくれるんです。会いたいときにスグに会ってくれて、デートを重ねてから好きになるまではそう時間がかかりませんでした。でもお互いに家庭がある立場だし、と距離を縮めるのをためらっていた私に、彼は『お互い様だから大丈夫だよ!』と言って不倫に誘ってきたんです」それまで不倫経験がなかった真歩さんは、相手の男性が言う「ダブル不倫はお互い様だから、慰謝料は相殺になって払わないですむ」、「ダブル不倫だと配偶者が慰謝料を請求しにくい」といった言葉を鵜呑みにして、「それならば」と関係をスタート。最初のうちは互いの家庭に関係を知られないよう細心の注意を払ってデートを重ねていたそうですが、次第に二人の行動は大胆になっていきます。何度も旅行に行ったことが不倫バレのきっかけに「相手の男性が13歳も年上だったのと、彼は過去にも不倫が原因で離婚をしていて『不倫事情には詳しいから任せておけ』というので、私は彼に言われるがままに密会を続けていました。彼の妻も仕事が忙しく出張が多かったこともあり、彼とは何度も旅行に行きました。だけど、うちの夫はガラリと生活スタイルが変わった私に不信感を抱いていたみたいです。頻繁に旅行へ行く私を怪しいと思い、夫が調査を依頼し、あっけなく不倫をしていることが家庭に知られてしまいました」妻の不倫を知った真歩さんの夫は激怒。「すぐに相手と別れてくれ。俺は相手の男性に慰謝料を請求する」と、真歩さんに不倫を清算するよう迫ってきたそうです。「不倫がバレて夫を傷つけてしまったことは、本当に申し訳ないと思いました。だけど慰謝料に関しては、不倫相手の『ダブル不倫は慰謝料が相殺になって支払う必要がなくなる』という言葉を鵜呑みにしていたので、夫が彼に慰謝料を請求すると宣言しても、私は大して気にとめていなかったんです」ダブル不倫によって双方の配偶者が傷つき、ドロ沼劇になるケースは決して珍しくありません。お互いに配偶者がいる立場で不倫を始めてしまえば、発覚後に想像もしなかった展開を迎えることも。「お互い様」だからといっても、不倫は決して選ぶべき道ではないことは言うまでもないでしょう。©Karl Tapales/Alvaro Medina Jurado/gettyimages文・並木まき
2022年08月24日結婚を約束していた彼氏に不満を抱いていた矢先、5歳年上の俊さんと出会い、深い関係になってしまった瑞穂さん。しかし彼は既婚者でした。それでもどうしても諦めきれなかった瑞穂さんは、妻からの略奪を決意。目論見通り、ついに俊さんは離婚し、瑞穂さんとの結婚を約束してくれます。しかしそんな幸せは長く続かなかったのです…。親からの猛反対を押し切って、不倫相手と結婚「俊が離婚して1年くらい経った頃、入籍しました。彼が人目を気にしていたために、結婚式は挙げられませんでしたが…。それでも十分幸せでした。とは言っても、ここまでくるのは決して楽ではなかったんです。特に親を説得するのが大変でした。彼は離婚したばかりで子どももいるので…。親は、不倫からの略奪というのもショックだったようで、『他人を不幸にしておいて、自分が幸せになれるわけがない』と猛反対されましたが、ほぼ強引に押し切って入籍してしまいました」周囲からさまざまな反応があったものの、瑞穂さんと俊さんは結婚しました。瑞穂さんは毎日のように幸せを噛み締めながら暮らしていたそうです。「不倫をしている間、ずっと私は2番手でした。でもやっと妻の座を手に入れたんです。彼が私を選んでくれたのが本当に嬉しかったし、達成感で心が満たされていました。でも、結婚して少し経った頃、会話の流れで『子どもは早めに作りたいな』という話をしたんです。すると彼の反応が微妙で…。『俺はどっちでもいいけど、瑞穂が早く欲しいなら、そうしようか』と言われたんです。『いらない』と言われたわけではないですが、ちょっとモヤモヤしました」その後も、なかなか子どもを授かることはできませんでした。瑞穂さんはクリニックにも通っていましたが、気がつけば2年以上が経過していたそうです。夫婦の間に壁ができ始めて…「だんだん妊活に対して神経質になっていきました。でも一番イライラしたのが、俊があまり協力的じゃないところ。私ばかりが努力していて、彼は全然真剣に向き合ってくれないんです。そもそも彼には前妻との間にすでにひとり子どもがいます。だから私との温度感がかなり違ったようです」二人は次第にギクシャクし始めました。瑞穂さんが妊活に真剣になればなるほど、俊さんのテンションは下がっていくばかり。次第に帰宅が遅くなり、ついには家に帰らない日も増えていったのです。「イライラして、ついヒステリックになってしまい、俊に当たり散らしてしまうこともありました。最初の頃はそれでも優しく受け止めてくれていたのですが、だんだん態度が変わっていき、あからさまに冷たくなっていったんです。付き合っていた頃はあんなに優しかったのに、今では別人のようです…」現在は、結婚してから3年が経過。しかし完全に冷え切った関係になってしまい、かつて燃えるように愛し合った二人の姿はどこにもないのだとか…。ほとんど家に帰らなくなった夫を毎晩のように待ち続け、孤独な日々を過ごしているそうです。彼を捨てて不倫相手を選んだ過去を後悔「でも週末には、俊は前妻との間の子どもに会いに行っているようです。結局、どんなに私が頑張っても勝てないし、前の奥さんに対する敗北感を今ごろになって抱くようになりました。悔しいけれど何もできることがないので、本当に辛いです…」さらに瑞穂さんは、最近あるニュースを知ってショックを受けたのだとか…。「ビジネス系のWEBメディアの記事を読んでいてたまたま知ったのですが、俊と出会う前に付き合っていた悠人は、立ち上げた会社が軌道に乗って今では大成功しているのだとか。あの時、なぜ彼の言葉を信じようとせずに、冷たく捨ててしまったんでしょうか。あんなに優しくて誠実な男性だったのに、自分はなんて愚かだったんだろうと、後悔しています」誰かを不幸のどん底に突き落として、代わりに幸せを手に入れても永久に続くものではないのかもしれません。人生は一回限り。後からどんなに悔やんでも、やり直しができないことはたくさんあります。不倫によって、本当に大切なものを失うことだけは避けたいですね。©west/Gettyimages©Yuichiro Chino/Gettyimages©recep-bg/Gettyimages取材・文 小泉幸
2022年07月31日好きになった相手が既婚者だと知った時ほど、絶望的な瞬間はないでしょう。しかしなかには、それでも諦めきれずに不倫の世界に足を踏み入れてしまう人も多くいるのが現実。果たして、他人を不幸にして手に入れた幸せに未来はあるのでしょうか。今回は、既婚男性を略奪して結婚した瑞穂さん(仮名)のエピソードを紹介します。彼氏がいるのに、年上の男性に惹かれて…「恋人の悠人とは、大学時代から5年以上付き合っていました。彼のことは好きだったのですが、起業をしたばかりで経済的に余裕がなさそうなのが不満でした。周りの女友達は彼氏と素敵なデートをしているのに、彼は全然お金がないんです。だんだん彼への気持ちが冷めてきてしまいました」当時、瑞穂さんは27歳。恋人の悠人さんとは、いずれは結婚するつもりで付き合っており、お互いの家族とも何度も顔を合わせる仲。友人から合コンなどに誘われた際はいつも断っていましたが、悠人さんへの気持ちが冷めるにつれ、出会いの場にも顔を出すようになりました。そんな矢先に出会ったのが、5歳年上の男性・俊さん。大人の男性らしいスマートな振る舞いが、学生時代からずっと悠人さんとしか付き合ってこなかった瑞穂さんにとってはとても新鮮だったのです。「つい悠人と比較してしまうんです。俊は何もかもが完璧で、すごくカッコよくて。それに起業したばかりで不安定な悠人と違って、俊は一流の外資系企業に勤めていたので、眩しく見えました。結婚するならこういう人がいいなあ…なんて思わず考えていましたね。すぐに俊からデートに誘われました。彼氏への罪悪感がなかったわけではありませんが、俊と何度かデートして、体の関係も持ってしまい、どんどん俊の魅力にはまっていったんです」友人から告げられた信じられない真実しかし衝撃的な事実が発覚しました。俊さんと出会った合コンに一緒に参加した女友達に、俊さんと最近デートしていることを話すと、信じられないことを言われたのです。「その友達はもともと俊のことを知っていたんですが、『え?俊さん、既婚者だよ!』と言われました…。こんな完璧な人がなんで独身なんだろうとは常々思っていたのですが、まさか結婚しているとは思わなくて、かなりショックでしたね。しかもなんと、子どもまでいることを知りました。それで一度は、彼と距離を置くことにしたんです」俊さんと会うのをやめ、悠人さんのことを再び大切にしようと思い直した瑞穂さん。ところが…。「悠人といても物足りなくて、俊のことばかり思い出してしまうんです。どうしても俊に会いたくなってしまって、結局自分から連絡して、ズルズルと関係を続けることになりました。でも、会わない間に恋しかったのは彼も同じだったようです。『やっぱり瑞穂が一番だ。瑞穂のことを愛している』と言ってくれました。彼も奥さんへの愛情は完全に冷めきっていたようで…。最初は不倫でも、彼と会えさえすればいいと思っていたんです。でもだんだん気持ちが抑えられなくなって、どうしても彼を自分のものにしたいという欲が生まれました」妻からの略奪を決意初めは俊さんと会いながらも、悠人さんとの関係も続けていました。しかし瑞穂さんは覚悟を決め、絶対に俊さんを手に入れると心に誓ったのです。悠人さんとの関係を清算し、俊さん一人に絞りました。「悠人とは大学時代から付き合っていて、将来の約束もしていた仲。別れを告げると、悠人には何度も引き止められました。『瑞穂が望むなら今すぐ入籍したっていいし、今は頼りないと思うかもしれないけど必ず会社も成功させるから、信じてほしい』と号泣しながら言われましたが…。何を言われても気持ちは変わりませんでした」そしてそれから約1年、俊さんとの不倫関係は続きましたが、ついに俊さんが離婚を決意しました。瑞穂さんは目論見通り、略奪愛を実現したのです。「『私はあなたのために5年付き合った婚約者を捨てたんだから、俊も奥さんと別れて。それができないなら、もう一生会わない』とキッパリ彼に言ったんです。一度別れたことがあったので、もう二度と失いたくないと思ったのか、俊はちゃんと約束を守ってくれましたね」不倫に夢中になると、周囲のことが全く見えなくなり、自分のことしか考えられなくなる人は多いです。大切な人たちを深く傷つけ、後悔するような人生だけは送りたくないですよね。冷静な判断力を人から奪ってしまう不倫は、やはり恐ろしいものなのだと改めて考えさせられました。©indigo making studio/Gettyimages©Sellwell/Gettyimages©Masafumi_Nakanishi/Gettyimages取材・文 小泉幸
2022年07月31日夫婦円満だと思っていたのに、ある日突然夫から「離婚したい」と言われた結衣さん(当時32歳)。離婚理由を尋ねると、夫の知也さんは、結衣さんを女と見られず、生理的に受け付けられなくなったからだと告げます。深く傷ついた結衣さんですが、彼のスマホをこっそり見ると、不倫の事実が発覚したのです。夫と不倫相手のLINEを見てしまい…「知也が私と離婚したがっていたのは、結局、浮気相手の女性に本気になり、彼女と一緒になりたかったから。二人のLINEのやり取りを見たら、すごく生々しくて気持ち悪くなりました。『今日、嫁に別れたいって言ったよ』『ほんと?嬉しい!いつ離婚するの?』なんていうやり取りもあって…。怒りに震えました」しかし、結衣さんはすぐには離婚を受け入れませんでした。夫への怒りはあるものの、子どもはまだ4歳。子どもから父親を取り上げたくない…という思いが強かったのです。「それに私自身、結婚を機に正社員として働いていた会社を辞めてしまいました。子どもを産んでしばらくしてから働き始めたものの、パートなので、離婚して一人で子どもを育てていく自信がなかったのも事実です。なのでその時は、離婚はしない、という選択をしたのですが…。そこからはさらに地獄でした」家に帰ってこなくなった夫浮気相手と同棲を始めたのか、知也さんはほとんど家に帰宅しなくなりました。帰ってくるのは月に1度ほど。子どもの顔を見るためだけに帰ってくるのです。いつ帰宅するかわからない夫を、子どもと二人で待ち続けるのは、精神的にかなり辛かったそうです。「こんな惨めな思いをしてまで、結婚生活を続けることに意味があるのかわからなくなり、何度も離婚しようと思いました。でもたまに帰ってきた知也が子どもを可愛がっている姿を見ると、心が揺らぐんです」こうして別居生活を続けて、1年が経過した頃。なんと突然、知也さんが戻ってきたのです。突然夫が帰ってきた理由「少し前から浮気相手の女性とはかなり揉めていたようです。いつまで経っても離婚しないのを詰められていたようで、結局痺れを切らした彼女から捨てられたんだとか。彼女から捨てられた途端、家に戻ってきました。でも私は、この1年でずいぶんメンタルが鍛えられたのか、以前のように知也にすがりたいという思いは一切なくなっていたんです。むしろ『今さらどの面下げて帰ってくるの?』という怒りの方が勝ってしまい…。もう彼との結婚生活を続けたいという気持ちは一切ないことに気づきました」以前の態度とは一変し、「やり直したい」と懇願してくる知也さんを振り払い、離婚を決意。子どもと二人で生きていく決意を固めたのです。「ちなみに知也のその後は、というと…。もともと大企業の営業部でバリバリ働いていましたが、浮気相手にも捨てられ、家族も失い、精神的にダメージが大きかったらしく…。営業成績がガタ落ちして、営業部から外されてしまったようです。ちょっとかわいそうだけれど、バチがあたったんでしょうね。今思うと、なんで1年間もあんな人を待ち続けていたんだろう…とは思いますが、当時の私には必要な時間でした。1年間頑張ったからこそ、離婚を決意できたんです。今はフルタイムの仕事も見つけて、実家に支えられながらシングルマザーとして頑張っています」妻を傷つけ、不倫に溺れた罪は大きかったようです。大切な人を不幸にしてまで幸せを手に入れようとすると、何もかも失うのかもしれません。因果応報というのは実際にあり得るのだと改めて思い知らされました。妻が夫の不倫を暴いた方法とは…【前編】はコチラをどうぞ。©RyanKing999/Gettyimages©rudi_suardi/Gettyimages©RunPhoto/Gettyimages文・小泉 幸
2022年07月09日夫婦生活は円満だと思っていたのに、ある日突然離婚を突きつけられた…というケースは少なくないようです。愛している夫から「別れたい」と言われたら、あなたはどうしますか?今回は、突然夫から離婚を切り出された結衣さん(当時32歳)のエピソードを紹介します。離婚したい理由は「愛が完全に冷めたから」だと主張する夫。しかしその裏にはとんでもない真実が隠されていたのです…。まさに青天の霹靂…。夫からの突然の離婚宣言「夫の知也とは大学生の時に付き合い始め、25歳の時に結婚しました。一緒にいる時間が長いので、新鮮なカップルという感じではありませんでしたが、夫は私にとって誰よりも信頼できて、一緒にて居心地の良い存在。彼との結婚生活はとても幸せで、子どもにも恵まれました」愛する夫と子どもと3人家族で、毎日がとても幸せだったという結衣さん。夫婦喧嘩をしたこともほとんどなく、円満だと信じていました。ところが悲劇は突然起こったのです。「結婚して7年が経った頃。突然知也から真剣な面持ちで『離婚してほしい』と言われたんです。まさに青天の霹靂でした。でもよくよく考えればその数か月前くらいから、知也の帰りが遅くなったり、家にいる時もどこかよそよそしかったり、おかしいな…と思う点はいくつかあったんです。でもいきなり離婚だなんて、何が起こったんだろう…と、意味がわかりませんでした」夫から告げられたショッキングな離婚理由しかし理由を尋ねると、「もう結衣のことが好きじゃなくなったから」の一点張り。何か特別な事情があったわけではないというのです。「私たちは常に仲が良かったし、二人とも子どものことを愛していたので、全然納得できなくて…。もしかして彼が何か事件に巻き込まれて、私と子どもに迷惑をかけないように距離を置こうとしているんじゃないかとか、そんなことまで考えるようになりました」結衣さんは知也さんに、「本当の理由を話してくれないと納得できないし、離婚も受け入れられない」と詰め寄りました。すると彼が口にしたのは、信じられない言葉だったのです。「知也から『正直に言うと、結衣のことが生理的に受け付けられなくなった。特に理由はないけど、長い時間一緒にいすぎたのかもしれない。女として全く見れなくなったし、同じベッドで寝るのも苦痛だ』と言われたんです…。長い間一緒にいたので馴れ合いも生じていたし、子どもが生まれてからは私もあまり身なりに気を遣わなくなっていたのは事実です。でも女として全否定されたようで本当に傷ついたし、私に魅力がないせいなのかもしれないと自分を責めるようになりました」愛する夫から「生理的に受け付けない」とまで言われてしまった結衣さん。あまりにもショックで立ち直れず、何日も食事が喉を通らず、泣いてばかりいました。夫のスマホを盗み見たら、信じられないやり取りが…「でもその出来事を親友に話したら、『なんかおかしくない?他に女がいるんじゃないの?』と言われました。ちょうど最近、親友の知り合いで似たようなケースがあったのだとか。その知り合いも『もう好きじゃなくなったから離婚したい』と言われておかしいと思い、探偵を雇って調べたら不倫をしていたそうです」友人に言われてすぐに、結衣さんは夫を調べることにしました。まずは彼がシャワーを浴びている間に、スマホをチェック。パスワードは子どもの誕生日だったので、ロックはすぐに外れました。「LINEを覗いてビックリ。知也は本当に不倫をしていました。私に魅力がないから冷めたかのような言い方をして深く傷つけておいて、裏では不倫をしていたんです…」不倫をしている男性が離婚を切り出す場合、慰謝料を逃れるために不倫を隠し通そうとする人がほとんどです。突然離婚を突きつけられたときのショックは、想像を絶するものだとは思いますが、冷静になり真実を見極める必要がありそうです。©Chaiya Sakruangman/Gettyimages©yamasan/Gettyimages©d3sign/Gettyimages文・小泉 幸
2022年07月09日美弥さん(仮名・36歳)は、大学時代に交際していたアルバイト仲間の後藤さん(仮名)と13年ぶりに再会。かつて半年間付き合っていたこともあり、距離も縮まりやすく、あっという間に彼と不倫関係になってしまいました。その頃の美弥さんは同じような日々の繰り返しに虚しさを感じていたこともあり、後藤さんとの不倫はいい刺激となっていたそうですが、のちに悲惨な結末を迎えてしまったと言います。いったい何があったのか、彼女に詳しく話をうかがいました。彼女との結婚を告げられて「後藤くんとは、2週間に1回ぐらいのペースで会っていました。私は子どもを両親や友人に預けて、後藤くんとの不倫デートに出かけていましたね。後藤くんは大手企業に勤めていて、お金に余裕もあり、おいしいと評判の高いお店にたくさん連れて行ってくれました。以前、私は後藤くんに彼女がいることを告げられていたんです。ただ、“付き合いも長く、会ってもドキドキすることはない”、“惰性で付き合っているだけだ”と後藤くんは言っていたので、そのことをあまり気にしていませんでした。ところがある日、その彼女と“結婚する”と言われたんです」手切れ金を渡すと言われ「彼女との結婚を告げられたときは悲しかったですが、“いつかこうなるだろう”と思っていたので、受け入れることはできました。ただ、そのときの彼の言葉に深く傷ついたんです…。というのも、彼の交際している彼女というのが、取引先の会社の社長の娘さんだったようです。なので、浮気をしていたことなどは、“絶対に知られるわけにはいかない”と。さらに、彼は“お金を払うから、今までのことは黙っていて欲しい”と言ってきました」激しい罵り合いに当時を思い出して「私はこの関係を誰かに話すつもりもなかったですし、いい思い出にするつもりでした。なのに、後藤くんに“お金を払う”と言われ、バカにされたような、酷く下に見られたような感覚になったんです。そのため私は、“バカにしないで”と、“なんでそんな人間になってしまったのか”と、彼をひどく罵りました。一方で彼も、“こういう形で終わらせたほうがいいと思った”と、反論してきたんです。そこで、後藤くんと付き合っていた当時のように激しくぶつかり合いました。しばらく言い合って、当時を思い出した私は、“そういえば昔もこうやって別れたね”と言ったんです。そのときに、お互いに成長していなかったことを実感しました。その後、私たちは呆れて笑い合い、穏やかに別れることに。私は最後に、“幸せになってね”と伝えました」結婚が破談になり…「ところが、別れた数日後、夫に“男性と会ってるのか?”と聞かれたんです。突然のことに、動揺してしまいましたね。なんでも、知り合いが私がほかの男性と会っているのを見かけたんだそう。そこで、夫から“LINEを見せろ”と言われ、当然のごとく拒むと、もう言い逃れできない状態に…。だから、彼との関係を正直に伝えるしかありませんでした。そうしたら、怒りのおさまらない夫が、彼に直接連絡を入れたんです。詳しい内容はわかりませんが、それが、彼の結婚相手の彼女にも伝わってしまったらしく、その結果、結婚が破談となってしまったそうです。私はというと、夫と話し合いの末、離婚には至りませんでしたが、夫に外出などを制限されるようになってしまいました。今は後藤くんと不倫する前よりも、何もない虚しい日々が続いています」“13年ぶりの再会で元カレと不倫に落ちた女性の告白”をご紹介しました。不倫相手と穏やかに別れられたと思ったようですが、そうはいかなかったようです。不倫を多くの人を傷つける行為。だからこそ、今回のケースのように、いい形で終わることはほとんどないのかもしれません。©torwai/gettyimages文・塚田牧夫
2022年07月06日再会がキッカケとなり、恋に落ちることもあるでしょう。ロマンチックな話ではありますが、これが既婚者となると、再会を機に不倫に走ってしまうことも…。美弥さん(仮名・36歳)もかつてそんな再会を果たし、不倫に手を出してしまった一人。どんな経緯があったのか、詳しく彼女に話をうかがいました。13年ぶりの再会「夫と結婚して5年目。子どもも少し大きくなったので、保育園に預けたあと、私はファミレスでパートとして働いていました。するとある日、そこである男性に声をかけられたんです。最初は誰かわりませんでしたが、“オレオレ”と言われ、思い出しました。その男性は大学時代にアルバイトをしていた飲食店のバイト仲間で、その当時、半年間ほど付き合っていたこともあった、後藤くん(仮名)だったんです。13年ぶりの再会した彼は立派なスーツ姿で、ビジネスマンという感じでしたね。そんなすっかり大人びた彼に、不覚にもドキッとしてしまいました」当時の仲間と集まることになり「後藤くんは、以前にファミレスに来たとき、私に気づいていたそうです。そこで、“もし次に行ったときに私がいたら声をかけよう”と思っていたとのことでした。ただ、声をかけられたときはランチタイムで混んでいたため、会話はあまりできず…。後藤くんに電話番号だけを渡されて、“連絡して”と言われました。私は既婚者だったので、3日ほどどうしようか迷いましたが、まずはメールだけ送ってみることに。すると、すぐに返信が来て、LINEを交換する流れになりました。そこで、彼がまだ独身ということを知ったんです。また、今でも当時のアルバイト仲間数人と連絡を取っているということで、久しぶりにみんなで集まろうということになりました」元社員の参加により微妙な空気に…「そこで、私も連絡先を知っている何人かに声をかけたんです。すると当日、十人くらいが久しぶりに集まり、飲み会をしました。10年以上ぶりですから、みんな環境も変わっていましたね。そこで、懐かしい話に花を咲かせました。ただ、その場には、当時社員だった男性も来ていたんですね。実はその人は、私が後藤くんと別れたあとに、付き合った人でもありました。当時、後藤くんは私が彼と付き合うことをすごくイヤがっていて、“あんな奴と付き合うのはやめたほうがいい”と言われたこともあったんです。私も後藤くんも、その元社員の男性が参加するとは思っていなかったので、ちょっと微妙な空気になりました」ニ次会後にホテルへ「飲み会後、みんなでニ次会でカラオケへ行くことに。ただ、そこでだいぶ酔っぱらっていた元社員の男性が、私を下の名前で呼び捨てにし始め、軽く絡んできたんですね。すると、その様子を見かねた後藤くんが間に入って、助けてくれました。そのとき、“後藤くんは大人になったな”と思いましたね。というのも、付き合っていた当時は、お互いに若くて常にぶつかり合っていたので…。二次会解散後、後藤くんに“もう少し飲もう”と誘われて、お店をうつして軽く飲みなおしたんです。大人びた彼にすっかり恋してしまった私は、その流れで彼とホテルに行ってしまいました…。というのも、その頃の私は毎日同じ生活の繰り返しで、刺激がなく、虚しさを感じていたんです。そんなときに後藤くんと再会したことで、彼との関係で心の隙間を埋めたくなり、いけないこととは思いながら、不倫の道へ足を踏み入れてしまいました」“13年ぶりの再会で元カレと不倫に落ちた女性の告白”をご紹介しました。以前に交際していたこともあり、距離も縮まりやすかったのでしょう。また、そうなることはお互いになんとなく気づいていたのかもしれません。ただ、不倫はいかなる理由があったとしても許されない行為。のちに軽い気持ちで不倫の道へ足を踏み入れてしまったことを後悔することになるでしょう。©Masaru123/pcess609/gettyimages文・塚田牧夫
2022年07月06日■前回のあらすじえい子を「ただの同僚」と言い切る夫に対して、えい子への嫌味を口にして挑発する花子。案の定、夫はえい子をかばって感情をあらわにします。そして花子は、「認めない場合には会社に連絡する」と最後の一手を講じます。■あの晩のことを問い詰めるサレ妻■焦った夫はついに…!追い詰められた夫はついに不倫の事実を認めるのでした。そして次回は慰謝料の話におよびます。次回に続く「見つからない不倫の証拠」(全41話)は21時更新!
2022年06月03日20代の頃に経営者の男性からモテた経験から、玉の輿に憧れていたものの、夢を諦めて普通の会社員と結婚した絢さん(当時32)。しかしある時、久々に足を運んだ華やかなパーティーの場で、スペックの高い男性陣からチヤホヤされたことによって、絢さんは今の夫・裕太さんと結婚したことを後悔するようになったのです。友人に「離婚直前」と嘘をつき、出会いの場へ…「そもそも私が裕太と結婚したのは、早めに結婚しておかないと一生独身かも…と不安だったから。でも久々のパーティで自分はまだまだモテるんだということを実感して、焦って裕太と結婚したのは間違いだったかもと思うようになりました」それ以来、絢さんは昔の遊び仲間であり人脈の広い友人に頼み込んで、たまに夜のイベントや飲み会に声をかけてもらうようになったのです。「その友人には、『最近夫とは離婚前提の別居中だから、気晴らしに時々飲みの場に誘ってほしい。離婚も確定しているし、素敵な男性がいたら紹介して』と頼んであったんです」それを聞いて同情した友人は、頻繁に絢さんを誘ってくれるようになりました。そしてある時彼女の紹介で、翔さんと出会ったのです。「翔は、今勢いのあるスタートアップ企業の経営者。年齢は私の3つ下なのに成功していて、見た目もカッコいいんです。翔とは出会ってすぐに深い仲になりました」夫を騙して、経営者男性と深い仲に家では良い妻の仮面を被っていたので、夫はまさか絢さんが不倫をしているとは、全く気づいていない様子だったそう。「デートのたびに、夫には仕事で遅くなると伝えていました。『コロナ禍で規制されていたイベントやパーティが再開してきたから、これからは夜遅くなる日が増えると思う』と説明してあったので、嘘だとは思わなかったようです。翔と不倫しているとはいえ、すぐに裕太と離婚する勇気はありませんでした。離婚したところで再婚できる保証はないからです。翔が結婚しようと言ってくれるまでは絶対離婚せず、夫婦生活を維持しようと思っていました」こうして絢さんと翔さんの秘密の関係は、半年以上続きました。「翔は、まさに理想の男性でした。夫が絶対に連れて行ってくれないようなレストランに連れて行ってくれたり、高級車でドライブしたりと、デートも本当に素敵。やっぱり私はこれくらいレベルの高い男性じゃないと満足できないんだと実感しましたね。でもある時、とんでもないことが起こったんです…」全てを知っていた夫その日も仕事のイベントだと嘘をつき、絢さんはデートを楽しんで帰宅。すると、夫の裕太さんが無言で待ち構えていました。そして突然、離婚届を突きつけられたのです。「なんと裕太は、私の不倫に前から気づいていたんです。きっかけは、私に翔を紹介してくれた友人でした。その友人は裕太のことも知っているのですが、ある時たまたまバッタリ会ったのだとか。その際に『別居中って聞いてるよ!』と友人が裕太にしゃべったらしく…。驚いた裕太が『別居中って何のこと!?』と彼女を問い詰めて、全てを聞いてしまったんです。友人と裕太は今は全く連絡をとっていないと聞いていたので、油断していました…」こうして不倫が夫にバレてしまい、離婚することになった絢さん。気になる不倫相手の翔さんとの関係はどうなったかというと…。「翔には私以外に何人も女性がいて、そもそも本気じゃなかったようです…。面倒なことは嫌いだと言われてあっさり捨てられてしまいました。玉の輿に乗るどころか、裕太からは慰謝料も請求されており、本当に馬鹿なことをしたと心から反省しています」こうして夫と不倫相手の両方から突き放され、独りになってしまった絢さん。人生はうまい話ばかりではありません。欲を出しすぎると、結局は全てを失い、何も手に入れることはできないのかもしれません。©Qi Yang/Gettyimages©Sopho Vardidze / EyeEm/Gettyimages©Maria Korneeva/Gettyimages取材・文 小泉幸
2022年05月21日結婚さえすれば必ずしも幸せになれるとは限りません。なかには、結婚することによって逆に満たされぬ思いを抱くようになる女性もいるのだとか…。今回は、新婚であるにも関わらず夫に満足できず、道を踏み外してしまった絢さんのエピソードを聞いてきました。とにかくチヤホヤされた20代絢さんは、32歳の時に結婚しました。彼女はフリーランスでPRの仕事をしていますが、学生の頃から時々モデルのアルバイトをしていたほどスタイル抜群の美女。昔から男性にモテモテで、人脈も広く、20代の頃は有名ベンチャー企業の経営者とデートしていた時期もあったのだとか。「20代の頃はかなりモテました。経営者との出会いも多く、しょっちゅうアプローチされていたので、当時は『結婚で一発逆転も夢じゃない』と本気で思っていましたね。でも30代になり、だんだん前ほどはチヤホヤされなくなってきて、“そろそろ現実を見るべきだ”と自分に言い聞かせるようになりました。そこで付き合い始めたのが、合コンで出会った裕太です」同い年の裕太さんは、顔は絢さんのタイプど真ん中のイケメン。しかし彼から「付き合ってほしい」と言われた時、最初はかなり悩んだそうです。なぜならそれまで絢さんがデートしてきたのは、ハイステイタスな男性ばかり。華やかな世界をたくさん見てきました。そんななか、普通の会社員であり、ごく一般的なタイプの男性である裕太さんで満足できるのか、不安を抱いたのです。独身のまま取り残されたくなくて、結婚を決意「その時の私は32歳。年齢的にもそろそろ結婚がしたくて焦っていました。以前のように経営者や有名人との玉の輿婚をいつまでも狙っていたら、永遠に結婚できないような気がして。取り返しのつかないことになる前に、早く結婚して現実的な幸せを手に入れようと思い、普通のサラリーマンである裕太との結婚を選んだんです」結婚して最初の頃は、それなりに幸せだったといいます。裕太さんは、絢さんのことをとても大切にしてくれる優しい男性。それに、周りの女友達が焦って婚活している話を聞けば聞くほど、『自分はさっさと結婚してよかった』と安心できたそうです。しかし、その気持ちが揺らぎ始める出来事が起こったのです。女友達から言われた一言にモヤモヤして…「20代の頃よく遊んでいた女友達から久々に連絡があって、食事に行くことになりました。その際に、最近結婚したことを報告したんです。すると彼女からは『絢はあれだけハイステイタスな男性にモテていたから、てっきりものすごい玉の輿に乗ると思っていたのに、普通の人と結婚したなんて意外〜!』と言われました。ちなみに彼女は2年前に結婚したんですが、夫はお医者さん。彼女から言われた一言が忘れられなくて、その後もずっとモヤモヤしていましたね。まさに痛いところをつかれた…という感じでした。それに、セレブ生活を謳歌している友人が眩しく見えました」そんな矢先、絢さんは仕事上の付き合いのために、あるレセプションパーティに顔を出しました。「コロナ禍でイベントが減っていたこともあって、そういう華やかな場に行くのは久々でした。一応結婚してからは、前のように頻繁に夜出かけることも控えていたので。レセプションに行ったら、久々に男性からかなりチヤホヤされたんです。久しぶりの快感でした。しかも皆スペックの高い男性ばかりで。それ以来、裕太と結婚してしまったことを後悔するようになったんです…」絢さんのように、現状に満足できず、今の自分の状況を過去や他人と比較してばかりいると、いつまで経っても本当の幸せを掴むことはできません。安定した生活や目の前にある幸せに感謝しながら日々を送りたいものだと、あらためて考えさせられました。©allensima/Gettyimages©Mikhail Spaskov/Gettyimages©Olga Osipova / EyeEm/Gettyimages取材・文 小泉幸
2022年05月21日麻由佳さん(仮名・34歳)の夫である文則さん(仮名)は仕事のことで悩み退職。その後、アルバイト生活をしていました。そんなある日、麻由佳さんは文則さんが仕事で悩みを抱えるようになった本当の原因を、文則さんの後輩かつ友人である拓海さん(仮名)から聞かされ、それが社内不倫をして会社に居られなくなったためだと知ります。そして麻由佳さんは、事実を聞かされると同時に拓海さんから、「ずっと好きだった」という告白を受け、彼と不倫関係になってしまったそう。しかし、その後麻由佳さんの妊娠が発覚したことを機に事態は急展開を迎えます。一体どのような結末を迎えたのか、彼女に詳しく話をうかがいました。不倫後の夫との関係は?「夫の後輩かつ友人である拓海くんから、夫の文則が社内不倫をしたために会社を辞めざるを得なくなったことを聞かされてからというもの、私は文則に対し以前のように接することができなくなりました。そのことを知るまでは、文則の再就職先を一緒に探したり、就活をサポートしたりしていたんです。しかし、それ以降は文則のことをサポートする気になれず…。それどころか、当然の報いだと思い、彼のことを見下すようになってしまいました。一方で、私は拓海くんとの不倫を楽しんでいましたね。拓海くんが私のことをずっと思い続けてくれていたことを知って嬉しかったですし、気心も知れていたので、悪いことをしている気分ではなかったんです。その頃、私は一般企業で事務の仕事をしていました。しかし、その頃には文則と共に支え合っていく生活は考えられなくなっており、先を見越して一人でも暮らしていけるようにと、もっと待遇のいい職場を探し始めていたんです」不倫相手との関係は?「その話を拓海くんにすると、“新しい仕事を探すのにいい場所がある”と言うのです。異業種交流会のようなもので、会社経営者や投資家などが多く参加しているパーティーがあると。開催場所はホテルのラウンジで、会員制らしく、拓海くんの紹介でそこに参加することができたんです。持ってくるように言われていた名刺を何人かと交換すると、とある男性に声をかけられました。ハイブランドのスーツを着た、50代くらい男性でしたね。飲食店をいくつか経営しているとのことでした。そのときは軽く会話をした程度でしたが、後日連絡が来て、一緒に食事をすることになったんです」新たに知り合った男性とも不倫を?「その男性は、三橋さんと言いました。食事はイタリアンのレストランでしたんですが、それも彼の経営しているお店でしたね。値段を気にする様子もなく高級ワインをバンバンと開ける姿を見て、つい文則や拓海くんを三橋さんと比較してしまいました。夜も遅くなり、そろそろお開きの時間となったとき、三橋さんが“タクシーを呼んでいるから”と言うんです。でも、そこからタクシーで家に帰るとかなりの金額になるので、私はタクシーに乗るのを躊躇していました。すると、お店を出たところで、三橋さんが胸もとから財布を出して、サッとお札を渡してきました。数えてみると、5万円もありましたね。そして、“できれば定期的に会いたい”と言われたんです。そこで“毎回この額がもらえて、定期的に会うとしたら、いくらになるのだろう”と頭のなかで計算してしまいました。そして、“拓海くんだけではなく、三橋さんとも関係を持ったほうがいいかも…”と、タクシーのなかで思いを巡らせていましたね」どんな結末を迎えた?「そんなとき、私に妊娠が発覚したんです。ただ、残念ながら“文則の子ども”という可能性はありませんでした。文則は退職後、アルバイト生活をしていたので、再就職するまでは子どもを作らないようにしていたからです。となると、子どもの父親は拓海くんしかいませんでした。そこで、私はそのことを拓海くんに伝えたんです。すると、拓海くんには“産んで欲しい”と言われ…。さらに、拓海くんは“すべてを先輩に話す”と、急に文則に対し義理を見せようとし始めました。でも、拓海くんと文則は強い信頼関係で結ばれていましたから、もしかしたら拓海くんが言ってくれれば、文則も納得してくれるかもしれないと思ったんです。しかし、その考えは甘かったですね。私たちの家でその話し合いをしたのですが、文則は大激怒。拓海くんに掴みかかったりして、その場は一気に地獄絵図となりました。その後、文則とは離婚。また、拓海くんとはその後会いづらくなったうえに、自業自得とはいえ大きなストレスを抱えてしまったからか、のちに流産してしまい…。さらに、新しく知り合った三橋さんに一連の事態を話して相談に乗ってもらおうとしたものの、面倒なことに巻きこまれたくなかったのか、三橋さんとも連絡が取れなくなりました。結果、私は不倫によって何もかもを失ってしまったのです」“夫の後輩と不倫した妻の告白”をご紹介しました。不倫するまでは二人三脚で困難を乗り越えようとする良き夫婦だったはずなのに、途中で道を踏みはずしてしまった結果、彼女は不倫によって何もかも失ってしまったようです。とはいえ、どれだけ後悔しても時が戻ることはありません。大きな代償を払う覚悟がないのなら、最初から不倫に手を出すべきではないのです。©Kohei Hara/gettyimages文・塚田牧夫
2022年05月10日ふとしたことがキッカケとなり、異性の友だちと恋仲になることもあるでしょう。それは不倫でも言えることのようです。麻由佳さん(仮名・34歳)はかつて、友人であった夫の後輩の男性と不倫してしまったそう。どんな経緯で彼と不倫関係になったのか、彼女に詳しく話をうかがいました。夫との出会いは?「私が大学3年生のときです。居酒屋でアルバイトをしていたんですが、そこに二人の若い男性がやってきました。それが、のちに夫となる文則(仮名)と、その後輩の拓海くん(仮名)でした。二人のオーダーは私が担当したんですが、彼らは私がテーブルに行くたびにオーダーとは関係のない質問をしてくるんです。“名前は?”“年齢は?”“どこに住んでいるの?”などと、接客するたびに1つずつ聞かれました。そして最後に、“連絡先を教えて”と言われたんです。その際、彼らに対して悪い印象は抱いていなかったので、私は連絡先を交換することに。そして、その後は三人で遊ぶようになり、しばらくして私は文則と付き合いました」結婚後の生活は?「文則と付き合ってからも、三人で遊ぶ機会は多かったですね。拓海くんは本当に先輩の文則を慕っている感じがしました。私はそんな二人の関係性がとても好きでしたね。そして、文則と結婚して2年ほどした頃。どうも彼は職場での人間関係に悩んでいるようで、私に“職場に行くのが辛い”と愚痴をもらすようになりました。文則が落ちこんでいる姿を見ていると、私も辛くなってしまい、“辛いときは逃げることも大事だよ”と彼に会社を辞めることをすすめたんです。その後、文則は退職を決意。仕事を辞めてからは、飲食店でアルバイトを始めました。私も毎日働いていましたし、文則には失業手当も出ていたため、幸いなことに家計が苦しいという状況にはならなかったんですが…。ただ、文則が空いている昼間の時間帯にしょっちゅう遊びに行くようになり、私は若干もどかしさを感じていました」夫との関係が崩れたキッカケは?「そんなとき、拓海くんから連絡があり、二人で飲みに行くことに。その頃の拓海くんは仕事も順調で、趣味で始めた投資なども上手くいっていたらしく、話を聞いていると以前よりたくましくなったように感じられました。その際に、拓海くんから文則の近況を聞かれました。最初は、やはり先輩のことを気にかけているんだなと思ったんです。ただ、そこで“なぜ文則が仕事で悩みを抱えるようになったのか”という話になりました。そして、私はそこで思いがけない出来事がきっかけとなっていたことを知らされたのです。拓海くんが言うには、文則は職場の女性社員と関係を持ったらしく…。しかも、その女性は上司の不倫相手だったそう。そこから上司との関係がギクシャクし、職場での居場所がなくなっていたそうなんです。さらに、拓海くんに多額の借金をしていることも聞かされました」不倫に走った理由は?「事実を知り、動揺していた私を、拓海くんは心配そうに見つめていましたね。その際、私は拓海くんに手を握られたんです。そんなことを今までにされたことがなかったので、ちょっとドキッとしました。そこで、拓海くんは出会った頃の話をしてきたんです。というのも、本当は最初に私に好意を抱いたのは、拓海くんだったのだと。そもそも、私のバイトしていた居酒屋には別の友だちと来たことがあり、そのときに私に一目惚れしたのだそう。それを先輩である文則に話して、なんとかつないで欲しいと頼み、私と連絡先を交換するに至ったそうですが…。三人で遊んでいるうちに文則が私を好きになってしまい、それを知った拓海くんは後輩として自ら身を引いたそうです。そして、事実を話し終えたのち、拓海くんは私に“ずっと好きだった”と告白してきました。そのとき、文則への不信感もあった私は、拓海くんの思いを受け入れたくなってしまったんです。そしてその日の夜、私と拓海くんは一線を越え、不倫関係になりました」“夫の後輩と不倫した妻の告白”をご紹介しました。後輩としては、今は先輩の妻とはいえ、かつての憧れの女性を放っておくことができず、“救いたい”という気持ちになったのかもしれません。しかし、本人たちにとっては“救い”となっても、不倫である以上、それは“許されざる行為”。二人とも一刻も早く目を覚まして不倫関係を解消しなければ、近い将来大きな代償を支払うことになるでしょう。©Dougal Waters/gettyimages文・塚田牧夫
2022年05月10日夫の悟志さん(仮名)と結婚し、息子を授かった紗英さん(仮名・35歳)。当時不倫をしていた紗英さんは、二人で行うことになっていた育児や家事をおざなりにすることはなかったため、不倫に対する罪の意識はあまりなかったそう。そんななか、不倫相手とのデート当日に子どもが体調を崩し、保育園からお迎えの連絡が。しかし、その頃の夫の家事や育児への協力が少なくなってきていたことを理由に、紗英さんは夫に子どものお迎えをお願いし、自らは不倫デートを楽しみました。その後、夫から不倫の疑惑をかけられたことで、すさまじい夫婦喧嘩が勃発。しかし、その後も紗英さんは反省することはなく、不倫を続けていった結果、最後は悲惨な結末を迎えてしまったそう。いったい何があったのか、そこに至るまでの経緯も合わせて彼女に詳しくうかがいました。不倫相手の男性「私の不倫相手は、三橋さん(仮名)という方で、年齢は私の8歳上。仕事関係で知り合った、雑誌の編集をしている人でした。三橋さんも結婚していましたが、子どもがいなかったんです。そのこともあって、時間は比較的融通が利くため、私に合わせてくれていました。三橋さんは以前、グルメ雑誌の編集に携わっていたこともあり、お店にすごく詳しかったんですね。不倫デート中は、そんな彼と一緒においしいご飯を食べながら、愚痴などを聞いてもらって、楽しい時間を過ごしていました」ホテルに入ってきた男性は…「食事をしたあとは、いつもホテルに行く流れでした。ホテルはよっぽどお店から離れていない限り、だいたい同じ場所を使っていたんです。その日は、ホテルから近い場所で食事をしたのち、歩いてホテルに向かいました。なかに入り、三橋さんが受付をしているところで、私はロビーのソファに腰を下ろしたんです。すると、背後に人の気配を感じました。振り返ると同時に、その人がこっちを覗き込んできて…。それは、なんと夫の悟志でした。さらに、夫はスマホを手に持ち、カメラをこちらに向けていて…。そして、“撮ったぞ”と言ってきたんです」お店から尾行してホテルへ「夫の口調は冷静でしたが、だいぶ興奮しているようでしたね。そのときは私も状況が飲み込めていなかったので、頭のなかはパニック。三橋さんも唖然としてこっちを見ていました。おそらくフロントの従業員も、だいぶ焦っていたんじゃないでしょうか。その人の顔を見られるほど、気は回りませんでしたが…。どうやら夫は、私たちのことをお店からつけていたようでした。そして、ホテルに入ったのを見計らって、乗り込んできたのです。夫は“やっぱりな”と言って、三橋さんのほうにもカメラを向けました。そして、私に対し“子どもを連れて出て行くから”と言い残して、その場を去って行ったんです」本当に子どもを連れて出て行かれ…「動揺を鎮めるため、いったん私たちはホテルの部屋に入りました。そこで、これからの対処法を考えたんです。夫は小心者なので、おそらくすぐに家を出て行くことはないと思いました。とりあえず、子どものことを優先して考え、話し合いの場を持とうと思ったんです。三橋さんも、“弁護士などを紹介するから”と言ってくれました。その後、すぐに家に戻ったんですが…。家には、すでに誰もいないんです。どうやら、夫は本当に子どもを連れて出て行ってしまったようでした。それと同時に部屋のなかを見渡すと、いろいろなものがなくなっていることに気づいたんです。壁際にあった家族写真もなくなっていて…。部屋が殺風景になったことで、以前、悟志とケンカしたときに付けた床やテーブルのシミがとても目立って見えましたね。その後、親権を争う形で離婚調停に入ったのですが、決着がつくまでに半年以上かかりました。そして私は、最終的に“親権を失う”という悲惨な結末を迎えました…」“子どもそっちのけで不倫を楽しんでしまった女性の告白”をご紹介しました。子どもの世話をせず、不倫にいそしんでいたわけですから、離婚の際に親権が取れなかったのは当然の結果とも言えるかもしれません。紗英さんのように目先の快楽を優先して不倫に走ってしまうと、のちに大きな代償を払わなければいけなくなるのでしょう。とはいえ、失ってから後悔するのでは遅いので、始めから不倫なんてするのではなく、今一緒にいてくれる家族に感謝し大切にしてほしいものです。©west/gettyimages©PonyWang/gettyimages文・塚田牧夫
2022年05月03日不倫関係にある場合、人目を気にして行動なども控えめにすることが多いでしょう。しかし、そんな関係にも次第に慣れが生じた結果、大胆に行動するようになり、家族そっちのけで不倫に走ってしまう場合もあるようです。紗英さん(仮名・35歳)はかつて不倫に走り、子どもがいる身でありながら“ありえない行動”を取ってしまったと言います。今回は、その当時の状況などを彼女に詳しくうかがいました。家庭では均衡を保っていたが…「夫の悟志(仮名)と結婚したのち、息子を授かりました。その後、私は職場に復帰し、出版関係の仕事をしていたんです。その頃、夫と相談して家庭で心がけていたのは、“子育てや家事などはすべて分担して行う”ということでした。役割をきっちりと決めるというよりは、お互いがやることのバランスを取ることを重視したんです。相手が食事の支度をしたら、自分は片付けや掃除をする。洗濯をしてもらったら、お風呂掃除をするなどして気を遣い合いました。こうして、家庭内の均衡を保っていたんです」保育園からの連絡「当時、私は仕事関係で知り合った男性と不倫していました。でも、不倫中も子育てや家事など自分のやるべきことはしっかりとやっていたので、私としてはそこまで罪の意識はなかったんです。しかし、ある日のこと。仕事中に息子の通っている保育園から連絡がありました。“体調が悪いから迎えに来てほしい”と言われたんです。実はその日、不倫相手と食事をする約束をしていました。しかも、その日は以前から楽しみにしていた、なかなか予約の取れないお店を予約していたんです。“どうしようか…”と悩みましたね。それに加えて、丁度その頃は夫があまり家事をしてくれず、私の負担が大きくなっていた時期でした。そういうこともあり、私は夫に息子のお迎えをお願いすることにしたんです」子どもを夫に任せて不倫相手と密会「夫には大事な会議があって、そのあとに会食があると伝え、息子のお迎えをお願いしました。仕事終わり、不倫相手と会い、予約していた中華料理店へ。名物の水餃子に舌鼓を打ち、食べ終わったあとはホテルへ行きました。その間、しばらくスマホを触っていなかったのですが、彼と別れた後にスマホを見てみると、夫から10件近く電話がきていたんです。子どもに何かあったのかと思い、すぐに折り返しの連絡を入れました。でも、問題はなく、夫は単に私と連絡がつかないことに腹を立てているだけだったんです。家に戻ると夫はまだ怒っていたのですが、一方で私はテーブルの上にあった夫の食べ残しが気になりました。“食べ終わったら自分で片付けなさいよ”と、私も夫に対し腹が立っていましたね」夫からの指摘に怒りが込みあげてきて「そこからは不満のぶつけ合いでした。自分のほうが育児や家事をやっている、やっていないの言い合いです。すると夫が、“付き合っている男性でもいるのか”と言ってきて…。それに対し、すかさず私は“いるはずがない”と否定しました。しかし、夫はその後も“本当は不倫しているんじゃないか”などとしつこく聞いてきたので、強い怒りが込みあげた私は、咄嗟にソファの上にあったクッションを投げつけたんです。それがテーブルの上にあった醤油さしに命中し、壁のほうに飛んでいきました。そして、クッションはもちろん、床にもテーブルにも醤油のシミをつけてしまったんです。でも、私も夫もそれを見てみぬふり。その日はそのまま寝てしまいました。翌日、床とテーブルを拭いたのですが、醤油のシミは消えないままでしたね」“子どもそっちのけで不倫を楽しんでしまった女性の告白”をご紹介しました。もしかすると夫は、妻の不倫に気づいていたのかもしれません。夫だけでなく妻側にも不満が溜まっていたとはいえ、妻が不倫しているとなれば夫からの指摘に反論する余地はないはず。ましてや、体調不良の子どもの心配をせずに不倫相手と会っているとなれば、夫の怒りがおさまらないのも当然でしょう。妻には不倫によって大事なものを失う前に、夫からの抗議を素直に受け入れて、しっかりと反省してほしいものです。©bee32/gettyimages©d3sign/gettyimages文・塚田牧夫
2022年05月03日瑛子さん(仮名・33歳)は、4年ほど前に友人の由美さん(仮名)が出産したことを受け、由美さんと子どもに会うために福岡を訪ねました。その後、旅先で出会った北条さん(仮名)と意気投合した彼女は軽い気持ちで自らホテルに誘い、彼と一夜を共にしてしまったのです。そのときは“1度きりの不倫”だと思っていたのですが、瑛子さんが東京に帰って来た後に事態は思わぬ方向へと進んでいってしまったそう。いったい何があったのか、彼女に結末までをうかがいました。東京で再会することに「東京に戻ってきてからも、しばらくは福岡での出来事を思い出して、その余韻に浸っていましたね。福岡で出会い、関係を持ってしまった不倫相手の北条さん(仮名)とはその後もLINEでやり取りをしていましたが、もう会うことはないだろうと思っていました。ところが、ある日、北条さんから“出張で東京に行くことになった。会いたい”という連絡が来て…。1度きりの関係だと思っていただけに、迷いました。ですが結局、私もはやる気持ちを抑えられず、もう1度だけ会うことに。そのときは、“ただ食事をするだけ…”という思いでした。でも、彼と会う当日、夫には“帰りは遅くなるかも”と伝えていたので、自分でも何かを期待していたのは間違いないでしょう」2度目の不倫「北条さんとは駅で待ち合わせることに。数か月ぶりの再会でしたが、北条さんの笑顔を見た途端、出会ったときに抱いた安心感が胸に蘇りました。その後食事をして、いろいろな話をしていたら、あっという間に時間が過ぎていき…。すると、やっぱり“このまま離れたくない”という気持ちになっていました。そうしたら、今度は北条さんから、“近くのホテルで飲み直しませんか?”と誘ってくれたんです。それは、かつて福岡で私が彼に言ったセリフでもあります。それを思い出して、お互いに吹き出してしまいました。そして彼と近くのホテルに向かい、私は2度目の不倫をしてしまったのです」夫に嘘をついて不倫旅行へ「その後、北条さんが福岡に帰ってからというもの、以前よりも頻繁に連絡を取るようになりました。完全に遠距離恋愛をしているような気分でしたね。私は夫の目を盗んで、北条さんにLINEを送っていました。するとやはり、また会いたくなってくるんですよね。そこで私は福岡に行く計画を立てました。由美の家に行くことにすれば、夫にも怪しまれずにすむと思ったんです。そこで、由美には申し訳ないけれど、旅行の理由にさせてもらうことにしました。ただ、リスクを最小限に抑えるため、1泊だけと決めて再び彼のいる福岡へ向かったんです」呆気なく不倫がバレて…「福岡で北条さんと再会したのち、私は彼の家で楽しい時間を過ごしました。彼と関係を持ったあと、ベッドの上で一緒に休んでいたのですが、そのとき私はふと自分のスマホを見たんです。すると、いつの間にかスマホの電池が切れていました。そこで、彼に充電器を借りて電源をいれると、夫からの“不在着信”の表示が出てきて…。しかも、何件も着信が入っていたんです。さらに、由美からも着信があったことがわかり、咄嗟に“ヤバい”と思いました。そのときは、サッと血の気が引きましたね。どうやら夫は最初、私に電話をかけたようですが、電源が入っていなかったため私は出られず。そこで、由美のほうに連絡を入れたようなのです。しかし、由美としては私が来ることになっているなんて知りませんから、寝耳に水です。そこで、呆気なく不倫がバレてしまいました。その後、東京に戻ってきた私は、夫に不倫のことを問いただされることに。そこで、許してもらうために私は今までのことを正直に話したんですが、夫は許してくれず…。結局、離婚することになりました。また、私だけでなく北条さんも慰謝料を請求されることとなり、それ以降、北条さんとも疎遠に…。さらに、親友の由美にもあわせる顔がなくなり、連絡も取れなくなりました。今は、あのとき“一度だけだから…”と軽い気持ちで不倫に手を出したことを深く後悔しています」“旅行先で出会った男性と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。旅行先での出会いはどこかドラマチックである分、印象に深く残りやすいのかもしれません。しかし、結婚している身である以上、たとえ素敵な人と出会ったとしても、その先に進むべきではありません。なぜなら、瑛子さんのように軽い気持ちで不倫に手を出してしまえば、親友や家族など身の回りの大切な人たちを一気に失いかねないのですから。©Dziggyfoto/gettyimages©Tinnakorn Jorruang/gettyimages文・塚田牧夫
2022年04月30日春になり行楽シーズンを迎えたこの時期、旅行の予定がある人も多いかもしれませんね。また、出かけた先で新たな出会いに恵まれる場合もあるでしょう。瑛子さん(仮名・33歳)は以前、旅行先で知り合った男性とあろうことか不倫関係に堕ちてしまったそう。そこに至るまでにどんな経緯があったのか、彼女に詳しく話をうかがいました。一人で福岡へ行くことに「私には、学生時代から付き合いのある由美(仮名)という親友がいます。由美は結婚後、夫の地元である福岡に行き、東京を離れてしまいました。そんな由美が4年ほど前の年明けに、子どもを出産。由美からその知らせを聞いた私はお祝いもかねて、由美にとても会いたくなりました。そこで、その年のゴールデンウィークに由美のいる福岡に遊びに行くことにしたんです。その際、夫も誘ったんですが、仕事が入っていたため断念。私一人で福岡へ向かいました。一人旅は今までほとんどしたことがなかったので、ちょっとドキドキでしたね」電車に乗ったところまでは良かったが…「由美の子どもは、由美によく似ていて、とても可愛いかったです。抱かせてもらうと小さくて温かくて、幸せな気持ちになりました。私も“子どもが欲しいな…”と思いましたね。また、由美の夫はお酒が大好きで、私もお酒が好きなため、由美の家でたくさんお酒をすすめられたんですね。そこで、つい調子にのってガブガブと飲んでしまいました。すると、だいぶ酔ってしまい…。二人からは泊まっていくように言われたのですが、生まれたばかりの子どもがいる由美の家で長居するのは悪いなと思い、私は予約していたホテルに戻ることに。その後、由美の家の近くの駅まで送ってもらい、お別れをして電車に乗ったところまでは良かったんですが…」知らない場所で目が覚めて「私は電車のなかでつい眠ってしまったんです。目を開けるとそこは全く知らない場所で、辺りは当然のごとく真っ暗。どうやら乗り過ごした結果、その路線の終着駅にまで行ってしまったようでした。さらに、時刻は23時半を過ぎていて、予約していたホテルがある駅に向かう電車は既に終了。終電もなく心細くなっていた私は電車を降りてウロウロしていると、私と同じようにあたふたしている男性を見つけました。“もしかしてこの人も乗り過ごしたのでは…”と思い、声をかけると予想通り。そのとき、私は心強い味方を得たような気分になりました。また、よくよく話してみると、私の予約していたホテルはその男性の住んでいる場所からそんなに離れていないことが判明。そこで、タクシーに一緒に乗ることにしたんです」たった1度きりの不倫「タクシーのなかで、いろいろとその男性と話をしました。男性の名は、北条さん(仮名)。私よりも年齢は1つ下で独身。仕事は、家具の販売をしているとのこと。旅先で一人になり心細かっただけに、私は彼にすごく親近感が湧いていたんです。タクシーに乗って1時間ほどが経過した頃、ようやく街の明かりが見えてきました。そこで、お互いに名残惜しく感じたのでしょう。“せっかくだから、少しどこかでお酒を飲もう”ということになったんです。ただ、そんな時間にやっているお店は見つからず…。そこで咄嗟に私は、“近くのホテルで飲み直しませんか?”と彼を自らホテルへと誘ってしまったんです。そして、“1度だけ”という思いで、そこで彼と関係を結んでしまい…。ただ、彼とはそれ以来会うことはないと思っていたので、そのときはあまり罪悪感を抱きませんでした」“旅行先で出会った男性と不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。旅行にはハプニングがつきもの。心細くなったときに、近くにいる人を頼ってしまうこともあるかもしれません。しかし、だからといって不倫していいわけではありません。近い将来、軽い気持ちで不倫に手を出してしまったことを、きっと後悔することになるでしょう。©Benjamin Torode/gettyimages©nd3000/gettyimages文・塚田牧夫
2022年04月30日幸穂さん(仮名・29歳)は、かつて不倫により多額の慰謝料を請求され、その際に支払いを母親に肩代わりしてもらいました。それから実家に戻り、母親と二人で暮らしていたものの、新しくできた彼氏の和宏さん(仮名)と結婚を前提に同棲を開始。ところが、ある日友だちに誘われた飲み会で知り合った既婚男性と関係を持ってしまい、また不倫に手を染めてしまったとのこと。その後、懲りずに不倫を繰り返した彼女にはいったいどんな結末が待ち受けていたのか、当時の状況を彼女に詳しくうかがいました。不倫への罪悪感が薄れ「ある日、友だちに誘われた飲み会で、タイプの男性と知り合った私はその男性と軽い気持ちで関係を持ってしまったんです。ただ、最初はそれが不倫だとは思っていませんでした。なぜなら、その男性が既婚者であると言わなかったからです。関係を持ったのち、その男性から結婚していることを告げられました。そこで私は、“またやらかしてしまった”と思いましたね。“なんてダメな人間なんだろう…”と落ち込んでいると、その男性が“みんなそんなもんだよ”なんて軽く言うんです。その言葉に救われたというと変ですが、その言葉に安心した私は、不倫を自分のなかで正当化させてしまったんです。それにより少し気分が楽になった私は罪悪感が薄れ、その後もその男性と関係を持つようになりました」母親への告白「ある日、実家を訪れたときでした。そこで母親に、“また変なことをしていないよね?”と聞かれたんです。私の行動にあらわれている些細な変化を察知したのでしょう。以前、立て替えてもらった慰謝料の返済が滞っていたことなども関係していたのかもしれません。母親から心配そうな表情でそう聞かれたとき、以前私が不倫したときに見せた、母親の悲しそうな表情を思い出しました。昔から厳しくられ、母親の怖い表情ばかり見てきただけに、そのときの悲し気な表情は強く印象に残っていたんです。すると、私は急に怖くなり、申し訳ないという感情が湧き上がってきました。そこで、“正直に話して謝りたい”という気持ちが抑えきれなくなったんです。そして、私は再び不倫をしてしまったことを正直に母親に告白し、その場で彼との不倫関係を終わらせることを母親と約束しました」母親の密告「その数日後、同棲している和宏さんが仕事から帰ってきた際に、“これを君のお母さんから渡された”と言って、一通の手紙をテーブルに置きました。それは母親が和宏さんに直接届けたものとのこと。その手紙を私も読ませてもらったんですが、そこには私の不貞行為について書かれていました。そして、“娘はこれからも不倫を続けてしまうでしょう”“この子はうちで引き取ります”などの言葉が綴られており…。おそらく母親は、私を心から反省させて、もう二度と不倫をしないように更生させたかったのでしょう。そこで、きちんとケジメをつけるべく、手紙で私の不倫を彼に報告したんだと思います」あれから4年経ち…「和宏さんは優しい人なので、その手紙を読んでもなお、“自分にも非があるのかもしれない”とやり直す姿勢を見せてくれました。しかし、やっぱり心のどこかで私のことを許すことができなかったのでしょう。結局それから一か月もしないうちに和宏さんとは別れることになり、再び私は実家に戻りました。不倫相手との関係も、それっきりですね。母親に不倫してしまったことを明かしたあとに“もう会えない”という連絡をしたら、“そっか”と言われただけで、それ以来向こうから連絡がくることもなく、あっさりと関係が終わりました。あれからもう4年以上が経ちますが、今も母親と実家で暮らしています。相変わらず厳しいことを言われるのでとても窮屈ですが、前ほど居心地は悪くないですね。今は二度も裏切った私を見捨てずにいてくれた母親に感謝し、日々を送っています」“一度反省したはずが再び不倫に走ってしまった女性の告白”をご紹介しました。母親はきっと、娘の不貞行為に対して責任を強く感じたのでしょう。そこで、今度こそ娘を本当に改心させるために、泣く泣く彼に手紙を渡しケジメをつけようとしたのかもしれません。彼女のように身近にいる大切な人を悲しませたくないのなら、不倫には絶対に手を出してはいけないのです。©Pongtep Chithan/gettyimages©fizkes/gettyimages文・塚田牧夫
2022年04月23日マキさん(当時33歳)はある日、お料理教室で知り合って仲良くなった女友達の由奈さんから、W不倫をしているという事実を聞かされます。しかもその相手は、同じお料理教室の生徒さんの夫でした。彼女に不信感を抱き、距離を置くことにしたマキさんですが、なんと自分の彼氏、隼人と由奈さんが密会していたことに気づいてしまったのです…。彼氏と女友達が密会していて…「最近、隼人の様子がおかしいとは思っていましたが、由奈とコッソリ会っていたからでした。LINEを見てそれを知ってしまい、カッとなった私は、彼に『由奈と浮気してたってこと!?』と問い詰めたんです。すると隼人は平謝りで、『隠していてごめん。でも何度か会っただけで、体の関係は持っていないから信じてほしい』とのこと。どうやら由奈は、夫婦関係で悩んでいて、同じ男性としての意見を聞かせてほしいと隼人に頼んだようです。『夫婦がうまくいっていないことはお料理教室の皆には知られたくないから、マキにも絶対言わないで』と釘を刺したうえで、相談を口実に隼人をちょくちょく呼び出していたのだとか…」一旦、隼人さんの言い分を信じることにしたマキさんは、次に由奈さんの話を聞くことにしました。ところがなんと由奈さんは、謝ることもなく、開き直ったのです。「誰と会おうと勝手でしょ」と開き直られて…「『彼と寝たわけでもないのに、なんで私が怒られなくちゃいけないの?』と逆ギレされました。さらに、すごくひどいことを言われたんです。『マキと隼人は結婚しているわけでもないし、隼人が誰と会おうと彼の勝手でしょ。私が誘ったら彼もまんざらでもなさそうだったし、マキに満足してないんじゃない?』とあり得ない捨て台詞を吐いていきました。悔しかったけれど、由奈とはこれ以上関わりを持たない方がいい気がしたので、グッと堪えて今後は連絡を絶つことにしたんです。でも彼女、その後も懲りずに隼人に連絡してきて…。彼には無視してもらっていたけれど、由奈が今後どういう行動に出てくるのか考えると不安でいても立ってもいられませんでした。彼女はすごく美人で色っぽいので、いつか隼人が心変わりしたらどうしようと心配だったんです」こうして数か月間、悶々とした日々を過ごしていたマキさん。ところがある日、衝撃のニュースが耳に飛び込んできました。不倫がバレた人妻の末路「お料理教室の生徒さんの夫とW不倫していたことが、バレたそうです。その生徒さんからは慰謝料を請求されそうだと聞きました。また、由奈の夫にも知られてしまい。W不倫の件だけでなく、いろんな男性と関係を持っていたことも突き止められ、離婚の危機だとか。彼女はいつも『裕福な暮らしを手に入れたくて、今の夫と結婚した』と得意げに言っていましたから、今頃途方にくれているでしょうね。ちなみに後から知ったのですが、今の夫も不倫からの略奪愛だったようで、由奈は“他人の男が欲しくなってしまう”病気なのかもしれません。だからこそ、私の彼氏にも手を出そうとしたし、料理教室の生徒さんの夫とも関係を持ったのでしょう」他人のものがすぐに羨ましくなってしまう性質の人は、それを手に入れない限り、心が満たされません。どんなに美貌やお金に恵まれている人でも、一生満足することはないのでしょう。小さな幸せであっても、安定した毎日に感謝することが大切なのだと考えさせられました。©d3sign/Gettyimages©Tetra Images/Gettyimages©thenakedsnail/Gettyimages取材・文 小泉幸
2022年04月23日「隣の芝生は青い」ということわざがありますが、他人のものの方がよく見えて羨ましくなってしまうという経験は、誰にでも起こり得るもの。しかしその対象が、他人の夫や恋人だったらどうでしょうか…?世の中には、他人の夫や恋人が欲しくなってしまうという信じられない性質を持った人が存在するそうです。今回は、マキさん(当時33)の恐ろしい体験談を聞いてきました。料理教室で、ある女性と知り合って…マキさんは、恋人の隼人さんとは交際3年目。お互いに結婚も視野に入れて付き合っており、順調でした。しかしそんな二人の関係は、ある女性との出会いがきっかけで危機を迎えることになるのです。その女性の名前は、由奈さん。マキさんが由奈さんと知り合ったのは、お料理教室でした。「由奈はものすごく美人で、お料理教室でも一際目立っていました。年齢は私と同じ33歳でしたが、肌がとてもきれいで20代にしか見えず、最初はてっきり年下だと思っていたほどです。しかも話を聞くと、彼女には5歳の子どもがいるというので驚きました。ご主人は経営者で、いわゆるセレブ妻でしたが、気取った感じなどが全くなくて。お料理教室に入ったばかりの私にも、由奈はすごく親切にしてくれたんです。お互いに家が近かったこともあり、すぐに意気投合しました」マキさんは由奈さんと何度かランチなどをしていくうちに、どんどん仲良くなっていきました。そんなある時、由奈さんは夫婦生活の悩みを打ち明けてきたそうです。「由奈は、夫が外で女遊びに夢中なため、全く家に帰って来ず、とても辛い思いをしているようでした。育児にも全く協力してくれないし、精神的に追い詰められていると言っていました。『マキとは家も近いし、気晴らしにこうやって時々会ってくれたら嬉しいな…』と由奈から潤んだ目で見つめられ、私もつい同情してしまったんです。週末は彼氏と過ごすことがほとんどでしたが、由奈が子連れでうちに遊びにきて、私たちカップルと、由奈親子の4人で遊んだことも何度かありました。でもある時、由奈からびっくりするような話を聞かされたんです」女友達が打ち明けてきたとんでもない秘密それは、マキさんが由奈さんと二人で飲みに行った時のこと。彼女は、子どもの面倒を両親に見てもらえることになったと言って、久々の夜遊びに誘ってきたのです。「その日の由奈は、お酒が入っているせいかかなり饒舌でした。でも酔っ払った彼女が、『実は誰にも言わないんでほしいんだけど…』と、とんでもないことを言ってきて…。なんと彼女、ある既婚男性と寝ていると言うんです。しかもその相手は、お料理教室に通っている他の生徒さんの夫だとか…。お料理教室のメンバーと家族ぐるみのイベントをした際に出会ったらしいですが、それを聞いた時は耳を疑いました。W不倫にもびっくりですが、知り合いの夫と不倫するのはさすがにマズイですよね…」マキさん自身も知っている人物だけに黙ってはいられず、別れるように説得しようと試みたそうです。ところが…「由奈は全く聞く耳を持ちませんでした。『奥さんにはバレないようにするし、お互い離婚するつもりはない。家庭を壊すことはないから問題ない』と言い張るんです。それでも私が言い聞かせようとしたので、由奈は気分を害したようでした。『マキみたいに結婚も子育てもしたことのない人に、私の苦労や寂しさはわからないでしょう。そんな人にとやかく言われたくない!』と上から目線で言われてしまい、絶句しました。その発言には本当に苛立ちましたが、深入りするのはやめようと決めて、その日を境に由奈とは距離を置くことにしたんです。不倫の泥沼に巻き込まれるのだけはごめんだったので」最近、彼氏の行動が怪しいと思ったら…ところがしばらくして、マキさんの身にとんでもない出来事が起こったのです。それはマキさんが、最近恋人の隼人さんの様子がおかしいかも…?と感じ始めていた矢先のこと。「なんだか最近、隼人がコソコソとスマホをいじっていたりして、ちょっと怪しく思っていたんです。ある時、彼のスマホの画面にLINEのメッセージがポップアップで表示された瞬間を見てしまって…。なんとそれは、由奈からのLINEでした。しかも『また来週会えるかな』と書かれていて…。私に隠れて、二人が会っていたことが発覚したんです」マキさんが経験したように、親しい友達の恋人や夫に手を出す女性は、恐ろしいことに実際に存在します。初対面の異性に対しては、ある程度警戒するという人でも、相手が同性だとつい信頼してしまうこともあるでしょう。しかしあまりに警戒心が足りないと、とんでもないトラブルに巻き込まれる可能性があるようです。心しておきたいものです。©Boogich/Gettyimages©SimpleImages/Gettyimages©Karl Tapales/Gettyimages取材・文 小泉幸
2022年04月23日